あべこべシンフォギア (高性能脂肪)
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あべこべシンフォギア

「うぇへへ〜渡さんのごっはん〜ごっはん〜♪」

 

「もう響ったら……渡さんすみません、家にお邪魔しちゃって」

 

「いや構わないよ。一人で食べるのも寂しかったから大歓迎だよ」

 

 

 僕の名前は世界 渡、異世界転生しちゃった高校一年生の男です。残念ながら前世で僕がどんな人間だったか分からないけど、まぁ別に困らないからそこまで気にしてない……というか僕が転生した世界はちょっと技術が進んでるから助かってる。

 

 例えば携帯電話。前の世界では二つ折りの携帯電話しかなかったけど、この世界ではスマートフォンという画期的な物がある。これ一つで様々な機能がアプリという物をダウンロードすることで楽しめる優れた機械になってる。

 

 まぁそんな良い事ばかりじゃなくて悪い事もある。それはノイズという正体不明の生物? 兵器? がいる事。これの発生自体はかなり低いから遭遇する可能性も低い、けど遭遇したら絶望的でしかない。このノイズに直接触ってしまったらそのノイズごと炭になる、頭てっぺんから足の裏まで炭になる…唯一救いがあるとしたらノイズは一定の時間が経つと自壊する事。自壊したらどうなるかというと炭になる、どんだけ炭にしたりなったりするのが好きなんだと思う。

 

 

「はいハンバーグ出来たからご飯よそって、お茶注いで待ってて」

 

「ふぁかりましたっ!」

 

「響っ!? す、すみません、響待てなかったみたいでご飯だけで食べちゃって」

 

「謝らなくていいよ未来ちゃん。響ちゃんが美味しそうに食べる姿、僕は好きだから」

 

 

 今話しているのは立花響ちゃんと小日向未来ちゃん。ほっぺにご飯がパンパンに入ってるのが響ちゃん、それを見て驚いてるのが未来ちゃん。二人は親友でとても仲がいい…ちなみに僕の近所に住んでるのが響ちゃんで、たまにお腹を空かしているのを見たとき家に食べに来てもらってる。

 

 響ちゃんは忘れ物が多くて、よく響ちゃんのお母さんに届けてもらうように頼まれるおっちょこちょいな子だけど周りから好かれやすい子でもある。未来ちゃんはそのおっちょこちょいな響ちゃんに対してしっかりした子……なんだけど時々響ちゃんを見る目が怖い時がある。響ちゃんは何かやっちゃったからそんな目になるんだと思う。

 

 

「はい、お待ち遠さま。じゃあいただきます」

 

「「いただきます」」

 

「ん〜〜やっぱり渡さんのご飯美味しい!」

 

「響、ほっぺにご飯ついてるよ…ほら」

 

「ふぁっみふふぁりかとー!ん、んぐ、はー美味しい!」

 

「そんなに美味しそうに食べてくれると、作ったこっちも嬉しくなるよ」

 

 

 美味しそうに食べる響ちゃんと未来ちゃん……平和な光景を見ながらのほほんとする。のほほんとすることでこの世界と前の世界の大きな差を忘れる事ができる、そうノイズと同じくらい大きな差を

 

 

「あの渡さん、私達だから襲わないですけど他の女性を家に入れない方が良いですよ」

 

「未来大丈夫だよ! 何かあれば私が渡さんを守るから……その為に体を鍛えてるんだから!」

 

「あ、あははは……響ちゃんありがとう、それに未来ちゃんも心配してくれてありがとう」

 

 

 

 そう……前の世界と貞操観念があべこべになってる。だからこの世界で女性を家に入れるという事は………それなりの関係といえる。それに男性の人数も少なく、女性の方が力強い=色んな意味で危ない

 

 響ちゃんと未来ちゃんは僕にそういう感情を持ってないから今まで安全に暮らしている。響ちゃんはご飯だし、未来ちゃんは……分からないけど別の何かに興味があるみたいだからね! 

 

 

 

 

 

 

「もう渡さんは……私の気も知らないで。もう少しで襲っちゃいそうだよ」

 

「響…それはやったら駄目。やるときは二人で外堀を埋めてからじゃないと」



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あべこべシンフォギア その2

予想外にお気に入りが増えていて「なんとっ!?」と驚いています。

驚きのあまり三回ほど話のを書き直して出来たのがこのザマですがすみません……誰か本当に書いてくれてもいいんですよ?


 成人向け雑誌の隠し場所として挙げられるのがベッドの下や引き出しの中、場合によっては押入れの中や大胆にも本棚に隠す事もあると思う。親に見られたくないから様々な手段を使って隠すけど見つかってしまうのが成人向け雑誌……だけどね響ちゃん

 

 

「僕の部屋に隠してほしいって……」

 

「お願いします! 次に見つかったらテストで良い点取らないと捨てられちゃうんです」

 

「あのね、こういうのはせめて未来ちゃんに頼んで。女の子の響ちゃんが僕に頼むのは普通はおかしい事だよ?」

 

「未来に頼んだら怖い目になって捨てられます! だからお願いですから隠してください」

 

 

 電話でどうしても頼みたい事がありますって言われたから何かと思えばこんな話とは思わなかった。貞操観念が逆転しているこの世界では、成人向け雑誌は殆ど女性向けだから勿論買うのも女性。つまり成人向け雑誌を隠すのも女性、隠してた物が見つかって机の上に置かれるのも女性……こういう時なんて言えばいいんだろう…えっちなのはいけないと思います、と響ちゃんに言えばいいのかな?

 

 

「それに袋に入れて持って来ないの大丈夫だったの? 周りの人に見られ……もしかしてそういうのが好きなの?」

 

「へ?………あっいやこれはそのあれです違うんですっ! 急いで持って来て忘れちゃったんです信じて下さい本当です!」

 

「……響ちゃんだからそうだとは思うけど。まぁ響ちゃんも女の子だから、こういう本に興味持つのは当たり前だからいいんだけどね? やっぱりこれは違」

 

 

 響ちゃんの柔らかい両手が僕の手を握ってる、と言えば凄く良い感じに聞こえるけど、実際は響ちゃんの柔らかい両手が物凄い力で逃さないように僕の手を握ってるっていうのが正しい。同じなのは柔らかい両手だけ、あと良い匂いがする

 

 

「こうすることが正しいって信じて握ってる……だから簡単には離しませんっ!!」

 

「いや痛いから離してっ!! あとじりじり近づいて来るの怖いからっ! ホント痛いし柔らかいし良い匂いするからヤメてっ!!!!」

 

「お願いしますっ! ヤラせ……隠して下さいお願いですからっ」

 

「えっ何か凄い言葉聞こえたんだけどっ!? いや痛いから、何か匂いでクラクラしてきたから止めて!」

 

「お願いです! チョットだけ、先…チョットの間だけ隠してくださいお願いします!!」

 

「いやホント痛、分かったから、隠しとくから離して!」

 

 

 本当ですか、ヤッター! って言いながら両手を上げて喜んでるけど僕の右手は痛いです。気のせいかもしれないけどミシッて聞こえた気がする…本当に痛い。この世界の女性が力強いということを身を持って知った…痛い

 

 響ちゃんでこの痛みなら、女性アスリートに握られたら僕の手は骨折するか圧縮されると思う。未来ちゃんは多分響ちゃんよりか弱いだろうから少し痛いくらいかな?

 

 

「ヤッターこれで捨てられずにすみます! 渡さんありがとうございます」

 

「だから僕が隠しとく間にどうにかしてよ? そうじゃないと未来ちゃんに「ヤメて止めてヤメて止めてっ! 未来に渡したら絶対捨てられちゃいます。ですからその〜何とかするのでお願いします!」……はぁ、じゃあ隠しとくからね」

 

「渡さんありがとうございます! ヤッホーィおっ邪魔しましたー」

 

 

 この行動力は貞操観念が逆転したからなのか、響ちゃん固有のものなのか……はぁ、取り敢えず押入、いや引き出しのデッドスペースに、ここは本棚と本の間に………これどこに隠そう?

 

 

 

 

「いやーこれで渡さんの家に行く口実が出来たし、捨てられずにすんだから一石二鳥…いや渡さんもいるから一石三鳥だね!」

 

「ふぅ〜ん。響、そんな事してたんだ〜私に内緒で」

 

「…………えっ? 何でここに未」

 

「響も渡さんも……一緒が一番だからね、私の最愛…ひ、び、き、きゃっ♡」

 



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あべこべシンフォギア その3

今回は貞操観念逆転要素が少なすぎます

393の砂糖のように甘い感情があります(ブラックコーヒー片手に適当に読んでください)


 古来より日本では好きな相手の心を奪うのには、まず相手の胃袋を掴むという方法がある。これはこの貞操観念が逆転した世界でも同じ、いやそれ以上だと思う。

 

 この世界の男女比は3対7、元の世界は5対5……2割も減ってる。単純計算で100人いたら女性40人が結婚できないことになる。だから女性は男性の目を引く為に努力している…容姿、教養、家柄、家事、職業などありとあらゆる方法を駆使して武器にしてる。その中でも料理は決め手になって、それが理由で結婚する男性もいる。

 

 つまり何が言いたいかと言うと……

 

 

「じゃあ今日はオムライスを作っていこう」

 

「お願いします!」

 

 

 料理の腕こそ、男殺しの武器である!

…という訳で今日は未来ちゃんに料理を教えてる。これは去年から始まっていて、時々響ちゃんも参加してる……ほぼ味見兼実食係で。この集まりのお陰で未来ちゃんの料理の腕前は上がって、響ちゃんの味覚が鋭くなった。

 

 

「……あれ? 今日は響ちゃんはいないの?」

 

「響は…その本が見つかっちゃって、家で勉強中です」

 

「……へ、へぇ。ま、まぁそれなら仕方ないね」

 

 

 

 少し前、僕に隠してもらってルンルン気分だったのに持ってき忘れてた分があったんだ。その抜けてる所が響ちゃんらしいというか何というか……

 

 

「オムライスといえば渡さんって何が好きなんですか?」

 

「ん、僕? 僕は一番シンプルなトマトソースとかケチャップがかかってるのだけど、未来ちゃんはどうなの?」

 

「私もオムライス頼む時はケチャップかかってるのを頼みます」

 

「おっそれなら良かった〜。今日はトマトソースがかかってるオムライスだから、デミグラスのが好きって言われたらどうしようかと思ったよ。じゃあ今から作っていこう!」

 

 

 

 

〜393調理中〜〜

 

 

「うん、美味しいよ! 特に半熟トロトロの卵が良い感じで完璧じゃないかな」

 

 

 特に問題もなくオムライスが出来た。最近の未来ちゃんはどんどん手際が良くなって上手になっていくから、正直教えるのが簡単になってきた……もしかしたら好きな男子がいて、未来ちゃんの料理を食べてもらいたいから頑張ってるのかもしれないな。未来ちゃんも恋を知る年頃になったんだ……まぁ中学二年、そりゃ好きな人くらい出来るか

 

「そ、そこまで褒めてくれなくても……えっと、これなら人に食べてもらってもいけますか?」

 

「大丈夫! 自信を持っていいよ。これなら半熟卵が嫌いだとかアレルギーがあるとかじゃない限り、美味しいって言ってもらえるよ!」

 

「良かった〜。半熟卵が嫌いな人やアレルギーがない限り美味しいって言ってもらえるんですね!」

 

 

 この反応……響ちゃんが知ったら驚くだろうな〜。まさか未来ちゃんに好きな人ができるなんて、響ちゃんは異性より食事に目が行っちゃうような娘だから余計に驚くと思う。これも未来ちゃんの知り合いで料理が出来て気軽に頼める僕の特権かな

 

 食べた後は後片付け。テーブル拭いて、食器を洗って、乾燥機に入れて取り敢えず終了! 何時もなら響ちゃんの食べる量が多いからもう少し後に片付け始めるんだけどね

 

 

「渡さん、今日はありがとうございました!」

 

「いやいやお礼なんて…また言ってくれれば教えてあげるから。お腹いっぱいになってるから気をつけて帰るんだよ」

 

「も、もう渡さんったら……お腹いっぱいは余計です」

 

「ごめんごめん、何時も響ちゃんに言ってるからつい」

 

 

 

 それにしても未来ちゃんにも好きな相手が出来たか〜。となれば響ちゃんにもいつか好きな相手が出来てもおかしくない年頃か……あの小さかった響ちゃんも中学二年、頭の中が食べる事とアダルトな事でいっぱいの響…響ちゃ……ないな、うんまだないな響ちゃんには

 

 

 

 

 

 

 

「……これで渡さんの好きな物がまた一つ分かっちゃった。ふふふ♪」

 

「あれ未来どうしたのこんな所で?」

 

「あっ響! さっき渡さんの所で料理を教えてもらっててね、今帰ってる所なの」

 

「えぇー! 教えてくれたら行くのに!! 未来〜渡さんの独り占めはズルいよー」

 

「ごめんごめん。お詫びに渡さんが好きなオムライス作ってあげるから、響許して?」

 

「んもー仕方ないな未来は。次は絶対誘ってね!」

 

「絶対誘うよ。だって響は私の一番の友達だもん」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「…………だから早く渡さんの子供作ろうね響? 私の最愛の二人、皆一緒に家族になるために♡」




皆さんはシンフォギアXV第八話見ましたか?作者は勿論録画したのを見ました……一番好きだった所はオッス我シェムハです


さて次……翼さんの事を書くかどうか、頑張って寝転がってポテチを摘みながら考えます



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あべこべシンフォギア その4

翼さんと緒川さんのイベントが始まったので投稿しました

kuroariさん 紅 零さん、誤字報告ありがとうございます


 貞操観念が逆転してるといっても変わってない事もある。

 

 例えば部屋の綺麗さ、元の世界なら女性の部屋は綺麗で男の部屋はちょっと散らかってる…というイメージがあったけど、それはイメージなだけで当たり前な事だけど違う人もいる。この世界でもそれは同じで男の部屋は綺麗で女性の部屋はちょっと散らかってる…というイメージだけどそうじゃない人もいる。

 

 だけどそうじゃない人もいるっていう事は、そういう人もいるという事になる訳で……

 

