切歌と調に絞り取られる職員さんの話 (おむえむ)
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切歌と調に絞り取られる職員さんの話

 最後に陸に上がったのは、どれくらい前になるだろうか。

 国連直属の超常災害対策機動タスクフォースS.O.N.G.が本部として使用している次世代型潜水艦。その中で俺はギアや聖遺物の制御関連の技術者として働いている。S.O.N.G.の前身であり、国連ではなく日本政府の管轄だった特異災害対策機動部二課時代から聖遺物とは付き合っているから、現職員の中でもわりと古株だ。

 こんな仕事をしていると、見たくないものもいろいろと見ることになる。世界を守るって使命はわかる。けど仲の良かった同期の奴らはほとんどが死んじまったし、しかもノイズとの戦いで真正面に立っているのはまだ年端もいかないような女の子たちなんだ。

 装者と呼ばれる彼女たちは、日夜人知れず人智の及ばない災害と戦っている。俺にできるのは、せいぜい整備の手伝いのようなものだった。正直自分の無力さが嫌になることはある。けど俺が実際に戦ってもたかが知れているんだ。ただの一般人の俺が司令のように戦えるわけなんてない。所詮は表舞台に立たないその他大勢のモブさ。なら、自分に求められる仕事をきっちりこなすしかなかった。

 

 そうやって“世界を守るために”働いていたある日、俺は装者である月読調と暁切歌の二人に呼び出された。緊急時に即応する為、潜水艦の中には装者がある程度は常駐している。

 そして彼女たちのギアの調整には俺も関わっているから、なにかを相談されるのは別に珍しいことじゃない。けれど違和感はあった。指定された場所は、潜水艦内で簡易的な医務室として使われる一室。あまり俺に馴染みのある場所じゃない。

 

(いったい何の話なんだ)

 

 用事がある時は大抵、制御関連のスタッフ達が集まる一室で話を済ませていた。こんなところに呼び出されるなんて不思議だとは思ったけど、ギアに違和感でもあるなら一大事だ。なんとか使えているとはいえ、装者達が使っているギアは現代文明にとってブラックボックスの塊だ。なにが起こっても不思議じゃない。

 そんな技術者としての思考をしながら、俺は医務室の扉を開く。一歩を踏み入れれば医務室特有の消毒臭さに混じって、香水だろうか妙に甘ったるい匂いがした。

 

「おにーさん、来てくれたんデスね」

 

 緑のパーカーを羽織った金髪の女の子が、にこっと人懐っこい笑みで俺を呼ぶ。彼女はイガリマの装備者である暁切歌。ややイントネーションに独特な部分があるのは、海外育ちだからだろうか。スタッフの皆にも分け隔てなく接してくれる女の子で、ギアの不調なども遠慮なく伝えてくれるので調整スタッフ的には助かっている。まぁ、多少ギアの扱いが荒いのが玉にキズだが。

 

「きりちゃんったら、お兄さんが来てくれないかもしれないって不安そうにしてたんですよ」

「もぉー、調ったらそれは言わないお約束デスよぉー」

 

 切歌の横に立つツインテールに髪を結った女の子は月読調。切歌よりも線が細く小柄な女の子に見えるが、それでもシュルシャガナの装者として最前線に立っている身だ。よく見れば可愛らしい顔立ちなのだが、クールで理知的な表情は彼女を一流の戦士に見せている。

 

「なぁ、こんなところに呼び出してどうしたんだい?」

 

 いったい二人揃って、俺に何の用だというのだろうか。

 けれど切歌は俺の質問に答えるより早く、軽い身のこなしで医務室のドアに触れる。

 唯一の出入り口であるそのドアは、切歌がかざしたカードによって甲高い電子音を発した。するとドアノブ部分の緑のランプが閉鎖を示す赤色に変わる。いったい何をしたのか。状況だけを見れば、まるで切歌が医務室のドアをロックしたかのようだ。

 

「AA権限のカードキーデスよ。これ、お兄さんじゃロック解除できないデスよね?」

 

 切歌の言葉に俺は耳を疑う。俺が持っているのは、一般職員を示すB権限のカードキーだ。様々な機密を扱うS.O.N.G.本部の潜水艦内では、上位権限によってロックされた扉はそれ以下の権限のカードキーでは開くことができない。  

 

「いったい、何のつもりなんだ」

 

 相手はまだ十代半ばの女の子だが、信じられないくらい命のやり取りを経験しているんだ。つまり、常識が通じるかどうか根っこのところではわからない。

 俺はいったいどうされるのか。そんな不安を見抜いたかのように、くすりと調が笑う。

 

