プロジェクトクロスゾーン ー剣に懸けた想いー (カイト・レイン)
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プロローグ1 リアルプレイヤー


すみません!輝きの翼の戦闘会話の休憩でプロジェクトクロスゾーンをプレイしていたのですが、面白くなり、投稿しました!

なので、輝きの翼と同時にお楽しみください!


 

ー皆さん、初めまして、金森 未来と申します。

 

私は人知れず、エネミーと戦うリアルプレイヤーという役目を担っています。

 

ちなみに私は銃系の武器を主に使い、相方の方の援護を行うのが主です。

 

私は今、その相方の方と共に銀座へと来ているのですが…。

 

それよりも…。

 

未来「もう、郁人さん!早く来てください!」

 

郁人「はいはい、わかったから、そう怒鳴るなよ、金森」

 

この方が私の相方の人の斬崎 郁人さん。

 

主な武器は剣主体で、先行を切って、戦ってくれているのですが…。

 

見ての通り、気まぐれな方なので、あまり、やる気を出してくれないのです…。

 

未来「今回、新たなエネミーの反応を調べる為に銀座へと来たのですよ。もう少しやる気を出してください!」

 

 

 

 

 

ー初めましてだな、恐らく金森が大体の紹介をしてくれたはずだが、一応俺からも斬崎 郁人だ。よろしくな。

 

にしても、金森は相変わらず口うるさい奴だな…。

 

郁人「そうは言うが、銀座なんてバカみたいに人が…ん…?」

 

何だ…?真昼間だってのに、人の気配を感じないな。

 

郁人「おい、金森。銀座は森羅による封鎖都市指定を受けていたっけ?」

 

未来「いえ、その様な報告は聞いていませんが…」

 

郁人「何か嫌な感じだな…」

 

未来「そうですね、早く調査を終えましょう」

 

郁人「…いや、そう簡単にはいかないみたいだ」

 

すると、俺達の目の前に謎のゲートが現れ、そこから猿やトラ、イノシシに似たエネミーが現れ、ゲートが閉じた。

 

未来「エネミー…!」

 

郁人「どうやら、人がいない事が幸いになった様だな」

 

まあ、人がいない原因も気になるがな。

 

未来「郁人さん!」

 

郁人「流石にエネミーを見ちまったら、やるしかねえな…。仕方ない、とっとと終わらせるぞ、金森!」

 

俺は剣、アディールを、金森は銃、パンドラを召喚した。

 

まあ、何だ…。こうやって俺達、リアルプレイヤーは訳ありで武器を召喚できるってわけだ。生身の戦闘力も相当だぜ?

 

…って、俺は誰に言っているんだ…?

 

郁人「取り敢えず、金森。お前は俺の援護だ」

 

未来「了解しました!」

 

郁人「悪いがお前等みたいな雑魚に構っている時間はねえんだ…。すぐに終わらせてやる!」

 

 

 

 

 

 

 

プロローグ1 リアルプレイヤー

 

 

 

 

 

郁人「戦い方、忘れてねえだろうな?」

 

未来「なっ…⁉︎バカにしていますか⁉︎」

 

郁人「冗談だよ。さてと、背中は任せたぜ」

 

未来「…はい!」

 

俺達は戦闘を開始した…。

 

 

 

 

 

数分後…。

 

全ての敵を倒した俺達…。

 

未来「やはり、ランクの低いエネミーでしたね…」

 

郁人「だが、ここは何かあるな…。感だがな」

 

未来「郁人さんの感は頼りにならないんですよ…」

 

郁人「失礼だな、金森…っ!」

 

またゲートが開き、そこから明らかに人の姿をした鬼の様な男が現れる。

 

?「ここが現実世界か」

 

未来「え…⁉︎」

 

郁人「エネミーが…喋っただと…⁉︎」

 

今まで、エネミーは鳴き声しか発しなかったのにな…。それにこいつの気…只者じゃねえ…!

 

?「ほう、この世界の住人。それもその身なり…貴様たちか、我々エネミーを狩っているというエネミーキラーというのは」

 

郁人「へえ、そっちでは俺達の事をそう呼んでいるのか。悪いが、俺達はリアルプレイヤーって名前があるだけどな」

 

?「名前などどうでもいい。俺からの忠告だ。これ以上、我等エネミーに関わるな」

 

何…?

 

郁人「知らねえ様だが、俺は関わるなって言われたら、余計に関わりたくなる主義なんでな。それにお前等、エネミーには返しきれないカリもあるしよ」

 

?「(この者が俺に向けている感情…憎しみに近いな…)ならば、ここで消すしかあるまい」

 

未来「き、来ます…!」

 

郁人「気迫で負けてんじゃねえよ、金森!こいつはそう簡単に勝てる相手じゃねえ!」

 

未来「い、郁人さん…」

 

?「ほう、俺の力を感じ取ったか…。面白い、今回はお前に免じて、見逃してやる」

 

郁人「何だと…?」

 

?「次に会う時が楽しみだ」

 

そう言い残して、鬼野郎は飛び去っちまった…。

 

郁人「あの野郎…なめやがって…!」

 

未来「どうしますか、郁人さん?」

 

郁人「…どうするもこうするもない。取り敢えず、あいつを追うぞ」

 

未来「その方がいいですね!」

 

俺達はあの鬼野郎を追いかけ始めた…。

 

人の言葉を話すエネミー…それに人がいない場所…。何かとてつもない事が起こりそうな気がするが、関係ねえ。あいつだけは…俺が見つけ出して、必ず…殺す‼︎

 

 

 

 

 





初めてなのでグダグダしていますね笑

次回もお楽しみにしていてください!


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プロローグ2 始まりのアル・ワース


今回の零とアマリは機体には乗りません!

それではどうぞ!


 

ー新垣 零だ。

 

俺とアマリはエクスクロスに所属している。

 

今回は久々にアマリと二人でコールシティに買い出しに来ていた。

 

零「コールシティに来るのも久しぶりだな」

 

アマリ「そうね、始めに来た以来だと思うわ」

 

零「…思えば、あの時から俺はお前に惹かれていたのかもしれない」

 

アマリ「わ、私は…モンジャ村の時に少し…」

 

そんな前だったのかよ…⁉︎

 

零「ゼフィには悪い事をしたな…。連れてきた方が良かったのかもしれない」

 

アマリ「うん、ゼフィちゃんも誘ったんだけど、パパとのデートを楽しんできてください!って、笑顔で言われて…」

 

零「何かゼフィに土産を買っていくか!」

 

アマリ「それがいいわね。それじゃあ、買い出しを終わらせましょう」

 

…ん?この感覚は…⁉︎

 

零「…待て、アマリ!異界の門が開く!」

 

異界の門から複数のモンスターが現れた。

 

アマリ「異界…人…?」

 

零「いや、どう見ても人じゃねえだろ!アマリ、エクスクロスのみんなに連絡を頼む!」

 

アマリ「そ、それが…連絡が出来ないの!」

 

零「何だと…⁉︎」

 

そう言えば…コールシティに人の影がない…俺達、だけなのか…?

 

すると、また異界の門が光り、中から二人の男性と女性が現れ、異界の門は閉じた。

 

?「痛って〜、何だよ、一体…!」

 

?2「ルーク、大丈夫?」

 

ルーク「え、ああ…。俺は大丈夫だよ。そういうティアは怪我していないか?」

 

ティア「え、ええ、何とか…。それよりも、ここは一体…?」

 

ルーク「確か、俺とアッシュの起こした超振動でここに跳ばされたんだよな…?」

 

今度こそ、異界人のようだな…。

 

零「すまない、二人の名前、教えてもらってもいいか?」

 

ティア「あなたは?」

 

零「あ、悪い、そうだな。俺は新垣 零。こっちはアマリ・アクアマリン。この世界、アル・ワースを平和にする為に戦っているエクスクロスの一員だ」

 

ルーク「アル・ワース?エクスクロス?…何言っているのかわからねえ…」

 

ティア「ルーク、ここは恐らく異世界だわ」

 

ルーク「異世界⁉︎って事はここはオールドラントじゃないって事なのか⁉︎」

 

アマリ・アクアマリン「驚くのも無理はありませんが、エクスクロスにもあなた達の様な異界人が沢山います」

 

ティア「異界人…?」

 

アマリ「別世界からこのアル・ワースに転移してきた人の事をそう呼んでいます」

 

零「それよりも二人はこのモンスター達を知っているか?」

 

ルーク「なっ⁉︎オールドラントの魔物⁉︎」

 

ティア「…私達と一緒にこの世界に転移してきた様ね」

 

零「なあ、二人共。戦えるなら、手を貸してくれないか?俺達も一応、戦えると言えば戦えるんだが、主にロボットに乗って戦った事しかあまりなくてな」

 

ティア「どうするの、ルーク?」

 

ルーク「勿論、一緒に戦うさ!困っている人は見逃せない!それが例え、別世界の人間でも!あ、俺はルーク・フォン・ファブレだ!」

 

ティア「ティア・グランツよ、よろしくね」

 

零「よろしくな、ルーク、ティア!よし、二人に負けない様に俺達も行くぞ、アマリ!」

 

アマリ「ええ!私のドグマで援護するわ!」

 

俺達は戦闘を開始した…。

 

 

 

 

 

暫くして、敵を全て倒した俺達…。

 

ルーク「呆気なかったな。零もアマリもやるじゃねえか!」

 

零「こんな所で死んでいる暇はないんでな」

 

ティア「アマリの力は音素(フォニム)に近かったわ…。あなたは譜術士(フォニマー)なの?」

 

アマリ「その二つがよくわかりませんが、私の力はドグマです」

 

ティア「全く違うのね…」

 

ルーク「それよりもよ、俺達、どうやってオールドラントに戻るんだ?」

 

零「…実はそう簡単にはもどれないんだよな…」

 

ルーク「はあっ⁉︎どういう事だよ⁉︎」

 

零「…!待ってくれ、ルーク!まだ何か来る!」

 

現れたのは…羽が生えた人間の妖精…⁉︎

 

?「ほう…まさかアバターで異世界にこれるとはな…。クククッ、脱獄して正解だったな」

 

零「誰だ、お前?見るからに普通の人間じゃねえな」

 

ティア「妖精?それとも人間…?」

 

オベイロン「我が名は妖精王オベイロン!いずれ、全ての人間を管理する者だ!」

 

アマリ「妖精王…?」

 

ルーク「管理って…支配するって意味か⁉︎」

 

オベイロン「その通りだよ、赤髪君。安心したまえ、君達の世界も私が管理してやろう」

 

零「何者かは知らねえが、そう好き勝手にやらせるわけにはいかねえな!」

 

オベイロン「お前のその服装…黒服…!私の忌まわしき記憶が蘇る…!いいだろう、まずはお前達を倒してやる!」

 

ルーク「俺も零に賛成だ!誰かが誰かを縛る世界なんて、あっちゃダメなんだよ!」

 

オベイロン「ならば、お前達もその男と共に散れ!」

 

零「散るのはお前だ!このアル・ワースをよそ者に好きにさせるかよ!」

 

 

 

 

プロローグ2 始まりのアル・ワース

 

 

 

 

 

 

ルーク「言うじゃねえか、零!気に入ったぜ!」

 

ティア「私達も手を貸すわ、零。それにあの人は生理的に受け付けられない」

 

アマリ「私も同感です。何か、気色が悪いです」

 

オベイロン「そう言うな、麗しき乙女達…。命乞いをするのならば、お前達は生かしてやってもいいぞ!」

 

零「彼氏の前でアマリを口説くとはいい度胸じゃねえか!オベイロンだったか?容赦なくやらせてもらうぞ!」

 

俺達は戦闘を開始した…。

 

 

 

 

 

 

 

俺達の攻撃でオベイロンはダメージを受けた…。

 

オベイロン「くっ…!やはり、まだアバターの身体が慣れていないか…!」

 

ティア「終わりよ、諦めなさい」

 

オベイロン「悪いがまだ始まったばかりなのでね。ここで失礼させてもらうよ」

 

そう言い残し、オベイロンは飛び去ってしまった…。

 

ルーク「あ!待ちやがれ、この野郎!」

 

アマリ「待ってください、ルークさん!深追いは危険です!」

 

零「始まったばかりか、良からぬことが始まりそうだな」

 

取り敢えず、戦闘は終了だな…。

 

ルーク「それよりも俺達が簡単に帰れないってのはどういう事何だよ?」

 

零「実は俺達、エクスクロスの目的はアル・ワースを平和にする事と元の世界に帰還する事なんだが…」

 

アマリ「実は元の世界に戻るためにはアル・ワースを平和にしなければいけないんです」

 

ティア「つまり、エクスクロスがこの世界を救わないと私達も帰れないって事ね」

 

ルーク「それなら、俺達もエクスクロスに協力するぜ!」

 

零「助かるよ。ルークとティアがいてくれれば百人力だ!」

 

アマリ「では、お二人を皆さんの所に…」

 

ルーク「ん…⁉︎」

 

零「空間の流れが変わった…⁉︎これは…!」

 

まずい…!俺達もどこかの世界へ跳ばされる…!

 

そのまま、俺達とルーク達も何処かへ跳ばされてしまった…。

 

この時、俺は思ってもいなかった…。

 

これから始まる…エクスクロスとは違う新たな仲間達と全ての世界を守るための大きな戦いの事を…。





テイルズオブジアビスは私がヴェスペリアの次にプレイしたテイルズなので、感慨深いですね…。

ルークがすごく格好いいです!


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プロローグ3 正義の戦士


いやー、スパロボXの方の戦闘会話が進まない…。

何せ、エンデの台詞がややこしいんですよ…。

なので、もう少しかかります!


 

ーみんな、元気かな。宝生 永夢だよ。

 

僕はみんなと一緒にナムコシアターに来ているんだ。

 

明日那「わぁー!人がいっぱいだねー!」

 

パラド「流石は人気のミュージカルスターのモモだな!心が踊るぜ!」

 

永夢「二人が楽しそうで良かったよ。それにしても珍しいですね。飛彩さんや大我さんも来るなんて…」

 

飛彩「ワンダーモモは小姫が好きだったからな。どんなものか見にきたんだ」

 

大我「俺はニコの野郎が少しは休めって、うるさくてな。チケットを置いていったんだ」

 

永夢「ニコちゃん、今は修学旅行でしたっけ?」

 

大我「静かになってせいせいしたぜ」

 

飛彩「その割には随分と寂しそうな表情をしているじゃないか、ゲーム病専門医」

 

飛彩「うるせえよ、ブレイブ。そんな事はねえよ」

 

明日那「まあまあ、今日はいっぱい楽しもうよ!」

 

パラド「そうだな!居残りのせいで来れなかったレーザーの分までな!」

 

永夢「貴利矢さん、ワンダーモモの大ファンでしたからね…」

 

大我「無駄話はここまでにして、さっさと中に入ろうぜ」

 

僕達はナムコシアターの中にへと入っていった…。

 

 

 

 

 

ー春日野 さくらです!

 

今日、私はワンダーモモを見るために今回は一人でナムコシアターに来ています!

 

さくら「いやー、神月さんには悪いけど、やっぱり来て良かったー!楽しみだな〜、ワンダーモモ!久しぶりに桃さんにも会えるし!」

 

?「…成る程な。この世界ではワンダーモモというのは人気なのか?」

 

さくら「あっ、ワンダーモモを見るのは初めてなんですか?」

 

うわぁー、格好いい男の人…。首からカメラをぶら下げているけど、カメラマンさんかな?

 

?「ならば、楽しませてもらうとするか…」

 

…歩き去っちゃった…。何だったろう、あの人…?

 

 

 

 

ー中村 等です。

 

私は神田 桃さんが送ってくれたチケットでナムコシアターに来て、控え室で桃さんと話をしています。

 

等「お久しぶりですね、桃さん。お元気そうで何よりです」

 

桃「ベラボーさんもお元気そうで良かったです!」

 

等「ははっ!桃さん、私の今の姿は中村 等です」

 

桃「あっ…!す、すみません!中村さん!」

 

等「今はお二人なので構いませんよ。あれからどうですか?」

 

桃「はい、あれからは襲われる事もなくなりました。また、皆さんとお会いしたいとは思いますけど…」

 

確かにそうですね…。

 

等「でも、平和が一番ですからね…。それにバグスターウイルスやエネミーの存在もあります」

 

桃「通常の人には見えないエネミー…。どうして私達には見えるのでしょう?やはり、私達には超変身物質が存在するからでしょうか?」

 

等「それはわかりません。ここ最近ではエネミーの相手をする者も現れていると聞きます。ですが、世界の危機となれば、私も参加しますよ」

 

桃「中村さん…」

 

すると、ブザーが鳴りました。

 

等「そろそろ始まるようですね。今回は一のお客として、楽しませていただきます」

 

桃「はい!」

 

そう言い残し、私は部屋から退出した…。

 

 

 

 

 

ー神田 桃です!

 

中村さん…ベラボーさんも頑張っているんです。

 

私も負けて入られませんね!

 

そして、ミュージカルが始まりました!

 

ミュージカルも終わりに差し掛かった頃です。

 

ワンダーモモ「これで終わりです!」

 

これが決まれば、このミュージカルも終わりです…。しかし…。

 

突然、複数のバグスターウイルスが現れました。

 

桃「ば、バグスター…⁉︎」

 

バグスターを見て、お客さんの人達は逃げ始めました。

 

そして、バグスターウイルスの一体は私を見て、武器を構えて、こちらにゆっくりと歩いて来ました…。

 

桃「こ、来ないでください…!」

 

このままでは…!

 

等「待ちなさい!」

 

中村さん…!

 

等「バグスターがどうして、桃さんを狙うかはわかりませんが…そんな事はさせない!ハァァァァッ…変身!」

 

中村さんはベラボーマンに変身しました…。

 

ベラボーマン「ベラボー…参上!」

 

桃「ベラボーさん…」

 

ベラボーマン「桃さん、ここは私に任せて、逃げてください!」

 

ありがとうございます…でも…!

 

桃「私も…戦います!」

 

ベラボーマン「ですが…」

 

桃「私は…みんなを守る、ワンダーモモです!変身〜!」

 

私もワンダーモモに変身しました。

 

ベラボーマン「…わかりました。ですが、無理はなさらないようにだけ、お願いします」

 

ワンダーモモ「はい、ベラボーさん!」

 

さくら「それなら、私もやるよ!中村さん、桃さん!」

 

あの子は…春日野 さくらちゃん!

 

さくら「良かった、間に合った!」

 

ベラボーマン「さくらさん…どうしてあなたがここに…?」

 

さくら「ワンダーモモを見に来たら、急にバグスターが現れたんだもん!ビックリしたよ!」

 

ワンダーモモ「お久しぶりです、さくらちゃん!」

 

さくら「うん!」

 

ベラボーマン「再会の挨拶は後にしましょう。今は…!」

 

さくら「そうだね、バグスターを倒さないと…!」

 

ワンダーモモ「いきます…!」

 

私達は戦闘を開始しました…。

 

 

 

 

 

戦闘開始から数分後が経ちました…。

 

アマゾーナ「見つけたぞ、神田 桃」

 

ワンダーモモ「アマゾーナ…⁉︎何しているの、早く逃げて!」

 

アマゾーナ「なぜ逃げる必要があるんだ?」

 

ワンダーモモ「な、何を言っているの⁉︎」

 

さくら「あの人の気…!」

 

ベラボーマン「どうやら、あの人はまた操られている様ですね」

 

ワンダーモモ「そ、そんな…!」

 

?「へえ、察しがいいじゃねえかよ。変なスーツを着た男!」

 

現れたのは…男の人…?

 

ベラボーマン「む…?何者ですか⁉︎」

 

ネメシス「俺の名はネメシス…。まあ、一種の究極生命体だ」

 

さくら「究極…生命体…⁉︎」

 

ワンダーモモ「あなたがアマゾーナをあんな風にしたんですか⁉︎」

 

ネメシス「だったら何だ?」

 

ワンダーモモ「すぐにアマゾーナを戻してください!」

 

ネメシス「嫌だね。戻す理由が俺にはない」

 

ベラボーマン「何という外道…!」

 

パラド「確かに洗脳だなんて、しらける行為は見逃せねえな」

 

この人達は…⁉︎

 

大我「バグスターウイルスの反応があったと思って、戻って来たが…」

 

飛彩「客を避難させるのが予想以上に戸惑ってしまったな」

 

ネメシス「何だよ、お前達は?」

 

永夢「僕達はドクターだ!」

 

ネメシス「ドクター…?お医者さんの出番じゃねえよ」

 

さくら「そうだよ、ここは危険だから早く逃げて!」

 

明日那「大丈夫だよ、だって私達…戦えるドクターだから!」

 

ワンダーモモ「え…⁉︎」

 

ベラボーマン「まさか、あなた達は…⁉︎」

 

三人の男の人と一人の女の人は腰にベルトの様なものを装着し、残りの人と共に何かを懐から取り出しました。

 

マイティアクションXガシャット『マイティアクションX!』

 

永夢「桃達の運命は…俺達が変える!大変身!」

 

タドルクエストガシャット『タドルクエスト!』

 

飛彩「術式レベル2、変身!」

 

バンバンシューティングガシャット『バンバンシューティング!』

 

大我「第弐戦術、変身!」

 

ときめきクライシスガシャット『ときめきクライシス!』

 

明日那「変身!」

 

ガシャットギアデュアル『パーフェクトパズル!』

 

パラド「マックス大変身!」

 

ゲーマドライバー『ガシャット! ガッチャン!レベルアップ!マイティジャンプ!マイティキック!マイティマイティアクションX!』

 

ゲーマドライバー『ガシャット! ガッチャン!レベルアップ!タドルメグル!タドルメグル!タドルクエスト!』

 

ゲーマドライバー『ガシャット! ガッチャン!レベルアップ!ババンバン!バンババン!バンバンシューティング!』

 

バグルドライバーX『ドリーミングガール♪ 恋のシミュレーション♪ 乙女はいつもときめきクライシス♪』

 

ゲーマドライバー『ダブルガシャット!ガッチャン!デュアルアップ!赤い拳強さ!青いパズル連鎖!赤と青の交差!パーフェクトノックアウト!』

 

すると五人の人達はそれぞれ、ネオンピンクの仮面の戦士、騎士の仮面の戦士、銃撃者の様な仮面の戦士、女の子の様な仮面の戦士、赤色と青色の仮面の戦士に変身しました。

 

ブレイブ「これより敵の切除手術を開始する」

 

スナイプ「ミッション開始!」

 

ポッピー「行くよ〜!」

 

さくら「あ!あの人達、ニュースで見たよ!」

 

ベラボーマン「バグスターウイルスと戦った…仮面ライダー!」

 

スナイプ「知っているなら、話は早い」

 

ブレイブ「ここは俺達に任せて、下がって欲しい」

 

ベラボーマン「そうしたい所ですが、そうはいきません」

 

さくら「そうだよ!こんな状況、見逃せないよ!」

 

ワンダーモモ「そうです!私達だって戦えます!」

 

?「そうだな。少なくとも、春日野 さくらとワンダーモモには離れてもらっては困るな」

 

誰…首にカメラをぶら下げています…。

 

さくら「あの人…!」

 

アマゾーナ「お前、何者だ?」

 

?「俺か?俺は…」

 

男の人は先程の人達とは違うベルトを腰に装着して、一枚のカードを取り出しました。

 

?「通りすがりの仮面ライダーだ、覚えておけ!変身!」

 

ディケイドライバー『カメンライド・ディケイド‼︎』

 

あの人も別のピンク色の仮面の戦士に…⁉︎

 

エグゼイド「仮面ライダー…⁉︎」

 

ベラボーマン「あなたは一体…?」

 

ディケイド「俺は門矢 士…ディケイドだ。お前がドクターライダー…エグゼイドだな?」

 

エグゼイド「あ、ああ…。そうだが…」

 

ディケイド「なら、手を貸せ。春日野 さくらとワンダーモモを守る為に」

 

ブレイブ「どうして彼女達が狙われている事を知っている?」

 

ディケイド「話はこいつらを倒してからだ」

 

ネメシス「誰かと思えば、世界の破壊者の登場じゃねえか」

 

ディケイド「お前の遺伝子を持つガキはどうした?」

 

ネメシス「零の事まで知っているとは、流石だねぇ…。お前はここで潰した方がいいみたいだな」

 

アマゾーナ「神田 桃…覚悟しろ」

 

ワンダーモモ「アマゾーナ!絶対に助けてみるせるからね!」

 

ポッピー「もう、ピポペポパニックの状態だよ!」

 

スナイプ「取り敢えず、ディケイドって奴の言う通り、こいつ等をどうにかした方がいいみたいだな」

 

ベラボーマン「そうですね…。それに正義の戦士がここまで揃っているんです。負ける気はありません!」

 

エグゼイド「よっしゃあ!超協力プレイでクリアしてやるぜ!」

 

私達は戦闘を開始しました…。

 

 

 

 

 

 

プロローグ3 正義の戦士

 

 

 

 

 

私達はアマゾーナとネメシスという方にダメージを与えました…。

 

アマゾーナ「バカな…!」

 

ネメシス「流石に破壊者いたら、部が悪いか…。仕方ねえ、なら狙いやすくするしかねえな」

 

ネメシスさんが手をかざすと、私達の下に魔法陣が現れました。

 

さくら「何これ⁉︎」

 

パラドクス「魔法陣って、奴か⁉︎」

 

ディケイド「…おい!巻き込まれたくなかったら、この魔法陣から出ろ!」

 

さくら「ダメ!間に合わない!」

 

魔法陣が光り出した瞬間、ディケイドさんが私とベラボーさんを背負い、魔法陣から抜け出しましたが、残りの方は魔法陣の光に飲まれ、光と魔法陣が消えると、そこには誰もいませんでした…。

 

ワンダーモモ「さくらちゃん!」

 

ベラボーマン「仮面ライダーの皆さん!」

 

ディケイド「…面倒な事をしてくれたな、ネメシス」

 

ネメシス「破壊者…邪魔はやめてもらおうか。まだまだショーは始まった所何でな。じゃあ、今回は行くぞ、アマゾーナ」

 

アマゾーナ「わかった」

 

そう言い残すとネメシスさんとアマゾーナは姿を消しました…。

 

ワンダーモモ「アマゾーナ!」

 

ディケイド「追ってもムダだ。あそこにネメシスがいる限り、そう簡単には助け出せない」

 

ベラボーマン「他の人達の行方も気になりますね…」

 

ディケイド「…。(このままでは、世界の全てが破壊される、か…)」

 

皆さん…無事でいてください…!

 

 

 





次回から第1話の開始です。

スパロボXの方も書いていかないと…!


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第1話 黄龍寺家にようこそ

第1話投稿です!

プロジェクトクロスゾーン3って、出ないのですかね?

それではどうぞ!


 

ーやあ、名探偵、天斎 小吾郎だ。

 

俺は今、お嬢…黄龍寺 美依と一緒に黄龍寺家の屋敷を調べていた…。

 

何故なら、この前に盗まれたあの石を奪った奴等がまたこの屋敷に来たからだ。

 

あの時は何とか倒したが…なんだか、長い旅が始まりそうな予感がするな…。

 

美依「う〜ん、特に何もないようね…」

 

小吾郎「あの石が盗まれた時、散々調べただろ?お嬢。我が天斎探偵事務所も総力をあげて協力した結果、何もなかったんだぜ?」

 

美依「胡散臭い忍者探偵なんて、信用できない、ってね」

 

小吾郎「あの時は、真の実力を出してなかったからかな」

 

美依「毎回出しなさいってね。で?今回はどうなのよ?」

 

小吾郎「そうだな…。ズバリ!この噴水が怪しい!…かな?」

 

何…?噴水が光った…⁉︎

 

美依「うっそぉ!マジで大当たり⁉︎」

 

小吾郎「いかん…!お嬢、下がれ!」

 

噴水の光が消え、中から現れたのは…二人の美女…⁉︎

 

美依「わあっ!だ、誰か出てきた⁉︎」

 

小吾郎「誰だ…?」

 

モリガン「水が色々な所に繋がってるっていうのは本当なのね」

 

春麗「ここは…⁉︎」

 

小吾郎「まさかの美女二人か。まるで金の斧と銀の斧かな」

 

美依「何も落としてないってね!あなた達、人ん家の噴水で何やってるの!」

 

モリガン「あら、こんにちは。私はモリガン。サキュバスのモリガンよ」

 

美依「サキュバスゥ⁉︎よ、夜な夜な人の枕を舐める妖怪じゃないの!」

 

小吾郎「夢魔な。…そっちの姉さんも、妖怪の一種かな?」

 

春麗「私は人間。インターポールの刑事、春麗よ。ここがどこだか、教えて欲しいの」

 

小吾郎「噴水から、妖魔の類に国際警察機構の刑事…?」

 

美依「話を聞かないわけにはいかなそう、ってね」

 

俺達は二人から話を聞いた…。

 

小吾郎「太平洋の豪華客船…バミューダ号からここへ?」

 

春麗「まさか日本…黄龍寺財閥のお屋敷とはね。驚きだわ」

 

美依「驚いたのはこっち、ってね!女刑事に…サキュバスってどういうコンビよ」

 

モリガン「私の正体…あなた達は、あまり驚かないのね?」

 

小吾郎「今の世の中、悪魔や妖怪は珍しいものじゃなくてね。ご先祖様達も、よく戦ってたって話だしな。まして、セクシーな美女とくれば…歓迎しない理由がないかな」

 

モリガン「それは光栄ね。うふふ…」

 

美依「ぐぬぬ…!」

 

春麗「日本、ね。今回の事件…専門の組織にあたってみましょうか」

 

美依「専門の組織?」

 

小吾郎「あそこか。じゃあ…」

 

ん…?今現れた奴等は…!

 

モリガン「あら、私達以外にも、お客さんがいるようね」

 

美依「もう、何なのよ!ウチはテーマパークじゃないんだからね!」

 

春麗「こいつ等がこの家から秘宝を持ち出したって連中⁉︎」

 

小吾郎「犯人は現場に戻る、かな。この忙しい時に…。だが、犯人が見つかればそれでよし。手伝ってもらえるかな?」

 

春麗「こっちは本職よ、探偵さん。現行犯逮捕といくわ!」

 

モリガン「私は何でもいいけど、戦うのは好きよ?うふふ…」

 

さて、戦闘開始といくとするかな。

 

 

 

 

 

 

 

第1話 黄龍寺家にようこそ

 

 

 

 

 

流石は名物刑事さんとサキュバスだな、一瞬で片がついた。

 

っと…また何か現れたな。

 

?「ん?どういうこった?こいつは。この屋敷、引き払ったって話じゃなかったのかよ」

 

美依「今度は誰なの?…って、どう見てもあのカッコって…」

 

?「偵察に出た連中が戻らねえと思ったら、こういう事かよ。…めんどくさい。あ〜、オレ、ここでちょっと調べもんがあんだわ。部外者は出てってくんねえ?」

 

美依「私の家だから、ここ!あんた何者ってね!」

 

?「何だよ、関係者じゃねえか。オレはアイン。アイン・ベラノスってもんだ。関係者と聞いちゃ、ほっとくわけにもいかんわな」

 

美依「私も、ほっとかれてるワケにはいかないから!」

 

小吾郎「こうなったからには仕方ない。腹をくくるかな」

 

モリガン「ふふ…これはこれで面白そうじゃない?」

 

アイン「何だよ〜、余裕ぶっこきやがって。オレ、そんなに迫力ねえか?自信無くすわ」

 

春麗「ICPOじゃ、ずっと猛者とやり合ってるのよ」

 

アイン「そうかいそうかい。じゃ、仕方ねえわ。直接、思い知ってもらうしかねえなあ!」

 

戦闘再開といこう。

 

 

 

 

戦闘から数分後の事だった…。

 

突然、複数の妖の類が現れた。

 

美依「ちょ、ちょっと!今度は何⁉︎」

 

モリガン「あら、ちょっと可愛いじゃない」

 

春麗「どこがよ」

 

小吾郎「彼等もそちらのお仲間かな?」

 

アイン「んん?いや、こんな奴ら知らねえな…。いや、こいつ等は、確か…そうだ!エネミーって、奴等じゃねえかよ!」

 

春麗「エネミーですって…⁉︎」

 

美依「エネミーって…確か、2年前ぐらいから現れたって言う…」

 

小吾郎「ああ、通常の人間にしか見えないはずだが…何故か、見えているな」

 

春麗「こいつ等もあなた達の仲間なの⁉︎」

 

アイン「だから、知らねえよ。何でもかんでもこっいのせいにすんじゃねえっての」

 

モリガン「っと言っても、明らかに私達だけに敵意を向けているわね」

 

小吾郎「参ったな、エネミーとやり合うのは初めてなんだ…」

 

春麗「待って、誰か来るわよ!」

 

入り口から入ってきたのは…二人の少年と少女…?

 

 

 

 

ーよう、斬崎 郁人だ。

 

あの鬼野郎を追って、ここまで来たが…。

 

郁人「ちっ…あの鬼野郎を見失っちまったな…」

 

未来「ちょ、ちょっと!何しているんですか、郁人さん⁉︎」

 

郁人「何って、あの鬼野郎を追いかけて…」

 

未来「だとしても、人様の家に勝手に入るのは不法侵入ですよ!それにここは黄龍寺財閥の屋敷です!」

 

郁人「黄龍寺財閥…?あぁ、確か最近に秘宝が盗まれたとか何とか言っていた…」

 

未来「流石に不法侵入者とは思われたくないのですよ!」

 

郁人「はいはい、わかったっての…。それにしても…」

 

俺は辺りを見渡した。

 

郁人「財閥の屋敷ってのは賑やかだな。庭にテーマパークでも置いているのか?」

 

美依「そんな事ない、ってね!あなた達、一体何者⁉︎私の屋敷に何の用よ!」

 

未来「す、すみません!関係者の方でしたか!す、すぐに出ますので!」

 

郁人「いや、そうもいかねえぞ、金森」

 

未来「え…?っ、エネミー…!」

 

何でここにエネミーがいるんだ…?

 

郁人「よう、お前等!鬼の様なエネミーを知らねえか?」

 

エネミー「…」

 

郁人「まあ、そう簡単には答えてくれないよな」

 

春麗「あなた達、一体何者なの⁉︎」

 

小吾郎「元気で何よりだが、今は立て込んでいてね。逃げた方が身の為だと思うがな」

 

アイン「ああ、そうだぜ、坊主と嬢ちゃん…。怪我したくなければ帰んな!」

 

郁人「ん…?お前…いや、エネミーとは違うな」

 

アイン「オレをあんなデータモンスターと一緒にすんじゃねえよ!」

 

郁人「そうカリカリすんなって、カルシウムが足りない証拠だぜ?何なら、うまい鰹節を売っている店があるが、教えてやろうか?」

 

アイン「何…⁉︎」

 

モリガン「あら、随分と余裕ね」

 

未来「また、郁人さんは…」

 

アイン「随分と舐めた口効くじゃねえかよ、坊主よ!オレ達に関わると…痛い目をみる事になるぞ!」

 

郁人「痛い目が怖くて、リアルプレイヤーを名乗れるかよ」

 

春麗「リアルプレイヤーですって…⁉︎」

 

美依「何なの、それ?」

 

小吾郎「唯一、エネミーと戦う二人組の人間っという噂は耳にしたが…まさか、それがあんな子供だったとは…」

 

春麗「ちょっと!それは本当なの⁉︎」

 

郁人「嘘をついて、何になるんだよ?…って、あんた見た事あるな…。確か、ICPOの春麗刑事だな」

 

春麗「わ、私の事まで…!」

 

未来「ICPOの刑事がどうしてここに…?」

 

小吾郎「手伝ってくれるのなら、有難いな。ひとまず、話はあいつ等を追っ払ってからにしないか?」

 

モリガン「確かに、収拾がつかなくなりそうだものね」

 

アイン「オレを追っ払うって?随分簡単に言ってくれるじゃねえか!だったら、潰すしかねえな!」

 

郁人「逆に潰してやるよ、ワニ野郎。行くぞ、金森。背中は任せたぞ」

 

未来「了解です、郁人さん!」

 

俺達は戦闘を開始した…。

 

 

 

 

 

 

 

数分後、全ての敵を倒し、アインって、野郎にもダメージを与えた。

 

アイン「ちっ、ヤメだヤメ!今日はここまで!…しかも、色々報告せにゃならん事が増えちまった。めんどくさ。…あばよ!」

 

アインの野郎は撤退したな…。

 

美依「あ!ちょっと待ちなさいってね!」

 

春麗「事情聴取をするヒマもなかったわね」

 

未来「彼等とエネミーの関係性も問いただす事が出来ませんでした…」

 

小吾郎「だが…主犯格には間違い無いかな」

 

モリガン「かなりの力を持っていたわ。…大きな組織かもね。人間じゃないのは確実。…面白くなってきたじゃない?」

 

美依「何で面白がれるのよ。人事なんだから、もう…」

 

郁人「何者だろうと関係ねえ…。邪魔するってんなら、潰すだけだ」

 

モリガン「(時より見せるこの子の黒い感情…ふふっ、少し興味深いわね)」

 

戦闘を終えた俺達は彼等から話を聞く事にした…。

 

 

 

 

 

 

郁人「成る程な、黄龍寺家から盗み出したのがあのアイン達の組織の可能性があるって事か」

 

小吾郎「今回の戦闘で可能性が確実なものになりつつあるけどな」

 

郁人「そして、春麗刑事とサキュバスのモリガン姉さんは太平洋に浮かぶ豪華客船、バミューダ号からこの屋敷の噴水に流された…と。この屋敷の噴水はそんな所まで繋がっているのか、黄龍寺家のお嬢さんよ?」

 

美依「そんな話、今まで聞いた事ないわよ!」

 

モリガン「見た所、普通の噴水ね」

 

春麗「次は私達の番ね、あなた達は何者なの?」

 

郁人「俺は斬崎 郁人…。こっちの金森 未来と一緒にリアルプレイヤーをやっている」

 

小吾郎「どうして、二人のような若者がエネミーと戦っているんだ?」

 

郁人「悪いな、忍者探偵さん。そいつはトップシークレットなんで、答える事は出来ない。あと、あいつ等についても俺達はよくわかっていない」

 

モリガン「確か、鬼の様なエネミーを見つけて、追いかけてきたら、ここに来たのよね?」

 

郁人「それで見失って、まさか他の雑魚エネミーがこの屋敷にいたなんて…驚きだぜ」

 

未来「あのアインというモンスターと何か関係があるのでしょうか?」

 

郁人「さあな、そこまでは分からねえ。そうだ、忍者探偵さんよ、少し聞きたい事があるんだが…」

 

小吾郎「何かな、聞きたい事があるなら、聞いてくれてもいいよ」

 

郁人「仮面とローブを被った奴を見た事はないか?」

 

小吾郎「仮面とローブ…?すまない、心当たりはないな」

 

郁人「そうか、ありがとよ」

 

小吾郎「それにしても、ここを狙ってるのは…ただの化け物じゃないな」

 

モリガン「魔界の住人…ってわけでもなかったわよ」

 

郁人「勿論、エネミーでもないな」

 

春麗「ますます、行かなきゃならなくなったわね。一緒にいた水色のカマイタチみたいな怪物…見覚えがあるし」

 

美依「さっきも言っていたけど、それって何処なの?」

 

小吾郎「六本木さ。怪異と言えば、あそこかな」

 

…成る程な、森羅に用があるってわけか。

 

小吾郎「俺の事務所もある。何にせよ、出発しようぜ」

 

春麗「そうね、また襲われても厄介だわ」

 

郁人「それなら、俺達も同行していいか?」

 

未来「郁人さん…?」

 

小吾郎「別に構わないが、どうしてだ?」

 

郁人「俺もあんた等が会おうとしている人達に用があってな…。金森も構わないな?」

 

未来「はあ…郁人さんは言い出したら、聞かないのは分かっています。勿論、同行します!」

 

郁人「というわけだ。少しの間だが、よろしくな」

 

春麗「ええ、よろしくね」

 

美依「じゃ、ギロッポンへ出発!」

 

未来「ギロッポンって、何ですか?」

 

郁人「いちいち突っ込まなくても、良いっての」

 

美依「ひとまずはさよなら、我が家…ってね」

 

俺達は忍者探偵さん達と共に六本木を目指した…。

 

 





特に話す事はないです!

次回もお楽しみに待っていてください!


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第2話 闘いに飢えた毒牙

よっしゃあ、今回もいこか!

2話投稿やで!

…と、バンみたいに言ってみました笑


ー結城 アキラだ。

 

俺とパイは消えた仁やシャオユウ、リュウやケンを探していた…。

 

アキラ「パイ、いたか?」

 

パイ「…ダメよ。みんな見当たらないわ」

 

アキラ「噴水は?」

 

パイ「何度も見たわ。…ただの浅い噴水よ」

 

アキラ「仁にシャオユウ…そしてリュウとケンがここに吸い込まれるのが見えた」

 

パイ「普通に考えたらあり得ない事だけど…」

 

アキラ「ここしばらく起きている、説明のつかない怪現象…それだとしたら?」

 

パイ「諦めちゃいけないわ。もっと調べてみましょう」

 

すると、噴水が光った…!

 

パイ「な、何…⁉︎」

 

アキラ「気をつけろ、パイ!吸い込まれるぞ!」

 

しかし、俺の予想は外れ、噴水の光が消え、出てきたのはナース服を着た女だった。

 

明日那「痛たた…」

 

パイ「ナース服…?お医者さんかしら?」

 

アキラ「噴水から出てくるナースなんて聞いた事ないぞ」

 

明日那「こ、ここは…?そうだ、みんなは⁉︎永夢!パラド!飛彩!大我!ベラボーさん!モモちゃん!さくらちゃん!ディケイド!…みんな居ないな…」

 

誰かを探しているのか…?

 

明日那「それにしても私…ナムコシアターにいたはずなのに…ここは…六本木…?どうしてこんな所に…⁉︎もう、ピポペポパニックだよー!」

 

アキラ「お、おい、アンタ…大丈夫か?」

 

明日那「あ、う、うん!大丈夫!あれ…あなたは…アクション俳優のパイ・チェンさんだ!」

 

パイ「そうよ。あなたは?」

 

明日那「私は仮野 明日那!もう一つの名前はドレミファビートのバグスターのポッピーピポパポだよ!」

 

アキラ「え…ぽ、ポッピー…パポパポ…?」

 

明日那「ポッピーピポパポだよ!そっか、よし!コスチュームチェンジー!」

 

す、姿を変えた…⁉︎

 

ポッピーピポパポ「これが私の本当の姿よ!」

 

そう言うとまた姿を最初の頃の姿に戻した…。

 

パイ「バグスターって…あのバグスターウイルスの⁉︎」

 

アキラ「バグスターってのは敵じゃないのか?」

 

明日那「それは大丈夫!私みたいに良いバグスターもいるから!」

 

パイ「兎に角、あなたはどうして、あの噴水から出てきたの…?」

 

明日那「それが…」

 

俺達は明日那から話を聞いた…。

 

 

 

アキラ「ナムコシアターで戦っていて、ネメシスって奴の魔法陣のせいでここまで跳ばされて、仲間と逸れたって事か…」

 

パイ「私達と同じね」

 

明日那「え⁉︎アキラ達の仲間も消えちゃったの⁉︎」

 

アキラ「そうなんだ。何処に行っちまったんだ、一体…?」

 

すると、複数の集団が来た…。

 

 

 

 

 

 

ー斬崎 郁人だ。

 

俺達はついに六本木に来た。

 

郁人「六本木に到着ってな」

 

小吾郎「俺の事務所はこの辺りさ」

 

モリガン「あら、良い所じゃない」

 

春麗「さておき、ここって…以前、騒ぎがあった場所よね?」

 

未来「誰かいますよ。何かを探していられるようにも見えますが…」

 

美依「なんか一般人っぽくない人達じゃない?」

 

噴水から複数のゾンビが現れただと…?

 

パイ「な、今度はなに⁉︎」

 

アキラ「噴水に潜っていたわけではなさそうだな」

 

明日那「ゾンビ…⁉︎まさか、黎斗が…⁉︎って、そんなワケないか!」

 

美依「また、一般人っぽくないのが噴水から出てきた!」

 

小吾郎「あれが一般人だったら、六本木はもう終わりじゃないかな」

 

郁人「同感だ」

 

モリガン「春麗、あの緑色のコ達って、私達がいた船にいなかった?」

 

春麗「ここも噴水…?偶然なの?」

 

未来「状況が把握できませんが、助けた方がよろしいかと!」

 

小吾郎「そうだな。ん?あのカンフー娘…見た事があるかな?」

 

郁人「俺はあのナース服の人にも見覚えがあるぞ」

 

春麗「パイ・チェンね?」

 

パイ「あら、あなた…刑事の春麗?」

 

春麗「え…?どうして私を?」

 

パイ「俳優仲間からちょっとね。…S.I.Nの事を調べてるんでしょ?」

 

アキラ「そこの工作員にさっき会った。目つきと足癖の悪い、危ない女格闘家にな」

 

春麗「(まさか、ジュリ…⁉︎)」

 

郁人「ナースさんよ、あんた…。聖都大学附属病院の看護師でありながら、衛生省の仮野 明日那だろ?そして、人間に味方するバグスターのポッピーピポパポ」

 

明日那「え、私の事を知っているの⁉︎」

 

郁人「ちょっと色々とな」

 

美依「アクション俳優とバグスター…。あっちも負けず劣らず、すごい組み合わせね」

 

モリガン「助けるって事でいいの?情報は聞けそうだし…精気があってステキよ?」

 

春麗「事情聴取の必要性は認めるわ。いくわよ!」

 

明日那「うん!変身!」

 

あれが仮面ライダーポッピーか…。

 

まあ良い、戦闘開始だ!

 

 

 

 

 

 

戦闘開始から数分後の事だった…。

 

何か来る…!

 

?「おお、やっとるやっとる。やっぱここは、次元の歪みが凄えな」

 

美依「化け物の親玉みたいなの出てきた!…あの背中の輪っか、見覚えがあるけど?」

 

?「おう、アインの奴から話は聞いてるぜ、小娘よお。オレ様はベラノス兄弟のドライ・ベラノスってんだ。弟みたいに簡単にいくとは思わねえこったなあ!」

 

美依「私の屋敷を荒らしただけじゃ飽き足らず、これ以上なんの用があるって言うのよ!」

 

ドライ「へへへ…まあ、色々あってよ」

 

小吾郎「用があるなら、事務所を通して欲しいね」

 

ドライ「事務所にかよ!つーか、男にゃ興味ねえ、このデコ野郎!あるとしたら…そっちの肩紐ちゃんだ」

 

郁人「大人気だな、お嬢さん」

 

美依「グラサンの弟の方も言ってたけど、バケモノに気に入られても、嬉しくないってね!」

 

ドライ「そう言うなよ〜。オレ様は優しい男なんだからよ〜。…ひと思いに、あの世へ送ってやるくらいになあっ!」

 

美依「…⁉︎」

 

やる気満々って事か。

 

?「なんやなんや、オモロそうな事やっとるやないか」

 

ん?誰だ、あいつ…?

 

ドライ「ああ?なんだぁ、テメエは」

 

美依「なんかすごいカッコのが出てきたけど…誰?」

 

小吾郎「六本木をあの格好でうろつくのは、逆に新しいかな」

 

郁人「俺達も人の事は言えないけどな」

 

未来「た、確かに…」

 

アキラ「お前…バンか?」

 

パイ「間違いないわね。アームストンシティのバイパー…」

 

バン「アキラやないけ。パイもおるんか?ごっつう久しぶりやのォ!そや、アキラ。この辺で青い学ラン見いひんかったか?デコが広い、トゲトゲ頭のガキや」

 

アキラ「いや、見ていない。俺達も、ここで突然消えた仲間を探しているんだ」

 

パイ「バン、もしかして、あなたの探してる子も、同じように…」

 

バン「タイマンやっちゅう話で、ココに呼び出したんやが…。あのアホ、巻き込まれたんやないやろな」

 

ポッピー「タ、タイマンって…」

 

美依「ナウでハイソな六本木を、ケンカの場所に選ばないで、ってね」

 

ドライ「オレ様も放っておかないで、って…コラァ〜!」

 

未来「すごく正確なツッコミです!」

 

郁人「別にそこには触れなくて良いんだよ」

 

バン「そっちの嬢ちゃんの言う通り、ええツッコミやで、ケモノのおっさん。せやけど、今噂んなっとるバケモンなら容赦でけへんのォ!三代目、仁義衆蛮(じんぎす・ばん)。加勢したるで!あのガキとのタイマンも楽しみやが、その前に腕慣らしや!」

 

ドライ「オレ様は前菜かよ!逆に食ったるぜ、ワレ!」

 

バン「ダァホ!バイパー食えるもんなら食うてみい!毒回っても知らへんでッ!」

 

 

 

 

第2話 闘いに飢えた毒牙

 

 

 

 

お互いやる気満々だな。だが…

 

郁人「なんか盛り上がっているみたいだが、俺達の事を忘れてもらっては困るぜ」

 

未来「郁人さん、待ってください!」

 

郁人「あ?どうしたんだよ、金森…。っ、これは…!」

 

俺達の目の前にエネミーが現れるゲートが出現し、そこから複数の雑魚エネミーと竜の様な姿をしたエネミーが現れた。

 

?「ここがロッポンギ…確かに異様な力に満ち溢れているな」

 

ポッピー「誰…⁉︎」

 

春麗「あのゲートから出てきたって事はエネミーね」

 

郁人「見た目的にはあの鬼野郎と似ているな」

 

?「ほう、オーガが言っていた面白い男とはお前なのだな」

 

郁人「へえ、もう情報がいきたわっているのか。そう言ってもらえて、光栄だな!」

 

?「俺の名はドラグーン…お前の力を試させてもらう」

 

郁人「ご指名ってか、人気者は辛いな。悪いがお前に勝ってあいつの事を聞き出してやる!」

 

ドラグーン「(あいつ…?まさか、あの方の事を言っているのか…?ふっ、これは報告の必要があるようだな)来い、愚かにもエネミーに刃向う者よ」

 

郁人「金森、今回は本気で行くぞ!」

 

未来「は、はい…!」

 

アキラ「あいつらがエネミーか」

 

パイ「普通人には見えないんじゃなかったの?」

 

春麗「何故か見えるみたい」

 

バン「見えて、触れられるんなら、殴り様はあるって事やな!」

 

郁人「そう言う事だ、番長!だが、あの龍野郎は俺の獲物だがな!俺はこんな所で止まるわけにはいかねえんだよ!」

 

戦闘開始といくぜ!

 

 

 

 

 

 

 

俺達は龍野郎にダメージを与えた。

 

ドラグーン「やるな。オーガが認めただけはある」

 

郁人「さてと、話を聞かせてもらうぜ」

 

ドラグーン「意気がるなよ人間。今回は手を抜いてやっただけだ」

 

郁人「だから、話さねえってか」

 

ポッピー「もう、バカにされているよ!」

 

ドラグーン「それよりも戦いつつ理解した事がある。お前の相方だ。俺に少々怯えているようだが?」

 

郁人「!」

 

未来「っ…!わ、私は…怯えてなんか…!」

 

ドラグーン「嘘をつかなくてもいい。俺にはわかる。怖いんだろう?俺達、エネミーが怖くて、足が震えるのだろう?」

 

未来「い、いや…いや…!」

 

ドラグーン「無力な自分が憎いんだろ?誰も守れない自分自身が…」

 

未来「やめて…!私は…私は誰も殺してない‼︎」

 

美依「ちょ、ちょっとどうしちゃったのよ、未来⁉︎」

 

モリガン「この怯え方は普通じゃないわね」

 

ドラグーン「お前では誰も守れない。誰かを殺すのが関の…」

 

龍野郎の言葉は途中で止まった…。

 

俺が奴目掛けて、斬撃を放ち、斬撃が奴の頬を掠めたからだ。

 

郁人「黙れよ、クソトカゲが…。てめえ、俺の相棒を怯えさせているんじゃねえよ!」

 

未来「郁人さん…」

 

ドラグーン「…相棒か。ふっ、そうか。また会おう、斬崎 郁人」

 

何…⁉︎

 

郁人「てめえ…!どうして俺の名前を⁉︎」

 

ドラグーン「いずれ教えてやる」

 

そう言い残し、龍野郎は撤退した…。

 

郁人「待ちやがれ!まだ話は終わってねえぞ!…クソッ‼︎」

 

逃げられたか…!

 

小吾郎「相棒の為にあそこまで怒るとは流石と言えるべきかな?」

 

郁人「茶化すな、忍者探偵。金森、大丈夫か?」

 

未来「はい…」

 

郁人「行くぞ、まだ戦いは終わっていない。…それと、お前は人殺しなんかじゃねえ。俺の相棒だ」

 

未来「…!はい!」

 

お前を失うわけにはいかねえんだ…。あの人に顔向けできねえからな…。

 

 

 

 

 

 

俺達は全ての敵を倒し、ドライにダメージを与えた。

 

ドライ「イテテ?くそったれども!オレ様の膝の具合がもう少し良ければ…!覚えてやがれよ!」

 

ドライは撤退した…。

 

バン「なんなんや、あのバケモンのおっさんは、ごっついのう」

 

未来「去り言葉がどうかと思いますが…」

 

美依「六本木どうなってんのよ…もう買い物にも行けないじゃない」

 

パイ「まあ、それどころじゃないけどね」

 

アキラ「ああ、行方不明になったリュウ達の事もわからないままだ」

 

ポッピー「永夢達の事も心配だよ!」

 

春麗「リュウが⁉︎もしかしてケンもここに⁉︎」

 

バン「…こりゃ、バツのアホもやばいんちゃうか?」

 

モリガン「噴水から出てきたゾンビ達に、お屋敷に出たベラノス兄弟、そして、郁人君達が見た鬼のエネミーに龍のエネミー、ドラグーン、ね」

 

未来「…」

 

郁人「疲れたか、金森?」

 

未来「す、少し…」

 

郁人「なら、おんぶをしてやろうか?それとも抱っこの方がいいか?」

 

未来「こ、子供扱いしないでください!」

 

郁人「…ふっ、それでこそ金森だ」

 

未来「あっ…郁人さん、私の為に…」

 

郁人「さてと、俺も疲れたな〜」

 

未来「ありがとうございます…」

 

気にすんなよ、俺達、バディだろっての…。

 

小吾郎「情報を整理した方が良さそうかな」

 

郁人「そうだな。それにどうやら、あの人達の姿もなさそうだしな」

 

 

 

 

 

俺達は天斎探偵事務所の前まで来た。

 

小吾郎「立ち話もなんだから、俺の事務所に寄ってくれ。お茶ぐらいは出すぜ?」

 

アキラ「目と鼻の先か。しかし…このビルに?」

 

バン「なんや、探偵っちゅうは、儲かるんやのう」

 

春麗「…私も全部が終わったら転職を考えようかしら」

 

小吾郎「あんたが俺くらい有能なら、と言う条件はあるがね」

 

美依「ん?小吾郎の事務所、ウチのグループが用意した奴じゃなかった?」

 

小吾郎「…お嬢。黙るように」

 

パイ「…養われてるの?」

 

小吾郎「人聞きが悪いね。出資してもらってると言ってくれないかな?」

 

春麗「男としてプライドを持ちなさい、天斎 小吾郎」

 

モリガン「そう言う生き方も男の夢ではあるかもね」

 

未来「そうなんですか、郁人さん?」

 

郁人「俺に聞くな、バカ」

 

小吾郎「…ともかく、入ってくれないかな」

 

俺達は天斎探偵事務所に入った…。

 

?「なるほど、ね。予想以上にひどい状況じゃない?」

 

?2「沙夜様、いかがしますか?」

 

?3「決まってんだろ、毒馬頭(どくめず)よォ、追っかけんだよ!」

 

沙夜「あん、毒牛頭(どくごず)ちゃん、ダメよ。今はヘタに動くとまずいことになりそうだから」

 

毒馬頭「どう言うことです?」

 

沙夜「ゆらぎが不安定すぎるのよ。…どこに飛ばされるかわからないってわけ。今のコ達…危ないかも、ね」

 

毒牛頭「ヒャッハー!そいつはご機嫌じゃねえですかい、姉御!手間が省けるってもんでさあ!」

 

沙夜「あんもう、単純ねえ。でも、今は好都合なも、ね。じゃ、当初の予定通り、あの場所へ向かいましょう。そこであの人とも待ち合わせをしているし」

 

毒馬頭「はっ!」

 

毒牛頭「がってんでさあ!」

 

沙夜「…渋谷。ゆらぎの街に、ね」




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第3話 トロンにコブンにハリネズミに

今回は…あの最速のハリネズミが参戦です!

何で、本家に出ないんでしょうか…。

それではどうぞ!


ートロン・ボーンですわ!

 

私はカトルオックス島にいますの。

 

トロン「全く…どう言う事ですの!」

 

?「トロン様ぁ、どうしたんですかぁ?」

 

トロン「どうもこうもないわよ。不可解な事が起こりすぎですわ。サイバースペースの異常なエネルギー増大による、ネットの断線…。過去撃沈されたはずの巨大戦艦の帰還…。そんでもって、このカトルオックス島に、謎のエネルギー反応?もう!落ち着いて作業が出来ませんわ!そうでしょ⁉︎コブン1号!」

 

コブン1号「はい〜。ロケットの製作も遅れてますからねぇ〜」

 

トロン「とりあえず、テキトーにエネルギー反応を調べて戻るわよ!」

 

コブン17号「ラジャーで〜す!」

 

コブン28号「トロン様ぁ〜、さっそくエネルギー反応です〜!」

 

トロン「でかしたわ、28号!で、どこなの?」

 

コブン28号「そこの噴水からですぅ。あの…どんどん大きくなってますケド…」

 

トロン「…へっ⁉︎」

 

な、何なんですのー⁉︎

 

私達は光に包まれてしまいました…。

 

 

 

 

 

 

ーHello、ソニック・ザ・ヘッジホッグだ!

 

俺は全然懲りていないDr.エッグマンと戦っていた。

 

ソニック「全く、懲りないな、エッグマン!何度やったって無駄なのによ!」

 

エッグマン「ワシを侮るなよ、ソニック!今度こそ、エッグマンランド建設の為にお前を倒してやる!」

 

ソニック「相変わらず、crazyだせ。なら、返り討ちにしてやるとするか!」

 

俺は走り出そうとしたその時だった…。

 

突然、エッグマンの機械らしきものが光り出した。

 

エッグマン「な、何じゃ⁉︎」

 

ソニック「What⁉︎何なんだ、一体⁉︎」

 

そのまま、俺達は光に包まれた…。

 

 

 

 

 

 

ー俺はフランク・ウェストだ。

 

レイレイ「フランク!フランクってば!」

 

この声…レイレイか…?

 

フランク「う…うう…。レイレイ…?一体何が起きたんだ?」

 

レイレイ「それがあたしにもサッパリ。あの船の噴水が光ったと思ったら…」

 

こ、ここは…まさか…⁉︎

 

フランク「そ…そんな…バカな…!」

 

レイレイ「フランク?」

 

フランク「ここは…ウィラメッテ⁉︎こんな完全な形で残っているはずがない!」

 

レイレイ「と、取り敢えず、落ち着こうよ!あたし達以外にも人がいるんだから!」

 

フランク「何…?」

 

すると、見慣れない服装を来た女の子が二人来た。

 

?「目を覚ましたのですの?ご無事で何よりですわ!」

 

?2「それよりもこの人、この場所の事を知っているみたいね。レイレイの知り合い?」

 

フランク「君達はここに住んでいる…ワケないな。俺はフランク・ウェストだ。君達は?」

 

?「申し遅れました、私はセシリア・オルコットと申します」

 

?「凰 鈴音って言います!鈴って、呼んでください!」

 

フランク「セシリアちゃんと鈴ちゃんだな。二人はどうしてここに?それにその制服…何処の学校だ?」

 

セシリア「IS学園ですわ」

 

フランク「IS学園…?」

 

レイレイ「この二人、別世界から来たみたいなの」

 

フランク「別世界…?」

 

鈴「正確に言うと別世界に行って、さらに別世界に転移しちゃったって、所ね」

 

何を言っているんだ、一体…?

 

フランク「…すまない、話が見えないんだが…」

 

すると、周りの噴水が光ると俺達の前に一人の女の子と複数のロボット、青いハリネズミ、そして俺達を覆い囲む様に大量のモンスターとロボットが現れた。

 

トロン「あたた…。目の前が真っ白になったと思ったら、一体何事ですの?」

 

ソニック「痛って…何が起こったんだ⁉︎」

 

コブン1号「ト、トロン様ぁ…」

 

トロン「1号!状況報告お願い!」

 

コブン1号「え〜と、そのぉ〜…」

 

フランク「どうなっているんだ?…毎回これじゃたまらんぜ」

 

コブン17号「なんか、カメラマンっぽい人と…」

 

レイレイ「も〜何て言うか、アイヤーって感じ!」

 

コブン28号「なんか、キョンシーの人と…」

 

鈴「え…何か、この子達、可愛いわね」

 

セシリア「同意見ですわ!」

 

コブン17号「なんか、白い制服を来た女の人達と…」

 

ソニック「色々予想外の事にあってきたけど、今回も予想外だな」

 

コブン28号「なんか、喋って、二本足で立つ青いハリネズミみたいな人と…」

 

グノーシス「…」

 

コブン1号「なんかボク達を取り囲んでる、宇宙怪獣達です〜!」

 

トロン「グノーシスって…ええっ⁉︎巡礼船団⁉︎」

 

トロン28号「トロン様ぁ!リーバードもいますぅ!」

 

トロン「あー、もう!まごまごしては、いられませんわ!すぐに戦闘準備よ!そこの五人は…最悪、コブン43号と44号、45号と46号、47号扱いですわ!」

 

コブン1号「ラジャーですう!」

 

ソニック「そのコブンってのはよくわからないが、周りの奴らの中にエッグマンの所のロボットも混ざっているな。なら、やるしかないか!」

 

 

 

第3話 トロンにコブンにハリネズミに

 

 

 

 

 

なんか勝手に話が進んでいるな…。

 

フランク「おいおい、勝手に番号をつけないでくれ」

 

セシリア「私達はあなたの子分などにはなる気はないですわ!」

 

レイレイ「アイヤ〜。トロンちゃん、どうしてここに?」

 

トロン「どうもこうもありませんわ。…街に買い出しのついでに調査に出たら、急に。」

 

鈴「レイレイ、この人と知り合いなの?」

 

レイレイ「前にちょっとネ。青いハリネズミの人はわからないけど…。えっと、未来の世界に住んでるんだよね?」

 

トロン「…簡単に言えば、そう言う事ですわ」

 

フランク「未来人?タイムスリップってことか?それを信じろと?」

 

鈴「タイムスリップは特に珍しい事じゃないわよ。アル・ワースでもタイムスリップしてきた人間は結構いるから」

 

フランク「そもそも何なんだアル・ワースって…」

 

セシリア「私達が転移してきた世界です」

 

フランク「ますますわからん…」

 

コブン1号「し、信じてください〜? !」

 

コブン17号「ホ、ホントなんですぅ〜!」

 

コブン28号「あの…お名前はなんて言うんですかぁ〜?」

 

フランク「俺はフランク…フランク・ウェストだ。お前達、ロボット…なのか?何処かで見たような…」

 

セシリア「セシリア・オルコットと申します」

 

鈴「凰 鈴音よ、よろしくね!」

 

フランク「それで、青いハリネズミ君は何者だ?」

 

ソニック「俺はソニック・ザ・ヘッジホッグだ!よろしく頼むぜ!」

 

フランク「喋るハリネズミ…もう何でもありだな」

 

レイレイ「そうかな?二本足で立って話す動物は結構いるよ」

 

ソニック「俺の仲間にも結構いるぜ」

 

フランク「そっちを基準にしないでくれ」

 

トロン「また過去の世界になんて…やってられませんわねえ。でも、今はこの場を切り抜けないと…」

 

コブン「トロン様ぁ〜!さらに誰か来ますぅ!」

 

トロン「え…⁉︎」

 

?「ヒルベルトエフェクト!」

 

グノーシス「…⁉︎」

 

何だ今のは…⁉︎

 

トロン「グノーシスを通常空間に固着した⁉︎あなた…まさかT兵器ですの⁉︎」

 

?「…何?貴様…」

 

コブン「トロン様ぁ、知ってるんですかぁ⁉︎」

 

トロン「ええ、グノーシスに対抗するために開発された戦闘用アンドロイドよ。人型掃討兵器KP-X、KOS-MOSに続いて造られた、新型兵器…TP-XX!」

 

T-elos「そう、我が名はT-elos!…やがては秩序となるもの!…同じ世界の人間か。ならば聴くわ。そのKOS-MOSは何処にいる?」

 

コブン「わかんないですぅ…。ボク達もここに飛ばされて来たばかりなんですぅ!」

 

T-elos「…チッ。私と同じ、か」

 

フランク「誰だか知らないが、一枚撮らせてもらっていいかい?」

 

トロン「フランク…あなたねえ…」

 

T-elos「構わないわ。記念写真くらい撮らせてあげる。…冥土の土産にでもするがいい。貴様らは、私がKOS-MOSを探している事を知った。余計な情報を持つ者は…殺しておく方がいいものね」

 

セシリア「ええっ⁉︎」

 

コブン「ヒィー!き、聴かれたから答えただけなのにですぅー!」

 

鈴「それに勝手にあんたが言ったんでしょうが!」

 

レイレイ「そう言う事するかなー!普通!」

 

T-elos「するのさ!せめてもの情けだ。苦しませず、一瞬で消し飛ばしてあげるわ!」

 

ソニック「やる気だな、あのロボット」

 

フランク「仕方ない。殺されるわけにはいかないからな」

 

セシリア「鈴さん!」

 

鈴「ええ!」

 

セシリアちゃんと鈴ちゃんは何かの機械を纏った。

 

ソニック「何だそれ?」

 

セシリア「これがIS…インフィニット・ストラトスですわ!」

 

レイレイ「それがセシリアちゃん達の世界にあるんだね!」

 

鈴「まあね。これで私達も戦えるわよ!」

 

フランク「じゃあ、いくとするか!」

 

俺達は戦いを開始した…。

 

 

 

 

 

 

戦闘開始から数分後、入り口から誰かが入ってきた…。

 

 

 

 

 

 

 

ー斬崎 郁人だ。

 

ここが忍者探偵さんの事務所…って…。

 

小吾郎「ようこそ、お客様方。俺の事務所へ…。って、おや?」

 

未来「ここ…事務所と言うよりも…」

 

郁人「何処かのショッピングモールに近いな」

 

美依「ちょっと小吾郎!私に何の断りもなく、こんな改装して!」

 

パイ「郁人の言う通り、ショッピングモールじゃいの?ここ…」

 

明日那「どうしてビルの中にショッピングモールがあるの?」

 

フランク「ん?あれは…おい!春麗!」

 

レイレイ「ヤッホー!」

 

春麗「フランク⁉︎レイレイも!」

 

モリガン「あなた達は、あの船からこっちに飛ばされたのね?それに、ちょっと珍しい顔もあるわね、トロンちゃん?」

 

トロン「レイレイがいた時点で、予想してましたけど…また魔界が⁉︎」

 

パイ「ねえ、アキラ、あそこにいるのって…」

 

アキラ「ソニック…?ソニック・ザ・ヘッジホッグか⁉︎」

 

ソニック「Hey!アキラとパイ、バンじゃねえか!久しぶりだな!」

 

フランク「待て、どうして別世界のソニックとパイ・チェンが知り合いなんだ?」

 

ソニック「まあ、色々あるんだよ。気にするなよ!」

 

バン「ハリネズミで喋っとるがいい奴や」

 

小吾郎「だったら、信じた方がいいかもな」

 

未来「あそこにいる機械を纏ったお二人はどうしますか?」

 

レイレイ「この子達も味方だよ!」

 

鈴「レイレイ達の知り合いなら、信じても大丈夫そうね!」

 

T-elos「そちらの仲間か。…ふん、寂しくないように、纏めて送ってあげるわ」

 

郁人「随分物騒な事を言っている奴がいるが、あいつは?」

 

コブン「T-elosさんって言う、敵の怖いアンドロイドさんですぅ!」

 

バン「何や知らんが、ケンカっちゅうことやろ?」

 

トロン「まあ、そうですけど…。状況に流されて、どんどん面倒な方向に進んでるような気がしますわ」

 

それには同意するぜ。まあ、戦闘開始といくか。

 

 

 

 

 

 

俺達はT-elosっというロボット女にダメージを与えた…。

 

T-elos「この世界から抜け出すには、ここを通ればいいらしい」

 

小吾郎「俺達も戻りたいのさ。一緒に行くかな?」

 

T-elos「見ず知らずの連中と馴れ合うつもりはない」

 

フランク「写真くらいはいいだろ?」

 

レイレイ「フランク…そんな相手じゃないって」

 

T-elos「…いいだろう」

 

ポッピー「あ、いいんだ…」

 

フランク「お!じゃあスマ〜イル!」

 

鈴「本当に撮った!」

 

何かperfectって出なかったか?

 

T-elos「また会う事があったら、その時は殺すわ」

 

そう言い残し、ロボット女は外に出た…。

 

バン「なんや、えらい姉ちゃんやったな。ノリは嫌いやないで」

 

セシリア「あの方もあなたと同じ世界から来たのですか、トロンさん?」

 

トロン「ええ、KOS-MOSを捜してると言ってましたわ」

 

小吾郎「人捜しか。俺に依頼してくれれば良かったのに」

 

アキラ「おい小吾郎、リュウや仁達を先に頼むぜ」

 

明日那「そうだよ!永夢達だって、まだなんだからね!」

 

パイ「そもそも、あなたの事務所に入ったはずなのに、どうしてこんな所に出るのよ」

 

小吾郎「どうしてかはわからないが、一つはっきりとしたのは…。六本木やナムコシアターで消えた連中も、俺達と同じ状況だったんじゃないかな」

 

未来「なるほど。客観的に見て、私達も行方不明者というわけですね」

 

郁人「そっちのISって、機械を纏っていた二人も異世界から来たんだよな?」

 

鈴「ええ、訓練をしようとした瞬間に目の前が真っ白になったら…」

 

セシリア「気がついたら、ここにいましたの」

 

ソニック「俺もエッグマンと戦っていて、気がついたらここにいたんだ!」

 

美依「とりあえず、来た所から戻ればいいんじゃない?」

 

モリガン「だといいけど。とりあえず、出てみましょ?」

 

郁人「出て早々、別の所に繋がっていて、戦闘に出くわしていたりしてな。場所は渋谷で」

 

春麗「何で渋谷なのよ。それにそう都合よく、戦闘に出くわすなんて、事はないわよ」

 

それもそうだな。

 

俺達は外に出た…。




感想や意見も待っています!


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第4話 ゆらぎの街のアリス

さあ〜来ましたよ!

私が一番好きな回です!

それではどうぞ!


ーネメシスだ。

 

俺は沙夜と共に渋谷にいた。

 

沙夜「あん、またこの街に来る事になるとは、ね」

 

ネメシス「思い出深い場所なんだろ?もう少し懐かしさに浸っていてもいいぜ」

 

沙夜「もうネメ君ってば、優しいのね!でも、残念…余計な邪魔が入る前に、済ませてしまいたい所なのよね…」

 

ネメシス「それは俺も同感だな。これでようやく始める事ができるからな」

 

?「何を始めるつもりだ、ネメシス?」

 

この声は…来ていたのか、零!

 

零とアマリが現れた…。

 

 

 

 

 

 

ー新垣 零だ。

 

俺とアマリはあの後、この世界に跳ばされて、ネメシスの気配を察知し、渋谷にまで来た。

 

世界は違えど、渋谷の場所などは同じだったから、迷わなかったな。

 

アマリ「ネメシス、観念してください!」

 

ネメシス「アマリもいるのか、相変わらずラブラブだな。それにしてもこんな異世界にまで来て、出会うとは俺達は何かの赤い線で結ばれているんじゃないのか?」

 

零「会って早々に気持ち悪い事言うな。それに白々しい事この上ないな。俺達をここに跳ばしたのはお前だろ?お陰でルークとティアとは逸れてしまったがな」

 

沙夜「あん、この子がネメ君の一押しの零君?噂通りのいい男じゃない」

 

アマリ「な、何なんですか、この人…⁉︎」

 

零「あいつの中の気…あの女、人間じゃないな」

 

沙夜「そう、私は仙狐よ。名前は沙夜…よろしくね、零坊や」

 

零「お前に坊やと呼ばれる筋合いはねえよ。ネメシス、この異世界に来て、何を企んでいるんだ?」

 

ネメシス「俺がそう簡単に答えると思うか?」

 

零「まあ、そうだな。だったら、容赦はなしだ!行くぞ、アマリ!」

 

アマリ「ええ、零君!」

 

ネメシス「ゼフィルスネクサスやゼルガードのないお前達で俺に勝てると思っているのか?」

 

零「生身でも俺達は戦えるってのは知っているはずだぜ?」

 

沙夜「あん、勇ましい事…」

 

ネメシス「…お前と破壊者を出会わせるワケにはいかないな…。ならば、ここで潰させてもらうぜ!」

 

零「潰されてたまるかよ!俺達はアル・ワースに戻らなければならないんだよ!そして、何としてでもお前の企みは阻止してやる!」

 

戦闘開始だ!

