売女戦記 (栗鼠科.aka.メスガキ撲滅委員会)
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Prologue.姦淫の果て、そして始まり。

 遅れながら幼女戦記にハマったので、少し書いてみました。
 TS転生者が女として男に媚びまくりチ○ポを食いまくるお話です。



 

 神とはなんぞや?

 

 人類の歴史に文明の火が灯ってから数千年、幾度となく議論され続けてきた概念、それが神だ。神とは何か、それについて俺はひとつの答えを出した。

 神とは、天地(てんち)開闢(かいびゃく)を成した因果の支配者なのだ。絶対真空の中で突然素粒子が発生する事も含め、神とは因果を操るものである事は疑いようがない。なぜならば、この宇宙には偶然でも確率でもない、“誰かがそうした”としか思えない事象に溢れているからだ。例えば我々が立っているこの地球にしたって、

 この大宇宙にたまたま太陽が存在し、

 たまたま太陽から遠すぎず近すぎない距離に、

 たまたま水分を多く含んだ岩石が集まって、

 たまたまそれが惑星としてちょうど良い大きさに収まり、

 たまたま地上の原初の海から生物の素が生まれ、

 たまたまそれが進化していったというのだ。

 こんな偶然があるだろうか? いいや、どんな確率の果てだろうと、誰かが意図的に操作しなければ、こんな結果はありえない。ならば、それをやったのは誰か。そう、神である。

 

 じゃあ神を信じるのか?

 

 いいや、俺は信じない。神とは天地開闢を成した因果の支配者、ただそれだけだ。それが俺の認識だ。存在を確信しているが、頼るつもりも信奉するつもりもない。神は神、宇宙(そら)に浮かぶ太陽のように、ただそこにある超大なのだ。

 

 それが俺の認識だった。

 

 だが違った。神には意識があり、感情があった、そして人格も。

 実際にこの目で見て、肌で感じれば、疑う事はできない。

 

 それはとある暑い夏の夜だった。

 世捨て人であった俺は、人から人へと渡り歩いていた。定職にも就かず、享楽的に生きていた。快楽主義に忠実で、他人がどうなろうと御構い無し。

 乳がデカい、尻がデカい、股がユルそう、そんな判断で女に声をかけ、一夜限りの関係を重ねた。金を持っている、コネがある、強請(ゆす)れそう、そんな下心ありきで身体を売ったりもした。

 強いストレスに晒される仕事、例えばキャバクラで働いている女というのはストレス発散の機会を求めており、少し付き合えばすぐにホテルへ連れ込めた。看護婦や保育士も同じだった。そうやっていろんな女の家で寝泊まりし、金を貰っていた。

 

 そんな日々を過ごして10年が経った、ある夏の夜のことだった。

 俺は街路灯の下で、血を流していた。倒れた拍子に腹から包丁が抜け、血が溢れた。走り去っていく女の足音を聞きながら、「こんなものか」と呟いた。

 後悔はなかった。今まで散々セックスをしてきたし、女を泣かせてきたし、男を苦しませてきた。いつかはこういう日が来ると思っていた。

 セックスは楽しかったし、気持ち良かった。レイプだってしたし、財布からちょろまかした事だって一度や二度じゃない。妊娠させてしまったので、音信を絶って逃げた事もある。強請りかたを失敗したせいで俺との関係がバレて、離婚に追い詰められた奴もいた。それら全てが楽しかったし、気持ち良かった。だから、いつかはこうなると思っていた。

 

———それではいかん

 

 幻聴だと思った。だが違った。それは神の声だった。

 

『近頃はお前のように信心も無く、愛を知らぬ者が多すぎる。』

 

 はっきりと聞こえるようになったその声に驚き、俺は尋ねた。「だったら罰でも与えられるのか? それとも地獄行きか?」と。

 神は色々とくっちゃべっていたが、それはどうでもよかった。単なる愚痴でしかなかったからだ。だが、最後の言葉だけは、聞き逃せなかった。

 

『お前には試練を与える。お前が今まで苦しめてきた存在、女となって、生まれ変わるのだ。そして愛を育み、信心を育み、神の恩寵を知るのだ。苦難と苦痛の試練を乗り越えた先で、我が名を讃えよ。愛と共に我を感じよ。』

 

 なんて有難いのだろうと、そう思った。こんな素晴らしい神様がいたなんて、と。俺は前々から女になってみたかったのだ。俺が長年培った経験と技術で()かせる女たちは、みな最後には白眼を剥いて絶叫して果てる。そんなに気持ちの良い事が、なぜ女にだけあるのかと。俺も一度はそんな絶頂を味わってみたかった、女のように気持ち良くなりたいとおもっていた。

 だから神様、ありがとう。

 これからはちゃんとお祈りするよ。生まれ変わった先で、女としてね。

 

 

—————

 

 

 生まれ変わるとは、まあ色々な意味があるが、この場合は転生を意味する。神の手により死した肉体から拾われ、新しい身体を伴って産まれ直す。そういう転生だ。しかしながら、どうにもおかしな事があった。

 21世紀で死んだ俺は、同じく21世紀で新たな生を得るのだと思っていた。記憶も自我も失い、全く新しい人間として生まれ変わるのだと。だが違った。時は21世紀にあらず、歴史は前世と異なり世界地図も違う。場所は旧ドイツを思わせる帝国領で、軍国主義にして男女平等に徴兵制が存在する。そして世界には“魔法”が存在する。そう、ここは異世界だ。

 

 そんな異世界で女としての第二の生を得た俺の名は「サラ・エレオノール・ブリッグス」、特に親しい友人からはエレナと呼んでもらっている。下級階層の生まれだが、市民的には幸せな毎日を送っている。

 しかしながら、神の思し召しとやらは遠く感じる。この世界に生まれて早七年、言葉を覚え、読み書きを覚え、礼節とマナーを守って生きてきた。食事の前には神への感謝を欠かさず、週末には教会へ礼拝しに行き、手を合わせて神を讃えた。朝は洗濯を手伝い、昼は同年代の子供たちと外で遊び、夕食を作る手伝いをしたら、夜は家計を助けるために酒場の手伝いをしてお駄賃を貰い、寝る前に本を読んで勉強をしている。まことに充実した毎日だ。

 しかし、俺の心は満たされない。俺が何のために転生を受け入れたのか、それは女の快楽を得るためだ。それが遠い。七歳の初潮も迎えていない幼い身体では、とてもじゃないが男根(ペニス)を受け入れるなんて出来ない。それがもどかしい。

 そもそも、インターネットもアダルトコミックも無く、テレビですら一般家庭に普及していないこの世界では、性癖や趣味趣向に多様性がない。ロリコンですら少数なのだ。だから諦めかけていた。少しでも早く女の快楽に触れたいと、上着は薄い物を着て、スカートは短い物を選んで、手を出してくるロリコン野郎を炙り出そうとしていたのだが。酒場で働き始めて半年、誰一人として尻のひとつも撫でてこないのである。だから、この町にロリコンは居ないのだと、諦めかけていた。いざ現れたなら、即座に小悪魔演技で交渉し、金ヅルにするつもりだったのだが・・・。

 

 そんなある日。遂に、ついに! 酒場の酔っ払いに尻をペチンと叩かれたのである!

 これはもう事件だった。両親からも祖父祖母からも親戚からも褒め称えられる美少女である俺が、はしたないまでに肌を晒して茶屋女の真似事をして、ようやく女をからかう常套手法、伝統的セクハラを受けたのである! 待ちに待った瞬間の、あまりの嬉しさに、思わず「きゃん!?」というあざとい声が出てしまった。

 そして、この絶好の機会を逃す俺ではない。今の鳴き声で酔っ払いたちの注目が集まったのを感じ、演技を実行する。前世で付き合った女達の振る舞いを思い出して、何度も何度も練習した演技だ。

 

「もうっ! おさわり厳禁っ! ここはそういうお店じゃありませんっ!」

 

 頬を朱に染め、あざとい声で、言葉を選んでマセガキアピール。嫌がっている空気は微塵も作らない。ただ恥ずかしいばかりという様子を演じる。そしてそれは、効果抜群だった。

 

「ハハハっ! ガキが吐かしやがらぁ!」

「あと10年経ったら考えてやるよぉ〜」

「おチビのサラちゃんにゃ、まーだ早えよなー。へへへ」

 

 背伸びしたがる子供の戯れ言だと、酔っ払い達が揶揄(からか)う。そんな中、ひとつの、沈んだ目を見つける。俺が探していたものだ。酔っ払い達の揶揄が飛んだ瞬間、現実を見せつけられたかのように、光を失った瞳。さっきまで俺を見てニコニコしてたくせに。

 そう、それはロリコン野郎の、あまりにも分かりやすい反応だった。俺がこの酒場で働くようになってから、店を訪れる事が多くなったと噂の、それでいて今この瞬間まで自分を隠し通し続けた男、教会に足繁(あしげ)く通う俺がちゃんと働けているか心配になったのだと嘯いた男。そう貴方ですよ、マックス神父!

 神父に小児愛者が多いとは聞いていたが、まさかまさかだ。毎週通う教会の神父様だ。ではマックス神父、貴方が正体を表してくれた事を神に感謝して、貴方と俺が信奉する神の家で、愛を感じるとしましょうか。





 勘違いされたら困るので明言しておきますが、私はTSが好きなのであって、ロリコンではありません。これだけはハッキリと真実を伝えておきたかった。



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1話.初体験は神父様。

 

 

 やあ、早くぶっといチンポでアンアン鳴かされたいと切に願うサラ・エレオノール・ブリッグスだ。今日は7歳にして、その最初の一歩を踏み出そうとしている。

 

 待ちに待った週末。いつもの教会で、マックス神父の顔を見て、計画の実行を決定する。

 まずはマックス神父に個人的な相談を持ち掛け、二人きりになれる状況を作る。そして、家計を助ける為だと、父と母を助けるためだと大義名分をかざして、『追い詰められて非常手段に訴える憐れな少女』を演じる。そこでマックス神父が乗ってくれればよし、もしもマックス神父に残った理性で断われても、プランBがある。とはいえ、マックス神父はもう40代。これを逃せば、今後いつ美少女の身体で楽しめる機会が来るかわからんだろう。40年で積もり積もったロリコンの欲望が、理性と道徳心を突き破ってくれることを願う。

 

「こんにちは、神父さま!」

「やあ。こんにちは、サラ。今日も欠かさず礼拝に来たのだね」

「はいっ、神様へ感謝を捧げたくて!」

「うんうん。その歳で信仰心を得ているとは、サラ君は神に愛されているのだねえ」

 

 そうとも、俺は神に愛されている。こうやってマックス神父と引き合わせてくれたのだから。少女性癖の欲望を鬱積させた、いまにも爆発しそうなロリコン神父とな。

 ああっ、神様! この恵まれた巡り合わせに感謝します! 俺は今日、この日、女としての人生を、本当の意味で歩み始めるのです!

 

 いつものように礼拝を終えて、神への感謝を捧げる。そして、マックス神父の元へ向かい、計画を始動する。さあマックス神父、貴方の望みはようやく叶う。そして、俺の願いもな。

 

「サラ、どうしたのかね?」

「神父さま、折り入って頼みたい事があるのですが・・・」

「ああ、構わないとも。私に出来る事ならなんでも」

「では、その・・・、人目の無い所で・・・・・・」

「・・・ふむ。どうやら深刻な話のようだね。いいでしょう。こちらへいらっしゃい」

 

 第一段階は完了。俯いて声を落とした俺の演技に、マックス神父はあっさりと乗ってくれた。演技の練習をしておいてよかった。この調子なら、残りの工程もうまくいきそうだ。

 案内されたのはマックス神父の私室。おあつらえ向きだ。

 

「さあ、ここなら誰にも聞かれないよ。何があったのか話してごらん?」

 

 椅子に腰掛けたマックス神父の前で、スカートを握りしめ、苦渋の選択の中で頼るべき人を頼った少女を演じる。

 

「神父さま、私の家は裕福ではありません。貧乏とは言えないだけで、決して余裕があるわけではありません。でも、それで神様を恨んだりはしてません! こんな生活の中でも私を愛してくれるパパとママを、私に与えてくださったのですもの。だから私、幸せです。でも・・・・・・」

 

 と、言葉を区切って、うつ向く。

 

「でも・・・、辛いんです・・・。夕食の時、パパもママも、私のお皿にお肉を入れてくれるんです。パパやママは私よりずっと身体が大きいのに、私よりたくさん食べなきゃいけないのに、なのに・・・『サラは育ち盛りだから』って・・・、自分の分を減らして私に食べさせてくれるんです。私のせいでパパとママが満足に食べられないんだって思うと、わたし・・・!」

 

 その時、突然、マックス神父が俺の肩を掴んだ。

 まだ貧乏少女の演技の途中なんだが!? と驚いたが、どうやらマックス神父は、神父としての責務を果たすべく、俺という少女に助言をするつもりのようだった。

 

「サラ、いいかい? そんな風に考えてはいけないよ。君のお父さんも、お母さんも、君に幸せになってほしくて、耐えているんだ。それは親としての覚悟だよ」

「かく・・・ご」

「そうだよ。だからね、サラ。君の為を思って頑張っている御両親を、そんな風に見ちゃいけない。君が御両親に向けるべきなのは、感謝だ。決して、自責ではないよ」

 

 ま、まずい! 非の打ち所のない正論だ! 神父として真っ当すぎる対応だ! こ、これはいかん! このままでは聖務の使命感でマックス神父の心が定まってしまう!

 どうにか動揺してもらって、悪魔の囁きに身を委ねてもらわねば。致し方ない、こうなれば力押しだ。

 

「でも神父さま! 神父さまも見てくださっているでしょう!? 私が頑張って酒場で働いても、7歳の子供に稼げるのは僅かばかりなのです! とても家計の助けにはならないのです! パパとママを助けたくても、私には・・・!」

 

 頼む、動揺してくれ! そう必死に願って、涙まで流して、渾身の演技を見せてやる。

 すると祈りが届いたのか、マックス神父は俺の肩から手を離し、一歩引いた。今がチャンスだ! ここで押し切る!

 

「だから、神父さまを頼って来たのです・・・」

「うむ・・・。しかし、この教会ではそこまでの——」

 

 言わせるものか。俺はスカートを握りしめていた手をゆっくりと持ち上げ、スカートの中を晒して見せつけた。この日のために用意した、ローライズのリボン付きショーツだ。頑張って大人ぶろうとしているマセた子供らしい下着だ、存分に見てくれマックス神父。そして一線を越えてくれ。

 

「——なっ、なにをしているのかね!?」

「神父さましか、頼れる人がいないのです・・・! それに、神父さまならきっと、痛くないように、しれくれるだろうって・・・・・・」

 

 『貴方だけが頼りです』、『貴方なら安心です』、人の心に訴えかける常套句だ。そしてそれは、この場合でも通用した。マックス神父の目は泳ぎ、口はパクパクと言葉を探して、手は置き所を失っている。では最後の一押しだ。

 

「お願いです、神父さま! 私を・・・、私を買ってくださいませんか・・・!」

 

 

———

 

 

 サラは賭けに勝ち、マックスは欲望に負けた。

 マックス神父は何度も本当にいいのかと尋ねた。それは幼女の意思を確かめるものではなく、神に許しを請うているような、あるいは自分自身に言い聞かせているかのようだった。

 

 マックス神父は額に脂汗を滲ませ、頬を引攣らせながら、震える手つきで幼女の身体へと腕を伸ばした。悪徳へと堕ちていく、それを躊躇うが故の震えだが、彼はもう止まらない。目の前に居るのは敬虔な神の信徒であり、誠実で清純な愛らしい幼女だ。そうだ、美少女だ。この幼い身体を自由に出来るとあっては、蓄積された負の欲情が煮え滾らないはずもない。既に股間の肉棒ははち切れんばかりに膨張し、ズボンに大きなテントを張っている。もう止まらないのだ。

 

「んっ・・・♡」

 

 その平らな胸に触れると、幼女は小さく息を漏らした。羞恥に頬を赤らめ、目を閉じて、耐える構えでありながら、全幅の信頼を寄せた態度。まるで(しとね)で初夜を迎えた乙女の如しだ。

 40を過ぎた男の手が、7歳の幼女の胸を撫で回す。ゆっくりと、優しく。しかしそれは愛撫ではない、自分勝手な欲望によるものだ。マックス神父の顔が既に落ち着き、眼に情欲の焔が滾っている事からもそれがわかる。男は今、間違いなく、この幼女を自らの性癖の捌け口にするつもりなのだ。

 

「では、服を脱いでごらん」

「・・・・・・はい♡」

 

 遂に一線を越えて、男が指示する。幼女は言われた通りに服を脱ぎ、惜しげも無く裸を晒す。幼女の肌は白かった、雪のように白かった。透き通る肌に細いブロンドがかかって、まるで絵画の中の存在であるかのように映えていた。掴めば折れそうなほどに細い腕は、胸を隠すようにしてあった。

 必死に羞恥を堪えようとする幼女の儚さが、男の情欲を滾らせる。

 男は黙って、幼女の貝殻に触れた。ぴったりと閉じた白い貝殻は、驚くべき柔らかさで男の指を迎え入れ、湿りのある内臓が熱を帯びていた。男の頬が悦で歪む。

 

「んっ、あっ・・・♡ なんだか、変な感じです・・・」

 

 10分以上も秘所を弄られて、とうとう幼女が降参する。頬は火が出そうなまでに赤く染まりきり、足は震え、目が潤む。7歳の幼女にはありえない発情の兆候だ。

 

「なんだか、痺れて・・・。やんっ♡」

 

 幼女の演技に乗せられて、男の中の満足感が高まり、支配欲が満たされていく。事実、幼女の貝殻から、男の指を受け入れんとする欲情の汁が溢れているのだから、演技と疑う事は難しいだろう。自分の指で幼女を快楽に落としている。そう思えば、男のとしての自信が満たされるのは当然であった。

 

「フフフ・・・、気持ち良いのかね、サラ?」

「きもちいい、のでしょうか・・・? 痺れて・・・ムズムズして・・・・・・よくわかりません・・・」

 

 男は貝殻から指を引き抜くと、幼女の目の前で見せつけた。

 

「ほら、見てごらん? お汁がたくさん出ているだろう?」

「これ・・・私の・・・?」

「そうだとも。このお汁はね、女の子が気持ち良くなった時に出るものなんだ」

 

 驚きながらも興奮を隠せないという目をした幼女をよそに、男は立ち上がり、“ジッパーを下ろした“。下着の中から跳ねるように出てきたのは当然、肉棒だ。熱く煮え滾り、今にも破裂しそうなほどに膨張した、情欲の塊。7歳の幼女からすれば、それはあまりにも暴力的で破壊的な存在。ビクビクと脈打ち先端が赤く光るそれを見せつけて、男は悦楽に微笑む。

 幼女の目に困惑は無く、むしろ期待の光すらある。視線は巨大な肉棒に注がれ、ゴクリと喉を鳴らす。そして、幼女の呼吸が荒くなっていく。

 

「さあ、私も気持ち良くしてもらおうか?」

 

 男としては当然の要求。男はこの幼女を買ったのだ、売女のように。ならば、給料分は仕事をしてもらわなければ。

 男は、幼女の小さな手を取り、自身の肉棒へと導き、握らせた。児童特有の高い体温が肉棒に伝わると、男は堪らず声を漏らした。

 

「あのっ、ど、どうすれば神父さまに、気持ち良くなっていただけますか?」

「握ったまま表面を擦るようにして、触ってくれ」

「はい! 私、頑張ります!」

「良い返事だね、サラ」

 

 幼女は言われるがままに手を動かす。もちろん、前世で自分のモノを幾度となく触っているため、その動きに淀みはない。根元から亀頭の先まで満遍なく、何度も手を往復させる。

 7歳の幼女が小さな両手で肉棒を愛撫する。その絵面は決定的に犯罪的、そしておぞましいほどに背徳的だった。幼女の手はまるで予め分かっていたかのように力を調節し、溢れる先走り汁を塗り広げるように亀頭を撫で回す。幼女の手で快楽を得ているという背徳感に、男の心臓が早鳴り、興奮が増した分だけ量を増す先走り汁が塗り広げられ、更に快感が増す。それだけではない。幼女サラは、少女趣向(ロリコン)の求める通りの言葉を自然と口にして、男の劣情を煽るのだ。

 

「神父さまの、すごく・・・熱いです・・・♡」

 

「お汁がいっぱい溢れてきますね♡ 気持ち良くなっていただけて嬉しいです♡」

 

「ああっ、神父さまのおちんちんを触っているだけで・・・、私また・・・お汁が出ちゃいそうです♡」

 

 散々に劣情を煽られ、興奮を高められ、とうとう男の肉棒が限界を迎える。睾丸が引き締まり、肉棒がガタガタと暴れだし、硬度が高まっていく。そして、男の妄想が加速する。ここまで素直に受け入れて、嫌悪感を微塵も見せないこの子なら、あるいは、と。

 

「サラッ・・・! 私の愛を受け止めてくれっ・・・!!」

「は、はいっ! 受け止めますっ!」

「顔を近づけて、舌を出しなさい!」

「はいっ。こ、こうでしょうか・・・♡」

 

 本当に、なんて都合の良い女だろうか。サラ自身も、もはや無垢な幼女の演技を捨てている。マックス神父にとってとにかく都合の良い女を演じる方向へと切り替えたのだ。そしてその目論見は当たった。マックス神父は劣情に狂い、相手が初めて性行為を経験する幼女だという事を忘れて、舌を出すように命令しているのだ。つまり、顔射の強要だ。

 

「うぐ・・・い、イクぞ・・・! 受け止めなさい、サラ・・・!」

 

 そして遂に、男の夢が叶う。幼気な幼女の手の中で果て、その劣情を受け止めさせるという夢。それが形となった。

 肉棒の先から勢いよく、濃厚な精液が吐き出される。溜まりに溜まった中年の、黄ばんだ男汁。強烈に臭う濃厚なそれが、幼女の顔へと叩きつけられ、小さな舌を汚した。

 

「きゃっ・・・♡」

「ううっ・・・! うおぉ・・・!!」

 

 幼女は驚きつつも手を止めない。射精運動中であろうと刺激が継続されて、痛いくらいの快感が射精を引き延ばし、睾丸の奥底まで引きずり出されるかのような錯覚に陥る。次々に吐き出される黄ばんだ精液が、幼女の小さな顔を塗り潰さんばかりに飛びかかる。幼女の手が、顔が、舌が、薄黄色い劣情で穢されていく。目を閉じて受け止める幼女の顔は、まるで神に祈りを捧げる敬虔なシスターのようにも見えたが、喘ぐように差し出された舌は売女のそれでしかなかった。

 

 やがて、長い永い射精が終わり、ふたつの荒い呼吸だけが残った。

 ゆっくりと瞼を開ける幼女の瞳は欲情の色を隠しもせず、震える舌先はむせ返るような精液の臭いに喜んでいた。未だ肉棒を握ったままの小さな手は、受け止めた劣情を堪えるかのように強く力が込められていた。

 

「はぁ・・・はぁ・・・・・・。とっても上手だったよ、サラ」

 

 あまりにも予想外の快感に、腰が抜けそうになりつつも、男は目を離さない。自分が穢した幼女の顔を、劣情をブチ撒け征服した白い肌を、自分色に染め上げた幼気な無垢を、至福の愉悦に浸って眺めている。

 

「神父さまぁ・・・♡ この・・・、この白いのが、神父さまの愛なのですね・・・♡」

「そうだとも。君を愛しているから、こんなにたくさん出せたのだよ。神を愛するように、君を愛しているからね」

「はぁ・・・♡ すごい匂い・・・♡」

 

 幼女はそう言うと、舌にかけられた精液を飲み込んだ。目を潤ませ、頬を赤らめて、劣情の証を喉に下す。その様はあまりにも煽情的で、7歳という幼い身体も相まって、背徳の極みと言っても過言ではない蠱惑的なビジュアル。頬の精液を指で掬っては口に入れ、手の中で泡立った先走り汁と精液の混合物を舐め取る。それはまるで、聖書で語られる聖職者の敵、男を堕落させる悪魔の遣い、夢魔(サキュバス)の如しであった。

 

 そして男は腹を括った。この幼女、サラ・エレオノール・ブリッグスを、天性の売女(ビッチ)であるこの娘を、自分好みに調教して独り占めにするのだと。

 それがサラの思惑通りとは、マックス神父には気付けなかった。

 



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2話.初めてのセックス。

 

 この異世界で初めての売春を終えて、一月が過ぎた。7歳の幼女のやる事ではないが、俺はとにかく飢えているのだ。なるべく早くセックスできるように、今のうちから色々と試して、慣らしておきたいのだ。

 

 やあ、そろそろ精液の味にも慣れてきたサラ・エレオノール・ブリッグスだ。

 今日も俺は教会へ向かう。礼拝は毎週欠かさずきちんと行なっている。なにせ俺は神様の声を直に聞いたからな。それに女にしてもらえたし。感謝してもしきれないくらいだ。なので、教会で手を合わせて祈り、感謝を捧げる。

 もちろん礼拝を欠かさないのは神への感謝だけが理由ではない。ここにはいい金ヅルがいるのだ。俺が初めて金で体を売った相手、ロリコン野郎のマックス神父だ。

 

「こんにちは、サラ。元気にしているかね?」

「はい、神父さま! 主の御恵みあって、今日も健やかに過ごしております」

「そうかそうか」

 

 マックス神父は実にむっつりスケベだった。初めての売春でたっぷりと顔射してくれた翌週、いつものように教会へ行き礼拝を終えると、見計らったようにマックス神父が現れて、こっそりと部屋へ呼ばれて、お札を見せられた。断る理由なんてない。俺はお金を受け取ると、服を脱いで奉仕した。やっぱり散々に身体を触られたし、舐め回されもしたが、性感帯の開発を手伝ってくれていると思えば少しも嫌ではなかった。というか、早くその無駄にデカいチンポをブチこんでくれとすら思っていた。

 

「では、私からも恵みを与えよう」

「・・・・・・はい♡ ありがとうございます♡」

 

 そして今日もまた、密かにマックス神父の私室にお呼ばれし、お金を差し出される。

 いやいや、本当にいい稼ぎになる。夜の酒場のお手伝いも続けているが、それとは比べものにならないくらい稼げる。しかも売春(こっち)は気持ちいいうえに、開発までしてもらえるのだ。一石三鳥である。苦い精液(ザーメン)を飲むくらいはなんでもない。

 

「今日もよろしく頼むよ、サラ」

「はい! 頑張って神父さまを気持ち良くしますね!」

 

 まずは毎度恒例のペッティングからだ。マックス神父は毎回、裸に剥いた俺をベッドに寝かせて、濃厚なペッティングから始める。3度目から追加されたディープキスも加わり、まるで恋人同士の“いちゃラブえっち”とでもいう熱々っぷりだ。

 俺は目をつぶって舌を出し、神父さまの首の裏へ手を回す。神父さまは俺の舌をいやらしく舐りながら、秘所(マンコ)秘豆(クリトリス)を愛撫して気持ち良くしてくれる。

 

「ん・・・ちゅ・・・♡ 神父さまのキス、気持ちいいです♡」

「嬉しいことを言ってくれるじゃないか」

 

 もちろんリップサービスを忘れない。俺は買われているのだ、7歳の幼女には過ぎた金額で。だったら料金分はサービスしないとな。

 しっかしまあ神父様は遠慮が無い。いつのまにか指は2本になってるし、親指の腹でクリトリスを潰すようにして弄っている。まだ開発段階とはいえ、こっちも興奮しているのだ、気持ちいいものは気持ちいい。しかしこうも激しくされると、気持ち良すぎて舌が疎かになってしまう。

 

「んっ・・・! あんっ♡ 神父さまぁっ、そんなに激しくしないでぇっ! サラおかしくなっちゃいそうですぅっ♡」

 

 とりあえず喜ばれるようにと、甘ったるい声でお願いしてみたが、これが逆効果だった。神父さまはキスで唇を塞ぐと、秘所の中の指を激しく動かしてきた。これがキツい。まだ絶頂のコツが掴めておらず、一度も絶頂できていないために、イキそうなのにイケないままで気持ち良くされてしまうのだ。

 

「〜〜〜!! 〜〜〜〜♡♡♡」

 

 唇の中で叫ぶが、声にならないので意味がない。神父さまの陵辱に苦しみながら、俺は堪えるしかない。しかし本当に辛い。かなり気持ち良いのだが、それが積もるばかりで発散されないのだから。なんだか頭が痛くなってきた・・・。

 

 何分経っただろうか。ようやく拷問のような責めから解放されて、やっと思いで呼吸ができる。イキたいのにイケないというのは本当に辛い。家で自慰(オナニー)でもして、早いとこ絶頂の感覚を掴まないといけないな。

 

「はーっ・・・・・・はーっ・・・・・・♡」

「おやおや、もうバテしまったのかい?」

「神父さま・・・・・・酷いです・・・・・・」

「すまないね、サラ。君があんまり可愛いものだから、つい意地悪をしてしまったよ———でも、気持ち良かっただろう?」

 

 とりあえず頷く。気持ち良かったのは確かだ。気持ち良すぎて辛かっただけだ。

 そして、いつもの流れ通り、ペッティングの後は御奉仕タイムだ。

 

「では、私のことも気持ち良くしてもらおうか」

「はい・・・神父さま♡」

「先週教えた事は覚えているかね? あの通りにやってくれたまえ」

「はい! お口と舌で、神父さまにご奉仕しますね♡」

 

 やはり、先週の口淫奉仕(フェラチオ)は気に入ってもらえたようだ。こちらとしても、男が喜ぶフェラチオは早くマスターしておきたい。ただ、顎が疲れるのがな・・・。なにせ7歳の幼女の口には、神父さまのチンポはデカすぎる。亀頭を咥えるので精一杯だ。まあ、そういう不器用さがロリコン心を満足させるのかもしれないが。

 

「んー・・・ちゅっ♡ ふふっ。んん〜♡」

 

 神父さまに教わった通りに、まずは亀頭の先っぽにキス。そして竿を両手で支えて、神父さまの目を見ながら、亀頭全体を舐め回して唾液を塗していく。時々尿道口に舌先を入れるようなそぶりを見せたりしつつ、亀頭だけを舌で愛撫する。もちろん手は動かす。

 

「んぅ〜〜チュッ♡ んふふ、甘〜いお汁が出てきましたぁ♡」

 

 さっそく感じてくれたようだ。亀頭から先走り汁が出てきた。そしてこれは驚きなのだが、先走り汁は若干甘いのだ。糖分の甘みではないのだが、なんだか甘く感じるのだ。とまあ前世でフェラ好きの女が多かった事に納得しつつ、さっさと射精してもらうために亀頭を咥える。

 

「おうっ・・・。サラは今日も積極的だねえ。これではすぐに出てしまうよ・・・」

「んふ♡ もっといぃーっぱい気持ち良くなってくださいね、神父さま♡」

「くっ・・・、おおっ・・・!」

 

 舌の腹で裏スジを擦りつつ、上唇をカリに引っ掛けて「クポクポ」と音を立て、頭を前後運動させてハイペースのフェラチオ奉仕。神父さまの顔は、強烈な快感に耐え切れず、とても苦しそうだ。自分のテクニックが上達している事がはっきり分かって、つい笑みが溢れる。そのまま、にっこりと微笑んだままで、目を見て口を動かす。

 このロリコンペニスはもう限界のようだ、先ほどから先走り汁とは違うものが出てきている。よし、ここでもう一度リップサービスといこう。

 

「神父さま、先っぽから濃いのが出てきましたよ♡ 遠慮しないで、いつでも好きな時に、サラのお口に神父さまの愛を注いでくださいね♡ 全部受け止めてさしあげますから・・・♡」

 

 これでよし! では再開だ。

 亀頭を咥えて舌を動かし、竿を強く扱く。口の中でチンポがビクビクと暴れるのも構わず、素早く頭を振って刺激を与える。早く出せ、早く飲ませろ、そう思いながら必死にフェラチオを続ける。

 

「サ、サラッ・・・! 出すぞっ・・・! ぐ、くうっ!!」

「〜〜〜♡♡♡」

 

 ドクンドクンとペニスが脈動し、大量のザーメンが喉に叩きつけられる。この濃さ、さてはまた1週間丸々溜めてきたな? あんまり濃いと飲み込むのが辛いんだが。というかこんな大量に出されたら溢れてしまう。

 すかさず顎の下に手で受け皿を作って、精液が床に溢れるのを防ぐ。危ないところだった。せっかくのザーメンを無駄にするわけにはいかない。舌に慣らすために、全部味わって飲み干さなければいけないのだ。

 

 長い射精が終わったのを確認して、ゆっくりとペニスから口を離す。

 

「んぁ・・・♡」

 

 神父さまの顔を見ながら口を開いて、手で受け止めた溢れザーメンと一緒に、出して貰ったものを見せつける。「7歳の幼女にこれだけ出したんですよ貴方は」と現実を受け止めてもらって、もう引き返せない所まで来たんだと、後はチンポをブチこんで犯すだけですよと、淫靡に煽る。

 神父さまが微笑んだのを確認してから、口の中のザーメンをしっかり味わって、舌に覚えこませて、ゆっくりと飲み込んでいく。むせ返るような精液の匂いに頭がクラクラする。しかし、手皿で受け止めたザーメンも忘れずに啜って、一滴たりとも残さない。

 

「では、お掃除しますね♡」

 

 まだべったりとザーメンで汚れたペニスに舌を這わせ、汚れを舐め取っていく。尿道に残った汁も逃さない。尿道口に吸い付いて、最後の一滴まで吸い出す。最後に、カリ首などに汚れが残っていないか、もういちど舌で舐め回してチェックする。完璧に綺麗になった事が確認できたら、亀頭の先っぽにお別れのキスをして終了だ。

 

「ご馳走さまでした♡ とっても美味しかったですよ、神父さま♡」

 

 これには神父さまも大満足。ボーナスと言って少しお金を上乗せしてくれた。いやーありがたい。しかし、これだけ気に入られると、このままずっとフェラチオだけって事もありえるのか? 膣を拡張して感度を上げるためにも、早いとこ処女を捨てたいんだが・・・。

 

 

—————

 

 

 また新しい年を迎えて、俺は8歳になった。

 やあ、弱冠8歳にして売春業に精を出すサラ・エレオノール・ブリッグスだ。今日も元気に春を売っていくぞ。

 

 売春を生業としていくのに、週一回のマックス神父だけでは物足りない。なにせ俺は8歳の幼女、育ち盛りだ。家計を助けるためにも、もっと稼ぎたい。あとセクシーな下着も欲しい。客にもっと喜んでもらえれば、それだけリピーターも増えるし貰えるお金も増える。

 という事で町の服屋を回ってみたが、ランジェリーなんて趣向品はどこにも置いていない。当然といえば当然だ。時代が時代だからな。前世の第一次世界大戦から十数年後といった程度の文化レベルであるこの異世界では、ランジェリーなんて一般には普及していない。ランジェリーは貴族や王族の趣向品だ。ましてや、ロリロリなボディに合わせたアブノーマルな物なぞ存在すらしていない。となれば必然、手作りしかなかった。

 

 俺は夜の酒場のお手伝いを辞めて、町で一番の老舗である服屋に向かった。技術を学ばせてほしいと深く頭を下げて頼んでみたところ、経営者である中年夫婦は快く受け入れてくれた。

 毎日毎日、昼に友達と遊ぶ事もせず、夕方までひたすらに布を切っては縫って、折っては縫って、裁縫を学んだ。そうして技術を身に付けながら、週末にはマックス神父に体を売っていたら、いつのまにか年が明けており、俺は8歳になっていたのだ。

 

「できたー! ついにできたぞー!」

 

 そしてついに、ロリータ用の手作りランジェリーが完成した。レース生地も何もかも、素材は全部自腹だ。高い買い物だったが、マックス神父から巻き上げた金を貯金しておいたので、大分余裕を持って購入できた。

 白いレースのオープンランジェリー。乳首は丸出し、マンコも丸出し、セックスに彩りを添えるためだけの、エロ目的でしかないセックス専用下着。ほぼ毎日の研鑽があったとはいえ、自分の手でこれを作る事が出来たというのが誇らしい。同じ生地で手袋と足袋を作り、ガーターベルトも作った。これでもう何も不安はない。ロリコンが泣いて喜ぶドスケベロリビッチの誕生だ!

 神様、見ていてください。これをもって、人々と愛を育みます。そして、愛と共に、あなたへの感謝を捧げます。ですからどうか、この俺に、たくさんのロリコン野郎との縁をお与えください。

 

—————

 

 手作りのエロランジェリーが完成した翌週。俺はいつものように、教会へ礼拝に向かった。もちろん、服の下はランジェリーである。今日こそは、あのマックス神父に最後の一線を越えさせて、俺を抱いてもらうのだ。

 どんな風に犯されるのだろう。やっぱり初潮もまだだからって、遠慮なく中出しされてしまうのだろうか。そもそも初セックスでちゃんと絶頂できるのだろうか。色々と不安もあったが、それ以上に興奮していた。何ヶ月も神父さまのお相手をしているだけあって、この身は既に絶頂を経験し、女に近付いている。駄目ならダメで、次がある。どんどん回数を重ねて、覚えていけばいい。白眼を剥くようなガチイキへの道は見えているのだ。

 

「こんにちは、神父さま!」

「やあ。こんにちは、サラ」

 

 元気良く挨拶をすると、マックス神父はさっそく頬を嫌らしく歪ませた。今日もこの幼い身体に劣情をぶつけるつもりのようだ。ほぼ毎週ヤっているので、そろそろ私費では辛くなってくる頃だと思うのだが。頼むから教会の運営資金に手を出して、捕まるなんて事はないように頼むよ。神父さまはこの町で現状唯一の売春相手なんだから。アンタが居なくなるととても困る。

 

「神父さま、今日もありがたい説法(・・)を聞かせていただけるのですか?」

「ああ、そうだよ。サラは勉強熱心だからね、教えるこちらも楽しいよ。さあ、お部屋へおいで」

 

 いつものように合言葉を交わし、マックス神父の私室へと導かれる。

 神父さまはいつもと同じ金額をテーブルに置く。だが今日は特別だ、特別料金で頼む。

 

「神父さま、今日はいつもより多く頂けますか?」

「なに? んん・・・、しかしこれ以上は、私も辛くてね・・・。もっと稼ぎたいというのかね?」

「はい。ですから、もっと凄いことを・・・♡」

 

 そう言って、ブラウスのボタンをゆっくりと外していく。自慢のオープンブラを見せつけると、神父様の目の色が変わった。続いて、スカートの紐を緩めて、腰から落とす。オープンショーツを目にした神父さまはゴクリと喉を鳴らした。

 

「お願いします、神父さま」

「い、いいのかね? 本当に?」

「はい♡ 神父さまなら優しくしてくれるって、私、信じてますから♡」

 

 神父さまは最速で陥落した。見ただけで分かるくらいに、既に股間がパンパンだ。なにせなんどもペッティングされ続けたからな、マックス神父の指も3本は入る。感度も上がって、すぐに濡れるようになったし。受け入れ準備は万全だ。

 さあ後はお好きにどうぞと、ベッドに腰掛け、神父さまを待つ。

 神父さまも覚悟を決めたようだ。机の引き出しから追加の金を出すと、先に置いた金の上に重ねてくれた。そして神父服(カソック)を脱ぎ、下着を脱ぎ、40代のだらしない中年の身体を晒した。

 

「んぅ・・・♡ ちゅ♡」

 

 ねっとりといやらしいキスが、開始の合図。舐めるような手つきで肩や腰を撫で回され、感度が上がっていく。秘所を指でなぞられながら、お返しにペニスを撫でて高め合う。

 

「サラ、股を開きなさい」

 

 神父さまは俺の秘所が少し濡れてきたのを確認して、命令する。言われた通りにM字開脚で股を広げると、2本の指が奥まで挿れられた。

 

「んっ♡ ああ♡ きもちいい・・・♡」

 

 クチュクチュとはしたない音を立てて、膣から汁が溢れる。初セックスが目前という事で、興奮を抑えられない。指の抜き差しは速度を増し、Gスポットを蹂躙されて、軽々と絶頂寸前まで追い込まれてしまう。流石に回数を重ねただけはある。もうこの膣は神父さまに把握されきっている。どの程度の強さがいいのか、どう焦らされると感じるのか、全て知られてしまっているのだ。

 

「あんっ♡ ダ、ダメぇっ♡ そんなに激しくしたらぁ・・・♡」

 

 グチュグチュと汁気の音が大きくなり、興奮が増す。快感で頭が重くなってきて、膣に力が入ってしまう。こうなるともう我慢できない。抵抗する気力なぞ無くなり、求められるがままにイかされてしまう。

 

「私っ、イッちゃいますっ♡ イクイクイクっ♡ イっ・・・・・・ン〜〜〜っっ♡♡♡」

 

 神父さまの首に抱き付いて、派手に絶頂する。どうやら神父さまは、俺がイク時は抱きつかれるのが好みらしいのだ。そして、絶頂の余韻で全身がビクビクと震えている俺に、追い討ちのキスをするのも好きなようだ。今回もまた、ねっとりと舌を絡められ、口内を蹂躙される。これがまた絶頂の余韻を引き延ばしてくれるので、俺としても歓迎だった。

 

 そのまま、俺の身体が落ち着くまで、神父さまはキスを続けた。しかし俺も休んでばかりではいられない。手に力が戻ってきたら、すぐにペニスを撫でて次の準備をしなければならない。売春はサービス業なのだ。お客様に喜んでいただけるよう、気配りが大事なのだ。

 

 そして長いキスが終わり、目と目が合い、最後のステップに移行する。待ちに待ったセックスの時間だ。

 神父さまは俺を押し倒すと、股を開かせ、秘所にペニスの先端を押し当てた。

 ああ、遂に、ついに、俺も処女卒業だ!

 

「挿れるよ、サラ。痛かったら言いなさい」

「はい・・・♡」

 

 もうそんなのいいから。早く挿れてくれと。こっちはもう興奮で心臓がバクバクなんだ。

 

「んあっ・・・♡ 神父さまの熱いのが・・・、私の中に・・・♡」

 

 もちろん自分勝手に気持ち良くなるばかりではいけない。リップサービスを忘れてはいけない。が、やっと挿入された大人のペニスは、期待していたものより大した事は無かった。なんだか指と変わらない気もする。確かに硬いし、奥まで届くし、良いのだが。これは期待しすぎたか?

 

「どうだね、サラ? 初めてのセックスは?」

「全然痛くないです♡ 神父さまの優しさが伝わってきて、すごく幸せな気分です♡」

「そうか。それは良かった。ではもっと気持ち良くしてあげよう」

「はいっ♡ ありがとうございます神父さまっ♡」

 

 なんだか期待外れだ。そう思っていたのだが、これは意外と悪くない。少なくとも指よりはずっと興奮する。男性の象徴で身体の中を蹂躙される、犯される。その事実を体感で認識させられると、否が応でも興奮してしまう。太いチンポで限界まで膣を押し広げられ、膣の一番奥まで届くせいでコツンコツンと膣壁がノックされる。中一杯にチンポが挿入されているのだと思うと、自分が本当の意味で女になったのだと自覚できて、どんどん興奮が高まる。

 

「あっ♡ あっ♡ なんだか、気持ち良くなってきましたっ♡」

「そうかそうか。それはいいことだ。思う存分感じなさい」

「あっ♡ 神父さまのっ♡ 熱くて大きいのがっ♡ いっぱい感じられますっ♡ 」

 

 興奮が高まってくると、つられて感度も上がっていく。そうすると、さっきまで何ともなかった膣の中が、とても強く感じられた。奥をノックされるたび、カリで愛液を掻き出されるたび、自然と声が出てしまう。俺はどうしようもなく感じていた。

 

「ああっ! 凄いっ! いいっ♡ こんなの初めてぇっ♡」

「ふふふ、サラは才能があるねえ。初めてのセックスでこんなに感じてしまうなんて」

「ああっ、神父さまぁっ♡ これがっ、これが愛し合うということなのですねっ♡」

「ああ、そうだよ! 愛しているよ、サラ!」

「アンっ♡ わ、わたしもっ♡ 私も愛してますっ、神父さまっ♡」

 

 愛している、そう口にした瞬間、ピストンの速度が上がった。繰り返される抽出に膣が喜び、引き締まる。するとまたピストンが速くなった。もっと激しく犯してもらおうと、神父さまの耳元で愛を囁く。

 

「大好きです神父さま♡」

 

「もっと愛してください♡」

 

「神父さまのこと、もっと好きになっちゃいそうです♡」

 

 呟くたびに、ピストンが力強くなっていく。が、少し刺激しすぎたようだ。俺が8歳の幼女だと忘れてしまったのか、マックス神父の暴走した劣情は止まらない。凄い速度で腰を振って、射精まで一直線だ。

 

「あんっ、激しいっ♡」

「くっ・・・、サラ・・・もう出そうだよ・・・!」

「はいっ♡ 神父さまの熱い愛、いっぱい出してくださいね♡」

「うっ・・・! くぅっ・・・!!」

「やんっ♡ 中で出てるぅ♡ 熱いのいっぱいどぴゅどぴゅ〜♡ って出てますよ♡」

 

 そして案の上、こちらが絶頂する前に、神父さまが先に果ててしまった。しかも中出しである。いくら初潮がまだだからって、遠慮なさすぎではなかろうか? 本来なら追加料金を取るところだ。

 

 

—————

 

 

 とまあ初めてのセックスは未達成に終わった。売春としては大成功だが、俺の願いは女としての最高の絶頂である、セックスでイケなければ失敗なのだ。

 というわけで、それからは料金アップもあって、マックス神父とは2週間に一回の頻度となってしまったが、やる時はガッツリとヤる事になった。正常位、後背位、騎乗位、対面座位に背面座位、駅弁までやった。しかも毎回中出し。ホントに遠慮がない。抜かずの2連発すらあった。しかし俺の財布はホクホク。膣の感度もどんどん上がってきて、ガチイキはもう目の前となっていた。

 

 そんなある日の事である。週末、いつものように教会へ行き、礼拝を済ませて、マックス神父のお相手をして、疲れて家に帰る。「ただいまー!」と元気良く挨拶をすると、いつになく早い時間に帰宅していた父親が駆け寄って、深刻な表情で俺を抱き締めてきた。

 

「パパ? ど、どうしたの?」

 

 そして、気付く。キッチンですすり泣く母親の嗚咽を。俺を強く抱き締める父親の「まだ8歳なのに・・・! どうしてこの子が・・・!!」という怒りと悲しみが混ざった慟哭を。

 

 マズい・・・・・・売春(ウリ)がバレた・・・・・・。

 



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3話.町中の人気者。

 嗚呼、神様、あなたはどうして、人間に過酷な試練を課すのでしょうか。

 一人の人間が夢を叶えること、幸福を享受することが、罪だとでもいうのでしょうか。

 

 やあ、子供の体力にものを言わせてほぼ毎日、身体を売っているサラ・エレオノール・ブリッグスだ。8歳の幼女が町の男達を相手に股を開き、チンポを咥える。世も末と人は言うが、みんなが幸せになっているのだからいいじゃないか。サラ・エレオノール・ブリッグスであります。

 

 マックス神父が転勤となった。理由はもちろん、俺との児童買春が発覚したせいである。まあね、毎回あんなにたっぷりと中出しされていたらね、そらそうなるわなと。

 洗浄にも限界があるわけで、知らず知らずのうちに、膣に残っていたザーメンが垂れて、下着を汚してしまっていたようなのだ。目敏(めざと)いお母さんがそれを見つけて、お父さんに相談して、週末の教会帰りの下着だけがそうなっていると判れば、それで答え合わせだ。結果、マックス神父は糾弾され、余罪を調べ上げられ、教会の運営資金を着服していた事も明らかとなり、この町から追放と相成った。残念である。

 マックス神父・・・・・・。確かに7歳の幼女に手を出すような変態ロリコン野郎ではあったが、態度はいいし、礼節は守るし、普段はとても立派な神父さまだったのに。しかしまさか、危惧していた通りに、教会の運営資金に手を出していたとはね。だが、俺としてもあれ以上のお手軽価格にするわけにはいかなかった。口止め料やら諸々込みで、それでも超良心的価格だったのだ。俺は悪くない。悪いのは週3〜週2で風俗に通うような真似をした、マックス神父の自制心の無さだ。俺は悪くない。

 

 そんなわけで唯一の金ヅルを失い、仕方なく裁縫の腕を磨きつつ、オリジナルランジェリーを研究する日々を過ごしていた。

 ある時、大きな街へ仕入れに向かうという師匠に同行し、売春で貯めた金で、貴族用のランジェリーを購入した。それを参考に、自分の体型に合わせたミニマムバージョンを作るのだ。が、ついでに買った本格レース生地も合わせると、かなりの金額になってしまった。もうすっかり貯金が減った。新しく貯めなければ。

 

 お金が無いと間食もできない。育ち盛りには辛いものである。なので渋々、以前やっていた酒場のお手伝いを再開した。酒場のおっさん店長は気前よく受け入れてくれて、以前より高い給金で雇ってくれた。なんでも、美少女のサラちゃんが辞めてから、無視できないくらいに客足が減ったそうだ。うむ、やはり美少女はどこに行っても得をするな。可愛く作ってくれた神様に、そして両親に感謝だ。

 

 するとするとである。もうすっかり町中の噂となって久しいマックス神父の児童買春問題が、その被害者が俺だという噂が立っていたのだ。やはり夜の酒場、大人はみんな噂好きである。なので、もしかしたらワンチャンあるかもと、そう期待してランジェリーを着込み、薄手のブラウスにミニスカートで接客をしてみる。すると、新しいロリコン野郎が釣れてしまったのだ。どうして今まで隠し通せたのかは知らないが。

 

「サ、サラちゃん! 神父さまにかっ、買われてたってのは、ほほ本当かい?!」

 

 深夜になる前に仕事を切り上げ、日当を受け取り、裏口から店を出た俺を待っていたのは、なんと雑貨屋のお兄さん。20(ハタチ)そこそこの、やけに細い、いつもおどおどとしたエッケハルトさんだ。なるほど、時々お母さんと一緒に買い物に行くと、毎回必ずオマケをくれたのは、俺に気があったからなんだな。となればこれはチャンス!

 

「ナイショにしてくださいね?」

「そ、そんな、サラちゃんがそんな・・・」

「ナイショにしてくれるなら、お兄さんにも・・・♡」

 

 そう言ってスカートを捲り、ランジェリーを見せてやる。新作の、黒いレースのセクシーランジェリーだ。オープンショーツではないが、貴族御用達の本物を参考に作った自信作。案の定、エッケハルトお兄さんの目は釘付けである。

 

「どうします? フフフ・・・♡」

 

 舌を出して、親指と人差し指で作った輪っかを前後させて、ロリビッチアピール。

 エッケハルトくんもまた、最速で陥落した。マックス神父という前例があるために、自分でも相手してもらえると考えたのだろう。まあそれは正しい。俺は金が欲しいし、もっと性経験を積みたいのだ。誰でもいいとは言わんが、今はとにかく客を掴みたかった。

 

 夜の町、人気ない路地裏で、ゆっくりとジッパーを下ろし、ペニスを取り出す。

 

「わぁ・・・大きい・・・♡」

 

 リップサービスを忘れない。はっきり言ってマックス神父のモノよりずっと小さいが、別に気にすることもない。むしろ咥えやすくてありがたい限りだ。

 上目遣いでロリコン野郎の心を煽りながら、亀頭にキス。ねっとりじっくりと舌で舐め回して、亀頭を重点的に攻めて勃起を最大化させる。小さな手を活かして両手で竿を扱く。

 

「んっ、んっ♡ んはっ・・・♡ どうですか? 気持ちいいですかぁ?」

「とと、とっても気持ちいいよ、サラちゃん!」

「フフ、良かったぁ♡ 遠慮しないで、いつでも出してね♡」

 

 そして反応を窺うに、エッケハルトくんはどうやら童貞らしい。これまたマックス神父とは比べ物にならないくらい早く、あっという間に果ててしまった。早漏は仕事が楽でいいが、これでは楽しめんな・・・。

 

「うあっ・・・、サラちゃんが、サラちゃんが僕の精液を飲んでる・・・!」

「ン・・・んく・・・♡ はぁ・・・飲んじゃいました♡ すっごい濃いのいっぱい出ましたね〜♡ 美味しかったですよ♡ また溜まったら飲ませてくださいね♡」

「う、うん! また溜めてくるよ!」

 

 エッケハルトお兄さんは満足そうにフェラチオ料金を置いていった。フェラチオとリップサービスだけでリピーター確保! やはりロリコンは金ヅルだな。これはありがたい。

 

 とまあ新たにリピーターを確保してからというもの、どういうわけか、次々にお客が現れた。口コミでも広がっているのだろうか? 中には既婚者までいた。そして酒場の店長までもが給金アップを条件に口淫奉仕を求めてくる始末。

 いやいやいや、アンタらマックス神父を糾弾してたじゃないか。とんだ変態野郎だって、クソロリコン野郎がって、ボロクソ言ってたじゃないか。どういうことだよ。見事なまでの手のひら返しだな。

 

 いったい何がどうして、みんなしてこの8歳の美少女に熱をあげるようになってしまったのか。キスしながらの手コキが大好きなヴォルフおじさんに聞いてみた。

 

「いやぁそれがね、急にサラちゃんが大人の女に見えてきてしまったんだよ。色っぽくなったって言うのかな? なんだか魅力的になったんだよ———ああ、そこもうちょっと強くしておくれ」

 

 この言葉に俺は舞い上がった。つまり俺は女としてグレードアップしてしまったのだ。蠱惑的なセクシーレディに進化したのだ。幼女としての、美少女としての年齢的価値だけではない、人間的魅力を身に付けていたという事なのだ!

 

 それから俺は、いっそう売春に励んだ。お昼の間やっていた裁縫の修行も辞めた。もうランジェリーは4着も作った。技術は身に付けたし、追加で必要になったら家でコソコソと作るだけだからな。空いた時間でチンポをしゃぶって稼いだ。

 夜の酒場では、リピーターがひとかたまりになって、店の隅で隠れるようにして飲んでいる。そこへ給仕に行くと、お尻を撫でられる事がある。それが合図だ。「小便してくるわ」と先に出たお客さんの後を追い、店の外にあるトイレで売春。もう両親にバレたくないので、中出しは厳禁だが、特別お高い料金でもセックスしたがる客もいる。

 中には家まで来てほしいという客もいた。たっぷりと金を積まれると、嫌とは言えなかった。そうとう溜めていたのだろう、3回もぶっ続けで犯され、何度もイかされてしまった。

 

 そして、客が増えると、ニーズも増えた。雑貨屋のエッケハルトお兄さんのように、メスガキに翻弄されるのが好きな男もいれば。宿屋のヴォルフおじさんのように、健気に頑張る幼女感を出したほうが喜ぶ大人もいて。中には悪いマセガキにお仕置きプレイをしたがる人もいた。

 

「いぐぅ〜〜♡ またイっちゃう〜〜♡」

「なんだまたイクのか?! なんてスケベなガキだ! オラっ、反省しろメスガキ!!」

「あひぃっ♡ ごっ、ごめんなさいぃ〜♡ スケベな女の子でごめんなさいぃぃ♡」

「スケベな目で大人を誘惑しやがって・・・! 中に出されてイケっ! 反省アクメしろっ!」

 

 この“ごめんなさい”しながらの乱暴な強制アクメが、実は一番気持ちいい事に気が付いた。道具(オナホ)のように乱雑に犯されて、上から目線で叱られて、謝罪を強要されて、情けない気持ちで絶頂する。それがメチャクチャ興奮するのだ。「お前は8歳の幼女を犯してる変態ロリコン野郎だろうが」という言葉は飲み込んで、リップサービスでお客が望む通りの言葉を選んで言ってやっていたのだが、ある時、気付いたのだ。これがメチャクチャ興奮すると。しかもそういう客に限って中出ししてくるので、追加料金でウハウハである。もう親バレは勘弁だからな。とにかくしつこく徹底的に膣内洗浄しなければならないので、その分の手間賃込みでたっぷりとお金を頂く。

 そして、やはり客の中で口コミが広がっていたらしい。俺がお仕置きプレイの時に一番良く締まると噂になっているらしく、お仕置きプレイをしたがる客が増えてしまった。いや、セックスはフェラチオより稼げるからいいんだけど、流石に一日で4人も5人も相手にするのは辛いですよ。

 

「ほんとはただセックスしたいだけなんじゃないのかあ? サラちゃんはスケベだもんなあ?」

「は、はいっ♡ 本当はセックスしたいだけのスケベ娘なんですぅ♡」

「なんて悪い子だ! ほらっ、お父さんとお母さんに謝りなさい!」

「あっ、あんっ♡ お父さんっ、お母さんっ、スケベな娘でごめんなさいぃぃっ♡ 大人チンポが大好きなっ、変態マンコでごめんなさいぃっ♡」

「く・・・またこんなに締めつけやがって・・・! ザーメン搾ることしか考えてないんじゃねぇのか?! このメスガキ! オラッ、イけ! スケベな自分を反省しながらイけ!!」

「あっあっあっ♡ いっ、イクイクっ♡ 大人チンポでイかされちゃうっ♡」

 

 なんとまあ自分勝手な大人が多いことだろう。世も末だな。どいつもこいつも勝手な言い分で俺を叱りつけ、8歳のキツキツマンコを犯していく。まあ、商売ですからね。お金を払っていただける分には構いませんが。それにマジで気持ちいいしな。

 でもお客が増えすぎて、このままじゃ身体が持たんかもしれんぞ。この間なんて、5人で立て続けに咥えさせられて、全部飲まされて、ザーメンだけでゲップしてしまった。ザーメン臭のするゲップなんて初めてだよ・・・。流石に辛いわ・・・。

 

 

————

 

 

 また年が明けて、9歳の誕生日を間近に控えた春のある日。窮地が俺を囲っていた。

 

 やあ、二度目の親バレで町を出なければならなくなった、サラ・エレオノール・ブリッグスだ。田舎にある親の実家か、軍の幼年学校か、二つに一つらしい。いやぁ、ハメを外しすぎましたね。ハメてはいたんですが、ヤリすぎましたね。どうも、ヤリマンビッチのサラ・エレオノール・ブリッグスです。

 

 二度目の親バレ直後、お父さんとお母さんは引っ越しを決めた。まあ、当然だわな。いくら歳不相応に艶っぽくてとんでもない美少女とはいえ、8歳の幼女にチンポをブチ込む変態ロリコンだらけの町に、いつまでも愛娘を置いておけまい。当然の判断だ。

 が、それでは困るのだ。両親が言うには、お父さんの実家である田舎に引っ越そうというのだが、それは嫌だ。田舎の爺さん婆さんしかないような環境で、売春なぞ望めない。

 

 となれば別の道を探すしかなかったので、お客さん達に色々と聞いて回ったところ、なんと軍学校ならば8歳でも入れるらしい。魔導師という魔法の才能を活かした兵科ならば、年齢制限の無い幼年学校というものがあるらしいのだ。そして幸運にも、俺の魔法の才能はAからSという最上位クラスだと判明した。選択肢はなかった。

 軍学校に入って、上官殿の慰安を勤めて融通してもらい、さっさと昇格して給金をたっぷり貰うとしよう。そうすれば下級士官をつまみ食いも出来るだろうしな。

 

「私、軍に行きます!」

 

 お父さんとお母さんの目は冷めていた。だが許してくれ、俺はもう売春をやめられないのだ。こんなに気持ち良くて、楽しくて、しかもお金まで稼げるなんて。これを覚えてしまったら、もう他の生き方なんて望めないのだ。だからごめんなさい、俺は軍に行きます。

 

 5着に増えたランジェリーに、買い揃えた裁縫セット。町中の大人から巻き上げた貯金。衣類に歯ブラシ。そして聖書と十字架。大きな鞄に全部詰め込んで、俺は列車に乗った。

 

「パパー! ママー! 元気でねーー!!」

 

 涙を流して手を振る両親のずっと後ろで、金ヅルだったロリコン達が手を振っていた。

 神様、どうか御導きください。この俺に、更なる愛をお与えください。

 どうか、軍学校にも、金ヅルになるロリコンがいますように。

 

 

 

 

 




 本当はちんちん亭語録のパクリなんじゃないの? 正体見たり!って感じだな。

 こんな売春しながら教会でお祈りなんて、神様に失礼だよね。

 無意識にメス堕ちしててクッソ無様で御座いますね♡

 リップサービスが上手だね♡ とんでもねえ女だな。死ねよ。

 うおっ、急にすげぇ親バレ・・・。追放モノかな?



