IS~Stacked Genius~積み重ねた天才~ (だいるー)
しおりを挟む

プロローグ

どうも、始めまして、大流と申します、こういうのは初めて、所謂処女作ってやつですかね
文才のカケラもないし原作の知識もハーメルンで読んだのみですが頑張りますので暖かい目でみてください、お願いします


「ここに来るのは久し振りな気がするな。」

「君にとってはそうなのかもしれないな。私にとってはそうでもないが。向こうの時間の流れで言うと・・・え~っと・・・」

「2年くらいだな。」

「そっか、君がテニプリ'sWorldに行ってそんなに経つのか。」

「・・・・突っ込んだら負けということくらいは理解している。御託はいい、次はどこに行くんだ?」

 

テニプリ'sWorld? と思った方も多いだろう。

某施設でのこのやりとり。一般的な人とは感性がズレている男は平行空間研究所の所長である(名前などない。所謂モブである)

しかしこの所長はただの感性ズレ男ではない。人々が生きる現代社会と漫画とアニメの世界が平行世界として存在していることを暴いた所謂天才と言われる存在。この研究結果は全世界に衝撃を与え、更に平行世界に転生出来る装置を開発しちゃったものだからさぁ大変、転生をしようとするものが後を絶たなかった。

しかし所長の説明もまともに聞かないで好き勝手に転生をした者は皆帰還することは叶わなかった。

「やだねったら、やだね~話を聞かないお子さま共はさぁ~・・・言ったよね?転生をする条件。」

「1つ、悪質な原作介入等が発生し、その世界の維持が危うくなると判断できた時。」

「2つ、転生したものはその原因を探しだし、ぶっ潰す。尚転生先で死んだ場合、二度も戻れずこちらでも死亡扱いとなる。」

「3つ、転生資格者は15~45歳までの男女で健康に問題なく、一定以上の頭脳と身体能力を有すること。尚頭脳と身体能力どちらかに偏っても構わないがその場合は最低3:7or7:3であること。」

「4つ、最終判断は各研究所所長に全権委ねられる」

「そんなことも守れないボンクラは死んでも仕方ねぇ~よっハッハッハ・・・・といいたいところだが私も鬼じゃない、転生者を新たな職業として年一回、採用試験を行うことにするよ~」

 

所長が提示した新職業、""転生者""

①対象年齢 16~45歳の男女

②勤務時間 未定

③休日 未定、介入が無ければ長期休暇もok

④年間休日 未定

⑤給料 30万~歩合制(待機期間も70%保障)

⑥定年 特に無し

⑦良いこと 転生先で得た技術や能力は現実に戻ってきても使用できる

⑧応募する際の注意 命の保障は出来かねます。

 

大まかな内容はこんなものである

 

 

 

 

 

話は冒頭に戻って・・・・・

「ん~とね、君は今まで色んな世界に行ったけどさ、S級転生者岩本涼、今回はインフィニットストラトスにいってもらうよ~。」

涼「インフィニットストラトス?二次小説を少し読んだことしか無いからよくわからんな」

「だいじょうぶだよ、君は数多の死線を潜り抜けてきた、様々な力、スキルがある。なんとかなるさ」

涼「・・・まぁどうせ拒否しても行かせるんだろ?わかった。んで誓約だが・・・今回はいくつだ?」

「4つかな?あ、わからないボンクラのために説明してやるとな?彼みたいに色んな転生をしてる人はいろんな能力を持っちゃうんだけどそれを全部持っていこうとすると転生マシンのキャパオーバーでマシンがぶっ壊れちゃうし、転生者のスキル全消去、最悪転生者が死んじゃうってことになりかねない、ってかなったから所持できる能力数には制限をつけることになったのさっ」

 

ちなみにスキルにも容量というものがあるらしく、スキル次第で所持できるスキル数が3つになるか4つ、5つになるか違うらしい。現在確認できている最大スキル所持は5つとなっている。

 

涼「誰と話しているんだ?」

「気にしない気にしな~い。んで?なにもってく?」

涼「SEED、ギアス、ガンダムの知識と制作、無明神風流だな。」

「う~ん、それだとぎりぎり3つになっちゃうけどいいのかい?無明神風流の奥義を習得していないって条件なら4ついけるけど」

涼「何?・・・・・・・・・・・・・・・・・・なら無明神風流は鍛練で習得するようにするから古文書でも寄越してくれ。」

「・・・・・・おっけ、登録できた。機体は・・・・アレだろ?

んでアレ・・・えーっと・・・X1。」

涼「あぁ、感謝する」

「んじゃ、良い旅路を~・・・・・・3・2・1・Fire」

 




転生者にもランクがあります
S 転生者のエリート。Sランクは全国6人しかいない
A 危ない橋を渡る案件も多い。AランクになるとCランクの育成義務が発生し、1ヶ月つきっきりで指導する。転生にも同行(この間自分の転生は行えない)
特別評議会にて2/3以上の賛成で昇格。尚降格は無い
B この辺りから命に関わる案件も出てくる。Bランクで7件以上の転生成功、評議会にて2/3以上賛成で昇格
2/3反対で降格
C 最初に与えられる資格3件以上の転生成功、研究所員の過半数賛成で昇格



次はとりあえず岩本涼くんの紹介ってことにしますわ


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

紹介

とりあえず人物紹介させていただきます


岩本涼(17) 9/8生まれ 身長176センチ 体重62キロ

転生時16歳 誕生日同じ 身長174センチ 体重58キロ

IS適正SS(以前の転生でMSを操っていた影響か?)

 

金髪紫眼(少しタレ目 隻眼)見えているのは右目。隻眼となった理由は本編より前に理由があるので後々公開します

県立花丸高校に通う高校生だが色々複雑。4歳で両親を亡くし、母の形見の刀、妖刀村雨"天龍"を引き継ぐ。それからは天龍を巡る戦いに巻き込まれていったが母の師匠、村雨の修行を乗り越えて心身共に強く成長し、天龍を守り抜いてきた。転生者になった目的はさらなる強さを求めたため。

頭脳はキモいほど天才(一人で生き抜くためには賢くなくてはならないという村雨のおしえにより)

 

涼・アストラーデ

黒髪紫眼(隻眼)見えているのは右目。金髪を黒髪のウィッグで隠している。うなじが完全に隠れ、肩の部分までのびている長い金髪を隠すウィッグを探すのはかなり苦労したとか(結局以前の転生先の某毛探偵に頼んで厳選してもらった。※報酬はシャンプー、トリートメントをされること)

彼自身は日本人とイギリス人のクォーター(イギリス1/4)

転生前も転生先も同じ

アストラーデはイギリスでのファミリーネームということか?

それも後々

 

機体 クロスボーンガンダムX1

見た目 同じ 武装 バルカン砲×2

・ビームライフル(左腰装備)

・ビームサーベル(右腰装備)

・ビームザンバー(カットラス、海賊が持ってるような剣、右腰装備)

・ビームシールド(両腕装備)

・ABCマント(アンチビームコーティングマント)ビームライフルくらいの攻撃は約5発ほど耐えられる(強いビーム兵器はその限りではない)しかしレーザーなら20発ほど、レールガンなら10発ほどは耐えられるらしい(本人談)

・シザーアンカー×2(両腰ひとつずつ装備)

拡張領域(バススロット)内

・GNドライヴ×10

ガンダム00に出てきたガンダムの動力、機体制御に用いられていた。涼がガンダムシリーズの知識と開発によって製造した。しかしスラスター破壊による推進力低下等の万一の時にしか使おうとしていない。

通常+GNドライヴでは扱える気がしない(本人談)

オリジナル武装①

・キュベレイユニット(肩部分装着)ファンネル16基×2

キュベレイの肩部分にファンネルを16基収納、両肩で32基のファンネルを収納している。ビット適正はA-なのでまだ全力では扱えない

 

オリジナル武装②

・サテライトユニット(肩部分装着)

ガンダムXのサテライトキャノンのユニット

原作と違う点は日中でも使用できるという点(日中では太陽のエネルギーを使用)しかし強力すぎるためリミッターをつけている(それでも競技用の域からは逸脱している)

 

機体付属武装

オリジナル武装③

・ X(クロス)ファンネル×4

背中のXの先端をボール状に改造しており、それらが着脱、キュベレイと同タイプのファンネルである。威力を少々抑えた代わりにキュベレイファンネルよりも射出時間を長くすることに成功している。

 

