【R18】喘げ!ユーフォニアム!! (朝比奈小町)
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第1話 久美子と音楽室でH編

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春を感じさせる穏やかで暖かい空気の中、ぐちゅぐちゅと淫靡な音が音楽準備室に鳴り響く。

 

「あんっ、ああんっ!」

 

いま俺は、同級生であり、彼女である黄前久美子を壁にもたれさせ、立ちバックで犯している。

もちろん、同意の上だ。

 

愛の無い行為など、一切していない。

 

ここは、男性が7人に一人しか存在しない世界。

そして、女性と男性の価値が入れ替わっている世界。

 

女性は雑でも下品でも許されるが、男性は貞淑で品が良いのが良しとされる世界。

 

俺は生まれ変わった世界は、男女の貞操観念逆転、男女比に大きな差がある世界だった。

 

そして、俺はそんな世界で吹奏楽部に入部した。

言ってしまえば、前の世界でいうオタサーの姫の中のさらに姫状態だった。

聞いていて分からないと思うが、まさにそんな感じだ。

ただでさえ世間的には男の人数が少ない中、そこからさらに少ない吹奏楽部への入部である。

 

音楽が好きだったのもあるし、吹奏楽に興味があった。

以前やっていたのは、ポップスとロック、電子音楽、劇伴音楽だったからだ。

 

吹奏楽とは一切関係ない生活を送っていたから、別の刺激が欲しかったのだ。

 

以前引いていた楽器は基本、竿モノ。

つまりギターとエレキベースだった。

 

俺は前世では作曲家だった。

俺の曲が幸い世間でウケて、好きだったけども落ち目だったシンガーにお願いして次に作曲した曲でステージに立ってもらい、俺は企画者兼司会として拍手しながら退場したけれども、ステージからうっかり落ちて当たり所が悪くて死んだ。

 

ライムライトってやつだな。

カルシウムライトともいう。

 

そんなことはどうでもいい。

 

今は久美子とのセックスに集中したい。

 

腰をうねらせ、ピストンではなく回転運動で久美子の膣を俺のペニスで耕す。

 

甲高いあえぎ声を上げながら、バッハやベート―ベンの顔が印刷されているいかつい本に手を突く久美子。

 

偉人の前でセックスをしていると、何故か知らないが気分が昂ぶる。

 

俺の肉棒がいっそう大きくなったのを感じているのか、久美子が嬉しそうに俺に声を掛けた。

 

「おっきくなってるよ? 興奮してくれて感じてくれて嬉しい……」

 

「放課後セックスってユメだったんだ……。それと、久美子が濡れていて非常にエロいからしょうがない」

「ふふっ……。なにそれ、おじさんくさいよ」と微笑みと冗談が久美子から返された。

 

先ほど外錬していたところ、突然雨に振られたのだとか。

冬服なのに、制服が久美子にぴったり張り付いて寒そうではあるが、体のシルエットを強調して俺の息子をより昂ぶらせる。

 

 

その気持ちのままに、久美子とセックスしている。

しかも放課後の音楽室でだ。

 

俺は放課後の学校でセックスするのが一つの目標だった。

かなわない目標だったが、今、前世のユメを一つかなえたのだ。

嬉しくも有る。

 

パンパンと久美子の腰に俺の腰を打ち付ける。

 

「あんっ! あぁッ!」

久美子の声がだんだん大きくなるのを感じ、俺は慌てて久美子の口を手で塞いだ。

 

「ぅう〜っ!」

久美子が抗議の声を上げるが、バレても困る。

 

いや、困ることなどないのだが、反射的に、ネ。

 

この世界はセックスにはおおらかだ。

子作り、妊娠、どんどんイこう!な世界になっている。

 

高校生でも、妊娠していて構わない世界線だ。

子連れで登校しても、お腹が大きくて孕んだ身体でセーラー服を着ていても何も問題ない世界線だ。

 

カラオケ屋感覚でラブホに入る世界だ。

 

当然、俺も彼女である久美子に孕んで欲しい。

 

久美子を孕ませたい、その一心で、子宮口にペニスを押し当て、スパークを加速させる。

ピストン運動を早くさせると、グチュグチュと久美子の割れ目から音がドンドン大きくなる。

俺は高まりを背筋に感じ、ゾクゾクとした痺れを感じた。

高まりが最高潮に達した瞬間、久美子の中に、どびゅーっぶりゅりゅりゅと、精子を吐き出した。

 

「ッ〜!!!!」

久美子も射精のタイミングに合わせてイッたようだ。

 

二人して、そのまま放課後の音楽準備室に寝転がる。

 

春の冷たい床が火照った体を冷やして気持ちいい。

 

久美子はおれの肉棒をその割れ目で挟んだまま、力尽きた様子で、おれの上に寝転がっている。

 

何より、三連ちゃんでシていたのだ。

 

流石に久美子も疲労困憊のようで、俺の胸板の上で少し休んでいる。

しかし、セーラー服っていいものだ。

 

ズボンとは違って、下着をズラせばそのままできる。

 

「そろそろ帰ろっか」

 

久美子は立ち上がって、俺の肉棒から抜け出る。

 

スカートを汚さないように、めくりながら立ち上がるのがより淫靡で卑猥で、出した直後で少し萎えていたおれのペニスはすぐさま復活した。その雄姿を見て、久美子はちょっと困惑した顔をするも、

 

「しょうがないなぁ〜」

 

と言って、満更でもなさそうに、おれのペニスを口にうずめる。

 

「私以外、このおちんちんは相手にしちゃダメだからね?」

と、念押しされるが、この世界は男女比が男が極端に少ないため、一夫多妻が主流だ。

 

竿姉妹だって珍しくない。

俺は精力絶倫の体に生まれ変わったし、まだまだ若い相手、特に久美子とヤリまくりたい。

久美子は俺の嫁と、普段から周囲に吹聴して憚らない。

久美子も俺の前にいないときは、そう言われることにまんざらではないようだ。

久美子は俺の嫁、正妻。

これは誰が何と言おうとも、変わらないし、変える気もない。

久美子は俺の嫁だ。

久美子に対して言うたびに、恥ずかしそうに顔をいつも赤らめる。

その都度可愛くて、連れ込んでやってしまうのは内緒だ。

久美子もしょうがないと諦めつつ、

必死に俺の注意を引こうと、フェラしてくる

「じゅボボボ、グチュっ、ヌバッ」

久美子は俺から目を離さない。

俺の女を膝まづかせて上から見下しているというその事実が、俺の嗜虐心をさらに煽る。

 

思わず、腰を突き出してしまった

 

「オッ、ウェッ」

久美子はえずいているようだが、俺は久美子の頭を掴み、そのまま押し付け、ディープスロートをさせている。

 

久美子の喉奥が人肌の温度で非常に気持ちいい。

 

そのまま、何往復かさせたあと、久美子の中に出した。

 

「ヴッ、ウッ、ゴクゴク」

久美子は俺の精液を嬉しそうに飲み干している。

 

ディープスロートとフェラチオは、部活前だと口が疲れるから、という理由でやってくれないのだ。

もう部活も終わったし、何も遠慮することはない。

 

「……ふぅ、後は家に帰ったらね」

 

久美子は慣れた様子で家に連絡を入れる。

後ろから見ると、彼の家にいますとは打たず、友達の家に泊まります、と入れているようだ。

 

別に俺は黄前家とは古い付き合いだから、バレたところで別に構わないのだけれど、久美子は構うらしい。

相手の親御さんにも何回か会っているが、その都度、父君と母君から「久美子を頼むよ」と、言われているのに。

 

いじらしいやつだ。

 

男女の地位が逆転して、癖っ毛でパッとしない扱いとされている久美子は、どうやらこの世界でのヒエラルキーは高くないらしい。

 

こんなに可愛くて、いじらしくて、素敵な美少女なのに、難儀なことだ。

 

それとは対照的に、この世界では俺は、色白の黒髪の美少年だ。

端正な顔立ちで、女性たちとの庇護欲をそそるらしい。

 

 

加えて、学生にしては金持ちだ。

作曲の仕事で何曲かヒット曲を出している。

 

加えて、前世でいう、黒髪美少女と同じ扱いをされている。

俺をオカズにオナニーしているらしい。

俺も初めて聞いたときは、驚天動地の出来事だった。

ちなみに教えてくれたのは久美子だ。

 

久美子の中に4回も出してすっかり満足したので、ズボンを履き直し、着衣を直していると、

久美子が

「美少年て、絵になるなぁ……」

と、ひとりごちていたので、

「久美子も美少女だぞ、世界で一番好きだぞ」

と、俺も返したら顔を赤らめた久美子に全力で腕をひっぱたかれた。

 

――なんでさ。

 

と、いいつつも、この初々しさが久美子を好きな理由、孕ませたい理由の一つだ。

 

この女を誰のものにもさせたくない。

とは思うものの、俺は色んな女を抱きたいという矛盾も抱えているが、久美子は俺の節操なしに少し呆れてはいつつも、受け入れてくれている。

 

何しろ俺は絶世の美少年なのだ。

世の女たちが取り合ってしょうがないらしい。

 

教室を出たところで、1人の同学年の生徒とすれ違った。

 

その長い黒髪をしなやかになびかせて通りすがった。

シャンプーの香りが非常に心地いい。

思わず振り返ってしまう。

すらっとした手足に、たまに色白で綺麗な肌。

思わず見とれてしまう。

 

その様子を久美子に見られて、頬をつねられ、現実に戻された。

 

「あなたには私だけなんだからね」

 

と言われつつも、俺は次に俺の魅力に落とす女は同じ学年の高坂にしようと決めた。

 

 




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次回作のアンケートもやってますので、活動報告にてお待ちしてます。

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エッチな妄想を呟く予定です。


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第2話 加藤葉月の放課後オナニーに遭遇編

梅雨があけ初夏の日差しが肌を刺激するころ、俺は加藤葉月という同級生に押し倒され、制服を強引に剥かれかけていた。

 

この世界では、女性の方が力が強く、女性の方が社会的地位も高い。

 

なので、この手セクハラ案件、事案は女性にシビアに働いている。

男性が『逆に』強者で、女性に対する逆差別がまかり通っている世界だ。

 

「おねがいっ! さっきのことは言わないでっ!」

 

実はさっき、放課後、部活の個人練習のための場所を探していたら、加藤葉月が屋上に繋がる人気のいない廊下でパンツをズラしてオナニーしていたところにたまたま遭遇してしまったのだ。

 

ムラムラしていたところに、絶好の美少年である俺が迷い込んでしまった訳である。

 

その時、加藤葉月は何を取り乱したのか、俺を強引に性的に押し倒したのである。

俺は押し倒されて驚いたし、葉月も自分が何をしでかしてしまったのか、押し倒した後にはっきりと自覚をもったのか、今俺の目の前で床に伏して謝っているというわけである。

 

俺は前世で言うところの、黒髪清楚超絶美少女なので、スクールカーストも高いし、何をやっても尊重される。

 

当然、葉月よりも発言力、人権がある。

 

葉月は当然、俺を押し倒したことが学校に伝わったら退学、社会的制裁も受ける非常につたない立場となるだろう。

 

そこで俺は『機転』を利かせた。

 

「ふーん、ムラムラしてたんだぁ……?」

 

俺はニヤニヤしながら、葉月に尋ねる。

葉月は顔をさらに真っ赤にさせて、目を瞑り、羞恥に震えている。

 

俺は、ふと妙案が閃いて、加藤に顔を近づけて、耳元でそーっと小声で呟く。

 

「いいよ、誰にもバラさないであげる」

 

――ただし条件がある

 

葉月は一瞬、驚きで目を見開くも、その条件に戦々恐々としている。

 

「俺のセフレになってよ」

 

――――

「えっ!?」

私はどんな条件をつけられるんだろう、まさかお金とか揺すられるんじゃ……あわわ、と思ってたらまさか『セフレになってくれ』なんて……夢見たい。

 

だって彼って、他校からもわざわざ見にくる人がいるような、同世代の超美形男子じゃん。

 

そんな彼が私をセフレにだなんて……あわわわわ……。

こ、こんなエロ漫画みたいな展開……あわわわわ……。

 

突然飛び込んだ超嬉しい展開に舞い上がる一方、私はまずいことに気づいてしまった……。

 

――私、処女だからそういう作法みたいなこと全くわかっていない……

 

どうしようどうしよう……と、私が焦っていたら、彼が教えてくれることになった。

その日、私は仮病で早退して、途中で合流することになった。

 

初めて行く、同級生の男子の家、めっちゃドキドキしてきた……。

 

―――――

 

俺も部活を早退して、葉月と途中で合流したが、その際の加藤が挙動不審すぎて笑ってしまった。

手と足が両方同じタイミングで出ているのを指摘したところ、

 

「だっ、だって、男子の家に行くのは初めてで……」

 

と、途中から語尾が小さくなりながら、盛大に照れている。

最後のほうは何を言っているのか聞こえなかった。

 

そんな加藤の初々しさに、ほっぺたにキスをしたあと、手をつないだ。

 

顔を真っ赤にして、うつむいてしまい、明らかにキャパオーバーな感じが見て取れるのが非常に可愛い。

 

再びのあまりの可愛さに、抱きしめてさらに耳に吐息を吹きかけたら、さらに赤くなりカチコチに固まってしまった。

キャパオーバーを通り越してそのまま微動だにしなくなる葉月。

 

俺たちはこれから体だけの関係、

 

――セフレとなるのに、

この初々しさ、辛抱たまらん。

 

この女、色々俺好みに染め上げたい。

家に着く前からウズウズしてきた。

 

「ただいま〜」

 

誰もいないのに、つい習慣でそう呼びかけてしまう。

 

「お、お邪魔しますー……」

 

緊張が抜けないのか、先ほどの硬い動きのまま家に入ってくる葉月。

 

リビングまで誘導したあと、感嘆の声を上げているのが聞こえた。

 

「うわ! オシャレ〜!」

 

レトロなアンティークにまとめ上げられたインテリア。

かなり俺の趣味も入っているが、女子受けのためでもあった。

 

今は内装と家具だけだが、将来は神戸の明治時代に立てられた外国人街のような家を建てたい。

 

俺の家具の趣味はアンティーク、某遠○凛みたいな家が好みだ。

その家を始めて見たときには、一回で十三分割する主人公の○野邸みたいだ!とも思ったが、隣の某ロックンロール文芸部バンドの聖地にも興奮してしまったのは言うまでもない。

 

俺は部屋にはこだわっている。

誰も小汚い部屋でセックスなどしたくはないだろう。

アンティークは埃っぽく見えがちだが、いつでもどこでもヤレるようにするため、この家はちゃんと清掃してある。

 

「わぁ!フッカフカだ〜!」

 

加藤は赤いベルベットと黒の黒壇で装飾されたソファを気に入ったのか、腰を落ち着け、そこで休んでいる。

俺は、お茶を用意し、ついでに風呂のスイッチを押したあと、加藤との雰囲気づくりに励む。

 

加藤もなんだかその気になってきたのか、俺に体を寄りかからせる。

 

頃合いを見計らって俺は加藤の口をねぶり始めた。

 

初夏のためか、お互いちょっと汗臭いのが、さらにエッセンスとなり、俺と加藤の官能を昂ぶらせる。

最初は少しずつ、鳥がついばむようにキスをする、途中で加藤も気が乗ってきたのか、途中から大胆になり始める。

俺の頭を掴み、指先で耳をなでながら俺の頭を全く離そうとしない。

 

俺は若干酸欠になったところで、加藤の頭をちょっと力をこめて強引に離した。

 

「……加藤、がっつきすぎ」

 

ちょっと引いたフリをして、後ずさる。

 

「ご、ご、ごめ……」

 

あまりにテンパっているのか、ごめんの最後の『ん』をいえていないのが微笑ましい。

そんな加藤に冗談だと言ったら、怒りだした。

 

「わ、私、初めてのキスだったのに……!」

 

――トラウマになっちゃったじゃない!

と、半分本気の肩パンチをされてしまう。

 

胴体じゃないところに優しさを感じた。

 

再び、ねっとりと、じっくりと、キスをする。

ほどよいタイミングで、ベッドに二人で向かう。

 

加藤のセーラー服の横のジッパーをあげて、脱がしやすいように手伝う。

 

「何でセーラー服の横にジッパーがついてることなんて知ってんの……?」

と、加藤は素直に聞いていたが、

 

「イイ男には、秘密が一つや二つあるものだよ……」

と、ウインクつきで誤魔化したら何ゆえかいい雰囲気になった。

 

……本当は久美子の制服を脱がせてたら学んだなんて、口が裂けてもいえない。

 

改めて加藤にバンザイをさせて、制服を脱がせる。

加藤のブラジャーを見定めようとじっくり確認したところなんと、

―――白のスポーツブラだった

 

その体を見て固まった俺を見て、勘違いしたのか、

 

「ご、ごめん……今日、体育で……。

こ、こんな色気のない女、嫌だよね」

 

――あ、アタシ……帰るよっ!

 

そう言って、上着と荷物を手に持ち、慌てて帰ろうとする葉月の手を俺は掴んで、強引に止めた。

 

どうやら、俺が『見ほれていた』のを何か勘違いしていたらしい。

 

俺は、そこに、健康的な美少女の姿があって、見ほれていたのだ。

 

久美子は普段だらだらと過ごすタイプであり、部活も中学は吹奏楽部と、引きこもり体質とまでは言わないが、非運動系である。

外で運動しないので、色白でもある。

 

もちろん、俺の好みなのだが。

 

運動しないことによって、そこそこお肉もついていたりするのだが、本人は気にしているようだ。

俺としては、久美子の尻や胸は揉んでいて現状で非常に気持ちいいので、気にしている本人とは裏腹にそのままでいて欲しい。

もちろん、適度の運動はして欲しいが。

もっというと、おっぱいも育って欲しい。

 

――だが、そこにある加藤葉月は別物だった。

中学のときはテニス部をしていたとのことで、常に運動尽くしだったらしい。

しなやかで、引き締まった、軽く日焼けした健康そうな肌。

まるで豹、女豹のようだ。

その端正な肉つきは俊敏さを感じさせる。

 

そしてなんといっても、その白のスポーツブラこそが、その魅力を引き立たせる。

日焼けした肌にその白いブラは、コタツでアイスを食べるがごとく、相反する故に最高の組み合わせなのである。

 

と、言おうと思ったがで、出てきた言葉が、

 

「綺麗だ……」

 

しか、出てこなかった。

生まれ変わってからというもの、どうも舌ぜつが悪い。

しかし、加藤は、

 

「う、嬉しい……」と、テレながらはにかみ、俺にしなだれる。

 

そのまま、加藤を押し倒す。

 

加藤のスカートを脱がすと、そこにはスポーツブラと対になり、ぐちょぐちょに濡れたパンツがあった。

 

秘唇の部分だけ、愛液で濡れてグレーの染みとなっている。

そこを指で優しく押し込むと、さらにぐちゅぐちゅと、液体っぽい音を出し、加藤もあえぎ始めた。

しかしどこかその声は遠慮しがちな声だ。

 

ここは俺の家だし、家人も誰もいないから、声だしていいんだよ、と言ったところ、

「はしたない女だと思わない?」

 

と、聞いてくる。

久美子なんてそのあたりやりたい放題だぞ、とも思ったが、どうにも俺の体はクールだ。

 

「そんなことないよ」と、真摯にイケてる声で反射的に返してしまう。

 

すると、

 

「そ、そう……?」とテレながらも俺の愛撫に対して反応し始めた。

 

こう、普段アクティブで積極的な女性が受身になると、そのギャップにグッとくるものがある。

つい調子にのって、クリトリスがある辺りを優しく触り、そのままイカせてしまった。

 

甲高いあえぎ声とともに、葉月の腰が跳ねた。

そのまま数秒、腰が跳ねた状態で震えた後、腰がベッドに戻ってくる。

 

パンツがぐっしょぐしょだ。

当然俺の手もびっちょびちょ。

シーツもこのあと多分、洗わないといけないだろう。

 

でもそんなことは気にせず、そのまま流れを進める。

 

かわいかったよ、と耳元でささやくと、そのままゆでだこのように真赤に照れる姿がなおさら愛しくなる。

本当に葉月は初心(うぶ)なようだ。

 

「もう、どうにでもしてっ!」と半ばやけくそ気味に叫ぶその姿もまた愛らしい。

 

その自暴自棄な様子に俺はがっつき、

「分かった、挿れるよ……」

そう宣言すると、「や、優しくしてね……」と急にしおらしくなる。

 

そのギャップにまたグッと来てしまい、パンツを脱がせた後思わず力んで挿れてしまった。

 

「うっ、いっ、痛い!」

と、呻くものの、ちょっと強気に強引に挿れたため、完全に最後まで入った。

 

「ごめん、大丈夫?」

と優しく聞いてみるものの、痛いのだろう。

涙を腕で隠しながら葉月は健気に答えてくれた。

 

「う、うん……!い、痛いけど、我慢するから、好きに動いて……」

 

そう、いじらしい答えを返す葉月を見てると、さらに辛抱たまらなくなり、俺は葉月をダッチワイフのように勝手に腰を動かす。

葉月からすると、美少年の俺が自分で腰を振っていて見とれている半分、ただ痛みも感じていて辛い気持ち半分というところだろう。

 

葉月の中は、とても気持ちが良かった。

女性らしい高い体温が俺の肉棒をまろやかに包みこみ、ねっとりとした気持ちよさが俺の官能をくすぐる。

引き締まった筋肉がそうさせるのだろうか、久美子とはまた違う快感だ。

 

有る程度堪能したところで、フィニッシュしてしまおう。

あまり痛みに耐えている葉月の顔も、こちらは見ていてつらいものがある。

そうして俺はスパートに入り、葉月の奥の奥に突いて突いて突きまくった。

 

背筋に情欲の波が走るのを感じる。

溜めに溜め、その波を凝縮させた後、一気に葉月へと腰ごと深く波を押し出した。

 

びゅるっ、びゅるるーっ、びゅぶびゅー、どぴゅっ、どぶっ。

 

俺は葉月に中出ししながらその情欲の波にイキ、頂点に達する。

葉月は処女だったので、イケてないみたいだったが、美少年である俺の射精にどうやら見とれていたらしい。

俺は精子を注ぎ込む脈動が落ち着いた後、思わずそのまま葉月に倒れこむ。

 

「うわっ、うわわ」っと、あまりに近い俺の顔に動揺しているようだ。

さっきキスまでしたし、俺に腰を跳ねるほどイカされたのに、今更何を照れるのか良く分からないが、

 

――とにかくその姿が愛おしかった。

 

葉月に射精して、俺の女にした、という嬉しさもあるのだろう。

 

俺も、賢者モードだからか、普段よりいい声がでて、

「今晩、俺の家で泊まっていけよ……」と、言ったら、

「う、ウン……」と言ったまま戻ってこない。

――もういい加減俺と距離が近いことに慣れて欲しい。

 

今日は金曜日で、明日は部活こそあるものの、平日ほどに早くない、それが救いだ。

葉月は、ちょっといたそうに股間を押さえている。

女性の初めては痛いと聞く。

久美子だったらそのまま2回戦に突入、凄いときは17回戦にまで突入するのだが、葉月は今日はできないだろう。

俺たちは汗だくのまま、二人で枕を並べて抱き合ってそのまま布団に入ることにした。

 

――――

多少寝心地が悪くなる初夏の朝、グチュグチュとした粘りっこい音と、下半身から伝わる快感に目が覚めた。

 

「ふぁ、ふぁはほー」

 

下を向くと、俺の肉棒をしゃぶっている葉月がいた。

どうやら挨拶をしてくれているらしいが、肉棒をしゃぶったままなので、

いまいち聞き取れない。

 

「……おはよう」

 

俺は困惑と共に、目覚めたばかりで寝ぼけた頭で葉月に尋ねた。

 

「どうして葉月はフェラしてくれているんだ……?

嬉しいけど」

 

すると葉月は肉棒を口から離した後に、ぷはっと息を吐いた。

そのぷりっとした唇と俺の肉棒の間に銀色の涎の橋ができる。

それが非常に淫靡な雰囲気を感じさせる。

 

その淫靡な様子に気づかない葉月は照れたように、「AVで見たからやってみたくて……」、と恥ずかしげも無くいう。

この世界では、男女の貞操観念が逆転しており、女性向けに男性が出演するAVはかなり多い。

むしろ9割9分が女性向けといっていいだろう。

 

葉月は、「これ立てているときって、男ってムラムラしてるんでしょ?」と言って肉棒を指差す。

 

俺は朝勃ちについて説明しようか一瞬悩んだが、恥ずかしいのと、葉月がフェラをしてくれていて嬉しいので、結局説明は辞めた。

 

俺は頷くと、再び葉月は俺の肉棒をしゃぶり始めた。

膣とは違う口内のつるつるとした質感と、ねっとりとした唾液と葉月の体温の暖かさが俺の肉棒を刺激する。

加えて舌のざらざらした舌芽が俺の肉棒の尿道に当たる度、とてつもない気持ちよさが俺の脳髄に走る。

そのたびに俺は「あうぅ……」と我らながら情けない喘ぎ声を出してしまう。

 

そしてそのたびにしてやったりな顔の葉月と目があう。

 

その光景が記憶に焼きつく。

自分の股に自信満々な女性を這わせているという事実が、俺の興奮を加速させる。

 

そんな葉月が俺はセフレとしては気に入りつつあった。

スポーティな女性で、日焼けが似合う、積極的なタイプ。

今までいなかったタイプだ。

 

俺は空いた手指で葉月の耳をこちょこちょと責める、すると葉月はくすぐったそうな表情を見せるも、俺の肉棒を口にくわえたまま、離そうとしない。

俺を気持ちよくさせようという葉月のそんな行動が嬉しくて、俺はまず葉月の口内に一発だすことにした。

葉月の口の暖かさに、ただでさえ高まっている自分をさらに昂ぶらせ、快感のままに身を任せ、葉月の口の中に精を吐き出す。

 

びゅーっ、びゅびゅびゅーっ、びゅびゅびゅびゅー、ぶびゅーっ、ぶびゅぶびゅー。

 

葉月は大量に出される俺の精に慌てたようで、むせかけるが、そのまま一生懸命飲み干している。

飲み干した後、けほっ、けほっとむせているが、無事飲めたようだ。

 

えらいえらい、とするように俺が葉月を抱きしめて頭をなでてやると、えへへと嬉しそうにはにかんでくれる。

女性は美少年が好きだが、俺のような美少年は手前味噌だが中々いない。

(しかも高校生でありながら、生活的に自立しているなど、中々ないだろう。

『超』がつくほどの優良物件ということだ)

 

葉月は嬉しそうに、

「フェラチオってAV見てて夢だったんだ、しかもこんな美少年のちんちん舐めれるなんて、いい体験したなぁ……」

 

と、まるで今回限りのように言うが、そうじゃない旨を伝えると、嬉しそうに

 

「また来ていいの? じゃあどんどん来るね」と笑顔で自分から積極的に言ってくれる。

 

俺は葉月が、俺とまたやることに笑顔になってくれるのが嬉しくて、再び押し倒しそうになったが、あくまで我慢我慢、今日はこれから部活だ。

でも俺もまた葉月とできるのは嬉しい。

 

こんなに日焼けの似合う少女というのも、そうはいない。

 

俺は葉月にあんまりセフレになったことを言わないように釘を刺すと、なんで?という顔をされた。

理由を説明すると、あんまり吹聴されて俺のセフレが勝手に増えても困る旨を伝えた。

 

すると、お互いの好みもある、と葉月は別の理由を誤解から勝手に付け加えて、納得してくれた。

 

俺たちは一緒にシャワーを浴びて、互いに着替え、玄関でキスをした後、そのまま別れた。

葉月は一旦家に帰るのだという。

 

あれだけ昨日パンツをぐちゃぐちゃに濡らしたら、そりゃあ交換したいよな、と俺は一人納得した。

家に替えの下着や着替えを置いてくれたら、帰宅がどうこう気にせずセックスができて俺は楽なんだが……。

と、思ったがあの様子だと、数回したら我が家に予備の服を置くようになるだろう。

 

そして俺は一息ついたあと、部活に行くために、まず朝食の支度をし始めようとしたら、

 

――なんと既に葉月が朝食の準備をやってくれていた。

 

葉月、……良妻か……。

 

俺はいっそう葉月に惚れ、今後もセフレとして愛そうと心に誓った。

 




若干修正しました。


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第3話 卒業旅行に何故か1年生が編

次は多分来週の投稿になります。

時系列がバラバラなのでご注意を。


注意:あすか先輩は既にセフレ設定です。
セフレというよりもお互いに体だけが目的の契約のような……。


――――――

桜が咲き始め、冬が過ぎて暖かくなる春の訪れを感じるとき、

俺は1年生なのに、何故か今年卒業する3年生の卒業旅行に呼ばれていた。

 

「じゃ~ん! みんな知ってると思うけど超実力派一年生君でーす!」

 

周囲は俺の登場にざわめいている。

何てったって前世でいうオタサーの姫の中の姫の登場である。

そして、自分で認めるのも変な話だが、俺は自他共に求める前世で言う美少女なのだ。

それでもって割とストーカー被害にもあっていたりする。

 

俺も何で三年生の卒業旅行に随伴させられているのか、よく分かっていない。

とりあえず、笑顔で手を振ってみる。

 

律儀に振り返してくれる香織先輩や晴香先輩がいる。

 

「何で彼がここにいるのっ!?」と、手を口の前に当て、驚きを隠せない先輩達。

 

うん、俺も驚きを隠せません。

 

「私が無理行って連れてきたの」

 

そう軽やかにのたまうあすか先輩。

 

「みんな、高校最後にイイ思いしたいでしょ~!」

さぁ!君も座って座って、とあすか先輩に横に座るように進められる。

すると目の前には、

――何故かアルコールが鎮座していた。

 

数缶空いているのを見ると、明日香先輩達は大学に向けての予行演習をしていたのだろう……。

――アルコール、怖いからネ。

 

多少慣れておくことは大事だと思いつつ、現実逃避をする。

 

加えて、もう一つ、なんだか彼女らの変なスイッチが入っている原因を察してしまう。

視界の中に入ったテレビで『有料チャンネル』が放送されていた。

 

前世と男女の立ち居地が逆の世界である。

そこには女に代わる代わる交代させられる裸の男の姿があった。

 

「みんなー!? いい思いしたくない!?」

とあすか先輩が某クイズ番組風に掛け声を出すと、皆アルコールが入って、アダルトビデオを見たせいで気分が高まっているのか「したーいっ!」と夜中なのにも関わらず雄たけび(雌たけびか?)を上げる。

皆まだ卒業していないのにアルコールを飲んで出来上がっている。

 

「今から乱交パーティー始めマース!」と、あすか先輩は雄たけびをあげると、俺の頭を力強く抱きかかえて無理やり舐ってきた。

 

そういう趣旨か、と呼ばれた意図をやっと理解する。

そのまま座布団の上に器用に押し倒され、あすか先輩の強い腕力でひたすら口を塞がれる。

俺はそのまま嫌がるそぶり『風』に演技する。

 

あすか先輩はそのまま器用に俺を片手で押さえつけた後、俺の浴衣を強引にはだけに掛かる。

 

「あっ……あすか、本当に大丈夫? 犯罪じゃない?」

と真面目な香織先輩は俺とあすか先輩を心配そうに聞いてくるが、

 

「大丈夫、大丈夫。私と後輩君はセフレだから。ね~♪」

とあすか先輩は俺に間近な距離で俺にアイコンタクトした。

 

もちろん、その意図に遅ればせながら気づいて、アイコンタクトで返した。

 

さきほどやっと察しがついたが今日は俺をダシにした乱交パーティなのだ。

いつもあすか先輩と、先輩のお母さんがいないときにあすか先輩の部屋でヤリまくっていたが、たまにはあすか先輩は違うエッセンスが欲しかったらしい。

 

所謂スワッピングと一緒だ。

 

たまにセフレを貸し出してその様子を見て楽しむ。

他人に興味が無いが、サディストな一面を持つあすか先輩らしい。

 

――――久美子には黙っていてもらわないといけないが。

 

またあすか先輩に握られる秘密が増えてしまった。

 

皆、アルコールに慣れていないのか常軌を逸した様子で俺に群がってくる。

 

香織先輩はスイッチが切り替わったのか、俺がそういう演技をしたのを見抜いたのか、俺を相手に欲情した目をしたまま、舌なめずりしている。

 

「ふーん……。君、外見に似合わずこういうのが好きなんだ……」

 

―――淫乱だね。

 

その一言で元から昂ぶりつつあった俺の肉棒が怒り立つ。

ここは男女の貞操観念が逆転した世界。

女性より男性のほうが貞淑であれとされ、腕力も、頭数も女性のほうが上だ。

 

いつもSEXする相手は俺が主導になりがちなのだが、主導権を握られて女性に言葉攻めされるなんて、久しく新鮮な体験に喜びが勝る。

 

あすか先輩は俺の両手をまとめてさらに上に座り、俺を微動だにさせていない。

足も気づいたら机に縛られており、動くことが出来なかった。

 

香織先輩も雰囲気に呑まれ調子が出てきたのか、

 

「クンニ、知ってるんだよね? ホラ、クンニしなさいよ」

 

と、淫汁が少しずつ溢れている秘唇を、和式便器にまたがるかのように俺の顔の上に覆いかぶさった。

 

俺は思わず口がふさがれ、ふがふがと情けない声が出てしまうが、それもより香織先輩のお気に召したようだ。

軽くではあったがよりいっそう体重が俺の顔にのしかかる。

 

俺は香織先輩の綺麗に整えられた陰毛を鼻で吸い込みながら、丁寧にクンニを始めた。

 

クリトリスに唇で吸い付き、大陰唇の中に舌を差し込む。

すると、香織先輩は興奮してきたのか、少しずつ声を上げながら喘ぎ始めた。

 

すると俺の興奮を伝える肉棒が、さらに大きくそそり立つ。

 

「私、今日AV見てて気づいたの、一度フェラってやってみたくてさぁ……」

 

と普段とは違い、理性の箍が外れた晴香先輩が俺の肉棒を全く不慣れな様子だが、熱心に舐り始めた。

俺も風呂を入った後なので汗臭い匂いはしないはずだ。

でも、普段とは違う人に肉棒を舐められるのは、普段と違う気恥ずかしさを感じてしまう。

 

あすか先輩は、そんな恥じらっている俺を見つつ、ぱっと見乱交レイプされている様子の俺のオカズに何故かオナニーを始めた。

どうやら乱交レイプされている俺に興奮を覚えているらしい。

 

普段とは全く違う趣向に興奮しているのだろう。

 

こちらにパンツを見せたまま、秘唇とクリを触っているが、もうすでにその紺色のパンツがぐっしょぐしょだ。

ちなみに風呂上りのせいか、メガネをしていないが、そんなあすか先輩も濡れた髪が艶やかで美しい。

 

俺の好きなシナリオライターが言っていたが、めがねは鍋の蓋理論が良く分かる。

元々の素材に別の魅力にさせるのが、メガネなのだとか。

 

そうこういいつつ、俺は口に当てられている香織先輩へのフィニッシュに入る。

目一杯、舌先を伸ばし、Gスポット付近を集中攻めにする。

 

「あっ、あぁっ! 君の舌、激しいっ!」

 

香織先輩は喘ぎながら、その普段の落ち着いた様子とは違う激しさを見せながら、俺の顔の上で喘いでいる。

 

俺は無限に湧き出してくる香織先輩のマン汁をもろ顔に浴びながら、割れ目を入念に勢いよく舐めまくる。

晴香先輩はそんな俺の射精を待ちわびているのか、入念にじゅっぽじゅっぽと下品な音を立てながら、俺のペニスを口でしごいている。

 

今俺の横で流れている有料放送を見て勉強したのか、段々手が慣れてきて、今度は俺の子供製造機である金玉までもまさぐり始めた。

その雑な手つき、久美子に丁寧にしてもらうソレとは違い、この不慣れな玉しごき体験もまた新鮮で俺には気持ち良いが、晴香先輩は気づいているんだろうか?

 

――そのまま行くと口内で射精することになるって

 

あすか先輩は、近づいてきて、寝転がっている俺の頭頂部付近で何故かオナニーをし始めた。

 

香織先輩と正対する形でオナニーしている。

 

一瞬マーキングだろうか?という考えが頭を掠めた。

久美子もたまに俺にしている。

わざわざ口紅を塗ってこれ見よがしに首元にキスしているときもあるし、吸い付いて内出血させている場合もある。

 

そしてパンツ越しにすでにあすか先輩がぐちゃぐちゃなのが既に分かってしまう。

 

アルコールとセックスの組み合わせ。

人類の文明は偉大だ。

 

ここまで常識人たちの『箍』を外してしまうだなんて……。

今まで部活で築き上げてきた彼女たちのイメージが壊れてしまう。

……が、これはこれで良い思いをしている。

なぜなら想像できるだろうか。

北宇治高校吹奏楽部は美女が多いような気がしていたが、その部活のTOP美女3人が俺とセックスをしているのである。

しかも、ご丁寧に男を下に敷きクンニさせ、ペニスに吸い付き射精を促している。

 

しかもあすか先輩ときたら俺にオナニーでマン汁マーキングする始末。

 

あまりの非現実感に頭がやられそうだった。

 

皆、俺の高まりが伝わったせいで余計高まったのか、俺はまず顔の上に座している香織先輩をイカせに掛かった。

経験もそこまで無いのであろう。

すぐオーガズムへ高まり、淫汁を俺の顔の上にビシャびしゃと浴びせまくった。

その淫靡な生臭い空気を吸い込み、俺の肉棒も限界に達した。

 

晴香先輩は、

「ウっ、ゥウ~~!!!!」

と、必死に俺が口の中に出している子種汁を飲み干そうと必死に喉を動かしている。

 

「ケホっ……けほっ……。

男の子って、こんなに出るものなんだね。

びっくりしちゃった」

 

晴香先輩はそうして、口からこぼれかけた自身のほっぺに垂れた精液を丁寧に掬い取って飲んでいる。

初めてなのに飲める人間はそうはいないだろう。

日頃の吹奏楽の練習の成果なのか、それとも単に淫乱の素質があるだけなのか。

 

そうこうしている間に、浴衣が着崩れてはだけている人間しかここにはいなくなってしまった。

 

生臭い乱行の性臭と酒くささが、場の雰囲気をより淫らに醸し出す。

 

またムクムクと俺の肉棒が勃起し始める。

 

そうこうしている間に足の結び目が取れた。

 

「……飲んでくれた晴香先輩に大サービスです……」

 

そう言って、あすか先輩に目線をむける。

すると、

「ああ、アレ! 二人とも覚悟しててね」

 

俺はまずは精子を飲んでくれた晴香先輩に、風俗風に接待してあげることにした。

 

ちなみに普段は久美子にしかやらない。

 

晴香先輩を机の上に座らせる。

そして、手を俺に伸ばさせ、風俗風接待に入る。

 

まずは指舐めから入る。

目線を晴香先輩に合わせたまま、跪き、晴香先輩の指をねっとりとしゃぶる。

 

じっくりとねっとりと。

しゃぶって爪の先から手のひらまでしゃぶる。

ボディーソープのいい匂いがする。

風呂に入りたてだろうか。

しっとりと湿り気を帯び、軽く汗をかいたその臭いが俺の官能をそそらせる。

手のひら、手首を舐め終わったら、そのまま腕に移動する。

だんだんと、だんだんと、そのまま上半身に移動していく。

 

晴香先輩は初めて体験する未曾有の経験に童謡している一方で、興奮のあまり目が血走っている。

 

そりゃあ俺も逆の立場だったら気持ちが分かる。

 

同性だけの卒業旅行だったはずなのに、美少女が乱入してきて挙句の果てに乱交。

加えて風俗プレイまでしているのだ。

 

興奮しないわけがない。

 

血走って童貞くさい(こちらの世界では処女くさいという)晴香先輩は、俺の頭をわしづかみにして、

 

――強引に頭を割れ目に擦り付け始めた!

そのふさふさな陰毛が顔に当たって俺も気持ちいい。

 

俺も雰囲気に乗ってしまい、

 

「やっ、辞めてくださいっ……! 誰か……! 誰か助けて……!」と、演技するが、それが余計晴香先輩の心を箸掴みにしたのか、

俺の顔を押し付けて強引にオナニーしている。

 

これがそういう『プレイ』じゃなかったら事案一直線だ。

 

晴香先輩は血走ったまま、俺の顔でオナニーをし続け、そのまま潮を噴いて果てた。

目の前で肌が粟立ち、晴香先輩に震えが走っていくのが見えた。

 

「はぁーっ……はぁーっ……」と、性欲に昂ぶった目で俺を見る様はまさに修羅である。

俺の顔は晴香先輩のマン汁でベットベトだが、それはセックスをしたりするといつものことなので、俺はあまり気にしていない。

 

香織先輩のほうに目を向けると、普段の落ち着いて朗らかな晴香先輩とは違う様子に驚きを隠せないらしい。

 

香織先輩の冷徹な目に我に返ったのか、晴香先輩は俺に勢いよく頭を下げて謝罪してきた。

 

「ご、ごめん! 私ったらなんて事を……!」

ひたすら晴香先輩は、俺に謝り続ける。

 

こういう乱交の場だから、そういうのはしらけるので、あまりやらないで欲しいのだが、それを素直に言っても場がしらけてしまう。

 

俺は一つ妙案を思いついた。

 

「じゃあ、一つ頼みがあるんですけど、『お詫び』として、それを受け入れてください」

 

そう言って、俺は晴香先輩にそっと耳打ちして一つ頼みごとをした。

 

「うぅ……、本当にするの?」

 

「はい」

 

――やってくださいね。

 

そうごり押しすると、晴香先輩は俺に対する後ろめたさから粛々と受け入れた。

 

 

俺が晴香先輩に頼んだのは緊縛プレイだ。

 

ちょうどいい高さに太めの梁が部屋を横切っており、そこに晴香先輩に緊縛の状態でぶら下がってもらった。

 

所謂片足吊りというヤツだ。

全身を縛るが、片足だけを上げさせる。

そしてもう片方の足の指先だけで立たせ、そちらに体重を乗せさせる。

初心者にも天井に吊るやつでは体力の消費も比較的少なく、危険度も低いのでハードルが低い。

 

晴香先輩は羞恥に震えている。

俺は許してはいるが、晴香先輩はさっき一般にはレイプまがいのことをしていた。

俺は許しているが、これぐらいは役得だろう。

 

縛りプレイのいいところは言葉攻めでかつ、ねっとりと攻めることができる。

気持ちよくなってもらうために、急遽ローションまで用意した。

 

ここの旅館は俺もツーカーの仲なので(多分セフレのあすか先輩があえてここに泊まった、俺もあすか先輩も以前ここで泊まってセックス三昧だった次期がある)、畳や布団の一枚や二枚弁償することになるが、多分問題は起こらないだろう。

 

「晴香先輩、処女なんですか?」

 

「は、はい……」

 

友人達の前でプレイとは言え処女宣言させられてここまで恥ずかしいものはない。

羞恥に振るえ、顔が紅潮している。

普段のシャキッと背筋の通った部長の姿を知っているだけに、その姿に昂ぶる。

 

ちなみに、晴香先輩を除く香織先輩、あすか先輩は多少着崩れてはいるが、浴衣を着ている。

 

俺は晴香先輩の秘部に手を当て、その陰唇を両側に広げて、中をじろじろと見る。

未使用らしきピンク色だ。

 

「ふーん、見た感じ処女ってのは本当そうですね。

……でも、高校卒業するときまで処女なんて、恥ずかしくないんですか?」

 

あすか先輩は俺とセフレ、香織先輩も美形で割とモテるし、どこかで経験があるだろう。

でも晴香先輩の田舎臭さ、垢抜けなさといったら、モテとは多少程遠い。

この世界での処女とは、前世での童貞より意味がはるかに重い。

 

「あっ、相手がいなかったから……」

 

最後はかすかに響くような小声になって晴香先輩は答える。

 

「ふーん……」

俺は敢えて興味無さそうにしながら、晴香先輩の秘唇の匂いをかぐ。

 

「臭いですね、恥垢の匂いがします。

ちゃんと手入れしてないんですか?

そんなんだと、こんな風に脱いだとき恥ずかしいですよ?」

 

晴香先輩はあまりの恥ずかしさに声が出ないようだ。

顔が見れないよううつむき、思いっきり真っ赤になっている。

 

俺は敢えて晴香先輩を下から正対するように、見据えると、晴香先輩は今度は顔を横に向けて目をそらす。

 

「そんな、処女臭い晴香先輩には、いい思いをしてもらいましょう。

ねっ?」

 

そういって、お湯で程よい温度に温めたローションを晴香先輩の体にまさぐりながら塗りたくっていく。

もちろん、秘唇もだ。

 

「あっ! うあぁ……!」

初めてのローションの感覚に声を漏らしながら喘ぐ晴香先輩。

あすか先輩はいい意味で俺と馴染んでしまったので、晴香先輩のように初心な人と遊ぶのもまた一興。

 

晴香先輩の耳に、吐息を噴きかけながら、胸にまでローションを優しく塗りたくる。

そのまだ黒ずんでいない乳首を優しく捏ね上げると、ぷっくらと乳輪ごと乳首が立ち上がる。

 

そのまま足の裏から首筋まで、全身くまなく俺の体を使いながらローションを塗りこんでいく。

 

首筋まで縫ったところで、おれが「ふぅー……」と耳に吐息を当て、耳の裏を舌で舐る。

 

「晴香先輩、耳、掃除してますかー? 汚いですよー?」と、言葉攻めすると晴香先輩は、

 

「もうどうにでもしてっ……!」

と、破れかぶれになった。

 

「本当にどうにでもしていいんですか?」

と、耳元で首筋を舐めながら聞くと、晴香先輩は羞恥のあまり目を瞑りながら刻々とうなずいた。

 

俺は手を伸ばし秘唇の様子を確かめる。

一本指を差し込むと、ローションと愛液でぐちゅぐちゅと蕩けている状態を確認できた。

挿れ時だ。

 

俺は立ったまま、息子を挿入する。

もちろんゴムをつけてだ。

 

「あぁっ! ううぅ……!」

と晴香先輩は情けない声を上げるが、俺は腰を打ち付けるように、一気に挿入した。

パンッ、と尻たぶと、ふとももがぶつかり合う派手な音が部屋に響き渡る。

 

あすか先輩は相変わらず俺と晴香をニヤニヤと見ている。

人のセックスが興味深いのか、それとも俺にいいようにいじられている晴香先輩を見ているのか。

恐らく両方だろう。

 

晴香先輩との接合部に目をやると、赤い糸がローションに混じって垂れてきた。

晴香先輩もこれで処女卒業だ。

 

「晴香先輩、リラックスしてください。じゃないと痛いですよ」

 

晴香先輩は痛みに絶えるように、こくこくと頷き、

「君の好きなように動いていいよ……」と、初めてなのに、健気なことを言う。

 

その優しさに甘えて、俺はゆっくり腰のストロークを開始した。

俺より背の小さいはるか先輩に対して、俺が立って行うため、晴香先輩の奥に届きやすい。

 

そのまま5分か10分ほど、馴染ませるように極低速でゆっくりストロークをし続けた。

じゅぷり、じゅぷり、と音を出しながら俺と晴香先輩の接合部がより柔らかく密接に絡まりあうのを感じる。

 

そうしたところで、段々と晴香先輩が喘ぎ始めた。

 

「晴香先輩、気持ちよくなってきましたか……?」

「うん……、大分感じるようになってきた。もっと激しく動いて良いよ……?」

 

初回なのに痛みをあまり感じないなんて、淫乱の気があるのだろう。

ちなみに初回は葉月はイクことができなかった。

 

その言葉を信じて、一気にフルスロットルに駆け上がる。

最大限腰を引き、ペニスが外れるか外れないかのところでまた一気に加速して打ちつける。

パンッ、と肉のぶつかり合う甲高い音が連続して、部屋に響き渡る。

時たま動きを変えて、腰を円運動に切り替えたりしてみると、晴香先輩も興奮が加速してきた。

 

はぁっ、はあっ、とお互いの吐息が乱れていくのが分かる。

所謂、変形ではあるが立ちバックのプレイで俺らはセックスをしているが、晴香先輩のうなじあたりにある産毛が鳥肌気味になっているのが分かる。

興奮しているのだ。

 

「な……! 何か……来る……! 来ちゃう……!」

と晴香先輩は焦ったように取り乱すが、俺は晴香先輩に俺好みになるように教え込む。

 

「それは、『イク』っていうんですよ、晴香先輩。

イク瞬間、叫んでみてください、気持ちいいですから」

 

そう言って俺は今までの最大スピードで晴香先輩の中にある子供部屋に俺の精子タンクを突きこみ続ける。

 

「イッ……! イキそう……! イクイクイッちゃうぅううう……!」

 

晴香先輩が叫んだので、俺は我慢していた射精を晴香先輩の中に解き放った!

 

ぶりゅうびゅりゅりゅりゅ、ぶりゅーっ! ぶりゅりゅるりゅりゅー! ぶりゅりゅー、びゅるっ……!

 

さすがにゴム越しだったとはいえ、晴香先輩の中は全然開通された様子もなく、他の男に耕された様子もなく、かなり気持ちのいいものだった。

 

晴香先輩もイク宣言をした後、びくびくと体を震わせ、鳥肌を立たせ、初めてイッたとは思えないぐらい震えていた。

AVを見ていたのも、恐らく初めてだったのだろう。

AVを見ていればイクというぐらい知っていそうなものだ。

 

晴香先輩は風俗プレイをさせられたり、吊られたり、言葉攻めにされたり、ローションプレイ、その後処女喪失と、かなりぐったりしている。

さすがにもうかわいそうなので、降ろしてあげた。

 

「じゃあ私がお風呂に連れて洗ってから晴香を寝かすから。

あとはお二人でごゆっくり~」

 

と、あすか先輩が晴香先輩をお風呂場へ攫っていく。

 

残されたのは、全裸で肉棒をおったてている俺と、興奮と緊張でブルブル震えている香織先輩。

着崩れた浴衣から見えるショーツは、もう既に洪水状態だ。

 

俺と晴香先輩のプレイを見て、不覚にも興奮してしまったのだろう。

俺は前世で言う美少女で、しかも体をそこそこ鍛えている。

スタイルもいい。

 

そんな俺のセックスを生で見てしまったのだ。

前世でいう、美少女がセックスした後、裸で突っ立っているようなものだ。

興奮しないほうが可笑しい。

 

緊張した様子で、香織先輩は口を開いた。

「……私も……、吊られちゃうの?」

 

「はい」

 

俺は香織先輩を縛り、吊り、また数時間かけて別の美少女とのセックスを楽しんだ。

 

これは彼女たちの卒業旅行だ。

 

あすか先輩のはからいとはいえ、香織先輩と晴香先輩の気持ち良さそうに興奮している様子を見ていると、いい思い出になってくれたに違いない。

俺はそう信じることにした。

 

――無論、アルコールのことは黙っておいてだ。

 

香織先輩が終わった後、結局あすか先輩と朝までの数時間通して、またまぐわった。

やはりお互いの好みの感じる場所を知っているセックスはそれはそれで別物である。

 

翌朝、結局俺は一睡もせずに宿をでた。

さすがにへとへとである。

 

家に帰ると、何故か久美子が待ち構えていた。

ど、どうやら俺の行動が久美子に漏れていたらしい。

 

久美子は俺の女遊びにおおらかだが、自分が第一夫人じゃないと嫌らしい。

もちろん俺も久美子が第一婦人じゃないと嫌だが、それには子供ができたと言う既成事実が必要だ。

さらに、久美子に搾り取られることになりそうだ。

 

久美子との家庭創造。

久美子との子作りセックス。

久美子との家族計画。

 

――楽しみしか広がらない。

 

 

 



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第4話 久美子とキャンプで外エッチ偏

―――――

一面に霜柱が立ち並ぶ広い誰もいないキャンプ場に、俺たちはテントを張り、久美子と同衾していた。

お互いに性器を手で触り、横に寝転がりながらキスをしてイチャつく。

 

俺は久美子のベルトを緩めた先から人差し指と中指を久美子の中に入れ、そのくちゅくちゅと染み出てくるとろりとした愛液の感触を楽しんでいる。

たまに奥のGスポットを掠めてやると、「んぅっ……!」と俺たち以外誰もいないキャンプ場の静けさに久美子の声が染み渡っていく。

 

久美子は久美子で、発情している俺のペニスを手で触ったり、皮をしごいてみたり、鈴口を触ってみたりしている。

普段これに喘がされているというのに、未だにペニスに慣れきっていない様子だ。

 

普段挿れてるからこそ逆に見る機会が少ないのだろうか?

でもフェラチオはよくしてくれているような……?

 

と、他愛もないことを考えつつ、久美子とのんびりした時間を過ごす。

 

俺たちが今やっているのはポリネシアンセックス。

 

スローセックスというやつだ。

ゆっくり時間をかけて互いを愛撫し、イクという結果よりも、お互いを愛撫したり言葉をかけあったり撫であったりして、その過程を深く楽しむセックスのことを言う。

 

俺と久美子は、ゆっくりと相手を弄りながらも、時折会話をしたり、愛撫しあったり、キスしあったりした、ゆっくりした時間を過ごす。

 

そうこうしていると、互いに大分リラックスしてきた。

もう40分経ち、お互い1時間という目標までもうそろそろだ。

 

もちろん、この行為に関してはお互いに萎えるようなことにならないように、自身を昂ぶらせたり、相手を昂ぶらせたりのコントロールが必要になる。

俺は久美子の肉欲にまみれる姿が見たいが、久美子はその辺心得てるのか何とか自制心を働かせているようだ。

だが時折、久美子の瞳に情欲の炎のようなものが見え隠れするのは気のせいということにしておこう。

 

久美子はいちゃついているのに、急にしおらしいこととを話し出した。

 

「……つれてきてくれてありがとうね」

 

「構わないさ。たまには外で息抜きも必要だし、俺もこういう久美子とのんびりした時間が過ごしたかった」

 

そういって、久美子の膣への愛撫と同時に空いているほうの手を久美子の胸へと撫でる。

その華奢な胸には、ほどよい脂肪が服越しに感じられる。

 

「脱ごうか?」

 

「いいよ、寒いだろ?」

 

俺たちは二人用の寝袋に包まっている。

さすがに上半身をはだけると、テントと寝袋を通り抜けた寒風が体にあたる。

 

すると久美子は、上着の前とその下に着ていたパーカーのジッパーを開け、、ブラジャーを俺に見せる。

すると、俺の息子は愚直にもさらに硬く反応し始めた。

 

「嘘つき、本当は私とシタいのが見え見えじゃん」

 

久美子はそうかわいらしく頬を膨らめ、怒っている様子を見せる。

そのいつもの普段とは違う表情にドキリとさせられる。

久美子は怒っているフリをしているだけなに、俺の心はこんなにも海よりも深く、山よりも高く動かされる。

 

惚れた弱みというやつだろう。

 

そんな久美子は俺の心の動かされ様を全く気づかず、俺の手を取り、そのブラジャーへ当てた。

 

――久美子のブラジャー。

 

高校生らしい安い化繊の繊維で出来ているが、デートということもあり、気合を入れてきてくれたのだろう。

いつも俺とセックスする際に着る勝負下着のかわいいセクシーなタイプを久美子は着てくれている。

なんならいつも触っているし、脱がせているし、見慣れてもいるし、何なら久美子の好きなブラジャーのブランドだって覚えてしまった。

でも、久美子が着ていて、俺の彼女であり、恋人であり、嫁である久美子が俺の手を引き、直に押し当てて触らせるという事実に俺はいつまでたっても慣れない。

ドキドキする。

久美子に見惚れてしまう。

 

そんな俺の懊悩や興奮、惚れた弱みというのも知らず、久美子はその目に情欲の炎を隠しながらも、久美子は俺に冷静に問いかけてきた。

 

「見たい?」

 

そうして、スローセックスは遠く消え果て、久美子に誘惑された俺が久美子を組み敷くと言う形でまたセックスが始まった。

 

互いに上着を着ての着衣セックス。

しかし、寝袋の開口部とは反対側の、下半身側はお互いに着ていたものを緩め、互いの性器は既に濡れに濡れ、びちょびちょのぐっちょぐちょの状態だ。

俺は先走り汁がとめどなく溢れ、久美子は愛液が俺以上に溢れている。

それらの俺たちが出した体液が、寝袋の下にしいた電熱毛布に暖められ、家にいないはずなのに久美子のかぎ慣れた愛液の香りが俺の鼻に突き抜ける。

 

条件反射のせいか、俺の息子がいっそう猛りに猛る。

 

久美子にいつものようにあらぶるキスをしながら、俺は久美子のパンツを強引にずらし、挿入した。

 

ビリっとした音がしたが、今は気にしない。

後で気にしよう。

 

久美子のパンツをずらして挿入すると、そこにはいつものねっとりとした暖かい気持ちのよい感覚があった。

 

俺のペニスのマイホーム。

 

つくづく久美子のマンコが俺のペニスの収納場所のように思える。

俺の背筋にあまりの気持ちよさに鳥肌が立つのが分かる。

 

「うぅっ……!ぁあ……っ!」と、久美子は俺の挿入に反応して喘ぎ声を上げた。

久美子も今日は大量にじらされたせいか、普段より声を隠してはいない。

それに周りに誰もいないという事実もあるのだろう。

 

いつもは久美子が足を開いた体位が多いが、今日は足を広げてはいるが、多少狭めとなっているため、俺も喘ぎ声を我慢するのに必死だ。

久美子は俺が喘ぎを我慢している表情に興奮したのか、さらにその肉宮を引き締めた。

すると俺は我慢できず、

 

「あぁぁああああッ!」

 

とみっともなく、大声を発してイッてしまった。

 

どぴゅーどぴゅどぴゅーっ、どぴゅゆぴゅーっ、どぴゅぴゅぴゅっ。どぴゅどぴゅどぴゅー!

 

普段より長く射精し、脈拍が高まり、俺の背筋と体にゾクゾクとした痺れが舞い上がる。

鳥肌が立ち、俺の脳髄に、『俺の女の子宮に射精している』という幸福感が強引に満たされるのを感じ、みっともない顔をさらしてしまう。

 

「いっ、今出さないで……!

わ、私もイッ……! イっちゃううぅっー!!! 」

 

普段より勢いの良い、噴流のような俺の射精で膣を強く刺激されたせいか、

そうして久美子も普段とは余裕の無い喘ぎ声を上げながら、俺と負けず劣らない声を張り上げながら盛大にイッた。

 

俺の目の前で背筋が振るえ、鳥肌が立ち、紅潮する様子が見える。

 

俺はそんな久美子がたまらなくいとしく思え、強引にキスをした。

 

「んんんーーーーっ!」

 

久美子は余裕が無さそうに、俺の頭を掴んで離そうとするが、俺は離さず、たまらず久美子の口をキスでふさぐ。

久美子に追い討ちをかけるように、俺は久美子の口に強引に割り込み、歯茎と歯を舌で舐り、久美子の舌を俺の舌で蹂躙した。

 

快感の飽和に久美子は思わず俺の頭をさらに力を入れて強引に離した。

 

「はぁっ……はぁっ……」

 

久美子は珍しく余裕の無さそうな表情でこちらを恨めしげに見ている。

 

「イキながら呼吸困難で死ぬかと思った……

こんな恥ずかしい死に方したらどうするの……」

 

と、いいながらも、その様子は嬉しそうだ。

 

「こ……こんなに激しくイクものだと思わなかったよ……」

 

そう言って、俺にキスされまくった口をその袖でぬぐう。

そのふくよかで綺麗で美しい唇は唾液でびっしょびしょだった。

 

美少女が台無しだ。

俺は持っていたハンカチで久美子の口をぬぐってあげる。

 

「ス、スローセックスって、名前に反してこんなに激しいものだったんだね……」

 

「そうだな……」

 

俺も驚きである。

途中でお互いにがっついて目標時間まで我慢することが出来なかったが、これはお互いになんとか我慢した先はどうなってしまうのであろう。

 

だが、途中でも効果があった。

――――久美子を視界に入れるたび、久美子が輝いて見えるのだった。

 

 

―――――

 

師も忙しくて走りだすという12月、吹きすさぶ寒風を切り抜け、俺と久美子はバイクに乗っていた。

 

全国を本気で目指している北宇治高校は、強豪校並に練習しており、休みは文字通りの盆暮れ正月だけだ。

大晦日と新年1日目の正月元旦はさすがに休みのようだが、三が日などなく、1月2日から学校に集まって練習開始だ。

 

久美子と俺はこの高校に入り、高坂や顧問の先生の影響を受け、本気で休みなく練習に取り組んでいる。

 

そして、俺は、余暇などほぼほぼ無いが、部活とは別に隙間時間に新曲を作っていた。

宅録機材は幸いそろっているので、ドラマーとボーカルだけ知り合いから借りてきて曲を録った。

当然仮歌だ。

歌を誰が歌わせるかは、割と指定されがちなのである。

 

すると俺を気に入ってくれているTV局のプロデューサーの目に留まり、とんとん拍子でドラマとタイアップし、それが世間に気に入られ、なんと!

そこそこヒットしてしまった。

 

この手の商売は栄光無ければ死の世界だ。

栄光があるうちに、手を出してみたい趣味というのがあった。

 

それが俺にとってはバイクだった。

しかもなんと側車つき!

 

こんなにも合理性とはかけ離れたものは完全に趣味の範囲である。

車よりも維持に金がかかり、側車つきの挙動に習熟するのにも練習が必要で、おまけに車より積載量が少ない。

 

おかげでバイクメーカーの大半が側車から撤退してしまった。

某アメリカ大手のメーカーが執念のごとく正規品を作り続けていたが、それすらも撤退してしまい、いまや専門でやっていく工房がごく少数あるだけだ。

 

本当は、ロシアの大山脈の名を冠する第二次大戦のドイツ鹵獲品のコピーバイクが欲しかったのだが、バイクは一輪駆動であり、欲しい側車つきバイクは二輪駆動なので免許が四輪の普通免許からしか乗れないので、しょうがなく、高い金を払って普通の二輪車を側車つきに改造したバイクを購入した。

 

軽く百万円は追加で吹っ飛んでしまっていたが、この仕事で達成した成果による自分へのご褒美は不思議と辞められない。

ご褒美はあるのに、自身への罰がないという不完全さも、

 

――どこか矛盾じみているが。

 

俺はせっかくの手に入れたバイクを口実に、久美子を『外こもり』へ連れ出すことにした。

 

用は冬キャンプだ。

 

ちゃんと久美子用のヘルメットも用意し、女性ライダー用ボディーアーマーと、バイクのバッテリーから取れる久美子用の電熱服も用意した。

車ほどではないが、ちびっとは積載量はあるので、なんとかぎりぎり寝袋とテント、ランタン、予備のランタン用燃料と調理用のコッヘル(アウトドア用の収納しやすい調理器具)を積み込んだ。

 

食料がないって?

そんなもの現地調達に決まっている!

現地のスーパーで見たこともない食べ物が平然と並べて有り、それを食べて失敗したり成功したりするのも旅の醍醐味。

 

余計な荷物は増やさない。

それが旅の鉄則である。

 

しかし、キャンプやアウトドアの鉄則も無視できない。

 

それは『入念な準備』である。

冬用の支度はちゃんとこしらえてある。

寝袋などその最たるものだ。

特に冬キャンプは油断していると凍死する。

 

ましてや行き先は地元の山のふもとのキャンプ場。

山からの吹き降ろしの風が寒いと聞く。

念のため、キャンプ場に隣接しているバンガローも予約しておいた。

 

最低限の準備はなんとか出来た。

リラックスがこの手のクリエイティブな作業には大事で、どうしてもうまくいかないときは気分転換してみると、うまくいくことがよくある。

部屋にいるとあれこれしてしまうので、こういうときには外こもりに限る。

 

と、言ってみたが、年末年始に久美子とゆっくりドライブやキャンプもしてのんびりしたいというのも本音だ。

 

そのための側車つきバイクなのだ。

 

根回しだってしてある。

 

久美子の父君や母君に話したところ、

 

「私はあの子ががんばりすぎて潰れないか心配でね……。

久美子を外に連れ出してリフレッシュさせてほしい。

サボテンと話しているのを見かけた時には、とうとうおかしくなってしまったかと思ったほどだ」

 

と、久美子が心配されているのを聞いてしまった。

 

――これぞ親子の愛だ……。

 

と、しみじみとしたものを感じると同時に、サボテンに話しかける久美子を想像して、久美子のご両親の前で笑いが出てこないよう抑えるのが大変だった。

 

と、いうわけで俺が側車つきバイクの独特の挙動に習熟し、自信が持てたぐらいに久美子に年末の予定に誘ったところ、

 

「は……?キャンプ……? えぇ……。寒いし、外に出たくないよ……。

それに年末年始の特番だって見たいし……」

 

と、乗り気ではなかった。

年末年始の特番が見たくて家から出たくないというのが久美子らしいが、せっかく久美子とドライブするために買ったバイクが、TV番組以下というのが俺の心にとっても鋭利に突き刺さる。

 

「……そうか……。

久美子と一緒にドライブにいけるように、側車つきまで買ったのに……」

 

と、俺は素でへこんでしまった……。

俺は百万円以上かけてをわざわざ一般メーカーが作らない側車つきにこだわったのはそういうところなのだ。

側車は一緒に風を切る喜びがある。

おまけに高校生が乗れる乗り物なんて限られている。

残りはせいぜい原付ぐらいしかないが、久美子は基本的にそういう乗り物に興味がない。

女性だし当然と言えば当然だが。

この世界は貞操観念は逆転しているが、機械類は男性が好きなのだけは何故か変わらなかった。

 

せっかく俺は彼女であり嫁である久美子と、バイクでドライブデートできるよう側車つきを選んだのに……。

 

それを彼女、そして嫁と公言して憚らない久美子に振られたのだ。

俺は心底凹んだ。

 

だが、ちょっと俺はどうしても久美子の興味を引きたくて、機転を利かした。

 

「高坂か、あすか先輩か、葉月でも誘ってみるか……」と、凹んだ様子でぼやいたところ、久美子は目の色が変わった。

 

「いく! 私が行くから! その話、他の誰にもしないでね!」

 

久美子は慌てて年末年始の予定を確認し、一泊旅行、ドライブデートの日程を聞いてきた。

 

俺のホクホクとした笑顔に、久美子は策に嵌められたことを悟っていたが、俺の楽しみな様子に何とか許してもらった。

久美子のためにも、このキャンプを成功させるぞ! 

 

といきまいた俺なのだが、翌朝俺は何故か久美子に奉仕させている。

 

久美子は俺の玉袋を丁寧に舐めている。

まるで将来の息子を丁寧に迎えるかのように。

 

久美子がねっとりとしゃぶりつく様子に、興奮させられてしまう。

 

キャンプ場の精練な空気が、普段密室でやるセックスとは違う快感と雰囲気、そして開放感を俺と久美子にもたらし、互いの官能を高めているのは間違いない。

 

久美子は俺の怒り立つペニスに目を振らず、先ほどから玉袋とその近くの裏筋ばかり舐めている。

時折ひじを床に付いてなめるのだが、その際に久美子の短いとはいえ、そのゆるくウェーブの掛かった髪が俺の肌に当たるたびにゾクゾクしてしまう。

 

それぐらい俺の感度が高くなっている。

 

そうして、10分ほど経って、俺の感度が最高潮に高まったところで、久美子は立ち上がり、急に俺のペニスを踏みつけて言った。

 

「……私にどうしてほしい? 何か言うことがあるんじゃないの?」

 

久美子は普段とは違い、ニヤニヤしながら俺の玉袋を踏みながら俺に言いつける。

急にどうしたのだろう?俺が怪訝な顔をすると、久美子は力を多少強めて俺の玉を踏んだ。

 

「くぅあっ!」

 

「言うことが違うんじゃない? 私に言うことがあるでしょ?」

 

そう言って、俺に顔を近づける。

俺は覚悟して言う。

 

「おっ……! 俺のペニスを入れさせてくれぇ……!」

 

そういったら久美子が近づいたと思った後、白けた目で見られた。

 

普段の久美子とは違う乱暴な言動に俺が動揺をしていると……。

 

「『僕のペニスを入れさせてください』でしょ?」

 

そう久美子はにっこりと俺に笑顔を向けてくる。

その目は加虐心に燃えていた。

きっと美少年である俺を、普段と違って加虐的に組み敷いているのが興奮させているのであろう。

俺は普段とは違う久美子に動揺しながらも、雰囲気を高めるために屈して言った。

 

「僕のペニスをいれさせてくださいっ!」

 

「はい、よく出来ました」

 

そう言って久美子は俺を起こした後、ズボンとパンツを脱いだあと笑顔で俺の上に跨った。

 

久美子はそんな俺の様子をニヤニヤしてみている。

日光がテントに入り込む際に、光が散乱し、久美子を柔らかく照らしている。

そんな久美子が神秘的に見えた。

 

「あっ、あっ、あぁ!」

俺はじらされにじらされた息子が久美子の膣に包まれ、思わず声を上げてしまった。

 

さっきからゴムをつける余裕なんて無かったから、もちろん生だ。

じらされにじらされた状態での挿入だ。

俺は思わずイってしまった。

身をよじり、腰を震わせてしまう。

 

どびゅっ!びゅるるっー!ぶびゅっー、どくっ、どくっ!どぴゅーっ!

 

 

久美子は俺の射精を嬉しそうに見届けると、黙って俺を抱きしめ、そのままだいしゅきホールドのまま俺を抱きしめてくれる。

俺はその久美子の暖かさにダメになる気がした。

 

帰ったらもう一回やってもらおう。

 

久美子とは、そのあともう一回セックスした後、テントを出た。

 

「ふふっ。姫初め、しちゃったね」

と笑顔で言われて物凄い姫初めになってしまったと、思わず照れてしまったが、そこが久美子の気に召したのだろう。

キスする雰囲気になったと思い、キスをしようと目をつむったところ、なんと久美子に目立つように、首にキスマークをつけられた。

 

それも入念に、だ。

 

「ふふっ」

 

久美子は嬉しそうだ。

 

久美子のリフレッシュになったのならつれてきた甲斐があった。

わざわざ高いお金を出してサイドカーを買った意義があった。

 

――――――

 

帰りは街中が正月の中、バイクで風を切り、二人でのんびり帰った。

事実上、のんびりとしか帰れないといえる。

荷物満載の上、そこまで無い馬力に重いサイドカーつきなのだ。

残念ながら当然の結末である。

 

なので、途中で二人で名産品を味わいながらドライブして帰った。

 

途中で久美子が寒いのにも関わらず、道の駅にてご当地アイスクリームを食べてご満悦だったのは、俺の心のアルバムに一生留めておこう。

二人で一つのアイスを食べて、お互いの顔についたアイスを舐めあったときは、久美子と付き合うってことは本当に幸せなことなんだな、と改めて実感させられた。

 

意味が違う気がするが、言っておくことにしよう。

ハッピーアイスクリーム!

 




皆様のご評価ありがたく思います。

引き続き、よろしくお願いいたします。


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第5話 あがた祭り編 前編

麗奈×先生もしくは久美子じゃないと無理という方はブラウザバックでお帰りください。


―――――――

 

盆地たる京都にて、夜なのに湿気と共にうだるような暑さが俺と久美子を襲う。

今、おれたちはぼんぼりの明かりが、優しくたゆたう、あがた祭りに来ていた。

 

旧都たる京都の、それも伝統ある由緒あるお祭りだ。

この日だけは、強豪高なみの練習量を誇る北宇治高校吹奏楽部は部活が短めになる。

 

生徒は楽しみにしているのだ。

――もちろん先生すらも!

 

俺は久美子と手を繋いで歩く。

指を互いに絡め、ひじを組んで歩く。

密着して久美子の体温を手と腕から、その女性らしい男性よりも暖かい体温を感じる。

 

久美子は黄色がベースで花柄がちりばめてある浴衣に、赤い帯を締め、髪をアップでまとめている。

ちょっと子供っぽいのもまた愛らしい。

 

いっつも思うのだけれども、和服はフェチの塊だ。

 

女性の首元がエロい服なんて、世界各国見渡してもそうそうない。

 

おまけに致す時にも便利だ。

はだけてもすぐ直せるし、男性も女性も浴衣は前を開くだけですぐにセックスできる。

おまけに帯はフェチの塊のように見える。

どれだけ着崩れても帯だけは着崩れずにそこだけ残るのだ。

昔は浴衣は着衣セックス専用着だったんじゃないか、なんて訳の分からん妄想もしてしまうぐらいには、浴衣はすぐに脱着できるし、何よりエロい。

 

俺と久美子はお互いにヨーヨーの売店で買ったゴムでできた水ヨーヨー、を互いにバシャバシャと鳴らしながら遊んでいる。

これ、正式名称はなんていうんだろうな?なんて不毛なことを考えながら俺たちは歩いている。

 

目的地は祭りの通りを外れた後の、地元の山、大吉山の頂上だ。

 

どうやらそこで久美子は高坂と演奏の約束をしているようだ。

俺も彼氏とはいえ、何故か付いていっている。

久美子はどうやら俺が一人で帰るのに不安らしい。

 

ナンパされたら嫌だとかなんとか、言っていた。

嫉妬してくれていることに嬉しさを感じる。

 

大吉山でのセックスもいいのかも知れない、なんて自分の昂ぶりを我慢しながら。

 

――高坂麗奈について考えてきた。

 

ここ近年、平々凡々な成績の吹奏楽部に何故か入部してきた、トランペットのトップエース。

香織先輩と日々、トランペットの技術を競い合い、トランペットのレギュラーのライバル争いをしている。

 

入部した当初、俺も学校横の高台で一緒に練習していたことがあるので多少はお互いのことを知っている。

もちろん久美子ほどではないが。

 

――彼女が一番人生とは何かを知っている節がある。

――自身の積み上げが大事なのだということを

 

楽器とはバランスなのだ。

演者によっても左右されるし、楽器によっても左右される。

 

ギターなんて特にそうだ。

アメリカ産が高級品とされるが、中国産のが作りが丁寧だったりする場合もある。

――――木材は別だが。

 

特にギターはバランスが整っていないと、ダメだということを思い知らされたことがあった。

アメリカ産のブランド物、国産中堅メーカーオーダー品、ゲームとの大手メーカー製コラボ物、5万円程度で買えるギターと色々試してみたが、最終的にたどり着いたのは小規模ギター工房の国産ハンドメイド品だ。

 

エレキギターなのに、電気を通さない状態で鳴らした状態でも素晴らしい。

それぐらいに生鳴りと呼ばれるエレキギターにおける本体とネック(左手で持つギターの細い部分だ)が共鳴しており感服した。

ギターにとって最も大事な部分、ピックアップを通さない部分でもそうなのだ。

ギターを定番の真空管アンプに通して、試奏でワンストロークした時には涙が出てしまった。

まさに啓蒙。

楽器とは何か、蒙を啓かれた気分だった。

 

そしてそんなハイレベルのギターは弦を変えただけでバランスが壊れてしまう。

 

それぐらいに本当の楽器というのは素晴らしいが繊細なものなのだ。

 

高坂は演者として意識が高く、誰よりも努力している。

そんな高坂の横で邪魔にならないようにではあるが、俺も練習させてもらった時には非常に気持ちが良かった。

 

たまに互いを意識しあっているのか、目が合うが、それもふにゃりとしたものではなく、キリッとした目つきで

 

『私の方が同じ時間での練習量で先を行っているでしょ』

と、嫌味ではなく、純粋に4月から入部した俺と変わらないのに、その僅かな時間でできる努力量にて俺と張り合っている目つきだった。

――――無論、言葉によるものではないが。

 

俺もがむしゃらに努力した。

パーリー会議なるもので、他の人が無為に時間を浪費する中、がむしゃらに努力した。

 

俺の好きな作家が言っていたのだが、努力はしてみるもなのだ。

此処からは俺の持論だが、それでもダメなら、ダメなのかもしれない。

でも、努力はしてみるものなのだ。

 

高坂は楽器も当然学校のものではなく、自前のものだ。

手入れされている様子が目に取れる。

 

楽器は手入れするか、弾いてやらないと古ぼけてくる。

ちょっとクロスで磨いたり、たまに弾いてやるだけでも大分違う。

 

楽器に関しては、しっかり手入れもされており、相当なものだろう。

 

演奏力もそうだが美貌も本当に素晴らしい。

他学年からわざわざ見に来るやつがいるくらいの美少女なのだ。

 

髪は黒のストレートで本当に真っ直ぐだ。

クセのくの字もない。

モデルなぞなんのその、という様子だ。

腰まで伸びたそのストレートの髪が、制服のミニスカートと組み合わさり、本当にエロい。

 

久美子と知り合わなかったら、俺はこの人を正妻にしたかっただろう。

 

なにより特筆すべきはそのわがままボディ。

普通、痩せ型の人間は脂肪は胸から減っていくと嘆く人が多いのだが、彼女だけはボン!キュッ!ボンッ!を素で行っている。

そういった悩みとは無縁そうだ。

最初、某国民的泥棒アニメの主人公がよく恋するヒロインかと思ったぐらいにはスタイルがいい。

 

プール実習の時には、水着しか着ていないのに隠せるものがなく危うく勃起がバレて恥をかくところだった。

男性は貞淑が良しとされる世界だ。

―――――――俺は真逆を行っているが、恥をかきかけた。

 

しかもこれでも高坂は15歳だ。

女性の成長は16歳で止まるとされているが、成人男子が25、26ぐらいまで実際身長が伸びるように、女性も実は16をすぎても成長している。

 

これからの成長が楽しみだ。

あんなわがままボディで美人を第二婦人にできたら最高だろう。

 

そんな下心満載のことを考えながら久美子と歩いていると、ほっぺたをつねられて、痛みと共に現実に戻された。

 

「今なんか変なこと考えてたでしょ」

 

そう言って頬をむくれさせて起こっている久美子が可愛すぎてしょうがない。

怒られているのにかわいいと思ってしまう俺は久美子にぞっこんだ。

 

さすが久美子だ。

俺の妻であり、嫁であり、彼女であるだけ俺のことを良く分かっている。

 

思わず押し倒しそうになったが、セックスにおおらかな社会とは言え、人が大勢いる路上ですることはできない。

 

――脇道の木陰程度なら構わないのであるが。

 

本当に、なぜこんなに超絶技巧の高坂が北宇治に来たのか、分からない。

何か理由があるんだろうか?

 

久美子とともに、わき道へそれ、円蔵山の山頂への道を登っていく。

 

なぜか久美子はユーフォニアムを担いでいる。

重いので互いに交互に持ちながら、俺たち山頂を目指した。

 

盆地で湿気がたまりやすい京都ではあるが、浴衣は日本古来より伝わる服装だ。

ヨーロッパの寒地で育った洋服文化と違い、袖口が広く、胸元や足元が空いており、風が通りやすくなっている。

ジメジメと蒸し暑い京都では、特に快適に過ごせる。

 

久美子と俺は交互にユーフォニアムを持って上るが、互いに履物が下駄やサンダルなので山道はさすがにキツイ。

久美子も俺と同様の感想を持ったのか、途中で休憩することにした。

 

普段よりも久美子が綺麗に見える。

先日スローセックスしたおかげだろうか。

 

普段よりも愛着を持って過ごせる。

 

久美子も俺に同様の感想を持ってくれたのか、寄り添ってきた。

暑さでムラムラきたのか、俺の浴衣の前をはだけ、股間に手を入れてくる。

 

「………シよ?」

 

そのHにノリノリな様子の久美子を見て俺は

 

――――あまりの可愛さ

――――欲望に揺らめくその姿に、

 

「うん」

 

と、うなづくことしかできなかった。

 

お互いにベンチに並んで座り、静かな山の中腹で、お互いにぐちゅぐちゅと生々しい音を立てながら、お互いの股間を楽しむ。

 

久美子も今日はデートで脱ぐ想定なのか、タオルを巻いていなかった。

和服や浴衣はスレンダー(胸囲がないの意)の方が美人に見えるからと言って、前回は胸にタオルを巻いており脱いだ際に思わず笑ってしまい、久美子に思いっきりぶん殴られ、恥を掻かせてしまった。

 

男女の性差からくる無知とはいえ申し訳ないことをしたと、現在では恥じておりまする……。

 

今日はどうやらタオルは巻いていないようだ。

もともと俺と脱ぐ予定だったらしい。

 

久美子のうなじから見える首元が興奮し、汗が張り付き、街頭のライトに照らされて、艶やかに見える。

 

俺は久美子の膣に入れた感触、出てきた愛液。

そして久美子は俺の勃起と先走りの様子に、お互いにイク感覚が近いのを自覚する。

 

俺も背筋が鳥肌立ってきた。

ぞわぞわとした性行特有の感覚が俺の皮膚を襲う。

 

そのままお互いに行ってもいいのだが、俺は普段とは違うことを思いついた。

 

「……せっかくだし、山頂でセックスしないか?」

 

すると久美子は、『山頂でのセックス』という謎のパワーワードに惹かれたらしい。

 

「……いいよ♩」

 

と言ってノリノリな様子で同意してくれた。

ただの思いつきだったのにすまん。

 

互いに互いの愛液で濡れている手を繋ぎ直し、二人でのんびり山頂に向かった。

 

ちなみに勃起しているのが恥ずかしくて、前のめりに歩いていたら、

 

「二人しかいないんだから、気にしなくてもいいよ?」

 

と優しく言われた。

 

今は京都中があがた祭りに浮かれており、観光地やハイキングスポットであるここの山の全くと言っていいほど、人の気配がしない。

 

だから俺も堂々とおっ立てて歩くことにした。

 

久美子の手を通じて、久美子の鼓動が山頂に向けて高まってくるのを感じていた。

 

俺の鼓動も、高度を上げるにつれて最高潮に高まる。

 

――――――

 

山頂に上がり見下ろす、京都の街々は非常に綺麗だった。

青い蛍光灯の光もあり、ぼんぼりに染まる赤い光もあり、幻想的ですらあった。

 

今この瞬間なら言える。

北海道にある100万ドルの夜景と呼ばれる超有名写真スポットにも!

今この瞬間なら劣らないだろう。

 

「綺麗……」

 

久美子も、その言葉しか出てこないようだ。

俺はその町の光に明るく照らされる綺麗な久美子の顎を指でこちらに向けさせ、軽く触れるだけのキスをした。

 

すると、

「今のでなんかスイッチ入っちゃった……」

 

と、久美子は山頂にある正方形の東屋の背もたれがないベンチに俺を押し倒し、俺の浴衣をその女性特有の強い腕力で剥きにかかる。

俺は反射的に抵抗してしまったが、それも久美子のお気に召したらしい。

今までにないほど欲情している。

久美子は浴衣ごしですらも先ほどより濡れているのが分かる状態だ。

 

でも、俺もこんなすごいスポットで青姦できるなら、万々歳だ!

 

久美子は前回のキャンプ以来、俄然俺とのセックスに積極的になっている。

しかも、生にハマってしまったのか、俺にゴムをつけさせる余裕すら与えない。

 

久美子が俺の子を欲しがっているのもわかる。

今までお互いに愛し合ってきた。

俺も久美子と結婚したい。

幸い俺には不安定だが収入があるし、まだその収入により得た貯金がある。

だが悲しいかな……。

この世界では子を授かる確立が前世よりも低いみたいなのだ。

 

しかも多妻一夫性なことが多く、女性優位の世界だ。

男は種馬扱いされることもある。

 

しかし誰が妻の中で一番なのかというところで揉める場合もあるのだ。

久美子はそんなことにならないように既成事実を作りたいのかもしれない。

 

久美子はおれに馬乗りになりながら、そのぬるぬるした割れ目をおれの肉棒に差し込んだ。

 

「ひゃあんっ!」

久美子は自分から入れておきながら、快感に声を上げてしまったようだ。

 

「うぁあ……!」

それにつられて、おれの喘ぎごえも漏れる。

 

 

「くぅうっ!」

とおれは久美子にまるで赤子の手をひねるように声を上げさせられ、久美子は久美子で、

 

「アンっ!アァンっ!」

 

とハードなジャンクセックス(男性主体の女性の中でオナニーするセックス)ではないものの、おれの上で腰を飛び跳ねさせている。

 

そのまま、お互いに山の途中から高ぶっていいたまま、我慢もせずにお互いにイった。

 

「イっちゃうぅ!」

「んんん・・・!」

 

お互いに山頂に人がいないからって、声を出し放題だ。

互いになんだか声を上げてセックスするのにハマっている節がある。

 

久美子の両親がいない時には久美子の部屋でやるがマンション。

おれの部屋は一戸建て、両親は海外出張中でやるときはお互いに大音量だ。

 

するとどっちでやるかなど、決まっている。

そしておれと久美子は暇さえあれば、やっている。

実際の所、久美子もおれも部活で忙しいので、合間合間にという感じではあるが。

 

互いにゼーハーゼーハーと、呼吸を整え、着衣を整える。

 

「……もう一回する?」

久美子がおれに問いかける。

もうおれは久美子中毒だ。

久美子の存在なしでは生きていけない。

 

現に久美子に中出ししたばっかりだというのに、早くも久美子の膣を再度中から圧迫し始めている。

 

すると、久美子がおれを起こし、対面座位の状態に起こす。

 

そして、強引にキスをして舌を差し込んできた。

 

「んぅんんん~っ!」

 

俺は思わず変な声を出してしまった。

久美子はさっきイったばかりだというのにも関わらず、さらに欲情し、俺の頭を抱きかかえ、強引に俺の歯茎と歯を犯していく。

 

すると、久美子は俺の首筋を舐め始め、その右手で俺の乳首をさすり、左手で股間をまさぐり始めた。

子種袋を丁寧に揉み揉みしながら、俺の耳元に吐息を吹きかけるようにささやく。

 

「人がいないし、もっと大声で喘いでもいいよ?

大声で喘ぐの、気持ちいいよ~?

人もいないから気にしなくていいよ?」

 

と、俺を甘い誘惑に落とし込もうとする。

俺は街側に向いた状態だ。

久美子が背面の登山道側に向いている。

 

久美子がそういうならそうなのだろう。

実際、大声でするセックスは男女問わず気持ちいいものがある。

 

久美子に性感帯である乳首と首元、そして耳を舐められてのそれである。

俺はじれにじらされている。

 

久美子は最近は排卵日らしい。

 

俺は久美子を妊娠させたい。

 

俺は全力で腰を振る。

ぐっちゅぐっちゅと、愛液が粟立ち始め、俺の背筋も射精間近特有の感覚を持って、自分の官能に伝わる。

俺は我慢などせずに、自分の全精力と精神力を持って久美子の中に中出しした。

 

「う、うぉおあおあおああああッ!」と、射精の瞬間に、久美子の中に出す。

 

久美子も感じるものがあったらしい。

俺のことを優しく見つめ、

 

「よく出来ました……」と

 

耳元で癒しの言葉をかける。

 

すると、後ろの登山道側で、ガサゴソと音がするではないか。

セックスにおおらかな世界とは言え、あくまで俺個人は人にセックスを見られるのと恥ずかしい。

――3Pとかそういうプレイでもない限り。

 

正面にいた久美子と目があってしまうが、久美子はニヤニヤしていた。

 

俺は変な予感がして後ろを向くと、股間を開いて木陰でオナニーしていた高坂がいた。

 

――――――

「や、やぁ……どうも……」

 

と俺が挨拶すると、高坂も自分がオナニーをしていたのが恥ずかしかったのか、

 

「う、うん……」とだけ気まずげに答えた。

 

どうやら前世でいう美少女の俺の雄たけびセックスの声を聞いてむらむらしてしまったらしい。

 

浴衣の裾から見える脚には、愛液が多量に漂っている。

そしてその右手はヌメリを帯びている。

それに気づいたのか、高坂はさっと右手を後ろに隠した。

 

俺は久美子の顔を見直す。

その顔は相変わらずニヤニヤしていた。

 

その瞬間悟った。

――俺は久美子に二重の意味でハメさせられたのだと。

 

そしてこの後、

――高坂とも交わうのだろう、とも

 

 



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お気に入り700件突破記念 閑話 みぞれ先輩編

ご都合主義です。

あくまでこれはフィクションです。
未成年アルコール飲酒表現が嫌いな方はお帰りください。

みぞれ先輩×希美先輩じゃないと嫌な人もお帰りください。

書いているうちに、作者の趣味に偏ってしまいました。
次回から気をつけます。

H成分少な目です。




うだるような湿気と酷暑が俺らを襲う季節。

それらと反対に冷房が室内を快適にする中、おれはみぞれ先輩から目が座って覚悟を決めた告白を受けていた。

 

「……責任とるから」

 

「いや、勘違いですって……」

 

「責任とるから」

 

だから勘違い……、と言った押し問答がかれこれ20分ぐらい続いている。

みぞれ先輩は思った以上にマイペースであると同時に思った以上に頑固一徹だった。

その頑固一徹さでオーボエを練習してきた。

だから全国大会出場メンバーであるAグループになれたのだろう。

 

そして普段のみぞれ先輩からは想像もできないような断固たる意思を持った目をしている。

ちなみにみぞれ先輩は彼シャツならぬ、俺のシャツを着ている。

 

そのサイズのブカブカっぷりが凄い。

普通のTシャツを着させただけなのに、何だかそういう極端に大きいTシャツをファッションで着ているような格好をさせてしまっている。

 

おれも「寝ている時は、普段通りに上半身は全裸で下半身はパンツだけ」だ。

ちなみに二人とも寝起きである。

上半身全裸で俺がパンツ姿なのは前世の習慣で夏は暑いときにうっかり無意識に脱いでしまうせいでもあった。

 

そしてほぼ全裸で寝ている横で、みぞれ先輩が起床し、自ら俺に告白というか結婚の約束というか『責任』を自ら主張している。

 

そしてさっきから押し問答を続けているが、普段弱気そうな先輩からは考えられない圧迫感のある空気を感じる。

 

どうしてこんなに言い寄られているか。

原因は昨夜にまで遡る……。

 

――それは、俺と先輩が昨晩やらかしたせいによる。

 

 

 

桜舞い散る春、北宇治高校は全国大会を目指すと全員で誓った。

 

しかしながらそれぞれが、思うが侭にヤリタイ放題やり、まったく一丸となった練習ができない状態となっていた4月末。

一部の人たちは変わらずに、良い意味でのマイペースにひたむきに練習していた。

主に低音パートの面々、高坂、そして、

 

――みぞれ先輩である。

 

みぞれ先輩。

その艶のある藍色の髪はしなやかそうで、見ていて見るからに美しい。

枝毛の一つすら無さそうだ。

高坂とはまた別ジャンルの部内のクールビューティの一人である。

 

寡黙でクールでミステリアス。

女性のほうが性欲が強い社会なのに、異性にも『全く』興味が無さそうな様子。

 

自画自賛しているようだが、この世界において数少ないレアパーソンたる美少年の俺相手でもそうである。

 

その寡黙さ、そのクールさ。

何とか向かい合ってみたくて、俺は5月中に、みぞれ先輩と話をしてみた。

 

「みぞれせ~んぱいっ!」

 

そういって、肩を軽く背中から叩いてみる。

みぞれ先輩は驚いたように、飛び上がり、慌てて俺のほうを向いた。

今、首筋にかなりの鳥肌が立つのが見えてしまった。

本気で脅かしてしまったらしい。

 

「……脅かさないで……」

 

「……すいません」

 

本気で謝る。驚かせてしまったのは事実だ。

でも、

 

「みぞれ先輩、どんなゲームやってるのか興味があって……」

 

みぞれ先輩は休憩時間にスマホゲームをしていた。

上からノーツが下りてくるタイプの普通の音ゲーのようだ。

 

「……君もやってみる?」

 

その一言に俺はコクリと頷く。

イヤホンをみぞれ先輩はから片方借りて、同じイヤホンを使ってみぞれ先輩と肩を寄せ合いながら、ゲームの流れを教えてもらう。

 

所謂本当に普通の音ゲーだ。

しかし、goodとなり、コンボが続くタイミングは広くとってあるが、Perfectの文字が出せるタイミングはシビアで難しい。

 

俺が難航して、全然点数を稼げないでいると、

 

「……貸してみて」

 

そういって、みぞれ先輩はシビアなタイミングにあるはずのPerfectを連発し続け、フルコンボと高得点に至った。

俺は純粋にその技術に見とれていた。

 

――スポーツ選手と一緒だ。

 

極めている人の動きは、非常に洗練されている。

極度に無駄がそぎ落とされた動きをする。

そしてその無駄の無い挙動に美しさ、機能美すら感じる。

 

そのしなやかな指先が、Perfectの文字をたたき出すたびに、おれはそのしぐさに見とれていた。

 

いつもそのしなやかな指で、オーボエを吹いている。

誰よりもマメに練習している。

 

俺は久美子を嫁と中学時代から宣言しつつあるが、そのみぞれ先輩のひたむきな姿勢にも惹かれるものがあった。

そのストイックさ。

他に何をもいとわない、その姿勢。

 

そして、実はそんなストイックな姿勢に惹かれている自分を、意外ながら自分でも感じていた。

俺は久美子のような性格の明るいタイプが好みである。

好みだと思っていた。

 

好きなタイプが好みのタイプとはよくいったものだが、まさかこんな寡黙でクールビューティな先輩に惹かれることがあるなんて……。

 

そう思うと、抱きしめると壊れてしまいそうな細い肩幅、制服の上から見える鎖骨、すらっとした首に夢中になってしまい……、

 

「……? どうしたの?」

 

と、ゲームの説明をしてくれている先輩の言葉を聞き漏らしてしまっていたようだ。

 

「……いえ、何でもないです……」

 

まさか先輩に見とれて、話を聞いてませんでした、なんていいだせるはずが無い。

 

途中で、ガララと音を立て教室のドアがスライドした。

顧問の先生が練習を再開させるようだ。

 

「じゃ、じゃあ、またあとで……」

 

俺は思わず照れて語尾が上ずってしまうが、みぞれ先輩は、

 

「……うん」

 

とだけ頷き、練習に戻っていった。

 

――――――

 

それから、俺は先輩のやっていたゲームをインストールし、限られた時間の中でやっていた。

――この手のオンラインゲームは怖い。

 

何故なら人生を壊しかねない。

前世でオンラインゲームで人生を壊してしまったやつを何人も見てきた。

ハマると恐ろしいジャンルの一つである。

 

なるべく隙間時間にちょろっとやるようにしてみた。

 

意外としたことに、昔俺が芸名を売りたかった時代に、ボツだと思った曲を強引に完成させてを格安で芸名を売るために卸したことがあったが、あまりどこで使われるか聞いていなかった。

 

格安で使われる作曲家など、レコード会社に安売りされるのがいいとこである。

 

――しかしそれが!まさかここで! 

――このゲームで再開しようとは……!

 

俺はある種の感動を覚えた。

自分の曲が実装されて遊べるのである。

 

そんな話を先輩に、したところ、

 

「……君、凄いんだね……!」

 

大したことのない話を、大変キラキラした目で見られると無性に恥ずかしいものがある。

俺は大したことはしていない。

実際ボツになったものを強引にそれなりの形にしただけだ。

だからシンセサイザーとか、打ち込みだとバレにくい音源を使用している。

 

いや、実際作曲というのはエネルギーも使うのだけれど、基本的には思いついたメロディーにあわせて定番コードを合わせていけばなんとなくそれなりになるのだと、説明したところ、ますます先輩の目がキラキラしだした。

 

実際に、○ートルズは意外に変なコード進行やキーは無い。

むしろ簡単なコードばっかりだ。

ブ○ーハーツとかもそうだ

 

だからだろうか、時代を超えて愛されるものがあるのかもしれない、なんて話をしていると、どんどん先輩との共通の話題も増えていった。

 

ゲームの話、楽器の話、最近あったクラスでの出来事。

 

次第に、お互いの私生活の話をすることような仲になった。

俺は両親が海外に赴任中で、一軒家に一人暮らしであること、みぞれ先輩は中学からオーボエをやっており、ソレ一筋であることなどだった。

 

そして、みぞれ先輩は一人大事な友人だと思っていた友人に裏切られたと思っていることなど、意外とお互いに真面目に相談しあったものだ。

俺は、低音パートでみぞれ先輩は木管楽器ではあるが、楽器の相談にも乗ってもらったこともあった。

 

前世では作曲家だったとはいえ、吹奏楽に関してはまるっきりの素人である。

演奏家ではない。

久美子やあすか先輩のようなキャリアの長い人たちについていくのに必死だ。

 

でも、先輩はそんなことない、と俺のことを誉めそやしてくれる。

意外だ……。

そりゃあ自宅の地下にある防音室(ちなみに父の趣味だった部屋だが、気づいたら俺の機材で乗っ取っていた)で日々練習している。

 

もちろんギターの練習も腕が鈍らない程度には触っているが、現在は吹奏楽がメインだ。

 

俺と先輩の距離感は、どんどん近くなっていった。

以前はこぶし4つ分あった距離が、いまや、一つしかない。

 

すると、先輩に、呼び出され、別件で相談されたことがあった。

呼び出された場所は中庭の自販機の前、ベンチがおいてあり、休憩スペースとなっている。

 

今日は日曜日。

日曜日に練習をする真面目な部活はうちの吹奏楽部だけなので、自然とみぞれ先輩と俺のふたりきりになった。

 

そろそろ梅雨になりそうな季節である。

湿度がだんだんと上がり、桜が散り、既に葉っぱとなっているシーズンだった。

 

みぞれ先輩の横に、こぶし1つ分ぐらいのスペースを空けて座る。

みぞれ先輩は、缶ジュースを手に取りながら、俺に思いのたけを打ち明けてくれた。

 

「……吹奏楽のコンクールってどう思う?」

 

「……?」

 

俺はいまいち要領を得ない答えを返してしまった。

非常に抽象的で曖昧な質問だ。

 

「吹奏楽って音楽じゃない? 技術の良し悪しとかなら分かるの。

でもね、最終的に評価員の主観で決まるでしょ?

私、どうも……納得いかなくて……」

 

なるほど、みぞれ先輩は審査員の主観によるもので自分らの演奏性が評価されることに悩んでいるらしい。

確かに、技術の巧い下手は最初の審査として、目にされるだろう。

 

しかし、音楽はハイレベルになればなるほど、主観でしか決まらないのだ。

エレキギターとかだったら別だ。

歯でギターを弾いてみたり、床を転がってみたり、客席に飛び込んでみたり、あれはバンドという『パフォーマンス』なのだ。

 

――でも、吹奏楽はそうじゃない。

 

皆、同じ曲をやるのである。

 

勝手なアレンジは基本的に許されていない。

 

――みぞれ先輩は、そこが許せないのか、自分でその感情をよくわかってないのかもしれない

――なら、その思いを解きほぐせば良い。

 

「みぞれ先輩、今度、僕と夜のお店に遊びに行きましょう」

 

そう冗談を言って、みぞれ先輩にスケジュールを確認する。

部活は基本午後六時で終わりなので、夜のお店のほうもなんとかなるだろう。

 

スケジュール手帳を取り出し、みぞれ先輩のほうを見ると、何だか顔を赤らめて俺から目線を背けていた。

 

「わ、私……そういうの、初めてで……」

 

「せ、先輩? 何を勘違いしてるのか分かりませんけど、オーボエ、持ってきてくださいね?」

 

俺も先輩の勘違いをいまいち当時は理解していなかった。

 

俺の『オーボエ』の一言に先輩は何か勘違いしていたのか、カーッと顔が赤くなる。

 

この男性が少ない社会において、何もかも女性が優先だが、先輩は高校2年生となった今でも、処女らしさがある。

――京都は『古い』町だ。

 

15-18ぐらいに男性を知らないと恥ずかしい扱いをされる場合もある。

男女逆転したこの世界においては、両親が金を握らせ、男娼を娘に取らせた例もあるらしい。

男を知らないままは可哀想だと。

 

そんな社会において、高校生になると処女を捨て去る人も多い。

多くの場合はクラスメイトらしいが、スクールカーストも高くないみぞれ先輩は、異性に興味がないのもあり、どうやら経験不足から、勘違いしているっぽい風に見える。

 

俺は途中で気づいたが、気づかないふりをして、先輩をとあるお店に誘った。

 

――――

「……ごめん、待った?」

 

「いいえ、今来たところです」

 

俺と先輩は京都の駅前の繁華街で待ち合わせしていた。

先輩は一度部活のあと家に帰って着替えてきたようだ。

 

ハイウエストで七分丈のズボン、

白のTシャツをズボンの中に入れ、そのセーラー服では現れなかった胸元の大きさが強調されている。

 

――着やせするタイプか……!

 

俺は思わずごくりと唾を飲みこみ、胸元を動揺から凝視してしまいそうになるが、何事も無かったフリをして、先輩と目的地へ向かう。

 

先輩は俺がキャリーカートに牽いている大きな荷物に興味津々のようだ。

 

「……これからどこへ向かうの?」

 

先輩は興味津々さとは裏腹に、いつもどおり冷静さを湛えながら、俺に問いかける。

 

「これから行くところは……アソコです!」

 

そういって、俺が指差した先はライブハウスだった。

蛍光色に輝くネオン、不穏な地下への階段。

上は(普通の!)マッサージ店、事務所、テナントだったりと、全体的に茶色く汚れており、謎な怪しいビルの雰囲気を満載している。

入っているテナントの目的地は雑居ビルの地下一階。

 

先輩は上から下へ、ビルを眺めると、路上に置いてある看板に目を留めた。

 

その看板には、『定例JAZZ セッションイベント、参加費1曲につきワンドリンク!』と、かいてあった。

 

「……ジャズ?」

 

先輩は不安そうに俺に尋ねる。

先輩はあまりジャズは聴かないらしい。

 

ジャズは歴史こそ吹奏楽やクラシックに劣るものの、新進気鋭さ、進取の気風が常にその業界の中には渦巻いている。

 

――もちろん、中には着飾って聞くようなジャズもある。

 

あれはあれでいいものだが、ジャズプレイヤーは常に新しい音、新しい流れを作り出そうとしているし、求め続けている。

 

俺の知り合いに、ジャズのギタリストがいたが、エレキギターの弦をこすることにより、DJサウンドのようなSEを作り出していたときには驚いたものだ。

 

エレキギターの歴史も100年には満たないものの、意外と長い。

だいたい80年ほどある。

 

色々な奏法やサウンドが試されてきたものの、俺はそのDJサウンドをエレキギターでの出せることを知ったときに、まだまだギターって可能性に満ちた楽器なのだと思い知らされた。

 

それぐらい、ジャズギタリストは新しい音に常に貪欲なのである。

そして、一言にジャズといっても色々な意味にとられてしまうが、ここのライブハウスは定期的にセッションを行っており、基本的に曲はそんなに変動はないが、プレイヤーや楽器が変動し、常に新しい音を生み出している。

 

――そしてライブでレコーディングしたものを『翌朝』動画サイトで公開しているらしい。

ちなみにこの『翌朝』というのがミソだ。

 

演奏中は昂ぶっている。

皆、『昨日は中々我ながら良くできたんじゃないか? 私、天才じゃね?』というセッションとアンサンブル特有の高まりと自信を持っている。

これは楽器経験者なら皆一様に感じるものだと思う。

 

そして、一晩過ぎると、演奏の興奮も睡眠によって落ち着き、冷静になった段階で

 

――レコーディング音源によって、

――『自信』を打ち砕かれるのだ。

 

俺の言っていることが分からなければ、カラオケ屋でも行って本気で歌い、録音して、翌朝聞いてみて欲しい。

 

――ナニヲイイタイカツタワルハズダ

 

「さ、行きましょ」と俺は笑顔で、表情が余り変わらないみぞれ先輩に微笑みかける。

みぞれ先輩は、不安げながらもコクンと頷き、俺の後に続き、お店の中に入っていった。

 

――――

「いらっしゃい!

お、君久しぶりだね~」

 

――元気してた?

 

その衰弱した頭髪と裏腹に精神的には活発な様子のマスターが気さくに最近の俺の状況を尋ねてくる。

最近は部活で忙しいせいか、久しく来れていないが、以前ここに入り浸りして、いろんな人とセッションしていた時期があった。

おかげで大分人の実力を見極める目と実力がついた。

 

そんな時以来俺は、マスターとそのスタッフさんとは顔見知りぐらいの客になった。

 

「こちらの方は?」

 

マスターはそういって俺に先輩の紹介を求める。

 

「こちらはみぞれ先輩、俺の通ってる学校の先輩です」

 

「……どうも」

 

みぞれ先輩は快活な店長と違い、少し緊張した様子で答える。

 

「いらっしゃい! ウチの店は始めてだよね? どうか楽しんでいって!」

 

そう言ってマスターに楽譜とセットリストを渡される。

ちなみにセットリストは、客からの要望を加味して独断と偏見でマスターが決定する。

 

みぞれ先輩に、セットリストと楽譜を渡す。

すると、みぞれ先輩は冷静な普段とは違い、動揺で目を見開いていた。

 

「……これ」

 

そういって、みぞれ先輩は俺に楽譜を指し示す。

そこには曲の拍、進行、ブレイク(音を出さない空白部分)と、キー(曲調)、小節ごとの和音(コード)程度しかかいていなかった。

 

「今日はみんなで即興の音楽を楽しむんです。

吹奏楽のことは忘れて、一緒にやってみませんか?」

 

そういってみぞれ先輩の手をとり、客席の目立たないところで楽器の支度をみぞれ先輩に促す。

今日みたいなセッションの日は楽屋は使わない。

客席からステージへ直接移動する。

といってもステージは20cm程度の段しかない上に、最前列の柵も低いため、演者に触ろうと思えば触れてしまう距離である。

 

俺も支度を始め、ハードケース内に入れたギターを手に取り、ストラップを肩にかける。

エフェクター(エレキギターの音色を変える機械のことだ)類をシールド(ギターのケーブルのこと)につなぎ、ギターのチューニングを始める。

 

みぞれ先輩は普段冷静な表情とは違い驚いた様子で、俺の手馴れた仕草を見ていた。

 

「……君、エレキギターも弾けるの?」

 

俺はテレながら答える。

「は、ハイ……」

 

あんまりまじまじと見られると恥ずかしい。

恥ずかしいからか、いつもよりてきぱきと準備に集中することにした。

 

ギターは国産ハンドメイドのギターだ。

 

フロントピックアップ(エレキギターの作りは以外と原始的だ。鉄の弦の振動と、ピックアップと呼ばれる磁石によって作られた電流を、アンプで増幅して音にする。フロントピックアップはギターの真ん中にある磁石のこと)は音ヌケ(バンドアンサンブルにおける他者の音領域を圧迫せず、音量を上げなくともちゃんと聞こえる音のこと)が良くないギターが多いのに、ジャギジャギと高音の切れがよく、ヌケる音が出せる。

 

ハンドメイドだけあってつくりが丁寧で良いギターだ。

インレイと呼ばれるフレットの中にあるどのフレットを弾いているか分かりやすくする指標もあるのだが、それに力が入っておらず、まさに質実剛健を体言した一本である。

 

余談だが指板(しばんと読む。右利きの人は左手で指板の上から弦を押さえ、音程をコントロールする)に埋め込まれたインレイはビジュアルを左右する部分も大きく、メーカーによってはかなり気合を入れているところも有る。

音には関係ないのにね。

でもステージに立つということはパフォーマンスのビジュアルにも影響するので、無視できないところであるのだが、音のコスパが悪いとだけ俺は思っている。

 

加えて、ネック材も硬い木材で出来ており、多少乱暴に扱ったところでびくともしない。

ちなみに言っておくと、柔らかい木材で出来たギターは乱暴に扱ってしまうと、ネックごと折れることがあるが、これは一切そんなことが無い。

(余談だがその際の修理費は4万円~とかだったりする。結構高い。)

 

お気に入りの一本である。

 

見栄えも、サンバーストと呼ばれる茶色と黒のグラデーションも渋くて飽きが来にくい。

中々に味わい深い。

 

そんなギターだ。

 

そんな俺のうっとりした様子を、珍しげにみぞれ先輩はまじまじと眺めた後、みぞれ先輩もチューニングを始める。

それが終わったら、今日やる曲の以前のセッションの動画を先輩に見せた。

 

先輩は冷静な普段と違って珍しく食い入るように見ている。

セッションとは言うが、皆、持ち寄る楽器はそれぞれ違う。

 

純粋にキーボードを持ち込む人もいれば、鍵盤ハーモニカをマイクにあて強引に音を大きくしている人もおり、ショルダーキーボードと呼ばれるエレキギターのように動き回れるキーボードを持ってきている人もいる。

 

エレキギターが有る意味一番見た目と楽器は変わらないかもしれない。

中が空洞になっているアコースティックタイプや、空洞のないソリッドなどはあるが、概ね想像の範囲内に収まる。

 

――音はエフェクトをかけて一番弄りやすいので千差万別の音となるが。

 

ベースもウッドベースだったり、エレキベースだったりするが、皆それぞれ個性ある楽器を持ってきている。

人によってはギターの代わりに三味線を持ってくる場合がある。

これも進取の気取りを行くジャズならではの新しさだ。

日本の音階と西洋の音階は当然違うのに、これでドレミの音階を鳴らせてしまうのだから、持ってきた人の技量のすさまじさが分かる。。

 

変わらないのはドラムぐらいだ。

人によっては、稀に和太鼓とか、マイシンバルをアクセントに持ってくる人もいるが、基本的にステージ上にあるドラムセットを皆共用で使っている。

 

――ドラムセットが一番搬入が大変だから、しょうがないと言えばしょうがないのだが。

 

そんな俺の考えをよそに、みぞれ先輩は食い入るように歴代のセッション動画を見つめている。

 

「同じ曲なのに、皆それぞれ違って面白いね……」

 

みぞれ先輩の普段冷静な瞳には無い、珍しく情熱的な炎をその瞳の中に感じた。

――そう、それがセッションの魅力なのだ。

 

皆それぞれ、考えていることは時間帯や日によって違うし、瞬間瞬間違うのだ。

それを、強引にバンドであわせてみると、当然と言えば当然だが摩訶不思議なことに、同じ曲でも毎回毎回違う音楽になる。

 

もちろん、その小節のコードにあった音を出す、リズムをずらさない、離合集散のタイミングを守るなどの基本ルールはあるが、ソレだけだ。

 

今日は店長に相談してオーボエで出せる音の曲を多めに入れてもらった。

 

みぞれ先輩の演奏がおれ自身楽しみである。

 

 

 

――――そして、セッションがやってきた。

 

みぞれ先輩は、ワンドリンクの旨を注意され、慌ててお金とドリンクを引き換えにして、ステージに上がってきた。

 

俺もワンドリンク分、ソフトドリンクを適当に注文し、ステージの上にギターとともにあがる。

春の夜は肌寒く、未だに夜は冬物を着てしまうのに、スポットライトに当たると途端熱く感じる。

 

――スポットライトには魔力がある

 

と、いう言葉がある。

スポットライト、それは当たる者もそれを見る者にも全てに等しく『輝き』という魔力を与える。

 

みぞれ先輩はスポットライトの光に当たると、その藍色の艶やかで枝毛一つなさそうな髪がより一層美しく見えた。

制服で隠れて普段強調されないその胸元が、スポットライトの強い光に当たり、より強い陰影を腰に生み出し、胸元を強調され、思わず俺はたまらずゴクリと唾を飲み込んでしまう。

ズボンの裾に入れられたTシャツがその胸元をさらに強調する。

 

清楚なのにエロティック。

それを地で行く人だということに気が付かされた。

 

俺の昂ぶる思いをよそに、俺と並びステージの中央に立つみぞれ先輩。

みぞれ先輩はPAの人にマイクの当て方について教わっていた。

 

ライブハウスにおけるPAとは、色々と不合理なバンドサウンドを調節したりするために存在している。

例えば、『転がし』と呼ばれる演者の前に転がしてあるスピーカーは『返し』と呼ばれる音を出している。

ドラムやギター、ボーカル、それぞれの方向が客席方向に向かって一律に志向されているが、バンドアンサンブルにおいて他パートの音が聞こえないことがある。

それを防止するためにドラムや、ギターのキャビネット部と呼ばれるスピーカー部分にわざわざ『マイクを別にあて』、ボーカルや他者の音をミックスしたものを演者に『返し』ているのである。

それによって、演者は自身の音や他者の音を聞くことにより、演者自身がバランスをとることを図っている。

もちろん、それらの音は客席にも別スピーカーで流してはいるが。

 

スポットライトが本調子に明滅し、いよいよ曲が始まる。

ドラムが「ワン、ツー!」とスティックを叩きカウントを取る。

 

このライブハウスだと、定番のスタンダードなナンバーだ。

有名曲であるが、若干のアレンジが入っている。

 

それは皆それぞれ、ソロパートが加えられているのだ。

 

皆それぞれ楽しそうな音を出す。

演者それぞれ、皆ほとんど初対面の人が多いが、皆それぞれ笑顔で華やいでいる。

見知らぬ人と合奏したときの、言葉にできない極上の気持ちよさ。

 

―――これぞまさに音楽の喜び

―――こんなに気持ちがいいのは初めてセックスしたとき以来!

 

と、いうぐらい気持ち良い。

 

みぞれ先輩も、最初はガチガチで緊張した様子だったが、1番のサビが終わり、二番に入ると、そんな様子も多少は和らいできた。

普段からお硬い演奏をするみぞれ先輩だが、3番のAパートに入るころには、珍しくその顔を紅潮させ、笑顔だった。

 

ちなみに、3番に入るときに、それぞれソロがあるのだが、俺が某人工音声合成エフェクター(通称:ミ○ストンプ)と呼ばれるエフェクターでソロを引いたときには、みぞれ先輩は普段は表情にあまり差がないのに、かなり驚いた様子だった。

 

人口音声合成ソフトや電子音楽などと縁もゆかりもなさそうな、若年層とはべつの客席からはどよめきの声があがったが、俺は気にせず自信満々に演奏を続ける。

 

このエフェクターは色々な意味で面白い。

独創的だ。

 

ちなみに海外のYou○ubeの外人レビューの動画を見ると、皆驚いた顔をしている。

むべなるかな。

 

ギターという六弦で和音(コード)を出すことを前提に作られた楽器なのに、このエフェクター、

 

――『和音』が出せないのである。

 

※和音とは、所謂ドミソ等の音を同時に弾くことである。ちなみにドミソのコードの場合は『ド(C)』(通称:ルート音)から『C』と呼ばれる。

 

そしてさらに!

このエフェクター、面白いことに和音を弾くと某国民的アニメに出てくるジャ○アンのような『ボェーッ!』サウンドとなる。

所謂、音痴というやつだ

 

興味があるなら探してみて欲しい。

 

――嘘じゃない。

 

和音前提で弾く楽器であるギターのエフェクターとしては致命的な弱点だ。

普通にソロで弾くと面白いのにネ!

プレミアはついているが、あまり当初は売れなかったそうだ。

新機軸満載すると失敗することが良くある音楽の機材業界ではままあることが、残念である。

 

でも一部のファンからは賞賛を受け、生産終了したのにも関わらず、プレミア化した。

 

そんなこんなしながら、俺はソロを弾き終えた。

今度のソロはみぞれ先輩の番だ。

前準備として、俺と、メンバーと、みぞれ先輩がアイコンタクトをしてみぞれ先輩がソロに入る。

俺の音で笑いが取れてリラックスしたのか、普段よりも表情豊かなソロとなった。

表情の差がすくないみぞれ先輩なのに、今日は非常に楽しんでくれている。

 

――つれてきて良かった。

 

俺は心底そう思った。

 

――この後に災厄が訪れるとも知らずに。

 

数曲をみぞれ先輩と共に演奏する。

その都度、みぞれ先輩はテンションが高まり、普段の硬い表情とは別に天使のような笑顔になっていった。

 

そして、みぞれ先輩は『何故か』いつも以上にテンションが高く、『脚をふらつかせて』客席に戻っていった。

俺はそんな不審な様子の先輩を見守る。

 

先輩の手には、薄茶色の液体が入ったグラスが握られていた。

 

――まさか!

 

俺の悪い直感は残念ながら当たってしまっていた。

とりあえずみぞれ先輩を適当な椅子に座らせ、某名探偵アニメのようにペロッとその液体を舐めてみる。

 

(カルーアミルクだコレ!)