 

 

 

 

 

 

戦闘から数分後の事だった…。

 

沙夜「っ…やはり、そう簡単に物事は動かないわね」

 

すると、複数の人が現れた…。

 

 

 

 

 

 

 

ー斬崎 郁人だ。

 

ショッピングモールから出たら…おいおい、マジかよ…。

 

小吾郎「ここは…渋谷⁉︎」

 

明日那「それも戦闘中みたいだよ!」

 

春麗「郁人…?」

 

郁人「俺のせいかよ!俺は可能性の話をしただけだっての」

 

ソニック「ここまで当たるなんて、郁人はEsperか⁉︎」

 

未来「いえ、普通のリアルプレイヤーです」

 

パイ「リアルプレイヤーを普通って、言わないでしょ」

 

アキラ「それよりもどういう事だ?来た入口から戻って…渋谷だと⁉︎」

 

沙夜「あん、六本木にいたコ達?こんな所に出ちゃったの?」

 

ネメシス「大分、時空が歪んできているな」

 

パイ「誰…?バケモノを連れてる時点で普通じゃないとは思うけど」

 

春麗「男の方は知らないけど、女の方はわかるわ。ねえ、沙夜。逢魔(おうま)のエージェント!」

 

沙夜「これはこれは。インターポールの刑事さん?相変わらずみたいね。渋谷は閉鎖都市指定を受けている街よ!何をしてるの!」

 

明日那「ちょっと待って!あっちの男の人は知っているよ!ネメシスだよね!」

 

ネメシス「仮面ライダーの一人か。どうやら、無事だったようだな」

 

ソニック「ポッピーはあいつのせいで跳ばされたんだったよな」

 

明日那「永夢達は何処なの⁉︎」

 

ネメシス「さあな。跳ばされた奴等の行方なんて知らねえよ」

 

バン「それよりも、オーマにヘーサ都市って何や?アームストンシティ帰りのワシに、誰か説明してんか?」

 

美依「小吾郎先生〜、私も知りた〜い、ってね」

 

鈴「勿論、異世界から来た私達も!」

 

小吾郎「仕方ない、高校生四人と異世界のハリネズミ君に先生が教えてあげよう。次元の歪みや、怪物達の出現…。それがあるレベルにまで達した時、その区画を閉鎖する事。閉鎖都市ってのは俗称に近いかな」

 

沙夜「逢魔っていうのは、世界を混沌に陥れるために、古来より存在する組織なの。構成員は主に妖怪。歴史は結構あるのよ。私も狐の変化(へんげ)だし、ね」

 

美依「ほほう?わかりやすいじゃない」

 

トロン「逢魔に関しては、本人が言ってるから当然ですわ」

 

バン「閉鎖都市…早い話がお手上げになって、臭いもんに蓋しただけやろ」

 

アキラ「問題はその蓋を開けて、逢魔が何をしようとしているかだ」

 

沙夜「あん、それはナイショ」

 

郁人「それにしてもそっちの二人は逢魔の新しいメンバーか?」

 

零「俺達は人間です。あなた達こそ、何者なんですか?…って、そこにいるのはセシリアと鈴か⁉︎」

 

セシリア「え…零さんとアマリさん⁉︎」

 

アマリ「どうしてお二人がここにいるんですか⁉︎」

 

鈴「それはこっちのセリフですよ!」

 

フランク「セシリアちゃん達の反応…彼等もアル・ワースって、所から来たようだな」

 

零「はい。俺は新垣 零です」

 

アマリ「アマリ・アクアマリンです」

 

零「俺達とセシリア達はアル・ワースから来て、エクスクロスとして戦っています」

 

レイレイ「エクスクロスって何?」

 

アマリ「アル・ワースを平和にする為に戦う部隊です」

 

零「ネメシスは俺達の世界の敵で究極生命体なんです」

 

トロン「よくわかりませんが、敵だと言うのは確かですわね」

 

モリガン「まあ、なんにせよ。逢魔は忙しいみたいじゃない?」

 

沙夜「もう少しサボりたいんだけど、なかなか、ね。今のあなた達みたいに、急な厄介事が多くて。と、言うわけで…」

 

ネメシス「秘密を見られたからには、生かしておくわけにはいかないんだ。お前達は知りすぎたってやつだな。悪く思うなよ」

 

ソニック「さっきも似たような事を言われた気がするぜ」

 

フランク「それよりも…一枚いいかい?」

 

沙夜「あん、プロのカメラマンさん?綺麗に撮ってね」

 

またperfectって、出た…。

 

明日那「こっちも似たような事しなくていいの!」

 

ネメシス「思い出は残したか?じゃあ、始末するとするか!」

 

沙夜「余計は子達に騒ぎを聞きつけられないうちに、ね」

 

零「させるかよ、そんな事!」

 

郁人「流石の状況だ。手を貸してくれるか、お二人さん?」

 

アマリ「わかりました!」

 

零「ああ、行くぞ!」

 

戦闘開始だ!

 

 

 

 

 

 

 

…突然、馬と牛が現れた。

 

毒馬頭「沙夜様、遅れました!」

 

毒牛頭「姉御!大丈夫ですかい!」

 

バン「なんや?ごっつい牛頭と馬頭が来おったで?」

 

レイレイ「アイヤー、あいつらも逢魔の仲間だよ」

 

沙夜「首尾はどう?」

 

毒馬頭「…すぐにでも」

 

毒牛頭「やっちまいますかい?姉御!」

 

ネメシス「いいんじゃねえか、沙夜?」

 

沙夜「そうねえ…。ただ、あんまり見られたくないけど…。邪魔が入る前に…やっちゃいましょうか?」

 

?「待て…っ!」

 

毒牛頭「な、なにっ⁉︎誰だっ⁉︎」

 

沙夜「…ふう」

 

毒馬頭「ぬうん!どこにいる!姿を見せろ!」

 

未来「郁人さん、この声って…」

 

郁人「正確に似合わず、派手な演出が好きだな、あの人は…」

 

小吾郎「こう言う時は…大体高い所と決まってるかな」

 

美依「高い所って…あっ!」

 

俺達、全員が上を見上げるとビルの屋上に二人の人影があった。

 

?「今更名乗る必要はあるまい、逢魔」

 

?2「またロクでもない混沌計画を考えちょるようじゃな」

 

ネメシス「へえ、今度は沙夜が一押しの奴が来たってわけか」

 

毒牛頭「森羅の白髪野郎と駄狐か!」

 

?2「駄狐っちゅうな!バカ牛めが!」

 

毒馬頭「有栖 零児に小牟(シャオムゥ)。…沙夜様、面倒な連中が」

 

沙夜「…例によって、なんとなく嫌な予感はしてたけど、ね」

 

零児「何を企んでいるか知らんが、お前達を見逃すわけにはいかない!とうっ!」

 

小牟「ほわっちゃ〜!」

 

二人が降りてきた…。

 

郁人「相変わらず元気そうだな、零児兄さん、狐婆ちゃん」

 

零児「郁人と未来か。そちらも元気そうだが…何故、渋谷に?」

 

未来「いや…これは来たくて来たわけでは…」

 

小牟「ふむ、ワケありみたいじゃな」

 

小吾郎「特務機関森羅か。探す手間が省けたけど、本物かな?」

 

美依「怪しいものよねえ。特にあのバナナ頭。狐?何なの?そのキャラ作りは」

 

いいツッコミだ、お嬢様。

 

小牟「ほっとけ!人の事言えんじゃろが。主こそ妙ちくりんなカッコしおって!」

 

美依「何よ、人の普段着に!悪い⁉︎」

 

零「いや、それ普段着だったのかよ⁉︎」

 

小吾郎「君も人の事、言えないかな」

 

沙夜「あん、もう途端に騒がしくなっちゃったじゃない」

 

ネメシス「奴が有栖 零児…。へえ、確かに面白そうな男だな」

 

沙夜「そうでしょう?それにしても今回は随分と早いご登場ね、坊や」

 

零児「坊やと呼ぶな。ここで何をするつもりだ、沙夜。民間人を巻き込む事は許さん」

 

小牟「ふむ。格闘家、機械乗り、ジャーナリスト、コスプレ、ゾンビに悪魔に仮面ライダーにハリネズミに番長…。いろいろ取り揃えて来おったのう。民間人ばかりではないぞ?見知った顔もチラホラとおるようじゃしな」

 

零児「そいつは重畳。話が早い。だが、気は重いな。…また、大きな祭りになりそうだ」

 

 

 

 

 

第4話 ゆらぎの街のアリス

 

 

 

 

 

 

アマリ「コスプレって、私達の事ですか⁉︎」

 

零「まあ、客観的に見れば、コスプレだな、これは…」

 

零児「小牟の事は気にしなくていいぞ。それよりも、春麗、郁人、説明してくれ。どうやって閉鎖都市の渋谷に入った?」

 

春麗「すごく簡単に説明すると、六本木からコロラド、そこから渋谷よ」

 

小牟「どんだけワープ&ワープしとるんじゃ」

 

郁人「俺達だって、したくてしているわけじゃねえよ」

 

零児「ゆらぎか。次元が繋がっているのは、この世界だけではあるまい。魔界のモリガン、遠い未来のトロン…予想はつくが」

 

アキラ「知っているのか?」

 

小牟「まあ、前に似たような事件があってのう」

 

モリガン「今回は行方不明になってるコ達もいるわ。…また大変そうよ?」

 

トロン「でも、専門家がいるのはありがたいですわ」

 

コブン「見つけやすくなりそうですぅ!」

 

フランク「日本の特務機関森羅か。全く、スクープの連続で感覚が麻痺してくるぜ」

 

ポッピー「喜んでる場合じゃないよ、フランク!」

 

小吾郎「何をするにしても、まずはこの場をどうにかすべきかな」

 

零児「同感だ。逢魔の連中を片付ける。話はその後にしよう」

 

郁人「確かにこんな妖怪だらけのパーティーはゴメンだからな」

 

零「これだけの人がいれば、すぐに終わります。いきましょう!」

 

美依「はぁ、シブヤ・カジュアルを楽しむヒマもないってね…」

 

小牟「まずはこのチーマー気取りの連中を蹴散らすのが先じゃ!」

 

じゃあ、いくとするか!

 

 

 

 

俺達は牛野郎にダメージを与えた…。

 

毒牛頭「久しぶりだぜ!こっちの世界で戦うのはよ!姉御ォ!先にズラかりますぜェ!」

 

牛野郎は撤退した…。

 

 

 

 

俺達は馬野郎にダメージを与えた…。

 

毒馬頭「ヒヒィン!復帰戦はこんなものだろう。沙夜様、準備は完了してます。先に行きます!」

 

馬野郎は撤退した…。

 

 

 

 

 

俺達は女狐と生命体野郎にダメージを与えた…。

 

ネメシス「ほう、やるな」

 

沙夜「あん、いたた。この感じ、久しぶりねえ。取り敢えず準備は済んだし、お暇しましょうか。…今回も長い戦いになりそうじゃない?坊や」

 

零児「さあな。俺がやるべき事はいつも変わらん」

 

小牟「そうじゃそうじゃ!今回はテンポよく行くからの!」

 

ネメシス「アル・ワースでの戦いも途中なのに、忙しくなるな、零」

 

零「まあな。それでも目を背けるワケにはいかねえんだよ。俺の中にお前の遺伝子がある…俺がお前を止める」

 

沙夜「ふふ…チャオ」

 

ネメシス「またな、あばよ!」

 

二人は撤退した…。

 

レイレイ「ふい〜。終わったカナ?」

 

トロン「アナタ達、索敵は?」

 

コブン「大丈夫みたいで〜す!」

 

モリガン「ふふ、どこに行っても退屈しないわね」

 

パイ「前向きすぎよ、モリガン。もういい加減疲れたわ」

 

零「まさか、お前達と異世界で会う事になるとはな」

 

アマリ「お二人はどうしてここに?」

 

セシリア「鈴さんと訓練をしようとしていたら、突然目が真っ白になりまして…気がついたら、別世界にいましたの」

 

鈴「でも、知り合いに出会えて、良かったです!」

 

零「そうだな。こっちも安心したぜ」

 

小吾郎「何はともあれ、当初の目的が果たせたのは、運が良かったかな。森羅のエージェントに接触できた」

 

零児「俺達に…?」

 

美依「そうね。盗まれた経界石について、話とかなきゃ、ってね」

 

郁人「俺達もエネミーについて、色々と話さなきゃならないからな」

 

小牟「な、なんじゃ?なんか悪い予感がするのう…」

 

俺達は零児兄さん達にこれまでの事を話した…。

 

 




零児さん、本当に格好いいな〜。

このゲームをプレイした後にナムカプをプレイしたので、やはり、格好いい!



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第5話 神を喰らう者達


ゴッドイーター参戦!

破壊者も加入!

それではどうぞ!


 

?「…で?どう言う感じ?」

 

アイン「やはり怪しいのは…あの娘ですわ」

 

ドライ「オレ様もそう思いますぜ。どうするんで?」

 

?「あの石だけでは、力が足りないっていうか?」

 

アイン「あの娘…さらってきた方が早い気がしますわなあ」

 

?「今、連中はあの街にいるのよね?」

 

ドライ「まだ移動はしてないようで」

 

?「丁度いいから…アタシが直接出向くとするわ。例の実験も…あの街でするわけだし。(ふふ、どれ程のものか…見させてもらおうかしら…)」

 

 

 

 

 

?「リアルプレイヤー、か…」

 

ドラグーン「ああ、あの斬崎 郁人という小僧は凄まじき力を持っている」

 

オーガ「だが、奴はまだ力の半分も発揮していない。それに、何か別の感情が見える」

 

ドラグーン「俺が興味を示したのは金森 未来という小娘だ。あの小娘は確か…」

 

オーガ「やめろ、ドラグーン。既に昔の話だ」

 

?「…。だが、金森 未来は俺達の存在に怯えているようだな」

 

ドラグーン「仕方ない事だ。あれ程の経験をすればな」

 

オーガ「潰すのには容易いという事か…。だが、それには斬崎 郁人をどうにかする必要がある」

 

?2「あいつは俺が始末する」

 

?「あなた様は…!」

 

ドラグーン「お言葉ですが、どうして、斬崎 郁人の事をご存知だったのですか?」

 

?2「あいつが小さい頃から一緒にいただけだ。とりあえず、斬崎 郁人は放っておき、金森 未来はお前達の好きにしろ」

 

オーガ「了解しました」

 

?「では、俺が向かいましょう。金森 未来を始末し、ここに斬崎 郁人を連れて来て見せましょう」

 

?2「期待しよう。(郁人…来るなら来い。だが、お前では俺には勝てないがな…。憎しみに囚われている限り…)」

 

 

 

 

 

 

 

ー斬崎 郁人だ。

 

俺達はそれぞれの事を零児兄さん達に話した…。

 

零児「黄龍寺家の屋敷から盗まれた秘宝…。人間の言葉を話すエネミーの登場…。そして、時間や次元を越えて繋がり始めた世界か」

 

小牟「それで、こんな統一感のない一団になっとるんじゃな?探偵…天斎寺 三郎じゃっけ?ぬしが率いておるのかの?」

 

小吾郎「天斎 小吾郎。率いてるというか…。旅は道連れってやつかな」

 

トロン「タイムスリップを旅の一言で済まさないで欲しいですわ」

 

ソニック「そもそも俺は異世界だしな」

 

美依「それに、一瞬で着いちゃうから旅の醍醐味もないってね」

 

零児「零達はこの状況でも動じないんだな」

 

零「ええ、まあ…。アル・ワースではそんな事が日常茶飯事みたいに起こっているんですよ」

 

鈴「でも、私達、エクスクロスのリーダーは零さんなので」

 

アマリ「違いますよ、鈴さん。零君は副リーダーです」

 

零「どっちも違うっての!」

 

零児「苦労しているんだな」

 

郁人「他人事だな、零児兄さん」

 

フランク「それにしても、俺が気になったのは、やはりウィラメッテだ。…完全な形であの街が残っているはずがないんだ」

 

レイレイ「その前に乗ってた船も変だったよね。…誰もいなくなってたし」

 

パイ「ニセモノの世界…って事なのかしら?」

 

モリガン「もし本当にそうなら、新しいパターンよね」

 

郁人「それに関して、俺達も零児兄さん達に聞きたい事があったんだ。銀座も閉鎖都市指定は受けたのか?」

 

零児「いや、そんな報告は聞いていないぞ」

 

未来「という事はレイレイさんやフランクさんの言った事が銀座でも起こったという事ですか?」

 

アマリ「コールシティも人がいませんでした…」

 

ポッピー「もう、混乱するだけだよ!」

 

セシリア「その事を考えるのは後にして…これからどうするのですか?」

 

春麗「閉鎖都市に居続けるのはよくないわ。移動しましょう」

 

零児「そうだな、六本木の本部へ向かおう」

 

アキラ「ああ、またあそこから出直しだ」

 

俺達は六本木に向かった…。

 

 

 

 

 

 

 

ー門矢 士だ。

 

俺はベラボーマンとワンダーモモと共に渋谷に来ていた。

 

士「ここがこの世界の渋谷か…。隕石が落ちて、壊滅したりと渋谷は忙しいな」

 

等「渋谷が壊滅⁉︎どういう事ですか?」

 

士「別の世界の事だ、気にするな、ベラボーマン」

 

等「えーっと、今の私は中村 等なのですが…」

 

士「ベラボーマンはベラボーマンだろう」

 

桃「それにしても、他の皆さんは一体何処に行ったのでしょうか?」

 

士「この世界の何処かに跳ばされたのか…それとも別の世界に跳ばされたのか…。それはわからないな。それよりもその森羅という奴等には本当に会えるんだろうな?」

 

等「六本木にはいなかったと見て、ここにいらっしゃる可能性が高いのですが…」

 

士「だったら、早く探すぞ」

 

すると、建っていた巨大なビルに穴が開き、そこから三人の人物が出てきた…。

 

?「クソッタレ…。一体何が起きやがった…。アリサ、リンドウ!状況はどうなってる!」

 

?2「みんな、ケガはないみてーだな?だが…わからんな。神学校に向かったはずなんだが…」

 

アリサ「そうですよね…。ビル街の教会跡地に入ったら、突然…。って、ソーマ!この人、リンドウさんじゃないです!」

 

ソーマ「何…⁉︎お前…何者だ…!」

 

ヴァシュロン「そういきり立つなって、俺はPMFをやってるヴァシュロンってもんだ」

 

ソーマ「PMFだと?聞かない名だ。…何処の組織だ?」

 

アリサ「少なくとも、ゴッドイーターではなさそうですけど」

 

ヴァシュロン「ゴッドイーター…?それに、その馬鹿でかいエモノを見る限り…。お前らも一般人じゃなさそうだな」

 

士「おいおい、そっちだけで話さずに俺達も混ぜろよ」

 

桃「ちょ、ちょっと、士さん!」

 

ソーマ「誰だ…⁉︎」

 

士「通りすがりの仮面ライダーだ、覚えておけ」

 

アリサ「通りすがりの…」

 

ヴァシュロン「仮面ライダー…?」

 

等「と、兎に角、我々は敵ではありません!今起こっている情報を交換しましょう!」

 

俺達は穴から現れた奴等と情報を交換した…。

 

ソーマ「階層都市バーゼル…?何処の国だ?」

 

ヴァシュロン「世界を食い尽くすアラガミねえ…バーゼルに出るモンスターとは違うのか?」

 

アリサ「なんだか、全然噛み合わないですね」

 

士「だいたいわかった」

 

アリサ「わかったんですか⁉︎」

 

士「つまり、お前達はそれぞれの世界を守る仮面ライダーだという事はな」

 

ソーマ「…俺達は仮面ライダーじゃない」

 

ヴァシュロン「異世界を渡り歩く仮面ライダーに変身ヒーロー…。まるで絵本だな。それにしてもそれぞれの世界だと?」

 

等「門矢君、もしや…」

 

士「ああ、こいつらはそれぞれ別の世界から来ている。ゴッドイーターやバーゼルをお互いが知らない証拠だ」

 

ヴァシュロン「あの大穴を通って、未知の場所にたどり着いた。そういう事らしいな」

 

ソーマ「なら、とっととあの穴に戻って…」

 

すると、穴から怪物が現れた。

 

桃「な、何なんですか⁉︎」

 

アリサ「そんな!アラガミ⁉︎」

 

ヴァシュロン「ほほう、こいつらがアラガミか。なるほど、そっちに通じてるみてーじゃねえか」

 

士「魔化魍みたいだと、思っていたが、違うな」

 

ソーマ「こいつらを始末して、さっさと戻るぞ!アリサ、俺が前に出る!お前はそいつらの援護だ」

 

アリサ「待ってください、私も前に出ます!」

 

ヴァシュロン「アリサちゃんは攻め好きですね。わかります!」

 

ソーマ「ああ?わけがわからねえ」

 

ヴァシュロン「いや、服装も相当攻めてらっしゃるわけで」

 

桃「え、えー…」

 

アリサ「…どん引きです」

 

ヴァシュロン「とまあ、軽く気持ちをほぐしたところで、俺は後ろで勝手にやらせてもらうぜ。では若者達、頑張りたまえ!」

 

士「楽をしようとしているのが見え見えだぞ」

 

ソーマ「チッ、調子が狂うぜ。アリサ、連携していくぞ。他の奴らもそれぞれ戦え。状況が見えねえ。無理はするな。今は…とにかく死なない事だけを考えて行動しろ」

 

等「ソーマ君…」

 

ヴァシュロン「ほう、感心だな、ソーマ。実際に戦場で活躍出来るのは、そういう奴さ」

 

アリサ「ふふっ。もうそろそろ、隊長になってもいいんじゃないですか?」

 

ソーマ「…黙れ、敵に集中しろ」

 

桃「そうですね。話は後です!」

 

ヴァシュロン「いいねえ、戦う若者は。ほんじゃ、行きますか!(だが、ウチの若者どもは何処に行ったんだ?ヤバイ事に巻き込まれてなけりゃいいが…)」

 

俺達は変身し、戦闘準備が整った所で誰かが来た…。

 

 

 

 

ー斬崎 郁人だ。

 

お嬢様が戻って欲しいと言って、戻って来たが…。

 

何だ、この状況…?

 

美依「ほらぁ、やっぱり!」

 

モリガン「あら、本当に美依ちゃんの言う通りだったわね。戻ってみたら…」

 

零児「バカな…!これだけの規模のゆらぎに気付かなかっただと⁉︎」

 

アマリ「美依さんはよくわかりましたね…」

 

美依「ふっふ〜ん、女のカンよ、カン」

 

小吾郎「…。(森羅のエージェントが感じなかった次元の歪み…。どうしてお嬢が?)」

 

零「どうかしましたか、小吾郎さん?」

 

小吾郎「いや、気にしないでほしい」

 

レイレイ「見たことないバケモノは…絶対に穴から出て来たやつだよねえ?」

 

郁人「全く…また厄介事かよ…」

 

バン「バケモンの他に…誰かおるで」

 

小牟「どうなっとんじゃ!閉鎖都市にホイホイと!」

 

ソーマ「チッ…!おい、来るな!こいつらは危険だ!」

 

アリサ「民間人を巻き込むわけには…!」

 

ポッピー「あれ⁉︎モモちゃんにベラボーさん!ディケイドも!」

 

ワンダーモモ「ポッピーさん!」

 

ベラボーマン「無事だったんですね!」

 

ディケイド「他の奴等は一緒じゃないみたいだな」

 

零児「懐かしい顔ぶれだな」

 

小牟「全く、どうなっとるんじゃ!」

 

ディケイド「あんた等が森羅のエージェントか…。ん?」

 

零「え…?」

 

ディケイド「ネメシスの遺伝子を持つガキか」

 

零「どうしてその事を⁉︎」

 

ディケイド「俺は通りすがりの仮面ライダーだからな」

 

ヴァシュロン「理由になってないだろう、それ…」

 

トロン「そちらの方達は?そんな馬鹿でかいエモノを持っている事から、民間人ではないと思いますが…」

 

アキラ「あの大穴についても聞かなければな。まずは助けるぞ」

 

ヴァシュロン「こりゃ、その筋の連中だな」

 

ワンダーモモ「知らない人もいらっしゃいますが、皆さんいい人です!」

 

ヴァシュロン「…。こっちの青いのがソーマ、カワイコちゃんがアリサ、そして俺様がヴァシュロン!よろしく頼むぜ!」

 

ソーマ「おい、ヴァシュロン!余計な事をベラベラ喋るな」

 

ヴァシュロン「生き残る確率を高めるためさ。知らない場所で死ぬ趣味はないんでな」

 

ソニック「HEY!相変わらずだな、ヴァシュロン!」

 

ヴァシュロン「ん?おお、青いハリネズミ君じゃないか!久しぶりだな」

 

ソニック「ゼファーとリーンベルはどうしたんだ?」

 

ヴァシュロン「絶賛、はぐれ中だ」

 

鈴「またソニックの知り合いなのね…」

 

フランク「話はそこまでだ。助けを求める奴を死なすような趣味は、俺にもない。安心しろよ」

 

アリサ「なんかいい人達っぽいですけど…どうします?ソーマ」

 

ソーマ「アラガミどもの数は少ない。さっさと片付けるぞ。俺達の仕事だからな」

 

 

 

 

 

第5話 神を喰らう者達

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

なんか、数が増えて、親玉みたいなやつが出て来たな…。

 

ソーマ「ヴァジュラか!…面倒な相手が来たな」

 

ヴァシュロン「ん?取り巻きの連中は…バーゼルのモンスターか?ってえことは、あの穴の先に…。やっぱり戻らにゃならんぜ」

 

アリサ「ヴァジュラ達はここで押さえましょう!」

 

戦闘再開といくか。

 

 

 

 

 

 

ヴァジュラ「…」

 

俺達はデカブツを撃破し、戦闘を終えた…。

 

ソーマ「ここは…60年前の過去だと?そんな事を俺達が信じると思うのか?」

 

零児「疑うのも無理はない。だが、事実だ」

 

小吾郎「これから60年でこの世界はアラガミに食い尽くされる…」

 

郁人「…と言われて、俺達が信じられないのと同じだな」

 

アリサ「食い荒らされてない街並みなんて…私、初めて見ました」

 

バン「60年後はどんだけ廃墟しとんのや」

 

ヴァシュロン「話が本当なら、俺なんて数千年前の過去に来てるって事になる。冗談にしちゃ笑えなさすぎるぜ」

 

明日那「どうなの、トロンちゃん?」

 

トロン「巨大な環境維持装置によって、かろうじて成り立っている世界…バーゼル」

 

コブン「聞いた事ないですぅ…」

 

士「別の世界線の未来…と考えるのが妥当だろうな」

 

零児「ゆらぎが繋ぐ未来や過去…珍しい話じゃない」

 

小牟「わしらの現実が、こやつらの未来に通じてるとは限らんっちゅう事じゃ」

 

ソニック「な、なんか難しいな…」

 

ソーマ「…付き合っていられるか。アリサ、戻るぞ」

 

アリサ「あ、待って!ソーマ!ええと…みなさん、ありがとうございました!」

 

アキラ「おい、戻れるのか⁉︎」

 

ヴァシュロン「来た所から戻るだけさ。それに、穴からは見知ったモンスターが出てきた。俺が戻るべきも、この奥さ」

 

ヴァシュロン「ま、カワイコちゃんの比率を考えれば、こっちに残りたいがね」

 

アリサ「ドン引きです…。置いてきます」

 

ヴァシュロン「ア、アリサちゃん、そりゃないぜ!」

 

ゴッドイーター達は穴の中にへと入っていった…。

 

士「忙しいやつらだな」

 

等「我々はどうしますか?」

 

フランク「職業柄、俺も飛び込んでみるか!」

 

未来「だ、ダメですよ!」

 

零「それに俺達には行くべき所がありますよ!」

 

パイ「とはいえ、この穴…塞がないとまずくない?」

 

美依「この感じ…なんだろ」

 

小吾郎「どうした、お嬢?」

 

美依「なんか…力が大きくなってない?」

 

何…?

 

零児「いや、何も感じないが…」

 

士「…最悪だな」

 

アマリ「え…⁉︎」

 

な、何だよ…⁉︎穴に吸い込まれる…!

 

アキラ「な、何だ⁉︎吸い込まれる…⁉︎」

 

小牟「モォ〜レツゥ〜!」

 

俺達は穴に吸い込まれてしまい、さらには閉じてしまった…。

 

 

 

 

ー沙夜よ。

 

沙夜「まったく、何をやってるのかしらね、あのコ達は…」

 

ネメシス「あいつらも苦労人だな」

 

?「興味深いって感じ?躊躇なく、あんなところに飛び込んでいけるなんて。面倒そうな連中は排除できたけど…。あの娘まで行ってしまったのは誤算だわ」

 

ネメシス「何の用だ?オロス・プロクスの幹部さんよ」

 

沙夜「ドゥーエ・フラベルムね?」

 

ドゥーエ「いかにもそうよ。で、いかが?アタシ達の技術は」

 

沙夜「…」

 

ネメシス「…」

 

ドゥーエ「ご不満って感じ?まあ、まだ実験段階っていうか。本格的な調整はこれからだけど。彼らがどこへ行ったかは知らないけど…追いかける事はできるわ。そして、最後には…ふふふ…」

 

危険ね…彼女は…!

 

 

 

 

 

ードラグーンだ。

 

?「…」

 

ドラグーン「手遅れだったようだな、ペガサス」

 

ペガサス「問題はない。追いかければいいだけの話だ」

 

ドラグーン「そうだな…」

 

待っていろ、斬崎 郁人…。

 

 





このゲームをプレイして、エンドオブエタニティを買った私です!

あのゲームは奥が深い…理解するまでに時間がかかりましたが…


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第6話 摩天楼に愛の御旗を


素手でアラガミと戦う格闘キャラって、凄いですよね笑

それではどうぞ!


 

ーソーマ・シックザールだ。

 

俺達は大穴の中に入って、戻ってきた…。

 

ソーマ「ここは…戻ってこれたか」

 

アリサ「あのビルに開いた穴と、向こうの世界が…繋がっていたんですね」

 

ソーマ「…いい迷惑だ」

 

アリサ「でも、綺麗でしたよね、向こう側」

 

ソーマ「俺達の世界じゃない。…このクソッタレな世界が、俺達の居場所だ」

 

アリサ「そう…ですよね」

 

ヴァシュロン「あ〜、君達。その世界からバーゼルに戻る方法を知らないか?」

 

アリサ「あ、そうだった!ヴァシュロンさんはどうやって戻れば…」

 

小吾郎「俺達も、どうやって戻ればいいのかな…?」

 

零「ここが小吾郎さん達の世界の60年後…?」

 

バン「ホンマに随分と荒れ果てとるのう」

 

ソーマ「お前等…⁉︎どうして来たんだ!」

 

郁人「来たくて来たんじゃねえよ。あの大穴に吸い込まれたんだよ」

 

春麗「すぐに戻るわ。驚かせて悪かったわね」

 

美依「…無理そう、ってね」

 

コブン「へ?な、何でですかぁ?」

 

美依「もう、あのビルの穴から力を感じないの」

 

フランク「ああ、あの穴…どう見ても、向こう側まですっぽり抜けてるな」

 

レイレイ「なんであたし達が通った時だけ一方通行なの⁉︎」

 

等「門矢君、君の世界を渡る力でどうにかなりませんか?」

 

士「…無理な様だ」

 

桃「ど、どうしてですか⁉︎」

 

士「オーロラカーテンをだす事が出来ない。だいぶ次元が歪んでいるな」

 

明日那「そんな…帰れないなんて…!」

 

アキラ「何てこった…。右も左もわからない未来でどうすればいいんだ?」

 

ソーマ「…取り敢えず、アナグラに連れて行く」

 

パイ「あなぐら…?」

 

アリサ「フェンリル極東支部…私達ゴッドイーターの前線基地というか…」

 

零児「そいつは重畳。…森羅の本部に向かうつもりが、とんだ寄り道だな」

 

小牟「ま、行くしかなかろう。ついでにシャワー借りて、昼寝もさせてもらうかの」

 

ソーマ「その前に、教会跡地に寄る。ここからは目と鼻の先だ」

 

アリサ「そうですね。リンドウさんの安否を確かめないと…」

 

モリガン「お仲間さん?」

 

ソーマ「ああ、教会跡地で逸れた。毎度毎度、世話かけやがる」

 

ヴァシュロン「…バーゼルに行ってたりしないだろうなあ」

 

俺達は青フードに連れられて、教会跡地に向かった…。

 

 

 

 

 

 

ー織斑 一夏だ。

 

俺は箒と特訓していたら、突然目の前が真っ白になり、目を開けると荒れ果てた世界に来ていた…。

 

箒「ここは一体どういった世界なんだ…⁉︎」

 

一夏「アル・ワースを始め、色んな世界に行ったけど、こんな廃墟な世界は初めてだ!それに…」

 

周りには化け物だらけだしよ…!

 

箒「この様な化け物がいるという事は普通の世界とは程遠いな」

 

一夏「だけど、明らかに敵意を持ってる。戦わないと食われるぞ!」

 

箒「そうだな…。未知の敵で不安だが…」

 

一夏「心配するな、箒!お前は俺が守る!」

 

箒「一夏…!」

 

一夏「そして、必ずみんなの待つアル・ワースに戻るぞ!」

 

箒「ああ!」

 

俺達はそれぞれ、白式と紅椿を纏って、戦おうとしたが…。

 

複数の人達が来た…。

 

 

 

 

 

ー斬崎 郁人だ。

 

教会跡地に着いた俺達だが…アラガミがウジャウジャいやがるな。

 

ソーマ「この先が教会跡地だ。アラガミどもが集まってる。油断するな」

 

ヴァシュロン「やっぱり、バーゼルのモンスターはいやがるな」

 

アリサ「ヴァシュロンさんの世界と、どこかが繋がっているみたいですね…」

 

ヴァシュロン「ま、何はともあれ進まなけりゃ始まらないぜ」

 

トロン「あそこに人がいらっしゃりませんか?」

 

言われてみれば…。

 

一夏「あ、あなた達は…⁉︎」

 

箒「待て、一夏!セシリア、鈴もいるのか!」

 

セシリア「一夏さん!箒さんも!」

 

鈴「二人も跳ばされていたのね!」

 

零「怪我はないか、二人共⁉︎」

 

一夏「零とアマリさんまで…!」

 

アマリ「アラガミを相手に戦おうとするなんて、流石は一夏君達です!」

 

箒「そっちの人達は誰なんだ?」

 

鈴「説明している時間はないの。取り敢えずは味方とだけ言っておくわ!」

 

一夏「わかった!取り敢えず、この場を乗り切るぞ!」

 

俺達は戦闘を開始した…。

 

 

 

 

 

 

突然、エネミーが現れるゲートが出現した…。

 

未来「あれは…!」

 

郁人「エネミーが来るのか…!」

 

現れたのは複数の雑魚エネミーと…天馬のエネミー…?

 

そして、ゲートは閉じた…。

 

ペガサス「この様な世界に来ていたとは…成る程、探すのに手間取うわけだ」

 

未来「あ、あなたは…!」

 

ペガサス「久しぶりだな、金森 未来」

 

未来「ようやく見つけましたよ…!あなたの…あなたのせいで!」

 

ペガサス「何を言っている?被害者ぶるのをやめろ。直接手を下したのはお前だろう?」

 

未来「違う!私は…誰も殺すつもりはなかった!」

 

ペガサス「だが、殺したのは事実だろう?」

 

未来「っ…!」

 

郁人「金森…?」

 

未来「…郁人さん。彼を倒すのを手伝ってください…!」

 

金森の目…何かあるのか…?

 

郁人「…了解だ。だが、後で話は聞かせてもらうぞ」

 

未来「はい!」

 

郁人「っと言うわけだ、天馬野郎。お前は災難だな、金森の逆りんに触れるなんてよ」

 

ペガサス「お前が斬崎 郁人か。…成る程、確かに凄まじい力を隠しているな」

 

郁人「…詮索されるのは好きじゃねえんだ。ここでお前の翼を折ってやる!」

 

ペガサス「やってみろ」

 

ヴァシュロン「何だ、あいつらは?あいつらもアラガミの一種か?」

 

ソーマ「勝手にアラガミを増やすんじゃねえ」

 

零児「奴等はエネミー…。俺達の世界の敵の一種だ」

 

アリサ「そちらの世界でもアラガミの様なバケモノが…」

 

ソニック「心配ないぜ、郁人と未来は専門家だからな!」

 

ヴァシュロン「成る程、アラガミに対してのゴッドイーターみたいなもんか」

 

ソーマ「なら頼むぞ、郁人、未来」

 

郁人「ああ、お前達の世界にエネミーを放置させるわけにはいかねえからな!」

 

未来「行きますよ、ペガサス!あなたを倒して…私は過去の因縁を断ち切ります!」

 

戦闘開始といくぞ。

 

 

 

 

 

俺達は天馬野郎にダメージを与えた…。

 

ペガサス「…っ!」

 

郁人「悪いな、手加減してやるほど、俺達は優しくねえんだ」

 

未来「覚悟してください!」

 

ペガサス「俺が死ぬにはまだ早い…。いずれまた、会おう」

 

そう言い残すと、天馬野郎は飛び去っていった…。

 

ワンダーモモ「逃げられました…」

 

ベラボーマン「話を聞きたかった所ですが…」

 

未来「…」

 

郁人「金森…」

 

未来「まだ、敵は残っています。話はその後でよろしいでしょうか?」

 

郁人「構わないぞ。(まさか…あの天馬野郎と金森の過去に関わりがあるのか…?)」

 

 

 

 

 

天馬野郎が撤退してから数分後の事だった…。

 

?「ウーッサウサウサウサウサ!ウサッウサッ!ウッサァー!」

 

ソーマ「…⁉︎」

 

ウサギの様な奴とロボットが現れた…⁉︎

 

シゾー「ここはどこだピョ〜ン?埃っぽい街ピョンねえ。まあいいピョン!このシゾー様の華麗なる復活…そのプレリュードを奏でるとするピョ〜ン!まずはお前達をラビッとまとめて切るピョン!」

 

美依「もう…見るからに悪者って感じじゃないの!」

 

アリサ「あの方もエネミーというものですか?」

 

郁人「いや、エネミーとは違う存在だ」

 

?「そこまでです!」

 

教会から二人の女が出てきた…?

 

シゾー「お、お前は!また邪魔するピョンかぁ〜!巴里華撃団!」

 

?「正義のためなら、何度だって戦うんです!それに、頼もしいお仲間さんだっているんですから!」

 

ジェミニ「紐育華撃団・星組、ジェミニ・サンライズ!勝手なショウタイムは許さないからね」

 

シゾー「ウサァーッ!別の華撃団の仲間も一緒かピョン!このシゾー様の目が赤いうちは、人間どもの好きにはさせないピョン!来るピョン!蒸気獣プレリュード!」

 

ウサギ野郎はロボットに乗り、現れた二人組は降りてくる。

 

トロン「蒸気で制御するロボットなんて…珍しいですわね」

 

アマリ「エクスクロスでも蒸気で闘うロボットはいませんよ」

 

アキラ「あのウサギ野郎もアラガミなのか?色々いるな」

 

ソーマ「…違う。アラガミを勝手に増やすんじゃねえ」

 

ジェミニ「君達!ここは危ないから下がって!」

 

エリカ「エリカ達にお任せです!」

 

未来「あの人達もゴッドイーターなのですか?」

 

エリカ「よくわからないですけど、そうかもしれません!」

 

アリサ「えっ⁉︎こんな人いましたっけ?」

 

ソーマ「…ゴッドイーターを勝手に増やすんじゃねえ」

 

モリガン「悪い子達には見えないけど、誰なのかしらね?」

 

ソニック「エリカとジェミニか⁉︎巴里と紐育の華撃団の揃い済みだな!」

 

エリカ「ソニックさん!」

 

ジェミニ「久しぶりだね、元気にしてた?」

 

ソニック「ああ、いつも通りだぜ!」

 

ディケイド「交流関係が広いんだな、このハリネズミは…」

 

レイレイ「あの人達…なんとか華撃団とか言ってなかった?」

 

エリカ「そうです!わたし、巴里華撃団・花組の隊員…エリカ・フォンティーヌです」

 

ジェミニ「ボクは紐育(ニューヨーク)、星組のジェミニ。よろしくね!」

 

パイ「パリに…ニューヨークですって?」

 

零児「異世界の住人…というわけではなさそうだな」

 

エリカ「お仲間さんなんですか?よかった!ここがどこだかわからなくて…」

 

ジェミニ「はあ、人がいてよかったよ。巴里に遊び…じゃなかった、視察に行ったらこんな事に…」

 

小吾郎「もしかして…この子達も別の時代から来たのかな?」

 

春麗「事情聴取をする必要があるわね…」

 

郁人「それじゃあ、犯罪者扱いじゃねえか…」

 

シゾー「このシゾー様のプレリュードを前にして、余裕ウサねぇ!ラビッと撫で切りにしてやるピョン!」

 

バン「あかん、忘れとった。あのウサギは何モンなんや?」

 

エリカ「巴里の平和を脅かす怪人さんです!前に一度、倒したはずなんですけど…」

 

ソーマ「チッ…この街にはアラガミだけで十分だ。叩き潰すぞ」

 

フランク「ウサギ型のロボットか。物騒なモンをあちこちにぶら下げていやがる」

 

小牟「ふむ、近接用のパンチとホーミングミサイルに気をつけるべきじゃな」

 

エリカ「それだけじゃありません!耳のハサミにも気をつけないと真っ二つにされますよ!」

 

零「ロボットならロボットで対抗したい所だが、生憎とゼフィルスネクサスは呼び出せないからな…」

 

小牟「スーパーなロボット大戦はジャンルが違うじゃろう!」

 

アマリ「ジャ、ジャンル…?」

 

零児「小牟の事は気にしなくていいぞ、アマリ」

 

ヴァシュロン「彼女達も戦い慣れているなら、頼りになるな。ほんじゃま、いくか!」

 

シゾー「このプレリュードを舐めるなピョーン!」

 

俺達は戦闘を開始した。

 

 

 

 

第6話 摩天楼に愛の御旗を

 

 

 

 

 

 

 

俺達はウサギ野郎のロボットにダメージを与えるとロボットは爆発し、ウサギ野郎が出てきた。

 

シゾー「ムカつくピョン!コイツら、どうしてこんなに強いんピョンか!ここは戦略的撤退をするピョン!」

 

ウサギ野郎が教会の中に逃げやがった。

 

エリカ「追いましょう!ウサギさん、待ってぇ〜!」

 

ソーマ「教会内に逃げ場はない。捕まえるぞ」

 

ジェミニ「これぞ袋のウサギ!レッツゴー!」

 

俺達はウサギ野郎を追って、教会の中に入ったが…。

 

エリカ「あれっ⁉︎いませんね?」

 

ソニック「あのステンドグラスの穴から逃げたな」

 

ソーマ「大した跳躍力だ」

 

郁人「まあ、ウサギだしな」

 

小吾郎「深追いするべきじゃない。…まずは確認が先かな」

 

アリサ「確認…?何をですか?」

 

美依「一夏と箒はアル・ワースから来たと見て、あのウサギ…そして、エリカ達が何処から来たか、ってね」

 

一夏「お願いします、エリカさん達」

 

ジェミニ「え〜と、ボク達はね…」

 

未来「郁人さん、出来れば二人きりでお話をしたいのですが…」

 

郁人「…さっきの天馬野郎の事か。そういう事だ、少しだけ俺と金森は席を外すぜ」

 

零児「了解だ。彼女達の話は後で話す」

 

郁人「サンキュー、零児兄さん」

 

箒「ちょっと待て!私達にも聞く権利はあるはずだが…」

 

未来「…」

 

零「やめろ、箒。誰にも触れられたくない過去はある」

 

郁人「あんた…」

 

零「未来、お前が話せる時でいい。だから、無理はするなよ」

 

未来「零さん…ありがとうございます!」

 

零「箒もそれでいいな?」

 

箒「…はい。すまない、未来」

 

未来「いえいえ!」

 

俺達は少し離れ、話し始めた…。

 

 

 

 

郁人「それで?あのエネミーを知っているのか?」

 

未来「彼は、ペガサス…。その名の通り、天馬のペガサスです」

 

郁人「何故、お前はあいつの事を知っている?」

 

未来「…かつて、私の手によって起こったあの事件…。主犯者は彼なのです」

 

郁人「主犯者だと…?待て、あの事件はお前の暴走によって起こったんじゃねえのか⁉︎…まさか…!」

 

未来「私は…ペガサスに操られて…あの人達を殺めてしまったんです…」

 

あの事件にそんな真実が…。

 

郁人「何故、今まで話さなかったんだ?」

 

未来「どれだけ話しても言い訳には変わりません…。だって、操られていても、私がこの手で…!」

 

郁人「…金森。何度でも言ってやる。お前は確かにその手であの人達を殺めてしまった…。その罪は一生消えない。だがな、それはお前の意志じゃない。それは確かだ」

 

未来「郁人さん…!」

 

郁人「お前に対して、文句を言う奴は俺がぶっ飛ばす。…それが俺にできる唯一の事だからな」

 

未来「…ありがとう、ございます…!」

 

金森は…少しずつ大きく成長していますよ、翔琉さん…。

 

 

 

 

 

 

ー天斎 小吾郎だ。

 

俺達は華撃団の彼女達から彼女達の世界の事を聞いた…。

 

アキラ「蒸気革命により発展した、1920年代の世界…?」

 

エリカ「そうですよ。何かおかしいですか?」

 

小吾郎「…そんな歴史は、どの教科書にも載ってないからさ」

 

フランク「それにパリにしても…ニューヨークにしても…だいぶ違うな」

 

ジェミニ「そんな事言われても、紐育は紐育なんだけど…」

 

零児「俺達の時代とは別の時間軸…パラレルな過去らしいな」

 

アマリ「お二人はどうしてここに来られたのですか?」

 

エリカ「わたし…ジェミニさんと一緒に、教会でお祈りをしようと思っていたんです」

 

パイ「教会…ここと同じね。それはパリの?」

 

ジェミニ「うん。お祈りを始めたら急に目の前が光って…気が付いたらここにいたんだ」

 

ヴァシュロン「俺も似たようなもんだな」

 

零「ヴァシュロンさんは確か仕事先で、でしたよね?」

 

ヴァシュロン「ああ、神学校…。そこの礼拝堂でな」

 

アリサ「じゃあ、ここで消えてしまったリンドウさんは…」

 

アマリ「逆のパターンで何処かに跳ばされた可能性が高いですね」

 

ソーマ「…実際、俺達はここから一度、過去の世界へ足を踏み入れてる」

 

バン「行き先は神のみぞ知る、っちゅうことや。教会だけにのう」

 

エリカ「じゃあ、神様にお願いしてみましょう!…主よ、迷える子羊をお導きください」

 

モリガン「あら、さすがシスター。サマになってるじゃない?」

 

な、何だ…⁉︎

 

当然、辺りが揺れだした…⁉︎

 

 

 

 

 

ー斬崎 郁人だ。

 

金森と話をしていると、突然、辺りが揺れだした。

 

郁人「おい、何があったんだよ⁉︎」

 

明日那「わ、わからないよ!エリカがお祈りをした瞬間に…!」

 

春麗「ちょっとエリカ!何をしたの⁉︎」

 

エリカ「ええっ⁉︎わ、私はただお祈りしただけですよぉ!」

 

零児「この感じ…これはゆらぎか!」

 

俺達は光に包まれた…。

 





ジオウの映画を見てきました!

いやー、予期せぬサープラーイズ、がありました笑


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第7話 ドットハッカーズ


ドットハッカーズ参戦!

それではどうぞ!


 

ーゼファーだ。

 

俺はリーンベルやヴァシュロンと共に神学校に来ていたはずだったんだが…。

 

何か礼拝堂みたいな所に来ちまった…。

 

ゼファー「ぐ…うう…。いてて…。何が起きたんだ⁉︎おい、ヴァシュロン、ここどこだよ⁉︎」

 

リンドウ「ん〜?俺にもさっぱりわからん。ただ、この像やイスを見る限り…教会っつーか、礼拝堂って感じだな」

 

リーンベル「そうだね。でも、私達は神学校に行ったはずなのに…。…って、ゼファー!この人ヴァシュロンじゃないよ⁉︎」

 

ゼファー「何だって…⁉︎リーンベル、そいつから離れろっ!」

 

リンドウ「落ち着け、落ち着け。こちらに敵意はない。あ〜、俺はリンドウ。雨宮 リンドウってもんだ。フェンリル極東支部所属、階級は…少尉、だったか?」

 

ゼファー「軍人かよ。でもフェンリルとか聞いた事ねえぜ?」

 

リーンベル「それに…その腕、どうなってるんですか?」

 

リンドウ「まあ…色々とな。お前達も、その銃…民間人じゃないな?」

 

俺達はリンドウと知っている情報を交換した…。

 

ゼファー「日本にアラガミ。…聞いた事ないな」

 

リンドウ「歯車みたいな階層都市、バーゼル?それに報酬で仕事をするPMF?…う〜ん」

 

リーンベル「リンドウさんは、どうやってここに?」

 

リンドウ「それがなあ、任務で教会の跡地に向かっていたんだが…突然目の前が光ってだな」

 

ゼファー「気付いたらここにって事?俺達と同じじゃん」

 

リーンベル「私達も仕事で神学校に行ったら、急にここに…」

 

ん?現れたのは…バーゼルのモンスターか。

 

リンドウ「おっとぉ、なんだぁ?こいつらは」

 

ゼファー「いや、俺達には馴染みの連中だ。…うぜーな、全く」

 

リーンベル「バーゼルをうろついてるモンスターだね」

 

リンドウ「…って事は、少なくともここは、お前達のきた場所とは繋がってる、って事か」

 

ゼファー「そういう事みたいだね。とりあえず、ぶっ飛ばすか」

 

リーンベル「ちょ、ちょっと待って!メイク直させて」

 

リンドウ「おいおい…オシャレはわかるが、後にしてくれ」

 

リーンベル「メイクをしていると気持ちが強くなるんです。泣いたらグチャグチャになるから…泣くな、私!みたいな」

 

リンドウ「なるほど、女は化粧でバケる、か。ウチの女性陣にも勧めてみるか」

 

ゼファー「ウゼーだけだって。戦いのたんびにペタペタやられてさ」

 

リンドウ「まあ、今回はひとまず大目に見てやりますか。さ〜て、そんじゃ、おっ始めるか!(ソーマ、アリサ。どこにいるか知らないが…無事でいろよ)」

 

さてと、始めるか!

 

 

 

 

 

敵を倒していると何処かから複数の人が現れた。

 

 

 

 

 

 

 

ー斬崎 郁人だ。

 

…ったく、また何処かに跳ばされたのか…?勘弁してくれよ…。

 

フランク「何だ?また何処かに移動したみたいだな」

 

エリカ「女神様の像がありますよ!やっぱり、神様はいつも見護ってくれてるんですね!」

 

美依「はぁ、ホントに見てるなら、こんな目に遭わないんじゃない?…ってね」

 

小吾郎「ここは礼拝堂…かな?」

 

郁人「教会から礼拝堂か…。もう訳がわからねえな…」

 

士「おい、モンスターと人がいるぞ」

 

ゼファー「なんだ、こいつら?どこから現れやがった!」

 

リーンベル「あっ!ヴァシュロン⁉︎」

 

ヴァシュロン「よぉう、お前ら!…無事だったようだな」

 

ソニック「無事で良かったぜ、ゼファー、リーンベル」

 

リーンベル「ソニック君まで!」

 

ゼファー「あんたもいるなんて、一体何が起こっているんだよ?」

 

リンドウ「よう、ソーマ、アリサ。救助はありがたいが、随分と大所帯だな」

 

ソーマ「てめえの救助隊じゃねえ。…とりあえず、生存は確認できたか」

 

パイ「探してた人達は一度に見つかったようね」

 

アリサ「リンドウさん、良かった!」

 

箒「次の問題は、ここがどこかって事だな」

 

未来「礼拝堂なのは確かですが…」

 

トロン「この感じ…何かしら。違和感があるというか、覚えがあるというか…」

 

コブン「トロン様ぁ、分析してみますかぁ?」

 

小牟「むむ?なんじゃ?この場所…見覚えがあるような?」

 

零児「任務でか?俺は覚えがないが」

 

明日那「私も見た事があるんだよね〜」

 

ゼファー「ヴァシュロン、そいつらは?」

 

ヴァシュロン「とりあえず味方だ。なかなかの逸材揃いだぜ?」

 

鈴「どういう意味の逸材なのよ」

 

リンドウ「なんだかわからんが…腕は信用できるのか?ソーマ」

 

ソーマ「…まずまずだ。アラガミともやれる」

 

リンドウ「ほぉう、そりゃすごい。アリサ、いい人材がいたら、スカウトしていいぞ?」

 

アリサ「もう、リンドウさん。自分でやってくださいよ」

 

モリガン「うふふ、そういうご本人の実力はどうなのかしら?」

 

桃「右腕がおかしいのはわかりますが…」

 

リンドウ「あ〜、俺か?まあ、そこそこじゃないか?んじゃま、ここは一つ、お互いの腕前を見せるとしようや」

 

一夏「そうですね!」

 

アキラ「ああ、いいぜ。話はその後だ!」

 

戦闘開始といくぜ!

 

 

 

 

 

 

戦っている最中にまたモンスターが増えやがった…!

 

零「くそッ、まだ増えるのか!」

 

モリガン「初めて見る敵ね。…少し魔界の住人に似てるけど」

 

ジェミニ「もしかして、またバーゼルってとこのモンスター?」

 

ゼファー「いや、見た事ねえ奴等だぜ」

 

エリカ「巴里の怪人さん達とも違いますね」

 

郁人「エネミーとも違うな」

 

小牟「んん〜⁉︎わしは戦った覚えがあるような?任務中に」

 

零児「さっきから何を言ってるんだ。俺は覚えがないぞ」

 

小牟「わしの単独任務の時かもしれんのう…」

 

ディケイド「無駄話は終わりだ。まだ何かくるぞ」

 

現れたのは…何だ、あのファンタジーっぽい奴等…?

 

?「いたいた!やっと他のPCが見つかった!」

 

?2「待って。何かおかしいよ。…どうみても、みんな仕様外のデザインをしてる」

 

小吾郎「何だ?えらくファンタジー風味なカッコだけど、この世界の住人かな?」

 

郁人「なあ、零。もしかして、あいつらもアル・ワースから来ていたりするか?」

 

零「…確かにアル・ワースっぽい格好でもあるが…」

 

アマリ「残念ですが、ご存知ありません」

 

セシリア「エクスクロスにもあのような方達はいらっしゃりませんでしたわ」

 

?「もしかして…違法PC?アタシ達がログアウトできないのって、こいつらが…」

 

?2「可能性はあるね。とりあえず、話をしてみよう。あの、あなた達は誰ですか?そのPCは一体?」

 

未来「PCですか?一体何の事を言っているのですか?」

 

小牟「…。あれは…そうじゃ!カイトじゃ!ドットハッカーズのカイトに、ブラックロー…何とかじゃ!」

 

ブラックローズ「ブラックローズよ!あと一文字くらいがんばんなさいよ!」

 

カイト「僕達を知ってる…?」

 

小牟「何処かで見たことあると思っとったが…ここはザ・ワールド!ネットゲームの中…いわゆる電脳空間っちゅう奴じゃぞ!」

 

ポッピー「思い出した!確か、ライバルが出来たって黎斗が文句言ってたよ!」

 

トロン「電脳空間…サイバースペース?なるほど!この感じ、そういう事でしたのね!」

 

小牟「つ、ついに誰もが夢見た、モニターの中に入る方法が⁉︎小牟、感激!」

 

ブラックローズ「やっぱハッカーかなんかね。…異常に盛り上がってるけど」

 

カイト「(モニターの中に…入る?このPC…いや、この人達は、まさか⁉︎)」

 

美依「ネットゲーム?小牟、詳しいじゃない。あらあらぁ?仕事中に遊んでるの?ってね」

 

小牟「ネットの平和を守るべく、日々巡回をしておる!」

 

ブラックローズ「それって、サボリじゃ…」

 

小吾郎「お婆ちゃん、上機嫌で問題発言してるけど、いいのかな?エージェントさんよ」

 

郁人「本当に懲りてねえな、狐ばあちゃんは」

 

零児「小牟への仕置き…何か別の手を考えるか」

 

アマリ「お、お仕置きは後にしましょう!」

 

一夏「そうですね。あのカイトって奴等は味方って事でいいんだよな?」

 

ブラックローズ「なんか勝手に話が進んでるけど…いいの?カイト」

 

カイト「うん、ここは協力して戦おう。ブラックローズ。この人達を助けて…事情を聞かなくちゃ」

 

ブラックローズ「わかったわ。じゃ、始めましょ!」

 

カイト「(アウラ…。このザ・ワールドで…また、何か起ころうとしているのかい…?)」

 

戦闘再開だ。

 

 

 

 

 

第7話 ドットハッカーズ

 

 

 

 

 

 

ん…?突然、女神像の所に何かが現れた…⁉︎

 

 

?「…」

 

カイト「スケィス⁉︎そんな!八相は…あの時全て…!」

 

スケィス「…」

 

アキラ「こいつはなかなか骨がありそうだぜ」

 

カイト「気をつけて…!あいつは、スケィスは!」

 

ヴァシュロン「ヤバイ奴なのか?」

 

カイト「かつて、このザ・ワールドを襲った波…その中の一体なんだ」

 

パイ「波…?」

 

小牟「前に大規模なサーバーエラーが出た時と関係があるのかの?」

 

カイト「あいつが…全ての始まりだった」

 

ブラックローズ「こ…こんだけへんな事になってるんだから、今更スケィスが何よ!話は後!あいつをぶっ飛ばすわよ!」

 

戦闘再開だ。

 

 

 

 

 

 

俺達はスケィスとかいう野郎を倒した…。

 

スケィス「…」

 

何も言わずに撤退かよ…。

 

カイト「スケィス…!」

 

ブラックローズ「何なのよ、アイツ!」

 

カイト「…ブラックローズ、気づいたかい?」

 

ブラックローズ「え、何?」

 

カイト「アウラの像に…鎖がかかってる」

 

ブラックローズ「それがどうし…あっ!」

 

カイト「…アウラの身に何かが起こっているんだ。あの時と同じように。スケィスは、おそらくはそれと関係してる…!」

 

取り敢えず、戦闘終了でいいな。

 

リンドウ「片付いたな、やれやれ」

 

カイト「みんなが戦える人達で良かった」

 

ブラックローズ「意外と強いじゃない」

 

レイレイ「トーゼン!ダークハンターを甘く見ちゃダメだよ」

 

アリサ「さあ、静かになった所で本題に入りましょう」

 

トロン「カイト、ここがサイバースペースというのは信じるわ」

 

リーンベル「納得できる理由があるの?」

 

トロン「私たちの世界にも電脳空間にダイブする方法があるからですわ」

 

一夏「俺達は知らないうちに、そのダイブってのをやってしまったわけなのか?」

 

バン「なんや、ようわからんのう。ゲームっちゅうと、あのピコピコのやつやろ?」

 

等「詳しくお話を聞かせてもらってもよろしいでしょうか?」

 

桃「で、出来ればよくわかっていない私達にもわかるようにお願いします」

 

カイト「わかりました」

 

俺達は彼等からこのゲームについて聞いた。

 

小吾郎「ザ・ワールドね。CC社が作ったネットゲームの世界か」

 

一夏「な、何が何だか…」

 

ジェミニ「ボクもさっぱりだけど…取り敢えず出る方法は?」

 

カイト「僕達もログアウト…え〜と、この世界から抜け出せなくなってるんです」

 

ブラックローズ「このままじゃ未帰還者になっちゃうわよ…」

 

エリカ「みきかんしゃ?」

 

カイト「ザ・ワールドにログインしたまま、リアルで意識不明になる事です…」

 

フランク「そうか、俺達はともかく、君達は本人ではないんだったな」

 

零「カイトが中学生で…ブラックローズが高校生だったな?」

 

モリガン「あら、若いのね。…会ってみたいかも」

 

小牟「じゃが、その事件はぬしらが解決したはずじゃろ?」

 

カイト「さっき戦ったスケィス…。あの敵は、その時の事件で倒したはずなんです」

 

春麗「同じ事がまた起こっていると?」

 

カイト「…もしかしたら、それ以上の事が」

 

ブラックローズ「大体、生身の人達が入ってきてる事自体、大事件なんだし」

 

バン「そうや、ワシらはどないなっとんのや」

 

カイト「それを確かめる為にも…彼女に会わなきゃ」

 

美依「彼女ぉ⁉︎ちょっと、デートは後にしてってね!全く…最近の中学生はなんなの?」

 

カイト「ち、違うよ!彼女というのは…」

 

ブラックローズ「何やってんだか。ほら、まずはマク・アヌに戻るわよ!」

 

零「…!ちょっと待ってくれ、カイト、ブラックローズ!」

 

ブラックローズ「な、何よ?」

 

零「気配を隠そうとしてもバレているぞ。出てこい、ネメシス!」

 

すると、生命体野郎が出てきた。

 

ネメシス「何でそこで気づくかなぁ?普通立ち去るだろ?」

 

春麗「どうしてあなたがこのゲームの世界にいるの⁉︎」

 

零児「沙夜は何処にいる?」

 

ネメシス「質問には答える気はねえよ。それじゃあな、あばよ!」

 

そう言って、ネメシスは走り出した。

 

零「なっ⁉︎待ちやがれ!」

 

零はネメシスを追いかけようとするが、術士さんに止められる。

 

アマリ「落ち着いて、零君!」

 

美依「深追いは危険…ってね!」

 

零「だからって、放っておけるかよ!あいつはゲームであるこのザ・ワールドで何かをしでかそうとしているんだぞ!この世界に…俺達の世界の敵によっての迷惑をかけたくねえんだ…!」

 

カイト「零さん…」

 

郁人「…いいんじゃねえか?」

 

零「郁人…」

 

郁人「遅かれ早かれ、あいつには聞く事が山ほどあるし、あいつをとっ捕まえれば、元の世界へ戻る手立ても見えるかも知れないだろ」

 

士「あいつは考えがとんでもない奴だからな」

 

小吾郎「仕方ない、リアルプレイヤー君の言っている事も一理あるからね」

 

零児「いいだろう。それに奴は沙夜とも関わりがある」

 

桃「アマゾーナを救い出すチャンスもあります!」

 

郁人「全員同意って事だ。行くぞ、零」

 

零「ありがとな、郁人」

 

郁人「あんたには金森の事で世話になったからな、その借りを返したまでさ」

 

俺達は究極生命体の後を追った…。

 

 

 

 

ーシゾー様ピョン!

 

オレ様は礼拝堂みたいな所に来たピョン。

 

シゾー「ここはどこピョン?あのボロい教会から…どうしてこんな所へ来たピョンか?」

 

すると、何者かが現れたピョン。

 

ドゥーエ「あら、どうも。…少しお話しない?アタシ、あなたに興味があるっていうか?」

 

シゾー「このシゾー様に?オマエは何者ピョン…?」

 

何なんだピョン、この女…?





えーっと、次回はオリジナル回とさせていただきます!


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第8話 剣の世界


オリジナル回の第8話です!

これを描いてる最中にある映画を見ていました!

それではどうぞ!


 

ーキリトだ。

 

俺はみんなでALOをしようとダイブした…。

 

よし!今日も攻略を…!

 

ALOにダイブし、辺りを見渡すとアスナがいた。

 

アスナ「こんにちは、キリト君」

 

キリト「アスナが一番乗りか?」

 

アスナ「ううん、多分一緒のタイミングだよ」

 

…それにしても…。

 

キリト「ここは…何処だ…?」

 

アスナ「私達の家じゃないね…何処か、SAOの時のボス部屋みたい」

 

キリト「どうしてこんな所に…あっ…!アスナ、そのアバターは!」

 

アスナ「ええっ⁉︎」

 

SAOの時の…黒の剣士と閃光のアスナの時のアバターに俺達がなっている…⁉︎

 

アスナ「ど、どうしてSAOの時の姿に…⁉︎もしかして、ここはSAOなの⁉︎」

 

キリト「そんな…!ここはALOの筈だ!」

 

アスナ「と、兎に角…一度、ログアウトを…えっ⁉︎」

 

キリト「どうした、アスナ⁉︎」

 

アスナ「ログアウトが…出来ないの…」

 

キリト「な、何だって…⁉︎」

 

俺もログアウトボタンを押すが、何も起こらなかった。

 

キリト「どうして…SAOの時のようにログアウトボタンがないわけじゃないのに…どうしてログアウトが出来ないんだ⁉︎」

 

アスナ「…ユイちゃんもいないね」

 

キリト「…一体…何が起こってるんだ…?」

 

すると、男の人が走ってきた…。

 

ネメシス「はあ…はあ…!た、助けてくれ…!」

 

キリト「アバターがいた?」

 

アスナ「だ、大丈夫ですか、どうしました⁉︎」

 

すると、今度は男の人の背後に複数のカマイタチの様なモンスターが現れた。

 

キリト「な、何だこいつら⁉︎」

 

アスナ「見た事もないMOBね…。新しいMOBなのかな?」

 

ネメシス「お、俺はあいつ等に追われているんだ!助けてくれ!」

 

アスナ「キリト君…!」

 

キリト「ああ」

 

俺は剣を抜き、複数のカマイタチの様なMOBを倒した…。

 

キリト「もう大丈夫だ」

 

ネメシス「あ、ありがとう!(やるな、流石は黒の剣士さんだな)…い、いや、まだ来ます!」

 

今度はMOBではなく…複数のアバターか…?

 

 

 

 

 

ー斬崎 郁人だ。

 

生命体野郎を追いかけていると、見知らぬ場所まで来た…。

 

ソニック「ネメシスを追いかけて来たが…ここは何処なんだ?」

 

ブラックローズ「え…ちょっと、カイト!ここ何処よ⁉︎」

 

カイト「こんな場所…見た事ないよ」

 

零児「ザ・ワールドの何処かのエリアじゃないのか?」

 

小牟「ふむ…この様なエリアが出来たという通達は来ておらんが…」

 

零「っ…!ネメシス!」

 

ネメシス「(零達か…思ったよりも早いな)ヒ、ヒィッ⁉︎」

 

キリト「どうしたんだ⁉︎」

 

ネメシス「お、俺…見たんだ!あいつ等があのバケモノ達に俺を襲う様に指示を送っていたのを!」

 

アスナ「何ですって…⁉︎」

 

未来「バケモノ…?」

 

郁人「おい、何の事だ?それにそこの二人はお前の仲間か?」

 

キリト「仲間じゃないが…あんた達がこの人を襲っているのか?」

 

はぁ…?

 

明日那「え…⁉︎」

 

キリト「さっき、カマイタチの様なMOBにこの人が襲われていたんだ。あんた達が襲わせたんだな?」

 

バン「カマイタチやと…?」

 

鈴「それって…!」

 

零児「逢魔の奴か…」

 

エリカ「ちょ、ちょっと待ってください!私達は何も知りません!」

 

春麗「それにそのカマイタチはどちらかというとそいつの仲間よ」

 

アスナ「え…?」

 

ネメシス「お、俺は知らない!信じてくれよぉ!」

 

こいつ…白々しいな…!

 

キリト「…アスナ。この人を連れて、下がってくれ」

 

アスナ「キリト君…でも…!」

 

キリト「こいつらの相手は…俺がする」

 

アスナ「わかったわ。でも、危ないと思ったら、私も加勢するからね」

 

キリト「ああ」

 

アスナという女が生命体野郎と下がりやがり、黒服の男が二本の剣を構え、こちらを睨んできた。

 

零「やめてくれ!あんた等はネメシスに騙されているんだ!」

 

キリト「逆に騙されているって証拠もないよな?」

 

ネメシス「い、嫌だ…死にたくない…!」

 

零「…!ネメシス…!」

 

零…。

 

郁人「あの野郎を一発ぶん殴らないと気が済まねえな…!」

 

アキラ「君達と戦うつもりはないんだ、退いてくれ!」

 

キリト「悪いが、通す事は出来ない」

 

零「っ…!」

 

ソーマ「やるしかないな」

 

ゼファー「そうだな。それに向こうもやる気だしね」

 

小吾郎「だが、極力無駄な戦闘は避けたいかな」

 

美依「そうは言っていられない、ってね!」

 

郁人「やるしかねえ…!だが、あの黒服は殺すなよ!」

 

零「ネメシス、お前は絶対に許さないぞ!」

 

ネメシス「ま、負けるなよ、黒の剣士!」

 

アスナ「…⁉︎」

 

俺達は戦闘を開始した…。

 

 

 

 

 

 

 

俺達は黒服の剣士さんにダメージを与えた…。

 

キリト「くっ…!」

 

アスナ「キリト君!」

 

キリト「まだだ…!」

 

まだやる気なのか…!

 

一夏「もうやめてくれ!俺達はあんたと戦いたくないんだ!」

 

キリト「俺達は本当は戦いたくないさ!だが、あんた達がこの人を狙うっていうなら、話は別だ!」

 

アリサ「このままでは埒があきません…!」

 

リーンベル「もう、どうすればいいの⁉︎」

 

ネメシス「(フッ、これで全滅してくれれば、儲けものなんだがな…)せ、閃光さんは彼を助けに行かないのか?」

 

アスナ「…キリト君なら、大丈夫だから…。それに…キリト君!」

 

キリト「どうした、アスナ⁉︎」

 

アスナ「ごめんね…ハアァッ!」

 

騎士の様な服を着た女が生命体野郎をレイピアで吹き飛ばした…?

 

ネメシス「ぐっ…⁉︎何のつもりだ⁉︎」

 

キリト「アスナ、何をしているんだ⁉︎」

 

アスナ「キリト君、この人達は嘘をついていないよ。付いているのは…このネメシスって人よ」

 

キリト「え…?」

 

アスナ「この人は…私達の事を閃光や黒の剣士って言ったんだよ?…それにこの人には何が黒いものが見えるの」

 

キリト「アスナ…」

 

疑いは晴れた様だな…。

 

ネメシス「…ふう、流石は、血盟騎士団の副団長、閃光のアスナだな…。俺の正体に気づくとは…だがな、警戒が少なかったな!」

 

しまった…!生命体野郎が騎士女に攻撃を…これは俺達も黒服も間に合わねえ…!

 

キリト「アスナ!」

 

零「…!」

 

突然、零が目をエメラルド色に発光させ、凄まじい速さで動き、生命体野郎の攻撃を防いだ。

 

アスナ「あ…!」

 

零「っ…!」

 

アマリ「零君!」

 

ネメシス「ほう、よく間に合ったな、零」

 

零「…例え、名前だけが同じでも…アスナを傷つけるわけにはいかない…!」

 

キリト「うおおおっ!」

 

今度は黒の剣士さんが生命体野郎を斬り飛ばした。

 

キリト「大丈夫か⁉︎」

 

零「あんた…」

 

キリト「ありがとう、アスナを守ってくれて…それから、ごめん…」

 

零「気にするなよ、キリト…。助けてくれて、ありがとな」

 

キリト「そっちもな」

 

ネメシス「黒服同士の友情ってか…。潰したくなるねぇ…!」

 

沙夜「あん、ネメ君ったら、悪い人ね」

 

今度は女狐とおかしな衣装を着けた女と逢魔の妖怪達が現れた。

 

アマゾーナ「見つけたぞ、神田 桃」

 

ワンダーモモ「アマゾーナ!」

 

零児「沙夜か」

 

ベラボーマン「後方に控えていた様ですね」

 

ネメシス「ちょうどいい、ここで零達を倒すぞ」

 

アマゾーナ「ああ」

 

沙夜「ふふっ、了解♪」

 

零「ネメシス、キリト達を騙した借りは返させてもらうぞ!」

 

キリト「俺とアスナもやらせてくれ」

 

アスナ「うん、みなさんを傷つけちゃったのに私達だけ知らんぷりは出来ません!」

 

郁人「心強いぜ、お二人さん!そんじゃまあ、行くとするか!」

 

 

 

 

第8話 剣の世界

 

 

 

 

 

さてと、始めるか…。

戦闘開始だ!

