洗脳アイリスフィール (早見 彼方)
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洗脳アイリスフィール

 流れるような白い髪を揺らし、俺の股間の上で腰を振る美女。アイリスフィール・フォン・アインツベルン。傷一つない雪のような白い素肌を晒し、形の良い大きな胸を張っている。ベッドで仰向けになる俺を赤い瞳で見下ろしたまま、穏やかな微笑みを浮かべていた。

「どうかしら、私の中古おマンコは」

 アイリは子持ちの人妻だ。衛宮(えみや)切嗣(きりつぐ)という夫と、アイリを幼くしたようなイリヤスフィールという娘。それに、衛宮(えみや)士郎(しろう)という義理の息子がいる。最近まで夫と海外にいたが、娘の様子を見に単身日本の冬木(ふゆき)市に構えた自宅へと戻ってきたとのことだ。

 そんなときに、俺はアイリと町中で出会ったわけだ。俺と出会ったことでアイリは日本に滞在したまま夫の下へは戻らず、代わりに義理の息子を夫の所へ向かわせた。俺以外の男を視界に入れたくないようだった。

「いい具合だよ」

「うふふ、ありがとう」

 アイリは嬉しそうに言いながら体を上下に動かす。アイリの大きな尻が俺の股間に叩きつけられ、パンッ、パンッと乾いた音を夫婦の寝室に響かせた。股を開き、俺の腹筋に両手を突いて下品に腰を振る人妻の姿は股間に悪く、アイリの膣でしゃぶられていた肉棒はさらに大きく膨らみ、凶悪な太さになる。

 汗に濡れた頬に髪を数本貼りつかせ、必死に俺を求めるアイリ。俺はそれを見ながら笑みを零す。海外にいる夫や義理の息子、同じ家に住んでいる娘たちが今のアイリを見れば何と思うだろうか。本人を正気に戻したら、どのような反応をするだろうか。

 一瞬だけ、俺がアイリに使用していた『洗脳』を解除したい気分になったが、やめておいた。今はまだ下手なことはしないほうがいいだろう。この力を得て日は浅く、経験値は殆どないため、上手くいっている現状をなかったことにするのは危険かもしれないからだ。

 ギシ、ギシ、と鳴るベッドとアイリの艶めかしい声を聞きながら俺は身を委ねた。

「んっ、あっ、はぁっ……」

 アイリは貪欲だった。夫との性活に不満でもあったのか、美しい体に抱える欲求を俺にぶつけてきた。腰の速度が上がり、俺の上で跳ねる動きの激しさも増す。ベッドの軋む音とは別に膣と肉棒が戯れる水音が主張し始め、淫らな演奏会が始まった。

「あんっ、あっ、あっ、んんっ……!」

 アイリの膣はもう、俺の肉棒の形を覚えた頃だろう。夫ではない俺の肉棒を当たり前のように受け入れて、雌の顔を浮かべている。俺が微笑みを返すと、アイリは白い頬を赤く染めるほどに俺に夢中になっていた。

 可愛い奴だ。俺はアイリのことを本格的に気に入り、この女を一生傍に置きたいと思った。

「アイリ」

「なぁに?」

 俺の股間に柔らかい尻を押しつけながら、アイリは小首を傾げた。人妻とは思えない可愛らしい仕草だ。美女の体で俺に甘える少女のような目を向けるアイリに対して、俺は無慈悲な提案をした。

「夫を捨てて、俺を夫に迎え入れろ」

 俺が言葉を聞いた直後、アイリの動きが止まった。表情からは感情が欠落し、無機質な表情で俺をじっと見つめる。その姿に失敗したか、と一瞬だけ不安になったが、再び動き出したアイリを見て成功したことがわかった。

「……えぇ、勿論よ」

 アイリは感極まったように涙を流し、言葉を紡いだ。まるで、愛しい者から告白を受けた女のようだ。望んでいた言葉を受けて喜ぶアイリの膣が引き締められ、肉棒に強く絡みついてきた。