オリジナル武装④

・X(クロス)斬刀"黒天"

背中のXを十字にし、上に引き抜くことにより使用可能になる実体+ビーム刀。その切れ味はx1固有のビームサーベルを遥かに上回り、おもいっきり振れば10キロ先まで断面が残る。故にリミッターが、つけられている(ビーム纏い禁止)まぁなくても十分脅威だし実体剣のままアリーナのシールドを斬るくらいは容易い

 

台詞じゃない部分ナレーションの部分は杉田智和さん風にお読みください(笑)

ちなみに会話は「」、心の思いは[]で表記してます

 

 

 




その他は原作と変わりないので割愛します
追加等あればその都度紹介いれます


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

act 1 入学前~

前回の紹介に一部追加させていただきます
転生後
名前 岩本涼(いわもと りょう)
金髪紫眼(隻眼)見えているのは右目。隻眼となった理由は本編より前に理由があるので後々公開します
涼・アストラーデ
黒髪紫眼(隻眼)見えているのは右目。金髪を黒髪のウィッグで隠している。うなじが完全に隠れ、肩の部分までのびている長い金髪を隠すウィッグを探すのはかなり苦労したとか(結局以前の転生先の某毛探偵に頼んで厳選してもらった。※報酬はシャンプー、トリートメントをされること)
彼自身は日本人とイギリス人のクォーター(イギリス1/4)
転生前も転生先も同じ
アストラーデはイギリスでのファミリーネームということか?
それも後々

台詞じゃない部分ナレーションの部分は杉田智和さん風にお読みください(笑)
ちなみに会話は「」、心の思いは[]で表記してます



千「貴様がアストラーデか?」

 

国立IS学園、ISを学べる世界唯一の学校・・・・なんだが要は世界のお偉いさん達が ISを作ったのは日本人なんだからそっちで作れ~とか抜かし、は?資金もテメーらで出せよ。とか言った始末・・・いつの時代、どんな世界でもお偉いさんってのは独りよがりってかテメェのことしか考えないのよなぁ・・・やれやれ・・・

 

涼「はい、涼・アストラーデです。よろしくお願いします。織斑千冬先生。」

 

涼は若干の作り笑顔を浮かべにこやかに頭を下げた

 

千「ようこそIS学園へ」[・・・・・やはり似ている・・・・・写真を見たときから気になってはいたが実際に見ると・・・]

涼「織斑先生?いかがなさいましたか?」

千「・・・ん?あぁ、すまない、気にしないでくれ、さぁ行くぞ、ついてきてくれ。」

 

千冬の後ろを歩きながら

 

涼[・・・・・少なからず疑っていた様子がある。さすがはブリュンヒルデ、大した洞察力だよ全く。]

 

しばらく歩いたところで

 

千「さて、今回は実際にISを動かしての模擬試験のみ・・・の予定だったんだが筆記試験も受けさせてくれとはどういうことだ?」

涼「それは理事長に直談判した内容によるものですよ。理事長からは伺ってませんか?」

千「多少はな。内容が3年間分とだけ聞いている。思わず聞き返してしまったぞあれは。後は直接聞いてくれと言われたが。」

涼「そういうことですか、あの理事長も人が悪い。」

千「ん?どういうことだ?」

涼「こういうことです。理事長に提示した条件、筆記試験は3年間全ての範囲で行い、一年生分900点満点、二年生分900点満点、三年生分880点以上の点数をとれば座学の授業に出席しなくても良い。出席する、しないは本人に決定権がある。途中退席、途中出席も認める。しかし定期テストで満点じゃなくなった時点で次回テストまで条件を無効とする。といったところです」

千「なっ・・・・」

 

さすがのブリュンヒルデも驚いた様子である。そりゃISを動かして数日の素人がそんな提示をしてくるんだから当然である。ん?あの用務員さん・・・理事長に見えるが・・・ブリュンヒルデの驚きの顔を見てみたかったので仕事している体にしてこっそり見に来たようだ。まぁ普段用務員になりきっているし問題はない。しかもほとんどの教師達もこの事実を知らないらしい

・・・案外自由なのか?この人は

 

涼「ちなみに筆記試験ならPC上で受験し終わっています」

 

ちなみに普段はそんなことしないそうだが特例にて理事長が許可したらしい

 

千「なんだか頭痛がしてきたぞ全く・・・さて、着いたぞ、早速模擬試験を開始するが準備は出来ているのか?」

涼「えぇ、いつでもどうぞ」

千「よし・・・ん?試験官役の山田先生がいないようだな・・・すまないがアストラーデ、少し待っていてくれ。すぐ戻る」

 

そういうと織斑先生は学園の奥へと姿を消した

 

 

 

 

その5分後

?「あなたがアストラーデ君かしら?」

涼「・・・?はい、そうですが」

?「私が試験官をやるから早くアリーナに入りなさい」

涼「・・・おかしいですね、試験官役の山田先生がいないから織斑先生が呼びに行かれたはずですがね?」

?「来れないみたいだから私が直々に相手してあげるのよ‼️ありがたくおもいなさい‼️いいからさっさと始めるわよ‼️早くしなさい‼️これだから男は・・・」

 

これが所謂女尊男卑である。男尊女卑でもこんなじゃなかったんじゃないか?まぁ知る由もないが・・・

涼はISスーツに着替えISを纏いながら・・・

 

涼[あれは確か浅岡先生だったか?一応元代表候補生だったらしいがすっかり女尊男卑に染まっているな・・・なら遠慮はいらないか]

 

目付きを鋭くし、カタパルトに立つ

 

涼「X1、アストラーデ、発進する。」

 

漆黒のマントを纏いしガンダム・・・もとい、ISがその姿を表す

浅「全身装甲《フルスキン》ですって!?ま、所謂第一世代ってところね。所詮男がのるISね。でも男のくせに神聖なISに乗るって事自体おこがましいのよ‼️」

 

ビーーっ 簡易審判より模擬試験スタートの合図がなる

浅「死にさらせウジ虫がぁ~‼️」

 

浅岡は許す限りのレーザーをブッ放した。(15発)おいおい、展開もクソもねぇ~じゃねぇのさ

 

浅「ハァ・・・ハァ・・・フンッざまぁ無いわね。さて、一応念のためにマシンガンを打ち込みましょうかね。」

 

浅岡がマシンガンを構えたその時

 

涼「その程度か?」

浅「⁉️」

 

煙が晴れると・・・そこには、傷ひとつ、SE1も減っていない文字通り無傷のISが君臨していた

 

 




更に忘れてました
涼の容姿は分かりやすく言うとルルーシュのような感じです
こちらも追加しておきます。


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

act 2 ~模擬試験~

戦闘描写ってどう書けばいいんすかね
よく皆様書けますよね


黒煙の中

涼「昔とスタイルを全く変えていないようだな、好都合だ。しかしまるでデータのままだな。己を高める事を忘れし者などオレの敵ではない。」

 

黒煙が晴れ・・・

 

浅「ちょ・・・アンタなんで傷ひとつ無いのよ⁉️全弾命中したはずよ‼️」

涼「そうだな、確かに命中したな。簡単な話だ、オレにレーザーなんざ効かん。それだけのことだろう。」

浅「そんな事・・・あってたまるかぁ~‼️」

 

浅岡は右に左にブレイドを乱雑に振り回す

 

涼「下、左、右、マトリックス」

 

最後のはどうかと思うが、涼はSEにダメージが入らないギリギリのところで避けている

 

浅「どうして、どうして当たらないのよ‼️男の、男のくせに~‼️」

涼「フン、名前通りのその浅はかな知能で考えてみたらどうだ?・・・・分かりっこないだろうがな。」

浅「な・・・な・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・殺す・・・・コロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロス‼️」

 

今までよりも手数を増やしブレイドを振りかざす浅岡、しかしより乱雑、単純になった太刀筋など避けるのは容易であった

 

涼「・・・・くだらんな・・・」

 

涼はISを解除し、そのままアリーナに降り立った

 

 

 

 

一方その頃先生チーム・・・

千「何故こんなタイミングで‼️」

山「すいませ~ん(泣)」

 

どうやら山田先生は直前で下痢に襲われトイレに籠っていたらしい・・・

そして走って走ってようやくアリーナへ

 

千「はぁ、はぁ・・・ん?」

山「はぁ、はぁ、はぁ~・・・え?」

 

 

千冬、山田「な、なんだ(ですか)これは~⁉️」

 

