ワンピース 臓物抜きで行く転生記 (アマス)
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プロローグ

「ん?ここはどこだ?」

 

たしか俺はさっきまで小説を書いていたはずだ。

 

面白いネタをおもいついたからそれを書こうとしてパソコンを開いたところだったはずだ。

 

それなのに今は一面、白い空間一体どうなってやがるんだ。

 

「おお!気が付いたか」

 

ん?ここは俺以外にはだれもいないはず?じゃあさっきのはいったいだれだ?

 

「ここじゃよ!ここ!お前の目の前にいる」

 

「もしかしてそこにただよっているなにかか?」

 

「もしかしなくてもそうじゃ!ちゃんと見ろ!目はついているじゃろ?」

 

もしかしていま話しかけているこいつはすっごいアホなんじゃないか?

 

一面、白い空間に白い霧状のなにか、見えるわけないだろ。

 

「えーと、失礼ですが誰ですか?」

 

「わしか?わしはかみじゃ」

 

なるほど神様ときたか、ということは神様転生だな。

 

問題は2つ。

 

一つ目はこの転生が神のミスなのか遊びなのかだ。

 

二つ目は行き先、ドラゴンボールとか北斗の拳とかは絶対にいやだ。

 

「状況は分かるか」

 

「ええ。なんとなく。あなたは神様で俺は今から転生するのでしょう?」

 

「飲み込みが早くて助かる」

 

さてこのあたりで聞くかな。

 

「それで、俺はどうして転生しなければいけないんです」

 

「実はおぬし、わしの部下のミスでしんでしまったのじゃ」

 

神のミスのほうだったか。

 

2つ目を聞くか。

 

「それで、俺はどこに行けばいいんです」

 

「そう焦るな、おぬしにはおぬしが飽きるまで二次元の世界を回ってもらうつもりじゃ」

 

予想以上だな。こうなると能力とかもらえるのか心配になってきた。

 

「何か能力的なものはもらえるんですか?」

 

「当然じゃ。こちらのミスだからな。さあ好きなだけいうがよい」

 

「じゃあ、おことばに甘えて

 

 オリ能力の■◆■と■◆■で■◆■を操る能力と

 

 ■◆■■◆■にでてきた■◆■と■◆■を操る能力と

 

 相手の■◆■を■◆■すると■◆■できる能力と

 

 ■◆■のボスの■◆■の能力全部と

 

 自分の■◆■を■◆■する能力 

 

 が欲しい」

 

「・・・・・・・・」

 

やばい。調子に乗って言いすぎたか?

 

「おぬし」

 

「はい!」

 

「オリ能力ばっかじゃな」

 

「はい?」

 

「ここはふつう王の財宝とか万華鏡写輪眼とかじゃないのか?」

 

いやそんなカマセ能力もらったて仕方ないし。

 

「そんなのすぐには用意できないしな~どうしようか?」

 

「いや。俺に聞かれても」

 

「よしこうしよう、まず三つ目の能力は今すぐ可能じゃ。

 それから二つ目の能力は実際にその世界に行ってとってきてもらう

 そして四つ目と五つ目は他の能力すべて手に入れたあとで渡そう」

 

「それで一つ目は?」

 

「この能力は今から行く世界に悪魔の実としておいておく」

 

「悪魔の実?ということは今から行くのは」

 

「そうじゃワンピースの世界じゃ」

 

「それでその実はどこにあるんです?それととったあとはどうすれば?」

 

「その実を食べた時点で物語は終了。次の世界に行ってもらう。

 そしてその実はワンピースと一緒においてある」

 

ワンピースと同じ場所ということは海賊王にならないといけないってことか。

 

「それで三つ目の能力の使い方は?」

 

「おぬしの考えた能力じゃ、おぬしの考えているとうりじゃ」

 

「ありがとうございます」

 

「それでは、能力をやろう。…おわったぞ。手の甲をみてみるのじゃ」

 

「これは、尾を咥えた蛇?いや龍か?これはなんですか?」

 

「わしは神の中でも死と生、破壊と再生、無限を司る神でな。

 これは「無限龍の紋章」という。

 そのウロボロスの紋章こそがおぬしに能力が宿った証じゃ。

 それではそろそろ行ってもらうが、最後に一つ、生前に使っていた名前は使ん

 が新しい名前はどうするのじゃ?」

 

「トキ、で行こうと思います」

 

「分かった。では、そろそろ行ってもらうかの」

 

「色々とありがとうございます。では」

 

「応。がんばるのじゃ」

 

「それではまた。」

 

 

 

 

 




「最後に一つ言っておこう」

「何です?」

「おぬし、”それで”っていいすぎじゃ」

「えっ?」



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第一話 能力と悪魔の実

さてワンピースの世界に来たわけだけれども。

 

ここはどこかな?