 

と、みぞれ先輩の危機をよそに、頭の中でひげのおっさん同士がジョッキを交し合う画像が連鎖反応で何故か想像してしまう。

慌てているときほど、そういう謎の思考が発生してしまうこの現象はなんなのだろうか。

 

動揺の余りグラスを落として割ってしまうが、大音量のライブハウスだ。

誰も気づいていない。

 

――カルーアミルク。

それは大学生達が前世でこぞって女性に飲ませて泥酔させた後、輪姦したサークルがあったということで世間的に一躍有名になったお酒である。

 

カルーアというコーヒー風味のお酒をベースに、牛乳で割って作るだけなのだが、これが『曲者』なのだ。

女性は甘いのが好きなのは世間一般の知るところだが、その甘いカルーアというお酒を『牛乳』という個性の強い割り物で割って作るために、アルコール分を非常に感じにくい、『甘くて非常に飲みやすいお酒』ができあがるのである。

 

そしてそのアルコールの感じにくさと甘さと飲みやすさのせいで、実はアルコール分は低くないのにも関わらず、ガバガバ飲めてしまうという『素人殺しのお酒』なのである。

 

恐らくだが、みぞれ先輩は最初に注文した際、『ミルク』と書いてあった文字を見て咄嗟に注文してしまったのだろう。

そしてその甘い味を気に入り、アルコール分に気づかず、そのままゴクゴク行ってしまったに違いない。

春先で寒いとはいえ、スポットライトは熱い。

乾くのも当然だ。

そしてステージに上がるたびにワンドリンクずつ飲んでしまっていた。

 

もちろん店側のミスもあったのだろう。

初見のお客さんだし、ライブハウスなので店自体も薄暗いし、客の顔も判別しづらい。

みぞれ先輩の年齢以上に落ち着いた様子から成年と勘違いされたのかもしれない。

 

――過去の出来事なので推測でしかないが。

 

現状、みぞれ先輩は顔を紅潮させてくらりくらり、といかにも倒れそうな様子で、座っているのにも関わらず大きく横にふらついている。

 

とりあえず顔見知りのスタッフさんに謝罪し、グラスとこぼしたドリンクを清掃してもらう。

 

みぞれ先輩を連れて、もちろん楽器という高価な忘れ物がないか確認して、慌ててお店をでた。

みぞれ先輩を付近の椅子に座らせ、近所にあった自販機で慌てて水を買う。

 

そのあいだこっくりこっくりとみぞれ先輩は紅潮した顔で船を漕いでいるが、楽器から目を離さないようにしつつ、俺は慌ててみぞれ先輩に水を飲ませようとボトルを差し出す。

 

しかしみぞれ先輩はぼやーっとした目が据わった半目の目つきで、ペットボトルのふたすら開ける気力もないようだ。

代わりに俺があけ、みぞれ先輩にもう一度差し出す。

 

「せ、先輩、とりあえずこれ半分ぐらい一気に飲んで!」

 

みぞれ先輩はじっと俺を見つめた後、言われるがままに半分飲んだ。

だがそれ以降、ずっと下をむいた状態でロダ○の考える人のようなポーズを取ったまま全く微動だにしなくなった。

 

「タ、タクシー!」

 

と路上を流しているタクシーを呼ぶ。

この世界では7:1の比率で女性のが多く、物理的にも社会的にも力が強く、当然こんな繁華街なので危険のためか女性ドライバーだった。

 

呼び止めるまではすんなり言ったが、一台目にはみぞれ先輩の様子から乗車拒否され、二台目は懇願して載せてもらったものの、俺も動揺しており、行き先は『俺の自宅の住所』を告げてしまった。

 

そして、みぞれ先輩がアルコールだけでなく車にも酔ったのか、車内で口に出すのも憚られるような状態をしでかしてしまった。

当然全うに意識のある俺がドライバーに非難される。

謝罪し、言われるがままにコンビニATMに駆け込み、俺もこれ以上トラブルを抱えたくないのでドライバーの言い値で清掃費用を手渡す。

 

今月の生活費用の1/3が消えてしまったが、やむを得ない……。

むしろ清掃費用としては妥当な金額だろう……。

 

先方さんも清掃なんて嫌だろうし、清掃している間は当然営業できないだろうし、その営業保障も入っているだろう。

申し訳なさもある。

つまり俺は諦めた。

 

そして、なんとか自宅前に到着したものの、みぞれ先輩を引き立てていた服はみるも無残な状態になっている。

意識はあるし、ちゃんと呼吸してるし、泥酔しているだけのようだ。

 

俺も専門じゃないが、救急車を呼ぶような事態にはなってはいない様子だ。

 

とりあえず先輩を家に上げる。

楽器は分かりやすいところにおき、無くさないような位置にだけ移動する。

 

先輩のおしゃれな服は見るも無残な状態になっていた。

前世だと男性が女性を勝手に脱がさせるのは概ね問題が問題があったが、男女の貞操観念の価値が逆転した今世ではそれは無い。

 

「先輩、バンザーイしてください、バンザーイって」

 

先輩はその定まらない胡乱な目つきだったが、両手を挙げてバンザイのポーズをしてくれた。

そしてそのTシャツを脱がした後、濡らした清潔なタオルで汚れてしまった部分を拭き、替えのTシャツ(もちろん俺のだ)を与える。

 

下半身も同じように脱がせ口に出せない惨状により汚れたところを綺麗にし、変えのズボンを履かせる

 

そしてトイレにも行かせた。

あんまり健全な行為ではないが、念のため鍵は掛けさせないでもらった。

中で何かあった際に俺が助けられないのでは困ってしまう。

 

そんな状況の中、先輩の下腹部も当然見る機会があったが、俺も動揺しており、てんやわんやで性欲を感じるとかそういった次元ではない。

トイレをさせたのはアルコールは利尿効果があるので、すればするほどアルコールは抜ける、という前世の知識によるものだ。

 

酔った直後に水を飲ませたのも体内のアルコール濃度を下げるためにやったことだ。

 

最後にがんがん水を飲ませた後、しょうがないので俺はみぞれ先輩を抱えてベッドに寝かしつけた。

(ちなみに普段俺が使って、久美子と致すときにも使っているベッドだ。ダブルサイズで二人で寝ても余裕がある)

 

さすがに俺もへとへとだった。

先輩の相談へ何か解決の糸口になれば、とジャズ系イベントを行うライブハウスに連れ出した。

そして、演奏の際に先輩に何とか楽しんでもらえているな、良かったな、と思った後のまさかのこの落差である。

 

さすがに疲れた……。

 

その後、大まかな先輩の服の汚れを風呂場で落とし、洗濯乾燥機にいれたところまでは記憶があるが、そのあと精神的疲労で朦朧としていたのであろう。

 

『通常通りベッドに半裸の状態で入ってしまった』。

 

――そんなこんなで、翌朝にいたるのである。

 

 

この世界では男女の貞操観念が逆転している。

前世での男なら、自分の横に朝気づいたら、全裸もしくは半裸の女性がいる状態で、かつ酒の飲みすぎにより記憶が無い状態であれば、

 

――ヤバイ、何かやらかしたかもしれない

 

と、そう思うだろう。

今のみぞれ先輩はそんな状況である。

 

そしてみぞれ先輩は思った以上に責任感が強く、頑固一徹である。

俺は、何も無かった、お互いの勘違いだと、主張するが、

なんと先輩は、

 

――責任を取ると主張してやまない。

 

俺はみぞれ先輩には前々から惹かれていた。

俺としては、みぞれ先輩と付き合うのはやぶさかではないどころか大歓迎だ。

 

「……私、責任を取るから……」

 

「……はい」

 

結局、俺が根負けしてみぞれ先輩と付き合うことになった。

(この世界では男が少ないからか、ダブルやトリプルで付き合うということは当然ある。

8人に1人しか男がいないのだ。一妻一夫だったら自然減により人間は絶滅しているので、そういう社会的認識も前世と違い根本にはあるのだ)

 

俺はこの先輩に『はい』、と答えを返した途端、欲求を抑えられなくなった。

 

――ここから先、この先輩は『俺の女』。

 

そう認識した途端、俺は先輩にケダモノのように襲い掛かり、みぞれ先輩を組み敷いた。

 

みぞれ先輩も、覚悟していたのか。

 

そのままなすがままに押し倒される。

みぞれ先輩の同様をよそに、俺はみぞれ先輩を久美子と致しているベッドに押し倒す。

 

そのまま、口付けを交わす。

みぞれ先輩、は初めてなのか、そのまま俺のなすままにされている。

 

俺はリードするように、みぞれ先輩の口内に舌を突入させ、みぞれ先輩の歯茎と舌を絡めとる。

みぞれ先輩は、その行為に驚きと気持ちよさを感じたようだ。

 

同時にみぞれ先輩にはかせていた俺のズボンに手を突っ込む。

 

みぞれ先輩は、さらに動揺し、俺を慌てて突き放す。

覚悟していたように見えたのだが、俺の錯覚だったのだろうか。

 

「わ、私……心の準備が……。

き、キスってこんなに……気持ちいいのね……。

こ、こんな気持ちいいこと初めてで……」

 

そう言って紅潮させた様子で、恥ずかしいのか俺から目を逸らす。

「ご、ごめん……突き飛ばしちゃって……。

……パンツに手を入れてくるから驚いちゃって……」

 

「でも先輩、濡らさないことにはセックス、できないですよ……?」

 

そう言って俺のそそり立つ肉棒を見せる。

みぞれ先輩は慌てて目を手で隠すが、その指が広げられ、初めて見る男性のモノに釘付けのようだ。

本人は隠しているつもりなのかもしれないが、その指先が広げられている様子から目が離せないのが丸分かりだ。

 

「……お、お父さんの以外、……見たこと無いんだけど、こ……、こんなに大きくなるんだね……」

 

「男の性器ってこんなもんです」

 

そういって先輩が油断しているうちに、元は俺のズボンを強引にずり下げる。

 

「きゃっ……!」

 

と、かわいい悲鳴があがるが、そのかわいい股間が丸出しだ。

 

なんとそこには無毛の大陰唇があった。

 

無毛!

まさかの無毛!

 

遺伝的には存在すると聞いたことがあったが、皮をかぶったクリトリス、男を知らないであろう閉まった膣穴がそこにはあった。

 

まったく指で先輩の陰唇を広げてみる先輩は抵抗なく、その体に見合った小さな穴があった。

 

俺はそこに指を差し入れ、中の感触を確認する。

これから行われることに期待しているのか、少しずつ愛液がとろりと、染み出してきていた。

 

俺は指で大陰唇を広げ、中の様子を確認する。

綺麗なピンク色だ。

 

男と交わったことのない純白なサーモンピンク。

 

でも、少ししか濡れていない。

本人の認識なのだろうか?

 

これからセックスするという意味を本当に分かっていないのかもしれない。

 

俺は先輩とのキスを再開し、ズボンの中に手を入れ、先輩の下の唇に指を入れ、再びその上下を再開させた。

先輩の膣をふんわりと刺激し、先輩を丁寧に濡れさせる。

 

「……うっ、……ふぁああ……!」

 

俺は先輩に気になったので、聞いてみることにした。

先輩の耳を舐める。

 

「……やぁっ……!……恥ずかしい……!き、汚いよ……」

 

「先輩に汚い部分なんて無いですよ」

 

そういって、耳が弱い先輩の耳をひたすらにいじめ続ける。

その華麗な髪が気づいたら俺の唾液で汚していた。

 

先輩は喘いで、その襲い来る快楽に困った様子で、涙目で見上げている。

 

俺はその視線に、背中にゾクゾクしたものを感じた。

みぞれ先輩に対して、ついつい加虐的になってしまう。

 

みぞれ先輩をいじって、未知の快楽を教え込むということは、純白の雪を掻き分けるような楽しさがある。

先輩を俺色に染め上げるということは、俺の女にするという高揚感と征服感があり、みぞれ先輩はそれに値する女性だ。

 

容姿端麗。

練習熱心。

生真面目。

 

こんなに、素晴らしい人がいるだろうか、いや早々いない。

唯一の欠点は引っ込み思案なところだけで、それもセックスにおいてはリードでき、教え込むこともできる。

 

つまり俺にとっては、魅力しかないということだ。

 

おれはみぞれ先輩に、気になったことを聞いてみることにした。

 

「先輩、オナニーって週に何回してますか……?」

 

「オナ……?……なに、……それ?」

 

やっぱりだ!

さっきから性に対して無知識な様子だったが、俺の直感が当たったようだ。

 

この女性のが性欲が強く、数が多いこの世界は、AVとかも男性が犯されたり、輪姦されたりというAVが多いのだが、先輩はそのまま小中高と来てしまったようだ。

 

たまに前世の同級生で、オナニーの存在を知らないやつがいたけど、まさか先輩がそうだったなんて……!

 

大体の時には、多かれ少なかれ、中学生ぐらいのときに覚えるのであるが、このままオナニーを知らないまま、高校生になってしまうみぞれ先輩は超貴重だ!

 

このままセックスを教え込むか、オナニーを教え込むか迷うが、俺はあえて先輩にオナニーを教え込むことにした。

女性のセックスは最初痛い。

 

特に激しい運動をしているタイプは既に処女膜が破れていたりする場合があるが、ずっと文科系タイプだったみぞれ先輩にそれは無いだろう。

 

ということで、性にのめりこんでいるみぞれ先輩が見てみたくて、みぞれ先輩にオナニーを教え込むことにした。

 

―――

 

俺は今、みぞれ先輩を後ろからベッドで抱え込んで、オナニーを指導している。

みぞれ先輩の手をリードしつつ、みぞれ先輩の秘部と乳首に手を当てている。

 

「こうやって……自分を昂ぶらせながら、自分の中に指を差し込むんです」

 

 

俺はそう言って、みぞれ先輩の中に軽く指を差し込みつつ、くいっとみぞれ先輩の浅い感じやすいところを刺激する。

すると先輩は、

 

「うっ。ぁああ……、ふっ……!」

 

と、俺の指に合わせて喘いでくれる。

 

「気持ちいいですか?」

 

「……気持ちいい。こんなに気持ちいいことが世の中にあったんだね……」

 

――知らなかった

 

っと、先輩はこの先が無いかのように笑顔になる。

まだまだ、ここから先があるんです。

 

と、思わず言いそうになりながら、先輩に指導をする。

 

「乳首も優しくこねてあげるんです。

すると、段々感じてくるようになりますから、一人でやってみてください。

最初は感じないですが、感じてくると、Tシャツを羽織っただけでも感じるようになるので」

 

そういって、乳首の感度を高めるための方法をみぞれ先輩に、今度は下の唇と同時に教え込む。

耳元で息を吹きかけてあげるのはサービスだ。

 

するとみぞれ先輩が面白い具合に出来上がっていく。

普段の清楚さとは考えられないぐらいの乱れ具合だ。

 

とくに、みぞれ先輩は耳が感じやすいようだ。

耳を舐めて甘噛みしてあげると、途端に乱れていく。

あのクールで生真面目なみぞれ先輩が、だ。

 

真面目な人ほど、乱れたときにエロイこのギャップ。

最高にたまらん。

 

みぞれ先輩は素質があるのか、最初のオナニーで既に達しそうだ。

 

「……ぁあ! 何か…ぁ…くる……!」

 

みぞれ先輩の達しそうな気配を受け、俺はすかさず、既に濡れているみぞれ先輩の秘唇に指を当て、クリトリスとGスポットを同時責めした。

 

「うぅああッ……!」

 

みぞれ先輩は普段からは考えられないような獣のような声を出して果てた。

まさに獣だ。

 

愛液がどっとベッドに流れ出る。

まるで射精のような勢いだ。

 

射精直後の獣のように、ブルブルっと震えた後、俺に荒い呼吸のままもたれかかる。

 

その肌は普段と違い、真っ白い雪の気配を感じさせる肌から、色素が薄いのか情熱に火照った赤い熱を帯びた色に変わっていた。

 

「ハァハァ……」

声を上げて、疲弊した様子を俺に示してくれるのは信頼からだろうか。

非常に嬉しいものを感じる。

でも先輩は非常にぐったりしていた。

 

そりゃそうか。

お酒に潰れて、後輩(異性)の家に担ぎこまれたと思ったら、そのまま責任を覚悟し、オナニーを教え込まれて果ててしまっているのだ。

 

そりゃさすがに疲れる。

 

みぞれ先輩は少し疲れたのか寝た後、洗濯乾燥機で汚れが落ちた服でそのまま帰宅した。

 

俺はみぞれ先輩に今後、どうやって教え込んでいくか、年甲斐もなくワクワクしてしまい、楽しみになってしまった。

 

 



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第6話 あがた祭り編 後編

高坂×顧問じゃないと嫌な人はお帰りください。
書いているうちに時空間が乱れました。
○ら○もん時空だと思ってください。


花火舞う京都の夏、俺は意味不明の状況に陥っていた。

 

京都のうだるような暑さの中で久美子と地元の山の屋上で雄たけびセックスをしていた最中、俺は同級生の女の子に、恥ずかしながらセックスを見られた。

そこまではまだ分かるのだが、俺が前世で言う美少女、加えてオタサーの姫の中の姫だったせいだろうか、なんとその同級生はオレをオカズになんと木陰でオナニーをしていた。

 

そこでオナニーをしていた同級生、高坂との鉢合わせである。

久美子による姦計の予感がしていたが、俺は二重の意味でハメられたのを悟った。

 

久美子は意外と冷静だった。

彼女の姦計だから当然といえば当然だが。

 

「ちょっと待ってて、麗奈と話してくる」

 

とだけ俺につたえ、俺も動揺のあまり、

 

「お、おう……」としか返せなかった。

 

俺は後ろから聞こえてくる二人の会話をなるべ~く聞かないフリをしていた。

 

『据え膳』とか、『脱処女(前世でいう脱童貞のことだ)』とか、『練習』とか、そういう妖しげな会話が聞こえてきたが、一切合切を集中して聞かないことにしていた。

 

俺はなるべく楽しい話を考えることにした。

あー……、この間オナニーを教え込んだ、みぞれ先輩、次に会ったらどんな風にいろんなことを教えてあげようかなぁ……楽しみだなぁ……。

 

セフレ関係になった加藤葉月も楽しみだなぁ……。

 

なんて考えていたら大変にムラムラしてきた。

 

久美子と地元の山の屋上で青姦セックスしたばっかりだってのに、何でムラムラする話題しか出てこないんだ!

そのせいか俺の息子は既にボルテージが高まりつつある。

自分に若干引いていると、久美子たちも話が終わったようだ。

 

「ね、話があるんだけど」

 

そういって久美子が小声で俺に耳打ちしてくる。

(麗奈を抱いてあげて)

(いいけど……どうしたんだ急に)

俺は困惑とともに久美子に聞き返した。

 

(脱処女できないか、困っているみたいなのよ)

(え、だって高坂ってトランペット一筋じゃ……?)

(私もそう思ってたけど、好きな人ができたから、その予行演習にあなたを借りたいみたい。

でも、悪いことじゃないと思う)

 

――あなたのこと、遠からず想っているみたい。

 

俺はさらに動揺して、

 

――……え?

 

とその声が出そうになるが、その前に高坂が現れた。

その顔は、薄暗い山中でも良く分かるぐらいに真赤に照れていた。

 

俺も高坂も照れている余り視線を互いに合わさない。

 

「………………」

「………………」

 

お互い、動揺のあまり、無言の時間が続いた。

 

そんな俺たちに久美子は見かねたのか、高坂の後ろに立ち、浴衣を後ろから捲くりあげ、ニヤニヤとしながら俺に微笑む。

 

「ね? こんなに濡れてるでしょ」

「ちょ、ちょっと久美子……!」

 

久美子に反論する高坂とは裏腹に、そこにはデロデロに濡れているピンクのパンツが見えた。

愛液は多量を極め、太ももと膝を伝って、履いていたサンダルを通り越して地面まで濡らしている。

 

ソレほどまでに、俺と久美子のセックスに興奮していたのだ。

 

高坂は心底照れている。

普段クールビューティーを地で行く高坂は珍しかったが、俺は高坂の新たな一面を発見できて嬉しかった。

無論、そんな様子を見せられて何もできない俺の息子ではない。

既にムクムクと臨戦態勢だったが、そこからさらに俺の息子は戦闘状態に入っていた。

 

「麗奈、いいからいいから。

さっき言った言葉、嘘だったの?

『据え膳食わぬは女の恥』」

 

「……嘘じゃない」

 

「認められたい相手がいるんでしょ?

緊張して何もできないよりも、ここで練習しといたほうが身のためって自分で言ってたじゃん」

 

「……うん」

 

「だから覚悟を決めて……、……ね?」

 

そう言って久美子は高坂を俺の横に座らせる。

素直になった高坂はやっと俺と目を合わせて、普段とは考えられないくらいモジモジと俺をこい求めてきた。

「わ、私、初めてだから、色々教えてほしい……」

 

「分かった」

 

俺も、もうここまで来ると覚悟は決まった。

高坂は好きな相手といざ致した際に、リードできないのが嫌なのだ。

ましてや京都という古い町だ。

前世でいう童貞のような嫌な称号を俺で捨てておきたいのだろう。

 

俺としては大歓迎だ!

高坂のような超絶クール美人、言ってしまえば最高級の女など、女性のが多い社会とはいえ、そうそういる人物ではない。

自分で言うのもアレだが、俺が雄の中の雄だとすれば、高坂は超雌。

ここまで素晴らしい女性は早々いない。

 

ましてや、あすか先輩に劣らないほどスタイルがいい。

脚が長く、腰のくびれもすさまじく、胸に至っては、去年の水着が入らなくなったという大絶賛成長期だ。

ちなみにソースは久美子。

 

黄前相談所と称して、なんだかいろんな人の苦労を久美子は背負っているらしい。

その中で漏れ伝えても構わないもので俺に愚痴を零すから、自然と俺の中に情報が入ってきている。

 

目の前の高坂に意識を向ける。

正面から抱きしめ、背中に手を回し、高坂に自然とキスをする。

 

高坂も覚悟を決めたのか、俺のなすがままにキスを求めた。

 

最初は、自然なままの唇と唇を触れ合わすだけのキス。

そして、俺は高坂の背中の帯を丁寧に緩めていく。

高坂の綺麗な輪郭を撫で上げるように、優しく、耳の下のあたりやうなじなどをマッサージしていく。

 

すると、高坂は多少リラックスできたようだ。

 

つぷり、と卑猥な音を立てながら俺と高坂は唇をお互いに離す。

そこには俺と高坂の唾と涎が混じった銀の橋が架かっていたが、やがて地面に落ちた。

 

それと同時に、高坂に、俺の上に跨るようお願いした。

 

「……なんで?」

 

と、高坂は俺に疑問に思ったのか聞いてくる。

 

「女性主動だと、騎乗位のほうが男性は気持ちいいよ。

とりあえず、またがってみて」

 

そういって、疑問に思う高坂をとりあえず、俺の上に跨らせる。

――練習したいんでしょ?

 

そう高坂に言い聞かせるとコクリと頷き、高坂はパンツを脱いで、俺の上に跨った。

俺のペニスと高坂の股間がすりあわされる状態になる。

 

高坂の割れ目から滴る愛液が俺の玉袋を濡らして、俺の下半身を濡らしていく。

高坂は俺に跨った途端、征服感に満ちたのか、その目は普段のクールさとは別に目に情熱宿ったのが明らかだった。

 

高坂はクールさを保とうとしているが、既にその表情は薄暗い山頂でも分かりやすいぐらいに真赤で照れているが、俺はそれを指摘しないでおいた。

なんでもムードというものは大事だ。

それをぶち壊すほど野暮ではない。

 

「……挿れていい?」

 

「最初、痛いと思うけど、我慢して。

男としては、女性リードの場合は騎乗位のが嬉しいから、慣れておいたほうがいいと思う」

 

そうアドバイスした後、高坂はうなずき、

 

「んふぅっ……!」

 

と呻きながら俺の股間に腰を下ろす。

本人は苦痛に呻いているが、まだ半分だ。

つーっと赤い血が垂れて来た。

処女膜を破いたことの証だった。

 

こんな最高級美少女の処女を破ることができて俺は嬉しい。

あとで久美子にご褒美セックスをしてあげたい。

というか、俺がしたい。

とはいっても、セックスをしておきながら、目の前の女性に集中しないのはさすがに失礼なので、高坂に意識を戻す。

 

「がんばって……、まだ半分だよ」

 

「わ、分かってる……!」

 

そう言って高坂を励ますが、その顔は苦痛に呻いている。

高坂はあまり運動しないタイプだろう。

 

最初は痛いと聞く。

 

高坂は運動もできるが、文系ならぬ音系タイプだ。

ランニングなどの肺活量増強のための運動等はやっているだろうが、処女膜が破れるほどの激しい運動をするタイプではない。

 

俺は息子が段々高坂の体温の暖かさと、膣の気持ちよさを感じれるぐらいにまで感じてきた。

 

「もう少し、もう少しだから……」

 

「うぅっ……!」

 

ペニスを3/4まで挿入したところで、俺が老婆心を出して、胸をはだけさせ胸を片手でもみながら、クリトリスを弄って高坂を感じさせるようにリラックスしながら誘導させる。

 

「ふぁっ……!んんぅ……!」

 

高坂はいじらくも俺の愛撫に都度反応してくれる。

こちらもやりがいがある。

でも、痛そうなのはまだまだそのままだ。

 

「痛い……?大丈夫?」

 

「痛いけど、大丈夫。

で、でもちょっと待って……」

 

高坂は痛みに耐え、なんとか肩で呼吸している。

蒸す京都の暑さのせいか、その柔肌には汗を大量にかいており、それらがポタポタと俺に滴り落ちる。

 

「深呼吸して、深呼吸」

 

高坂は俺の指示通りに深呼吸するが、

 

「ふぅ、ふぅ、ふぁあっつ!?」

 

俺のクリトリスへの愛撫でそれを乱された。

快感に力が抜けたのか、膝の力みが取れて、そのままきついけれどもスポッと俺の肉棒の全てくわえ込んだ。

 

高坂は痛みを感じていたが、多少リラックスした様子で最後まで入れることができた。

高坂の誰も味わっていないであろう、肉感と膣の奥底、子宮へと至る道を俺が最初に味わえたことを光栄に感じる。

 

「ぅううう……!」

 

痛みに耐えている様子だが、リラックスを促すように、そのまま、クリトリスを丁寧に弄り続ける。

開いた片手で、既に勃起している高坂の乳首を丁寧にねっとりとこねくり回す。

俺をおかずにオナニーしていたぐらいだ。

大変分かりやすく、乳首が勃起していた。

 

高坂は痛みが多少和らぐのか、俺に向かって倒れてくる。

俺は優しく受け止めながら、高坂をリラックスするように、そっとキスをした。

高坂も痛みに我慢しているだろうに、そのまま俺を求める。

 

高坂をもっと脱力させようと、耳の裏側を指でくすぐるように、指で弄る。

すると、高坂は感じたのか、息子をぎゅうっと絞りあげる。

 

俺はなんとか息子を高坂の中で射精させたい欲に耐えながら、高坂の性感帯を開発し続ける。

一朝一夕で開発できるものではないが、感じやすい場所はそれぞれ決まっている。

 

耳を舐め、息を吹き込む。

すると高坂はその気持ちよさに、俺の目の前で

 

「んんっ……!」

と声を立てながらその気持ちよさに鳥肌を立たせる。

 

俺に挿れたままもたれかかっている。

そのまま高坂の汗にまみれた体を抱きながら、尻たぶを揉む。

 

その脂肪分が、指に吸い付いて離さない。

弾力も素晴らしく、モチモチしていて指が吸い付いて離れない。

 

俺は高坂のうなじ、わきの下、乳首、耳たぶ、アナルとヴァギナの間の部分をさすり、クリトリスをいじり、高坂がリラックスできる状態を作り出した。

そのまま、五分ほどが経過して、やっと高坂の痛みが治まった。

 

「動けそう?」

 

「う、うん、やってみる」

 

高坂は俺の胸板にもたれかかった状態から、騎乗位の姿勢に持ち直す。

俺の顔と高坂の顔が離れてしまうが、それが名残惜しく感じた。

その丹精な顔には、先ほどとは違い、多少は余裕があった。

痛みがうっすら引いてきたのだろう。

高坂を色々と揉みしだいた甲斐があった。

 

高坂は俺の胸板に寝そべっていたせいか、普段綺麗に整えられているその髪が、どちらのか分からない汗にまみれ、体に張り付いていた。

その様子は、まさに乱れる女性そのものだ。

 

「……?」

 

高坂は首をかしげるが、この光景こそが俺にとっては眼福だった。

あの容姿端麗でトランペットの次期エースたる高坂、『超雌』が俺の上で跨っている。

 

――もうその事実だけ胸いっぱいだ。

 

「……動くよ」

 

そういって高坂はぎこちない、慣れない上下運動を俺の上で始める。

その豊満な胸が、上下に揺れる姿を見せ、俺の官能を心底刺激する。

 

「おお……」

 

その言葉と共に動く高坂に、

 

――俺は感嘆の声を上げることしかできなかった

 

そんな光景に俺の息子は反応せずにはいられない。

 

「大きくなってるよ、嬉しい……」

 

そう高坂は感嘆に浸る俺とは別に、その髪を後ろに撫で付けながら、柔らかい笑顔で微笑む。

こんな顔も出来たんだな、とあらためてクールビューティーだと思っていた高坂の評価が俺の中で変わる。

 

こんなに優しい顔、普段のつんけんした様子からはとても考えられない。

 

女王だと思っていたが、こんなに優しい表情もできるだなんて!

 

前世で言うオタサーの姫の中の姫である俺とは間逆を行く存在、『超雌』。

俺は久美子に出会わなかったら、高坂と付き合いたいと、心底思っていただろう。

 

ぶっちゅん、ぶっちゅんという高坂には似合わない下品な音を立て、俺と高坂はまぐわう。

交合からか、愛液が少しずつ泡立ち始めている。

 

高坂も前世でいう美少女の俺を見下ろして感じてくれているのか、お互いに高みへと上るタイミングが近づいているのを察する。

 

「ふぁっ!あぁんっ!んぁッ!」

 

東屋のベンチがギシギシとなり始めるぐらいに高坂は俺の上で腰を振り始めた。

高坂は感じているのと同時に、俺も感じている。

 

高坂が腰を上下に振り始めてから、俺の息子も絞られて高みにあるのを感じつつあった。

 

「ぅうんっ! ぁあぅっ! そろそろっ……! イキそうっ……!」

 

高坂のその様子を見て、俺は高坂が腰を下ろしたタイミングで高坂の腰を掴み、俺の腰を突き上げる

 

「ああぁっ……!うぅぅっ……!」

 

高坂の深いところで、俺の腰をぐりぐりと回転運動させて、俺のペニスの味を覚えこませる。

 

「そっ……!ソレ、ダメぇ! イッちゃうぅぅぅぅ!」

 

高坂はその言葉と共に、冷静な普段からは考えられない大声を出し、天を向き、果てた。

ドピュドピュと、高坂から愛液が噴出されるのを俺はペニスに感じながら、俺も溜めていた官能を発散させ、

 

――爆発的に射精した。

 

ドピューッ! ドピュッピュピューッ!ドピュピュピュー!

 

背中にぞくぞくとした官能の痺れが走る。

学年一の美少女である高坂相手に俺が中出ししているというスパイスも加わって、いつもよりも出しまくっている。

 

もちろん、ナマだ。

なんだか場の雰囲気でそのまま出してしまった。

ゴムなどつける余裕も無かった。

 

加えて新鮮味というやつだろうか。

普段久美子としているとき以上に一回で射精した気がする。

高坂のピンクの破瓜の血と、俺が射精した精液と混じり、結合部がうっすらとピンク色になっている。

 

この光景を見るたびに、俺はどうにも愉悦に浸ってしまう。

処女を俺が散らす、という行為は新雪に踏み込んでいくような快感がある。

初物みたいなものだ。

 

前世において、むかしの豪商が『水揚げ』にこだわった理由も分かるというもの。

 

――俺の女にした。

 

そんな実感が、自分の自尊心を昂ぶらせる。

 

俺のそんな昂ぶりをよそに、高坂は俺の上につながったまま倒れこんだ。

 

「はぁっ……!はぁ……!」

息があがっているようだ。

無理も無い。

 

耳元で、ぜーはーと余韻から喘ぐものだから、思わず俺もまた昂ぶって、高坂の顔を押さえ込んで、キスをしてしまった。

 

今度は唇だけが触るようなキスではなく、舌を高坂の口に突っ込ませての舐ったキスだ。

 

高坂は、

 

「ん~っ!!」

 

と動揺から声を上げようとするが、俺のキスがソレを許さない。

高坂の舌に俺の舌を絡ませ、歯茎と歯をそのまま蹂躙する。

 

「んーっ!ンンっ!んーっ!」

 

と高坂が抗議の声を上げたところで、ぷはっ、という音と共に、キスは終わりを告げた。

 

高坂は騎乗位で俺を見下ろした状態で、俺と高坂どちらのか分からない涎を腕でふき取りながら言う。

 

「キ、キスってこんなに乱暴なのもあるんだね……」

 

「嫌だった?」

 

「嫌じゃない。……もう一回やって」

 

そう言って高坂は再び俺にもたれかかり、その照れた表情とは裏腹に、俺に再度ディープキスを求めた。

 

「んっ……!んんんぅ……!」

 

高坂の唇を再び犯す。

歯茎と歯を丁寧に舐めとり、お互いに舌を絡めあう。

 

舌のザラザラとした味蕾(みらい)を互いに舐めとり、下半身とはまた別の官能をお互いに堪能する。

ふっと気になって目を開けてしまうと、高坂の顔が当たり前だがすぐそばにあった。

 

きめ細かく、にきび一つない肌。

その維持にこの美少女はどれだけの手間隙を掛けているんだろう。

天才タイプな上に努力もする完璧超人だから案外、そういった類のことはあまり意識していないのかもしれない。

そんな無体なことを考えながら、高坂との時を過ごす。

 

十数秒、お互いを舐めとったら、すっかり互いに息が切れてしまった。

 

「はぁっ……はぁっ……」

 

この乱れた息はどちらのものだっただろうか。

 

さすがに、こんなに蒸し暑い中で、僅か二回だけだが、セックスに至ったのだ。

気温のせいだろうか、まだまだやれるとはいえ、京都の夏は夏とは言えとにかく蒸す。

多少疲れた。

 

後は冷房の効いた家でやりたい。

 

そう思っていると、どこに行っていたのか、久美子が戻ってきた。

 

高坂は同性に裸を見られるのが恥ずかしいのか、慌てて立ち上がりペニスを抜き、着衣を整える。

 

「どこいってたの?」

 

さっきまで荒れ狂うような喘ぎ声を出していた高坂が冷静を装って久美子に問いかける。

なんだかそんな姿がいじらしく思える。

 

「どこでも」

 

そういって久美子ははぐらかす。

 

「麗奈、マナー、最後にやってないでしょ。

たいていの男性は多分喜ぶからやってあげたほうがいいよ?」

 

「なにそれ!?聞きたいんだけど!?」

 

思った以上の食いつきで高坂は久美子に問いただした。

 

『お掃除フェラ』

 

久美子の言葉に俺は思わず噴き出しそうになったが、確かにやってもらって喜ばない雄はいない。

 

俺は高坂とは違って、前は未だ開いたままだ。

 

『お掃除フェラ』の言葉に、再び俺のペニスがその雄姿を顕にする。

起立し始めた俺の息子に、久美子が顔を近づける。

 

「こうして、相手のものを舐めて綺麗にするの」

 

そういって久美子が髪をアップにしたまま丹念に俺のものを舐める。

高坂とのセックスで、高坂の愛液がしたたっていた玉袋までも綺麗になめとっていく。

 

玉袋のあと、根元。

根元のあと、さおの先のほう。

その指使い、その口使い、その淫靡な表情に俺も段々と射精の高まりを再度覚える。

射精感特有の官能で背中がしびれ始めた。

 

久美子が俺の亀頭を口でくわえ、頭を上下させて俺のペニスをしごく。

再度出したい、と思ってブルブルと俺が震えだしたところで久美子は、

 

「だーめ♪」

 

といって、俺を寸止めした。

 

な、なんて無体な……。

 

俺が寸止めされて、興奮にうち震えている様子に対し、高坂はどうやら久美子に関心していた様子だった。

 

「……なるほど。そうやるのね」

 

そう言って高坂は俺の股間に顔を近づける。

 

今度は高坂がペニスをしゃぶり始めた。

久美子とは違い、慣れていないちぐはぐな様子に、これはこれで俺は興奮を覚える。

久美子にじらされたせいでもう耐えられそうに無い。

 

背中に痺れが弾けたのを5回も我慢している。

 

清楚な高坂に似合わず、こういうエロいことも要領がいいのか、すぐに俺を手玉に取り始めた。

どこで覚えたのか、口にペニスの先っぽをくわえながら、指で輪っかを作り、それで俺の肉棒をしごいている。

 

「うぅ……あぁっ……!」

俺は思わず喘いでしまう。

高坂は俺を感じさせてるのが嬉しいのか、俺のペニスを口に含んだままにやりと不適に笑う。

 

そんな俺の射精の高まりを高坂も感じたのか、高坂はもっと入念に舌を使って俺のペニスを犯し始めた。

 

高坂という極上の女を俺が組み敷いている。

 

その事実を認識すると、さらにペニスが大きくなるのを感じた。

高坂はそのさらに大きくなったペニスに動揺したのか、俺と目が合った。

 

その高坂の動揺した表情がいじらしく、俺は高坂の口内に精を吐き出し、玉袋が空になるぐらい中出しした。

 

「うぅっ!? んんん~~~っ! んぶっ! んぐっ! んんんぅ~っ!」

 

高坂は俺のペニスをくわえ込んだまま、ドクドクと吐き出される俺の精を一生懸命飲み込んでいる。

こんなに綺麗な女性が俺のペニスを加えて射精を飲んでくれる。

俺はそんな事実が嬉しくて、多幸感を感じたまま、果てに果てた。

 

十秒近く、高坂の口の中に出した。

にも関わらず、高坂は飲みきってくれた。

トランペットで吸ったりすることに慣れてるせいかもしれない、なんて失礼なことを思いながら。

 

「けっ、けほっ……。思ったより、多いね……」

 

俺は大量に口内に出したのにも関わらず、高坂は笑顔で健気にも笑ってくれる。

 

俺は射精による多幸感からか、そのまま動けない。

微笑み返して、

 

「ありがとう」

 

と言って軽くキスをした。

 

すると、

 

「……うん」

 

と言って、俺と目をあわさずに明らかに照れている高坂に意外さを覚えた。

 

『遠からず想っている』

 

さっきの久美子の言葉が俺の脳裏によみがえる。

照れているのか、着衣を直した後、そのまま高坂は帰ろうとしていたが、俺は思わず呼び止めてしまった。

 

「……また、俺と練習してくれないか?」

 

思わず口から出てきてしまった言葉に、いつもの久美子のように口を慌てて隠す。

自分が何を言ったのか、理解もしていないままに、思わず口から言葉が出てきてしまった。

 

覆水盆に帰らず、吐いた唾は飲めず。

 

動揺する俺をよそに、高坂はこちらをみないまま小声で

 

「……いいよ」

 

とだけ言ってそのまま山頂からの出口である山道に向かって帰り始めた。

 

俺は高坂のその答えに感極まって、がっつポーズをあげるが、久美子から若干白い目で見られている。

 

「私と付き合い始めたときより嬉しそうじゃない?」

 

そうジト目で見られるが、そんなことはない、…………はずだ。

あまりにも高坂がいい女すぎて自信が持てない。

俺のそんな内心を裏腹に、久美子は俺への愛を誓い合うようにキスをしてそのまま帰宅の途についた。

 

そのまま久美子と俺の家でセックスしたのは言うまでも無い。

 

やっぱり久美子は最高の嫁だ!ということを再認識した。

 

久美子が同じ布団で横でスヤスヤと眠る中、天井を見ながら最高のお盆になったと、俺は天に感謝した。

 

 

 

 



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第7話 関西大会、久石奏と遭遇編

名古屋ディスが若干あります。
書いていたらそうなってしまいました。
名古屋の方、もし読んでたらすみません。

大阪ディスも若干あります。
修正したらそうなってしまいました。

冗談として流していただけると幸いです。


アジサイが咲きほこる京都の梅雨が明け、俺たち北宇治高校吹奏楽部は府大会を最高得点である金賞ゴールドで突破して、関西大会開催地である大阪へと馳せ参じていた。

 

誰も北宇治が関西大会へ駒を進めるとは思っていなかったのだろう。

受賞した瞬間の我々の歓喜と、他校の動揺は忘れられない。

 

――あの弱小だった北宇治が、金!

 

優勝候補と目されていた学校の一つは悲しみに暮れていた。

――歓喜する俺たちとは相対するように。

 

彼らの目は忘れられないが、彼らの『討ち死に』の無念を背負って俺たちは大阪にやってきた。

 

俺個人の感想だが大阪は京都と比べてイマイチに感じる町だ。

京都は盆地の中に町が有り、家がわらわらと多少秩序だって建っているイメージだが、大阪は秩序がない。

余談だが、俺の友人に大阪府民がいて、某チームが優勝した際に、道頓堀に飛び込んだと言っていたが、三日三晩熱と震えが止まらなかったともいっていた。

 

個人的に大阪はいい思い出があまり無い。

前世で作曲家となるべく食いつなぐために、無人駐車場のコールセンターでバイトをしたことがあったが、大阪が一番治安が悪かった。

とりあえず怒っておけばなんとかしてもらえるんじゃないか、と期待している客が多いように見えた。

『申し訳有りません』と平謝りする光景しか思い浮かばない嫌な思い出だ。

あまり思い出さないでおこう。

 

そして全国大会で行くであろう名古屋は独立王国を自負している風に見える。。

 

おれ自身は以前は関東国民で、現在は京都府民だが、名古屋県民の意識がよく分からない。

 

沖縄の持つ独特の気風のようなものだろうか。

 

名古屋対大阪対京都は、埼玉対神奈川対千葉のような対立構造を感じることがある。

 

ちなみに関東で言う横浜(明るく先進的で文明開化的な町)は、関西だと神戸だろうと、勝手に想像している。

 

―――――ー

 

梅雨のシーズンに行われた、Aチームの大会オーディションは激烈を極めた。

三年生、一年生、学年関係なく競争関係にあった。

 

俺と久美子も、彼氏と彼女の関係であるが例外ではない。

高坂も香織先輩としのぎを削っていた。

 

俺は猛練習の甲斐もあり、何とか低音パートに食らいつくことができ、Aチームとして出場を果たした。

 

――安堵したのもつかの間、顧問には、

 

「あなたの成長速度を見込んで、Aに入れました。ただし、大会までに手抜きしたら即刻Bに入れます」

 

と問答無用で脅された。

 

もうそんなことを言われたら目に物を見せるしかない。

それまで以上の練習密度を持って俺は練習を加速させた。

常日頃から課題曲を聴き、他パートの音もギターで弾けるくらいに曲の理解に時間を費やし、そのせいかトイレにいる間も頭の中でBGMがなっていた。

――当然、それは課題曲だ。

 

俺は、実力者や楽器暦が長いAパートの中でも一番ヒエラルキーの低い位置にいるが、一方で葉月たちを元気付けたようだ。

 

「あたしっ! 来年にむけてがんばるよ! 正直、3年間出れないんじゃないかと思ってたけど、そんな勘違いを吹き飛ばしてくれてありがとう!」

葉月はそう言ってオーディションに落ちたのにも関わらず、オーディション結果が発表されたあと、即刻Bチームの楽曲への練習へと飛び出していった。

 

その健康的に日焼けした肌が外に飛び出していくのを見ると、やっぱり葉月は音系なのではなく運動系なのだな、と思い知らされる。

その健康的な体こそが葉月の魅力なのではあるが。

 

ただ、その明るいセフレの笑顔を見ると、もはやセフレだけではなく、恋人のように嬉しい気持ちになってしまう。

――その表情を久美子に見咎められたが。

後でキスマークを目一杯つけられてしまったのは言うまでも無い。

 

そうこうしているうちに、大会へと進み、京都府大会を金賞ゴールドで突破して、俺たちは大阪へ到着し、気づいたら、

――大会が終わっていた。

 

本番というのはあっという間だ。

 

相撲取りが僅か十数秒の勝負のために、日々稽古を積むように、俺たちもまた、日に8時間や12時間練習した結果を僅か十数分で消費しきった。

 

もうやりつくすことはやりつくした。

後は結果を待つのみ。

 

やりきったという達成感はあるが、武士の切腹を待つ状態のような相反する気持ちが自分の中にある。

俺たちの部は午前中だったので、全ての学校が演奏が終わる夕方まで、暇をしていた。

顧問は俺たちに解散と自由行動を命じた。

 

――ある者はそのまま大会を観覧し、

――ある者は仲間達とお茶をしに出かけに行き、

――ある者はその後でも練習していた。

 

――そして俺は、

――見知らぬ中学生にナンパされていた。

 

「ふーん、先輩、まだ初めて数ヶ月なのにあんな演奏できるんですね」

 

――正直すごいです。

 

そう上目遣いに俺を誉めそやしてくる少女、この子は『久石奏』というらしい。

今年受験生の中学三年生なのだそうだ。

俺たちは、なんとなく、会場の外側で、冷房の聞いた場所でそのまま立ち話をしていた。

 

「受験生なんだろ? 今が勉強の詰め込みどきじゃないのか?」

 

と聞いたところ、既に偏差値は70をたたき出しており、目標高には合格率Sなのだという。そしてあとは日ごろの努力でなんとかなるのだと言う。

俺はその油断が危ういんじゃないかと思ったが、彼女と話していてとても利発なタイプなのだということを察した。

 

地頭のよさ、論理性、客観性、それらを全てを彼女が『全て自身を理解している』、ということを

見たところ、その肩口でそろえられたオシャレなボブのショートカットが、彼女の活発な魅力をより演出している。

セーラー服でない、見たことのないブレザーが彼女を他校の学生なのだと、俺に認識させる。

 

中学生にしては短いスカート、綺麗なスタイルに大きい胸。

そして整った顔、目鼻立ち。

トップスターの女優もかくやというそれ。

中学生なのに魅力的という言葉じゃ足りないぐらいに彼女が魅力的だ。

 

そして、俺をナンパしている際に、よく上目遣いでそうなんですか、と誉めそやしてくる。

 

――キャバ嬢におだてられるようなあからさまさを感じるが、彼女の場合はそれがとても自然に思えるから不思議だ。

 

彼女自身も自分の魅力が何たるか、理解しているのだろう。

――俺をナンパしてきたのも偶然ではあるまい。

 

俺はふと気になったことをこの中学生の少女に聞いてみた。

 

「何で今日、吹奏楽の関西大会に来たの……?」

 

「受験勉強の息抜きと、志望校に悩んでいて……」

 

「ふーん……」

 

――そうなんだ。

 

俺は敢えて興味が無さそうに相槌を打ってみた。

 

すると、

「理由を聞かないんですか?」

 

と聞いてくる。

 

「部活、吹奏楽だったんですけど、高校でも続けようか悩んでて……。あと最近ストレスが凄くて……」

 

――息抜きに……。

 

と、俺に寄り添ってくる。

 

その瞬間、「あっ……こいつ俺の体目当てだ……」

 

と、察しがついてしまった。

 

俺は自分で言うのもなんだが、生まれ変わったこのセカイ、男は希少である。

8人に1人しか男がいない。

 

そして俺は希少な男のうち、さらに希少な美形に入る。

 

たまに、こういう男を食い散らかしに来る輩が来るのだが、俺にも好みがある。

 

俺は活発で明るいタイプが好みだ。

みぞれ先輩のように、好きになったタイプが好きなタイプみたいな中学生の理由みたいな場合もあるが、概ね明るくて活発なタイプが好きだ。

 

その点、明らかにこっちを食い散らかそうとしている点を除けば、明らかに俺の好みだ。

 

俺も、最近練習で根を詰めており、セックスがしたかった。

久美子とも最近ご無沙汰だ。

俺の玉袋には放出を待っている精子が溜まりに溜まっている。

 

「……俺もストレスが凄いんだ」

この体はどうにも滑舌が悪く、言葉は少なく、クールに見られがちだ。

 

カラオケ屋にいかないか?と、言って連れ込んだのは『ラブホ』。

前世と違い、カラオケ屋感覚でラブホに入る世界だ。

 

たとえ中学生が入ったとしても何の問題もない。

前世からしたら摩訶不思議なセカイだ。

奏は初めて入るラブホに緊張した様子で興奮を隠そうとして隠しきれていない。

 

「ふ、ふーん……。ここがラブホなんですね」

 

とすまし顔で言うが、明らかに挙動不審なのが手に取れる。

自分自身に完璧な自信を持つタイプが、そのペースを乱されているのを見るのは楽しい。

 

そう内心、彼女のことを楽しんで観察しつつ、彼女を手玉に取ることにした。

 

「キス、しようよ」

 

そうド直球で投げてみる。

いかにも手馴れた体で。

 

すると奏はいかにもなれた雰囲気をかもしながらも、

 

「い、いいですよー」

 

と動揺が見え隠れしていた。

必死に顔色を平常どおりに維持しようとしている。

 

こいつ……!

自分からナンパしてきた癖にイジり甲斐があって楽しいぞ……!

 

と俺の内心のワクワクをよそに、奏は俺にテンパってそわそわとした様子で近寄ってくる。

 

前世と違い、男性よりも女性のほうが性欲が昂ぶる世界だ。

俺という年上に抱かれる体験が初めてなのかもしれない。

 

まさかナンパが目的で来たのに、前世でいう脱童貞できるのだ。

貞操観念逆転する前の前世風にいうと、中学生が高校生のお姉さんに色々エッチなシチュエーションを教えてもらえる状況である。

所謂おねショタというやつだ。

 

俺も、奏も!

昂ぶらないはずが無い。

 

俺は奏をキスする。

まずはいつも通り、軽いキスから。

 

そしてそのまま、ブレザーとワイシャツを脱がせていく。

汗ばんだワイシャツが、奏の下着を透けさせる。

 

奏の下着は白だった。

中学生らしい凡庸な下着。

俺を誘ってきたくせに脱ぐという状況を想定していないその矛盾。

 

それらが余計俺の官能を振り立たせる。

スカートをめくりあげると、そこには中学生らしい白のパンツがあった。

 

俺は内心笑ってしまいそうになった。

こいつ、俺にすりよってきたくせに勝負パンツじゃない。

 

ただのパンツだ。

 

なんだか笑いを誘ってしまいそうになるが、おれはそのパンツごとクンニをかましたくなる。

 

――が、あえて我慢!

――フルコースのメインディッシュを最初から頂くやつがいない

 

このままこらえて中学生の割りに芳醇な胸を背後から揉みしだく。

乳輪と乳首の辺りを丁寧に円を書くようにマッサージしていく。

むにむにと揉んでいると、もうすでに久美子より大きい気がする。

 

これはあすか先輩か高坂コースの発育だな、と奏が喘ぎ始めるのをよそに勝手に想像する。

 

そのまま首筋を舐めとっていると、

 

「ふっ……うぁ……!」

 

と未知の性感に当てられて来たようだ。

首筋に鼻を当て、中学生独特のまだ化粧品に侵されていないナマの臭いを嗅ぐ。

 

勃起しつつあるペニスをズボンとスカート越しに、こすり付けると、奏が急にこわばるのを感じた。

 

「……あれ? 俺を誘ってきたくせに初めてなの?」

 

「……はい」

 

奏はその自信満々だった当初とは裏腹に自身が無さそうな様子で照れて紅潮している。

 

その当初の自信が裏腹に飛んでしまっていった様子だ。

自信に裏打ちされていた美貌まで吹っ飛んでしまっている。

 

「ふーんそうなんだ」

 

俺はニヤニヤした様子で、この奏をハメ倒すことに決定した。

 

幸い集合時刻までまだまだ時間はある。

 

奏を正面に向けさせ、先ほどの軽いフレンチキスとは違い、ねっとりとしたディープキスに入る。

 

未だ口紅などで色づけられて無い、その中学生らしい肌と新鮮な唇を堪能する。

 

その初めての舌同士が触れ合う感覚と気持ちよさに驚いたのか、

 

「うぅんふぅ~っ!」

 

奏が声を上げるが、俺はかまわず奏の舌と歯茎、口腔を舌で吸い付き、犯し続ける。

 

「んぅんんっ! んんぅっ!んんッ……!」

 

奏は抗議の声を上げるがそんなものは無視して、そのままジックリ、ネットリと2分ほど奏の口内を犯し続けた。

 

「ふぁっ……ふぁ……、ふぅっ……」

 

奏はその自信喪失した目線で息を盛大に荒げている。

奏は当初の余裕満々、自信綽綽な仮面は既にズタぼろに剥がれ落ちていた。

美形中の美形に入る奏をそのまま、ラブホの安いチープなセンスの無い柄の、安物のシーツが敷かれたベッドに押し倒す。

 

こんなに上等な女をこんなチープなところで処女を散らさせるのは初めてだが、これもこれで悪くない、と俺の股間がさらにうずめく。

かなでの上に襲い掛かり、奏のパンツに触れてみると、そこにはネットリとした奏の愛液が滴っていた。

 

パンツは既に性器を中心に愛液で白から灰色に染まっているぐらい凄いぐらいに濡れている。

 

「淫乱だな」

と敢えて高貴な奏を貶めるような発言をすると、

 

「先輩がエッチすぎるだけです」

と言ってふてくされてぷいっと横を向いてしまった。

しかし俺に組み敷かれていて、そのままセックスして欲しいという意思を顕にして変えていないあたり、奏はこのまましてほしいらしい。

 

「ふーん」

奏がシテ欲しそうなのを敢えて興味なさげにして、俺は奏の脚を上げ、パンツを剥いてその辺にほうり投げた。

 

そこには未だ誰にも犯されていないであろう純白の性器があった。

陰毛は既に分泌された愛液でツヤをまし、その綺麗な肌色、染み一つ無い肌を華麗に彩っている。

 

くぱぁと両手でマンコを覗き見ると、そこには愛液したたるサーモンピンクのヒダヒダがピクピクしながら、今か今かと男性器の挿入を待っている。

 

だが俺は敢えてここでワンクッション入れることにした。

――クンニだ。

 

奏の大陰唇に舌を差し込んでいく。

それと同時にクリトリスの皮をむき、クリコキも開始した。

 

すると

 

「ぁあぁあっ! んぁふぅんっ! ふぁぁあああ!」

 

と面白いぐらいに奏の膣が暴れ始める。

まだ舌しか入れていないのに、面白いぐらいに俺の舌を既に締め付けてくる。

そして俺の顔にはぴゅっぴゅっ、と愛液が降り注ぐが、俺はクリコキを辞めない。

 

すると

 

「イッ、イクッ……イクぅ!」

 

と中学生にしてはあられもない姿を見せながら数秒腰を高く上げ、初めてであろうはずなのに大声をだしながら、そのまま奏は果てた。

もはやその顔は上気し紅潮しており、当初俺に話しかけてきたような自信満々な顔はどこにも無かった。

ぐったりと疲労しており、体は汗にまみれ、乳首とクリトリスはぷっくりと起立し、その存在感を誇張させていた。

 

「挿れるよ?」

 

と俺は奏に聞くと、奏は恥ずかしげに俺と目線を合わせないままコクリと頷いた。

 

「ふぁっ……! ふぁあああああっ!いっ……!痛いぃぃ……!」

 

ズブリと思い音を立てて、俺の肉棒が挿入されると、奏は顔を腕で覆いながら、涙を隠している。

女性は痛いらしいが、奏も痛かったのだろう。

 

だがそれを俺に見せまいとするあたり、健気に思えて俺には肉棒から伝わるねっとりとした膣のヒダの感触と共に心地よかった。

 

つー、と赤い血がシーツにしたたり落ちる。

うーむ、やはり初物はいい。

 

俺の女にしたぞ!という満足感が俺の中を満たしていく。

 

昔の領主が初夜権を行使したという都市伝説もうなずける話だ。

 

奏は目に涙を湛えながらも、ふぅ、ふぅ、と息を整えて、なんとか俺についていこうと必死な様子だ。

俺はそれを振り払うかのように、抽挿を開始した。

 

ぐっちゅん!ぐっちゅん!という奏の美貌に似合わない下品な音が部屋に満ちる。

 

「ぅがああ……!んぁああっ!んんんんっ!」

 

奏は俺の500mmペットボトルに近いサイズの巨根を、痛そうな声をあげながらも、けなげに受け止めてくれている。

奏は中学生らしく、体のサイズが小さいからか、子宮への到達位置が近い。

 

せっかくだからボルチオ開発も試してみることにした。

集合時間までまだまだ時間はあるし、な。

 

俺は腰を思いっきり前後させながら、既に勃起しまくっている奏の乳首と乳輪とクリトリスを弄り、奏をリラックスさせていく。

たまに耳の後ろを撫でてやったりすると、膣がより感じたのか、俺の肉棒からより精を絞り取ろうとしてくる。

 

思わず射精しそうになってしまうが、俺のペニスの先端でぐりぐりと奥深くにある子宮口らしき輪っかへマッサージを開始した。

 

すると、反応が顕著に変わった

 

「ふぅううぅぅ! ふっ、深い! 深いですぅう!」

 

「大丈夫、大丈夫だから」

 

とそうなだめて20分ぐらい遠慮なく俺の種を絞り取ろうとしてくる膣に我慢する。

俺も限界が近い。

背中にゾワリと射精特有の高揚感が何度も駆け上るが、それを幾度と無く制して、奏のボルチオ開発にまい進する。

 

すると、

 

――30分ぐらい経ってから、効果を見せ始めた。

 

「イッ、イキそうです! せ、せんぱぃ! 深い、深い、深いのにイキそうですぅ!」

 

そう大声を上げながら、奏は涙と鼻水と涎をたらして、その女優の如きご尊顔をぐちゃぐちゃにしながら俺に、「もっと!もっと!」とねだってくる。

俺のペニスももう最大限まで勃起している。

 

奏の子宮と膣が小さかったから幸いした。

 

奏の子宮口らしき輪っかにぐりぐりとペニスの先っちょを押し付けると、奏は嬉しそうに

 

「ひぁあああっ!ふぁっ! ふんんんぅーっ!」

 

と大声を上げながら喘ぎに喘いでいる。

 

俺もラストスパートに入った。

抽挿を最大限加速させ、パンッ、パンッと部屋に淫らな音が響き渡る。

 

「イクぞ! 盛大にイケ!」

 

「はぃ、はぃっ! イキますぅーっ!」

俺の合図に下品に、淫らに取り乱してさらに奏は呼応する。

 

盛大に子宮口の奥底にペニスを叩きつけながら、都度十回以上背中に駆け上がる官能を我慢した、

 

――大量の精子を奏の中に叩きつけた。

 

「イッ……!イクイクぅーー!」

 

奏はそのエクスタシーの高揚と共に腰を上げ、俺も合わせて腰を上げて奏の中、膣の奥深く、子宮口にむかってペニスを押し当てたまま、爆発的に官能を発生させ、精子を奏のなかに押し込んでいく。

 

どぴゅーどびゅるるるるるーっ!どびゅーっ!ドビュドビュドビュー! ドピューっ! どぴゅーっ!

 

あまりの射精感に視界が明滅する。

とぷぷっ、と入りきらない量の精子が奏の中から出てくるが、俺はそのままペニスをを奏のさらに奥深くに突っ込んで、さらなる量の精子を奏の子宮めがけて射精した。

 

十数秒、奏は腰を上げたエクスタシーから舞い戻った後、そのまま気絶し、腰を下ろした。

 

「ぜはぁ……ぜはぁ……」

 

このため息は俺のものだったが、さすがに数ヶ月ぶりのセックスは猛烈な気持ちよさと高揚感を通り過ぎて、視界が明滅するに至った。

あまりにも奏との体の相性が良かったのもあるが、数ヶ月久美子とも、葉月とも、高坂とも、みぞれ先輩とも手淫もフェラもしてもらっていない段階でのセックスだ。

 

数時間かけて、ここ数ヶ月分の精子、出せるものは奏の中に出し切った。

 

ただし、この後多分、コンクールの後、「一回だけ! 一回だけだから!」と称して久美子に襲い掛かられるであろう予定が『多分』待っている。

もちろん淫乱で俺が大好きな久美子のことだ、1回だけじゃすまないに違いない。

 

みぞれ先輩も、乳首とクリトリスと大陰唇開発を命じてオナニーだけするよう命じておいたが、どうなっているだろうか。

もし先輩が俺の言いつけどおりやっていたなら、既にTシャツで乳首がこすれただけで感じてしまう変態に仕上がっているに違いない。

――楽しみだ。

 

高坂も高坂だ。

あれ以来高坂とは会えば挨拶する関係なのは確かだが、高坂もムラムラしているだろう、と勝手に想像している。

あれだけストイックに練習し、香織先輩やその周囲と衝突しいる。

 

――ストレスも溜まっているだろう。

――是が非でも『俺で』発散してほしいものだ。

 

『むしろ俺も高坂と発散したい』

 

今後、大会の合間か大会直後にもっともっと3人からねだられることに違いない。

 

葉月は俺がAチームだったせいもあってか、あまりねだってこなくなった。

気を使ってくれているのだろうが、それはそれで寂しいものだ。

 

あの健康的に日焼けした、女豹のような体をなぶりたくなる。

 

おっぱいの大きさとは別に、筋肉質な女性のカラダは、また違った官能を俺に与えてくれる。

葉月のカラダは俺はお気に入りだ。

だからセフレとしておいているが、ご無沙汰だ。

 

葉月も抱きたい。

 

そんな思いを胸に考え事に耽るが、気絶したまま未だに奏は起きる気配がなかった。

 

さすがにもうそろそろ集合時間が近くなってきた。

昼ごはんも食べていない。

 

ぐるる、と恥ずかしい音が俺の腹から鳴り始めた。

 

しょうがない。

集合時間もある、俺だけ遅れるわけには行かない。

ましてや顧問に目をつけられている身。

 

俺は決意して、

 

「来年、北宇治で」

 

そう一言枕元にメモとラブホ代とお小遣い、帰宅するには十分なお金を置いて、ラブホを出た。

 

――――また、運命があったら会えるだろう。

 

そう淡い期待を残して俺はラブホを後にした。

 

 

――――――――――

もみじ茂る秋。

全国大会への出場を北宇治は果たしたが、金賞とは程遠く、結果は『銅』だった。

あすか先輩や香織先輩、高坂という超優秀メンバーを抱えた状態での『銅賞』だ。

 

皆、落胆しているが、俺は自己満足に浸っていた。

 

言い方が悪いが、ゴミみたいな弱小校が全国大会に僅か1年で駆け上がることができたのだ。

前年度の成績は府大会銅賞。

つまり最底辺。

ゴミだ。

 

そこから全国大会への出場、躍進。

大躍進、大成功といってもいいだろう!

素晴らしい成果じゃあないだろうか。

今年卒業するあすか先輩や香織先輩には申し訳ないが、今年1年やれるだけのことは我々は精一杯やったのだ。

 

『全国大会銅賞』

 

皆の落胆や悲喜こもごもとした顔とは別に、俺は満足していた。

しかも例えあすか先輩たちが抜けたとしても、恐らく来年全国大会出場を果たした北宇治に、部活目当て熟練の子達が入ってくるはずだ。

そこで層の厚さも増すだろう。

 

全国大会の表彰式を終え、北宇治へ戻るためのバスに乗り、俺は今晩の久美子との予定を考えながら帰途に着いた。

 

――――――――――

始業式が終わり、新しい学生服を着こなせていない新入生が入ってくる春、俺は音楽室で再びその子と再開した。

 

見慣れたセーラー服を、あすか先輩たちが卒業していった色のリボンと上履きを新入生らしくつけ、その子は入室してきた。

 

忘れはしない。

あの関西大会で誘ってきた女の子だ。

そのカラダは1年未満も経っていないというのに、さらに女性らしい体形へ遥かに発展を遂げていた。

 

舌をだして自分の魅力を完全にアピールしようと、お茶目な様子を見せる姿は、関西大会で出会った女の子、

――久石奏だった。

 

「せーんぱいっ!

入部希望です。

よろしくおねがいしますねっ♪」

 

 

 

 

 

 

 




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第8話 久美子と奏の3P編

観光名所となっている京都の桜舞う春、俺と久美子は北宇治高校二年生になった。

そして、平日最終日である金曜の部活終わりから、GW初日のたまたま部活が無い日まで、俺と久美子は二人でイチャイチャしたまま、俺はぼんやりとした寝起きの頭で朝を迎えた。

すると、急にぼんやりとした頭から急に頭の回転がシャキッとしだすのを感じる。

俺の朝勃ちの股間を、ねっとりとした暖かい感覚がうごめいているからだろうか。

また、久美子が朝フェラしてくれているのか?

と、目を薄ぼんやりと開けるとそこには優しくて幸せそうな寝顔で寝ている久美子がいる。

……はて、そうすると、この感覚は一体?

と、疑問を感じ、股間に目をやると、

 

――――ソコには、俺のペニスを口いっぱいに頬張った奏がいた。

 

「ふぁ、おふぁふぉー、ほじゃいます」

 

俺は動揺とともに布団からガバッとおきだす。

 

「なっ……!?」

 

思わず大声を出してしまって、久美子を起こしてしまった。

 

「……どうしたの………?」

 

久美子は薄ぼんやりとした瞳で俺を見たあと、その横にいる人かげに目を移した。

 

「……って!あーっ!奏ちゃん!」

 

――――どうしてこんなところに!?

 

俺と久美子の共通認識をなんとこの後輩は無視したまま、

 

「てへっ♪ 来ちゃいました」

 

そう、コツンと右手を頭にぶつけ、舌を斜めにだす。

いわゆるテヘペロ☆というヤツだ。

 

あざとい。実にあざとい。

でもそれが全く、嫌らしさというか黒い面を感じさせないのが奏の魅力だ。

 

「久美子先輩だけずーるーいーでーすー!」

 

そういって俺と久美子の二人のダブルベッドにさらに乗り込んできて私も私も!と、覇を唱えだす奏。

っていうか、鍵はどうしたんだ……?

あれ、俺昨日の夜、鍵を締めたっけ?

 

そんな俺の疑問をよそに、久美子は俺のことを渡さない!と裸のまま俺にしがみつく。

 

「絶対に渡さないんだから!」

 

そういって俺の首筋に噛みついた後に噛んで吸い付き内出血させ、あからさまにキスマークをつけ始める。

嬉しい。でもちょっと痛い……。

 

「でも、先輩のココはもう寸前ですよ?」

 

そういって奏は先ほどからフェラチオしていた俺の肉棒を今度は手でコキ始める。

しかも、どこで覚えたのか淫猥に唾液をとろーりと口から落として、ゆっくり垂らしてから、グッチュグッチュと盛大な音をたて、俺のそそり立ち、血管浮き立つペニスを肉棒とは不似合いな綺麗な繊細そうな手で手コキする。

 

朝勃ちでムラムラしていたところに、フェラチオされ、しかも丁寧に裏筋と亀頭を器用な指先で責められ、久美子が横にいるのにも関わらす、

 

「……うぁあぁうっ!」

 

と、喘ぎ声を我慢できない。

 

久美子はそれが不満なのか、急に俺を押し倒し、俺の口に舌を差し込んできた。

 

互いの舌の味蕾(みらい)がざわざわと重なり合い、俺の脳裏に久美子とのキスによって上半身の官能が奮い起こされると同時に、下半身からまた別の快感が俺の背中を迫り上がる。

 

俺はそんな二人の強引な攻めに我慢しきれず、

――――――朝だというのに、大量に射精した。

 

どぴゅーっ!とぴゅぴゅぴゅー!ドピュッ!ドピュピュー!!

 

「んんんんぅっ……!」

 

思わず久美子とのキスとの最中に声に出してしまう。

久美子はそんな俺を離さないと顔を互い違いにさせ、口を交差させるキスでさらに奥底に入り込んできた。

俺の舌や歯だけじゃ飽き足らず、そのまま喉ちんこまでも久美子は蹂躙する勢いだった。

 

「んんんっ!んんっ!」

 

俺は射精で興奮しているのに、酸欠になり、慌てて久美子を押しのけてぜはーっ、ぜはーっ、と大きく息を吸いこんだ。

 

そうして一呼吸したところで、ニヤニヤして俺を余裕そうに見つめる奏の顔があった。

 

「いっぱい出しちゃいましたね、先輩?」

――――しかも、彼女さんの目の前で

 

そういって、俺を見るその目の奥底にはすでに情欲の炎が灯っていた。

その綺麗な手を穢すように、大量の精液が奏の手に掛かっていた。

 

久美子は対抗するように、

 

「私の方が気持ちよくさせられるんだからねっ!」っと言ってあっという間に奏を優しく突き放して俺の上に跨ってしまった。

 

久美子も俺の痴態を見たのとキスだけで既に濡らしていたらしい。

前戯もしていないのに、すでに久美子の膣はトロットロに蕩けていた。

 

「んぁっ! ふぅんぅぁああ……!」

 

そういってあっという間に手馴れた様子で俺の肉棒を挿入し、久美子は俺のペニスの上でグラインド運動を始める。

 

普段久美子とするときは俺が主導権を握るのだが、久美子に握ってもらう主導権、これもこれで普段とは別の気持ちよさがあった。

 

いろんな人とまぐわってきたが、久美子の膣に入れて奥底を感じていると、ここが俺のホームなんだなぁ……、とセックスしているのにも関わらずそんなことを考え、意識が別なところに飛んでいってしまう。

 

――――が、久美子としているその快感、久美子の喘ぎ声、久美子の首に張り付いたその癖のある髪、久美子と俺の汗だくになった肌の触れ合いが俺を現実に戻す。

中学から久美子をずーっと嫁宣言してきたが、今俺の目の前で乱れる久美子は、

――――どこをとっても美しかった。

 

まるで女神のようだ。

 

やっぱり久美子が嫁でよかった。

先ほどは奏に手コキでイカされてしまったしまったが、俺は心底そう思う。

 

久美子も久美子でこのセックスを積極的に楽しんでいるようだ。

 

「あぁんっ、ぅうっ! ふぁっ! あぁんっ!」

 

そういって爆発的なリズムを刻みながら俺の上で腰をダイナミックに振りまくる。

俺の下半身に情熱的に官能を伝えてくる。

 

「久美子先輩はそっちですかー……」

 

――――じゃあ、私はこっちをもらいますね。

 

そういって、奏は服を脱ぎだす。

ビッグサイズのTシャツにホットパンツといういかにもデートな服装で来ている彼女は、Tシャツに被せられた見えないホットパンツというだけでも、もう既にエロいのに、更にTシャツを脱ぐとそこには紫のブラジャーとパンツがあった。

 

フリルと刺繍で彩られたそれは、ところどころ透けており、直球なエロさ、卑猥さ、セクシーさを醸し出している。

 

数ヶ月前まで中学生だったとは思えないほどのエロさ、卑猥さだ。

ましてや以前ヤッた時の白パンツとは全く違う別物の下着だ。

前回はナンパ目的で脱ぐのは想定外だったようだが、今回は完全に脱ぎに来ているのは明らかだった。

 

こちらを舌なめずりしながら、情欲の灯った目でこちらを見下ろすと、そのまま濡れていたパンツを俺の口の上に当て、

 

――――俺の上にそのままのしかかった。

「フガ、フガァ〜!フガッ!」

 

と思わず情けない声が出るが、それもまた奏の嗜虐心を煽ったのだろう。

 

「先輩、私のパンツ、好きですよね?」

 

そういって俺の頭にデロデロに濡れたパンツの秘唇の部分を押し当てる。

甘ったるい奏の愛液の匂いとともに、パンツから漂ってくるシトラスの柔軟剤の香りが俺を幸福に導く。

 

パンツ越しにクンニし始める俺をみて、奏はそのサディスティックな一面を満足させているようだ。

 

反対に、久美子も俺の興奮に当てられたのか、より激しく喘ぐようになっていた。

 

「ぁあっ!ンァッ! ふぅうっ! おっ! おっきく、なってるぅ!」

 

久美子は久美子で俺のペニスを楽しんでいる。

奏の尻に敷かれている今、久美子の顔は見えないが、その幸福そうな様子は伝わってくる。

 

奏はその尻を俺に当てたまま、器用にかがんで甘く俺に囁く。

 

「いいんですよ? そのまま出しちゃって……ね?」

 

そういって、ふぅーと耳元で囁かれるともう限界だった。

ペニスがより一層、久美子の中でムクムクと膨れ上がる。

 

「で、出るのっ? い、いいよっ! 出して! 出して!」

 

久美子は最近俺に精をねだる事が多い。

奏といい、麗奈といい、あすか先輩や葉月のようにどんどんセフレが増えているのが不安なようだ。

機会あれば中出しをせがんでいる。

第一夫人、もしくは第一子を孕んだという事実が欲しいのだろう。

 

俺は久美子の要望に応え、今全力で精子を久美子の中にだす。

目の前には男を誘う奏の紫のパンツに吸い付きながら、全精力を持って久美子の中に出し尽くす。

 

ドピューッ!ドピュピュピュー!!!ドピュドピュっ!ドピュピュピューッ!!

久美子は膣内での俺の奔流のような射精に当てられたのか、久美子も昇天した。

「出てるっ、出てるうぅ!イッ、イクゥウゥウ!」

 

奏のパンツは俺のパンツ越しの舌による愛撫で、更に愛液を増してパンツをぐちゃぐちゃに濡らしていたが、一瞬頭が離れ目があった。

 

――そこにはサディスティックな微笑みを全開にした奏の顔があった。

 

その瞬間、俺は察してしまった。

――――こいつ、Sっ気があるタイプか!

 

去年初めてあった時に致した時は、こいつの性感を開発してやろう!という強気な俺でいたが、今はすっかり逆になってしまっていた。

あすか先輩は卒業し、俺好みのMっ気かノーマルなタイプばっかりが残ったかと思ったが、まさかの一年生でSっ気のあるタイプの参上である。

 

久美子の中に精液を出し尽くして、俺は果てながらも、今年一年、この奏から積極的に絞られてイくんだろうなぁ……と、唖然としたが、幸福な未来しか見えなかった。

 

でも俺にとっての一番の嫁は久美子だ。

久美子も俺の精液の奔流に当てられたのか、イッた後、俺の股間の上に座ったまま、びくびくと震えて、背中をのけぞらせていた。

数秒し、絶頂から降りてきたのか息を整えて休んでいる。

 

奏、というサディスティックな新メンバーも加わったいま、俺に安らぎのときは訪れないのだろう。

 

――でもそれはそれで、

――楽しそうな今年一年を

 

――俺は予想した。

 




お気に入り900件突破したら書きますと言いましたがまだ書けてません、すみません。
ごゆるりとお待ちを!

書こうと思ったら、二時間ちょっとで3700文字書けるものですね。
やっぱり妄想が湧き出しているうちに書くのがコツだということを掴みました。

【追伸】
コメントください。
作者の燃料はコメントです。

――コメントを、
――くれぇ!



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お気に入り900件突破記念閑話その2 みぞれ先輩調教編

お気に入り900件突破記念閑話!
お気に入り登録ありがとうございます。

次は1100件目に投稿しますです。
ちなみに前々作にて、主人公はAグループ合格前後、セックスを我慢していたと言っていたな。
――――――あれは嘘だ。
(ドラ●もん時空ということにしておいてください。便利な言葉ですね!)

いつもと違い若干ハードな展開です。



セミ爆弾に気をつけなければならない、お盆の時期、

 

――俺はみぞれ先輩を、

――自宅にて調教していた。

 

みぞれ先輩は4つ脚の背もたれつきの椅子その四肢を縛られ、猿轡を咬まされ、目隠しと耳栓をされて、バイブを二箇所の乳首とクリトリスに固定され、ピチピチなスクール水着にネットリとしたローションをたっぷりぬられ、時折俺にさすられながら、ねっとりとじっくりとその柔肌をさするように丁寧にイカせないように刺激する、という責めを繰り返されていた。

 

――人間、『見当識』というものが存在する。

 

これは主に日付感覚や、時間感覚、曜日感覚のことだ。

拷問に追い込まれた状態で、この状態になると精神的に急に苦しくなるのは、時間感覚がなくなり、永遠に思われてしまうせいであり、この感覚が無くなったがために起きる現象だ。

ちなみにコレがなくなると、ボケが始まったりするとも言われている。

 

見当識について初めて知ったのは、イラク戦争で英軍のSAS(特殊部隊)として参加し、イラク側に捕虜として捕まった人の本に書いてあった。これがなくなると拷問に堪えられなくなり、本当にヤバイらしい。

ちなみにその人は日付感覚を養うために、捕まった日から日光の出入りを見て、壁に傷をつけ、曜日感覚を保持していた。

 

重ねて言うがこの『見当識』がなくなると、急に精神的に追い込まれる。

今みぞれ先輩に猿轡を噛ませ、目隠しし、耳栓を当てているのもそのためだ。

みぞれ先輩の調教をより進展させるためなのだ。

日に5回の乳首オナニーで乳首の感度が上がったところにバイブをあて、時折肌をローションで気持ちよく擦り、時々手マンしてあげているのは、そのためである。

 

そのみぞれ先輩は、

 

「ぅううう〜っ!!! んんんぅーっ!んんっ!んんっ!」

 

そう唸り声と喘ぎ声をあげ、四肢に巻かれたロープをギシギシと音を上げ解こうとするが、全然ビクともしない。

 

かれこれ12時間ほどだろうか、こうしてみぞれ先輩を眺めて調教しつつ、視姦して楽しんでいるのは。

 

――――――

今日、みぞれ先輩は、オナニーで我慢できなくなったのか急に俺の家に現れ、

 

「オナニーから先を教えて欲しい」

 

と、俺に頼み込んできた。

 

――もちろん、教えてあげた。

これは正しい状態ではないかもしれないけれど、オナニーより先に違いない――――

 

――高度なSMプレイだ。

 

みぞれ先輩は俺に自慰を教え込まれて以来、あれからほぼ毎日、乳首とクリトリスでオナニーしていたらしい。

毎日4、5回オナニーが癖になっているらしい。

 

乳首もTシャツが掠っただけでムラムラするとか言い出しているらしい。

うわさで流れてきた。

――――噂で流れるぐらいって、どんだけオナニーして人に見られてしまったんだ、この人と思わなくも無い。

 

そんなみぞれ先輩は、もう我慢できなかったのだろう。

この世界では貞操観念が前世と比べ、逆転し、オナニーグッズも女性向けのが多いが、そういう存在を知らずにもう切羽詰まって俺に頼み込みに来たようなのだ。

 

――――もうね、嬉しさしか俺にはなかった

 

あんなに貞淑で、静かで、清純で清楚だった先輩が、今やこんなにも、

 

『淫らな変態』と化している。

 

しかもなんといったって処女だ!

加えて、合意の上だ。

 

そして、コレはプレイ。

――――あくまでプレイなのだ。

 

先輩はこの状況を楽しんでくれているようだ。

さっき目隠しを解いたところ、

 

「……早く、挿れてぇ……!」

 

と涙目で俺に懇願してきた。

その涙目で上目遣いな姿に思わずゾクゾクと来てしまった。

 

毎日5回オナニーしているぐらいだ。

ここから先の本番のことも知っているのだろう。

 

でも俺は、

 

「まだダメです♪」

 

といって子犬のような顔をして涙目になる先輩を、心を鬼にしながら再度目隠しと猿轡と耳栓をした。

特に耳栓はドラマーが使うような大音量の音を遮音する作業用イヤーマフだ。

空港とかでエンジン整備や誘導の人が使っている外見ヘッドホンなアレである。

当然、ス●ー●ム製のチョットいいやつだ。

 

つけたことがあるが、全然周りが聞こえなくなる。

余談だが、これの最上級グレードとなると、ミリタリーショップでも買える、選択式のイヤーマフとなり、葉っぱの擦れる音まで聞こえるようになるマイクがついており、突然の大音量はちゃんと遮音するようになっている。

ちなみにお値段30万円。

 

話をみぞれ先輩の調教に戻そう。

 

そして、時折みぞれ先輩の脂肪分の薄い尻たぶや、細くて綺麗な太もも、その華奢な二の腕をだんだんと中心部に向かってさすり、

 

「うぅうぅううううっーーーー! ふうぅんぅっ! んんぅうーっ!」

 

とみぞれ先輩がもうそれだけで達するような状態にし、イキそうになったところで、

 

――――イジるのをやめる。

 

するとみぞれ先輩は、

 

「んーっ!!!んんんーーーーーーっ!」

と、抗議の声を上げるが、断固無視だ。

 

時折耳をしゃぶって上げるが、もともと耳の感度が高いみぞれ先輩だ。

イカせないように丁寧にその耳をしゃぶる。

耳の根元をなめ、耳穴に息をそーっと吹きかけて上げるともうそれだけで、みぞれ先輩は首筋に鳥肌をたて、感じているのが手に取るようにわかる。

産毛と言う産毛が立ち上がり、見ていてちょっと面白い。

 

その反面、みぞれ先輩には汗という汗が吹き溢れ、チョットだけだけれども、小水が漏れたようだ。

 

かれこれこうして12時間ちょっとずつ、ずーっとそれだけをやっている。

 

しかも、地下室でだ。

わざわざみぞれ先輩向けに、壁掛け時計や腕時計、それらを見られないように全て外している。

みぞれ先輩の調教のためだ。

腕時計で時間が見られてしまったら、それまでの全ての苦労が水泡と化してしまうからだ。

 

そうした甲斐があって、現在、みぞれ先輩は処女なのにも関わらず感度3000倍とまでは行かないが、スーパー清純淫乱娘となっていた。

 

その肌は汗とローションに濡れ、白かった肌は発情により赤く紅潮し、既に我慢の限界なのか、積極的にバイブのついた胸を揺らしたり、四肢を動かせないながらも、物欲しそうに腰を動かそうとしている。

 

そろそろ出来上がったようだ。

 

――――

あたりが静かになる夜半に俺はみぞれ先輩の拘束を解いた。

 

「……や、やっと終わったの……?」

 

その顔に涙と汗と鼻水を浮かべ、憔悴にまみれたその姿に、元の清純だったみぞれ先輩の姿は無かった。

 

目は発情の炎を灯し、体は汗をかきローションにまみれ、マンコはマン汁に溢れ、もうそれはそれは淫乱な状態と化していた。

 

「く、ください……!」

 

以前の静粛で貞淑そうなみぞれ先輩はなりを潜め淫乱とかし、ベッドへいって早速俺に向かって、

 

「早く……! 早くぅっ! くださいーっ!」

 

そういって俺に、普段からは考えられないような品のない尻振りを俺に向かって行っている。

 

「分かりました、分かりましたから」

 

そういって俺はみぞれ先輩を焦らすようにゆっくりとベッドにいき、みぞれ先輩をうつ伏せにさせ、尻を上げさせる。

 

その形のいい尻についているマンコは既にデロデロに濡れ、俺の挿入を待っている。

 

みぞれ先輩は、

 

「やっと……! やっと……!」

 

そう言って俺のペニスのマンコへの挿入を心待ちにして独りごちているが、

 

――――俺はゴムをつけた後、

――――その尻穴へペニスを挿入した。

 

「うっ、うぁあああ! そっ、そっちじゃ……!」

 

そう言って涙目になってこちらへ振り返る先輩だが、直腸越しに子宮へのストロークを開始すると、

 

「ひっ、ひぁあああっ!」

 

ビュッ! ビュビュッ!とマンコで潮を吹きながら俺の挿入を、声を上げて嬉しがってくれている。

俺もその淫らに育ったその様子に感動して、みぞれ先輩の前の豆を剥いてさすって上げる。

 

「ひっ! んんんぅっ! あぁっ!ひゃあああっ!」

 

そう言ってさらに、前の穴から愛液を垂らしまくる。

 

バチンッ、と尻たぶを叩くともうそれだけで感じるのか、さらにピュピュッ!と愛液を俺のベッドに撒き散らす。

もうシーツどころかベッドパッドまでグチョグチョに愛液で濡れている。

 

ストロークで直腸越しに子宮を三回ほど突いてやると、みぞれ先輩は狂ったようにわめきだした。

 

「イッ、イッ! イクゥーっ! お尻なのに、おっ、お尻なのに……!イッ、イっちゃうぅー!」

 

そう言って、ビュッビュビュッ、ビュー!と潮を吹き出し、ガクガクと体を震わし、体の毛という毛を逆立て、

 

――――みぞれ先輩はベッドの上に果てた。

ゼハーッ、ゼハーッと、肩で息をしており、為に溜め込まれた性欲を解放できて嬉しいのか、顔を試しにこちらに向けさせると、その普段冷静な顔はどこへやら。

――快楽に歪んでいた。

既に腰がみぞれ先輩はガクガクしており、もうこれ以上今日は調教を進められそうになかった。

みぞれ先輩が勝手にイキ、みぞれ先輩は満足かもしれないが、俺は中で出せなかったので、俺は多少欲求不満だった。

 

――――――

「いつになったら、私の前をシてくれるの……?」

 

遅い夕ご飯をウチで食べながら、みぞれ先輩はさっきまで狂ったかのようにセックスをしていたのに、すっかり平静になって俺に問いただしていた。

 

「僕の気分次第です」

 

俺はドヤ顔でみぞれ先輩に言うが、そんな俺を反面に、みぞれ先輩はちょっと不服そうだ。

そりゃあそうだ。

 

「イイことしてあげますから、まぁまぁ」と言って、今日俺はみぞれ先輩を椅子に縛り付けてバイブで12時間調教したのだ。

 

そりゃあ不満も出るだろう。

 

「じゃあみぞれ先輩、俺にフェラチオしてくれたら、今度みぞれ先輩に挿れてあげます」

 

みぞれ先輩は一瞬俺の提案に戸惑ったようだが、

 

「わかった……」

 

普段とは違う困惑の入り混じった意思の固い目を俺に向けて、覚悟を決めた様子でそう言った。

 

――――

「そうそう、そうやって玉袋も優しく口に含んで舐めて……」

 

先ほどの遅い夕食後、俺はみぞれ先輩にフェラチオを教え込んでいた。

既に淫乱だが、性知識の乏しいこの純真無垢な先輩に教える喜び!

純白の雪原に踏み出すような喜びがある。

 

みぞれ先輩は、その小さな顔についている小さな口と相対する俺の巨根に戸惑いながらも、丁寧に俺の竿の根元と玉袋を舐めてくれていた。

 

俺のチン毛が鼻に入ってむず痒そうにしているが、なんとか我慢して、俺のものを懸命に舐めてくれている。

 

「常にフェラしてあげてる人に目線を合わせて……。

そうそう、よくできました」

 

みぞれ先輩を俺の下に侍らせ、ご褒美に撫でてあげる。

フェラした状態で目線を合わせると当然上目遣いとなるが、女性を屈服させている感がすごい。

あのみぞれ先輩、を俺の下に侍らせている!

もうその気持ちだけで胸がいっぱいになる。

 

程よくみぞれ先輩の口を玉袋と根元で味わったところで、俺はみぞれ先輩に竿を口に入れてもらうことにした。

 

みぞれ先輩は動揺しているのか、

 

「ほ、本当にこれを口の中に入れるの……?」

 

「はい、お願いします」

 

そう言ってにっこりと微笑むとみぞれ先輩は、覚悟を決めた様子で俺のモノを口の中に入れた。

すると、入れてみたものの、あまりにみぞれ先輩の口が小さすぎて、先輩は懸命に咥えているようだが、俺のものが半分しか入っていない。

 

俺はいたずら心から、みぞれ先輩を『手伝ってあげる』ことにした。

 

「んんう? んんんぅっ!?」

 

俺はみぞれ先輩の顔を股間に押し付け、その肉棒をより奥へと挿入する。

みぞれ先輩は目を白黒させ、苦しそうにしているが、俺はより奥のみぞれ先輩の喉を堪能する。

 

根元まで入れたところで、みぞれ先輩にノドチンコをかき分け、喉奥に達したことを理解した。

 

「んっ!! んんんぅ〜っ!」

と、みぞれ先輩は苦しそうな抗議の声をあげるが、それを無視してみぞれ先輩の口と喉の中でストロークし始める。

じゅっぷじゅっぷ、とみぞれ先輩の唾液と俺の先走り液が混じり合う卑猥な音を聞きながら、みぞれ先輩の口と喉を堪能する。

その女性らしい体温の暖かさが俺を官能へと導き立てる。

 

十数ストロークしたところで、みぞれ先輩が流石に限界そうだったので、かわいそうなので中で出してあげることにした。

 

その珍しく抗議意欲旺盛なみぞれ先輩の視線を無視して俺は、ガツガツとみぞれ先輩の喉奥に俺のペニスを突き立てる。

みぞれ先輩の舌がザラザラした感触、口内がヌルヌルとした感触という相反した感触が俺に満足感を与えてくれる。

 

背筋がブルリと来るのを5回ほど我慢した後、俺はみぞれ先輩の喉奥に直接、大量の精液を吐き出した。

 

――――ビューッ、ビュビューッ!ビュルビューッ!ビュビュビューッ!ビュッビュッー!

 

みぞれ先輩は目を白黒させながら、懸命に飲んでくれている。

いや、むしろ懸命に飲まされていると言ってもいいだろう。

俺がみぞれ先輩の頭を抱えていて、飲み干さないことには呼吸できない。

 

みぞれ先輩が飲み干したのを見届けて、俺はみぞれ先輩に事前にそう答えるように教えていた質問を投げかけた。

 

「みぞれ先輩、俺の精液おいしかったですか?」

「……おいしかった」

 

みぞれ先輩は先ほどの苦悩の表情を湛えながら、俺に言ってくれた。

 

俺の精液が美味しかった、と。

 

もうそれで俺はもう十分だった。

 

――――みぞれ先輩を調教した。

 

その満足感が俺を支配する。

もう夜更けとはいえ、まだまだ夜は長い。

 

―――――これからみぞれ先輩を押し倒そう。

 




次はお気に入り1100件になったらみぞれ先輩編更新します()


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第9話 久美子とプールで水遊びだけじゃすまない編

台風が来襲し、世間に猛威を振るう夏が多少すぎ、俺と久美子は残暑の晴れ晴れとした暑い日に涼をとるべく、プールに来ていた。

二年生になった俺たちは、関西大会から先に進めない、という『ふがいない』結果で終わってしまった。

俺は個人的に今年こそは、厚くなった新入生の層で全国大会を狙っていたのだが、全くそんな結果を得ることができないまま、俺たちの今年の夏は終わった。

 

そんな鬱憤とストレスを晴らすかの用に、俺と久美子は二人でデートがでら室内プールに来ていた。

ここは京都市にある、ざぶーんわくわく!というローカルプールレジャーランドである。

 

久美子はプールの際でテンプレートのように、

「そーれっ!」

 

と膝下の水を俺にかけてくる。

 

「それっ……!」

と言って俺もお返しに水を掛け合っている。

 

こういうやり取りはなんだかんだで小学生のときに、久美子の家族と付き合いでプールに行ったとき以来だ。

久美子のお姉さんは元気だろうか。

お父さんと不仲だと聞く。大学に行って一人暮らししてるとも。

 

あれから思春期を経て、一瞬関係は遠ざかったが俺は久美子に告白をし、遠のくかと思った関係を近づけて、今ここに来ている。

こういう、『きゃっきゃうふふ』、なテンプレートなことを久美子としてみたかったのはナイショだ。

 

波打ち際での水の掛け合いを程よく楽しんだ後、俺たちは人口浜辺でのんびりしていた。

 

久美子はそのくるっとした可愛らしい天然パーマの髪をプールの水に濡らし、今はその髪を持ってきたタオルで拭いていた。

その髪がうなじや首筋、ほっぺに張り付いているところがエロティックで俺はそのままでいて欲しかった(久美子の天然パーマが好きなのもある)のだが、この天然パーマを気にしている久美子のことだ。

言ったら怒りそうで怖い。

 

久美子は上半身ピンクのストライプのビキニに、ショートパンツタイプの水着を着ている。

俺から見たら久美子の水着ってだけで最高なのに、久美子は自分の体型に自信がないのだろうか?

ビキニを履いてくれればいいのに。

何よりビキニの方がズラすだけでデキるから俺は好みなのだ。

 

そう言う俺もショートパンツスタイルの水着だが、今年は久美子やその他の人たちに見られてもいいように、念入りに筋トレをしていた。

 

腹筋も割れ、ちゃんと胸板もあるように自分の体を整えている。

 

久美子のためにおつかいに出ていた時に、プールサイドを30m歩くたびにナンパされるのは嬉しかったが、その都度久美子がすっ飛んできて、俺の腕に肘を絡ませて、ナンパしてきた女性たちに敵意を向けているのが、久美子の俺に対する愛情を感じられて非常に嬉しかった。

 

だいたいそう言う時は、久美子が絡めてきた肘に、指を絡め返すのだが、そんな様子に入る余地はないと、だいたいの人たちは帰ってしまうが、

 

――――ここに例外がいた。

 

高坂麗奈だ――――

 

「あっ、久美子、久しぶり」

そう言って久美子を見つけたのか二人で休憩していたところで、よってくる麗奈。

途中で俺にも気づいたのか、俺にも手を振ってくる。

 

「おう、高坂、久しぶり」

 

そう、俺たちは久しぶりなのだ。

なんでも今年の夏の部活が終わって以来、珍しく部活に休暇ができたのだ。

先生自身も自分たちの指導に磨きをかけるべく、指揮者用のレッスンコースなるものに通っているらしい。

 

生徒である俺たちも本来は自主練に励むべきなのだが、たまの休みということで、ずーっと練習していたストレスを発散しにプールにきている次第だ。

 

久美子と麗奈が話すのを俺は黙って聞く。

もともとこの体は口数が多いタイプではない。

 

どうやら麗奈は家族と一緒に来ているらしい。

根を詰めやすい麗奈だ。

たまの休みということで家族に誘われた、ということだった。

久美子は麗奈なら一緒にいてもなんとも思わないようだ。

麗奈ならいいのだろうか、今度3Pをお願いしてみようかしら?

 

そんな俺の思いをよそに、麗奈はそのまま去っていった。

 

――――

 

「ふぅー、疲れたね〜!」

 

そう言って人工芝の上に敷いたレジャー用ビニールシートの上でくつろぐ久美子。

さっき水を掛け合ったあとにウォータースライダーに行き、思いっきり水を浴びてきたのだが、その麗しい肌に水滴が依然張り付いている。

普段の天然パーマの癖っ毛はプールの水に当てられたのか、濡れたせいでボリュームは下がっているのだが、首筋やほっぺに張り付き、より癖っ毛が強調され、天然のエロスを俺に与えてくれる。

思わず前かがみになりそうだが、鉄の精神力で我慢する。

そんな俺のほてりそうな様子を何か勘違いしたのか、自身にうちわを仰ぎながら、たまにこちらを扇いでくれる久美子。

室内プールだからか、気温が高めに設定されていて、ぬるい風ではあるが、久美子が扇いでくれるというだけで俺は嬉しかった。

 

久美子とこうして人口砂とはいえ、浜辺で過ごす時間が何より俺にとって幸せな時間だった。

横に恋人がいて、ダラダラと何をするまでもなく互いの時間を共有する。

そんな時間が俺は嬉しかった。

 

体を後ろに傾け、両手で支えていたが、その片手の指たちを久美子の指にまとわせる。

 

久美子はふふっ、とこちらをにっこり微笑みながら、指をからめ返してきた。

そしてゆっくりとささやかで自然なキスをしてきた。

俺も場所をわきまえているが、ついつい興奮が止まらない。

 

キス自体は触れるだけの羽毛のようなキスで終わったが、俺の中に欲望がメラメラと湧いてきた。

 

――――久美子とシたい。

 

久美子もそう思ったのか、小声で、

 

「コッチ、来て……」

 

そう言って俺は久美子に手を引かれて多目的トイレに連れ込まれた。

多目的トイレってそういったトイレじゃないような気がしたが、気にしないことにした。

 

―――――――――

ガチャっと、鍵が閉まった途端、久美子は俺にディープキスをしてきた。

 

「んんん〜っ」

そのあまりの強引さに思わず俺は声を上げてしまった。

 

俺の頭を両手で挟み、女性の腕力の強さを強引に生かしたキス。

俺も久美子のその程よく脂肪のついた腰に手を回し、久美子の肌を堪能しながら久美子にキスをし返す。

 

その太ももをねっとりと指先で堪能し、柔らかくもみあげながら、局部へと指先を持っていく。

 

久美子の水着はすでに愛液で濡れていた。

 

プールで濡らした水とは明らかに違う、愛液特有のヌルヌルとした温度の高い液体がその股間から滲み出ている。

 

俺はもう片方の手で久美子のブラジャーをズラす。

そこにはいじって欲しそうにすでに勃起した膨らみが、綺麗なピンク色をして起立していた。

 

久美子は俺の水着の中に手を入れ、その普段、自身の股間に入れているであろう肉棒を丁寧にいじっている。

 

「先走り、出てきてるね……」

 

久美子はそう言いながら、俺の肉棒をその華奢な手で擦り上げる。

俺のペニスからは意識していないが、久美子によっていじられたせいで白い液体を僅かに少しずつ吐き出していた。

 

「……久美子がエロいからしょうがない」

 

「もうっ、そうやって人のせいにするー」

 

そういって久美子は照れ隠しに俺に再びキスをし、その綺麗な指先ですっかり俺の感じるポイントを覚えているのか、俺を器用に高めあげる。

 

「ふぅッ…!うあぁ……!」

 

思わず情けない声が出てしまうが、俺も久美子の中にゆびを挿入し、Gスポットをいじり返して久美子に負けず、高みへ押し上げようとする。

 

すると久美子も声を上げ始める。

「んんんぅっ……! ふあぁっ……!んんんっ!あっ、あぁっ!」

 

丁寧に指先で久美子の膣をストロークしてやる。

 

そうすると、久美子は余裕がなさそうに、ペニスへの愛撫がおろそかになり、

 

「ひゃぁっ! イッ、イキそう! まだ、ダメなのにぃ……!私がしてあげたいのにっ……!」

 

そう言って顔を紅潮させ、限界なのかガクガクと腰を震わせる久美子。

そんな様子で目が俺と目があった久美子は、俺の悪戯心を誘うほどに弱っていた。

そんな久美子の様子が俺の嗜虐心に火をつけ、俺は指先を更に一本突っ込み、Gスポットを丁寧に触ってさらにストロークしてやると、

 

「だ、ダメっ! それ、っ感じやすくて……! ダメェっ!」

 

久美子はその喘ぎ声とは裏腹にダメダメ言って顔を横に振るが、

――――俺にはGOサインにしか見えなかった。

 

Gスポットに指を強く押し当ててやると、

 

「イクッ! イクゥっ!イっちゃうぅーっ!」

 

そう言って体の毛という毛を逆立たせ、びしゃびしゃと多目的トイレの床に愛液を垂らし、そのまま腰から崩れ落ちて床に座り込んだ。

 

「…………ま、またイカされちゃった」

 

久美子はそう言ってひとりごちる。

俺に残されたのは、欲求不満で精液が溜めに溜められていきり立った性欲とと、うずくまり快感の余韻から抜け出せない久美子だった。

 

――――少し、落ち着くまで待とうか

 

そう言いかけたところで、ドンドン、とドアが強くノックされる。

どうやら他のトイレが混み合っていて、ここも催促されているらしい。

俺はTシャツをきて、ズボンを上げ、いきり立つ肉棒を隠し、久美子に手持ちのタオルを巻かせ、慌てて扉を出ると、そこには見知った顔があった。

 

――――高坂麗奈がタオルを巻いてそこには立っていた。

 

「麗奈!?」

 

久美子は目を驚きに満たし、口元に手を当て、表情を隠せない。

 

「……外にもダダ漏れだったよ。

あと、声から二人だっていうのもわかっちゃった……」

 

そう言って麗奈はさりげなく、扉の中に滑り込み、扉を閉める。

そして、ガチャリ、と甲高い金属音をたて、鍵を閉めた。

 

もうそれだけでも俺には衝撃的なのだが、次の一言が激しく俺と久美子の脳裏を揺さぶった。

 

「私も混ぜてよ」

 

――――我慢できなくなっちゃったんだ

 

そう言ってタオルをたくし上げた先には、

 

――――明らかに水以外で濡れてデロデロになったビキニ姿の麗奈があった。

 

 



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第10話 久美子のおっぱいは最強のハニートラップ編

前回の続きです。


形の整った久美子のおっぱい。

それは、久美子という最高の彼女にして嫁のいる俺をして、改めて惚れ直し、惑わされる最強のハニートラップだった。

 

――――

 

温水とはいえプールに入れるぐらい残暑極まる初秋のなか、俺たちはプールサイドのちょっと隠れたところでセックスをしていた。

俺はプールサイドのちょっとだけチクチクする人工芝で横になり、久美子に膝枕をされてキスをされているうえに、高坂にフェラチオされていた。

 

高坂と交わしていた約束、

 

――――『処女は恥ずかしいので練習させてほしい』

 

と、いう約束はまだ有効のようだ。

結局高坂の好きな人は誰かまだ聞いていないが、見ざる言わざる聞かざる、という言葉がある通り、聞かない方が良いだろう。

 

俺は高坂とのこの淫らな爛れた関係をまだまだ楽しんでいたい。

 

「ぬっぷ、んんぅっ、ぬぱっ」

 

高坂は俺に練習と称して、相変わらずフェラをしてくれていた。

その綺麗で端正な唇が、俺のグロテスクな肉棒を行ったり来たりしていると満足感を覚える。

たまに「気持ちいい?」と、高坂が目線で聞いてくることがあるが、そのときに頭を撫でてやると幸せそうにしている。

こんなに美人なセフレがいて俺も幸せだ。

 

対して、一般人から見たら凡庸な見た目を持っている久美子も負けじと、俺とキスをしてくれている。

俺から見たらこんなに超絶可愛い愛(う)い奴は世界に二人といないのに、久美子に俺が告白するまで誰も告白しなかった世間はおかしい、と俺は信じている。

 

久美子とは口と口でキス。

麗奈は俺のペニスをフェラチオしてくれている。

 

上からと下からと、官能の焔が俺を乱す。

 

久美子は俺にねっとりと、キスをする。

時々唾液を垂らし、俺の唇の周辺に塗り込んでいる。

 

――――マーキング

 

という奴だろうか?

いつも交換している久美子の唾液の臭いが俺の鼻腔をくすぐる。

 

さっきも、俺がおつかいに言ったときにナンパされている俺を見てすっ飛んできた久美子だ。

 

俺も久美子に膝枕され、キスされながら手持ち無沙汰になった両手で久美子の乳首をいじる。

先の多目的トイレでのセックス(断じてそういう目的の部屋ではないと思う)で、久美子は俺に手マンでイカされていた影響がまだ残っているのか、その可憐で小さい大きさのピンク色をした乳首は、久美子の強い性欲を表しているのか、綺麗な見た目に反して淫靡に勃起したままだ。

 

丁寧にねっとりといじってやると、

 

「ふっ……、くぅん……!ふぁっ……」

と普段の低い声とは違って、甲高い喘ぎ声を出す。

そのせいか、普段より弄ってしまい、

 

「私がしてあげたいのに……、やめてよ……」

 

そう悲しい声とずぶ濡れになった子犬のような表情をされると、どうにもそのおっぱいから手が離れてしまう。

俺が久美子の思いとは裏腹に、悲しい顔をしていると、

 

「……しょうがないなぁ、吸わせてあげるから」

 

そう言って久美子は久美子は俺にのしかかる。

――その胸に抱えた脂肪とともに。

 

「お、おおぅ……!?」

 

久美子の柔らかい太ももと、その形の良いおっぱいの二重の幸せにサンドされて、幸せなはずなのに幸福すぎてつらい。

つらいが、久美子の言葉に甘えて、高校生なのにまるで子供のころに戻ったかのように乳首に吸い付く。

 

そんな俺の性欲の昂りが伝わりペニスの勃起が強まったところ、高坂も久美子の様子を見たのか、負けじとペニスを丹念に攻める。

俺は久美子の太もも、その柔らかくていい匂いがするおっぱい、そして高坂の丁寧でつぼをわかっているフェラチオに

 

――――俺はそのままイカされてしまった。

 

ドピューッ!ドピュドピュドピュピューっ! ピュッピュッ! ドピューッ!!

 

「うぁっ……ふあぁっ……!」

 

そのまま快楽に浸り、久美子の柔らかい太ももと乳圧に頭部を潰されるがままに任せる。

高坂は、

 

「うっ、うっ、んんっ!んくっ、んくっ……」

 

と、俺の不意に放出してしまった大量の精子を健気に飲み込んでくれている音が伝わってくる。

むしろ、俺の玉袋まで丁寧に揉みしだいて、より、精子を飲もうと促進してくれている感がある。

 

「ふあぁ……」

 

と、俺が情けない声を出して、久美子の上で寝っ転がって果て、精子を出し尽くしたところで第二回戦は終わった。

 

――――

俺はタオルを巻いたまま、屋外に設置してある男女共同のシャワースペースでシャワーを浴びる。

もちろん久美子と麗奈と一緒だ。

俺は個人的に流石に愛液や精液を落とすまではタオルを外すことはできない。

セックスにおおらかな世界とはいえ、俺個人は恥ずかしい。

 

久美子たちはざばっと諸々の汗とか精液とか、唾液とか愛液だとかを流して一息ついたあと、提案をしてきた。

 

「三人でウォータースライダー行こうよ」

 

その一言に高坂を思わずみたが、高坂は「うん」と、自然に頷いて逆に俺をみた。

 

「行かないの?」

 

とあたかも自然なように聞いてくる高坂。

さっきまでの3Pが無かったかのように、あくまで自然に聞いてくる二人。

 

「……わかった」

 

俺のその一言で二人は何も言わないが、二人の気分が華やいだのがわかった。

それぞれ無言だったが表情に出ていた。

 

俺も嬉しかったが、二人も嬉しかったのか、それぞれ俺の左右の腕に、互いに腕を絡めてくる。

左右に挟まれた形だ。

 

「二人は同じ男を取り合っていて気にならないのか?」

 

「……なんで?」

 

そう、高坂は逆に3Pに対する抵抗感のなさを感じているのか、俺に逆に聞いてくる。

久美子の方を見ると、照れながら

 

「麗奈ならいいよ……?」

 

と照れながら返してきた。

 

前世の記憶があるからか、女性が二人の3Pは嬉しいが、自分以外の同性が一人いる3Pは若干嬉しくないものを感じていたが、久美子も麗奈なら若干恥ずかしいが構わないようだ。

 

久美子はこないだ奏とも俺を挟んで3Pをしていた。

 

相手にもよるのかもしれない。

 

今度久美子を、葉月とするときに呼んでみようかしら?

それとも、高坂とするときに葉月を呼んでみるか?

 

同性に照れている高坂が想像できて……。

 

――なんだか楽しげな気がしてきたゾ!

 

そんなムフフ、という想像をしていたところ、両側からそれぞれ頰と二の腕をつままれた。

ムフフで幸せな妄想とは裏腹に、痛みが俺を現実に戻す。

 

「変な想像をしてないで、早く行こう?」

と、若干拗ねた顔をする久美子。

 

高坂はつねっておきながらも、全然表情に出さず、

「ほら、早く行こ」

 

そう冷静そうに俺をつねった手を離す。

 

そういう二人を連れて俺たちはたまの休日を満喫した。

 

 

――――――

 

「きゃぁーっ!」

「うおおおっ!」

「……っ!」

 

それぞれ、久美子、俺、高坂の反応である。

レジャーランドとしては意外と本格的で大人でも楽しめる三人用スライダーだった。

三人用の大きな浮き輪にそれぞれ腰を嵌め、外側をむき、スライダーのコースのままに回転し、流れて落ちていく。

 

そして最後にはバッシャーン、と大きい水しぶきを立てながら、深さもそこそこ(と言ってもせいぜい胸ぐらいまでだが)あるプールに最終的には安全に突っ込まされる。

 

ぐるぐると目が回り、時折水を被りながら、勢いよく落ち、そして最終的にはプールの中でひっくり返されるこの体験が、分かってはいたが面白かった。

 

「思ったより本格的だったね!」

そう、ほっぺに天然パーマの髪を張り付かせて、素敵な笑顔で言う久美子。

 

「うん、そうね」

その冷静な言葉とは裏腹に、楽しげな表情になっている高坂。

 

そんな二人の笑顔を見て、俺は今日ここに来た甲斐はあったなぁ……と、しみじみしながらたまの休日を満喫した充実感に俺は満たされていた。

 

――――

秋らしく若干陽の落ちが早くなった帰り道、電車の中で俺は両手に花の状態だったが、二人ともこちらに頭を傾けて眠っているため、微動だにできない俺がいた。

互いのシャンプーの香りがそれぞれ違っていて、髪から漂う良い香りが俺を幸せに満たす。

この無邪気で無垢で俺に信頼を寄せている二人の姿。

そんな信頼を見せ付けられるとすっかり俺も嬉しくなってしまう。

 

楽しくてすっかり疲れが吹き飛んだ気がしていた。

しかし二人を起こすわけにもいかず、僅かなりとも動くことのできない俺は幸せな反面、若干疲れを感じる。。

 

この疲れは家に帰って癒したいが、久美子もきっと俺の家に帰ってとイチャつきたがるんだろうなぁ、と言う幸せな未来を想像する。

けれども俺はこの両手に花だが、微動だにできず疲れる時間が永遠に続けばいいのに、と言う相反した幸せの願望をかみ締めていた。

 



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第11話 麗奈、気づいたら主人公とのセックスが癖になっている編

いつも皆様コメントありがとうございます。
励みになります。

間が空いてしまいすいません!

どしどしコメントをお待ちしております!!!!!!


麗奈、気づいたら主人公とのセックスが癖になっている編。

 

――――好きな人がいる。

 

だから、この高校を選んだはずだった。

でも、そんなことすら忘れて、

――――気づいたら彼の虜になっていた。

 

『練習』と称して久美子に嵌められたのは私だ。

でも、『自分で選んだ』と言う自負もあった。

 

そう、最初は『練習』の筈だった。

いつからだろう、それが練習じゃなくなって、

 

――――本気になってしまったのは、

――――私が虜になってしまったのは。

 

逞しい肉体。

AVでぐらいしか他の男の人の肉体を知らないけれども、男優を圧倒している大きいペニス。

その他の男性を差し置いた圧倒的に美形な顔立ち。

色も白く、立っているだけで絵になる雰囲気と体全体の造形。

伝わってくるのはもの静かでおとなしい、大人な雰囲気。

 

でも、

――もの静かで貞淑そうな見た目に反して、

――荒々しくて淫乱なセックス。

 

『オトコにハマる』

 

そんな、言葉。

知ってはいたし、周りにいなかったが、

 

親の知人の娘がヘンなオトコに引っかかって……、みたいな話はたまに聞くことがあったが、

 

――――まさか私がハマるとは思わなかった。

 

そうして、今日も私は、『練習』と称して『本気』になりつつある彼のところへむかう。

私はすでにセックスに向けて高ぶる股間の愛液を、これから外出するのに隠すので必死だった。

 

……今日はロングスカートにしよう。

パンツスタイルのズボンはTシャツを裾に入れると、濡れているのがバレやすくて、セックスにおおらかな社会とはいえ多少恥ずかしい。

 

――――そう言って、私は今日もパンツを濡らしたまま、

――――ロングスカートで

――――彼に思いを馳せて家を出た。

 

 

――――――――――――――――

「いらっしゃい」

 

秋が深まり、吹奏楽コンクールの関西大会で3年生が引退した夏が過ぎ、秋服を箪笥から出し始めるころ。

いつも通り俺と高坂はおうちデートを重ねていた。

 

高坂は今日は肩出しでおしゃれな淡い紫色のトップスに、秋らしいブラウンのチェック柄のロングスカートに、ロングブーツだ。

 

「さあ、どうぞ」

そう言って高坂をいつも通り、中に迎え入れる。

高坂は今日はうつむき加減で、俺からしたらイマイチ表情が確認しづらい状態だったが、調子でも悪いのだろうか? 

そんなことを考えているうちに、高坂を家の玄関に入れた途端、その理由が発覚した。

 

「……ねぇ、シよ?」

 

そう言って高坂はすでにその発情した瞳で俺を靴を履いたまま押し倒す。

玄関さきの廊下に、靴と足元はタタキに残したまま押し倒された形だ。

 

高坂の体温はすでに火照るとかかそう言うレベルじゃなく、すでにかなり温まって出来上がっているのを感じる。

 

「んんっ……、ちゅっ……、んんぅ……」

キスの合間に紡がれる高坂の吐息が俺の唇にかかり、キスという唇の行為なのに、その音が淫らに俺の耳を刺激する。

 

口付けを交わしているだけなのに、もうすでに麗奈は出来上がっている。

 

「ねぇ、早く、早く……」

 

そう言って熱に浮かされるかのように、俺のベルトをガチャガチャと外しにかかる。

普段の冷静な麗奈とはまるで違い、獣のような様子だったが、俺はこれはこれで満足だった。

 

『超雌』高坂の発情に俺はたまらなく嬉しい。

 

日々、『練習』と称して、高坂に気持ちいい思いをさせてきたのがやっと成果に現れてきたようだ。

もう頭の中には快楽のことしかないらしい。

 

ガチャガチャと急ぎ気味に俺のズボンを緩め、高坂は俺のペニスを見ようと夢中だ。

もうそのことしか頭にない様子で、俺のことを脱がしにかかっている。

 

俺もそんな高坂の様子にムラムラし、血流が股間に集まるのを感じる。

 

「あっ、やっと……!」

 

高坂が俺のモノを見つめる。

もうすっかり虜になっている。

 

「ね、ねぇ、早くシようよ」

そう言って高坂は俺の手を引き、いつもの寝室に俺のことを連れてゆき、また再度押し倒した。

いつものクールさはなりを潜め、すっかり発情したネコや犬のように積極的になった高坂。

 

そしてキスや抱擁も今日はほどほどにしておく、勢いが大事な時もある。

高坂のワンピースを脱がし、ブラジャーを脱がし、いざ股間へ……と思い手をのばしかけたところ、すでに高坂のパンツは愛液でビショビショだった。

 

「なんだ、高坂も楽しみにしてくれていたのか、俺は嬉しい……」

 

そう言って、高坂を抱きしめながら耳元で囁くと

 

「……バカっ」

 

と、照れ隠しで言われる。

しかし俺は本番前にすでに出来上がっている高坂が嬉しくて、ブラジャーが外され、露になった乳首を優しくこねる。

 

「んっ! んんっ……!ふっ……ふぁあ!」

 

今までの練習の成果か、興奮に対するスイッチが入っており、その綺麗で美しい乳白色の乳首をぷっくらと起立させている高坂は、普段のクールさなどすでに感じさせない淫乱さを表していた。

 

あの普段は学校でクールに決め、冷静で、先輩にも時には噛み付く高坂が、

――――いまは俺の掌の上

 

今まで長く、『練習』させてきてよかった。

乳首を優しくこねればこねるほど、高坂の股間からいつもと違う圧倒的水量で愛液が滴り落ちる。

 

俺はふと思い立ち、高坂と69をすることにした。

高坂も待ちきれない様子で同意し、互いに体位を変えるべくベッドの上を移動する。

俺は下に寝っ転がり、高坂は俺の上に覆いかぶさる。

高坂は早速すっかり気に入ったのか俺のペニスを吸い始めた。

 

「おお……!」

 

そこには絶景が広がっていた。

俺の目の前には高坂のマンコがあり、そこからお腹を通じ、おっぱいを通じ、高坂が俺の肉棒を吸っているのが、あごの方から見ることができるのだ。

高坂の白い喉元が俺のペニスをしたから見ることができるのは、何だか嬉しいものがある。

特に俺の隆々とした肉棒と、高坂の白い喉元との対比が素晴らしい。

 

「ぷはっ……。興奮してくれてるのわかるよ、大きくなってるもん」

 

そう言って高坂は俺のペニスを吸うのをやめ、満足げに俺の方に顔を向け、学校だと見せない淫らに昂ぶった顔を見せた後、またフェラチオに戻った。

 

俺のペニスは高坂の丹念な奉仕によりすでに大分興奮しており、いつでも高坂に射精してしまいそうなぐらいには背筋が快感に痺れている。

しかも高坂は先の方だけではなく、念入りに玉袋の方までしゃぶってくれる。

 

俺の陰毛が高坂の鼻に入りそうで、見ている方がくすぐったい気持ちになってくるが、高坂の方はそんなこと気にしない様子で徹底的に性奴隷のように舐めていて、なんだか傅かせているようでなんだか優越感と征服感、高揚感を感じる。

 

なんだかその様子は将来産むであろう息子を丹念にチェックしている様子か、挨拶している様子にも見えた。

……そう考えると、急に俺も面白くなってきた。

 

俺は高坂が俺の精を育てるであろう場所をチェックしてあげようと、高坂の陰唇に目を移す。

 

「おぉ……」

 

そこには花園があった。

俺と高坂は何度も交わい、何度も高坂のこの膣、俺の目の前にあるマンコに精を放ってきた。

なのにどうだ。

未だにピンク色で、俺という男を受け入れ、何リットルもの精子を受け止めてきたはずなのに、未だその使われたことのなさそうなピンク色の見た目をしている。

 

俺は高坂の陰唇にキスをする。

すると、高坂はブルっと体を鳥肌で震わせた。

たった一回しかキスをしていないのに、体がこれから訪れるであろう、快感の暴虐に期待しているようだ。

今の僅か一回のキスだけで、大量の愛液がでろでろと流れ出してくる。

そうして俺は高坂の尻たぶを掴み、未だ痙攣に震える下の唇に丁寧にキスをしていく。

 

もちろん、高坂も俺に負けじとフェラチオして、俺と今世紀最大の何度目かわからない勝負を仕掛けている。

俺は高坂のクリトリスを丹念になぶると共に、その尻たぶを平手打ちする。

 

「ひゃあっ……!」

そう可愛らしく声をあげた高坂はその力み共に、愛液を蛇口の水ように勢いよくその股間から吐き出す。

なんとなく薄々気づいていたから試してみたが、高坂はMっ気があるようだ、新しい発見だった。

 

高坂に意識を戻し、試しに指を突っ込んでみると、ゆうに3本は入る

俺は楽しくなって高坂の反対側の尻たぶを再度叩くと、

 

「ひぅっ!」

 

と、普段とは考えられない可愛らしい反応が、高坂から帰ってくる。

それと同時に膣の締まりも強くなり、今の淫乱な高坂と違う、いつもの高坂のような強気さをこの締め付けからは感じる。

そんな反応が嬉しかったが、余裕綽々な気分もここまでだ。

 

高坂の反撃、より深いディープなフェラチオに俺は圧倒されてしまったからだ。

 

高坂が俺の肉棒をびっくりするぐらいのんでいる。

その69をした状態の足側から見た状態は、何度見ても綺麗なものだった。

普段綺麗なトランペットの音色を奏でるその唇、その綺麗な喉元がひたすらに色白で綺麗で、芸術品のような造形をしている。

そんな芸術品が俺の隆々と立ち上がるペニスを深々と、普段咥えないような深さで咥えているのだ。

そのギャップが俺を非常に高ぶらせ、高坂のディープスロートのおかげで高坂の底とも言えるのどちんこ、そしてその奥の喉に俺の鬼頭が触れたのを直感して、あまりの多幸感と股間から湧き上がる快感に俺は思わず射精してしまった。

 

どぴゅーっ!どぴゅどぴゅどぴゅぴゅぴゅーっ!びゅーびゅびゅーっ!

 

「ん〜っ!ンンッ!んんんん〜っ!ごくっ、ごくっ!ゴクッ!んんん!ゴクゴクゴクっ!んんっ!んんぅ……っ!」

 

高坂はもう何度目かもわからないのに、未だに俺の多い射精量に慣れていないらしい。

その喉元が幾度となく上下するのを見て、俺は満足感を覚える。

高坂は精子を飲むだけでも興奮しているらしい、さっきよりも愛液がさらに増加していた。

もはや水たまりが69で下になっていた俺の胸の上にできている。

 

射精が落ち着くと、高坂は、

 

「ぷはっ!……や、やっと飲めた……」

 

と、嬉しそうにこっちを向いてきた。

俺は態勢を直し、高坂を抱き寄せ、その可愛らしい整った頬にキスをする。

すると、高坂は嬉しそうに、再度俺にフェラチオさせてほしいとねだってくる。

 

――――俺は再度、別の体位で高坂とヤルことを提案した。

 

 



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第12話 高坂とおうちセックス編

秋の夜更け、69でセックス をして高坂に精液を飲ませた俺だが……。

 

――俺はもう一回高坂に精液を飲ませることにする。

 

さっきの通常の69のとはまた違う、『男上位の顔面騎乗位』だ。

これは男性が上位の女性は男性の腰振りを口内で受け入れながらのセックス、ということである。

つまり女性側の方でどうこうする余地はない、男性側の強引なセックスである。

 

そんなことを提案すると、高坂は意外と、

 

「いいよ?」

 

と照れながらも受け入れてくれた。

 

高坂の顔の上にまたがる。

こんなに素晴らしい強気な女の顔の上にまたがるのも、征服感があって素晴らしい。

自分が高貴な人間になったような気がしてくる。

――フハハハハ、俺が王様だ! 

――ひれ伏せい!

