乗り鉄探偵南 達仁俊作集 Printemps北陸殺人旅行 (新庄雄太郎)
しおりを挟む

スピリチュアルな彼女と達仁の戦慄の海水浴

今日は東條 希の生誕記念に書いてみました。

私はノンタンこと東條 希と一緒に事件の推理をしてみました

舞台は、千葉県の千倉へ海水浴に行きました


2017年 8月22日 音ノ木坂学院の達仁はクラスメートの園田海未と3年生の東條希と矢澤にこと西木野真姫と一緒に夏休みの思い出に海水浴に行こうとL特急「さざなみ」に乗って千葉県の千倉へ行く事になった。

 

プァーン、ガタンガタンガタン。

 

「でも、うちらは3年生だから最後の思い出を作りたいなと思ってたんや。」

 

「そうか、希とにこは3年生だから最高の夏休みにしておかないと。」

 

「ああ。」

 

「それに、達仁と一緒に行くといつも事件が起きるんだよね。」

 

「それはそうよ、達仁は音ノ木坂の名探偵だから。」

 

「でも、にこちゃんと希が卒業だなんて、なんか切ないって感じ。」

 

ところが、穂乃果とことりも一緒に行く予定だったが9月に行われる運動会の企画の為行けれなかったのです。

 

夕方、達仁は海未と希と一緒に夕日が輝く原岡海水浴場を眺めていた。

 

「キレイだわ。」

 

「うん。」

 

「人も少なくて、これもみんな達仁のおかげやな、いい海水浴場が見つかっちゃって。」

 

「ハハハ、そうだね。」

 

達仁は海未と希たちと一緒に海未の知り合いの民宿で一泊した。

 

「じゃあ、電気消すよ。」

 

と、にこは電気を消した。

 

「お休みっ。」

 

真姫とにこは眠っていた。

 

「すいません、あのーっゆかり知りません。」

 

「どうしたんですか。」

 

「宿泊している宿を見たんですけど、宿にもいないんです。」

 

「えっ、何だって。」

 

「どうしたの、達仁。」

 

「何かあったの?。」

 

「ああ、海未に希、実は同じ宿に泊まっている人で如月真帆っていう人で、宿を探したんだけどいないの。」

 

「何だって。」

 

「ねぇ達仁、明日捜していようか。」

 

「うちも一緒に探すよ。」

 

「うん、とにかく明日は原岡海水浴場で楽しく遊ぶぞ。」

 

「ええ。」

 

次の日、原岡海水浴場で楽しく楽しく泳いでいた。にこと真姫は日焼け止めを塗って浴びていた。

 

「にこも日焼けしたにこ。」

 

「にこちゃんったら、偶には泳ごうよ。」

 

「うん、泳ごう真姫ちゃん。」

 

そして、達仁と海未と希は泳いでいると何か浮いているのを見つけた。

 

「えっ、何やこれ。」

 

「これって、人の死体じゃない。」

 

「あっ、この人は確か。」

 

達仁と海未は慌てて海から上がってきた。

 

「どうしたの、何かあったの?。」

 

「ちょっと人が死んでるのよ。」

 

「ええ。」

 

「それ本当、のぞみん。」

 

「今、達仁と海未ちゃんが警察を呼びに行ったから。」

 

達仁と海未は近くの駐在所に行き警官が駆けつけ、数分後に千葉県警のパトカーが到着した、捜査は開始されていた。

 

鑑識は写真と採っていた。

 

カシャッ、カシャッ、カシャッ。

 

ウーッ、キキィーッ!

 

そこへ、千葉県警捜査一課のパトカーが到着した。

 

「どうもご苦労様です、私は千倉署の大橋です。」

 

「同じく南です。」

 

そこへ、千葉県警捜査一課の岩下警部がやって来た。

 

「警部の岩下だ、あなたが第1発見者ですか。」

 

「いいえ、発見したのはこの3人です。」

 

「えっ、あなたが、名前は。」

 

「俺は音ノ木坂学院の南 達仁っていうけど。」

 

「うちは東條希。」

 

「私は園田海未です。」

 

それを聞いた千倉署の大橋警部補は。

 

「何、南 達仁、まさかあの高校生探偵の。」

 

「噂は聞いていたが、あの人が高校生探偵の。」

 

「ああ係長、音ノ木坂って言ったらスクールアイドルと男子高校生探偵で有名な高校ですね。」

 

「さっそくですか、死因は。」

 

そこへ、1人の女性が海岸にやって来た。

 

「ゆかり、ゆかりーっ!。」

 

と、真帆はゆかりの遺体で泣きついていた。

 

「お嬢さん、あなたはこの被害者をご存知ですか。」

 

「はい彼女は青山ゆかり私の幼馴染なんです、まさかこんな事になるなんて。」

 

「そうですか。」

 

「それで死因は。」

 

「恐らくこれは、溺死でしょう。」

 

そこへ、希は遺体の足に何か縛ったものがあったの気づいた。

 

「ねぇ達仁、石を重りにして足を縛って海に転落したんじゃない。」

 

「そうか、それを利用して殺害したのか。」

 

「ウチの言う通りなら。」

 

「恐らく犯人は。」

 

「間違いないわ。」

 

そして達仁と海未と希は所轄の千倉警察署へ。

 

「検視の結果、青山ゆかりは溺死でした、死亡推定時刻は昨夜の10時頃と考えらます。」

 

「しかし、事故死にしては不自然じゃない。」

 

「ああ。」

 

達仁と希は千倉警察署を出てレンタルサイクルに乗って犯人のトリックを解くことにした。

 

「何かトリックがあるやないか。」

 

「とにかく、一緒に謎を解いてもらうよ。」

 

「うち、達仁と相棒になるなんて夢みたいだよ。」

 

「そうか。」

 

達仁と希はレンタサイクルに乗って原岡海水浴場の海の家に向かった。

 

「おじいさん、ずっとここで海を見ているの?。」

 

「ああ。」

 

「昨日も。」

 

「ああ。」

 

「何か変わったことなかったやなかった。」

 

「なーんもねぇな。」

 

「そうだろうな。」

 

「変わることと言えば、毎日流れてくるゴミぐれいもんだ。」

 

「ゴミ?。」

 

「ああ潮の関係でね、この辺りのゴミはみんな浜に流れて来るんだ。」

 

「そのゴミ、どこにある。」

 

「裏に集めてあるよ。」

 

達仁と希はゴミ置き場を調べて見ると浮き輪を見つけた。

 

「ねぇこの浮き輪、真新しいのにどっか破いているのか。」

 

「ねぇ、小さな穴が開いているけど。」

 

「希、もしかしたら。」

 

「すいません、この浮き輪貰っていいですか?。」

 

「ああ、いいとも。」

 

「それと、ここにあるペットボトルも少し貰うわね。」

 

「ああ、何使うか知らんけど、勝手にもってけ。」

 

達仁と希はレンタサイクルに乗って、事件の謎を解けたのだ。

 

「潮の流れと空気を抜けた浮き輪、俺と希の推理が正しければね。」

 

「とにかく、千倉署へ戻ろう。」

 

達仁と希は千倉警察署へ戻って来た

 

「達仁、希、何処へ行ってたんです。」

 

「海未、犯人が分かったんだよ。」

 

「それ、本当。」

 

「実は、この水難事故は殺人事件です。」

 

「犯人は、ツーリングワゴンで浮き輪を運びゆかりさんを乗せ、彼女を別の海岸で呼び出し、麻酔薬で彼女を眠らせ、犯人は科学に詳しい人が犯人と考えられます、ゆかりさんを重りの石をロープに結び付け、小さな穴をあけた

浮き輪に乗せて海に浮かべたんです。」

 

「恐らく犯人は、うちの言う通り化学薬品に詳しいと言えば高校の科学教師か病院の医師とみて間違いないみたいやね。」

 

「なるほど、その可能性もあるって事か。」

 