「怖がらないでください。別にお兄さんのこと傷つけようってわけじゃないんです。ほら、わたし達の噂って聞いたことないですか?」

 

 噂……。俺はふと、ひとつの記憶に思い当たる。けれどそれは、あまりもバカらしくて下世話で。たちの悪い冗談だと切り捨てたものだった。

 

「LiNKERの副作用。身体的な悪影響は少なくなっても、やっぱり影響はゼロにはならないんデスよ」

「戦いが終わっても身体がドキドキして、なんだか切なくなっちゃって。これ、どうすればいいと思いますか?」

 

 切歌と調の二人が、妙に頬を赤らめながら互いを見つめ合う。指先を絡ませ、瞳を潤ませる切歌と調の様子は……まるで、これから睦み合う恋人同士のようでもあった。

 

「たまにこういうことが起きるんデス。熱くって、我慢できなくなりそうで……LiNKERを摂取してると、生存本能……? が刺激されて、変な気分になっちゃうデスぅ」

「ああっ……きりちゃんとっても切なそう。うん、わたしも同じだよ」

 

 互いに見つめ合っている切歌と調の息は徐々に荒くなっていく。

 彼女たちが適合するために使っているLiNKERと呼ばれる薬品は、確かに100%安全なものではない。もちろんデトックスなどの対策は取られているが、臨床試験さえ十分に行われたとは言えないものだ。それを長期に渡って慢性的に使用し続ければ、どんな影響があるのか正直医療スタッフでも把握しきれていなかった。

 

「それでみんなに内緒で、スタッフのお兄さん達に協力してもらってるデス」

 

 堪えきれなくなったみたいに調を抱き寄せた切歌は、普段の快活な瞳とは違う。ねっとりと潤んだ目で俺を見つめる。頬を赤らめて抱き合う女の子達の姿は、清潔な医務室の中にあってどこか異様な空気を放っていた。

 かつて聞いたことのある噂。

 装者の切歌と調が見境なく男とセックスをしているという話。あまりもバカらしく忘れていたけど、真相はそういうことだったのか? 目の前で切歌と調が放つ雰囲気は、決して冗談だとは思えなくて、絶対的な信憑性があった。

 

「お兄さんなら口が固そうだし。それに……」

「きりちゃんのタイプなんだもんね」

「わぁー。ダメデスよぉ調。それは秘密なんデスからぁ」

 

 息も触れ合わんばかりに頬を密着させながら、切歌と調の熱量は増していくようだ。けど待て。そんな事情があるなら、医療スタッフに相談するべきじゃないのか。いくら戦いに身を投じているからと言っても、切歌と調はまだ十代半ばの女の子なんだ。それが軽々しくセックスなんてするもんじゃない。

 そう常識的な説得をしようとするのに、俺の目の前では異様な光景が続いていく。

 ねっとりと見つめ合いながら、切歌と調は互いの服を脱がせていった。まるで見せつけるような手付きで上着を脱ぎ去り、女の子らしいブラジャーやショーツを床に落とし。二人のか細い裸身が俺の眼前に晒されていく。

 

「えへへ、どうデス? わたし達の裸」

「ん……恥ずかしいけど。お兄さんには、きりちゃんと一緒に気持ちよくして欲しいな」

 

 清潔な医務室の床の上で、二人の女の子が裸を晒している。

 最近の子は発育が良いと言うけど、切歌は年齢以上に出るところがしっかりと出ている身体だった。柔らかく肉付きのいい肢体は、間違いなく男好きする身体だろう。対して調は年相応のスレンダーな裸身で、けれど未発達な肢体をもどかしげにくねらせ、誘うような目をする調は怪しい魅力を漂わせていた。

 

(って、こんなのダメに決まってる)

 

 いくら副作用だと言っても、相手は年頃の女の子なんだ。手を出していいわけがない。

 俺はそれくらいの常識的な判断は出来る人間な筈だ。なのに身体が言うことを聞いてくれない。まるで強制的に発情しているかのように抑えようとも思ってもチンコが勃起して、頭の奥にピンク色の靄がかかっていくみたいだ。

 

(なんだ、これ)

 

 二人の雰囲気に当てられたっていうのか。まさか。いくら裸になったからと言っても、相手はまだ未発達な女の子だ。そう簡単に俺が興奮するはずがない。

 なのに俺の身体の中では加速度的に情欲が膨れ上がってく。

 

「そろそろ効いてきたデスね。LiNKERから抽出した興奮成分、それをアロマみたいにして焚いておいたんデス♪」

 