そんな王様ごっこを自分の中でしていると、自分の息子は相変わらずむくむくと主張をしてきた。

高坂はそんな俺の内心をつゆ知らず、

 

「……私がやるから」

 

と言って起立しているペニスを強引に手で押さえてその綺麗で小ぶりなお口の中に積極的に入れてくれる。

なんて至れりつくせりな女なんだ、俺は日頃の行いがいいことを実感するとともに、高坂がいかに素晴らしい出来た女かを改めて実感する。

 

あむっ、とそんな音を発しつつ高坂は俺のを加えると、再び高坂の口内の熱い体温が俺のペニスから背筋に伝わってくる。

 

俺は感嘆しながら、高坂の頭の斜め上ぐらいの床に手をつき、高坂の口をオナホのように使って腰振りを開始する。

 

「んっ!んんっ! んぐ……っ! んんっ……!」

 

高坂は時々嗚咽している声を上げるが、それでも目線を合わせると、まだまだ大丈夫、好きなふうに動いて、と俺に下から目線で伝えてくれる。

時折、高坂が俺のちんこを口で食い尽くすかのように、すぼめて吸ってきたり、舌で絡み付けるように舐めているのが其の証拠だ。

高坂はこの態勢を意外と味わって楽しんでいるらしい。

 

しかし俺は高坂を苦しめて無いかどうか不安になりつつも、その気持ちが嬉しいの二律背反がスパイスとなって射精感が高まりつつあるのを感じる。

 

じゅっぷじゅっぷ、と高坂の唾液と俺の先走りの精液が高坂の口内で泡立っているのを感じる。

高坂はその美麗なお顔についている口を、俺のオナホがわりに使われているのにまんざらでも無いらしい。

普段はキリッと締まった表情をしている高坂が、今はそんな姿形は鳴りを潜め、高坂のよだれと俺の精液が混じり合った何かを頰からベッドのシーツに垂らしている。

 

こうして上から見るとさらにそそる。

そのたださえ綺麗な黒髪がよだれと精液が混じり合った何かにグチョグチョになっているのである。

俺たちは普段は人間なのに、まるで今はケダモノのようだ。

 

そんな獣のような荒々しいセックスに俺は高まりを感じる。

高坂を孕ませたい、と俺は改めて決心した。

 

そして、たまに腰ふりを止め、片手で高坂の頬をペニスを入れさせたまま揉んでみる。

プニプニとした赤ちゃん肌のようなきめ細かい肌が、精液とよだれにそまっている。

 

高坂は発情しつつも、優しい目つきを俺に向ける。

そして、手持ち無沙汰なのか、俺の玉袋を優しくもみ始めた。

 

――――気持ちよくなかったのだろうか、球を揉んであげよう。

そんな気遣いが感じられる高坂が好きだ。

獣のように荒々しいセックスの合間の、柔らかい時間を楽しむ。

 

がしかし、こういう優しいセックスも好きだが、俺は嵐のように激しいセックスも好きなのだ!

 

高坂の口内にまた激しい抽送を開始する。

「うぅっ! ゔっ! んんぅっ! うぅっ!ん゙ん゙っ!」

 

高坂は一瞬苦しそうにするも、其の目の奥にある発情の気持ちを俺はより感じ取った、何より、少し腰を振っただけで、さらに頬を染め嬉しそうにしている。

 

先ほど尻を叩いた時に実感したが、確信した。

高坂はSっ気があるかと思いきや、ドMなのである。

 

これから高坂をこうやって組み敷いていこうと俺は決心した。

Sっ気のふりをしたMとか美味しすぎてもう、ネ!

――――たまらん。

 

俺はさらに高坂に精液を飲ませるべく、ラストスパートをかける。

 

秋の静けさが響き渡るこの部屋に、水々しい音が、じゅぽん、じゅぽっ、ぐっちゅん、ぐっちゅ、と鳴り響く。

普段ならペニスの皮に歯を立てられると痛いが、たまに高坂の歯が俺のちんこの皮を引っ掻くが、それもいいアクセントとなって、俺の快楽が高まっていく。

俺は背筋を駆け上がる高い快感の波を我慢するが、高坂と目線があった時に、

 

――――出して?

 

と言われた気がしたので、高坂の奥底に、それものどちんこを突き抜け、喉に当たったのを実感するほどに深くペニスを突っ込み、

 

―ー目一杯、射精した。

 

どぴゅーっ!どぴゅぴゅぴゅーっ!どぴゅどぴゅどぴゅーっ!どぴゅーっ! ドクドクドクッ!どぴゅぴゅぴゅっ!どぴゅーっ!

 

「ん゛ん゙っ! うぅっ! ンン〜っ!」

 

高坂は眼を白黒させながら、その色白で綺麗なのどを上下させ、コクコクと俺の精液を飲んでいる。

俺もMな高坂は喜ぶだろうと思って、陰毛が高坂の鼻に入るぐらい、腰を押し当てる。

 

「んんっ!んんん〜っ!ん゛ん゛ん゛ん゛〜っ!」

 

ごくごくっ、と音を立てながら懸命に飲みほしていく高坂、精一杯精液を嚥下しようしているのがペニスに当たる舌の動きから、腰に伝わってくる。。

それが一息ついたところで、俺は高坂の口の奥に突っ込んでいたペニスを高坂から離した。

 

「んっ、んっ……!ぷは………。ふう……ふぅ……。……………、あぁっ……」

 

高坂は発情と嬉しさ、喜びに満ちた眼で口から抜け出ているペニスを見ているが、俺は高坂から無意識に放たれたその言葉を見逃さなかった。

 

最後に、『あぁっ』と物欲しそうに、悲しみが入ったニュアンスで言ったのだ、この高坂は。

普段はキリッとしているくせに、落ちる時には落ちる、それが高坂の魅力ではあるのだが。

 

「気持ちよかった?」

と、俺が射精の満足感とともに聞くと、

 

「……うん。苦しいけど、その分いっぱい感じられるのがいいね。何よりおちんちんと近いのがいい。いっぱい感じられるし、いっぱい飲めるし……」

 

俺は気持ちいいかどうか聞いただけなのに、高坂は今のプレイを気に入ったのか、聞いてもないそれ以上のことを返してくれた。

俺はいっぱい俺の精を飲んでくれる高坂が嬉しくて嬉しくて、抱き寄せてからその首元にキスをする。

高坂は黙ってそのキスを受け取ってくれる。

高坂が飲んでくれたのを感謝しようと思い、

 

「高坂、ありがとな」

抱き寄せながらそういうと、高坂は、

「麗奈」

とだけ、セックスの時の舞い上がったテンションは鳴りを潜め、いつもの強気な冷淡なボイスで俺に伝えてくる。

「れ、い、な」

俺があっけにとられていると、麗奈はさらに強気に俺に『麗奈』と、そう呼べと、さらに詰め寄ってくる。

俺は別に何か高坂を高坂と呼ぶことにこだわりがあったわけじゃないが、ここは素直に折れておくべきだろう。

 

「わかった。

……麗奈」

 

――これでいいか?

そう聞くと、満足そうに

 

うん、と満面の笑みで俺に寄りかかってくる。

俺はそんな『麗奈』が嬉しくて、

 

「麗奈……。俺の彼女になれよ」

 

と、言うと――――

 

「うんっ」

と、普段のクールさとは違う、『満面の笑み』で返してくれた。

 

俺はそんな麗奈を見て絶対に幸せにすると決意した。

今日はまだ膣に出してないからもう1回は少なくともシようと心に秘めながら。

 

――――結局さらに10回中出しした。

 

 

 

 




お気に入り登録ありがとうございます。
例の約束を履行するためにみぞれ先輩の資料を集めようと、対魔忍ユキカゼを購入先から再ダウンロードしてPCにインストールしたのはいいんですが、

――起動しない・・・!?
――だと・・・!?

おのれおのれおのれ!windows10め!

【追伸】
新作を書き始めたので、もしよければこちらもどうぞ。

あの魅力的な女の子に彼氏ができたら?
ジャンル:アイドルマスターシンデレラガールズ
https://syosetu.org/novel/214062/


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第13話 まさかの組み合わせ編

みぞれ先輩ルート、書いてますがボツにすること2回……。
せっかく1100人の方がお気に入りにしてくれたのに、申し訳なく……。

名前が『サファイア(緑輝)』ですが、本人が『緑』といってほしいと言うので緑(みどり)にしてます。


二年生も終わりに近づき、冷たい風が身を貫く冬、俺は麗奈から意外な提案を受けていた。

 

「バレンタインに……タコパ?」

 

バレンタインとたこ焼きパーティー。

あまりにも異質な組み合わせである。

 

西洋の恋人や大切な人に贈り物を贈る風習と、大阪のローカル料理イベント、タコパ。

思わず何度でも言ってしまうが、あまりにも異質な組み合わせだ。

 

「駄目……?」

 

そう小首をかしげて聞いてくる高坂。

艶やかなその黒髪が背中を滑り、肩を滑り、そのふくよかな胸部の上で停止する。

 

俺はその滑らかさにどきりとしつつ、平静を装って答えた。

最近の高坂は俺と彼女彼氏の関係になってから、見違えるほど美人になった。

 

もちろん、昔も美人だったが、最近は拍車をかけて美人になった。

 

まず、一年生の高坂の時にあった刺々しさがマイルドになって優しくなったのだ。

俺と付き合ったことがきっかけだと、皆は言うが、俺もそうだと嬉しい。

 

俺と高坂が街中を歩いていると、振り向く女性も増えた。

高坂はその美人さに磨きをかけている。

そんなに美人になって何処に行くんだ、と思わなくもないが、素直に俺の横にこのままいてくれたら嬉しい、と俺は思うぐらいに高坂のことが好きだ。

 

できれば久美子と結婚した後、高坂とも結婚したい。

この世界は前世と違って多妻一夫制なので、高坂とも当然結婚できるし、子供もできる。

 

最近高坂にも中出ししているのだが、種は撒いているし、芽吹く気配がもある。

高坂との子供かぁ、楽しみだなぁ。

なんて我ながら内心浮かれてしまう。

まぁ、こればっかりはその内できるだろう。

 

なんの話だったか、話が逸れた。

――そう、タコパの話だ。

 

「……いいよ」

 

そう、俺は静かに頷くと、高坂は嬉しそうに笑った。

その笑顔に心の臓が鷲掴みにされるのだが、もちろん嫌な感覚ではない。

むしろ幸せに満ち溢れている。

 

「久美子も呼んでいい?」と聞かれたが、もちろんとだけ返しておいた。

 

俺も楽しみだ。

 

そうして、久美子と麗奈、三人きりでやるパーティーだと思っていたのだが………

 

気づいたら、5人に増えていた。

 

――――

 

 

当日の部活終わりの下校途中、久美子はうなだれた様子で俺に話しかけた。

「ごめん、口を滑らせちゃって……」

そう言って謝るのは久美子、確かに麗奈が口を滑らすイメージはない。

 

落ち込む久美子と対照的にテンションが上がっているのは、麗奈を除いた残りの二人。

 

――加藤葉月とサファイア川島だ。

本当はサファイアという名前なのだが、本人は緑と呼んでほしいと言っているため、みんなからは『緑』と呼ばれている。

「わ、私……!同級生の男の子の家行くの初めてですっ!」

 

そう言ってなんだかその足取りといい、なんだか緊張している様子だ。

この世界の男女比は1:7。

 

異性である男性の同級生の家に上がるタイミングなど、まぁなかなかないだろう。

カラオケに入る感覚でラブホには入るのに、家に上がる機会がないと言うのは不思議な世界である。

 

まぁ俺は世間の常識に反して家で女を呼び、家で常にセックスするからどっちでもいいのだけれど。

 

そんないつもの様子の俺とは反対に、テンションの高まる緑。

――いや、サファイアといったほうが場がほぐれるだろうか?

 

俺はそんな無体な思考をしつつ、俺の家へ向かった。

 

――これはただのタコパなはずがない。

 

それに気づいているのは、久美子、麗奈、葉月と俺の四人だけ。

全く気づいていないのは、サファイアだけであった。

 

――――――――――

買い出しを終え、俺たちはいつもの俺の家に帰ってきた。

「ただいま」

 

いつもの習慣で無人だとわかっているのに、ついつい家の中に声を掛けてしまう。

 

「ただいま〜」

久美子は気の抜けた声ですっかり我が家のように帰宅する。

いや、もちろん俺の家は俺の嫁である久美子の家でもある。

この反応は正しい。

 

「お邪魔します」

あんなに熱いときを俺の家で過ごしたのに、いまだ余所余所しい麗奈。

ちなみに葉月もこんな感じだった。

 

葉月は初回以外、家に招いていない。

だいたいムラムラしたときに都合がいいときに呼び出して学校でシている。

もっと彼女面する女だと思っていたが、そんな様子もなく、葉月もなんだかんだ呼び出されてセックスすることに抵抗がないらしい。

 

「お、お邪魔しまーす」

硬い反応を見せるのは緑だけだ。

緑は初めての男性の家に興味津々だ。

 

俺は楽器と作曲関係以外の機材が少ない。

普段暮らしているはずなのに、生活感がないこの家の様子に戸惑っているようだ。

あたりをジロジロとあからさまに見回している。

 

キッチンの付近に買い出した荷物を置き、各々準備を始める。

 

――魅惑のタコパが始まった。

 

――――――――

 

「あ〜……、お腹いっぱいー……」

そう脚を伸ばし、『女性らしく』スカートをおっぴろげ、パンツが見えるのも気にせず、床に転がるのは久美子だった。

 

久美子はほっぺに青のりがついていて、俺は指摘しようかとおもったが、何だかそんな様子も可愛らしくて指摘する気になれずず、そのままにすることにした。

 

周囲にはたこ焼きのお好みソースの焼ける匂いが立ち込め、関西らしく家庭に一台はあるたこ焼き器が粉物を焼いた時の独特の汚れを身につけながら、その熱の余韻をその身に宿していた。

 

麗奈はできた女で、皆が食後でお腹いっぱいなのを見ると、食器を下げた後、食後のお茶を入れ始めた。

湯気を立てる紅茶が、寒さ極まるこの季節に叛逆している様子を見ると、何だかほっこりしてしまう。

麗奈は何でもできる女だ。

 

セックスも上手で俺を喜ばせる術がうまいし、美人だし、こうやって家事をさせても、ただ入れただけの紅茶も素晴らしい。

麗奈からもらったお茶を飲んでみるが、知ってはいたがやっぱり素晴らしく、こんなにも俺の家の紅茶は美味しかったのか、と驚かされる。

 

葉月はアレを流す気なのか、俺の家の本棚を漁っている。

 

緑も「お腹いっぱいです〜」と言いながら足を伸ばしてお腹をさすっている。

 

皆何となく、その食後の余韻に浸りながら、このあと訪れる期待にワクワクしている様子が伝わってくる。

 

特に加藤葉月のワクワクぶりがすごい。

その背中にまるでウズウズと文字が書いてるかのように、時折これから訪れる快感に期待を寄せてブルっと震えている。

加藤は最近、呼び出してのフェラチオばっかりさせているので、すっかり高坂と同様に俺の精液マニアとなっていた。

 

変な才能を開花させてしまったのか「今日は体調いいみたいだね!」とか、「今日は元気がないね、体調悪い?」とか精液を飲んだあとに聞いてくる。

俺としてはいたって普通のつもりなのだが、実際後に体調が悪くなってしまったりとかして、意外と葉月の精液診断は馬鹿にできないという驚愕の事実に気づいてしまった。

 

そんな葉月のマンコも最近可愛がっていない。

理由は簡単だ、麗奈と久美子にずっと俺が最近ゾッコンだったからだ。

 

久美子も麗奈もどことなく距離が近い。

両方とも俺の横に座り、俺と腕を組み、手が近い。

心なしか視線が俺の股間に二人とも向いているようだ。

俺が視線を二人に向けると、慌てて二人は視線を正面に戻す。

ふふっ、可愛い奴め。

 

対して平和なのが緑輝だ。

他の三人のワクワク感にまだまだ気づいていない。

これから素直に帰れるとおもっているのだろう。

 

――――そんなことあるはずもないのに。

 

葉月がお目当てのブルーレイを探して俺に目線で聞いてきた。

俺は頷き、『始めろ』と葉月に目線で合図送る。

 

葉月は頷き、ブルーレイの再生を開始した。

緑輝はこれから皆で映画でもみるのだろう、と視線をTVに向けるが、その表情が当初と違いだんだんと驚きの表情に変化してきた。

 

久美子と麗奈は、俺といちゃつきたがるが、そこに葉月が強引に割って入ってきた。

 

二人も最近葉月が俺としていないのを察していたのだろう。

二人は別のところで百合えっちを開始する。

二人でキスをし始めた。

両手を絡め、正面から堂々と百合キス。

 

制服のヒダの向こうから、麗奈の愛液がそろそろとろり、と出始めている頃だろう。

以前に聞いてみたところ、麗奈は俺と久美子とでの3PはOKらしい。

俺も気づかぬうちに、気付いたら、OKとなっていた。

 

なんでも、久美子とならいいらしい。

そうして、二人は正面からただただ、唇を重ね合わせて、深く繋がりあった。

 

――こっちも始めよう。

 

緑はこの状況にオロオロとし始め、急に俺たちの間に淫靡な雰囲気が漂い始めたことに、オロオロと同様している。

俺は葉月に合図を送り、葉月に後ろから抱きつくよう指示した。

 

葉月はニヤニヤしながら、後ろからはいより、腕を前にして緑に軽く抱きつく。

 

そんな葉月の様子に同様した緑が葉月に問いかける。

しかし、葉月はニヤニヤとしながら緑の動揺に反して冷静だった。

「……葉月、ちゃん?」

「ダメだよ、緑。たこ焼きパーティーなんて額面だけ受け取って来ちゃ。裏の意味を汲み取らないと」

 

――え?

 

緑がそういう言葉を言うか言わまいかするときに、俺が正面から緑と葉月に抱きついた。。

緑は俺と葉月に挟まれ、サンドイッチにされたような状態だ。

 

葉月も俺も、緑に密着して、互いの腰に手を回し、どちらも離す様子がない。

 

俺は葉月が緑のセーラー服のスカートに手を突っ込むのを見つつ、緑の唇にうえから強引にキスをした。

 

顔を掴み、まるで人形にするような強引なキス。

相手のことを慮らないキス。

優しさなどのかけらもないキス。

 

この世界でかなりの美少年である俺のキスに緑が動揺しているところに、さらに葉月が緑が動揺させることをかぶせてきた。

 

緑に耳舐めしてきたのだ。

加えて、器用にも、股間に手を入れ、緑のマンコを俺のために準備状態にしようとしてくれている。

 

こうして見ると、葉月もセフレに加えた甲斐があったと言うものだ。

 

この異常、とも言える状況に次第に緑は、だんだんと我を取り戻し、

 

「ひ、ひやぁあああ!」

 

と、初めて耳舐めされたにふさわしい、快感とくすぐったさ、緊張に満ちたあられもない声を上げる。

俺はその様子に満足気な気持ちを覚えたが、それをおくびにもださず、俺は不満気な様子で緑を嬲る。

 

「ちょ、ちょっと、……んんっ!」

 

緑は何かを言いたげだったが、俺はそんなものを考慮してはしなかった。

 

この世界において、前世の童貞とも言える処女の言うことなど、セックス直前で誰も気にしないだろう。

セックスの心の準備が出来ていない処女の緑をそのままにねぶる。

 

先ほどは唇を舐め合わせるだけにとどめておいたが、

――――今度は舌も入れ込むことにした。

 

「んんっ!ぅう、んんんんんーっ!」

 

緑は目を白黒させ、動揺からブルブルと体が震えているが、俺と葉月が緑をサンドイッチしている状態だ。

その力に反して、葉月が力を入れていてくれているせいか、全然俺と葉月を引き離せない。

そんな様子も、密着している状態だからこそ、つぶさに感じられる。

 

俺のペニスは先ほどから盛大に立ち上がり、今か今かとその出番を待ち望んでいる。

 

緑もそんな俺の様子が伝わったのか、それともこの彼女が言う異常な状況がそうさせたのか。

俺と久美子、麗奈、葉月にとってはいつもの乱交パーティ、しかし緑にとっては初めての状況は彼女を順応させつつあった。

 

俺は先ほどから俺は緑の口内を縦横無尽に味わい尽くしていた。

彼女の葉に張り付いてた青のりさえも俺は感じられる状態にある。

緑は先ほどから舌が奥に引っ込み、俺の舌が遊びで触るたびにビクビクしていたのが、印象的だった。

しかし、緑も順応し、ちょっとずつ、触れて俺の舌と交わることにしたようだった。

 

俺の味蕾と緑の味蕾がそれぞれの脳髄に刺激を送りこむ。

快楽、と言う刺激を。

 

「緑、濡れてきたね」

 

葉月が耳元で緑に話しかける。

緑は先ほどの葉月の耳舐めの影響で、感度が上がり敏感になっているのか、ぶるっと体を震わせてから、その頬と顔を紅潮させて答えた。

 

「……うん」

 

それらは俺の股間をさらに大きくするばかりか、彼女の膣から愛液を出させるに至った。

スイッチが入ったのだろう。

これから訪れるさらなる快楽に対して期待しているのだ。

 

葉月は緑を立たせたまま、俺にベッドにいく?と視線を送る。

俺はそのままにしておけ、と目線で合図を送り、葉月に緑を抱かせたまま、俺はしゃがみ、緑のスカートの中に潜った。

むわっとする雌の香り。

愛液と、汗の匂い、そしてほのかに香ってくる緑のパンツの柔軟剤の香り。

 

それらが全てが緑の匂いとなって、俺の脳髄を刺激し、それらが官能に置き換わる。

葉月が指を入れて中途半端になったパンツの位置を完全にずりおろした。

 

そこにはジャングルとなった楽園があった。

彼女の栗色の陰毛がぼうぼうに咲き乱れ、彼女のマンコをオスに見せつけぬように覆い隠していた。

髪と同じように、栗色の陰毛がその髪と同じようにクセが強いカーブを俺に見せている。

その陰毛の量の多さは、世間で言う天パと髪の量の多い人は性欲が強い、と言う都市伝説を信じさせようとするぐらいには量が多かった。

 

そして量の多さもさることながら、長さも長く、手入れされていないことは明白だった。

人差し指の長さほどあるぼうぼうの毛は顔押し当てる魅力があまりにありすぎた。

 

俺は人であるのに、まるで獣のように、緑のそのふさふさの剛毛となったデリケートなゾーンへ顔を当てる。

そこには、マンコから溢れ出る甘い愛液の香りと、緑の汗、皮膚を通して感じれる緑の暖かい体温、そしてふさふさと皮膚を刺激する陰毛があった。

 

俺はめいいっぱい緑を堪能しようと、目をつぶって大きく深呼吸して緑の匂いを吸い込む。

しかしそれが彼女にはくすぐったかったのか、ぶるりと、彼女はその身を震わせる。

その拍子に愛液がトロリ、と一滴足に垂れていくのが感じられる。

目を開くと、緊張と快感、そしてくすぐったさに震える鳥肌がたつ彼女が見えた。

 

俺はその期待を損なわないよう、口で優しく彼女のクリトリスが被った皮を剥いていく。

 

丁寧に剥いていったが、そこにはまだ勃起してないクリトリスがあった。

俺はそれを大きくしてやろう、と入念にすう。

 

「うぅ、こんな美少年に舐めてもらえるんなんて……!夢見たいや……!」

 

と、そんな声が頭上からスカート越しに、声が降りてくる

緑は美少年である俺をスカート下に傅かせて、マンコを舐めてもらえるのが嬉しいらしい。

その気持ちも俺も痛いほどわかる。

 

美少女に自分のペニスを舐めてもらえるときほど、自分を王者だと思うときはない。

 

ずず、ちゅちゅっ、とわざと音を立てて、緑のマンコを丁寧に舐める。

外側の皮膚である大陰唇から始め、小陰唇、尿道口、膣口、と丁寧な舐めつつ、後々スムーズに挿入できるように俺の唾でマーキングしていく。

もうあとはペニスを中に突っ込んで、精液を出しまくるだけだが、この時点でもう緑は俺の女だ。

 

緑は時折、

 

「ふぁああ……」

「きっ、気持ちいいっ……!」

「あっ、んぁあっ……!」

 

と、時折声を出して喘いでいるのがわかる。

そうすると、俺もついつい下を先の方へ押し込んだり、勢いよく緑のマンコを吸って緑の甘い愛液を楽しんだり、その匂いをあえて大きい音で音を出しながら嗅いでみたりしていたが、葉月がちょんちょんと俺の肩をたたく。

 

おれはふと疑問に思い、楽園であるスカートの下から頭を出し、再び立ち上がり緑を見たが、緑はもう限界のようだ。

とろん、と表情を蕩けさせるのと同時に獣のような情欲をその目に立ち上らせ、いまかいまかと俺を押し倒そうとしている。

 

「早く、ベッドに行こう!」

 

そう緑は強気で俺の腕を引っ張り、俺をベッドに突き倒した。

優しさ、と言うものが欠片もないのかと思うぐらいの勢いだったが、緑の様子を見ると緑はすでに獣とかしており、強引に俺にまたがり、騎乗位の姿勢となっていた。

視界の端に麗奈と久美子が目に入ったが、彼女たちは貝合わせをして楽しんでいるようだ。

久美子は麗奈と貝合わせをすると、俺とは違うところで精神が満たされるのだと以前言っていた。

俺がやきもちを焼くと、俺は久美子に以前そう押し倒された。

 

この世界では男より女の方が性欲が強いが、緑といい久美子といい、髪の癖っ毛が強いほど性欲が強いのはあるのかもしれない。

 

そんなことを考えていると、緑はその十分に濡れた膣穴を俺に覆いかぶさって挿入した。

「っ!ぁあ゜あ゜あ゜あ゜っ!うああああああっ!」

 

普段彼女が言わないような大きい声を立てて、俺の上で腰振り運動を緑は開始した。

緑は勢いよくその小さな膣に俺の巨根を詰め込んだせいで、その処女膜が破れたことによる血は、久美子、麗奈、葉月その三人のどれよりも勢いよく血が出てきた。

ポタポタどころか、ボタボタとその純潔の証たる血が俺のペニスに流れ、俺の子種が入った袋を濡らす。

そしてそれは純白のシーツに赤い染みを彩った。

 

そうしてずっちゅ、ずっちゅ、と盛大に音を音を立てながら、俺の上で腰を振りまくる。

その様子は俺の子種欲しさに、すっかり目に情欲の炎が灯って、緑のその心を情欲を燃やしている。

この世界で希少な男であり、さらに希少な俺、と云う美少年を犯せるのが嬉しいようだ。

 

俺の腰と、緑の腰が当たる音が、バチンバチンと周りに大きく響く。

そして、その緑の小さい体に似合わない大きいグラインドが、ギシギシとベッドを大きく軋ませる。

狂ったように腰を振るう緑。

 

普段小動物然としておとなしい緑が、こんなにもセックスに狂うなんて!

俺はそんな嬉しさが胸にこみ上げ、痛みなんか気にせず俺の上で、子種を絞り取らんと腰を振る緑を見て満面の笑みを浮かべる。

 

緑は獣のように自分本位で腰を振るが、『気持ちいい?』と目線で問いかけてくる。

俺は満面の笑みを浮かべ、気持ちいいことを表情に出して伝える。

 

実際、緑の膣は俺と身長差もあるせいで、キツさで言うと、いままでで一番きつかった。

まろやかさや温かさ、と言う意味では久美子や麗奈には及ばなないが、キツさ、勢い、がっつき、と言う意味では今までで一番だ。

実際、その誰よりも初心者のはずなのに、高速で行われる腰振り運動のせいで、俺の背筋には、ペニスを通して射精欲求が高まっている。

 

「出してっ! いつでも出していいからねっ! 早くっ! 早くっ! 早く私の中にぃっ! 出してっ!」

 

俺の射精を欲するその声に、思わず快感が高まり、俺は緑の中にいっぱい中出しをすることにした。

 

どぴゅーっ!どぴゅぴゅぴゅぴゅぴゅぴゅっ!どぴゅぴゅーっ!どぴゅどぴゅどぴゅーっ!どぴゅぴゅぴゅーっ!どくどくどくっ、どくどくっ!とぷっ!

 

俺が精液を吐き出した瞬間、緑は感じている膣奥で精子の奔流を受け止めたからか、最初のセックスなのに盛大な快感に襲われたようだ。

 

「イッ……!イクゥーっ! イッちゃってるぅーっ! ひぁっ! ひぅうううーっ!」

 

びくん、びくん、とその小ぶりな腰と背筋を揺らし、頭のてっぺんにまでその快楽が駆け上がるのを下から目撃する。

緑の肌に鳥肌がたち、足のつま先に力が入り、膣が収縮する。

先ほどまでも小さかったが、さらに膣が小さくなり、ペニスを通して感じるマンコのツブツブが粟立ち、さらにペニスから精液を搾り取ろうと、膣自体が脈動していた。

 

 

その収縮に合わせて俺は本能的に追加でさらに緑の中に出した。

びゅびゅびゅーっ! びゅびゅーっ! どくどくどくっ! びゅるっ!

緑はそんな俺の追加射精にさらに反応し、しばらくはイッたままだった。

 

セックス一回戦目が終わり、快感から戻ってきた後、緑は本能的に俺の上に腰を下ろした。

意識的ではないのだろう、より体が種を求めるべく、ペニスと精子をより奥で受け入れるために、腰を下ろしたのだ。

 

それがさらなる快楽を緑に呼んだ。

膣奥に俺のペニスの一撃を受けることになったのだ。

「ふぁ……」

日頃のコントラバスを弾くときのようなシャキッとした顔とは違う、快感に緩んだ情けない蕩けた顔で、後ろに倒れこんだ。

 

緑が勢いをつけて後ろに倒れたせいか、ペニスが抜け出てしまった。

シャンパンを開けたときのような盛大な勢いで、溜まっていた精液が勢いよくこぼれ出てくる。

 

緑は全身で息をしながら、その子宮を俺の精液で膨らませ、横たわっていた。

 

先ほどまで交わっていた俺と緑の汗に加え、俺の精液と緑の愛液の匂いが立ち込め、いつもの嗅ぎ慣れた性臭に部屋が置き換わった。

 

緑がダウンしているが、俺はまだムラムラしている。

久美子やあすか先輩、麗奈のようは豊満な体とも違う貧相な体。

 

しかし緑はいかにも誰よりも発達しきっていない感じだがその癖、性欲が猿のように強いようだ。

 

そして、自分で変なオナニーでもしてきたのか、体の方も淫乱だった。

みていると乳首は中指の先ぐらいに大きく勃起し、クリトリスも同じぐらい大きく勃起している。

 

俺はそんな乳首が吸いたくて、今度は緑の上に覆いかぶさり、乳首をちゅうちゅうと吸うう。

 

「ひっ!? ひゃぁあああっ! それ……っ!感じちゃうからっ! やめっ、やめぇっ!!」

 

舌の上でピンク色になり、いじってほしそうな乳首をコリコリと転がす。

すると、口の中でさらに大きくなってきた。

俺はその反応が嬉しくて、反対側の乳首も指でいじると、緑の喘ぎ声がまた再度上がってくる。

 

「いっ、イっちゃいますぅーーーー!!!」

 

緑は先ほどイッた影響がまだ残っているのか、また再度イッてしまった。

愛液が、

――――ぴゅるっ!ぴゅるるっ、ぴゅぴゅっ!ぴゅっ!

と柔らかい音を出して愛液がドバドバと洪水のようにシーツに流れ出した。

 

俺はそんな愛液を見て、再び緑に出したくなった。

俺は緑の顔の上でまたがり、顔面騎乗位の態勢に移った。

緑は俺のペニスに再度驚いている。

 

「こ、こんなおっきいのが私の中に入っていたんですね……」

 

緑は俺のペニスを見て、目を白黒させている。

当然だ、なかなかここまで大きいペニスの持ち主はいないだろう。

 

カリ高は高く、血管は大きくその薄皮から大きく露呈して脈打ち、ペニスの凹凸に拍車をかけている。

 

「ほら、口に咥えて」

 

俺がそう言うと、緑は恐る恐る俺の巨大なペニスをその小さなお口に自分で挿入していく。

「うっ……おっ……ん、ふっ」

 

緑の口はそのマンコ並みに俺には小さかった。

温かい口が俺の背筋に快感を伝えてくる。

膣やマンコとは違ったヌルヌルとした気持ち良さが、これはこれでいいものだと、俺に満足感を与えてくれる。

 

軽く腰を振ると、クチュクチュとした唾液が俺の肉棒の先を濡らし、その音もなんだか心地がいい。

緑を上から見下ろすと、俺の肉棒の大きさに目を白黒させている。

 

しかし、まだ本番ではない。

俺のペニスが大きいのと、緑の口が小さすぎて、まだ先の方しか入っていないのだ。

 

俺は緑に本番を教えてやろうと思い、その小さい口の奥にずっぷりとペニスを挿入していく。

 

「んんっ……!んぐっ! おぇっ……!うっぷ……!」

 

『前世からしたら』女らしくない奇声をあげて、俺の肉棒を飲み込んでいく。

女でも持っている、のどちんこを突破し喉奥にたどり着いた。

ただ、辿りついただけでは面白くないので、そのままペニスを下方向にそらし、ディープスロートをさせて俺は楽しむ。

緑は苦しそうにしているが、なんとか我慢してくれているようだ。

目をつむり、涙目になっている姿がまたそそる。

 

俺はそのまま抽送を開始した。

ぢゅっぷ、ぢゅっぷ、ぢゅっぷ、と先ほどより重苦しい水音を立てて、音が俺に伝わってくる。

いくら女性のが男より腕力的にも社会的にも強い世界だからといって、頭の上で腰を振られてはどうにもならないらしい。

顔面騎乗位、さまさまだ。

 

俺は緑の涙目の姿に嗜虐心を満たされ、なんだか満足感を覚えてしまっているが、あまりに長い時間をかけてストロークをするのも可哀想なので、出来るだけインスタントに射精してあげることにした。

 

ストロークを十数往復して、快感を高めて、緑の奥の奥、食道から胃袋に向けて射精する。

どぴゅーっ!どぴゅぴゅぴゅぴゅぴゅぴゅーっ! どぴゅどぴゅどぴゅどぴゅっ! どぴゅぴゅぴゅぴゅーっ!

 

「んんぅっ! んゔっ!んゔんーっ! んぐっ、んぐっ!」

 

奇声をあげながら、頑張って俺の精液を飲み込んでいる姿は何だか愛らしい。

こうして俺の精液を飲んでくれているのを見ると、緑も俺のセフレの仲間入りをすることが俺の中で確定した。

顔面騎乗位からのディープスロートとか言う初心者向けでないプレイもしてしまったが、この世の希少な男であり、美少年である俺が言うのだから、緑も断らないだろう。

 

前世でいう黒髪色白美少女がセフレになってあげる、と言っているようなもんだ。

断るはずがない。

 

そうこうしているうちに、俺の10秒以上かけた射精が終わる。

 

緑が口を離した時に、ぷちゅっと言う音を立てて緑は口を離した。

 

顔面騎乗位なので、俺は緑を上から見下ろす視点になり、王になったような気分で緑に聞いた。

 

「おいしかった?」

 

「はい……、精液って濃くてこんなに凄いんですね……」

――――今にも鼻から溢れ出そうです

 

そういって緑は目を蕩けさせ、自分の体内から上がってくる精液になんだか酔っているようだった。

幸せそうに、目を蕩けさせ、こちらをぼーっと見ている。

 

これで、セフレがまた一人増えたな。

俺はそう確信するとともに、

 

「緑、俺のセフレになれよ……」

 

と顔面騎乗位のまま、ペニスを頬に当ててペチペチと叩いたところ、

 

先っぽを彼女が舐め、それが答えとなりて帰ってきた。

 

俺はその答えに満足心を抱き、緑をもう一度抱くことにした。

 

 

――――――

夕日が照らす翌日の部活の帰り道、久美子は駅のホームで久美子は頭を抱えていた。

ここにいるのはいつもの一年生のメンバー、久美子、麗奈、葉月、緑の四人であった、彼女らの彼氏となる男性はここにはいなかった。

 

「どうしてこうなっちゃったのかなぁ‥‥‥」

 

久美子の脳裏に思い出されるのは先日のタコパ。

 

バレンタインなのにタコパ、と言う組み合わせはタコパなのに乱行パーティーみたいな流れになってしまっていたことだ。

しかも久美子にとって悩ましいことに、セフレが一人追加されてしまった。

 

元より久美子が最初に彼の一人目の正式な彼女、という話であったが、今や吹奏楽部の久美子の同性の友人の同級生全員が、かの男と肉体関係を持ってしまったのだ。

久美子としては、これ以上増えるのは彼との時間が減ることを意味しているのでやめてほしいのだが、彼としてはまだまだ増やしたいつもりらしい。

 

そんな久美子の内心を知らず、葉月が放った一言が久美子に突き刺さった。

 

「わたしたち、竿姉妹だね!」

 

そんなことをあっけらかんと言う葉月に対し、

 

「……うん」

まだあの乱行パーティーの日から日数が経っておらず、いまだにあの日の出来事を受け入れきれずに照れる緑。

 

「……そうね」

そっぽを向きながら、改めてその事実が恥ずかしくて照れる麗奈。

 

――――そして、

 

「どうしてこうなった……」

頭を抱えて駅のホームでうずくまる久美子。

 

竿姉妹となった現実は各人各様であった。

 

――四人がこれから竿姉妹として、

――乱行パーティーでさらに仲を深めていくことを……

 

――――彼女らはまだ知らない。

 

 




今は二月です。

――――イイね?


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第14話 マーチングコンテスト前にえっち編

感想は作者の燃料です。
くださるとうれしいです。


空も雲も高く、空が艶やかな青色となる初夏、俺は高坂とサンフェス前に衣装でセックスをしていた。

 

「んんっ! あぁんっ!ふうぅっ! きっ、来てっ……! もっと出してぇ……っ!」

 

麗奈の言葉に俺はペニスを奥深くまで挿入し、そこから何回かストロークした後、俺はこのセックスで5回目の中出しを麗奈にした。

 

どぴゅーっ!どびゅるるるるるるーっ! どぴゅぴゅぴゅどびゅーっ!どびゅるるるるーっ!どくんどくんっ!

 

俺の精液の勢いが麗奈の膣の再奥に直撃し、子宮に入っていくのが直感的にわかった。

麗奈は俺の精液に直撃された勢いで膣の再奥でイッた。

 

「イクっ! イっちゃう……!イっちゃうぅーっ……!あっ、熱いの来てるっ……!んんんんぅっ!」

麗奈は俺にキスを求め、口でキスで感じながら、さらに下の口とも言える膣からの射精の奔流によって、その性感を高みに登らせて、俺の目の前で果てた。

 

キスをしながら、麗奈に目をやると、快感のあまり閉じた目から涙がこぼれ落ち、皮膚という皮膚に鳥肌がたち、俺のペニスからより精を絞りとり、俺の子を成さんと、ぎゅうぎゅうにペニスを本能的に体全体でしごき続けている。

 

ビクンビクン、と体全体を使って震えた後、10秒ぐらい経ってからやっと麗奈は俺からキスしていたその口を離した。

 

とろり、と互いの唾液が混じった透明な液体が、一瞬俺と麗奈の口元に橋となったが、それが数秒したら二人の間を落ちていく。

麗奈はとろんと蕩けた目を持ってこちらを見てくる。

 

「好き……」

 

そう麗奈がいってくれる事に、俺は心のそこから嬉しさを感じる。

俺も麗奈にその言葉を伝えようとするが、それよりも先に体が先に行動を起こしてしまった。

 

俺はたまらず、高坂と俺のよだれに濡れたその赤い形の整った淫靡な唇に吸い付く。

 

「んんぅっ……!」

 

高坂は俺のキスをちょっとは動揺したが、受け入れてくれたようだ。

俺は再び高ぶったペニスを高坂の太ももにあて、再度6回目の中だしを要求する。

 

高坂は俺のキスを離して、

 

「いいよ……」

 

と消極的OKを装いながら、俺に熱烈なラブコールを俺に視線で教えてくる。

 

俺は再び高坂のパンツをずらし、そのすでに愛液と俺の精液がミックスされてもみくちゃになって、すでにヌルヌルしていて準備万端のマンコに俺のペニスを挿入した。

 

「うぁああぁっ……!い、いいっ……!」

高らかに入ったことに対して声を上げる高坂。

俺はその仕草に満足感を覚え、さらに奥へと再度ペニスを挿入した。

「んあぁっ! いい、いいよぉ……!はぁ……、はぁ……、気持ちいい……! 最高っ……!」

もうすでに高坂は今日だけでセックス 6回戦目だけあって、俺が挿入しただけでもうイキそうになっているのが見て取れた。

 

俺は俺ですっかり馴染みのある高坂のマンコに愛着を持っていた。

高坂はその美しい髪を、初夏の暑さでかいた汗で体に張り付かせて、俺とぐっちゃぐちゃに蕩け合っていて、高坂から香る汗の匂いが良いエッセンスを醸し出していた。

 

今日の高坂はいつにも増して非常に美しい。

この美しさを表現するために、美しいという言葉では足りないくらいの輝きに高坂は満ちていた。

 

今日の高坂はマーチングバンド用衣装で俺たちはまぐわっている。

 

高坂はフランス風のトリコロールカラーの衣装に包まれ、頭には青、白、赤で統一された横の壁が高く綺麗に整えられたケピ帽に、ノースリーブのジャケット。

そして純白の肘まである長さの長手袋。

 

この長手袋が肘近くまで肌を隠しているのに、高坂の清楚さ、荒れひとつない綺麗な肌を艶やかに装飾し、逢坂の魅力に拍車をかけている。

 

ノースリーブのジャケットも赤、青、白がベースとなっているが、要所要所に金が施されており、全体的に煌びやかな服装となっている。

そしてこのジャケットの良いところが、キュッと締まった高坂の体型に沿った作りをしており、ハイグレードな肢体にフィットして、上半身はノースリーブである点以外露出はしていないが、高坂の淫靡な肉体をさらに際立たせている。

 

スカートに関しては、上半身に合わせた白ベースの衣装だ。

加えてミニスカート、ということもあり、俺がセックス をするために考えられた衣装なんじゃないか、ととりとめもないことを考えてしまうぐらいにエロく、それぐらいすぐにセックス をしやすい。

 

そのミニスカートをさらに魅惑的にするのがひざ下まであるロングブーツの存在だ。

このロングブーツもスカート同様に白一色となっており、高坂や久美子、あすか先輩などの魅惑の太ももの魅力をさらに補強している。

 

俺はさっき、この魅惑の太ももを触らせてほしい、と麗奈に頼んだらこのセックスによる決戦が始まってしまった。

俺がさわさわと高坂の内股をさすっているうちに高坂のスイッチが入ってしまったようだ。

 

俺は高坂の正面に立ち、挿入している。いわゆる『対面立位』という状態だ。

俺はせっかくなので、この衣装の上から高坂の尻をもむ。

「ひゃっ!? ちょ……、ちょっと……!ひぅっ!い、今はだめぇっ……!」

 

いつものクールな様子とは違い、可愛らしい声をあげて、高坂は喘ぎ声をあげる。

最高に極まった状態の高坂だ。

もう俺が挿入しながら尻を丁寧にもみほぐすだけでイってしまいそうになるらしい。

 

高坂の尻を直接触るのも楽しいが、今回はスカート越しに高坂の尻に触れる。

スカートのひだひだ越しに、高坂のパンツの生地の凹凸を感じる。

 

もうすでに6回戦目、ということもあり、俺も高坂も、この手の平の感触だけで互いの性感の高ぶりを感じられる。

 

ずっちゅ、ずっちゅと俺はストロークを開始する。

高坂のパンツが横合いから俺のペニスを締め付け、それが一つのエッセンスとなって俺の射精感をさらに高める。

 

高坂は俺にその豊満な胸を押し付けつつ、ひたすらに俺のキスをねだってくる。

どうやら高坂は俺の唾液が好きで、暇さえあれば俺の唾液をねだってくる。

以前に感想を聞いたところ、『美味しい……』と言っていたが、それ以上は照れて教えてくれなかった。

 

高坂に唾液を飲ませていると、俺も満足感に満たされる。

 

その耳を軽くさすってやると、急に高坂がビクっと体を震わせた。

挿入しているペニスからも高坂の同様が膣に収縮して、さらに俺の精を求めてくるのがわかる。

 

嬉しくなって高坂に対して高速でストロークをする。

ぱっちゅん、ぱっちゅん、と精液に愛液、そして汗に塗れた俺たちの肉体が交わる音を立てる。

 

「ぁっ……!んんんっ! んっ、んんっ……! ひゃっ、ひぁあっ!」

高坂はもうすでにイキそうだ。

というか半分イキかけている。

普段の冷徹さは鳴りを潜め、そこにいるのは一人の俺を愛する女性だった。

しかも、俺がペニスでストロークしてマンコを耕すと、その快感に耐えるように、体を震わせる姿はまるで俺の手の平の上で踊っているように感じる。

 

俺はなんだか、普段クールビューティーで通ってる高坂が体をビクンビクンさせているのが楽しくなり、そのまま続けていたが、

 

「やっ……、止めて……! それ以上は感じすぎちゃって戻れなくなる……!」

 

高坂はそう言って俺に上目遣いで涙目で懇願してくる。

互いにすっかり汗だくになり、互いの汗でぬるぬるする状態ですらもうすっかり気持ちがいい。

しかし、俺は『感じすぎて歯止めが効かなくなる高坂』という魅惑のワードにつられ、高坂の抗議する唇をキスで塗りつぶすことにした。

 

「んんっ!んんふぅっ!」

高坂の唇を再度同じようにねぶる。

舌を絡ませ、高坂の歯ぐきと口内をしゃぶりまくる。

すると高坂はいつも以上に目がとろんとしてきたので、俺の唾液をさらに飲ませる。

 

「んくっ、んくっ……」

そう声にもならない声を上げて、俺の唾液を嚥下していく高坂。

 

もちろんこの状態でも俺はペニスを高坂に入れたままで、高坂の膣は俺の巨大なるペニスによって蹂躙されている。

 

高坂が感じているのが、膣の粒立ちによってわかった。

 

高坂は俺の唾液を飲んだことで落ち着きを取り戻し、俺になされるがままになっている。

俺は再び高坂の耳をいじり、高坂の快感を高めることに専念した。

 

「ぁぁああ………、ふぁ…………」

 

そう、快感に身を任せ、普段のキリッとした目つきは鳴りを潜め、目つきがさらに柔らかくなった。

 

「これからは好きなだけイっていいからな……?」

そう俺がいうと、

 

「うん‥‥」とだけ優しい声音で返してくれる。

こういった蕩けた麗奈もいいな、と俺も思いながらストロークを開始した。

 

じゅっく、じゅっく、じゅっくと俺は高坂にスパートを開始する。

 

「んあぁっ!んんんぅっ! んんぁっ! ひぅっ!ひぅっ!あぁっ!あんっ、あんっ!ぁあっ!」

高坂はもう脇目も振らずに喘ぎ声を出している。

それらは俺の耳を心地よく刺激し、より俺のペニスを肥大させた。

 

「あっ、あんっ!ぁああっ!おっ、おっきくなってるよぉっ!」

 

高坂も俺の高まりを感じ、膣で締め付けてくれている。

さらに膣のヒダヒダが粟立ち、俺の官能をより高めてくる。

 

――いっぱい子種が欲しい、子宮が満たされるくらいいっぱい射精してください。

――あなたの子供が欲しい、私を孕ませてください。

 

高坂の膣は雄弁を持って俺に語りかけてくる。

高坂の上の口は今や喘ぎ声しか出していないが、下の口は俺の子種が欲しい!と大きく俺に語りかける。

 

俺はその期待に応えるべく、腰を振りまくった。

 

じゅぱん、じゅぱん、じゅぱん、と盛大に腰を振りまくる。

一番奥でゴリゴリと高坂のボルチオを責めたあと、先端が抜け出るか抜け出ないかまで腰を戻し、再度最奥にペニスを進ませる。

 

「ひぁいやああああっ!?」

 

高坂はもはやすでに言葉にならない喘ぎ声をあげており、人であるはずなのにもはやケモノのようだ。

俺は再度高坂の膣の最奥、子宮が盛り上がった部分、ボルチオを攻めると、高坂は嬉しそうに愛液を振りまき、もはや俺たちが立っている地面には、高坂の愛液で水たまりができていた。

 

「ぃあっ! ひいぃっ、ひぁああっ!ふあぁっ!んんんぅっ、んんっ!」

 

高坂はもうすでに俺のボルチオ責めのせいか、イキ狂っている、と言ってもいい。

 

俺はそんな高坂の普段は見せない痴態に興奮し、背筋に快楽の波が高まるのを感じていた。

 

「出すぞっ、高坂! しっかりと受け止めろ!」

 

そう高坂に伝えると、分かっているのか分かっていないのかよく分からない動作で首を上下させて、俺の射精を嬉しそうに受け止めた。

 

どぴゅーっ!どぴゅどぴゅどぴゅーっ!どぴゅぴゅぴゅーっ!びゅびゅびゅっー!びゅびゅびゅっ!どびゅどびゅどびゅっ、どびゅどびゅどびゅっ!どぷっ、どぷっ、ドクン!

 

「イッ……!イッちゃってるぅ……!!イクイクイクーっ! んんんぁっ! イクっ、イクゥーっ!ああああああぁっ!」

 

俺の前で、俺の射精の勢いにボルチオを刺激され、ガニ股でガクガクとイク高坂。

ガクガクと震えた拍子に俺のペニスをさらに締め付けて射精を促してくる。

俺はそんな高坂を見ていると嬉しくなり、射精中のペニスをごりごりとさらに奥へと押し付ける。

 

高坂の普段華麗なその身は、汗と愛液にまみれ興奮のあまり先ほど蕩けた目つきをしていたが、快楽に目が覚醒状態のキリッとした高坂が戻ってきた。

 

蕩けた高坂、目が快楽でキマっている高坂、どっちも甲乙つけがたい、と俺は心のどこかでそう関心しつつ、背中に走る快楽と官能のまま、高坂の中に中出しし続けた。

 

数十秒か、1分か。

俺にとっては永遠に続いて欲しいほど気持ちよかった高坂との中出しセックス だが、高坂が崩れ落ちそうになることで終わりを迎えた。

 

あわてて高坂を受け止めるも、高坂は快感のあまり腰が抜けてしまったようだった。

 

「い、イキ過ぎちゃった……ちょっと、休ませて……」

 

いきも絶え絶えで喋る高坂は、さっきの蕩けた目と違って、だんだん普段の様子が戻ってきたようだ。

 

俺は高坂を壁に移動させ、一緒に横に座る。

すると、自然と高坂が俺の手を握ってきた。

 

「気持ちよかったね……。また家に帰ったらシようか」

 

冷徹そうな普段の雰囲気は鳴りを潜め、そう優しく俺に問いかけてくる高坂。

おれはその気持ちが嬉しくて、

 

「うん」

 

とだけ答えて高坂の唇にキスをした。

 

優しく触れるだけのキス。

先ほどのような濃厚な、唾液を飲ませあうようなねっとりしたものではなかったが、セックス の余韻も相まって十分気持ちがよかった。

高坂のぷるんとした唇は俺にとってもう手放せない気持ち良さだ。

 

そう自覚すると、もう一回高坂にキスをねだる。

高坂も嬉しいのか、優しげなキスを甘える恋人にねだる顔で、俺にもう一度キスをねだってくる。

 

俺は嬉しくなり、だめ押しでさらに高坂にキスをする。

今度は先ほどのような舌と舌で絡めあうキス。

舌という味覚を味わう感覚器官のはずなのに、すっかりそれは高坂の官能を味わうためのものになっている。

 

ざらざらとした舌で、相手の舌と口内を味わい尽くす。

高坂の唾液は甘く、蜜のような味で、再び俺のペニスが勃起してきた。

 

高坂は嬉しそうに、

「また……、する?」

 

と、嬉しそうに俺の肉棒をしごいてくる。

高坂は俺が気持ちよくなれるように、自分の指を口でなめ、唾液をつけた後、その唾液にまみれた綺麗な手で、俺の凶悪な姿をしたペニスをしごいてくる。

それもじゅぷっじゅぷっ、と音がなるようにいやらしく、だ。

 

当然そのままで居られる俺ではないが、俺の高ぶりを見た高坂は俺を押し倒した。

 

そうして俺と高坂の第7戦目が始まり、

 

――試合直前に、久美子に探されるまで、まぐわい続けた。

 

 

 



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お気に入り1100件突破記念閑話その3 みぞれ先輩調教編

猛暑が体を苛む夏、俺は自分の部屋で、みぞれ先輩を調教していた。

 

いままでも、何ヶ月も調教してきた。

始まりはみぞれ先輩にオナニーを教え込むところから始まり、マンコに挿入すると先輩に思わせておきながら、アナルに挿入し、直腸越しに子宮姦を行い、その状態でイクことも覚えさせた。

 

そして、手マンにより感度を訓練させ高め、焦らしプレイも覚えさせた。

 

そんなみぞれ先輩はマイクロビキニを着させられ、頭の上で手を組み、肘は開き、下半身はM字開脚となって、雄の挿入を待つかのように、その股間を愛液で滴らせていた。

その顔は暑さからではなく、恥ずかしさから紅潮しているのは明らかだった。

 

「うぅ……。……ほ、本当にやるの……?」

 

そう言って困惑顔のみぞれ先輩を、

 

「はい、やってくださいね」

 

と、我ながらSっ気たっぷりの笑顔で俺は押し通す。

 

俺もみぞれ先輩の格好に対応して裸になる。

俺のペニスはすでに臨戦態勢で、すでに余人には及ばない巨根をみぞれ先輩の前にさらけ出している。

みぞれ先輩は覚悟を決めきれない様子だったが、俺の巨根の圧倒的姿にゴクリ、と唾を飲み、集中すべく息を整えている。

 

「わ、わた……し、の………め、……メス穴に………!」

 

――――ご主人様のおちんちん、を……、ください!

 

途中、所々しどろもどろになりながらも、みぞれ先輩は俺にガニ股座りのまま、誘ってくる。

 

そんな美人な先輩が俺の教えた通りに、オスに媚びるガニ股のポーズをとった。

運動とか苦手だろうに、ガニ股のまま腰を上下に振って淫らに俺を誘ってくる。

この時点で、貞操観念が逆転していて、前世の男らしいが女性らしいとなった女性優位の社会であるというのに、だいぶ性観念がみぞれ先輩は壊れてきたようだ。

俺らしさに染まってきたともいう。

 

みぞれ先輩は、俺はまだ指一本触ってすらいないのに、すでに興奮の極地にある。

ガタガタ、ガタガタと、すでにその体はこれから受け入れる快楽に震えている。

 

歯の根が合わず、緊張と予感している圧倒的快楽に目も蕩けている。

 

今まで、散々みぞれ先輩を調教してきたが、やっと日の目を浴びることになる。

 

俺も楽しみだ。

 

「いいだろう」

そう主人として、性奴隷のみぞれに許可を与える。

 

「‥‥‥やっと……、おちんちん貰えるのね……」

そう小声で呟いているのを俺は見逃さなかった。

いつもの表情に出ないみぞれ先輩が、今日は期待している顔に満ちている。

 

みぞれ先輩はベッドに横になり、仰向けとなる。

そして、足を開き、膝を頭の横で抱える。

 

――マンぐり返しの完成だ。

 

「おぉ……!」

 

俺は感嘆の声しか出なかった。

以前みぞれ先輩を抱いて、アナル責めした時には知っていたが、先輩の肌は雪のように色が白く、シミやニキビなど何一つない、欠点が何一つ見当たらない美少女なのだ。

 

普通、美少女ですら尻の穴は汚いものだが、先輩のはそれすら綺麗であった。

 

先輩のマンコはすでにトロトロに濡れており、溢れ出した雫がすでにベッドに垂れ水たまりを作っていた。

 

「……行くぞ」

 

と、オレの奴隷となったみぞれ先輩に静かに話しかけると、俺の冷静さとは対象に、先輩はコクコクと頭を勢いよく振り、いまかいまかと待ちきれないでいる。

 

俺は先輩にはこのまま処女のまま淫乱を突き通して欲しかったが、そんな甘い考えはもはや先輩には通じないほど先輩は焦らされている。

俺は甘い考えを捨て、覚悟を入れて先輩の処女膜に俺の肉棒を通しにかかった。

 

「うあっ……!……ぁ! いっ……いっちゃうぅっ……! い、イクゥうううううううううーっ!」

 

俺の冷静な覚悟とは対照的に、先輩はすでにその身をすでに身を震わし、ぶぴゅっ!ぴゅぴゅぴゅっ、と先輩の大人しそうな見た目には似合わず、淫乱な音を立てて先輩は果てた。

 

「ふぁ……!あ、頭が……、フワフワするぅ……!」

 

そういって先輩は虚空を見据えて、ガクガクとまだ震えている。

愛液の分泌量がとどまるところを知らない。

――身体が、

――絶頂の余韻に震えているのだ。

 

俺はまだ1ストロークもしていないのに果てた先輩を見て、みぞれ先輩調教の成果を感じた。

まだまだ、この身を味わって楽しめそうだ。

 

俺はそんなゲスな考えが浮んだが、そんなことを知らなさそうなみぞれ先輩を見て、構わず腰を振り始めることにした。

 

「まっ、待って……! ま、まだフワフワ……するの……!」

 

みぞれ先輩は俺に懇願するが、俺は構わず腰をふる。

 

ぐっちゅ、ぐっちゅ、とまだ数ストロークしかしていないのに、音をたてるみぞれ先輩の膣は俺にその狭さから来るキッツイ快感を俺に与えてくる。

その清らかな精神性、性格とは裏腹に、身体は雄を欲し、精をその身が求め、きゅうきゅうと収縮し、俺のペニスを求めてくる。

 

「イッってる……!イッてるからぁ!」

 

――止めて!

 

と先輩は泣きながら俺に懇願する。

俺はその涙目の表情に嗜虐感を覚えつつ、奴隷となった先輩に構わず、巨根で犯しつづける。

 

「うぁっ! うぁあっ!」

と、先輩は獣のような声を上げるが、それが俺の心をまた満足させる。

 

そんな中、先輩の中を俺の肉棒の先が感じた。

ポッコリと何かが俺のものを圧迫してくるのだ。

 

「でちゃう!でちゃう、なにかでちゃうからぁ……!抜いて、抜いてぇ!」

 

先輩はさっきから、イキすぎて顔が蕩けに蕩けている。

その目は普段の冷静さなどなりを潜め、情欲の炎が灯り、獣のようにセックスを受け入れている。

すでにその柔肌は普段の汗ひとつ書かない冷静な様子からはうかがえしれないくらい、身体からありとあらゆる体液をベッドに流している。

 

汗、愛液、は言うに及ばず、涙、よだれ、処女膜が破れた血をすでに俺たちの下にあるベッドに撒き散らしている。

 

……まさか!?俺はそう思い、ストロークを止めて、先輩の膣からペニスを抜き去るが……!

――どうやらもう遅かったらしい。

――むしろハメていたペニスという栓を抜いたことが決定だとなったようだ。

 

「……見ないでぇ……」

 

先輩のそんなか細い声が、俺たちしかいない部屋に響き渡った途端、黄金色の水がぴゅぴゅっ、ぴゅーっと小さい音を立ててベッドの上に流れ始めた。

みるみるうちに純白のシーツをシミに染めていく。

 

――快感のあまり、失禁してしまったのだ。

 

「……こんなの、あんまり……」

そういって、ベッドの上で手を顔に当て、羞恥心に塗れ、大層赤くした顔を隠そうとする先輩。

 

先輩の尿はまだ止まりそうにない。

僅か1分弱だったのだが、先輩には永遠に思えたのだろう。

 

男女の貞操観念が逆転し、男女比が1:7となった世界。

男らしいと女性らしい、という概念が入れ替わった世界。

 

処女(前世でいう童貞)を捨てされる!と思ったら快感のあまり失禁。

俺はそれぐらい感じてくれることに嬉しく思うが、みぞれ先輩はそうではない。

 

「……ぅう……」

 

そう涙目になりながら、俺のことを見やる。

だが、みぞれ先輩はもう俺の奴隷なのだ。

 

――主人が奴隷のことなど気にかける必要もない。

 

俺は再び、みぞれ先輩に挿入する。

「うぁあぁっ! 狂うっ、気持ちよすぎてくるっちゃうよぉ……!」

ずぷん、とすんなりみぞれ先輩の膣は再度俺を簡単に受け入れる。

さっきは泣いていたが、こういうときは快楽に狂わせるほうがいい。

膣は先ほどまで処女だが、快感のあまりでろでろに蕩け、愛液がたっぷりと分泌されており、スムーズな挿入ができている。

 

「い、イクの、止まらない、きっ!きもちいいよぉーっ!」

 

グラインドを開始すると、もう何もわからないかのように快感の喘ぎ声を上げるみぞれ先輩。

快感のあまり、先のお漏らし騒動などすっかり抜け落ちてしまったようだ、それが目的でもあるが。

「イッ、イクの、イッチャってるのぉおおおおっ!」

 

グラインドをするたびにガクガクと快感に腰を震わせ、子宮から外側に向かって鳥肌がたち、快感にむせび泣いているのが見える。

 

俺はペニスの先から、愛液がびゅびゅびゅっと中から吐き出されていくのを感じる。

それがすっかりといいスパイスになり、俺に新しい官能をもたらしている。

まるでシャワーのように俺のペニスに圧倒的な量の愛液をかぶせてくるのだ。

俺は奴隷となったみぞれ先輩の反応がうれしくなり、あえて浅いところ、Gスポット付近をペニスでゴリゴリと削る。

 

「お、おかしくなるぅっ!! き、気持ちよすぎて、おかしくなるよぉおおおっ! 孕ませて! 孕ませて! はやく出してぇ!!!」

 

と、もうすっかり我慢できず喘ぎっぱなしのみぞれ先輩。

普段のクールビューティはなりを潜め、今はもうすっかり、淫靡で、淫らな、セックス 大好きな性奴隷となった。

 

俺はその様子に満足し、奴隷の欲求を満たしてやろうと尊大な気持ちでペニスを子宮口にあてがう。

 

「ひゃぁうんっ!」

 

奴隷となったみぞれ先輩はボルチオで感じた後、俺のペニスにきゅうきゅうと子宮口を本能的に押し当て、俺の射精を促した。

 

俺はちゅうちゅうと吸われるその快感に、奴隷からの膣を使って搾り取るような射精要求に、耐えきれずそのまま盛大に中出しした。

 

どビューっ!どびゅどビュドビュっ!どビュビュびゅびゅびゅー!どくどくっ!ドクン!

 

「ぁあああああああああああああっ! きてるぅっ! 赤ちゃんの素、私にきてるぅっ!!!」

 

みぞれ先輩は子宮口で射精の勢いを受けた影響か、さっきからイキっぱなしだったが、さらに盛大にイッた。

 

「ぁああああああっ!」

腰が浮き上がり、さらなる射精を俺にさせようと、奴隷マンコを締め上げ、主人である俺のペニスをもっともっと搾り取ろうと膣がさらに収縮する。

もともとかなり狭く、キツマンだった先輩のマンコは、俺のペニスを食いちぎらんばかりの勢いで収縮している。

 

俺のペニス通じて、俺の背筋には快感が走りっぱなしだった。

背筋を快感の波が走り、この奴隷に射精することしか、もう考えられなくなる。

 

俺も本能的に、みぞれ先輩の子宮口にさらにペニスを押し当てる。

どぷっ!どぷっ!と、さらに射精し、みぞれ先輩の子宮に本能的に精子を送り込む。

 

孕め!孕め!孕め!

 

俺もみぞれ先輩の快感に当てられ、快楽が俺の中を全て支配し、射精の興奮が収まらなかった。

もはや獣の本能でみぞれ先輩を孕ませることしか頭になく、

 

――みぞれ先輩と俺は、そうして射精がおさまるまで、こうして繋がり続けた。

 

こうして、みぞれ先輩は俺の『奴隷』となった。

 

 

 




長らくお待たせしました。

待ってくださっていた方々、ありがとうございます。

……難産でした。

評価、お気に入り登録、よろしくお願いします。


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第15話 久美子の家でおうちセックス編

『読者アンケートのお願い』
今回書き方変えてみたので、読んでみて気に入らなかったら、下まで行ってNG出してください。
気に入ったらOKをください。

――――
前回の話、
――日刊ランキング12位
でした。

本当に嬉しいです。ありがとうございます。


 

 

 

――――――――

二年生の暑い夏の日、久美子はいつになく発情していた。

「はぁ……、はぁっ! もう、この格好の男の子が、私の彼なんて……!この状態で抱けるなんて最高……!」

 

そういって俺のことを後ろから抱きしめ、その華奢な手に俺の大きくなったペニスを手でしごいている。

 

ここは久美子の部屋、俺は半裸どころか、裸パーカーという世にも珍し……くはないか。

多少の嗜好者がいる久美子の性癖に付き合って、

 

――たまには違う感じでいいか

 

と、いうことで久美子の抱くがまま、セックスしたいがままに任せている。

 

久美子は俺に抱きつきながら、浮ついた言葉を珍しく喋っている。

久美子は唾液を俺の首筋に当て、吸いながらも噛み付いたりして、久美子の性癖にハマったらしい裸パーカーにキマっていた。

 

ずじゅっ、ずじゅっ、ずじゅっ、と久美子は俺のペニスを一生懸命に昂らせようと、その指先で味わおうと懸命にしごいている。

 

たまに手先が玉袋の方に移動し、俺の金玉を揉みほぐし、より手で射精を導こうとしている。

袋をモミモミされると、それはそれで膣やフェラで味わえない快感が背中に立ち上る。

 

俺は久美子のベッドの上で背後から手コキをされていた。

俺の先には、射精を受け止めるものが何もなく、このままだと久美子のベッドを汚してしまうが、久美子は別に構わないらしい……、というか普段みせないこのキマった興奮具合からすると、そこまで頭に浮かんでいないのかもしれない。

 

「はぁっ、はぁっ、はぁっ……!」

と、いう久美子の興奮に高まる声と、ずじゅっ、ずじゅっ、ずじゅっ、という久美子が俺のペニスをしごく音だけが部屋に木霊する。

久美子の吐息が俺の首筋に当たるたびに、久美子からのセックス、という愛情行為を通して、俺が愛されているのを感じ、満たされていく。

普段、久美子に俺から押し倒したり、押し倒されたりすることが多いだけに、こういった手コキプレイは新鮮で嬉しい。

 

だんだんと、手コキが加速し、久美子の手がスパートに入る。

俺のペニスから快感という快感が、波が、せり上がってくるのを感じる。

手コキの音も、だんだんと俺の先走りで水っぽい音になり、久美子の普段は楽器を握っている手を汚していることに、背徳感を覚える。

その綺麗で、繊細な手を!

――俺の精液で汚すのだ。

 

「出ちゃうの……?だしちゃうの……?いいよ、いっぱい出してね、いっぱい、いっぱい、出してね……!」

 

久美子のその優しく、甘い、女の子にしては低い声、俺の愛する女性の声に

 

『出して……!』

 

と言われたら、俺はもう我慢できなかった。

俺は久美子の手のひらの暖かさを、ペニスで感じとりながら、高まりを解放し、身体中が快感に満たされるのを感じながら、盛大に射精した。

もう、

――射精以外のことが何も考えられない

――背筋と脳髄が、

――快感に満たされた

 

びゅるーっ!びゅびゅびゅっ!びゅびゅびゅーっ!

 

久美子の手とベッドを盛大に、俺の精子が汚していく。

普段、久美子がここで寝ているのだと思うと、何だか不思議なエッセンスがあり、背徳感となってさらに俺の官能を高めた。

久美子の手によって俺は快楽へ導かれたのだ。

ドクドクと体が快感に打ち震えている。

 

「いっぱい出たね……。えらいえらい」

 

快感に未だ震える俺を、そういって優しく抱きしめてくれる久美子。

さっきまでは背徳感があったのに、射精した今となっては、愛する人の手で射精したのもあり、何故か不思議と満たされた気持ちになった。

 

俺と久美子は二人でその余韻を満喫する。

久美子は相変わらず興奮を求めており、俺は出して満喫したが、久美子はそうでもなかった。

 

何となく気分をぶち壊すのは恥ずかしいが、久美子に聞かざるを得なかった。

「……ベッド、汚しちゃったけど、いいの?」

 

そうすると、久美子は火照った精神に冷や水がぶっかけられるように、思わず声がでたようだ。

 

「……あっ」

 

そう、普段真面目な久美子から間抜けな低い声が漏れる。

……本当に、そこに至るまで思考をしていなかった。ようだ。

なんだかおかしく、ふふっ、と笑いがこみあげてしまう。

そんなちょっと抜けている様子が久美子らしい。

 

ことの始まりは、週刊少女誌(週間〇ングマガ〇ジンが貞操観念逆転されたものだ)が、俺がいた世界の10代後半の女性ではなく、『男性』のグラビアを葉月が眺めているのが原因だった。ちなみに、葉月は学校の暑さを紛らわすかのように、アイスを食べながら読んでいた。

 

そこに食いついたのが、久美子と意外にも高坂であった。

 

俺は同性の写真を見るのが嫌だったので、というか久美子と高坂にも俺だけを見ていて欲しかったのだが……、久美子が「すごっ……!』と、手を顔の前に持ってきて、紅潮し出したところから、話が始まった。

 

俺は自分の机でその様子を見ていたが、久美子につられて高坂も見たところ、普段冷徹な表情、行動で通っていて、先輩相手に喧嘩をふっかけても全く動じない麗奈ですら、その顔を赤らめている。

 

俺は気になったが、無視して自席で勉強してきたところ、後ほど久美子がやってきて、

 

「……あとで、着て欲しい服があるんだけど……」

 

こそこそと俺に耳打ちをした。

 

見たところ、久美子はあの雑誌で昂ってしまい、クラスで授業中に、こそこそと股間を触っていたようだ。

その様子他の生徒たちにはバレていない様子だったが、久美子の彼氏で付き合いの長い俺にバレないとでも思っているのだろうか。

 

――――――――

 

ベッドをダメにしてしまった俺たちは、そのまま立ったまま交わり続けた。

久美子のセーラー服のスカートを脱がし、制服は上衣だけにさせる。

久美子の濡れぼそったいつものパンツに精子を擦り付ける。

 

久美子のパンツに押し付けオナニー。

久美子を見ると、その状態は発情仕切ってしまい、指を挿れると、久美子はガクガクと膝を揺らし、まるで子鹿のように震えている。

 

「ぁっ……!はぁっ……!」

 

まだ挿入してもいないのに、もうその発情しきった体は限界のようで、俺に抱きつき、体重を預け、

 

「早く……!早くぅ……、私に、ちょうだい……!はやく満たしてぇ……!」

久美子はうわごとのように俺に射精をねだる。

 

俺は久美子をそのまま久美子の家の食卓に連れていく。

 

「ちょっ……、ちょっ……、どこへ……」

 

久美子は股間から愛液を垂らして、廊下にシミをつけながら俺に抗議した。

普段だったら、女性の方が力が強い世界だが、快感に震えるあまり、今はもう非力な俺のなすがままになっている。

 

俺はそうして、

――食卓に久美子を座らせた。

 

食卓でヤる気満々の俺に対して、久美子はポカン、と口を開けたまま、

「ほ、本当に……ここでするの?」

 

と若干躊躇している。

さっきの熱情に浮かされたうわごとは鳴りを潜め、冷静になったようだ。

当然だろう。

久美子の家で、家族が揃って何十年も一緒に食事をしてきた食卓なのだ。

家族の思い出が詰まっているのだろう。

久美子は若干、躊躇している様子だったが、俺が気にせずに久美子のマンコにむしゃぶりつくことで解決した。

 

「んんっ! や、やぁっ……!しょ、食卓で何て、恥ずかしいよぉ……!」

 

久美子は恥ずかしがって抵抗するも、普段従順でお願いしたらセックスしてくれて、向こうもムラムラしたら俺に頼んでくるぐらい、俺が好きでセックスが好きな久美子であっても、

 

――食卓でするのは恥ずかしいらしい。

 

久美子のパンツ越しに久美子のマンコを舐める。

久美子は愛液をドロドロとパンツに垂れ流し、もはやそれがパンツだけでは受けきることができず、食卓にまでとろり、と溢れていた。

 

俺は久美子のパンツを舐めるのをやめ、机に滴った愛液をツーッと、指でなぞり、まじまじと真顔で見つめると、久美子は恥ずかしそうに顔をさらに赤らめた。

 

「や、やだぁっ……!見るの、やめてよぉ……」

 

そう涙目になりながらこちらを見る久美子。

普段真面目な久美子だが、こういった羞恥プレイには弱いらしい。

普段の様子がなりを潜め、すっかり顔が赤く紅潮している、自分の愛液をいじられるのが恥ずかしいらしい。

 

――ここは貞操観念が逆転した世界。

 

久美子は前世でいうと、射精しそうになっている男性が自分の先走り液を女性にまじまじと見られている、と言ってもいい。

これは男女逆転したこの世界においても相当恥ずかしいものだ。

 

普段押し倒したり、押し倒されたり、ある意味普通のセックスが多い久美子だが、これは久美子の興に知らず知らずのうちに乗ったらしい。

 

いつも以上に愛液が溢れ、パンツはもはやその役割を果たしていなかった。

俺はそんな、いつも以上に感じている久美子の様子に嬉しくなり、パンツを脱がす。

 

でろり、と重そうな糸を垂らし、久美子のパンツとマンコが離れ離れになった。

その食卓に、クミコのマン液が溢れ出し、流れていく。

食卓は木製でベッドとは違い、吸いはしないから、普段どれだけ久美子がマン液を分泌しているのかよくわかる。

俺はまじまじと久美子の愛液を観察すると、

 

「……本当に、は、恥ずかしいから……、やめて……よぉ……」

 

と、小鳥がさえずるかのごとく小声で久美子が漏らす。

俺の羞恥プレイが効いたようだ。

 

久美子のマンコに吸い付き、その愛液をわざと音を立てるようにして啜る。

じゅるっ、じゅるじゅるっと、あえて、わざとだ。

すると、久美子のクリトリスがいつも以上に勃起しているのが見えた。

それに甘噛みすると、

「ひぅっ……、ふぅんっ……!そ、そこ感じすぎちゃう……!ひっ!んんんぅっ……!」

久美子がびくんびくんと小さく震え、鳥肌が子宮を中心に体に広がっていくのがわかった。

さっきから焦れに焦らされていた久美子は、軽くイッたようだ。

俺は愛する久美子、人生のパートナーである久美子が快感に浸るのをみて、幸せになってもらった、気持ちよくなってくれた、という事実に胸からこみ上げる幸せがあった。

 

先ほどから机の上が洪水状態だったが、そこからさらに愛液が津波となって、机の上を流れてく。

もはや机を通り越して、床にまでビチョビチョと久美子の愛液が垂れていた。

 

「はぁっ……、はぁっ……。これ……!クセになっちゃぅよぉ……!」

 

そういって久美子は俺に体重を預け、肩で息をしている。

今日の羞恥プレイ責めが、先ほどから効果を発揮している。

久美子も内心、普通にセックスするのに、マンネリ化していたのかもしれない、表に出ていないだけで。

これからはもっとアブノーマルなプレイも試してみたい。

 

今度、みぞれ先輩を交えて3Pしてみようか?などということを考えながら、俺の息子を故郷に帰還させるべく、俺はペニスを久美子の膣に、久美子を休ませる間も無く挿入した。

 

「ぁあああっ!!!!いっ、イクゥっ!!!い、いれただけで……!、いっちゃうよぉっ……!!」

 

久美子の中は女性らしい体温の暖かさに満たされていて、俺のペニスをまったりと包み、俺にまろやかな快感を伝えてくる。

今日は羞恥責めのせいか、いつもよりイくのが早かった。

久美子は愛液を奥の子宮から吐き出しているのが、ペニスを通じて感じている。

まるでシャワーのように俺のペニスに浴びせてくる。

そして久美子は俺の挿入にさっきからイキっぱなしだ。

膣がぎゅぎゅっと収縮し、久美子のマンコが俺のペニスを締め上げる。

快感という快感が俺をみたし、俺も思わず射精しそうになる。

さらにペニスが雄々しくなったのを自分でも感じる。

 

「あー……っ!ンンンうううっ!おっきぃっ……!おっきくなってるよぉっ……! んんんんぅっ!」

頑張って、久美子が快感に耐えているのがわかる。

がしかし、耐えきれていない。

ガクガクと体を震わし、快感に打ちのめされているのは明らかだ。

 

俺は、俺にすがる久美子を、快楽の海にもう一段深く沈めるべく、腰を前に突き出し、嫌がる久美子をよそにグラインドを開始した。

 

「あああああああっ! ふっ、ふかいぃいいいいっ! と、止まらない……っ!いくの止まらないよxおおおおっ! ああああ゛あ゛あ゛あ゛っ!」

 

獣のような声をあげて、快楽の海に溺れる久美子。

愛液が噴流のように、子宮口から吐き出され、俺のペニスを刺激し、さらに久美子の膣をより魅力的なものに染め上げていく。

 

久美子の子宮が下がってくるのが直感的にわかった。

久美子の子宮口は俺のペニスに愛情のこもったキスをして、ちゅるっとペニスの先を舐め上げていくのがわかる。

 

「ぁああっ! はやく、はやく、だしてぇえええっ! も、もう、むりぃいいいいいいっ!」

 

普段の久美子の状態はなりを潜め、久美子は快感の海に浸りすぎているようだ。

ガクガクと震え、さっきから俺の精子を欲し射精を早く早く!と促すように、ペニスをぎゅうぎゅうに締め上げている。

このままの状態ではかわいそうなので、俺は久美子に早く出してあげることにした。

久美子の体の欲するがままに、ペニスに膣から贈られる快楽に任せ、俺も本能のままに、久美子の子宮に向け、子宮口をペニスでこじ開けるように強引に奥に突っ込む。

 

「んああっ!いああぁっ! い、いちばんおくにぃ………! 出してぇ……っ!うっ、うけとめるからぁ! あんっ、あなただけのものだからぁっ! いちばんおくで飲むからぁっ! わっ、わたしぃのぉ! あかちゃんべやをっ……! せいえきで、みたしてぇ……っ!みたしてぇーっ!」

 

久美子のおねだりの言葉に、俺の快楽がさらに高まった。

身体中が快楽という快楽に満たされ、鳥肌がたつ。

そして、俺の女におねだりさせた、ねだらせた征服感、という快楽にさらに満たされ、俺は久美子のマンコに派手に射精した。

 

「いっ、いくぅ、イクっ!イクイクイクぅーっ! イっちゃってるぅーっ! イっちゃてるよぉおおおおおっ!ひゃぁあああああああ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛ーーーっ!」

どびゅーっ!どびゅどびゅどびゅっ!どぴゅぴゅぴゅぴゅぴゅーっ!どくんどくんっ!どぴゅどぴゅどぴゅーっ!

 

久美子の膣の再奥で射精し続ける。

快楽に当てられ、精欲しさに降りてきた子宮の入り口にある子宮口を、ペニスで強引に押し開け、そこに俺の精を吐き出し続けた。

――久美子の中に射精したい!

――孕め!孕め!孕め!

気づいたら、獣性に俺も支配されている。

その、感情だけに支配されている。

 

射精の興奮の中、久美子を見ていると、ぷっくらとおへその下あたりが膨らんでいるのが見える。

久美子の子宮に入った精液が、あまりの量の多さにぷっくらと体を内側から久美子を膨らませたのだろう。

この出した精で、久美子が孕んでくれると、俺はうれしい。

 

「ンァああっ!んんんうぅっ……! ふあっ………! んぁっ……、ああっ……」

久美子は俺に挿入され始めた直後から、ガクガクとしていたが、射精が終わり少しづつ、久美子はセックスの興奮、イキ続けた昂りから降りつつあった。

 

じゅぽんっと、音をたて、俺のペニスを久美子から引き抜く。

「ひゃうんっ!」

 

久美子はかわいい喘き声をあげながら、本能的にもっとペニスが欲しいというように、快楽で朦朧としながら俺のペニスを見つめる。

 

俺のペニスで蓋をされていたマンコから、久美子の大量の愛液と、俺の精液が黄前家の食卓に流れ出す。

 

「……ふあぁ……。き……気持ちよかったよぉ……、ありが……とう……ね……」

 

そう言って久美子はその焦点の定まらない目で、俺とそのペニスを見やる。

普段の感情に流されやすい久美子はもはやおらず、今は情欲の炎にその意思を燃やされ、灰となっていた。

 

今はその快楽の余韻に浸っている、まるで熾火のようだ。

久美子はどっと食卓に倒れこむ。

 

汗と涎を流し、涙目になっている姿は普段の美少女である久美子からかけ離れ、どろどろとした愛液と精液が混じり合ったものをマンコから流しているその姿は、まるでレイプされた被害者のようだ。

自分で久美子とセックスしておきながら、なんだかすごい光景だった。

久美子は最高に快楽にイったから、気持ちよかったかもしれないが、俺はまだ二回しか出していない。

 

そんな物足りなさを埋めようと、俺はスマホのカメラを起動する。

 

「久美子、はいチーズ」

 

久美子に声をかけると、久美子はこちらにぼんやりと、快楽に蕩けた顔を向け、反射的にチーズをしてくれた。

 

パシャリ、パシャリ、と立て続けに久美子を撮影する。

久美子はまだ快楽の海から帰りきってない様子だが、嬉しそうにこちらに微笑む。

 

俺の性欲は完全に発散されなかったが、久美子の事後の写真とか、撮ることが中々ない撮影ができたので、精神的には概ね満足することができた。

――肉体的にはともかく。

 

やっぱり久美子とのセックスは最高に気持ちい、精神的にも、肉体的にも満たされる。

僅か2回の射精でも、概ね精神的には満たされた。

 

久美子は俺の嫁。

誰が言おうとも、この事実は変わることがない。

 

俺は近くにあったティッシュを手に取り、久美子のマンコを拭いてやる。

 

「ふぅんっ……!あ、ありがと……、んんっ……!」

久美子は俺に触られたことに、再度感じているようだ。

 

ふきふきと、股間をさらに丁寧に拭いてやると、

 

「……んっ……、んうぅっ……!」

 

久美子は先ほどイキにイキにイキまくり、快楽の海に浸っていたというのに、すっかりまた獣のような性欲の炎を俺に向けてきた。

 

「……ねぇ、シよう? いっぱい私の赤ちゃんべやに……」

 

――赤ちゃんのもと、ちょうだい?

 

そう言われて俺と久美子のセックスがまた始まった。

 

こうして、俺と久美子の爛れた生活はまだまだ続いていく。

 

 

 

 

 

 



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第16話 奴隷との生活編

――

 

この高校に入った一年目の夏、俺はみぞれ先輩を俺の『奴隷』とした。

 

久美子は第一の妻、高坂は第二の妻。

 

そうして同級生の女の子を妻としておきながらの、先輩を『奴隷』である。

しかも『性奴隷』だ。

 

でも、先輩は何だか嬉しそうだ。

 

この間、家では奴隷として色々身の回りの世話をしてくれてるが、外で彼女扱いすると、大層嬉しそうにしていた。

 

そのあまり表情が出ない顔を、珍しく大きくほころばせ、一緒に外出した時にカップルのようにアイスを舐めたりした。

 

先輩はこういう日常が欲しかったようだ。

今までは、機械的に一心不乱に、オーボエに打ち込んでいたが、何だか最近は演奏にも心の充実が現れてきたようで、先輩は公私共に充実していたようで何よりである。

 

そうして、俺とみぞれ先輩は、性と快楽と官能の海に溺れる爛れた生活を送っている。

 

――――朝、みぞれ先輩は俺を起こす。

 

「……ご主人様、おはようございます」

 

そういって、すでにセーラー服の状態で俺を起こす。

俺の奴隷であるみぞれの朝は早い。

みぞれ俺のために甲斐甲斐しく、朝ごはんを作り、制服にアイロンをかけ、何もかもをしてくれる。

 

当然、朝の『世話』もだ。

 

「うーん……」

と、俺がまどろみの中にあり、おきられないでいると、ズボンをずり下げる感触が伝わってくる。

ごそごそと、慣れた手つきで俺の服が脱がされていく。

 

みぞれ先輩の華奢な指先が俺のペニスを軽く握った。

そこでようやくまどろみから覚め、覚醒した俺はみぞれ先輩に目を合わせると、みぞれ先輩は嬉しそうにはにかんだ。

学校では見せることのない、極上の笑顔。

――俺はそれだけで、もう胸一杯になる。

「……おはようございます、ご主人様」

 

「うん、おはよう、みぞれ」

挨拶もそこそこに、俺は命令を下す。

 

「みぞれ」

――――しゃぶれ

 

はい、とみぞれ先輩は嬉しそうに、そのまま薄い化粧のしてある顔を俺の巨大なペニスに近づけ、まずは頬ずりをする。

俺は主人として、奴隷がペニスに挨拶する動作を覚えさせた。

 

その熟練して手慣れた動きに俺は満足感を覚える。

そうして、みぞれ先輩は性奴隷として、日課になった朝の奉仕活動を始めるのだった。

 

まずはみぞれはペニスをしごきやすいように、その小さな口を開けよだれを垂らして濡らしていく。

超絶美人、美少女であるみぞれ先輩が、あられもなく口を開け、俺のよだれを垂らしている姿を見ると、もうその姿だけで射精してしまいたくなるほど魅力的だ。

 

その小さな口からテロテロと、みぞれ先輩のよだれが俺のペニスにたっぷりと落ちていく、

そうしてみぞれ先輩は寝ている俺、そのペニスの上に、ゆっくりと顔を近づける。

 

みぞれ先輩は俺のペニスが十分に濡れたのを確認すると、ペニスをゆっくりと口に含む。

 

この習慣は一ヶ月ほどしているが、みぞれ先輩は今だに俺のペニスの大きさに慣れないのか、口にするとき、結構きつそうだ。

 

俺の股間の上に這いつくばり、ペニスを必死で口に含む姿は嗜虐感を俺の中に催す。

俺はちょっとしたいたずら心から、少し腰をあげ、みぞれ先輩の喉奥を一突きしてみると、

 

「ゔうっ」

 

と、美少女なのにくぐもった声を出して、少し涙目になった。

俺のいたずらに、抗議の声もあげず、涙目になるその姿が、さらなる嗜虐心を俺の中に呼び起こした。

 

みぞれ先輩の頭を掴み、勝手に抽送を開始する。

もちろん、喉ちんこの奥を突き抜け、喉まで行うディープスロートだ。

 

ぐっちゅ、ぐっちゅ、とみぞれ先輩から唾液、その他液体が分泌され、それが俺の耳朶を打つ。

朝なのに、快感という快感がペニスから湧き上がり、全身を快楽へ満たしていく。

 

みぞれに目をやると、涙目になりながらも、素直に奴隷として主人の行いを受け入れているようだ。

この状態はあまり長く続けるとみぞれは苦しいだろう、という主人の慈悲の心を持ってみぞれに出してやることにした。

あえて、みぞれの頭と喉奥をオナホ替わりに使用していることは無視する。

 

そう、みぞれは、俺のオナホなのだ。

俺が主人で、みぞれは性奴隷。

みぞれは血の一滴、魂に至るまで、みぞれの全ては俺のものなのだ。

 

スパートを早め、自分が快楽に達したのを機に、あえてみぞれの口を浅いところにペニスを留めて、みぞれの口の中に出した。

 

どぴゅーっ!どぴゅどぴゅどぴゅぴゅーっ!

 

「んっ、ん゛ん゛ん゛っー!ふぅーっ、んっ、んっ、ん゛ん゛っ!」

 

俺のオナホと化したみぞれは、必死で大量に発射される俺の精液を受け止めている。

「まだ、飲むんじゃないぞ」

 

みぞれに命じて、口の中で精液を貯めるように命じる。

みぞれは目でこちらに理解したことを合図しながら、必死にその小さなお口で俺の大量に出される精液を貯めていく。

 

俺が射精の快感から脱し、精子を出し切ったのを見計らったみぞれは、その小さな口を俺の巨大なペニスから離していく。

ちゅるん、と音を立ち、ペニスとお口の間に精液と唾液の橋がかかり、そして落ちていく。

 

みぞれを見やると、頬が膨らんだ小動物のようなみぞれがいる。

その姿はまるでリスが食事のために、頬張っているような愛らしい姿だったが、頬張っているのは俺の精液。

 

小動物のような可愛さを持つみぞれだが、今は俺の『性奴隷』として、『奉仕の才能』を開花させていた。

 

みぞれが俺の精液をまだ飲んでいないのを確認すると。

 

「口を開けろ」

 

命じると、みぞれはおずおずと口を開け、俺に精液で満たされたその口内を見せる。

口を開けようとすると、その量からみぞれはこぼれそうになった精液を手で受け止めようと、手を口の下で広げ、もっと精液の恵みを求めるようなポーズをする。

 

俺はそんなかつては『先輩』だったみぞれが、今や『性奴隷』となり、俺の精液を受け止めているの姿を見ると満たされる、

あの純白、純潔、清楚だった先輩が、今やこのように、淫らで、爛れた、性奉仕をする俺の性奴隷となった。

 

――その事実が俺を満たす。

 

満足すると俺は、「飲め」とみぞれ先輩に命じたところ、みぞれ先輩は食事を待ちわびる犬のように、目で精液のおねだりしながら、嬉しそうに飲み出した。

 

こく、こく、とその細くて色白な喉元が上下していく。

俺の精子が、みぞれ先輩の中に入っていく。

 

そうして、1分近くかけて、みぞれ先輩は俺の精子を飲み干した。

まるで濃さと風味をその喉と舌で味わっているようだ。

もうその目はとろん、と蕩けており、発情した1匹のメスが此処にいる。

 

しかもそのメスは俺の所有物であり、従順な性奴隷だ。

――するべきことなど、

――決まっている。

 

俺は起きて、みぞれのセーラー服のスカートに手を突っ込み、主人の権利として、当然のように奴隷であるみぞれのパンツを確認する。

ぐちょぐちょに濡れたパンツがそこにはあった。

もはやパンツの用など無してはおらぬ、愛液に染まりまくった恥ずかしい布がそこにはあった。

 

「おねだりのポーズをしろ」

 

そう俺が命ずると、みぞれはベッドに指で三つ指をつく。

それも、俺とは『反対側に』正座し、頭を下げ、尻をこちらに向けた状態となる。

そうして、みぞれ先輩は尻をその状態のまま、持ち上げる。

 

――土下座しながら、尻を持ち上げ、オスを誘うメスのポーズだ。

 

そして、みぞれは発情しながらも、その清楚な見た目からは似合わない慣れた様子で、その口上を口にした。

 

「ご主人様、発情した私に、お情けをお恵みください。

どうか、どうか、私にご主人様の精液でマーキングをしてください。

孕みますので、ご主人様の子供を孕みますので、どうか私にその精液を、赤ちゃん汁、赤ちゃんの素を注ぎ込んでくださいませ。お腹いっぱいに満たしてくださいませ」

 

そして、みぞれ先輩は土下座しながら尻を上げた状態で、そのまま尻を振り始めた。

 

ベッドのシーツの上に、すでにデロデロに蕩けたみぞれ先輩のマンコから、愛液が飛び散っていく。

雄を求める1匹の牝、主人を求める1匹の性奴隷がそこにはあった。

 

「いいだろう、何人でも孕ませてやる」

そう言って、俺はみぞれ先輩のキツキツのマンコの中に背後から巨大なペニスを挿入した。

バックからの態勢、後背位という体位だ。

 

「あ゛っ!来たぁ……! んんぅっ!」

すっかり俺だけのものとなった性奴隷みぞれは、主人のペニスがあるべき場所に戻ってきたことに、体と膣を通じて悦びを露わにした。

挿入しただけで膣が軽くイキ、膣のつぶというつぶが粟立ち、俺のペニスをきゅうっと絞り上げる。

 

淫らな牝となった体が、主人の精を今か今かと欲し、待ち望んでいるのがわかる。

いつもよりも興奮状態にあるのか、トロトロに蕩けたマンコを突き進むと、もう早速子宮が降りてきているのがわかった。

 

「ああっ! そっ、そこ、……いいですっ!いいのぉおっ!」

 

コツコツと子宮口を叩いてやると、その奥にある子袋から愛液を垂れ流しているのがわかった。

俺は全力でストロークを開始する。

「ひゃっ! んあぁっ!んんっ、あんっ! いいっ! いいですぅ、ごしゅじんさまぁっ! おっ、おめぐり、くださりぃっ! あっ!あんっ! ありがぁっ! ありがとうござい、ますぅっ!」

 

みぞれは奴隷として感謝の言葉を口にする。

バックから犯していて、みぞれの顔が見れないのが残念だが、その表情が感謝と悦びに満ちているのが本能的にわかった。

 

ズドン、ズドン、とペニスをみぞれの子宮口へ打ち込んでいく。

グリグリとポルチオをペニスで軽くいじると、みぞれが肩を震わせ、快楽に耐えているのがわかった。

 

――その耐えている自我を破壊し、

――もっとセックス狂いにさせてやる。

 

――――もっと俺に依存させてやるっ!!

 

そう、決意すると、ポルチオをゴリゴリと力強くペニスの先で刺激してやる。

 

もう快楽に蕩けきっているみぞれは、さらなる深い官能の海へと一歩踏み出した。

 

「ぁあああ゛あ゛あ゛〜っ! イクっ! イッてますからっ! ご、ごしゅじんさまっ! も、もう、むぅりいっ! むりでひゅっ!!」

 

人のものとは思えない喘ぎ声を出しながら、みぞれ先輩は俺の目の前で果てる。

どぴゅどぴゅっと、今まで見たことのないような量の愛液が、俺とつながっているみぞれ先輩の股間から流れ、ベッドに溢れ出し、水たまりを作っていく。

みぞれ先輩の顔の方を見ると、よだれと涙と鼻水がベッドに流れ、入り混じっていた。

 

バックから犯している今、正面からは見れないが、見たらきっと、あの美少女のみぞれがとんでもない顔をしているのは明らかだった。

 

みぞれ先輩のマンコは、『ご主人様の精をください!もっと、もっと!』というかのように今までにないほど俺のペニスをキツキツに絞っている。

 

出したいのは山々だったが、みぞれをさらなる快楽に沈めるため、そこから1分ほどさらに我慢し、強烈なストロークを続ける。

すると……、

 

「あ゛あん゛っ!ぁあああぁ゛! ご、ごしゅじ、ごしゅじんひゃまっ! もうぅっ! もう、むりでひゅっ! ざっぎがらっ! ずっと、じゅっと! イッてましゅ!」

 

と快楽に打ち震えるみぞれがいた。

その背筋は汗という汗にまみれ、常に鳥肌がたち快楽に震え、もはや足腰立たぬ様子で、ペニスだけをマンコで咥え、かろうじてセックスの姿勢を維持している。

 

手どころか体の全てに力が入らず、その華奢で綺麗な髪は、獣のようなセックスの影響で、布団に肩から流れるように落ちていた。

 

俺はみぞれがまた一歩、性奴隷として、高みに登ったのを感じ嬉しく思いつつ、みぞれの中に中出ししてやることにした。

 

「出すぞ、受け取れ」

 

王のように雄大な気分で、みぞれの中に射精する。

どぴゅーっ!どくどくどくっ!びゅびゅーっ!どくんどくんっ!びゅびゅーっ!どくどくどくんっ!

 

「んんんぅっ!ぁあああぁ゛っ!き、きもちよしゅぎるぅうううううっ!ひゃあああああああああああっ!」

 

みぞれが中出しの悦びに震えるのがわかった。

まるで食いちぎるかのように、俺のペニスを締め上げる。

俺はみぞれの奥という奥、子宮口から直接みぞれの子宮へ、精子を大量に吐き出す。

その奔流がジェット噴射のように、みぞれ先輩の快楽部分である子宮へと直接当たる。

 

さらに鳥肌を立たせて、快楽に打ち震え、官能の海へもう一段深く潜っていくみぞれ。

 

みぞれの快楽が俺にも伝播したのか、

どくどくどくっ!どぴゅーっ!どぴゅぴゅぴゅぴゅぴゅっ!

 

と、さらに俺は射精する。

 

気持ちよすぎて、めまいがしてくるんじゃないかと心配になる程、俺は気持ちよくみぞれの中に中出しした。

あまりにも射精量が多いのか、繋がっているみぞれのマンコと俺のペニスから、精子と愛液が一体になったものが、逆流してくる。

 

どぽっ、どぽっ、と重い音を立てて、それらがベッドに溢れていく。

 

みぞれ先輩は、快楽のあまり、気絶したのか、消耗したのか、そのままベッドの上で、愛液と精液混じりの水たまりに股間を浸しながら、そのまま崩れ落ちてしまった。

 

俺はみぞれの横からその顔を見やると、それは意外にも安らかな寝顔だった。

鼻水、涙、よだれ、汗、様々な液体で大変なことになっているが、それでも俺の愛しい奴隷のみぞれだった。

 

その額にキスをして、みぞれをぬぐい、セックスで大変になった部屋の後片づけをすると、そのまま眠りに落ちた。

 

――そうして、二人揃って学校を遅刻した。

 

――――――夜。

 

みぞれと二人でお風呂に入るために、みぞれに脱がしてもらうことにする。

 

「ご主人様、脱がさせていただきます」

 

と、みぞれが俺の服を脱がしにかかる。

当然、その距離は近くなる。

「んっ」

みぞれの吐息が肌にかかる。

みぞれの髪のシャンプーの匂いが俺を刺激する。

 

さらり、とみぞれの髪が俺の肌を撫で、もう辛抱たまらなくなりそうだったが。

――その状態は俺だけではなかった。

 

「はぁ……、はぁ……。ご主人様……また、お情けを……」

 

と、みぞれは俺にセックスを要求してくる。

奴隷の身分なのに大したものだ。

俺もセックスしたいのだが、ここはあえて我慢。

 

「ダメだ、朝にもしただろう」

 

そういって、みぞれに『待て』の状態をさせる。

 

そういって、俺は入浴を済ませ、発情したみぞれにあえて、体の隅々を拭かせることにした。

 

「……はぁっ……、はぁ……」

 

みぞれは美少年である俺の体を拭きながら、発情している。

が、しかし。

 

「今夜のセックスはない」

 

と、みぞれ先輩に命じてからは、発情しているが、セックスができないと知って落胆しているが、でもやっぱり体が発情してしまっていて、辛そうだ。

 

そうして、背筋から、玉袋の裏まで、俺の奴隷であるみぞれに1ミリも拭き残しが無いように、拭かせる。

 

みぞれ先輩は、顔を紅潮させ、明らかに発情していた。

俺はみぞれを抱きしめ、その頬や唇、額にキスをしたり、鎖骨や背中を舐め回すが、みぞれが発情しているのを知っていても、あえてその程度にとどめている。

 

そうしていると、

 

「ご主人様……、はぁ……、はぁ……」

 

そういって、みぞれが自分の手を自身のパンツにあてる。

そうしてから、パンツをずり下げ、スカートに手をかけ、そのままスカートを持ち上げる。

 

――スカートのたくしあげだ。

 

「ご主人様、どうか……、私を……。淫らな、私を……叱ってください……!」

 

そうして、奴隷は奴隷らしく、主人の寵愛をせがむ。

俺はその淫らで圧倒的な光景に見とれていた。

 

発情した俺の性奴隷、みぞれ。

普段奥手なみぞれが、こうして自身の意志を露わにすることなど、めったにないが、今はみぞれが精一杯の意思表示をしている。

 

でろでろになった粘度の高い愛液が、つーっと脚を滑り落ちていく。

ぐちょぐちょになったパンツは、愛液にぬれるあまり、その色を白から灰色へ変えていた。

 

黒のガーターベルトが、みぞれ先輩の色白な姿を淫靡に彩っていく。

 

そうして、俺が見とれているのをみぞれは拒否されたと思ったのか、

 

「……だめ、ですか?」

 

そう、上目遣いで俺に問いかける。

 

その涙目の姿、上目遣いで主人のペニスをもの欲しそうにする姿、

――俺は堪らなくなり、

――みぞれをベッドに連れ込んだ。

 

――――

俺の寝室、セックス部屋と化している部屋のキングサイズのベッドの上で、裸となったみぞれは俺の上にまたがる。

 

いわゆる騎乗位、というやつだ。

 

その身は靴下とガーターベルト以外ついておらず、裸よりもさらに淫らな情欲を掻き立てる。

そしてみぞれ自身、欲情しきったあまり、肌が紅潮していた。

発情状態なのは明らかであり、みぞれのその調教具合は主人として嬉しい。

 

 

「……ご主人様、失礼します」

 

ジュルッと、盛大に愛液をこぼしながら、俺のペニスをみぞれは幸せそうな顔をして、俺のペニスを挿入した。

 

「うぁああっ!ああ……! 気持ちいい……、幸せぇ……!」

 

みぞれは顔をほころばせ、俺の上でガニ股でまたがっている。

 

俺のペニスから、快楽の波が伝わってきた。

みぞれの狭いマンコが、俺のペニスを通じて、俺を官能の海に浸らせる。

きゅうきゅうとペニスを締め上げるマンコ。

すでに発情しているだけあり、ヌルヌルとしており、まだグラインドしていないのにだいぶ気持ちがいい。

 

下からその乳房を揉む。

みぞれの柔肌がまるでマシュマロのような弾力で揉んでいて気持ちが良かった、揉み応えがある。

 

そうしてみぞれの胸に手をあてていると、みぞれの心臓の鼓動が俺にも伝わり、いつもは平静なみぞれが、その肢体を昂らせているのが如実にわかる。

 

みぞれは、俺の手を握り、さらに胸に押し当て、

 

「気持ちいいですか……? ご主人様?」

 

と、俺にしか見せない笑顔で、俺に聞いてくる。

みぞれの笑顔が俺も嬉しくて、

 

「ああ」

としか、みぞれに返せなかった。

 

みぞれはその言葉に嬉しそうにすると、では動きますね?と一声掛け、俺の上で尻振り運動を再開した。

 

じゅぷん、じゅぷん、とみぞれのマンコが俺の上で上下する。

みぞれの尻たぶが俺の脚の上にあたり、ペニスから伝わる快楽とはまた別の気持ち良さを俺に伝えてきた。

 

「あぁっ、はぁっ! んんっ! んんんぅっ!」

 

みぞれは俺の上で、ギシギシとベッドを鳴らしながら、盛大に上下運動をする。

 

みぞれのあまりない胸が上下に揺れるところは、高坂と比べれば見劣りがするが、これはこれでいいものがあった。

 

みぞれはかつては、俺の『先輩』だったが、今は俺の『奴隷』。

俺の奴隷が、主人の上で幸せそうに腰を振っている。

 

俺はその事実で胸がいっぱいになると、むくむくと湧き上がる征服感が俺のペニスをみぞれのマンコの中で膨らませる。

 

「あっ……、さらにおっきく……! 嬉しいです、ご主人様っ……!」

 

そう目を輝かせ、俺を見下ろしてくる奴隷のみぞれ。

 

みぞれは俺のペニスのさらなる巨大化をきっかけに、スパートに入った。

 

「ひゃんっ、やぁああんっ!はぁっ、はぁっ、あぁんっ……!」

 

バチン、バチン、バチン、と俺とみぞれ、主人と奴隷の性交の音が盛大に部屋に響く。

みぞれのマンコの奥の方、ボルチオが本能なのか、俺のペニスに一瞬吸い付き、そしてグラインドともに離すを繰り返し、俺の官能を高める。

 

みぞれは主人への奉仕が嬉しそうに、

「ご主人様、いつでもイッていいんですよ?」

と、優しくこちらに伝えてくれる。

俺はみぞれのその優しい気持ちに満たされ、俺の身体中が快楽が高まった感じた瞬間、みぞれの中に俺の子種を放出した。

 

どぴゅーっ!どぴゅどぴゅっ!どぴゅぴゅーっ!どくどくどくっ!どぴゅーっ!

 

「んっ、んっ、んんんぁぁぁっ! わ、わたしもぉ、イっちゃってるぅ!いちばん、おくにぃっ! どぴゅどぴゅどぴゅっ! きてますぅっ!んひゃぁああっ!」

 

みぞれも、快楽の海に浸りながら、俺の股の上でイッた。

その子宮から、快楽の海が広がり、鳥肌が広がっていく。

ビクンビクン、と体を絶頂に震わせ、みぞれの綺麗な藍色の髪が、汗をかいたみぞれの肌に張り付いていく。

 

俺もみぞれの中に出した満足感が、俺を満たし、快楽の余韻が心地いい。

みぞれの中で今だに硬い俺のペニスは、みぞれの中にある。

 

みぞれは快楽の海にまだ浸っているようだ。

俺の上でガクガクと震え、1分か2分ほどしても戻ってこなかったので、バチン、と奴隷であるみぞれの尻をひっぱたき、正気に戻した。

 

「ひぁんっ!」

 

「主人に奉仕する奴隷のお前が、主人の俺より気持ちよくなってどうするんだ」

 

――もう一度だ。

 

俺のその言葉に、みぞれは嬉しそうに、

 

「……はい」

 

とだけ答え、また俺の上でグラインドを開始した。

 

俺たちの夜は長い。

まだまだ続く。

 




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第17話 高坂とお年始セックス

感想は作者の燃料です。頂けるとありがたいです。


 

――――

私、高坂麗奈は、元旦の朝はやくから、彼の家に向かっていた。

 

目的は一つ、私と久美子と奴隷となったみぞれ先輩とで、初詣に行くことだ。

早速ピンポーン、と家の呼び鈴を鳴らすが、誰も反応がない。

 

おかしいな、約束したはずなんだけど……。

そう思い、合鍵を取り出し、我が家のように勝手に入る。

 

「お邪魔しまーす」

 

と、大して思ってもいないことを言ってみる。

もうすっかり我が家なので、ただいまの方がそれらしく思える。

 

1月の乾いた空気、ひび割れるような冷たい空気。

 

それらを通り抜け、私は慣れた手つきで家に暖房を入れていく。

 

そうして、いつもの寝室に向かうと、そこには性臭が撒き散らされ、シーツが愛液と精液、汗とよだれでぐちゃぐちゃになった壮絶な光景があった。

 

「さすが……」

 

彼ほどオスらしいオスもいないだろう。

その肉体はか細いのに、筋肉で引き締まっていて、女性として興奮しない女性はいないだろう、というぐらいに魅力的だ。

そのオスとして優れた肉体からオスのフェロモンを撒き散らしている、と言っても過言ではない。

 

そんな彼を中心に久美子と性奴隷となったみぞれ先輩が寝ていた。

しかし、それぞれ離れていて、一人が騎乗位になってまたがり、脚を置くぐらいのスペースがありそうだ。

 

私はこの部屋に漂う性の匂いを嗅いだだけで、条件反射で体が熱くなってくるのがわかる。

 

「……私も、婿始め。しちゃおうかな?」

 

そう呟いてみると、さらに自分が興奮するのを感じ取る。

股間から愛液がとろとろと分泌されているのが、分かる。

 

――服が染みにならないうちに

――早く、セックスを始めよう。

 

――――

 

 

起きると、股間がマグマのように熱い膣肉で締められていた。

脳髄に股間から送られてくる快感。

官能の悦び。

寝ぼけた思考は一気に吹っ飛び、覚醒へと加速する。

 

みぞれか?久美子か?と思いペニスから伝わるマンコの感触を確かめると、どうやらそうではないらしい。

 

――このザラザラしたキツいマンコは……

 

そうして、迫り上がる快感を元に、意識をさらに覚醒させ、目を開くと、

そこには、

 

――『振袖姿の高坂』が俺の上でまたがっていた。

 

「おはよ」

 

そう言って優しくこちらに微笑む高坂は、いつも通り見ほれてしまうような美人だった。

優しい瞳をこちらに向けながらも、高坂の尻は俺に快感を送り込むことを忘れない。

ぐりぐりと腰を360度回して、ペニス越しに愛液を垂らし、快感を俺に送り込む。

――思わず声が出そうになる程、気持ちが良かった

振袖の前、帯から下の部分は開かれ、俺に接合部を見せつけている。

高坂のシミひとつない綺麗な下腹部が俺のペニスを飲み込んでいた。

 

その肌は紅潮し、発情しているのは明らかだった。

 

「目が覚めた?」

 

と、穏やかで優しい声音でこちらに聞いてくる高坂。

ああ、とだけ返すと、

 

「私とも……、婿始め。しよ?」

この世界では、男女の貞操観念が逆転しているため、『姫』始めではなく、『婿』始めとなるのだ。

 

俺は高坂のその言葉が嬉しく、高坂のマンコの中で、ペニスをさらに大きくした。

 

「んぁっ……! もっと、おっきくなった……!」

 

そう言って、高坂は俺がヤル気になってくれたことに、嬉しそうに微笑む。

 

高坂は俺の上でメスらしい腰振りを開始した。

ずちゅん、ずちゅん、と濡れたマンコが俺の上で音を鳴らす。

 

高坂は振袖だ。

その赤と金に彩られた振袖は派手だったが、高坂の魅力が強く、普通の女であればその振袖に負けているだろうが……、さすがは高坂。

高坂は振袖の強い色合い、派手な装飾に負けず、その振袖の強さを取り込み自身の魅力としていた。

高坂の上下運動でしなやかな髪がその振袖にかかり揺れるが、黒い髪が揺れることで奥にある振袖の煌めきがさらに印象的になる。

 

……思わず、

「綺麗だ……」

 

そう高坂に伝えると、いつものクールビューティーな姿はなりを潜め、優しくこちらに微笑んでくれる。

 

「嬉しい。頑張って着てきた甲斐があった……! 私、いっぱい頑張るからね……! いっぱい婿始め、しようね……!」

 

そう言って高坂は早速俺から精液を絞り出すべく、そのマンコをぎゅうぎゅうに締めつけ、俺のペニスをしごき上げる。

 

「出してっ! 出してっ! わたしにも、く……久美子とおなじように……!出してぇ……っ!」

 

俺の中で昂ぶる快感。

背筋から脳髄、手の指先に至るまで、快楽に満たされる。

 

愛する人との幸福が俺の中で満たす。

満たされ、さらにペニスが大きくなる。

そうして満たされ、さらに感じ、巨根化したペニスがイキそうになるを察したのか、高坂が俺のペニスをますます締め上げた。

 

「イクっ! わ、わたしもイっちゃうからっ! だしてぇっ! せいえき、わたしにだしてぇっ!」

どぴゅーっ!どくどくどくっ!どぴゅぴゅぴゅっ!ぴゅぴゅぴゅっーっ!

 

「イクっ! イっちゃってるよぉおっ!イっ!イクぅっ……!わたし、イっちゃってるぅうっ……! あっ、あたまがっ、しびれるーー!!」

 

ビクンビクンとその綺麗な長髪を体ごと震わせる高坂。

高坂の子宮に、子供部屋に、俺の精液がドクドクと注がれる、注がれ続ける。

そうして入りきらなかった精液、高坂が感じるあまり出てきた愛液、

――それらが入り混じったものが、

――俺の股間の上に垂れていく。

 

――絶頂後の幸福感が俺を満たす。

あまりの気持ち良さに、相性の良さに、セックスの気持ちよさを再確認する。

そうして、それらが落ち着いてくると、俺はこんな美人の中に出したことに満足感を覚えた。

また高坂を『俺の精液でマーキング』、俺のメスにした。

このメスが俺にぞっこんなことに嬉しくなる。

こんな素晴らしい女に中出しした征服感、姫始めした喜び、振袖高坂とのセックス、女三人に囲まれた中でのセックス。

それらの喜び、多幸感、満足感、セックス による絶頂が俺を幸せにした。

――そうして俺は、またこの女から抜け出す気もないが、『抜け出せない』ことを知る。

 

高坂は、はぁはあ、と息をなんとか整え、発情したメスから、いつものクールビューティーに戻った。

 

互いに1分あるいは数分、言葉にしなくても伝わる幸せがあった。

たしかに存在していた。

 

そして時間が経ち、互いにそれらを堪能した後、高坂は俺にまたがったまま、小声で囁く。

 

「二回戦、シよっか?」

 

そうして高坂は俺の答えなど聞かず、腰を振りながら器用に俺にそのまま覆い被さり、キスをせがむ。

その様子に俺は嬉しかったが、こうして高坂はクールビューティーから、発情したメスに戻った。

 

「んんっ! んっ、ちゅっ、じゅぅ、ちゅっ!」

 

メスのスイッチの入った高坂は、いつもの冷静で理性的な高坂とは違い、

――歯止めの効かない獣のようになる。

 

「ん゛っ!んん゛! ぢゅっ!」

高坂は俺の口に吸い付き、唾液をねだる。

俺は高坂の舌に俺の舌を絡め、舌についた唾液を送り込む。

 

んっんっ、と高坂は俺の唾液を飲み込む。

俺が下になっているだけあり、送り込める唾液はたかがしれたものだが、それでも高坂は嬉しそうだ。

 

ペニスと舌、『上』と『下』から送られる快感。

俺は高坂を下から突き上げた。

 

「んん゛っ!?」

 

高坂の子宮口に、ペニスの大きさを生かしてダイレクトに責める。

ボルチオの辺りをぐりぐりとしてやると、

 

「ぁあっ! いいっ!それっ!それぇっ……!いいのぉっ!」

 

と嬉しそうに俺の耳元で喘ぎ声を上げた。

俺はその反応に嬉しくなり、コツ、コツと高坂の子宮口とボルチオを刺激する。

 

「んぁっ! んんっ!んんんぅっ!」

 

甲高い喘ぎ声をあげ、ギシギシとベッドを弾ませる俺たち。

高坂は俺の腰の上下に合わせ、慣れた様子で華麗に腰を上下させ、俺のペニスをマンコで最大限咥えて、最大限離すようにストロークを調整している。

 

「んんっ!あぁんっ!あぁっ!イイっ、イイよぉっ!」

 

高坂は俺の上で腹ばいになり、その快感に身を震わせている。

マンコの締め付けが一層キツくなる。

 

子宮が先ほどから降りっぱなしだ。

体はそのメスとしての本能で、雄の精液を欲している。

体の側は、『優秀な雄とは誰か』、わかっているらしい。

 

俺は高坂の尻を掴み、腰を下ろさせた状態で一層奥をペニスでグリグリと押し付ける。

 

「いぅっ!イっちゃう! わたしだけ、イっちゃうぅーっ! 深いっ、ふかぃよぉおおおおっ!」

 

ザラザラとしたマンコのつぶつぶが一層粟立ち、快感にイッているのが分かる。

 

じゅぶっ、じゅぶじゅぶっ、と愛液が高坂のマンコから溢れて、俺の玉袋を濡らす。

下腹部にあたる感触から、高坂のクリトリスが肥大化しているのが分かった。

 

ぶるぶると快感のあまり、小動物のように震える高坂。

 

俺は高坂をさらなるセックス中毒へと落とすべく、精液を爆発的に射精したいのを我慢して、高坂から送り込まれる官能の暴虐を我慢して、、深い腰ふりを続ける。

「イ゛ッ! いっぢゃっでるからぁっ! やぁっ、やめっ、やめ゛でぇっ!」

 

高坂の懇願を無視して、子宮に強烈な圧力を突き込み続ける。

高坂は唾液と汗を顔から垂らしながら、俺のペニスの上ではとどまることの知らない愛液を吐き出している。

じゅぱん、じゅぱん、とマンコとペニスがぶつかり合う音が部屋にうるさいぐらいに響き渡る。

高坂のマンコはさっきから、粒と言う粒が粟立ち、快感という快感を俺にもたらしてくる。

そうして、さらに奥に一突きすると、高坂は

 

「ああああああぁっ! いっ、いっ!イっちゃってるぅううううっ!」

 

高坂がそうして爆発的にイッている最中に、

――高坂のマンコが精子を欲するために、

ポンプのように送られてくる快楽に耐え切れず、俺は爆発的に射精した。

 

溜めに溜め込まれた精液が、

――高坂の子宮口を直撃する

 

どぴゅーっ!どぴゅぴゅぴゅーっ!どくどくどくっ!どくんどくんどくんっ!

 

「い゛っ!? イクイイクイクぅ!イグぅううううっ!!あぁあ゛あ゛あ゛っ!! あついっ、あづいぜいえきっ! ぎてるよぉ゛ーーーーっ!!」

 

高坂は今までにないほどの、あられもない大声をあげ、俺の上で果てる。

汗という汗が流れ出し、びくびくと体を小刻みに、かつ盛大に震えさせ、絶大な絶頂を味わい、浴び、感じている。

 

俺も我慢していた射精を盛大に行い、高坂の下で絶頂の快感、射精からくる快感に満たされている。

今までにないほどの精液の奔流が、高坂の子宮、赤ちゃん部屋に流れ込む。

 

子宮という子宮の隅々にまで俺の精液が満たされて行くのが本能的にわかった。

高坂は、どぷっどぷっ、と入りきらなかった精液をその鼓動とともに、マンコから逆流させているのが、ペニスから伝わる感触でわかった。

分かってしまった。

 

俺が尻を揉むと、

 

「ひゃぁっ……!」

とマンコを締め、俺のペニスにさらなる快楽を送り込むと同時に、これ以上精液が漏れ出ないよう、そのマンコを閉じさせる。

 

奴隷のみぞれや、正妻の久美子だけなく、

――高坂にも種付けしたい。

――俺の子を孕んで欲しい。

最近そう考えるようになっている。

 

「……三回め、しようか」

俺はそう言って高坂に、美少年の全開の笑顔で微笑むと、高坂はさっきまで獣のようにまぐわっていたのに、

 

――紅潮した。

 

……しかし、

――目は蕩け、

――俺に惚れきっている顔で、

――処女が初めてのセックスをするような面持ちで、

 

『俺に頷いた』

 

俺は高坂のたまに見せるフレッシュさ、可愛さに、改めて高坂に惚れ直した。

 

そうして、昨日のセックスの疲れからか、隣で深い眠りについている久美子とみぞれが起き出すまで、

 

――俺と高坂は、

――種付けセックスを続けた。

 




息抜きに短編を書きました。
よろしければ作者ページからどうぞ。

『精子提供命令書』〜お前の精子を私によこせっ!〜


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第18話 はじめての〇〇編

オレたたエンドではありません。
まだ続く予定です。


新年が開け数日して、おせち料理を食べ終わり、学生や社会人が連休からあけ、それぞれの生活を再開させる頃、

 

――久美子、麗奈、みぞれから俺は重大な報告があるとして、3人から呼び出された。

 

俺の家のリビングに真面目な様子をして座った三人、その雰囲気はいつもの和気藹々とした様子とは違い、いかにも真面目な話を切り出す様子だ。

俺を待ち構えるかのように、三人ともテーブルの向かい側に座っている。

 

別れを切り出されるのか?と思い、三人の顔を見ながら、自分の過去の行いに思いを馳せる。

久美子も麗奈も、みぞれも三人ともが仲良く、久美子とみぞれは同棲しており、麗奈は半同棲みたいなものだが、喧嘩したり小競り合いになったりしているのをみたことがない。

みぞれの性奴隷という関係は歪みを生むかと思ったが、そうではなく、それぞれが仲良くしている。

三人とも仲睦まじい。

 

何か、別れを切り出される要素があっただろうか……。

ここ一週間、休みを利用して、皆とセックスしまくっているが、みんな俺にいっぱい感じてくれており、一回のセックスで何度も絶頂していて、三人ともこの生活を心底楽しんでいる様子だったが……。

――何か不手際があっただろうか?