 

 

話は戻りアリーナ

涼は右腰に差している刀、"天龍"を抜く

 

涼「無明神風流・・・」

浅「死ぃねぇぇぇぇ‼️」

 

そしてすれ違う瞬間に

 

涼「・・・・みずち」

 

刀をひと振り・・・・ふわっ

浅「フーッ、フーッ、フーッ・・・・・・・この暖かい風は一体・・・」

涼「・・・・聴こえたか?」

浅「・・・・?」

涼「風の・・・・声を」

 

涼が刀を納めたその瞬間・・・

 

浅「ギャァァー‼️」

 

四方八方に切り刻まれたラファールはSEも尽き、強制解除された

 

 

先生チーム

山「はわわわわわわわ・・・・・・・・・・・」

千「何が起きた・・・?」

 

アリーナの地面はまるで大きな爪のようなもので抉られたような跡が3本残りISを纏っていない2人がいた。

 

涼「・・・・・・」

 

一人はISスーツも纏っていない涼

 

浅((( ;゚Д゚)))ガクガクブルブル

 

もう一人は解除されたのかISスーツ状態の浅岡、しかし無数の切れこみが入っていて涼を恐怖の眼差しで見つめていた

 

涼「フン・・・」

 

涼は興味を無くしたようでISを部分展開しピットへ戻っていった

 

千「おい‼️アストラーデ、一体なにがあった⁉️何がどうなってあぁなっているんだ⁉️」

涼「ちょ、織斑先生、落ち着いてくださいよ?」

千「これが落ち着いていられるとおもうのか貴様は⁉️入試の模擬試験でこんな状態になったのは初めて見たしましてお前は生身だったじゃないか⁉️落ち着ける要素を探す方が難しいわ馬鹿者が‼️」

涼「ふむ、それもそうですね、申し訳ない、まぁ要点をまとめると・・・」

 

つまりこういうことである

・先生を待っていた

・あの女尊男卑の糞に絡まれて強制的にアリーナへ

・IS学園の教師なわけだしさぞ強いのだろうと思ったが代表候補生時代よりも明らかに弱体化しておりくだらなくなったためISを解除して斬った

終わり

 

涼「とまぁそういうわけです。別に汗かいたわけではありませんがシャワー浴びてきます。」

千「あ・・・あぁ・・・」

 

千冬はその背中を見つめるしか出来なかった

 

涼「あぁ、後」

山「どうしたんですか?」

涼「山田先生だけ下痢起こすってなんか都合が良すぎる気がしただけですよ。・・では」

 

そしてその後浅岡の姿をIS学園で見たものはいなかったそうな・・・




改めて思うのは書くのって難しいっすね
でも楽しいので頑張ってやっていきます


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

act 3 ~入学

時はカフェラテ・・・ならぬ流れて入学である。
ちなみに筆者はカフェラテもカフェオーレもどちらもイケる口である

至極どうでもいい内容で申し訳ないと心から思う


涼「ん・・・あぁ・・・」

 

所謂涼は寝起きである。ここは日本政府より監禁・・・もとい保護しているホテルの一室である・・・・ということは全くない。むしろここは日本ではない。舞台はイギリスである。現在涼はとある理由でイギリスに住んでいる。

 

涼「・・・確か入学式は今日だったか・・・8:50に着けば良かったんだよ・・・・・・・・・・・・・・・・」

 

時計、8:45分

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ドンガラガッシャーン‼️慌てて起きて着替えやら朝御飯やら準備を始めた涼だがふとした事に気がついた。

 

涼「・・・よくよく思えば遅刻は決定だし慌てる必要ねーじゃんか。」

 

一種の開き直りである。

涼は慌てることをやめ、ゆっくりコーヒーを淹れ、優雅なコーヒーブレイクを・・・・・

 

ガチャッ

恵「ちょっと涼君⁉️何優雅に決めちゃってるの⁉️馬鹿なの⁉️」

涼「ぶっ‼️・・・・・・・・・・」

 

楽しめなかった・・・

 

涼「ちょ、馬鹿なの⁉️人がコーヒー飲んでるタイミングで脅かすとか馬鹿なの⁉️こぼさなかったオレ天才だわ‼️誉めろ‼️讃えろ‼️」

恵「遅刻確定諦めで優雅にコーヒーブレイクきめこんでる残念天才を褒め称えるだけの語彙力は持ち合わせて無いから諦めろ‼️」

涼「そんな物言いしか出来ないからまともに旦那の一人もブヘッ」

恵「何か仰いましたかぁ?」

涼「いえ、なんでもありません。」

 

これらは日常運転なので気にする必要は特にない

 

涼「恵さんは見た目綺麗だし女尊男卑に染まっていないんだからいつでもいけそうだろ?」

恵「機会があれば考えるけども今は今がとても充実してるから無問題よ‼️」

涼「急に中国語ブッ込むの止めたら?

・・・さて、行くわ」

 

涼はX1の背部を部分展開しそこにGNドライヴを2つ装着させる。

 

キィィィィィィィィィン・・・・GNドライヴが起動し緑色の光が涼を包み込む。

 

恵「涼‼️・・・・・いや、今は特別に見なかったことにしとくからバレないところにワープしなさいよ?」

涼「あぁ、そうしてくれると助かる。

んじゃ、行ってきます‼️」

恵「ぶちかましてきなさい‼️」

 

涼は量子ワープを用いて姿を消した。

 

恵「無茶なところはお二人譲りなんでしょうね・・・

きっと大丈夫ですよ、涼は、だってお二人の・・・そして私の自慢の息子なんですから・・・」

 

恵の目線の先には小さな赤ん坊を抱えた一組の夫婦と若かりし恵が写っていた

 

 

 

 

舞台は変わってIS学園一年一組教室

 

一(き・・・・気まずい・・・)

 

彼、織斑一夏は自分以外女性という環境に戸惑い、頭を垂れていた。

 

一(なんなの⁉️皆がこっちを見てるじゃんか⁉️動物園のパンダってこんな気持ちなのか⁉️シャンシャンの気持ちが分かるかもしれないわ今なら‼️)

 

一夏は人知れずにパンダと心を通わせることが出来そうな気がしていた。

 

一(でも・・・・)|д゚)チラッ

 

腕の隙間からバレないように周りを見渡すと・・・

 

一(可愛い子が多いな・・・基本スカート短めな子多いしあの子は結構胸デカイな・・・)

 

織斑一夏・・・周りの雰囲気よりもムッツリが勝つ件・・・

故に席が一つ空いている事には気付かなかった。

 

時は流れSHR

山「皆さん、IS学園入学おめでとうごさいます♪副担任の山田真耶です。よろしくお願いしますね。」

 

皆「・・・・・・・・・・・・・・」シーン

一(中学生?・・・・てか胸デカッ‼️)

 

山田真耶、一世一代のファーストコンタクトは見事に失敗してみせたのであった。

山「うぅ、と、とりあえず自己紹介をお願いします。出席番号順に・・・」

 

IS学園玄関にて

涼「ふぅ、着いた着いた。」

 

涼はようやく到着した。

 

涼「さて、千冬さんには電車の車両故障で遅れるって前もって連絡しといて正解だった。」

 

涼がイギリスから来たということは誰も知る由もないので実家からの電車の車両故障という理由で遅れると千冬にコーヒーブレイクの最中にメールをしといたのだ。何故千冬のアドレスを知っているのかというと、入学模試の事情聴取が後日行われたため、連絡手段として入手していたらしい。

 

千「来たか、アストラーデ。改めてようこそIS学園へ。早速だが教室に行くぞ。SHRが始まっている。」

 

所戻って教室

 

一「お、織斑一夏です、よ、よろしくお願いします‼️」

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・で?