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4話.2人の少尉候補生。


 一切何の役にも立たない性の豆知識(男性編)
 ・精液は食生活で味が変わる。タバコや酒を常用する人の精液は苦くなる。
 ・実は男性でも女性のボルチオ絶頂(いわゆる膣イキ)と同じ快感を得る事が可能である。
 ・ペニスでの絶頂とクリトリスでの絶頂は電気信号の強さ的にはほぼ同じ。
 ・精液を勢いよく発射するための筋肉はお尻の方にあるPC筋。
 ・男でも母乳が出る体質の人もいる。
 ・男性の乳首は快感を得る以外に機能を持たないスケベ器官である。




 雰囲気作り(シチュエーション)は大事。普段とは違う格好、普段とは違う場所、興奮材料はあればあるだけ嬉しい。それは厳格だったり厳正だったり、堅苦しかったり神聖だったりという場所だと、ギャップが加味される。そう、軍隊の中というのは、それだけでシチュエーションになるのだ。

 

 やあ、帝国軍魔導士官学校に入学しました、サラ・エレオノール・ブリッグスだ。どうやら町のおじさんたちの話は、軍の幼年学校と魔導士官学校の話がごちゃまぜになっていたらしい。本職の方に聞いてみたところ、幼年学校には年齢制限があるが、魔導士官学校は戦時特例で年齢制限が取り払われているとのこと。やはり町の噂話は話半分に聞くほうがいいな。そういうわけで魔導士官学校で魔導少尉候補生となりました、サラ・エレオノール・ブリッグスであります。

 

 前世でも学校には通ったが、軍学校というのは初めてだ。それも魔導士官学校である。

 軽い面接を終えて、2年間のカリキュラムをこなす事を告げられる。任意選択制の数学や語学、一般教養といった学科もあったのだが、これは俺にとってボーナスでしかない。前世の義務教育の記憶があるからな、スタートラインは他の生徒よりずっと先にあった。というわけで任意選択の学科は選べるだけ選び、後の評価の点数稼ぎに利用する。

 その他、一年目の研修期間中には野外演習や、魔法理論の授業など何やら色々あったが、こちらも問題なくクリアーした。確かに、8歳の幼女に大人と同じ運動をさせられるのは辛かったが、子供の体力を舐めてもらっては困る。それに俺の身体は、神に愛され神にデザインされたパーフェクトボディ。無理という事はない。

 

 しかし、それだけではない。俺が頑張って、頑張って、頑張り抜けたのは、ある一人の存在があったからだ。“ターニャ・デグレチャフ”。彼女の頑張る姿を見ていると、俺も負けていられないと、俺も頑張るぞと、そういう気持ちになれたのだ。

 そしてこのターニャちゃん、なんと俺と同じ8歳の幼女である。なんという偶然、いやここまでくると必然か。おそらく、神様が用意してくれた巡り合わせなのだろう。多分きっと、彼女も俺と同じドスケベなマセガキに違いない。

 

 主の意思を感じる・・・! 2人で軍を通じて、世界に愛を育めと。肌を合わせ、肉を重ねて、愛によって争いを治めなさい、と。ああ、神様。俺と彼女で力を合わせ、期待に応えてみせましょう。

 

 

—————

 

 

 初めまして、ターニャ・デグレチャフ少尉候補生である。

 

 他に選択肢が無かった以上、私には帝国魔導士官学校に入学するしかなかった。まさか8歳のままで他の候補生と同じ扱いをされ、同じ研修を受ける事になるとは思わなかったが。しかし人間、それしか道はないと覚悟を決めれば、やってやれない事はないものだ。

 そうしてカリキュラムの一年目を終えて、見事二号生から進級。一号生となった私に課せられたのは、魔導師としての専門的技術の会得。つまり、高度な戦術的指南と、各種技術の研鑽だ。しかしこれらは大した障害とはならない。努力と研鑽でどうにかなるのだから、授業や研修で足りなければ、自習時間で頑張ればいいだけの話なのだ。

 

 問題となるのは、後輩たる二号生の指導である。安全な後方勤務が私の目標であるからして、早期の昇進のため、教官殿の覚えをよろしくしてもらわなければならない。その為に優秀な成績を残そうと、血の滲むような努力をしてきたのだが、これが仇となった。

 優秀な少尉候補生と認められたはいいが、そのせいで二号生の指導先任という仕事を押し付けられてしまったのだ。自習や自己研鑽の時間が削られ、しかも指導に落ち度があれば昇進が遅れかねん。これには参った。

 

 だが、そんな問題が霞むほどの事態が存在する。同期一号生の扱いだ。

 

 これも存在Xの仕組んだ卑劣な企みなのか。私とほぼ同時に入学した、私と同じ8歳の幼女がいた。その名を“サラ・エレオノール・ブリッグス”。彼女の魔法適性は私以上。そして、これまでのカリキュラムにおいて、座学でも野外演習でも私と同レベルの結果を出している。まず間違い無く、私と同じ、存在Xに転生させられた人間だろう。そして、前世で人事部として働き、数多くの人間を見てきた私には判る。彼女もまた、“元男性”だ。ふとした瞬間に見せる抜け切っていない立ち振る舞いや言葉遣いが、それを示している。

 

 しかしながら、私と彼女には決定的な違いがあった。彼女は女性という性を受け入れているのだ。しかもそれだけではない、彼女はなんと8歳にして、男性経験、つまり他の男との肉体関係を得ており、性行為に及んでいるのである。

 

「おはよう! ターニャちゃん!」

「うっ・・・。お、おはよう・・・・・・」

 

 考えてもみてほしい、同い年の幼女が、青く若い雄の臭いを口から垂れ流して、元気に朝の挨拶をしてくるのだ。私はどうすればいいというのだ!? 彼女に対して、どう接すればいいのだ!?

 

「あー・・・、ブリッグス少尉候補生」

「もう1年も一緒にいるんだし、そろそろエレナって呼んでほしいんだけどなー。どうしたの?」

「その、なんだ、君の個人的な趣味について、私からアレコレ言うのもおかしいと思うが。同期として忠告させてもらうと、朝から“お盛ん”なのは、ちと目に余るとは思わんか・・・?」

「えー、だって彼、“元気”になってたから♡ 硬いままじゃ大変でしょ?」

 

 しかも、彼女がそうやって同期の男性諸君と関係を持っているせいで、私にも同じような視線が注がれているのだ! これは大問題だ! 8歳にして貞操の危機なのである! 帝国男子はロリコンだらけか!

 

 おのれ・・・!! 許さんぞ存在X!!!

 

 

—————

 

 

 男の子の朝は辛いもの。ましてやここは士官学校だ、同じ所で寝泊まりし、同じ所で飯を食う。自分で発散しようにも、仕切り板の無いトイレでは隠れてセンズリも出来ない。夜にムラっときたからといって、毛布の中で抜くこともできない。士官候補生男子には辛い環境である。

 なので俺が手伝ってやる。優等生の評価を頂いた俺は、一部の備品保管室などの管理を任されている。優秀な少尉候補生には責任ある立場を与えて、将来に向けて経験させておこうという事だろう。それを利用して、ズボンにテントを張ってしまっている同期のお兄さんを呼び止めるなどして、人の目につかない保管室などで売春を繰り返している。

 

「もうこんなに硬くなってる・・・♡ 溜まってるんだね♡」

「た、頼む・・・。早くしてくれ・・・!」

「焦らない焦らない。すぐにぴゅっぴゅさせてあげるから♡」

 

 持ち込んだなけなしの金を握りしめて、今日も同期一号生がやってきた。最初は戸惑っていた彼も、すぐに俺の唇の虜となった。

 我慢できないという彼の期待に応えて、今日もお口で相手をしてやる。亀頭を強く舐めしゃぶり、右手で竿を優しく扱き、左手で睾丸(キンタマ)を撫でてやる。すると、彼はすぐに息を荒くし、泣きそうな辛そうな顔で何かを訴えてくる。そんなことは知ったこっちゃないと、分かっていて無視しながら、顔を見つめて焦らしフェラを続ける。

 

「くっ・・・、うぅ・・・!! もっと、もっと激しくしてくれっ・・・!」

「んー? なーにー? 聞こえなーい♡」

「そんなっ・・・! うっ、あっ・・・!」

「んふふ♡ かーわいー♡」

 

 客にも色々種類がいるが、彼はMっ気のある男だ。顔を真っ赤にして「やめてやめて」と言いながら、決して手を振りほどいたり抵抗したりしない。そしてなにより、煽るように揶揄うと、チンポが硬くなるのである。これはもう言い逃れできないほどにマゾだ。なので、客に合わせた対応を心掛ける俺としても、それ相応のプレイをしなければならない。客に喜んでもらえないと、リピーターになってくれないからな。しかもこれがなかなか楽しいのだ。

 

「ねぇ、もうイキたい? どぴゅどぴゅ〜♡って、私のお口に出したい?」

「あ、ああ! だからもっと・・・激しく・・・・・・!!」

「9歳の女の子に出したいなんて、どうしようもない変態さんだね♡ でもいいよ。正直な変態さんに免じて、気持ち良くイかせてアゲル♡」

「うっ、うぅ・・・」

 

 言葉でなじればなじるほどチンポが硬くなっていく。本当にどうしようもない変態だなコイツ。しかしそんな変態野郎とて客は客。俺ばかり楽しんでいてはいけない。焦らしに焦らしたチンポをイかせてやるため、亀頭を咥えて裏スジを舐め、両手で竿を扱く。

 

「うっ! で、出るっ!!」

「〜〜〜〜♡♡♡」

 

 やはり若い男はいい、中年のオッサンとは射精の量が段違いだ。それもたっぷりと亀頭を虐めて、キンタマを揉んで焦らした射精だ。凄まじく濃厚な、まるで飲むゼリーのような精液が溢れてくる。量が量だけに、ゴクゴクと喉を鳴らして飲めるほどだ。しかも、飲酒喫煙が厳禁な校内生活というのもあって、精液が苦くない。頭がクラクラするほど強烈に臭うが、味は悪くない。

 

 長い射精が終わって腰が抜け、へたり込んでしまった同期生。尿道の残り汁を吸い出している時点で腰がガクガクきていたから、相当気持ち良かったのだろう。しかしだな、あんまりゆっくりしてると朝の集合時間に間に合わなくなってしまう。

 

「ホラ、早く立って。鍵閉めるのは私なんだから」

「ちょ、ちょっと待って・・・。腰が抜けちゃって・・・」

「そんなに気持ち良かったんだ? 嬉しいな♡ ・・・・・・でもね、早くしないと集合時間に間に合わないの。わかってる?」

「わ、わかってる! わかってるから!」

 

 僅か9歳の幼女にチンポを支配された彼の姿は、あまりにも情けなかった。

 

 

—————

 

 

 ターニャちゃんが心を開いてくれない・・・。サラともエレナとも呼んでくれない・・・。

 

 やあ、研修期間の1年目が終わり、9歳になったサラ・エレオノール・ブリッグスだ。1年の間に得た同期生の売春客は4人。もれなく全員リピーターになってくれた。おかげで退屈することなく、楽しい士官学校生活を送っている。早くターニャちゃんも加えて3Pがしたいサラ・エレオノール・ブリッグスであります。

 

 リピーターの1人である焦らしフェラが大好きなマゾ男くんの尻を蹴っ飛ばし、無理矢理に腰を立たせて戸締りをし、急いで廊下を渡る。と、今日は珍しく、普段見ない所でターニャちゃんを見た。ターニャちゃんは教官や監督官が詰める執務室から出て来たようだ。挨拶をすると何だか嫌そうな顔をされた。

 どうやら俺の息がザーメン臭かったらしい。ほどほどにしないと、と言われたが。ここのお客さまは皆、破裂寸前のバッキバキ、なけなしの金に手を出すほど我慢が出来なくなってから、俺の下へ来るのである。相手をしてあげないとかわいそうだろう。

 

「それはそうと、ここで会ったのは都合がいい。呼びに行こうとしていたのでね」

「あれ? 教官から何か指示が?」

「うむ。私は指導先任に任命されてな。二号生を教育しなければならん。そして、ブリッグス少尉候補生には、その補佐が命じられた。よろしく頼む」

「了解であります! じゃあ一緒に頑張ろうね!」

「う、うむ・・・」

 

 やはり息がザーメン臭いらしい。またも嫌な顔をされてしまった。

 




 セックスで士官学校を卒業できるわけねぇだろ!

 こんな交尾専用ボディで面接を受けるとか、面接官に対して失礼だと思わないの?

 同類だと思ったデグレチャフ候補生から相手にされない気分はどうだ! 感想を述べよ!

 研修! 売春! 研修!

 すげぇ脱字だ・・・。これ俺に訂正されるためにミスしたでしょ。



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5話.苛烈な訓練。

 すげぇ教育的指導・・・。これ俺がゲロ吐くために行われたでしょ・・・。

 大概にしろ! こんな交尾ボディで指導先任を名乗るとか諸先生方に申し訳が立たんよ。

 真面目な軍人のふりして根はスケベだね♡ 終わってんな。




 魔法というのは奥が深い。裁縫もなかなかやり甲斐があったが、それ以上だ。研修授業で習った中だけでも、魔法を籠めた銃弾で爆発、貫通、単純な威力向上などが行える。しかも攻撃目的の魔法ばかりじゃない。治癒促進、神経操作、殺菌といった医療魔法もある。他にも空間に映像を投影するAR技術のように、幻を作るデコイ魔法もある。また、空を飛べる魔導師のために、空気中の酸素濃度を調節するための魔法なんかもある。魔法というのは幅広く、そして便利だ。だから魔法を最適に運用するための演算宝珠が欠かせない。

 

 やあ、革新的な魔法を次々と開発するターニャちゃんに感化されている、サラ・エレオノール・ブリッグス少尉候補生だ。ターニャちゃんは尋問訓練用や教導時の体罰代わりに、神経に激烈な苦痛を誤認させる魔法を作ったんだって。俺にも教えてもらえたので、神経操作のところを弄って、快感を操作する魔法と、射精時の筋肉運動を阻害する魔法を作ってみた。これがあれば俺は苦労することなく最高に気持ち良くなれるし、射精管理はドMなお客に喜ばれるだろう。と思っていたら、自分自身に使おうとしたら気持ち良すぎて集中力が途切れ、魔法がキャンセルされてしまう事が判明した。最高の快楽というのはそう簡単に手に入るものではないと知ったサラ・エレオノール・ブリッグスであります。

 

 今日は初の二号生指導だ。俺はターニャちゃん、いやデグレチャフ指導先任の補佐となり、後輩達に軍隊の厳しさと命令への絶対服従、軍規を守ることの大切さを教えなければならない。

 というわけで、デグレチャフ指導先任が台の上に立ち、力強い声で挨拶をする。だが、案の定というべきか、台の上に立っているのが私とデグレチャフ指導先任、つまり2人の9歳の美少女という事で、何かの冗談だと勘違いしている二号生も多いようだ。へらへら笑っている奴もいるし。これは教育せねばならんな。

 

「そのニヤケ面を矯正してやろう、二号生」

「ぎゃあっ!!? ぎぃぃっ!!」

「どうだ痛いか? 神経に直接干渉する魔法だ。もう笑えんだろう? ん?」

 

「どうしたァッ!! 立てェッ!!」

「うご・・・! ゴホ・・・・・・」

「誰が休んで良いと言った!! 早く立て腰抜け!!」

 

 というわけで、入学式の翌日なのですが、さっそく教育的指導入りまーす。ターニャちゃんは傷を残さないように、神経操作の干渉式だけでやっている。俺は古き良き体罰式。銃身で腹を叩く際、一瞬だけ魔法で身体能力を強化して、成人男性以上のエネルギーを発揮している。すると、二号生の身体がくの字に折れて、膝をついてうずくまる。

 魔導師を見た目で判断してはいけないのだ。俺ですら魔法で身体強化すれば、素手で人間の身体をバラバラに引き千切ることが出来るのだから。

 

 しかし、こういうのはあんまりやりたくないなあ。この中の何人が脱落するかは分からんが、残った者は将来の下士官だったり、あるいは先に昇進されて上官になるかもしれないのだ。つまみ食いしようとしたら萎縮されたり、後で昇進を妨害されたりするかもしれない。

 ・・・いや、まてよ? こんなに厳しい美少女上官が、慰安と称してエッチな事をしてくれたら、嬉しいんじゃないか? 訓練ではメチャクチャ厳しいロリ上官が、ベッドの上で激しく乱れるとか、ギャップで興奮するんじゃないか? 先に昇進された場合も、上官命令で仕返しレイプされちゃったりするんじゃなかろうか?!

 

 よし、この調子で扱きまくろう。もっとボコボコに殴りつけて、罵倒しまくってやろう。

 

「もっと殴られたいのか、小僧(パンク)! どうやらキサマはマゾヒストのようだな。いいぞ、歩兵はマゾヒストでなければならん。だがここは士官学校だ! 貴様のような使えんマゾ野郎を置いておく場所は無い!! とっとと帰れ能無しが!!」

 

「指導先任の前でへらへら笑みを浮かべるとは度胸がある。気に入った。お前は特別念入りに扱いてやる!! 二度と泣いたり笑ったり出来ない身体にしてやる!! 命令に従って敵を殺す事しか出来ない冷酷な殺人マシンに作り変えてやる!! 分かったか!!」

 

「5秒以内に立て!! 腰抜けの玉無しが!! 立たんと命令不服従だぞ! 戦場ならば軍法会議の必要もない、その場で銃殺だ! 分かったら立てぃ!! そうだ、やっと命令に従えたな! 次にそのマヌケな薄ら笑いを浮かべてみろ! 胃液が出なくなるまで扱くからな!! 返事ィ!!」

 

 デグレチャフ先任の教育的指導が苛烈なので、こちらもついつい力が入ってしまう。前世で観た戦争映画の訓練シーンなどを思い出して、強い言葉を選んで、とにかく心を折る罵倒を叫ぶ。もっとも、こんな9歳の幼女にゲロ吐くまで腹を殴られたら、それだけで心が折れるとも思うが。

 いやしかし楽しみだ。下士官相手にベッドの上で立場逆転プレイ、さぞ激しく犯されることだろう。将来が楽しみだな。

 

 

—————

 

 

 殺人というのは、思いのほか苦しいものではない。それを初めて知ったのは、銃殺隊の任務だ。いざ戦場に出て、敵を撃ち殺すのが怖くて引き金を引けませんでは、使いものにならない。なので、この帝国軍では士官候補生にも銃殺隊の仕事を経験させる。留置所から送られてきた重犯罪者や思想犯などを、新兵未満の若造どもに撃ち殺させ、殺人への抵抗感を軽減させる目論見だ。

 

 やあ、人を撃ち殺すのは存外楽しいと知ってしまったサラ・エレオノール・ブリッグス少尉候補生だ。前世ではヒモ同然の生活を長くやっていたので、女が仕事から帰ってくるまで暇でしょうがなく、女の家でゲームしてるか漫画読んでるか、漫画喫茶やゲーセンで暇潰しをしていた。そういったFPSゲームなどで擬似体験があったからか、人間を撃ち殺すというのはなかなか楽しめた。これなら前線でもやっていけるかもしれないサラ・エレオノール・ブリッグスであります。

 

 本日は二号生の銃殺隊の監督をやっている。中には引き金を引けなかったり、撃った直後でゲロを撒き散らしたりする奴もいるので、初めての銃殺隊は緊張感がある。なので、二号生を2つの班に分け、俺とデグレチャフ指導先任でそれぞれ受け持ち、隅から隅までしっかりと監督する事になった。

 

「よろこべ諸君! 今日は待ちにまった銃殺隊の任務だ! 私も撃ちたいところだが、的の数には限りがある。なので仕方なく、諸君ら後輩に譲ってやるとしよう」

 

 二号生たちは浮かない顔だ。どうしたんだろう。楽しみじゃないのかな。

 

「どうした、体調でも悪いのか? 体調管理も出来ない能無しはさっさと自主退校してもらわんと、私達が困るのだが?」

「いえ、なんでもありません!」

 

 なんだ緊張してるだけか。

 

「そうか。なら結構。では、全隊整列!!」

「はっ!」

「撃ち方用意!!———撃てっ!!」

 

 俺の担当班の二号生は誰一人として狼狽える事もなく、ゲロを撒き散らすこともなかった。立派に銃殺を遂行してくれた事に、満足感を感じる。これで教官殿の覚えもめでたくなるし、点数も加算されるだろう。

 と、二号生たちの顔を眺めていると。1人、顔を青くしている者が居た。嘔吐するほどではないが、飯が喉を通らないという感じか。これはいかんな。彼は二号生の中では最年少の21歳だが、なかなかに成績優秀で真面目な生徒だ。こんな事で脱落させるには惜しい。

 デグレチャフ指導先任は二号生に一切期待していないようだが、俺は違う。将来の優秀な下士官を育てておかないと、苦労するのは結局自分になるからだ。なので、ここはひとつ、彼を助けてやるとしよう。

 

 解散命令の直後、問題の二号生を呼び止める。

 

 

—————

 

 

「アルベルト二号生。お前は残れ」

 

 名前を呼ばれ、瞬間、背筋に悪寒が走る。兵舎へと戻っていく同期達が振り返り、「お気の毒さま」と言わんばかりの憐れみの視線をくれる。

 

「はっ!ブリッグス指導先任殿!」

 

 素早く振り返り、敬礼と共に返答する。

 返事が遅れたりしたら、また鉄拳制裁だ。もうあの拳は食らいたくない。

 

「着いてこい」

「はっ!」

 

 相変わらず、最初は具体的な指示が無い。デグレチャフ指導先任もブリッグス指導先任も、命令は端的で詳細を語らない。訓練兵に考える必要など無いと言わんばかりだ。命令には疑問を抱かず、絶対服従。それが軍隊というものなのだと、この数ヶ月で学ばされた。

 そして、それは正しいのだろう。御二方の教育指導は苛烈だが、それを守っていれば自分がどんどん成長していくのが分かる。最初こそ子供の強がりじゃないのかと思っていたが、今は違う。御二方の指導は適切で、そして親身だ。我々未熟な新兵未満のひよっ子のために、いつも徹底的に叩き込んでくださる。とても9歳の幼女とは思えない。

 

 だが、今回はどうだろうか。きっと、班の中で私だけが、顔を青くしてしまっていたからだろう。また罵られるのだろうか。この未熟者めと、玉無しお嬢さんがと、腰抜け野郎と、(かつ)を入れられてしまうのだろうか。

 

 ブリッグス指導先任の後を着いて兵舎内へ到着すると、そこは備品保管室だった。たしか、ブリッグス指導先任が管理を任されている場所だ。なんだ、備品整理の手伝いをさせられるだけか。

 

———この時はそんなことを考えていた。

 

「アルベルト二号生、お前は同性愛者(ホモ)か?」

「・・・・・・は? はっ! いえ、違います!」

 

 どうして入り口の扉を閉めるのか、どうして扉につっかえ棒をするのか、突然の事態に驚いていると、ブリッグス指導先任は何やら訳の分からないことを言い出した。

 

「アルベルト二号生、お前は玉無しか?」

「はっ! いえ、違います!」

 

 どうやらいつもの罵倒とは違うようだ。それが怖い。この質問に何の意味があるのだろうか。いったい何をされるというのだろうか。「ならいい」と言われても、まったく安心できない。

 困惑が顔に出てしまったのだろう。ブリッグス指導先任は明るく笑って、楽にするよう言って下さった。しかし、何をされるのか分からなくて、恐怖で手が下ろせない。

 

 そうしていると、ブリッグス指導先任はゆっくりと語り出した。

 

「アルベルト二号生、私はお前に目を掛けている。お前は若いが、二号生の中でもかなり優秀な部類に入るからな」

「はっ! 過分なお言葉、光栄であります!」

「そこでだ。お前が更に努力できるよう、追加で根性を注入してやろうと思う」

 

 嗚呼・・・、やっぱりだ・・・。また、こってり絞られるのか・・・。頼むから暴力だけはやめてください、ブリッグス先任。貴女の拳で殴られると、飯が食えなくなるのです。

 私が眼に涙が溢れそうになるのを堪えていると。突然、ブリッグス先任が上着を脱ぎ始めた。突拍子のない行動に驚いていると、ブリッグス先任は肌着まで脱ぎ始める。そして露わになった雪のように白い肌には、レモン色のランジェリーがエロティックに輝いていた。

 

「お前も脱げ、アルベルト二号生」

「は、はっ! ・・・・・・いえしかし! これはどういう・・・!?」

「命令だ。服を脱ぎたまえ。・・・・・・安心しろ、床は綺麗だ。埃ひとつ無い」

 

 何がなんだか分からず頭の中が真っ白になったが、とりあえず服を脱ぐための手は動いた。上官の命令には従うものだと、身体が覚えているらしい。そして、命令通りに脱ぎながら、ブリッグス先任の脱衣を見てしまう。いや、目が離せない。

 美しいブロンド、傷一つない白い肌。そして淡いレモン色が歳相応の可憐さを演出するが、ランジェリーであるために却ってエロティックな下着。しかもただの下着じゃない、ブラジャーはカップの中心がくり抜かれたように空いており、ピンクの乳首が丸出し。下もだ。ショーツにもくり抜かれたように穴が空いており、パン生地を重ねたような白いワレメが惜しげも無く晒されている。

 目を釘付けにされたまま、ズボンに手を掛けて、抵抗に気付く。いやいや、ブリッグス先任は確かに綺麗だ、美少女といっても差し支えない。街行く100人中90人以上が彼女を美少女だと言うだろう。しかし、しかしだ。私は少女性癖(ロリコン)ではないのだ。いくらブリッグス先任の肌が綺麗だからって、いくらエロい下着を身に着けているからといって、こんな幼女に欲情するような男ではない。私は、断じて、ロリコンではない!

 

 なのに、ズボンを下げようとすると、引っ掛かるのだ。大きく膨張した愚息が存在を誇示し、熱を持っているのだ。

 私はどうしてしまったのだろう。

 

「フフ、どうしたアルベルト二号生。面白い体勢で固まったりして」

「はっ・・・、いえ、その・・・」

 

 しどろもどろで固まっていると、ブリッグス先任が私に近付き、そしてブリーフの上から愚息を撫でた。

 

「せっ、先任っ・・・! ブリッグス指導先任・・・!?」

「なんだ、意外と肝が座っているじゃないか♡ やはりお前は優秀だ」

 

 あれよあれよと言う間に、ブリッグス先任の小さな手がブリーフの中まで入ってきて、モノを直接触られてしまう。兵舎暮らしのせいで発散出来ていなかった私の愚息は、もはや誰でもいいと言わんばかりに快楽を貪り、勝手に硬くなっていく。

 こんな事はいけない。相手は上官、しかも9歳の幼女。早く振り払って逃げなければ。理性ではそう思っているのに、手が動かない。ズボンを握り締めたままの手はただ汗ばむばかり。そして、股間のモノは黙って受け入れるばかり。

 

「さて、もういいだろう。さっさと服を脱げ。そして座れ」

「は・・・はい・・・」

 

 どういうわけか、抵抗できなかった。上官命令だからではない。いくら上官命令でもこればかりは聞けない、そう考えているのに、やめられない。言われるがまま、ズボンと下着を脱ぎ、床に腰を落とす。

 

 閉め切った保管室の冷たい空気が、愚息の主張を否が応でも知らしめる。

 熱い股間。働かない頭。指導先任の体から目が離せない。

 

 気がつくと、唇を奪われていた。こんなに柔らかい物がこの世にあったのか。次いで愚息(ペニス)に手が触れて、優しく撫でられる快感に力が抜けていき、舌が入ってきた。

 

「んっ・・・♡ ちゅ・・・♡ ・・・んフ♡」

 

 あの苛烈な美少女、ブリッグス指導先任が、私の腰の上で乱れている。舌を絡ませ喘ぎ、ペニスにワレメを擦り付けて腰を躍らせている。私は夢を見ているのだろうか。

 思考が停止し、時間が止まる。ただ柔らかな快楽と、煮えるような射精欲求だけがあった。

 やがて、舌が離れる。離れていく舌と舌の間で糸が伸びて、光っていた。

 

「さあ、これからお前に根性を注入してやる♡ 気合いを入れろよ♡」

 

 ブリッグス指導先任がゆっくりと腰を下ろす。ペニスの先にワレメが乗り、ゆっくりと沈んでいく。無理だ、入るわけがない。だからお願いです、やめてください先任。思っていても、声が出なかった。ただ、見ているしか出来なかった。

 きっと、心のどこかで期待していたのだろう。彼女と一つになって、快楽を貪りたいと。

 

「うぅっ! くっ・・・!」

「ほぉら、入ったぞ♡ どうだ、上官の(ナカ)は?」

「と、とてもキツい、です・・・! これではとてももちません・・・!」

「それはいかん。気合いを入れて堪えろ。根性見せろよ♡」

 

 熱い。狭い。柔らかい。ペニスから伝わる強烈な刺激に、射精欲求が高まっていく。自分の意思とは無関係に、身体が熱くなっていく。まるでペニスだけが別の生き物になったかのようだ。まるで制御できない。激しく腰を振るブリッグス先任に翻弄されて、歯をくいしばることもできない。

 そして、私は暴発した。

 

「あんっ♡ ・・・・・・こいつめ、勝手に出したな? なんて辛抱の無いやつだ♡」

「ううっ・・・。すみません、ブリッグス指導先任・・・・・・」

「やはり根性を入れ直す必要があるようだな・・・———覚悟しろよ♡」

 

 そこからはよく覚えていない。ただ、何度目かの射精を搾られて、ようやくブリッグス先任がペニスを解放してくれた時、ブリッグス先任のワレメから信じられない量の白濁が溢れたこと。そして白濁で汚れた私のペニスを舐める、ブリッグス先任の顔が、あまりにも淫靡だった事だけは、はっきりと覚えている。

 




 サラちゃんはデグレチャフ閣下と違って信心深いので、神の恩寵補正により魔法適性と魔力操作と身体能力がとても高いです。十戒は守ってませんがね。
 自分さえ良ければ他人の人生なんてどうでもいいという点と、プロ意識の高さは共通しているので、教官の印象も似ています。なんでこんなヤベー幼女が2人も揃ったんだ・・・と。

 エッチなシーンが減ってきていますが、今後もよろしくお願いします。


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6話.本当のセックス。

 

 昔から、学校というのは暗い噂が絶えないものだ。ましてや国軍の軍学校ともなれば、腐敗の足が伸びている可能性すらある。そして、それはこの帝国魔導士官学校においても同じ。

 魔導師の素質というのは個人の才能に依存する。そのため、魔導師の候補生は絶対数が少なく、男女年齢問わずの幅広い受け入れでなければ、部隊を確保できないのだ。そうなると魔導士官学校の男女比率は、陸軍や空軍ほど極端ではなくなる。そこに目を付けた者がいた。

 若く見た目麗しい女性の魔導士官候補生を見つけたら、身体を差し出す事を条件に優遇してやる。若い身体でたっぷりと楽しんだら、卒業後の配属先は自分と組んで不正を行う腐敗官僚。若い娘を送る事で礼金として裏金も入ってくる。これを繰り返している者が存在するのだ。

 

 やあ、体力と精力に満ち満ちた若い雄はいいぞ、サラ・エレオノール・ブリッグス少尉候補生だ。実は今、少しばかり悩みを抱えている。この魔導士官学校に入学して早々に目をつけていた責任者の校長先生。脂ぎった禿げ頭にでっぷり肥えた腹というステレオタイプな腐敗官僚を思わせる、ブルクハルト・フォン・ニコラウス・オイゲン中佐のことだ。このオイゲン中佐、明らかに女性の士官候補生を嫌らしい目で見ているし、時々過剰なボディタッチもしている。間違いなくスケベ親父だ。それも立場を利用して、逆らえない若者に手を出す悪いスケベ親父だ。許せん。神に愛された美少女であるこの俺に手を出さない事が許せない、サラ・エレオノール・ブリッグスであります。

 

 アルベルト二号生からたっぷり3発も搾り取った翌日。俺は頭を悩ませていた。

 あのブルクハルト・フォン・ニコラウス・オイゲン中佐、隠す気もないスケベ親父の校長中佐殿が、どういうわけか俺にはスキンシップ程度のボディタッチのみ。堅物な同期生も真面目坊やなアルベルト君も篭絡したこの美少女ボディの魅力が、どうしてあのスケベ親父には通用しないのか。

 アピールはちゃんとやっているのだ。オイゲン中佐が基礎訓練を観察しに来た時、頃合いを見計らって上着をはだけ、「汗を拭いているだけですよ」と言わんばかりに平然を装い、白い肌を見せつけてやった。休息日にはズボンではなく、支給されたスカートで兵舎内を歩いてオイゲン中佐を探し、偶然を装って挨拶もした。なのに、あのスケベ親父はスキンシップ止まりなのである。

 

 許せん・・・! 故郷の町では若人も中年も、大勢の大人をロリコンに改宗させたほどの、この俺だぞ! どうして手を出さない! どうして声を掛けて来ないのだ!

 と、そこまで考えて合点がいった。そういえば俺はまだ9歳だった。傍目には大人のペニスを受け入れる事なぞ出来ないロリロリなミニマムボディなのだ。そんな幼女を抱こうと思ったら、拡張に開発にと時間がかかる。俺は既に両方済ませているが、オイゲン中佐はそれを知らないのだ。俺から誘った同期生やアルベルト君は、最初は半信半疑ながらも、実際に可能だと分かって納得したにすぎないのだ。

 

 問題の原因が判ればあとは行動あるのみ。オイゲン中佐のスケジュールを確認し、次の休息日に学校へ残ったままだと判明すると、もう心配はいらない。「次の休息日に個人的な嘆願があるので、お部屋へ伺ってもよろしいですか」とお願いし、許可を得る。完璧だ。

 

 作戦決行の休息日当日。前日にはしっかりと体力を温存しておいた。早朝にシャワーを浴び、改良した第1号の白いランジェリーを着込み、朝食は控えめに摂った。そして、満を持して校長室の扉を叩いた。

 

「入りたまえ」

「失礼いたします」

 

 オイゲン中佐はいつもと変わりない。禿げ頭はテカっているし、腹も出ている。どこか無気力を思わせる表情にもお変わりない。今日も元気良く紫煙を(くゆ)らせている。体調が悪いようではなさそうで、安心した。

 

「サラ・ブリッグス少尉候補生、何やら個人的な相談があると言っていたね」

「はい! 経験豊富で信頼のあるオイゲン中佐殿に、是非ともお願いしたい事が御座います」

「経験豊富、ね・・・・・・。確かに(ワシ)はかつて、国境警備隊を3年勤めた。しかし実戦で成果を挙げたわけではない。君が言いたいのは、後方での仕事についてかね?」

「はっ。いえ、おそらくは国境警備隊での話になるかと」

 

 オイゲン中佐は怪訝(けげん)な顔をする。そりゃそうだろう。特に何を記す事もない経歴についての話なんて、意味不明すぎる。が、これは前置きにすぎないので、どうでもいいのだ。

 

「話が見えんな・・・。ブリッグス候補生、率直に述べたまえ」

「はっ! ではお許しを頂きまして、嘆願を申し上げます。尊敬するブルクハルト・フォン・ニコラウス・オイゲン中佐殿! その経験と手腕を以って、小官に“慰安婦としての教育”を施していただきたく存じます!!」

 

 オイゲン中佐殿は相当驚いたようだ。目を見開いて、葉巻を指から落としてしまっていた。敬礼の姿勢を崩さないまま見つめ合って、何十秒そうしていただろうか。オイゲン中佐はやがて、思い出したように落とした葉巻を拾い上げると、軽く払ってから火を点けなおした。

 

「・・・・・・本気で言っているのかね?」

「はっ! 小官は本気であります! 既にこの身は純潔でなく、殿方を受け入れる事に躊躇はありません。女軍人として、覚悟は出来ております。オイゲン中佐殿、どうかお願いいたします!」

 

 処女ではないと知ったとたん、オイゲン中佐の顔から強張りが消えた。そして葉巻の火を消すと、机に両肘をつき、こう言った。

 

「分かった。覚悟が出来ているならば良い。(ワシ)が直々に教育を施してやる。研修は辛いものとなるが、君ならやり遂げるだろう」

 

 

—————

 

 

 やあ、ガチハメレッスン開始30分の前戯だけで既に頭が(トロ)けているサラ・エレオノール・ブリッグス慰安婦候補生だ。ブルクハルト・フォン・ニコラウス・オイゲン中佐殿は流石だった。これまで何人の女を抱いてきたのかはわからんが、この幼女の身体にもバッチリ対応して、(メス)の快楽を刻み付けてくる。前戯だけで何回も甘イキさせられて、さっきから呼吸が続かない。脂ぎったオッサンの手練に翻弄されつつあるサラ・エレオノール・ブリッグスであります。

 

「まだ準備運動の段階だぞ。最初の威勢の良さはどこへいった、ブリッグス候補生」

「そっ、そんなっ♡ まだやれます♡ 続けさせてくださいっ♡」

 

 ベッドで仰向けになって、クンニから始まり、クリトリスを虐め抜かれて甘イキ3回。キスをしながら指でほぐされて潮吹き。最後は乳首を舐めしゃぶられ、指で摘み上げられ、グチュグチュと派手に音を立ててのGスポ刺激でガチイキ。前戯だけで頭の中が真っピンクだ。それでもちゃんと返事を出来たところは褒めてほしい。

 

「よし、では次だ。君は使ってもらう側だという事を、常に意識しなくてはならん。ならば何が大事か、分かるかね?」

「はいっ♡ オマンコを使って頂くために、おチンポが元気になるよう御奉仕する事です♡」

「そうだ。分かっているじゃないか。ではさっそくやってみたまえ」

「はいっ♡ オイゲン中佐殿のおチンポに、御奉仕させていただきますっ♡」

 

 こっちはもうすっかり出来上がっているので、俺としては早くガチハメに移行したいのだが、そうもいかない。これは教導、授業なのだ。俺は教えてもらう立場で、オイゲン中佐は教師なのだ。だったら自分勝手に快楽を優先してはいけない。

 では、なるべく早くマンコの疼きを満たしてもらうためにも、御奉仕しなくては。

 ベッドに座ったオイゲン中佐に近付き、膝立ちで寄りかかり、オッサンの中年乳首を舐めしゃぶりながら手コキを開始する。早く大きくなあれ、もっと硬くなあれ、そう念じながら丹念に手と舌を動かす。

 

「ちゅっ♡ ちゅっ♡ んはぁ・・・♡ いかがですか中佐殿♡ 小官は上手に出来ていますか?」

「なかなかどうして悪くない。だがもっと研鑽を積まねば、一流にはなれんぞ」

「はいっ♡ 御指導感謝いたします♡ これからもよろしくお願いいたします♡」

 

 手の中でペニスが一回り大きくなったのを確認して、次のステップに移行する。もっといやらしく、媚びるように奉仕しなければ、オイゲン中佐はその気になってくれないらしい。なのでオイゲン中佐の腰に跨り、硬く反り返ったペニスに股を合わせて素股を始める。それと同時に、先ほどまで舐めていた乳首を指で撫でまわし、今度はもう一方の乳首を舐めしゃぶる。はしたなく腰を上下させて、男の乳首に夢中になる姿、これなら気に入ってもらえるだろう。

 

「んぅ、ちゅ・・・♡ こういうのは、いかがでしょうか♡」

「教えられる前に行動できるところは、流石優秀成績生と言っておこう」

「お褒めの言葉、ありがとうございます♡」

 

 前戯やめの指示が下るまで、動きを止める事はできない。先ほどから素股のせいでクリトリスがキュンキュンいってるが、それでもだ。お尻をやらしく撫でられても、命令があるまでは現状待機。勝手に挿入なんてしたら叱られてしまう。

 が、しかし。やはり前戯で何度もイかされたのが効いている、流石に我慢の限界だ。ニコニコ笑顔で奉仕を続けるのも辛くなってきた。バカみたいな量の愛液が垂れ流しになってるし、そのせいで滑りが良くなって、素股だけでもクリトリスがイキそうだ。ついつい乳首を吸う唇に力が入ってしまい、腰が止まりそうになる。

 

「んんっ・・・! はぁっ・・・! んっ♡ はぁん・・・♡」

「どうしたブリッグス候補生、辛そうだな?」

「・・・・・・はい、お恥ずかしい限りです。中佐殿の(たくま)しいおチンポを期待して、我慢が出来そうにありません・・・♡」

「ふむ・・・、リップサービスも出来るか。君は本当に優秀だな」

 

 今回ばかりはリップサービスじゃなくて本音なんだが、いいように受け取ってもらえたようでなによりだ。しかしいい加減辛い。御奉仕前戯で勝手にイったりしたら、どんなお仕置きをされるかわかったもんじゃない。

 

「ではそろそろいいだろう。次は本番だ。自分で脚を持って、挿れやすいようにしなさい」

「はいっ♡ これでよろしいでしょうか♡」

 

 ようやくの本番に興奮してしまい、奥ゆかしさも恥じらいもかなぐり捨てて、急いで仰向けに倒れて股を開く。流石にがっつき過ぎている自覚はあるが、もう我慢の限界なのだ。許してほしい。

 

「これからが慰安婦研修の本番だ。女として使われること、それを幸せと思って受け入れなければ勤まらん。それを胸に刻みたまえよ」

「はいっ♡ 了解しました♡」

「良い返事だ。ではいくぞ。くれぐれも、許可も無く勝手に絶頂しないように。いいな?」

 

 オイゲン中佐のデカくて硬い中年チンポがゆっくりと近付いてくる。今か今かと待ちわびて、心臓がバクンバクンと高鳴る。亀頭でワレメを撫でられ、焦らすようにクリトリスを擦られ、ついに挿入。膣を押し広げて入ってくる強烈な異物感に、腹の底が熱くなる。

 

「いいっ・・・くぅぅんんっっ♡♡♡」

 

 一度の挿入で奥の奥まで貫かれ、膣壁を亀頭でノックされた瞬間、堪える間もなく甘イキ。もちろんそれで腰を止めるオイゲン中佐ではない。こちらがイっているのを知っていながら、サディスティックなピストンを続けられてしまう。これはまずい、オイゲン中佐に慈悲の心は無いようだ。このままでは快楽で堕とされてしまうかもしれない。

 

「いっ、いいっ♡ あああっ!! す、すごいぃっ♡」

「まったく呆れたものだな。勝手にイクなと言ったばかりだろう。そんな簡単に絶頂していて、慰安婦が勤まると思うのかね?」

「も、もうしっ、申しわけ・・・ありませんっ♡ んんっ、ひぃっ♡ わっ、わたしっ、頑張りますっ♡ アンっ♡ が、がんばりますからっ♡」

 

 とは言ってみたものの、これはもう無理だ。さっきからイキっぱなしだし、すっごくねちっこいピストンのせいで膣の感度が落ち着かないで、どんどん気持ち良くなっていく。これは凄い。今まで十数人に抱かれてきたが、こんな女を堕とすためのセックスをした奴はいなかった。頑張るとか言っても無理だよこれ。だってイキっぱなしだもん。

 

「ならば行動で示したまえ、ブリッグス候補生。許可も無く絶頂するなぞ、命令不服従に上官反抗だよ。分かっているのかね!」

「あっあっあっ♡ もう、もうし・・・わけ・・・、ああーーっ!! ダメぇっ♡ んんっ! あんっ! ご、ごめんなさいっ♡ ごめんなさいっ♡♡ ごめんなさいぃぃ♡♡♡」

 

 最後に残った理性で精一杯の謝罪を叫びながら、俺は絶頂させられた。

 とてつもない絶頂だった。頭の中がチカチカして、全身の皮膚がクリトリスみたいに敏感になって、身体の中心を電流が走り抜けたようだった。これが本物の、女の絶頂。感動と快楽で目の前が真っ暗。クリトリスでの絶頂のように波が引いていかない、高波だけの絶頂。計測器(メモリ)を振り切った状態が続いて、幸福感で全身がいっぱいになる。

 

「ンー・・・♡ フー・・・♡ んんっ・・・♡」

 

 やっとの思いで絶頂から帰ってくると、ものすごくスローペースなピストンが続いていた。なかなか絶頂から帰ってこれなかったのは、これが原因か。やめてくださいよ、気持ち良すぎて死ぬかと思ったじゃないですか。

 やはり、オイゲン中佐は本気で俺を堕とすつもりのようだ。だってもうマンコが次のピストンを求めてキュンキュンいってるし。肉体的本能を無理やり刺激されたせいで、オイゲン中佐の顔ですら悪くないと感じ始めてる自分がいるし。これはまずいですよ。

 

 ようやく息が整ってくると、オイゲン中佐はゆっくりとペニスを引き抜いた。最大勃起を保ったままで、愛液に濡れてぬらぬらと輝く黒光り。その逞しさに目が離せない。

 

「随分と派手にイったな、ブリッグス候補生?」

「も、申し訳ありませんっ・・・♡ 中佐殿のお、おチンポが、あまりに良すぎて♡ ・・・その、我慢できませんでしたぁ♡」

「儂は確かに言ったぞ、勝手に絶頂するなと。度重なる命令不服従と、上官に対する反抗。研修中でなければ懲罰ものだ。反省したまえよ」

「はい・・・♡ 不甲斐ない限りです♡ だらしのない女で申し訳ありません・・・♡」

 

 ペニスで屈伏させられた状態で謝罪の言葉を引き出されると、心の中で色んなものが壊れていく気がする。ずっとこのままでいいとか、諦観(ていかん)の気持ちが湧き上がってくる。流石、流石だオイゲン中佐。しかし俺は負けないぞ、そう簡単に堕とされてたまるか。貴方から後方勤務へのチケットを勝ち取るまで、堪えてみせますよ。

 

「では再開しようか。尻をこっちへ向けて、四つん這いになりたまえ」

 

 ・・・はあ? ま、まだ続けるんですかぁ!?

 

 



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7話.本格的雌化調教。


 メス堕ち回ですので、ちょっと長いですよ。




 本気になった軍人の体力を舐めておりました、サラ・エレオノール・ブリッグス少尉候補生だ。相手はこれまで何人抱いてきたか知れないヤリチン軍人、ブルクハルト・フォン・ニコラウス・オイゲン中佐殿。覚悟はしていたのだが、甘かった。このところ早漏気味の同期生や二号生しか相手にしていなかったせいで、感覚が狂っていたのかもしれない。校長室へ嘆願に向かった初日から、ガッツリと犯されてしまった。よく覚えていないが、少なくとも本番だけで4回はイかされたハズだ。そして「初日だから手加減してやった」なんて言われたので、驚いている。本気の大人チンポに屈伏しそうなサラ・エレオノール・ブリッグスであります。

 

 今日はオイゲン中佐殿の性教育2日目。前回から3日空けて、精力を取り戻してである。

 まず間違いなく、今日のガチハメレッスンは本格的な調教となるだろう。これまでの人生で一番ハードなセックスになるはずだ。なので、覚悟を決めて準備した。前々日から食事は多めに摂り、売春は断り、前日には自習の時間を減らして休息に努めた。体力は万全、気力は充実、ランジェリーは人気のレモン色。完璧だ。

 

「入りたまえ」

「はっ。失礼いたします!」

 

 校長室への入室を許可され、淀みのないスムーズな動作で入室。ビシッと敬礼し、中佐殿の顔を見る。オイゲン中佐は早速いやらしい笑みを浮かべていらっしゃった。今日も禿げ頭がテカっていて、元気そうでなにより。

 ですが中佐、今日の俺は覚悟を決めてきましたよ。そう簡単に堕とせるとは思わないでいただきたい。逆に早漏させるくらいの気概がありますからね。

 

「体調はどうかね、サラ・ブリッグス候補生」

「はっ! 小官は万全であります!」

「よろしい。ならば今日の研修を始めるとするか」

「はっ! 本日もよろしくお願いいたします、中佐殿!」

 

 早速だが、校長室と隣接して設置された、校長専用の休憩室へ案内される。この部屋でいったい何人の女性士官候補生が鳴かされてきたのか、想像もつかない。俺もその1人になってしまったわけだが。

 ではさっそく、と軍服を脱ごうとすると、真面目な顔のオイゲン中佐に止められた。

 

「いいかね? 慰安婦たるもの、求められた時に、求められた場所で、求められただけ男を相手にせねばならない。時には急務となる事もある。故に、今日はそこから始めよう」

 

 なるほど、いつでもどこでもチンポを慰安せねばならんという事だな。こっちが軍を勘違いしたお馬鹿なマセガキだと思って、言いたい放題だなオッサン。前回から言ってることが滅茶苦茶だぞ。

 つまりは、今日は軍服を着たままで始めるという事か。ならば仕方ない。せいぜい軍服を汚さないように、気をつけるとしよう。

 

「はっ。了解しました」

「ではこの場合、最初に何をすればいいか、分かるかね?」

「はっ。未熟な小官には判断いたしかねます。御教授頂ければ幸いです」

 

 すると指示されたのは、上目遣いで男に媚びを売りながら、ズボンの上から愛撫して勃起を促すという事だった。なるほどそれは自然なことだ。勃ってなきゃナニもできん。

 これまでの客はそのほとんどが、バッキバキの状態で金を差し出してくるか、幼女の身体を触りたいばっかりにペッティング中に完全勃起していた。こういうケースは稀だ。しかし、後方に行ったら中佐のようにくたびれた中年上官も多くなる、そういった場合にこの指導は役に立つだろう。うむ、勉強になる。

 

「では、失礼いたします♡」

 

 オイゲン中佐の正面から、ズボンの上から股間を撫でる。媚びた上目遣いを忘れずに、期待を込めた手つきで撫でる。あまり反応が無いのでアプローチを変えて、頬擦りへと切り替え、その隙に上着のボタンを外していく。

 

「ふむ・・・、ここは及第点だな。歳の割には目の使い方、手の使い方が悪くないが、それでもまだまだ。もっと男をその気にさせる(すべ)を磨きたまえ」

「はっ! 誠心誠意、努力する所存であります!」

 

 俺のメスガキ力はまだまだ未完成と。随分厳しい評価だ。いや、実際そうかもしれん。故郷の町や士官学校の兵舎が特別な環境だっただけだ。ボン・キュッ・ボンなナイスバディな大人の女と並べられたら、9歳の幼女である俺は無力だ。幸いなことに、町にも兵舎にもそれに準ずるイイ女という対抗馬がいなかったから、俺が持て(はや)されただけに過ぎない。

 くっ・・・、俺はぬるま湯の中でぬくぬくと甘やかされた、思い上がりに過ぎなかったのか。神の御導きで、疑いもせずに安楽な道を歩んでいただけの、世間知らずだったというのか。

 いいだろう、ならばやってやる。大人の男を(たぶら)かす魔性のメスガキとして、誰もが俺という美少女の身体を求めるように、女を磨いてやろうじゃないか!

 主よ、我に力を! その叡智の光で以って、我が成長の道を照らしたまえ!

 

 

—————

 

 

 儂が初めてその少女を見たのは、入学試験通過者の書類だった。

 優秀な教官が「今年は荒れますよ」と言っていた。写真を見て、書類を見て、その言葉に納得した。「ターニャ・デグレチャフ」と「サラ・エレオノール・ブリッグス」、戦時特例で年齢制限が取っ払われているとはいえ、今年に限って8歳の幼女が2人も入学するとは。しかも魔導師の適性は両者ともにA以上。今年の教官は頭を悩まされるだろうと、他人事のように考えていた。

 

「オイゲン中佐! これ以上、私にどうしろと言うんですか!」

 

 ある時、1人の教官が泣きついてきた。今期の問題児、デグレチャフ少尉候補生とブリッグス少尉候補生についてだ。幼女たちは優秀過ぎたのだ。座学はトップクラス、野外演習でも成人達と同じか、それ以上の結果を出す。兵学の授業では専門家顔負けの戦術運用を説き、魔導師の専門技術については他よりも早く体得する。「お手上げです」と、教官達が口を揃えた。

 確かに彼女たちは優秀だ。すぐにでも立派な魔導師になり、前線で昇進を続けるだろう。そう、“前線”でな。

 

 儂の仕事は単なる魔導士官学校の校長だけではない。本部で重要なポストを持つ准将殿や大佐殿に、“贈り物”を包まねばならん人材派遣も兼ねている。フォン・リヒテン・ヴァルター前校長を無茶な理屈で左遷させてまで、准将閣下が儂にこの仕事を任せてくださったのだ。即ち、若い女性士官候補生を「便利な性奴隷」になるよう調教し、書類を改竄して卒業判定を出し、本部の某派閥へ送り出すという仕事をな。

 ヴァルター前校長の後釜に座ってから5年、既に何人もの若い娘を調教してきた。ペニスを見れば目の色を変え、尻を撫でられれば跪き、どんな男が相手でも喜んで奉仕する都合のいい性奴隷に、従順な雌犬へと変えてきた。

 そんな儂でも、あの幼女たちは手に余った。なにせ成績優秀、実技も座学も完璧となれば、落ち度や点数につけ込んでの交渉は出来ん。それに、8歳の幼女を調教するというのは、儂にとっても初めてのこと。自信が無いとは言わんが、掛かる手間を考えれば見過ごすのが一番だ。

 

 予想通り彼女たちは1年を乗り切り、一号生となった。聞けば指導先任を任され、二号生をシゴいているそうな。その仕事ぶりは陸軍の本職にも引けを取らないとは教官の言。やはり、彼女たちは前線で活躍する器なのだろう。

 そうして、今期は手頃な雌が少ないな、などと考えて廊下を歩いていた時だ。あのサラ・ブリッグス少尉候補生が突然、儂に相談を持ち掛けてきた。

 

『オイゲン中佐殿! サラ・エレオノール・ブリッグス少尉候補生であります! 不躾ながら申し上げます! 個人的な嘆願が御座いますので、次の休息日、お部屋へ伺ってもよろしいでしょうか!』

 

 いったい何事かと思いつつも承諾し、そして迎えた休息日。サラ・ブリッグス少尉候補生は、儂の予想を遥かに超えたことを口にした。

 

『尊敬するブルクハルト・フォン・ニコラウス・オイゲン中佐殿! その経験と手腕を以って、小官に慰安婦としての教育を施していただきたく存じます!!』

 

 一瞬、何を言っているか解らず困惑した。ようやく言葉を飲み込み、落としてしまった葉巻を拾い、埃を払って火をつけ直し、紫煙を深く吸い込んで思考する。

 なるほど、この娘はただの馬鹿だ。巷でよく言われる天才故の世間知らずだ。ようするに頭でっかちの、知識だけで物事を判断するタイプなのだ。慰安婦なぞ歴史の影に消えて久しい。言葉としては残っていても、既に存在しないものだ。それを自分が女だから、純潔でないからと。まずそもそも慰安婦制度が既に存在していない事も知らんくせに、それを利用して点数を稼ごうとは。所詮は子供の浅知恵。策士策に溺れるとはこの事だ。

 

 ならばこれ幸いと、儂はブリッグス少尉候補生の調教を開始した。戦時特例で、本来ならば五号生から始まる魔導士官候補生のカリキュラムも二号生からとなり、促成教育になってしまった。そのうえ見過ごすと決めてかかったせいで、調教に使える時間は残り1年も無い。だが、それで構わん。この世間知らずの天才少女に、本物の大人というやつを教育してやる。

 儂はブルクハルト・フォン・ニコラウス・オイゲンだ。女を躾けるなぞ造作もないわ。

 

 

—————

 

 

 

 男を喜ばせるにはどうすれば良いのだろうか。それもプライドが高い帝国軍人のお偉いさんを。少しばかり思考して、相手の自尊心を高め、優越感を与えなければならないと考えた。こちらがとにかく下手に出て、おべっかを使い、媚びるという事だ。これをマスターすれば、安全な後方勤務での優遇措置が確約されよう。

 

 やあ、自分を見つめ直してメスガキとしての高みを目指すことを決めた、サラ・エレオノール・ブリッグス少尉候補生だ。現在は指導教官をしてくださるオイゲン中佐の前で、公開オナニーの真っ最中だ。とにかく男に媚び、いつでも雌穴(マンコ)を使ってもらえるように、男を誘う術を学んでいる。オイゲン中佐の言うことは中々どうして道理があり、言われてみればそんな気がするのが不思議だ。脂ぎったオッサンの前でオナニーを続けるサラ・エレオノール・ブリッグスであります。

 

「中佐殿っ! 小官のハメ穴は準備万端でありますっ♡ どうぞいつでもお使いくださいっ♡」

 

 軍人なのか売春婦なのかわからん狂った台詞を述べながら、グチュグチュと音を立ててマンコを弄り、チンポをねだる。オイゲン中佐が言うには、こうやって従順な慰安婦アピールをすれば、上官は喜んでくれるらしい。

 

「よかろう、貴官の穴を使ってやる。使いやすいようにしたまえ」

「はっ! ありがとうございます、中佐殿っ! 存分に小官でお楽しみくださいっ♡」

 

 許可が出たのでベッドの縁で四つん這いになり、スカートを捲って尻を向ける。大人と幼女では体格差があるからな、立ったままで挿入できるように高さを合わせなくてはならん。なので、俺だけがベッドにあがる。

 するとさっそく、躊躇も遠慮もない中年チンポが9歳児の膣に挿入される。一息でマンコの一番奥まで挿入され、何の配慮もなくそのままピストンへ移行。こうなると俺はもう完全にハメ穴、肉便器か肉オナホだ。人権なんぞ存在しないかのように、簡単に犯されてしまう。

 

「ううっ! い、いいっ♡ 中佐っ、殿のっ、おチンポぉっ♡ と、とっても大きいですぅっ♡」

「やはり舌が回るな、ブリッグス候補生。その調子で、男を褒める言葉を続けるんだ。それが出来ないと、次から指名が無くなる事になる。それは慰安婦として不名誉な事だと理解したまえ」

「はっ、はいぃ♡ 御指導・・・感謝いたしますぅっ・・・♡」

 

 後背位(バック)で突かれるのは初めてではないが、やはりオイゲン中佐のセックスはひと味違う。膣壁の擦りかた、ピストンのペース、快感を逃がさない腰の掴みかた、どれを取っても女の身体を知り尽くしたそれ。

 ひと突きごとに自然と喘ぎ声が出て、マンコの感度が上がっていく。まるでエスカレーターのように、絶頂まで自動で登っていくセックス。快感をコントロールされ、絶頂の自由を握られ、思考も意思も掌握される、真に女を堕とすためのセックス。

 流石、流石だオイゲン中佐。しかし俺は負けない。前回は易々(やすやす)とイかされてしまったが、今回は堪えてみせる。もうアンタの好きにはさせない!

 

「いいっ♡ すごいぃ♡ お、奥ぅ♡ 奥コツンって突かれるの好きぃっ♡ ガマンできなくなっちゃうのぉっ♡ やあっ♡ ダメぇぇっ♡」

「聞け、ブリッグス候補生。前回も言ったが、相手より先に絶頂することは許されん。貴官は使ってもらう立場だという事を忘れるな。挿れられた肉棒に対して、常に適切な対応をしなければならん。だから絶頂なぞという贅沢をしている暇はないぞ。聞いているのかね、ブリッグス候補生!」

「はっはっ、はいぃっ♡ がん、がんばっておまんこ締めて、御奉仕しますっ♡」

「よし。ではペースを上げていくぞ!」

「あっあっ♡ 強いのダメっ♡ おかしくなっちゃうっ♡ ゆ、許してください中佐殿ぉっ♡」

 

 相変わらず凶悪なねちっこいピストンだ。しかし俺は堪える! 堪えてみせる!

 

「やぁぁんっっ♡ だめっ、だめだめっ♡ こんなの我慢できないよおっ♡」

「イくな!ブリッグス候補生! また命令に逆らう気か!」

「ごっ、ごめんなさいっ♡ ごめんなさいっ♡ もうゆるしてぇっ♡」

 

 駄目だー! 我慢できないー!