 

そう俺の中で色々な疑念が渦を巻くも、テーブルの向かい側で中心に座った久美子が、俺の疑念をよそに口を開く。

 

「……あのね、私たち」

――妊娠したの。

 

その発言に、俺は一瞬、激情のあまり記憶が飛んでしまう。

 

――妊娠。

 

俺の子を孕んだということだ。

――こんなに嬉しいことはない!

 

「……それで、誰が妊娠したんだ……?」

 

衝撃を受けて舞い上がっている俺の言葉に、皆頷き、対照的に一番冷静なみぞれが発言した。

 

「……私たち、三人」

 

俺はあまりの嬉しさに天を仰ぐ。

三人は皆、不安な顔をしている。

こんなに嬉しいこと、他にはないというのに。

どうにもこの体は相手に感情を伝えるのがうまくない。

 

俺は椅子を立ち、向かい側の三人が座っているところへ移動する。

 

そうして、俺は嬉しさのあまり、三人の肩を丸ごとワシっと掴み、

「ありがとう……、ありがとう……」

 

と三人に感謝の言葉を言うと、自然と涙が流れてきた。

 

久美子、麗奈、みぞれの三人は一瞬俺の涙に驚くも、俺の嬉しさが伝わったらしい。

そうして皆の体を抱き合いつつ、皆で嬉し泣きして、そのまま何時間も泣きあって過ごした。

 

―――――――

久美子と俺は1月の冬の京都特有の湿った冷たい空気の中、帰り道を歩いている。

先ほど、久美子の実家へと報告したのだ。

報告は思いのほか、うまくいった。

先方も、俺と久美子がずーっとイチャイチャしているのは知っていたため、いつかはこうなることがわかっていたのだろう。

久美子の母親からは、

「あなたでよかったわ。しっかり者だし、まだ高校生だと言うのにヒット曲ばかり出す凄い作曲家なのに、久美子にあなたが来てくれるなんて、母親冥利に尽きます。これからもよろしく頼みますね」

と言われて、久美子の母親からは以前から気に入られていたが、さらにいたく気に入られた。

 

父親の方は何も言わなかったが、久美子の母親からは、

「もしできたら、久美子だけじゃなくて、麻美子の方も授けてくれれば……」

と、母親は言う。(この世界は、前世と比べて男女の価値観が逆転した世界なので、女性が『授かる』のではなく、男性の方が『授ける』というのだ)

久美子母の隣に同席していた姉の麻美子さんは、顔を紅潮させ、

「………」

下を俯きながら満更でもなさそうな顔をしていた。

 

これは、……黄前家の娘を総取りできるかも? なんて考えていたら久美子に膝をつねられた。

どうも久美子は姉と仲が良く無いらしく、どうにも俺と麻美子さんがイチャイチャする姿が許せないらしい。

これからは久美子が第一夫人、久美子が俺の第一の妻なのだ。

と言っても、男女の価値観が逆転し、男性が少ない世界である。

俺はどの妻よりも社会的なヒエラルキーは下だが、久美子も麗奈もみぞれも、誰もそんなことを気にしてはいない。

皆俺のことを平等に扱ってくれるし、俺も皆を平等に扱っている。

 

妻である久美子のために生きよう、そう俺は決意した。

もちろん、みぞれと麗奈の2人を疎かにするつもりはない。

3人は3人で話し合って、俺の時間を三等分して使うようだ。

そうして、それぞれが家族として過ごすのではなく、『皆で家族』になろうと言うのだ。

嬉しいこともあるものだ。

男が少ないこの社会、托卵だけして去る男もいれば(こう言う形態も許容されている社会だ。何せ男が圧倒的に少ない)、妻同士で『他の女は見たく無い』とルールを決め女性陣が言うことで、毎週別の家に帰らざるをえない男もいる。

しかし、うちは三人で皆家族になることを選んでくれた。

 

――嬉しいものだ。

ただ、残念なことが一つある。

 

久美子も、麗奈も、みぞれも俺の子供を孕んだからには、安定期に入るまでは当分、セックスは取りやめになった。

 

久美子、麗奈、みぞれとそれぞれセックスを通じて愛を語り合えないことには本当にもの悲しかった。

安定期に入るまでは、2-3ヶ月かかるとはいえ、俺は寂しい。

もっとセフレである葉月と緑を呼び出すことを考えないといけない。

いや、これを気に他の人を攻略してみるのも手か?

 

そうこう考え事をしているうちに、我が家へ帰ってきた。

「ただいま〜」

久美子が気の抜けた声で言うが、おかえりの一言は帰ってこない。

 

みぞれも麗奈も、買い物だろうか。

もう身重の身なのだから、俺に任せてくれればいいのに、と思いつつも、久美子と家に2人きりなのは久々だ。

 

そうして、うがい手洗いを済ませた後、

――久美子はいきなり俺をベッドへ連れて行く。

 

そうして、久美子は俺に愛を囁き始める。

「あなたのこと、愛してる……。ずっと一緒にいてね……」

そうして、久美子は雰囲気を盛り上げようと、俺に抱きつき、俺の首筋にキスの雨を降らす。

 

妊婦となってから、久美子は性欲が増えるタイプのようだ。

安定期に入っていないのに、大丈夫なのか聞いてみると……。

「私……、恥ずかしいけど、こっちもあなたに捧げます……」

 

そう言って、久美子は貞淑にズボンを下ろし、前屈みになる。

そうして、手で尻たぶを横に広げながら、

――俺にアナルを見せつけた。

 

久美子の顔は見れないが、肌はすっかり紅潮しており、緊張しているのは明らかだ。

俺は久美子のマンコに早速指を突っ込んでみる。

 

「んんっ……!」

久美子は軽く喘ぎ声を上げるが、すでにそこは濡れぼそっており、久美子が帰る途中、もしくは親に報告するときかは分からないが、すでにムラムラと昂っていたのが分かる。

 

性奴隷であるみぞれには、アナルセックス の喜びを教え込んだが、久美子は受け取ってくれるだろうか?

そんな疑問が浮かぶが、せっかく久美子がお膳立てしてくれた舞台。

 

――猛然と喰らいつく以外の

――選択肢なんぞない。

 

それにこれから数ヶ月、久美子にキスしてもらうのと、フェラしてもらう以外、久美子に中出しができないなんて考えていたから、これは俺にとっていい意味で大きな誤算だ。

 

久美子のマンコの奥で指をグリグリとさせる。

 

「あんっ……!ん、んんぅっ、うぁっ!」

 

指先で覚えている久美子のGスポットをいじってやると、愛液がグチュグチュと手に滴り落ちてくる。

 

俺は指先が入念に愛液で濡れたのを確認すると、挿入しやすくなるように、久美子のアナルに愛液を塗りたくる。

「んんっ……!ふぁ……、やっ、……それ、ダメェ……!」

久美子はすでに入れる前から尻穴で感じている。

 

――なんて変態な妻なのだろう。

と思うと同時に、

――俺の愛撫で感じてくれ嬉しい。

――俺の妻が久美子でよかった。

 

という心の底から嬉しさがこみ上げてくる。

 

照れと緊張、少しずつ当てられている快感に少しずつ久美子の尻は汗が浮いてきている。

 

俺は久美子のアナルが程よく蕩けたのを確認すると、久美子の尻穴に挿入した。

 

「うっ、あぁああっ! おっきぃっ、おっきぃよぉっ!」

 

久美子は快感を感じると同時に合わせて異物感を感じているようだ。

久美子が俺のペニスに馴染むまで、愛撫を続けることにする。

 

久美子のパーカー越しに、久美子のおっぱいを揉んでみるが、ブラジャーとパーカーの感触が邪魔だったので、やっぱり脱がすことにする。

 

アナルに入れたままの状態だと、やり辛い。

が、

 

「うっ、動かさないでぇ……、感じちゃうからぁ……」

と、後ろからだと久美子の顔が見えないが、久美子が涙目になっているのが、容易に想像できる。

 

耳を試しに舐めてみると、

「ひゃんっ!」

と可愛い声を出して久美子はびっくりして、アナルの締まりがさらに良くなった。

 

そうして久美子を脱がすと、いつもの愛する久美子のおっぱいが露出される。

 

初めてのアナル挿入に身体中がこわばっているが、優しく丁寧にほぐしていく。

嫁である久美子の愛すべき胸、本人はAカップと言っていたが、妊娠してから少し大きくなったようだ。

 

この世界では女性の17歳はまだ成長期なのだ。

そのことも相まって、俺は非常に嬉しい。

 

いつものように、優しく揉み上げる。

外側から丁寧に、マシュマロのように手のひらに吸い付く、おっぱいを揉み上げる。

そうして、乳首も乳輪も、丁寧に丁寧に触る。

 

「んっ、気持ちいい……、感じちゃうよぉ……!」

乳首をさわさわしてやると、感じてきたのか、だんだんと乳首が立ってきた。

そうして、首筋を甘噛みしながら、乳首を軽く抓ると、

 

「んんうっ……! ふあぁ……っ!」

と、体を少しであるがビクンビクンとゆすり、鳥肌が身体中に広がっていくのが見えた。

軽くイッたらしい。

 

「はぁーっ……、はぁーっ……」

 

そう言って、汗だくになりながらもこちらに健気に見せてくれる久美子の顔が好きすぎて、後ろから責める後背位の体位であったが、久美子にキスをする。

 

「んっ、んっ……」

 

嫁となり、妻となり、俺の子供を授かった久美子とのキス。

百回以上、久美子とキスをしたが、正式に久美子の夫となった今では、全てが新しく感じる。

 

久美子の舌がいつも以上に俺を求め、歯茎や歯を思う存分なぞっていく。

俺もお返しとばかりに久美子の口内に攻め上げる。

同時に耳をくすぐってやると、アナルの締まりがよくなった。

 

そうして、5分以上、交わったままキスを堪能していると、久美子が唇を離す。

その顔は子供を授かった妊婦であるというのに、さらに大量の精子を求める『女』の顔をした久美子がいた。

表情は情欲と幸福に満たされ、さらなる交尾をしたいと、何も言わないのに俺に語りかけてくる。

 

「来て……」

久美子のその一言で十分だった。

 

俺たちは顔を離し、俺は全力で久美子のアナルに対して抽送を開始する。

 

ぐっちゅ、ぐっちゅ、と久美子の尻穴からペニスとアナルが交わる音が部屋に響く。

 

「んんっ!あんっ、あんっ……! やっぱりぃっ、おっ!おっきぃっ……!」

 

久美子は俺のあまりあるペニスの大きさに戸惑いながらも、アナルでのセックスで感じてくれている。

一緒に乳首を攻めてやると、

 

「だ、だめぇっ! か、感じすぎちゃうよおっ!」

 

と、ビシャビシャと愛液を股間に垂らしている。

バチュン、バチュン、と久美子の尻たぶをグラインドでぶつけ合うたびに、俺の体に愛液が付くからわかってしまった。

 

すでにその体は紅潮し、久美子のかいた汗は久美子の麗しいウェーブを描くその髪を体に張り付かせている。

 

俺はアナルの奥で、腸ごしにペニスを久美子の子宮に向かってグリグリと押しつける。

 

「ん〜っ! それっ、きもちよすぎて、だめぇーーーっ!」

久美子はたまのような汗をかきながら、頭をふり、いやいやアピールする。

 

が、それは俺にとって、

――OKサインにも見えた。

俺の嫁に気持ちよくなってほしい、俺の嫁に感じてほしい、俺の嫁にイッてほしい。

というのは夫としての当然の願いではないだろうか。

さらに丁寧に腸越しに子宮をついてやると、

「イッ、イクぅううっ!」

と喘ぎ声が大きくなり、久美子がイッたようだ。

子宮から身体中に鳥肌が広がっていくのが見える。

びゅびゅっ、びゅっ、びゅっ、と大きな音をたて、久美子は股間から多量の愛液を吹き出す。

 

その愛液は久美子の脚を通じて、床に大きな水溜りを作っている。

 

俺はその様子を満足気に見やると、もっとグラインドを大きくする。

 

「い、いまっ、イッた直後だからぁっ、落ち着かせてぇ……っ!」

 

と久美子は言うが、俺にとっては、イッた直後の久美子のアナルはキツく締まっており、俺としても早く出したい、久美子のアナルに俺の精子を出したい。

その一心でグラインドを続けている。

 

癖になりそうな締め付けを送ってくる久美子のアナル。

膣とは違った感触が、俺を快楽と言う快楽で満たす。

 

気持ち良さのあまり、天国にいるような気持ちになったところで、俺は久美子のアナルの中で中出しした。

 

どびゅーっ!どびゅびゅー!どびゅびゅびゅっ、どびゅーっ!どくんどくんっ!どくどくっ!

 

俺の体にも射精の快感が駆け巡る。

背筋や脳髄に電流が走り、頭が久美子の中で精子を出すこと一色しか考えられなくなり、ひたすらに目の前の女が愛おしい、その感情に塗り潰される。

「あぁっ!あついっ! あついのでてるよぉーっ!」

久美子も俺の中出しした精子の奔流に当てられ、イッてしまったのか、背中越しに再度、身体中に鳥肌がたち、イッているのがよく見て取れる。

そうして、かなりの長い間、俺の射精が続く。

久美子はその間、アナルでイッていた。

その後、久美子は二度深く絶頂した快感と、初めてのアナルセックスの緊張からか、立っていられなくなり、床に落ちる。

じゅぽっと、音をたてて俺のペニスは抜けるが、未だにその威容をまじまじと久美子に見せつけていた。

 

だが、今の俺は久美子が心配だった、慌てて久美子に言葉をかけると、

 

「……これで、これからもいっぱい、えっちができるね」

 

と優しく俺に微笑んでくれる。

俺は嬉しさのあまり、久美子を抱き締めると、久美子は抱きしめ返してくれた。

胸の中から、体中が脳髄に至るまで、優しい気持ちで満ち溢れていく。

 

そうして、抱き合ってから、数分、落ち着いて来た俺と久美子は人の気配に気付いた。

そちらを見やると、麗奈もみぞれも買い物袋を床に落とし、股間に手を当てながらこっちを見遣っていた。

 

はっとした後、何事もなかったかのようにすまし顔でこちらを見やる。

そうして、ちょっとした小恥ずかしさのまま、

 

――久美子の初めてのアナルセックスは、

――終幕となった。

 

ちなみに、そのあとは麗奈にもみぞれを交えてアナルセックスを4Pで教え込むこととなった。

三人とも、皆俺に尽くしてくれて嬉しい。

 

俺たちの爛れた生活はこれからも続く。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




みなさまコメントいつもありがとうございます。
大変励みになります。


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第19話 麗奈と朝のルーティーン編

評価、コメント、お待ちしてます。


寒さが骨身にまで染みる京都の冬。

久美子、麗奈、みぞれの三人の妊娠が発覚してから数週間が経った。

 

三人とも、それぞれ妊娠初期のつわりが始まっているが、それぞれ軽いらしい。

久美子も麗奈もみぞれも食欲や性欲に以前と差が出ている。

 

――前々よりもっともっと精液とセックスをねだるようになったことだ。

 

俺も、3人の子供の親となるというのに、未だにそう言った意味で落ち着きがない。

だが、俺も3人も、落ち着きがない方が嬉しい。

体の繋がりを求めあった方が愛情をより深く認識できる。

そうして、今日も、俺は朝っぱらから三人とセックスしている。

 

4人で『川』の字に寝るのが最近の俺たちのマイブームだ。

と言っても、俺以外の三人が決めたことで、俺は粛々と従うだけなのであるが……、全く三人のことを嫌いに慣れない。

むしろ俺は嬉しがっている。

 

4人なのに、『川』の字ってどういうことだと思うだろう。

線が3本しかないじゃないか、なんて思うだろうが、事実はこう言うことだ。

俺を中心として、他の2人は俺の横で寝る。

そして、俺の胸板の上で当番の一人が寝るのだ!

 

一緒に住み始めた当初は秋だったのでまだなんとかなったが、冬となると人肌の温もりが恋しい季節となり、以外とされる方もする方も悪くないのだ、ということに気付いてしまった。

 

いつも俺が下で、久美子、麗奈、みぞれがそれぞれルーティーンで俺の上にうつ伏せで寝ている。

日々筋トレしている甲斐もあり、みな幸せそうに俺の厚い胸板の上で、トロンと蕩けた眼差しとなって寝ている。

 

俺たちは若い。

そんな近くにいると、当然性欲が昂りムラムラする。

夕食を食べたらそれぞれ勉強や楽器を練習した後、そのまま寝るのだが、当然同衾し始めたところで、セックスを開始するのである。

 

そうして、四人で数時間セックス をした後、皆で寝落ちして、朝起きてルーティーンにいる人から、俺とセックスを始めるのである。

 

皆、地頭は良いので、学校の授業だけで、十二分に良い成績が取れるのが救いだ。

 

俺も含めて4人とも、セックスにハマっており、学校にいる時以外は勉強か楽器かセックスしている生活といってもあまり、過言ではない。

部活!勉強!セックス!

どれも充実していて、今最高の気分だ。

 

ちなみに、皆俺の起こし方が、それぞれ違って俺は楽しい。

 

――麗奈の場合。

冬の寒さが身にしみて、布団の温もりが恋しく、より布団から出られなくなる季節。

俺はいつも通り麗奈のキスで目を覚ます。

 

「んんんぅ〜っ……」

俺の声が思わず出てしまう。

 

麗奈の深い、深いディープキス。

俺の口の喉近くまでベロで犯される、ディープキス。

一方的で、略奪的な麗奈のディープキス。

俺の意識のことなど蚊帳の外、というぐらい、俺が起きても寝ていても関係なく犯されるディープキス。

 

麗奈は俺の体液を飲むのが好きらしい。

そして、唾液を飲ませるのも好きだと言うことが、同棲を通じて改めて分かった。

 

なんで好きなのか以前聞いて見たところ、

 

「ほら、唾液って水分でしょ? 人間の約60%は水分なわけじゃない? 私で生成された水分があなたの一部になっていると思うと興奮する……。私の一部があなたを構成しているのが嬉しくなるの」

と、照れながら言われたのが印象的だった。

謎の性癖だったが、その性癖の魅力は麗奈の満面の照れと笑顔からなんとなく伝わってくる。

 

そうして、麗奈の口内から唾液がいっぱい送られてくるので、意識が寝起きの今の状態に戻る。

俺の頭は麗奈の女性らしく力強い腕に強引に固定され、俺に拒否させないように、俺の頭を固定している。

実際俺は麗奈の強い腕力に微動だにできない。

そうして、ゴクリ、ゴクリ、と俺に麗奈は唾液を飲ます。

 

俺も、麗奈の唾液はおいしいからか、拒否しない。

何より、愛しい人の性癖に付き合ってあげたい、と言う気持ちが強い。

一回試しに拒否して見たことがあったが、強引に組み伏せられた。

その後の麗奈は、獣のように発情していて、俺を強引に組み伏せるのにハマっていた。

組み伏せられる方も、そうなってしまうと若干ではあるが面倒なのであえてこのままにしている。

 

麗奈は強気な性格と同様に、異性を自分のままに組み伏せるのが好きらしい。

 

だが、俺も麗奈が好きなので、拒否なんかしない。

麗奈の言うとおり、して欲しい通りに唾液を飲み続ける。

 

そうして、10分近く、麗奈に朝起こされてから、ずっと唾液を飲まされ続け、やっと麗奈と言葉を交わした。

 

「おはよう、目が覚めた?」

「ああ、おはよう……」

 

そうして、麗奈は俺の顔にキスの雨を降らす。

おでこ、頬、鼻先、あご、耳、首筋、そうやってキスをしている間、俺は腕を背中に回し、麗奈を抱きしめる。

 

「ん……!」

麗奈は俺の愛情に笑顔で返してくれる。

そうして、背中側から麗奈の尻たぶを揉むと、

 

「あんっ、あぅっ……!」

 

麗奈は俺の愛撫に感じてくれている。

そうして俺はすでに麗奈のヌルヌルになったマンコから、愛液を指先に取る。

その濡れた指先でアナルを塗りたくる。

 

そして俺と麗奈は体を起こし、対面座位と呼ばれる、向かい合わせに麗奈が俺の膝の上に座る体位に移行した。

 

――朝セックス 。

この三人の誰かとやる、いつもの習慣だ。

 

「ああっ、んんんん〜っ!! 入ってぇ……、入ってくるぅ……!」

麗奈はアナルへの挿入の快感に身震いさせながら、俺の体に抱きついてなんとか俺より先にイカないように我慢している。

 

麗奈の髪は長い。

そんな彼女から抱きつかれると、俺の顔が髪にモフっと埋まる。

麗奈のシャンプーの匂いがして、以前久美子から聞いた話を思い出した。

麗奈が俺に好かれようと、特に念入りにその綺麗な髪を手入れしているという話を聞かされた。

俺は麗奈のその健気な心が非常に嬉しい。

健気な麗奈に対する愛しい愛情を伝えるべく、なるべく優しく、麗奈の背中をさする。

すると、麗奈がイキそうになっている緊張から、リラックスして脱力してくるのがわかった。

 

「優しいね……、ありがとう」

そう麗奈が笑顔で言うと、俺の心が朝から幸せで満たされる。

麗奈からの愛情がより伝わってくる、深く伝わってくる。

 

俺は照れといたずら心から、麗奈に再び、挿入したまま抱きつく。

「……ふふっ、甘えん坊さんだね」

そんな麗奈の猫なで声がさらに俺の心を蕩かす。

 

俺はそんな麗奈を奇襲したくて、麗奈の頭を抱き寄せ、耳に舌を突っ込んだ。

 

「ひゃうっ!?」

 

麗奈は俺から離れようとするも、俺の頼りない腕力で抱きしめてると、逃げるのを諦めたのか、させてみようと思ったのかは分からないが、されるがままになっている。

 

そうして、耳を舐めながら、器用に腰を回転運動させると、

「んんっ、ふぅっ……!あ、あぁんっ……!」

 

麗奈の体がだんだんと震えてくる。

俺の愛撫に感じてくれているのだろう。

そうして、5分ぐらい、麗奈の性感を高めることに執心していると、

 

「っ……!はっ、んんっ……! イッて、イッて……! わたし、もうっ、イキそう……!」

と、5分しか経っていないのにもかかわらず、早くも降参宣言している。

 

尻穴も弱く、耳も弱いとは、美人なのに弱点が多いのが麗奈の魅力だろうか。

グチュン、グチュンと麗奈のアナル、耳元から、音が大きくなるように動かす。

 

「んぅ……っ!ん、んぁああっ! いいっ、いいよぉっ!」

 

俺も耳元で麗奈の喘ぎ声を聞かされているからか、ペニスがさらにむっくりと大きくなるのを感じる。

 

「あぁんっ、おっ、おっきくなってるの嬉しぃっ! きっ、きもち……よすぎて、くるぃそうっ……!」

 

――はやく、はやく、せいえきっ、だしてぇっ!

 

そう耳元で懇願されると、俺も麗奈のアナルに出したい欲がさらに高まった。

官能という官能、電流のような快楽が身体中を駆け巡る。

 

体の細胞という細胞全てが、目の前の女に出したい、と思うようになる。

それ以外考えられなくなり、

――俺は麗奈のアナルの中で射精した。

 

どぴゅーっ!どぴゅぴゅぴゅぴゅーっ!どぴゅどぴゅどぴゅーっ! どくんどくんっ!

 

「イッ、イクゥーっ!いっちゃってるぅうううううーーーっ!」

麗奈のアナルは俺の精液に当てられたのか、体がぶるぶると大きく震え、快感に満たされて麗奈はイッた。

 

麗奈のアナルが収縮し、アナルの癖に俺のペニスから精液を求めて、さらに搾り取ろうとする。

 

どぴゅーっ!どくんどくんっ!どくどくっ!

 

さらに麗奈のアナルの中に俺は射精する。

あまりの快感、あまりの高揚感からか、もう麗奈と俺以外には視界が入らない。

そうして、2人してベッドに倒れ込む。

 

麗奈はアナルにペニスを咥えこんだまま、俺の胸板の上に倒れ込む。

俺がかいた汗の上に、麗奈の髪が張り付いて、

――麗奈の乱れた髪、

――赤く紅潮し上気している体、

――早く脈打つ麗奈の鼓動が、

 

再度のセックスを俺に要求しているのを感じる。

その要求に、一回の射精じゃ物足りない未だ大きかったペニスが、麗奈の中でさらに大きくなる。

「んっ……、ふあ……っ!……まだまだげんきで、嬉しい……」

そうはにかんだ麗奈に、背中から犯したいんだと、バックでやらせてほしい旨を伝える。

「いいよ……、きて……」

麗奈はそうして、いったん俺のペニスをアナルから抜き、ベッドの上で膝と肘をつき、俺に尻を向けてくる。

 

愛液と腸液、それに咥えて俺の精液でヌラヌラと光るアナルはまだまだ俺の精液を飲み足りない、とまるでこちらに主張してくるようだ。

ヒックヒくと麗奈のアナルは収縮していて、早くペニスを挿入するよう求めているように見える。

マンコもすっかり濡れていて、先程イッた愛液が麗奈の太腿を通じてつぅーっと、シーツに垂れていく。

「……私のこと……、犯して……」

すっかり発情した声で、尻をふり、俺のペニスを淫らに誘ってくる麗奈。

 

もうその準備万端な様子を見て、俺は早速麗奈のアナルにまたペニスを突っ込む。

「んんぅ〜〜っ! ひぁああっ! 入って、はいってくるよぉおおおおおっ!」

 

今までにない大声をあげ、快感にむせび泣く麗奈。

一回中出しされて、感度が高まったアナルは、もうすっかり俺の支配下におかれている。

 

もう麗奈の全て、魂も、肉体も、髪の一片すらも、俺のものだと! 麗奈の体が俺に伝えてくる。

バックで麗奈を犯し、そのシミひとつない美しい肌を見て、こんなに極上の美少女、極上のメスが俺のものであることに、

――非常に高揚する。

 

バッチュン、バッチュン、バッチュン、と麗奈の尻と俺のペニスがぶつかり合う音が寝室に響き渡る。

「んっ……、あっ……、ひゃっ‥‥、ああん! きっ、きもちよすぎるよぉーっ! わ、わたし、おかしくなっちゃぅううううう!」

 

――ん゛ん゛っ〜!

 

そう女性らしくもない唸り声を上げて、麗奈は身体中に鳥肌を立たせ、麗奈はイッている。

すっかりアナルでのイキ癖がついたようだ。

その体からは汗という汗を吹き出させ、アナルは快感に収縮している。

麗奈の長い綺麗な黒髪が、背中に張り付き、麗奈の優れた体のシルエットを強調し、淫靡な様子に拍車をかけている。

 

「あぅああ……んぅあぅ……、んっく、ふぁあ……あっ……」

そうして、20秒近く、麗奈は快感に震え、悶えている。

 

俺は麗奈を休ませるためにグラインドを我慢していたが、麗奈のアナルの収縮が俺を快感でみたし、思わず射精しそうになってしまう。

 

「……ごめん、先にイッちゃって……。好きに動いて……ね」

麗奈がこちらに健気に謝ってくる。

俺は一切気にしていないし、むしろ好きな女性が快感に震えてくれている姿を見て嬉しいものを感じたが、お言葉に甘えて好きに動くことにした。

 

麗奈の上に、覆いかぶさる。

 

「ひゃうっ!」

麗奈のアナルはまだ敏感なのか、俺が少し動いただけでも感じているようだ。

俺は麗奈の、嫁の中では誰よりも大きいおっぱいをもみしだく。

後ろから犯しているので見えはしないが、すっかり麗奈の乳首は勃起しており、指先でちろちろといじってやると、体をくねらして嬉しそうにする。

最近、妊娠の影響からか、ただでさえ大きい麗奈の胸がさらに大きくなっていて、俺は夫として非常に嬉しい。

――母乳が出てきたら、俺にも少し飲ませてもらえないだろうか……。

なんて少し変態チックなことも少し考えてしまう。

麗奈のおっぱいは元から大きかったが、すでに手のひらには収まらないぐらいに大きくなっており、揉み応えがある。

マシュマロのように柔らかい麗奈のおっぱいは、先ほどからのセックスで汗をかいているせいか、すっかり俺の手に吸い付いて離さない。

 

そうして、麗奈のおっぱいを揉んで堪能しながら、グラインドを開始させる。

 

「っ……あぁあっ……! だ、だめぇ……、気持ち良くなりすぎちゃうぅ……!かんじすぎちゃぅううううっ!」

 

麗奈は先ほど好きに動いて、と言ったのにもかかわらず、もう快感にギブアップ状態だ。

普通だったらその二律背反が嫌いになりそうなところだが、俺が与える快感に喘がされ、ギブアップしている俺の嫁だ。

――俺の麗奈だ。

――嫌いになれるはずがない。

むしろ、『愛情』が込み上げて来る。

 

麗奈の尻たぶも揉み回すと、アナルの収縮が変化して、さらにキツくなる。

まるでペニスを食い破らんばかりだ。

そうして、グラインドを続け、

 

「イクゥっ! イッちゃってるからぁ……!おかしくなぅ……、はっ、早くだしてぇ……!」

と、麗奈は先ほどからビクンビクンと体を痙攣させ、快感にイキっぱなしだ。

麗奈の懇願に負け、彼女の体から電流のような快楽が我慢できなくなったところで、

 

――麗奈のアナルに盛大に射精した。

ぶびゅーっ、びゅるるるるるーっ!どぴゅーっ、どぴゅぴゅぴゅぴゅるーっ! 

 

「あぁぁぁぁっ! らめっ、イクイクイクぅッ!」

すっかり性感帯となったアナルで、麗奈は俺の射精を受け止める。

俺はペニスから湧き上がる再びの射精の興奮、高揚、開放感からか、目の前が真っ白になる。

 

そうして、再び快感から戻ってきたときには、

 

麗奈はすっかり崩れ落ち、俺の精液をアナルで受け止めきれずにその肢体で受け止めていた。

 

「はぁ……、はぁ……。きもち……よしゅぎる……。だいすきぃ……。……いっしょう、すきぃ……」

そう言って、快感のあまり目をうつろにしながら、麗奈はうわ言のように、『大好き』とか『一生好き』とか、普段は俺に面と伝えてこない言葉を述べている。

俺は嬉しくなって、麗奈の横に倒れ込む。

そうして、麗奈に腕を回して抱くと、段々と麗奈の意識が戻ってきた。

 

麗奈はこちらに向き直ると、その目に輝きを取り戻している。

 

「……私の独り言……聞こえちゃった?」

そう照れて麗奈は目線を合わさないようにしながら、こちらに聞いて来る。

 

俺はうん、と頷き返すと、

 

「……恥ずかしい。私、そういうタイプじゃないのに……」

と顔を手で隠しながら、今までで一番恥ずかしがっている。

 

俺は麗奈の頭を抱えると、

 

「一生好きだ、大好きだ。一緒に生きていこう」

そう俺が、言うと、

 

「……うん」

とだけ麗奈は頷いた。

 

そうして、麗奈と2人で10分か、数十分か、抱き合っていると、

 

――大好き、一生好き

 

そう小声で麗奈が言ってくれたので、俺はより力強く、麗奈を抱きしめた。



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第20話 優子先輩追加編

北宇治高校に入って1年目の冬。

年末年始の冬休みが終わり新学期が始まって、吹奏楽部の部室にて日課である部活動の後片付けをしていた頃。

 

――俺は、優子先輩に呼び出されていた。

 

「ちょっと、これからの部のことで相談があるんだけど」

 

――きなさい。

 

そういつもの気丈&勝気な様子で俺に『クイクイ』と手で呼び出す。

その様子はいつもと変わらないはずだが、運動した直後なのか少し汗をかいており、肌が紅潮していて、緊張している様子だった。

 

――なんだろう?

 

そう思って俺は優子先輩のもとに行く。

すると、優子先輩は、

「……いいから、ついてきなさい」

 

そう言って、俺を『校舎の外』に連れ出した。

 

 

――――――

「んんっ、んんぁっ、イィ!イクゥっ! イッチャうううう!!!!」

どぴゅーっ、どぴゅぴゅぴゅぴゅーっ!どくどくっ、どくんどくん!どくどくどくっ!

俺は優子先輩の中に我が物顔で精子を解き放つ。

俺が出した精子の奔流が子宮口に打ち当たり、俺の子種が奥底に入っていくのがわかる。

 

優子先輩は俺に全国出場した部長職という重荷を背負った尻を見せながら、軽薄にイッていた。

快感に打ち震え、みぞれや麗奈ほどではないが、美麗な肌を紅潮させ、ブルブルと快感に打ち震えている。

面白いのが、頭につけているリボンが、優子先輩が性感に震えるたびに、それも合わせて震えているのだ。

 

クネクネと動く躰につられて、揺れる様子が面白い。

 

俺も部長である優子先輩から誘われるとは思っておらず、面白くなって舞い上がってきたので、腰を円回転させる。

それに合わせて安いラブホテルのそれまた価格相応のベッドのマットレスがギィギィと響く。

すると、

 

「んんっ……、イッ、いいよぉ……!き、きもちいぃ……!」

そう蕩けた声でこちらに返してくる。

 

いまさっき処女を卒業したばっかりなのに、もう快感に喘いでいる。

天性の淫乱なのだろう。

 

俺たちが戯れるベッドのシーツは、優子先輩の破瓜の血と愛液で俺が出した精液で薄ピンク色に染まっている。

――それは天性の淫乱である証に俺には思えた。

数時間前まで処女だったのに、

――もう俺の牝になっている。

 

調子に乗ってバチン、と尻を引っ叩くと、

 

「あひぃんっ!」

とその痛みすらも快楽に換え、すっかり優子先輩は快楽に昇天し、ぶっ飛んでいた。

それが最後の一押しとなってしまったのか、俺に尻を向ける優子先輩はもはや脱力し、崩れ落ち、俺のペニスから、ちゅるりと愛液と精液が混じったものをマンコから垂れ下がりながら、崩れ落ちた。

 

「……はぁっ、はぁっ……」

優子先輩は息を整えようとしているが、全然息が整わない。

今日でセックスに於ける絶頂は初めてだったのにもかかわらず、何回も俺に繰り返される心地よさに、性感に。

――すっかり消耗してしまっているようだ。

 

優子先輩はすっかり崩れ落ち、もう一戦セックスする気配を見せない。

時折そのマンコからは、ぴゅぴゅっ、と愛液と精液が混じったものを痙攣して吐き出している。

 

「ふひゅーっ、ふひゅー……」

そう言って、息を整えて少しずつ快感が落ちていくのを待っているようだ。

 

俺はそんなうつ伏せに倒れた優子先輩に、さらにうつ伏せに覆いかぶさる。

 

「うぁ……っ!な、なに!?」

優子先輩は動揺しており、俺を引き剥がそうとしてみるが、いくら女性の方が腕力が強いと言っても、体重ごとかけた俺には抗い用もない。

しかも優子先輩、今はイッた直後で、尚更力が入らないだろう。

 

俺は伏せている優子先輩にそのままうつ伏せに覆いかぶさりながら挿入する。

 

じゅぷぷっ、と粘液を押し分ける音を立てながら、ペニスが優子先輩の中に再度入っていく。

――あるべき場所に入っていくかのように。

俺のペニスが、牝の中心部である子宮へ向けて挿入されて行く。

 

ぞぞぞっとした感覚が身体中を駆け巡る。

優子先輩の膣のヒダヒダが俺と相性がいいのか、優子先輩は先ほどから何回もイッているのでマンコが敏感で収縮状態にあるのか、挿れただけなのに、優子先輩のマンコは俺に快楽の暴虐を流し込む。

 

優子先輩も、

「うぁ〜っ、ぅんん!イッ、イっちゃう……!」

俺に押さえつけられているので、体をブルブルと震わせて快楽を逃すことができないようで、体をジタバタさせながらも、鳥肌を立たせ登り上がる性感を真正面から受けているようだ。

 

しかし優子先輩は自分だけでイッてもいいのに、俺がイッていないということで、なんとか我慢しようとしてくれているらしい。

――健気なことだ。

部長らしく責任感があるのだろうか。

――淫乱なのに。

 

そうして、俺は優子先輩の背中に覆いかぶさるような形のまま、抽送を開始する。

 

「んんっ……!んぁっ、ああんっ、んふぅっ、んんんっ……!」

パッチュン、パッチュンと愛液とペニスが交わってかき回される音がラブホテルに響き渡る。

俺は優子先輩の両手にそれぞれ手を上から重ねる。

すると優子先輩は嬉しそうにしてくれる。

 

優子先輩の背中と、俺の腹が互いに汗だくでぴっちりとくっつくも、それすらも心地いい。

今は真冬だというのに、互いに汗をかいており、すごい量がベッドに流れていた。

 

汗と愛液、精液と唾液、それらのいつもの匂いが部屋中に充満し、優子先輩と性交しているんだと感慨を抱かせる。

 

こんなに勝気で、

――洒脱で可愛くて、

――去年全国大会出場した部の部長職を担う責任の重い人が、

 

――『俺の下で快楽に喘いでいる。』

 

なんだかその回り合わせが面白い。

 

「きっ……、気持ちいい……よぉ……っ! お、おかしくぅ……、なりそうっ……!」

 

ペニスで優子先輩のマンコを耕すつもりで。

俺の巨根による快楽をその身に覚えさせるつもりで、ペニスを打ち込み続ける。

 

ぐりぐりぐりっと、奥底の子宮口付近を自慢の巨根で弄ってやると、

 

「いぁっ、いやぁっ……。それぇ……、気持ち良すぎてだめぇーっ!」

 

優子先輩は首を横に振り、子供のように嫌々をするが、俺は優子先輩が感じてくれて、嬉しかった。

彼女は嫌だと言っているが、

――俺はすかさずそこを責め続ける。

 

「あっ、ぁあんっ、んんんんっ! きっ、きもちいぃっ!」

後ろから見るその顔は、横顔しか見れないが、すでに耳まで真っ赤で、快楽にのぼせ上がっているのが見て取れる。

普段の勝気な優子先輩はそこにはおらず、もう俺の下で快楽に染まる1匹の牝がそこにいた。

 

俺は優子先輩がもう快楽に対してキツそうなので、ラストスパートをかける。

バジン、バジン、と今までにないくらいに、俺の腰と優子先輩の尻たぶがぶつかる音が響き渡る。

優子先輩は俺の下で動けないからか、快楽から逃げることもできず、

「んふぅ〜っ! ん゛ん゛ん゛っ!」

とひたすらに、人間なのに玩具のように俺に弄ばれている。

その光景が俺の性感をさらに高める。

もともと優子先輩は先ほどから何度も軽くイッていて、そのマンコで俺に早く精を解き放て、と主張して止まない。

優子先輩が軽くイクたびに、俺のペニスに向かって暖かい愛液がどっと押し寄せてくるのが感覚でわかってしまう。

 

俺はそんな優子先輩に愛を伝えようと、その手を優しく握る。

そして優子先輩の手は、俺の指を強く握りかえしてくれる。

 

俺はそんないじらしい優子先輩に暖かい感情を覚える。

俺の女に愛を伝えたと思ったら、愛を伝え返される喜び。

――何事にも代えがたい。

 

俺は優子先輩にそろそろイキそうな旨伝えると、優子先輩は余裕がないのか、コクンと肯くだけで、俺からあたえられる快楽に耐え抜いている。

軽くイッてはいるが、しっかり我慢してくれているらしい。

その優しさが俺には嬉しかった。

 

ラストスパートに入る。

 

優子先輩も後半大詰めなのを理解しているのか、よりギュッと体に力を入れる。

当然、優子先輩のマンコも俺のペニスへの締め付けをさらにキツくする。

もう限界だった性感、快楽がすっかりそれでオーバーヒートしてしまった。

俺は官能と快楽、ペニスを通して背中から身体中に燃え上がる気持ちよさと快楽の炎に、頭が真っ白になり、

――優子先輩の中に爆発的に射精した。

 

どぴゅーっ!どぴゅぴゅぴゅぴゅぴゅーっ! どくどくどくっ! どくんどくんっ!びゅびゅーっ!

 

「んんんんん〜〜〜〜っ!」

前世がある俺からしたら男女逆転の社会で、優子先輩は声を出すのが恥ずかしいのか、それとも男から責められて声を出させられるのが恥ずかしいのか、声を出さないように耐えている。

 

そうして、長い長い射精と、快楽の暴虐が俺ら2人を駆け巡った後、マンコから愛液と精液が逆流してきた。

勢いよく逆流するものだから、すっかり俺たちの腰あたりのシーツがびちょびちょだった。

優子先輩のお腹はあまりの俺の射精量の多さに、気のせいかもしれないが少し膨らんでいる風にも見える。

しかしそんなことを気にすることなく、二人してベッドの上でうつ伏せから横向きになった。

二人して、ゆっくり息を整える。

そうすると、見知らぬ天井だが、二人の世界がここにはあった。

 

先ほどまでの喘ぎ声と性交の音が交わる世界とは違う、

――静かな、静かな世界があったのだ。

 

無言だけれども、何も言わなくて伝わる以心伝心の空間がここにはあった。

「……好き」

優子先輩はこちらを見遣って、そう優しく微笑むその顔には、こちらへの愛情が灯っているのは容易に見て取れた。

普段強くリーダシップを発揮し、物事を的確にてきぱきと決め、ピンと背筋をはり、真っ直ぐにひたすたらに真っ直ぐに生きている優子先輩。

――その優子先輩がこちらを見て、俺のことを『好き』だというのだ。

 

俺は優子先輩のことをビジュアルは魅力的な先輩だとは思っていたが……。

まだ三年生が現役だった時は、どうにもツンツンした印象しかなかった。

しかし部長職となって丸くなり、ツンツンした様子はなりを潜め、真っ直ぐと生きる人間になっているのをみて、俺も惹かれ始めていた

――その思いに応えないわけにはいかなかった。

 

「……僕も、好きです」

そうして、あれだけセックスをしたのにも関わらず、未だにキスすらしていないことに気付いてしまった。

――俺らは初めてのファーストキスをした。

それは性交臭が凄まじい中で行われたキスだったが、新しい女を手にしたフレッシュさに俺は嬉しかった。

 

――――――――

そうしてからまた俺らは再び盛り上がりそうになるが、帰る時間ということで、優子先輩に掃除してもらうことを決意する。

――俺のペニスを綺麗にしてもらうのだ。

 

「ほら、優子先輩。掃除して?」

――掃除するのがマナーだから?

 

と、調子に乗って優子先輩に教え込む。

優子先輩は普段と違って、ベッドの時は淫乱に喘ぎ、ウサギのような可愛さを見せる。

特にそのチャームポイントである、頭につけたリボンがウサギの耳っぽくて素晴らしい。

腰を振った時に、いちいちリボンが揺れるのが、淫乱さに可愛さというスパイスを足してくれていて、実に興奮する。

 

実際、優子先輩に8回も出したにもかかわらず、未だに衰える気配はない。

 

「……あむ、……ひょうげいい?」

優子先輩は未だに自分を淫らに喘がす俺の巨大なペニスになれないのか、咥えたまま、これでいい?と聞いてきている。

優子先輩はみぞれ先輩と同様に、どうやらそのお口が小さいようだ。

 

「もっと、根元まで咥えて……、そうそう」

そうして優子先輩に優しく、セックス後の奉仕のしかたまで教え込む。

こんなに可愛らしい先輩にペニスを加えてもらい、その喉奥に射精する。

 

前世と比べて男女の性的観念逆転世界だからか、女性側のペニスへの憧れは相当強いものだ。

優子先輩は初めてながらも、その興奮を隠し切れていない。

 

俺は優子先輩が深いところまで行くと、絶対えずいてしまうと思ったので、深いところまでいれたい欲を抑えながら、浅いところで優子先輩の口マンコでの抽送を楽しむ。

 

「優子先輩、玉を優しく揉んでください」

そういうと、優子先輩は言われた通りに優しく玉を揉み始める。

あの勝気な優子先輩が今は素直に彼氏となった俺に尽くしてくれている。

そのことが嬉しくて、目線を合わせると、初めてフェラしながらでキツイだろうに、こちらに優しく笑ってくれる。

 

俺はその気持ちが嬉しくて、優子先輩のお口にあまりきつくならないうちに出してあげようと決意する。

 

優子先輩から送られてくる玉揉みの気持ちよさと、その目線からくる愛おしさを胸いっぱいに感じて、自分自身の性感を高める。

そうして、背筋に快楽が走るのを我慢しきり、優子先輩のお口に射精した。

 

びゅびゅびゅーっ!びゅびゅっ、びゅびゅびゅっ!どくんどくん!

優子先輩は初めてのフェラチオで、射精されたせいか、戸惑いながらも、なんとか俺の精子を受け止めようと、飲み干してくれている。

 

こくっ、こくっ、とそのか細い喉が俺の精子を飲み込み、上下していく。

俺はその様子に興奮しながらも、優子先輩が一生懸命飲み干してくれている様を眺めている。

今や恋人であるが、部の部長をひざまずかせ、俺の精子を飲ませている。

 

征服感が俺の中で沸き起こった。

しかし優子先輩が、俺の精子を飲み干して、笑顔で、嬉しそうな顔を見せると、

――その雄々しい気持ちはどこかに行ってしまい、

――優子先輩に対する優しい気持ちだけが残った。

 

そうして、優子先輩が初めてで苦しそうにしながら俺の精子を飲んでくれたことを考えると、

――気づいたら優子先輩の頭を撫でていた。

 

「えへへっ、ありがと」

俺の目の前でにこやかに笑う優子先輩は、今までの優子先輩とは違う、丸い様子だった。

何か、部で疲れていたことがあったのだろう。

俺はセックスを通して、彼女の力になれたことを実感できた。

この調子なら、もっともっと部は良くなって行くに違いない。

俺はそう確信した。

 

――――――

夜が遅くなった俺は、結局優子先輩に家まで送ってもらうことになった。

すると、寒いのにも関わらず、みぞれが俺のことを家のまえで待っている様子だ。

優子先輩が女に加わったのは流石に不味かったか……?と思ったが、俺が何かをいう前に、みぞれは……。

「おかえりなさい」

と俺に優しく微笑んだ。

 

しかして、みぞれは俺を家に入れる前に、優子先輩の手をとり先に家の中に入って行く。

俺も続いて入ろうとするが、5分ぐらい待ってて、と言う。

そうして、数分待った後、俺は久美子に迎え入れられた。

その様子は笑顔で、

「おかえり」

と言われ、俺は気まずくなっていないことに少し安堵した。

久美子は表情や言葉で嫌味を言えるタイプじゃない、基本的に顔と感情が直結している。

俺は心の中で強張ったものが溶けて行くのを感じた。

多分、優子が加わっても大丈夫だろう。

家の中に入り、麗奈もこちらをみている。

「おかえりなさい」

その様子はいつもと変わらないが、何か腹芸をしている様子はない。

俺はさらに安心した。

 

――――――

そうして、居間で皆が座ると、みぞれは俺のことを指差して、改めて言う。

「優子のこと聞いた」

 

俺は覚悟していたことだが、少し冷や汗が出てしまう。

みぞれと優子先輩は仲良しだ。

やっぱり、優子先輩に俺が寝取られたとか言うんだろうか?

――と、焦りが俺を満たすが、みぞれの発言は斜め上をいくものだった。

 

「あなたほどの魅力的な男性は、他にはいないのだから、私は構わない。それに、あなたが私たちのことを気遣ってセックスしているけど、お尻でのセックスにしてくれていて、私たちはマンコにハメたいというあなたの感情を尊重していなかった」

――川島緑をあなたが受け入れた時点で、私は言わなかったのだから、そういうこと。

――久美子も麗奈も同じことを言っている。

 

と、言って、俺と優子先輩の関係を肯定してくれる。

久美子と麗奈を見やると、同じく同意している。

むしろなんだかこちらを気遣っている様子だった。

アナルセックスも楽しいんだけど、マンコでのセックスも人間本来のもので楽しいものだ。

たまに葉月や緑を呼び出して遊んでいたのだが、それでも少し欲求不満だったのがバレていたらしい。

 

ほっと、今度こそ完全に安心した。

 

「……でも、やっぱりあなたのことを好きになる人はいて、急にしたり顔をされるのはちょっと……ということで、改めてマウントをとっておく事にするわね」

そうして、麗奈も久美子も立ち上がり、俺のことを急に床に押し倒す。

誘ったのは優子先輩だが、俺は断らなかった。

妻である3人に対し、嬉しい反面、申し訳なくもある。

どうやら嫉妬してくれたらしい。

 

暖房が入っているとはいえ、冬の床板は少し冷たく、火照った体をひんやりと冷やす。

優子先輩はこれから何が起こるのか分からない、動揺した目で周りを見渡している。

 

――俺も何が起きるかわかりません。

 

強引に久美子と麗奈は俺のことを押し倒し、みぞれが俺の服を脱がしにかかる。

――主に下半身をだ。

見ると、皆発情した獣のような顔をしている、俺がいないときに示し合わせていたのだろう。

 

ガチャガチャと、ベルトがまず緩められ、その次にズボンが下ろされる。

 

「……抵抗しないの?」

そう麗奈は聞いてくるが、

 

「麗奈も久美子もみぞれも……」

――みんな信用してるから。

 

そういうと、麗奈も久美子もかぁっと顔を赤く染め、先ほどまで発情した獣のような表情はなりを潜め、照れた顔をして、目線を外側に向けている。

しかし、みぞれ先輩だけは発情したままで、俺のペニスを早速咥え始める。

 

みぞれは妊娠してからもする前も、俺の『虜』となっている。

 

彼女はペニスに頬擦りした後、玉袋に吸い付いて、俺に快楽を送り始める。

そうして、先ほどまで休憩状態だった俺のペニスが再び立ち上がり、臨戦態勢となる。

みぞれは慣れた様子で、玉袋に吸い付きながら手で輪っかを作り、俺のことを射精させようとしている。

久美子はその様子を見てたまらなくなったのか、強引に俺にキスをしてくる。

 

「んんん〜っ!」

たまらず声を上げてしまうが、久美子は俺の腕と体に体重をかけてのしかかってくるため、俺は微動だにすることができない。

 

「あっ、久美子ずるい!」

そう不平の声を上げるのは麗奈。

すると麗奈は俺の上着を脱がし始める。

北宇治高校は男は学ランで外しやすいのかどんどん外して行き、最後に俺がYシャツの下に着ている下着をたくし上げた後、

――俺の乳首を舐め始めた。

 

麗奈も麗奈で、俺が彼女のおっぱいに普段吸い付くみたいに、丁寧に俺の乳首に吸い付いている。

いつもやられているから、そこから真似たのだろう、みたいな頭の別の場所で冷静に考えを巡らせるも、彼女のテクが心地良すぎる。

合わせてヘソのあたりもこちょこちょとくすぐってきているので、それも心地いい。

 

すると、ペニスが暖かいものに包まれるのを感じる。

膣とは違うこのヌルヌルした感触は多分みぞれのフェラチオだと直感で推測する。

しかもいつも以上に積極的に根元近くまで呑まれている感触がある。

優子に見せつけたいがために、ディープスロートしているのだろう。

喉を通るペニスの感覚が、口と違ってくる。

やっぱりディープスロートまで始めたようだ。

 

唇、ペニス、乳首から送られてくる三点同時責めが早々に俺にギブアップのサインを出させるも、麗奈も久美子も器用に俺の手と体を押さえつけており、ギブアップのサインが出せない。

口に至っては久美子の熱いキスで塞がれていて、その舌を使って俺の口内を舐りまわし、俺に快楽を送り込もうと必死だ。

 

そうこうしているうちに、久美子、麗奈、みぞれの三人によって、俺は三人組から送り込まれる快楽に抗うことができない。

――彼女たちの手による快感の奔流に、

――あっという間に手玉に取られる。

 

快感という快感を送り込まれ、微動だに逃げることもできずに、その快感を正面からぶち当たってしまう。

 

そして強制的に、

――発情させられ、

――絶頂させられ、

 

――射精させられる。

 

どぴゅーっ、どぴゅぴゅぴゅぴゅーっ!どくんどくんっ!どくどくっ!どぴゅぴゅーっ!

 

ドクンドクンと俺の心臓は高鳴り、快楽のあまり鳥肌が立ち、性感の電流が身体中を駆け巡る。

それらが精子となって、体から放出されて行くのがわかる。

 

「んんんん〜っ! んっぐ、んぐっ、ごくっ、ごくっ……」

みぞれは必死に俺の精液を飲んでいる。

しかも飲んでいながらも、手で輪っかを作り、俺のペニスを上下しているあたり、意外と余裕なのかもしれない。

 

俺はイッているのにも関わらず、三人は奉仕を辞めない。

むしろ俺がイカされて射精した様子を見て、

――次はわたしの番ね

と、順番決めまでしているらしい。

 

妻三人と俺の痴態を見せつけられた優子先輩は、困惑して涙目な顔をしながらも、その手は股間にあり、気づかぬうちに自分でマンコを弄っていたようだ。

その脚には愛液が垂れ、ソックスが白だったせいもあるだろう。

愛液が通った部分が灰色に濡れ、今日あれだけセックスしたのにも関わらず、また濡れている。

だがしかし、そんな優子先輩は俺の目には可愛らしく見えた。

このシチュエーションに困惑して涙目姿になっている様子が俺にはそそる。

特に優子先輩はあれだけ強気で勝気でまっすぐした姿勢を部内の面々に見せておきながら、俺との時はウサギのようにこじんまりした可愛い女になるのが特に気に入っている。

 

「あ……、アタシ、一番下の女でいいからぁ……」

優子先輩はすっかり俺の妻たちにやり込まれたのか、少ししょんぼりしながら、涙目になりながら、そう皆に宣言する。

ちなみにその手は股間に当てられたままだ。

 

本人は大真面目なんだろうが、股間に手を当てたまま宣言をしているのを見せつけられるとなんだか面白かった。

 

「優子……。でも……。大事なことがあるの」

――1番下の女は私。

 

そう声高らかに宣言するのは、性奴隷であるみぞれ先輩。

その表情はいつものおっとりとした喜怒哀楽の少ない表情ではなく、キリッと強い意志を目にした一人の女だった。

――といっても俺らの中では性奴隷なのだが。

 

優子先輩は呆気に取られた顔をして、事態を飲み込めていないようだ。

何がなんだか困惑しているのだろう。

どちらにしろ、優子先輩にはみぞれのように性奴隷となるか、葉月たちのようにセフレとなるか、麗奈や久美子のように俺の妻となるかは決めてもらわなければならないだろう。

 

この困惑した空気の中で、おずおずと久美子が言い出した。

「……あの、私たち、こんな事してますけど、優子先輩が好きなのは変わらないですから……」

そう言って、久美子はなんとかフォローしようとするが、なんだかその気遣いが久美子らしくてちょっとこそばゆかった。

この曖昧模糊とした空気の中で切り込んでいけるのはさすが久美子、俺の嫁だ。

気遣いができるのが彼女の魅力だ、本当に美しい。

そして優子先輩も久美子のフォローに感じいるものがあったようだ。

 

「黄前さん……、わたし、受け入れてもらえるの……?」

「大丈夫ですよ、優子先輩。私たち、皆なんだかんだ優子先輩のこと好きですから」

そう言って、久美子は麗奈とみぞれを見渡すと、それぞれ頷いている。

優子先輩はその様子を見て、少し嬉しそうにしている。

そして最後に俺のところにやってきて、俺を起こすと、

「これからもよろしくねっ!」

そうにかっと、今は真冬なのに真夏の太陽のような明るい微笑みで、こちらに顔をむけた。

俺は嬉しくなり、キスをすると、そのまま二人で口づけを交わした。

終わってから周りを見渡すと、明るい朗らかな空気に包まれている。

優子先輩は受け入れられたようだ。

 

これから冬があけ、春になると俺らは2年生になる。

まだまだ波乱の予感がしたが、これからの生活の楽しみがまた増えた。

 



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第21話 優子、奴隷デビュー編

私、吉川優子が彼に出会って一目惚れしたのは、私が二年生になった直後の4月のことだった。

 

一瞬だけ見て、もうその時点で惚れてしまっていた。

こんな『少年漫画』みたいなことあるのか、とも思ったし、これが恋か!?と、初めて遭遇する恋に対して、私はてんやわんやで、心ここにあらずと言った調子で、すっかり何をしていたのか当時のことを思い出せない。

その部分の記憶が抜け落ちてしまっていた。

 

気づいたら新入生向けの歓迎演奏は終わっており、授業中となっていた。

その時は心臓がバクバクしており、初めて恋した異性についてのことばっかり考えていた。

今年から受験の準備も当然始まるだろうし、新学期からこんな様子でどうするんだと、自分を叱る。

 

しかし、私は集中しようとする意志に反して、彼のことしか頭になかった。

 

そうして、彼と部活で遭遇したことに驚いた。

 

なんでも彼は、『彼女に誘われて』この吹奏楽部に入ってきたらしい。

その時私は神に感謝した!

私はチャンスがあるのか、と一瞬期待してしまう。

この世は多妻一夫制なので、私が彼を夫とすることもできるんじゃないだろうか、とチャンスを願い、彼がトランペットに来るように祈る。

何しろトランペットは吹奏楽の花形だ、何もしなくても、こっちに来るだろう。

という自信と傲慢があった。

そしたら先輩権限で少し細工をして、彼を引き入れてしまおう。

という邪な考えがあったが、そんな私の意に反して、彼は、

――彼女と一緒に低音パートを選んだ。

 

私は落胆した。

さっきまでは神に感謝していたのに、今は神を呪っている。

低音パートとトランペットパートは話こそ少ないものの、接点もそう多くはない。

 

そんな私を落胆を、私は自身で日々慰めていた。

――――――

夜。

私はいつものように、オカズをネットで探していたが、頭を過ぎるのは彼のことばかり。

 

いつものようにインターネットでグラビアを探すのをやめる。

そうして、いつも通り、後輩を思い浮かべ、オナニーを始めた。

それがもう癖になってしまっている。

 

「んっ、……んんっ!」 

ブラジャーと胸の間に手を突っ込み、乳首を自分で弄る。

サワサワと目を瞑りながら彼のことを思い浮かべ、もう片方の手は膣の周辺をいじり始める。

 

すでに体はオナニーの気配を感じ取り、すでに私の奥から愛液が出てき始めている。

 

「はぁっ……、はぁっ……」

 

そのまま、指を中に差し込む。

「うあぁっ……!」

未だに誰も受け止めたことのない私の膣は、じゅぷりと音を立てて私の指を飲み込んでいく。

 

いったん指を取り出してみると、そこには透明な愛液が尾を引いていて、とろりと私の手に伝っていく。

未だに誰も受け入れたことのないこの体……。

彼に受け入れてもらえるだろうか……?

経験がない方が男性は喜ぶっていうけれど……。

 

そうして私は引き続きオナニーを続ける。

浅いところで指を抜き差しする。

オナニーを繰り返しているうちに、私はあることに気付いてしまった。

指を軽くまげて、内側にひっかけるようにするととてつもなく気持ちがいいことに。

 

そこを触ると全てが弾けるかのような快感が私を襲うことに。

 

「んんっ!はぁ……はぁっ……!」

全てを忘れてこの快感に集中する。

かの後輩だけのことを考えて、オナニーに耽る。

 

達することに全てをかける。

精神を集中し、絶頂に向かって無になるよう心がける。

 

そうして、指先の爪で、内側の気持ちいいところをコスった時に、それはやってきた。

 

「い……ぃくぅ……!」

小声で、家族に悟られないように声を出してしまう。

最近気付いたのだが、声を出しながらイクと猛烈に気持ちがいいことに。

家族にでも見られてしまったら、社会的に死ぬのだが、この気持ち良さが癖になってしまい、抜け出せないでいる。

 

浅く指を引っ掛けたところから、体に痺れが走る。

子宮を中心として、体に電撃のような快感の波が走っていく。

 

ビクビクと体を震わせた後、そのままベッドに倒れ込んだ。

シーツがすごく濡れてしまっていて、拭かなければとは思うが、絶頂直後のきだるげな感覚が、私を動かさない。

「はぁ……、気持ちよかったけど……」

何か、虚しい。

 

あたしは最近発情した猿のようにオナニーをしてしまっている。

オカズはもちろん、かの後輩、新一年生。

 

最近かの後輩以外に考えられなくなっており、好きな人でシコるという快感から抜け出せなくなっている。

『少年漫画』で見た初恋はもっと素敵なものだと思っていたけれど……。

気付いたら私はオナニー猿になっていた。

そんな後悔しながらも、私は眠りについた。

 

新入生を加えて本格的な部活が始まった。

私は香織先輩が好きで、香織先輩にトランペットパートのソロを吹いてもらうために、高坂と揉めているうちに、彼は高坂側についてしまう。

私は嫌な先輩だと思われているだろう……。

そうして、二年生として活動のほとんどが終わるまであと数ヶ月となった時、友人達がセックスについて話しているのを聞いてしまったのだ。

 

なんでもその内容によれば、女が男を誘うのは、自然に外に連れ出してやればいいとのことで、男は自然についてくるだろうとのことだった。

その考え甘くない?甘くないか?なんて思ったが、実際それで誘えた子もいるらしい……、もちろん断られた子もいるのだが。

子作りしている同級生もいっぱいいるし、学校にだって保育士さんも滞在していて、学校に赤ちゃんを預けていい。

実際、預けている同級生もいるし、その姿を見てきた。

妊娠したままセーラー服で登校している同級生達もいる。

 

――なんらおかしいことではないんだ!

――今まで私が奥手で恥ずかしがっていただけなんだ!

 

そう思うと、今まで初恋相手にどう近いたらいいか分からなくって、自分のことを引っ込み思案だとは思っていなかったが、この件に関してはまさしくそうだったのだと、思い知らされてしまった。

 

そのことを聞いた私は、今までの勝手に彼に対して積もり積もっていたエネルギーが、気付いたら爆発してしまっていた。

放課後、彼のことを呼び出して、そこから、彼のことをホテルへ連れて行ったが、彼は別に嫌がることも、抵抗することもなく、私に連れて行かれた。

 

――そこからは忘我の極地だった。

 

めぐりめく快楽。

身体中を走る快感の痺れ。

度重なる絶頂。

彼から送り込まれる怒涛のような本流の数々。

 

何より、初恋で彼と結ばれたこと。

それらが何よりも幸せで、彼の家族の仲間入りができたことが嬉しかった。

 

しかし、彼が帰宅してから凄かった。

あれだけ私を翻弄して、絶頂させ、手玉に取っていた彼が、

 

――黄前ちゃんと、高坂さんと、みぞれに、

――完全に手玉に取られていたことだ。

 

彼女達がいかに彼の弱いところを知っていて、手早く責め立てることができたのだと、彼との付き合いの差を思い知らされる。

 

そうして、

 

「あ……、アタシ、一番下の女でいいからぁ……」

と敗北宣言を出すも、みぞれは、

「一番下の女は私」

と宣言してきて、私はその時は困惑して分からなかったが……。

あとで彼とみぞれから話を聞いて思った。

 

『性奴隷』

普通の恋人同士ではない。

歪な関係だが、みぞれは幸せそうだ。

私は一瞬、みぞれの将来の幸せのことを思い、彼に怒りが湧いてしまいそうになったが、みぞれと彼がイチャイチャしているのを見て、なんだかその気持ちも霧散してしまった。

 

その友人を思う気持ちとは別に、もう一つ私の中で湧き上がった感情があった。

『私も支配されたい』

そういう気持ちが自分自身湧き上がったことにも驚いたし、彼の虜となって、さらなる快楽を貪りたいという気持ちがあることが驚いてしまった。

 

そして何より、『妻』という言葉より魅力的に聞こえてしまう。

 

『性奴隷』

その言葉が私に取り憑いて離さない。

 

そうして一週間後、気づいたら私は彼の『性奴隷』となることを志願していた。

――

優子先輩が性奴隷に志願して2週間、優子先輩はみぞれ先輩のトレーニングを受けているという。

俺はまた変な知識が吹き込まれないか心配だったが、ついにその日がやってきた。

 

指定された場所、と言ってもいつものヤリ部屋だが、そこに優子が待っているという。

 

そこで、俺はワクワクする気持ちとは裏腹に、平静な表情を装って、扉を開ける。

するとそこには、

――M字開脚をしている優子先輩の姿があった。

 

「……はじめまして、ご主人様。

今までのあなた様と後輩の麗奈様に壁を感じていた、吉川優子はいなくなりました。

 

今日、ここにあるのは、あなたさまの奴隷となるべく、先輩奴隷であるみぞれ先輩に躾けられた、一人の牝豚です。

 

どうか、私にご主人様の寛大な心で、お情けをください。

あなたの奴隷として生きることをお許しください、誓わせてください」

 

そうして、腰をカクカク、ベッドの上で空振りしている1匹のメスの姿がそこにはあった。

 

腰を振るたび、そのマンコからは潮が出ており、ぴゅっぴゅっと、純白のシーツを愛液で灰色に染め上げている。

体は紅潮し、いくら暖房を効かせているとはいえ、冬なのにその身体は緊張で汗がにじみ出ている。

 

部屋にはお香が炊いており、リラックスさせると同時に高揚するような相反する情熱的な香りがして、それがまた俺を昂らせる。

 

俺はベッドに向かって歩むと、奴隷となるべく、M字開脚をして待機している優子先輩に向かう。

 

その顔は今までみぞれに躾けられたせいだろうか、俺が脱ぐと同時に、顔が色めきだっているのがわかる。

そうして、俺はM字開脚をして、俺を待つ優子先輩の前に、ペニスを最大限に起立させた。

 

せっかく優子先輩が、奴隷として、挨拶をしているのだ。

――俺も主人として、それに答えねばなるまい。

 

「……お前が、俺の性奴隷になる吉川優子か?」

 

「はいっ、私があなた様の性奴隷の吉川優子です」

 

「ならば、俺のペニスに誓いを立てろ」

 

そう鷹揚に主人として告げる。

そしてペニスでピチピチとこの新しい性奴隷の頬を軽く叩くのを忘れない。

 

この性奴隷はもうそれだけで、発情していたのが、獣のようにペニスを早く貪り尽くしたいと、さらなる発情した獣となる。

 

「わ、私、性奴隷の吉川優子は……」

目の前に突きつけられたペニスに発情しているのか、興奮のあまり言葉が出てこないようだ。

再度ペチペチとペニスで叩くと、我を取り戻したように、口上を再開した。

我を取り戻したと言っても、完全に冷静になったわけじゃ無い。

このペニスへの魅了されている感情を取り戻しただけに過ぎない。

 

「このオチンポ様を生涯の伴侶とし、オマンコ奴隷として、一生涯をかけて、体の穴を使って尽くすことを誓います」

そうして、心からの誓いをうっとりと、ねっとりと、高らかに奴隷として、宣言した。

俺は優子先輩に向かって、目線でペニスにしゃぶりつくことを許可する。

 

すると、堰を切ったように、俺の巨根に吸い付いた。

 

「じゅるるるるる、ぶじゅう〜……!」

猛烈な音を立てて、吸い付いている。

早速のその圧倒的なバキュームに、思わず出しそうになってしまう。

少し、先走りが出てしまった。

さすがトランペット奏者で部長である。

その圧倒的な肺活量からくるバキューム力、凄まじいものがある。

麗奈ほどでは無いが、フェラチオの才能があるようだ。

 

そして何より嬉しいのが、俺と目が合うと、発情し嬉しそうにしているのが俺の心を暖かくする。

 

俺は頭を撫でると、その笑顔がさらに発情するのを感じる。

 

そうして、優子先輩は嬉しくなったのか、舌の先でチロチロと俺のペニスをしゃぶっているのがわかる。

みぞれが教え込んだのだろう。

 

みぞれはみぞれで、寡黙だが積極的な奴隷に対し、こちらの優子先輩というのは、どうやら明るくて積極的な奴隷でもあるらしい。

 

前年度全国大会出場校の部長として、普段はキリリと部を熱心に指導しているが、今は俺の性奴隷として嬉しそうにペニスをすすっている。

その対比が素晴らしく、俺はこの性奴隷を一生手放せない気が初日にしてしている。

 

そのまま、丁寧に頭を前後させて、俺のペニスを吸い上げていく。

早く精子を飲み込みたい、私の体の一部としたい、そう言うかのように。

両手で俺の尻周りと腰回りを抱き込み、より奥まで俺のペニスを飲み込んだあと、ギリギリまで口から出して、再度飲み込むを繰り返している。

 

テクニックは拙いが、その愛情溢れるフェラチオに、俺は再度、感情が奥底からこみ上げてくる。

普段部活であれだけ強気で、勝気で、みてくれがよく、我が強いように見えて部のことを第一に考えている素晴らしい先輩である優子先輩が、

――俺の下になって俺のペニスをしゃぶっている。

そんな非現実とも言える光景が、俺の理性を揺さぶるが、送られてくる電流のような快楽がこれが現実なのだと俺は思い返す。

この光景が強烈過ぎて、俺の心臓は興奮のあまりはち切れそうだ。

しかし、みぞれに教わっただろう『奉仕』を積極的に頑張っている。

 

俺は優子先輩から快楽の電流が送られてくるたびに、目の前の優子を見て、愛着を高め、それがいっぱいになったときに、優子の口内に射精した。

 

どぴゅーっ、どぴゅーっ、どくどくどくっ、どくんどくん。

 

「んんん゛ん゛ん゛〜〜〜っ!」

優子先輩は性奴隷となってから初めての射精に、驚いている。

優子先輩の口に射精するのは2回目だが、未だに俺の射精の量の多さに慣れないらしい。

 

こくん、こくん、とその綺麗な首筋が、音を立てて俺の精子を嚥下して行く。

動揺している様子だったが、俺が撫でてやると、少し平静を取り戻し、精子を飲み干していく。

いつもの勝気な様子ではなく、性奴隷として従順な様子だった。

 

そうして、十数秒か、数十秒ほどの射精が終わると、優子先輩は幸せそうだ。

この部屋は汗と愛液と精臭ですごい匂いがしているが、その匂いに酔ったのか、すごくいい表情をしている。

満足げで、満たされていて、幸せそうだ。

 

俺は性奴隷となった優子先輩を押し倒し、そのトロトロに蕩けたマンコに挿入していく。

 

「んんんん〜っ!あぁんっ、んぁ〜っ!」

 

優子先輩はもともと体温が高いのか、挿れただけでも熱いと感じるマンコが、その身はすでに快楽の炎でほてっており、いっそう熱く感じた。

前回挿れた時ですら、優子先輩は喘ぎまくっていたのに、今回はさらにその上をいっている。

 

挿れただけで、絶頂し、俺の目の前でブルブルと震えては帰ってこない。

俺は傷がつかないように、太ももを軽く引っ叩くと、

「ひゃうんっ!」

かん高い声を出しながら、優子先輩はやっと戻ってきた。

 

「主人が許可していないのに、勝手にイくんじゃない」

「はっ、はいぃ……!申し訳ございません!」

 

涙目になりがらも謝罪する奴隷の優子先輩。

みぞれから教わった通りに、がんぱって膣を締め上げ、俺とのセックスに奉仕しようとしている。

 

それでもよかったが、せっかくなので、背面座位で犯すことにする。

 

優子先輩に背中を向けて俺に座らせるようにして、挿れてから落とした。

 

「ふぅ、ふかっ……、ふぁあああああああっ!ふかぃいいっ! 」

グチュリ、と音を立てて俺のペニスが優子先輩のマンコに呑まれていく。

 

ぞぞぞっ、と快感が股間から身体中に回っていく。

優子先輩が小柄なせいもあり、彼女の髪が俺の胸板に張り付いていくが、それすらも心地がいい。

彼女の髪から漂うシャンプーの香りが、普段抱いている久美子とも、麗奈とも、みぞれとも違う心地よさで、それが今、新しい別の女を抱いているのだなと俺を興奮させる。

 

俺の性奴隷となった優子先輩を見てみると、体重をかけて、俺のペニスに乗り上げたみたいな形になっているので、もう快楽のあまり微動だにできないらしい。

みぞれがここまで優子先輩を調教していたのは意外だったが、よくやってくれたようだ。

 

そうして、優子先輩は見ていると、プルプルと鳥肌を立てて軽くイッている。

先ほどの奴隷となっても、主人より先にイクなという忠告は聞いていなかったようだが、今回は寛大な主人ということで許してやろう。

後ろから、その大きくとも小さくともないおっぱいを弄る。

「ひゃぁんっ!」

甲高い声を出して、喘ぐ優子先輩。

乳首をゆっくりといじってやるが、もうすでにビンビンに勃起していたので、その必要はなかった。

乳頭周辺をマッサージしてやり、リラックスを促す。

と同時にクリトリスに手を伸ばして、さすってやると、

 

「ひぃんっ、あぁんっ、ん〜っ! そ、そこはだぇでしゅっ! かんじすぎちゃぅーっ!」

 

そう言って、再度ビクンビクンと俺の腕の中で果てた。

鳥肌が身体中にたち、快楽の電流に彼女が呑まれているのが良く分かる。

加えて、愛液がペニスに向かって子宮奥から洪水のように押し寄せる。

子宮がすでに降りきっており、優れたオスの精を受けたがっているのは明らかで、すでに俺らが座っているベッドのシーツの下は水たまりのようになっていた。

 

「……はぁんっ、はぁんっ」

優子先輩はまだ快感に喘いでいるが息を整えようとしている。

が、俺のいたずら心を出してみることにした。

 

「……主人より先にイクな、と先ほど厳命してから二度、お前は破ったな」

「はっ、ひゃぁんっ! ひっ、ひぅっ! はいぃ……!」

優子先輩はこちらをみることもできず、絶頂の余韻に浸ってブルブルしながらも、主人の言葉の続きを待っている。

あまりの余裕のなさと、主人の怒りに少し涙目になっているようだ。

優子先輩は後ろを向いて俺に座っているので表情が見えないが、少し涙が見て取れる。

快楽に震えるのと、主人の怒りに触れて、余裕がないらしい。

まぁ俺の怒りは嘘なのだが、そういう演技だ。

 

「……この落とし前、どうしてくれよう」

そう冷静に告げると、優子先輩は、再度奴隷の宣言をした。

 

「こ、この孕みマンコを……、ご主人様のお好きなようにしてください……!ごしゅじんさまの……射精汁でいっぱいに私を満たしてください……! だいすきです……!愛してます……! あなたの赤ちゃんを私に孕ませてください……! この雌豚に、どうかご慈悲を……!」

 

そうして優子先輩はみぞれ先輩に教わったのか、より下劣な奴隷宣言を改めて俺の上でしたあと、

――俺の上で腰を猛烈に回し始めた。

 

「んんんーっ! うぁああんっ! き、きもちいいれしゅっ、おっきいぃ! おっきぃすぎるよぉ!ごしゅじんしゃま、しゅきっ!しゅきれしゅっ!」

自分で腰を動かし始めたくせに、快楽のあまり、呂律が回っていない。

が、余裕がないのは俺も同じだった。

心底誠意がこもった雌豚宣言に俺の方も精神的に昂ったあと、このキツイマンコによる腰振り運動で、俺ももはや余裕がなかった。

 

体に快楽の痺れと電流が走り、それらに我慢しているのにもかかわらず、あっという間に、もう振り切れそうだ。

視界が明滅するほどの気持ちよさ。

もはや目の前の牝の中に、大量に種を播くことしか頭になくなっている。

 

優子先輩は後ろ手に俺に抱きつき、

「しゅきっ、すきでしゅっ……!しょうがいっ、おつかえしましゅっ!」

と叫びながら、ビタンビタンと俺の股間に尻をぶつけ、快楽を貪っている。

 

俺はその愛が伝わってくる言葉と、彼女のマンコから送られてくる圧倒的な快楽に我慢できず、そのまま中で爆発的に射精した。

 

どぴゅーっ!どぴゅぴゅぴゅっ!どぴゅーぴゅぴゅぴゅっ!どくどくどくっ!どくんどくんっ!びゅびゅーっ!

 

「イッ、イクぅううううううううう〜っ!」

目の前で再度絶頂の極みまで果てる俺の牝、優子。

きゅうきゅうと奴隷となった彼女のマンコが精を欲してさらに締め上げる。

俺は快感に震えながら、なるべく奥までペニスを突き込み、その子宮口に向かって精を出し続ける。

もともと彼女の性感の昂りで子宮が下がっていたのに、さらに下がってきて、俺のペニスに優子の子宮口がキスをするのがわかってしまった。

もちろん、その中へペニスを押しつけ、さらに精子を送り込み続ける。

その奔流が優子の子宮に直撃し、精子をさらに吸い続け、俺のペニスを絞り揚げ、快楽の波に俺が浸る。

優子は精子が直撃した子宮口の震えから、性感がさらに高まり、快楽に浸り続け、俺を搾り続ける。

 

――その無限ループのような快感から抜け出せたのは、

――10分ぐらい経ってからのことだった。

 

――――

気づいたら、二人して、ベッドに横になっている。

俺たちの股間のあたりは、愛液と精液と汗ですごいことになっていた。

最悪ベッドも買い替えかも……と、思わず冷静になってしまうぐらいに俺たちは大量に出していた。

俺の性奴隷となった優子は気が飛んでしまったのか、すっかりそのまますやすやと俺を背にして寝ている。

 

「ごしゅじんしゃま……」

と、彼女は寝言を言うが、その様子は幸せそうだ。

俺は彼女を後ろから抱きしめ、新たに俺の家族として加わった女を愛おしく思う。

その温もりは確かにここにあり、新しい俺の孕み袋となったのだ。

 

俺はこの奴隷を永遠に愛すと同時に、この牝を孕ませたいと心から思った。

また、新しい俺の妻であり、牝奴隷がここに生まれた。

 



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第22話 妊婦の春のフェラ祭り

ご注意ください。
後半に飲尿要素があります。


桜が舞い散る春、俺たちは二年生になった。

 

久美子達も妊娠してから3ヶ月がすぎて、妊娠したマンコでのセックスもOKとなった。

俺は孕んだ久美子と麗奈、みぞれ、そして新しく追加された性奴隷である優子先輩を相手に日々まぐわっている。

 

以前、久美子が体型が崩れたと言って、少し嘆いていたので、自室で三人に見せてもらう機会があった。

皆、素っ裸になって、俺の前で立っており、腕は胸の上で組み、ひじでおっぱいを強調しようとしていたり、手を前で組んで股間を隠したりしたりしているのが初々しくてなんだか嬉しかった。

――今更そんなことを気にし合う仲ではないというのに。

麗奈以外は胸が小さいことを気にしているようだったが、俺は何遍でもいうが、彼女達がみんな好きなのだと、おっぱいぐらいで差別しないことを言っているが、彼女達はやっぱり気にしてしまうようだ。

 

そうして、それぞれ揉んでみると確かに少し皆おっぱいが張っていたが、全然気にするほどではない、と皆に言う。

全く気にならないし、久美子も麗奈もみぞれも、みんなの体が変わらず美しいし、綺麗だし、毎晩抱きたい旨を伝えると、皆ほっとした様子だった。

 

体型が変わって、欲情されない、セックスされないような体になってしまって、俺に愛想を尽かされるんじゃないかと彼女達は心配していたようだ。

――俺がこの3人を手放すことは絶対にない、と言うのに。

 

健気なことだ。

だが愛とは伝えないと分からないこともある。

俺は再び久美子、麗奈、みぞれ、それぞれが好きで一生手放さない旨を言葉足らずでも伝えると、皆その気持ちを受け取ってくれた。

その後、愛を語らうセックスをしたのは言うまでもない。

 

そうして、春になった故か、新一年生がやってきた。

飛鳥先輩達がつけていた、緑色のリボンと上履きを履いて、彼女はやってきた。

 

「せーんぱいっ!

入部希望です。

よろしくおねがいしますねっ♪」

 

久石奏だ。

そのボブ姿で小気味のいい立ち居振る舞いは、記憶に新しい。

去年の吹奏楽の高校大会に見にきていた子だ。

受験勉強の合間、息抜きと称して俺をナンパしてきたが、脱ぐ準備などしていないのにもかかわらず俺に処女を散らされた面白い子だった。

 

彼女は速攻で吹奏楽部に入部してきたが、あまりにも多い俺の彼女達、ただし一部性奴隷なのだが。

――彼女として仲間入りを宣言していた。

この世界は女性の方が男性より性欲が多いのだが、そんな彼女らより性欲が多い俺をこのままでは繋ぎ止められないと思ったのだろう。

 

多少僅かながらなんやかんやあったが、結局、久石奏と言う新しい少女を皆受け入れることにしてくれたようだ。

ちなみにそのなんやかんやを解決するために、尻を俺の前で並べさせたのは言うまでもない。

皆、互いのあられもない姿をみやったせいか、気恥ずかしさだけが残り、気づいたら壁と言う壁は全てなくなっていた。

 

そんなこんなで、新しい風が吹奏楽部に吹き込まれる中、俺と久美子は再びセックスをしていた。

 

久美子は特に俺に執着心が強い。

俺の幼馴染みであり、最初の彼女であり、最初の妻であり、俺が最初に処女を散らさせた女である。

 

俺と久美子が積み重ねてきた歴史は他のどの女達よりも長い。

そして俺は久美子が好きなことは墓場に入るまで未来永劫変わらないのだが、奏が新規に加わったことで、久美子は自身から愛が離れてしまうのではないのか、と最近不安になってきていて、『授業間の休憩のたびに俺を求めてくる』。

 

そうして、ある意味いつも通り、廊下の脇の非常階段の人気がない隅っこで、俺は久美子にフェラチオをされている。

毎回、わずか10分ほどしか致す時間がないのが寂しいところだが、学校を休んでまでセックスに明け暮れるわけにもいかない。

何しろうちは吹奏楽強豪校なのだ、1日サボっただけで3日後退すると言われる楽器の練習である。

サボるわけにもいかず、わずか10分の間で、移動教室をのぞいて1時間の間に久美子がフェラチオをねだってくるので、俺は妻である久美子の言う通りにしている。

 

そうして、グジュッ、グジュッ、と俺のペニスと久美子の口が交わる音が、学校の人気の無い廊下に反響している。

この世界はセックスの恥じらいは前世の人々比べてに少ないのだが、俺が少し恥ずかしいのだ。

久美子はお腹が少し大きくなりながらも、俺の腰に手を回し、必死にペニスから精子を吸い出そうと、俺に満足してもらおうと頭を前後させている。

「んぐっ、んぢゅっ!んんぢゅっ!んぐっ!」

俺はそんな久美子を愛おしく思いながら、なるべく愛を伝えられるように、俺の股間付近にある彼女の頭を撫でる。

が、久美子はそんな俺に構わず、俺を求めて止まない。

 

ペニスから久美子の女性らしい体温の高さを伝えてきて、それが俺の身体中に染み渡るように広がっていく。

久美子の口は何回も何十回も俺の射精を受け止めているが、俺は久美子のフェラチオに飽きる気配が全くない。

 

この女は、この妻は、生涯俺のものなのだと、自信を持って言える。

そして久美子はその口で俺の射精を求めるために、もう片方の手で俺の金玉を揉みしだく。

優しく丁寧にほぐされるそれは、俺に極上の快楽をもたらす。

俺の下に跪き、俺の射精を求める久美子を見ていると、ペニスからもたらされる快楽もあって、俺を天にも登る極上の気持ちにしていた。

脳裏に電流がビリビリと走り、全てが満たされていく満足感がだんだん俺を浸していく。

何より、前世ではあり得なかった、俺の種を孕んだ彼女がセーラー服で学校でフェラチオしてくれているのである。

もうこの光景が夢のようであり、ただでさえ久美子のフェラチオで昂ってたペニスからくる快感に、さらに視覚からくる快感と幸福感が加わった。

 

そうして、身体中に官能の電流が駆け巡り、気づいたら久美子の口内に爆発的に射精していた。

 

どぴゅーっ!どぴゅぴゅぴゅぴゅぴゅーっ! どくんどくん!どくどくどくっ!

 

「んんんぅ〜っ!うぅ〜っ!んんんんっ!んぐっ、んぐんぐっ!」

久美子は俺の大量の射精を健気に飲み干してくれている。

久美子の喉がこくこくと上下して、久美子の胃に送られていくのが見えた。

久美子が俺のために飲み干してくれる姿が何より愛おしく思い、それだけで、さらに射精量が増す。

 

どぴゅーっ、どくんどくんっ!

久美子は目を白黒させるが、慣れたもので、さらなる射精を受け止めたあと、舌先で敏感になったペニスを舐める余裕まであるようだ。

予想だにしなかった久美子の舐め舐め攻勢に、体にさらなる絶頂がきて、脳髄と身体中に痺れたような電流が走る。

 

そうして射精がひと段落して、久美子の口からペニスが抜け出させた。

久美子の唾液と、俺の精液が銀の橋となって久美子の口と俺のペニスの間にかかるも、一瞬で崩れ落ちてしまう。

 

――久美子は、

「……おいしかったよ」

と、にこっと嬉しそうに笑ってくる。

その姿は一介の妊婦とは思えないほど淫靡な素晴らしい笑顔だったが、同時に俺への愛情を語る確かなものに思えた。

 

未だに勃起したままの余人を許さない俺の巨大なペニスは、未だに衰える気配を見せない。

が、なんとかして超絶意識してクールダウンして収めると、学ランで上から目立たないように隠した。

 

そうして、久美子にフェラチオしてもらったのにもかかわらず、俺と久美子はまるで何もなかったかのように、授業に戻るのである。

 

――――

授業が全て終わった放課後、俺は久美子に屋上で再びフェラチオを求められていた。

放課後で部活が始まるまでの少しは長い休憩時間のせいか、久美子は俺のペニスを時間をかけてディープスロートしようとしている。

ディープスロートは麗奈も、みぞれも好きなのだが、以前なんで好きか聞いた際に、

『奥まで呑み込んだ方がいっぱい感じられて好きだから……』

と、恥ずかしそうに答えていたのが印象的だった。

俺は、感想に困り

「そ、そうか……」

としか返せなかったのだが、二人は照れているものだと勘違いしたらしい。

そのあとずっとディープスロートをしてくれていた。

 

そんな二人から、久美子も影響されたのかもしれない。

俺の他の男性には及ばないであろう巨大なペニスを頑張って喉奥まで呑んでくれようとしている。

 

「うぅぐっ、んぐっ……、うぁ……っ!」

久美子の鼻に俺の陰毛が入り込んでいるのが見て取れる。

くすぐったいだろうに、我慢してくれていた。

そこまでしなくても、久美子の絆は永遠ではあるが、俺を愛そうと満たそうと奉仕してくれるのが嬉しい。

送られてくる快楽と熱意は確かなもので、久美子への愛着と愛おしさがさらに増す。

久美子の作戦は俺の予想に反して、効果を上げているようだ。

そうして、ディープスロートをしてもらっているところで、ペニスが喉ちんこを通り過ぎる感覚の後、喉に入った感覚があった。

久美子は若干苦しそうにしながらも、俺のペニスを受け入れてくれている。

 

「んふぅ〜っ、んふぅ〜!」

呼吸も苦しいだろうに、こちらに目を合わせてくれている。

その目尻には苦しさ故か、少し涙が浮かんでいるのが見えた。

愛する人の涙は本来悲しく、俺自身もその涙を見てやっぱりこの体位は辞めようかと思ってしまうが、俺の下に蹲って涙目になっている姿が、俺の奥底にある獣性とも言うべき何かに火を注いだ。

俺は久美子の頭を鷲掴みにし、腰を振り、久美子の口を、口マンコ というべきものへと変えていく。

 

「んゔっ!んぐっ、ん゛ん゛っ!」

バチュン、バチュン、と俺の股間と久美子の顔がぶつかり合う音がする。

妻に対して何をやっているんだ俺はという後悔があるも、俺の奥底にある獣性が久美子を荒ぶる形で求めてやまない。

 

その後悔、背徳感が俺の官能を高める。

久美子も本当に嫌なら、この世界の女性特有の強い腕力で突き放せばいいものを、久美子は俺の思うがままにされている。

 

そうして、俺は久美子の喉奥で、快感を爆発させ、大量に射精した。

どぴゅーっ!どぴゅぴゅぴゅぴゅぴゅぴゅーっ!ドクンドクン!ドクドクドクっ!びゅびゅーっ!

 

いつものセックスとは違う、久美子の喉奥での乱暴なセックスは俺に背徳感をもたらし、思ったよりも出てしまった。

久美子はごくん、ごくん、と必死に飲み込んでいるも、ペニスを口から離すと、けほっけほっ、と咳き込んでいる。

 

射精後独特の興奮が収まった後、冷静になった俺は申し訳なくなり久美子に謝罪する。

しかし久美子は、

「せがんだのは私、あなたはそんな私受け入れてくれただけ……」

と、そう言って笑うと、まるで神仏かのように俺の悪行を受け入れてくれた。

その申し訳なさに、久美子に再度、『愛している』というと、久美子は笑顔で、

「私も……、愛してる」

と伝えてくれる。

俺と久美子の愛はやっぱり永遠なのだな、と思わされる。

後悔の気持ちが、久美子への愛情、愛おしさで上塗りされた。

こんなに素晴らしい嫁の子供なんだから、きっと素晴らしい子供に違いないだろう、俺は再びそう思う。

俺は久美子のモチモチした頬と額にキスした後、二人して部活に戻った。

 

――――

夜、久美子、麗奈、みぞれと部活が終わった後、家に帰った。

もう夜もいい時間だ。

勉強するか楽器を弾くかして、いつも通りに過ごした後、今日は麗奈とセックスすることになる。

久美子、麗奈、みぞれはローテーションで俺のことを交代でセックスしている。

――でもみんなで寝るのは一緒だ。

ただ、あまりに性交臭が残っていたりすると、そこから皆興奮してさらに4Pとかになったりして、翌日が寝不足になるのが、

――それでも幸せだっだ。

 

風呂に入り、体を綺麗にした後、ベッドで麗奈を待つ。

まだ寒い春の乾いた夜の空気はあまり妊婦の体に良くないだろうと思い、暖房と加湿器にスイッチを入れておく。

すると、数分してから麗奈がバスタオル1丁で部屋に入ってきた。

その下腹部は丸みを帯びてふっくらとしてきており、俺の子供が中にいることが一目瞭然だ。

こちらを見ると、入学当初には考えられなかった優しい目つきでこっちのことを微笑んでいる。

ベッドにて、麗奈にもたれかかった後、自然と互いにキスが始まった。

互いに口を軽くつけるだけの優しいキスから、互いに口を舌で犯すような荒々しいキスへシフトする。

まるでマシュマロを吸っているような優しい麗奈のキスだったが、麗奈がだんだんと荒々しくなり、俺の唇と、歯茎を犯していく。

そうして、彼女は俺の喉ちんこまでもを舌先で触ろうとしていて、非常にくすぐったい。

 

麗奈は飲ませるのも、飲むのも好きだ。

十分ぐらいかけてキスをし続け、俺に大量に唾液を送り込み、それと同時に俺の唾液もキスで麗奈に送ってやると非常に幸せな表情をする。

だが、俺はこの時はまだ知らなかった……。

――麗奈が新しい扉を開きかけていることに。

 

麗奈と10分ぐらいキスをしたあと、麗奈は俺を押し倒し、いつものように片手で俺のペニスを弄り、もう片手で俺のことを力づくで押さえつけている。

そうして、キスを俺の体に降らしていく。

顔、首筋、胸とだんだん体の下の方へ下ろされていくキスの雨に、俺はすでに興奮しきっている。

麗奈に押さえつけられてはいるが、ペニスの方は抑えが効かなくなっている。

早く麗奈とシたい、早く麗奈にナカ出ししたい、その一心しか頭にない。

 

そして、ペニスにキスの雨を降らせる麗奈。

その綺麗で手入れのされた長い長髪が降りてきて、ペニスや玉袋に触れるたびにちょっとくすぐったいが、麗奈はそれを見て、

「これが気持ちいいの?」

と小悪魔な微笑みで、俺に問いかける。

いつもは髪を後ろに流したり、耳にかけた後、フェラチオをしてくれるのだが、今日は髪が当たるせいでむず痒いが、それも新鮮な新しい刺激となって、俺の性感を高めていく。

 

じゅっぱ、じゅっぱ、と麗奈は俺を辱めるかのように、あえて音を立てて玉袋に吸い付く。

ペニスをフェラされて送られる快楽とはまた違った感覚が、俺を気持ちよくさせる。

女に玉袋を舐めてもらうなんて、王になった気分で、このセックスを楽しむ。

本来冷やすために外に出してある内臓である金玉を温めるこの気持ちよさ。

麗奈は妊娠し、俺の子を孕ませてくれた精子に感謝するように、玉袋に吸い付いている。

しかも、『これからもまたいっぱい子種を作って私を孕ませてね』と挨拶しているようにも俺には見えてしまう。

これから子を持つ母となるのに、その淫らな様子の背徳感にも俺は昂ってしまう。

 

そうして、期待が最高潮に盛り上がったところで、麗奈は俺の巨大なペニスをその口に入れた。

 

「じゅぅ〜っ!ずずずっ、ぐぽっ!ぬぼっ!」

盛大な音を立てて、俺のペニスをしゃぶりまくる麗奈。

麗奈は本当に俺の精子が好きだ。

何リットル飲ませたか分からないぐらい、麗奈に出してきた。

 

本人に以前聞いたが、俺の精液がタンパク質や水分となって、自分の一部となっていくのがたまらなく好きらしい。

それを聞いた直後、俺は、

「そ、そうか……」

と動揺してそれしか返せなかったが、今では麗奈が俺のことを愛してくれているのが理解できる。

これは彼女なりの俺の愛し方なのだ。

 

だから俺は麗奈の言う通りに、望がままに彼女の中に出してきた。

――マンコ、口、尻穴を問わず。

 

じゅぽっ、じゅぽっ、と音を立てて、しんしんと静かにふけていく春の夜に、麗奈のフェラチオの音が響き渡る。

練習から始まり、彼女となり、俺の妻の座へと収まった麗奈はすっかり俺の弱いところを把握している。

 

ペニスのカリの部分と先の部分、裏筋の部分を舌先と口全体を使って徹底的に責めてくれる。

普段トランペットで酷使しているその口は、もはや俺のためのフェラチオトレーニングなんじゃないか、と勘違いするぐらい、俺のペニスを執拗に責め立てる。

 

そうして、麗奈が甘噛みをして俺のペニスに責め立てる。

一大器官であるペニスを噛まれる、という事実に本能からアドレナリンが出るのを感じるが、麗奈を見ると、ニヤニヤしながらこちらを見ている。

俺をさらに興奮させるためにやったようだ。

だが実際、ペニスを甘噛みでも噛まれたという事実に、俺のボルテージは本能的に鰻登りだ。

そうして、麗奈は、再び玉袋に吸いに入るが、今度は違った。

 

玉袋を吸い付いた後、それを口で加えて、玉までも甘噛みしだしたのだ!

俺は動揺のあまり、ちょっと待ってくれと言いそうになるも、麗奈がニヤニヤとこちらを見ているのを見て、彼女のいたずら心と俺に満足してもらいたい一心でやり出したのが見て取れた。

そして何より、麗奈の力は強く、もう片方の手で、俺の腹あたりを押し留め、起き上がれないようにしている。

無理やりなんとかすれば、逃げられるかもしれないが、この麗奈とセックスしている雰囲気をぶち壊しにしたくないし、何より彼女が好きなので、そのままにしておくことにした。

 

彼女は俺が動揺から落ち着いた後、再び麗奈は玉を甘噛みし、コリコリと舌の上で玉袋ごと玉をもてあそぶ。

送られてくる悦楽に、脳に電流が走り、視界が明滅するのを感じる。

 

今まで慣れ親しんでいた麗奈のフェラチオに加わった新しい一面に、俺はもう魅了されていた。

麗奈は、俺が麗奈のフェラに魅了されているのを感じ取ると、ラストスパートに入る。

 

じゅじゅ〜っ!と、音を立てながら、トランペットソロで培った肺活量を生かして、俺の玉袋を精一杯吸引していく。

まるで玉袋ごと麗奈に飲まれるんじゃないか、という錯覚を起こすが、そんなことはなく、送られてくる未知の快楽の量が多すぎて、もうそれどころじゃなかった。

脳中に快楽の嵐が吹き荒れ、圧倒的快楽に視界が明滅してくる。

麗奈は、その肺活量と吸引力を生かして快楽を俺に送り込んだ後、空いている指先で俺のペニスに輪っかを作り、それで最後に俺を射精させようとした。

まるでコップの上に水が表面張力でギリギリ溜まっているようだった玉吸いの快楽に、輪っかでの指こきでさらなる一滴が加えられ、

 

――俺は麗奈に猛烈に射精させられた。

 

びゅびゅーっ!びゅびゅびゅびゅびゅーっ!ドクドクドクンっ!ドクドクドクっ!びゅびゅびゅーっ!

 

麗奈は俺と目線を合わせ、俺のことを嬉しそうに見やっていたが、大量の精子が彼女にかかった時にハッと我に帰り、

――ペニスを口に加え、

――射精中の俺からさらに精子を吸い出そうとした。

 

「ずぞっ!ずずずぅ〜っ!ずじゅ〜っ!」

絶頂にあった俺だが、麗奈の強烈なバキュームによって、さらなる絶頂へと追いやられた。

快楽という快楽が俺を満たし、射精することしか考えられなくなる。

 

そうして、一分近く絶頂したのち、俺は我に返った。

そこには、優しい笑顔でずっと見やっている麗奈がいた。

 

絶頂から帰ってきて余韻に浸ってしまっていた俺と目が合うと、急にニヤニヤし出し、

「気持ちよかった?」

と聞くのをやめない。

 

あまりにも気持ち良すぎて、妻の前で絶頂したことがちょっと恥ずかしくなり、照れてしまい答えられなくなっても、

「……気持ちよかったでしょ?」

とさらにニヤニヤして聞いてくる。

白旗をあげ、素直に気持ちよかったことを白状すると、

 

「よかった♪」

といつもの学校で見せる冷静さとは違う、暖かくて温和で気持ちの良い笑顔で、俺のことを見てくれる。

俺はそんな麗奈が愛おしく思い、思わず抱き寄せずーっと二人で抱き合っていたた。

 

そうして、麗奈と十分か、数十分か、ずーっと二人で幸せな気持ちのまま抱き合っていると、リラックスをした打ち解けた雰囲気を見て、麗奈が少し困ったようにお願い事をしてきた。

「……ねぇ、頼みがあるんだけど」

 

真面目な相談かと思って少し覚悟を決めてしまったが、そんな様子を見て麗奈は『違う違う』と言って、もっとくだけた話題なのだという。

俺はそれでも緊張してしまうが、麗奈はもっと緊張していて、俺との『練習』を始めた当初の頃に戻ってしまったみたいだ。

しかし、それでも麗奈は一大決心をして、俺に特大の爆弾を放り投げた。

 

「私に……、あなたの……おしっこを飲ませて欲しいんだけど」

 

――――

麗奈の爆弾発言。

あれから十分ほど経ち、麗奈に考え直すよう説得するも、麗奈は考えを変えなかった。

麗奈は一途だ。

一直線でまっすぐなのだ。

それが麗奈の魅力なのだが、

――まさかこんな方向で来られるとも思ってなかった。

 

だがしかし、説得しても全く微動だにしないところを見ると、もう彼女の覚悟は決まっているようだ。

なんでも俺の『小』を飲んで、彼女の体の一部にして、俺のことを常に感じていたいらしい。

 

麗奈に本当にいいのか、確認するも。

「うん、私はもう決めてるの」

――だから早く飲ませて

 

と笑顔で彼女にねだられると、俺はもう白旗をあげるしかなかった。

 

俺は寝室にて立った姿勢でおり、ペニスも麗奈の妊婦といえどグラマラスな裸を見ていつも通り巨大化している。

麗奈は俺の前で跪き、ペニスをくわえる直前で、指先で口に向けて持った状態だ。

 

俺は自分の中で欲求が昂るのを感じると、麗奈の口の中にペニスを沈めていく。

麗奈も慣れたもので、スラスラとペニスを飲み込んでいくが、いつもは深いところまで飲むのに、今日は浅いところに留めている。

 

もともと俺の中にそういう欲求があったのか、それとも麗奈の口に入れた瞬間の温かい感触がトリガーになったのかは分からないが、俺は麗奈の中に尿を出した。

 

「んんっ、んぐっ。んちゅ〜っ!んちゅっ、んちゅっ、んちゅっ」

麗奈は最初はちょっとえずいたようだが、少しずつ出される俺の『小』を飲み干していく。

むしろ、積極的に吸っているようだ。

 

ペニスを麗奈の口に入れた当初は暖かくて、すぼまる感じがしなかったが、今はまるでフェラチオされるかのように吸われている。

吸われると麗奈の口内と密着するため暖かさが倍増し、さらなる気持ち良さへと連なっていく。

 

小をするときにペニスを温めるなど考えたこともなかったが、これはこれで気持ちの良いものだった。

開放感と、口内の暖かさから満足感が、ゆっくりと俺を満たしていく。

 

寒い春の夜なのにも関わらず、俺はペニスから伝わる暖かさに満たされていた。

そうして、絶頂とは違う心地よさに満たされ、

――気づいたら麗奈の飲尿プレイが終わっていた。

 

麗奈は口からペニスを話す。

ペニスと麗奈の口に、唾液の銀色の橋がかかり、すぐに落ちていった。

先ほど麗奈は本当に俺のペニスからおしっこを飲んでいたんだな、と現実感のなかった光景が現実であることを理解する。

 

そんな麗奈は近くにあったティッシュで口元を拭いている。

その笑顔は、なんだか幸せそうだ。

 

「……あなたのを飲めて、嬉しい」

そう麗奈は俺に笑顔で伝えてくるが、俺は動揺してまたしても

「そ、そうか……」

と、頭を撫でてやることしかできなかった。

 

そうして、麗奈は満足したのか俺を押し倒し、俺の鍛えた胸板の上で二人でイチャイチャし始める。

麗奈の愛が確かに伝わってきて、これはこれで愛だな……、と麗奈のプレイは確かに俺に対する愛なのだと、感じ取った。

 

春の夜は長く、寒い。

寒い分、暖かい麗奈の体温がより心地よく感じられ、これからさらに俺たちは幸せになっていく予感がした。



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第23話 優子がセックス狂い、本気生殖行動幸せ編

桜散る春、優子先輩が俺の牝であり、妻もしくは彼女であり、性奴隷となってから数週間がすぎた。

 

彼女は最初の麗奈の頃のような半同棲の状態で、俺の家に入り浸っている。

 

そうして、優子は俺の彼女というか、そういうのになるのが遅れたのをちょっと焦っているのか、それともその性欲を持て余しているのかは知らないが、彼女は俺をさらに引きつけようといてやまない。

 

実際、彼女はなんと驚くべきことに『乳首ピアス』をして、俺の目の前に立っている。

誰にも相談せず、誰にも言わず、俺を驚かせたいがためだけにピアスの穴を開けてきたようだ。

 

「……どうですか、ご主人様? 貴方様のために……、恥ずかしいけど、ピアスを開けてきました」

 

そういって、彼女は腕で胸を寄せ、胸を目立たせるように、生まれたままの状態で俺の前で立っている。

みぞれ、久美子よりは大きいが、麗奈よりは小さい普通サイズの胸を俺に見せる。

その胸の先には、赤いハートが金色のチェーンにぶら下がった、乳首ピアスをしている。

 

ハート型のピアスが照れて、緊張からか桃色となった優子の肌の上で、妖しく輝き、ブラブラと振れることによって俺を誘っていた。

金色のチェーンは、優子の肌の上でこれまた燦爛と輝き、彼女の淫靡さを際立たせている。

 

――淫靡、

あまりにも『淫靡』。

 

麗奈のような女性らしいグラマラスなエロさではなく、久美子のような心底から愛するが故の愛情からくるエロさでもなく、『人工的に』『手を加えた』エロさ。

 

まるで前世のアダルトコミックのような非現実のように思えるが、これが現実。

……なのだが、非現実を目の当たりにしたような衝撃、究極的に男を悦ばせるためだけのエロさがそこにはあった。

当然、このような積極的な自己改造を受け入れない度量など俺は持っていない。

 

これは優子から俺に対する愛であり、奴隷としての自分をさらに高め、さらに俺に対する捧げ物をしたいがために生まれた『愛』故の結果なのだ。

 

「……美しい」

 

そう主人として尊大に言うと、優子は俺の下に跪き、奴隷としての口上を述べる。

「……ゆ、優子は……、貴方様の牝豚です……! 今夜、貴方様のオナホ、孕み袋として、ご奉仕いたします。今夜貴方様に楽しんでいただけるのが私の幸せでございます」

 

優子は照れているのと、これから訪れるであろう快楽の暴虐に体をフルフルと震わせて期待させながら、牝奴隷としてさらに口上を述べた。

 

「こ、今晩も、存分に私の中にお出しくださいませ。私のおマンコをご堪能くださいませ。」

 

優子に伏せた状態から起きるよう命令し、いつものようにキスをする。

 

「ん……っ! ぁっ……、んんっ!」

 

優子は俺にキスをねだる。

俺の牝奴隷となったくせに、一丁前に主人の口を犯しに来ていた。

まぁ、その点も積極的で可愛いのだが。

優子の舌が俺の口内に進入し、俺の歯茎や舌を丁寧に舐め上げ、俺に気持ち良さをもたらしてくる。

 

途中、目を開けてみると、キスをしているのだから当然なのだが、優子の綺麗な顔が目の前にあった。

そのニキビ一つない顔は、久美子、麗奈、みぞれとはまた違った造形で、可愛らしく、愛らしい顔立ちをしている。

薄らと施された化粧は、高校生である彼女の可愛らしさを際立たせるにあまりあった。

 

その亜麻色の胸まである髪が、俺の肌にも張り付き、優子が極上の女の一人であるせいか、それすらも心地よい。

 

俺は彼女を抱き寄せると、緊張からか汗ばんでいる。

尻たぶを揉み上げると、

 

「ひぁんっ!」

と声をあげ、唇を離してしまい、可愛いい初心(うぶ)な反応を見せる。

――乳首ピアスまで自分からしてくる変態であり、

――尻を揉み上げただけで感じるこの淫乱さであり、

――セックス を覚えて1ヶ月も経っていないのに、この素晴らしいエロさ。

 

淫乱さと、積極さと、敏感さと、初心を兼ね備えている、属性盛り盛りになっている牝が優子なのだ。

 

「はぁっ……、はぁ……っ!」

 

優子は俺に抱きつかれ、キスをされ、尻たぶを揉まれただけですっかり発情している。

俺は右手を優子の股へ滑り込ませると、

 

「んぅっ……!」

 

そこにはすでにグチャグチャに濡れ、ペニスの挿入を発情しながら待っている俺の孕み袋である、牝マンコが待っていた。

 

「ご主人様ぁ……、どうかお情けをください……!」

そうして、発情し、興奮を待ち切れず、俺に涙目になる俺の性奴隷、孕み袋である優子。

 

俺はベッドに彼女を仰向けで寝かすと、俺のいきりたったペニスを彼女のマンコに挿入した。

 

「んんん〜っ!きっ、キてますぅーっ! イクっ、イクぅ……っ! イっちゃうーっ!!!」

 

どぽっ、どぽっ、とマンコの奥から愛液が出され、マンコ自体が痙攣しているのがわかる。

ずぞぞ、と俺のペニスから快感が競り上がり、俺の中でも快感に思わずイッてしまいそうになるが、我慢する。

 

目の前を見ると、子宮あたりから鳥肌が身体中に広がり、早速快感を受け入れている優子がいる。

その顔は快楽に塗れ、ここ一ヶ月でセックスの悦びを覚えたとは思えない牝の姿があった。

 

せっかく開けてきた乳首ピアスだが、乳輪ごと乳首が立ち上がり、牝の本能として、体自体が猛烈に興奮しているのが見て取れる。

 

それにその様子だと、誰が本当の雄なのかを体で理解しているのだろう。

この俺こそが、優子の主人であり、優れた雄であり、彼女は俺という雄の所有物であることを、『体』と『本能』で理解しているのだろう。

実際、優子がイッてから、子宮が明らかに降りてきており、ちゅうちゅうとその子宮口でもって俺のペニスにキスをしている。

 

イッても主人の精を求め続ける優子は、牝奴隷としての素質があるようだ。

 

そうして、イッてから1分弱ほど経ち、優子は快楽から戻ってきた。

 

すでによだれを垂らし、その可愛らしい顔が台無しになっている。

――が、それもまた俺に興奮する性奴隷だということで、そのスパイスが俺をさらに昂らせる。

まじまじと見ている俺を見て彼女ハッと我に返り、俺に謝罪してきた。

 

「……ご、ご主人様! も、申し訳ありませんっ!」

 

そういって、謝罪してくる優子であるが、俺の下で仰向けになっており、俺に挿入されたままだ。

なんというか、格好がついていないのが面白かった。

 

ヘソの下あたりを少し押し込んでやると、硬く挿入された異物があるのがわかった。

その上に、ペニスとは感触が異なる柔らかい感じがあった。

そこに、俺の所有物である子宮があるのだ。

俺はこの牝を必ず孕ませてやることを、心の中で誓う。

 

「次、お前がイッても俺は動き続ける。

イキ狂え」

 

――それでお前の謝罪を受けいれよう。

 

そういうと、彼女は嬉しそうに顔を破顔させた。

そうして、さらなる絶頂の予感に躰を震わせている。

 

そうして、彼女に覆いかぶさった俺の抽送が再開される。

 

「んんぁっ!んんんっ、あんっ、あぁんっ!」

 

ビタン、ビタン、と部屋に俺の股間と彼女の尻たぶがブチ当たる音が盛大に響き渡る。

同時に、俺の巨大なペニスに掻き出された愛液が、ベッドにドバドバと流れ出ていった。

 

腰を大きくひき、ペニスの先がギリギリまで抜けそうになるところで、再度腰を戻し、大きく突く。

「んぁっ! んんんぅっ! イクっ、イクゥ!」

先ほど絶頂にあった体は、既に最高潮に敏感で、さっきから一突きするたびに愛液を撒き散らし、俺の下で吹奏楽部員たちには見せられないような、快感に崩れた顔をしている。

彼女がイク度にきゅうきゅうと、俺のペニスを締め上げるもんだから、序盤にして俺もイキそうになっている。

 

だが、我慢だ。

彼女を快楽狂いにすることが、今回のセックスの目的なのだから。

すでに俺以外目に入っていない様子だが、さらに俺に浸らせたい、俺色に染め上げたい、という欲望がある。

さらにバツン、バツン、と腰を動かし、グリグリと彼女の子宮口横のボルチオに快楽を送り込む。

 

「ぁあああっ!イッて!イっちゃってまひゅう! イクイクイクゥーっ!や、やめぇーっ!」

俺の下では、相変わらず優子が快楽によがり狂っている。

あまりの快感に、さっきから呂律が回っておらず、俺の牝であり、孕み袋である優子がそこにいる。

――普段のシャキッとした部長など、

――ここにはいない。

 

「んっ、あんっ、んん〜っ!!」

 

優子の喘ぎ声が部屋中どころか、家全体に響き渡る。

俺は腰を振ると同時に、優子のおっぱいに目を向けていた。

乳首ピアス、実際目にするまで見たことのない文化であったが、これはいい文化であると直感できる。

 

俺がペニスを突き入れる度に、優子の程よく大きいおっぱいが前後して、優子の淫靡さに花を添える。

――だが、それに加えて、乳首にぶら下がった金色のチェーンとハート色のアクセサリーさらに前後して、俺に視覚からも快楽を突きつけている。

 

なんというか、視覚にも性感があるのか、と錯覚するぐらいに究極のエロと、フェティシズムを感じさせる。

それらは彼女が快楽によがり狂う度に、それが揺れ、さらに俺のペニスを大きくさせ、優子に快楽を送り込む。

 

そうして快楽を送り込まれた優子は、乳首ピアスとアクセサリーを揺らし、さらに俺の興奮を誘い巨大化したペニスでさらに俺に感じさせられて、マンコを締め付けイキまくりよがった結果、さらに乳首ピアスを揺らして最初に戻る、という無限ループに陥っている。

 

「イグゥ!イッぢゃっでますぅ〜!! イッぢゃっでまぅっ!んんんぁっ!んんんんんぁうっ!」

 

その無限ループは、俺に圧倒的な快楽をもたらした。

股間から上がってくる快感が、この女を孕ませることしか考えられなくなり、腰をふってペニスを前後させる運動すらも、彼方へ追いやられていく。

 

ひたすらにもうこのメスを食い貪ることしか頭になくなっていく。

 

そうして、身体中に快楽の電流がビリビリと走り、

溜まりに溜まった性感がペニスに集まるのを感じると、

 

――盛大に優子の中に射精した。

 

どぴゅーっ!どぴゅぴゅぴゅーっ!どびゅびゅびゅーっ!どびゅびゅびゅびゅびゅーっ!どくんどくんっ!どくどくどくっ!びゅびゅーっ!

 

「んんぁああああああああああああっ! 」

 

彼女は人のはずだが、もはや言語ですらない、まるで獣のような喘ぎ声を上げて、盛大にイッた。

 

優子がイッたことで、マンコがさらに狭まり、そのヒダヒダが俺にさらなる精を求めんと、俺にさらなる快楽を送り込む。

 

ぞぞぞっ、と快感がペニスから駆け上がってきたと思ったら、俺はさらに射精してしまった。

 

どぴゅーっ!どくんどくんっ!どぴゅぴゅーっ!」

 

絶頂による快感、幸福感、開放感が俺を満たす。

下を見ると、丹精な愛らしい顔から、よだれをたらすと言う恥ずべき姿を晒しながら、北宇治高校吹奏楽部部長の吉川優子はイッていた。

それも、

――俺の性奴隷として。

 

写真を撮ったとしても、これが優子だと誰も信じないだろう。

それぐらいみっともない姿を晒しながら、俺の射精の奔流に当てられてイッている。

 

だが俺にとっては、

――そんな姿が愛おしい。

 

そうして、射精が終わった開放感と、程よい疲労感と、愛すべき女を孕ませるべく中出しした幸福感を感じて、俺は優子の上に優しく倒れ込んだ。

優子にキスをするが、反応がない。

 

優子の方を見やると、優子はとても全国大会に行くような強豪校の部長の顔ではなく、俺の下で快感に喘ぎに喘いだメスの顔をしていた。

未だに快感から帰ってこられていないようだ。

 

よだれと、汗が顔じゅうにあふれている。

普段整えられている綺麗な髪はバラけにバラけ、顔と体に張り付きとてもいつもの整えられた様子ではない。

まさに『乱れている』といった風貌であったが、俺はそんな風に乱れてくれるぐらい、優子が感じてくれて嬉しかった。

 

俺は優子の上で、若いメス特有の甘い匂いと、優子の髪や体から漂う石鹸の優しい香りを胸に、セックス後の余韻を楽しんだのだった。

 

――――――

10分後。

俺たちは相変わらずセックスを楽しんでいる。

今度は彼女が立って、前に手をついたところで、俺が後ろから犯している後背位という体位だ。

 

「わっ、わたひをっ!はらましてくだしゃいっ!あなたしゃまのこだねをっ、わたしにくだしゃいっ!」

と、下品な言葉で彼女が俺に精をせがむ。

普段のお上品な品のいい彼女は今はここにはいない。

 

――今は俺の精をせがむ、ただの孕みマンコ、性奴隷優子だ。

 

彼女はもう獣のような本能の腰振りで、俺の種を軽くイキながら体でせがんでいる。

俺が腰を引くと、それに合わせて彼女は体を前に動き、ペニスが抜けるか抜けないかギリギリのところを見定め、俺がペニスを押し込むと彼女は一気に腰を俺に打ち付け、性感と快楽と絶頂を最大限引き出そうとしている。

しかも彼女自身、本能でやっているようだ。

 

そうして、イキ癖がついてしまったのか、一突きする度に、彼女はイッているのだ。

 

「んぐううううっ! んぁあああっ!ん゛ん゛ん゛ん゛〜!」

 

その度に部屋に彼女の愛液が飛び散り、俺たちの真下の床が凄まじいこととなっている。

さらに、精液と彼女の愛液の匂いが部屋中に充満して、それも俺たちを興奮させる要因となっている。

 

俺の方が背が高く、彼女が下向きのグラインドを受け入れる形になっているため、このまま出したら、子宮に精液が溜まりそうなのが楽しみだ。

 

「んひぃっ!んぁああああっ!イッてりゅっ!イッちゃっちぇるぅ!」

 

優子が常に絶頂しているため、マンコがキツく俺もゆったりとセックスを味わえない。

このまま優子とセックスするときは、獣のようなセックスしかできないんじゃないかと危惧するが、俺の下で喘ぐ優子を見ると、それもそれで楽しい気がしてきた。

 

何よりこの発情マンコが妊娠したら最初の数ヶ月、マンコでセックスできない体となるが、そうなったらこのセックス狂いはどうなるのだろう、ということが俺自身楽しみでならない。

背筋に快感が競り上がり、もうそろそろ限界が近い

 

「そろそろ……、俺も出そうだ……!」

「だひてっ!だしてっ! わらひのナカにっ!おせーしくだひゃいっ!」

 

呂律が相変わらず回っておらず、もはや何をいっているのかわからないが、俺の種を欲していることだけはよくわかった。

 

バチン、バチン、とさらに奥深くへ、ペニスを打ち込み子宮口に向かってペニスで深くキスをする。

 

「ふっ!ふかぃいいいっ!ふかしゅぎるっ!ふかしゅぎましゅ〜っ!」

 

そうして、彼女が何度目かも分からない絶頂にあるなか、子宮がさらに降りてきて、俺のペニスのキスを受け入れ、ちゅうっと吸い上げてきたので、

――俺は身体中に走る快感を爆発させた。

 

どぴゅーっ!どびゅびゅびゅびゅびゅびゅーっ!どくどくどくんっ!どびゅーっ!

 

「い゛っ!いゔうぅあああああああっ! イっちゃってまぅっ!いっぐぅうううううううーっ!」

 

嫌々をするように体を震わせる優子。

しかし、俺はその体に種付けするべく、体を後ろから抱き抱え、快感から彼女を逃さないようにした。

本来、女性の方が男性より腕力が強いこの世界だが、度重なる絶頂によって、彼女は立っているのもやっとの状態だ。

――俺から逃げられようはずがない。

 

そうして、優子が震え、俺から送り込まれた射精の奔流で、身体中に快楽が満たされていくのがわかる。

ブルブルと逃げようとするが、俺がそれを逃さず、そうして彼女に送り続けているうちに、射精が終わると、

――彼女はそのまま崩れ落ちた。

 

そのお腹からは、ぶびゅっ、ぶびゅっ、と快楽の余韻からか、潮と俺の精液が入り混じったものを吹き出している。

そんな俺の射精でイキまくってくれたのが嬉しく、彼女を優しく抱きかかえると、そのままベッドへ移動する。

 

「……しあ、わしぇ……」

どうやら優子が寝言を何か言ったようだが、さっきまでの快楽狂いの顔とは違い、今の彼女の寝顔は幸せそのものだ。

愛に満たされている、と言っても過言ではない。

 

そうして、数分、セックス後の余韻を満喫していると、コンコン、と扉をノックする音が聞こえた。

返事をすると、入ってきたのはみぞれだった。

――しかもなんと素っ裸だ!