 

「翼ちゃん、奏さんからの荷物はテーブルの上に置いておいたからね」

 

「渡……いつもごめんなさい」

 

 

 それは人気上昇中のツヴァイウィングの翼ちゃんも同じという事になる。

 

 翼ちゃん、本名風鳴翼ちゃんは天羽奏さんとツヴァイウィングっていう音楽ユニットを組んでいる同じ年の女の子。長くて青い髪をサイドポニーテールにしてるスレンダーな見た目綺麗な女の子……そんな翼ちゃんと知り合いなのは父さんが翼ちゃんの父親代わりの人と知り合いだったから、という理由もあるけどそれだけじゃ翼ちゃんの部屋にいる理由にはならない。じゃあなんで僕が翼ちゃんの部屋にいるかというと

 

 

 翼ちゃんはありえないくらい家事が出来ない

 

 

 翼ちゃんは家事が出来ない、という言葉ですまないくらいひどい。まず脱いだ衣類は脱ぎっぱなし、飲みかけのペットボトルが地面に転がってる、リモコンが机の上にない、食器を洗うと何故か箸を立ててその上に皿を置く、米を洗うときに洗剤を入れる、味噌汁を作るとき味噌を入れれば入れるほど美味しくなると思ってる、多分本当だと思うけど火気厳禁の場所で蚊取り線香を使ったなど……

 

 最初はマネージャーの緒川さんにやってもらってたらしいけど、改善の余地がないと判断されてどうしようかと思ってた時に僕という存在が現れた。翼ちゃんと同い年の男で家事が出来る知り合いの息子、流石に僕にやってもらえば翼ちゃんも少しはマトモになると判断して翼ちゃんの父親代わりの人が父さんに相談し、父さんが母さんに相談し、母さんが僕に伝えて、僕がOK出して…という流れで今にいたる。月に一回掃除をしてそこそこのお金が貰える…初めて部屋を見たとき絶望したけど

 

 

「でも翼ちゃんも成長したよね……今は脱いだ衣類は一箇所にまとめてるし、飲みかけのペットボトルも机の上にまとめてるし、リモコンも机の上に置いてあるし」

 

「わ、渡っ! 私だって成長する……渡は意地悪だ」

 

「ごめんごめん、それで奏さんからの荷物開けないの?」

 

「奏から? 私に直接渡してくれればいいのに一体何が…」

 

 今では少し成長してくれたお陰で掃除しやすくなって料理する時間もある……えっなんで料理してるかって? それは時間が余るようになった時に緒川さんから料理も作っておいてほしいって言われて、その分のお金も貰ってるから作るようになった……何か裏があるようだけどマネージャーである緒川さんが何かするとは思えないから気のせいだと思う。

 

 

「それで一体何が………あっごめん」

 

「ち、違うの渡っ!! こ、これは奏が送ってきたから私のしゅ、趣味じゃなくて…そ、そのっ奏ーーー!?」

 

 

 奏さんからの荷物はデッカイ付箋のついたエロ漫画だった。付箋には疲れたらアレだからなって書かれてて、奏さんがサムズアップしてるのが目に見える……因みに表紙には所々破れてる執事服をきた少年が書かれてる。奏さんがまったく興味のない物を送るとは思わないから、翼ちゃんはこういうのが好きなんだろう……

 

「分かってるから、分かってるよ翼ちゃん」

 

「いやそんな優しい顔で言わないで渡!? 本当に奏が送ってきただけだからっ」

 

「うん分かってるよ……あれ? 今更だけど手に持ってるのって赤飯だよね?」

 

「あ、あぁ緒川さんが大人になりますからねって言って渡してくれたの。まったく緒川さんは……渡とはそういう関係じゃないのに」

 

 

 前言撤回、緒川さんは家事のできない翼ちゃんと僕をくっつけようとしてる。このままいけばドンドン仕事が増えていって最終的に結婚することになりそうで怖い。いや見た目綺麗で中身可愛い所あるから嫌ではないけど、このやり口は汚い…忍者汚い、いや緒川さんは忍者じゃなくてマネージャーだけど

 

 

「翼ちゃんも来たから僕は帰るけど、料理はいつも通り冷蔵庫に入れてあるからレンジでチンしてね」

 

「毎月ありがとう……あとあの本は奏が送ってきただけで私は関係ないからっ!!」

 

「うんうん分かってるよ……じゃまた来月」

 

「だから笑顔で言わないでっ」

 

 

 大丈夫だよ翼ちゃん。響ちゃんという異性の家にエロ本を隠しといて、と頼む女の子がいるから……顔を赤くして否定するのは女の子らしい反応だよ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「今回も駄目でしたか……でも諦めませんよ。翼さんにとって良い人をくっつけるのもマネージャーである僕の仕事ですからね」

 

 

 

 

 

 

 

 



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あべこべシンフォギア その5

違うんです今更FGOで遊び始めたとか、ダンベル持ち始めたとかで遅れたなんて…そんな事はないんです信じて下さい。ほらGX初登場時の響パパと同じ目をしてる作者を信じて下さい!


 月に一回翼ちゃんの部屋を掃除と料理を作り、たまに響ちゃんや未来ちゃんに料理を教える。そんな僕がその2つの用事がない時何をしてるかというと、ボードゲームカフェに行ってる。

 

 近所にあるし、ボードゲームの種類も豊富、おまけに料理も美味しい! そんな最高なボードゲームカフェの名前はチフォージュ・シャトー

 

 店長のキャロルさんは母さんの知り合いの錬金術師、店員のミカちゃん、ガリィちゃん、ファラさん、レイアさんはオートスコアラーという人間そっくりなロボット…らしい。後はエルフナインちゃんは錬金術で有名なホムンクルスで使われている遺伝子はキャロルさんのもの、ある意味キャロルさんのかなり年の離れた双子の妹のような娘の6人で経営してる。えっ法律上大丈夫なのかって? 法律は難しいから分からないけど、何も言われてないってことは大丈夫なんだと思う…多分……きっと。

 

 

「キャロルさん来ましたよー」

 

「ふんっ今日も一人か……まぁ良い、オレが相手してやる」

 

「いやマスタァ…自信満々に言ってますけど毎回負けてるじゃないですか」

 

「確かにガリィの言うとおり見事に負けてますわ」

 

「派手に負けてたな」

 

「なんでマスターが勝てないのか分からないゾ」

 

「ほ、ほう言ってくれるな……いいだろう今日は本気で相手してやる。早くゲームを選んでこい!」

 

「キャロル、その言葉毎回言「オレはそんな言葉言ったことはないっ!!」ひぃ…何でボクが怒鳴られてるんですか」

 

 

 今日もいつも通りで安心できる。さて今日はどのボードゲームで遊ぼう? 何か変わった物はないかなぁ……ん?

 

 

「ジュマンジ?……キャロルさんこのジュマンジってどんなボードゲームですか?」

 

「あぁそれか。四人で遊ぶ双六系のボードゲームだ……遊び始めたら誰かが上がるまで止める事が出来なくて、死ぬ可能性もあ「結構です!」だろうな」

 

「…このザスーラは?」

 

「ジュマンジに似たボードゲ「違うのにします」……だろうな」

 

「……この封印って札が貼られたツボと箱を紐でくくってるのは?」

 

「龍札か。これは五行思想を取り入れたカードゲームだ……負けたら魂がツボに入って、誰かがゲームに勝利して自分の魂を選んでくれない限りツボの外に出ることができない命をかけたゲームだな」

 

「……いやなんでこんな危ないボードゲーム置いてるんですか!? 押入れとか倉庫に入れて外に出さないでくださいよっ」

 

 

 いつからココは危険物置き場になったのか……少し前まで普通に古今東西のボードゲームで遊べる店だったのに。いや本当になんでこんな危険なボードゲームを店内に置いてるんだろう?

 

 

「入れたわっ! なのに何処ぞの阿呆に盗まれて表沙汰になってはないが結構な被害が出るわ、壊したはずなのに元に直るわでしょうがないから店内に置いている。それにちゃんと人が触らないようにしているから安心しろ」

 

「…………はぁ何か疲れました。選ぶのも何かアレですから、今日はUNOで遊びましょう」

 

 

 

 この後はUNOで遊びながら、キャロルさんに恋人はいないのかとか色々聞かれたけど残念ながらいない。まぁまだ一年だからいなくても不思議じゃない……と思う。

 

 えっUNOはどんな感じだったか? ガリィちゃんがスキップのカードを出してキャロルさんの番を飛ばして、エルフナインちゃんがリバースでキャロルさんの番じゃなくしたりでアレだった。最終的にキャロルさんとガリィちゃんの一騎打ちでキャロルさんが負けて、見た事がないくらい手札が多かった……めっちゃキレてた。因みにエルフナインちゃん、僕、ファラさん、ミカちゃん、レイアさん、ガリィちゃん、キャロルさんの順番で上がった……でもガリィちゃんはもっと早く上がれたと思うけど、キャロルさんを苛つかせるためにわざと上がらなかったんだとあの愉悦に浸った顔を見て理解した。

 

 

 

 

 

「オレの計画通りだな……渡の周りに渡には年上の彼女がいるという噂を広め、最終的にこのオレがヒロインになるという計画のな」

 

「あまりにも地味な手段だなマスター」

 

「まったくもって優雅じゃないですわ」

 

「お、オマエ達は言いたいように言っ……おいガリィとエルフナインは何処に行った?」

 

「さっき作者に会うって出てったゾ」

 

「「「性根が腐ってる」」」

 

 

 




えっガリィちゃんとエルフナインちゃん、出番少なかったって……いやレイア妹と違って出番あったからいいじゃない?


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あべこべシンフォギア その6

主(読んでくださる方)よ教えてください……何故評価が赤くなって、お気に入りが700超えているのですか?……ありがとうございますm(_ _)m


こはやさん誤字報告、ありがとうございます


 ラッキースケベというものがある。ありえない状況で女性の胸を揉んでしまったり、着替え途中の姿を見てしまったりという事で、少年マンガでそこそこある状況の一つだ。

 

 

 だけどこの世界は貞操観念が逆転した世界、ラッキースケベの対象も変わってる。女性が男性の着替え途中の姿を見たり、股間を触ってしまったりする事になってる……まぁ触手プレイは男性が襲われるようなプレイの事を言うような世界だからそれくらいは普通だと思えるけど。

 

 そもそもラッキースケベの事を何で考えてるかと言うと……そんな状況になってるから。

 

 

「わ、悪い!! アタシはそんな事をするつもりじゃ無かったんだ」

 

「分かってるから手をのけてくれないかなクリスちゃん」

 

 

 今地面に倒れてる僕の股間を女の子に触られてる。その女の子の名前は雪音クリスちゃん、銀髪でロリ巨乳なハーフの女の子で父さんの知り合いの娘さん。元々バルベルデ共和国という戦争が絶えなかった国で、歌で世界を平和にしようとしたクリスちゃんと両親と写真家の父さんが出会ったらしい。

 

 その後、世界のセックスシンボルと呼ばれた父さんによって戦争が集結……どうやら日本のエロ本を見せたり、ちょっとエロい写真を取らせてあげたりしたら戦争が終わったらしい。この事で父さんはエロで戦争を終わらせた男とか言われた…泣きたくなった。そして戦争が終わったから父さんがクリスちゃんの家族と日本に帰国、そしてたまに家族ぐるみで遊ぶ仲になった。

 

 

「それにしてもクリスちゃんは漫画みたいにラッキースケベするね」

 

「あ、アタシだってやろうとしてやってる訳じゃねぇ……何でか兄さんだけやってしまうんだよ」

 

「他の人にやったら下手したら警察沙汰だからね……僕は慣れてるから良いけど」

 

 

 ウソです、全然慣れません。だってクリスちゃん可愛いし、巨乳だし、そんなクリスちゃんから兄さんって呼ばれてるから顔が赤くならないようにするので精一杯です。あと何でクリスちゃんが僕の事を兄さんと呼ぶのかと言うと…昔父さんが親戚みたいだなって言って、クリスちゃんの両親もそれに乗っかった事からクリスちゃんが僕の事を兄さんと呼ぶようになった。

 

 

「食べ方は綺麗になったんだけど、ラッキースケベだけ治らないね」

 

「アタシだってそうならないようにしてる……けど体が勝手に」

 

「う〜ん、まぁ大人になる前に治れば良いからね。ゆっくり頑張っていこう」

 

「あったりまえだ!」

 

 

 クリスちゃん止めて。自信満々な顔で腰に手を当てて胸を張らないで……目のやり場に困る、本当に目のやり場に困る。響ちゃんも似たようなポーズとるけど、あの子は何だろう…普段がアレだから特に何も思わないし、翼ちゃんは……ね…………あれだし………………ほらね。

 

 それにクリスちゃんって僕の周りにいる異性の中で一番女の子っぽいからそういうのは気にするだろうし、兄みたいな僕にそういう顔されるのは流石に嫌だと思うからね……そういうのは好きな相手だったら嬉しいと思えるんだろうけど。

 

 この後はまぁ特に何もなく、いつものようにクリスちゃんは家に帰った……いつかクリスちゃんも彼氏が出来て、家に来なくなるんだと思うと嬉しいような悲しいような。

 

 

 

 

 

 

「あぁー!! アタシってば何であんな事しちまうんだ。兄さんがアタシの事好きか分かんねぇのに、あんな事をやったら嫌われるに決まってるだろ!」

 

 

 

 

 

 

 

「ん〜〜何だか渡さんに何かあったような?」

 

「あぁ!? 私とした事が天羽々斬にジュースをかけてしまった……何か嫌な事が起こる前触れ?」

 

「何だ? オレの完璧な作戦に間違いが起こったような……いやオレの作戦に付け入るスキなどない!」

 

 

 

 

 

「………もう渡さんったら、そう簡単に女の子入れたら駄目じゃない。隠しカメラと盗聴器を付けてなかったら気付かないし…明日響と一緒に行かないと。渡さんと響は私がいないと全く駄目なんだから♡」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 



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あべこべシンフォギア その7

 XV終わりましたけど作者は録画してまだ見れていないのでバラさないでくださいお願いします

 あとXDでキャロルきましたね! 絶対欲しいです……皆さんはどうですか?