「先ほど、希が真新しい浮き輪を見つけました。」

 

「これよ、大橋警部補さんと南刑事さん。」

 

「さっき希が、浮き輪のお店に当たって聞いてきたんですよ。」

 

千倉の商店街にあるおもちゃ屋

 

「あっこの浮き輪ね先週売られた浮き輪ですよ。」

 

「どんな客やったか覚えてる?。」

 

「さぁね、眼鏡をかけてたから医師か学校の先生って感じな人だったよ。」

 

「希は早速、店のおばさんに聞いてきたら、ハッキリ見ていたと。」

 

「なるほど。」

 

そこへ、千倉署に岩下警部がやってきた。

 

「さすが高校生探偵の南君だよ、早速そのツーリングワゴンの男を手配します。」

 

「君は高校生にしては、中々いい感をしているようだな。」

 

「係長、早速捜査してみましょう。」

 

数分後、達仁と希の推理で犯人を特定し事件は解決した。

 

帰りは内房線の列車に乗って帰った。

 

「犯人は女子学園高校の科学教師だったよ。」

 

「でも、よくわかったわね。」

 

「うちも見直したよ、達仁の事を。」

 

「さすがね達仁は。」

 

「うん、俺は音ノ木坂のホームズだからな。」

 

「でも凄いよね、達仁って。」

 

こうして、達仁と希たちの夏休みはようやく2学期を迎えた。

 

 

 

 

 

 

 

 




ご意見・ご感想をお待ちしています

東條 希ちゃん 誕生日おめでとう

なお、夏休みになると海水浴に行く事が多くなるので水難事故には注意してください


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

死への観光列車

春になるとダイヤ改正で新しいでんしゃが登場したり、廃止する列車もあります

そこで、達仁と穂乃果とことりと海未は春休みに新しく登場した観光列車に乗りに行ったが、狙撃事件に巻き込まれるのだ、達仁と穂乃果が観光列車殺人事件の推理をするのだ


春休み、達仁と穂乃果は海未とことりを連れて一緒に新しい特急又は観光列車に乗りにやって来た。

 

「新しい列車だって、わーい!!どんな列車かな。」

 

「私も楽しみだよ、達仁君。」

 

「新しくできた列車ってどんな列車なんですか。」

 

海未は、達仁に行った。

 

「もうすぐ来るよ。」

 

「来るって、何を。」

 

「そら来たっ。」

 

「あれが新しい列車ね。」

 

「そう、JR東日本のジョイフルトレイン「グラシア」だ。」

 

「これに乗るのね、ワクワクしてきたよ。」

 

「ねぇ、はやく乗ろうよ。」

 

「うん。」

 

達仁と穂乃果とことりと海未は早速、グラシアに乗ることにした、専売を発車した。

 

「眺めがいいのね。」

 

「結構見晴らしがいいのね。」

 

「何か楽しくなってきたよ。」

 

ところが、達仁と穂乃果達が乗ったグラシアで殺人事件が起きることは誰も予想しなかった。

 

「ねぇ、何か花火の音なんかしなかった。」

 

と、ことりは言う。

 

「そう言えば、何か聞こえたような気がしたわ。」

 

その時、事件は起きた。

 

キャーッ!

 

「何だ今のは。」

 

達仁と穂乃果とことりと海未は早速先頭車へ行って見た。

 

「やはり、狙撃されたんだ。」

 

「何ですって。」

 

「海未、車掌呼んで来い。」

 

「わ、わかりました。」

 

海未は車掌を呼びに行った。

 

「一体誰がこんな事を。」

 

まもなく、海未が呼んだ車掌が駆けつけグラシアは緊急停車し、警察が到着した。

 

「宮城県警の星野です、あなたが発見者ですね。」

 

「はい。」

 

「で、あなたの名前は。」

 

「音ノ木坂学院の南 達仁です。」

 

「何、南 達仁、あの高校生探偵の。」

 

「警部、知ってるんですか。」

 

「もう何言ってるんだ、二宮君、この高校生は音ノ木坂学院の南 達仁だ。」

 

「ああ、警部殿が言ってた有名な高校生探偵ですか。」

 

「そうだよ。」

 

展望車で1人の男が狙撃されて殺した。

 

「被害者の身元は?。」

 

「ああ調べた結果、被害者は東京地検特捜部の樋口 修次郎検事です。」

 

「なるほど、被害者はライフルで狙撃されたと。」

 

「はい、恐らく狩猟する際に誤って打った可能性も考えられるんだが。」

 

「いいえ、これは何らかの恨みによる犯行ではないかと思うんです。」

 

「えっ、事故ではないって言うのか。」

 

「はい、検察に恨みがあるとしたら、報復すると考えられます。」

 

「犯人はどこから狙撃したかだ。」

 

達仁と穂乃果は、狙撃の現場を特定する事にした。

 

「ねぇ達仁君、ここで狙撃したんじゃない。」

 

「そうか、そこを狙って撃ったのか。」

 

「それと、ライフルの薬莢よ。」

 

「間違いない、7.62ミリ弾だ。」

 

「達仁君、その弾丸に装弾できるライフルわかる。」

 

「恐らく、H&K PSG1と見て間違いないよ。」

 

「ほう、それを使うとしたらかなりの腕がいい狙撃手と見て間違いないな。」

 

「うん、犯人はそれを利用した可能性も、あるいは組織的の犯罪者の可能性が高い。」

 

「よし、早速その線で捜査してみましょう。」

 

そして、1人の男が達仁と穂乃果に近づいてきた。

 

「ちょっと待ってください。」

 

「そのケースは何が入ってるんですか。」

 

と、1人の男は言った。

 

「えっ、このトランクにか。」

 

「穂乃果、恐らく中には。」

 

「うん、トランクの中身はH&K PSG1。」

 

「何、お前らは一体。」

 

「南 達仁、探偵だ。」

 

「同じく、高坂穂乃果。」

 

そこへ、星野警部と二宮刑事が到着した。

 

「村岡武則さん、あなたを樋口健司殺害容疑であなたを逮捕します。」

 

と、二宮刑事は村岡に手錠をかけた。

 

「だけど、500万払うと言われたんだ。」

 

「誰にです。」

 

「俺は組織の1員で、検事を暗殺しろと言われたんだ。」

 

「では、検事の暗殺を計画したのはその犯罪組織の。」

 

「ああ、そうだ。」

 

その後の警察の調べで、村岡は秘密結社「ブラックロゼリア」の手下と判明した。村岡は組織で暗殺計画に企てたことを自供した。

 

 




ご意見・ご感想をお待ちしています

次回は7月頃に投稿する予定です ご期待ください


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

達仁とGuilty Kissの夏休み長崎殺人旅行

今日は喜子ちゃんの生誕記念に制作しました

善子ちゃん、誕生日おめでとう


達仁と穂乃果と海未は夏休みに九州へ旅行に行く事にした。

 

「ところで達仁君、九州へ行くにはどうやって行くの。」

 

「そうですよ、やっぱり新幹線で九州へ行くの。」

 

「違うよ、寝台特急で行くんだよ。」

 

「ブルートレインで行くんですか?」

 

「うん、九州へ行くなら夜行列車に乗って九州旅行も楽しいのさ」

 

「北海道へ行くときも夜行列車ですか。」

 

「もちろんだよ。」

 

達仁と海未と穂乃果は東京駅9番線に停車している寝台特急「さくら」長崎・佐世保行に乗った。

 

「私たちは、長崎行の方ね。」

 

ジリリリリリリリリリ。

 

ピィーッ!