 

 

 

 

 

 

 

 

俺達は敵役女にダメージを与えた。

 

アマゾーナ「くっ…!不覚をとったか…!覚えていろ、神田 桃。次こそは必ず…!」

 

敵役女は撤退した…。

 

ワンダーモモ「アマゾーナ…」

 

ヴァシュロン「彼女が桃ちゃんの知り合いか…」

 

ジェミニ「操られているなんて…可愛そう…」

 

ワンダーモモ「必ず…私が助け出して見せます!」

 

コブン「応援していますぅ、桃さん!」

 

 

 

 

 

 

俺達は女狐にダメージを与えた…。

 

沙夜「ふう、面倒な力が集まりつつあるわね、坊や」

 

零児「坊やと呼ぶな。いつも通りだ、もう慣れた」

 

小牟「慣れというのは怖いものじゃのう」

 

沙夜「それもそうね。ふふ、チャオ♪」

 

女狐は撤退した…。

 

パイ「彼女も何を考えているか、わからないわね」

 

フランク「絶対に良からぬ事だろうな」

 

レイレイ「うん、もう疲れてきたよ…」

 

 

 

 

 

俺達は生命体野郎にダメージを与えた…。

 

ネメシス「今回は黒の剣士と閃光が敵に回ったのが敗因だな…」

 

零「その割には悔しそうじゃないな」

 

ネメシス「まだ始まったばかりだからな。これから楽しいゲームになるぞ」

 

零「…本当のゲームを巻き込むなよ」

 

ネメシス「それじゃあ、またな…あばよ!」

 

生命体野郎は撤退した…。

 

ディケイド「逃げられたか…」

 

モリガン「あくまでも、ゲーム…ねえ」

 

箒「まだ、何か企んでいるのかもしれないな」

 

鈴「まあ、あいつの事だからね」

 

全ての敵を倒し、俺達は話し合う事にした…。

 

郁人「終わったな…。今回は生命体野郎にまんまとしてやられたぜ」

 

未来「一時はどうなるかと思いました…」

 

キリト「ご、ごめん…」

 

アスナ「私からも謝ります。すみません…」

 

セシリア「お気になさらないでください。あなた達はネメシスに騙されていたのですから」

 

キリト「そう言ってもらうと助かるよ」

 

一夏「それで、キリト、アスナ…。二人の話を聞きたいんだけど…」

 

キリト「ああ、わかった…」

 

俺達は二人から話を聞いた…。

 

 

 

 

 

 

 

 

小吾郎「俺達の時代から約20年後にはフルダイブでゲームを楽しむ世界があるなんてね」

 

明日那「ゲームって、進化していくんだね〜!」

 

カイト「それも相当の種類があるなんて…」

 

アスナ「まさか、皆さんがそれぞれ別の世界から来たなんて…」

 

キリト「それにカイトやブラックローズはその…20年ほど前のゲーム…ザ・ワールドから来たんだな。…でも、ザ・ワールドなんて聞いた事ないぞ?」

 

トロン「私もSAOやALOなんてゲームは聞いた事がありませんわ」

 

リンドウ「勿論、俺達もだぜ」

 

アマリ「ソーマさん達やエリカさん達と同じという事ですね…」

 

フランク「二人の話が本当なら、ここはそのSAOなのか?」

 

キリト「それはわからないんです」

 

ソーマ「わからないとはどういう事だ?」

 

キリト「SAOはかつて俺達がゲームをクリアしたと同時にデータが抹消されたはずなんです」

 

小牟「先程ぬしが話したSAO事件じゃな?」

 

零児「さらには体力がゼロになると現実世界でも死ぬ、か…」

 

ブラックローズ「ゲームをクリアするまでリアルに戻れない…」

 

カイト「プレイヤー全員が未帰還者になるなんて…」

 

キリト「未帰還者?」

 

カイト「ザ・ワールドでログアウト出来ない人の事をそういうんです」

 

アスナ「ゲームによって、違うのね…」

 

美依「でもおかしくない?キリトの話が本当なら、データが消えたSAOに来れるはずがない、ってね!」

 

フランク「ウィラメッテと同じ状態なのかもしれないな」

 

レイレイ「二人はALOにログインしたはずなのに、ここに来ていたんだよね?」

 

アスナ「そうです…。リズ達、心配してるかな…?」

 

キリト「そうだな。みんなもどうなってるかわからないしな…」

 

アスナ「…それにしても、零君。さっき名前が違ってもアスナを傷つけるわけにはいかないってどういう事?」

 

零「あ、そ、それはだな…。実は俺の幼馴染にもアスナっているんだ。彼女もエクスクロスの仲間なんだ」

 

明日那「私も明日那だよ!」

 

士「お前はポッピーだろ」

 

アスナ「へえ、そうなんだ!もしかして、そのアスナって人と仲良いの?」

 

…ん?術士さんの機嫌が悪くなっているぞ。

 

零「ま、まあ…幼馴染…だからな」

 

アマリ「…ふーん、そうだよね。元カノだものね?」

 

零「え、待て、アマリ!違う!誤解だ!俺はいつでもお前を愛してるから!」

 

アマリ「…もう、零君ったら…」

 

未来「恥ずかしがらずに言えるなんて…」

 

郁人「本当に術士さんの事が好きなんだな、零って」

 

未来「(郁人さんはどうなのでしょうか…?)」

 

アスナ「ふふ、仲がいいわね、二人とも」

 

キリト「アスナ、からかうのは後だ。兎に角、情報を得る為に始まりの街へ行こう。丁度人数分の転移結晶も持っているしな」

 

アスナ「そうだね、キリト君」

 

俺達は黒の剣士達から結晶の様なものを一つずつもらった。

 

キリト「これを握って、始まりの街と叫んでくれ」

 

春麗「わかったわ」

 

キリト&アスナ「「転移、始まりの街!」」

 

俺達も続いて、その言葉を発し、俺達は光に包まれた…。

 





やっぱり、オーディナルスケールはいいですよね!


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第9話 夢の領域


現在、スパロボxの小説も書いていますが、戦闘台詞が多いですね…。

もう少しで書き上がる頃なんですが…。

なので、もう少しお待ちください!

それではどうぞ!


 

ー俺はリュウだ。

 

俺とケンは六本木の噴水に吸い込まれ、目が醒めると見知らぬ街にいた…。

 

そして今、ケンと共に辺りを探している。

 

ケン「リュウ、誰かいたか?」

 

リュウ「…ダメだ。人の気配もしない」

 

ケン「全く…ここはどこなんだよ。六本木にいたはずなのに、どうなってんだ?」

 

リュウ「それに、何か奇妙な感覚だ。この場にいると言うのに、現実感がないような…」

 

ケン「まさか俺達…もう死んでる、とかじゃないだろうな?」

 

リュウ「あまり笑えないな」

 

ん…?人の気配がする…?

 

現れたのは…何処かの制服を着た少女…?

 

?「あ、あれ…?ここ、何処⁉︎私、確か…教室に向かおうとして…それで…!」

 

ケン「ん?この街の子か?」

 

リュウ「わからない。取り敢えず、話しかけてみよう。君、少しいいか?」

 

?「は、はい…?って…赤い服の人って…!ケン・マスターズさんですか⁉︎」

 

ケン「おっ、俺の事を知っているのか?なら、話は早いな。君の名前を教えてくれないか?」

 

飛鳥「私、飛鳥です!正義の為に戦う忍びです!」

 

ケン「し、忍びぃっ⁉︎」

 

リュウ「過去の事件で忍びには何度かあった事があるが…君は…学生なのか?」

 

飛鳥「はい!私は国立半蔵学院に通っています」

 

ケン「国立半蔵学院だって⁉︎」

 

リュウ「ケン、知っているのか?」

 

ケン「ああ、正義の忍び…善忍を育成する学校の事だ。国立半蔵学院の他にも様々な忍び学校があるんだ」

 

リュウ「そ、そうなのか…」

 

飛鳥「えっと…ケンさんと…」

 

リュウ「あぁ、すまない。俺はリュウだ、よろしく頼む」

 

飛鳥「よろしくお願いします、リュウさん!それにしてもこの街は何処なんですか?」

 

リュウ「実は俺達もわからないんだ」

 

飛鳥「え?」

 

ケン「俺達は六本木にいたんだが、気がつけばここにいたんだ」

 

飛鳥「ど、どう言う事何ですか⁉︎」

 

リュウ「異世界に飛ばされた事は前にあったが…」

 

飛鳥「異世界…」

 

すると、今度は地震が起こった。

 

飛鳥「こ、今度は何⁉︎」

 

地震が治ると二人の人物が現れた。

 

ルーク「こ、今度は何なんだよ⁉︎」

 

ティア「また何処かに跳ばされたの?ここは…コールシティという街ではないようだけど…」

 

ルーク「零とアマリもいないな。…ん?何だ、あんたら?」

 

ケン「何だはこっちの台詞だ」

 

リュウ「君達は?」

 

ルーク「俺はルーク・フォン・ファブレ、こっちはティア・グランツだ」

 

飛鳥「この人達も異世界から来たんですかね?」

 

ケン「わからねえな。少し話を聞いてみるか」

 

俺達はルークとティアから話を聞いた…。

 

リュウ「では、ルーク、ティア…。君達は出身世界であるオールドラントからアル・ワースという世界に跳ばされて、今度はここに跳ばされたというわけか」

 

ティア「ええ、そうです」

 

ルーク「零達…大丈夫かな…?」

 

ケン「仁達やアキラ達の行方も気になるしな」

 

飛鳥「兎に角、移動しませんか?動けば何か見つかるかもしれませんし…」

 

リュウ「ん…?待て、誰か来る!」

 

来たのは…小さな、女の子…?

 

?「な〜のだ、な〜のだ、な〜のな〜のだ♪」

 

飛鳥「え、何処から現れたの⁉︎」

 

リュウ「な、何だ?子供…?おい、君!」

 

移動した…?

 

?「な〜のだ、な〜のだ、な〜のな〜のだ〜♪」

 

ケン「よう、そこの美しいレディ!」

 

?「何なのだ?」

 

ティア「ごめんなさい。私達、迷い込んでしまったようなの。ここは何という街か、教えてもらえるかしら?」

 

?「この世界は謎だらけなのだ。ねねこは、この世界の謎を解く為に、ねねこるのだ」

 

ルーク「ねねこ…って言うのか?謎ばっかりじゃ訳わからんねえぞ」

 

ねねこ「多分ここはザ・ワールドなのだ。ねねこ、やったことあるのだ」

 

リュウ「ザ・ワールド…?それがこの場所の名前なのか?」

 

ねねこ「でも、どうしてここにいるのかは謎なのだ!謎が謎を呼んで、謎が…。…」

 

ど、どうしたんだ…?

 

ルーク「あ?何だよ、急に黙り込んで…」

 

リュウ「ルーク、離れろ!この子の気の質が…変わった…?」

 

?「…騒がせてしまって申し訳ないわね」

 

ねねこから別の声が…?

 

ティア「雰囲気と声が変わった…?」

 

ネイト「私の名前はネイト。運命を遡る者…」

 

ケン「おいおい…俺達、からかわれてるんじゃないのか?」

 

ネイト「どちらにせよ、ねねこよりは具体的な話ができると思うわ。私達は…巻き込まれた」

 

飛鳥「巻き込まれた…?」

 

ネイト「おそらくは、運命の岐路なる刻に、ね」

 

俺達はネイトと呼ばれる少女から話を聞いた…。

 

ケン「デジタルの世界?冗談きついぜ。六本木からどうしてそんな所に来たんだ?」

 

飛鳥「デジタルって、ゲームの事?うーん、よくわからないな…」

 

リュウ「ねねこ…いや、ネイトか?君はその原因を知っていると?」

 

ネイト「間違いなく…フェイドゥムの仕業よ」

 

ティア「フェイドゥム?」

 

ネイト「人間が共有している、無意識下のヴィジョン、不必要な共有データ…恐ろしいもの、忌み嫌うものが集まったもの…それが、フェイドゥム」

 

ルーク「…人から生まれた魔物みたいなものって…事だな?」

 

ネイト「簡単に言えばね。そのフェイドゥムは、かつての戦いで倒されたわ。でと、この電脳世界…ザ・ワールドで再び集まり、蘇ろうとしている」

 

っ…⁉︎周りに異形な者達が…⁉︎

 

飛鳥「な、何⁉︎こいつら⁉︎」

 

ルーク「この感覚…みんな、気をつけろ!」

 

ティア「どうしたの、ルーク⁉︎」

 

ルーク「ただの魔物と違う…!」

 

ネイト「それを感じ取れてしまうのは、不幸かもしれないわね。フェイドゥム…。ただ、以前とは比べ物にならないくらい小さいわ。まだ本来の力は取り戻していない…。今のうちに倒しましょう。ねねこ、後は任せるわね。…」

 

ねねこ「…。をを!ネイト、わかったのだ!リュウとケン、ルークとティア、飛鳥もわかったのか?」

 

ケン「まあ、二割くらいはな」

 

リュウ「戦えばわかる。ねねこ、下がっているんだ」

 

ねねこ「ねねこも戦うのだ!変身!なのだぁ〜!」

 

ねねこの姿が変わった…?

 

リュウ「それは…君の胴着なのか?」

 

ねねこ「その通りなのだ!フェイドゥムおは、前に戦っているのだ!つまり、ねねこは先輩なのだ。みんな、ついてくるのだ!」

 

リュウ「対戦経験があるなら心強い。頼んだぞ、ねねこ」

 

飛鳥「うん!飛鳥、正義のために舞い忍びます!」

 

ケン「やれやれ、お前達は順応しすぎだぜ、リュウ」

 

ルーク「でもよ、ケン。やるしかないようだぜ!」

 

ケン「そうだな。しょうがねえ、いっちょやるか!」

 

 

 

 

第9話 夢の領域

 

 

俺達は戦闘を開始した…。

 

 

 

 

 

 

戦闘から数分後…。

 

突然、複数の人達が現れた…。

 

 

 

 

 

ー斬崎 郁人だ。

 

俺達は黒の剣士達の結晶の力である街に転移してきたが…。

 

キリト「転移は出来たみたいだな…。って…」

 

ブラックローズ「何よ、始まりの街って、マク・アヌとそっくりね」

 

アスナ「ち、違うよ、ローズちゃん!ここは始まりの街じゃないわ!」

 

カイト「という事は…ここはマク・アヌ?ザ・ワールドなのか?」

 

キリト「ちょっと待て!俺達はたしかに始まりの街へ転移を設定したはずだぞ!」

 

郁人「故障したんじゃないのか?」

 

トロン「故障で別のゲームへは来ませんわよ」

 

未来「それに…何だか、敵がいませんか?」

 

ソニック「何だ、この、丸いのや角ばった奴は⁉︎」

 

エリカ「綺麗ですけど…何か…すごく…嫌な感じがしますね…」

 

それに人もいるみたいだな。

 

アキラ「あれは…⁉︎リュウ、ケン!」

 

リュウ「アキラか!みんな無事だったようだな」

 

パイ「それはこっちの台詞よ。仁とシャオユウちゃんは一緒じゃないの?」

 

ケン「あいつらも何処かへすっ飛ばされたのか⁉︎」

 

春麗「その様子だと、知らないみたいね」

 

リュウ「春麗か。他にも見た顔が何人かいるな」

 

ケン「森羅のエージェントがいるって事は…。どうやら俺達は、ロクでもない事件に巻き込まれたらしいぜ」

 

零児「普通の事件じゃない事は認めるがな」

 

ルーク「おい、そこにいるのは零とアマリか⁉︎」

 

ティア「あなた達も無事だったのね!」

 

零「ルーク、ティア!」

 

アマリ「見つかって良かったです!」

 

一夏「一緒にいる子達は誰ですか?」

 

ねねこ「ねねこはねねこなのだ。全然謎じゃないのだ」

 

美依「キャラ付は若干謎めいてるけど?」

 

リュウ「さっき、この街で会った。不思議な力を持っている女の子だ」

 

飛鳥「私は飛鳥、忍びです!」

 

アキラ「ああ、忍び学校の子か。仲間から聞いた事がある」

 

カイト「違法PC…?いや、違う…?」

 

ねねこ「をを!カイトなのだ!ドットハッカーズのカイトにブラックローズなのだ!」

 

リーンベル「小牟さんもそうだったけど、有名人だね、二人とも」

 

ブラックローズ「こういう時だけは、話が通じやすくていいわね。ねねこ?あなたも、ザ・ワールドのユーザーね。じゃ、戦いもいけるわよね?」

 

ねねこ「当然なのだ〜!」

 

敵が増えやがった…。

 

ソーマ「騒ぎすぎたか。敵が集まってきたな」

 

カイト「くっ、ルートタウンの中に、こんなに敵が現れるなんて!」

 

レイレイ「アウラって子は?無事なワケ?」

 

カイト「ここにはいないけど…今、呼び出すのは危険だよ」

 

士「仕方ない、まずはこいつらを片付けるか」

 

キリト「よくわからない奴らもいるが、行くぞ!」

 

戦闘開始だ。

 

 

 

突然、ベラノス兄弟とその手下達が現れた。

 

アイン「ベラノス兄弟、参上だわ!」

 

ゼファー「キリないぜ!まだ来んのかよ⁉︎」

 

ドライ「なんだぁ?見た事のある奴等がいるぜ」

 

美依「ああっ!あのバケモノ兄弟!」

 

ドライ「お?肩紐ちゃんもいるじゃねえかよぉ」

 

零児「逢魔…?いや、違う…?」

 

小吾郎「お嬢の屋敷で、逢魔の怪物と一緒にいたのは確かだがね」

 

郁人「お嬢様の屋敷と…六本木で会った以来だな」

 

モリガン「そうね、それよりも…」

 

バン「おい、バケモンのオッサン。どうやってここまで来たんや!」

 

ドライ「言うかよぉ。コッチも忙しいんでなぁ!」

 

未来「私達を追って来た訳ではないようですね」

 

アイン「さてなぁ。ただ…丁度いいってことさ。黄龍寺の嬢ちゃん、来たついでにもらってくわ」

 

美依「ちょ、ちょっと!何勝手な事言ってんのってね!」

 

ジェミニ「美依ちゃん、モテモテですな」

 

美依「嬉しくなーい!」

 

零「やってる場合か!悪いが、美依を渡すわけにはいかない!」

 

ドライ「ほう、やる気満々か。それにしてもフェイドゥムってのも使えそうだぁな」

 

ネイト「聞き捨てならないわね。何者か知らないけど…そんな事は許さない」

 

リンドウ「ふう、なんだ?話が立て込んでるな」

 

ヴァシュロン「逆にとっ捕まえて、情報を聞き出してやりますか!」

 

?「見つけたぞ、ティターニア!」

 

キリト「!」

 

アスナ「こ、この声って…⁉︎」

 

何だ…?現れたのは妖精…か?

 

零「お前は…オベイロン…だったか?」

 

オベイロン「あの時会った奴等か。それに…会いたかったよ、ティターニア」

 

アスナ「す、須郷さん⁉︎」

 

キリト「何でお前が…脱獄したのか⁉︎」

 

オベイロン「さあね…。僕も気づけば、オベイロンとなっていたんだよ。今度こそ、ティターニアを手に入れ…キリト君、君を殺させてもらうよ!」

 

ポッピー「な、何なの?あの人は…?それにティターニアって…?」

 

アスナ「私の事らしいです」

 

小牟「ん?ぬしのリアルネームか?」

 

アスナ「ち、違います!あの人が勝手に言っているだけです!」

 

キリト「あいつは須郷 伸之…。ALOでアスナを監禁していた奴だ」

 

ワンダーモモ「か、監禁ですか⁉︎」

 

オベイロン「違うな、ティターニアと愛を育もうとしただけだ」

 

ベラボーマン「成る程。最悪の悪党のようですね」

 

キリト「須郷!アスナは渡さない!今度こそお前を…倒す!」

 

オベイロン「やってみるがいい、キリト君。あの時の僕だと思わない事だね!」

 

アイン「結局なんだ?俺等の邪魔をする気か?」

 

オベイロン「ふん、ティターニアを手に入れ、キリト君を殺せれば、他の者に興味はないさ」

 

ドライ「だったら、一斉に襲いかかる方がいいなぁ!」

 

レイレイ「勝手に手を組んだ!」

 

アマリ「乱戦になりますね…」

 

オベイロン「それに…僕には用心棒もいるしね。来い」

 

現れたのは…ん?何処か、ルークに似ている…?

 

?「お前の用心棒になったつもりはない」

 

ルーク「なっ⁉︎アッシュ⁉︎」

 

ティア「どうしてあなたが?」

 

アッシュ「レプリカとティアか。こんな所にいたなんてな」

 

ルーク「そんな事はどうでもいい!何でそんな奴といるんだ!」

 

アッシュ「劣化レプリカにはわからないだろうな。俺は一刻も早く、オールドラントに戻らなければならないんだ」

 

ティア「その為に彼と組むと?」

 

ルーク「だめだ、アッシュ!そんな事をしたら…!」

 

アッシュ「うるせえ!俺に指図するんじゃねえ!」

 

ルーク「アッシュ…!」

 

アッシュ「俺を止めたければ、力尽くで来やがれ!」

 

ルーク「わかった…。だったら、お前を止める!」

 

ディケイド「盛り上がっている所悪いが、あいつは何者だ?」

 

ソーマ「どこか、ルークと似ているな」

 

ルーク「俺はあいつのレプリカで…。あいつが本当のルーク・フォン・ファブレなんだ」

 

アキラ「どういう意味だ?」

 

ティア「話は後です。今は、彼等を…!」

 

郁人「そうだな。戦いはあいつ等をとっ捕まえてからだ!」

 

俺達は戦闘を開始した…。

 

 

 

 

 

俺達はルークのそっくりさんにダメージを与えた…。

 

アッシュ「ぐっ…!」

 

ルーク「さあ、止めたぞ!もうやめてくれ、アッシュ!」

 

アッシュ「たった一回で調子に乗るな!今回はお前の勝ちだが、次は俺が勝つ!」

 

そう言い残して、そっくりさんは撤退した…。

 

ルーク「何で何だよ、アッシュ…」

 

零「もう一人の自分、か…」

 

ティア「(この異世界でもルークとアッシュは戦う運命なの…?)」

 

 

 

 

 

俺達は妖精野郎にダメージを与えた…。

 

オベイロン「くっ…!この…忌々しい奴等め…!」

 

キリト「諦めろ、須郷!」

 

オベイロン「まださ、キリト君。僕の復讐劇はまだ始まったところなんだからね。次こそ、ティターニアの前で君を殺してみせる」

 

そう言い残して、妖精野郎は撤退した…。

 

エリカ「アスナさんに付き纏うストーカーさんみたいですね」

 

キリト「アスナ…」

 

アスナ「大丈夫だよ。私はもう負けない。それに…キリト君だって、絶対に守るから」

 

キリト「ありがとう、アスナ…」

 

 

 

 

 

 

 

 

俺達はバケモノ兄弟にダメージを与えた…。

 

アイン「ここまでだ、ドライ!帰るぞ!」

 

ドライ「ああ?まだヤれんだろーよ!」

 

アイン「境界線の崩壊が、人の創った世界にまで影響する…十分だわな」

 

ドライ「チッ、しょーがねーな!」

 

兄弟は撤退した…。

 

エリカ「何だったんでしょうか?あの怪人さん達…」

 

パイ「黄龍寺家から、秘宝を盗んだ…っていう連中よね?」

 

美依「間違いないってね!」

 

アリサ「…どこかの組織に所属してるんでしょうか?」

 

トロン「あの人数…それなりの規模の組織でしょうね」

 

フランク「逢魔って所は?あの姉さんが言っていただろ、妖怪だけの組織とか何とか」

 

小吾郎「実際、お嬢の屋敷では、逢魔のカマイタチと一緒にいたしな。(お嬢ごと拐いたいっていうのも気になるが)」

 

零児「俺は初めて見る連中だ。…調べて見る必要があるな」

 

バン「あのエネミーって奴等はどうや?」

 

郁人「そもそも、エネミーがどれだけの規模の組織なのかもわからない。だが、アインって野郎がエネミーとは関係ないって言っていたからな」

 

キリト「それに須郷だ…。あいつ、どうしてここに…?」

 

ティア「アッシュも彼と一緒に動いていますしね」

 

ルーク「あいつ、オールドラントに戻るとかわけわかんねえ事言いやがって…」

 

零「つまり、オベイロンは元の世界に戻る方法を知っているのか?」

 

アスナ「でも、須郷さんはオベイロンになった理由を知らないって言っていたよ」

 

春麗「ますます彼等を捕まえて、事情聴取をしなければならないわね」

 

小吾郎「問題は山済みって、事かな」

 

 

 

…この後、俺達はそれぞれの情報を交換した…。

 

小吾郎「お互いの情報交換は済んだかな?」

 

ケン「ゲームの世界ねえ。実感がなさすぎるぜ」

 

リュウ「それに…過去や未来の世界や異世界があちこちで繋がった、か」

 

ルーク「いい迷惑だな。どうすりゃ元の世界に戻れるんだ?」

 

ソーマ「…アナグラをいつまでも留守には出来ねえ」

 

飛鳥「うん、私も早く学院に戻らないと…」

 

リンドウ「今頃はMIA扱いだろうな。…やれやれ、またか」

 

レイレイ「エムアイエーって?」

 

ヴァシュロン「ミッシング・イン・アクション。…戦闘中に行方不明になった奴の事さ」

 

春麗「行方不明と言えば…バミューダにいた私達以外のメンツも…?」

 

モリガン「確かめようがないけどね」

 

士「エグゼイド達や春日野 さくらは無事なんだろうな?」

 

リュウ「何⁉︎さくらちゃんも巻き込まれているのか⁉︎」

 

桃「はい、今どこにいるかはわかりません…」

 

等「彼女と桃さんはネメシスに狙われていました…。大事にならなければいいですが…」

 

零「(異世界で暗躍して、さらにはある人も狙う…ネメシスの狙いは何だ…?)」

 

美依「ともかく、色々含めて抜け出さないと、ってね!」

 

アキラ「ああ、そうだな。リュウ達は無事だった。後は…仁達だ」

 

バン「あのガキも、どっかにすっ飛ばされたんかのう」

 

ネイト「フェイドゥムを利用なんて、させるわけにはいかないわ」

 

郁人「俺達にもやるべき事があるからな…」

 

ブラックローズ「もう、帰りたいのはわかったから!ログアウト出来ないんじゃ、身動き取れないわよ」

 

カイト「アウラ!アウラ、見ていたら…姿を見せて!」

 

?「カイト…。カイト…。ブラックローズ…」

 

突然声が聞こえた…?

 

一夏「な、何だ⁉︎」

 

セシリア「女性の方の…声…?」

 

カイト「アウラ…?アウラか!」

 

女の子が現れた…。あの子がアウラって子か。

 

アウラ「…。よかった…みんな無事で」

 

カイト「アウラ、ザ・ワールドで今、一体何が起こっているかわかるかい?」

 

ブラックローズ「リアルや別のゲームの世界から、人が直接入ってきちゃうし、アタシ達はログアウト出来ないし…」

 

アウラ「現実世界から直接…?まさか、リアルデジタライズ?」

 

箒「待ってくれ。彼女は何者なんだ?」

 

ブラックローズ「あ、そうか。え〜っとね、この子はアウラ。簡単に言うと…ん〜、か、神様…的なもの?」

 

カイト「彼女はこの世界…ザ・ワールドの、システムの中枢にあたるAIなんです」

 

アウラ「あたしは管理システムの一部に過ぎないから…」

 

キリト「管理システム…?カーディナルとほとんど同じって事か…」

 

アウラ「カイト、教えて欲しいの。この世界に広がる、波にも似たノイズが何なのか。あたしは…怖い…」

 

ブラックローズ「ちょっとぉ!あんたがそんなんじゃ困るのよ!」

 

カイト「ノイズ…。ネイト、それがさっき言っていた…」

 

ねねこ「そうなのだ!その怖いのが、フェイドゥムなのだ!とにかく怖くて、恐ろしくて、怖い奴らなの…。…」

 

ん…?ネイトになった?

 

ネイト「ゴホン…失礼。アウラには私から話すわ、カイト」

 

アウラ「フェイドゥム…?」

 

ネイトはフェイドゥムについてをゲームの神様に話した。

 

アウラ「話はわかった。みんなを…元の世界に帰してあげたい。今、ザ・ワールドは非常に不安定になってるけど…。カイト達をログアウトさせ、キリトとアスナは経路を辿って、ALOに送り、他の人達は外部サーバーから現実世界に送る」

 

カイト「外部サーバー?」

 

アウラ「銀座にあるサーバーなら、現時点ではアクセスが安定してるから」

 

郁人「そんなものが銀座にあったなんてな」

 

ブラックローズ「わかったわ。じゃ、アウラ、お願いね」

 

これでゲームプレイヤー達とは別れの時ってわけか…。

 

キリト「俺達もALOに戻れるのか…」

 

アスナ「零君、それから皆さん。短い間でしたけど、お世話になりました!」

 

ブラックローズ「アタシ達もログアウトするから…さよならだね」

 

カイト「僕達は応援しか出来ないけど…頑張ってください」

 

ジェミニ「カイト、色々とサンキュー!じゃ…グッバイ!」

 

小牟「中学生とは思えん男っぷりじゃな。わし、目覚めそう」

 

リーンベル「な、何に目覚める気なの?」

 

郁人「そこに触れるな」

 

零「ありがとうな、キリト、アスナ…。二人共、いつまでも仲良くな」

 

未来「…名残惜しいですが、次は銀座ですね。アウラさん、お願いします」

 

アウラ「うん…。さよなら…。…転送…!」

 

俺達は光に包まれた…。





ルークとアッシュの関係って…複雑ですね…。

どっちもキャラ的に好きですが!


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第10話 悪を蹴散らし、正義を示せ

第10話です!

眠たいのに書いてしまいました。

それではどうぞ!


ードゥーエ・フラベルムよ。

 

ドライ「ドゥーエ様、自ら出られるんで?」

 

ドゥーエ「たまには、って感じ?それに、ちょっと面白い話を聞いたからって言うか?」

 

シゾー「ウッサッサッサ…」

 

アイン「シゾーよぉ、確かなんだろうなあ?その情報」

 

シゾー「嘘をつく理由がないピョンよ。ほれに、このシゾー様が生き証人ピョン」

 

ドゥーエ「確かに、って感じ?じゃ、出るわ」

 

楽しくなりそう、って感じ?

 

 

 

 

 

 

 

 

ー鏡 飛彩だ。

 

俺とゲーム病専門医はナムコシアターからこの謎の街にへと跳ばされたようだ…。

 

それに銃を持った奇妙な格好をした少女、シノンもいた。

 

大我「どうだ、ブレイブ?連絡は取れたか?」

 

飛彩「いや、ダメだ。応答がない」

 

大我「どうなってやがんだ、全く…。エグゼイド達もいないみたいだしな」

 

飛彩「シノン、ここは君の知っているゲームの街か?」

 

シノン「いいえ、このような街、ALOにもGGOにもなかったわ。新しく追加されたというメッセージもないし…」

 

彼女はどうやら、別の時代の人間でALOというゲームにログインし、ここに来てしまったようだ。

 

今の姿もGGOの時のアバターだと言っていた。

 

大我「まあ、ここがどこというより…」

 

そう、今の問題が…。俺達は謎の化け物軍の中心にいる事だ。

 

この化け物軍のせいか、劇場の様な建物の前には大きな壁があり、化け物はそれを破壊しようとしている。

 

シノン「あの壁…化け物の進行を防ごうとしているのね」

 

大我「いずれ、俺達もバレる…なら、仕掛けるしかないだろうな」

 

飛彩「仕方ない。シノン、君は戦えるか?」

 

シノン「リアルの姿だったら、厳しかったけど、この姿ならいけるわ」

 

大我「それなら、未来のゲーム少女に期待するぜ」

 

飛彩「では、行くぞ。術式レベル2、変身!」

 

大我「第弐戦術、変身!」

 

俺達はそれぞれのライダーに変身した…。

 

すると、突然、複数の人間が現れた…。

 

 

ー斬崎 郁人だ。

 

ゲームの神様のおかげで、現実世界に戻ってきたようだな。

 

飛鳥「この感覚…現実の世界に戻ってこれた様ですね」

 

明日那「でも、ここ…銀座なの?」

 

カイト「現実の世界⁉︎そんな、じゃあどうして僕達は…!」

 

ブラックローズ「PCのボディのままよ⁉︎リアルのアタシ達はどうなってるのよ?」

 

小牟「ふうむ、アウラもなかなかのお茶目神じゃのう…」

 

アリサ「お茶目じゃ済まないと思うんですけど…」

 

キリト「ALOどころかリアルに来るなんてな…」

 

アスナ「もう、どうなってるの…?」

 

ゼファー「カイト達もヤバイけど、俺達もヤバくねけか?」

 

リーンベル「うん、様子がおかしいし…他の人達は?」

 

フランク「ここは…日本だな。銀座に着いたのか?」

 

小吾郎「たしかに日本らしいが…街並みがやけに古めかしい感じがするかな」

 

エリカ「あーっ!こ、ここはっ‼︎ここは…大帝国劇場です‼︎」

 

ジェミニ「銀座にある、帝国華撃団の…本部⁉︎」

 

春麗「えっ⁉︎じゃあ、ここは1920年代の…過去の世界なの⁉︎」

 

モリガン「もう、アウラちゃん…お茶目かとこあるじゃない」

 

鈴「お茶目じゃ済まないって…。タイムスリップしてるじゃないのよ…」

 

アキラ「待てよ、それどころじゃない状況だぜ?」

 

パイ「な、何⁉︎バケモノが大量に!」

 

エリカ「あれは降魔…敵です!前の戦いで全滅したって聞いてますけど…」

 

レイレイ「他の人達、この壁の向こう…?マズイんじゃない⁉︎」

 

ちょっと待てよ…。

 

壁の外側にいるのが、俺と金森、忍者探偵とお嬢様、春麗刑事とモリガン姉さん、アキラと女優さん、ジャーナリストとキョンシー、トロンにコブン、シスターさんとカウボーイ剣士、ベラボーとワンダーモモ、鈍感とモップ、赤髪剣士と演唱魔術師、破壊者さんで…。

 

壁の内側にいるのが、零児兄さんと狐婆ちゃん、零と術士さん、ゴッドイーターの三人とPMFの三人、白い格闘家と赤い格闘家、ザ・ワールドの二人と猫帽子、SAOの二人とポッピー、学ラン、青いハリネズミ、イギリスと中国のIS少女、女忍か。

 

ケン「完全に分断されちまってるな。…強行突破か?」

 

スナイプ「おい、お前ら」

 

バン「なんや?二人の仮面ライダーやんけ」

 

明日那「あっ!飛彩と大我!」

 

ブレイブ「無事だったのか、ポッピーピポパポ」

 

シノン「ちょっと、キリト、アスナ!」

 

キリト「シノン!」

 

アスナ「シノノンも跳ばされていたんだ!」

 

ブレイブ「彼等はなんだ?」

 

明日那「説明すると長くなるんだけど…味方だよ!」

 

スナイプ「確かに見知った顔が何人かいるな」

 

シノン「ねえ、キリト…。私達…」

 

キリト「シノンはGGOの姿なのか…。そうだ、俺達はアバターのまま、現実世界に来たようだ」

 

シノン「どうなっているのよ…」

 

ソーマ「話は後だ。奴等をぶった切って進むだけだ」

 

零児「うっ…⁉︎なんだ?空間に…歪みが⁉︎」

 

突然、変な女と何度も戦った奴等が現れた…。

 

ドゥーエ「あの電脳世界から抜け出して、こんな所までやってくるとは驚いたわ」

 

小吾郎「…⁉︎」

 

美依「誰⁉︎…って、その後ろに浮いてる輪っか、あなた、もしかして…」

 

ドゥーエ「ベラノス兄弟がお世話になったっていうか?…まあ、そう言うことよ。あたしはドゥーエ。オロス・プロクスのドゥーエ・フラベルムよ」

 

オロス・プロクスだと…?

 

小吾郎「こいつは参ったな。もう帰りたい気分だ」

 

美依「帰れるんなら帰ってるってね!一応、ここも日本みたいだけど…」

 

ドゥーエ「境界線を越える力…まだまだあちこちに眠ってるって感じ?」

 

小吾郎「オロス・プロクス…。世界の境界線って奴を好き勝手にいじって、何かしようってわけだ」

 

ドゥーエ「ありていに言えば、そう言う事。だからって、お前に何ができるってわけでもないけど」

 

小吾郎「天斎流は、古来より…。そう言う連中と戦ってきた。俺を…なめるなよ?」

 

…珍しく、忍者探偵が本気だな…。それほどの相手って事か…。

 

美依「小吾郎をあんまり甘く見ない方がよくってよ?」

 

ドゥーエ「なるほど、悪くない男じゃない?その娘の用心棒ってわけね」

 

美依「用心棒兼、家庭教師ってね♪」

 

ドゥーエ「お前を連れ出すためには、この男が邪魔って感じ?うふふ…じゃ、始末をつけるわ」

 

美依「私を…連れ出す?」

 

春麗「オロス・プロクスね。組織の名前はわかったわ。…目的はなんなの?」

 

小吾郎「最初の転移が起こった六本木、そしてザ・ワールドやSAO…」

 

郁人「俺達の今の状況…引き起こしているのはお前らってわけか」

 

ドゥーエ「引き起こしている…というのは違うわ。観察はしてるけれど」

 

フランク「観察…?あんたは一体なんだい?」

 

写真を撮るなよ…。

 

レイレイ「人間じゃないのはもうわかってるけど」

 

ドゥーエ「アタシ達は、融合を望むものから生まれた存在…っていうか?」

 

士「融合を…望むもの?」

 

ドゥーエ「まあ、いいじゃない。…そのうちわかるわ」

 

ジェミニ「境界線っていうのは何のこと!」

 

ドゥーエ「文字通り…境界を区切る線の事よ。時間、空間、世界そのもの…ほとんど同じ軸線上にあって、明確に分かたれたもの。…っていうか?」

 

等「よくわかりませんが、それをどうにかしようというわけですね」

 

小吾郎「悪いが…聞かせてもらうかな。…力尽くでも」

 

ドゥーエ「あら、怖いこと。やってごらんなさい?…見極めてあげるわ」

 

壁の外にはバケモノ…こっちにもバケモノ…。

 

忙しい事だな…。

 

零「そっちはどうなっているんですか⁉︎」

 

アマリ「こちらは逸れた人達、二人ともう一人の方と一緒にいます!」

 

ゼファー「しかもモンスターの集会状態だな」

 

未来「皆さんも無事だったんですね!こちらも危険な人がいて、戦闘開始に入ります」

 

ルーク「この壁、下ろせないのか?」

 

エリカ「防壁は司令室で管理してるはずなので、外からじゃ無理だと思います!」

 

ティア「それに、モンスターの侵攻を止めるものだろうから…」

 

鈴「こんなにいるんじゃ、開けてはくれないわね」

 

零児「ならば、敵の数を減らすまでだ」

 

ドゥーエ「ふう、危険な人とは失礼っていうか?まだ出演者は全員、出てなかったりして」

 

美依「思わせぶり発言は禁止!そこを動かないでってね!」

 

戦闘開始だ。

 

 

 

 

 

 

 

壁の内側のメンバーは大分敵の数を減らしたようだな。

 

?「そこまでよ!」

 

エリカ「あ!この声は…!」

 

壁が降りて、劇場から誰か出てきた…。

 

大神「帝国華撃団、参上!」

 

エリカ「やっぱり、さくらさんに…大神さんだ!大神さ〜ん!」

 

ジェミニ「あれが新次郎の叔父さん、大神 一郎総司令?」

 

さくら「えっ⁉︎降魔だけじゃなくて…エリカさん⁉︎それに…」

 

大神「紐育…星組のジェミニか⁉︎」

 

ソニック「おいおい、おれを忘れるなよ、大神、さくら!」

 

さくら「ソ、ソニックさん⁉︎」

 

大神「まさか、君まで…⁉︎」

 

すると、降魔を引き連れて、一人の女が現れた。

 

?「ふふ…ふふふふ。久しぶりね、大神 一郎。いえ…大神君?ふふふ…」

 

ジェミニ「だ、誰⁉︎大神さんの知り合い?」

 

さくら「そんな!どうして…どうしてなんですか⁉︎」

 

大神「あやめさん!バカな…あなたはあの時!」

 

?「以前言わなかった?…お前達のあやめは死んだ、と。私は降魔・殺女(あやめ)。紅き月の世に蘇りし、最強の降魔」

 

エリカ「もしかして、藤枝 あやめさん⁉︎」

 

大神「そんな…俺は二度もあなたを…!」

 

殺女「こんな事になるなんて、わからないものね。うふふ…」

 

大神「…。俺はもう迷わない」

 

さくら「大神さん、でも…!」

 

大神「さくらくん、やらなければならない。悪を蹴散らし、正義を示す…それが、帝国華撃団だからだ!」

 

 

 

 

 

 

第10話 悪を蹴散らし、正義を示せ

 

 

 

 

 

 

なんか、決めてくるな、あの人…。

 

 

ドゥーエ「勇ましい事。殺女、楽しみすぎないようにね」

 

殺女「わかっているわ。自分が抑えられれば、ね。ふふふ…。それに、ある人からお土産ももらっているの」

 

現れたのは…青いハリネズミ…?

 

メタルソニック「…」

 

ソニック「お前…メタルか⁉︎どうして、お前が⁉︎」

 

メタルソニック「…」

 

やる気ってか…!

 

フランク「あのソニック擬は何だ?」

 

ソニック「エッグマンが俺を真似て作ったメタルソニックだ。(あの綾女って奴が言ったある人…まさか…!)」

 

モリガン「それにしてもあの女性…。少し変わってはいるけど、魔界の住人ね。かなり厄介な相手よ」

 

綾女「降魔と渡り合うなんて…あなた達も油断ならない相手のようね」

 

フランク「ああ、油断はできないな」

 

また写真をとりやがった…。

 

ヴァシュロン「グレネードを炸裂させるつもりかもな。そんな気がしてならない…!」

 

アスナ「こ、こっちも別の意味で油断ならないね…」

 

レイレイ「殺女…明らかに魔界の人だけど…ちょっとワケありっぽい?」

 

さくら「あの人は、かつてあたし達が倒した…敵…です」

 

キリト「その敵がまた現れたって事か」

 

エリカ「これって、巴里の怪人さんが蘇ったのと同じ現象なんでしょうか?」

 

大神「何だって…⁉︎巴里の…怪人も⁉︎」

 

ジェミニ「僕達、シゾーってウサギの怪人と戦ったんだ」

 

さくら「シゾー…⁉︎アイツはエッフェル塔の戦いで倒したはずよ⁉︎」

 

ソーマ「そのウサギ野郎とは確かにやりあった。間違いない」

 

大神「エリカ君、その人達は?」

 

エリカ「話せば長くなるんですけど、ジェミニさんと巴里で会う約束をする一ヶ月前に…」

 

リーンベル「エリカさん!もっと後の方から!」

 

郁人「大雑把に説明すれば、俺達は日本に似た異国から来たんだよ。シスターさんとカウボーイ剣士とは旅の途中で出会って、助けてもらっているんだ」

 

さくら「本当なの、ジェミニ?」

 

ジェミニ「はい!いい人達ばかりだから、信用してオッケーだと思います!」

 

大神「…。わかった、ここは共同戦線でいこう」

 

さくら「そうですね。オロス・プロクスという組織の事もありますから」

 

ベラボーマン「流石は総司令ですね。決断がお早い」

 

大神「よし、大帝国劇場前の降魔達を一掃する…!」

 

殺女「始まるのね、大神 一郎」

 

大神「…望んではいなかった。でも俺は…!」

 

さくら「大神さん…」

 

戦闘開始だ。

 

 

 

 

俺達は偽ハリネズミロボットにダメージを与えた…。

 

メタルソニック「…」

 

ソニック「メタル!お前がいるってことはエッグマンもいるのか⁉︎」

 

メタルソニック「…」

 

偽ハリネズミロボットは撤退した…。

 

ソニック「まあ、話せないから聞き出すのは無理か…」

 

 

 

 

 

俺達はオロス・プロクスの幹部さんにダメージを与えた…。

 

ドゥーエ「成る程、ベラノス兄弟が手こずるだけの事はあるっていうか?でも、それは力が増しているという証拠。楽しみに待ちましょうか」

 

美依「もう!何を知っているの⁉︎はっきりしなさいってね!」

 

ちいっ…!逃げられたか…。

 

 

 

 

俺達は降魔の女にダメージを与えた…。

 

殺女「こんなものかしらね。まだ身体が馴染まないわ」

 

大神「あやめさん…!あなたは本当に…あやめさんではないんですか⁉︎」

 

殺女「くどいわ、大神 一郎。…私は殺女。降魔がはこびる世の為に…再び甦りし、降魔・殺女。また会いましょう。戦いは…始まってしまったのだから」

 

さくら「あやめさん!」

 

結局逃げられたか…。

 

 

戦闘を終え、俺達は新しく会った奴等に話をした。

 

大神「時代や世界を越えて、集まっている?」

 

さくら「不思議な力や武器を皆さんが持っているのは、そういう事何ですね」

 

飛彩「俄かには信じがたい出来事だな」

 

大我「それにゲームのキャラが現実に現れる…まるでバグスターじゃねえか」

 

シノン「人をバケモノ扱いしないで」

 

郁人「まあ、成り行きで集まってしまった感があるけどな」

 

春麗「でも、いい加減に今の状況を収拾しないと」

 

さくら「その異常な状況が、今回のあやめさん…いえ、降魔・殺女の復活に…」

 

トロン「間違い無く、関わってると思いますわ」

 

コブン「そう思いますぅ〜!」

 

小吾郎「手がかりは…やはり、オロス・プロクスかな」

 

美依「目的はわかんないけど、あちこちに関わってる感じよね」

 

キリト「追いかけるにしてもどうすればいいんだ?」

 

零「元の世界にも戻れない状況だからな…」

 

飛鳥「戻ってこられたのは、エリカさんとジェミニさんだけですね」

 

ケン「ラッキーだったな、二人とも」

 

ジェミニ「ホント、僕達はラッキーだったね」

 

エリカ「何より、大神さんを助ける事が出来て良かったです!」

 

大神「エリカ君、ありがとう。君はいつも俺を助けてくれる。…感謝しているよ」

 

エリカ「わ、私は大神さんのためならいつだって…」

 

さくら「…。よかったですね?お・お・が・み・さん!」

 

ジェミニ「オーマイガー…大神さんも大変だなあ」

 

…何なんだよ、この殺伐とした雰囲気…?

 

一夏「何が大変なんだ、ジェミニ?」

 

箒「はあ…」

 

セシリア「一夏さん…」

 

鈴「あんたねえ…」

 

零「やれやれだ…」

 

一夏「な、何だよ?」

 

アマリ「(大神総司令って…タスクさんと一夏君を合わせたみたいな人ですね…)」

 

士「無駄話はここまでにして、これからどうするつもりだ?」

 

大神「助けてもらった恩もある。帝国華撃団、総司令として協力させてもらうよ」

 

零児「そいつは重畳。すまない、大神 一郎総司令」

 

ブラックローズ「総司令様ねえ。もっとそれらしいカッコすればいいのに」

 

大神「え?ああ、この服は仕事着なんだ。…モギリのね」

 

ねねこ「もぎり?何なのだ?謎なのだ」

 

桃「モギリというのは入場の切符を切る人の事です」

 

未来「…え?それって総司令の仕事なんですか?」

 

郁人「言うな、金森。人には色々あるんだ」

 

大神「ま、まあ赴任した頃からずっとやってきたからね」

 

さくら「大神さんに切符を切られないと、劇場に来た気がしないっていうお客様もいるぐらいなんです」

 

バン「地域密着型の総司令じゃのう」

 

大神「まずは劇場内に入ってくれ。中で話をしよう。緊急時だ。切符はいらないよ」

 

郁人「入ったら、また別の場所につながっていたりしてな。吸血鬼の城とかな」

 

美依「そうポンポンと移動してはたまらないってね!」

 

それもそうだな。

 

俺達は劇場内に入った…。

 

 




スナイプとシノンの銃勝負、少し見てみたいですね笑


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第11話 若かりし鉄拳王


プクゾーでダンテ、レディ、バージルは参戦しましたが、トリッシュは参戦しませんでしたね…。

案外、ダンテとコンビを組ませてもおかしくないのに…。

それではどうぞ!


 

ージェダ=ドーマだ。

 

ジェダ「ザベル、君の役割…わかっているかね?」

 

ザベル「ケッ!言われるまでもねェッ!いい魂を持ってる奴をとっ捕まえてくりゃ良いんだろォが」

 

ジェダ「その認識には誤りがある。場所がわかるだけでもかまわんよ」

 

ザベル「(みてやがれよォ…。チョーシ乗ってられんのも、今の内だぜェ…)」

 

ん?誰か来たな…。

 

リームシアン「ほう、ここが…」

 

ジェダ「異界の魔族にも、この力は理解できる様だね」

 

リームシアン「仮にもラ・ヴァースの名を持つ者に言う言葉ではないぞ、冥王よ」

 

ジェダ「それは失礼した。…失礼ついでに頼みがあるのだが、いいかね?」

 

リームシアン「何…?」

 

ジェダ「君の部下を少し借りたい。数に頼る戦いなど愚の骨頂だが、致し方なくてね」

 

リームシアン「物の頼み方を知らぬ奴め。…だが、いいだろう」

 

ジェダ「では、ザベル=ザロック。先に行っていたまえ」

 

ザベル「…チッ」

 

ザベルは歩き出した…。

 

リームシアン「私も行かせてもらおう。興味深い場所が見つかった」

 

ジェダ「一つ忠告させてもらうとすれば、あまり甘くみない事だよ。…あの村を」

 

リームシアン「…ふん」

 

彼女も去ったか…。

 

ジェダ「さて…。後は時間が解決してくれるだろう…。フフフ…。ヒャハハッ!」

 

さあ、始めるとするか…!

 

 

 

 

 

 

ーよう、ダンテだ。

 

事務所にレディが来て、依頼の内容を聞いていた所だ。

 

ダンテ「未帰還者に行方不明者?レディ、他に何かないのか?」

 

レディ「仕事を選べるような身分?…まだ前回分の仲介料、払ってもらってないんだけど?」

 

ダンテ「…ふう、これだ。少し宝箱を開けたぐらいじゃ追いつかないぜ」

 

レディ「何か言った?」

 

ダンテ「いや、別に。行方不明ってのは何だ?人探しは探偵の仕事だぜ?」

 

レディ「各地で、人が文字通り…突然消える事件が起こってるの。一緒に化け物を見た…っていう情報もあるわ」

 

ダンテ「…それがデビルだと?場所は?」

 

レディ「日本よ。ここ最近でも事件があったわ。魔界へ繋がる道があるって話よ。そこで調べに行こうと思ってるんだけど?」

 

ダンテ「…オーライ、わかったよ。それに日本にはちょいと知り合いもいるしな。久々に会いたかった所なんだよ」

 

俺とレディは日本に向かった…。

 

だが、思いもしなかったぜ、そのレディも行方不明者の仲間入りになっちまうとはな。

 

 

 

 

 

 

ーデミトリ=マキシモフだ。

 

私は城にいたのだが…。

 

デミトリ「今宵は騒がしい…。私は静寂を望んでいるのだがね…。…そこの人間、貴様だ」

 

平八「ほほう、これはなかなか…うむ、うまい…!なんじゃ?ワシの事は気にせんでいい。好きに呟くが良かろう」

 

…この魔力は…。

 

 

 

 

 

ーダンテだ。

 

レディと逸れた俺はデミトリの城にへと足を運んだ。

 

ダンテ「おい、デミトリ、いるか?人を捜してるんだが…。ん?うまそうだな。ピザはないのか?」

 

デミトリ「いい加減にしろ、貴様等。私の城をなんだと思っている」

 

平八「人を捜しておってな。魔界くんだりまでやって来たものの、腹が減ってのう」

 

デミトリ「(む…?この男…どこかで…?)」

 

ダンテ「奇遇だな。俺もそうさ。日本の秋葉原から魔界への抜け道があってな。そこまでは良かったんだが、一緒に来た仲間が一人…消えちまってな。レディっていう白シャツでキツイ顔つきの女…知らないか?デミトリ」

 

デミトリ「知らん。さっさと出て行け。私は忙しい。これ以上、夜の静寂わ、乱そうというのならば…」

 

?「へえ、どうなるか…。知りたいわね」

 

ん?現れたのは…女?

 

?「漸く、デミトリ・マキシモフの城を見つけ出せたと思ったのに…。まさか、デビルハンターのダンテさんまでいるとはね」

 

デミトリ「女、何者だ?」

 

ダンテ「可愛いレディに名を知られているのは光栄だが、確かに何者かは知りたいな」

 

紗矢華「私は、獅子王機関の舞姫、煌坂 紗矢華よ」

 

ダンテ「獅子王機関?あぁ、政府の特務機関か。確か…魔導災害やテロを専門に扱う組織の…」

 

平八「ほう、それは大物が来よったのう」

 

デミトリ「その小娘が私に何の様だ?」

 

紗矢華「獅子王機関の命であなたの監視、或いは抹殺を命じられたの」

 

ダンテ「へえ、人間界にも人気が出た様だな、デミトリ」

 

デミトリ「人気が出ようと関係ない。だが、抹殺というのは聞き捨てならんな…。この私に…勝てるとでも思っているのか?」

 

紗矢華「あら?私の方も相当腕は立つ方よ?」

 

デミトリ「ならば、貴様に私の力を教えてやろう…」

 

…うーん、デミトリもレディの事を知らないっていうし。このままじゃ、獅子王機関とデミトリのいざこざに巻き込まれそうだな。もう、行くとするか…。

 

だが、突然、複数の人間が入ってきた…。

 

 

 

 

 

ー斬崎 郁人だ。

 

俺達は総司令に連れられて、劇場の中に入ったが…。

 

大神「ここがロビーだよ。取り敢えず、みんなにはここで待ってもらって…ん…?あれ?」

 

カイト「大帝国劇場…何というか、結構洋風な作りだね」

 

ねねこ「想像してたよりも不気味な感じなのだ」

 

キリト「そうだな。吸血鬼の敵とか出てくる城みたいだ」

 

エリカ「大帝国劇場…改装したんですか?」

 

さくら「え…⁉︎そんな、ロビーがまるで舞台みたいに…」

 

モリガン「なんか見覚えがあるのよね。薄暗くて、悪趣味なこの感じ」

 

デミトリ「…モリガン」

 

ソニック「うおっ⁉︎マッチョが出てきたぜ!」

 

小牟「なんで劇場の中身がデミトリの城になっとるんじゃ⁉︎」

 

ソーマ「デミトリ…?誰だ?」

 

モリガン「吸血鬼のデミトリ=マキシモフ」

 

アマリ「きゅ、吸血鬼ですか⁉︎」

 

零「…おい、郁人」

 

郁人「悪かったよ、もう俺は何も言わねえよ!」

 

零児「今の世の中…人外の者は珍しくないが、このクラスはなかなかいない」

 

パイ「珍しくない事はないでしょ。森羅はそういうのと専門に戦いすぎよ」

 

ダンテ「森羅…?日本のデビルハンター組織か。狙われてるのか、デミトリ?」

 

アリサ「この赤いコートの人は?」

 

郁人「…あれ?デビルメイクライじゃねえか」

 

ダンテ「それは事務所の名前だ。俺にはデビルハンターのダンテって、名前があるんだよ。久しぶりだな、郁人。お前を捜していたんだ」

 

郁人「あ?俺を?ってか、デビルハンターのお前がなんでここにいるんだ?」

 

ダンテ「まあ、依頼でな。未来も久しぶりだな。相変わらず、郁人とは仲がいいみたいだ」

 

未来「もう、からかわないでくださいよ、ダンテさん!」

 

郁人「それで?俺に何のようなんだ?」

 

ダンテ「例の男の目撃情報があった…」

 

郁人「…何?何処だ…!」

 

ダンテ「…場所は日本…。それだけしかわからない」

 

郁人「そうか…」

 

モリガン「うふふ…。それにしてもちゃんとデビルメイクライに行ったみたいね、デミデミ」

 

デミトリ「…ふん、余計な気を回すな」

 

等「あちらの女の子は誰ですか?」

 

郁人「お前もいたか、長身ポニーテール」

 

紗矢華「その呼び方はやめてって、言っているでしょう、斬崎 郁人!」

 

郁人「わかったよ、獅子王機関の舞姫さんよ。お前がここにいるって事はさしずめ、デミトリって奴の監視か」

 

紗矢華「そうよ。でも、命令には抹殺とも書いてあったけど」

 

郁人「あいも変わらず、獅子王機関ってのは怖い組織だな」

 

零児「獅子王機関…魔導テロなどを扱う組織か」

 

未来「い、郁人さん…あの方とお知り合いなのですか?」

 

郁人「ん?あぁ、お前に会う前にちょっとな」

 

未来「…私に会う前、ですか…。そうですか…」

 

紗矢華「な、なんか物凄く睨まれているんだけど…」

 

郁人「俺に聞くな」

 

デミトリ「貴様達、どうして私の城へ来た?見知らぬ者まで引き連れて…」

 

ジェミニ「好きで来たわけじゃないよ!大帝国劇場に入ったら、ここに出ちゃったんだ!」

 

リンドウ「入口同士が繋がってるみたいだぜ?ここは」

 

ダンテ「レディが言ってた行方不明事件…これがカラクリか?」

 

飛彩「詳しくはわからないが、俺達の知り合いにも消えてしまった者がいる」

 

ダンテ「…仕事の依頼をするか?便利屋、デビルメイクライに」

 

ねねこ「をを!いいのか?」

 

ダンテ「ついでさ。俺の人捜しがあるんでな」

 

小吾郎「なるほど、大変だな」

 

美依「探偵なんだから、そこは率先しなさいってね!」

 

平八「騒がしくなったものじゃ。夜の静寂を乱すでないわ」

 

フランク「何か食ってる奴がいると思ったら、三島 平八か?バミューダ以来だな」

 

アキラ「三島 平八…?本当なのか?もっと爺さんと聞いてたが」

 

ケン「こんな若いわけねえだろ。おっさん、騙るなら、もっとマシ奴にしな」

 

リュウ「だが、この気…三島 平八以外にあり得るのか?」

 

平八「いちいち面倒じゃ。そこの刑事、説明せい」

 

春麗「…はあ。新薬の若返る薬で今の姿になったらしいわ」

 

リーンベル「わ、若返り⁉︎」

 

ヴァシュロン「本当なら凄いな。売って欲しいもんだぜ」

 

春麗「そんな物の売買はダメよ。私…いえ、ICPOが押収するわ!」

 

郁人「…私って言いかけたよな、春麗刑事?年齢の事、気にしているんだな」

 

春麗「何か言った、郁人?」

 

郁人「え…い、いや、何も言っていませんよ〜」

 

零児「だが、その三島 平八が、どうして魔界にいるんだ?」

 

平八「探しているものがあってな。さて、そろそろいいじゃろう。役者は揃ったようじゃ」

 

役者…だと…?

 

すると、城の窓ガラスを割って、ゾンビ軍団が現れた。

 

ザベル「ヒャーーーハァッ!オラ、クソ吸血鬼!邪魔するゼェーッ!」

 

デミトリ「ザベル…!その兵隊どもは…魔界村の」

 

ザベル「ベイビィも一緒かァーッ!イヤァーーハッ!」

 

一夏「やけにテンションの高いゾンビだな…」

 

レイレイ「もうデミトリ…。戸締りはちゃんとしといてよ!」

 

飛鳥「窓ガラスを破って入ってくる人に、戸締りも何もないと思うけど…」

 

っと…反対側からも来たか。

 

ダンテ「奴等…前に地下の魔法陣で見たデビルだな。どこかの魔界から来たっていう…クイーンの取り巻きか」

 

箒「何処かの魔界…?他にも異世界と繋がっている場所があるというのか…?」

 

ダンテ「この魔界をパーティ会場にしようとしてる奴がいる。…無断でな」

 

平八「そういう事じゃ。世界はおもしろいことになっておる。…より大きな力を得るには、都合がいい」

 

バン「おうっ!三島のオッサン!どういう意味や!」

 

平八「どうもこうもない。ワシにはワシの目的があるのでな。ザベル=ザロック。例の約束…忘れてはおらんだろうな」

 

ザベル「あ?あったりメェだろォが!奴のイドコロ、教えてやるぜェ!」

 

平八「どちらにせよ…。フフフ、少し楽しませてもらうとするか」

 

 

 

 

第11話 若かりし鉄拳王

 

 

 

 

大我「あいつ等を引き込んだのは三島 平八だという事か」

 

デミトリ「ふざけた真似を。…わかっているのだろうな」

 

平八「わかっておるわ。ワシが三島 平八という事じゃ!」

 

鈴「そんなの何の理由にもなってないわよ!」

 

ケン「こいつは間違いなく三島の爺さんだな。ぶてぶてしすぎるぜ」

 

ダンテ「全く、イカしたパーティだ。踊ってやるよ」

 

郁人「おい、ポニーテール!この状況でもマッチョ吸血鬼を殺すっていうのか?」

 

紗矢華「…はあ…。本当なら帰りたい所だけど、デミトリ=マキシモフの監視もあるからね…。やるしかないわね!それから、ポニーテールはやめなさいって言っていうでしょう⁉︎」

 

郁人「オーライ、了解だ。行くぜ、舞姫!」

 

戦闘開始だ。

 

 

 

 

 

突然、王座付近に何者かと悪魔の群れが現れた。

 

ジェダ「…」

 

モリガン「ジェダ=ドーマ。ドーマ家のご当主様が、一体どんなご用かしら?」

 

ダンテ「あんたが冥王ジェダ=ドーマか」

 

ジェダ「ほう、この強い力…君がダンテか。伝説の魔剣士…逆賊・スパーダの忘れ形見」

 

ダンテ「…」

 

デミトリ「…魔界側から見れば、そう言う事になるな」

 

ジェダ「かつてスパーダは人間の世界についた。私は違う。あらゆる世界…全ての魂を救済しようと考えているのだよ。私が君の父親よりもはるかに聡明である事…理解してくれたかね?」

 

ダンテ「ああ、十分わかったぜ。…あんたがイかれてるって事がな」

 

デミトリ「魔界、そしていずれは人間界を統べるのは私だ。勝手に救済などされても困るのでな」

 

ジェダ「愚かである、という事は罪…か。よく理解できたよ。罪人は罰せられねばならない。何か言い残す事はないかね?」

 

ダンテ「そうだな、一つだけ言わせてもらおうか。俺は、俺よりお喋りな奴は大嫌いなんだ。…理解したか?」

 

トロン「彼は一体何者ですの?」

 

デミトリ「冥王の帰還、か」

 

さくら「この男…危険な匂いがします…」

 

ジェダ「危険?そんな事はないよ。聞いてなかったのかね?私は救済をしようとしていると」

 

ゼファー「うさんくせーな。…何をする気だよ」

 

ジェダ「…説明は難解を極める。それに、私は理解を必要とはしていないのでね」

 

シノン「何なの、こいつ…」

 

ティア「救われる側の都合など、知った事ではない…という事ね」

 

モリガン「ジェダ、あなた…それを望まない者を無視するつもりでしょ?」

 

ジェダ「…」

 

モリガン「私、そういうのはすぐにわかるのよ」

 

ジェダ「ふう、やはり私はいつも正しい。理解は無意味だ」

 

ダンテ「こいつがまともじゃないってのは確かだろうな。ワルキューレに目をつけられてるくらいだ。違うかい?」

 

ジェダ「…」

 

ザベル「(救済…。ケッ)」

 

平八「…ふん、話が面倒になってきたか。と、なれば…」

 

派手なパーティーになってきたな…。っ、この感覚は…!

 

突然、エネミーが出現するゲートが現れ、そこから複数の雑魚エネミーと龍野郎、鬼野郎、天馬野郎が現れた。

 

オーガ「ここが魔界を統べるであろうデミトリ=マキシモフの城か」

 

ドラグーン「まあ、俺達の敵ではないがな」

 

デミトリ「黙っていれば言いたい事を…何者だ?」

 

ルーク「な、何だ、こいつ等⁉︎」

 

ダンテ「こいつ等…エネミーか…」

 

未来「ペガサス…!」

 

ペガサス「また会う事が出来たな、金森 未来よ」

 

郁人「へえ、三匹の子豚ならぬ、三匹のエネミーのご登場か。なんだ、わざわざやられに来たのか?」

 

オーガ「随分な自信だな、斬崎 郁人。やはり、あのお方の知り合いなだけはある」

 

郁人「…あのお方、だと…?まさか、そいつは…!」

 

ドラグーン「お前達が知る必要のない事だ。ここで敗れるお前達のな」

 

郁人「粋がるなよ…。お前達の慕うそのお方って野郎とお前達の目的…纏めてキッチリと聞かせてもらうからな!」

 

ジェダ「…成る程、彼等が…。真なる世代の…」

 

真なる世代…?

 

ペガサス「それ以上の発言は控えてもらおうか、冥王」

 

ジェダ「それは失礼した。では、休戦といこう」

 

ドラグーン「了解した」

 

郁人「お前達を倒して、このイかれたパーティーを終わらせてやる!」

 

戦闘再開だ!

 

 

 

 

 

俺達はテンションの高いゾンビにダメージを与えた…。

 

ザベル「チッ!やめだやめだ!逃げるが勝ちだぜェッ!」

 

ゾンビは撤退した…。

 

 

 

 

俺達は鉄拳王にダメージを与えた…。

 

平八「ククク…面白い。ワシがすべき事…決まったようじゃな。後は…例の件を確かめねばならんか」

 

鉄拳王は撤退した…。

 

 

 

 

 

 

 

俺達はエネミー三人衆にダメージを与えた…。

 

ドラグーン「…だんだんと力をつけてきているな」

 

オーガ「それはあの方が望む事でもある」

 

郁人「俺達の力がお前達の望む事だと…?」

 

ペガサス「あのお方もいずれ、お前達と出会う事になるだろう」

 

郁人「奴が来るなら、望む所だ…!」

 

三人衆は撤退した…。

 

 

 

 

 

俺達は救済野郎にダメージを与えた…。

 

ジェダ「なるほど、これは…予想以上だ。例えるなら…そう、至高。やがては全てが混じり合う。楽しみにしているよ?次なる…至高の刻を」

 

救済野郎は撤退した…。

 

ソーマ「チッ、よくわからねえ野郎だ」

 

ディケイド「…大体わかった」

 

ワンダーモモ「え、わかったんですか⁉︎」

 

小吾郎「それなら、君がわかった事を教えてくれないかな?」

 

ディケイド「大体は大体だ」

 

美依「それって、わからないのと同じじゃないのよ!」

 

リンドウ「しかし、あの強さは本物だった。…ヤバイ相手だな」

 

ゼファー「奴の事も気になるけど、俺達はどうするんだ?」

 

ダンテ「ここからなら、人間界に戻るのは簡単だ」

 

ポッピー「え?ダンテ、そうなの⁉︎」

 

ダンテ「日本の秋葉原に、魔界と繋がる次元の歪みがある。俺もそこから来たんでな」

 

カイト「その場所を教えてください!リアルに戻らなきゃ…!」

 

バン「せやな。ワケわからんようになったら、振り出しに戻るのが一番や」

 

ダンテ「構わんぜ。俺も取り敢えず日本だ。レディも戻ってるかもしれないしな」

 

郁人「悪いが、俺も日本に戻らなければならない理由が出来た」

 

ダンテ「…」

 

未来「郁人さん…?」

 

郁人「舞姫、お前も秋葉原から来たのか?」

 

紗矢華「ええ、そうよ。そこからの道が近そうだったから。兎に角、私も一度戻る事にするわ。雪菜達が心配だし…」

 

ダンテ「デミトリ、お前はどうするんだ?」

 

デミトリ「…私も行こう。今魔界で起きている事…貴様等が巻き込まれている事と、無関係ではあるまい」

 

郁人「こうしてまた人数が増えてしまったと」

 

小吾郎「まだ増えるのかな?」

 

零「アル・ワースでの経験上、増える可能性は大いにありますよ」

 

零児「収拾はつきそうにない。そういうものだと思え、小吾郎」

 

セシリア「それは…諦めていらっしゃるのですか?」

 

アスナ「これはこれで、まとまってるとも思いますけど…」

 

ブレイブ「話は後だ。まずは戻るのを先決としよう」

 

未来「では、戻りましょう」

 

ん?撤退したはずの鉄拳王が出てきた…?

 

平八「ワシも連れて行ってもらおう」

 

フランク「三島 平八…!逃げたんじゃなかったのか?」

 

平八「魔界で行方知れずになったバカ息子…。そして日本で消えたというバカ孫…」

 

アキラ「孫…風間 仁の事か?どうしてあんたがそれを?」

 

平八「ワシも情報網は持っているのでな。何としても先に見つけるつもりじゃったが…。骨が折れそうじゃ。貴様等の後をつけた方が効率がいいだろう。ワシの事は気にするな。勝手にやらせてもらうわ。ふっはっはっは!」

 

ソニック「べ、Very Powerfulな爺さんだな…」

 

小牟「相変わらず無茶苦茶じゃのう」

 

零「どうしますか、みなさん?」

 

春麗「…新薬の件もあるし、野放しにするよりは、一緒に行動する方がいいわ」

 

平八「好きにするがいい。では、日本へ凱旋じゃ。ダンテ、案内せい」

 

ブラックローズ「仕切り出した!」

 

ダンテ「やれやれ、こっちだ」

 

俺達はデビルハンターの案内で秋葉原に通じる抜け道に入った…。





デビルメイクライ4をしたいカイト・レインです!

デビルメイクライはアニメから見たので、ゲームもプレイ中です!


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第12話 俺の喧嘩、私達の聖戦(けんか)

オリジナル回です!

今回はあの方達の登場です!

そして、サブタイどうりの人達が参戦だけとは限らない!

それではどうぞ!


ーオーガだ。

 

ある場所に帰還した俺達を待っていたのはあのお方だった。

 

?「失態を犯したようだな、お前達」

 

オーガ「申し訳ございません…。ですが、やはり、斬崎 郁人の力は未知数です」

 

ペガサス「さらに成長した金森 未来の力もあって、彼等が共に成長すると面倒な事になるかと」

 

?「では、俺も行くとしよう」

 

ドラグーン「あなた様が自らですか?」

 

?「久々にあいつの顔も見たくなったからな」

 

オーガ「では、ご友人との再会をお楽しみください…」

 

実物というのはこの事みたいだな…。

 

 

 

 

 

 

 

 

ー俺は工藤 新一…。いや、今は江戸川 コナンだ。

 

俺はいつもの様に博士の家の扉を開いた筈だったんだが…。

 

今は見知らぬ街にいる。ここは米花町じゃないな…。

 

それに、ここにいるのは俺だけじゃない。

 

安室「…一体どういう事なんだ?ポアロの扉を開いて外に出ると見知らぬ街に出るなんて…」

 

コナン「安室さんも一緒の状態だったんだ」

 

安室「そういうコナン君もそうみたいだね」

 

安室 透…。警視庁公安に所属する刑事だ。安室さんは身分を隠すために毛利 小五郎の弟子となり、喫茶ポアロで働いている。

 

安室「…だが、この街…何かの資料で見たような…」

 

コナン「何かの資料?」

 

安室「あぁ、風見が置いた資料の中にあったはずなんだ…」

 

コナン「どういうわけか、携帯も圏外だし…それに…」

 

安室「…妙なのはこの街に誰もいないということだ。辺りを見るにゴーストタウンとは言えない。つい先程まで人がいた様な形跡もある」

 

コナン「これからどうするの、安室さん?」

 

安室「連絡が取れない以上、やはり人を探し、この場所を聞くしかないな」

 

?「ここは絃神島だ」

 

あ、あの人は…⁉︎

 

コナン「赤井さん⁉︎」

 

安室「どうして、FBIのあなたが…⁉︎」

 

赤井「君達と似たような状況だ。気がつけばこの街にいた」

 

コナン「そ、それよりも絃神島って…」

 

安室「…魔族特区か!」

 

赤井「ああ。日本から離れた魔族も暮らしている島だ。我々はこの絃神島に跳ばされたようだ」

 

コナン「跳ばされたって…誰に?」

 

安室「今最近起こっている行方不明事件と何か関わりがあると言う事ですか?」

 

赤井「そう睨んで間違いはないだろう。っ…?」

 

突然、俺達の周りにゾンビの様な化け物が現れた。

 

安室「ゾンビ…⁉︎」

 

コナン「魔族特区の魔族じゃない様だね」

 

赤井「明らかにこちらに敵意を向けている…。このままでは奴等の餌食だ」

 

安室「つまり、倒せばいいんですね?化け物とはやりあった事はないですが、今の世では化け物など普通にいますからね。一応、訓練は受けていますよ」

 

赤井「坊や、君は下がるんだ。ここは我々でどうにかする」

 

コナン「ううん!僕もやるよ!…いくら、安室さんや赤井さんが強くても、見ているだけなんて出来ない!」

 

安室「ふっ、君は本当に何て子なんだ。コナン君、前衛は僕に任せて、援護してくれ。赤井さん、あなたもだ」

 

赤井「いいだろう。援護射撃は得意だ」

 

コナン「うん、行こう!」

 

俺達は戦いを始めた…。

 

 

 

 

暫く、敵と戦っていると突然、複数の人が現れた…。

 

 

 

 

 

ー斬崎 郁人だ。

 

歪みに入り、どうやら魔界から出られた様だ。

 

ダンテ「魔界から出られたな」

 

ルーク「へえ、ここがアキハバラって、所なのか」

 

ティア「普通の街と変わらないわね」

 

小牟「む?ここは秋葉原とちゃうぞ!」

 

紗矢華「あれ?ここって…絃神島⁉︎」

 

郁人「絃神島って…魔族特区じゃねえか。おいおい、デビルハンター、ポニテ…。何処が秋葉原から来たんだよ?」

 

ダンテ「…俺は確かに秋葉原来たぞ」

 

紗矢華「私もよ!後、ポニテとか言わないで!」

 

小吾郎「もしかして、また別の場所と繋がってのかな?」

 

パイ「また?いい加減にして欲しいわ」

 

アキラ「それにここにもゾンビ達がいるぞ」

 

デミトリ「ザベルが引き連れていたあの村の悪魔共か…」

 

モリガン「何体か、この街に流れてきたようね」

 

郁人「絃神島って事は最強の吸血鬼がいるんじゃないのか?」

 

デミトリ「…第四真祖か…」

 

未来「待ってください!化け物の中に人がいます!」

 

春麗「待って…!あの黒服の人って…!」

 

赤井「ICPOの春麗か」

 

春麗「FBIの赤井 秀一⁉︎」

 

安室「(他にも森羅、デビルハンター、仮面ライダーまでいるのか…)」

 

赤井「随分と大所帯で来たものだな」

 

春麗「これは流れで来てしまって…」

 

零「それよりも他の方は?」

 

安室「僕は安室 透。毛利 小五郎さんの助手だよ。格闘には自信があるんだ。そして、この子は江戸川 コナン君。小学一年生だが、頭が切れて、不思議な道具を使って、戦う事も出来るんだ」

 

コナン「よ、よろしくね…」

 

郁人「ん…?お前…」

 

コナン「な、何?」

 

郁人「…お前、本当に小学生か?」

 

コナン「えっ…⁉︎そ、そうだよ、お兄さん!」

 

郁人「ふーん、まあそうだよな」

 

コナン「ア、アハハ…。(あ、危ねえ…)」

 

安室「それよりも手伝って、もらえますか?少々、僕達だけではどうにも出来なくて…」

 

ケン「おう、任せろ!」

 

リュウ「君達に手を貸そう!」

 

大神「まずは敵の殲滅、話はその後だ!」

 

戦闘開始だ!

