拉致られたと思ったら。。。 (すつぬ)
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殺し合いに参加させられたんだけど

初めまして。こんばんわ


通学路の帰り道、いつもの路地裏を使い帰宅途中。

 

「はぁー…今日も誰にも話しかけられなかったなぁ……」

 

そう、俺、南雲 拓斗は友達がいない。もう高校に入学してから1ヶ月が経っている。他の奴らは既に友達を持ち始め、クラスではグループが見て分かるレベルで割り振られている。しかしこの俺は誰一人とも話してない……むしろ近づいてくる人すらない…

 

「はぁー…俺、友達できんのかな……」

 

そう思った瞬間、何故か止めてた足を止めてしまった。

 

「はぁー…うぐっ!?」

 

ため息を吐いた瞬間、首筋にビリビリした感覚を覚えると俺は意志を手放した………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ん?…ここは?」

 

辺りを見渡す。そこはボロボロになった……言わば廃墟のような場所だった。地面はコンクリートがむき出しで、所々苔がある。そしてもうひとつ、俺以外にも7人、人が居た。お年寄りから、サラリーマンまで、いろんな人がそこにはいた。中には俺と同じ様な歳のやつもいた。辺りを見渡すこと数十秒。真ん中らしき場所にライトが点灯すると、そこから一人の男が経っていた。

 

???「やぁーやぁー、気分はどうかな?」

 

ニコニコしながらそういう男に他のみんなは切れている。確かにそうだ。こんな所にいきなり拉致られるんだ。切れるのも納得だ。

 

???「まぁーまぁーw落ち着いてw」

 

男が軽くそう足らう。

 

???「何w君達にはちょっとしたゲームをしてもらいたいだけだよw」

 

「ゲーム?俺達に何をさせようってんだ?」

 

???「ふふっw何、簡単な話だよw

 

 

 

殺し合いをしてもらう」

 

そう言い放った瞬間、場の空気が凍った。

 

???「制限時間は1週間、ルールはここの島全て。この島から脱出するには2人になるまで…それまで君達は殺し合いをしてもらう。」

 

「は…はは?冗談だろ?」

 

???「冗談も何も言ってないよ。それと、明日から昼と夜の2回、真ん中の廃都市に物資を2つ落とすからね。あとは、君達の前にあるリュックサック」

 

そう言われて前を見る。確かに目の前にはリュックサックがある。

 

???「その中には、この島で生きていくための物が三日間だけ入っている。」

 

そう言われ、中を開いてみる。確かに、中には3日持ちそうな水や洋服、絆創膏などが入っていた

 

???「それと、それぞれ武器を用意してあるんだけど」

 

………は?ねぇーよ?んなもん。

 

「おい!おれのぶ……」

 

???「……どうしたのかな?」ニコ

 

待て?もしここで武器ねぇーぞこのアンポンタンって言って、もし武器が貰えなかったら?ここのヤツら全員に俺が武器を持ってないということがバレる。そしたら真っ先に狙われてハーレム(殺意)になってしまう……

 

「……いや……なんもない」

 

???「そう?ならいいんだけどね」ニコ

 

おいなんだそのニコッとした笑顔。殴りたい。その笑顔。いやてかその笑顔ぜってぇー測ってたよね?なに?嫌がらせ?嫌がらせなの?俺命かかってんだよ?……………まぁー心の中でどう言おうと関係ない…か……

 

???「それじゃー、君達の健闘を祈るよ!アデュー!」

 

そして、男は姿を消した。みんな無言である。そりゃそうだ。もうこれで殺し合いは始まってんだ。よし。ソロリゾロリでここから退散しよう。そうしよう。

 

男「動くな。」

 

「あっはい。」

 

拳銃向けられちった☆てか拳銃あんの!?ズルくない!?俺何もないんだよ!?大人しくするわ………けないんですよねぇー。だってあの拳銃、どっからどう見てもリボルバーでしょ?それもシングルアクションの。銃は詳しくないけどFPSゲームでそこそこ知識はあるんだ。

 

「…やっぱ動くわ」

 

男「あっ!おい!動くなって言ってんだろ!殺すぞ!?」

 

殺すねぇ………そんなの中学校時代に首元にナイフ何回も突きつけられてるからなんも怖くないのよね。

 

「脅すなら、もっとマシな嘘でもてついたらどうだ?」

 

男「っ!このガキ!いいよ!殺してやるよ!しねぇ!」

 

発泡。しかし俺にかすりもせずに明後日の方向に銃弾は飛んでいく。当たり前だ。シングルアクションのリボルバーは反動がでかいって相場は決まってるんだ。知らんけど。でも、初めて銃を撃つ初心者が片手で当てられるとは到底思えない。やはり一番の鍵は博打だぜ!

 

「あばよーー!」

 

俺はリュックサックの紐を掴んで思いっきり出口に向かって走る

 

男「クソ!クソ!なんでだ!なんで撃てねぇーんだよ!」

 

少し後ろをチラ見すると、男は何か銃をいじってる。普通に考えればハンマーを下ろせば再度撃てるって分かるが、余程銃のことを知らないのか、それともこの状況下でテンパって頭が回ってないのか………どちらにせよ、逃げれるにこしたことはない!さっさととんずらして安全に暮らすんだい!

 

「ふぅ……ここまで走ってくれば大丈夫だろ。」

 

森の中、あれから数分ぐらいぶっ続けで走ってたため、息が上がる。それも整備された歩道ではなく、足場の悪い森の中。いつもの倍以上に疲れた

 

「ふっ……はぁー……体力に自信があって良かった…うおっ!タイミングいい所に洞窟!あそこを仮拠点とする!………何一人でやってんだ……」

 

一人でそんな茶番をしつつ、洞窟に入る。中はとても綺麗で、クリスタルのような物がつらら上になっており、それが外の日差しに反射しており、中は洞窟なのに部屋同然に明るい。

 

「ラッキー!湧き水もあるやん!」

 

少し奥にいけば湧き水もあり、新鮮だ。後は肝心の食料だが。

 

「たしかあの男は、明日の昼と夜の2回に物資を投下とか言ってたな…今日はもう遅いし、明日はその物資を略奪するって感じでいいか。なーにw戦闘なんて起きませんよwえぇw」

 

一人でそんなにフラグを建てて、今日の所は眠りに着いた。




気が向いたらまた投稿しようと思います。。開いて読んでくれてありがとうございます。次回があれば。。また次回


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フラグは回収するスタイル

「ん?んんーっっ!はぁ!よく寝たぁ!ってどこだここ!?ってあぁ、そう言えや殺し合いに参加してるんだっけか。」

 

目が覚めるとそこは青白く光、幻想的な洞窟の床。一瞬なぜ自分がこのような場所にいるか分からなかったが、隣にあるリュックサックを見て昨日の事が鮮明に覚えて来た。

 