 

16時30分、達仁と穂乃果達が乗った寝台特急「さくら」は東京駅を出発した。

 

「すいません、乗車券を拝見。」

 

「はい、乗車券。」

 

と、穂乃果は特急券と寝台券を車掌に見せた。

 

18時頃、特急さくらは沼津に到着した、そこへ橘廉と津島善子と桜内梨子と小原鞠莉が乗車してきた。

 

「よぉ、達仁じゃないか。」

 

「廉君、それに梨子ちゃんも来たのか。」

 

「私たちも一緒に長崎へ行くのよ。」

 

達仁と廉と穂乃果達は食堂車で夕食を取ることにした。

 

九州への旅は、四季を通じて利用者が多く、食堂車も大繁盛。

 

「いらっしゃいませ、ご注文はお決まりですか?。」

 

「あのーっ、私はうなぎご飯1つ。」

 

「私は、カレーライス。」

 

「私、ハンバーグ。」

 

「じゃあ、私はビーフシチュー定食で、パンに変更させてください。」

 

「かしこまりました。」

 

食堂車で楽しい食事、穂乃果はハンバーク定食、海未は関門定食、達仁は焼肉定食を注文しました。

 

「明日には九州か。」

 

「うん。」

 

二段式ベットはいつ起きても自由である。

 

「じゃ、お休み。」

 

「お休みなさい。」

 

達仁と穂乃果と海未は眠りに着いた。

 

一方、廉と善子たちはトランプしていた。

 

「今度は喜子の番だよ。」

 

「ちよっとリリー、善子じゃなくてヨハネよ。」

 

「ごめん、ヨハネちゃん。」

 

寝台特急「さくら」は瀬戸内海で朝を迎えた。

 

「お早う、穂乃果。」

 

「何とか眠れたわね。」

 

10時ごろ、肥前山口で佐世保行と長崎行にかれた。

 

「客車の切り離しか、写真を撮っておこう。」

 

と、穂乃果はカメラで写真を撮って思い出に残した。

 

「もうすぐ、長崎ね。」

 

「うん。」

 

11時40分、達仁と廉と善子と穂乃果達が乗った寝台特急「さくら」は長崎に到着した。

 

「最初は、平和記念公園に行こうよ。」

 

「そうですね。」

 

達仁と穂乃果と海未は平和記念公園に行って平和を願った。

 

「まるで修学旅行だよ。」

 

「そうか、高校の修学旅行は九州へ行くところもあるからな。」

 

「もうすぐだよな、俺達の修学旅行は。」

 

「そうですね。」

 

平和記念公園に行った後はグラバー園へ見物をしました。

 

「穂乃果、何を捜してるの。」

 

「ハートストーンだよ。」

 

「ハートストーン?。」

 

「園内の敷石の中にハートの形をしたのが2つあるんだって、カップルで見つけると結ばれるとか、さわると恋が叶うとかいろんな言い伝えがあるらしいよ。」

 

「あった。」

 

「見つけたのか穂乃果。」

 

「うん。」

 

その時、1人の女の子が達仁と穂乃果達を読んだ。

 

「あっ、達仁君じゃない。」

 

「あっ、梨子ちゃんに善子ちゃん。」

 

「って、善子じゃなくてヨ・ハ・ネ。」

 

「達仁、穂乃果知ってる人。」

 

「うん、黄金週間に奥飛騨に行ったときに知り合ったんだ。」

 

「そうですの。」

 

「紹介しよう、俺のクラスメートの園田海未だ。」

 

「初めまして、園田海未です。」

 

「俺、橘廉よろしくな。」

 

「私は桜内梨子です。」

 

「みんな達仁君の事を知っているんだって。」

 

「へぇー。」

 

この後、達仁と廉たちは長崎の夜景が見える宿に泊まり、1夜を過ごしました。

 

次の日、達仁と穂乃果達は長崎を見物していると、事件が起きた。

 

「キャーッ!。」

 

と、梨子の悲鳴が聞こえた。

 

「どうしたの、梨子ちゃん。」

 

「ちょっと、人が死んでるよ。」

 

「ええ。」

 

達仁と穂乃果と海未は、善子と茉莉と廉と一緒に梨子ちゃんのところへやって来た。

 

「この人、死んでるよ。」

 

事件は起きた、それは男の人がナイフで刺されて死んでいたのだ。

 

数分後、穂乃果の通報で長崎県警のパトカーが到着した。

 

「長崎県警の宮島です、あなたが死体の発見者ですね。」

 

「はい。」

 

「名前は。」

 

「俺は音ノ木坂学院の南 達仁です。」

 

「何、南達仁、あの高校生探偵の。」

 

「はい。」

 

「警部、被害者の身元がわかりました。」

 

「本当か。」

 

「被害者は長崎在住の長谷川 憲一さん、47歳です。」

 

「それで死因は。」

 

「死因はナイフによる出血性ショック死です。」

 

「なるほど。」

 

廉は達仁に声を掛けた。

 

「犯人は恨みを持つ人と考えられるんじゃないかな。」

 

「あっ、その可能性もあるな。」

 

達仁と穂乃果は早速推理してみた。

 

「達仁君、犯人が分かったよ。」

 

「本当か、穂乃果。」

 

「昨日、私がちゃんぽん食べに行ったときにチラッと見たのよ。」

 

「本当か。」

 

達仁と穂乃果と梨子たちはちゃんぽんの店に入って聞き込みをした。

 

「ああこの人ね、昨日の男に間違いないわね。」

 

「そうですか、どうもありがとう叔母さん。」

 

達仁と穂乃果は店を出た。

 

「どうだった。」

 

と、廉は言った。

 

「穂乃果の言う通りだったよ。」

 

「じゃあ、犯人は。」

 

「その客が犯人だよ。」

 

そして、長崎市内をまわっていると犯人らしきの男に会った。

 

「あっ、何だお前は。」

 

「事件の犯人はあなただったのね。」

 

「な、何の事かな。」

 

「とぼけても、ダメよ。」

 

「そのナイフは、長谷川さんを殺したんだな。」」

 

「てめぇぇぇぇ、何者だ。」

 

「南 達仁、探偵さ。」

 

「そして、私も探偵の高坂穂乃果よ。」

 

「なぜわかったのか、くそーっ。」

 

その後、穂乃果が通報した警察が駆けつけ犯人瀬戸 薫を逮捕した、そこへ宮島警部も駆けつけた。

 

「ありがとう、これもみんな南さんと高坂さんのおかげだ。」

 

「はい。」

 

「いいや、私は。」

 

次の日、達仁と穂乃果と善子たちは長崎のハウステンボスに行った。

 

「本当にすごいな、達仁って。」

 

「うん、この前なんて奥飛騨で事件を解決するなんて。」

 

「ずるいですよ、達仁と穂乃果が解決するなんて。」

 

「海未を巻き込んだら、俺もやりづらくなるよ。」

 

帰りは、達仁と穂乃果と海未達は特急「かもめ」に乗って博多へ向かった。

 

「でも、達仁と穂乃果と海未は新幹線「ひかり」で帰るんだよね。」

 

「うん、明日から登校日なんだよ。」

 

「又、会えますよね。」

 

「もちろんだよ、梨子ちゃん。」

 

「廉君とヨハネちゃんはどうするの。」

 

「帰りは寝台特急「あさかぜ4号」で静岡へ帰るのよ。」

 

「そうか、帰りも夜行で帰るのか。」

 

「うん。」

 

博多駅

 

「じゃあ元気でね。」

 

「偶には内浦にも遊びに来いよ。」

 

「じゃあ、廉も梨子も元気でな。」

 

達仁と穂乃果と海未が乗った新幹線「ひかり」は博多を発車し、廉と善子と梨子と茉莉に見送った。

 

「ほら、廉君と善子たちが手を振っているわ。」

 

達仁と穂乃果は見送りに手を振った。

 

「穂乃果の気持ちもわかるよ、見送る方も見送られる方も別れというのは寂しい気持ちものさ。」

 

「そうですね。」

 

こうして、達仁と穂乃果と海未の夏休み長崎旅行は行きは「さくら」で帰りは「ひかり」の旅だった。

 

 

 

 




