魔竜の竜王の力を宿した白兎 (希望の忍者)
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悲しみの白兎、目覚める魔竜
読んで楽しんで下さい。そして意見も是非お願いします!!
とある山の丘にある村に一人の少年が悲しみに満ちていた。
その少年は雪山の処女雪の様な白髪に綺麗な
少年の名は『ベル・クラネル』ベルは物心着いた時から両親の顔は知らず、ずっと育ての祖父と暮らしてきた。
祖父は絵本の作家だったようで、よく物語を語ってくれていた。特にベルが好んだのは《英雄譚》だった。
ベルは英雄譚を語る祖父が大好きだった。
祖父から世界の中心と言われ、様々な出会いがあると言われる『
オラリオを話すたんびに『出会いを求めるんじゃー!!』『ハーレムを作るんじゃ!!ベルよ!!』『覗きは男の浪漫じゃ!!』
などと純粋なベルはそれを信じて疑わなかった。
(後にそれを理解して、恥ずかしく赤面し頭を悩ませた)
例え両親がわからなくても祖父がいれば寂しくなく農業もあって大変だったけど毎日が楽しかった。それに村の人達も親切にしてくれていたから寂しくなかった。
しかし、その幸せは永くはなかった。
ある日ベルは薪割りを終えて、畑を耕していた時に大慌てで村の人が駆け走ってきた。
そしてその人から………祖父はモンスターにやられて崖から落ちたと告げられた。
村の人が言うには、モンスターの攻撃は致命傷ではなかったが攻撃の余波で足を滑らせ崖から落ちたと、崖の深さから見て祖父はもうと・・・・・・
ベルは唯一家族である祖父を亡くし、家に引きこもり三日三晩泣き続けた。ずっと泣き続け涙は枯れ果て声も出なくなり、泣き疲れたのかベルは眠りについたがその瞼は赤く腫れていた。
ベル「………あれ?此処は一体?」
泣き疲れ眠りについたはずのベルは、いつの間にか暗い場所にいた。ベルは辺りを見回しても暗い場所でよく見えなかった。
ベル「うぐッ!?」
すると突然ベルに激しい頭痛が襲う。
ベル「ぎぐぅぅぅっっ!!??ぐあああああああぁぁぁぁぁぁぁっっっっ!!!??」
それはまるで頭の中に激流の如く流れ込む景色、それは誰かの記憶にも見える景色であった。
その景色は数多の
ベル「ガハッ!! ハァッハァッハァッハァッ…………今のは一体!!?」
ベルは謎の景色と激流の如く流し込まれる景色にあまりの苦しさに息を荒らげていた。
???「泣くだけか?」
ベル「えっ?」
すると突如と声が聞こえた方を振り向くとそこには、黒いマントを纏い黒い長髪で体中に不気味な紋様がある褐色肌で目は獰猛な目をした“男”がいた。
その男性はベルに冷たい目を向ける。それはまるで虫ケラを見るような眼を向けていた。
???「ふん、無様だな話にならん。
何故、我はこんな泣くだけの兎に宿ったのだ?」
男はまるで価値がなく興味も失せる様な感情を出し、ベルにいたっては見る価値すらも無いようであった。
だがベルは目の前にいる“男”に見覚えがあった。先程の景色の一部に水面に浮かんだ人間の顔……目の前にいる“男”はその人物だった。ベルはその“男”名を口にする。
ベル「…………
アクノロギア「ほぉ。お前のような泣き喚く兎でも我を知っているのか」
ベル「さっき貴方の記憶の様なモノが流れ込んできて、それで貴方を知った。人間ある貴方と
アクノロギア「ふん。人間と竜の我をか、それで?お前に我の記憶が流れ込んだとしてお前はどうする?泣き喚く事しか出来ない弱い兎に一体何が出来る?」
ベル「僕はお祖父ちゃんの語る英雄譚の英雄に憧れた。僕も英雄になりたいと………だけど、僕はお祖父ちゃんを救えなかった。自分の仕事してたとしても救えなかった。傲慢と言われてもある事実は変えられない。
アクノロギア「確かにな。英雄譚とやらに読み耽って英雄になりたいと戯言を述べているお前は、自分にとって唯一の家族であるお前の祖父すら救えない。モンスターとヤラに戦う所か立ち向かおうと仇を取ろうしない。弱い兎だお前は………」
ベル「そう。だからッ!!だから悔しいんだ!お祖父ちゃんを救えなかった自分が、モンスターに立ち向かおうしても動けない自分が、何もしていないのに誰がモンスターを倒して仇をとってくれるの期待していた愚かな自分に、全ての弱さを肯定してしまう無力な自分が惨めで恥ずかしくて滑稽で、初めて消し去ってしまいたいと思ったんだ!!!!」
ベルはアクノロギアに自分の内に秘めていた想いを叫ぶ。
アクノロギアからすれば虫ケラの羽音と変わらない戯言だ。しかしアクノロギアは・・・・・・・・・
