王は絶望を払う (アクシア(ロギア))
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一話・2068:アポカリプスの降臨

書きたかったんや…許して


かの王は荒野にぽつんと佇む一つの玉座に肘をつき、座り込んでいた…が。何かを感じとったのか顔をゆっくりと空に向ける。

 

『…なんだ、この嫌な予感は…!』

 

時の魔王たるオーマジオウがなにかがやばいと感じさせる程の何かが地球に近づいていた…そして、それは姿を現す。

 

『これは…もう一つの地球、だと?』

 

それはもう一つの地球だった。この現象を知識として知ってるオーマジオウは歯車の怪人、バイカイザーを思い浮かべるが、違うと思い直す。

 

『有り得ん、バイカイザーはビルド達が倒したはずだ…!』

 

そう呟くと腕を空に翳し、全力でエネルギーをぶつける。そして、堕ちてきていた地球は停止した…が。

 

『これは…時空の歪み…!?』

 

オーマジオウの放つとてつもないエネルギーと地球がぶつかった衝撃で時空が歪み始めていた。

 

『…な、に!?』

 

その歪みはオーマジオウにすら干渉し、空間の歪みに飲み込まれてしまう。

 

『クッ…仕方あるまいッ』

 

オーマジオウは苦肉の策として、オーマジオウが存在していた()()()()()()()()()()()()

 

『クッ…』

 

オーマジオウは空間の歪みに飲み込まれ、次目覚めた時は空だった。それも地上から遥か上空だった

 

『…ふん』

 

そんなことは知らんとばかりに空中に立つオーマジオウ。そのままオーマジオウは高速で地面の近くまで降りる。

 

『…ここは』

 

そう呟きながら周りを見回してみる。すると、あるものが目に映る。

 

『あれは…なんだ?』

 

そちらを見てみるとそこでは一般人から見ればどうということは無い公園。しかし、オーマジオウにはそれが見えていた。それは…

 

『結界か…ふむ、何故地球が融合しそうになったのかの手がかりがあるかもしれぬな…』

 

そう呟くと腕を翳し、結界を破壊してその中入り込んでいく。

 

『…なんだ、この気味の悪い空間は』

 

そこは今まで見たことの無いような気味の悪い空間が広がっており、一般人が入れば気分が悪くなるような見た目をしていた…が。

 

『ふん、くだらんな…この程度の物しか作れない存在などたかが知れている』

 

そう言うと中央部であろう所にゆっくりと歩き出す。その歩みに迷い無し、そして彼をとめられる者もいない。何故ならば、オーマジオウの王としての威圧に敵であるはずの存在が前に立つことを恐れているからだ。

 

『見ているものはいるが襲いかかっては来ない…やはりその程度』

 

そう言うと中央部に繋がるだろう扉を発見する。その扉に手を当てるとゆっくりと扉を開きその中に悠々と入ってみせる。

 

『さて、ここには何があるのだろうな』

 

ここまでの道のりで何も無かったことから少しこの空間に飽きてきたのか少し面倒くさそうに周りを見回す。そして、その中央には─────

 

アナザーディケイドが立っていた

 

まず、この結界を作り上げたのは魔女と呼ばれる存在。そしてこの魔女の能力は擬態。相手が一番覚えている存在に擬態する力。そしてそれは魔王の怒りを買った。

 

『貴様、私の前でその姿になるということは…死にたいという事だな?』

 

かの王は今のひとたびも忘れたことは無かった。自らの仲間(一番大切なもの)を奪った男のことを。そしてその憎しみを隠し、人を守ることに従事していたとはいえ、その憎しみを消し去ることは出来ずにオーマジオウの中に燻っていた。そして魔女は悟る、己は最悪の敵の逆鱗を踏み潰したのだと。

 

『消えろ』

 

〈終焉の刻…!〉

逢魔時王必殺撃(オーマジオウヒッサツゲキ)

 

オーマジオウがベルトを操作した瞬間アナザーディケイドの姿をした魔女の周りをキックと言う文字が浮かび上がり魔女を捕らえ、逃げられなようにする。

そしてオーマジオウが浮かび上がると黒が混ざったような黄金のエネルギーが周りに広がり、オーマジオウの背につけられていた時計の針型の装飾が羽のように広がり、そのまま魔女に蹴りを放つ。

 

『…感情的になるとはな…ゲイツ、ツクヨミ、ウォズ…会いたいなぁ…でも、それでも()()は独りであの世界を守るよ』

 

そう呟くと背後の気配に気が付き振り向く。

 

