絶対服従ふたなり奴隷駆逐艦野分ちゃんがご主人様の舞風からローションガーゼ亀頭責めで死ぬほど潮を吹かされるけれど最後まで射精はさせてもらえないお話 (左場)
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絶対服従ふたなり奴隷駆逐艦野分ちゃんがご主人様の舞風からローションガーゼ亀頭責めで死ぬほど潮を吹かされるけれど最後まで射精はさせてもらえないお話

 冷たく湿った空気と、淀んだカビのにおいが薄く漂い、圧迫感さえ感じるタイル張りの狭い個室。青白い蛍光灯がちかちかと明滅するその光の下には、ふたりの艦娘の姿があった。

 ひとりは駆逐艦舞風。灰色のブレザーに赤いリボン。金髪を後頭部の高い位置でひとつに括り、垂れた毛先を躍らせる彼女は辟易としたように眉を下げ、眼前の少女を見下ろしていた。

 もうひとりは駆逐艦野分。粗末な丸椅子に座った彼女は一糸纏わぬ姿で怯えたようにふるふると震え、舞風を見上げている。

 露わとなっている野分の股間には、華奢ながらも薄く脂肪を纏わす少女の体躯には似つかない、太くいびつな肉棒が垂れ下がっていた。

 

 

 ごく稀に男性器を備えた艦娘が建造されることは、以前より技術部門で問題となっていた。この症状に見舞われた艦娘は艤装が認識齟齬を起こし、抜錨することができないのである。戦略的には全くの価値を持たないものではあるが、限りある資源をまるきり無駄にしてしまう建造事故の再発防止のため、ふたなり艦娘は建造後即解体せずに、実験材料として、また、ほかにもいくつかの用途のために保護されていた。

 

 野分の用途は、肉体的、精神的に負担の大きい艦娘たちを労うための慰安用途。どのように扱っても罰されることのない愛玩動物、または玩具、あるいは奴隷――それが、駆逐艦野分の生まれながらにして背負わされた宿業であった。

 

「はぁ……なんで負けちゃうかなぁ……ねぇ、のわっち……あたしってそんなに下手くそだったかな?」

 

「そ……それ、は……」

 

 呼びかけられた野分はびくりと肩を震わせ、そして気まずそうに俯きながら口籠った。

 肯定すれば舞風への非難と受け取られ懲罰を加えられ、否定すれば野分自身の弱さのせいと捉えられ教育を施される。

 何度も繰り返された問答。この問いかけにどう答えようか瞳を揺らして懊悩する野分を見ることで、舞風は敗北の溜飲を下げていた。

 

 

 話は前日まで遡る。他鎮守府との演習、舞風に引き連れられて野分はそれに臨んでいた。

 とは言っても、練度向上のための戦闘演習ではない。ふたなり艦娘同士を相争わせるストレス解消のための娯楽的な催し。そのための供物として野分は駆り出されていた。

 

 演習の内容はスワッピング搾精ゲーム。主人と奴隷のペア二組で挑むゲームで、一週間射精を禁じたふたなり奴隷をお互いに交換し、主人が相手の奴隷を一時間かけて責め、精液を搾り取る。その後に奴隷をお互いの主人のもとへ返還し、再び一時間かけて搾精して抜き取った精液の総量を争うゲームだ。

 

 このゲームの肝は、最初の一時間はできる限り射精を我慢することが非常に重要という点だ。

 野分たちふたなり奴隷の目線から考えれば、前半で出した精液はそのまま相手方のポイントとなり、またここで射精しすぎてしまえば、後半に出せる精液が目減りしてしまい、結果的に主人に献上できるポイントが減ってしまう。

 

 ここで野分は、あろうことか前半で足腰が立たなくなるほど搾り取られてしまい、後半に舞風から搾るれる際には雀の涙ほどしか出すことができずに敗北してしまったいたのだ。

 とは言えそれは野分の忍耐力がひときわ劣っていたという話でも、ましてや舞風の技量の是非の話でもなく、ただ対戦相手であった練習巡洋艦の手練手管があまりにも図抜けていたためであり、純粋に敵が強すぎたというだけであったのだが――――

 

 

「でもさ~、あれ、なんて言うの? ちんちんから出る潮みたいなのまでカウントされるってのは反則じゃないのぉ~? あんなことができるなんて聞いてないよぉ」

 

「それは……はい、野分も、あんなのは出したことありません……」

 

 何よりも直接的に勝負を決めたのは、対戦相手ペアが後半に見せた、ペニスからの潮吹きだった。舞風も前半で相手のふたなり奴隷からかなり多量の精液を搾り取ることができていたのだが、それに対抗する奥の手として相手の練習巡洋艦が繰り出したのは亀頭への徹底的な集中攻撃であった。

 亀頭をぐりぐりと捏ね回され迸るように吹き上がる潮に、舞風と野分は揃って度肝を抜かれた。

 慌てて舞風ペアも搾精を続けるも、前半でじんじんと痛むほどに射精を繰り返した野分のペニスに残された精液の量では、噴水のように湧き上がる潮の量にはどうやっても追い付けず。

 

 こうして、手痛い敗北を喫した野分はご主人様である舞風の不興を買い、鎮守府施設地下の尋問室兼プレイルームへと連行されたのであった。

 ふたなり奴隷に多くのトラウマを植え付け続ける尋問室。野分もその例に漏れず、冷たい通路を通ってこの部屋まで引きずられる過程だけでも、過去に何度も行われた非道な仕打ちが想起され、激しい動悸に胸を苛まれていた。

 

「だからねぇ、のわっちもアレができるように練習だよ! やり方はしっかり教えてもらったからねぇ~。とりあえず、マスターするまではぶっ続けでいくよぉ!」

 

「――っ、ひぃ……っ! ま、待っ――待って、ください……っ! そんな、だって、アレは……っ!?」

 

 沙汰を宣告された野分は慌てふためくように舞風へと哀訴する。切迫した表情からは彼女の必死さが伺えたが、それも無理のないことだ。

 演習でソレを受けた対戦相手のふたなり奴の様相は壮絶なものだった。必死で許しを請い、もがき苦しんで泣きわめき、声が涸れるほどに叫び散らしながらも手を止めてもらえずに、最後には力尽きて糞尿を垂れ流す悲惨な有様。

 そこに筆舌に尽くしがたい苦しみが伴っていたのであろうことは疑うべくもなく、またそれが舞風の嗜虐心をくすぐったのであろうことも容易に想像できた。

 きっと滅茶苦茶に弄ばれて、精も根も尽き果てるくらいに虐め尽くされる――声を詰まらせながら縋り付く野分をしかし、舞風は羽を毟られた虫を見る悪戯っ子のような、歪んだ優越感を湛えた瞳で一瞥し、口を開いた。

 

「いひひ、ダメだぞぉ、のわっち♡ 奴隷なんだから、ご主人様の命令には絶対服従、でしょ♡」

 

「――――っっっ! は、は……い、っ……う、ぅぅぅ……」

 

 にたりと口許を歪ませた舞風に気圧されて、ぎこちなく首肯する。

 暗澹としたものが脳裏を埋め尽くしてゆき、ぼやけたように視界が遠くなっていって。

 絶望感と諦観とがないまぜになり、顔を青くして息を荒げてゆく野分を、舞風はそれが可愛くて仕方がないとでも言うように、うっとりとして見下ろしていた。

 