「よっこらせっと!今の時間はー?11時半!そろそろ投下の時間か……行きますかね。」

 

俺は体を起こして洞窟を出る。荷物とかは邪魔になる為、洞窟に置いていく。

 

「てか意外だな。殺されてなかった」

 

普通、あんな無防備な状態で寝ていたら、誰かしら俺を見つけて殺す事なんて容易かっただろうに。まぁーそこは運が味方してくれたってことにしておくか。そんなこんなで、木や地面などに、若干の傷をつけながら真ん中らへんに歩いていくと

 

「おぉ。着いた。」

 

森を抜けると、目の前にはボロボロの都市。まさに廃都市って感じだ。そこら辺に建物から落ちたであろうレンガやコンクリートがでかい石となって道にゴロゴロしてる。中も入れるが、少し蹴っただけでガンガラガッシャン行きそうなぐらいボロボロだ。

 

「んう?」

 

そんなことを思いながら、観光、もとい、下見をしていると、突如ヘリの音と共に、多少の風が頬を撫でた。上を見上げると、ギンギラギンと輝く太陽にちょうど重なる形で、ヘリがホバリングしている。よく見ると、細長い黒色のアタッシュケースを吊り上げていた。しかもちょうど俺の真上で。

 

「これはなかなか運がいい。」

 

むしろここまでぶっちゃけ運で来てる気がする。しばらくホバリングしてたヘリからプツリという音が聞こえると、ちょうど俺の真隣にそれは落下する。

 

ズドン!

 

重々しく落ちてきたアタッシュケースを俺は持ち上げる。

 

「うお!?おっも!何キロあんだよ……」

 

持った感じ、約15キロぐらいはある。

 

「これで水の2リットル1ケース分とかだったら承知しねぇーぞマジで…」

 

そんな愚痴をいい、敵とエンカウントしないうちに俺はその場から去ろうとする。

 

???「それを……置いて言って貰えないかな?」

 

「っ!?………」チラ

 

少しだけ視線を後ろに向ける。そこには、30歳ぐらい後半であろうガタイのいいおっさんが、片手にハンドガンもち、構えながらそう言っている。

 

「……置いていかなかったら?」

 

少しでも時間を稼がために話を振る。俺の近くにコンクリートで出来た壁がある。隠れるならあそこだ。距離は約10m……確実に走ってるあいだに撃たれてあぼーんだ。

 

おっさん「そんなの分かるだろ?それに、あの男のように当たらないってことは無いからね。これでも……警察官だからね。」

 

警察官…それもハンドガン、黄金装備じゃねぇーか?でも確か警察官は滅多なことが無い限り射殺はしない。アメリカなら問答無用らしいが、民主主義のこの国では、まず足や肩と言った四肢を狙う。それにこのアタッシュケースは持ってる感じ、ハンドガンぐらいの弾ぐらいなら失せげそうなほど分厚く、頑丈っぽい。……結局、博打かw

 

「そう…かい!」

 

俺は思いっきり走り出す。正直15キロもある荷物を背負って走るとか無謀と思うだろう。現におっさんはため息を吐いている。

 

おっさん「はぁー…馬鹿な真似をするな」

 

バン

 

発泡してくる…が、俺はあらかじめ低い姿勢で走っており、コンクリートの壁まで残り数メートル…そのぐらいで撃たれた。俺は予測していた。いくら警察官でも反射神経は通常の人より少し敏感なぐらいだ。ならば、ノーモーションから動いた俺に瞬時にAIMを合わせることは出来ない。必然的に俺が隠れるであろう場所に照準を合わせて隠れると同時に発砲すると。俺は隠れるすんの所で頭を狙わないと相手を信じて、足から腹の部分にアタッシュケースをもち、飛び込むようにコンクリートの壁にダイブする。

 

「ふっ!はぁ!?」

 

結果は予測通り、俺の膝ら辺の位置に薬莢がアタッシュケースにぶっ刺さっていた。やはり俺の勘は良く当たる…丈夫だということと、分厚いのであの距離からのハンドガンの弾を防げた事。

 

おっさん「ちっ……だが、もう逃げられないだろう?そんなコンクリートの壁…武器を持たない君からしたら袋のネズミだろう?」

 

確かに、俺はこのアタッシュケースしか武器になるようなものはない。それにそれを確定できるのは俺が手ぶらだったからであろう。例え懐にハンドガンを閉まっていたとしても、俺の服の密着度的に、絶対にシルエットは見え隠れする。

それに奴から逃げる時に一瞬だけ背中を見せた事もそうだろう。ナイフを持ってたとしても相手は警官だ。武術の一つや二つ持ち合わせてる。かく言う俺はただの一般人、体格も中の中だ。普通に考えて武術を持ち合わせてるとは到底思えない。それに例えナイフが当たったとしても致命傷にはならない。初心者が振るう刃物はなまくらだからだ。

 

おっさん「さぁ…大人しく僕に殺されるといい」

 

着々と…おっさんは俺との距離を詰める。一歩、二歩と、近づいてくる。……そして、おっさんの影が端っこに見えた所で……

 

「!」

 

俺は一気に物陰から出る。当然、おっさんは俺に照準を向けてる。当たり前だ。油断はここでは一番の死に繋がる。

 

おっさん「馬鹿め」

 

バンバンバン

 

3発…そのうちの2発はアタッシュケースの両端にある開け閉めする金具にヒット…そしてもう一発は俺の頬を掠める。

 

「くっ……そっ!!」

 

痛てぇ…ただ掠めただけなのに、頬ということもあってか、今までに感じたことがないほどの激痛が頬に伝う…それにタラーっと血がたれてるのが分かる…だがっ

 

「予測……通りだ!」

 

アタッシュケースは無残に開き、中身を全てぶちまける。先程こっそり中身を確認した時に入ってた銃を反射神経で左手で持つ。もちろん、ばら撒かれる時にどういう風にばら撒かれるかを3パターンぐらい予測してた。今回は一番の簡単なパターン1だった。俺は左手に持ったウィンチェスターを片手で発砲する。無論……ゼロ距離で

 

おっさん「かはっ!?」

 

流石に素人が撃つ銃でも、ゼロ距離射撃なら確実に当たる。それにウィンチェスターは散弾…要はショットガンだ。こんなゼロ距離で撃たれたら即死レベルだ。返り血が俺に付着し、撃った場所が目も当てられないぐらいぐっしょりしてる……が、油断は出来ない。すぐ様発砲口を右手で持って、グリップの所で思いっきり殴る。

 

「おっっらァ!」

 

おっさん「!?」ドサ

 

