閃乱の奇妙な物語 (フレンドメーク)
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キャラクター、スタンド紹介

初投稿です。至らない点だらけだと思いますがよろしくお願いします。閃乱カグラとジョジョ混ぜたら面白いかなと言う軽い考えの元の作品ですのであまり期待しないでください。
ちなみに投稿者の好きなスタンドは、ゴールド・エクスペリエンスです。


キャラクター紹介

四条 常森 (しじょう つねもり)17歳

身長、175cm 体重、64kg

秘伝動物 白虎

国立半蔵学院に通うことになった忍学科の高校二年生 。飛鳥の祖父の半蔵に捨て子の赤子のとしてに拾われる。拾ってくれた半蔵の事を父親のように慕っているがその余り半蔵の変態行為の手助けをしたりする。生まれつき首に星型のアザがある。真面目でおしとやかで丁寧な口調の好青年だが、むっつりスケベである。親しい人の事になると視野が狭くなって猪突猛進になる。(特に飛鳥)

後に全員から恋心抱かれてしまうものの当の本人は、全くの自覚なし。頭は平均的だが、カンが鋭い。

 

黒条 城護 (こくじょう じょうご) 17歳

身長、186cm 体重、73kg

秘伝動物 玄武

SPW《スピードワゴン》財団の職員の一人。潜入捜査で秘立蛇女子学園に入学する。上司兼師匠は承太郎。賢く頭の回転もはやい。言いたい事は、はっきりと言う。

武道で右に出る者がいないとまで言われる程の腕前。師が師なので基本的に冷めているが仲良くなると明るく温かい接し方になる。焔と幼馴染だが互いに気付いていない。他人に対して向けられ好意に敏感。師匠の家で家事全般ををこなしていたので家庭的な一面もある。中でも料理の腕は天下一品だとか。

 

 

スタンド紹介

ロッキング・サン

・使用者、四条 常森

・破壊力 C-

・敏捷性 B+

・精密性 A-

・射程 B-

・持続性 B

・成長性 EX

 

能力

触れた物の時間を3秒のみ止める事が出来る。(ゼルダの伝説ブレスオブザワイルドのビタロック的な)

 

 

アーバンシティ

・使用者、黒条 城護

・破壊力 A

・敏捷性 B

・精密性 A

・射程 D+

・持続性 S

・成長性 A-

 

 

能力

逆境になればなるほど強くなる。追い込まれてから生き残って回復すると少しだけだが強くなる。ピンチになると変身するかもしれないし、しないかもしれない。

 

 

 

・イコール メイカー

使用者 ???

能力値

謎に包まれいる。

 

・トゥワイス

使用者 ???

能力値

謎に包まれている。

 

 

 

スタンドについて

・秘伝忍法のように発現したりするタイプ。

・矢のパワーによって発現するタイプ。

・血縁関係によって発現タイプ。

主にこの三つだか稀に例外がある。

よく訓練された忍ならば視認が可能。もちろんスタンド使いも見える。

秘伝忍法のように発現するが秘伝動物達とは少し違う。スタンドはあくまでも精神力の具現化。

なので精神力=スタンドの強さである考えていい。発現するスタンドは、人の生き方や性格に影響されやすい。

 

 

 

 

幕間

「どうも、こんにちは!今作品の主人公の四条 常森です!」

 

『....黒城 城護だ』

 

「ちょっと!?城護さんちゃんと愛想よく挨拶した下さいよ!そんなんじゃ誰も読んでくれないですよ。」

 

『こういうのは苦手なんだ。というよりこんなの読む人なんているのか?』

 

「いや、分かりませんけども....... 読んでくれる人が一人でもいるのなら全力で頑張るだけですよ」

 

『そうか、ならいいのだが....というかなんだ俺のスタンドの能力は!これピンチにならないと活躍出来ないのではないのか?』

 

「いやいや、城護さんのスタンドは、接近パワー型なので十分戦えますって!」

 