「よしよし♡ いい子でいれば、気持ちよくさせてあげるからねぇ♡ それじゃあ、今日も惨めに躍らせてあげる……♡」

 

 

「――ぃ、っ……ぁ、んんん゛っ゛っ……! っく、ふぁ゛ぁぁ……っ!」

 

 さわさわと、かりかりと、指先で触れるか触れないかのフェザータッチ。閉じた蕾を開かせるように、丹念な愛撫は野分の情欲を昂らせる。

 後ろから抱き竦める舞風の体温と耳元で囁かれる甘い声とが芯から身体を熱くさせて、堪えきれずに漏れる嬌声に、舞風はいひひ、と笑った。

 

「んふふ、のわっちぃ~♡ もう我慢できないんでしょ? ほら、恥ずかしいお願い、しなくちゃね~♡」

 

「ふぅ゛っ……さ、さわらせ、て……ぉ、おちんちん、しこしこ……させて、ください……っ……❤︎」

 

 責めが始まってから既に三時間。その間舞風は一切ペニスに触れることはせず、その代わりに全身を隈なく指先でまさぐっていた。

 乳首や女性器、アナルといった鋭敏な性感帯はわざと避けて、脇腹や乳房、内股ばかりを中心とした執拗な愛撫。焦らすような手つきはしかし野分の肉欲を確かに刺激しており、冷たく乾いていた全身はすっかり赤く火照り、じんわりと汗ばんで鳥肌を立てていた。

 

 ほったらかしにされていたペニスは痛いほどに勃起しており、その先端から溢れた我慢汁が竿の表面に幾重もの粘つく筋を作っていた。

 刺激を求めて切なげに震える、石のように強張った亀頭。そこに舞風が指を伸ばす。

 

「っ、ふぁぅ……っ❤︎ ぁ、ああああぁぁぁ……っ❤︎」

 

――――ちゅくっ……❤︎

 

 指先が濡れそぼった鈴口に触れ、その小さな亀裂をなぞるように爪を立てる。待ち望んでいた敏感なところへの刺激。痺れたような鋭い快感がびしりと駆け抜けて、根元に渦巻いていたじれったさが一気に膨張する。

 

ぴゅっ❤︎ ぴゅくっ❤︎ ぴゅるるっ……❤︎

 

 びくんと脈動し、透明な我慢汁が迸る。

 鮮烈な快楽ではあるが射精に至れるほどのものではなく、絞り出すように漏れた我慢汁がぽたぽたとタイル張りの床を打ってもなお、切なさは解消されずに残り続けて。

 焦らされ続けて高まり切ったペニスへの愛撫は飢えた身体に染み渡るのに、それがどうにも中途半端であることが、たまらなくもどかしい。

 

かりっ❤︎ こりこり❤︎ すううぅぅっ……❤︎

さわっ❤︎ さわさわさわさわ…………❤︎

 

「っ……❤︎ もっと、っ……❤︎ やぁっ、それじゃ……イケないん、ですぅぅっ……❤︎」

 

 亀頭ばかりを執着的に責め立てられて、震えが湧き上がるほどに気持ちがいいのに、その絶妙な力加減からいつまで経っても昇り詰められなくて。

 限界は確かに近づいているのに、放出の時を待ちわびるかのように固く熱く張りつめて、あとひと擦りでもしてもらえれば気をやれる、というところで、舞風はぱっと手を放してしまう。

 

「っひ、ぃぃぃ……ゃあ、なんで……イカせてぇ……っ❤︎」

 

「いひひっ♡ だ~めっ♡ のわっちぃ、これはお仕置きなんだよ? そもそものわっちがきちんと射精を我慢できてれば、あたしが負けることもなかったんだからねぇ♡ ほぉら、今日は潮は出してもいいけど、白いのは絶対出すの我慢しなくちゃねっ♡」

 

「いや……いやぁぁぁ……っ! ごめ、ごめんなさいぃぃっ! 絶対、っ……今度はちゃんとしますからぁぁぁ……」

 

 くしゃくしゃに顔を歪めて慈悲を請うも、その必死の嘆願は舞風をうっとりと陶酔させるだけで、

 

「――あはっ、か、かわいいよぉ、のわっちぃ……♡ だめ、だめ……♡ ぜったい射精はダメだからねぇ……♡」

 

 それはまるで恋する乙女のようで、とろんとした瞳を胡乱に躍らせ、舞風は野分の手をするりと肩口から手の甲まで撫で下ろす。

 野分の両手には、べつだん拘束具は嵌められていなかった。動かそうと思えば、すぐにでも動かせるような状況であった。

 その手指はしかし、正気を侵すほどの疼きに襲われるペニスを慰めることはせず、力の込め過ぎで節々が白くなるほどに強く、腰掛けている丸椅子の座席面を掴んでいた。

 

「いひひ……♡ ねぇ、どんな気持ち……? やろうと思えばすぐにオナニーできるのに、椅子から手を離しちゃいけないなんて……♡ もうおちんちんが熱くって、オナニーしたくって、おかしくなりそうだよねぇ……♡」

 

「はぁ、っ……❤︎ お、オナニー、っ……❤︎ したい……オナニー、したいんですぅぅ……❤︎ ま、舞風、さまぁ……っ❤︎」

 

 ――両手と腰を、椅子から離してはいけない。

 これが、野分が今回言いつけられた罰であった。それは即ち、どんな仕打ちを受けたとしても一切抵抗してはいけず、また自ら快楽を貪ることも許されないということで。

 頭が茹で上がるような焦らし責めに狂わされても、本当ならばすぐにでも自慰を行うことができるような状態でなお、それを自らの意志で押し留めなければいけないという過酷な試練は、ただ身体を責められるよりももっと痛烈に精神を蝕んでゆく。

 

 肉欲をとろ火で炙られて、イキたくてイキたくて仕方がないのをじっと我慢するように、細い鉄パイプで出来た頼りない丸椅子にしがみつき、せめてもの抵抗として身をよじってそれを耐える……。

 自ら限界状態のペニスを供物として捧げる挺身的行為。歪んだ忠誠心を熱く焼き付けるような屈辱的な命令。もし背けば、これが生易しいとさえ思えるほどに、本気で壊される。

 それに従うしかない野分は、臍を噛む様な想いで耐え忍ぶしかなくて、どうしようもなく惨めで、情けなくて、滲み出るように涙が溢れてきて。

 それが、激しく懊悩する野分を懐に抱く舞風をとめどなく興奮させて、耳元に感じる彼女の吐息が熱く湿っていく。

 

「だぁめ……♡ のわっちはこれからずっと一生、あたしの奴隷なんだからさ……あたしが許可しないと、きもちよく射精したらだめなんだよぉ……♡♡♡」

 

 絡みつくように後ろから抱き寄せられて、唇と耳たぶとが触れるほどの距離で囁かれて、耳朶をくすぐる生ぬるい吐息と、残酷な宣言とで背筋がぞくりと震える。

 顔を青くして最悪の展望い悲嘆の呻きを漏らすのを寸断するように、再び舞風の手がいきり立つペニスに添えられた。

 