おっさんの後頭部に思いっきり入ると、地面に思いっきり顔面を強打したおっさんは、その後、ピクリとも動かなくなった。そしてその瞬間、頭に直接アナウンスみたいなのが流れた

 

『大山 健さんが死亡。死因は出血死。残り人数は6人だね♪頑張ってね♪』

 

「っ…これは………」

 

何だこれ?不思議な感覚だ。頭に直接反響するかのような聞こえた声……おそらく一番最初にこのデスゲームを始めた司会者であろう

 

「………初めて、人を……やったのか。」

 

別に恐怖心になったり、絶望したりはない。おそらく状況が状況なだけに、仕方が無いことだと思ってしまっているだろう。やらなかったらやられる。やられる前にやる。間違った事はしてない……だがやっぱり……

 

「気持ちよくは………ねぇーな」

 

殺人鬼の気持ちは分からない。けど、恐らく、楽しいからしてる…だけなのだろう。俺の場合は………状況が仕方がなく殺した。…だろう。言い訳すぎて逆に涼しいが、罪悪感はある。……ただ、先に喧嘩ふっかけたのはそっちだっただけだ。

 

「……戻ろう」

 

俺は、血で汚れた手を見て、俺の手は、もう高校生のそれじゃないと自覚し、アタッシュケースから飛び出た水入ペットボトルや、缶詰をアタッシュケースにしまい、洞窟へと帰路につく。




いやぁ。。下手くそな文面ですなぁ。。。
読んでくれてありがとうございます。次回があったらまたー


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初めてのタック 前編

正直サブタイトルの付け方いまいちよくわかってないですw


「よっ!ほっ!…んん……6個中3個か……」

 

俺は木に向かって投げナイフを投擲する。

最初よりかは幾分かマシになってきたが、やはり使い勝手がわからない。正直投げて使うより、双剣のように両手に構えて突撃した方が強い気がしてきた。

……え?投げナイフなんてどこで入手したんだ?だって?あの時は気づかなかったけど、アタッシュケースの中身を入れ、無事洞窟に着いた後、昼飯を食べようとアタッシュケースを開けると、そこには6個の刃の先端が少し重めに作られた投げナイフが入っていたのだ。ウィンチェスターと、おっさんからパクって来たハンドガンも合わせて、俺の武器は3つ…だけど、ハンドガンは見た感じガバメントらしく、ガバメントの装弾数は8発。それが俺との戦闘でおっさんは4発使ったので残り4発。そしてウィンチェスターの装弾数は3発…だけど、このウィンチェスターはまえごめされていたため、装弾数は4発。それにあの戦闘で1発消費してしまっているので残りは3発。投げナイフに関しては、昼飯を食べた後に練習をしてるが、2時間経ってやっと半分当たるようになった程度だ。おそらくペース的にははやいのだろうが、戦闘で実戦的に使えるかと言われたら言葉が出ない。それほどまでにお粗末な出来だ。

 

「ふぅ。今日はこれぐらいにしとこうか。明日に備えて今日はゆっくり眠ろうか。」

 

そう言い、時刻は夜の6時半。俺はアタッシュケースに入ってる缶詰をひとつ取り出して、食べる。ちなみに焼き鳥缶詰だ。食べ終えた後に、少し考える。寝るには少し早いからな

 

「しかし…不思議だな。俺はここに何回もって訳じゃないが、結構出入りしている…それなのに襲撃のひとつもない。いくらこの島がでかいからってエンカウント率が少ない……やはり物資は戦闘をさせるための余興みたいなもの…なのか?」

 

考えれば考えるほど、不思議な点しかない。島がでかくても、ほかの奴らがうろつけば、当然ここの洞窟も割り当てられる。しかし一向にその気配がない。むしろ人っ子一人ここに近づきはしてこない…それに

 

「もう……傷がふさがってる」

 

そう言い、俺は昼に銃弾を掠めた頬を撫でる。既に完治しており、傷跡の1つすらない。痛みなんて数分だけだ。洞窟に帰ってる途中には痛みなんでなかった…

 

「………それにもう一人死んでる。」

 

そう、謎のアナウンスの時に頭に直接響いた確認みたいなもの。確か俺を含めて8人。しかしあのアナウンスでは6人となっていた。おそらく俺が寝てた間に一人殺されたのであろう。であれば、寝込みを襲われるのも不思議ではない。

 

「……後は、この謎の力だよな。」

 

おっさんの戦闘開始から色々不可思議な点がある。まず一つは俺はそこまで頭がいいって訳じゃない。本当に一般人レベル…だがあの戦闘では、俺は3パターンの攻略法を頭の中に入れていた。アタッシュケースを盾にした後に、アタッシュケースを思いっきりおっさんの顔面に叩き入れてとんずらする2パターン目。

アタッシュケースの中身からウィンチェスターを取り出して物陰から出て発砲する3パターン目。

……そして、アタッシュケースの金具を狙わせて中身をぶちまけた後にウィンチェスターを手に取り、ゼロ距離で発砲する1パターン目

………正直、俺が実行した1パターン目が一番論外だ。そもそも俺の動体視力と反射神経は一般人レベルだ。中身をぶちまけた後に狙い通り銃を手に持って撃つなんて芸当は出来ない。それに仮にもウィンチェスターはショットガンだ。いくら片手銃だからって初心者の俺がやすやす撃てる代物でもない。だが、俺は撃てた。普通ショットガンを片手で撃てば威力で肩が持っていかれる。しかしあの時の俺は耐えたのだ…理由は何だ…?そう考えた時、あるひとつの言葉が頭を巡る。

 

「博打……か?」

 

確かに俺が博打と思った時、変に頭が冴える感覚がした。今回も、そして前回も……俺は博打を思い浮かび、楽しんでいた。命を賭けて戦う事がどうしようもなく………楽しかった。

 

「狂ってるのか?俺は」

 

そう思うが、でもやはり賭け事は楽しい。勝つか負けるか、たったそれだけの事だが、それが一番意味あることだと思っているからだ。恐らく、俺の力の源は『命をかけた駆け引き』なのだろう。

 

「……まぁー、いいや。とりあえず今日は眠ろう。」

 

俺は眠りに着く。

 

次の日の朝。俺を起こしたのは…一つの爆発音だった。

 

ドゴ-ン!!

