銘治より出づるは頑駄無となれ (へーばる魂)
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センターに入れてスイッチ(空白期)編
プロローグ


作者は結構真面目に作ってます
最近ラノベ系しか読んでないと思い、久しぶりに純文学読み始めました。

聴いていた音楽としては
Honor for all
Heavens Divide
YATTA!
がメインです。
落差がひどい(褒め言葉)
とりあえずInnocent Starterとか聴いとけよとか思ったそこの君、正解

楽しんでもらえれば幸いです
ではどうぞ


 お元気でしょうか前世のお母様お父様。

 今、私はめいじ館にて巫剣達の隊長を勤めております。

 私たちの仕事は街中に現れる禍魂(まがたま)の退治というブラックそうな内容です。

 でも、巫剣たち‐刀剣〇舞の女性版‐はみんながみんなかわいいので精神に関してはまったくもって無問題です。肉体的にはいろいろときついですけれど。

 

 

 

 さて、前世と申しましたが、詳しく言えば神様転生というものをさせていただきました。自称神と名乗るものと出会いランダムでいろんな世界へと飛ばすようです。

 ちなみに転生とは、死んだ者すべてのものに等しく訪れる輪廻転生そのものらしく、過去になくなっていった者たちもランダムに世界へ飛ばされていったのだとか。

 懸念材料であった“他の転生者と会う確率”を聞いたところ結果的には0とのこと。曰く

 

「基本脳内リセットされるからいわばモブとして精いっぱい生きているのじゃよ」

 

 だとか。つまりみんな転生者であり概念としての転生者ではないということ。記憶ある人はいるのかと聞くと、

 

「たまに聞くじゃろ」

 

 とのこと。オカルトかと思ったが、たまにあるエラーらしい。そういう人には魂に容量が開くらしく1つだけ神様的パワーで力を付与できるとのこと。

 だけどここ最近エラーが多発しているらしく、記憶ある人が大勢でてきたそうな。これはいかんと会議で決定。管理している私たちの世界の創作物に世界を与えて疑似的に世界を作り出したらしい。

 世界がゲシュタルト崩壊しそう。と、ここでさっきの疑問に戻るのだけれども、

 

「記憶ある人と記憶ある人は会うことは?」

 

 これも問題ないらしく、別の世界へ送られるとのこと。創作物1つに精々一人と考えてくれればいいらしいです。

 最後の懸念は

 

「転生先がドラゴンボールとかだったら死ぬしかないんじゃ?」

 

 これにもやはり解決策があるらしく、その世界に見合う魂の強化が自動的に行われるとのこと。逆に日常などの世界に行く場合は、弱体化は特にないとのこと。魂の強化はできても弱体化はできないだとか。

 そこまで聞いて安心した私は自称神にお願いをしました。

 

「ガン〇ムEXVSシリーズ全機体の能力が欲しい」

 

 理由としては、ガン〇ムの戦闘シーンがかっこいいことにある。射撃を無効化しながら突っ込めるとか夢でしかない。ゴッドフィンガーでニギニギしたいし、納刀爆発は男のロマンなのですぞ!

 結局のところ、チートではあるけれど自重する程度の力だと思います。自称神は王の財宝とかはいいのか?と聞いてきたけど正直使いこなせる気がしないし、なによりめんどくさい。

 

 自称神は苦笑していたけど、理由としては十分でしょう。では、転生お願いします。

 

 

 という経緯があって私は転生しました。…口調崩す。私口調はちょっと喋りにくいよね。職場の関係上敬語は大事なので苦手というほどではないけれど。

 それで転生先は全くよくわからない世界へ行くことになった。いや、本気で分からないんだけど。とりあえずこの世界、人類の敵と思われるものが存在した。

 

禍憑だ(MHW総司令風)。

 

 この禍魂という存在、この銘治と呼ばれる時代なんだが、それを治めている銘治政府では全く歯が立たん、人々が蹂躙されるのを見ているしかなかったそうな。

 

 その時に生まれたのが巫剣であるらしく、唯一の対抗手段らしい。この巫剣達を組織して出来上がった機関が御華見衆というものらしい。

 この御華見衆、表ではさっき言っためいじ館のような喫茶店や湯屋などを経営していて、裏では禍憑から一般市民を守るそうな。

 んで、ちょっと問題なのが、この巫剣たち、誰が指揮するのかというと、巫剣使いというものがそれにあたる。巫剣使いは鞘入という儀式を行い、巫剣の本来の力を引き出す存在であるために、士官学校で卒業した者がなれる権利を得る。

 そりゃそうだ。一般人に「君には才能があるガシィ」なんてできるわけではないからな。…艦こ〇いや、なんでもない。

 

 一応俺もその士官学校を卒業したけどな!

 まずなぜ入れたのかというと、やはり俺の自称神様印の能力が関係してくる。俺が生まれた村、といっても拾われたが正解だが、そいつらが攻めてきたんでとっさに振りかざしたガーベラストレートが禍憑を倒したのだ。

 倒せるとわかって、攻めてきた数が少なかったのもあり、あとは能力に頼ってちぎっては投げ、ちぎっては投げを繰り返し撃退に成功した。

 

 それからというもの、この村の警護は俺がメインで他のみんなは対人の迎撃を行っている。

 

 禍憑を倒せるのは巫剣しかいないと聞いていたので、こんな化け物でごめんねと村長に話したところ、村皆から笑顔で感謝を告げられた。

 

 あの時ほど涙が出たことは今はいい思い出だろう。

 

 そして村で護衛を行うこと2年、御華見衆から直々にスカウトが来た。一度この村へ立ち寄った巫剣が俺を見て上へ報告したのが原因らしい。

 俺もそろそろ隠し切れないと思っていたので、村のみんなとお別れをして士官学校へ入ることへなった。

 

 士官学校での4年間。俺の伝説は残ることになってしまった。

 

曰く、禍憑を倒せる漢

 

曰く、人の限界を無視した攻撃をするキノコ狩りの漢

 

曰く、素手で禍憑を爆発四散した熱い漢

 

曰く、どこからともなく刀を出したかと思ったら敵が爆発していた。

 

曰く、残像が見えた。

 

等々

 

 全て本当のことなので何とも言えないからおれは苦笑するにとどまったのだが、どうやらそれが噂の信憑性をあげたらしい。

 

嘘は言っちゃいない。

 

 村で禍憑を退治、撃退していたし、例の力の範囲を確認していたからそれはそうだろう。今のところ不可能はないかと思われる。衛星砲や隕石落としはやれないからわからないけど。

 

 俺も巫剣使いになるらしいが、如何せん俺は前線タイプ。これだけは言っておきたい。

 

 同級生にも恵まれ友と言える人も多くできた4年間を振り返り卒業したあとはすぐに御華見衆へ赴き、そのままめいじ館で働きながら巫剣使いへとなった。

 

 といっても生活は変わらない。禍憑たちをちぎっては投げ、時には手からビームを撃ち、遠距離型の禍憑達とその護衛には大剣の腹でガードしながら突進凪払い、禍要柱を納刀爆発で始末する、幕末もびっくりな生活をしていた。

 巫剣たちがドンびいていたのは気にしない(震え声)

 

 戦闘にはもちろん疲労がつきものである。それと同時にコンビネーションも必要ということで交代で休みながら巫剣たちと交流していった。

 

 最初からめいじ館にいた赤髪のシャn…赤い髪の城和泉政宗、通称まっちゃん。

 青い髪の立派なそりゃあ立派なお山を持つ桑名江、通称くーちゃん。

 黄色い髪の午王吉光、通称よっちゃん

 

 最初はこの三人と一緒にめいじ館を切り盛りしていたが、今はかなり増えた仲間たちと一緒にこのめいじ館で働いている。

 このめいじ館には菊一文字則宗がいるので俺の今持っている刀は君が見本なんだよねと言ったら照れてた。かわいい。

 

 朝のオープン前、しみじみとコーヒーを飲みながら巫剣たちの喧騒を眺めていた。

 

「どうしたのよ。そんなところで黄昏ちゃって」

 

「んー?いやー平和だなぁって、そう思わない?まっちゃん」

 

「そりゃあ平和がいいわよ。」

 

 さりげなく目の前の席を取るまっちゃんも今から朝ごはんらしい。もーにんぐせっとの目玉焼きが神々しく見える…!

 

「琉球三宝刀との問題も無事に終わって今はゆっくりできる。犠牲者も出さなかった。よく頑張ったよほんと」

 

「それはあんたにも言えることでしょ?北谷菜切と桑名江の戦いは私でも怖かったわよ。別の意味で」

 

「待って、胃が痛くなってきた。」

 

 琉球三宝刀、北谷菜切、千代金丸、治金丸の三巫剣が起こした騒動なのだが、そのうち北谷菜切が急に俺のことをお兄様お兄様と言ってきた。

 曰く、お兄様と私は結ばれる関係だとか。ヤンデレほどではないにしろ、俺にとっては覚えがないので恐怖だったわ。

 すると同時に任務に出ていた桑名江も負けじと反論。え?くーちゃんそっち系?と思った俺は悪くない。

 とりあえず、あの事件は胃が痛かった。

 

「っと、そろそろ時間だぞ。間に合うか?」

 

「え?あ!本当!?急がなきゃ!」

 

 ペースを上げてハムスターのように朝ごはんをほうばるまっちゃんかわええなぁ。

 そんなこと声に出したら他の巫剣たちの目がギラつくのでハイ自重(棒)。

 

 こうしていつも通りの日々が始まる




まだプロローグ
感想はまだいらねぇぜ!
暇かまあれば次まで読んでくれ!


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銘治に降り立つ魔法少女

タイトルはSEEDを意識していたり


と思っていました。

 

「ん?新たな巫剣反応?」

 

「はい、でもちょっと反応が違うんです。巫剣本来の反応ではなく、持ち物がそれに反応したといいますか」

 

「行ってみないとわからないか…」

 

 午前中のブリーフィング、七香との話し合い。普通の巫剣と違う反応があったので見てきてほしいと連絡があった。

 巫剣の保護は俺たち御華見衆の目的の一つでもあるので、断るわけにはいかないよね。

 

「了解です。行ってまいります。」

 

「気を付けてくださいね」

 

 

 というわけで来ました。山の中。ここで反応があったらしく、捜索を開始した。今回同伴した巫剣は、帰国子女的な黒髪の脇が素晴らしい水心子正秀と、月の姫らしい笹貫の二人。

 暇があった巫剣はほかにもいたが、今回はこの二人にお願いした。そこまで広い範囲をカバーするわけではないからこの二人でいいだろうと同行させた。

 それに一応この二人も古参なのだが、時間が取れなくてここ最近はコミュニケーショントがとれなかったっていうのもある。

 

「それじゃおふたりさん、さがしにいきましょー!」

 

「OK!新しい巫剣を探しに行きましょう!」

 

「おー!」

 

 各々反応を返しながら捜索を開始、三手に分かれて効率を上げるという寸法だ。俺に関してはレーダーという反則技が存在するので二人よりも広域をカバーすることにする。

 こうして探し続けること1時間、一度二人と合流して結果報告となった。

 

「俺の範囲だと見当たらなかったな。それらしい痕跡もないし。」

 

「私の範囲でも同じです。」

 

「わたくしの範囲でもなかったですよ~」

 

「そこまで大きくないと思っていたが、どこまで移動したのだか…」

 

 二人もそれらしい痕跡が見当たらなかったらしい。禍憑がいた痕跡もないので詰みかけていた時、遠くで爆発音が響いた。

 

「!なんだ今の!」

 

「Let`s go!」

 

 爆発音のあった場所はそれなりに遠く走っただけでは間に合わなかったので、二人に話をして能力でZガンダムの変形機構をつかい、二人を背に載せて移動を開始。

 

「それにしてもその変形は人としての限界幅を超えてますよね…」

 

<まぁそういう力だしなぁ。慣れてくれ>

 

「あ、そういうわけではないのです。」

 

 あ、この変形中は声を出せないので通信システムを少し改良した念話染みたものをつかって会話を行っている。

 

<そろそろつくぞ。厳重注意だ>

 

「「了解!(ラジャー!)」」

 

 

 ついた先は地表がえぐれていた。ええ…(困惑)。巫剣でそれできる人いなくない?

 

「なんで地面がこんなに…」

 

「それは俺も思った。それとさっきからレーダーに人影が映っている。今から接触を行うから一応警戒をお願い」

 

 レーダーが映った人影は大き目な木の後ろにあったので近づいて声をかけてみた。

 

「そこの木の後ろに隠れている人さん。何もしないんで出てきてもらってもいいか?」

 

 こんな勧告では普通応答しないわと自分の阿保加減に内心落ち込んでいると、人影から人が出てきた。正直出てくると思っていなかった。これは驚きぃ!

 

「えっと…大丈夫…ですか?」

 

 出てきたのはなんか真っ白い衣装に身を包んだ見た目10歳前半の少女、ごめんちょっと許容範囲外。

 

「えっと…君の名前は?」

 

「高町なのはです。」

 

「高町…なのは…?」

 

 高町なのは…聞いたことがある。いや聞いたことがあるんじゃなくって覚えている。

 前世でのアニメに一致するものがあった。

 魔法少女リリカルなのはの主人公。え?マジでですか?ここってなのはの世界じゃないでしょ?なんでいるん?

 

「え?私の名前知っているんですか?」

 

 不安そうな顔からちょっとだけ流れ出る不信感。いやぁわかるっちゃ分かるが

 

「いや、すまん。分からないんだ」

 

「そう…ですか」

 

 あ、不安感マックスやん。でもこの子がなぜここにいるのか俺には全くわかんねぇ!とりあえず保護対象の巫剣らしき反応はこの子らしいからまずは連れて行かないと

 

「ごめんだけどついてきてもらえる?ここ一帯で人の反応があったから俺たちが来たから。すいちゃん、さーちゃん。帰投するぞ。」

 

 

 

 帰投してきた俺たちはまず反応があった地帯であったことを話した。えぐれた地面に一人の少女の保護。それぐらいだが。そして

 

「管理局…ねぇ…」

 

 そう、時空管理局の話。なんとこの世界、リリカルなのはとは別の創作物であるが、ただ時空が違うだけで同じ世界になっているらしい。うわぁめんどくせぇ。さらに聞くと彼女の世界に禍要柱らしいものが現れたとのこと。

 しかも黄金の。そいつはゴールデンだぜ。その調査にこちら側に転送してきたらしい。本来はフェイトちゃんと来る予定だったらしいけどね。なぜかはぐれたらしい。

 

「ということで隊長、彼女を無事に帰すことから始めましょうか。それとその黄金の禍要柱と思われるものの調査も同時に行いましょうか。」

 

 それが妥当だよね。まず、黄金の禍要柱とか不安感しかないし。それにしても会えただけでもよかったよかった。

 まずはそれを解決したあとだと思うけれど、彼女たちにもそれぞれやるべきことがあるから早めに帰したいところ。それで高町なのはにそれを聞いてみると

 

「あ、大丈夫ですよ。連絡すれば早めに時空管理局の船が迎えに来るので」

 

 らしい。これには思わずずっこけ。どう帰すのか考えていた矢先の出来事である。

 

「それじゃあ原因解明とその時空管理局というものが来るまでここで預からえてもらうか」

 

「はい!お願いします!」

 

 今日からリリカルマジカルフィジカルレッドフレームな日々が始まりましたとさ。

 

 

時には一緒に飯を食べ、

 

「モーニングセットおいしいです」

 

(年相応の顔してんなぁ)

 

時には話をし、

 

「私達の世界より星がよく見えますね!」

 

「そうなのか?(夜の町の明かりがほぼないからなぁ)」

 

時には模擬戦をし

 

「ディバインバスター!」

 

「うおおおおおおおおおお!!!意地を見せろタクティカルフレェェェェィィム!!(赤枠改前特格)」

 

「ええ!?大剣で防ぎ切った!?」

 

「一本!(魔法が射撃にカウントされて助かった)」

 

時には禍憑を倒し

 

「10時方向に敵影、なのはちゃん行けるか!」

 

「ハイ行ってきます!」

 

「くーちゃんときくちゃんはここで俺と共に守っていて!機動力のあるまっちゃんとよっちゃん、すいちゃんで敵を攪乱だ!行くぞぉ!」

 

 なんだかんだで1か月。思ったよりも長い年月を過ごしてきましたとさ。

 黄金の禍要柱も最近解決し、あちら側も無事だった。さらに言えば、めいじ館に所属している巫剣たちとも仲が良くなったらしく、特に最初にあったすいちゃんとよく話しているらしい。

 俺も高町なのはからなのはちゃんへと呼び名を変更し、なのはちゃん側も俺のことを隊長さんと呼ぶ関係までなった。その時である。

 

「時空管理局への連絡が終わったので今からくるらしいです。」

 

「へぇ、来るんだ。OK!準備しとくよ。いつになる?」

 

「明後日らしいです。」

 

 そう、なのはちゃんとうとう元の世界へ帰ることになったとのこと。そのためのお出迎え船も来ているので明後日帰ることを巫剣みんなに説明した。

 そりゃぁ1か月もいたら生活の一部となっていたのだろう。びっくりしていたけど、最終的には笑顔で送ることにした。一番仲が良くなったすいちゃんは悲しそうだったけど。

 これで分かれっていうものを体験してくれると人は一皮むけると聞く。実際俺もそうだった。なのですいちゃんもこの経験をもとに元気にしとけばいいさ。

 するとなのはちゃん首をかしげる。え?なのはちゃん元の世界に帰るんでしょ?会えなくなるんじゃないの?そう質問してみた。

 

「転送装置置いとけば会えますよ?」

 

 それを早く言えってんだ。

 

 このあとめちゃくちゃ送迎会した。




長いのか短いのか…3000を目安に置いた方がいいか?


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早すぎる送迎会

題名通り
まだ力を蓄えている


明後日

 

え?時の流れがクッソ早い?気にするな!一応この世界での保護者のような立ち回りしていたので俺が表に出ることとなった。

 

「どうもめいじ館館長巫剣使い銘治政府特別機関御華見衆所属、康少尉です。」

 

名前が普通過ぎる?無難と言え!この名前は俺の恩人がつけてくれた名前だぞ!馬鹿を言うんじゃない!