『俺も、こう頭を使って策士ぽっくだな“次にお前は、、“みたいな事したかった。』

 

「そんな事ないですよ。僕より主人公らしいじゃないですか。いいなー接近パワー型。」

 

『そうか?時を止めるなんてそうそうできないぞ?』

「触れないといけないというデメリットがあるのを差し引いても強いとは思うのですけど、本編でもっと強いのあるじゃないですか!」

 

『まぁな、そこは、成長性EXに期待だな。』

 

『そうですね!みんなを守っていけるように強くなります!という事でこれからの活躍にご期待ください!』

 

 

 




原作スタンド出そうか迷っています。アンケートで決めたいのでその時は、よろしくお願いします。


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第壱話 新生活

ついに始まりましたー。これから頑張って書いていきますのでよろしくお願いします。因みに閃乱カグラの好きなキャラは、焔です。褐色の女の子は、正義。これ、テストに出ます!


ヂリリリリリリリィン

 

 

目覚ましが鳴っている。止めなければ。そう思ってはいるのだが身体が動かない。いや、うごかそうとしていないのだ。暖かい布団には何か不思議な力があるのではないかと思ってしまう。布団の魔力に負けてもう一度深い眠りにつこうとした時

 

「もう!いい加減に起きてよ!」とどこか聞き慣れた声が聞こえる。

眠い目をこすって見ると、目の前には、同い年で同棲している飛鳥の姿があった。

「んー飛鳥か。あと5分だけ」

「んー飛鳥かじゃなくてもう起きないと遅刻するよ!今日から一緒に登校するんでしょ!」時計を見ると針は既に7時30分を回っていた。

「ヤっバイ!寝過ごした!」と言って飛び起きる。

その様子を飛鳥は「やれやれ」と行った様子で眺めていた。

 

俺は、四条 常森《しじょう つねもり》。国立半蔵学院に通う普通の高校二年生……だった。まぁ、なんで過去形かと言うと、俺があの伝説の忍、半蔵に育てられたからだ。きっと、将来有望な忍になるからだとお上の連中が目を付けたらしい。半蔵の爺さんは「本当にスマンのぅ。お主には、普通の生活を送らせたかったのじゃがな。」と言っていたが、俺的には、有能な忍になれれば育ててくれた恩を返せるチャンスだと考えた。小さい頃から忍のことは知っていたので遅かれ早かれ忍になると考えていたので、快く受け入れたのだが、、、、早速のピンチである。初日からの寝坊で遅刻しそうなのである。自分だけが遅刻するのならまだしも待ってくれていた飛鳥に迷惑かけるのは、申し訳ない。飛鳥とは、もうかなり長いこと一緒に暮らしている。飛鳥は、川に流された赤ん坊の俺を見つけてくれた命の恩人だ。それからは、ずっと飛鳥に引っ付いてた。気が弱い癖に正義感はあったからよく喧嘩になってボコボコにされた俺を飛鳥は、いつも助けてくれた。だから、飛鳥は俺にとってのヒーローみたいなものだ。その飛鳥の、夢の為に足は引っ張れないと思い、いつもは30分かかる朝の支度を今日は、いそいで15分で終わらせる。

「ごめん、おまたせ。」と頭を下げる。

「うんん、全然そんな事ないよ。」

「本当?いやーでも飛鳥と一緒に登校出来てうれしいよ!」

「///っ///わっ……たしも」と思ったのだが飛鳥の気持ちは、声になっていなかった。

「なんか言った?」

「なっなんでもないよ。それよりはやくいかないと!」

二人は、走り出した。飛鳥は、大好きな人と送る学校生活へ。四条は、大好きな人と送る何から何まで新しい新生活へ。そして、

 

 

 

 

 

 

 

果てしない戦いの日々へと。

 

 

 

 