というのが皆の見解である。

もっと聞きたい、教えて‼️という渇望の眼差しである。

 

千、涼「・・・・・・・・・・・・」

 

この二人も廊下で聞き耳をたてていた。

 

一「い、以上です‼️」

 

ドンガラガッシャーン‼️

 

 

 

 

コケた。皆がコケた。山田先生もコケた。千冬は額に手を当てつつ、青筋をたてている。涼に至っては呆れを通り越してフリーズしてしまった。

 

千「アストラーデ、ここで待て、私が声をかけたら入ってこい」

 

千冬は苛立ちを一切隠さずに教室へ

 

一「あれ?ダメでした?」(皆あまりに上手くコケるから見えそうで見えなかったよ‼️)

千「ダメに決まってるだろ馬鹿者‼️」 [色々含み]

 

バッシィィィィン‼️

 

一夏以外の面々「⁉️」

一「痛ってぇぇぇぇ⁉️誰だこんな‼️・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・げぇぇ‼️フ、フリーザ⁉️」

千「誰が宇宙の帝王だ馬鹿者‼️」

 

バッシィィィィィン‼️(2回目、ィが一つ増えている)

 

千「山田先生、進行を一人任せてスミマセン」

山「いえ、副担任ですしこれくらい・・・・」

千「諸君、私が織斑千冬だ‼️私の仕事は15歳のガキのお前らを16歳のガキに育て上げることだ‼️諸君がISの知識を深め、立派に育て上げるためにはこちらも協力は惜しまない‼️逆らうのは構わん‼️しかし言うことは聞け‼️いいな‼️」

一、涼(どこぞの軍隊だよ・・・)

 

キャアァァァ‼️の部分は割愛させていただく

 

千「さて、このクラスはまだ全員揃っていない。残り一名が今しがた到着した。入ってこい‼️」

涼「はい。」

 

ガラガラ・・・スタスタ・・・

 

一同「え・・・・・・」

一「お、男⁉️」

 

教卓の前には制服を改造しているのか、白地を黒く染め、膝までのびるボタンの開いたジャケット、その下には白のワイシャツを着ていて、グレー色の包帯のようなものに左目を隠した隻眼の男、涼・アストラーデが立った。




自己紹介までいく予定でしたが長くなりそうなので持ち越しにします。
上着イメージ
IS学園制服を黒く染めあげ膝まで長くしてある。なんか白衣みたいなイメージです。
ズボンは藍色のような感じです。

涼の格好って中二病な感じになっちゃうのかなぁ・・・


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

act 4~再会と癒し

涼に関わりのあった人物と癒し系のあの子が登場します。癒し系イイっすよね


涼「涼・アストラーデです、趣味は機械いじりと料理、運動はそれなりだと思います。後この右目は小さい頃にちょっと怪我をしてしまってこうなっているのであまり詮索しないでいてくれると有難い。ISに関してはそれなりに知識はもっているつもりなのでよろしくお願いします。」

 

涼はきっちり35°の礼をした。

 

女子達「き・・・・・・・」

涼「?」

女子達「きゃあぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」

 

はい、出ましたすべてを破壊する音響兵器<黄色い悲鳴>である。

 

涼(ぐ・・・今まで色んな世界の戦いで傷を受けてきたが音響兵器とは予想外だ・・・)

 

涼は左手を頭に添えたまま膝をつきそうになったが右手で教卓をつかみなんとか耐えた。

ちなみに一夏はモロにくらい撃沈してしまった。南無~。

 

千冬「全く・・・アストラーデ、お前の席はあそこだ。」

涼「あ、織斑先生、ひとついいですか?」

千冬「ん?なんだ?」

涼「時間がないのは百も承知なんですがあとで群がられても面倒なので質問を3つだけ受け付けたいのですが・・・」

千冬「3つだけですむのかは甚だ疑問だが・・・まぁいいだろう。」

涼「はい、挙手制で、ただし3つだけだからな」

 

約10秒ほどの沈黙が流れ・・・

 

女生徒「はいっ」

涼「はい、えっと?」

女生徒「相川清香、いきま~す」

 

君はア○ロかなんかなのか・・・

 

清香「彼女はいますか!?」

 

それだよそれっ、みたいな頷きが多々見られるが敢えて無視することにした。

 

涼「いや、いないが」

 

その回答ひとつで盛り上がる女性陣、女生徒が集まるとこうならなくてはいけないという決まりでもあるのだろうか?否、無い。あってたまるかそんなもん。

 

女生徒「次はあたしよ、好きな女性のタイプは?」

涼「明確に設けてはいない。端的に言えばオレが好きになった子がタイプということなんだろう。次は?」

女生徒「は~い、リアスの目って綺麗な色してるよね~どこか外国の血も入ってるの~?それとお菓子持ってな~い?」

 

また随分間延びした喋り方である。この子だけ時間の流れが半分くらい遅い気がする。それにお菓子で4つ目だぞ、質問。

 

涼「悪いが先に質問を返させてくれ、え~っと、リアス・・・というのは?」

本音「布仏本音だよ~、涼・アストラーデだからリアスだよ~」

 

涼のみならず周りの生徒皆が彼女の独特な空気とネーミングセンスに唖然としている。

そりゃそうだわな。

 

涼「・・・まぁいい、オレは日本とイギリスのクォーターだ。1/4イギリスの血だ。母がイギリスとのハーフでな、この目の色は母親譲りだ。ちなみにお菓子なら一応あるぞ」

本音「後でちょおだ~い♪後その綺麗な目私好きだよ~。アメジストみたいな綺麗なむらさきいろ~」

 

このあと涼は一人思ったという。アメジスト知ってたのか・・・

 

ー休み時間ー

 

教室内と廊下が騒がしい。まぁ大方世界に二人しかいない男性操縦者を見に来ているらしい。

 

「「みてみて、あの人よ」」 「「イケメン~!」」

「「もう一人は・・・どうしたのかしらあの右目」」

「「中二病に見えなくもない・・・」」

「「しかしそこもまた悪くないっ」」

涼(散々な言われようだな・・・まぁ気にしないが・・・・・・・・・・・しかし、違う目線も混じっているな)

 

涼が感じる目線、それは怒り、妬み、所謂負の感情というやつだ。

その目線も気にせず読んでいた小説に目を戻したが・・・

 

 

 

突然視界が遮られた

 

「だ~れだ?」

 

この間延び声をそうそう忘れはしないだろう。

 

涼「布仏、どうかしたか?」

本音「本音でいいよ~。約束のお菓子をいただきにきたのだ~♪」

 

約束をした覚えは無かった涼だが言うと面倒になりそうだから喉の奥にしまいこんだ。

そして涼が鞄から取り出したのは赤い箱だった。

 

本音「わ~い、チョコだぁ~♪ガーナ♪ガーナ♪ありがとねリアス~」

 

ダボダボな袖でチョコの箱を持ち走り・・・もとい、ぽてぽて去っていった。

 

涼「まるで嵐のような・・・いや、あんなゆっくりな嵐があってたまるか」

女生徒「少しよろしいでしょうか?」

涼「ん?」

 

本音が去った直後に現れたのは金髪ロールである

 

涼「・・・おぅ、久し振りだな、セシリア」

セ「覚えていてくださったんですね!私、嬉しいですわ♪あれから5年もたっているのに・・・」

涼「君は中々の印象深さだったし、色々ありすぎたからな、あの日は」

セ「そうでしたわね・・・あ、時間もあまりありませんから今日はこのところで失礼いたしますわ。またお話させてくださいまし」

 

 

涼「セシリア・・・あのまま綺麗に育った感じだったな。強いて言えばおてんばっぷりは鳴りを潜めた程度か」

女生徒「お久し振りです」

 

セシリアが席に戻ってすぐ、また話し掛けるものありけり

 

涼「お、箒か、イギリスの生活は慣れたか?」

箒「ええ、おかげさまで。改めてありがとうございました。あなたのおかげで一家離散せずにすみました」

涼「オレは社長をけしかけただけさ」

箒「でもあなたが日本政府を黙らせてくれたと聞いてますから」

涼(チッ・・・恵さんめ、よけいなことを)

 

篠ノ之束は開発したIS<インフィニットストラトス>に必要なコアを467個ばらまき失踪、世界各国は篠ノ之束を手にいれるため世界に指名手配、更に篠ノ之家は重要人保護プログラムにより一家離散となるはずだったが某会社社長菅野恵<すげの めぐみ>と涼によりプログラム発動を出来ずに篠ノ之家全員を恵の会社で保護する形となった。

もちろんそれだけでは世界各国から狙われるので防衛策はある。なにせよISの会社なのだから

 

箒「恵さんが保護してくれなかったら私達一家は6年前のあの日にバラバラになるはずだった。それを救ってもらったんだ。感謝してもしきれんさ。本当に、本当にありがとう!!」

 

そのときの箒の礼は最敬礼の45°だったという

 

涼「やめてくれ、皆見てるから。あとオレの事は涼でいい」

 

箒も席に戻り、織斑、山田両先生が教室に入ってきた。

 

涼(なんかもうどっと疲れた・・・オレは大丈夫なんだろうか・・・)

 

涼の先行きやいかに!?