 医務室に足を踏み入れた時、妙に甘ったるい匂いがしたのを思い出す。その匂いの元は、切歌の言う興奮剤だったのか。

 

「この医務室の中に五分もいると、普通ならすぐ襲いかかってくるのにね。お兄さんって我慢強いんだ。けど気にしなくていいんだよ。わたしもきりちゃんも、お兄さんとセックスがしたくて呼んだんだから」

「ッ……できるわけないだろう。君たちはまだ女の子で、大事な身体なんだ。俺なんかが軽々しく触っていいはずもない」

 

 そうだ。いくら副作用とかでも、こういうことをするべきじゃない。

 いつか戦いが終わった時、彼女たちには第二の人生があるんだ。その時、こういうことをしたっていうのは汚点になるかもしれない。

 

「ふぅん。お兄さん、わたし達のこと大事にしてくれるんデスね。ますます気に入っちゃいそうデス。調はどうデスか?」

「きりちゃんとは今まで男の人の趣味って合わなかったんだけど……お兄さんは結構好きかも」

 

 ふと手を引かれる。右手は切歌。左手は調が握っていた。あまりに小さな手で、彼女たちがまだ子供なんだってことを痛感してしまう。それなのに、俺の中の情欲は膨れ上がっていて。手を引かれてベッドに座らされても、抵抗することなんてできなかった。

 

「我慢しなくていいデスよ。これは悪い夢なんデスから♪」

 

 そう耳元に囁き、慣れた手付きで切歌は俺の上着を脱がせていく。

 

「きりちゃんの言う通りですよ。だから気にしないで、たーっぷりわたし達と。気持ちよくなりましょうね」

 

 スラックスのベルトへと調の指がかかる。制止しようとした声をあげるより早くするりと服を剥ぎ取られ、俺は情けなく裸を晒してしまう。

 年下の女の子にシャツを脱がされ、スラックスを脱がされ。あまつさえ下着も脱がされる。そして完全の勃起したチンコがビクンと外気に晒されたのだった。

 

「ふわ……お兄さんのこれ……すっごいデス」

「うん。こんなの挿れたら、壊れちゃいそう」

 

 ベッドに腰掛ける俺へ、全裸の二人が両脇から抱きついてくる。

 切歌の肉付きのいい身体と、調のスレンダーな身体が、両側からピトッともどかしげに触れていた。発情しているからだろう、二人の体温はポカポカと暖かくって。ハリのある肌とも相まってこうやって触れているだけでひどく気持ちが良かった。

 しかも切歌と調の肌から立ち上る汗の香りは、それだけで意識を溶かすほどに甘く鼻腔を刺激してくる。

 

「ひどいデスよお兄さん。こんなにオチンポ大きくしてるなら、言ってくれればよかったのに」

「うん。エラが張ってて、お腹にくっつきそうなくらいに反り返ってて。今すぐセックスしたいって言ってるみたい」

 

 二人の指先がチンコの茎をゆっくりと撫でていく。指先のモゾ痒い刺激だけじゃない。忙しない息遣いだとか心臓の鼓動だとか。裸で触れ合っていると、二人の体温がダイレクトに伝わってくる。

 

「はぁ。わたしもう我慢できないデスよぉ……」

 

 俺に寄りかかりながら、切歌は自らの股下に指先を這わせていた。

 自然と、俺の視線もそっちへ吸い寄せられる。ぷるんと豊かに実った胸を震わせながら、切歌は自らの割れ目をなぞるように刺激していた。濃い女の匂いを漂わせ、切歌の吐息は更に切実さを帯びていくようだ。

 

「お兄さん。きりちゃんのこと、気持ちよくしてあげてください」

 

 そう俺に耳打ちしてくる調本人も、半ば無意識なのだろう。もどかしげに腰を揺らしてシーツの上に自らの割れ目を擦りつけている。

 正直ヤバイと思う。こんな風に発情した女の子に両側を挟まれ、どうやって理性を保てと言うんだ。しかも切歌も調も、紛れもない美少女で、本来なら雑誌でモデルをやっていても不思議じゃないくらいなのだ。

 

「……お兄さんは、わたしとエッチするのは……いや、デスか?」

 

 切なげに自慰をしながら、すがるような瞳で切歌は俺を見つめてくる。

 金色の髪が数筋頬にかかり、いつもは快活な光を宿す濃緑の瞳は奇妙に潤んで発情を示している。

 

「ッ……俺は……」

 

 どうすればいいのだろう。ここまできて何もしないなんてできるのか。手を出すわけにはいかないと思う。だけどここまで求められているんだ。

 そんな倫理と情欲が頭の中でぐるぐる回っていて、俺が動けないでいると、切歌がくすりと笑う。

 