 

 

 

 

 

 

戦闘から数分後の事だった…。

 

まだゾンビ達が来るか…!

 

ソーマ「チッ、まだ来るか」

 

ゼファー「次から次へと…ウゼーな全く…!」

 

紗矢華「もう、絃神島は一体、どうなっているのよ⁉︎」

 

すると、ゾンビの一体が舞姫の後ろにいて、攻撃を仕掛けた。

 

郁人「舞姫、後ろだ!」

 

紗矢華「っ…⁉︎」

 

レイレイ「紗矢華ちゃん!」

 

?「うおおおおっ!」

 

だが、舞姫に襲いかかったゾンビを何者かが殴り飛ばした…。

 

?「何とか間に合ったな…」

 

?2「紗矢華さん、大丈夫ですか⁉︎」

 

紗矢華「雪菜!…それに、暁 古城まで!」

 

古城「その様子だと怪我はないみたいだな、煌坂。人を探していたら、騒がしいと思って、ここに来たら、お前がいたなんてな」

 

雪菜「紗矢華さん、他の方々は?」

 

紗矢華「えっと…一応、仲間よ。人外の人もいるけど…」

 

平八「む?そちらの小僧…貴様…」

 

デミトリ「暁 古城…?」

 

ダンテ「そうか、あんたが第四真祖か」

 

古城「え…⁉︎」

 

雪菜「そ、そんな…デビルハンターのダンテさんに魔界最強の吸血鬼、デミトリ=マキシモフですか⁉︎」

 

古城「おいおい、何だよ。この組み合わせは…」

 

紗矢華「やっぱり、驚くわよね」

 

雪菜「当たり前です!ちゃんと説明してください!どうして、この人達が絃神島にいるんですか⁉︎」

 

アマリ「私達は魔界から来たんです」

 

雪菜「魔界…ですか⁉︎」

 

紗矢華「ええ、それは確かよ。雪菜」

 

古城「どうなってやがんだよ、まったく…」

 

キリト「兎に角、あんた達は戦えるのか?」

 

古城「あ、ああ…」

 

赤井「子供に戦わせるのは不本意だが、致し方ない。手伝ってもらえないだろうか?」

 

古城「…」

 

雪菜「どうしますか、先輩?」

 

古城「…もう既に俺達は面倒な事件に巻き込まれているのかもな…。姫柊、お前だけでも逃げれるぞ」

 

雪菜「何言ってるんですか!私は先輩の監視役です!それに、第四真祖を置いては退けません!」

 

古城「そうか、ならいくぞ!ここから先は俺の喧嘩だ!」

 

雪菜「いいえ、先輩。私達の聖戦(けんか)です!」

 

 

 

 

第12話 俺の喧嘩、私達の聖戦(けんか)

 

 

 

 

盛り上がってきたな、戦闘再開だ。

 

 

 

 

 

敵を倒し続けている俺達…。

 

すると、エネミーが現れるゲートが出現し…そこから仮面とローブを被った奴と雑魚エネミーが現れた。

 

ブレイブ「何だ、あいつは?」

 

ディケイド「あのゲートから現れたという事は奴もエネミーか」

 

郁人「!」

 

小吾郎「仮面とローブ…?何処かで聞いた事があるような…」

 

ダンテ「モリソンから日本にいるとは聞いたが…まさか、向こうから現れるとはな」

 

安室「何か知っているんですか?」

 

?「…初めて会う奴は初めましてだな。…俺は灰原 佟樹…。人間だ」

 

そう言うと、奴は仮面とローブを外した…。

 

零児「人間…だと…?」

 

未来「そ、そんな…!あなたは…!」

 

佟樹「何故なら、俺はエネミーの力も持っているからだ」

 

未来「…って、郁人さん⁉︎」

 

俺は話など関係なく、奴に斬りかかったが奴に剣で防がれる。

 

未来「郁人さん!」

 

郁人「…クククッ…!ッハハハハッ‼︎漸く…漸く見つけたぞ、佟樹…!」

 

佟樹「幼馴染の再開の場面でいきなり斬りかかって来るとは、悲しいな郁人」

 

郁人「ハッ、知るかよそんな事!漸く…漸く、てめえを殺せる事が出来るんだ!」

 

佟樹「…悪いが、簡単に殺されるわけにはいかない」

 

佟樹は俺の攻撃を弾き、俺は金森の所まで距離をとった。

 

郁人「いいや、殺す!てめえだけは殺す!腕が一本になっても…死んでも這い蹲って、絶対に殺してやる!」

 

佟樹「…変わったな、郁人。昔、俺の後ろで泣いていたお前の面影はもう…」

 

郁人「変わったんだよぉ…。てめえの起こしたあの腐った事件のせいでなぁっ‼︎」

 

佟樹「オーガ達を退けた力…見せてもらおうか」

 

郁人「てめえに見る余裕なんてねえ!何度もぶった斬って、斬りきざんでやる!」

 

美依「ちょ、ちょっと!どうしちゃったの、郁人⁉︎」

 

コナン「あの人の感情…憎しみ…⁉︎」

 

ダンテ「(あいつの憎しみは異常だが…ここまでとはな)」

 

リンドウ「おい、郁人。あいつは何者だ?」

 

郁人「今は話している暇はねえ!話はあいつを殺してからだ!行くぞ、金森!」

 

未来「…はい!」

 

…絶対に…殺す‼︎

 

 

 

 

 

 

俺達は佟樹にダメージを与えた…。

 

佟樹「成る程、奴等が手こずるわけだ」

 

春麗「あなた達は一体何者なの⁉︎」

 

佟樹「俺達の組織の名はレムンクス…。いずれ人間すべてを滅ぼし、エネミーの世界を作る為に活動している組織だ」

 

バン「それでもお前はエネミーなんやろ?」

 

佟樹「まあ、半分は人間、半分はエネミーという感じだ」

 

ルーク「え…⁉︎」

 

零児「お前は…人間とエネミーのハーフなのか…⁉︎」

 

佟樹「あぁ。だが、両親はどちらとも人間だがな」

 

レイレイ「それどういうわけ⁉︎」

 

佟樹「郁人やその失敗作から、何も聞いていないんだな」

 

未来「!」

 

佟樹「そいつらも俺の同じだ…。人間とエネミーのハーフだ」

 

小吾郎「何…⁉︎」

 

飛鳥「郁人君と未来ちゃんが…⁉︎」

 

郁人「てめえはもう喋るな!ここで…!」

 

佟樹「言っただろう?郁人…。俺は死ぬつもりはないと。復讐に囚われている貴様ではな」

 

郁人「その復讐を仕向けたのはてめえだろうが!忘れねえぞ…てめえは…!俺の親父とお袋を…!」

 

佟樹「…さらばだ」

 

郁人「待ちやがれ‼︎」

 

俺は佟樹を捕まえようとするが、逃げられてしまった…。

 

郁人「…くそッ!」

 

仕留められなかった…!

 

古城「一体、何が起こっているんだよ…!」

 

トロン「それについては今から説明しますわ」

 

安室「ありがとうございます。魔界から来たというのも気になりますからね…」

 

 

 

 

俺達はこれまでの事を話し合った…。

 

赤井「異なる異世界、時間が合わさりあっているのか…」

 

コナン「そして、みんなは魔界から秋葉原に戻る予定がこの絃神島に来てしまった…という事だね」

 

雪菜「それが最近起こっている行方不明事件ですか…」

 

大我「こっちも驚いてんだ。まさか、絃神島に来るなんてな…」

 

士「話し合いは終わったみたいだな。…さて、郁人。話は聞かせてもらうぞ」

 

春麗「ええ、そうね。あの佟樹って、男の事…。あなた達の事…」

 

郁人「…」

 

未来「郁人さん…」

 

郁人「…仕方ねえな…。あいつは灰原 佟樹。俺の幼馴染だ。エネミーが2年前に現れたのはみんなも知っているな?」

 

明日那「うん、突然現れたって…」

 

郁人「エネミーに対抗する為、研究者はエネミーを調べ尽くした…。そして、ある結論に出た。エネミーに対抗できる力はエネミー自身だと…」

 

一夏「エネミー自身…?」

 

郁人「だが、一からエネミーを作り出そうとしたが、うまくはいかなかった…。その為、研究者はエネミーの遺伝子を人間に埋め込む事にした…。そして、その被験者が俺と佟樹、それから、金森だ」

 

箒「ちょ、ちょっと待て!どうしてお前達が被験者になったんだ⁉︎」

 

郁人「俺と佟樹、金森の両親はエネミー研究の科学者だったんだ。勿論、両親は俺達を被験体にすることは反対だった…。だが、他の被験体を見つける事は出来なかった」

 

未来「その為、私達が被験体としかなるしかなかったんです」

 

郁人「そして、実験は見事、成功…。いや、一人は失敗したがな…。それでも俺達はエネミーの超人的な力を得る事が出来た」

 

フランク「その失敗したのは誰だ?」

 

未来「…私です」

 

アスナ「えっ…⁉︎」

 

キリト「だから、灰原の奴が失敗作と言ったのか…」

 

未来「郁人さんと灰原さんの実験は成功しました。私も力を得る事は出来ましたが、稀に自分を制御出来なくなり、暴走する様になりました」

 

ティア「そんな…」

 

零「だが、それなら…どうして郁人は幼馴染である灰原 佟樹を恨んでいるんだ?」

 

郁人「力を得た俺達は…見事、エネミーを倒す事に成功した…。だが、佟樹は…あの野郎は…力に呑まれ、俺の両親とあいつ自身の両親を殺害したんだ!」

 

シノン「殺害って…」

 

アマリ「彼は自分の親を手にかけたという事何ですか⁉︎」

 

郁人「ああ。そして、俺と金森も殺されそうになった…。だが、金森の両親が俺と金森を助け出してくれた…。それから、俺は金森の家で暮らす様になった…。だが、それも長くは続かなかった…」

 

ソニック「何があったんだ?」

 

未来「…私が…ペガサスの力のせいで暴走してしまい…お父さんとお母さんを…手にかけてしまったんです…!」

 

紗矢華「そんな…!」

 

郁人「俺は何とか、金森の暴走を抑えたが…金森の両親はもう…」

 

未来「…」

 

郁人「その後、金森の両親の部屋を調べたら、金森の暴走を抑える薬が開発されていたんだ。その薬のお陰で金森は二度と暴走する事はなくなったんだ」

 

古城「じゃあ、もう少し薬を届けるのが早かったら…」

 

未来「…」

 

郁人「…あの人達は死ななかったのかも知れない…」

 

アキラ「それが、未来があのペガサスを憎む理由か…」

 

郁人「これが俺達、リアルプレイヤーのカラクリだ。俺達は…エネミーとほとんど同じ存在なんだ」

 

ゼファー「…」

 

ソーマ「…」

 

郁人「失望させて悪かったな。俺達は正義の味方なんかじゃねえ…。あの醜い化け物どもと同じなんだよ…」

 

ダンテ「いや、お前達は奴等とは違う所がある」

 

郁人「え…?」

 

ヴァシュロン「確かにお前達は憎しみを糧として生きているのかもしれない…。だが、お前達は俺達と一緒に戦ってくれているじゃないか」

 

さくら「それに私達が危険になれば、助けてくれます」

 

エリカ「そんな人達が化け物のはずがありません!」

 

郁人「お前等…」

 

小吾郎「人には様々な事情があるものさ」

 

古城「そうだぜ!それに俺だって、世界最強の吸血鬼なんだぜ?」

 

ダンテ「俺だって、人間と悪魔のハーフだ」

 

零「俺の中にもネメシスの遺伝子が入っているんだぞ?遺伝子とか関係ない。大事なのはその力をどう使いたいかだ」

 

等「私達から見た意見ですが、君達は間違いのない正義の味方ですよ」

 

平八「フン、中身がどうであれ、貴様等は人間のはずじゃ」

 

桃「そして、あなた達は私達の仲間です!」

 

ジェミニ「だから、気にしないで!」

 

未来「皆さん…」

 

郁人「…はあ…。俺達はいい奴等と行動できて、光栄だな…。みんな、ありがとよ。それから…これからもよろしくな」

 

小吾郎「ああ、よろしく頼むよ」

 

アリサ「それで、これからどうしますか?」

 

鈴「ここに来ちゃったのは偶然だからね…」

 

セシリア「また戻って、魔界に戻れるかどうかもわかりませんし…」

 

雪菜「先輩…」

 

古城「そうだな。取り敢えず、みんなの事を那月ちゃんに伝えてみる」

 

ブラックローズ「誰なの、それ?」

 

古城「俺達の学校の先生だ。ちょっとワケありで俺の正体も知ってる」

 

紗矢華「確かに、空隙の魔女なら、何とかしてくれそうね」

 

古城「那月ちゃんの所に案内するよ。学校もここから近いんだ、付いてきてくれ」

 

俺達は古城に連れられて、学校に向かい、学校に入った…。

 

 

 




一応、ユニット的に前衛が安室さん、後衛がコナン、ソロに赤井さんという感じです!



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第13話 無限の刻を越えた地で

みなさんお待ちかね!

奴等が参戦です!

それではどうぞ!


ー私はセスだ。

 

セス「ジュリ、なぜ呼び出しにすぐに応じない」

 

ジュリ「セス、あんたがJ6と何を企んでるのか知らねえが…あんまりつまんねえと…余計な事したくなるって言ったよなぁ。ああ?」

 

セス「ならば、多少は面白い仕事がある。この者とデュラルを連れて…再び日本へ飛べ」

 

?「…」

 

ジュリ「何だぁ?この小娘…。ん?…人間じゃねえのか?」

 

セス「ボスコノビッチ研究所で開発されたアンドロイドだ」

 

ジュリ「ボスコノビッチ…。三島財閥の兵器を造ってるジジイか。おい、待てよ。そこで造られた奴って事は…」

 

セス「そう、行方不明になった現頭首、風間 仁…捜索の役には立つだろう。目障りな前頭首を抹殺するにしてもな」

 

ジュリ「…三島 平八か。ヘッ、面白そうじゃねえか」

 

セス「三島 平八を日本の秋葉原で見たという情報が入った。ゆらぎと呼ばれる次元の歪みが発生している。…奴はそこだろう。デュラルの再調整は済んでいる。…戦闘データを収集しつつ、仕事を果たすがいい」

 

ジュリ「三島 平八に風間 仁…あたしが喰っちまってもいいんだな?」

 

セス「風間 仁は捕まえろ。奴の体は…リュウとはまた違う力がある」

 

ジュリ「あんたの作りモンの力とは違うってわけか?ないものねだりはやめときな」

 

セス「…なんだと…?」

 

ジュリ「ヒャハハ!じゃ、行ってくんぜ。せいぜい腹の玉でも磨いてな」

 

V-デュラル「…」

 

?「…」

 

ジュリ「おら、ボケっとしてんな!出かけるぜ!」

 

セス「…」

 

沙夜「あん、怖い部下をお持ちね」

 

セス「秋葉原へのルート…確保できているのだろうな?騒ぎになるようでは面倒だ」

 

ネメシス「勿論、手配済みだ。なんなら、俺らの所の部下もつけているぜ」

 

沙夜「あん、ネメ君!私の、よ?」

 

セス「逢魔と言ったな。…貴様らの目的は何だ?」

 

沙夜「言わなかったかしら?世の中を混沌に包む事よ」

 

ネメシス「俺はその手伝いをしているだけだよ」

 

こいつらは…侮れない…。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ーよう、自分は九条 貴利矢だ。

 

自分は今、神と共にCRで永夢達の行方を捜していた…。

 

貴利矢「おい、神。永夢達の居場所はわかったか?」

 

黎斗「いや…ポッピーの反応ならば、六本木で捉え、また途絶え、今度は渋谷に現れ、また途絶えた。そして、先程、ポッピー、鏡先生、花家先生の反応が魔族特区に現れたが、今先ほど消えた」

 

貴利矢「待て!何でそんなに転々としてんだ?」

 

黎斗「そこは私に聞かれても答える事は出来ない。だが、最近で起こっている行方不明事件と何か関わりがあるのかもしれん」

 

貴利矢「永夢達…また厄介な事に巻き込まれているのか…」

 

黎斗「ん…?九条 貴利矢。秋葉原に謎のエネルギー反応を感知した」

 

貴利矢「秋葉原?何でそんな所に…?まあ、行ってみるとするか、行くぞ、神」

 

黎斗「神である私に指図するなぁぁぁぁぁっ!」

 

貴利矢「こいつ…ポッピーがいないからって、調子に乗りやがって…。なら、バグバイザーの中に入っているか?」

 

黎斗「…さあ、行くぞ、九条 貴利矢!神である私に付いてきたまえ!」

 

貴利矢「…はあ、いつまでも神は単純だな…」

 

 

 

 

 

ー皆さん、初めまして!東風谷 早苗と言います!

 

私は幻想郷にいたのですが、気がつくと、見知らぬ街の所にいました。

 

早苗「ここはどう見ても、幻想郷ではありませんね…。もしかして、ここは外の世界なのでしょうか…?でも…」

 

街の真ん中には何かの異空間ゲートがあります。

 

あれ…?誰か来ます…。

 

 

 

 

 

 

ー斬崎 郁人だ。

 

俺達は学校の中に入ったが…。

 

リーンベル「…あれ?ここ外だよ?」

 

雪菜「え⁉︎どうして学校の中に入ったのに、外に出たのですか⁉︎」

 

郁人「…あー、いつものパターンだな、これは…」

 

小牟「しかもここ…秋葉原じゃぞ!」

 

ダンテ「結局戻ってこられたって事か」

 

古城「いやいや待てよ⁉︎俺達が今度は巻き込まれているじゃねえか⁉︎」

 

コナン「ほ、本当だ…。古城さん達まで秋葉原に…」

 

リンドウ「へえ…。何処も食われてないビルってのも、なんか懐かしいなあ」

 

カイト「僕達はちょっと複雑だね…」

 

ブラックローズ「早い所、家に戻って自分がどうなってんのか知りたいわよ…」

 

さくら「ここが何十年後かの世界…でも、人の気配がしませんけど…?」

 

零児「ああ、現在の秋葉原は、一時的にだが、閉鎖都市指定を受けている。断続的に起きているゆらぎの調査が済むまではな」

 

紗矢華「実際に魔界に繋がっているしね」

 

小牟「渋谷と同じじゃの。わしも遊びをクリエイトする場所が減ってガックリじゃ」

 

ゼファー「遊び場、ね。あそこにあんのはアトラクションかなんかか?」

 

ケン「ん?何かあるのか?」

 

リュウ「それに誰かいるようだぞ」

 

レイレイ「な、何アレ⁉︎」

 

大神「未来の世界は変わってるね。道路の上に、こんな物が…」

 

小吾郎「いや、邪魔だから。…これは何かな?」

 

ダンテ「俺がこの街から魔界に入った時にはなかったぜ?」

 

紗矢華「私の時もなかったわ」

 

零児「あれは…クロスゲート…⁉︎かつて迷いこんだ異世界…エンドレス・フロンティアにあった、次元を越える門だ!」

 

ジェミニ「エンドレス・フロンティア?どんな世界なんですか?」

 

小牟「様々な世界が、あらゆる人が、そして刻さえも混ざり合った異邦の大地じゃ」

 

零「アル・ワースと少し似ていますね…」

 

アマリ「では、あそこにいる方はエンドレス・フロンティアの方ですか?」

 

早苗「え…⁉︎ち、違いますよ!私は東風谷 早苗…。幻想郷の出身です!」

 

未来「幻想郷…?」

 

早苗「様々な種族の方達が住んでいる世界です」

 

ルーク「何だよ、そのエンドレス・フロンティアってのとそっくりじゃねえか」

 

ティア「じゃあ、あのクロスゲートというのは幻想郷という場所に繋がっているの?」

 

トロン「取り敢えず、降りて確かめてみましょ。私達が元の世界へと戻るヒントになるかもしれませんわ!」

 

アリサ「待ってください!誰か来ます!」

 

来たのは…アロハシャツの医者とスーツを着た男…?

 

貴利矢「秋葉原に着いたが…どうなっているんだこれ?」

 

黎斗「あの中心あるもの…。異空間と繋ぐゲートの様だ」

 

貴利矢「そんなのがあるんだな。ん?おい、神。誰かいるぞ!」

 

飛彩「お前達は!」

 

大我「レーザー!」

 

明日那「黎斗まで!」

 

貴利矢「あれ?大先生達じゃん!」

 

黎斗「反応が途絶えたと思えば、今度はここに来ていたのか」

 

貴利矢「そう言えば、永夢とパラドは何処だ?」

 

飛彩「まだ逸れたままだ」

 

貴利矢「なーんかワケありみたいだな。テレビやうわさで聞いた人もいるっぽいし…」

 

平八「ほう、バグスターウイルスの原因を作った壇 黎斗か」

 

黎斗「壇 黎斗・神だぁぁぁぁぁっ!まさか、三島 平八まで一緒とはな。ポッピー、何があったんだ?」

 

明日那「そ、それは…」

 

ん?この気配は…!

 

突然、複数の化け物が現れた。

 

デミトリ「ぬうっ?この者達は…」

 

零児「こいつらは逢魔の…!この件には奴等が関わっているのか?」

 

小牟「それにエンドレス・フロンティアの連中も混ざっとるようじゃ」

 

アリサ「あのゲートから、既にこちら側に⁉︎」

 

ソーマ「という事はあの先はエンドレス・フロンティアという場所か」

 

小吾郎「ああ、俺達が異世界を旅している間に何が起こっていたか、かな」

 

士「面倒なのが出てくる前に片付けるぞ」

 

キリト「敵なら容赦する必要はないな!」

 

美依「ええ!お掃除開始、ってね!」

 

早苗「私もお手伝いします!」

 

貴利矢「俺達も行くぞ!」

 

黎斗「ふっ、神の力が必要となったか!」

 

貴利矢「言ってろ!」

 

爆走バイクガシャット『爆走バイク!』

 

プロトマイティアクションXガシャットオリジン『マイティアクションX!』

 

貴利矢「ゼロ速、変身!」

 

黎斗「グレードゼロ、変身!」

 

ゲーマドライバー『ガシャット!ガッチャン!レベルアップ!爆走!独走!激走!暴走!爆走バイク!』

 

ゲーマドライバー『ガシャット!ガッチャン!レベルアップ!マイティジャンプ!マイティキック!マイティアクションX!』

 

自分達はレーザーターボとゲンムに変身した。

 

ゲンム「では、行こう…!ノーコンティニューでクリアするぅっ!」

 

レーザーターボ「ノリノリで行くぜ!」

 

さてと、戦闘開始だ。

 

 

 

 

 

っ…!ゲートから複数のロボットが…!

 

アスナ「ゲートが開いたよ!」

 

ソニック「エンドレス・フロンティアって、所のロボットか!」

 

リュウ「…それだけじゃない、向こうから、誰か来る」

 

大神「くっ…!事態が一度に動きすぎていないか…⁉︎」

 

来たのは…三人か?

 

ジュリ「何だぁ?この街は閉鎖されたって話じゃなかったのかよ。随分いやがるじゃねえか。それに…しばらく見なかった顔もいるなぁ」

 

リュウ「あの時の…S.I.Nの工作員か!」

 

アキラ「デュラルもいるな。それに…あの娘は?」

 

?「…」

 

春麗「ジュリ!何しに来たの!」

 

ジュリ「うるせえ奴だぜ。なんだって構わねえだろうが!ああ⁉︎」

 

?「あの…ジュリさん、ちょっとよろしいでしょうか?」

 

ジュリ「何だぁ?今取り込み中だ」

 

?「皆さんにお聞きしたい事がありまして…あの。カザマ・ジンさんの行方を知りませんか?」

 

平八「仁だと?女、貴様何者じゃ!」

 

アリサ[鉄拳]「私はアリサ。アリサ・ボスコノビッチと言います」

 

平八「ボスコノビッチ、じゃと?そうか、あの老いぼれの…。ならば貴様、人間ではないな?」

 

アリサ[鉄拳]「え?なして、わかったんですか…?頭は爆弾、腕は飛ぶようになってます。あ、ゴホン!私は戦闘用アンドロイド、目的は…。現・三島財閥頭首、カザマ・ジンの捜索…。そして、ミシマ・ヘイハチの…抹殺です」

 

パイ「人型の兵器って事は、デュラルと同じ?ジュリがそれを連れてるって事は…」

 

ジュリ「おい、このポンコツ!ベラベラ情報を喋ってんじゃねえよ!」

 

平八「ほほう、面白いではないか。その抹殺とやら、ワシも協力してやろうか?探す手間が省けるやもしれんぞ?ふははははっ!」

 

アキラ「おい、三島のおっさん!何を言って…」

 

ジュリ「ああん?てめえが三島…?」

 

アリサ[鉄拳]「データは照合済みです。ミシマ・ヘイハチ、ミシマ・カズヤとも、年齢、及び外見特徴が一致しません。ですが、情報収集のため、拘束します…!」

 

物騒な奴等だな…行くぜ!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

コブン「空間歪曲に似た、エネルギー反応ですぅ!」

 

モリガン「ゲートが開くようね。異世界の魔力を感じるわ」

 

また増えやがった…いい加減にしろよ…!

 

零児「見覚えのある連中だな。やはり、このゲートの先は…」

 

今度は黒いロボット…⁉︎

 

?「…」

 

レイレイ「黒光りしたのが出てきたよ⁉︎」

 

小牟「ゲシュペンスト!あれはファントムじゃぞ!」

 

零「周りはロボットだらけ…まさか、秋葉原でこんな事が起こるなんて…!」

 

?2「えっ⁉︎ここが…悪鬼覇原何ですか⁉︎」

 

?3「…って事は、ここが零児達の世界って事か。クロスゲートごと、こっちに来ちまうなんてな」

 

?2「ちょっとドキドキですけど…お喋りしてる場合じゃないみたいですよ、ハーケンさん」

 

また二人現れた…。

 

 

 

 

第13話 無限の刻を越えた地で

 

 

 

ジュリ「ああっ?何だてめえら」

 

零児「ハーケン!神夜姫も一緒か」

 

ハーケン「よう、零児。また会ったな」

 

神夜「お久しぶりな事極まりないです!」

 

…なんか、凄いのが出てきた…。

 

ヴァシュロン「ぬおっ⁉︎」

 

フランク「姫だって…?説明してもらえるかい?自己紹介から頼む」

 

神夜「え、あの…神楽天原で姫をしてます、楠舞 神夜といいます」

 

…1枚目。

 

神夜「今、私達の世界…エンドレス・フロンティアの様子がおかしいんです」

 

…2枚目。

 

神夜「異世界から、お客さんが突然やってきたり…」

 

…3枚目。

 

神夜「見た事のない怪物達が現れて、暴れたりしてるんです!」

 

…4枚目。

 

神夜「…って、あの…何をされてるんですか?」

 

…連写。

 

フランク「…」

 

グッドじゃねえんだよ、グッドじゃ…。

 

郁人「いい加減にしろ、セクハラカメラマン」

 

未来「やりきった顔をしないでください…。それにしても…」

 

郁人「…気にしてんじゃねえよ、金森。お前は今のままでいい」

 

未来「ふ、ふぇっ⁉︎そ、それは…⁉︎」

 

郁人「…無駄にデカくなっても戦闘の邪魔になるだけだからな」

 

未来「…そうですか、わかりました」

 

郁人「ん?怒っているのか?」

 

未来「別に!」

 

零「…お前らー、いちゃつくのは後にしろー」

 

はあ?いちゃつくってなんだよ?

 

ケン「セクシーな姫さんの話だと、そっちの世界も、俺達の現実と変わらない状況か」

 

シノン「二人はどうしてここに?」

 

ハーケン「そこの黒いパーソナルトルーパー…ファントムを追ってさ」

 

ファントム「…」

 

エリカ「敵の…蒸気獣ですか⁉︎」

 

ハーケン「いいや、元々はウチのサポートメカなんだが、ちょっと暴走しててな。悪いが、回収を手伝ってくれないか?」

 

ジュリ「ああ、いいぜ。あたしがもらってやるよ」

 

神夜「ええと…悪い人なんでしょうか?」

 

ハーケン「見た目は間違いなくな。実際はどうなんだい?」

 

ディケイド「中身も間違いなく悪党だ。…お前達は?」

 

ハーケン「OK、マゼンタバーコード。俺は正義の味方さ」

 

ダンテ「調子のいい兄ちゃんだ。信用できるのか?」

 

零児「この調子だが、友人だ。…まずはこの場を片付ける」

 

アマリ「黒いロボットはどうしますか?」

 

ハーケン「派手にやってくれ。そう簡単に止まらないのはわかってるんでな」

 

トロン「異世界のロボット…興味深いですわ」

 

コブン「トロン様…ちょっと怖いですぅ…」

 

トロンに渡すわけにはいかない気がしてきた…。まあ、行くとするか!

 

 

 

 

俺達は銀色ロボットにダメージを与えた…。

 

V-デュラル「…」

 

銀色ロボットは撤退した…。

 

 

 

 

 

俺達は物騒アンドロイドにダメージを与えた…。

 

アリサ[鉄拳]「損傷大。これより任務遂行のため、独自に行動するずら」

 

アンドロイドは撤退した…。

 

 

 

 

 

俺達は工作員にダメージを与えた…。

 

ジュリ「チッ、油断したか…!覚えてな…!」

 

工作員は撤退した…。

 

 

 

 

 

俺達は黒いロボットにダメージを与えた…。

 

ファントム「…」

 

っ…またゲートが開いた…⁉︎

 

ハーケン「クロスゲートが…開いた⁉︎」

 

ファントム「…」

 

リンドウ「やっと止まったか。まったく、タフな奴だ」

 

ハーケン「OK、いい子だ。ミスターファントム。バグった回路は外してやるから、大人しくしてなよ」

 

ジェミニ「半分バグって、ハンバーグ。…なんちてなんちてー!」

 

ファントム「…」

 

ちょ…おい!黒いロボットがゲートに飛び込んじまったぞ!

 

神夜「あっ!飛び込んじゃいましたよ⁉︎」

 

バン「おいコラ、ジェミニ!」

 

ジェミニ「オーマイガー!僕のせいなの⁉︎」

 

…おい、待て…。これは…!

 

ソーマ「待て、ゲートの様子がおかしいぞ」

 

飛鳥「力の流れが感じなくなった…」

 

どうやら、ゲートに入る事はできなくなったみたいだな…。

 

ハーケン「なんてこった、戻れなくなっちまった」

 

神夜「ど、どうしましょう、ハーケンさん」

 

ねねこ「また異世界のお客さんが取り残されたのだ。どうなっているのだ?」

 

美依「ちょっと、動きなさいってね!」

 

郁人「無駄だぜ、美依。やった所でうんともすんとも…」

 

って…えっ⁉︎

 

さくら「…動いた⁉︎」

 

ゼファー「嘘だろ⁉︎」

 

雪菜「(今…美依さんから霊力が…?)」

 

小吾郎「お嬢!今、何をしたっ!」

 

美依「え?え?知らないって!…あっ!」

 

クソッ…ゲートに飲み込まれる…!

 

そのまま、俺達はゲートに引きずり込まれた…。

 

 

 

 

ー沙夜よ。

 

ドゥーエ「見た?今の力」

 

ネメシス「ああ、確かに凄い力だな」

 

沙夜「興味深いけど…どうするの?私は渋谷へ向かうけど」

 

ドゥーエ「あの娘を追うわ。見ておかないと…っていうか?」

 

沙夜「じゃ、ゴズィにメズィ。白夜・改の制御について、よく学んでおいてね。ベラノス兄弟ちゃん達とケンカなんかしちゃダメよ?」

 

毒馬頭「了解しました」

 

毒牛頭「喧嘩にもならねえ相手でさぁ!」

 

ドライ「なんだと、てめえ…。俺様達兄弟をなめてんのか」

 

アイン「やめとけよ、ドライ。疲れるだけだわな」

 

ドゥーエ「…うまく行くと思う?」

 

沙夜「あん、それなりに、ね」

 

すると、男の子と三体の化け物が現れたわ。

 

佟樹「…」

 

沙夜「あなた達は…」

 

ドゥーエ「エネミー…レムンクスの幹部達ね…」

 

ドラグーン「お前達が逢魔とオロス・プロクスか…」

 

毒馬頭「お前達が何をしにきた?」

 

オーガ「忠告をしに来た」

 

アイン「忠告…?」

 

ペガサス「我々、レムンクスの邪魔はするな。お前達の存在も障害となる。もし、邪魔になるようであれば…消す」

 

毒牛頭「へっ、いい度胸じゃねえか!」

 

ドライ「強いのはどっちか…教えてやるぜ!」

 

佟樹「やめろ。…うちの部下がすまない」

 

沙夜「いえ、いいのよ」

 

佟樹「こちらとて、お前達との争いは望んではいない。だが、郁人とあの失敗作には手を出さないでもらおう」

 

ドゥーエ「私達の邪魔をしなければいい、っていうか?」

 

佟樹「それは互い様という事か…」

 

レムンクス…少し興味深いわね…。

 




まずい…ここに来て、スパロボの小説が進まない…。

一応、対オウムとの戦闘会話はガンダム勢は書けたのに…。

ユニットが多いのよ!←お前のせいだろ!

なので、もう少しかかります…。


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第14話 火花散らして


熱い…皆さんも熱中症にはお気をつけください!

さてさて…えっと…今回は私のとても嬉しい回です!

なぜなら、私のテイルズの始まりのキャラ達が出るのですから!

それではどうぞ!


 

ー斬崎 郁人だ。

 

来たぜ、異世界!

 

…はあ、もう勘弁してくれ…。

 

美依「何なのよ、もう〜っ!」

 

平八「ぬう?ここは?」

 

ハーケン「どうなる事かと思ったが、戻ってこれたか」

 

ねねこ「ハーケン、ここがそうなのか?」

 

ハーケン「そうさ、リトルキャット。エンドレス・フロンティアにようこそ」

 

さくら「なんて立派な桜の木…」

 

大神「どこからでも花見ができそうだね」

 

小吾郎「そういう問題でもない気がするが…どうする?」

 

神夜「取り敢えず、城下町へ行きましょう。異界から来た親分さんもいますし、みなさんが帰る方法を相談しないと」

 

ハーケン「ボスは不死桜の守りをしてくれてるんだったな」

 

キリト「不死桜…この桜の事か?何か問題でも?」

 

神夜「ここ最近、どこから入り込んだかわからない怪物達が出るんです」

 

シノン「私達だって、どうやってここに来たのかわからないけどね」

 

ハーケン「こっちからは行けたんだ。戻る方法はあるさ。(やはり、あそこだろうな)」

 

 

 

 

 

 

ーユーリ・ローウェルだ。

 

俺はエステルに呼ばれて、ハルルの街へと来ていた。

 

ユーリ「よう、エステル。どうしたんだ?」

 

エステル「あ、ユーリ。ハルルの樹が…ざわめいてる感じなんです。ブラスティアや精霊の力でもない…異質な力で」

 

ユーリ「フレンの奴も、ここ最近…モンスター達の様子がおかしいとか言ってたな」

 

エステル「はい、騎士団の方で調査して、フレンの方から連絡をくれるって事だったんですけど…」

 

ユーリ「連絡が途絶えた、と」

 

エステル「はい…。それで…」

 

ユーリ「俺達ギルドの方に、お声がかかったってわけだ。我ら凛々の明星(ブレイブヴェスペリア)…。エステリーゼ姫からの直々のご依頼、つつしんでお受けいたしましょう」

 

エステル「もう、ユーリったら…」

 

ユーリ「ま、俺も今回の件は気になってたとこだ。取り敢えず、樹を見てみようぜ」

 

俺とエステルは手分けして、ハルルの樹を調べた…。

 

ユーリ「どうだ?エステル」

 

エステル「この力、どこかに吸い込まれていくような…。あっ!」

 

俺達は光に包まれた…。

 

眼を覚ますと、俺達は樹の中にいた…。

 

エステル「う…ううん…」

 

ユーリ「エステル、おいエステル!しっかりしろ!」

 

エステル「う、あ…。ユ…ユーリ…?」

 

ユーリ「ようやくお目覚めだな、寝坊助姫」

 

エステル「ユーリ、何が起こったんです?急に目の前が真っ白になって…」

 

ユーリ「さあな。ただ、ハルルの街…あそこで何か起きた。その結果、俺達はここにいるってわけだ。ま、この舞い込んでくる花びらを見れば、何となく予想はつくけどな」

 

エステル「…。ユーリ。多分…違います」

 

ユーリ「…?」

 

エステル「ユーリは、ここがハルルの樹の中だと思っていますよね?」

 

ユーリ「巨大な樹の中、そして外から花びら…そう考えればな。そうじゃないってのか?エステル」

 

エステル「ハルルの樹と同じように…すごい力を感じます。でも、全く異質の…もっと静謐な感じなんです」

 

ユーリ「じゃあ、ここは何処なんだ?…って言っても、わからねえ、か。まずは動いてみるか。誰か見つけて、聞けばいいさ」

 

エステル「そうですね。…うふふ」

 

ユーリ「何だよ、急に」

 

エステル「何だか、またユーリと旅をしてるみたいで、楽しくなりました」

 

ユーリ「…呑気なもんだぜ。かなわねえよ、エステルには」

 

俺達は辺りを動き始めた。

 

 

 

 

 

…宝箱にグミか…。何だか懐かしいな。

 

ユーリ「こいつは凄いな。何だってこんな所に?」

 

エステル「でも、勝手に持って行っていいんでしょうか?誰かに聞いてみないと」

 

ユーリ「誰かと言われても、誰もいないからな。取り敢えず人を探して…」

 

?「お前達、俺を呼んだか!」

 

エステル「わっ!だ、誰ですか⁉︎」

 

ユーリ「声のした方角…上かっ!」

 

上から誰かが降りてきた…?

 

ゼンガー「…」

 

エステル「び、びっくりしました!」

 

ゼンガー「…賊か」

 

ユーリ「こりゃまいったな。人がいたのはいいが…用心棒だったか」

 

ゼンガー「この樹には、多くの賊が入り込んでいる」

 

エステル「私達は怪しい者じゃありません!私はエステル…エステリーゼ・シデス・ヒュラッセインといいます。帝都で、あの…ええっと…姫をしています」

 

ユーリ「お姫様が名乗ったんだ。あんたにも名乗って欲しいね」

 

ゼンガー「…。俺はゼンガー。ゼンガー・ゾンボルトだ」

 

ユーリ「ゼンガー、ね。俺はギルドに所属してるユーリ・ローウェルってもんだ」

 

ゼンガー「帝都にギルド。どちらも聞いた事はないが…。フッ…。俺もこの世界の人間ではないがな」

 

ユーリ「…何だって?」

 

俺はゼンガーから話を聞いた…。

 

ゼンガー「テルカ・リュミレース…地方の名前ではなく、世界そのものの名か」

 

ユーリ「新西暦なんて年号も聞かねえな」

 

エステル「そしてここが…エンドレス・フロンティア。別世界だなんて…。でも、それなら納得できます。この樹に満ちる力の事」

 

ユーリ「しょうがねえな。俺達もしばらく、この国の厄介になるか」

 

ゼンガー「…いや、まだお前達がこの国にとって仇成す者であるか否かは分からん」

 

ユーリ「おいおい、そりゃないぜ。散々話しただろうが!」

 

ゼンガー「ここ、神楽天原には恩がある。姫に留守を預かると約束したのでな」

 

エステル「この国の…お姫様に?私も、姫としてお約束します!悪い事なんてしません!」

 

ゼンガー「ならば、証を立ててもらおう」

 

エステル「証…?ど、どうやってです?」

 

ユーリ「…。ま、そんなこったろうと思ったぜ。…剣(こいつ)だろ?」

 

ゼンガー「太刀筋は嘘をつかん。…輝きも、翳りも、等しく映し出す」

 

ユーリ「デカイ刀を持ってるおっさんってのは、みんなこうなのか?」

 

ゼンガー「む…?」

 

ユーリ「いや、こっちの話だ。…じゃ、始めるとしますか」

 

エステル「ユーリ!ここは話し合うべきです!」

 

ユーリ「これが話し合いさ。そうだろ?ゼンガーさんよ」

 

ゼンガー「…その通りだ。ユーリ・ローウェル。俺も悪を断つ剣を名乗る身。加減はできんぞ」

 

ユーリ「…善と悪、ね。ただ斬られるだけが悪じゃねえさ。マジでいくぜ、ゼンガー・ゾンボルト」

 

さて、いくぜ!

 

 

 

 

第14話 火花散らして

 

 

 

 

 

 

 

俺とエステルはゼンガーにマジの一撃を与えてやったぜ。

 

ゼンガー「やるな…!」

 

ユーリ「あんたもな。…で、俺はどうだい?」

 

ゼンガー「…太刀筋に迷いはない。流派はわからんが、修練を積んだ者の業(わざ)。やや、本来の型が歪められてはいるようだが」

 

ユーリ「それはほっとけよ。…エステルも良かったぜ?」

 

エステル「ちょっと緊張しましたけど、大丈夫でした♪」

 

ゼンガー「よかろう、異邦から来た者達よ。峰打ちを使うまでもなかったか」

 

エステル「ユーリ。ゼンガーさん、ちゃんと考えてくれたんですね」

 

ユーリ「…両刃の出刃包丁でどうやって峰打ちをする気だったんだよ」

 

ゼンガー「取り敢えず、この樹を出る。お前達の事を姫に伝える必要がある」

 

ユーリ「ああ、頼むぜ。これからの事もあるしな」

 

エステル「他の国のお姫様…会うのが楽しみです!」

 

って…いつのまにか、周りにモンスターがいやがったか!

 

エステル「あっ、モンスターが⁉︎」

 

ゼンガー「…この者達が真の賊だったか」

 

ユーリ「しょうがねえな。ゼンガーさんよ、話し合うとするか?」

 

ゼンガー「フッ…承知」

 

エステル「あ、そういう事ですね。わかりました!」

 

よっしゃあ、行くぜ!

 

 

 

 

 

 

 

っ…モンスター共の増援か…!

 

ユーリ「まだ来るのかよ…!」

 

エステル「ユーリ!見覚えのあるモンスターが!」

 

ゼンガー「何…?」

 

ユーリ「ガットゥーゾに…何とかパープルか!テルカ・リュミレースからここに流れ着いたのは、俺達だけじゃない、か」

 

ゼンガー「まだ来るようだ。…油断するな、二人とも」

 

本当だ、複数の奴等が来たな…。

 

 

 

 

 

ー斬崎 郁人だ。

 

俺達は不死桜の中で誰かが暴れているという話を聞きつけ、中に入ってみたが…。

 

鈴「ここね!誰かが暴れてるっていうのは!」

 

セシリア「この様な美しい桜の中で…」

 

大神「花見ならまだしも!」

 

等「怒るところが違いますよ」

 

桃「怪物がかなり入り込んでいますよ。それに…人もいます」

 

神夜「親分さん!大丈夫ですか⁉︎」

 

ゼンガー「カグヤ・ナンブか。こちらは問題ない。いいタイミングで来てくれた」

 

神夜「間に合ったみたいですね。良かったです!」

 

ユーリ「誰だ?…すごい姉ちゃんだな」

 

ゼンガー「彼女がカグヤ・ナンブ。…この国の姫だ」

 

エステル「この人がお姫様なんです?…って、わあっ!」

 

神夜「親分さんのお友達ですか?私、楠舞 神夜です!」

 

エステル「…」

 

神夜「ど、どうしたんですか?」

 

エステル「ユーリ…。姫は…姫とは…」

 

ユーリ「落ち着けよ、エステル。種族が違うのさ」

 

神夜「あ、あの…私、人間なんですけど…」

 

ルーク「ん、おい!誰かと思ったら、ユーリとエステルじゃねえかよ!」

 

エステル「ルーク!ティアまで!」

 

ティア「久しぶりね、二人共」

 

ユーリ「そうだな。…って、ルーク。今回はいきなり、短髪なんだな」

 

ルーク「…お、おう!そうだよ!何だよ、短髪で悪いってのかよ⁉︎俺は悪くねえよな?そうさ、俺は…ッ」

 

ティア「ルーク、今日はそれはいいから」

 

ルーク「う…わ、悪かったよ」

 

神夜「ルークさん達のお知り合いでしたか!」

 

ルーク「ああ、確か…テルカ・リュミレースって世界の出身だ」

 

エステル「そうです、私…エステルって言います」

 

ユーリ「俺はユーリってもんだ。お邪魔してるぜ」

 

神夜「はい、いらっしゃいませ!」

 

ヴァシュロン「この姫さんが言うと、なんか意味が違うような気がしないか?」

 

レイレイ「ヴァシュロン、うるさいよ」

 

シノン「本当にクラインみたいな人ね」

 

飛彩「しかし…異世界に来て、そこで別の異世界から迷い込んだ連中に会うとはな」

 

ねねこ「別の世界とかなんかもうよくわかんないのだ」

 

ハーケン「エンドレス・フロンティアは様々な世界が混ざり合う大地。ゲストは珍しくないが…ちょっと多すぎだな」

 

零児「それよりもハーケン…。彼がお前達の言っていたボスという人か?」

 

ゼンガー「ゼンガー・ゾンボルトだ。よろしく頼む」

 

アマリ「ゼンガー…さん?零君、あの人って…」

 

零「マサキが話していた…ダイゼンガーのパイロットか!」

 

ゼンガー「マサキだと…?まさか、マサキ・アンドーか?」

 

零「マサキは今、アル・ワースでエクスクロスの一員として戦っています」

 

ゼンガー「そうか。マサキ・アンドーの知り合いならば、信じてもよかろう」

 

春麗「お喋りしてる時間はなさそうよ?周りを見て」

 

バン「ふん。見覚えのあるバケモンがおるのう」

 

アリサ「ヴァジュラ…⁉︎アラガミがどうしてこの世界に⁉︎」

 

リンドウ「逆に、この場所から俺達の世界に帰れる可能性があるって事か?」

 

ソニック「調べてみる価値はあるな!」

 

ソーマ「そうと決まれば、やる事は一つだ」

 

コブン「やっつけましょー!」

 

ゼンガー「ハーケン、もしや、この者達も?」

 

ハーケン「そういう事だ。団体さんのご到着さ」

 

早苗「着いてすぐに戦い…。凄い観光プランですね…」

 

郁人「まあ、楽しむしかねえだろ。ユーリとエステル、それからゼンガーだったか?行けるか?」

 

ゼンガー「何の問題もない」

 

ユーリ「先にツアーを楽しんでたところさ。続きは構わないぜ?」

 

エステル「みなさん、頑張りましょう!神夜さん、私…負けません!」

 

神夜「え?は、はい!仲良く戦いましょう、エステルさん♪」

 

戦闘開始だ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

突然、銃を持った男が現れた。

 

?「こんな所に出てしまうとは…世界線が不安定になっているね」

 

リーンベル「誰⁉︎」

 

ディケイド「…お前か、海東。エンドレス・フロンティアに何の用だ?」

 

海東「やあ、士。この世界に君が居るとは、運命的な出会いだね」

 

ディケイド「…質問に答えろ」

 

海東「別に、ただ、こことは別の世界でお宝を盗んで、ある人物から逃げていたら、この世界に来てしまっただけだよ」

 

美依「お宝を盗んだ…⁉︎」

 

春麗「今、聞き逃せない言葉が聞こえたわね」

 

海東「そっちの彼等は?士の新しい仲間かい?」

 

ディケイド「…まあな」

 

ハーケン「OK、ピンクバーコード。彼は何者だい?」

 

ディケイド「海東 大樹…。仮面ライダーでただのコソ泥だ」

 

スナイプ「仮面ライダーだと?」

 

ゲンム「仮面ライダーの力を悪さの為に使うとは…なんという奴だ!」

 

レーザーターボ「あんたが言うな」

 

ディケイド「それで?今度は何を盗んだんだ?」

 

海東「7つ揃えれば、凄まじい力を得る事が出来るものさ」

 

?「そうだ。だからこそ、カオスエメラルドをお前如きに渡すわけにはいかない」

 

現れたのは…黒いハリネズミ…?

 

海東「はあ…。君もしつこいね、黒いハリネズミ君」

 

ケン「黒いハリネズミ…?ソニックと似ているな」

 

ソニック「シャドウ⁉︎お前なのか⁉︎」

 

シャドウ「ソニック…⁉︎どうしてお前が…?」

 

ソニック「それは俺のセリフだぜ!」

 

シャドウ「僕はカオスエメラルドを奪ったあいつを追いかけていると、この見知らぬ場所にへと来たんだ」

 

ソニック「カオスエメラルドを奪ったって⁉︎」

 

海東「人聞きが悪いね、もらったんだよ」

 

ディケイド「お前も相変わらずだな、海東。」

 

シャドウ「カオスエメラルドを返しもらうぞ。断るのならば、力尽くで奪い返す!」

 

海東「全く…最近の動物は過激だね」

 

ディエンドライバー『カメンライド』

 

海東「変身!」

 

ディエンドライバー『ディエンド‼︎』

 

あれが…あいつの仮面ライダーとしての姿か。

 

ディエンド「お宝を簡単に返すつもりはないさ」

 

ソニック「みんな!カオスエメラルドを奪い返すのを手伝ってくれ!」

 

古城「そのカオスエメラルドって奴はソニックの世界のもの何だな?」

 

雪菜「でしたら、奪い返すまでです!」

 

ディケイド「海東、邪魔をさせてもらうぞ。流石に断るわけにはいかないからな」

 

ディエンド「いいさ。君に邪魔をされるのは今に始まった事じゃないからね!」

 

シャドウ「ソニック、彼等は?」

 

ソニック「みんな、仲間だぜ!シャドウ、お前は異世界に来たんだ!」

 

シャドウ「異世界だと…?まあいい、話は後で聞かせてもらうぞ」

 

戦闘再開だ。

 

 

 

 

 

 

 

ん?何か来たぞ…?

 

ネクロン「楽しそうな事になってるじゃない。ねえ?オミコン」

 

オミコン「本当にね。出てきて良かったねえ、ネクロン」

 

ネクロン「お客さんには親切にしないとねえ、オミコン」

 

オミコン「それで私達が面白いなら…これ以上の事はないねえ、ネクロン」

 

エリカ「また怪しい感じの人がいますね!…って、人なんですか?」

 

ハーケン「あいつら…賞金首か。人間じゃないのは確かさ」

 

モリガン「賞金首…?このエンドレス・フロンティアの住人なのかしら?」

 

ハーケン「ああ、世の中、悪さをする奴らが多くてな」

 

神夜「捕まえちゃいましょう!ハーケンさん!」

 

ユーリ「賞金首ね。なかなか燃える響きじゃないの」

 

ゼファー「討伐か。いいね、そういうの。俺達PMF向きだよ」

 

アイン「じゃあ、俺達の首にも賞金がかかっちまうわなあ」

 

毒馬頭「毒牛頭よりは、賞金額を高くしてもらわんとな」

 

オーガ「フン、どちらにしろ。俺達を狩れる者などいない」

 

こいつらは…!

 

小吾郎「オロス・プロクスのベラノス兄弟…弟の方かな」

 

零児「…逢魔の馬顔も一緒か」

 

トロン「秋葉原には逢魔の手の者がおりましたわ。おかしくはありませんわね」

 

小牟「じゃが、変じゃぞ!」

 

郁人「鬼野郎…エネミー…いや、レムンクスが何故、オロス・プロクスや逢魔と一緒に行動しているんだ?」

 

オーガ「意見の一致…。ただ、それだけの事だ」

 

カイト「あいつら…僕達と同じく…あのゲートから?」

 

零児「どうきてここにきた?理由があるまい」

 

毒馬頭「話すつもりはない。必要だから来ただけだ」

 

アイン「俺らは口が堅えんだわ。悪いな」

 

オーガ「まあ、死んでいく者には知る必要はないがな」

 

ネクロン「フフフ…」

 

オミコン「フフフ…」

 

さくら「ここで何かすべき事がある…という事でしょうか?」

 

美依「前は私がどうのとかって言ってたのに、今回は違うみたい、ってね」

 

未来「意見の一致というものも気になります」

 

ハーケン「俺が気になるのは、賞金首との関係だな。(魔力を糧とするネクロンとオミコン…何が狙いだ?)」

 

アイン「適当に相手をして…わかってるわな?」

 

毒馬頭「ぬうん、言われるまでもない」

 

オーガ「あわよくば、斬崎 郁人と金森 未来を佟樹様の元へ…」

 

古城「全く…次から次へと、一体何がどうなってるんだよ⁉︎」

 

平八「悩む必要などあるまい。片っ端から叩きのめせばよかろう」

 

デミトリ「ふん、簡単な話だ」

 

エステル「簡単すぎると思うんですが…」

 

小牟「いわゆる一つの、エンドレス・フロンティアの流儀みたいなもんじゃ」

 

いい流儀だな…。気に入ったぜ!いくぜ!

 

 

 

 

俺達は賞金首の青い方にダメージを与えた…。

 

オミコン「異世界の住人…面白いねえ、ネクロン」

 

青い方は撤退した…。

 

 

 

 

 

俺達は賞金首の赤い方にダメージを与えた…。

 

ネクロン「異世界の住人…面白いねえ、オミコン」

 

赤い方は撤退した…。

 

 

 

 

俺達は泥棒ライダーにダメージを与えた…。

 

ディエンド「成る程…結構やるようだね」

 

シャドウ「さあ、カオスエメラルドを返してもらおう」

 

ディエンド「泥棒というのはね。奪ったものは簡単には返さないんだよ、黒いハリネズミ君」

 

そう言い残し、泥棒ライダーは撤退した…。

 

ディケイド「救いようがないな、あのコソ泥は…」

 

 

 

 

 

俺達は鬼野郎達にダメージを与えた…。

 

アイン「毒馬頭!オーガ!つい夢中になっちまったけど、お遊びはここまでにしようや」

 

毒馬頭「…そうだったな。使者の間はこの先、まだ上だ」

 

オーガ「…仕方ない。行くとしよう」

 

あっ…!逃げやがった…!

 

春麗「待ちなさい!いい加減に事情聴取をさせてもらうわ!」

 

飛鳥「追いかけましょう!」

 

コナン「あいつら、使者の間とか言っていたよ!」

 

安室「いかにも重要そうな名前だな」

 

神夜「重要極まりないです!使者の間は異界と通じる、この樹の中心なんです!」

 

赤井「異界と通じる…?この樹が?」

 

シャドウ「成る程。僕が来たのもそれが理由か」

 

ユーリ「納得したぜ。俺達の世界も、この樹と通じたってわけだ」

 

ゼンガー「奴等の目的は異世界へ行く事か?」

 

郁人「話している暇はないようだな」

 

小吾郎「ああ。使者の間を占拠されるのは具合が悪そうかな」

 

ハーケン「そういう事だ。みんな、追うぜ!」

 

俺達は使者の間へと入った…。

 

神夜「ここが使者の間です!」

 

雪菜「この霊力は…!」

 

紗矢華「これ程のものが、異世界にあるとはな…」

 

貴利矢「自分、霊力とか専門外だが、そんなに凄いのか?」

 

エステル「はい、この樹に満ちた霊力、そして生命力を感じます」

 

大我「凄い場所なのはわかったが、大丈夫なのか?」

 

黎斗「ふむ、見る限りでは異常はなさそうだが…」

 

ソーマ「そうだな。奴等、まだ来ていないのか?」

 

リュウ「だが、ここに来る間も見かけなかったぞ?」

 

神夜「もしかしたら…。不死桜よ。楠舞の名において命じます…!その力を我が前に示し、異界へとつながる門を開きたまえ…!」

 

虹…だと…?

 

大神「虹…⁉︎いや、これは霊力そのもの⁉︎」

 

美依「…な、何これ?力が流れ込んでくるのを感じる…。(あれ?どうして私…そんな事がわかるの?)」

 

士「流れ込んできている…?何処かと繋がったのか?」

 

零児「ああ、間違いない。この感覚…次元に綻びが生じている」

 

神夜「はい、異界と…繋がりました」

 

パイ「何処と繋がったのかわかるの?」

 

モリガン「この魔力…覚えがあるわ。これは…」

 

キリト「みんな、見ろ!虹が…空に伸びているぞ!」

 

た、確かに…。

 

未来「す、凄い…!使者の間から伸びているのですか⁉︎」

 

さくら「綺麗…」

 

フランク「こりゃ興奮するな。この先に何がある?」

 

ダンテ「おそらく…マーベルランドだ」

 

ヴァシュロン「マーベル…ランド?国の名前か?」

 

ダンテ「人間界と魔界、その狭間にある世界…というのが近いかもな」

 

郁人「あいつらの目的はその世界に渡る事か?」

 

ハーケン「わからんが…行ってみるしかないか」

 

ユーリ「行ってみるって…登るのかよ⁉︎」

 

明日那「虹の上を歩ける時が来るなんて!」

 

バン「せやな。なかなかオモロイやんけ」

 

ゼンガー「この先で待つのは、冥府の入口か、それとも…」

 

平八「この技術…フフフ、何かに使えるやもしれんな」

 

黎斗「全くだなぁっ!」

 

デミトリ「無駄口はいい。さっさと行くぞ」

 

リーンベル「メルヘン感、急になくなった!」

 

ゼファー「そもそも歩けんのかよ、これ」

 

小牟「経験者、結構おるから大丈夫じゃ」

 

なら、行くとしますか。





ラピードが出て欲しかったなぁ…。

と、思います笑


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第15話 ワルキューレ達の冒険

スパロボddが楽しい!

グシオンリベイクの加入早く!

それではどうぞ!


ー斬崎 郁人だ。

 

虹を登った先にあるのは…砂漠…?

 

アキラ「ぐっ⁉︎ここは…砂漠⁉︎」

 

ダンテ「予想はしてたが…やはりここか」

 

キリト「マーベルランド、まさか砂漠の国だったとはな…」

 

ヴァシュロン「言っといてくれよ!革ジャンはヤバイぜ!」

 

古城「熱い…焼ける、溶ける、灰になる…」

 

雪菜「あ、暁先輩、大丈夫ですか⁉︎」

 

ソーマ「文句を言う前に身を守れ。まずいぞ」

 

ユーリ「賛成だ。砂漠にはいい思い出がねえ」

 

ねねこ「零とアマリは熱そうじゃないのだ!謎なのだ」

 

零「アル・ワースにも砂漠はあるからな」

 

アマリ「ドグマを使えばなんとかなります」

 

コナン「力の使い方がどうかと思うけど…」

 

安室「取り敢えず、そこのピラミッドに入りましょう。怪しいけど」

 

デミトリ「やはり最深部に降りなければならんか」

 

赤井「デミトリ君、来た事があるのか?」

 

ダンテ「ああ、俺も一緒だった。…他にも色々とな」

 

アリサ「早く建物に入りましょう!無理です!こんな暑いの、無理です!」

 

リーンベル「あ、汗でお化粧がぁ!早く、早く!」

 

俺達はピラミッドの中に入った…。

 

 

 

 

 

 

ーワルキューレです。

 

ワルキューレ「やはり、日に日に、魔力が高まりつつある…。あの時、異世界から来たトウマさん達…。そしてアーサーさんも行方がわからないまま…。もう少し、詳しく調査をしてみないと…」

 

な、何…⁉︎魔法陣が光った…⁉︎

 

ワルキューレ「…えっ⁉︎魔法陣が…⁉︎」

 

魔法陣の光が消えると…二人の女の人が現れました…。

 

?「ん、うーん…」

 

?2「っ…何が…起こったの…?」

 

ワルキューレ「あ、あなた達は…?」

 

?2「それはこちらの台詞です。あなたは誰ですか?」

 

ワルキューレ「私は…ワルキューレと言います」

 

稲姫「稲…と申します」

 

妖夢「魂魄 妖夢です。…それで?ここは幻想郷と違う場所のようですけど…」

 

ワルキューレ「幻想郷…?それが妖夢達がいた場所ですか?」

 

稲姫「い、いえ…私は幻想郷という名の地ではありません…。あ、あの…ここは何処の国ですか?」

 

ワルキューレ「マーベルランドです」

 

稲姫「まーべる、らんど…?その様な国はお聞きした事がないのですが…異国ですか?」

 

ワルキューレ「異国…ですか…?ええっと…」

 

妖夢「成る程。稲姫さん。あなたは異世界に来てしまったのです」

 

稲姫「い、異世界…⁉︎そ、それは…見知らぬ異国の名前ですか⁉︎」

 

妖夢「…ワルキューレさん。お願いします」

 

ワルキューレ「は、はい…」

 

私は稲姫さんに異世界の事情をお話ししました…。

 

稲姫「異なる時代を…そして、異なる歴史を歩んでいる人達が住む世…それが、異世界、なのですね?」

 

ワルキューレ「稲姫さんは人間界の昔の時代の人なのですね。それにしても、妖夢さんは驚かないのですね」

 

妖夢「幻想郷には外の世界から来る人もいますので…。それにしてもその異世界に来てしまうとは…」

 

稲姫「私達の世界…には戻れないのですか?」

 

ワルキューレ「…はい。その方法が確定していないので…」

 

妖夢「その魔法陣、ワルキューレさんでは動かせないのですか?」

 

妖夢「残念ながら…」

 

あれ…?また魔法陣が光った…⁉︎

 

稲姫「陣に光が…⁉︎」

 

妖夢「まだ、何か来るのですか…?」

 

魔法陣からまた、二人の人が現れました。

 

?「う、うう…ん」

 

?2「リエラ、大丈夫か⁉︎」

 

リエラ「クルト?何が起きたの?急に目の前が真っ白になっちゃって…」

 

クルト「む?待て、誰かいる…!」

 

ワルキューレ「あなた方は…何者ですか?」

 

妖夢「魔法陣から現れたと言うことは、私達と同様、異世界の方々だと思いますが…」

 

クルト「異世界…だって?ここは?」

 

稲姫「まーぶる、らんどです」

 

妖夢「マーベルランドです、稲姫さん」

 

稲姫「あっ…も、申し訳ありません!」

 

ワルキューレ「ここはマーベルランド。えんえん砂漠の地下最深部です」

 

リエラ「マーベル…ランド?聞いた事がない国だけど…」

 

クルト「いや、彼女達は異国ではなく異世界と言った。それに私達と同様にとも…それはどういう意味だ?」

 

ワルキューレ「この魔法陣は、様々な異世界と通じてしまっています。おそらく、あなた方は異なる次元からいらしたのでしょう」

 

妖夢「私は幻想郷、稲姫さんは過去の時代からです」

 

稲姫「では、同等な関係が築けそう、ですね」

 

ワルキューレ「あ、名乗るのが遅れましたね。私はワルキューレ。こちらの方々は妖夢さんと稲姫さんです。お名前をお聞きしてもよろしいでしょうか?」

 

リエラ「ワルキューレ…さん?あ、私達は…」

 

クルト「俺がNo.7(セブン)、彼女がNo.13(サーティーン)だ」

 

稲姫「せぶんさんとさーてぃーんさん…?」

 

ワルキューレ「番号の様ですが、それがお名前なのですか?」

 

クルト「隊の規律で本名は名乗れない。理解してもらいたい」

 

妖夢「では、初めにクルト、リエラと呼び合っていたのは…?」

 

クルト「…」

 

リエラ「あ…」

 

稲姫「も、申し訳ありません。耳に入ってしまい…」

 

ワルキューレ「あ!では、こうしましょう。私も名前を番号にしますね」

 

稲姫「え…?」

 

ワルキューレ「私の事はセブンティーンと呼んでください。よろしくお願いします、セブンさん、サーティーンさん」

 

妖夢「ワルキューレさん…」

 

リエラ「え⁉︎それって意味があります?ワルキューレさん」

 

ワルキューレ「セブンティーンです」

 

リエラ「あ、は、はい…。そもそも17番は欠番じゃなかったような…」

 

クルト「ふう…。俺は何でも構わない。今重要なのは、状況把握のために情報を集める事だ。ワル…いや、No.17(セブンティーン)。もう少し、詳しい話を聞かせてもらえないか?」

 

おや…?誰か来られました…?

 

 

 

 

 

 

 

ー斬崎 郁人だ。

 

俺達はピラミッドの最深部まで来た。

 

ダンテ「お、いたな。…首尾はどうだ?ワルキューレ」

 

ワルキューレ「あ、ダンテさん!」

 

クルト「…仲間か?No.17(セブンティーン)」

 

妖夢「凄い大所帯ですね」

 

早苗「あれ…?妖夢さんですか⁉︎」

 

妖夢「え…早苗さん…?あなたまでどうして…」

 

ルーク「早苗の知り合いって事はあいつも幻想郷出身か」

 

早苗「はい!半人半霊の妖夢さんです!」

 

未来「半人半霊…ですか?」

 

郁人「最近その手のやつとよく会うな」

 

鈴「あんたが言わないの」

 

箒「もう一人は知り合いじゃないのか?」

 

稲姫「わ、私は違います。私は…稲と申します」

 

小吾郎「稲…?まさか、小松姫の事かな?」

 

一夏「あの歴史の教科書に載っていた⁉︎」

 

アスナ「でも、大神さん達の前例もあります。だから、不思議ではないかと…」

 

クルト「No.17(セブンティーン)。俺達の名前の件、頼む」

 

ソニック「ん…?」

 

デミトリ「その者たちは?見かけん格好だが」

 

ワルキューレ「ええと、私はセブンティーン。こちらは異世界からいらしたクルトさんとリエラさんです」

 

妖夢「え…」

 

クルト「何…っ!」

 

リエラ「ワルキューレさん!逆!逆っ!」

 

ワルキューレ「あ…!すいません、セブンさんとサーティーンさんです!」

 

バン「なんや?どっちが正しいんじゃ?」

 

零児「今…何かやらかしたんじゃないのか?ワルキューレ」

 

シノン「クルト・セブンにリエラ・サーティーンとかじゃないの?」

 

紗矢華「はっきりしない感じね」

 

ゼンガー「見た所軍人のようだが、ナンバーは作戦時のコールサインではないのか?」

 

リエラ「No.7…どうする?」

 

クルト「…」

 

ソニック「Hey、相変わらず秘密主義だな、クルト、リエラ!」

 

リエラ「そ、ソニック君⁉︎」

 

クルト「お前までいたとは…。もう無理だな。…俺はガリア軍、422部隊…ネームレスの隊長、クルト・アーヴィング。もう一人は隊員のリエラ・マルセリスだ。状況を聞かせてもらいたい」

 

リエラ「(諦めたのね)」

 

 

 

 

俺達は彼等から話を聞いた…。

 

春麗「征暦1930年代…第二次ヨーロッパ大戦?」

 

美依「東ヨーロッパ帝国連合に、ガリア公国…習った事ないけど」

 

貴利矢「自分達の歴史にはない戦争…そして国か」

 

飛彩「大神司令達に近いかもしれないな」

 

さくら「飛彩さん、蒸気革命の事ですか?」

 

大我「ああ、そこから俺達の歴史と分岐している。異なる時間軸の世界って事だな」

 

神夜「な、なんか難しい事極まりないです…」

 

リエラ「えっと、う〜ん…ク、クルト…わかる?」

 

クルト「…。可能性があるとしたら、そちらに存在しないというラグナイトだろう」

 

黎斗「ラグ…ナイト?」

 

クルト「特殊な鉱石だ。精製することにより、エネルギー資源となる。文明を支えていると言っても過言ではない重要資源だ。…戦争でも、治療から武器弾薬、戦車の動力まで幅広く使われている」

 

シャドウ「カオスエメラルドのようなものか」

 

大神「確かに、まるで蒸気機関のようだね」

 

トロン「パラレルな過去、そして未来は、無数に存在しているという事ですわ」

 

カイト「後は、リエラさんが古代ヴァルキュリア人の末裔だという話が…」

 

リエラ「…」

 

クルト「…リエラ、いいのか?」

 

リエラ「うん、私達の国に戻るために戦う…。そのためには、みんなに知っておいてもらったほうがいいから…」

 

ねねこ「見たいのだ、謎のヴァルキュリア、見てみたいのだ!」

 

ゼファー「なんか面白そうじゃん。リエラ、やってみてくれよ」

 

リエラ「わかりました。それじゃあ…」

 

リエラの姿が…あれがヴァルキュリア人って事か…。

 

リエラ「私を怖がらないで欲しいんです」

 

リュウ「この気…なるほど、凄いな」

平八「ヴァルキュリア人の因子か。ほほう、なるほど…」

 

デミトリ「ふん、珍しくもない。私など、それくらいの力は普段から出している」

 

レイレイ「あんたはもっと隠しなさいって」

 

エステル「凄いです!オーバーリミッツしてるみたいです!」

 

フランク「リエラ、もうちょっとだけ、目線をこっちにくれないか?」

 

お、珍しくまともな一枚。

 

零「なら、俺も見せるよ、リエラ」

 

出た、クロスレイズモード…。

 

リエラ「!」

 

クルト「君も…」

 

零「ヴァルキュリア人ではないですけどね。でも、俺はこの力をみんなを守るために使っています。…この力は俺が俺という証拠でもありますから」

 

アマリ「零君…」

 

クルト「人知を越えた力が普遍的に存在する世界…か。理解に苦しむな。俺は精霊や妖精の存在は信じていないんだが…」

 

零「アル・ワースには妖精とか神様とかいますよ」

 

モリガン「それに、悪魔も存在するわよ、クルト」

 

小吾郎「しかし、追ってきた連中は見つからず、異世界からのお客さんは増える一方か」

 

…ちっ、敵の軍勢か。

 

リンドウ「おっと、こっちもお客さんか」

 

リエラ「きゃっ、か、怪物…⁉︎」

 

ブラックローズ「早めに慣れた方がいいわよ。…結構、この手の連中と戦う事になるから」

 

美依「郷に入れば郷に従え、ってね!」

 

クルト「用法が誤っていると思うが、了解した」

 

ワルキューレ「魔法陣を調べる必要があります。倒してしまいましょう」

 

妖夢「私もやります。稲姫さん、その弓で援護をお願いします」

 

稲姫「承知しました。後ろはお任せください!」

 

戦闘開始だ。

 

 

 

 

 

 

…今の敵でラストか。

 

リーンベル「ふう、今のが最後だったみたい」

 

美依「やっと落ち着いて調べられるってね!」

 

デミトリ「それにしても、この魔方陣…力が衰えんな」

 

ワルキューレ「はい、異世界に繋がる門の代わりになっているようです…」

 

シャドウ「では、この魔方陣を使えば…元の世界に?」

 

ワルキューレ「正確に元の世界に戻れるかどうかはわかりません」

 

クルト「俺達も、来た場所に戻れるかはわからないという事か」

 

ワルキューレ「事実、前回ここで行方不明にかった方は…未だに見つかっていません」

 

パイ「ここでも行方不明者が?」

 

ダンテ「ワルキューレ、アーサーは…まだ?」

 

零「アーサー…?」

 

ワルキューレ「はい…」

 

アマリ「方法を確立させなければならないようですね」

 

未来「その為にもその魔方陣を調べましょう」

 

雪菜「不死桜で消えた、オロス・プロクスの目的はこれなんでしょうか?」

 

リンドウ「可能性は高いと思うが…姿は見えんなあ」

 

ゼファー「ほんとに、こっちに来てんのかよ?」

 

郁人「…(奴等の元には鬼野郎もいた…。佟樹の野郎、何を企んでいやがる…?)」

 

ジェミニ「どうだろうね。でも、ラッキーだったかも!」

 

リュウ「ああ、余計な邪魔が入る前に、この場は押さえたいな」

 

モリガン「ちょっと待って。力が高まってるわ。…来るわよ!」

 

神夜「そんな!早速お邪魔が⁉︎」

 

魔方陣から…戦車と周りに複数の化け物が…?