追記 更新した今日見てみたら、日間ランキング27位になってました! かなり作者は驚きながら喜びの舞を踊りかけてます……ありがとうございます!!


 貞操観念が逆転していて、男性の数が少ないこの世界ではBLに関する事が変わってる。

 

 前の世界で本屋にあったBLコーナーがこの世界では無い。これはBLコーナーを作る必要がないくらいBL本が世の中で認知されていて普通になってるからないらしい。さらにこの世界でBLが好きと言っても、バトル漫画が好きと同じ感じになってて驚いたり引いたりする事がない……前の世界の腐女子と呼ばれる人達からすれば楽園だと思う。

 

 さらにBLも軽いのから重いのまである。軽いのは普通の男同士の友情、青春の日常だったり部活ものだったりとそれもBLに入れるのかと思うもの。重いのはエロオンリーもしくはオンリーエロ。

 

 

 まぁなんでこんな事を考えてるのかと言うと

 

 

 

「ま、待って渡! これはそういう本じゃないの!」

 

「いや恥ずかしがらなくてもいいよ。おかしい本を見てるわけじゃないんだから」

 

 

 いつも通り翼ちゃんの部屋の掃除をしている途中で翼ちゃんが帰ってきて、机の上に本が置かれたからどんな本を読んでるのかなと表紙を見てみたらBL本だったから。因みに表紙には着物を着た女性のようにも見える男性二人が手を繋いで見つめ合ってる絵が描かれてた……おそらくシツジスキーな翼ちゃんが冒険したんだと思う。

 

 

「確かに見られて恥ずかしいんだと思うけど、BL本はおかしい本じゃないんだから、恥ずかしがらなくて良いんだよ?」

 

「あの…渡……これはBL本じゃないの」

 

「ん……? いやごまかさなくて「だからこれは男性と女性なの!」……んん??」

 

 

 ごめん翼ちゃんが何言ってるか分からないよ。えっと…これは男同士じゃなくて男性と女性のエロ本っていうこと? いやまぁ確かに良く見たら片方の胸は大きいような気がするし……あぁ僕の見間違いか。

 

 

「こ、これは女性に仕えてる男性に恋していて、その女性がこっそり男性の服を着ている所を見られたから勢いで告白してそういう事をする本なの! だからこれはBL本じゃない」

 

「……やっぱり前の本は翼ちゃんの趣味だったんだ」

 

「…………あっ」

 

 

 やっぱりシツジスキーじゃないか。今回は日本の話だから執事じゃないだけでやっぱりシツジスキーじゃないか! どんだけ主従関係のエロ本が好きなの翼ちゃん。しかも今回はパッと見BL、中身男装主従プレイって前のエロ本より業が深いよ……これからどんな顔して翼ちゃんを見れば良いの?

 

 

「待って渡っ! ちょっとずつ距離をとらないで!?」

 

「えっ僕は距離をとってないよ? 地面が動いたせいで離れてるだけだよ」

 

「それなら私も動かないとおかしい! 待って話をっ!?」

 

「翼ちゃんっ!!」

 

 

 ちょっとふざけて離れてたら翼ちゃんが思った以上に慌てたまでは良かったんだけど、慌てすぎて転けそうになったから僕は急いで腕を持って転けるのを防ごうとした……ら

 

 

「あっ………あ! その、渡さんすみません」

 

「えっいや、こっちこそふざけ過ぎてごめん」

 

 

 翼ちゃんが僕の胸の中にいる状況になっちゃった。何というかこれは……顔が赤くなりそう。翼ちゃんってぬけてる所あるけど美人だし、スレンダーでスタイル良いし、いい匂いするし、見上げる顔は可愛いし……あれヤバイ顔が赤くなる。このままだとちょっと危な

 

 

「……さっきからパシャパシャ音なってるけどいったい何……が」

 

「確かに。私の部屋にそんな音が鳴るもの……なんて」

 

「…………いい写真ですよ、翼さん」

 

 

 いつの間にか翼ちゃんのマネージャーの緒川さんがカメラをこっちに向けながら立ってた。音もなく部屋に入るなんて……やっぱり緒川さんは忍者もしくはNINJAなのかな? じゃなくてっ!

 

 

「あの緒川さん? その写真は……」

 

「この写真ですか? これは良い証拠になります」

 

「緒川さん、その写真は芸能界で頑張ってる私にとって駄目だと思うのですが……」

 

「確かにそうかも知れません。ですが翼さんの将来の為には必要ですから」

 

「……消してくれません?」

 

「…………今日もお赤飯ですねドロンッ」

 

「あっ消えた!? やっぱり緒川さんNINJAだったんだ、じゃなくて写真! 写真消してもらわないと!!」

 

 

 

 この後緒川さんは電話に出ず、そのまま翼ちゃんの部屋にいるわけにもいかないから翼ちゃんに頼んで僕がふざけた事を謝って帰った。それにしてもあのNINJA、本当にNINJAだったなんて……まぁ父がアレだし、キャロルさんは錬金術師だからNINJAがいてもおかしくないか

 

 

 

 

 

 

「いい写真です。もし翼さんにイイ人が出来なかった時にこれは使えますね……これは。はい、さっきの写真を? 勿論送っておきますよ、だから安心してください…では失礼します。これは本当に良い傾向です」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「これは……渡さんに何かあった気がする。もぅ渡さんったら私と響がいるのになんでかな? 次遊びに行く予定作ってもらわないと……渡さんには私と響だけで十分なのに♡」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 



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あべこべシンフォギア その8

 シンフォギアロスで書けませんでしたよはい。信じませんよ、シンフォギアが終わるなんて信じない、きっと来年のライブで映画の発表があるはず……それはともかく良い最終回でした! とりあえずシンフォギアXVのBlu-rayに付いてる、しないシンフォギアとシンフォギアXDの新アルバムを楽しみにします!!

 映画やるなら宇宙からカストディアンがやってきて、この星は我々の実験場だから返してもらうとか言うに違いま……あれこれ何処かのロボモノの映画にあったような?
 


 男が少ないこの世界でカップル限定メニューは前の世界よりやってる店が少ない。

 

 男女比が3:7のこの世界。男女で良い感じになってる人は少なくて、なってたとしても夫婦になってたりするからカップルの数は少ない。そんな世界でカップル限定メニューは世の女性の憧れ……例え相手が彼氏じゃなかっとしても、誘ったら来てくれる位の関係である証明になるから一度は食べたいと思ってるとテレビで言ってた。

 

 

 まぁ何でカップル限定メニューについて思ってるのかというと……

 

 

「ふん……まぁまぁの味だ。オレならもっと良い味が出せるがな」

 

「そうなんですか? 僕これも美味しいと思ったんですけど」

 

 

 キャロルさんとカップル限定メニューを食べてるから!

 

 

 僕はスイーツが好きで一人で食べに行くこともある……何でか行った先で響ちゃん達と会う不思議な事があるけど。そんな僕が今回食べようと思ったのはカップル限定メニューのショートケーキ、美味しそうで食べたいと思ったけどこれはカップル限定、付き合ってる人もいないしどうしようかと思ったときに、キャロルさんが暇だったから頼んで一緒に来てもらった……響ちゃん達は翼ちゃん達ツヴァイウィングのライブ、クリスちゃんもツヴァイウィングのライブ、翼ちゃんはツヴァイウィングとしてライブ、エルフナインちゃん達は積みゲーの消化で今日は誰もいなかったから消去法で選んだわけじゃない

 

 

「だが……よくあんな物とコラボしてこのレベルに仕上げたものだ」

 

「は、ははは。まぁ確かにあれとコラボするなんてとは思いましたよ」

 

 

 ……何をトチ狂ったかエロゲとコラボするとは思わなかった。ロリジジイと、から始まるシリーズ物のエロゲで人気のあまりエロ要素を抜いたRPGを発売したら男女ともに人気が出た有名ゲーム。ちなみにロリジジイとは男の娘の最終形態で見た目ロリっ娘のジジイという前の世界に存在しなかった属性。

 

 だけどこのショートケーキはそんなエロゲとコラボした割には美味しい。生クリームは甘すぎず、イチゴの酸味がちょうど良くで食べやすい……何故か意味ありげに白濁したソースがなければもっと良かった、これさえ無ければ良かったのに。

 

 

「それにしても渡、いい男なのに彼女の一人や二人いないのか?」

 

「いやぁ…中学の時は何でか彼女がいると思われてましたし、今は高校一年ですからまだいませんよ。キャロルさんはどうなんですか?」

 

「ん、オレか? まぁ目星はつけてる…あとは落とすだけだ」

 

 

 

 そんな行動で大丈夫か? なんて言ったらいけない。急げは良いとは言えないけど、悠長に行動しても駄目だと思う……まぁキャロルさんだし大丈夫だと思う。僕には関係ないしね!

 

 この後、ケーキを食べ終わって会計をしようとしたら、キャロルさんが支払う体勢になったので僕が払いますと言ったけど、キャロルさんがオレを甲斐性なしの女にするつもりかと聞いてきたから、次は僕が払う事にしてもらって今回はお願いした。

 

 ……この世界は男が少ない世界だから、男の甲斐性じゃなくて女の甲斐性になっていたのをすっかり忘れてた。

 

 

「ふふふ、周りから見たらオレと渡が付き合ってるように見えたはず。これで噂が拡がって渡に色目を使う女がいなくなるに違いない……それにオレの甲斐性を見た渡も好意を持ち、いずれはオレの伴侶になる。やはりオレの計画に狂いなどあるはずがない!!」

 

 

 

 

 

 

「いや〜〜さっきの高校生くらいの男の子、ケーキ食べたとき顔がゆるくなって可愛かったよね! 親戚っぽい女性に付いてきてもらってカップル限定メニュー食べるなんて、もうイケメンなのに可愛いなんて最高だった!」




 あ〜あ、誰かシンフォギアの世界にTS転生してシンフォギアの装者になった元男の主人公だけど、その世界の装者は全員男の子だった…みたいな二次創作とか

 アパートの大家になった主人公の所にワケアリ錬金術師達が住みながらちゃんと働くような二次創作書いてくれる人いないかなぁ

|ω◎')ジーッ


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あべこべシンフォギア その9

ハーメルンで楽曲が使えるようになりましたが、作者は何書いてあるのか理解できないので歌詞を入れません

あと投稿遅れてすみませんでしたか?





 現在僕は高校三年生、メタ的な発言をすると前回からニ年経ってる。その間にあった事といえばクリスちゃんや響ちゃん達が私立リディアン音楽院に入学した事、翼ちゃん達ツヴァイウィングがバラエティに出るようになった二つくらい。

 

 響ちゃんは僕の通ってる高校に入学したかったんだけど、教師一同からハッキリと響ちゃんの頭では無理と言われたらしい……一応少し前の入試の問題を見たら頭から煙が出たから諦めて、憧れの翼ちゃんがいるリディアンの入学を決意した。未来ちゃん? あぁ……僕の高校に入学できる頭はあるけど響ちゃんが心配だからリディアンに入学する事にしたらしい。

 

 

 

 そしてバラエティに進出した翼ちゃんはと言うと

 

 

「渡、聞いてほしい……私は歌女、なのに最近はバラエティという戦場でやれ防人、防人と馬鹿みたいに言わなければならない。だから渡から緒川さんに私の防人路線を中止してくれるように頼んでほしい」

 

「いや翼ちゃん、骨髄まで防人だよ」

 

 

 防人になった。バラエティ進出にあたって翼ちゃんは緒川さんから防人キャラになるように言われたのが二年前のライブ、あの頃は戸惑いながら一生懸命防人っぽい何かになろうと頑張ってた。奏さんは普通なのに何で私だけ…って言いながら練習してた。

 

 そして翼ちゃんは防人になった。

 

 

「な、なにゆえに渡はそんな事を言うのか…この身は舞台という戦場で冴え渡る抜き身のような歌女、間違っても防人などという現代にそぐわない存在ではないと思うのだが」

 

「いや防人だって。今も翼ちゃんが何言ってるか分からなかったし……それに今更防人じゃなくなっても番組側も困ると思うよ。それよりもさ、言いたい事があるんだけど」

 

「私の悩みをそんな簡単に言われるとは思って無かったが……言いたい事?」

 

 

 

 ハッキリ言って翼ちゃんの防人化はどうしようもない。防人に防人やめろって言っても根っから防人だから防人である事は変えられないから結果防人になるからね……けれど今から僕が言うことはどうにかできる事だから今言いたい!