 

「ふが!?な、なんだ!?」

 

急いで飛び起きる。結構近かったぞ……

 

「ってうお!?」

 

横を見ると服がボロボロで、俺と同い年ぐらいの美少女が横たわっていた

 

???「ん…んん……」

 

「お、おい!?大丈夫か!?」

 

俺はその少女に近寄る。肩を掴んで少し揺らすと瞼がピクリと動き、少しづつ開かれていく。

 

「い、生きてる…すげーな…おい、だいじょってあぶな!?」

 

突然、懐に手を伸ばした少女は俺の首筋目掛けてナイフを振るってきた。いきなりの事で俺は尻もちをつきながらも何とか避ける

 

???「外し…た………」

 

「いきなりなんなんだよ!?ってそうか!今は殺し合い中だったな!クソが!」

 

そう言いながらアタッシュケースに入ってるナイフを素早く手に取って、双剣のように構える。彼女は既にこちらに向かって地面を蹴っていた。

 

「うげ!?はっや!?」

 

何とか、ナイフで捌けた………が、この少女、動きがすばしっこい!むしろ速すぎて目で追うのがやっとだ。

 

「って危な!?」

クソ!余計な事考えてたらまじで直ぐに命があの世へダイブしてしまう!それだけは避けたい!その瞬間、頭に何か流れ込んできた

 

「っ!?あぁ……」

 

あまりの痛さに頭を抑えて動きを止めてしまった。

 

???「!ふっ!」

 

やばいやばい…確実に俺の首に当たる……真っ直ぐこちらに飛んでくる少女。

 

「だァーくそ!『世界観速!』」

 

次の瞬間、キュイーンっと機械音が俺の頭の中に流れると同時に、世界が……スローモーションで映し出される。

 

「うお………っ!?…なんだ……これ………はぁぁぁ!?」

 

一瞬、ほんの一瞬だけ本当に世界が遅くなったように見えた。遅くこちらに飛んでくる少女、剣先や方向までが全て手の取るようにわかった。かく言う俺はそんなスローモーションの中でも普通に動けた。俺はすかさずイナバウアーして避ける。喋りながら避けている時に気付いた。

 

「俺の声……スローモーションなってる!?」

 

よくある2分の1でビデオを再生した時みたいな声になってる……のに体はいつも通り動く。よく分からないが…おそらくあの呟いた言葉にその力があるんだろうな……

 

???「何!?」

 

「いやー、漫画みたいな展開だ……」

 

正直俺自身1番びっくりしてる。一瞬スローモーションになったと思ったら敵の攻撃を避けてるんだからな。そんな時

 

男「やっと見つけた…ってあれ?もう一人いる?……まぁーいいや。カモが二人だからね」

 

っと、何その武器未来的!っていう武器を担いで現れた男に俺はもちろん、その少女も男にからだを向ける。

 

「悪いが!一時的に共闘しないか!?」

 

???「…………賛成。」

 

「よし来た!」

 

男「ふーん…まぁーいいさ。装備の為だ。悪く思わないでよね。」

 

そして、この美少女とタックになって男を捻ることになった。




描き始まる前。
「よーし!頑張るぞー!」
書き終えた後
「やっぱり俺は駄文の天才だなw」
最後まで読んでくれてありがとうございます。次回もあったら、また


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初めてのタック 後半

どう書こう。。。


「うっし!んじゃ行くぞ!」

 

俺は一歩踏み出し男に駆け出す。かく言う男は

 

男「…………くだらない」

 

近未来的な武器、刃は青白く光、そのまわりには青色の粒子のようなものがふわふわと浮遊してる。そんな剣を横に薙ぎ払った男。次の瞬間

 

ドゴーン!!

 

大きな爆発を引き起こし、風圧で俺は吹き飛ばされる。

 

「うぼぁぁぁぁ!?何だそれはァァァ!?」

 

思わず叫んでしまい、洞窟の壁に背中を強打する。

 

「かはっ!!」

 

衝撃で俺は肺に溜まっていた空気を吐き出してしまう。その後に咳が出てきた…手で押えてその手を見ると

 

「くそ……吐血…してやがる……」

 

自分の手は真っ赤に染まっていた。生半可な攻撃では奴に通用しない。俺は壁に背を預けながら前に視線を向ける。俺が吹き飛ばされた後に、交代という形で少女が戦ってる。俺では目で追うのがやっとのスピードと斬撃に、男は余裕の表情をしながら剣で捌いてる。それどころか少女に小さな斬撃を加えて、少しずつ少女の体にダメージが蓄積しており、2人が見合ってる時には、少女の全身は血塗れで、足がおぼつかない。まるで産まれたての子鹿のように震えている

 

「クソ……俺は、足でまといなのか……」

 

正直、男の攻撃の原理すらわからない。剣を横に振っただけで爆発を起こすとかどこの魔法使いだよ……少女の斬撃やスピードも目で追うのがやっと…男のようにそれをまるで当たり前のように交わしたり、剣で捌いたり、ダメージを与える事すら叶わなかった。……俺には……何も出来ないのか?

 

『何も出来ないと感じた時、人間は本当に何も出来ないと思うんじゃないか?そうなりたくないから、人は諦めない。諦めたくない。そうじゃないか?』

 

昔、父親に言われた言葉が頭に鳴り響く。

 

「……うっせ。んなもん分かってる……」

 

ろくに家に帰らねぇー癖に言うことはいつも正論で嫌気がさす父親のセリフ。……でも、今の状況では、その言葉は俺に勇気をくれた。…痛みはもう感じない。いや、痛すぎて麻痺してるのかもしれない。…ただ…やることはここに来てから変わらない……

 

「結局…博打かよw」

 

自然に頬が吊り上がる。考えろ。俺は別に主役じゃない。俺はあの少女とタックを組んでるただの一般人だ。そんなやつが主役ぶってあの男にひとたちいれようと考えるな。あの子の、サポートにてっしろ……うし!

 

「どぉぉぉりゃぁぁぁ!!」

 

俺は少女に向かって辛うじて手に持っていた投げナイフを投擲する。少女が避けるのを……信じて

 

少女「!?」

 

少女は後ろを振り向き、慌ててしゃがんで俺のナイフを避ける。男も流石にこの行動には驚き、慌てて剣で捌く。

 

男「あは……あははっwまさか裏切るとはねw」

 

「……どうせなら…手負いの方を先に潰せるなら…潰しておきたいだろ?w」チラ

 

男「ふふw違いない!なら!」

 

少女は俺に向かって血相を変えて突撃してくる。少女の目の前にあったアタッシュケースをこちらに蹴りあげてくる。その時に、中身のものをぶちまける。

 

男「一番の負荷でを負ってる君が!真っ先に殺されるね!」

 

その瞬間、少女は俺の胸を突き刺す。

 

「かはっ!」

 

口の中に溜まっていた血を吐きだす。

 

男「あはっ!あはは!本当に無様だ!あのままこの子を見捨てて君だけ逃げれは良かったものを!w滑稽だ!実に滑稽だ!wあは!wあはははは!wwバン……………ふぇ?」

 

「そりゃ…どうもw」

 

バンバン

 

俺は右手に持っているガバメントを発砲する。少女に手を添えられながら発泡した2発の銃弾は、一発は男の腹部を貫き、もう一発は肩を撃ち抜く。

 