――――さわぁっ……❤︎

ちゅこっ❤︎ちゅくちゅくちゅくっ……❤︎

 

「――ぅあ゛っ❤︎ っあ、ぁ……ひゃああ゛ぁ゛ぁぁああっ゛っっ……❤︎❤︎❤︎」

 

 不意を打つように亀頭を握りこまれ、ペットボトルの蓋を捻るように激しくねじ回される。焦燥にまみれた野分にはあまりにも凄絶すぎるその刺激に、弾けるように声が上擦り、真珠のような球上の汗がふつふつと額から浮き上がる。

 最初に感じたのは、強烈な掻痒感。下腹部がよじれるようなむずがゆさに思わず椅子を掴む手が剥がれそうになるが、引き裂かれそうな理性を必死で繋ぎ止めて再び手指に力を籠める――と、そのままこそばゆさに耐えていると、だんだんと亀頭を襲う感覚に、変化が生じてきて。

 

「――――っふ、んん゛ん゛んぅぅ゛ぅ゛ぅう゛ううううっ❤︎ なに、っ――これ……ぁ、あったかいの、だんだん……昇ってきてぇぇぇええ゛え゛っ゛っ❤︎❤︎❤︎ ゃ……やああ゛あ゛ぁ゛ぁぁぁ――――~~~~っ゛っ゛っ❤︎❤︎❤︎」

 

「あはっ♡ 変なの来たでしょ? こちょばしいのがだんだん気持ちいいのに変わって、おかしくなっちゃうって香取さんも言ってたんだよぉ……♡」

 

 塗り広げられたカウパー液が立てる粘質な水音が加速してゆき、それに追い立てられるようにせり上がる心地よさも膨れ上がってゆく。

 びくん、びくんと断続的にペニスが震え、ひしゃげたような悲鳴が漏れる。亀頭のみに範囲を絞った舞風の愛撫は、普段受けている単純な快楽とは様相を異にするものであった。

 

――――しゅりっ❤︎きゅっ❤︎きゅむぅぅぅ……❤︎❤︎❤︎

 

「あっ――――っつ゛……ぅひ、ぃぃ゛ぃ゛い゛いいーーーー~~っ゛っ❤︎❤︎❤︎」

 

 例えるのであれば、内側から焼き焦がされるような快感。

 こすられたエラのくびれが、亀頭の腹が、裏筋が、火おこしでもされているみたいに。

 ぷっくりと膨れた先端部が自分の身体じゃないみたいに熱を持ち始めて、血潮の脈打つたびに鈍い疼きが嵩を増してゆく。

 滔々と溢れる我慢汁が潤滑油となって、握りこんだ手指の回転が壊れるほどに激しくなっていくが、しかしそれでも痛みが伴うことはなく、与えられるのは息が詰まるほどの喜悦。

 

「かっ……ぁ、は――――っ゛っっ~~~❤︎ っく、ぎぃぃ゛い゛いい…………っ❤︎❤︎❤︎ こ――れ、っ……なん、で……ぇぇ゛ぇ゛っ゛っ❤︎❤︎❤︎」

 

 ぱくぱくと、酸素を求める魚のように口を開閉し、声にならない喘ぎを漏らす。気持ちいい、気持ちいい、気持ちよすぎる。それなのに、イキたいのに、この刺激は際限なく快感だけ溜め込むだけで、絶頂へは至れない。

 四時間にも渡って焦らされて、息を吹きかけられただけでも達してしまいそうなのに、それなのに、こうまで激しく責め立てられても、その瞬間が訪れないなんて。

 

「いひひひひっ……♡ どう、あたしの亀頭責め♡ 気持ちいいのに射精とはちょっと違う、不思議な感覚でしょ~? そのうちヒィヒィ言うだけじゃなくて、たぁっぷり潮も吹かせてあげる……っ♡ もちろん、射精はナシで、ねっ♡」

 

 沸騰しそうなくらいに頭は熱いのに、その言葉を聞いた瞬間、すっと身体の芯が凍えるような錯覚。

 この疼きが解消されないまま、どこまでも情欲だけ昂らされるだなんて、想像するだけでも恐ろしくて、恐怖にがちがちと歯の音が硬い音を奏で始める。

 そんな内心の不安を見透かしたか、ぎゅっと一層強い力で亀頭を握られて、つんざくような声が漏れた。

 嬌声というよりは悲鳴。強すぎる快感は針のように突き刺さって、野分の細く縒れた理性を責め立てる。

 五指に収まりきらないほどにみちみちと張りつめた先端のみを露出させ、筋張って血管の浮き出た肉茎と亀頭との境目をぎゅっと握り、支えをつけるように、あるいは狙いを定めるように保持されて。

 そして、先端を覆っていた拳が開かれて、手のひらを鈴口に押し付けるように強くあてがわれて、じゅりっ……❤︎と、ひと撫でされた、それだけで――――

 

「はひぃぃ゛っ゛っ❤︎ ……っは、わひゃぁぁぁあ゛あ゛ああ!!! らめ゛っ! それ、っ――だめ……だから゛ぁ゛ぁぁあ゛あ゛あっっ❤︎❤︎❤︎」

 

 いいことをした子供の頭に載せた手でそうするように、亀頭の先端をすりすりと撫でる所作。

 ともすれば穏やかであるとさえ思える愛撫ではあるが、しかし弾けるように膝をぴんと伸ばして絶叫する野分。

 がくがくと、電気椅子に座らされた囚人の如く全身をびくつかせるほどの、強烈な焦熱感。

 男性器において最も鋭敏で弱い部分――鈴口、そこを手のひらの摩擦でめくりあげられるようにこそがれて。

 ほんの少し、ほんの5cmにも満たない往復運動。しかしその激感、今までに受けたどんな肉悦よりも壮絶に、心と身体を引き裂いてゆく。

 

「いぎっ!、っが、はぁ゛ぁ゛ぁあ゛ああっ゛っ!!! だ……め、ぇ゛ぇっ! ごめんなさ――っ゛っ! イ゛っ、ぐ……イク゛っ! ひっ、ぎぃぃ゛い゛い゛いいいい!!! ぃ、イクっ゛! イク゛イク゛イク゛っ゛っっ!!! イ゛キます゛っ――からぁぁぁあああ゛あ゛あ!!!!!」

 

 腰が半ば浮きそうになるのを必死に手で押さえつける。

 もはや正気では耐えられないほどの、掻痒感に似た強烈な熱感。

 叶うなら転げ回って掻きむしりたいほどの、脳を茹で上がらせる暴力的快感。

 気持ちいいのが辛い。強すぎる快感はそのまま苦痛となって、射精衝動をいたずらに煽り続ける。

 気持ちよくて、気持ちよくて、あまりにも耐えがたくて、拷問でもされているみたいに叫び散らすが、しかし射精には、至れない。

 

「あははははっ♡ だぁめ♡ ほ~ら、手のひらで蓋してるから射精はできないよ~♡ それそれ、も~っと味わって、はやく潮吹いちゃってね~♡♡♡」

 