「お兄さんは優しいんデスね。他のお兄さんだったら……我慢しないでエッチしてくれてましたよ」

 

 ああ、どうせ俺は意気地なしだよ。そんな自嘲を抱いたのも一瞬。切歌の身体がぎゅっと抱きついてきて。身体の柔らかさに驚いて、それ以上にキスされた唇の瑞々しさが鮮烈だった。

 

「えへへ。そんなお兄さんだから、もっとエッチしたくなっちゃうデス♡」

 

 甘えるように抱きついて、更にキスを切歌はねだってくる。

 そんな姿は文句なく可愛くって。女の子にそこまで言われて、引き剥がすなんて出来なかった。今度は俺から切歌の唇へキスを落とす。

 

「んっ、ちゅ……あふっ、んぅ……えへへ、お兄さんとのキス。気持ちいいデス」

 

 自ら積極的に舌を絡めてくる切歌とのキスは、ゾクリと脳髄に痺れが走りそうなほど心地いいキスだった。まるで感じるツボを理解しているかのようにざらついた舌先を絡めてきて、ほんのりと甘い唾液の味を意識するのと同時に快感が背筋を駆け抜ける。あまりにも気持ちよくってこのまま切歌とのキスに浸っていたかったが、どうやらそういうわけにはいかないようだ。

 

「お兄さん。わたしのことも忘れないでくださいね」

 

 耳元に囁いた調が、俺の右手を自らの股下へと導いていく。むわっと湿気が伝わってきて、そのまま指先で触れた割れ目は毛の一本も生えていないプニッとしたロリマンコだった。ああそうだ。俺が今からセックスしようとしているのは、まだ小さくて未発達な女の子なんだ。

 

「もぉー。お兄さん、わたしのここ子供っぽいって思ったでしょ」

「調のそこ、ツルツルのままデスもんね」

「好きで生えてないわけじゃないのに……やっぱり変かな?」

 

 調の言葉に俺は首を横に振る。女の子の発育に詳しいわけじゃないけど、そういうのは個人差があるものだろう。それにぷにっとしたロリマンコには似合わず、割れ目の間からは大きめのクリトリスが顔を覗かせている。触ってくれと言わんばかりのそこを指先で刺激すれば、調は細い腰を震わせて掠れた声を漏らしていた。

 

「んぅ、そこッ……ダメェ……」

 

 俺が調への愛撫を続けていると、まるで調ばかり見てるなと言いたげに切歌が激しめに舌先を絡めてくる。抱きつき、全身を使って俺を発情させようとするかのようなキスに俺は我慢できず、キスをしながら空いている左手を切歌の割れ目へ伸ばしていた。

 調とは違い、確かに切歌のそこは薄っすらと萌え毛が茂っている。けれど大人に比べたらまだまだ未発達でかわいいものだ。すりすりと陰唇を優しく撫でれば、切歌はキスをしながらも喉奥から熱っぽい息を漏らす。

 

「んふぅっ、ぁぁ……お兄さんの指、気持ちいいデスよぉ……」

 

 切歌はうっとりと呟き、そのままキスを続けてくる。

 正直この状況はヤバイと思う。二人の女の子の割れ目に触れていて、さっきからキスを続けていて。しかも決して広くないベッドの上で、女の子二人の熱っぽい喘ぎが響いているんだ。

 俺のチンコはさっきよりも更に勃起して、抱きついている切歌の下腹部をぐにっと押し上げる。

 切歌もそれに気がついたのだろう。チンコに指先を這わせて上下にしごいてくる。

 

「お兄さんのオチンポ、ガチガチデス。わたしの中に挿れたいデスか?」

 

 当たり前だ。ここまできて誤魔化すことなんか出来ず、俺は切歌へと正直に欲望を肯定する。ぷにぷにでとろとろのマンコは、指先で触れているだけでキュウキュウと切なげに吸い付いてくるのだ。挿入したら絶対に気持ちいいとわかってしまって、チンコは期待感にその身を震わせている。

 

「わたしも……お兄さんのオチンポがはやく欲しいデス」

 

 俺から身を離し、切歌は自ら大股を開いて割れ目を晒す。

 キスしながらの手マンで火照った陰唇を切歌自身が広げれば、ピンク色の膣口からこぷりと愛液が染み出してくる。

 色白な頬をほんのりと赤く染め、切歌は俺を誘うように見つめていた。

 

「お兄さん。わたしと……エッチ、してください」

 