股間から愛液を垂らし、床にひたひたと水たまりを作っている。

 

「……家中に響いておりました。私を含め、奥様も、私のように自慰をしてなんとかおさめている始末です……」

 

――どうか、お慈悲を……!

 

そういってこちらを見やるみぞれのさらに後ろには、同じく素っ裸になって股間を隠している久美子と麗奈の姿があった。

 

――長い夜になりそうなのを俺は予感し、そのまま三人を抱き寄せた。

 

三人とのまぐわいが終わったのは、夜が明けてからだった。

――翌日の学校が大変に眠かったのは言うまでもない。

 

 

 

 

 

 

 

 




(読まなくてもいい後書き)













『評価』お待ちしてます。


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第24話 久美子と妊娠仲良し編 

前回評価してくださった方ありがとうございます。
週間ランキング、月刊ランキングにも載っていて嬉しかったです。
めちゃくちゃスクショしました。
ありがとうございます、これからもよろしくお願いします。


桜散り、葉桜となる春の終わり。

初夏を感じるようになる五月の頃、俺は久美子に壁ドンされていた。

俺と久美子はわずか30cmという短い距離で見つめ合っている。

彼女と俺はもう付き合って長い。

初対面は、物心がつく前からだし、気づいたらたがいの家のことを知り合って、遊んでいた。

地元の小学校には一緒に上がり、幼稚園や小学校の入学式の記念撮影で互いの家族を撮りあったりもしていた、家族ぐるみの付き合いを当時からしている。

久美子の両親は俺もよく知っているし、久美子は俺の両親のこともよく知っている。

互いのおむつを履いていた頃は流石に知らないが、でもそれぐらいに互いのことを知っている。

そんな久美子が俺の子を授かり、正式に結婚した。

 

なのに、久美子は俺のことを見て盛大に照れている。

――結婚して、俺の子を孕むぐらい、セックスしているのに、

――未だに盛大に照れているのだ。

 

――久美子のことが、気遣いしいなところが好きだ。

 

俺がそういうと、久美子はその左手に指輪を輝かせ、俺に向けてその掌で顔を隠し、照れていることを必死に隠そうとしている。

もうそんな仲では無いというのに、いつまでもいじらしいところが可愛い。

 

――俺たちが今やっているのは久美子とのホメホメゲーム。

なんとも頭の悪いゲームの名前だが、そんなことが気にならないくらい、このゲームは単純だが、以外と面白い。

 

要領は、パンパン、と拍手して手を叩いた後、『相手のいいところを褒め合う』というだけなのだ。

ちなみに言えなくなったり、ギブアップしたら負け。

 

俺は久美子の気遣い屋さんなところが好き、と先ほど言ったのだが、久美子はもう照れて相手にならない。

そのままではゲームにならないので、俺は久美子にパンパンと拍手でゲームの続きを催促する。

 

「……体が華奢なのに筋肉質でかっこいい」

久美子は、なんとか顔を真っ赤に染めてこちらに返してきた。

顔がトマトのように真っ赤で、みていて可愛らしいが、俺はゲームを続ける。

 

――髪が綺麗で好き。

 

久美子は、また紅潮してしまい、俺に返せない。

「……作曲している様子がかっこいい……」

小声で、向こう側を向いて、ボソボソと喋る久美子。

小さい顔に似合う耳すらも紅潮していて、もはや照れまくっている。

 

俺は久美子が後ろ姿を見せていることをいいことに、久美子の背後まで近寄って、ゲームを続けるため、耳元で小さくささやく。

 

「久美子のユーフォに熱心なところが好き」

 

そう、耳元に吐息を吹きかけるようにいうと、久美子はすっかりブルブルと鳥肌を立たせ、びっくりしたように飛び上がった。

久美子は俺に壁際に追い詰められている。

傍目から見ると、壁ドンのようになっているだろう。

目は動揺しており、興奮か緊張か照れているのか、その顔はすっかりと真っ赤だ。

目を合わせようとしても、合わせてくれない。

 

そして、久美子の方を見ると、

 

この世界からしたら、『通常は逆』なのだが、壁ドンが久美子にとってお気に召しているらしい。

 

「あわ……、あわわわ……」

と、語彙力崩壊していた。

 

何度でもいうが、俺ともう付き合って結構経つのにも関わらず、この初々しさが久美子の魅力である。

いつまでもそれでいてほしい、と思う反面、久美子といつになったら円満夫婦になれるのだろうというハラハラした気持ちも併せ持つ。

円満夫婦になれることに関しては何ら心配していない。

 

俺はパンパン、と拍手して久美子に催促する。

 

すると、久美子がまさか斜め上のことを言ってきた。

 

「……あなたがエッチなところ……」

俺は斜め上のとこにこられて驚いていた。

 

そんな下ネタは先の話だと思っていたからだ、久美子がそんなに俺の通常のいいところを見つけてくれていないのが若干ショックだった。

 

久美子は言った直後、照れている様子だったが、一向に反応しない俺をみて、俺がショックを受けているのを気づいたらしい。

「ち、ちが……。あなたの魅力が少ないなんて、思ってないから……!」

とか言うが、俺からしてみれば久美子が墓穴を掘っている風にしか見えない。

俺はちょっとショックだ。

 

「ち、違うの……!え、えっちなのもあなたの魅力の一つで……!」

 

と久美子は俺に伝えるが、今このゲームをやっているのは学校の放課後、部活が終わって、下校するまでのちょっとした間だ。

小声で言っているつもりだろうが、付近には部員がおり、誰が聞いているか分からない。

貞操観念が逆転したこの世界だ。

 

男性は性欲が女性に比べて少ない。

痴漢の犯罪も、男性より女性の方が圧倒的に多いのだ。

 

俺みたいにバンバン女とセックスしたいと言う男の方が世に珍しいのだ。

 

しかも俺は前世の記憶があるので、セックス子作りどんどんイこうのこの世の中でも、ちょっと気恥ずかしかったりする。

 

そんな久美子が俺に照れながら、エッチで最高に気持ちよくしてくれるところが好き、と目の前で小さくなりながら言っているのだ。

前世の記憶を引っ張っているせいか、やっぱりちょっと恥ずかしい

 

そして久美子にえっちって、言われて、なんだか俺もムラムラしてきてしまった。

なんだか、単純な自分にモヤモヤするも、久美子は話はもう終わり!と言うふうに拍手で俺にゲームの手番を返す。

 

「久美子の体がふんわりしてて好き……」

そうして、俺の子を妊娠して盛り上がっているスカートを優しく撫でる。

 

「……!」

久美子はさらに照れて感情が爆発したのか、俺の手を引っ張り、部活が終わりきっていないのに、学校近くのラブホへと俺の手を掴んで直行していた。

あと一ヶ月で衣替えという頃なので、冬服で走ると若干熱い。

 

そうして、俺たちはカラオケ屋に入る感覚で、いつもの通り、ラブホテルに遊びに来ていた。

――――――

久美子は、いつもの俺といるときのリラックスして気の抜けた感じは何処へやら、ラブホテルで発情してしまっていた。

部屋に入った途端、久美子と正面から抱き合いながら、互いを体の五感を使って堪能する。

まず久美子の髪に頭を埋める。

その髪は久美子は天然パーマなのを気にしているようだが、逆に俺は気に入っている。

もう生まれて物心ついた時から、久美子はこういう髪の癖があるのだ。

――逆にストレートになっている久美子の髪など想像できない。

久美子より俺の方がこの髪型に愛着があるのかもしれない。

 

久美子の髪の匂いを堪能する。

家に置いてある、麗奈とお揃いのシャンプーで、薔薇の香りが特徴的だ。

夏になってくると、ハッカの香りがする夏らしいシャンプーになるのも、また季節感があって乙なものだ。

 

久美子と抱き合うことを続ける。

彼女の方を見ると、俺の胸板に顔を埋めながら、彼女は彼女で俺の香りを堪能しているらしい。

それは誰にも見せない、見せたことのない、女として発情仕切った顔であると同時に、ひたすらにリラックスしている、興奮とくつろぎという相反する感情が久美子にはあった。

 

そうして、久美子を抱いていると頃で、俺は気づいた。

俺の股間あたりに突きつけられる、久美子の孕み腹が、俺の子がいると主張してやまない。

――ここに、俺の子供がいるのだ。

改めてそのことが嬉しくなると同時に、久美子に

俺と久美子は互いに丁寧に脱がしていく。

 

マタニティとなった久美子のスカートは、先輩から代々受け継がれている品であるらしい。

ワイシャツはなんとかなるかもしれないが、スカートのサイズは如何ともし難い。

 

久美子に聞いたところによれば、学校の先輩が卒業していくとき、もしくは在学中に産んだあと、代々後輩に受け継がれていくものらしいのだ。

近所の学校の先輩に制服を譲ってもらうものだと思えば、なんだか納得がいく。

実際、久美子のスカートを以前見たときに、中西とかいう誰だか知らない先輩の名前がマジックで書いてあったのが何だか笑いをさそう。

 

と、久美子のスカートを脱がしながら、久美子のスカートの由来を思い返す。

 

「……こっちに意識を向けて」

 

久美子はスカートをくれた先輩に俺が思いを馳せていることは分からないだろうが、俺の意識が集中できていなかったのを悟ったのか、こちらにキスをしてくる。

 

「んんっ!……ちゅっ、んちゅっ……!」

久美子はわざと音を立てるようなキスをしながら、俺にキスをしてくる。

わざと音を立て、こちらの注意をひくことを狙っているのだ。

いじらしいやつめ。

 

唇から久美子の柔らかい唇の感触が伝わってくる。

再び顔と顔を近づけることで香ってくる、薔薇のシャンプーの匂い。

彼女の髪と頭を優しく撫でる。

 

「んんぅっ……」

久美子は優しく俺の愛を受け入れてくれる。

今、久美子は俺の手の中だ。

きれいに、丁寧に互いを脱がしていく。

 

久美子は俺が髪に手櫛を通すのを堪能したのを確認したあと、優しくベッドに連れて俺を寝転がす。

 

「……いつも、私が気持ちよくしてもらってるから、今日は私が気持ちよくしてあげるね」

 

そうして、普段あまり蠱惑的な顔をしない久美子が、蠱惑的にこちらを見やる。

なんだかその顔は妊婦だというのに淫靡で、とても母の顔などしていなかった。

 

――完全に俺の恋人で、

――俺に夢中の久美子だった。

 

俺はすでに裸だったが、久美子は俺の裸をみただけですでに発情状態のようだった。

先ほど久美子が脱ぎ捨てたパンツを見ると、紫のパンツの股間のクロッチ部分はすでに大量に湿っていて、帰るときに困りそうなぐらいだった。

 

久美子のそのお腹はすでに丸く膨らんでおり、おっぱいも体に脂肪を蓄えるかのように、以前よりも大きくなっている。

乳首は相変わらず綺麗なピンク色をしていて、色素沈着等もなかった。

 

妊婦となってすらも、可愛い俺の嫁の久美子があった。

むしろ、妊婦となってからの方が、俺の子供がそこにいると感じられる分、久美子がより愛おしく感じられる。

 

久美子のマンコから大量に溢れ出る愛液が、これから出来事を久美子の身体に期待させている。

俺の上に孕み腹でまたがった久美子は、俺と手を繋ぐ。

久美子の方から手を繋いでくれる時点で、俺は久美子から愛されていることを感じて、心が満たされる。

そうして、久美子は俺のペニスをマンコに当てがうと、

 

「んんんっ!んんぁ〜っ!!!」

 

ぬぷぬぷ、と音を立てながら、俺のペニスが久美子に飲まれて行った。

途端、股間に馴染みのあるフワフワしたソフトな締め付けのマンコの味わいが俺になだれ込んでくる。

 

俺の巨根を精一杯のみこんでいく久美子のマンコ。

巨根を入れながら興奮したのか、入れながら奥から愛液が垂れ流しになっているのを感じる。

久美子のマンコのヒダヒダが鳥肌のようにたち、俺のペニスに快感という刺激を送り込む。

 

すると、久美子が俺の股間に座ったままブルブルと震えるのが見える。

「はぁっ……、はぁ……!」

久美子はいれただけで軽くイッてしまったようだ。

まだ夜は少し肌寒い季節だというのに、汗をかいていて、髪がその汗に張り付き、それが汗だらだらで行う夏のセックスを予想させ、これから夏に向かっていくのだという実感を俺に持たす。

 

久美子は俺の上で息を整えたあと、

「……うごくね?」

と言ったあとに、その身体を上下させる。

妊婦にセックスの主導権を預けるの得難い体験だが、何よりその、俺の子供を孕んだ久美子が俺の上で腰を上下させているというのが、俺の気分を背徳感とともに盛り上げる。

 

「んんっ!んんぅっ! 気持ちいぃっ、きもちいぃよぉっ!」

久美子はこちらに目を合わせて、先ほどの紅潮して照れているような顔はすっかり失せ果て、今こちらをみやる顔は愛情と快感いっぱいに溢れた笑顔だ。

 

その久美子の笑顔が嬉しくて、感じてくれて嬉しいのもあり、久美子が主導でその孕み腹を動かしてくれているのが嬉しくなり、それがペニスにも伝わって大きくなる。

 

「あはっ、おっきくしてくれたね……、嬉しい……!」

そうして、久美子はこちらに気持ち良さげな微笑みをくれる。

 

「すき…‥、いっぱいすき……、これからもずーっと一緒にいようね……!」

久美子はそう言って、体を上下させながら、俺への愛情を伝えてくる。

 

俺はそれに嬉しくなり、久美子のお腹の中に子供がいるのをわかりながらも、突き上げてしまう。

 

「んぁっ!あん……っ!んんっ!んぁっ!」

 

バチュン、バチュン、と部屋に交合の音が鳴り響く。

久美子のお腹の中には、子供がいるというのに、そこを突く背徳感がたまらない。

もちろん安全なのはわかっている。

だが、それでも、俺の子を孕んでくれている第一の妻である久美子とのセックスは、他の孕んでいない女とはまた別物の気持ちよさがあった。

愛情と背徳感という矛盾した感情が、同時に俺を責め立てるセックスのスパイスとなっている。

 

久美子のマンコから、ペニスを伝って、愛情溢れる快感が伝わってくる。

背筋にビリビリと快感が流れ、目の前が一瞬白くなり、イキそうになってしまうのを感じる。

この間、性奴隷となった、優子とやるような激しいセックスとはまた違った優しいセックス。

愛情溢れるセックスだ。

 

俺の脳髄が久美子への愛情と、ペニスから伝わってくる快感で満たされる。

優しい、二人だけの世界。

 

そうして、この愛おしい女性とするセックス、快楽が溢れ出て、俺は背筋にビリビリとした痺れが走り、もっともっとこの優しい愛情溢れるセックスしていたいという欲求にもかかわらず、もう出さざるを得ないことを悟る。

 

もう出そうなことを、久美子の母乳が出ることへ準備を始めて張りつつあるおっぱいを揉みながら言った。

 

「んんっ!あんっ!……いっ、いっぱい出してね!ふ、 二人でぇ……っ!気持ちよくなろうね……!」

久美子はこちらに優しい微笑みを返しながら、喘いでいる。

 

「んんぁっ!イクっ!イクぅっ……!わたしもいく‥…よぉ‥…っ!」

 

久美子は腰振り運動を加速させる。

一緒にラストスパートをかけて、俺と同じタイミングでイキたいようだ。

 

快感と久美子への愛情がごちゃ混ぜとなって、久美子の中に出すことしか考えられなくなる。

背筋とペニスから、身体中に電流が伝わるかのように快感が溜まっていく。

グチュン、グチュン、と言う音が、聴覚からも俺のことを刺激する。

 

目の前にはおっきくなったお腹を上下させている久美子、ペニスから送られてくるソフトだが壮絶な快感。

 

それらが全て俺の幸福となって、俺の胸を満たす。

そうして、

 

――俺は久美子の中で、ペニスを奥底に突きつけた状態で、

――盛大に射精した。

 

どぴゅーっ!どぴゅぴゅぴゅぴゅーっ! どくんどくん!どくどくどくっ!

 

「いっ……!イっちゃうーっ!んんんんん〜っ!」

久美子は俺の射精に、子宮口を盛大に当てられたのか、体をビクンビクンと震わせ、快感にうち震えている。

久美子がイッてマンコが絞まったので、射精直後で敏感だったペニスがさらに責められ、俺もさらなる高みへと性感が駆け上っていく。

背筋を鳥肌が走り、身体中に電気が流れたような衝撃が流れ、ペニスからはさらに久美子の中へ射精した。

 

「きっ、きてるぅ! もっとイっちゃってるよおーっ!」

さらに俺から射精を搾り取らんと、ゴリゴリとマンコの奥を当ててくる久美子。

そしてさらに俺はペニスがさらに大きくなり、もう久美子は俺の子を孕んでいるのに、本能でさらに孕ませたいとペニスを久美子の子宮口の奥底へと突き立てる。

 

そうして、俺と久美子の快感のループが過ぎ、

――頭が真っ白になり、

久美子の中へ出したい、もっときもちよくなりたい、もっとこの子をきもちよくさせたい、

 

……という感情しか無くなり、

 

――気づいたら二人して汗と唾液に塗れて横になっていた。

 

俺たちの股間は愛液と精液で大変なことになっている。

 

「……大好き」

久美子からされる優しいキスが、俺を幸せにしてくれていた。

 

――――

ラブホテルの安いベッドで、俺たちは取り止めのない話をして、ピロートークをしていたが、突然あるアイディアが降って湧いた。

 

「また……、ホメホメゲームやる?」

俺は突然降って湧いたアイディアを久美子に提案する。

そうして、久美子にとある姿勢をさせた。

久美子に手を着かせ、俺に尻を向けた状態で膝立ちにさせている。

 

「いいよ?……でも何でこの姿勢?」

 

俺は久美子から後ろを抱きしめている。

「こうするためさ」

俺は疑問に思う久美子をよそに、小声で先ほどのセックスで盛大に濡れた久美子のマンコに挿入する。

 

「んんんぁっ!」

 

久美子は入れただけで、軽イキしたようだ。

体にぞわりと鳥肌が広がっているのが、後背位だと良く見える。

 

俺は『ホメホメゲームが再度始まったこと』を久美子に伝えると、パンパン、と腰を動かして、マンコとペニスがぶつかるのを音を立てて楽しむ。

我ながらなんてゲームをしているんだろう、なんて思いながら思いの外楽しんでいる自分がいる。

「久美子のいいところ、俺にはもったいないぐらいの美人」

 

そう褒めると久美子は、

 

「んぁっ、まってぇっ!んんっ!あぁっ、んんっ! そ、そんなことこんな状態で言われたら、照れちゃうよぉっ!」

久美子は背中から見ても真っ赤なほどに照れている。

セックスしながらのホメホメゲーム、思いつきでやってみたが、意外とアリかもしれない。

 

俺はパンパンと腰を動かしぶつけ、久美子に手番を渡す。

 

「あぁんっ! か、顔の造形がすき……!優しい顔付きなのに、イケメンなところ……!」

久美子は尻を俺にぶつけるように動かし、ペニスへのマンコでのマッサージを忘れないと同時に、俺の番だと催促する。

 

ペニスから上がってくる快感が、俺の思考を阻害する。

久美子の魅力、それは……、

 

「俺に……、一番気安く接してくれるところ」

俺はそうして、パンパンともう我慢できなくなり、腰を振り続ける。

 

もう我慢できない。

もうこのゲーム負けでいいから、再度、妻である久美子の中に出したい。

考えると言う行為と、獣のようなセックスという理性と本能の間でせめぎ合いながら、俺は本能に破れ、久美子に腰を降り続けている。

 

久美子も俺のペニスを深く受け入れるべく、俺が腰を打ち付けるときに、俺に尻を押し出すようにして動いてくれる。

久美子のマンコの底突き感が気持ちよく、子宮口がちゅっちゅと吸い付いてくるかのようだ。

 

「あんっ!んんぁっ、んんぅっ! あ、あなただけっ! わ、私が……!そ、そんなことするのはあなただけなんだから……!」

 

久美子は俺の下で喘ぎながら、嬉しいことを言ってくれる。

その言葉に俺の心は高まり、自然とペニスも大きくなった。

 

「あん……っ!おっきくなってるぅっ、嬉しい……!」

久美子はそれから、さらに激しく喘ぎ出した。

 

「あんっ、あんっ! いいよぉっ……! きもちいぃっ! イクっ、イキそうっ……!」

久美子はすでに軽くイクのを何度も繰り返しており、その度に締まるマンコが俺に射精を促している。

 

妊婦だというのに、まだまだ俺に精を求めている。

俺はそんな久美子が嫌いになれないし、生まれ変わっても嫌いにならないだろう。

たとえ小さい生き物になって久美子にさらに来世で潰されたとして、嫌いにならないだろう。

 

それぐらい久美子を愛していたし、その愛情が俺に射精をさらに働きかける。

 

もう久美子への愛おしさと、この子を幸せいっぱいにしたくて、

――背中の昂りが弾けると同時に、

――久美子の腰を鷲掴みにし、

――奥底へ射精した。

 

どぴゅーっ!どぴゅぴゅぴゅぴゅーっ!どくどくどくっ!どぴゅぴゅぴゅぴゅー!どぷっ、どぷっ!

 

「んんんぁあああああっ! イってるっ!イっちゃってるよぉおおおおおおっ!」

久美子は、普段の様子などどこか行ってしまったかのように、快感に乱れ狂っている。

俺は俺で、久美子のマンコから送られてくる快感という快感が、自分の中で暴れ狂っていた。

久美子は体を震わせ、俺の再びの射精を奥底で受けている。

精子の奔流が、久美子を狂わせるがごとく、久美子はあられもない声を上げながら、俺の下でイっていた。

俺はその様子が嬉しくなり、さらに久美子の中へ射精を送り込むべく突き込む。

 

「んんんんぅ〜っ!ぁああああっ!きもちぃいよおおっ!」

 

ビクンビクンと久美子の奥底からさらに愛液が吐き出されるのを感じる。

そうして、久美子はイキ、俺はペニスが射精しているのと同時に、久美子の中に入りきらなかった射精と愛液でペニスが洗われているのを感じる。

そうして、数分経って、俺たちは一緒に絶頂から降りてきた。

俺が射精した久美子はその愛らしい顔を幸福感に満たしている。

俺も射精した快感、開放感と、愛する妻と一緒に絶頂した喜びに満ちている。

射精後の脱力感からか、後ろから抱きつくように久美子に倒れ込む。

 

そうして、するりと久美子のおっぱいの下に手をやる。

久美子の母乳を出すために張りつつあるおっぱいを揉む。

フニフニとしたマシュマロのような柔らかい質感が、互いに汗を書いているのもあり、俺の手のひらに吸い付いてやまない。

 

「ひゃんっ!」

 

絶頂したてで、敏感になっていた久美子はそれだけでさらにイッて、体を震わせている。

抱きついているだけあって、その震えが俺に直で伝わってきて、愛する女性である久美子が俺の手で快感を感じてくれて嬉しかった。

「まだ……、出ないよ。この子を産んだら出るようになるみたいだから……、その時に……ね?」

久美子はそうしてじゃれつく俺を丁寧にあやす。

 

そうして二人して倒れ込み、射精直後の解放感と、セックスして二人で愛を確かめあった幸福感に身を委ねていた。

――――――

 

……久美子の女性らしい温かい体温を感じながら、俺は久美子と微睡を過ごしている。

二人とも言葉を発しないが、確かに通じ合った優しい空間がここにはあった。

俺と久美子は、家とは違うラブホテルの安いベッドで横たわりながら、二人で寝そべっている。

 

久美子にかかっている毛布は盛り上がり、久美子の妊娠を伝えている。

 

麗奈やみぞれ、優子や緑や葉月とするセックスもいいが、俺はやっぱり第一の妻である久美子とするセックスが好きなんだと実感した。

 

久美子のお腹を撫でると、久美子は二へへ、と顔をにやけさせる。

俺の子供がいることを嬉しく思っているのが、伝わってきて、こちらもつられて嬉しくなってしまった。

 

「……子供の名前、何にしようか?」

 

久美子とは、以前から子供の名前について、話しているのだが、互いに相手を尊重して、譲らないのだ。

 

そうして、久美子はこの会話のやりとりが好きなようで、子供の名前について、何回も振ってくる。

俺と久美子、二人は変わらないのに、毎回違うやりとりになるのが、俺も楽しい。

 

しかし、俺は決心したのだ。

久美子が譲ってくれると言うのなら、子供の名前を決めようと。

 

定期的な検査で分かったのだが、俺たちには娘ができるらしい。

 

娘、と言うことで前々から考えている名前があった。

 

「生まれてくる子供の名前は……」



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閑話その4 プールサイドでフェラチオ+αされる編

これは俺たちのある夏の思い出話だ。

北宇治高校2年生だった俺らに、ある辛い労力と他に、楽しみの権利が与えられた。

 

それはプール掃除。

 

――プール掃除

 

学生時代を通して、最もやりたくなかったことの一つであり、今世からは最も憧れることとなった待望の一つの出来事であった。

 

それは、プール掃除という『苦』を配分した先に、プール貸切券という『楽』がついているのである。

 

それに俺たちは色めきだった。

そうして、俺たちはプール掃除をした後で、貸し切りプールという快楽を得るのである。

 

――はずだったが、

思ったより人数が集まらず、

 

結果的に重労働だったが、それに見合うだけの快楽を手にすることとなった。

 

――――――――

積乱雲が高く高く登る夏。

俺たちはいま、学校のプールを貸し切って遊んでいた。

ただし優子は今残念ながら家にいる、受験勉強中だ。

 

「久美子っ!それっ!」

「きゃっ、もう〜やめてよぉ、麗奈〜!」

 

久美子と麗奈はプールに浸かりながら、キャッキャと水を掛け合って遊んでいる。

二人とも、もっとプールサイドに腰掛けるような、大人しいタイプだと思っていたが、二人の時にはそうではないらしい。

 

目の前の美少女である嫁の新しい発見を得て、何だか俺の気分は少しずつ高まっている。

何せ、目の前では、同級生の俺の彼女の美少女二人が水を掛け合いながら、水着でジャレ合っているのだ。

と、いっても、二人ともスクール水着ではなく、マタニティ用の体型が隠れやすい水着を着ていて、スクール水着じゃないせいもあり、ここが学校かと忘れてしまいそうだった。

 

俺の嫁二人が目の前で水着になって遊んでいるのだ。

 

これで昂らない男はいない。

 

俺たちは学校のプール掃除参加者限定の、貸し切りの権利を得て、遊びに来ていた。

ちなみに掃除したのは、俺と他の小数のこの学校の学生たちだった。

俺は一つの野望があって、嫁たちと遊ぶことを考えたら、プール掃除という重労働も苦ではなかった。

ちなみにみぞれはプカプカと浮き輪で浮いている。

その長く綺麗な長髪は、帽子にまとめられて、後ろで縛られている。

普段と違い、水着で肩口が露出される分、同じようにマタニティ用水着を着ていても、エッチに見える。

マタニティ用の水着は、フリルがついていたり、スカートタイプだったりして、普段よりも腰回りのシルエットがぼやかされるようになっている。

そのためか、俺の子供がいるとは思えないほど、セクシーに思えた。

 

俺たちは、プール掃除の参加者が思いの外、参加者が少なかったため、丸一日貸し切ることに成功した。

 

部活が唯一の休みである、わずか数日のお盆休みにだけ、俺たちは学校のプールを借り切って、遊んでいた。

 

「ふぅ、いっぱい遊んだね」

俺の横に、これまたマタニティ用の水着を着た久美子が、その天然パーマをプールキャップに綺麗にまとめ、体についた水滴をタオルで拭っている。

普段の灼い夏の直射日光とは違い、プールの水面できらきらと水が反射しているせいか、色々な方向から光があたり、やたら綺麗に見える。

――俺の嫁が美しい

 

昔の人は『美人は三日で飽きる』と言ったが、そんなの大嘘である。

俺はこんなに美人な久美子に対して、飽きることなど一生ないだろう、そう断言できるほどに、今の久美子は美しかった。

 

髪から流れ出る水滴が、久美子のうなじをつーっと、流れて背中へ落ちていった。

久美子の肌は少女特有の甘い匂いがして、ここが学校である、と言うことを忘れさせるぐらいに、俺を昂らせる。

 

そんな俺の嫁に対する、熱い情熱が弾けそうになっている中、久美子は対象的に『ん?』と首を傾け、こちらににぱっとその綺麗な笑顔で微笑んでくれた。

 

それだけでもう、俺は久美子が好きすぎてドキドキしてしまうのだ。

 

そんな俺の気分をよそに麗奈と久美子はまた水着でプールに入り、

「麗奈と遊んでくるね」

と、いい笑顔で俺から離れていく。

 

そんな俺の昂りを察した、みぞれが今度はやってきた。

 

そうして、いつものまぐわいが始まる。

彼女の中には、俺の子供がいるのだ。

 

転ばないよう、丁寧にみぞれをプールサイドにあげたところで、いつものがはじまった。

 

――――――

 

「ご主人様、私のオクチマンコで気持ち良くなってくださいませ」

俺が椅子に寝転ぶと、早速俺の水着に発情したみぞれが、やってきて、俺の股間に顔を埋める。

 

「んぅ〜っ!」

何が楽しいのか分からないが、みぞれは塩素臭いプールの水に塗れた俺の水着と股間の匂いを嗅いで、楽しんでいる。

 

なかなかの変態に仕上がってきたようだ。

俺も主人として嬉しい。

 

そうして、巨大化したペニスを見ると、みぞれはその様子に目を輝かせ、ひんむくようにして、俺を全裸にさせた。

 

学校のプールで全裸になる、というのも中々背徳的で趣深いものがあった。

そうして、学校の先輩を性奴隷として、俺に奉仕させている、という事実。

 

中々に味わい深い。

 

股間から、みぞれが美味しそうに俺のペニスを咥える姿が見て取れる。

――んずっ!んんずぅ〜っ!

 

慣れた様子で玉を撫で回し、顔を前後させて、ジュップジュップと俺に快感を送り込んでいる。

みぞれの肘は俺の太ももの上におかれ、体を安定させているが、そのみぞれの体も濡れていることもあり、普段と違う艶やかさを俺に見せつけてくる。

 

いつもはみぞれに制服や、メイド服を着てもらっての奉仕だが、今日は、学校のプールで、マタニティ水着を着ての、俺への奉仕である。

 

その非日常的な光景が、俺をさらなる高みへと追いやる。

 

みぞれの女性らしい男性よりも温かい体温が、俺のペニスを通じて、俺に快感を送り込んでくる。

セックスとかでマンコとするときとは別の、吸い上げられるような快感。

口という突起物の少ないモノでしごかれる、優しい快感。

 

俺の中に、快楽と暖かさで満たされてきて、ますますこの奴隷の中で射精したくなる欲求が湧き上がる。

 

俺の精液が、この娘の一部になるのだ。

何だか、高坂に飲尿されてから、俺もすっかり嫁たちの中で放つ癖がついてしまった。

性癖が歪んでしまったのはわかるが、俺のものがこの娘たちの一部になるという感覚、それでもやっぱり気持ちいいのだ。

 

じゅっぽ、じゅっぽ、と俺たち三人しかいない学校のプールに、フェラチオの音が響き渡る。

 

久美子と麗奈は、未だ水遊びしていて、俺たちがもうセックスを始めたことに気付いていない。

じゃばーん、と久美子がプールで軽く麗奈に飛びかかって遊んでいる。

もう身重なのだからと思う反面、美少女同士の絡みから目が離せないのであった。

 

そんなことを考えていると、みぞれが手を伸ばして、俺の乳首に触ってきた。

予想外の攻めに、ビクンと、反応してしまうと、みぞれがニヤニヤと、不意打ちを成功させたのを満足しているようだった。

 

これには俺も申し訳なく思う。

セックス中に他の女を想うなど、流石に申し訳ない。

だが、そのしたり顔をする奴隷には、主人として罰せねばならない、という感情がムラムラと湧いてきた。

 

俺は体位を変えさせ、立ち上がり、みぞれを膝立ちにさせる 。

みぞれは、これからオナホとして使われることに悦びか期待かは分からないが、期待と興奮で体を震わせている。

「口を開けろ」

俺はそう主人らしく堂々というと、みぞれは素直に口をアーン、と開けた。

 

みぞれほどの美少女が口を開けっぱなしにしている、という絵面も面白い。

俺はそんなことを思いながら、みぞれの口の中にペニスを挿入した。

 

「んんぅっ!んちゅっ!」

 

俺はみぞれの口奥深くにペニスを挿入すると、頭を鷲掴みにして、顔を前後させる 。

もちろん、俺も腰を前後させるのを忘れない。

 

「んんぐぅっ!んぐじゅっ、んんゔっ!」

口元から美少女らしくない音を立てながら、みぞれは一心不乱に俺の腰振りを受け止めている。

余人には許されない巨大なペニスを喉奥で咥えながら。

 

ペニスからはツルツルとしたみぞれの喉奥の感触が伝わってきている。

小さい体格に相応しく、その喉奥すらも小さいみぞれは、もはやその全てを俺に捧げており、当然喉奥をオナホールのようにしごいても、文句一つ垂れることはない。

 

――もはや俺の忠実な奴隷だ。

 

みぞれの喉奥の体温が、さらに暑くなり、みぞれが興奮してきているのがわかる。

落ち着いた立ち居振る舞いに反して、みぞれは心の底からマゾ奴隷なのだ。

 

オスの体を、主人の体を受け入れられて嬉しい、悦しいという感情に満ち満ちている。

その証拠に、みぞれと目が合うと、

発情したかのような興奮しきった目になっている。

 

その目線はみぞれが射精を飲みたがっているのを理解した。

 

ずっちゅ、ずっちゅ、という音をみぞれの喉奥から響かせながら、みぞれの喉奥を堪能する。

ペニスから暖かさと、きゅっとしぼんだ喉奥に突き入れる快感を堪能し、絶頂しそうになるのを三度我慢したところで、背中に壮大な快感の電流が走る。

 

――みぞれの喉奥で盛大に射精した。

 

どぴゅーっ、どくんどくんっ!どくどくどくっ!どくどくん!

 

「ん゛ん゛ぅ〜〜っ!」

 

みぞれは盛大な射精量に目を白黒させながらも、俺の清液をごくんごくんと頑張って飲み干していた。

俺は飲み干しているみぞれの顔すらエロすぎて、さらに射精量が増えるのを感じる。

どぴゅーっ、ぴゅびゅーっ!

みぞれの吸い込みの激しいフェラチオで身体中に鳥肌が立ち、快楽が身体中を駆け巡る。

 

そうして、こくっ、こくっ、とその白い喉元を上下させると、嬉しそうに飲み干した口を開けてきた。

 

「……偉いぞ」

そうして、頭を撫でてやると嬉しそうにしている。

俺は射精後の快感の余韻と共に、俺の性奴隷であるみぞれが嬉しそうにしているのを、幸せに思った。

胸の内から、幸せがこみ上げてくる。

 

そうしていると、久美子と麗奈の二人がプールサイドに上がってきた。

 

「二人だけ先にしてるのずるい〜」

そう頬を膨らませて、怒ってますアピールをする久美子。

もちろん本気で怒っているわけではないのを互いに知ってはいるが、なんだかその様子が微笑ましい。

 

「私も混ぜて」

そう宣言する麗奈は、言葉こそ冷ややかなものだが、その表情は紅潮しており、言葉と表情が一致していないのが面白い。

 

そうして、俺と久美子たちとのセックスが再び始まった。

 

――――――

俺の股間にうずくまるのは麗奈。

俺は学校のプールサイドに裸で立ち、同級生に囲まれているという桃源郷を体現していた。

 

「……おいしそう」

先ほどのフェラチオにて、みぞれの唾液と俺の清液で光るペニスを見て、興奮している。

 

「こっち向いて……」

久美子は俺を振り向かせて、顔を鷲掴みにして、俺に強引なキスをしている。

久美子はキス魔の魅力も持っている。

そのふっくらした唇は俺を飽きさせることがない。

ましてや、久美子も俺を気持ちよくさせようとしているのか、キスだけでなく舌で互いの舌を絡めあったり、唇を甘噛みしてきたりしている。

それはペニスから送られてくる官能とはまた別の気持ちよさを俺に伝えてくる。

 

「……御主人様、ご奉仕させていただきます」

そうして、ペニスを麗奈に咥えられ、口も久美子に塞がれた俺は、後ろの下の方からみぞれの気配がしたと思うと、次の瞬間、背筋に走る新たな衝撃を受けた。

 

「〜〜っ!」

思わず声を出しそうになる。

なんとみぞれは俺のアナルを舐めてきたのだ。

 

今までに走ったことのない快感が俺を責め立てる。

身体中に、鳥肌という鳥肌が立ち、快楽の電流が俺に突き刺さる。

 

麗奈が俺の下で声をあげた。

「んんんぅっ!」

 

みぞれの俺へのアナル舐めによって興奮が伝わったからか、ペニスがさらに巨大化している。

俺も実感しているが、それによって衝撃を受けたようだ。

 

高坂もみぞれに負けじと俺にフェラチオを開始する。

じゅっぷ!じゅっぷ!という音が、学校のプールに響き渡る。

 

久美子も負けじと、俺に対してキスの嵐を降らせる。

「ちゅっ、んちゅっ、れろっ」

俺の口内という口内を舐め回す。

それもいつも以上に積極的にだ。

麗奈やみぞれに負けたくない、という思いもあるのかもしれない。

俺の第一の妻は久美子だというのに彼女のいじらしさが伝わってくる。

 

そうして、久美子への愛情へ浸っていると、急に背筋の後ろ側へと、気持ちが引き戻される。

 

みぞれが俺の尻に舌を入れてきたのだ。

今まで感じたことのない、あまりの快感に、キスとフェラチオも合わさり、俺は急に絶頂においやられ、

――体中を快楽で鳥肌を立たせながら、

――麗奈の口内に射精した。

 

 

「ん゛っ!ん゛ん゛ぅ〜〜〜〜〜〜〜っ!」

今までにない射精量に、麗奈が驚いているのがわかるが、俺もそれどころではない。

頭が真っ白く、蕩けていくような今までにない快楽に、体が打ちのめされるのが分かる。

身体中が快楽のあまりブルブルと震え、鳥肌を立ててイッているのがわかる。

 

――みぞれに尻を舐められたことで、俺は意図せず絶頂の高みへ押し上げられてしまった。

 

幸せと、性感と、絶頂感と、興奮のないまぜになったまま、頭が白く何も考えられなくなり、絶頂する。

麗奈の口内へ射精し続ける。

本能からか、思わず腰を突き出すような形になってしまったが、麗奈はそれを柔軟に受け入れてくれた。

むしろ麗奈が、口よりさらに喉奥へ受け入れようとしてくれて、ペニスからさらなる快感が俺に伝わってくる。

 

それもさらに絶頂を加速させ、射精することと、幸せ、性感、興奮、絶頂、それしか考えられなくなる。

 

そうして、俺は麗奈に大量の清液を飲ませ、

 

――気付いたら脱力して、麗奈たちに抱えられていた。

 

そうして、3人でのセックスが始まって数分程度しか経っていないのに、俺は絶頂させられていたのだ。

俺は自信があった。

顔もいいし、この世では数少ない男だ。

モテる。

それも逆オタサーの姫状態のところである、吹奏楽部にいるのだ。

 

セックスも久美子や麗奈、みぞれ、葉月、緑輝など、数々の女を絶頂させ、満足させてきた。

当然俺自身も彼女達で絶頂し、中出しして、孕ませるに至った。

 

しかし、なのにである。

 

ここに来てみぞれは『アナル舐め』という技術を覚え、そんな俺の自身など木っ端のごとく吹き飛ばした。

 

――落ち着いて、聞いてみる。

「みぞれ……、主人として聞いておきたいんだが……、どこでそれを知った?」

すると、みぞれは恥ずかしそうな顔をして、

 

「ご主人様におマンコとか、『穴』を舐めてもらうの気持ちいいので……、私もご主人様の穴を舐めて気持ちよくして差し上げたいと思ったら、気付いたらそうしてました……」

 

みぞれは照れて恥ずかしそうに言う……。

 

つまり、誰から言われることもなく、みぞれは俺のことを気持ちよくしたい一心で『アナル舐め』と言う境地に達したのだ。

俺への愛情、からくる境地だろう。

 

俺はみぞれの性奴隷としての才能を主人として素晴らしく思うと共に、気持ちよくしてくれたことを感謝して、頭を撫でた。

嬉しそうにはにかむその姿は天使のようで愛らしい。

 

学校で、先輩(性奴隷)にプールサイドでアナル舐めしてもらうとか、前世では想像のできないシチュエーションに頭がクラクラする。

思わず、感慨に浸ってしまう。

 

すると、未だ敏感なペニスから、快感が送られてくるのが分かる。

 

ジュジュゥと音を立てて、ペニスが吸われている。

ゾクリとした背中に走る快感を感じると、高坂はニヤリとして、ペニスから口を離した。

 

「こっちも負けてないんだからね?」

そうニヤリと微笑む高坂は、いつもの自身満々で、先輩に喧嘩を売るときのような綺麗な顔をしていた。

 

顔を急に女性らしい力強い力で振り向かせられ、気付いたら久美子の顔が目の前にあった。

 

「んんん〜っ!ちゅっ、ちゅぅっ!」

そうして、俺の唇を吸いまくる久美子。

おれに快感を送り込もうと必死だ。

 

「私も麗奈にもみぞれにも負けないんだからね……!」

 

そうして、嫉妬心丸出しでこちらを見つめる姿は、やっぱり俺の愛らしい妻である久美子で、その嫉妬心を嬉しく思い、俺の心が暖かくなるのを感じた。

 

俺は嫁がいる幸せと共に、日がくれるまで交わり続けた。

 

 

 




思ったより時間が空いてしまいました。


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閑話その5 田中あすか編 安アパートで汗だくドロドロ孕ませ交尾

あすか先輩は『セフレ』です。


 

俺は今、高校2年生の夏休みに、あすか先輩の下宿先へ遊びに来ている。

何故かスケジュールを二転三転されが、やっと遊びに来ることができた。

 

大して高くない安アパートに住んでいるあすか先輩。

冬には寒風吹き荒び、夏には地獄のような暑さを見せるこのアパートに、柔軟に馴染んでいた。

 

俺はと言うと、どうも馴染めそうにない。

前世の基準からしたら、男でも済まなそうな安アパートに住んでいる。

 

「暑い? もっと暑くなろう?」

 

こんなにもうすでに熱いのに、さらに暑くなろうとか、とち狂ったとか言っちゃいけないが……。

扇風機を回しカーテンを閉めた後、なんてことないように、服を脱ぐ先輩。

Tシャツの上からでも、その胸部はダイナミックな隆起を想像させたが、黒を基調とするそのブラジャーは、彼女の肌の白さを際立たせ、俺を興奮させる。

 

先ほどまで、セックスしまくっていて、汗を描きまくっている俺たち。

一遍、互いにシャワーを浴びて、汗を流したと思ったのに、またセックス。

 

俺と彼女は体だけの関係なのだが、いい年した男女がやることがセックスしかない。

……いや、ある意味正しいのか?

でもせっかくあすか先輩のところに来たのに、一緒に遊びにも行かず、種付けするだけだなんて、あまりにも行動のボキャブラリーが無い。

 

とは思いつつも、彼女のグラマラスな女性らしいクビレのある体を前にしたら、男の本能なのか、もうどうでもよくなってしまった。

 

「……わたしのここ、あいてるよ?」

 

そうして、俺に背中をむけ、腰を突き出すあすか先輩。

彼女はテーブルに膝をつき、腰をフリフリして俺を誘っている。

 

「よければわたしのマンコ貸してあげるよ?」

そうして、器用に二本の指で、マンコをくぱぁと広げる。

 

俺を誘っているようだが、

――実は本当にヤリたくてたまらないのはあすか先輩なのだ。

 

黙って押し倒すなり、勝手に俺のペニスを朝立ちの時に突っ込むなりにすればいいものを、彼女は俺に抱かれたがっている。

 

どう見ても自然ではないが、自然を装った風に彼女はしているが、彼女のマンコは濡れている。

彼女は俺としか遊んだことがない。

高校を出て、大学に行ったにもかかわらず、俺のことが忘れられない純情な女なのだ。

 

そんな彼女が卒業して半年ぶりぐらいのセックス。

 

溜まりに溜まっているらしい。

 

カーテンを閉めたこの安アパートでは、日も差さないため見えづらいが、それでも彼女のマンコがデロデロに濡れ始めているのがよくわかる。

 

今、つーっと太ももに愛液が流れていくのが見えてしまった。

 

俺はあすか先輩に後ろから覆いかぶさる。

 

「何があいてますよ〜、だ」

 

――濡れまくってヤリまくりたいのは先輩じゃねえか。

 

そう言って、俺は無造作にあすか先輩のマンコにペニスを突っ込む。

 

「あぁんっ!」

 

あすか先輩はよっぽど溜まっていたのか、それだけでもう軽イキしているのが見て取れる。

 

先ほどまで、俺たちはセックスをしていたのだ。でもそれでもまだ、彼女は足りないらしい。

俺はそんな性欲溢れるセフレの掌に収まりきらない巨大な胸を揉む。

 

サイズだけで言ったら、高坂以上のこのおっぱい。

感度も凄まじく、ちょっと乳首をつねってやるだけで、

 

「ぁああんっ! そこぉ……、だめぇ……っ!」

と、顔をすっかり興奮に紅潮させ、俺とのセックスに酔いしれている。

 

あすかはいい女だ。

気楽で、気ままに、俺とセックスをしてくれる。

 

性奴隷か妻になってほしい、と言うと多分なってくれるだろうが、このままの互いにだらけた爛れた関係も捨て難い。

 

だが、手放すのは当然考えられない。

ほかの男になど、渡す気もないし、彼女も渡される気もないだろう。

俺はこのまま俺にぞっこんでいさせるつもりだ。

 

俺の妻になってもらうしか無いだろうな、と思いつつ、彼女の耳を舐める。

 

「んんん……!そこっ、弱いから……っ!」

 

普段、気丈な様子のあすかだが、耳と乳首が弱い。

こう言う気の強い女を弱気にさせるのは、オスとしての本能が強く刺激されるのを感じる。

 

実際、先ほどから締め付けのキツイマンコは、俺の精を欲してやまない。

快楽の電流が俺の背中を荒れ巡る。

ぐっちゅぐっちゅ、と音を立て、あすかから流れる愛液と俺のペニスがマンコを前後する音がこの部屋に響き渡る。

 

「んんぁっ!んっ、んんぅっ!あぁんっ、あんっ!」

 

あすかの首筋かかる髪に顔を埋め、その首筋を舌で舐める。

あすかの汗は、ちょっとしょっぱくて、こんなに美人でも汗はしょっぱいんだな、と言う謎の感想を抱いた。

 

俺の腹と、あすかの背中がぴっちりと汗で張り付く。

 

クーラーの効かない部屋で、こうして汗だくで、ぴったりとくっついてひたすらにセックス。

先輩の下宿先でヤってるだけなのに、なんだか『夏』って感じがする。

 

先ほどまで、ずーっとこうやってセックスしていたのに、いまだにこの行為に飽きることがない。

あすかは素晴らしい女だ。

 

こうして、男を誘い、俺の精で種付けされたがっている。

 

「んぁっ、おっぱいっ……!感じちゃうからぁ……、らめぇっ!」

こうして、手に収まりきらない巨乳を揉んでやり、乳首を弄ってやるだけで、イク。

 

現に、愛液が子宮の奥から吐き出されるのを感じるし、あすかは体を震わせ絶頂した。

 

「ん゛ん゛っ!イクぅっ!イグゥっ〜〜!」

 

ビクンビクンと震える様子は、まるで生まれたての小鹿のようで、見ていて愛らしい。

体を密着させている俺には、ぷるぷると彼女の子宮から外側に向かって痺れが走っていくのが、俺にも伝わって来た。

 

何より俺が責めたことにより絶頂する姿を見るのは、この女に対する執着が尚更湧いてくる。

 

あすかのマンコがイッて収縮しているのが分かる。

ゾワゾワとした快楽が俺の背筋を荒れまくる。

 

射精したくはなるが……、かろうじて我慢することができた。

 

「はぁっ……、はぁっ……」

俺に繋がったまま、台所で呼吸を整えるあすか。

その目には快感のあまり、涙が浮かんでいた。

 

「何勝手にイッてるんだよっ……!」

 

ペニスに力を入れて、あすかに喝をいれる意味でペニスを突き込む。

 

「ぁひぃんっ!」

 

再びブルリと背筋を震わせ、快楽に鳴くあすか。

俺のペニスで彼女の子宮口をグリグリとさする。

彼女はこれに弱い、もう俺の掌の上だ。

 

「んひいぃっ!そこぉ……っ!ダメなの、ダメっ……、だめぇ〜っ!んんん〜っ!」

 

再び絶頂に追いやられるあすか、先ほどはもイッていたが、今度も本格的にイッているようだ。

ペニスの先の子宮から、体の絶頂を伝えるように、再び洪水のようにあすかの愛液が流れ出ているのがわかる。

加えて、子宮口もきゅっきゅと俺のペニスを吸い付いて離さない。

 

「いっ、いまぁっ!イッてるからぁ……!まっ……、まってぇ……!」

 

そう涙目になっているのは、北宇治高校前副部長の田中あすか。

部内にいたときは、クールで、美人で、なのにお茶目で、部内の人望を一心に引き受けていた。

 

そんな魅力あふれる女が俺によって翻弄され、蹂躙され、涙目になっているのが心底そそる。

 

「待たないよ」

 

そう言って、自分勝手に俺は腰をふりだす。

「あんっ……!あん、んんんぅっ!いいのぉ……、いいのぉ〜っ!」

 

あすかの喘ぎ声、綺麗な背中、あすかの下宿先で交尾しかしていないという事実、これらが俺を満たし、俺も再び絶頂に向かって駆け上がってしまう。

事実、さっきから背中がゾクゾクして止まらない。

 

バチュンバチュン、と汗だくになった俺たちの交尾の音だけが部屋を満たす。

あすかはもう立っていられないのか、上半身をテーブルに預け、膝をガクガク言わせている。

 

「あすかっ! 出すぞっ!」

 

「うんっ、ぁんんっ! だっ、出して!ナカに出してぇ……! あなたのあかちゃん、わたしにも孕ませてぇ……!」

 

俺はあすかの中出し要求にさらに昂り、彼女の望み通り、子宮口で盛大に射精した。

背筋の中と、頭の中がこの女の中で射精することしか考えられなくなり、快感が俺の中で走り回る。

 

 

 

どぴゅーっ!どぴゅぴゅぴゅぴゅーっ!どくんどくんっ!どくどくどくっ!

 

「あぁあああああっ! イクっ!イクイクイクっ!イッチゃってるーーーっ!」

 

 

その綺麗な長髪を、汗を書いた俺と彼女の背中に貼り付け、彼女は俺の目の前で、俺の精子の奔流に当てられてイッている。

俺も身体中に快楽が駆け巡り、絶頂してあすかの中に中出しした。

 

あすかのマンコから送られてくる快感に背筋を震わせながら、俺は彼女が快感にイク姿を神々しいとさえ思った。

まるで、神が俺に与えたもうたメスのようだ。

 

一個の究極のメス、それが田中あすかだ。

究極のメスが俺の種を望み、中出しを望み、俺の子を孕みたがり、それでイッている。

 

オスとして、男としてこれほど嬉しいことはない。

 

「んんぁ……っ、はぁっ……はぁ……!」

 

乳首をたたせながら、敏感になった体を抑えようと、呼吸を整えるあすか。

俺のペニスはまだあすかの中で巨大な姿を保ったままだ。

 

「ん゛ん゛っ!」

 

あすかはなんとかペニスを抜き出そうと、腰を動かすも、絶頂直後で感じてしまうらしい。

「ちょ……ちょっと休ませて……」

 

彼女はそうして、ペニスを抜いた後、そのまま床に崩れこむ。

 

「はぁ……っ、はぁ……っ!」

俺たちが立っていたところには、汗と、あすかのマンコから出てきた大量の愛液と、あすかのマンコから溢れ出てくる俺の精子が水たまりみたいになっていた。

 

あすかの部屋はすでに性交臭で凄まじいことになっている。

あすかはもう散々発散したかも知れんが、俺はまだ発散仕切っていない。

 

俺はあすかのマンコをオナホのように使おうと思い、そのままあすかを組み伏せる。

 

「んんぁあああ!はいって、はいってくるぅううう!!!」

 

先ほどからずっとセックスを続けているあすかのマンコにすんなりはいった。

 

勝手にオナホのようにあすかのマンコを使い続ける。

 

あすかの脚を上げ、マングリ返しのような状態にする。

 

「ふぅっ、ふかいっ! この状態ふかいよぉ……!ふかしゅぎるぅ!」

 

快楽に息も絶え絶えで、呂律が回っていない。

その顔を覗き込むと、もう以前の北宇治高校吹奏楽部の頃のあすかはいない。

 

顔は汗と涙でひどいことになっており、顔は快楽にドロドロに崩れている。

 

ただの『雌』となった、

――俺のセフレのあすかだ。

 

ぐっちゅぐっちゅ、とペニスを突き込み続ける。

突く動きをするペニスに対応して、あすかの子宮口はどんどんペニスに向かって下がっているのが、ペニスに吸い付く感触によって実感できる。

 

ちゅっ、ちゅっ、とぺニスを突き入れるたびに吸い付いてくるあすかの子宮口。

俺はこれを孕ませたくて仕方がなかった。

 

「きょう、たぶん……!排卵日だからぁ……、孕むなら、きょうぅっ! きょうなら、多分子どもつくれりゅからぁっ!いっぱい出してぇぇえええっ!」

 

俺はあすかの言葉を聞いて、あすかが頑張って精一杯自分の生理のスケジュールを見て、孕むタイミングをコントロールしてくれたのだと分かった。

その気遣いが嬉しくて、俺はますますあすかを妊娠させたくなった。

 

「おっ……、おっきくなってりゅ!!うれしい、うれしいよぉ……!」

 

俺があすかの娘の父親になる。

その姿は想像できないが、きっと俺たちなら幸せな家庭を気づけるだろう。

 

そう想像したところでますます昂り、さらにあすかのマンコをペニスで耕す。

半年ぶりのあすかのマンコは、俺という優れたオスを掴んで離さない。

そのマンコのヒダヒダが、俺に快楽を送り込み、ひたすらに精をねだっているのがわかる。

 

優秀なオスとはだれか、分かっているのだ。

 

「ぁんっ!あんっ!んぁああっ、イクぅっ!イクよぉ……!いっしょにぃ!いっしょにぃっ!」

あすかが俺と一緒に行くことをねだる。

俺は口付けでその答えを返す。

 

あすかの肉厚な唇は、俺にペニスから送られてくる気持ち良さとは別の官能を送り込む。

 

「んちゅっ!んじゅぅっ! あっ、あっ、くるくる、きちゃぅうううう〜っ!」

 

あすかが絶頂して、あすかのマンコが収縮する。

きゅぅっと締め付けられ、官能が、快楽が、俺の脳内を満たし、耐えられない。

そのままあすかに合わせて俺も射精した。

 

どぴゅー!どぴゅぴゅぴゅぴゅーっ!どくんどくんっ!どくどくどく!!どぴゅぴゅーっ!

体という体に快楽の鳥肌が立つ。

あすかに種付けする、射精する。

この女を孕ますことしか考えられなくなる。

 

――より奥へ。

――より子宮へ。

 

より精子を送りこむために、ペニスを深く奥へ突き込む。

 

「んんんぁああああああっ!」

 

あすかが普段の冷静で知的な様子とは違い、獣のような喘ぎ声をあげる。

あすかの子宮口は待っていたかのように、ペニスに吸い付き、まるでフェラチオかのような吸い付きを見せる。

 

ゾクゾクと体にさらにペニスから快楽が駆け上がる。

 

どぴゅぴゅぴゅぴゅーっ!

さらに追加で射精した後、快楽に頭が明滅する。

 

そうして、1分近く射精した後、

 

気付いたら俺たちは、二人して気を失っていた。

 

――――――

 

「……いっぱいシちゃったね」

 

あすかはさっきまでの獣のような喘ぎ声など、なかったかのようにすまし顔で俺に麦茶を勧めてくる。

俺はそれを受け取りつつ、あすかのお腹を撫でる。

 

「……いっぱい子供、作ろうね」

柔らかに微笑むあすかは、何か呪縛から解き放たれたようだった。

 

「……サッカーチームが作れるぐらい、私は君の子供を作りたいよ!」

そう笑うあすかは、今までの仮面を被ったような、おどけたような演技はなくなり、自然体のあすかがそこにはいた。

 

俺たちならできるよ、と俺は笑って、二人して昼から寝ることにした。

 

――――――

 

――あすかの妊娠が発覚したのは一ヶ月後だった。

 

俺たちは祝杯をあげた。

久美子も麗奈もみぞれも優子も、俺の子供が増えることが嬉しそうだった。

俺の子供をみんなで育てられることが嬉しいらしい。

 

こんなに嫁たちに祝われるのが嬉しくて、俺は泣いてしまった。

あすかも嫁の仲間入りをした。

 

俺たちの夏は、まだまだ続く。

まずは目先のコンクール大会だ。

 



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閑話その6 第1学年夏 みぞれと希美 前編

あまり真面目な話はやりません。
最初の方は読み飛ばしてもらって構わないです。


これは、俺がみぞれ先輩を妊娠させる前の話。

 

一年生の夏、俺はみぞれ先輩を俺の『性奴隷』とした。

一大決心だったと思うが、みぞれ先輩も俺の調教を受け入れてくれ、見事に淫乱な『牝』と化すことができた。

 

奴隷としてみて、分かったのだが、みぞれは人とのコミュニケーションが苦手なようなのだ。

 

一方で、その苦手意識の根元となった原因が、今年の夏、入部しようとしてきた。

 

『傘木希美』だ。

 

――――――

 

――傘木希美。

――みぞれのトラウマ。

 

みぞれがアレだけ『技術的には上手なのに』平坦な演奏をするせいになってしまったのは、彼女のせいもある。

 

どうやらみぞれは、あれだけ中学から仲がよかった希美に退部の際、声をかけられなかったことがショックらしい。

部活でゴタゴタが俺の一年上の世代にはあったようなのだ、その出来事がみぞれの大の友人であった『傘木希美』を退部させ、

 

――みぞれの心に楔を打ち付ける結果となったのだ。

 

――――――

セミがけたたましく鳴く暑い京都の夏、俺は日が暮れかけた帰り道をみぞれと歩いていた。

 

「みぞれ……」

「はい、ご主人様……」

 

そう言って、呼んだだけなのに優しく頷き返してくれる俺の性奴隷、みぞれ。

その顔は紅潮して、俺といられるだけで随分と幸せそうな顔だ。

 

俺とみぞれは、部活の帰りに手を繋いで歩いている。

暑い夏の日に、手を繋いでいて、互いに手汗がすごいことになっているが、俺とみぞれはもはやそう言うことを気にするような仲ではない。

 

今、こうして、俺がみぞれと手をつないで歩いているのはある意味、最近部活で話題に上がっている傘木希美のおかげかもしれない。

 

元々、みぞれは人間関係に器用な方ではないのだ。

彼女の友人は、吹奏楽部を見渡してみても、数少ない。

もちろん、声をかける、と言う仲であるならば、吹奏楽部のフルートパートとか、俺の彼女となった麗奈や久美子とは会ったら声をかける程度の仲だ。

 

だが、真の『友人』や『恋人』、と言う意味では、俺に勝る存在は現時点ではいない。

 

みぞれはずっと不安だったのだ、『希美』と言う存在がいなくなってから。

 

俺はこれからみぞれと一緒にラブホテルに行く。

ラブホテルに行って、性奴隷で俺に純愛を捧げてくれているみぞれとイチャラブセックスをする。

 

だが、こんな相思相愛な二人を尾行している人間がいた。

 

――傘木希美である。

 

この世界に生まれ落ちてから、俺は女性に見られる視線が敏感となっていた。

男女比で圧倒的に男が少ない世の中である。

 

否が応でも、女性からの視線は分かってしまうのだ。

 

イチャイチャしながらラブホテルに向かう俺たちを尾行する、傘木希美。

 

可哀想なので、見せつけてあげることにした。

久美子が彼女の部活の復帰を手助けしているらしい、と言うことも聞いている。

 

これは俺なりの久美子への愛情のこもったパスなのである!

と考えながら、みぞれの旧友に見られながらするセックス、というスパイスも期待してのところもある。

 

そうして、牛若丸等の逸話溢れる五条大橋の下で、予定を変えて俺らは致すことにした。

 

――――――

「みぞれ、愛してるぞ」

「ご主人様……、私もです……」

 

そう言って、服を脱ぎ出すみぞれ。

京都の夏は盆地ゆえ、非常に暑い。

湿度が高く、気温も高い故に不快指数がすごい。

すでにみぞれのの夏服セーラー服は汗だくで、淡いピンクの下着が薄く見える。

いつも思うのだが、女性陣はこのセーラーの下に薄く見える下着に頓着しないのはなんなのだろうか。

この光景こそが、夏の風物詩であると感じる。

と、同時にこの男女の性的観念が逆転した今世においては、女性は特に気にしない、ということもあり、俺の性欲がマッハで高まってしまう。

 

ましてや、セックスどんどん行こうぜ!の世界である。

女性は、脚を開く、あぐらをかく、そのへんでサクっと着替える、そう言ったことがしょっちゅうある。

前世の観念を持つ俺にとっては、ありがたい反面、ついムラムラしてしまう時があってしまうのだ。

 

そういう時は、このように性奴隷であるみぞれを脱がす。

便利に性欲を発散するのだ。

 

「……はぁっ、はぁ……」

 

みぞれは俺のYシャツを脱がすだけですでに発情している。

顔はすでに紅く染まり、その色素の薄い肌色がみぞれの顔の赤さをより際立たせている。

 

「……ん、ご主人様……」

みぞれはすでに俺を脱がすことで発情している。

この行為、『俺を脱がす』ということ自体がみぞれを発情させるスイッチとなっているようなのだ。

まるで『パブロフの犬』。

もちろん、彼女は人間なのだが。

性奴隷としての条件付けがそうさせているようなのだ。

俺はそんなみぞれが淫乱になってくれて嬉しい。

 

俺はみぞれに脱がされ、京都の五条大橋の下ですっかり半裸になっていた。

もちろん、周りには人はいない。

女性は俺の前にいるみぞれだけ。

 

――一方、俺はとある視線を感じていた。

――傘木希美だ。

 

みぞれは気付いていないのか、そのまま俺の下着をズリ下げ、俺のペニスを顕にさせる。

俺の巨大化したペニスは、みぞれの頬をペシペシと叩く。

 

それだけでみぞれは嬉しそうに、先端を丁寧に舐め始めた。

 

「ご主人様、私のお口マンコで気持ち良くなってくださいませ……。じゅるっ……、じゅじゅりゅっ……!ぢゅうぅう〜〜っ!」

 

俺のペニスに強烈なバキュームを開始するみぞれ。

伊達に吹奏楽部部員ではない。

その肺活量の多さからくる強烈なフェラチオのおかげで、急速に快感が身体中を駆け巡り、ビリビリと鳥肌がたつ気配がする。

みぞれの口内のツルツルした感触と、丁寧に睾丸を揉み揉みされ、俺の将来の息子である精子までもが、『みぞれに愛されている』、という実感がさらに湧いてくる。

 

俺のペニスはさらにむくむくと、みぞれの中でそそりたつ。

 

「んぅっ!んぅう〜っ!」

みぞれは俺のペニスの更なる巨大さに目を白黒させているが、彼女も慣れたもの。

 

ペニスを口の奥深くにさらに加えこみ、敏感なペニスのカリ首の下側をその舌で優しく愛撫してくれる。

ザラザラとした感触が先ほどのツルツルとした感触と相反し、また違った新鮮味のある快感が背筋に駆け巡った。

 

みぞれは俺のチン毛が鼻に入るのも気にせず、嬉しそうに目を合わせてくれている。

性奴隷として、俺のペニスを堪能している。

 

――俺も主人として、そろそろみぞれのフェラチオを堪能するとしよう。

みぞれの頭を掴み、

 

――より奥へ、

――より奥へ、

 

と、みぞれの喉奥へペニスを挿入していく。

ザラザラとしたみぞれの舌の味蕾が、更なる快感と絶頂に近づいていく実感を俺に与えてくる。

 

「ん゛ん゛ん゛〜っ!んゔっ、んぐぅ〜っ!」

みぞれは頑張って懸命に呑んでくれているが、それでも厳しそうだ。

が、気合でみぞれは俺のペニスを喉奥へと呑み込んだ。

まるで蛇に呑まれた卵のように、俺のペニスはみぞれの中へ強引に入り込んだ。

 

「ふぅーっ……ふぅーっ……!」

みぞれは、涙目をしているが、それでも俺のペニスを咥えこめて嬉しそうだ。

その股間はすでに愛液で塗れ、これからくる快感、俺の精液への期待感、セックスへの昂り、それらの期待とワクワクがごちゃ混ぜになった状態で、地面にうっすらと水溜りを作っていた。

彼女の白いパンツは、もう下着として要を無していない。

――愛液に濡れまくった

――ただの布だ。

 

「動くぞ」

 

俺はみぞれに主人として、堂々と、尊大に宣言し、彼女の頭を掴んで前後させ、彼女の口内、喉奥、全てを使ってオナホのように使い込む。

 

「じゅっ!うゔっ!んじゅっ!ん゛ん゛っ!」

 

みぞれは嫌がるそぶりを全く見せず、むしろこちらの動きに合わせて、舌を前後させたり、喉奥を頑張って窄めたり、まだ性奴隷となって浅いのに、器用なフェラチオを見せる。

俺はそんなみぞれが愛おしくてたまらない。

 

みぞれが俺の性奴隷として、より俺のためにテクニックを高めてくれたのが嬉しくてたまらない。

 

今こそ俺はみぞれのために、射精してその喉奥に精液を流し込み、俺の精液でみぞれを狂わせ、酔わせる時だ。

 

みぞれの巧いテクニックのおかげもあり、背筋に絶頂への快感が急速に溜まり始める。

背中に電流のような快楽が走り、俺のその様子をみて、みぞれが期待に高まるのも分かった。

その瞳は早く俺の精液を欲してやまない。

 

俺はその純粋だが、淫靡な瞳を見て、目を合わせアイコンタクトをしたあと、快楽のままにみぞれの喉奥の深いところにペニスを突き込み、みぞれに射精した。

 

どぴゅーっ!どくんどくんっ!どくどくどくっ!どくんどくんどくんっ!びゅびゅーっ!びゅびゅびゅーっ!びゅくびゅくっ!

 

「んぶっ、んぐっ!ん゛ん゛ん゛ん゛っ〜〜〜〜!」

みぞれの中に出し尽くす勢いで、盛大に快感と共に射精する。

背中を快感が走り回る一方で、みぞれの方をみやる。

 

俺というご主人様を射精させた喜びに、まるで目にハートマークが付いたかのように、みぞれは発情して酔っていた。

――俺の精液にだ。

 

俺は嬉しくなり、さらにみぞれに突き込む。

奥になるにつれて細くなる喉奥が、俺の射精中のペニスを受け止めてくれる。

 

みぞれも俺のフェラチオで軽くイッたのか、喉奥がさらに窄まるのがわかる。

彼女自身も快感にブルブルと、震えている。

大量の精液を喉奥に出されているというのに、みぞれは奴隷としてのサービス精神を忘れずに、俺の金玉をさらに優しくほぐし、更なる射精を促した。

 

どぴゅぴゅーっ!どくんどくんっ!

 

みぞれの更なる奉仕に、俺は絶頂の余韻と、射精後の心地よい疲労感と共に、みぞれの口を堪能する。

 

みぞれのことしか考えられなくなり、呆れるような幸福感、多幸感を感じる。

 

射精し、一分ほどみぞれの口の暖かさをペニスで堪能したあと、やっとペニスを彼女の口から離した。

 

「んちゅっ……」

 

みぞれは彼女の口の周りについた精液をもったいなさそうに指ですくい取りながら、ペニスから口を離した。

ペニスと彼女の唇に何重にもなった銀の唾液の橋がかかったが、数秒かけて煌めきながら落ちていった。

 

「ご主人様……、気持ちよくなっていただけましたか?」

その目つきは優しいものであり、彼女は俺の精液をかなり飲んだことで少し満足したらしい。

 

「……ああ」

 

俺はうなずくと、みぞれの頭を撫でる。

彼女は嬉しそうに、再び俺のペニスに頬擦りする。

その綺麗な顔が、俺の精液に汚されていく。

 

「みぞれ……、尻を出せ」

 

俺はそう言って、みぞれを立たせ、壁に手をつかせたあと、尻をこちらに向けさせる。

 

「……今日はどっちがいい?」

俺はみぞれのマンコに指を入れたが、みぞれという躾の行き届いた奴隷のせいか、フェラチオをしただけなのに、先ほどは愛液で水溜りを作っていた。

 

マンコはこのまま挿れても、すんなり入りそうなぐらいにほぐれている。

 

愛液をすくい取り、みぞれの目の前に持っていくと、ただでさえ薄い彼女の色素が赤みをまし、顔を紅潮させる。

みぞれは喋らないが、その期待と昂りからくる紅潮は、彼女の尻すらも真っ赤にしているため、俺には彼女が自分の愛液を見せつけられて、かなり照れているのがよくわかった。

 

俺はみぞれの尻たぶを広げ、みぞれの尻穴を覗き込む。

美少女でも尻穴は汚いものだが、彼女のそれは綺麗であり、ヒクヒクと俺のペニスを待ちたがっているようにみえた。

 

みぞれは照れているのか、顔をうつむけたまま、こちらに反応しない。

 

――ご主人様の意のままに

 

と、言っているのかのようだ。

俺はたまに、以前開発したみぞれのアナルを再び犯すことにした。

 

みぞれのアナルへ挿入する。

 

「んぁっ! あぁああああっ!」

 

みぞれは快感にやられ、挿入しただけで軽イキする。

ぶしゅっぶしゅぶしゅっ、っと音を立て、みぞれのマンコから潮が出たのが、直感でわかった。

 

みぞれは続々と体を震わし、恍惚に耐えているようだ。

 

手で尻をバチン、と引っ叩いてやれば、

 

「あひぃん!」

 

と俺に向けて尻を突き出したまま可憐に『牝』として喘ぐみぞれ。

スパンキングするだけで絶頂に向かって駆け上がっていく俺の性奴隷。

 

俺はその光景に満足すると、後ろからみぞれに覆いかぶさるように、みぞれの胸を揉む。

 

「あぁん……っ!んぅ……、ごしゅじんさま、ごしゅじんさまぁ……!」

みぞれは懸命に後ろを向き、俺にキスをねだる。

俺はみぞれの要求に応え、好き勝手させる。

 

みぞれが舌を俺の口に差し込んできた。

唇や歯茎を蹂躙してくるので、これまた好きにさせる。

 

みぞれが乱暴に、積極的に、狂ったようにこちらを求めてくるのが嬉しくて、お返しに彼女の胸をもみしだいた。

 

「んんぅっ!」

これまた揉まれすぎて俺の手に吸い付くように馴染むみぞれのおっぱい。

その乳首はしっかりと勃起し、彼女が感じているのが明らかだ。

 

「あぁっ、あんっ……!」

 

優しく揉み上げると、彼女は体をくねらせ、どうにか快感に耐えようとする。

乳首からの快感に当てられたのか、みぞれのアナルもきゅっと、収縮し、俺の射精を促してくる。

 

マンコと違ったアナルのヌルヌルとした感触は滑りがよく、どんどんグラインドへ加速させられていくようだ。

 

ぐっちゅぐっちゅ、という性交音が、歴史ある五条大橋の下で響き渡る。

 

ペニスを性感帯である子宮にむかって突き込むと、いっそうとみぞれの喘ぎ声が大きくなった。

 

「んんっ!やっ、やぁんっ……!ご、ごしゅじんさまぁ!それっ、しょれっ!……だめですぅ!」

みぞれは『いやいや』と口ではいうものの、きゅっきゅっと、すぼまるアナルが彼女の興奮を伝えてくる。

 

乳首をつねってやれば、

 

「んぁああああああっ!」

アナルとの快感も合わさり、みぞれは再び絶頂に陥る。

愛液が再び地面へと流れ、新たなる水たまりを作っていく。

 

みぞれはブルブルと鳥肌を立たせ、肩で息をしている。

俺はそんなみぞれが嬉しくて、再びペニスを子宮に向かってアナルから突き込む。

 

「ぁあああっ!いまぁっ、イッたばかりでぇ……!かんじてりゅからぁっ、だめっ!だめでひゅっ!」

みぞれは快感のあまり、舌足らずになっており、俺が突き込む度にイッているのが手に取るようにわかる。

乳首はすでに大きく勃起し、クリトリスをいじってやれば愛液が潮となって止まらない。

 

「イッてましゅ!イッてましゅからぁ……!も、もうやめふぇ……!」

 

みぞれが10回ほど絶頂したところで、ガクガクとみぞれの膝が震え、崩れ落ちそうだったので、俺は背筋に溜まった快感を解放させ、みぞれのアナルに向かって射精した。

 

どぴゅーっ!どくどくどくんっ!どぴゅぴゅーっ!!!

 

「んひぃいいいいいいっ!あっ、あちゅいのがっ、なかでぇっ!で、でてりゅぅっ!イッ、イクゥーーーーーーーーーっ!」

 

みぞれの絶頂と共に、俺も合わせて射精する。

みぞれのぬるぬるとしたアナルの感触が、俺に幸福感と快感をもたらす。

絶頂感と快感が背筋と身体中を駆け巡り、この牝の中に出すことしか考えられなくなる。

みぞれのアナルが収縮し、排泄器官であるにもかかわらず、俺の精を求めている。

 

俺はその求めに応じて、出して出して出しまくる。

さらに突き込み、射精しながらぐるぐると腰に円運動を加えてやると、みぞれはさらに絶頂した。

 

「きっ、きもちよしゅぎまひゅう!んんっ、ぁああああああっ!イッてりゅうううううっ!」

みぞれはさらに鳥肌を立たせ、更なる絶頂の高みへと駆け上がった。

ゾクゾクと彼女の体が快感に震えまくっているのがよくわかる。

 

だが、あまりにみぞれの絶頂が激しいせいで、彼女が崩れ落ちてしまった。

「んぁっ!」

みぞれはペニスが抜け出てしまう時にすら感じてしまっている。

俺が与えた快感に崩れるみぞれが美しくて、俺にはそれが淫らに思えた。

 

彼女は崩れ落ちた状態で、俺の精液をその身で受けた。

俺の精液が、みぞれにかかる。

その光景が彼女をさらに淫らにさせ、俺の射精もどんどん加速した。

 

どぴゅーっ、どくんどくんっ!

 

みぞれはその白い肌で俺の精液を受け止める。

みぞれは快感のあまり、心ここにあらず、と言った様子だったが、性奴隷の本能なのか、みぞれは絶頂から降りてきた直後だというのに、かかった精液をもったいなさそうに、掬って口に運んでいた。

それも嬉しそうに。

 

そうして、しばらくして射精が収まり、精液を浴びまくって恍惚としているみぞれがいた。

 

俺は奴隷の成果に嬉しく思うと共に、みぞれを起き上がらせる。

肩を抱き寄せると、みぞれは呼吸を整えようとしていた。

俺と目が合うと、彼女はすごく嬉しそうに微笑んだ。

心底幸せそうな笑顔だ。

 

俺は精子が空になるかと思うぐらい、みぞれに出したが、みぞれは俺がいっぱい射精したことに嬉しそうだった。

 

――――――

一方、みぞれと幸せにある一方で、俺はとある人物の視線に気づいていた。

傘木希美だ。

 

彼女の方に視線を向けると、慌てたように逃げ去っていった。

みぞれの制服が汗だくですごいため、ジャージに着替えさせ、家に送り届ける。

 

そうしてみぞれを俺の家まで送ったあと、久美子や麗奈にこれからちょっと出かけてくる、と言うと怪訝な顔をされるも、心配してくれる。

前世と違って、男の夜の一人歩きは危ないからだ。

彼女たちの心配が嬉しく、心が温かくなるのを感じる。

 

かといって、これからの用事に彼女を巻き込むわけにはいかない。

なぜなら、また女を抱くからだ。

 

先ほどの五条大橋のところに戻る。

そうして、傘木希美がいたところをみやると……、

 

「やっぱりあった」

 

そこには晴れているのにもかかわらず、『何か水滴を落としたような跡』があった。

俺はそれを追跡して、傘木希美の家にたどり着いた。

 

彼女の住所は、みぞれとのわだかまりを解消させようと思い、部員へ聞いたことにより知ってはいたのだが、こういう方が探偵感があってなんとなく楽しい。

 

――――――――――

今、私は極度に興奮していた。

私の大事な友人であるみぞれに取りいる謎の男。

謎の一年生。

 

彼はイケメンで、この『男日照り』である吹奏楽部に入部してきた、いわば『オタサーの殿(との)』。

楽器自体は経験者のようだが、低音楽器に関しては未経験。

そんな彼はあっという間に成長し、すっかり低音パートの主力となっているらしい。

 

そんな彼があんなに奥手なみぞれと情熱的で倒錯的なセックスを……!

 

私はあんなにいい彼氏を手に入れたみぞれを羨ましく思うと同時に、

――イケメンな彼を攻める様子を想像してしまっていた。

 

『みぞれの代わりに、自分を置き換えて』。

 

そう考えながら家に帰った途端、私は自室にこもり、気づいたら股間に手を当てていた。

 

「んっ……、あぁ……!」

 

パンツ越しにクリを弄る。

パンツはすでにグッショグショに濡れていて、最悪今オナニーで致しているベッドのシーツも変えないといけないかもしれない。

 

でもそんなこと関係なく、今はもうムラムラしてしょうがない。

勉強に支障が出るからさっさと霧散させよう。

 

そうして、自分を高めているうちに……、

――私の集中を、

 

「希美〜! お客さんよ〜!」

――お母さんが遮った。

 

なんと、私が今オナニーのオカズにしようと思っていた彼が家にやってきたというのだ。

 

私はどんな顔して会えばいいかわからずいるうちに、お母さんがノックしてきた。

 

「入っていい?」

 

「ぜぇ〜ったいダメ!」

私は即答する。

 

今の状態は絶対に見られてはいけない。

 

「あなたも隅に置けないのね〜。彼、居間に上がってもらったから! お母さん、急用を思い出しちゃって、これから3時間ぐらい出かけてくるわ」

それじゃあ! とだけ言って、お母さんは出かけてしまった。

動揺する私の頭を他所に、玄関からバタン、と扉が閉まる無慈悲な音が聞こえる。

 

………………。

普段であれば、『お母さん!気を使ってくれてありがとう!』というところなのだろうが、

 

――――事態が事態である。

 

そうして、私は指をパンツに当て、混乱した頭で事態の打開を考えているうちに、今度は控えめなノックがした。

 

「……傘木先輩、入っていいですか?」

 

――――私に絶対絶命のピンチが訪れた。

 














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閑話その7 第1学年夏 みぞれと希美 中編1 希美先輩『破瓜』編

遅れてすみません。



希美先輩は、思っていた通り、これからオナニーに取り掛かるところだったらしい。

 

俺が部屋に入ったところ、希美先輩は慌ててベッドから立ち上がった。

そして、どうやらブラジャーがずれており、乳首とマンコでオナっていたようだ。

 

先輩が立ち上がった際、彼女は慌ててスカートを直す。

この男女の貞操観念が逆転となった世界でも、オナニー寸前にズボンやスカートをずらしていたのを見られるのは、流石に恥ずかしい。

 

「……な、なんの用かな?」

 

俺と先輩は顔見知りだ。

先輩が部活に戻りたいと言った時に、久美子のそばで流れで話を聞いてしまっていたので、顔見知り程度の知り合いではある。

 

「先輩に抱かれにきました」

 

本当は、抱いてやるつもりなのだが、『抱かれたい』というと、女は『据え膳食わぬは女の恥』として、基本的にみんな襲いかかってくる。

 

――先輩も、その例に漏れないようだ。

 

「じゃ、じゃあ……、横になって」

 

先輩はセックスが初めてなのか、どうやら緊張しているらしいが、優しく俺を先輩の寝ているベッドに寝かしてくれる。

ギシ、と一人用ベッドに二人乗ったせいか、かなり大きいおとを立ててマットレスが軋んだ。

マットレスが沈んだ拍子に、希美先輩の香りが、部屋中に舞い上がる。

 

薔薇のシャンプーの匂い、若い女特有の甘い匂い、先輩の部屋の芳香剤の香り。

 

様々な希美先輩の生活臭が、俺のオスとしての本能を刺激している。

さっきから大きくなりっぱなしのペニスが、さらに大きくなった。

 

「わっ……、男の子のってこんなに大きいんだ」

 

ガチャガチャと俺のベルトとズボンを興奮気味に脱がせた希美先輩は、初めて見るであろうペニスに動揺している。

と、同時に興奮して目がキラキラしているのがわかる。

先輩は先ほどから、かなりガッついているようで、なんだか俺に取っては微笑ましかった。

 

そうして、先輩も制服を脱ぎ出す。

早く俺のペニスを挿入したいのか、この状況に焦っているのか、慌ててうまくセーラー服を脱ぐことができない。

 

俺も手伝い、丁寧に脱がしていく。

 

そのふくよかな胸のおっぱいが、先輩を脱がしていくたびにぷるんぷるんと揺れて俺の目から離れない。

 

先輩はピンクのブラジャーが、シミひとつない綺麗な肌色とマッチしていて眩しい。

俺は先輩のブラジャーを脱がすのを手伝う。

 

と、交互に先輩は俺のワイシャツとかを脱がしていく。

こうして、異性同士が脱がしあいをするのは、なんだかいつも初々しい気分になって非常に気分がいい。

 

たがいの服を脱がし合うことで、これからセックスするのだと、身体が昂まるのがよく分かる。

 

そうして、俺と希美先輩は、彼女の部屋で、互いに素っ裸になった。

 

「……! かっこいい……!」

希美先輩は初めてみる生の男の裸体を、俺の体のことを褒めそやす。

 

この肉体は、色白で、非常に中性的で、俺も意識して鍛えてきた。

男の数が少ないだけあって、希美先輩の目には、俺が絶世の美少年のように映っているだろう。

希美先輩の体も、出るとこが出ていて、俺には非常に好印象に思えた。

 

もとより、アクティブで明るい先輩だ。

 

俺は希美先輩が吹奏楽部に姿をあらわすようになって、彼女が気になっていた。

手で彼女の黒髪をすく。

そのなだらかで、枝毛一つない髪は、彼女の髪がよく手入れされていることを俺に伝えてくれた。

綺麗なつやを俺に見せてくれる。

 

希美先輩は、俺とベッドで膝立ちになり、たがいのお腹をくっつけている状態だ。

 

彼女は発情しているのか、すでに体全体が紅潮し、快感に期待が高まっているのか、ブルンブルン、と痙攣したように緊張が走っている。

 

――よっぽど、俺という存在を犯せるのが彼女には楽しみなようだ。

 

そうして、彼女は最初は控えめに俺の唇を蹂躙していく。

 

「んっ、んんぅ……っ、ちゅ……、んちゅぅ……!」

 

唇と唇が触れるだけの、軽い戯れるようなキス。

 

そうして、彼女の女性らしい体温と、零れんばかりのおっぱいの圧力を感じながら、ひたすらに希美先輩の唇を味わい尽くす。

腰に手を回し、希美先輩の尻を手で堪能する。

汗をかいた彼女の尻は、まるで俺の手のひらに吸い付くかのように離れない。

マシュマロを揉んでいるような、気持ちのいい尻だ。

 

「んじゅぅっ、んんぅ……!じゅっ、じゅじゅりゅっ……!」

 

彼女は俺に積極的にお腹を当ててくる。

俺のペニスはすでにそそりたち、彼女と俺の間に挟まる。

彼女のスベスベの肌が、俺のペニスを擦り、普段と違う腹コキが俺の快感を誘う。

 

彼女は俺のペニスを握り、俺のぺニスをサスサスと、嬉しそうに手で擦っている。

 

「……はぁ、はぁ……、これがおちんちん……!」

 

彼女は目が欲望に狂っている。

 

「……ほら、ほら、イッて……!あたしの手でイッて……!」

彼女はそうやって俺の射精を促す。

 

彼女の乱暴な手つきが、普段俺と優しくセックスをしてくれる久美子や麗奈、みぞれとかとは違う。

――初めての異性である俺とのセックスに荒れ狂う、ただの美少女がそこにはいた。

 

俺は希美の尻を揉みまくる。

「んぁ……!……それ、気持ちいい……!」

 

希美の尻を揉みたくると、後ろからマンコにむかって手を伸ばした。

 

「あん……!」

彼女の孕み穴であるマンコは、すでに愛液に爛れ、俺の精子を受け取る準備ができていた。

俺は彼女の手こき、腹こきに負けず、希美先輩のマンコに指を突っ込み、Gスポットあたりをこすっていく。

 

「……あぁっ、それっ、気持ちいい……!」

希美は俺が与える快感に逃れるように、腰をくねらせる。

俺はそれを阻止すべくもう片方の手で、腰を抱き寄せた。

 

希美の体温がさらに熱く感じた。

 

「はぁ……、はぁ……、気持ちいい……!一緒にイこう……!いっしょにだよ……!」

 

希美先輩は俺のテクニックにより、すでにイキそうだが、俺にもイクように伝える。

 

「んっ……、んっ!イク……、イっちゃう……!」

希美先輩は、ガクガク、と震えたあと、ぶしゅぶしゅっ、と愛液をそのマンコから潮吹きさせた。

「イクぅ……!イッ……、イクっ!」

ぶしゅっ!ぶしゅしゅっ!

音を立てて潮が俺の手に盛大にかかる。

 

彼女は快感に浸りながらも、俺のことをイカそうと、手こきを早めた。

俺と一緒にイかそうとするその健気な姿勢に、俺は胸が高まり、背中に走るゾクゾクとした快感を、注意深く射精に向けて貯める。。

「んぁ……!あん……、はぁっ……!」

 

希美のイッたばかりの吐息と、彼女の繊細な指を感じながら、俺も射精した。

背中にゾクゾクとした快感が煌めくように走っていく。

 

どぴゅーっ!どくどくどくっ!どくんどくんっ!

 

俺の精液が彼女の指とお腹にかかっていく。

俺の精液で希美先輩を汚していく。

――普段、ハイレベルなフルートを演奏をする彼女の指を。

 

俺にはそれが嬉しかった。

こんな美人な先輩に手こきしてもらって、イク。

その手入れされた美麗な指先でイク。

 

俺の中に多幸感がこみ上げる。

こんな美人の手のひらとお腹を汚す。

俺にはたまらない喜びだった。

 

――そうして、二人で、興奮冷めやらぬ中、息を整える。

 

はぁ……はぁ……、と俺たち二人の興奮した吐息だけが部屋に響いていく。

 

そうして、俺たちはまた交尾するべく、どちらともなくキスをしだした。

 

「んっ、ちゅ……、んぅ……!」

 

セックスとはまた違う快感が、俺の唇から脳裏に伝わっていく。

彼女の肉厚な唇が、しゃぶっていて気持ちいい。

 

俺は彼女の口に舌を送り込む。

瞬間、驚いたのかビクン、と希美は跳ねそうになったが、それを抑えて俺のことを受け入れてくれた。

 

歯茎を、歯を、舌を、口内を、俺が蹂躙する。

彼女は初めて手にするセックスとは違う興奮に、快感に、さらに鼓動のスピードを高めていく。

俺たちは今、ベッドの上で膝立ちして、たがいにキスをして、体を貪っている。

 

俺は再び希美先輩の尻をもみしだき、彼女の柔らかく、そして程よく肉のついた、セックスをしたい年頃の肉体を思う存分味わう。

先輩は俺の腰に手を回し、初めて抱く俺という雄の肉体を、喜び、味わっている。

 

そうして、再びお互いのセックスへの執着が高まったところで、希美先輩は俺のことを押し倒した。

 

――――――

先輩が俺の上で、M字開脚の姿勢を取っており、これから初めてペニスを挿入することに、期待と興奮に震えている。

「……じゃあ、挿れるね」

俺がこくり、と頷く。

 

彼女は俺のペニスをそのドロドロに濡れたマンコに挿入していく。

 

「んっ! いっ、いたい……! これが……、おとこのこの……味……!んっ、んんんう゛ぅ゛……!」

 

彼女のマンコから赤い血が俺のペニスにむかって流れていく。

俺は初モノ独特、処女特有のゴリゴリした狭さを感じて、背中に早くもゾワゾワと、と快感が溜まっていくのを感じる。

 

彼女は顔に痛みと、脂汗を浮かべながら、俺の中に挿入していった。

ゆっくりと、丁寧に。

俺は彼女のペースに任せながら、俺の上で女が股を開いて腰を下ろすところを見やる。

この姿勢が何より俺は気に入っていた。

 

前世の価値観を持つ俺には、この光景が絶景に思える。

――自分から女が俺の体をこぞって求め、股を開き、自ら挿入するのだ。

 

性感もそうなのだが、

女にマンコも含めて奉仕させるなんて、

――まるで王族になった気分だ。

 

そうして眺めていると、彼女の無毛のマンコが目に入った。

それはツルツルしていて、その美しい肌を際立たせている。

 

綺麗なヘソと、引き締まっていつつも、程よく脂肪のついたお腹が見ていて気持ちいい。

胸を見やると、手のひらに治りきらないぐらいの大きい張りのあるおっぱいが、俺の方に揉んで欲しいと言っているかのように、主張を激しくしている。

 

俺はそれが嬉しく思い、彼女の挿入待ちで手持ち無沙汰となっていた両手を使って、盛大に揉みしだく。

 

「ぁあんっ! さっきぃ……、イッたばかりだからっ、それぇ…!だめぇ……!」

 

彼女は俺がおっぱいを揉みしだくと、快感にブルブルと震え、鳥肌を立たせて再度軽くイッた。

 

「んんんぅ〜っ!」

すでに彼女の乳首は盛大に勃起しており、大きめの乳輪が、ぷっくらと膨らんでいる。

 

そうして、彼女はイッたせいで力が緩んでしまったのか、M字開脚を崩してしまい、俺のペニスを急激にその奥底へうちつけることとなった。

 

「〜〜〜っ!!!」

彼女は、子宮口に俺のペニスをぶつけた快感から、盛大に悶絶している。

愛液が潮となって、俺のペニスに盛大にぶっかけられる。

 

ぶしゅっ、ぶしゅぶしゅっ!

 

俺の股が彼女の愛液に濡れていく。

俺は快感に打ち震える希美先輩を見て、早速腰を動かすことにした。

 

「ぁんっ!あぁっ、んっ、んぅっ!」

 

俺は下からペニスで腰を突き上げる。

彼女は俺と手を握りたいのか、手を差し出してきたので、両手の指を絡めるようにつなげ、恋人繋ぎをする。

 

希美先輩にとって初めて異性と手を繋ぐのが、『セックスでの恋人繋ぎ』、というのが嬉しかったのか、彼女のマンコがきゅっと窄まり、俺に快楽を伝えてくる。

希美先輩を見やると、その瞳は涙に濡れていた。

 

「う……嬉しいよ、きみみたいな綺麗でかっこいい男の子とこんな……」

 

――夢みたいだ。

――子宮がうずうずして、きゅんきゅんしてる……

 

そうはにかむ彼女は美しくて、心底嬉しそうだった。

これも女の性(さが)、本能なのだろう。

俺みたいな優秀な男の子種、遺伝子を貰えることが嬉しいらしい。

 

俺は彼女をもっと幸せにしてやろうと、下から腰を彼女の子宮口にむかって打ち付けていく。

「ひゃあんっ!あっ、あぅあぁっ!」

 

希美先輩はそれに合わせるように、腰を上下させ、快感を高めようとする。

処女の痛みは消え失せ、今や快感が勝っている。

――俺の好みなのだが、

――淫乱な女だ。

 

希美先輩をもっと俺色の女に染め上げたい。

 

ばちゅん、ばちゅん、と部屋にセックスの音が響き渡る。

「あああっ! はぁあっ! んっ、はぁんっ!」

 

希美先輩は快感に身を震わせながら、技術も何もない女の本能で腰を振る。

俺は彼女の初モノのマンコらしい、狭くて固い、ゾリゾリと削られるようなマンコの味に、快感に、すっかり夢中になっている。

 

希美先輩はおっぱいが大きく、腰は安産型なのにウェストは細く、出るとこ出ていて、男の欲望をそそる体をしている。

スタイリッシュで細いタイプもいいが、希美先輩のように、安直に男の欲望を誘う体も俺は好きだ。

 

俺の上で、彼女のでかいおっぱいがブルンブルンと震える。

俺はそれを幸せに思いながら、揉みまくる。

勃起した彼女の乳首が、こりこりとした感触が気持ちいい。

希美先輩という綺麗な女の乳首を俺が揉んでいる、ということに俺は胸が満たされていく。

 

「ぁあんっ! それっ、気持ちいいっ!」

 

希美先輩は俺の愛撫に合わせて、マンコがキツくなった。

さらにゾクゾクとした快感が、俺を満たしていく。

 

俺のペニスもそれに合わせて、さらに大きくなった。

 

「あっ、あんっ! 感じてくれてるんだね……!うれしい、うれしいよっ‥‥!」

 

彼女はそう言って、嬉しそうに俺をみやる。

目元を見ると、嬉しさのあまり、涙を浮かべているようだ。

俺も男冥利に尽きる。

彼女をイカせるべく、さらに下から子宮口にむかって突き上げる。

 

「ぁんっ! それ……、それっ!きもちいい……っ!んぁっ、んぁっ、んぁああっ」

 

俺と彼女は乱れに乱れる。

汗という汗が周りに振りまかれていく。

俺と希美先輩がした痕跡が、彼女の部屋に残っていく。

 

子宮口にぐいぐいと押し付けると、彼女の子宮口が降りてきているのがよくわかった。

「あっ、あっ、あぁんっ! はぁぁんっ、あぁっ、あっ、あっ……!」

そのままボルチオ開発をするように、ゴリゴリと削るように押し付ける。

 

「イクぅ……イっちゃうからぁ……!いっしょにきて……!」

 

希美先輩は俺にいっしょにイクように求める。

そうして、ギシンギシン、とベッドを盛大にきしませ、

――絶頂にむかって加速していく。

 

「はぁあああんっ!

 

快感という快感が俺に溜まっていく。

ペニスから伝わる狭い、俺の他に誰も男を入れたことのないマンコの味。

ぞりぞりとした快感がペニスから身体中に伝わっていく。

 

――この女に出したい。

――この女を孕ませたい。

――この女を俺のものにしたい。

――この女を俺の精液でぐちゃぐちゃにしたい。

 

原始的な本能が俺の中で沸き上がる。

身体中に、快楽、悦楽、快感の電流が溜まっていく。

 

「すごぃいいいっ!しゅ、しゅごいの、きちゃう……、きちゃぅうううう! いっしょにイッてぇっ!いっしょにイッてぇぇぇっ!」

そうして、俺の上で盛大に腰を上下させている希、俺は彼女の絶頂が近いのを感じて俺に絶頂をねだる。

俺は彼女の奥底を突き上げ、子宮口に精液を直接流し込むイメージで、子宮口にキスをするように盛大に射精した。

 

どぴゅーっ! どぴゅぴゅぴゅぴゅーっ!どくどくどくっ!どくんどくんっ!

 

「んひぃいあああああぁっ! せいえきっ! きてるっ……! きてるぅううううっ!」

 

快感が、性感が、電気のような痺れが、俺の中で荒れ巡る。

俺の上にある希美先輩のマンコが、彼女がイッたことで精をさらに求め、収縮する。

ぞわぞわとした快感がさらに俺の中で走り回り、俺はさらに射精した。

 

「はぁぁぁぁぁっ……!イクぅっ、イッてりゅううううううっ!!!!」

 

そうして、希美先輩は俺の上で盛大にビクンビクンと快感に打ち震える。

 

そうして、希美先輩は、

――俺のペニスに屈服した。

 

「んんぅっ!……はぁ、はぁ。こ、これがセックス……、きもち……よすぎる……!」

 

そうして希美先輩は俺の胸板の上に倒れ、その発情した体を休め、

――初めてのセックスの余韻をその身で味わっている。

 

俺はペニスを引き抜こうとすると、再びゾワリとした快感が俺たちに流れた。

 

「ふぁあんっ!」

希美先輩は俺の上で喘ぐ。

俺は付近にあったティッシュを手に取り、彼女の愛液と俺の精液でグチョグチョになったマンコを拭く。

 

「ん、んぅっ……!あ、ありがとう」

マンコを拭かれて、感じているのを少し照れ臭そうにしている。

 

「……これは、癖になっちゃうね」

 

俺の胸板の上で、俺という優れた雄とのセックス後の余韻を満喫していた希美先輩はそう言った。

先ほど俺の上で乱れていたのが嘘だったかのように、照れて俺に感謝を伝えてくれる。

その顔には、またヤりたいという情熱がこもっていた。

 

俺は彼女の口を俺の口で塞ぐ。

「んっ、はぁ……、はぁ……、だめ、だよ……、止まらなくなっちゃう……!」

そう言いつつ、彼女は再び俺と口づけを交わす。

 

希美先輩の口で言うことと、やっていることが違くて、笑いを誘う。

その様子を見て、もうこの女は俺の虜となったことを確信した。。

 

そうして、俺または一人の女をモノにした。

 

――こうして、俺のとある一つの目標の最後のピースが揃った。

俺はそうして、希美先輩の部屋でヤリ続けた。

 




次回希美とみぞれ編完結予定です。
本当は二話で完結させる予定でしたが、長くなってしまいました。

アイドルマスターシンデレラガールズ 『百合調教』というのも書いてみましたで、そちらもよろしければどうぞ。


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閑話その8 第1学年夏 みぞれと希美 中編2 女子トイレで生ハメ交尾編

次で完結予定です。
思ったより長くなってしまいました。


あの日の夏、俺と希美先輩はヤってヤってやりまくった。

 

俺は希美先輩にセックスにすっかりハマらせることに成功した。

互いにセフレのように、互いを呼び出す。

 

場所、時間関係なく。

 

――どこでもセックス。

――いつでもセックス。

 

例えば、放課後の女子トイレとかでも。

 

「……先輩、ここ……誰か来ちゃいますよ?」

「大丈夫大丈夫、誰もこないから」

 

そう言って希美先輩は、周りをみて、誰もみていないことを確認した後、俺を2年生のトイレに連れ込む。

バタン、と大きな音が誰もいないトイレに響き渡る。

最近改修されたトイレは、全く臭くなく、むしろ性交臭からバレやしないか心配になるくらいだ。

 

先輩が、トイレの個室に誰も入っていないのを確認した後ではあるが、初めて入る女子トイレにドキドキする。

 

久美子とも、プールや学校でヤッたことはあるが、『女子トイレ』というのは初めてだ。

 

先輩はもうセックスが癖になっているようで、顔はりんごのように赤くなっており、体がぶるっと震えている。

俺はセックスを知らず、処女だった希美先輩に、これからくるであろう未曾有の快楽を体自体に覚え込ませることに成功した。

 

キーンコーンカーンコーン、と長閑な終業の音、帰宅時間を知らせる音が学校中に響き渡る。

当然、トイレにも響き渡るが、俺たちは個室の中で、これから時間がかかることをしようとしていた。

 

――交尾だ。

 

「んっ、……ちゅっ。んちゅ……ん、んん!」

俺と希美先輩は熱いキスを交わす。

トイレの狭い個室の中だ。

当然密着している。

希美先輩は俺を真正面から抱きしめ、俺もそれに応える。

尻を揉みしだくと、希美先輩はイヤイヤをするかのように尻を振るが、俺にはそれが誘っているように見えた。

 

股間を押し付け、俺のペニスが勃起していることをアピールする。

 

「……えへへ、おっきくなってるね。嬉しい……」

 

そう言って、希美先輩はさすさすとズボン越しに俺のペニスをさする。

 

「……あたしで興奮しちゃうんだ?」

 

こくり、と俺は頷いて先輩の目を真っ直ぐに見つめ返す。

先輩の目は間違いなく俺に惚れ込んでいた。

俺を見つめるその眼球は、間違いなく俺を好きなっていて、好意を隠さない瞳だった。

 

俺は再び、希美先輩にキスをねだり、先輩はそれに応える。

 

「んん……!んっ、ちゅっ……んちゅ……!」

俺は希美先輩の口内に侵入する。

希美先輩も、先日までは処女だったのに、もうすっかり慣れたもので俺とのディープキスを受け入れる。

 

互いに舌を絡めあい、性器とは別の快感を貪り合う。

舌から脳髄へ、脳髄の快感がさらにペニスへ。

ペニスの興奮がさらに脳髄へ伝わり、全身の性感が高まり、さらにセックスへ高まるの好ループへと入っていく。

 

誰もいない放課後の女子トイレ。

普段は絶対に入らないであろう『女子トイレ』という場所で交尾に及んでいるという背徳感がさらに俺を昂らせる。

この女子トイレに、キスと愛撫の音が響き渡る。

 

先輩のスカートのマンコあたりに手を差し込むと、じゅるり、と愛液が手に触れるのがわかった。

先輩の女性らしい温かい体温から分泌された愛液。

 

俺はそれでパンツ越しにクリトリスをなぞっていく。

 

「あんっ……、そこぉ……きもちいい……!」

先輩は喘ぎ声をあげながら、俺の耳元でささやく。

 

俺は先輩の耳を舐める。

舌を耳穴に入れ、丁寧に舐める。

 

「んぁっ……!んん……!」

先輩が快感に身を奮わせると、マンコに突っ込んだ手にさらに愛液に濡れるのを感じた。

 

「ぁんっ!んあぅ……!それ、いいよぉ……!もっと……、もっとぉ……!」

先輩は俺にもっと耳なめを要求する。

 

俺は先輩に耳にマーキングをするように、両耳を舐める。

もうこの女は魂から血の一滴まで、俺の女であると伝え、そう思わせるように俺は彼女の耳を舐る。

合わせて、愛液滴った手で、セーラー服越しにおっぱいを揉む。

 

「ぁんっ……!よ、よごれちゃうからぁ……、だめぇ!」

先輩はそう言って、『イヤイヤ』いうものの、俺にはもっと俺にねだっているようにしか思えなかった。

 

俺はセーラー服の中に手を突っ込む。

「ぁあんっ!」

 

ブラジャーに手をやると、そこには細かい刺繍が施されたブラジャーが手の感触でわかった。

ブラジャーの厚い生地越しに、希美先輩のふくよかなおっぱいを揉む。

 

「ん……、ああ……、気持ちいい……! はぁ……!はぁ……!」

 

希美先輩は俺のベルトをガチャガチャと脱がし、ペニスを露出させた。

 

火照っている希美先輩の指先は暖かくて、ペニスに触られただけで、もうそれだけで気持ちが良かった。

ゾクゾクとした快感が、身体中を駆け巡る。

 

セックスの高揚感。

興奮。

性感。

 

先輩の汗。

吐息。

喘ぎ声。

 

――全てが

――全てが、

 

俺と先輩の交尾を加速させる。

 

俺もまどろっこしくなって、先輩を脱がす。

一応トイレなので、先輩の服を汚さないように、荷物をかけるフックにかけていく。。

俺も先輩も、狭い個室の中で協力しあって脱いでいく。

 

狭い。

だが狭いが故に楽しめる。

 

服を脱ぐためにちょっと腕をあげただけでも肌が触れ合い、俺と先輩がセックスでかいた汗が、互いに感じられる。

「……わたし、汗くさい?」

 

先輩は脱ぎ合う時にちょっと真面目に戻ってしまったのか、照れたようにこちらに聞いてくる。

目線はそらし、自信なさそうに。

 

俺はそんな自分に自信がない先輩が許せなくて、裸になっている先輩を抱きしめた。

汗のぬるぬるとした感触が俺と希美にそれぞれ伝わる。

 

「やぁ……!ん、ちゅ……、んぅっ!」

 

希美先輩はまた抵抗しようとしたので、キスでねじ伏せる。

最近気付いて確信持てないのだが、この世界はどんな女も、こうしてしまえば優れたオスが誰なのか、本能でわかるようにできているようだ。

俺は希美先輩に優れたオスが誰なのか分からせるように、キスで責めあげる。

 

そうして、俺たちは二人して、誰もいない放課後の女子トイレで、交尾しようとしていた。

五分も裸で体を押し付けあうと、二人してもうスイッチが入っている。

 

――俺たちは、そうやって学校なのに、

――裸に靴下だけ、という格好になった。

 

「……何だか、不思議だね。こうして、出会ってそんなに時間の経っていない私たちが、こうしてるなんて。何だか夢見たい」

そうして、希美先輩は心から嬉しそうにいう。

 

――俺は先輩に微笑む

 

俺の体は表情が出にくく、感情や意思を人に伝えづらいが、それでも先輩は受け入れて、受け取ってくれて嬉しそうだ。

洋式便座の蓋をしめて、先輩をその上に座らせる。

 

「……こうして、トイレの中に連れ込んでデキるなんて、エロマンガみたい……!」

 

この男女の性的観念が逆転したこの世界では、女の方がセックスできるのが嬉しいのだ。

前世の常識を持っている俺としても、似たようなものだから、ますます嬉しい。

 

加えて、男のほうが総数が少ないので、女の方が食いついてくるのだ。

俺も入れ食い状態で非常に楽しい。

 

便器の上で裸となった先輩に、自身の膝を手で持ち上げてもらう

 

「……こう?」

 

希美先輩は照れながらも、便座の上でマングリ返しをしてくれる。

俺は希美先輩の調教とまでは行かないまでも、セックスの仕込み具合に満足する。

 

俺のペニスしか入れたことのないマンコを敢えてじろじろとみる。

 

「……は、恥ずかしいよ」

 

そう照れる先輩は、さらに愛液がどろり、とマンコから流れ出す。

俺はマンコのビラビラを開き、俺しか受け入れたことのない、綺麗なマンコをじっくりと観察する。

 

ピンクサーモンの色をしたひだがぶるぶると震え、いつでも俺のペニスを受け入れても良いように、愛液が奥から止め処なく溢れ出してくる。

 

俺はその様子に満足して、先輩の体勢に合わせて膝をおり、体重をかけてペニスを挿入した。

 

「きた……!んっ、んんんぅ〜!!」

先輩は快感に喘ぎ、俺たち以外人がいなくなったトイレに先輩の喘ぎ声が響く。

 

ゾワゾワとした快感が体に響き渡る。

マンコをペニスで打てば響くかのように、子宮から愛液が垂れ流しになっているのが分かる。

 

希美先輩は俺に腕を回し、足を回し、変形だがいわゆる『だいしゅきホールド』の形に持ち込んだ。

 

「……今日もいっぱい出して」

 

希美先輩にそう囁かれると、

 

――いつになく本気になった。

 

「ぁあんっ……!おっ、おっきぃ……!おっきくなった……!あぁんっ!あんっ!」

 

希美先輩に耳元で、射精をねだられると、安直な俺の体はすごく興奮する。

腰振りを始めると、じゅっぷ、じゅっぷ、と無人の女子トイレに音が響き渡る。

 

愛液が便座のふたに垂れる形になるけど、俺も先輩も全く気にしていない。

「ぁんっ……!んんぅ〜っ! いいっ、いいよぉ……!」

便座の蓋がギシギシと軋むが、まだまだ耐えられそうだ。

 

愛液がさらに増えて、個室トイレをさらに汚していく。

 

希美先輩は俺のことを食い入るように見つめている。

まるでこの状況が幸せだと、目で語っていた。

 

俺はそんな希美先輩の顔つき、マンコの具合、喘ぎ声、全てに夢中になりながら、ひたすらに腰を突き動かす。

 

突くたびに締まる先輩のマンコ。

イキそうなのは明らかだ。

俺も快感が体に溜まり始め、背筋がゾワゾワとしだす。

 

「……イク……!そろそろ……イク……!いっしょにキて……!一緒に……!」

そうして、先輩は俺に射精をねだる。

俺も射精にむけて、ラストスパートしようとしたところで、

 

――まさかの人物が訪れた。

 

「あの、誰かいるんですか……?」

 

声で一瞬でわかってしまった。

俺と久美子の幼なじみ。

俺と久美子に葵ちゃん、と呼ばれている斎藤葵(さいとうあおい)である。

 

「〜〜〜〜〜っ!」

 

動揺しているのは希美先輩。

俺は喘ぎ声を聞かせないために、希美先輩の口を必死で押さえつける。

 

――もちろん、つながったままで。

俺は動揺からさらに締まる希美のマンコから送られてくる快感に、ゾワゾワとした射精独特の高まりを感じる。

『女子トイレにてセックスしているのがバレそう』という今の状況が、さらに背徳感を加速させ、不必要な状況なのにも関わらず、射性感が最高潮まで高まってしまった。

 

万が一、射精したら俺のこの極限まで我慢した射精量だと、希美先輩に絶頂を誘発させてしまう事は必至だ。

俺は射精を極限状態で我慢させられていた。

 

「もしもーし……」

 

葵ちゃんは続ける。

「あの、そろそろ学校を閉めるそうなのですけど……、体調悪いんですか?」

 

葵ちゃんは、ここの当番だからトイレを点検してから閉めて帰りたいということを説明してくれるが、こちらはそれどころではない。

 

セックス、妊娠どんどんイこうのこの世界ではあるが、俺は前世の価値観からか、人にセックスを見られるのは乱交を除いて恥ずかしい。

ましてや、男はおしとやかに、という世界である。

 

『女子トイレに男が入っている』とバレたら、俺はなかなかのハレンチ扱いをされてしまう。

希美先輩もわかっているのか、快感を必死に抑えた様子で、返答する。

 

「う、うん……。ちょっと……、っぁ! た、体調が悪くて……!」

 

「だ、大丈夫ですか? 動けないぐらいなら保健室の先生呼んできましょうか?」

 

葵ちゃんが気を利かせてくれるが、今は余計だと大にして言いたい。

無論言えないのだが。

 

だが、この状況がバレると俺は前世で言う尻軽扱いされるし、何より絶頂間近で止められたせいもあり、快感がキツイ。

一刻も早く希美先輩の中で出したい。

希美先輩の奥底で射精したい。

中出しハメハメ交尾で希美先輩に種づけしたい。

 

もう、本能と理性の鬩ぎ合いを辛うじて続けていたが、だんだん本能に天秤が傾く。

少しずつ、本能的に腰が動いてしまう。

 

「……い、今はダメだって……!」

希美先輩は小声で俺に伝えるも、もう本能の動きなので俺には止められない。

 

「ぁ……んんぅっ!んっ、んっ!けほっ、けほっ」

希美先輩は喘ぎ声を出しつつも、せきをするかのように喘ぎ声をなんとか誤魔化してくれている。

 

「わ、わたしが……ぁんっ!」

 

「だ、大丈夫ですか? 保健室の先生呼んできますね!」

そう言って、葵ちゃんは今にも走り出しそうな勢いだったので、『俺が腰を突いて催促する』。

 

「ぁんっ!だ、ダメっ!!」

 

「えっ……?」

 

葵ちゃんは、救援を呼ぶことを止められて戸惑っているようだ。

「だ、大丈夫だから……あ、あなたも早く帰ってね……!わ、わたしが閉めとく……んぁっ!からぁ……あんっ!」

 

俺はもう限界で、ゾワゾワした痺れと、本能の催促に抗えないまま、希美先輩のマンコをゆっくりと突く。

 

「そ、そうですか……私、帰りますから帰りに職員室で女子トイレの鍵をもらって閉めてから帰ってくださいね」

 

葵ちゃんは、必死に俺から送り込まれる希美先輩の快楽に抗う声に、何か必死さみたいなものを感じたのか、素直に帰ってくれる。

 

そうして、人の気配がなくなったところで、俺たちは交尾するただのケモノとなった。

 

「だっ……、ダメっていったのに……、なんでっ……!んんっ!んぁっ……!なんで、つくのぉ……!」

希美先輩は快楽に浸りながらも、性感を味わいながらも、俺を責める。

「ご、ごめん……、気持ち良すぎて……!」

と俺は素直に謝るが、希美先輩は俺に抗議する。

ただ、俺はもうペニスから送られてくる希美先輩のマンコの快感にもう限界だった。

もう先輩の問答に付き合う余裕がない。

 

先ほどから希美の子宮口が俺のペニスに向かって降りてくるのがすごく気持ちよかった。

俺の精液欲しさに、子宮口の穴の部分がちゅうちゅう、と吸い付いてくるのがよく分かる。

 

「きてぇ……!きてっ!いっぱい、いっぱい……!ナカに精子だしてぇ………!!!」

希美先輩が腰と腕に力を入れ、だいしゅきホールドが強まる。

 

俺は希美先輩に愛されているのを強く感じ、

 

――彼女の奥底で、

――子宮口にペニスで蓋をして、

――密着射精した。

 

どぴゅーっ!どぴゅぴゅぴゅぴゅーっ!どくどくどくっ!どくんどくんっ!

 

「んんぅ〜っ!イクイクイクうっ!イッっちゃってるぅううううう!」

 

希美先輩の子宮口が絶頂でビクンビクンと震えているのをペニスの先で感じ取る。

マンコがきゅっきゅっ、と引き締まりさらに俺というオスの精を求められているのを感じた。

 

俺はさらに奥底に射精中のペニスを突きつけた。

 

「んんぁああああああっ!」

 

希美先輩が俺の目の前で盛大に絶頂する。

俺はその様子にさらに興奮して、さらに盛大に中に出した。

身体中が射精の快感で舞い上がる。

 

どぴゅーっ! どぴゅぴゅぴゅーっ!

 

「ん゛ん゛ん゛ぁ〜っ!イ゛ク゛ぅううううっ!」

 

数十秒、もしくは一分近くにかけて彼女は絶頂にいた。

希美先輩は俺をかなり力強く『女性特有の強い腕力』で抱きしめる。

 

俺も彼女に合わせて、抱きしめる力を強くする。

そうして、絶頂の最中、彼女の顔をみやると、絶頂に顔が最大の幸福を示していた。

俺の愛が伝わっていることを確信した瞬間、

 

――――そうして、俺はさらに追加で希美先輩の中に大量に射精した。

 

頭が白くなる。

 

心地のいい虚脱感、満足感、射性感、興奮、幸福感。

そう言ったごちゃ混ぜになった幸せな感情が俺を満たす。

 

――射精しきった俺は、愛液と精液まみれのマンコからペニスを抜き出す。

 

「んひぃっ!」

 

希美先輩はあまりの快感、絶頂間に目を白黒させている。

だが、体の感度はまだ高いようで、ぺニスを引き抜いただけで喘ぎ声を出した。

 

俺はその様子を見て、希美先輩にセックスを仕込んで、覚えさせているのが上手くいっていることを確信した。

今こうして便座の上でM字開脚状態で、精液をマンコからビュクッ、ビュクッ、と絶頂した痙攣に合わせて吐き出しているところはまさに前世のエロ漫画のようで、まさに眼福だった。

意味こそ違うが、『肉便器』と言ってもいいかもしれない。

 

そうして希美先輩の意識が半分飛んでいたのを観賞していたところで、

 

――学校のチャイムの音が響き渡った。

 

条件反射とは恐ろしいものだ。

あれほど意識が快感で飛んでいた希美先輩の意識が、少しずつ戻ってきた。

 

そして、狭い個室で見つめ合う。

そこには確かに恋人同士の甘い空気があった。

 

俺と先輩は、どっちが好きとか、そういうことを言ったことのない間柄なのに。

――確かに甘い空気があった。

 

「……家帰ったら、またシようね……」

 

そう微笑む希美先輩は、俺のことにすっかり夢中になっている。

確信できるほどに、彼女の視線は熱を帯びていた。

 

俺はセックスを仕込み、俺に惚れさせるのが順調に行っているのを見て、嬉しくなった。

俺のとある計画を完成させるまであと一歩だ。

 

 

 

 

 








ご覧いただきありがとうございます。
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閑話その9 第1学年夏 みぞれと希美 後編 希美調教、みぞれ性奴隷仕込み直し編

あれから、すっかり俺は希美先輩を俺に夢中にさせることに成功した。

 

今は平日の昼休み。

学校のほこりっぽい体育倉庫にて、二人してセックスしている。

 

希美先輩は、俺の上に跨って、自信満々に俺に微笑んでいる。

無論、そのマンコは俺のペニスを咥えたまま。

 

俺の女となった希美先輩は、グリグリと、腰を嬉しそうにふる。

 

「ほらほらぁ……、気持ちいいでしょ〜」

 

そうして、ドヤ顔で俺の上で腰をひねる希美先輩。

その言葉の通り、俺は彼女のマンコから送られてくる快感に我慢している。

希美先輩より早くイッてしまうと、なんだか征服感がないので我慢してしまうが、希美先輩はそんな俺に嗜虐感を感じるらしく、今はドSとなっている。

 

ぶぽっ、ぶちゅっ、と泡立った音が股間の方から聞こえてくる。

先ほどから何回か、生ハメセックスを繰り返しており、セックス子作りどんどん行こうのこの世界では、避妊という概念が小さい。

 

愛液と精液が泡立ったものが、先ほどから股間から垂れて、体育倉庫のマットを汚している。

 

希美先輩が俺の上で上下するたび、ぬっちゅ、ぬっちゅ、とまぐわいの音が体育倉庫に響き渡る。

彼女の大きいおっぱいを手に取る。

夏の蒸し暑い体育倉庫でセックスという上下運動をしたことで汗をかいたのだろう。

その汗もあって、手が吸い付くように彼女のおっぱいから離れない。

揉んでみると、ムニっとした柔らかい感触が心地いい。

まるでマシュマロを揉んでいるみたいだ。

彼女の女性らしい温かい体温が伝わって来て、これもこれで気持ちいい。

その心地よさだけで、セックスとは別の心地よさになりそうだ。

 

「あは……! もっと……、揉んで、いいよ……!」

 

希美先輩は、俺の手を掴んだと思うと、もっと女性らしい力強さで俺の手をさらにおっぱいへ押し付ける。

手のひらに希美先輩の勃起したおっぱいを感じたので、それを軽くつねると、

 

「あんっ……!」

 

と喘ぎ、性感帯の乳首をもっと責めてやる。

併せて子宮をペニスでノックするようなイメージで突き込む。

 

「あぁっ!そ、そこぉ……!よ、よわいからぁ……!だ、だめぇ……!」

グリグリ子宮口と乳首を責めるたびに、喘ぎ声をあげる希美先輩。

 

彼女の喘ぎ声がどんどん高くなるにつれて、マンコの膣圧もきついものとなっていった。

ゾワゾワとした快感、絶頂への予感が身体中に走る。

 

むくむくとペニスがさらに大きくなるのを感じた。

 

「で、出そう……!? いいよぉ……!だして、だしてぇ……!」

 

その希美先輩の中出し要求がきっかけとなり、俺は我慢してため込んでいた性感を、彼女の中に開放することにした。

彼女の腰を強引に掴んでおろし、ペニスを奥底に打ち付け、子宮口へ盛大に、溜まりに溜まった精液を吐き出した。

 

どぴゅっ、どぴゅっ!どくどくどくっ!どぴゅぴゅぴゅぴゅーっ!