アクノロギア「我にとっての弱き者は……他者に喰われ、奪われ、穢され、何もしない弱いままの奴だ。我にとっての強き者は……覚悟をキメた者、それを邪魔をする者、奪う者を障害となる者全て滅ぼす奴だ
だから我の邪魔をする者は、我から奪う奴等は……我が滅ぼす。
そして常に弱者は強者に全てを奪われる存在だ。それを覆す者は、世界の理不尽を不条理に勝つ者は
覚悟をキメた弱者の強き意思かもしれないな」
アクノロギアは何かを悟った様に目を閉じて語る。
ベル「だから僕は、強くなりたい!!!いや、強くなるんだ!!」
アクノロギア「…………ならば、我に見せてみろ弱者のお前が強者になる様を」
そしてベルとアクノロギアの居た暗い場所に強い光が刺し二人の場を照らし消える。
ベルはまるで夢を見ていた感覚だったが、アクノロギアに関してはハッキリと覚えていた。現実も思い知った祖父が死んだと言う現実も……そしてベルは決意した。
『例え僕が英雄になれなくても、大切になった者達を護れる救える程に強くなりたいと』
ベルは残りの財産と農家の食材を大きなバックに入れて村を出る。お世話になった村の人達にも挨拶を忘れずに、
ベルは強くなる為に護る為に旅をする。
他にも書いて投稿していきます!!
次は前々から書きたかった『多重クロス』作品を投稿しますのでお楽しみ下さい!!
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最初の方は、ベルが旅に出てからの出来事を簡潔にした話です。
ベルの性格が旅を重ねて色々と変化しています。
〇祖父の死に枯れ果てるまで涙を流し続けたベル。
泣き疲れ眠りにつき、夢の中で出てきた“男”【アクノロギア】の邂逅とベルを弱者と断言する。
ベルは自分の弱さに悔み、嘆き、怒りなど内に秘める想いの全部をアクノロギアにぶつける。
ベルも八つ当たりだと言う事も解っているが、叫ばずにはいられなかった。
アクノロギアにとっては戯言にしか聞こえないだろうが、それでもベルに何かを感じ、弱者と強者の違いとその差と結末を語る。
アクノロギアの邂逅の夢から覚めたベルは、戦う為の強さ、守護る為の強さ、世界の理不尽や不条理に勝つなにものにも揺るがない不動の心の強さ等の様々な強さを手に入れる為に決意し旅をする事にした。
ベルは強さを手に入れる目的で、強くなるにはどうしたらいいのかを常に考えながら旅先で数々の人々の出会いや別れを積み重た。
旅の途中の出来事の危機的状況で、再びアクノロギアと邂逅し、時が来たと言って『魔法』を授けた。
授かった『魔法』で危機的状況を乗り越えたベルは疲れ果て眠りにつくと、待っていたかのように目を閉じてそこに立っていた。
そして、アクノロギアは何も言わずにベルを稽古をつけた。
次第にベルは強くなっていった。
──いつからだろうか……口調すら変え、一人称は“僕”から“俺”になったのは・・・・・・
◇◇◆◇◇◆◇◇◆◇◇◆◇◇◆
ガラガラガラ……
行商人「色々とすまねぇなあんちゃん。馬車に乗っけられずに護衛なんか頼んじまって……」
ベル「別に構わない。アンタが
行商人「そっか……」ブルルル
顔を覆う様に被ったフード付きの
途中で馬が止まり、ブルルッと鳴く声が聞こえた。
行商人「着いたぜ。彼処が神々と冒険者が集いし都と言われた『
行商人が指を指した方角に目を向けると、整備された街道を走る馬車の道、小高い丘から見える一つの光景。
大きな壁に囲まれる巨大な都市、
そして馬車は入門近くで停車する。
行商人「それじゃなあんちゃん。頑張って立派な冒険者になんなよ」
ベル「ああ。ありがとう」
そして、旅の修行を得て心身共に強くなったベル・クラネルは目指した場所へ辿り着いた。
ベル「此処が世界の中心と呼ばれる場所であり、神々と冒険者が集い富と名声、運命の出会い等の全てが揃う『世界の中心』と言われる場所。
『
魔竜の竜王の力を宿した白兎は世界の中心の街へと踏み入る。
◇◇◆◇◇◆◇◇◆◇◇◆◇◇◆
『
その都市の中央には世界で唯一モンスターが溢れる大穴『ダンジョン』と入り口の上にそびえ立ち蓋の役割を持つ巨大な塔『バベル』があり、バベルには毎日富、名声、力、野望、目標を志しダンジョンに挑戦せんとする神々からモンスターと戦う為の力、『
ベルは都市に入ろうとする門の前にずら〜っと並ぶ商人の馬車と旅人達の長蛇の列に加わり時を待った。
長い時間を待ち続け漸く順番が回り、黒い服を着た獣人の男性──噂で聞く
男性は笑いかけ冒険者志望を歓迎し、旅の途中で噂を聞いた『