 

どうやら小さい島の海岸のようだが。

 

少し離れたとこに村がある。無人島ではないらしい。

 

ここがどこかはそこで聞くことにしよう。

 

人当りのよさそうなオッチャンがいるこいつに聞いてみよう

 

「すみません?オッチャンここって四つの海のうちどこにあたるん ですか?」

 

「ん?坊主そんなこともしらないのか?ここは四つの海最弱の東の 海だ」

 

東の海ね。てことは最初からってことか。

 

「ありがとうオッチャン」

 

「おう」

 

さてどうするか。まずは俺の右腕に宿る「お前の物は俺の物」を試したいかな。

 

けどここは東の海そんないい能力者がいるとはおもえないしな~

 

俺の能力、ロギアあいてじゃ最強なんだけど最弱の海にロギアがいるとはおもえないしな。

 

とりあえず海軍の駐屯所でものぞいてみるか。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今起こったことをありのまま話すぜ、海軍の駐屯地に行ったら全員死体だった。

 

俺も入ったときからおかしいとは思ってたんだけど、こんなことになってるなんてわかるわけないだろ。

 

しかも最悪なのは襲撃している奴見たことあるんだよね。

 

そこにいるのは牛みたいな髪型の男と鳩をつれている少年。

 

俺の知っている限りあいつらはCP9最強のロブ・ルッチとドアドアの

実を食べた能力者ブルーノだと思う。

 

けど、どう見たってあいつら15、16歳くらいにしか見えん!

 

たしかルフィたちと出会うのが30手前ぐらいだったと思うから、

今は原作開始15年くらい前ってことになるな。

 

それにしても、アイツらってワンピースの中では武闘派だし、今の俺じゃあほぼ勝てない。

 

能力にかまかけた奴だったら倒せる自信はあるのに、剃とか絶対無理!

 

だから俺は、何も見てないことにして立ち去る。

 

そうと決まればすぐn「そこにいる奴でてこい!」

 

ばれてるし。こうなったらうまいこと言って逃がしてもらおう。

 

「こんにちは皆さん愉快なことしてますね」

 

「お前はしゃべらなくていい、俺の質問にこたえてもらおう」

 

若干14歳のルッチ怖ええええ。殺気出しすぎだろ。

 

「おまえはだれだ?」

 

「通りすがりの蒐集家(コレクター)ですよ」

 

こう言えば見逃してもらえるはず。

 

「そうか分かった。ならもう用はない。見られたからには死んでもらう。」

 

ですよね~。こうなったら。

 

「待ってください。俺も一応武人として鍛えている身です」

 

嘘ですけど。

 

「ほう?」

 

食いついた。これなら。

 

「なら戦いで死にたいと思うのは当然でしょう?」

 

「それはそうだが、それと今の状況と何の関係がある?」

 

「一騎打ちをしましょう。俺があなた方のどちらか一方にでも勝て たらみのがしてください」

 

どうだ?

 

「良いだろう。お前程度では勝てるとは思わないが。

 ハンデだ相手はお前に選ばせてやろう」

 

「ではそちらのブr 、髪型が角みたいになっているあなたを」

 

「俺か。おまえは武器は使わないのか」

 

「お気遣いどうも。ではこの槍をいただきましょう」

 

そう言って俺は床に転がっている海兵から槍を奪う。

 

海兵の槍ごときじゃこいつは倒せない。

 

俺の能力じゃこいつの六式は崩せない。

 

指銃も嵐脚も剃も月歩も紙絵も使われた瞬間こっちが負ける。

 

だがもしあれを使ってくれたら勝てるかもしれない。

 

「どうした?来るなら来い」

 

「いきます」

 

俺は槍を構え、そして突っ込む。相手が舐めてくれるようある程度下手に、そしてそこそこ武芸を嗜んでいる風な勢いで。

 