 

 

「あのさ、そこの本棚あるじゃない? ちゃんと綺麗に入ってるのは凄いと思うんだけど……全部エロ本なのどうかと思うんだよね」

 

「確かに初対面の人なら仕方ないと思うが、もう私の好きな艶本の種類を知ってる渡に言われても……それに渡と緒川さん以外部屋に入らないからな」

 

「……あとその好きなエロ本のジャンルなんだけどさ、主従関係モノだからちょっと怖いんだけど? 対象が緒川さんなら別に良いんだよ、別に」

 

 

 翼ちゃんの好きなエロ本の内容は主従関係モノ。女上司と男部下、お嬢様と執事、姫と男武将みたいな女性が地位的に上の話ばっかりだから僕は怖い。だって僕はバイトみたいな感じで翼ちゃんの部屋を掃除して、その給料も翼ちゃんの懐から出てるからモロ当てはまる……怖い

 

 

「渡は何を言ってるんだ? 私が好きな艶本の内容は同い年の立場が違う者同士の話だから緒川さんは当てはまらないじゃないか……それに緒川さんは許嫁がいるんだぞ」

 

「えっ緒川さん許嫁いたの!? じゃあ翼ちゃんから緒川さんに何かよろしく伝えておいてね」

 

「あぁ私からちゃんと緒川さんに伝えておこう……あと何故渡は後ずさりする?」

 

 

 逆になんであんな発言したのに後ずさりしないと思うのか分からないんだけど。それに目が怖い、お腹を空かせた肉食動物がまったりしてる草食動物を見るような目が怖い。

 

 

「ねぇ何で翼ちゃんはそんな目で見るの?」

 

「それは渡をじっくり見るためだ、何もおかしいことはない」

 

「…ねぇ何で翼ちゃんの息が荒いの?」

 

「興奮してるだけだ、何もおかしいことはない」

 

「……ねぇ何で翼ちゃんの手がワキワキと動くの?」

 

「それは……私を誘惑する渡にベッドで話を聞かせてもらうためだ!」

 

「あぁーーっ、あぁーーーーっ!?」

 

 

 

 この後、全力で部屋の中を走っていたら頭をぶつけて気を失い……翼ちゃんの膝枕の上で目が覚めた。流石にやり過ぎたと思ったようでちゃんと僕に謝ったから許した。だけどエロ本に関しては人の好みだから許してほしいと言われた……それを止めたら襲われる可能性があるから許すしかなかった。

 

 

 

 

 

 

「ねぇ未来? このエロ本3Pモノなのは良いんだけど、女2男1っておかしグッ!?」

 

「はぁはぁ感の良い響は駄目だよ♡ それにそんな格好で寝るなんて…はぁ、はぁ…ちょっとくらい良いよね? 響が悪いんだもん♡ 据え膳食わぬは女の恥だもん♡ ちょ、ちょっとだけ……響だから大丈夫♡」

 




あぁ〜あ、誰かダンベル何キロ持てる と 戦姫絶唱シンフォギアのコラボ書いてくれる人いないかなぁ〜二人ともの名前が響だから書いてくれる人いないかなぁ、と作者は作者は書いてみたり

とまぁクレ厨みたいに書いてみました


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あべこべしんふぉぎあ その1

ハッキリ書くとエタってましたすみません

どう書くか悩んでいたら時間が経ってしまいました

他の作者の二次創作を読んだり
XDで遊んで筋トレを軽く始めたり
FGOで遊んで筋トレを軽くしたり
漫画読んでソイプロテイン飲んだり……

そんなこんなで何とか書き上げました。


・剣か槍か、それとも銃か

 

 

「絶対槍です! こればっかりはいくら翼さんでも譲れません!!」

 

「何を言う立花? アレを剣と言わずに何を剣と言うんだ」

 

 

 私立リディアン音楽院の地下に存在する特異災害対策機動部ニ課本部、その中にある科学技術と異端技術をフル活用した特別訓練室で響と翼が言い争い、クリスは呆れた目で見ている。 

 

 そもそもこの二人が何故言い争っているのか、その事の始まりはとても真面目な話だった。

 

 

 認定特異災害ノイズと戦う為に作られた装備…シンフォギア。響はその主武装であるアームドギアを出す事が出来なかった。翼なら聖遺物天羽々斬から刀もとい剣、クリスなら聖遺物イチイバルから銃やボウガン、となれば響は聖遺物ガングニールから槍のはず……前装者である天羽奏が槍だった事から、何か間違いがない限り槍のはずだ。

 

 

 まぁアームドギアが無くてもノイズは倒せる…倒せるが時間がかかる。アームドギアがあれば様々な技を出す事ができ、例えば巨大なノイズを倒す大技や多数のノイズを倒す範囲技など技名がそれぞれの字体でカットインでカッコよく……ではなくノイズに対して迅速に行動することができる。そのため翼とクリスは響がアームドギアを出せるように訓練していた。

 

 

 しかし響はアームドギアが出せない。アームドギアは元になった聖遺物の他に装者の心象も形成に関係する……そこに翼は目を付け、響に聞いてしまった。

 

「立花、槍といえばどんな代物を想像している?」

 

「へっ……? 翼さんったら槍といえばアレに決まってます! 男性のピーーです!!」

 

 

 これが原因だった。話の始まりは真面目だったのにこんな事になった……これもあべこべ世界の弊害かバラルの呪詛によるものか、いずれにしても残念すぎる事がに違いない。

 

 

「だって男の人の股間のアタッチメントって、漫画で見たら剣じゃなくて槍じゃないですかっ!」

 

 立花響のこの世界でいう女々しき言葉が部屋に響き渡る……しかし下ネタである。

 

「立花、それを言うなら女は鞘ではないか。つまり男のアタッチメントは剣だ、間違いない」

 

 風鳴翼の凛とした、名刀のように冴え渡った言葉が立花響の言葉を斬るように放たれる……しかし下ネタである。

 

「槍ですっ!」

 

「剣だっ!」

 

「こうなったら仕方ない……雪音。剣か槍か、どちらの言い分が正しいか決めてほしい」

 

 

 クリスは先輩と後輩がやっぱりマトモじゃないと思った。大事なのは馬鹿のアームドギアをどう出すかであって、男のアレが槍か剣なんてどっちでもどうでもいい。しかしこれに答えた上で両者を納得させないとアームドギアの話に戻らず、それどころか長引くに決まっている。そんな状況の中クリスが出した答えは……

 

 

「じ、銃じゃねえか……その、弾でるし」

 

 

 己の意見を言う事だった。これは納得させれば万々歳だが、そうじゃなければクリス自身もこのどうでもいい話に巻き込まれる事になる諸刃の剣……どうなるかは響と翼の反応しだい。一か八かの大博打はどうなるか?

 

 

 

「……流石雪音。私が間違ったとき、何時でも正してくれる。形にこだわって中身を忘れていた私とは大違いだな」

 

「うん、クリスちゃん凄いよ。私なんて動作はイメージしてたけど大事な事を忘れてた……私はまだまだだね」

 

「立花すまなかった。先輩でありながら己の意見を通そうとだけしていた」

 

「翼さん、私こそすみません。みんな違う意見があるのが分かってたのに……どこかで認めたくない所がありました」

 

「じゃあお互い様だな……立花この後時間はあるか? 良い喫茶店があるんだ、その、立花の事を知りたいんだが」

 

「ありますっ! 私も翼さんの事を知りた…あっ未来に連絡しておかないと」

 

「たしか小日向、だったか? 呼んだらどうだ…お金の事なら心配するな、芸能人で先輩たる私の奢りだ」

 

「えっいいんですかっ!? やったーー!!!!」

 

 

 

 クリスの言葉で争いが終わり、平和になった。そしてその影響か、翼と響は和やかな雰囲気で特別訓練室を出ていった……

 

 

 

 

「…………ってアームドギアはどうするんだよっ!!!!」

 

 

 

 結局、響のアームドギアはこの日どころかしばらく出す事はなかった。

 

  



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あべこべシンフォギア その10

新年あけましておめでとうございます!

今年は異種族レヴュアーズなど楽しみなアニメがあるので楽し……えっ?続き書けって……いやールビー以来のポケモン面白いし、買った漫画面白いし…………

そんなこんなでよろしくお願いします!


 セクハラとは前の世界では一般的に男性が女性にするものであり、やってはいけない事だけどこの世界だとどうなるか?

 

 もしこの世界で男性が女性にセクハラすると、それは色々OKと言うことになって襲われる。力強い女性に組み伏せられ圧倒的に襲われる。実際昔そういう事があったらしく、その被害者というか原因の男性曰く

 

「こんな事になるとは思ってなかった。気持ちよかった」

 

 ……多分僕が元いた世界か、別の世界か分からないけど多分男性はこの世界の人じゃないと思う。まぁ気持ちよかったって言ってるし良かったという事にしておこう。じゃあこの世界でいうセクハラとは何かと聞かれたら、女性が男性に対してする事だ。

 

 男性が3割しかいないから色々焦ってやってしまったり、欲望に支配されるがままやってしまったりと色々理由はある。まぁ元の世界のセクハラと比べたら仕方ないと思い込む事が出来るから元の世界よりマシかもしれない……ちなみにセクハラじゃなく、レイプの場合女性は男性に対して

 

「貴男の子供を産んで写真を送ってやる」

 

 と言って実際にそうなったら、養育費は請求せず一人で子育てを頑張るらしい……元の世界とは大違いだな、うん。

 

 

 あぁええっと……そうだセクハラ、なんでセクハラの話をしているのかと言うと

 

 

「それにしても渡の尻は良い形してるな」

 

「奏さん、そろそろ撫でるのやめてくれませんか? 流石に奏さんだからって怒りますよ」

 

 

 天下のツヴァイウィング、翼ちゃんの相方……いやファンが言うには片翼の天羽奏さんにセクハラされてるから。

 

 

奏さんはオレンジ色で凄い毛量、そして翼ちゃんと正反対のボンキュッボンBodyの年上のセクシャルハラスメンター。だけど何故かテレビで男性の出演者や視聴者から人気のある売れっ子ミュージシャン兼セクシャルハラスメンター……セクシャルハラスメンターってなんだ?

 

 まぁそんな奏さんは翼ちゃんの部屋を掃除し終わる途中で翼ちゃんと一緒に来た…と思ったら翼ちゃんは電話がかかってきて急いで走って行った。部屋にいつの間にか居た奏さん曰く急なバラエティの打ち合わせが入ったんじゃないか?との事だった。

 

 

「冗談ジョーダン、アタシなりのジョーダンだよ」

 

「奏さんクラスの綺麗な人じゃなきゃ冗談でも許されませんからね、いや本当に」

 

「おっアタシが綺麗ってか、いやー照れるな……綺麗って言葉で思い出したけど翼とはイイ感じになったか?」

 

 

 イイ感じって言われても……襲われかけた事をイイ感じと言い切る事が出来るならそうかもしれないけど、流石にアレをイイ感じとは言えないし。いくら綺麗だとしてもあんな目と息とウニョウニョ動く指の翼ちゃんを良い女性には見ることが出来なかった。

 

 

「いやまったく。性的に襲われてあと少しで大切な何かを意識のない間に卒業するところでした」

 

「あー翼やっちゃったか。でも嫌じゃなかったんじゃないか? 翼も一応綺麗系の美人だし」

 

「見た目だけなら嫌じゃないですよ、えぇ。だけど流石にアレはないですよ……いくら綺麗でも」

 

「そっかー……胸揉むか? それか尻触ってもいいか?」

 

 

 

 このあとめちゃくちゃ奏さんの胸を揉む……わけはなく翼ちゃんに伝えてもどうにもなる事がないので普通に対応して家に帰った。あの胸揉んだら一瞬は幸せになるだろうけどその後が怖いから揉めなかった……揉みたくなっても仕方ないじゃない、男の子だもん

 

 

 

 

 

「うーん翼と良い感じになりそうなんだけどな〜ちょっと翼が押し過ぎだなありゃ」

 

「くっ! 奏と渡が一緒になるとは。奏が間違いを起こしてなければ良いが……早くノイズを倒さねば!」

 



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あべこべしんふぉぎあ その2

小噺の内容
・風鳴訃堂という男
・だいたいフィーネのせい
・この世界ならではの政策
今回はこの世界がどんなのかという所に着目して書きました……えっ訃堂は違うって?


・風鳴訃堂という男

 

 かつての政敵はその男を怪物と恐れてきた。日本の防人として国を守護し、手段の為なら目的を選ばな……い訳ではなく目的の為なら手段を選ばない男であった。特異災害対策機動部ニ課初代司令官であり齢100を遥かに超えて尚、矍鑠としている日本のフィクサーであった。

 

 しかしそんな男も今では……

 

 

「ほぉぉ……今日も良い天気じゃ」

 

 

 ボケてしまった。

 

 どんな感じになっているかというと、縁側でアフタヌーンティーを楽しんだり、好きだった恋の桶狭間を聞かずに洋楽を聞いたり、翼の事を娘ではなく孫と思っていたりと全くの別人となっている。ちなみに翼の事を可愛がっていて家に来たらお小遣いをあげたり、お年玉をあげたりとただの孫馬鹿爺である。

 

 昔お世話をしている人が訃堂に翼は孫ではなく娘だと伝えると

 

「何を言っておるんじゃ? あんな年の離れた娘が日本におるわけなかろうが」 

 

 と普通の人間が言ったら真っ当な言葉を言ったらしい……そんな訃堂は今日もツヴァイウィングのライブが収録されたBlu-rayをペンライトを振りながら見るのであった。

 

 

 

・だいたいフィーネのせい

 

 遡ること結構前、先史文明の巫女の亡霊たるフィーネはある完全聖遺物を手に入れた。その完全聖遺物は使い切りだがどんな願望も叶える事が出来る聖なる杯、その完全聖遺物をもってバラルの呪詛にて人の言動と思想を分断する監視装置たる月の破壊を企てた。

 

 その完全聖遺物を手に入れたフィーネは気分が良かった。良かったから酒場で酒を浴びるように呑んだ、これで己の計画が完璧なものになる……だから余計に気分が良くなって泥酔する程呑んだ。

 

 それが駄目だった。泥酔するほど呑むということは判断力が鈍るということ、己が何をやったか覚えていないということだ。どんなめぐり合わせかフィーネの目の前で今で言うリア充カップルがイチャついていた。それを見た泥酔フィーネは自分はこんな事になっているのに目の前のカップルは何だと、見せつけているのか? 酔ってちゃんとした思考が出来ない頭でフィーネは考え思いついた。

 

 

 そうだこの完全聖遺物を使えば良いと

 

 そう思ったら泊まっている宿に千鳥足で戻りどうするか考えた。泥酔しているとはいえ先史文明の巫女の亡霊たるフィーネ、色々考えた……あのカップルだけを対象とするのか? それ以外を含めるなら? どんな願いにするのか? それを考えて出した答えはこうだ。

 

 男が少なくなって、貞操観念が逆転すればいいと

 

 

 翌日手元に完全聖遺物が無いフィーネは焦りに焦ったが前日の事を思い出し茫然となった。あんなつまらない事に使ってしまったと。

 

 それからというもの、何度転生して男が少なくなろうと目の前にイチャつくカップルが現れ心をボロボロにしていく……そんな中フィーネは思った、自分もとりあえず彼氏をつくればいいんじゃないか?