 年齢不相応に発達した胸元に指先を這わせ、我慢できないみたいに乳首を弄りながら切歌は俺にセックスを求めてくる。

 そんな切歌の切実な求めを調だって察したはずだ。俺から体を離し、むしろ切歌との行為を後押しするかのように頷く。

 

「きりちゃんのこと、気持ちよくしてあげてくださいね」

 

 もちろんそのつもりだ。

 チンコは限界まで勃起し、挿入を今かと待っている。医務室のベッドの上、奇妙に甘い香りの漂う部屋の中で俺は正常位の体位で切歌の割れ目に狙いを定める。

 

「ん、早くぅ……わたし我慢できないデスよぉ」

 

 俺を求めるみたいに甘えた声を出す切歌は完全に発情しきっていた。

 これがLiNKERの副作用なのだとしても、正直求められて悪い気はしない。なぜ俺が選ばれたのかはわからないが、彼女たちのお眼鏡に適ったのならせいぜい最善を尽くすだけだ。

 亀頭で膣口を押し広げる。キュウっとキツイ窄まりを押し広げれば、そこはねっとりと熱を持ちながら亀頭に絡みついてくる。装者として鍛えているからだろうか、潤んだ膣肉がギュウっとチンコを圧迫してくる感触は思わず息が漏れるほどに気持ちいい。気を抜けばすぐにでも射精してしまいそうだ。

 

「んっ、ぁぁぁ……お兄さんのオチンポで、わたしの中が広がってるデスよぉ」

 

 ぶるっと腰を震わせ、切歌が潤んだ瞳で俺を見つめてくる。快活な美少女然とした面立ちは今や淫熱にとろけていて、白いシーツの上でもどかしげに更なる挿入を求めていた。

 

「もっと。奥までオチンポ欲しいデスぅ……ひゃぁっ、んぅ……ああっ、すっごい♡ オチンポ大きくって、わたしの中がお兄さんでいっぱいになって♡ ぁぁ……これ好きデスぅ」

 

 切歌のリクエスト通り奥までゆっくりとチンコを進めれば、亀頭の先がコツンと最奥の子宮口を突き上げる。そのまま膣を慣らすように動かないでじっとしていれば、ギュウギュウと膣肉はチンコを締め付けてくる。じわりと膣肉の内側から愛液が染み出してくるのもわかって、熱を持った膣内はまるでチンコを捕食して溶かそうとしているみたいだ。

 ゆっくりと、感じる部分を探すみたいにカリ首で膣肉を引っかけば、それだけで切歌の身体が敏感に震える。そのまま浅瀬の尿道裏。いわゆるGスポットと呼ばれるようなざらついた部分を刺激すれば、切歌の反応は一段と敏感になった。

 

(浅瀬のほうが敏感なのかな)

 

 そう思い膣の浅い位置を重点的に責め続ければ、次第に水音は大きくなり切歌の嬌声も切羽詰まってくる。

 

「ひうっ、んぅぅぅぅ♡ お兄さん、そこっ、あはぁっ、ぁぁぁ……ダメっ、デス。気持ちよすぎて……ふわっ、ぁぁぁぁッッ」

 

 ピストンの度に結合部では白濁した本気汁が泡立ち、切歌はベッドの上で快感に嬌声をあげている。装者の歌声は何度もモニター越しに聞いていた。けれど切歌が響かせる嬌声は、どの歌声とも違って抑えがなかった。

 俺は切歌の膣内を掻き回しながら、ぷるぷる揺れるおっぱいへ両手を伸ばす。

 服の上からでも目を引く切歌の胸は十分に巨乳と言ってよく、むにっと揉みしだけば柔らかな多幸感が伝わってくる。

 

「はぁっ、ぁぁぁ♡ おっぱい揉まれたら♡ くぅぅっ、んんぅぅう。敏感、デスからぁぁぁ。触っちゃダメぇぇ」

 

 切歌の静止など聞かず、俺はくにくにと乳首を刺激する。ぷにっと固くシコった乳首を弾けば、明確に切歌の反応が変わった。ぎゅうっと膣口がキツくチンコを締め付け、どころか身体を軽く反らせ喉奥から絞り出すように息を漏らす。

 おそらく軽くイッたのだろう。本人の言葉通り胸が敏感というのは本当らしい。ピストンを止め、切歌が落ち着くまで待っていれば、切歌がギュッと俺を抱き寄せてくる。

 女の子だと侮るなかれ。思った以上に強い力だ。

 

「はぁっ、ぁぁ……お兄さんに、気持ちよくされちゃったデス」

「満足してもらえたかな?」

「はい。けど……もっと気持ちよくして欲しいなって思うデス。あの、わたしの名前呼んでくれますか。こうやってギュッとしながら、大好きって気持ちでエッチしたいです♡」

 