押し当てた
検問の途中にもう一人の門衛、帯剣した男性が腕を組みながら声をかける。
???「また
一目でわかる冒険者。それもそこらのゴロツキな奴等では相手にはならない程の実力者。
着崩した服の肩部分には象の頭を象った
褐色の肌に
???「どうしてオラリオに来た?食い
金か、名声か、それとも他の何かか?」
ベル「(噂で聞いたが、確かあの
………
ベルは目の前の冒険者にハッキリと目を見て問われた質問に対して理由を話す。
すると冒険者は一瞬目を見開いて驚愕の表情になるが、スグに顔を戻しベルを見つめ「そうか、そうか」と納得するように頷き、途中でギルドの職員が「ハシャーナ、勤務中だ」となかに割って注意すると…………
ハシャーナ「そう言うなって。お前等ギルドは真面目すぎる」
ハシャーナという冒険者の男性は笑ったまま肩を
見た感じ、ギルド職員と冒険者が都市の門衛を務めている。
やがて検問は終わったのか、“問題無し”とギルド職員が魔道具をしまう。
それから冒険者登録するにはギルド本部に行けと説明され
、登録の条件についても『神の恩恵』を授かった者……【ファミリア】に入団している事が最低条件だとなれた手順を丁寧に説明される。
【ファミリア】とは
そして
ハシャーナ「まぁ、いい神と巡り会えるといいな
ベルは今、フード付きの
ベル「…………すみません。こんなナリだが、俺は
顔を隠していたフードをとるが、今のベルの容姿は
処女雪の様な白髪も長旅で、まともに髪を切っていなかった為伸びっぱなしで、背中まである白くフワフワで綺麗な長髪。その
ハシャーナ「えっ!?マジかその外見でか!!?
いや、すまねぇな。間違えた詫びとして、俺からのアドバイスだ。
外見で判断されるような所はやめておいた方がいいかもな。そいつ等はお前の外側だけ見て、本質を見てくれそうに無いから。【ファミリア】に入るなら、お前の内側を見てくれる神様に巡り会えるといいな」
ベル「あぁ。俺もそうなる事を願っている」
冒険者とのやりとりを終えたベルは開放されている門扉に進む。
ベル「さぁ此処からはじめよう。このオラリオからの冒険を………」
これから始まる出来事が、期待に胸を膨らませ門をくぐり抜けると──そこは美しい街並みだった。現在地の門前広場から真っ直ぐ伸びる大きな目抜き通りに、整然とした石畳の上を行き交う馬車、建ち並ぶお店の数々。視界奥の荘厳な白塔を中心に栄えるオラリオの街並みは、今迄旅先で訪れた村や街など比較にならない程であった。
そしてその街並みを歩く沢山の
帯剣した麗しいエルフ、大斧を背負うドワーフの戦士、とんがり帽子と杖を携える
元居た村にはヒューマンと、後は僅かに獣人がいるだけだったし、旅先で訪れた村々もこれほどまでに多種族が居ることはなかった。
思い浮かぶのは『異国情緒』流石迷宮都市である。
このオラリオに来たら必ず行くと決めていた場所へ向かおうとすると、
最大派閥のファミリアの冒険者。一目で見ようとするも人集りが多いため隙間から見る。確認出来たのは鎧を傷だらけにしたヒューマンや
ドワーフの大戦士、通常のエルフよりも耳が長い恐らく
やがて人々や他の冒険者までが声の調子を高めた。「金髪金目の……!」「【剣姫】だ!!!」と、
興奮した彼等を他所にその姿を見たのは一瞬だったが……
金の長髪に、銀の防具。鞘に収まった一振りの剣。
その一瞬の最中確かにその容姿は女神にも勝る美しさがあった。
だが、
【ロキ・ファミリア】の『遠征』帰りを見終えたベルは当初の決めていた場所へ向かう。通りの人達に話を聞くと、その場所は現在地から近い都市南東部にある事がわかり、そこへ向かう。
“
一応肩掛けや胸元に何処かの【ファミリア】の
そして目的地に到着したベルが来たかった場所は……無数の墓がひしめく、墓地だ。
『第一墓地』、または『冒険者墓地』とも呼ばれるオラリオの共同墓地。ダンジョンで散っていった者達が埋葬されている、冒険者達の眠る地。
裏通りから長い階段を下りて辿り着く広い空間には誰もおらず、白い石材で造られた無数の墓標に目を細め、奥へと進む。
やがて見えて来たのは漆黒の巨大な
ベル「これが……」
5
このオラリオの地で紡がれた史実、英雄達の軌跡。
己を賭して、地下世界からのモンスターの侵攻を食い止め、多くの命を救った偉大な英雄達。初心の頃に戻った様に胸を震わす。そんな彼等の墓の前にベルは立っているのだ。
漆黒の記念碑には物語の中で知った英雄達の名が刻まれている。全ての名前に目を通したベルは心が彼等の勇姿を讃えようとしたのか涙を流しそうになってしまった。