「っひ――いぃぃ゛ぃ゛い゛い゛いい…………! ぃ、イッ……く、の゛にぃぃぃ……なんで

、なんで――――っぐぅ゛ふう゛ぅぅぅ!!! いや、やだやだやだあああ゛あぁぁぁ゛ぁ゛ぁっっっ!!! イ゛カ゛せてっ! しゃせい、させて……くださ――ひぃい゛い゛い゛いいい!!!!!」

 

 嘲笑する舞風。嬲るような手つきは緩むことなく、なおもごしごしっ❤︎じゅるじゅるっ❤︎と先端を撫で続ける。

 痺れるような射精欲求に睾丸はひくひくと蠕動し、会陰の痙攣も止まらないがしかし、強すぎる刺激はその開放を遠ざけてしまう。

 明らかに射精してもおかしくないはずなのに――それどころか、単なる射精よりもなお強烈な官能を受け続けているにも拘らず、なぜか精は吐き出せないという不条理。

 異常事態に鈴口がくぱっ❤︎と中身を吐き出さんとひくついて、そうして露わになった弱点を手のひらでごしごしと捻じられる悪循環。

 死ぬほど気持ちよくて、気持ちいいのにイケなくて、イケないのが苦しすぎて、野分はただむせび泣くしかできなかった。

 

「う~ん……のわっちぃ~、なんで潮吹けないのかなぁ……? もしかして、あたしの亀頭責めってあんまり気持ち良くない……?」

 

「ふぅ゛――っ……ふぅ゛ぅ゛ぅ――っ…………そんな……こと……ない、ですぅぅ…………っ❤︎ きもち、よすぎて……イカせて……しゃせい、出させて……くだしゃいぃぃ゛ぃ゛ぃぃ…………っ❤︎」

 

 小一時間も先端を手のひらで嬲られ続けて息絶え絶えの野分に、疲れたように肩を竦める舞風。

 少しも我慢汁が涸れないほどに苛烈な責めを課し続け、それでもなお潮を吹かせられなかったことに舞風は不満げであったが、

 しかし脳内を射精欲求で一色に染め上げられた野分はそれに気づくことができず、ただ必死に、腰と手とを律義に丸椅子に添え続けたまま、解放を懇願し続けていた。

 

「――はぁ? ねぇのわっち、あたし、射精はダメって言ってるよね? なのになんで、ちゃんと潮吹かないくせに射精はさせてもらえるとか期待してるの……?」

 

「――――っ、ひぃ……っ!? ご、ごめ、ごめんなさ…………っ!」

 

 それが舞風の逆鱗に触れたのか、蕩けた猫撫で声が冷ややかなものに変わってゆく。

 義務を果たさずにご褒美だけ貰おうとする卑しい奴隷を責め立てるような、底冷えするほどの凍てついた詰問。

 ここに至って初めて下手を打ったと自覚し、さっと顔色を変えてへつらうも既に遅く、舞風ははぁ、と大きくため息をついた。

 

「あーはいはい、そういうことねぇ……のわっちはぁ、もっと酷くされるのがお望みってことなんだ? そういうことなら、期待に応えてあげなくちゃねっ♡ どうしても潮を吹かせられないときの最終手段、香取さんに教えてもらってたんだよねぇ、いひひっ♡」

 

 悪事を思いついた悪餓鬼のような、嗜虐的な色を含んだ瞳。抑えきれないせせら笑い。本気になった舞風がときおり見せる仕草に、野分は背筋を震わせた。

 こうなってしまったら最後、もう精も根も尽き果てて、もう何も分からなくなって、ぷつりと糸が切れるように気絶するまで慈悲なく責め続けられる。

 絶望に喉を上擦らせ、額にじっとりと脂汗を浮かべて、それだけは許してくださいと涙ながらに希う。

 しかし、聞いてか聞かずか舞風は何食わぬ顔で、壁面の棚から持ち出した白い布を突き付けた。

 

「こ、これ……は……?」

 

「これ? ガーゼだよ~、ケガしたときなんかに使う普通のやつ♡ なんだけどぉ、このローションをよ~くなじませて、先っぽをこすってあげるとねぇ……♡」

 

 水桶にガーゼを浸し、たっぷりと薄桃色のローションを絡めたそれが亀頭に被せられる。

 ひやりとした感触が、熱く滾る怒張に心地いいと思ったのも束の間、両手で広げられてぴんと張ったガーゼが、ちゅくりと音を立てて亀頭の先端を撫でた途端、腰から脊髄、そして脳漿を貫く眩い閃光とともに、頭の中が一瞬で白滅して、爆ぜた。

 

「ぇ――ッ゛ッ゛ッ!!! ひゃ……ぁぁ゛ぁ゛あ゛ああ゛あっ゛っ❤︎❤︎❤︎ んぐぁぁぁ゛ぁ゛あ゛ああ――――――――~~~~ッ゛ッッ!!!」

 

 ――絶叫。目を見開き、落雷に打たれたみたいにつま先までびんと伸ばし、張り裂けるほどに高く哭く。

 丸椅子の脚ががたがたと鳴り響く。尋常ならざる様相で声を嗄らす野分に、舞風は爛々と輝く眼光を向け、いひひっ、と堪えきれない笑みを漏らしていた。

 手のひらの上で悶え苦しむのが楽しくて仕方がないというような、恍惚とした表情。歯を食いしばって必死で椅子から落ちるのを堪えている野分を嬲りたて、歓喜に声を上擦らせる。

 

「どう? どうかな♡ 潮吹きたくなってきたぁ、いひひっ♡ のわっちぃ、ただのガーゼなのにめちゃめちゃキッツイでしょ♡ つらいよね、逃げたいよねぇ……♡ でも、ダーメ♡ あたしがいいよって言うまでは、何があっても椅子から手を離しちゃダメだからね~♡♡♡」

 

「――ふぅっ、ぐ……ぎぃひひ゛ぃ゛ぃ゛い゛い゛いい゛い゛いいッ゛ッ゛ッ!!! ぃぎ、こ……れ、らめ゛え゛えええ゛ぇ゛ぇぇぇ゛ぇ゛っ゛っ❤︎❤︎❤︎ むり……っ❤︎ がまんするの゛っ……ムリ、ですぅぅ゛ぅ゛う゛う゛ううう❤︎❤︎❤︎❤︎❤︎❤︎」

 

 まるで快楽神経そのものをやすりがけされているような、壮烈な甘痒さ。

 亀頭を磨くガーゼの動きは、先ほどまでの責めと比べればスローモーションとさえ言えるものであるが、しかしそれにより絞り出される悲鳴の質は桁違いだ。

 ガーゼ特有の粗い目が亀頭表面に食らいつくように噛み合って、ストロークの一回ごとに魂ごと持っていかれるような、耐えがたいほどの激感。

 荒いだ息は過呼吸と見紛うばかり。断続的に襲い来る刺激に身体を捻じくって必死に逃れようとする様子は、あたかも激痛に身をよじり、のたうち回るようで。

 

「……っ❤︎ ……っ❤︎ …………――――――――――――~~~~ッ゛ッ゛ッ❤︎❤︎❤︎ ……ぅぼぇ……っ――――っぎ、ぃぃいいい……❤︎ も、も……もう、ゆる……し、て――――~~ッッ❤︎ っっ、っごぉぉ゛お゛おお゛おお――――――――~~~~ッっ❤︎❤︎❤︎ …………ッッんん、ひぃぃ……❤︎❤︎❤︎」