 

 そうしてフィーネは良い男を探し続けた。褐色の男がいないか、マッチョはいないか……そうしてついに見つけた、理想の褐色ゴリマッチョを。そしてそんな男に本気でハマって妻となり一緒に暮らしている……エンキ? 誰それそんな褐色細マッチョなんて知らないと彼女は心の中で言って、今日も早朝に全裸になっていると夫に毛布を包まれてお姫様だっこで連れて行かれるのであった。

 

 

 

・この世界ならではの政策

 

 かつて日本にはとある政策があった。それは精子提供法、20歳以上の男は精子を提供しなければならない……それが世界渡が二歳の時の話。まぁ何が言いたいかというと渡の父親、世界のセックスシンボルたる男、世界駆も対象だった。

 

 世界のセックスシンボルたる男の精子を誰もが欲した。かといって暴動が起こることはなく、金で買うこともなく、抽選で選ばれることになった。そして選ばれた後この政策は中止となった……理由は駆の精子だけが注目され嫌々ながら提供したのに誰も注目しない状態に世の男性が声を上げたからだった。

 

 

 こうしてたった一週間の夢の政策は取り敢えず中止となった。この政策が再開するのは駆が亡くなってからだと政治評論家は悔しがりながら発言した……ちなみにこの政策は男性政治家を除いた与野党満場一致で可決された珍しい政策であった。



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キャラクター設定らしきもの その1 1/4

感想で393の事を書き忘れたので追加します


・世界 渡

 この二次創作の主人公、特にチート能力はない。代わりに家事全般をこなせるイケメン……しかし父親のイケメンレベルには負ける。響ちゃん達は可愛いかったり綺麗だから照れたりするが恋にはいたっていない。性欲はもちろんある。

 

・立花 響

 原作主人公、無印時点でG時点の実力をもつ格闘少女。原作と違ってライブ会場での惨劇が起こっていないため父親は普通に働いているし、胸に玩具ニール失礼ガングニールの欠片は心臓に刺さっていない……がそれが理由か分からないが、この世界ではガングニールの正規装者となっている。普通に優しく、カッコイイ近所のイケメンたる渡の事が好き。好きなエロ漫画のジャンルは近所のお兄さんモノ

 

・風鳴 翼

 原作で面倒くさい二号ライダーみたいな娘、原作と違って床に荷物やゴミが散乱していない。自分が出来ない事を簡単に出来る渡の事が好き…だから時々暴走するがそれさえ我慢出来ればイイ感じになるのに、という残念な防人。好きなエロ漫画のジャンルは同い年の執事など主従関係モノ

 

・雪音 クリス

 原作でのツンデレ枠、原作と違って両親がご存命の為に食事の際に汚さない。ラッキースケベしても叱らず嫌がらない渡の事が好き。ボディタッチ率が高いので渡はドキドキ、クリスは夜捗るらしい……ナニがとは言わない。好きなエロ漫画のジャンルは義兄妹モノ

 

・キャロル·マールス·ディーンハイム

 原作GXラスボスにしてXVのラスボスを追い詰めた強キャラ、そしてロリ形態と美女形態の二つをもつ強キャラでもある。原作と違って父親は火炙りになっておらず、代わりに搾り取られて腹違いの妹や弟がいる。そのため普通に世界を知る旅に出て、その途中で渡の母に弟子入りして原作よりも強くなっているが渡の母には瞬殺される。胸ポケットには古めかしい眼鏡がかかっている。

 渡の事はモロタイプ。だが年上だから自分から告白するのはアレなので外堀を埋めて、渡から告白させようとするが上手くいっていない。オートスコアラーを作り出した理由は何となく、エルフナインを作り出した理由は何となく……だったが今では渡がどんな女性が好きか探るのに重宝している。好きなエロ漫画のジャンルは年下系

 

・風鳴了子(フィーネ)

 原作無印のラスボスにて世界を救うシンフォギアを作った女性。この世界では赤髪褐色ゴリマッチョという何処かで見たことのある男性と結婚している。この世界がこんな事になっている原因だがそんな事は前世の私のせいだから関係ないと思っている。

 当時彼氏でもなかった夫のためにシンフォギアを作った事は誰も知っていない。全裸になればなる程能力が高くなるが夫にここぞという時以外止められている。アメリカに渡った際、早く日本に帰りたいが為にちゃちゃっと4つのシンフォギアとリンカーを作った。最近の悩みはネフシュタンの鎧を纏った夫が強すぎて訓練室が壊れること

 

・風鳴 訃堂

 原作では外道ジジイもしくは怪物くん、風鳴弦十郎の上位互換。この世界では自身の息子が子供を作る素が出来ない体であったため、その妻に性的に搾りつくされてから少しずつおかしくなった……現在ではボケた為か優しくなっている。

 アフタヌーンティーや洋楽を楽しんだり、翼の事を孫だと思っていたりと原作と色々違う。最近は庭の芝刈りなどを風鳴伝家の宝刀を使ってしているらしい。ツヴァイウィングのファン

 

・天羽 奏

 原作無印で一話目に死んだ人。原作と違ってライブ会場での惨劇が起こっていないため死んでいない。響がガングニールの正式装者と分かってからは前線から引いて裏方として、そしてツヴァイウィングとして活躍している……がセクシャルハラスメンターである。

 セクシャルハラスメンターだが元々の性格の為か人気がある。翼と渡の仲がどうなっているか気になっている姉御肌、男友達は多い。エロ漫画より写真集派

 

・緒川 慎二

 原作ではNINJA、この世界でもNINJA。翼と渡をくっつけようとアレコレ裏でやっている……流石NINJA汚い。女性が強いこの世界だがNINJAには関係ない。つまり強い。

 原作と違って許嫁がいる。もちろんKUNOITI

 

・風鳴了子の夫

 つまりは風鳴弦十郎、原作ではOTONAと呼ばれる人間の上位種……えっ名前出てないのに書いていいのかって? これは真面目な二次創作じゃないからかまわない。あと、この世界ではより強いOTONAとなっている。その強さ故に出動には国の許可が必要であり、原作よりどれくらい強いか分かりやすい。

 ライブでの惨劇が起こっていないためネフシュタンの鎧は無事に起動……したが何を思ったか弦十郎が使用したせいか弦十郎の強さに合わせてしまった為に弦十郎以外纏う事が出来なくなった。この状態の弦十郎は倒す事が実質不可能になってしまっている……

 最近の悩みは妻が朝、全裸で日光を浴びている事

 

・雪音夫妻

 雪音雅律とソネット·M·ユキネの事、雪音クリスの両親。主人公の父親である駆によってバルベルデ共和国が平和になった事で自分達のやってる事は意味が無いのではないかと思い詰めたが、今ではそれも一つの方法として受け入れ、自分達の考えを貫いている

 

・オートスコアラー

 キャロルが作り出した自動人形の総称、原作では終末の四騎士と書いてナイトクォーターズと呼ばれた事もあった気がする。この世界ではキャロルが特に目的も無く新しい技術が出来たから何となく作った存在、そのためかこの二次創作では扱いが雑。

 全員キャロルが店長である店の店員としてタダ働きしている。戦闘も出来るようにしているがメインは店員としての仕事、なのでミカ·ジャウカーンの腕は戦闘用の腕もあるが原作は普通のモノになっている……たまに温め機能のある腕になるので裏方では結構活躍している

 

・エルフナイン

 キャロルが作り出したホムンクルス、原作ではあざといボクっ子として人気があった。この世界では何となく作ったが欠陥品ではない。

 原作とほぼ性格は同じ……だが何故かガリィ·トゥーマーンと少し似て性根が腐っている。キャロルのホムンクルスだからか渡の事が好きで何かあったら渡に子供ノ特権を活かして抱きつく、そしてキャロルの顔をチラッと見て笑う。いつかキャロルを口車に乗せ……頼んでキャロルと同じボンッキュボンッにしてもらおうと思っている

 

・世界駆

 駆と書いてかけると読む、主人公の父親。世界のセックスシンボル、エロで戦争を終わらせた男と呼ばれる事もある。圧倒的イケメン、絶対的イケメンでナデポやニコポなんてレベルではなく、夢にも現れないが女性は何となく凄いイケメンがいる事が分かって惚れる位の存在である。

 アメリカ大統領曰く、女神落とし。学生だったとき体育祭や文化祭は海外から有名人が来たり資本が流れてきたので最早街を上げての祭りになったり、貰ったバレンタインデーのチョコはトラック何台分じゃなくて体育館一棟分。写真家として海外に行った際、その空港の周りに人が集まり、出店などが出て、映画撮影中の監督や女優などがつめかけ、犯罪行為が何も起こらなかったというトンデモナイ事になった。

 そんな中、妻と出会い互いに一目惚れして結婚、周りは騒動が起こることもなく、駆が選んだ女性だからと認めて祭りが起きた

 

・渡の母親

 世界ヘルメス、旧姓ヘルメス·トリスメギストス。世界最古の錬金術師にして最高の錬金術師、全ての錬金術師は彼女の影を追うだけに過ぎないと言わしめる存在。

 錬金術も占星術も神働術、ラピス·フィロソフィカスもホムンクルスもオートスコアラーも全て彼女が作り上げた。その強さでかつてのフィーネをボッコボコにしたり、シェムハ以外に潜んでいたカストディアンを分解してその技術、そしてカストディアンという存在を理解した最強と言っても差し支えのない錬金術師。

 パヴァリア光明結社のトップと知り合いだったり、キャロルの師匠だったりと出てくる二次創作を間違えたキャラクター。だがそんな彼女も駆に一目惚れして結婚、その後は錬金術師としての姿はどこえやら……ただの主婦として暮らしている。最近錬金術を使ったのは引き取ってもらうのに金がかかる粗大ゴミを分解したくらい。

 彼女が身につけているネックレスには二つの指輪が通っており、一つはラピス·フィロソフィカスがついている指輪、そしてもう一つはまるで宇宙を内包したかのようなナニカがついた指輪。それが何かは彼女しか知らないがそんな物より夫から貰った指輪の方が大事らしい……見た目? そんなのは一人一人のイメージに任せる

 

 

・小日向未来さん

 原作ヒロイ……ン? まぁ最終話で神前式したからそうだろう。この世界では響と渡の事が好き。原作と違ってあの惨劇が無いため響と普通に表向きは暮らしている。裏では響に何かしようとする人を粛清している……大丈夫、粛清された人は普通に学校に来てるし未来さんの言う事にはYesと答える。通称追加DLボス

 好きなエロ本は受け2(男と女)攻め1(女)というこの世界では珍しいジャンル

 先程ヘルメスが最強と書いたが実は未来さんの方がヤバイ。響と渡に関して必要な事ならすぐに理解し、応用し、実行する能力を持つ。もし響達に錬金術が必要ならすぐにヘルメスレベルになるし、身体能力が必要なら弦十郎レベルになるバグキャラ……

 その能力を使って特異災害対策機動部ニ課のカメラなどをハッキングして響の事を見てるが、フィーネは気付いていない。渡の部屋にあった隠しカメラなどは流石に駄目だと思い、深夜にこっそり外しに来た。もちろんヘルメスは気付いていない。あっ……響に未来さんがあげたキーホルダーは GPS内蔵だったりしているが特に問題はない! ちなみにこのキーホルダーは未来さん自作の物であるが……何が言いたいか分かると思うのでここではか、うわっやめなにを!?

 

 

このきーほるだーはかってもらったものです



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あべこべシンフォギア その11

いやーハクメイとミコチの8巻、面白かったです!

え? 異種族レビュアーズはどうだったかって面白いですよ? 異世界かるてっと2もショウバイロックましゅまいれーずも面白かったですし……

でもハクメイとミコチの8巻面白かったです! 何よりその世界観とそこで生きる小人や動物の生活感、美味しそうな食べ物の味、次話の前に描かれた小話……凄いとしか言いようがありません。まぁ人によって評価なんて違うと思いますけどね……あれ関係ないこと書いてるような?

あっあとお気に入りが1900になりました! こんなふざけた二次創作ですが読んでくださり感謝の極み。


 重力とは何か……

 

 重力とは惑星などに物体が引き寄せられる力であり、逆らう事が出来ない惑星などにいる限り逃れられない絶対的な力である。その力からは宇宙に行かない限り逃れられない。

 

 しかし男にはもう一つの逃れられない重力に近い力がある。それは女性の胸だったり、お尻だったりと人とそれぞれ。僕も好きじゃないとは言えないくらいには好きだ。これは人によって引き寄せられる所は違うだろうけど間違いなくあるに違いない。

 

 しかしそれは前の世界の話、この世界では男性よりも女性の方がそういう話をしてる。腹筋や大胸筋、大臀筋や大腿四頭筋があーだこーだと毎日話してる、ゴリマッチョが良いや細マッチョが良いなど良く聞こえてくる……あと同じ位男性受けするには巨乳が良いやスレンダーが良いなど話し合ってる。

 

 とまぁ最初は真面目っぽくなったけど何でこんな話をしているかというと

 

 

「渡さん、やっぱり女性はボンキュッボンのほうが良いのでしょうか?」

 

「ん〜〜それは、人によるから…ね」

 

 

 エルフナインちゃんに聞かれているから。

 

 今日はキャロルさんとオートスコアラーの皆が知り合いの錬金術師に呼ばれて、17時に帰ってくるらしいからお店は休み。でその間エルフナインちゃんが一人だから一緒にいるように頼まれて、テレビを見ながら話してる。

 

 エルフナインちゃんはキャロルさんの遺伝子を使ってはいるけどそこは子供、キャロルさんみたいなボンキュッボンじゃなくて子供体型のストーン。ホムンクルスが成長するのかどうかは知らないけど、するなら何年後かにはキャロルさんと同じ体型になるとは思う……多分。

 

 まぁエルフナインちゃんも女の子、そういう事には興味が出てもおかしくはないけど、こればっかりは人によって違うとしか言えない。

 

「そうなんですか? ボクはネットで巨乳に男性が惹かれると書かれた記事を読んだのですが……やはり実際に聞いてみないと分からないものですね」

 

「まぁ人が何処に惹かれるなんて人それぞれだから、絶対的なものなんて無いからね」

 

「では渡さんはどうなんですか?」

 

 

 ん〜〜〜〜そう来たか〜。まぁこれは……ボンキュッボンの方が、いやでも前に翼ちゃんとめっちゃ近くなった時はドキドキしたからスレンダーな方が、でもクリスちゃんの巨乳にもドキドキしたしなぁ。これは……そうだな

 

「ボンキュッボンな女性もスレンダーな女性もそれぞれの良さはあるけど、好きな人ならどっちでも変わらないと僕は思うよ」

 

「好きな人なら……つまり感情によって違うという事ですね。やっぱり渡さんはキチンと答えてくださるので理解しやすいです」

 

「それは良かった…おっ今日は満月が見れるってさエルフナインちゃん」

 

「満月…そういえば何で十五夜にはお団子を食べるのでしょう?まんじゅうでは駄目だった理由があったのかボクは気になります!」

 

「あぁそれはね…………」

 

 

 

 何で十五夜にお団子を食べるのか、エルフナインちゃんに説明し終わった頃にキャロルさん達が帰宅したので僕は家に帰った……それにしてもエルフナインちゃんもそういう事を気にする年頃になったんだ。成長してるなぁ

 

 

 

 

 

 

「……って渡さんは言ってました!」

 

「な…に、いやこれは考えようによっては身体で落として好きにさせてもいけると言う事! それならそこいらの女よりも技術はあると自負しているオレに分がある」

 

「それよりもボクの身体をキャロル並にす「絶対にしないからな」ど、どうしてですかキャロル!?」

 

「お前はガリィと似ている所がある。つまりはここぞという場所で抜け駆けするに違いない」

 

「そんな……ボクがそんな事すると思うなんてキャロルヒドイです」

 

「嘘の涙流してもしないからな! こっちはあの馬鹿局長の思いつきの後始末を手伝わされて疲れてるんだ、それくらい察しろ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 翌日ニュースを見たら何処も同じ内容だった。

 

 その内容は……原因不明だが月の一部が破壊、その後落ちてきた月の欠片が空を翔ける金色の光によって破壊されたおかげで被害という被害はない、というもの。

 

 

 

「えっ……満月じゃないなら毎年作ってるお月見のお団子はどんな形にすればいいの? えぇ困る」

 

 

 

 

 

 

 

 

 




シンフォギアの二次創作ならクリスの太ももの小説良いですね。そこを起点に話を膨らませるとは流石は適合者と言わざるをえません


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あべこべシンフォギア その12

これにて無印編は完で、後小話を少しやってG編に入ろうと思います!