 

「こちらこそ、こちらは時空間航行艦アースラの艦長を務めています。時空管理局所属のリンディ・ハラオウンです」

 

まさかまさかの生リンディ。ちょっと興奮したけど、すぐに沈下させた。問題ない。

この後は話し合いを行うことになったが、ここがどういう世界なのかリンディさんがどの立場にいるのか、等々ちょっと俺でもわからない話をしている中でいくつかの条件を提示した。

といってもこちらに有利になることは少ないが。

 

1つ、なのはちゃんから聞いた転送ポートの設置。単純に会いに行きたいという巫剣がいるから、これは通してほしい。

 

2つ、巫剣の持ち出し、研究は禁止。故に今この話で上がった巫剣たちはなかったことにしてほしい。

 

3つ、相互に助け合う。これは別にどうでもいいかなと思っていたりする。

 

この三つを提示した。

 1つ目は難なくできた。別世界の地球でもやっているのでそれぐらいは許可できるとのこと。しかし、転送ポートの転送場所は一度地球になっていて、リンディさんの住むミッドチルダへは中継することとなった。これは安全性を考えて俺からその話は持ち出した。

 2つ目も問題なし。巫剣はいわば“作れる”のだ。俺たちはそれを理解しているが他のところはわからん。ミッドチルダは確か、クローン体を作っていたりしていたはずだ。そんな危険なところへ巫剣たちを報告させるわけにはいかない。

 3つ目がちょっと微妙だった、時空管理局としてはこちらの脅威はそこまで大きくないだろう。禍要柱は少々厄介らしかったが、退治自体に時間がかかるわけではないというところ。

 実際そうだという認識が俺にもある。そして何よりこちら側からは俺と以下数名しか駆けつけることしかできない。

 

 そんな状態だから微妙な顔していたのだろう。俺としてはこれは別にどうでもいいのですぐ流したが。もし何か起こっても友人枠として参戦すればいいと俺は思っていたりする。理由としてはここで例の衛星砲が撃てないから演習場でね?(wktk)

 

 あと一つ銘治政府からは、来訪者に技術提供をお願いしてくれという話があったが、俺がバッサリ言った。他人に頼らず俺たちでやらねば誰がやる!俺たちで独自の文化作っていきましょう!って。銘治政府は闇がないすんばらしい機関なのでさらに燃えて(精神的に)了承した。

 ということで以上の条件でお願いしたところ。再度確認したのちに笑顔で了承してくれた。

 やったね!すいちゃん!友達といつでもあえるよ!

 

 その日の夜。無事めいじ館の俺の任務部屋に転送ポートを設置してお別れの時間。すいちゃんと感動的なお別れをしているなのはちゃんに近づいて激励の言葉を飛ばす。

 

「元の世界でも頑張れよ!なのはちゃんなら余裕さ!」

 

「はい!隊長さん!もし地球に来たら翠屋に寄ってみてください!私のお父さんとお母さんが経営している喫茶店なんです!」

 

「すいちゃんと一緒に行ってみるとするよ。なのはちゃんの言うフェイトちゃんにもよろしく言っておいてね。」

 

「はい!きっとお母さん達もプレシアさんたちも喜びますよ!」

 

「それじゃさようなら!また来てね!」

 

「はい!また今度です!」

 

 そうして日々が過ぎ去ってい…え?今“プレシアさん”っていった????

 この時の俺は阿保みたいな顔をさらしていたとまっちゃんから後から聞いた。

 

 

なのはちゃんがいなくなってから少し経った今日、なのはちゃんに言われた翠屋なるところへ行ってみようと思い、すいちゃんと俺で地球へ行くこととなった。

 

「それじゃななちゃん、俺がいない2日間の指揮はよろしく頼む」

 

「はい、任されました!」

 

 指揮権限を秘書の七香へ押し付…お願いして、なのはちゃんのいる海鳴市へと行こう。一つ確認したいことがあるし。

 多分もうわかると思うけど、なのはちゃんの言った“プレシアさん”本名、…プレシア・テスタロッサ。まあそんな感じの魔導士がいて、なのはちゃんの言っていたフェイトちゃんの母親なんだけど、その方、前世で見たリリカルなのはだと、プレシアさんは虚数空間という魔法がつかえない空間へ落ちていったはず。

 同時にフェイトちゃんの生まれも分かっていたりする。プレシアさんの娘、アリシアちゃんのクローン体。ただ、性格とかはまるっきり違うとのこと。俺自身名前は知っていてもアリシアちゃんとは会ったことないってのも一因である。てか、それで腰抜かしていたら巫剣たちと付き合えないわ。

 とりあえずだ、プレシアさんがいるってことはそこに転生者がいる可能性が微レ存…?いや、ノリで言ったけど、多分確実にいると思われる。踏み台系じゃないと信じたいけどなぁ。

 まずは行ってからだな!

 

 

 おお!ここが海鳴!んで、この転送ポート、どこにつながっているのかというと、なのはちゃんの友達の一人、月村すずかちゃんというお嬢さんの家につながっているとのこと。

 転送後というのもあるが、人様の家なのでうろつけない。周りをきょろきょろ見てみると押して!と書いてある紙の上、ボタンがあった。これを押せということ?ポチっとな。

 

 

 数分後にメイドさんがドアを開けて訪れた。風格で分かる。これは本物だぁ!すげぇ!生メイド!美人!すげぇええええええ!

 はい、ポーカーフェイス余裕でした。俺が何年一つ屋根の下で女子と寝ていると思ってんだ。内心びっくびくだけど外面はクール。これはキングですわ。間違いない(動揺)

 

 

 メイドさんの名前はノエル・K・エーアリヒカイトさん。ここ月村家の専用メイドとのこと。事前になのは様から事情は聴いていますのでゆっくりしていってくださいって言われた。ゆっくりしていってね!でもいいのに。

 待つこと数分。見た目くっそわかい美人さんが登場。名前を月村忍というらしく、この月村家の親がいないときの代理人になる長女。いや、わかるんですけど。少しだけだけど。

 この地球に来た理由を聞かれたが、正直に観光と翠屋に用事があってきたと報告。その答えで一応納得したらしく、そのまま翠屋に行くこととなった。

 その前にとすいちゃんと俺の衣装を用意してくれた。今の俺軍服だし、すいちゃんちょっとゴスに近い格好で外に出るとは非常識にあたるとのこ。俺たちの正装といったらこれだから何も違和感なかったが、それでも変えるらしい。

 すいちゃんは白のワンピース。かわいいよすいちゃんかわいい!ってめっちゃ褒めたら顔を真っ赤にしてうずくまった。ああああ^くっそかわいいいなぁ^~

 

 着替えが終わったと、月村忍さんと一緒に向かいました翠屋。月村さんの自家用車に乗せてもらったんだが、すいちゃんは動く鉄、車に大興奮。そういう俺も大興奮。リムジンなんて初めて乗った!




どこで切ればいいのかわかんかったり


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原作キャラと遭遇!1!

サブタイトルが全てを物語る


動き続けること数分。ここが例の喫茶店か…特に、高町恭也だったっけ。シスコン筆頭は。二次創作だとここでオリ主たちが激戦繰り広げるか余裕で勝つかで分かれるんだが、お願いだから試合はやめてくれよ…

 勇気充填率100%!康突貫します!

 

「失礼しま~す。」

 

「いらっしゃいませ~」

 

「いらっしゃい…隊長さん!?」

 

 出迎えてくれたのは20代前半?に見える女性となのはちゃんでした。てっきりなのはちゃん時空管理局がらみの仕事をしているのだと思っていたのだが、うれしい誤算ってやつだな。

 

「始めまして。一か月前にお世話になりました。銘治政府特別機関御華見衆所属の康少尉です」

 

「水心子正秀よ。Nice to me you! 」

 

「ご丁寧にありがとうございます。高町なのはの母の高町桃子です。」

 

「へえあなたが…なのはの父の高町士郎です。」

 

「久しぶりです!隊長さん!すいちゃんさん!」

 

 階級に関してはそこまで多く所属している機関じゃないんで隊長格は大体尉官なんだよね。というか、この人なのはちゃんのお母さん!?若すぎやしません!?三児の母に見えないぞ!?

 士郎さんも似たようなもんだし高町家ってすごいなぁ。

 一緒に付き添ってくれた忍さんは挨拶をしたのち帰宅。俺たちは一泊二日で帰る予定なので、ここでの用事が終わったら月村家に戻ってきてねと言われた。感謝感激ですよ!こんな見知らぬおじさんを止めてくれるなんて!

 

 ん?なのはちゃんどうしたの?すいちゃんと寝たい?俺としては構わないよ。すいちゃん、なのはちゃんと会えるの楽しみにしていたんだし。すいちゃんが顔を真っ赤にしてこちらを振り向いてくるが俺にはモーマンタイ。これは善意100%なのだ。

 高町家が許してくれれば俺としてはそれでOKだし。高町夫妻はそこはどうなんですか?

 

「私はいいわよ。2人増えるだけだし、なのはも嬉しそうにしているし。」

 

「僕も同意見だ」

 

「ほらよすいちゃん。ここで泊まっていきなさい。」

 

「ちょっ、主さん!?」

 

 ほらほらほらほら~周りは固められているんだ。なのはちゃんと一晩語り合っちゃいなYO!

 幾分か視線を交互に動かし狼狽えて数秒、観念したかのように溜息を吐き、宿泊の許可をいただいた。俺も泊まってもいいといわれたが、せっかく用意してくれた月村さんに申し訳ないじゃないか。

 俺はここの地形確認と禍要柱の調査もかねて来ているわけだし、すいちゃんは純粋に楽しんでほしいわけよ。これも自分への慰労だとおもってさ。

 

 

 ここからは高町家と別れて行動したが、なのはちゃんが案内役としてついてきている。まずは地理の把握。といっても地図なんかは月村さんに用意してもらったんでこの周辺区域だけで十分だ。

 次に向かったのは、なのはちゃんの通っている小学校。聖祥大附属小学校というところ。前世の記憶なんて虫食い穴のようなものだったから覚えていなかったが、いい学校のように感じる。

 なのはちゃんは高校にはいかずにそのまま時空管理局の本部があるミッドチルダへ向かって就職するそうだ。すごいよね。

 ここで二人と合流した。なのはちゃんの親友、アリサ・バニングスと月村すずかだ。原作組に出会えてまたもや興奮しそうだったが、さすが今年20歳。そんな簡単に見破られないぜ。大人の余裕ってやつだな!

 それにしてもアリサちゃん敬語使えるのね。ツンデレのイメージしかなかったわ。

 2人の挨拶が済んだのちに次はなのはちゃんの親友、フェイトちゃんに会いに行くために一同はマンションへ向かう。

 

 ここでふと思った。小学生数人を引き連れている男と女。事案案件なのかそれとも微笑ましくみられるのか。遠い親戚とかで通せるか。やっぱり問題ないなうん。

 

 冷や汗を掻きながら小学生の先導する場所へ向かってみると、そこには一つのマンションが!エレベータも完備していた。こういうところで技術格差を実感させられるわ。すいちゃん興味津々だもん。目キラッキラだもん。

 かくいう俺もキラッキラなんすけどね。エレベータ最高!テンションがあがった俺たちを不思議そうに見る小学生組(なのはちゃん除く)。

 この2人は、俺たちのことについてどういう存在かは知っているけど、時代背景知っていないから軽く説明する。

 

「この日本って時代に明治ってあるじゃない?資料見たけど、俺たちの世界はまんまあんな感じだよ」

 

「ふ~ん」

 

「コフッ」

 

 アリサちゃんの別に興味ないんだけどっていう態度にちょっと心が傷ついた。でも大丈夫。ダイヤモンドは砕けない!

 軽い漫才を繰り返した後、ついにフェイトちゃんが住んでいるらしいマンションの部屋に到着。ベルを鳴らすなのはちゃん。

 フェーイートーちゃーん!遊びに来たよー!っていうなのはちゃんに軽く萌えていると、オープンザセサミ。出てきたのは若い女性!これはまさかまさかの!

 

「あら、なのはちゃんこんにちは。」

 

「プレシアさんこんにちは!」

 

「「こんにちは!」」

 

 そう選ばれたのはプレシアでした。(カタン)これは胸暑展開。プレシアさん生存確認!そして後ろからどたどたと聞こえる1つの足音。

 

「あー!なのはちゃんだー!」

 

「アリシアちゃんもこんにちはー!」

 

「こんにちはー!」

 

 アリシアも生存確認!よくやったぞまだ見ぬオリ主!もう褒めたたえちゃう。寿司屋にいってもええんやで!俺のおごりや!

 

「あ、なのは!」

 

「フェイトちゃん!」

 

 ダキィ

 なんかあの2人百合百合してるんですけど(歓喜)その百合百合に突っ込むアリシアちゃん。百合百合が百合ん百合んにグレードアップ。なに…?まだ百合度が上がるだと…!?そんなばかな!

 その後ろから微笑ましくみているプレシアさんとアルフ(仮)さん、猫。さらに苦笑しているアリサちゃんとすずかちゃん。見たい景色がここにあった…

 

 

 

       ―完―




少ないかな?


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原作キャラと遭遇!2!!

前書きなど不要。
全てそこへ置いてきた…


「主さん!?」

 

 ハッ!?俺は今いったい何を…。あ、ありのまま今起こったことを話すぜ。少女たちが百合百合してたと思ったら、いつの間にか鼻血が出ていた。あ、納得だわ。ビーク―ルビークール。

 

「こちらが黄金の未正体敵性物質事件の時にお世話になった康隊長と、そのときになかよくなったすいちゃんさん!」

 

「今なのはちゃんに言われた通り、通りすがりのおじさん、康だよ。よろしくね」

 

「Hei!水心子正秀よ。Nice to meet you!」

 

 なのはちゃんが率先して俺のこととすいちゃんのことを紹介してくれたのでそのまま返事を返す。挨拶は大事なのに忘れていた。ウカツ!そのままテスタロッサ家のご紹介となった。

 わかってはいたが、母がプレシア・テスタロッサ。長女がアリシア・テスタロッサで、次女がフェイト・テスタロッサ。プレシアさんは慈愛でアリシアちゃんが天真爛漫、フェイトちゃんが大和撫子といった家族編成。

 いやぁ、素晴らしいですね。記憶が薄れているとはいえ、リリカルなのはという物語を知らなくても仲のいい家族に見える。これを見てると家族が欲しかったりするんだよねぇ。

 といっても現年齢が20歳。これからだというのに出会いがない。あ、そっか。今仕事漬けだからだ。泣きそう。

 

 閑話休題

 

 そのままの流れでテスタロッサ家へと上がることになり、子供たちが案内する場所までその後ろでついていく。

 リビングのテーブルの椅子に案内され、そのままプレシアさんと大人の話し合い。すいちゃんはなのはちゃん子供たちと遊びに行った。

 

 話が始まるな否やまずはなのはちゃんのことについて感謝された。意味が分からなかったので素直に聞いてみると、フェイトちゃんと関係があること。

 

「娘の親友が一時期とはいえ離れて通信途絶していたの。娘の哀しい顔を見るのは嫌なのよ」

 

 なるほどなるほど、親バカですね。

 まさか魔法が飛んでくるとは思わなかったが、これぐらい避けるのは余裕ですよ。鍛えてますから。ちょっと驚いたプレシアさんも見れて満足だったりする。

 まぁあとはちょっとした世間話である。禍要柱はどうやって生まれたかの魔法側からの予測。こちらの調査結果の報告などなど。リンディさんにはデータとして提出しているので大丈夫だー!問題なーい!

 

 話がひと段落着いたところへ、まだ友達を紹介するの!と張り切るなのはちゃん。

 テスタロッサ家からはアリシアちゃんとフェイトちゃんが同行し、7人の大所帯に。子供たち+すいちゃんの喧騒を聞きながら通りを歩くこと約20分。表札に八神と書いている一軒家に到着した。

 俺が知っているのはA`sまでなのでここが八神はやての家だとすぐにわかった。して、なのはちゃんアリシアちゃんの合唱を聞きつつ、扉が開くのを待つ。

 

 待つこと数秒、女性特有の高い声とともにあけられたドア。そこにいたのは銀髪の巨乳キャラが!え?誰この女性。その後ろから一緒に顔を出す少女。

 髪がショートのことから見るに、この子がはやてちゃんか~。すげぇなぁ!?この人外魔境の地域、海鳴市。美少女率、美女率がはんぱねぇ。俺たちの世界も言えないけどさ。

 

「お!来たんやな!なのはちゃんにフェイトちゃん、アリシアちゃん、アリサちゃんにすずかちゃん、大所帯やなぁ。入ってぇな!そこのお二人さんもほな!」

 

 生関西弁である。とりあえず、軽くお邪魔しますの声をかけてから家に上がらせてもらう。でもあれだね。荷物が思っていたよりも整理されているところを見ると、どこか引っ越しするのかな。

 家に上がってからリビングに案内され、そこにまた4人と顔を合わせる。

 

「銘治政(ry」

 

「水心子正秀よ。Nice to me you!」

 

「八神はやてや。よろしゅうな」

 

「八神シグナムだ。剣士をしている。」

 

「八神ヴィータだ。ロりとかいうんじゃねぇぞ!」

 

「八神シャマルです。よろしくお願いしますね。」

 

「八神ザフィーラ。盾の守護獣だ。」

 

 闇の書、もとい夜天の書の守護騎士たち。いやぁいいねぇ。こういう歴戦の雰囲気をまとっている方々。単純にかっこいいよね。そして一番気になるのはこの白髪巨乳さん。

 

「八神リインフォースといいます。よろしくお願いします。」

 

 リインフォースだって?あの消滅するはずの?おお~これは転生者オリ主超えたんじゃないか?

 それはともかく、軽く談笑しシグナムさんにすいちゃんが試合をお願いされたり、すいちゃんの「隊長のほうが強いです」という言葉でまたシグナムさんにロックオンされたり、ヴィータさんになぜか気に入られたり、ザフィーラとは心の友になったりと濃厚な1時間だった。シャマルさんはあんまり喋らなかったけど。

 

 今度ははやてちゃんとリインフォースさんも同行し、最後の友達のところへ行くらしい。その友達は男の子とのこと。

 やっとか!待ちきれないよ!彼女たちの笑顔を守ってくれた男の子に会わせておくれ!

 すいちゃんが怪訝な顔で俺のことを見てきてた。え?何?俺が男色ぅ~?まさかやろ。え?だってそんなに興味津々だったのでそう思っちゃったって。ええ~。

 

「だ、だめです!いくら隊長さんでもなおや君は渡さないの!」

 

 そこから始まるなおや君は私の夫発言。おぉう。これはそのなおや君大変だなぁとのんきに考えていた。

 

「主さん!?私じゃダメなんですか!?」

 

 ファッ!?すいちゃん何馬鹿なこと言ってんの!?俺今まだそのこと考えられないんだけど!?

 

 この騒ぎを止めるのに10分かかりました。勘弁してくれ…。

 




次への布石なのでちょいと少なめ


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降臨!リリカル世界の転生者!