記念碑の周りには沢山の花束が置かれていた。英雄達は今も尚人々から敬意と誇りを表されているのだろう。
気の利いたものを何も持って来ていないベルは自分の至らなさに
ベル「…………俺は英雄達の様に成れるかどうかはわからない。けど大切な人が出来たら、その人の為に強くなりたい。その人と過ごせる日々を守りたい。英雄も人なんだ、大切な人との幸せを共に生きたい。そんな英雄に俺はなります」
ベルは英霊達の墓標に澄み切った蒼穹の空に見守られながら
墓標に背を向け街へと戻る。冒険者になる為に【ファミリア】を探す。
ベル「さてと、まずはギルドへ行って【ファミリア】の募集している一覧表でも貰って来ようか」
『ダンまち』の新作のネタが浮かび上がりますが全部は続けそうにありません。誰が使ってくれると有難いです。
殆どが『仮面ライダー』とのクロスオーバーですけどね。
・ベルに『ウィザードラゴン』が宿って【ファミリア】の否【オラリオ】の最後の希望になる物語だったり……
・ベルの前に鏡の中のベルが現れて、鏡像ベルが【リュウガ】になったりして実像ベルとの存在をかけて戦ったりもしたりとか。
・ベルが異世界から【モンスターライダー】になってオラリオで、モンスターと絆を結んで新たな英雄譚を綴ったり……
・趣向を変えて、ベルの性別が“女”で、女性の英雄譚を綴る物語が始まったり等が思い付く『ダンまち』のネタです。
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ヘスティア・ファミリア結成
話が短いです。すみません。
ヘスティアの一人称を「僕」から「ボク」やその他など少し変更しました。
記念碑の黙祷を終えたベルは、一度ギルドへと向かう。
ギルドはやはり、ギルド職員が列に並ぶ冒険者達への対応に勤しんでいた。
ベルは冒険者達の列に並び、ギルド職員から受付の対応を待ち続け、漸く出番が来た。
ベル「すまないが、冒険者になる為に【ファミリア】を募集している一覧表が欲しいのだが、もらえないか?」
???「えっと………君が?冒険者に?」
ベル「そうだ…………」
受け付けに出てきた、セミロングのブラウンの髪に翡翠色の瞳に眼鏡を掛けたハーフエルフの受付嬢が僕の顔を見ると少し怪訝な顔をする。
???「……ごめんね?君は、いくつかな?」
ベル「14だが?......別に冒険者になるのに、年齢制限は無い筈だが?」
???「そうなんだけど、冒険者になるって事は、命の危険と隣合わせなの。そこまではいいわよね?」
ベル「あぁ。それが冒険者だからな」
???「君にも家族が──「もういない」 えっ?」
ベル「たった一人家族だった祖父も亡くなった。それから俺は一人で生きてきた。強くなる為に冒険者になる。だから強くなる為に【ファミリア】に入る必要があるんだ」
???「えッ、あ、ご、ごめんなさい……事情も知らずにそんなこと言ってしまって……」
ベル「気にしないでくれ、それより【ファミリア】を募集している一覧表はもらえますか?」
???「あっはい、少々お待ち下さい」
暫くして【ファミリア】の求人一覧表と思われる書類を持って来た。
???「コチラが現在募集している【ファミリア】の求人一覧表になります」
ベル「ありがとうございます。えっと、貴女は………」
???「あっ!紹介がまだでしたね。私は冒険者アドバイザーを担当しております。エイナ・チュールと申します。以後お見知りおきを」
ベル「ありがとうございますエイナさん。【ファミリア】が決まったらまた、宜しくお願いします」ペコ
エイナ「はい。こちらこそ宜しくお願いします」ペコ
ベルはハーフエルフのギルド職員のエイナさんに一礼し、エイナも一礼を返す。
【ファミリア】を募集している求人一覧表をエイナさんから受け取ったベルは、入れそうな【ファミリア】を探す。
ベル「まさか、もらった一覧表全ての【ファミリア】から断られるとはな…………」
一覧表にあった数は30件。それを一件一件【ファミリア】を募集している場所へ足を運ぶも、ファミリアに入るのを断わられ続け、遂には一覧表全てが断られ、役目を終えた一覧表は最早紙切れになってしまった。
理由としては種族的な問題もあるが、見た目が貧弱そう、田舎臭い、サポーターとしてなら雇ってもいいがな、背中の荷物を置いてくなら、と中には別の意味で危険な【ファミリア】勧誘もあったがそれはそれで断った。