ところで皆さんはXDのイベントは楽しんでいますか? 
作者は平行世界のつばクリの絡みがすんごいと思ってます


 月の一部が無くなる事態になったけど、父さんが撮った写真集と父さんを撮った写真集の発売のニュースで話題が持ってかれる程度に平常運転な世界です。

 

 だから今日も僕は高校に通学するわけだけど、ここで今更ながら僕が通学している高校について簡単に説明したいと思う。僕が通っている高校は自由な校風だからか部活動も優秀な成績を残している中々スゴイ高校だけど高校の売りはそこじゃなく…父さんが通っていた高校という部分を売りにしている。だから倍率がスゴイ、ただただスゴイ、それはスゴイ……女子が入学する場合ならだけど。

 

 男子は女子とは違う枠があって、そのラインを通れば入学できる。まぁ男少ないし…男子高校生多いのも高校の売りになるからそうなるのは分かる、僕もそれで入学した。

 

 

 そんな僕は部活はやってない、というかやらないでくれと先生方から言われた。理由は父さんの一人息子な上に女子にも優しい奴が部活に入ったら、その部活をやっている生徒が虐めの対象になる可能性があるかららしい。かといって生徒会に入ったら同じ事になる…というわけで部活審査員という役割をする事になった。

 

 簡単に言うと、部活をちゃんとしているかどうかを抜き打ちで見て、問題があれば生徒会に報告するだけ。因みに問題があった場合、生徒会が教師と相談して部費の削減をする事になっている。

 

 

 そんな部活監査員な僕だけど今日がその抜き打ちの日。今日抜き打ちで見るのは漫画研究部なんだけど……

 

 

 

「あいであ……おりない、ぶひ…へる、かつどう…できない」

 

「おぉ神よ…私にアイデアを与え給え」

 

「…………何と言っていいのか」

 

 

 空気が重い、気のせいかもしれないけど部室内がゴッホの絵みたいになってるくらい重い。どうやらアイデアが出ないから漫画が描けない=部費が減るみたいに思ってるみたいだけど、活動してないんじゃないから報告しないんだけど……今の状態で話しても信じないだろうし。

 

 

「アイデアが思いつかないんですか?」

 

「そうなの! 何も思いつかないの!!」

 

「だから生徒会へ報告だけは止めてくださいお願いします」

 

「……いつもはどんな漫画描いてるんですか?」

 

「えっR18だけど?」

 

「それ以外の漫画の描き方知らないし?」

 

 

 …………我慢するんだ渡。例え18禁の漫画を描いていようが活動は活動、生徒会に報告するんじゃない。

 

「エロい女と気弱なショタの漫画とか、エロい女とダンディなおじ様とか……まぁそんな所だけど何か?」

 

「色々描いちゃったからアイデアが……ね?」

 

 

 何を描こうが人の勝手だぞ渡。ここは適当にアイデアを出して描いてもらって、活動してましたって生徒会に報告すればいいじゃないか、とはいっても何か良いアイデ……あっ

 

 

「男女比が5:5で男の方がエロい世界になってた、みたいなので良い「「それだっ!!」」」

 

 

 前の世界の事を言ったら目を見開いてコッチを見るけど怖いので止めてください。何かスゴイオーラを纏ってるように見えるし……もしかして今から戦闘でも始まるの? セーブもしてないのに

 

 

「アイデアがっ! アイデアが逆流してくる!! 私に描けと言わんばかりにアイデアがっ!!!」

 

「あぁずっと、ずっと側にいてくれたのね。我が師、世界渡よ」

 

「勝手に師匠にしないでください。それで書けそうですか?」

 

「勿論描けるわ! 今もヌメリを纏ったアイデアが頭の中を這いずり回ってしかたないのよ」

 

「が、我慢できないわ……セリフが頭を突き破って出てしまいそう。は、はやく描かないと」

 

 

 ……大丈夫だよね? 何かおかしくなっている様な気がするけど気のせいだよね? うん気のせい気のせい、だか、早く此処から離れよう。離れて落ち着こう。

 

 

「「あっ原案者として名前出していい?」」

 

「それやったら生徒会に報告しますからね!!」

 

 

 

 

 このエロ漫画が後に人気作品になるとは思っても無かった僕であった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「これ良いじゃない! これもダウンロード「何をしているのですかマリア?」ま、マムっ!? 部屋に入る時はノックし「……ハァ姉さん」せ、せせせセレナ!? これは違うのっ! これはマムの分なの信じてちょうだい!!」

 

 

 

 

 

 

 

 



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あべこべしんふぉぎあ その3

あべこべ短編集の事をこれからあべこべしんふぉぎあとします。


えっ?何で更新してなかったって?
今更ポケモンにハマったとかじゃないですよ信じてください!ほらこの目を見て信じてください(●´ω`●)


・ルナアタックの真実

 

 特機部ニ本部内の休憩室、シンフォギア装者であるREIJINGSIGNAL……ではなく信号機トリオ…でもなく響達がソファに座って談笑していた。

 

 

「いや〜あれ誤魔化せて良かったですよね」

 

「叔父様やお父様のお陰であのようなニュースが報じられたからな」

 

「そもそもあんな事しなかったらこんな大事になってないけどな」

 

 

 話している内容はつい最近起こった月の欠片が落下し、その欠片が粉々になった事件…通称ルナアタックについてであった。この事件は何者がやったのか、また誰が欠片を壊したのかが一切分かっていないという何もかもが一般的に謎多き事件。しかし装者達はその事件の首謀者と月の欠片を破壊した人物の事を知っているらしい口ぶり……その正体は一体誰なのか?

 

 

「雪音の言うとおりだ……了子さんが清酒を呑み、酔った勢いでデュランダルを使わなければ月も欠ける事なく、叔父様がネフシュタンの鎧を纏う事も無かったのだからな」

 

 

 それはシンフォギアの開発者でもある風鳴了子と特機部ニ司令の風鳴弦十郎であった。

 

 事件の全容はこうである。誰もいないリディアン音楽院で月見酒を楽しんでいた特性機部ニ職員達、そんな中完全に酔っ払った了子が特機部ニの発電機となっていたデュランダルを引っこ抜いて戻ってきてこう言った。

 

「月は子宮に見えるじゃない? デュランダルって男のあれに見える……というわけでやることは一つよね」

 

 デュランダルを股らへんで構え、腰を降った……下ネタである。この下ネタで周りの女性職員は笑い、了子も笑ってフィニッシュを決めたときそれは何故か起こった。出るはずの無いデュランダルのエネルギーが月に向かって一直線、月は見事に欠けた。

 

 これには流石に了子を含めた職員が酔が覚めるどころか青褪めた。その後月が欠けたのを男子会で集まっていた弦十郎と緒川、ついでに藤尭が本部に戻り弦十郎がネフシュタンの鎧を纏って落ちてきた月の欠片を粉砕という事であった。

 

 

「あれがシンフォギア作った人間がすることかよ、この馬鹿より馬鹿じゃねぇか」

 

「クリスちゃんわたし馬鹿じゃないよ! ちゃんと宿題も提出してるし」

 

「立花、その発言は自分が馬鹿だと言っているようなものだが」

 

「えぇっ!? 翼さんまでそんな事言うんですか!」

 

「先輩と馬鹿、そろそろ訓練の時間だからアタシは先に行っとくぞ〜」

 

 そう言って訓練質に向かう訓練の後を翼と響は追いかけるのであった。

 

 ちなみにルナアタックの原因である了子は弦十郎にこっぴどく叱られ、国から禁酒命令が出された……呑んだら(完全聖遺物を)使うな、(完全聖遺物を)使うなら呑むな、である。

 




あと何話かあべこべしんふぉぎあ続きます……が更新はどうなるかは未来の自分に任せます。任せたぞ未来の自分!


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あべこべしんふぉぎあ その4

竜姫咆哮メックヴァラヌス……いやぁまさか最後あぁなるとは思ってもいませんでした。次回?どうなるのか…ちょっと怖さもありますが楽しみです!


えっ投稿が遅れた理由ですか? ちょっと風邪ひいちゃったり(コロナではないです)、ショバフェスやったりと色々あったんです。

世間がコロナで大変な事になっていますが、手洗いうがいで汚物は消毒だぁ!の精神で健康に過ごしてください


・陽だまりに翳りしかなく

 

「ごめん未来! ちょっと訓練が長引いちゃって……」

 

「もう響ったら……でも良いよ、これが響のやりたい事だもん。でも絶対ここに帰ってきてね」

 

「未来……うん分かった、約束する」

 

 

 ここは未来と響が住んでいる部屋、シンフォギア装者としての訓練を終え帰ってきた響と料理を作って待っていた未来の感動的なシーン……ではあるが一つ気になる事が。

 

 それは秘密にしなければならないシンフォギア装者としての活動を何故一般人である未来が知っているのかということだが……まぁ初っ端から未来は響にバレないようにつけた持ち運び可能な盗聴器とGPS付きアクセサリーという友達に渡すはずが無い物からの情報から何かあると分かった。学校地下に降りていく響、盗聴器から聞こえる様々な情報、そしてシンフォギアという変身アイテム……そして未来は変身した響見たさに特機部ニのカメラをハッキング、普段見れない響の凛々しい姿、自分に見せたことのない表情を噛んだ唇から血を流し、何一つ見逃すまいと見開いて充血した目で真っ暗な部屋の中で見た。

 

 

 そしてある日、響が帰ってくると真っ暗な部屋の中で爛々と輝いているように見える未来の目を直視した時響は理解した……これアカンやつや、と。直ぐに真っ暗な部屋に入り正座した響を前にした未来はポツポツと話し始めた、どうしてシンフォギアの事を黙っていたのかと言うことから翼やクリスに見せた表情、翼の脚を褒めていた事やクリスの胸に対して聞いた事など……翌日が休みのせいなのか、その翌日の朝日が昇る時まで聞いた。

 

 そのせいかやつれた響は弦十郎に相談、その結果未来も関係者扱いになった……決していつの間にかハッキングされていたという事実や神話級のヤバイ女だと恐怖した結果ではない。

 

 

「……でもね響? 帰りにコンビニ寄っておにぎりと唐揚げ買って食べてたよね? それなかったらもうちょっと早く帰ってこれたんじゃないかな?」

 

「…………ごめん未来、だから朝まで説教は止めて」

 

「説教だなんて……私は響とお話ししたいだけなのに」

 

 

 

・旅行の準備

 

「切ちゃん、用意できた?」

 

「調、もちろんデス! ほら必要な物は揃ってるデスよ」

 

「……? 切ちゃん、これは何?」

 

「これはご飯にザバーってかけるヤツのふりかけデス!」

 

「あのね切ちゃん、ご飯にザバーってかけるヤツって結局なに?」

 

「それは分からないデス!」

 

「…………あと切ちゃん、ちゃんと両替忘れないようにね」

 

「大丈夫デス! 調こそ忘れたら駄目デスよ!」

 

「う〜ん……切ちゃん大丈夫かな?」

 

 

 

 

 



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あべこべシンフォギアG その1

 エタっていましたすみません。いやぁあれからどうしようかと悩んでたら、どんどん気持ちが何処かに飛んでいってしまっている間に残念女幹部ブラックジェネラルさんというマンガにハマったり、クリスタルクロニクルリマスターが発売されると聞いてウホッたりしている間に更新を望んでおられる方からの感想があったのでこれはいけないと思い頑張って書きました!