 

「いひ、いひひひひ……♡ はぁ……はぁ、のわっち……のわっちぃ……♡ ほんっと、いい声で鳴いてくれるよぉ……♡ だいすきぃ……♡ かわいいなぁ、のわっちぃ……♡」

 

 喘ぎは断末魔と化しており、快楽に蕩けたというよりは苦痛に歪む形相。必死に慈悲を請うても、しかし舞風は興奮に鼻息を荒くするだけで、愛撫を止める様子は一切ない。

 ずりずり、じりじりと、執拗に亀頭表面を撫でつけるガーゼの動きは緩まることなく、それどころか、逐一角度や当たり具合が調整され、野分の悲鳴が最もそそる声になる部分を探り当てるように、手と品とを変えて嬲ってくる。

 今の刺激に飽きないように。もっと快感を蓄積できるように。もっともっと、気持ちいいのに射精できないのが、辛くなるように。

 もういやだ。あまりにも気持ち良すぎるのが、たまらなく苦しくて、すべてを投げ出して、膝を抱えて縮こまってしまいたい――本能がそう叫ぶのを、しかし千切れそうな理性が後ろ髪を引く。

 

「がーまーんっ♡ 我慢しろぉ~♡ ぜーったい、ガーゼから逃げちゃダメだからね~っ♡ ほらほら、潮吹けっ♡ びゅびゅっ♡びゅ~っ♡って吹き上げろ~っ♡♡♡」

 

 やがて、気の狂うほどの焦燥感のなかに、恥骨を砕かんとばかりに膨れ上がる未知の感覚が生じた。

 絶頂感とは違う、どうしようもない切なさ。ぞわぞわと皮膚の下を無数の毛虫が這い回るようで、頭がおかしくなってしまうそうな掻痒感。

 千々に引き裂かれて掻き乱された思考で、わけのわからない音を叫びたてながら、この形容しがたい感覚に耐える。

 しかし、それもそう長くは保ちそうにない。

 膨れ上がる。それは堤防に打ち寄せる津波のように激しく、必死で押し留めようと力を籠めるのなんて、まるで意にも介さないように、みちみちと尿道を押し広げ、駆け上る。

 射精のように脈動によって絞り出されるのではなく、ただ、膨れ上がったゴム風船の中身が押し出されるように、抗いようもなく正気は決壊し――――

 

「――――っ、だ、だめぇぇぇえ゛え゛えっっ❤︎❤︎❤︎ でひゃうっっ……❤︎ でちゃ…………っひいい゛い゛いぃ゛ぃぃ――――――――~~~~っっ❤︎❤︎❤︎❤︎❤︎❤︎」

 

――――ぴゅる、っ……❤︎

ぷっしゃあああぁぁぁっっ❤︎❤︎❤︎

ぷしぃっ❤︎ぴゅっ❤︎しゃあああぁぁぁぁぁ…………❤︎❤︎❤︎

 

 がちがちにそそり立ったペニスから、透明な液が勢いよく噴き出した。

 壊れそうな嬌声とともに迸った奔流は、ガーゼの粗い目を易々と突き抜け、無数の飛沫となって辺り一面へと飛び散った。

 

「――――ぃやったぁ♡ よ~しよしよし、えらいぞのわっちぃ~♡ ちゃんと潮吹きの感覚を覚えられるように、ここからもっと勢いを増していくよ~っ♡♡♡」

 

 ようやく潮を吹かせられた興奮に舞風は目を輝かせ、楽しそうに責めの手を早める。

 びゅるっ❤︎ぷしゃああっ❤︎と湧き続ける潮はガーゼのひと擦りごとに勢いを増し続け、腰の震えが一秒ごとに激しくなってゆき、それに伴うように野分の悲鳴にも涙の濁りが混じってゆく。

 それはかりそめの絶頂感のようで、放出の気持ちよさはあっても、わだかまり悶々と煮詰まった射精欲求は晴れることなく。

 しかし、あたかも出した直後のように先端は鋭敏となり、ただ触られるだけでも辛くて腰が引けてしまうほどに弱体化したそこを凶器と化したガーゼで甚振られ続けて、もう、何が何だかわからなかった。

 どうして自分がこんな目に遭っているのか。どうしてこんな身体に生まれてしまったのか、どうしたらこの地獄から抜け出せるのか。

 取り留めもない想いが脳内を巡り、しかしそれも瞬く間に昂り切った絶頂欲求と、神経の焦げ付くような快楽の電流に焼かれ、すべての思考が真っ白に溶けてゆく。

 

「うぎぃぃ゛ぃ゛い゛い゛いいっ゛っ❤︎ ぃぃ゛ぃ゛い゛いいい゛い゛っっ❤︎ っま、まい゛かぜ……しゃまあ゛ぁぁぁ゛っ゛っ!!! やべて゛ぇぇぇっっ! やめ゛てぐだしゃあ゛あ゛あああ゛あぁ゛ぁ゛ぁぁ――――――――~~~~っ゛っ!!! っひぃ゛ぃ゛ぃぃ~~~~…………❤︎❤︎❤︎」

 

 こすこすと、素早く小刻みに刺激されて。

 ねっとりと時間をかけて、長いストロークを堪能させられて。

 火おこしのように、カリ首を囲んで絞りあげられて。

 そのたびに意識が薄れるほどの快感と、すぅっと血の気の引くような虚脱感を伴い、無残にぴゅぅぅっ❤︎と潮が吹き上がる。

 どうか手を止めてくださいと嘆き希う悲鳴は次第に獣じみて意味を持たなくなり、涙とよだれと鼻水とで濡れた泣き顔には、普段の怜悧の欠片も見いだせない。

 総身が引き裂け、自我が崩れるほどの快楽と苦痛とに脳髄を焼かれながらも、決してご主人様の命令には背かず、懸命に椅子を掴み無抵抗で耐え続ける。

 そんな、健気に過ぎる野分の頑張りを間近で見せつけられて、舞風は激しい性的興奮に襲われていた。

 溶けるほどに頬を紅潮させ、吐息を熱くして、下腹部に甘く響く穏やかな絶頂感にショーツを濡らしていた。

 

「もっと……♡ もっと♡ もっともっともっと♡♡♡ たぁっぷり潮吹いちゃおうねぇ、のわっちぃ♡♡♡ あたしがだれよりも、香取さんよりもずっとずっと♡ いっちばんのわっちを気持ちよくしてあげられるんだよぉ……♡ うれしいでしょぉ、のわっちぃ……♡♡♡」

 

 耳元で絡みつくような甘い声。罪人を締め上げる刑吏のそれでも、精髄を啜る売女のそれでもない。それは、恋する乙女の発する蕩けた声だった。

 舞風を突き動かすものは歪んだ愛着であり、米粒ほどしか舞風のために精液を残せなかったことへの嫉妬であり、そして斯様に野分を搾り尽くした練習巡洋艦に並ばんとする向上心であった。