ハッピーエンド主義
ただ、なのはシリーズに限らず昔の作品って結構現実的だよね。
そこも好き


 紆余曲折あったが、やっと着いた唯一の男の子の家。さっき集まった6人で誰が押すのかを相談中。俺が押してもいいかなと手を伸ばすと6人分の手が俺の腕を捉える。

 驚いて当事者たちの顔を見てみると目に光がなかった。寒気に身震いが俺の体を蝕むんだ。思わず手を引き抜いたね。あれは最初に出会った緋墨と同等だった。間違いない。

 

 あ、緋墨というのは俺達の世界での巨大ボスのようなやつのことだ。禍憑の力をこれほどまでにその体に包容し、伝説級の強さを持ったやつ。火力もさることながら、最も危険なのはその攻撃範囲。

 一撃一撃が大ダメージをもつ広範囲攻撃をかましてくるやべーやつ。それが緋墨だ。

 彼女たちはまだ強化されていなかった時期の緋墨とはいえ、それと同じような雰囲気を感じる。怖い。

 

 そこで20分ぐらい待った。不幸中の幸いというかなんというか、リインフォースさんは特に執着はなかったので、これまでの八神家の経緯や俺たちの町の様子、生活の様子を話すことができた。

 決して目の前で行われている決闘から目をそらしたわけではない。決して。

 

 

 20分も人様の玄関の外で騒がしそうにしたらどうなるか、大体わかると思うけど、

 

「どうしたんですか(ガチャ)」

 

『ああああ!』

 

 答えは、その家の人が出てくる。いつもこんな調子なのかと顔を出した男の子の顔を見てみると、またか…というような顔をしていた。あ、一瞬で分かった。あれ苦労人の顔だ。思わず同情しちゃったぜ。

 

「…とりあえず上がっていくといいよ。」

 

『失礼しまーす!』

 

「…俺たちも大丈夫かな?」

 

「あ、はい!どうぞ!」

 

 先ほどよりも1.5倍ぐらいの元気度で返事をした少女たちを目で見送った後、疲れたような嬉しいような何とも言えない顔をしている男の子へ躊躇いがちに聞いてみると、急に笑顔で許可を出した。え?なんで急に元気になったん?

 と思ったが、そりゃそうだ。女子に囲まれている男の子とかいろいろあるよな。思わず目を瞑ってしまったが、優しく肩に手をのせてお疲れ様と声を掛けると、男の子も泣きそうになるわでまた玄関前でひと悶着が起こってしまった。

 この瞬間、男の中でしかわからない謎の友情が出来上がったと俺は確信している。

 

 さて禍憑を退治した日々より疲れたような感覚に見舞われた30分。きちんと挨拶をした。

 

「僕は小学三年生の木村直也です。一応時空管理局で魔法使いしています。」

 

 彼からの挨拶は軽いものだった。そう彼からは。そこから補足されるされる彼の経歴。もういいよ。すきにやっちゃって。ほぼ感情を放棄した思想で俺はこの時の話を聞き流していた。

 そこで一つだけ、俺は彼に聞きたいことがあるので一旦すいちゃんも含めた女性陣にはこの部屋から出てもらう。とまぁ聞きたいことって決まっているから瞬で終わるんだけどね。

 

「それで君は前世の記憶持ちかな?」

 

「っ何故それを」

 

急に戦闘態勢になるなおや君をなだめる。怪訝そうな顔をするなおや君は一応武器を解除してくれた。そこから始まる神談義。

 

「だって俺もそうだからさ。」

 

「そう…なんですか?」

 

「生前いくつか分かる?」

 

「19才だ…です。」

 

「もうどうせならタメでもいいよ。本来会うはずのない俺たちが会えたのもなんらかの縁だろうし。」

 

 ここまでやってやっと警戒心も解いてくれた。して、能力はと聞くと、王の財宝らしい。踏み台転生者によくある能力だが、彼なら大丈夫だろう。俺はそう思った。

 俺の能力も説明したが、よく分からないという顔をされた。ガン〇ム知らないのかと聞くと、そこは範囲圏外だったらしい。

 さて、警戒心も解け、俺たちの中で始まるオタクの会話。僕がリリカルなのはの世界に来るとは思わなかったやら、プレシアさんやアリシアちゃん、リインフォースをどうやって助けたやら、親がいない状態でどう生きていけるんだとか。それはそれは話した。転生あるある、両親いないは両者共通だし。

 今はなぜかある0が9桁以上ある資金で何とか生きているらしい。一言でいうと不憫だが、今は大丈夫とのこと。それよりもあの女子たちをどうにかしたいと切実に相談しに来た。おかげで男の子たちからジェラシーのこもった目線で見られるとのこと。

 前世合わせて俺もほうが生きている年数が多いから聞いたと思うので、ふざけずに答えた。

 

「むずかしいかもしれないけど、きちんと1人を選ぶんだ。他に好きな子ができればそれでいいんだ。無責任に彼女たちはわかってくれるとは言わない。自分の思いをちゃんとぶつけるんだ。その時が来たならな。」

 

「ありがとうございます。なんか兄さんみたいで嬉しかったです。」

 

「年齢的にはそうだよ。体に精神が引っ張られているけどさ。そこは変わらないよ。よくわかる。俺たち友達だろ?」

 

「……迷惑じゃなければあなたのことを兄と思ってもいいですか?」

 

「…まあそういう時期だろうな。ほれほれいいぞいいぞ。甘えてやりんさい」

 

 別世界に放り出された時に一人ってのは覚悟していたとはいえきついものがある。俺がそうだったからな。

 こうして転生者仲間で盟友ななおやとは今後ともよく話す仲となった。ちゃんと連絡先も交換しましたぞ。電話の内容は、ヒロインズについての相談が多かった。まじで苦労してんだなぁ。

 

 そして彼女たちたちとの合流も済んだところで名所を探索することとなった。

 大きな舞台となった海鳴臨海公園を見れたし、世は満足である。すいちゃんも満足したようだし。あとは明日にめいじ館の巫剣たちにお土産を持っていくだけである。

 それじゃすいちゃん!高町さん家に迷惑かけないようによろしく!

 

 

 月村さん家へ一人で帰る道のり。前世で見た日本の光景を頭の奥底へ叩き込む為に電波塔を登る。肉体スペックが人を超えた俺には余裕でした。

 

 そこで見る景色。今はめいじ館で見る景色とは違う現代的な景色。灯り一つ一つに家族があるのだと思うと心にしみるものがある。

 さて帰りますか!今日のご飯は何だろうなぁ!

 




あれ?この部分思ったよりも少ない…


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フラグ回収!戦闘民族と化した高町父

フラグは回収してパイロット確保してグラハムスペシャルさせるもの


「おはようごさいます月村さん」

 

「おはようございます康さん。転送時間は午後9時ですので、忘れないでくださいね。」

 

「もちろんさぁ!さて、すいちゃんを迎えに行って最後の観光といってくるよ。」

 

 昨日の夜ご飯はハンバーグだった。朝ごはんも洋食でとってもおいしかった。すずかちゃんが帰ってきていなかったのでどうしたのかと忍さんに聞いたらなのはちゃんの家に泊まるらしい。

 この調子だと他の少女たちもなのはちゃんの家に泊ったんだろうと予想を立てる。多分なおや君もいるんだろうなと思って苦笑する。

 絶対ヒロインズがなおや君を離さないと思っているし。今は少女のままだからいいけれど、成長し始めたら恥ずかしがるか、ひどくなるかの二択ある。まぁ二次元限定だが。てか、その二次元なんだが。

 このあとにすいちゃん迎えて時空管理局と少々話して帰るとしましょう。

 

 

「んで、なんでこうなったん?」

 

「わ、私もよく分かっていなかったりします。」

 

 高町家へすいちゃんを迎えに行くと、なぜか士郎さんが待機していたのでどうしたのかと尋ねると、有無を言わせずに道場へ連れていかれた。いや、まじでどうなってん?

 

「水心子正秀ちゃんから聞きました。康さん、あなたはかなりの腕の剣士だそうで。ならば剣を交えるのみと思いまして。」

 

「俺剣士じゃなくて強いて言うならば万能型の格闘家なんですけど」

 

「それでもです。別世界で人々を守った形を見せてください」

 

「…私のは実戦仕込みの剣なので型には期待しないでください。」

 

 はい。戦闘狂かと思うぐらいの執念で模擬戦と相成りました。今の俺の能力で剣の形なんてほとんどないけど、俺のいつものような戦い方でいいんじゃないかなと思いながら木刀を振ることにします。

 初日の願いはフラグでした。元は暗殺剣でしたよねその剣技。まぁやりますが。

 

「隊長さんとお父さんかぁ…」

 

「なのははどっちが勝つと思う?」

 

「一番康さんの力をみたのはなのはちゃんやろ?ぶっちゃけどれくらいなん?康さん」

 

「私とも模擬戦したんだけど、その時には負けちゃったよ。もちろん空を飛んで。自信なくしちゃうなぁ」

 

「え?康さん空飛べるん?」

 

「飛ぶというよりかは跳ぶだったよ。規模が違うだけで。」

 

「それだけでなのはに勝てるなんてすごい人なんだね!」

 

「兄さん流石です!」

 

『…ん?』

 

 実際に戦ったことのあるなのはちゃんにその時の状況を他の少女たちに伝えているのが聞こえたが、大丈夫問題ない。今回は空を跳ばないし飛ばないから。士郎さんそんな人外を見たような顔をしないでください。印象としては海鳴市も十分人外ですよ。美男美女率の話で。

 そのなのはちゃんの話を聞いていたなおや君のさす兄発言。なしてそこまで懐かれたのかコレガワラナイ。

 

 今回はある程度剣をまじあってから、実証したことがあまりないものを使ってみようと思う。説明は後でするので待っていてね。 

 

「それでは始めましょうか。」

 

「そうですね。よろしくお願いします。」

 

 両者頭を下げて挨拶を交わす。忍殺のような挨拶は今回は自重した。

 そして始まる地獄の模擬戦。

 

 いやぁ士郎さん十分チートでしょ。先手を取ったのは俺なのに全く主導権を握れない。強い(確信)

 初手で突きを放ったっていうのにそれに対応してきてあまつさえ反撃しようとするんだぜ?やべぇよやべぇよ…。

 こっちもがんばって対応してるんだけど如何せん隙が無い。その道を極めるとこうなるとはこのことだと思ったね。

 

 初手から始まって十数手目。さすがにそろそろいいかなと士郎さんに提案を出す。

 

「士郎さん士郎さん。次の一手で終わりにしませんか?こちらは対剣士用の大技放つんで気にせず突っ込んでください。」

 

「ほう…対剣士用ですか…いいでしょう。今の斬りあいであなたの実力は大体わかりました。さすがは別世界での剣士の形、守りに特化した剣裁き見せてもらいましたよ。」

 

「そりゃぁ生き残ることに必死ですから。これくらいできなければ巫剣たちに後れを取ってしまいますので。」

 

「大変ですね。」

 

「ほんとです」

 

「「ハハハ」」

 

「…さて、いきますか」

 

「そうですね」

 

 俺が望んだ能力はガン〇ムEXVSシリーズの能力といったが、あの能力は技能を再現するために身体の強度を上げてくれたらしく、素人の俺でも先ほどの剣裁きは対応することはできる。しかし、如何せん巫剣たちと違って決まった型がないのが現状である。

 おかげで剣士としては三流以下なんだよなぁ。だから今の俺が導き出したのがとりあえず相手のペースに乗らせない、さばきにさばいてほころびを一気につくという戦法をとっている。

 その戦い方を士郎さんさっきの数十手で理解できるとかやっぱり離れしてるなぁと思っている。

 

 さて、対剣士用の大技といったけど、いまからやるのは対剣士ではなく、対近接攻撃用と訂正しておく。ここまでくれば勘のいい方々は気づくかもしれない。

 一応一回だけ禍憑に思い付きで試したことがあるが、効果は絶大だった。今回はそれが人に通じるかの検証でもある。気合い入れよう。恐怖を捨てろ!

 

「神速!」

 

 士郎さん踏み込む!めちゃくちゃ速い!だが、このポーズをとった時点で俺の勝ちだ…!

 くらえ!赤枠改直伝!お手上げカウンター!




やべぇ2000文字まで減ってる…


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見せつけろ!気合いのカウンター!

一旦区切り
また力ダメの日々に入る


その時空気が固まった。お互いの大技をかけて最後の一手にするという言葉からお互いの最強技を放つと思われていた。

 合図として高町士郎が人が出せないほどの圧倒的な速度で接近した。問題は模擬戦相手の康だ。

 何を思ったか急に木刀を片手で帯刀のような形で手に収め、降参のポーズの意味を持つ両手お手上げを披露する。これには隊長を信頼していた水心子正秀も驚愕に顔を染める。

 士郎もその動きを見ることができ目を開けたが、なにせ必殺技は放たれた。止めることは難しい。それに彼に言われたのだ。対剣士用の大技を使うから気にせず突っ込めと。

 そして木刀の切っ先が彼の心臓付近に到達しようとした瞬間不思議な光景を見る。

 キィンと鳴る謎の金属音。同時に攻撃を仕掛けていた士郎の体に走る謎のプラズマ波。康はいつの間にか士郎の背後に片膝立ちで木刀を帯刀するような構えを取っていた。

 先ほどの速度とは思えないような速度で帯刀していた彼の姿は隙が大きすぎる。

 しかし、士郎は動けない。体がしびれるとかの話ではなく、本当にかけらも動けない。さらに言えば士郎からは康の姿を確認することができない。神速をもってとらえることのできない速度。もはや人ではないだろう。

 時は来た。手と手を突き合わせて木刀を帯刀するような構えをとる。

 瞬間吹き飛ばされる士郎の体。見ていた者たちは理解の範疇を超えた動きに思わず無感情になる。水心子正秀は安心して小さく息をこぼしていた。

 これも彼の問題行動に慣れてきたからだろう。巫剣たちの気苦労は絶えない。

 

 

 

 できたー!一刀両断カウンター!禍憑相手には本物の刀で行ったから爆発四散したが、木刀だったおかげで吹き飛ばされる程度に収まってくれた!そう予測もしたので当然と言えば当然なんだけれど。

 気を張っていたのもあって精神的に疲れた。士郎さんが呆けながらこちらを見ているので起こしに行く。倒れたまんま俺を凝視されても困るだけですよ。

 手をとって起こした後、数秒経って頭の整理がついてきたのかこちらに質問してくる。もちろんこれの答えはちゃんとあるので答えていく。

 

「い、いまのはいったい…」

 

「だから言ったじゃないですか。対剣士用の大技だって。さらに言えば剣士だけではなく、蹴りや鎌などの近接攻撃用の技なんですど。」

 

「ど、どういったものなんだい!?」

 

「簡単に言えばカウンターです。俺の場合はそのカウンターが少々特殊で完全に攻撃できなくなる代わりにカウンターが成立すれば相手を動けない状態にしてそこから攻撃を加えることができるんです。」

 

「あ、あの衝撃は」

 

「あれもほぼ自動で行われています。相手に剣の、もしくは刀の腹を当ててそこに気を込め、動作の終わりに暴発させるようにしています。少々時間がかかるのは体全体にその気を送っているためですね」

 

 実際そういう風にできていると知ったのは初めての禍憑カウンター成功時である。カウンター成功時に相手の体に気が急激に広がるのを感じた。これを使って爆発させてんだなぁとわかった瞬間。リボル〇インと叫びたくなった俺は悪くない。

 

「体が動かなくなったのは」

 

「私の気が関係しているともいます。気はすなわち精神そのもの。それが私の気で阻害されて動かなくなると考えていますね。」

 

 体にまとわるプラズマ波はいわば俺の気そのもの。神経が微弱な電気信号で動いているものをさらに大きな電気信号で上書きして動けなくなっているというものが、目が見える変化というもので出てきた結果と思われている。

 このあとも俺が放ったカウンターの技で少々話し合いと考察が入り交じり、やっと復活してきた観戦者たちの歓声とすいちゃんのキラキラした目を見たところで模擬戦終了と相成った。

 ふ~疲れた。

 

 そのあと高町士郎と連絡先を交換し、困ったところをお互いに助け合いましょうという話をして解散した。すいちゃ~ん、帰るよ~。

 

 

 「はい、了解しました。第97管理外世界地球と第179管理外世界銘治との転送ポートの常時設置と管理を月村忍さんと康少尉に譲渡します。」

 

 あれからちょっと移動して次元航行艦アースラへ移動し、軽く転送ポートとこちら側の説明がされた。俺に魔力は検知されなかったようだが、高町士郎との模擬戦が見られていたので、時空管理局へ勧誘が行われたが、丁寧に断った。

 さすがに二つの職を兼任するほど要領はよくないので仕方ないといえば仕方ない。もしもだが必要になったらなおや君経由で教えてくれと言っておいた。基本的に念話は届かないが、専用の端末を手に入れたのでそれも可能だろう。

 

 ちょっと難しい話を軽くしていたが、その後の談笑に少し時間をくってしまい、海鳴市へ戻るのが午後7時となってしまった。

 夜ご飯を高町家でご馳走してもらい、めいじ館で待っている(はずの)きくちゃんまっちゃんなどの巫剣たちや秘書の七香、その妹の八宵のお土産に翠屋のシュークリームを持っていくことにした。ちゃんとしゅーくりーむと表示するので問題はない。

 帰るまでに30分あるのですいちゃんはなのはちゃんたちの話し相手をして、俺はなおや君や士郎さん、恭也君と話ていた。

 

「父さんに勝ったって本当ですか?それと康さん20歳だったんですか?」

 

「なんとかね。年齢で驚かれるとはそんな老けて見えるの俺」

 

「アハハ…」

 

 帰る前まで俺に心のダメージを負わせるとはこの子できる(精神的気疲れ)

 

「なおや君、いつでも相談に乗るから困ることがあったら士郎さんや恭也君、それに俺に連絡をくれな」

 

「はい!ありがとうございます!(ほとんどなのはちゃんたちの話をするのであなたに相談する回数が多くなると思います。)」

 

 最後まで苦労人の域を出なかったなおや君のフォローをしておく。女性って怖いよね。分かるわ。

 

 そして一時のお別れの時間。

 

「海鳴市のみなさん、今日はありがとうございました。黄金の禍要柱のようなものが現れたら俺に一報を。すっ飛んできますんで。」

 

「Every one!今日はThank youね!楽しかったですよ!」

 

「隊長さんも今日はありがとうなの!」

 

「お二人さんもお元気でー!」

 

「ハハハ!ありがとな!ではオタッシャデー!」

 

「See you! また今度会いましょう!」

 

『ばいば~い!』

 

 

 

「すいちゃん。どうだった?地球」

 

「とてもとても楽しかったです!」

 

「それはよかった。俺としても言った意味のある休暇だったよ。さて、明日から頑張るぞ!みんなに任せっきりは隊長としてまずいもんな!」

 

「はい!頑張っていきましょう!」

 

 さて!お土産のシュークリームを渡して明日から禍憑退治の日々だ。精をつけていかなければ。

 