ご意見・ご感想をお待ちしています

劇中の寝台特急「さくら」の時刻は昭和58年のダイヤを使用しています


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

達仁とにこの能登半島殺人旅行

矢澤にこちゃん誕生日おめでとう

今日は達仁とにこで能登半島へ旅行しました。






達仁は音ノ木坂学院の卒業生、にこを久しぶりに訪ねた後、能登半島に行かないかとむ誘われて京都駅で待っていた。

 

「おーい、にこ。」

 

「にっこにっこにー、達仁待ったにこ。」

 

「どうしてここに。」

 

「にこは、今ひとり旅してたにこ。」

 

「一人で旅を。」

 

「なら一緒に行こう♡、2人なら旅は道連れもんね。」

 

「で、にこはどこへ行こうと思っているの。」

 

「にこはね、恋路海岸へ行って次の日は輪島へ行こうかなと。」

 

「後、水族館と能登島の観光名所なんだって。」

 

「恋路海岸と輪島って言ったら、能登半島か。」

 

「うん、でもどうやって行くにこか。」

 

「京都から金沢までは北陸本線に乗って、金沢からは七尾線か急行「能登路」に乗ればいいのさ。」

 

「さすが、達仁。」

 

ホームに行くと、北陸へ行く人でいっぱいだ。達仁とにこは京都から北陸本線経由のL特急「雷鳥」又は特急「スーパー雷鳥」に乗って能登半島の旅をすることになった。

 

「次の北陸本線「雷鳥13号」は8時39分か、夏の旅行は鳥取や白浜が人気だからね。」

 

「あっ、達仁来たわよ。」

 

「おっ、上沼垂色の雷鳥だ。」

 

「この雷鳥はな、デラックス車両なんだ。」

 

「ねぇ、はやく乗ろう。」

 

プルルルルルルルルル

 

「まもなく、8時39分発特急「雷鳥13号」新潟行が発車します、お乗りの方はお急ぎください、お見送りの方は白線の内側に下がってお見送りください。」と、アナウンスが流れた。

 

ファーン、ピィーッ!

 

達仁とにこが乗ったL特急「雷鳥13号」は京都を発車して金沢へ向かう、達仁とにこが乗った「雷鳥13号」は

大阪を8時10分に発車し、新大阪、京都を出ると列車は湖西線に入る、窓の外に琵琶湖を眺めながら近江塩津を通過すると右手から北陸本線の線路が近づいて、やがて合体し雷鳥13号は湖西線から北陸本線に入る、終着新潟まで約6時間の旅である。

 

「金沢までは2時間で行けれるにこね。」

 

「金沢からは七尾線に乗ればいいのね。」

 

「うん。」

 

「見て、琵琶湖が見えるよ。」

 

「わぁ、本当だ。」

 

達仁とにこが乗ったL特急「雷鳥13号」は北陸本線に入ると敦賀、武生、福井、芦原温泉、加賀温泉、小松、金沢、石動、高岡、富山、滑川、魚津、糸魚川、直江津、長岡、終着新潟には14時49分である。

 

L特急「雷鳥」の車内

 

「達仁、食べる。」

 

「にこ、ありがとう。」

 

そこへ、車掌がやって来た。

 

「乗車券を拝見。」

 

「はい。」

 

パチン、パチン。

 

「はい。」

 

「ありがとう。」

 

北陸トンネルを抜けると、雷鳥は新潟まで走るのだ。

 

「かなざわー、かなざわー、ご乗車有難うございました、金沢です。」

 

11時03分、達仁とにこが乗ったL特急「雷鳥13号」は金沢に到着した。

 

「やっと、金沢ね。」

 

「そこから七尾線に乗るんだよ。」

 

「確か、4番乗り場だったわね。」

 

「あれがそうかな。」

 

「よしっ、急ごう。」

 

達仁とにこは七尾線に乗り、金沢を発車した。

 

「これで、能登に行けれるわね。」

 

「そうだな。」

 

達人とにこはL特急「雷鳥」と七尾線に乗り継いで能登半島へやってきました。

 

恋路海岸

 

「ここが、恋路海岸ね。にこを撮ってよ。」

 

「わかってるよ、にこ笑って。」

 

「にっこにっこにー。」

 

と写真を撮る。

 

「にこ、恋路物語だって。」

 

「まぁ。」

 

「達仁、ここも写真撮ってにこ。」

 

「はい、撮るよ。」

 

カシャッ!。

 

夏と言えば、恋路海岸では海水浴のシーズンである、達仁とにこは見附島に行く事にした。

 

「穂乃果と海未とことりと花陽ちゃんも来ればいいのに。」

 

「そうよね、」

 

「でも、達仁君が来てくれたから楽しくなるし。」

 

「うん。」

 

達仁とにこは、恋路海岸の見附島にやって来た。

 

見附島

 

「ねぇ達仁、あれ見て。」

 

「にこ、人が死んでるぞ。」

 

「やだ、ナニコレ。」

 

能登半島へ旅行していたら、殺人事件に遭遇してしまったのだ、まもなく、石川県警捜査一課のパトカーが到着した。

 

「えーと、あなたが死体の発見者ですね。」

 

「はい。」

 

「あの、あなたの名前は。」

 

「東京の音ノ木坂学院の南 達仁と言います。」

 

「南って、あの高校生探偵の。」

 

「ええ。」

 

「ああっ、うわさは聞いています、私は七尾署の佐須田と言います。」

 

「同じく根本です。」

 

「石川県警・捜査一課警部の小沢です。」

 

「それで、被害者の身元は?。」

 

「ええ、免許証から東京在住の大野 覚さん、30歳です。」

 

「死因は、転落死と考えられます。」

 

根本刑事は、大野の死体を調べて見ると何かのメモを見つけた。

 

「警部、遺体にこんなメモが。」

 

「何、何だこれは。」

 

「これは、ダイニングメッセージだ。」

 

「達仁、なんて書いてある。」

 

そのメモに書いていたものは。      お前を殺す、地獄へ行け

 

「にこ、これはダイニングメッセージだ。」

 

「犯人は、夜の能登に現れるのね。」

 

「そうだ、この事件は俺とにこで解決するんだ。」

 

「ええ、私が穂乃果の代わりに事件の謎を解くのね。」

 

夜になると、達仁とにこは見附島で犯人らしき人物を発見した。

 

「あなたが犯人だな、佐伯 融さん。」

 

「どうして、それを。」

 

「あなたは、被害者の大野さんを殺害した。」

 

「てめっ、誰なんだ。」

 

「南 達仁、探偵さ。」

 

「たっ、探偵。」

 

「もう、警察が来るわよ、逃げられないわ。」

 

「く、くく、くそー。」

 

数分後、石川県警の小沢警部か駆け付け佐伯は逮捕された。

 

次の日、達仁とにこは輪島朝市を見物する事にした。

 

輪島市

 

朝市の活気がみえる。

 

「うわっ、海の臭いがするね。」

 

「ホントだ。」

 

「こうてくだーっ!」

 

と威勢のいい声がしました、ここは輪島の商店街、輪島といえば輪島朝市。

 

「結構大繁盛してるんだね。」

 

「朝市は、輪島の他にもね北海道の函館や千葉の勝浦や岐阜の宮川で行っているんだよ。」

 

「あっ、ねぇ魚屋さんがあるよ。」

 

「ちょっと、見ていこうか。」

 

海産物の試食をする達仁。

 

「えっ、塩辛ッ。」

 

「アハハ、にこは辛い物は苦手なんだよな。」

 

「おっ、干物もある。」

 

金沢駅

 

帰りは達仁とにこは輪島から金沢までは急行「能登路」に乗り、スーパー特急「かがやき7号」が金沢を12時43分発長岡に乗り、長岡から新幹線に乗り次いで東京へ帰った。

 

「達仁、駅弁買ってきたよ。」

 

「おう、ありがとう。」

 

「なぁ、はやく乗ろう。」

 

「ああ、長岡行か。」

 

特急「かがやき」の車内

 

「行きは雷鳥で帰りはかがやきか。」

 