 が何分久しぶりに書いたので少しどころじゃないくらいあれな感じになったと思いますがご了承ください


 男女比が3:7とおかしい事になっているこの世界、こんな世界で大変だったのは歴史の授業。なんせ聞いたことのない人物や事件の名前が出てきたり、かと思ったら知っている人物や事件の名前が出てくるから覚えるのが大変だった。

 

 知ってるのと知らない歴史がグッチャグチャだからもうね…最初は目が点になった。知ってる歴史でもそうなった理由が違ったりしたから覚えなおさないといけなかったし……

 

 

 でも歴史上で起こった事件は学校を卒業したら話す機会なんてないけど、歴史上の人物はたまに、ごく稀に話す機会がある。それは人が普通の生活を過ごす上で必要な物……紙幣。千円札、五千円札、一万円札に描かれている人物はそれぞれ違い何十年に一度デザインが変わるから、次はあの人だって〜えぇ誰それ? みたいな会話をする人がいる。因みにこの世界で一万円札に描かれている人物は福沢諭吉と変わりない。

 

 

 

 とまぁ……何でこんな事を考えているのかというと

 

 

「調、この自販機にお金が入らないデスよ!」

 

「切ちゃん、ここは日本だからドルじゃ無理だよ」

 

 

 

 目の前で女の子二人が自販機を前に困っているから。

 

 

 ここに至るまでの話をしておくと…最近アメリカで人気上昇中の歌姫、マリア・カデンツァヴナ・イヴさんと翼ちゃんが一緒にQUEENS of MUSICっていうライブをすることになった事をニュースで知って、あれ奏さんは出ないの? と思いながらのんびり過ごしていたら翼ちゃんから電話がかかってきた。なにかなと思いながら電話にでて話を聞いてみるとライブの事だったから、まさかライブまでついてきて掃除とかを頼むつもりかとちょっと身構えた……違った。

 

 どうやらマリアさんが知り合いを楽屋に連れてくるらしいから、じゃあ私も連れてこようと考えた結果……僕しか思いつかなかったから一緒に来ないかとの事だった。ちなみに翼ちゃんには友達がいないんだとは少ししか思っていない事は口には出さなかった。

 

 そして当日緒川さんが運転する車に乗せてもらい、翼ちゃんの楽屋に案内してもらった後……ジュースが飲みたくなったから自販機で買おうと思って歩いたら二人がいた。あっ勿論楽屋にも飲み物はあったけどそれは翼ちゃん用にスタッフの人が用意したものだから飲むのは止めた。

 

 

 とまぁそんなこんなで今の現状になっていますが…

 

 

「気合でどうにかなるってマリアが言ってたデス! だからもう一回入れれば何とかなるデスよ」

 

「これは気合でどうにかなるものじゃないよ切ちゃん。一旦私のお金取りにマリアの楽屋に戻ろう?」

 

「駄目デス! そうしてる間にこのご飯にザバーってかけるヤツサイダーが無くなっちゃうデスよ」

 

「多分それマリア喜ばないからやめ、あっ…すみません」

 

 

 女の子二人がこっちに気付いたけど今それどころじゃない……ご飯にザバーってかけるヤツサイダーって何も味? ご飯にザバーってかけるヤツで思い付くのはとろろなんだけど違うよね、だってとろろはサイダーにならない……けど牛タンとかずんだ餅とかあったから無いこともないのかな? でもそれならご飯にザバーってかけるヤツじゃなくてとろろって書くはず、つまりご飯にザバーってかけるヤツはとろろではなく別の何かであるということだからつまりそのえっとあの……もう考えても答えが出なさそうだし諦めよう

 

 

「……何か困ってるみたいだけど大丈夫?」

 

「いや大したこ「このお金が使えなくて大変なんデス! 早く買わないとコレが売り切れてしまうデスよ」切ちゃんこれは売り切れる商品じゃないから大丈夫……だから一旦戻ろう、ね?」

 

「このジュースが欲しいの?」

 

「そうデス! そのジュースをマリアにあげたいんデス、きっとマリアも喜ぶはずデス!」

 

「……えっと気にしないで先にジュース買ってください。ね、切ちゃん一回戻ろう?」

 

 

 いやマリアって名前出してる時点で今日翼ちゃんと共演するマリアさんが連れてきている娘なんだろう。それに120円くらいだから出してあげて喜んでくれるならそれで良いし、これでマリアさんに翼ちゃんの事をよろしくお願いしてもらったらこれからの仕事も良くしてくれるかもしれない……

 

 

「僕は翼ちゃんが誘ってくれて此処に来たんだけど、もしかして君達は歌手のマリアさんと一緒に来た女の子であってるかな?」

 

「そうデス! マリアとセレナと調とシンムグ」

 

「切ちゃんそれ以上はいけない。はい私達、マリアと一緒にここに来ました」

 

「あぁやっぱり! さっきからマリアっていう名前でもしかしてと思ったけどそうなんだ……はいどうぞ」

 

 

「わぁっありがとうデ……い、いや貰えないデスよ! マリアが言ってたデス、男性に買ってもらうんじゃなく女が奢るもの。だからこれは貰えないデス!」

 

「うん切ちゃんの言うとおり……なので気持ちだけもらいます」

 

 

 ……うん、まぁ分かってたけど。この世界はそういう感じなのは分かってたけど明らかに年下の女の子にこれ言われるとなんだかなぁ。かといって大人の女性に言われ続けたらニートでヒモになりそうだから別の意味でなんだかなぁだし。でもまぁここは

 

 

「いや気にしなくて大丈夫だよ。これはマリアさんに翼ちゃんの事をよろしくお願いしますっていうのを伝えてほしいからね、だからこれはお駄賃…代わりみたいなものだから貰ってほしいんだよ。それに貰ってくれないとこのジュースどうすれば良いか悩んじゃうし」

 

「う〜んそこまで言われると……分かったデス! マリアにちゃんと伝えるデスよ」

 

「ありがとうございます。切ちゃん、忘れないように覚えてようね」

 

「大丈夫デス! マリアに親切なお兄さんにジュース貰ったって言うデスよ」

 

「全然違うよ切ちゃん。マリアに今日共演する翼の事をよろしくお願いしますって一緒に来たお兄さんが言ってたって伝えるんだよ」

 

 

 ……うん受け取ってもらえたから良いんだけど、この金髪の娘大丈夫かな? なんでか分からないけどこの後の生活が心配になるんだよねこの娘。でもツインテールの女の子が同じ学校にいる限りフォローしてくれるだろうからその間は大丈夫だろうけど心配だなぁ……心配だなぁ

 

 

「じゃあマリアさんによろしく伝えてね」

 

「優しいお兄さんありがとうデス! ちゃんとマリアに伝えるデスよ」

 

「ありがとうございます。切ちゃんが間違えてもしっかり伝えるので安心してください……行こう切ちゃん」

 

 

 駆け足でマリアさんの待つ控室に行く二人を見て思ったのは、多分マリアさんは他に連れて来れる人はいたんだろうけど妹みたいなあの子達を連れてきたくて一緒に来たんだろうなぁって言う事。それにセレナっていう人もいるみたいだし……何故翼ちゃんはそういう人がいなかったのか、何処でマリアさんと差がついたんだろう?

 

 

 

 

 

 

「う〜ん」

 

「? どうしたの切ちゃん、何かあった」

 

「いやさっきあったお兄さんなのデスが、初めてあった気がしないデス」

 

「今日何処かですれ違ったとか?」

 

「いやそうじゃなくて……何というか、知らないのに知ってるみたいな感じなのデスよ」

 

 

 

 

 

 

 



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あべこべシンフォギアG その2

クリスタルクロニクルリマスターがボロクソに言われてますが、それでも面白いと思ってる作者の投稿です……どうぞ!


 女性の部屋もしくは女性がたくさんいる部屋に入る時、男性は緊張する。もしかしたら中でエロ本を読んでハッスルしているかもしれない、もしかしたらフィニッシュをむかえる時かもしれない。そんな前の世界の男子中学生の部屋に入る母親のような気持ちになるらしい……んだけど。

 

 

『これが日本のエロ本なのね……さすが日本、良いモノを描くわ』

 

『いやマリア、中々アメリカのエロ本も良いぞ。この生々しいピーなんてそうそう見ないからな』

 

『生々しいピーは日本のエロ本にもあるじゃない。シチュエーションの多さ、これは日本固有のもの……流石HENTAIの国、世界駆の出身国ね』

 

 

 扉の前に立っていて聞こえる位の声でエロ本について語り合う日本とアメリカの人気歌手……もはや何とも思わない。翼ちゃんがあれだから慣れてるけれど、まさかマリアさんが翼ちゃんレベルだとは、読めなかったこの僕の目をもってしても。

 

 いや女性だから少なからずそういう事に興味があるのは理解していたけど、楽屋でエロ本読んで感想を言い合うようなアレな人だとは知らなかった。あの二人がジュースを上げたかった人がこれなのはあの子達にとっていい影響なのか悪い影響なのか……いや悪いか、うん。

 

 このまま待ってたらライブ直前までかかりそうだから、ここらへんで入って話を中断してもらう方が……いやこれが翼ちゃんとマリアさんのリラックス方法でモチベーションと集中力を高めるやり方だったら悪いし。違うなら早く入って他の人に聞かれる前に中断してもらったほうが二人の為になるし。

 

 

「すみません、ここが風鳴翼さんの楽屋であってますか?」

 

「えっあ、はい合ってますが……あの貴女は?」

 

「私はマリア姉さんのマネージャーのセレナと言います。もうそろそろ楽屋に戻って衣装に着替えてもらわないといけないので探していました。えっとマネージャーさんであってますよね? 男性の方だと聞いていますので」

 

「僕は翼さんに招待を受けてここに来た渡と言います。マネージャーはこの部屋の中にはいないみたいで……あと部屋に入りずらくて」

 

 

 楽屋前に立っていた僕に話しかけてきたのはマリアさんのマネージャーであるセレナさん、髪色は薄いオレンジで肩くらいまで伸ばした優しそうな雰囲気の女性……マリア姉さんと言った事からマリアさんの妹だからか似てる、目はタレ目でマリアさんとは違うけど何となく似てると思う。

 

 

「? 部屋に入り辛、あっそういう事ですか。男性の方ならそうですよね……私が止めて来ますので安心してください」

 

「すみません、翼さんだけなら対処できるんですけどマリアさんはどう対処したらいいか」

 

「大丈夫です、任せてください!」

 

 

 エロ本が僕にバレてテンションが下がったり、パニックで歌えなくなったりしたら大問題すぎる。からここは同性のセレナさんに平和的に解決してもらうのが一番だと思う!

 

 

『それにしてもこのアングルは中n! 人の楽屋に入ってくるとは、一体何奴!!』

 

『せ、セレナ!? 違うの、これは翼の持ち物で私のじゃないわ! だからその左手を下ろガハッ』

 

『マリア! くっ何のつもりでこんな凶行をする』

 

『すみません。そろそろマリア姉さんには楽屋に戻ってもらわないといけないので』

 

 

 全然平和的じゃなかった、めっちゃ拳で訴えてた。えっ? あの優しそうな雰囲気は一体何だったんだろう…いやこれはマリアさんに対して効果的な方法なんだろうし仕方なくやってるに違いない! とりあえず話は終わったんだし中に入ろう。

 

 

「はぁ……翼ちゃん」

 

「ん、渡。そろそろ時間か……親交を深める時間は早く過ぎるな」

 

「いやまぁなんで楽屋にエロ本持ってきてるのか言いたいけど……とりあえずいけそう?」

 

「渡、女はそんなすぐには「ゴメン、もうそろそろ始まるけど着替えとか心の準備はいけそう?」なんだそっちの事か……無論戦場に冴え渡る日本刀ような歌女である私は大丈夫だ」

 

「なら良いけど……セレナさん、マリアさんh」

 

「大丈夫です。すみません、マリア姉さんがご迷惑をおかけして……こちらも準備しますので失礼します」

 

「セレ、ナ……グーは、駄目。ご飯、戻るわ」

 

 

 セレナさんがマリアさんを肩に担いで笑顔でこっちを見てるけど、マリアさんが真っ白に燃え尽きたジョーみたいになってるから大丈夫じゃない。大丈夫じゃないけどいつもこんな感じなのかもしれないから聞けない……なんて事を部屋から出ていくセレナさんを見ながら思った。

 

 

 あとライブは成功した。

 

 

 

 

 

 

「セレナ聞いてちょうだい。あれは日本の女性とコミュニケーションを取るのに最適な物があれだっただけで私は興味はないのよ」

 

「……マリア姉さん、それなら机の上に置きっぱなしにしないでほしいな」

 

「そ、そんな事あるわけないじゃない! 私はベッドで読む派な「やっぱり読んでるんだ」ち、違うのセレナ! これはその、とにかく違うのよセレナ、セレナァァァアアア!!」



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あべこべシンフォギアG その3

この次は思いつきかけてるのに、ここをどうするかで時間がかかりましたが何とか書けましたのでどうぞ!

あと最近シンフォギアの二次創作がじんわり増えたような気がしますが気のせいでしょうか?