 

「いくいくいくっ♡ イっちゃうっ♡ イっちゃいますっ♡ 中佐殿っ、許してくださいっ♡」

「だらしのない・・・。ならば特別に許可してやるから、誠心誠意謝罪しながら絶頂しろ!!」

「ああんっ♡ 申し訳ありませんっ♡ だらしないマンコでごめんなさいっ♡ ナマイキ言ってごめんなさいっ♡ イクっ♡ あっ♡ イクイクっ♡ イっちゃうぅっ♡ っっ!!〜〜〜〜〜♡♡♡」

 

 またも脳に刻みつけられる巨大な絶頂。あまりの快感で腕が崩れ、ベッドにうっぷしてしまう。シーツで鼻を塞がれ、まともに呼吸が出来なくて苦しいのに、気持ち良すぎて身体が動かない。

 ピストンと一緒に腰で押されて、うつ伏せにされてしまう。膣と脳がイキっぱなしで抵抗できず、強制的に寝バックの体勢にされてしまう。そのまま、膣の一番奥に挿入されたまま、快感を逃す事も許されず、長い絶頂を全部受け止めることを強要される。

 

「〜〜〜〜♡♡♡」

 

 目の前真っ暗、頭はチカチカ。鏡を見ることも出来ないのでわからないが、多分今、俺は白眼を剥いているのだろう。凄いマヌケ面でイっているに違いない。

 

「ふー♡ んふー・・・♡」

 

 ようやく絶頂の波が治り、息をする余裕が出てきた。

 と思った次の瞬間。突然、素早いピストンが始まった。よりにもよって、ピストンの力が全部伝わり、快感を逃す事が出来ない寝バックで。なんてサディストだ、オイゲン中佐。このまま立て続けに絶頂させるつもりか。

 

「やだやだっ!! ダメっ! やめ、やめてぇっ!! イっ、イグぅ・・・♡ またイっちゃうぅっ♡」

 

 絶頂直後の俺に抵抗できるだけの力はない。何も出来ずに犯され、そして膣奥に精液を流し込まれ、絶頂させられる。本当にただのハメ穴、俺の人権は存在しないものとして扱われている。それが凄く興奮する。

 

「あ〜っ♡ きもちいいよぉ〜♡ おチンポしゅきぃ♡ おチンポだいしゅきぃ♡」

 

 次に気がつくと、俺はオイゲン中佐の上で腰を振っていた。いつの間に騎乗位を始めたのか分からないが、無意識のうちに奉仕していたらしい。

 流石ですオイゲン中佐、完敗です。素直に負けを認めます。出直してきます。

 

 




 夢が叶って良かったね♡ 勝手にイってんじゃねえよ。

 本当に誠心誠意慰軍人になりたいと思ってる? このイキっぷり見てるとそうは思えねぇな。

 下品にイキまくりやがってかわいいなぁ♡ そんなに気持ちいいかクソ候補生がよ。

 すごい下品なアクメ顔・・・。後方のお偉方には見せられないな。

 うおっ吸い付きすぎ・・・♡ こんなん前線送りにしないと無礼でしょ・・・。



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8話.絶望の切符。

 ひとまず、俺の願いは叶った。前世から願っていた『女としての最高の快楽』、それを味わった。白眼を剥いて、絶叫して、手足をバタつかせてしまう、そんな強烈極まりない至高の快楽だ。しかも、男だった頃と違って、この女の身体には弾数というものがない。つまり、その気になれば続けて何度でも至高の快楽を得る事が出来るのだ。

 感謝だ。こうなるともう感謝しかない。神様ありがとうございます、俺を女にしてくれて。だからこれからは、神への奉仕にこの身を捧げようと思う。即ち、主が与えて下さった神託、「愛を育むこと」である。

 

 やあ、オイゲン中佐の性教育のおかげでどんどん雌に堕ちていく、サラ・エレオノール・ブリッグス少尉候補生だ。最初のガチハメレッスンからひと月が過ぎ、次は5回目が控えているのだが、既にもうマンコが完全屈伏してしまっている。3度目は口淫(フェラチオ)奉仕と騎乗位奉仕のレッスンで、身を捧げる事の大切さを腰が抜けるまで叩き込まれた。4度目はイラマチオで喉を犯され、四肢を拘束された状態での耐久セックスというレッスンで、道具として扱われる惨めな快楽を身体に刻み付けられた。しかもフェラやイラマの間はディルドを挿れられ、奉仕の間も快感を与えられてた。もうどうにかなってしまいそうなサラ・エレオノール・ブリッグスであります。

 

 魔導士官学校も卒業まで残すところあと半年を切った。二号生たちの脱落も止まり、しばらくは落ち着いた学校生活となるだろう。

 しかし、俺はまるで落ち着かない。オイゲン中佐の性教育は本物で、俺の身体はすっかりメスにされてしまったのだ。運動中に勃起した乳首が衣服に擦れただけで、甘い声が漏れてしまう。同期や教官の逞しい身体を見ているだけで股間が疼き、発情してしまう事もあった。そのせいで昼間から下着がびしょ濡れという事も。

 そしてなにより問題なのが、売春である。流石に今さらもうエッチは無しというわけにもいかず、月を跨いだために家から送られてきたのであろう、仕送りの金を握りしめて来た同期のリピーター達を相手する。そこで、雌にされてしまった身体が、俺の意思から離れて(オス)を求めた。

 

「すげー気持ち良かったぜ・・・。やっぱサラにしゃぶってもらうと、量が違うわ」

「んっ・・・・・・♡ ふぅ・・・・・・♡ っ・・・♡」

「なんだ、どうしたよサラ?」

「・・・・・・あ、あの。まだ・・・、硬いね・・・♡」

「ん、ああ。まぁな」

「よかったら・・・・・・、その・・・、続き・・・する?」

 

 俺はもう我慢が利かなくなっていた。ペニスを咥える、ザーメンを味わう、それだけで発情し、膣が疼くような、淫乱そのものな雌の身体になっていたのだ。

 

「でもそんなに使ってられねぇしな・・・」

「い、いいよっ! 今回はサービス! タダで延長させてあげる!」

「おっ、マジかよ! じゃあ口じゃなくてもいいのか!?」

「う、うん♡ 中出しも・・・、サービスしちゃおうかな・・・♡」

 

 とまあついつい判断が緩くなって、サービスしすぎた。俺としたことが。

 しかもだ、よりにもよって、その一件をリピーター内で言いふらされてしまったのだ。1人だけにサービスするわけにはいかない。客の中で贔屓や格差があったのでは、信用に関わる。なので仕方なく、他のリピーターにもサービスせざるを得なくなった。

 

「今日はハメハメしたいの? 別にいいけど・・・、中出しは別料金だからね」

「それなんだけど、さ。今ちょっと手持ちが少ないんだよね。これで勘弁してくんない?」

「はぁ? そんなのダメに決まってるじゃない。それだけしかないなら、フェラまでね!」

「なあ、頼むよ〜。サラちゃんのこと考えると我慢出来なくってさ〜。もうガチガチで治まりつかねぇんだよ。な? 今回だけ! サービスして!お願いっ!」

 

 ガチガチ、そう聞いただけで股が疼いた。

 

「へぇ〜・・・♡ そんなに・・・溜まってるんだぁ・・・・・・♡」

「そうなんだよ〜! だからお願いっ! このとーり!」

「もー、しょうがないなあ・・・♡ でも今回だけだからね!」

「やったぁ! サラちゃん愛してるぅー!」

「もうっ、調子のいいこと言って! ・・・・・・やるならさっさとシちゃお♡」

 

 しかもこの時は(ナカ)でイけなかったので、追加でもう1回やらせてしまった。フェラチオ1回分の値段で、2回もたっぷり中出しさせてしまったのだ。いくらなんでもサービスし過ぎだ。

 しかも2回目ですら満足に絶頂出来なかった。仕方がないので、客が出て行ってから、中に出されたザーメンを指で掬って舐めて、興奮を高めたオナニーで発散した。ようやく満足した後で、自分があまりにも情けない事をしていたのだと自覚して、軽く鬱になった。

 

 どうにも近頃の俺はおかしい。何か変だ。いや、理由は判っている。オイゲン中佐の性教育(ガチハメレッスン)のせいだ。すっかり雌の身体にされてしまった俺は、一日中チンポの事ばかり考えるようになった。売春(ウリ)をすればついついサービスし過ぎてしまい、授業にも身が入らない事が増え、体が火照ってなかなか寝付けない夜もあった。これは問題だ。大問題だ。

 

 嗚呼、主よ。愛に生きるとは、辛いことなのですね。

 今でも忘れていません。あの時、苦難と苦痛を乗り越えよ、そう(おっしゃ)って下さったことを。

 主よ、この身に試練を課して下さったことを、深く感謝いたします。どうか御導きあれ。

 

 

—————

 

 

 や、やあ、そろそろどうにかなってしまいそうなサラ・エレオノール・ブリッグス少尉候補生だ。今日はついにやってきたオイゲン中佐のガチハメレッスン第5回の日。中佐のスケジュールが合わなかったのか、前回のレッスンから2週間も開いてしまった。そのせいで俺は大変だった。同期生との売春(ウリ)では満足できず、かといってタダでやらせるわけにもいかないので、消去法で後輩である二号生のチンポを貪ってしまった。「キサマには特別に気合いを入れてやる!」と言って個室に連れ込み、満足するまで何度も犯してしまった。これじゃあレイプ同然だよ。自分に呆れているサラ・エレオノール・ブリッグスであります。

 

 ようやく、ようやくだ。いや、虜になっているわけではないぞ。確かに楽しみだ、ああそうだとも、オイゲン中佐とのセックスが楽しみだ。しかしそれは純粋に快楽を求め、主のお導きに従って愛を育もうとしての事であり、何も中佐のペニスの虜になったわけではない。

 とまあ自己弁護もそこそこに、期待で顔が赤くなってしまっているのを自覚しながら、校長室の扉を叩く。

 

「サラ・エレオノール・ブリッグス少尉候補生であります!」

「入りたまえ」

「はっ! 失礼いたします!」

 

 今日も人気の淡いレモン色のオープンランジェリーをばっちりキメている。色を合わせたストッキングとガーターベルトもだ。まさに完全装備。大人を挑発する生意気なメスガキとしての、今の俺が出せる全力だ。

 自信満々に笑顔を浮かべ、規律正しく姿勢良く敬礼。今日のオイゲン中佐は真面目な顔で葉巻を吸っていた。どうしたのだろう。いつもなら俺を見たとたん、いやらしいニヤニヤ顔になるというのに。

 

「久し振りだな、ブリッグス候補生」

「はっ! お久し振りであります! オイゲン中佐殿におかれましては、本部への出頭があったとか。遠路の征旅(せいりょ)、ご苦労様です!」

「はは、征旅ということもないがな。・・・・・・それで、どうだ。儂が居ない間、寂しかったかね?」

「はっ! (まこと)に僭越ながら、中佐殿の指導がない間は、無聊の日々でありました!」

「ほう・・・。そうかそうか」

 

 いつもとは少し様子が違う中佐に困惑していると、中佐は俺の顔をじっくりと見て、まるで溜め息を吐くように、ゆっくりと葉巻の煙を吐き出した。

 

「ブリッグス候補生、君は以前、後方勤務を希望していると言ったな?」

「はっ! その通りであります!」

「うむ、それについてだがな。儂は本部にパイプがある。そこで、先日の本部出頭の際に君の事を報告しておいた。先方はいたく気に入ったようでな、是非とも欲しいと言っていた」

「数々のご配慮、恐悦にて感謝の言葉もありません!」

 

 やった! 遂に後方行きの切符が手に入ったぞ! これで将来は安泰だ!

 と、喜んでいたのもつかの間。中佐は真剣な表情で語った。

 

「本日の慰安婦研修は、君の進退を決定付けるものとなる。今日の成績が悪ければ、後方行きの列車には乗れんという事だ。気を引き締めたまえよ」

「はっ! 中佐殿のご期待に応えるべく、全力で頑張らせていただきます!」

「うむ、よかろう。では行こうか」

 

 ここに来て風向きが変わった。今日の成績で後方行きがポシャるかもしれないとは、いったいどういう事だろうか。はっ・・・、まさかとうとうアナル開発が!? それとも、もしかしてAV撮影!? イキ顔が下品すぎると先方が嫌がるとか、そういう話だったりするのか!?

 

 疑問はすぐに無意味となった。校長室から続く専用の休憩室、その内扉を開けた先に、答えがあった。あまりにも非情で、そして残酷な答えが。

 

「すまんな、ブリッグス候補生。儂も“未完成の商品”を出すのは気が進まんのだが、皆様がどうしても味見したいとおっしゃるのでね」

 

 そこに、見ず知らずの男性が、3人居た。いずれも胸の階級章から、所謂『後方のお偉方』だと判る高級士官。ズボンを膨らませ、嫌らしい笑みを浮かべた、9歳の幼女を犯すつもりの男たち。

 

 俺はいま、笑っているのか。それとも泣いているのか。

 

 

 

 



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9話.高級士官慰安接待。

 高級士官が一度に3人も・・・。いや、オイゲン中佐も混ざるだろうから、4人か。4人を同時に相手するのは初めてだ。流石に全員が中佐のようなテクニシャンではないと信じたいが。というかそうであってくれ。もしも全員が中佐並みのテクニシャンだったら、俺は今度こそイキ死ぬ、イキ狂って死んでしまう。

 

 や、やあ、今まさにオッサンとジジイ達の肉便器として消費されようとしている9歳の幼女、サラ・エレオノール・ブリッグス慰安婦候補生だ。何はともあれ、相手は軍のお偉いさん。平身低頭して接すべき御方々。とにかくへりくだって、媚びて媚びて媚びまくるしかない。そこで真っ先に思い付いたのは土下座。それもただの土下座じゃない、全裸土下座だ。それしかない。静かに軍服を脱ぎ、丁寧に折り畳み、スケベなランジェリーのみで土下座を披露するサラ・エレオノール・ブリッグスであります。

 

 黙って軍服を脱いで裸になったとたん、お偉方の間で「ほぉぉ」という感嘆の声が上がった。こんな9歳の幼女がスケベなオープンランジェリーを着ているのだ、そりゃあ驚くだろう。しかしそこでいい気になってはいけない。相手は軍の権力者、この人達の機嫌ひとつで、俺のような訓練兵の首なぞ簡単に飛ばされてしまう。

 とにかく媚びる、恥も何もかも捨てて、徹底的に媚びる。そのための土下座だ。

 

「皆様、お初に目にかかります。小官はサラ・エレオノール・ブリッグス少尉候補生であります。本日はなにとぞ、宜しくお願い申し上げます・・・!」

 

 屈辱感で全身が小刻みに震える。9歳の幼女を犯そうというスケベロリコンジジイどもに対して、ここまでせねばならないのかと悔しさすら覚えるが、致し方ない。ここは我慢だ。少しでも抵抗の意思を見せたら、後方行きのチケットは水泡と化すのだから。

 

「よく躾けられておる・・・。流石だの、オイゲン」

「いえ、なんの。この娘が特別優秀だっただけのこと。その証拠に、ほれ」

 

 突然、オイゲン中佐の手がマンコに伸びる。屈辱的な土下座の最中に弄られると、嫌悪感にも似た凄まじく気持ちの悪い興奮が湧き上がり、心臓が高鳴る。そして条件反射のように愛液が溢れ出し、クチュクチュと聞き慣れた欲情の証が音を立てる。

 

「っっ♡ 〜〜〜♡」

「こやつ、もうすっかり濡れております。准将閣下のお眼鏡に叶う逸材かと」

 

 ハハハとスケベジジイどもが笑う。畜生め。俺は主の名の下に愛を育む信徒だぞ。貴様らのような枯れたジジイどもを相手にする暇なぞないのだ。ましてや9歳の幼女を肉便器として扱おうというような、愛も情も持ち合わせないような奴らに。

 しかし、今は耐えなければ。これも主が与えたもう試練と思い、耐えるしかない。

 

「オイゲン中佐、この下着はお前の趣味か?」

「いいえ、大佐殿。これはこの娘の自作です」

「ほお! それは凄いな!」

「なんでも裁縫をやっていたとかで。男に媚びようと必死なのですよ。健気なことにね」

 

 これまで親身になって教育してくれたオイゲン中佐も、今回ばかりは味方ではない。まったくもって言いたい放題だ。

 誰も助けてくれない孤独感の中、肌を晒して床に平伏しているせいで、冷えた空気が乳首をくすぐり無意識に勃起する。過去最悪の屈辱感に股が濡れ、愛液が床に垂れるのを感じる。すると、准将と呼ばれた初老の男性が、手にしたステッキで床を叩いた。

 

「では、私達も挨拶しておこうか。私はベルンハルト・ヒューグラー准将。オイゲン中佐に仕事を任せている者だ。今日は楽しませてもらうよ、お嬢さん」

「はっ・・・! 貧相な身体ではありますが、存分にお楽しみください、准将閣下!」

 

 顔を上げ、顔と名前を脳に叩き込む。名前は略式だが、構わない。最悪、姓と階級だけ覚えておけばよい。

 ヒューグラー准将は白髪が殆どの、初老の細身。いかにも年老いた文官という賢そうな顔つきの男性だった。眼鏡の奥で粘ついた目をしているのが気持ち悪い。

 

「ワシの名はジークベルト・フーバー。大佐だ。君のような可愛らしい部下が欲しいと、常々思っていた。君の頑張りに期待しているよ」

「はっ! ありがうございます、閣下!」

 

 フーバーと聞いてFBIの諜報王が一瞬頭に浮かんだが、この大佐はそういった機微を持たない体育会系の軍人だった。体格が良く、肉付きもいい。健啖家なのだろう、40を過ぎた歳だろうに、体力と精力の衰えを見せない顔つきをしていた。ニヤケ面が気色悪いスケベオヤジであることに変わりはないが。

 

「そして、私がトーマス・グレルマン大佐だ。君が本部に来る時は、私の下に就くことになるだろう。せいぜい励みたまえよ、候補生くん」

「はっ・・・! 誠心誠意、努力する所存であります、閣下」

 

 最後はグレルマン大佐。蟷螂(カマキリ)を思わせる細くて鋭い顔つきが、ステレオタイプな悪役情報官を想像させる男。一見して何か企んでいそうな、外見で損をするタイプだ。実際にこんな企みに加担しているのだから、いそうなというのはおかしいか。外見年齢は30代後半くらいか。ズボンの膨らみは3人の中で一番大きかった。

 

 嗚呼・・・、こんな下種(ゲス)どもの慰み物にされるとは。

 いや待て。何を弱気になっている。俺は心に決めたはずだ。大人を誑かす魔性の女に、一流のメスガキになってみせると。権力を振りかざして甘い汁を啜ろうとするこんな腑抜けたオッサンたちなぞ、篭絡できなくてなんとする。それに愛を育むのに相手を選んでいたら、神様に怒られてしまうじゃないか。むしろ、俺がこやつらに愛を教えればいいのだ。

 そうだ、相手はオイゲン中佐ではないのだ。オイゲン中佐のような女を堕とすプロじゃない。だったら、やってやる。中佐に教え込まれた技で、俺の虜にしてくれるわ。魅せてやるぜ、俺のメスガキ力をな!

 

「私はいつものように(けん)でいい。先に楽しんでくれたまえ」

 

 と、さっそくヒューグラー准将が降りた。離れた位置の椅子に座って、じっくり見て楽しむようだ。初老だけあって、体力に限りがあるのだろう。これは僥倖だ。

 頭を上げて背筋を伸ばし、正座になる。俺はいつでもどうぞと言うように微笑み、残った2人の大佐を見据える。むっちりとした中年親父のフーバー大佐、細身で顔が嫌らしいグレルマン大佐、どちらもオイゲン中佐に及ばないのだとしたら俺の敵ではない。

 

「ならば先手は譲ってもらおうか、トーマス」

「構いませんよ」

 

 最初に相手をするのはフーバー大佐と決まった。俺はさっそく立ち上がり、「失礼いたします」と一言入れてから、ズボンの中で存在を主張しているフーバー大佐のペニスに触れた。

 やはり大きい。同期の一号生にはここまでのチンポはない。しかしオイゲン中佐ほどではないのだ、問題ない。優しく微笑み、舌舐めずりしながらの上目遣いで淫乱アピール。早く欲しくてたまらないというように、誘う手つきでズボンの上からペニスを撫でる。すると、フーバー大佐のペニスは早くも臨戦態勢となった。

 

 ジッパーを前歯で挟んで下ろし、御開帳。相当遊んでいるのだろう、黒光りする凶悪な中年チンポが現れた。もちろんそれで怯む俺ではない。このチンポも愛してやる、俺の身体で神の愛を教えてやる。

 まずは亀頭の先に、母が我が子の額にするような優しいキス。そのまま、チンポ全体に次々とキスをお見舞いしてやる。

 

「ちゅっ♡ ちゅっ♡ ん〜〜ちゅ♡」

「おお・・・! これはこれは・・・!」

 

 風呂をサボったのか、蒸せるような中年の汗が臭うが、それがむしろ興奮する。オイゲン中佐とのセックスで何度も嗅いだ臭いだ。おかげでレッスンを思い出して腹の底が熱くなるが、想いを振り払って目の前のチンポに集中する。

 

「んん・・・♡ はぁ♡ とっても美味しいおちんちん・・・♡」

 

 舌を使ってたっぷりと唾液を塗りたくり、一息に加えて啜る。最初のうちは手を使わず、舌と唇だけで高める。オイゲン中佐に教わった通りにやる。するとやはりか、早くも先走り汁が出てきた。思った通り、女を堕とすためではなく、自分が気持ち良くなるためのセックスしかしてこなかったチンポだ。主導権を握るのは容易い。

 

「んっんっ♡ んはぁ♡ いかがでしょうか大佐殿? 気持ち良くなっていただけていますかぁ?」

「うむ。流石は優等生だ。気に入ったぞ」

「ありがとうございます♡ では本気でいきますね♡」

「なに? うおっ! こ、これは・・・!」

 

 竿を扱き、玉を揉み、喉で亀頭を刺激して、唇でカリを撫でる本気のフェラチオ。前世で抱いた女たちの誰にも出来なかった全力フェラで、大佐の中年チンポを追い込む。もちろん、合間合間に、大人を舐めきった生意気な上目遣いを忘れない。「この程度ですか?」、目でそう言いながら、竿を強く扱く。これで挑発に乗ってくれれば、次はマンコで搾りあげてやる。

 

「くっ・・・! 流石はオイゲンの仕込みだな。腕がいい」

 

 目をつぶって激しく扱き、目を開くと手を止めて、生意気な上目遣いで先走りを吸う。これにはフーバー大佐も堪忍袋の緒が限界とみえる。目に怒りを見せて、俺の頭を掴んで引き離した。

 

「ふぅっ! なるほどな。オイゲンが優秀と言うわけだ。ここまで上手い娘は初めてかもしれん」

「お褒めに預かり光栄です♡」

 

 そう言って亀頭にキスして、挑発を重ねる。

 

「ワシも火がついたぞ。早速だが“味見”をしてやる! 来いっ!!」

 

 フーバー大佐はカンカンだ。早くこの生意気なメスガキを成敗したくて堪らないらしい。俺は腕を引っ張られて、ベッドに投げられた。どうやらもう我慢の限界らしいな。ならば挑発あるのみ。自分のペースを失った男ほど早いものはないのだから。

 俺は、息を荒くして軍服を脱ぐフーバー大佐の顔を眺めながら、ワレメを指で開いて誘い、舌舐めずりで挑発してやった。

 

「この餓鬼(ガキ)がっ・・・!大人をからかいおって!」

「やぁんっ♡」

 

 押し倒され、覆い被さられる。そしてそのまま乱暴に挿入。

 幼女の身体が柔らかいとかは関係ないのだろう。フーバー大佐は俺の両足首を掴むと前のめりになり、レバーを倒すようにして体重をかけてきた。自分の腰は軽く、女の腰には重いピストンを、そういう体位だ。

 

「どうだっ! 思い知ったか!! ガキめっ!!」

「やんっ♡ 激しすぎます大佐殿ぉ♡ サラ、おかしくなっちゃいそうですぅ♡」

「くっ、この・・・!」

 

 膣を引き締めながら、余裕たっぷりの甘えた声で更なるピストンを催促する。

 中佐のレッスンのおかげで、無視できないほどには俺も気持ち良くなっている。だが、先に果てるのは大佐だと断言できる。大佐はもう怒りで目の前が見えなくなっており、とにかく強く早くペニスを打ち込むピストンしかしていないからだ。オイゲン中佐のような快感を加速させ続ける、強烈に意識させられるねちっこいピストンとは比べものにならない。

 

「あんっ♡ 凄いっ♡ 大佐殿のおちんちんっ、激しくて素敵ですぅ♡」

「このっ・・・! メスガキがっ! 思い知れ!!」

「あっ、おちんちんがビクビクしてきましたね? いつでも遠慮なく中に出してくださいっ!」

「こ、こいつめ・・・! イ、イけ! 中に出されてイけ!! このっ・・・、ぐうっ・・・!!」

「やぁんっ♡ 大佐殿の熱い愛が・・・・・・いっぱい出てますぅ♡ はぁ・・・凄い量♡」

 

 マンコの一番奥に亀頭を押し付けて、叩きつけるような射精が繰り返される。射精のたびにビクンビクンとペニスが跳ねて気持ちがいい。もちろんただ黙って注ぎ込まれるつもりもない。膣をキュッと締めて緩めてを繰り返し、最後の一滴まで射精してもらえるようにお手伝いする。

 

「んっ・・・♡ あはっ、すっごぉい・・・♡」

 

 マンコを物扱いする乱暴なピストンに、初潮が来ていたら妊娠確実な大量射精で、軽く甘イキさせられてしまったが。しかしそれだけだ。こんな自分勝手なセックスで俺をイかせようとは、甘いですな大佐。そして思い知ったでしょう、俺という美少女(メスガキ)の素晴らしさを。生き返ったらもう1回ですよ。

 

「やれやれ・・・。フーバー大佐ともあろう者が、熱くなりすぎですよ」

「・・・スマンな、トーマス。見た目に似合わぬ上玉だったので、ついムキになってしまった」

「いえいえ、気にしないでください———では、次は私の相手をしてもらいましょうか」

 

 ここで選手交代。いつの間にか軍服を脱いでいたグレルマン大佐が、入れ代わるようにベッドに上がる。四つん這いになって自ら進んで、膝立ちになったグレルマン大佐に近付き、フェラチオで歓迎する。

 

「おお、これは確かに上手い。いいモノですな」

 

 まるで道具の品評のような物言いにイラッとくるが、その気持ちは喉を締める事で消費する。何せ軽く甘イキさせられてしまったからな。さっきより一回り大きなペニスの相手をするならば、先にフェラチオで高めておかねばならん。無様にイかされでもしたら、マウントを取られかねん。

 

「んんっ♡ んっ♡ はぁっ♡ んぐ・・・♡」

 

 四つん這いの姿勢で可愛くお尻を振って、一生懸命な御奉仕フェラだ。これは効くだろう。そう思っていたら、突然腰を引かれ、口淫奉仕を中断されてしまった。

 

「大佐殿、あの・・・、小官が何か粗相を・・・?」

「いや、君は上手にやっていたよ。ただ、もう充分に濡れたから、早く味見したいというだけさ」

 

 これはちょっとまずいぞ。甘イキで高まった膣の感度が完全に落ち着く前に、さっさとブチ込まれるとは。しかし拒絶は出来ない。しかたなく仰向けになり、股を開いた。

 

「ではどうぞ♡ はしたないメス犬マンコですが、存分にお楽しみください♡」

 

 まだ主導権を握れていないので、滅茶苦茶に媚びへつらって、チンポをおねだりする。

 グレルマン大佐は慎重派のようだ。ロリマンコの抵抗を味わうようにゆっくりとペニスを挿入し、行き止まりの膣壁に亀頭をグリグリと押し付けて、俺の反応を窺っている。俺としてもオイゲン中佐と同じかそれ以上に大きいペニスのため、強烈な圧迫感に胸が熱くなり、興奮してしまう。

 

「おおぅ・・・、これは確かに上物だ・・・。フーバー大佐がムキになるのも分かる」

「くぅっ・・・んっ♡ はっ、はぁ♡ あっ、くぅ・・・♡」

「こんなにキツいメス穴は初めてですよ。これは楽しめそうだ」

 

 そして、ピストンが始まったのだが。グレルマン大佐は、ノーマルなセックスはあまりお好きではないらしい。抽送を数回繰り返したところで急に腰を止め、体位を変更した。

 正常位から俺の腰を持ち上げて浮かせ、自分は膝立ちになる。角度を付けて上から(えぐ)る、突き下ろしの体位だ。こちらとしては下半身の自由を奪われた形になるため、快感を逃すのが難しく、かつ突き下ろしによりGスポットを強く刺激されるため、とても感じやすい。

 

「ふぅっ♡ うんっ♡ い、いいっ♡ 凄く気持ちいいですっ♡」

「この締め付け、窮屈感、これは新しい・・・! 幼女というのもいいですなあ!」

「ひぎぃ♡ た、大佐殿っ! あまり強くされると壊れてしまいますっ♡ どうかお手柔らかにっ♡ ああっ! おっ、おねがいしますっ♡ 」

 

 極太チンポでGスポットをゴリゴリ圧迫されると、強烈な快感で腰が浮いてしまう。負けじと膣をキツく締め上げると、力強いピストンで一番奥をドスンと突かれ、息が止まる。なんとかして主導権を奪いたいが、この強かなグレルマン大佐が相手では難しいだろう。

 

「やんっ♡ ダメっ♡ 壊れちゃうよぉっ♡ ああっ♡ だめだめぇっ♡」

「フフフ、鳴き声も可愛らしい・・・! 是非とも我が部署に欲しくなりましたなあ」

「あんっ♡ そ、そしたら、いつでもどこでもっ、使ってくださいねっ♡ あっ♡ 部署専用慰安婦としてっ♡ 頑張りますからっ♡ 末永く使っていただけたら、嬉しいですぅっ♡」

「くっ・・・! いや、気が変わりました。私専用の性奴隷にするのも悪くない・・・!」

「えっ、そんなっ♡ 大佐専用・・・だなんて・・・♡ やぁん♡」

 

 快感で息が止まりそうになるのを堪えながら、メス犬を意識して、床を舐めるような屈辱感のある媚びに媚びた台詞を吐いていた。すると、『専用』という言葉が琴線に触れたらしく、大佐のペースが乱れた。一転攻勢のチャンスだ。

 

「やっ、やだぁ♡ 大佐専用なんて・・・、そんなぁっ・・・♡」

「なんだ、私の物になるのは嫌かね? ええっ?」

「だっ、だって、おちんちんが大好きなんですっ♡ 1日中ハメハメしたいんですっ♡ 沢山の人にっ、使ってもらいたいんですぅっ♡」

「なっ・・・なんと淫乱な! 一人では満足できんというのか!?」

「はいっ♡ はしたないメス犬でごめんなさいっ♡」

 

 グレルマン大佐の傾向は理解した、独占欲と支配欲だ。そこで言葉を選んだ。「アンタのチンポだけじゃ満足できない」、暗にそう言って、俺を屈伏させるように仕向ける。

 その試みは成功した。屈辱に顔を歪ませたグレルマン大佐は乱暴にペニスを引き抜き、俺の腰掴んでひっくり返すと、腰を掴んだままの後背位で犯しにきた。メス犬には相応しい体位だとでも言うのだろうか。

 

 しかしねグレルマン大佐、貴方も先のフーバー大佐と同じミスを繰り返していますよ。そんな感情的になって、乱暴にピストンしたって、俺は堕ちませんよ。

 

「いやぁっ♡ 今激しくしちゃダメぇっ♡ やあっ・・・あん♡ だめなのぉっ♡」

「これでもっ、これでも満足できんのか!? ええっ、どうだ!?」

「あああっっ♡ すごぃぃぃっ♡ 太いのっ、ゴツゴツってぇ♡ イっ、イっちゃいそうっ♡」

「言いなさい! 私の物になると!」

「あんっ♡ やだぁっ♡ ダメなのぉっ♡」

「このメス犬がっ・・・!」

 

 どうやら怒らせてしまったらしい。大佐は俺の尻を平手で叩いた。正直言って、普通に痛い。どうもプレイとしてのスパンキングではないらしい。俺が言うことを聴かないから、怒ってお仕置きをしているようだ。痛みのおかげで絶頂せずに済みそうだから、怪我の功名かな。でも痛い・・・。

 

「ひぎっ!? ごっ、ごめんなさいっ♡ やんっ! ごめんなさいっ♡」

「このっ・・・! 叩くたびに締め付けおって! この淫乱がぁっ!!」

「いぎゃっ!? ごっ、ごめんなさいっ! ごめんなさいっ! 淫乱でごめんなさいっ♡」

「くっ、うっ・・・! 謝罪にっ、誠意が感じられんぞ! このメス犬がっ! もっと鳴け!」

「あひぃっ! ごめんなさいっ♡ ごめんなさいっ♡ 私は淫乱なメス犬ですっ♡ おチンポ大好きなメス犬でごめんなさいっ♡ ひぎっ! やぁっ!」

 

 命令されるまま、鳴きながら謝って腰を振る。故郷の村でもそうだったが、犯されながら謝罪させられるというのはメチャクチャ興奮する。それも自分に非がないのに謝まらなければならないというのが、とっても惨めな気分になって最高だ。まだ子作りの準備も出来ていない子宮がキュンキュンと感じているのが分かるほどだ。

 そんな具合で勝手に膣が引き締まっていたら、大佐の限界が来たようだ。大佐は俺の腰を掴むと、マンコの一番奥に亀頭を押し付けて、まるで精子を塗り込むかのように射精した。とんでもなく長い射精で膣の中に熱いものが広がっていくのが分かり、フーバー大佐の精液が押し出されていくのが分かった。まるで2人して俺の身体を取り合っているかのようで、女冥利に尽きるというものだ。

 

「ふぅ・・・・・・ふぅ・・・・・・。どうだ、メス犬が。私の物になると誓うか!?」

「あっ・・・うぅ・・・♡ だめですよぉ・・・♡ この淫乱マンコはぁ、みーんなのハメ穴なんですぅ・・・♡ 大佐専用なんて、他のおチンポさんがかわいそうですよぉ・・・♡」

「まだ言うかっ・・・!」

 

 その後はまたフーバー大佐がやってきて、ガッツンガッツンと乱暴にハメられた。流石に3回目は俺も耐えきれず、白眼を剥いてイってしまった。そして、メスガキを成敗して満足したフーバー大佐に代わり、またもグレルマン大佐が犯しにくる。趣向を変えてきたグレルマン大佐にオモチャにされて、俺は何度もイかされた。正常位で乳首を摘み上げられて、情けない悲鳴と共に潮吹きしたり。対面座位で愛していますと言わされながら抱き着き絶頂も。

 

 最後に、それまでずっと見ているだけだったヒューグラー准将がやってきて、オナニーをしてみせろと命令した。俺はベッドの上でまんぐり返しの体勢になり、マンコをほじってバカみたいな量の中出しザーメンを掻き出し、マンコから溢れたザーメンを飲んで絶頂してみせた。正直言ってキチガイそのものなオナニーだが、俺の渾身のメス犬演技に満足してくれたらしく、ヒューグラー准将は御開きを宣言してくれた。

 

 お偉方の見送りを済ませてヤリ部屋へ戻ってきたオイゲン中佐が、シャワー室で優しく介抱してくれたのは、俺が曲がりなりにも彼の生徒だからだろうか。

 



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10話.2人の異動先。

 今回は説明&準備回ですので、エッチなシーンはありません。
 書いてたら勝手に長くなったので、区切ることになったのです。




 帝国魔導士官学校での生活も残り僅かとなった。来月には最終成績が纏められ、配属先が決まる事だろう。とは言っても、俺の配属先は既に決まっている。後方勤務でも特に待遇が良く給与もいい、みんな憧れの本部勤めだ。食堂は立派だし、宿所は綺麗で快適。なにより前線と違って生命の危険が無い。

 しかもそれだけじゃない、オイゲン中佐のパイプを通じて送られる先は、内務監査官であるトーマス・グレルマン大佐が所属する軍の秘密情報部。つまり、軍内部の不正を見張る仕事である。そこの重役がまさか魔導士官学校の校長と手を組んで、女性士官の融通をやっているとは。正に「誰が見張りを見張るのか」というやつだ。肉便器となるのを承知でそんな所に行こうとしている俺も俺だが。

 

 やあ、すっかり雌に堕ちたが、それでも女磨きは怠っていない、サラ・エレオノール・ブリッグス少尉候補生だ。また年が明けて、そろそろ10歳になろうとしている。10歳といえば、もう幼女ではなく少女と言って差し支えないお歳頃だ。しかし身長は伸び悩んでいる。魔法による身体強化でズルはしているが、やはり基礎がなければお話にならないので、身体を鍛えている。しかしそうすると、過剰な筋肉が身体の成長を阻害するのだ。相変わらずターニャちゃんとどっこいどっこいなミニマムボディのサラ・エレオノール・ブリッグスであります。

 

 さて、今日も元気に性教育(ガチハメレッスン)だ。オイゲン中佐からは、どこに出しても恥ずかしくない慰安婦として、既に御墨付きを頂いているのだが。オイゲン中佐とのセックスが忘れられない俺は、研修の継続をお願いしたのだ。それをオイゲン中佐は快く受け入れてくださった。なので週に一回、校長室の隣にあるヤリ部屋で、もはや名目も大義名分も無いので、それはもうただただイチャイチャとハメまくっているのだ。そして今日がその日。

 

「サラ・エレオノール・ブリッグス少尉候補生であります」

「入りたまえ」

「はっ。失礼いたします」

 

 いつもの調子で、いつもの挨拶。今日も逞しいチンポで気持ち良くしてもらえると思うと、ついにっこり笑顔で敬礼してしまう。

 が、今日は空気が違った。オイゲン中佐は深刻そうな表情で、実に嫌そうに葉巻を吸っていた。いったいどうしたというのだろうか。

 

「中佐殿、なにやらお加減がよろしくないように見受けられますが」

「・・・・・・ああ、そうだな。今日はとても気分が悪い」

 

 ガーンだな。もしかしなくても今日のお楽しみはキャンセルか。仕方ない、適当な後輩を捕まえて食べるとしようか。なあに、実は最近、新しい演技を覚えたのでな。調子に乗らせた後輩に犯される逆転プレイもアリなのだ。みんな頑張って腰を振ってくれるから、そこそこ満足できるのだ。

 

「今日はな、君に謝らねばならんのだ・・・」

 

 うん、やっぱりだ。いやまあ大佐も歳ですしね、そういう日もありますよね。まあ気にしないでください。人間そういう日もありますよ。

 

「ブリッグス少尉候補生、君には紛争地域の実地研修に行ってもらう事になった」

 

 ・・・・・・はあ!? なんですってぇ!?

 

「選抜幹部候補生として君を引き抜くという、陸軍からの要請書だ。ご丁寧に、参謀本部から作戦参謀次長と人事局人事課長の連名で、指示書を同封してな。まったく、こんな横槍は想定外だ! これが陸軍だけなら、なんとか跳ね除ける事もできたのだが・・・・・・。参謀本部の連中め! 余計な口出しをしおって!!」

 

 怒気のままに、中佐が机を殴りつける。そりゃあ怒るでしょうねえ。手塩に掛けて育てた立派な生徒が、商品として御得意先に差し出すつもりの性奴隷が、よりにもよって軍で一番発言力のある参謀本部の、しかも作戦参謀次長と人事課長からの正式な書面でなんて。そんな物はとうてい改竄できないし、要求を突っぱねたらオイゲン中佐と繋がりのある准将や大佐達でもカバーしきれないだろう。そりゃ怒るわ。

 

「一応、君も確認したまえ・・・。書類はここにある」

 

 スケベジジイ達の接待をしてまでもぎ取った後方勤務のチケットが、水の泡と消えていく。正直言って、頭は真っ白である。いったいどうしてこんなことに。どうしてこうなった!!

 

 だがまあ、見ない事には始まらない。俺は机に広げられた書類を手に取り、目を通す。

 なになに? 『優秀な貴官の研修成績及び士官学校での成績に鑑み、陸軍は貴官を選抜す。選抜幹部候補生として、ただちに任地に赴き、少尉課程を全うせよ。』だと? ん、まあ、陸軍の言うことは分かった。しかしこれは最終的な結果だ。陸軍がこの要請書を出すに至った原因が、参謀本部からの指示書にあるわけだな。

 それで指示書のほうが? 『我々帝国軍参謀本部は、ターニャ・デグレチャフ少尉候補生、並びにサラ・エレオノール・ブリッグス少尉候補生の論文の内容を重く受け止めており、憂慮に値するものとしている。また、同論文の有用性を実証するためには、両少尉候補生には実績が無く、参謀本部としても、現状のままでは、議会に提出する事は叶わない。よって、実地における参考資料の作成と、実際の———』、・・・は? な、なんだこれは!? まさか俺のせいだとでも言うのか!? しかもご丁寧に人事局人事課長が念入りに国境線への配備を命じてやがる! 協商連合が度々越境攻撃をしてるってんで、いつ火種が燃え広がってもおかしくない危険地域じゃねぇか!! しかも異動開始日が明日付!?

 

 と、あまりの怒りで目の前が真っ黒になった時。俺はある会話を思い出した。そう、あれは先月の頭だったか。いつものように同期を相手に売春(ウリ)をした、少し肌寒い午後のことだった。

 

『ブリッグス少尉候補生、探したぞ』

 

 そうだ。あの時は珍しく、ターニャちゃんから声を掛けられたのだ。どうせターニャちゃんも俺みたいなドスケベで、いつもキリッとしてるのはむっつりスケベなだけだと思って、「一緒に売春(ウリ)やらない?」と誘ってから、丸一ヶ月口をきいてもらえなかったのに。どういうわけか、あの時はターニャちゃんから声を掛けられたのだ。

 

『実はな、ある方から打診があってな。上からの命令である以上、私には断れんのだが・・・———まあそれはいい。そこで、貴官にレポートの作成を手伝ってもらいたいのだ。』

 

『ああ、内容はこうだ。戦場における魔導師の最適・最大運用、というのがひとつ。もうひとつが、多数の仮想敵国を抱えた帝国の軍事的配慮、および政治的最終目標。最後に、現在最も憂慮すべき国境線の被越境攻撃、そして目される協商連合との開戦に際した帝国が取るべき軍事的・政治的行動について。このみっつのレポートを作ってもらいたい。』

 

『参考となる資料は纏めておいた、使ってくれ。期限は今月中となるが、無理を承知で頼みたい。貴官のような合理的思考と先見性を持ち合わせた者を、私は他に知らない。今は貴官だけが頼りなのだ。どうかお願いだ、私を助けてくれ!』

 

 ああ、そうか、アレか。そういやそんな事もあったっけな。いやー、ターニャちゃんとの関係修復の切っ掛けになると思って、ついつい受けちゃったんだよなー。ターニャちゃんと3Pとか乱交とかしたかったし、これを機にって、ついつい頑張っちゃったんだよなー。そうかー、あの時のレポートがねー。ふーん。

 

 俺のせいじゃないか!!!

 

 いや、違う! ターニャちゃんのせいじゃないか!!!

 

 だってターニャちゃん、「手伝って」って言ったよね。まさか自分が書いたレポートと一緒に、俺が書いたレポートをそのまま提出するなんて。手伝ってと言われたら、そりゃ俺のレポートの中から使えそうなものを抜き出して、自分のレポートに付け加えるとかするものだと思うじゃん。それがなによ、どうして俺が共犯者に仕立て上げられてんのよ。どういうことだよターニャちゃん。

 

「こういう結果になって、本当に残念に思っている。君の嘆願は極力叶えてやりたいのだが、今回ばかりは、私の手に余る事態となった。本当にすまない・・・・・・」

 

 オイゲン中佐も辛そうだ。9歳とはいえ、身体を売っての交渉に応じたのに、約束を反故にしたようなものだからな。少しでもプライドというものがあれば、心苦しいことこの上ないだろう。

 

「そんな顔をしないでください、中佐殿。中佐殿の温情と配慮は、小官が一番よく理解しております。こうなってしまった以上は仕方ありません。最後に、ヒューグラー准将以下、お世話になった方々への謝罪のみ、よろしくお願いいたします」

「うむ・・・、それはもちろんだが・・・。しかし、君はいいのかね? 後方に行きたかったのだろう?」

「それはそうですが。参謀本部と人事局からの直々の命令とあっては、小官にはどうすることも出来ません。これまで通り、軍規に忠実に、命令を遂行するだけであります」

 

 中佐はもう一度、疲れきったため息を吐いた。

 そうだな、こうなってしまった以上、もうどうにもならん。実際に戦端が開かれるかはまだ分からんが、とにかく危険地域の前線行きだ。ターニャちゃんには恨み言のひとつでも言いたいが、言ってどうにかなるものでもないしな。

 

 いや・・・、待てよ? そうだ、その手があったか!

 

「では中佐殿。小官からひとつ、我儘(わがまま)を申し上げてもよろしいでしょうか?」

 

 

—————

 

 

 はい、デグレチャフ少尉候補生です。今日も口癖のように「どうしてこうなった!」と叫んでいる。いや、本当にどうしてこうなった。

 

 事の発端は二号生への教育指導だ。無能な二号生達には無理せず自主退校するように言い含めていたのだが、無能には言葉を理解することも出来ないという当たり前の事を忘れていた。仕方なく、体罰によって身体で教えてやる運びとなった。

 私の補佐を勤めるブリッグス指導先任が担当する班は、当初からそのほとんどが従順だ。その秘訣を聞くと、身体に教えているからだという。神経操作で傷を残さないように、なんて甘っちょろい事をしていたから、二号生に舐められてしまうのだと、ようやく理解した。なので、私もそれを参考に、直接的体罰を採用する事にした。

 しかし、しかしだ、それでも無能は諦めないのだ。軍において最も唾棄すべき害悪、無能な働き者というやつだ。私はその性根を矯正するべく、恐怖と苦痛で屈服させようとした。その場面を、本部から視察に来ていたお偉いさんに見られてしまった。ああ、これは昇進に響くな。だって部下を御しきれていない無能な指揮官そのものだ。そう考えながら、淡々と事実を説明していた。

 

 それから一週間が過ぎた頃。突然、陸軍から選抜幹部候補生としての要請書が届いた。6ヶ月の紛争地域研修というふざけた動員令だ。なぜ9歳の幼女にそこまでさせようとする。

 前線行きだけはどうにかして避けたい。しかしどうすればこの動員令を拒絶できるのか。期限はすぐそこまで迫っている。何か方法はないのか。

 考えに考え抜いた結果、ひとつの光明を得る。“身代わり”だ。この学校には私と同レベルの成績を持ち、指導先任としても優秀で、魔導適性は私以上という最適な身代わりがいるではないか。そして、先日、本部から視察に来ていたのが、参謀本部人事局人事課長のエーリッヒ・フォン・レルゲン少佐である事を思い出した。私は即座に計画を練った。

 

 ・・・が! 私の計画は失敗した。ブリッグス少尉候補生にレポートを書かせ、彼女が有能であること、先見性と合理的判断が私に劣るものではないことを自明させた。そして私がいかに後方向きか、参謀本部にとって得難い人材であるかをアピールするレポートも添えて、レルゲン少佐当てに提出した。それなのに、どういうわけか私も彼女も揃って紛争地域送りとなったのだ。

 

「なぜだぁぁぁ・・・・・・どうしてなんだぁぁぁぁ・・・・・・」

 

 机にうっぷし、頭を抱える。

 いや、どうしてこうなったのかは分かっている。「そこまで言うなら自分で実践してデータを取って来い」、先方の言いたい事はこれだ。そしてそれはあまりにも正論。第一次世界大戦を経験していないこの世界では、私やブリッグスが書いたレポートは先進的すぎる。はっきり言って未来予知みたいなものだ。だからこそ文官として評価されると考えたのだが、魔導師としての適性が高かったために、「両方やれ」と無茶振りされる事になったのだ。

 

「はぁ・・・。無駄な論文だったな・・・。ブリッグスには悪いことをした」

 

 彼女も後方勤務希望だったろうに、私がその道を閉ざしてしまったようなものだ。謝って許してくれるとは思えないが、少しでも埋め合わせはするべきだろう。そんな事を考えて落ち込んでいると、扉のノックに気がついた。

 

「どうぞ。鍵はかけていませんよ」

 

 入室したのはシュタイナー教官だった。とりあえず敬礼すると、教官は淡々と要件を伝えた。

 

「ターニャ・デグレチャフ候補生! オイゲン中佐殿がお呼びだ。直ちに校長室へ向かいたまえ!」

「はっ!」

 

 校長先生のお呼び出しか。紛争地域への人事異動についての、最終通知だろう。なにせ6ヶ月の勤務だからな、魔導士官学校の卒業と被ることも含めて、ブリッグス候補生と一緒に、説明を受ける事になるのだろう。そういえば、ブルクハルト・フォン・ニコラウス・オイゲン中佐は、国境警備隊を3年勤めた経歴があったはずだ。何かアドバイスでももらえるかもしれない。

 

「ターニャ・デグレチャフ少尉候補生であります!」

「入りたまえ」

「はっ! 失礼いたします!」

 

 校長室の中央まで行き、敬礼。オイゲン中佐は以前に拝見した時と変わらない。禿げ頭は元気にテカっているし、だらしのない腹も肥えたままだ。女性の士官候補生にボディタッチしている時と同じにやけ面なのが気持ち悪いが、ぐっと堪える。

 

「デグレチャフ候補生。既に聞いているかもしれんが、君と同じく、ブリッグス候補生も北方管区で紛争地域研修を受けることになった。今は情勢が危うく、とても危険な場所だ。いくら陸軍の要請とはいえ、そんな所へ君たちを差し出すのは誠に心苦しい」

「はっ! 小官如きの身を案じていただけるとは、恐縮であります!」

 

 オイゲン中佐は、これ見よがしに葉巻の煙を吐いた。相変わらずのにやけ面なので、はっきり言って気持ち悪い。脂ぎった中年のオッサンがカッコつけて葉巻を吸っても、誰も見やしない。思わず頬が引きつる。

 

「そこでブリッグス候補生から嘆願があった。『危険な前線へ向かう私達に、願掛けを頂戴したく存じます』、とな。いわゆる景気付けだよ。これが成人男性なら、秘蔵の酒でも開けてやるのだが、生憎と君たちはまだ酒が飲めん。そこで、別の方法を考えた」

 

 葉巻の火を消した中佐が立ち上がり、隣室へと続くのであろう内扉を開けた。

 

「入りたまえ」

「はっ! 失礼いたします!」

 

 隣室は豪華な休憩室だった。なるほど、校長特権というやつだな。棚には高級そうな酒が並び、磨かれたグラスもある。キングサイズのベッドに、これまた高級そうなソファーまで。部屋の奥にはシャワー室すら見える。なんて贅沢な部屋だ。そしてそんな休憩室の端で、椅子に座っていたブリッグス候補生が、笑顔で手を振っていた。

 

「待たせたね、ブリッグスくん。さあ、ベッドへ」

「はいっ! 中佐殿!」

 

 笑顔でベッドに腰掛けるブリッグス候補生。私の背を押してベッドへ向かうオイゲン中佐。まて、何をする気だ。

 引き攣った顔で見上げると、オイゲン中佐は気持ちの悪い笑みを浮かべて言った。

 

「古来より、戦場において処女は不吉な存在だった。戦の女神もワルキューレも、清らかな乙女が戦場(いくさば)に立つのを好まれないとされている。戦場とは血を流す場所だからな。だから、儂が“願掛け”を手伝ってやろう。君たちの無事を祈ってね」

 

 な、な、な、なにをいっているんだこいつは。

 な、なに? なにがどうだと? ええ?

 

「と言っても、ブリッグスくんは既に処女ではないから、今回はまずデグレチャフ候補生のサポートになる。彼女の作った干渉式は見事だよ。神経に作用し、痛みを遮断するんだ。それだけじゃなく、快感の増幅まで行える。だから安心したまえ、デグレチャフ候補生。痛くはないぞ」

 

 い、いや、痛いとかどうとかじゃなくてですね、あの、私はですね。

 

「安心して、ターニャちゃん♡ オイゲン中佐はとっても上手だから、すぐに気持ち良くなっちゃうよ♡ 私なんて何回もイかされちゃうんだから♡」

 

 なるほど。これは復讐というわけか、サラ・エレオノール・ブリッグス。

 そうか、分かったよ。確かに、君は私を恨んでいい。恨むだけの理由がある。

 甘んじて受け入れるとは言わん。だが、恨みが解消されて、それで戦場で背中を撃たないでくれるようになるのなら。ああ、貞操のひとつやふたつ、くれてやるとも。命には代えられんからな。

 




 すれ違い。勘違い。2人の意思が交差して、今、運命が混ざり合う。

 お願い、イかないでデグレチャフ!
 貴女が今ここでメス堕ちしたら、後方勤務や軍人年金はどうなっちゃうの?
 男だった頃の精神はまだ残ってる。ここを耐えれば、ブリッグスに認められるんだから!

 次回、『デグレチャフ絶頂』。種付けスタンバイ!



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11話.最悪に幸せな初体験。

 前々からデグレチャフ閣下には陵辱シーンを担当していただくつもりでありました。
 なので少し長いです。



 やあ、オイゲン中佐にお願いして、ターニャちゃんの貫通式に立ち会っているサラ・エレオノール・ブリッグス少尉候補生だ。明日には士官学校を出て、北方行きの列車に乗らなくてはならない。そこで、学校最後の思い出作りに、ターニャちゃんを加えた3Pをお願いしてみたのだ。すると意外な事に、中佐殿が言うには、ターニャちゃんは処女だという。あの中佐殿が云うのだ、間違いあるまい。ターニャちゃんはむっつり過ぎて、最初の一歩が踏み出せないのだろうな。ならば後押しするしかあるまい。そこで、中佐殿にお願いして、急遽ターニャちゃんの貫通式を執り行う運びとなった。思い出作りに期待いっぱいなサラ・エレオノール・ブリッグスであります。

 

「大丈夫、安心して。確かに中佐殿のおチンポは大きいけど、ちゃんと優しくしてくれるから♡」

 

 ターニャちゃんの肩を抱いて、安心するよう言ってやる。僅かに震えているのは、緊張のせいだろう。根はスケベなくせに、やっぱり奥手なんだな。

 

「はーいっ、脱ぎ脱ぎしましょうねー♡」

 

 ここに来て何をするかを伝えられて、それでも逃げようとしないくせに、固まったまま動かないターニャちゃん。よっぽど緊張しているようだ。仕方がないので、軍服を脱がせてやる。すると、なんとも色気の無い幼児用の下着が現れた。急な話だったからね、しかたないね。しょっちゅうランジェリーを着ている俺がおかしいだけだ。

 

 白い肌、柔らかいブロンド、9歳の幼女が2人、裸になってベッドの上。なんとも犯罪的な絵だ。裏モノの中の裏モノビデオでもそうそう無いだろう。そこに脂ぎった中年男性であるオイゲン中佐が加われば、もう完璧だ。完璧に犯罪だ。

 

「じゃあ触るね?」

 

 ターニャちゃんの後ろに回り、小さく震える肌に触れる。幼女らしい柔らくて細やかな肌は、撫でるだけでも楽しいものだ。俺はすかさず首から掛けた演算宝珠を起動し、快感増幅の身体干渉式を走らせる。

 

「ターニャちゃんのおっぱい、可愛いね♡」

 

 俺もそうだが、ターニャちゃんの胸はまったく育っていない。9歳だから当然なのだが。しかし、乳首は性感帯となりえる。実際俺は乳首を摘まれると、絶頂しないまでもかなり感じてしまう。ターニャちゃんにもそうなってほしいものだ。幼女の胸を舐めたり吸ったりするのが好きな客は意外と多いからな。男を喜ばせるのは大事だぞ。

 

「あれ? もう硬くなってるね? やっぱり期待してたんだぁ♡」

 

 耳の裏や首すじにキスをしたりして愛撫を続けていると、早くも乳首が硬くなってきているのを感じた。やっぱり期待してたんじゃないか! ターニャちゃんはスケベだなあ。

 

「ち、ちがっ・・・! これは・・・そう、お前の干渉式のせいだ!」

「恥ずかしがることないよー。私なんて、乳首だけでイっちゃいそうになるし♡」

 

 顔を真っ赤にして恥ずかしがるターニャちゃんも可愛いな。口では否定していても乳首を揉まれるがままだから、スケベな期待心丸出しなの分かっちゃうのに。

 そうしていると、服を脱ぎ終わったオイゲン中佐がベッドに上がってきた。それに気付いたのか、ターニャちゃんがビクンと震える。そんなに驚かなくても、いきなり突っ込んだりされないよ。俺の時と同じように、最初はしっかり舐め解してくれるからさ。

 

「はーい、横になってねー」

 

 期待に震えるターニャちゃんを寝かせてやり、足を開かせる。干渉式の範囲をワレメにまで拡大し、“快感強度を10倍”にセット。ついでに干渉式の拡張機能も起動して、痛みを不快に感じないように神経を操作。これで感じるのは中佐の舌の感覚と、エッチな気持ち良さだけ。

 

「ひっ・・・! う・・・、うぁ・・・」

 

 中佐のクンニが始まって、ターニャちゃんがさっそく声を出し始めた。やはり普段からオナニーしていたのだろう、感じ始めるまでが早い。しかし大丈夫かな。中佐のクンニはとにかく長い、10分やそこらでは終わってくれない。泣きが入るまで舐めしゃぶられるのだ。ターニャちゃんは耐えられるだろうか。

 

「ひぃっ・・・!? ぎぃっっ!! ッッ・・・!!」

 

 クンニ開始から5分が経過。これまで必死に耐えていたターニャちゃんもついに決壊。目に涙を浮かべて、腰を浮かせて、可愛い声を噛み殺しながらイってしまった。

 

「やめっ、やめろっ! 胸を舐めるな! こらっ! やめ・・・・・・ひぅぅっっ♡」

 

 クンニ開始から7分。俺も乳首を舐めて手伝ってあげていると、早くも2回目のクリイキ。悲鳴のような嬌声を上げて、可愛くイってしまうターニャちゃん。性感感度10倍で味わう中佐の舌はたまらんだろう。出来れば俺も味わってみたいのだが、この干渉式は自分には使えない欠陥品なのだ。残念。

 

「いやだっ! やめ、やめてっ! もうイってる! さっきからイってるからっ!! ッ〜〜〜♡」

 

 クンニ開始から15分経過。クリを舐め、マンコに指を抜き差ししての、中佐お得意の追い込みクンニで連続絶頂。頭を抱えてイキまくるターニャちゃんがあまりに可愛かったので、両手を拘束して快感を逃せなくして、キスで舌を絡めてしまった。すると案の定、全身をガタガタ震わせて即イキ。ターニャちゃんが自分に素直になれるように、我慢なんてさせてあげない。

 

「ふーっ・・・・・・! ふ〜・・・! ふーっ・・・・・・!」

「おつかれ! ターニャちゃん! ね? とっても気持ち良かったでしょ?」

「ふーっ・・・!! ふーっ・・・!!!」

 

 最後はイキっぱなしのクンニがようやく終わった。ターニャちゃんはイキ疲れたらしく、荒い呼吸を繰り返している。そこでお疲れ様と優しく声を掛けてあげると、無言で睨まれてしまった。やはり感度10倍は刺激が強すぎたか。しかし強情なターニャちゃんが悪いのだ、必死に我慢して堪えようとするなんて。早く素直になりなさい。

 

「でもねー、前戯はまだまだ終わらないよー? 次は指でしっかり解してもらえるからね♡」

 

 覚悟が出来るようにそう伝えてあげると、ターニャちゃんは目を見開いていた。

 

 

—————

 

 

 ターニャちゃんのオマンコ拡張が進み、指が2本入るようになった頃には、すっかり昼食の時間になっていた。流石に感度10倍はやりすぎだと思ったので、5倍にまで落として拡張を手伝ってあげたのだけど。それでもターニャちゃんには辛かったらしい。また途中からイキっぱなしになって、泣きながら謝っていた。うんうん、わかるよ。ごめんなさいしながらイくと気持ちいいよね。

 昼食休憩だと言われても起き上がれず、泣きながらビクビク震えるターニャちゃんはとても可愛い。しかたないので濡れ手ぬぐいで身体を拭いてあげて、服を着せてあげる。

 

 校長室で中佐殿と同じ昼食に預かり、水分補給を済ませて、中佐が葉巻を吸い終わるまでが休憩時間。ワインで口を濯いだ中佐の再開宣言で、ヤリ部屋へ戻る。

 

「も、もう許して・・・。許してください・・・。おかしくなりそうなんです・・・・・・」

 

 イキっぱなしが相当辛かったのだろう、ターニャちゃんはまた震えていた。でも、口ではそう言ってるけど、頬が赤いのもお股が濡れてるのもバレバレ。だいたいね、気持ち良すぎておかしくなっちゃうなんて、俺もしょっちゅう言ってるけど、別に壊れたりなんてしてないから大丈夫。

 

「ここでやめちゃっていいの? もっともっと気持ち良くなれるのに? ねぇ想像してみて♡ 大っきなおチンポでハメハメされて、おマンコの奥でびゅ〜っ♡って射精してもらうの、最高にキモチイイんだよ♡ ・・・ね? 気持ち良くなりたいでしょ? ターニャちゃん♡」

 

 乳首を撫でながら言ってあげると、ターニャちゃんの目がとろんと溶けはじめた。やっぱり期待してるんじゃないか。まーだ素直になれないのか。

 これは徹底的に壊してあげないと、頑固な部分は治らないと見える。なのでここは心を鬼にして、感度5倍のままで拡張再開。

 

「いやだっ! やめてくれぇっ! もうイキたくないっ!!」

 

 グチュグチュとオマンコを指で解されて5分、たった5分も耐えられずに3回もイってしまうターニャちゃん。やっぱり俺の見込んだ通り、ターニャちゃんはドスケベだ。いくら感度5倍だからって、興奮していなければ3回もイったりしないのに。しかも3回目なんて口も閉じずに下品なアクメ顔を晒していた。

 

「やはり若いというのはいいな、とても柔軟だよ。こんなに楽な拡張は中々ないぞ」

「という事は中佐殿、もう本番に?」

「ああ。早く挿れてやらんと、デグレチャフ候補生の身がもたんだろうしな」

「だってさ! 良かったねターニャちゃん! やっとハメハメしてもらえるよ!」

 

 しかしまずは、中佐殿のおチンポに硬くなってもらわなければならない。だが、ターニャちゃんは立て続けの絶頂で腰が立たないようだ。となれば、ここは俺の出番だな。

 

「では僭越ながら、小官が御奉仕させていただきます♡」

「うむ。頼むぞ」

 

 こちらとしても辛かった。ターニャちゃんのイキ姿を見せられ続け、股が疼いていたのだ。俺も早く気持ち良くしてもらいたいと、ずっと思っていたのだ。しかし我慢、ここは我慢だ。今日の主役はターニャちゃんなのだ。俺はターニャちゃんの後で、ゆっくりとハメてもらう事になっている。なので、今はしゃぶり慣れたおチンポを勃たせて、濡らすだけ。

 

「んっ♡ んぅ〜♡ ちゅっ♡」

 

 玉を両手で優しく撫でながら、亀頭を咥えて喉奉仕。唇は力を入れずにカリ首を愛撫し、喉で亀頭を絞って強い刺激を与える。中佐に仕込まれた上級技術のフェラチオだ。

 ターニャちゃんの体力が少しでも回復するように、時間を稼ぐ。という名目で、ゆっくりしゃぶってチンポを味わう。しゃぶり慣れたチンポとはいえ、やはり咥えているだけでも興奮してしまう。つい我慢が出来ず股に手が伸びそうになるが、ぐっと堪えて玉愛撫に手を戻す。奉仕の時は奉仕だけ、気持ち良くなってもらうのが目的なのに、自分の快楽を優先してはいけない。それも中佐に教わったこと。

 

「ん・・・・・・はぁっ♡ 大きくなりましたぁ♡」

「よし、教えた事がちゃんと出来ているな。偉いぞ、ブリッグス候補生」

 

 中佐のペニスがすっかり硬くなったのを確認して、名残惜しいながらも口を離す。口淫奉仕を褒めてもらえた事が照れ臭くて振り向くと、ターニャちゃんがこっちを見ていた。

 

「んふふ・・・♡ なぁに、ターニャちゃん? もしかしてターニャちゃんもしゃぶりたかった?」

「なっ・・・?! そ、そんなわけないだろう!」

「またそーやって嘘つくんだからー。だって顔真っ赤じゃん」

「いやっ、これは・・・!」

「いいからいいから。それに、ターニャちゃんはこれから、おしゃぶりよりもっとずっと凄いコトするんだからさ♡ ・・・・・・ほら、やっぱり期待してる。どんどん赤くなってるよ♡」

「ち、ちがう・・・・・・。期待なんか・・・・・・期待なんか・・・・・・してない・・・・・・」

 

 どんどん赤くなるターニャちゃんの後ろに回り、両手を掴む。干渉式を再起動し、痛感を遮断、性感感度を10倍にセット。準備が整い、オイゲン中佐のペニスが初モノのマンコに添えられる。

 

「ひっ・・・! ま、まって・・・! や、やだ・・・! いやだ・・・!」

「さあ、今から大っきなおチンポが入っちゃうよ〜? ターニャちゃんを大人の女にしてくださる初めてのおチンポ♡ 目を逸らさないで、挿れてもらうところしっかり見ててね♡」

「待って! 頼む! 許してくれっ!! それだけはっ・・・!」

「もちろん感謝しながら受け入れるんだよ? 当然だよね♡」

 

 何度も絶頂した体力のない体に、演算宝珠も無ければ、ただの9歳児。抵抗なんて無駄。

 赤く火照った無抵抗な処女マンコに、中年チンポの亀頭が沈むように入っていく。

 破瓜(はか)の血が溢れ、少女が大人になる。処女(おとめ)の貫通式、感動の瞬間である。

 

「ッッッッーーー・・・・・・!!? かっ・・・!! は・・・っ・・・!!」

「は〜いっ♡ 処女卒業おめでと〜♡」

 

 10倍感度の初体験の衝撃で、白眼を剥いて喘ぐターニャちゃん。しばらくは戻ってこれないだろうと察して、ゆっくりと上体を下ろし、寝かせてあげる。そしてターニャちゃんが動けない間に、ティッシュを取って破瓜の血を拭う。流石にシーツが血で汚れたら問題だからね。

 

 

—————

 

 

 血を拭き取ってもなかなか意識が戻らないターニャちゃん。中佐も、初モノの相手は慣れているのか、微動だにせず挿入を保っているが、流石に腰を止めたままで何分も動かずにいるのは辛そうだ。

 早く意識が戻りますように、そう念じながらターニャちゃんの体にキスをして手で愛撫する。それと並行して治療式を起動し、促成拡張で疲れているであろうオマンコを治療しておく。ペニスは挿入されたままだから、処女膜が再生する恐れはない。

 

「く・・・うぅ・・・」

「あっ、意識戻った!? おかえりターニャちゃん!」

「わ、わたしは・・・・・・」

 

 しっかりと意識が戻ったのを確認して、干渉式を再起動。早くおチンポの気持ち良さに慣れてもらうため、痛覚遮断に感度5倍でセット。準備が出来たら中佐に目配せして、セックスを再開してもらう。

 

「ひぎっ・・・?! い、いやっ! いやだっ! やめてくれっ! おかしくなる!!」

 

 やはりまだ、ターニャちゃんは素直になりきれないようだ。イヤイヤと首を振って、シーツを掴んでいる。それでも感じていることは感じているようだ。時々息が止まって、エッチな顔になっている。

 

「ひぃぃっ!! なんっ、なんでっ・・・! なんでっ!」

「ん? どうしたの、ターニャちゃん?」

「きっ、きもちよくなんかっ! ぐぅぅ! きもちよくなんかぁっ・・・!」

「あはっ! やっぱり感じてるんだぁ♡ 初めてでも感じちゃうなんて、やっぱりスケベだね♡」

「だっ、誰がスケベだっ・・・! 私はっ、わた・・・し・・・・・・いぃっ?!」

 

 ターニャちゃんが初めてでもちゃんと感じてくれているようで、安心した。自分には使えないから役に立たない干渉式だと思っていたが、なかなかどうして便利なものだ。

 ちゃんと感じてくれているようなので、そろそろ追い込みを掛けるとしよう。1分毎に感度を増幅させて、段階を踏んで受け入れさせるとする。1分後には感度6倍、2分経ったら7倍と、ゆっくり上げていく。

 

「感じて・・・なんかっ・・・! んっ・・・! ひゅい?! い、いやっ! 違うっ!」

 

 少しずつ異物感に慣れてきたのか、苦しそうな表情も無くなってきたので、お腹を撫でて子宮を意識させながら、ターニャちゃんを応援する。現在感度7倍。

 

「んんっ・・・・・・ふぅっ・・・・・・。も、もう・・・やめ・・・・・・」

 

 どんどん快感に没頭していくターニャちゃん。目がボーッとして、歯を食いしばる事もなくなった。現在感度9倍。

 

「んっ♡ あっ♡ い、いやだっ! やめてっ、やめてくれっ! あんっ♡ やだっ♡」

 

 感度10倍で、とうとう声が甘くなってきた。更なる追い込みをかけるため、キスで口を塞いで、舌を絡める。もちろん両腕を握って、快感を逃す余地を与えない。口の中で叫ぶターニャちゃんを愛おしく想いながら、もっと気持ち良くなれるようにと干渉式の感度を上げる。

 

「あっあっ♡ ダメっ♡ も、もうっ、おかしくなるっ♡」

 

 遂に、ターニャちゃんも絶頂が見えてきたようだ。しかし初めての中イキは難しいからな。助けてあげなければならない。そこで両手を掴んで、耳元でアドバイスを囁やく。

 

「もうイっちゃいそうなんだね♡ 心配しないで、私が側にいるからね。怖いことなんてないよ。オマンコの気持ち良さだけに集中してね。そしたら最高に幸せな気分になれるよ♡」

「やだっ♡ やだっ♡ やめてっ・・・♡ ごめんなさいっ♡ もうゆるしてぇっ♡」

「フフ・・・♡ もう甘い声しか出てないよ? もうすっかりメスの声♡ かわいい・・・♡」

 

 中佐もターニャちゃんの限界を悟ったようだ。ピストンのペースを上げて、ラストスパートに入った。俺もそれに合わせて、干渉式を感度15倍に引き上げる。

 

「いぎぃっ!? あ゛あ゛っ!! いぃーっ!! これダメぇーーっっ♡♡♡」

「ほらっ、オマンコに集中してっ! 気持ちいいの受け入れて!」

「ああーっ!! だめだめだめっっ♡ お゛っ・・・おほぉ・・・♡」

「イったらもっと気持ち良くなれるよっ! だから声に出して! イっちゃうって言って!」

「い、いぐぅ♡ イっ・・・ちゃう・・・♡ イく・・・♡」

「そう、そのままそのまま!」

「イっ・・・・・・ッッッ〜〜〜〜♡♡♡ 」

 

 遂に陥落! 初セックスで中イキおめでとう!