「うん、今度は穂乃果と花陽ちゃんも誘っていこうかな。」

 

「見て、海が見えるわよ。」

 

「うん、糸魚川は海岸の車窓が絶景何だって。」

 

「ほー。」

 

そこへ、車内販売のワゴンがやってきた。

 

「すいませーん。」

 

にこは車内販売の店員に声をかけた。

 

「このお菓子とこのジュースを。」

 

「はい。」

 

ガタン、ガタン、

 

「達仁、のど乾いたでしょ。」

 

「ありがとう、にこちゃん。」

 

達仁は、北陸本線の駅弁を食べながら車窓を眺めていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




ご意見・ご感想をお待ちしています

劇中のL特急「雷鳥」と特急「かがやき7号」は平成3年のダイヤを使用しています


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

夏休み山口旅愁・秋芳洞に消えた女

穂乃果ちゃん誕生日おめでとう

今日は高坂穂乃果生誕記念を書いてみました


音ノ木坂学院の高校生、高坂穂乃果は海未と達仁と妹の雪穂と凜と希と一緒に夏休みに山口県へ旅行へ行く事になった、東京から東海道・山陽新幹線「ひかり1号」に乗って広島から下関までは山陽本線に乗り換えた。

 

「ここか下関ね。」

 

「見て、大きな橋が見えるよ。」

 

「関門橋だよ、雪歩。」

 

「へぇー、結構大きいのね。」

 

「でもさ、どうやって九州へ行くの。」

 

「関門橋は自動車専用だから、そこから海底トンネルで行けれるんだよ。」

 

「そこから、九州の福岡県に入るのね。」

 

「そういう事。」

 

「へぇー。」

 

「あっ、見て、巌流島よ。」

 

「本当だわ。」

 

次の日、下関から山陰本線に乗った達仁と穂乃果達は萩へ向かった。

 

「お姉ちゃん、誰か落ち込んでいる人がいるわよ。」

 

「本当だ。」

 

「どうしたんですか。」

 

と、海は声を掛けて見た。

 

「私、今悪い人に追われているの、助けて下さい。」

 

「なんやって、それ大変じゃない。」

 

「穂乃果、詳しく聞いてみたら。」

 

「うん。」

 

「私は赤城涼子と言います、私は昨日の夜に東京から寝台特急「はやぶさ」に乗ってたの、そしたらサングラスの男に個室寝台に入って来てその男は私に麻酔薬を嗅がせ眠らせたの、目が覚めた時には小郡の秋芳洞に来ていたんです。」

 

「なるほど、赤城さんは個室寝台に乗っていたら男に襲われて麻酔薬で眠らせ、そこから山口へ来たのか。」

 

「はい、その時私は個室寝台で眠っていました。」

 

「でも、どうやって個室寝台に入って乗客が消えたの?。」

 

「どこで消えたか問題だにゃ。」

 

「達仁君。」

 

「何、穂乃果。」

 

「1つだけ方法があるわ。」

 

「えっ、本当。」

 

「三宮と糸崎の間には「はやぶさ」が停車するの。」

 

「そうか、運転停車か。」

 

「岡山駅で2分間だけ。」

 

「いや、運転停車だけでも窓をあかないはずよ。」

 

「海未ちゃんに達仁君、特急列車の中でもブルートレインでも窓が開くところもあるんです。」

 

「個室寝台の窓なら開け閉めができるよ、犯人底から連れ去られたんだ。」

 

「なるほど。」

 

達仁と穂乃果と海未は赤城と一緒に下関鉄道警察に保護してもらった。

 

「なるほど、こちらで保護します。」

 

「それでは、よろしくお願いします。」

 

達仁と穂乃果と海未達は下関駅で山陰本線に乗り萩へ到着した。

 

「結構ロマンがある町ね。」

 

「うん、萩は山陰の小京都だからな。」

 

「うん。」

 

この日、達仁と穂乃果達は萩の城下町散策をした。

 

「ロマンがあるわね。」

 

「お姉ちゃん、達仁君って鉄道オタクなの。」

 

「うん、鉄オタの中でも乗り鉄なの。」

 

「へぇ、凄いわね。」

 

達仁と穂乃果達は、山陽本線に乗り小郡へ向かった。

 

「ここが秋芳洞ね。」

 

「ここで赤城さんは監禁されたんだ。」

 

「なるほど。」

 

そこへ、3人の男がやって来た。

 

「てめぇら、何やってる!。」

 

「そこに入るのは、誰だてめぇ。」

 

「南 達仁探偵さ。」

 

「あなた達ね、赤城さんを拉致したのは。」

 

「なんでそれを。」

 

「あなたは、岡山駅で新幹線で下車し寝台特急「はやぶさ」に乗って、個室寝台に侵入し、窓で連れ去った。」

 

「くそー、やっちまえおめぇら。」

 

「おう。」

 

1人の男は、穂乃果を襲った。

 

「コノヤローっ。」

 

男は、穂乃果の胸を触った。

 

「キャーッ。」

 

穂乃果は、男に石を投げた。

 

「ぐぁぁっ。」

 

「この、変態男。」

 

そこへ、もう1人の男は達仁と海未を狙った。

 

「てめぇ。」

 

達仁と海未は、男を体当たりした。

 

「うう、貴様ーッ。」

 

そこへ、凜と希が通報で駆け付けた警察が到着し、3人の男は逮捕された。

 

「山口県警の楠田です、犯人逮捕にご協力感謝します。」

 

「じゃあ、この3人は赤城さんを狙われたんですね。」

 

「はい、ありがとうございます高校生探偵さん。」

 

「ええ。」

 

赤城は達仁にお礼を言った。

 

 




ご意見・ご感想をお待ちしています

そして穂乃果ちゃん誕生日おめでとう これからも穂乃果が穂乃果でいられますように



目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

おおぞら3号殺人事件

達仁と穂乃果ちゃんが北海道へ旅行する事になった

ところが、特急「おおぞら3号」で殺人事件が発生、被害者は汚職事件の重要秘密を握っていた、犯人は?


達仁は、穂乃果とことりと一緒に北海道へ旅行すると話をしました。

 

「ねぇ、穂乃果、ことり北海道の列車旅行しようと思ってるんだけど。」

 

「へぇーっ、北海道か、私前から特急おおぞらに乗ってみたいな。」

 

「ああ、函館から札幌と釧路へ行くやつだね。」

 

「チュンチュン、私大好きなのこの列車。」

 

「そうか、ことりちゃんおおぞら号大好きなんだね。」

 

「だって、鳥の絵柄がかわいいもん。」

 

穂乃果は、花陽に声をかけた。

 

「あっ、花陽ちゃん発見。」

 

「あっ、穂乃果ちゃんに達仁君。」

 

「ねぇねぇ、夏休みに俺達と北海道旅行しようと思ってるんだけど。」

 

「ああ、いいわね達仁君と一緒に行くの。」

 

「そうだよ、花陽も一緒に行くか。」

 

「うん。」

 

次の日、達仁と穂乃果とことりは、上野駅にやって来た。

 

19時50分上野発青森行の「ゆうづる1号」に乗って北海道へ行くことにしました。

 

「穂乃果、気を付けるのよ。」

 

「うん。」

 

そこへ、列車の案内放送が流れた

 

「まもなく17番乗り場に寝台特急・ゆうづる1号常磐線経由青森行きが発車します

 

ドアが閉まります、お見送りの方は白線に下がってお見送り下さい」

 

ジリリリっとベルが鳴った。

 

ファーンピィーッ!。

 

達仁と穂乃果達が乗った「ゆうづる1号」がホームを離れていった。

 

ゆうづる1号は、寝台特急である。

 

3段式のB寝台車で穂乃果とことり達は寝る支度をしていた、

 

そこへ車掌さんがやって来た

 

「恐れ入ります、特急券と寝台券を拝見させていただきます」

 

達仁は、車掌に特急券と寝台券を見せた。

 

「青森着は午前5時03分です」

 

「そうですか、どうもありがとうございました」

 

私は検札の後、上段のベットで寝る支度した、

 

穂乃果は「じゃあ、ことりちゃん、達仁おやすみ」とベットへもぐり込んだ

 

「おやすみ、ことりちゃん、穂乃果ちゃん」

 

「おやすみなさい」

 

カーテンを閉めて、横になり、目を閉じると、今まで聞こえなかった単調な車輪の音が、急に、聞こえ出した。

 

正確に言えば、車輪が、レールの継ぎ目を拾う音である。

 

「ゆうづる1号」は、常磐線周りで、平に、22時23分に停車してからは、仙台まで停車しない。

 

ゆうづるは、60キロ台のスピードで走り続けている。

 

仙台に停車した。

 

枕元の明かりをつけて、腕時計を見ると、午前0時35分である。

 

ここからは、終着の青森まで停車しない。

 

ピィーッ!