男「どうして!?なぜ死んで!?」

 

男は驚愕した。そりゃそうだろう。少女が確実に俺の心臓を突き刺したと錯覚した。しかしそれはお門違い。少女のナイフは後ろの壁に突き刺さっていた。

 

男「どうし…は!?だって吐血して!?」

 

「……フェイクさ。さっきの背中強打のおかげさ」

 

先程、背中を思いっきり強打した時に吐血したあと、口の中に血を貯めていた。それを吐き出しただけ。流石に血が吹き出してないとフェイクにもならないので、胸元に自ら切るようにしてナイフを切りつけた。男が馬鹿でよかった。少量の血だけで死んだと錯覚してくれたからな……

 

男「クソっ……クソがァァァァ!!」

 

男は相当プライドが高い様で…騙された事に怒り、剣を上段へと振り上げた…次の瞬間。

 

男「がっ!?……あがっ………」ドサ

 

男の首に投げナイフがクリティカルヒット。あらかじめ男が見えないように少女に投げナイフを渡していた。当てられるって保証はどこにもない。ただ掛けただけだ。俺よりも軽傷である少女の方が当てられると。それに戦闘技術はこの子の方が上だ。それも使ってる武器はクナイに背中にある短剣。いかにも忍者ですって感じだから使えると思った。

……結果は言うまでもない。少女が投げたナイフは綺麗に男の喉元を捉え、ぶっ刺さる。男はそのままぶっ倒れるとピクリとも動かなくなる。そして

 

『道下 みのるさんが死亡。死因は出血死。残り4人だよー♪あと少し♪頑張れー!』

 

謎のアナウンス…てか俺が寝てる時に人殺されすぎな。

 

「はぁ…はぁ………ナイス…キル……」

 

俺はそのまま壁に背を預けたまま座り込む。どうせこの子に殺されるんだ。楽な姿勢で殺されたい

 

少女「………」

 

「……殺らないのか?一時的な共闘だったんだ。殺しても文句は誰も言わないぜ?」

 

正直死にたくはない…けど、この子的にはおそらくあの男を倒すまでの仲間だっただから、躊躇なく殺す。そう思っていたのだが……

 

少女「馬鹿言わないで。それに、一度一緒に戦った戦友だ。殺すなんてことはしない」

 

「へ?」

 

思わず素っ頓狂な声を出してしまった。

 

少女「それに、この島から脱出出来るのは2人までだ。なら、このままチームになった方が生存率が格段に上がる。」

 

「た、確かに……」

 

確かに二人の方が索敵や戦術などの幅が広がるので生存率は上がる。それに俺は生き残るっぽいし、そっちの方がありがたい

 

少女「それに、貴方は強い。だからかな。背中を任せられる。」

 

「い!いやいやいや!!俺なんて強くもない!一度戦ってるからわかるだろ!?俺なんて一般人だよ!」

 

少女「ただの一般人は私の剣戟を避けれないし受け止めることも出来ない。それにあの男の意表を突く発想力。騙し討ち……どれもとっても一般人とは少し離れてると私は思うけど?」

 

「ま、まじかー…でも、君のおかげで俺も助かったしね……正直、あのアイコンタクトが通じなかったら俺は君に殺される覚悟をしてたからね……」

 

あの時、俺がナイフをこの子に投げた後、男と会話してる時、男に悟られないように一瞬だけ申し訳ない顔をした後に、アタッシュケースに目を向けた。その時少女もわからない程度にアタッシュケースを見てくれた。後はフェイクに関して。これは少女が駆け出してる時に口パクで寸止めを狙えって言った。その時少女は少しコクリと頷くと後ろの壁にナイフを突きつける。ワンテンポ遅れて血を口から吐き出した後、男が笑って目を瞑ってるあいだに心の中で『世界観速』と願うと周りが一瞬スローモーションになる。その隙に空中に浮遊してるハンドガンを手に取り背中に隠すように手をダラーんってさせる。後はそのままの流れって感じだな。

 

少女「分かりやすかったからね。良くもまぁーこの男は気付かなかったものだ。」

 

そう言って後ろを振り返る。首から血をドバーしてる死体を見てなんか呆れた目線をしてる。……やめて!死体が悲しむよ!?あ、死体は感情を出さないか。

 

「まぁ…何はともあれ……宜しくな。」

 

少女「…んっ♪こちらこそ宜しくね」

 

何故か一瞬声が跳ねたと思ったかと思うと、俺のさしのべた手を握ってくれ、お互いに握手をした。




うーん。。。もう少し戦闘シーンをなぁ。。ちょっと雑だったかねぇ。。それと、次の話はこの少女の名前が決まったら投稿する予定です。って不定期更新なのにめちゃくちゃ書くのにハマってるんだけどどうしよう。。

(地味にUA150突破してたし。。。)


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とりま信頼関係を築こう

クロスオーバーってついてるからここはアニメキャラにしようと思ったが俺の知ってるアニメが少なすぎたため、少女の名前は自分で決めました。もしかしたらタグ詐欺かもしれない。。ま、まぁー。。いずれ出てくるから!うん!あ、本編どうぞ。


あの後、適当に男の死体を雪菜が捨てに行きました。え?なんかそこら辺にポーンって……そこら辺に!?

 

「お、おい?雪菜(ゆきな)?そんな適当でいいのか?」

 

雪菜「心配ありません。どうせ腐って腐敗します。」

 

「違う。そうじゃない。」

 

紅碕 雪菜(あかざき ゆきな)。この子がそう名乗ってきた。え?なんでもう下の名前で呼んでんだこのナンパ師だって?この子から下の名前で呼んでくださいと言われたんだ。あと誰がナンパ師やねん。

 

雪菜「えー?いいじゃないですか。だいたい今は殺し合い中ですよ?そんな事あまり気にしなくていいんですよー」

 

「気にするわ!さっきのお前を逆再生して見せてやりたいわ!!」

 

雪菜「えー?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ーー30分前。

 

雪菜「さてっと。自己紹介もすませましたね。」

 

「あぁ。そうだな」

 

あの後、握手を交わした後、普通に自己紹介をした。

 

雪菜「にしても傷の治り…早いですね。」

 

「んあ?確かに……そうだな。」

 

背中を強打して折れたであろうあばら骨。雪菜は触るだけでわかるらしく先程フェイクで壁にナイフを突きつけてた時、雪菜は胸元に左手を添えてたのだが、その時は粉々レベルで、なんでこいつ立ってるの?って思われるほど酷いレベルだったのだが、今は見るだけでも分かるぐらいに何ともなく、戦闘前までの俺らしい。

 

雪菜「自己治癒力が高い……ってだけじゃ筋が通らないわよね。明らかに人間離れした自己治癒力ですし……」

 

雪菜は少し難しい顔をしながら考え込んでしまう。そんな事より気になる事が1つ。

 

「あの、そんなことより死体……どうすんの?」

 

そう言って俺は死体に指を指す。昨日も思ったが、俺一般人の割に死体見てもなんとも思わないとかサイコパスなんじゃないか?