 

 




関わりのあった人物は箒とセシリアでした。
何があったかは番外編的なものでやる予定です。
どのタイミングでやるかは決めてませんが。
箒(6年前)セシリア(5年前)ということはさぁ、涼って一体・・・
癒しは問答無用の本音ちゃん‼️クラスに一人欲しかったなぁ・・・

一夏の空気感すげーわ


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

act 5 ~伝家の宝刀~

千冬さんのあの出席簿ってマジに何製なんでしょうか?某兎製なんでしょうか?じゃないと納得できないよね


ー授業中ー

山「~は~で・・・」

 

電子黒板に重要な部分を書き出しながら口で補足の説明も行っている山田先生。教えるのはとても、上手のようだ。先程まで中学3年生が背伸びして大人って言っているようにしか見えないと思ったことは謝ろう。

すまないと思っている!これでわからないとか言う奴がいたらそいつは相当な馬鹿者であろう。

 

ペラ・・・ペラ・・・

 

一「う~・・・」

一(わ・・・わからん・・・なんで皆わかるんだよ・・・)

 

おっと・・・フラグ回収乙!

馬鹿者がいたようだ。こやつは正統派イケメン織斑一夏。キングオブ唐変木、朴念仁大賞の2冠王の恐ろしい男だ。

 

山「織斑君、ここまでで分からないところはありますか?分からないところがなんでも言ってくださいね?だって私は先生ですから!」

 

胸部のみ爆発的成長を遂げた中学3年生が胸にギュッと握った拳をあてエッヘンとしているようにしか見えないのはおそらくこのオレだけではないだろう(byナレーション)

 

一「あの・・・山田先生・・・」

山「はいっ織斑君!」

 

早速頼ってくれたと嬉しくなり嬉々として一夏を読んだのも束の間・・・

 

一「ほとんど全部わかりません・・・」

山「え・・・ぜ・・・全部ですか?」

 

そら愕然としますわな、序盤も序盤だし

 

山「ここまでで織斑君の他に分からないという人はいますか?」

 

・・・・・・・・・・・・・・・

無論誰もあげない。一夏は孤独だった。

 

一「そ、そうだ、涼は?涼はどうなんだ!?」

 

一夏は僅かな望み、そう、同じ男の涼ならわからないのでは無いかということだった。

 

山「あ、アストラーデ君なr」

千「山田先生、少し静かに」

 

千冬は伝家の宝刀出席簿を右肩に担ぐようなポーズで涼の席に近づく

 

千「おい、アストラーデ」

涼「・・・・・・・・」

 

へんじがない、ただのしかばねのようだ(笑)

涼は席の背もたれに背中をしっかりつけた状態で腕組をしながら首は上を向いている状態で目を閉じていた。

一般的には寝ている・・・と見える。

 

千「・・・・・・」

 

千冬は無言で出席簿を振り上げ・・・・振り下ろした。

ブオォン

出席簿を振り下ろすだけでは絶対に起こり得ないような空気を切り裂く音。そのまま出席簿は涼の額に直撃・・・・しなかった。

 

一同「えぇ~~!?」

 

涼「なんでしょうか、織斑先生」

千「授業中に寝るな」

涼「寝てませんよ、脳を休めていたんですよ。脳は寝てる間も働いているというじゃないですか」

千「その理論だと起きていようが寝ていようが脳は働いているということにならんか?」

涼「おや?こりゃ一本とられましたな。以後気をつけましょう」

 

一同「・・・・・・・・・」

 

このやりとりの中皆の視線は涼が背中を預けていた背もたれに向いていた。何故かって?至極簡単なことである。食い込んでいるためである。背もたれから10センチ程、いや、食い込んでいるというより切れたの方が近いかもしれない。

 

千「今回は私の一撃を避けたことに免じて見逃してやる。授業に出ている以上はシャキっとしていろ」

 

ちなみに一夏はというと・・・

 

一(千冬姉の一撃をかわした!?なんなんだアイツ・・・千冬姉は最強なんだ、避けられるはずがない、マグレに決まっている、もしくはバレない程度に薄目を開けていて見えているうえで避けたんだ。自分はデキるんだと見せつけるために。そのために千冬姉を利用するなんてなんて卑怯な・・・)

 

ゴゴゴゴ・・・

一夏から僅かばかりの黒いオーラが見えかくれしていたがあまりに小さすぎて涼も千冬も気付かなかった

 

千「アストラーデ、一応確認だが、~まで授業は進んでいるわからんところはあるか?」

一(はっ、そうだった、忘れてたがアイツもわからないはず、一緒に怒られようぜ!!)

 

さっきの思いはいずこへやら・・・一夏は心の中でサムズアップしていた。

 

涼「・・・・・・・」

 

涼は無言で黒板と教科書を見ていた。

 

一(良かった・・・やっぱりわからな・・)

涼「初歩過ぎてお話になりませんね。逆にわからない奴がいたら心の中で馬鹿と呼び続けますね」

 

一夏の心の声に被せるように非常な宣告が。やはり一夏は一人だった。

 

涼「そもそも参考書を読んでれば誰でも理解できるところだろう」

千「だそうだ織斑、お前入学前に渡した参考書はどうした?必読と書いてあったはずだが」

一「・・・あの分厚いやつですか?」

千「そうだ」

一「古新聞と間違えて捨てま・・"バシィィン"あいたぁ!?」

千「必読と言っただろうがこの大馬鹿者!再発行してやるから1週間で覚えろ、いいな?」

一「いや、あの量をいっしゅ」

涼「一週間もくれるんですか?2日もあれば十分でしょう」

 

再び一夏に被せるように告げられる涼の非常宣告。広辞苑並の分厚さの参考書なのだが・・・

 

千「何故2日なんだ?」

涼「オレが2日で読み終わったからですよ」

 

一同「・・・・・・・・」

 

皆は最早心の中で突っ込むことすらやめたようだ。

 

千「模試首席のお前ならデキるかも知れんが残念ながらこの馬鹿には無理だ」

一「千冬姉、そんな言い方・・・"ヒュンっ"イデェ!?」

千「織斑先生だ、何度も言わせるな」

 

一同「・・・・・・」

 

今日はやたらと黙ることが多いようである。こんくらい静かなら授業もしやすそうである。

 

セ「あの・・・織斑先生?首席はこの私、セシリア・オルコットのはずですが・・・」

千「ん?あぁ、そういえば言ってなかったな、男性操縦者は筆記は免除だったんだがアストラーデからやらせてほしいと頼まれてな。やらせてみたら結果的にそうなっただけだ」

セ「り、涼さん、あなたの点数はいくらでしたの!?」

涼「人に聞くなら先に自分を言ったらどうだ?セシリア」

セ「あ、申し訳ありませんわ・・・・・私は859点でしたが・・・」

涼「平均95.4点か、流石だなセシリア」

 

スパッと計算結果が出る涼も大概だと思うのだが。

 

涼「さて・・・オレの点数だが・・・オレが言うより織斑先生が言ってくれた方が説得力があるでしょう?嘘だと疑われる可能性も極端に下がる。では織斑先生、お願いします」

千「良いように使ってくれるなアストラーデ。我々も半信半疑なんだからな・・・

まぁいい、満点だ」

 

一同「・・・・・・・へ?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

一同「えぇ~~!!」

 

 

涼「五月蝿いな・・・静かにしてくれ・・・」

 

涼は対応に疲れ、窓の外を見ようとしたが隣の本音が寝息をたてていることに気付いた。

 

本音「すぴー、すぴー」

 

よくバレなかったと思う。いや、涼と一夏の騒動で二の次、三の次にまわされていたのか?うまいこと気付かれなかった。

 

涼「おい、本音、起きた方がいい、織斑先生に見つかると大変だぞ?」(小声)

千「もうバレているがな、気付かないとでも思ったか?」

 

 

 

 

 

 

ヒュン・・・・バシンっ

 

本音「いた~い」

 

今日もIS学園は平和である。

 




今日もってかまだ1日目な気がする・・・時数を増やして日にちの進行を早めた方が無難だろうか・・・
話の内容がマジ亀な気がしている


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

act 6 ~代表決定戦~

涼の様々な設定は早い内にこうかいするつもりです。


涼「さて、オレはこれで失礼します」

千「何処へ行く?これから3時間目だぞ」

 

これから授業という時に涼は教室を出ようとしていた。

 