なんか、ぐちゃぐちゃな気がしなくもないです。ごめんなさい。これ駄文のタグつけよう。まぁこれからもよろしくお願いします。


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第弐話 幽波紋〈スタンド〉

場面を分けて書くのって難しいですね。誤字、脱字は教えてください。改善する為に努力します。
今回の第弐話は第壱話と同時刻に起こっている感じです。


煙草を、ふかしながら自らに与えられた仕事の内容を思い出す。

 

「君には。秘立蛇女子学園に特別生として入学してもらう。」

 

今思えば無茶苦茶だ。いくら潜入任務で高校生だからという理由だけで男の俺を女学院におくりこむなんて。「大体、こんなデカイ図体した俺が女学院なんざ無理だろ。」と悪態をつく。

そもそも何故、蛇女に潜入するかというとこの俺、黒城 城護がSPW財団《スピードワゴン財団》の職員だからである。財団は、危険な生き物や人を管理するのを仕事としている。そして、その財団が最重要機密として抱えているのが今回のターゲットの“矢”だ。この矢で射られると、不思議な力に目覚めてしまう。その力は、他人に害を及ぼすものであったり、自らの命を落としかねないものもある。しかし、その力はどれも強大で中には世界を変えることができるものもある。そんな力を犯罪に利用しようとする者も多い。そうさせない為にも財団でキチンと管理する必要がある。

しかし、矢は世界中に散らばっているため職員達が日々集めてて回っている。その矢のパワーを悪用しているとの情報が入ったのが蛇女のトップである道元である。真相の解明と矢の奪取が今回目的である。

薄暗い森の中を進んでいくと、巨大な城が目の前に現れた。あまりの大きさに少したじろいでしまう。木々を上手く利用して近づくまで見えない様に工夫してある。

「こいつぁ、きな臭「誰だ!」」と言葉を遮るように声をかけられる。

「あん?」とけだるそうに振り返る。

「貴様、此処で何をしている!善忍の者か!」といかにも忍という格好をしている女性が近づいてくる。

「蛇女のか。今日から入学する事になっている黒城 城護だ。」

一応、世話になる分丁寧に名乗るが、、、

「そのような話は、聞いていない。」とあっさり切り捨てられる。

「そんな事はない。本当だ、嘘だと「問答無用!」」と叫んで剣を抜いて切りかかって来る。体全身のバネを使って勢い良く飛びかかる。剣先が黒城の喉元触れようとした、刹那女の体が宙を舞う。

女は、何が起きたか理解する間もなく意識を手放してしまう。

「やれやれだぜ」と突然の襲撃から一服しようとすると「っく!」と鋭い殺気を感じその場を飛びのく。

 

「姿を見せな!そこにいるこたぁーわかってんだぜ!」

 

「やるな。お前が、SPWの者か?」

 

「てことは、あんたが内通者か?」

 

「あぁ、そのように認識してもらって構わない。」

 

「黒城 城護だ。よろしく頼む。」

 

「鈴音だ。蛇女で教員をやっている。」と握手を交わす。

 

「今から蛇女へと案内するのだがその間質問したいのだが、構わないか?」

「あぁ、構わねーぜ。まぁ答えられるならだが。」

 

「すまないな。助かる。では、先程の攻撃は幽波紋(スタンド)によるものなのか?」

 

「その通りだ。あれは、スタンドによるものだ。」

 

「そうかあまりにも早くてな。目を疑ってしまったよ」

 

「そうか?俺の師匠は、もっと早いぞ。」

 

「 何!あれ以上なのか!」

 

「あぁ。すまんが俺も一つ構わないか?」

 

「この学校の生徒は見えるのか?」

 

「そうだな。選抜メンバーとその補欠メンバーくらいだろうな見えるのは。しかも全員がはっきり見えるわけじゃない。ぼんやりしか見えない奴もいる。」

 

「そうか。わかった。礼を言う。」

 

「さぁ、もうすぐ着くぞ。選抜メンバーは、強いがまだ幼い部分も多い仲良くしてやってくれ。」

 