 

そして 八戸で朝を迎えた、浅虫海岸が見えればもうすぐ青森だ

 

「お早う」と、達仁が言う。

 

窓の外が、明るかった。穂乃果とことりと花陽は、目をこすりながら、

 

「今、何時頃?ですか」とことりが言った。

 

「4時30分だよ。青森に着くのが、5時03分だから、そろそろ、支度したほうがいいよ」と、達仁が言う。

 

穂乃果たちは荷物をまとめて、ベットをおりた。

 

「皆様、お降りのお支度の準備がお出来でしょうか、後10分ほどで終点の青森です。」

 

定刻の5時03分に、「ゆうづる1号」は、青森駅に着いた。

 

「あおもりー、あおもりー、青森です、お疲れ様でした、終点青森です」

 

と放送が流れた、上野から夜行に乗ってはるばるとやって来たんだな

 

穂乃果たちは青函連絡船に乗るために、長いホームを小走りに、歩いていく。

 

跨線橋に上がると、窓から、連絡船の特徴のある煙突が見えた。それが、手に取る近さに見えて、穂乃果は、思わず、「船だわ」と、叫んでいた。

 

青森は、北海道への通過点といわれている。とすれば、北海道への旅は、青函連絡船に乗ることから始まるといってもいいかもしれない。

 

ドラが鳴って、連絡船摩周丸は、青森の桟橋を離れた。

 

遊歩降板に出て、穂乃果とにことことりと達仁と肩を並べ、ゆっくりと遠ざかって行く青森の街を眺めていると、改めて、旅に出たという気分になってくる。飛行機を使わず、列車と、青函連絡船にしてよかったと、穂乃果たちは、思った。

 

津軽海峡は、おだやかだった。

 

陽が、次第に高くなっていったが、東京のような暑さではなかった。

 

穂乃果たちと同じような旅行高校生が、甲板で写真を撮っている。

 

ことりは石川さゆりの「津軽海峡冬景色」を歌っていた。

 

達仁と穂乃果は、船員に頼んで、カメラのシャッターを押してもらったりした。

 

青森から函館まで、4時間足らずの航海である。その間に、食堂で北海定食やイカづくし定食や鮭三平汁定食を食べたり、「海峡」というサロンでお茶を飲んだりして、過ごした。

 

やがて、前方に、函館の港が見えてきた。

 

「この先、ちょっと強行軍になるんだが、我慢してくれよ」

 

と、達仁は、甲板で、近づいてくる函館の町を見ながら、穂乃果たちに行った。

 

「大丈夫だよ。昨日はゆっくり眠れたんだから」とことりが言った

 

穂乃果とにこは笑ったが、寝台特急「ゆうづる」の中で、ゆっくり眠れたので 今日は

 

元気いっぱいです。

 

「函館から、釧路行きの特急に乗るんだが、4人だから、普通車にしたから、車内で

 

色々話をしたり、お菓子や駅弁を食べたりしようか、」

 

と、達仁は、いってくれた。

 

やがて、前方に、函館の港が見えてきた。

 

「この先、ちょっと強行軍になるんだが、我慢してくれよ」

 

と、達仁は、甲板で、近づいてくる函館の町を見ながら、穂乃果たちに行った。

 

「大丈夫だよ。昨日はゆっくり眠れたんだから」とことりが言った

 

穂乃果とにこは笑ったが、寝台特急「ゆうづる」の中で、ゆっくり眠れたので 今日は

 

元気いっぱいです。

 

「函館から、釧路行きの特急に乗るんだが、4人だから、普通車にしたから、車内で

 

色々話をしたり、お菓子や駅弁を食べたりしようか、」

 

と、達仁は、いってくれた。

 

摩周丸が速度を落として、函館港に入って行くと、タグボートが近づいてきた。

 

摩周丸は、そのタグボートに、横腹を押されて、ゆっくりと、岸壁に接岸する。

 

ブリッジを渡って、函館駅のホームに入ると、ブリッジを渡って、函館駅のホームに入ると、穂乃果たちが乗る釧路行きの「おおぞら3号」は、すでに、入線していた。

 

まだ、発車まで10分近くあるというので、穂乃果は、駅の売店でお菓子を買っていた。

 

一方、私は駅そば店できつねうどんを食べていた、ことりは天ぷらそばを注文した。

 

達仁とことりは駅そばで食べるのは楽しみの1つなのです、花陽は売店で缶コーヒーを買っていた。

 

ジリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリ

 

発車のベルが鳴った。

 

「さぁ、出るよ」

 

と、穂乃果たちに、いった。

 

釧路行きの「おおぞら3号」は、午前9時40分に出発した。

 

特急おおぞらはキハ183系で10両編成である、約4時間59分の旅である。おおぞらは、北海道の特急では初めての列車です、ヘッドマークには「おおぞら」の文字と、北海道のシンボルである丹頂鶴が、2羽描かれたヘッドマークがついていた、新しい車両なので、車内は、きれいだし、普通車と1両だけあるグリーン車は、座席が、フルリクライニングになっている。

 

函館発の列車は、南の室蘭本線経由と、北の小樽を通る函館本線経由に分かれている。

 

4人の乗った「おおぞら3号」は、室蘭本線経由して、釧路までである。

 

そこへ、車掌がやって来た。

 

「乗車券を拝見させていただきます」

 

穂乃果たちは、特急券と乗車券を拝見した。

 

函館を出てからは、長万部、洞爺、東室蘭、登別と、停車していく。

 

空は、よく晴れていて、函館を出て間もなく、山頂のとがった駒ケ岳が見え、大沼公園の横を通り、そこを抜けると、右手に、内浦湾が見えてくる。

 

長万部着が、11時10分。「おおぞら3号」には、食堂車がついていない。

 

その代わり、ジュースやお菓子や駅弁の車内販売があり、快適な旅が楽しめます。

 

達仁とことり達は、車窓の景色を楽しみながら、駅弁を食べた。

 

特急おおぞら3号は石勝線川端~滝ノ上間の鉄橋を渡る。

 

「うん、乗ってみるともっと北海道の旅が楽しいぞ。」

 

列車は、内浦湾のほとりを走り続けている。

 

「釧路へ着くのは、夕方の7時過ぎだから、長旅になるぞ」

 

と、いってくれた。

 

「今、どの辺?」

 

穂乃果は、窓の外を見た。

 

「石勝線を走っているところだよ。昭和56年に開通した新線だよ。この線が出来たおかげで、釧路までが、近くなった」

 

と、達仁が、いう。

 

千歳空港駅と、根室本線の新得駅の間、132・4キロを結ぶのが、石勝線である

 

特急おおぞら3号の車内

 

「はいっ、お菓子分けてあげる。」

 

「ありがとう、ことりちゃん。」

 

「ことり、俺にもくれる。」

 

「うん。」

 

と笑顔で笑う。

 

特急おおぞら3号は石勝線川端~滝ノ上間の鉄橋を渡る。

 