 舞風の責めには妥協がなかった。お仕置きだなんてただの口実で、舞風はただ野分を愛せればそれでよかった。

 だからこそ、この地獄には終わりはなかった。

 この歪んだ想いがいつか薄れるのを願うだけが、絶対服従ふたなり奴隷の野分にできることであった。

 

――――ずりりりりぃっ……❤︎

 

「っっっ❤︎ く゛ぅぅ~~~~っっ❤︎❤︎❤︎ ぉあ゛あっっ…………うう゛う゛うぅ゛ぅ゛うぅ゛ぅぅ゛っ゛っっ❤︎❤︎❤︎ ひぃぃっ、ひいい゛い゛いいぃ゛ぃ゛ぃぃ――――~~っっ❤︎❤︎❤︎❤︎❤︎❤︎」

 

――――ちゅくっ❤︎くちゅっ❤︎

しゅりっ……❤︎すりすりすりすりすりぃぃぃ~~~~っ❤︎❤︎❤︎

 

「――ひっ、ぎ!? ひゃ、はやいの゛ら゛め゛え゛ええぇ゛ぇ゛ぇぇぇ!!! ああ゛っ、あ、ゃああ゛あ゛ああっ゛っっ❤︎❤︎❤︎ やっ、や、あああ゛あ゛あ゛ああ゛あっ!?!?! があああ゛あ゛あああ゛あ゛あ゛あ゛ああぁ゛ぁ゛ぁあ!!!!!!!!」

 

――――じゅるるるるるぅぅっ❤︎

ずりいいいいいい~~~~っ❤︎ずりぃぃぃぃぃ~~~~っ❤︎❤︎❤︎

 

「らぇっ…………っか、は…………ぁっ❤︎❤︎❤︎ や、やえへぇ……❤︎ ひゃ、あぁぁぁ!!! やめへぇれ、いってぅの゛に……………………ひ、ぎぃぃ゛ぃ゛い゛いいい゛い゛い゛いっ゛っっ!?!?!? ごっ――――めん、な゛さ゛いっ!!! ごえん゛な゛さいっっ❤︎❤︎❤︎ ごめ゛ん゛なしゃ゛…………ひゃ、ぁぁぁ゛あ゛あああ゛あ゛あっ゛っ❤︎❤︎❤︎ ぃやぁぁ゛ぁ゛ああ゛ああ゛あ゛あああ!!!!!!」

 

――――ぴゅ……❤︎ぷぴぃっ……❤︎❤︎❤︎

しゃぁぁぁぁぁ――――――――~~~~っ❤︎❤︎❤︎

とくっ……とくんっ…………❤︎❤︎❤︎

 

「…………っ❤︎…………っっ❤︎❤︎❤︎ …………か、ひゅ――――っ……❤︎ ぁ、や…………❤︎ ま……ぃ…………ぜ…………ひゃ…………っっ…………❤︎❤︎❤︎ たしゅ――――へ…………❤︎❤︎❤︎」

 

 

――――――――しゅりっ❤︎しゅるぅぅ~~~~っ❤︎

 

――――――くちっ、くちゅ❤︎すりすりすりっ……くちょっ……❤︎

 

――――ずきん……ずきん……❤︎ぴくぴくっ……❤︎

 

――ぷしっ……❤︎

 

 

 

「…………ひゅ、ぅぅぅぅ――――――――っ……❤︎ ひゅぅぅぅ――――――――っ❤︎ か、ひゅ…………❤︎ ぅぁ、っ……………………❤︎」

 

 そうして、苦悶と絶望に満ち満ちた数時間を過ごして。

 もはや、悲鳴は声にすらなっていなかった。

 嗄れ果てた喉は呼気を掴むことさえできないほどに疲弊しきり、ただか細い笛の音のような掠れた音を漏らすばかり。

 抵抗することも許されず、射精も許してもらえずに、ただただ受け止めきれない官能に悶え狂うしかできなくて。

 油の切れた歯車のように全身余すところなく軋みを上げて、野分は、とっくに限界だった。

 

 こんなにも気持ちいいのに、なのに出せるのは潮ばかりで、ちっとももどかしさは晴れなくて。

 ひずんだ心を覆い尽くす射精絶頂への欲求は、積乱雲の如くに厚く濃く垂れ込めて。

 何も考えられない、処理できる限界値をゆうに超えた快楽でオーバーフローしてしまっている思考の中で。

 潮さえも最後の一滴まで出し尽くし、極度の疲労で泥のように思い身体を抱えて。

 ただ、射精して楽になってしまいたいとだけ、こびりついて残った情動に、圧し殺されそうになりながら。

 ――――それでも、野分自身にも信じられないことに、椅子から手を離すことは、なかった。

 

「はぁ……はぁ……♡ さすがに、疲れちゃったかな…………♡ いひひ、のわっちぃ♡ いますっごい顔してるよぉ……♡ 死人みたいな顔って、こういうのを言うんだねぇ♡」

 

 息を切らしながら微笑む舞風。肩を縦に揺らし、疲労が色濃く滲んでいる。

 舞風だってずっと手を激しく動かし続けていたのだ。責める側の負担も相当だったことだろう。

 しかしそれでも、その微笑みは心底楽しそうなものであった。

 

「……ねっ、したいんだよね♡ しゃ・せ・い……♡」

 

「――――っっっ❤︎❤︎❤︎ ひゃ、ひゃい……❤︎ ひゃいっ……❤︎❤︎❤︎ したいっ❤︎ したいですっ……❤︎ しゃせーっ❤︎ せーし出したいぃ゛ぃ゛ぃ……っ❤︎❤︎❤︎」

 

 誘惑するように、耳元で囀る舞風の言葉。

 待ち焦がれていた射精、それをちらつかされた野分は、がっくりと俯いていた面を上げて、食いつくように掠れ声を鳴らした。

 射精、射精射精射精射精射精射精射精射精っ❤︎ 射精させてもらえるなら何でもする❤︎ だからはやく、はやく――――❤︎❤︎❤︎

 切羽詰まって嘆願する瞳。蒼白の顔をくしゃりと歪ませる野分に、舞風はぞくりと総身を震わせ、粘つくように唇を歪めた。

 

「――いひひっ♡ だよねぇ、もうずっと気持ちいいのに、射精はおあずけだったんだもんねぇ……♡」

 

 湯気の立つほどの熱い吐息。発情したのを隠そうともせずに舞風は目じりを蕩かし、スカートの奥のショーツをずり下げる。

 べちゃりと音を立て、ぐちょぐちょの水浸しなったショーツがタイル張りの床を打つ。

 そうして、露わになった尻たぶを見せつけるように舞風は背を向けて、赤く火照った秘穴を亀頭に添えるように近づけ、割れ目と鈴口とがひとりと触れる辺りで、ぴたりと腰を止めた。

 期待に染まってぐんにゃりと濡れそぼり、開き切った花弁の中心でぷっくりと張りつめた陰核。磨き上げられた宝石のようなそれと内股を伝う愛液の筋とに野分の視線は吸い込まる。

 期待してしまう。今からそこに、限界をなお超えて責めちぎられた肉棒を突き込めるのかと思うと、歓喜によだれぼとぼとと零れ落ちるのを止められなかった。

 

――――ぬちゅ……❤︎ぴとっ…………❤︎

 