千「許されると思っているのか?」スッ・・・

 

出たぞ出席簿、あの一振りで脳細胞が3000万は死ぬ言われているシロモノである。最早出席簿と呼んでいいのか?それは。

 

涼「織斑先生・・・オレには条約があるの・・・お忘れですか?」

千「!?」

一「?」

千「うぅむ・・・正直あれには納得いかないのだがな」

涼「学園長と交わした条約ですから織斑先生の意思は関係ありませんよ」

 

涼は教室を出て行ってしまった。

 

一「千冬姉!!あんないいように言われて悔しくないのかよ!?イデェ!?」

千「織斑先生だ馬鹿者が。仕方ないだろう、学園長と交わした条約に私に介入の余地はない」

本音「せんせ~、どんな決まりごとなんですかぁ?」

千「うむ、お前らは知る権利があるな」

 

説明しよう、涼・アストラーデと学園長との密約を

 

1つ、授業の出席、欠席の自由。出席日数の概念は無いものとする。

1つ、上記の内容は座学のみ有効、実習の出席は必須とする。しかし非常時はその限りではない。

1つ、この条約の追求、解消は無効とする。破りし者の罰は厳重であること。

 

千「確かこんな感じだ」

 

一同「「「・・・・・・」」」

 

唖然としている。まぁ当然である。学園にはメリットの1つもない。

 

一「ふざけんな!!こんなの許されるわけがない!!」

千「追求はするなと言ったばかりだろうが」ゴンッ

 

織斑先生のありがたい拳骨が振り下ろされた。

 

千「この条約を結ぶ上での学園長が出した条件がこれだ」

 

説明しよう

1つ、筆記の範囲は3年間分、満点であること。

1つ、定期試験で1つでも満点を取り逃す事があれば条約を破棄し、一般生徒と同様に授業に出席すること。

以降の条約の復活はしない。

 

一同「「「「「・・・・・・・・・・」」」」」(無理ゲーじゃん!?)

本音「あれ~、でもリアスは出てっちゃったから・・・」

千「<頭を抱えながら>・・・・そうだ布仏、アストラーデは3年間の範囲の模試で満点をとってみせた。」

一同「「「「えぇ~!?!?」」」」

 

 

その頃涼は

涼「・・・・・・ここなら監視カメラも盗聴の類いも大丈夫のようだ」パカッ、ポチッ

 

涼は屋上に続く階段に座りNPC<ノートパソコン>を起動させる。

 

涼「また書類が溜まったようだ・・・半日だけでこれとはな・・・バイタリティーは買うがな。ん?新商品のプレゼンか・・・あとで聞かせてもらおう。製造部門は・・・アイツ・・・自重しろと言っているのに・・・あ、一般人並みにと付け足すのを忘れていたな。クソッ」

 

 

 

昼休みとなり、涼は食堂にやってきていた。

 

セ「あ、涼さん、こちらですわ~」

 

セシリアが元気よく手をブンブン振っている。飼い主に向かって嬉しくて尻尾を振る犬のようである。

 

涼「席を確保してくれていたのか、すまないなセシリア」

本音「私もいるよ~」

涼「本音も、ありがとな」

本音「えへへ~」

セ「あの、涼さん?少し相談というか、事後報告で申し訳ないのですが・・・」

涼「ん?」

 

~回想~

 

千「さて、忘れるところだった。このクラスの代表を決めねばな。・・・・・・簡単に言うと学級委員長だ。わかったか織斑」

 

首を少し傾げていた一夏に千冬は聞かれる前に説明をした。

千「誰かいないか?自薦、他薦は問わん」

女生徒「はい、織斑君が良いと思いまーす」

女生徒「あ、あたしも~」

女生徒「あたしも~」

本音「リアスにいっぴょ~」

清香「私もアストラーデ君に」

 

千「他薦で織斑とアストラーデか、他には?」

 

ハッ!?

一「待ってくれ千冬姉!!俺はそんなのやらなイデェ!?」

千「織斑先生だ馬鹿者が。他薦に拒否権などない、諦めろ」

 

毎度のこと一夏は孤独だった。

 

千「ちなみにアストラーデは無理だぞ」

一「は?」

一同「どういうことですか?」

千「普段教室にいない奴にやらせてどうする?それにアストラーデが強すぎるからだ。出来レースになりかねん」

女生徒「そ・・・そんなにですか?」

千「あぁ、教師陣でもアイツに勝てる奴はいないだろう。私でも怪しいだろうな」

一同「「「えぇ~~」」」

 

そんなにチートキャラだったかな?彼は・・・

 

 

今までの転生先は・・・

ファースト ガンダム

ガンダムZ

ガンダムZZ

ガンダムF91

クロスボーンガンダム

ガンダムX

ガンダムW

ガンダムSEED

ガンダムSEEDDESTINY

コードギアス

SAMRAI DEEPER KYO

 

計11作品、いずれも戦争、殺しあいの世界だった。それを乗り越えてここにいる・・・あ、チートっぽいわ

 

一「納得いかねぇ!!千冬姉より強いわけなんかねぇ!!だいたい3年間分を満点?考えてもみろよ、おかしいだろ?普通そんなこと出来っこない!!大方カンニングでもしたんだろうさ」

千「誰もいない教室で試験官が私だったのにか?」

一「う・・・」

千「それに定期テストで満点を取り逃したら普通にお前たちと変わらない生活になるんだ。そんな分が悪くなるような勝負しないだろう」

 

バンッ!!

 

全員「!?」

 

音のする方へ視線を向けるとそこには・・・青筋をたてたセシリア

セ「あなた・・涼さんを罵倒しましたわね・・・」プルプル・・・

「織斑先生・・・私は自薦致します。そしてこの男、織斑一夏と決闘をさせてください。このままでは私の気がおさまりませんわ!!」

一「は?どうしてそうなる・・・」

箒「一夏、今のはお前が悪いぞ」

一「んな!?箒まで」

 

予想していないところ(箒)からの一言に一夏は戸惑っていた。

 

箒「だってそうだろう?お前は涼の何をしっていてそう言っているんだ?一夏と涼は初対面だろう?なにも知らないのに知ったような口で批判するのはその人にとっても失礼だし恥をさらすだけだぞ」

一「くっ・・・」

 

一夏、思わず下唇を噛む

 

千「とりあえずたの織斑、自薦のオルコット、後奴の実力の披露も兼ねてアストラーデの3人で一週間後に代表決定戦を行う!!」

 

~回想終わり~

 

 

セ「申し訳ございません、巻き込んでしまって・・・」

涼「気にするな、過ぎた事だ。しかしそうと決まれば早速対策を練るとするか。織斑はともかくセシリアとは本気でやりたいからな」

セ「まぁ、嬉しいですわ、でしたらこのセシリア・オルコット、全力でお相手させていただきますわ♪」

涼「あぁ、勿論だ」

 

2人はガッチリ握手を交わした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

一週間後 クラス代表決定戦当日

 

一「なぁ箒、俺この一週間剣道しかしてない気がするだが」

箒「・・・・・・・・」

一「目・を・逸・ら・す・な」

 

 

 

その後一夏のISが到着

結果は・・・原作通りとまではいかなかったが一夏は健闘した。

ビットを2つ破壊、零落白夜を発動、特攻したがミサイルビットやライフルに撃たれ敗北。接近出来ず仕舞いだった。

 

涼「・・・さて、行くか、最初のライフルを交わす、その後・・・・・・・・・・・・・」ブツブツブツブツブツ

 

完全にスイッチが入った涼であった。

 

 




次回、涼・アストラーデvsセシリア[・オルコットです。
戦闘描写をどのように書けばよいですか?