ベル「更には【ロキ・ファミリア】すらも門前払いされるとは……あそこは入団テストを受けれると書いてあったのに、あの門番共……テストを受けさせずに俺の見た目だけで門前払いとか、
最早ベルの中では
若干苛立ったベルは、物陰に隠れているナニカに睨み付ける。
ベル「…………んで、そろそろ出て来たらどうだ?跡をつけているのはわかっているんだ」
???「えぇッ!?えっと、因みにいつから気付いてたの?」
ベル「【ロキ・ファミリア】からの門前払いからだ。後、俺は匂いでわかるから逃げても後を追える。早く出て来い!」
???「わッ、わかったよ。そんな怖い事言わないでくれよ」
物陰から出てきたのは、黒髪を後ろでツインテールに幼い顔立ちに綺麗な蒼穹の瞳。
身長は目測で140
傍から見れば乳房の大きな幼女だが、匂いと気配から普通の人間じゃない。女神だろうと推測する。
???「それにしても匂いで気付くなんて……君、ヒューマンの筈だよね?獣人の
ベル「確かに俺は鼻はきくが、犬人か狼人のどちらでも無い。れっきとしたヒューマンだ。それで何の用だ
その瞬間、彼女の目がクワっと見開かれた。
???「き、君はボクが神だってわかったのかい!?」
ベル「さっきも言ったが、俺は鼻が利く。人それぞれ匂いが違うが、【ファミリア】募集している神に会った時に匂いを覚えてて、
???「匂いで判断された事にやや複雑な気持ちだけど、嬉しいよ。ボク自身こんなナリだからさ、初対面で神だって気付く人が殆どいないんだよ」
ベル「……それであなたの名前と、何で俺の後をつけたんですか?」
???「あぁ、自己紹介がまだだったね。ボクの名前は【ヘスティア】。竈や炉を司る女神で、天界では三大処女神なんて呼ばれてたんだ。
君の後をつけてたのは、何だか寂しそうな顔をしてたからかな。【ファミリア】の募集一覧表全てに断られたってさっき聞こえちゃったからね」
ベル「聞こえてたんですね……俺の名前はベル・クラネルです」
ヘスティア「うん。それでね、キミが良かったら何だけど…………ボクの【ファミリア】入ってくれないかい?」
ベル「ああ。いいぞ」
ヘスティア「だよね〜~、いきなりこんなファミリア勧誘は無いy…………っていいの!!?」
ベル「あぁ、寧ろこっちから頼もうかと思ってたんだ」
ヘスティア「本当にいいのかい?正直に言うと君が初めての眷族で、ボクと君だけの新規バリバリの零細ファミリアだよ?」
ベル「強くなる為に【ファミリア】に入団し、冒険者になろうと募集してたファミリアを探し回った挙句、全てのファミリアに断られた矢先に、俺を見つけてくれたんだ。だから俺を見つけてくれた神様の【ファミリア】に入りたいんだ。いいか?」
ヘスティア「う〜〜〜ッ、嘘をついていないから逆にタチが悪いし、余計に恥ずかしいんだよね………」
ベル「これから宜しくお願いします。神様」
ヘスティア「うん。こっちこそ宜しくねベル君…………」
この日、俺(僕)達の【ファミリア】は始まりを迎えたんだ。
◇◇◆◇◇◆◇◇◆◇◇◆◇◇◆
ベルは新規派閥【ヘスティア・ファミリア】へと入団し、冒険者になる為に『
ヘスティア「ッッ!?なんだい外套でも体型は細身な女の子だと思ってたのに、男の子だったのかい!?しかも細身なのにすっごく鍛えられていてるんだね」
ベル「えぇ。オラリオに来る前から色んな所へ旅をしながら強くなろうとしてましたし、所謂鍛錬の賜物ってヤツです」
ヘスティア「そうなんだ、君も苦労してたんだね…………」
ベルは寝台の上でうつ伏せに体を置き、ヘスティアはベルのお尻辺りに座り込み、針で指に『
血を落とした場所を中心に指でなぞり始め、左端からゆっくりと刻印が施される。
ベルの背中に刻まれたのが【ステイタス】──『
これでベル・クラネルは正式な【ヘスティア・ファミリア】の眷族となった。
ヘスティア「これで君は、ボクの眷族で僕達は
ベル「はい!神様!」
ヘスティア「んふふふ。さて、ベル君の【ステイタス】はっと………………って、なんじゃコリャ〜〜〜!!!???」
初めての眷族と
===================
ベル・クラネル
Lv.1
力:A810
耐久:D529
器用:B767
魔力:S999
魔導:A
魔力操作:S
魔防:B
拳打:C
豪脚:C
《魔法》
【ドラゴンスレイヤー】
・
・
・詠唱破棄。
・
・変換時の詠唱式【モード・〇〇竜】
・『使用可能属性』《魔》《火》《鉄》
【
・【滅竜魔法】の術者のみ使用可能。
・滅竜魔法の切り札。
・使用可能属性のみ。
・体力・
《スキル》
【
・身体に宿る竜王の力と特性を使役する。