『貴様は…?』

「貴方…一体何者?」

 

黒い髪を腰元伸ばし、左手に丸い盾のようなものを付けた少女が立っていた。




こんな感じです


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二話・オ」6+28・年:時と刻

どぞ


オーマジオウが振り向いた先には長い黒髪をなびかせる少女がガバメントと思われる銃をオーマジオウに向けながら問いかけていた。

 

『私が、何者か…だと?』

「ええ、貴方は何者?返答次第によっては──────」

 

そこまで少女が言った瞬間、少女の首元に一つの槍が突きつけられていた。

 

《影松ッ!》

 

『返答次第によっては、なんだ?』

 

オーマジオウが威圧しながら聞くと少女は冷静に左手の盾を起動する。

 

「こうするのよ」

 

その瞬間、オーマジオウを含めた全てが停止する。そしてゆっくりと黒髪の少女がオーマジオウに向かって歩を進め…ようとしたがすぐさま後ろに飛ぶ。

 

「貴方…今、少し動いたわね?」

『ほぉう…それに気がつくとは、なかなかやるようだな』

 

オーマジオウは少し感心したように言うと止まったはずの時の世界を悠然と歩き出す。それもそうだろう、何しろ彼は────

 

『我が名はオーマジオウ、逢魔の日に降臨し、世界を統べる事を運命づけられた時の王である』

 

世界を統べる時の王なのだから。彼に時間関係の能力は何一つ効かないと言っても過言ではない。その説明を受け、その事に気が付いたのか黒髪の少女はガバメントを構えるのをやめ、こう言った。

 

「降参よ…私は貴方と争ってる暇は無いもの」

『ふむ…そうか、まあ良い。その力、まだ不完全の様だ…無駄ではあるが、少し手を貸してやろう』

 

そう言うとオーマジオウは腕を少女の盾に向けて翳すと黄金のエネルギーが盾に流れ込み、盾の中に組み込まれた時計の針が凄まじい速度で逆回転を始める。

 

「な、なにを!?」

『さて、少女よ…私から提案がある』

「…なにかしら」

 

黒髪の少女の驚いたような声を無視し、オーマジオウは黒髪の少女に一つの提案を持ちかける。

 

『少女よ、()()()()()()()()()()()()()

「なっ…!?」

 

少女は驚きの声を挙げる。当たり前だろう、彼女の目的は彼女しか知らないはずなのだから。

 

「そんな嘘に私が騙されるとでも?」

『ほう、なら言ってやろう。お前の願いは()()()()()()()()()()。違うか?()()()()()

「!?」

 

オーマジオウが言ったこと全て本当のことであり、その上、名前まで的確に当ててきたのだ。これには最早言葉も出ないのか呆れたように少女──暁美ほむらはオーマジオウに一つ聞く。

 

「提案というのは?」

『提案というのはだな────

 

私と協力関係を結ばないか?

という事だ』

「どういう事かしら?」

 

オーマジオウからの唐突な質問に聞き返す暁美ほむら。それに対してオーマジオウはこう答える。

 

『私にも目的がある。しかし、そのためにはこの世界のことをいち早く知らなければならん…そのためのお前だ、暁美ほむら』

「…私を情報源にしようってことね」

『いかにも』

「私のメリットは?」

 

オーマジオウが持ちかけた交渉。これにほぼ断ることが出来ないと察しつつもメリットを聞く。すると、こんな答えが帰ってきた。

 

『私はお前の倒したがっている()()()()()()()()()()

 

そう言うと暁美ほむらはこう聞き返す。

 

「貴方はアレに勝てると?」

『ああ勝てるとも、なぜなら私は…この世を統べる時の王だからだ』

 

そんな謎の理論であったが、謎の説得感のある言葉だった。

 

 




次回、交渉終わり!


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三話・ーrn@zjivi年:情報共有

暁美ほむらはその答えを聞き、こう答える。

 

「むちゃくちゃね…良いわ、貴方の交渉に乗ってあげる。着いてきなさい」

『何処へ向かう気だ?』

「私の家よ。そこなら気兼ねなく話せるでしょう」

『…まて、ならば』

 

オーマジオウは暁美ほむらを静止し、オーマジオウは腰元のオーマジオウドライバーに触れる。

 

「こちらの方が外を出歩くには良かろう?」

 

そう言いながら変身を解除する。そしてそこには瞳は禍々しい紅、髪は美しい金に輝く青年が立っていた。

 