 しかし、そこまでだった。

 舞風はそこまでしか腰を下ろしてくれなかった。

 野分は丸椅子から手を離すことも、腰を離すことも許されていない。

 眼前にご褒美をぶら下げられて、あとは食いつくだけなのに。

 なのに、いつまでたっても、その肉壺は強直を呑み込んでくれなくて。

 

「はぁっ…………は、ぁ――――ッッ❤︎❤︎❤︎ は、はぁっ……っ゛っ❤︎❤︎❤︎ ほ、ぁ……ぁ、な、なん゛で……っ❤︎ なんで……挿れて、くれに゛ゃいの゛ぉ゛ぉぉぉ…………っ゛っ゛っ❤︎❤︎❤︎」

 

 まるで、ごちそうを前に飢え殺される犬蠱の贄。

 灼けるように熱い肉唇が亀頭に吸い付くのを感じるだけでも、痺れるほどの悦楽に腰がうずうずとひとりでに動こうとする衝動が止まらない。

 指で左右にぱっくりと割り広げて、強直を迎え入れようとくぱっ❤︎と口を開けているのをただ見ているだけだなんて、じれったくて頭がどうにかなりそうで。

 したい、入れたい、挿入したい。じゅぷりっ❤︎とそこにぶち込んで、絡みつく肉襞を堪能したい――――!

 

「――――んま゛っ……❤︎ まぁ……っ❤︎ まい、かじぇ……さま゛ぁ゛ぁ゛ぁ…………っ❤︎❤︎❤︎ はや゛くぅ……❤︎ はや゛く゛う゛ううぅ゛ぅ゛ぅぅぅ……………………っ゛っっ❤︎❤︎❤︎」

 

 堪えきれずに泣き出して、請い縋る声に濁りが混じる。

 そのみじめな姿が、あまりにも可愛らしく思えて、過呼吸気味に呼気を荒げながら舞風は囁いた。

 

「いひひ、いひひひっ……♡ の、のわっちぃ……♡ いひ、いひひひひっ……♡♡♡ いひ、きもちよく、してねぇ……♡ いまからのわっちのおちんちん、あたしのなかに入れちゃうけどぉ……♡ だけどぉ、あたしがイクまで、ぜぇぇぇぇぇったいにぃ……イッちゃダメ、だよぉ…………っ♡♡♡」

 

「――――――――ふぇ゛、っ……❤︎ ぇ、しょ、んな゛……の……………❤︎❤︎❤︎」

 

 ふやけ切った脳みそが、一気に凍り付く。

 絶対無理だ。何時間も射精を我慢して、たったのひとこすりでもたちまちに射精するくらいに焦れに焦れたペニスを挿入して、しかし舞風が絶頂するまでは射精禁止、だなんて。

 まるで不可能。達成可能性がない命令にぞくりと震えて、必死に慈悲を請おうとしたその瞬間。

 

――――じゅぷ……っ❤︎

じゅぷ、ちゅぅっ……❤︎ちゅくぷぷぷぅぅっ❤︎❤︎❤︎

 

「――――――――――――ッ゛ッ゛ッ❤︎❤︎❤︎ ふぅ゛ぅ゛ぅぅううう゛う゛ううう゛う゛ううう――――――――~~~~っ゛っ゛っ❤︎❤︎❤︎」

 

 青筋を浮かべて反り返ったペニスが、舞風の胎内にひといきで根元まで呑み込まれた。

 

「ひぅ、っ❤︎ んひぃぃ゛い゛い゛い゛いいい゛いい――――~~っ❤︎❤︎❤︎ むりっ❤︎ むり゛っ、むりでしゅ゛ぅぅぅ゛う゛う゛う❤︎❤︎❤︎ で、でっ……❤︎ すぐれち゛ゃうかり゛ゃ゛ぁぁぁ゛ぁぁ――――――――~~~~ぁ゛ぁ゛ぁっ❤︎❤︎❤︎」

 

 ねっとりと肉茎に密着する熱い粘膜。内向きに生い茂った細かな襞のひとつひとつが甘蜜を滲ませて波打ち、根元から先端までをくまなく包み込む。

 舞風がくくっと腰をしゃくるたびに生暖かな潤みをかき分けて、沸騰した血潮がどくどくと勢いを増し、その根元で火口の溶岩じみて滞っていた熱が、むずむずと膨れ上がってゆく。

 突き入れられるときはこりこりとした子宮口が鈴口を咥えこむように吸い付いて、逆に引き抜かれるときには名残を惜しむかのようにきゅぽっ❤︎と音を立てて離れて、それだけで睾丸の奥で渦巻いていた精液がどくんと滾り、ぎゅっと輸精管の縮まる鈍痛が立ち上った。

 

「ぁ゛っ……ぁ、あ゛あ゛ああああっ゛っっ❤︎❤︎❤︎ や、やべてっ゛っ……とまって゛ぇぇ……………っ゛っっ!? ぁ、だ――め……で、でますっ、あ、ぁ゛、ぁぁ゛ぁ゛ぁああ゛あ゛あ゛あああっっっ!!!」

 

 たった数回のピストン。時間にして30秒にも満たないようなほんの僅かな時間。

 それだけで、膨れ上がった射精欲求に満たされた野分のペニスは限界へと達した。

 どくりと睾丸が胎動し、みちみちと輸精管を押し広げて精液が移動を始め、じんじんと響く解放の悦楽に、思考が白く塗りこめられて。

 

「だめっ♡ だめ、だめぇぇぇっ♡♡♡ のわっちがまんっ♡ しゃせーダメっ♡ がまんんんんっっっ♡♡♡」

 

――――じゅっぽぉ❤︎ふるふるっっ……❤︎

ぴくっ❤︎ ひく、ひくひくひくっ…………❤︎

 

 じゅぽっ❤︎と慌てたようにペニスを引き抜く舞風。

 しかし、その強引なやり方がかえって野分の臨界チンポを荒々しくズリ上げて、境界線の上で片足を跨ぐように踏みとどまっていた精神を、決定的に押し出した。

 

「だ……めぇ゛ぇぇ…………❤︎ でちゃぅ、よ゛ぉ…………❤︎ い。や……いや、いやいやいやいやいやぁぁぁ゛ぁ゛ぁぁあ゛あ゛あ゛ああ゛あああ――――――――――――~~~~っ゛っ゛っ❤︎❤︎❤︎❤︎❤︎❤︎」

 

 もう、遅かった。

 数秒後の射精が確定し、あとはびくんびくんと脈動し、出るだけ。

 心ごと溶け落ちそうな快楽に溺れそうになりながらも、しかし舞風の言いつけを守るために下腹部にちぎれんばかりの力を籠め、射精を耐えようと試みる。

 しかし、それももう無駄だった。

 必死で行った無駄な抵抗の結果は、残酷で、無残で、どうしようもなく惨めなものだった。

 

――――――――ぷぴっ❤︎

たらっ……❤︎とろぉぉぉ…………❤︎

 

 ゼリーのように煮凝った精液が、ひとしずくだけ。

 ぷりっとひり出されるように鈴口から飛び出して、竿を伝い、縮みあがった陰嚢を濡らして、それだけ。

 それだけで、余りにも呆気ない射精は、終了した。

 