・属性魔法無しで、魔力・魔法を喰らう事が可能。
・魔力が超向上する。
・魔法の威力が超向上する。
・竜種との戦闘時、全ステイタス超高補正。
【
・滅竜魔法の使い手。
・自らを竜の体へと変化する。
・魔力を巡らせる体質へと変化する。
・使用可能属性と同じ属性のモノを食べる事で、体力と
・竜種との戦闘時により超越化。
・竜種を倒せばより経験値が多くなる。
・乗り物には極端に弱くなる。
===================
ヘスティア「何で最初からこんな数値なのさ!!?しかも発展アビリティがあるんだよ!?それって【ランクアップ】してからだったはずだよね!!?しかも全部が高ランクの『レアアビリティ』だし、『魔法』も『スキル』もあるし、それも前代未聞の超絶レアなヤツだろ!!?」
ベルの異常な数値にヘスティアは声を荒らげ、落ち着きが出来ないと言うより収集がつかなくなっいた。
無理もない。本来『発展アビリティ』は冒険者の器の昇華『ランクアップ』が出来て表れるものだ。それもランクアップ1回につき1つ発現する事もあれば発現しない時もある。
ベルの発現した発展アビリティは『魔導』『魔力操作』『魔防』『拳打』『豪脚』の5つ。
どれもレアアビリティに入るモノだし『魔力操作』に至ったは聞いたことも無いアビリティだ。
ヘスティアは意外にも的を射ていた。ベルの発現した発展アビリティは全部が『レアアビリティ』。
『魔力操作』に至っては前代未聞のアビリティだ。
『魔導』:
魔力が増幅し、魔法の威力が上がる。
後衛を勤める魔導師にとっては発現して欲しいアビリティ。
『魔力操作』:これは恐らく魔力を体中に巡らせる体質へと変化させ、詠唱や魔法陣を不要とし直接魔力を操れる。魔法に関しては先天性を誇るエルフ等の
『魔防』:魔法攻撃のダメージを防ぐ事ができるアビリティ。
『拳打』:武器を持たず徒手格闘を主体にした冒険者が発現するアビリティ。拳の威力が補正される。
『豪脚』:同じく武器を持たずに蹴りを主体とした冒険者が発現するアビリティ。蹴りの威力が補正される。
ヘスティア「ベル君!これは一体どういう事なんだい!!?」
ヘスティアは【ステイタス】を紙に書き写し、ベルに見せる。
しかし、ベルは驚いた様子は無く寧ろ“だろうな”とわかり切った様子だった。
ベル「神様、ここから僕が貴女に明かさなければいけない事です。心して聞いてもらえますか?」
ヘスティア「う、うん わかった。聞かせてくれ」
ベルは
切っ掛けは育ててくれた祖父が死んでからずっと泣き続けた時に自分の中に竜王と呼ばれし、ドラゴンが宿っていると知った事。宿っている竜王のお蔭で魔法が使える様になったとか、波乱万丈で過酷な日々の旅をしながから強くなったのは竜王のお蔭とか、オラリオに来たのは冒険者になって更なる強さと護る為の強さを手に入れる為とか・・・・・・・・・
ベル「俺は、今迄喰ってきた魔法の属性が使えるんです。殆どは火の魔法を喰らってきて、炎の滅竜魔法を使う事が多かったけど、ある日珍しい鉄の魔法を喰らって、鉄属性の滅竜魔法が使える様になったんです」
ヘスティア「うん…………ベル君、初めての眷族が君の様な規格外だって事に、ボクは頭を抱えざるを得ないよ」
『
ヘスティアは悩んだ。主に頭痛や胃に穴があくような負担が
かからないか。だが・・・・・・・・・
──どうしよう、ボク一人じゃこんな問題を抱えるのは正直辛いよ。でも、この子はボクにとって初めての眷属なんだこの子の為に何かしてあげたい。力になってあげたい。
ヘスティアは下界から降りたばかりの頃は神友の【ヘファイストス】の所で居候と名の穀潰しで、【ファミリア】の勧誘もサボって、遂には追い出された。
『
それでもヘスティアは初めての眷族の力になってあげたいと願うのだ。
ヘスティア「ベル君、よく聞いてくれ。君の強さと【ステイタス】はハッキリ言って規格外だ。ヘタをすればあの【ロキ・ファミリア】の冒険者達を越える程だ」
ベル「そっか…………」
ヘスティア「【ステイタス】の秘蔵は冒険者や【ファミリア】にとって当たり前だけど、君の場合は絶対に他の神々には見せちゃいけない。その殆どの神々は娯楽を求めてや面白半分退屈半分で下界に降りてきたのも居る。そんな神達がベル君の【ステイタス】や秘密を知れば間違いなく、ベル君欲しさに何かしら動くだろう。そうなればボクも、周りの人達も狙われる。
君がオラリオの外でも強い事は分かった。
強くなりたいっていう君の意志も僕は反対しない、尊重もする。応援も手伝いも力も貸そう。だからこれだけは約束してくれ」