そして俺は願うあの技を使えと。

 

そうして突き出された槍がブルーノにあたる瞬間、小さい声で奴が「鉄塊」とつぶやくのを俺は聞いた。

 

そんの言葉を聞いて俺は多分少し笑っていただろう。

 

槍はブルーノの体に当たり弾かれた。が、その時すでに俺は槍を握ってはいなかった。

 

槍を手放した右手はそのままの勢いで真っ直ぐブルーノの左胸に吸い込まれていき、そして鉄塊を紙のように貫通した。

 

俺は右手に心臓の感触を確かめたあと、小さく「黒手」とつぶやいた。

 

そうすると、俺の手の甲の紋章が金に光り輝きだし、ブルーノの心臓は彼の命とともに永遠にこの世界から消えた。

 

一瞬の静寂

 

「貴様!一体なにをした!」

 

「何って?能力を使っただけですよ」

 

「貴様、能力者だったのか!一体どんな能力なんだ!」

 

「随分と動揺しているようだな。いいだろう特別に教えてやろう」

 

まあそんな、大層な能力じゃないがな。

 

「簡単なことです。俺の能力は右手が無限の貫通力を得る。只それ だけの能力ですよ」

 

「本当にそれだけの能力か?おまえ、まだ隠しているだろう」

 

少し落ち着いてきたようだな。そろそろ逃げさせてもらおう。

 

「逃げ切れると思っているのなら、それは勘違いだ。確かにそこの ブルーノは六式が使え、俺より2歳ほど先輩だがはっきり言って実 力は俺のほうがはるかに上だ」

 

そんなことは言われなくても分かっている。いくら俺でもCP9最強のロブ・ルッチから逃げれるとは思っていないさ。

 

さっきまでは… しかし今の俺はさっきまでとは違う。

 

「逃げれますよ、確実に」

 

「ほう?言うじゃないか、なら宣言どうり逃げて見せろ」

 

確かに通常の手段じゃ逃げ切れないだろう。

 

だが俺には神より授かった能力がある。

 

「あなたはさっき、俺が能力をまだ隠しているんじゃないかと疑っ ていましたね。特別に二つ目の能力もお教えしましょう。

 俺の二つ目の能力、それは心臓を潰した相手の能力を奪い、自分 で使用することができます」

 

「何だと!ということは」

 

「そう。こんなことも出来るのだよ。

 ドアドアの実能力、どこ●もドア!」

 

「何だそのドアは!」

 

「アンタのお仲間は使い方が悪かったようだが、ドアドアにはこん な使い方もあるんだよ。じゃあなロブ・ルッチ。

 俺の名はトキ。次に会うときにはもっと強くなるんだな」

 

そうして俺はピンク色のドアをくぐり

 

初めの海岸まで一瞬で戻ってきた。

 

ふう。それにしても結構あぶなかった。

 

もしブルーノが鉄塊を使わなかったら、ルッチが俺の話を聞かず速攻で殺しに来ていたら、俺はその時点で終っていた。

 

それにしても俺の能力。詳しく言うとこの能力はスキルみたいな物だ。

 

正式名称は「無限の蒐集(コレクション・オブ・インフィニティ)」といい。

 

分かりやすく言うと、最初にブルーノの鉄塊を貫いたのが、常時発動型の「無手」

 

能力を奪う時のが「黒手」。このときは甲の入れ墨が光るようになっている。

 

そしてこのスキルには、まだ能力が備わっている。

 

それにしても今回は運がよすぎるだろ「六式」に「ドアドア」。

 

これが噂に聞く主人公補正って奴か。

 

まあとりあえずは能力者を狩って、適当に能力を増やそう。

 

まあ、当面の行き先は決まっているからそこに向かうとするか。

 

 



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第二話 アホと少女

どうも。ブルーノから「ドアドア」と「六式」をパクッタトキです。

 

今、俺は次の島まで奪った小舟で航海をしている。

 

どこ●もドアじゃ行ったことあるところしか行けないらしい。

 

なので今俺はあの島で奪った小舟で航海中。

 

それはともかく、前のルッチの年齢などを考えると今は原作開始15年くらい前になると思われる。

 

ということは原作主人公の航海中に出会った能力者に全て先回りすることができるということ。

 

正直先回りって言っても、原作に出てきて先回りの必要があるのは某神様くらいだと思うのだけど。

 

まあ、頂上決戦で自然系と超人系は取り放題だと思うから良いんだけど。

 

そうこう考えている間に島が見えてきた。

 

とりあえず、あそこに上陸してみよう。

 

しかし俺の目がおかしいのか燃えているように見えるのだけど。

 

 

 

 

 

 

 

 

見間違えじゃなかった!マジで襲撃されていたよ!