 

クルト「これは…帝国軍の巨大戦車エヒドナ⁉︎どうしてこんな場所に⁉︎」

 

?「それはこちらの台詞だ。…どんな策を使った?」

 

誰だ…⁉︎

 

ワルキューレ「この力は…⁉︎あなたは何者なのです?」

 

リエラ「帝国軍のヴァルキュリア…セルべリア・ブレス大佐ね!」

 

セルべリア「その軍服…あの黒い部隊、ネームレスと言ったか。ならば、隠す必要もあるまい。私は帝国軍、ガリア方面侵攻部隊指揮官、セルべリア・ブレス大佐。貴官らに問う。ここはどこだ?そして…どうして我が軍の戦車がここにある?」

 

妖夢「クルトさん達と同じ世界の仲間ですか…?」

 

稲姫「いえ、どちらかと言えば、敵対しているようにも思えます」

 

キリト「おい、あんた!そっちの世界で争っていても、今は争っている場合じゃないと思うぞ!」

 

古城「キリトの言う通りだ。やり合わないで、まずは話でもしようじゃねえか」

 

美依「え〜と、ヴァルキュリアの…」

 

?「この子がヴァルキュリアのセルべリア・ブレスちゃん?…なるほど、ね」

 

?2「喋ってる場合か。どうするんだ?」

 

?3「まあ、やる事は変わらないがな」

 

セルべリア「む…⁉︎何者だ!」

 

零「この気配…お前か、ネメシス!」

 

ちっ…誰かと思えば、敵の狐女とウィラメッテでやりあったロボット女、そして、生命体野郎か…!

 

沙夜「私は沙夜。初めまして、セルべリア・ブレス大佐殿?こちらはT-elosちゃん。テロテロって呼んでもOKよ?」

 

T-elos「呼ぶな」

 

ネメシス「俺はネメシスだ。よろしくな」

 

セルべリア「…何者だ?奴等の仲間か?」

 

沙夜「あん、逆よ、逆。私達は、あなたに協力しに来たの」

 

セルべリア「何…?」

 

ネメシス「お前は元の世界に戻りたい。俺達は…別の世界へ行きたいんだよ」

 

沙夜「その為に…あなたのヴァルキュリアの力を貸して欲しいってわけ」

 

T-elos「ハッ。それとも、敵の小僧達と馴れ合うか?」

 

セルべリア「…。本当に、元の世界へ戻れるのだな?」

 

ネメシス「俺達が嘘をつくような奴等に見えるのか?」

 

沙夜「フフッ」

 

T-elos「ククク…」

 

セルべリア「…。いいだろう。貴公らに協力する。(殿下の下へ戻る為…仕方があるまい)」

 

春麗「逢魔の沙夜…!うまく懐柔したの⁉︎」

 

ヴァシュロン「いけすかねえ女だ…!だがしかし!だがしかし!」

 

トロン「T-elosも一緒なの⁉︎それに、リーバードにグノーシス⁉︎」

 

アスナ「ネメシスって人…あのSAOから出てきたのね…!」

 

クルト「エヒドナは俺達の世界の兵器だ。つまり…」

 

リエラ「やっぱり、ここは私達の世界と繋がってる!」

 

ポッピー「でも、リーバードやグノーシスって未来の敵なんだよね?」

 

一夏「時間軸の違う過去と未来…両方と通じてるってのか?」

 

零児「これが狙いか、沙夜。オロス・プロクスもかんでいるな?」

 

沙夜「さあ?どうかしら。まあ、準備だけはしてるけど、ね」

 

零児「む…⁉︎」

 

何だ…⁉︎あいつら…!

 

片那「沙夜様。片那、ただ今参上いたしました」

 

片那2「ご希望のものも運んで参りました」

 

零児「ちっ、沙夜のクローン…片那か」

 

?「…」

 

零児「そいつは…白夜?いや、違う!」

 

沙夜「そう言う事。その名も…白夜・改。なかなかヴィヴィッドな色合いでしょ?」

 

白夜・改「…」

 

小牟「せっかくじゃから、その赤い白夜を選んだっちゅう事かの?」

 

零児「以前見たものは、次元に穴を空けるものだった。今回は何が違う?」

 

沙夜「制御している子が違うのよね。見てわからない?」

 

小牟「片那を赤く塗っただけじゃろ!」

 

また現れた…?

 

?「ノンノン!そんな事はありませんのデース!アホポンなチビ狐は引っ込んでてくだサ〜イ!」

 

小牟「にゃ、にゃにい!いきなり出てきて人をアッパラパー扱いすな!」

 

片那「亜片那さん、あまりお喋りなのはよろしくないと思いますが」

 

亜片那「オー、ソーリー!でも喋らなすぎもバッドネ〜」

 

片那「そうなのでしょうか?私も喋った方がよろしいですか?」

 

亜片那「ソーソー、その方がソーグッド!陽気にいきましょネ〜!」

 

零児「おい、沙夜」

 

小牟「どこをどう魔改造したらこうなるんじゃ!」

 

沙夜「あん…なんか、ウチの北米支部の子と喋り方が似ているのよねえ。まあ、人格のモデルが違うからだけど。…ただ、彼女達の実力、そして白夜・改の力は本物よ」

 

白夜・改「…」

 

フランクめ…また写真を…。

 

フランク「なにか、難しい事を言ってたな」

 

セシリア「次元に…穴を空ける、ですの?」

 

ハーケン「改ってのが怪しいな。どうカスタムされたんだ?」

 

沙夜「さあ、ね」

 

アリサ「ドン引きなデザインなんですけど」

 

小吾郎「俺は結構好きかな。…さておき、次元の穴がどうのと言う話が本当なら、今回の一連の事件は…」

 

鈴「あんた達、逢魔が引き起こしているって事なの!」

 

沙夜「ノンノン。便乗してはいるけれど、ね」

 

ネメシス「そうだ、零。俺にも配下が欲しくてな」

 

零「…だから、何だ?俺はお前の配下になるつもりはないぞ」

 

ネメシス「…そうだよな。だから、自分で作る事にしたぜ」

 

生命体野郎が手をかざすと光が集まり、そこから零とそっくりな人間が現れた。

 

?「…あ?ここは何処だ?」

 

零「なっ…⁉︎」

 

アマリ「れ、零君⁉︎」

 

ねねこ「零にそっくりなのだ!謎なのだ〜!」

 

ネメシス「お目覚めか?レイヤ」

 

零「レイヤ…だと…⁉︎」

 

レイヤ「あ?てめえ…ネメシス…?かつて、アル・ワースを恐怖のどん底に叩き落としたとか言う…」

 

ネメシス「ああ、そうだ」

 

零「レイヤ…レイヤ・エメラルドなのか⁉︎」

 

レイヤ「ん?…っ⁉︎てめえ、何者だ⁉︎どうして俺と同じ姿をしていやがる!」

 

零「何言っているんだよ!俺だ、新垣 零だ!」

 

レイヤ「新垣 零…?知らねえな、そんな奴。てめえ、俺の偽物か?俺に成りすまそうとするなんていい度胸じゃねえか!」

 

ネメシス「違うな、レイヤ。あいつはお前の中にいずれ、芽生えるもう一つの人格だ」

 

レイヤ「はあ?もう一つの人格だぁ?」

 

零「ネメシス!これはどういう事だ!」

 

ネメシス「レイヤの過去の記憶を元に作り出しては見たが、これは面白くなったな。まあ、俺が作った人形みたいなもんだ」

 

レイヤ「…。ふーん、まあ、まだ意味わかんねえ事はあるが…俺の中に芽生える別人格がこんな奴とはな」

 

零「レイヤ…」

 

レイヤ「気安く呼ぶんじゃねえ!つまり、お前が俺の別人格って事はお前を倒せば、俺は俺という事になるな」

 

零「な、何を言っているんだ⁉︎」

 

レイヤ「未来の俺はお前の事を認めたみたいだが…俺は認めねえ…。ここで、バラバラにしてやる!」

 

あいつの瞳が赤くなりやがった…!

 

零「やめてくれ、レイヤ!俺はお前と戦いたくない!」

 

レイヤ「甘いな、てめえは…甘いんだよ!お前の都合なんて知った事じゃねえ!てめえがやらねえっていうなら…そこの魔従教団の術士をぶっ殺すだけだ」

 

アマリ「…!レイヤさん…!」

 

零「やめろ…」

 

レイヤ「あぁ?」

 

零「アマリに手を出すっていうなら…いくらお前でも倒す…!」

 

零は瞳をエメラルド色に発光させた。

 

レイヤ「…へっ、良い面になったじゃねえかよ…。来いよ、零!」

 

アマリ「零君…」

 

零「…アマリは俺が守る…!例えそれが誰が相手だろうとな!」

 

セルべリア「…敵に対して、情報を開示する必要はないと思うが?」

 

T-elos「いつもの事だ。気にする必要はないわ」

 

セルべリア「…まあいい。我が軍の兵器…返してもらうぞ、ネームレス」

 

リエラ「私達が持ってきたわけじゃないけど…」

 

クルト「戦いは避けられん。生きて戻るのも、また任務だ。リエラ。イムカ達も、きっと、俺達の帰還を待っている!」

 

リエラ「うん、クルトと一緒にみんなの所に戻る為…私、頑張るから!」

 

セルべリア「私は負けるわけにはいかん。…覚悟してもらう」

 

ゼンガー「異界の戦争に手出しをするべきではないが…仕方あるまい」

 

ケン「沙夜を捕まえて、企みを聞き出してやるぜ」

 

ワルキューレ「私も、この魔方陣が引き起こした事…見過ごすわけにはいきません!」

 

 

 

 

 

 

第15話 ワルキューレ達の冒険

 

 

 

 

 

さあ、戦闘開始だ!

 

 

 

 

 

 

俺達は零の偽物にダメージを与えた…。

 

レイヤ「ッ…!やるじゃねえか…!だが、次はこの様にはいかないぞ!」

 

零の偽物は撤退した…。

 

 

 

 

 

俺達は肌黒女ロボにダメージを与えた…。

 

T-elos「チッ…いつまでもこんな事を…!」

 

肌黒女ロボは撤退した…。

 

 

 

 

 

俺達は女狐に攻撃を与えた…。

 

沙夜「あらやだ。じゃ、仕込みをしないと、ね」

 

女狐は撤退した…。

 

 

 

 

俺達はヴァルキュリア大佐にダメージを与えた…。

 

セルべリア「なるほど、強いな。だが、私は最後まで諦めん!」

 

クルト「セルべリア・ブレス大佐。…投降してくれ」

 

リエラ「同じ世界の人間同士…悪いようにはしません!」

 

エリカ「ここでいがみ合ってもしょうがないんです!怖くないですよ、私達!」

 

エステル「世界は今、混乱してます!手を取り合わなきゃ!セルべリアさん!」

 

平八「その通りじゃ。ヴァルキュリアの因子…フフフ…」

 

セルべリア「この私を…見くびるな。(殿下、申し訳ありません。我が帝国軍の脅威となり得る異界の兵士達…。そしてエヒドナの痕跡を消し去るために、最悪の場合、私は…最期の…)」

 

沙夜「…はい、注目」

 

セルべリア「何…?」

 

女狐に生命体、零の偽物に肌黒女ロボ…?まだいたのか…!

 

零「撤退していなかったのか…!」

 

小牟「調子に乗るでない!自分のテーマ持ってこんかい!」

 

沙夜「あん、世知辛い世の中なのよ、ね」

 

T-elos「セルべリア、来い。…次元転移するわ」

 

ネメシス「このままじゃ巻き込まれちまうぞ」

 

セルべリア「…」

 

レイヤ「おい、早くしろ!」

 

ヴァルキュリア大佐は戦車に乗った…。

 

沙夜「じゃ、百夜・改のみんな。配置について?」

 

一夏「な、なんだと…⁉︎」

 

戦車の周りに逢魔のロボットが…⁉︎

 

箒「おい、何を始める気だ⁉︎」

 

零児「まさか、百夜・改の能力は…!」

 

百夜・改「次元転移座標、コントロールOK!百夜・改、ミッションスタート!」

 

百夜・改2「オゥ、ミステイク!転移座標不明ネー!」

 

俺達は光に包まれた…。

 

 

 

 

 

 

ー灰原 佟樹だ。

 

ドゥーエ「沙夜はうまくやったようね。ベラノス兄弟もうまく向こうに着いたみたいだし…」

 

佟樹「ドゥーエ、どういうつもりだ?話が違うぞ。郁人と失敗作まで跳ばしてどうする?」

 

ドゥーエ「仕方なかったって、感じ?あの状況で彼等だけを跳ばさないっていうのは、無理っていうか?」

 

佟樹「そうか?ワザと転移させたようにも見えたが?」

 

ドゥーエ「…でも、あなたこそ、配下の二人を別行動にさせたようじゃない?」

 

佟樹「…俺も出る」

 

俺はその場を歩き去った…。

 

ドゥーエ「まあ、いいわ。アタシも出かけるとしようかしら」

 

?「…」

 

ドゥーエ「行ってくるわ、あなた」

 




次回はオリジナル回とさせていただきます!

そして、分岐ルートなので、ここに分岐の部隊を記入させていただきます!


Aルート

※ペアユニット

・郁人&未来

・ユーリ&エステル

・ハーケン&神夜

・リュウ&ケン

・春麗&モリガン

・フランク&レイレイ

・ジェミニ&エリカ

・クルト&リエラ

・ゼファー&リーンベル

・ルーク&ティア

・ブレイブ&スナイプ

・妖夢&稲姫

・古城&雪菜


※ソロユニット

・ヴァシュロン

・リンドウ

・ワルキューレ

・ねねこ

・シノン

・ソニック

・シャドウ

・飛鳥

・早苗








Bルート

・小吾郎&美依

・零&アマリ

・ソーマ&アリサ

・カイト&ブラックローズ

・零児&小牟

・ダンテ&デミトリ

・アキラ&パイ

・大神&さくら

・キリト&アスナ

・レーザーターボ&ゲンム

・安室&コナン

・ベラボーマン&ワンダーモモ

・一夏&箒

・鈴&セシリア


※ソロユニット

・ゼンガー

・平八

・バン

・トロン

・ポッピー

・ディケイド

・紗矢華

・赤井


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第16話 幻想の地


タイトル通りです!

それではどうぞ!


ー斬崎 郁人だ。

 

フランク「…っ…?何が起こった…⁉︎」

 

ハーケン「どうやら、あのレッドクローン改の力で別の世界へ転移された様だぜ」

 

ケン「なんてこった、また転移しちまったのか…」

 

リュウ「待て、ケン!全員いないぞ!」

 

春麗「本当ね、何人か見当たらないわ」

 

神夜「私達とは別の世界へ跳ばされたのでしょうか?」

 

ティア「そう考えた方がいいわね」

 

逸れちまったってのか…。

 

メンバーに関しては前回の後書きを見てくれ。

 

未来「郁人さん、今、メタ発言をしませんでした?」

 

郁人「いや、全然」

 

ねねこ「そういう事を言うのは小牟の仕事なのだ!」

 

シノン「その彼女もいない様だけど…」

 

ソニック「それにしても…ここは何処なんだ?」

 

早苗「あー!ここは!」

 

妖夢「どうやら…戻ってこられた様ですね…幻想郷に…」

 

稲姫「ここが幻想郷…?という事は、ここが妖夢さん達の世界…」

 

妖夢「(紫さんの力なしにこの世界へ来る事は難しいはずですが…)」

 

ルーク「じゃあ、早苗達は戻ってこられたって事だな」

 

古城「でも、俺達はどうするんだよ⁉︎」

 

雪菜「はい、それに紗矢華さん達の行方も気になります」

 

大我「早い所あいつらと合流しないとな」

 

早苗「では、皆さんを霊夢さんの所へ案内します!」

 

ゼファー「霊夢?誰だそれ」

 

妖夢「この幻想郷と外の世界の境にある博麗神社の巫女です。妖怪退治を専門としています」

 

レイレイ「妖怪退治…森羅みたいだね」

 

飛彩「その霊夢という人物に会えば、俺達は元の世界へ戻る事が出来るのか?」

 

早苗「はっきりとは頷けませんが、きっと霊夢さんならどうにかしてくれます!」

 

モリガン「フフフ…よほど信頼しているのね」

 

飛鳥「では、その霊夢さんという人に会いに行きましょう!」

 

俺達は早苗達に案内されて、博麗神社という場所に向かった…。

 

 

 

 

 

 

 

ー博麗 霊夢よ。

 

最近、行方不明者が出ているみたいね…。

 

魔理沙「よう、霊夢!」

 

霊夢「何よ、魔理沙?また来たの?」

 

魔理沙「何だよ、来たらダメみたいな言い方しやがって!」

 

霊夢「あんたは面倒事を持ってくるから嫌なのよ…」

 

魔理沙「…まあ、今回の面倒事は私は関係ないぜ。お前も知っているだろ?今、幻想郷で行方不明者が多発している事を」

 

霊夢「ええ、今までの異変よりも様子がおかしい事には気がかりだわ」

 

魔理沙「そう言えばよ、妖夢や早苗も消えたみたいだぜ」

 

霊夢「妖夢と早苗が…?なるほど、結構身近にも起こっている様ね。この異変について、紫に聞こうとしていた所なのよ」

 

魔理沙「確かに、行方不明者が何処に行っているのかもわからずじまいだからな」

 

?「成る程、博麗の巫女も今回の異変の元凶はわかっていなかったのですね」

 

彼女は…。

 

魔理沙「おっ、咲夜じゃないか!」

 

霊夢「あんたまで何の用?」

 

咲夜「お嬢様から今回の異変について、調査して欲しいと頼まれまして…そこで、博麗の巫女である霊夢に話をお聞きしようかと参ったのです」

 

魔理沙「レミリアも今回の異変の危険性に気づいたのか…」

 

霊夢「…やっぱり、紫に今回の異変の事を聞くしかないわね」

 

咲夜「とは言っても、彼女から来てもらわなければ、意味がないわ」

 

魔理沙「そうだな。あいつ、こんな時に何をやっているんだ?」

 

すると、私達の周りに様々な化け物が現れた…。

 

咲夜「これは…⁉︎」

 

霊夢「幻想郷の妖怪とは何か違うわね…。こいつらは一体…⁉︎」

 

魔理沙「博麗神社にこれだけの妖怪が現れるなんて、おかしいぜ!」

 

咲夜「それも明らかに敵意を出しているわ」

 

霊夢「だったら、相手をするまでよ!」

 

魔理沙「そうだな!よしっ!いくとするか!」

 

戦闘開始よ。

 

 

 

 

 

 

 

 

第16話 幻想の地

 

 

 

 

 

 

戦闘から数分後…。

 

突然、二人の男が現れたわ。

 

アッシュ「チッ、あの男…人をこき使いやがって…!」

 

汞「うーん、確かに目に余るよね。でも、やるべき事はしっかりとやらないと…。博麗の巫女を捕えるというね」

 

魔理沙「誰だ⁉︎」

 

アッシュ「お前等に名乗る必要はねえ。博麗の巫女って、オンナは誰だ?」

 

霊夢「そっちの黒い魔法使いよ」

 

汞「…何?見た目は魔法使いだったのかい⁉︎」

 

魔理沙「おい、霊夢!私を囮に使おうとするんじゃねえよ!」

 

咲夜「あなたはそういう運命よ」

 

魔理沙「どういう運命だ!」

 

アッシュ「赤のてめえが博麗の巫女か」

 

霊夢「だったら何?そろそろそっちが何者かも教えて欲しいんだけど」

 

汞「ごめんね。彼はアッシュで僕は天塚 汞、錬金術師だよ」

 

咲夜「彼等はどう見ても幻想郷の出身ではなさそうね…」

 

魔理沙「まさか、お前等、外の世界から幻想入りしてきたのか!」

 

汞「そういう事になるね」

 

咲夜「霊夢を捕まえて、何をする気?」

 

アッシュ「幻想郷のバランスを保っているお前の力を欲している奴がいるだけだ」

 

霊夢「あのね、私は誰かにこき使われるのが一番嫌いなのよ!外の世界から来ただか、知らないけど…私を襲うって言うなら、人間でも容赦はしないわよ!」

 

汞「ふふっ、こっちも簡単に連れて行けるとは思っていないよ!」

 

アッシュ「悪く思うな」

 

魔理沙「随分な自信だぜ!」

 

咲夜「彼等が行方不明事件の元凶なのかしら?」

 

霊夢「さあね、そんなのあいつらから直接聞き出せばいいだけでしょ!」

 

魔理沙「ん?霊夢、誰か来るぜ」

 

何…?随分の大人数ね…。

 

 

 

 

 

ー斬崎 郁人だ。

 

ここが博麗神社か…。

 

早苗「着きましたよ!ここが博麗神社です!」

 

郁人「へえ、立派な神社じゃねえか…。ん?随分と賑やかだな」

 

シャドウ「モンスターがいるみたいだが…幻想郷のモンスターか?」

 

早苗「い、いえ…初めて見る敵ばかりです!」

 

妖夢「話はそこまでです、早苗さん。あそこに霊夢さん達がいますよ」

 

早苗「あ!本当です!霊夢さーん!」

 

霊夢「早苗に妖夢⁉︎あんた達がどうしてここに⁉︎」

 

魔理沙「お前等、神隠しにあったんじゃないのか⁉︎」

 

妖夢「はい、そして、幻想郷に戻ってきました」

 

咲夜「幻想郷に戻ってきた…?もしや、あなた達は外の世界に行っていたの?」

 

妖夢「簡潔に言えば、そうです」

 

霊夢「それにしても随分と大所帯ね」

 

早苗「この人達は外の世界で出会った人達です!訳あって、幻想郷に来てしまって…」

 

魔理沙「へえ、統一感のない奴らだな」

 

シノン「巫女に魔法使い、メイドの服装をしたあんた達に言われたくないわよ」

 

ヴァシュロン「うーん、あの赤い服の巫女様の服装は相当いい!」

 

ゼファー「話がこじれるから黙ってろって」

 

リンドウ「まあ、こんな連中だが、悪い奴らじゃねえんだ」

 

咲夜「本当なの?」

 

妖夢「はい。私達も助けられました」

 

早苗「それにとてもお強いんですよ!」

 

霊夢「強いの?ちょうどいいわ。それなら手伝って!」

 

汞「第四真祖に剣巫…それに舞姫もいるのか」

 

古城「て、てめえは…⁉︎」

 

雪菜「天塚 汞…⁉︎あなたは私達が倒したはずです!」

 

汞「蘇ったんだよ、理由はわからないけどね」

 

エリカ「巴里の怪人さんと同じですね!」

 

ジェミニ「ここまで倒した敵が蘇ると厄介だよ!」

 

ティア「そうね、それに…」

 

ルーク「アッシュ、お前もいるのか!」

 

アッシュ「いちいち騒ぐんじゃねえよ、レプリカ」

 

ケン「前に一緒にいた妖精はいないようだな」

 

クルト「…こうも戦闘に出くわしてしまうとはな…」

 

リエラ「取り敢えず、状況はわかりました!私達も手伝います!」

 

魔理沙「助かるぜ!」

 

ユーリ「じゃあ、この幻想の地から出て行ってもらうとしますか!」

 

戦闘開始だ。

 

 

 

 

 

 

突然、エネミーのゲートが現れ、そこから雑魚エネミーと佟樹が現れた…。

 

佟樹「ここにいたか、郁人」

 

郁人「佟樹か…。てめえから来てくれるとは手間が省けたぜ!お前には聞きたい事があったんだ!」

 

佟樹「悪いが、逢魔やオロス・プロクスと手を組んでいる事については話すつもりはない」

 

郁人「へえ、だったら、ボコボコにして話させる!」

 

ゼファー「怖いっての…」

 

エステル「ですが、彼等の関係は気になります!」

 

春麗「ええ、力尽くで事情聴取させてもらうわよ!」

 

未来「ペガサス達の行方も聞きだきます!」

 

稲姫「彼が郁人殿と因縁を持つ…」

 

霊夢「全く…次から次へと…勘弁してほしいわね」

 

魔理沙「まあ、幻想郷らしいじゃねえか!」

 

霊夢「異変を解決する私の身にもなりなさいよ…。まあ、愚痴っていても仕方ないわね…とっとと終わらせるわ!」

 

 

 

 

 

 

 

俺達はルークのそっくり剣士にダメージを与えた…。

 

アッシュ「チッ…こんな面倒な事やっていられねえ…!俺は一刻も早く戻らなければならねえのに…!」

 

そっくり剣士は撤退した…。

 

 

 

 

 

俺達は錬金術師にダメージを与えた…。

 

汞「フッ、異界の力がこの様にして集結しているとは…今後も実物だね」

 

錬金術師は撤退した…。

 

 

 

 

 

俺達は佟樹にダメージを与えた…。

 

郁人「さてと、佟樹…話を聞かせてもらうぞ」

 

佟樹「…ク、ククク…」

 

シャドウ「何がおかしい?」

 

佟樹「郁人、お前も変わったな。沢山の仲間を引き連れているとは…」

 

郁人「俺が引き連れているわけじゃねえ。成り行きで集まっただけだ」

 

佟樹「…やはり、お前自身の力ではどうにも出来ないからか」

 

郁人「…何…?」

 

佟樹「お前と俺の両親の死…そして、失敗作の両親の死はお前の弱さ故に招いた結果でもある」

 

郁人「…ふざけるな!てめえが…てめえとエネミー殺したのに何言ってやがる!」

 

佟樹「では、お前は何も悪くないと?持てる力があったのに、誰一人として守る事が出来なかったお前は悪くないと言うのか?」

 

郁人「…!」

 

佟樹「はっきりと言ってやろう。あの時、俺を止められていれば、俺とお前の両親が死ぬ事はなかった…。そして、失敗作の両親も死ぬ事はなかったんだよ」

 

郁人「俺が…無力なばかりに…?」

 

佟樹「強くなる様に振舞っているが、わかるぞ…。お前はまだ弱い…。そして、その弱さ故にお前は恐怖を抱いている…。誰かを守れず、またなにかを失うのではないかと…」

 

郁人「黙れ…」

 

佟樹「お前は俺と肩を並べるのが一番いい。正義の味方ごっこなどやめろ」

 

郁人「黙れ…!」

 

佟樹「それでもわからないと言うのなら…今ここでその失敗作をお前の目の前で殺してやる」

 

郁人「黙れって言っているだろぉぉぉっ‼︎」

 

佟樹「…」

 

郁人「てめえは‼︎父さんや母さんだけでなく、俺から金森まで…未来まで奪うって言うのか‼︎そんな事許さねえ!」

 

佟樹「許さないだと?誰も守れない奴の…弱い者の台詞だな」

 

郁人「…!」

 

佟樹「もう一度言う。郁人、俺と共に来い…。俺とお前が揃えば、怖い物などない…」

 

郁人「俺、は…」

 

俺は大いに戸惑い、周りが見えなくなってしまったが、一発の銃声に俺は我を取り戻した。

 

金森…!

 

佟樹「失敗作如きが…!」

 

未来「いい加減にしてください。私のパートナーを目の前でスカウトなどさせません。彼は…私と一緒にいてくれるとおっしゃいました。その約束は果たしてもらいます」

 

郁人「金森…」

 

佟樹「…やはり、郁人を手に入れるためには貴様は邪魔だな、失敗作」

 

未来「ええ、郁人さんを苦しめるあなたは私が殺します」

 

佟樹「…いいだろう。お前を殺せば、郁人は大いに絶望する…。その時が楽しみだ…」

 

佟樹は撤退した…。

 

郁人「…」

 

未来「どうしたんですか、郁人さん?いつもの余裕な顔は何処に言ったんです?」

 

郁人「フッ、強がっていただけなのかもしれないな…。恐怖から逃れるための…。あいつの言う通り、俺は弱い人間だ」

 

すると、俺は金森に頬を叩かれた…。

 

郁人「な、何すんだよ!」

 

未来「あなたは!何のために戦ってきたんですか!」

 

郁人「…ッ!」

 

未来「今の私のビンタをも、避けられないあなたではないでしょう⁉︎私の知る郁人さんは…いつも相手を馬鹿にした様に余裕ぶって…でも、誰に対しても優しい…そんな人じゃないですか…!」

 

郁人「…」

 

未来「郁人さん、初めから強い人間なんていません…。だからこそ、人間は強くなっていくですよ」

 

郁人「強く、なっていく…」

 

未来「私が…貴方のお側で手を貸します…。いつまでも…それが…私の望みでもありますから」

 

こいつ…。

 

郁人「フッ…フフフ…フハハハハッ!」

 

未来「?」

 

郁人「…臭い台詞を言うようになったじゃねえか…。ククッ、いや〜笑った笑った!」

 

未来「も、もう!本気で心配して言ったのに笑わないでくださいよ!」

 

郁人「悪い悪い!まあ、金森も成長しているって事だな。いい意味でも悪い意味でも」

 

未来「悪い意味って何ですか、もう!」

 

ったく…俺は本当にこいつには敵わねえな…。

 

郁人「…ありがとな、未来…」

 

未来「えっ?何かおっしゃいました?」

 

郁人「もう少し女らしくなれって、言ったんだよ」

 

未来「失礼ですね⁉︎」

 

霊夢「あー、いい場面の所申し訳ないけど、そろそろ話を聞かせてくれない?」

 

郁人「ん?あぁ、悪いな」

 

俺達はこれまでの事を霊夢達に話した…。

 

魔理沙「複数の異世界が交わっている、か…」

 

咲夜「それだけでなく、次元も大変な事になっている様ね」

 

神夜「そして、この幻想郷も巻き込まれているって事です」

 

霊夢「確かに、本来なら、紫が何かしないと外の世界からこの幻想郷に入ってくるなんて不可能なのよね…」

 

飛彩「その紫と言うのは?」

 

?「私の事よ」

 

突然、空間にファスナーの様なモノが現れ、中から女が現れた。

 

霊夢「紫!」

 

ケン「彼女がそうなのか?」

 

紫「始めまして、私は八雲 紫。幻想郷最古参の妖怪で幻想郷の境界を操る能力を持っているわ」

 

魔理沙「ようやく出てきたな、今、世界で何が起こっているんだ?」

 

紫「それは私にもわからないわ」

 

咲夜「え…?」

 

紫「非常に異世界を繋ぐ境界が不安定になっているの…。それこそ、安易に外の世界と幻想郷が繋がる様になってしまった様に…」

 

早苗「そんな…紫さんでもわからないなんて…」

 

妖夢「彼等を元の世界に戻す事は可能なのですか?」

 

紫「それぞれをそれぞれの世界に戻す事は出来ないけど…物質界へ戻す事は可能よ」

 

飛鳥「物質界?」

 

モリガン「あなた達の世界の事よ」

 

フランク「それなら、頼む。一から戻る事になるが、こう異世界ばかりだと行き来も出来なくなるんでな」

 

紫「わかったわ。霊夢、魔理沙、咲夜、早苗、妖夢…。あなた達は…」

 

霊夢「…はあ、何て言われようが私は行くわよ。この異変に幻想郷が関わっているなら、見過ごせないし」

 

魔理沙「私達もだぜ!」

 

咲夜「異変の早期解決をお嬢様に言われましたしね」

 

早苗「皆さんに恩を返す事もまだです!」

 

妖夢「少しでも力になれれば嬉しいです」

 

紫「…わかったわ。幻想郷のバランスは私がどうにかするわ。…だから、気をつけてね」

 

霊夢「ええ、幻想郷をお願いね、紫。いいでしょ?」

 

ヴァシュロン「俺は美少女の大加入で満足だぜ」

 

レイレイ「最悪だね、あんた…」

 

春麗「ええ、スペシャリストがいるだけ心強いわ」

 

紫「では、みんなを送るわ…。世界を…よろしくね、みんな…」

 

俺達は紫の力で光に包まれた…。

 

 

 

 





最近、書きながら眠たいって思えてきます…。


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第17話 永遠の好敵手

これを投稿したら、寝ます。

ただ、寝ます!

それではどうぞ!


ーフレン・シーフォだよ。

 

僕はテルカ・リュミレースの異常な力を探る様にエステリーゼ様に言われ、調査をしていたが、いつのまにか見知らぬ城にまで来ていてしまっていた。

 

そして、この城で偶然出会ったガイと共にあたりを捜索していた時だった…。

 

フレン「そこだっ!」

 

ガイ「そらよっ!」

 

僕とガイは目の前のモンスターを倒し、襲われていた女の子を助けた。

 

フレン「大丈夫か、君!」

 

?「君ではない!無礼者めが。人に名前を聞く時は、自分から名乗るのが礼儀じゃ!」

 

フレン「こ、これは失礼を。…私はフレン・シーフォ。帝国騎士団の者です」

 

ガイ「俺はガイ・セシル…。まあ、ある屋敷の使用人だ」

 

?「騎士団と使用人?では、姫を守るのは仕事じゃな。ちょうど良い」

 

ガイ「姫だって…?」

 

フレン「君…いえ、あなたは一体…」

 

?「よかろう!では聞かせてやろうぞ!妾こそ、地獄より来たりて死と破壊を撒き散らす、暴虐と搾取の女王。プリンセス・デビロット・ド・デスサタンⅨ世である!なんでこんな所に来てしまったのかはわからぬが…まあ良い。フレンとガイとか申したな?ふむ、後40年もすれば、妾好みのナイトになりそうじゃ」

 

フレン「よ、40年⁉︎デビロットさん、それは…」

 

ガイ「…しかも何かと物騒な事、言っていなかったか?」

 

デビロット「たわけ者!姫様と呼ばぬか!もしくは陛下、じゃ!」

 

フレン「わ、わかりました…デビロット姫様」

 

ガイ「…はい、わかりましたよ、お姫様。この場を俺達が引き受けるんで、安全な場所へ逃げてもらえますか?」

 

デビロット「できておるな。本国に戻ったら強化改造を施して、立派な怪人にしてつかわす」

 

ガイ「おいおい、何だよ、怪人って…⁉︎」

 

すると、突然、複数の人達が現れた…。

 

 

 

 

 

 

 

 

ー斬崎 郁人だ。

 

さてと、他のメンバーとは離れてしまったままだが、兎に角、元の世界に…って、あれ?

 

霊夢「へえ、今の外の世界にはこんな立派な城があるのね」

 

郁人「…え?こんな城知らねえぞ」

 

未来「見た所、中世ヨーロッパみたいな感じがします」

 

ユーリ「俺も見た事がねえな…。ん⁉︎おい、フレン⁉︎」

 

フレン「ユーリ⁉︎どうやってここに⁉︎それに、エステリーゼ様まで!」

 

ガイ「おっ、そこにいるのはルークとティアか⁉︎迎えに来てくれたのか!」

 

エステル「無事で良かった、フレン!」

 

ルーク「ガイ!お前、ガイじゃねえか!」

 

ティア「フレンと一緒にガイまでいたのね」

 

デビロット「ほう、またぞろぞろと。じゃが、仲間の様じゃのう」

 

ルーク「ん?誰だ、そいつ」

 

デビロット「ふん、下郎めが。妾が名乗るまでもない。フレン、ガイ、言ってやるが良い。わらわの威厳が伝わる様にじゃ!」

 

ガイ「…フレン、頼んだ」

 

フレン「え…ええっ⁉︎え〜と、この方は…地獄より来たりて死と破壊を撒き散らす、暴虐と搾取の女王。プリンセス・デビロット・ド・デスサタンⅨ世陛下なんだ」

 

デビロット「うむ!苦しゅうない」

 

エステル「あの…フレン?もう一回言ってもらえます?」

 

ユーリ「長いから言わせんな。陛下だって?全く…お前も面倒な事に巻き込まれたみたいだな」

 

ルーク「本当だな!フレンもガイも本当に苦労人だぜ」

 

ガイ「お前にそれを言われちゃおしまいだな」

 

 

 

 

第17話 永遠の好敵手

 

 

 

ワルキューレ「フレンさんとガイさん?お友達なのですか?」

 

ユーリ「ああ、幼馴染のフレン・シーフォ。騎士団のエリート様さ」

 

フレン「よしてくれ、ユーリ」

 

ルーク「そして、俺の使用人で友人のガイ・セシルだ。ちなみに女性恐怖症なんだぜ」

 

ガイ「初めて会う奴等にいらない情報を言うな」

 

エステル「急に連絡が取れなくなって、心配していたんですよ?フレン」

 

フレン「申し訳ありません、エステリーゼ様。調査中に、突然見知らぬ城の前に出てしまって…」

 

ガイ「俺はおそらく、ルーク達と同じだ」

 

デビロット「妾も似たようなものじゃ。自分の城から普通に出ただけじゃぞ?」

 

魔理沙「それにしても、どう言う事だよ⁉︎ここは物質界って、所じゃねえのかよ!」

 

春麗「未来の言う通り、中世ヨーロッパみたいね」

 

飛鳥「え、でもそれって…」

 

リエラ「はい、私達にとっては良かったね、クルト」

 

リュウ「リエラ、もしや…ここは?」

 

リエラ「ここはガリア公国…ランドグリーズ城!私達の征暦の世界よ!」

 

クルト「…」

 

大我「どうしたんだよ?元の世界に戻って来たってのに、浮かない顔だな」

 

クルト「…ここは本当に首都ランドグリーズか?」

 

飛彩「違うのか?」

 

クルト「…見た目は、たしかにランドグリーズ城だ。だが、どうして守備隊が出動していない?何より…静かすぎる。戦時下では考えられない」

 

フランク「…もしかして、俺が飛ばされたウィラメッテと同じじゃないのか?あのモールも、完全な形で残っているはずがないんだ」

 

リエラ「そんな…」

 

城から何か出てきたぞ…?

 

ジェミニ「門から…何かビッグなのが出てきたよ⁉︎」

 

ワルキューレ「あれは…シールダー⁉︎」

 

シノン「何、何処かのモンスター?」

 

モリガン「魔界の…あの村の番人じゃなかった?」

 

レイレイ「って事は、あの門の先は、魔界と繋がってるって事?」

 

古城「たしかに…かすかな魔力を感じるな…」

 

早苗「それにしても…どうして、この様な城に飛ばされてきたのですか⁉︎」

 

妖夢「紫さんがドジを踏むとは考えられませんしね」

 

咲夜「…それ程、次元の乱れも激しいと言う事ね」

 

クルト「ふう…。あんな怪物が城の中にいたら、戦争どころじゃない」

 

ハーケン「OK、暴虐プリンセス。この城の姫さんとして、何か情報はあるかい?」

 

デビロット「妾はコロニー国家ヘルドラドの王位継承者。この城の姫ではないわ」

 

雪菜「コロニー国家とは…宇宙の事ですか?だとすれば…あなたは、トロンさんと同じ時代から来た事になりますが…」

 

デビロット「トロン・ボーンの事かの?妾に比べれば、悪党としては未熟じゃ」

 

稲姫「そうなのですか、トロン殿?…あっ」

 

ソニック「おいおい、慣れてくれよ、稲姫」

 

稲姫「も、申し訳ございません」

 

ヴァシュロン「でも、次元が不安定なら、あいつらとの合流も難しいんじゃないのか?」

 

リンドウ「んー、まあ…何とかなるだろ」

 

シャドウ「気楽な奴だな」

 

ゼファー「取り敢えず、まずはウザいのを片付けねえ?」

 

フレン「そうだね。ユーリ、僕も手を貸すよ」

 

ガイ「俺もやるぜ、ルーク」

 

ユーリ「すまねえな、フレン」

 

ルーク「行こうぜ、ガイ!」

 

ティア「デビロットも、お願いね」

 

神夜「同じ姫同士、頑張りましょう!」

 

デビロット「…仕方あるまい、皆の者、やってしまうのじゃ!」

 

さあ、戦闘開始だ。

 

 

 

 

 

 

 

 

あいつは…巴里のウサギ野郎か…!

 

シゾー「ウーッサッサッサ!ウッサァー!」

 

ジェミニ「シゾー⁉︎どうしてお前がここに!」

 

シゾー「説明する必要はないピョン!ただ、お前達に勝つだけピョン!プレリュードも新品同様になったピョンからねえ…!ウッサッサッサ!」

 

未来「何か後ろ盾を見つけた様ですね…」

 

エリカ「え?どうしてわかるの?」

 

ヴァシュロン「ここに来た方法、前にぶち壊したロボットの修理。一人じゃ無理だろ」

 

シゾー「う、うるさい連中ウサ!ならば…見せてやるピョン!出でよ!新たなる力!」

 

チッ、雑魚を出してきたのか…!

 

リーンベル「何処から出してきたの⁉︎」

 

フレン「こいつらは…!テルカ・リュミレースのモンスター⁉︎」

 

ガイ「オールドラントのモンスターもいやがるな」

 

ユーリ「エンドレス・フロンティアだけじゃなく、こっちにも出てきやがったか!」

 

シャドウ「何処がどう繋がってるのか…もう分からなくなって来ているな」

 

シゾー「ウッサササ…それだけじゃないピョン!」

 

あれは…フェイドゥムと…なんだ…?

 

フレン「バカな…!星喰みの眷属…⁉︎」

 

ねねこ「ほしはみ⁉︎それに、あれは…!」

 

ネイトに変わったか…。

 

ネイト「あれはフェイドゥム…!現実の世界に、悪魔が流出したというの⁉︎」

 

リュウ「現実の世界に…流出?」

 

ケン「ねねこ…じゃない、今はネイトか。どういうこった?」

 

ネイト「フェイドゥムは何かを媒体にして…現実の世界で具現化した」

 

フランク「ザ・ワールド…デジタルの世界を抜け出したってのか?」

 

エステル「まさか、太古の災厄…星喰みを利用して…⁉︎」

 

ネイト「…星喰みというものがどういうものかはわからないけど、恐らくは」

 

飛鳥「太古の…災厄?すごく危険な感じがしますけど…」

 

ルーク「どうなってんだよ⁉︎星喰みはユーリ達が倒したんじゃないのかよ⁉︎」

 

ユーリ「ああ、確かに俺達が倒したはずだ…!」

 

シゾー「世界の境界線を越えて、あらゆるモノが集まってきてるんだピョン!かつての…巴里の街と同じようにピョンねえ。ウーササササ!」

 

エリカ「あの時の…巴里と⁉︎」

 

リーンベル「世界の境界線…?」

 

フレン「ともかく、星喰みを外の世界に広げてはならない」

 

ユーリ「ああ、当然だ。…やるぜ」

 

ねねこ「フェイドゥムもなのだ!」

 

クルト「一気に敵を殲滅するぞ。作戦再開だ!」

 

デビロット「よかろう!何だかよく分からぬが、キライなノリではないわ!」

 

ガイ「ついでにあのウサギ野郎を締め上げてやるか!」

 

シゾー「ウッサァー!相手になるピョンよぉ!出でよ、プレリュード!」

 

ウサギ野郎はロボットに乗った…。

 

戦闘再開だ。

 

 

 

 

 

 

 

俺達はウサギロボにダメージを与えた…。

 

シゾー「ウサァーッ!ここは退くピョン!」

 

シノン「何処かに行く前に答えなさいよ。あんたの後ろ盾が何なのかを」

 

シゾー「ウサササ!オロス・プロクス…奴等はなかなか面白いピョン!」

 

ソニック「メタルと一緒にいたあの女か…!」

 

郁人「エンドレス・フロンティアで鬼野郎がオロス・プロクスの幹部と一緒にいた…。って事は、先回りされたか」

 

シゾー「これから…もっと面白くなるピョン…!」

 

ウサギ野郎は撤退した…。

 

 

 

 

 

 

俺達は巨大モンスターを倒した…。

 

全ての敵を倒した俺達は門の前に集まった…。

 

モリガン「やはり、この門の先から感じる力…魔界ね」

 

雪菜「行くしかありません。紗矢華さん達が心配ですから」

 

デビロット「トロンの奴めを捕まえて、帰る方法を考えさせねばならんのう」

 

古城「あくまでもあんた自身で考える気はないのかよ…」

 

未来「進みましょう。他の方々の無事を信じて…」

 

リエラ「短い帰還だったね、クルト…」

 

クルト「気を落とす必要はない。ここは本当の帰る場所ではないのだから。ガリアよ、またしばし…さらばだ」

 

俺達は門の中にへと入っていった…。

 




フレンとガイって…やっぱり似ている!


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第18話 戦国のアル・ワース


久々の投稿です!

サブタイ通りです、それではどうぞ!


 

ー伊達 政宗だ。

 

俺と幸村は戦さの最中、見慣れない村へ来ていた…。

 

幸村「政宗殿、村人の姿を発見したでござるか?」

 

政宗「いいや、人っ子一人いねえな」

 

幸村「我等は確か…戦の最中のこの村へと来たのでござったな」

 

政宗「ちっ、俺達以外の奴等の姿もねえしな…」

 

幸村「っ…?待つでござる、政宗殿!」

 

誰か来やがった…女か…?

 

?「あ、あれ…?ここは…?た、確か私は…戦の準備をしている所で…」

 

政宗「戦?あんたも何処かの武将か?」

 

?「え…?その姿…政宗さんと幸村さんですか…⁉︎」

 

幸村「何と⁉︎見ず知らずのお方に名前を知られているとは…⁉︎」

 

直虎「な、何を言っているんですか⁉︎私です、井伊 直虎です!」

 

井伊…直虎だって…⁉︎

 

幸村「何っ…⁉︎」

 

政宗「井伊 直虎だと…?おいおい、嘘も大概にしておけよ。俺達は何度か井伊とBattleしてんだからよ」

 

直虎「え、ええっ…⁉︎と、言われても…。私は本当に直虎なんです!」

 

幸村「だが、あの親方様を憎んでいた井伊殿とは姿形も全く違うでござる…」

 

政宗「だが、あの女…嘘をついているようにも見ねえ…。なにが起こっていやがるんだ?」

 

ん…?また誰かきたな…。

 

?「パパとママはコールシティへ買い出しに出て、行方が分からなくなりました…。この街に何か…えっ?」

 

幸村「子供…?」

 

政宗「この村のガキか?おい、ちょっといいか?」

 

?「は、はい…。何でしょうか?」

 

幸村「実は我等は道に迷ってしまった様なのだ…。ここが何処かご存知ないだろうか?」

 

?「ここはコールシティです」

 

直虎「コール、シティ…?」

 

政宗「CALL…呼ぶか」

 

?「もしかして…あなた方は異界人の方々ですか?」

 

直虎「異界人…ですか?」

 

政宗「そもそもあんたは誰だ?」

 

ゼフィ「あ、申し遅れました!私は新垣 ゼフィ…この世界、アル・ワースを平和にする為に戦うエクスクロスに所属しています」

 

幸村「アル・ワース…?エクスクロス…?ゼフィ殿…それは一体…」

 

俺達はゼフィというガキから様々な事を聞いた…。

 

直虎「ここは、異界の地…ですか」

 

政宗「俺達はその異界人ってのになっちまったって事か…。それで、この場にいる井伊は俺達の時代とは異なる時代の井伊という事か」

 

幸村「同姓同名でも、姿形や声が変わる…うーむ、異界の地というのは難しいものでござるな。それにしても井伊殿の理解がお早いと見えたが…」

 

直虎「じ、実は私も以前に異界の地へ行った事があったので」

 

政宗「成る程、経験済みって訳か。そいつはNICEだな。それで、新垣…俺達の時代へ戻るにはどうすればいい?」

 

幸村「話によるとこの時代を平和な世へしないと戻れないと申しましたな?」

 

ゼフィ「はい…。エクスクロスのみなさんはアル・ワースを平和にすると同時に元への世界へ帰還する事も望んでいます」

 

政宗「つまり、そのエクスクロスがこの世を平和にするのを待つか、俺達もその戦に加入するか…だな」

 

ゼフィ「!気をつけてください、何か来ます!」

 

俺達の周りに奇妙な妖達が現れた。

 

直虎「バケモノ…⁉︎」

 

幸村「妖の類か…!ゼフィ殿、この者達もアル・ワースの妖でござるか⁉︎」

 

ゼフィ「い、いえ!始めてみます!」

 

政宗「っという事は俺達と同じように別の時代からétrangerしたってわけか。面倒だな」

 

幸村「政宗殿、井伊殿!」

 

直虎「は、はい…!」

 

政宗「仕方ねえ…。新垣、お前は下がっていろ。行くぜ、幸村、井伊!let's、party!」

 

俺達は戦いを始めた…。

 

 

 

 

第18話 戦国のアル・ワース

 

 

 

 

戦の開始から少し経った頃だった。

 

突然、複数の人間が現れた…。

 

 

 

 

 

ー天斎 小吾郎だ。

 

気がつくと、俺達は見知らぬ場所にいた…。

 

平八「ぬうっ?ここは…?」

 

コナン「俺達…ピラミッドの中にいたはずなのに」

 

バン「なんで外におるんや?」

 

ダンテ「いつもの如く、転移させられたんじゃないのか?」

 

零児「迂闊だった…百夜・改の力がゆらぎを起こすものだったとは…」

 

キリト「また見知らない世界か…って、おい待て!」

 

紗矢華「雪菜…⁉︎暁 古城もいない⁉︎」

 

士「何人か、はぐれているな…。別の世界へ跳ばされたか…」

 

トロン「世界線が不安定な今、面倒な事になりましたわね」

 

コブン「探すのに苦労しそうですぅ」

 

安室「彼等の事も心配ですが、今僕達がいる場所もわかりません」

 

赤井「それにバケモノ軍団の中に誰かいるぞ」

 

政宗「何だ?あいつ等は…⁉︎」

 

美依「なんか、偉人みたいな人達がいる!」

 

直虎「敵ではないようですが…」

 

幸村「すまぬ、拙者は真田 幸村…こちらにいるのは伊達 政宗殿と井伊 直虎殿でござる。そなた達は何者だ?」

 

等「伊達 政宗に真田 幸村…それに井伊 直虎…⁉︎」

 

桃「ほ、本物なんですか⁉︎」

 

政宗「何言っているんだよ、嘘ついて何になる」

 

零「もしかして、俺達の時代とは違う歴史を辿った人達では…?エクスクロスでも前例があるので…」

 

直虎「私達と同じ…別の時代の人達、という事ですか…?」

 

デミトリ「その通りだ」

 

ゼフィ「パ、パパ!ママ!」

 

アスナ「あの子も異世界の子なの…?」

 

アマリ「ゼフィちゃん⁉︎」

 

零「それにこの場所はコールシティ…って事は!」

 

一夏「アル・ワースへ戻ってきたのか!」

 

ゼフィ「一夏さんと箒さん!セシリアさんと鈴さんも!」

 

カイト「零さん達の知り合いですか?」

 

アリサ「パパとママと呼んでいましたが…」

 

箒「ゼフィは零とアマリの娘だ」

 

ソーマ「何っ…?」

 

貴利矢「娘って…。お前達、何歳の頃に産んだんだよ」

 

零「い、いえ…。ゼフィは俺達の娘ですが、アマリが産んだ子ではなく…」

 

小牟「はっきりせんな…。男ならシャキッとせい!」

 

零「まあ、子供はいずれ作りますが…」

 

アマリ「シャキッとし過ぎよ、零君!」

 

ブラックローズ「ねえ、兎に角今はあいつ等を倒さない?」

 

ゼンガー「その方がいいな…。ん?気をつけろ、何かくるぞ!」

 

現れたのは…オベイロンとアマゾーナか…!

 

オベイロン「フン、またここに来る事になるとはな」

 

キリト「須郷!」

 

桃「アマゾーナ!」

 

アマゾーナ「神田 桃…今度こそ、お前を…!」

 

明日菜「もう、また敵だよ!」

 

鈴「言っていても始まらないわ!」

 

黎斗「まずはお前達を倒す…行くぞぉっ!」

 

戦闘開始といくかな。

 

 

 

 

 

俺達はアマゾーナにダメージを与えた…。

 

アマゾーナ「このままでは済まさん…。いむか、必ず…!」

 

アマゾーナは撤退した…。

 

 

 

 

俺達はオベイロンにダメージを与えた…。

 

オベイロン「やはり、奴等に勝つためには戦力を整える必要があるな…」

 

オベイロンは撤退した…。

 

 

 

俺達は全ての敵を倒した…。

 

大神「今のが最後の様だね」

 

パイ「だんだんと敵の数も増えている気がするわ」

 

アキラ「政宗達は今の状況を理解してくれたか?」

 

幸村「井伊殿が異界の地へ行った事があると申していたので、少しは…」

 

政宗「核時代が混ざり合うKRAZYな事態って事はわかるぜ」

 

さくら「過去の偉人まで巻き込まれる事態が起きるのは何とかしないといけませんね」

 

零児「それよりも良かったな、零、アマリ…。元の世界へ戻ってこれて」

 

セシリア「はい。これでエクスクロスの皆様に協力を得られます」

 

ゼフィ「もう、パパ!ママ!心配したんですよ!」

 

アマリ「ごめんなさい、ゼフィちゃん」

 

零「心配をかけてすまなかったな、ゼフィ」

 

ゼフィ「良いです。お二人がご無事で」

 

直虎「ゼフィさん、嬉しそうですね」

 

ポッピー「うん!本当に家族の様に見えるよ!」

 

士「だが、これからどうする?零、エクスクロスという奴等には連絡は取れているのか?」

 

零「連絡は…繋がりませんね」

 

ゼフィ「パパ、世界に何が起こっているのですか?アル・ワース各地にも異常現象が起きています。このコールシティにも人の姿がありませんし…」

 

零「わからない…」

 

小吾郎「何にしても、そのエクスクロスに合流したい所だが…」

 

美依「でも、この街から出れないのよね…」

 

黎斗「結界の様なモノの影響か?」

 

ゼフィ「え…私は出れますが…」

 

貴利矢「ゼフィちゃんが出れて俺達は出れない、か…」

 

零児「っ…⁉︎この感覚は…⁉︎」

 

俺達の前に時空の裂け目の様なモノが現れた…。

 

キリト「これは…?」

 

小牟「わかりやすい時空の裂け目じゃのう」

 

政宗「時空の裂け目…?つまり、これは異世界と繋がっているという事か?」

 

一夏「多分、そうだと思いますが…」

 

紗矢華「もしかしたら、雪菜達がいるかもしれないわ!」

 

赤井「身動きが取れない以上、行くしかないな」

 

小吾郎「確かに、それしか道はないかな」

 

ゼフィ「…パパ、ママ。私も行きます!」

 

零「…いや、ゼフィ。お前はエクスクロスのみんなの所へ戻ってくれ」

 

アマリ「零君⁉︎」

 

ゼフィ「ど、どうしてですか⁉︎私もパパやママのお役に立ちたいです!」

 

零「だからだ。お前まで居なくなると、本格的にみんなが心配する。だから、お前はみんなに俺達が無事って事を教えてくれ。…大丈夫、必ず俺達は戻ってくる」

 

ゼフィ「パパ…。約束、ですよ?」

 

零「ああ!良い子に待っていてくれ!弘樹達を頼むな」

 

ゼフィ「はい!」

 

零はゼフィの頭を撫で、アマリはゼフィに抱きつく。

 

アマリ「ホープスにも伝えてくれる、ゼフィちゃん?私は大丈夫だから、心配しないでって」

 

ゼフィ「了解しました!」

 

アマリ「良い子だね、ゼフィちゃん」

 

零もアマリとゼフィを抱きしめる。

 

アスナ「家族、か…」

 

キリト「アスナ…?」

 

アスナ「ユイちゃん、大丈夫かな?」

 

キリト「ユイなら大丈夫さ…。俺とアスナの娘だからな」

 

アスナ「うん…。この事件が終わって、元の世界へ戻れたら、ユイちゃんとピクニックにでも、行こうね、キリト君」

 

キリト「ああ、勿論さ」

 

ゼフィ「皆さん…パパとママをお願いします!」

 

箒「安心してくれ、ゼフィ」

 

アキラ「任せろ、お前の両親は絶対に守る」

 

ブラックローズ「良い子でね」

 

ゼフィ「私は…皆さんが世界を守ってくれる事を祈っています!」

 

美依「これは無下にはできない、ってね!」

 

ダンテ「じゃあ、エールをもらった所で行くとするか」

 

零「はい!行ってきます、ゼフィ」

 

ゼフィ「いってらっしゃいです、パパ、ママ、皆さん!」

 

俺達はゼフィに見送られながら、時空の裂け目の中へと入った…。





設定集以外にも各キャラの戦闘前後の掛け合いなども別で載せていきたいですね…。


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第19話 ゲイングランド・システム


何とか投稿できました!

同時投稿って、難しいですね…。

それではどうぞ!


 

ー天斎 小吾郎だ。

 

俺達は時空の裂け目から出ると、何処かの部屋に来た。

 

零「どうやら、また別の世界に来たようだな」

 

カイト「ここはどこなんだろう?コンピュータールームに見えるけど」

 

トロン「どうしてかしら…?この場所…何処かで見たことあるような…」

 

キリト「見た事…?って事はここはトロンの時代なのか…?」

 

っ…!何だ…⁉︎

 

ゼンガー「何っ⁉︎この装置…稼働している⁉︎」

 

赤井「っ…⁉︎」

 

俺達は光に包まれ…目を覚ますと、見慣れない高原にいた…。

 

アキラ「次から次へと…一体、何が起きてるんだ?」

 

一夏「ここは…草原?どういう事何だ?」

 

トロン「やっぱり…この風景も見たい事があるような。確か古いデータに…」

 

ん…?誰かいるな…。

 

アーサー「おお、お前さん達!」

 

平八「ぬう…?貴様は確か…」

 

ブラックローズ「なんか、鎧のおじさんがいるけど?」

 

デミトリ「アーサー?貴様は白銀の騎士…アーサーではないか」

 

アマリ「騎士、アーサーさん…?王様ではなくてですか?」

 

アーサー「ははっ、俺は王の器ではないさ」

 

ダンテ「まさか、前に魔方陣で消えちまった後、ここに?」

 

アーサー「ああ、出られる場所を探していたんだが…ここで捕まってしまってな」

 

パイ「捕まった?別に縛られてもないようだし、すぐに動けるんじゃ…」

 

?「ちょっと!こっちよ!」

 

ダンテ「…聞き覚えがあるような、ないような声が聞こえたな」

 

レディ「ダンテ、ふざけないで。次の仲介料、どういうことになるかわかってる?」

 

ダンテ「ふう、しばらく見かけないと思ったら…こんな所で遊んでいたのか?レディ」

 

レディ「次元の歪みに巻き込まれて、気付いたらここにいたわ」

 

キリト「次元の歪み…かなりの規模だな…」

 

?「その声…お兄ちゃん⁉︎」

 

アスナ「キリト君、この声って…!」

 

リーファ「やっぱり、お兄ちゃんとアスナさんだ!」

 

キリト「リーファ…スグか!」

 

アスナ「リーファちゃん!無事だったんだね!」

 

リーファ「無事とは言えないけどね…」

 

キリト「スグ、お前はどうしてここに?」

 

リーファ「わからないよ!いつものようにALOにログインしたら、ここにいたんだよ!」

 

キリト「俺達と同じって事か…」

 

アーサー「やはり、あそこか。行かねばならないな。…魔界に」

 

敵が複数出てきたな…!

 

アーサー「おっと、こりゃまずいな。悪いが助けてくれんか?」

 

レディ「こっちもよろしく。どんな力かはわからないけど、身動きが取れないのよ」

 

リーファ「麻痺にもなってないのに…全く動けないよ!」

 

ダンテ「おい、三人して何を言ってるんだ?」

 

トロン「巨大な中枢コンピュータ、作られた戦場に、囚われた戦士…?ああっ!思い出しましたわ!ここは…!」

 

 

 

 

 

第19話 ゲイングランド・システム

 

 

 

鈴「ゲイングランド…?トロン、知っているの?」

 

トロン「簡単に言うと、戦闘シミュレーターですわ。やや旧式ですけど。若者の闘争本能の未分化を防ぐために造られた…だったかしら?」

 

アスナ「VR MMOに近いのかな…?」

 

トロン「でも、暴走事故が起きて、システムは破壊されたはずだけど…」

 

大神「では、ここは未来…それが破壊される前の時間軸という事なのか?」

 

アリサ「まるで、本物の草原みたいです。ちょっと嬉しい、かな」

 

ソーマ「…所詮は作り物だ。さっさと出るぞ」

 

美依「出るためには、この敵をなんとかしなくちゃ、ってね」

 

紗矢華「敵の大半が魔界の敵ね。どう言う事なの?」

 

ダンテ「魔界で行方不明になったレディがここにいる。別に不思議じゃないさ」

 

コナン「複数の世界と繋がっていると見ていいね」

 

さくら「アーサーさんとレディさん、リーファさんが動けない…と言っているのはどうしてなんでしょう?」

 

トロン「ゲイングランドには、捕らえられた味方を救助するシステムがあるんですわ」

 

コブン「そのシステムが作動してるんだと思いますぅ〜!」

 

明日菜「ゲームみたいな展開だね!」

 

小牟「むふふ、ゲーマー的には、なんか面白くなってきおったぞ♪」

 

零児「楽しんでいる場合か。まずはアーサーを助けるぞ」

 

士「その後に二人を助けるのか、大体わかった」

 

アーサー「すまんな、頼む」

 

救出開始といくかな。

 

 

 

俺達はアーサーを助け出した…。

 

アーサー「おお、かたじけない!騎士アーサー、この恩は戦いの中で返そう!」

 

レディ「ちょっと!私も忘れないでよ!」

 

リーファ「お願いします、皆さん!」

 

あとはあの二人かな…。

 

 

 

 

俺達はリーファを助けた…。

 

リーファ「ありがとうございました!わたしも加勢します!」

 

レディ「後は私ね…お願いするわ」

 

後は彼女だけか…。っ、この気配は…⁉︎

 

ドゥーエが現れた…。

 

ドゥーエ「フフフ…ここが未来ね。時間を越えることもできたっていうか?」

 

幸村「何奴…⁉︎」

 

小吾郎「ドゥーエか…!」

 

政宗「あの女がオロス・プロクスとかいう軍の奴か」

 

ドゥーエ「沙夜はなかなか働き者だわ。いい奥さんになるって感じ?」

 

セシリア「あの転移にはオロス・プロクスも関係したのですわね…!」

 

箒「ドゥーエ、何をしに来たのだ⁉︎」

 

ドゥーエ「ここには特に用はないのよ。経由してるだけ、っていうか?」

 

直虎「経由…?」

 

安室「ここを経由に使い、何処へ行く気なのですか?」

 

降魔・殺女に降魔の軍団か…!

 

殺女「…」

 

大神「降魔…殺女…!」

 

殺女「ドゥーエ、ここから…魔界へ渡るつもり?」

 

ドゥーエ「そうよ。もう繋がってるんじゃないかしら?」

 

ディケイド「魔界だと…?」

 

門から何か出てきたぞ…!

 

バン「なんや、なんかごっついのが出てきおったぞ!」

 

アーサー「あれは…シールダー⁉︎魔界の門番か!」

 

ワンダーモモ「という事はこの先は…魔界…?」

 

ベラボーマン「それにあの村につながっているようですね」

 

レディ「私がここに迷い込んだのは、この門のせいね」

 

殺女「ふふふ…」

 

さくら「降魔・殺女…!魔界へ渡ってどうするつもり⁉︎」

 

殺女「我ら降魔…よりふさわしい世界を求めるのは当然の事でしょう?…より強い力を得るためにもね」

 

レーザーターボ「そんな事を聞かされて、このまま行かせる訳にはいかないでしょ」

 

アーサー「お前さんが何者かは知らんが…どうやら敵のようだな。そしえ、魔界で何か企むなら…俺は許しはしない!」

 

戦闘再開かな。

 

 

 

 

 

 

俺達は殺女にダメージを与えた…。

 

殺女「時は満ちたわ…いよいよ…魔界ね。また会いましょう、大神 一郎、真宮寺 さくら。ふさわしい時にふさわしい場所で」

 

大神「何をしようとしている!オロス・プロクスと何を!」

 

さくら「あやめさん!」

 

殺女「そして、相応しい相手と。ふふふ…」

 

殺女は撤退した…。

 

 

 

 

俺達はドゥーエにダメージを与えた…。

 

ドゥーエ「さあ、次の場所へ行かないと、って感じ?」

 

美依「行ってどうすんのよ?少しは教えなさいってね!」

 

ドゥーエ「あなたも魔界へ行けば?そうすればわかるかもよ?いずれ、必要になるんだし」

 

小吾郎「何だと…?」

 

ドゥーエは撤退した…。

 

 

 

 

 

 

俺達はレディを助けた…。

 

レディ「…ありがと。全く、どうしようかと思ったわ。それにしても…なんなの?この団体は」

 

ダンテ「ごもっともな感想だ。まるで遠足だからな」

 

レディ「仮面ライダーや森羅のエージェントとか、映画俳優やら…見た顔もいるようね。面白そうじゃない。私も付き合うわ、ダンテ」

 

これで全員救出したかな。

 

 

 

 

 

俺達は門番モンスターを倒した…。

 

レディ「ふう、酷い目に遭ったわ」

 

リーファ「痺れてもないのに身体が動かないって…不気味ですね…」

 

アーサー「全くだ。だが、もう安心だぞ」

 

レディ「この先が魔界ね。頼りにしてるわよ?アーサー先輩」

 

アーサー「俺にドンと任せておけき!はっはっはっは!」

 

黎斗「その分野の専門家ならば心強い」

 

平八「それに、魔界に行ければ、そこから現実の世界に戻れるか」

 

美依「ドゥーエが魔界で何をするつもりか、確かめてから戻りたいけどね」

 

大神「降魔・殺女の事もだ。…彼女の目的が、あの時と変わっていないとしたら…」

 

キリト「悩んでいても仕方ない。早く、このゲイングランドという世界から抜け出そうぜ」

 

一夏「たしかに新たなステージへ進まされても困るからな」

 

カイト「ザ・ワールドにも、こういうステージがあってもいいかも…」

 

バン「呑気なガキやで。おう、さっさと進むで」

 

零「(ガキって…お前も高校生だろう、バン)」

 

小吾郎「さあ、行こう。いざ、魔界へ…かな」

 

ダンテ「アーサーやレディと同じく、逸れた連中も見つかるといいがな」

 

俺達は門の中へと入っていった…。

 





この回…どうして囚われている奴らを狙わなかったんでしょうか、敵って…。


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第20話 疎ましき金色の陽鬼


今日中には投稿できませんでしたが、どうぞ!

今回参戦したキャラで追加参戦作品は終わります!

まあ、今回参戦している中で後何人かは味方になりますが…。

それではどうぞ!


 

ーザベル=ザロックだぜ!

 

?「冥王ジェダ…か。何を企んでいるのか」

 

ザベル「ヨソの世界から、魔族が入り込んでるって話もあるぜ。魔王アスタロトサマよォ!それもイイオンナってなァ。ヒャッヒャッヒャ!」

 

アスタロト「他にも、女が入り込んでいるようだな」

 

ザベル「人間界から来てる連中かァ。…こっちもイイオンナなら文句ナシだぜ」

 

アスタロト「…女どもの事は今はいい。ジェダの動きはどうなっている?貴様が奴と繋がっている事、知らぬとでも思ったか、ザベル=ザロック」

 

ザベル「さっすがは魔王サマ。なんでもお見通しってワケだ」

 

?「私も情報を提供したからね」

 

この男は…!

 

アスタロト「壇 正宗か…」

 

正宗「面倒となる要因は潰しておかなければならないからな」

 

ザベル「アンタ達とヤリ合うつもりはネェ。損するだけだからなァ」

 

…今はな。ギヒャヒャ。

 

アスタロト「…む…?」

 

ザベル「あァ…?」

 

正宗「どうかしましたか、アスタロト様?」

 

アスタロト「…。この魔界村に、侵入者だと?」

 

ザベル「まさか…あの騎士じゃねェだろうな」

 

アスタロト「ふん…。どうやって入り込んだかは知らぬが、出る事は出来ぬ。では、行くとしよう。ザベル、正宗、貴様達はどうする?」

 

ザベル「そりゃついてくに決まってるぜ。魔王サマヨォ!」

 

正宗「私は少しやる事があるので失礼させてもらうよ」

 

面白くなりそうだゼェ!

 

 

 

 

 

ー風間 仁だ…。

 

俺とシャオユウ…それからここで出会った永夢とパラドはここら周辺を歩いていた…。

 

シャオユウ「ひゃあ〜…ここもバケモノがいっぱいだよ…」

 

パラド「それに…さっきから、同じ所をぐるぐる回っていないか?」

 

仁「…」

 

永夢「仁君、どうしたんだい?」

 

シャオユウ「仁ったら…こんな時にどうして落ち着いてられるわけ?」

 

仁「慌てても始まらん。…それに、俺達の技は奴等に適用している」

 

シャオユウ「必死にやってなんとかね!もう、早く戻りたいよ…」

 

永夢「それなら…あそこはどうかな?」

 

パラド「デカイ門だな…。確かに出口っぽいな」

 

仁「調べてみる価値はありそうだな。堂々巡りをしていても仕方があるまい。…多少、面倒だがな」

 

シャオユウ「はいはい、蹴散らしていけばいいんでしょ!」

 

パラド「仕方ねえな。敵を蹴散らしてゴールへ向かう…心が踊るな!」

 

永夢「行こう、パラド、仁君、シャオユウさん!超協力プレイでここから抜け出そう!」

 

仁「…フッ」

 

永夢とパラドは仮面ライダーに変身し、俺達は行動を開始した…。

 

 

 

行動開始から数分後…。

 

誰かが来たな…。

 

?「全くまいったぜ。ここは一体何処なんだよ」

 

?2「ちょ、ちょっと待ってよ、バツ!」

 

?3「勝手に行くな!」

 

バツ「悪い悪い、シャルロット、ラウラ!」

 

シャオユウ「あれ?人間…だよね?おーい!」

 

シャルロット「誰かいるよ!」

 

バツ「あんた…三島高専のシャオユウか?」

 

シャオユウ「バツ…君⁉︎どうしてこんなところに⁉︎」

 

パラドクス「シャオユウの知り合いか?」

 

シャオユウ「うん、一文字 バツ君。学園祭の時に何度か、ね。え〜と、ジャスティス学園だったっけ?」

 

バツ「おいおい、俺はジャス学じゃねえよ。太陽学園だ」

 

エグゼイド「他の女の子達は?」

 

ラウラ「バツの知り合いのようだな」

 

シャルロット「僕はシャルロット・デュノア!こっちはラウラ・ボーデヴィッヒだよ!」

 

ラウラ「私達はバツとは違う世界から来た」

 

仁「風間 仁だ。なるほど、別世界からも跳ばされているのか」

 

バツ「…世間話をしてる場合じゃねえぞ。ここは何処なんだよ。バケモンだらけだぜ?」

 

仁「バツ、シャルロット、ラウラ、お前達はどうしてここに?」

 

バツ「六本木でちょっと待ち合わせがあってよ。待ってたら、目の前が急にぐにゃっと歪みやがって…」

 

仁「そして気付いたらここに、から。俺達と同じだな」

 

シャルロット「僕達はある異世界にいたの!」

 

ラウラ「それぞれ、トレーニングをしようとしたら、目の前が真っ白になって、この場にいた」

 

シャオユウ「そうなんだ。それにしても、バツ君。六本木で待ち合わせって…あ、わかった!デートでしょ〜?」

 

バツ「そんなんじゃねえよ。喧嘩だ、喧嘩」

 

パラド「…喧嘩?」

 

バツ「まあ、ある番格の野郎とタイマン張る予定だったんだが…」

 

エグゼイド「とにかく、ここを抜けようぜ!行くぜ、バツ、シャルロット、ラウラ!」

 

バツ「抜け出すだって?そもそも、ここがどこだかわかるのか?」

 

仁「…ああ、ここは魔界村。知らない場所じゃない」

 

シャオユウ「まあ、特に知っておきたい場所でもないけど」

 

バツ「魔界…村?全く、スケールが大きいんだか、小せえんだかわからねえ場所だな」

 

シャルロット「いや…スケールは大きいと思うよ?」

 

ラウラ「だが、嫌な予感しかしないな」

 

今度は誰だ…?

 

 

 

 

 

ー天斎 小吾郎だ。

 

魔界に到着…かな?

 

バン「ようやっと見つけたで!」

 

バツ「バンか!お前、こんなところにまで来たのか?」

 

バン「当たり前やろが、アホウ!六本木言うとったのに、どこまで行っとんのや!」

 

バツ「ヘッ、こっちにも色々あるんだよ。なんならここでやるか?」

 

バン「魔界でタイマンっちゅうのもオツなもんやけどな。せやけど、今はもっとオモロイ事になっとるで。バツ、ワシらと一緒に来いや!」

 

鈴「一夏…あそこにいるのって!」

 

シャルロット「あ!一夏達だ!」

 

ラウラ「それに零さんとアマリさんも一緒か!無事だったのか!」

 

箒「それはこちらの台詞だ!」

 

零「それでもそっちも無事で何よりだ!」

 

明日菜「あ、永夢とパラドだ!おーい!」

 

エグゼイド「ポッピー!それに貴利矢も!」

 

パラドクス「ゲンムも一緒か」

 

貴利矢「永夢達も無事で何よりだ」

 

ディケイド「おい、エグゼイド。さくらはどうした?」

 

エグゼイド「悪い、俺達が目を覚ましてもいなかった」

 

等「別の世界へ跳ばされた可能性がありますね…」

 

桃「そんな…」

 

アキラ「とにかく、六本木で行方不明になった連中は、これで全て見つかったか」

 

パイ「捜したのよ?仁、シャオユウちゃん」

 

シャオユウ「すいません…。って、随分大人数で捜してくれてたんですね!」

 

仁「…とてもそうは見えんな。見知った顔もあるが…たまたま、ここに流れ着いただけだろう」

 

トロン「う…。仁、随分可愛げがなくなりましたわねえ」

 

仁「ふん、大きなお世話だ」

 

平八「ワシが三島流喧嘩空手を教えてやっていた頃は、可愛げもあったがのう」

 

仁「…貴様、三島 平八か」

 

シャオユウ「え⁉︎ウッソォ!平八おじちゃん⁉︎その姿…どうしたの⁉︎」

 

平八「研究中の新薬のせいでな。…仁はすぐにわかったようじゃが」

 

仁「その不愉快な気…体が多少変化した所で変わりはしない」

 

平八「フフフ…では、どうする?ここでやるか?」

 

仁「来るべき時が来たらな。…今はあの扉に向かう」

 

シャオユウ「仁…」

 

平八「(ふん、青臭さはだいぶ消えたようじゃな)」

 

美依「もうっ!始まるのかと思ったってね!」

 

ダンテ「身内でもめるのはやめな。…あの扉を目指してるんだな、アーサー?」

 

アーサー「ああ、ここでは、それが正解だ。だが…鍵がないな」

 

キリト「敵の誰かが隠し持っているって事か?」

 

政宗「なら、話が早い…打ち倒して進むぜ!」

 

敵が増えたようだが…問題はないかな。

 

戦闘開始といくかな!