 中佐も限界だったみたいだ。少し遅れて中出ししている。いいなあターニャちゃん。

 

 さてさて、ターニャちゃんの貫通式が無事に大団円となったわけだが。となると次は俺の番だ。まずは中佐と一緒にシャワーを浴びて、ペニスの汚れと汗を流そう。そしたら白眼を剥いて絶頂しているターニャちゃんの隣で、見せつけるようにガチハメしてもらおう。よろしくお願いしますよ、オイゲン中佐。

 

 

—————

 

 

 何かの揺れで眼を覚ます。

 意識はあるが、頭が働かない。

 よくわからないが、漠然とした幸福感だけが脳にあった。

 

 柔らかい感触で、高級なベッドに居るのだと理解する。

 少しずつ意識がはっきりしてきて、ベッドが揺れているのが感じられて、誰かの声が聞こえてきた。身体が重くて動かないので、声のする方へ首を向ける。

 そして、現実を知った。

 

 目の前で行われているのは醜悪な姦淫。四つん這いから片脚を上げて、排尿する犬の様な格好で、男のペニスを受け入れている幼女の姿が目に入った。私は彼女を知っている。

 

 そして、私は、私を知った。私も所詮は人間。そしてこの身体は女。それを思い知らされた。肉体的、本能的なものは、極度となれば逆らいようがなく、抵抗できないのだと。

 

 私は今日、貞操を奪われ、処女を失い、男を教えられた。

 これが、一人の幼女を身代わりに、前線へ送ろうとした報いなのか。

 

 漠然とした幸福感と、全身を(さいな)む疲労に身を委ね、意識を眠りに落とす。

 嗚呼、これが夢でありますように。

 





 それではまた環境が変わって銃火と硝煙の世界に移りますので、エッチなシーンが減るかと思いますが、今後もよろしくお願いします。



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12話.北方管区国境警備任務。

 一切何の役にも立たない性の豆知識(女性編)
 ・女性の脳でないと膣イキは耐えられないというのはデマ。
  海外の脳医学研究の大学が発表したところによると、
  電気信号の数値は男性の前立腺による絶頂(所謂メスイキ)と大差ないとのこと。
 ・女性の脳でないと出産の痛みに耐えられないというのも同じくデマ。
 ・女性の胸の大きさは10代前半でおおよそ決まる。
 ・膣は開放された内臓である。
 ・男性の包茎と同じく、クリトリスにも皮がある。



 ガタンゴトンと車体が揺れる。窓の外の景色は退屈で、車内の空気は動かない。

 これは北方管区行きの列車。そう、帝国が今もっとも注視している危険な紛争地域、協商連合との小競り合いが多発している国境線に一番近い所まで、我々を乗せて行ってくれる列車だ。

 嗚呼、主がお与えになる試練とは、かくも厳しいものだなあ。俺と彼女とで、この争いを終わらせろと仰るのだろうか。それはとても難しいことですよ。

 

 やあ、列車に揺られて前線行きの旅をのんびり楽しんでいる、サラ・エレオノール・ブリッグス少尉候補生だ。少尉候補生といっても陸軍からの試験免除があるので、現地に到着と同時に辞令を頂き、准尉に昇進するのだが。准尉、つまり士官学校を卒業していない者が成れる最高位の階級をだ。そして少尉の階級は研修終了後に改めて授与されるそうだ。しかし6ヶ月、半年も前線に拘束されるなんてな。人を撃ち殺すのは嫌いじゃないし、楽しいのだが。まだ戦端が開かれていないから、撃ち合いすら無いだろう。僅かな緊張感があるだけの、暇な国境警備になりそうだ。早くも欠伸(あくび)が出そうなサラ・エレオノール・ブリッグスであります。

 

 長い長い鉄道を揺られる時間は暇である。なので、その時間を使って新しい下着を作っていた。魔導士官学校に持ち込んだはいいが、色々と忙しくて結局手を付けられずにいた布たち。そいつを切って貼って縫って、形にしていく。裁縫は体で覚えているので、淀みなく手が動く。

 

「何を、作っているんだ?」

 

 窓の外を眺めるのにも飽きたのか、相部屋のターニャちゃんがこちらを見ていた。

 同い年で同じ士官学校の人間という事で、俺たちは相部屋に押し込まれている。一般席ではないからゆっくり出来るが、指導先任とその補佐となって2つの班で別れて行動していたので、今さらターニャちゃんと2人きりというのも何だか変な気分だ。

 

「ん? これはね、新しい下着。ほら、子供用の下着ってさ、どれも野暮ったいデザインじゃない? だから自分で作るの」

「それは熱心なことだな」

「今作ってるのは“ヒモ”ね。やっぱり男の人って、エッチな下着が大好きだからさ。こういうのを履いてると喜ばれるんだよねー♡」

「そ、そうか・・・」

「良かったらターニャちゃんのも作ってあげようか?」

「いや! いい! 結構だ!!」

「なんでー? オシャレしなよー。可愛い女の子のお洒落は義務だよ?」

 

 ターニャちゃんは顔を赤くして、そっぽを向いてしまう。昨日の事を思い出したのだろうか。

 チンポの味を覚え、中イキを経験したおかげか、ターニャちゃんはつっけんどんな態度を取らなくなった。士官学校で初めて出会った頃のように、ごく普通に話しかけてくれるようになった。しかしやはりまだ、照れは残っているらしい。少しでもエッチな話になると、頬を赤らめて顔をそらしてしまう。

 

 昨日、士官学校最後の日。これが最後になるかもしれないからと、オイゲン中佐は朝から夕方までペニスを使ってくれた。まずターニャちゃんの処女を奪って、最初の中出し。次に俺のマンコを使って、ガチイキするまで可愛がってくれた。そしてまたターニャちゃんに戻り、初中イキで疲れて寝てしまったところをセックスで起こし、俺が感度強化で手伝って2度目の中イキをさせて。最後にまた俺を使って、今度は俺の中にも注いでくれた。

 オイゲン中佐には本当に感謝してもしきれない。中佐は俺の恩師だ。本当の中イキを教えてくれたし、本物のセックスを教えてくれた。特別なフェラチオも教えてもらったし、男を喜ばせる様々なテクニックや仕草を所作を仕込んでくれた。そしてなにより、ターニャちゃんとの3Pという思い出を作ってくれた。スケベなエロオヤジだし、腐敗官僚と繋がって不正をしている悪徳校長だったが、性教育に関しては真剣で真摯な人だった。

 

 手を止めて思い出に耽り、恩師を想う。窓の外を眺めようとして、ガラスに自分の顔が写って、無意識に微笑んでいる事を知る。楽しい学校生活だった、本当に。ブルクハルト・フォン・ニコラウス・オイゲン中佐、今までありがとうございました。

 

「お世話になりました、中佐殿・・・・・・」

 

 これから向かう北方に思いを馳せる。怒りと恐怖、憎しみと悲しみが澱む場所、紛争地域。そこでは人々が心を病み、苦しんでいる。そんな場所にこそ愛が必要だ。主を信じることで育まれる愛が。

 だからこそ、俺は前線に向かうのだろう。敬虔な信徒である俺が、主の慈悲と、愛の幸せを、伝えに行かねばならないのだ。そうだ、これは主の御導きに他ならない。愛を以って人々を救えと、俺に道を示して下さったのだ。そこで、オイゲン中佐に仕込まれた数々の性技が人々の心を癒し、疑いようのない愛を知らしめるのだ。

 そうか。となれば、ターニャ・デグレチャフもまた、神に選ばれた者なのか。俺が北方行きになったのは、ターニャちゃんの行動が切っ掛けだからな。そうか、そうだったのか。

 

「ターニャちゃん!」

「なっ、なんだ急に・・・」

「突然前線行きって聞いて、最初はビックリしたけど。私、ようやく解ったの! これは神様が私たちを導いて下さったんだよ! だから一緒に頑張ろう! 神様は私たちを見守って下さるから!」

 

 どうしたことか、また睨まれてしまった。今朝の口臭は別にザーメン臭くないはずなのに。

 

 

—————

 

 

 頭が痛い。股が疼く。どうにも思い通りにならず、イライラしてしまう。

 今日もコーヒーをかっ喰らい、無理でも気合いを入れて空を飛ぶ。

 

 ああ、ターニャ・デグレチャフ准尉だ。長々と列車に揺られて紛争地域に到着し、辞令を頂き候補生から昇進としたと思ったら、即座に飛行哨戒班に編入され、陸軍との合同研修に参加させられるという、目が回るような忙しさもつい先日のこと。今日も呑気に空を飛び、何のアクシデントも無い平和な空中散歩を楽しんでいる。合同研修とはいえ、暇なものは暇だからな。

 もちろん真面目な顔をして、欠伸ひとつせずにはいるが。退屈な研修である事に変わりはない。地上に降りれば、夜な夜な帝国軍宿舎にライフル弾が撃ち込まれたり、鉄道に爆弾が仕掛けられているのを夜間哨戒班が見つけたりするのだが、昼の空はいつも平和である。

 

 そんな退屈な時間のせいで、つい緊張感が抜けて、身体の疼きを意識してしまう。

 

「ッ・・・♡ ・・・・・・くそ!!」

 

 思い出したくもないのに、思い出してしまう。この幼い身体に強烈に刻まれた感覚が、あの日の体験を想起させる。帝国魔導士官学校での最後の日、私は処女を失った。ロマンスも糞もない、自分が招いた復讐の結果として。

 

 サラ・ブリッグス少尉候補生。今は私の後ろを飛んでいる、私と同じ准尉だが。彼女が前々から、私と性的なコミュニケーションを取ろうとしているのは分かっていた。それを疎ましく思っていたのは否定できない。

 彼女が同期候補生達と性的な関係にあり、そのせいで私まで男衆から同じ扱いをされそうになったのが非常に嫌だった。過剰なボディタッチを始めとするセクハラや、売春を持ち掛けてくる同期生たち。「以前よりお慕い申し上げておりますっ、デグレチャフ指導先任殿!」などと、ロリコンであることを隠しもせずに、口から汚泥のような鳴き声を垂れ流す二号生の存在も虫唾が走った。そしてそれらの原因が彼女、サラ・ブリッグスにあると知った時、私は明確に彼女を嫌悪した。

 だから、切り捨ててもいいと思った。私は自己保身を優先するため、サラ・ブリッグスを身代わりにして、彼女を前線へ送ろうとした。その企みは失敗し、私と彼女は揃って前線送りになった。

 

『待って! 頼む! 許してくれっ!! それだけはっ・・・!』

 

 彼女はそれを許さなかった。

 

『ッッッッーーー・・・・・・!!? かっ・・・!! は・・・っ・・・!!』

『は〜いっ♡ 処女卒業おめでと〜♡』

 

 生命の危険がある前線へ送ろうとしたのだ、報復は当然、生命に関わるものとなった。

 太く大きな棒を臓器(ちつ)に差し込まれ、内臓を内側から抉られる。彼女の身体干渉式によって寸断された神経が、“痛みが無い痛み”という強烈な不快感をもたらし、死を錯覚するほどの衝撃に見舞われた。本当に不快だった。あの感覚は生涯忘れえまい。

 

 オイゲン中佐に犯される私の姿を、彼女は嬉しそうに、楽しそうに、そして喜んで見ていた。その笑顔に恐怖したが、彼女の舌で口内を蹂躙され、優しく手を握られて、私は誤解を悟った。彼女は狂っていた、狂っていただけなのだ。優しく諭すような言葉には、怒りも恨みも無かった。彼女はただ、自分の性癖を私に重ねていただけだったのだ。

 共感能力の欠如か。判断能力の欠如か。それとも非社会性パーソナリティ障害(ソシオパス)か。何にせよ、サラ・ブリッグスは精神に重大な異常を抱えており、彼女にとってはあれが思いやりと優しさからくる行為だったのだ。

 

 だが、彼女の異常性が分かったからといって、私の危険が無くなったわけではない。彼女の行為が復讐ではなく、単なる勘違いによるお節介だと判り、戦場で背中を撃たれる心配は無くなった。だが、彼女の近くに居る事は、依然として危険なままだ。

 彼女が今後も“趣味”を続ける限り、彼女と同じ年齢であり、同じような外見の私にも、必ず影響があるのだ。流石に処女喪失の時のような、死ぬような感覚はもうないと思うが。ちょっとでも対応を間違えれば、また死にそうになるまで絶頂させられかねない。

 

「くっ・・・♡ くそぉ・・・♡」

 

 少し想像してしまった。それだけで腹の底が熱くなり、乳首が尖り、豆がジクジクと疼く。あの衝撃の日からもう数日経つというのに、私の身体は未だにあの時の快楽を憶えている。目の前が真っ暗になり、全身を高揚感が貫き、脳が多幸感で満たされるあの強烈な絶頂を、私は忘れられないでいる。

 

 ああ、この想いを振り払えると云うのなら。

 悪魔よ、人心を乱して、世に戦争という災厄を齎してくれてもいい。

 生命の危険のほうがまだマシかもしれないのだから。

 

 

—————

 

 

 やあ、今日も元気に空を飛んで、紛争地域での合同研修に参加している、サラ・エレオノール・ブリッグス准尉だ。北方の国境線に到着して早数日、魔導士官学校の促成組や現地の研修組という、有り合わせの人員で編成された飛行哨戒班に編入された俺とターニャちゃんは、陸軍の皆さんと一緒に訓練に勤しんでいた。慣れない環境に適応するため、余裕も暇も無い。裁縫はおろか売春も出来ない。そのくせ辛い訓練と暇な研修ばかりの毎日。そんな日々が遂に終わる。なんとなんと、戦争が始まってしまったのです。やっと人間を撃ち殺して訓練の成果を発揮できることにワクワクしているサラ・エレオノール・ブリッグスであります。

 

 いつも通りの退屈な飛行哨戒の研修が終わって地上に戻ったら、突然48時間の待機を命じられた。厳戒態勢を意味するそれに驚きはしたが、まさかそんな事はあるまいとグッスリ寝て。起きたら協商連合からの宣戦布告が来ていた。『そこから退いて領土を明け渡せ』という退去命令という名の喧嘩の売り文句である。

 いったいどんな悪魔が、協商連合の首脳陣の耳元でこんな自殺的な進軍を囁いたのか。

 

「ばっかじゃないのぉ!?」

「ああ、阿呆の極みだな」

 

 思わず叫ぶと、隣のターニャちゃんが同意してくれた。

 ここ国境線守備隊に来てさっそく分かったことだが、ターニャちゃんが提出してくれやがった俺の論文(レポート)は参謀本部作戦参謀の目に入って、そのレポート通りの対処が実行中であったのだ。

 即ち、開戦は協商連合軍に非を負わせ、それを諸外国に知らせるべく情報官を常駐させること。それによって近隣諸国の動きを一瞬なりとも遅らせ、その隙に戦後処理についての外交を進める。これがそのまま採用されて、いつも映像記録装置を手放さないカメラマンが交代で勤務している。

 また、国力や軍事力、もちろん兵力からいっても帝国の方が圧倒的に上回っているため、戦争に勝つこと自体は難しくないのだが。それで勝ってしまってはいけないのが、帝国の辛いところ。ここで帝国が協商連合を打ち負かして、吸収政策や植民地政策が実施されたりしたら、列強国家群で頭一つ抜けた強力な軍事国家が誕生してしまう事となり、周辺列強に手を組んで帝国を潰す理由を与えてしまう。なので、他国に調停参加を求めるなり、あるいは分割統治を持ちかけるなどして、勝つことなく協商連合を退かせ、「帝国は侵略とか領土拡大とか興味ないですよ〜」というアピールをする必要がある。これもレポートに書いた事だ。

 

 さて、上のお偉方は、俺のレポートをどう取り上げてくれるだろうか。大戦争になったら食料事情は冷え込み始めるし、将来の軍人年金も危うくなる。男に愛を説くどころじゃなくなる。頼むから大戦争だけは勘弁してくれ。

 

傾注(アハトゥング)!!」

「はっ!」

「司令官より全隊に通達する。協商連合軍が越境を行い、こちらへ進軍している。協商連合は我々に対し、武装放棄か投降かのどちらかを選べと通告してきた。これは紛れもない協商連合の軍事行動であり、卑劣な侵略行為に他ならない! よって先ほど、作戦本部より入電があった。“抗戦”である! 現時刻をもって、我々は国土防衛の任に就き、卑劣な侵略者どもを撃滅する!! ライヒに栄光を!!」

「ライヒに栄光を!!!」

「帝国に勝利を!!!」

 

 とはいえ、まず目先の脅威、降り掛かる火の粉は払わねばならない。戦うとしましょう。

 本部のみなさーん! 俺たちが頑張ってる間に、外交のほう宜しくお願いしますねー!

 

 





 誤解こそ解けたものの、デグレチャフ閣下がサラちゃんを苦手に思っているのは変わりません。
 サラちゃんは相変わらず、ターニャちゃんをスケベ娘だと勘違いしていますね。


 元男性転生者はそんな下品にイかねぇだろ!

 後方勤務なんて目指してるからこんなクソザコマンコになんだよ!

 すげー専制国家・・・これ俺が侵略するために建国されたでしょ。

 うおっ急にすげぇ宣戦布告・・・。自殺行為かな?

 こんな稚拙な自殺進軍して末代までの恥だよ。



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13話.口は災いの元。

 今回もエッチなシーンはありません。
 原作でも重要なシーンなので、こればっかりは削れませんでした。



 魔法で身体強化を施し双眼鏡で観測。砲手に位置情報を送ったら、着弾時のデータを演算宝珠に記録。それをコマンド()ポスト()に連絡、データ送信。空を飛べて自由に動ける現行最高の観測手、魔導師だからできる楽な仕事。

 

 やあ、ついに戦争が始まってしまいました、彼方此方(あっちゃこっちゃ)で人間が吹き飛んでいて面白いです、サラ・エレオノール・ブリッグス准尉だ。開戦に伴なう部隊の再編成により、俺とターニャちゃんは飛行哨戒班から外され、ツーマンセルの狙撃手及び観測手となっている。コールサインはピクシー、ターニャちゃんが04で、俺が05。しかし今は軍備にも戦力にも余裕があるので、主に機甲師団、つまり戦車と随伴兵、もしくは砲兵隊のサポートをしている。撃ち漏らしや散兵を仕留めるのが俺たちの仕事だ。楽な戦争で助かっているサラ・ブリッグスであります。

 

「カッブーン!」

「CP、こちらピクシー04。着弾確認。標的沈黙。データを送信する。オーバー」

 

 ドッゴーン!と爆発音がして、敵戦車がスクラップと化す。巻き込まれた随伴兵はピクリとも動かない。なんて一方的な撃ち合いだろうか。いや、撃ち合いにすらなっていない。

 光学迷彩で姿を隠した俺たち魔導観測手が、正確に敵の居場所を測定し、木々の間に隠れた砲兵隊が指示通りの場所に撃ち込むだけ。奇襲も同然の一方的殺戮だ。事実、敵の随伴兵は、砲弾が飛んでくる時の「ひゅるるる」という風切り音を聞いて、ようやく回避行動に移ろうとしていた。間に合わなかったけど。

 

「撃ち漏らしは無し、か」

「あ、もう一台が速度上げたよ。どうする?」

「CPの判断を仰ぐまでもない。ブリッグス准尉は随伴兵を仕留めてくれ。私は速度とルートから次の砲撃地点を割り出す」

「了解っ!」

 

 随伴兵を置いて突撃という名の逃げに走る戦車。絶好のカモ。逃す手はない。

 さっそくライフルを構え、光学迷彩の効果を損なわないように、消音干渉式を起動。全力で走っているかわいそうなモブ歩兵くん達の頭に、正確に魔力弾を撃ち込んでいく。するとゲームでやったのと同じ感覚で、敵兵がバタバタと倒れていく。もちろんヒットマークも死亡ログも表示されないが。

 こっちは魔法で視覚強化に身体強化があるんだ。100メートル離れていようが、敵兵の顔まではっきりくっきりと見える。そして反動はしっかり殺して、熟練の速度で連続狙撃。セミオートマチックのライフルなので1発ずつだが、それでも何ら問題ない。10秒程度で随伴兵は全滅した。

 

「CP、こちらピクシー04。最後の敵戦車が速度を上げてルートを変更。砲手に直接データを送信する。オーバー」

『こちらCP、了解した。直ちにデータを送信されたし。通信終了(アウト)

 

 撃ち漏らしがないことを確認して、ライフルを下げる。

 

「これじゃあ鴨撃ちと変わんねぇなあ・・・」

「こちらピクシー04、砲手に告ぐ。敵戦車の位置データを送信する。6秒後に指定の場所に砲撃されたし」

 

 そしてまたもカブーン。なんてイージーゲームだ。

 

「CP、こちらピクシー04。当地域の敵戦車は全て沈黙。繰り返す、敵戦車は全て沈黙。データを送信する。指示を待つ。オーバー」

『こちらCP、了解した。砲兵隊は補給のため、一時後退する。ピクシーは次の指示があるまで警戒を維持して待機されたし。オーバー』

「ピクシー了解。アウト」

 

 あまりにも呆気ない対戦車戦が終わった。欠伸が出そうだ。

 やはり帝国軍は強く、協商連合軍は弱い。世界で最も早く魔導師の戦術的価値に気付き、実戦投入可能なレベルまで育成する方針を固めた軍事国家、帝国。そして魔導師採用後進国の非軍事国家、協商連合。俺たちの働きを見ても分かる通り、魔導師は戦場におけるジョーカーであり、即応可能な万能兵科だ。いち早くそれを採用した帝国が一歩上をいくのは当然のこと。

 しかしそのせいでイージーゲームだ。実に退屈だ。もし俺のレポートが採用されていたら、戦争が激化する前に、外交でカタが着くことになるしな。

 

(チェリー)(パイ)はもっとマトモな仕事回してくんないかなー。こんなカモ撃ちじゃ退屈で退屈で・・・」

「滅多なことは言うもんじゃない、ブリッグス准尉。口は災いの元だぞ。それにな、お前はゲーム感覚でやっているから、そんな口が利けるんだ。もっと真面目にやれ」

「任務には忠実ですぅー。仕事はちゃんとやってますぅー」

 

 と、俺がブー垂れていると、無線にノイズが入る。ノイズ? まさかECM?

 いやいや、流石に? 機甲師団が全滅した後で? 増援が?

 いやいやいや、流石にでしょ。そんな戦力の逐次投入なんて愚策中の愚策、流石にね?

 

「レーダーに反応アリ! 魔導師だ!」

「うわ・・・・・・ホントに来た・・・」

「だから滅多なことは云うなと言っただろう!!」

 

 あからさまな妨害電波のおかげで、航空魔導師の部隊が突撃しますと言ってもらっているようなもの。装備の質で練度をカバーしているのであろう、協商連合軍の航空魔導部隊が中隊規模でここにやってくる。2人で相手するのは流石にキツいな。

 

「CP! CP! こちらピクシー! 敵航空魔導部隊を中隊規模で確認! ブロック8、高度4300。急速接近中!」

 

 ターニャ准尉が無線を飛ばしている間に、俺は装備の確認。どうせ友軍が来るまで対応しなきゃならないんだ。準備はしておかなきゃね。

 弾倉を交換し、チャンバーに装填。各種戦闘用干渉式をピックアップし、待機状態で保存。ナイフを確認。グローブを確認。ジャケットの紐を締めて気合を入れる。演算宝珠は正常に稼動中。

 

『CP了解。友軍の魔導師部隊が急行中。到着予定は600。オーバー』

「こちらは2人だ! とても相手には出来ない! 即時離脱許可を求ム!」

『こちらCP。離脱は許可できない。遅滞戦闘に努めよ。・・・・・・幸運を祈る。オーバー」

「クソッ! 了解したCP! ピクシー、アウト!」

 

 うわー、友軍到着まで10分だってさ。軍人なら飯食ってご馳走さましてタバコ半分吸えるよ。売春なら早漏2人は相手にできるね。俺たちが2人とも死ぬか、運良く敵を撤退させられるか。主の加護がある以上、負ける気はしないけども。

 

「クククっ・・・・・・。戦勝確実な戦場で、つまらぬ仕事かと思いきや。たった2人で一軍を相手取ることになろうとはなぁ!!」

 

 ターニャちゃんもやる気だ。観測用装備を外して、戦闘態勢に入った。

 いやあれ、ただのヤケクソだな。逃げられないからね、しょうがないね。

 

「普通にやったらまず生き残れない。身体能力強化と各種ドーピングで生命を削ってでも抗うぞ! まずは光学迷彩の解除と同時に、爆裂術式で主導権(イニシアチブ)を奪う! 構えろ!!」

「了解! いくよっ! ターニャちゃん!」

「准尉と呼べ!」

 

 さぁて、やっと楽しくなってきたぞう!

 

 

—————

 

 

「魔力反応、二。ですが姿が見えません」

「帝国の光学迷彩術式か。やっかいだな。・・・位置を割り出せるか?」

「やってみます!」

 

 次の瞬間。協商連合軍第五航空魔導大隊は、混乱に陥った。突然の攻撃で爆発が生じ、視界を奪われたのだ。前衛が防御を余儀なくされて、部隊の足が止まる。

 何処から? そう思ったと同時に、大隊長が叫んだ。

 

「各自散開!! 固まるな!!」

 

 言い終わると同時に、比類なき魔力が込められた貫通干渉式によるライフル弾が飛来し、防御術式が半壊する。射手の姿を確認しようと前を向いた時、隊長の命運が決した。

 

「うおおぉぉぉぁぁぁ!!」

 

 雄叫びを上げながら突進するターニャ・デグレチャフ准尉。拳銃(ピストル)に篭めた貫通干渉式の銃弾を連射しつつ、最大全速にて接敵。サラ・ブリッグス准尉の貫通干渉式によって半壊していた魔力防御はそのまま崩壊し、拳銃弾が隊長の右肩を掠め、構えたライフルの銃口があさっての方向を向く。

 

「ぬんっ!」

 

 身体能力を極限まで強化し、強制的に引き出した各種脳内物質により限界を超えたデグレチャフ准尉の一撃。その左手で逆手に握られたナイフが、隊長の喉に深々と突き刺さっていた。デグレチャフ准尉はすぐさまナイフを引き抜き、敵のライフルを奪って体を蹴り落とす。

 

「隊長ーーー!!!」

 

 協商連合軍の若い魔導師が、信じられないといった声で叫んだ。

 

「隊長がやられた! 隊長がやられたっ!」

「散開っ! 散開だっ!」

「敵は2人だ! 囲め! 囲んで潰せっ!!」

「よせっ! 味方が射線に入る!」

「隊長の仇だ!!」

「副隊長命令だ! 距離を取れーー!!」

 

 急襲によって真っ先に大隊長を落とされた事で、全体が混乱に陥る。敵は幼女と言って差し支えない少女が2人。その外見に驚いて手が止まった者から順に、頭が吹き飛ばされていく。

 

「全力で撃てば、2発で防御を砕けるか。今のうちに食えるだけ喰っとかないとな」

 

 ターニャ・デグレチャフ以上の魔導適性と魔力量を誇るサラ・ブリッグス准尉には、他の魔導師にはできない戦いかたが出来る。即ち、超高火力による最速突破。干渉式で脳内麻薬を引き出し、通常ではありえない思考速度を得たブリッグス准尉が、次々と協商連合の兵を落としていく。

 どんな回避機動も捕捉し、僅か3発で魔導師を撃墜する。幼女が持つ人間業ではない戦闘力に、魔導師たちは正常な思考を失っていく。

 

「だ、だめだっ。このままじゃ1人ずつ撃ち落とされる!」

「火力を集中しろっ! 一斉攻撃だっ、がっ・・・!? ぐぶぶ・・・・・・」

「副隊長っ?!」

 

 ブリッグス准尉の強固な防御と圧倒的な火力を前に浮き足立つ協商連合軍。そこに、デグレチャフ准尉が切り込む。敵が統率を失って散った事を逆手に取って、時に友軍誤射を誘発するように回避行動を取り、小さな身体を活かして射線を潜り抜け、的確に司令塔を狙う。デグレチャフ准尉の作戦は成功した。大隊長に続き、副隊長の首にまでナイフを突き立てたのだ。

 

「くたばれ! 協商のアホどもがっ!!」

 

 背後からの延髄一刺しで敵の副隊長を半殺しにして、その身体を弾除け(ミートシールド)に、副隊長のライフルで応戦する。あまりにも隙がなく、そして徹底した合理的戦術。デグレチャフという機動兵を前に協商連合軍の視線が釣られ、次はそこをブリッグス准尉が刈り取る。

 

「弾切れっ!」

「こっちもだ!」

 

 何分戦った。何分凌いだ。

 敵が撤退してくれる事を祈って全力で魔力を注ぎ、1人また1人と撃ち落としてきた。逃亡兵は見逃し、確殺ではなく無力化で良しとして、遅滞戦闘に努めてきた。だが、ここで遂に2人して残弾が底をつく。残る手持ちはナイフ一本。残る魔力はあと僅か。

 敵の残存兵力は9人。最初は25人いた協商連合第五航空魔導大隊も、今ではたったの9人。死者8、墜落3、継戦不能による撤退3、逃亡2。たった2人の帝国軍魔導師によって、第五航空魔導部隊が壊滅していた。

 

 しかし、しかしである。2人はもう戦える状態ではない。小さな身体にナイフが一本。なりふり構わず全力疾走のように干渉式を使ったため、防護に回せるだけの魔力もない。残るは逃げの一手。追い詰められた獣なのだ。

 それをみすみす逃す事は出来ない。第五航空魔導大隊に残った者にとって、彼女たちは希望なのである。ここで彼女たちを討ち取れば、撤退の言い訳が立つうえ敵前逃亡の汚名を被らずに済む。そしてなにより、隊長と仲間達の仇なのだ。

 

「ターニャちゃん、もう打つ手なしかな?」

「友軍到着まで残り2分だ。死ぬ気で逃げ回る」

「出来ると思う? お互いもうそんなに魔力残ってないんだけど」

 

 敵はもう逃げない、最後の瞬間に賭けたらしい。そして2人には武器が無い。しかも、一発でも被弾すれば致命傷となりかねないのに、防御すらままらない状態だ。絶体絶命である。

 その時、デグレチャフの脳裏に浮かび上がるひとつの閃き。戦争を嫌い、争いごとを嫌い、博打を嫌う彼女が。今この瞬間、生命を賭けてもいいとさえ思った策が生まれる。

 

「だったら、最後に一発、デカイ花火でも上げてやるさ」

 

 その言葉を聞いて、サラ・ブリッグス准尉は目を見開いた。

 

「本気なの?」

「うまくすれば、一週間はベッドでゆっくり休めるだろう」

「だからってさあ・・・・・・———いや、いいよ。付き合ってあげる」

 

 2人の准尉は目配せをし、互いに頷くと、敵に向かって突進した。

 小さな身体を最大限に活かして面を減らし、とにかく接近する。慌てた敵兵が乱射してくるのを、最小限の動きで避けていく。敵の回避行動を先読みして二手に分かれ、散開を阻害。

 そして機が満ちる。

 

「掴まえた・・・!」

 

 2人は敵兵に飛び付くと、胸の演算宝珠を限界突破(オーバーロード)させた。つまり、自爆である。

 

 

—————

 

 

 裂傷複数箇所。打撲複数。重度の火傷。胸骨粉砕。右腕に二箇所の骨折。左腕に粉砕骨折。右大腿骨骨折。複数の内出血。銃創四箇所。見せてもらったカルテには、どうして死んでいないのか不思議な状態の患者について書かれていた。患者の名前はサラ・エレオノール・ブリッグス准尉。つまり俺なのだが。

 

 や、やあ、脳内麻薬をドバドバ引き出して人為的コンバットハイで暴れまくり、ターニャちゃんの提案に乗ったら、半分死体になって病院送りとなりました、サラ・エレオノール・ブリッグス准尉だ。ダメ、ゼッタイ。いくら脳内麻薬といえども、やりすぎはよくない。それを思い知った。だって結果がこれだもん。全身包帯だらけで、点滴のチューブが何本も刺さってて、両腕を吊り下げられてる。最先端の魔導治療のおかげで死なずに済んだけども、ターニャちゃんと仲良くベッドを並べて絶対安静だ。もう二度と自爆なんてしないと心に誓うサラ・ブリッグスであります。

 

「もう二度とやらない・・・・・・」

「ああ、二度とやるもんか・・・・・・」

 

 2人して仲良く横たわり、天井を見つめるしか出来ない。

 敵の隊長と副隊長を殺した時点で、あとはずっと回避機動だけしてれば良かったんだ。なのに、ターニャちゃんに負けじと撃ちまくってるうちに、褒章が貰えるかもって欲かいたもんだから、気がついたら敵が逃げるに逃げられなくなってた。そしてこのザマ。

 

 麻酔なんて効きやしない。身体中痛くて熱くて泣きそうだ。夜も眠れない。そんな入院生活が2日過ぎた。すると、何やら本部からお偉いさんがやってくるという話が来た。

 俺たちを拾い上げて全速力で病院まで飛んでくれた援軍の魔導師たちが、北方前線の司令官補佐が、そして参謀本部作戦参謀次長代理と、参謀本部戦務参謀次長のゼートゥーア閣下までもがこの病室に集まった。

 いったい何がどうして前線で負傷した狙撃手と観測手ふぜいに、これほどの面子が集まったのか。理由は閣下の口から聞かされた。

 

「顔を合わせるのは初めてだな、デグレチャフ准尉、ブリッグス准尉。ああ、いい。無理に敬礼しようとするな。重症患者は重症患者らしくしていたまえ———今日、私がここに来たのは他でもない。・・・・・・心配したからだ。そうだとも、私はとても心配した。あのレポートを書き上げた将来有望な若者が、死んでしまったのではないかと心配してね。生命は取り止めたようで、なによりだ。安心したよ」

 

 どうやら、俺たちのレポートは人事局人事課長から作戦参謀次長に渡り、そこからさらに戦務参謀次長の手に届いたらしい。そしてそれが高く評価されたと。だったら前線送りにしないで欲しかったなあ。

 

「ともかく。君たちは論文を書くだけではない、実戦においても特に優秀であると証明してみせた。初の実戦で、たった2人で中隊規模の航空魔導師を相手にし、撃破10、撃墜5というトップエース並みの数字を叩き出したのだ。お陰で敵魔導師部隊は壊滅し、到着した援軍が残敵を掃討、拿捕するに至った。詳細については、基地司令よりあらためて報告があるだろう」

 

 あらためて聞くと、異常すぎる数字である。一回の戦闘で撃破10に撃墜5て、本当にトップエースじゃないと出せないスコアだぞ。これは期待してもよろしいんで?

 

「そこでだ。援軍として向かった彼ら同僚と、基地司令から、君たちに“銀翼突撃章”の推薦があった。君たちが寝ている間に受理されたよ。それに加えて、それぞれ2つの勲章が与えられる。どちらも戦果に応じたものだ。これらは退院後、推薦によって少尉となった後で授与される」

 

 へっへっへ、ありがてぇや。これだけ勲章があれば、もう前線で活躍する必要もない。もう充分に名誉は得た。あとは後方でデスクワークをしながら、ゆっくりと点数を稼いでいけばいい。もう前線は懲り懲りだからな。

 って、待てや! 銀翼突撃章って前線の英雄に与えられる勲章じゃないか!

 

 という事はアレか、前線でバリバリやっていけるニューホープとして認識されてしまったのか。そうだよなあ、戦果でも勲章貰っちゃったしなあ。これって「これからも頑張ってね!」っていう勲章だもんなあ。というか、俺が人事部だったら、こんな費用対効果が高すぎる即戦力、ずっと戦場に置いておくわ。誰だってそう考えるだろう。カルテの最後に「回復次第戦線復帰可能」とか書いてあったしね。

 はい、2人仲良く揃って前線復帰が確定です。泣きそう。

 

「しかしこれだけでは不十分だと、我々は考えている。はっきり言おう、君たちはまだ子どもだ。戦場で血を流していい存在ではない。そんな君たちに助けられた私達は、どうにかして君たちを助けたいと思っている。だから、なんでもいい、我儘を言って、我々を安心させてくれ」

 

 でもその我儘って、後方勤務は許されないんでしょう? 分かってますよ。はい、知ってました。いいですよもう。どうせ次はちゃんとマトモな部隊に組み込んでくれるだろうから、今回みたいな無茶はもうないだろうしね。主の御導きもありますし、前線でやれるだけやってやりますとも。

 しかし、我儘ねえ。どうせ戦場に居なきゃならないんなら、生き残れる可能性を高めていきたいな。しかし配置については無駄だろう。ならば装備だな。もっとずっといい装備があれば、生き残る可能性も高くなる。

 

「では、新しい武器と装備をお願いします。もっといいやつを」

「おお、構わないとも。すぐに手配しよう。それで、どんな武器が欲しいのだ?」

「そうですね、バレット・・・口径が12ミリ以上の対物狙撃銃が欲しいです。一発で敵の防御術式を貫通して殺せるやつが。弾は徹甲弾と焼夷弾を。あとはサブマシンガンとマシンピストルを。今の装備じゃ近接戦が不安すぎます。それに、爆裂術式をバラ撒けばいい対地攻撃になりますから」

「・・・・・・う、うむ」

「サブマシンガンもマシンピストルも、給弾不良は絶対に嫌です。空中で機動戦をしながらとなると、銃に掛かる負担は相当なものですから、とにかく信頼性のある銃が欲しいです。それとマグチェンジも素早くしたいので、機構が単純な物が望ましいです。そういう航空魔導師用の銃ってありますでしょうか?」

「・・・・・・専門の者に伝えて、可能な限り用意させるよ」

「ありがとうございます。では、他の何が無理でも、対物狙撃銃だけは必ず用意するように伝えてください。口径は12ミリ以上、これは絶対です。航空魔導師をやるなら絶対に必要な銃なので。よろしくお願いします」

 

 言うだけいってやった。ほとんどは近代航空魔導師の運用についてのレポートの内容と一緒だがな。まあ、そうだな、狙撃手だけやっていければ、だいぶ安全に戦えるだろう。光学迷彩を使いつつ空を飛び、戦場の何処からでも必殺の銃弾をお見舞いできる、まさにジョーカーとなれるわけだ。なぜ航空魔導師という兵科があるのに、この発想がなかったのか。もっと早くに気付いて用意しておいて欲しかったね。

 

 ああ、それにしても。こんな目に遭ってもまた前線に戻らないといけないなんて。

 主よ、流石に艱難辛苦がすぎるのではありませんか? 俺たちじゃなかったら死んでますよ。

 




 「お前らが勝手に自爆しただけなんだよなあ・・・(困惑)」

 デグレチャフ閣下が2人いるような戦力! 時間稼ぎも楽々やなガハハ→バーカ!
 我慢できない欲張り娘、サラちゃんの悪いところが出たという話。こいつホンマ自分勝手やな。


 おい負傷退役が下手だな。一戦で5人くらい殺しててお美しいよ♡ 股濡らすな淫乱女。

 中隊相手にこんな戦果出す新兵がいるか! クソ・・・ッ、こんなんじゃ後方送りどころじゃねえ。

 殺戮の為にこの世に生を受けたのかよ。

 そんな簡単に勲章受領してるようじゃ後方勤務になれないぞ。

 栄養が全部狙撃にいってんじゃねぇか、このスケベ士官はよぉ。





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14話.新米補佐官と二人きりの車室内。

 『銀翼突撃章』、それは帝国軍人にとって大変名誉な勲章である。通常の突撃章や、特に輝かしい成果を挙げた者に贈られる柏葉付突撃章とも違って、銀翼突撃章は“窮地を救われた味方からの推薦”によってのみ授与されるからだ。つまり友軍にとっての英雄、帝国軍を救った者にのみ与えられる勲章なのだ。しかしその性質上、友軍を下がらせて自らは孤軍奮闘した殿軍などの、仲間の代わりに死んだ兵士達に与えられる事が多い勲章でもある。それゆえ生きてこの銀翼突撃章を胸に飾る者は稀であり、かつそのような者は帝国の何処に行っても敬われる存在となる。

 

 やあ、勲章を3つも貰えたと思ったら全部突撃章だったので、すっ転びそうになったサラ・エレオノール・ブリッグス少尉だ。そう、俺は昇進して正式に少尉となったのである。聞くと、陸軍からの推薦があったらしく、准尉から昇進して少尉になった。これで軍内部での確かな地位が確立されて、補佐はつけてもらえるし、部下は与えられるし、部屋は個室だしで、いい事尽くめだ。やっと安定してきたサラ・ブリッグスであります。

 

 全身ボロボロで半分死んでいたような状態だった俺は、一ヶ月も病院に拘束されていた。おかげで入院中に誕生日を迎え、10歳になってしまった。隣のターニャちゃんは俺よりも1週間早く退院したというのに。

 しかし俺も遂に退院だ。やっと解放される、と喜んだのもつかの間。さっそく北方の前線基地に戻ると司令官から昇進のお祝いがあり、勲章を授与され、しかもそれが全部突撃章。どういう事だと呆れていたら、補佐を連れて本部に出頭しろとの命令。いきなり忙しすぎる。

 

「ブリッグス少尉殿! 本日より補佐を担当させていただきます、ヘルマン軍曹と申します! よろしくお願い致します!」

「うむ。よろしく頼むぞ、軍曹」

「はっ! 少尉殿のお噂は伺っております。御一緒できて光栄であります!」

 

 そして俺に与えられた補佐というのが、このヘルマン軍曹。元陸軍所属で、後に現場で魔導師の研修を受ける事になったという、少し特殊な経歴を持つ軍人。細マッチョで優男面の、平凡な軍人という概念が軍服着たような若い男だ。聞けば25歳だという。戦時中とはいえ25歳で軍曹とは、なかなかいい出世してるじゃないか。そんな彼だからこそ、銀翼突撃章持ちである俺の補佐に相応しいとされたのだろう。

 俺が補佐官に求めるのは、事務仕事が出来てチンポが大きいことなのだが。

 

 さてさて、そんなことはいいとして。いや、どうでもよくはないのだが。何にしても命令遵守だ。まずは本部に出頭するとしよう。病み上がりにいきなり狙撃してこいとか言われないだけマシだが、本部でいったいどんな仕事をしろと云うのだろうか。行けば分かるとだけ伝えられたが。

 

 今回は北方から列車に乗って、仮眠を取れるくらい長い鉄道で揺られる事になる。長い旅になるので、当然暇になる。なのに軍人用の車両だから、他の旅行客と世間話も出来ない。そして俺が入るのは個室だ。なにせ銀翼突撃章持ちの少尉様だからな。

 

 立派な広い個室で、補佐官のヘルマン軍曹と2人きりだ。

 

 そう、2人きりだ。

 

 親交、深めちゃっても、いいかなあ?

 

 いいよな! そうだよな! 上官と部下は仲良くしないとな!

 こちとらいい加減に我慢の限界なんだよ。北方に着いたらいきなり訓練、研修、訓練の毎日。そうかと思えばアホな協商連合首脳陣のせいで戦争になって、負傷で後送されて、ベッドの上で軟禁だ。もう二ヶ月近くセックスしていないのである。もう我慢の限界だ。

 

「ヘルマン軍曹!」

「はっ! なんでありましょうか!」

 

 ヘルマン軍曹を立たせて、セックスさせろと命令する。

 こんな個室で若い男と2人きりなんて、我慢できるわけないだろ!

 

「貴官は軍における慰安行為に従事した経験はあるか?」

「はっ・・・? いえ、ありません!」

「では今日が初体験(ロストバージン)だ。貴官には私への慰安を命令する!」

「はっ! 謹んでお受け致します!」

「ではトイレを済ませてこいっ!」

「は? ・・・はっ!」

 

 困惑した顔でも素早く部屋を出て行くヘルマン軍曹。上官の命令には黙って従うあたり、流石は陸軍で扱かれた兵士だ。では彼がトイレから帰ってくる前に準備を済ませよう。

 まずは手早く服を脱いで、下着を換える。軍病院で支給された下着のまま基地に戻って、その足で列車に押し込められたので、今の下着は簡素な無地だ。これではいけない。なので鞄から手作りの下着を取り出す。

 どれにするか。一番人気はレモン色のオープンランジェリーだが。いや、迷っている暇はない。男のトイレは女と違って早いのだ。なのでここは手堅く、俺の白い肌を際立たせる黒のヒモをチョイス。マイクロビキニ並みに布面積が狭い、というかほとんど乳首と秘所しか隠れていない際どい下着。乳輪がデカければ、陰毛(アンダーヘア)が生えていればハミ出たであろう、超際どいヒモ下着。チンポを勃たせる為だけに存在するこのエロ下着で、ヘルマン軍曹をノックアウトだ。さあ着替えよう。

 

 着替え終わってそわそわしていると、やっとヘルマン軍曹が帰ってきた。随分時間が掛かったな。まさかご丁寧に大の方もしてきたのかな。だとしたら馬鹿正直すぎるが。

 

「ヘルマン軍曹です! ただ今戻りました!」

「入りたまえ」

「失礼いたしまっ・・・・・・」

 

 扉を開けたヘルマンくんは俺の姿を見るなり、言葉を失って固まった。いいぞいいぞ、しっかり見ろ。そして見惚れろ。俺という美少女のヒモ姿だ。ジュニアアイドルのグラビア雑誌でも滅多にお目にかかれんぞ。

 

「なにをしている。早く入れ軍曹」

「・・・・・・はっ!」

 

 声を掛けられてようやく意識を取り戻したヘルマンくん。目をパチクリさせて可愛いのう。俺の云う「慰安」がどういうものか、ようやく察しがついたかね。

 

「さて・・・。察しがついたと思うが、この場合の慰安とは指圧などではない。“セックス”だ。御無沙汰で持て余している私の身体を満足させるのが、君の仕事だ。いいな?」

「はっ・・・! いえっ、あの、少尉殿、ひとつお伺いしても、よろしいでしょうか?」

「なにかな?」

「いえその、少尉殿はこのたび10歳に成られたと聞いておりますが。性行為が何かをご存知なのですか・・・?」

「もちろんだ! だから我慢の限界だと・・・! ・・・・・・いや、そういう言い方は良くない。辛抱堪ら・・・! 違うな・・・・・・。いやもういい! いちいち取り繕ってられるか! とにかく私は性欲を持て余している! もう2ヶ月もチンポに触れていないのだぞ!!」

「しょ、少尉殿・・・・・・」

 

 もううざったいのはやめだ。我慢の限界だ。こんな近くに若いチンポがあって、都合良く個室に居るんだぞ。辛抱堪らんわ。

 俺はもう、ヘルマン軍曹に了解を求めるつもりは無い。その身体に飛び付き、座席に座らせ、ズボンの上から股間を撫でる。うむ、非勃起状態でもなかなかの大きさだ。これは期待できる。

 

「ヘルマン軍曹! お前のチンポで私を気持ち良くしろっ! これは上官命令だ! 早くっ、早くチンポを出せっ! 服を脱げ、早く!」

「しょ、少尉殿?! おやめください!」

「キサマ、上官に逆らう気か!?」

「いえっ! そのようなことは・・・!」

「ではさっさとしろ!! 命令不服従と抗命で二等兵に降格させるぞ!」

「わっ、わかりました! 分かりましたから!」

 

 ようやく命令に従ったヘルマン軍曹が、座席に座ったままでズボンを脱ぐ。現れたペニスはやはり中々の大きさ。さっさと勃起させるために、首から掛けた新品の演算宝珠を起動し、性感増幅の干渉式を走らせる。そしてゆっくりとペニスを扱き上げ、勃起を促す。

 

「フフフ・・・♡ なかなかいいモノを持っているじゃあないか、軍曹」

「少尉殿、このようなことはお辞めください・・・! 北方の英雄の一人である貴方が、どうしてこんな事を・・・!?」

「どうもこうもあるか。私はな、北方に着いてからずぅ〜っと我慢してたんだ。毎日毎日訓練のたびに、若い男たちのシャツ姿や裸を見せられて、いい加減に我慢の限界だったんだ。ほれ、そうこう言っている間に、少し硬くなってきたぞ♡」

 

 握れる程度には硬くなったペニスを咥えて、右手で竿を、左手で玉を愛撫する。

 

「んんっ♡ んっ♡」

「いけません少尉殿! 汚いですよっ! お辞めください!!」

「んふぁ・・・♡ 悪くない味だ♡ 遊んでいない綺麗なチンポだな、軍曹?」

 

 充分に硬くなったのを確認して、演算宝珠を停止。久々のチンポで早漏されてはたまらんからな。演算宝珠を脱いだ軍服の上に投げ捨て、そのままフェラチオ続行。二ヶ月ぶりのチンポは堪らなく美味い。スケベなしょっぱい味が口いっぱいに広がって、蒸れた汗の臭いで鼻が犯される。ああ、久々の感覚だ。

 

「うっ・・・くぅっ!? ああっ! しょ、少尉殿っ・・・!!」

「んんっ♡ ちゅうっ♡ んっ・・・・・・はぁ・・・♡ とてもいいチンポだ、ずっとしゃぶっていたいくらいだぞ♡ んぅ・・・♡ はぁ・・・♡」

「あうっ、く・・・! あっ・・・そこは・・・」

 

 竿全体に舌で唾液を塗りたくり、咥え直したら音を立てて啜る。「じゅるるるっ!」と下品な音を立てて啜る。この下品な音がチンポを気持ち良くさせているという音だ。これが喜ばれるのだ。

 しかしコイツ、ヘルマン軍曹、俺が慰安しろと命令したのに、黙ってしゃぶられるだけか? やはりこれは命令不服従だ。軍規違反の抗命だ。上官への反抗だ。許してはならん。

 

「んん〜・・・はぁっ♡ はぁっ・・・♡ ———ヘルマン軍曹、私は慰安を命令したハズだが? キサマは何もしないで、一人だけ気持ち良くなるつもりか?」

「あっ、いえ! そのような事はありませんっ!」

「では奉仕したまえ」

 

 そう命令してヘルマン軍曹の体に跨り、その顔に尻を突きつける。体格差があるため69(シックスナイン)はギリギリ出来ないが、手が届けばそれでいい。

 

「これからキサマがセックスする肉壺(マンコ)だ♡ なにせ二ヶ月ぶりだからな、しっかり解して濡らさねばらなんぞ。頑張りたまえ♡」

「は、はいっ! 努力・・・いたします・・・・・・」

 

 今度は逆方向からフェラチオを再開すると、ヘルマン軍曹の手がおずおずと尻に触れてきた。そして震える指が下着をズラして、少し濡れたワレメの中に入ってくる。うん、この感覚だ。オナニーとは違う。やはり他人の指で弄られる方が興奮する。

 

「んっんっんっ♡ じゅる♡ ちゅぅ♡ んはっ・・・、軍曹! そんなハムスターの腹を撫でるような手つきで女が気持ち良くなると思うのか!? もっと相手のことを考えて手を動かせ!」

「はっ! 申し訳ありません、少尉殿!」

「んっ・・・いいぞ、もっと深く・・・♡ そうだ、指の腹を使って、壁を擦るように」

「こ、こうでありましょうか・・・?」

「あっ・・・♡ いい、いいぞ軍曹っ♡ 次は指を増やして、強く激しくだ!」

「はっ! はいっ!」

 

 軍曹の指が2本に増えて、アソコからクチュクチュといやらしい音がしてきた。軍病院ではオナニーすら出来なかったからな。久々なので、指だけでもかなり感じてしまう。

 俺も負けじとフェラを再開し、玉袋を優しく揉みながら、亀頭を吸って舐めしゃぶる。うむ。やはりマンコを弄られながらのフェラはいい。とても興奮する。

 しかしまだ足りない。綺麗なペニスからも判る通り、軍曹は遊び慣れていない。経験が少ないのだ。なので手マンすらイマイチ物足りない。

 

「軍曹っ、空いている方の手で、クリを弄ってくれっ♡ さっきからクリが疼いてたまらん♡」

「ク、クリでありますか!?」

「クリトリスくらい保健体育の授業で習っただろう!? 早く触ってくれ!」

「はっ! 了解しました!」

 

 なんだかかんだ言っておきながら、ヘルマン軍曹もノってきたようだ。ロリコンの()が無くたって、タダでフェラチオしてもらえるうえに、キツキツのロリマンコとセックス出来るのだから、これは役得以外の何物でもなかろう。据え膳食わぬは男の恥とも言うしな。使いどころが違うか。

 

「ああーっ♡ いいっ、すごくいいぞ軍曹っ! そのまま続けてくれっ!」

 

 指先でカリカリと擦るようにしてクリを弄られ、一気に感度が上がる。クチュクチュとマンコから出る卑猥な音が大きくなり、素人同然の軍曹の指で気持ち良くされているという事実に、思わず顔が赤くなる。

 興奮のままに亀頭を咥え直し、先走り汁を啜る。竿を優しく扱き、今からコレが挿入されるのだと意識して、興奮を高める。

 

「んぅ・・・♡ ちゅぷ♡ んふ〜♡」

 

 激しくほじられるマンコとクリトリスと快感に没頭しながら、夢中になってチンポをしゃぶる。ああ、久しぶりのチンポ。美味しいチンポ。ずっとしゃぶっていたい。

 

「しょ、少尉殿っ・・・!」

「・・・・・・ん?」

 

 と、なぜか突然、軍曹の指が止まった。どうしたのかと竿を扱きながら待っていたが、何も返事がない。言いたいことがあるなら、さっさと言えと、竿を強く握って叱ってやる。

 

「あうっ! も、もうっ・・・・・・うぅっ!!」

「うぶっ?! んんーー!!」

 

 何事かと思っていたら、突然口の中に射精されてしまった。もしかしなくても、軍曹も久々だったのかもしれない。しかし断りもなく、いきなりこんな濃厚で美味しいザーメンを射精するとは、礼儀がなっていないな。これは上官として叱ってやらねばなるまい。態度によってはもう1回口で搾る必要があるかもしれん。

 

「んぅ〜〜〜♡ ちゅぅっ♡ んんっ・・・♡ ん・・・♡」

「すみませんっ、少尉殿・・・! うあっ・・・?! 吸い出さ・・・れて・・・! ううっ!」

「ンぐ・・・んっ・・・♡ はぁっ! はぁ・・・はぁ・・・♡ 軍曹、キサマァ・・・♡ 上官の身体で射精する時は、『お先に失礼します』と声を掛けてからイくのが常識だ。キサマはいったいどういう教育を受けてきたのだ、軍曹!」

「はっ! 申し訳ありませんっ! お許し下さい、少尉殿!」

 

 言い訳せずに素直に謝ったか。ならば良し。では尿道の残り汁を吸い出して、本番といこう。

 

「んぅ〜〜〜♡」

「うあっ・・・、ああっ! 少尉殿っ、そんなに強く吸われてはっ・・・!」

「んっ! ・・・よし、綺麗になったぞ軍曹。ではキサマに挽回の機会を与える。この硬いチンポを使って、しっかりと私を気持ち良くするのだぞ! いいな!」

「は、はっ! 了解しました!」

 

 

—————

 

 

 ではお待ちかねの本番! 生ハメセックスの時間だ!