第1目標
→転生者のチート化 成功
第2目標
→ハーレム 条件付き成功
第3目標
→高町士郎さんから赤枠改式カウンター 大成功

まずは1部終わります。

できれば感想お願いします。


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アンケにちょっとご協力ください

天華百剣斬をプレイ中に過去のイベントストーリーが見れることがわかりました。

もちろん、なのはコラボのシナリオも全部見ることができます。

今回のアンケはそのコラボストーリーに本作を追従させた方がいいかのアンケになります。

して欲しいのなら、編集に4日ほど使って無印+A's編を編集します。

別にそこまで気にしていないならこのままsts編を作成しようと思います。今の出来は6割ってとこです。

それでは皆さんの回答をお待ちしています。

 

 

本文は1000文字からじゃないと投稿できないというのでちょっとしたお話でもします。

 

 

番外編

ツンデレ大尉と古島冬馬

 

「いらっしゃいませ〜って冬馬じゃねぇか!どうしたん?こんなところへ」

 

「嫌だなぁ僕と君との間柄じゃないか。急に僕が来たって問題ないじゃないか。」

 

「それもそうだが…今日初めて来たじゃねぇか。それに、急に来られても何も準備してないぞ?」

 

「今日の目的はそれじゃないからいいよ。それにめいじ館の料理も食べてみたいと思ってね。今日は特別にある方に来てもらいました。」

 

「冬馬のやつに連れてこられたと思えばなんだお前のところか」

 

「士官学校でお世話になった大尉殿です!」

 

「ほんとにすごい人来たなおい」

 

「それが上官に対する態度か!?大体士官学校から貴様は俺に対しては敬語もなしではないか!?」

 

「いやだって、大尉は上官は上官でもいじりやすいし、いじっても許してくれるから何でもしたくなっちゃうよね」

 

「き、貴様ー!」

 

「ほい、サンドイッチ」

 

「な、何をするだー!モゴモゴ…うまぁい!(蛇)」

 

「ほらもうご機嫌になった。」

 

「な!別に機嫌は治っとらん!このサンドイッチの美味しさに腰を抜かしただけだ!」

 

「おっさんのツンデレとかwww」

 

「くぁw背drftgyふじこlp;@:「」

 

「大尉殿!餅ついてください!」

 

10分経過

 

 

「お二人さん、よく分かりましたか!?」

 

「おい、まてぇい。弁解の余地は」

 

「おめぇは俺を怒らせた…」

 

「あぁ!待て待て!俺が悪かった!すまん!!」

 

「我は大尉なんだ…お主らよりも階級は上だぞ…上官なんだぞ…」

 

「た・い・い・ど・の?何か言いました?」

 

「ひぃぃ!なんでもないです!」

 

「はぁ…それで話を戻しますけど、最近禍憑達の動き活発化し始めています。陸軍でも同じような統計取れてますよね?」

 

「あ、あぉ、確かに近頃の禍憑の動きは前年に比べて1.5倍ほどの活動範囲を持っている。陸軍内でもいくつか対処しているのだが、数だけがどうも増えている傾向にある。そこで、このめいじ館館長の貴様に依頼を出そうと思ってな。」

 

「確かにそれなら一大事だ…了解です大尉。その依頼受けさせていただきます。」

 

「うむ。できるならば早急に取り掛かってくれ。手遅れと言うものがあってはいかんからな。」

 

「さすが大尉!民の命を第1に考える軍人の鏡!」

 

「ふっ、当然だ!なぜならわしは誇り高き帝国陸軍大尉である!」

 

「相変わらず合いの手に弱いですね…大尉殿…」

 

 

黄金の禍要柱が出てきる約2週間前の出来事である



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乱れ撃ちたい年頃、康くん27歳(STS編)
始まりは前触れもなく


なおや君と康さんがいることで起きる原作ブレイク
と言っても各シーンのえ?ってとこが変になっているだけなんですが
同時設定ということでお許しください!

曲は
Catch You Catch Me
ループ余裕でした
だからなのはの曲聴けぇ!?


 個人的衝撃的な出会いから軽く7年経った。

 特にこの7年は銘治が脅かされるような事件が起こってしまった。

 禍憑が生み出される原因、凶禍。その力に惹かれてしまった負の感情を持つ巫剣たち。通称錆憑。彼女たちが人へと反逆しだしたのだ。

 元は同じ巫剣という存在である錆憑は特殊な方法で浄化しなければこの世を絶ってしまう。それは悲しすぎるだろう。

 なおや君やなのはちゃんを通して時空管理局を頼ってもよかったが、それではいけないと踏みとどまり、俺は一大決心をした。

 

 巫剣たちは住民を守ることに力を注げ。錆憑たちは俺が対処する。

 

 もちろん反対された。いくら俺が強いと巫剣たちはわかってはいるが、相手は力を無理やり引き出した他の巫剣でも厳しいほどの力を持つ錆憑。それをすべて隊長に押し付けろと言われたのだ。

 巫剣たちは激怒。だけど、俺だって生半可な覚悟でこの目標を決めたわけではない。少なからず錆憑を気絶させて確保することができるのは、今の巫剣たちにはいない。なら、俺が行くしかないのだ。天下五剣ならできると思うが、そんな時間がなかった。

 ただ、最初の作戦時に放った

 

「なに、すべて倒してしまっても構わんのだろ?」

 

 という言葉で巫剣たちの顔が真青を通り越して土色へと還りかけた。冗談だったため土下座で誤り何とか顔色を戻してくれたが、帰ってこないと恨むといわれ思わず破顔してしまった。

 この時に思ったね。少なくとも彼女たちは俺を信頼してくれているのだと深く理解できた。

 

 約束を守るためにこの時ばかりは本気で行かせていただいた。ただし、俺の方針として、錆憑は正常な巫剣に戻って、人のために尽くしてほしかったから、全部峰で攻撃をした。

 もちろん使用武器はいつものガーベラストレートにタクティカルフレーム。本気を出すということで、タイガーピアスも取り出す。

 俺の本気は二刀流なのだ。手数で押し切る戦法を頑張って覚えてよかったとこの際本気で思った。村おじいちゃんが言ってた。大群相手には範囲攻撃か手数の多さしかないと。

 

 そこから始まる阿鼻叫喚な戦場。舞うは一人と二刀一本。嵐のように過ぎ去り後地に草木は残さない。俺もこの時は少しテンションが上がっており軽くバーサーカーしてました。

 その様子から舞うは嵐、奏でるは災渦の調べとか言われた。やめて差し上げろ(焦り)。そんな大層な名前なんて付けなくていいから(良心)

 

 この世界にモン〇ンないだろうに…。

 

 とりあえずこの戦いで錆憑になってしまった巫剣たちを全員気絶、もしくは戦闘不能にして保護できたおかげで無事に浄化はすみ、最終戦である超巨大な自衛手段を持つ禍要柱と対面した。

 ただ、錆憑との戦いで間違えて突きを放とうとして無理やり軌道修正したために相手に隙を見せてしまい、いくつかの生傷を作ることになったが、名誉の負傷というものだろう。傷ある剣士とかかっこよくね?(超前向き)

 

 今回は巫剣たちも全力出撃で天下五剣と言われる伝説級の力を持つ5振り、三日月宗近、数珠丸、鬼丸国綱、童子切安綱、大典太光世も駆けつけてくれた。これで負けるとマジで折檻させられるので、今回も全力で前衛をさせてもらった。

 いや、上から天下五剣も与えているのに負けるはずないし、彼女ら傷つけないだろうなぁ!?アァン?と銘治政府から言われた気がして内心クッソびくびくだったのよ。なら俺が前出るしか解決策ないだろうに!

 

「めいじ館、抜刀!突撃ぃ!」

 

 とか土方兄貴リスペクトで突撃をかましました。発言で俺が2割削り終わりふと周りを見てみると天下五剣の皆さんで半分以上削っていた。……俺いらない子だぁ。泣きそうになった。

 そしてついに来た超巨大禍要柱のコアが露呈したところを天下五剣の皆さんでやってくれました。4年もかかった大事件!これにて閉幕ぅぅぅぅぅぅ!!!!!

 銘治を揺るがす大事件だったが、やっと解決した喜びと、巫剣たちの歓声を聞きながら張っていた緊張の糸をプツリと切った。

 

 めのまえが まっくらに なった!

 

 

 あれ?あそこにいるのは父さんと母さんじゃないか!おーい!俺だよー!■■ ■■だよー!!!やっと帰ってこれたよ!!!ん?会えてうれしくないの?父さん母さん?

 こっちには来るな?なんで?だってすぐそこにいるじゃないか?とりあえず帰れ?……そっか。分かったよ。俺のこと待っている人もいるし。俺今世ちゃんと天寿全うするよ。だからさ、気にしないで輪廻転生しておいで。

 それじゃ!最後のお別れ!元気に生まれてきてな!父さんと母さんの来世に幸あれ!!

 

 帰るか。

 

 

 目が覚める。知らない天井だ。こんな清潔な白い天井を俺は見たことがない。ふと右手に違和感を感じ右手に視線を持っていく。誰かの手がつながれていた。誰だこの手。

 視線を上げる。あれ?まっちゃんじゃん。おっはー!なして目がこれほどまでに開いているん?え?まっちゃん!?急に泣き出してどうしたの!?どこか痛いところがあるの!?お医者さん呼ぶ!?

 

「もう…!医者が必要なのはあなたでしょ!馬鹿ぁぁ…ヒッグ。心配、したんだからぁ!!!!ウワアアン!!」

 

 そのまま寝ている俺に抱き着いてくるまっちゃん。ああ、ずっと寝ていたから心配かけたのか。三途の川らしきところいたもんな俺。ごめんなぁ。心配かけて。そんなまっちゃんの肩に手をかけて、少し離す。

 

「まっちゃんまっちゃん。」

 

「フッグ…?」

 

「康少尉、ただいまをもって帰還しました!」 

 

「!!!おかえりなさい!!!」

 

 再会はかっこよく。これは基本的でしょ!グレンキャノンモダ!

 

 

 まっちゃんが看護師さんを呼んできてくれて、軽く健康診断を行った後、めいじ館所属の巫剣たち、いわば俺の部下が押し掛けてきた。うれしいけど、病院内では静かにお願いします。




こちらぐらいから主人公のちょっとしたチート入ります。


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お前もハーレムかよォ!?

じゃんけんぽん
やるやん。
明日は俺にリベンジさせて


 そんな感じの7年、とても濃厚でしたわ。事件が始まる4年前までは海鳴市に一か月に一回程度訪れていたけど、この事件が始まってからは簡単な連絡すらできなかったりしたせいで結構心配させてしまったらしい。

 一息ついてなおや君に電話を入れると少し泣かれた。びっくりしたわ。ヒロインズはそこまでいかなかったにしても心配はしてくれたらしい。なおや君から聞いた。

 それと、あちら側の近況報告で近々、八神はやてが古代遺物管理部 機動六課なるものを設立したらしい。なおや君もそこで働いているのだとか。

 そしてヒロインズも集結している。そうなのね。ぶっちゃけ、戦力過多ではと思ってしまった。ただ、かわいそうなことになのはちゃん、白い悪魔って嫌味も込められたあだ名があるらしい。はやてちゃんには歩くロストロギアとかって。きついよなぁ。

 俺に関しては最近孤高の軍とか御華見衆最終兵器やら言われ始めている。俺の場合は敬意があるのを知っているから嬉しいけど、悪魔はいかんよなぁ。

 

 話が脱線した。その古代遺物管理部 機動六課、通称機動六課って言われるらしいが、そこに入る新人フォワード達に戦い方を教えてもらいたいらしい。

 いや、おかしいやろ。砲撃女に高速機動女、近距離ファミリーに範囲殲滅型。なおや君はどちらかというとレアスキルの王の財宝使っての爆撃or魔法を使った遠距離狙撃だし、バランスいいじゃねぇか。俺いらなくね?といったが、曰く、一人ですべてこなせる貴方は神ですか?らしい。

 そりゃ、ガ〇ダムだし、砲撃という名のキャノンもあるし、トランザムもある、近距離は何より得意分野だし、範囲殲滅だと乱れ撃てば解決。もっとやばいのはたくさんあるけど、今はいいや。果てには地上から成層圏の向こうまで狙い撃てる。あ、これ俺一人で十分だわ。理解した。

 そりゃ俺を客観的に見たら完全にワンマンアーミーだわ。時空管理局に知られていないからスカウト自体は来ていないのが幸いか。

 

「それよりもなぜ俺に指導を任せようと思ったん?俺どっちかというと理不尽なような攻撃しかしないけど」

 

「その経験を積ませるのも重要なんですよ。こういう時に素直に撤退やらの選択が行われないようでは厳しいものがありますし。」

 

「それなら納得。」

 

 俺もそれには経験がある。剣術だけに力を注いでいた時に勝てない相手が出てきて、そいつに言われたんだっけ。

 

「使える力は使わないと。相手の土俵で戦ってしまっては相手の思うつぼだ。そこで勝つのか、撤退するか。負けと撤退は等号で結びつかないことを学べ」

 

 だったな。しかも詳しく話を聞けば機動六課はジュエルシードのようなロストロギア、レリックを対象とした部隊らしい。それならどんな理不尽なことが起きても、こんなことがあろうかと。が言えるようなストライカーに育てたいな。

 よし。

 

「OK!その話乗った。週1程度だがお邪魔させてもらおう。」

 

「本当ですか!よかったぁ。なのはやフェイト、はやても兄さんと模擬戦したくてうずうずしているので楽しみです!」

 

「…あれ?胃が痛くなってきた…」

 

 あの三人組組ませるとさすがに厳しいんですけど。範囲殲滅の後で近距離で詰めてラストシューティンされる己の姿が余裕で想像できるぜ。

 だけどまぁこの力の全力での本気は出したことないし。というか、ミッドチルダって実弾兵器持ち込み大丈夫だっけ?質量兵器は禁止と言われたから王の財宝がすぐに使えないんですよと言っていたが…あれ?刀ってOKなの?んんん?

 まぁいいや(思考放棄)

 

「彼女たち相手に厳しいの一言で済ますことのできる兄さんが一番やばいんですよ。」

 

「その時が来たら連絡くれな。できれば3日前ぐらいにはほしい。」

 

「わかりました。お体に気を付けてくださいね。」

 

「おうさ」

 

 とりあえず、お誘いが来るまではゆっくりしときたいものだ。

 

「ねぇあなた。」

 

「ん?どうしたん。典子?」

 

「ううん。呼んでみただけ♪」

 

「ンキュ。」

 

 うちの嫁さんめちゃくちゃかわいい。

 あ、結婚していたのかって?うん。事件前に俺が育った村の幼馴染から逆プロポーズされてそのままゴールインです。いつ惚れていたのかを聞けば、ガーベラストレートをふるった時に助けたのが幼馴染でその時に堕ちたらしい。

 いや、俺としてはあの子がこんなに美人になっているとは思っていなく、自己紹介で典子とわかるまで見とれてしまった。

 それにお見合いという名の昔話がとても楽しくて、俺もこの人ならいいかなと思った。お互いに昔から知っているしな。

 三途の川から戻ってこれたのも典子の影響だったりする。家族って大事だな!

 このことが終わってから気づいたけど、巫剣たち、俺に少なからず好意があったらしいが、4年前にそれは解決していたのでほっとした。

 それでも最近、銘治政府が「巫剣は物である前に女の子である。しかし、最終的には物であり、保有者は死で絶たれるまで側においておける権利がある」という人権無視してんのか思うような明声を出したが、巫剣たちが微笑んでいたのが何とも言えない嵐の前の静けさ。

 

「その…さ、」

 

「ん?」

 

「事件後だから疲れていると思うけど、子供、欲しくない?」

 

「…」

 

 その夜は眠れませんでした。

 

 

 

 なおや君から連絡を受け、ミッドチルダへ移動するために、一度海鳴市へ転送した。同時に挨拶回りも行った。

 高町家は相も変わらず高町家だったし、月村一家、忍さんと恭也くんはラブラブだったし、プレシアさんは親バカが加速しているし。ここ4年起きた事件の終息と遅れながらの結婚報告して、テスタロッサ家で泊まらせてもらった。

 なぜ月村さん家じゃないかって?察して差し上げろ。

 アリシアちゃんは実に健康的な生活をしているのでもう寝ている。

 そういえばと思いつきでアリシアちゃんの様子を聞いてみると、ここ地球で大学生しているそうだ。なにせミッドチルダではプレシアさんとアリシアちゃんは亡くなったことになっている。

 窮屈はないのかと問えば、地球の皆はとても優しく、逆にミッドチルダよりも過ごしやすいらしい。それに加え、フェイトちゃんも忙しい中でも一週間に一回はこっちに帰ってくるから退屈することは何もないとのこと。

 

「そこのところ木村君には感謝しないといけないわね。」

 

「彼も助けたいと思って助けたのだから、それに恥じない生き方するのが一番だと俺は思ってますよ。多分フェイトちゃんとアリシアちゃん、なおや君狙いだろうし、ミッドチルダのほうで重婚ってありでしたっけ?」

 

「基本的にそれはなしだけど例外案件としてはいくつかあるわね。木村君もその例外として扱われそうね。彼なら二人とも任せられるわ。」

 

「プレシアさんのお眼鏡にも適ったところで俺はもう寝ますね。」

 

「あら、女一人の部屋にあなた一人、この後何も起きないはずがなく」

 

「どこでそのネタ知ったのか知らんけど、これでも俺は妻一筋ですので。というかリニスさんがいるでしょうに。」

 

「あらあら残念ね。」

 

「と言いながら笑うことで恥ずかしさを隠そうとするプレシアさんまじプレシアさん」

 

「う、うるさいわよ!」

 

 しってます~。それでも俺は典子一筋なので。おやすみなさい。

 

「はい、おやすみ」

 

 

 

 プレシアさんと奇妙な一夜を過ごした後、すぐに月村さん一家へ。

 今日はミッドチルダへ行くので転送ポートの前に待っていると、そこへ久しぶりに見た顔が出てきた。いやぁ立派なイケメンになっちゃって!

 

「お久しぶりです。兄さん。」

 

「久しぶり。なおや君」

 

「もうそろそろ君付けはやめませんか?俺19歳になるんですよ?」

 

「そういう俺は27歳だ」

 

 時が過ぎるのマジで早すぎる。

 

「…まあいいです。それでは行きましょう。そういえば、兄さんはミッドチルダは初めてですよね。」

 

「お、そうだな。」

 

「それじゃあ終わったらちょっと観光とまいりましょう。結構楽しいですよ。ミッドチルダ。」

 

「それじゃ任せようかね。ミッドチルダで一泊する予定だし。」

 

「では行きます。転送!」




個人的に好きなコンボ
前格1〜2段ヒット特格キャンセル雷光球前特射キャンセル特射派生ヒット確認即格闘入力です。
赤枠の納刀爆発コンボで300付近の火力を出すコンボです。


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本領発揮おじさん

タグのEXVSがアップを始めました


「今日は外部指導の先生が来るで~」

 

 機動六課の朝礼が終わったあと、八神はやて総武隊長から報告を受ける。それに疑問を覚えたのは新人フォワードの4人である。

 

 前線格闘のスバル・ナカジマ

 

 サポートのティアナ・ランスター

 

 高速起動のエリオ・モンディアル

 

 竜を使役するキャロ・ル・ルシエ

 

 新しく機動六課に配属された彼女らは高町なのはスターズ分隊隊長にこれでもかというほどに指導を受けて今や立派な魔導士である。そんな彼女らのもとに外部指導の先生?