ベル「はい。何ですか?」
ヘスティア「お願いだから、ボクを
静寂の時が漂い、二人にとっての長い沈黙が訪れた。
ベル「……はいッ!その約束、俺の心に誓います!」
嘘偽り無い真っ直ぐな目で、ヘスティアを見る。それは多くの言葉で飾るよりも遥かに信頼できるモノだ。
ベル「神様と
ヘスティア「///ッ!うん。その約束を聞かせてくれれば安心かな」
ヘスティアは頬に熱を帯び、赤くしながら満面の笑みでベルの誓いに安堵する。そしてこれから始まる【ファミリア】に胸が高鳴っていた。
しかし、ヘスティアはベルの【ステイタス】の《スキル》欄に隠蔽を施していた。
ヘスティア(まぁ、他にも問題な《スキル》もまだあるけどね)
別として写しておいた紙を見てまた頬が熱を帯びた。
===================
ベル・クラネル
Lv.1
力:A850
耐久:D529
器用:B767
魔力:S999
魔導:A
魔力操作:S
魔防:B
拳打:C
豪脚:C
《魔法》
【ドラゴンスレイヤー】
・
・
・詠唱破棄。
・
・変換時の詠唱式【モード・〇〇竜】
・『使用可能属性』《魔》《火》《鉄》
【
・【滅竜魔法】の術者のみ使用可能。
・滅竜魔法の切り札。
・使用可能属性のみ。
・体力・
《スキル》
【
・身体に宿る竜王の力と特性を使役する。
・属性魔法無しで、魔力・魔法を喰らう事が可能。
・魔力が超向上する。
・魔法の威力が超向上する。
・竜種との戦闘時、全ステイタス超高補正。
【
・滅竜魔法の使い手。
・自らを竜の体へと変化する。
・魔力を巡らせる体質へと変化する。
・使用可能属性と同じ属性のモノを食べる事で、体力と
・竜種との戦闘時により超越化。
・竜種を倒せばより経験値が多くなる。
・乗り物には極端に弱くなる。
【
・早熟する。
・誓いを建てる程効果上昇。
・誓いを建てれば建てる程効果上昇。
・誓う者がいる事で効果持続。
===================
──早熟って名前からして、成長するのが早くなるって事だと思うけど、主神ってボクの事だよね?ボクとの約束って一人にしないでってヤツだよね!?何で『
でも、すっごく嬉しいよ。これからよろしくね、ベル君。
この時をもって、魔竜の竜王の力を宿した白兎は炉の女神と出会い、主神と眷族との関係になり此処に新たなる
結成された
ベルのステイタス、チートで盛り過ぎるだろう!と“希望の忍者”もそう思います。
そして発展アビリティの『魔力操作』『豪脚』とは一部は他作品のネタを参考にして他はオリジナル設定です。
『魔導』はマンガのネタにありましたが、『拳打』と『魔防』は無かったのでこれは独自解釈になります。
アンケートを編集しました。
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冒険者登録と担当アドバイザー
ベルは竈と炉を司る女神【ヘスティア】と出会い新規のファミリアである【ヘスティア・ファミリア】へと入団兼結成する。
今回も短めです。すみません
ベル「さてと無事に【ファミリア】に入れた事ですし、ギルドに言って冒険者登録して来ます」
ヘスティア「うん 気をつけてね。行ってらしゃい!」
女神ヘスティアからの『
ギルドに辿り着いたベルは、中に居る様々な冒険者達に目移りする。
ベル「やっぱり沢山の冒険者達が居るな〜〜」
他の冒険者達に目移りしていたベルは、前回と同じ様にギルド職員が列に並ぶ冒険者達の列に並び、ギルド職員から受付の対応を待ち続ける。
???「次の方どうぞ〜〜!」
漸く出番が来るとそこには以前【ファミリア】募集の一覧表を受け取る際に相手になったハーフエルフの受付嬢である エイナ・チュール がいた。
ベル「お久しぶりですエイナ・チュールさん」
エイナ「えッ? えっと、どちら様でしょうか?」
エイナ・チュールはベルの事を、初めてお会いする相手の対応をとる。無理もない、以前【ファミリア】の一覧表を受け取った時はフードを被り、顔は少し覗く程度しか見えておらず、外套で全体的に身体が見ていなかったのも含めて中性的な声だった為、男性だと判断していたが、今のベルは顔のフードをとっている。フードをとったベルの顔は白い長髪と中性的な顔立ちが合わさり、可愛い女の子しか見えないのだ。
ベル「俺です。以前ファミリアの募集一覧表をくれたベル・クラネルです」
エイナ「えっ?ええぇぇーーーー!!?」
ベル「そんなに驚かなくても…………」
エイナ「あッ、失礼しましたベル・クラネル氏。