 

 

 

 

 

門まであと半分くらいって所かな…。

 

ん…?誰か来たな…。

 

 

 

 

 

ー斬崎 郁人だ。

 

魔界に来たらしいな…。

 

ワルキューレ「ここは…やはり魔界ですね」

 

モリガン「ふう、予想してたとはいえ、きっちりこの場所に出たわね」

 

アリサ「あっ!リンドウさん達!…全員いるんですか⁉︎」

 

キリト「シノン、どうなんだ⁉︎」

 

シノン「心配しなくても、大丈夫よ。みんな無事だから」

 

リーファ「シノンさん!」

 

シノン「あら、リーファもいたのね。無事で良かったわ」

 

神夜「そちらは、さらに人数が増えてるような…」

 

ディケイド「そっちが言えるか」

 

仁「ふん…」

 

シャオユウ「ヤッホー!」

 

バツ「何だあ?スゲエ集団だな」

 

フレン「それについては同感だね」

 

ガイ「何ともまあ、統一感のない集団だね」

 

シャルロット「エクスクロスほどじゃないけどね…」

 

ラウラ「だが、寄せ集めに関しては同じな様だな」

 

アーサー「まあ、いいではないか。頼もしい仲間達だ」

 

幸村「うむ…奇妙な服装を…」

 

政宗「おい、幸村…。俺達が言えたことじゃないねえぜ」

 

直虎「稲さんですか⁉︎」

 

稲姫「直虎殿…!ご無事で何よりです!」

 

魔理沙「お、知り合いに会えて良かったな、稲姫!」

 

咲夜「再会に身を浸っている場合じゃないと思うのだけれど…」

 

霊夢「まあいいじゃないの。これはこれで」

 

レイレイ「それにしてもアーサーさん⁉︎ハンターの大先輩だ!」

 

リュウ「どうなるかと思ったが…全員、揃ったようだな」

 

大我「その様だな。よう、エグゼイドにパラドクス」

 

エグゼイド「ブレイブにスナイプか!」

 

飛彩「無事で何よりだ」

 

エステル「これからどうするんです?ここを抜けるには…」

 

アーサー「奥の扉を目指すんだ。まあ、鍵は必要なんだが」

 

フランク「鍵?どこにあるんだ?」

 

レディ「この場にいるデビル達の、どいつかが持ってるらしいわ」

 

デビロット「ふん、そんなもの、片っ端からひん剥いて…」

 

?「ゴブッ、ゴブッ!ゴブブブブブ!」

 

アーサー「…!」

 

はあ…?何だあの化け物…。

 

ブラックローズ「ザ・ワールドのゴブリン⁉︎ちょっとカイト、あいつって…!」

 

カイト「うん、間違いないよ。ステハニー…だったっけ?」

 

ステハニー「あの時の初心者が、随分と偉くなったもんゴブね!だからこそ、今回は負けられないゴブよ!私と鬼ごっこして、見事勝利したらご褒美をあげるゴブ!」

 

アーサー「…あの門のカギか!悪いが、取り返させてもらうぞ!」

 

ステハニー「ま、無理だとは思うゴブけどね〜。仲間も全員集合ゴブ!」

 

ステハニーR「RはレーシングのRゴブよ!」

 

ステハニーT「ステハニーTのTはターボのTゴブ!」

 

ステハニーX「さらにパワーアップしたステハニーXが相手ゴブ!エックスゴブ!なんか強そうゴブでしょ?」

 

ステハニー「お前達に我々を捕まえる事は出来ないゴブ!」

 

?「捕まえられぬのなら、殺して奪えばいい」

 

誰だ…?鎧を纏った奴に神官衣の服を着た女…。それから空手の服を着た男…?

 

?「まさか、見慣れない場所にゴブリンがいるとはな…」

 

ステハニー「な、何者ゴブ⁉︎」

 

?2「ゴブリンスレイヤーさん!勝手にいかないでください!」

 

?3「見ず知らずの場所で走るのは危険です!」

 

ゴブリンスレイヤー「ゴブリンを見つけた」

 

?2「だとしてもです!あっ…私は女神官をやっている者です!こちらはゴブリンスレイヤーさん…それと…」

 

コナン「あっ…京極さん!」

 

京極「コナン君!君もここにいたんですね」

 

ケン「おい、リュウ。京極って…」

 

リュウ「400戦無敗の男か…!」

 

アキラ「蹴撃の貴公子…京極 真か!」

 

京極「…?放浪の格闘家、リュウさんに…ケン・マスターズさんまで…!コナン君、これは…?」

 

コナン「信じられないとは思うけど、今、異世界が繋がっているんだよ!」

 

京極「い、異世界…⁉︎よ、よくわかりませんが…あの様なバケモノを見てしまっては何も言えませんね…!」

 

ゴブリンスレイヤー「成る程、あれは異世界のゴブリンか」

 

エリカ「ゴブリンスレイヤーとは格好いいお名前ですね!」

 

女神官「異世界だなんて…」

 

ダンテ「兎に角、元の世界に戻れる可能性があるため、手を貸してくれないか?」

 

女神官「い、いいですか、ゴブリンスレイヤーさん!」

 

ゴブリンスレイヤー「好きにしろ」

 

ステハニー「お前如きに我々を倒せるワケないゴブ!」

 

ゴブリンスレイヤー「ならば、試してやろう。異世界といえどゴブリンはゴブリンだ」

 

ハーケン「OK、ゴールドゴブリンズ。カギを持った奴を捕まえればジ・エンドって事か」

 

バツ「めんどくせえぜ。全員締め上げりゃいいんだよ!」

 

京極「人を困らせるバケモノは自分が倒します!」

 

デミトリ「身の程を知らぬ者どもめ。まとめて相手をしてやるゴブ…いや、してやろう」

 

なんか、ゴブリン含め、ハーケンとバツ、京極、デミトリの声が似ているな…。デミトリなんて、引っ張られているしな。

 

ステハニー「ゴーブゴブゴブ!やれるものならやってみるゴブ!」

 

ブラックローズ「…カイト。なにこれ?」

 

カイト「と、とにかく追いかけよう。カギを取り返さなきゃ…」

 

女神官「ゴブリンスレイヤーさんもいいですか⁉︎」

 

ゴブリンスレイヤー「元の世界に帰るため…。そして、世界は違えど、ゴブリンを倒すだけだ。鍵は倒したゴブリンから奪えばいい」

 

郁人「ごもっともな意見だな…行くぜ!…っ、この気配…!」

 

ドライ「面白そうな事やってんじゃねーかよぉ!」

 

ソーマ「チッ、こんな時に、オロス・プロクスのデカイ奴か」

 

さくら「ドゥーエがいたから、出てくるとは思っていましたけど…」

 

小吾郎「ドライのダンナか。…何の用かな?」

 

美依「ああ、今立て込んでるから、後にして、ってね!」

 

ドライ「しょうがねえなあ…」

 

…帰りやがったぞ、おい…。

 

リエラ「帰るんだ…」

 

零「…じゃ、じゃあ!ステハニーを追いかけるぞ!」

 

アマリ「今のアリなんですか⁉︎」

 

リーンベル「いいんじゃないかな?帰ってくれたんなら…」

 

いや、手下引き連れて戻ってきたな。

 

ドライ「…って、コラァァァッ!俺様が帰ってどうすんだよ!」

 

ユーリ「ま、そりゃそうだ」

 

ルーク「いや、お前も乗るから悪いんだろ…」

 

ヴァシュロン「この野郎…なかなかオイシイな」

 

ゼファー「ウゼェだけだっての。で?なんだよ、おっさん」

 

春麗「オロス・プロクスが、魔界でなにをやっているの!」

 

ドライ「ヘッヘッヘ。そいつはなあ…」

 

って…逢魔の牛野郎にレムンクスの龍野郎か…!

 

毒牛頭「何遊んでやがんだ、ドライ!俺も混ぜろ!」

 

百夜・改「…」

 

零児「逢魔の牛男か…!それに…百夜・改…!」

 

クルト「俺達を異世界に飛ばした…あの赤い騎兵か」

 

ゼンガー「自分達は、世界を自由に行き来できるようだな」

 

郁人「そこんところはどうなんだ、龍野郎?」

 

ドラグーン「それだけではない」

 

ドライ「そろそろ目障りなんでなあ。ここいらで、じっとしてて欲しいんだよ」

 

ワルキューレ「もしや、ここは…空間が閉じられた場所⁉︎」

 

リンドウ「バラバラに飛ばされた俺達が、ここに集まったのは偶然じゃないってこったな」

 

ステハニー「そうと聞いたら、ますますこれは渡せないゴブ!せっかくリアルに飛び出したんゴブからねえ!」

 

…おいおいまだくるのかよ…!って、あいつ等は…!

 

スケィス「…」

 

カイト「スケィス⁉︎」

 

ねねこ「多分、こいつ等もここに閉じ込められてるのだ!」

 

レイヤ「その猫耳のガキの言う通りだな」

 

零「レイヤ…!」

 

毒牛頭「おい、勝手に行動するんじゃねえ!」

 

レイヤ「うるせえ、牛頭が俺に指図するな!」

 

毒牛頭「な、何だと…⁉︎」

 

レイヤ「まあいい…!ここに零がいるのなら、好都合だぜ!」

 

零「お前は…もう…!」

 

エグゼイド「とにかくそこの黄色いゴブリンからカギを奪うしかない!」

 

ケン「魔界で追いかけっことは、なかなか経験できるもんじゃないな」

 

小牟「森羅のゴーストチェイサーと呼ばれたわしじゃ!とっ捕まえちゃる!」

 

ステハニー「そうはいかんゴブ!スケィス達の所まで走るゴブよ!」

 

レイヤ「何だか面白そうじゃねえか…!」

 

ドラグーン「手を貸してやる」

 

ドライ「黄色いの!しっかり走れやぁ!」

 

さあ、戦闘開始だ!

 

 

 

 

 

第20話 疎ましき金色の陽鬼

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

俺達はステハニーの一体を倒した…,

 

ハーケン「アンラッキーだな。カギを持ってるのはこいつじゃないらしい」

 

 

 

 

俺は二体目のステハニー撃破だ!

 

バツ「何だよ!カギはどいつが持ってんだよ⁉︎」

 

 

 

 

俺は三体目のステハニーを撃破した…。

 

デミトリ「どうやら…カギを持っているのは最後の一匹か」

 

 

 

 

 

最後のステハニー…撃破したぜ!

 

京極「アーサーさん、カギはこれですか?」

 

アーサー「その通り。これで扉を開けられる!残りを片付けるぞ!」

 

 

 

 

 

俺達は牛野郎にダメージを与えた…。

 

毒牛頭「クソっ!覚えてろよ!(百夜・改の調整は…まあ、こんなもんか…!)」

 

牛野郎は撤退した…。

 

 

 

 

俺達はデカ野郎にダメージを与えた…。

 

ドライ「これ以上、こいつ等を野放しにするのはやべえなぁ…」

 

デカ野郎は撤退した…。

 

 

 

俺達は龍野郎にダメージを与えた…。

 

ドラグーン「佟樹様が危険視する理由がわかるな…。だが、そろそろ潰す必要がある…」

 

 

 

 

俺達はスケィスにダメージを与えた…。

 

スケィス「…」

 

爆発…したのか…?

 

ブラックローズ「倒した…わよね?」

 

カイト「…だと思うけど。ザ・ワールドは今、どうなっているんだろう?」

 

 

 

 

 

 

俺達は零のそっくりさんにダメージを与えた…。

 

レイヤ「クソっ!何で勝てねえんだよ!」

 

零「もうやめてくれよ、レイヤ!俺達は戦う必要はないんだ!」

 

レイヤ「舐めるのも大概にしやがれよ、零!俺はお前に勝つ…絶対にだ!」

 

レイヤは撤退した…。

 

零「…」

 

アマリ「零君…」

 

零「(…俺は…レイヤが止めないと言うのなら、この手であいつを…!)」

 

 

 

 

漸く全ての敵を倒したな…。

 

アーサー「よし、扉を開けるぞ。扉よ、開けえい!」

 

お…扉が開いたな。

 

アーサー「この様子だと…どこに繋がっているのかわからんな。それにしても…」

 

ワルキューレ「アーサーさん?」

 

アーサー「いやいや、みんな強い!これなら俺がいなくなっても、魔界と戦えるな!」

 

ダンテ「おいおい、大先輩がそんな事じゃ困るぜ?」

 

飛鳥「急にどうしたんですか、アーサーさん?」

 

ティア「縁起が悪いわよ」

 

アーサー「なぁに、少し思っただけさ。さあ、先に進むぞ!(時代は…変わっていくのだな)」

 

…っ、アーサー…?

 





ここら辺から敵の数が多くなり、硬い敵も増えるので大変になります…。


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第21話 オペレーション・クラックダウン


久々の投稿です!

この回は敵の多さに苦戦した覚えがあります!

それではどうぞ!


 

ー斬崎 郁人だ。

 

巨大な扉に入った俺達はある部屋にたどり着いた…。

 

部屋には沢山の像があるが…。

 

ゴブリンスレイヤー「此処が魔界の奥というものか…?」

 

女神官「確かに悪魔の様な像がたくさんありますね」

 

アーサー「いや、魔界で悪魔像を見た事はあるが…こんな形ではなかったぞ」

 

安室「では、此処は魔界ではないと?」

 

トロン「…」

 

赤井「どうしたのかね、トロン君?」

 

トロン「ここは、間違いなく魔界じゃありませんわ」

 

コナン「どうしてわかるの?」

 

トロン「…ここ、ゲイングランドですもの」

 

京極「ゲイン…グランド?」

 

ゲイングランドだって…?

 

リーファ「それって…!」

 

キリト「俺達が前に戦った未来の戦闘シミュレーターかよ⁉︎」

 

美依「じゃあ、ここって未来⁉︎ゲイングランドから魔界に入ったっていうのに!」

 

ゼンガー「くっ、戻ってきただけだというのか?」

 

デミトリ「だが、魔界の力を感じる。どういう事だ?」

 

郁人「ん…?待て、誰かいるぞ!」

 

よく見ると二人の女がいた。

 

さくら[ストファイ]「あれ⁉︎モモさんに中村さん!永夢先生達まで!」

 

桃「さくらちゃん!」

 

等「無事だったんですね!」

 

士「これでナムコシアター組は全員見つかったか」

 

リュウ「さくらちゃん、無事で何よりだ」

 

ケン「怪我はしていないよな?」

 

さくら[ストファイ]「リュウさんとケンさん…春麗さんまで⁉︎これはいったいどういう事何ですか⁉︎」

 

永夢「実は色々わけがあるんだ…」

 

パラド「それにしても、もう一人は誰だ?」

 

もう一人は…クルト達と装備が似ているが…。

 

イムカ「No.7(セブン)、No.13(サーティーン)。…ここだ」

 

クルト「No.1(エース)…イムカか!無事だった様だな」

 

リエラ「よかった、イムカ!あなただけいなくなってたから…」

 

イムカ「わけがわからない。目の前が光ったのは認識した。だが、その後のことと、今の状況がわからない…身動きも取れない」

 

さくら[ストファイ]「じ、実は私も何故か、動けないの…」

 

クルト「心配するな。すぐに救助に向かう!ヘタに動く必要はない」

 

リュウ「待っていてくれ、さくらちゃん」

 

さくら[ストファイ]「うん!」

 

イムカ「わかった。待つ。だが、そいつ等は何者だ?」

 

リエラ「一言で説明するのは難しいんだけど…大丈夫!味方なのは間違い無いから!」

 

イムカ「得体の知れない者を信用したくない。…だが、仕方ない。救助を待つ」

 

じゃあ、行くとしますか!

 

…だが、そこへエンドレス・フロンティアで戦った二人の賞金首、秋葉原で戦った女ロボ、そしてデミトリの城で戦ったハイテンションゾンビが現れた。

 

ザベル「イヤーッハァッ!作戦通り、集まってるナァ!」

 

バツ「何だ、あのゾンビ野郎!作戦通りだって⁉︎」

 

アリサ[鉄拳]「…」

 

アキラ「あの娘は、秋葉原で見た…!」

 

仁「…アリサか」

 

アリサ[GE]「アリサちゃんって、確か仁さんの?」

 

仁「ああ、俺の指示に従うよう、プログラムされている」

 

アリサ[鉄拳]「データ更新により、現在のミシマ・ヘイハチを確認。及び、捜索目標…カザマ・ジンを発見」

 

仁「アリサ、俺だ。状況を報告しろ」

 

アリサ[鉄拳]「新しい指示に従い…両名を抹殺します」

 

仁「何…⁉︎」

 

シノン「どうして、指示を従う人間に敵意を向けるのよ⁉︎」

 

シャオユウ「アリサ…⁉︎仁、これってどういう事⁉︎」

 

仁「どうやら、プログラムが書き換えられているらしい」

 

平八「…S.I.Nの仕業じゃろうな。前回会った時、S.I.Nの工作員が連れていたからのう」

 

仁「…くっ」

 

ネクロン「フフフフ…」

 

オミコン「フフフフ…」

 

神夜「ど、どうして賞金首さんも一緒なんですか⁉︎」

 

エステル「エンドレス・フロンティアからここまで?」

 

ザベル「そいつァ、トップシークレット!言えねえなァーッ!」

 

レイレイ「そこを一つ…教えてほしいナ〜?」

 

ザベル「ワァーオ!オレサマは、オレサマの軍隊を作っていかねえとなァ!あちこち回って集めてるってワケよ!アンダスタァ〜ン?」

 

セシリア「ト、トップシークレット、理解しましたわ…」

 

鈴「ちょろ過ぎるでしょ、あんた…」

 

ハーケン「OK、バトルゾンビーズ。そこにウチの世界の賞金首も協力しているってワケか」

 

ネクロン「面白いものねえ、オミコン」

 

オミコン「そうだねえ、ネクロン」

 

ヴァシュロン「で?その私設部隊に、俺達も加えようって、ハラか?」

 

ザベル「てめえ等みてえな言うことを聞かネェ連中なんぞいらねぇぜ!ちょいと時間稼ぎして…今度こそ、消えてもらおうと思ってヨォ!」

 

アスナ「何ですって⁉︎」

 

ザベル「ここには既に仕掛けがしてあるんでなァ!」

 

ワルキューレ「まさか…この魔神の像から感じる魔力は⁉︎」

 

ザベル「大正解だェ!ここ一帯は次元の渦に巻き込まれて…消えんだよ!後、15分って所か?ギヒャヒャヒャ!」

 

エリカ「な、何ですか⁉︎急にそんな事を言われても!」

 

ねねこ「次元の渦?何なのだ?」

 

デミトリ「魔界には、特定の空間を閉じる方法がある。それを極限まで締め上げたとしたら…どうなる?」

 

紗矢華「空間が…潰れる⁉︎」

 

古城「それが空間の渦だってのかよ⁉︎」

 

シャルロット「待ってよ、ハッタリかも知れないよ!」

 

モリガン「…恐らく、本当よ。この力は本物みたい。(でも、そこまでの魔力を使える者となると…)」

 

ユーリ「何てこった…まんまと罠にハマっちまったのかよ…!」

 

?「15分か…なら、早く済ませた方がいいな」

 

現れたのは…生命体野郎と零の偽物か!

 

レイヤ「あの鉢巻女がお前の求めている春日野 さくらって女だろ?」

 

ネメシス「そうだ。他の奴等が消えるのはどうだっていいが、彼女だけは連れて帰りたいな」

 

零「ネメシス!レイヤ!」

 

アマリ「どうしてあなた達が…⁉︎」

 

ネメシス「春日野 さくらを拐いにきた」

 

さくら[ストファイ]「ま、また私を⁉︎」

 

飛彩「どうして彼女を狙う?」

 

ネメシス「それをお前達が知る必要はねえよ」

 

大我「まあ、そうだな」

 

ちいっ、この面倒な時に…!

 

アリサ[鉄拳]「タイムリミットまでに、任務を遂行します」

 

雑魚が現れやがった…!

 

イムカ「くっ…動きさえすれば…ヴァールを向けられる…!」

 

さくら[ストファイ]「な、何とか動ければ…!」

 

アリサ[鉄拳]「無駄な抵抗はおやめください」

 

イムカ「やめない。私には目的がある。それを果たすまで…戦う意思は曲げない!」

 

さくら[ストファイ]「黙って捕まる事は出来ないから!」

 

シャオユウ「諦めたりなんかしない!最後の最後まで!」

 

クルト「…。時間内にあの石像に爆薬を仕掛け、破壊する」

 

リエラ「敵がいるのに?間に合うの⁉︎」

 

クルト「重要なのは、敵の配置、規模、速度、武装だ。…その観点から見て、全員が的確に行動すれば、作戦の遂行は可能と判断する」

 

未来「やるしかない様ですね…!」

 

小吾郎「次元の渦に巻き込まれてはたまらないからね」

 

郁人「んじゃ、クルト隊長さんよ?格好良く決めてもらうぜ?」

 

クルト「決める…?何をだ?」

 

リエラ「作戦開始の合図よ、クルト。ね、イムカ!」

 

イムカ「準備はできている」

 

クルト「…わかった。作戦名…そうだな…。よし、目標は5体の石像。各員で取り付き、爆薬を仕掛ける。時間はあまりない、敵を排除しつつ、進軍する。各員、配置につけ!これより、オペレーション・クラックダウンを開始する!」

 

 

 

 

 

第21話 オペレーション・クラックダウン

 

 

 

 

格好良く決めるじゃねえか!

 

リンドウ「流石は隊長殿、決めるねえ」

 

さくら[サクラ大戦]「爆弾は、台座の所に仕掛ければいいんですね?」

 

大神「後、イムカ君と春日野君も助けなければね」

 

さくら[ストファイ]「お、お願いします!」

 

イムカ「馴れ馴れしく呼ばれたくない。…No.7、No.13。どうしてナンバーで呼ばない」

 

ワルキューレ「それには、複雑な事情があるのです」

 

零児「原因の発端はワルキューレだろう…」

 

リエラ「そ、それも後で説明するから、イムカ」

 

さてと、作戦開始だ!

 

 

 

 

 

敵を倒して進んでいると、一人の男が現れた。

 

正宗「やはり来たか」

 

エグゼイド「お、お前は…⁉︎」

 

ゲンム「壇 正宗…!」

 

正宗「久しぶりだな、エグゼイド…そして、黎斗よ」

 

ブレイブ「何故、お前がここにいる⁉︎」

 

正宗「あの時、私はお前達に負け…消滅したかに見えたが、気がつけば、魔界村にへと辿り着いていたのだ」

 

スナイプ「ちっ、それで魔界の奴等と手を組んだってワケか!」

 

あいつが永夢先生達が言っていた黎斗の父親…壇 正宗か…!

 

正宗「それよりもここに来たのは私だけではない」

 

パラドクス「何…?」

 

次に現れたのは…いかにも化け物の王様って感じの奴だな…!

 

それに合わせて、敵の増援も増えやがった…!

 

アスタロト「フフフフ…。むははははは!再び会ったな、アーサーよ!」

 

アーサー「…。魔王アスタロト…やはり貴公は、魔界の王だよ。何度やられてもそのたびに蘇ってくる」

 

アスタロト「ワシは何度でも蘇る。…この魔界がある限りな!」

 

アーサー「だがな、俺も負けられないのだよ。貴公が百万回蘇るなら…俺は百万回…勝つだけだ!」

 

アスタロト「アーサーよ。貴様はやはり…何も分かっておらぬようだな。今回が最後だ。貴様に…次などないわ!」

 

正宗「ならば、私も…」

 

仮面ライダークロニクルガシャット『仮面ライダークロニクル!』

 

正宗「変身」

 

バグルドライバーII『バグルアップ!天を掴めライダー!刻めクロニクル!今こそ時は極まれり!』

 

壇 正宗は仮面ライダークロノスに変身した。

 

クロノス「さあ、ゲームを始めようか」

 

ダンテ「魔王アスタロト…やはり復活していたか」

 

レディ「この魔人像に魔力を与えてたのは、間違いなく奴ね」

 

デビロット「それだけでは飽き足らず、直々に息の根を止めに来たというわけじゃな?」

 

雪菜「ここで倒すチャンスかも知れません!」

 

ジェミニ「でも僕達の目的は、マジで魔人像。なんちて」

 

リーファ「なんちて…じゃなくて、私達の優先はあくまで像の破壊です!」

 

フランク「敵をかき分けて進むのは得意技さ。さて、いくぜ!」

 

戦闘再開だ!

 

 

 

 

俺達はファイターのさくらを助け出した。

 

さくら[ストファイ]「ありがとうございました!」

 

リュウ「無事か、さくらちゃん⁉︎」

 

さくら[ストファイ]「はい!何ともありません!」

 

ケン「話は追々するとして、今はこの場を切り抜けようぜ!」

 

さくら[ストファイ]「わかりました!さくら、頑張ります!」

 

 

 

 

 

俺達はイムカを助け出した。

 

イムカ「…すまない」

 

クルト「イムカ、大丈夫か⁉︎」

 

イムカ「…そんなに心配する事はない」

 

リエラ「作戦中だから、詳しい話は後でね!」

 

イムカ「了解。戦線に復帰する」

 

 

 

 

俺達はネクロンにダメージを与えた…。

 

ネクロン「そろそろ逃げようかねえ、オミコン」

 

ネクロンは撤退した…。

 

 

 

 

 

俺達はオミコンにダメージを与えた…。

 

オミコン「切り上げるかねえ、ネクロン」

 

ネクロンは撤退した…。

 

 

 

 

俺達はロボットの方のアリサにダメージを与えた…。

 

アリサ[鉄拳]「プログラムエラー発生…緊急メンテナンスの必要を認めました。自律モードに移行、余剰パーツを切り離し、緊急離脱するずら」

 

ロボットの方のアリサは撤退した…。

 

 

 

 

俺達はザベルにダメージを与えた…。

 

ザベル「おっと、粘りすぎた!これ以上はヤバイ!レイレイちゅわんだけは助けたがったが…チィッ!」

 

ザベルは撤退した…。

 

 

 

 

 

俺達はレイヤにダメージを与えた…。

 

レイヤ「ちっ…切り上げ時か。まあいい、これでお前等は終わりだからな!(お前を倒すのは俺だ…。ここから抜け出せよ、零…)」

 

レイヤは撤退した…。

 

 

 

 

 

俺達はネメシスにダメージを与えた…。

 

ネメシス「ここまでにしておくか!じゃあな、次会えたら、再会を楽しもうぜ!」

 

ネメシスは撤退した…。

 

 

 

 

 

俺達はクロノスにダメージを与えた…。

 

クロノス「成る程、驚異は仮面ライダーだけではないという事か…。だが、お前達はここで絶版となる。それを楽しみにしていたまえ」

 

クロノスは撤退した…。

 

 

 

 

 

 

俺達はアスタロトにダメージを与えた…。

 

アスタロト「ここまでか…。直々に手を下したかったが。さらばだ、アーサー。もう会う事もあるまい!」

 

アスタロトは撤退した…。

 

アーサー「待て、アスタロト!(こちらは像を全て破壊すれば問題ない…。なのに、あの余裕はなんだ…?)」

 

 

 

 

 

 

俺達は魔人像を全て破壊した…。

 

すると、中央の像が紫色に光り出した。

 

ソーマ「残すは、こいつだけか」

 

ゼファー「なんか、すごく活発になってないか、これ?」

 

ダンテ「魔人像が破壊され、行き場を失った魔力が集中しているのさ」

 

政宗「じゃあ、こいつをbreakしたらどうなるんだ?」

 

デミトリ「媒体を失えば、魔力は霧散するはずだ」

 

妖夢「そうと決まれば、やる事は一つですね」

 

魔理沙「でもよ、このデカさの像だぜ?」

 

霊夢「爆弾、増やした方がいいんじゃない?」

 

クルト「そうだな、ここは爆薬を増やすべきだな」

 

アーサー「ん?何だ?魔人像の足下に…」

 

アーサーが魔人像の足下に移動すると…,

 

アリサ[鉄拳]「こんにちは!」

 

頭だけのロボットのアリサじゃねえか!

 

シャオユウ「わあっ!アリサ⁉︎」

 

アリサ[鉄拳]「シャオさん!マスターも元気だったでしょうか?」

 

仁「アリサ、俺がわかるのか?」

 

アリサ[鉄拳]「私の本体はボディの方です。今は更新前のデータを使っています」

 

小吾郎「助けた方がいいかな?アーサー、その首…よしなに」

 

アーサー「わかった。これからこの像を破壊する。拾って離れるぞ?お嬢さん」

 

アリサ[鉄拳]「お手数をおかけします」

 

すると、辺りが激しく揺れ出した。

 

早苗「な、何ですか⁉︎」

 

咲夜「魔力が急激に…⁉︎」

 

零「アーサーさん!すぐさまそこから離れてください!」

 

っ…⁉︎身体が動かねえ…⁉︎

 

レディ「これって、私達が捕まった時と同じ…⁉︎」

 

ルーク「トラップだってのかよ⁉︎こんな時に…!」

 

ガイ「油断した…!このままじゃ時間が…!」

 

アリサ[鉄拳]「この石像を破壊できればよいのけ?私の頭部は爆弾ですから、このまま破壊させれば…」

 

ちょっと待て…!それって…!

 

アーサー「時間がない。やってもらえるか?」

 

レイレイ「アーサーさん⁉︎ダメ!近すぎるよ!」

 

ポッピー「それじゃあ、アーサーまで巻き込まれるよ!」

 

アーサー「とはいえ、動けないのではな」

 

バン「何か手はないんかい!」

 

レーザーターボ「何をするにしても時間がない…!」

 

アーサー「頭だけのお嬢さん、やってもらえるか?」

 

アリサ[鉄拳]「…よろしいのですか?」

 

エステル「そんな!アーサーさん、ダメです!そんなの…ダメです!」

 

郁人「待てよ、アーサー!諦めるんじゃねえ!」

 

アーサー「諦めちゃいない。…これでいいんだ。魔界との戦いはまだ続く。…お前さん達なら、大丈夫さ」

 

郁人「ふざけんな!良いワケあるかよ!ぜってえ、死なせてたまるかよ!俺は…もう、誰も失いたくないんだよ!」

 

未来「郁人さん…」

 

アーサー「感謝するぞ、郁人。少しの付き合いの俺を必死に助けようとしてくれて…」

 

郁人「少しも大きいもあるかよ!あんたは俺達の大切な仲間だ!」

 

アーサー「フッ、お前さんの様な若者ならば、これからの事を任せられるな。…ワルキューレ、後の事…頼む」

 

ワルキューレ「…。わかりました」

 

おい…!待て、待ってくれ…!

 

アリサ[鉄拳]「スパムボム、出力最大…!」

 

ロボットのアリサの頭は…魔人像と近くにいたアーサーを巻き込み…爆発した…。

 

そして、俺達は光に包まれた…。





軽く報告なのですが、ユニットの数を均等化させる為に、終わりだと言っていた参戦作品を増やすのを後4作品ぐらい増やす予定になりました!



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第22話 闇の軍勢、光の軍勢

参戦作品を増やしました!

第22話です!

それではどうぞ!


ー俺達は気がつくとある部屋にいた…。

 

トロン「ここは…見た事がありますわ!星団連邦軍の巡洋艦…ヴォークリンデ!」

 

ケン「星団連邦…?おいおい、ここはまだ未来の世界だってのか?」

 

零「あの魔人像が爆発した時、次元が歪んだんでしょう」

 

一夏「あの時、破壊が遅れていたかと思うと…」

 

箒「…ああ。ロボットのアリサと…アーサーさんのおかげだな」

 

キリト「仲間のための騎士道、か」

 

小吾郎「何か、格好いいな…」

 

郁人「…くそっ!結局俺は…また、誰も守れなかったのかよ…!」

 

未来「郁人さん…」

 

古城「アーサーを助けられなかったのは俺達全員だ…。お前だけが気に止む事じゃねえよ」

 

フレン「アーサーさん、あなたは騎士の本分を…果たしたのですね」

 

アーサー「まあ、そういう事だな。無事に全うできて何よりだ!」

 

…アーサーもこう言っているしな…。ん…?

 

雪菜「はい、立派でした。私達の為に…。え?」

 

紗矢華「はっ…⁉︎えっ⁉︎アーサーさん⁉︎」

 

アスナ「ど、どうして⁉︎」

 

アーサー「まあ、鎧があったからな。あのお嬢さんの頭…大魔法並の爆発力だったぞ。自慢の鎧が粉々になってしまった。ワルキューレ、頼んでおいたもの、あるか?」

 

ワルキューレ「はい、アーサーさん」

 

アーサーは鎧を着た。

 

アーサー「うむ!」

 

紗矢華「後は頼むって、それの事⁉︎」

 

リーンベル「どんな攻撃でも1回で粉々になっちゃうんですね」

 

シノン「1回ならなんでもアリっていう意味なの?これ」

 

女神官「た、確かに…鎧があれば無敵って事ですね…」

 

キリト「チートじゃないか…」

 

未来「全く…心配して損しましたよ…郁人さん…?」

 

郁人「良かった…アーサー…無事で…!」

 

気がつけば、俺は涙を流していた…。

勿論、嬉し涙だ。

 

零「郁人…」

 

小吾郎「(仲間の死…それは何よりも郁人には大きいのかも知れないな…)」

 

ヴァシュロン「ともあれ、改めて全員集合って事だな」

 

ラウラ「次の問題は…これからどうするか、だな」

 

シャルロット「この巡洋艦、詳しいのは未来から来たトロンさんとデビロットさんですよね?」

 

デビロット「ん?ヴォークリンデは以前の戦いで撃沈したのではなかったかのう?」

 

小牟「ゲイングランド自体、時間軸がおかしかったっちゅう話じゃろ?」

 

一夏「時間がズレたままになっているのか…?」

 

ハーケン「こういう時は進むのさ。戦艦なら…向かうべきはブリッジだな」

 

じゃあ、そこへ…。

 

コブン「トロン様ぁ、艦内に謎のエネルギー反応がありますぅ!」

 

未来「…っ、この反応は…!別の場所にエネミーの反応があります!」

 

ゼンガー「ブリッジを押さえるのは常道だが、どうする?」

 

ねねこ「謎のエネルギー反応と聞いては、黙ってられないのだ!」

 

零「かと言って、エネミーの存在を見逃す訳にはいかないしな…」

 

大神「三つに分かれよう。俺達は艦橋の制圧に向かう」

 

小吾郎「よしなに。俺達はエネルギー反応って方に向かうかな」

 

安室「では、僕達はエネミーの反応がある場所へ向かうとするか」

 

リンドウ「ソーマ、アリサ。ブリッジの方を頼むわ」

 

アリサ「わかりました!何かあったら、通信端末で連絡します!」

 

貴利矢「おっ!いいね、それ!俺達の分も一つ頂戴よ!」

 

ソーマ「仕方ねえ」

 

箒「よし行くとしよう」

 

 

取り敢えず俺達はそれぞれ分かれて、動き出した…。

 

メンバー分けはこんな感じだ。

 

 

※艦橋制圧ルート

 

・フランク&レイレイ

・ソーマ&アリサ

・ジェミニ&エリカ

・ゼファー&リーンベル

・大神&さくら

・ダンテ&デミトリ

・ユーリ&エステル

・クルト&リエラ

・ルーク&ティア

・ゴブリンスレイヤー&女神官

・霊夢&魔理沙

 

・ワルキューレ

・バツ

・アーサー

・イムカ

・ヴァシュロン

・バン

・ゼンガー

・ガイ

・直虎

 

 

※謎のエネルギー探索ルート

 

・小吾郎&美依

・春麗&モリガン

・アキラ&パイ

・零児&小牟

・カイト&ブラックローズ

・リュウ&ケン

・ハーケン&神夜

・仁&シャオユウ

・ベラボーマン&ワンダーモモ

・政宗&幸村

・妖夢&稲姫

 

・平八

・フレン

・リンドウ

・ねねこ

・トロン

・レディ

・デビロット

・さくら[ストファイ]

・ディケイド

・京極

 

 

※エネミー反応ルート

 

・郁人&未来

・零&アマリ

・一夏&箒

・鈴&セシリア

・シャルロット&ラウラ

・キリト&アスナ

・古城&雪菜

・安室&コナン

・エグゼイド&パラドクス

・ブレイブ&スナイプ

・レーザーターボ&ゲンム

 

・ソニック

・シャドウ

・咲夜

・リーファ

・シノン

・紗矢華

・飛鳥

・ポッピー

・赤井

 

ってな、感じだ…。

 

さあ行くとしますか!

 

 

 

 

 

 

ー御坂 美琴よ。

 

私は今、ある戦艦のブリッジにいるわ。

 

美琴「こんな技術…見た事ない…。それにどうして家の扉から出たら、こんな所に出てしまったの…?」

 

戻る事も出来ないし…どうしようかしら…。

 

すると、ブリッジの扉が開き、複数の人が入ってきたわ。

 

 

 

 

 

 

ー大神 一郎だ。

 

俺達はブリッジに来た。

 

大神「ここが艦橋…?しかし…」

 

女神官「こんな星の中に浮かんでいる船があるなんて…」

 

霊夢「でも、船頭がいない状態というのは、問題よね?」

 

魔理沙「ん…?あそこに誰かいるぜ」

 

美琴「あなた達、何者?この戦艦の所持者?」

 

ゴブリンスレイヤー「その口ぶりからすると、お前もこの戦艦の所持者ではないようだな」

 

ルーク「そういうお前こそ、何者なんだよ?」

 

美琴「質問を質問で返さないでよ。まあいいわ。私は御坂 美琴…。学園都市第3位のレベル5よ」

 

ソーマ「学園都市…?レベル5…?」

 

アリサ「これは…もしや…」

 

ユーリ「なるほどな。美琴だっけか?あんたも異世界から来たんだな」

 

美琴「は?異世界…?どういう意味よ」

 

俺達は美琴君に今の状況を話した…。

 

美琴「複数の世界や次元が混ざり合っていて、私もそれに巻き込まれたって事?」

 

ティア「簡単に言えば、そうよ」

 

美琴「じゃあ、ここに人がいないのもそれが原因?」

 

クルト「ランドグリーズ城と同じか。…人の気配がない」

 

ジェミニ「僕…ちょっとワクワクしてきた。操縦できないかな?」

 

直虎「ジェ、ジェミニさん!下手に触らない方がいいですよ!」

 

さくら「時間を越えて戻れるから、動かす意味はあるかも知れないけど…」

 

ガイ「取り敢えず、こういう時は専門家の出番じゃないか?トロンとかな」

 

ダンテ「そうだな。仕方ない、一度戻るか」

 

っ…!化物が現れた…⁉︎

 

アーサー「こやつらは確か…グノーシス!ここは奴等の巣だったのか!」

 

フランク「やばいな、幽霊みたいな存在じゃなかったか?」

 

レイレイ「そうそう!黒い悪い人がナントカカントカってのを使わないと倒せないよ⁉︎」

 

ゼンガー「…確か、ヒルベルトエフェクトと言ったか」

 

リーンベル「でも、もう実体化してるみたいですよ?」

 

ワルキューレ「誰かが、既にその力を使った…?」

 

バン「喧嘩できるなら、何でもかまへん!やったるでッ!」

 

美琴「攻撃が通るなら、こっちのものよ!行くわよ!」

 

俺達は戦闘を開始した…。

 

 

 

くっ…!敵の増援か…!

 

魔理沙「まだ来るのかよ⁉︎敵だらけだな!」

 

セルベリア「…」

 

バツ「あいつ…クルトと同じ世界から来たっていう敵の女幹部かよ」

 

クルト「セルベリア・ブレス大佐…!」

 

セルベリア「よもや、ここで出会うとはな。…ネームレス」

 

リエラ「イムカ、あの人よ。帝国軍の…!」

 

イムカ「…!貴様が…ヴァルキュリアか!」

 

ヴァルキュリアの力を解放したか…!

 

セルベリア「…」

 

イムカ「悪魔の炎…!ついに…見つけた!」

 

セルベリア「何…?貴様、何者だ?」

 

イムカ「私は、お前を殺す為に生きてきた。復讐を果たすために、無念を晴らす為に!」

 

セルベリア「どうやら、ネームレスの隊員のようだな。帝国のため、私もまた…多くの者達を手にかけてきた。その中に、貴様と親しい者がいたとしても…」

 

イムカ「ティルカ村…お前は忘れているだろうが、私だけは忘れない…!」

 

セルベリア「ティルカ村…だと?そうか、貴様は、あの村の…。いや、言うまい。全ては結果に過ぎん。来たいなら来るがいい。相手になってやる」

 

イムカ「…ッ!」

 

クルト「…挑発に乗るのは、命の価値を知らない者だけだ」

 

イムカ「落ち着いてなどいられない!私はこいつを…必ず殺すッ!」

 

ヴァシュロン「親の仇…って所か」

 

ユーリ「…協力するぜ、イムカ」

 

イムカ「何…?」

 

ユーリ「だから、一人で行くのはなしだ。俺達はチームなんだぜ?」

 

リエラ「そうだよ、イムカ!私も…戦うから!」

 

イムカ「…No.13」

 

レイレイ「こういうのは郁人で慣れてるから!」

 

イムカ「あいつも…復讐を…!」

 

バン「親を殺されたっつうのは一緒やな」

 

イムカ「この感情を持つのは…私、一人ではない…」

 

ゼファー「まっ、そういう事だ」

 

ワルキューレ「セルベリア・ブレス大佐…あの時、魔方陣で…」

 

エステル「あの…色々とすごい女の人達と、空間転移しましたよね?」

 

セルベリア「…そうだ、そしてここに来た」

 

フランク「その悪い女二人は?一緒じゃないのか?」

 

セルベリア「途中で別れた。…私は元の世界に戻らねばならん」

 

バツ「舎弟を引き連れてるって事はアテは見つかったようだな!」

 

セルベリア「…」

 

クルト「その怪物達とは、どういう関係なんだ?」

 

セルベリア「ネームレス…貴様等に語る事はない。出来ることならば、我々の戦場で決着を付けたかったぞ…。ガリアのヴァルキュリアよ」

 

リエラ「私はこの場で戦っても構いません。イムカと…一緒に!」

 

イムカ「場所など関係ない。ここが…戦場だ!」

 

戦闘再開だ!

 

 

 

 

戦闘再開から数分後…。

 

また敵が複数現れた。

 

ジェダ「蒼き炎の乙女…彼女がそうかね?リームシアン」

 

リームシアン「そうだ。セルベリア、手間取っているのか?」

 

セルベリア「同じ世界の人間がいただけだ。…大きな問題はない」

 

アーサー「リームシアン・ラ・ヴァース!魔方陣で消えた、異世界の魔族か!」

 

クルト「リーム…シアン?彼女が協力者なのか?」

 

イムカ「奴も…悪魔か」

 

デミトリ「正しく悪魔だ。…冥王ジェダ=ドーマ。異界の悪魔と手を結んだか」

 

ジェダ「本当に興味深い。世界とは、無限の広がりを持つものの連鎖なのだよ」

 

ダンテ「わかりやすく言いな。どうしてお前達がここに?」

 

ジェダ「知らぬようだね。…今、人間界は非常に不安定な状態なのだよ。時間、空間、次元…その全てが曖昧になりつつある。異界への旅立ちが容易になった…といえば、君達にも理解できるかね?」

 

バツ「なめんなよ!ホラ、アレだろ、つまりよぉ!」

 

エリカ「えっと…アレがソレして…コレがドウした…という事ですね?」

 

ティア「絶対わかってないでしょ」

 

霊夢「つまり、私達がこの世界に来てしまったのと同じように転移できるというわけね」

 

セルベリア「世界の広さを思い知らされた。そして殿下の…我が帝国のために」

 

リームシアン「頼もしい戦士よ。セルベリア・ブレス。我が魔族領にも、これほどの猛者はそうはおるまい」

 

リエラ「この怪物の軍勢…あなたがブレス大佐に⁉︎」

 

リームシアン「将に部下を預ける…当然の事であろう?」

 

ヴァシュロン「グレネード大佐、このバケモン達をお持ち帰りしたい…ってか?」

 

クルト「そんなことをさせるわけには!」

 

って今度は誰だ…⁉︎

 

シリル「リームシアン、あなた…いい加減にしなさいよね!」

 

トウマ「リームシアン!今度という今度は許さねえ!」

 

リームシアン「トウマに…シリルか。暫くだな」

 

ワルキューレ「トウマさん、シリルさん!」

 

アーサー「おお、魔方陣で行方不明になっていた少年達か!」

 

トウマ「おっと、ワルキューレ達じゃん!」

 

シリル「…あの時に比べて、怪しげな人達がたくさんいるけど、大丈夫なの?」

 

リーンベル「なんか、急にグサッと来た!」

 

ダンテ「ガッツのある、気のいい連中さ。怪しげなのは慣れる」

 

直虎「怪しいに関しては、否定しないのですね…」

 

魔理沙「でも、強く否定できないのも事実だな」

 

セルベリア「互いに戦力は揃ったようだな」

 

イムカ「そうだ、容赦はしない。ヴァルキュリア…!」

 

シリル「見過ごせる状況じゃないわね。行くわよ、トウマ!」

 

リームシアン「やはり私の邪魔をするのは聖剣の主か。いいだろう…!」

 

ジェダ「興味深い。見せてもらおうか、その力とやらをね」

 

トウマ「いくらでも見せてやるぜ。シャイニングフォースの輝をなぁっ!」

 

 

 

 

第22話 闇の軍勢、光の軍勢

 

 

 

 

俺達はセルベリア大佐にダメージを与えた。

 

セルベリア「くっ…まだ足りぬか」

 

イムカ「ヴァルキュリア…!貴様だけは逃がさないッ!」

 

セルベリア「今は雌雄決する時ではない。…復讐者よ」

 

セルベリア大佐は撤退した…。

 

 

 

 

 

俺達はジェダ=ドーマにダメージを与えた…。

 

ジェダ「ますますもって興味深い。このざわめきにも似た感情、どう表現すべきだと思うね?」

 

エリカ「ズバリ!ドキワク感ですね‼︎」

 

ジェダ「ドキワク感…ふむ、なるほど。あの娘は…ここにはいないようだね。あの力…確かめるのは次の機会としよう」

 

デミトリ「娘だと…?誰の事を言っている?」

 

ジェダ「フフフ…」

 

ジェダは撤退した…。

 

 

 

 

 

俺達はリームシアンにダメージを与えた…。

 

トウマ「リームシアン!てめえ、ヨソの世界にまで迷惑かけやがって!」

 

リームシアン「迷惑?心外だな、トウマ。利害の一致と言ってもらおう」

 

シリル「だからって、許されるものじゃないわ!待ちなさい!」

 

リームシアン「また会うぞ、トウマ、シリル」

 

リームシアンは撤退した…。

 

エステル「トウマさん達もまた、私達とは違う世界から来たんですね」

 

ゼンガー「我等の知らぬ世界…そして聖剣、シャイニングフォースか」

 

シリル「私達の世界を破滅に導く、贄神(にえがみ)と戦うための剣なんです」

 

トウマ「こんなとこをウロウロしてる場合じゃねえんだよな。奴の復活が近いって話なのに、リームシアンの奴…何やってるんだ?何としても連れて帰らねえとな」

 

シリル「…斬った方が早くない?トウマ」

 

美琴「怖いわよ」

 

バツ「これで三人。また新しい仲間が増えちまったな」

 

デミトリ「それに、冥王共の動きも気にかかる」

 

ソーマ「もう少し、ここを調べる必要がありそうだな。アリサ、こっちの状況をリンドウと貴利矢に伝えたい。繋がりそうか?」

 

アリサ「わかりました。試してみます!あ…リンドウさんと貴利矢さん?アリサです!アリサ・アミエーラです!」

 

とにかく、連絡が終わったら、ここの調査を再開しようか。



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第23話 心の怪盗団参上


久々の投稿です!

色々と忙しくて、遅れてしまいました。

それではどうぞ!


 

ー斬崎 郁人だ。

 

エネミーの反応を調べに来た組の俺達はある部屋の前に辿り着いた。

 

貴利矢「了解、自分らも今からエネミーの反応がした部屋へ入ろうとしているところだ」

 

リンドウ『こっちはまだ部屋に辿りついていない。辿り着き次第、連絡するわ』

 

アリサ『わかりました。お気をつけください』

 

貴利矢は通信を切った。

 

コナン「あっちで戦闘があったみたいだね」

 

貴利矢「それに新しい仲間が三人増えたみたいだぜ」

 

安室「異世界の仲間…いったいどれだけ巻き込まれているんだ…?」

 

赤井「恐らく、凄まじい規模なのだろう」

 

飛鳥「このままでは、収束がつかなくなりそうですね…」

 

シャドウ「だが、全世界の事を今、気にしていても仕方ないだろう」

 

キリト「そうだな。今は俺達に出来る事をやろうぜ」

 

ラウラ「それで…この先なのか?エネミーの反応がするという場所は…」

 

未来「はい、間違いないです」

 

一夏「兎に角、開けてみようぜ」

 

咲夜「ええ、だけど何が起こるかわからないから、慎重にね」

 

郁人「わかってる」

 

俺は扉をゆっくりと開き、中に入る…そして、その先に見えたのは…。

 

禍々しく紫色に光る裂け目の様なものだった。

 

箒「何だこれは…?」

 

おっと、みんなも入ってきたか。

 

大我「時空の裂け目って、やつみたいだな」

 

飛彩「…だが、これまで見てきたものよりも禍々しい…」

 

明日菜「な、何か怖いね…」

 

鈴「それで?エネミーの反応は何処?」

 

セシリア「この裂け目以外…何もありませんね」

 

未来「エネミーの反応…この裂け目の奥の様です」

 

アスナ「えっ…?」

 

シャルロット「ちょ、ちょっと待って!この中に入る気なの?」

 

古城「でも、反応はこの奥なんだろ?だったら、見逃しては置けねえだろ」

 

シノン「待って。ここは慎重に考えた方がいいわ」

 

紗矢華「そうね、この先が何処につながっているのかもわからないし」

 

雪菜「それに入って、戻ってこれる保証もありません」

 

リーファ「またみんなと離れ離れになるのも嫌よね…」

 

黎斗「仕方ない。ここは別働隊の帰りを待って…」

 

零「っ…!まずいぞ!」

 

永夢「どうしたんだい、零君?」

 

零「みんな!すぐにこの部屋から出ろ!吸い込まれるぞ!」

 

パラド「何だと⁉︎」

 

零の言葉通り、裂け目は俺達を吸い込み始めた。

 

ソニック「What⁉︎結局これかよ!」

 

アマリ「ダメです…!間に合いません…!」

 

俺達は抵抗も出来ずに、裂け目の中へと吸い込まれていった…。

 

 

 

 

 

 

ー雨宮 蓮…嫌、今はジョーカーだ。

 

俺、スカル、パンサーの三人はモナが変身したモルガナカーでメメントスを突き進んでいた。

 

スカル「よしっ!ここら辺のシャドウも一掃できたな!」

 

パンサー「うん。でも、良かったのかな?祐介や真は置いてきて…」

 

スカル「二人とも用事があるから来れないって、言ったじゃねえか」

 

パンサー「それもそうだけど…」

 

モルガナ「パンサーの考えももっともだが、金城を改心させたワガハイ達はもっと力をつけなくちゃならない」

 

スカル「だから、行けるメンバーだけでもメメントスに行こうって、言ったじゃねえか!な?リーダー!」

 

ジョーカー「二人にはメメントスに行く事は連絡してある」

 

パンサー「だったら、いいんだけど…」

 

今回俺達、心の怪盗団…ザ・ファントムは金城を改心させ、さらなる大物の改心に向けて、少しでも強くなる為にメメントスにへと来たのだ。

 

メンバーである祐介…フォックスと真…クイーンは用事で来れていない。

 

メメントスにはフォックスと何回か、二人だけで来た事がある。

 

ジョーカー「次は二人も誘おう」

 

パンサー「そうね!」

 

スカル「にしても…ずっと座っているのも暇だな…。おい、モナ。テレビとかねえのか?」

 

モルガナ「ねーよ!旅行バスと違うんだぞ!」

 

パンサー「でも、もうそろそろ戻らない?」

 

モルガナ「確かに、相当進んだからな」

 

スカル「どうする、ジョーカー?」

 

ジョーカー「戻るか…」

 

俺はハンドルを切り、引き返そうとしたその時だった。

 

スカル「な、何だあれ⁉︎」

 

突然、俺達の目の前に裂け目の様なものが現れた。

 

パンサー「いつも見る裂け目よりもなんか、禍々しいね…」

 

ジョーカー「モナ、あれは?」

 

モルガナ「わからねえ…。あんなの初めてだ」

 

すると、裂け目は俺達ごとモルガナカーを吸い込み始めた。

 

パンサー「ねえ、ちょっと!吸い込み始めたけど、あれ⁉︎」

 

スカル「モナ、スピード上げろ!吸い込まれちまうぞ!」

 

モルガナ「これでもフルスロットルだ!…ダ、ダメだ…!」

 

パンサー「う、嘘でしょ⁉︎」

 

スカル「うわぁぁぁぁっ‼︎」

 

俺達は裂け目に吸い込まれてしまった…。

 

 

 

 

 

ー更織 楯無よ。

 

私は今、簪ちゃんと一緒に見慣れない場所にいたわ。

 

簪「お姉ちゃん、ここ何処なの?」

 

楯無「わからないわ…。地下鉄の様にも見えるけれど…この禍々しさはね…」

 

簪「どうしよう…」

 

楯無「迂闊に動くのは危険だわ。ひとまずここにいましょう」

 

すると、私達の周りに奇妙なモンスターが現れた。

 

楯無「…⁉︎」

 

簪「バケモノ…⁉︎」

 

どう見ても殺意を撒き散らしているわね…!

それなら…!

 

楯無「簪ちゃん、ISで戦うわよ!」

 

簪「う、うん!」

 

私達はISを展開した。

 

ISで何処までやれるかわからないけど…やってやるわ!

 

…戦い出そうとしたその時だった。

 

突然、時空の裂け目の様なモノが現れて、そこからネコの形をしたバスが現れた。

 

楯無「今度は何…⁉︎」

 

簪「猫型のバス…?何だか、懐かしい…」

 

楯無「でも、姿が違うでしょ…。それよりもあれも敵なの?」

 

すると、バスから三人の人達が降りて来た。

 

 

 

 

ージョーカーだ。

 

時空の裂け目から出た俺達はモルガナカーから降りる。

 

スカル「いつつ…!お前等、無事か?」

 

パンサー「な、何とか…」

 

ジョーカー「ここは…メメントスの中か?」

 

モルガナ「みたいだな」

 

モルガナはパレス内の姿に戻る。

 

簪「バスが化け猫になった…⁉︎」

 

モルガナ「誰が化け猫だ!」

 

楯無「喋った⁉︎」

 

彼女達は…?シャドウとは違う様だが…。

 

パンサー「あんた達、何者?どうしてシャドウに襲われているの⁉︎」

 

楯無「シャドウって何?…あなた達こそ、何者よ?」

 

スカル「おい、モナ。…あいつ等、まさか…」

 

モルガナ「あぁ、ナビでメメントスに迷い込んだかも知れないな…」

 

簪「ナビ…?何の事?」

 

ジョーカー「スマホのアプリに目の様なアプリが入っていなかったか?」

 

楯無「アプリ…?そんなものは入ってないわよ」

 

簪「わ、私もだよ…」

 

パンサー「ナビなしでメメントスに入ったって事…?」

 

スカル「そんな事出来んのか⁉︎」

 

モルガナ「メメントスは謎だらけだ…。何が起こっても不思議じゃない」

 

スカル「ってか、お前等のその鎧みたいなものは何だよ?」

 

楯無「ISよ。知らないの?」

 

パンサー「IS…?何かの専門用語…?」

 

簪「お姉ちゃん、これって…」

 

楯無「成る程、私達は異世界に来てしまった様ね」

 

何…?

 

モルガナ「イセカイを認識できるのか⁉︎」

 

楯無「私達はこことは別の世界から来たのよ」

 

スカル「…は?違うパレスから来たって事か?」

 

楯無「パレス…?何よそれ」

 

モルガナ「…一つ聞かせて欲しい。心の怪盗団、ザ・ファントムって名前に聞き覚えはあるか?」

 

モナ…?

 

簪「心の怪盗団、ザ・ファントム…?」

 

楯無「聞いた事がないけれど…それが何?」

 

モルガナ「そういう事か」

 

スカル「何がそういう事何だよ⁉︎俺達にもわかる様に説明しろよ!」

 

モナが何かに気づいたみたいだな。

 

モルガナ「彼女達はパレスなど関係なく、ワガハイ達とは別の世界線から来たんだろう」

 

パンサー「別の世界線…?つまり、どういう事?」

 

ジョーカー「…パラレルワールド…?」

 

モルガナ「そうだ。流石はジョーカーだな」

 

スカル「何だよ、そのパラパラワールドって?」

 

パンサー「パラレルワールドよ。…確か、無数にある世界でそれぞれが別の人生を歩んでいるとかいう、あれ?」

 

モルガナ「ああ。恐らく、あいつ等は別の世界から来たんだろう」

 

スカル「…よくわかんねえけど…あいつ等は俺達が住む世界にはいない人間って事だよな?…メメントスって、異世界の人間まで迷い込むのか?」

 

モルガナ「そこまではわからない」

 

楯無「へえ、物知りな猫なのね」

 

モルガナ「猫じゃねえよ!ワガハイはモルガナだ!」

 

楯無「話から察するにあなた達がその、心の怪盗団なのね?」

 

スカル「嘘だろ⁉︎何で分かったんだよ!」

 

簪「流石にわかるよ?」

 

パンサー「スカルよりも頭がいいね!」

 

スカル「どういう意味だ⁉︎」

 

ジョーカー「…俺はジョーカー。怪盗団のリーダーだ。こっちの骸骨はスカル、女豹はパンサーだ」

 

スカル「俺達の紹介、雑すぎねえか⁉︎」

 

パンサー「てか、女豹言うな!」

 

楯無「私は更織 楯無。こっちは妹の簪ちゃんよ」

 

簪「本名で呼ばないのは怪盗ぽくっていいね」

 

モルガナ「ほう、よく分かっているじゃねえか」

 

楯無「それよりも、この敵をどうにかしない?そもそもこの敵は何?」

 

ジョーカー「シャドウだ。人の歪んだ心が変化したものだと思えばいい」

 

簪「歪んだ心が怪物…間違っていないかも…!」

 

パンサー「じゃあ行くよ、楯無、簪!」

 

スカル「へますんじゃねえぞ!」

 

楯無「フフッ、これでも修羅場は何度も越えてきているのよ!」

 

モルガナ「じゃあ、リーダー!いつもの頼むぜ!」

 

いつものか。

 

ジョーカー「フッ、ショータイムだ!」

 

俺達は戦闘を開始した…。

 

 

 

 

 

俺達は周りにいる敵を全て撃破した。

 

スカル「今ので終わりみたいだな」

 

パンサー「やるじゃん、楯無も簪も!」

 

楯無「伊達に専用気持ちじゃないわよ。ジョーカー達もやるわね」

 

簪「うん。ペルソナというもの、格好いい…!」

 

スカル「いやいや、ISも格好いいぜ!」

 

モルガナ「兎に角、敵がいなくなったなら、情報交換といくか」

 

 

 

俺達と楯無達はそれぞれの世界の情報を交換した…。

 

パンサー「女性にだけしか使えないIS、か…」

 

ジョーカー「だが、男の一夏という男は使えている…」

 

スカル「…よくわかんねえけど、凄え奴なんだな、一夏って奴は…」

 

モルガナ「そして、アル・ワースと呼ばれる異世界に転移されていたんだな」

 

楯無「悪党の歪んだ心を改心させる怪盗…心の怪盗団、ね…」

 

簪「認知によって、生み出される世界のパレスなどがあるなんて…」

 

楯無「そして、ここがメメントス…大衆の歪んだ心のパレスね…」

 

パンサー「世界の違いでここまで違いが出るなんてね」

 

取り敢えず、情報交換は終わったな…。

 

楯無「それよりも、ジョーカー達が出てきた時空の裂け目みたいなもの…まだ残っているわね」

 

モルガナ「これを使えば、ワガハイ達は戻れるな」

 

スカル「二人はどうするんだ?」

 

簪「…入るしかないよ、お姉ちゃん」

 

楯無「そうね…。ここでジッとしていたら、またシャドウに襲われそうだしね…」

 

っ…この気配は…!

 

俺達が出てきた時空の裂け目から一人の青年が現れた。

 

海東「へえ、ここがメメントスか」

 

楯無「誰?シャドウではないようだけど…」

 

海東「僕かい?僕は…通りすがりの仮面ライダーさ」

 

青年は水色の仮面の戦士に変身する。

 

スカル「な、何だ⁉︎」

 

ジョーカー「モナ、彼も怪盗なのか?」

 

モルガナ「ワ、ワガハイが知るわけないだろ⁉︎」

 

簪「仮面、ライダー…⁉︎」

 

パンサー「二人とも、知っているの?」

 

簪「うん。悪と戦う正義の戦士だよ」

 

楯無「でも、彼の様な仮面ライダーは知らないわ」

 

ディエンド「そう、僕は正義の仮面ライダーさ。…さて、この世界のお宝を貰うとしようか…。心の怪盗団、君達のペルソナをね」

 

モルガナ「な、何だと⁉︎」

 

ジョーカー「俺達のペルソナを奪う気か?」

 

ディエンド「勿論。さて、大人しく渡してくれれば、危害は加えないよ」

 

スカル「ふざけんな!そう易々とペルソナを渡すかってんだ!」

 

ディエンド「じゃあ、教えてあげるよ。本当の泥棒というものを」

 

ジョーカー「そんなものは必要ない。俺達が奪うのは歪んだオタカラだけだ」

 

楯無「手伝うわよ、怪盗団。泥棒なんて許せないから」

 

簪「正義のヒーローを汚す人…許さない…!」

 

ディエンド「…それにしても、覗き見は趣味が悪いよ。そろそろ出てきなよ」

 

すると、何処かから複数の怪物とその中心に鬼の様な化け物と天馬の様な化け物が現れた。

 

オーガ「気がついていたか、異世界を渡るライダーよ」

 

ディエンド「君達は…レムンクスに所属するエネミーだね。ここに何の用かな?」

 

ペガサス「貴様に話す必要があるのか?」

 

ディエンド「まあ、そうだけど…。僕は邪魔をされたくないんだよ」

 

オーガ「安心しろ。貴様の邪魔はしない。…我々はこのメメントスに存在するシャドウなる存在を手に入れに来ただけだ」

 

モルガナ「シャドウを手に入れるだと⁉︎」

 

スカル「おいおい、ジョーカーじゃねえんだからよ!」

 

ジョーカー「(彼等もイゴール達に関わりがあるのか…?)」

 

ディエンド「それならいいよ。僕も怪盗団のペルソナを手に入れればいいからね」

 

ペガサス「それに…そろそろ奴等も来るか」

 

奴等…だと…?

 

すると、俺達や仮面ライダーが出てきた裂け目から複数の人達が出てきた…。

 

 

 

 

 

 

ー斬崎 郁人だ。

 

ようやく裂け目から抜け出せたぜ…。

 

黎斗「ここは…?」

 

飛彩「異世界なのは確かだが…」

 

大我「いや待て…。どうやら、また戦闘に出会したみたいだぞ」

 

その様だな…。

 

郁人「レムンクスに泥棒ライダーか」

 

シャドウ「エンドレス・フロンティアからこの異世界に来ていたとはな」

 

ディエンド「やあ、寄せ集め集団じゃないか。士はいないみたいだね」

 

シャドウ「別行動中だ。それよりも…今度こそカオスエメラルドを返してもらうぞ」

 

ディエンド「相変わらずしつこいね、黒いハリネズミ君」

 

未来「ペガサス!どうしてあなたがここにいるの!」

 

郁人「鬼野郎もな。龍野郎なら、逢魔やオロス・プロクスの奴等と一緒にいるぜ」

 

ペガサス「貴様達に話す事はない」

 

オーガ「佟樹様の手を煩わせるわけにはいかない。貴様達はここで消す」

 

郁人「へっ!返り討ちにされるのがオチだぜ?」

 

パンサー「何か勝手に話が進んでいるけど…」

 

楯無「彼等は一体…?…って、一夏君達じゃない⁉︎」

 

一夏「楯無さんと簪…⁉︎」

 

簪「みんな…どうしてここに⁉︎」

 

ラウラ「それはこちらの台詞だ!無事なのだな?」

 

楯無「ええ、無事よ」

 

零「楯無、一緒にいる人達は何者だ?」

 

楯無「この世界で出会った心の怪盗団、ザ・ファントムのジョーカー、モルガナ、スカル、パンサーです」

 

心の怪盗団…?

 

コナン「心の…怪盗団…?」

 

安室「世間を騒がせている怪盗キッドと一緒という事でしょうか?」

 

スカル「怪盗キッド…?確かに俺のペルソナはキャプテン・キッドだけどよ」

 

モルガナ「何か統一感のない奴等だな…タテナシ達の知り合いか?」

 

楯無「ほとんどの人達が見た事のない人だけど何人かは知り合いよ」

 

パンサー「って事はあの男の子が一夏って子ね」

 

簪「そうだよ。それよりも一緒にいる人達は何者ですか?」

 

アマリ「話せば長くなるのですが…今、複数の世界が不安定になっているのです」

 

ジョーカー「俺達もそれに巻き込まれたという事か」

 

郁人「そういう事だ。ってなわけでお前等にも手伝ってもらうぜ?」

 

ジョーカー「構わない。どちらにしろ…シャドウを見逃しておくわけにはいかない」

 

シャドウ「シャドウ…だと…?」

 

スカル「周りにいる怪物の事だ」

 

シャドウ「…そうか。それは負けられないな」

 

ソニック「名前一緒だからな…」

 

さてと、話はここまでにして…戦闘開始といくか!

 

 

 

第23話 心の怪盗団参上

 

 

 

俺達は泥棒ライダーにダメージを与えた…。

 

ディエンド「うーん、流石にこの状況じゃペルソナを奪う事は出来ないね。士に伝えてくれないかな?次は会おうって」

 

そう言い残し、泥棒ライダーは撤退した…。

 

 

 

 

俺達は天馬野郎にダメージを与えた…。

 

ペガサス「頃合いか…」

 

未来「今度こそ逃さない!」

 

ペガサス「金森 未来…そう死に急ぐ事はない。…何れ殺してやる」

 

そう言い残し、天馬野郎は撤退した…。

 

 

 

 

 

 

俺達は鬼野郎にダメージを与えた…。

 

郁人「鬼野郎、逢魔とオロス・プロクスと組んで、佟樹は…レムンクスは何を企んでいるんだ?」

 

オーガ「…我々は新たなる世界の神となる」

 

郁人「新たなる世界の神だと…?」

 

オーガ「斬崎 郁人…。お前はその神の一人となるのか…それとも犠牲になるのか…今から楽しみだな。…今回は退く、目的は達したからな」

 

鬼野郎は撤退した…。

 

新たる世界の神、か…。

 

 

 

 

全ての敵を倒し、俺達はジョーカー達から話を聞いた…。

 

アスナ「歪んだ人間の心…パレスからオタカラを盗んで改心させる怪盗団…それがジョーカー君達、ザ・ファントムなんだね」

 

コナン「悪い人の心だけを盗む怪盗団…」

 

赤井「どうするんだ、坊や?キッドキラーと呼ばれた君は彼等の事を…」

 

コナン「確かに怪盗行為は許せないけど、別世界の僕がとやかくは言えないよ」

 

スカル「話わかんじゃねえか!」

 

モルガナ「様々なイセカイが混ざり合っているのか…。それよりもワガハイの事は驚かないのか?」

 

ソニック「おいおい、モルガナ。俺とシャドウもいるんだぜ」

 

零「それにアル・ワースにも獣人がいるからな」

 

パンサー「い、異世界って特殊だね」

 

スナイプ「それにしても、ジョーカー達のペルソナを狙うディエンドとこの世界のシャドウを狙ったレムンクス…」

 

スカル「シャドウを狙うなんてな…」

 

ブレイブ「いや、オーガは目的を達したと言っていた。つまり…」

 

ジョーカー「既にシャドウを支柱に収めたという事か」

 

鈴「逢魔やオロス・プロクスと手を組んだり、シャドウを狙ったり、何を企んでいるんでしょうね?」

 

シャルロット「オーガが気になる事を言っていたね」

 

古城「新たな世界の神…だったな。郁人、未来。この言葉に聞き覚えはあるか?」

 

郁人「いや、初耳だ」

 

未来「私も聞いた事ありません」

 

…だが、ジェダ=ドーマが言っていた真なる世代って言葉も気になる…。

 

一体、佟樹は何を企んでやがるんだ…?

 

箒「それよりもこれからどうするんだ?」

 

ポッピー「問題だったエネミーも撃退できたしね」

 

雪菜「一度戻って、この事を別働隊の人達にも伝えた方がよろしいですね」

 

モルガナ「他にも仲間がいるんだな」

 

赤井「だが、あの戦艦に戻られるのか?」

 

レーザーターボ「あの裂け目からは俺達やジョーカー達、ディエンドってライダーも出てきたからな」

 

ゲンム「最悪、更なる別世界にへと繋がっている可能性もある、か…」

 

零「でも、入ってみるしかありません」

 

キリト「そうだな。動いてから、それからの事はその時に考えるしかない」

 

ジョーカー「では、行こう」

 

俺達は裂け目の中にへと入った…。

 

気がつくと、俺達は元の戦艦内に戻ってきていた。

 

シノン「…ここはあの戦艦の中ね。私達は無事、戻って来れたわけだけど…」

 

スカル「おいおい、マジかよ!」

 

パンサー「メメントスから出たのに怪盗服が変わらないなんて…」

 

心の怪盗団までこっちの世界に来ちまったのか…。

 

ジョーカー「なら、もう一度、あの裂け目の中に…」

 

モルガナ「いや、無理だ。もう裂け目は消えている」

 

パンサー「そんな…」

 

郁人「…悪いな、お前達まで巻き込んでしまって…」

 

ジョーカー「…いや、お前達のせいじゃない」

 

モルガナ「どちらにしてもシャドウが敵に奪われちまったんなら、放っておく事は出来ないからな」

 

ジョーカー「俺達も力を貸す」

 

スカル「まあ、リーダーがそう言ってんなら、やるしかねえな!」

 

パンサー「うん。それに困っている人達がいるなら、尚更だね」

 

未来「ありがとうございます、怪盗団の皆さん!」

 

すると、艦橋に行っていたメンバーが来た。

 

大神「みんな、無事か!」

 

セシリア「皆さん!」

 

アリサ「連絡が届かなくて、心配しましたよ!」

 

永夢「ごめんね、異世界に行っていたから…」

 

フランク「それよりも…そっちはメンバーが増えている様だが…」

 

パラド「そっちも増えているじゃねえか」

 

クルト「…一先ず、謎のエネルギーを探りに行ったメンバーの下へ向かいつつ、情報を交換しよう」

 

俺達は動き出した…だが、不意にイムカが話しかけてきた。

 

イムカ「…郁人、少しいいか?」

 

郁人「ん?」

 

イムカ「…お前も…復讐の為に戦っていたのか…?」

 

郁人「…ああ。話はクルトから聞いたぜ。あのセルベリアって奴がお前の…」

 

イムカ「…」

 

郁人「イムカ。俺が言うのも何だが、復讐には囚われ過ぎるな」

 

イムカ「え…」

 

郁人「お前にも…俺にも…大切な仲間が付いている。それを大事にしようぜ」

 

イムカ「…ああ。お前にとって、未来が大事な存在だな」

 

郁人「…まあ、そうだな」

 

…だからこそ、守らなきゃならない…。

俺の身を犠牲にしてでも…!

 




スパロボXはもう少しお待ちください!


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第24話 “永劫回帰”はかく語りき


皆さん、お久しぶりです!
コロナの脅威が続く中、ご無事でしょうか⁉︎

それでは久しぶりにプクゾー24話です!

それではどうぞ!