 この世界では暑くなったら女性が上半身がブラジャーだけになる事に躊躇がない。 

 

 これは前の世界で男子がランニングシャツだけになるみたいな感じで女性がブラジャーだけになっても男性は何とも思わない。というか貞操観念が逆転している世界だから思う事もない、逆に男性がランニングシャツだけになると襲われる可能性が上がるから注意だそうだ。

 

 

 とまぁなんでこんな事を考えてるかというと……

 

 

『後輩が今でもアタシの事をちゃん付けで呼ぶんだけどおかしいよな』

 

「う〜んクリスちゃんは小さくて可愛いから呼んでしまうんじゃないかな?」

 

 

 クリスちゃんが上半身がブラジャーでビデオ通話しているから。

 

 

 部屋でゆっくりしている時、クリスちゃんからのビデオ通話がきたから出てみるとクリスちゃんが上半身がブラジャーだけだった。多分風呂上がりでそんな格好になっているんだろうけど……クリスちゃんの身長に対して大きな胸、赤みをおびた白い肌、年齢の割に幼い顔、これは何処とは言えないけど結構くる。

 

 くるけど耐性は響ちゃんと翼ちゃんで出来てる。特に翼ちゃんは上下とも下着姿になった事あるから大丈夫! ちなみに翼ちゃんがそうなったのはいつも通り片付けをしていると、とんでもない大雨で帰れなくなって泊めてもらった時、お風呂に入ろうとして脱衣場で下着姿になった翼ちゃんの前にゴキブリが出て叫び声を上げながら僕に抱きついたから……その後翼ちゃんが僕とビデオ通話をする時、風呂上がりの場合は上下とも下着姿になっているのは流石にどうかとは思うけど。

 

 

『あ、アタシがか、可愛い!』

 

「うん僕はクリスちゃんは可愛いと思うけど?」

 

『そ、そうか…アタシ可愛いか。な、なら仕方ねぇな』

 

 

 クリスちゃん、大丈夫かな? なんかラブコメに出てくるヒロインの一人で最初高圧的だったりするのにコロッと主人公に惚れるけど、彼女になれない女の子みたいな感じだけど……でもまぁ翼ちゃんみたいな見た目綺麗で中身ポンコツ防人よりはマシだな、うん。

 

 

「そういえばクリスちゃんはあのライブ見た?」

 

『あのライブ? あぁ…センパイが出たライブの事なら見たけど』

 

「センパ、あっそうか同じ学校だよね。うんそのライブだけど凄かったね。流石日本の歌姫と世界の歌姫って感じで」

 

『普段を知ってると同じ人だとは思えねぇけどな』

 

 

 この言い方は……翼ちゃん、学校でポンコツっぷりを発揮してるんだ。あの見た目綺麗中身ポンコツ防人、後輩からこう思われてるって事は同年代や先生からもそう思われてるに違いないけど、それを翼ちゃんに伝えるべきか緒川さんに伝えるべきか、これは悩むな。

 

 

 その後、他愛ない会話をしてクリスちゃんが宿題をしないといけないからとビデオ通話を終えて、さて何か飲もうかとスマホを置こうとした直後に奏さんから連絡がきた。

 

 

「はい、奏さん。何かありましたか? 奏さんから連絡もらうのって珍しいですけど」

 

『おー渡、翼の学校で文化祭やるんだけど知ってるか?』

 

「えっと秋桜祭でしたっけ? 昔翼ちゃんがメイド服着させられて逃げ回ったって緒川さんが言ってたのは覚えてますけど……それが何か?」

 

『それで秋桜祭でアタシと一緒に歌わないか?』

 

「…………はい?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「兄さんアタシの事をか、可愛いって言ってたな……それにアタシの胸一瞬見たし、これってアレだよな? もしかしたらいけたりすんのか」

 



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あべこべシンフォギアG その4

ポケモンを楽しみ、あべこべや貞操逆転物が増えてニッコリしているうちに気が付きました……投稿していない事を。

そんな愚か者の久しぶりの投稿です

※最近オリジナルの貞操逆転物やヒロアカの貞操逆転物を読んでます


「奏さんと渡さんはこちらのローブを羽織っていただいて、舞台の照明が消えている間に舞台に立ってください」

 

「それで司会者が誰だって言ったら、黙ったままアタシが紙を渡したらいいんだったよな」

 

「えっと……歌が始まってYeahの部分でローブを投げて正体をあかす、で合ってますよね?」

 

「はい、それで合ってますよ渡さん」

 

 

 ついに秋桜祭で奏さんと歌って、翼ちゃんを驚かせる計画の日……今日まで長かった。歌の練習と簡単な振り付け、マイクの持ち方から立ち方やらなんやら、まぁ有名人の奏さんと歌うんだから最低限のレベルになっておかないと駄目だろうから大変だけど頑張った。緒川さんの笑みが気にならないくらい頑張った。

 

 

 そして今日、その成果を翼ちゃんに見せる日! 声の調子良し、身体の調子良し、天候良し、奏さんの調子も良さそう、つまりおおむね良し!

 

 後は出番がくるまでもう少し打ち合わせと気持ちを整えるだけ……今日は翼ちゃんを驚かせるぞ!

 

 

 今日は緒川さんが気を使ってくださって仕事が無く、立場達とこうして秋桜祭を楽しんでいる。立花は両手いっぱいに食べ物を抱え、それを雪音がツッコむ。ここに渡がいてくれれば何も言う事はないのだが、渡は用事があるらしく来れなかった。来てくれれば立花達に彼氏だと伝えて外堀を埋めれたものを……

 

「あれ? 翼さん照明が消えたんですけど、出番なんですか?」

 

「いや私は出ないが……というか立花、照明が消えたから私の出番だと何故思っ!?」

 

 

 いきなり照明が消え、トラブルでもあったのかと心配したが割と早く照明がついたので安心したら怪しげな二人組が舞台上に立っていた。真っ黒なローブに身を包み、手には画用紙を持ったもう怪しいとしか言いようがない不審者。それを見た立花が動こうとしたが私はそれを目で制した。下手に動いたら状況が悪化する可能性があり、もしかしたら私達装者が標的かもしれない……ここは動かず、相手が何を目的にしているのか知る必要がある。きっと雪音は立花より頭が良いから動かず、舞台袖で待機しているはずだ。

 

 

「あ、貴方達は一体誰なんですか! 目的は一体……えっ紙? えっと、歌うのはツヴァイウィングのORBITAL BEAT、目的は歌い終わったら言う……そ、それじゃ不審者の二人に歌ってもらいましょう」

 

「翼さんあれってどういう事なんですか? 翼さんの知り合いじゃないんですか……変な感じがしますし」

 

「中々失礼な事を言うな立花。私が先輩でなければその邪魔そうな胸をもぎ取っているところだぞ」

 

「えっ邪魔だったことなんてないです。それよりも始まりましたよ」

 

 

 立花嘘をつくな、そんな大きなモノは邪魔に決まっている……だからもぎ取って私に貼り付けようと思っているのだ。それにしてもこの声、似ている……渡に似ているがまさか渡ではないだろう、似ているが。ローブを掴んでいるが…ぬ、脱ぐだと!? 一体なんのつもりで……

 

 

「「わ、渡(さん)!?」」

 

「……何故立花が渡の名前を?」

 

「つ、翼さんこそどうして渡さんの名前を?」

 

 

「「「「キャーーーー♡」」」

 

「はい、それでは不審者改めツヴァイウィングの天羽奏さんとそのご友人の方でした! いやー事前に聞いていたので耐性がついていましたが、それでもご友人の方のイケメンさにはもうあれですよあれ、その……そ、それではご友人の方の名前を教えて下さい!」

 

 

 いやー無事に歌えました。いざ歌ってみると緊張せずにスムーズに歌えたのは良かったです。それに翼ちゃんと横にいた響ちゃんの驚く顔も見れたし成功と言って良いと思うけど……名前はフルネームは駄目だって緒川さんが言ってたけど、流石に僕も言おうとは思わない。

 

 

「名前は渡といいますが、名字は素人なんですみません」

 

「はい渡さん! それでは渡さん、今日はどうしてツヴァイウィングの奏さんとここに来てくださったんでしょうか?」

 

「今日は翼ちゃんを驚かせるために来ました。少し前、奏さんから秋桜祭で翼ちゃんを驚かないかと電話があって今日まで練習してきました」

 

「翼ちゃんということは「渡っ!! どういう事だ」おぉっと風鳴さんとクリスさん、そして立花さんがやって来ました! これはどういう関係なのか気になるところです」

 

 

 どういう関係って言われても、恋人とか深い関係じゃないし……というか3人とも顔を突き出さないで、圧がすんごいから。

 

 

「響ちゃんは近所に住んでる女の子で、昔響ちゃんと未来ちゃんに料理を教えてて」

 

「クリスちゃんは両親の知り合いの娘さんで、たまに家に遊びに来たりしてて妹みたいな感じで」

 

「翼ちゃんは両親の知り合いの関係でバイトすることになったバイト先の女の子ですよ」

 

「おぉ〜ハッキリと関係を言いました! ここまでハッキリと言われると何も疑いようがありません!!」

 

 

 響ちゃん達が真っ白に燃え尽きた……いや現時点ではそういう関係だからそれ以上の事は言えないよ? でも好意を持たれてるのは知ってる。

 

 響ちゃんは近所の優しいお兄さん、もしくは憧れのお兄さん。

 

 クリスちゃんは年上の男性、もしくは親戚のお兄さん。

 

 翼ちゃんは親しい男性、もしくは…あれっ?これは押せばいけるんじゃないという性欲まじりの好意。

 

 

 今思ったら翼ちゃんがヤバいような気がするというかヤバい。いつか性的な意味で襲われる……いや襲われてた、あの時頭打って倒れたおかげで(多分)何も無かったけど襲われてた。

 

 

「えぇーもう少しお話を聞きたいところですが、そろそろ次の挑戦者を呼ぶ時間なので終了したいと思います。ではまた来年よろしくお願いします!」

 

 

 

 キャーって歓声が上がってるけど、さっきのは僕こみ? それとも奏さん単体? もし僕こみならあれなんだけど……僕一般人の素人だから無理だよ。

 

 

 

 

 

 

 

 

「渡からそう思われていたとは……これはもっと襲、押していかなければならないな」

 

「くっ…やっぱりそう思われてたのかよ。でもこれ以上押すってのもあ、アタシの柄じゃないし」

 

「ん〜やっぱり告白するのが「響?」あっ未来! 実は渡さんに告…白……スゥ」

 

 

 

「……告白は二人で一緒に、だよ響」

 



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あべこべしんふぉぎあじ〜 その1

いや〜皆さんは日間ランキング一位の作品読みましたか?あれは良いですね、うん。

ですがこっちはふざけてナンボなので今更変える事なく、やっていきますよ!

※この二次創作においてのGの最後を変えようと思ったのはここだけの話


・アメリカ大統領の話

 

 特異災害対策機動部ニ課仮設本部。本部といっても何処かに建てられたわけではなく、次世代型潜水艦内に仮設されているその本部内に二課職員及び装者、そしてF.I.S.の職員及び装者が巨大なスクリーンの前に立っていた。

 

 

 それはF.I.S.…略さずに日本語でいうと米国連邦聖遺物研究機関を有するアメリカ、そのトップである大統領に初めて男性でなった男の会談を聞くためである。話はまず大統領からこの危機を乗り越えんとする仲間である、という事から始まりF.I.S.職員及び装者の事をよろしく頼むなどの会話があり、そして今…本題に入るところである。

 

「……では本題に入ろう。今回の作戦では神獣鏡(シェンショウジン)にてフロンティア、正式名称鳥之石楠戦神を浮上させ内部に入り制御権を取得、そしておそらく壊れていないであろう月の遺跡と繋げて元の位置に戻す事だが」

 

「それにつきましてはこちらで神獣鏡(シェンショウジン)の装者を発見し当人に様々な説明をした後、当人の意志を聞いて装者になるかどうかを聞いたところ、了承していただき現在訓練をしているところです」

 

「さらにこの天才兼英雄候補である僕がネフィリムの細胞を腕に注入し、もしもフロンティアの制御が出来ない場合に無理矢理制御権を得れるようにした事を感謝してほしいですね」

 

 

 丁寧な返事をした弦十郎と対照的な返事をした男。その正体はF.I.S.所属の研究者であるDr.ウェル、濃い灰色の異形となった左手をウネウネしている無駄に能力のある英雄志望というとんでもない男だがここではこれ以上語ることはない。

 

 

「それなら良かった。そして月を元の場所に戻した後、フロンティアのコア部分にネフィリムを一体化させ生きた爆弾としそれをソロモンの杖でノイズが保管された空間におびき寄せる。その中でネフィリムを臨界状態にし……脱出出来次第ソロモンの杖を空間内に投げ閉じる。これが今回の作戦の全貌だが」

 

「それなら大丈夫なはずよ〜。ソロモンの杖は分析した結果、ノイズを生み出すんじゃなくて呼び寄せる完全聖遺物であることが分かったから作戦自体に問題はないわ。あるとしたら装者がそれを成し遂げらるかどうかだけど……大丈夫、この娘達なら必ず成功させて生きて帰ってくる。それに……」

 

「それに?」

 

「いざとなったら弦十郎君がネフシュタンの鎧を纏って行けばいいし」

 

 

 その了子の言葉に全員が納得したのか、笑って口々に確かにそうだと言った。F.I.S.関係者も弦十郎がネフシュタンの鎧を纏って戦闘訓練をする映像を見ており、アメリカ大統領も弦十郎という日本が有する特級戦力を知っているが故の笑顔であった。

 

 ひとしきり笑った後、大統領が真面目な顔になり最後の話をし始めた。

 

 

「先の月が破損した事件、通称ルナアタックにより我々は様々な事を考えた。日本の新しい兵器によるものなのか、聖遺物を研究する機関によるものか、それとも第三者が聖遺物で研究する機関に潜入し起こした事なのか。月がゆっくりと落ちてくる中、日本と協力していい物なのかと……しかし我々は、アメリカ合衆国は日本と協力し月の落下を阻止する事を決定した。それは何故か? それは我々人間の最大の武器は繋がる事だからだ! 例え住んでいる場所が違おうと、例え話し、書く言葉が違おうと、例え宗教や思想、性格や性別が違おうと……いがみ合い争う事がある人間であるが、共に助け合い繋がる事が出来る事こそ神が知る由もない人間だけの武器だからだ!! 故に我々は日本を信じて協力する事に決めた」

 

 

 F.I.S.所属の者は感動しているが特機部ニ所属の者はそれどころではなかった。そもそもルナアタックは酒によった了子がデュランダルを使った事により起こった事件であり、それは海外に知られる訳にはいかないので一生懸命隠蔽したので感動するどころか早くバレる前に会談が終わってくれないかと願っていた。

 

 

「……我々もそう思っており、必ず成し遂げ、無事に全員生きて帰って来れるように尽力いたします」

 

「あぁ必ず成し遂げてくれ、それでは装者の訓練や作戦の再確認などあるだろうからここで終了しよう。装者の諸君…君達の人生はまだまだ長い、だからここで死ぬ事だけは絶対に許さない、必ず無事に帰還せよ」

 

 

 会談が終わりF.I.S.の人間は必ず成し遂げようと思い、ニ課の人間は何とかバレずにすんだと思った。この時点でバラバラだがそれも人間だと作者は思う。

 

 

 

 

・最悪の力と最強の女

 

「これで響と一緒、これで響と一緒、これで響と一緒……」

 

「な、なぁセンパイ、あれって大丈夫なんだよな?」

 

「あぁ。立花が関わると小日向はあんな感じだ……何も問題ない」

 

「……歌います! Rei shen shou jing ジジtron」

 

「なぁセンパイ、さっきノイズ走ってtronになったよな?」

 

「まぁ小日向だからな……雪音一つ教えておこう。小日向はなんでもありだ、考えるな受け入れろ」

 

 

 



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