「…その服装は…?」

「今はこれしか無いのでな、少しの間の我慢と行こうか、暁美ほむら」

 

オーマジオウが今来ている服は、真っ黒な服に、金貨の様な装飾が大量に施された、美しくも純欄な服を着ていた。

 

「…ま、いいわ。行くわよ」

「うむ」

 

二人は先程まで結界があった場所から立ち去り、住宅街へと歩いていく。そしてその住宅街のなかのマンションの1つに二人は入っていった。

 

「随分と質素な部屋だな」

「どちらにせよあの夜を、ワルプルギスの夜を倒せなければリセットよ、部屋を気にしてる場合じゃないわ」

「ふむ…まあいい、この世界のことを教えてもらおうか」

 

そうオーマジオウが切り出すと暁美ほむらはこの世界のことを語り始める。曰く、インキュベーターという種族がこの星で魔法少女を作り出していると。先程オーマジオウが倒した存在は魔法少女の成れの果て、魔女であると。そして、自分はたった一人の友達を救うためにこの世界を繰り返しているのだと。

 

「…なるほど、そういう事か」

「ええ、この世界のことは分かったかしら?」

「うむ、大体は察した。さて、契約の内容だが、ワルプルギスの夜が出現する際の兆候などはあるか?」

「ええ、突然巨大な台風が日本に向かって出現する、その時がワルプルギスの夜がくる兆候よ」

 

それを聞くと満足したのかオーマジオウは部屋から出ていこうとする。それを暁美ほむらは呼び止め、1つあることを聞いた。

 

「-----------」

「…フッ、良いだろう」

 

その問いかけに少し驚いたように目を大きく開けたオーマジオウだったが少し面白そうに口元を歪め微笑を零すとその問いかけに許可を出しその場から唐突に消えた。

 

「…頼んだわよ、オーマジオウ」

 

そう暁美ほむらは呟くと自らの寝室に入っていく。オーマジオウが仕掛けた()()に気が付かず

 

〈コダマア~ムズ!〉

 

ソレは一人でに動き出すとタンスの裏に隠れるとまたしてもウォッチ型に戻る。一方オーマジオウは近くの廃屋に時の結界を貼り元の世界から呼び出した玉座に座っていた

 

「…カッシーン」

「ハッ…」

「アレを」

 

オーマジオウは自律型思考AIを搭載した自らの家臣、カッシーンを呼び出すととある音を響かせる。その音は…

 

〈カチッ、カチッ、カチッ、カチッ、カチッ〉

 

時計の針が進む音だった。そしてその音はいつの日かオーマジオウが聞いていた音だった。

 

「カッシーン」

「なんでしょう」

「この時代の民たちを守るためにカッシーンを数体配置する。五体程度で良い」

「了解しました」

 

オーマジオウはカッシーンに命令するとそのまま眠り始めた。オーマジオウが眠り始めてもなお、時計が進む音は響いていた。




最後の時計の音はとある場所イメージ。オーマジオウの容姿はソウゴくん(十八歳)の髪と目の色が違うverです


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四話・マ58・3年:行動開始

オーマジオウ様って戦いの時どうやって動くんだろう…やっぱり堅実に攻めるのかな?それとも力に物言わせた戦い方…?どっちも出来そうだから困る…


オーマジオウは朝の五時半に目を覚ますと立ち上がる。そして異空間からこんな時のためにと昔置いておいた乾パンを取り出す。

 

「フッ、使いようの無いものだと思っていたがこんなところで使えるとはな…」

 

そう言うとまずは自分の服装をどうにかしようと思い、廃屋から出ると街の探索の意味も持って服屋への旅を始める。

 

「この服は流石に目立つか…まあ良い、そこらの服屋で買うとしよう」

 

彼はそう言うと近くのショッピングモール内にある服屋に入り、過去に自分が来ていたラフな服装を購入し着替える。

 

「さて…何者かに見られているな」

 

そう呟くとショッピングモールを後にしようとして…三人の少女が目に入る。そしてそのうちの一人の少女から…凄まじい量の因果が束ねられているのに気が付いた。

 

「…なんだ、あの量の因果が束ねられてる少女だと?なるほど、あの少女が鹿目まどかという事か…丁度良い、暁美ほむらも来るだろう。私も少し見守るとしよう」

 

彼はそう考えついたのかゆっくりと少女たちが駆けて行った方向に歩き出す。すると

 

「貴方」

「どうした?暁美ほむら」

 

後ろから暁美ほむらが話しかけてくる。それに気がついていたのかゆっくりと振り向く。

 