 

「あのちょっといいですか?」

 

 故に、ティアナ・ランスターは疑問を口にする。

 

「なんや?」

 

「私たちは高町なのはさんという管理局のエースオブエースに指導してもらっている身です。それだけでも足りないのですか?」

 

 そう、管理局のエースオブエース。他にも魔王と言われていたりするなのはだが、エースなのは変わりようがない。そんな彼女から直々に指導を受けてきたのだ。外部指導の先生とやらは彼女を超えるのか?

 もし超えていたとしても管理局で有名にならないわけではない。いったいその外部指導の先生とは誰なのだろうか。

 

「足りないというかやね…う~ん。他言無用やで?その先生な、まだ小学6年生とはいえなのはちゃんに勝ってるんよ。」

 

 『え?』

 

 高町なのは。第97管理外世界出身で小学3年から魔法に携わっており、その小学3年の頃からPT事件や、闇の書事件などの高難易度な事件を解決してきた正真正銘の天才。

 しかも小学6年生といえども魔法に携わって3年。その時期から普通の管理局員でも手に届かないほどの強さにおり、模擬戦公式戦未だ負けなしのエース。

 それが非公式とはいえ勝ったことがある人物はどんな人なのだろうか。…半信半疑ではあるが。

 

「それにな、そのリベンジをなのはちゃん自身が望んでるんよ。ならちょうどいいか思て、外部指導の先生として呼んどいたんよ。もちろん君たちにも指導するで。」

 

「わかりました。あの、なのは隊長の模擬戦、見学してもいいでしょうか」

 

「ええと思うで、あ、そういえばなおや君言ってたわ、先生の本来の戦闘スタイルの感想。」

 

 スバルが興味を持った模擬戦、その見学許可を聞くと、はやてはすぐに許可を出した。そして、なおや君が言っていた先生の戦い方を思いだす。それに聞き耳を立てるなのは。フォワード陣は真剣に聞いている。

 

「極まった理不尽は神となる、だったかなぁ。」

 

 その意味を詳しくする人はこの場にいない。唯一模擬戦をしたなのはでさえも。

 

(そこまで理不尽ってわけじゃなかったんけど…なおや君が言うってことは何かあるってことだよね…)

 

 

 

「こーんにーちはーーー!俺が今日外部指導の先生としてきた179管理外世界出身のぉぉぉぉぉぉぉぉぉ…………バン…やぁぁぁぁぁすぅぅぅぅぅぅぅしぃぃぃぃぃぃぃぃ………イエアアアアアアアアアアア!!!!」

 

「兄さんうるさい!!!」

 

 今日もあなたに這いよる混沌、YaShuShiでぇぇす!なんでこんなテンション高いのかって?転送続きで軽く酔ってんだよ。こうでもしてないと横になりそうで。とりあえず、頭をたたかれて酔いが飛んだんで、普通のテンションにもどろうか。

 

「さて、今日は君たちの外部指導をなおや君に頼まれたわけだが、早速やる?」

 

 時間は有限なので早めにやりたいところ。それにしても…うん。いい目をしている。なのはちゃんもいい教導したんやな。おじさん感動で泣いちゃいそう。成長してますね!

 

「あの…なおやさんからの直々のお願いできたと聞いたのですが…」

 

「ん?そうだよ。なおや君から、戦場でどうにもならない理不尽にあった時の対処法のご指導お願いしますって言われたし。」

 

 なので今日はちょっとハメを外す予定である。詳しくは後で言うけれど。

 

「そ・の・ま・え・に!」

 

「ん?」

 

 …あ、はやてちゃんか。変わっているようで変わっていない。だけど変わっている…とりあえず美人さんになったなぁ。

 

「本当になのはちゃんにフェイトちゃん、うちの三人で康さんに模擬戦してもええん?」

 

「ん?俺はそう聞いたよ。さすがに厳しいけど、これでも一部隊の隊長。威厳を見せつけなくっちゃ!」

 

 フォワード勢はなんかそんな無茶なって顔してる。まぁでもなのはちゃんエースオブエースとか呼ばれているらしいし、他の二人も似たようなもんでしょうね。

 ただ、ね?

 

「これでも銘治を守った英雄と言われているんだ。年下少女3人に負けてられん」

 

 こちらの世界では女の子のほうが魔法の才能があったりで男の立場が結構ないらしい。それは俺たちの世界でもいえたことだけど。

 それに単純にリリカルなのは三銃士と戦ってみたいっていうのがあるよね!

 

 

 ちなみに先ほどのセリフで、阿保な人を見るような顔をしていたフォワード陣4人は急激に引き攣る。康は軽く放った程度だが、その気に当てられた4人はただの人じゃないとやっと理解する。

 

 

 30分後、シミュレーターも無事起動し、戦闘態勢を取る3人と1人。3人は最後まで作戦会議をしているのに対し、1人はただ目をつむっている。人によっては集中しているように見える。

 

(サテラはなのはがあの魔法使ってきたら使う。初手は乱れ撃ちを披露してからのレギルスビットを使うかな。乱れ撃ちで落ちたときは…まあその時だよね。それともあえて相手の流れに乗ろうかな。)

 

 実際まじめに戦術とは言えないが流れを確認していた。大体このコンボで落とす自信はあるがなにせ模擬戦相手は主人公組。勝てるかどうかは自分の力量と頭の回転にかかっていると知っている。

 

(とりあえず、こんなこともあろうかと!は常にあるしな。)

 

 そして彼は合図を待つ。

 

 

 

 なのは、フェイト、はやても作戦会議をしている。ただ、セオリー通りにフェイトの高速機動となのはの砲撃魔法や誘導弾で所定の位置まで誘導、最後にはやての範囲攻撃でとどめという裁断である。

 これで落ちたらなおや君の勘違いとなるが、実際そんなことはみじんも考えてない。

 

「フェイトちゃんと私でとりあえず康さんを動かしまくって康さんのペースが落ちてきたらそこを範囲でとるような形を基本形としていこう。」

 

「うん。わかった。なのは」

 

「これで落とすで?二人とも!」

 

 軽く肩を組んで気合いを入れなおす。康側から「なぞの百合フィールドの形成を確認。」とか変な声は無視する。

 

 

『模擬戦を始めます。高町なのは、フェイト・テスタロッサ、八神はやての三名 対 康の一人です。けがのないよう気を付けてください。』

 

「やってるでぇ!」

 

「7年前の仇を討つの!」

 

「できるだけ頑張っていこうね。なのは、はやて」

 

『スタート!』

 

「乱れ撃つぜぇ!」

 

『え?』

 

 彼女隊の目前に突然襲い掛かるビームの数々。しかもその数が明らかに異常であった。

 瞬きしている間に彼女たちのバリアジャケットのダメージが想定を超え演習は終了となった。

 この間3秒である。

 さすがに機動六課の皆は目を見開いて、フォワード陣はその瞬間にすべてが終わり無表情となる。

 

 

「いやぁまさか初手で全員落ちるとは思わなかったよ。」

 

「兄さんのあれは確実に初見殺しですからね。何回も模擬戦挑んでいる俺でも避けきれなくてすぐに落ちるというのに。」

 

「いやぁ、ハハハ。あれは躱してくると思っていた分いつもより密度を濃くしたけどあんまり変わらなかったな…」

 

「いや、逆に兄さんの強さを皆が認識できたからいいんじゃないですか?でもあれはどうしましょうか」

 

「…甘い言葉掛ければすぐに治ると思うので逝ってこい。」

 

「ええ!?」

 

 なのはとフェイト、はやてはまさか瞬間で負けると思っていなかったので軽く放心状態である。その中でもいち早く回復したなのはが食い気味に質問する。

 

「康さん!7年前のは手加減していたんですか!?」

 

 7年前、高町なのは小学6年生は、あの負け方からいろんな策を練っていたがまさかの初手で潰された。それもあの大剣で魔法をガードするという謎の技術を見てしまい、あれを使ってくるという憶測があったせいでそうなったのだが。

 

「あれは単純になのはちゃんが死ぬかもしれないから出来なかっただけ。だって、あのビームは魔法じゃなくて科学でできているビームでかなりの出力を持っているんだ。しかもあの時俺の制御は甘かったしな。」

 

 それに回答がこれである。それを聞いたなのはは顔を青くすると同時に納得する。

 

「それでどうだった?俺の初手を見て」

 

 フォワード陣に聞いてみる。

 

「模擬戦であれはありなのかなぁと思いました。」

 

 ああ、そこか。確かに模擬戦だから。分からんでもないが。

 

「模擬戦だからって手を抜いてはいけない。たった一つのミスで命を落とす戦場に身を落としていると思っておいたほうがいい。」

 

 練習のために練習するじゃないってやつだね。

 

「とはいえ、なのはちゃんはかなりいい教導をしていると思う。それぐらいはもう記憶にあると思うよ。だから俺がやって見せたのは、一度は経験しておいたほうがいい戦場の非常識ってやつ。なのはちゃんのほうも開幕砲撃とかやればそれに近いことはできるけど、少なくともなのはちゃんの戦い方を君たちは知っているわけで。」

 

 何が起こるか分からない戦場。本当の最悪の状態というのも頭に入れて動いてもらいたいよね。常に頭動かせは戦場での真理であるからね。なのはちゃんも教えているとは思うが、これで理解してくれればうれしいんだけど。

 

「なるほど…」

 

「私たちはいつの間にか模擬戦だからと軽く見ていたのかもしれませんね。」

 

 すげぇもう理解した。俺たちん所は脳筋が多かったから理解しきれんくて泣いたわ。それでもあいつら戦場の理的なものは本能にあるらしく対処が見事でさぁ。すんげぇきつかったゾ…。

 

「はい。私からはこれまでです。次はフォワード陣営と私で戦おうと思います。」

 

 本来の目的を忘れそうになったが、ここに来た理由はフォワード陣営の模擬戦。ただ、俺からちょっとしたルールを取り付けた。

 

「今回は俺のほうから攻撃しないから、好きなようにやっっちゃって。大丈夫。全部対処して見せるから。」

 

「え!?本当ですか!?」

 

「あ、なのはちゃんたちもあとでその条件で模擬戦リトライ、行ってみる?」

 

『お願いします。』

 

 まっかせろーい!

 

 

 

 30分後、フォワード陣の模擬戦が開始された。

 とはいえ、俺は迫りくる攻撃に各々の反撃を仕掛けるだけ。近距離攻撃にはカウンター(マスター後格闘)の要領でスタンさせる。体全体に格闘カウンターをはることのできるマスターはすごいなぁ。

 遠距離攻撃にはヤタノカガミ(アカツキ特格)で反射させる。そうそう、魔法は全部ビーム属性にカウントされるらしい。おかげでヤタノカガミめちゃくちゃ愛用しています。

 

 模擬戦を開始して30分。終始攻め続けた初めてはずのフォワード陣が疲労困憊といった様子。俺も疲れていたりする。本来の能力はタイマンで真価を発揮するためなんだかんだできつかった。フォワード陣の熟練度もあって負けかけた。管理局舐めてた。

 

『あ、ありがとうございました…』

 

「つ、疲れた…」

 

 精神摩耗度合いがすごい。寝たい…

 

「康さん!リベンジです!」

 

 …デデドン(絶望)

 

 この後の模擬戦は余裕で負けました。三人娘はいい顔していた。流石にかっこつけすぎた。コンナハズジャナイノニ!!

 




赤枠の魅力は多くの派生であろうな!
全ての格闘行動に派生がある!
一つ一つ選択する楽しさ!


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4章再来!俺もお前も淫夢厨だ!(決めつけ)

やめろぉ!?
俺の考えではこの作品は主人公孤独死する予定だったんだぜ…?
何故こうも俺の前に立ちはだかるのか!
答えはただひとォつ!!
俺がガンダムだからだ!!(錯乱)


 なおや君に連れられてミッドチルダを軽く散策をしているわけだが、それになぜかついてきた三人娘。なぜかといったが、さすがに分かるわ。3人ともなおや君狙いだってくらいわかるわ。

 なぜか知らんが周りの男どもの目線が俺に来てるんやぞ?見た目は女性に近いなおや君がいるから4人を誑かす男性に見えるとな?こんな理不尽あってたまるか!俺は帰るぞジョジョ―!

 

 観光案内はすまないが瞬で終わらして貰った。弟を売る最悪な奴となるが、知ったこっちゃねぇ(人間の屑)!自分で捲いた種は自分でちゃんと育てろ!

 相談は乗るといったが、さすがに巻き込まれるのは勘弁ならんぞぉ!!!ん?お願いだから助けてぇ?

 …………もう諦めろ。聞けばミッドチルダは重婚OKじゃねぇか。どうせお主は管理局から離れられないんだ。ならどうすか。

 くっついちまえ(暴論)。お前さんには全員まとめて愛せると俺の(節穴な)目が告げている。(自称)神からの祝福さ!同時に地球住みの方々からも申し込まれると思うけど。

 世間一般から見たらただのハーレム野郎だって?管理局のエースだろお前!あきらめんなよお前!(修造)

 

「神は死んだっ!!!!!」

 

 あ…逃げてった…。俺を睨むなよ三人娘。今がチャンスやぞ慰めてこい。

 はぁ…銘治に帰るか。

 

 

 

 ただいま。典子。ん?今日どこ行っていたのかって?何ちょっとした別次元に言ってきたのさ…知り合いがいてさ。とりあえず疲れたからご飯食べて風呂入ったら寝かせてもらうね。

 うん。おやすみ。どうしたん?典子。めちゃくちゃにっこにこなんだけど。

 ん?冷えたお茶しかなかったけどいいかな?うん。逆にうれしい。ありがとう。ああ~優しさが五臓六腑にしみわたるぅ~。あれ?俺こんなに疲れていたのかな?もうねむ…

 

「ねぇ。主さん?」

 

 …上半身がスース―する…

 

「私たち8年前から主さんの隣にいるんですよ?」

 

 この声はすいちゃんかな…

 

「幸い、典子さんも理解を示してくれました。」

 

 典子が?何について?理解?ふと前世の記憶がよみがえる。

 

 冷たいお茶→アイスティー。

 

 今いる場所は?

 

 暗闇に包まれた謎の空間。

 

 …先輩!?まずいですよ!!!!

 

「ちょっ!待ってすいちゃん!落ち着こう!」

 

「主さん、今はそのお口を閉じましょうね。」

 

「う、羽毛…」

 

 助けてー!巫剣に襲われてまーす!てかてか!俺には典子という存在が…典子が許可を出した…?

 まさかの妻公認とは(戦慄)

 

「暴れないでください…暴れないでください…」

 

 ああ、もうどうでもいいや

 

 

 

 おはようございます。なおや君にハーレム乙とか言えなくなった康です。

 あの後俺は意識を飛ばしていたらしいが、典子も乱入してきたらしいです。もう嫌だ…女性やだ…ごめんよぉなおや君…ごめんよぉ…。

 

 その日の昼、なおや君からの一通のメールが。

 

「初がトリプルユニゾンとか死にかけました。」

 

 その返信がこちら

 

「アイスティー出されて昏睡コンボされたゾ」

 

 お互いで慰めあいました。

 

 

 

 

 あれから何とか立ち直り、巫剣たち+典子と俺できちんと話し合った。きっかけは銘治政府の声明発表からだ。4年前に区切りがついていたが、それでも諦めきれない巫剣もいた。

 それを見た銘治政府上層部が哀れに思ったのか、巫剣は~の法を整備、巫剣たちの人権無視していると思っていたが、実はあの後にかなり細かく設定されているらしく、簡単に言えば俺専用となってしまった。

 手回しがやばいなぁ。おかげで巫剣たちは俺のそばにいようとしたらしい。

 典子もその動きを知っていたらしく、その気持ちが分かるために許可を出した。あくまで正妻は典子という条件付きでOKとかいう。

 そして昨日のすいちゃん野獣先輩だったらしい。

 そこに俺の意思はない。ないが…まぁみんな笑顔だしいいかぁ。

 

 俺も巫剣には甘いようで内心自分に呆れた。




少なくてごめんって感じのやつ。
区切りがいいのがここなんや…


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原作崩壊ダメですよォ…(涙目)

二次創作とは言わば妄想である。とは誰の言葉だったのだろうか…
少なくとも真理ではあると作者は思っている
過激派だ!やっちまえ!


 正式にめいじ館に所属する巫剣全員が俺の所有物とかいう一見外道そうな誓約がなされて早2か月。

 俺もそれを受け入れ、彼女たちに幸せをなんとか与えようと頑張っている。

 そんな日になおや君から緊急の連絡を受けた。

 7年間で緊急の連絡を受けたのは3回ほど。それもすべて次元世界多数に影響を受けるものが多く、簡単に言えば世界の危機なのだ。

 

「おう。どうしたなおや君」

 

「緊急の連絡ごめんなさい!今ジェイル・スカリエッティという次元犯罪者がミッドチルダに攻めてきました!住民を守るには圧倒的に人が足りない状況です!!心苦しいですが、助けてください」

 

「よおうし、任せろ。」

 

 管理局に所属しないと断言している身としてはここで実力を見せつけるのは得策ではない。模擬戦?あれは身内で固めていたので無問題。

 話を戻すと、慢性的な人材不足という問題を抱える管理局は力があればどんな人でもスカウトをするらしい。反省の余地がある犯罪者も管理局に所属させようとするレベルでそりゃもう大変らしい。

 俺たちも人材、巫剣不足はあるけど、一人一人の力がある程度あり、陸軍とも協力体制を取れているので、補えている状態。

 管理局はそれぞれ、時空間の秩序を保つ、なのはちゃんの所属する海とミッドチルダ内の秩序を保つはやてちゃんの所属する陸、秩序を空から監視する空の三つがあり、その中でも特に陸と海は犬猿の仲らしい。

 組織が大きくなると問題点増えるよねぇ。わかりみ。

 んで、俺の場合、なのはちゃんと同じく管理外世界出身ということもあり海に熱心にスカウトされる可能性が高い。

 本来それを回避するためには、この戦闘を回避すればいい。

 

 だけど違うだろう?俺が士官学校で学んだことを思い出せ。

 

 “市民を守るため”

 

 そう。俺たち巫剣使いも陸軍も気持ちは同じなのだ。例え、それが別世界の俺が関係ない場所とはいえ、命があるなら、助かるのなら。

 この判断を1秒で終わらせた俺はなおや君に了承の意を込めた返事を返し、通信端末を閉じる。丙子椒林剣さんに許可を取り、連絡を受けた10分後、ミッドチルダへ行くこととなる。

 

 

 

 ここで一つ俺の持つ能力の一端を見せつけよう。それは量子テレポーテーション。劇場版OOにて刹那氏が登場するダブルオーク〇ンタが持つ移動方法である。

 この能力を使い刹那は外宇宙へ飛び立つ。

 EXVSシリーズではこの量子テレポーテーションは使用されていないが、リザルト画面でクアンタムシステム時に勝てばクアンタはこれを使用する。

 そこで俺の能力なんだが、EXVSシリーズの全機体の能力ということで、この量子テレポーテーションでさえ再現できる。最初できたときはびっくりしたけどな!