 ここまできたら何でもありだ。それに恥ずかしそうに、遠慮がちにリクエストをされては断るわけにもいかない。

 俺は切歌の要望通りにセックスを再開する。ギュッと抱きしめ、名前を呼んでキスをして。まるで恋人同士のするようなセックスで切歌の最奥を突き上げる。

 

「はぁぁッ、あぁぁぁ♡♡ これっ、すごいデスよぉぉぉ♡♡ お兄さん、お兄さん♡♡ こんなエッチされたら、本当に好きになっちゃいそうデスぅぅ♡♡」

 

 ギュッと切歌を抱きしめ、ラストスパートをかける。何度も膣内を擦り上げる力強いピストンにも、切歌は俺に抱きつきながら快感の喘ぎを漏らし続けていた。

 膣内はとろけそうに熱を持ち、ギュウギュウと締め付けてくる。一突きごとに堪えきれない快感が背筋を駆け抜け、俺も限界が近かった。なにせ潜水艦勤務だ。職場でセックスなんぞできるわけもなく、一度航海に出てしまえば禁欲の日々。そんな中で切歌や調に誘われてセックスをして。今まで溜め込んできた情欲が溢れそうになる。

 

「いい、デスよ。お兄さんの、奥に欲しいデス♡」

 

 そんなことを囁かれても、素直にうなずくことは出来ない。

 だって避妊具さえつけていないんだ。生のセックスの快感は凄まじいけど、膣内に射精してしまえば取り返しのつかないことになってしまう。なのに切歌は足を俺の腰に回し、ガシッと逃げられないようにしてくる。

 

「心配しなくてもいいデスから。いーっぱい、お兄さんの精液。奥にください」

 

 ねっとりと潤んだ声で誘われて。ギュウっと膣全体が絡みついてきて。俺の我慢はついに限界を迎える。

 本能に導かれるままぐいっと切歌の最奥。子宮口に亀頭を密着させ、俺は精液を打ち放っていた。まだ幼さの残る女の子へとドクドクと射精する。それは罪悪感と快感の入り混じった、どうしようもなく気持ちが良くって背徳的な射精だった。

 

「んはぁぁ。ぁぁ……お兄さんの、奥に出てるデスぅ。これ、あったかくって。気持ちいいデス♡」

 

 切歌が喜んでくれるのは嬉しい。けれど取り返しの付かないことを俺はしてしまったんじゃないか。そんな不安が伝わったのだろう。切歌や、一部始終を見守っていた調までもが首を横に振る。

 

「妊娠なら心配ないデスよ」

「わたしたち、小さい頃からいろいろな被検体になってて。その時の影響で、赤ちゃんは産めないんです。お兄さんの精液、無駄になっちゃいますけど……気持ちよくなれるんだからいいですよね」

「そうデス。中に出されるの気持ちいですし。お兄さんもいっぱい気持ちよくなってください♡」

 

 二人はわざとらしく明るく振る舞っているのだろう。それくらい俺にもわかった。

 切歌や調の過去は知っているつもりだった。けれど改めてそんな事実を告げられ、流石に戸惑ってしまう。なのに切歌からチンコを引き抜いた俺を、調がベッドへ押し倒す。

 

「もぉ、そんな顔しないでください。それに……きりちゃんとあんなエッチを見せつけて、これで終わりなんて言わないですよね。大丈夫、わたしが動きますから」

 

 確かに切歌の相手をして調の相手をしないわけにはいかないだろう。

 調のスレンダーな肢体が逆光になっている。切歌よりも年下で、実年齢以上に幼く見える身体だ。毛の一本も生えていない割れ目は既に濡れそぼっていて、俺と切歌の行為を見ながら自慰をしていたのか。ヒクつく陰唇は男を求めているようだ。

 

(けど、入るのか)

 

 それを心配してしまう。切歌はギリギリで女の身体と言えるかもしれないが、調の裸身が見せる幼さはセックスを尻込みさせてしまう。けれどそんなことはお構いなしに、調はチンコへと騎乗位で腰を下ろしていく。亀頭がぐにぃっと小さな膣口を押し広げ、無毛のロリマンコがエラの張った大人チンコを飲み込んでいく。

 

「んふぅっ、んぅ……さっき射精したばっかりなのに、大きすぎじゃないですか」

 

 そもそも身体が違いすぎるんだ、キツくて当然だろう。無理するなと声をかけようとするのに、調はぐぷりとチンコを飲み込んでいく。がに股になって。いつものクールな表情の淫靡に染めて。膣内をチンコが押し広げる感覚に調は息を荒くしていた。