「何をしようとしていたのかしら?」

「暁美ほむら、貴様が言う鹿目まどかという少女の持っていた獣…アレはこの星のものでは無いな?」

「質問に…ええ、そうよ。あの獣がインキュベータよ」

「ふむ…」

 

それを聞くと得心が言ったのかオーマジオウは右腕を前に構え、それを呼び出す。

 

「すまんが、頼むぞ」

「おまかせあれ、我が魔王」

 

目の前に現れたのはカッシーンだった。カッシーンは透明化機能を発動するとその場から消えた。

 

「あれは一体…?」

「ヤツの名はカッシーン。私の家臣だ」

 

そう言うとゆっくりと歩き出しながら笑う。

 

「これでそこまで焦らなくとも良くなった訳だ、ゆっくり行くとしよう」

 

そう言い、彼は歩き出した。それを見た暁美ほむらはため息をつくとオーマジオウに合わせて歩き出した。

 

「さて、暁美ほむらよ、一つ聞こう」

「何かしら」

「昨日の願いのことだが…良いのか?」

「…ええ」

 

その話を切り出したのはオーマジオウだった。オーマジオウの質問に対して少し考えるように顔を伏せたが暁美ほむらは頷いた。

 

「…本当に鹿()()()()()()()()()()()()()()()()いいんだな?」

 

これが最後だと言わんばかりの言葉に暁美ほむらは少し俯くがこう答えた。

 

「ええ、消してちょうだい」

 

その言葉に少しため息を着くとオーマジオウはまた歩き出す。それに少し間隔を開けながら続く暁美ほむら。

 

「まあその話は置いておいてだ…なんだ、この嫌な感じは」

「ええ、それは私も感じてたわ…これは」

「「魔女の結界」」

 

二人同時に結論に至ると、同時に駆け出した。オーマジオウはカッシーンがいるため大丈夫だろうと思っていたが、暁美ほむらに自らの力を少しでも示す、いいチャンスだと考えていた。なぜか?それは簡単だ、彼は王である。生まれつきの王である。彼はどんな世界、どんな時代の人間であろうと安心して暮らせなければならないと考えている。それは異世界の人間でも同じ。少なくとも暁美ほむらはワルプルギスの夜をオーマジオウが倒せなかった場合を考えていて行動しているだろう。その不安を解消するために力を振るおうとしていた。

 

「ここか」

「ええ、ここのようね」

 

暁美ほむらが魔法少女として変身しているのに対しオーマジオウは生身で走っているのにも関わらず同時に結界までたどり着いた事にツッコミたいところで

あるがそれはそうとして、彼らはゆっくりとその結界に足を踏み入れた。




次回、オーマジオウ変身する!です!


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五話・ジo〆=÷年:逢魔降臨

オーマジオウ「よっしゃやるぞー!」


オーマジオウと暁美ほむらが魔女の結界に踏み込んで思ったこと。それは同じであった…そこには

 

「…カッシーン無双?」

「そのようだな…」

 

カッシーンが魔女の眷属を叩きのめしながら鹿目まどかと青髪の少女を守っていたのだ。

 

「カッシーン」

「ハッ、我が魔王!」

「魔女の所まで案内せよ」

「了承致しました!」

 

カッシーンに、そうオーマジオウが命令すると、カッシーンの槍から凄まじい雷電が弾け、周りの眷属を一掃した。

 

「こちらです」

 

カッシーンが先導を始めるとオーマジオウはゆっくりと歩きだした。それを見ていた暁美ほむらは鹿目まどかと青髪の少女の元へ向かう。

 

「大丈夫かしら?鹿目まどか、美樹さやか」

「て、転校生!?なんでこんな所に!?」

「それは私のセリフよ」

 

美樹さやかと暁美ほむらが言い争いを始めようとすると面倒くさげに後ろを振り向いたオーマジオウは一言こういう。

 

「喧嘩は後にせよ、行くぞ」

 

その一言には逆らえないような威圧感があり、二人は睨み合うとオーマジオウについて行く。それを見て先程までオロオロしていた鹿目まどかもついて行く。そして四人は最奥へたどり着いた。

 

「ここか、カッシーン」

「はい、我が魔王」

 

カッシーンの言葉を聞いたオーマジオウは最奥に続くのだろう扉に手を当てると黄金のエネルギーによって扉を破壊し尽くす。

 

「さて、蛇が出るか鬼が出るか…」

 