 

「んんぅ〜っ!!! ぁあっ、ぁんんっ〜!!!」

 

希美先輩は俺の射精の勢いと、ペニスに向かって座り込んだ姿勢になったせいで絶頂している。

目の前で美しい女の肌がブルブルと震え、俺の射精によって絶頂している姿を見るのが堪らなくそそる。

女を征服した満足感が本当にたまらない。

 

快感に震え、震えた結果大きいおっぱいが俺の前でブルブルと震えた。

巨乳が目の前で震えるだけでもう目が幸せになる。

 

きゅっ、きゅっ、更に希美先輩のマンコが絶頂で締まり、精子が欲しいと伝えてくる。

俺はグリグリと子宮口に向けて、腰を浮き上げるようにすると、

 

「き、きもちぃよぉ……!」

 

さらに絶頂の高揚感が俺に押し寄せた。

 

そして希美先輩は快感を露わにして、俺を満足させる。

俺は射精した快感と、こんなに肉付きがよく、女性らしく、素晴らしい女が俺の上に跨っていることに満足した。

 

「はぁ、はぁ……」

 

希美先輩は、ペニスを抜くと俺の横に寝っ転がって、絶頂の余韻から抜け出そうと息を整えている。

ゴロン、と綺麗な大の字になっている。

そのマンコからは、俺の精液が、でろりと零れ落ちた。

 

たまたま、持っていたティッシュで拭いてやると、

 

「ん、あぁん……っ! ……あ、ありがとう」

股間を拭いてもらうのが恥ずかしいようだ。

しかも最初はちょっと感じていたのか、照れて真っ赤になっている。

――今更そんな間柄でもないというのに。

 

そして、俺は希美先輩との雰囲気が良くなったところで、彼女に一つ提案をしてみることにした。

 

「今度ドMプレイしてみませんか……?」

 

「……うん」

そうして、その盛大な要求を、彼女は俺のその願望に二つ返事で答えた。

これ以上、どんなことをされてしまうんだろうと、いう快楽への期待と願望がその瞳から見て取れた。

 

最近気づいてしまったのだが、俺という優れた男が顔を近づけていうと、それで落ちない女はいない。

俺が顔を近づけて、お願いすると断らない女はいないのだ。

 

こんな無茶振りがとるなんて……。

と思うとともに、ますます男として、オスの自信を深めた。

――――――

あの昼休みのセックスのあと、通常の授業と部活あり、放課後となったところで、みぞれと帰宅の途についていた。

 

「…………」

 

隣には性奴隷であるみぞれがいて、一言も互いに喋らないけれども嬉しそうだ。

俺と帰れるのが嬉しいらしい。

暑い夏だというのに、二人して体温を感じるくらいべったりと寄り添っている。

みぞれは両腕を俺の腕に回し、抱きついていた。

 

ちなみに、久美子と麗奈は、俺の後ろでじゃれ合っている。

俺のことは当番日が決まっているらしい。

 

二人には、今日これから行われることを伝えてある。

自室で勉強してくれているとのこと。

ただみぞれには伝えていない。

 

これからが楽しみだ。

 

――――――

夜。

俺は希美先輩を家に招いて、今度は『ある種のプレイ』をしていた。

俺もすっかり希美先輩のむっちりした女らしい肢体に夢中になっていたし、初めて付き合った男ということで、彼女もまた俺に夢中になっていた。

 

そうして、俺はリビングで彼女とプレイに勤しんでいる。

――彼女を犬のように歩かせて。

首輪をつけ、リードをつけ、俺は希美先輩と家の中で散歩している。

 

今はアナルにしっぽ付きバイブを入れさせ、アナルの性感帯を開発し、犬プレイをさせている。

先輩は、犬語しか喋ってはいけない、という状況だ。

ドSはドMにもなるのだと、どこかで聞いた気がするが、まさにこの状況はそんなシチュエーションだった。

 

そうこう考え事をしていると、

 

「ほら、先輩、遅れてますよ」

 

「ま、待って……、これ感じちゃうからぁ……!」

そうして、先輩は愛液をマンコから垂らしながら家中を『四つん這いで歩く』

 

時折、バイブに反応してしまい、軽イキしてびゅっ、と愛液を吹いているのが印象的だ。

「先輩、人間語を使いましたね……。罰です」

手を上げ、尻を叩く。

「あひぃんっ!」

先輩はアナルにバイブを入れているせいか、尻を叩いただけで軽イキする。

そうして、軽イキして弱った先輩をみぞれの調教する際に覚えたロープ術で、手際よく拘束した。

上に手を上げさせ、枷をセットし、M字開脚のまま、ロープを後ろに回す。

M字開脚での拘束だ。

 

バイブを今度は前に挿す。

そして、目隠しをして、

――バイブに電源を入れた。

 

「ん゛ん゛ん゛〜っ!」

あられもないこえをあげて快感に打ち震える希美先輩。

目隠ししたままだ。

その姿は前世で見たドM調教モノのAVみたいで、達成感がある。

 

先輩にはプレイとは言え、悪いことをしている気がするが、先輩が喘ぎ声をあげて喜んでくれているので良しとしよう。

 

「ん゛っ!ん゛ぅ゛〜っ!ん゛っ!ん゛っ!ん゛っ!」

バイブレーションをオンオフするたびに、ビクンビクン、と面白いように跳ねている。

快感のあまり鼻水を垂らしているが、美少女が情けなくなっている姿がなんだか面白い。

そうして、俺はある程度、放置プレイされている先輩を鑑賞する。

 

「ん゛ぅ゛〜っ!」

ビクンビクンとはねる先輩が、拘束をはずせないのを確認した後、

――俺はみぞれを寝室で調教していた。

 

「ん゛ゔ〜っ!」

 

みぞれは後ろ手に手錠が付けられており、猿轡と目隠しをされており、俺に辞めてくれるよう懇願している。

脚は膝につっかえ棒付きの拘束具で固定され、ベッドで膝を立ててうつ伏せになる以外はできないようになっている。

尻をこちらに向け、腕を後ろで組み、微動だにできないようになっている状況だ。

 

――もちろん、素っ裸だ。

アナルに入れた『アナルビーズ』を抜き差しする。

 

「ん゛っ!ん゛ん゛んぅ゛〜っ!」

 

みぞれはイヤイヤしているように見えるが、そうではない。

俺には感極まって嬉しくなっているように見える。

 

そうして、んっちゅ、んっちゅ、とアナルから器具が抜き差しされる音だけが響き渡る。

その度に、マンコから透明な愛液がびちゅっ!と潮をふく。

 

みぞれは身体中に汗をかいており、小刻みに快感に震えている。

じっくり、ねっとりと快楽を与えているが、『この後のため』に、俺は絶頂させないように丁寧にみぞれを仕込んでいる。

 

そうして、15分ほど絶頂をさせないように快感を与えて、みぞれの性感が最高峰に達した後、俺はみぞれを開放した。

 

「……んんぁっ!」

拘束具を外してやるだけで、性感を感じるような変態に、みぞれはなっている。

 

「はぁ、はぁ……!」

みぞれは熱情に浮かれた瞳で、今にもこちらを押し倒しそうだ。

俺は押し倒される前に、みぞれの手を引いて、

 

希美先輩の調教部屋へ連れ出した。

 

――――――

「の……、のぞみ……?」

 

さっきまでの興奮の余韻を残してはいるが、みぞれは希美がいることに衝撃を受けている。

ましてや調教を受けていることに。

みぞれの様子を見ると、顔が白くなっていきそうだったので、俺はみぞれの細い腰を抱き寄せ、唇を奪う。

 

「んっ!んぅうう〜!んちゅ、んじゅ、んちゅぅう!」

 

白くなりそうだった顔をキスで上書きしてやると、すっかりみぞれは希美のことなど忘れたかのように、俺に夢中になる。

むしろ、今までとは違って積極的に俺にキスをしてくる。

 

その藍色の綺麗な髪を手で梳いてやると、嬉しそうにこちらを見やる。

子供をつくるための子宮、ヘソの下あたりを俺のペニスに積極的に押し付けて来た。

細い腕に似合わない女らしい強い腕力で、俺のことを抱きしめる。

子作り要求、生ハメセックス要求だ。

 

俺もみぞれの尻を揉んでやると、

「あぁんっ……!」

みぞれが喘ぐので、積極的に揉んでやる。

「ぁん……、いい……!いいですぅ、ごしゅじんさまぁ……!」

 

積極的に俺に胸を押し当てるみぞれ。

その薄いおっぱいは、俺の嫁や関係を持っているセフレたちの中で一番薄いが、愛しているだけあって俺には尊く思えた。

手で軽く乳首をなぞってやると、すぐさま喘ぐので奴隷としての調教が行き届いているのを感じる。

 

俺はみぞれの片足を持ち上げ、テーブルに手をつかせる。

いわゆる、『片足あげセックス』という体位だ。

こうすることで、より奥深くまでマンコと子宮口を堪能することができる。

 

片足をあげたみぞれのマンコは美しかった。

よだれのようにドロドロと愛液を垂らすマンコは、今にも俺のペニスを待ち望んでやまないように見えた。

びらびらとしているマンコは脚をあげたせいか、うっすらと中が見える。

サーモンピンクの色をした小さいメス穴は、俺のペニスの形と余人には到達できないサイズに馴染みつつある。

 

「はぁ……、はぁ……、ごしゅじんさま……。早くぅ……、はやく、精子をおめぐみくださいませ……!」

 

みぞれの、奴隷としての『子種ねだり口上』に満足した俺は、手早く希美の目隠しを取ってやると、みぞれのマンコにペニスを挿入した。

 

「んんんっ!いっ、イキますぅ……!あ゛ぁああああっ!」

 

みぞれは挿れただけなのに、すでにビクンビクン、と震えている。

きゅっきゅっ、とマンコが収縮して、痙攣しているのがよくわかった。

 

ゾワゾワとした快感がペニスを通して体に流れ込み、快感にイキ、発情したみぞれの顔を見ていると、俺も中に出したくなってくる。

俺にくっついているみぞれの尻たぶがプルプルと震え、それがなんとも気持ちいい。

 

そうして、愛する女を絶頂に導いた喜びに満足したところで、希美先輩に目をやると、

――その目はいろんな感情に染まっていた。

 

――みぞれへの羨み

――性感への渇望

――絶頂への期待

 

俺はこのまま、『希美先輩への仕込み』を進めるために、みぞれと生ハメ交尾をする。

空いている片手で、みぞれの胸を揉む。

 

「んぅっ! だ、だめぇ……! いま、いまぁ、イッてるからぁ……!イッ、イグゥ……!」

ぶぴゅぶぴゅぴゅっ、とみぞれ先輩の奥底から愛液が排出されているのが、マンコに突っ込んでいるペニスを通じてよく伝わってくる。

 

再度絶頂に達した先輩は、そのマンコのヒダヒダを本能で使って、俺の射精を誘っているのが分かった。

先輩の顔を見やると、快感に当てられまくったせいで涙と汗ですごいことになっている。

 

普段はクールでおしとやかで、感情の揺れ幅が少ない彼女だが、もう今は快感に当てられすぎているが、嬉しそうだ。

この表情は俺だけしか知らない、俺の嫁のみぞれだ。

みぞれが悦んでくれて、俺は嬉しい。

 

胸がつまるような嬉しさを俺が堪能していると、みぞれが照れながら言った。

 

「ご主人様……、私の中でいっぱい気持ち良くなってください」

 

俺はみぞれの健気なその言葉に、さらに嬉しくなり、ペニスをさらに突き入れる。

 

「んんぁっ!あぁんっ!あ、あぁっ!もっと……、もっとくださぃい!」

みぞれの学校の様子からは想像できない、甲高い喘ぎ声が俺の興奮を加速させる。

 

ぶっちゅ、ぶっちゅ、と愛液だらけのマンコとペニスが交わる音が部屋に鳴り響く。

もうみぞれのことしか考えられない。

みぞれが好きだ。

この女を孕ませたい。

この女に俺の種を残したい。

 

そうした本能的なものが一瞬俺の中を駆け巡ったが、全ては快楽によって塗り潰されていく。

 

ぐちゅん、ぐちゅん、ともうその音だけがこの部屋に響き渡る。

ペニスから送られてくる快楽に、さらに快楽が欲しいと、腰を動かす幅が大きくなっていく。

だんだん俺の頭も白くなっていく。

 

「あんっ!あ、あぁんっ!き、きもちいぃっ!きもちいいれしゅうっ!」

みぞれは快楽に染まり切り、もう喘ぎ声と舌足らずな言葉しか発せないようになっている。

それでいい。

俺の性奴隷だから、俺色に染まればそれでいいのだ。

みぞれが俺色に染まって、俺はそれで嬉しかった。

 

普段はやらない、『片足上げ』という体位だからこそ、より奥底でみぞれを味わうことができる。

 

より奥の性感帯の一つであるボルチオを刺激してやると、面白いように子宮口がちゅうちゅうとペニスに吸い付いて来た。

「んぁ〜っ!あぁっ、あぁんっ!そっ、それぇ…!だめぇ……!きもちよすぎましゅぅ!」

舌足らずになったみぞれが絶頂する。

そこをペニスの先でいじってやるたびに

「い゛っ!イギますぅっ!イグぅっ!イっちゃってますからぁ゛っ!」

と盛大に体を震わし、絶頂に震え、その目尻からは快感のあまり涙を流すのが、美しかった。

愛している女を絶頂させることに、満足感を覚えるとともに、この性奴隷をもっともっと好きになりたい、という感情に襲われる。

 

俺はその唇にキスをする。

 

「んっ!んんん〜っ!んちゅっ、んぅちゅっ!ちゅ、んちゅっ!」

 

快感に溺れながらも、みぞれは俺のキスを精一杯受け入れてくれる。

二人して、キスを堪能する。

性感とはまた別の気持ちよさが俺の頭をいっぱいにしていく。

 

ペニスからは性感が昂り、イッたみぞれのマンコのヒダヒダが立ち、射精を促しているのがよくわかる。

背中を快感の暴虐があれ巡り、キスにて興奮した頭はこの女に射精したい、中出しして孕ませたい、ともうこの性奴隷にのめり込んでいるのがよくわかった。

 

みぞれに中出しする旨伝えると、

 

「はぃっ……!きて、きてください……!ごしゅじんさまぁ……!」

と、みぞれは射精を待ち望んでいてくれる。

 

俺はそのことにさらに嬉しくなり、ずぱん、ずぱん、とさらに腰を、ペニスを、みぞれの中へ打ち込んでいく。

 

「ぁあん!んんぅ!イク……、イキますぅ……!イっちゃいますぅ……!」

みぞれのマンコが痙攣し出したところで、俺は背中にたまった快感を爆発させて、

――みぞれの奥底に射精した。

 

どぴゅーっ!どぴゅぴゅぴゅぴゅーっ!どびゅーっ!どくどくどくっ!どくんどくんっ!びゅびゅびゅーっ!

 

「あ゛ぁ゛っ! イクイクイクイクぅううううっ!イっちゃいますぅううう!」

ビクンビクン、と快感に絶頂するみぞれ。

その快感に蕩けた顔がさらに俺の射精を煽る。

 

どくんどくんっ!どぴゅーっぴゅーっ!

 

「あぁっ!あ、あついのきてますうぅ! イっ、イクゥうううっ!」

 

みぞれの普段白い肌が紅潮している。

全身に渡って俺の愛をかみしめて、興奮してくれている。

 

そのことが嬉しくて、俺はみぞれの中で出し続けた。

そうして、みぞれはくたり、と机の上に突っ伏し、

 

「はぁ……はぁ……」

と、息を整えている。

 

「ごしゅじんさまぁ……愛しています……」

と、息を整えながらも、こちらのことをみやりながら、愛を囁いてくれる。

 

俺はそれが嬉しくなり、

「もう一度できるか……?」

と聞くと、

「……はい」

 

と嬉しそうになりながらもこちらに愛情がたっぷりこもった眼差しで見てくれる。

その長い睫毛、大きい瞳に思わず見惚れてしまった。

 

嬉しくなり、また腰を動かす。

「ンヒィっ!」

みぞれは普段学校だと絶対言わないような喘ぎ声で、嬉しそうに鳴く。

腰をばちゅんバチュンとぶつけ、俺たちはまた生ハメ交尾を始めた。

 

「も、もぅっ!イクっ! イキますぅ……!」

先ほどの絶頂のせいでまだ体が敏感なのか、もうみぞれはイキそうだ。

 

盛大にイけ、と主人として尊大に命令する。

すると、まだ始まって間もないと言うのに、俺も射精しそうになってきた。

先のセックスの影響がまだ俺にも残っていたらしい。

 

ぞぞぞ、と身体中を絶頂の予感が駆け巡る。

 

「んはぁっ!あぁんっ、きて、きてぇっ!もっと、中にくださいぃいいっ!」

みぞれも射精をせがんだことで興奮したのだろう。

急にマンコのヒダヒダが立ち上がり、ゾワゾワとした快感が俺を満たす。

 

俺はみぞれの中出し要求に耐えきれず、再びみぞれの中に盛大に射精した。

 

どびゅーっ!どびゅびゅびゅーっ!どびゅびゅっ!どくんどくんっ!

 

「あ゛ぁ゛っ! あちゅいっ!あちゅいのきてましゅうううううううっ!」

 

普段は白い美しい肌を紅潮させて、絶頂に震えるみぞれ。

俺はその様子が愛おしくて、一分近く射精し続けた。

 

――――――

「気持ちよかったか?」

「はい……、ありがとうございます。ご主人様……」

俺とみぞれはセックス後のピロートークとも言うべき暖かな余韻を満喫していた。

二人の間に穏やかな時間が流れる。

暖かくて、いつまでも過ごしていたくなるような雰囲気の時間だ。

 

そうし、いい雰囲気になっているこちらとは対照的な人がこの空間にはいた。

 

希美先輩である。

 

先輩は目の前で広げられた淫靡なセックスの様子に当てられたのか、

その目からは

 

――あたしも混じりたい、

――あたしもセックスしたい

――あたしも快感をむさぼりたい

 

そんなセックスへの莫大な感情がその瞳から伝わって来た。

マンコはすでに先ほどからの調教もあり、すでに濡れ濡れの状態で、穏やかな時間を送っていた俺だったが、いますぐそのマンコに突っ込みたい気持ちもこちらにもあった。

 

――ただ。

――今この状況において大事なのは。

――みぞれの気持ちだ。

 

そのことをみぞれへ問いかける

「……みぞれ。彼女をと一緒にシてもいいか?」

 

そう注意深く聞いてみる。

俺の女であるみぞれの問題は俺の問題でもある。

だから、みぞれの問題を克服させようと思い、こうして目の前でヤってみたわけだが……。

 

みぞれはこちらと、希美を見やった後、こくり、と頷いた。

その様子は、みぞれをこの部屋に連れて来た時のような、色が白くなり青ざめていくような様子と違っていた。

 

どうやら俺の作戦は成功したようだ。

みぞれのトラウマを、強烈なセックスの快感で上書きする、という作戦が。

先ほどの強烈な絶頂により、みぞれは希美になんの負の感情を抱いていないようだ。

そして、何より俺とのピロートークの影響で、俺の愛に対する確信が持てたのだろう。

もう、孤独ではない、と言う確信が。

よるべきものがある、と言う安心感が。

彼女を前向きに立ち直らせたのだろう。

 

俺はみぞれを抱きつつ、希美の拘束を外した。

 

「はやくヤラセて……!」

とがっつく希美を受け止めつつ、俺は耳元で囁いた。

 

――せっかくだから、ベッドでやりましょう

 

そうしたところ、希美は大人しくなり、俺の手を掴んだまま、はやくベッドルームに行こうとするも、どこか分からずオロオロしているのがなんだかとても面白かった。

 

「……こっち」

そう言って、みぞれは素っ裸のまま俺たちを先導してくれる。

その瞳で見る希美のことは何も思っていないようで安心した。

 

寝室に入り、巨大なベッドに二人が転がった。

二人は膝を持ち足をあげ、こちらにマンコで誘う様子は淫らの一言だった。

二つのマンコから愛液がとろり、とベッドに向かって垂れていく。

もういつ挿れても挿れごろのマンコがそこにはあった。

 

美少女二人がこちらにマンコを向け、生まれたままの状態で生ハメセックスを要求してくるのだ。

――これ以上嬉しいことはない。

 

二人は対照的だ。

――明るくて活発で、女性らしい肉付きの良い希美。

――静かで言葉数が少なくて、肉付きが薄くて華奢だが、誰よりも俺のことを愛してくれているみぞれ。

 

この二人が仲良く俺のことを待ち望んでくれているという嬉しい事実。

もう見ているだけで胸がいっぱいになる。

 

みぞれは希美に何か負の感情を持っていたようだが、俺はみぞれがそれを克服してくれて嬉しかった。

そうして、俺は目の前に寝そべる美少女のどちらから挿れようか、二人を見ながら思案してると

「……希美から先にお願いします、ご主人様。私は先ほどからいっぱい愛してもらったので……」

と、みぞれが謙虚なことを言い出した。

 

みぞれはおしとやかだが、セックス、生ハメ交尾のこととなると、俄然獣のような執着を見せる。

それが彼女の魅力でもあるのだが。

 

「……いいのか?」

 

「はい。希美はもう焦らされて限界なので……。……だよね、希美?」

そうみぞれが聞くと、希美はこくり、と頷きを返す。

 

先ほどから放置プレイされていた希美は確かにいつも以上に落ち着きがなかった。

股をおっ広げ、

「……はやく来て」

と、こちらを催促している。

 

俺はその要求に応えることにした。

希美の脚を掴み、ペニスを待ちぼうけのマンコに推し進めていく。

 

「ぁあんっ、きてる……!きてるうぅ!あついのきてるよぉ……!」

じゅぷじゅぷじゅぷ、と底無し沼のようにマンコが俺のペニスを飲み込んでいく。

 

焦らされに焦らされた希美のマンコは熱くて、蕩けそうで、推し進めていくだけでもゾワゾワと快楽と性感が俺の身体中に立ち上っていくのがよくわかる。

 

「んふぅ……!んんんんぅっ〜!イッ……、イクゥ……!」

 

そうして、挿れただけで希美は絶頂した。

ドクドクと愛液が子宮からたっぷり排出されるのがよくわかる。

ペニスを分泌されたての愛液が洗い流し、ローションのような更なる気持ちよさを与えてくれるのがよくわかった。

 

「はぁっ……はぁっ……!」

挿れただけでいっぱいいっぱいになっている希美だが、俺はもう我慢できずに腰を動かした。

 

「んあぁっ!いっ、いいよぉ……!もっと、もっとぉ……!」

希美先輩の喘ぎ声が寝室に響き渡る。

ふと視界に入ったので、みぞれの方を見てみると、ニコニコしながら希美の手を握っている。

その表情に暗いところは一切ない。

 

どうやら彼女は、希美というみぞれと同じ学年の同級生が、俺の女たちの仲間入りをしてくれて嬉しいようだ。

 

俺はそれの光景に満足した後、希美先輩のマンコを押し進める。

 

熱い感触と、おっぱいが大きいだけあってマンコも柔らかいのか、まったりとしつつキツイ気持ちよさのあるマンコを堪能する。

 

「あっ、あっ!んぁっ、んんっ!」

希美の喘ぎ声が俺の耳からも性感をもたらす。

女を気持ちよくさせている、という満足感が俺を見たし、その満足感が自信へと繋がる。

 

自信はさらにパワーへとつながり、ペニスを大きくさせた。

 

「あっ、あぁっ!お、おっきくなったぁっ! うれしい、うれしいよぉ……! あたしでぇ、感じてくれてるんだねっ!」

 

希美は笑顔でこちらを見る。

その顔は女として、男を悦ばせることに嬉しくなっている顔であり、Sの気質を感じさせるがドMのそれでもあった。

男を喜ばせることが女の喜びと認識している顔である。

 

俺は希美の仕込みが仕上がっているのを嬉しく思う。

 

その満足感、達成感が更なる快楽となって俺を襲う。

 

「んんっ、あぁんっ! き、きもちいぃよぉ! もっと、あなたのことぉ、きもちよくさせてぇ!」

希美のマンコのヒダヒダが立ち上がり、絶頂が近いことが直感でわかった。

 

俺は希美のクリトリスに指を当て、さすさすと擦る。

「んひぃっ……!そ、それっ、ダメぇ……!か、感じすぎちゃうからぁっ!」

 

希美の言葉通り、肥大して豆のようになって勃起したクリトリスをさすってやると、きゅんきゅんとマンコが締まるのを感じる。

 

ゾワゾワとした快感が俺を襲い、思わず射精しそうになってしまった。

 

俺はラストスパートに取り掛かる。

 

「あひぃんっ! き、きもちよしゅぎるぅ! そ、それぇ!だめえぇ……!イクイクイクゥっ!」

 

希美のマンコが絶頂に痙攣しだす。

俺はそれを感じた直後、体重をかけて希美のマンコの奥底に押し込み、

 

――爆発的に射精した。

 

「んぁっ、あひぃんっ!イクイクイクイクっ! イっちゃう〜っ!!!」

 

どぴゅーっ!どくどくどくんっ!どぴゅぴゅぴゅぴゅーっ!どぴゅーぴゅーっ!どくどくどくっ!

 

射精の絶頂感、開放感、高揚感が身体中に走る。

背筋を快楽が走り、頭はこの女の中に出すことしか考えられなくなる。

 

希美が俺の精子の奔流に当てられたのか、さらにマンコのヒダヒダが立ち上がり、俺のペニスからもっと精子を本能で搾り取ろうとしているのがわかった。

 

どくんどくんっ!どぴゅーっ!

 

頭の中を白く快楽が染めて行き、心の中までも真っ白になる。

もう今この瞬間はこの女の中で射精しまくることしか考えられなくなる。

 

どくどくどくっ!

 

――そうして、一分近く、希美の中で出し切った後、

――俺はやっと現実に戻ってきた。

 

身体中の鼓動をよく感じる。

今までにないぐらいの絶頂だった。

 

「はぁ……はぁ……」

と息を整える。

 

見ると希美は絶頂のあまり、まだ意識が帰ってきていないようだ。

 

俺はペニスを引き抜くと、

 

「んひぃんっ!」

 

と希美から聞こえたが、彼女は未だ夢の最中にいるらしい。

反射的に出した声のようだ。

 

俺は次に相手をするみぞれのことを見やると、みぞれは肘を手についてこっちを向いてうつむせで寝転んでいたようだ。

その顔は、喜怒哀楽の表情が薄いみぞれにおいて、いつになく嬉しそうだった。

 

「……どうしてそんなに嬉しそうなんだ?」

と聞いてみると、

 

「ご主人様の喜びが、伝わってきました。あと、ご主人様の魅力を理解する人間が増えて嬉しいです」

と、健気なことを言ってくれる。

 

俺は希美から意識をみぞれに移し、トロトロとなって再度主人のペニスを待ち受けているマンコに挿入した。

 

「んんっ!んん〜〜〜〜っ!」

 

みぞれは気持ちよさそうに俺のことを受け入れてくれる。

希美のふわふわした柔らかいマンコとは違って、みぞれはスレンダーな分、感触がキツイ。

ザラザラとした感触のキツイマンコが俺のペニスを締め上げる。

 

普段はみぞれを何回かイカせた後に射精するのだが、希美で射精してイった直後ともあって、俺の方が先にイキそうだった。

 

「……ご主人様のイキそうなのを我慢している顔、可愛いです」

 

と、珍しいことをみぞれが言う。

確かに、俺はみぞれのイキ顔ばっかり見ている分、その逆なのはみぞれにとって新鮮なのだろう。

覆いかぶさっている俺をみぞれはその女性らしい腕の強さで抱き寄せ、キスをねだる。

 

「んふぅっ!んちゅ、ちゅっちゅうっ!んっちゅ、んちゅぅ!」

 

みぞれの上に完全に体重を預け、覆いかぶさる。

俺たちの汗が互いの肌に張り付く。

密着してる分、女性らしい温かい体温が、俺の快感を加速させる。

今、俺は確かに女を抱いているのだと、謎の実感が脳裏を巡った。

 

キスの感触が、ペニスから送られてくる性感とは違う心地よさをもたらす。

それは幸せで、多幸感に溢れ、愛し、愛されている、と言う確かな実感だった。

 

何より挿入しながら抱きしめられ、互いに汗を書いた肌を張り付かせているのが嬉しい。

人肌には魔力がある、と前々から思っていたが、これはやっぱり癖になる。

 

そして何より、俺が性奴隷として、愛して仕込んだ女から、『愛されている』と言う実感が何よりも俺を充実させる。

その充実感が俺の男としての魅力を高め、さらに女を巻き込むループとしてなるのだからありがたい。

 

俺の自信が伝わったのか、ペニスがさらに大きくなり、よりこの性奴隷であるみぞれのマンコを味わい深く楽しめるようになった。

 

「……また、おっきくなって、嬉しいです……!」

みぞれはそう言って俺にほほえむ。

 

「嬉しいのは俺のほうだよ、みぞれ……」

 

そう言うと、みぞれは感極まったかのように俺をさらに強く抱き寄せ、キスをしてきた。

 

「んっ、ちゅ……、ちゅう……、ちゅ……!」

小鳥が親鳥にねだるような優しいキス。

 

俺が仕込んだディープキスのようなキスではないが、愛を感じる優しいキス。

表面だけの口づけだが、その実、奥底で心でつながっている愛のある優しいキス。

 

そうして数分繋がったまま、二人でキスを楽しんでいると、だんだんとみぞれが積極的になってきた。

俺が仕込んだキスを主人である俺に披露するみぞれ。

 

俺の口内に侵入し、縦横無尽に舐めて回るみぞれの舌。

歯、歯茎から、舌までも舐め回し、顔の位置をずらして舌をさらに伸ばして喉ちんこまで舐めてこようとする。

 

思わず、

「ひぁっ!」

と口にしてしまい、キスを辞めてしまった時はみぞれはちょっとした悪戯が成功したような、嬉しそうな顔をしていた。

 

その顔に、俺は性奴隷を調教し直さねばならぬ、と決意して、足を持ち上げ、マングリ返しの体勢に移行する。

 

マングリ返しなら異性にマンコを向け、服従の姿勢を取らせることができるし、何より奥底の性感帯である子宮口やボルチオを勢いよく突き込んで責めることができる。

 

俺は先ほどからアツアツに蕩けたマンコを盛大に責めた。

 

んじゅっ、んじゅっ、と盛大にペニスとマンコが交わる音が聞こえる。

 

「んぁっ!ふかいっ!ふかいれしゅっ、ごしゅじんさまぁっ……!き、きもちよすぎましゅ……!やめっ、やめぇ……!」

 

みぞれは嘆願のようにやめてくれと言うが、それを跳ね除けるのも主人の特権。

構わずみぞれのマンコの奥底のボルチオをグリグリと責める。

 

「んひぃっ……!イグっ……、イキますぅ! イっちゃいますぅううう!!」

 

盛大に喘ぎ声を上げて、ビクンビクンと痙攣しながら絶頂に震えるみぞれ。

マンコのつぶつぶが立ち上がり、精を求めてくるのがよくわかった。

ドバドバと愛液がみぞれの子宮から排出される。

 

快感という快感が身体中を駆け巡り、思わず出してしまいたくなるが、

――ここは敢えて我慢。

 

これからさらに主人がどちらか、この性奴隷に教え込むのだ。

 

ビクンビクン、と絶頂に達したみぞれに構わず、俺は子宮口を責めまくった。

 

「ぁああっ!だめぇ!ダメでひゅっ!い、いまぁ……!イッてるからぁ……、だめっ!だめぇえええっ!」

 

みぞれのマンコが再び盛大に震える。

痙攣し、俺の精を飲み込もうと、その牝穴で射精を誘うが、俺は再び我慢した。

盛大な射精欲求のようなものが身体中を駆け巡る。

 

「んひぃっ! イク、イクイクイクぅ〜っ!! イグぅっ!イ゛っぢゃってるがらぁ〜!だ、らめぇ、もう、むりぃっ〜!んひぃいいいいっ!」

 

みぞれの言葉がもう本当に限界だとわかり、俺も満足したので、みぞれのマンコの絶頂痙攣に合わせて俺も奥底で盛大に射精した。

身体中で我慢していた快感が射精により荒れ狂う。

 

どぴゅーっ!どぴゅぴゅぴゅぴゅーっ!どくどくどくっ!どくんどくんっ!どぴゅぴゅぴゅぴゅーっ!

 

頭と体が真っ白になっていくような膨大な快感が訪れる。

この女を孕ませたい、この女に俺の遺伝子を紡いでもらいたい、この女に俺を継いでほしい。

――本能が俺をさらに奥底で射精させた。

 

どびゅーっ!どびゅびゅびゅっ!

「あ゛っ!あぁあああああ〜っ!イグイグイグ!イギますぅうううううっ!」

 

みぞれは獣のような声を上げて絶頂している。

体が痙攣し、快楽に打ち震えているのがわかる。

 

マンコがきゅうきゅうと俺のペニスを締め上げ、子宮口から精子を飲み干していくのがわかった。

ペニスの先に吸い付き、ちゅっちゅっ、とさらに精を欲している。

 

みぞれの顔は今まで見たことのないような喜びに打ち震えているのがわかる。

メスの喜び。

性奴隷としての喜びだ。

 

俺はみぞれの中で一分近く射精した後、俺は周りを見やった。

 

俺に覆いかぶさられ、いまだ絶頂の余韻に浸っているみぞれ。

その顔は幸福感に溢れていて、目はとろんとしているものの、こちらを愛情を持って見つめていた。

 

俺は掴んでいた脚をゆっくり離すと、そのままベッドにストンと脚が落ちる。

 

隣を見ると、希美はみぞれの方を幸せそうに見やっていた。

みぞれの手をいつしか掴んでいたようだ。

 

「……こんなにイイこと、私も誘ってくれればよかったのに」

と希美が言うと、

 

「うん、……これからは一緒だよ」

とみぞれは返した。

 

「……これで私も希美も、セフレだね」

 

と嬉しそうだった。

 

俺は言葉の意味の違いを説明するか迷ったが、みぞれが嬉しそうだったから訂正するのを辞めた。

 

でも、その言葉に憂いはなくて、同じベッドを共にしたと言う意味で、みぞれと希美はもう仲直りしたのだろう。

わだかまりは解消されたようだった。

 

現に、二人して、ことが終わった今も手を繋いでいる。

それも指を絡め合う恋人つなぎだ。

 

俺は二人の美少女が裸で指を絡めあっていることに達成感を覚え眼福覚えるとともに、新たに一人の美少女が本当の意味で俺の女の一員となってくれたことに嬉しさを覚えた。

 

――――――

 

後日。

希美の部活加入をあすか先輩に上申すると、

 

「え!? みぞれちゃんとの問題解決できたの? よかったぁ〜……!」

と、希美の部活加入をあっさり認めてくれた。

 

――――――

後日、希美先輩が部活にやってきた。

 

「傘木希美です! 今日からよろしくお願いします!」

 

と、3年生からは温かい目で見られながら、一年生からは好奇心の目で見られて。

先輩は後でこっそり駆け寄ってきて。

 

「……キミのおかげだよ!ありがとね!」

と、俺の頬にキスをしてきた。

 

俺がそのことに驚いていると、なんと追加でウィンクをしてきた。

明るくて、女性らしい体つきで、セックス に積極的な彼女の魅力にクラクラしていた。

 

俺はそんな彼女の魅力に酔いしれていると、

 

「これからもよろしくね!」

 

と、にかっと笑ってくれる。

その笑顔が気持ち良くて、

 

――俺はこの美少女を

――仲間に加えて良かったと心底思った。

 

そんな彼女は部活での積極的な働きもあり、部活の面々に快く受け入れられ、この問題は丸く収まったのだった。

 

 

 




いつもありがとうございます。
『評価』お待ちしてます!
(あと10人で☆9評価が折り返すので何卒……!)

次回作について活動報告でアンケートをとっているので、よろしければお願いします。
https://syosetu.org/?mode=kappo_view&kid=251345&uid=280820


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第25話 第2学年春、入学式初日で1年生を美味しくいただく編

誤字指摘くださった方、ありがとうございます!


ここは低音の練習しているいつもの教室。

春。

桜が舞う入学式の日、俺の目の前で、強引に壁ドンしてくる女の子がいた。

 

俺は先ほど、鈴木さつきの前で、彼女の性欲を誘う様なことを『あえて』していた。

彼女はそれに当てられたのだろう。

この世界では女性は基本、風船のように膨らんだ性欲を持て余している。

自分で言うのもアレだが、俺のような美少年で針を突いてやれば、あっけなく破裂してしまうのだ。

 

「……せっ!先輩が悪いんですからね!」

 

そう言って、慣れない様子で俺にキスしてくる。

「んっ、ちゅっ!んっ、んんぅ〜っ!」

 

浅いキスしか知らなそうなキス。

表面だけをなぞるようなキス。

 

おそらく触ったこともないであろう、俺のペニスを握ってくる。

雑であり、丁寧さのかけらもない愛撫。

 

動揺しているのだろう。

その様子や仕草からほぼセックスが初めてなのがよくわかる。

 

俺の腰を女性特有の強い力で手を回してきて、さらに精子をねだるように腰を押し付けてくる。

 

「はぁ……、はぁ……!」

 

初めての男、初めてのセックス、前世からしたら脱童貞である『処女卒業』に興奮しているのがよくわかった。

 

「んっ!じゅうっ!んじゅっ!んぐっ!」

 

キスも含めてすごいがっつき様である。

受精したがるかの様に、性の喜びに目覚めたかの様に。

俺の高い身長に合わせる様に、身長の低い彼女は背伸びをするように俺の唇を強引についばむ。

 

「はぁ……!はぁ……! こんな男の子を好きにできるなんて……、最高です……!」

 

慣れない手つきで音を立てながら、彼女はガサガサと俺の学ランのボタンを外していく。

 

俺もさつきのリボンを外し、ワイシャツを脱がす。

ピンクのブラジャーが顕になった。

その体型は『女性らしく成長が遅い』のか、中学を卒業し、高校に入学したばっかりの華奢な体をしている。

 

肋骨が見えるほど脂肪が薄いが、慎ましくて可愛らしい胸が俺の男としての本能を誘う。

――このメスに中出ししたい。

――このメスを孕ませたい。

――このメスに子供を産んでもらいたい。

 

そう考えているうちにむくむくとズボンの中で大きくなり、テントの様なふくらみを押し付けると。

 

「……先輩、私でおっきくしてくれてるんですね、嬉しい……!」

 

全身で喜びを跳ねる様にして表すさつき。

ツインテールを揺らしているが、俺の妻たちにはいない小動物のようなタイプなので、なんだかそれが新鮮だった。

 

俺を見つめるその顔は、頬を赤く染めて発情している。

俺の目の前で、俺に女が発情している。

 

俺はそれが素直に嬉しかった。

 

二人して、誰もいなくなった空き教室で服を脱いだ。

 

黄金に輝く夕日が、さつきの栗色の髪の毛をさらに美しく染める。

強い夕日が、可愛らしい胸の陰影を深くする。

しかし、それがダイナミックに見えて、俺の性感をそそる。

 

俺はワイシャツに下着、彼女はブラジャーにスカートというちぐはぐな格好だったが、それがなんだか面白い。

 

俺は彼女の腰を掴む。

 

「あん……!」

 

さつきはそれだけで嬉しいのか、喘ぎ声をあげる。

隣の部室にまだ誰かいるかもしれない、というのが俺をドキドキさせる。

 

「……先輩、恥ずかしいんですか? 楽にしててくださいね……!」

――私が気持ちよくしてあげますから!

 

そうドヤ顔でいうさつきは自信満々で、愛嬌があって、小動物っぽくて、

 

――嫁にしたい。

 

と、思わせる魅力、人間味があった。

 

俺を押し倒したさつきは、自信満々に俺の下着を脱がし、ペニスを顔の前に近づけた。

 

「……これが、男の子の……」

ゴクリ、と興奮と緊張で生唾を飲むのがよく見えた。

 

「さつき、行きます……!」

面白い宣言をしてから俺のペニスをしゃぶるさつき。

慣れない様子でチロチロと舐める。

おっかなびっくりな舌先で触れられると、逆にそれがこそばゆくて、きもちよかった。

初心な様子が、俺がこの女を征服しているのだ、という満足感にひたらせてくれる。

 

そうしてだんだん慣れてきたのか、顔が上下に動くたびに、そのツインテールが揺れていて面白い。

だが俺はどうにもいつものダイナミックな高坂のバキュームのようなフェラや、みぞれの喉ちんこを通り過ぎる様なディープフェラに慣れきっているせいで、どうにも物足りない。

 

だが、ここにちょうど良い『取っ手』があったことに気づいた。

 

「んぐっ!んっ、んぐじゅうぅうううっ!」

 

俺はさつきの『ツインテール』が良い取手になることに気づいた。

――気付いてしまったのだ。

 

他の女にしてもらう様に、俺は『取っ手』を使ってさつきの顔を上下させ、さつきの口内をペニスで味わう。

「ううぅっ!んぐっ!んちゅっ!んっじゅうううっ!」

さつきは最初は戸惑ったものの、頑張って俺に合わせてくれている。

 

初めてのセックスで、なんとかついていこうとしているのかは分からないが、俺には小動物が一生懸命俺についてきている様でなんだか気持ちよかった。

 

「ぬじゅっ!んぐっ!んぶっ、ぶちゅっ!」

 

美少女が出してはいけない音を口から出している様子が、さらに俺を征服感と興奮を加速させる。

こんなに可愛い後輩が俺のペニスを受け入れてくれていること、それが心底嬉しいのもあり、背中に快感がゾクゾクと急激に溜まっていくのを感じる。

 

フェラチオ自体はまだ下手だが、これから仕込んでいけば良いことと考えることにした。

そうすると、初めての女の中に俺の精液を出すことに、初雪を踏み締める様な嬉しさを感じる。

 

「んぐっ!じゅぅうっ!んんんっ!」

彼女は初めてのフェラチオで嬉しそうにしているが、同時にくるしそうでもあった。

俺は射精欲の昂まりとともに、背中に電流が走るのを感じる。

そうして、ゾワゾワとした欲求と共に、

俺は入学したての1年生、鈴木さつきの口内に射精した。

 

びゅるるるーっ!どぴゅっ!どぐどぐっ!どぷっ!どくどくどくっ!

 

「ん゛っ!? ん゛ん〜〜〜っ!」

 

初めての口内射精に困惑する、鈴木さつき。

俺と彼女は初対面であり、今日の校門前で行った新入生歓迎演奏で知り合ったばっかりだ。

そんな女が俺の精子を飲んでくれているという事実に興奮し、盛大に俺の射性感が解放される。

 

脳内にアドレナリンが出るのを感じ、射精による高揚感と開放感が俺に打ち寄せる。

絶頂する。

 

ひたすらに絶頂する。

 

頭が真っ白になり、ただ気持ちよさだけに満たされていく。

 

そうして、目の前の女の口内を腰で感じると共に、ぬぷり、とさつきの口からペニスが離れる。

 

「けほっ……、けほっ……」

 

初めての精液にどうやらむせている様だ。

俺の周囲にいるのは、久美子や麗奈、みぞれや優子といったセックス慣れしている連中が多いからか、この反応は新鮮だ。

 

「……これが男の人の……、しかもこんな美少年の先輩のなんて……夢みたい……!」

 

初めて飲む精子に感動している様だ。

よっぽどペニスへの憧れのようなものがあったのだろう。

前世でいう生マンコへの憧れのようなものか。

 

その様子が初々しくてこちらも戸惑ってしまう。

 

だが、俺は逆にさつきを押し倒すことにする。

 

「きゃっ!」

 

可愛い声を上げながら、俺に押し倒されるさつき。

 

俺は慣れた手つきで、えんじ色の北宇治高校のスカートのホックを外していく。

さつきはおどおどして固まっている。

 

動揺してはいるがスカートを脱がすと、足を上げてくれるぐらいには協力的だった。

そうして、あっという間にさつきは放課後の教室で下着姿になった。

 

そのピンク色のショーツからは、愛液が滲み出しており、これから始まる初めてのセックスに期待しているのは明らかだ。

マンコの筋、割れ目に剃って綺麗に染み出している。

 

俺は顔をパンツに近づけ、あえて音を立ててフゴフゴと嗅ぐ。

 

「な、先輩……!やめてぇ……、ください……!音を出されると恥ずかしいです……!」

 

桃の香りの様な、蕩ける様な匂いがする。

メスがオスを求めている匂いだ。

女が受精したがっている香りだ。

 

俺はこの女をもっと発情させるべく、挿入したいのを抑えて、敢えてさつきのマンコを堪能する。

 

そうして、香りをまじまじと嗅いでいると、羞恥と興奮からか、マンコから染み出してくる愛液が増えてきた。

 

さつきの白い肌が発情し、紅潮して、赤くなっている。

俺はそれを確認すると、パンツを脱がせると、無毛のツルツルのマンコが露わになった。

それはオスを入れたことのない、色素沈着とは無縁のマンコで、綺麗な肌色をしている。

愛液を出していて、俺というオスを誘っているのがあきらかな、淫らなマンコだった。

俺はそんなトロトロになったマンコにむしゃぶりついた。

 

「んんっ!や、やぁっ!あ、汗ぇ、かいてますからぁ……!や、やめ……!」

 

さつきはそういうが、汗臭いということは全くなかった。

むしろ、桃の様に甘いかおりがする愛液の匂いが強くて、どんどんマンコにむしゃぶりついてしまう。

 

「んっ!あぁっ!き、きもちいぃ……!」

 

マンコを舐めるのをやめない俺に、さつきはついに喘ぎ始める。

 

『きもちいい』と声に出して認めたせいで自分で昂ったのか、さらに愛液がマンコの奥から洪水の様に溢れてきた。

 

「んっ、あぁんっ!いい、いいよぉっ!」

 

無毛のツルツルのマンコが俺を誘ってやまない。

どんどん喘ぎ、セックスに対して貪欲になっていくさつき。

俺はなんだか嬉しくなった。

 

ちゅっ、と勃起したサーモンピンクの色したクリトリスに吸い付く。

すると、

 

「あひぃんっ!」

 

と面白いように喘ぐさつき。

 

鳥肌を立たせ、ブルブルと震えるのが見えた。

さつきは俺の手で、イッた様だ。

 

目はトロン、と蕩け、

「はぁっ……、はぁっ……!」

と絶頂にやられている。

 

俺はその様子を確認した後、さらに猛烈にちゅっちゅと吸い付いていく。

 

「あひぃんっ!やっ、せんぱいっ!あっ、あぁんっ!やめぇっ! い、いまぁイッてますぅ!」

 

そうして、再びブルブルと震え、ぴゅっぴゅぴゅーっ、と潮を盛大に吹くさつき。

俺の顔に愛液がつくが、全然気にならない。

むしろ潮を吹かせるぐらいイッてもらえて俺は嬉しかった。

 

俺はそれに満足感を覚えると、マンコを吸い付くのをやめてさつきを見下ろしてみる。

 

――そこには絶頂に負けた一人の人間がいた。

 

脚を前世の価値観では考えられないぐらいおっぴろげ、股間からは愛液、マン汁をとめどなく吐き出している。

たまにビクンビクン、と震え盛大な絶頂を迎えている。

 

俺はマンコに手を伸ばし、ヒダヒダを広げる。

くぱぁ、と効果音が出そうなくらい、綺麗にマンコのよだれともいうべき愛液が落ちていった。

 

中を覗き込むと、綺麗な色をしたサーモンピンクのヒダヒダがぷつぷつと浮き上がり、さつきの体がペニスを欲しているのが良くわかる。

 

俺はその様子が非常に嬉しかった。

俺が女とセックスをするだけで、幸せになる女が増えるのだ。

嬉しくなってしまう女が増えるのだ。

 

こんなに楽しいことがあるだろうか。

 

俺はそうして、目にハートマークが浮き上がってそうなぐらい興奮している鈴木さつきに、巨大なペニスを突っ込んだ。

 

「んん゛っ!あっ、ん゛ん゛ん゛〜!」

 

ぷつっと、処女膜が切れる感触がした。

股間を見ると、血がつーっと流れていくのが見えた。

さつきが痛みに耐えようとして、だいしゅきホールドの様な形で俺を抱きしめる。

 

と同時に、俺はマンコのゾワゾワとヒダが立った感触に俺はきもちよくなってしまい、さらにペニスを大きくする。

すると、痛みに震える彼女は、その綺麗な顔をさらに痛みに歪めてしまった。

 

なんだか彼女のその小動物然とした様子に、嗜虐心が湧き上がりそうになるが、それを抑える。

実際、体格に見合った小さいマンコに俺の大きいペニスを挿入したからか、もう挿れただけでゾワゾワと快感が巡り巡ってやまない。

 

既に視覚が明滅して、体が強制的に絶頂しそうになっている。

無限の射精欲がこの女に対して湧いてくる。

そんな感じまくった様子が出てしまったのか、俺の下にいるさつきは、気を遣って優しい調子で語りかけてくる。

 

「……せんぱい、私に気にせずに動いてくださいね」

 

その慈悲深い優しさの篭った声音は、俺に本能で突き動かさせるには十分だった。

何より、耳に近い状態で囁く様に丁寧に言われたのが大きい。

もうこの状態だけですでに性感とは別の気持ちよさがあった。

 

「……感じているせんぱい、すっごく綺麗です」

 

その言葉にドキッとしてしまう。

この世で少ない男であるし、美少年の自覚はあったが、今日出会った女の子に言われると嬉しくなる。

 

彼女を堪能すべく、腰を動かす。

ぐっちゅ、ぐっちゅ、と性交の音が放課後の空き教室に響き渡る。

 

「……んっ、んんぅっ! お、おっきぃ……!私で感じてくれてるんですね、嬉しいです……!」

痛みに涙しながらも、こちらを受け入れてにこやかに微笑んでくれている健気な後輩。

 

俺はそんな彼女に胸の高まりを感じる。

あくまで俺が誘ったセックスであったが、なんだか俺が彼女に恋をしたみたいだ。

 

こんなにドキドキするのは妻と決めた女を抱いている時みたいで驚いた。

 

煌めく夕日がさつきをより輝かしく染めている。

破瓜の痛みに耐えるその涙に特別な意味を見出してしまう。

そんなさつきと交われているのがうれしい。

この少女を好きにしたい、この少女に俺の子供を孕んでほしい。

その気持ちが強くなり、よりグラインドを加速させる。

 

ずっちゅ、ずっちゅ、と放課後の教室にセックスの音が響き渡る。

 

夕日が幻想的なこともあり、俺の下にいる彼女が美しかったのもあり、かなり気持ちがいい。

我慢していた性感が、龍が首をもたげる様に、ゾワゾワと射精に向かってあっという間に加速してしまった。

 

――腰があまりのきもちよさに止まらない。

 

荒れ狂う快感が背筋を責めあげていく。

段々と頭が朦朧としていき、俺はもうこの女に射精することしか考えられなくなる。

 

そうして、俺が絶頂の予感を感じていると、耳に近づいてきてさつきがささやいた。

 

「好きなときに、だしてください……!わたし、いつでも受け止める準備はできてます、から……!」

 

初めてのセックス、処女消失で痛いだろうに、優しい天使の様な笑顔でこちらを気を使ってくれるのが、たまらなく可愛くて、

頭が真っ白になり、背筋に電流が走り、

 

――――俺は気づいたら絶頂にいた。

 

どぴゅーっ!どぴゅどぴゅーっ!どぴゅぴゅぴゅぴゅぴゅーっ!どくんどくんっ!

 

「んぁっ!わ、わたしも、イくぅ……! あぁああああああっ!」

 

俺の射精の勢いにあてられたのか、目の前でさつきもイッた。

彼女がイッたせいで、さらにマンコが収縮し、ヒダヒダが一つ一つ立ち上がるのがわかってしまった。

 

そのせいで、

――俺も射精しながら更なる絶頂に駆け上げる。

 

目の前が真っ白になる。

頭がもう、何も考えられない。

ただ、射精の高揚感と、絶頂にある快感と、奥の子宮に向けてペニスを突き込んでより奥で射精する、という本能がごちゃ混ぜになり……、

さらに奥底で精子を吐き出す。

 

どぴゅーっ!どくどくどくんっ!

 

「あぁんっ!んっ、あぁあああああっ!」

 

目の前でさつきが絶頂しているのが見えた。

その顔が愛らしくて、俺も彼女も抱きつきを強め、より深い場所で射精していく。

それが彼女と俺の性感を高め、マンコがきつくなり、ペニスが大きくなり、

さらに気持ち良くなって……。

 

というループを繰り返して、さらに絶頂する。

そうして、

 

――気づいたら、

――二人して放課後の教室で寝そべっていた。

 

「はぁ……はぁ……」

 

俺の横で、痛いであろう初めてのセックスで絶頂に達したさつきは、まだ先ほどの興奮を抑えられないのか、息を荒げていた。

俺も射精後の独特の高揚感と共に、息を整える。

 

隣を見ると、セックスをした後、ということもあるのか、さつきがより可愛く見えた。

その小動物の様な、感情豊かな顔が愛おしく思える。

ましてや、女は最初のセックスは痛いはずなのに、セックス中に相手を気遣えるその包容力。

彼女を見ていると自然と嬉しさ、喜びがこみ上げてくる。

 

――俺はこの女と共に生きていこうと決めた。

 

もちろん、久美子たち、麗奈たちとの関係はそのままだ。

 

――俺の嫁に新しく加わってもらうのだ。

 

俺は久美子や麗奈を彼女や嫁にした時ぶりぐらいに緊張を取り戻してしまっていた。

女を口説いたり、口説かれたりするのは慣れているはずなのだが、いつにもまして緊張してしている。

声も固まってしまうが、勇気を出して、声をかける。

 

「……俺の嫁になってくれ」

俺の突然の告白にびっくりした様で、彼女は固まってしまっている。

数秒、十数秒、長い間、彼女は固まってしまい、俺の中で拒否されるかもしれない、と言う気持ちが大きくなっていく。

 

俺の葛藤をよそに、ああでもない、こうでもない、と、独り言を繰り返し、てんやわんやして、あたふたと彼女は先ほど以上に顔を真っ赤に赤らめた。

その様子がなんだか微笑ましくて、俺は緊張が溶けて微笑んでしまったが、我を取り戻したのかにっこりと笑って、

 

「……わかりました、よろしくお願いします!せんぱい!」

 

と、こちらに返事をしてくれたのを見て、俺は幸せで胸がいっぱいになった。

セックスからの恋と順序が逆になってしまったが、こういう恋愛も、俺だけに許された特権なのだろうが、この世界ではありなのだと確信した。

 

 




評価ありがとうございます!
おかげで日刊と週刊ランキングに乗ることができました、嬉しいです!

まだまだコメントと『『評価』』お待ちしております!

次回作について相談したく、活動報告にてアンケートを行ってますので、コメントもらえないでしょうか!
よろしくお願いします!
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第26話 鈴木美玲ラブホで処女喪失編

GW入る直前、新一年生が部活に加わってから一ヶ月が経とうか経たないかしている頃、いまだに低音パートになじめていない一年生がいた。

 

チューバ担当の鈴木美玲である。

彼女は170cmを超えるスタイルの良さで、彼女が抱えるとチューバは若干ではあるが、他の人よりも小さく見える。

 

「お疲れ様でした」

 

そう言って、しっかりきっちり練習した後、クールに部活を去っていく美玲に、俺も合わせる。

「お疲れ様でした〜!」

 

皆から手を振られ、挨拶を交し俺も部活を終える。

遅れて、美玲に並ぶ。

 

「……先輩、お疲れ様です。何か、あったんですか……?」

 

そう美玲は俺に首を傾げてくるが、なんてことはない。

単に俺は、この女をモノにしたかっただけなのだ。

 

「今度、ラブホに行かないか?」

 

「……い!いい、ですけど……、来週にお願いします!」

 

美玲は照れて、顔を真っ赤にした後、器用に一礼してから猛烈なダッシュで廊下を駆けて行った。

途中で先生に注意されるも、全く気づかないようだ。

 

どうやら美玲は、カラオケ屋に行く感覚でラブホに行くこの世界で、異性との体験がないらしい。

 

俺はなんだか楽しみになってきた。

あんなうぶな女を俺のものにできるなんて。

 

――――――

次の週末の土曜日、部活が終わったあと、俺と美玲は着替えて宇治の繁華街に出てきてた。

 

「お待たせ、待った?」

「……い、いえ。待って、ません……」

 

そう言って、すでに顔をあからめて真っ赤な美玲。

まさにゆでだこのようであったが、家に帰った後、化粧をしたのか、うっすらとチークと口紅が塗ってある。

 

どうやら、男性と二人っきりでラブホに行くということで、気合を入れてくれているようだ。

俺はそれが嬉しかった。

 

二人して、デートもせずに向かう。

ラブホテルに。

今日は二人とも部活を早く切り上げたとはいえ、いったん家に帰って着替えてからきたので、もうすでに遅い時間だ。

俺はさりげなく手を繋ぐ。

 

「……あっ」

 

美玲は照れている。

すっごく照れている。

 

それが手汗に伝わってきてわかった。

 

やっぱり初物の女は良い。

このウブな様子が最高にたまらん。

 

もちろん、久美子や麗奈と言った、妻となった女たちとの円熟で円満な関係もたまらんのだが。

俺は調子に乗って、腕を組んでみることにした。

 

「…………」

 

かああ、と赤くそまっていく美玲の頬。

その顔はこちらとは反対側の下をむき、照れてこちらにその顔を見せたくないようだ

 

『女の尊厳』があるのだろう。

女はなべて力強くあるべし、堂々としているべし、と言った前世の男のような格言だ。

 

京都らしい古い古風な価値観に育った美玲は、男に恥ずかしがっている顔を見られるのに抵抗があるようだ。

 

俺はそんな堅物な女をどうやって喘がせてやろうかと思って、ワクワクしながらラブホテルに入った。

 

――――――

京都の繁華街にあるラブホテル。

けばけばしいネオンがここは古都京都なのではない、と錯覚させるレベルの明るさ、眩さ、煌めきを放っていた。

 

まさに夜の城。

現代の閨。

 

ピンコーン、と気の抜けた音を立てて中に入る。

中は無人で、自販機が置いてあり、自販機で鍵を借りて、部屋を出るときに返す仕組みだ。

 

隣で、美玲がゴクリ、と唾を飲み込むのが見えた。

 

「……こういうところに来るのは初めて?」

 

俺は彼女の緊張をほぐしてやろうと、声をかける。

 

「……は、はい」

 

彼女はその緊張を隠せないようだ。

むしろホテルに到着してから、さらに固まり始めた。

俺はそんなギクシャクとした彼女を連れて、ラブホテルの部屋を借りた。

 

オーソドックスなベッドとテレビが置いてある部屋だ。

白のシーツ、白の壁紙、白が基調のシャンデリア、それらでまとめられており、ぱっと見のラグジュアリーさを意識した作りになっている。

 

普通のラブホテルだ。

照明はオレンジ味を帯びており、すでに雰囲気をそれっぽくであるが醸し出している。

 

「……これが、ホテル……」

 

ただのホテルであるが、異性とここにこれて美玲は嬉しいようだ。

経験値の差からか、俺はなんとも思っていないが、美玲は少し感動しているようだ。

 

「シャ、シャワー浴びてきます」

 

緊張と興奮と嬉しさによって、いっぱいいっぱいになってしまった美玲は、逃げるようにして部屋を後にした。

 

隣の浴室から布がふぁさ、と落ちる音がすると、シャワーの水滴が床に落ちる音が聞こえてくる。

 

「…………」

 

俺はラブホのベッドに腰掛け、一人美玲がくるのを待っている。

……なんだか、この待機の時間が非常にもったいなく思えてきたので、素っ裸になり俺の方から美玲に抱きにいくことにした。

 

――――――

コンコン、とノックをする。

 

「美玲、俺も入っていいか?」

 

「せ、先輩……!?へ、部屋で待ってたんじゃ……!?」

 

「どうにも美玲が好きすぎて待ちきれなくて……」

 

そう言って、許可を取らないまま、美玲がいる浴室に俺も入る。

美玲は薄っぺらいタオルで、胸と股間を隠し、動揺している。

価値観が逆転した世界でも、流石に照れてしまうらしい。

 

俺は動揺する美玲の腰に手を回し、その唇を奪う。

 

「んっ!んんぅ……!んっ、ちゅっ……!」

 

美玲は初めてのキスだったのか、その様子はぎこちない。

俺は腰を美玲に当て、勃起したペニスを美玲の性欲を誘うように擦り付けていく。

 

美玲の女性らしい体温の高さに加え、シャワーを浴びたせいで温まっていたせいもあり、美玲の肌に擦り付けるだけで気持ちいい。

一才下である15の少女の柔肌をペニスで、堪能する。

 

「はぁ……はぁ……!」

 

美玲もこの世界の女らしく、スイッチが入ったようだ。

この世界の女は前世の男以上の性欲を持っている。

 

僅かな一刺しだけで、あっけなく破裂する。

 

美玲がその女性らしい力強い腕力でもって、俺のことを抱きしめてきた。

 

「……今から、先輩を乱暴します」

 

そう言って、美玲は俺のことを軽々と抱えて、浴室を出て、俺をベッドに転がす。

筋力が強いのはなんとなく分かっていたが、あっという間の出来事だった。

 

互いに濡れたままで、ベッドがビシャビシャになっているが、二人とも、そんなことを気にしていなかった。

 

俺は美玲にベッドに組み伏せられる。

 

「……先輩を初めて見た時、こうして見たいと思ってたんです。それはいけないことなんだ、って思っていながら、頭から離れなかった。でも、こうして先輩とエッチができる。夢見たいです」

 

そう言った後、俺の上に跨った美玲は愛撫もなく、いきなり俺のペニスの上に股間を下ろし、挿入した。

ブチブチ、と美玲の処女膜が破れる音がするとともに、ずずず、とペニスから快感が湧き上がってきた。

 

「うぅ……!い、痛いけど……、気持ちいい……!こ、これが男の子の味……!」

 

その股間は濡れていた。

シャワーとは違う、『あきらかな愛液』。

ぬるぬると、粘度を持ち、お湯とは違う体温のような温かい液体。

おそらく緊張と期待からか、高まっていた結果出てきたのだろう。

もしくはシャワーから出ようと思っても裸で俺の前に出る勇気が出ず、股間を一人で弄ってしまっていたのか。

 

とにかく愛液が美玲の股間を這っていた。

 

「……こ、これが先輩のおちんちん……!……やった!私は処女を卒業できた……!」

 

俺の上で喜びのあまり半狂乱になりながらも、強引にペニスを味わうように、俺のペニスの上に座るように、腰を打ち付けていく美玲。

 

ギシン、ギシンと、ベッドが揺れる音が鳴り響く。

 

「あぁっ!これがっ!これが、セックス……!あっ……、あん……っ!痛いけど……、きもちぃい……!」

 

そう言って、俺の上で勝手に腰振りする美玲。

普段の強気だが、どこか大人しめな性格はこの性欲を隠すためのカモフラージュで、どこか持て余していたのかもしれない。

美玲が腰を動かせば動かすほど、そのマンコから愛液が分泌されていく。

 

ばちゅん、ばちゅん、ぐちゅっ、じゅぐっ。

 

ギシギシとベッドが軋む音と愛液の音も加わり、部屋にセックスの音が鳴り響く。

俺の上で一心不乱に腰を振る美玲。

ディルドーにまたがるがごとく独りよがりなセックスで俺のペニスを味わい尽くす美玲。

 

その大きくはないが、小さくもない、程よいサイズのおっぱいを手に取る。

美玲は敏感になっていた乳首を触られ、

 

「ひぁんっ!」

 

盛大に喘ぐ。

 

それが呼び水となってしまったようで、

 

「イ……、イキそう……! イクイクイク……!イクぅっ!」

 

俺の上でペニスにまたがり、勝手に盛大に絶頂する美玲。

体はブルブルと震え、快感を味わっている。

愛液が奥の子宮からぴゅぴゅぴゅー、っと盛大に溢れ出てくるのがペニスの感覚で分かった。

 

セックスではあったが、オナニーの相手にされた気分に、なんだか新しい新鮮味を得ていた。

股間からゾワゾワと初めて男を迎えたマンコ独特のキツさ、絶頂によって収縮されたマンコのキツさが俺に快感を送り込んでくる。

 

俺を下にして勝手に腰を振り、勝手に絶頂する女。

それが鈴木美玲。

 

なんだかそれが面白い生き物のように思えた。

 

俺の上で息を整えようとしている美玲。

すでに絶頂からは戻ってきているが、まだ余韻があるようだった。

 

――俺はそこをついた。

 

「あひぃんっ!」

 

俺は腰を浮き上がらせ、美玲の子宮口に打ち付けるようにコツン、コツン、と丁寧に突いていく。

「んぁっ! そ、そこぉ……!かんじすぎちゃう……!」

 

美玲はそういうが、俺も先ほどから裸の女に跨がられ、その女が勝手に絶頂した上に、グラインド運動で快感が溜まっていたのだ。

 

俺のほうにも動かさせろ。

 

俺はそう決意すると、美玲を転がして、俺が上に乗る。美玲の足を俺がもち、こちらにマンコを向けさせる体勢にさせる。

 

女を服従させるための体位、マングリ返しだ。

早速、より深く、子宮を目指してペニスを挿入していく。

女の奥底を征服するように。

 

「んぅ……っ! ふ、ふかぃいっ……!」

じゅぷじゅぷと愛液が面白いように出てくる。

 

俺はその愛液を潤滑剤にしながら、ボルチオ開発をさせ、子宮口の横にある性感を絶対に覚えさせようと決意する。

巨根を持つ俺じゃないとセックスで感じられないようにさせたい。

満足できないようにさせたい。

 

「あぐっ……!んっ……、んぁっ!ふかい……、ふかすぎるぅ……!んひぃっつ!」

 

さっきの独りよがりなセックスを忘れさせるように、セックスとは何か、その処女を卒業したばかりの身に教え込んでいく。

 

「あっ……!んんっ、あぁんっ!」

 

グリグリと、子宮口横のボルチオを、俺以外の誰にもセックスできないように、マーキングして教え込んでいく。

 

性感帯である子宮口もついでに責めるのを忘れない。

 

「んっ、あぁっ……!が、我慢できません……!イッ、イキますぅーっ!!」

 

再び、ビクンビクン、と体を震わせ絶頂俺のもとで絶頂する美玲。

それにあわせて、マンコが収縮し、俺の体に快感の電流が送り込まれてきた。

 

「んひっ……! あぁんっ、はぁっ……はぁっ……!」

 

美玲が絶頂する。

俺はそれに追い討ちをかけるように、さらに突き込んでセックスの本領を教え込んでいく。

 

「や、やめぇ……!い、いまぁっ!イッてるからぁ……!ま、また……、きちゃう……!」

 

美玲のマンコが絶頂によって収縮していく、さらにグラインドを続けることによって、セックスを教え込む。

しかし、俺も破瓜したてのキツイ美玲のマンコで、ゾワゾワとした電流のような快感にやられ始め、もう限界が近い。

 

美玲の方を見やると、目がトロンと蕩けた顔でこちらを見ており、すっかり俺に惚れ込んでいるのは明らかだった。

 

俺は美玲の子宮口にペニスで蓋をした後、ため込んだ快感を爆発させ、

――美玲の中に盛大に精液を注ぎ込んだ。

 

「あ゛っ! あづいのぎでるっ! くるくるきちゃうっ!イグっ!イグっ!イグウ〜〜っ!」

 

どぴゅーっ!どぴゅぴゅぴゅぴゅーっ!ぶびゅびゅーっ!

 

ゾワゾワとした快感に頭が塗りつぶされていく。

もっと、もっとこの奥で出したい。

 

本能からか、もっと奥に美玲のマンコに突き込む。

 

射精しながら、これ以上奥にはいけないとは理解しているものの、本能で突き込んでしまう。

 

「イッ、イッグぅうううう!」

 

美玲の子宮口が、精液を少しでも取りこぼさないように、ちゅうちゅうと吸い付いていくる。

その子宮口によるバキュームで、さらに快感が俺の中で増殖していく。

 

ブルブルと気持ち良さのあまりに背筋が震える。

目の前が真っ白になり、この女の絶頂している様子しか目に入らない。

 

そうして、一分近く射精した後、我に帰ってペニスを抜いてみれば、

――美玲はひどい状態になっていた。

 

顔は快感によって、酷くあられのない顔をしている。

当初の俺を乱暴しようとしていたその強気な顔は嘘のようだ。

 

マンコからは時折マン屁ともいうべき、ぶぴっ!と恥ずかしい音を立てながら、精液と愛液を吐き出している。

処女を卒業しただけあって、その色は血の色も混じったこともあり、ピンク色となっていた。

 

俺はもったいない、と思うと、再びマンコにペニスで栓をする。

 

「んっ!んんんんぅっ!」

 

再び挿入しただけで軽イキする美玲。

俺はその様子に嬉しくなり、再びグラインド運動を始める。

 

じゅっぷ、じゅっぷ、と再び水っぽい音が響き渡る。

 

愛液と、それに混じって俺の精液がカリ首から掻き出されていくが、再び中出ししてやればいいことだと、気持ちを変えて再度中出しすることにした。

 

「あぁっ!んんぅっ!いいっ! もっと、もっとくださいっ!せんぱいっ!」

 

美玲は脚でのホールドを強め、思わず美玲の上にそのままペニスごと乗ってしまう見たいな形になってしまった。

思いがけず、子宮に対して深くペニスを刺すことになってしまった。

 

「んっ!ん゛ん゛ん゛ん゛〜〜〜〜っ!」

 

ビクンビクンと、絶頂する美玲。

それに合わせて収縮したマンコが、ゾワゾワとした快楽を送り込み、俺に射精をねだる。

ペニスから湧き上がる再びの射精欲になんとか耐えていたが、もう限界を迎えそうだ。

美玲を見やるとその顔は、目を瞑って快感に耐えている顔だった。

顔は紅潮し、絶頂を味わっている顔。

先ほどの処女膜を破った痛みのせいか、その頬には涙の跡が一筋見える。

 

なんとも愛らしく、これからの更なる性行を待ちわびている顔が射精欲をそそる。

 

その表情が、だめだった。

もう我慢できない。

 

俺も美玲にさらに突き込んだ後、

――射精することにした。

 

どぴゅーっ!どくどくどくっ!どくどくっ!びゅびゅびゅびゅーっ!

 

「イっ、イキますぅううううううっ!」

 

射精の高揚感、快感が俺の中で爆発する。

もうこの女を孕ませることしか頭になくなる。

 

気持ちいい、快感の電流が俺の中で暴れ狂った。

 

美玲のマンコが痙攣する。

より俺の子種を欲している。

 

俺は本能でさらに深いところでペニスを突っ込ませる。

 

ちゅうちゅうと子宮口が俺のペニスに吸い付く。

 

その影響でさらに射精する。

 

どぴゅーっ!どくんどくんっ!

 

頭が真っ白になり、快感に身を任せて出しまくる。

奥底で。

すでに俺のものとなったこの女を、さらに俺のものにするために。

 

快感が俺と美玲の中で荒れ狂う。

マンコから伝わってくるゾワゾワとした感覚が、彼女も絶頂にあるのだと分かってしまう。

 

そうして、子種汁を彼女の中に吐き出しまくったところで、俺と彼女はベッドに横になった。

 

「はぁっ……、はぁっ……」

 

俺の横に並ぶ美玲は、初めてのセックスなのにも関わらず絶頂しまくっている、想像以上に淫乱な女だった。

 

しかも性格は少し強気なのに、マゾっ気がある分、こちらとしては仕込み甲斐がある。

 

俺もいつもよりも大量に射精した気がした。

彼女の初めてを奪ったのもあるが、気の強い女をセックスで屈服せしめた、という興奮もあるのだろう。

 

「おい」

 

俺は強気に、横に並んでいる彼女に話しかけた。

 

「……はい」

 

普段の少し強気な姿勢はなんのその、彼女は今では濡れたチワワのようにしおらしくしていた。

 

「俺のセフレになれよ」

 

「……わ、わかりました」

 

美玲は俺の言葉にびっくりしたものの、期待と興奮がごちゃ混ぜになった表情でこちらを見返してきた。

 

こうして、俺は彼女をセフレにすることに成功した。

淫乱で感じやすい、なのに強気という、仕込み甲斐のある女を手に入れたことで、これからのワクワクが止まらなかった。

 




評価、ブックマーク、本当に嬉しいです。
おかげで週刊ランキング、月間ランキングに乗ることができました。

ありがとうございます!

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第27話 久石奏、嫁入り 編

今年も一年、よろしくお願いします。


「……先輩、こーんなに女の子を増やして……、私のこと忘れちゃったんですか?」

 

ゴールデンウィーク後、それも美玲をセフレにしたのが早速発覚した。

人のことを観察するのがうまい奏は、俺がこの一年で吹奏楽部の結構な人員を嫁にしたりしたことに割とジェラシーを感じていたらしい。

なるべく独占したいタイプの女のようだ。

 

そうして俺はラブホテルに、女性特有の強引な力で連れ込まれ、壁ドンされていた。

 

安物の香水が香るピンク色のネオンが輝くラブホテル。

外からは見えないが、内側からはマジックミラーになっていて、俺たちがセックスしようとしているのに、周りの人々はスルーしているような光景になっている。

 

この世界ではセックスがオープンなため人気がないが、前世であれば背徳感が凄そうな部屋だ。

 

なぜ一階にあるのか。

そうして、俺が考えを巡らせている最中に、再度ドン、と音を立てて奏に覗き込まれた。

 

「せーんぱい? こうやって女の子に連れ込まれてしまったのに、何を考えているんですか〜?」

 

そうして、俺は学ランを脱がされていく。

ボタンをゆっくりと丁寧に外していく奏。

 

「いつから先輩はそんな淫乱になっちゃったんですか〜?」

 

「俺は、最初から女の子が好きだよ」

 

「またまた〜。……私は先輩のことだけを考えてずっと一年オナニーしてたんですよ?」

 

――ほら。

 

そうして、奏はスカートをめくり上げて、俺の右手を掴み、その股間に触らせる。

 

ピンク色の刺繍が施されたパンツは、俺が触るとクチュクチュと音を立てた。

前回、無地の白だったパンツは、今回は脱ぐことをちゃんと想定しているのか、可愛らしいピンクの勝負下着になっていた。

 

「……先輩のことを考えながらこの一年オナニーしてたら、先輩のこと見ただけで、条件反射でそうなっちゃったんです。私を濡らした責任、取ってくださいね?」

 

彼女が言い終わるのと同時に、俺は掴まれた右手を、パンツと体の間に滑り込ませる。

 

「ひぁんっ!」

 

奏のマンコを指先で堪能する。

ツルツルの無毛のマンコはすでに愛液で濡れていて、デロデロと男を待ち望んでいる。

 

「ん……、んんぅ……!」

 

俺が大陰唇周辺を撫で回すと、興奮したのかもうそれだけで感じている。

 

余裕をなくした彼女を壁側に追いやって入れ替わり、俺が壁ドンするような体勢にした。

そして、俺は奏のスカートに潜り込む。

 

「ちゅ……ちゅっ……!」

 

俺はパンツを下げ、へそまわりから丁寧に体にキスをしていく。

 

「んっ!んぁ……!あぁっ、あん……!んんっ……! は、はやくぅ……!」

 

俺がこれから挿入するマンコに挨拶するように、マンコ周辺、ヘソの下や太腿の付け根、クリトリス周辺にキスの雨を降らして段々とキスを下の方にしていくと、もう奏は早く入れて欲しいとアピールしてくる。

 

スカートを抜け出し、その顔を見ると、未だに春だというのに興奮からか汗をかいており、紅潮し、造形のいい綺麗な顔を興奮に染めている。

 

――目があった。

 

その顔はオスを求める女の顔であり、俺のことを本当に一途に思ってきたのが見て取れた。

熱情に染まり、満たされぬ欲情に満ち満ち、これからの期待と興奮で昂っている。

 

今まで見てきた中でも最上級のメスだ。

 

高校入学して、その胸は下から見上げるとすでに久美子より大きそうな大層な巨乳だ。

太腿を触ると、スベスベとして、汗を彼女がかいているのもあり、よく馴染む。

 

再びスカーとの中に潜る。

興奮と期待にクリトリスが勃起しており、それをちゅうっと吸い上げると、

 

「ひぁんっ……!」

 

少しだけイッてしまったのか、ビクッと震えた後、びゅっびゅっ、と愛液をそのマンコから吹き出させた。

 

「はぁ……、はぁ……! せ、先輩ってこんなに上手かったんですね……。自分でオナニーするより全然気持ちいい……です……」

 

俺は肯くと、彼女をベッドに連れていく。

俺は途中で奏のパンツを脱がす。

 

そのパンツはマンコの割れ目の部分周辺だけ、盛大にドロドロになった愛液の滲みを残していた。

 

先ほどイッてしまった余韻からか、力が入らず脚がガクンガクンと震え、俺に肩を借りる始末。

 

「……彼氏に肩借りるなんて、彼女失格ですね」

 

照れ隠しからか、奏はそういうも、俺には全然そんなことなかった。

俺は何か言おうとするも、何も出てこない。

 

優しく彼女にキスをする。

 

――彼女にそんなことないと伝えるように。

――俺の気遣いが伝わるように。

――愛情が伝わるように。

 

俺と奏はベッドに座る。

リラックスして、互いの肩で支え合うように。

 

何も言わなくても、心地いい雰囲気がここにはあった。

互いにこれから起こることを期待している。

 

俺は愛している、と彼女には言ったことはなかったが、確かに愛しているという感情が俺の中に芽生えているのに気づいた。

奏の方を見ると、彼女の瞳は欲情と興奮と期待に満ちていたが、確かにこちらを愛おしく思う感情が見て取れた。

 

互いに服を脱がしあう。

 

俺は久美子たちで慣れているので、セーラー服の構造が分かってしまう。

しかし、その手慣れた様子が奏に伝わってしまったのか、

 

「……先輩、手つきが慣れてますね。……淫乱ですね」

 

奏はニヤついてこちらを弄ってくる。

 

君もこれからそうなるんだよ、というとコワーイ、と冗談っぽく言う奏。

 

そうして、ふとした瞬間、互いにこの後のことを思って無言になる。

Yシャツすらも全て脱ぎ出し、今ここにいるのは二人の男女だ。

 

直接触れ合った部分から伝わってくる、奏の女性らしい体温がとても温かく、気持ちよかった。

 

優しく押し倒すと、彼女はすんなりとしたがってくれる。

そうして、奏は俺の下でベッドに転がった。

 

俺の下で仰向けになるように。

俺は彼女に覆いかぶさるような態勢になった。

 

普段、実は強気で、小悪魔で、要領がよく、鋭い観察眼を持つ彼女は、押し倒す方に思えるが、今は俺に押し倒されている。

そのギャップがなんだか心地いい。

 

「……や、やっぱり大きいですね」

俺のペニスを見た彼女は、その大きさに動揺している。

 

恐る恐る、ペニスに指先を伝わせる。

女を求めて脈動するその雄姿に、興奮しているようだ。

 

「こ、こんなに熱いんですね……!」

 

そういう彼女は、前回快楽のあまり気絶して、そのままラブホテルに放置されたのだ。

あまり生で直接見る機会もなかったのだろう。

薄暗かったのもある。

 

じっと手でさわさわと、寝っ転がったままこちらのペニスに触れてくる。

俺はそれが心地良くて、彼女をもっと高めてやろうと乳首にむしゃぶりついた。

 

「あぁんっ!んっ、ふぅんっ!」

 

彼女の乳首は透き通るように綺麗なピンク色をしており、俺が触れるとピクッと、胸が上下に動く。

彼女が喘ぐたびに、呼吸で胸が上下して、乳首が移動するのもなんだか面白い。

そうして、丹念に舐め回すと勃起していた乳首が口の中でさらに大きくなった。

 

「そ、そんなに舐めても……、んっんんぅ……!……ま、まだ母乳は出ませんよ」

 

照れながら感じているのを茶化そうとしてくる奏。

俺が、結婚のことまで想像してくれてるんだ、嬉しい、と言うとさっきまで快感と期待に満ちてはいるが、穏やかだった表情が急に赤くなり、片手で見えないように隠してしまった。

 

「そんなずるいです……、せんぱい」

 

照れすぎである。

 

俺を口説いたようで口説かれるのが奏であり、慣れていないのに慣れているフリをして墓穴を掘ってしまうのも奏なのだ。

 

俺はそれが嬉しくて、奏の顔にかかった彼女の手を優しく外す。

 

俺はその口を自分の唇で塞ぐ。

 

「んっ、ちゅっ……ちゅ、んちゅ……!」

 

たっぷりと唾液を交換する。

奏の唾液は、甘い蜜のようで、飲み込むとふんわりといい香りが香ってくる。

どんどん彼女の唾液を飲みたくて、積極的に俺も送り込む。

 

「ん゛っ……!ん゛じゅ……んっじゅ……!」

 

だらだらと互いの口から吸いきれなかった唾液が奏の頬に溢れるが、俺も奏も気にしない。

 

そうして、キスの勢いが強くなると、お互いの体はこれから行われることを期待してか、俺のペニスはさらに一回り大きくなり、奏のマンコはさらに愛液を出してシーツを濡らしていた。

 

「……来てください、せんぱい」

 

奏は耳にかかるような甘い声音をもって俺に囁きかける。

俺は高まりすぎて、彼女の吐息がかかっただけですらゾクゾクと興奮してしまう。

 

そうして、半年ぶりぐらいに、

――奏のマンコに挿入した。

 

「んん〜っ!き、きもちぃいいいいいっ!んぁあああああああっ!」

 

挿れただけで、ゾワゾワと俺の背筋に快楽の電流が走り回る。

 

彼女は軽イキではなく、本格的にイッているようだ。

ペニスの先にあるマンコから、ドバドバと愛液が流れ出てくるのを感じる。

 

そうして、数秒、ビクンビクンとペニスを挿入されたまま跳ねる奏。

奏のマンコのヒダヒダが立ち上がり、オスである俺に射精を促す。

 

俺も急に性感が昂るのが分かる、分かってしまう。

快感が荒れ狂い、脳髄までもがビリビリと電流が走ったかのようになってしまう。

 

よっぽどカラダの相性が良いのだろうと頭の片隅で思うも、挿入しただけでイッてしまうなんて面目ないことは避けたい。

その一心で我慢したところ、さらにペニスが大きくなったようだ。

 

「はぁっ……はぁ……!き、気持ちいい……!」

 

俺の下で息を盛大にしている奏。

 

「こ、こんなに気持ちいいなら……、世の中の人がハマるのも分かりますね……」

 

そう呟く彼女は去年の大会の前回の時は、気持ちいいのもあるが、最初は痛くて少しだけ抵抗があったのだという。

 

だが、最終的に快楽にイキまくってたあたり、彼女も素質があるのだろう。

 

俺は、彼女に覆いかぶさるようにして、抽送を開始することにした。

 

じゅっぷ、じゅっぷ、というセックスの音が、安くて音を反響する作りの悪い壁に反響する。

 

俺は奏の腰から伝わってくる快楽を堪能する。

先ほどからゾワゾワとした電流が俺の中で弾けてやまない。

 

「いっ、いいです、いいですぅ……!せんぱい、すき、すき、すきぃ!」

 

奏が喘ぐ、途中で俺にさらっと告白してくるので、嬉しくなってキスでその口を塞いでしまった。

 

「んっちゅ、んぐ、んちゅ!」

 

キスを通じて、彼女の体温を味わう。

先ほどまでもねっぷりとしていたキスだが、彼女から告白された今となっては別の味わい深さを感じる。

心の奥底から幸せが溢れてくる。

先ほどまでは一緒にカラオケ屋にいくような感覚での先輩後輩エッチだったが、今からは違う。

ラブラブイチャイチャエッチ。

こんなに美人で上等な女が俺を好きだと言ってくれるなんて、なんて幸せなんだ。

 

ペニスの出し入れと、奏とのキスで、上と下から俺に快楽の電流が押し寄せる。

 

奏は俺の手を掴むと、指と指を合わせる恋人つなぎで手を繋いできた。

 

「すきぃ……!すきです……!ふあっ!んぁんっ!」

 

奏が『すき』という度に、彼女自身もさらに興奮するのか、マンコがよく締まる。

それが俺の興奮を呼びペニスを大きくさせ、それがさらに彼女の興奮を呼び起こす。

 

ザワザワとした快感がさらに俺の中で跳ねていく。

さっき挿入した時の盛大な快楽の波を我慢したせいもあり、もう本当に限界が近かった。

 

「あっ、あぁんっ! いいっ、いいですぅ……!せんぱい、せんぱぃいいい!」

奏が俺の下で喘ぐ。

その様子は愛情、熱情、性感、快感、それら全てに満たされ、喘ぎ、この状況を楽しんでくれている。

 

俺はそれが嬉しかった。

自分の手で自分の女をイカせ、楽しませ満足させる。

俺が好きな女が俺に夢中になり、積極的になってくれる。

 

それがとてつもなく嬉しくて、性感とは別の更なる満足感を呼び込む。

 

そうして俺はバチュン、バチュン、とペニスとマンコが交わる音すらも楽しみ

――体中に我慢していた快感を爆発させ、

――盛大に射精した。

 

どぴゅーっ!どくんどくんどくんっ!どくどくどくっ!びゅびゅーっ!どびゅびゅーっ!

 

「イクぅ、イク、イクイクぅんんん!〜〜〜〜っ!」

 

奏は俺の下で、マンコを中心に盛大に体を跳ねさせた。

その様子が俺をさらに満足させ、絶頂にヒダが立ったマンコがさらに俺を射精へと導く。

 

先ほどと違い今度は我慢せずに、盛大に中にぶち撒ける。

 

どぴゅーっ!どくどくどくんっ!

 

目の前が真っ白になっていく。

脳髄に電流が走り、この娘の中に出すことしか考えられなくなる。

 

ゾクゾクとした快感が身体中に走りまくる。

 

そうして、さらに本能からか、射精中のペニスで奏のボルチオを擦った。

 

「んぎぃっ! あひぃっ……! ひぁああああああああああんっ!」

 

彼女も俺も、絶頂に達しているのだ。

もう何も考えられない。

 

彼女の小さいマンコは、奥である子宮口も手前にあり、本能からかペニスでコリコリと擦り上げる。

 

すると、ちゅるっと子宮口が吸い付いてきた。

盛大なバキュームでペニスが吸い上げられ、さらに盛大に射精した。

 

どくんどくん!どぴゅぴゅぴゅ〜っ!

 

「んひぃっ!んんんぁああああああ〜〜〜〜っ!」

 

射精の勢いに当てられたのだろう、俺も彼女も絶頂している。

頭と体がゾワゾワして、快感が走りまくる。

 

もう射精のことしか考えられない。

出せば出すほど子宮口から、卵子目掛けて子宮に精液が吸い取られていく。

 

どぴゅーっ!どくどくっ!

 

きもちいい、気持ち良すぎる……!

あまりの射性感に目の前が明滅する。

それほどまでに気持ちいい。

 

数十秒射精した後、俺は射精後の高揚感と開放感、興奮に酔っていた。

目の前の奏を見ると、マンコからは入りきらなかった精液が逆流してきている。

 

彼女も興奮と絶頂でないまぜになった、柔らかい表情でこちらを見ている。

 

俺は射精後の脱力感からか、彼女のもとへ自然と倒れ込んだ。

 

――――――――

俺の隣にいる奏が優しい瞳でこちらを見てくる。

 

「せんぱい、気づきましたか? わたし、行為の最中にあなたのこと『好き』って言ったんですけど……」

 

――腰振りに夢中で気付かなかったみたいですね

 

なんて拗ねた様子で言ってくるが、俺にはそれが奏の奏なりの照れ隠しなのだとわかった。

 

「……気付いてたよ」

 

俺がそういうと、奏は俺のことを不安そうに見つめる。

とても、セックス 後のピロートークの内容とは思えない不安げな雰囲気だ。

 

俺も、答えを出すべきだろう。

 

「……奏、俺も好きだ。俺の嫁になってくれ……」

 

言えた。遂に言えた。

俺は奏のことがなんだかんだ好きなのだ。

 

丁寧に見えて少しひねた人間臭い性格、綺麗なショートカットの黒髪、上手いという言葉では表しきれないユーフォの腕前、透き通るように白い肌、手を握って分かった華奢な指、大きい育ち盛りの胸。

 

特に誰よりも人間臭い性格が俺を引きつけて止まない。

 

何より、体との相性が良くて、今回俺もかなり気持ちよかった。

 

セックスしまくって、それこそ子供を野球チームを作れるぐらいに産んで欲しい俺としては、どんどん抱きたいと思わせる相手だ。

 

色々と考えを巡らせるが、俺の答えに奏が嬉しそうにしているのが、俺にも幸福感をもたらした。

 

「……嬉しいです」

 

そうして、彼女は俺の答えに嬉し涙を流した。

二人してベッドに横になっているせいか、彼女の涙がベッドシーツに流れていく。

 

俺と彼女は触れるだけの優しいキスをする。

 

すると、彼女が舌を入れてきた。

ドキドキとしながらも、舌で彼女の舌をまさぐり返す。

 

すると、彼女はいまだ立ったままの俺のペニスを握り、宣言した。

 

「私、せんぱいのお嫁さんとして頑張りますから」

 

すっごくいい笑顔で彼女は言った。

俺の嫁として、子供を産む気が満々だ。

彼女はどこかで俺が嫁三人を孕ませたのを聞いたのだろう。

 

「私もいーっぱい、孕ませてくださいね」

 




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第28話 W鈴木丼

「先輩……きて、ください…!」

 

今、俺の目の前には二人の美少女がいる。

鈴木美玲と鈴木さつきが俺の目の前でセックスを待ち望んで転がっていた。

 

身長の高い美玲が仰向けになり、さつきの下。

小さくて華奢なさつきが美玲の上でうつ伏せになっている。

 

マンコが触れ合っており、互いの勃起したクリトリスが触れ合うたびに、

 

「ひぁんっ……!んんっ……! 」

と勝手に興奮している。

 

それぞれ裸で、同性の裸を見るのにテレ合っているようだ。

 

二人は俺の家のベッドに転がっており、ペニスの挿入を待っている。

 

俺の嫁となったさつきは、すっかり俺に対してメロメロとなっていた。

入学式初日で出会った俺は、彼女に一日で押し倒され、あまりも俺もメロメロになったばかりに、俺が告白して嫁となってもらった。

 

僅か1-2ヶ月だがデートを繰り返し、俺たちは互いに好きになっていた。

そうして、久美子、麗奈、みぞれたちのように、俺の家にいつくようになっていた。

 

すでにいる嫁やセフレ、性奴隷たちは『ある意味慣れた様子』で、さつきを受け入れてくれた。

最近気付いたのだが、吹奏楽部の低音パートの二年生や、三年生たちは俺を中心に団結しているらしい。

 

俺という共通の話題で、それを気に打ち解けているらしいのだ。

 

だが、一方で打ち解けられていない面々がいた。

 

鈴木さつきと、鈴木美玲だ。

 

先日、互いに俺と肉体関係を持ったことで、問題がこじれたようで、どっちが俺にふさわしいのか主張してきたのだ!

 

そして、さつきと美玲は、互いに関係を自慢し合ったらしい。

そして、美玲の関係が問題となった。

 

美玲はどうやらさつきの『俺の嫁』という発言に戸惑い、嫁を自称してしまったらしい。

 

――セフレなのにも関わらず。

 

そうして、どっちのが『嫁』として俺を満足させることができるのか、勝負しにきたらしいのである。

俺に言いよる二人。

 

そんな二人を俺は脱がし、一緒に並ぶよう伝えた。

 

二人の美尻ともいうべき尻と、俺だけが使い込むことを許されたマンコを並べさせ、どちらから食べようか悩んでいる。

W鈴木丼の完成である。

 

一年生の俺の嫁とセフレがこぞって俺にチンポをねだる様子は、心からそそるものがある。

 

「せんぱい……、私から食べてください」

そう言って、さつきの下にいる美玲は腰を振る。

 

高身長な美玲はその分も尻もでかい。

胸も大きく、子供を産んだらどれだけ母乳が出るのか、楽しみである。

――孕ませ甲斐があるというものだ。

 

さつきはというと、

「あ、あたしの方が……!先輩にふさわしいんですから……!」

 

普段は小動物のように明るいが、押しが弱いさつきが精一杯、俺の方に尻を高くあげ、フリフリと振ってくる。

彼女のマンコはすでに愛液を汗が垂れ流されており、尻を振るたびに愛液が周りに撒き散らされる。

 

二人とも、すっかり俺に使い込まれて、俺を見るたびにドキドキしているようだ。

 

さっきから裸の二人は紅潮し、色の薄い肌が綺麗に赤くなってきている。

 

二人の縦に重なったマンコをいじるが、どっちからいじるか一瞬悩んでしまった。

まずは嘘の嫁宣言をしてしまった恥ずかしい女である美玲のマンコをいじる。

 

「んっ……!」

 

そのマンコはでろっと粘土の高い愛液を溢れさせた。

性欲の強い女の証拠だ。

 

マンコに指を差し込み、クイっと指を曲げ、Gスポットを責めあげる。

「あっ……!んんっ……! いい、です……!んんっ……! !」

 

いじればいじるほど、どろりと愛液を吐き出す美玲。

そうして少しであるが、いじりまくると、びゅっ、びゅっ、と簡単に潮を吹いた。

 

「はぁ……、はぁ……!」

 

愛液を出しながら喘ぐ美玲。

しかし、美玲はそれでもどこか緊張に身をこわばらせていた。

目の前にさつきがいることで、喘ぐことへの抵抗感があるのだろう。

 

二人して裸にして並べられているのに、まだ抵抗するとは面白いやつだ。

 

俺は美玲を中途半端な状態にさせたまま、その指の愛液をさつきに移植するかのようにさつきに突っ込む。

 

さつきのまんこへ、指をずぷぷと突っ込む。

 

さつきのマンコは身長なりに小さい。

指を入れた途端、感度が高いのかゾワゾワと震え、ピュピュピュっと愛液を吐き出した。

 

「んぁ……!んんっ……! いいっ……、いいです……!」

 

目の前でさつきが喘ぐ。

ぴょこぴょことその綺麗に結ばれたツインテールが動き、華麗に喘いだ。

目の前に幼なじみの同性がいるというのに、全く喘ぎ声を気にしない彼女。

面白いやつだ。

 

「あん……!んひぃ……!」

 

俺は結論としては、二人をハメ倒して互いの羞恥心を曝け出し、仲直りさせるのが目的だったが、挿れる順序というのをそろそろ決めねばならない。

 

まだカタブツの仮面が取れないでいる美玲をほぐすために、簡単により喘ぐさつきから入れることにした。

 

美玲の上に、うつ伏せで乗っているさつきのマンコに挿入する。

 

「んぁ〜っ!きたっ、きてますぅっ!」

 

ゾクゾクと、勃起した俺のペニスから快感が背筋に伝わってくる。

入れた途端、さつきは軽くイッたのか、奥からドプドプと愛液が流れ出てくる。

 

そして、さつきのマンコは身長なりに小さく、手ごろに子宮口を突けるのが彼女の体の魅力だ。

底突き感、ともいうべき魅力がある。

マンコ自体が浅いので、グラインドはペニスの大きい俺は根元まで楽しめないが、どんどん突くのが楽しいマンコなのだ。

 

グラインドを開始する。

じゅぷっ、じゅぷっ、という音が俺の寝室に響き渡る。

安いラブホと違い、部屋の内装に拘っているので、音はあまり響き渡らない。

 

だが俺の下にいるさつきが、快感を背筋に走らせ喘いでいるのを見ると、達成感、幸福感、征服感がたまらない。

「あっ、あぁんっ!いいっ!いいですぅっ!き、きもちぃいっ!」

 

こんなに可愛い美少女を俺の下で喘がせられるのだ。

男としてこれほどまでに嬉しいことはないだろう。

 

体は当然として、耳は興奮から真っ赤になっている。

その様子が俺を幸せにさせる。

好きな女とする『純愛子作りセックス』、これほど喜ばしいことはない。

 

突けば突くほど子宮口が積極的に吸い付いてくる。

ちゅっ、ちゅっ、と俺の精子をねだって盛大にバキュームしてくる。

 

俺はグラインドして子宮口に吸われるたびに、ゾワゾワとした快感がせりあがってくる。

我慢すればするほど、全身に快楽の電流が広がっていく。

 

そうして、快感に身をひたしきったところで、

――浅い位置にある子宮口を押しつぶすように、

――ぬっぷりと腰を押しつけ射精した。

 

どぴゅーっ!どくどくどくっ!どくんどくんっ!

 

「ぁああっ!イグっ!イッ、イグぅーーーーーーーーーっ!」

 

じゅじゅじゅーっ、と音を立てるようにチンポに子宮口が吸い付くのが分かる。

さつきが絶頂して、マンコのヒダが起き上がり、ペニスがさらにゾワゾワと刺激される。

 

射精の高揚感が俺を塗りつぶしていく。

 

目の前の女に出す。

目の前の女を孕ませる。

目の前の女を妊娠させる。

目の前の女に俺を継いでもらう。

 

それしか考えられなくなり、数十秒射精し、

 

――気付いたら、

――さつきの背中の上にもたれかかっていた。

 

さつきは俺の射精に当てられて、絶頂していたようだ。

「はぁっ……、はぁっ……!」

 

いまだ喘ぐさつきは快感が辛いのか、俺のペニスから抜け出るようにして、『美玲の横』に転がり込んだ。

仰向けになる。

その股間からは、ぶぴっ、とマン屁ともいうべき音を立てて、マンコに入りきらなかった精液が逆流していた。

 

股間をおっぴろげ、前世の価値観からするとあられもない姿を晒している。

すると、自然と俺の下で寝転がっている『美玲』と自然と目があった。

 

「……わ、私も、……ああなっちゃうんですか?」

 

期待と興奮で緊張している様子だ。

まだ俺のセフレとして日数が浅い彼女は、フェラとか全身リップこそ覚えさせているものの、マンコをしてやったのは2桁に満たない。

 

美玲のマンコは、目の前でさつきの痴態を見せられていたせいか、さっきから愛液がぴっ、ぴっ、と僅かながら痙攣に合わせて溢れ出している。

 

俺は美玲の質問に答えず、口を塞ぐ。

 

「んっ……!ちゅ……、んじゅ……!んんっ……! 」

 

キスをすると同時に、俺は美玲の体をまさぐる。

手のひらに吸い付くようなそこそこ大きな胸をいじると、乳首が立っていた。

 

「ひぁんっ!」

 

指でピン、と弾いてやると、気持ちいいのか、快感に身をよじらせる。

そうして、俺は美玲の上に覆いかぶさった。

 

「挿れるぞ」

 

そう宣言すると、

 

「はい……」

 

と普段キリッとしている美玲は珍しく、しおらしくなる。

 

W鈴木の一角である美玲は、身長に高い分、尻も大きくマンコもさつきと比べると少し大きい。

 

じゅぶぶぶっ!と音を立てて、ペニスが挿入された。

 

「んぁああああっ!入って、はいってくるぅ〜っ!」

 

俺の下で美玲は喘ぐ。

快感に身震いし、シーツを握っている。

 

彼女も挿れただけで、軽くイッているようだった。

 

ゾワゾワとマンコのヒダが立ち上がり、俺に射精を要求してくる。

クリトリスも、乳首も立ち上がり、体は赤く火照っている。

発情しているのは明らかだ。

 

「はぁ……!んんっ……! ひぁんっ!」

 

俺が彼女をリラックスさせようと、太腿やお腹、特にへその下の子宮あたりを撫でてやるたびに、美玲は喘ぐ。

 

「わ、私に構わず、動いてください……!あぁんっ……! 」

 

俺が気を使ったのがバレてしまい、逆に気を遣われてしまった。

 

その配慮がうれしくなり、俺は本日二度目の抽送を開始した。

 

「あぁんっ!んっ、んん〜っ!き、きもちいい、ですっ!」

 

俺がペニスで突くたびに、体を震わせ、全身で気持ち良さを表現する美玲。

 

俺が何かをするたびに彼女が嬉しがる様子は、まるで楽器のようで、奏ていてとても気持ちがいい。

孕ませるのも男の喜びだが、女を喘がせるのも男の喜びでもあるのだ。

 

俺はうれしくなり、体をかがめ、美玲の乳首に吸い付く。

 

「ヒッ!やぁっ!そ、それぇ……、だめぇ……!かんじ、感じすぎちゃうからぁ!んん〜〜っ !」

 

俺が勃起した乳首を勢いよく吸い付くと、それに合わせて美玲が俺の下でビクンビクンと跳ねる。

舌先で乳首を撫でてやると、余計勢いよく胸が反り上がった。

 

「イ゛っ!イグぅ〜っ!!んぁああああああっ!」

盛大に胸を反らせ続ける美玲。

美玲のマンコは俺のペニスをきゅうきゅうと締め付ける。

 

痙攣するように彼女のマンコが震えるのが伝わってくる、絶頂しているのだ。

ゾワゾワとした快感の電流が俺の体にも流れまくる。

俺はそれを我慢するが、我慢すればするほどより大きな電流が体に走った。

 

そうして俺は、美玲の絶頂に釣られて絶頂しそうになりながらも、相変わらず乳首を舐め続けた。

 

乳首すらもビクンビクン、と痙攣したあと、十秒ぶりぐらいに背中がシーツについた。

 

「はぁっ……、はぁ……っ!」

 

その股間からは愛液がドバドバと溢れ出ており、俺のペニスを愛液で洗うと言ってもいいぐらいの状態になっていた。

 

「また動かすぞ」

 

俺がそう宣言すると、

 

「か、かんじすぎちゃうからぁ!や、やめ……!」

 

美玲は抵抗しようとするが、ペニスを再び動かしてやるとその反応は違った。

 

「んぁっ!ンヒィっ!ヒィっ!イッ、イってるからぁ……!らめぇ!」

 

突くたびにゾクゾクと痙攣する美玲のマンコ。

彼女の顔を見ると、喘ぎすぎて涙が出てきたようだ。

 

好きな男の前で涙を見せるわけにはいかない、という古風な京都の価値観からか、必死に拭おうとしているが、快感のあまり力が入らず全然それが上手くいっていない。

 

俺はそれが面白く、美玲の中で出せることに再び高まってしまった。

 

「あんっ!おっ、おっきくなってる……!う、うれしい……! 」

 

俺は美玲の中を突いて突いて突きまくる。

すると、彼女は絶頂の痙攣を浅い小刻みなものから深いものへと、だんだんシフトしていった。

 

子宮口がだんだん降りてきて、彼女の本能が射精を受け入れる準備をしているのがよくわかった。

子宮口を突いているのがよくわかる、突くたびに吸い付いてくるのだ。

 

俺はグッチュグッチュ、と音を立てるマンコに向かってスパートしていく。

部屋に俺と彼女の太ももがパチン、パチン、とぶつかりあう音が響き渡る。

 

「ん゛っ!んぁあっ!イク!イクイクイクイクっ!イッちゃううううううっ!」

 

彼女は盛大にマンコごと体を震わせ、大きく絶頂したのに合わせ、

――俺も盛大に射精した!

 

どぴゅーっ!どぴゅぴゅぴゅーっ!どくどくどくっ!どくんどくんっ!

 

「イ゛っ!イッグゥーーーーっ!イグイグイグゥ〜〜っ!」

 

獣のような声を上げて盛大に喘ぐ美玲。

俺は彼女の奥底に向かってペニスを突き出し、射精する。

快感という快感がこみ上げ、背筋と脳内に電流が走った。

 

ゾワゾワとした性感、開放感、が俺の中で暴れ回る。

ちゅっちゅと吸い付いてくる子宮口に向かって、ペニスを突き出すのを忘れない。

 

どぴゅーっ!どくんどくん!

 

俺の種で孕ませるために、ひたすら子宮口をペニスを突き潰すと女の本能からか、子宮口がペニスに吸い付き、ひたすら俺の精子を貪欲に飲み干しているのが本能でわかった。

 

しかし子宮とマンコが精液で満たされると、溢れた精液がマンコから逆流してくる。

ゴボ、ゴボゴボ、という音が股間から聞こえてきた。

そうして、一分近く射精し、射精の開放感や絶頂感がやっと治まった。

 

俺は俺の下で絶頂に喘ぎ、そこから戻ってきた美玲を見て、射精後の高揚感もあり、幸せな気持ちに浸った。

彼女は、はぁはぁと息を整えており、盛大に汗をかいて、大きく胸を上下させている。

 

そ美玲からずぷぷ、とペニスを引き抜く。

 

「あひぃんっ!」

 

いまだ敏感な美玲は俺がペニスを抜いただけで再びイッたようだ。

俺のペニスは二人の愛液と精液でドロドロになっていた。

 

嫁であるさつきに掃除させるわけにはいかない。

美玲の顔に馬乗りになるような形になる。

顔面騎乗位だ。

 

そうして、フェラチオをさせた。

 

「綺麗にしろ」

 

彼女は素直に俺に命令に従い、じゅぱっ、じゅぱっ、と音を立てながら再び舐め始めた。

頑張って舐めようとしているが、先ほど出して逆流して付着した精液が彼女の顔にこぼれ落ちた。

それは彼女の興奮で赤く染まった頬を、際立たせるように白く、精液が付いた美玲の顔は芸術的ですらあった。

 

その様子を見てさつきも再び俺に襲いかかってくる。

 

「せんぱい、気持ちよさそう……。あたし、こっちを攻めますね〜」

 

そう言って、俺を後ろから羽交い締めにするさつき。

さつきは俺の首元にキスの雨を降らせる。

加えて、その控えめな胸を押し当ててくるのも忘れない。

 

さつきの女性らしい暖かい体温が背中に当たって、それもまた俺の興奮を高める。

加えて、あえて音を大きくしてされるキスが、愛されているのだという事実を俺に確信させる。

 

それがまた俺を高める。

今一回ずつ出したばっかりだが、俺たちはまだまだセックスし足りなかった。

 

この体はヤればヤルほど強くなる気がした。

 

そうして、俺は美玲にフェラさせたあと、

――二人に10回ずつ中出しして、

――二人のコミュニケーションを図った。

 

二人は互いに痴態を見せつけあったせいもあり、もうコミュニケーションに何も問題はなくなっていた。

 

「みっちゃん」

「さっちゃん」

 

俺は、美玲とさつきのことをそう呼び合っている。

もちろん、美玲とさつき同士でもその呼び名だ。

 

こうして、北宇治の火種となりそうな部分は、火がつくことなく回収されたのだった。

 

俺は部の問題になりそうだった部分を解決した。

そして低音パートは俺を中心に纏まっていたが、一年生を俺の女として関係を持ったことで、俺はさらに部の中心になっていくのであった。

 



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第29話 部活特訓&高坂孕み腹エッチ愛の告白編

前半は伏線回なので、読み飛ばしてもらって構いません。


話は少し巻き戻り、2年生の四月下旬。

一年生が入部して少し落ち着いた頃、俺と久美子は一年生の指導担当と言うことになっていた。

 

今、グラウンドにてやっているのは基礎練の基礎体力作りだ。

 

「グラウンドもう5周〜!」

そう言って、グラウンドをすでに5周ランニングして疲弊している部員を励ます。

 

もちろん、俺自身も走っている。

この世界では女性の方が体力があり運動能力に長けているが、俺もそこそこ鍛えているために全然運動していない女性よりは早い。

 

「ぜはぁ……ぜはぁ……」

 

皆そのように盛大に息を乱し唸っているが、俺はやせ我慢でまだまだいける風に装う。

周りが引いた目で見ているが、

 

「おかわりでもう5周〜!」

 

そう言って、率先して駆け出す。

 

「はい!はい! みんな頑張って!」

 

久美子がサポートして、脱落しそうな子たちを励ます。

手を叩き、周りを走らす姿はまるで牧羊犬のようだ。

久美子自身は妊婦のため、あまり盛大には走れないからこそ、俺が指導の意味で走らなければならない。

指導者こそ率先して先頭に立たねばならないのだ!

 

そうして、久美子の熱弁のおかげもあり、俺は先頭とまでは行かなかったが、先頭グループでゴールした。

リーダーシップを発揮した甲斐があると言う者。

なんとか、時間ギリギリまでかかったが、脱落しそうになったメンバーもゴールさせることができた。

それらは久美子のおかげだ。

 

時間的に、もう部活も終わりとなった。

 

「お疲れ様でした〜!」

 

――――

翌日。

再びのランニング後、今度は楽器を持たせて、合奏をさせる。

俺は皆がスタンバイしているのに合わせて、マイクを設置していた。

 

ランニングさせるのはどこの高校も同じだろうが、ここからが違う。

一年生が俺に聞いてきた

 

「先輩、何してるんですか?」

 

「録音した演奏を皆に聞かせるのさ」

 

そうして俺は皆に演奏させ、これから録音したのを流すから集中して聴くように言う。

頓珍漢な演奏会がスピーカーから流れ出した。

 

あまりの演奏の下手さに皆、顔をしかめる。

 

「うげ……、私、こんな演奏下手だったんだ……」

 

「よくあたし、こんな演奏でドヤ顔できてたな……」

 

皆、自己嫌悪の表情を浮かべて凹んでいる。

ある意味当たり前のことだが、スタートはここからだ。

そうして、皆に課題点をそれぞれ念押しして伝えていく。

 

「皆、それぞれ課題は掴めたと思う。ここから個人練に入るが、最後に個人練した後もう一回スマホで録音してくるように」

 

帰り際に練習したのを聞かせてもらうのだ。

そうして、帰りの際に明日の練習すべき場所をメモして渡す。

 

それの繰り返しだ。

 

――――

部活が終わり、家族となった面々は一緒になって俺の家に帰っている。

夕焼けが俺たちの通学路に降り注いでいる。

 

「うぅ……、あたし、あんなに下手だったなんて……」

 

そう言って、帰りの道すがら、さつきは俺にこぼす。

 

「大丈夫だって、プロの演奏家でも同じことを思うんだから」

 

「本当ですか……?」

 

「本当本当」

 

そう言って、俺はさつきをなだめる。

彼女はプロでも自分の聞いたのを聞いて凹む、と言う俺の発言になんだか嬉しくなったようだ。

 

「なんで、そんな嬉しそうなんだ?」

 

「だって、壁にぶつかったじゃないですかー!私、前進してます!」

 

そう言って笑う彼女はすごく前向きだった。

 

彼女がいうには、壁にぶつかる分だけ前に進んだと言うことなのだ。

加えてその壁は、精神の持ちよう、考え方の変更だけでどうにかなる楽な壁なのだと言う。

 

俺はなんだかその前向きさ加減に笑ってしまった。

多分、その言葉は凹んでいる周囲にかなりいいと思うので、どんどん周りに言うよう伝えると、彼女は了解した。

その言葉が、自然と一年生を段々よくしていくのであった。

 

――――

一週間後、特訓の効果は現れ始めた。

 

皆、見違えるように成長していたのだ。

努力、と言うものは自分自身が苦手としている分野に投入するほど、その効果を得やすい。

元から高いものをさらに高めるより、低かったものを高める方が同じ努力量だと成果が上がりやすいのだ。

 

俺はそのようにして、一年生の皆を説得、指導していた。

 

脱落しそうになる一年生もいたが、それは黄前相談所と呼ばれた久美子にカバーに入ってもらっている。

 

そうして、合奏をするたびに、皆が成長しているのをそれぞれ実感するので、『私も負けられない!』と皆さらに成長を目指す。

俺はさらにコーチとしての方針は、『褒める』ことにしているのだ。

 

楽器の成長とは、実感しづらいもので、他人に褒めてもらわないと気付かないことが結構ある。

だが、他人に褒めてもえればそれが実感となり、自信となるのだ。

 

かなりいいループに入ってきているのを、皆、口には出さないがそれぞれ成長を実感していた。

俺はそれを言葉に明確化して、それぞれを伸ばしているのである。

 

とある日、自宅にて、高坂にこう言われた。

「……一年生、かなりよくなってるね。何かコツでもあるの?」

 

家の夕飯は皆で一緒に食べる。

この世界は男性がご飯を作る場合が多く、その例にもれず、俺が作った。

 

今、家にいるのは久美子、麗奈、みぞれ、さつき、優子、と非常に近しい面々しかいない。

嫁と、家族同然の付き合いをしている俺の女たちだ。

 

俺は録音を聞かせて弱点を補強することと、褒めることで自信を持たせていることを麗奈に伝えた。

 

「ふぅーん、一年生、いいなぁ……」

 

久美子同様に妊娠している麗奈は、そう斜め向かいを見ながら言った。

その視線の先にはさつきが座っている。

 

「あ、あたしを見られても……」

 

「まぁそうなんだけど」

 

珍しく麗奈がちょっと拗ねている。

そしてなんだかさつきはちょっと申し訳なさそうにしている。

さつきが申し訳なさそうにする必要など、何もないのだが。

なんだかそれがちょっと面白かった。

 

あの真っ直ぐで、誰よりも孤高で、誰よりも練習している麗奈が、拗ねているのだ。

 

俺からしたら麗奈のトランペットはもうすでに全国レベルに思える。

俺の方がむしろどうやったらそのレベルに辿り着けるのか、教えて欲しいぐらいだ。

 

そうして拗ねている麗奈の頭の上に手を乗っけて優しく撫でる。

 

「麗奈はすごいよ……」

 

「や、やめて……。急に褒めるの禁止……」

 

麗奈はその色素の薄い白く美しい肌を紅潮させ、俺の手を外そうとするが、俺はなお食い下がる。

 

「麗奈のトランペットは全国トップクラス、俺には真似できないよ。毎日努力してるし、楽器だけじゃなく成績もいいし、何より美人だし、俺の子供を孕んでくれるし……」

 

そう言って、麗奈を誉め続けると、赤くなっていた頬がさらに真っ赤になった。

麗奈はその人格の孤高さから尊敬されることはあっても、褒められ慣れてないのだ。

 

俺にはそれが愛しかった。

 

麗奈は急にテーブルに身を乗り出す。

そうして、向かい側に座る俺の顔をガシッと掴んだと思うと、そのまま俺にキスをしてきた。

 

「んっ!んちゅっ……!ちゅっ……、んちゅぅ……!」

 

麗奈のキスからは、夕ご飯に作ったオムライスの味がした。

周りが見ている中、麗奈は俺のことを私のものだと主張するように、俺のことをキスでマーキングしていく。

 

優子も久美子もみぞれも、ここ1、2年の付き合いだし、散々この面々で乱行をしたからもはや慣れた様子で俺らのことを見ている。そして変わらずにニコニコと、『今日のオムライス美味しいね』と言いながら食事をしている。

 

しかし、ここ数週間で嫁になったさつきはまだあたふたしているのが、ギャップが効いててなんだか見ていて面白い。

 

そして、麗奈はある程度満足したのか、再びオムライスを食べ始める。

 

そうして、

 

「……ごちそうさま」

 

と、麗奈は言うと、俺の頬にケチャップをつけるように、キスしてきた。

 

「……夕ご飯食べ終わったら、来て」

 

そうして、麗奈からセックスのお誘いを受けた。

 

いまだ照れているさつきとは別に、久美子は『いってら〜』と慣れた様子だし、優子もみぞれも『……』と無言で見ている。ただ、若干羨ましそうな顔をしているので、明日は優子、みぞれと一緒に抱いた方がいいだろう。

 

相変わらず最後まで照れているさつきがなんだか面白かった。

まだ慣れるのに時間がかかりそうだ。

 

――――

薄暗い照明にしているいつもの寝室で、麗奈が裸になってベッドに腰掛けて待機していた。

俺も制服を脱ぎ、麗奈の真横に密着して座る。

 

「もう、おちんちんおっきくしてる……。私に興奮してるんだ?」

 

麗奈はいつもよりニヤニヤとこちらを問い詰める。

 

麗奈の体はいつまで立っても美しかった。

女性は妊娠すると、ボディバランスが崩れたりするものだが、麗奈に限ってはそれがない。

 

胸も大きい上にウェストもすらっとくびれており、腰だけは妊娠によってポコッと膨らんでいるものの、それだけだ。

現在、妊娠半年なので、一般の人が想像するような妊婦のお腹の大きさではない。

本当に、ポコっとお腹が突き出た感じだ。

こじんまりとしたボールがお腹に入っているような形をしている。

 

太ももは相変わらず綺麗な曲線を描いており、触るとモチモチして手に吸い付くようだ。

ふっくらして肉感的ではあるのに、全く太さを感じさせない。

 

むしろ麗奈といい、久美子といい、胸は妊娠によってさらに大きくなったみたいだ。

乳首はこれからのことに期待し、興奮しているのかピンク色の綺麗な乳首が少し勃起していた。

 

麗奈の腰に左手を回し、優しく抱き回す。そうして、空いた右手で優しく乳首をこねくり回すと、

 

「んっ……、やぁ……!きょうは、……私が気持ちよくしてあげるんだから。」

――いつも気持ちよくしてくれるお礼、なんだから……。

 

そう言って、麗奈は雰囲気づくりのためか、俺の筋肉で作りあげられた胸板にしだれかかる。

 

「体も、胸板も……引き締まってて素敵。ギターが弾けるのもそうだけど、あっという間にユーフォが上手くなったのもかっこいい……。何よりその顔が好き。私をいつまでも好きでいてくれるその性格も好き……。筋肉質なんだけど華奢で細い肩幅も好き……。気配りしてくれるのも素敵……。作曲できる才能もすごいし、リーダーシップがあるのも尊敬する……」

 

そうして、麗奈はいつも以上に俺を褒めてくれる。

いつも俺が麗奈を押し倒したり、俺手動で好き放題やっているせいだろう。

今日は彼女が俺を好き放題やりたいみたいだった。

 

今日に限って、麗奈が俺のことをベッドに押し倒す。

そうして、俺の上に馬乗りになった。

 

「今日は、あなたの娘がいるお腹で騎乗位してあげるんだから……」

――嬉しいでしょ?