 

「あはっ、ぁぁぁ♡ すっごい、これ。お腹の中、おちんちんでいっぱいになって……はぁっ、ぁぁぁ♡ 声、出ちゃうよぉ」

 

 流石というか調は最奥までチンコを飲み込んでしまう。コツンと子宮口を押し上げるだけじゃ飽き足らず、グニグニと腰をグラインドさせ、調は喘ぎを漏らしながら快感に浸っていった。まだ未発達な肢体を揺らし、チンコで気持ちよくなる調の姿は切歌以上に禁忌のエロさだ。

 

「ひゃっ♡ お腹の中でおちんちんが動いて。お兄さんも興奮してくれてるんですね」

 

 もちろんだと頷く。普段はクールで清楚な調が艷やかな黒髪を揺らしながら喘ぐ様子はどう見たってエロいし、ぎゅうっとキツく吸い付いてくる膣内は切歌とはまた違う気持ちよさだった。

 

「なら、もっと動いちゃいますね」

 

 ぬぷぅっと亀頭が見えるくらいまで腰を上げ、そしてドチュっと勢いよく腰を下ろす。調の折れそうに細い腰が何度も上下し、狭い膣内でチンコを扱き上げていく。そんな激しく奉仕するかのような騎乗位セックスは、どうしようもなく俺の情欲を炙っていった。

 

「ふぁっ、ぁぁぁ♡ おっきくて、奥がぐにって突き上げられて♡ これ、気持ちよくって腰止まらないよぉ♡♡」

 

 いつしか調は夢中で腰を振りしだいていた。俺のチンコは調のマンコが分泌した愛液でベトベトになり、どころかシーツにまで垂れ落ちている。とろんと潤んだ調の表情は、童顔とも相まって本当に小さな子どものようだ。なのに膣内はエロく精液を搾り取ろうとしていて、可憐な顔立ちとエロいマンコの動きのギャップに頭が追いついていかない。

 そんな間にも調は更に深くチンコを飲み込んでいき、何度も何度も騎乗位で腰を振りながら甲高く喘ぎをあげる。

 

「んぅっ、んぅぅう♡♡ あぁぁっ、ぁぁぁ♡♡ イキそう……イキます。お兄さん、わたしもう……んぅぅぅっ、んぁぁぁっぁっっ♡♡」

 

 ガクンと身体を反らし、調が絶頂する。グニグニと膣内は蠕動して食いちぎらんばかりに絡みついてきて、それは文句なく極上の快感だった。

 お互いに気持ちよく慣れて満足できたセックスだと思ったのだけど、なぜだか息を整えた調は不満そうだ。

 

「お兄さん、なんでわたしには射精してくれないんですか」

 

 そんなこと言われても、一度目と二度目じゃ耐久力が違うのだ。そう説明しても調は納得せず、どころか騎乗位から立ち上がるやベッドの上で四つん這いになってこっちに尻を向けてくる。

 小ぶりな尻の下では、真っ赤に充血したロリマンコがぽっかりと口を開き肉色の内側を覗かせていた。

 

「わたしも、お兄さんに射精してほしいんです。だから……もっとしてください」

 

 そう言って誘うように調は尻を振る。ふりふりと揺れる度にシーツの上にはポタポタと愛液が垂れ落ちていて、それは堪えようがないほどにエロい光景だった。

 

「わたしからもお願いデス。お兄さん、調にも射精してあげてください」

 

 切歌にもそう言われたのなら、断る理由はない。それにこんな据え膳を放って置くほど俺も馬鹿じゃなかった。調の腰を掴み、バックからぐいっと挿入する。騎乗位のときでもわかっていたけど、膣内は驚くほどに狭く浅い。なのにぎゅうっと締め付けてきて、必死でチンコを気持ちよくしようとしてくるのだった。

 一突きごとに調の細い背中が波打ち、ベッドがギシギシと軋みを上げる。何度も絶頂してるんだろう。調から漏れる嬌声は獣の叫びのようで、けれど俺は腰を止めなかった。

 自分が射精するための動きだ。本来ならこんなことはしないけど、調も今はそれを求めている気がした。

 

「んひぃぃぃ♡ あぁぁっ、ぁぁぁあぁ♡♡ イクッ、イッてるのに……またイッちゃううぅぅぅ♡♡」

 