 もちろん欠点も存在する。この世界には量子演算型処理システム、ヴェーダはなく、もちろん、俺も所持をしていない。しかも刹那のような外宇宙まで行くならまだしも時空空間を超えるための座標計算が全くできない。

 ただ、この座標計算、俺の行ったことのある場所を思い浮かべるだけで自動的に入力され量子テレポーテーションができるという寸法だ。

 転送装置を二回経由するのも手だが、ミッドチルダ側の転送装置が壊されている可能性がある。なおや君はあの時かなり焦っていた。最悪な状況としてミッドチルダ側の転送装置は壊されていると考えて行動することにした。

 

「ということで行ってきます。弟とその嫁たちを助けて無事戻ってくるからさ。」

 

「…また戦場に行くんですか…でもあなたは帰ってくるんでしょ?なら待ち続けます。」

 

「ありがとうよ典子。さて、行先はミッドチルダ機動六課。演習場ならだれもいないはずだ。」

 

 6つのソードビットが俺の周りに出現し、前方に環を描いて待機する。

 

「ワープ!」

 

 その中へ突入する俺。いやぁ!ちょいとシリアス気味だけどこのセリフ言ってみたかったんだ!男の夢じゃん!?ワープ!能力ありきとはいえ、かなりうれしい。

 まぁ着いたらまじめになるんですけど。

 

 

 

 ミッドチルダはもともと活気あふれた世界である。しかし、その有様は別のものへと変わった。

 人々が阿鼻叫喚の中で飛び交うレーザーの数々。流れる血の量は尋常ではない。

 それらを生み出しているのは自分たちが生み出した兵器群であるためにさらに恐怖の底へ叩きつける。

 ジェイル・スカリエッティが作成したガジェットドローンは他の機械を乗っ取りそれを攻撃手段とするⅠ型も脅威だが、なによりAMFと言われる魔法を使うための結合をといて魔法を使えなくするという性質を持つ防御魔法も兼ね備えている。

 AMF内では上級者は戦うことができるが魔力消費量がかなり多く、疲労することには変わりない。木村直也はレアスキルで王の財宝を用いて戦うことができるが王の財宝は魔力を使って宝物庫をあける技術。普通の展開でも疲れるそれをAMF内で持続することはできない。

 さらに言えば宝物庫の中身も魔力に依存しているものらしく、物量作戦も厳しすぎる局面を迎えている。王の財宝をつかった殲滅攻撃は、その展開数による蹂躙爆撃がやりやすい。故に多数の魔力を消費する。直也が生まれた先がリリカルなのはだったのが今回災いしてしまった。

 さらに言えば、爆撃という種類の厄介さである。彼の使う爆撃は敵味方の識別が難しい。迂闊に放てば犠牲になるのは味方だ。だから本来の力を発揮できない。

 別の能力をお願いすれば。

 無印、A`sの活躍を見れば些細なことだが、今この瞬間だけIFを考え自己嫌悪に陥りそうになる。

 

(A`sの後に何か大きな出来事があると知っていたが、まさかこんなことが起きるなんて…)

 

 直也自体の記憶もそこまで多くない。もっとも無印しか見ていなかったために他ではすべて後手に回っていたのだ。それでも助けることのできるものは可能なものをあきらめずに戦場をかけていた。

 それに心惹かれた少女たちは、AMF内での少ない魔法行使者として直也と共に前線に出ている。それでも疲労は隠し切れないようだが。

 このまま行けばジリ貧なのは確実。

 なのはとフェイト、はやてなら切り抜けてくれると考えているが、それでもギリギリの戦いになるだろう。自分の無力さに思わず歯ぎしりするが、それを見越していたかのように3人の女性が彼の手を握る。

 

「大丈夫。なおや君。私たちはなおや君がいるから頑張れるの!」

 

「これくらい切り開いてみせるよ!」

 

「なんてったって、なおや君もいるもんな!」

 

 この時に自覚してしまう。あぁ俺は彼女たちに惚れているんだなと。ならば俺も男としてできるだけのことをするのだ。

 

(全く、俺にはもったいない子たちだな。俺、頑張るよ。)

 

 魔力枯渇のことなど考えず王の財宝を空に向けて撃ち続ける。レアスキル、王の財宝のとんでもない物量攻撃により、2割程度のガジェットドローンの消滅を確認したが、それでも2割。

 ガジェット・ドローンは規模を大きくしていく。魔力枯渇の直也を支える三人の後ろに飛び出るガジェット・ドローンIV型。蜘蛛のような兵器のそれは奇襲性に長けている。そして小学5年生時になのはをかばった直也を一時期瀕死の重体に持って行った兵器。

 その腕が振り上げられる。それに気づいたなのはたちだったが、回避は間に合わない。小学5年生とはいえ魔力量Sランクを所持していた直也を軽々と落としたその攻撃は死神の鎌の如し。思わず目を閉じ、衝撃が来るのを待つなのはたち。

 

 

 

 いつまでたっても訪れないその衝撃に疑問を持ちゆっくりと目を開ければガジェット・ドローンIV型は空から落ちていた。頭のような所に開いた大きな穴。

 それを方然と見送る3人の目に捉えた存在は大きな精神的支柱になるであろう。あくまで実力のある先輩としてだが。

 薄く目を開けていた青年はつぶやく。

 

「にい…さん…」

 




スーパーチートターイム


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チート見せつけやがって!もっとやれ!

別ルールで動くってやばいよね実際


 転移が完了して、外に出てレーダーを展開すると、なおや君と管理局3人娘が大ピンチだった件について。急いでGNスナイパーライフルで狙い撃ったけど、あいつら空で戦っていてよかった。見たところ。なおや君ばたんきゅーしているらしい。ブーストを使用してなおや君のところへ向かうと、三人娘はギョッとしていた。

 

「康さん飛べたんですか!?」

 

 もちろんさぁ!今まであまり使わんかったけど、それでなおや君はどうしたん?

 

「魔力切れらしいです。」

 

 王の財宝でも使ったんかねぇ。あの魔力はこの世界に適応してあの形になったらしいし。なら仕方ない。心もとないおっちゃんだし、なおや君ほどではないけど、道は切り開かせてもらおうか。

 

「でもこのAMFっていう結界内でできる攻撃はかなり限られているんです。私たちも頑張りましたが、どうしても聖王のゆりかごに到達する前に魔力切れを起こすと思うんです。」

 

 知っているかい?俺の攻撃はすべて科学なんだぜ。その装備をどう取り出しているかは俺も知らないからパスで。多分巫魂が関係しているとは思っているがな!

 

「そうか!ならこのAMFは康さんには意味ないわけや!」

 

 そういうこと。さて、突っ込み役に出願している奴らを全員集めろ。突入作戦イクゾーー!デッデッデデデデンカーン。

 

 

 

 なのはとフェイトを含めて十数名、彼女らが聖王のゆりかごというなんか宇宙戦艦の内部にいる、ヴィヴィオと言われる幼女と主犯格のジェイル・スカリエッティの確保に向かうとのこと。

 はやては大部隊の指揮をしなければならないらしくなおや君を連れて本部へ戻った。

 俺は道を切りひらく水先案内人を引き受けた。といってもそれが終わったら市民の保護、ガジェットドローンの破壊を行う。

 聞けばガジェットドローンは機械を乗っ取るらしく相当厄介な性質を持ち合わせているとのこと。

 俺には関係ないけどな!確かにドラグーンやファンネルは機械だから危険だ。

 ただし、ビット系統の一つ。レギルスビット、これを乗っ取ることなど不可能なのだ。

 胞子ビットとも呼ばれるこれらはそのものが攻撃判定があり、簡単に言えばレーザー自体を脳波で制御している。そして乗っ取るには俺がこの時展開しているレギルスビット専用のシールドを乗っ取らなければならないが、そこでレギルスビットのもう一つ厄介な点。

 阿保みたいな数の展開量のことである。なのはちゃんが撃つアクセルシューターは32発が限界らしいが、なんとこのビットは最大180も展開することが可能である。これを使い自分の周りにビーム属性の射撃ガード属性を付与できる。

 すべて頭の中で制御するので、その負担の影響で廃人になる可能性がある。あら奥さん。それは?Xトランスミッターですわよ夫さん。おほほほほ。そのおかげで制御することができる。もちろんXラウンダー持ち限定だが。あの世界線(AGE)での設定だとこうなっている。

 もちろん俺もXラウンダーとしての力は存在しているのでそれをそのまま使えればいいのだ。

 これでなんも問題ないな!解決だ!

 

 これを軽く説明すると他の管理局員から魔法がほぼ使えないこの状況下で何を言っているのかと聞かれた。

 

 あ、俺氏魔導士と思われちゃっている?

 

 ちゃうねん。俺氏魔導士ちゃうねん。どっちかというと格闘家、武闘家なんですよおねぇさん。

 と・り・あ・え・ず!行きましょう!初動はあれ使います。あれ使ったあとに一度それの収束版をつかって大道を作って、あとはホルスタービットとソードビットでガード貼るんで一気に突っ走ってください。後ろから援護射撃します。

 はい!そこ!訝し気なのはわかってるんで準備よろしくです。

 

 

 

 作戦決行となりました。さて、そちらのヘリは動けますねぇ!

 ギリギリまで浮上してください。そこからはタイムアタックです。最高スピード、出しちゃってください。

 よし

 

「乱れ撃つぜぇぇぇぇぇ!!」

 

 突入!!!!

 

 

 

 とりあえず数だけは多いんで全速力を出してあるであろうヘリの前でライフルビット12機を正面に構えて撃って撃って撃ちまくるだけの簡単なお仕事です。

 本来は弾数は1しかなく、連続して撃てないが、乱れ撃つのコマンドと通常の乱れ撃ちのコマンドは別らしい。違いとしては密度、発射間隔、範囲が弱体する程度。

 道のり3分の1ほど来たあたりでもう一度撃てる、いわば弾数がたまった状態になったので、照射を撃って今度こそ先発隊の頑張りだなって。

 あ、パイロットの方、遮光眼鏡の効果最大にしといてください。

 

「ハロ、全火力を叩き込むぜ!」

 

 これは言っておきたかった。

 

 そのまま俺は離脱して、群がりかけるガジェット・ドローンを撃ち落としてく。まあそしてヘリが聖王のゆりかごに到達したのを確認して戦線を離脱。

 ライフルビットからレギルスビットに変更して街中に侵入したガジェット・ドローンを落としていくことにする。

 

 




たのちぃ…たのちぃ…
もう何が何だかわかんねぇ!


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調停者、奏でるは月光の調べ

これ書いている時めちゃくちゃ恥ずかしかった
俺はネタを書いて過ごしたいのだ。
何故こうなってしまったんだ…

アマツのクエスト名かっこよすぎた


 ミッドチルダは陸の応戦も空しく次々と魔導士たちは落ちていく。陸が落ちるのも時間の問題かと思われたが、ガジェット・ドローンが急に活動を停止させ始める。

 もちろん同時にAMFも解除されていく。最初は何が起こったか分からい局員たちだが、ガジェット・ドローンが破壊される前に謎の黄色い球体が飛び交っていた。

 誰もがその球体を見ることができた。手に乗るほどの小さな球体。少なからずこの母には7つはあるのを確認した局員たちは困惑した。

 敵の未知の技術か。もしくは味方か。しかし、局員にこんな魔法を行使できる人を見たことがない。しかもAMF範囲内でだ。

 

 そして彼らは見る。そこに舞うは神か仏か、悪魔か。

 

 無数とも思われる球体を体中に従え、空を飛ぶその光景。手を振るえば球体は飛び出しガジェット・ドローンに取りつかれた機械へ群がる。一瞬の交差の後、事切れたように落ちる機械。

 次々にその光景を生み出している彼を見る目に映るは恐怖か畏怖か…もしくは感謝か。

 

 

 

 

 AMF内ではやはり普通の魔導士では魔法を発現しににくいらしい。説明を聞いていたとはいえ管理局員と思われる魔導士が普通にやられていくのを見るとこの世界かなり物騒だなと思う。

 今更だけれども。

 半永久的にお仕事頑張るマンと化したレギルスビットを町中いたるところに配置し、そのAMFの結界を無効化していく。

 数だけは多いが、それはこちらとて同じ。マウントはこちらがとっているので、そのまま拡大するだけ。

 よし次は西?エリアだ!

 

 

 

 

 ミッドチルダ内のガジェット・ドローンを制圧しきったころ合いになおや君が目を覚まし、現状を説明してくれた。

 死傷者はいるが、予想よりかはグッと少なかったようで、こちらも一安心。

 そしてなのは、フェイトも無事に帰還。ヴィヴィオという幼女とジェイル・スカリエッティを確保してこちら側へ引っ張ってきたらしい。

 あとは残るは聖王のゆりかごだが、あれは時空管理局艦隊の一斉攻撃で沈めるらしい。それと俺にこの事件終結後に呼び出しをしろとのこと。まぁいいけど。

 あ、そうだ。なおや君、あれ、時空管理局艦隊の一斉攻撃で沈めるって言っていたけど、それ、俺がやってもいいの?

 

「え?できるんですか?兄さん」

 

「なのはちゃんのスターライトブレイカーっちゅう技あるやん?あれの上位互換ならいくつか持っているで。」

 

「うせやろ…」

 

「…ヒッ」

 

 はやてが戦慄し、フェイトがトラウマからか顔を真青に染める。まぁそりゃああれが飛んでくるのは実際怖いよな。分かる。あれの怖いところは火力に加え範囲、射程距離が阿保みたいにあるもんな。

 とりあえず、それを撃ってあれを落としてもいいかい?

 

「…クロノ提督に相談してきます。」

 

 おう!

 

 

 

 とりあえず、なんで撃とうとしたのかの説明と行こう。単純に管理局に俺に実力を見せつけるためだ。中途半端な実力しかなければ守れるものも守れないわけで。それに加え、あちら側には時空間を移動できる術を持っている。

 俺たちの世界では俺しかもっていないからな…。

 巫剣たちの情報を知られるわけにはいかない。なら牽制するしかあるまいて。

 

「クロノ提督ができるもんならやってみなよ。だそうです。」

 

 よっしゃ、きました。それでは始めさせていただきます。フフフフ…これの出番はないと思っていたが、まさかこんなところであるとは思わなんだ。

 ところでみんな。聞きたいことがあるんだけど。

 

「月は出ているか?」

 

 

 

 空中へ今いる全員が移動し、俺の行動に怪訝な目を向けるものは多分俺が何をしていたのかを見ていない人だろう。俺の聖王のゆりかご突入時を見ていた人たちは何をするんだという恐怖にちょっとした楽しみが見えた。

 いや、楽しみってあんたら…俺が言えないけどさぁ。

 

 さてさて!時間もないことだし、やっちゃいますか!さすがに聖王のゆりかごと言われる巨大戦艦でもコロニーよりかは大きく見えない。

 目標をセンターに入れてスイッチか…ミッドチルダがなぜ質量兵器と言われるものを禁止したのか分かったかもしれない。指一本で殲滅できるからか。なるほど。

 ノブレス・オブリージュ、力あるものには責任が伴う。士官学校では、優秀な人材は責務を全うせよ、で教わった。

 

 よし、いこう。

 

 それを意識してから背中に感じる2つの銃身と羽のようなもの。

 急に現れたそれらに驚愕の眼差しが降り注ぐ。

 その2つの羽がゆっくりと開いていく。現れたのは3対の羽のようなもの。しかし、正面からは光り輝いているそれ。

 一対の銃身が持上がり肩へ乗りかかり、銃身が伸びる。

 伸びきった後に展開される腕と脚の黄金板。

 後ろに人がいないように作戦前に言っていたこともあり素直に後ろにいることはない。余波で吹っ飛ばされる可能性もあるからね。

 

 ゆっくりと精神集中を行い、ありし姿と精神を変えていく。最終的な到達点。それはニュータイプ。

 

 本来これを撃つには月にある太陽光発電施設からのエネルギーの供給が必要だ。それは変わらない。そもそもこの世界に太陽光発電施設なんてものは存在しない。

 それを解決したのはニュータイプと言われる能力と、月という概念。

 ニュータイプは精神が到達すると同時に肉体の強化もされる。といっても肉体そのものはもともと強化されているものであり、それのリミッターを外すといったほうが正しい。

 俺の能力はこれらのニュータイプの合わせ技である。実は、サテライトキャノンに必要なものは実は揃っている。

 スーパーマイクロウェーブはないが、俺たちの世界の月光にはその力が含まれていたのを確認した。これを俺は27年間も吸収しているのだ。本来なら体がはじけているだろうが、そこでニュータイプ能力である。

 この能力で大事なのはニュータイプのリミッター掛け能力のこと。俺としては無意識化で行っていたことだが、ずっと月光の力は溜まっていたらしい。それがはじけないようにするのが、これの役割だ。そして発射時、これを開放する。

 そして月という概念。

 最終的に俺の能力は妄想をもとに構築されている力であり、サテライトキャノンは月が必要と最低限に覚えていたために発動には月がないといけない。

 それもクリアしている。ミッドチルダには2つの月が存在している。

 条件は整った。

 

 

 

 3対の翼と腕、足の黄金板から放たれる謎の光が辺りを染め上げる。その中心にいる一人の青年。

 ガ〇ダムも危なすぎる武器が多いなと一人の青少年の男が一言漏らす。

 周りにいる機動六課の面々はその意味は分からなかったが、今の光景は今後一生見れないと感じていた。

 高町なのはのスターライトブレイカーを超えうる力を青年は今解き放つ

 

「…サテライトキャノン、発射ぁあ!!」

 

 

 その日から、ミッドチルダ内に一つの噂ができた。

 

 管理局には高町なのはを超える神がいる。

 

 

 

 

 

 はい!さっぱり!(QVC)

 さすがの威力だぜサテライト。もう使わないと決めたし、管理局への牽制もできた。余は満足じゃ。

 

「よし、帰るか。」

 

「さすが兄さん…」

 

「私のスターライトブレイカーex-fbを超えてっちゃてるよぉ…」

 

「なんやあれ…」

 

「…」(軽くトラウマを起こしている)

 

「あり?俺なんかした?」

 

『反省しやがれぇええええ!』

 

 八神ファミリーに頭をたたかれました。痛い。

 

 お、おっすクロノ君。おひさーってあだ!ナゼタタクンデス!え?本当に消す馬鹿がいるか!?だってぇ???それは理不尽だろおめぇよおお!!お前から直々に許可貰ってやったんだぞ!くっそおおおおおお!あったまきた(冷静)今度は俺の中で最強で最恐な確殺技を出してやる。

 は?あれを超える技があるのかだって?いくつかあるわ!確かにあれは38万kmへも攻撃が届く技で火力もその中ではとっておきさ!うるさい!射程距離の話は今はいいだろうがよぉぉぉおおお!おまえがいったんだぞぉおお!本気で衛星落としやってやろうかぁあ!?アァン!?