ンンッ、お久しぶりですね今日はどういったご要件でしょう?」
ベルの呆れで、エイナは受付嬢としての落ち着きを取り戻す。それにつられて他の冒険者達も気にする事を辞め、普段通りにダンジョンで手に入れた魔石やドロップアイテムの換金や今後の相談や装備の点検と確認、中には受付嬢を口説く者もいた。
そんな周りの冒険者達を気にすること無くベルはエイナとの話を進める。
ベル「実は【ファミリア】に入りましたので、冒険者登録をしたいのですが?」
エイナ「まぁ無事にファミリアに入団されたんですね。どのファミリアに入団されましたか?」
ベル「実は……貰った募集一覧表【ファミリア】は全部門前払いされて全滅してしまい、新規の零細ファミリアに入団したんです」
エイナ「えっ!? 一覧のファミリア全部ですか!?確か一覧表の中には入団テストを受けれる大手ファミリアである【ロキ・ファミリア】にもですか!!?」
ベル「ええ。確かに一覧表に【ロキ・ファミリア】はありましたが、門番達に門前払いされて仕舞いましてね…………」
エイナ「(多分、ロキ・ファミリアに入って誇りが度を越して傲慢になった冒険者の仕業ね)………そうでしたか、でわこちらに冒険者の名前に年齢性別種族と
ベル「はい。わかりました」
ベルはエイナから出された冒険者登録表に名前や所属するファミリアやその他を記入する。
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名前:ベル・クラネル
年齢:14歳
性別:男
種族:
Lv:1
所属ファミリア:【ヘスティア・ファミリア】
===================
エイナ「この所属する【ヘスティア・ファミリア】は聞いた事が無いわね、新規のファミリアですか?」
ベル「えぇ。眷族も俺だけの零細ファミリアですよ」
エイナ「そうでしたか…………では只今を持ちましてヒューマン、ベル・クラネル氏をオラリオの冒険者として登録致します。よろしいですか?」
ベル「はい!」
ベルは何の迷いもなく頷き返事をする。
エイナ「はいこれで登録は完了し、今日から貴方は晴れて冒険者です。これより私、エイナ・チュールがベル・クラネル氏の攻略アドバイザーとして担当することになります。 以後お見知りおきを」
ベル「はい。よろしくお願いします! エイナさん!!」
エイナ「ふふっ、改めてよろしくね。ベル君」
ベルが頭を下げると、エイナさんは言葉を崩し、親しげに話しかけてくれた。
ベルは冒険者登録を済ませはれて冒険者となり、受付嬢のエイナ・チュールはベルの担当アドバイザーとなった。
エイナ「それじゃあ早速、ダンジョンの注意事項を
何故だろうか
少し嫌な予感がしつつも、案内された別室で、ダンジョンに関する勉強を受けることになった。
その理由はすぐに分かることになるのだが…………
オラリオの日が沈む頃。
俺は疲れた表情を隠さずにギルドの建物から出てきた。
理由は、
ベル「エイナさん………意外とスパルタだったな………」
僅か数時間の間に、ダンジョンに潜る時の注意事項、上層に出てくるモンスターの情報など、必要な、それでいてかなりの量の情報を叩き込まれた。
中に宿るアクノロギアに戦闘を叩き込まれ、技術や魔力の操作を培い盗賊やオラリオ外のモンスターとの戦闘を経験し、身体的な疲れには慣れていてもや戦闘に関する精神は慣れているのであまり問題は無いが、勉強面での精神的な疲れは未だに慣れないから別だ。
アクノロギアに叩き込まれた修行は気合と根性と慣れさえあればどうにかなるが、勉強はそうはいかない。
何せ、しっかりと覚えたかどうか確認できるまで何度も何度も繰り返し勉強させられるのだ。慣れとしての部分は同じだが頭だけを使うので、ベルは体を動かして考え覚えていく派なので堪える。
とりあえず、今日は何とか及第点を貰い、明日の朝、もう一度エイナさんを訪ねて復習のテストをして、それに合格できれば晴れてダンジョンに潜ってもいいと言われた。
確かに情報は大切な物だと分かってはいるものの………
ベル「疲れたし、腹が減ったな…………」
慣れないことをするのは、疲労も膨らむのだった。
今日習ったことを忘れないように頭の中でなんとか反復しながら、神様の待つ古い教会へと足を向けた。
ベルの帰りを待っていた
すみません折角今年最後の投稿になるのにこんなに短めで…………
2019年色々ありましたが、また来年の2020年もよろしくお願いします。
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