列車は、新狩勝峠トンネルに入った。抜けると、根室本線である。

 

広大な十勝平野を走り、帯広に着いたのは、17時05分だった。

 

ここで、かなりの乗客が降りた。

 

2分停車で、「おおぞら3号」は、帯広を発車した。

 

地北線と分岐点、池田に停車した後、列車は、南下して、太平洋に出た。

 

青い海が、窓の外に広がり、それが、終着、釧路に近づくにつれて、夕闇の中に、

 

沈んでいく。

 

終着の釧路に着いたのは、19時15分だった。

 

ホームにおりると、夏の盛りだというのに、風が、頬に冷たかった。

 

19時20分ごろ、事件は起きた。

 

「キャーッ!。」

 

と、花陽は悲鳴を上げた。

 

「どうしたの、花陽ちゃん。」

 

「ちょっと、人が死んでるわよ。」

 

「ええっ。」

 

グリーン車の関で1人の男の人が死んでいたのだ。

 

間もなく、鉄道公安と北海道警察の橘警部が到着した。

 

「じゃあ、君たちが発見したんだな。」

 

「はいっ。」

 

「では、君の名前は。」

 

「音ノ木坂学院の南 達仁です。」

 

「えっ、南、あの、高校生探偵の。」

 

「はい。」

 

「それで、被害者の身元は。」

 

「ああ、被害者は早川雄一さん、53歳だ。」

 

と、穂乃果は1枚のメモ用紙を見つけた。

 

「何、そのメモ。」

 

「どれどれ。」

 

早く逃げろ、殺される。

 

と、書いていた。

 

「ねぇ、これ何かの事件のメッセージじゃない。」

 

「ああ、このメッセージわかったぞ、犯人が。」

 

「本当か。」

 

「ほら、確か汚職事件と関係してるんじゃない。」

 

「うん、それじゃない。」

 

「わかった、早速捜査してみましょう。」

 

「汚職って確か、今ニュースで行ってる清川企画ね。」

 

「そうだ。」

 

そして、次の日達仁と穂乃果達は釧網本線に乗って摩周湖へ向かった。

 

「眺めがいいね。」

 

「ロマンチックだわ。」

 

その時、花陽の悲鳴がした。

 

「誰か助けてーッ!。」

 

「あっ、花陽ちゃん。」

 

「そうか、あなたが犯人ね。」

 

「誰立てめぇは。」

 

「南 達仁、探偵だ。」

 

そして、おおぞら3号の殺人事件の犯人は清川啓介、彼も清川企画の汚職の一味だったのだ、その後橘警部が到着し事件は解決した。




ご意見・ご感想をお待ちしています

劇中の寝台特急「ゆうづる」と特急おおぞらは昭和58年のダイヤを使用しています

次回からは3部構成で北陸旅行で事件が起きます ご期待ください


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

Printemps北陸殺人旅行
その1 金沢・加賀温泉編


今回の乗り鉄探偵南 達仁の短編は3部構成となっています 

達仁と穂乃果達が3泊4日で北陸旅行へ行きます、能登と富山を舞台に連続殺人の謎を追う、そして犯人は。


達仁と穂乃果とことりは連休の日に北陸へ旅行へ行こうと考えていた、日程は三泊四日で北陸の温泉と観光名所を巡ろうと計画していた、北陸へ行くんなら特急で行こうかと考えました、なにしろ北陸は特急王国だからだ。

 

その1・関西方面から

 

大阪・新大阪・京都を通って湖西線に入る

 

L特急・雷鳥 スーパー雷鳥

 

その2・米原・名古屋方面

 

L特急しらさぎ 特急きらめき

 

その3・東京方面から

 

新潟・長岡へ、上越新幹線で

 

特急北越 特急かがやき

 

上野から夜行列車で

 

寝台特急・北陸

 

どれで行こうかと迷っています。

 

「やっぱり、富山と金沢かな。」

 

「うん、富山と金沢は行ってみたいわね。」

 

「金沢へ行ったらさ、加賀温泉郷で泊っていこうか。」

 

「うん、金沢と言えば兼六園とひがし茶屋街でしょ。」

 

「そこも行こうよ、穂乃果ちゃん近江町市場と尾山神社も行こうよ。」

 

「そして次の日は輪島へ行こうか。」

 

「いいね、そこは輪島温泉と朝市も見ていこうよ。」

 

「うん。」

 

「そうだ、京都から金沢行の雷鳥に乗って金沢へ行って、そこから北陸線に乗って加賀温泉郷へ泊って、又金沢から急行能登路に乗って輪島へ行く、次は富山へと。」

 

「なるほど。」

 

東京駅

 

「おーい、南。」

 

「あっ、草村君。」

 

「久しぶりだな。」

 

「新幹線で行くのは静岡以来だね。」

 

「そうだな。」

 

そして、穂乃果とことりがやって来た。

 

「お待たせ、達仁君。」

 

「私も今着たことなの。」

 

そこへ、花陽が慌ててやって来た。

 

「ごめん、準備に時間かかっちゃって。」

 

「花陽ちゃん、まだ新幹線の発車にはまだあるよ。」

 

「そっか。」

 

「何だ、陽一君も来ていたのか。」

 

「俺も一度は北陸本線に乗って見たかったんだよ。」

 

まもなく、博多行東海道・山陽新幹線「ひかり3号」が入線してきた。

 

「来たわ、これが100系ね。」

 

「私も一度は乗って見たかったのよ。」

 

プルルルルルルルルル

 

「まもなく、7時00分発博多行「ひかり3号」が発車します、ドアが閉まります、ご注意ください」

 

プァーン!

 

「うわー、富士山だよ。」

 

「うふふふ。」

 

9時40分 京都着

 

「次の湖西線「雷鳥17号」富山行は9時57分か。」

 

「いよいよ、北陸へ行くんだね。」

 

「ああ。」

 

「草村は雷鳥は乗ったことはあるの?。」

 

「うん、乗ったことはあるよ。」

 

「凄いなぁ。」

 

そして、京都発富山行L特急「雷鳥17号」が入線してきました。

 

「富山行か、これに乗ればいいのね。」

 

「乗ろう。」

 

プァーン!ピィーッ!

 

達仁と穂乃果達が乗ったL特急「雷鳥17号」は金沢へ。

 

「見て、琵琶湖だよ。」

 

「本当だ、キレイ。」

 

雷鳥は湖西線から北陸本線に入る、敦賀と新疋田にはループ線になっている、ちなみにループ線は上り線にだけにあります。

 

12時17分 金沢に到着。

 

「やっと金沢ね。」

 

「まずはどこへ行こうか。」

 

「何言ってるの、金沢と言えば兼六園だよ。」

 

「そうだよね。」

 

兼六園

 

「今、紅葉が見頃なんだって。」

 

「本当、キレイね。」

 

「秋の兼六園はロマンチックだわ。」

 

と、ことりはうっとりしていた。

 

兼六園を見物した後、あめの俵屋に行った。

 

「美味しいね、穂乃果ちゃん。」

 

「うん、何か昔の紙芝居屋さんみたいだよ。」

 

「帰りに行った駄菓子屋さんを思い出すよ。」

 

近江町市場

 

「へい、らっしゃい、らっしゃい。」

 

と、威勢を上げながら店の商売は繁盛していた。

 

「結構繁盛してるね。」

 

「何しろ近江町市場は金沢の台所だからな。」

 

「へぇー。」

 

「うん。」

 

「この魚は、御飯と一緒に食べるとおいしいよね。」

 

と、花陽は市場の魚を見ていた。

 

そして、達仁と穂乃果達は金沢駅から名古屋行のL特急「しらさぎ」に乗って加賀温泉駅へ、この日達仁達は山代温泉で一泊する事に。

 

加賀温泉駅

 

「ここが加賀温泉駅ね。」

 

「結構温泉街が多いのね。」

 

「うん。」

 

「私たちはどこに泊まるの?。」

 