 

雪菜「あー、そんな事でしたか。」

 

「え?そんなこと?」

 

雪菜「こんなのはですね」

 

死体を抱えて、すぐ側の川に歩み寄ると

 

雪菜「ぽーい!」ボチャ-ン

 

「おぉぉぉぉぉい!?」

 

雪菜「こんな感じです!」キリ

 

「いや!何キメ顔かましてるの!?違うよね!?普通土に埋めるとか!なんかこう……もっと色々あったよね!?」

 

雪菜「そんな掘るものなんて私持ってないですよ。それに掘ってる間に敵に見つかって奇襲なんてされたら一溜りもありません。ここは戦場なんですよ?」

 

「だからってなぁ…」

 

愚痴を言いながらも洞窟に戻る

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして、現在という訳だ。

 

雪菜「いいですか?ここは戦場なんです。ゆうちょうに敵の死体を埋葬なんて出来やしないんです。そこら辺わかってますか?」

 

「っ………分かってる…けど……」

 

雪菜「なら無駄口を叩かないでください。今の私達は今日を生き残ることでいっぱいいっぱいなんです。そんな他人の事気にしてる暇あるなら自分の事を気にして下さい。分かりましたか?」

 

「…はい……分かりました……」

 

雪菜「………少しきつく言いすぎました…けど!別に間違った事は言ったつもりは無いんだからね?……た、確かに、貴方の言うことも正しいですけど!場所を考えての事です!分かりましたか!?」

 

「………何?ツンデレなの?」

 

雪菜「ばっ!?///だーれがツンデレですか!///私は本当に少し言いすぎたなと思ったので仕方がなく!仕方がなーく貴方をフォローしただけです!勘違いしないでください!」

 

頬を真っ赤にして、必死に自分がツンデレじゃないとアピールする雪菜さん。ふむ。ツンデレだな。

 

「あーはいはいわかったわかった。」

 

雪菜「!?///ぜーったいその反応は理解してませんね!?いいですか!?///本当に私は!ーーー」

 

その後、色々言い訳まがいのことを言っていたが、最終的にどこか恥ずかしくなったのか、突然喋らなくなるとそのまま眠る体制に入る。

 

「…寝てなかったのか?」

 

雪菜「こんなどこも戦争の中心みたいな所で寝れるわけないでしょ。…それに貴方のせいで疲れました……」

 

言い訳してた雪菜さんのせいでしょとは、口が裂けても言えなかった。てかそりゃそうか。どこも戦闘区域だから安易に寝れない…………俺を覗いて。あれ?俺のハートってチタニウム鉱石とかで出来てんのかな…

 

「……そっか。」

 

俺は余っていた毛布をくるまってる雪菜に被せる。

 

雪菜「……ありがとう」

 

「これぐらい礼にははいらねぇーよ。ゆっくり休め。」ナデナデ

 

頭を撫でてやる。母親によく心を落ち着かせられるために頭を撫でられていた。頭撫でられると本当に落ち着くんだよなぁー……ってやべ。俺今、仲間ではあるけど初対面の、しかも同い年ぐらいの女の子の頭撫でてるのか?大丈夫?殺されない?変態とか言ってぐさりとかされない?

 

雪菜「っ!……うんっ…♪」モソモソ

 

よし。良かった。心無しか頬が赤い気がするが気にしない。おそらく暑いのだろう。てか暑いなら毛布取ろうか?いや、でも流石に美少女を毛布無しで寝かせるのは気が引けるな。どうせ寝てる時に無意識に引っペがすんだろ。

 

「ってありゃ…もう寝てらい。」ナデナデ

 

どうでもいい事を考えながら頭を撫でていたら雪菜からスーッスーッと寝息をたてて眠っていた。相当疲れていたのだろう。俺は離れようと立ち上がろうとする

 

「よっこらうおっ?」

 

俺が撫でるのを中止した途端、右手首を雪菜の左手で掴まれた。

 

「ちょ、離れ「行かないで…」……へ?」

 

雪菜「もう…私を1人に……しないで……お願い………」ギュ

 

「………」

 

寝言だろうか?……しっかしハッキリとした寝言だな。嫌な夢でも見てるのか?

 

「たく…仕方がねぇーな」ナデナデ

 

俺は立ち上がるのをやめて、なでなでを再開する。すると穏やかな寝息に変わる。この子は過去に何があったんだろうか。まぁー聞く気も無いけどな。知りたいとは思うが、知って何になる。ってレベルだからな。

 

「……っておい……」

 

雪菜「んっ…んん……♪」

 

雪菜は俺のもそもそと動き出すと、俺の膝の上に頭を乗せて幸せそうな顔して寝始める…

 

「こいつ…本当は起きてんじゃねーか?」ツンツン

 

ほっぺたをつついてみる。んんっと声を上げるだけで特にアクションは起こさない。。

 

「寝相悪すぎないか?……まぁーいいか」

 

俺はあまり体制を変えないようにして、ハンドガンを手に取る。先程の戦闘で3発消費してしまったので残りは一発…俺の腕で当たるとは思えない。それと男の持ってた剣…不思議な剣としか言えない。むしろこれ本当に支給武器や物資武器なのか?にしてはどこぞのエギルが「S級のレアアイテムじゃねぇーか!」って興奮しそうな見た目とボデーだな。あと強さ。

 

「……試そうにも」チラ

 

雪菜「スーっ…スーっ…」

 

「…………起きてから試すか。」

 

気持ちよさそうに寝てる美少女を引き剥がしてまで試そうとは思わないからな。

 

この後、何故か向くりと起きた雪菜におはようと声をかけたら顔を真っ赤にして、ビンタを食らった。なんでや。




やはりどう足掻いても駄文なんですね。分かります。てかやっぱり一人増えるだけで考える事おおいいなぁー。。んまぁーこのss、設定とかその他諸々その場で思った事を書いてるだけなんですけどね。後はそれの矛盾が起きないように考えるだけ。いやぁ。。ss作るのむずかちぃ。。
次回もあったらまたー


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仲は築けた!