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

act 7 ~vsセシリア、動き始めた黒い影~

ようやくセシリア戦です。戦闘描写は苦手ですが頑張ります。



涼「涼・アストラーデ、クロスボーン、出る」

 

涼がアリーナに飛び出すと歓声とざわめきがおきる。

 

"全身装甲《フルスキン》ですって?時代遅れな・・・これだから男は・・・"という侮辱

"あれがアストラーデ君のIS・・・かっこいい~"という褒め言葉・・・本当に様々だ。

 

涼「またせたなセシリア、そういえば織斑はどうだった?」

セ「ま、まぁ初心者のわりには善戦したのではと思いますわ。私の慢心もありましたがあの揺るぎない瞳、涼さん以外の男も捨てたものではないのかと評価を少し改めたところですわ」

千「模擬戦開始までのカウントダウンを開始する」

セ「涼さん、もう油断も慢心もありませんわ、本気で行きますわよ!」

涼「そうしてくれ、そうじゃないとつまらんからな」

涼、セ「いざ、尋常に・・・」

涼、セ「勝負っ」

 

セシリアがスターライトマークIIを構え、涼がビームザンパーに手をかけようとしたその時

 

セ「あぁぁぁぁぁぁぁ!?」

 

セシリアが突然頭を抱えて悲鳴をあげ始めた。明らかに普通ではない。

 

涼「セシリア!?一体どうしたんだ」

セ「あ、頭が・・・あぁぁぁぁぁぁぁ・・・・」

 

 

 

セ「・・・・・・・・・・・」

 

セシリアの絶叫が止みアリーナ内に訪れる静寂・・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

???「さて、始まった頃だね」

???「お手並み拝見といかせてもらおうか?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

???「岩本涼君・・・」「岩本涼・・・・」

 

アリーナの画面を見つめる2つの人影・・・共通しているのは口元の緩みであった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

セ「そこのあなた」

涼「・・・・・なんだ」

 

涼はセシリアの気配が変わったのを感じ警戒レベルを引き上げた。

 

セ「男の分際で私に武器を向けようとしているとは何様のおつもり?」

涼「そちらがライフルを向けているからだろう、所謂自己防衛だ」

セ「口だけは達者のようですが所詮男は口だけで行動も起こせない愚者・・・大人しく私に殺られることをお勧めしますわ」

 

セシリアはスターライトマークIIを連射する。

しかし涼は掠るギリギリのラインで避け、SEの消費を防ぎながらセシリアの様子を観察する。

 

涼(始まるまでは通常のセシリアだった。しかし頭がどうのと言った後は完全に女尊男卑のアレだ。織斑のことも少なからず認めていたはずなのに・・・どういうことだ?)

 

セ「ええぃ、避けるなんて生意気ですわっなら仕方がありません、ぶさまに踊りなさい、このセシリア・オルコットが奏でる円舞曲で!」

 

4つのビット"ブルーティアーズ"が飛び出し、涼を囲い混む。そして一斉にレーザーが放たれる。

 

涼「後ろ、左、前、右、次は左、前、後ろ、右・・・・・・・・・・・・温い」

 

涼は全てのビット射撃をまたもやギリギリで躱す。

交わし終えた涼の右手にはいつの間にかビームザンパーが握られていた。

 

 

 

 

ドカァァァァァン!!

 

セ「きゃあっ」

 

 

 

 

煙の晴れたその先にはABCマントをなびかせ頭部装甲を外し、セシリアを殺気の込めた右目で睨む涼がいた。

 

涼(私の推測通りなら・・・)

涼「セシリア、お前私との試合前に何か口にしたか?錠剤のような、粉薬のようなものを」

 

セ「わ・・・私のブルーティアーズを切り伏せておいていきなり意味の解らないことを・・ 涼「さっさと答えろ!」の・・・飲みましたわ、サプリメントを一錠、本国から送られてきて、2人目との対戦前に飲むようにと手紙付きでしたわ」

涼(・・・・・・・・・・・・やはりか・・・動き出したか・・・転生が多ければ多いほど恨みを買いやすい・・・今回はどいつだ?前回のKYOではよりにもよってシャルル、ビスマルクがいたっけな。過去の転生先の奴等か違うパターンか・・・果たしてどちらだ・・・)

セ「く・・・屈辱ですわ・・・この私がビットを男なんぞに破壊されたばかりでなく怯んでしまうなんて・・・ぜ・・・ったいに!絶対に許しませんわ!蜂の巣にしてやりますわっ」

 

涼「・・・・」(放っておいても効果は切れるだろうがいつまでもこのままにしてもおけないか・・・)

 

セシリアのライフルの猛攻もビットが無ければ難易度ベリーイージーにすらならないようである。

 

 

涼は左目に集中してみた。

 

 

 

 

 

シュイーン・・・・涼の左目にとある紋章が浮かぶ。

 

 

 

涼「転生時には頼まなかったと思ったが・・・まぁ今回はアイツに感謝しておくか」

 

そして涼はセシリアに向き直り・・・

 

涼「涼・ヴィーノ・アルトリアが命ずる。サプリの効果を失くせ!!」

 

コードキアスに転生時、涼はブリタニアの始祖、アルトリアの末裔の母、日本人の父から生まれたハーフ。アルトリア初代皇帝がギアスの始祖と言われ、更に5代皇帝は11歳にして突如ギアスが覚醒、コードマスターからギアスを受け取っていないにも関わらずだ。

しかしそれ以降覚醒の資格を持つ者は現れなかった。

そこに転生者の涼である。涼は資格を持つ者であり、ギアスが覚醒、主人公のルルーシュと同じく絶対導守、更に5代皇帝が亡くなる前にコードマスターA・A<エーツー>に自分のギアスを託した。それは強化のギアス。自分の至るところを最大3ヶ所強化出来、幅は1.1~5倍。

 

 

涼の絶対導守+強化の結果・・・

絶対導守は目を見る必要はなくなった

聴覚、視覚ではなく、脳に直接語りかける

覚醒しているので暴走はしない

両目、片目どちらでも威力に変わりなし

範囲は3キロ

全体、一人一人と絞る事も出来る

 

回想終わり

 

セシリアの目が赤くなると同時に目のハイライトが戻り、目の赤みが消える

 

 

 

 

 

 

 

セ「おや・・・私は一体何を・・・」

涼「理由は後で話す。状況を確認したらどうだ?」

セ「え?・・・・・えっと・・」

 

模擬戦試合時間10分07秒

SE

セシリア・オルコット ブルーティアーズ

87/700

 

涼・アストラーデ クロスボーンガンダムX1

850/850

 

セ「始まってからの記憶がありませんが私は負ける寸前ですのね。ブルーティアーズも4つ破壊されてますし。・・・・・でも最後まで諦めませんわ!」

涼「うん、これこそセシリアだ」

 

涼はビームザンパーを、セシリアは左手にスターライトマークII、右手にインターセプターを構え・・・

 

セ「まいりますわっ」

涼「推して参るっ」

 

 

 

 

 

バキューン、ガキン、幾多の攻防が繰り広げられた。

 

 

「セシリア・オルコット、ブルーティアーズSEempty、勝者、涼・アストラーデ!」

 

 

ひと悶着あったクラス代表決定戦セシリアvs涼は涼のパーフェクトゲームにて幕を閉じた。

 

 

 

 

 

 

???「やはりあのくらいの手じゃダメなようだね」

???「元々の実力差もあったようだから仕方ないとも言えるさ。次をどうするか考えることにしよう」




過去の転生先の奴等かそれ以外とか言いましたがそれ以外は同じ転生者という感じです。


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

act 8 ~入学前の話~涼編~

リアル就活中により間をかなり空けてしまいました。すみません
まだ継続中なので牛歩更新です。


これは涼がIS学園に入学する前の話

 

転生は出生から始まった。両親は現実世界と同じ。

5歳の時に転生前の記憶が甦る。

 

 

涼「ふぅ・・・なかなか慣れんなこの体」

 

技術等はそのままだが身体は5歳児、動きについてこれない、体力が続かない、筋力が足りない、ないない尽くしであった。

そこで涼は家族同然の付き合いの織斑一夏に相談したところ、姉の千冬に伝わり、自分が通っている篠ノ之道場を勧められた。

 

涼「岩本涼です、よろしくお願いします」

 

師範である 篠ノ之家の父、柳韻さんに挨拶をし、参加し始め早2年、涼、一夏、箒は7歳になった。

元の技術に体の成長、筋力、体力がついてくれば必然的に実力は上がる。師範である柳韻、姉弟子となった千冬の予想を遥かに上回る速度で。

 

柳「これはいったい・・・」

千「やれやれ、やる方だと思っていたがまさかここまでの成長スピードとはな」

 

柳韻は呆然、千冬はやや呆れていた。

 

一夏や箒だけではなく、小4までには負けなくなっていた。小5や小6にはまだそうはいかなかった。力で押されてしまうからだ。

涼はその日から追加トレーニングとして早朝ランニングを3キロから5キロに増やし、腕立て伏せ、腹筋、背筋、握力、スクワットを50回から100回に増やし、空気椅子を3分から5分に延長した。