 対面の座席に座り直して、足を座席に乗せたM字開脚でヘルマン軍曹が挿れやすいようにしてやる。この体勢だと思いっきり中を抉られるので、強烈に感じるのだ。さあ早く来い。

 が、こっちがせっかくアソコを濡らしていつでもオッケーな状態で待っているのに、軍曹はガチガチに勃起させたペニスをさらけ出したままで、棒立ちしている。

 

「何をしている。女を待たせる男は最低だぞ。それとも上官に恥を搔かせたいのか、キサマは?」

「い、いえっ! そのような事はありませんっ!」

「ではどうした! 早く言え!」

「はっ! 小官は避妊具を所持しておりませんので! 判断に迷った次第であります!」

 

 何かと思えば馬鹿馬鹿しい。

 

「それこそ女を馬鹿にした考えだぞ、軍曹。避妊具なぞ着けてみろ、せっかくのセックスが台無しになる。いいか? 女が、チンポで、気持ち良くなりたいと、言っているんだ。だったら生ハメ中出しは当然の話だ。太陽が東から登るのと同じ様に、水が低きに流れるのと同じ様に、それが自然の摂理というものだ。解ったか!!」

「はっ、はいっ!」

 

 オイゲン中佐譲りの道理も糞もない説明で無理やり納得させる。

 ヘルマン軍曹は渋々といった様子で近づき、腰を落として高さを合わせた。

 

「ほら、挿れやすいように広げてやる♡ 流石のキサマでも穴を間違ったりはせんだろうがな」

 

 ワレメを指で開いて、マンコを晒す。軍曹の亀頭がようやく近づき、ゆっくりと挿入される。これだよ、これこれ。くぅ〜っ。これを待ってたんだ。

 

「ん・・・♡ ああ、いいぞぉ・・・♡ ゆっくりと、そう奥まで・・・・・・」

「うおぉっ・・・!? 少尉殿のっ・・・中にっ・・・!」

「どうだ、キツキツだろう? 頼むから早漏してくれるなよ♡」

 

 軍曹はゆっくりと腰を動かし、味わうようなセックスを始めた。本当にゆっくりと、ヒダの一枚一枚を丹念に押し拡げるように。一番奥まで腰を入れ、膣壁に亀頭でキス。震える腰をゆっくりと引いて、カリ首まで抜く。それを繰り返した。

 

「軍曹・・・、もしかして私を焦らしているのか? 私が我慢出来なくなって、キサマに媚びてもっと激しくぅ♡ もっと強くぅ♡ ・・・とねだるまで、その腰の引けたセックスを続けるつもりか?」

「い、いえ・・・そのような・・・・・・」

「ではもっと感じさせてくれ。さっきから中が疼いてたまらんのだ。このままではキサマに泣きついてしまうかもしれんぞ?」

「いえっ、あのっ! しょ、少尉殿の中が、その・・・、あまりにキツくて、気持ちよく・・・て・・・」

 

 なんとまあ初心なことを言うのだろうかコイツは。ちょっと火が点いてしまった。

 一旦チンポを抜かせて、体位を変える。座席に横になり、片足を上げて、横から挿入出来るようにしてやる。この体勢なら軍曹も座席に上がれるから、さっきまでの中腰と違って思う存分に腰を振れるはずだ。

 

「さ、次はちゃんとしたセックスをするんだぞ♡ キサマのチンポで私のマンコを喜ばせるんだ♡ 私の補佐官ならば、それくらいはしてもらわんとな♡」

「ぜ、善処いたします・・・」

 

 またもゆっくりとした挿入だったが、今度はちゃんと腰を振り始めた。ぱちゅんぱちゅんと腰の間で愛液が跳ね、コツンコツンとマンコの一番奥が亀頭でノックされる。そうそう、この感覚、これがセックスだよ。

 

「んっ♡ あっ、あっ、あんっ♡ いいぞ軍曹っ♡ その調子だ♡ 気持ちいいぞっ♡」

「しょ、少尉殿のっ、中がっ! くうっ・・・、ウネって・・・凄いです・・・!」

「ほれ、軍曹。私の足を持って抱えてみろ。腰が安定するぞ」

「こ、こうですか?」

 

 真上に上げた俺の足を胸に抱えると、軍曹はこの体位のコツを掴んだようだった。少し前に重心を置き、浮いた腰でスムーズなピストンを行う。なかなか覚えが早い。

 

「んんっ♡ あ、あぁ〜・・・♡ いぃ〜・・・すごくいぃ〜♡ キモチイイよぉ♡」

「く・・・・・・うっ・・・! 少尉殿っ・・・そんなに締め付けないでくださいっ・・・!」

「はあっ、ああっ♡ くぅぅんっ♡ いいっ♡ あっあっ♡ そこそこそこっ♡」

「こ、ここですかっ! ここがイイんですねっ!?」

「ああーーっ♡ そこっ、そこ上手ぅっ♡ も、もっとしてぇっ♡」

 

 軍曹は少しずつ学んでいく。中のどこを擦れば俺が喜ぶのか、どのくらいの強さがいいのか。

 

「あぁ〜〜いいっ♡ その調子っ、その調子でもっとしてぇっ♡」

「は、はっ! この調子で気持ち良くなってくださいっ、少尉殿っ!」

 

 ピストン自体は単調だが、若者らしいエネルギッシュな腰使いがご無沙汰マンコには堪らない。コツンコツンと奥をノックされるのもいい。間違いなく大人なチンポでマンコをいっぱいに押し広げられるのが興奮する。

 久々のセックスに興奮のボルテージが上がっていき、マンコの奥がキュンキュンと感じ始める。絶頂の初期兆候だ。

 

「ああっ、いいっ! イキそう! このままっ・・・・・・このまま続けてっ・・・!」

「はいっ・・・! どうぞイってくださいっ!」

「ああっ、ああっ、っ・・・・・・あぁ〜〜♡ いいよぉっ♡ すっごい感じちゃうっ♡」

「ふぅっ! ふうっ! どうぞ感じてください、少尉殿っ!」

「いいっ、すごくいいっ♡ オマンコの奥で感じちゃうのぉっ♡ オマンコ感じちゃうっ♡」

 

 軍曹のボルテージも上がっているようだ。どんどん腰が強くなって、ピストンが早くなっている。ゆっくり快感を溜めていきたかったから、このままと言ったのに。これでは我慢出来なくなっちゃうじゃないか。

 

「くうぅっ! 少尉殿の中がっ、どんどん締まってます! 感じてるんですねっ!?」

「ああああっ♡ おチンポいいっ♡ おチンポステキっ♡ おチンポ気持ちいいのぉっ♡」

 

 快感でどんどん頭が重くなってくる。四肢に力が入らなくなってきて、膣の快感がどんどん大きく膨れ上がる。まさかこんな下手くそ軍曹のチンポで本気のメスアクメさせられるとは。でも我慢なんて出来ない。このままイキたい。このチンポでイかせてほしい。

 

「ああっ、ダメっ♡ アクメきちゃうアクメきちゃうっ♡ オマンコでイっちゃうぅぅっ♡」

「は、はいっ! いつでもイってくださいっ! わ、私もイキそうですっ!」

 

 軍曹も限界のようだ。だったらラストスパートを掛けてもらうために、煽ってあげよう。

 

「あぁーっ! そんなの言っちゃダメぇっ♡ ザーメン欲しくなっちゃうよぉっ♡」

「・・・・・・!! な、中に出しますっ! 少尉殿の中に、射精しますっ!」

「ダメダメダメぇっ♡ 今出されたらっ♡ このおチンポ好きになっちゃうからぁっ♡」

「だっ、出します! 中に出します!! いいですね少尉殿!?」

「だめだめっ♡ ダメだからねっ♡ も、もうイっちゃうからっ♡ あんっ♡ 中はダメだよっ♡」

 

 声を出してザーメンをねだると、どんどん快感が高まっていく。目の前が暗くなってきて、マンコ以外の感覚が鈍って消えていく。マンコだけが気持ちいい。マンコだけあればいい。マンコを犯してくれるチンポだけあればいい。感覚が、そんな狭い世界になっていく。狭い世界の中で、感覚が無限の宇宙に広がっていく。最高に気持ちがいい。

 

「いぃーっ♡ イ、イくっ♡ イくイクイクイクっ♡ イくよっ♡ イっちゃうからっ♡ おチンポそのままっ♡ そのままパンパンしてねっ♡ あっあっあっあっ♡ いっ、イクイク・・・・・・・・・いっ・・・・・・くぅぅぅっっ〜〜〜〜〜♡♡♡♡」

 

 

—————

 

 

 やあ、今日会ったばかりの新米補佐官と列車の車室内でガチハメ中出しセックスを2回もしてしまった駄目な上官、サラ・エレオノール・ブリッグス少尉だ。まあ彼も10歳の幼女のマンコを犯して2回も中出しするような変態ロリコン野郎に堕ちたのだから、おあいこと言ったところだろう。久々のセックスですっかり気持ち良くなってしまったサラ・ブリッグスであります。

 

 久々の若いペニスに興奮して、ついハメを外してしまった。いや、ハメてはいたんだが。ってこれも久しぶりだな。いやぁ、ついつい興が乗って、2回もしてしまったね。2回目は後背位(バック)からの正常位で、最後は抱きしめられて中出し。これで彼も立派なロリコンになれたことだろう。俺のメスガキ力は落ちていなかったというわけだ。

 

 そんなこんなでお腹の中にたっぷりとザーメンを入れたまま、終点に到着。駅を乗り継ぐ際にトイレでザーメンをひりだして、また別の列車に乗って本部まで。しかし中に残っていたザーメンが垂れてきたので、しかたなく車内のトイレでマンコをほじって掻き出しオナニー。本部に着く頃にはすっかりヘトヘトになってしまったのだった。

 

 そんな発情マンコのままで到着した本部で俺を待っていたのは、なんと先に出頭していたターニャちゃんだった。話を聞くと、どうやら俺とターニャちゃんの北方戦線での活躍は広報紙で大々的に称賛されたらしく、軍はこの評判をプロパガンダに利用する事を決定したそうな。そこで、俺とターニャちゃんの2人で可愛く着飾って、記者会見とインタビューとを受けて全国にアピールする事になったというのだ。

 

 そんな下らない用事の為に俺たちを呼び出したんですか。ほんと勘弁してくださいよ。

 9歳のガキが戦場で活躍って、諸外国からは馬鹿にされること疑いようもないでしょうが。

 なに考えてんですか軍広報局局長さん! しっかりしてくださいよ!

 

 




 ヘルマン軍曹くんは今後も出てきます。そして搾られます。



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15話.楽しい撮影。

 つい楽しくなって書いていたら一万字超えてました。
 今回は特に長いので、読んでいて疲れたらごめんなさい。




 ターニャ・フォン・デグレチャフ少尉。サラ・エレオノール・ブリッグス少尉。この二人の天才達を、世間はどう見ているか。一言で言えば「絶賛」であった。わずか9歳にして前線に立ち、息の合った狙撃手と観測手としてコンビを組み、仲間を救ってきた。そして生きて銀翼突撃章を戴いた英雄である。士官学校での成績はトップクラス。人格も良く、多くの同期生から好かれ、後輩にも好かれていたという。まるで作られた偶像(アイドル)のような話だが、帝国魔導士官学校校長を始めとする幾人もの証言が新聞に載ると、疑う者は減っていった。

 

 

 やあ、フリルの付いたスカートやワンピースを着せられて撮影会の真っ最中、サラ・エレオノール・ブリッグス少尉だ。プロパガンダに使う広報用写真の撮影会に来ているのだが、これがメチャメチャ楽しい。凄く楽しい。次々と最新モデルの可愛い服を着せてもらえて、その度に可愛いカワイイと褒めてもらえて、写真に残してもらえる。ちょっとサービスして太ももを出したりすると、広報担当官に叱られたが。でも写真は撮ってもらえた。とても楽しんでいるサラ・ブリッグスであります。

 

「いいよっ! 笑顔が輝いてるねえ! もう1枚いこうか!」

 

「そうそう、腰に手を置いて。あーもうちょっと自然に、優しく。そういいよー!」

 

「あ〜っいいねえそのハニカミ! そう、そうそう、視線はキリッとしてー」

 

 流石は軍御用達のプロの写真家、指示は時に正確、時に抽象的で、それがばっちりイメージ出来るんだから凄い。褒め方も上手い。ついついその気になって、笑顔になる。乗せられているのは分かっているのに、つい楽しくなってしまう。やはりプロはプロだった。

 

「こーれーで、あらかた衣装は撮り終えましたかね。それじゃあ休憩入りま〜す!」

 

 愛嬌のある声でトラウトマン監督が言う。いや実に楽しい人だった。つい乗せられて、撮影会を楽しんでしまった。休憩時間でお礼を伝えに行こう。可愛く撮ってもらえたからな。

 と、その時だ。俺の頭に天啓の如く降り注いだ1つの閃き。10歳の美少女。スケベな下着。撮影のプロ。これはイメージビデオならぬイメージクリップの撮影チャンスなのでは?

 ここでブロマイドやバストアップを撮ってもらって、現像して複製したそれらを軍の宿舎にバラ撒けば、俺の魅力を知るロリコンが大量生産されてしまうのでは!? そしたら連日売春でウハウハなのでは!? みんながみんな俺の写真に白い愛をぶっかけてしまうのではなかろうか!?

 

 そうと決まれば善は急げである。俺はすぐさま控え室に戻り、控え室の前で警備をしていたヘルマン補佐官を押しのけ、自分の鞄を持ち出す。せっかく軍本部がある帝都に来たのだ、時間があれば買い物して観光して帰ろうと、売春で稼いだ金をたっぷり持って来ている。この金で個人的な写真を撮ってもらい、それを刷ってもらうのだ。

 

「トラウトマン監督! トラウトマン監督はいませんか!?」

「おっ? おおー、サラ・ブリッグス少尉じゃあないですかあ。どうしたんです?」

 

 関係者専用控え室に駆け込むと、撮影スタッフ達がコーヒーを飲んで休憩していた。次はターニャちゃんと2人一緒で撮る事になっているから、その打ち合わせでもしていたのだろう。

 いや、そんな事はどうでもいい。俺は監督の前まで駆け寄ると、鞄を開けて中のランジェリーを見せつけた。

 

「監督さん! あのっ、これで個人的な写真を撮ってほしいんです! お金ならありますから! これでブロマイドとか、たくさん作ってほしいんですけど! お願いできますか!?」

 

 

—————

 

 

 流石はプロの中のプロ。二つ返事で了承してくれた。休憩時間である1時間の間だけ、という条件だが。俺のヌード写真撮影を引き受けてくれる事になった。

 

「うおぅ・・・すげぇな・・・・・・」

「あんな小さな子が、軍のお偉いさんの玩具ってわけか・・・」

「ちょっと可哀想だけど、仕事は仕事だぜ」

 

 ボソボソと小さな声で噂されているのを聞くと、どうやら俺は軍の高官に調教された可哀想な女の子になっていて、この撮影はそんな変態軍人の趣味という、どうしてそうなったのか分からない勘違いをされているようだ。流石にプロとはいえ、軍のお偉いさんの“裏の撮影”は断れないらしい。別に俺が困る勘違いでもないので、訂正したりはしない。

 

「じゃあ可愛くお尻を出してみて。そういいね。視線はこっち。もっと見せつけて楽しんでる感じで。そうそう! 凄いねぇ〜、誘ってる女の目になってるよー! はい、撮るよー」

 

 他の撮影スタッフは勘違いをしているからか、どうやら乗り気ではないようだが。トラウトマン監督は通常の撮影とまったく同じ態度で、同じようにポーズや表情を指示してくれる。流石はプロだ、仕事に対する意識が違うねえ。

 

「恥ずかしがってるようなのも撮りたいですっ!」

「いいよっ! その衣装のままで撮っちゃおう! じゃあ正面向いて、前を持ち上げてみようか。ああーいいねえ! カワイイ下着が映えてるよー! ほらもっと恥じらって恥じらって。ダメダメ、もっと照れ臭がって、歳相応に。困り顔に近くていいから。そう! そのまま! ハイ撮ります」

 

 バシュン!とフラッシュが切られ、恥ずかしながらも赤いワンピースの裾をもちあげて、黒いヒモの下着を見せている美少女が、写真に収められる。

 ヤバイ、楽しい。エッチな撮影会楽しすぎる。この写真をオカズに男たちがチンコ扱いて、俺を想って射精するのかと思うと、優越感すら湧いてくる。メチャメチャ興奮する。濡れてきそう。

 

 次は白いフリルブラウスに紺色のミニスカートという、素朴で清純な娘を演出する衣装。まずは普通に笑顔で撮ってもらい、次にギャップ演出でスケベな写真を撮る。ブラウスの前をはだけ、乳首丸出しの白いセクシーランジェリーをご開帳。顔はそっぽ向きながらも視線はカメラへ。頬を赤らめ、照れ臭さを演出。「恥ずかしいけどオトナな下着で誘ってみました♡」というスケベなマセガキの姿が撮れた。

 

「次はこっちの黒いので撮ろうか」

「えっとじゃあ、軍服で撮りたいです」

「軍服で? どうして?」

「だってほら、真面目な軍服の下がこんなスケベな下着だったら、燃えません?」

 

 というわけで、次は軍服の下に黒いランジェリーを着込んで撮影。ビシッと着こなして敬礼でまずは一枚。次に、前屈みになってズボンを脱いでいるお着替えシーンを、半脱ぎのところで、後ろから撮影。「真面目な軍服の下はエッチなお尻!」という写真。

 そのままズボンを脱いだらスカートに履き替え、スカートの中がしっかり写るように足下からライトを当ててもらって、盗撮風に撮影。「小さな上官が背伸びした下着!」という写真だ。

 

 軍服でのブロマイドは特に人気が出るはずだと考え、他の衣装より多めに撮ってもらう。

 

「じゃあ軍服の次は・・・」

「待ってください! 軍服で大事なシチュエーションが残ってます!」

「えっ? まだあるのぉ?」

「“全裸土下座”が残ってるんですよ!」

 

 撮り忘れずにすんでよかった全裸土下座。プライドの高い高官にはこれがウケるのだ。軍服を綺麗に畳んで床に置き、その隣で土下座をする姿を撮ってもらう。

 スケベランジェリーを着て三つ指ついた誠心誠意の御奉仕宣言な一枚と、全裸で三つ指ついた一枚。ランジェリーで土下座の一枚と、全裸で土下座を一枚。女の尊厳を徹底的に破壊するシチュエーションであるこの「美少女少尉全裸土下座ブロマイド」は、必ずウケる。少なくとも、オイゲン中佐と繋がっていたヒューグラー准将以下は、とても気に入っていた。需要はある。

 

「時間あと何分ー?」

「あと30分です!」

 

 気がつけばもう時間が無い。ここでシメの完全18禁、イメージクリップを飛び越えたハメ撮り写真を撮ってもらおう。

 

「最後にもっと直接的にエッチでスケベな写真が欲しいです!」

「・・・・・・っていうのは、もしかして」

「はいっ♡ おチンポと一緒に撮影したいですっ♡」

 

 さっそく控え室で待ってるヘルマン軍曹くんを呼んできてもらう。

 

「ヘルマン軍曹であります! 失礼いたします!」

 

 有無を言わさず上官命令で服を引っぺがし、チンコを勃たせる。ヘルマン軍曹のそこそこ立派なペニスと、いかにも軍人らしい筋肉質で細身な身体は写真映えするはずだ。

 

 軍服を着直して、撮影再開。まずはマゾ男向けの写真を撮っていく。どんな軍隊にもマゾ男は一定数いる。なのでこれらの写真は必ず売れる。美少女上官にペニスを虐められるのを想像しながら、俺の写真にぶっかけてもらいたい。

 

 まず1枚目は「ペニスを握って叱りつける厳しいロリ上官」の写真。

 

「なんだこの勃起チンポは! 上官への反抗心の表れか!」

「いえ! 違います!」

「ではなぜ勃起させている!」

「はっ! これは少尉殿を想っているからであります!」

 

 チンポを扱きながら言ってやると、ヘルマン軍曹はノリノリで演技してくれた。

 次は「下着を見せつけながらペニスを踏み付けて見下すロリ上官」の写真。

 

「ほう、ペニスを踏まれて嬉し勃起とは。貴官はよほどの変態マゾとみえる」

「はっ! 少尉殿の御御足(おみあし)で踏んでいただき、光栄であります!」

「こうか? こうやって足の裏で擦られると、マゾペニスが喜ぶのか?」

「はっ! 少尉殿の足で擦られると、感じてしまいます!」

 

 最後に「腰に跨り勃起したペニスを呆れ顔で見下すロリ上官」。

 

「女に見下されて完全勃起とは・・・・・・。救いようのない変態だな、キサマ」

「はっ! 自身の不甲斐なさを反省する次第であります!」

「謝罪とは誠意を篭めるものだ。情けない我慢汁を垂れ流す事ではないぞ」

「はっ! 誠に申し訳ありませんっ、少尉殿!」

 

 ヘルマン軍曹は終始ノリノリだった。実に気に入った。後でヘルマン軍曹を選出してくれた基地司令に感謝状を書こう。こんなに素直で扱いやすい部下をありがとう、と。

 

 次はメスガキな写真だ。オープンランジェリーだけになり、大人の男を篭絡するスケベなメスガキを演じる。まずはペニスを触りながら揶揄(からか)うような表情で撮影。ペニスに頬ずりする小悪魔笑顔で撮影。次々に撮ってもらう。

 

「こーんな小さな女の子の手で感じちゃうなんて、恥ずかしくないのー?」

「くっ! 少尉殿っ、もう少し優しくお願いします・・・! あまり激しくされると・・・」

「わっ、やだー♡ ガマン汁で糸引いてるんですけどー♡ なにこの変態チンポ気持ち悪ーい♡」

 

 亀頭の先に溢れる先走り汁を人差し指に付けて、糸を引くように引っ張る。「チンポで遊ぶメスガキ」が撮れた。この調子でいこう。

 続いて「チンポに涎を垂らして挑発するメスガキ」の撮影。

 

「んぁ・・・♡ れるぉ・・・♡ よだれ垂らされただけでちんぽビクビクさせないでよ、ヘンタイ♡」

 

 更にステップアップで、「両足で挟んで足コキするメスガキ」の撮影。

 

「わっわっ! すごいすごーい♡ 足で挟んだだけなのにどんどん硬くなってくんですけど〜♡」

「しょっ、少尉殿・・・! 刺激が強すぎます・・・!」

「まだイっちゃダメだからね! 顔射の写真が欲しいんだから! 射精禁止っ!」

「そ、そんなっ・・・・・・くぅっ!」

 

 続いてメスガキ足コキシリーズ、「顔面騎乗で鼻にアソコを押し付けて、足先でペニスを(もてあそ)ぶメスガキ」の撮影。これは凄い絵面になるだろう。

 

「どう? 重くない?」

「だ、大丈夫であります・・・」

「まあ重くてもいいよね、ちんぽガチガチで喜んでるみたいだし♡」

「いえっ、それは・・・」

「じゃあ足で玩んであげるね♡ ちゃんとマゾちんぽビクビクさせて感じなさい♡」

 

 残り15分! 最後はガッツリ危ない写真撮影だ!

 まずは「ロリマンコをほじられて感じる美少女少尉」の撮影だ。裸の上に軍服の上着だけを羽織り、軍帽を被る。撮影セットにあったテーブルに乗って、M字で足を開いて指を挿れてもらう。二度目だけあって、ヘルマン軍曹の指はぎこちなさが幾分か減っていた。

 

「いかがでしょうか、少尉殿」

「んっ♡ いいよ、きもちいい・・・♡」

 

 クチュクチュと音を立ててマンコを弄ってもらい、快感に没頭する時の表情で撮影してもらう。体勢を変えて、テーブルの上で仰向けになって、手マンされる姿でもう一枚。口元に軽く握った手を置き、声を我慢しているあざとい演技を撮影してもらった。

 

 次は「口淫奉仕でザーメンおねだり少尉」、つまりフェラチオの撮影である。椅子を使って高さを調節し、ヘルマン軍曹のチンポを咥える。咥えるだけだ。しゃぶったりはしない。まだ射精されては困る。

 

「目を閉じて恥ずかしがって! いいねその表情! はいそのままー・・・・・・撮りまーす」

「次はお尻の方からお願いしまーす! フェラしてたら我慢できなくなっちゃって、オナニー始めちゃったスケベな女の子って感じで!」

 

 次は本番セックスの撮影だ。避妊具(ゴム)なしで挿入した事に驚きの声があがるが、もう時間が無いのだ。そんなまどろっこしいことしてられるか。

 椅子に登って背もたれに手を置き、お尻を突き出して受け入れる後背位で撮影。テーブルで仰向けになって、正常位の撮影。手と手を繋いで恋人みたいな騎乗位の撮影。挿れては抜いて、抜いては挿れての連続で、軍曹のペニスがさっきからビクビク震えまくっている。

 

 最後は一回限りの顔射シーンの撮影だ。チンポを扱いている目の前で、目を閉じて舌を出し、「スケベな舌出し微笑みで射精待ちの少尉」を撮ってもらう。

 

「ちゃんとザーメン飛ばして、たくさんぶっかけてねっ♡ はい、あ〜〜ん♡」

「ううっ! で、出ますっ! 少尉殿の顔に射精しますっ!!!」

「あんっ・・・♡ あぁ・・・♡ もっといっぱいちょうだぁい♡」

 

 列車の中で2回も搾ったというのに、ヘルマン軍曹はまたもたっぷりと射精してくれた。撮影の都合上、長々と焦らしてしまう事になったが、それにしたって凄い量だ。これはもう本格的なロリコンだな。間違いない。またも俺の魅力で虜にしてしまったというわけだ。なんて罪な女だろう。

 

「うっ・・・・・・ううっ・・・!! これで全部・・・ですっ・・・!」

「まだダメ♡ 先っぽに残ってるの、舌に塗りたくって♡」

「は、はいっ・・・」

 

 亀頭に引っ掛かった残り汁を舌に塗ってもらって、「顔面オナティッシュの肉便器少尉」の姿を撮ってもらう。そのまま亀頭に吸い付いて、「お掃除フェラでチンポを癒してくれる美少女少尉」も撮影。ついでに「顔射ザーメンの臭いで発情しちゃうスケベ顔の美少女少尉」も。

 

 これにてエッチな撮影会は終了。時間いっぱいまで使って、撮れるだけ撮ってもらった。

 いやー、現像が楽しみだなー。この写真でみんなが俺のことを想ってオナニーして、愛を募らせていくんだろうなー。

 

「みなさんお疲れさまでーす♡ 軍曹もお疲れ! ちゃんと最後までイくの我慢できて偉いじゃん! 頑張ったよキミ!」

「は、はあ・・・。ありがとうございます・・・・・・」

 

 ザーメン貼り付けた顔では何を言っても頭のおかしな事にしかならないので、ヘルマン軍曹はポカンとしていた。しかたないね。

 さて、次の撮影が始まる前にシャワーを浴びて、ザーメン臭を洗い流しておかねば。そうしないとまたターニャちゃんに嫌な顔をされるからな。と、汚れないように軍帽と軍服をセットに掛けていると、あるものが目に入った。

 

「へぇ〜・・・♡ みんなそうなんだぁ・・・♡」

 

 監督も照明も、スタッフ一同股間にテントを張って、俺の裸体を見つめているのである。

 こうなっては仕方ない。勃起させてしまった責任を取って、俺がスッキリさせてやろう。

 

 

—————

 

 

 右手にチンポ、左手にチンポ。両手に花ならぬ、両手に槍で微笑んで、カメラ目線でフラッシュを受ける。マイクロビキニのように小さな黒いヒモ下着に、勃起乳首が浮いているところまで枠に収めてもらい、亀頭に舌を這わせてカメラ目線。

 

「すみません。機材の不調がありまして、点検に今少しお時間を頂きたく・・・。はいっ。はいっ。大変申し訳ありません。ええ、30分は掛かるかと。はいっ、ご迷惑をおかけいたします!」

 

 撮影所の扉の前で、監督が謝罪している声が聞こえる。スタッフ全員のチンポをスッキリさせながら、ついでにスケベな乱交シーンの裏撮影。そのための時間稼ぎに、監督には頭を下げてもらっている。

 

「んんっ♡ じゅぷ♡ んぐぅ・・・♡」

「うおっ・・・すげぇフェラ・・・! 喉まで使ってくれんのかよっ・・・!」

「サラちゃん! オレのもしゃぶってくれよ!」

「おっ、俺のも触ってくれ!」

 

 大の大人たちが10歳の美少女一人に寄ってたかって、ガチガチに勃起したペニスを突き付けてくる。仕方がないので、指で床を指して、1人に床で寝るようにジェスチャーする。なにせスタッフ全員を相手にしなければならないのだ。時間がいくらあっても足りないから、一度咥えたチンポを離す暇もない。

 

「うわぁ・・・、こんな小さい子がなんてスケベな素股(スマタ)するんだ・・・。誰に仕込まれたんだよ。おおっ・・・! 10歳の騎乗位素股たまんねぇっ・・・!」

 

 横に立ったスタッフのチンポをしゃぶりながら、仰向けになったスタッフの腰に跨り、太ももの圧迫感を活かして騎乗位素股。既に濡れている俺のマンコも相まって、股の中でぬちゅぬちゅと嫌らしい音がする。空いている方の手で亀頭を撫で回し、先走り汁を塗り広げて、もっとヌルヌルにしていく。

 さっきからしゃぶっているチンポはそろそろ限界のようだ。煽って射精させる。

 

「うおぉ・・・! やっべぇ・・・チンコ溶けそう・・・・・・」

「んっんっんっ♡ ちゅっ、んはっ♡ 先走りの味が変わってきたよ。もう出ちゃいそうなの? いいよ♡ 私のお口に全部出して♡ 濃〜いザーメンいっぱい飲ませてっ♡ あむっ♡ ん〜んっ♡ ちゅぅぅ〜〜ンっ♡」

「くう、おぉ・・・!? いちいちスケベすぎんだろっ・・・! あっ、だめだっ、出るっ・・・!!」

 

 フェラしている相手に突然頭を押さえつけられ、喉に濃厚なザーメンを叩きつけられる。

 最初は勘違いしていたスタッフさん達も、撮影の途中で気付いたらしい。単純に俺がドスケベなメスガキである事に。だからだろう、もうスタッフの誰も一切遠慮していない。

 

「んんっ?! ・・・・・・んっ♡ んん〜・・・♡ んふ・・・・・・♡」

「うあ・・・! と、とけそう・・・・・・」

 

 頭を押さえつけられ、強制飲精。喉奥に吐き出される劣情を飲み込みつつ、手で扱いて更に搾り出し、喉で吸って射精の快感を増幅させてやる。

 

「あっ、あああっ・・・!! す、吸うのは・・・・・・ぐうっ!? 気持ちよすぎるって・・・・・・!!」

「ちゅぅぅぅ・・・・・・♡ んはぁ♡ 濃いのすっごいいっぱい出たね♡ 気持ち良かったんだねー♡ 情けなーい声出てたもんねー♡ ちっちゃなお口でザーメン搾られちゃうの、気持ち良かったんだね♡」

「う・・・・・・き、気持ち良かったです・・・」

「はい、ちゃんと言えてえらいね♡」

 

 最後に亀頭の先っぽにお別れのキスをして終わり。俺の下で亀頭を撫で回されて、悲鳴を上げているお腹の出た豚さんは無視するとして。次のチンポを咥えてあげなくては。

 

「つ、次はオレのをしゃぶってくれよ!」

「はいはい。焦らなくても順番に気持ち良くしてあげるから♡」

「は、早くっ! もう辛抱ならねぇよ!」

「もうっ♡ せっかちなんだからぁ♡ んーーちゅっ♡ あーんっ♡」

「うわっ! ああっ! マジで溶けそうっ! すげぇあったけぇっ!」

 

 次のおチンポさんは、いかにも童貞感丸出しの、太った若いお兄さん。ちょっと咥えただけで亀頭がキュッと引き締まって、一気にフル勃起。可愛いのでサービスしてあげよう。

 一度口からチンポを抜いて、舌で竿に唾液を塗ってから手コキを始める。チュコチュコといやらしい音を立てて扱いたら、次は亀頭を包むように握って捏ねくり回す。それと同時に玉袋を舐めしゃぶってやる。

 金玉袋を刺激されると、重たい射精感が腹の底から上がってくるものだ。しかし亀頭を激しく刺激されると、ペニスが引き締まりすぎて射精できなくなる。早漏させずに快感を長引かせるテクニックだ。

 

「あっ、ああーーっ・・・。キンタマまでしゃぶってくれるなんて・・・!」

「んんぅ・・・♡ ふぁぅ♡ それにしてもクッサい玉袋ねぇ・・・♡ 鼻が曲がりそう♡」

「ああっ!ううっ! 女の子にキンタマ舐められるの、幸せすぎるっ・・・!!」

 

 腰の下で豚さんがピーピー鳴いて(うるさ)いが、気にせず玉袋を舐め続ける。

 それにしても、この童貞野郎はちゃんと風呂に入っているのだろうか。ほとんど刺激臭みたいな蒸れた汗の臭いがして、鼻がガンガン犯される。おかげで興奮してしまった。アソコが疼いてきて、チンポを挿れてほしくなってくる。

 

「ああもう! さっきからうるさい! どうしたの!?」

 

 いい加減に股下の豚さんが煩いので、相手をしてあげる。

 

「だからっ・・・! いい加減っ、射精させてくれって・・・・・・!! さっきから・・・! 亀頭ばっかり弄り・・・やがって・・・!! 手ぇ止めてくれってよぉ!!」

「なーんだ、それだけ? じゃーあ・・・・・・最高の手コキでイかせてあげる♡」

 

 馬鹿みたいな量の先走り汁が泡立っていたので、それを塗り広げて竿を激しく扱き上げる。泣きが入っても手を止めず、金玉の中身を全部搾り出す勢いで扱く。

 

「ほらっ、ほらっ! イキたかったんでしょう? 遠慮しないでいっぱい出して! 我慢させられた分、好きなだけ射精していいからね!」

「あああっっ!!? がっ・・・、やめっ・・・!! 手ぇ・・・・・・止め・・・」

「ほらっ♡ ほらほらほらっ♡ 小さな女の子にチンポ好き放題されてっ、射精させられちゃうんだよっ♡ 男の尊厳玩ばれてっ♡ 情けない声出してっ♡ 射精させられちゃうっ♡ でもいいよね♡ 射精したいもんね♡ もう我慢なんて出来ないよね♡ ・・・・・・射精しろ♡」

 

 マゾ心を刺激するように強く命令してあげると、チンポが暴れてザーメンが噴き出した。

 

「ううっ! うぐぅっ!! あっ、ああっ、あああっっ・・・・・・ううっっ・・・!!」

「出たでた〜♡ すっごい量♡ うわぁ〜〜いっぱい出てるぅ〜っ♡ 幸せそうだから、射精してる間もシコシコしてあげちゃうっ♡ 溜まってるの全部出しちゃおうねっ♡ 」

「んぎぃぃっっ!!? があっ!? やめっ! やめてっ!!」

 

 豚さんの大量射精を横目に、ガチガチの童貞チンポを咥え直す。すっかり我慢汁まみれになった童貞チンポは、俺の唇を感じた途端に、ビクンと跳ねて喜んだ。

 

「あっあっ・・・。あーやばいっ・・・、チンコ溶けそうだよマジで・・・!」

「もー! なんかすぐイキそうになってない? そんなすぐ射精していいの?」

「だ、だって、こんなの我慢できないって」

「はいはい。じゃあ搾りとってあげるから、全部出しちゃいなさい♡」

 

 童貞クンはやはり童貞らしい。仕方がないので、最高の喉フェラで昇天させてやる。亀頭を喉で絞り、竿を強く扱く、本気フェラで。

 

「うあっ! やばいっ! あーもう出る! 出すよっ! お口の中に出すからねっ! うっ!!」

 

 射精と同時に竿を扱いていた手を金玉に移し、優しく握る事で睾丸の射精運動を促進させる。喉を使うのもやめ、唇で竿を扱きつつ、尿道の奥底から吸い出す。

 

「ううっ!? ひ、ひぃっ! ああっ・・・あーっ・・・・・・全部吸い出されるっ・・・!!」

「んーー♡ ちゅぅ♡ ぅん・・・♡ んっ♡」

「ああっ・・・! キンタマ優しく揉まれながら射精するの、幸せすぎるっ・・・!」

「んぐ・・・んぐ・・・、んはっ・・・♡ クッサいザーメンご馳走さま♡ まあ美味しかったよ?」

「あっ、あっ、ありがとうございますっ・・・!」

 

 まったく、どいつもこいつも10歳の幼女相手に一切遠慮がないな。みんなして大量射精だもんな。このままだとザーメンだけで腹がいっぱいになってしまうぞ。

 しかたない。そろそろ顎も疲れてきたし、キツキツのロリマンコで搾るとするか。

 

 

—————

 

 

 や、やあ、6人を立て続けに相手したもんだから、腹の中がザーメンでタプタプになってしまった、サラ・エレオノール・ブリッグス少尉だ。撮影スタッフさん達との乱交撮影会は、結局一人一回では終わらず、撮影所がザーメン臭でいっぱいになるまで続いた。俺もザーメンを飲みすぎたし、中出しだってされた。流石に性欲モンスターすぎて自分が怖いサラ・ブリッグスであります。

 

 結局、撮影所が隠しきれないザーメン臭でいっぱいになった事、俺の身体がヤバイくらい雄臭くなった事、スタッフの何名かの腰が抜けてしまった事で、撮影は明日に延期となった。最後に念のため、監督さんとの別れ際、渡した料金分だけそれぞれ枚数を刷ってもらい、俺の名前当てで郵送してもらう事を書いたメモを渡しておく。

 しかし疲れた、今日はもう休もう。

 

「うっぷ・・・・・・」

「だ、大丈夫ですか少尉殿!?」

「さ、流石に・・・・・・ザーメンで腹がいっぱいになるのは、初めてだ・・・。うぅ・・・」

 

 この日の夜は呼吸をするたびザーメンの臭いしかしなくて、とても眠れなかった。

 一対多の乱交なんて二度としないと胸に誓い、初めての帝都の夜が更けるのを眺めていた。

 

 

 




 オラッ! 謝れ! 謝罪だよ! 公報用撮影なのになんでサービスしてんの?

 本当はただのメスガキなんじゃないの? 正体見たり!って感じだな。

 この軍服もエロすぎるよね特注かしらないけど。
 そんなんじゃ世の中やってけないよ?

 興奮してグッチョじゃねぇか変態少尉。
 メスに生まれたことを誇りに思ってね♡

 この淫乱さで少尉名乗ってたの? 驚きを通り越して呆れるよ。




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16話.エレニウム95式魔導演算宝珠。

 帝国軍北方方面司令部直轄第17混成魔道襲撃大隊。現在行われている帝国と協商連合の戦争において、もっとも重要な役割を担っている部隊の事である。彼らの主な任務は地上部隊の支援、先行して作戦障害の排除、そして敵航空魔導師の撃破である。戦闘機や爆撃機と違って、魔導師は人間の姿のままで機動力を持つ。つまり的が小さいために、撃ち落とされる危険が少なく。それなのに火力は携行重火器を上回る。そんな魔導師が何処からともなくやってきて、拠点の防衛設備を破壊して、小隊の隊長を狙い撃ちして前線を混乱させ、消えるように居なくなる。前線の協商連合軍からすれば、彼ら第17混成魔導大隊は悪夢そのものだった。

 

 

 やあ、公報用撮影も裏の撮影も終わって、記者のインタビューも終えて、北方の前線に戻って来ました、サラ・エレオノール・ブリッグス少尉だ。せっかくの本部という事で軍上層部のお偉いさんに媚を売っておきたかったのだが、スケジュールの都合でそう上手くはいかず、結局仕事が終わればすぐに前線に戻された。しかし戻ってすぐ、俺は不機嫌にされた。というのも、俺がわざわざ参謀本部戦務参謀次長たるゼートゥーア准将閣下に直接お願いしたというのに、対物狙撃銃が届いていないのである。どうしてかと聞けば、そもそも作られた事がないそうだ。今にもブチキレそうなサラ・ブリッグスであります。

 

「航空魔導師の最大の利点とはっ! 常に戦場全体を把握し、戦場のイニシアチブを独占し、戦況をコントロールできる事にありますっ! その前提に必要なのは、一定水準を上回る魔導師の確保と、長距離大火力の携行兵器と、それらを支える最新の演算宝珠! たった3つ! たったのみっつですよ!? しかも足りないのは後一つだけ! 長距離大火力を実現する対物狙撃銃だけなんです! な! の! に! どうしてその対物ライフルが無いんですか!!?」

 

 身体強化干渉式があれば対物ライフルの反動だろうと怖くない。敵の探知の範囲外から、装甲車だろうが戦車だろうが、トーチカだろうが前線司令基地だろうが、全て安全に吹き飛ばせるのだ。12ミリを超える暴力的なサイズの銃弾に篭められる魔力量と術式は桁外れで、その貫通干渉式は敵主力戦車を撃ち抜き、爆裂干渉式はトーチカを消し飛ばすだろう。

 しかし、それが無い。無い物は、無い。なんと、今頑張って1から図面を引いて、設計している段階だそうだ。仕方がないので、前世のFPSゲームで嫌というほど見たバレットM82を思い出し、簡単な完成予想図を描いて、開発チームに回してもらえるよう添えて参謀本部へ嘆願書を提出した。俺も手伝うから早く作ってくれ、一生安全な距離から狙撃だけしていたいのだ。

 

 というわけで、今日も仕方なく大量生産の狙撃銃を背負って出撃である。

 少尉に昇進して銀翼突撃章を授与された事で、俺たちのコールサインも変わった。ターニャちゃんはシルバー1、俺はシルバー2だ。生きた銀翼突撃章持ちだからって、シルバーは流石に安直すぎないかとも思ったが。どうやら、散々に広められた俺たちの名前はすっかり有名になったらしく、2人合わせて「双翼の新銀」と呼ばれているそうだ。新時代の銀翼突撃章持ち、とかなんとか。だからシルバー。えらく軍事ロマンチストだねえ。

 

「CP、こちら第17魔導大隊所属観測狙撃班、シルバー(ワン)。情報通り、ポイントCの7にて敵戦車3台を捕捉。これより随伴兵の排除、および敵戦車の鹵獲(ろかく)に取り掛かる。オーバー」

『こちらCP。了解した、シルバー1。捕虜および鹵獲兵器の輸送部隊が遅れている。到着予定は480となった。しかし作戦に変更はない。直ちに実行せよ。オーバー』

「了解した、CP」

『なお、敵後方に動きありとの報告がある。敵増援の合流に注意されたし。オーバー』

「了解した、CP。情報感謝する。アウト」

 

 今日の任務は、側面から我が帝国軍地上部隊を叩こうとしている、敵戦車の鹵獲である。敵は少数による奇襲作戦のつもりだったのだろうが、こちらが素早く察知した事で、逆に奇襲を掛ける事に成功した。ここで敵主力戦車を綺麗なままで手に入れて解析できれば、地上部隊の助けになるかもしれない。頑張るとしよう。

 

 しかも今日は2人だけじゃない。第17魔導大隊から3人、援護を貰っている。なにせ鹵獲作戦だからな。素早く確実にやるには、人数が必要だ。

 

「シルバー2、作戦はあるか?」

「ん?」

 

 さっさと終わらせて基地に戻り、昼食を食べて休みたいと考えていたら。今日は珍しく、ターニャちゃんから作戦立案について聞かれた。どうせ答えは同じだろうけど。いや、そうか、後ろに着いてきた3人に改めて聞かせるつもりか。わかりましたよデグレチャフ少尉。

 

「んー・・・、敵は想定を超えてないし、当初の作戦のままでいいんじゃないかなあ。私とターニャちゃんでそれぞれ一台、残る3人には安全に一台を確保してもらってさ」

「うむ。では初撃はどうする?」

「光学迷彩を展開しつつそれぞれ最適なポイントに着き、合図と共に爆裂術式で随伴兵を奇襲、でいいでしょ。あとは、戦車上部に取り付いたら随伴兵を掃討し、拳銃による貫通術式でハッチを破壊。そしたら投降を呼び掛けて終わりっ!」

「うむ。満点だ。各員、攻撃開始の合図はブリッグス少尉の発砲とする。行くぞ!」

 

 全ては作戦通りにうまくいった。ライフルによる爆裂術式で随伴兵は半数が即死。急速接近して戦車に飛び乗り、新たに支給されたマシンピストルで爆裂術式をバラ撒き、残りを掃討。素早く引き抜いた拳銃を速射して固定具を破壊し、ハッチを開く。

 

「協商連合軍戦車兵のみなさーん、こんにちは〜♡ 無駄死にしたくなかったら、大人しく投降してくださいね♡」

 

 奇襲開始から僅か15秒。恐らく最速記録で戦車3台を確保した我々は、輸送部隊に鹵獲兵器と捕虜を預け、ゆっくりと帰路着いた。

 

 少尉なうえに戦績優秀という事で、俺とターニャちゃんの食事は少しだけ優遇されている。前線基地で食べられるものとしてはなかなかだ。キャベツとポテトとソーセージのスープ、アホほど硬いパンがふた切れに、牛乳がたっぷり。育ち盛りには物足りないが、前線だからしかたない。残さず全部腹に収める。

 

「少尉殿は健啖家であられますな・・・」

 

 食事の時ですら一緒に着いてくる真面目軍人のヘルマン軍曹がなにやら吐かす。どうやらヘルマン君はこの食事が苦手らしい。確かに塩は濃いのに味が薄くて、お世辞にも美味しいとは言えないけどね。でもねえ、食べなきゃ戦えないんだよ。

 それにね、俺はいつまでもメスガキじゃいられないんだ。いつかはナイスバディな大人の女になって、もっと色々したいんだ。パイズリとか、パイズリフェラとか、尻コキとか。貧相なミニマムボディもいいけど、目指す先はちゃんとあるのだ。だから食わねばならんのだよ。

 というわけで、今日の食事もしっかり完食。毎日ちゃんと食べているからか、最近は肉付きが良くなってきた。それに、おっぱいも少しだけど膨らんできた。流石にもう10歳だからね。本当に、ほんのちょっとの膨らみだが、これでまたメスガキ力が上がったのだ。

 

「さて、私は部屋に戻って休むよ。補佐官はどうする?」

「はっ! 小官は近くの部屋で待機しております!」

「ん、そうか」

 

 撮影会の時から思っているが、このヘルマン軍曹、いくらなんでも真面目すぎる。まあ、だから便利でありがたいのだが。脱げと言えば脱ぐし、勃たせろと命じればチンコをおっ勃てるし、挿れろと命じればセックスもしてくれる。多少融通が利かなくても目をつぶれる。

 

 さてさて部屋に戻ってゆっくりするとしよう。そう思ってトレーを片付けていると、突然、下士官から司令部に出頭するように伝えられる。

 今度はどこで狙撃してこいと言うのだろうか。それとも前線基地を乗っ取って来いとでも言われるのだろうか。優秀な兵士に暇は無い、軍人だから仕方がないと納得して、司令部へ向かった。

 

「ありゃ。ターニャちゃん」

「・・・・・・やあ、ブリッグス少尉」

 

 司令部の前でターニャちゃんとばったり鉢合わせ。

 

「ターニャちゃんも出頭命令?」

「そうだ。しかし、2人揃ってか。となると、新しい狙撃任務でもなさそうだ。またスカートを履かされるのかな・・・」

 

 遠い目をして天井を見上げるデグレチャフ少尉。またプロパガンダ用の仕事だと推測したようだが、ターニャちゃんは気にくわないらしい。実際、先日の写真撮影の際、ターニャちゃんは基本ずっと引き攣った顔をしていた。どうしてかと聞いたら、スカートが苦手らしい。軍服の方が落ち着くとか何とか。

 

「ターニャ・デグレチャフ少尉、出頭いたしました!」

「並びに、サラ・ブリッグス少尉、入室いたします!」

 

 司令官が差し出したのは、本国戦技教導隊付きの内示と、総監部付き技術検証要員としての出向要請。つまりはまあ若手のエースに肩書きで箔を付け、後方で新型演算宝珠の試作品の実験に参加させる、という命令書だ。実際には命令書ではないが、断ったら上から嫌な目で見られて評価が落ちるので、断ることはできない。こちらに拒否権は無いも同然だ。

 

「はっ! 謹んでお受けいたします!」

 

 とまあ元気に返事をして、素早く司令部を去る。内容が内容だから補佐官は要らないとされて、ターニャちゃんと2人きりで行く事になったからだ。研究所で何週間拘束されるのかも分からん。今のうちにセックスのヤリ溜めをしておかなければならない。

 

「軍曹! ヘルマン軍曹! いるか!」

「はっ! 少尉殿!」

「よし、ヘルマン軍曹、特別慰安を頼む。私の部屋に来てくれ」

「はっ! 了解しました!」

「今回はじっくりと・・・、そうだな、2時間を予定しておこう。頑張ってくれ」

「・・・・・・はっ!」

 

 

—————

 

 

 空中12000、メートル換算で約3600の高さで、人間が爆発する。演算宝珠の暴走だ。

 最新の研究開発で作り出された演算宝珠、エレニウム工廠製95式試作演算宝珠は、単純計算で従来の4倍のスペックを持つ。宝珠核を4基並列にして同調させているのだから、当然と言えば当然だ。しかし、その馬鹿げたスペックを達成するために、安定性が軽視されていた。まず、魔力の変換効率が最悪で、スペックは4倍でも消費魔力が6倍近いとなれば、とてもじゃないが実戦運用は出来ない。そのうえ持続時間も安定せず、しばしば緊急停止や動作不良を起こす。

 

 やあ、エレニウム工廠研究開発部門に配属されて、死と隣り合わせの毎日を送っている、サラ・エレオノール・ブリッグス少尉だ。今、目の前の試験飛行場の上で、デグレチャフ少尉が爆発した。新型の95式の動作不良による魔力の暴走だ。魔力の変換中に誤作動が起きて、ちょくちょくこういう爆発が起きる。俺のも飛んでる最中に爆発した。死ぬかと思ったサラ・ブリッグスだ。

 

 ターニャちゃんはなんとか無事だった。パラシュートを展開して、辛うじて着地。顔に「今キレてます」と書いて大股で歩き、黙って宿舎の方へ向かって行く。

 あ、主任が怒りながら出て行った。

 

「デグレチャフ少尉! またかね!?」

「私からも言わせていただきます! またなのですか!?」

「君が集中を途切らせるからそうなるのだ! 君はそれでも軍人かね!?」

「ご冗談を! 私の職責は兵器を扱うことであって、欠陥機械のご機嫌とりではありません!」

 

 もう何度目か数えるのも馬鹿らしくなった怒鳴り合いの始まりだ。いや、分かるよターニャちゃん。俺も正直言って、キレそうになったもん。まさか最新の演算宝珠が、いくら試作品とはいえ、空中で爆発するなんて。信じられるかよ。

 

「欠陥っ!! また欠陥と言ったな少尉!! 訂正したまえよ君! 私の最高傑作に対して度重なる暴言、侮辱! 断じて許せんぞ! 待て! 待ちたまえ少尉!」

 

 確かに4基同調は革新的技術だ。性能も認めよう。1分以上起動状態を維持出来たのが、俺とターニャちゃんだけしかいないという事実を除けば、これは凄い発明なのだ。実験記録に目を通していけば、既に何人もの魔導師を爆発四散させたりして死なせているが、成功すれば世紀の発明間違いなしなのだ。

 が、流石にもうモルモットは勘弁だ。当初は安全な後方勤務と考えていたが、これでは命がいくつあっても足りない。一緒に転属願いを出そうとデグレチャフ少尉の部屋へ向かったら、ターニャちゃんは転属希望要請を書いている真っ最中だった。俺も自室へ戻って、同じように嘆願書を書く。生命は大事だ。

 

 夜、パジャマに着替えて、お祈りを捧げる。士官学校に入ってから、北方前線に勤務してから、一日も欠かした事のない、毎晩のお祈り。神様へ感謝を捧げると共に、明日の生命を救って下さるようお祈りする。今日は特に強く祈る。ターニャちゃんを死なせないでください。俺をあなたの下へ迎えるのは遅らせてください。そう強く祈る。

 

 翌日。昼過ぎになって、アーデルハイト・フォン・シューゲル主任技師は目元に隈を作りながらも、ニコニコ笑顔で実験再開を宣言した。俺には死刑台への進行命令にしか聞こえなかった。死神の笑顔に見えたからな。ターニャちゃんも同じだろう、顔を青くしていた。

 

 一番手はデグレチャフ少尉。嗚呼、ターニャちゃん、死なないでね。

 

「なぁに、安心したまえブリッグス少尉。この実験の成功は約束されたようなものだ」

 

 博士(ドクトル)は随分自信を持っている。今日は特別に自信があるようだ。

 

「私は昨晩、天啓を得たのだ。神が私に微笑み、知恵を授けてくれた。成功は確実だとも」

 

 ですけど博士。今、現にですね、観測班が計測器の数値を見て顔を青くしているのですけど。無線の向こうでデグレチャフ少尉が演算宝珠の異常を訴えているんですけど。あの、どう考えても失敗しかない空気ですけども。

 

「デグレチャフ少尉、君も神に会った事があるだろう? さあ、共に祈ろうではないか! 信じる者は救われる! 神がこの実験を成功させて下さるぞっ!! ハーハッハッハ!!」

 

 仕方ない、俺も主に祈るとするか。

 

「魔力係数が急速に不安定化! 魔力暴走が起きています! 各数値が限界値を越えました!」

「そんなっ・・・!? 核が融解寸前です! もう保ちませんっ! そ、総員退避ーーっ!!」

 

 あ、副主任が逃げた。

 

 さようなら、ターニャちゃん。君のことは忘れないよ。士官学校では君の頑張る姿に励ましてもらったね。オイゲン中佐との3Pは楽しかったね。北方ではいつも助けてくれてありがとう。ターニャちゃんと一緒にする狙撃は楽しかったよ。じゃあ、あの世で会おうね。

 

 光に呑み込まれるデグレチャフ少尉の姿を見て、俺は手を合わせて祈った。

 

 

—————

 

 

 やあ、神に愛された演算宝珠、その名もエレニウム95式を携えて、今日も元気に空を飛ぶサラ・エレオノール・ブリッグス少尉だ。これは夢ではない。そう、エレニウム工廠での実験が成功してしまったのだ。正に神の起こした奇跡というほかない。ターニャちゃんが光に包まれた時は、流石にもう駄目かと思ったが。次に目を開いた時、ターニャちゃんは生きていた。無線の向こうで神を讃える賛美の詩が歌われ、演算宝珠はデグレチャフ少尉の身体を宙に浮かせた。実験は成功し、95式はついに安定し、完成したのだ。神への感謝が絶えないサラ・ブリッグスであります。

 

 遂に完成した95式演算宝珠の性能は、従来のそれとは遥かに隔絶したものだった。飛行速度、最高行動、魔力変換効率、あらゆる出力がずば抜けていた。そして、そんな95式を手にした俺たち「双翼の新銀」は、無敵だった。

 

 接敵から僅か3分で協商連合の航空魔導中隊を殲滅し、こちらは無傷。圧倒的な火力で敵魔導師の防御術式を破壊し、敵の攻撃術式は全てシャットアウト。完全なるワンサイドゲーム、弱い者虐めでしかない戦闘となった。俺たちは無敵だった。

 

 気分良く基地に帰還した俺は、午後の休みを戴く。その時間で、今日も楽しく“実験”を行う。実験というのは他でもない、糞が付くほど真面目すぎる補佐官、ヘルマン軍曹の“調教”だ。

 

 俺の補佐官であるヘルマン軍曹だが、実は補佐官を与えられたのは俺だけであり、ターニャちゃんは相変わらず一人らしい。補佐官を付けようという話が上がった際、デグレチャフ少尉だけが拒絶したとのこと。隣に男が居たら我慢が出来なくなっちゃうという事だろう。ターニャちゃんは相変わらず奥手なままらしい。

 さて、そんなヘルマン軍曹だが。エレニウム工廠から帰った直後の俺は、実験が無事に成功した安堵もあり、実験の日々を思い返してイライラしていた。そこで、ヘルマン軍曹を呼びつけて、苛立ちをぶつけた。95式の出力と制御で効果を増したエロ干渉式を使い、軍曹のチンポを虐めてやったのだ。しかしなんと、軍曹は耐えてみせやがった。

 火がついた俺は、連日、軍曹のチンポを虐めた。快感を増幅させ、しかし射精を阻害し、いつまでも絶頂できず射精できない苦しみを与える。そうして獣になった軍曹が俺を強姦(レイプ)するように、追い詰めているのだ。

 

「ヘルマンさん、今日も告解を始めましょうか♡」

「は・・・はい・・・。少尉殿・・・・・・」

「何度も言わせないでください? 今の私は少尉ではなく、シスター・サラですよ」

 

 射精管理の内容は修道女(シスター)プレイ。俺は手作りのシスター服を着て、聖書を片手に、十字架を首から下げる。そしてヘルマン軍曹は裸に剥いて、ベッドに座らせる。今日もサラ・ブリッグス少尉の私室はエッチな告解室へと早変わり。ペニスを癒してくれる優しいシスター・サラと、ガチガチに勃起させたペニスから涙を流して劣情を懺悔するヘルマン軍曹の、射精管理の始まり。

 

 ペニスを硬くして早くも先走り汁を漏らす軍曹を見て、楽しくなって微笑みが溢れる。

 

「では、嘘偽りなく、主の前で全ての罪を告白すると、誓いなさい」

「・・・・・・は、はい。小官は・・・、嘘偽りなく、主の前で・・・・・・、罪を告白します・・・・・・」

「よろしい。では、貴方が今日犯した罪を、主に告白なさい。そして懺悔なさい♡」

 

 聖書を置き、左手で十字架を手に持って見せつけ、右手でペニスに触れる。もう何日も射精させていないペニスは、触れただけでも射精しそうだ。すかさず95式を起動し、ペニスと睾丸の射精運動を阻害する神経干渉式を走らせる。

 

「こ、告白します! 本日、小官はっ! ブリッグス少尉を想ってっ、劣情を抱いてしまいました! そのせいで自分の下着を汚しました! 補佐官にあるまじき行為をっ、反省しておりますっ!」

「まあ・・・♡ それはいけませんね。サラ・ブリッグス少尉は、貴方の上官である以前に、10歳の幼女です。そんな幼気(いたいけ)な女の子に劣情を抱くのは、男性として恥ずべき行為ですよ。しっかりと懺悔し、神に許しを乞うのです。いいですね?」

「はっ、はいぃっ!!」

 

 ペニスを擦りながら、優しく諭す。「お前が言うな」とツッコミが飛ぶこと間違いなしの台詞だが、そういうプレイだからいいのだ。

 ヘルマン軍曹は今にも泣きそうな顔をして、射精できないペニスの辛さに耐えている。その顔が実にカワイイ。メスガキにペニスを玩ばれ、干渉式で射精を封じられ、拷問のような快楽を浴びせられる。そんな姿がとても可愛く、見ていてとても楽しい。もっともっと追い詰めたくなる。

 

「告白しますっ・・・! 本日、小官はっ、ううっ! 排尿の際、ペニスを勃起させてしまいましたっ・・・! あうっ・・・。その時、少尉殿を想って、自慰をっ・・・、自慰行為をっ・・・、始めてしまったのですっ・・・!!」

「まあ、なんて罪深い! それで、射精してしまったのですか?」

「くぅっ・・・!? いえっ! 射精の前に、手を離しましたっ・・・!」

「それは良かった♡ 悪魔の誘惑を跳ね除けたのですね。主は、貴方の勇気を認めて下さるでしょう。しかし、自慰に及んだのは許されざる悪徳です。懺悔し、神の慈悲を乞いなさい」

「ああっ!! しゅ、主よっ! どうかお赦しを・・・!」

 

 最初は戸惑っていたヘルマン君も、この懺悔プレイにすっかりハマったようだ。スラスラと罪を告白し、赦しを乞うようになった。最初は指摘してあげないと、告白できなかったのにな。

 そしてこの罪深いペニスも、すっかり射精管理の味を覚えたようだ。だらだらと先走り汁を垂れ流して、もっと虐めてほしいと言っている。お望み通り先走り汁(カウパー)を全体に塗りたくり、摩擦を上げる。クチュクチュと音が立つほど濡れたペニスを、激しく扱きあげていく。

 

「があぁぁっっ!!? あぎぃっ! あっ・・・かっ・・・!!」

 

 ヘルマン君の喉から悲鳴と苦悶が同時に出て、ペニスは嬉しそうにビクビク跳ねて喜んでいる。どんどん溢れ出てくる先走りを塗り広げ、手コキを続ける。

 

「こっ、こっ、告白っ・・・しますっ・・・! ほっ、ほあうっ!? ほっ、本日ぅっ! 小官はっ! うううっ! しょ、小官はっ! 少尉殿にぃっ! しゃ、射精の許可をっ、求めようとっ、しましたっ!」

 

 やはり、まだ調教が足りないようだ。射精の許可を求めようとした事ではない。俺を少尉殿と呼んでいる事だ。今の俺はシスター・サラ。懺悔プレイ中はそう呼べと何度も言っているのに、この糞真面目軍人は未だに理解しないらしい。

 

「ヘルマンさん? 貴方はブリッグス少尉に射精を管理されているのですか?」

「あっ・・・!? いっ、いえっ、違います・・・・・・」

 

 やはりお仕置きが必要なようだ。もっと強い刺激を与えてやろう。

 まずは亀頭に舌を這わせ、円を描くように舐め回す。手コキはもっと激しく。もっと音を立てて。甘くて苦いカウパーを舌先で味わいながら、懇願するような眼のヘルマン君を見つめる。

 

「んぅ〜〜♡ チュッ♡ では、もう一度、告白しなさい」

「はいっ! 告白します! 本日、小官は、シスター・サラに射精の許可を求めようとしました!」

「あらあら。それはまた罪深いですね♡ 教会はもちろん、告解室はいやらしい事をする場所ではありませんよ? ましてや、シスターに射精を求めようなんて。・・・・・・さあ、神に赦しを乞うのです。懺悔なさい♡」

 

 今まさに手コキというスケベでいやらしい行為をしているのだが、それはそれ。プレイの最中に多少の齟齬は付きもの。棚に上げて、気にしないようにする。

 では本気のドスケベ手コキで、ヘルマン君の反省を促すとしよう。ペニスを強く握り、チュコチュコチュコといやらしい音を立て、激しく扱く。先っぽに吸い付いて溢れるカウパーを啜り、舌で亀頭を強く刺激してやる。チンポ感じて反省しろ、この糞真面目軍人め。

 

「あぎぃぃっっ!!? がっ・・・がぁっ!! あっ! ううぅっ!! も、もうっ・・・」

「〜〜♡ んーー・・・ちゅ♡ ちゅっちゅっ♡ うふふ・・・♡」

「あうっ!? ああっ!! ぎぃっ、があっ!?」

「んふぅ♡ ビクビクしてかわいい・・・♡ あーんっ♡ んふふ、おいし・・・♡ 」

 

 並の尋問よりよっぽど辛いと思うが、今日もヘルマン君は耐えて見せた。一度も「射精したい」とか「出したい」とか言わなかった。楽しいは楽しいが、ムカつく。この俺のテクニックが足りないとでも言うつもりだろうか?

 だんだん頭にきたぞ。こうなったらもっともっと追い詰めてやる。

 

 




 テメェも爆発しろ! 実験の意味がねーだろッ!

 本当はサラちゃんも俺の試作機実験したかったんでしょ♡ 死ねよ。

 俺の95式演算宝珠全部受け入れてくれたね。
 やっと神のこと信仰する気になってくれたんだね。

 おっ♡ 暴走ッ‼︎ すげえ閃光。
 神の奇跡ってとこかな。

 エロいシスター服でいつも誘惑しやがって!
 この服考えたやつ天才だな。




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17話.恋人ごっこと逆転劇。

 今回はスケベオンリー回です。
 神の愛を広めるため、サラちゃんがお仕事します。



 現在の帝国における生きた伝説、『双翼の新銀』。僅か9歳にして前線で活躍し、初の直接戦闘で銀翼突撃章を授与される。戦場記者によって大々的に広報された彼女たちを、世間は大絶賛した。では、彼女たちの仲間たる帝国軍人は、どのように思っているのか?