ごめん。タイトル適当です。。。あ、お久w


「は!?って朝か?」

 

おれは体を思いっきり起こす。気付いたら俺は寝ていたらしい。

 

「えーと確か?俺はビンタされたと思ったら瞼が重くなり……気付いたら寝ていた。ひ弱じゃね?」

 

そう、俺はなでぽをしていた雪菜に頬をぶっ叩かれて気絶したらしい。ふむ。実にみっともない気の失い方だ。鼻で笑える。

 

「フゥゥゥンッ!あ、それはケイネ「何ひとりでボケとツッコミをしてるの?」え!?あ…気にしないでください……はい。」

 

声をする方向を見てみると、俺の後ろで壁に背を預けて正座をしてる雪菜が居た。ちなみに顔はキョトンってしてますね。まぁーそれほど意味のわからない事を一人でやっていたのでしょうね。怖いなー(すっとぼけ)

 

雪菜「驚きましたよ。ビンタしたらそのままふらっとしたと思ったら倒れるもんですから。心配し……いえ、使えなくなったら元も子もないですからね」

 

「素直に心配したって言ってくれればどれだけありがたいことか……」

 

雪菜「な!?///し!ししし心配なんてしてません!第一ビンタだけで気絶する貴方がひ弱なんです!!」

 

「それを言うならいきなりこちらにビンタをしてきた雪菜にも非があると思うのですが……」

 

雪菜「あ!あれは!///貴方が行けないんですよ!?私を膝枕しながらなでなでしてたあなたが!!」

 

「なでなではお前からしてって頼んだだろうが」

 

雪菜「っ!…そ、そうです…けど……///!じゃ!じゃー膝枕はなんだったんですか!?///言い逃れは出来ないですよね!?///」

 

「あれはなんかお前から寄ってきて膝に寝てきた。離そうと思ったが流石に引き剥がして地面に顔面ペタリは可哀想って思ったからそのままにした。」

 

雪菜「な!?///そ!そんな嘘が通用するとでも!?」

 

「嘘じゃねぇーよ。あーもうそういうことでいいや…どうせ俺を変態とか、そういうふうに罵りたいんだろ?はいはい。早く俺を罵ってくださいっと。」

 

雪菜「罵ってくださいとか変態なんじゃないんですか?馬鹿ですか?死んでください。」

 

「はい。じゃー死んできますね。良かったですね。これで生き残れますよ」

 

そう言って俺はポケットに予め何かあった時のためと思い入れていたナイフを取り、首をカッ切ろうとした。その瞬間

 

雪菜「!!だめぇぇぇぇぇ!!」

 

「うぼあぁぁぁ!」

 

強烈なタックルが俺の腹に繰り出される。その衝撃で手に持っていたナイフを手放してしまい、俺は雪菜に押し倒される形になる。

 

雪菜「何を考えてるの!?そんなことして欲しいと思ってるの!?」

 

「だって死ねって言ったから」

 

雪菜「本当にそんなこと思ってるわけないでしょ!?あんたが死んで!私が生き残っても納得しないのよ!私があんたを捨てて生き残っても何も意味がないの!2人で脱出するって約束でしょ!?だから!」

 

「だったら、素直に物事語ってくれないか?w」

 

雪菜「あっ…うっ……///」

 

「別に俺が本当に死のうなんて思わない。ましてや自殺で人生を終えるなんてサラサラする気がない。」

 

雪菜「だ!だったらなんで!」

 

「お前を信頼してたからw」

 

雪菜「!!///ば!バカ言わないで!たった数十時間しか経ってないのに信頼なんてもの!」

 

「現に俺はお前を信頼したから、首をカっ切る前にこうして助けてくれた。ありがとうな」

 

雪菜「っ!そんなの運に頼ってるようなものじゃない!そんなもの!」

 

「俺、最近分かったことなんだが、なんやかんや運で生き残ってるんだ。俺の能力に強運でもあるのかって疑うほどにねw」

 

雪菜「だからって……心配させるようなこと…しないでよ……バカ…」

 

「それは謝る。これからはこんな馬鹿な真似はしねぇーよwつかしたくもないねwだからさ、お前もできる限りでいいからさ、ちっとは素直になってくれないか?そんじゃなきゃ連携もクソもないだろ?wお願い出来るか?」

 

雪菜「……できる限り頑張るわ…」

 

「うっしwそれでいいよw」ナデナデ

 

雪菜「……///」

 

「さてっと。残りは恐らく俺を合わせて3人だな。」

 

雪菜「……どうしてそう思うの?昨日のアナウンスでは4人って言ってたわよね?」

 

「なーぜか俺が寝て起きたら1人が死んでるんよな。だから今回もそれじゃねぇーかなって。どうせ雪菜は起きてたんだろ?」

 

雪菜「…えぇ。確かに夜中の2時あたりに、アナウンスが流れたわね。それと同時に貴方が笑った顔をしたのも覚えてる。」

 

「……俺が?」

 

これは俺と何か関係があるのか?俺が寝てる間に誰かが死に、それとほぼ同時に俺が笑っていたとしたら。もしかしたらってのもある。でも俺は現にここで寝ていて、それは第三者の目である雪菜に見られてるってことが証言になる。つまり俺が寝ぼけて人を殺しに行くような野蛮人って訳では無いと言うこと。そもそも寝ぼけて人殺すとか一流の軍人や殺し屋でも無理に近いだろう。てか俺が思うに無理な気がする。じゃー何が原因だ?は!?まさか俺に秘めたる摩訶不思議パワーが!!

 

雪菜「その顔は……またふざけたこと考えてるわね?」

 

「は!?べ!別にそんな変な顔してないぜ!?割とマジで!」

 

雪菜「嘘ね。恐らくだけも相当間抜けなこと考えてたわね。例えば、俺には不思議な力が!!みたいな?」

 

「お前はエスパーか!?ってちが!そうじゃなくて!」

 

雪菜「やっぱり考えてたのね」

 

「……考えてました。はい。んまぁーそれはいいや。それじゃーこの剣の使い心地を試してきますかね!」

 

そう意気揚々と肩を回しながら剣を持って洞窟に出ようとすると、雪菜にこう言われた

 

雪菜「それ、魔道武器だからあなたみたいな一般人には使えないわよ?」

 

「……………ゑ?」




これもうわかんねぇーな。。俺今何書いてるんだろうw後、俺は一定期間こういうものを書かなくなると今までどういう風に書いてたんだろうとなり、少しというかだいぶキャラや作り方が変わるみたいなんですが、変わってないですか?大丈夫ですか?大丈夫だね。うん。あ、次回がまたあればまたー


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サーヴァント

なんかすんごい久しぶりにこっちを書いた気がする。


「うおりゃ!」

 

俺は剣を横にふる。すると黒い斬撃が横一直線に飛んでいき、木に傷をつけていく。

 

雪菜「嘘…でしょ?」

 

雪菜が驚く理由は少しわからないが、何でも一般人は魔力やマソと言ったものがごくわずかしかなく、魔力を扱う武器や物は扱えないらしい。まぁーひとつ思ったことは

 