 というか強さで誇るならどう考えてもなおや君トップなんだけどぉぉぉ!?あいつの本気はおまえが言う次元世界一つ消すんだぞぉぉぉぉ!!!!俺と同じにするんじゃねせえええええ!

 

 

「なんかいつも通りで安心した。」

 

「それよりもなおや君が次元世界消せるとかいう話は本当なの…?」

 

 

 はい!終わり!閉廷!!!!




はい、今章の目標
第1目標
→なのは達には勝てない 実質失敗
第2目標
→JS事件にて道をひらくため乱れ撃ち 大成功
↑一番やりたかった
第3目標
→聖王のゆりかご、ツインサテライトキャノンで吹っ飛ばし まぁ成功(理論が足りない気がする)

んじゃ1章の完全焼き直ししてきます!


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番外編(作者の暴走)
複数転生者のひとりがA's編で痛いぞする話


鯖のカウンターからの覚醒技が決まったからノリに乗って作った話

本主人公とは別モンです。

ただ、こういうの慣れていないから文章がおかしくなった。

曲は、
風にひとりで
哀・戦士
めぐりあい


 リリカルなのはの世界に転生して早9年。今の私は9歳である。名前は山本康。

 転生能力として全ガン〇ムの力を使えるという能力をもらって遊んでいます。

 何が悪いかって、どこに転生するのかわからなかったというやつ。

 おかげで自分の趣味にはしってしまったじゃねぇか。といっても無印しか知らない俺がいてもただの足手まといだけどな!

 あ、ちなみに魔力はある模様。どれぐらいの量なのかはわからないけど同じ転生者の一人にそういう測定系があるから聞いてみたのよ。

 ん?転生者がほかにもいるって?

 いやぁ俺だって予想外だったよ?

 

 俺がこの私立聖祥大付属小学校に入学してきたと同時に二人を見つけて屋上で話し合ったんだが、普通にいい人だった。

 

 一人は衛宮四郎。そう、外見は完全にブラウニー君である。

 通称シロウ。そのまんま。

 特典はそのまんま無限の剣製。ちゃんと起動するらしく、幼少期から鍛えて今やエクスカリバーなら出せるとのこと。

 強すぎな。

 それとなのはとは幼馴染で三人のお食事会に混ざる黒一点ですって。

 それとあと一人いるのよ。金髪赤目の天城ルギア。どっかのハーフらしいが、見た目は完全にギルガメッシュ。

 みんなからギルと呼ばれている。

 特典は王の財宝(中身あり)。ちなみに中身は全部わかるはずがないとのこと。今も更新されているらしいし。

 リリカルなのははいつのまにか型月とコラボしていたのかと戦慄していました。

 

 マルタねぇさんいけません!神性特攻付与して神を殴ろうとしないでください!

 

 頭の中で鉄拳している聖女はおいといてこのお二人、実はハーレム狙いではないとのこと。

 いや、俺の容姿もどっちかというと、EXVSシリーズのレオス・アロイに似ているから何とも言えないけど。

 

 結果として、特典に容姿が引っ張られるのではないかと三人での緊急会議で仮決定。

 

 というかそれが正解だろ。絶対。

 

 ハーレムは狙っていないといっていたけど、俺も含めた三人組はやろうとしていることはたくさんある。

 まず、プレシアさんとアリシアさんの救助

 これに関してはギルの宝物庫からいくつか用意してもらっている。

 多分余裕。ギルが霊視できる宝具を使ってアリシアの霊を確認したらしい。

 病気に関しては霊薬を使って若返ってもらってオールオッケー。

 プレシアさん狂気の意味で大丈夫かと聞いたら、なんと今のプレシアさん現実を見ているとのこと。

 それでもアリシアを復活させたいという思いで動いているらしい。

 フェイトも確認済みで原作よりかは圧倒的に胃にやさしい展開とのこと。

 

 

 ちなみに、二人のリリカルなのは知識はシロウが二期、ギルが三期らしい。四期もあるにはあるが特に記憶していないとのこと。

 ギルからしたら三期で俺かシロウの力はかなり重要になってくると聞いたんで頑張っていこうと思う。

 

 

 次にリインフォースの喪失阻止。俺はそれについての知識がないから何とも言えない。

 リインフォースは闇の書、もとい夜天の書の管理人格であり、銀髪巨乳の美人さんらしい。

 これの話が出た瞬間全員で握手したぐらいだ。

 っと、とにかくリインフォースはプログラムでできているという話。

 それならダイバー能力使って俺がバグ?を直してくる?と聞いたところ目からうろこな顔をされた。

 話を聞くところ、どうしようかと迷っていたらしい。

 ギルの宝具にあるかもしれないけど、元に戻すの範囲が分からないので懸け前提になるし、シロウの能力では適応されない。

 その点俺が言う、ダイバー能力、もといGダイブは、本来、ガン〇ムの仮想プログラムの中にもぐって人類進化を探す行為なんだけど、ここにそれがあるわけではないので、インターネット上に入れないかと試してみると入ることができた。

 しかもアフターリスクがほぼ無しでできるらしい。ま、リスクとしては俺がプログラム内で死ぬと多分現実でも死ぬということだけだと思うけど。やったことないしわからん。

 

「「それなんてSAO?」」

 

 やめて、俺も思ってんの。

 

 とりあえず、これでいきましょうや。

 チーム塩と愉快な頑駄無。出撃準備!

 

『おー!』

 

 

 

 

 

 

 やったぜ。 寄稿者:変態転生者 (5月25日(水)07時14分22秒)

 

 昨日の5月24日にいつもの赤目金髪のにいちゃん(9歳)と先日料理作ってくれた家事好きのにいちゃん

(9歳)とわし(9歳)の3人で海鳴にある川の土手の下で祝勝会したぜ。

 

 やっと終わったよ。無印編。無事にプレシアさんと会合→お話(OHANASHIにあらず)をしてからアリシアとプレシア二人を治療、蘇生。

 管理局に所属することになったけど、俺たち転生者組は今は民間協力者ということになった。てかほとんどやったのギルだし。

 それでも三人ともレアスキル持ちで、微妙な顔をされた。

 クロノの「第97管理外世界は魔境かよ…」といっていた言葉がやけに心に刺さりました。

 

 一つ変化があったとするならば、ギルにフェイトとアリシアちゃんが猛アタックし始めたこと。

 よかったじゃん。前世で彼女いたことないって言ってたし、ほらほら美少女ぞろいだぞ。ほらあくしろよ(凶変)

 

 

 

 

 

 

 

 

 んで、忘れていた12月初旬、なのはが赤髪のロリッコに襲撃されたらしい。第59回転生者緊急会議を発足。

 二人とも無印がかなり楽だったせいで気を抜いていたみたい。俺はもう完全に初見プレイだし。

 そこで話を聞くと、八神はやてって子がその夜天の書の主らしく、ロリッコもといヴィータは“今は”闇の書の蒐集の為に動いているらしい。

 しかもここで有力情報。シロウ、はやてに接触していたらしい。キタコレ

 一応俺たちのコンセプトは、被害がないほうがいいけど、それじゃ主人公が成長しない。俺たちが介入したいときに介入しようというなんというか自己満足感あふれる内容である。

 クロノから手伝える時には手伝ってほしいということなので、闇の書の闇と戦う前までは俺たちはほとんど手を出さないようにした。

 道中リボルケイン?と名乗る見事なプロポーションをもつ人に襲われたが、なんとか撃退に成功した。剣使いの近距離戦メインなのが幸いした。

 

 これをクロノに報告した。安否確認はほどほどにどう撃退したかを話した。

 

「相手が近距離戦メインだったので、俺のレアスキルでカウンター取ってスタンさせて正義の鉄拳余裕でした」

 

「何を言っているがわからないが無事だったんだな。了解」

 

「そんなー」

 

 以上である。

 

 ちなみにギルもシロウも襲われていたらしいけどそこはほら、無限の剣製に王の財宝ですよ奥さん。相手のステにバフかけて自分のフィールドで戦うやつと、寄せ付けるつもりはない無慈悲な爆撃ですよ。

 こりゃひでぇや!

 

 そんなこんなでクリスマス・イブの12月24日。俺たちチーム塩と愉快な頑駄無を除くフェイト、なのはたちとリボルケイン隊の決戦である。

 決戦中になんとびっくり闇の書がリボルケイン隊を蒐集。同時にはやてもぱっくんちょ。

 そこで俺らチーム塩と愉快な頑駄無の出番です。

 あいつの解析をプレシアさんらアースラの技術部に任せて時間稼ぎはやらせてもらいましょう。

 

『待て!さすがのお前らでもあいつの力には厳しいものがある!ここはいt』

 

「クロノさん、大丈夫ですよ。何も問題ない」←康

 

「ふっ何、雑種に少々力が付いただけ。俺たちで充分ですよ。全力を出すまでもない」←ギル

 

「あえて言うなら、何、別にアレを倒してしまっても構わないんだろう?」←シロウ

 

『だめぇええ!』

 

 やったれギル。やったぜシロウ。さて、闇は出荷よー。

 

 ちなみに解決法に俺が入ってなんとかかんとかっていう作戦あったじゃろ?あれさ、文字通り俺がやばいんだわ。援護がない状態なもので確実性が欲しい。

 今侵入したところで多分無駄死にだし。

 ということでリインフォースが出てくるまでは俺は前線の援護です。

 

 一言いうとギルもシロウもつおい(確信)。俺も適度にビームを打ち込んでいるんだけど、二人の剣の嵐に相手さんなにも動けないんすよねぇ。

 俺いらないね。うん。

 これ見てる技術部もドン引きしてるし、俺もドン引きしたい。

 

 二人の恐怖映像を網膜に焼き付けた頃、念話らしきものがとどいて、なのはとフェイトが復帰。二人+ギルとシロウが参加して必殺技を使用し、一時的に中にいるはやてに全権が委任されて、ポンっと出てくれたぜ。

 そのあとはもうめちゃくちゃでした(適当)

 闇の書の闇とかいうスパロボもびっくりな怪物を5人の大技で中核を露出させてアースラのアルカンシェルでぴかーんと。

 

「トリプルブレイカー!!!」

 

 とかいう俺の持つサテラでも真青な砲撃で昇天。あれにはさすがに当たりたくない。

 

 あ、これでいいの?闇の書の闇ってやつ。それじゃ一件落着。みんなお疲れさまでしたー。

 

 

 

 

 となれば簡単だったんだけどなぁ。クリスマス当日、リインフォースが逝くらしい。なのはもフェイトもアリシアも泣いている。そりゃせっかくできた友達で、やっとまともな生を受けたものを自ら滅ぼすのは嫌だろう。

 ギルとシロウはなんか愉悦してた。アースラ班から人でなしのような目で見られてるぞお前ら。

 

「ギル!シロウ!なんで笑っているんですか!!友達との別れを…この人でなし!」

 

 ほらーアースラ班から言われてんぞお前ら。俺?俺緊張してんのに笑えるかよ。

 

「そのごめんなさい。私たちも悪気はないんです。」

 

「悪気がなくて笑うのは本当に人でなしよ」

 

「痛いところを突きますね。プレシアさん。それでも、私たちは笑うんです」

 

「お前ら…」

 

 プレシアさんも不機嫌になってきてるし、クロノも青筋が額に見える。おい、早くしろ。

 

「その前に、リインフォースさん」

 

「…はい」

 

「あなた、本当はどうしたいですか?」

 

「何を言ってるんですか?」

 

「だから、何をしたいんですか?生きたいんですか?死にたいんですか?これだけですよ。私が言っているのは」

 

 シロウもなかなか辛辣な質問をするなぁ。今のままだと消えるしかないからこそ難しい受け答えだなぁ。

 

「…私は消えるしかない。私がいる限りナハトヴァールは復活する。ナハトヴァールが出た瞬間、また私は主に辛い思いをさせてしまう。」

 

「…それで?生きたいんですか?死にたいんですか?この質問に答えてください。」

 

「聞かなかったのか!?私がいれば主を、みんなを危険にさらすのだ!私は消えなければならない!!」

 

 …結構な覚悟をお持ちのようで。これはシロウとギルとリインフォースの一種の儀式でしょうな。自分の心と向き合え、周りを見てみろ的な。これが終わるまで俺は待つよ。

 

「あなたの気持ちを聞いているんです。今の現実の話じゃない。」

 

「っ…私は主の為になりたい。だが、今のままでは」

 

「だからなに?」

 

「……」

 

「生きたいんすか?死にたいんですか?はやてを残して。」

 

「…わ、私だって主の為になるなら生きて主を支えたい!ああ!生きていたい!!」

 

「リインフォース…」

 

「ちゃんと、想いを伝えられたな。はやてはどうだ?リインフォースにはどうなってほしい?」

 

「わたしも!リインフォースにはちゃんと生きてほしいんや!わたしの家族として!」

 

「主…」

 

「ということで、あとはお前の出番だ。やっと回ってきた大役だぞ。喜べ。」

 

 はい。大役任されました。

 

「リインフォースさん、あなたはバグでできているといいましたね?」

 

「はい」

 

「俺にはそれを除去することができます。」

 

『!?』

 

「ギルとシロウにはそのことを事前に話していたんです。それが、あなたの本心を聞きたくてこうなってしまいました。お騒がせ申し訳ございません。」

 

「え…ほ、本当に」

 

「ほい、こういうときに言う言葉は何ですか?」

 

「…助けてください。」

 

「まっかせろー!バリバリ!」

 

 Gダイバーの力見せてやるぜ!

 

「ま、待ってくれ!」

 

 キリトさんどうしました?

 

「俺は黒の剣士じゃない!クロノ・ハラオウンだ!それよりもさっきのはどういうことだ!修復ができるだと!?」

 

 そりゃあ、俺のレアスキルは原作再現とかいう謎のスキルだからそう思うのも仕方ないけど、そのレアスキルの中にプログラムに侵入できる類のものがあるだけです。

 パパっとやってきますのでゆっくり茶でも飲んで待っていてください。

 

 んじゃいきます。Gダイブ!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 洞窟を抜けると、そこは雪国だった。というよりも暗闇だね!真っ黒だ

 

「…こんなところに来るとは。」

 

 おや?そこのリインフォース似の方は誰でしょうか。

 

「私はナハトヴァールと呼ばれるものだ。」

 

 ああ、あなたが。…なるほど、それなら今度は君をこっち側に引き込めば解決だな。

 

「何を言っているがわからないが、私はこの夜天の書と89%ほど融合してしまっている。それは無理だ。」

 

 やってみなくちゃ分からない。それに俺はプログラムを直すために来たようなもんだ。それにその原因はあなたの中にあることも確認したんで、あとはあなたと夜天の書を切り離すだけ。

 

「…できるのか。」

 

 できなくちゃ俺死ぬんで。やるしかないってやつですな。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 敵さん強かった。あれで弱体後というからな。やり方は簡単。フルアーマーガ〇ダム(TB)の六連装ミサイルポットである程度爆散させてからの左手のビームサーベルで一刺しからの右手の二連装ビームライフルを接射。

 これで落ちると思っていたんだけど、まだまだ元気だった。ちょっと引いた。

 最後の手段でバグの本体であるであろう物質を掴んで上空へ向かってミサイルと一緒にドカーン。

 これで解決!

 して、ナハトヴァールことナハトさん…なんだ…今一瞬コールドブレードが頭をよぎったんだが…まぁいいや。

 ナハトさん、融合機になったらしい。融合適正はリインフォースに依存するとのこと。はやてちゃん強化パッチはいりました。

 

 

 A`s編、終了です。

 んで、ギル君の知識でこれから何があるか聞いたところ、9年後とかそれぐらいらしい。長すぎるでしょうが…。

 ということで月村さんちでクリスマスパーティ開催です。

 相変わらずギルのところへアリシアとフェイト突撃。

 シロウの所にはなのはとはやてが突撃している。

 それを通目で見るアリサとすずか。

 はやてを見守るヴォルケンリッター(リボルケインから矯正させられた)

 微笑ましい顔でちょっと涙を蓄えているプレシアさん、リニスさんとリンディさん。

 

 俺はちょっと遠目から見ています。

 シロウもギルもきつそうだなぁ。でも楽しそうにしているし、いっかって感じ。

 

「あら、山本君はいかないのかしら?」

 

「はい、私はここでいいんです。」

 

 少し風邪気味だし。うつしたら悪いかなぁって。

 

「…そう」

 

「はい」

 

 ………プレシアさん察しがいいな。バレた可能性ありか。

 

 あのあとプレシアさんはリンディさんたちの所へ合流し、娘たちを愛でていた。親バカだなぁ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「それで、山本君、今の状態はどうなっているの?」

 

「防衛プログラムに直接触ってしまったせいでリンカーコアが侵食され始められています。」

 

「…そのままにしておくと何が起こるの?」

 

「一応言っておきます。治す方法はありません。その上で言うと、いつか俺のレアスキルがフルで使われて宇宙がやばい。」

 

「そのレアスキルは?」

 

「最終的に月光蝶が使われると思われます。月光蝶を使うと文明という文明を破壊する悪魔となります。」

 

「…リンカーコアを摘出すれば」

 

「リンカーコアだけだったらいいんですけどね。」

 

「どういうこと」

 

「リンカーコアが体に完全固定されてしまいました。取り出す方法はないと。」

 

「…」

 

「多分今のままだともって2か月ですかね。結構抑えているんですけど。」

 

「…」

 

「それで言っておきます。俺は後悔していません。あの笑顔達はあの二人が守ってくれる。十分です。ちょうどよかったですよ。俺にとっては二度目の生は人によっては毒物になりえる。」

 

「あなた、何を言って」

 

「アリシアさんのことをいっているわけではありません。マジックカード、死者蘇生。なるほど便利なものです。未練のある人にとっては」

 

「I`am. I`was. 私は()であって()であった。ぶっちゃけ言えば疲れました。記憶持ち転生なんてなんて苦痛でしょうか。」

 

「嬉しいことに今の俺に好いてくれている人はいない。なら早めにトバシタほうがいいに決まっている。でしょ?プレシアさん」

 

「…悔しいことに今はそれだけしか思い浮かばなわ。」

 

「なら決定です。皮肉にも、身近な死で人は成長できる。イギリスにあることわざがあります。

 子供が生まれたら犬を飼いなさい

 子供が赤ん坊の時、

 子供の良き守り手となるでしよう。

 子供が幼少期の時、

 子供の良き遊び相手となるでしょう。

 子供が少年期の時、

 子供の良き理解者となるでしょう。

 そして子供が青年になった時、

 自らの死をもって子供に命の尊さを教えるでしょう。

 私はこのことわざ、好きですよ。」

 

「その命の尊さを私が代用するだけです。もともと彼女たちは尊さを知っていますから。って、俺に哲学は似合いません。恥ずかしい。」

 

「というわけで、いつかぱっと消えていなくなるので、その時にカバーお願いします。」

 

「…そう」

 

「それとですね、自爆は死ぬほど痛いようですよ。」

 

 

―完―




最後が思いつかなかったんや…
こういう展開は作者は描きにくくて仕方がないですが、好きだったり


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ジェイル・スカリエッティになりまして

時間が無くて速攻で書きました(火力不足)
ただ、こういう系のやつ見かけなかったなぁと思って。
転生者である苦悩を抱える作品って面白いけど俺には書けないんだ…
誰かお客様の中に執筆家はいますかー!っていうぐらい

ヒロインまさかまさかの人です

脳みそからっぽでおねがいします。
曲?
DJ!DJ!〜とどかぬ想い〜
Vanishing


 目を覚ますと脳みそが話しかけてきました。

 一番最初に見たそれに嫌悪感を覚えたけど、次の一言で吹き飛んだ。

 

「アンリミテッド・デザイア、ジェイル・スカリエッティ。我々の正義の為にその欲望を開放せよ」

 

 うわお。これ軽く死亡フラグやん。

 

 ジェイル・スカリエッティ。

 

 魔法少女リリカルなのはにてマッドサイエンティストの次元犯罪者。

 その正体はアルハザードの知識を使って生まれたクローン体であり、己の欲望の為にとにかくいろいろなことをしてしまう人。

 別名、無限の欲望。どうせなら無限の剣製とかがよかった。おかげで薄い本が厚くなったり…

 今の俺だと自虐ネタだな。やめよう。

 

 とりあえずやばい奴に憑依してしまいました。

 もちろん、こんな危険な奴に憑依したとなったら、本人確認をするはずだ。うん。

 

 返答は無し。つまり、今の俺は完全にジェイル・スカリエッティだということだ。

 

 

 ガッデム!