 ブシュッと調の尿道から透明な液体が吹き出す。失禁……ではないのだろう。おそらく潮吹きというやつだ。ベッドに突っ伏し、絶頂に喘ぐ調へと向けて更にピストンを強め、俺は射精へと至っていく。どうやら射精が近いことを悟ったのだろう。調は精液をねだるように腰をくねらせ、迎え腰を使いながらぐいぐいと亀頭へと子宮を押し付けてきた。

 

「ください♡ お兄さんの精液、いっぱいわたしの中に出してぇえぇ♡♡」

 

 遠慮なんかしない。調の細い体が壊れそうなくらいぐいっとチンコを押し付け、俺はびゅぷぅぅっと二回目とは思えないほど濃い精液を吐き出す。調は尻を高く突き上げる受精の体位で、俺の精液を熱っぽく受け入れていたのだった。

 ぬぽっとチンコを引き抜けば、チンコの形に開いた膣口からドロリと膣圧に押された精液が溢れてくる。ぶぴゅりと空気の抜ける音と一緒に垂れ落ちる精液を、調はもったいなさそうに手ですくっていた。

 なんでそんなに精液にこだわるのか。そんなことを聞けば、切歌はチンコへお掃除フェラをしながら俺の質問に答える。

 

「んちゅっ、んぅぅ……それは発情を収める方法がそれしかないからデスよ。わたし達は、精液を注がれないと満足できないデス。もちろん誰でもいいってわけじゃないんデスよ。しっかり気持ちのいいセックスをしなきゃダメなんデス!」

 

 切歌だけには任せておけないと、さっきまでセックスをしていた調も膝立ちになりお掃除フェラを始める。

 左右から切歌と調の舌がチンコを這い回り、ちゅうっと熱心に亀頭や茎を吸い上げ。そんなことをされては、チンコはどうしようもなく勃起してしまう。

 

「もちろんセックスが好きっていうのもあるんデスけど。お兄さんとのセックスは今までに比べてもすっごい気持ちよかったデス」

「うん。想像以上……でした」

 

 チンコへ舌を這わせながら、切歌と調が意味ありげに俺を見つめる。言葉に出さなくても二人が何を考えているかはわかって、甘えるように切歌と調はそれを口にしたのだ。

 

「もう当初の目的は果たしたけど、お兄さんさえよければ……もっとわたし達とエッチしてほしいデス♡」

「わたしからもお願いします。もっとお兄さんと気持ちよくなりたいんです♡」

 

 そんな風に誘われて。どうやって断れっていうんだ。

 俺は仕方ないなと頷き、そして二人とのセックスは更に続いていくのだった。

 

 

 

 

 それからしばらくして。切歌や調とセックスすることが日課になっていたが、当然シフトの変更はある。

 二人が潜水艦を後にして、ああこの日々も終わりかと残念がったのも束の間。潜水艦内の廊下を歩いていた俺は不意に呼び止められた。

 

「あっ、あなたが切歌ちゃんや調ちゃんの話していた人ですね」

「へぇー、なかなかよさそうじゃん」

「ふむ。これなら潜水艦勤務も退屈せずに済みそうだな」

 

 俺の周囲を三人の女の子が取り囲んでいる。彼女たちの姿をS.O.N.G.に所属していて知らない職員はいないだろう。

 言わずとしれた装者の立花響、雪音クリス、風鳴翼。S.O.N.G.が誇る精鋭の三人だ。いったい平職員の俺に装者の三人が何の用だっていうんだ。

 

(まさか切歌や調と同じ理由で? けど待て。三人はLiNKERを使ってないはずじゃないのか)

 

 切歌や調がセックスを求めてきたのはそれが理由なはずだ。けど俺の疑問に翼はその端正な顔立ちを横に振る。

 

「別に人同士がまぐあうのはそれだけが理由ではないだろう」

 

 翼の後を引き継いだのは、弾けんばかりに手を上げた響だった。

 

「聖遺物と繋がってると人肌が恋しくなるっていうか。すっごいその、したくなっちゃうんですよね」

 

 腰に手を当てたクリスが、響の言葉にうんうんと頷いている。

 

「切歌と調が言ってたぜ。口が固くて信頼できて。それに……あっちも上手いって」

 

 三人の装者の視線が俺へと集中する。気がつけばぎゅっと手を掴まれていた。

 

「さっそくお手並み拝見といこうか」

「えへへ。気持ちいいエッチしましょうね」

「くぅー、腕が鳴るぜ」

 

 この三人に囲まれて逃げられる人間がいるわけがない。その気になれば国さえ滅ぼせるような力を持った三人だ。

 俺はその後4Pになだれこみ、そしてどうやら気に入られたらしく。それぞれを相手にセックスをする日々がまたしばらく続くのだった。



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