 

ー天斎 小吾郎だ。

 

リンドウは他の部隊の奴等と連絡を取っていた。

 

リンドウ「…ああ。わかった。俺達は、例のエネルギー反応がどうのって場所にこれから入る。ああ、後から合流してくれ。それじゃあな。…とまあ、聞いての通りだ」

 

モリガン「冥王様が、どうしてここに?」

 

春麗「魔界から来た女王ってのと、クルト達の敵…ね」

 

士「海東の奴…怪盗から泥棒しようとするとはな」

 

零児「次元が不安定に、か。頭が痛い話だ」

 

カイト「僕達がPCの姿のままネット世界から抜け出してしまったのも…」

 

美依「早く戻って、調べた方がいいってね。探偵もいるんだし」

 

小吾郎「…そいつは、探偵業の域を軽く越えてるんじゃないかな」

 

政宗「調べるのはこの先だな?…どういう所なんだ?」

 

トロン「かつて、ヒト型掃討兵器KOS-MOSが調整されていた場所ですわ」

 

神夜「こすもすさん、いるんでしょうか?」

 

小牟「そとそも時間軸がおかしい世界じゃ。おらんじゃろ」

 

コブン「それじゃ、ロックを解除しますぅ!ちょっとお待ちくださぁい!」

 

コブン達は扉のロックを解除し始めた…。

 

 

 

 

ーT-elosだ。

私はあの部屋にいた。

 

T-elos「まさか、過去のヴォークリンデに来る事になるとはな。だが、この調整槽が稼働してきるという事は…。ククク…。労せずして、手に入るか。ようやく"あれ"が」

 

そこへ奴等が入って来た…。

 

 

 

 

 

 ー天斎 小吾郎だ。

謎のエネルギーの部屋に入ったが…まさか、先客がいるとは。

 

さくら[ストファイ]「あれ?誰かいるよ?」

 

T-elos「む…?貴様等は…」

 

零児「セルベリアがいると聞いて、もしやと思ったが…。T-elosか」

 

小牟「沙夜もおるんじゃなかろうな!」

 

T-elos「あいつとは此処で別れたわ。どこへ行ったかは興味がない」

 

士「そういうお前の興味はそこの棺桶みたいなものにあるのか?」

 

T-elos「貴様には関係ない。私の邪魔をするなら…」

 

レディ「結局こうなるのね…!」

 

って…複数のグノーシスか。

 

T-elos「ふん、集まって来たか」

 

デビロット「グノーシス⁉︎むむ?実体化しておる様じゃが?」

 

トロン「既にヒルベルトエフェクトが使われてる様ですわね。助かりましたわ」

 

T-elos「(む?誰が使った…?)…まあいいや。貴様等はグノーシスの相手でもしているがいい」

 

小吾郎「その間に、黒箱の中身をいただこうってわけさな?」

 

T-elos「ククク…」

 

零児「T-elos!こんな場所で争う理由がない。今の状況を考えろ」

 

T-elos「関係ないわ。私は私の目的の為に行動している」

 

ん…?また何か来た…⁉︎

 

ファントム「…」

 

美依「何々⁉︎ロボットだらけになったけど⁉︎」

 

ハーケン「ファントム⁉︎…こっちも目的のブラックな奴が現れたぜ」

 

神夜「黒き亡霊…こんな所に来てきたんですね!」

 

ねねこ「秋葉原で戦って以来なのだ。すっかり放浪生活なのだ」

 

V-デュラル「…」

 

ベラボーマン「まさか、デュラルまで…!」

 

アキラ「デュラル…⁉︎何故ソイツと一緒にいる⁉︎」

 

ハーケン「ファントムには、電子戦装備が付いている。…そういう事だろうな」

 

妖夢「制御系をハッキングしたという事ですね」

 

デビロット「ふむ。パーソナルトルーパー。なかなかのものじゃのう」

 

幸村「デ、デビロット殿…⁉︎」

 

政宗「ダーティーな顔になってるぜ、姫様よ」

 

京極「デュラル以外のロボットもハッキングを受けている様ですね」

 

稲姫「この艦には、どれだけの敵が入り込んでいるのでしょう…?」

 

仁「何が出てくるかわからん。先にこいつ等を片付けるぞ」

 

戦闘開始といくかな。

 

 

 

 

敵を倒していると黒箱が動き始めた。

 

稲姫「な、何ですか⁉︎」

 

T-elos「調整槽が…⁉︎チッ、目覚める前にと思っていたが…!」

 

政宗「で、何が出てくるんだろうな…あのBoxからは」

 

トロン「それは、対グノーシス専用ヒト型掃討兵器…」

 

 

 

 

第24話 “永劫回帰”はかく語りき

 

 

 

 

黒箱が開き、中から誰かが出て来た。

って…彼女は…。

 

トロン「コス…モ…あら?」

 

アリサ[鉄拳]「…」

 

さくら[SF]「アレ?あの人って…」

 

ディケイド「ゲイングランドとかいうゲームの世界で俺達を襲った機械娘じゃなかったか?」

 

アリサ[鉄拳]「メンテナンス完了。…快適でした!」

 

T-elos「いい度胸じゃない。何者だ? 貴様は」

 

アリサ[鉄拳]「アリサ・ボスコノビッチです。前回の戦闘で各部が損傷した為、メンテナンスを行っていました!」

 

シャオユウ「アリサ⁉︎ どうしてこんなところに⁉︎」

 

アリサ[鉄拳]「シャオさん⁉︎あなたこそどうして…あ!」

 

仁「…」

 

平八「全く、しつこいやつじゃ。此処らで決着をつけてやるか」

 

アリサ[鉄拳]「捜索目標、マスターを発見しました!同時に抹殺目標、三島 平八を発見。ただちに任務を開始します!」

 

仁「アリサ、限定モード解除だ。システムを再起動しろ」

 

平八「む…?」

 

アリサ[鉄拳]「…。声紋および生体データを照合。風間 仁からの指示を確認。システム再起動します」

 

シャオユウ「仁⁉︎アリサに何を⁉︎」

 

アリサ[鉄拳]「待機モードです。指示を願います」

 

仁「三島 平八の抹殺指令を廃棄。このまま俺達に合流し、戦闘に参加しろ」

 

アリサ[鉄拳]「…。了解しました!平八さん、よろしくお願いします!」

 

平八「ふん、いいのか?仁よ。ワシを片付ける、絶好の機会ではないのか?」

 

仁「今すべきことがわからんほど馬鹿じゃない。…来たるべき時が来たら、貴様は俺が直接殺す」

 

平八「フフフ…言いおるわい」

 

シャオユウ「全くもう、素直じゃないんだから、仁は。それが人のルールってやつかもね。じゃ、アリサ!よろしくね!」

 

アリサ[鉄拳]「はい、シャオさん!頑張ります!」

 

T-elos「くっ…!ならば、KOS-MOSはどこに!」

 

扉が開き、誰かが入ってきた。

 

KOS-MOS「こちらが調整室です。高いエネルギー反応を感知しました」

 

セス「ほほう、確かに余計な観客もいる様だ」

 

T-elos「何⁉︎KOS-MOS…⁉︎何をしている⁉︎」

 

KOS-MOS「…T-elos?どうしてあなたがここにいるのですか?異世界から転移したこちらの人物が、案内を必要としていました。その要請を受け、同行していたのです」

 

セス「フフフフフ…。ご苦労だった、KOS-MOS」

 

ケン「明らかに不審人物だろうが…」

 

春麗「まさかこんな場所で会うとはね。…S.I.NのCEO」

 

セス「…最近、私の周りを嗅ぎ回っているICPOの刑事か。我が名はセス。この名前を忘れぬ事だ」

 

リュウ「この男が…セスか」

 

京極「確かに…ただならぬ覇気を感じます…!」

 

セス「今日は素晴らしい日だ。異世界の優れた技術…そして、リュウ…それから京極 真…貴様達までこの場に居合わせるとはな」

 

リュウ「何…?」

 

京極「どうして自分の事まで…⁉︎」

 

セス「我がBLECE(ブリース)計画のために…いや、更なる力のために。貴様等のデータ…全ていただくとしよう!」

 

現れた男が服を脱いだ…?

なんだあの姿は…!

 

セス「まずは…KOS-MOS。貴様を破壊し、その技術をもらう!」

 

T-elos「KOS-MOS!ボヤボヤするな!避けろ!」

 

KOS-MOS「回避」

 

T-elosがKOS-MOSというロボットを庇った…?

 

T-elos「チッ、世話をかけさせるな。貴様を破壊するのは、この私だ」

 

KOS-MOS「T-elos、私は破壊されるわけにはいきません。…この世界は、我々の世界ではないのです」

 

T-elos「わかっているわ。此処は時間軸がズレた世界」

 

KOS-MOS「では、私達がここで争う事が無意味であると言うことも、あなたには理解できるはずです」

 

ハーケン「さっきから言ってるんだが、なかなか聞いてもらえなくてね」

 

KOS-MOS「ハーケンや零児達もいるのならば、これから取るべき行動は明白なはずです、T-elos」

 

T-elos「…。一つ言っておく。馴れ合うつもりはないわ」

 

KOS-MOS「承知しています、T-elos。元の時間軸へ戻るまで、一時休戦という事にする…にゃ」

 

T-elos「戻ったら、私との決着の前にそのバグも修正しておけ、KOS-MOS」

 

セスの周りに複数よロボットが…⁉︎

 

セス「フフフ…」

 

ハーケン「よう、ミスター。どうしてWシリーズを連れてるんだい?そいつらは俺達の世界のアンドロイドなんだがな」

 

セス「成る程、やはり異世界の技術か。私は日本に現れた機械人形を回収しただけだ」

 

小吾郎「秋葉原のクロスゲートから抜け出した連中がいた…って事かな」

 

セス「デュラルを始めとして、このアンドロイド兵ども…Dr.ボスコノビッチが作った娘、そして…KOS-MOS。素晴らしい。研究対象には全く事欠かん!」

 

KOS-MOS「私は、あなたの研究素材になるつもりはありません」

 

アリサ[鉄拳]「私も嫌じゃけぇ!」

 

パイ「デュラルがここにいる理由、はっきりしたわね」

 

妖夢「あのセスという男が連れてきた…という事ですね」

 

春麗「これは逆にS.I.Nを摘発するチャンスね。セスの身柄を押さえないと」

 

モリガン「KOS-MOS、行けるわね?…T-elosちゃんもOK?」

 

KOS-MOS「私は問題ありません」

 

T-elos「私は勝手にやるだけな。期待などするな」

 

ブラックローズ「ややっこしいわねえ!ちゃっちゃと行くわよ!」

 

戦闘再開だ。

 

 

 

 

 

 

 

俺達はデュラルにダメージを与えた。

 

V-デュラル「…」

 

デュラルは撤退した…。

 

アキラ「逃げた時の動き…何処かおかしくなかったか?」

 

パイ「あの黒いマシンの制御を外れたみたい。S.I.Nに戻るのかしら?」

 

 

 

 

 

俺達はファントムにダメージを与えた。

 

ファントム「…」

 

ハーケン「OK、ミスターゴースト。十分遊んだだろ?ホームに帰る時間だ」

 

ファントム「…」

 

ファントムは撤退した…。

 

ハーケン「一体、何処を目指してるんだ?ファントムは」

 

神夜「黒き亡霊を追いかける旅…ちょっと懐かしいですね」

 

 

 

 

 

 

俺達はセスにダメージを与えた…。

 

セス「ふん、思いがけぬ展開だ。数値化し難いが…力はある様だな。だが、ジュリの報告通り、この者達わ、野放しにするのは危険か。デュラルの回収は後回しだ。貴様らのデータ…必ず手に入れてみせよう。フハハハ!」

 

セスは撤退した…。

 

ワンダーモモ「負けたのに満足して帰って行きましたね…」

 

ベラボーマン「恐らく何処かにここへ来たルートがあるのだと思います」

 

政宗「そのルートを見つけられる事ができれば俺達も戻れるかもしれないな」

 

 

 

 

取り敢えず、全ての敵を倒し、戦闘終了か…。

 

KOS-MOS「状況は理解しました。T-elos、感謝します」

 

T-elos「…ふん」

 

リンドウ「後は別行動している連中が来てからだが…この後はどうするんだ?」

 

春麗「セスを締め上げて、ここに来た方法を訊くべきだったわね…」

 

幸村「直虎殿達の帰りを待ち、情報を合わせる必要があるでござるな」

 

そう話しているとどうやら、別働隊のみんな全員が帰って来たようだ。

 

 

 

 

 

 

ー斬崎 郁人だ。

 

ようやく他の奴らとも合流できたな。

 

フレン「あ、来たみたいだ。大変だったみたいだね、ユーリ」

 

ユーリ「そっちはどうだった?…って、おい、敵がいねえか?」

 

T-elos「…」

 

アリサ[鉄拳]「こんにちは!」

 

フランク「こいつはいい被写体だ。…安全ならな」

 

アーサー「…KOS-MOS?雰囲気が変わったな。鎧を変えたのか?」

 

KOS-MOS「お久しぶりです、アーサー。今現在の私の駆体はVer.4です」

 

トウマ「仲間って…こんなにいるのかよ」

 

シリル「しかも、みんなかなり怪しげね」

 

リュウ「そんな事はないと思うんだが…」

 

美琴「そうね。それを言ったら、シリル達だって、随分と怪しげよ」

 

ジョーカー「嫌、怪しげなら俺達も負けてない」

 

パンサー「張り合うな!」

 

スカル「ま、何にしてもモルガナは怪しいだろうな。喋るネコだし」

 

モルガナ「ネコじゃねえよ!」

 

楯無「エクスクロスほどではないけれど…」

 

簪「うん。みんな個性豊か」

 

アキラ「そっちも似たようなモンだけどな。…そもそも誰だ?」

 

零「自己紹介も含めて、情報交換をしましょう」

 

郁人「そうだな。そっちも敵が仲間らしくなってる理由も聞かないといけないしな」

 

未来「この世界を抜け出す方法についても、相談しなければいけませんしね」

 

KOS-MOS「…。その方法について、一つ提案があります」

 

俺達は話し合いを始め、お互いに手に入れた情報を話し合い、今はKOS-MOSから話を聞いていた。

 

そして、俺達は今何かの機械の前にいる。

 

一夏「これを使うのか?転送システムとかなんかなのか?」

 

KOS-MOS「この筐体はVR-2000。仮想空間、エンセフェロンにアクセスできます」

 

キリト「仮想空間だって⁉︎」

 

リーファ「さ、流石は未来の世界…やっぱり私達と同じ様な事が出来るんだ」

 

ブラックローズ「あ!じゃあカイトの腕輪を使えば…!」

 

ねねこ「をを!ザ・ワールドにアクセスできるのだ!」

 

飛鳥「そうすればそこから色んな世界に戻れますね!」

 

古城「そんじゃ、カイト。頼めるか?」

 

小牟「うむ!え〜と…超次元霊界航法…じゃったっけ?」

 

アマリ「…え? ちょ、超時空要塞…ですか?」

 

鈴「…嘘でしょ、アマリさん…⁉︎」

 

アスナ「超次元霊界航法よ」

 

アマリ「ま、間違いました…。恥ずかしいです…」

 

顔を赤らめるアマリの頭を零が苦笑し、撫で始めた。

 

美依「ちょうじげんれいかいこうほう…か、カッコいい…!」

 

カイト「た、多分、ゲートハッキングの事だよね?取り敢えず…やってみるよ」

 

カイトは腕輪を構えた。

 

カイト「ゲートハッキング…!」

 

そして、俺達は光に包まれ、何処かに転送された…。

 





更新の頻度を増やさないと…!


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第25話 イレギュラー・ハンター

続いて第25話です!

それではどうぞ!


 

ー斬崎 郁人だ。

 

どうやら転移には成功したみたいだな。

 

クルト「此処が…ザ・ワールドという世界なのか?」

 

リュウ「この感覚…確かにマク・アヌという街にいた時と似ているな」

 

トロン「ここはサイバースペースね。所謂電脳空間ですわ」

 

飛彩「何…?では転移に失敗したという事か?」

 

小吾郎「そうとも言えないんじゃないかな」

 

郁人「ザ・ワールドもネットの世界なんだろ?だったら電脳ってやつだろ」

 

飛鳥「近づいてきたと捉えればいいんだね!」

 

カイト「カオスゲートみたいなものがあれば、行き先を特定しやすいんだけどな…」

 

シノン「キリトもコンソールみたいなモノがあれば操作できるんじゃない?」

 

キリト「出来るかも知れないが流石に未来のコンソールはな…」

 

アスナ「それにしてもゲートか…」

 

永夢「それなら、アレなんてどうかな?」

 

ん…?確かにゲートみたいなやつがあるな。

 

ブラックローズ「そうそう、あんな感じ!いかにも出入口って感じよね」

 

大我「それじゃあ、とっととあそこまで行こうぜ」

 

アリサ[鉄拳]「そうですね!丁度、エネルギー反応の増大も確認できます」

 

丁度だと…?

 

雪菜「丁度…って、何かでてくるんですか⁉︎」

 

ゲートから何か出てきた…って、アイツは…⁉︎

 

スケィス「…」

 

カイト「そんな…!スケィス…⁉︎」

 

アーサー「魔界で倒したはずだが、蘇ったのか?」

 

チッ、モンスターを召喚したか…!

 

士「面倒だが、これで繋がっているって事が証明されたんじゃないか?」

 

ジョーカー「ザ・ワールドという所にか?」

 

未来「はい、そうです!」

 

…ん?ゲートからまた何か来たぞ…⁉︎

 

シゾー「ウッサササァー!また会ったピョンねえ!」

 

大神「お前は…シゾー!」

 

等「スケィスはあの方の差し金という事ですね」

 

シゾー「それは違うピョンねえ。このシゾー様は…そいつを追って来たピョン!」

 

スケィス「…」

 

ガイ「追ってきただと…?どうしてそんな事を…?」

 

シゾー「そいつはザ・ワールドの管理システムを解体して抜け出したんだピョン」

 

ダンテ「解体…?引っかかる物言いだな」

 

シゾー「文字通り…バラバラピョン。このシゾー様が惚れ惚れするほどピョンよ」

 

ケン「アウラ…まさか、あの娘を⁉︎」

 

桃「まさか…本当に切ったという事ですか⁉︎」

 

カイト「彼女はプログラム…。いくつかのセグメント…断片に分けられてしまった事があるんだ」

 

スケィス「…」

 

カイト「あの…スケィスに!」

 

すると、今度は何者かが転送されてきた。

 

正宗「なるほどな。これで手間が省けたというモノだ」

 

シゾー「何者ピョン⁉︎」

 

正宗「君の様な兎如きに名乗る名はない」

 

黎斗「壇 正宗…!」

 

貴利屋「お前までここに来るとはな」

 

明日菜「何しに来たの⁉︎」

 

正宗「当然、そのスケィスという存在の回収に来た。その存在は私にとっても大いに興味深いモノだからな」

 

シゾー「何⁉︎このシゾー様の獲物を取ろうとするとは…命知らずもいたモノピョンね!」

 

正宗「ふん、兎が…。奴らと共に絶版にしてやろう」

 

って…今度は銀色のオーロラからあの泥棒野郎が現れた。

 

海東「という事は今がそのお宝の狙い時だね。僕も参加させてもらおうか」

 

スカル「テメェは…!」

 

士「何処までもお宝探しか…飽きないな、海東」

 

海東「それが僕の旅をする理由だからね」

 

正宗「異世界のライダーか…フッ、面白い」

 

シゾー「纏めてぶった斬ってやるピョン!」

 

ブラックローズ「そ、それよりもカイト!管理システムがなくなった今のザ・ワールドは…!」

 

小牟「ネチケットも何もない、無法地帯になっちょるっちゅう事か!」

 

シゾー「ウーッサッサッサ!心配せずとも、そこまで辿り着けないピョン!プレリュード!来るピョン!」

 

伏兵とロボットに乗ったか。

 

正宗「変身」

 

海東「変身!」

 

チッ、二人もそれぞれクロノスとディエンドに変身したか…!

 

シゾー「さあ、お前達もここでバラバラにしてやるピョン!」

 

ディエンド「取引先の相手とここで打ち合う約束をしていたんだけどね。カオスエメラルドを必要とする」

 

シャドウ「何…⁉︎」

 

ソニック「その為にシャドウからカオスエメラルドを奪ったのか!(まさか、その取引相手って…!)」

 

クロノス「さあ、纏めて絶版にしてやろう」

 

イムカ「そうはいかない。…戦闘を開始する!」

 

戦闘開始だ。

 

 

 

 

 

戦闘から数分後…。

 

また誰かが来た…って、ドゥーエという女とその配下、それからソニックそっくりのロボットか…!

 

ドゥーエ「シゾー?手こずってるって感じ?」

 

シゾー「何しに来たピョンか!手出しは無用ピョン!」

 

小吾郎「切り裂き兎の後ろ盾は、やっぱりアンタだったか。ドゥーエ姉さん」

 

モリガン「いい加減、オロス・プロクスの目的を教えてもらえない?」

 

ドゥーエ「まだダメ。…アタシ達も観察を繰り返してる途中だから」

 

小吾郎「観察…?」

 

ドゥーエ「例えばシゾー…彼の存在自体が、ちょっと珍しいっていうか?」

 

美依「そのイタズラ白兎、もう見た目からして珍しいけど…」

 

コナン「多分、そのお姉さんは違う意味で珍しいと言ったと思うよ」

 

ドゥーエ「へぇ?どういう意味で言ったと思うのかしら、坊や?」

 

コナン「…エリカさん、シゾーって一度死んだんだよね?」

 

エリカ「え?そ、そうだよ、コナン君」

 

ドゥーエ「頭が切れるのね。流石は縮んだ子」

 

コナン「…⁉︎」

 

安室「縮んだ子…?どういう意味ですか?」

 

ドゥーエ「…いいえ、何でもないわ。気にしないで」

 

コナン「(アイツ…俺が工藤 新一という事を知ってんのかよ…!)」

 

ドゥーエ「それよりも、今、何が起こっているか、お分かりかしら?他にも……ない?」

 

クロノス「…」

 

エグゼイド「確かにクロノスも一度消滅しているな…!」

 

古城「それを言うと天塚 汞もな」

 

ユーリ「そして、消えたはずの星喰みの眷属か」

 

カイト「スケィス…」

 

さくら[サクラ]「あやめさんも…一度…」

 

ドゥーエ「…世界の境界線は乱れ、あらゆるものの区別がなくなりつつある。空間と距離、過去と未来、生と死さえも…」

 

アマリ「それって…!」

 

零「アル・ワースと似ている所があるな…!」

 

ソニック「ドゥーエ!どうしてメタルを連れてるんだ⁉︎」

 

メタルソニック「…」

 

ドゥーエ「これは協力者が作ってくれたモノなのよ」

 

ディエンド「はてさて、その協力者は何処かな?僕はその人物を待っているのだけどね」

 

ドゥーエ「…もうそろそろ…来たわ」

 

来たのは…何かの機械に乗った男…⁉︎

 

エッグマン「ホーッホホホホホッ!漸く出会えたな!ソニックよ!」

 

ソニック「やっぱり、メタルを作ったのはお前か!エッグマン!」

 

シャドウ「異世界に来てまでご苦労な事だな、ドクター」

 

エッグマン「最初は転移した影響で戸惑ったが…オロス・プロクスや異世界の技術が素晴らしくてな!それを提供してもらうのと条件にメタルを作ったと言うワケじゃ!」

 

リュウ「セスと同じ考えか…!」

 

ソニック「あのな、エッグマン?どんな世界でも俺がお前を見過ごすワケないだろ?」

 

エッグマン「だからこそじゃ!今度こそ、お前を倒してやる!」

 

ディエンド「盛り上がるのは勝手だけど…取り敢えず、これを受け取ってよ」

 

泥棒ライダーがエッグマンにカオスエメラルドを投げた…⁉︎

 

エッグマン「うむ、ご苦労じゃった。さて、このカオスエメラルドを使って…」

 

シャドウ「何をするつもりだ」

 

エッグマン「このデータ復元装置には過去の戦闘のデータが詰まっている。それをカオスエメラルドのエネルギーで復元し、実体化するんじゃ!」

 

そう言いながら、エッグマンは装置にカオスエメラルドを入れ、トリガーを引いた。

 

エッグマン「出でよ、カオース!」

 

復元装置から光が放たれ、光が消えると…スライムのモンスターがいた。

 

カオス「…」

 

リーファ「な、何こいつ…⁉︎」

 

ソニック「カオス…俺がかつて倒した生命体だ!」

 

シャドウ「そんな過去の遺物で僕達を倒す気なのか?」

 

エッグマン「復元したカオスは本物ではない。じゃから、カオスエメラルドを与えても進化はせんが…この姿のカオスでも貴様らを倒す事ぐらいは出来るわい!」

 

クロノス「ほう…面白い」

 

ソニック「何度だって、俺が倒してやるぜ!」

 

って…機械に入れたカオスエメラルドが色を失った…⁉︎

 

未来「カオスエメラルドの色が消えちゃいました!」

 

シャドウ「力を使い尽くしたのだろう」

 

ディエンド「…ドクター、これはどう言う事かな?」

 

エッグマン「ふむ、よくやってくれたぞ、海東!これで我が計画が新たな方向へ進む!」

 

ディエンド「ドクターは僕に使った後にカオスエメラルドをくれると言う約束をしてくれた。だから、僕はあなたにカオスエメラルドを渡したんだけどね」

 

エッグマン「ふっ、そんな約束…した覚えはないわ!」

 

ディエンド「…」

 

ディケイド「何だ?また嵌められたのか?傑作だな、海東!」

 

ディエンド「…士、僕も君達と一緒に行くよ」

 

パンサー「ハァ⁉︎何言ってんの⁉︎」

 

モルガナ「騙されたからって、調子が良すぎるだろ!」

 

ディケイド「…ハァ、言ってもアイツは聞かない。戦力が増えると思うだけでいい」

 

美琴「アイツを信じるの⁉︎」

 

ディケイド「勘違いするな。俺は一度たりともアイツを信じた事なんてない」

 

ディエンド「全く…素直じゃないな、士は!」

 

泥棒ライダーが仲間になった…って事でいいのか?

 

エッグマン「ふむ、そうか。だったら海東!貴様もソニック達と共に倒してやる!」

 

ディエンド「僕を騙した事…後悔させて上げるよ」

 

セシリア「い、いいのですか、シャドウさん?」

 

シャドウ「言っても聞かない事はわかった。疲れるだけだ」

 

ドゥーエ「さてさて…じゃあ、今度はお願いしようかしら」

 

箒「何…⁉︎また誰かを呼んでいるのか⁉︎」

 

今度は紫のロボット…⁉︎

 

?「勝手に指図するな。俺には目的があると言ったはずだ。奴を…ぶっ潰すだけだ。バラバラにしてな…!」

 

トロン「VAVA?まさか…!」

 

?2「そうだ。かつてシグマと共に俺達の組織を裏切った…イレギュラー」

 

おいおい…また誰か来たぞ…。

 

?3「サイバースペースの異常なデータ増大…これだけの人達が、一体どこから?」

 

トロン「えっ⁉︎ロック…⁉︎」

 

?2「それだけじゃない。…まさか、再び会う事になるとはな」

 

?3「…」

 

VAVA「ゼロか。それに…エックス!」

 

KOS-MOS「ゼロとエックス、データ検索。ゼロはイレギュラーハンター第0特殊部隊隊長。エックスは第17部隊隊長となっています」

 

コブン「イレギュラーハンターは、暴走したレプリロイドと戦う人達ですぅ〜!」

 

VAVA「隊長…そうだったな。シグマの後ガマがお前とは、これも因果か」

 

エックス「VAVA…!あの時、破壊されたお前が、何故ここに!」

 

VAVA「いつか言ったはずだ。貴様を倒す為に、何度でも甦ってやると…!」

 

エックス「どうして何だ?どうしてそこまで…!」

 

VAVA「エックス、お前が何もできん事を証明するためだ。世界を変えるのは…この俺だ!」

 

ゼロ「エックス、イレギュラーの言う事に耳を貸すな。何度でも甦るなら、何度でも倒すまでだ!」

 

エックス「それは解決になるのか?ゼロ…。同じレプリロイド同士が壊し合う…それじゃあ…」

 

VAVA「ククク…ハーッハッハッハッハ!相変わらず悩んでばかりか、エックス!いつまでも甘ちゃんのお前に可能性などないッ!」

 

エックス「…VAVA。お前が、どうして俺を憎むのかはわからない。だけど、やるべき事はわかる。今の俺は…第17部隊の隊長なんだ!」

 

 

 

 

第25話 イレギュラー・ハンター

 

 

 

 

なんか、俺たち…置いてかれてるな。

 

春麗「イレギュラーハンター…。私達の世界でいう警察みたいなモノ?」

 

デビロット「どちらかというと、特殊部隊の方に近い感じじゃ」

 

パイ「VAVAって奴は凶悪犯って感じね」

 

郁人「聞く限り…アイツも甦った者らしいな」

 

ゴブリンスレイヤー「ふむ…妙な状況になってきているな」

 

エックス「甦った者…⁉︎君達、何か知っているのかい⁉︎」

 

シャオユウ「知っているというか、事件に巻き込まれてる最中というか…」

 

ゼロ「見慣れない連中ばかりだが…ヴェクター・インダストリーのKOS-MOS、空賊ボーン一家…そして、デビロット一味。データにある者達も、何人かいるな」

 

エックス「ゼロ、事情は後で聞こう。…VAVAもいるこの状況、普通じゃない」

 

ゼロ「もっともだ。お前達、こちらの足を引っ張るなよ?」

 

パラドクス「こっちの台詞だ。…信用して大丈夫なのかよ?」

 

ゼンガー「彼等はアンドロイド…なのか?」

 

トロン「レプリロイドよ。限りなく人間に近い、人格を持ったロボットですわ」

 

コブン「お友達になりたいですぅ〜!」

 

デミトリ「ふん、ハンターの名を冠するならば、それなりに使えるのだろうな」

 

エックス「やれる限りの事はする。今が…戦わなかればいけない時だ」

 

VAVA「皆殺しだ。…俺の邪魔はさせん」

 

シゾー「物騒なやつピョン。…みどころはありそうピョンけどねえ」

 

クロノス「誰であろうと絶版にするのみだ」

 

メタルソニック「…」

 

カオス「…」

 

エッグマン「エッグマンランド建設の為にもお前達を倒させてもらうぞ!」

 

ドゥーエ「じゃあ、始めましょ。…そろそろ頃合いになってきたし。力も…だいぶ強く発現する様になってきたって感じだし?」

 

美依「何の事⁉︎思わせぶりはやめてってね!」

 

戦闘再開だ…!

 

 

 

 

 

俺達はクロノスにダメージを与えた…。

 

クロノス「フン、いいだろう。スケィスは後々回収すればいい。今は戦力を整えるだけだ」

 

クロノスは撤退した…。

 

ポッピー「やっぱり、アイツ余裕そうだね」

 

レーザーターボ「魔王っていう協力者もいるんだ…そりゃ気を強く持てるだろうな」

 

 

 

 

俺達はスケィスにダメージを与えた…。

 

スケィス「…」

 

カイト「今、なにかを探していた?その為に…ここに?」

 

 

 

 

 

俺達はソニックロボにダメージを与えた。

 

メタルソニック「…」

 

ソニックロボは撤退した…。

 

 

 

 

俺達はカオスにダメージを与えた。

 

カオス「…」

 

カオスは水溜り状になり、撤退した…。

 

ソニック「へっ、相変わらず逃げ足だけは早いな!」

 

 

 

 

 

俺達はドゥーエにダメージを与えた…。

 

ドゥーエ「ここから抜け出せたら…また会いましょう」

 

美依「待って!力ってなんなの⁉︎」

 

ドゥーエ「さあ?自分で気づく時が来るといいわね」

 

ドゥーエは撤退した…。

 

小吾郎「お嬢の…力?」

 

 

 

 

俺達はエッグマンにダメージを与えた。

 

エッグマン「おのれー!今日のところは見逃してやる!次はこうはいかんぞー!」

 

そう言い残し、エッグマンは撤退した…。

 

ディエンド「そうだね。次こそは痛い目を見させてあげるよ。人のお宝に手を出したあなたにね」

 

シャドウ「お前が言うな」

 

ソニック「(何度やったって、お前は俺達を止められないぜ、エッグマン)」

 

 

 

 

 

 

俺達は兎ロボにダメージを与えた。

 

シゾー「くそー!覚えてろウサーッ!また修理が大変だピョンね…」

 

兎野郎は撤退した…。

 

 

 

 

 

俺達はVAVAにダメージを与えた。

 

VAVA「クク…ククク…!これが俺か!今の俺か!フフ…フハハハハ!」

 

VAVAは撤退した…。

 

エックス「ゼロ、あの事件から…どれくらい経つ?」

 

ゼロ「…さて、な。だが、次の任務は決まった」

 

エックス「ああ、アイツを…VAVAを放っておくワケにはいかない」

 

…ふぅ、漸く敵を全て倒したか。

 

ラウラ「うむ、周囲に反応はないな。全滅させた様だ」

 

エックス「協力に感謝するよ…君達の事、聞かせてくれるかい?」

 

ゼロ「知っている事…全て話してもらおう」

 

トウマ「う〜ん、結構複雑っていうか、俺もよくわかってないんだよなぁ」

 

楯無「待って、エネルギー反応よ!」

 

さくら[SF]「まだ誰かいるの?場所は?」

 

コブン「あそこの…カプセルですぅ」

 

カプセル…?

 

 

 

戦闘を終えた俺達はそのエネルギー反応を示したカプセルの前に集まった。

 

トウマ「これは…転送システムか?ジオフォートにも似たのがあるけどよ」

 

エックス「データの転送カプセルだよ。昨日はすでに停止を…」

 

?「…カ…イ…」

 

…ん?今何か聞こえた…?

 

?「カイ…ト…」

 

カイト「アウラ…⁉︎」

 

カプセルの中に…アウラが…?

 

アウラ「カイト…やっと…見つけた」

 

ゼロ「何者だ!」

 

一夏「落ち着けって!この子は味方だよ!」

 

アウラ「カイト、ブラックローズ…ごめん…」

 

カイト「アウラ!さっきの話は…君は!」

 

アウラ「あたしは…ザ・ワールドを守れなかった…」

 

ブラックローズ「あんた、本当にスケィスに…?」

 

アウラ「そう、今のあたしは…データの断片…。このカプセルがなかったら転送は間に合わなかった…」

 

エックス「良かった。まさかカプセルがこんな役立ち方をするなんて」

 

アウラ「本当に…助かった。カイト、腕輪を使って。ザ・ワールドの座標はわかる」

 

カイト「わかった。やってみるよ」

 

俺達はカイトの腕輪の力で転送した…。

 

 

転送した先…此処は…。

 

ティア「此処は…教会…?

 

エックス「いや、この感じ…まだサイバースペース内じゃないか?」

 

アウラ「そう、此処はザ・ワールド。でも、今はあたしの制御を離れてしまっている…」

 

カイト「じゃあ、ログアウトは出来ないのかい?」

 

アウラ「ごめん…カイト」

 

海東「君の力が戻れば何とか出来るのかい?」

 

アウラ「分けられたあたしのセグメント…集める事が出来れば」

 

黎斗「それは何処にある?」

 

アウラ「四つに分けられたセグメント…そのうち、三つはわかる」

 

ブラックローズ「このザ・ワールドの中にあるの?」

 

アウラ「カオスゲートから行ける…。マク・アヌへ…」

 

そして俺達はまた転送された…。

 



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第26話 ザ・ハウス・オブ・ザ・デッド


最近こっちばかりの投稿…。
そろそろスパロボTも投稿していかないと…。

それではどうぞ!


 

 ー斬崎 郁人だ。

 俺達はマク・アヌのカオスゲート前に来た。

 

ゼロ「なるほどな。これがサイバースペースのゲートか」

 

ハーケン「OK、デジタルガール。座標の指定とかはどうするんだい?」

 

アウラ「エリアワードを入力すれば良いの」

 

飛鳥「エリアワード?」

 

古城「なんか…難しそうだな」

 

カイト「大丈夫、簡単だよ。三つのワードの組み合わせによって、エリアを選ぶんだ」

 

ブラックローズ「そ。さっきの場所だと、Δサーバーの隠されし禁断の聖域よ」

 

シリル「へえ、結構洒落ねるのね。入力は出来るの?」

 

小牟「え〜と、父よ 母よ 妹達よ…と」

 

エリカ「あ!私も!プリン メロン クレープ…えへへ、楽しみです」

 

零児「お前達、何処へ行くつもりだ」

 

海東「適当な所に飛ばされる前に、正しいワードを教えてくれるかな?」

 

アウラ「…わかった。まずは一つ目…Δ復讐する死者の館」

 

フランク「いきなり死者と来たか。先が思いやられるな」

 

アウラ「次が…Δ神喰らう愚者の空母」

 

ソーマ「ふん…。俺達にはうってつけか」

 

リンドウ「うーん、そうか?俺はどうにも嫌な予感しかしないけどな」

 

アウラ「三つ目が…Δ運搬する慈愛の女神」

 

リーンベル「運搬する…って、急に何?」

 

零「手分けした方が良さそうだな。アウラ、四つ目は…まだわからないのか?」

 

アウラ「今の状態では、力が足りないの…」

 

KOS-MOS「アウラのパフォーマンスを上げるためにも、セグメントを早急に見つける必要があります」

 

郁人「よっしゃあ!じゃあ、みんなそれぞれ興味のあるワードを選んでくれ」

 

キリト「ああ、アウラのセグメントを集めて、また此処で落ち合おうぜ」

 

俺達は三チームに分かれ、行動を始めた…。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ークリス・レッドフィールドだ。

俺とジル、それから毒島は謎の館にいた。

 

ジル「ふう…随分歩いたわね」

 

クリス「ああ、客船バミューダから此処に…。一体どうなっている?」

 

ジル「目の前には古びた洋館…嫌な記憶しかないわね」

 

毒島「…」

 

クリス「毒島?」

 

毒島「俺は…この場所に来た事がある」

 

クリス「何だって…⁉︎」

 

毒島「似ている。いや、同じにしか見えない。某国で、こんな計画があった。国家最高機密計画U・D・S。その目的は…死霊を軍事利用する事」

 

ジル「何ですって?バイオ兵器ではなくて…?」

 

毒島「計画そのものは頓挫したが…その技術の一部がある街で使われた」

 

クリス「それが…ここだというのか?」

 

毒島「…。ん…邪気…?いや、誰だ!」

 

居館の入り口には…女の子の幽霊?

 

アウラ「…」

 

ジル「ゴースト…?まさか…死霊の軍事利用って話…」

 

クリス「やれやれだ。銃や体術が効けばいいが」

 

毒島「慌てるな。…お前は何者だ、娘」

 

アウラ「あたしはアウラ…,アウラの…セグメント…。ここは…フェイドゥムによって作り出された、記憶の奥底にある世界」

 

クリス「記憶の…奥底?フェイドゥムとは何の事だ?」

 

…っ!ゾンビ共が現れただと…⁉︎

 

毒島「ぬうっ、こいつらは…!」

 

ジル「私達の記憶からって…冗談でしょ?」

 

毒島「この館…そして現れた邪悪なる者達…」

 

クリス「真実を確かめるためにも、あの娘を保護しなければな」

 

アウラ「…」

 

取り敢えず、戦闘開始だ。

 

 

 

暫くしていると複数の人物達が突然現れた…。

 

 

 

 

 

 

ー斬崎 郁人だ。

 

俺はΔ復讐する死者の館に来た。

 

ちなみにメンバーはこうなっている…。

 

フランク&レイレイ

カイト&ブラックローズ

ダンテ&デミトリ

ユーリ&エステル

アキラ&パイ

古城&雪菜

霊夢&魔理沙

俺&金森

レーザーターボ&ゲンム

楯無&簪

ベラボーマン&ワンダーモモ

妖夢&稲姫

フレン

バン

アーサー

トロン

ねねこ

パンサー

シノン

咲夜

ガイ

紗矢華

ポッピー

 

ってな感じだ。

 

アキラ「ここにアウラが?随分湿っぽい所だな」

 

クリス「人が⁉︎むっ…?」

 

フランク「クリス…?ジルもいるのか⁉︎」

 

レイレイ「毒島さんも…って、本物?」

 

毒島「お前達こそ、本物か?この世界…全てが疑わしい」

 

魔理沙「それは心配ないぜ!私達は正真正銘よ本物だからよ!」

 

フランク「これで、バミューダで行方不明になったメンツは全て見つかったな」

 

っ…フェイドゥム共が現れた…?

 

ねねこ「フェイドゥムなのだ!やっぱり

ザ・ワールドでフェイドゥムは増えてるのだ!」

 

アウラ「カイト…」

 

よく見ると館の入り口にアウラがいるな。

 

カイト「あれは…アウラ!アウラのセグメントだ!」

 

ダンテ「そういや、データである彼女をどうやって回収するんだ?」

 

アウラ「カイト、腕輪を使って。あたしのデータ…そこに転送する。急いで…時間がない…」

 

苦しんでいる…?

 

楯無「ねえ、彼女…苦しんでない?」

 

簪「もしかして…タイムリミットがあるのかも…!」

 

アウラ「そう。このエリアは正常じゃない。セグメントのあたしでは…存在を保てない…」

 

未来「そ、そんな…!」

 

バン「弱気な事言うんやない!気合じゃ!アウラァッ!」

 

トロン「デジタルな存在に対して、随分アナログなアドバイスですわね…」

 

アウラ「気合…わかった…」

 

シノン「私達が行くまで踏ん張って!」

 

ブラックローズ「アウラ、頑張って!カイト、急ぐわよ!」

 

カイト「うん…!」

 

アーサー「なんだかよくわからんが、カイトがあの娘の所まで行けばいいんだな?」

 

霊夢「そして、後はカイトに任せるだけよ!」

 

クリス「了解した。少年を援護するぞ」

 

ジル「状況をもう少し整理したいけど…わかったわ」

 

毒島「…む⁉︎待て…!」

 

今後はなんだ…?めちゃくちゃ強そうなゾンビが進行上にいるじゃねえか…!

 

毒島「どうやら、番人もいる様だぞ」

 

?「ウオオオオオッ!」

 

クリス「こいつは…B.O.W.⁉︎タイラントタイプか…!」

 

ジル「そ、そんな…!まさか…ネメシス-T型?追跡者がどうしてこんな所に⁉︎」

 

貴利矢「ネメシス、か…。ホント、その名前にはまともな奴がいないな!」

 

フランク「これもフェイドゥムって奴の力か!誰かの頭から…忌み嫌うものってのを生み出したらしいな」

 

ジル「私からみたいね。随分追いかけられたし」

 

チッ、今度はテンションの高いゾンビか…!

 

クリス「…⁉︎」

 

ザベル「追跡者…こいつぁゴキゲンだっゼ!根性ありそうじゃねぇーか!」

 

レイレイ「あ、やばっ!ザベルの奴、アイツと組むみたいだよ!」

 

ガイ「ゾンビ同士気が合うみたいだしな」

 

追跡者「グオオ…ッ!」

 

ジル「私に…復讐したいようね」

 

クリス「ああ、やるしかないようだな」

 

毒島「…。クリス、ジル…死ぬのは、怖くないか?」

 

ジル「え…?」

 

毒島「お前達の記憶から生まれたのが奴。死の恐怖から生まれたのが奴ならば…。恐れをもって戦えば、食われるぞ。…死に」

 

クリス「毒島、俺達に恐れはない。こんな戦いは…いつもの事さ」

 

ジル「自慢にならないけどね」

 

毒島「…フッ。ならば、いい」

 

ザベル「毒島ちゃんよォ、見せてやるゼ!ゾンビの復讐ってやつだ!」

 

毒島「その復讐は果たされない。俺達は常に勝ってきた。…この、死霊の館ではな」

 

 

 

 

第26話 ザ・ハウス・オブ・ザ・デッド

 

 

何か盛り上がってきた所で…戦闘開始だ!

 

 

 

 

 

 

 

俺達はザベルの奴にダメージを与えた…。

 

ザベル「追跡者…いいぜェ!次は俺様の仲間にしてなるぜェ!」

 

ジル「あなたの手に負える相手じゃないわ」

 

ザベル「さァ、どうだかなァ!」

 

ザベルは撤退した…。

 

 

 

 

俺達は追跡者にダメージを与えた…。

 

追跡者「オォ…オオオオ…!」

 

雄叫びを上げながら、追跡者は撤退した…。

 

クリス「撃退できたか」

 

ジル「…何年ぶりかしら。もう二度と会いたくないわね」

 

クリス「ここを脱出できれば、もう会う事はないさ」

 

ジル「…そうね」

 

 

 

 

 

 

 

…ふう、何とか時間までにアウラの元へ辿り着けたか。

 

アウラ「カイト…」

 

カイト「アウラ、僕の腕輪に!」

 

アウラ「ありがとう…。残りのあたしも…お願い…」

 

どうやら、アウラのセグメントの回収に成功したみたいだな。

 

ブラックローズ「よぉし、これで…」

 

って…また敵かよ…!

 

フレン「くっ、しまった!まだ伏兵が⁉︎」

 

ゲンム「ゾンビだらけで嫌になってくる!」

 

ポッピー「黎斗が言わないで!」

 

フランク「全く…何でこうなるんだ」

 

クリス「ああ、全く理解できんな」

 

ジル「…そうね」

 

レーザーターボ「嫌になるぜ」

 

毒島「不吉だ…」

 

パンサー「まさか、みんながゾンビを呼び寄せてるとかじゃないですよね?」

 

ったく…面倒だが、戦闘再開だ!

 

 

 

 

 

数十分後…。

俺達は全ゾンビを殲滅した。

 

カイト「よし、敵も全滅させたし…マク・アヌに戻ろう」

 

咲夜「そうね。またゾンビが増えても面倒ですし」

 

デミトリ「やれやれ、騒がしい夜は好かぬ」

 

雪菜「本当に…大騒ぎでしたね…」

 

ジル「…この洋館よ中も再現されているのかしら?」

 

フランク「俺は興味があるな。入ってみるか?」

 

クリス「…やめておこう。恐らく、ろくな事が起こらない」

 

毒島「…同感だ」

 

そして、俺達はマク・アヌへ戻った…。



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第27話 神と、人と、そして魔と


第27話です!
それではどうぞ!


 

ー南雲 ハジメだ。

俺とユエはオルクス大迷宮から脱出し、外へ出られるのかと思っていたが…。

 

この見知らぬ荒れ果てた街で俺達は謎の魔物共に襲われていた。

 

ユエ「ハジメ!」

 

ハジメ「任せろ!」

 

ユエが魔物共の動きを止め、俺がドンナーで魔物を撃ち抜き、倒した。

それにしても…倒しても、倒しても湧いてきやがる…!

 

ハジメ「チッ…!ったく、何なんだよ一体!」

 

ユエ「見た事もない魔物達…。それに此処は恐らく、トータスじゃない」

 

ハジメ「マジか…って、俺も何となくわかっていた。…それになんか妙な感覚なんだよな…。まるで周りが本当の建物じゃない…そんな気がする」

 

ユエ「でも、魔物を倒した時の感覚は本物」

 

ホント、何なんだよ…!

 

ユエとそんな話をしていると、突然複数の奴等が現れた…。

 

 

 

 

 

 

ー天斎 小吾郎だ。

どうやら、転送には成功したみたいかな。

ちなみにメンバーは以下の通りだ。

 

 

トウマ&シリル

KOS-MOS&T-elos

俺&お嬢

春麗&モリガン

リュウ&ケン

ソーマ&アリサ

大神&さくら

ゴブリンスレイヤー&女神官

政宗&幸村

ルーク&ティア

鈴&セシリア

シャルロット&ラウラ

ブレイブ&スナイプ

平八

アリサ

リンドウ

ワルキューレ

イムカ

直虎

京極

美琴

ディケイド

ソニック

早苗

こんな感じかな。

 

 

アリサ[GE]「エリアワードを見て、もしかして…と思いましたけど…」

 

リンドウ「戻ってきた…って事はねぇわなぁ」

 

KOS-MOS「はい、残念ながら、ここは電脳空間…通常空間ではありません」

 

小吾郎「ソーマ達の世界…そのコピーって事かな?」

 

春麗「古代バミューダ族がいるって事は、ここのイメージって…」

 

ルーク「でも、アラガミってやつもいっぱいいるぜ?」

 

ソーマ「…そいつらはアラガミじゃねえ」

 

トウマ「イノブタだな。へへっ、焼くと美味いんだぜ?」

 

シリル「今はいいから。…でも、誰のイメージ?私達なのかしら」

 

ハジメ「おい、アンタ等!」

 

ティア「そう言えばあそこに人がいるけど…」

 

政宗「何だ?アイツ等も誰かのイメージか?」

 

ユエ「イメージ…?何の事?」

 

ハジメ「少なくとも…真面に会話は出来るようだな。悪いが、此処は何処なんだ?」

 

幸村「此処はざ・わーるどでござる」

 

ハジメ「ザ・ワールド…?なんか聞いた事がある様な、無いような…」

 

美琴「まあ、話せば長くなるんだけど、ゲームの世界というらしいわ」

 

ハジメ「ゲームの世界⁉︎つまり、俺達はゲームの中に入っていると言う事か⁉︎」

 

鈴「そう言うことよ。理解が早くて助かるわ!」

 

ユエ「ゲーム…?」

 

ハジメ「俺の世界にある娯楽用品の一つだ…。なあ、アンタ等?一先ず此処の敵を片付けて、もう少し詳しく話をしないか?」

 

直虎「そ、そうですね!その方がいいです!」

 

ハジメ「そゆじゃあ、よろしくな。俺は南雲 ハジメ。こっちはユエだ」

 

ユエ「ん。よろしく」

 

早苗「こちらこそ、よろしくお願いします!」

 

士「それにしても…アウラのセグメントは何処にいるんだ?」

 

…お?街の奥にアウラがいたな。

 

美依「いたぁ!アウラ〜!」

 

ユエ「…誰?」

 

ハジメ「さっきまで居なかったぞ?」

 

シャルロット「簡単に言うと…ゲームの神様、的なものかな?」

 

ハジメ「神、か…。アンタ等は彼女を探しに来たようだな」

 

ラウラ「探しにきたと言うより、助けに来た…の方が正しいな」

 

アウラ「あたしを…助けに?」

 

T-elos「奴はデータ存在。どうやって回収する?」

 

KOS-MOS「私のデータ領域に格納します。よろしいですか?アウラ」

 

アウラ「大丈夫…」

 

大神「よし、俺達はKOS-MOS君を援護、アウラ君を救出するぞ」

 

ハジメ「取り敢えず、そのKOS-MOSって奴があの幽霊のところまで行けばいいんだな?了解だ」

 

トウマ「よっしゃあ!待ってろよ、アウラ!」

 

ん?複数のモンスターとあの女は…。

 

リームシアン「ほう…。張り切っているな、トウマ」

 

シリル「リームシアン⁉︎どうしてあなたが⁉︎」

 

リームシアン「その娘が、この世界の主か?」

 

アウラ「…」

 

リームシアン「お前達に渡すのは面白くない」

 

トウマ「だからって、てめえには渡せねえよ!」

 

アウラ「うう…」

 

大我「おい!何か苦しんでないか?」

 

アウラ「不安定なデータが、このエリアに集まってる…。長い時間は存在を保てない…」

 

飛彩「時間はあまりないと言う事か…!」

 

平八「根性いれんか!すぐに行ってやるわい!」

 

アウラ「根性…。わかった…」

 

ユエ「ねえ、ハジメ。あの女の人が連れてきた魔物って…」

 

ハジメ「あぁ…。オルクス大迷宮の奈落の底…そこに存在する魔物だな。どうしてアンタがコイツ等を引き連れてんだ?」

 

リームシアン「フッ、なかなか使いどころがあると思ってな。手駒にしてやった」

 

ハジメ「成る程な。随分と性格が悪いな!」

 

すると、今度は…アッシュという奴が現れた。

 

アッシュ「…こんな所にいたか。レプリカ」

 

ルーク「アッシュ!」

 

ティア「どうしてあなたまで…⁉︎」

 

アッシュ「俺はオベイロンの奴にそのアウラという女を回収して来いと言われただけだ」

 

ルーク「お前まで…!そんな事をしてまでオールドラントに帰りたいのかよ!」

 

アッシュ「当たり前だ!バンを止められるのは俺達のいずれかだ!こんな所で時間を無駄にはできねえんだよ!」

 

ルーク「だからって…関係のない人達を傷つけていいはずないだろ!」

 

アッシュ「だったら、お前が止めてみせるんだな、劣化レプリカ!」

 

ゴブリンスレイヤー「乱戦になって来たが。頼むぞ、KOS-MOS」

 

KOS-MOS「了解しました」

 

戦闘開始と行くかな。

 

 

 

 

戦闘開始から数分後の事だった…。

 

アリサ[鉄拳]「瓦礫の中に熱源…?」

 

お、瓦礫の中から人が出て来たな…。

 

アリサ[GE]「あんな所に…人が⁉︎こんなアラガミだらけの場所に、どうして⁉︎」

 

平八「あやつは確か…客船バミューダにおった刑事か」

 

ブルーノ「サンフランシスコ市警のブルーノ・デリンジャーだ」

 

ソーマ「知り合い…って事は何処かから飛ばされてきたか」

 

アリサ[GE]「ブルーノさん。大丈夫ですか⁉︎」

 

ブルーノ「アラガミ…だったっけ?しつこく追いかけ回してきやがってよ!」

 

リンドウ「あ〜、アイツ等の追跡能力は相当なもんだからな。よく逃げのびたもんだ。今、助けに…」

 

ソーマ「むっ…!ブルーノ!上だ!ボーッとするな!」

 

ブルーノ「…ッ!」

 

アレは…ヴァジュラというアラガミか…!

 

ヴァジュラ「…」

 

ブルーノ「うわっと!」

 

なんか物凄くアラガミが増えたな…。

 

美依「どんだけの数に追われてたの」

 

ブルーノ「いやあ、後から後から来るわ来るわでよぉ。銃を撃ったら、その音でちっこいのが集まって来てな。逃げる時に石を蹴っ飛ばしたら、そのでかい奴に当たっちまってよぉ…」

 

ヴァジュラ「…」

 

ケン「運が悪いにも程があるだろ。何やってんだよ」

 

ハジメ「一見回って、素晴らしいほどだけどな」

 

…っ、今度は降魔の連中か。

 

殺女「ふふふ…。騒がしいと思えば、大神 一郎か」

 

大神「うっ…!降魔…殺女!どうして此処に⁉︎」

 

殺女「シゾーから、この空間に入る方法をね」

 

京極「こちらも運がなかったという事ですね。…仕方ありません!」

 

アウラ「う…うう…」

 

小吾郎「もう滅茶苦茶だな。だが、アウラがヤバイ。急ぐぞ!」

 

ソーマ「チッ…。此処では色々と起こりすぎるな…」

 

 

 

第27話 神と、人と、そして魔と

 

 

 

 

 

俺達はアッシュにダメージを与えた…。

 

アッシュ「ッ…!クソッ…!まだだ!」

 

ルーク「もうやめろ、アッシュ!これ以上、俺達が争い合う必要なんてないだろ!」

 

アッシュ「何処までも甘い奴だな、テメェは!目的を果たせば、元の世界に戻る事が出来る…その為にもテメェ等を倒さなければならないんだよ!」

 

ティア「そんなの必ず確証があるワケではないでしょう⁉︎それとも、本当に戻れると確証できるの⁉︎」

 

アッシュ「それは…」

 

ルーク「お前は利用されてるだけだ!俺達と一緒にいこう、アッシュ!」

 

アッシュ「だが、俺は…!」

 

ルーク「ッ…!アッシュ!」

 

何処かから攻撃が飛んできて、ルークがアッシュを庇った。

 

ティア「ルーク!」

 

アッシュ「お前…!」

 

ルーク「ッ…大丈夫だ!それよりも…誰だ⁉︎」

 

現れたのは…オベイロンという妖精か。

 

オベイロン「チッ、余計な事をしてくれたね、赤髪君」

 

アッシュ「オベイロン、テメェ!何の真似だ⁉︎」

 

オベイロン「何の真似でもないよ、アッシュ君。君はもう…用済みなんだよ」

 

アッシュ「何だと…⁉︎」

 

オベイロン「だから、君を消そうとしたのだが…赤髪君に邪魔をされるなんてね」

 

ルーク「お前…!」

 

ハジメ「つまらねえ裏切りだな。気分が悪くなる」

 

オベイロン「何とでも言うがいいさ!僕は元の世界へ戻れる最短の方法を取っているだけだ!」

 

アッシュ「…」

 

ティア「アッシュ…」

 

ルーク「…アッシュ、アイツをぶっ飛ばすぞ」

 

アッシュ「レプリカ、お前…」

 

ルーク「だから、戦いは後だ!」

 

アッシュ「チッ、仕方ねえ!やってやる!」

 

オベイロン「彼等に着くと言うのかい、アッシュ君?」

 

アッシュ「一時的だ。…まずは俺を裏切ったテメェに落とし前をつける!」

 

アッシュとの共同戦線開始だな。

 

 

 

 

 

俺達はオベイロンにダメージを与えた…。

 

オベイロン「ぐっ…!忌々しい奴らめ…!」

 

ルーク「悪い事をすれば必ず自分に返ってくるって事なんだよ」

 

アッシュ「此処で終わりだ!」

 

オベイロン「悪いが、私はこんな所で終わるつもりはないのでね!」

 

そう言い残し、オベイロンは撤退した…。

 

ティア「あの人を倒すのはキリト達に任せたほうがいいかもしれないわね…」

 

 

 

 

 

 

 

 

俺達はヴァジュラを倒した…。

 

ヴァジュラ「…」

 

ソーマ「あのヴァジュラは…本物だったのか?」

 

アリサ[GE]「もう何が本当で何が嘘なのか…わからないですね…」

 

 

 

 

 

俺達は殺女にダメージを与えた…。

 

殺女「力をつけたようね。大神 一郎」

 

大神「何を企んでいるんだ…!」

 

モリガン「そうね。それに、あのウサギ男は何処に行ったの?」

 

殺女「じきにわかるわ。また会いましょう」

 

殺女は撤退した…。

 

さくら[サクラ]「あの人が甦った理由、しようとしている事。悪い予感がする…」

 

 

 

 

俺達はリームシアンにダメージを与えた…。

 

トウマ「リームシアン!いい加減に決着つけるぜ!」

 

リームシアン「まだ私にはやるべき事がある。次は…あの地か。フフフ…」

 

リームシアンは撤退した…。

 

ワルキューレ「フィアランドの長…。一体、何をしているんでしょう?」

 

シリル「私達にとって、いい事ではないでしょうね」

 

 

 

 

 

ついにKOS-MOSはアウラの元まで辿り着いた。

 

KOS-MOS「アウラ、お待たせしました」

 

アウラ「ありがとう…」

 

T-elos「さっさとしな。残りの雑魚どもを片付けるよ」

 

KOS-MOSはアウラのデータを保管した。

 

 

 

 

そして、俺達は全ての敵を倒し終えた…。

 

イムカ「敵影はない。安全は確保した」

 

女神官「目標は達成しましたね!早く、マク・アヌへ戻りましょう」

 

ブルーノ「助かったばかりだってのに、休むヒマもねえのかよ」

 

ハジメ「そう言っても仕方ねえぜ?ブルーノ」

 

リンドウ「ま、しょうがないさ。一服して、戻ろうや」

 

ブルーノ「…そうだな、一本くれ」

 

ルーク「…ごめん。みんなは休んでいてくれ」

 

早苗「ルークさん?」

 

ルーク「アッシュ…決着をつけよう」

 

アッシュ「何…?」

 

ルーク「お前が決着をつけたがっているんなら、俺はそれを受け入れる…どうだ?」

 

アッシュ「フッ、言うようになったじゃねえかよ、レプリカ」

 

ルーク「でも、俺は負けるつもりはない。…それから、一つ条件をつけてもいいか?」

 

アッシュ「何だ?」

 

ルーク「この戦いで俺が勝ったら…俺達と一緒に戦ってくれ!」

 

アッシュ「…いいだろう」

 

ルーク「アッシュ…!」

 

アッシュ「だが、それならこっちも条件付きだ。…ティアと共に挑んで来い」

 

ルーク「え…」

 

アッシュ「お前には仲間がいる…。その仲間と力を合わせて挑んで来い!」

 

ルーク「…ティア、手伝ってくれるか?」

 

ティア「その質問は愚問よ、ルーク。私はあなたと共に戦うわ」

 

ルーク「ありがとう。…アッシュ!俺は逃げない!世界や異世界の仲間達の為にも俺はお前に勝つ!」

 

アッシュ「よく言ったな!良いぜ、来い!劣化レプリカ!」

 

ルーク&ティアとアッシュの戦いが始まった…。

 

 

 

 

 

 

ルークとティアの攻撃にアッシュはダメージを受けた…。

 

アッシュ「グッ…!クソが…!」

 

ルーク「アッシュ…」

 

アッシュ「…何も言うな。この勝負はお前の勝ちだ。良いだろう、お前達と共に行く。…だが、忘れるな。オールドラントに戻ったら、本当の決着をつけるぞ」

 

ルーク「望む所だ!」

 

 

美依「もう、無事で済んで良かった、ってね!」

 

小吾郎「まあ、無事で良かったかな」

 

ラウラ「では、それぞれ落ち着いた所でそろそろ戻るとしよう」

 

ソーマ「…。此処はまだ、あれが残ってるんだな…」

 

アリサ[GE]「ソーマ?」

 

ソーマ「いや、何でもない。…戻るぞ」

 

俺達はマク・アヌへ戻った…。



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第28話 Ulala's Swingin' Report Show

第28話です!

今回でペアユニットは全て加入します!

ソロユニットは…原作のプクゾーで二人、今作オリジナルで一人で終わりです!

原作の方はやっている方なら分かると思いますが、オリジナルで参加するのは…誰でしょう!

それではどうぞ!


 

ー新垣 零だ。

俺達はΔ運搬する慈愛の女神の中へと来た。

 

ちなみにこっちのメンバーは…。

 

 

ゼファー&リーンベル

ジェミニ&エリカ

仁&シャオユウ

エックス&ゼロ

ハーケンさん&神夜

クルトさん&リエラさん

零児さん&小牟

俺&アマリ

ジョーカー&モルガナ

安室さん&コナン

エグゼイド&パラドクス

一夏&箒

キリト&アスナ

リーファ

飛鳥

赤井さん

さくら

シャドウ

スカル

ディエンド

ゼンガーさん

レディさん

バツ

デビロット

ヴァシュロンさん

…となってる。

 

 

そして、俺達はある石像の前にいた。

 

シャオユウ「ガリジャーノンさんの…アトリエ?ここが?」

 

ヴァシュロン「ああ、間違い無いな。…この女神像もあるしな」

 

リーファ「コレ…リーンベルさんじゃない?」

 

デビロット「庶民の分際で自分の像とは生意気じゃ!」

 

リーンベル「これはカーディナル…え、ええと、バーゼルの偉い人が勝手に…」

 

ヴァシュロン「まさか、出た先がバーゼルとはな」

 

ゼファー「でも、此処は現実の世界じゃねえんだよな?」

 

エックス「ああ。このエリアの反応はサイバースペースと同じだ」

 

ゼロ「電脳空間…あくまでザ・ワールドの中という事か」

 

ゼンガー「我等の目的はアウラを見つける事だ。捜索を始めるぞ」

 

パラド「意外に像の下とかにいてな」

 

アスナ「虫じゃないんですよ?」

 

ゼファー「この下?しょうがねえな」

 

海東「動くのかい?」

 

ゼファー「小型のエンジンがついてんのさ。よっと…!」

 

ゼファーが石像を押すと、石像は動き始めた。

 

リエラ「動くんだ…」

 

バツ「何でだよ?ガニマタだしよ」

 

赤井「バツ君。あまりそう言う事を言うものじゃ無いよ」

 

スカル「でも、よく出来ていると思うけどな!」

 

ジョーカー「確かに。フォックスが見れば、創作心が掻き立てられると言いそうだな」

 

リーンベル「もう、いいじゃない!アウラさんを探すのが先よ!」

 

?「…みんな…」

 

…この声は…!

 

?「あたしは…ここにいる…」

 

ジェミニ「この声…アウラさん⁉︎何処にいるの?」

 

アウラ「今のあたしは、この像のデータと…重なってしまっている…」

 

小牟「石の中にいるのかの⁉︎よく消滅せんのう」

 

シャドウ「石というより金属製だろう、これは」

 

一夏「アウラ、この像ごと、持ち帰るしかないのか?」

 

アウラ「プロテクトを解除してる…。少し待ってくれれば…」

 

安室「では、アウラさんがプロテクトを解除するまで周りのモンスターを倒すとしましょう」

 

エリカ「わかりました!」

 

クルト「像が移動し始めていたが、問題ないのか?」

 

ゼファー「ま、大丈夫じゃねえの?掃除を始めようぜ」

 

コナン「(何だ…?何か嫌な予感がしちまう…!)」

 

箒「コナン、どうかしたか?」

 

コナン「な、何でもないよ!…って、誰か来るよ⁉︎」

 

コナンが指差す方向に何処かの学園の制服を来た男女二人組が歩いてきた。

 

?「あ、漸く誰かいましたよ、お兄様!」

 

?2「見た所、化け物ではないな。…少し際どいのもいるが…」

 

シャドウ「それは誰の事だ」

 

キリト「多分、シャドウの事だと思うぞ」

 

零「悪い。話をしたいんだが、いいか?」

 

?2「構いません。俺達も今の状況を聞いておきたいので…。俺は司波 達也。こちらは妹の深雪です」

 

深雪「よろしくお願いします!皆さん!」

 

赤井「よろしく頼む。だが、まずは周りのモンスターを駆逐しないか?話をしていて、モンスターに像を破壊されても困る」

 

達也「みなさんはあの動く石像が必要なのですね?」

 

クルト「理解が早くて助かる。君達も手伝ってくれないか?」

 

達也「勿論、俺は構いません。…深雪もいいか?」

 

深雪「了解しました、お兄様!」

 

さて、戦闘開始だ!

 

 

 

 

第28話 Ulala's Swingin' Report Show

 

 

 

 

 

敵を倒していると、急に声が聞こえてきた…⁉︎

 

さくら[SF]「え⁉︎だ、誰⁉︎何なの⁉︎」

 

うらら「グッドモーニング、皆さん。今回のうららリポートショウは、突然飛ばされた、このアトリエ的な場所からお送りします」

 

アマリ「リポートショウ…?それにあのマイク…何かの関係者でしょうか?」

 

デビロット「…面倒な奴が現れおったのう」

 

零「デビロット、知り合いなのか?」

 

デビロット「いわゆるマスコミじゃ。妾達の世界のな」

 

うらら「あっ。ご覧ください!群衆の中に、ヘルドラドを治める暗黒大帝の息女…デビロット・ド・デスサタンⅨ世の姿も見えます!これは大事件の気配がギュンギュンします!今回は勝手に予定を変更して、激しく!緊急リポートします!なお、デスサタン王家について、当局が掴んだ情報によりますと…おやつはあらかた300円程度までと、厳しい管理体制が敷かれているとの事です」

 

デビロット「よ、余計な情報をお茶の間に提供するでないわ!宇宙放送局、スペースチャンネル5のリポーターが、どうしてこんな所におるんじゃ!」

 

しかも、何か、妙な生物達も現れたのが…。

 

零「こ、今度は何だ⁉︎」

 

エグゼイド「生物?いや、ロボットか⁉︎」

 

うらら「皆さん、あれはモロ星人が操る、侵略舞踏メカ…ココ★タピオカです!」

 

デビロット「ん?今、チャンネル5とモロ星人は協力体制にあったはずじゃが?」

 

うらら「モロ星人達は、またしても何者かに激しく操られているようです。元々、操られやすい体質なのかもしれません!」

 

一夏「アマリさんとそっくりだな!」

 

アマリ「え…⁉︎わ、私があの子達と一緒…」

 

零「…一夏、お前後で覚えてろ」

 

一夏「いいっ⁉︎ご、ごめんって、零!」

 

箒「というか、そんな理由でいいのか⁉︎」

 

海東「コントをするのは構わないが…あのタピオカなんちゃら君がいる場所…レールの終着点だよ」

 

シャドウ「…言われてみれば」

 

うらら「レール?あっ、本当です!レールの上に、なんだか気味の悪い石像が乗っています!移動しているのでしょうか?ですから、兎に角気味の悪い石像です」

 

深雪「そ、それほど言う事ですか?」

 

リーンベル「もうっ!そこを二回言わないでください!」

 

達也「ですが、早くあの石像からアウラという少女を回収しなければいけませんね」

 

ヴァシュロン「そうだな。おい、アウラ!抜け出せないのか⁉︎」

 

アウラ「システムのプロテクトを解除するまで、まだ、暫くかかる…」

 

ゼファー「…って事は、奥まで行ったら踏み潰されて終わりじゃん!…前にもあったな、こんな事」

 

デビロット「うらら!モロ星人はそちが連れてきたんじゃろう?責任を持って、妾達に協力せい!」

 

うらら「一応了解!私の踊りとマイクで真実を暴いてみせるわ!…チャンネルは、そのまま!」

 

安室「ふっ、真実か。いい響きだね、コナン君」

 

コナン「うん。行こう、安室さん!真実はいつも一つだから!」

 

うらら「その言葉、凄くいいと思います!私も使って行こうと思います!」

 

キリト「それは確実なパクリだろ」

 

まあ、戦闘再開だ!

 

 

 

順調に敵を倒していたが、俺達の背後に逢魔の妖魔達と沙夜、毒牛頭、毒馬頭、ネメシス、レイヤが現れた。

 

沙夜「あら、お取り込み中みたいね?」

 

ネメシス「楽しそうな祭りをしているじゃねえか!」

 

うらら「あ、何でしょう?セクシー美女達が現れました!」

 

沙夜「あん、もっと言っていいのよ?」

 

ネメシス「おいおい、美男子が抜けてるぜ?」

 

レイヤ「やってる場合か」

 

零「お前等…!どうしてここに!」

 

沙夜「百夜・改の試運転中。…デジタル世界もこれで問題なし、ね」

 

ゼンガー「百夜・改…。オロス・プロクスも使っていた空間転移を行うメカか」

 

小牟「こりゃ沙夜!ぬしと奴等のカ・ン・ケ・イを教えんかい!」

 

沙夜「うふふ…ナ・イ・ショ。答える必要はないでしょ?」

 

パラドクス「兎に角、俺達は今、急いでんだ。用が無いなら帰ってくれ」

 

ネメシス「ほう…。そんなに忙しいのか。何してるんだ?」

 

エリカ「この君の悪い像を守らないと、私達、元の世界に帰れないんです」

 

アスナ「エ、エリカさん…!」

 

沙夜「あゆ、そうなの?それを聞いたら…邪魔しないわけには、ね」

 

ヴァシュロン「グレネードちゃん、そりゃないぜ…」

 

デビロット「神夜辺りをそち達にやろうぞ?これで手打ちといたそう」

 

神夜「へ⁉︎ちょっと、困ります!」

 

毒牛頭「姉御、撤退しましょう」

 

毒馬頭「そうはいかんだろう、早すぎるぞ、毒牛頭よ」

 

ネメシス「ほう…それじゃあ、俺は春日井 さくらをもらおうかな」

 

さくら[SF]「絶対に嫌だよ!」

 

零「お前にやる仲間はいねえよ。さくらは守ってみせる」

 

さくら[SF]「零さん…!」

 

ネメシス「格好いい事言うじゃねえか、零!なら、守ってみせろよ!」

 

戦闘再開だ!

 

 

 

 

 

俺達は毒馬頭にダメージを与えた…。

 

毒馬頭「ここさ下がるしかないか!」

 

毒馬頭は撤退した…。

 

 

 

 

 

俺達は毒牛頭にダメージを与えた…。

 

毒牛頭「俺は諦めねえ…愛を!」

 

毒牛頭は撤退した…。

 

 

 

 

俺達はレイヤにダメージを与えた…。

 

レイヤ「チッ…!情けねえ!負け続けるなんてな…!じゃあな!」

 

レイヤは撤退した…。

 

零「やっぱり、レイヤとは…」

 

コナン「…(あのレイヤって奴の行動…何か不自然だな…)」

 

 

 

 

俺達はネメシスにダメージを与えた…。

 

ネメシス「やるねえ!それだけ面白くなってくるってもんだぜ!…それより、そろそろ行くか。潮時の場合を考えないといけないからな」

 

零「え…?」

 

ネメシスは撤退した…。

 

 

 

 

俺達は沙夜にダメージを与えた…。

 

沙夜「あん、もう少し準備してくればよかった。でも、百夜・改…こちらで使えるのは此処が限界、ね」

 

零児「む…?」

 

沙夜は撤退した…。

 

 

 

 

 

俺達はココ★タピオカにダメージを与えると奴は撤退した…。

 

全ての敵を倒したのと同時に石像が破壊され、アウラが出てきた。

 

アウラ「プロテクト…解除できた」

 

うらら「驚きです。君の悪い像の中から、美少女が現れました!今のお気持ちをどうぞ!まずはお名前から!」

 

アウラ「え…?あたしはアウラ。ザ・ワールドの管理システムの…」

 

箒「インタビューは後でいいのではないか?」

 

エグゼイド「そうだな。ミッションも完了したし、マク・アヌに戻ろうぜ!」

 

クルト「…それで、達也、深雪…。二人は今の状況を理解してくれたか?」

 

達也「はい、クルトさん。異世界の状況が不安定になっているのと、此処がザ・ワールドというゲームの世界という事も理解しました」

 

リエラ「しっかりしているのね、達也君は!クルトにそっくり!」

 

深雪「そうですね!声もそっくりです!」

 

クルト「…そうなのか?」

 

達也「自分では分からないモノですね…」

 

キリト「それにしても達也達の世界では機械で魔法を使えるのか…」

 

スカル「科学的なのか、非科学的なのか…わかんねえ世界だな」

 

達也「俺達からすれば、皆さんの世界も十分面白いと思いますよ」

 

深雪「これから私達も皆さんと戦う事になりました!よろしくお願いします!」

 

零「よろしくな、達也、深雪!」

 

キリト「…」

 

アスナ「どうしたの、キリト君?」

 

キリト「い、いや…何でない(…深雪の声を聞いていると、サチを思い出す…)」

 

零「(そう言えば、キリトと深雪が話していると、まるで青葉とヒナだな…)」

 

レディ「それで?うらら、あなたはどうするの?」

 

うらら「デスサタン王家にイレギュラーハンター、そして異世界の方々…凄いシチョーリツになる予感がムンムンします!ついでに、モロ星人達を操っていた黒幕にも迫りたいと思います!」

 

ゼロ「…調子のいい奴だ。だが、保護はしなければならんか」

 

エックス「そうだね。この事件が収束したら、一緒に帰らなければ」

 

アマリ「じゃあ、それまでよろしくお願いしますね、うららさん!」

 

うらら「激しく、よろしくお願いされます!」

 

キリト「じゃあ、早いところマク・アヌに戻ろうぜ」

 

アウラ「わかった、みんなをマク・アヌへ転送する」

 

俺達はアウラの力でマク・アヌへ転送された…。

 





一応、全ユニットが加入した後にキャラクター紹介や戦闘前後の掛け合いを乗せたいと思います!