 

 つまりこれから俺は犯罪者として動かなければならないのか!いや、まだだ。まだわからん。俺自身は犯罪なんてしたくないんだ!

 

「まずは次元航行エネルギー駆動炉ヒュウドラ炉の制作だ。プレシア・テスタロッサと共同して事に当たれ」

 

 よりによってそれかよおおおおおぉおおお!

 

 

 

 

 

 

「プレシア・テスタロッサよ。よろしく」

 

「…ジェイル・スカリエッティだ。こちらこそよろしく」

 

 参加するしかなかった次元航行エネルギー駆動炉ヒュウドラ作成。じゃないと消されるとか言われたし。

 だけど、今のプレシア女史は悪魔のような雰囲気はまとっていないんだなぁ。普通に美人。

 

「今日はね私の娘とピクニックに行くの。」

 

「それはいいことだ。娘もさぞ喜ぶだろう。」

 

 なんかしらんが意気投合してしまった。特に管理局についての愚痴でしかないけど。

 というかプレシア女史すげぇな。さすが大魔導士。魔導炉についての理論を一から作ったとか。

 

 俺に関しては、技術面に関しては本来のジェイル頭が相続されたらしい。プレシア女史と張り合えるってすごいね。

 そして、その関係で娘さん、アリシア・テスタロッサとあったよ。かわいかった(語彙力崩壊)。美少女は国の宝ってはっきりわかんだね。

 

 

 

 

 でもやっぱり現実は非常で

 

 

 

 

 

 起きてしまった駆動炉事故。俺はこの事故が最高評議会のプレシアを陥れるものだと知っているから何とも言えない気分。

 爆発が起きた部屋でプレシアは倒れていた。俺はなんとか意識を保てていた。ああ、これ意識が飛びそう。

 

「マ…マ…」

 

 …あ、そっか、ここか。アリシアがなくなった場面って。

 

 俺はどうしたらいいのだろうか。アリシアを助けるのかそれとも…。

 

「ジェイルおにぃ…ちゃん…苦しいよぉ…」

 

 …ゼロは俺に何も答えてくれなかった。俺はそれでいいのか…原作を壊してもいいのか…?

 

 

 

 

 

 

 

 苦悩の末、俺はアリシアを助けた。俺は原作のジェイルと違って非情になり切れない。子供は宝だ。

 でも、このままだと原作を崩壊させてしまう。

 ジェイルの能力は技術面でしか強化されない。俺自身にそこまで知能があるわけではないのだ。

 だから、できるだけ原作を遵守させなければ、危機を乗り切れないだろう。

 

 だから、俺はアリシアを拉致した。

 

 あの事故の後、プレシアは研究会から去って行ってしまった。

 俺もこれを機に管理局から去った。ここからの俺の逃亡生活が始まるだろう。

 といっても最高評議会には実験データ自体は渡してある。逃げるのは管理局員からだ。

 そして俺は彼女にプロジェクトFの概要を渡してしまうだろう。

 すっとそのプロジェクトFの中に彼女がかかるだろう病魔に関してのデータに関しても渡しておく。

 彼女がフェイトを見守るようにそっと思考誘導した。

 

 

 渡したときのあの狂気に満ちた顔に心の中で謝罪を告げ、俺はアリシアを拉致した秘密のラボにこもることにした。

 

「ジェイルおにいちゃん、ママは?」

 

「ごめんね…ごめんね…」

 

「おにいちゃん?」

 

「ごめんよお…アリシア…プレシア…」

 

 心の中では罪悪感でいっぱいだった。さすがに原作通りにとはいえ、親子を俺の手で割いてしまった。

 なまじ親交があったのが心に響いた。

 

 そんな俺を見たアリシアは俺が何をしたのか知ってか知らずか、頭を抱きしめて慰めてくれた。

 

 研究所に響く鳴き声が天にまで届いた気がした。

 

 

 

 

 原作でフェイトは9歳前後。それを目途に俺もアリシアを冬眠保護させた。

 9歳にもなるといろいろと理解したのだろうが、そんな様子を俺に見せずに笑顔でいてくれる。

 そんな彼女に冬眠保護の話をしてしまった。

 その時の俺の顔はどうなっていたのだろう。

 

 アリシアは笑顔で頷いた。

 

 俺は無力なままだ。

 

 

 

 

 途中、命が奪われそうになった局員や一般人をドクターブルーの名を使い、助けていく。

 分かっている。

 

 自分本位なことぐらいはわかっている。

 罪から逃げたがりな俺の欲望だ。

 

 

 

 

 

 

 最高評議会から戦闘機人なるものを作れと依頼が来た。

 もちろんそんな依頼、俺にとってはまっぴらごめんだ。しかし、彼女たちを作り出せないだろう。

 ギンガ・ナカジマ、スバル・ナカジマ。

 

 また原作の話である。俺のエゴであることは知っている。

 大丈夫。STS編が終われば俺にすべての罪をかぶせて終わってくれる。

 それまでは耐えるのだ。耐えるのだ。耐えるのだ。

 

 

 たまに俺の心情をこぼしてしまったけど周りに気付かれていないところで大丈夫でしょ。

 

 

 

 プレシアの様子が気になり虚数空間で作動するドローンをつかって観察すると、ちょうど無印編が終わっていた。

 プレシアは虚数空間に落ちずにフェイトに助けられ、改心し、彼女を娘として見るようになった。

 今が時期かと思い、アリシアの冬眠保護を解除する。

 

「ふにゅ~…」

 

「おはよう、アリシア。」

 

「おはよう!おにいちゃん!」

 

 いくら時が過ぎようと、美少女は美少女だった。その事実に感謝をしつつ、プレシアの所に帰りたいか聞くと、元気よく頷いた。

 

 

 

 

 だから、帰すことにした。俺に拉致されたという記憶を封印してからだが。

 海鳴で親切なおねぇさんに保護されていたという記憶を新たに植え付け、翠屋付近に転移させた。

 そこでドローンを使って様子を見てみると感動の再会となった。

 

 家族三人の笑顔を見るととても心が安らいだ。ここから俺はSTS編に向けて走るしかないのだ。

 

 

 

 

 

 

 そして訪れたSTS編。俺は管理局の改正を狙う。

 それに関しては全面的に参加した。確かに大きな組織になればなるほど闇は深くなるだろう。

 ただ、それに納得してはいけない。俺の意識はそう訴えた。

 なら原作通りにいく。

 大丈夫。俺はまだやれる。精神は摩耗しているが、少なくともあと2年は持つ。全余命をかけて俺は管理局を改造する。

 そう、決めたんだ。

 そのときにはナンバーズもとい、俺の娘たちには何もさせない。君たちは俺の家族なんだから。

 

 

 

 

 

 

 記憶にある機動六課がであう事件を再現しつつ、娘たちを愛でていた時、クローン体、ヴィヴィオが目覚めた。

 なぜか知らないが、生まれてから俺にずっとべったりだった。

 困ることはない。すぐにレリックを渡して彼女たちのもとに送るだけなのだ。

 

 

 

 

 ヴィヴィオが予定通りに機動六課に合流した。

 ここでヴィヴィオはなのはやフェイト、アリシアたちと交流を深めていくだろう。

 

 プレシアに関しては俺が最高評議会を使って無罪にしたので機動六課に協力することになっていた。

 

 

 

 

 そしてこれが最後の行動となるだろう。

 

「パパ?」

 

「君は俺がこれから辛いことを押し付けるというのにそれでもパパというのか?」

 

「うん!だってパパはパパでしょ?」

 

 また俺は涙を流した。それに気づいたヴィヴィオとクアットロら娘たちは俺を優しく包んでくれた。

 

 

 

 

 

 

 はじまるJS事件。ほとんど管理局に対する粛清という名の自己満足は終了した。あとは俺が犯罪者として捕まるまで。

 ヴィヴィオにはママが来るから頑張ってねという激励の言葉と同時に聖王のゆりかごに起動キーとして置いた。

 

 ヴィヴィオの悲鳴を俺は下唇をかみながら制御室へと向かう。

 

 やはり、俺は無力だ。

 

 人の殺傷は絶対にしないと決めたんだ。だが、俺は罪人として裁かれて当然だ。

 そうでもなければ俺は自分で命を絶つであろう。

 

 それではヴィヴィオ達に顔向けできないじゃないか。

 でもこれでいいのだ。

 原作原作といいながら俺はわかってきたつもりだ。

 

 これが現実であるということを。

 

 そしてそれが顕著としてきた。

 

 

 リリカルなのはシリーズ、闇の書以外は俺≪ジェイル・スカリエッティ≫が関わっていた。

 

 ああ、ほんとに業が深いな俺は。

 おかげで地上部隊の全滅やらなんやらは起きていないらしいが。

 俺自身は管理局さえ矯正することができれば俺の役割は終わりなのだ。

 

 そうだ、これは俺のエゴ。行動力が足りなかった俺への試練だ。

 

「俺を捕まえにこい。機動六課」

 

 すべてが終わる。終わらせる。俺の死をもって。

 

 

 

 ヴィヴィオにかかる負荷を4割ほど、俺の体にかけている。

 システムに介入して作り替えたとしても4割しかできなかった。

 本来俺が持たなければならない罪の証。

 俺は、犯罪者なのだ。

 道化を演じろ。

 俺の本性を暴くな。

 俺を見ろおぉぉおおおおお!!!!

 

 

 

 

 

 

「やぁ、君がフェイト・テスタロッサだね」

 

「…ジェイル・スカリエッティ、あなたを逮捕します。」

 

「ふむ、そうか。だけど、私もそう簡単に捕まるわけにはいかないんだ。」

 

 そうだ、俺は(ジェイル・スカリエッティ)だ。恐怖のマッドサイエンティスト。

 演じろ。私を。

 隠せ。俺を。

 見せつけろ。私を。

 気づかせるな。俺を。

 

「それでも私はあなたを捕まえます。私は管理局執務官だから」

 

「…君のデータはみせてもらったよ」

 

「な、なにを言って」

 

「本当は分かっているんでしょ?私が、君、フェイト・テスタロッサがアリシアのクローンということに気づいているのを」

 

「…」

 

「だって、そのプロジェクトFは私がプレシアに渡したものだからな!」

 

「!」

 

「まさか成功するとは思ってもいなかったなぁ!成功体が目の前にいるんだ!科学者として興味を持つよ!」

 

 これでいい。別れには憎悪をもて。慈愛などいらない。

 

「…プフフ」

 

 …

 

「…なぜ笑うんだい?」

 

「本当はいい人なんですね。ジェイルさん。」

 

 は?

 

「君は何を言っているんだい?」

 

 本当に何を言っているのだろうか

 

「だって、ね?姉さん」

 

『全く、ジェイル兄さんには困ったものだね!』

 

「き、君はフェイトのオリジナル…かい?」

 

『何言っているのさ、ジェイル兄さん。私のことを忘れた?4年間も一緒に住んでいたのになぁ』

 

 嘘だろ

 

「ば、馬鹿な!記憶の封印はそう簡単に解けるはずが…」

 

『全く、何馬鹿なことをしているのかと思えば、あなたほどの男があんな小物臭あふれる役向いているわけないじゃない。』

 

「プレシア・テスタロッサ…記憶を全部狂気に持っていかれたはずだが…」

 

『何言っているのよ。記憶はちゃんとあるのよ。そこらへん抜けているわね。やっぱりジェイルね。』

 

「だが、すべてが終わるのだ。やっとのことですべてが終わる。」

 

『ええ、そうね。あなたの言う通り、管理局は終わりね。』

 

「勘違いしていると思うが、俺は管理局を潰そうとはしていない。やることは矯正だ。」

 

『どういうことかしら。』

 

「…もはやすべて隠せるとは思えん。俺自身の甘さもあるがな。」

 

 

 そこで俺は、俺が生まれた由来、管理局の裏の顔、闇の部分。

 それらを軽く話した後、俺は切り出す。

 

「それらを矯正する。闇がある。仕方ないなと納得することは俺ができなかった。つまりは俺の自己満足だ。」

 

「…」

 

「そして全てが終わる。」

 

「…」

 

「一つだけ持つ俺のレアスキルを教えよう」

 

『…なにかしら』

 

「レアスキル、原典。俺が私ではなかったときの未来を、俺は頭の中にすべて記憶している。」

 

「それを使って私たちを仕留めようとは思わなかったんですか?」

 

「だから言っただろう。俺は私ではない。側に別物が混じりこんだ謎の生命体。私は自分の欲望の為にならどんなことだってやるが、生憎俺は一般人だったんだ。」

 

 俺の趣味に殺人はない。

 

『そう、一言いっておくわ。』

 

「そうか。いえばいい。俺はもうここで終わらせる。」

 

『好きよ』

 

「…は?」

 

『バツイチだけど付き合ってくれるかしら』

 

 …

 

「」

 

「」

 

「」

 

 全俺が震撼した。あまりの出来事に気絶した。

 逮捕された。

 聖王のゆりかごが破壊された

 

 

 以上。

 

 

 

 

 

 

 

「それで、あの時の言葉本気なんですね。」

 

「ええ、もちろん。本当はね。もう男なんて作らないと思っていたのよ。」

 

「まぁプレシアの言うことはわかる。」

 

「でも、あなたなら、そう、あなたなら今後も生きていけるって思ったの。」

 

 あの大胆な告白は女の子(?)特権と言わんばかりに言ったあのセリフ。俺の動揺を誘うためかと思えば普通に告ったらしい。

 うそぉ…

 

 あ、あの事件から、俺が犯した罪がなぜかいろんなところから擁護されてしまい、管理局に奉仕することで保護観察となったらしい。

 それより前から管理局には奉仕しまくったからこんな事件起こしたんですけどね

 と愚痴をこぼすと、伝説の三提督からなんか謝罪された。

 俺もあの事件に関しては反省はしよう。もう少しいい綱の渡り方っていうのがあったはずだし。だが、私は謝らない。

 

 自殺願望があったけど、いろいろ吹っ切れた。仕方ないだろう。あのあと逮捕されて管理局を歩いている最中に記憶を戻したらしいヴィヴィオに大好きと言われた。

 もう涙腺崩壊だね。あんなに厳しい目に合わせたのに、こんな犯罪者に親愛を向けるなんてさ。柄にもなくヴィヴィオに泣きながら謝ったさ。さすがにこれは謝るわ。

 泣いていた俺に娘たちも駆け寄り次々に親愛の言葉をかけてくれた。この日に俺は俺として生きられると思ってしまったんだよね。

 

 そして保護観察を許された理由の一つが、ドクターブルーという研究者が多くの命を救ったという理由。

 俺ということは特定できるはずがないと思いきや、クアットロが動画を持ってきやがった。俺の50年にわたる苦悩も一緒に。

 管理局員にそれを見せつける。黒歴史すぎて泣きそう。

 

 あ、その内容なんだけど、たった数分の俺の独自なんだよね。

 やめて!そんな暖かい目で見ないで!てか、犯罪者にそんな目をよく向けられるな。

 え?死傷者が一般人も含めて一人もいないし、管理局はちょっとドタバタだけどいい方向になりそうだからいいて?

 嘘だろ…。

 

 そんなわけで今は保護観察処分になり、プレシアに監視、もといデートに駆り出されている。

 

「そもそも俺のどんなところに惚れたのだ。俺にはさっぱりわからん。」

 

「あなたがアリシアを助けたっていうのもあるけど、その前に魔法のないアリシアに向けて裏のない笑顔を向けた研究者ってあなただけなのよ」

 

「Oh…」

 

「私にとってアリシアは生きる希望。そんな生きる希望を認めてくれたあなただから今こうしていたいの」

 

「…わかりました。」

 

 やめてくれよ。最近ヴィヴィオが俺のことパパ、パパいうせいでなのはもこっちのこと意識しだしてんのよ。

 何だってんだ。俺はそろそろ60行くんだぞ…。

 

「そういう私だって精神は60行くわよ」

 

「若返ったプレシアには言われたくないなぁ」

 

 まぁ、今は平和ということで。

 

「そうなると娘たちの名前はどうなるのかしら。アリシア・スカリエッティ?しっくりこないわね。そうだわ。アリシア・T・スカリエッティとフェイト・T・スカリエッティにしましょう!」

 

「落ち着いてくださいプレシアさん」




おかしいよなぁ!?こいうの。
でも好きです

ガンダム要素「俺を見ろおぉぉおおおおお!!!!」
少な

あ、一応カリムさんの予言少し変えたの

旧い結晶と無限の欲望が交わる地
 死せる王の下、聖地より彼の翼が蘇る
 使者達は渡り、中つ大地の法の塔を改め
 それを先駆けに数多の海を守る法の船は砕け散る

ほぼ変わらねぇ


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