「貴方に私の全てを捧げるわ。イリヤとクロエ、セラとリズ、全員の人生をあげる」

 クロエというのは、イリヤの従妹である少女のことだ。イリヤとは瓜二つの容姿をしている。正確には従妹ではないようなのだが、アイリ目当てで今日この家に訪れた俺は事情をまだ詳しく知らない。同じ家に暮らす家族であることは間違いなく、アイリはクロエを娘のように大切に扱っている。

 セラとリズとは、アインツベルン家に仕えるメイドだ。アイリたちと同じく白い髪と赤い瞳で、どちらも作られたかのような美しさを誇っている。

 アイリは家主として、家に住む者の身を俺に託した。本人たちの許可を得ることなく、まるで躊躇もなかった。

 許可を得たのだから、好きにしていいよな?

 俺はにやりと笑い、アイリの胸に手を伸ばした。胸の形が一時的に変わるほど強く握り、柔らかさと母性の象徴を乱暴に扱う征服欲を堪能した。俺に乱暴にされながらもアイリは微笑みを崩さず、俺をうっとりと見つめたまま体を動かす。

「アイリ、好きだ」

「私もよ。切嗣じゃなくて、貴方が好き……」

 俺が呟いた言葉に呼応して、アイリは声を漏らした。

 愛し合う者同士の交わり。何らおかしいことではなく、俺たちは夫婦として寝室で愛情を確かめ合う。膣による強烈な締め付けを受けて肉棒が歓喜し、震えている。汗に塗れた手で互いの体を触り、体温を感じ取る。

 それがとても甘美で愛おしく、俺の欲求は昂っていった。やがて欲求は抑えきれない男の本能を覚醒させ、準備を始める。亀頭がぷっくりと膨らみ、カリ首がより一層膣壁を擦った。尿道口から吐き出し続けていた先走り液が増量し、結合部から愛液と混ざった粘液が垂れてきた。

「……出るの?」

「あぁ」

「私のことを、孕ませる気なのね」

 アイリの顔は期待に満ちていた。他人の男に向ける顔ではない。愛する夫になった俺に対する自然な感情の発露。濃密な愛情を表情に広げ、アイリは俺の目を覗き込んで囁くように言った。

「いいわ。私の器を、貴方の精液で浄化して?」

 その言葉を皮切りに、俺の欲望のタガが外れた。堪え切れない快感の暴風雨。俺は口角を吊り上げながら涎を垂らし、尿道口から精液が放たれる快感にブルリと身を震わせることしかできなかった。

 ドクッ、ドクッ。膣奥で脈打つ肉棒。俺の睾丸に溜まった精子が今、大量の精液に包まれてアイリの中に広がっている。この勢いでは、子宮という名の器を精液で満たすのは時間の問題だろう。

「んっ……」

 俺が精液を放出し続けていると、体を倒してきたアイリが俺に口づけを放った。突然のことに一瞬困惑したが、欲情した様子のアイリの表情を見て、何も言わずに受け入れた。両腕でアイリの体を抱き締め、口を触れ合わせる。

 舌を絡ませ、唾液を交換。それを行いながらも射精は続き、脳が蕩けてしまいそうな快感を味わう。アイリのことがさらに愛しく感じられるようになり、呼吸をする時間も惜しむように舌と口を動かした。

 射精が終わったときには、結合部から濃厚な精液の一部が溢れてきた。肉棒を伝い、黒い陰毛や睾丸に流れてくる。この濃さならば、アイリの子宮に俺の臭いを刻み付けることができただろう。

「たくさん、出たわね……」

 口づけを止めたアイリが、俺の眼前で囁く。互いの吐息が肌に感じられる距離感。俺の胸板に押しつけられたアイリの胸を通じて、心臓の鼓動も共有している。

 俺は頷き、アイリの長い髪を撫でた。手の平が心地いい。この髪を手綱にして犯すのもいいかもしれない。そんな黒い考えを胸に抱いていると、アイリがにっこりと笑いかけてきた。