 ある者は「頼れる仲間だ」と明るい笑顔で云い。ある者は冗談めいて「化け物だ」と云う。またある者は「可愛い女の子だ」と照れくさそうに云った。北方前線の軍人達の多くが、彼女たちを認めていた。一人の軍人として、そして戦友として。

 

 

 やあ、ヘルマン補佐官を虐めて高めた性欲を売春で活かす、というサイクルを送っている、悪いメスガキ軍人のサラ・エレオノール・ブリッグス少尉だ。俺とターニャちゃんのシルバー狙撃班は別名アフター5と呼ばれ、17時までにはその日の出撃任務を全て終える事がほとんどな、定時退社軍人をやっている。なので午後はたっぷりと時間があるため、俺はまた売春を始めた。なにせ本物の戦場。勝ち戦ムードとはいえ、銃弾飛び交う戦場で生命の危険に曝される兵士のストレスはかなりのもの。疲れきって宿舎に戻り、シャワーを浴びて飯を食い、泥のように眠る毎日。溜まるのだ。そこを俺が助けてやる。売春でメンタルケアまで行う幸せを運ぶ軍人、サラ・ブリッグスだ。

 

 ヘルマン補佐官との懺悔プレイの中で、俺は悟った。神の愛と慈悲をもっと的確に伝えるには、単なる売春ではなく、シスタープレイが最適だと。どうしてこんな簡単な事に今まで気が付かなかったのか。

 出撃から帰還した俺はすぐに食事を済ませ、シャワーを浴びる。自室に戻ったら手作りのランジェリーを着込み、その上からシスター服を着る。エレニウム95式演算宝珠と十字架を首から下げ、聖書を片手に持ち準備完了。そうして、扉がノックされるのを待つ。

 

「ブリッグス少尉殿、アンスガー上等兵です。お邪魔してもよろしいでしょうか?」

「どうぞ、入ってください。鍵は掛けて」

 

 今日もリピーターがやってくる。前線基地での売春は基本予約制。前日、もしくは午前中に声を掛けてもらい、名前と希望の時間帯、やりたいプレイを書いたメモを預かる。そして出撃から戻ってきたら、相手をするのだ。

 

 今日一人目のお客様はアンスガー上等兵、22歳。宿舎を歩いていると何やら騒がしい場所があり、顔を出してみると、賭け事で憂さ晴らしをしている兵士たちが居た。その中で一番勝っているのがアンスガー君だった。22歳の若い身体なら持て余しているだろうと考えた俺は、金の使いどころを教えてあげた。もちろん売春である。銀翼突撃章持ちの幼い英雄を前にしてカチコチに固まった彼も、めくったスカートの中のランジェリーを目にすると、顔を真っ赤にして了承した。そうして彼もリピーターになったのだ。

 

「シスター・サラ、今日もよろしくお願いします!」

「はい、こちらこそ♡ 今日も一緒に神様へ感謝と祈りを捧げ、愛を育みましょうね♡」

「はいっ!」

 

 本日で2回目となるアンスガー君は、もうすっかり、俺の魅力にメロメロだ。本日希望のプレイ内容がそれを物語っている。「ディープキスと手コキ、ゴムハメ騎乗位」と書かれたメモを渡された時は、本当にイチャラブエッチが大好きな純朴青年だなと思ったものだ。1回目からして「好きです! 愛してます!」と叫びながら、俺の小さな身体を抱き締めて射精していたし。

 

 さて、そんなカワイイ純朴青年は股間をパンパンにして、早くも臨戦態勢だ。俺が机に聖書を置くと、その上にギャンブルで巻き上げたのであろう札束を置いて、服を脱いでいく。ハンサムで細マッチョな、若い裸の男がベッドに腰掛け、その膝の上に10歳のシスターが跨がる。神に捧げる聖なる売春の始まりだ。

 

 まずはペニスに優しく触れて、撫でるように愛撫。既にガチガチだからといって、いきなり手コキは風情が無い。雰囲気を大事に興奮を導き、満足感を与えてこそプロ。

 

「フフ・・・、もうこんなに硬くして・・・♡ (わたくし)への愛が感じられます♡」

「はい。シスター・サラのことを想うと、こうなってしまうんです」

「まあ、嬉しい・・・♡ でもぉ、こんなに硬くっていると、辛そうですねぇ・・・・・・」

「ええ、はい。とても辛いです。シスター、どうか、優しく導いてもらえますか・・・?」

「いいでしょう。神の慈悲が貴方の苦痛を取り除いて下さるように、私が祈りましょう」

 

 シチュエーションを大事に言葉を選んで、導入成功。プレイ開始だ。

 まずはアンスガー君の目をしっかり見つめながら、優しく手コキ。ゆっくり、静かに、そして丁寧に。亀頭の先から根本まで、上下に上下に何度も往復。目を見て反応を窺い、シスターらしい慈愛の笑みで優しい手コキ。

 

「あらぁ、どうしましょう♡ 介抱しているのに、どんどん硬くなってしまいますね・・・♡ 」

「あ・・・、あぁ・・・! シスターの手が・・・、スベスベで・・・柔らかい・・・・・・」

「いかがでしょう? 主の慈悲を感じていますか?」

「はいっ・・・! ああ・・・、とても柔らかで・・・、とても幸せな気分です・・・!」

「それは良かった♡ では、共に感謝の言葉を紡ぎましょう♡」

 

 空いている方の手でシスター服の裾を捲ってお尻を出し、アンスガー君の手を導く。アンスガー君の男らしいゴツゴツした手が小さなお尻に触れて、いやらしい手つきで撫で回される。俺は優しく微笑んだまま、演算宝珠を起動した。

 

「あっ・・・?! うっ・・・! き、きもちいぃ・・・!」

 

 感度3倍手コキが始まると、アンスガー君は快感に驚き、俺の尻を強く掴んだ。リップサービスで「やんっ!」とあざとく悲鳴をあげてやると、反応したペニスがビクンと震えた。とても素直で可愛いペニスだ。その期待に応えて、優しくゆっくりとした手コキを続けて、射精欲求を高める。

 

 亀頭の先から我慢汁が溢れてきたのを確認して、アンスガー君の手を俺の股間に導き、指をワレメに置く。本部から基地への帰りの列車内で、余った生地で作ったドスケベ下着。ローライズでオープンクロッチな、黒の紐パン。下着としての(てい)をなしていない、布面積少な過ぎなこのセックス専用着衣が、今の一番人気。そのエロ下着だと悟った指が、剥き出しのワレメを擦り始める。

 

 チンポを扱いて、マンコを弄られる。お互いに気持ち良くなるペッティングだが、俺は濡らすために愛撫を受けるのであって、気持ち良くなり過ぎるわけにはいかない。気持ち良さに没頭すると集中力が削がれ、演算宝珠を介して発動中の干渉式がキャンセルされてしまうからだ。もちろん対策はあるのだが、それには通常以上の魔力を消費する。今は前戯の段階だ。省エネのために意識を強く保って、おマンコが自然に反応するままで濡れるのを待つ。

 

 快感3倍、射精運動阻害の術式を走らせて、ご希望通りのキス手コキに移行。ゆっくりと唇を重ね、静かに舌を重ねて、恋人同士のキスを演出してサービス。

 

「ん・・・♡ ちゅ・・・♡ んあ・・・、んぅ・・・♡」

 

 ぺちゃぺちゃと、舌と舌が絡み合う。

 チュコチュコチュコと、濡れたペニスが扱かれる。

 くちゅくちゅと、蜜壺が掻き混ぜられる。

 

 淫靡な水音の三重奏で、エッチな気分は最高潮。アンスガー君はもう限界みたい。さっきから鼻息が凄いことになってるし、チンポはビクビクしっぱなし。おマンコを掻き混ぜる指はもの凄く急いでて、早くこの穴で気持ち良くしてほしいよ〜!って訴えてる。だって感度3倍なのに、いつまで経っても射精できないもんね。とっても気持ちいいけど、とっても辛いよね。

 流石にそろそろ可哀相になってきたので、手を止めて唇を離してあげる。泣きそうな困り顔のアンスガー君を見ると、つい笑ってしまった。すると、彼は喉を鳴らして唾液のカクテルを飲み込んだ。別に飲んでいいよって合図じゃなかったんだけどな。

 

「どうでしたか? 気持ち良かったですか? ・・・って、聞くまでもありませんね♡」

「さ、最高でした・・・。幸せすぎます・・・」

「あら、そんな簡単に最高なんて言っていいんですか?」

 

 俺はクスクスと笑って挑発しながら、アンスガー君の膝から立ち上がる。そして、予め用意しておいた濡れ手拭いで、先走り汁まみれの手を拭く。そう、これからご希望通りに、ゴムハメ騎乗位で搾り取ってやるのだ。

 

「さあ、横になってください。身体を楽にして、(わたくし)にすべてを委ねて・・・♡」

 

 机から取り出した避妊具(コンドーム)を見せつけると、アンスガー君はまたもゴクリと喉を鳴らした。

 仰向けに寝転んだハンサムな細マッチョ。その裸体の中で激しく自己主張する、バキバキに勃起した今にも射精しそうなペニス。春画として絵になっているが、これではまだ完成とは言えない。ガチガチのペニスが暴発しないように、ゆっくりとゴムを被せていく。

 

「うっ・・・くっ・・・! あっ・・・!」

「はい、これで準備完了です♡ では、もっともっと愛を育んで、神に感謝を捧げましょうね♡」

「は、はいっ、シスター・サラ! あ、愛し合いましょうっ!!」

「ええ♡ たっぷり愛し合って、幸せになりましょうね♡」

 

 腰に跨がり、ゆっくりと腰を下ろして、ゴムチンポを挿入する。宣言通りの、愛を育むゴムハメ騎乗位。手と手を繋いで恋人演出で。アンスガー君の趣向に合わせたイチャラブエッチで、本気汁搾精騎乗位を始める。

 

「フフフ♡ 入っちゃいましたね〜♡」

「あっ・・・、あ〜〜・・・・・・。温かくて・・・、柔らかくて・・・、幸せ・・・ですぅ・・・」

「じゃあもっと幸せを感じてくださいね♡」

 

 手を繋いだままで、ゆっくりと腰を上下に動かす。ゆっくりゆっくりと、静かに腰を持ち上げて、強く引き締めて腰を下ろす。腰を下ろすたび、ゴムとマンコの間で愛液が溢れてチュププと音を立てる。

 

「ああっ! ああっ! す、すごくいいっ! シスターの中がっ、きもちいい!!」

 

 膣の一番奥、おマンコの行き止まりに、亀頭の先っぽが生意気なキスをしてくるので、ぐりんぐりんと腰を左右に捻って、強烈な刺激でお仕置き。

 

「あぎぃぃっ!? あうぅぅっ!! あいっ・・・、はげっ・・・しっ・・・!」

「ウフフ・・・♡」

 

 そろそろこちらも感じてきてしまった。アンスガー君の可愛い顔を眺めすぎたようだ。

 ここで奥の手発動。演算宝珠による干渉式は集中力が欠けるとキャンセルされてしまうが、それをカバーする方法がある。それが封入型術式だ。魔導師が使う銃弾の一系統で、予め術式と魔力を銃弾に篭めて、着弾時に発動させられるというものだ。これをエッチな干渉式に応用してある。

 感度3倍の干渉式を10分間保つように設定して、アンスガー君のペニスにセット。射精運動阻害の神経干渉式は5分で切れるように設定しておく。これで射精封印が切れても感度は3倍のまま、最高に気持ちのいい射精が味わえる。そして射精後の余韻も、お掃除フェラも、幸せ感度で味わえるのだ。これがプロの魔導売春婦とのセックスである。

 

 準備が整ったので、ここからは俺もマンコの快感に集中して、気持ち良くなれる。恋人演技をしながら本気のドスケベ腰振りで、騎乗位を楽しめるのだ。ではさっそくチンポを使わせてもらう。

 

「あっあっあっ♡ アンスガーさんのがっ♡ 硬くてっ♡ 熱くてっ♡ ステキですっ♡」

「うううっ!!? はあうっ!!」

「あっ♡ やだっ♡ 腰が勝手に動いちゃうっ! やぁんっ凄いぃっ!」

 

 射精封印によって限界を超えて勃起したペニスが、膣の中でビクンビクンと暴れ狂っている。これが気持ちいいのだ。まるで電動ディルド、バイブのようだ。素直に気持ちいいので、俺もつい腰が激しくなってしまう。

 

「ああんっ♡ やっ、やだぁっ! 激しく腰を振って、はしたない女とお思いですよね・・・♡」

「そっ、そんなことっ、あぐぅっ!! そんなことありませんよっ!!」

「ああっ、嬉しいっ! もっともっと感じてしまいますぅっ♡ あっ、だめっ♡ 腰が、腰が止まらないのぉっ! あん! 激しくしてしまってごめんなさいっ♡」

「あああっっ!! ううっ、ああっ! し、幸せですっ! 幸せすぎますっ!!」

 

 手と手を繋いで恋人ごっこのラブラブえっち。他の女じゃ味わえないキツキツおマンコで3倍セックス。いつまでもイかせてもらえない拷問騎乗位。楽しい時間はあっという間に過ぎていく。

 

 射精封印の5分が経過した。

 

「ああっ!! あああああっっっ!!! あがぁっ?!! ッッッ〜〜〜〜〜!!?」

 

 獣のような叫び声で、アンスガー君が絶頂する。壊れてしまったんじゃないかってくらい、ペニスが暴れてガタガタ震えてる。落ち着いて射精出来るように、膣をキュッと締めてあげると、握った手がまた強く握り直された。

 

「あああ・・・・・・!! うっぐぅぅっ・・・!! し、幸せすぎるぅぅぅっ・・・・・・!!!」

 

 俺の小さな手を強く握って、10歳のロリマンコの中で、最高に幸せな搾られ射精。アンスガー君は溶けそうな顔で射精の快楽に没頭している。長い永い、いつまでも終わらない永い射精。その快感が続くように、全部出し切れるようにと、腰を捻って射精を促す。

 

「うぐぅっ?! ああっ、それダメですぅっ!! あああっ・・・・・・搾られるぅ・・・・・・!!」

 

 間違いなく30秒以上は続いた射精が終わった。しかし聞かん坊なペニスがビクンビクンと射精運動を続けて、ワガママを言っている。それでも終わったものは終わったのだ。俺は腰を持ち上げ、マンコを引き上げる。

 コンドームの先端に、どぷん、と音がしそうなくらい精液が溜まっていた。せっかく出した精液が逆流しないように、慎重にゴムを外していく。外したゴムは口を括って、中身が溢れないように。そしてすかさずお掃除フェラ。

 

「んぐっ♡ ちゅう♡ んぅ〜〜♡」

「あぁ〜〜・・・! シスターのお掃除フェラっ、幸せぇぇ・・・」

 

 尿道の残り汁を吸い出し、ペニス全体を綺麗に舐め回し、唾液も全部吸ってお掃除完了。でもまだ仕事は終わりじゃない。アンスガー君は既にリピーターだが、次の指名を取るための営業努力を欠かしてはならない。プロは最後までプロ。

 荒い呼吸で余韻に浸っているアンスガー君の胸の上まで這っていき、馬鹿みたいな量を射精した証拠、でっぷり膨らんだゴム風船を見せつけやる。そして大人の男を揶揄(からか)うメスガキ笑顔。

 

「すっご〜くたくさん出ちゃいましたね〜♡ 情けない喘ぎ声出しちゃって、幸せそーに射精してるトコ、とってもかわいかったですよっ♡ また気持ち良くしてほしくなったら、いつでも言ってくださいね。・・・・・・次もサービスしちゃいますから♡」

 

 息を呑んで興奮が隠せないアンスガー君の目の前で、シスター服の裾を持ち上げる。裾を口で咥えて下半身を晒し、スケベなヒモパンにザーメン入りコンドームを挟んで、セックスの戦利品を吊り下げるメスガキ力を見せつけてやる。

 

「次もたくさん出してくださいね・・・♡」

 

 耳元でそう言ってやると、背後でペニスが跳ねたのを感じた。

 

 

—————

 

 

 本日最後の売春。3人目のお客様は、なんと副司令のリュッケ大尉。

 児童買春のみならず、買春行為そのものが初めてだというリュッケ大尉。そんな大尉が俺を買おうと決心したのは、もちろん俺の営業努力が身を結んだからである。

 先日、売春終わりに夕食を食べ、食堂帰りの廊下で、大尉に声を掛けられた時だ。「近頃、兵士達の間で、君の名前が噂になっているようだ」と近況を語らう世間話。俺は周囲に誰も居ないのを確認してから、スカートを捲って、腰に戦利品の如くぶら下げたザーメンコンドームを見せつけて誘惑した。

 

『大尉殿もいかがですか? 10歳のキツキツおマンコ♡ 今ならお安くしますよっ♡』

 

 もちろん大人であり軍人であるリュッケ大尉は大いに怒り、買春を拒絶し、俺を叱った。

 それで怯む俺ではない。一流のメスガキとしての力を見せてやった。

 

『分かってますよ〜! イケナイことしちゃう駄目な下士官を叱りながら、お仕置きセックスですよね♡ 大人チンポで懲罰与えて、メスガキマンコを黙らせちゃうの、皆さんお好きですもんね♡』

 

 大尉が言葉を失ったところで、トドメの一言。

 

『実は私も、ごめんなさいって謝罪しながら犯されるの、大好きなんです・・・♡』

 

 大尉の目の色が変わったところで、誘惑の追い討ちをお見舞いした。

 

『私、お尻を叩いて謝罪させると、(ナカ)がすっごく締まるって評判なんですよ♡』

 

 そして昨日、遂に陥落したリュッケ大尉が俺のところへやってきて、時間と希望のプレイを書いたメモを握らせてきた。実に丁寧で細かいメモだったが、内容を要約すると「生意気な下士官にお仕置きしたい。ゴム有りで。」と書いてあっただけ。やはり、地位のある軍人は、お仕置きセックスでメスガキを負かすのが好きらしい。

 

「リュッケ大尉だ。ブリッグス少尉、居るかね?」

「はい。どうぞ」

「失礼するよ」

「鍵は掛けてくださいね」

 

 ようやく俺の部屋にやってきたリュッケ大尉。37歳、独身。体格が良く厳しい顔つきの、いかにも厳しい軍人というお方。この人がこれから、俺の小さくて狭いマンコを犯すのだ。

 

 俺は大人を舐めきった挑発全開のメスガキスタイルで大尉を歓迎する。乳首しか隠れていないヒモのブラに、今一番人気のローライズオープンヒモパン。白い肌に黒いエロ紐がアクセントで、丸出しのマンコが煽情的。この下着で10歳のミニマムボディがセックス専用スケベ穴に大変身だ。

 

「っ・・・!?」

「ウフフ・・・♡ このカッコ、気に入ってもらえたみたいですね♡」

 

 さっそく食い入るように俺の身体を見つめる大尉。しかしまだですよ。まずはお金を払ってくださいな。というわけで、机の上に料金表を広げる。

 

「料金表です、ご覧ください。この通り、ゴム有りだとこの値段です。大尉は今回初利用なので、延長は半額ですよ。そ、れ、と・・・♡」

 

 リピーター確保には初回のサービスが大事。なのでここは自尊心をくすぐっておく。

 

「それと何だ?」

「もし私を本気アクメさせる事が出来たら、延長無料で生ハメ中出し♡させてあげてもいいですよ♡ ・・・・・・まあ、初回でおマンコをイかせてくれた人なんていませんけどね〜! くくっ!」

 

 思いっ切り馬鹿にした態度で言ってやると、大尉の鼻息が一瞬荒くなった。これでよし。あとはわざと敗北絶頂して、延長をサービスしてあげて、自信をつけてもらおう。集中力が限界に達する前に、感度上昇術式を自分の身体に封入すれば、わざと負けられる。でも2回目以降はそんなサービスは無し。そしたらまた俺をイかせようと必死になって、でも勝てなくて、次こそはってギャンブル中毒者みたいに沼に嵌るのだ。完璧なプランだ。

 

 大尉は黙って懐から財布を出し、きっかりゴムハメ一回分の料金を置いた。

 よーし、それじゃあ早速、チンポを煽って勃たせてやるか。

 

「ふ〜ん。ホントに1回分だけでいいんですかぁー? 半額の延長分も出しとかないと、私をイかせるまでもたないんじゃないかなぁ〜?」

 

 思いっきりバカにして煽りながら、ズボンの上からペニスを撫で回す。おおう、これはなかなか大きいぞ。意外とバカにできない大きさだ。これは期待できる。

 大尉が黙って上着を脱いでいく。俺も黙ってペニスを撫でる。メスガキ力をフルに活かして、挑発的な上目遣いをしつつ舌舐めずり。セックスが大好きだけど、大人の男は舐めきってる。そんなメスガキ顔でズボンの上からペニスを撫でる。

 

「ふふん♡ ほーら、もう大きくなってき・・・た・・・・・・」

 

 完璧なプランは早くも崩壊した。ズボンの中で膨らんだ大尉のペニスは、俺の想像を遥かに超えて大きくなっていく。驚いて手が止まった俺を無視して、大尉がズボンを脱ぐ。そして現れたのは、これまでで一番巨大なペニス。長い、そして太い。これは想定外だぞ。

 

「どうした、ブリッグス少尉」

「ふ、ふ〜〜ん・・・♡ けっこうイイの持ってんじゃん・・・♡ 期待できるかも・・・♡」

 

 堪らず握ってみると、俺の小さな手では指が余る。嗅いでみれば、精力を溜め込んだオスの獣臭が強烈に臭う。これは、ヤバいかもしれんな。

 

「じゃ、じゃあベッド行こうよ! 気持ち良くしてあげるからさ!」

「いいだろう」

 

 くそっ! 余裕ぶりやがって! こうなったらわざと負けるのは無しだ。本気のテクで搾ってやる。そして、次こそは負けないようにって、俺に挑戦し続けるがいい。

 

 ベッドに腰掛けた大尉の腰に正面から座って、両手でペニスに触れる。

 

「ほらっ! キスしよ、キス! いちゃいちゃベロチューで気持ち良くしたげるからさ!」

 

 チンポを撫で回していると大尉の手が俺の尻を触り始めたので、大尉にその気があるならと、サービスしてやる。男はみんなキスしながらの手コキが大好きだからな。

 

「んふ♡ れろれろれろ〜♡ へへへ、もっと気持ち良くしてあげるから、早漏しないでね」

 

 大尉の出した舌を舐めて吸って、バカみたいにデカいペニスを扱く。もちろんただ扱くだけじゃない。俺を買うと決めたロリコンなら間違いなく喜ぶテクニック、亀頭の先っぽをワレメに擦り付けながらのおあずけ手コキで射精欲求を煽る。今から挿れるマンコですよ〜と意識させる事で興奮を助長するのだ。

 

「フフッ、どーお? 私の舌、美味しいでしょ♡ 美味しいに決まってるよねー! ロリコンさんが夢に見る美少女のキスだもん! もっとしたい? ねぇ、もっとちゅっちゅしたい? でもダ〜メ〜♡ 今からこのおくちはぁ、おチンポちゃん専用になちゃうからでーす♡」

 

 既にガチガチに勃起させてるくせして、まるで表情を変えない強情な大尉。業を煮やした俺は言葉で煽り、フェラチオで追い込む事にした。首から掛けた演算宝珠を起動し、性感感度3倍でセット。どんなマグロ野郎だろうが、この3倍フェラの前では無力よ!

 

「んーー・・・ちゅっ♡」

 

 まずは亀頭の先っぽに挨拶キス。唇は亀頭に貼り付けたまま、舌を伸ばして円を描くように亀頭を舐め回す。フェラチオの基本形。

 

「すっご♡ 咥えきれないし♡ んっ・・・、じゅる♡」

 

 ゆっくりと唾液で濡らしながら、唇で優しく竿を揉んでいく。フェラチオとしては基本のそれだが、今は95式演算宝珠による快感増幅付き。これだけでもかなり気持ちいいハズだ。

 案の定、俺の上目遣いの前で、大尉の顔が引き攣った。なんだ、ちゃんと感じてるじゃないか。だったらこのまま気持ち良くしてやる。

 

「んんっ! ちゅぶ! んんっ! ぷはっ・・・! へへ、どう? ちっちゃなお口でしゃぶられると気持ちいいでしょ? もっとしてあげる♡ ちゅっ♡ んっ・・・!」

「確かに上手い。なかなか気持ちいいぞ・・・!」

 

 右手で竿を扱き、左手で玉袋を揉み、喉奥まで咥えこんでの全力フェラ。これには大尉も耐えられないらしい。先ほどから声が漏れている。ならば、亀頭を舌先でいたぶってやる。

 

「ン・・・。おお・・・・・・」

「れろれろれろ〜♡ んふふー♡ 先っぽペロペロされるとたまんないでしょー? あーむっ! んー・・・ちゅぅ・・・♡ んはぁ・・・。ほーら、またペロペロしちゃうよー? れろれろれろ〜♡」

「ふ、う・・・っ。なるほどな、自信満々に言うだけのことはある・・・」

 

 玉袋を揉んで根元から快感を引き出し、亀頭を刺激してチンポ全体の感度を上げつつ挑発。そして唾液でヌルヌルになった竿を扱かれれば、我慢できる男なぞいるはずもない。ましてや今は感度3倍。ほら、我慢汁がどんどん溢れてきた。

 

「くっ・・・!? お、おうっ・・・!」

「なんかおチンポからヤラシイ味がしてきたんですけどー? もしかしてもうイっちゃいそう? まだ前戯の最中だしさぁ、私も濡れてないしー、早漏はやめてほしいんですけど?」

「こ、このっ・・・!」

 

 こっちは演算宝珠に干渉式というズルをしているが、だからなんだ。こんな凶悪な極太チンポを相手にするんだ、ちょっとくらいズルをしないと勝負にならない。

 しかし本当に凶悪なチンポだ。臭いは強烈だし、味も最高だ。さっきはああ言ったが、しゃぶっているだけで濡れてきてしまった。こんな凶悪な極太チンポを挿れられたらどうなってしまうのか。想像しただけで腹の底が熱くなってくる。

 

「んぅ〜♡ はぅ・・・♡ あむ・・・♡ ああ、すっごい・・・♡」

 

 初めて経験するサイズなので、どうしても期待してしまう。期待してしまったので、うっかり干渉式の設定を変更して感度5倍にしてしまった。うっかりだ。うっかりである。断じて濃厚な中年ザーメンを飲みたくなったわけではない。

 

「くうっ?! ちょ、ちょっと待て! 待て、止めろ!」

「んんっ♡ んんっ♡ じゅる♡ んぐっ♡ んはっ♡ えっ、なに? 降参?」

「いや、今明らかに・・・!」

「聞こえませーん♡ ちゅっ♡ んっ♡ んっんっんっ♡」

 

 大尉の汗と俺の唾液とが混ざって、凄い臭いがする。頭がクラクラする。口の中に我慢汁の味が広がって、どんどん粘ついてくる。金玉が精液を押し出そうと縮んでいくのを触って確かめたら、もう我慢なんて出来ない。手コキを激しく、一心不乱に頭を振ってしゃぶり倒す。

 

「んっんっんっ♡ もうイキそう? イっちゃう? いいよっ♡ このまま出しちゃえっ♡」

「こらっ・・・、待てっ・・・!」

「んっんっ♡ ぅんっ♡ んっ・・・?! 〜〜〜♡♡♡」

「くあっ!? あっ・・・! くっ・・・・・・」

 

 喉の奥に叩きつけるような強烈な射精がきた。思った通り濃厚で、臭くて、飲み込むのが辛いくらい粘っこい、ゼリーみたいにプルプルした特濃孕ませザーメン。舌がザーメンに犯され、鼻が臭いで犯される。興奮してアソコがどんどん濡れてきちゃう。

 

「ん・・・・・・んぶぅ♡ ん・・・ん・・・♡」

 

 なんとか一滴も溢さず口で受け止める事ができたが、そのせいで頬がハムスターかリスみたいになった。口の中が余すところなくザーメン一色。舌の裏から歯茎の間まで、特濃ザーメンでいっぱい。頭がおかしくなりそう。なんとか頑張って飲み込まなきゃ。

 

「んぐ・・・・・・♡ んぐ・・・・・・♡ んぐ・・・♡ はぁっ! ケホっ・・・! ん、んん・・・! はぁ・・・はぁ・・・! だ、だしすぎ・・・♡ しかもメッチャ濃いし♡ 舌で妊娠するかと思ったよ・・・♡」

 

 あ、これはいかん。言葉にしたら意識してしまった。

 

「こんなザーメン、(ナカ)で出されたら妊娠確実じゃん・・・♡」

 

 ダメだ、もう完璧にスイッチ入った。今は懐かしきオイゲン中佐に仕込まれたマゾメススイッチが完璧にON。アカン。これは負ける。

 

「おいっ! このメスガキが!」

 

 そして怒りのリュッケ大尉。

 すいません。勝手にメニューにないことしましたね。俺が悪いです。

 

「ご、ごめんなさいっ。フェラの分はサービスって事で、タダにしとくからさ!」

「違う! コレのことだ!」

 

 と、胸の演算宝珠を掴まれる。やはりバレてたか。

 

「使っただろう」

「な、なんのことかなー・・・。ははは・・・」

「使っただろッ!!」

「う・・・。はい、使いました・・・」

「没収だ」

 

 素早く演算宝珠を取り上げられてしまった。一瞬の隙を突いて起動、といきたかったが。さっきの特濃ザーメンのせいで頭がクラクラしていて、対応出来なかった。残念。

 没収した演算宝珠を机に置いて、大尉がベッドに戻ってくる。と、俺は脇を抱えられて、ベッドに乗せられてしまう。演算宝珠が無ければ流石の俺もただの小娘。セックスには自信があるが、こんな子宮がキュンキュンいってる状態でどこまでもつだろうか。

 

 大尉の顔は怒ったまま。ちょっと恐いので、大人しく押し倒されて、股を開かれる。

 

「なんだ、もうこんなに濡らしているじゃないか」

「う・・・。だ、だって! あんなザーメン飲まされたら、誰だってこうなるでしょ!?」

「そんなのお前だけだ。淫乱の分際でナメた真似しやがって。このメスガキが」

 

 ふつーに叱られた。ふつーに叱られているだけだが、マゾメススイッチが入っている今は、それだけで子宮にキュンとくる。チクショウ。このままでは、あの極太チンポに抗えないぞ。

 いや、しかし俺はプロ。プロの売春婦。一流のメスガキだ。妖艶な美少女なのだ。たとえマゾメススイッチが入っていようが、客のリクエストには答えてみせる。生意気な下士官をお仕置きしたいというリュッケ大尉のリクエスト、必ず遂行してやるとも。見てろよ、俺のメスガキ力。

 

「オラ、お前の大好きな大人のペニスだ。ブチこんでやるから、穴広げろ」

「は、はぁ〜? ちょっといいザーメンしてるからって、調子に乗らないでもらえますぅーー? セックスで私を負かそうなんて、図々しいんじゃないですかあ?」

「ガキが!! 広げろつってんだよッ!!」

「は、はいっ!」

 

 だ、駄目だ。流石は陸軍で鳴らした軍人。メッチャ怖い。これ以上は怒らせたくないので、素直にワレメを開いて、メス穴を晒す。

 

「こ、これでいいですか・・・」

「おう。そんなにヒクつかせる必要ねぇけどな」

 

 くっ・・・。完全に主導権を握られた。攻守逆転だ。そして、大尉も自分が主導権を握った事を確信したらしい。一切遠慮も躊躇も無く、10歳のメスガキマンコに挿入してきた。それも一息で。

 

「んほぉぉぉぉっっ♡♡♡」

「うおっ・・・、本当に入りやがった。こんな小さなマンコなのに、よく入るもんだな」

「かっ・・・カハッ・・・!! ひ・・・ぐ・・・!!」

「あ? なんだお前、潮噴いてんのか? 偉そうなのは口だけか」

 

 一息でマンコの奥の奥まで征服されて、軽くイってしまった。というか潮を噴かされた。中が限界まで押し広げられて、ギチギチだ。膣壁のヒダが全部広げられて真っ平らになってんじゃねえかってくらい、中がいっぱいいっぱいだ。凄すぎる。

 

「オラ、どうだメスガキ。これが大人のペニスだよ。感想のひとつもねぇのか?」

「い・・・・・・いき・・・なり・・・、ぜん、ぶ、いれる・・・とか・・・♡ 加減、しなさい、よねっ♡」

「知ったことか。オラッ、動かすぞ!」

「なっ!? なに考えての!?今動かしたらっ・・・!」

 

 俺の言葉は平然と無視され、ピストンが始められた。

 

 恐ろしい事に、今、俺のマンコからは、聞いたことのない音がしている。なんというのだろうか、ブチュッ? ビチュッ? よくわからんが。とにかく、マンコが甘イキしっぱなしで、奥がドスドスと叩かれて、マンコの端から溢れた愛液が音を立てて飛び散ってるって事は確かなようだ。

 

「んぎぃぃぃっ??! ああっ!! やっ、やめてよっ!! 壊れちゃうよぉっ!!」

「うおぉ、こんなキツいマンコは始めてだ。こりゃあ確かに、長くはもたねぇな・・・」

「んんーーー!!! あああっ!! 抜いてっ! 抜いてよ早くっ! 壊れるってぇ!!」

「まだ挿れたばっかだろうが! お前も軍人だろ! 気合い入れて耐えろ!」

「ムリムリムリーー!! ダメっダメダメっ!! 元に戻らなくなるからぁっ!!」

 

 初めてのサイズは流石に強烈。Gスポットをゴリゴリ抉られて、連続して潮を噴いてしまう。しかもそのたびに頭がチカチカして、下品な喘ぎ声が出てしまう。

 

「おほぉっ♡ だめぇっ♡ お、おかしくなっちゃうのぉっ♡」

「クソッ、いっちょまえにエロい声出しやがって・・・! 本当にメスガキだな!」

「んほぉぉっ♡ い、いいっ! すごっ! こんなの初めてっ! 凄すぎっ!!」

 

 本当にマンコが壊れるんじゃないかってくらいの圧迫感で、快感が脳にガンガンと叩きつけられる。Gスポゴリゴリも気持ちいいし、子宮を内側から圧迫されるのも凄すぎる。マゾメス状態だから抵抗なんて出来ないし、このまま絶頂までまっしぐら。

 

「ぎ、ぎぼぢいぃよおぉぉ♡ おほぉ〜〜♡ おマンコいくぅ〜♡ イっちゃうのぉ〜♡」

「なんて情けねえメス顔してやがる。オラッ! 最初の威勢はどうしたメスガキ!!」

「ご、ごめんなさいぃぃ〜〜♡ もうナマイキいいませんからぁ〜♡ もう許してぇぇ〜♡」

 

 女を気持ち良くさせようなんて気が微塵も無いピストンなのに、単に大きいだけでここまで感じさせられるとは思ってもみなかった。最初から最後までGスポゴリゴリとか最高すぎる。潮噴きが止まらなくて脱水症状を起こしそうだ。

 

「イ、イクッ! イクイク! イ、イキますっ! イっちゃいますぅっ!!」

「もうイくのか? それじゃあ・・・・・・っと。危ねえ危ねえ、ゴム忘れてたわ」

 

 大尉はそう言うと、勢いよくチンポを引き抜いた。

 ゴム無しだったのか。通りで感覚がダイレクトだったわけだ。

 

「ひぐ・・・♡ う・・・うぅ・・・♡」

「よーし、ゴム着けたぞ。こんなクソザコマンコに追加料金は払いたくねぇからな」

「そ、そんなぁ・・・♡」

 

 そして再開される乱暴なピストン。大尉ももうすぐ射精しそうなのだろう。さっきより腰が速くなっている。それがまた気持ちいい。てか俺もうイくんだけど。てか今イってるんですけど。

 

「あーくそっ・・・、マジで締まるなコレ・・・。やべぇ、もう出る」

「早くっっ!! 早くイって!!! さっさと出してよっっ!!!」

「締め付けが本当に凄いな・・・。おい、もう出すぞ」

「早くぅぅぅっっ!!! もうイってるの!! わたしイってるからっっ!!」

「うおっ、すげぇ締まる・・・! 出すぞっ・・・! うっ・・・!!」

「あああっ!!! いいっ!!」

 

 瞬間、意識が飛んだ。俺は膣を乱暴に犯されてマゾイキし、白眼を剥いて気を失ったのだ。ワレメから潮を噴き、目から涙を流して、泣きながらマゾイキさせられたのだ。疑いようのない完全敗北である。

 

「た、大尉殿っ♡ どうかお願いしますっ♡ このマゾ穴を使っていただけませんでしょうか♡ 」

「でも金取るんだろ?」

「と、とんでもない! むしろこちらがお金を差し出しますから! どうか使ってください♡」

 

 そして目が覚めて。散々生意気言ってしまった事を謝罪させられた挙句、タダマンどころか金を巻き上げられて、ガッツリと生ハメ中出しされてしまった。土下座でチンポをおねだりしたのは本当に久々だった。

 

「おい。金、ここに置いとくからな」

 

 が、リュッケ大尉は最後にはちゃんとお金を置いていった。どうやらプレイはプレイと割り切る人らしい。デカチンにモノを言わせたセックスは乱暴極まりないが、大尉になれる軍人だけあって、根は真面目なのだろう。

 

 そして、俺は誓った。もうこんな情けない売春はするまいと。

 二度とマゾメススイッチが入らないように、今日から訓練を積もう。

 潮噴きながらの全裸土下座から起き上がれないが、俺はちゃんと胸に誓った。

 

 




 オラッアクメしろってボケシスターがよ。

 スケベな身体になりやがって・・・! これも訓練の成果か! オラ!! 何が少尉だ! 死ね!

 神を信仰してたらこんなオマンコに育つのか・・・。

 潮噴きマゾアクメしててクッソ無様で御座いますね♡

 うるせぇ! 今さら止められねぇよ! マゾメススイッチONだ!



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18話.自覚。

  お ま た せ





 やあ、今日も元気に出撃と売春を繰り返す毎日、サラ・エレオノール・ブリッグス少尉だ。ターニャちゃんが提出した俺のレポートだが、どうやら議会で本格的に取り上げられたらしい。西方にあった共和国の不審な動きがピタリと止まった。この帝国は軍隊が国家の体制を着たようなガチガチの軍事国家であるせいで、外交が下手糞すぎるというのが昔から言われている特徴だった。しかし、実験的にしろ、俺の意見を取り上げてくれたおかげで、戦争は拡大せずに済んでいるようだ。戦線もわざと膠着させるように指示が来ているし、このままいけば協商連合に不利な条件を呑ませて、講和で決着が着くだろう。おかげで安心して売春を続けられるサラ・ブリッグスであります。

 

 さて、その売春だが、ひとつ判った事がある。この北方前線基地には、マゾ野郎が多いということだ。前線基地最初の客にして最初のリピーター、アンスガー上等兵も、マゾっ気があるらしい。彼はいま「シスター服に手を入れて膨らみかけのおっぱいを触りながら、対面座位でラブラブキスハメ」というプレイにどハマりしているが、その前までは騎乗位で搾られるのが大好きだった。

 他にもマゾ男はいっぱいいる。乳首を舐められながらの手コキが大好きなヤツもいれば、足コキされながらロリマンコを舐めるのが好きな変態マゾ野郎もいる。舐めると言えば、シスター服の裾を捲って立ったままの、俺のロリマンコを舐めしゃぶりながら、正座でオナニーするのが好きな奴が2人もいる。なんでも、ロリロリなシスターのワレメを舐めているだけで、背徳感で興奮しまくるそうだ。いくらなんでも変態すぎる。

 

 その中でも一番の変態マゾ野郎は、「アナル舐め乳搾りコキ」をリクエストしてきた若い男だ。ケツを突き上げた四つん這いになって、尻の穴(アナル)を舌で舐めほぐして、ペニスも扱いてほしいというのだ。これには流石の俺もドン引きしたが、プロなので引き受けてやった。

 

「おっ、おっ、おほぉ〜〜・・・!」

「気持ち悪い声出してんじゃねえよ・・・」

「あっ、ああ〜・・・・・・。最高ぉぉ〜〜・・・!」

「・・・・・・キモ。・・・ねぇ、もうイキそうになってるけど、このまま出すの?」

「だ、出したいですっ! イかせてくださいっ!」

「じゃあとっとと出しなさい! ケツ穴舐められてイけ! この変態マゾ!」

 

 俺は頑張った。頑張ったが、正直言って気持ち悪かった。ドン引きである。

 

 もちろんまともな客もいる。10歳の幼女を買っている時点でまともな人間とは言えないのだが、プレイの内容が平凡という意味でまともな客だ。

 俺は神の教えを説き、信仰心を広め、かつ愛を育めるようにと、売春の際は基本的にシスター服を着ているのだが。どうやらこのシスター服が人気らしく、シスター服で普通のフェラチオやセックスを求めてくる客もいるのだ。彼らも背徳感でヤバイくらい興奮すると云って、毎回バカみたいな量を射精していく。

 

 しかしながら、そういった普通の客たちも、セックスではなくフェラチオばかりリクエストしてくるようになった。確かにフェラチオの料金はゴムハメの半額以下だ。すっかり味をしめて飲精大好きになった俺としても、美味しいザーメンを飲み逃したくないので、本来ならフェラチオのオプションにある口内射精とごっくんを無料にしている。そして快感増幅と射精封印の干渉式のおかげで、他の女とのセックス以上に気持ち良くなれる。だからだろう、高い金を出して俺とセックスしようとする客は減った。安いフェラチオでもめちゃくちゃ気持ち良くて満足できるなら、そりゃそうなるか。

 

 そんな売春の日々を過ごし、神の教えの元、兵士たちとの間に愛を育んでいると。俺の下に一通の本部出頭命令が届いた。ゼートゥーア閣下の命令だ、今すぐ出発、一人で行ってこいと基地司令に凄まれ、仕方なく列車に乗った。

 もしかして、注文した武器が出来上がったから、実用試験で性能評価をしてほしいとか、そういう話だろうか。もしくは、俺を手に入れられなかった某変態ロリコン腐敗官僚の方々が、何か政治的な嫌がらせでもして、ゼートゥーア閣下を困らせているとか。

 

 なんにせよ、長い列車の旅は暇になる。俺はまたも前世の記憶を引っ張り出して、女たちが着ていた下着を思い出す。そして今回もエロい下着を作ろうと、裁縫セットを取り出す。っと、いいこと思い付いたぞ。ナース服でエッチな戦場看護プレイとか、人気出そうだな。しかしそれには生地が足りないぞ・・・。

 

 

—————

 

 

 煩わしい。

 煩わしい・・・! 煩わしい・・・!!

 煩わしい! 煩わしい!! 煩わしいッ!!!

 

 いつまでも解けない呪縛に悩まされて、今日も気分は落ち込んでいる。

 意識の外に置いても戻ってくる。どうしてこの身体は、嫌な事を忘れてくれないのだろうか。

 

『いや、マジでやべぇから』

『でも“フェラ”だろ? しかも“あんな小さな口”で』

『それがいいんだよ! しかもな、街の“高級娼婦”なんかメじゃねえくらい“上手”なんだ・・・』

『フッ、ほんとかよ・・・』

『ほんとだって。俺なんて一回で“金玉”が痛くなるまで“搾り取られた”ぜ』

『そりゃおめぇが根性なしだからだよ』

 

 聞きたくない。聞きたくない。でも耳に入ってしまう。隣のテーブルの会話は聞き取れないのに、よっつ離れた先のテーブルの猥談は耳に入ってしまう。どうしてだ、どうしてなんだ。

 

『お前はどうだよ、買ったのか?』

『ああ。昨日、”ヤった・・・“。マジで”キツキツ“だった。“最高だった”よ。疑って悪かった』

『な? 最高だったろ、“サラちゃん”は』

『しかも“可愛い声”でキャンキャン”喘ぐ“からよぉ、その気にさせられるっていうか・・・』

『わかる、わかるぜ。なんか”おかしくなりそう“だよな・・・・・・』

『このままじゃオレ、ロリコンになっちまうかもしれねえ』

『俺も同じこと心配してンだわ。あークソッ、また”ハメたくなってきた“』

 

 毎日毎日、聴きたくもない話が耳に入って、自分の身体を意識させられる。特定の単語が強調されたように大きく聞こえて、そのたびに手が止まる。そして体が疼く。

 

『アンスガー! テメェいい加減にしろよッ!』

『ギャンブル弱いのに続けるアンタがいけないんでしょうが』

『くっそぉ・・・! シスターに”しゃぶって“もらうための金がぁぁ・・・!!』

『へへへ、ごちそうさーん。それじゃ、俺はこの金でシスターと”イチャイチャ“するんで』

『ちくしょう・・・! おい、アンスガー! 賭金(レート)上げてもう一回だ!!』

『やなこった! アンタのケツの毛なんて要らないよ』

 

 毎日毎日、連中は飽きもせず、彼女と何をするか話している。毎日毎日、いやらしい話が耳に入る。小さな声で交わされているはずの会話が、やけに大きく聞こえる。聴こえてしまう。

 

『なあ、聞いたんだけど、お前も“舐めながらする“んだって?』

『アンタもか・・・。最高だよな、アレ』

『ほんっと、いいよな。あのぴっちり閉じた”ワレメ“に、こう、”舌を入れる“瞬間が・・・』

『あぁ・・・わかる。そんでもって”中から溢れてくる””蜜“が、たまらなく美味しくてなあ』

『あの“蜜”を啜ってる時の、“あの声”がまた・・・!』

『もう“あの声”だけで“ビンビン”になるよな』

『終わった後で褒めてくれるのは?』

『・・・・・・最高』

 

 意識しないようにと、思っているのに。意識しないようにと思うだけで、頭の中で勝手な想像が膨らみ、男に汚される自分の姿を幻視する。その度に、士官学校以来の、近頃急に増えたボディタッチの感覚が想起される。そして、まるで全身が性感帯になったように、身体のあちこちが痺れ始める。

 

 気付いたら、口から涎が垂れていた。唇の間から次々に唾液が溢れて、なのに飲み込めない。誰にも見られないように手で口を塞いで、急いでトイレに駆け込んだ。鏡に映った自分の顔は、やけに赤かった。

 

「クソッ・・・! クソッ、クソッ!」

 

 体が火照って眠れない。体が疼いて眠れない。このところもう毎晩だ。

 まるで虫刺されのように、胸や股が痺れてくる。意識しないようにと思っても、勝手に感度が上がっていく。どんどん痺れて、体温が上がっていく。

 気がつけば、指を伸ばしていた。下着の中に手を入れて、幼い秘所に触れていた。

 

「うっ・・・?!」

 

 秘所は、信じられない程に湿っていた。ぬるりと、指に粘液が絡みついた。自分を信じられなくなる驚愕と、自分が自分でなくなる恐怖に、息が詰まった。それなのに、指が勝手に動いていた。

 

「とまれ・・・。止まれよ・・・! ううぅ・・・! どうしてだっ・・・!?」

 

 嫌だ。こんなのは嫌だ。こんな事はしたくないんだ。

 私はアイツとは違う! 私の心はまだ男だ!

 

———くちゅくちゅくちゅくちゅくちゅくちゅ・・・・・・

 

 どれだけ強く思っても、指が止まらない。毛布の中で水音が続いて、それが自分の身体が求めたものだと思い知らされ、涙が出てくる。心臓がバクバクと高鳴り、部屋中に響いているのでは、という錯覚すら覚えるほどに、感覚が鋭敏化していく。そのせいで“感じてしまう”。

 

「ううぅぅぅ・・・! いやだぁ・・・、いやだよぉ・・・。したくないのに・・・・・・」

 

 あまりにも自分が情けなくて、悲しくなって、涙が止まらない。

 自分は今、快楽に敗北した。性的欲求に敗北した。気持ち良くなりたいという本能に敗北したのだ。理性で自分を律することが出来なくなったのだ。自分が自分でなくなってしまったのだ。その証拠が、この水音。

 

———ちゅくちゅくちゅくちゅく・・・・・・

 

 快楽に負けた自分が情けない。こんな浅ましい行為で、気持ち良くなっている自分が情けない。情けなくて、悲しくて、だから泣いているのに。それでも指を止められないでいる自分が、また情けない。

 

「ううっ・・・。ううーーっ・・・!! うあぁぁぁっ・・・・・・。いやだぁ、いやだよぉ・・・」

 

 悲しくて悲しくて、涙が止まらなくて、顔が熱くなっているのが分かる。それでも指は止まらない。頭が痺れてきて、腰や足が快感に負けて自然と動き、指が激しくなっていく。止めなければ、今止めなければ、きっと戻れなくなる。分かっているのに、指がどんどん激しく動く。

 手を伸ばせば届くところまできている。絶頂が目の間に存在する。指が止まらない。

 

「やだっ♡ やだやだやだっ♡ いやだぁっ♡」

 

 自分でも驚くほどに甘い声が出た。“あの日”と同じ、快楽に屈した雌の声が。

 

———フフ・・・♡ もう甘い声しか出てないよ? もうすっかりメスの声♡ かわいい・・・♡

 

 あの日、耳元で囁かれた言葉が、脳裏にフラッシュバックする。

 また感度が上がった。

 

———ほらっ、オマンコに集中してっ! 気持ちいいの受け入れて!

 

 あの日の記憶が次々と思い浮かび、あの時の感覚が身体に戻ってくる。

 勝手に指が動いて、勝手に気持ち良くなって、もう身体がいうことをきかない。

 

「いやだっ・・・、いやだぁっ・・・!!」

 

———イったらもっと気持ち良くなれるよっ!

 

「うるさいッ・・・! お前は黙ってろッ・・・!」

 

———だから声に出して! イっちゃうって言って!

 

「黙れと言っている・・・! だ、誰が・・・・・・だれが・・・・・・イくなんてぇ・・・♡」

 

 あまりにも刺激が強すぎて、もう声も出せない。

 あまりの気持ち良さで、もう何も考えられない。

 

———そう、そのままそのまま!

 

 拒絶したくてたまらないはずの絶頂を脳が受け入れて、思わず背筋がのけ反った。

 

「ッッ・・・———〜〜〜〜♡♡♡♡♡ ンーーー?!! ッッッ〜〜〜〜♡♡♡」

 

 強烈な絶頂。全身が痺れて真っ白になる。

 

「ッッ〜〜♡ ッ・・・♡」

 

 久々の絶頂。待ち望んでいたかのように、脳は素直にそれを受け入れた。

 

「フーー・・・♡ フーー・・・♡ フーー・・・♡」

 

 気持ちいい絶頂。たまらない絶頂。最高の絶頂。幸せな絶頂。欲しかった絶頂。

 

 絶頂の快感に全てを支配された瞬間、女体の快楽を思い出した。刻み付けられたあの快楽を。

 

 涙を流して絶頂の余韻に浸る。それはまさしく、あの日の体験と重なっていた。

 

 おそらくこの日から、私はターニャ・デグレチャフではなくなったのだと思う。

 

 

—————

 

 

 恐れていた日が遂にやってきた。

 サラ・エレオノール・ブリッグス少尉にのみ本部出頭命令が下り、即時出立。ここ北方前線基地に、10歳の幼女は私一人だけとなった。そして周囲には、サラ・ブリッグスに篭絡された促成幼女趣向(ロリコン)どもがわんさか。

 彼女が何日でここに戻ってくるのか、もしかしたらもう戻って来ないのか、何も分からない。

 その間、サラ・ブリッグスという性欲の捌け口を失った男たちが、正気と理性を保ってくれる事を祈るばかりである。

 

 ブリッグス少尉が基地を出た翌日の朝。朝食を食べに向かった食堂で、さっそくロリコンどもの会話を耳にする。

 

「ブリッグス少尉が本部出頭だって?」

「ああ。詳しい事は分からんがな。司令も副司令も、何も知らないとよ」

 

 私の姿が目に入る距離だろうに、猥談をするロリコンもいた。

 

「突然キャンセルだもんなー。あーちっくしょッ!」

「俺も予約してたんだがな。まあ本部出頭ならしかたねぇけど」

「せっかく”溜めてた“のによぉ! 本部のお偉いさんも空気読めよなー」

「俺も、久々に賭けで買ったから、今日こそは”中に出してやる!“って考えてたんだがな」

「サラちゃん、早く帰ってこねぇかなあ・・・・・・」

 

 身の危険を感じた私は、ほとんど噛まずに飲み込んで食事をかっ込み、食堂を後にした。食堂を出る時、背中に視線を注がれたような気がして、怖気が走った。

 

 本日最期の出撃を終え、基地に帰還し、いつものようにシャワーを浴びる。浴びながら、自分の身体を意識する。平らな胸に、幼女らしさを残す膨れた腹、そして無毛の貝殻。今、この基地で、大勢の男が、この身体を狙っている。

 

「うっ?!」

 

 恐怖が妄想を作った瞬間、口内に唾液が噴き出した。

 

「う・・・うぐ・・・・・・!?」

 

 涎が止まらない。膝が震えて、腰が浮つき、力が抜けていく。唾液を飲み込むことも出来ず、口から涎が垂れ流しになってしまう。

 

「ッ・・・! ーー〜〜♡」

 

 そして気付いた。この涎が溢れる現象の正体に。これは期待だ、身体が男を期待しているのだ。あの日、あの校長によって刻み付けられた衝撃を、未だに身体が覚えているのだ。肉棒で蹂躙され、肉体のみならず精神までも屈伏させられた、あの衝撃の快感を。だから男の性的暴力を想像すると、反射的に身体があのトラウマを想起してしまい、惨めな雌犬のように股を開こうと勝手に反応してしまうのだ。一度屈伏したのなら、次もそうあるべきだと、身体が認めているのだ。

 

「う〜〜ッ・・・♡ うぅ〜ッ・・・・・・♡」

 

 歯を食いしばろうとするが、濡れた甘い声が出るだけ。腰がガタガタと震え、股が濡れる。これは誤認だ、勘違いなんだ、あの日は過ぎ去り、ここは士官学校じゃないと、身体に言い聞かせる。

 ここに男は居ない、シャワー室には私一人。辺りを見渡して事実を確認しても、涎は止まらない。危険は無いと信じたい。でも、ブリッグス少尉が基地に居ない事を知っている。演算宝珠は今、自分の個室にある。今の私は無力な10歳児、その事実が恐怖だ。

 

 身体が男を恐怖してしまっている。完膚無きまでに屈伏させられた身体が、男性器(ペニス)を想像して受け入れようとしている。お前は女で、(ペニス)には勝てないのだと、身体が認めてしまっている。

 今、もし、この誰も居ないシャワー室に、男が入って来たとしたら・・・・・・。

 

「〜〜〜♡ ッッ・・・!!」

 

 考えるな! 想像するな! 思った時には遅かった。腰が抜けて、膝が崩れて、タイルの床に座り込んでしまった。

 男に犯される事を想像しただけで、この有り様。性的興奮に屈して自慰に没頭し、絶頂の快楽を貪ったあの夜から。自分が女の快楽を得て喜ぶ浅ましい存在だと、自分は本能や欲求を理性で押さえ込めない動物なんだと、そう自覚した自慰の夜から。私はおかしくなってしまっていた。

 

「うぅぅぅっ・・・! うぅぅぅっっ・・・!!」

 

 泣きながら、股の間を弄った。自分がどうしようもなく、壊れてしまったのだと思い知った。

 自意識をどん底まで突き落とす敗北感が、あの日の絶頂を想起させる。そうして、自分がメスになってしまっていたのだと、思い知った。そうしたら、手が止まらなくなった。

 

「うあぁぁぁっ・・・! あぁぁぁぁっ・・・!! うーっ!! うぅ〜〜っっ・・・!!」

 

 恥も外聞もなく、思いっきり泣いた。泣き喚いた。泣きながら股をまさぐった。

 

「う、ううぅぅ・・・。あああぁぁ・・・・・・。きもちいいぃ・・・・・・。きもちいいよぉ・・・・・・」

 

 冷たいタイルに座りこんで、オナニーに没頭する。右手の指でクリトリスを撫でると、強い刺激で声が出た。左手の指で乳首を摘むと、電気が走ったような快感で体が震えた。

 

「ああっ・・・! すごいぃ・・・!! あ〜〜♡ きもちいぃぃ♡」

 

 涙が止まらない。指が止まらない。

 乳首もクリトリスも気持ち良くって凄い。

 

 自分がどんどん駄目になっていくから、悲しみが止まらない。

 身体がどんどん素直になっていくから、幸せが止まらない。

 

 おまんこの穴に指を挿れるともっと気持ちいい。クリトリスも一緒に弄れば最高。

 快感が止まらなくて、おかしくなりそう。

 

 

 そういや私、もうおかしくなってたな。

 

 

「あー♡ あー♡ いくぅ♡ いっちゃうよぉ♡ オナニーきもちよくていっちゃうのぉ♡」

 

 そうしてまた、私は泣きながら絶頂した。

 

 

—————

 

 

 ブリッグス少尉が帰って来ない三日目。今日も無事に出撃を終えた。

 基地に帰還して、食堂へ行き、視線を浴びながら食事をする。男たちの笑い声が聞こえる。

 食事を終えて食堂を出ようとすると、肩に手を置かれて呼び止められた。

 

「今から部屋行っていい?」

 

 名前も知らない下士官だ。だけど身体は知っている。

 今日も身体を求められるのだと思うと、胸が熱くなる。乳首が硬くなるのがわかる。

 最後に残った理性が、絞り出すようなか細い声で、『逃げろ』と言っている。

 

「・・・・・・いいですよ」

 

 もう断れない。もう逃げられない。この快楽を知ってしまったら、もう・・・・・・。

 

「相変わらず色気のねぇ下着だな」

「ごめんなさい・・・・・・」

 

 何度も何度も自分に言い訳をして、ペニスを咥える。だって、発散しないと辛いから。だって、火照ったままじゃ眠れないから。だって、気持ちいいんだから。だって、私はメス犬なんだから。そう自分を納得させて、膣に男を受け入れる。

 

「ああぁぁぁっ♡ ちんぽきたぁっ♡ ああーっ♡ すごいのぉっ♡」

 

 だって、私はもう、壊れているんだから。

 

 だからもう、いいよね。

 

 




 ちょ待てよ! なに勝手に出頭してんだ! 相棒の許可は?

 動くな‼︎ 1ミリも動かずメス堕ちを受け入れろ・・・。

 銀翼突撃章の英雄はこんな鬱アクメしねぇだろ!

 トラウマにも限度ってもんがあるだろ。
 ちょっと引くわ。

 閣下救済ルート? 無いよ♡


 補足—ケツの毛とは「ケツの毛まで毟る」の意で、「身ぐるみを剥ぐ」という意味です。



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19話.軍上層部の認識。

 今回スケベはなし。




 エレニウム工廠の威信を掛けた最新プロジェクト、95式魔導演算宝珠開発計画。

 主任技師に選ばれたアーデルハイト・フォン・シューゲル博士の要求もあり、軍は資金援助に加えて、実験要員として魔導士官を派遣した。だが、その開発計画は散々なものだった。

 何名もの貴重な魔導師を失い、尊い人命を損なった。それでも完成すれば、数字の上ではとてつもない成果を挙げる事、疑いようもない。そしてそれは実証された。

 

「どうだね、95式の性能とやらは?」

「素晴らしいです! 素晴らしいの一言ですよ! 演算宝珠に記録されたデータによれば、デグレチャフ少尉とブリッグス少尉の二名が敵の航空魔導中隊と接敵、直後、僅か3分で敵を殲滅、全機撃墜とのこと!」

「素晴らしい・・・! 95式を得て、万全の装備があれば、たった2人で航空魔導師の中隊を殲滅できるのか! いかにエースと言えど、この結果は間違いなく95式がもたらしたものだろう。いや素晴らしい!」

 

 待ち望んでいた吉報に沸き、軍人達はいかにも美味しそうに葉巻を吸った。

 エレニウム95式評価委員会が色めき立つ。最高高度18000を記録しているとなれば、敵航空機すら撃墜可能だ。空中高くから敵戦車を一方的に蹂躙し、トーチカと固定機銃を薙ぎ払って歩兵の進む道を切り拓く。これで我が軍は無敵だと、喜色の声が上がる。

 

「ではさっそく、95式の量産に取り掛かろうではないか! 多少コストが掛かっても構わん。3倍4倍程度なら、戦果で補える。95式にはそれだけの価値がある!」

「・・・・・・あの、その事なのですが」

 

 瞬間、委員会会長を除く全員が熱を失う。

 誠に残念な事ながら、このエレニウム95式、使いこなせるのはたった2人だけという、どうしようもない欠陥品なのである。その2人にしても、起動実験で演算宝珠の宝珠核が融解寸前まで暴走し、そこから奇跡的に安定するという過程を経て、ようやく完成させている。初めはデグレチャフ少尉が爆発寸前となり、数時間に再調整を済ませたブリッグス少尉が実験し、またも宝珠核融解寸前まで暴走させてしまっている。実験施設が消し飛びかけるという、あわや一大事が日に二度も起こった事で、複数の職員が急性ストレスで倒れたという報告まである。

 

 これは後の研究で分かった事だが、宝珠核が魔力暴走であわや融解となった瞬間に、暴走した干渉波が偶然一致。それによって、辛うじて融解寸前で同調を完了させていたのだ。そのためデグレチャフ少尉、ブリッグス少尉それぞれの魔力に適応した、専用の演算宝珠とでもいうべき物となった事で、ようやく安定しているのである。そしてその再現の目処は立っていない。現存する二機のみが、完成品なのだ。それもよくわらない変化で偶然うまくいった物を、よくわからないまま使っているというのが現状だ。

 

「なんということだ・・・・・・。では、量産は不可能か・・・」

「誠に遺憾ながら・・・。しかし、エレニウム工廠からの報告によりますと、性能をワンランク落としてでも確実な安定性を取る方向で、他の魔導師でも扱える演算宝珠なら、開発可能との事です。そちらの研究でも、既に、95式以前の既存の演算宝珠を、数段回る性能を約束できる、と・・・」

「・・・・・・うむ。ならば、その方向でいくしかあるまい。予算委員会に掛け合うとしよう」

 

 これにて95式評価委員会は終了となる。次は96式か、97式か。何にせよ、これからの戦場を支えるのは魔導師だ。ならば、魔導師を魔導師足らしめる演算宝珠の研究開発は必至。そう結論付けて、当会議は終了となった。

 

「ふぅ・・・」

 

 その場の他の者と同じく、様々な念を込めて、深い息を吐く一人の男。参謀本部戦務参謀長官、ハンス・フォン・ゼートゥーア。

 戦務参謀長官として、魔導師の今後を見定める当委員会への出席は当然のことだったが、分かった事は少ない。決定的なのは、デグレチャフ少尉とブリッグス少尉は帝国最強の駒となったこと、そして代替不可能な存在となってしまった事だ。となれば、今後はより慎重な扱いを心掛けねばならないし、希望はなるべく叶えてやる方向でいくしかない。

 両名がそれぞれ提出した論文の通り、先手を打って共和国への外交を申し出た事で、戦線追加も免れた。外交準備の段階で、西方に不審な動きがあるとの報告を受けた時は、ゼートゥーアとて心底震えたものだ。あの二人の少女は、これを的確に見抜いていたのだと。

 

「しかし、前線の損耗を抑えるには、彼女たちの力が必要だ・・・」

 

 一度プロパガンダに利用してしまった手前、今さら2人を前線から遠ざけるわけにもいかない。そんなことをすれば、前線兵の士気はガタ落ちになるだろう。しかし、これ以上、彼女たちに負担を掛け続けるのも好ましくない。ゼートゥーアがそのように思考していた時であった。

 

「閣下! ゼートゥーア閣下! 広報局より至急の入電です!」

 

 突然、すっ飛んで来た警備の者が現れ、緊急事態を知らされる。そして、電話越しに広報局局長から伝えられたのは、耳を疑うような話だった。

 

「こんな事が世間にバレたら、私の政治生命はおしまいです!! 閣下! どうかお助けを!」

 

 ゼートゥーアはすぐさま作戦参謀長官と人事局人事課長を呼び寄せた。そして、

 

「サラ・エレオノール・ブリッグス少尉に緊急の出頭命令を出せ!」

 

 事件の張本人を糾弾するべく命令を下した。査問会の発令である。

 

 

—————

 

 

 や、やあ、今日も軍服の下はドスケベランジェリー、サラ・エレオノール・ブリッグス少尉だ。今日の下着は人気の淡いレモン色、オープンランジェリーとガーターベルトにストッキングという、高級娼婦の装いだ。もちろん軍服は支給のスカート。一皮剥けばスケベなメスガキというわけだ。・・・が、それが実にマズイ。実は今、査問会の真っ最中でして。ええ、はい、エッチな撮影会の写真がバレました。軍人生命のピンチであります。絶対絶命のサラ・ブリッグスであります。

 

 武器と演算宝珠を警備に預け、呼び出された会議室に入室。すると、参謀本部から集まったお偉い高級士官の方々にさっそく睨まれた。作戦参謀長官のルーデルドルフ准将。戦務参謀長官のゼートゥーア准将。情報局秘密情報部長官グレルマン大佐。人事局人事課長レルゲン少佐。そして広報局局長ホルンガッハー少佐。軍でもトップクラスの地位にいらっしゃる方々が、みんなして俺を睨むのである。唯一、面識があるというか、肉体関係を持ったグレルマン大佐だけが、にっこりと微笑んでくれたが。しかし、その目は笑っていなかった。

 

「ただ今出頭いたしました! 北方前線司令部直轄第17混成魔導大隊所属、サラ・エレオノール・ブリッグス少尉であります!」

「うむ。前線から本部まで、長旅ご苦労、少尉」

「さっそくだが。この写真はどういう事か、説明してもらおうか。ブリッグス少尉」

 

 ボードに貼り付けられた何十枚もの写真を見せつけられております。サラ・ブリッグス少尉であります。今、とても恥ずかしい思いをしております、サラ・ブリッグス少尉であります。

 スカートをまくっておパンツを晒している写真に、シャツをはだけてエッチな下着を見せつけている写真。軍服軍帽でチンポ握って罵倒してる写真に、チンポ踏み付けて睨んでる写真。裸に軍服羽織ってチンポ咥えてる写真に、挿入されてる写真。チンポ片手に騎乗位で腰振ってる乱交写真も、四つん這いでサンドウィッチされてる写真も、笑顔のダブルピースでザーメンシャワーを受けてる肉便器そのものな写真も。もちろん全裸土下座もだ。あの日撮ってもらった全ての写真がボードに貼り付けられている。

 どーりで俺の所に写真が届かなかったわけだ。全部ここにあったんだな。って、そんなことを考えてる場合じゃない。これはピンチ、軍人生命のピンチだ。木っ端の歩兵が懐に忍ばせるくらいなら問題ないが、軍の真面目なお偉いさんの手に渡った以上、こりゃ軍法会議モノですよ。実際今、査問会が開かれてるわけで。ここで何も弁解出来ないと、そのまま軍法会議で階級剥奪からの、下手すりゃ追放ですよ。ヤバすぎる。

 

「予め教えておいてあげよう。我々情報部が既に、撮影に立ち会った全民間職員を尋問している。正直に答えることをお勧めしよう」

 

 と、秘密情報部のグレルマン大佐。

 なるほど、内務監査官なのに、外にまで目を光らせていたのですね、大佐。そんなに俺の身体が欲しいのですか。そんなに俺を専用の性奴隷にしたいのですか。いやらしい顔しやがって。

 

「答えたまえ、少尉」

 

 ゼートゥーア閣下のお怒り声だ。そりゃ、怒りますよね。せっかく目を掛けていた将来有望な士官が、前線のエースオブエースが、まさかこんなクソビッチだったなんて。プロパガンダに使った幼女が、誰彼構わずチンポを咥えるようなメスガキだったなんて。お怒りですよね。はい、わかりました。正直に話します。

 

「はっ! それらの写真は、小官が私費を支払って、トラウトマン撮影監督に依頼し、個人的に注文いたしました、個人撮影の写真であります!」

「うむ、証言と一致するな。だが、聞きたいのは、そういう表面的な事ではない。“どうしてこのような写真の撮影を依頼したのか”、そして“なぜ軍服を着た状態で撮影したのか”だ。・・・・・・答えたまえ、少尉」

 

 はい、分かってます。軍服着たままでそんな事したら、そりゃ軍人として裁かれますよね。

 よし、では自己弁護開始だ。どうにかして軍法会議を回避しなきゃならん。久々に頭使って喋らないといけないぞ。

 

「はっ! それぞれお答えします! それは慰安目的であります! 小官は以前より、様々な慰安行為を学んで参りましたが。強いストレスに晒される兵士にとって、最も効果的な慰安が、性的発散である事に気付きました。事実として、士官学校の士官候補生たちは、小官の性的慰安を受けた後、成績が向上しておりますし。現在所属している北方前線基地の陸軍の兵士もまた、小官の性的慰安を受けて笑顔を取り戻し、気力と士気を保って作戦行動に従事しております」

 

 現在進行形で性的慰安を実行中と聞いて、准将たちの目が大きく見開かれる。

 

「そこで、一度でも小官から直接、性的慰安を受けた者であれば、その経験を想起させる物によって、慰安を代用できるのではないか、と思考しました。そのための写真撮影であります! この写真があれば効果的な自慰行為を期待でき、ストレスの発散は容易となり、兵士の士気向上が安価にて約束される事でしょう!」

 

 ここでいったん区切り、皆さまが俺の言葉を咀嚼する時間を設ける。それと共に、舌と喉を休ませて、続く自己弁護に備える。

 

「また、その効果的な自慰行為を最大化するためには、対象となる兵士の趣味趣向に合わせた写真が必要であります。そのため、各種フェチズムに対応した写真を用意する必要があり、その一環として、軍服を着用したまま、撮影に臨みました。以上が閣下の御質問に対する回答であります!」

 

 必要だからやっただけ。実際に効果がある。士気向上に貢献している。とまあ簡単な自己弁護だったが、とりあえず閣下方は今すぐブチギレて査問会終了とはしないでくれた。

 そして、少し落ち着いたゼートゥーア閣下が次の質問。

 

「では、個人撮影の後の、不埒な淫行については、どう説明する? 尋問の結果、彼ら撮影スタッフ全員が、ブリッグス少尉から誘ってきた、と証言しているが?」

「はっ! その通りであります! 撮影終了直後、スタッフの方々が性器を勃起させているのを、小官は確認いたしました。小官は既に女でありますれば、殿方に恥を掻かせるのは忍びなく。また、本来予定に無かった無茶な依頼の結果でもあります。そこで、小官が責任を取って性処理を行うため、自ら申し出ました!」

「・・・ほう? 立派な物言いだな。しかしその割には、随分と楽しそうな顔で写っているが?」

「はっ! 小官は殿方の性処理を心から楽しんでおりますっ!」

 

 目を見てはっきりと言ってやった。何もやましい事はないのだと。楽しんでやったのは本心だと。そう言ってやった。ゼートゥーア閣下はもちろん、この場の全員が、鳩が豆鉄砲くらったような顔をして驚いている。いや、俺の正体がメスガキだと知っているグレルマン大佐だけは別だ。ちょっとは驚いているようだが。

 とりあえず困惑させる事には成功した、このままゴリ押しで突っ切ってやる!