「まぁ、向こうにその気があればな。」

 

 

 

もう一つの物語も動き始めた。

 

 




煙草を吸ってるのは、身長が高くて大人に見えるからです。高校生は煙草を吸っちゃダメです。あと、スタンドは、良く訓練された忍なら見ることができます。


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第参話 自己紹介《半蔵学院編》

遅くなりました。試験などでなかなか執筆出来なかったですがこれから書いていきたいです。


〜半蔵学院とある一室〜

 

 

「霧夜先生、今日から来られる新入生の方はどんな方なんですか?」

「いや、俺もは名前しか知らないだ。半蔵様はそれだけで十分だとおっしゃって何処かに行ってしまわれたからな。」

「新しい人ってこわいのかなぁ〜。怖い人だったら嫌だなぁ。」

「安心しろ。雲雀はオレが守る。」

「柳生ちゃん!ありがとう!」

「まぁ、大丈夫だろ。飛鳥があんなに嬉しそうに話すくらいだらな。」

「それもそうですね。珍しいですね葛城さんがそんなまともな事言うなんて。」

「おいおい、斑鳩そりゃないぜ。」

この一連の会話をしているのが国立半蔵学院の忍学科の生徒達である。

斑鳩、葛城、飛鳥、柳生、雲雀、担任の霧夜で構成されている。そして今日新たな仲間が加わるのだが、、、

「なぁ飛鳥達はまだなのかよー。」

「んー、そろそろ来る頃だと思うなのだがな。」

「このままでは遅刻ですよ。まったくどこで油売ってるのやら。」

そんな会話をしていると隠し扉がガチャンと勢い良く回る。それと同時にガタンという大きい音がする。

「ま、間に合った〜!」

と飛鳥が盛大に転びながら言う。

「おはよう!飛鳥ちゃん!」

「よっ!飛鳥!」

「おはようございます、飛鳥さん。」

「おはよう。飛鳥」

「おはよう!みんな」

「全く、遅刻ギリギリですよ、飛鳥さん。」

「うぅ、ごめんなさい〜」

「何落ち込んでんだよ、飛鳥。飛鳥は元気が一番だっての!」

「ひゃあ!ちょっとかつ姐どこ触ってるの!」

そんな会話を尻目に四条は驚いてた。なんの変哲も無い茶室の掛け軸の裏にこんな広大な空間が広がっているとは思っていなかった。暫く呆けていると、

「君が四条 常森くんかい?」と白髪の男性から声を掛けられる。

「はっ、はい!」突然の事だったので声が裏返ってしまう。

「ははは、そんなに緊張しなくていいぞ。俺はこの忍クラスの担任を務める霧夜だ。よろしく頼む。」

「はい!」

「ほら、お前たちも主役の登場だ。飛鳥以外自己紹介しろ。」

「「「「はい!」」」」

という流れで自己紹介が始まった。

 

 

 

「この忍クラスのクラス委員をやっています、斑鳩です。よろしくお願いします。」

「葛城だ!気軽に声掛けくれよな!これからヨロシク!」

「柳生だ。よろしく頼む。あと、雲雀に手を出したら切るからな。」

「も、もう柳生ちゃんたら〜、あっ、雲雀だよ。ヨロシクね!、、えっと〜」雲雀の戸惑った様子を見て一番重要な自分の事を忘れている事を思い出した。

「あっ、自分は、四条 常森って言います。えっと趣味は読書です。よろしくお願いします!」

「よろしくね、四条ちゃん!」

緊張はしていたが思いのほかハッキリと言えたので安堵する。

「よし、全員出来たな、。誰か質問ある奴居るか?」

「はいっ!はーい」

「ん、葛城」

「へっへーん、やったぜ!はい、じゃあ質問。飛鳥とは、付き合ってるのか?」

「ごっ、ガッハ!」「へっ、、」

いきなりのディープな質問に思わず咳き込んでしまう。葛城の隣で飛鳥も真っ赤になっている。

「いっ、いや飛鳥は自分の命の恩人で家族なんでそんな付き合うだなんて、、、その、、、えっと、、」

飛鳥は大事に思われている事を嬉しく思いつつ、どこか寂しさも感じていた。

(なんでこんな気持ちになるんだろう?)