 

沖に海賊旗掲げたおっきい船もいたし、まあ見たことない旗だったが。

 

とりあえず能力者を探そう。もしかしたら掘り出し物があるかもしれない。

 

 

 

 

 

 

 

 

いま、襲撃していた海賊の船長の前です。

 

襲ってた海賊たちを剃→無手のコンボで倒していると、親切な海賊が船長の居場所をおしえてくれたんだよ。

 

まあその海賊も殺したが…

 

言い忘れていたが俺が吸収し保存できるのは能力や技能だけではなく、体力や寿命も奪う事ができる。

 

つまり殺せば殺すだけ俺は長生きできるということ。

 

それはそうとこの船長、少し頭がおかしいみたいだ。

 

「ぎゃははは、わざわざ殺されにくるとはご苦労なこった」

 

さっきからこんなことばっか言って自身たっぷりって感じなんだ。

 

こいつ俺がお前の部下全員殺ったって知ってるはずなんだけど。

 

もしかして。少し挑発してみれば。

 

「ん?それはどういうことだ?お前程度に負けるほど弱くはないと 思うが?

 それとも何か悪魔の実でも食べたのか」

 

引っかかるかな?

 

「よく分かったな」

 

こいつバカだ本当に教えてくれたぜ。

 

「何の実なんだ?」

 

「ぎゃははは、聞いて驚け、

 俺はツキツキの実を食べた突き人間だ。

 俺の突きはどんなものでも貫通するぜ」

 

えっ?いらね!それ俺の能力と被ってるし。

 

「そういうわけだから、死ね!」

 

うわ突っ込んできた。確かに中々のスピードではある。

けど俺は六式をコレクションしている。

つまり剃もつかえるということ。

 

「剃」→「無手」→「黒手」

 

ハイ。ごちそうさまでした。

 

カス能力だがありがたく俺のコレクションに加えさせてもらうよ。

 

「いきがってた割には大したことなかったな」

 

さて能力の使い方でも調べるか。俺、この悪魔の実のこと知らないし。

 

俺は名前も知らないアホな船長の頭に手を置き握りつぶした。

 

そうすると、このアホの記憶が次々と俺の頭に浮かんできた。

 

俺の能力は心臓を潰すと能力が手に入るが、頭を潰すとそいつの記憶を見ることができる。

 

ん?どうやら、あそこに生き残りを集めているようだな。

 

そこには少女が一人いるだけだった。

 

どうやら生き残りはこの子だけのようだな。

 

このまま見捨ててもいいがそれじゃあ目覚めが悪い。

 

俺は原作を無茶苦茶にするつもりだが、知っている未来だけではつまらないと考えている。

 

ここでタネを仕込んで行くのも悪くないかもしれない。

 

そのまえに、名前を聞いておこう。

 

「お前、名前は?」

 

「ルナ」

 

少女は突然現れたさっきまでの海賊とは違う男に戸惑いながらも答えた。

 

俺は少女の頭に手を置き、能力を発動させる。

 

「えっ?何するの?」

 

少女は戸惑っているようだが、気にせず続ける。

 

俺は小さい声で「白手」とつぶやき、手の甲の紋章が金に光る。

 

そして少女の手の甲に黒いウロボロスの入れ墨が浮かび上がった。

 

「お前に力を渡した。この海で生き抜く力をだ」

 

俺は一方的に少女に告げる。

 

タネは撒いた。芽吹くかはこの少女しだいだ。

 

もうここに用はない。

 

「じゃあな。生きてたら、またどこかで会おう」

 

俺はどこ●もドアで小舟まで飛んだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

さて何が起きたか分からない人に説明しよう。

 

さっきのが俺の能力「コレクション」に備わる第三の能力「白手」だ。

 

この能力は簡単に言うと「黒手」で奪った能力を他人に譲渡することができる。

 

渡された人物は手の甲に黒のウロボロスの入れ墨が浮かぶ。

 

悪魔の実の場合は渡してしまうと、コレクションからはなくなるが

六式や剣術などの技能は渡してもなくならない。

 

俺は先ほどの少女にアホ船長からパクッたツキツキの実と六式を渡した。

 

それにしても今回は外れだった。もっと役に立つ悪魔の実が欲しい。別に能力者から奪わなくても、悪魔の実単体でもコレクションすることは可能だからな。どこかにないものか?