「なんか!アニメみたい……だな!」

 

横に斬撃やあの男がやっていた爆裂剣を試し、体にそのやり方を教えこみながら雪菜に質問する。正直あの男が俺らを舐めていてくれて助かった。使ってみた感じ割とマジで強すぎる。斬撃飛ばしや爆裂剣はもちろんなのだが、威力調整なんかも出来るらしい。魔力?って奴を流し込めば流し込むほど爆裂の威力や斬撃の長さを変化自在に操れる。っても、魔力ってのはどこか血を吸われる感じがし、使った後は立ちくらみが来る。使う時はいざとなった時かもしれないな。

 

「それに不思議なもんだよなぁ。あいつの刀身は水色で青白い粒子がふわふわしてたのに、俺の場合は黒色の刀身に赤黒い粒子が待ってるんだからな。」

 

どこか厨二っぽいが気にしない方が俺の心の為だろう。真正面から厨二病と言われたら少し凹む自信はある。

 

雪菜「それはあんたの魔力適性が闇なのよ。」

 

「本当にゲームみてぇーだな。…てことは5属性なのか?」

 

雪菜「そうね。火属性魔法、水属性魔法、風属性魔法、光属性魔法。そしてあんたの闇属性魔法。そこに無属性魔法の系6種類の魔法があるのよ。」

 

「へぇー…本当にゲームみたいなら俺の闇属性魔法ってのは幻惑系が得意なのかい?」

 

雪菜「えぇ。そうね。相手の視界を奪ったり、自分が闇に溶け込み姿を消したり。……トリック技や騙し討ち系がおおいいわね。」

 

「本当にゲームみてぇ。さてっと、少し休憩するか……」

 

剣に魔力を流すのをやめる。すると刀身はみるみるうちになくなっていき、姿を消す。しかもポケットに入るレベルまでに。

 

「てかよくそんなこと知ってるよな……俺みたいな一般人は存在すら知らない軍事機密なんだろ?」

 

雪菜「家は軍事と深く関わってる家庭なのよ。それにこの選抜試験だって志願してやってるからね。恐らくあの男もそうね。毎年違うとは聞いてたけど、まさか今年は殺し合いなんてね」

 

「待て待て待て!え?ちょっと待って?選抜…試験……?」

 

雪菜「?特別軍事学校の選抜試験。優秀な者だけが選抜試験に望むことが出来る。って言っても合格到達点はたった1%未満だけどね。……確か人数が合わない場合は捨て石が拉致られるって話だけど?」

 

「じゃー俺はその捨て石なのね。そーですか。」

 

雪菜「!?あんた!本当にただの一般人だったの!?」

 

「たりめぇーだろうが!何が悲しくて殺し合いしてんだよ!そもそも拉致られてここに来てるから捨て石だろうが!」

 

雪菜「う、嘘よ!?殺し合いにいきなり参加させられたら普通ならパニック状態におちいるはず!最初の日の男が当たり前だと言うのに!?」

 

「………はぁ、どおりで強いやつしかいないわけだ。…あの警官も、少しの油断があったから倒せた。あの男は元々俺らを舐めてたから、その隙をついて殺せた。雪菜は一切油断してなかったっぽいけどな……」

 

雪菜「そりゃーあんたねぇ……私の攻撃を寸の所で交わしてたら凄腕の達人って思うのが当たり前でしょ?警戒するに決まってるじゃない…」

 

「あれ全部ギリギリで避けてるんだけどね。俺の判断がひとつでも間違えば致命傷であの世にレッツゴーですわ」

 

雪菜「……こんな奴が捨て石?……冗談じゃないわ…良かった。仲間で……」

 

「どういうこったよ」

 

雪菜「人数合わせで拉致られた一般人が、魔力を保有してて、私でも分からないような禍々しいオーラを放った貴方と仲間でよかったって意味よ」

 

「なんだそれwまぁー俺が捨て石かwあながち間違ってはないのかもな」

 

そうして俺は、剣をポケットにしまった瞬間

 

「うぐっ!?がぁっ!」

 

雪菜「!?ど、どうしたの!?」

 

「分から…ねぇ……けど!何か…俺に…語り……」

 

意識がどんどん薄れていく

 

雪菜「ねぇ!?ちょっと!ねぇーーー」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「…………は!?……こ、ここは?」

 

目が覚めると、夕闇色に染まる異空間みたいな場所だった。地面は何か雲のようなもので覆われており、足先が見えない。

 

「ってそんな事はどうでもいいんだよ…ここがどこなのか」

 

それに答えるように、前から人影が歩いてくる。

 

「な、なんだ?てか…女の子?俺より頭一つ低いぞ?」

 

歩み寄ってくる人影はどこか女っぽかった。そんな口にした疑問に、語りかけてくる。

 

???「ねぇねぇ。貴方が私の『マスター』?」

 

「ま………なんだって?」

 

唐突の彼女からの質問に、俺が困惑していると、彼女が次の質問をしてきた。相変わらずモヤのようなのがかかっていて、顔や体がはっきりしない

 

???「じゃー…そうだね……『衛宮士郎』って人は知ってる?」

 

「!?おまっ!どこで俺の親父の名前を!?」

 

苗字が違うのは、俺が親父に拾われたからだ。親父の口癖はいつも、『皆の正義のヒーローになりたいんだ。その為には、俺がもっと強くならなきゃ行けないんだ』…本当に立派な親父だった。だからこそ気になる。なぜ親父の名前を知ってるのか…

 

???「うん。知ってる…ずっと昔から……その名前を知っている。」

 

「………は?ずっと昔からってどういう意味だ?俺の親父は……"5年前には他界してんだぞ?”」

 

???「うん。でも知ってる。ずーっとずーっと昔から、前から、『英雄時代』から………」

 

「英雄時代?」

 

???「聖杯戦争の頃から……」

 

「聖杯戦争?お前は何を言っているんだ?」

 

???「……知らないのも無理もないよね。でもね、これだけは覚えといて。私は、貴方のサーヴァント。それとね、もっともーっとあなたがマスターとして優秀になっていったら……いつかきっと、あなたの言う親父に会えるから」

 

そう言って、彼女は踵を返していく

 

「あっ!おい!待ってくれ!一体どういう意味で!?」

 

俺の体が鉛のように重くなった……

 

「クソ!なんなんだ!?」

 

意識が薄れていく。最後に見えたのは彼女の顔。幼い顔つきなのに、左か右か分からないが頬に、赤い稲妻みたいなのがあり、髪が白髪…そして最後に、彼女の言葉

 

???「私の名前はジャック・ザ・リッパー。貴方を守り、貴方の最初の……『サーヴァント』」

 

その言葉を最後に…俺の意識は完全に無くなった




内容?あぁ。ねぇーよんなもんw


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