 

「では、何かね? 君は好きで男と寝ているのかね?」

「はっ! 帝国と軍に貢献するために、兵士の士気向上、メンタルケアという名目と実益がありますが。小官が好んで性行為を行なっている事は間違いありません!」

 

 複数の呆れた溜息。なんだよ、みんな幸せになってるんだから、いいじゃないか。

 少しして、皆さんがそれぞれ水を飲んで落ち着いてから、今度はルーデルドルフ閣下。

 

「ならば聞きたい。いくら好きでやっているとはいえ、私費を使ってまで撮影を依頼し、また、前線でも慰安婦の真似事をするというのは、いささか理解し難い熱意だ。君はどうしてそこまで、趣味ではなく慰安行為として、このような事をする?」

 

 その答えはひとつ。お答えしましょう、ルーデルドルフ閣下。

 

「はっ! それは小官が神託を授かったからであります! 小官は主の意思に従っているに過ぎません! それがたまたま、小官の趣味趣向と一致したまでの事であります!」

「神託・・・か。資料によれば、君は敬虔な信徒だそうだな。だが、神託とはなんだ? とにかく沢山の男とセックスしろと、神がそう言ったとでも?」

 

 そうとも、神は愛を求めているのだ!

 

「はっ! 主はこう仰いました、『女として生きよ』と。そしてこう続けられました、『そして愛を育み、信心を育み、神の恩寵を知るのだ。苦難と苦痛の試練を乗り越えた先で、我が名を讃えよ。愛と共に我を感じよ』。私はこの言葉に従い、男性との間に愛を育んでおります! 事実、私を抱く際、愛しているとはっきり言葉にする兵士は、少なくありません。また、女として生きること、つまり女である事の自覚、それは女の身体での最大快楽によって強く意識されておりますっ! 女として生きる幸せ、男性と愛を育む喜び、私は性行為の中で常に神を側に感じ、感謝を捧げておりますっ!!」

 

 呆気に取られた顔の皆さま。事実を知って驚いたらしい。信じられないかもしれないが、嘘は言っていないぞ。俺は確かに神の声を聞いた。女として生きるように言われたし、愛を育むようにも言われた。そして、そう生きやすいように、神は俺を美少女として作って下さった。

 みんなが俺を愛してくれる。だから俺もみんなのチンポを愛するのだ。

 だからこの愛と感謝を、神に捧げるのだ。

 

 

—————

 

 

 隣室にて待機するよう命じ、サラ・ブリッグス少尉を退出させてすぐ。緊急査問会の面々は大きな溜め息を吐いた。当然だろう。僅か10歳の幼女が軍人として戦い、それも戦場でエースを飾っているというだけでも、頭痛の種なのに。そんな幼気な娘がよりにもよって「神の声を聞いた」などと云い、しかもその神託を曲解して、淫乱の如く複数の男と性的な関係にあるというのだ。更に困りものなのが、それで実際に軍に貢献してしまっている点であろう。

 

「北方前線基地の兵士に関する資料が届いた。皆、読んでくれ」

 

 部下を走らせ取りに行かせた最新の資料を見れば、確かに、ブリッグス少尉が広報用撮影から基地に戻って暫く、兵士間の揉め事(ケンカ)の件数が減り、アルコールや煙草の消費量が激減している。特にここ一週間のそれは、戦争が始まる前の、国境警備基地時代のそれよりも低い数字となっていた。それはつまり、他の何かでストレスを発散できているという事実に他ならない。

 ここまで明確な数字で兵士の士気向上とメンタルケアを両立されては、陸軍全体が幼女趣向(ロリコン)になってしまうのを恐れてしまうほどだ。何か手を打たねばなるまい。

 

「一番の悩みどころは、善意でやっているという点だな」

 

 紫煙を吐き出し、ルーデルドルフ准将が零す。その呟きに全員が同意する。これが誰かに脅されているとかいうのであれば、彼女を救うという名目で介入でき、その者を処罰すれば終わる話。しかしそうではない。彼女は嫌々でも、義務感でもなく、自ら進んで、喜んで楽しんでやっているのだ、“神がそう望まれたから”と。

 

「しかし彼女は戦場の要。デグレチャフ少尉だけとなると、この数字は出せん・・・!」

 

 続いて、ゼートゥーア准将の苦悶。資料を見れば一目瞭然だ。戦車三台の素早い鹵獲に、機甲師団の殲滅は過去最速記録。敵航空魔導師の中隊を、接敵から僅か3分で殲滅するほどの、比類無き戦闘能力と圧倒的コンビネーション。いかにエレニウム95式演算宝珠が他を隔絶する性能と言えども、これは明らかにデグレチャフ少尉とブリッグス少尉の二人が組んでいるからこその数字。

 兵士の死傷率の低さ、機甲師団の損傷率の低さ、航空機の帰還率の高さ、全ての数字が彼女たちに支えられている。紛れもない事実として、帝国軍は二人の幼女に支えられて、戦勝確実な状況を維持できているのだ。これをデグレチャフ少尉一人に負わせるとなれば、どこまで犠牲が増えることか。

 

「そして、あのレポートですね・・・」

 

 最後にレルゲン少佐。レポートというのは他でもない、ターニャ・デグレチャフの名で人事局人事課長の下へ送られた、論文の事である。三つある論文はそれぞれ、「戦場における魔導師の最適・最大化運用」、「多数の仮想敵国を抱えた帝国の軍事的配慮」、「協商連合との開戦に際した帝国が取るべき軍事的・政治的行動について」と銘打たれており、そのどれもが革新的視点によって書かれていた。

 魔導師の最適、最大化運用についての論文は、戦務参謀長官であるゼートゥーアをして、喉を唸らせるほど。多数の仮想敵国に睨まれ続ける、帝国の国際的な立場を指摘する論文などは。同封された当時士官候補生だったデグレチャフの、政治的最終目標という論文も合わせて匿名化して提出したところ、議会が大きく揺れ動いた。しかもそのうえ、今後の軍事目標、政治目標がある程度定まってしまったのだから、これらの論文がいかに合理的かつ客観的な判断に基き、そして納得せざるを得ないものであるか。

 特に、協商連合との開戦に際しての論文が、今一番の注目を集めている。まるでこうなる事を予期していたかのように、共和国を始めとする周辺列強国の介入や戦線参加を阻止するための方法が記されていたのだから。

 

「叱りつけて、大人しくするよう言い聞かせるか?」

「馬鹿を言うな、ルーデルドルフ。見た目で騙されそうになるが、彼女はもう少女ではない」

 

 苦々しい顔のゼートゥーア。

 

「ではお目付役でも用意するか?」

「ルーデルドルフ准将、彼女は魔性です。監視など、男性では取り込まれ、女性なら同類にされてしまうだけでしょう。まず間違いなく、無駄に終わるかと」

「監視は無駄か・・・」

「それに、彼女は自分の立場を理解しています! 今の優位な前線を維持し、あのレポート通りに講和を進めるために、自分の存在が欠かせない事を知っているのです! それを理解し、そして利用している・・・!」

 

 人事局人事課長レルゲン少佐の危機感溢れる声には、流石の面々も言葉を失う。

 そして極め付けは、協商連合の開戦についてのレポートで記された、ある利益。

 

「もし・・・、もしあのレポートの通りに事が進めば、協商連合は更なる武力を求めて、大公国に協力を要請するだろう」

「これもレポート通り、外交により明確な戦争の意思ありと言質を取れば、最速で攻略占拠し、大公国を植民地化できる。あの国の油田が手に入るのなら、これを逃す手はない・・・」

「協商連合は、共和国との分割統治でも構わんが。大公国は惜しいからな」

 

 様々な思想と利益が絡む話が続くが。結局のところ、軍はサラ・エレオノール・ブリッグス少尉を手放す事が出来ないという、当査問会の根本的問題についての答えは出せなかった。

 




 デグレチャフ閣下がサラちゃんを身代わりにしようとしてレポートを書かせた結果。
 共和国の参戦は無く、軍上層部は早い段階でデグレチャフの悪魔的先見性に気付く。



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20話.鬼畜外道とオサラバ。

 今回は補完回ですので、少し短いです。



 やあ、エッチな撮影会の写真がバレて、懲戒処分で戒告となった駄目軍人、サラ・エレオノール・ブリッグス少尉だ。戒告と言ってもキツめの御叱りみたいなもので、「一般人に広まりかねない証拠は残すな」という、かなり甘めな御処置を頂いた。というわけで、せっかく撮った写真は全部破棄、焼却処分と相成った。残念極まる。せめて全裸土下座の写真だけは、恩師のオイゲン中佐に送りたかったのだがな。泣く泣く廃棄処分を受け入れたサラ・ブリッグスであります。

 

 結局査問会は説教会に変更。軍人としての秩序を保つように、そして一般に対してイメージを損なうような行為は厳にこれを慎しむように、とまあ色々長々と叱られてしまった。

 確かに、俺は軽率だった。反省している。本当に反省しています。だから叱られてお仕置きセックスを思い出してしまい、おマンコ濡らしてしまったのは別件です。敬礼しながら内ももに愛液垂らしてるのは不可抗力なんです。そんな目で見ないでください。こう見えてちゃんと反省してるんです。本当ですってば。

 

「ごめんなさいぃぃっ♡ 反省してますっ♡ ちゃんと反省してますぅぅっ♡」

「こんなに濡らして、こんなに締め付けて、どこが反省しているのかね?」

「おっ、おマンコっ♡ おマンコで反省してますぅぅっ♡ 反省アクメしてますっ♡」

 

 どういうつもりだろうか。査問会終了後、あのグレルマン大佐に呼び止められて、無人の会議室に連れ込まれた。そしてスカートを引っぺがされて、テーブルの上に乗せられて、そのままお叱りセックス。ついさっき俺がドスケベ淫乱マンコすぎるって話で開かれた査問会が終了したばかりなのに、参謀本部の中でこんな事していいんでしょうか。しかも、俺がポケットにゴムを入れていたから良かったものの、それがなかったらナマで挿入する気満々だったのだ。この大佐、やはりどうかしている。

 

「ごめんなさいっ♡ ごめんなさいっ♡ 反省アクメしますからぁっ♡ お許しくださいっ♡」

 

 グレルマン大佐は相変わらずのデカチンで、マンコの奥をトントンと突いてくるわ、子宮やGスポットをゴリゴリ圧迫してくるわで、あっという間にイかされそうになる。

 ただでさえ修羅場を逃げ切ったばかりなのに、今こんな事をしているのがバレたら、次はその場で除隊処分を下されてしまう状況。バレたらヤバいというシチュエーションに興奮しまくって、吊り橋効果でオマンコがキュンキュンきちゃう。テクも何もないデカチンにモノ言わせた乱暴なお仕置きセックスなのに、ありえないくらい感じちゃう。

 

「イっ、イキますっ! 反省アクメしますっ! 淫乱マンコに反省させてくださいっ!!」

「声を抑えたまえよ、少尉。そんな大声で喘いでは、誰かに聞かれてしまうぞ?」

 

 そうだその通り、バレたらヤバいのだ。なのですぐに手で口を塞いで声を殺すが、それがまたこの危険な状況を感じさせて、興奮が高まってしまう。

 

「っ?! っっ〜〜〜♡ んっ・・・ーーー♡ ふぅ・・・っ〜〜♡」

「そうだ、声を抑えて静かにイけ」

 

 声を我慢して絶頂するなんてのは初めてで、まるで自分がいけない事をしている気分になる。秘密の不倫セックスとか、浮気エッチとか、そんな昼ドラみたいな気分。誰も来ないで、そう思いながら。誰か見て、と期待する。人生が終わるかもしれない崖っぷちなセックスで、信じられないくらい興奮してしまう。

 

「ッッッーーーー!!! 〜〜〜〜♡♡♡ ーー♡ ーー♡」

「おお、イったのだね? 中がとても締まっているよ」

 

 お願いやめて! もう突かないで! そう思っても身体は正直なもので、絶頂直後だというのに、俺のマンコはキュウキュウと締めつけて大佐のチンポを離さない。イっているのにピストンされるという、気持ち良すぎて辛い状態なのに、声を出せないせいで発散の逃げ場を失った快感が体の中でぐるぐる渦巻いて、絶頂が止まらない。

 

「ーーーー♡♡♡ ーー〜〜♡♡ ーーー〜〜〜♡♡♡」

 

 声を出さないようにと必死になって、両手で口を抑えながら、白眼を剥いて連続絶頂。少しでも喉に力が入ったら叫んでしまうので、代わりに腹筋に力を入れて快感を堪える。しかしそうすると腹圧で膣の中のペニスを余計に強く感じてしまい、クソみたいなドスケベ悪循環でまた絶頂する。

 

 久々のキツキツロリマンコという事で、大佐も長くはもたなかったのが救いだ。なんとか絶叫せずに耐えきった。が、絶頂の波が引いていかないのを堪えている時に、馬鹿じゃないのかという量のザーメンで膨れたコンドームを見せられてしまって、想像だけで軽くイってしまう。

 そのうえ、俺の腰が抜けて動けないのをいい事に、チンポを突き付けてお掃除フェラの強要。コンドームを見せられながらのお掃除フェラは、とても興奮した。

 

「見たまえ少尉、君のはしたない汁でこんなに汚れてしまったぞ。掃除しなさい」

「ふぁい・・・♡ 自分のメス汁、お掃除しまぁす・・・♡」

 

 ようやく身体が動くようになったと思ったら、今度は垂れ流しになった愛液で濡れてしまった、テーブルの掃除を命令されてしまう。もちろん雑巾で拭くなんて事を命じられているわけではない。女を下等な生き物と見下して、道具か奴隷のように扱うグレルマン大佐の命令だ。女の尊厳をヘシ折るために、舌で舐め取れというのだ。

 

「床にも溢れているぞ」

 

 挙句の果てには床掃除まで。しかし、マゾ犬調教の成果で、床を舐めるという行為ですら興奮してしまう。仕方なく媚びへつらって、マゾ化したオマンコをキュンキュンいわせながら、まるで犬のように床に垂れた汁を舐めていると。突然、ボタボタと何かの液体が滴る音がした。驚いて顔を上げると、大佐がコンドームをひっくり返して、中のザーメンを床に落としていた。これも舐めて掃除しろというのか。

 

「はははっ! まるで本物の犬のようだよ、少尉!」

「んあ・・・♡ じゅる・・・♡ んぐ・・・♡」

「どうだね、参謀本部の床の味は? 美味しいかな?」

「んふぁ・・・♡ はぁい、とっても美味しいですぅ♡ メス犬マンコ感じちゃいますぅ♡」

 

 床に溢れたとはいえ、ザーメンはザーメン。舐めて掃除しているだけで、オマンコが感じてしまう。感じてしまうと、お汁が溢れる。そしたらまた床が汚れるので、掃除させられる。この頭がおかしくなりそうな床舐め掃除を続けている間、グレルマン大佐は楽しそうに微笑んでいた。こっちがマゾ犬スイッチ入ってるの知っててやってやがるな。クソが。

 

 

—————

 

 

 ようやく鬼畜外道のグレルマン大佐から解放されて、再びゼートゥーア准将閣下と御対面。どうやら大佐の逢い引きは尋問という名目だったらしく、連れ込まれた会議室の周囲は人払いがされていたようだ。お陰で誰にもバレずに済んだ。

 

 そしてゼートゥーア准将閣下から命じられたのは、俺が注文した新型兵器の試験。ようやく試作モデルが完成したとかで、実験場まで向かうように命令された。おかげでまた列車に乗ることに。しかも、どういう訳か、お目付役に人事局人事課長のレルゲン少佐が付いて来た。

 

「よろしくお願いいたします、レルゲン少佐殿!」

「そう畏まる必要はない、少尉。この同行は形だけのものだ。そう硬くならなくていい」

「はっ!」

 

 というわけで、またも列車に揺られて、男と二人きりの長旅となるのだが。今回は次の発車まで数時間ある。そこで、レルゲン少佐が食事を奢ってくださるそうだ。有り難く帝都のレストランに同伴させてもらう。

 

「顔が赤いな。体調が悪いのかね? それとも、グレルマン大佐の尋問が苛烈だったか?」

 

 レストランへと向かう車の中、レルゲン少佐が俺の顔を見て言う。

 なんども連続絶頂させられた挙句、床に溢したザーメンを舌で掃除させられたのだ。あんな屈辱的な床掃除は初めてだったから、未だにマゾ犬マンコがキュンキュンいっている。なので興奮は治っていない。そんなところにレルゲン少佐の冷たい視線を注がれたら、そりゃもう興奮して感じてしまうわけだ。ああもう我慢できない!

 

 俺はレルゲン少佐の目を見つめたまま、スカートを捲って、びしょ濡れのマンコを晒す。

 

「なっ?! 何をしているのかね君は!!」

「グレルマン大佐はやっぱり凄いです♡ 久々だったけど、何回もイかされちゃって・・・♡」

「なん・・・・・・だと・・・?!」

 

 マンコをほじって、グレルマン大佐から預かった使用済みコンドームを引っ張り出す。そしてそれをレルゲン少佐に見せつけながら、中に残ったザーメンを指で掬って舐める。

 

 

 ハハハハッ! ザマーミロォーッ大佐ァーっ!! 人事課長に貴様の悪行をバラしてやったぞ!! よくも鬼畜セックスでタダマン使った上に床掃除までさせやがったな!! おかげでマンコがびしょ濡れだ!! 責任取るのが嫌だというなら、レルゲン少佐を抱き込んで腐敗官僚に仲間入りさせて、会うたび会うたび俺と口封じセックスするようなロリコンになるまで堕とすんだな!! わーっはっはっは!! 立場追われないようにせいぜい頑張れよー!! わははは!!

 

 

 

 俺の手から使用済みコンドームを奪ったレルゲン少佐は、レストランに到着するなり、給仕(ボーイ)に金を渡して「これで彼女に好きな物を食わせてやってくれ」と言い、車に戻ると「駅で合流しよう」とだけ残して、本部へ帰っていった。随分な早足だ。情報局秘密情報部の長官がロリコンだった事が、そんなにショックだったのだろうか。まあいいや。

 

 じゃあ頑張ってレルゲン少佐を説得してくれよなー、大佐ー。アンタの進退はレルゲン少佐を腐敗官僚に引き込めるかどうかに掛かってるぜ。死ぬ気で頑張れよー。

 とまあ、新しいロリコン官僚のパイプ作りを大佐に全部丸投げしたところで、俺は他人の金で飯を食う。早く大きくなって、抱き心地抜群なムチムチボディになりたいからな。早くおっぱいが欲しい。売春(ウリ)のメニューにパイズリを追加したいのだ。というわけでステーキを400グラムで注文し、たっぷりのサラダと一緒に腹に収める。

 

「他人の金で食うステーキは最高だなあっ!!」

 

 前線基地では味わえないまともな食事に大満足。俺は気分良くレストランを出て、意気揚々と新しい布地を購入して、タクシーを捕まえた。そして疲れた顔のレルゲン少佐と駅で落ち合う。俺の荷物はちゃんと届けられていた。

 

 そうしてレルゲン少佐との二人旅が始まるわけだが。暇な時間は有意義に使いたい。列車に乗ってすぐ、俺は裁縫を始めた。もちろん新しい下着作りだ。よくよく考えると、ランジェリーや紐ばかりではエロすぎる。もっと歳相応な子どもっぽさを醸し出しつつ、それでいてロリコンの劣情を煽る、ノーマルな下着も用意しなくてはいけないと気付いたのだ。

 

「何を・・・・・・作っているのかね・・・?」

「はい。これは新しい下着です」

「・・・・・・なぜ、店で購入しない?」

「売っているのは野暮ったいデザインばかりですから。男性に喜ばれる下着というのは、10歳の子供を対象としたサイズでは取り扱っていませんので、こうやって自分で作るしかないんですよ」

 

 レルゲン少佐が顔を痙攣らせている。なんだ、グレルマン大佐からロリの素晴らしさを教えてもらったんじゃないのか? 折角の個室で誰も見ていないんだ、このまま襲っちゃってもいいんだよ? それともメスガキに玩ばれる方が好みかな?

 

「今作っているのは、可愛い縞々のやつですね。綿生地で作るから、触り心地もいいんです。これはきっと喜ばれますよ!」

 

 これはいい物だと教えたのだが、レルゲン少佐の顔は固いままだ。暗に触ってみますかと誘ったのだが、反応無し。

 うん。失敗したな、グレルマン大佐。じゃあオサラバです。俺を恨まないでくださいね。ああ、あと、オイゲン中佐とはまたセックスしたいんで、余罪追求で吐かないでくれよな。

 

 

—————

 

 

 やあ、今日は帝国の兵器開発の最先端、その工場の試験場に来ている、お目付役と一緒のサラ・エレオノール・ブリッグス少尉だ。俺が送った完成予想図のスケッチと希望の数字はほぼほぼ採用されたらしい。おかげで今後の戦闘が楽になりそうだ。今からホッとしているサラ・ブリッグスであります。

 

「頂いた希望書の通り、対物狙撃銃の弾は12.7×99ミリにしました。ですが、この火薬量では反動が凄まじく、扱いが難しくなってしまいました。自動機関拳銃の方は、先にお送りした実験作の改良型となっております」

 

 開発主任の説明を聴きながら、テーブルに並べられた銃を手に持ち、細部を確かめる。対物ライフルの出来はまずまずだ。フレームに妙なガタつきもないし、俺が扱う事を前提としてフォアグリップの位置は横付けになっている。マガジンスロットも滑りが良く、トリガーは程よく重い。

 自動機関拳銃(マシンピストル)はちょっと残念かな。マガジンスロットがロングカートリッジ対応なのはいいが、幅広でないから、片手での装填(リロード)は難しそうだ。それにハンマーが露出しているから、高高度では動作不良を起こすかもしれない。あと重たい。出来ればもっとプラスチック素材を使ってほしいところだ。

 

「だいたい分かった。とりあえず実際に撃ってみて、感触を確かめたい」

「もちろんです。どうぞ」

 

 何はともあれ、実際に撃ってみなければ分からん。ということで早速実射。95式演算宝珠を起動し、宙に浮いて、身体能力強化の干渉式を走らせる。

 まずは対物ライフルから撃ってみる。やはり.50口径、反動が凄まじい。地面に置いての射撃とは違うから、10歳の身体では簡単に仰け反る。というか空中でひっくり返った。しかし威力は流石だ。バカデカい銃弾に魔力を篭めれば、戦車だって一発だろう。俺はもう2発ほど撃ってから、地上に戻る。

 

「い、いかがでしょうか・・・?」

「いやー、流石の反動だ! これは凄いねぇ! 威力、精度、共に素晴らしい出来だ。しかし問題なのは、航空魔導師が空中で扱うという点だ。さっきのを見ただろう?」

「ええ。演算宝珠で身体を強化しても、反動に耐えきれずバランスを崩していました」

「そうだ。そこで考えたんだが。“フォアグリップを増設してほしい”」

「は・・・? と、いいますと?」

 

 俺はその場で浮かび、対物ライフルを股の間に挟むようにして、銃身の横っ腹を両足で支えた。

 

「お、おおおっっ!! なるほどっ、クロスボウの発想ですな!!」

「そうだ。手と腕だけでは不十分なら、より力の強い足を使えばいい。地上と違って、空中ならば両足は自由になるからな。このようにして、フォアグリップの様に足置き場を取り付けてくれ」

 

 クロスボウの装填には力が要るので、降ろして足で支えるための器具が付いている。それと同じ発想で、銃身に足で支えるためのグリップを付けてもらえば、より反動を制御しやすくなるというわけだ。が、しかし、これは対物ライフルの長い銃身と、俺の小さな身体が成せる特例である。一般の航空魔導師には使えないスタイルだ。その点については、また考察するとしよう。

 

 こうして俺は研究開発班と意気投合し、二日間も滞在して専用兵器を作ったのだった。

 

 





 メスガキは絶対に許さない!という強い意志を保つため、休憩中はロリ物の画像を睨んでます。



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21話.幸せなセックス(前編)。

 業の深いお話になりますので、ライトな方はお気を付けください。




 今日も彼女は帰って来ない。これで四日目だ。その間に、私はもうすっかり汚されてしまった。

 何の抵抗もせず部屋に男を上げる私は、都合の良い肉便器でしかない。好き放題に犯されて、汚されていく。壊れたメス犬には相応しい姿かもしれない。

 私はターニャ・デグレチャフ。基地の便利なハメ穴だ。

 

 今日も求められるままにペニスを咥え、舌で精液を受け止める。

 

「ぐぼっ?! げほ・・・! ケホッ! 」

「うわ! また吐きやがった!」

 

 口の中に出されるのは苦手だ。あの粘ついた精液は、喉に引っかかる。飲み込むのにとても苦労する。なので、よく咽せてしまう。

 男たちは云う、「サラちゃんなら全部残さず飲むのにな」と。それで私にも同じ対応が求められて、精液を飲むよう強要されている。

 

「ターニャちゃんさあ、まだ慣れねぇの? ちゃんと飲めってよぉ〜」

「ご、ごめんなさい・・・」

「謝ってる暇あったら吸ってよ、ホラッ。チンコ汚れたままなんだけど?」

「ごめんなさい。いま綺麗にしますから・・・。んぐ・・・、じゅぷ・・・・・・」

 

 まだ精液の味には慣れない。とても臭いし、不味い。口の中で射精されると、涙が出てしまう。そうしたら、泣きながらも一生懸命に精液を飲み込む私の姿が、男たちの欲情を煽ってしまったらしい。今日は暇さえあれば絶え間なくペニスを咥えさせられ、精液を飲まされている。

 

 男たちの中には、メス犬の私を見下さない者もいた。そういう男は決まって、私の体を舐め回すか、私に奉仕を要求した。

 

「はぁ・・・はぁ・・・! ターニャちゃんのオマンコ、とっても美味しいよ・・・!」

「あ、ありがとう・・・ございます・・・・・・」

「じゅるるるっ!! うわぁ、いやらしいお汁がいっぱい出てきたねぇ。感じてるんだねぇ」

 

 秘所を舐められると、あの日を思い出す。悪い意味でだ。だって、校長の方が上手だったから。校長の舌はもっと丁寧に動いたし、中に挿れた指も、クリトリスを弄る指も、もっと気持ち良かったから。だから、秘所を舐められていると、物足りなさを感じて、貪欲な自分が嫌になる。

 

「ほらっ、どうだい!? 気持ちいいだろう!?」

「うっ、・・・・・・はい。きもち・・・いいです・・・・・・」

「僕のチンポで感じてね、ターニャちゃん! ほらっ、もっと感じてっ!」

 

 犯されながら、憂鬱になっていく。どんどん自分が嫌いになっていく。

 こんなセックスでは物足りない。こんな快感では物足りない。膣が満足できない。

 自分が余りにも浅ましいメス犬で、貪欲な性欲を抱えていたのだと知って、嫌になる。

 

 そんな反応の薄い私に飽きてしまったのか、男たちはもっと酷い事を考えたようだ。死んだような目で、一切抵抗せず、されるがままの弱い女。おもちゃにするには最適だと思われたらしい。

 私は“男性用のシャワー室”に連れ込まれ、そこで犯された。代わる代わるで、絶え間なく。抱きかかえられ、まるでオナホールのように扱われる。膣に挿入されたままで、ペニスを咥えるように言われる。口に出され、中に出され、身体中に精液をかけられた。

 

「ほら、ターニャちゃん? ザーメンかけてもらったらなんて言うんだっけ?」

「あ・・・ありが・・・・・・とう・・・ござ・・・います・・・・・・」

「おお、ちゃんと言えたじゃん! 偉いえらい!」

 

 犯され続けて体力の尽きた状態でも、男たちは解放してくれなかった。

 

「ちゃんと言えたご褒美に、もう一回犯してやるよ。嬉しいだろ?」

「・・・・・・は・・・い。うれ・・・しい・・・・・・です・・・・・・」

「そうだよなー!? ターニャちゃんはメス犬だもんなー!?」

 

 やっと男たちが満足してシャワー室から出された時には、私の体は限界だった。体だけではない、精神もだ。私が自分をメス犬だと自覚してまで、自意識を地の底に投げ捨ててまで求めたのは、あの日のような、心が折れる程の凶悪な快楽だ。こんな風に道具のように扱われて、ただ吐き出されるものに付属した安い快楽ではない。

 

 誰もいない廊下で、ひとり(うずく)まって、啜り泣く。

 

「うぅぅ・・・・・・うぅぅぅっ・・・・・・」

 

 こんな! こんな下劣な快楽のために! 私はメスに堕ちたんじゃない!

 誇りも、矜持も、全て投げ売ってまで求めたのは、こんな道具扱いじゃない!

 

 私は思い知った。あの校長は、私を女として扱い、女として気持ち良くなれるように、丁寧に、とても繊細に扱っていたのだと。ここの兵士たちとは違う。ひとりの女として、ちゃんと私を見て、そして犯していたのだ。

 サラ・ブリッグスがあの校長に惚れ込んでいた理由が、やっと解った。ここの男たちの自分勝手なセックスと比べたら、まるで雲泥の差だ。いや、もっと酷い。

 私はやはり浅ましかったのだ。まるで何も知らないで生きてきたのだ。たかがセックスだと、穴に棒を入れるだけの行為だと、心の何処かでそんなふうに甘く考えていたのだ。その報いが、この胸の空虚なのだ。

 

「あああぁぁぁ・・・・・・! ううぅぅぅっ・・・・・・! ううぁぁぁっ・・・・・・!」

 

 とても悲しくて涙が出てくる。どんどん溢れてきて止まらない。

 私は何のために、いったい何のために、こんな事をしているのだろう。

 

「デグレチャフ少尉殿?」

「ひぃっ?!」

 

 人の気配にまるで気が付かなかった。突然、背後から声を掛けられて、悲鳴をあげてしまった。驚いて見上げた先には、知った顔があった。

 

「ヘルマン・・・・・・軍曹か・・・」

「はっ! ヘルマン軍曹であります! 少尉殿が蹲っておいででしたので、僭越ながらお声を掛けさせていただきました!」

 

 私は知っている。この真面目な態度のヘルマン軍曹も、サラ・ブリッグスと性的な関係にある事を。彼女の補佐官である彼もまた、彼女の影響を受けた一人なのだ。そら、彼女と同じ歳格好の私を見て、もう股間を膨らませている。隙あらば、どこへなりと連れ込んで、私を犯そうというのだろう。他の男と同じように。

 ヘルマン軍曹の手が肩に触れて、陵辱を覚悟する。

 

「少尉殿、僭越ながら、申し上げます。お辛い時は、抱え込んではいけません。貴女はまだ10歳なのです。そんな時は、大人を頼ってください」

 

 その大人たちが私をおもちゃにして犯している事を、彼は知らないのだろうか。それともやはり、知っていて利用する気なのだろうか。

 

「我々では力不足かもしれません。我々には話しづらい事かもしれません。そんな時は、仲間を頼ってください。先ほど、ブリッグス少尉が基地に戻られました。2人は名コンビなのでしょう? どうか、ブリッグス少尉を頼ってください」

「ブリッグスが・・・・・・帰ってきた、のか・・・?」

 

 他に道は無かった。

 私はヘルマン軍曹の手を借りて、サラ・ブリッグスの個室へと歩いた。

 もしかしたら、彼女なら。あるいは、この渇きを癒してくれるかもしれない。

 

 

—————

 

 

 やあ、前線基地に戻って早々、若干キレそうになっているサラ・エレオノール・ブリッグス少尉だ。というのも、俺が基地を留守にしている間、なんとあのターニャちゃんが、俺の客を奪っていたのだ。しかもそれだけではない、俺の客以外の男とも関係を持っているのだ。理由は単純、彼女がタダマンだから。ちょっとキレそうなサラ・ブリッグスであります。

 

 対物狙撃銃と機関拳銃の試験運用モデルを貰って、ホクホク顔で北方前線基地に帰還した俺は、さっそくリピーター達に声を掛けようとしていた。なにせ、基地を離れて今日で4日目だ。やっと帰ってきたのである。俺が居ない間、リピーターのみんなは、さぞ寂しい思いをしただろうと考えたのだ。ちょっとはサービスしてあげようと、そう思っていたのだ。

 そうしてウキウキでリピーターのひとりに声を掛けてである、俺が基地を留守にしていた間に、あのターニャ・デグレチャフがタダマンで男を呼び寄せまくっていた事が発覚したのだ。これは驚いたし、同時に怒りを覚えた。俺を買おうとしなかった男たちとセックスしてるのはいい、別に気にしない。しかし、俺の客をタダマンで釣って篭絡しようとは、これは許せん。中には熱心なリピーターもいたのだ。

 

 今日はもう遅い、夕食の時間も過ぎてしまった。明日、ターニャちゃんに会ったら、どんな文句を言ってやろうか。そんな事を考えていたら、扉をノックされた。

 

「ブリッグス少尉殿! ヘルマン軍曹であります! デグレチャフ少尉をお連れしました!」

 

 っと、ここで例のタダマン少尉のお出ましだ。さっそく文句を言ってやろうと入室させて、俺は驚いた。そこに居たのは、俺の知っているターニャちゃんでも、ターニャ・デグレチャフ少尉でもなかったからだ。痩けた頬に、泣き腫らした赤い眼。まるで、貧困街の浮浪少女のような、人生に絶望した目をしている、憐れな少女がそこに居たのだ。

 

「ターニャちゃん・・・なの? ど、どうしたの!? ちょっと、大丈夫!?」

「サラ・・・・・・」

 

 ターニャちゃんは明らかに危険な状態だった。全身に精気が無いし、かつてのような覇気も無い。あまりにも様変わりしていた。病気かと思って演算宝珠を起動し、身体をくまなく調べたが、異常が見当たらない。

 

「軍曹! コーヒーを淹れてくれ! それと、そこの机にチョコレートがあったはずだ。それも一緒に出してくれ!」

「はっ!」

 

 とにかく落ち着かせてあげないと。そう思って、元気の素であるチョコレートとコーヒーを用意する。俺が帰って来るまで本当に一回も射精していないのだろう、ヘルマン軍曹は股間をバキバキに膨らませたままで、動いていた。

 

「どう? ちょっとは落ち着いた?」

 

 ターニャちゃんは、チョコレートをかじってコーヒーを飲むと、少しは落ち着いたようだった。しかし、相変わらず元気が無いし、気力も無さそうだ。

 

「小官は外で待機しております!」

「うん。お願い」

 

 軍曹を外に立たせて、これで二人きり。俺が留守の間に、いったい何があったのか。辛い事があったのだと思うが、無理にでも聞いてあげることにする。

 

「ねえ、いったい何があったの? 私が助けてあげるから、話してよ」

「す・・・すまない・・・・・・。ありが、ありがとう・・・! ありがとう・・・!」

 

 泣きながら、ターニャちゃんは全てを語ってくれた。そう、全てを。

 

 前世は日本人で、男性で、人事部に勤めるエリートサラリーマンだったこと。

 神様に怒られて、反論したら、この世界で女の子になっていたこと。

 士官学校で俺の事を嫌っていたこと。女である自分を受け入れられなかったこと。

 性自認が男なのに、オイゲン中佐に処女を奪われた事がトラウマになっていたこと。

 トラウマのせいでおかしくなって、オナニーをしたら自尊心が壊れてしまったこと。

 壊れてしまった自分を受け入れようとしたけど、相手を選ばずされるがままだったこと。

 そのせいでいいように使われて、気持ち良くもないセックスで辛い思いをしたこと。

 せっかく壊れた自分を受け入れたのに、払った代償が報われなくて悲しいこと。

 

 ターニャ・デグレチャフは全てを語った。自分のこれまでの人生を、想いと望みと、そして今の苦痛を。それは悲しい物語だった。神様が嘆くのも当然だと思う。だって、ターニャ・デグレチャフは誰も愛していないから。そして、愛されていないから。

 

「ターニャちゃん。私も、自分のこと、話すね」

 

 俺は語った。俺の全てを。俺のこれまでの人生と、これまでの想いを。

 

 前世は日本人で、男性で、女を食い散らかした外道だったこと。

 神様に魂を拾われて、夢を叶えてもらって、この世界に転生したこと。

 女である自分を受け入れて育ち、身体を通じて愛を育んできたこと。

 士官学校では頑張るターニャちゃんの姿に励まされたこと。

 ターニャちゃんを自分の同類だと勘違いして、処女を奪ってしまったこと。

 売春の毎日が楽しく、セックスは気持ち良く、神様は見てくれていること。

 そして、今、ターニャちゃんを助けてあげたいと思っていること。

 

「ごめんね、ターニャちゃん。私、ターニャちゃんのこと、ずっと誤解してた。こんな運命があるんだって、これはきっと神様の巡り合わせだって。だからきっと、あの子も私と同じなんだって。確かめもせずに、勝手にそう思ってた。そのせいでターニャちゃんを傷つけちゃったね」

「・・・・・・いや、それはもういい。もういいんだ・・・」

 

 二人して、涙を流して、抱き合った。

 なんてすれ違い。なんて勘違い。

 神様を盲信して、ひとりの人間を傷つけて、トラウマを刻んでしまった。

 愛を知らないまま他人の真似をして、求めたのに得られない愛で苦しんだ。

 どこかで親切な誰かが間違いに気付かせてくれたら、こんなすれ違いはなかったろうに。

 

「大丈夫だよ、ターニャちゃん。もう大丈夫。私が愛してあげるからね」

 

 今、助けを求めているのはターニャ・デグレチャフだ。今、彼女を助けられるのは、俺だけだ。今、彼女に必要なのは、愛のある快楽だ。だったら、俺が彼女に愛を教えてやる。

 

「心配しないで、私が気持ち良くしてあげるから。全部、私に委ねて」

 

 呆然とするターニャちゃんの唇を奪う。涙と鼻水でしょっぱい味がして、コーヒーの苦味が残っていた。

 もう心配しなくていい。今は俺がここに居る。今は俺が愛してあげる。だから大丈夫だと、彼女を強く抱きしめた。

 優しくキスをしながら、軍服を脱がせていく。

 

「なにを・・・、するんだ・・・?」

「気持ちが良くて、幸せになれることだよ♡ 」

 

 お互い裸になって、ベッドで横になって、毛布を深々と被る。暖かい毛布の中で肌を重ねて、キスに集中する。舌と舌を重ねて、唇を(つい)ばみ、互いの体を撫で合う。熱と熱を融合させて、身体(カラダ)精神(ココロ)を一つにしていく。

 

「ん・・・・・・はぁ・・・・・・」

「ちゅっ・・・・・・ぅん・・・」

 

 やがて、どちらからでもなく、ゆっくりと唇が離れた。ターニャちゃんは静かに泣いていた。でも悲しい涙じゃない。その目を見て安心する。

 

 優しく、ターニャちゃんのクリトリスに触れる。唇を重ねて、バードキスで快感を引き出しながら、ゆっくりとクリトリスを愛撫する。

 静かに舌を絡めて、膣に指を挿れる。空いている手でターニャちゃんの頭を撫でて、安心させてあげる。ゆっくりとゆっくりと、優しい快楽を与えていく。

 

「こんな幸せなキスは・・・・・・初めてだ・・・・・・」

 

 そう言うと、彼女は俺の体を抱き締めた。俺も抱きしめ返して、想いを共有した。

 

「本当に幸せなセックスっていうのはね、こうやって愛し合う事が重要なの。お互いの心が通じ合って一つになるから、気持ち良くなれるの。人はそれを愛と呼ぶんだよ」

 

 もう一度強く抱きしめ合って、深いキスをする。

 静かに泣くターニャちゃんの頭を撫でながら、ゆっくりと舌を絡める。

 

「今日はこのまま、一緒に寝ようね・・・・・・」

「・・・・・・うん」

 

 相当に疲れていたのだろう。クリトリスで軽く絶頂した直後、ターニャちゃんはすぐに眠ってしまった。起こさないように気をつけて離れ、上からもう一枚毛布を掛けてあげる。

 

「軍曹、お疲れさま。今日はもう休んでいいよ。でも静かにね」

「はっ。では失礼いたします」

「おやすみ」

 

 ヘルマン軍曹を部屋に帰して、これでもう寝るだけ。最後に、ターニャちゃんの涙を拭き取ってから、俺も毛布に潜った。

 明日はもっとちゃんとケアしてあげないとな。彼女を助けられるのは俺だけだ。

 

 

—————

 

 

 目が覚めて、昨日の事を思い出す。サラはとても優しいキスを教えてくれた。クリトリスでの絶頂も、あんなに幸せな気分になれるものとは知らなかった。お互いに魂は男だが、そんな事が気にならないくらいには、幸せな絶頂だった。

 

「今日の出撃が終わったら、すぐに私の部屋に来て。いい?」

「あ、ああ。わかった・・・」

 

 朝の挨拶をしてすぐ、そう言われた。彼女は私を助けてくれると、そう言ってくれた。だから信じてみようと思う。

 

 今日は一日中、サラの後ろを着いて歩いた。「普段は私が後ろだから、なんだか新鮮だね」と笑われてしまう。確かに、とても新鮮な気分だった。他者を頼ることでここまで安心できるのかと。今の精神状態を鑑みても、これは得難い体験だった。

 一緒に朝のシャワーを浴びて。一緒に朝食を食べる。昨日まで所構わず私の身体に触れてきた男たちは、サラの取り巻きを見ると下がっていった。サラが云うには、売春という契約を介しているかで、男の心情は劇的に変化するそうだ。そんなもの、前世ではまったく知ろうともしなかった。

 

「お帰り、サラちゃん! さっそくで悪いんだけど、今日の午後、予約入れていい?」

「ごめんねー。今日は大事な用事があるんだ。明日からいつも通りに戻るからさ」

「あー、そっかぁ・・・。じゃあしょうがないね・・・」

「ゴメンね! でも明日はたっぷりサービスしてあげるから♡ 楽しみにしててね!」

「マジで!? やったぜぇ!」

 

 サラの客たちはとても明るい笑顔で話をしていく。中には私の体を舐め回した男もいたが、私の時とは全然違う態度だった。これもサラ曰く、タダマンだからそういう扱いをされるのだと。安い女と見られれば、それなりの扱いしかされないのだと。言われてみれば納得だった。

 私は自暴自棄になっていた。どうしようもなく浅ましく、はしたない、壊れたメス犬に過ぎないのだと自覚したから。そんな思いが、男を拒まない態度を取らせていた。それが間違いだった。

 シャワー室でサラからメス犬の流儀というものを聞いた。メス犬にはメス犬なりの誇り(プライド)があり、そして矜持があるのだと。それを持っていれば、男はメス犬として扱ってくれるのだと。そんなメス犬以下の気構えだった私は、肉便器として扱われて当然だった。メス犬は堕ちた女、肉便器はただの道具だ。私は自分をメス犬だと自覚しておきながら、その実、メス犬としての在り方を何も知らないで、ただ男に身を委ねていただけ。それがいけなかったのだ。

 

 だんだんと少しずつ、自分の進むべき道が見えてきた気がする。

 私はもう、元には戻れない。男としての自覚を持っていた頃には戻れない。この身に燻る肉欲の炎はチリチリと胸を焦がし、快楽を求めている。最早、男に抱かれる事を気持ち悪いとも思えない。もっと女の快楽を求めたいと思う。もう元には戻れない。

 そんな浅ましい自分を認めて、それでも生きていきたいと思う。もし本当に、サラが言うように、愛のある幸せなセックスを得られるのなら。私はもう、女として生きてもいいと思う。

 

「作戦終了! 帰還する!」

 

 今日も敵戦車をズタズタにして、数多くの歩兵を助けた。膠着した戦況は、協商連合軍に無理な出血を強いる事で生まれた停滞。このままの調子で戦争が長引けば、協商連合の財政は遠からず破綻し、国が立ち行かなくなるだろう。既に協商連合軍の士気はドン底だ。戦争の終わりはそう遠くないだろう。

 

「さあ、部屋に来てっ!」

 

 基地に帰還して、装備を外してすぐ。サラに手を引かれて部屋まで連れられる。「あ、トイレ済ませておいてね」と言うと、彼女はどこかへ消えていった。

 今日は何を教えてくれるのだろうか。昨日のキスはとても気分が良かったし、クリトリスを愛撫されるのも良かった。またしてくれるなら、それは嬉しいのだが。

 

「お待たせー!」

 

 元気の良い声で帰ってきた彼女が連れていたのは、彼女の補佐官。そう、ヘルマン軍曹だった。私は思わず、身が引き締まるのを感じた。何故なら、ヘルマン軍曹は股間を膨らませ、性欲で濁った目をしていたからだ。

 やはりまだ、私は男性を恐れているらしい。

 

 

—————

 

 

 やあ、ターニャちゃんのメンタルケアのため、一肌脱ごうと気合を入れている、サラ・エレオノール・ブリッグス少尉だ。ターニャちゃんは今、精神を病んでいる。男である事を捨ててまで女の快楽を優先したのに、それがまるで達成されないから病んでいるのだ。そこで俺は考えた。ターニャちゃんでも最高に気持ち良くなれる、女としての最高の快楽を、もう一度経験させてあげればいいのだ。そしてそれに相応しい肉棒は、既に手の中にある。迷える子羊に愛を伝えるサラ・ブリッグスであります。

 

 俺が選んだペニスはもちろんヘルマン軍曹。問うてみると、俺が射精管理を始めてから今日まで、本当に一度も射精していないらしい。呆れかえるほどに糞真面目すぎる。

 だがそれがいい。今日はそれがいいのだ。この滾った精力で狂いそうになっているバッキバキのペニスがあれば、ターニャちゃんのオマンコもきっと満足するはず。

 

「いいか軍曹。今日、キサマに命じるのは、ターニャ・デグレチャフ少尉の慰安だ。デグレチャフ少尉は愛に飢え、絶頂を欲している。キサマの怒張した肉棒でデグレチャフ少尉の全てを愛し、彼女を満足させるのだ! いいな!」

「はっ! 了解しましたっ! 微力ながら、精一杯努めさせていただきますっ!」

「いい返事だ、軍曹! それが出来たら、キサマを射精させてやる!」

「はっ・・・! 感謝いたします、少尉殿!」

 

 もちろん、いきなりブチ込むわけにはいかない。俺はまずターニャちゃんと一緒に裸になって、ペッティングを始める。

 

「じゃあ、始めよっか・・・♡」

「・・・う、うむ。その・・・、優しく頼む・・・・・・」

 

 まずは抱き合ってキス。昨日と違って体力と精気を取り戻したターニャちゃんは、ずっと積極的に舌を求めてきた。それに応えて、俺も激しく舌を絡める。

 

「んぅ・・・♡ はぁぅ・・・♡」

「ん・・・んん・・・♡ あぅ・・・♡」

 

 尻を撫でて、太ももを撫でて、少しずつエッチな快感を高めていく。ターニャちゃんはペッティングの勝手が分からないのか、俺の腰に手を置いて抱き着いたまま。それでいい。ターニャちゃんは気持ち良くされるだけでいいんだ。

 キスをしたまま、静かにベッドへ押し倒す。ターニャちゃんの手が離れたのを確認して、正面から胸を愛撫する。胸から腹へ、腹から腰へ、腰から足へ、ゆっくりと手を滑らせて愛撫していく。

 

「はぁっ・・・! あっ・・・!」

 

 ターニャちゃんはしっかり興奮している。触ってみると、アソコが濡れていた。

 となれば次はクンニリングス。しっかりと舐めほぐして、ペニスを受け入れる準備をさせてあげよう。セックスマシーンのオイゲン中佐に仕込まれたクンニで、ターニャちゃんの濁った心を溶かしてあげよう。

 

「気持ち良くなっちゃっていいからね? イキたいときは我慢しないでイっていいからね?」

「う・・・うん・・・♡」

 

 素直に頷くターニャちゃん。その期待に応えて、ワレメに舌を這わせる。

 まずはワレメを舌先でかき分けて、クンニを意識させる。朝の訓練と出撃で掻いた汗がしょっぱい。両手を添えてワレメを開き、お豆さんと膣穴を開帳。最初はクリトリスを唇で挟んで、やさしく揉んでいく。

 

「はぁ・・・! はぁ・・・!」

 

 ここで95式演算宝珠を起動。性感感度を2倍にセットし、一気に気持ち良くしていく。

 クリトリスが勃起したのを見て、ゆっくりと皮を剥く。赤く腫れた可愛らしいクリを舐めしゃぶり、しっかりと濡らす。ターニャちゃんの可愛い悲鳴を聞いて、上手く出来ている事を確認する。

 次はクリを指で弄りながら、膣穴に舌を挿れる。感度2倍のクンニはさっそくオマンコを感じさせたようだ。早くもいやらしい蜜が溢れてきて、挿れた舌がキュッと締め付けられる。そのまま舌で穴をほぐし、指でクリを弄り続ける。

 

「はぁっ・・・! はぁ・・・! あんっ♡ きゃぁっ♡」

 

 お汁といっしょに、可愛い悲鳴と甘い吐息が増してきた。そこで、まずは甘イキさせて弾みをつけようと考え、穴は指で掻き回し、クリは舌で可愛がることにする。

 

「きゃぁぁっ♡ やっ・・・やぁっ・・・♡」

「ちゅっちゅっ♡ ん〜〜・・・ちゅ♡ どう? 気持ちいいでしょ?」

「す、すごくきもちいい・・・! 私っ、ずっとこうされたかったんだっ・・・! ずっと・・・!」

「中がヒクヒクしてきたね。クリちゃんでイっちゃいそうなの?」

「う、うん・・・。もう、イキそう・・・」

「じゃあ遠慮しないでこのままイって。イく時は『イっちゃう!』って口に出すと、もっと気持ち良くなれるからね。恥ずかしがらずに、声に出して!」

 

 イく時の作法を教えて、クリ虐めに戻る。赤く腫れたクリを舌で舐めしゃぶり、膣の中からお汁を掻き出すように指を動かす。可愛い悲鳴が細かく早くなっていくのに合わせて、指も早く動かす。そうして、クリトリスで絶頂に導く。

 

「イっちゃう! イっちゃうよ!? イっていい!? イクよ!? イッ・・・・・・〜〜〜♡♡♡」

 

 早くも一回目のクリイキ。内ももで頭を挟まれてちょっと痛いけど、ここは我慢。絶頂が長引くようにクリを吸ってあげる。

 

「ふぅ・・・♡ ふぅ・・・♡」

 

 ターニャちゃんは久々の幸せなクリイキに興奮し過ぎちゃったみたい。嬉し涙を流して呼吸を乱してしまっていた。その姿があんまり可愛かったので、絶頂の余韻に浸れるよう、キスをあげる。

 

 クリイキの余韻が落ち着いたところで、キスをしながらクリを弄って前戯再開。

 キス責めしながらもう1回クリイキ。穴を指でほぐしながら唇で吸って2回。

 すっかりトロトロになったオマンコは準備万端。さあ、幸せなセックスの始まりだ。

 

 



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22話.幸せなセックス(後編)。

 ターニャちゃんのオマンコは準備万端。

 ヘルマン軍曹のペニスは臨戦体勢。

 そして俺の魔力はまだまだ残ってる。

 

「さあ、ターニャちゃん。これから本番セックスだよ♡ 私がサポートしてあげるから、ターニャちゃんはおチンポに身を任せて、気持ち良くなることだけに集中してね?」

「わ、わかった・・・。任せる・・・」

 

 ターニャちゃんは嬉し涙で目をキラキラさせて、オマンコをヒクつかせてまで期待している。彼女にとっては、本当のセックスは久々なのだ。ここは是が非でも成功させて、最高に気持ち良くさせてあげなくては。

 まずは、今にも爆発しそうなヘルマン軍曹のペニスを咥えて、しっとりと濡らす。それだけでもうビクビクしているが、暴発させてはいけない。演算宝珠を起動し、使い慣れた神経干渉式を走らせ、ヘルマン軍曹の射精運動を阻害する。

 

「分かっているとは思うが、ゆっくり優しくだぞ?」

「はっ、はいっ! 承知しております!」

「いつも私にするように、愛を込めてピストンしろ。デグレチャフ少尉が女の身体を幸せだと思うように。オマンコが自身の存在に感謝するように」

 

 ターニャちゃんの足を開かせ、ワレメを広げてオマンコをしっかりと見せる。

 

「ヘルマン軍曹・・・、その・・・、優しくしてくれ・・・・・・♡」

「はっ・・・! デグレチャフ少尉に喜んでいただけるよう、最善を尽くしますっ・・・!」

 

 軍曹が正常位で腰を近づけ、亀頭の先を膣穴に当て、ゆっくりとペニスを沈み込ませていく。

 

「はぁっ・・・?! 入って・・・きたぁっ・・・!!」

「落ち着いて、ターニャちゃん。じっくり味わえばいいんだからね」

「ああっ、硬いぃっ! ああっ! あーっ! すごく硬いぃっ!」

 

 本当にゆっくりとした挿入で、ペニスが奥まで入りきる。ヘルマン軍曹に目で合図すると、ちゃんと全部入ったと頷いた。これでよし。ではまずはオマンコの感度上昇といこう。

 

「軍曹、そのまま動くな。亀頭の先端を一番奥に押し付けたまま、微動だにするな」

「はっ、はいぃっ!!」

「いいか? 指示があるまで絶対にピストンするなよ?」

 

 久々の本気チンポで驚いているであろう膣を馴染ませるため、まずは時間を掛けて、慣らさなくていけない。そこで、軍曹にはペニスを挿入させたまま、ターニャちゃんを落ち着かせてあげる。そのためには、まずはキスだ。本来ならば男がするのだが、体格差のせいで、正常位ではキスできない。そこで俺の出番だ。

 

「オマンコがおチンポに馴染むまで、イチャイチャしてよっか♡」

「はぁ・・・うぅ・・・♡ わかった・・・、キスしてくれ・・・♡」

「素直でよろしい♡」

 

 ヘルマン軍曹そっちのけで、幼女2人でイチャイチャべろちゅー。がっちり抱き合って、舌を貪りあういやらしいキス。軍曹がゴクリと喉を鳴らすのを聞きながら、ターニャちゃんと唾液交換。唇を重ねて、舌を舐めあい、唾液のカクテルを味わう。

 

 やがて、ターニャちゃんの呼吸が荒くなってきて、オマンコがピストン待ちの状態に入ったのが分かる。最後に強く舌を吸ってキスを終わらせ、軍曹に視線で指示を飛ばす。

 

「デグレチャフ少尉っ! う、動きますよっ!」

「あっ・・・あんっ・・・! ああっ、すごくいい・・・?! なんで、こんなにきもちいいの・・・?」

 

 久々の本気セックスに、ターニャちゃんは困惑気味だ。

 

「ウフフ♡ それはね、ちゃんとオマンコを準備したからだよ」

「ああっ! あんっ! あのっ、挿れたままの、時間がっ? ・・・ぅんっ♡」

「そう! オマンコが早く気持ち良くしてほしいよぉ〜♡ってなるまで準備したからなの!」

「だっ、だからこんなにっ、気持ちいいんだなっ! あああっ♡ いいっ♡ すごくいいっ♡」

 

 納得のいったターニャちゃんは快感を受け入れ始めた。軍曹が頑張ってスローペースでピストンしているおかげもあって、とっても気持ち良さそう。

 

「はぁぁぁぁ♡ 深いところが、きもちいいぃぃ♡」

「だってさ、軍曹。奥までしっかりピストンしてあげて♡」

「はいっ! 頑張りますっ!」

 

 ヘルマン軍曹は本当に頑張る。本当に糞がつくほど真面目だ。もう射精したくて堪らないだろうに、額に脂汗を滲ませているのに、頑張って腰を振っている。おかげでターニャちゃんは心底気持ち良さそうに喘いでいる。これはご褒美をあげないとな。

 

「ほれ、軍曹。ご褒美だ・・・♡」

「しょ、少尉殿っ?! んぐ・・・!」

 

 軍曹の顎を手に取り、唇を奪う。いやらしくねっとりと舌を絡めて、声を引き出すのだ。

 

「軍曹、お前はデグレチャフ少尉のことが好きか?」

「は、はいっ! デグレチャフ少尉はっ、北方前線の英雄であらせられます! 我々の憧れであり、エースでありますっ! 心から尊敬していますっ!」

「では、デグレチャフ少尉を愛しているか?」

「はいぃっ! あいっ、愛してますっ! 申し訳ありませんっ、デグレチャフ少尉殿っ! 僭越ながらっ、小官はっ、少尉殿を愛しておりますっ!!」

 

 目をつぶって顔を赤くしながら叫ぶヘルマン軍曹。よく言ったぞ、軍曹。

 視線を動かすと、ターニャちゃんは手で顔を隠していた。よく見ると耳が真っ赤だ。

 よし、もっと言ってやれ軍曹。

 

「それは一人の女性としてか?」

「はいっ! その通りでありますっ! どうかお許しください! デグレチャフ少尉っ!」

「フフ♡ 良かったね、ターニャちゃん♡ ヘルマン軍曹はターニャちゃんの事が大好きだって!」

 

 耳まで真っ赤にして恥ずかしがっているターニャちゃん。いや、実に可愛らしい。そうだよね、オマンコを優しく突かれて愛してます!なんて言われたら、幸せすぎて感じちゃうよね。

 

「どう? 愛してるって言われてオマンコ突かれると、お腹の奥がキュン♡ときちゃうでしょ?」

「や・・・やだぁ・・・・・・♡」

「それが女の幸せ、愛のあるセックスの素晴らしさだよ♡ さあ、もっともっと感じてね♡」

「やだっ、恥ずかしいっ・・・! もう言わないでぇ・・・!」

 

 俺はこっそりと、軍曹の耳元で指示を囁く。といっても内容は単純だ。ターニャちゃんの腕を押さえて、顔を隠せなくすること。目を見て愛してると伝え続けること。そしてピストンを早めて、もっともっと気持ち良くさせてあげることだ。

 軍曹はさっそく指示に従って、イチャラブセックスに移行した。それと同時に、俺は95式を起動。軍曹が愛を囁いた瞬間に、感度5倍でターニャちゃんを気持ち良くする。

 

「失礼しますっ! 少尉殿、お顔を拝見させていただきます!」

「やだっ! やめてっ! 今は見ないで!」

「あっ、愛してます! お慕い申し上げておりますっ、少尉殿!」

「やだやだっ♡ もう言わないでぇっ♡ 感じちゃうからぁっ♡」

「愛してますっ!! 小官は本気です!! もっと気持ち良くなってくださいっ!!」

「いやぁぁぁっっっ♡♡♡ こんなっ・・・こんなのだめぇぇぇっっ♡♡♡」

 

 二人の腰の間でぱちゅん♡ぱちゅん♡と愛液が弾け飛ぶ音がして、ターニャちゃんの膣が甘イキしているのがわかる。二人とももうすっかり本気の種付けセックスに入ってしまった。俺の事なぞ目に入っていない。後はゆっくり楽しんでもらうために、感度5倍を2倍まで落とす。

 しかも軍曹め、いくら射精管理の最中だからって、ちょっと本気になりすぎでは? 俺とする時だって、あんなに真剣に愛してるって叫ばなかったぞ? なんだか嫉妬しちゃうなあ。

 

「いやぁっ♡ だめぇっ♡ いいのぉっ♡ とってもいいのぉっ♡」

「デグレチャフ少尉殿っ! 小官のペニスで気持ち良くなってくださいっ!!」

「あああんっ♡ ヘルマンのおちんぽ・・・・・・とってもきもちいいよぉっっ♡♡♡」

「ああっ! ううっ! 少尉殿っ・・・! 少尉殿ぉっ・・・!!」

 

 それにしてもターニャちゃんはすっかり女になってしまった。さっきまで頭を振ってイヤイヤしてたのに、今はもう軍曹と見つめ合って嬉し泣きしている。やはり俺の考えは正しかったのだ。ターニャちゃんの心を癒すのは、愛のあるセックスをしてくれる優しいパートナーだったのだ。

 

 うん。しょうがないね。ここは喜ぼう。もうすっかりイチャイチャしてるし、これはもう成立ですわ。ヘルマン軍曹はターニャちゃんにあげるとして、俺は俺で新しい補佐官を貰うとしよう。

 

「んっ♡ はぁぅ・・・♡ おまんこが・・・おまんこがぁ・・・・・・熱くなってきちゃったよぉ・・・♡」

「っっ・・・?!! しょ、少尉殿! デグレチャフ少尉殿っ! なっ、中に出しても、よろしいでしょうかっ! 少尉殿の中で射精しても、よろしいでしょうかっ!?」

「えっ、ええっ!? ・・・・・・あの、そ・・・、それって・・・・・・♡」

「はいっ! デグレチャフ少尉を愛しておりますので!!」

 

 気がつけばイチャラブ具合が限界に達していた。セッティングした俺を差し置いて、随分と盛り上がっているじゃあないですか、お二人さん。仕上げくらいは俺に任せてもらおうか。

 

「どうする、ターニャちゃん? 軍曹の愛を受け止めてあげる?」

「サ、サラ・・・! でも、その・・・あんっ♡ ちょっと、激しいよぉっ・・・♡」

「申し訳ありませんっ! もう止まりませんっ!!」

「あっあっあっ・・・♡ すごいっ、どんどんきもちよくなっていく・・・♡ ああ・・・、なんか、重たくなってきた・・・♡ あっ、あぁー・・・♡ あーすごいぃっ・・・♡ おかしくなりそうっ・・・♡」

 

 と、俺は一瞬で除け者にされる。ターニャちゃんはもうすぐ最大絶頂しそうだし、ヘルマン軍曹は限界を超えている。しかたがないので、ラストスパートへ導いてあげよう。

 まずは軍曹に耳打ちして、一途な本気ピストンでデグレチャフ少尉をイかせろと命令する。そしてターニャちゃんには再び感度5倍のアクメサポート。ターニャちゃんが絶頂するのに合わせて、軍曹の射精妨害を解除し、二人仲良く幸せに種付け絶頂で気持ちよくなってもらおう。

 

「あーっ!! ああーーっっ!! ダメダメダメっ♡ イっちゃうっ♡ イちゃうよぉっっ♡」

「イって、イってくださいっ!! 少尉殿も、イってくださいっ!!」

「ああ〜〜っっ♡ すごいぃぃっ♡ おまんこ幸せぇぇっ♡ もっとしてぇっっ♡」

「デグレチャフ少尉殿っ・・・愛してますっ・・・!! 中に出しますからっ、受け止めてください!!」

「あーっ♡ あーっ♡ 出してだしてぇっ♡ 中にほしいのぉっ♡ 精液だしてぇっ♡ おまんこイかせてっ♡ 中に出してっ・・・・・・私を女にしてぇ〜〜っ♡♡♡」

 

 うん。これはもう、俺が居なくても平気だな。

 あ、もうイくみたいだ。それっ、本気の孕ませ汁でイかせてやれ軍曹。

 

「愛してますっ!! 愛してますっ!! 中にっ・・・・・・出しますねっ・・・!!」

「いくいくいくっ! ああっ!! もうダメっ!! だめ・・・・・・いっ・・・〜〜〜〜〜♡♡♡♡♡」

「うぐぅっ!!? ぐ・・・!! っ〜〜〜!!!」

 

 うわぁ・・・・・・射精管理直後の大量射精ヤバっ・・・。キンタマがどんどん萎んでいくんですけど。うわー・・・ありゃ妊娠確実だな。ターニャちゃんもまだ初潮来てないけどさ。いやちょっと待て。いやいやいや、出し過ぎ出しすぎ。もう溢れそうだよ。え、まだ出るの?