 

ポッポッポッポッポ! ティン!

 

思い出した。そういえばあそこには悪魔の実が沢山あると聞いたことがある。

それにうまいこと行けば、あそこなら指名手配されても初手配で億越えするか もしれないし、さらにうまいこと行けば、大将とやれるかもしれない。

まさに一石三鳥。うますぎるだろ。危なくなったらドアドアで逃げる。

ヤバい、完璧すぎる。そうと決まればさっそく行こう。

 

何か忘れているような…

 

ポッポッポッポッポ! ティン!

 

そうだ自称神様のことをすっかり忘れてたぜ。

 

あそこに行く前に空島に行こう。上まではドアドアと月歩で乗り継げば行ける だろ。

 

待ってろよ神様。その能力、俺のコレクションにしてやろう。



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第三話 走る人と不死の人

あの少女に能力の実験をしてから2週間。俺は今、東の海を抜けて凪の帯の手前まで来ている。ちなみに船はあのときのアホが乗っていた海賊船にドアドアの実の能力で船尾に回転ドアを取り付けて動かしている。

 

本来ならば悪魔の実の能力と海水との相性は最悪だが俺の場合は少し違う。

俺は悪魔の実と契約して能力を使っているのではなく、俺自身の能力に取り込んだドアドアの実の能力を使っているに過ぎない。

つまり俺は悪魔の実の能力者ではないし、海水による影響も受けない。

 

さてなぜ俺が凪の帯の手前まで来たのかというと、本来ならばリヴァース・マウンテンの運河を経由しなければ入ることができない偉大なる航路に東の海から直接乗り込もうとしているからである。

 

俺がなぜこんなやり方で偉大なる航路に入ろうとするのかというと、単純に急いでいるのである。

 

俺はもうすぐ聖地マリージョアで起こる、魚人による奴隷解放事件、これに介入しようとおもっている。

 

しかし少し前にあった、原作キャラの一人、ロブ・ルッチの年齢からすると、あまり時間がないのである。

 

それでその聖地マリージョアのある場所だが偉大なる航路の終着点のシャボンディ諸島の近くの三日月型の島にあるマリンフォードの近くの赤い土の大陸の上にある。

 

だからてっとり早くシャボンディ諸島に行くために、東の海からショートカットをしようとしているのだ。

 

だが凪の帯はこんな安船では100%超えることはできない。

 

しかし我に秘策あり!

 

さっきも言ったが俺のドアドアは海水による影響を受けない。

 

つまりこんな使い方もできるということだ。

 

「ドアドア、赤ドア(レッドカーペット)

 

その一言で俺の目の前に凪の帯を横断するほど長い赤い道ができた。

 

やっていることは簡単、ドアをだして横に倒して繋げて、海に浮かべただけ。赤いのは気分だ。

 

残念ながら船とはここでお別れだがあとはこの道を走り抜けるだけだ。

 

「さて、久しぶりのランニングタイムとしますか」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

さて凪の帯を抜けて、見事偉大なる航路についたわけだが、前方に一隻海賊船と思われる船が見えるんだが。

 

まあ突然、海に大量のドアが浮かんでいたら目立つよな。

 

まあ、ここは偉大なる航路。この海賊が能力者の可能性も東の海の比じゃないしな。

 

とりあえず、船の中から出てきてもらおう。

 

「おい、そこの海賊船船長。海賊ならば男らしく名乗りを上げてみせろ!」

 

「それは、とんだ失礼をしたよい。俺の名前はマルコ。白ひげ海賊団1番隊隊長  不死鳥のマル コだよい」

 

なん、だと!?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 



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主人公設定

トキ

 

主人公

 

神によりワンピースの世界に飛ばされた。

無駄にスペックが高く、動揺などが顔に出ないタイプ。

超中二病。

 