その奥を見てみる。そこにはゆっくりと動き回る気味の悪い怪物がいた。それを見た鹿目まどかと美樹さやかは一歩下がるが、オーマジオウはつまらなさそうに、暁美ほむらは戦意を瞳にやどし、一歩前に出る。

 

「さて、暁美ほむらよ。その二人を守っておれ」

「あなたは?」

「貴様に私の力を見せてやろう」

 

そう言うと一歩踏み出した。次の瞬間オーマジオウは魔女の目の前にいた。それに驚いた魔女は咄嗟に自らの尾で凪払おうとして…黄金の波動で弾かれる。

 

「変身…!」

 

オーマジオウは腰元にオーマジオウドライバーを呼び出すと左右のスロットに取り付けられた翼をモチーフにされたレリーフを押し込む。すると地面に巨大なヒビが入りマグマが溢れ出す。

 

〈祝福の刻…〉

 

そんな低い声と共にマグマが地面を割りながら吹き出し、そのヒビとマグマは巨大な時計を地面に作り出す。そして時計が十時十五分ぐらいを指し示した刻、そこに紅く禍々しいライダーの文字が現れ、彼の変身は新たなフェーズに至る。

 

〈最高!最善!最大!最・強・王ッ!〉

〈オーマジオウ…!〉

 

オーマジオウの周りを二重の黄金の輪が高速で回転し、それに合わせて地面のライダー文字が縦横無尽に動く。そして黄金の輪が弾け飛ぶと彼の顔を覆う仮面にライダーの文字が嵌り、彼は豪華な装飾を施された黄金と黒の魔王、仮面ライダーオーマジオウへとその身を変えた。

 

『…行くか』

 

オーマジオウは魔女の動きを観察するように見つめていた。それを好機と見たのか魔女が尾でなぎ払いを仕掛け、それがオーマジオウに当たる瞬間、紅い光が弾け、魔女の尾が消し飛び、オーマジオウの複眼からは煙が漂っていた。

 

「なっ…!」

 

この魔女は暁美ほむらから見てもそれなりには強い魔女。それを動くことも無くそれも一瞬で攻撃を与えたことに驚き、その力に対する警戒を深める。

 

『くだらんな…これで終焉としよう』

 

オーマジオウはベルトの両側のスロットを力強く押し、その後に右側の装飾を十五回押す。すると新たな機械音が響く。

 

〈鎧武の刻・オレンジスカッシュ〉

 

その音声と共にオーマジオウの右腕にオレンジ色のエネルギーが溜まり、それを軽く振るうとそのエネルギーは斬撃に変わり魔女を真っ二つにして消し飛ばす。

 

『ふむ、こんなものか』

 

つまらなさげに呟くその姿は、正しく魔王の姿だった…




オーマジオウ「これで力見せれたかな?」
暁美ほむら「アイツやべぇ…(警戒)」

ダメじゃねぇか我が魔王


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六話・オtjjp年:魔王VS魔法少女

マミさんが出番を取られてるというコメントがあったので我が魔王と戦わせることにしました(大嘘)
ではどうぞ。


オーマジオウは魔女がいた所を詰まらさなさげに見つめていたが、ゆっくりと後ろを振り返り…唐突に空中に腕を翳した。その瞬間、オーマジオウが翳した腕から黄金のエネルギーが作り出す盾が出現し、何かを弾いた。

 

「あら、やるわね」

『…貴様は…魔法少女、か』

「ええそうよ…初めまして!」

 

初めましてと叫びながら黄色の魔法少女は古式の銃を放ってくる。それをオーマジオウは軽く腕を振るうことで防ぐと、質問をなげかける。

 

『私に挑むか、魔法少女よ』

「貴方のこと、試させて貰うわ!」

『ならば…私の()()に勝ってからにしてもらおうか』

 

そう言うとオーマジオウは右腕を前に翳す。すると右腕の前に特徴的なマーク(ライダーズクレスト)が出現し、マークが弾け飛ぶと二人の戦士が魔法少女の前に降り立った。

 

〈ギャレン!〉

〈スナイプ!〉

 

自らの身をボロボロにしながらも人々を守るために戦ったダイヤの英雄、仮面ライダーギャレンと周りの人々に誤解されながらも、自らの責任と正義を貫き通した英雄、仮面ライダースナイプが目の前に現れた。

 

「…行くぞ!」

「ミッション開始ッ!」

「…どういうことか分からないけれど!」

 