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第29話 戦場の戦士達


第29話です!
そろそろ、折り返し地点だと思います!

それではどうぞ!



 

ー斬崎 郁人だ。

 

3グループに分かれていた俺達は集まり、それぞれ手に入れたアウラのセグメントを集めた。

 

カイト「アウラ、大丈夫かい?」

 

アウラ「…ありがとう。みんなのおかげで…少し力が戻ってきた」

 

小牟「アウラ、ぬしの第4のユニットは何処にあるのかの?」

 

アウラ「あたしの4つ目のセグメントは…スケィスに奪われた」

 

カイト「何だって⁉︎」

 

ヴァシュロン「あのスケスケ野郎、アウラちゃんをさらうとは!」

 

ハジメ「そいつが何処にいるのか、わかるのか?」

 

アウラ「今、スケィスは…リアルの世界にいる」

 

達也「電脳空間から脱出したのか」

 

うらら「これは大変な事になりました!」

 

クリス「煽るな、うらら。…そいつを追う。アウラ、出来るか?」

 

アウラ「うん…。みんなをログアウトさせる」

 

アッシュ「とっとと追いかけて捕まえるぞ」

 

ユエ「ん。女の子をさらうのは許せない」

 

深雪「必ず、アウラさんのセグメントを助け出しましょう」

 

 

俺達はアウラにログアウトしてもらい、目を開くとそこは…。

 

スケィス「…」

 

カイト「スケィス!待て!」

 

キリト「逃げごっこもそこまでだぜ!」

 

スケィス「…!」

 

ワルキューレ「ここは…マーベルランド⁉︎」

 

モリガン「召喚の魔法陣…流石に異世界とのつながりが強いようね」

 

古城「現実の世界と言っても、異世界の現実って、ワケか」

 

士「ますます、世界が歪んできているな」

 

郁人「ボヤくのは後だ!まずはこの野郎をやるぞ!」

 

ブラックローズ「スケィス!アウラのセグメント、返してもらうわよ!」

 

おっと、モンスター達が群がってきたか…!

 

リュウ「うっ、こいつらは…⁉︎」

 

未来「モンスター達が集まってきました…!」

 

スケィス「…」

 

って、スケィスの野郎が逃げやがった…!

 

飛鳥「あ!スケィスが…!」

 

等「いまの一瞬の隙をついて逃げるとは…!」

 

ソニック「感心している場合じゃないぜ!」

 

政宗「まだ間に合う!追いかけるぜ!」

 

KOS-MOS「待ってください。魔法陣の方角に、空間歪曲反応を感知」

 

未来「郁人さん!エネミーの反応です!」

 

郁人「…ああ。この力は…!」

 

魔法陣付近にドゥーエと佟樹…そして、それぞれの雑魚が現れた。

 

ドゥーエ「ああ、お構いなく、行ってらっしゃいな」

 

小吾郎「ドゥーエに灰原…⁉︎どうしてこんな所に⁉︎」

 

ドゥーエ「気にする必要はないっていうか?この魔法陣をちょっと借りるだけだから」

 

佟樹「お前達は気にせず、あのスケィスという奴を追えばいい」

 

郁人「嫌、そういうワケにもいかなくなったんでな!」

 

霊夢「あなた達…その魔法陣から何か召喚するつもりなの?」

 

ドゥーエ「他にやる事ある?ここで」

 

クルト「くっ、放置するワケにもいかないか」

 

リエラ「私達だけじゃなく、帝国軍の戦車が出てきた件もあるし…」

 

永夢「確かに見逃せませんね。…カイト君、いいかい?」

 

カイト「スケィスの場所は、アウラに聞けばわかります。今は…!」

 

ユーリ「よし、こっちを先に片付けるとしますか!」

 

ドゥーエ「あら、そう?アタシはどうでもいいけど」

 

佟樹「邪魔をするのなら斬り捨てるだけだ」

 

コナン「(随分と余裕だな…?)」

 

美依「何もしないで、そこで待ってなさいってね!」

 

ドゥーエ「確かめたい事があるから、待つには待つけど、勝手にやるっていうか?」

 

佟樹「郁人、お前は俺を殺しに来るのだろう?」

 

郁人「当然だ。だが、目的や全てを話させてからだ!」

 

佟樹「クククッ、そうか」

 

ドゥーエ「…さて、誰がくるかしら?」

 

 

 

 

 

第29話 戦場の戦士達

 

 

 

 

戦闘開始といくぜ!

 

 

 

 

 

暫く敵を倒していた時の事だった。

 

ドゥーエ「じゃ、こっちはこっちで始めちゃうっていうか?さあ、いらっしゃい。…血の力を持つ者よ」

 

佟樹「では、俺もだ。…来い、高き棟に君臨する妖精王」

 

安室「何か嫌な予感がしますね…!」

 

雪菜「え…魔法陣に…力が⁉︎」

 

魔法陣から…セルベリアって女とオベイロンが現れた…⁉︎

 

セルベリア「う…ここは⁉︎」

 

オベイロン「コレは…誰かに転送させられたのか」

 

ドゥーエ「ようこそ、血の力を持つ戦士よ」

 

佟樹「妖精王もよく来たな」

 

イムカ「悪魔…!お前か…!」

 

キリト「須郷!」

 

アスナ「あの人達がセルベリアさんと須郷さんを呼び出したの⁉︎」

 

セルベリア「ここは…以前来た地下施設か。…貴様等は?」

 

オベイロン「どうやら君達が僕達を呼んだようだね」

 

ドゥーエ「オロス・プロクスのドゥーエ・フラベルム」

 

佟樹「レムンクスの灰原 佟樹だ」

 

ドゥーエ「あなた達の味方よ。…向こうにいる相手を見ればわかるでしょ?」

 

セルベリア「…。(くっ、どう来て私はこの様な事に巻き込まれるのだ?)」

 

佟樹「俺達は構わないが、お前達は奴等と仲良くするつもりか?」

 

イムカ「…」

 

セルベリア「…。ドゥーエ、と言ったか。わかった。手を貸そう」

 

オベイロン「そもそも私はキリト君とアッシュを殺し、ティターニアを手に入れられればいいだけだからな!」

 

ドゥーエ「毎度。彼等を片付けたら、あなた達の望みを聞いてあげるわ」

 

セルベリア「…くっ」

 

悪党同士で手を組んだってワケか…関係ねえ!

戦闘再開だ!

 

 

 

 

また数分後に奴等が動き出しやがった…!

 

ドゥーエ「さて、次ね。…邪神を持つ者よ」

 

佟樹「ああ。…賢者に作り出されし錬金術士」

 

今度は…ジュリと天塚 汞か…!

 

ジュリ「ああ?なんだぁ?ここは何処だよ?」

 

汞「ここは…?」

 

ケン「アイツは、ジュリ…⁉︎」

 

紗矢華「天塚 汞⁉︎」

 

アキラ「S.I.Nの工作員と古城達が戦った錬金術士か!」

 

スナイプ「一体どういう基準で呼び出してんだよ?」

 

ドゥーエ「ようこそ、スパイダー。ご機嫌はいかが?」

 

佟樹「よく来たな、錬金術士」

 

ジュリ「てめえ等、報告書で見たツラだなァ…。なんとか・プロレスとゴメンクスとか言ってたっけ?」

 

汞「確か、ネメシスと協力体制あった人達だね」

 

ドゥーエ「オロス・プロクスよ。…手を貸して欲しいっていうか?」

 

ジュリ「…」

 

佟樹「レムンクスだ。それとも奴等と仲良くするのか?」

 

ジュリ「いいぜ。暴れられそうじゃねえか」

 

汞「僕も構わないよ」

 

リーンベル「そんな、あっさり!」

 

平八「報告書で見た、か。S.I.Nもオロス・プロクスやレムンクスを調べているようじゃな」

 

春麗「ジュリ!どうしてそんな連中に肩入れするの!」

 

古城「お前もだ!天塚 汞!」

 

ジュリ「煩えな、テメェ等にはカンケーねえ。(オロス・プロクスとレムンクス。まだ得体が知れねえからなァ)」

 

汞「僕は君達を倒せればそれでいいのさ!」

 

…面倒になる前に終わらせる。

戦闘再開だ。

 

 

 

 

 

 

…おい、まさか。またか…!

 

ドゥーエ「最後は新世界の魔獣…。あなたの出番よ」

 

佟樹「来い、全てを滅する究極生命体」

 

ハーケン「何…⁉︎」

 

ディエンド「魔獣と究極生命体…?」

 

エリカ「聞くからに怖いものが出てきそうですけど!」

 

一夏「嫌、究極生命体は恐らく、アイツだ…!」

 

現れたのは沙夜と逢魔の手下とネメシスか…!

 

沙夜「呼ばれて飛び出て…って、あん、何これ?」

 

ネメシス「まさか、俺が呼び出される立場になるとはな」

 

ドゥーエ「成る程…。あなた達だったのね。ご無沙汰っていうか?」

 

佟樹「いつまでも召喚はお前だけの得意技というワケではないという事だ、ネメシス」

 

ネメシス「ほう、それはそれは…にしても…」

 

沙夜「これってどういう事?説明してもらえるかしら」

 

ドゥーエ「さあ?あなた達は選ばれなかったって事じゃない?」

 

佟樹「これはこれで面白くなってきたな」

 

沙夜「…」

 

ネメシス「…」

 

片那「沙夜様とネメシス様…?」

 

亜片那「ホワァット?どうシマシタカー?」

 

沙夜「あん、なんでもないのよ?」

 

ネメシス「(アイツを探している最中に面倒な事をしてくれたな)」

 

零「…?」

 

ゼファー「魔獣って…逢魔の狐姉ちゃんの事かよ」

 

シャルロット「ネメシスには流石に納得がいったよ!」

 

零児「沙夜、そいつ等と逢魔の関係…どうなっている?」

 

沙夜「今、話す必要ないでしょう?…時が来たら、話してあげる。そう遠くない未来に、ね。ぼうや」

 

零「ネメシス、お前…」

 

ネメシス「余計な詮索はするな、零。…どちらにしろ、いずれわかる事だ」

 

T-elos「今は話すつもりはないという事か。ふん、相変わらずだな」

 

もういい…。

戦闘再開だ!

 

 

 

俺達はセルベリアにダメージを与えた…。

 

セルベリア「小競り合いを続けても、元の世界に戻る方法は見つからんか…。くっ…私はのどうすればいい…!」

 

セルベリアは撤退した…。

 

 

 

俺達はオベイロンにダメージを与えた…。

 

オベイロン「やはり、思い通りにはいかないか…。だが、収穫はあった様だ。…今はそれだけでよしとしよう」

 

オベイロンは撤退した…。

 

 

 

俺達はジュリにダメージを与えた…。

 

ジュリ「全く、なんだってんだ?…一度、あの野郎に確認するか。面倒臭え…」

 

ジュリは撤退した…。

 

 

 

俺達は天塚 汞にダメージを与えた…。

 

汞「このままチマチマやっていても仕方がない…。ならば、僕のやるべき事は…」

 

天塚 汞は撤退した…。

 

 

 

俺達は沙夜にダメージを与えた…。

 

沙夜「これは…そろそろ見極めをした方が良さそうね。後は毒牛頭ちゃんと毒馬頭ちゃんに任せるとしましょうか」

 

沙夜は撤退した…。

 

 

 

俺達はネメシスにはダメージを与えた…。

 

ネメシス「やめだ、やめだ!今日は帰らせてもらうぜ!…早いところ、アイツを見つけないとな」

 

ネメシスは撤退した…。

 

 

俺達はドゥーエにダメージを与えた…。

 

ドゥーエ「これで選別の方法がわかったわ。それじゃ…次を楽しみにね」

 

小吾郎「何の事かな?…悪い予感がするが」

 

美依「私の力がどうとか、選別がどうとか、はっきりしなさいってね!」

 

ドゥーエ「言ったでしょう?次を楽しみに、とね」

 

 

俺達は佟樹にダメージを与えた…。

 

佟樹「この乱戦でも勝ち抜くか。では次にはもう少し力を増大させよう」

 

零「佟樹、テメェは一体何をしようとしているんだ?」

 

未来「そろそろ話してください!」

 

佟樹「まだ早い。…お前達はその調子で戦い続ければいい」

 

佟樹は撤退した…。

 

 

 

 

 

…ふう、どうやら全ての敵を倒せた様だな。

 

アリサ[鉄拳]「敵動体反応、および熱源消失。全滅させたみたいです!」

 

ポッピー「次々と敵が出てきて、もうピポペポパニックだったよ!」

 

未来「ドゥーエと灰原さん…彼等はどうしてせるベリアさん達を召喚したのでしょう?」

 

ゲンム「オロス・プロクスやレムンクスについて、もう少し情報を集めたい所だな」

 

零「他にも敵は沢山います。…キリがありません」

 

レーザーターボ「だな。多くの組織が動いているから、状況の把握が困難だぜ」

 

デビロット「少なくともザ・ワールドでの問題を解決するのが先じゃろう」

 

魔理沙「その為には…やっぱり、アウラか」

 

妖夢「そうですね。彼女が復活すれば、少なくとも…」

 

咲夜「ザ・ワールドの問題は片付けられると思うわ」

 

早苗「そうと決まれば、アウラさんの最後の断片を取り戻しましょう!」

 

ルーク「外に出ようぜ!スケィスを追わねえと!」

 

ガイ「さっきの戦闘でだいぶ時間を取られたからな!」

 

俺達はピラミッドの外に出た…。

 

トロン「うわあ、暑い!」

 

コブン「トロン様ぁ!とろけそうですぅ〜!」

 

レイレイ「か、乾く!あたし、乾いちゃうよ!」

 

ジル「全くね。砂漠用の装備も無しで、いつまでもいられないわ」

 

シノン「スケィスは何処に行ったの?」

 

ブルーノ「全く、なんて世界だ。こんな砂漠に虹なぁな」

 

深雪「でも、綺麗です…」

 

ティア「あの虹…あのままだったのね」

 

仁「あの虹に何かあるのか?」

 

神夜「私達の世界…エンドレス・フロンティアに繋がっているんです!」

 

ハジメ「メルヘンにも程があるだろ」

 

飛鳥「本当だよ?歩いてきたし」

 

達也「強度的な問題はないのですか?」

 

小牟「うむ、レースをしても問題なそうな硬さじゃぞ?」

 

ワルキューレ「かつての戦いで、私も使った事があります。大丈夫でしょう」

 

カイト「スケィスは…まさか、あの虹を渡って⁉︎」

 

士「ないワケではないな」

 

?「…カ…イト…」

 

アウラの声…?

 

カイト「アウラ…⁉︎そうか、腕輪か!」

 

アウラ「…」

 

鈴「アウラ、スケィスは何処に行ったの?」

 

アウラ「わからない…」

 

シャルロット「わからないって…」

 

アウラ「この世界から、突然スケィスは消えてしまったの…」

 

ダンテ「この世界から…って事は、もう決まりか」

 

小吾郎「他の世界…あの虹の先、エンドレス・フロンティアかな」

 

郁人「なら、行くしかねえか」

 

楯無「え⁉︎ほ、本当に虹を渡るの⁉︎」

 

リュウ「ああ、これは…いい足腰の鍛錬になりそうだな」

 

ハーケン「OK、修練ファイター。エンドレス・フロンティアに凱旋と行こうぜ?」

 

俺達はエンドレス・フロンティアへ向かった…。

 

 

 

 

 

ードゥーエ・フラベルムよ。

 

?「ドゥーエ、首尾はどうなっておる」

 

ドゥーエ「とどこおりなく、っていうか?ただ、何処で行うかとなると…まだ何とも言えないかしら」

 

?「アイン、ドライ。あの娘についてはどうかね」

 

アイン「まだ何とも言えない状況ですわ。…監視するに越した事はないと思いますが」

 

ドライ「めんどくせえな。引っさらっちまった方が早くねえか?」

 

ドゥーエ「それダメ。あの石はまだ不安定な状態って感じ?そこに力の制御ができないあの娘を近づけたりしたら…」

 

?「何が起こるかわからん、か。アイン、ドライ。お前達ベラノス兄弟はかの者達の監視を続けるのだ」

 

ドライ「任しといてくださいよ!ボス!」

 

アイン「ボスじゃねえだろ、メーデン様と呼べや。じゃ、おかしら。俺達は先行しますわ。失礼」

 

ドライ「おめえも言ってねえじゃねえかよ!」

 

ドライとアインはこの場を去った…。

 

メーデン「フッ、相変わらずだな、あの兄弟は」

 

ドゥーエ「全くだわね。だけど、仕事はきちんとこなしてくれるでしょ」

 

メーデン「ドゥーエ、お前はどうする?俺はあの石の封印を解く為に戻るつもりだが」

 

ドゥーエ「世界の境界線が乱れ、アタシ達みたいに、此処とは異なる世界の住人が迷い込んでいるワケ。その中には、興味深い力を持つ連中もいてね。息をかけておいた方が良さそう…っていうか?」

 

メーデン「わかった、任せる。だが、ベラノス兄弟ともども、無理はするな、ドゥーエ」

 

ドゥーエ「わかってるわ、あなた…」

 

 

 

 

ー灰原 佟樹だ。

 

佟樹「戻ったぞ」

 

ペガサス「お帰りなさいませ、佟樹様」

 

ドラグーン「どうでした?」

 

佟樹「順調にいった。だが、偶然が重なっただけかも知れん。…もう少し実験が必要の様だ」

 

オーガ「斬崎 郁人と金森 未来の方は?」

 

佟樹「そちらはまだ、だ…」

 

ドラグーン「やはり、あの二人を捕らえた方が早いのでは…?」

 

佟樹「ダメだ。郁人も失敗作も…まだまだ力が足りない。このままでは、呑み込まれるだけだ。奴等にはまだまだ力をつけてもらわなければならん。オーガ、ドラグーン、ペガサス…お前達は引き続き、郁人達の監視及び、戦闘を続けろ」

 

ドラグーン「かしこまりました。…しかし、佟樹様…我々には時間がないという事もお忘れない様」

 

佟樹「オロス・プロクスの動向の件もある。重々理解している。では、頼むぞ」

 

俺の言葉にドラグーン達は頷き、この場を後にした…。

 

佟樹「…早く済まさなければ、最悪、オロス・プロクスの奴等に…奪われる危険性があるある…。奴だけは、決して渡すわけにはいかない…。その為にも…郁人、そして失敗作…いや、未来…強くなってもらうぞ。世界の為にも…!」

 

俺は目の前の球体カプセルに入った巨大な影を見てから、その場を去った…。

 

 

 

 

 

 

あまり、もう時間はないぞ…!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ー斬崎 郁人だ。

 

俺達はエンドレス・フロンティアに来た。

 

ゼンガー「あの巨大な戦艦にエネルギー反応が?」

 

大神「その巨大戦艦というのは?」

 

神夜「親分さんは、そこの次元転移装置で、この世界にいらしたんです」

 

T-elos「ふん、あそこか。…前に使った事がたるわ」

 

トロン「何ですって⁉︎じゃあ、そこを使えば…」

 

ゼロ「成る程な。俺達も、元の世界に帰還できるかも知れん」

 

ハーケン「OK、エブリワン。仲間と連絡を取ってきた」

 

カイト「スケィスは…ここに?」

 

ハーケン「ああ、ビンゴだ。シュラーフェン・セレスト…あの巨大戦艦だな。あそこからなら、元の世界に帰れるメンツもいるかもしれない」

 

トウマ「そうと決まれば、急ごうぜ!」

 

アマリ「待ってください!」

 

零「…!」

 

未来「どうしたんですか、零さん、アマリさん」

 

零「ここから南の方角にオドに似た力を感じます」

 

飛彩「オドとは確か…お前達の力の源か」

 

さくら[SF]「それが感じられるって事は零さん達の世界に繋がっているのかもね!」

 

簪「調べてみる必要が…ある…」

 

神夜「…」

 

エステル「神夜さん、どうしたんです?」

 

神夜「不死桜の力に乱れを感じる事極まりないんです」

 

毒島「不吉な匂いだ。確認しておくべきだろう」

 

仁「此処にきて、またトラブルか。…どうする?」

 

KOS-MOS「私達はシュラーフェン・セレストへ先行します」

 

バツ「このデカイ桜と城下町と巨大戦艦…三つに分かれるんだな?」

 

零児「ああ、集合は巨大戦艦だ」

 

クルト「よし、各員はそれぞれのポイントに集まってくれ」

 

俺達はそれぞれ動き始めた…。



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第30話 不死の桜に浪漫の嵐


第30話です!

大神が格好いい回です!

それではどうぞ!


・小吾郎&美依

・フランク&レイレイ

・零児&小牟

・ソーマ&アリサ

・ジェミニ&エリカ

・ゼファー&リーンベル

・大神&さくら

・ハーケン&神夜

・クルト&リエラ

・仁&シャオユウ

・ゴブリンスレイヤー&女神官

・妖夢&稲姫

・古城&雪菜

・達也&深雪

・デビロット

・イムカ

・バン

・毒島

・うらら

・フレン

・ねねこ

・レディ

・バツ

・紗矢華

・アッシュ

・直虎

・ディエンド

 

ー天斎 小吾郎だ。

 

俺達は様子のおかしい不死桜に来たのだが…。

 

ハーケン「やはり…おかしいな」

 

仁「落ち着かないな。樹のバケモノどもも、殺気立っている」

 

直虎「神夜さん、何かわかりますか?」

 

神夜「…霊力が増大している感じです」

 

稲姫「増えて何か問題があるのですか?」

 

神夜「行き場を失って、渦巻いてる…そんな感じなんです」

 

リーンベル「前に来た時…花びらが舞っていませんでした?」

 

古城「そうだな。今は花びら一つ落ちてこねえ」

 

おっ、外の調査チームも帰ってきたか。

 

シャオユウ「あ、向こうのチームも帰ってきたよ。何かあった?」

 

フランク「変な空気だ。どうにもムズムズするな」

 

さくら[サクラ]「よくない気が集まってます。もともと凄い霊力に満ちた場所なんですけど…」

 

海東「確かにこういう静寂にはいい覚えがないね」

 

…ん?アレは、降魔の女か…⁉︎

 

殺女「フフフ…そう、この樹には霊力が集まるのよ」

 

ジェミニ「降魔・殺女…⁉︎」

 

大神「どうしてここに⁉︎」

 

シゾー「ウーサウサウサウサ!この樹は凄いピョンね。この霊力…あのオーク巨樹に匹敵するピョン」

 

エリカ「あっ!怪人のウサギさん!」

 

殺女「この樹そのものを霊子砲(りょうしほう)の砲身として使えば…あらゆる世界に、その力を行き渡らせる事が出来る。ふふふ…」

 

さくら[サクラ]「そんな事はさせません!この美しい桜…守ってみせます!」

 

うらら「すごいたくさんの敵が現れました!どこから来たのでしょう⁉︎」

 

シゾー「ウーササササ!では降魔・殺女…あとはうまくやるピョン」

 

殺女「お前もしくじらない事ね。期待はしてないけど」

 

シゾー「ぬかすなピョン!」

 

シゾーは逃げたのか…?

 

ゴブリンスレイヤー「退いたのか…?」

 

達也「どちらかと言うと別行動を取るようですね。…どうしますか?」

 

アッシュ「こっちを先に片付けるのが先決だろうな。何かを企んでいるに違いない」

 

大神「降魔・殺女を放っておくワケにはいかない…!」

 

殺女「ふふふ…」

 

戦闘開始だ。

 

 

 

 

 

 

敵を倒しているとベラノス兄弟とその手下が現れた。

 

ドライ「ヘッヘッへ…。やってんなぁ!」

 

アイン「この力…うまくいってるみてえだわな」

 

小吾郎「ベラノス兄弟…!弟の方は前も来てたな。まさか、この仕込みを?」

 

アイン「へへ…。想像に任せるわ」

 

ドライ「おしゃべりはやめな。本題に入ろうぜ」

 

アイン「そうだな。…で、姉さん。調子はどうだい?」

 

殺女「あら、これはこれは。私は絶好調よ」

 

ドライ「おめえの調子じゃねーよ!この樹の状態の事だってんだよ!」

 

殺女「それはもっと素晴らしいわ。この樹に渦巻く霊子…感じない?」

 

女神官「この樹の異変は…あなた達が関わっているのですか⁉︎」

 

アイン「ま、隠しても仕方ないわな。…こっちは勝手にやるから、気にしねえでくれや」

 

フレン「そんな事を…一体どうやって⁉︎」

 

?「…百夜・改。よね」

 

ドライ「なにぃ?」

 

逢魔の沙夜…?

 

沙夜「そんな事の為に、百夜や亜片那ちゃんを提供したワケじゃないんだけど、ね」

 

アイン「ありゃあ、聞かれちまってたかよ」

 

ドライ「冗談だよ、おっぱいちゃん!これホント、マジで」

 

沙夜「この樹に渦巻いてる霊気…それに妖気。冗談じゃ済まされない。…そうでしょ?おっぱいちゃん?」

 

小牟「う〜む、そうじゃのう!」

 

零児「お前じゃない。引っ込んでろ」

 

神夜「沙夜さん、その通りです。このままの状態が続いたら…」

 

紗矢華「溜まりに溜まった力が破裂する危険性があるの?」

 

神夜「それは大丈夫ですけど…このままでは、樹が死んでしまいます!」

 

雪菜「そんな!こんな綺麗な桜が…!」

 

妖夢「それに、何が起こるかわからないって言うのもまずいですね」

 

沙夜「この状況を作っているのは、間違いなくそこの百夜・改よね?」

 

百夜・改「…」

 

アイン「チッ…」

 

零児「どう言う事だ?沙夜」

 

沙夜「百夜・改は。次元に穴を空ける為のものではないのよ。正解は、その穴に指向性を持たせる事。既に次元に空いた穴を行きたい世界に繋げたり…逆にこちらに繋いだり、ね」

 

毒島「この邪気の高まり…異界から、この樹に集められているというわけか」

 

沙夜「それをどの世界に送り込みたいのかしら、ね」

 

アイン「ペラペラ喋りやがって。…という事はアレか?姉さんは俺達と…」

 

沙夜「あん、頭の回転が速い男って好きよ?確かに百夜・改は、あなた達オロス・プロクスの協力で完成したけど…目的を果たした今、ちょっと目障りなの。おわかり?」

 

ドライ「おっかねけ姉ちゃんだぜ!そんで、そっちに付くってのかよ!」

 

デビロット「わらわは構わぬぞ?なかなか見所のある悪党じゃ」

 

レディ「情報は聞き出したいところね」

 

うらら「その際は、特別インタビューを組んでみたいと思います!」

 

ディエンド「敵を騙すのはまず、味方から、か…。いいんじゃないかい?」

 

零児「逢魔の目的はゆらぎを制御する事だろう」

 

美依「じゃあオロス・プロクスの連中は何を…って事になるけど…」

 

殺女「女狐の一人や二人、放っておきなさい。やるべき事が先だわ」

 

アイン「おっと、そりゃそうだわな。…百夜・改、ここの霊気を例の場所へ送るぜ」

 

百夜・改「オウ、イエス。ミッション始めマース!」

 

っ…揺れ始めた…⁉︎

 

古城「うおっ⁉︎地震か…⁉︎」

 

仁「鳴動している…⁉︎ぐっ…!」

 

神夜「だ、ダメです!もう…霊力を…押さえ切れません…!」

 

大神「…そうか!神夜君!押さえ込もうとしてはいけない!解放するんだ、この樹から!さくら君、力を貸してくれ!」

 

さくら[サクラ]「え⁉︎大神さん…⁉︎」

 

大神「この樹に満ちた霊力を、天に…!」

 

さくら[サクラ]「あ…!わかりました、やってみましょう…!」

 

殺女「大神 一郎…⁉︎何をするつもりだ⁉︎」

 

沙夜「あん、がんばってね、大神君?」

 

大神「さくら君…」

 

さくら[サクラ]「大神さん…」

 

大神「二人は…」

 

さくら[サクラ]「桜色…」

 

 

 

第30話 不死の桜に浪漫の嵐

 

 

 

神夜「霊力が…元に戻った⁉︎」

 

殺女「そんな、馬鹿な…!」

 

大神「ふう…正常な状態に戻せたようだね。やったよ、神夜君。もう安心してくれていい」

 

神夜「お、大神さん…」

 

さくら[サクラ]「ん〜、ゴホンッ!」

 

ハーケン「こいつはマズイぜ…。俺もいいところを見せないとな。というわけで、エトランゼ。…御退場願おうか!」

 

アイン「チィッ!洒落せえ真似を!」

 

ドライ「てめっ、人が苦労してここまでお膳立てしたもんをペロリといきやがって!」

 

沙夜「(やはり、ね。坊や達の周りには力を持つ者が集まる様ね)」

 

小吾郎「それじゃ、やるとするか。沙夜姉さん、いいかな?」

 

沙夜「モチのロンよ」

 

美依「小吾郎が勝手に決めてるけど、いいの?森羅のエージェントさん?」

 

零児「…もう慣れた。今はやるべき事がある」

 

小牟「慣れちゃいかんじゃろ…」

 

沙夜「あん、毎度」

 

レイレイ「T-elosに平八お爺ちゃんにアリサに…仲間に引き込み過ぎじゃない?」

 

ディエンド「アッシュ君もそうだったよね?」

 

アッシュ「お前が言うな」

 

アリサ[GE]「スカウトと考えれば…納得ができなくもないですけど」

 

大神「沙夜さんの処遇は後にしよう。今はこのまま押し切るんだ!」

 

戦闘再開だ。

 

 

 

 

 

 

俺達はアインにダメージを与えた…。

 

アイン「まさか邪魔されっとはなぁ。…こりゃ報告しなきゃならんぜ。面倒くさ」

 

アインは撤退した…。

 

 

 

 

 

俺達はドライにダメージを与えた…。

 

ドライ「そもそも、俺様はこういう細え策は苦手だってんだよ!やめだやめ!帰るぜ!」

 

ドライは撤退した…。

 

 

 

 

俺達は殺女にダメージを与えた…。

 

殺女「大神 一郎…どこまでも邪魔をするのは、やはりお前か」

 

大神「…何度でも。それが俺の正義だから。あやめさん」

 

殺女「その名で呼ぶな。…決着は、いずれつける」

 

殺女は撤退した…。

 

さくら[サクラ]「大神さん…」

 

大神「大丈夫だよ、さくらくん。…大丈夫」

 

 

 

 

ふう、何とかなったな…。

俺達は沙夜姉さんから話を聞くことにした。

 

零児「…つまり、逢魔は今回のオロス・プロクスの計画には深く関与していないと?」

 

沙夜「そ。信じるかどうかは、あなた達次第だけど、ね」

 

エリカ「大神さんも私も、極悪人には慣れてるから大丈夫ですよ!」

 

沙夜「ありがと、エリカちゃん。後でプリンを作ってあ・げ・る」

 

エリカ「い、いい人…!プリンを一緒に食べればもう仲間です!」

 

妖夢「エリカさん基準だと何でもOKということになりそうですけど、良いのですか?」

 

クルト「監視下に置ける、というのは悪い事ではないが…」

 

小牟「これも腐れ縁じゃ。沙夜めの監視はワシ等がやっちゃる」

 

ジェミニ「あのさ、そろそろ行った方がいいんじゃない?シゾーの事もあるし」

 

毒島「その通りだ。あの怪人の動向は気になる。…不吉な予感だ」

 

ソーマ「零達が向かった城下町よりもリンドウ達が向かった巨大戦艦…ってやつが臭いな」

 

神夜「行きましょう、みなさん。この不死桜は…しばらく閉鎖します」

 

俺達は不死桜を後にし、戦艦へ向かった…。

 

 

 

ジュリ「…チッ、出遅れたか。戦艦…外に見えたアレか」

 

この場にジュリが降り立った事も知らずに…。

 





新小説企画中です!

ハーメルン作品クロスオーバーという内容です!
詳しくは私の活動報告をご覧ください!


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第31話 クロスオブネメシス

・郁人&未来
・零&アマリ
・一夏&箒
・鈴&セシリア
・シャルロット&ラウラ
・楯無&簪
・安室&コナン
・エグゼイド&パラドクス
・キリト&アスナ
・ブレイブ&スナイプ
・レーザーターボ&ゲンム
・ハジメ&ユエ
・政宗&幸村
・赤井
・ポッピー
・リーファ
・シノン
・美琴
・飛鳥
・ソニック
・ディケイド
・早苗
・パンサー
・ガイ
・シャドウ

今回はこの編成で行きます!


 

 

 

 

ー斬崎 郁人だ。

俺達はオドの反応があった城下町に来た。

 

美琴「反応のあった場所に来たけど…」

 

パンサー「ねえ、アレ何?」

 

街の中心に時空の歪みがあるな…。

 

士「わかりやすい時空の歪みだな…」

 

ハジメ「…で、どうなんだ?零、アマリ」

 

ユエ「力を感じる?」

 

零「ああ。…この奥からオドの力を感じる」

 

アマリ「恐らく、この歪みの奥は…アル・ワースに繋がっています」

 

郁人「調べてみるしかないな。…というか、入るのか?」

 

未来「入った場合、戻ってこれるかが心配ですが…」

 

飛鳥「でも、入らない事にはわからないんだよね?」

 

ソニック「それに放っておく事は出来ないぜ!」

 

永夢「危険だと判断したら、戻る事にしよう」

 

早苗「それでは、せぇーので行きましょう!」

 

俺達は一斉に時空の歪みの中に入った…。

 

気がつけば俺達は草原にいた。

 

飛彩「此処は…?」

 

大我「城下町じゃないな」

 

零「此処って…!」

 

アスナ「零君、心当たりがあるの?」

 

零「…此処は間違いなくアル・ワースです」

 

黎斗「どうしてそんな事がわかるんだい?」

 

アマリ「零君、もしかして此処は…」

 

零「ああ。…あそこの研究所…忘れるワケがない…。俺が初めてゼフィ…ゼフィルスと出会った場所だ」

 

一夏「確かに…この近くで俺達も出会ったんだったな」

 

キリト「此処が零達の始まりの場所…」

 

シャドウ「それで?反応は何処なんだ?」

 

シノン「どうやら、あの研究所からするみたいよ」

 

赤井「ならば、あの研究所に入るとしよう」

 

パラド「…! 待て! バグスターウイルスの反応だ!」

 

現れたのはバグスターウイルスの兵隊と魔界村の悪魔達…そして、クロノスか…!

 

永夢「クロノス…!」

 

貴利矢「どうしてアル・ワースに…⁉︎」

 

クロノス「お前達が知る必要のない事だ」

 

零「そういうワケにはいかない…!このアル・ワースで何を企んでいるんだ⁉︎」

 

クロノス「さて、何だろうな」

 

…答える気はないって事かよ…!

 

シャルロット「答える気はないって感じだね」

 

ラウラ「ならば、力尽くでも吐かせてやる!」

 

箒「覚悟しろ、壇 正宗!」

 

政宗「ついでに色々、話を聞かせてもらうからな!」

 

幸村「参る…!」

 

クロノス「(そうだ。来い…彼女さえ間合いに入れば、私の計画が進む)」

 

コナン「(…クロノス…何を企んでいるんだ…?)」

 

戦闘開始だ!

 

 

 

敵を倒しているとドラグーン、オーガ、ペガサス…そしてレムンクスの雑魚がが現れた。

 

ドラグーン「ほう、此処が可能性の地、アル・ワースか」

 

ペガサス「確かに凄まじい力を秘めている世界だな」

 

未来「レムンクス…!」

 

郁人「お前等まで来るとはな」

 

オーガ「このアル・ワースに満ちているオドの力…これを我等のモノに…!」

 

楯無「何ですって⁉︎」

 

簪「狙いはオド…⁉︎」

 

クロノス「遅かったではないか、レムンクス」

 

ドラグーン「こちらも準備があった。そこは見逃して欲しい」

 

クロノス「構わない。私の計画に支障が出なければな」

 

鈴「アイツ等…手を組んでるの⁉︎」

 

セシリア「レムンクス…相当な組織と協力している様ですね…!」

 

安室「問題は奴等が何を企んでいるか、ですが…」

 

リーファ「オドの力を必要としているだけじゃなさそうだよね?」

 

クロノス「そうだな…。そろそろ初めてもいいか」

 

ブレイブ「何を始めるつもりだ⁉︎」

 

クロノス「ふっ、見ていればわかる。やれ」

 

アマリ「きゃあっ⁉︎」

 

すると、突然…アマリが黒いツタの様なモノに捕われた。

 

零「アマリ!」

 

ポッピー「アマリちゃん!」

 

アスナ「狙いはアマリさんなの⁉︎」

 

零「待ってろ、アマリ!今助けるからな!」

 

零がアマリを助けようと動き出したが…。

 

コナン「…!待って、零さん!罠だ!」

 

零「っ…⁉︎ぐっ…⁉︎」

 

コナンが異変に気づき、零に叫んだが、既に遅く、零も黒いツタに捕われてしまう。

 

一夏「零!」

 

赤井「しまった…!アマリ君もだが、零君も狙いか…!」

 

エグゼイド「クロノス!二人をどうするつもりだ⁉︎」

 

クロノス「ククク…そう。彼等はそれぞれオドやネメシスの遺伝子を秘めている…。それはつまり、彼等の力を奪えば、強力なバグスターウイルスを作る事も可能になる」

 

ガイ「何だと⁉︎」

 

スナイプ「アイツ等の力を利用して、新しいバグスターを作る…!」

 

ゲンム「それが壇 正宗の狙いか…!」

 

パラドクス「そんな事させるかよ!」

 

クロノス「ふっ、邪魔はさせん」

 

バグスター達の攻撃で俺達は動けなくなった…。

 

レーザーターボ「くそッ…!これじゃあ近づけねえ!」

 

零「グッアァァッ…!」

 

アマリ「ウ、ウゥゥゥッ…!」

 

シノン「このままじゃ、零とアマリが!」

 

キリト「どうにか出来ないのかよ!」

 

郁人「くっ…!邪魔だ!」

 

俺は零達を助ける為、雑魚敵を薙ぎ払ったが…。

 

オーガ「邪魔はお前だ」

 

郁人「グアッ…!」

 

オーガの攻撃に俺は吹き飛ばされる。

 

未来「郁人さん!」

 

飛鳥「ど、どうすれば…!」

 

クロノス「ククク…諦めろ。お前達では私の計画を崩す事などできない」

 

零「諦めろ…だと…?断る…!」

 

クロノス「何…?」

 

ハジメ「零…」

 

クロノス「往生際が悪いとは聞いていたが…相当なモノだな。新垣 零」

 

零「俺の力は…みんなを守る為のモノだ!お前達に…渡さない…!」

 

アマリ「私達は…抵抗してみせます!」

 

クロノス「捕らえられている身体で何が出来ると言うのだ!」

 

?「いいや、いい覚悟だぜ?零、アマリ」

 

零「…!」

 

突如、現れた影が零とアマリを捕らえているツタを斬り落とし、零達は解放された。

 

クロノス「何…⁉︎」

 

ドラグーン「っ⁉︎」

 

ペガサス「誰だ⁉︎」

 

ネメシス「随分と俺に内緒で勝手な真似をしてくれているじゃねえか。レムンクス」

 

ネメシス…⁉︎

アイツが零を助けたのか…⁉︎

 

零「ネメシス…」

 

ネメシス「よう、零。随分と情けない姿を見せたな」

 

零「どうしてお前が…⁉︎」

 

ネメシス「簡単なモノさ。…アイツ等は独断で俺の力を奪おうとした。お前からな」

 

クロノス「…」

 

ネメシス「そんな勝手な事を俺が見逃すとでも思ったのかよ?」

 

ドラグーン「ならば、どうする?」

 

オーガ「俺達と戦うというのか?…敵の者達に尻尾を振って」

 

ネメシス「振る尻尾はないが、そのつもりだ。…どうだ、零?」

 

零「…好きにしろ。お前には借りができたからな。…だが、裏切ったらわかってるよな?」

 

ネメシス「へっ!そう来なくっちゃな!」

 

…どうやらネメシスが仲間になった様だな。

 

ペガサス「敵になるのならば容赦はせん。奴等と共に死ね」

 

郁人「死ぬのはお前等の方だ!」

 

 

 

 

 

 

第31話 クロスオブネメシス

 

 

 

 

さてと、戦闘再開だ!

 

 

 

 

俺達はオーガにダメージを与えた…。

 

オーガ「今回は予想外の事態が多すぎたな。…これは佟樹様に報告しなければ…」

 

オーガは撤退した…。

 

 

 

俺達はペガサスにダメージを与えた…。

 

ペガサス「面倒な事になった…。少しコレは動きを見直さなければな」

 

ペガサスは撤退した…。

 

 

 

俺達はドラグーンにダメージを与えた…。

 

ドラグーン「どの様な形であれ…計画を阻止する力を持つ、か。…佟樹様が興味を示す意味も理解してきた…」

 

ドラグーンは撤退した…。

 

 

 

俺達はクロノスにダメージを与えた…。

 

クロノス「こんなはずでは…!」

 

エグゼイド「諦めろ、クロノス!」

 

ネメシス「俺に無断で力さえ手を出さなかったら、こんな事にはならなかったのにな」

 

クロノス「そちらが私の計画を阻止するのなら、何度でもお前達を絶版にしてやろう!」

 

そう言い残して、クロノスは撤退した…

 

 

 

…ふう、何とか終わったな。

 

シノン「全く、一時はどうなる事かと思ったわ」

 

アマリ「ご心配をおかけして申し訳ありません!」

 

リーファ「でも、本当に無事で良かったです!」

 

ネメシス「おいおい。助けたのは俺だぜ?礼の言葉を言って欲しいモノだな」

 

ディケイド「散々俺達の邪魔をして何言ってやがる」

 

零「助かった」

 

飛鳥「あ、お礼言うんだ」

 

 

 

そして、俺達はネメシスから色々と話を聞いた。

 

安室「つまり、あなたもオロス・プロクスやレムンクスの最終的な目的については何も知らないんですね」

 

ネメシス「ああ。俺が力を貸したのは新たな力を手に入れられると思ったからだ」

 

赤井「だが、実際彼等は君の力を手に入れようとしていた」

 

コナン「だから、アイツ等を見限ったんだね?」

 

ネメシス「だから、コレからは一緒に戦ってやるぜ」

 

政宗「調子のいい奴だぜ」

 

ハジメ「信用できるのか?」

 

ネメシス「信じるか、信じないかはお前達次第だぜ?」

 

キリト「不信感を出させる言い方をするなよ…」

 

郁人「俺達がガタガタと言っても意味ないだろ…。で、どうするんだ、零?」

 

零「断ったとしても無理矢理ついてくるだろ、ネメシス?世界を元に戻す為に俺達を利用してな」

 

ネメシス「よくわかってんじゃねえかよ!」

 

零「だったら、俺達もお前を利用してやる」

 

零の奴…ホントに肝が座ってやがる。

 

ネメシス「…へっ」

 

アマリ「いいの、零君?」

 

零「裏切ったら、俺が責任を持って、ぶっ飛ばす。…みんなもそれでいいですか?」

 

士「お前がいいならそれでいい」

 

郁人「敵だった奴が仲間になる事なんて、今に始まった事じゃないからな」

 

ネメシス「気のいい奴等で助かったぜ!」

 

ハジメ「だが、完全に信じきったワケじゃないからな。…それを忘れるんじゃねえぞ?」

 

ネメシス「肝に銘じておくぜ」

 

未来「それでは、我々も戦艦へ向かいましょう」

 

幸村「先に向かった者たち…無事だといいが…」

 

一夏「それじゃあ、行きましょう!」

 

俺達は時空の裂け目の中に入った…。

 



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第32話 仮想と現実の闘士

はい、今回で全キャラが仲間になります!

なので後日、戦闘前後会話など投稿していこうと思います!

それではどうぞ!

春麗&モリガン
・アキラ&パイ
・カイト&ブラックローズ
・リュウ&ケン
・ダンテ&デミトリ
・ユーリ&エステル
・トウマ&シリル
・KOS-MOS&T-elos
・エックス&ゼロ
・クリス&ジル
・ルーク&ティア
・ジョーカー&モルガナ
・霊夢&魔理沙
・ベラボーマン&ワンダーモモ
・アーサー
・ヴァシュロン
・ブルーノ
・平八
・アリサ
・リンドウ
・ゼンガー
・ワルキューレ
・トロン&コブン
・さくら
・スカル
・咲夜
・京極

後、今回の編成はこんな感じです!


 

 

ーシゾーピョン!

 

スケィス「…」

 

スケィスめ…!転送装置で逃げたピョンか⁉︎

 

シゾー「ウッサァー!逃げ足が速い奴ピョン!待つピョン!」

 

逃さぬぞ!

シゾー様も転送装置に飛び込むピョン!

 

 

 

 

 

ージョーカーだ。

俺達はエネルギー反応があった場所にきたが…。

 

アリサ[鉄拳]「このエリアです!エネルギー反応がありました!」

 

魔理沙「此処は…何の部屋なんだ?」

 

ゼンガー「次元転移…異世界へ渡る装置がある」

 

トウマ「ジオフォートの転送システムに似てねえか?」

 

シリル「…似てるどころじゃないわ。ジェネレイトまであるじゃない!」

 

さくら[SF]「ジェネレイト?」

 

スカル「そこの青い、地球儀こ様な機械の事か?」

 

トウマ「ああ、俺達の世界の、モンスターを生み出す装置さ。なんでこんなとこにあるんだ?」

 

T-elos「この戦艦には、異世界から色々と流れ着くらしいわ」

 

モルガナ「じゃあ、此処とトウマ達の世界が繋がっているんじゃないか?」

 

…別の部屋を見ていたグループも来たな。

 

リュウ「先に来ていたか、どうだ?」

 

KOS-MOS「先程、この区画から転移反応を感知しました」

 

カイト「スケィスは…既に?」

 

エックス「ここに立ち並んでいる装置を調べてみよう」

 

ゼロ「ああ、転移先が特定できれば…」

 

咲夜「スケィスを追いかける事や私達の世界へ戻れる可能性があるって事ね」

 

…ん?装置が起動して出てきたのは化け物…?

 

モリガン「あら、この子達は…」

 

ダンテ「成る程、無乾燥にあちこちの世界と繋がってる感じだな」

 

京極「KOS-MOSさん、お願いします!」

 

KOS-MOS「了解。ヒルベルトエフェクト」

 

これで触れられるな。

 

霊夢「さて、さっさと敵を片付けて、装置を調べましょう」

 

戦闘開始だ。

 

 

 

 

 

戦闘開始から数分後…今度も何かが転移してきた。

 

V-デュラル「…」

 

アキラ「デュラル…⁉︎」

 

ケン「もしかして俺達のいた現代から⁉︎」

 

また誰か…!

 

セス「フフフ…その通りだ」

 

春麗「セス!あなた…どうして⁉︎」

 

T-elos「過去のヴォークリンデから、どうやってここに来た?」

 

セス「あの艦には、私の他にも異世界を渡り歩いている者達がいた」

 

デミトリ「そうか、あそこには冥王ジェダ=ドーマ…」

 

シリル「リームシアンにヴァルキュリアもいたわ」

 

ケン「セス!そいつらと結託して、お前は…」

 

セス「…素晴らしい」

 

リュウ「何…?」

 

セス「全く素晴らしい、未来の超技術、人あらざる者達が持つ能力…時間を、次元を越える装置。人知を越えたものばかりだ。そして…我が手にはデュラルと…彼女の存在もある」

 

敵が現れた…⁉︎

 

アマゾーナ「…」

 

ワンダーモモ「アマゾーナ…⁉︎」

 

ベラボーマン「彼女はネメシスという男に操られていませんでしたか?」

 

セス「奪い取ってやった。…ククク、手駒は必要だからな」

 

ワンダーモモ「アマゾーナを物みたいに…許せない…!」

 

V-デュラル「…」

 

パイ「セス、あなた…デュラルをその実験体に使おうというの⁉︎」

 

セス「…語るまでもない。想像に任せるとしよう。後はメンタルヘルスカウンセリングプログラム試作1号とネメシス打倒の擬人化少女を手に入れる事が出来れば…!(そして最後には、我が肉体もを…フフフ)」

 

ティア「彼の言う素材もまだ揃っていない様ね」

 

ルーク「後に言った二つはわからないけど、そんな事させねえぞ!」

 

…ん?扉から何かが出てきた…?

 

追跡者「…」

 

アーサー「まだいるのか!うっ、コイツは…!」

 

ジル「ネメシス…T型⁉︎」

 

追跡者「S.T.A.R.S.…」

 

クリス「仕事熱心な話だ。…どこまでも追ってくるつもりか!」

 

セス「随分古いB.O.W.だが…やはり素晴らしい。宝の山とはまさにこの事だ。後は、先程の二つと遊ばせている風水エンジンを取り戻せば、準備は整う」

 

春麗「風水エンジン…?ジュリの左目の事?」

 

…本人登場か。

 

ジュリ「おい、こいつはどう言う事だッ!聞いてねえぞ!」

 

春麗「…!」

 

セス「貴様に与えた風水エンジン、返してもらおうと思ってな」

 

ジュリ「何ィ?あたしより、そのデク人形の方がいい…なんてこたァねえだろうな!」

 

V-デュラル「…」

 

セス「流石は勘がいいではないか、コードネーム・スパイダー。貴様が私に従っていなかった事など、とうに承知だ。私を陥れようとしたこともな」

 

ジュリ「…。それで、あたしの左目もろとも始末しようってハラか」

 

セス「なんなら、デュラルの素体として使ってやってもいい。…素体は女が最適と言う事だからな」

 

ジュリ「このクソ野郎が…!人形風情がいきがってんじゃねえぞッ!」

 

セス「救いようもなく愚かで、哀れな女よ。存在価値は、もはや無い!」

 

ジュリ「舐めたマネしやがって…後悔させてやんよ!」

 

 

 

 

第32話 仮想と現実の闘士

 

 

 

 

ユーリ「何だ?仲間割れを始めたぜ?」

 

春麗「…。ジュリ!私達と一緒に来なさい!」

 

ジュリ「ああ?テメェ等に借りなんて作るつもりはねえんだよ!」

 

ブラックローズ「こっちにだってないわよ!」

 

ジョーカー「待て、ブラックローズ。…春麗には考えがあるようだ」

 

春麗「一人で闘うより、私達に協力した方がいいと思うけど?セスを敵に回すのは厳しいでしょう?…私達も容赦しないし」

 

ジュリ「…テメェ」

 

リンドウ「ああ〜、成る程。…お姉さん、ワルだねえ」

 

スカル「あ?どう言う事だよ?」

 

ブルーノ「重要参考人として同行するならよし、さもなくば…ってやつさ。刑事の鑑だねえ。いや、年の功ってやつか?」

 

春麗「…ブルーノ」

 

ブルーノ「おおっと、失言だ。怖い怖い。さて、どうすんだ?ジュリちゃんよ」

 

ジュリ「…」

 

ブルーノ「俺達に任意同行するか、セスもろとも、か」

 

ジュリ「…チッ。寝首かかれねえ様にせいぜい気をつけな」

 

ジュリが仲間になったか。

 

セス「フッ…まとめて片付けるには丁度いい」

 

ヴァシュロン「おいおい、いいのかよ。敵をホイホイと仲間にしちまって」

 

トウマ「いいんじゃねえか?敵だった奴が味方になるとか、結構普通だぜ?」

 

ゼンガー「うむ、俺は構わん」

 

魔理沙「私も問題ないぜ!」

 

平八「面白いではないか。どう寝首をかきに来るのか、楽しみじゃ」

 

T-elos「ウダウダやってんじゃないよ。もう決まったんだろうが」

 

トロン「なんだか、もう面倒臭くなってまいりましたし、始めません事?」

 

ワルキューレ「そ、そうですね。では、皆さん、始めます!」

 

V-デュラル「…」

 

アマゾーナ「…」

 

追跡者「…」

 

セス「片付けてくれよう。…まとめてな!」

 

戦闘再開だ。

 

 

 

 

俺達はアマゾーナにダメージを与えた。

 

アマゾーナ「此処は撤退する」

 

アマゾーナは撤退した…。

 

ワンダーモモ「アマゾーナ…」

 

ベラボーマン「諦めてはいけませんよ、桃さん。必ず、彼女を助けましょう」

 

ワンダーモモ「はい!」

 

 

 

 

俺達はデュラルにダメージを与えた…。

 

デュラル「…」

 

デュラルは撤退した…。

 

アキラ「まだ足りないか!どうすれば奴を止められる?」

 

パイ「中枢部を破壊するしかないようね」

 

アキラ「デュラルを使ったセスの企みも気になる。決着を急いだ方がいいな」

 

 

 

 

 

 

俺達はネメシス-T型にダメージを与えた…。

 

追跡者「S.T.A.R.S.…!」

 

ジル「此処で因縁を断つわ!ネメシス!」

 

クリス「ああ。それに今の俺達はBSAAなんでな」

 

追跡者「B…S…AA…!」

 

ネメシス-T型は撤退した…。

 

ジル「倒しておきたかったわね…」

 

クリス「痛手は与えた。暫くはまともに動けまい」

 

 

 

 

俺達はセスにダメージを与えた…。

 

セス「くっ…ぬかったか…!」

 

ジュリ「トドメを刺してやるよ!覚悟はできてんだろォナァ!」

 

セス「覚悟?そんなものをする必要がどこにある」

 

春麗「往生際が悪いわよ、セス!」

 

セス「まだ、私にはやる事があるのでな。フフフフ…」

 

セスは撤退した…。

 

ジュリ「チッ、あの野郎…!」

 

 

 

 

 

全ての敵を倒した俺達は転移装置を調べ始めた。

 

ブラックローズ「どう?KOS-MOS。スケィスはここに来てきたの?」

 

KOS-MOS「転移記録が二つ、残っています。転移先は同じの様です」

 

京極「二つ…?」

 

すると、不死桜組と城下町組のメンバーも戻ってきた…。

 

ハーケン「OK、みんな無事だな?こっちは大変だったぜ」

 

一夏「こっちも大変でしたよ」

 

ジュリ「知った事か。男がガタガタ抜かすんじゃねえ」

 

沙夜「あん、ご挨拶ねえ。男の弱音は聞いてあげなきゃ、ね」

 

ネメシス「男だって、何かと苦労すんだぜ?」

 

エステル「そうなんですか?ユーリ」

 

ユーリ「知らねえよ…って、おい、なんでコイツ等がいるんだ⁉︎」

 

郁人「こっちの台詞だ。その女…S.I.Nの工作員だろ?」

 

小吾郎「それぞれに説明が必要かな。少し話すとしようか」

 

 

 

ー斬崎 郁人だ。

俺達はそれぞれの情報を話した。

 

神夜「まさか、城下町から零さん達の世界に繋がっているなんて…」

 

アマリ「エンドレス・フロンティアに戻った後も裂け目は消えていませんでした」

 

ゴブリンスレイヤー「ならば、お前達は戻れるのではないか?」

 

零「でも、あそこも人の気配がない…。だから、俺達はまだ皆さんに同行します」

 

未来「ありがとうございます!」

 

ゼロ「それにしてもシゾー…あのウサギ型イレギュラーが何処かに消えた?」

 

エリカ「イレギュラーかどうかはわかりませんけど…確かにあのウサギさんでした」

 

大神「戦闘の途中で姿を消したんだが…見かけなかったかい?」

 

大我「こっちは見てねえぞ」

 

ジュリ「こっちもだ。…おい、さっき反応は二つだとか言ってなかったか?」

 

ジェミニ「もしかして、シゾーも?」

 

零児「ハーケン、転移した先はわかるか?」

 

ハーケン「今までの記録にはない所だな。つまり…ニューワールドさ」

 

シリル「私達の世界…その可能性が高いわね」

 

トウマ「帰れるかもしれねーな!スケィスの件もあるし、行ってみようぜ!」

 

ハジメ「転移装置の調子はどうなんだ?」

 

小牟「ピポパのパで行けそうかの?」

 

ハーケン「安定してるぜ。接続先にも転移装置があるんじゃないか?」

 

美依「こうなったら、たとえ火の中、水の中!何処でも行ってあげるってね!」

 

俺達は転移装置を使って、転移をした…。

 

 

 

俺達は転移した後、ある転移装置が起動し、一人の少女が転移してきた。

 

 

 

 

ー新垣 ゼフィです!

私は突然、異世界に転移してきました…。

 

ゼフィ「こ、此処は…?どうしてこの様な世界に…」

 

私はエクスクロスの皆さんにパパ達の事を報告して…ゼフィルスネクサスの調整をしようとしていたのですが…。

 

突然目の前が真っ白になって…。

 

すると、もう一つの転移装置が動き出し、私と同年代くらいの女の子が出てきました。

 

?「あ、あれ…?此処は…?」

 

ゼフィ「あなたは?」

 

?「え、あの…此処は何処ですか?あなたは誰ですか?」

 

ゼフィ「私は新垣 ゼフィです!此処は何処かわからない異世界なんです」

 

?「い、異世界⁉︎どうしてその様な世界に…それにどう考えても現実の世界…」

 

ゼフィ「現実?あなたは…仮想の世界から来たのですか?」

 

?「はい。あ、申し遅れました!私はユイです!よろしくお願いします、ゼフィさん!」

 

私とユイさんはお互いの話をしました。

 

ユイ「異世界アル・ワース…そして、その世界の悪と戦うエクスクロス、ですか…。そして、ゼフィさんはゼフィルスネクサスという機体のAI…」

 

ゼフィ「ユイさんもAIだったんですね!それにキリトさんとアスナさんですか…」

 

ユイ「知っているんですか⁉︎」

 

ゼフィ「はい。お二人は私のパパとママ達と行動を共にしていました!」

 

ユイ「ゼフィさんとパパとママ…というと、話には出てきた零さんとアマリさん、ですね?…よかったです、パパとママが無事で…」

 

ゼフィ「お二人とも強いですね!…それで、これからどうしましょう…?」

 

ユイ「取り敢えず色々調べて見ましょう!」

 

私とユイさんは部屋中を調べてみる事にしました。

…私達を見ている影があった事も知らずに…。

 



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第33話 鋼のWarriors

プクゾーの第33話です!

それではどうぞ!


 

ー斬崎 郁人だ。

 

転移した先はある施設だった。

 

トウマ「やっと戻って来れたぜ!俺達の城…ジオフォートに!」

 

シリル「トウマ、おかしいわ。…ゼナスは?みんなはどこ?」

 

トウマ「ありゃ?確かにそうだな。人の気配が全くしないなんて…あり得るか?」

 

シリル「この制御ルームに誰も居ないなんて、不自然よ。それに…」

 

トウマ「ああ。何というか…嫌な感じだぜ。気を付けろ、みんな」

 

俺達は手分けして、ジオフォートという場所を捜索した。

 

トウマ「やっぱ、なんかヘンだな。ゼナスだけじゃなく、誰もいねえし…。シリル〜、そっちはどうだ?」

 

シリル「…転送システムの記録もおかしいわ」

 

飛鳥「シリルちゃん、おかしいって?」

 

シリル「転送記録が一つしかないの。ここから、誰かが別の場所に転送されてる」

 

ジル「どこがおかしいのか。わからないんだけど?」

 

シリル「今まで、この転送システムを幾度なく使っているわ。だけど…」

 

黎斗「メモリーは一つだけ…。初期化されている可能性があると言う事は?」

 

シリル「ううん、まるで最近初めて使われた様な感じなのよ」

 

ユエ「この装置が初めてなんて事は?」

 

ハジメ「シリル、どうなんだ?」

 

シリル「考えられないわ。元々ジオフォートにあったものだし」

 

リーファ「って事は、今までの事を考えると…」

 

キリト「此処はトウマ達の世界とは少し違うようだな」

 

達也「それにしても…すごい技術だな」

 

美雪「はい。私達の世界の技術も相当だと思いますがこの世界の技術も…」

 

さくら[サクラ]「不思議な力で動くなんて…変わってますね」

 

ソーマ「…何でも蒸気で動く方が変わってると思うがな」

 

エステル「なんだか、すごく創作意欲がわいてきます!」

 

フレン「エステリーゼ様、楽しみにしています」

 

ユーリ「戦闘用の要塞…絵本にゃ合わねえだろ」

 

美琴「それってもう絵本じゃなく、漫画になりそうだもんね」

 

アキラ「こっちの座席は乗り物…か?」

 

バツ「ゲームセンターみてえだなあ」

 

シノン「随分、古いタイプの体感ゲームの見た目しているわね」

 

小牟「自宅に体感ゲームとか、どんだけ金持ちなんじゃ!最初にBGM設定をせんとのう!とりあえずは鉄板のマジカルサウンドシャワーを…」

 

霊夢「なんの鉄板よ」

 

トウマ「そいつはカノン砲の発射装置だぜ。ヘタに触んなよ?小牟」

 

零「発射装置…?それにしては照準設定がされていないけど…未使用なのか?」

 

トウマ「ん?おかしいな。何回か撃ってるぜ?」

 

郁人「成る程な。…此処もあのヴォークリンデとか言う場所と同じって事か」

 

未来「時間軸のズレた世界…という事ですね」

 

ブラックローズ「そうと決まれば長居は無用!スケィスも此処に来たのかどうか…」

 

カイト「転送システムの行き先を調べた方が良さそうだね」

 

アリサ[鉄拳]「あ、待ってください!エネルギー反応、多数接近中です!」

 

クルト「何…⁉︎俺達以外に何が?」

 

現れたのは…巴里のウサギ怪人か!

 

シゾー「ウサーッサッサッサ!それはこのシゾー様だピョン!」

 

エリカ「ウサギさん⁉︎どうして…此処にいるんですか⁉︎」

 

アスナ「エンドレス・フロンティアから転移したのはあなただったのね!」

 

シゾー「ウサササ!あの白い奴を追っていたら、いい所に来たものピョン!」

 

貴利矢「白い奴…スケィスか!」

 

シゾー「先にいた黒い奴も手に入れるべきピョンねえ」

 

ハーケン「ブラックな奴…?」

 

安室「どうやら、我々以外にも結構な勢力が入り込んでいる様ですね」

 

赤井「この要塞のセキュリティは?」

 

トウマ「えーっと、意外と入れるぜ。バルコニーとかから」

 

シリル「私も、部屋に敵国の皇帝がいた事があったし…」

 

コナン「こ、皇帝…?何処に潜んでいたの⁉︎」

 

シリル「潜んでいたというか…私のベッドに腰掛けていたんだけど」

 

アマリ「こ、怖すぎますよ!どうなってるんですか、ジオフォートは…⁉︎」

 

美依「人の家をディスるのはそこまで、ってね!」

 

小吾郎「不法侵入者には、お仕置きをしようかな」

 

シゾー「ウサーッ!お前達もそうだろピョン!」

 

戦闘開始だ。

 

 

 

 

戦闘から数分後…。

また何か来たか…!

 

リュウ「まだ仲間が…⁉︎いや、アレは…!」

 

VAVA「ククク…何が起きているのかと来てみれば…」

 

エックス「VAVA…⁉︎このジオフォートに⁉︎」

 

VAVA「フフフ…この要塞の施設は役に立つ。オレのライドアーマーの復元もできた。エックス!これでお前を…!」

 

ルーク「復元したって…ここでか?」

 

ティア「かなり自由ね。ジオフォート」

 

トウマ「勝手な事しやがって!許さねえぞ!」

 

VAVA「気にするな、小僧。ジオフォートと言ったか?ここは、オレがもらう!」

 

シゾー「ウサッ、ウサッ!そうはいかないピョン。先に目をつけたのはこのシゾー様ピョン!」

 

VAVA「うるさいぞ、うさぎ野郎。エックス共を始末したら、相手になってやる」

 

シゾー「上等だピョン…!華撃団どもを始末したら思い知らせてやるピョン!」

 

ガイ「(結託はするんだな…)」

 

?「ならば、その場にワシも混ぜてもらおうかのう」

 

現れたのは…エッグマンとメタルソニック達か…!

 

ソニック「エッグマン!メタルも…!」

 

シャドウ「やはりな。この様な施設をドクターが見逃すわけないと思っていた」

 

エッグマン「その通りじゃ!ここの施設を使えば、より強いロボットを生成可能だ!」

 

シリル「どうして、他所の人達ってジオフォートを勝手に使いたがるのよ…!」

 

古城「そりゃ、警備がガバガバだからだろ…」

 

雪菜「この戦いが終わった時に警備を強化した方が良いかと思います」

 

トウマ「そうするぜ…」

 

VAVA「良いだろう。お前もウサギ同様、後に始末してやる」

 

シゾー「首を洗って待っとるピョン!」

 

エッグマン「フン!返り討ちにしてやるワイ!」

 

ねねこ「こっちも結託したのだ!」

 

ゼロ「イレギュラーは全て破壊しなければならん。やる事は同じだ」

 

イムカ「消耗させたがったが、仕方ない」

 

 

 

 

 

 

 

 

数分後…。

また別の勢力が現れたか…!

 

ハジメ「また別の勢力かよ!本当にここのセキュリティはどうなってんだよ?」

 

ファントム「…」

 

ゼンガー「ぬう…!ゲシュペンスト…!」

 

ハーケン「こいつはサプライズだ。ミスター・ゴースト。こんな所にいたか」

 

ファントム「…」

 

ガットンバグスター「…」

 

エグゼイド「ガットン…⁉︎どうしてコイツが…⁉︎」

 

パラドクス「クロノスが提供したのかもな」

 

うらら「モロ星人の侵略舞踏メカ、ココ★タピオカも一緒です!どう言う事でしょうか?」

 

ワルキューレ「ロボディアン達まで!」

 

アマリ「アレは…ディーンベルとルーン・ゴーレム…⁉︎」

 

零「ガルムやグレモリーもいる…?どうして等身大サイズで…⁉︎」

 

ネメシス「成る程な…。俺の作った力があちこちにバラまかれてるのか」

 

零「その可能性があるなら、言っとけよ!」

 

達也「ですが、どうして彼等が…?」

 

KOS-MOS「制御系がハッキングされていると思われます」

 

T-elos「前にヴォークリンデに現れた時もそうだったわね」

 

エックス「イレギュラー化したマシンか。破壊して構わないのか?ハーケン」

 

ハーケン「お手柔らかに頼むぜ?イレギュラー・ハンター。できれば回収したいんでな」

 

ユエ「幾つかに分けて、止められそう」

 

美雪「それはただの分解では…?」

 

デビロット「心配するでない!あわよくば、妾のサポートロボにしてくれる!」

 

沙夜「もうそこらじゅうロボットだらけだけど、ね」

 

ゼンガー「相手にとって不足なし!往くぞ…!」

 

ネメシス「零、アマリ。漸くお前等の本領が発揮されるんじゃないのか?」

 

アマリ「全てのロボットを止めます!」

 

零「ロボット相手なら、俺達は負ける気がしない!」

 

ハーケン「OK、アイアンウォーリアーズ。スーパーロボットウォーズ、始めようか!」

 

 

 

 

 

第33話 鋼のWarriors

 

 

 

ファントム「…」

 

ハーケン「OK、ブラックゴースト。追いかけっこはおしまいだ」

 

ゼンガー「亡霊の名を持つパーソナルトルーパー…これも因縁か。そして、それが逃れぬ我が宿命ならば…迷いはない!」

 

神夜「立ち塞がるなら、斬り散らすのみです!」

 

アマリ「自信が無くても…やるだけです!」

 

零「マサキから聞いた情報が役に立つかは知らないが…止めてやるよ、ゲシュペンスト!さあ、戦闘開始だ!」

 

シリル「なんか…とんでもない事になったわね、トウマ」

 

トウマ「人ん家で何やってんだよ、全く!」

 

なんか、零の後に言うのはアレだが…戦闘再開だ。

 

 

 

 

 

 

 

 

俺達はVAVAの乗っていた機械を破壊する。

 

VAVA「ここからが本番だ!エックス、ゼロ!ここで…くたばれ!」

 

まだやるってか…!

 

 

 

 

 

俺達はウサギロボにダメージを与えた…。

 

シゾー「ウッサァーッ!またしても!許せんピョン!」

 

大神「待て、シゾー!お前が追いかけてきた白い奴というのは…」

 

ジェミニ「スケィスでしょ!わかってるんだから!」

 

アマリ「スケィスはどこへ行ったのですか?」

 

シゾー「ふん、そこのカプセルに入って消えたピョン!」

 

アスナ「じゃあ、一つだけあった転送記録って…!」

 

カイト「何処に行くつもりなんだ、スケィス…」

 

シゾー「このシゾー様の行く先も、楽しみにしてるがいいピョン!」

 

一夏「なっ…⁉︎ま、待て!」

 

ウサギ野郎は撤退した…。

 

 

 

俺達はメタルソニックにダメージを与えた…。

 

メタルソニック「…」

 

そのままメタルソニックは撤退した…。

 

 

 

俺達はエッグマンにダメージを与えた…。

 

エッグマン「おのれぇ…!忌々しい奴ら目!覚えとれ!」

 

そのままエッグマンは撤退した…。

 

シャドウ「やはり、ドクターは諦めないか」

 

ソニック「今更だぜ、シャドウ。アイツの諦めの悪さは一番知っているからな」

 

 

 

俺達はVAVAにダメージを与えた…。

 

VAVA「ライドアーマーの復元データら手に入れた。後はあそこか。フフ…フフフフ…」

 

VAVAは撤退した…。

 

ゼロ「VAVAめ…何処か余裕があったな…」

 

エックス「…VAVAにとって、今回の事は予想外だったんだと思う」

 

ゼロ「何?」

 

エックス「ライドアーマーを手に入れ、まだ何かしようとしている。全てが整ったなら…奴の方から仕掛けてくるはずだ。(VAVA、その時…俺は…)」

 

 

 

俺達の攻撃でダメージを受けたタピオカ野郎は撤退した…。

 

 

 

攻撃を受けたゲシュペンストは動きを止めた…。

 

ファントム「…」

 

アーサー「あの機械鎧…止められたのか?」

 

ハーケン「ああ、取り敢えず機能は停止させた」

 

神夜「大丈夫なんでしょうか?結構強めに叩いちゃいましたけど…」

 

美琴「まあ、大丈夫でしょ。…多分」

 

コナン「た、多分って…」

 

安室「まあ、我々と渡り合えていたんだ。そう簡単には壊れないでしょう」

 

 

 

 

 

 

戦いを終えた俺達はゲシュペンストを修復しているトロンに集まった。

 

平八「どうじゃ、トロン。首尾の方は?」

 

トロン「ほ〜っほっほっほっほ!びっちりばっちり、修理完了でございますわ!」

 

ファントム「…」

 

トロン「明らかに規格が異なっていた装置は外しておきましたけど?」

 

ハーケン「サンクス、メカニックガール。…ドロシーの装置だな。やれやれだ」

 

神夜「でも、これで黒き亡霊も私達のお仲間ですね♪」

 

ファントム「…」

 

ジョーカー「それで、この後は?」

 

スカル「怪盗としての勘では…あの転送システムが怪しいと思うぜ?」

 

モルガナ「俺様の勘も、そう言ってるぜ!」

 

簪「ドヤ顔…」

 

パンサー「いや、怪盗関係ないし…」

 

京極「あのシゾーが言っていましたね…」

 

ブラックローズ「スケィスは…そこね。すぐに行くわよ!」

 

トウマ「全く、帰ってこれたと思ったのに、上手くいかねえな」

 

シリル「仕方ないわ、トウマ。転送システムをチェックして、ここを抜け出すわよ」

 

俺達は転送システムを調べた…。

 




本日のお昼に活動報告にて投稿が遅れた理由と今後の投稿内容についてお伝えします!

もう暫くお待ちください!


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