「――ぁ、ああああああああっ♡  のわっちぃ、ダメってあれだけ言ったのに、射精しちゃったなぁっ♡ いっひひひひひっ……わーるいんだぁっ♡ ねぇ、命令を破ったらどうなるか、わかってるよねぇ…………♡♡♡」

 

「ち――が……ちがう…………のわき……しゃせー、してな……だ、だって……だって、ぜんぜん、きもちよく……なくって……………………」

 

 必死で我慢したために。

 射精が決定してしまったのを、みっともなく足掻いてしまったために。

 なまじ、覚悟が強固すぎてしまったがために。

 ペナルティは回避できず、射精の快楽も得られない最悪の結末に、たどり着いてしまった。

 解き放たれた肉悦が稲光となって弾ける恍惚の一瞬を、味わうこともできず。

 意識も理性も溶けて消えてしまうほどの、魂の抜けるような絶頂の歓喜も、味わえず。

 

「ぃや……いや、いやあ゛あ゛あ゛あ゛ああああ゛あっ゛っっ!!! そんなっ! だって気持ちよくなかったのっ! 全然出なかったからっ! だから、いまのナシにしてっ、ま、まいか、舞風さまっ! おねがいですっ! おねがい、ですぅ゛ぅ゛ぅ…………!」

 

 或いはすぐに諦めて心地よい律動に身を任せてしまえば、ペナルティは受けるものの、解放の悦楽は味わえただろう。

 欲をかいたというよりも、判断をミスしたと言うべきか、ともあれ目を血走らせて慌てふためき狼狽える野分と、そしてそれを見て腹を抱えて嗤う舞風。

 愉快さを抑えきれずに笑いながら棚に手をかけるその先には、プラスチック製の貞操帯。

 沙汰は定まった。酸欠に喘ぐように口を開閉させた野分は、この後の展望を思い描き、さっと青ざめた。

 

 

「のわっちぃ♡ 椅子から手を離しちゃダメだからねぇ……♡」

 

「い、いや……ごめんなさい……ごめんな、しゃい……それ、いやです……ゆるして…………」

 

 怯えたように声を震わせて顔を背け、しかし目だけはその貞操帯から離れない。

 保冷剤がペニスに当てられる。敏感な亀頭、陰嚢が急激に冷却され、たまらずに強直が解れてゆく。

 射精したくてしたくてたまらなくて、びゅくびゅくと白い汚泥をぶちまけたくてどうにかなりそうなのに、それなのに、ただ黙って萎えていく肉棒を見ているだけしかできなくて。

 

「いひひひひっ……♡ さぁて、いつまでおあずけしてあげよっかなぁ……♡ 一か月は短いよね? やっぱり最低三か月はがまんしなくちゃね♡ ねっ、のわっちぃ♡♡♡」

 

「む、むりっ! や、やでっ……! いやですぅ゛ぅ゛ぅっ!!! いやっ――――やぁぁぁ゛ぁ゛あ゛あ゛あああ゛あ!!!!!!」

 

 貞操帯が近づいてくる。しなびたペニスを閉じ込める透明な檻。

 怖い。射精できなくなるのが怖い。焦燥感に悶えるのが怖い。僅かに残った尊厳の、そのすべてを掌握されるのが、たまらなく怖い。

 底知れない恐怖感、冷たく鋭いその爪で心臓を鷲掴みにされて、もう我慢などできなかった。

 たまらずに椅子から手を離し、貞操帯を嵌めようとする舞風の手を掴み――――

 

 

 

「――――のわっち♡ 椅子から、手を離しちゃ、だめ……♡」

 

 

 

 一句ずつに区切った舞風の言葉。それは染み込むように意識を穿ち、半ば反射的に抵抗の手を硬直させた。

 今にも錠を閉じられそうな貞操帯を掴みかけて、手が離れる。中空を漂い、悔恨に咽ぶように何もない空間を握りしめて、そして、再び椅子を掴むしか、できなかった。

 

「あーあ……♡ のわっち、やっちゃったねぇ……♡ 一度ならず二度までも、こりゃもう、のわっちのお気に入りのおくすり、たぁっぷり塗ってあげなくちゃねぇ……♡♡♡ いひひ、おくすり、明石さんに頼んでおくね♡」

 

「……………………っ゛っ゛っっ!!! …………な、なんでも、します……だ、だから……どうか、それだけは…………いやな゛の゛ぉ゛ぉぉっ! いや、やぁぁ゛ぁ゛ぁぁ……………………っ゛っ゛っ!」

 

 告げられた仕打ちにびくりと総身を震わせて、引きつった声を漏らす。がくがくと膝が震え、心因性の粘っこい脂汗が染み出して、蒼白に染まった唇の奥からは、かちかちと歯が打ち合わさるかすかな音が零れ出ていた。

 

 塗ると射精したくてたまらなくなる薬……身もふたもない言い方ではあるが、その効力の絶大さは、野分自身が身に染みて知っていた。

 ほんの数秒だってオナニーを我慢できなくなる薬を塗られて貞操帯をつけられて、最低三か月はオナニー禁止。

 射精したくて、射精したくて、射精したくて、ほかの何も考えられないくらいに脳内のすべてを射精欲求で塗りつぶされて、しかしそれでも自分で触れることさえ許されないなんて。

 地獄というよりほかはない、最低最悪の日々。もっと我慢できていれば、という後悔の涙が、涙腺が壊れたかと錯覚するほどに噴き出した。

 

「かちりっ、と♡ いひひっ♡ ほぉらのわっち♡ おちんちんナイナイしちゃったねぇ~♡ だあいじょうぶ♡ ちゃんと毎日、鍵あけて洗ってあげるからねぇ♡ もちろん、しゃせいはき・ん・し♡ だけどねっ♡♡♡」

 

「っひ゛ぃ゛ぃ゛ぃぃ……ま゛い゛かぜ、さ゛まっ……た、たす゛け゛て……やだ……やだぁぁぁ゛ぁ゛あ゛あああ゛あ゛ああ――――――――~~~~っ゛っっ!!!」

 

 錠前の音が鐘楼のように尋問室に響き渡って。そうしてあとに残されたのは、すすり泣きの音だけだった。

 椅子を離す許可が出てすぐに野分が行ったのは、貞操帯越しのオナニーだった。

 強化プラスチックは一切の刺激を遮断し、撫でてもこすっても少しの快楽も届かない。

 下向きに固定されて勃起の自由さえ奪われて、もうどうあっても射精できることはないんだという実感に、諦めて泣くことしかできなかった。

 

 

 こうして、野分は勃起さえもできないままに限界発情を強いられて。

 ご主人様の機嫌を窺ってどうにか恩赦を勝ち取るべく、出来のいい奴隷になるれるよう、己を殺し続けるのだ。

 襲い来る狂気的な射精欲求をなんとか紛らわせようと、絶頂のできない無意味な自慰を繰り返す生殺しの日々。

 その永遠とも思える地獄に終わりが来る奇跡を、解放の日を願って。

 

 

「いひひひっ……♡ ずっとずっと、そばにいてあげるねぇ…………のわっちっ♡♡♡」




※pixivからの転載。


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