能力

 

「無限の蒐集」

神にからもらった力であり、3つの能力が備わっている。

 

「無手」

1つ目の能力。常時発動型で「突き」の動作をすることによりどんなに硬いものでも

貫通させることが可能。

簡単に言えば攻撃特化の「幻想殺し」みたいなものだが、「突き」の動作を挟まないといけないので使い勝手は悪い。

 

「黒手」

2つ目の能力。相手から自分の欲しいもの(主に能力)を奪う事ができる。

使用時には手の甲の「無限龍の紋章」が光る。

 

「白手」

3つ目の能力。「黒手」で奪った能力を他人に渡すことができる。

渡す能力がオンリーワンの物(悪魔の実など)だった場合〝移動”しかできないが

修行などで身に付く能力(六式など)は〝コピー”することができる。

使用時には手の甲の「無限龍の紋章」が光る。

この能力で能力を渡された相手の手の甲には「無限龍の紋章」が刻まれる。

 

「ドアドア」

トキがしょっぱなに出会ったCP9ブルーノから奪った能力。

奪ったあと「東の海」ではまともな能力者に出会うことができなかったので

愛用している。

本来なら存在している物体にドアを作る能力だが、なぜかドアを生み出す能力になっている。

 

「どこでもドア」

ドアドアの力で生み出した。本家とは違い、一度言った場所にしか行けない。

 

「回転ドア」

文字どうり回転するドア。

 

「赤ドア」

赤いドア。トキは横に繋げた赤ドアをいくつもつないで凪の帯を走り抜けた。

 

 

 

 

 

 



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第四話 鳥タクシーと虎

俺は今、シャボンディー諸島6番グローブにいる。

 

マルコに出くわして、人生オワタ状態になってた筈の俺が一体どうやって

 

ここまで辿りつけたかというと、話はマルコと出くわしたところまで遡る。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

三日前

 

 

「一番隊隊長マルコだよい」

 

「マルコ?不死鳥の?マジで?」

 

「マジだよい」

 

やばいな。今の俺じゃあいつらと戦っても勝てない。通りかかった船を奪うつもりだったのに、予定が完全に狂った。

 

しかもマルコは能力者の中でも少ない、空を飛べる能力者だからな。おそらく逃げ切れないだろう。

 

こうなればルッチの時と同じで口からでまかせでごまかしてやる。

 

「不死鳥マルコ。俺はシャボンディ諸島に今すぐ行かないといけない。

 すまないが乗せて行ってくれないか?」

 

こういう風に言えば、少しは動揺を誘えるはず。その隙に「空間ドア」で逃げれば。

 

「いいだよい」

 

よし。この隙に。って何!?

 

「まて!俺はおまえからすれば謎の能力で船なしで海を渡っているような奴だぞ。なぜそんなやつを簡単に 自分の船に乗せる?」

 

「自分から乗せろと言ってきたにしては変なことを聞くのだよい。簡単なことよい、俺はおまえが凪の帯を 越えてきたやり方に興味があるよい」

 

「つまりどんな能力か教えるならば乗せるということか?」

 

「そいうことよい」

 

俺はさっきまで走っていたから疲れている。そして残念ながら今の俺が保有している能力では海の上で休むことができる能力はない。ということは

 

「分かった。交渉成立だ。シャボンディ諸島まで乗せて行ってもらうぞ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

こんなことがあって俺はマルコの船タクシーみたいに使って無事にシャボンディ諸島につくことができた。

 

そのかわり俺の能力を聞かれたが、ドアドアのことを話すと満足してくれた。

 

それでなぜ俺が聖地マリージョアではなくシャボンディ諸島にきたのかというと、奴隷解放のときのフィッシャータイガーは聖地に行く前ここに船を止めてから行ったんじゃないかと思ったからだ。

 

もしかしたらタイガー一味に会えるかもしれないと思って、1番から順番に見て回っている。

 

それでなぜ6番で止まったかというと、いたんだよ。魚人が。

 

そうと分かればさっそく接触しよ「おい!そこの人間!」っだれだ!?

 

「おまえウチのモンに何か用か?」

 

そこにいたのは魚人。しかも俺が探していた

 

「フィッシャー・タイガーだと!?」

 

 




この終わり方、前もみたな


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