「よし。今日の午前中は、四条の実力を見るのも兼ねて模擬戦闘を行う各自準備しておけよ!」

「「「「「「はい!」」」」」」

 

 

 

********

 

 

 

「はぁ、はぁ、はぁ、はぁ」

四条は全員と戦い終えてグラウンドに寝そべっていた。

「差があるのは、当たり前だけどここまでとは、思ってなかったな。少し凹むかも。あぁ、きっつい。」

四条は、目立った特技があるわけでもなく忍転身すらまだ出来ないのだから当然と言えば同然なのだが。

「大丈夫?四条くん、ハイお水」

「ありがとう。飛鳥。」

「大丈夫か?四条。午後もやれるか」

「こんぐらいなんて事ないですよ。遅れてる分取り返さないといけないですからね。」

「よし。なら今日の午後からは、校外で任務をこなしてもらう!」

「よっしゃー!やっとぽいのが来たな!んで、センセ何すんだ。」

「不良退治だ!」

「「「「「「不良退治?」」」」」」

「近ごろ、商店街で不良が暴れて困っているらしから、全員で協力して倒してこい。」

「「「「「はい!」」」」」」

この不良退治が四条の運命を変えることになるとは、まだ誰も予想していなかった。




四条はまだスタンド能力に目覚めていません。


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第肆話 邂逅!蛇女子学園!

遅くなって申し訳ないです。シノマスやってました。本当すいません。


「なんだって、たかだか不良の退治をあたいたちが。」

「葛城さん、文句ばかり言わないでください。」

「だって、大使館に潜入とか、極秘裏にVIPを護衛とかだと思うじゃねぇーかよぉ」

「その様な任務は、学校を卒業して立派な忍になってからです。」

文句ばかり垂れていた葛城を斑鳩がさとす。

「しかし、不良を探すのには、商店街も広いので手分けして探しましょうか。」

「そうですね。自分は裏路地とか探してみます。」

「じゃあ、飛鳥さんと四条さん、柳生さんと雲雀さん、私と葛城さんの二人一組で探しましょう。」

 

 

*******

 

 

飛鳥、四条ペア

「いないね、不良」

「うん。あれから1時間近く探してるのに〜」

商店街は、思った以上にに広く人通りが激しいため不良退治は難航していた。すると、どん、という鈍い音がする。

周りを見渡しながら歩いていたため、通行人とぶつかってしまう。

「あっ、すいませんでした。」

「いや、こちらも余所見をしてたからな。すまないな。」

四条は、ぶつかった相手の身長の高さに驚きを隠せなかった。180cmをゆうに超えているであろうガタイの良さは、いるだけで威圧感がある。

「すまないが君たちは、ここら辺りに住んでいるのか?」

「はい。そうですけど。」

「この場所まで案内してもらえないか?情けないがあまりこっちには来なくてな、道がわからんのだ。」

その場所を見ると他の半蔵学院のメンバーとの集合場所の近くだった。

「構いませんよ。ちょうど向かう方向ですから。」

と言って四条と飛鳥は歩を進める。

「そういえばお名前聞いてませんでしたね。」

「あぁ、すまないな。俺は黒城 城後だ。」

「黒城さん、短い間でさがよろしくお願いします。」

「こちらこそだ。」

「っ、四条君!」

飛鳥が慌てた様子で呼んでくる。

「どうした、飛鳥!」

振り返ると空の上に今から向かうであろう場所から忍び浪煙が上がっていた。不良と接触したのだろうか。考えが巡るがすぐさま飛鳥は駆け出していた。

「四条君、黒城さんの事お願い!」

「わかった、気をつけて」

「すいません飛鳥ちょっと用事が出来たみたいなんで僕だけで送りますよ。」

「あぁ、構わない」

黒城は少し遅れて返事をした。

(釣れたのは一枚か。まぁこいつは俺が相手してやるか。)