 

麗奈はお腹をさすりながら、嬉しそうに、そしてサディスティックな笑みを浮かべてこちらを見やる。

その様子は本当に嬉しそうだ。

 

ちなみに妊娠したのは『娘』だそうだ、嫁達皆そうだった。

検査しにいったときは、麗奈もみぞれも久美子も皆非常に嬉しそうだった。

 

「一緒にパパのこと気持ちよくしようね〜」

 

と、お腹を撫でながら言っている麗奈は心底嬉しそうだ。

そうして、麗奈は俺の勃起したペニスの上にまたがり、じゅじゅじゅ、と水音を立てながらペニスを挿入していく。

 

麗奈はすでに昂っていたようだ。

大量のドロドロとした愛液でペニスが滑り、麗奈の狭いマンコはすんなりと深くまで挿入された。

子宮口にコツン、とペニスの先がぶつかるのを感じる。

 

「んぅ〜っ……!ふっ、ふかぃ〜!んっ、あぁっ、はぁんっ!」

 

俺とヤリまくり、俺に仕込まれたせいで、麗奈は挿れただけで感じる淫乱だ。

 

「ふっ、ふぅっ!……んんっ!」

 

息を整えようとしていたが、

 

「……はぁ、……はぁ。あぁんっ!んひぃっ!」 

 

――俺が少しペニスで小突いてやるともうそれだけで軽イキする。

子宮口の奥からどくどくと愛液が溢れてくる。

 

――淫らでエッチな孕み妻、

――それが俺の嫁、麗奈なのだ。

 

そうして、多少麗奈のマンコを小突いてやると、あっという間に玉袋も含めて股間が愛液だらけになった。

俺は麗奈の下になったまま、彼女と手を重ね合わせ、恋人つなぎをする。

 

薄暗い部屋の中だが、麗奈が嬉しそうなのがわかる。

 

「……私、あなたのこと好きだから」

「知ってる」

「あなたが思っている以上に好きだから」

「……うん」

「これは、愛の告白」

「……うん」

「娘も私も、これからもずっと愛してね……」

 

麗奈から改めて愛の告白を受ける。

なんだかいつも女を手に入れる時は、俺から告白しているような気がするが、麗奈から改めて愛の告白を受けると胸が嬉しさで苦しくなった。

 

――この女は俺の女。

――いつまで経っても手放したくない。

――俺の子を産んで欲しい、俺の遺伝子を継いで欲しい。

――いつまで経っても、愛し、愛されたい。

 

そんな劣情、熱情、愛情、独占欲、そう言ったものがごちゃ混ぜになって俺の中で湧き上がる。

 

「好き、好き、好き……!」

 

麗奈はそう言って、俺の上で腰を降り始めた。

ゾワゾワとした快感が身体中を回り始める。

 

グッチュ、グッチュ、という水気のある音が部屋に静かに響き渡る。

 

「好きなの!ずっと好き、一生好き!」

 

麗奈は俺のことを見下ろしながら、幸せそうに俺に愛を囁き続ける。

お腹がぽっこりしちゃっている分、妊娠してから所謂『だいしゅきホールド』とかができないのが欠点だが、娘を宿して重みのある麗奈のお腹がバチンバチン、と俺の下腹部にぶつかるたびに、麗奈に愛されている、という幸せを感じる。

 

少しではあるが膨らんでいるそのお腹に、確かに『命』が入っているのだと実感させる。

そして母となった麗奈が、新しい俺の子を孕んでくれたそのおなかで、俺にご奉仕セックスしてくれているのだ。

 

これは言うてしまえば、少し早いが親と娘の共同奉仕、と言い換えることもできるかもしれない。

気の早い『親子丼』と言い換えることもできるだろう。

新しい妙味とも言うべき、新たな扉を開けてくれた俺の嫁に、その姿に、俺は興奮してしまう。

 

「んっ!あっ、あぁん……!お、おっきくなったね……!わたしで感じてくれて嬉しいっ……!」

 

麗奈はそう言うと、ラストスパートに向かって走り始めた。

俺の腹の上でスクワットのような上下運動をしていたが、それに加えて孕んだ腹を擦り付けるように円運動で腰を回し始める。

 

すると、急にゾワゾワと俺の中で電流が弾けた。

鳥肌が立ち、麗奈のあまりの圧に果てそうになる。

 

「んぁっ! いいっ!いいよぉっ!イッてイッて!」

 

麗奈は顔を赤らめ、普段から色白で綺麗な肌が、全身が快感で紅潮しているのがわかる。

 

妊娠して大きくなったおっぱいは勃起して張り詰め、下腹部のクリトリスを見やるとそれも大きく勃起していた。

極上の女であり、俺の子を宿した麗奈。

色白で美人で、スタイルもよく、胸も大きく、俺のことが大好きで、ちょっとやきもち焼で、孤高だったけど、

 

――俺との愛ですっかり極上の女に仕上がった麗奈。

 

16歳で孕んでくれた妻、麗奈。

こんなに綺麗で、美人で、俺にゾッコンな嫁に、俺の子を孕んでもらえるなんて、なんて俺は幸せなんだろう。

今は四月下旬なので、5月15日になったら麗奈は17歳を迎えるのだ。

 

「イッて!イクっ……!わ、わたしぃ、イキそう!いっしょにキてぇ!イッて、イッてぇ〜っ!」

 

同級生の中でも間違いなく最高の女、最高の嫁が、俺を見て、快感に喘ぎながら、俺にイッてとねだるのだ。

俺は男としてたまらなく嬉しかった。

 

胸から込み上げる幸せと共に、ゾワゾワと快感が身体中を走り抜け、

――俺は麗奈の中に、爆発的に射精した。

 

どぴゅーっ!どぴゅぴゅぴゅぴゅーっ!どくどくどくっ!どくんどくんっ!

 

「ん゛あ゛っ!イクイクイクゥーっ!んん!ん〜〜っ!」

 

どくどくと流れ込む精子の奔流が子宮口に直撃し、ビクンビクンと果てる麗奈。

俺の腹の上で恋人つなぎをしながらビクビクとイク様子を見ると、愛情と言う愛情が、俺の胸からこみ上げてくるのがわかる。

 

同時に、俺の中でも快感が爆発し、頭が絶頂により真っ白になる。

 

と、同時に本能で麗奈のマンコをペニスでさらに奥へ突き上げる。

ビリビリとした電流が背中を通って、全身に快感が伝わっていく。

 

「んひぃっ! や、やめぇ!き、きもちよすぎるぅ!」

 

子宮口が収縮して、中に娘がいるのにもかかわらず射精中のペニスに吸いつき、吸い上げるのが分かった。

俺の娘を孕んだ母である本能と、女としての本能に板挟みになっているのを想像してしまい、それが背徳感となりさらに射精が加速する。

ちゅっちゅ、と精液を吸い上げられ、さらにゾクゾクと快感がこみ上げてくる。

そうしてそれがさらに射精のサイクルへとつながっていってしまった。

 

「あぁ〜っ!イクっ!イっちゃってるからぁ!や、やめぇーっ!あひぃっ!んひぃんっ!んん〜っ!」

 

そうして二人して、射精と子宮口でのバキュームという絶頂のループに数分間取り込まれ、

――たった一回の射精で倒れ込む俺たちがいた。

 

「はぁっ……、はぁっ……!き、気持ち良すぎる……。に、妊娠エッチ、癖になりそう……」

 

麗奈はそう言って、俺の横で汗だくになりながら、息を整えていた。

麗奈は倒れる時、うつ伏せになるのではなく、お腹を庇って横向きになっていて、

――娘を庇った母になっているのが俺にとってすごく嬉しかった。

おそらく、麗奈は娘の成長が順調で体重が増加し、マンコの圧が上昇したのも相まって、よりキツマンになっているのだろう。

だから、普段よりも感じたのではないか、なんてことを考えながら、麗奈の腰に手を回した。

 

二人して汗だくになり、互いの汗が張り付いてすごいことになっている。

シーツも俺たちの股間があったあたりは、精液と愛液で水溜りみたいになっている。

 

シーツを洗わないとな、なんて思いつつも、今晩は麗奈とのセックスを楽しみたい。

 

そうして、俺は麗奈の胸に顔をうずめる。

若い女独特の甘い、ミルクのような匂いがする。

加えて、麗奈の女性らしい温かい体温が、俺のことを蕩かすかのようにリラックスさせてくれる。

射精後の高揚感と開放感の後に、好きな女の胸の中で抱かれるのだ。

夢心地のようなリラックス。

癖になりそうだった。

麗奈が俺のことを包み込むように、強く抱きしめると、ふぁさっと麗奈の綺麗なストレートのロングヘアが俺の肌に張り付く。

なんだかそれも心地よかった。

 

「ふふっ……、こうして胸に抱いてみると、なんだか赤ちゃんみたいだね」

 

そうして言われると、俺もいたずら心が出てきて、麗奈の絶頂して少し勃起が収まった乳首に吸い付く。

 

「ひぁんっ!」

 

麗奈が驚きでビクッと体を動かす。

俺がちゅうちゅうと吸い始めると、

 

「ぼ、母乳はまだ出ないから……。か、感じちゃうから……や、やめ……!」

 

麗奈が母乳は出ないと言うものの、どうやら妊娠中に出る人もいるらしい。

俺はそれに期待して、ちゅうちゅうと吸い、空いている手でもう片方の麗奈の乳首を弄る。

妻となった同級生の母乳、飲んでみたいと言う好奇心が勝った。

 

「んっ……!そ、それ、感じちゃうから……!今日は私がしてあげたいのに……!」

麗奈の抗議を無視して、乳首をカリッと甘噛みしたところで、麗奈は乳首で軽イキした。

 

「んん〜っ!んっ、はぁん!……はぁっ、はぁ……」

麗奈は俺を抱きしめたまま、ビクンビクン!と体を揺らしている。

 

マンコでイクときぐらい派手な絶頂ではないものの、確かにイッている。

麗奈の股間からは、ぴゅっぴゅっ、と俺に向かって潮を吹いているのがよくわかった。

 

「はぁっ……、はぁ……っ!」

 

短期間で俺に二回絶頂させられた麗奈は少し悪戯心を感じさせる顔をしていた。

 

「……悪い赤ちゃんには、『お仕置き』しないとね」

 

そうして、二人して布団を被り、麗奈は俺の股間に手を伸ばした。

手コキで未だ張り詰めている俺のペニスをゴシゴシと扱いていく。

 

「……ふふっ、もう先走り液出てるよ」

 

「れ、麗奈の愛液だよ」

 

俺は苦し紛れでそう言うも、確かに麗奈にしごかれて感じてしまっている。

麗奈はスタイルがよく、手足も長い。

俺が胸に吸い付いていても、ペニスにその手が届く。

互いに布団の中で寄り添いながら、俺は乳首を吸い、麗奈に手コキをしてもらっていると、背徳感がすごい。

前世では想像できなかった同級生による母乳手コキだ。

まだ母乳は出ないが、そのうち出るようになるだろう。

 

ちゅっちゅっと、麗奈の胸に吸い付き、丁寧に勃起した乳首を舐めていく。

どんどん乳首が大きくなっていって、感じている麗奈を見ながら、俺も麗奈に手コキされ昂っていく。

 

段々と昂っていく互いの体温。

それが布団の中で増幅され、互いに高まっているのが分かってしまう。

 

「き、きもちいい……!ち、乳首だけでこんなに感じるなんて……!」

そうして、乳首が最高に昂まったところで、俺は歯で乳首を甘噛みする。

 

「んっ!ん、んぁっ……!イクゥ……!」

 

麗奈は俺の手コキを強め、玉までも揉み、俺に射精するよう促した。

 

俺も麗奈の愛液でローションのようにグチュグチュになった状態で感じてしまい、

――麗奈の手のひらで射精した。

 

どぴゅーっ!どぴゅぴゅぴゅぴゅーっ!

 

ゾワゾワと身体中に電流が走る。

そのせいで口に含んでいた麗奈の乳首を、思わず強く噛んでしまった。

 

「んひぃっ!」

 

麗奈はビクビクと快楽に打ち震え、俺も麗奈の手の中で射精する。

普段トランペットに一生懸命な麗奈の手。

華奢で、色白で、美しい麗奈の手。

 

その手の中でする射精の興奮に打ち震えた。

マンコでイクのとは違った気持ちよさ。

その高揚感と、開放感。

加えて射精後の虚脱感と合わせて感じる麗奈の肌の温度。

 

――俺は幸せにあった。

――麗奈に蕩かされた、と言ってもいい。

 

「ふふっ……。感じている顔も可愛い」

 

麗奈は俺の絶頂顔を見て楽しんでいたようだ。

射精している様子を見られたと思うと、さらになんだか恥ずかしくなってしまう。

 

麗奈は俺のその様子を見て、再び昂ってしまったようだ。

 

麗奈は布団を横にどかし、俺の上に再び乗る。

 

「また……、シよう?」

 

麗奈はそうして、その綺麗な黒髪を書き上げる。

 

さっき射精を受け止めた手で髪をかきあげるものだから、精子が麗奈の髪に付くも、彼女は全く気にしていないようだ。

むしろ、

 

「……私、あなたのこの匂い好きだから、いいの……」

 

と、言って精子を塗り込む始末。

マーキングされている感じがして、好きなのだとか。

なんだか俺はそれが嬉しかった。

 

そうして、二十回近く、麗奈と再び交わる。

そうしてやっと、麗奈と一緒に寝た。

 

ちなみに、麗奈は仰向けになった俺の腹に仰向けになって寝た。

俺はその腰に手を回し、自分の娘の存在と、麗奈と言う嫁の体温と大切さを感じながらその夜を過ごした。

 

これが、幸せというやつなのだろう。

俺は今後続いていく幸せに、ますます楽しみになった。

娘ができたら生活も変わるだろう、そう思いつつ。

 




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第30話 直前に優子と即尺セックス

ゴールデンウィークが明け、サンライズフェスティバルが目前に迫っていた。

 

部内は非常に活発で、まるで爆発したかの様な熱気に包まれている。

一年位も底上げされた実力により自信がつき、それがきっかけとなりどんどん練習しておりいる。

もはや上級者以外の2年生、3年生の誰がオーディションに落ちてもおかしくない状態だ。

それに押されて二年生や三年生たちの上級生もどんどん熱中していった。

低音パートも例外ではなかった。

 

皆、それぞれスマホを取り出し、自分自身で録音した物や、パート練習で録音したものを皆で指摘しあって、それぞれ欠点を高めあうと言う方式をとっている。

ただ、一つルールを決めていて『絶対にどこかしら褒める』という制約を課していた。

そうでないと、ただ貶めあう形になってしまうからだ。

 

そのおかげもあり部全体でボトムアップを達成しており、集団として練度の向上につながっていた。

そうして、部全体で向上しているのを皆が実感した時、それがさらに爆発となって推進力となっていっている。

 

だがしかし、ここに、あまり人には言えない悩みを抱えた少女がいた。

 

――吉川優子である。

 

――――――――

「はぁ……、私、いつになったら孕めるんだろ」

 

私、吉川優子は部活の熱気とは別に、憂鬱になっていた。

去年、全国出場した吹奏楽部部長としての顔。

それは、強く孤高で、リーダーシップあふれる面しかなるべく見せないようにして、私がムチとなり、副部長に飴となってもらっていた。

 

この世の中には、『孕み癖』と呼ばれる現象が存在する。

これは女の側の問題だとされている。

 

みんな、どのカップルも、どの夫婦も、最初の第一子をもらうまでは苦労するのだ。

でも、どの夫婦も、最初の妊娠を済んだあとはポンポン妊娠する。

 

わーたーしーも〜!妊娠したい〜!

脳内で私は叫んだ。

 

愛する人の子を孕む。

愛する人の遺伝子を次の世代につなげる。

愛する人と自分の半分半分の新しい命が、新しい宝物が次の世に生まれるのだ。

 

どれほどの喜びがあるだろう。

 

どれほどの嬉しさがあるだろう。

 

私はその嬉しさを想像しながら、ご主人様に奉仕したり、奉仕させられたり、愛されてイッたりしているのだが、どうにもご主人様の子供を孕めない……。

 

どうしたらご主人様の子種を妊娠できるか、考えているうちにムラムラしてきた。

今は学校で、これからコンクールで、今はバスに積み込みの指導中。

 

「ハードケースの楽器が下よ!間違えないように!」

 

今は部長として、バスに積み込みの指揮を取っている最中だと言うのに、頭から離れなかった。

――もう、我慢できない。

 

「副部長、指揮、任せたから!」

 

「えっ、どこいくの?」

 

「急用ができたの! 五分ぐらいで済むから!」

 

――癖になっている、あのセックスと言う快楽に。

――それの虜になっている。

 

自覚はしているが、どうしようもない。

体が火照ってしょうがない。

 

副部長の夏紀に搬入の指揮を預け、私は彼のことをトイレに呼び出し、即ハメてもらえるように、スカートを脱いでおねだりした。

 

……夏紀にあとで謝らないと。

――――――

サンフェスの大会当日だと言うのに、急遽俺はトイレに呼び出された。

――性奴隷の優子からだ。

 

彼女からの部活中の呼び出しであれば、すわ部活がらみの急用かと身構えるところだろう。

 

だがトイレに呼び出され、連れ込まれたと思うと、スカートをめくりあげ、こちらに尻穴を見せつけてくる優子がいる。

 

それを見て、俺は吹奏楽部部長の吉川優子ではなく、俺の性奴隷としての吉川優子がいるのを理解した。

 

「……ハ、ハメてもらえませんか?」

 

そう言って、便器のフタに手をつき、狭いトイレにて尻をフリフリと振っている。

 

「……先輩、もう時間ありませんよ?」

 

俺は先輩をあえて焦らすようにして、普通に部活の後輩のフリを続ける。

 

「そ、そんなの……、ご主人様が早くハメてくれれば……!」

 

そのつけ上がった性奴隷に俺は制裁を加え、綺麗な美尻にビンタをかました。

 

「あひぃんっ!」

 

学校の女子トイレ、と言う日常空間にて喘ぎ声をあげる優子。

その様子はすでに全国大会出場経験のある部活の部長という顔ではない。

 

――俺の性奴隷の優子だ。

――マゾ豚の優子だ。

 

「……頼み方を忘れちゃったんじゃないですか?」

 

俺は焦らすように優子にペニスを押し付ける。

アナルとマンコの間をペニスでつつくと、優子はそれに合わせるようにマンコを押し付けようとしてきた。

 

「だめ」

 

すげなく俺は断った。

すでに優子は我慢の限界だ。

その美しく色白の肌は紅潮して真っ赤で、快楽に期待してブルブルと震える様子は、いつも俺の家で喘いでいる性奴隷の優子そのものだ。

 

「……ください……」

 

照れるような小声だったので、俺はあえて聞こえないフリをして再度促す。

 

「い、淫乱!性奴隷の! 吉川優子のおマンコに……!ご主人様のオチンチンをください!」

 

「よくできました」

 

俺は部長から性奴隷に逆戻りした優子に挿入する。

 

「んっ!んんんぅ〜っ!!!」

 

そのマンコはすでに愛液でトロトロで、普段はキツマンの癖に、愛液のおかげですんなりと挿入できた。

すでに挿入しただけで軽イキしたのか、ビクンビクンと震える。

彼女が震えると、彼女のリボンがそれに合わせて震えるのが見ていて面白い。

 

加えて、彼女が震えるのに合わせて、愛液が奥からドピュドピュと出てくる。

優子のマンコが毛羽立つような感覚に襲われ、ヒダヒダが立ち上がるのがわかった。

 

俺の中に快楽の波が駆け巡る。

 

「動かすぞ」

 

主人らしく、鷹揚にいうと、

 

「ひゃ、ひゃいっ……!」

 

余裕のない優子から返事が返ってくる。

その声はすでに裏返り、甲高く、もうすでに余裕がないのは明らかだった。

 

「さっさと出すから、……気合入れて締めろよ?」

 

「は、はい……っ!んっ、んぁっ!」

 

俺は優子が返事するや否や、腰を前後させる。

ずっちゅ、ずっちゅ、ばちゅん、ばちゅん、と狭い個室に交尾の音が響き渡る。

 

俺は後ろから覆いかぶさるようにして、優子の髪に顔を埋める。

薔薇の香りがするシャンプーのいい匂いがした。

 

枝毛一つない髪に埋めていると、ここが天国のような気がしてくる。

艶のある栗色の髪の毛がとても心地いい。

 

「んっ、おっ!おっきくなってる……!」

 

「お前の中、気持ちいいぞ」

 

「はっ……!はいぃ〜! あ、ありがとうございます……!」

 

俺はそう言うと、彼女の髪を書き分け、首筋に吸い付く。

 

「そ、そこは……、だ、ダメです!目立っちゃうから……!」

 

「うるさい、性奴隷は黙っていろ」

 

俺はそうやって高圧的にいい、子宮口を一突きする。

すると優子は、

 

「アヒィンっ!」

 

と言って、喘いで黙ってしまう。

俺はそれをいいことに、優子の首筋に強く吸い付き、アザを残す。

俺は自分の女に俺専用のマークをつけれたことを嬉しくなり、やっと腰を本格的に動かし始めた。

 

「んんっ!あっ、あぁんっ!い、いいっ!いいでしゅっ!」

 

突けば突くほどに愛液を垂らす優子。

水っぽい音が響き渡り、優子の白いハイソックスに向かって愛液が落ちていくのが見えた。

 

「あんっ!あっ、あぁっ!イクっ!イキますぅーっ!」

 

優子と戯れあっていたせいで、もう時間がない。

俺の中でもゾワゾワと高まるせいで、限界だった。

 

そうして、盛大にスパートをキメ、バチンと尻にビンタを決めたところ、優子が絶頂した。

「イグゥっ!イギますぅ〜っ!イクイクイグっ!」

――膣内が再び毛羽立ち、マンコのヒダヒダが全て立ち上がり、

――俺に射精を促したところで、

 

――俺も絶頂した。

 

どぷっ!どくんどくん!びゅるるーっ!どくどくどくっ!ごぼっ、ごぼごぼっ!

 

優子のキツイマンコの中に射精する。

子宮口に精液の本流が直撃した。

 

「イグっ!イグイグイグぅ〜っ!こっ、こだねくだしゃい!こだねくだしゃいっ!わたしもぉっ!こどもほしぃーーっ!」

 

そうして、盛大に絶頂する優子。

俺の精液を、メスの本能かゴクゴクと子宮で飲み干しているのがよくわかる。

 

そうして、いつもより短い即尺気味のセックス なのにも関わらず、俺も大量に射精した。

 

入りきらなかった精液が優子の脚に垂れていく。

彼女の色素の薄い紅潮した肌色の脚に、精液が垂れていくのが綺麗だった。

 

「んひぃんっ!」

 

俺の勃起したペニスが彼女から抜け出ると、それだけで喘ぐ優子。

いつもの清掃の条件反射からフェラチオしようとしてくる優子を止め、そのマンコをトイレットペーパーで拭いてやる。

 

「あ、ありがとうございます」

 

「いいから」

 

そうして、彼女のマンコを拭いているうちに、俺も段々と収まってきた。

本当はヤリ足りないが、それで大会に遅れるのは本末転倒だ。

 

それに、『無』になりながら俺の性奴隷のマンコを拭く、というのもなんだか乙なものだ。

なんだか修行僧みたいだ。

 

そうして俺たちは服装を整えると、駆け足でバスに向う。

ちょうど最後の積み込みを終えるところで、なんとか間に合ったようだ。

 

――――――

優子は俺とトイレでやったせいか、いい感じに緊張が途切れたようだ。

マーチングバンドの先頭で、見事なドラムメジャーを見せた。

その勇姿は会場を熱狂させた。

背中で語る優子は、後ろに続く俺たちをも奮い立たせ、サンフェスにて俺たちは堂々たる演奏を示し、観客の投票をかっさらうことができた。

 

皆、充実した手応えを感じ、俺たちは二年生の春を終えたのだった。




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第31話 嫁たちの妊娠編

あすかの話は以前やったのですが……、やっぱりもう一回やる事にしました。

次回はもうちょっと早く更新します。



 

――――

サンフェスを終え、梅雨に入り、オーディションが行われた。

 

オーディションは熾烈を極めた。

――が、思った以上に順当な結果となった。

 

皆が皆、莫大な練習量をこなしたのだ。

そのまま皆の実力が底上げされ、当然チームの定員全てを使い切った。

 

以外と揉めそうだったのが、奏だったが、そこは俺と久美子のフォローで乗り切った。

そのあと、さらなる驚きがあったのだが……。

 

――――

梅雨が梅雨があけた後、俺の部屋にて、大事な話があると優子から呼び出されていた。

 

俺だけじゃなく、俺に近しい人は皆同席していた。

久美子、麗奈、みぞれ、さつき、奏が居間に集まっている。

優子だけが、真面目な固い顔をしていた。

「大事な話があるの……」

 

皆、ゴクリ、と唾を飲み込む。

俺だけじゃなくて、誰かの唾を飲み込む音が聞こえた気がした。

 

「私、妊娠したの」

 

その様子に皆、さらにドキリとする、新たに子供を授かった事に、皆衝撃を受けている様子だ。

だが、みぞれだけが、この場に対応できていた。

 

「ご主人様の子供?」

 

「もちろん」

 

その様子を見ていた周囲は、感動に湧き上がった。

 

「おめでとうございます!」

「おめでとうございます、自分のことの様に嬉しいです……!」

「おめでとう……!」

「おめでとうございますっ!!!」

「おめでとうございます!」

 

上から久美子、麗奈、みぞれ、さつき、奏だ。

 

皆からの祝福の言葉を受け、優子は嬉しさから涙した。

 

「み、みんな……!ありがとう……!ありがとう……!」

 

そうして泣き崩れる優子、俺も嬉しさのあまりもらい泣きしてしまった。

俺もさらに一人の子を授かったのだ。

嬉しくないはずがなかった。

 

俺たち二人を皆が祝福してくれる形となった。

俺と優子は嫁たち皆に肩を抱かれて泣く。

 

嬉し泣きだった。

とめどなく泣いてしまう俺たち。

 

俺は4人の親となることが決まったのだ。

後日、検査にいったら優子のお腹の中の子もまた、『娘』なのだった。

 

将来が楽しみだ。

 

俺たちは皆で娘を協力して育てあうことを誓い合った。

 

――いい家庭にしていきたい。

 

その気持ちは皆一緒だった。

――――――

 

学校でも祝福の嵐だった。

部員からは盛大に祝われ、部長と恋仲であることが正式に明らかになった。

皆、薄々気づいていた様だが、気づいていない連中は気付いていない様子だった。

 

実は、俺と優子は主人と性奴隷という関係なのだが、それを近しい面々以外は伝えてもいないのはなんだか面白い。

皆、俺と優子のことを夫婦だと思っているようだ。

まあ確かにそうなのだけれども。

 

実際、セックスにおいての関係はひたすら精をねだる性奴隷と、鷹揚に中出ししまくる主人のそれだ。

部活の後輩の俺と部長である先輩が、主人と性奴隷という普段とは考えられない立ち位置になっているのもまた、俺たちにスパイスとして作用している。

 

だが、まだもう一波乱あったのだ。

 

今度はあすか先輩がうちに来て、皆を集めた後、またどでかい爆弾を放ってきたのだ。

 

「……私も、妊娠しました♪」

 

てへっ☆、とまるで効果音がついている様なチャーミングな笑顔でそう言うあすか先輩。

 

「えええ〜っ!」

 

と、皆のたまう。

俺とあすか先輩の関係は実は秘密だったのだ。

 

なぜなら、あすか先輩がそっちの方が燃えるから、とのこと。

だが、あすか先輩なら、と言うことで皆、驚きが最初に来たが、皆祝福してくれた。

揉めるかと思われたが、『あすか先輩なら』というその久美子と麗奈の一言で決まり、あすか先輩の俺の嫁入りが決まった。

 

あすか先輩はうちから大学に通うことになった。

ちなみにあすか先輩は、京都から東京の音大まで新幹線通学らしい。

 

俺が猛烈に楽器練習する姿に影響を受けたのか、東京の芸大に彼女は去年、進路を決めていた。

スパッと現役で合格するあたり、さすがだと思う。

 

将来はプロの奏者になるかは分からないものの、その様子はすでにプロの風格を帯び始めていた。

 

どうやら、そのユーフォの腕前を見込まれ、レコーディングに誘われたりしているらしい。

 

音楽のプロはコネクションで生きている人たちも多い。

あすか先輩が大成する日も近いだろう。

 

……出世することはいいことだが、俺の嫁としてのイチャつき時間が減るのはちょっとな……、と思ってたところ、

 

「……そんな寂しげな顔しないでよ、お姉さんが抱いてあげるからさ♪」

 

と、そこからあすか先輩にことあるごとにフェラチオされ続けている。

俺が妊娠1~2ヶ月目のあすか先輩を抱こうとしたのだが、

 

「本番はもうちょっと待ってほしい……、お腹の子の影響もあるから」

 

彼女は計算高い。

他の嫁たちはお構いなく、獣のように俺を抱きにかかるのだが……。

実際、妊娠当初も関係なく、セックス はできるようなのだが、彼女は慎重なようだ。

 

そう言われると、もう待つことしかできない。

 

その日はあすか先輩の口内に出しまくった。

 

そして、俺はついに来年、5人の親となることになったのだ。

なんだか、やっていけるだろうか……。

不安になるものの、期待や楽しみのが勝った。

 

これから楽しみだ。

 

――――――――

 

あれから、数日。

あすか先輩に、ひたすらフェラチオされる日々が続いている。

彼女は、妊婦になった時の他の嫁たち同様、俺が手放さないかどうか心配らしい。

 

俺が絶対にあすか先輩を手放すことはない旨説明しても、

 

「……ほら、男の子って移り気じゃない? だから体のほうにでも少しでも私を覚え込ませとかないと」

 

そう言って憚らない彼女は、立っている俺の下に跪き、ひたすらに俺の精をねだっている。

 

起床の際にフェラ。

朝出かける前にフェラ。

部活から帰ってきてからフェラ。

夜寝る前にフェラ。

夜俺が寝ている間に勝手にフェラ。

 

もうここまでくると、精液狂い、と言ってもいいだろう。

麗奈は愛液を俺に飲ませたりしている。

また、俺の精液と『小』を飲んで喜んでいるが、あすか先輩もそうなりそうだった。

――そんな予感がする。

 

あすか先輩は交通費節約のため、平日2-3日に講義を集中させている。

そのせいで、講義の無い日は余裕があり、ずっとユーフォニアムを吹いている。

 

俺たちも吹く時間は部活をやっているから長い気もするが、あすか先輩は俺たちが登校している間、ずーっと休まずに吹き続けているのだ。

そりゃ実力も伸びようと言うものだ。

生活費も入れてくれているのだが、レコーディングによって稼いだお金らしい。

さすがあすか先輩だ、と言わざるをえない。

もうプロの風格だ。

 

そうして、その鍛えた肺活量で俺のフェラチオをしてくれる彼女。

彼女のバキュームともいうべき吸い上げは、怒涛のようにペニスを刺激してやまない。

 

今日もまた、勉強中の俺の机の下でわざわざ、あすかはフェラチオしてくれている。

 

「……全然、集中できないんですけど」

 

「ちゅぱっ、……少年!これは精神力の鍛錬だよ!励みたまえ」

 

そうして再び、んじゅっ、ぐちゅっ!と、音を立てて俺のペニスを吸う先輩。

 

今は漢文の勉強をしているが、ペニスからの快感に気をとられ、全く文章が頭に入ってこない。

 

彼女の舌先がカリを丁寧に舐めるたびに、あすかの掌の上で踊らされている感じがする。

 

もう勉強を諦めようかと、あすかの方を見やると、ニヤニヤとニヤついていた。

『ほーら、もうそんなの辞めてお姉さんと遊ぼうよ』

 

そう言うふうに目で語っている。

俺はコクリ、と肯くとあすかは本格的に頭を前後し始めた。

 

「んじゅっ!じゅっぷ、じゅっぷ!んぐっ!んっ!」

 

あすかの吸引力は凄まじい。

さすが全国大会出場高、副部長のあすかだ。

そのバキューム力は高坂に匹敵する。

 

圧倒的なバキュームにゾワゾワと背筋に鳥肌が立つのが分かった。

俺の様子が伝わったのか、あすかは早く射精をねだるように、舌先でペニスの先っちょをグリグリしてくる。

 

もうその快感にはちきれそうだ。

股間の毛が鼻に入ろうとも全く構うそぶりを見せないあすか。

 

こんな美人が俺の股間に頭を埋めて、ペニスをしゃぶっているのはやっぱり何度見ても嬉しい。

 

背中に電流が走り、身体中が鳥肌立つ。

 

――俺は快感が爆発したのを見計らって、

――あすかの口内に盛大に射精した。

 

どぴゅーっ!どぴゅぴゅーっ!どくんどくんっ!どぶぶぶっ!

 

「ん゛ぅっ!ん゛ん゛ん゛〜っ!んじゅっ、ん〜っ!!んぐっ、んぐっ、んんっ!」

 

あまりの大量の射精に飲みきれないあすか。

だが、俺は責任を取ってもらおうと思ってあすかの頭を掴み、より喉奥で射精する。

 

「ングっ!ん゛っ!ん゛ん゛っ!ん、んぐ!んっ!んじゅっ!ん゛ゔっ……、ぷはっ……!」

 

長い時間、かかった気がしたが、あすかは嬉しそうに俺の精液を飲み干した。

 

「……赤ちゃんも、この精液が材料となってできるんだよね」

 

生まれる子供はもとより、俺とあすかの半分ずつの遺伝子でできているのだが……。

嬉しそうに言うあすかに対し、俺は冷静につっこめなかった。

野暮なことを言いたくなかったのだ。

 

あすかの頭を撫でてやると、

 

「もう一回シよう?」

 

と言ってくる。

 

すると、何も行っていないのにもかかわらず、俺の玉袋を口に咥え込んだ。

 

ゾワゾワとした快楽とはまた別の緊張感が俺を襲う。

分かってはいても、男の本能か、びっくりしてしまうのだ。

 

「……どう?びっくりした?」

 

そう分かっててニヤニヤしてくるあすか。

俺は机の下で再びその頭を掴み、腰を振り始めた。

 

「んっ!んじゅっ!んっぐ!ん゛っ、ん゛ゔっ!」

 

辛そうにしているあすか。

だが、さっきの『玉噛み』が俺の本能に火を入れたのか、さっきよりもペニスが大きくなっている気がする。

そのせいか、より喉奥へと、到達できそうだ。

 

「んゔっ!ん、ぐぐぅ!」

 

喉ちんこを掻き分け、よりあすかの喉奥に挿入する。

 

「ん゛〜!んっ、んぐぅ……!」

 

キツそうな声をあげるが、さっきのお返しだ。

だが、あんまり長くやりすぎると、申し訳ないのでさっさと出す事にする。

 

じゅっぽ、じゅっぽ、と言う音が部屋に響き渡る。

俺の机の下で、先輩であり、嫁であるあすかがわざわざ俺にフェラチオしてくれている。

今やもう、喉奥まで入れすぎてて、ディープスロートと言うか、イマラチオみたいなものだったが、それでも俺は嬉しかった。

 

嬉しさと、あすかの喉奥のツルツルした気持ち良さ。

加えて、あすかの舌がペニスの根本にあたるとザラザラとした快感がそれは極上の快楽となって脳内で爆ぜる。

 

再び、体に痺れに似た甘い快楽が走り出す。

あすかの方に目をやると、射精を待ち望み、苦しいながらも期待している目があった。

 

俺は再び、彼女の中に出し、俺の子供の成分とすべく、

――彼女の喉奥に盛大に射精した。

 

どくどくどくっ!どぴゅーっ!どぴゅぴゅぴゅーっ!どくどくどくっ!どぴゅんどぴゅんっ!びゅくびゅくっ!

 

「ん゛ん゛〜っ!んゔっ、んゔっ!ごくっ、ごくっ!んぐっ!んぐっ!」

 

大量に出される精液を再び必死になって飲み込んでいくあすか。

俺としては、あすかの喉奥で出している分、あすかが嚥下している喉の感触がペニスに伝わってきて、新しい快感に目覚めそうだった。

 

必死になって、涙目になりながらも、飲んでいくあすか。

その必死な様子が、

――堪らなく愛しい。

 

「けほっ、けほっ……。相変わらず、すごい量だね……」

 

あすか先輩は、涙目になりながらも一分近く、俺の射精を飲んでくれた。

メガネを整え直すあすかは、より愛着や愛情が深まったせいか、美人に見えた。

 

「ん〜?お姉さんに惚れなおしちゃったかにゃぁ〜?」

 

そうネコのフリをしながら聞いてくる彼女に頷くと、急に照れ始めた。

 

「……き、君がいけないんだからね。お姉さんを誘惑して……」

 

――誘ったのはあすかじゃないか……

と思ったが、思ったより彼女が照れているので、なんだかいい雰囲気になってきた。

 

そうして、俺はあすかをベッドに連れて行き、結局ヤッてしまった。

俺の言い分はこうだ。

 

――俺をムラムラさせるあすかも悪い。

――俺はあすかを夫として反省させねばならない。

 

そう言って、罰と称してあすかと二人してたっぷりヤリまくり、気づいたら20回も彼女に中出ししていた。

 

――――

 

「……これからも一緒にいてね、旦那様」

 

そうあすかにベッドを共にしながら、言われると、よりあすかの夫としての覚悟が、心の奥底で定まったのが分かった。

 

これから嫁と共に生きていくのだ。

楽しみで仕方がなかった。

 




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閑話その10 未来編 久美子と娘と一緒に温泉旅行

俺と久美子は高校1年生の時に結婚して、はやもう9年になる。

久美子は大学在籍時に、中高の教諭の資格をとり、京都府の音楽教師として働いている。

 

それはそれは激務で、彼女が指導する学生たちは強豪を目指して憚らない学校ばかりであり、それはそれは忙しい。

俺としては、今だに新婚のように熱々な俺たちの夫婦の時間が取れないのは困ったものであった。だったからこそ、今年の正月は家族で旅行に来ている。

 

娘の『美海』(みなみ)を連れての旅行だ。

この子は久美子との4番目の子供で、他の子は申し訳ないが、他の嫁たちに預かってもらっていた。

今、うちにはそれぞれの嫁に5,6人子供がいて、全てが娘たちだ。

 

久美子と一泊のプチ旅行に行く、と皆にいうと察してくれた。

それぐらい、久美子は忙しく、一番最初の嫁だというのに、俺との時間が取れないのを皆不憫に思ってくれていた様子だった。

 

だが、ここで一つ問題という問題ではないが、娘がどうしても私も行きたいとゴネたのだ。

あまりにもゴネるものだから、一緒に連れて行く事になった。

 

だが、俺と久美子の旅行である。

ましてやいつまでも新婚のようでいる俺と久美子だ。

 

ヤってヤってヤりまくるのがこの旅行の目的の一つでもある。

互いに言わなかったが、また子作りしようという目的、目標があった。

 

幸い、久美子の生理のスケジュールが重なったこともあり、授かりものだというが、現実的に思えてきた。

 

俺は作曲家として大成し、今最も旬な音楽家の一人となっている。

CD不況時代の今、俺の出すアルバムはヒマラヤの如く世界にそびえ立っている。

前世の記憶を駆使し、ヒットソングを思い出して引っ張ってきては当世流にアレンジしている。

おかげで俺の収入はまだ若いのに、数百億円にのぼる。

数千億円プレイヤーが見えてきたところだ。

そして、久美子の休みのためにいい宿を準備しようと、一人一泊100万円する超高級宿を準備した。

 

なんと、各部屋に露天風呂がついていて、24時間いつでも入浴できるのである。

加えて、部屋は60畳ある大きな部屋で、大型テレビとクイーンサイズのベッドが鎮座し、冷蔵庫にはウェルカムドリンクとフルーツが完備してあり、地元の名産のおやつも冷えているという気の利いた仕様だ。

 

もちろん、それらは食べ放題飲み放題である

 

細かい良いところは他にもあるが、このぐらいにもなるともう数えきれない。ホテル自体も『街』と呼ばれるほど、他の設備が充実しており、わざわざ建物を出なくても良いほどだ。

 

一泊5000円のビジネスホテルを前世で普段利用していた時には考えられない豪華さだ。

 

俺たちは新幹線と特急を乗り継ぎ、地方のホテルに向かう。

普段は日本海に近いのに、太平洋に面しているのがなんだか新鮮だった。

――――

「綺麗な夕焼けだね……」

 

今は久美子と一緒に、ホテル最上階にあるレストランで食事をとっている。皆、ジャケットを着て、久美子はナイトドレス姿だ。4人の子供を産んだとは思えない、しなやかな美しさで、今俺の目の前に彼女は立っている。

彼女は子供を産んでから、少し胸が大きくなったようだ。

垂みを気にしているようだが、俺の目には全くたるんでいるようには見えなかった。

 

彼女はこのホテルの格に合うぐらい、豪奢なビロードのドレスを着てくれている。

露出した肩口がセクシーだ。俺だけに見せて欲しい、と思う反面、こんなに美人な嫁を周囲に自慢したい!という葛藤が俺の中で渦を巻く。

歩くたびにそのスリットから現れる足に、俺は久美子に10年近く寄り添っているのに、いまだにドキドキしてしまう。

早く、部屋に帰り、その脚を舐め回し、久美子に『……変態』とジト目で見られようとも、妻とやりたい、やりまくりたい!

そういう欲求、欲望が頭に取り憑いて離れない。

 

だが、今こうして綺麗な太平洋の海の美しさに浸っているところに、水を刺すわけには行かない。

我慢、我慢だ。と、思いつつも、西日に煌めく久美子の横顔に改めて惚れ直すのだった。

 

4番目の子供である美海も一応、子供用ジャケットを着せて正装だ。

彼女はまだ4歳であり、騒がないか不安だったが、場の雰囲気を幼いなりに察して、落ち着いてくれている。

 

そうして、俺と久美子と娘の美海はディナーを過ごし、部屋に戻ってきた。

 

……すると、娘の美海はすぐさま眠ってしまった。

 

子供は寝る子。

だが、……今晩の大人はそうそう寝ない。

 

これから待ちに待った子作りタイムだ。

――いつも誘うのは俺。

 

だったのだが、今晩は久美子が誘ってきた。

 

「美海もそろそろ寝たみたいだし、シよっか?」

 

そうして、久美子はふぁさ、と旅館の浴衣をはだける。

腰の帯だけでその浴衣は保持されており、久美子はブラジャーもスッと脱ぎ、その淫靡な肉体を俺の目の前に晒す。

 

薄い暗闇の中で、月光を受けて輝く久美子の肉体。

俺の娘を4人も産んでくれ、尚且つ俺を愛してくれている久美子。

 

俺にはその体も、心も、精神も、髪の毛の一本に至るまで何もかも、愛おしく思えた。

窓から入り込む月光の柔らかい陰影が、久美子の肢体を妖しく光らす。

 

「これからは……大人の時間。でしょ?」

 

そう言って、柔らかく微笑む久美子。

 

俺たちの『大人の時間』が始まった。

 

――――

まずは夫婦として、大人の時間を堪能するために、お風呂場に行く。

体を洗い、互いにいい年になっても洗いっこしている途中で、お互いの性欲がムラムラと湧き出すのがわかった。

 

泡のついた体で向き合い、互いの腰に腕を回す。

俺のペニスはとっくに巨大化し、久美子のへそあたりにペニスを押しつけ、その奥にある子宮に今か今かと精を吐き出すのを堪えている。

 

ペニスをピトッと、くっつけると、久美子も心なしか震えているのがわかった。

 

再びの子作りに興奮しているのだ。

 

久美子の柔らかい尻を揉みしだく。

 

「んっ……!あ、んぅ……!」

 

発情している久美子。

その体温の暖かさは、シャワーを浴びて温まっただけではないだろう。

今、久美子と正面で抱き合っているが、胸板に押しつけられたおっぱいから、久美子の早く脈打つ心臓の鼓動を感じている。

 

俺は久美子にキスをねだり、久美子がそれに応えてくれた。

 

「んっ、ちゅ、……ちゅ。んちゅ……、んじゅ……、んっちゅ……」

 

俺たちのキス音が静かな浴室に響き渡る。

久美子は俺を嬲り、俺は久美子を嬲っている。

互いの舌が互いを求め、ペニスで感じる性感とはまた違った快楽を俺たちにもたらしている。

 

しっとりと濡れた久美子の肌が、俺の官能をより燃え上がらせる。

 

段々とキスも深いものへとなっていった。

 

「んっ!んじゅ……!じゅっ……!」

 

互いの歯茎を舐る。

舐るたびに久美子の甘い吐息が心地よく浴室に響き渡る。

風呂場特有のお湯で暖まった温度も心地よさを加速させた。

 

互いの体温が上がり、上がった相手の体温を感じることでまたドキドキする。

俺たちはこのまま、ずっと一緒に、一生相手のことを思いやりながら、セックスして、子供を作って行くのだろう。

そんな未来が容易に想像できる。

 

そして、久美子と通じ合った愛を感じるためにしているキス。

これが互いの愛情を非常に深く確認できて心地いい。

 

――俺たちは永遠に、互いにキスをし合っていた。

 

愛する妻と自宅を離れてのヤリ目的のイチャラブ旅行。

天上の幸せがここにあった。

 

そうしてずっとキスしているうちに、久美子の華奢な手が俺の肌に食い込む。

もっと、もっと欲しい、という合図に違いなかった。

 

「…………」

 

久美子は何も言わない。

だが、黙って後ろをむき、浴槽のへりに手を付き、こちらに尻を差し出してきた。

 

これからくる快感に期待し、体全体が紅潮している。

一糸纏わぬまま、尻をこちらに突き出し、少しだけ誘うようにフリフリしているその格好は、言葉よりも雄弁だった。

俺は久美子のマンコに注目する。

 

マンコはすでに、これから来るペニスの期待にピクピクと震え、とろりと愛液が流れ出している。

 

「来て……」

 

その一言で十分だった。

俺は久美子の十分に濡れたマンコに挿入する。

 

「んんっ……!んあっ!あぁあああっ!」

 

久美子は挿れた瞬間、ゾクゾクと体を震わせ、軽イキしていた。

子宮の奥からゾクゾクと快楽が伝わり、マンコ全体が毛羽立ったようにイッている。

 

久美子のいつもの使い慣れたふわとろマンコは、急にキュッと窄まり、俺にも絶頂を促して来た。

ゾワゾワとした快楽の電流が俺にも流れ、脳髄を至福の洪水で満たす。

背中にもビリビリと性感が走り、危うく出しそうになってしまった。

目の前で俺に尻を向けている妻の久美子が、一層愛らしく思える。

彼女のマンコはまだ毛羽立っており、俺の精を求めている。

だが、俺は我慢して久美子が落ち着くまで、待つことにしたが……。

結局一分近く待った。

だが、俺は久美子がイッている姿が嬉しくて、待つことは苦ではなく、その嫁の美しい尻と背中に酔いしれていた。

 

「……ご、ごめんね。すぐ動きたかったでしょ……?待ってくれてありがとう」

 

久美子がこちらに振り返り、紅潮した様子で嬉しそうに言ってくれる。

久美子的には待っていてくれた方がありがたかったようで、気遣った俺に感謝してくれていた。

 

「今日の夜は長いし……、もっと久美子とゆっくりじっくり愛し合いたい」

そう俺がいうと、久美子は嬉しそうだった。

 

「好きなだけ、動いていいよ。また子作り……、しましょう?」

 

そう久美子に言われると、俺はもう歯止めが聞かなかった。

久美子の尻を鷲掴みにし、子宮口にグリグリと、ペニスの先を押し込める。

 

「ん゛ん゛っ!ふ、ふかい〜!あんっ!あ゛ぁ゛っ!」

 

獣のような喘ぎ声を出す久美子。

久美子は高校生の時にボルチオを開発済みだ。

以来、久美子の好きなポイントはずっとそこだ。

 

何年もやり続け、責め続けている久美子の感じるポイントだが、喘ぐ久美子の姿に俺はそれが嬉しくなり、再び腰を突き出す。

飽きることのない嫁の喘ぐ姿、俺はそれが好きだった。

 

グッチュ、グッチュ、という音が浴室に響いていく。

 

「んっ!あぁんっ!あっ、あんっ!」

 

先ほどイッた成果、再びゾワゾワと、久美子の中のマンコのヒダヒダが立ち上がり出すのが分かる。

俺はそれに合わせ、自分の中で快感が高まるのが分かった。

 

ザワザワと、快感の電流が身体中を駆け巡る。

 

グイグイと自ら尻を、俺のグラインドに合わせて、最も深い位置から浅い位置へ前後させていく久美子。

「イク……!またぁ、イッちゃうから……!一緒に……!いっしょにキてぇ……!」

久美子の言葉に、俺は脳髄で爆発するようだった快感を解放させる。

 

――そうして、再び絶頂が訪れ、

――俺は久美子の子宮の奥底へ、

――盛大に射精した。

 

どぴゅーっ!どくどくどくっ!どくんどくんっ!どびゅびゅびゅーっ!

 

「あ゛あ゛っ!イクイクイクぅーっ!!ん゛ん゛ん゛ぅ゛ーっ!」

 

ペニスからの快感に、脳髄に快楽の電流が走った。

久美子のマンコのヒダが立ち、壮絶な快楽でもって俺に精をねだってくる。

目の前でビクビクと震え絶頂する久美子がより愛しく思え、この女に射精したい、子宮に出したい、孕ませたい。

欲望と快感が俺の中で明滅し、より奥へ奥へ、と体の本能から、久美子の尻を鷲掴みにし、子宮口へグリグリとさらに押し付ける。

 

「んん゛〜っ!い゛っ!い゛まっ!イッてるからぁ〜っ!まっ、まって!」

 

久美子が待ってというが、待てない。

身体中に快楽の電流、射精の興奮が流れる中、本能でグリグリと押し付けたペニスからでた精液が、子宮に続々と流れ込んでいくのが本能的に分かった。

 

合わせて、久美子の子宮口が本能のようにペニスに吸い付いてくる。

まるでフェラチオのようにちゅうちゅうと吸い上げられる興奮。

 

それが射精を加速し、さらなる電流が俺たち二人を襲った。

ビリビリと身体中に快楽の電流が走りまくる。

そうして、一分近く射精した後、久美子のマンコと繋がったまま、俺は彼女の背中の上に体を預け休めていた。

 

久美子はお風呂のへりに身体を預け、呼吸を整えている。

 

「はぁっ……、はぁ……」

 

彼女の髪に顔を埋めると、久美子のシャンプーと汗の匂いがした。

そして、密着した体から久美子の鼓動が伝わり、彼女が興奮してくれているのが分かった。

 

――それが、俺には嬉しかった。

 

「……もう一回、……する?」

 

久美子は俺を嬉しそうな笑顔で見る。

その顔は蕩け、心底幸せそうだった。

 

「お風呂でしようか」

 

俺がそういうと、彼女は破顔する。

いったんマンコからペニスを抜き、俺の手をとって風呂に入る。

 

二人で入っても余裕なお風呂。

10m四方はある風呂は、二人には大きすぎる風呂だった。

 

適温で、とてもきもちいい。

俺が入ると、久美子が背中を預けるようにして、俺の胸の中に収まった。

 

久美子のへそまわりに手を回し、二人でいちゃつき始める。

 

「……これからも、ずーっといっしょだよ?」

久美子が囁くと、俺は嬉しくなる。

久美子の瞳を見ると、彼女は俺への愛に蕩けているようで、本当に幸せそうだった。

妻の幸せそうな姿に、俺も胸が熱くなる。

「もちろん」

とだけいうと、久美子は姿勢を直し、俺と正対する。

 

そうして、腰を落とし、ペニスを自身の中へ沈めていく久美子。

 

「んっ!んんん〜っ……!」

 

俺の目の前で、快感に喘ぐ表情を見せる久美子。

淫靡で、淫らだ。

なのだけれども、俺にとっての女神でもある。

 

お湯の中でのセックス はまた違った快感を見せる。

俺の背中に手を回し、胸を密着させる久美子。

肌に触れる感触から、その乳首は立っていることが明らかだった。

 

俺は嬉しくなり、久美子を下から腰を突き上げる。

すると、久美子は幸せそうに笑ったまま、その綺麗な脚を、俺の背中に回す。

 

所謂、『だいしゅきホールド』の完成だった。

「んぁっ……!気持ちいぃ……!」

久美子が俺の耳もとで喘ぎ声をあげる。

それが耳近くで叫ぶものだから、余計俺を興奮させた。

 

腰をグイグイ突き上げるたびに、久美子の子宮が再び下がってくるのがわかる。

 

「あぁんっ!んんっ!いいっ、いいよぉっ!」

 

久美子は喘ぎ声を大きくして、彼女の子宮はちゅうちゅうと、再びペニスに吸い付き始めた。

ゾワゾワとした快感が再び脳髄で爆発する。

もうこの女のなかに出すことしか考えられなくなる。

 

「あっ、あんっ!もっと、もっと……!」

 

この性に貪欲な俺の妻は、再び俺の精をねだっているのだ。

そのことに嬉しくなり、少し腰を浮かせ、久美子の自重でペニスを奥底へ沈ませ、再び突き上げることを繰り返す。

 

「んっ!んぁっ!あんっ!んん〜っ!」

 

快感に耐える久美子を見るたび、余計に妻を愛したくなる。

敢えて浅いところでグリグリと責めてやると、

 

「や、やぁっ!そ、それだめぇえええええっ!んんんぅ〜っ!」

 

とイヤイヤをしながらも、快感に打ち震えている。

久美子の絶頂だ。

再び久美子のマンコが毛羽立ち、俺に精を求めるのがわかった。

久美子のふわとろマンコがキツマンへと再び変貌する。

ペニスから快楽が身体中に伝わり、イキそうになってしまう。

俺もイッても良かったが、久美子の感じる顔を間近に見てたいので、なんとか我慢する。

彼女が必死になってイキそうになっているのを我慢しながらも、結果として一人でイッてしまって感じている顔が好きだった。

そうして、彼女が申し訳なさそうになっているのも、久美子には申し訳なかったがその表情も含めて好きなのだ。

 

俺の目の前で、久美子が絶頂に快楽に顔を蕩け、そこから降りて一息つくのが分かった。

顔は紅潮し、耳まで真っ赤で、快楽からか涙を流している。

愛する妻が俺の目の前で盛大にイキ、蕩けた顔を晒しているのだ。

これ以上の喜びは無い。

俺は射精はまだ我慢していたが、心は天にも登る気持ちよさを感じている。

 

今、俺たちは湯船に使っているから音は聞こえないが、久美子の愛液が子宮の奥底から吐き出されるのが分かった。

 

「はぁっ……はぁっ……」

 

久美子は今、俺に抱かれ、だいしゅきホールドをしながら、なんとか息を整えている。

 

「ごめん……私だけイっちゃって……」

そう申し訳なさそうにする彼女もまた、美しかった。

俺が動くことを言うと、

「うん……」

 

とだけ、照れて嬉しそうだった。

 

再び下から突き上げる。

 

「んっ!んあっ!いいっ!いいよぉっ……!イクっ!イキそうっ!いっしょに、いっしょにぃ〜!」

 

久美子は先ほどの絶頂でマンコが敏感になっていた。

俺が数回突いただけで、もう絶頂へのカウントダウンが始まっている様子だった。

 

久美子のマンコのヒダヒダが立ち上がり、ペニスに対して容赦のないマンコとなり、再び俺に襲いかかってくる。

 

ゾワゾワとした快感がペニスから全身に駆け上がり、俺の目の前で蕩け、絶頂に向かっている久美子の喘いでいる顔を見るたびに、ペニスがより勃起する。

 

「んぁっ!おっ、おっきぃ!おっきくなってるよぉ……!感じて、くれてるんだね……!うれしい、嬉しい……!」

 

久美子は再び涙を流しながら俺のペニスを喜んでくれている。

そうしてその嬉し顔、イキそうな顔が俺のペニスを大きくして、久美子のキツマンを感じさせ、より俺のペニスが大きくなり、絶頂へ俺たちが向かうと言う無限ループになっていた。

 

俺はそうして久美子のマンコを数回突いただけで、もう互いに絶頂しそうなのが分かった。

 

「出してっ!いっぱいだしてぇっ!いっぱいこども作ろうっ!わたしのなかに出してぇっ!いっぱいいっぱいっ、あなたのこどもがほしいのっ!」

 

久美子に『あなたのこどもが欲しい』とねだられた瞬間、俺はもう最高潮に幸せになり、

――爆発的に射精した。

どぴゅーっ!どぴゅぴゅぴゅぴゅーっ!どびゅびゅーっ!どびゅびゅびゅびゅっ!どくんどくんっ!

 

「はぅっ!あ゛ぁ゛〜っ!イクっ!イクイクイク〜っ!ん゛ん゛ぅ〜っ!」

 

久美子の奥底、子宮口に深く密着させたまま、盛大に中出しする。

射精の高揚、妻が目の前でイッている視覚の暴力、快楽の電流、密着した肌の気持ちよさ、久美子のマンコが俺の精をさらに求めての脈動。

 

――全てが心地よかった。

 

どぴゅどぴゅと、普段の倍以上の精液が久美子の中に吐き出されるのが分かる。

 

「ん゛っ!ん゛ん゛〜っ!」

 

目の前で久美子が快楽に耐え、喘ぎ蕩けている顔も、俺に心地が良かった。

 

久美子の体温、久美子の表情、久美子の毛羽立ったマンコ、全てが俺を加速させより深い射精と興奮に導く。

そうして深い俺の射精が、久美子の性感帯たる子宮口に直撃し、より深い絶頂となり、マンコを締め上げ、より深いループへと導いていく。

 

だんだんと頭が真っ白になり、二分近く射精した後、

――俺と久美子は浴槽ですっかり蕩けていた。

 

快楽の絶頂後の高揚感、射精の気持ちよさ、全ては過ぎ去り、絶頂後の幸せと俺の胸の中に嫁がいる幸せだけが俺を満たしていた。

 

久美子も同じような様子だった。

絶頂後の余韻を味わいながらも、俺の肩に頭を載せ、俺の体温と幸せを味わっているようだった。

 

互いに何も言わない。

だが、それだけでも互いに今が一番幸せだと、そう思っていることが伝わってきた。

 

――その体温から、伝わってくる。

 

俺は射精後の幸福感を味わいながら、久美子の腰に再び手を回す。

すると、久美子も顔をあげ、俺の背中に手を回してきた。

 

どちらとも、何も言うこともなく、深いキスをする。

 

「んっ!んぅ、んんっ、んちゅ、んっちゅ……!」

 

互いの口腔を貪り合う。先ほどの性感とはまた別の幸せが俺を満たしていく。

そうして、数分、キスで互いを貪りあったところで、久美子が唇を離した。

 

互いの唾液でできた銀の橋が、俺と久美子の間から落ちていく。

 

「ずっと……、こうしていたいね……」

「ああ……」

 

俺の相槌に、久美子はまたしても幸せそうな顔をする。

 

「いっぱい、いーっぱい。こども、作ろうね……!」

 

久美子は柔らかくこちらに微笑み、俺の手をとって風呂から上がるよう促した。

 

俺はこれからベッドでまたするのだろう、と察した。

……娘が起きないか心配だったが、ベッドは広い。

なんとかなるだろう。

 

そうして、俺と久美子は永遠の愛を再び誓い、ベッドで再び昂った性欲で子作りするのだった。

 

「もう、あなたのこと、一生手放さないから……!」

 

再び、俺たちの長い長い大人の時間が始まった。




コメントありがとうございます!とってもうれしいです!
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第32話 全国大会への切符前編

八月の関西大会直前は大波乱だった。

 

久美子、麗奈、みぞれ、優子はお腹が大きくなり、10月の出産予定を控え、大変そうだった。

夫である俺にできることは数少ないが、皆を部活と私生活両方でサポートに徹した。

 

部活の面で、俺たちは精一杯やった。

間違いなく、精一杯やった。

 

前日の別ホールを貸し切っての練習も、皆熱量が凄かった。

加えて、皆移動とセッティングの練習を行ったせいか、皆パニックになったり、楽器を落としそうになることも無い。

 

それから、自信が着いたようだ。

やるべきことはやった、という自己肯定感を手に入れている。

 

全ての空き時間を空けて、楽器の練習してに取り組んだ。

才能のあるなしは別として、皆全力で取り組んだのだ。

 

去年の3年生が抜けた穴は塞ぎ切れた分からない。

……でも、やれることはやった。

 

そうして、

――勝負の時は訪れた。

 

演奏は誇らしい演奏で、また全国で吹きたい!と思わせる手前味噌だが立派な演奏だった。

悔いのない演奏ができたと思う。

 

そうして、開放感を味わったところで、ムラムラと性欲が湧いてくる。

すると、同じ気持ちだったのか、

 

「ほら……こっち」

 

と俺の手を引く麗奈。

会場の会議室を手慣れた様子で予約し、入室。

そしてすぐさまスカートを下ろし俺にその尻穴を見せつけてきた。

まんこがでろでろに塗れ、 既に準備万端だ。

ぼっこりと膨らんだお腹がそこに俺の愛娘がいるのだと実感させる。

正面での対位はもう既にできない。

 

キス魔の麗奈は狂おしいだろうが、俺は後ろから麗奈を抱きしめてやるのも好きだった。

麗奈は嬉しそうにしている。

顔を紅潮させ、目は蕩けており、漫画だったらハートマークがその瞳中に浮かんでいるだろう。

俺は後から麗奈にキスをして、2人で唾液を交換する。

 

「ん……ちゅ……、んじゅっ……、ちゅ……ん……!」

 

誰もいない会議室に俺たちのキス音だけが響く。

そうして、長い2ヶ月ぶりにキスをすると、俺たちの性欲は止まらなかった。

 

わずか2ヶ月、しか我慢していないのだ。

それでも、一緒に暮らしていて昂ることはあった。

もはや日常となった妻たちとのセックス。

皆と、大会終わるまでセックス禁止を合意したときは哀しかった……。

だがそれも大会のため。

それが、やっと開放されようというのだ!高ぶらないはずがない。

 

俺は麗奈のスカートをまくり上げ、すぐさま麗奈のマンコへ挿入する。

 

「んっ……!あっ、あぁ〜〜っ!」

 

挿れただけで軽イキする麗奈のマンコ。

麗奈の美しい喘ぎ声が、俺の耳元で叫ばれてそれが非常に気持ちいい。

 

麗奈のマンコは中に娘がいるからか、今までと違って、子宮口まで非常に短いマンコとなっていた。

底突き感が非常に気持ちいい。

 

久々のセックスに、ゾワゾワとした快感、性感が身体中を走り抜ける。

――目の前のメスをしゃぶりたい。

――俺の嫁を味わい尽くしたい。

――出して出して出しまくりたい。

 

野獣の如き欲望がどんどん湧き出てくる。

 

セーラー服越しに麗奈の胸を揉む。

 

「んぁっ……!」

 

麗奈の胸はさらに大きくなっていた。

娘の出産に合わせて、体が母のそれへと変化しているのだ。

制服越しでも分かる、その巨乳。

以前は本人はEカップと言っていたが、もうGカップはある、多分。

 

しかし、麗奈は恥ずかしそうに、

「……形、崩れちゃって……それでも良ければ……見る?」

 

と、しゅんと少し悲しげな様子で麗奈はいう。

俺が頷くと、挿入したまま器用にセーラー服の上を脱いでいく。

ピンクのマタニティ下着をつけた麗奈。

 

それは以前よりも、揉み応えのある麗奈のおっぱいだった。

眼前に広がる桃源郷。

麗奈の色素の薄い、色白の肌が、俺の視線によって紅潮している。

 

麗奈のおっぱいは確かに大きくなっており、広がっている。

……が、美しい少女のキリッと自分を主張するおっぱいのラインはいささかも、崩れていない。

俺は断言できる。

 

それに、麗奈のおっぱいが例え崩れたところで、俺は麗奈を手放すことは絶対にないだろう。

「……嬉しい……。受け入れてもらえないんじゃないかと思った……」

 

そうほっとする麗奈。

俺は再び、麗奈に俺からの愛を確認するため、キスを浴びせかける。

 

「あん……、ふあっ……!ん、ちゅ……、んんっ……ちゅ……!」

 

性感とはまた違った幸福感が俺たちを満たす。

まるで頭の中が蕩けるようだ。

唇から伝わってくる麗奈の唇も、プリプリしていて瑞々しい。

甘噛みすると、嬉しそうに麗奈も甘噛みを仕返してくる。

 

そうして、麗奈にタップりと愛情を注ぎ込むと、麗奈も興奮して来たのか、ペニスへの締め付けがキツくなって来た。

 

「……いっぱい、動いて。あなたの好きなように動いていいから……。」

――娘ごと、私を犯して、絶頂させて……!

 

そう耳元で囁かれたら、俺はもう止まれなかった。

腰を前後に振り、麗奈を責めて責めて、責めまくる。

 

「んぁっ!いいっ!いいのぉっ!きてっ!んっ……、んぁんっ!はぁ……、アアンっ……!もっと、きてぇっ!」

 

麗奈のマンコのヒダヒダが立ち、俺にどんどん快感を送り込んでくる。

腰をなれた様子で俺に合わせて動かし、自分自身で気持ちいところを俺のペニスにぶち当ててくる麗奈。

 

その動きもあって、ゾワゾワとした性感、幸福感、電流が背筋と脳髄を焼き焦がすようだ。

 

目の前の白い背中がさらにセクシーで、この少女は俺の妻であり、俺の子を身篭っている事実が拍車をかける。

満足感、全能感、悦び、幸福感がこみ上げた。

 

麗奈は汗をかき、その綺麗な黒髪が色の薄い背中に貼りつく。

黒と色素の肌のコントラストが素晴らしい。

 

俺は後ろから麗奈に覆いかぶさり、そのおっぱいを手でもみしだく。

 

「んぁ……っ!そ、そこも、いいよっ……!き、きもち、いいっ!」

 

まるで吸い付くかのように、俺の手に馴染む麗奈のおっぱい。

その先の乳首は、既に勃起しており、コリコリと摘んでやると、

 

「んんっ!そ、そこっ! 敏感すぎてイヤっ! らめっ!らめなのっ!イヤっ、イヤイヤイヤ〜っ!」

麗奈はイヤイヤと、首を横に振り、綺麗な黒髪を振り回すと、

――盛大にイッた。

 

ピュピュッ!ビクンビクン! と麗奈は、愛液を子宮奥から大量に垂れ流し、俺のペニスと玉袋を盛大に濡らしていく。

体をブルブルと快感に振るわせ、その穴という穴から液体を流している。

目からは快楽に耐えきれず出て来た涙。

口からは喘ぎ声を上げすぎて飲みきれなかった涎。

尻からは尻汁。

そして、マンコからは大量の愛液が、俺のペニスを濡らしている。

 

「はあっ!はぁっ……、はぁ……」

 

しばらく麗奈は休むと、俺に謝ってきた。

 

「ご、ごめん……、私だけイッちゃって……」

 

麗奈のイッている姿、綺麗だったよ、と言うと。

 

「も、もう……ばかっ……」

 

と照れ隠しで俺を軽く叩く。

そんな姿も可愛かった。

 

だが、麗奈がイッて俺のペニスを盛大に締め付けているおかげで、俺ももう動きたくてたまらない。

 

「す、好きに動いていいよ……、私がイッても気にせずに動いてね……」

 

照れ隠しからか、目線を合わそうとしない麗奈。

先にイッてしまったせいか、こちらを気を遣ってくれている。

愛する人には気を遣えるのが、麗奈のいいところなのだ。

部員の皆は分かっていないようだが……、皆に理解して欲しいと思う反面、俺の中だけに留めておきたくなる。

 

俺の子を妊娠してもう10ヶ月近いのに、いまだその初々しい様子が堪らなく好きだ。

俺もつられてドキドキしてしまう。

 

だが、シて欲しい。俺のペニスで娘ごと突き上げて欲しい、というのは明らかだった。

 

俺は盛大に動くことにした。

ペニスをギリギリまで抜くと、麗奈の喘ぎ声が響き渡る。

 

「んん〜っ……!」

 

そうして、根元まで勢いよく挿れる。

 

「んひぃっ!」

 

ぱちゅん、という麗奈の尻に俺の脚がぶつかる音が響き渡る。

 

「んっ!あぁん……っ!んっ……、んぁっ!」

 

ぐっちゅ、ぐっちゅ、という音を立てながら、スパートに向かって加速していく。

 

「んあっ!イイっ!アァンっ!んぅっ!あぁんっ!イイっ……!いいよぉっ!」

 

瞬間、麗奈は再び鳥肌を立たせ、快楽に絶頂する。

 

「イク、イクイクイク〜ッ!」

 

マンコがのヒダの一つ一つが、再び立ち上がり俺に精をねだる。

 

俺も目の前が快楽でスパークしそうになる。

快感の電流で視界が明滅する。

 

だが俺はそのまま気合で我慢し、麗奈の奥底を突き続け、すっかり弱くなったボルチオを責め続けた。

 

「イグっ!イッちゃってるがら゛ぁ゛っ! い゛っ!い゛い゛よおっ!」

 

すっかりイキっぱなしになり、甲高い喘ぎ声をあげる麗奈。

 

「ん゛うっ!イクイクイクっ!あ゛っ!あ゛ぁっ!」

そこには普段のトランペットのエース、という姿はおらず、ただ俺の下でペニスを入念に味わい続ける、俺のえっちな妻である麗奈だけがいた。

俺が突くたびに、イッて身震いする様子は、俺の中にある嗜虐感を満足させた。

 

性奴隷である優子やみぞれすらとも我慢していたのだ。

その嗜虐感を妻に向けてしまうのは、申し訳なくあったがその罪悪感も、快感へのスパイスとなってしまう。

 

俺は麗奈の奥底のボルチオを突き続けると、子宮口が段々と俺のペニスに吸い付いてくるのが分かった。

そうして、麗奈の子宮口にニュルン、カリ首の半分が入りかけたところで吸いつかれ、

 

――子宮口のバキュームにより、

――盛大に射精した。

 

ドピューっ!ドピュピュピューっ!ドクンドクンっ!

 

「イ゛ッグ!イック……っ!イクイク、イッちゃううううううっ!」

 

子宮口にバキュームされ、俺も盛大にイク。

快感という快感が身体中を走り、出すことしかもう頭にない。

女の中に中出しする、雄としての喜び、達成感、開放感が押し寄せて俺を満たす。

ゾワゾワとした射精の開放感と共に、嫁の奥底に出していると、子宮口が本能からか精液を喜び、さらに奥底へ吸い上げてくるのが分かった。

それがさらに射精を加速させ、麗奈の快感と女としての本能を引き出し、マンコのヒダを立たせ、ペニスをさらに大きくして射精させる。

 

そうして、そのループに入り込み、もう何も考えられなくなる。

麗奈に出す幸せ、電流のごとき絶頂、明滅する快感だけが俺を包み込み……。

 

数分近く射精した後、俺は汗だらけの麗奈の上に覆いかぶさっていた。

俺のペニスは麗奈の中に入り込み、未だ硬さをたもっている。

再び動きたいが、麗奈が落ち着くのを待っていたかった。

俺もあまりの快感に少しだけしんどい。

 

「ハァ……ハァ……」

イキ続け、汗だくになりながら呼吸を整える麗奈。

俺は麗奈の大きくなって、俺の娘のいる腰に手を回すが、麗奈がそれに手を重ねて来た。

 

互いに何も言わないが、伝わってくる互いの愛情。

これから俺と麗奈は、このお腹の中にいる娘を育てていくのだ。

俺はそれが嬉しくて、麗奈に再びキスをした。

 

「ん、ちゅ……!んちゅ……、ちゅ……、んじゅ……!」

 

再び唾液を交換する俺たち。

麗奈のそれは蜜のように甘くて美味しい。

どんどん吸ってしまう。

 

そうして、互いに貪りあっていたところで、また再び麗奈のスイッチが入ってしまった。

 

――麗奈はキス魔なのだ。

 

「んじゅ……、んちゅっ、ちゅ……!んっちゅ、んちゅ、んぐっ、んぐっ!」

 

俺にキスをして、吸い上げるように俺の唾液を飲んでいく麗奈。

その様子は親鳥に一生懸命についばむ小鳥のようだ。

可愛くて可愛くてしょうがない。

 

だが、俺はとあることに気づいてしまった。

 

――こうして、俺の唾液も娘の体となるのでは?

 

そう考えた時に、麗奈がとてつもなく淫らな妻に思えて最高だった。

俺の唾液が娘の一部になるのだ。

麗奈がそう考えているかは分からないが、これで間違いなく俺たちは一つの家族になる。

 

こんなに淫らで、若くて、俺のことを好きな女がいるのだ。

俺は究極的に幸せだった。

 

だが、突如麗奈のスマホの着信音が部屋に鳴り響く。

 

すると、甘いムードが壊れてしまい、

 

「……ごめんね」

 

とだけ言って、麗奈は相手を見る。

久美子だった。

 

「……もしもし久美子、うん。そう、彼とシてるの……、うん。えっ……、ちょ、ちょっと……!」

 

そうして、一方的に切られた麗奈が残された。

 

何があったのか聞くと、

 

「久美子とみぞれ先輩……、一緒に混ぜろって……」

 

俺ともっと一緒にいれなくて、少し不満げな麗奈だったが、キスして唾液を飲ませてやると、再びトロンと蕩けた目つきに戻った。

そうして、二人が来るまで一緒にイチャイチャし続けた。

すると、もう麗奈はさっきの不満げな様子はすっかりなくなっていた。

 

そして、久美子、みぞれとも合流し、俺たちしかいない会議室でヤッてヤッてやりまくった。

会議室はすっかりラブホテルと化している。

 

「はぁ……きもち良すぎる……幸せ……」

「ご主人様のアナル、おいしかったです……。もっと、私に精液を飲ませてください……。私はあなたの奴隷です、もっと乱暴に扱ってください……」

「も、もう……できない……」

 

上から久美子、みぞれ、麗奈である。

俺たちは汗と愛液に塗れ、床はこぼれた精液と愛液ですごい匂いになっていた。

だが、二人とも、セックス断ちをしていたので、待ちに待ったセックス解禁日だ。

若くてヤリたい盛り、セックス妊娠どんどんイこうの世の中である。

 

当然、それには俺も含まれている。ヤッてヤッて、やりまくりたい。

 

――孕ませたい。

――妊娠させたい。

 

もう嫁たちは妊娠しているが、それでも嫁たちを求めて、出して出して出しまくった。

 

俺に猛烈に求められて、最終的には3人とも幸せそうだった。

 

――――――

 

そうして、発表の時が訪れた。

 

みなはち切れんばかりに緊張している。

ホールに静寂が訪れたあと、発表があった。

――北宇治高校、『ゴールド、金賞』

 

『いやったぁーーーーーーーーーーっ!』

皆の歓喜に溢れた声が周囲に舞い踊る。

久美子と麗奈は肩を寄せ合いながら、引き続き発表される第二関門ともいうべき発表を待っている。

 

隣ではよく分からんが龍聖学園の面々がうな垂れている。

今年も悪いが、俺たちが全国に行かせてもらう。

 

そうして、関門を一つ突破したところで、俺たちのもう一つの関門が訪れた。

 

全国大会への切符である。

 

『これより、全国大会出場校の発表を行います』

 

『北宇治高校吹奏楽部』

 

――それから先は、

――興奮のあまり、

――あまり記憶が無かった。

 

皆で集合写真を撮り、優子の体に障らないようにしながら胴上げして、夏紀先輩も胴上げした。

それで皆、幸福のままにバスに戻り、北宇治高校に戻った。

 

皆、勝って兜の緒を緩めず、という言葉を実践しているようだ。

いやむしろ、勝利の興奮のままにもっと練習しよう、という様子だった。

 

北宇治に戻っても、バス移動の疲れを見せず練習。

顧問すらも誰も止めず、最終的に教頭が学校に休日にやってきて、顧問も含めて皆を注意したが、それでも結果を出した我らは誇らしかった。

 

 




ユーフォ定期演奏会最高でしたね!

会場にいたのですが、泣いてしまいました。

追記)Twitter始めました。
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フォローお待ちしてます。

エッチな妄想を呟く予定です。


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第33話 全国大会への切符後編 嫁6人によるレイプ

北宇治高校二年生の秋。

紅葉が赤く染まり始め、イチョウが枯れ、銀杏を落とし種まく季節。

 

今日は関西大会で優勝し、北宇治に戻った後、勢いそのままに部で練習していたはずだ。

 

そして俺は大会と練習で疲労の極みなのに、自宅に帰った途端、嫁たちに6人がかりでベッドに押し倒されていた。

メンバーは久美子、麗奈、あすか、優子、みぞれ、奏だ。

俺の手足にはそれぞれ、嫁が跨がり、ペニスと股の上にもそれぞれ跨がられていた。

 

「あ……、あの……」

 

「ご主人様に拒否権はございません」

 

俺が講義の声を上げようとすると、わざわざ遮ってくる性奴隷のみぞれ。

右足を女性特有の強い腕力で押さえつけ、俺を拘束している。

そして……、

 

「そうそう〜! お姉さんも君の嫁ちゃんたちも、全国大会出場が決定するまで待ってたんだから〜♪」

 

みぞれに肯定するあすか先輩。

彼女は俺の右腕の上に座っている

……いや、もうあすかは俺の嫁だし、OBとはいえ、夫婦という対等な関係なのだから先輩とつけるのはおかしいのだが、ついつい癖で先輩呼びしてしまう。

 

あすか先輩の言葉に麗奈が便乗してきた。

「そう……、あすか先輩のいう通り。せっかく全国大会出場が決まって、『勝って兜の緒を締めろ』っていうのもわかるけど……」

――もう少し私たちの気持ちもわかってほしい。

 

俺の頭の上にまたがり、甘い匂いのマンコの匂いを嗅がせてくる麗奈。

 

彼女の枝毛ひとつない陰毛、そして濡れ濡れに濡れたマンコを見せつけられている。

彼女はもう妊娠十ヶ月で、そろそろ出産予定のはずなのだが、まだまだセックスに積極的だ。

和式便座に跨がるように俺に跨っている、

お腹が膨らんでいて、俺に合わせて強引に下を向いてくれている。

そして、

――麗奈と目が合う

 

その目は、

――欲情

――性欲

――征服欲

 

に溢れ、早く俺とマンコしたい一心にしか見えなかった。

 

「ご主人様、あたしも忘れないでくださいね!」

 

そう言って、俺の左足を掴みながら声をかけてくる優子。

モミモミと、優しくくすぐってくる。

何だかイチャついている感じがしてもどかしい。

 

右腕の先にいるのは久石奏だ。

 

「せーんぱーいー♪ 私のことも、忘れちゃダメですよ♪」

 

と猫撫で声で喋ってくる。

初めて会ったときのような猫被りモード全開である。

俺に抱かれてからは、猫被りモードは全然なくなったが、それをあえて今被っているのだ。

 

――後が恐ろしい。

 

そして、ペニスの上に跨がるように座っているのは、俺の妻であり、最初の彼女、

――久美子である。

 

「……、みんな貴方のことが本当に好きだね……。でも……、わたしもこうして6人でプレイできて嬉しい……」

 

久美子は呆れつつもノリノリである。

顔は見れないが、久美子が幸せそうな様子が伝わってきて、俺も嬉しくなってしまう。

 

皆、準備万端だ。

まとめると、右腕はあすか先輩、右足はみぞれ、左腕が奏、左足は優子。

ペニスの上に座っているのは久美子、頭の上に跨っているのは麗奈である。

 

そして、久美子が切り出す。

「今晩だけ、全国大会忘れて……ハッスルしちゃう……?」

「せーんぱーいー……、先輩は妊娠してるんですから、私に種を譲ってください」

「ご主人様が舐められれば、私は……、性奴隷はどこでもいいです……」

「みぞれ……、あんたは変わらないわね……」

「はぁ……、はぁ……、この眺め、最高……。顔の上にまたがるなんて……」

 

上から、久美子、奏、みぞれ、優子、麗奈である。

あすか先輩だけは皆を見てニヤニヤしていた。

 

「……はじめよっか♪」

そうして、ノリよく、小気味よく、あすか先輩は音をたてながら、俺の右腕を器用に勝手に使って、マンコに指先を沈めていく。

 

ヌルヌルと濡れ、そして興奮からか既にヒダが立ったあすか先輩のマンコは、俺の指をちゅるちゅると吸い込んでいく。

 

俺はあすか先輩のマンコの中を指でいつも通り探り、指で耕していく。

「んっ……、ぁ……、ふあ……」

そうして、あすかの嬌声を機に、

 

――俺的最多な6Pでの

――俺を6人で犯す

――淫な宴が始まった

 

――――――――

左足の優子は、右足のみぞれと共謀したのか、

――両足揃って

――俺の足の指先を舐め始める。

 

いつもの性感とは違った、くすぐったい感触が両足を通じて登ってくる。

「そ、それ……!くすぐったい……!」

思わず、声が出てしまう。

 

「……ご主人様、わたしが辞めてって言ったことでやめてくださいましたか? 今日は諦めてください」

 

いつも従順なみぞれが珍しく反抗し、俺の足の指、爪先からかかとまでをベロベロと舐めまわしている。

 

――とてつもなく、くすぐったい。

 

抵抗するも、押さえつけられてそれどころではない。

 

しかも、

「今日はご主人様の足、蒸れていて臭いですね……。

優子、そっちはどう……?」

「こっちも……、緊張してたのはわかるけど確かに臭いわね……。男の子として、恥ずかしくないんですかぁ〜? もっと体の手入れした方がいいですよ?」

 

と、優子とみぞれが連携プレイしながら俺の体の匂いを評価してくるのだ。

流石にこれは恥ずかしい。赤面してしまう。

 

「あ、ご主人様……、赤面してる。可愛い〜〜♪」

「確かに……。……ご主人様、可愛い……」

と、優子が俺の顔が赤らんでる事を指摘し、それにみぞれが乗ってくる。

 

俺の周りにいる北宇治高校の女はレベルが高い。

そんな女たちに可愛いと冷やかされるのだ。

――さらに顔が真っ赤になるループに入ってしまう。

 

そうして、くすぐったさの反射から上体を上げてしまったところで、

――高坂の孕みマンコが上から降ってきた。

 

「うぐっ……!」

 

「あたしも楽しませて……、ほら……!ほら……!」

 

高坂がSっ気を発揮して、俺の顔にグリグリとマンコを押し当ててくる。

甘い愛液の香りがして、脳が蕩ける。

強引にマンコを俺の唇にキスさせてくる麗奈。

 

そっちがその気なら……!

 

――俺は麗奈のマンコに盛大に吸い付いた。

 

「ひぁんっ……! もっと……、もっとぉ……!」

 

麗奈がマンコを体重をかけて押し付けてくる。

マンコで窒息しそうになる。

愛液の甘い匂いを精一杯吸い込みながら、舌を差し込み、マン汁を吸い上げた。

 

「んんん〜〜〜っ!ぅはぁっ! んっ、あっ、あっ、……んんぅっ!」

 

 

ペニスのように舌を差し入れて、ストロークして浅いところを引っ掻いてやると、麗奈のマン汁が滝のように出てくる。

 

「や……、やめ……っ! ぁっ、ぁっ、ぁっ! いぃっ! いいよぉっ! ひぁんっ!!」

 

ブシュ、ブシュ、と品のある麗奈らしからず、下品な音を立ててマン汁が顔に振りかかる。

 

俺の顔はビチャビチャだが、それで麗奈が気持ち良くなってくれるなら安いものだ。

それに、

――俺の娘を孕んだ妻が目の前にいて

――孕み腹で視界の限りの肌色なのだ

 

――これほど嬉しいことはない

 

それに6Pプレイということ、娘のいるマンコを犯していることで、背徳感が凄い。

いつもとは違った異様な興奮が、俺の中でグツグツと沸騰しているのを感じる。

再びじゅっぽじゅっぽと舌先で麗奈のマンコを征服する。

 

「ぁっ、ぁっ、ぁっ、んんぁっ! んっ、んっ、ん〜〜っ!!」

 

段々と麗奈が興奮してくるのがわかる。

差し込む舌から、麗奈のマンコがきゅうきゅうとキツく締め、本来ならチンポをしごくはずのヒダが立ち上がっているのがわかった。

 

そうして、麗奈のマンコを舌先と眼で味わっているうちに、

 

――右腕に柔らかい感触が訪れた。

――右手の手のひらから伝わるマシュマロのような柔らかい感触と、

――一つ芯が通ったような感触。

 

――奏のおっぱいだ。

 

「わたしのことも忘れないでくださいね♪ セーンパイ♪」

 

麗奈のマンコに圧迫されて見えないが、右腕は奏によって抱き抱えられ、その手を奏の胸元に置かれている。

 

女性らしい体温が、秋となって肌寒くなった手先にすごく気持ちいい。

 

「……わたし、今日を楽しみにしてたんですよ……? いつセンパイに誘ってもらえるんだろう、なんて思ってたら……。麗奈センパイたちと会議室で『仲よし』してたなんて……。わたしも呼んでくれればよかったのに……」

 

俺が奏のおっぱいを揉むと、嬉しそうに抱き抱える力を強めてくれる。

マシュマロのような胸が本当に気持ちいい。

 

肌触りもスベスベしていて、10代特有の最高の肌触りをしている。

しかも奏も美少女なのだ。

――ここは天国か?

 

「……ああ、嬉しい。本当に嬉しいです……。私とセンパイが相思相愛なんだって……、次は私がおちんちんのポジションいただきますから……、それまで焦れててくださいね……♪」

 

そうして、奏のおっぱいを手全体で十分に堪能していると、段々と中の芯の部分が硬くなり、手のひらに当たっていたボッチの部分が起立してきているのが分かった。

――興奮から、乳首が勃起してきたのだ。

 

「ぁっ……、んっ……、んん……♪ ちくび……、きもちいい……、んん……!……あはっ、センパイのせいで……、ココが濡れてきちゃいました。」

 

そうして、奏は俺の手を上に向け、俺の指先の上に跨がり、俺の指をマンコの中に差し込んだ。

 

「ぁあんっ!ん、んふぅ……! センパイの指でオナニー……、きもちいい……」

 

高坂の孕みマンコへクンニしており、見ることはできないが、奏の恍惚感が伝わってくる。

麗奈のマンコに集中して舐めるのと同時に、並行して奏のGスポットへ当たりをつけて指でマンコ責めしてやる。

 

見えないながらも、普段から使い慣れているマンコだからか、奏の弱いポイントはすぐ見つかった。

 

「はぁ……ぁ、んっ……、ぁっ……、んっ……、あぁ……! センパイ……! ゆび……だけでも……、すごい……!気持ちいい……」

 

指の感覚だけで奏をイカせるように必死だ。

だが、もういっぱいいっぱいだった。

 

脚からは優子とみぞれのくすぐり攻撃で、快感とは別の気持ちよさが脳裏に雪崩れ込んでくる。

性感だけならいつも慣れているから何とかなるのだが、別の情報がごっちゃになって情報過多になると、頭がパンクしそうだ。

 

あすか先輩は今晩はまだまだじっくり楽しむつもりなのか、トロトロと蕩けたマンコを俺の指で突っ込み、じっくりと遊んでいる。

 

「はぁ……、はぁっ……、ぁっ……、ぁ、ぁ……ん、んふぅ……」

 

指を動かそうとしたところで、

 

「だーめ♪ 君はお姉さんのオモチャなの。生の指ディルドー。私はジーっくり楽しみたいから、君は他の娘の相手をしてて♪」

 

と、言われてしまったものだから、右手はおざなりにあすか先輩の思うがままになっている。

 

そうして、油断したところで、

――一気にペニスから快感が訪れた。

 

手足と頭を押さえつけられ、犯されている今、

――俺の性感がかなり高まっていたところでの

――マンコへの挿入

 

ゾワゾワとしたところで、頭が性感でいっぱいになり、思わず喘がされてしまう。

 

「う、うぁ……!」

 

「……わたしのこと、忘れてない?」

 

そう股間の方から聞こえてくる久美子の声。

――少しだけ、不機嫌そうだ。

 

「今日は私も家帰ったら楽しみだったんだから……」

 

久美子が腰を前後に動かし、マンコで射精をねだってくる。

全く余裕のないところにされる追い討ち。

 

――続々と性感が駆け巡る。

――体中にビリビリと電気じみた感覚が染み渡る

――目の前が真っ赤になり、頭の中で射精しか考えられなくなった

 

だが、再び麗奈のマンコが押しつけられた。

「んぶっ!」

「ちょっと……、こっちのことも忘れてない? 今日は弄り倒してあげるんだから……」

 

そうニヤニヤした口調で俺に言う麗奈。

普段のSっ気が戻ってきており、グリグリとマンコを俺の口に押し付けてきている。

 

「んぅっ!んんんん〜〜〜っ!!!」

 

「そうそう、そうやって……、私の膣、娘ごとちゅうちゅうしてよ……、んっ……、あ……、はぁ……♪」

 

麗奈は気持ちよさそうに俺の口にマンコをキスさせている。

 

それに嫉妬したように、久美子が全力で腰を円運動させ始めた。

 

「〜〜〜〜っ!!んっ、んんぅ〜〜っ!」

快感の圧倒的な奔流に、男なのに喘がされてしまう。

 

「はぁっ…、はぁっ……、ほら、ほーら!……イッて、イッて、イッて♪」

 

麗奈の声が直上から降り降りてくる。

優子とみぞれは舐めるペースを上げ、足の指を吸い上げてくる。

快感とくすぐったさの気持ちいい感情が滝のように俺を飲み込んでいく。

 

奏は、

「ぁっ、んっ、んっ、ふぁあっ!んっ、んっ、んんぅ〜〜っ!」

俺の指を強引にゴシゴシとマンコに当て、嬌声を部屋に響かせている。

 

――もはや耳からも、快感が雪崩れ込んでくる。

 

ピンク色の情報で頭がいっぱいになる。

――女の中に出すことしか考えられない。

 

――目の前には愛する女と、

――俺の娘を孕んで膨らんだ孕みマンコ

――飲まされている愛液が俺の興奮を引き揚げる

 

――足からは俺の性奴隷から強引に送られてくる、

――くすぐったい気持ちよさ

 

――俺の手を使って勝手にオナニーする奏とあすか

――マンコが指を咥えこみ優しく締め付け、指先なのに気持ちいい

 

――股間に座りペニスを必死に動かしている久美子。

――ゾワゾワとした快感が、俺を包み込む。

 

柔らかい久美子のマンコがキュッと締まり、優しく、でも乱暴に俺を搾り取ってくる。

 

女たちの力が強い世界だ。

嫁たちの体重もあり、俺は微動だにできない。

 

――送られてくる快感に全身鳥肌が立ち、

――頭が快感で満たされ、

 

俺は勢いこそ強いものの、

全身から伝わる性感に圧倒され、

――快楽の波が身体中に満たされ、

 

――情けなく、

――射精させられた。

 

どぴゅーっ!どぴゅぴゅぴゅぴゅーっ!!

どくんどくんっ!どくどくどくっ!

どぷっ、どぷどぷっ! 

どくどくどくっ!!!

 

「んっ、あっ、ぁああああああ〜〜〜っ!!!!」

――久美子が絶頂する。

 

久美子の子宮口の奥底に、精子をドクドクと注ぎ込んでいくのが分かる。

久美子の子宮が、蠢動し、俺の精液をグイグイと吸い上げていく。

 

俺から精が久美子に吸い取られているのが直感で分かる。

 

俺の絶頂に合わせ、両手の方から奏とあすかの嬌声が聞こえてくる。

――「んっ……!んんん〜〜っ!!」

――「や、んあぁんっ!!

 

俺がイッた影響で、指を強く押し付けてしまったようだ。

 

周りの昂りに合わせて、麗奈がマンコをまた押し付けてくる。

「んぐっ……!」

「ほらほら……♪もっと吸って……♪」

愛液が顔に降りかかり、鼻から逆流して呼吸困難になりかける。

――もう愛液の匂いしか感じられない。

 

麗奈は久美子につられ、余計興奮しているようだ。

愛液が喉にも絡む。

 

――愛液を飲まされて呼吸が苦しい。

――でも愛液を飲めば飲むほど興奮するのは、

――男の性(さが)か

 

愛液を飲まされ興奮し、射精して絶頂し、頭の処理が突破され、

 

――気が朦朧としてくる

 

もう愛液の感覚と、

 

そうして、俺は情けなく快感に圧倒され

 

――気付いたら、意識が飛んでいた。

 

残ったのは爽快感と、絶頂感、

 

――精を出し切った感

――そして多幸感

 

 

そうして、俺の初めての6Pは、

――妻たちにいじめられて、

――射精ながら気絶したのだった。




『射精勇者 俺の精子が世界を救う! ~異世界召喚、弱気女王に中出し魔力供給~』
ってASMR作ってたら投稿が遅れました、すみません……。

本当は投稿と同時に活動報告に書きたかったのですが、リリース前日は緊張しすぎて胃が痛くて書けませんでした。

活動報告かTwitterからどうぞ!
@asahinakomachi


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第34話 全国大会、そして母乳プレイ

10月上旬。

残暑が厳しく残る京都。

フルサイズのお腹の妊婦となった久美子、麗奈、みぞれ。

俺は彼女たちが心配であったが、彼女たちが全力で演奏できるよう、手助けし、俺自身も必死で努力し、神に祈った。

俺に目が合うたびに、久美子たちは優しくお腹をさする。

俺も嫁たちも、出産の覚悟と実感していた。

 

本当に生まれるのだ!

 

久美子たちの出産を考えると不安になってしまうが、10月を全力で過ごし、万全の状態で関西大会を終了した。

演奏に集中しすぎたのと、全てを尽くしてやり切ったのでもうヘロヘロだ。

 

だが、俺は再びコンクール後に嫁たちに連れ込まれ、種付しまくった。

今回は特に優れた働きをした奏を愛しまくった。

奏は嬉しそうにしている。

妊娠する日も近いだろう。

 

――――

10月下旬。

 

俺たちは、名古屋に立っている。

名古屋は全国大会の開催地だ。

 

名古屋金山駅から徒歩十五分のところに全国大会の会場がある。

コの字型をした建築。

正面に立つ巨大な銅像。

近代的な建築は京都駅もそうだが、銅像はどこか誇らしげに見え、独特の偉容を放っている。

 

ここは伏魔殿。

虎穴と言ってもいい。

俺たち北宇治高校は全力でやってきた。

 

――あとは、やることをやるだけだ。

 

――――――――

 

…………。

……。

…。

 

気付いたら、全てが終わっていた。

 

――ホール横の防音されたスペースで最後のリハーサル、

――顧問と、部長の優子がスピーチ、

――楽器を抱えて幕の横へ並び、

――アナウンスがあり、一斉に小走りで駆け出して

 

――気づいたら全てが終わっていた。

 

無我夢中だった。

 

――金色に輝く照明

――煌びやかに反射する楽器

――完璧に調和する合奏

――一糸乱れぬ楽器の挙動

 

あれは間違いなく、

――黄金の時間だった。

 

気づいたら演奏は終わっていて、俺たちは中庭で放心していた。

名古屋のコンクール会場は中庭があり、芝生になっていて、市民に開放されているのだ。

今日は幸い残暑も無く、天気も良く過ごしやすい。

 

俺は麗奈、みぞれ、久美子、さつき、美玲、奏、希美、葉月、緑輝と一緒に芝生に寝っ転がっている。

今日は晴れていて、風も気持ちいい。

見事な秋晴れだ。

 

そうして皆でぼーっとしていたところで、久美子が麗奈に話しかけた。

 

「……おわったね……」

「うん……」

 

皆、気力が尽きたあまりヘトヘトに潰れている。

普段溌剌として、気力が有り余っている高坂ですら、精魂つきはてたようだ。

 

そうやって、何にもしないまま、時だけが過ぎていく。

――気づいたら代表として駆けずり回っていた優子が戻ってきていた。

「おーい! みんなー! ほら、シャキッとして!」

 

――結果発表が始まるよ!

 

――――――

 

――結果は、

――金だった。

 

皆して涙した。

妻たちと、俺の女たちと、そして部員と肩を組み、泣きまくったのは覚えている。

 

全国大会で悲願の金賞を取ることができたのだ。

念願の全国大会金賞である。

 

俺たちは誇らしかった。

――去年の雪辱を果たし、やり遂げたのだ!

 

改めて、金賞を掲げ、皆で正門前で集合写真を撮る。

 

こうして、俺たちは全国大会、金賞受賞となったのだ。

 

――それからは怒涛の展開だった。

 

各地から取材が来て、俺たちのCDも発売されることになった。

しかも、最近は動画投稿サイトにアップするのだそうだ。

 

どこに需要があるのか分からないが、例年、そういうことになっているらしい。

吹奏楽部の父母会は今まで緩やかなものだったが、今年は優勝したせいか一段と気合が入っており、かなり豪華な装丁の記念本が作られた。

 

卒業アルバムといい、こういうのが得意な父兄がいたらしい。

製本された本を見て、俺たちは努力が無駄でなかったことを知り、喜びを噛み締めている。

中に入っていたトロフィーを掲げた写真を見て、後で泣く者がいたほどだ。

 

泣いた部員がいるのも分かる。

俺たちも写真を見ると、喜びの発露が止まらないのだ。

 

普段は、部活をあんまりやると怒る教頭先生(女性)も、この時ばかりは許してくれて、なんだか心が温まったのを覚えている。

 

――――――――

 

全国大会の一週間後、皆、一週間以内に陣痛が起きた。

 

救急車の手配、そして行きつけの病院に彼女たちを運び込むよう救急隊員に依頼し、俺の仕事はそこで本当に終わった。

もう、男としてできることは俺にない。

 

分娩室から聞こえてくる久美子、麗奈、みぞれの呻き声。

 

俺にとって地獄だった。

ここは病院。

戦場じゃない。

全ての患者たちは管理されているし、分娩室に俺の嫁たちが入って医師や患者が精一杯対応してくれている。

だが、それでも!

 

嫁たちのうめき声は狂いそうだった。

 

……永い、永い時間に思われたが……。

――全てが終わり、入室を許される。

 

そうして抱いた我が子は、感動的だった。

 

華奢で小さい。

だが、これが確かに俺の子なのだ。

 

俺に父親としての感動、喜び、覚悟が湧き上がってくるのが感じる。

それを三度繰り返した。

今回生まれた子は全員娘だった。

 

嫁たちに感謝を伝えると、皆決まって涙が零れ落ちた。

久美子も、麗奈も、みぞれも彼女たちは消耗しながらも俺の涙を受け入れてくれる。

 

俺は涙と嬉しさで感情がグチャグチャだった。

 

久美子も、麗奈も、みぞれも、俺も皆で抱き合って泣いた。

 

――――――

 

学校には嫁たちは2週間で復帰した。

こっちの世界の女たちは、前の世界と違って頑強なのだ。

 

むしろ男の方が華奢で、より保護される立場だと言っていい。

 

ただ一言。

 

間違いなく、俺も嫁たちも学校で1番の人気者だった。

世の女たちは赤ん坊が大好きなのだ。

それは前世も今世も変わらない。

俺の娘たちを見て、『可愛い可愛い』と、皆ほめそやしてくれる。

復帰した初日、久美子たちは間違いなく学校一の人気者だったのは間違いない。

北宇治高校は美人が多い。

 

そんな美人たちから、俺の娘たちが可愛い可愛い言われるのだ。

美人だと褒めそやされて美人が育つように、さぞや可愛い子に育つだろう。

 

そして何より、娘が褒められるということがこんなにも嬉しいモノだとは思わなかった。

娘の半分は俺でできているのだ。

――俺も誇らしい気分になる。

 

そうこうしているうちに、学校での赤ん坊の初お披露目が済んだ。

孕ませ孕ませドーンとイこう!の世界である。

学校にもベビーシッターがおり、子供を預かってくれるシステムになっていて、在学中にも預けられるから大変助かるのだ。

 

そうして、俺たちは初お披露目を終え、自宅に帰った。

 

――嫁たちは終始笑顔で幸せそうだった。

 

――――――

11月。秋。

 

自宅のヤリ部屋のキングベッドの上。

俺は上級生の性奴隷に、『赤ん坊』のように膝枕されれている。

 

「御主人様……、わたしのおっぱい……吸ってください……」

 

みぞれの太腿の上で膝枕され、妊娠出産によって大きくなった胸を、彼女は俺の口元に押し付けている。

 

乳白色をしたおっぱいが押しつけられる。

ミルクのような甘い香りがして、俺はみぞれの乳首を口に含んだ。

 

「んぁっ……、ご主人様……、気持ちいいですか? どうぞ……、そのまま、わたしのおっぱいを吸ってください……」

 

みぞれが優しく語りかける。

後頭部にあたる太もも。

唇にあたるおっぱい。

それらにサンドイッチされ、頭がとんでもなく気持ちいい。

匂いはどこをどう呼吸しても、みぞれの匂いと彼女の胸から滴る母乳の匂いしか感じない。

 

みぞれのボディーソープは石鹸の香りだ。

彼女のしっとりした風呂上がりのボディに挟まれ、石鹸の香りを嗅ぎ、あまつさえ母乳さえ飲むのを許してもらっている。

 

――ここが天国か

 

極上の快楽が俺を見たし、脳が弛緩していくのを感じる。

 

究極のリラックスが――――

 

ここに、あった――――

 

ちゅうちゅうと、みぞれの母乳を吸う。

旨い、ただひたすらに、旨い。

優しい甘さで、脂肪分が多く、口にするたびにどんどんとゴクゴクと飲み干したくなる味だ。

しかし少しずつしか出ない、と言う葛藤故に、

 

――どんどん飲みたくなる矛盾――

 

人肌の温度故に、飲めば飲むほど、俺にすんなり取り込まれていくのが分かる。

そして、本能なのか、飲めば飲む程、みぞれの腕のなかで無限に安心してしまうのだ。

 

究極のリラックスと、滋養。

これが母乳の効果。

 

あまりの安心感、安堵感に赤ん坊が常に寝てしまうのも分かる。

 

だが一方で、性的快感も過ぎる。

何より嫁のおっぱいと太ももに挟まれているのだ。

興奮しないわけがない。

 

初めて飲むみぞれの母乳に、昂ってしまい、つい乳首を甘噛みしてしまう。

 

「ん……、ぁ……、御主人様……」

 

乳首を甘噛みするという嗜好に浸ってしまう。

甘噛みしてやると、みぞれが喘ぎ声をあげる……、その声が可愛いのだ。

 

「ふふっ……、こんなエッチな赤ちゃんいませんよ?」

 

そう言って俺のペニスを、ゆっくり手でしごき始めるみぞれ。

ふとももの温かさ、おっぱいの柔らかさ、そしてペニスをしごかれる快感。

 

――全てが満たされ、

――全てが充足している。

 

俺がまた甘噛みすると、みぞれはたまらず喘ぎ始める。

 

「んっ……、んぅ…、ぁ、あぁ……!」

 

みぞれの手コキがさらに淫らなものへと変化していく。

俺も負け時と、乳首を吸い付く勢いで吸い、乳首をコリコリと甘噛みしてやる。

 

「んっ……、いやぁ……、母乳出てるのに……。乳首……、立っちゃいますぅ……」

 

みぞれの言うとおり、乳首から母乳が湧き出ているのに、乳首が立つという不可思議な状態になっていた。

引き続き、コリコリと芯が立ち上がってきたみぞれの乳首を舐めていると、みぞれが甘い声を上げて喘ぎ出した。

 

「んっ……、ふっ……、んぁ……!や、やめぇ…、御主人様…! 乳首だけで……、イっちゃいますぅ……!」

 

みぞれの産毛に鳥肌が立つのが見えた。

彼女の色白の肌に赤みが差し、乳首だけで絶頂が近いのが見て取れる。

 

「ぁ、やぁ……、いや……ぁ、いやあ……っ! おっぱい……、出しながら……い、イっちゃうぅ……!!」

 

みぞれの絶頂が近い。

みぞれの手コキにより強く握られ、俺も絶頂へ持ち上げられ、

 

――みぞれが嬌声を上げ、絶頂した。

「んっ、んんぅ〜〜〜……!!!」

 

ビクンビクンとみぞれが震え、俺にもドクン、ドクン、と電撃のような射精の興奮が走った。

射精の開放感が身体中を満たし、みぞれの手の中へ新たな子種を送り込む。

みぞれの体温の中で射精する、気持ちのいい脈動が俺の中に広がっていく。

 

みぞれは天を仰ぎ、絶頂の恍惚に打ち震え、俺はみぞれの勃起した乳首を甘噛みしながら盛大に母乳を吸いまくる。

――極上の興奮がここにあった。

 

そうして、永遠に思える時を経て、俺たちは絶頂から降りてきた。

 

「はっ……、はぁっ……、はぁっ……」

 

みぞれは絶頂から降りてきたが、未だ興奮に呑みこまれているのか、盛大に肩で息をしている。

彼女は手の中にあるペニスの汁が掛かっているのを見て、「もったいない……」と呟いた後、丁寧に指をしゃぶり、俺の精子を舐めまわしている。

その様子は発情した牝そのものだ。

 

そうして、自分の手を熱心に嬲り、俺の精子を呑み尽くした後、「ぁ……」と我に帰ったようだ。

その華麗な痴態に俺も見惚れてしまう。

 

「ふふ……、私は出産で体型が崩れてご主人様に抱いていただけないかと心配でしたが……、性奴隷みぞれに興奮してもらえて嬉しい……、です」

 

みぞれは俺の股間に垂らされていた長い藍色の髪を耳にかけ、こちらに笑顔で微笑む。

俺はみぞれの仕草にドキリ、とさせられた。

 

改めみぞれの綺麗さにあてられ、心臓がバクバクと脈打っている

――枝毛一つない綺麗な藍色の髪

――シミ一つない肌

――妊娠、出産したというのに体型の崩れない体。

そして何より、その精神性だ。

 

ひたすらご主人様である俺に奉仕し、何をされても俺に怒らず追従するその精神性だ。

その姿があまりにも可愛くて、ふたたび恋に落ちたようにドキドキしてしまう。

 

そして、みぞれは俺に覆いかぶさってきた。

 

「ご主人様……、性奴隷みぞれのお乳で気持ち良くなってくださいませ……」

 

再び、みぞれのおっぱいが俺に当てられる。

みぞれは胸で窒息させるかのように体重をかけてきた。

 

先日のレイププレイが気持ち良かったのか、彼女の中に俺に対する嗜虐心が芽生え始めているようだ。

もちろん、それは愛があり、俺を思いやっているもので、彼女の中で悪戯心みたいなものなのだろう。

 

授乳で膨らんだ乳房に遮られてみぞれの顔は見えないが、きっと嬉しそうに違いない。

――俺もみぞれが幸せなことが大事なので、

――もちろん好意に甘えてしまう。

 

俺は再びみぞれの乳を吸い、甘噛みを繰り返す。

みぞれの乳は本当に安心できるものなのだ。

人間の成長を全て退化させ、赤ちゃんへ揺り戻しを掛けるような、優しい暖かさを感じる。

一方で、みぞれに対して性的な興奮を感じ、劣情を感じる相反した感覚がたまらなく気持ちいい。

 

「ぁ、あぁ……、ご主人様……、ご主人様……!好き……、好きですぅ……! 気持ちいい……!」

 

みぞれは乳首も俺の手で開発されていて、俺の口で嬲ってやると、すぐさま反応が返ってくるのも心地よい。

あぐあぐ、と甘噛みしてやると、

 

「んんぅ〜〜〜〜っ!ぁ、ぁああああああっ……!!!」

 

喘ぎ声と共に母乳を噴出させる。

みぞれの母乳は彼女の鼓動に合わせ、量が増減する。

ごくごく、と飲み干していくと、みぞれの香りが俺に取り込まれ、呼吸するたびにみぞれの香りが鼻から抜け出ていくのを感じる。

 

俺はそれにまた興奮して飲み干し、より強く甘噛みする。

 

「ゃぁっ……!それぇ……!だめぇ〜〜〜〜っ!」

再び、絶頂の高みへ押しやられるみぞれ、そうして、また強く乳首を甘噛みしてやる。

 

「イク、イク……!乳首で……!イッちゃいます……!だめ、だめだめ……、ダメぇ〜〜〜っ!」

 

再び、俺の甘噛みで絶頂に押し上げられるみぞれ。

母乳も絶頂に合わせて増え、飲みがいがある。

みぞれの性格を表したような優しいミルクの味は俺の脳髄を蕩かして止まない。

彼女は俺に母乳を飲まれ、乳首を甘噛みされることに、ビクンビクンと体全体で喜びを表し、快感のあまり鳥肌が立っている。

俺の股間には、みぞれからの愛液がピュッピュッ、と振りかけられ、愛液の甘い匂いがまた興奮をそそる。

 

そうして、みぞれが消耗するまで絶頂と甘噛みが繰り替えtれ、

俺たちはベッドに倒れていた。

 

横を見ると、胸を上下させ、必死に息を整えている性奴隷のみぞれ。

 

彼女は汗だくだ。

みぞれは横になってはいるが、俺の頭を胸あたりで抱きかかえている。

まるで母親のようだ。

非常に安心感がある。

その胸からは母乳の残滓が少し垂れているが、彼女の母乳は俺がかなり吸い尽くした。

一日もすれば、また母乳を出してくるだろうから、また俺が吸ってやらねばならないと、ワクワクしてくる。

みぞれの乳首を見ると、俺の噛み跡がうっすら残っている。

 

それを謝ると、

 

「ご主人様がつけてくれた傷です……、私はご主人様のモノであり、ご主人様の性奴隷……。むしろ私は嬉しいです……、この跡がご主人様のモノである証なので……」

 

と、胸高々だ。

 

この世界では、女性は前の世界の男性のようであり、この世界で男性の顔を傷つけると女性の罪が重い世界だ。

 

いくら軽い噛み跡で、数時間で消えるとは言え、みぞれは俺のモノである証をつけられて嬉しそうだった。

 

倒錯しているともいえるが、俺の調教の成果でもあり、みぞれも幸せなのだ。

俺も鼻が高い。

 

彼女にこうして奉仕されていると、みぞれが好きだ……、と言う愛する気持ちが改めてむくむくと湧いてくる。

 

――何もせず、一緒にいるだけでも、楽しい。

 

みぞれとゆっくりして、改めて惚れ直していると、久美子と麗奈がやってきた。

 

みぞれは複数人とのセックスにも慣れており、新たに彼女たちが来たことで気を害した様子もない。

 

「娘たちは…?」

「みんな、静かに寝てるよ。夜泣きも全然ないし、ありがたいよ」

 

俺の質問に久美子が答える。

 

「ここからは大人の時間……、だね……」

 

と麗奈がこちらに蠱惑的に微笑んだ。

 

――――――――

久美子と麗奈に母乳の飲み比べを頼むと、二つ返事でOKしてくれた。

愛する俺に飲んでみてほしいのもあるらしい。

特に麗奈は、以前より俺に愛液をたらふく飲ませていて、もう何リットル飲んだのかすらも分からない。

 

麗奈は俺に体液を飲ませるのにハマっており、母乳の件を相談したところ、「いいよ」とだけ返事があった。

言葉は素っ気なかったが、目が非常に興奮していたのを追記しておく。

 

そうして、嫁たちを横に並ばせ、母乳を味わう。

まずは久美子から。

 

彼女は緊張せず、リラックスして俺の吸い付きを未だ今かと待ちわびている。

「きて……」

と、女の子らしくぺたんと座り、こちらに手を伸ばす様が愛らしくてたまらない。

俺は久美子の手の中に収まり、その胸に吸い付く。

 

久美子は中学生の頃、「Aカップだ……、全然成長しない……」と悩んでいた様子だったが、俺が久美子の性格も含めて全部好きなんだ、と付き合って愛し合うようになってから、おっぱいの悩みについては気にしなくなったようだ。

 

何より今は授乳期間だけあって、胸も大きくなり、いつもより魅力的に見える。

彼女にそう伝えたところ、「こういうの……、照れるね……」と、しおらしくなってしまった。

最近の、部長が内定して気張って頑張る久美子も可愛らしいのだが、こういう照れ屋さんな久美子もまた愛らしい。

 

吸い付き始めたところで、ジワリと久美子の母乳が溢れ出してきた。

 

それを必死に吸い付く。

 

――久美子の母乳もまた、

――至福であった。

 

「んっ……、ぅ……、ぁ………」

 

愛する男に母乳を吸われ、感じている久美子。

本来授乳という赤ん坊を育てる行為を、セックスに使っている背徳感なのだろう。

 

照れと緊張と快楽に真っ赤に染まり、興奮してしまっているのが良く分かる。

 

久美子の母乳は質素だが味わい深い味だった。

みぞれのと比べると、脂肪分も少なく、飲みやすく味が淡白で、いつまでも飲んでいて飽きない味だ。

 

乳首を甘噛みし、久美子の体にもっと催促する。

 

「んっ……!ん、んぁ、あっ、ぁぅ……!」

 

恥じらいつつも、久美子の体は素直だ。

甘噛みしてやると、乳首の芯は起立し、久美子の乳首は勃起する。

そして、勃起した乳首から、またちゅうちゅうと吸い出してやると、甘く久美子が喘ぎ出す。

 

「んっ……、おっぱい……、上げてるのに……、気持ちいいなんて……、恥ずかしい、よぉ……!」

 

本人にはそんなつもりないのだろうが、久美子の喘ぎ声がより嗜虐心を加速させていく。

 

俺は空いている片方の乳首を指で責めることにした。

 

「ひゃぁっ……、そ、それ……、一緒になんて……!だ、だめぇ……!」

 

久美子は恥ずかしがりながらイヤイヤしているが、それは俺にとってGOサインに思える。

久美子の母乳を吸いつつ、もう片方のおっぱいを指で甘く転がしてやると、じわりと母乳が指に滴るのを感じた。

 

いったん甘噛みをやめ、指についた母乳を久美子の目の前で舐めとる。

「久美子の母乳、美味しいよ?」

と、あえて目の前でベロベロと指を舐めとってみる。

 

久美子は恥ずかしさから、涙を目にためている。

それもまた嗜虐心を誘い、久美子の母乳に再び吸い付く。

 

「んん……!は、恥ずかしいよぉ……」

恥ずかしがってる久美子も可愛いいよ、と声をかけると、

「ぁ、そうやって……、んっ!や、やぁ……!吸わないで、ひぁんっ!」

 

久美子の乳首に甘噛みをし、乳首を指でコリコリとつねってやると、久美子が甘い声をあげて喘ぎ出す。

 

そうしているうちに、久美子に絶頂が訪れようとしていた。

 

「んぁっ……!ん、んっ、ぅう〜……!き、気持ちいいよぉ……!」

久美子の母乳も、ビクンビクンと興奮に合わせて量が増減するようだ。

 

ふたたび、久美子の乳首の真をこねくるようにつねってやる。

「ぁっ……、ぁ、ぁ、ぁあんっ……! そ、それぇ……!だめ、だめだめ、だめぇ〜っ……!」

 

――久美子が絶頂した。

ピュ、ピュ、ピュ、と口の中に含んだ乳首から出てくる母乳の量が増える。

ごくごくと飲み干して、久美子のいつまでの飲み続けられる淡白な味わいの母乳を夢中になって飲み続けていると、反対側の指先から母乳で濡れた感触があるのを感じる。

 

久美子を見ると、手を後ろに付き、なんとか体を起こしている状態だった。

「はぁっ……、はぁっ……、ぁっ……、はぁ……っ」

 

絶頂からか、股関のあたりはシーツに愛液のシミができてすごいことになっている。

 

久美子の頭を支えて、優しくキスしてやると、そのまま崩れ落ちた。

倫理観が強い久美子のことだ。

母乳を旦那に飲ませてイッてしまった、という背徳感も強いのだろう。

その背徳感がより彼女を感じさせたのだろう。

 

体を横にさせると久美子の胸が上下しているが、その顔は興奮の余韻に満ち満ちており、恍惚としている。

改めて、久美子が好きでたまらない気持ちが湧いてきた。

彼女は俺と付き合いが一番古い。

古くは家同士の付き合いだったが、中学に交際し始め、今に至っている。

彼女と俺は不可分、と言ってもいい。

もはや自分の半分だ。

見ているだけで愛しい気持ちが湧いてくる。

これからも一生、久美子を大事にしよう、と決意を新たにした。

 

俺が決意を新たにしたのを見計らって、今度は麗奈がそばに寄ってきた。

 

「……あたしのおっぱい、吸ってみる?」

 

そう聞くや否や、俺のことを押し倒してくる麗奈。

麗奈は俺の妻たちの中でも我欲が強ければ、性欲も強い。

 

あっという間に、なす術もなく、押し倒された。

 

「うむぅっ!」

 

麗奈のおっぱいの圧に負け、思わず呻き声が漏れる。

息苦しい。呼吸するたびに麗奈のボディーソープの薔薇の香りが肺の中に吸い込まれていく。

 

「あたしのも吸ってよ……、ほら」

そうして、俺が動揺しているうちにますます押しつけられ、俺は麗奈の母乳を甘噛みして吸い始めた。

「ん、ぅ、んぅ……!あ……、ぁ、あぁ…!」

麗奈は既に乳首が勃起していて、甘噛みした途端喘ぎ始めた。

濃厚な味が俺の中に展開される。

 

麗奈の母乳は一言で言うと、濃厚な味わいだった。

牧場の生搾りを飲んでいるかのような、脂肪分の強い味わいで、ガツンと喉にくる。

味わいも強く、粘度が高く舌にまとわりつくかのようだ。

 

2人の優しい味わいと比べて刺激が強い。

成長志向が強く、意思が強い麗奈らしい母乳だった。

 

麗奈に押し倒され、乳房を押しつけられ、強引にごくごくと飲まされる。

他の2人と違い、味が濃くて粘度も高く、喉に張り付くからなかなか飲めない。

そうして、ベッドを背にして、麗奈に強制的に飲まされるようになっている。

 

麗奈のボディーソープの薔薇の香り、麗奈の母乳の強いミルクの匂い。

それらを強引に飲まされているから、なんだか頭が混乱している。

 

だが、やられっぱなしの俺ではない。

 

「ひぅんっ!や……、やめ……!あたしがしてあげたいんだから……!」

空いている手で、麗奈の反対側の胸を揉む。

 

もう反対側も乳首は勃起しており、芯にまで火が通っているかのように、熱を持っていた。

クリクリとこね回してやると、指先に母乳が滴る感触が伝わってくる。

 

同じように、口に含んでいる乳首も舌先でこねくり回してやる。

 

「ひゃ……!ん、んぅ〜……!こ、こんなエッチな、赤ちゃん……!いない、いないよ……!んっ、ぁっ……!ぁあっ……!」

 

段々と、喘ぐ声に熱が灯ってくるのが分かる。

そうして、同級生であり、嫁であり、俺の妻の麗奈を母乳を堪能し、しばらく吸っていると、麗奈がビクン、ビクン、と小刻みに震えてきた。

 

――絶頂が近いのだ。

 

「ぁっ、ぁっ、ぁあん……! い、イクゥ……! ちくびだけで……、あたしぃ…! イッちゃう、イっちゃう〜……!」

 

絶頂間際なのを感じ取り、乳首をつねる手に力を入れ、カリッと麗奈の乳首を強く噛んだら、

――麗奈は盛大に絶頂した。

 

「イッ……!イックぅ〜〜………!んっ、んん〜〜〜っ……!!」

ビクンビクン、と盛大に体を震わす。

それに合わせて、思いっきり吸い付いてやると、麗奈は盛大に仰け反って、

――更なる高みへ絶頂した。

 

「ぁ〜〜〜っ!!!」

 

麗奈の鼓動に合わせて、母乳が俺の口の中に盛大に放たれる。

俺はそれを精一杯堪能しつつ、呑み込んで母乳を俺の体の一部としていく。

 

ごくごく、と飲み干していくと、だんだん麗奈も俺の上で落ち着いてきたようだ。

 

「はぁっ、はぁっ……!これぇ……、クセになるかもぉ……」

 

と、なんだか怖いことを言っている。

今まで俺は結構な量の愛液を飲まされているのだ。

 

そうして、麗奈は俺の上に潰れ、そのまま体を下にずらして俺とキスをし始めた。

 

「んじゅ、んちゅぅ……、ちゅ、ちゅ、んっ、んちゅぅ〜……!」

 

麗奈と味わうキス。

麗奈の美人な顔が目の前にある。

改めて美人すぎてドキドキする。

 

――まつ毛が長い

――髪の毛が綺麗

――目が大きくて綺麗だし、

――鼻も低くない

――ほっぺもぷにぷにしていて、なんだか美味しそうだ

 

と、改めてドキドキしていたら、麗奈と目があった。

 

――優しく、こちらを見つめるその瞳。

――愛、好き、喜び

――好意的な感情全てがその瞳にはこもっていて、

――見ているだけで、麗奈の真っ直ぐな気持ちに心が惹かれていくのがわかった。

 

そうして、数十秒か、数分か、分からないけれども長い時間キスをして、俺たちは唇を離した。

 

麗奈との間にかけられた、銀の涎の橋がベッドに落ちていく。

麗奈はこっちを見て、

 

「ふふっ……、美味しかった……。ごちそうさま」

 

そう言って、にこやかに微笑んだ。

嫁たちは皆、平等に愛しているが、麗奈に改めて惚れ直した瞬間だった。

 

「今日の夜はこれからも長いよ……?」

 

そう言って、他の2人を招き、4Pプレイを今日も開始して、

 

――俺たちの赤ちゃん連れ登校は初日を終えた。

 

 




あけましておめでとうございます。

本年もよろしくお願いします。


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間話その11 みぞれとトイレで純愛H

灼い灼い京都の夏。

俺が二年生の夏休みのお盆休み、家で作曲に集中しているときにそれは起こった。

 

「眠い……」

 

久々の作曲デー。

全国大会を目指し日々忙しい中で、作曲は無理だと諦め、休日に猛ピッチで作曲をしていた。

俺の出す曲は、CD不況と叫ばれ、配信全盛の現代においても猛烈なヒットを飛ばしている。

 

配信での印税で既に収入が3億を突破した。

 

今が稼ぎどきなのだ。

既に俺の名前は稀代の作曲者として、世間に名が知れ渡っている。……もちろんペンネームだが。

 

俺の作曲スタイルは、遮光カーテンを閉め、三日三晩飲まず食わずで完成するまで、缶詰になるスタイルだ。

そうして、今作曲が終わって出てきたところだが、缶詰になっていたせいか、疲労と眠気がダブルパンチで襲いかかってきている。

 

「眠い……」

 

さっきからそれしか言っていない。

そうして、座って用を足し、後始末を終えたところで寝落ちしてしまったのがよくなかったようだ。

 

――――口に入り込む、ざらざらした砂糖飴のような感触と、舌から湧き上がる快楽で飛び起きた。

 

目の前には、ピンクのエプロンにハーフパンツ、Tシャツとラフな姿のみぞれが、俺を嬉しそうに舐っている。

――顔が近い

――肌がまるで雪のように白く滑らかで、とても綺麗だ

――これが俺の嫁、寝落ちしているところを襲われたのに、とても愛らしく許してしまう。

 

突然のことにまるで中学生のような感想が出てきてしまう。

いつもは俺が襲う側なのに、襲われているせいか動揺してしまう。

ただ、動揺の中でも、みぞれが女性特有の力強さで俺の頭をがっしりと掴んでいる。

 

家事をしていたのか、ラフなTシャツ姿にエプロン、そして頭をお団子でまとめているようだ。

みぞれは発情しているのか、その顔は既にうっすらと紅く染まっていた。

 

だが、俺がビクっと動いてしまったことで気づいたのだろう。

みぞれのキスに集中し閉じられていた瞼が開き、俺と見つめ合う。

 

「ご主人様……、おはようございます。起こしてしまい、申し訳ありません」

「あ、あぁ。おはよう」

 

声はいつものみぞれで、クールな様子だが、目を見ると発情しているみぞれだ。

目の奥に火が宿っているのを感じ取れる。

耳を撫でると、

「う……、ぁ……」

と軽く耳で感じている。俺の性奴隷の、いつものみぞれだ。

既に耳は真っ赤で、いそいそとエプロンを脱ごうとしている。

みぞれが服を脱ぎはじめると、お腹はぽっこりと膨らんでいるのが見て取れる。

 

――俺の子を妊娠しているみぞれ。

――妊娠中期のみぞれだ。

 

そのことが急に嬉しくなり、服を脱ぐ途中の彼女を引き寄せ、抱きしめる。

 

「ご主人様……、嬉しいです」

耳元で、みぞれのクールなトーンだが、確かに熱のこもった様子でささやかれた。

 

「ですが……、ご主人様を乱暴してしまう、悪いメイドのみぞれをお許しください……」

 

いきなりの展開に目が丸くなってしまう。

ベッドに行くんじゃないの?と思いきや、みぞれは俺の目の前で、全裸になった

 

――まるで雪のように白い肌

――サッカーボール大に膨らんだお腹

――それでもなお崩れないプロポーション

 

全てが、美しい。

そして何より嬉しいのが、俺のペニスを舐めただけでマンコを濡らす淫乱だという事。

みぞれの太ももから愛液がつーっと床に流れ落ちるのが見えた。

 

――俺とのセックスに期待しているのだ

 

俺の妻であり、俺の性奴隷であるみぞれ。

彼女が俺を求めてくれるその様子に、いつもよりどぎまぎしてしまう。

 

「ご主人様」

「な、なに……?」

「エッチしましょう、今すぐ、ここで」

 

そういうとみぞれは便器に腰掛けている俺の上にまたがってきた。

俺の上に座るみぞれ。彼女の華奢な太ももが、俺の男らしく太い太ももの上に重なる。

女特有の甘い匂いが俺の脳裏を焼く。

――俺に逃げ場はなく、

――もう、みぞれのことしか考えられない。

 

みぞれの胸元に抱かれる。

目の前にはみぞれのほのかなおっぱい。

みるみる俺の前に迫り、みぞれは俺を抱きしめ、みぞれの華奢な胸の中に、俺の頭がすっぽり治った。

 

柔らかく、包み込むような暖かさのみぞれの体温。

それが、三日三晩缶詰になり、徹夜した俺を癒してくれる。

みぞれはこれから母になるというのに、みぞれは俺の性奴隷であり妻だというのに、

――なんだか俺が赤ん坊になったみたいだ。

間違いなく、みぞれの母性だ。

主人に対しても発揮されるそれ、俺の中で澱になったものが、溶け、浄化されていくのを感じる。

みぞれの胸に抱かれているだけで、全てが許されてしまう。

安楽と安寧の全てがここにある。

リラックスからか、自然と素直にみぞれの胸に俺の体重を預けた。

「ご主人様、可愛いです……」

目をとろん、と蕩けさせ、安らかな笑顔で俺に語りかけるみぞれ。

天井の照明の逆光とみぞれのシルエットが綺麗に合わさり、彼女が神々しく見える。

 

「さぁ、ご主人様……❤︎ あなたの性奴隷であるみぞれを抱いてください……❤︎」

 

優しく諭すようなみぞれの声色だが、それはこの世界では常套な、『オスを捕食するメス』そのものだ。

俺の背中に回っていた、彼女の優しい手は、俺の寝巻きを丁寧に脱がしていく。

俺が全部を脱ぐと、いつも一緒にセックスしているはずなのに、みぞれは飽きることなく興奮を静かに深めていく。

みぞれの目がギラついており、いつものおしとやかさは鳴りを潜め、今は大人しいが猛獣なのは明らかだ。

 

「……何回見ても……、素敵……」

 

そう言って、みぞれは俺の胸板を触り、さわさわと優しく俺の乳首をいじる。

ペニスとはまた違った、くすぐったい優しい快感が俺を震わせる。

 

「ふふっ……、ご主人様のお顔、気持ち良さそうで嬉しいです。さあ、私の中に入れてください……」

 

そうして、みぞれは立ち上がり、俺のペニスに向けて腰を下ろす。

 

「んっ……、ん、ぁ……!」

 

にゅるん、とみぞれのトロトロに蕩けたマンコの中に、俺のペニスが入り込んだ。

ゾワゾワとした快感が、俺の中を駆け巡る。

みぞれの中は既にたっぷり濡れており、みぞれの期待と興奮から起立したマンコのヒダヒダが俺を迎え入れる。それらがブラシのように俺のペニスを細く刺激して、精をねだってくる。

 

「気持ちいいよ、みぞれ」

「はい……、私もです……。ん、んぅ……❤︎」

 

俺がみぞれを褒めると、みぞれは快感に嬉しそうに微笑む。

みぞれは俺の首に手を回し、ゆっくりと俺との交わりを楽しんでいる。

 

いつもの激しいセックス とは違う、ゆったりした長いセックス 。

これもこれで素晴らしい。

 

すると、みぞれのマンコの中で、早速子宮が降りてくるのを感じる。

ちゅぷり、と俺のペニスに子宮口がキスしているのがわかった。

 

みぞれのマンコの中で、感じているのに、この中に俺の娘がいるのだとわかると、出してしまいたくなる。

娘を穢すなんて、という背徳感が湧き上がるも、

「ご主人様、好きに出してくださいね。こんなにHが好きな私の娘、きっと娘もあなたの愛を受けて育ってくれるはずです……。あなたのことを男性として、好きになるはずです……」

「そうかな……?」

「はい、こんなに素晴らしい男性、他にはいませんもの……」

 

みぞれがそうやってほめそやしてくれると、なんだか恥ずかしくなって目線をそらしてしまった。

でも娘を抱く父、言っちゃ悪いけど、興奮してしまう。

みぞれのせいで近親相姦に目覚めたのだろうか。

家庭内でのエッチはずっと淫らにループし続けるのが、妻を持った身になっての感想だ。

ずっとエッチしていていい、これは男にとってある種の理想だ。

すると、みぞれは恥ずかしがる俺をもっと見たいのか、女性らしい力強い腕力で俺の頬を優しく包み、正面に視線を戻される。

 

「ご主人様、愛しております……。淫らな私に……、ご主人さまの種をお恵みください……」

 

そういうと、みぞれは俺の耳を甘噛みしてきた。

みぞれの舌が俺の耳を撫で回す。

外側から内側へと、やがて耳の穴に舌をいれ、ジュルジュルと舐め回す。

急に、脳髄に直接響くような快感が俺の脳内を蹂躙する。

まるで、脳を直接、快楽で蹂躙されているようだ。

――耳を舐められるとこんなに気持ちいいのか!