親からはただ心配されたが必死に取り組む様子を見ていたのか何も言わなくなった。言わなくなっただけなら良かったが・・・

 

涼「なにも組手の相手をしてくれなくとも・・・父さんも母さんも忙しい身だろうに」

父龍一「なに、息子の成長の手助けをするのも親の役目だ、気にするな。それに実践もほしいだろ?」

母陽「龍一さんが素手なら私は武器を使おうかしら?」

 

父、龍一は素手での実戦組手10本、母、陽<はる>は木刀を使った10本勝負。

母はもともと妖刀村雨、天龍を完全に我が物として扱っていた。時折刀が光っていたような気がするが・・・

そんな母だからこそ刀を持たせると滅法強い。それこそ父よりも強いのだ。母は父と出会う前に中東に刀一本で出向き戦地を一週間生き延びたという。中東の戦地では母を鮮血のexecuter<執行人>と恐れられていたらしい。

 

全く・・・どうやって出会ったんだか・・・

 

父も父で刀を持たせると強いが母ほどではない。しかし母をも越えるものがある。父は柔術の使い手であり、空手の黒帯なのだ。そんな豪華な(ある種特殊な)両親の手解き(最早蹂躙?)があり涼はメキメキと力を付けた。

 

 

ある日道場で千冬さんがウサミミカチューシャを付け、不思議の国の・・・なんだったか・・・アレス?いや違う・・・アリス・・・じゃなくて・・・リリス・・・もうなんでもいいか、とりあえずそのような服装の人と話しているのを見つけた。

 

千「なんだ涼、今日は随分遅いじゃないか」

???「ちーちゃん、何こいつ?」

 

 

 

おぉ、若かりし篠ノ之束であった。

 

涼「なに、家の手伝いですよ。そしてそちらは・・・恐らくですが箒の・・・お姉さん・・・・ですか?岩本涼です。」

束「ふ~ん」

 

うわ・・・興味の無さそう・・・あからさまに・・・

 

ん?

涼「失礼ですが・・・随分と寝不足のようですね、ざっと3徹と見ました。あと目のマッサージをオススメしますよ。多分ディスプレイの見すぎです。凝り固まっている。いくら親しい人の前だからとはいえ身だしなみ整えませんか?その髪の様子だとお風呂にも入ってませんね?元が美人なだけに勿体無い」

 

束「・・・・・・・・・・・ふ~ん、お前よく見てるね、その観察眼、少し興味が沸いたよ。それに私やちーちゃんにはまだ敵わないけど結構強いっぽいし。とりあえず7歳には見えないね。精神的にも発言も含めて。ちょっと解剖させて?」

千「おい、束、何を言って・・・」

 

それから涼と束さんの追いかけっこが5分ほど続き・・・

 

ドサッ

 

涼「ん?なんだこれ?」

束「あ、返せ!!」

 

涼は逃げながらもタブレットを開き、

 

涼「パスワードか・・・」(そういや千冬さんと一夏が言ってたな。箒には姉がいて、その姉が箒LOVEで箒が少し鬱陶しそうにしていると)

 

ピッピ・・

パスワード

"HOUKICHAN"

 

 

涼「開いた・・・」(マジで開いてしまった)

 

そして全力疾走しながら閲覧していると・・・

 

涼「インフィニットストラトス・・・」

 

そこには暮桜の設計図があった

 

束「返せ!!」パッ

 

そこに追い付いた束がタブレットを取り上げた。

 

束「私から10分も逃げれたことは評価してやってもいい。しかしお前は見てはいけな・・・」

涼「この刀のレーザーの出力高過ぎやしないか?どれだけエネルギーがあるのかわからんがすぐにガス欠起こすぞ?それに荷電粒子砲にした理由はなんだ?複数の射撃武器があるならまだわかるが射撃武器がこれとバルカンだけじゃ立ち回りが難しい。せめてライフルくらいにしたほうが・・・」

束、千「・・・・・・・・・・・・・」

 

涼は設計中の暮桜の問題点を10ほどあげた。その内2つを束はまぁ大丈夫だろうと放置していた案件だったが千冬に分かりやすく涼が説明すると、"確かに困りそうだな"と助け船を出してくれた。

 

 

 

束「たいした問題じゃないと思っていたけどそんなことなかったんだね?ありがとう教えてくれて。今から君のことをりっくんと呼ぶねっ よぉし、やるぞぉ!!じゃあね、ちーちゃん、りっくん」

 

嵐は去った

 

 

 

 

 

そして8歳、運命の日を迎える・・・・

 




一回でまとめるつもりでしたが無理でした。
あんまり文字数増やしたくないので。もう1~2回はありそうっす。


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

act 8 ~入学前の話~涼編②~

これから白騎士事件です
それ以降のところまで行きたいっす

更新が遅れに遅れ大変申し訳ありませんでした。
言い訳すると就活をしていてそれどころじゃありませんでした。とりあえず決まりましたが忙しいところなので亀更新になるとは思いますがどうかよろしくお願いします


一「お?お~い、涼、おはよう」

涼「ん?一夏か、おはよう、今日もいい天気だな」

 

朝の挨拶も程々に教室に入り、一時間目の授業中・・・

 

ピンポンパンポーン

「き、緊急連絡ですっ今先程日本政府より通達がありました。今日本に飛翔体が向かっているとのことです。要はミサイルです!生徒、教職員の皆さんは迅速に防護シェルターに避難してください!これは訓練ではありません。」

ピンポンパンポーン

 

「・・・・・」

「わぁ~!?」ガタガタッ

 

一斉に逃げ出す生徒と教師、もう統率もへったくれもない

 

涼「・・・・始まったか・・・」

 

転生者である涼には当然わかっている。[白騎士事件]ISの産みの親、篠ノ之束の自信作、白騎士の御披露目であり、世界の情勢を、常識をひっくり返した前代未聞の事件。

ガランとした教室、一人残った涼は襟に手を入れ、青い羽のネックレスを握りしめる

 

涼「・・・さあ、行こうか」

 

涼は窓を蹴り外に飛び出した。

 

一「あれ!?涼は!?」

箒「なに!?こんなときにアイツは・・・」

一「・・・ん?」

箒「どうかしたか一夏?」

一「・・・いや、」

 

その時一夏の目には青い翼が海岸の方向へ高速で移動するのが見えた

 

 

ところ変わって

 

千「ちっ、数だけはごちゃごちゃと!!束、このミサイルの発射元はわかったのか!?」

束「それがちーちゃん、どっかの国とかなら束さんが問答無用で潰すんだけどどこの国でも無いってことがわかったよ!」

千「なに!?どういうことだ!?」

束「ちーちゃん!?」

 

ヒュン・・・

 

千「しま・・・」

 

ミサイルが織斑千冬・・・もとい白騎士を通過した

 

束「ちーちゃん、不味いよ、あれは核だよ!!」

 

その呼び掛けに呼応したように核を抱えて飛んでいた飛翔体から核が着脱され核はエンジンを点火、加速を始める

 

千「ちっ」 ガシャッ

 

白騎士は荷電粒子砲を構える

 

束「ちーちゃん、そいつはあくまで短、中距離用、ここからじゃ届かない!!」

 

 

 

 

ビューン・・・・

一筋の緑色の光が核を貫き、核は爆散した

 

千「な・・・」

 

白騎士が見つめるその先には一夏が目撃した青い翼がいた。

 

束「何あれ・・・さしずめ蒼天使・・・ってところ・・・かな?」

千「何?束の差し金ではないのか?」

束「束さんでも知らないものは知らないよ!」

 

涼「・・・」

 

蒼天使が武装を展開する

 

千、束「!?」

 

白騎士は身構えた

 

そして両翼にセットされたビーム砲、腰のレール砲、左手のビームライフル、それぞれの武装から一斉に掃射された。それは瞬く間にミサイルを薙ぎ払った

 

千「ハッ!?私もボーッとしてはいられん」

 

日本に発射されたミサイル、およそ3056発、白騎士、蒼天使により沈黙

 

 

 




ぶっちゃけわかると思いますが涼の機体はフリーダムです。
転生特典のひとつですね
本編ではX1に乗っていますがね(苦笑)


目次 感想へのリンク しおりを挟む




評価する
※目安 0:10の真逆 5:普通 10:(このサイトで)これ以上素晴らしい作品とは出会えない。
※評価値0,10についてはそれぞれ11個以上は投票できません。
評価する前に
評価する際のガイドライン
に違反していないか確認して下さい。