「山代温泉だよ。」

 

「山代温泉か。」

 

達仁と穂乃果とことり達は山代温泉で一晩泊ることにした。

 

 

 

 

 

 




ご意見・ご感想をお待ちしています

今回は3回に分けて制作します、お楽しみにね。



目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

その2 輪島編

次の日、達仁と穂乃果は能登半島の輪島へ行きます、ところが拳銃射殺事件に巻き込まれてしまった、そこへ達仁は事件の推理をするのだ。


次の日、達仁と穂乃果達は金沢から七尾線経由の急行「能登路1号」に乗った。

 

「津幡から七尾線に入るのね。」

 

「そうだよ。」

 

「結構眺めがいいのね。」

 

「能登へ行ったらどこへ泊るの?。」

 

「輪島温泉だよ。」

 

「うん。」

 

「そう言えば、輪島の海岸に砂が鳴くって言ってたわ。」

 

「花陽ちゃん、歩いてみようよ。」

 

「いいね、ことりちゃん。」

 

輪島駅

 

「やっと来たわ、輪島に。」

 

「本当だ。」

 

達仁と穂乃果達が止まるのは輪島温泉である。

 

「ここか輪島温泉ね。」

 

「うん。」

 

温泉に入ると、穂乃果達はほっこりしていた、その後ステージで能登半島名物「御陣乗太鼓」の発表が行われた。

 

「うわーっ。」

 

「私たちもステージで曲発表が出来たらな。」

 

「穂乃果は夢があっていいよ。」

 

その夜、ことりと花陽は砂が鳴く海岸へ散策に行きました。

 

「ねぇ、誰か倒れてるよ。」

 

「本当だわ。」

 

「ねぇ、こんな所で寝てると風邪ひくわよ。」

 

花陽は男を起こそうとしたら、その時!!

 

「あっ、この人死んでるわ。」

 

キャーッ!

 

ことりと花陽は悲鳴を上げた。

 

達仁と草村と穂乃果と陽一が駆けつけると、それは拳銃で撃たれてる男の死体だった。

 

「どう。」

 

「やはり拳銃だ。」

 

「拳銃。」

 

「うん、これは多分リボルバー拳銃だ。」

 

「やっぱり、射殺ね。」

 

「ああ。」

 

5分後、警察が到着し捜査が始まった。

 

「又君たちだね。」

 

石川県警の小沢警部は達仁と穂乃果に事情聴取していた。

 

「小沢警部、凶器は拳銃を使って殺害されたのでしょうか。」

 

「ああ、使用された拳銃はさはり38口径のリボルバーと判明している。」

 

「リボルバーか。」

 

穂乃果は達仁に行った。

 

「犯人は警察マニアじゃないかな。」

 

「そうか、犯人は警察マニアって事も。」

 

「考えられるな。」

 

「なるほど、犯人は警察マニアの可能性もあるって事か。」

 

「はい。」

 

「わかった、早速その線で捜査してみます。」

 

石川県警では輪島の射殺事件として捜査し、犯人は警察マニアの犯行とみて捜査をしてみた。

 

「又、事件に巻き込まれてしまったね。」

 

「うん、達仁君はすぐ解決しちゃうもんね。」

 

「穂乃果、あまり褒めないでよ。」

 

そして、達仁と穂乃果達は輪島朝市を見物しました。

 

「こうてくだぁー。」

 

「威勢がいいね。」

 

「本当だ。」

 

「美味しそうな魚も売ってるわ。」

 

「本当。」

 

「あっ、魚の解体ショーだって。」

 

「ちょっと見に行こうよ。」

 

達仁と穂乃果とことりと花陽と草村は魚屋を見物した。

 

「うわぁ、美味しそうだわ。」

 

「御飯に会いそう。」

 

「うん。」

 

ことりと穂乃果は「朝市音頭」も踊りました。

 

「やっぱいいね、輪島は。」




ご意見・ご感想をお待ちしています



目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

その3 富山編

乗り鉄探偵南 達仁の短編は3部構成をご覧いただき誠に有難うございます

今日で最終回です


次の日、達仁と穂乃果達は金沢から特急「北越3号」に乗って富山へ。

 

「次は富山ね。」

 

「富山と言えば、ガラス作品と薬だよね。」

 

「富山キラリと民族民芸村の事かな。」

 

「うん。」

 

8時43分、富山に到着。

 

「やっと、富山か。」

 

「ねぇ達仁、初めは富山城へ行こうよ。」

 

「賛成。」

 

富山城

 

「達仁、写真撮って。」

 

「おう。」

 

民族民芸村

 

「ねぇ、土人形だって。」

 

「作って行こうか。」

 

「うん。」

 

達仁達は富山の土人形を作りました

 

「ねぇ、そこにはね売薬資料館があるわよ。」

 

と、ことりは言った。

 

「入って見ようか。」

 

「うん。」

 

売薬資料館

 

300年余の歴史を持つ「富と山やま売ばい薬やく」関係の史資料を保存・活用するために、昭和59(1984)年に開館しました。収蔵資料のうち846点は「富山の売薬資料」として、国重要有形民俗文化財に指定されています。それらを含めた数々の資料を保管し、展示や収集を行っています。

 

「これが、柳行李か。」

 

「はい、昔はこれを担いでお得意さんをまわっていたんです、最近ではアタッシュケースが主流になっています。」

 

「へぇー。」

 

「富山の薬はですね、使った分だけ後から払うことになってるんです。」

 

「ほう。」

 

「見て、薬屋さんのお土産かあるわよ。」

 

「本当だ。」

 

「紙風船か、懐かしいな。」

 

そして、呉羽山に登ってみた穂乃果達は叫んでみた。

 

「思いたいのーっ。」

 

と、穂乃果は叫んだ。

 

そして、円山庵で一服した。

 

円山庵えんざんあんは、富山の茶人 金かね子こ宗そう峰ほう氏が、大正9(1920)年に建築した茶室「録ろく寿じゅ庵あん」で、戦後 現在地に移築したものです(一部増改築)。

昭和56(1981)年に円山庵として開館しました。

 

「結構、人気なのね民族民芸村は。」

 

「うん。」

 

キャーッ!

 

と、花陽の悲鳴が聞こえた。

 

「どうした、花陽。」

 

「あっ、あんたは輪島の殺人の。」

 

「俺の秘密を知ってしまったな、生かしておけねぇなぁ。」

 

「花陽を放せっ!。」

 

「お前は誰や。」

 

「南 達仁、探偵だ。」

 

「何っ、探偵。」

 

「あなたは、能登で拳銃で殺害し、それを目撃した花陽に後を付けていた。」

 

「さすがだな、名推理だよ、高校生探偵よ。」

 

「達仁君、助けてぇ―。」

 

「花陽ちゃんを放せっ。」

 

そこへ、穂乃果と陽一は犯人に空き缶を投げた。

 

バキューン!

 

と、男は拳銃を一発発砲した。

 

「今だ。」

 

「おーっ」

 

そして、達仁と穂乃果と陽一は犯人をのしかかった。

 

「ぎゃぁぁぁ、何この高校生は。」

 

まもなく、警察が到着し犯人・瀬田 徹を逮捕した。

 

富山キラリ

 

「凄い作品ね。」

 

「ここはね、図書館と美術館を一体化になってるんだよ。」

 

「そうなの。」

 

「ガラスの作品がいっぱいだよ。」

 

「本当ね。」

 

穂乃果と花陽は楽しく富山キラリを見物した。

 




ご意見・ご感想をお待ちしています

劇中の列車時刻は平成2年のダイヤを使用しています、ご了承ください


目次 感想へのリンク しおりを挟む




評価する
※目安 0:10の真逆 5:普通 10:(このサイトで)これ以上素晴らしい作品とは出会えない。
※評価値0,10についてはそれぞれ11個以上は投票できません。
評価する前に
評価する際のガイドライン
に違反していないか確認して下さい。