 

新たな衝撃が俺を襲うも、はちきれんばかりの俺のペニスが、みぞれの中でまた大きくなる。

 

「ぁぁ……!ご主人様のものが、また……、大きく……!んっ、んぅ〜〜……!」

 

みぞれが俺の前で快感に喘ぐ。

俺はみぞれが舌を俺の耳の中に入れたまま、みぞれが上下し始めた。

 

「ぁっ!ん、んぅ……、れろぇろぇろ……!ご、ご主人様はそのまま、みぞれのおマンコで、気持ち良くなってくださいね……!好き勝手に射精して、娘共々、みぞれを虜にしてください……!」

 

そう言って、みぞれは器用に俺の上で上下し始めた。

『耳の性感』という、新たな快楽に思考がまとまらない。

――みぞれの美しい肌

――みぞれのおしとやかな胸と勃起した乳首

――自宅のトイレで犯される、という異常なシチュエーション

――娘がいる子宮内に精液を出すというシチュエーション

 

それらの背徳感が俺の興奮を射精へと促す。

夏のせいか、汗をかいた生っぽい匂いがする。

それらと若い女のミルクのような匂いが混ざった汗をかいたみぞれに興奮してしまう。

みぞれも感じているのか、ゾワゾワとマンコのヒダがさらに立ち、子宮で俺の精を飲もうと快楽を俺に送り続ける。

俺もみぞれも、興奮からか肌が紅潮している。

互いに汗をかいたせいか、みぞれと肌を合わせていると馴染み、一体になっていくような感覚を受ける。

 

手を腰に回すと、ちょうどいいところにみぞれの尻たぶがあるので、揉み回す。

「んっ!ぁ、ご、ごしゅじんさま! き、気持ち、いい、です……!」

 

揉めば揉むほど、みぞれが高まっていき、俺のペニスをマンコで締め上げてくる。

「あっ!んっ、ぁ、ぁっ、んぁ!」

みぞれが感じてくれていることが何より嬉しく、俺はまたみぞれの尻を揉んでしまう。

 

「あっ、ぁ、ぁっ、あん……! ご、ごしゅじんさま、愛しています……! すき、すき、だいすき……!」

 

耳元でささやいてくれるみぞれ。

みぞれの愛の告白に胸が熱くなり、心が満たされるのを感じてしまう。

そして、みぞれが再び喘ぎながらも、耳元を責めてくれると、神経がそっちに集中してしまい、さらにみぞれの耳なめ攻撃を受ける。

 

――みぞれに出すことしか、考えられない。

 

ペニスから上がってくる快感、耳元から襲いかかる脳内を直接蕩かす快楽、みぞれと肌と肌をすり合わせる気持ちよさ、みぞれの愛の囁きからくる胸の高鳴り。

――全てが一体となり、俺を幸せにしてくれる。

 

快楽に塗れながらも、

――一切の苦悩や懊悩はなく、

――みぞれと愛し合うことだけに幸せを感じていた。

 

そうして、昂りを感じ、脳内を耳から犯される快楽と、ペニスから湧き上がる電撃のような快楽に全てを満たされると、

――みぞれも達する寸前だった

 

「ぁっ、ぁっ、ぁ〜! ごしゅじんさま……、きて!きてきてきて! みぞれの中に、出してぇ……!」

 

――みぞれの腰を乱暴に掴み、

――俺はみぞれの中に盛大に射精した。

 

どぴゅーっ!どぴゅぴゅぴゅぴゅー!どびゅびゅびゅびゅー!

 

「ぁっ、ぁっ、ぁっ!イっくぅ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜っ!!!」

 

――目の前で絶頂するみぞれ

――俺も頭の中が快楽で真っ白になる。

 

――目の前にはみぞれ

――愛する女を絶頂させた達成感とともに、

――みぞれの子宮に出し続ける。

――どくどくっ、どくどくっ

――この女の中に俺の精子が入り込んでいく

 

――みぞれの体温が暖かい

――マンコから伝わってくる感触はまるで天国のようだ

――暖かく、そして柔らかく包まれ、脳内に靄のかかった快感を作り出す

 

――肌を重ね合わせているせいで、

――みぞれのドキドキが手に取るように分かる

 

――みぞれのイキ顔、可愛い

――いつもクールな顔のせいか、快楽に喘がされている顔が俺しか見えないのだと思うと、俺だけの特権だ。

 

そうした気持ちが何回も俺の中を駆け巡る。

 

あまりに気持ち良すぎて、数分ほど続いた俺の射精もやがて落ち着き、我を取り戻すと、気づいたらみぞれが俺の肩に頭を預け、安らかな顔をしていた。

 

「はぁ……、はぁ……。ん、んふぅ……。きもちよかった……、ですぅ……。ご主人様……、いっぱいお射精くださり、ありがとうございます……」

 

みぞれの安らかな声色と、さっきと違って安らかな彼女の鼓動に、俺も嬉しくなってしまう。

 

――間違いなく、みぞれは俺とエッチすることに幸せを感じているのだ。

――俺も、俺をこんなに愛しているみぞれに感謝しなければならない。

 

「俺も気持ちよかったよ、みぞれ……。俺を抱いてくれてありがとう」

多分、みぞれは俺のことが心配だったのだ。

飲まず食わずで部屋に閉じこもり、作曲しているのだ。

常人の性(さが)ではない。

そこに干渉せずとも、ずっと気を使い続けてくれたみぞれ。

だからこそ、こんなにも俺の胸の中で嬉しそうなのだ。

 

「ずっと愛している」

 

みぞれに囁くと、みぞれが嬉し涙を流し、またキスしてくる。

 

「ちょ……、みぞれ……」

引き剥がそうとするも、まるでエサに食らいついた獣のごとく俺を離さないみぞれ。

 

他の嫁達に見られるまで、俺はトイレで何回もみぞれに犯され続けた。

だが、求めてくれて嬉しかったのは言うまでもない

 



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第35話 久美子の母乳吸い出しプレイ&女子トイレ個室セックス

俺が2年生の10月。

全国大会を金で終え、北宇治高校吹奏楽部は、残暑が激しい中、次代への引継ぎを行っていた。

 

新パートのメンバーは部長が久美子、副部長が俺、そしてドラムメジャーという新パートは麗奈が引き受けることになった。

 

これは「リーダーと部長の実力は比例しないので、分担しよう」という俺のアイディアを元に作ったものだ。

元々久美子と麗奈には、そういう気持ちがあったらしく、俺が意見を出したことで表面化したので、それを採用した形だった。

 

こうして、新しいリーダーである久美子を元に、新しい形の吹奏楽部をスタートさせた俺たちだったが……。

 

――最近、嫁達の間で俺をトイレに連れこんで犯すのが流行っているらしい。

 

特に部長である久美子のストレスがすごいせいか……。

帰りのHRが終わり部活が始まるまでの僅かな時間に、久美子に学校の女子トイレの個室に連れ込まれ、俺は蓋を閉めた便座に座らされている。

 

「ねぇ……」

「うん」

「吸ってよ……、胸が張ってて……」

 

久美子が性欲を隠そうと、気だるそうに言っているが、その目はギラギラと輝いている。

久美子は、閉めた個室の扉を背にして、俺に迫っており、俺に逃げ場はない。

 

2週間前に俺の子を産んだばっかりだって言うのに、もう新たに子作りする気満々らしい。

 

久美子はセーラー服のスカーフを緩め、扉のストッパー兼荷物置きの上部のフックに掛けると、両手でセーラー服の裾をたくし上げ、俺にブラジャーを見せつける。

セーラーの裾と、子ができて大きくなった久美子のおっぱいの間に、肌色のトライアングルができる。

あれだけ学校に入った当時は、『Aカップで成長がない……』と嘆いていた久美子だが、最近はセックスによるホルモンが出まくった影響なのか、最近は健やかに成長している。

 

麗奈と比べて大きくはなかった谷間は、俺と麗奈が付き合い始めた時に僅かに劣るレベルにまで成長してきた。

俺とセックスすることで変化が起きたのだろう。

そのことに、何だか嬉しくなってしまう。

さすが成長期。

この世界の女は、20歳になるまでずっと成長を続けるのだ。

 

「ぁ……」

 

久美子のおっぱいに手を伸ばす。

彼女が言うとおり、おっぱいに母乳が溜まっているのか、その感触は以前よりもムチムチしたもので、その重みの増えた感触に俺の性欲はそそられる。

 

ブラジャーはピンク色の化繊のブラジャーだが、赤ん坊にいつでも授乳できるように前外し式になっている。

以前と比べると、ブラジャーのパッドは厚めになっており、授乳漏れしたミルクも吸収する形になっている。

俺は慣れた手つきで、久美子のブラジャーの前ホックを外す。

 

下から久美子を見上げると、彼女は冷静を装っているが、その目に興奮の焔が宿っているのは明らかだった。

 

俺は便座のフタに座ったまま、立ったままの久美子の腰を掴み、抱き寄せる。

尻を揉むと、スカート越しではあるが、柔らかく手に吸い付くようで、この女が俺の子を産んでくれたのだと思うと、より久美子に対する愛情が深くなるのを感じる。

 

そうして、久美子を抱き寄せると、期待と興奮からかすでに勃起した、久美子の乳首に吸い付いた。

 

「んっ、……ぁ、……んっ」

 

母となったのに、まだまだ淫乱な女子高生でいてくれて、俺は嬉しい。

久美子は今年で17歳になるのに、この調子だと、どんな母親になるんだろうか。

楽しみで仕方がないが、ひとつ言えることは、俺と久美子の家族は子沢山になるだろう、と言うことだ。

 

「ぁっ……、ん、ふあ……❤︎」

 

久美子の乳首を甘噛みしてやると、久美子はもう火照っていたのか、少しずつ喘ぎ始める。

彼女の胸に顔を近づけると、ミルクのような甘い匂いがして、それが俺の理性を蕩していく。

 

「んっ、……んぅっ、あ……、ぁはぁ……❤︎」

 

頭上から久美子のいつもより抑えた喘ぎ声が聞こえる。

授業中にトイレでエッチしているのが恥ずかしいのだろう。

そうして、甘噛みして久美子の勃起した乳首を吸い上げているうちに、久美子のおっぱいからミルクが溢れ上がってきた。

 

以前に久美子や嫁達と母乳の飲み比べをしたことがあるが、久美子の母乳は癖がなく飲みやすい、優しい味わいだった。

対照的に麗奈の母乳は味が濃く強く、はっきりとした味だったのを思い出す。

 

最初はチョロチョロと溢れていた母乳だったが久美子のおっぱいを吸い、手で絞っていると、次第に量が増えてだんだんと僅かではあるがごくごく飲めるようになってくる。

 

「はぁ……❤︎ はぁ……❤︎」

 

そうして、片方を飲み進めると、揉んでいた反対側のおっぱいが張り、久美子の母乳が迫り上がってくるのを感じる。

 

すると、左手で揉むのをやめ、向かって左側の乳首に顔を移し、飲み始める。

 

――おっぱいを揉んで、母乳を飲む。

 

男は何歳になってもおっぱいが好き、と言うが確かにそうだ。

 

俺は中学生で久美子と付き合って以来、久美子のおっぱいを揉みしだき、吸って吸って吸いまくってきたが、母乳が出るようになってから、より久美子のおっぱいが好きになった。

 

俺は久美子のおっぱいをいっぱい飲んで満たされていく。

――安寧

――安楽

――極楽

 

全ての安らかな気持ちがここにはあった。

目を瞑ると感じる久美子の体温と甘い香り、優しい母乳の味。

 

そうして、安らかな気持ちを楽しんでいると、久美子に頭を押さえつけられ、股間に押しつけられる。

抵抗しようにも、女性らしい力強さに押さえつけられ、どうしようもない。

 

久美子に上目遣いをすると、

 

「あたしも興奮してきちゃった……、こっちも舐めてよ……」

 

とスカート越しにマンコを押しつけてきた。

俺は今までの恩返しとばかりにスカートに潜り込む。

スカートの中は久美子自体の優しい匂いと、マンコから漂う愛液と湿気が漏れ出て、パンツの中をグチョグチョに濡らしている。

 

恐らくさっきの母乳を吸われて興奮したのだろう。

俺が吸う時に、久美子が感じるようにいやらしく甘噛みしていたのもあると思う。

 

そのせいか、ピンク色パンツは、愛液で酷く濡れていた。

 

スカートの中に潜りながら、久美子のパンツを摺下ろす。

 

久美子の無毛のマンコに吸いつこうとしたところ、乳白色の可愛いクリトリスがちょん、と勃起しているので、そちらに貪りつくことにした。

 

「んんっ! ぁ、ぁ、んんぅ〜〜〜……!」

 

頭上から久美子の可憐な喘ぎ声が聞こえてくる。

舐め始めると、久美子の愛液はとめどなく流れ、今や久美子の白いハイソックスにも愛液が垂れている。

 

そうして、尻をもみしだきながら、クリトリスを舐めて甘噛みしてやると、

――久美子がいきなり絶頂した

 

「ん゛っ❤︎ ぁ、ぁ、ぁぁっ❤︎! んんんぅ〜〜〜〜〜っ!」

 

久美子は俺の頭を抱え、絶頂に震えている。

ピクピクと、クリトリスも動きはじめ、ブルブルと痙攣している。

体もクリトリスにコントロールされたように、ブルブルと可愛く、小鹿のように震え、久美子は快感を味わっていた。

久美子の身体中に鳥肌が立ち、俺の与えた快楽を味わってくれているのがよく分かる。

 

――愛する人が俺の手で感じる。

 

俺にはそれが何よりも嬉しく、とても胸が暖かくなった。

そうして、それが数十秒続き、収まると、

 

「はぁっ……❤︎ はぁっ……❤︎ んっ、ふぅ……❤︎」

 

喘いで息を整える久美子。

俺の頭を腰あたりで抱き抱えながら、絶頂に体も心も茹だった様子だ。

久美子の喘ぎ声をずっと聞かされて、俺もパンツの中でペニスがずっと待機状態だ。

 

久美子のマンコもすでにトロトロであり、いついれても互いに気持ち良くなる状態だ。

久美子は俺を引き剥がし、脱がせ、便座の蓋の上に座らせる。

今や俺は靴下に上履きだけと言う間抜けな格好で女子トイレの便座のフタに座っている。

すると、久美子もパンツを完全に脱ぎ、扉の上部の荷物置きに掛けた。

 

「こないだ産んだばっかりなのに、もう新しい私の遺伝子欲しいの? もう、しょうがないなぁー」

 

と、口では俺が久美子とシたいかのように言っているが、あくまで久美子が俺を犯す気満々だ。

俺は何ひとつ言っていないのが何だか笑えてしまう。

久美子が俺の上に跨ってくる。

 

正面からハメる形の、だいしゅきホールド、つまり対面座位の形をとってきた。

 

「……挿れるね?」

 

久美子は赤く照れながら、俺の顔と30cmもないところで俺に話しかけてくる。

 

――この初々しさが久美子の魅力なのだ。

俺にとっての最初の妻は久美子であり、互いに『初めて』を捧げあった関係だ。

 

久美子が罪を償うときは俺も一緒に償うし、久美子の喜びは俺のもので、俺の喜びも久美子のものだ。

 

久美子が俺のペニスの上に跨り、挿入してくる。

 

「んっ、んぅ……❤︎  ぁ、ぁっ! 〜〜〜〜っ❤︎!」

 

ゾゾゾ、と久美子のマンコの快感が俺に押し寄せてくる。

 

――たくしあげられた制服。

――見せつけられるブラジャーと制服から覗きでる肌色のトライアングル

――優しく、甘い久美子の匂い

――間近で俺のペニスに感じている久美子の顔

 

――全てが淫らで美しい

 

この光景と淫らで気持ちいい感覚、それを俺に浴びせてくれる久美子に感謝の気持ちを伝えたくて、キスを浴びせかける。

 

すると、久美子は動揺しつつも、こちらのキスで喘いでくれた。

 

「〜〜っ! んっ、んちゅ、ぅじゅ、んっじゅ、んん、ちゅぅ〜〜〜……❤︎!」

 

互いに貪り合うだけの、野蛮だけど純粋なキス。

久美子が舌をこちらに侵入させてくる。

だが、俺が甘噛みしたり、久美子の口へ逆侵入して久美子の歯茎を舐めたりして互いに遊ぶ。

それだけで久美子がビクっとマンコを締め、より愛液が奥の子宮から出してきたりして、久美子が感じてくれてることがわかって嬉しくなった。

 

そうして、10分か20分ほどキスで戯れる。

互いに相手の唾液を飲んでお腹いっぱいになってしまったのか、どちらかともなく口を離した。

 

「はぁ……❤︎ はぁ……❤︎」

 

久美子は俺の顔の正面、5cmもないところで喘いだ後、俺の肩にパフっと頭を乗せる。

俺は久美子の癖の強い髪を撫でてやる。

すると、久美子がホッと落ち着いてくるのがわかった。

 

「俺で良ければいつでも話を聞いてやるから」

 

「ありがとう……、部長って大変だよ〜……」

 

と、セックス中だが、部活の愚痴みたいな話が出てくる。

 

「でも……本当に、よかった」

 

久美子は俺の顔を見てしみじみ言う。

 

「あたし、お母さんになってから、ちょっと脂肪がついて抱いてもらえないんじゃないか、って心配だったんだけど……」

 

久美子は心配そうだ。

 

だが、久美子を抱かないなんて、絶対にありえない。

俺が久美子を手放すなんて、そんなこと金輪際ありえないし、死ぬまでありえない。おじいちゃんおばあちゃんになるまで、一緒に歳を取ろう。

 

と、懇切丁寧に目を見ながら久美子のマンコにペニスを挿したまま説明すると、久美子がより体重を預け、俺の方の上で頭を載せほっとしてきた。

 

「よかった〜〜……」

 

久美子は子を産んで母らしく脂肪のついた体型に、心配していたようだったが、二週間たった今でも、久美子は華奢なままで、いつまでも抱いていて飽きない女だ。

現にマンコも処女を破ったときほどではないが、締まりがよい。

加えて、俺の形に馴染んだのか、いつまで経っても俺にとって気持ちいいままだ。

 

17歳の母であり、俺の妻であり、生涯添い遂げる人だ。

もし、久美子に何かあったら、もう立ち直れないだろう。

 

そう言って、久美子の顔を見て熱弁すると、

今度は久美子が俺の視線を逸らす。

 

「ご、ごめん……、照れる……」

 

と、顔と耳を真っ赤にしている。

俺はそんないじらしい久美子に嬉しくなってしまい、下から久美子の子宮目掛けて突き上げた。

 

「ん゛っ❤︎ ぁ、ぁっ、ゃ、やめぇっ❤︎ い、いまはぁ〜〜〜〜❤」

 

久美子の言葉とは対照的に、子宮を突くたびに、きゅん、きゅん、と久美子のマンコが締まり、喘ぎ始める。

 

俺はスパートに持っていく。

――ばちん、ばちん

と久美子の尻と俺の太ももが女子トイレの個室の中に反響して響き渡る。

 

スパートを強めるたび、久美子が快感を我慢するようにぎゅっと俺のことを抱きしめてきて、少し成長した久美子の胸が俺にあたる。

 

胸と胸をすり合わせる行為が、俺と久美子が愛し合っている証拠なのだと、俺の自覚をふかめ、胸が暖かくなり、身体中が満たされていくのを感じている。

 

「ぁっ! ぁっ、ぁっ、ぁっ❤︎ んぅんッ! んっ、んんぅ〜〜!❤︎」

 

と久美子は喘ぎを押し殺している。

だが、俺に抱きつき、耳元に直接喘ぎ声をかけてくるので、俺の興奮は高まるばかりだ。

 

「ぁっ、ぁっ! な、なかで、おっきくなってる……❤︎ すごぃ、すごい……!ぁっ、ぁっ、ぁんッ!❤︎ き、きもち、ぃい……!❤︎」

 

俺の興奮がペニスを通じて久美子に伝わり、久美子のマンコが俺の精をねだるように、キュンキュン締め上げる。

マンコのヒダヒダが立ち上がり、俺のペニスに快楽を送り込む。

ざわ、と身体中に快楽の鳥肌が立ち、もう久美子の中に出すことしか考えられない。

 

――新しい子供を久美子の中で作るのだ

 

その喜びと嬉しさ、セックスの快楽が俺の頭の中から離れない。

 

――久美子に出したい、久美子に出したい、久美子に出したい!

 

それだけの想いで、久美子への子宮へのラストスパートに入る。

 

「ぁっ、ぁっ、ぁっ、んっ! ぁ〜〜っ! なかっ!❤︎  なかにっ、だしてぇ……! い、いっしょにぃ……! あたらしい、あかちゃん、つくろっ……!❤︎」

 

――久美子からの射精おねだり

――新しい赤ん坊の子作り宣言

 

――それが俺の理性を決壊させた

 

ゾワゾワとした快楽と、夢心地のような幸せが俺を包む。

久美子の言葉を体現するように、子宮口が俺のペニスにちゅうちゅうと吸い付き、

ペニスから全身に駆け上がる電撃のような快楽に、

 

――俺は盛大に射精した。

 

どぴゅーっ!どぴゅどぴゅどぴゅーっ! どぴゅどぴゅどぴゅーっ! どくどくどくっ! どくんどくんっ! どぴゅぴゅーっ!

 

「いっくぅ❤︎  いっちゃう、いっちゃうぅ〜〜〜〜っ❤︎ んっ、んっ、んぁあああ〜〜〜っ❤︎!」

 

身体中が新しい子作りの射精に湧いているのが分かる。

――快楽という快楽で満たされ、

――久美子の中に出すこと

――それだけしか考えられない、

――夢のような時間

 

久美子が俺の射精に喘ぐ。

ビクンビクン、と目の前で震え、身体中を紅潮させ、俺の射精を悦びと共に受け入れている。

 

その光景に俺の脳が焼かれ、久美子の腰を掴み、さらに腰を下させ、より久美子の子宮の奥底へ、俺の精を注ぎ込む。

 

「ぁああああ〜〜〜〜っ❤︎!」

 

普段は声が低い久美子が、甲高い喘ぎ声で鳴いているのが耳朶を響いて心地よい。

キュンキュンとマンコが締まり、より俺の精を求めてマンコがペニスを扱いている。

 

――オスとして求められている。

 

その充実感、悦びが俺の中を占め、射精の興奮とは別の悦びが俺の中をさらに満たしていく。

 

「はぁ……❤︎ はぁ……❤︎ んっ、ふぅ……、ふぅ……❤︎ んちゅ……、んっ、ちゅ、んちゅぅ……❤︎」

そうして俺が数十秒か数分か射精した後、俺たちは自然とキスをしていた。

 

「んちゅ、んちゅぅ……、んじゅぅ、んっじゅ……、んふぅぁ……❤︎」

 

ついばみ、互いを宥め合うような、貪るキスとは違う優しいキス。

それだけで俺と久美子は互いに心が通じ合っているのがわかった。

 

そうやって数分キスをしていると、久美子から口を離した。

 

「はぁ……、はぁ……❤︎ ……あの、その……」

 

珍しく言い淀んでいる久美子。

 

「その……ストレス解消してくれて……、ありがとう……。胸の張りも取れたし……」

 

あれだけ激しくセックスして、俺と10cmも顔を離していないのに、急に照れ出した久美子。

俺はそのいじらしさに、また好きになってしまったのを感じる。

急に俺もドキドキしてきて、久美子に初恋をしたときの感情が戻ってきた。

 

つい俺も久美子から視線を離してしまいそうになるが、俺は久美子のことを見続ける。

 

「その……赤ちゃんのお母さんとして、あなたの奥さんとして……これからやっていくけれども……これからも……、その……。よ、よろしく……」

 

顔を真っ赤に染めながら、恥じらいからか俺と目線を合わせない久美子。

耳は真っ赤で、モジモジしているいじらしい仕草が、俺にとって好きで仕方がない。

この女が好きだという感情が心の底から湧き上がってくるのを感じる。

 

学校のトイレで言うことではないが、心と言動が直結している素直さが久美子の魅力でもあるのだ。

俺はその久美子の魅力が好きなのだ。

――ここが何処かなど、関係ない。

 

「うん、これからもよろしく」

 

俺がそういうと、久美子は、キラキラと目を輝かせ、改めてこちらに抱擁してくる。

 

「これからもよろしくね♪ 旦那様♪」

 

久美子から改めて夫として認められたことに嬉しくなり、抱き返す。

放課後の部活が始まるまでの僅かな時間だったが、俺と久美子は夫婦として走り出すことを決意するのだった。

 




いつも拙作を読んでくださりありがとうございます。
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第36話 奴隷電車編

部長の交代式が終わって2週間ほどしたある日の夕方、俺は家に帰ると女2人で慰めあっている光景に遭遇した。

 

みぞれは床に仰向けで優子に押し倒され、キスしながらそれぞれの股間に手を当て、軽イキさせ合っている。

 

「ぁ……、ゆうこ……、んっ、んぅ…… 」

 

「みぞれ……、ん、もっと……、奥に…… 」

 

しかも2人は玄関で乳繰り合っているのだ。

玄関の廊下はすでに愛液でビシャビシャで、それぞれが母として一児の娘がいるせいか、おっぱいから白い母乳を垂らして、それを吸いあっている。

さらにそれに飽きたらないと、指を互いのマンコに入れあっている。

 

しかし女らしいか細い指では、ペニスの様に奥に届かないのか、軽い絶頂だけで終わり、俺のペニスを咥え込むような、深いイき方にはなっていないようだ。

時々ビクっとしているが、いつも俺たちがシているような深い絶頂ではない。

 

そうして、2人を眺めていると、2人はやっとこちらに気づいた。

夕方は過ぎ、もうすでに夜の8時。

――部活が終わり、帰ってきたらこうなっていた。

 

「ぁ……、ご、ご主人様……。 わたしのお見苦しいところをお見せしました……、ごめん、なさい……」

「お、おかえりなさいませ……。その……、アタシがみぞれとしていたのは……、その……ご主人様がいない無謬を慰めるためで……、決して浮気とかじゃ……その……」

 

2人は泣き出しそうになっている。

どうやら、俺を抜きで交わっていることに申し訳なさを感じているようだ。

 

――この世界の女の性欲は強い。

 

前の世界の男子中学生の何倍も何十倍も強い。

2人にとって部活とは、エネルギーを注ぐに値する物だったし、全国大会優勝して引退、という煌びやかな栄光であった。しかしそれが終わってしまい、空虚な時間を持て余している2人にとって、エネルギーが性欲に向いてしまったのだろう。

 

別にこの世界では、部活が終わった高校3年生がひたすら奔放なセックスに夢中になるのは珍しくない。

 

2人ははだけたYシャツに制服のスカートという姿だ。

乳繰り合っているうちにはだけたのだろう、ブラジャーがたくし上げられており、おっぱいの上にブラが乗っている形だ。

Yシャツが中途半端に開いているのもあり、おっぱいと開いたワイシャツ、そして上にずり上がったブラジャーの黄金の三角形が余計そそる形になっている。

 

2人はこちらを申し訳なさそうに見ている。

 

別になんていうことはない。

――俺も含めて3人でやればいいのだ。

 

それに、最近ちょっと刺激が欲しくて通販で買ったアダルトグッズが届いていたのだ。

 

――俺の形を模した特注のペニスバンド

 

早速使わない手はない。

早速裸になっている優子に装着し、これでみぞれを犯すよう指示する。

 

「な、何ですか……これ?」

 

ヘンタイグッズに興味をなさそうなふりをしている優子。

しかし視線は興味深そうに俺のペニスを模したディルドーに向いている。

 

でも俺は、性奴隷であるお前が、

――淫らで、

――淫乱なのは

――良く知っている。

 

今は、みぞれに壁に手をつけて立たせ、その後ろから優子にみぞれの腰を掴ませた状態だ。優子はみぞれの細身の尻に手をかけている。

 

その優子の後ろに俺が仁王立ちして、ペニスを見せびらかしている。

 

優子の色白な華奢な肌が玄関の照明にあたって眩しい。

優子も18歳となり、すっかり大人の女の仲間入りだ。

 

俺の子を生み、体型が変化して少しふっくらとしたが、それは一時的なもので、後数か月もしたらすぐさま元の美人の可愛い女へと戻るだろう。

だが、抱いていて思ったのが、脂肪分もマンコについたせいか、少しふっくらとした心地よさが、それもまた気持ちいいのだ。

 

「ぁ……!」

 

俺が優子の尻を揉むと、優子は期待からか、声を喘がせる。

 

「優子、それでみぞれに挿入しろ」

 

俺の言葉に、みぞれは驚きに目を見開いている。

しかし、優子は薄々気付いていたのか。

 

「わかりました、ご主人様」

 

――ペニスバンドをみぞれのマンコにあてがい、興奮に期待した目で挿入した。

 

「ゆ、ゆうこ……、んっ……!❤︎ や、やめ……! ぁ、ぁあああああっ!❤︎」

 

みぞれのトロトロに濡れたマンコは、すぐさま優子のペニスバンドを受け入れた。

――当然だ。

みぞれのマンコは俺のペニスの形に完全に合わさっている。

俺の性奴隷として、精液便所、孕み胎として、妻として、俺と散々イチャラブえっちして愛してきたのだ。

もはやみぞれのマンコは俺の形に馴染み、俺専用のペニスケースとなっている。

ペニスバンドは俺の形を模して作られているのだ。

――みぞれが感じないはずはない。

 

「ぁんっ❤︎ ぁっ、ぁっ、ぁっ、ん゛っ!❤︎ ゆ、ゆうこ……、だ、ダメぇ……!❤︎ ぁっ、ぁっ、ぁあ〜〜……!❤︎」

 

「ご主人様……、あたし……、思った以上にみぞれを犯すのを興奮してます……❤︎」

 

優子はみぞれを楽しそうに犯している。

そして、女なのに同性を犯す事に興奮していた。

みぞれの喘ぎ声に、嗜虐心が湧きあがったのか、口角をあげ心底楽しんでいる様子だ。

加えてより発情したのか、優子の尻の色素が薄い部分がより赤く紅潮し、優子の尻はもうオスを誘うピンク色だ。

興奮からか、ダラダラと愛液を廊下に垂らし、マンコ汁の甘い匂いを家中に振り撒いていた。

 

「ここが気持ちいいのね、みぞれ……!」

 

「ぁっ……、ぁっ……、ん、んぁ……!❤︎ ぅ、うん……、ゆうこ……❤︎ 気持ち、いい……❤︎」

 

2人で勝手に盛り上がっている。

元々みぞれも優子もレズっ気があったタイプだ。

みぞれも優子も今は俺にゾッコンだが、元々それぞれ希美とあすかに慕っており、百合の傾向があったのは言うまでもない。

 

「ぁっ、んっ、ぁんっ、ぁっ、ぁっ、ぁ……!❤︎」

 

みぞれは壁にもたれかかり、尻を優子に掴まれ、俺の形を模したペニスバンドでグラインドされ続けている。

 

俺の作ったおもちゃに興奮している様子に、内心嬉しく思いながら、俺は調子に乗った優子をしつけるべく、優子の尻たぶを両手で掴む。

 

「ぁんっ!❤︎……ご、ご主人さま?」

 

優子が困惑しているところに、俺は優子のアナル目掛けてペニスを挿入した。

 

「んぁっ!ん、ん〜〜……!❤︎ や、やめぇ……!❤︎ ぁっ……!❤︎ ぁああああ〜〜〜〜っ!❤︎」

 

優子のアナルは以前から俺が躾けていたせいか、相当ほぐれておりすんなり挿入できた。

 

優子は俺のペニスから逃げるように、腰を前に突き出す。

すると、

――みぞれに挿入したペニスバンドが深く突き込まれた。

 

「ぁ゛っ、ゆ、ゆうこ……、や、やめぇ……!  んんん゛〜〜〜っ!  いっ……、イグゥ………!❤︎」

 

みぞれは優子に不意に奥に勢いよく挿入されたせいか、みぞれは早速絶頂している。

 

「ゆうこ、ゆぅこ〜〜〜〜〜〜っ!❤︎」

 

「ご、ごしゅじんさまぁ……!ふ、ふかいぃ〜〜〜っ❤︎」

 

みぞれにつられて優子もアナルで絶頂したようだ。

腸液が奥からドバドバと流れ、俺のペニスの滑りを良くする。

それに気を良くした俺はさらに深く、アナル越しの子宮にペニスを突き込む。

 

「ぃ゛っ❤︎ い゛っくぅ〜〜〜!❤︎」

 

優子はもはやそれだけで絶頂し、みぞれの背中にもたれるように、びくんびくんと震えている。

俺はそれに達成感を覚える。

優子のアナルが俺の精を飲み下したい、ときゅんきゅん締め付けてくるが、ゾワゾワと登ってくる性感を我慢する。

 

絶頂から降りてきた優子とみぞれは肩で息をしており、絶頂の興奮と激しさを物語っていた。

 

「はぁっ……、はぁっ……❤︎ ゆ、ゆうこぉ……❤︎」

 

「ごめん、んっ……❤︎ ふぅ……、ふぅ……❤︎ みぞれ……、ごめん……❤︎」

 

2人はすでに絶頂からか疲弊している。

絶頂から戻って来たのを見計って、俺は声をかける。

 

「優子、そのまま、みぞれを犯せ。俺はお前の腰が動くのに合わせて動く」

 

俺の言葉に優子は絶望的な目をする。

さっきアナルから子宮を突き込まれて、あっさり絶頂してしまった優子だ。

おまけに目の前にはみぞれが痴態を晒し、優子の興奮を加速させている。

あっさり絶頂してしまうのに、動け、というのは酷な命令だろう。

 

優子は呆然としていたようだが、俺は尻をパチン、と軽く引っ叩く。

 

「ぁひんっ❤︎」

 

と優子は奴隷の本分を取り戻したようだ。

 

「す……、すみません……、う、動きますね……❤︎ みぞれも、ごめんね……❤︎」

 

優子はみぞれに謝ってから、再び動き出す。

 

「んっ❤︎ んっ、うぅ……、んっ……、ぁ……❤︎」

 

優子は自分で腰を動かし俺に犯された尻穴で感じている。

加えて、同じ家に同居する友人、そして同じ男を愛する妻である同級生を犯すことに興奮を覚えているようだ。

 

優子が動き出したことで、優子の尻穴がキュッと窄まり、俺のペニスにマンコとは違ったヌルヌルと気持ちいい感覚を与えてくる。

 

「ぁっ、ぁっ……、ゆうこ、ゆうこぉ……❤︎」

 

「みぞれ、みぞれぇ……❤︎ ぁ、ぁっ、ぁん……❤︎」

 

俺の目の前で女同士が犯しあい、そして真ん中にいる女がアナルで俺に奉仕している。

 

――倒錯的な光景が目の前に広がる。

――女が女を犯し、その女が俺に犯されている

 

その光景に胸の高まりを覚えると同時に、俺がこの光景を作った主人であることに達成感と悦びを覚えた。

 

「みぞれぇ、みぞれぇ、キス、させてぇ……❤︎ んっ、んちゅ、んちゅぅ……、ん、ちゅ、ちゅ、んんんぅ〜〜……!」

「ぁっ、んじゅ❤︎ んじゅ、んうぅ〜〜、んっ、んちゅぅ〜〜……!❤︎」

 

昂ったからか、女2人でキスしている。

優子はこの倒錯的な状況、そしてみぞれとキスをしたことにより興奮したのか、よりアナルの滑りがよくなり、腸壁越しに子宮に突き込むことにする。

 

「ん゛ひぃっ❤︎ ぁっ、ぁっ❤︎ ご、ご主人さま、いまはぁ、ダメェ……!❤︎」

 

優子の尻をつかみ、アナルの奥底へ突き込む。

すると、俺の体重ごと突き込んだせいか、みぞれに深く優子が突き込んだ。

 

「ぁひんっ!❤︎ ゆうこ、ごしゅじんさまぁっ!❤︎ だ、ダメぇ……っ!❤︎」

 

俺が突き込んだ優子の体重もかかったせいか、より奥底までペニスバンドを突っ込まれたみぞれ。

 

すでにその顔は倒錯的な興奮と快楽により、額に汗を浮かべ、口元を唾液でベトベトにしている。

それらを拭う余裕は無く、快楽に顔を歪めている。

 

「ぁっ、ぁっ、ぁっ、ん゛っ、んん゛〜〜〜〜〜〜❤︎ ダメ、ダメ、ダメぇぇえええっ!❤︎」

 

よほどみぞれは感じているのか、さっきからダメしか言っていない。

あまりの快楽に余裕が無いのだろう。

俺はそれに嬉しくなり、優子の腰を掴み、みぞれから引き離してやる。

そして、俺も優子の尻穴の奥深くから手前にペニスを引き込み、快楽を堪能する。

 

「んひぃっ!❤︎ んっ、ぁはあっ、はぁんっ!❤︎」

 

共々俺に突き込まれ、尻穴で感じまくっている優子も余裕がないらしい。

引き抜いただけでこれだ。

 

さっきからアナルの奥深くをビクビクと振るわせ、子作り器官ではないのに、俺の精液をねだって仕方がない。

 

キュッと、優子のアナルが締まるたびに、俺のペニスから全身にゾワゾワした快楽が伝わっていく。

 

俺は奴隷電車を再開させる。

優子の尻を掴み、アナルを突き込み、その勢いでペニスバンドを通じてみぞれを犯す。

 

パン!パン!パン!パン!と、俺と優子とみぞれの尻たぶ、そして太ももがぶつかる音が家中に響き渡る。

 

「ぁっ、ぁっ、ぁっ、ぁっ!❤︎ むりぃっ❤︎ もう、む゛りぃ……❤︎ ゆうこっ❤︎ ごしゅじんさまっ!❤︎ イっちゃう! イっちゃうからぁ……❤︎ ぉおっ❤︎ ぉっ❤︎ ぉっ❤︎ ぉ、ぁ〜〜〜っ!❤︎」

 

「んぁあっ、ぁっ、んっ、ぁっ、ぁああ〜〜っ!❤︎ だして、ごしゅじんさま、だしてぇ……!❤︎ ごしゅじんさまのぉ、いっぱい、きもち、ぃいっ!❤︎ おしゃせい、できるようにっ!❤︎ ぁっ、ぁっ、ぁっ❤︎ いっぱい、がんばりぃ、ますぅ……、からぁ……!❤︎ だしてっ、いっぱいっ❤︎ ぁっ、ぁっ、んんぅ〜〜〜っ❤︎ だし、てぇ〜〜〜っ!❤︎」

 

――みぞれと優子の限界が近い。

二人とも興奮からか、鳥肌を立てているようだ。

ビリリ、と電流が流れる様に、さっきから度々震えている二人。

 

優子のアナルに突っ込んだペニスからザワザワと、快楽が迫り上がってきて、俺ももう一杯一杯だ。

二人の嫁、そして性奴隷につながって一緒に絶頂できる喜び、倒錯したプレイによる背徳的な気持ちよさ、圧倒的な性感によって俺も限界が近い。

 

「イクッ!❤︎ イっちゃうっ!❤︎ ゆ、ゆうこ、ごしゅじんさま、いっしょに、いっしょにぃ〜〜っ!❤︎❤︎」

 

「みぞれ、みぞれ、ごしゅじんさまぁ〜〜っ!❤︎ だして、なかに、だして、だしてぇ〜〜〜っ !

 

みぞれと優子の射精嘆願に視界が赤くなる。

興奮からか、さらに大きくなったペニスがさらに俺の快楽を誘う。

 

「きてきてきてぇっ!❤︎ もっと、もっと、おまんこついてぇ❤︎ クルっ!❤︎ くるくるくるっ❤︎ イクっ!イクイクイクっ!❤︎ イっちゃうぅ〜〜〜〜っ!❤︎❤︎」

 

「だしてっ!❤︎ アナルにぃっ、いっぱいっ、だしてぇっ!❤︎ イッグ❤︎ イグッ❤︎ イグイグイグぅ〜〜〜っ❤︎」

 

みぞれ、優子の絶頂懇願が最大限になったのを見計らい、

――俺は体重をかけて優子の尻を掴み、優子ごとみぞれに倒れ込む。

 

――ん、っひぃい〜〜っ❤︎

――あ゛っ❤︎ ぁ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛〜〜〜〜っ!❤︎❤︎

 

二人から絶頂の声が聞けたと同時に、

――アナルの奥底に向けて、我慢していた快楽の濁流を解放し、爆発的に射精した。

 

――ドピューッ!ドピュピュピュピューッ!ドクンドクンッ!ドクドクドクッ!ドクンドクンッ!ビュビュビューッ!

 

「ぁ゛っ❤︎ ぁ゛っ、んひぃ〜〜〜〜〜〜っ❤︎」

豚のような鳴き声をあげて、絶頂する優子。

それが俺の耳朶に響き、耳からもピンク色の成分が俺の脳裏を駆け巡る。

 

――俺の体を、快楽という快楽が駆け巡る。

ペニスに全ての感覚を支配され、好きな女のなかに出し続ける、という得難い達成感。

 

射精することに思考の全てを奪われ、本能に全てを預け、無心のまま出し続ける。

 

――ドクンドクンッ!ドクドクドクッ!

 

「んはぁっ❤︎ おくに、おくにぃ……!❤︎ でてるぅ〜〜っ!❤︎」

「ゆぅこっ❤︎ ふかいっ!❤︎ ふかぃぃぃぃぃぃっ!❤︎❤︎」

 

俺の目の前には、俺に押し潰されてサンドイッチになって絶頂のまま動けない性奴隷二人。

 

性欲の海、快楽の海が渦巻く脳内で、本能のまま二人に体重を預け、さらに奥底へ攻め立てる。

 

「ん゛っ❤︎ んひぃぃぃぃっ❤︎」

「ごしゅじんさまの、ぁったかぃっ!❤︎ ぎ、ぎもぢいい〜〜っ❤︎」

 

俺はみぞれと優子を密着させるように、体重を預ける。

もちろん、俺の腹と優子の背中もピタリと合わせる。

絶頂からか高まった鼓動と体温、それに二人の汗が、俺の快楽にいいスパイスを与えてくれる。そのおかげかまだまだ射精が続く。

 

――ドピューッ!ドピュンッ!ドクンドクンッ!

 

「〜〜〜〜〜っ❤︎❤︎」

 

「ごしゅじんさま、ごしゅじんさまぁ〜〜っ!❤︎❤︎」

 

優子が俺とみぞれに挟まり押し潰されてるので、みぞれまで手が届く。優子はみぞれのお腹に腕を回し、俺もみぞれのお腹に腕を回し、3人でそれぞれの体温の暖かさを確かめ合った。

 

――射精の昂まり、そして汗ばんだ嫁たちの肌

――全てが絡み合い、3人全てが一緒くたに溶け合うような錯覚に陥る。

 

それが心地よく、まるで蕩けるような余韻に身を浸す。

――はぁ……❤︎ はぁ……はぁ……❤︎

みぞれと優子が呼吸を整えている。

長く、心地よい絶頂から帰ってきたようだ。

俺がみぞれのお腹に回した手に、二人とも気づいたようだ。

優子とみぞれがそれぞれ俺の手を握る。

暖かい、優しさが伝わってくる体温が心地よく、二人と抱き合っているだけで俺を癒してくれる。

疲れや悩みが全て彼方へ飛んでいき、極上の幸せがここにあった。

 

二人と抱き合いながら、ふと考えが浮かんだ。

アブノーマルなプレイを一個越えたことで、なんだか優子とみぞれの結束、そして俺の二人に対する愛情、愛着がさらに深まった気がする。

 

現に、優子の鼓動を聞くと以前より安らぐし、俺が背中に顔を乗っけると嫌そうな顔をせず、前よりも嬉しそうにしてくれる。

 

同様にみぞれも、優子と俺にと後ろから抱きしめられて、リラックスした様子だ。

 

俺たちは最高の家族にこれから間違いなくなっていくだろう。

そんな自信が俺の胸を温かくして、快楽で力が抜けてしまった二人をベッドまで運ぶ。

 

その様子に、二人はもう一回戦するのかとワクワクしているようだ。

 

あまりに気持ちよかったし、達成感からか二人が俺にいちゃついてくれるのが気持ちいい。

 

二人にさらに愛着が湧いて嬉しくなったプレイだった。

 

だが、これが俺の家で流行ることなんて、この時の俺はまだ知る由もなかった。

 




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第37話 クリスマス麗奈睡眠レイプ編

年末年始って一緒だよね!
つまりクリスマスは今ということです(無理筋)




街にイルミネーションが飾り立てられるクリスマスの夜、俺は疲れた体を押して家に帰った。

——全国強豪校にクリスマスなど無い。

 

しかし、それでも成長している実感こそが俺たちの原動力となっていた。

 

家に帰ると、たまたま帰ったのが早かったのか、麗奈の靴が玄関に無造作に置いてある。

いつもは整えてから入る麗奈だ。

よっぽど疲れているのだろう、

——あたらしい役職に。

 

そう思いながら、居間の扉を開けると、麗奈はソファーの上で無造作に寝転んでいた。

腕を額に当て、すやすやとぐっすり寝ている。

 

麗奈はもとから細かったが、それでも産後のせいか少しムチッとして、より魅力的になった。

胸は大きくなったし、いつも履いているニーハイソックスから見えるふとももはより男を怖くする扇情的なカラダとなった。

 

——無論、俺にしか見せないのだが

 

俺の嫁になってから麗奈はスカートを下げ気味だ。

俺が要望したことだが、俺を慮る俺の妻、……素直に嬉しい。

 

そんなエロい麗奈、男の欲望を刺激する麗奈が、無防備に寝ているのだ。

ちょっとしたいたずら心と、性欲が合体し、『睡眠姦』という悪魔のアイディアが舞い降りた。

 

ほかの家族はまだ帰ってきていない。

今のうちに……、とばかりに俺もソファーに腰掛け、

——麗奈のスカートをめくる。

 

そこには、普段履きのシルクのピンクのパンツがあった。

バラの刺繍が縫われ、高級品なのが分かる。

見えないところにも気を遣うところがさすが。

俺も鼻が高い。

 

スカートをめくり、パンツを見ただけなのに、俺はなぜか誇らしげな気分である。

麗奈はこれから俺に犯される、というのに、安心した様子で寝ている。

 

俺は麗奈の大きくなった胸を揉む。

 

「んっ………、ふぅ…………、ぁっ,…………ん、ふあ…………」

 

例え制服の上からでも、麗奈は授乳のために大きくなった胸がすばらしい。

元から大きくはあったが、もうすでにバストサイズはHサイズとのことだった。

それだけあったら、形が崩れそうなものだが、毎日の練習のうえにヨガを欠かさず、美貌を保とうとしているのが素晴らしい。

 

——何度も言うが、俺の自慢の嫁だ!

 

麗奈が手を上で組んでいるのを幸いに、セーラーを上にまくる。

すると、久美子と同じように授乳しやすい前ホックのブラジャーが出てきた。

 

まるで万歳をするようなポーズだが、下着を露出している。

それが絶対に麗奈がしなさそうなポーズなので、なんだかドキドキしてしまう。

前ホックブラジャーを外すと、麗奈の綺麗なピンク色をした乳首が出てきた。

 

勃起しておらず、素の状態の乳首だ。

いつもセックスするときは興奮状態の乳首を見ているからか、ある意味新鮮な気持ちになる。

そうして吸い付くと、麗奈の脂肪分あふれる旨味の強い母乳が出てくる。

 

「…………ぁ、ん、すぅ……」

「ああ……、旨い……」

 

赤ちゃんが母乳をすった途端に寝るのが分かる。

全ての安らかな気持ちが、俺の中に満ち満ちていくのが分かる。

 

俺は気を取り直して、麗奈のパンツを丁寧に脱がしていく。

 

そこにはこの間俺の娘一人産んだばかりのマンコがあった。

これから寝ている最中に犯されるとは知らず、ハリのある肌で、輝いて見える。

俺は麗奈の(珍しく)勃起していないクリトリスに吸い付く。

 

「……ぁ、……ん、……ふあ……♥」

 

どことなく甘い声を上げる麗奈。

睡眠姦の噂で聞く、寝ている最中でも感じている、という噂が本当だったことに胸が熱くなる……!

俺は麗奈のクリトリスを甘噛みしてやると同時に、舌をマンコの中に突っ込む。

表面裏のざらざらは少しずつ立ち上がってきており、男を興奮させる準備が始まりつつある。

麗奈は最初から発情し、興奮していることが多いので、この感覚は新鮮だった。

 

俺は麗奈のマンコを舐めていると、子宮の奥から麗奈のマン汁がトロトロと流れ出してくるのを感じている。

甘い汁を舌先で吸うと、俺の体全体が興奮からか段々と熱を持ってくるのを感じる。

 

「ぁ……♥ ……ん、……んふぅ♥」

 

そして、麗奈の体も準備が出来ているのがよく分かった。

麗奈のマンコから口を離すと、そこには興奮からか紅潮した麗奈のカラダがあった。

クリトリスは勃起し、俺の唾液とマンコの愛液ですでにマンコはトロトロにほぐれている。

ピンク色の乳首も軽く起立し、紅みを増している。

麗奈も起きる気配は無い。

 

俺は麗奈の脚をつかみ、強引に開かせると、ペニスを挿入した。

脱力した、ふわふわしたマンコが俺を包み込む。

 

「んっ♥んはぁ……っ♥ぁ、んはぁ……♥」

 

麗奈は寝ている間も感じているのか、寝息の中に喘ぎ声が混ざる。

いつもキツキツにしめつけてくる麗奈のマンコでは無く、柔らかく包み込むように気持ちいいマンコだ。

興奮からか、いきなりスパートになってしまう。

 

パンッ、パンッ、パンッ!と俺と麗奈以外にいないリビングに音が反響する。

今日はクリスマスだ。

愛の日だ。

 

——これを機にもう一人仕込んでもいいかもしれない……!

 

ペニスを通してゾクゾクと体中に快楽の痺れが走る。

 

「んっ、……ぁっ♥ はぁっ……、んっ………、んふぅ……♥」

 

麗奈も甲高い声をあげてきた。

子宮が降りて俺のペニスにキスして吸い上げてくる。

俺の子種が欲しい、そうねだっているのだ。

 

麗奈の万歳させた様子がどうにも間抜けで、普段のキリッとした様子とのギャップが、さらに俺を興奮させる。

 

キュッキュッと俺のペニスを柔らかく包み、女性らしい体温もあって、とても気持ちいい。

興奮と同時に、安らかな気持ちが訪れる。

俺と麗奈のぐっちゅぐっちゅとした愛液はこぼれ、体温から蒸発し、麗奈の愛液の甘い匂いが部屋に満ち満ちていく。

 

「ぁっ……♥ ん、んはぁっ……♥ ぅっ、はぁ……、はぁ……♥ きてぇ……、きてぇ……!♥」

 

寝言なのかもしれないが、麗奈のあえぎ声が大きくなるのが俺の心を満たす。

 

それがスイッチとなり、麗奈を犯すことしか考えられなくなる。

 

「ぁっ……、んっ……、んはぁ……♥ はぁっ♥ はぁっ♥」

 

ギシギシとソファーが軋み、俺と麗奈が愛し合っているのが伝わってくる。

例え麗奈が睡眠してて、俺がレイプのように犯しているとしても、麗奈が喘いでくれている。

——俺はそれだけで嬉しい。

 

——そうして、段々と高みへ登っていく。

 

「ぁっ♥ ぅ、ぅっ♥ んっ、んはぁっ……♥ ぁっ、ぁっ、ぁっ、ぁ〜〜〜〜〜〜っ……♥ イク、イクぅ…………♥」

 

そうして、麗奈が夢の中で絶頂しているのを見計らい、

——俺も溜めた精液を爆発的に射精させた!

 

どぴゅーっ!!!どぴゅぴゅぴゅぴゅーっ!!どくんどくんっ!!!どくどくどくっ!!!

 

「ん、んはぁ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜………………っ♥」

 

麗奈の奥から絶頂の愛液がドバドバと流れだし、俺のペニスを洗い、ソファーを汚す。

マンコの奥が起立し、ブラシのごとく俺のペニスをしごきあげる。

 

——電撃的な快感が脳髄を直撃する

 

ちゅっちゅ♥と熱烈にキスしてくる子宮口。

ドクドクと精液を注ぎ込む。

乞われ、吸われていく精液。

それに俺は男として、達成感、満足感、征服感を感じていた。

 

「ん、んはぁっ……♥ んんぅ〜〜ぁっ……!♥ な、なにぃ……?♥」

 

麗奈の子宮に精液が注ぎ込まれるのと同時に目が覚める。

その甘い声からか、絶頂していたのは明らかだ。

 

「な、なにぃ♥ 何が……?♥」

 

麗奈の脚をつかみ、犯している俺と目が合う。

気まずさからか、俺は眼を逸らしてしまった。

 

だが、それがよくなかったのか、麗奈はニヤリ、と獲物を前にした虎を思わせる態度で俺に微笑む。

 

「……私のこと、犯したんだね」

「はい………」

「私、生きた証残したいの、知っているよね?」

「ああ」

「それ、貴方の子どもも含むんだから……。だーかーらー……♪」

 

麗奈はそう言って俺に抱っこを要求すると耳元でささやく。

——まだ、エッチしてくれるでしょ?

 

麗奈の吐息が耳に触れるたび、ゾクッとした期待と興奮が体中を駆け巡る。

 

「ベッドに行って、もっとエッチしよ?」

 

麗奈の甘い声で、俺は今晩、エッチというエッチを今晩し尽くすことを決意した。

まだ出産して一ヶ月ちょっとしか経っていないが、もう子どもを作っている。

このペースなら一年に一人はいけるな、と考えたら目の前で麗奈が錠剤の包装を剥き始める。

 

「何の錠剤……?」

「排卵誘発剤。……双子とか、三つ子の可能性が上がるの。……私が話した『私の生きる意味』、……覚えてる?」

「ああ、生きた証を残すことだろう?」

 

すると、麗奈は急に照れ出す。

 

「……私、貴方との子どもで、出産数の世界記録狙うつもりだから」

 

——後生まで私と貴方が熱愛夫婦だったことを記録に残すんだから……!

 

と、麗奈が耳のそばでささやくと、吐息の快感で再びスイッチが入る。

 

——だから、もっともっと子どもを速いペースで作れるんだよ?

 

そうして、麗奈は俺にしなだれかかる。

 

——学校直前になるまで子作りえっちをしたのは言うまでも無い。

 

気付いたらすっかり日が昇り、シーツは愛液と唾液、精液で汚れ、汗だくだった。

しかし、俺と麗奈には充実感と幸福感が胸の奥から湧き上がってくるのを感じる。

俺と彼女は満身創痍となったが、朝日を浴びて幸せそうな麗奈を見るだけで、もうそれだけで幸せな気持ちになる。

 

——俺と麗奈の甘い蜜月は永遠に続くだろう

 

これから、麗奈と血を分けた家族が増える。

俺はそれが本当に楽しみだった。

幸せに満たされながら、これからの毎日が楽しみだった。

 

 




終わりません!!!!
まだまだ続きます。
エタったと勘違いさせてたらすみません。
まだまだ続く予定です。
劇場版、楽しみですね!!!!!


私事ですが、ASMRを作ったので、こちらの近況報告から読めます!
https://syosetu.org/?mode=kappo_view&kid=291412&uid=280820

評価とコメント、お待ちしてます!!!!

よろしくお願いします!!!!


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【閑話】久美子との馴初め前編

だいぶ長らくお待たせしました。



中学三年生の春、久美子の部屋で俺は久美子に組み敷かれていた。

外はカァカァとカラスが鳴き、夕暮れからか窓からオレンジ色の光りが差し込んでくる。

久美子のベッドから、いつもの久美子の香りが立ち上がり、俺の本能をそそる。

 

恥ずかしそうにする久美子は顔が真っ赤だが、手は俺の手を恋人握りしており、手汗が凄い。

 

だが、久美子が俺を押し倒してくれているのが嬉しい。

 

俺と久美子は幼なじみだった。

——でも、そこから『俺たち』は、関係を一つ先へ踏み出す勇気を持ったのだ。

 

久美子が緊張から動けないのようだ。

彼女を引き寄せ、俺の腹の上にのせる。

 

「ぁっ……」

 

久美子が俺の肩の上に顔を乗せる。

彼女が俺の上にしっかり乗ったのを確認すると、俺は久美子を横に転がし、その上へまたがった。

 

「う……♡」

 

「久美子……、好きだ……」

 

久美子に顔を近づけると、緊張と照れからか、目をつむる彼女だが、嫌がる様子は無い。

 

「んっ、ちゅ……、ちゅぅ、んちゅ……♡」

 

久美子の唇はとても熱くて、久美子が興奮してくれるのが分かる。

 

俺にとっても今世で初めてのキス。

久美子から女の子らしい甘い香りが立ち上ってくる。

 

「ちゅ、んちゅ……、んふぅ……!」

 

久美子とキスする度に、俺の中で、熱い熱い気持ちが湧き上がってくる。

 

「あ……♡」

 

久美子が期待に満ちた顔で俺のことを見る。

中学の紺色のブレザーのボタンを外し、黒色のリボンを外すと、Yシャツ越しに久美子の下着の色が見えるようになっていた。

 

「は、恥ずかしくて死にそうだよ……」

「大丈夫、久美子は綺麗だから」

 

俺が久美子に優しくささやくと、久美子は真っ赤だった顔をさらに真っ赤にさせる。

 

カチンコチンに固まり、目をつむり、うつむいている久美子。そんな様子が愛らしくて、俺の股間もさらに昂ぶっていくのを感じている。

 

「久美子、愛してるよ」

「う、うん……。…………わ、わたしも……。………ってこの状態、恥ずかしいよぉ……♡」

「大丈夫、気持ち良くしてあげるから」

 

久美子にやさしくキスを浴びせかける。

 

——ちゅ♡んちゅ♡んっちゅ♡

 

久美子の部屋にちゅっちゅとキスの音がやけに響く。

久美子を精一杯愛そうとキスしていると、久美子はすっかりキスだけで蕩けていた。

 

「ふぁ……♡からだ、あつくなってきた……♡」

 

とろんと蕩けた瞳で俺を下から見上げる久美子。

久美子は俺がジャケットを脱がすと協力的で、ワイシャツの前ボタンを開くのに、抵抗しなかった。

 

俺の前には、はだけたワイシャツとスカート、淡いグリーンのブラジャーの久美子がいた。

刺繍はシンプルで、素朴さがあるが、少女らしい可愛さが同居している中学生らしい下着だった。

 

スカートに手を伸ばす。

 

「んっ、ひぁんっ♡」

 

久美子のマンコは既にジュクジュクに濡れていた。

期待に高まり、興奮してくれているのだ。

 

「はっ!はずかしいよ……」

 

「大丈夫、久美子に汚い所なんてないから……」

 

久美子のスカートに入り込む。

ムワっとした汗と愛液の甘い匂いが鼻をくすぐる。

久美子が感じてくれているのを実感出来て、胸が熱くなる。

 

パンツを脱がせると、クリトリスは可愛らしく勃起していた。

 

「ひぅんっ♡ ぁっ、ぁっ♡」

 

クリトリスを甘噛みすると、久美子は面白いように喘ぐ。

 

「ん、んひぃっ♡」

 

ビクンビクンと腰を持ち上げそうになっているが、腰を押さえ込んで久美子に快感をたたきつける。

 

「ぁっ、ぁっ、んっ、んひぃ〜〜……♡」

 

プシュッ!プシュッ!とあっけなく潮を吹く久美子。

すっかり愛液で俺の顔はベトベトになったが、久美子は顔どころか、カラダを真っ赤に染め上げている。

 

——挿入する準備はできてそうだ。

 

「久美子……、挿れるね」

 

「…………うん、きみならいいよ」

 

——来て

 

その一言が嬉しくなり、俺の勃起したペニスを押し当てる。

 

「ぁ……♡」

 

久美子の初めてを、俺がもらうのだ。

そのことに嬉しくなり、ペニスがさらに一回り大きくなった。

 

「そんなの、はいらないよ……♡」

「大丈夫だから」

 

俺は久美子のマンコがほぐれているのを確認すると、少しずつ、ペニスを挿入していく。

 

「んっ! 痛いけど……、んっ! んふぅ……♡」

 

久美子が痛がる顔は彼氏として見たくない。

久美子の胸や、脇を撫で、リラックスさせながら、キスでもリラックスを促す。

 

「んんっ♡ んっ、んっ、んむぅ! んふぅ〜〜♡」

 

上と下でつながるだけでこんなに気持ちいいものなのか。

ゾクゾクと、体中に快感が走り、俺も彼女も産毛まで立ち上がるのが分かる。

 

マンコからは『初めての証である赤い血』がつーっと、純白のシーツに流れ落ち、赤いシミを作っていく。

俺はそれが嬉しかった。

 

幼なじみの久美子の「初めての男」になれたのだ。

久美子と出会って、10年程。

物心ついた時から横にいる幼なじみ。

 

——思ったことがすぐ口にでちゃう、愛嬌のある女の子

——くせっ毛が魅力的なのに、それを気にする愛らしさ

——まっすぐな性格になりたいけど、なりきれない素直さ

 

俺の下で抱かれている久美子を見ると、顔が紅潮し緊張しているようだが、同様に快感と初めての痛みに耐えているように見える。

——ニキビ一つない肌

——手入れされたつやつやの髪の毛

——本人は気にしているが、慎ましくも愛らしいおっぱい

 

乳首を触ると、「ひぁんっ♡」と可愛らしい声を上げる。

「ぁっ♡ ぁっ♡ んっ、んんっ♡」

乳首を優しく転がしながら、ペニスを挿入していく。

 

「ん〜〜〜……! 痛いけど、我慢するからぁ〜〜……! んっ、んぁっ♡ お、奥まで、来てぇ……!」

 

久美子のその優しさが嬉しい。

俺は丁寧に、優しく久美子の緊張をほぐしながら、初物らしく固いマンコがペニスを迎え入れる。

かなり、狭い……!

 

「んはぁっ! はぁ……、はぁ……」

 

奥まで達すると、久美子と俺の恥骨同士がぶつかっているのが分かる。

グジュグジュに蕩けてはいるが、それでも狭い。

ビクビクとした気持ちよさがせり上がってきて、互いに初めて同士の成果、俺も快感をコントロールできない。

 

「久美子、動くよ……」

「ちょっと待って……♡ まだ、痛いからぁ……♡」

 

久美子が何か言っているが、オスの本能として久美子に種付けするよう、カラダが勝手に動き始める。

 

「ぁっ、んっ、ぁっ、ぁっ、んっ、んん……♡」

 

時々、痛そうな声をあげながら、あえぎ声をあげる久美子。

その喘ぎ越えが心地よく、より奥まで久美子を堪能したい、と奥までペニスを打ち付けてしまう。

 

「ぁっ、んっ、ふぁっ♡ だ、だめぇ……! もっと、ゆっくり、お願いぃ〜〜……! ひぃんっ♡」

 

ゆっくりを久美子が望んでいるのに、ダメだ、全然止まらない!

突けば突くほど、久美子のマンコは俺のペニスに吸い付き、ぞわぞわとした快感を俺に送り込んでくる。

初めてのセックス、俺も制御できない。

——カラダが勝手に女を求めて動く

 

頭がピンク色に染まり、久美子と快感だけに意識が集中される。

パン、パン、パン、と部屋に鳴り響く音。

ジュク、ジュク、ジュク、とそのたびに股間から鳴り響く音。

 

音すらも、心地よい。

ペニスからキュキュキュっと絞まったマンコの感触が、俺の理性を絞り上げていく。

 

「ぁっ、んっ、んうっ♡ ぁっ、ぁっ、あぁ〜〜〜〜っ♡」

 

久美子は初めてなのにイキそうになっている。

俺の才能なのか、それとも久美子の才能なのか、どっちか分からないけれど、俺の女が俺のペニスで絶頂しそうなのだ。

 

——オスとして、

——これほど嬉しいものはない

 

「ぁっ、ぁっ、んっ♡ くるっ、なにかっ! きちゃうっ♡」

「久美子、それは『イク』って感覚なんだよ。俺も、もうイキそうだ」

「はぁんっ♡ イクイクっ♡ これっ♡ きもちいいのっ♡ きてぇっ! 私のナカに出して出して出してぇっ♡!」

 

久美子が脚と腕を絡ませ、俺羽交い締めにする。

「んっちゅ♡ んちゅ♡ んじゅっ♡ ちゅぱぁ……♡」

抱きしめられて、キスを求められた。

もうそれだけで男としては感無量だ。

オスとしての達成感、優越感を感じる。

 

ゾクゾクと再び快感が俺の中を満たす。

コツコツと奥にペニスでぶつける度、キュンキュンと締まり、ペニスに快感を与えてくる。

 

もう、久美子の中に出す以外考えられなかった。

 

「ぁっ、ぁっ、んっ、好き好きだいすきぃっ♡ だしてぇっ! だしてぇっ、だしてぇ〜〜〜っ♡ わたしを、あなたのモノにしてぇっ♡」

 

「いっぱいいっぱいっ! きざみ、つけてぇっ♡ ぁっ♡ぁっ♡ぁっ♡んっ♡ んひぃぁ〜〜〜〜〜♡ イクっ♡ イックぅ〜〜〜〜〜〜〜っ!♡」

 

久美子のマンコがキュキュッと絞まる。

もう限界だ。

体中が、気持ちよさに震え、久美子のことしか考えられない。

 

久美子の奥の奥の子宮口が、俺のペニスに吸い付いた途端、

 

——瞬間、俺の快感が爆発した

 

——ドクドクドクっ!ドクンドクンドクンっ!どぴゅぴゅぴゅぴゅぴゅ〜〜〜〜っ!

 

「んぁあああああああっ♡ いっぱいナカに、でてるぅ〜〜〜っ♡ うぁ〜〜♡ おマンコ、ぁ、ぁついーーっ♡」

 

久美子の体が俺の射精で絶頂し、ビクビクと震える。

マンコがペニスにぎゅうぎゅうと吸い付き、精を求め、俺は求めに応じて精をどんどん吐き出していく。

——久美子が俺を求めてくれている!

 

「んはぁっ♡ はぁ、はぁっ♡ はぁ……、ん、んちゅ♡」

 

それが嬉しくて、ついつい抱きしめ、久美子が喘ぐのにも構わずキスしてしまう。

キスする度に、マンコの奥の奥にペニスを押し当て、子宮に向けて精子を吐き出す。

マンコもそれを感じ取ったのか、マンコを逆立てるように、俺のペニスから精を求める。

それがより快感を増幅させる。

 

「うぁ……♡ んっ、んんぅ……!♡」

 

——久美子を俺色に染め上げている感じが、

——とても心地よい

 

キスをねっとりと浴びせかける。

 

「んふぅっ!? んんぅっ♡ んふぅ、ん、んぁ……♡ んちゅ、んんふぅ、〜〜〜〜〜っ♡ ぷはぁっ♡」

 

久美子と俺の唇の間に唾液の糸が垂れる。

それすらも淫らで、淫靡で、————でも俺しか見れない久美子の痴態、エッチな姿が俺にはとても嬉しかった。

 

「はぁ……、はぁ……、最高に……、きもちよかったよ……♡」

「俺もだよ、久美子……」

「でも、最初痛かったのに、動いたのは許さないんだから♪」

 

久美子はニヤニヤと笑いながら、俺の胸板をポコポコと軽く叩く。

じゃれつく久美子が可愛くて、ついつい頭を抱きしめてしまう。

 

「くせっ毛恥ずかしいから、触らないでよぉ……」

「この髪も久美子の魅力だよ」

「……もう♡」

 

久美子の髪を梳いてやると、久美子はまんざらではなさそうだ。

久美子の横に寝転ぶと、久美子が腕枕を要求してくる。

 

「えへへー……♡ これ、きもちいいから好き♡」

 

久美子がにじり寄ってきて、俺と久美子の肌が触れあう。

互いに汗をかいた肌がじんわりと馴染み、元から俺たちは一つだった気がした。久美子が俺の脚に脚を絡ませる。

人肌のぬくもりが、俺を蕩かす。

 

——あらゆる雑念が消えていき、

——俺と久美子の互いを愛する気持ちだけが残った

 

——俺の幸せがここに合った

 

——そして、俺は気付かされた

 

——この女の子を愛して幸せにすることが、

——俺の使命なのだと

 

「……何かふけってるようだけど……、どしたの?」

「うん。久美子……、一生を俺と添い遂げてくれ」

「うええっ!?…………、〜〜〜〜〜っ♡」

 

久美子は恥ずかしいのか、急に俺から目をそらす。

それでも、カラダは俺から離さないのが、彼女の答えを物語っていた。

 

「……ぃよ」

 

久美子は俺から目を逸らして、顔を真っ赤にしながら、何かを言った。

 

「すまん、聞き取れなかった……」

「い、いいよって言ったの。あなたと、…………添い遂げます」

「〜〜〜〜〜っ!」

 

俺は嬉しくなり、再び久美子を抱きしめる。

 

「んっ♡ あ、あはは、改めて抱きしめられちゃうと、恥ずかしいなぁ……、なーんて……」

 

久美子はそう言うが、久美子の心臓がバクバクと高鳴っているのが、密着した肌から伝わってくる。

——久美子も興奮してくれているのだ。

 

「えへへ……、て、照れるね」

「ああ」

 

久美子も、ゆっくりと、緊張しながらだけれども、俺の背中に手を回してくれる。

「こうしてると……、私も気持ちいい」

「うん」

「これから、二人でこうしたイチャイチャができるんだよね?」

「ああ」

「〜〜〜〜っ♡」

 

久美子は俺の胸板に顔をうずめながら、すんすん、と俺の匂いを精一杯嗅いでいる。

……なんだか俺が恥ずかしくなってきた。

照れる。

 

久美子の髪に俺が今度は顔をうずめると、久美子の家のバラのシャンプーの香りと、中学生の少女らしい柔らかいミルクの香りがした。

 

「……そ、それ、恥ずかしい……♡」

「良い匂いがする」

「恥ずかしいんだけど……♡」

「絶対離さない」

「〜〜〜〜っ♡」

 

俺の発言が何か刺さったのか、身もだえしている久美子。

顔を見せてと言ったが、恥ずかしそうにこちらを見ようとしない。

……正直かわいい。

 

「これからよろしく」

「………うん♡」

 

顔を真っ赤にしながら頷いてくれる久美子。

その答えで嬉しくなってきた。

 

この女の子と一緒に幸せになっていけると思うと、どんどん俺の中から炎のような情熱が盛り上がってくるのが分かる。

それと同時に……。

 

「……ぁ、おちんちん、またおっきくなってきたね。…………その、……………する?」

 

遠回しに久美子が聞いてくる。

きっと、さっきが初めてだったからまだ恥ずかしいのだろう。

俺が頷くと、久美子は恥ずかしがりながらも嬉しそうだった。

その葛藤を持つ、少し奥手なところもまた久美子の魅力だ。

 

俺は嬉しくなっていると、久美子が俺の上にまたがってきた。

 

「今度は私が気持ち良くしてあげる♡」

 

久美子の軽い体重が、肌に触れる。

形のイイ尻が俺に乗っかっているというだけで、それだけでそそる。

 

——そうして、俺たちは初めてのセックスだったのに、

——十数回もシてしまうなんて、

——この時の俺は想像もしていなかった。

 

女性のほうが性欲が強い世界だ。

搾り取られて気持ち良かったと同時に、前世と違って新鮮だったのは言うまでもない。

俺と久美子は中学生だが、結婚を誓った婚約者として、改めて付き合っていくことになる。

 

——俺も幸せいっぱいだったのは、言うまでもない




【響けユーフォニアムの新作映画公開初日です!】
映画公開おめでとうございます!

皆さんも見に行きましょう!
私も今日早速見に行く予定です。

楽しみです!!!!


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【閑話】久美子との馴初め中編

俺と久美子の馴初めは幼稚園まで遡る。

 

前世の記憶を持ち、幼稚園児に今更なじめなかった俺に、久美子は当時から俺に突っかかってきていた。

 

「あなた、ほかのことちがうんだね」

「…………まあな」

「いっしょにあそぼ! そんなとこひとりでいたら、さみしいよ!」

 

前世の記憶が引っ張り、作曲と音楽にしか興味が持てない俺を、どうにも幼稚園になじめない俺を、引っ張ってくれたのは久美子だった。

 

「ふふっ!えがおになってくれてくれたね!良かった!」

「きゅーしょく、とりかえっこしよ!」

「いまから鬼ごっこするから! あなたが鬼ね!」

 

様々な遊びを久美子に連れられてやった。

もちろん、野菜のおかずをメインのハンバーグのオカズに交換させられたり(理不尽!)、鬼ごっこだったときは俺が最初に鬼だったり、色々やってくれた。

ガキ大将とまでは行かないが、幼稚園の久美子は今の落ち着きとは裏腹に積極的だった。

 

周りとの関係をこじらせていた俺には、久美子が常に隣にいて、一緒にいてくれてありがたかった。

 

小学校のときはまだ手を繋いでいた。

さすがに女社会の逆版である。

 

「いつまで女と手を繋いでんの?小学生高学年になったのに?」

「…………」

 

前世の感覚で言うと男が女々しく嫌味っぽい。

ネチネチした女社会のそれだ。

 

「私とこの子はずーっと一緒なんだから!それは今までも、これからもだよっ!」

 

それでも、俺の横にいる久美子は俺を守ってくれた。

当人の俺は、流していたつもりだったから、どこ吹く風だったのだが、久美子からはそうは見えなかったらしい。

 

母が女優だということもあり、母は結構な頻度で預けた黄前家に俺の食費を渡していたらしい。でも、今思い出すとそれだけでも無かった。

 

小学校の頃でも、久美子は俺をかばい、俺と手を繋いで登校していた。

段々と性格は今の久美子に似て、落ち着いては来たけれども。

 

「何かあったら私に言ってね」

「…………うん、ありがとう」

 

この頃には、俺も久美子も、隣りにいるのが当たり前になっていた。

——でも、変化が訪れたのは久美子のほうだった。

 

「あーっ!黄前、『彼氏』と熱烈だね!」

 

中学が始まり数日経った頃、俺と久美子が手を繋いで登校していると、同級生に揶揄されたのが始まりだった。

 

「〜〜〜〜〜〜っ!」

 

久美子は顔を真っ赤にさせ、手を振り払い逃走した。

 

「ぁ……!」

 

俺は久美子を揶揄した女をとっちめてから久美子を追いかけた。

学校の体育館裏に隠れた久美子を見つけ、話しかけようとしたら……、

 

「…………話しかけてくんなブス」

 

——その言葉は衝撃だった。

 

今思い返すと、多感な時期で、動揺していた状態の久美子だ。

俺の思い違いじゃなければ、耳どころか顔まで真っ赤だった久美子。

 

——気付いたら教室にいた。

 

道中は記憶にない。

それほどまでに、衝撃だった。

 

それまでは相変わらず俺に話しかけてきていた久美子。

しかし、久美子は授業の始まる間際に入ってきては、一言も無い。

耳は真っ赤に紅潮し、照れているのか、先の一言をどう取り繕うか悩んでいるようにも見えるが、俺には分からない。

 

分からない。

 

でも、俺の気持ちは確かだった。

——久美子とこれ以上離ればなれになるのは嫌だった。

 

久美子が席を外した隙を見て、彼女の鞄に手紙を入れた。

 

久美子は古風な女の子だ。

きっと俺の想いに答えてくれると思う.

 

放課後、屋上に呼びだすと久美子はしっかり来てくれた。

——そんな義理堅さもありがたい。

 

「…………なに? こんなところに呼び出して」

「…………」

 

久美子は少し拗ねた様子で、目線を合わせないまま、床を向いている。

 

さっきのことがあり気まずいのだろう。

俺はさっきまで思い悩んでいた。

だが……、今朝のことで気持ちが固まった。

 

——久美子は俺のツバサの片翼だ。

 

——久美子がいないだけで、俺の半身がなくなったかのように辛い。

 

——絶望と、

——喪失感で、

 

——改めて狂ってしまいそうだ。

 

「やっぱり俺には久美子が必要だ……。誰に言われようと、なんと言われようと、俺には久美子が必要なんだ……」

 

「ぅええっ……!? 〜〜〜〜〜〜っ!!」

 

瞬間、久美子は沸騰したように顔が真っ赤になり、茹でだこのようになっていく。

久美子は慌てて逃げようとするも、俺が久美子を後ろから抱きしめて捕まえる。

 

「はっ、離して……!」

「離さない……!」

 

久美子は女特有の強い腕力で俺を引き剥がす。

 

「うあっ」

 

思わず尻餅をついてしまうと、久美子は慌てて近寄ってきた。

 

「ご、ごめ……」

——久美子の良いところは、素直になれないこのいじらしさだ。

——そこにつけ込む。

 

「もう離さない」

「ひあっ!?」

 

床を背にした状態で、久美子を脚と腕で抱え込む。

 

「私をはめたな、もう〜〜……」

「うん、ごめん、はめた」

「……………」

 

久美子は俺の上に覆い被さりなすがままにされている。

俺が久美子のくせっ毛をモフモフしても受け入れてくれている。

——いつもの俺たちの関係に戻ってきた。

 

「ごめん……、今日ツンツンしてて。同級生にあれこれ言われて……、その……、恥ずかしかったの……」

「うん。知ってる」

「……私のこと、許してくれる……?」

「許すも許さないもないよ。全然平気」

「嘘でしょ、顔に出てるよ?」

「…………」

 

久美子がいなくて片翼がもがれた、なんて中二病染みたこと考えていたなんて恥ずかしくて言えない。

 

「………ふふっ。君も私のこと、考えてくれてたんでしょ」

「うん」

「私もね……、その、君のこと、今朝からずーっと考えてた。どうやって謝ろうとか、どうやってきっかけ作ろう、とか……。でも君が男の子なのに、私のこと気遣って動いてくれて」

 

——私、嬉しかった。

 

久美子に耳元でささやかれると、ぞわぞわとした快感が伝わってくる。

 

「今日……、私の家、お母さんもお父さんも帰りが遅いの……。来る?」

 

久美子が俺と目線を合わせないように、俺を誘ってくる。

貞操観念が逆転したこの世界では、女の方が性に積極的だ。

そして、俺にとってそのいじらしさ、愛らしさ、消極性が久美子らしくてとても好きだ。

 

「嫌……だった?」

「嫌なわけ、ない」

 

——行くよ

 

その言葉に、久美子の顔が喜悦満面の顔になった。

 

久美子と汗だくになりながら、初体験の射精をして、何度も何度も交わって女の体に魅力になっていたら、すっかり夜になっていた。

 

「うん、ぁはぁ……♡」

 

布団の中でまどろむ俺と久美子。

繁殖年齢に入りかけている俺と久美子だ。

気付いたら、重ね重ねカラダを交わらせていた。

 

俺の精液や汗、久美子の唾液と愛液とか、互いのあらゆる液体が俺たちを汚し、それもまた俺たちを一つにさせていた。

どちらかが動く度に、ぬるりとして一体になった気分になる。

それもまた気持ちいい……。

 

前世で言うローションみたいだ。

 

汗と愛液が混じった、甘くてドロドロした匂い。

それが俺らの本能を未だ興奮させていたが、互いにもう消耗して動けない。

 

動きたいけど、動けない。

でもぬくぬくした互いのぬくもりを味わいたい。

 

そうしたときに、

——久美子のお母さんは帰ってきた。

 

「ただいまー」

 

ガチャリ、と玄関の開く音が聞こえる。

 

俺と久美子は緊張した。

 

久美子の家はマンションだ。

久美子の部屋の扉一枚挟んだ先に、久美子のお母さんがいる。

扉一枚挟んだ先にいるのだ!

久美子もさすがに親にセックスをみられたくないのか、緊張して声がうわずっていた。

 

「ただいま久美子。帰ってるんでしょ?」

「う、うん。おかえりー。調子が悪いから寝てるの」

「あらそう?季節の変わり目だから気をつけるのよ。おかゆ作ってあげるからちょっと待っててね」

「あ〜、うん。ありがとう!でも、自分で食卓に向かうからだいじょーぶだよー」

 

久美子は棒読みで、廊下に返事をする。

セックス子作りどんどん行こう!なこの世界だが、さすがに久美子のお母さんに俺の裸体を見られるのは恥ずかしい。

久美子も俺の裸を見られるのが恥ずかしいのか、俺に布団の中に入れと指示する。

 

俺は同時にイタズラ心を感じて、久美子の胸に吸い付く。

 

「んぁっ♡」

「ん?どうしたの?やっぱり調子悪いの?」

「な、何でもないよっ!……ひぁんっ♡」

「そう? ならいいけど、季節の変わり目だから気をつけなさいよー」

「は、はーい……」

 

久美子のお母さんはリビングへ行ったのを音で確認すると、俺は久美子の胸に吸い付きながら、指でさっきまで散々いじくり回したマンコを触る。

 

「ひぁっ♡ や、やぁ……、お母さん、帰ってきてるからぁ……、ダメ、ダめぇ……!♡」

「んっ、んっ、んいぃっ♡ んっ、んぁぁ……!♡」

「ぁっ、ぁっ、ぁっ、んはぁっ、うぅっ、うぅんっ♡」

 

久美子のマンコをいじる度に、快感にヒートアップしていく久美子。

久美子は喘ぎ声が出るのに絶えかね、布団の中に頭まで被さってきた。

彼女の甘いムワっとした香りが布団の中じゅうに広がる。

——それが、俺の性感と興奮をより高める。

 

熱く、狭い布団の中で汗だくになった繁殖期の男女二人が密着しているのだ。

——なにも起きないわけがない。

 

俺たちは熱いキスを交え合った。

 

「ちゅ、んちゅ、んっちゅ、んっ、んちゅ、んっちゅ、んふぅ、んふぅ〜〜っ♡ んっぷ、んんん〜〜〜……!♡ ぷはぁ……♡」

 

俺と久美子は散々交わったが、最期にもう一回射精したい。

そう伝えると、久美子は俺をすんなりと受け入れる。

 

久美子の上にうつ伏せになると、俺は久美子のマンコに挿入した。

 

「〜〜〜〜〜っ!!♡」

 

いわゆる寝バックだ。

 

——久美子の尻に俺の腰が当たり、むにゅむにゅとした柔らかい尻肉が心地よい

 

——背中は少女らしい柔肌で、互いに汗だくのせいで、俺の肌ともとても馴染む。

——ぐちゃぐちゃと、互いに乱れに乱れた性感

 

——久美子のか細い肩幅が女性らしく、より俺のオスの本能を刺激する

 

——マンコはすぐさま俺のペニスにすっと馴染み、すっかり俺専用のマンコと化していた。

 

「ぁっ、ぉっ、んぁっ♡ だめぇ……♡ これ、ダメだからぁ〜〜♡ イッちゃう! すぐイッちゃうからぁ〜〜!♡

 

——マンコのヒダヒダは立ち上がり、腰を動かす度に俺に電撃のような快感を与えてくる。

 

今日が初めてのセックスでもあり、俺と久美子の記念日だ。

記念日、という言葉のマジックもあり、俺はもう高ぶりに昂ぶっている。

 

「ぁっ、ぁっ、ぅぁ〜〜〜〜〜っ!♡ ダメ、ホントにだめぇっ!♡ イクイクイクイクっ! イッくぅ〜〜〜〜〜っ……♡」

 

久美子は布団の中で、プシュゥプシュゥと愛液を吹き出し、マンコが痙攣する。

子宮口までペニスの先に吸い付いてきて、思わず出しそうになるが、必死に我慢した。

 

「ぅはぁっ……!♡ はぁ♡ はぁ♡ んっ、んはぁ……♡」

 

久美子は先の絶頂で、最期の体力を使い果たしたようだが、俺はまだ射精したりない。

俺は本能を解き放ち、セックスを覚えたての思春期の荒々しい腰使いで久美子を責め立てる。

 

 

「はっ、はっ、はっ、んっ゛♡ んぃいい〜〜〜〜っ♡ むりむりむりぃっ♡ こんなの! 我慢出来ないよぉ〜〜〜〜っ♡」

 

「あ゛っ、あぁんっ♡ はっ、はっ、はぁ♡ ぁ゛、ぁ゛、ぁ゛、ぁ゛っ!♡ ん゛ん゛ぅううう〜〜〜〜〜っ!♡ きてきてきてぇっ♡ いっぱいいっぱいナカにだしてぇっ♡」

 

「イクぅっ!♡ いっしょにぃっ♡ いっしょにぃっ♡ イコっ♡ イコうっ♡ ぁっぁっぁっぁ゛、ぁああああ〜〜〜〜っ♡ くるくるくるぅ〜〜〜〜っ♡ ぁっ、ぁっ、ぁっ〜〜〜〜〜〜っ!!!!♡」

 

久美子のマンコがギュウギュウと俺のペニスを締め上げ、快感という快感が体中に満たされると、

——俺は久美子のナカに、

——マンコの奥の奥に、

 

——ありったけの精液を吐き出した。

 

「イっくぅ〜〜〜〜〜〜〜〜っ!!!!♡」

 

どぴゅーっ!どぴゅどぴゅどぴゅーっ!どくんどくんっ!どくどくどくっ!どぴゅぴゅーっ!どくんどくんっ!どくどくっ!

 

久美子の子宮に精液が入っていくのを感じ取ると、

——オスとしての本能が満たされていくのを感じていた。

 

——とてつもない充足感だ

 

「ぁはぁっ♡はぁっ♡ぁっ、ぁっ、んっ♡んはぁ〜〜〜〜♡♡」

 

俺に組み敷かれた久美子はとても満足そうに、絶頂の余韻に浸っている。

それも合わさり、俺はえもいわれぬ満足感が体を満たされていくのを感じた。

 

——オスとしての本能

——好きな女に種付けする征服感

——好きなメスに子作りさせる達成感

 

全ての自己肯定感が、爆上げになり、久美子の女の子らしい暖かい体温もあって、俺は満たされた。

俺も久美子の上に被さると、久美子が幸せそうに語りかけてきた。

 

「はぁ……♡はぁ……♡……今日、あなたに呼び出されて良かった♡」

「…………」

「じゃないと……、私、どうしてたか分からないよ。今もウジウジしてたかも」

「久美子が幸せそうで良かった。久美子の幸せが俺の幸せだから……」

「ふふっ♪ そんなこと言える君もすごく……、その……、格好いいよ……。男の子なのに、よくそんな言葉がすらすら言えるね」

 

久美子ははにかみながら、俺のことを褒めそやしてくれる。

なんだかこそばゆいが、恥ずかしいのと、気持ちいいので胸がいっぱいになる。

 

恥ずかしがる俺をみて、「かわいい〜〜♡」と冗談を飛ばしてくる久美子。

 

なんだか照れくさかったが、いっしょに布団の中で密着しながら和気藹々するのが心地よい。

 

——極上の幸せがここにあった。

 

目の前には、俺の好いた女が幸せそうにいる。

俺は久美子の体温を感じながら、愛し愛されていることを実感している。

 

「これからも一緒にずっといようね……♡」

「ああ」

「………他の女の子に目を掛けちゃダメだよ?」

「どうだろう……、久美子も好きだけど、他の女の子も好きになりたい」

 

せっかく貞操観念逆転世界、男1:女7の世界に生まれたのだ。

他の女に種付けして征服感とオスとしての本懐を遂げたい気持ちが俺にもある。

 

「もー……」

 

久美子は怒ったフリをしながら、俺の首筋に見よう見まねで噛み跡を付ける。

「いたっ……」

刺すような軽い痛みが首筋に流れる。

別に痛くとも何ともないのだが、思わず言ってしまった。

 

「これで、キミは私のものだから。誰が言おうと、私が最初の女だから」

 

久美子は俺を自信満々に俺を抱き寄せる。

俺も久美子を抱き寄せ、二人の胸板同士はくっつき合った。

 

汗に唾液がヌルヌルとからだを滑り、それと久美子の未だ勃起した乳首が俺に当たり、その相容れない感触がとてもまた心地よく愛おしい。

 

こうして、俺たちの初夜は、久美子の実家でゆっくりと夜更けを迎えていった。




Blu-rayゲットできませんでした……、と思ったら増産の公式報告嬉しい……。

今日から2週目です。
いっぱい見に行きましょう!


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【閑話】久美子との馴初め後編

映画の特典2週目は明日までですよ!(自戒)


「北宇治高校にするのか……?」

「うん、誰も私のことを知らない高校に行きたくて……」

「相談してくれてもいいのに……」

「うん、ごめん」

 

中学三年生の秋、俺と久美子は進路で迷っていた。

校舎の屋上は、秋風で心地よい。

久美子といると嬉しくて、どうしてものぼせ上がってしまう頭を冷やしてくれる。

 

俺は音楽科のある高校にいく予定だが、久美子は北宇治高校へ進学予定らしい。

彼氏の俺に相談してくれないのが、少し寂しかった。

 

――遠恋だけど、ずっと久美子のことが好きだから。

それだけ言うと、

 

「もう……」

 

久美子は照れながら、ぷいっとあさっての方向を向いた。

後ろから耳が赤くなり、嬉しそうなのが分かる。

素直じゃ無いのも、久美子の可愛いところだ。

俺がじゃれて後ろから抱きつくと、そのままにしてくれた。

可愛らしいくせっ毛に顔を埋めると、「もうーっ」と言いながら、強引に剥がそうとしない。

そんな愛らしさが愛おしくて、ますます久美子が好きになったのだった。

 

あれから半年が過ぎた。

俺と久美子は今日をもって地元の中学を卒業する。

黄前家ご両親のカメラに、俺と久美子を入れてもらった後、俺らは屋上に来ていた。

 

「ねぇ……、中学最後の思い出、作ろうよ」

 

久美子に腕を抱えられ、そのまま屋上に行く。

適当なモノで、屋上に誰も入って来れないようにした途端、久美子がこちらに抱きついてきた。

 

「あはっ……!これで中学最後なんだね」

 

うん、と頷くと、久美子は胸に卒業生用のリボンを付けたまま、俺にキスしてきた。

 

「んっ♡ んっ、ちゅ、んちゅぅ、んっんっ、ん~~~~~~~っ♡」

 

少女特有のミルクのような香り、柔らかく肉感たっぷりの唇、それに華奢な腰つき、それらが全部俺に押しつけられる。

 

オスとして満たされていく。

同時に、この少女に対する愛情、執着、熱量が膨らんでいく。

 

――ぷはぁっ♡

 

息継ぎと共に、久美子が俺と離れる。

唾液で出来た銀色の橋が床に落ちていった。

それが少し寂しかったが、久美子の顔をみると、目が潤んでいた。

 

卒業式に校舎の屋上でキス、ってシチュエーションに少し感動してるのかもしれない。

 

「これで、本当に中学校ともお別れなんだね……」

 

久美子はしみじみとしているようだ。

俺と付き合い始めたのも、初めてセックスしたのも、中学に入ってからだった。

 

「最後に、屋上でエッチ、しよ?」

 

久美子がスカートの下からパンツを脱ぎ、そこらに投げ捨てる。

それは少し濡れていた。

 

「ご両親、待たせてるけどいいのか?」

「だからさっさとすませよ?」

 

久美子に笑顔で言われると、俺もその気になってしまう。

ムラムラと、股間がいきり立ち、下半身丸出しになったところで、久美子は驚いていた。

 

「相変わらず大きいねぇ~……」

 

照れくさいからあんまりまじまじと見ないで欲しい、と言うと、

 

「だって明るいところで見るの初めて、だし……」

 

久美子は改まった様子で拝んでいる。

 

「いつも気持ち良くしてくれてありがとうございます……」

 

なんだそりゃ、とツッコミを入れると、

 

「私も、もう濡れてるから……、好きなだけ気持ち良く出してね」と久美子は尻をこちらに差し出す。

 

久美子は手すりに上半身を預け、京都の市街を見渡しながら、俺に尻を押しつけてきた。

既にうっすらと汗ばんでおり、彼女が俺とのセックスに興奮、期待してくれているのが分かる。

 

柔らかい尻を揉むと、

 

「んっ、んぁっ……」

 

と、小声で喘いでくれる。

すると、とろーっと久美子のマンコから愛液が出てきた。

 

「あ、あんまりじらさないでよ……んんふぅっ!?」

 

久美子が早く入れて欲しくてフリフリと尻を振ってくるので、話の途中だったが、挿れてしまった。

 

マンコが既に毛羽立っており、俺のペニスを待ちわびていたのが分かる。

快感がペニスを通じて押し寄せ、目の前の女しか見れなくなる。

 

「ぁっ……、ふぁ、んっ、んぅ……。 これ、すき……」

 

久美子のマンコは既に戦闘態勢だ。

早く俺の精を飲み干そうと、うずうずしている。

 

すると、ちゅっ♡と久美子の子宮が降りてペニスに吸いついてきた。

 

「ひぁんっ」

 

可愛らしい声を上げる久美子。

セックスどんどんイこう!のこの世の中でも、この校舎の下に親がいるかもしれないと思うと、さすがに恥ずかしいらしい。

 

「んっ、んっ、ぁっ、んぁっ」

 

腰を動かす度に、久美子の喘ぎ声が京都の広い青空の下に響き渡る。

 

耳朶からも、久美子の喘ぎ声が快感として伝わってくる。

 

「ぁっ、ぁっ、ぁっ、んふぁっ!」

 

ブレザーに手を入れ、ワイシャツ越しに乳首を擦ってやると、久美子はそれでも感じてくれているようだ。

 

マンコがきゅきゅっと締まり、より多くの快感を俺にもたらす。

 

頭中にピンク色の快感が走り、体中が快感から総毛立つ。

 

「ぁっ、ぉっ、ぁっ、ぅっ、んんぅっ♡」

 

もう本能のままに久美子を犯している。

腰を振る動きが止められない。

 

「ぁっ、ぁっ、ぁっ、きてぇ!きてぇっ!いっしょにっ!いっしょにいぃっ!うぁんっ♡」

 

久美子の絶頂が近い。ワイシャツとブレザーの隙間から見えるうなじが紅潮し、産毛が逆立っているのが分かる。

 

俺で感じてくれている久美子が愛らしく、耳にキスをしてしまう。

 

「ひぁんっ♡ ぁっ、ぁっ、んんぅっ! それぇ、だめぇ……!感じちゃうからぁ………!」

 

久美子が涙目でこっちに目を合わせたとき、俺はこの女を俺のモノにしたいと心の底から感じて、久美子に目いっぱいペニスを突き込んだ。

 

「ぁひんっ! イクイクイクイクっ! いっしょにっ♡ いっしょにぃ~~~っ♡」

 

久美子のペニスが俺の精液を求め、ぐいぐいと締め付ける。

電撃が脊髄に走り抜け、子宮口までペニスを突き込んだ途端、

――俺は盛大に射精した。

 

どぴゅーっ!どぴゅぴゅぴゅぴゅぴゅーーーーーーっ!どくんどくんっ!どくどくどくっ♡ドクドクドク、ドクンっ♡

 

「イッくぅ~~~~~~~~~っ!♡」

 

俺の射精と同時に久美子が絶頂する。

ブルブルと震え、あまりの絶頂からまたしても産毛が盛大に逆立っていた。

 

きゅんきゅんと締め上げてくるマンコが俺の精液を飲み干していく。

 

「はぁっ♡ はぁっ♡ はぁっ♡」

 

快感の電流が俺の表面を走り抜けていく。

 

久美子は数秒後、絶頂から降りてきたが、まだ感じているようだ。

彼女を振り向かせて強引にキスをする。

 

「んんぅっ!? んちゅっ!んちゅ、んっちゅ、ちゅ、ちゅ、んちゅ~~~………♡ ぷはっ♡」

 

ハァ、ハァ、と息を整える久美子。

どこか、まんざらでもなく嬉しそうだ。

 

「……中学最後の想い出、作っちゃったね」

 

にへら、と笑顔で嬉しそうな久美子。

俺は彼女の笑顔を見て、こみ上げるものが合った。

 

何も言わずとも、共に心地良い空間。

最高のピロートークだ。

最高に心地よい。

 

そうして、セックスの余韻をたっぷり楽しんだ後、俺は最後の爆弾を彼女に解き放つことにした。

 

「俺も北宇治高校行くから」

「えぇ~~~~~~~~!?」

 

さっきのえっちの余韻など、どこへやら。

久美子は驚愕の眼差しでこちらを見ている。

 

「音楽科の高校は!?」

――途中で北宇治に変えた

「なんで北宇治にしたの!?」

――久美子と一緒にいたいから

「……………………」

 

久美子は唖然とした表情の後、

 

「ぁはっ! はっはっはっはっは~~! ひぃ~~~……! おかしい~~っ!」

 

久美子はパンツをはかないまま、笑い転げていた。

 

「そんなに私のことが好きなんだ?」

 

ニヤニヤしながら聞いてくる久美子。

頷く。

 

「どこで私が北宇治にすること、聞いたの?」

――お前のご両親から

 

幼なじみパワーをナメるなよ!と冗談交じりで言うと、久美子はさらに嬉しそうな顔を見せた。

 

「そこまで私のこと、愛してくれてるんだ……」

――もちろん

 

そう言うと、嬉しそうに久美子はこちらを向いて、リラックスした表情で言った。

 

「これからも末永くよろしくお願いします♪」

 

久美子らしい、しゃちほこばってない、気の抜けた挨拶だったが、俺の心はそれで満たされた。

もう、この女と一緒に何年も何十年も過ごす未来しか見えない。

 

「さ、いっしょにおうちに帰ろ」

 

久美子が自然と手を出してくる。

俺はそれに黙って握り返し、中学最後の想い出を終えた。

 

——まるで本当の家族みたいだ。

家族が常にいない俺にはとても嬉しかった。

 

今までも、これからも、これから先も、

——俺たちはずーっと、ずーっと一緒にいるだろう。

 

 

 

 




感想、評価、作者の励みになるのでお待ちしています。


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第38話 奏のストレス解消レイプ

今やってる映画、アンサンブルコンテスト編のネタバレがあるのでご注意ください。


俺と嫁達が二年生になった10月。

俺たちは音楽室でアンサンブルコンテストで揉めていた。

 

「……と言うわけで、我々北宇治高校はアンサンブルコンテストに参加します!」

 

バン、と久美子が黒板を叩くと、皆引き締まった顔をしている。

 

――ああ、北宇治の本質が戻ってきた

と俺は感じられて嬉しかった。

 

全国大会を優勝して、皆少し緩んでいたのだ。

優子先輩やみぞれ先輩たちは晴れて部活を卒業したし、残るは新部長となった久美子、副部長となった俺、そしてドラムメジャーとなった高坂麗奈。

俺と嫁達が重要な役職を独占していた。

 

「文化祭で一般投票と部員による投票を行い、アンサンブルコンテストに出場するチームを決めます!」

 

「あぁ~~~~~ッ! 悔しいっ! 悔しいですっ!」

 

文化祭後、俺の部屋でボクシングをしている奏がいた。

そのお腹はぽっこり膨らんでおり、妊娠しているのが分かる。

俺の子どもだ。……そのことについついニヤニヤしてしまう。

 

あれから嫁とセフレ達は皆、俺と入籍した。

高坂が排卵誘発剤を飲み始めたのを機に、皆俺の子を妊娠したのだ。

 

その時の喜びと言ったら、天上のモノで、歓喜に打ち震えたといってもいいだろう。

 

一方、妊婦としてあまり差し支える運動はしてほしくないのだが……、という俺の内心を知ってか知らずか、奏は俺が抱えるソファーのクッションを相手にボクシングをしていた。

 

ボフッ!という音と共に、奏の右ストレートが突き刺さる。

ボフボフボフッ!と綺麗に決まる右左のワンツー。

 

「私たちが両方二位だったのに~~~~~っ!」

 

そうなのだ。

奏達の奏でる、金管八重奏は、コンテストによる一般参加(コンクール関係ない人気投票)と、部員による投票(コンテスト出場者を決める投票)の二つにおいて、両方二位だったのだ。

 

それはそれは悔しいというモノだろう。

彼女の目は少し腫れぼったくなっており、俺がボクシングに付き合うまでこっそり泣いていたのが窺える。

 

ボフッとクッションが殴られる度に、彼女が常々言っている「私、平和主義者ですから」って言葉はなんだろうと思わされる。

 

「うぅ~~~~っ!」

 

そうして崩れる奏。

思わず、駆け寄ると、逆に女性の腕力で床に押し倒されてしまった。

 

「せーんぱい。他の奥さん以外の女の子には、こんなことしないでくださいね♪」

 

全部計算済みだったんだろう。

 

少し泣いた跡がありながらも、ニヤリ、とこちらを見る様は悪女そのもの。

でも、そんな仮面の下に、奏の寂しさと、悔しさと、フラストレーションが溜まってるのが見て取れる。

 

——もちろん。

 

そう答えると、彼女は満面の笑みで告げる。

 

「今晩は先輩を犯します♡ 犯して、犯して、犯しぬきます♡」

 

そう言うと、奏は俺を今度は抱き起こし、キスしてきた。

奏らしい、強引だけど計算高いキス。

 

奏らしい薄い唇。

しかしそれでもうっすらとしたピンク色をしており、俺の本能をさざめかせる。

お腹にあたるぽっこりとした奏の孕み腹。

――この中に俺の娘がいるのだ。

 

その中に今から出すと思うと、背徳感と、圧倒的な性感への期待から、ブルッと打ち震えてしまう。

 

「どうしましたか?私でコーフン、しちゃってるんですか?」

「………」

 

そうだと答えるのが恥ずかしく、黙っていると、奏に連れられて気付いたらいつものベッドルーム、ヤリ部屋に連れられていた。

 

彼女の焦げ茶をした北宇治高校のセーラー服を脱がす。

暗い照明でも、彼女の色素の薄い肌はピンク色をしており、これからセックスすることへ、昂ぶってくれているのがすぐ分かってしまった。

 

「えへへ……、少しお腹、大きくなったの、分かります?」

 

奏はそうして、少し膨らんだお腹を見せてくる。

俺達は全裸だが、奏は何故か白のソックスだけは脱がないでいた。

裸ソックス。こちらを喜ばせようとしてくれているのが見えて、とても嬉しい。

 

お腹をなでる。

そこには確かに生命の気配があった。

――俺の子だ。

そこにオスとしての喜び、達成感が湧き上がってきた。嬉しさもひとしおだ。

 

そして、奏のおっぱいも、赤ちゃんの成長に合わせ、母として妻として、お乳をあげれるよう少しずつ張ってきているのがわかり、それがとても俺を充実した気分にさせる。

 

15歳の少女が、俺の妻として、母となるのだ。

これほど嬉しいモノは無い。

 

「じゃあ、エッチ、しましょうか♪ せーんぱい♡」

 

そう言って、奏は俺のことをベッドに押し倒す。

今は妻だが、下級生に押し倒されるというのも乙なモノだ。

おっぱいも下から見ると、より張っているのが如実に分かる。

手を伸ばすと、いつもマシュマロのような感覚だが、肉々しさが増し、母としての準備が整いつつあることに、嬉しくなってしまう。

 

「んっ……、んふぁ…………!んんっ……!」

 

既に興奮しているのか、乳首は勃起し、指で転がしただけでも喘ぎ始める奏。

 

「ぁ、んぅ……、あんっ……、んっ、んぅ……♡」

 

股間に当たるマンコも、じゅくじゅくと音を立て、俺のペニスにこすりつけられる。

奏の顔を見ると、完全に発情していた。

 

手を胸板の上に乗っけると、俺の乳首をさわさわと触り始める.

 

こそばゆい感覚が乳首を通じて上がってくる。

気持ちよさに少し背筋がブルブルとしてしまうと、

 

「ふふっ……♡ センパイ、カワイイですね~♪」

 

自称平和主義はどこへ言ったのか。

奏は悪そうな顔でニヤニヤしながら、マンコを押し当て、俺の乳首をさわさわともてあそぶ。

 

マンコの愛液がペニスを通じて流れ、ベッドに落ちていくのが感じられた。

 

すると、奏が俺に覆い被さり、耳にやさしくささやいてくる。

吐息が当たる度に、性感とは違った心地よさが俺を満たしていく。

 

「いまから、犯しますよ〜♪」

 

奏がそう言うと、奏のマンコに俺のペニスが挿入された。

 

「んんんぁ~~~~~っ!♡」

 

奏も相当ストレスが溜まっていたのだろう。

それが性感に反映され、盛大な喘ぎ声をヤリ部屋に響かせる。

 

にゅるにゅるとマンコがペニスに絡みつき、股間から想像以上の快感がせり上がってくる。

 

「んっ、んんふぅ……!」

 

奏は必死に快感に耐えているようだが、挿れたばかりなのに、俺も既に限界が近い。

今の彼女のマンコはかなりのキツマンだ!

 

短い天井、キュウキュウに絞められたマンコの幅、それもこれも妊婦として赤ちゃんを宿しているからに違い無い。

 

奏も興奮しているのか、マンコのヒダヒダが立ち上がり、俺のペニスをゴシゴシと擦り上げる。

 

「んぁっ♡ んぁっ♡ センパイ、センパイ♡ きもちぃいぃれす~~~~っ!」

 

奏は腰を振り始める。

それに俺の脳内はピンク色になった。

 

――ゆさゆさと揺れ動く大きくなったおっぱい

――びたんびたん、と俺の太ももにあたる奏の細尻

――ぬるぬると汗をかいて一体化していく、俺たちの肉体

――響き渡る奏の喘ぎ声

――脳裏を焦がす、奏の甘い愛液と汗のにおい

 

視覚、嗅覚、聴覚、全てが一体の快楽となり、俺に襲いかかる。

薄暗い部屋もムーディーで、より俺の興奮を高めた。

 

「ぁっ、ぁっ、ぁっ、せんぱい、のぉっ! おちんちん、きもち、いい、ですっ! ぁぁっ! ぁっ、ぁっ、ぁっ、ぁっ、ぁぁああっ!」

 

奏がスパートしていく。

パン、パン、パン、と奏の細尻がぶつかる音が響き渡り、俺の快感も高まっていく。

 

――娘がいる孕み腹に出す背徳感

 

この非日常の興奮も、一癖あるスパイスとして、俺の絶頂感、射精感も昂っていく。

 

「ぁっ、ぅぁっ、あっ、ぁっ、ぁああんっ! イキそう! イキそうですぅっ! きてぇ、きてぇっ! いっしょにぃっ! いっしょに~~~~~っ!♡」

 

奏の絶頂感は高まり、手を恋人繋ぎをしてやると、奏は幸せそうに絶頂した。

 

「イックぅうううううううううううっ♡」

 

彼女に合わせ、俺も射精する

 

――ドピューっ!!!!ドクドクドクっ!ドクンドクンっ!ドクドクドクっ!

 

ああ、俺は今娘がいる胎の中に出しているのか。

――背徳感が興奮を加速させる。

 

ドクドクドクドクっ! ドピュピュピュピュピューっ!! ドクドクドクっ!!

 

「ぜはぁーっ♡ ぜはぁーっ♡ ぜはぁーっ♡んっ……、んはぁ……♡」

 

奏は俺の腹に手をつき、息を荒げている。

その間も奏のマンコは絶頂から、ビクビクと俺のペニスを擦り上げ、子宮へ精液を吸い上げていた。

 

その間も、ビクビクと湧き上がって子宮に吸い込まれていく精液に、体を嬉しそうに振るわせている。

 

俺と目があう。

――興奮に目がギラつき、

――まだまだやり足りないようだ

 

すでに胎に子がいる妊婦だというのに、中学生の初めてヤった時から、彼女の本質が変わっていないことに嬉しくなった。

 

――平和主義者の皮を被った、

――獰猛なトラブルメーカー

 

お腹の子が心配であるが、彼女は一人の女でもあるのだ。

1:7の男女比のこの世界。

彼女は俺を離したくないし、俺も彼女を他の誰にも渡したくない。

 

俺の中に独占欲がムクムクと湧き上がる。

 

射精したばかりだというのに、まだまだ大きくなるペニス。

 

「あっ……♡ 先輩のおちんちん、まだまだイケそうですね♪」

 

奏は嬉しそうにこちらを見やる。

 

「今晩はセンパイの事、い~~~~っぱい♡犯しますから♡」

――覚悟しててくださいね♪ 

 

笑顔で俺の球袋を揉む奏。もう次の射精をさせようとしているのだろう。

彼女の瞳には、俺と同じように独占欲が見て取れた。

 

俺は嫁となった後輩が、俺だけに見せてくれる加虐心、独占欲、俺という夫を愛してくれる気持ちに嬉しくなり、奏を抱きしめる。

 

「この子を産んでも、いっぱい子ども作ろうな」

「~~~~っ♡ はいっ♪」

 

――その晩、俺は空になるまで犯され続けた。

 




アンケート取ってるので、できればお待ちしてます♪


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