スナイプとギャレンは右手に持った己の武器で黄色の魔法少女に向かって攻撃を仕掛ける。それを魔法少女は軽やかに回避しながらこめかみに流れる冷たい汗を感じながらも反撃を行う。三者とも歴戦の戦士であるため、ある程度の膠着状態が続く。しかし、スナイプとギャレンが起こした行動によりその膠着状態は終了する。

 

〈アブゾーブクイーン!フュージョン・ジャック!〉

〈バンバン・シミュレーション!I’m Ready For The Battle Ship!デュアルガッシャット!ガッチャーン!デュアルアップ!スクランブルだ!出撃・発進・バンバン・シミュレーショ~ン…発進!〉

 

ギャレンはピーコックアンデッドの力を使い空を自由に飛び回り、スナイプは戦艦のレーダーを使い回避を続けていた魔法少女を撃ち落とす。

 

「グッ…!仕方ないわね…」

 

魔法少女は右手にとてつもなく巨大な銃を呼び出した。それを見て、二人のライダーも必殺技の準備に入る。

 

〈Bullet!Fire!バーニングバレット!〉

〈バンバン!クリティカルファイヤー!〉

 

「ティロ・フィナーレ!!!」

 

三人の必殺技がぶつかり合い、爆発を起こす。そして残ったのは体から電流を流しながらも立っているライダー達と変身が解除され、両腕を上げている魔法少女だった少女のみだった。

 

『…なかなかやるな、魔法少女よ』

「…降参よ」

『ほう?お前から仕掛けてきた戦いだが…どういう気持ちの変わりようだ?』

「リスクヘッジはしっかり出来ていると自負しているのよ、魔王様。そもそも私を殺す気なら貴方自身が出ていたでしょう?」

『フフフハハハハハ…面白い』

 

魔法少女だった少女がオーマジオウに簡潔に述べるとオーマジオウは笑いながら二人のライダーを消失させ、魔法少女だった少女に腕を翳し、傷を修復していく。

 

『確かに私はお前が戦うつもりなど毛頭無いことなど知っていた…だが、なぜ私に攻撃を仕掛けた?』

「貴方を試すためよ」

『ほう?私を試す?どういうことだ?』

「貴方が本当に人々を守ったヒーローなのかということと…彼女の疑念を晴らすためにね」

 

魔法少女だった少女が視線を向けた先には先程よりは警戒を解いたほむらの姿があった。

 

『なるほど、中々頭が回るようだな魔法少女』

「魔法少女じゃなくて、私の名前は巴マミよ、魔王様」

『ならば私のことはソウゴと呼ぶがいい、巴マミよ』

 

そう言いながらオーマジオウは変身を解除する。そして周りを見回すと魔女を倒した辺りに落ちていた黒い宝石のようなものを拾い上げる

 

「…これは」

「それはグリーフシード。魔女の卵にして、魔法少女の穢れを祓うもの」

「穢れ…だと?」

「ええ、魔法を使う度に魔法少女の力の源であるジュエルシードに穢れが溜まっていくの。それを祓うことが出来るのがグリーフシードなのよ」

 

その説明を聞いてなお、少し疑念の残るような顔をしていたオーマジオウだったが、とりあえずの納得をして、グリーフシードを巴マミの方に投げ渡す。

 

「あら、良いのかしら?」

「構わん、私には必要の無いものだからな」

 

そういうとオーマジオウはほむらの方へと向かう。それに続いて巴マミも着いていく。そしてほむらの所へたどり着くと…ほむらの横を通り過ぎ、彼女の後ろにいた桃色の髪の少女の腕の中にいた生物を掴みあげる。

 

「…こいつが」

「あ、あの!」

「…貴様は?」

「私、鹿目まどかって言います!その子を治して上げてくれませんか!?」

「…まあ良いだろう」

 

オーマジオウは渋々と行った感じで謎の生物の傷を治す。そしてその生物の耳であろう部分に顔を近づけこう言った。

 

「あまり人を弄ぶと言うならば…この世界から消えてもらうぞ、外来種」

 

そう言うとその生物をまどかに渡し、もう一人の少女を見てこう聞く。

 

「貴様も怪我はないか?」

「え、あ、うん。大丈夫だよ…ってか、これどういう状況?」

「それは…あそこで話している二人に聞くといい」

 

オーマジオウは青髪の少女にそう言い放つと巴マミとほむらに全てを押し付け、考え事に意識を落として行った…




やっとライダー召喚できたー!!!!巴 マミさんが強すぎると思うかもしれませんが、マミさんって実際これぐらい強かったんだと思うんですよね、焦ってさえなければ。


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