「まだ、出し足りないわよね?」

「あぁ」

 根元までギチギチと肉棒を引き締められながら、俺はアイリに返事をした。

 アイリが再び腰を動かし始めたのはその直後だった。

 抜かずの連続種搾り。アイリは俺の子を孕む気満々のようで、懸命に腰を振り、子宮で精液を浴びた。今のアイリに、元夫のことなど頭にないだろう。あるのは今の夫である俺に対する愛情のみ。

 その愛情は思っていたよりも深かったようで、俺たちは殆ど徹夜で交わった。

 体位を変えて、主導権を入れ替えて、己が欲望に従って全てを解き放った。

「好き、好きっ、好きぃっ……!」

 四つん這いになるアイリの髪を手綱のように握り、後ろから犯す。物のように扱う俺に向かってアイリは愛を囁き続けた。俺はその愛情を受けて興奮を滾らせ、アイリの透き通るような白い肌色の美尻に股間を押しつけ、奥深くで果てた。

 どぷっ、どぷっと注がれる精液。何度目の射精だろう。回数は数えていないからわからない。

 数える必要もないだろう。これからこの家では、普通のことのように性行為が行われる。アイリだけではなく、他の女も相手にする。俺はこの家の父親として自由に振る舞うことができるのだ。

「……神様に感謝しないとな」

 命を落としたはずの俺をこの世界へ送り、『洗脳』を始めとした力まで与えてくれた存在がいる。何か頭に細工でもされたのか、出会った場所やその姿形がどうだったのかを今となっては思い出すことはできないが、俺はどこかにいるに違いない神に感謝を捧げながら射精の快楽を満喫した。

 窓の外が明るくなり始めた頃、俺はアイリの膣から肉棒を取り出した。

 ごぷっ、ごぼっ。栓になっていた肉棒がなくなったことで、膣内から精液が逆流してきた。それは白濁の塊となってシーツに垂れ、両足を開いたアイリの股の中心に白濁の水たまりを作っていった。

「アイリ、こっち向いて」

 俺は神から授かった『創造』という力で作ったカメラをアイリに構える。

 アイリは疲労を感じさせる笑みを浮かべ、カメラに向かってピースをする。その左手の薬指には俺が創造した指輪が嵌められていた。そして、右手にはプレイで使用したコンドーム。中には俺の精液と陰毛がみっちりと詰まっていて、膨らんだ袋の部分がアイリの口から伸びた赤い舌の上に乗っていた。

 俺が指示した淫らな姿をしたアイリを撮影し、満足感とともに再び欲情した俺。

「んぐっ! おえっ! んぷっ! おっ! んっ!」

 アイリの顔面に圧し掛かって無理矢理肉棒を咥え込ませる。アイリが口を犯されながらも俺の睾丸に指を伸ばし、優しく揉んでくれた。その優しさに甘え、俺はアイリの口オナホを使って性欲処理をした。

「んんんっ!? ごくっ! ごくっ! ごきゅっ!」

 放出した精液を飲み下すアイリ。一滴たりとも無駄にすることなく胃の中へと精液を流し込んだアイリは、射精が終わった後、俺の肉棒を清掃し始めた。頬を窄め、内頬で肉棒を抱擁する。纏わりつき、根元から絞られる感覚に俺は震えるほどの快感を覚えた。

「ぢゅるっ、ぐちゅっ、ずぢゅぢゅぢゅっ!」

 愛する妻はどこまでも従順で、淫らだった。俺はまたしても欲望を抱き、アイリへの種付けを続行する。ベッドの上でアイリに覆い被さり、種付けプレス。喘ぐアイリの声を耳で楽しみながら、好き勝手に使い、子種をまき散らした。



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