 

半蔵学院は危険な罠に足を踏み入れていた。

 

 

 

〜少し戻って集合場所〜

「柳生に雲雀じゃねーか」

「あっ、かつ姐に斑鳩さん。不良さんはいたんですか?」

「いえ、こちらには。」

「見た感じだとそっちも外れぽいな」

「あぁ、不良どころかそれらしい気配も感じなかった。まるでもう居ないみたいに静かだった。」

「飛鳥たちの方か、心配だな」

 

「あら、他人の心配なんて優しい忍なのね、貴方達。」

突然何も無かった所から殺気が放たれる。

「誰だ!」

血気盛んな葛城が声の主を探す。

「ここよ。」

と屋根の上から見下ろす人影が4つある。

「貴方達は何者ですか。」

「あら、名前を聞く時はまず自分からじゃなくて?」

「これだからお金持ちは嫌いなのですわ。」

(雲雀さん、浪煙を)

(うん!)

「なぁ、とっとと片付けて帰ろや。」

「まぁまぁ、そんなに慌てないで。今から貴方達、半蔵学院には、死んでもらうわよ。」

4人がそれぞれに襲いかかる。

 

 

 

 

その頃飛鳥

「早く集合場所に行かなきゃ。」

浪煙の上がった所へ全力疾走で向かう。一見落ち着いているようだったが内心はかなり焦っていた。たかが不良相手にしては、殺気が多いという事が引っかかっていた。

「一体どうなってるの?」

集合場所まであと少しといったところで正面に立ち塞がる女性が一人。

「ごめんなさい。今急いでるので。」

「お前が、あの半蔵の孫か。」

飛鳥はその言葉を聞いてとっさに距離を取る。

「なんで、そのことを。貴方は誰?」

「今から死ぬ奴に名乗る名などない!」

女は、鞘から6本の刀を引き抜いて切りかかってくる。

「っ!」

飛鳥も腰の二本の刀をとっさに引き抜いて応戦する。しかし、打ち合いを重ねるたびに飛鳥は、今目の前にいる相手との実力の差が歴然であると認識してしまう。

「その程度か!半蔵の孫ォ!」

飛鳥は気迫とその剣撃の威力に押し負け、集合場所の方に吹き飛ばされる。

「きゃぁぁぁぁ!」

痛む身体を無理矢理起こすと、周りには同じように倒れ伏している仲間達の姿だった。

「みんな!大丈夫!」

「はい、なんとか、、、」

「あぁ、ギリギリな」

「こいつら強いぞ。」

「うぅ、痛いよ〜。」

ボロボロの半蔵学院のメンバーを見て飛鳥の相手をしていた女が

「黒城はどこに行ったんだ。」

「確か半蔵学院の男子と一緒のはずよ」

「そうか、なら早く済まそう。春花、例のを頼んだ。」

「わかったわ。焔ちゃん。」

会話が終わると春花と名乗る女の後ろの傀儡が変形して筒状になった。

「この矢を打ち込んで任務終了よ。」

と言ってた飛鳥目掛けて矢を打ち込んでくる。

「っ!!!」

なすすべなく矢が刺さると思って来たる痛みをこらえようと目を瞑る。

、、、が予想していた痛みはいつまでも来ない。恐る恐る目を開けてみるとそこには、飛鳥を庇うように立っている矢を胸に受けた四条の姿だった。

「よかった、、間に合って。」

か細い声と共に四条はそのまま倒れた。

(あぁ、身体に力が、、、はいら、、ない)

そのまま四条の意識は、闇に沈んだ。目を開けない四条に対して、飛鳥はどうする事も出来ず

「いっ、、いやぁぁぁぁぁ」

と叫ぶ事しか出来なかった。

 



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