 てかターニャちゃんのメスイキも凄いな。嬉し泣きしながらシーツ掴んで仰け反りアクメって、本当に女が最高に気持ち良くなれるそれだよ。前世で何度も見たわ。

 

 とまあ、完全に置いてけぼりにされたので、二人のイチャラブ同時絶頂をじっくり眺めていたら。やっと射精が終わったらしく、先にヘルマン軍曹が腰を引いた。ペニスを引き抜いた拍子に、どてん!とお尻をついたので、大丈夫かと聞いてみたら、腰が抜けたと言いおった。

 ターニャちゃんはまだ絶頂から帰ってこない。そこで、今のうちにと、ターニャちゃんのオマンコに吸い付いて、中出しザーメンを啜っておく。

 だって一度じゃ終わらないもんね。当然2回目もあるわけよ。トラウマを払拭するためには、ターニャちゃんの頭と身体に、幸せなセックスを刻みつける必要があるからね。だからオマンコを掃除して、2回目をスムーズに始められるようにしておく。

 

「じゅずずずっ♡ じゅる♡ んはぁ・・・♡ 軍曹ってば出しすぎ・・・♡」

 

 中出しザーメンはとんでもない濃さと量で、粘り気まで凄い。クリトリスを指で弄ってターニャちゃんの絶頂を長引かせつつ、しっかりとザーメンを吸い出す。

 

「ん・・・♡ んぐ・・・♡ ぷはぁ♡ これくらいでいいかな? じゃあ次はお掃除フェラね」

 

 そして軍曹のペニスも綺麗にお掃除だ。二回戦に素早く挑めるように、勃起の継続も必要だからな。しかし、こんなに濃いザーメンを飲まされて、2人の本気セックスをただ見てるだけって、ちょっとした拷問だぞこれ。

 

 

—————

 

 

 『女にして』———自分の言葉が思い浮かんで、意識も浮かんでくる。

 

 そうだ。とてつもなく気持ちいいセックスで、私は絶頂したのだった。死ぬかと思ったほどに気持ち良くて、びっくりするくらい幸せで、最高の絶頂だった。

 

 さっきまでの痴態を思い出して、顔が熱くなる。そうだ、言ってしまったのだ、女にしてほしいと。前世で男として生きた時間の方が長いのに、思わずそんな言葉を叫んでいた。気がつけば声に出していた。でもきっと、あの言葉は私の本心なのだ。

 そうだ。男だった事を忘れるくらい、気持ち良くしてほしかった。愛していると囁かれて、膣が喜びに震えたのだから。このまま女として気持ち良くしてほしいと、このまま女として幸せにしてほしいと、そう感じたから声に出た。

 

「〜〜〜〜〜・・・・・・♡♡♡」

 

 恥ずかしさに身悶えしてしまう。確かにもう、男には戻れない。女のままでもいいと思った。でも、まったく親しくもない男に愛していると言われて、それで全てを受け入れてしまうなんて。私の貞操観念は地に落ちて、戻ることはないらしい。しかもそれで最高に気持ち良くて幸せだったんだから、もうたまらない。顔から火が出そうだ。

 

 思わず顔を覆った手が、突然握られて開かれる。ヘルマン軍曹の顔が目の前にあった。

 

「〜〜〜!!!」

 

 さっきのセックスが一瞬で思い出され、脳内を駆け巡る。あまりの恥ずかしさで顔が真っ赤になるほど熱くなり、声もあげられない。そして、膣が彼を求めていた。

 

「少尉殿。小官はまだ、少尉殿に愛を伝えきれておりません・・・!」

「・・・・・・へ?」

 

 阿呆のような声が出てしまったが、ヘルマン軍曹の言っている事は理解していた。『もう一度したい』、彼はそう言ったのだ。それは・・・・・・私も同じ・・・・・・。

 

「よろしいでしょうか?」

 

 もう一度したい。もう一度、彼と愛し合いたい。幸せな絶頂をさせてほしい。私がこれからも女でいられるように、もっともっとセックスを教えてほしい。この身体に刻み付けてほしい。私を本物の女にしてほしい。

 

「ぉ・・・がぃ・・・・・・」

「・・・・・・少尉殿?」

「おね・・・がい・・・。もういっかい・・・・・・してほしい・・・♡」

「っっっ・・・!!? はいっ! よろこんでっ!!」

 

 強く抱きしめられて、唇を奪われる。男らしいという表現が適切な、力強いキス。快感を与えるためのものではなく、乞い求めるような熱い舌。求められている事が嬉しくて、唇が震えた。

 

 長いながいキスが終わると、潤んだ瞳で見つめられた。受け止めてほしい、そう言っているようだった。たまらず頷き、彼を求める。私も、もう我慢できない。

 

「あん・・・♡」

 

 10歳の小さな体は腕だけで軽々と持ち上げられ、胡座(あぐら)をかいたヘルマン軍曹の足の上に、スッと乗せられる。私の腹の前で、さっきまで私の中に入っていた肉棒が、はち切れんばかりに怒張していた。

 もう一度、あの肉棒で。そう思ったとたん、腹の底が熱くなった。やはりもう身体は女らしい。逞しい肉棒を見てしまうと、セックスの事しか考えられなくなる。早く挿れてほしい。早く気持ち良くしてほしい。どんどん興奮して、体が熱くなる。

 

「少尉殿! い、挿れます!」

「・・・・・・はい♡」

 

 真剣な目で言われると気恥ずかしい。脇を抱えて持ち上げられると、もっと恥ずかしい。でも、早く挿れてほしいから、ちゃんと返事をする。

 ペニスの先がワレメに触れて、膣の入り口を探してグリグリと動く。私の喘ぎ声で位置を特定されて、亀頭がゆっくりと入ってくる。

 

「はぁぁぁぁ♡ 」

 

 静かに身体を下され、自重でペニスを受け入れて、奥の奥まで挿入してしまう。熱くて硬い亀頭の先端が、トンっと奥にぶつかって気持ちがいい。二回目だからか、挿入されただけでも膣が幸せすぎる。とっても気持ちがいい。

 

「あぁ・・・♡ しあわせぇ・・・♡」

「小官も、幸せであります・・・」

 

 この体位は対面座位というやつだろう。正面向かい合って挿入したまま、抱き締めあう事が出来るなんて。なんて素晴らしいのか。思わずヘルマン軍曹の大きな胸板に顔を押し付けて、抱きついてしまう。

 抱きついて、膣の中の熱いペニスを感じながら。そういえばさっきからサラの姿が見当たらない事に気づく。こんな幸せな気持ちになれたのは、彼女のおかげなのに。どこへ行ったのだろう。

 

 顎を持ち上げられ、キスをされると、頭が真っ白になって、何も分からなくなった。

 挿入されたままでするキスが、こんなに幸せだなんて。たまらずキスに没頭し、貪るようにヘルマン軍曹の舌を吸った。

 

「んん・・・♡ あぅ・・・♡ キスおいし・・・♡ ん♡ もっとしてほしい♡」

 

 キスに夢中になりながらも、膣の中でビクビクとペニスが震えているのを感じてしまう。彼も早く気持ち良くなりたいのに、キスが幸せすぎてやめられないのだろうか。そう思うと、心が一つになっている気がして、幸せな気分がもっと膨らんだ。

 

 もう混ざりすぎてどっちの唾液でもなくなった頃、ようやくキスが終わった。

 

「少尉殿・・・! 腰がっ・・・!」

「・・・えっ?」

 

 言われて始めて気がついた。私の腰が勝手に動いて、ピストンしていたのだ。ふしだらにも自分から腰を振って快楽を求めていたのだった。

 

「あっ!? や、やだっ! ちょっと・・・ちょっと待って・・・! ああんっ♡ だめっ♡ 腰が止まらないぃっ♡ 勝手に動いちゃってるよぉっ♡ ああっ、やだっ♡ 止めてぇっ♡」

「ううっ! 少尉殿っ、激しすぎますぅっ・・・!」

 

 私の意識とは無関係に、腰が勝手に動く。ヘルマン軍曹のペニスで膣を擦ろうと、腰を打ち付け続ける。恥ずかしくなって彼の体に抱きつくも、腰は止まらない。抱きついた事で上半身の自重を預けられて、腰がむしろ軽くなってしまい、もっと早くなる。

 

「ああっ♡ いやぁっ♡ 勝手に動いてごめんなさいっ♡ 腰が止まらないのぉっ♡」

「か、構いませんっ! どうぞ気持ち良くなってください! 小官も気持ちいいです!」

「ああっ、ほんとっ!? あ、ありがとうっ♡ じゃ、じゃあもっと動いていい・・・?」

「はいっ! どうぞっ!」

 

 男らしい広くて大きな胸板に抱き着いて、抱き締め返されて、思う存分に気持ち良くなる。勝手に腰が動いて気持ちがいい。彼の体温を感じて気持ちがいい。おまんこが気持ちいい。膣の奥が気持ちいい。どんどん気持ち良くなって、最高に幸せ。

 

 

—————

 

 

 や、やあ、ターニャちゃんとヘルマン軍曹があまりにもラブラブしすぎるものだから、俺は俺で男を探してきた、サラ・エレオノール・ブリッグス少尉だ。が、男を連れて部屋に戻って来たら、さっそくイチャラブえっちの真っ最中。ターニャちゃんと軍曹が対面座位で抱き合って激しく腰を打ち付けている。やはり嫉妬の念を抱くサラ・ブリッグスであります。

 

「うわぁー、すっごいイチャイチャしてますねぇー。これは燃えてきましたよ!」

 

 と、俺の後ろで対抗心を燃やしているのは、俺の次期補佐官候補にして、一番の上客、アンスガー上等兵だ。彼は俺の客の中でもトップクラスのイチャラブセックス大好き男なので、2人に見せつけるにはピッタリだと思って、連れてきたのだ。

 

「ま、まあいい。アンスガー君、私たちもまざって楽しもうじゃないか!」

「はいっ! 楽しませていただきます!」

 

 今回は俺から誘ったとはいえ、流石にタダというわけにはいかない。ここは俺が金を払う。なにせアンスガー君には、俺だけじゃなくターニャちゃんの相手もしてもらうからな。

 だって、このままヘルマン軍曹とだけセックスしていると、トラウマの払拭には力不足だ。他の男性とも愛のあるセックスが出来て、他の男性とのセックスでも幸せになれるのだと、そう教えなければ。オイゲン中佐やヘルマン軍曹だけが特別だと思わせない必要があるのだ。だからイチャラブセックス大好き男を連れて来た。

 

「よし、じゃあ、あの2人が今しているセックスが終わるまで、こっちでペッティングだな♡」

「はーい! いっぱいイチャイチャしましょうね、少尉!」

「うむ♡」

 

 やはり上客、プレイの違いで態度を変えるあたりは流石だ。

 というわけでさっそく見せつけペッティングを開始する。2人して裸になってベッドに上がり、ターニャちゃんとヘルマン軍曹から見える位置で、ペッティングスタート。

 まずは見せつけるようにキス。唇を離して、宙で舌を絡めあうスケベなキスだ。同時にアンスガー君の指が、既に濡れているマンコを弄る。俺の手はアンスガー君の溜まっているペニスを撫で回し、勃起を促す。

 

「あああっ♡ すごいのぉっ♡ こんなのすぐイっちゃうよぉっ♡」

「少尉殿っ! 小官も限界でありますっ!!」

「なっ、中に出してっ♡ またいっぱい中に出してぇぇぇっ♡」

 

 ・・・・・・・・・うん、まったくこっち見てないね。

 というわけで、2人が満足するまで、こっちは適当にちゅっちゅしておく。

 そしてそのまま10分ほどして。2人は対面座位で抱き合ったまま、盛大に中出しセックスを楽しんだ。が、どうやらターニャちゃんはメスイキ出来なかったようだ。甘イキはしているようだが。対面座位でメスイキは難しいからな。

 

 そこですかさず割って入り、甘イキでビクビクしているターニャちゃんのオマンコから中出しザーメンを吸い出し、次の準備をする。お次はまた凄い男だぞ、ターニャちゃん。

 

「やぁ・・・♡ 吸い出さないでぇ・・・♡」

「じゅる・・・じゅる・・・♡ んはっ! これでよし! アンスガー君、準備が出来たぞ!」

「・・・えっ? えっえっ?」

 

 困惑するターニャちゃんをよそに、俺はアンスガー君の紹介をする。

 

「こちらはアンスガー上等兵。私の上客なんだよ。彼もターニャちゃんをたっぷり愛してくれるから、しっかり気持ち良くしてもらってね♡」

「デグレチャフ少尉と出来るなんて光栄であります! 頑張って気持ち良くしますね!」

 

 突然の擬似スワッピングに困惑顔のターニャちゃんだが、アンスガー君がマンコを弄るとすぐにメス顔になった。これで心配はいらない。色んな男が自分を愛してくれる事を知れば、ターニャちゃんのトラウマもきっと克服できるさ。

 

「それじゃあ挿れますよー」

「あっ・・・。そ、その、もうイっちゃいそうだから、優しくしてほしいな・・・」

「もちろんですよ! 優しく動かしますから、ゆっくり愛し合いましょう!」

「あ・・・♡ ・・・うん♡ ゆっくり・・・・・・愛してほしいな・・・♡」

 

 やっぱり問題なし。これで一安心だ。

 といったところで、射精疲れの軍曹のチンポをしゃぶって、もう一度勃たせる。俺だってもう限界だからな。早くハメハメしたいのだ。

 

「もう1回くらい出来るだろう、軍曹?」

「ぜ、善処します・・・」

 

 そこからはもう乱交である。

 まずは後背位。お尻を並べて挿れてもらい、俺とターニャちゃんはレズキスで高め合う。

 

「えへへ♡ 2人でちゅーしながらハメられると、とってもエッチだね♡」

「あっ、あんっ♡ こんなのヘンタイすぎて恥ずかしいよ・・・♡」

「でもターニャちゃん、とってもエッチな顔になってるよ♡」

「だって、アンスガー上等兵がさっきからずっと、耳元で愛してるって言うから・・・♡」

 

 お次は膝立ち後背位。2人で向かい合ってバックで突かれながら、手と手を繋いでキス。

 

「あっあっあっ♡ こんなのだめっ♡ 感じすぎちゃうぅっ♡」

「デグレチャフ少尉の中、すっごい締まってますよ! とっても気持ちいいです!」

「あんっ♡ やだっ♡ そんな恥ずかしいこと言わないでぇっ♡」

「ああ〜! 少尉のこと、どんどん好きになっちゃいますよお!」

「やだっ♡ 言わないでったらぁ♡」

 

 最後は松葉崩しで、抱き合いながら感じまくって中にたっぷり出されてしまう。

 

「あーっ♡ あーっ♡ イちゃうぅぅぅっっ♡」

「わ、私もイっちゃう♡ ターニャちゃん、一緒にイこ♡ 一緒にイっちゃお♡」

「うんうんうん♡ いくいく♡ イっちゃう♡ いっしょにイっちゃうっ♡」

「あっあっ♡ ああ〜〜っ♡ イっちゃう♡ イクっ・・・〜〜〜♡♡♡」

「いくーーっ♡ あっ、あっ、ああっ・・・・・・〜〜〜♡♡♡」

 

 2人仲良く抱き合いながらドスケベ絶頂。頭ふわふわで幸せな余韻を味わいながら、たっぷり中出ししてくれたおちんぽにお礼をする。もちろん2人仲良く並んでのお掃除フェラで。

 最後は69でレズクンニをし合い、吸い出した中出しザーメンでザーメンキス。口の中で4人の精液と愛液をねっとり混ぜ合って、たっぷりと味わってからごっくん。最高の締めで最高に幸せな4Pになった。

 

 こうして、ターニャちゃんのセックスセラピーは幸せな形で幕を閉じた。

 

 

—————

 

 

 私達『双翼の新銀』は無敵だ。いつでもどこでも。

 戦場に出れば敵はいない。航空魔導師が大隊で来ようが、機甲師団が列を成そうが、私達には敵わない。このターニャ・デグレチャフと、サラ・ブリッグスには誰も勝てない。

 

 それはもちろんベッドの上でも。

 

 今日もサラと一緒に売春セックス。二人で一人のお客を相手にするプランが追加されてから、予約が殺到しているのだ。一番人気の二人同時指名は、シスターのコスプレでダブルフェラ。10歳の幼女がシスター服を着て、十字架を両手で持ったまま、ペニスを挟むようにしてフェラチオ。フィニッシュはお口で受け止めて、ザーメンキスで仲良く半分こ。このプレイが一番評判がいい。

 

「いらっしゃーい♡」

「待ってたよ〜♡」

 

 でも今日最初のお客様はイチャラブえっちをご所望だ。まずはサラの騎乗位でハメハメしながら、私の顔騎乗でおまんこおしゃぶり。お次は私と正常位でパコパコしながら、サラとイチャイチャちゅっちゅ。セックスプランを聞かされるだけで濡れてしまう。早くハメハメしたい。

 

「シスター・サラ、シスター・ターニャ。今日もよろしくお願いします!」

 

「はーい♡ 今日もサラとぉ・・・」

「ターニャのおまんこでぇ・・・♡」

「いぃ〜っぱい♡」

「気持ち良くなってね♡」

 

 




 女の子どうしでザーメンキスして半分こするの好きです(性癖丸出し)。




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Epilogue.高まる欲望。

 書き損ねたアナル特集となります。必要な描写が無いので、短いですけどね。




 やあ、売春にターニャちゃんが加わって、ドスケベプレイの幅が広がりました、エッチなシスターのサラ・エレオノール・ブリッグス少尉であります。セックスセラピーが終わってから、彼女を肉便器扱いしていた男たちの認識を改めさせる名目もあり、ターニャちゃんには俺の売春のサポートに加わってもらった。売春婦の研修である。一緒におチンポおしゃぶりして、ザーメンは口移しで飲ませてあげて、精液の味に早く慣れるように。他にも、騎乗位の際にお客様に顔騎乗して、オマンコおしゃぶりし放題のサービスをさせたり。そうしていたらターニャちゃんがノリノリで学び始めてくれた。2人で仲良く売春生活なサラ・ブリッグスであります。

 

 ターニャちゃんが売春に加わってくれたおかげで、プレイの幅は広がるし、顧客満足度は右肩上がりだし、お金は儲かるしで、もう最高。稼いだお金は裁縫用の生地購入に当てて、寝る前にターニャちゃん用のコスチュームを作ってあげている。

 毎晩コツコツ縫って作ったターニャちゃん用のシスター服が人気で、ロリータシスターのダブルフェラなんかは特にウケがいい。ロリータでミニスカナース服という頭のおかしなコスチュームも作り、ダブルナースでエッチな看護婦プレイも人気が出た。そうやってプレイの幅を広げていると、いつのまにか一ヶ月が過ぎていた。

 

 ターニャちゃんと一緒に売春するようになって、もう1月が過ぎたのである。時間の流れは早いものだ。このひと月の間に色んな事があった。

 

 例えばマゾ男な客の注文が過激になってきたこと。「細かい注文はしないから、とにかく自由に虐めてほしい」というリクエストが来た時は頭を悩ませたが、これ幸いとマゾヒストな客へのプレイを模索するため、ターニャちゃんと2人で色々と試したのだ。

 

 2人でマゾ男の口に唾液を落としながら乳首虐めとか———

 

「ん・・・。どう? 私たちのヨダレ、美味しい?」

「サラちゃんのツバ、と、とっても美味しいよ・・・!」

「・・・・・・そう」

 

「乳首がとっても硬くなってる・・・♡ 気持ち良さそう・・・♡」

「あっあっ・・・! ターニャちゃんの指が、きもちいいっ!」

「もっとしてほしいの?」

「もっと! もっとしてっ!」

 

 俺が客に顔騎乗しながら、ターニャちゃんが足コキとか———

 

「なあ、サラ。足で擦るってどうすればいいんだ?」

「立ったまま踏む時は、押し出すように前へ、靴底の泥を擦りつけて落とすように引くと、いい感じにマゾ雄が鳴くね」

「へぇ〜。こんな感じかな?」

「んー・・・そうだね、そんな感じ。あとね、時々、ドン!と強く踏んで潰すとね、喜ぶ」

「こう?」

「もっと強く」

「もっとか。えいっ! えいっ!」

「おお、いいカンジ。さっきからマンコの下で悲鳴上げて喜んでるよ、コイツ」

 

 四つん這いにさせてクンニ強制、そしてお尻を叩きながら乳搾りコキなんてのも———

 

「なあ、サラ。このマゾブタさん、おまんこ舐めるの下手すぎるよ」

「ホラッ! ホラッ! お尻叩かれてチンポガチガチじゃん! そんなに嬉しいのかー?」

「あ、でも、お尻叩かれながらおまんこ舐めるのはとっても幸せそうだ」

「へぇーそう。じゃあ今マゾチンポ扱いたら、すぐイっちゃうかなぁ?」

 

 とまあマゾ男向けのプレイを色々と研究しているうちに行き着いたのが、逆アナルだった。そう、男のケツ穴を弄ってやるのだ。逆アナルプレイをリクエストする客には、事前にしっかりと浣腸してくるように伝える。しっかり浣腸してこなかった客は、ペナルティとして追加料金だ。そして、指にコンドームを着けて、ケツ穴をほじるのだ。

 

「どうですかー、変態のマゾ豚さーん? 小さな女の子にお尻の穴ほじられて気持ちいいですかー? ロリコンちんぽビクビクさせてたって分からないんで、ちゃんと口に出して言ってもらえます?」

 

 と、ターニャちゃんのラブラブキス責めで喋れないところに、散々罵倒しつつケツ穴を弄ったりもした。これがまたかなり評判が良かった。

 

「うーわ・・・、ガマン汁が馬鹿みたいに出てる・・・。指でお尻ほじられるのって、そんな気持ちいいんだ? へー・・・・・・じゃあもっと激しくしたら喜ぶかな?」

 

 自分のマンコに指を挿れてオナニーする時のように、グチュグチュと音を立てて掻き混ぜてやると、マゾチンポが一層激しく暴れだす。プレイの時間ギリギリになってからチンポも扱いてやると、まるで生中出しする時みたいに、凄い量のザーメンが溢れ出す。

 そんな逆アナルプレイがマゾ男たちの間で話題になったらしく、どいつもこいつも揃ってお尻を弄ってほしいと言い出す始末。そしてこれは当然なのだろうが、以前アナル舐め乳搾りコキをリクエストしてきた男もまた、ウッキウキで再指名してきた。逆アナルテクを身に付けた俺たちに期待してのことだ。

 

 アナル舐め乳搾りコキまず、ケツ穴に指を入れて、綺麗に浣腸してきているのを確認してから始まる。最初は客を四つん這いにさせて、尻を突き上げさせ、消毒用アルコールを染み込ませた脱脂綿でアナルを撫で回すところから。そうしたらまずは穴の周辺を舌でなぞって、舌先でアナルをくすぐるのだ。もし腰をビクつかせたりしたら、手で尻を叩いて黙らせる。

 流石に男のケツ穴を舐めるのは辛いというターニャちゃんは、腰の下で仰向けになって、マゾ豚ペニスの亀頭だけを舐めしゃぶって、勃起維持と射精欲求煽りに従事。マゾ豚野郎のテンションが上がってきたら、俺が演算宝珠を起動して射精を阻害し、ターニャちゃんは亀頭フェラを激しくして、いつでもザーメンをお口で受け止められるように待機だ。

 

「ほらぁ、どうなのぉ? ケツ穴舐められて、チンポ扱かれて、気持ちいいんでしょう?」

「きもちいぃ〜・・・! きもちいいですぅ〜〜!」

「汚ねぇ声出してんじゃねぇよマゾ豚が!」

「ひぎぃっ!?」

 

 と、理不尽に怒って尻を叩くなどのサービスも忘れない。

 そう、いくらアナル舐め乳搾りコキという頭の狂ったマゾブタ野郎のリクエストだろうと、仕事は仕事。俺はプロの売春婦だ。売春は接客サービスのお仕事だから、お客様が満足できるように、その望みを叶えてあげなくてはならない。なので言葉はしっかり選んで、マゾ心を満足させてあげるのだ。・・・・・・正直言ってこんなプレイは本当に嫌なんだけどね。

 

 ケツ穴に舌をねじ込んで、ぶら下がったマゾブタペニスを両手で扱く。性感感度5倍の神経干渉式はアナルにのみ限定する事で、アナルを舐められる快感でペニスが反応しているように錯覚させる。そう、快感の優先順位はアナルが上だ。そうする事で、ペニスよりもケツ穴で感じてしまう駄目なマゾ男という自覚を促し、自己卑下をそそってマゾっ気たっぷりな敗北射精を味あわせてあげることが出来るのだ。

 

「ケツ穴ヒクヒクしてきたなあ? もうイキそうなのか、マゾ豚?」

「あああ・・・・・・。も、もう・・・イきそうです・・・・・・」

「そうか。まあまだ時間あるし、射精はさせないけどな。イきたいならケツだけで勝手にイってろよ。マゾチンポは扱いたままだけど」

「そっ、そんなぁっ・・・! いく、うぅっっ!? ・・・・・・あ、あれ? ほんとにイけない!?」

 

 干渉式で射精を封じているのだから当然である。

 

「だから射精はさせねぇって。マゾ豚野郎が許可もなく勝手にイけるわけないだろー? いい加減に学習しろー? ・・・って、豚にはそんな脳ミソないか」

「ひぎぃっ?! あああっ!! イ、イけないっ!? うぎぃっ!! しゃ、射精させてください!!」

 

 これは他のプレイでも同じだが、イキたいのにイけないというのは本当に辛くて苦しい。特に男は金玉が煮え滾って狂いそうになるし、ペニスは感度が上がりすぎて痛みすら感じるようになる。客が言うところでは、「壊れたと思ったくらいチンコがビリビリ痺れて、感覚がおかしくなる」とのこと。でもマゾな客はみんなそうしてほしがる。

 

「はやぐぅ〜・・・! はやぐイがぜでぇ・・・! あ"あ"あ"あ"あ"!!イ"か"せ"て"せ"ぇ"ぇ"・・・!!!」

 

 とまあこのように、時間いっぱいまで焦らしに焦らしたマゾ野郎は、凄まじい慟哭で射精を懇願してくるわけだ。しかもそうして焦らしているうちに、我慢汁(カウパー)と一緒に少しずつ精液が漏れ出しているから、いざ射精した時のザーメンは精液が減って精子ばっかりになった特別濃厚な熱々ザーメンと化す。しかも、ザーメンの味を覚えてきたターニャちゃんが、早く飲みたいと亀頭に吸い付くものだから、最後の一滴まで搾られるわけだ。

 

 こうして、過激なリクエストをしてくるようになったマゾ野郎たちの期待に応えてきた、本当に壮絶な一ヶ月だったわけだが。客は何もマゾ野郎だけではない。そう、もっと別の変態野郎も存在するのだ。

 

 10歳の幼女の尻穴を犯したいというような頭のイカレた変態野郎がな。

 

 

—————

 

 

 変態野郎どもの要求は尽きることがない。日に日にエスカレートしていくそれら要望に、俺たちは辟易としていた。いや、本当に。マジで。

 

 だって考えてもみてほしい。幼女の尻穴舐めたいって、どう考えてもドン引きする要素しかないでしょ。まあこちらもプロだ、応えてやったとも。浣腸して、アルコールで消毒して、ケツ穴を舐めさせてやった。リクエストの内容は「サラちゃんのお尻の穴を舐めながら、ターニャちゃんに乳搾りコキしてほしい」。また乳搾りコキか!と呆れるばかり。しかも、四つん這いになった俺の尻を、四つん這いになった客が舐めて、ターニャちゃんがペニスを搾る、という狂った絵になるわけだ。もう頭がおかしくなりそう。

 

 そしたら今度はアナルセックスをしたいという変態まで現れる始末!

 話を聞くと、俺の尻穴を舐めながら搾られた客が、「サラちゃんはお尻の穴舐められてる時、感じてたよ」とかなんとか言いふらしたらしい。くすぐったいから笑うの堪えてただけだよ。

 しかしこれは事業拡大のチャンスでもあった。アナルを拡張すれば、バニーガールのコスプレをする際、尻尾付きプラグを挿れる事ができるようになる。アナルセックスが出来るようになれば、二本挿し、つまり二穴同時の3Pだってできちゃうわけだ。これはプレイの幅が広がる。そう考え、顧客満足度を高めるために拡張を決めた。

 

 というわけで、俺たちは先月からアナル拡張を進めてきた。そう、ターニャちゃんも一緒だ。

 アナル拡張はとにかく面倒な手順を必要とし、なにより金がかかった。アナルセックスを要求してきたアナル大好き野郎に話を伺うと、何やら特別な伝手(ツテ)を持っているらしく、アダルトグッズの持ち込みを融通できるという。そこで彼から、拡張用にアナルプラグを複数種、開発用にアナルパールやディルドを取り寄せてもらった。これでかなり貯金を使ってしまった。

 膣と違って、アナルの拡張はとても手間だ。毎回毎回浣腸でお尻の中を綺麗にし、アルコールで消毒し、指でほぐして、プラグを挿れる。食事中も、休憩中も、売春の間もずっと入れっぱなし。そうして少しずつ大きいプラグと交換していって、お尻の穴を広げていく。

 

「サラ・・・、その、なんだ・・・、このアナルプラグだがな・・・」

「うん・・・・・・」

「これを入れたままフェラチオしてると、頭が変になってくる気がするんだ・・・」

「・・・・・・私も」

 

 尻の穴を広げるという異常すぎる感覚に、興奮していいのか不快に思っていいのかもわからず、売春を続けた。客は面白がって俺たちにお尻を見せるように言い、実際に見せてやると、バキバキに勃起させやがった。挿れたままのアナルプラグを弄って動かされると、どういうわけかマンコが濡れた。

 

 そしてつい先日の事だ。拡張も進んできたので、そろそろ開発に掛かろうと、まずはターニャちゃんのお尻にアナルパールを挿れてみた。

 アナルパールとは、ボールが数珠繋ぎになった物で。ボールの間に隙間があるもの、ないものなど、またボールの大きさや数も様々。今回使ったのは、ボールの大きさが卵の横幅ほどもあり、全部で6個の玉が隙間を空けて並んだ物だ。

 

「ん・・・・・・んっ・・・♡」

「・・・・・・はい、これで6個。本当に全部入るんだねー。どう? おなか苦しくない?」

「大丈夫だけど・・・、なんだか変な感じがする・・・」

「じゃあ1個ずつ抜いていくね?」

 

 ポンっと、バスタブの水留め栓を抜くように、アナルパールの玉を抜く。ターニャちゃんのピンクで綺麗なアナルが広がって、玉が出てきて、すぐ閉じる。

 

「んっ!?」

「もしかして痛かった!?」

「・・・・・・いや、気持ち良かった・・・♡」

 

 もうひとつポンっと。

 

「はうっ♡」

 

 今度は2個続けて引き抜く。

 

「あっ、いっ♡」

 

 抜いた4個を入れなおし、また1つずつ抜いていく。入れて、抜いて、入れて、抜いて。そのたびにターニャちゃんは可愛く喘いで、おマンコがすっかりびしょ濡れ。

 

「おマンコすっごい濡れてるけど、そんなに気持ちいいの・・・?」

「こ、これは・・・・・・すごい・・・♡ クセになりそうで怖いくらいだ・・・♡」

 

 最後に6個全部入れて、一気に引き抜いてみる。すると・・・

 

「んほぉぉぉおおっっっ♡♡♡」

 

 と下品な声で絶叫して、ターニャちゃんがお尻で甘イキ。

 見ているとたまらなくなったので、俺もして同じようにしてもらう。

 

「おほぉっ♡ んんっ♡ んほぉ♡」

 

 ケツ穴が捲れる感覚の何と破滅的で荒廃的な快楽であることか。信じられないほど下品な快感なのに、それが腰に響いてたまらない。逆アナル好きなマゾ野郎共の気持ちが分かって、またひとつ大人になった。

 

 すっかりアナルの味を覚えてしまった俺たちは、割引きサービスと引き換えに、客にある事を頼んだ。それは、後背位で突きながら、アナルに挿れたディルドを抜き差ししてほしいというもの。自分でも相当な変態行為だと解っているが、それでも好奇心が勝るほど、アナルの快感はクセになるのだ。

 

「これを弄ればいいんだな?」

「うん♡ おねがいね♡」

 

 そして実際にやってもらうと、これが滅茶苦茶に気持ちいい。マンコの中も気持ちいいのに、お尻の中まで気持ち良くて、腰がおかしくなりそうなほど。

 

「あうぅぅぅ・・・♡ んひぃっ♡ うぅぅぅ・・・・・・♡ これおかしくなりそおぉぉぉ・・・♡」

「サ、サラ・・・、そ、そんなに気持ちいいのか・・・?」

「これだめぇぇぇ・・・♡ 腰がおかしくなるのぉぉぉ♡ あ"〜〜だめぇ〜〜♡」

 

 マンコが甘イキして、次はアナルで甘イキして、片方が高まったらもう片方もつられて感度が上がる。こんな滅茶苦茶な快楽は人間を堕落させてしまうと思い、俺は二穴プレイを封印する事にした。だってマジでヤバいんだもん。戻れなくなりそうで怖いんだもん。

 

 が、ターニャちゃんがこの快楽にハマってしまった。アナルプラグを挿れたままで、お客の相手をするのにハマってしまったのだ。

 

「おほぉぉぉっ♡ 中ぁっ♡ ゴリゴリってぇ♡ おうっ♡ しゅごいのぉ♡」

 

 客も締め付けが良くなったとか、前よりもっと狭く感じて気持ちいい、などといってこれを受け入れたものだから、ターニャちゃんはセックスのたびに下品な声をあげるようになってしまった。

 そのままアナルセックスはターニャちゃんの受け持ちとなった。俺はもう勘弁だからな。あんな快楽は狂ってる。おかしくなりそうで怖いよ。というわけで、アナル担当がターニャちゃん、マゾ野郎担当が俺となり、売春はまた一層盛り上がったのだった。

 

 だった・・・

 だったのだが・・・・・・

 

 

—————

 

 

 やあ、やあ、築き上げてきたものを一瞬で失った女、サラ・エレオノール・ブリッグス中尉だ。あー、あぁ〜〜、あああぁぁぁ・・・、何もかもが手から零れ落ちていく。俺がいったい何をしたというのだ。悲しみに暮れるサラ・ブリッグスであります。

 

 はい。ええ。まあ。なんといいますか。そうですね、俺はいろんなものを失いました。

 順を追っていこう。まずは中尉に昇進しました。はい、喜ばしいですね。航空機や戦闘機を撃墜し続け、機甲師団を殲滅していたら、いつのまにか勲章が沢山貰えていまして。それでとうとう昇進となりました。今日から中尉であります。サラ・ブリッグスといいます。

 

 俺とターニャちゃんの2人でとても頑張ったので、協商連合軍が全面後退し、前線が一気に静かになりました。まだ戦争は終わってないですけど、出撃の無い日も増えていたのです。だから売春が捗ったのですけど。はい、サラ・ブリッグスです。中尉です。

 

 そしたらですね、余裕ができた今のうちにと、俺とターニャちゃんにですね、陸軍の大学に入ったらどうだと、参謀本部から推薦状が届きまして。ええ、もちろん推薦状は一つじゃありませんよ。複数の部署と局のお偉いさんから推薦状が来てました。

 参謀本部からの推薦状の中身を読むとですね、中尉にしてやるから、将来立派な将校にしてやるから、大学で勉強してこい、とまあそういう内容がですね、書いてありましてね。拒否権は無くてですね。はい、サラ・ブリッグスであります。サラ・ブリッグスなのです。はい。

 

 我々はですね、はい、北方管区前線基地をですね、俺たちの愛する大事なお客様がたくさんいる我らのホームをですね、出なければならんのです。はい、サラ・ブリッグスといいます。補佐官のヘルマン軍曹も置いてけぼりですよ。サラ・ブリッグスであります。はいそうです、中尉ですよ、ええまあ。サラ・ブリッグスなんですけども、まあ。

 

 

 ああ、神様。あなたはどうして、人間に苦難を与えるのでしょうか。

 我々人間はか弱い生き物です。あなたの慈悲に縋らねば生きていけません。

 ああ、主よ。どうか私たちから(えにし)をお奪いにならないで。

 主よ、この地にて育んだ愛以上に、次なる艱難辛苦を乗り越える事をお望みなのですか?

 

 




 うるせぇ! こんなの我慢できるか!
 少尉ももっと気持ちよくなってね♡

 出撃ちゅらかったよぉ♡
 オイ、ケツ舐めさせろ。

 こんなにケツハメ向けのアナルしてるのにそれに使わないのは勿体ないよターニャちゃん。

 一生懸命ケツアクメしてかわいいね♡
 このままアクメ殺してケツマンコにしてやるからな。

 あっという間にお下品アヘ顔オブジェの完成だぜ。


 はい。これにて完結です。
 皆様、御愛読ほどありがとうございました。





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オマケ
アフターストーリー.完成した女。


 TS転生したドスケベ女オリ主で種付けおじさんにリベンジするRTA、はーじまーるよー!
 計測開始は第二部のオープニングで軍大学に入学した瞬間から。
 計測終了は最期の孕ませ射精を受けて白眼剥いてアクメした瞬間となります。
 では、よーいスタート。



 やあ、今ではすっかりピッチピチの若人、すっかりいい女になった美人中尉、一等航空魔導師のサラ・エレオノール・ブリッグスだ。

 

 北方管区前線基地を離れてひと月ほどで、協商連合との戦争は終結した。愛するたくさんのお客様(おチンポ)を失った俺には、正直どうでもよかったがな。まあ、戦争が終わったのはいい事だよ。戦争特需こそなくなるけど、忙しさもなくなるからね。

 そんな事よりキャンパスライフだ。学費免除だけじゃなく奨学金まで上乗せされて、大学で勉強しているだけでお金が貰えるという、まるで学生の夢のような生活。俺はチンポロスで激しく落ち込んでいたが、ターニャちゃんはとても喜んでいた。

 

 そう、ターニャちゃんである。あのターニャ・フォン・デグレチャフ中尉である。俺と一緒に昇進して中尉になり、俺と一緒に軍大学に入った彼女は、なんとチンポロスをものともせず、学業に励んでいたのだ。

 しかもしかもである。なんと、ターニャちゃんは売春をすっぱりと辞めてしまったのだ。すっかりトラウマを払拭した彼女は、勉学に励むうち、トラウマのせいで身体が疼くという異常が無くなっている事に気付き、もうセックスをしなくてもよくなってしまったというのだ。精液の臭いは消えていき、男勝りなお固い軍人に早戻り。すっかり士官学校時代のターニャちゃんに戻ってしまったのである。

 

 そうなると寂しい俺は、また売春に手を出そうとしたのだが、これがそうもいかない。前世で遊び呆けていた俺は、元エリートサラリーマンのターニャちゃんとは頭も器も違う。大学の勉強に付いていくので精一杯。毎日図書室に通いつめ、毎晩寝るまで勉強して、ターニャちゃんに教えを乞うたりして、落第しないようにするのが精一杯だったのだ。

 これは大学での四年間、まるで変わる事がなかった。何故なら、最初の1年目、何ヶ月も勉強漬けで禁欲を強いられた俺はついに爆発したのだが。休日に宿舎を飛び出して街へ行き、キンタマにたっぷり溜め込んでいそうな肉体労働者を金で雇って、売春ならぬ買春をしてまでセックスに溺れた1週間。その月末の補習地獄で泣きを見てから、もう二度とセックスできないくらいの勉強漬けを強いられたのだ。

 

「勉強だけが人生じゃあるまいにーーー!!!」

「セックスだけが人生でもないぞ、サラ」

 

 しかも辛いのは勉強だけじゃない、成長痛にも悩まされた。

 毎日毎日大人と同じだけの訓練をさせられていた士官学校時代や前線基地と違って、軍大学では規則正しく勉強漬け。おかげで骨の成長を阻害していた筋肉が減った。睡眠不足では記憶力も思考力も無くなるため、早寝早起きは必至。頭を使い続けるので、運動していなくても腹が減る。というわけで沢山食べて、いっぱい寝て、健康的すぎる毎日を送っていたのだ。

 

———ゴキッ!

 

「痛っ・・・?」

 

———ゴキゴキッ!

 

「あいたっ! なんだこれ?!」

 

———ゴキッ! ゴキゴキッ!!

 

「痛い痛い痛い!! やめろ勝手に伸びるな!!」

 

 なので、見る見るうちに身長が伸びて、年齢の平均値よりも背が高くなってしまった。これまで伸びなかった分まで伸びたんじゃないかってくらい、一気に背が伸びた。おかげで制服を何度も申請し直した。そしてなにより痛かった。

 禁欲を強いられる勉強漬けの毎日。成長痛に悩まされる毎日。艱難辛苦とは正にこのこと。

 しかしまあ何とか卒業には漕ぎ着けた。サラ・ブリッグス14歳、無事に大学卒業である。これも全て、側で毎日勉強を教えてくれたターニャちゃんのお陰である。ターニャちゃんには頭が上がらないのである。

 

———

 

 ターニャちゃんに頭が上がらない俺は、頼まれたら断れないので、航空魔導大隊を新設する計画に参加させられてしまった。ゼートゥーア准将閣下直々の命令で新設されたこの航空魔導大隊。これに見合う魔導師を選別し、鍛え上げ、来たる次の戦争に向けて準備するのが俺たちの役目。

 

「本日付でターニャ・デグレチャフ大尉の補佐官として配属されました、ヴィクトーリア・イヴァーノヴナ・セレブリャコーフ少尉であります! どうかよろしくお願いします!」

 

「同じく、本日付でサラ・ブリッグス中尉の補佐官に任命されました! イザーク・ハンス・アルベルト少尉であります! ブリッグス中尉殿、またご一緒できて光栄であります!」

 

 そして、大隊長となるためまた昇進して大尉となったターニャちゃん、副隊長となる俺にはそれぞれ補佐官が与えられた。本来なら大隊長にしか与えられないであろうはずの補佐官。またターニャちゃんの方は性別に配慮して女性の士官。なのに一方で俺は男性の、しかも魔導士官学校で後輩だったアルベルト君を頂いた。これはきっと、俺が隊員を食い散らかさないようにと配慮して、特別に融通してくれたのだろう。ゼートゥーア閣下はもちろん、人事局人事課長のレルゲン中佐も、俺がドスケベ女だと知っているからな。まず間違いあるまい。

 

「アルベルト少尉、ひとつ聞くが。士官学校時代に私から“根性を注入された件”について、聞き出されたりしたのかね?」

「はっ・・・! 実は、そうなのであります・・・。洗いざらい喋らされてしまいました。除隊も覚悟したのですが、どういうわけかブリッグス中尉の下へ配属していただけまして。いったい何が幸いするか分からないものですね」

「ん・・・、やっぱりか。ならいいんだ」

「はっ!」

 

 というわけで、3日に一度はアルベルト君のチンポを借りて、性欲を発散することになる。

 

 そして募集を掛けた。帝国軍全体の魔導師にだ。そうすると、北方前線で共に戦った、第17混成魔導大隊のメンバーが大勢集まってくれた。もちろん、あのヘルマン軍曹の姿もあった。

 

「またお会い出来て光栄であります!! 是非また、ご一緒させてください!!」

 

 そして、この相変わらずの糞真面目軍人ヘルマン軍曹と、ターニャちゃんとの、再会のラブロマンスが始まったのだ。まあ、仕方あるまい。ヘルマン軍曹は本気だったろうし、ターニャちゃんもメロメロだったからな。

 

「デグレチャフ大尉殿・・・!!」

「や、やあ・・・、軍曹・・・・・・」

「また貴女と一緒に空を飛べること、誇りに思います。どうかまた、小官をお連れください」

「う、うむ。わかった。・・・・・・それで、だがな、ヘルマン軍曹。あの日の言葉は、今でも・・・?」

「はっ! 小官は、デグレチャフ大尉殿をお慕い申し上げておりますっ! この気持ちは変わりませんっ! どうかお許しください!」

「〜〜〜♡ そうかっ! で、では許すぞ! その・・・、優しく・・・・・・してくれるなら、な・・・♡」

 

 元は俺の補佐官だったのになあ・・・。と、嫉妬も程々に。俺たちは振い落としを続け、大隊を編成した。その名も第203航空魔導大隊。即応力に長けた、火力と機動力を有する、帝国軍最強の航空部隊だ。

 

 最強というからには、それ相応の実力が必要だ。大学卒業までの4年間で新たに開発されたエレニウム工廠製作99式魔導演算宝珠を使いこなすための訓練は勿論のこと、演算宝珠無しでの隠密行軍に耐える訓練や、極限環境化での行軍訓練に、被包囲戦での耐久能力の演習など、様々やった。

 訓練中はデグレチャフ大尉が厳格な態度で皆を率い、弱音を吐きそうになった奴は俺が鉄拳で黙らせる。除隊するのは宿舎に帰ってからでいい、訓練中は除隊すら許さん。訓練中に除隊を考えるような腑抜けは、戦場では役に立たん。無意識に死を望んで白痴の如き行動を取り、味方を危険に晒すだけだ。だからせめて訓練中は除隊させない。他の部隊へ行く事になったとき、そこで足を引っ張らないように、ここで躾けてやるのだ。

 

 もちろん厳しいばかりじゃない。メンタルケアだって大事だ。落ち込んでいるやつ、自信を喪失したやつ、そんな奴には俺が優しく唇で癒してやった。最初はキスをしながら手コキで。2度目はフェラチオで。そうしたらみんな元気になって、訓練に身が入った。やはり男はこうして元気付けるのが一番だ。

 

———

 

 訓練演習セックス訓練という毎日を過ごしていたら、あっという間に1年が過ぎて、俺は15歳になっていた。15に成った俺は、バツグンだった。背はスラリと伸び、とんでもない美女になった。定期的にザーメンを飲んでセックスしていたから、女性ホルモンの分泌も凄かったのだろう。凄い勢いで胸が大きくなって、がっつり揉める程になった。

 

「ほれほれ♡ どうだ上官のオッパイは♡ 気持ちいいだろう♡」

「あっ、あーっ・・・・・・幸せすぎて気持ちいいです・・・・・・」

「正直なのは結構だ、アルベルト少尉。ではもっと激しくしてやろう♡」

 

 とまあパイズリが出来るようになって、これがまた大好評で。どれだけ激しくしても形が崩れず垂れないおっぱいに、男たちは即堕ちだ。なのでパイズリばかりしていたら、また大きくなっていった。

 パイズリといえば、乳房には吊り下げるための筋があって、その筋が損傷すると垂れ乳になってしまうのだが。前々から綺麗なワレメを保つため、治療用干渉式を使い続けていた俺に隙はない。どんなに強く胸を揉まれても、どんなに激しくピストンされても、乳は垂れることなく、おマンコは新品同様のピンク色を保っている。魔法の才能があって本当に良かった。

 

 そしてとうとう、俺にも初潮が来た。月経の始まりだ。

 股から血が出る。子宮という内蔵の中身がごっそり剥がれ落ちて、綺麗に入れ替わる。それが糞みたいに苦しくて気持ち悪い。ホルモンバランスは崩れるし、脳内物質の分泌も狂うから、頭がグラグラする。そして一日中気分が悪い。吐き気こそ無いが、吐いた方がスッキリするんじゃないかってくらい気分が悪くなる。何より中出しセックスが出来なくなるのが最悪だ。

 

 ターニャちゃんの補佐官であるセレブリャコーフ少尉が云うには、月経には個人差があるそうだ。軽い人は本当に軽いが、酷い人はのたうち回るなり一日中吐き続けるそうだ。幸いな事に、俺はそこそこ軽いほうらしい。実際、辛いのは最初の1日か2日だけ。残りはずっと楽になって訓練も演習もこなせる。

 が、ターニャちゃんは重いタイプらしい。毎回薬に頼っている。

 

「ぐぅぅおおぉぉぉ・・・・・・!!」

「デグレチャフ大尉、お水をお持ちしました! 早く薬を飲んでください!」

「いっそ殺してくれぇぇぇ・・・・・・!!」

「お水です! さあ飲んでください!」

 

 辛い。本当に辛い。いや、ターニャちゃんが苦しんでいるのはどうでもいい。毎回無茶な訓練や演習に俺を付き合わせてきたのだ、同情なんてしてやらん。辛いのは生ハメ中出しが出来なくなった事だ。それをやってしまうと妊娠してしまう。寿退役も悪くはないが、俺はまだまだハメたい盛り、ピッチピチの15歳なのだ。鍛え上げられた軍人男性の肉体と、若くて健康なペニスに囲まれた軍隊生活は、捨てるには惜しい。それに法的な問題もあるからな。妊娠は避けなくてはならん。

 そこで、俺は医療用の干渉式を勉強し始めた。世の中には経口避妊薬、ピルという物がある。これを飲み続ければ、月経を抑える事が出来るのだ。前世では生ハメ中出しをしたいがために女に飲ませていたのだが、これは月経が辛すぎる女性の助けにもなるという薬だ。月経痛の軽減、月経量の軽減、月経前体調不良の改善、月経周期のコントロールまで出来る女性の味方。そして確実な避妊が出来るのだ。これを干渉式で再現するため、俺は勉強に励んだ。軍大学での勉強は拒否権無しの命令でさせられた勉強だから嫌だったが、自分で望んでやる勉強は別だ。

 

———

 

 遂に干渉式でピルを再現した時、俺は完成した。最高最善最強の女として、完成してしまった。

 美少女のまま成長したので、真っ当に美女となった。大きな胸は垂れることなく、おマンコはツルツルピカピカのピンク色でビラビラも無し。背はスラリと高く、訓練で引き締まった身体は、むっちりとした抱き心地バツグン。そして生ハメ中出しオッケーなザーメン大好きドスケベ女。そんな男の欲望の化身とでもいう存在となってしまった。サラ・エレオノール・ブリッグス、16歳にして完成である。

 

 女として完成してしまった俺は、この努力の結晶である身体を、男に抱かれたいと思った。そしてこの身体で男を篭絡したいと、そう思った。そんな時だ。毎年書いている知らせの手紙を思い出して、俺は相手を決めた。

 

 恩師、ブルクハルト・フォン・ニコラウス・オイゲン中佐。俺に本物のセックスと本物の中イキを教えてくれた人。俺に様々なテクニックと作法を教えてくれた人。俺の第二の人生の中で、一番セックスが上手だった人。そうだ、俺はリベンジしなければならない。今度こそあの人を、俺の虜にしてやるのだ。

 

 

—————

 

 

『協商連合、遂に講和交渉に応じる!!』

 

 (ワシ)が、その見出しで始まる広報紙を読んだのは、教え子の大学入学の報せを受けて、ひと月が過ぎた頃だった。もう戦場にエースは要らない。それほどまでに前線を押し上げた帝国軍の強さを目の当たりにして、大公国もついに参戦しなかった。まこと、彼女達は帝国を救ったのだ。およそ教育者らしい事は、何ひとつしてやらなかった身なのに、このニュースを見て自然と頬が緩んだのは記憶に新しい。

 

 帝国は新しい戦争に勝利した。協商連合は殆どクーデターのような勢いで政権を交代し、前政権の首脳陣達を厳しく処罰する事で、帝国に減刑を求めた。帝国は寛大にもその申し出に応じ、賠償金の請求額はとても常識的な範囲に収まっていた。「こちらが戦勝国なのに引け腰な請求額だ」という国民の声は感情的に過ぎる。協商連合にはまだ徹底抗戦できるだけの余力があったのだ、講和という逃げ道を残して無駄な浪費を無くしたのだから、むしろ英断と褒めるべきだろう。今後の貿易で絶対的優位に立つことが出来るのだしな。

 

 帝国が戦争に勝利して、協商連合は弱体化し、周辺列強の目は弱まった。新興の帝国ならば、協商連合を叩きのめして、国土を奪うなり植民地化するなりしてもおかしくないと、周辺国家はそう考えていただろう。しかし帝国はそうしなかった。しなかったから、余計な介入を防ぐ事ができ、今日まで平和でいられたのだ。戦後の経済は多少冷え込んだが、賠償金が払われ続け、優位な貿易で得をし続ける限りは、被害は最小限に抑えられる。言うこと無しだ。

 

 そして気が付けば、帝国を戦勝国に導いた勝利の女神、儂の教え子が、十六歳になっていた。

 

「大きくなったものだ・・・」

 

 手紙と共に同封された写真には、あの日のようなあどけなさは残っていない、立派な大人の女が写っていた。身長はぐんと伸び、170センチ近くはあるように見える。胸も膨らみ、とても少女とは言えない女性らしさを身に付けている。少尉候補生は中尉へと羽化し、美少女は美女へと成長した。本当に、本当に立派になったものだ。

 彼女の名はサラ・エレオノール・ブリッグス。僅か十歳で准尉となって前線に立ち、史上最年少の銀翼突撃章受章者となった一人。対協商連合北方前線で活躍したエースオブエース。そして、ブルクハルト・フォン・ニコラウス・オイゲン、魔導士官学校校長たるこの儂が、手ずから性教育(・・・)を施してやった教え子でもある。

 

 そんな彼女が、今日、儂に会いにやってくる。

 手紙にはこうあった———

 

『御無沙汰しております。サラ・ブリッグスであります。

 

 航空魔導大隊就任をお知らせした前回の手紙から、1年が経ちました。中佐殿は如何お過ごしでしょうか? 私はこの度、兵器開発に貢献した事で、新たに技術章を戴きました。また、現在私が所属している第203航空魔導大隊も規模が大きくなり、手狭になってきましたので、新たに大隊ないし中隊を編成する計画が立ち上がりました。私は新たに昇進し、大尉となって、新設部隊の大隊長として就任する事になりそうです。これでターニャ・デグレチャフ大尉と肩を並べられます。これも中佐殿の御指導の賜物と存じます。

 そしてもうひとつ、お祝い事が御座います。私、昨年、晴れて初潮を迎える事が叶いました。

 遅くなりましたが、これでようやく、中佐殿の種を授かる事が叶いそうです。

 そこで、魔導士官学校への視察の許可が降りました—月——日、“あの部屋”へお邪魔させて頂きたく存じます。可愛い教え子に、もう一度御教授を頂けますよう、どうかお願い致します。

 

———親愛なる恩師、ブルクハルト・フォン・ニコラウス・オイゲン中佐殿へ。

———貴方の教え子、サラ・エレオノール・ブリッグス中尉より。愛を籠めて。  』

 

 

 なんともいじらしい手紙ではないか。最後に抱いたのはもう七年も昔の事だというのに、「貴方の事が忘れられないから、もう一度抱いてほしい」とは。これが16の小娘が書く手紙かね。なんと可愛らしい。

 まったく愉快だ。痛快極まる。若き帝国の英雄、誰もが羨む高嶺の花、勝利の女神と噂された美女が、この儂に抱かれたくてやってくるのだから。

 

「オイゲン校長、ブリッグス中尉をお連れしました!」

 

 手紙を読み返していると、時間を忘れてしまっていたようだ。今日は非番だというのに、シュタイナー教官がわざわざ彼女を案内してくれていた。すぐに手紙を仕舞い、入室を許可する。

 

「久々の再会だ。しばらく、二人きりにしてくれ」

「はっ! では失礼いたします!」

 

 本当に久し振りに見る彼女は、まるで別人だった。あの日と変わらない白い肌も、美しいブロンドの髪もそのままなのに、まるで違う人間のようだった。引き締まった顔付きは教官としての威厳を備えており。強く光る瞳は、本物の戦場を経験した戦士のもの。スラリと伸びた背丈では、もう脇に手を入れて持ち抱えるなど出来ないだろう。長い足は、肉の付いた太ももが特に目を引く。短いスカートから見えるベルトが、彼女が勝負下着である事を示している。

 彼女は女としても成長していた。十六の娘には似付かわしくないほど、そのたわわに実った果実は、軍服の中ではち切れんばかりに存在を主張している。儂の手の中に収まらぬこと、疑いようもない。そして、正面から見ても判るほど、腰と尻が女のそれになっている。間違いなく大きなあの尻に腰を打ち付けたら、どれほど良い声で鳴くことか。

 

「お久し振りです、オイゲン中佐殿。またお会い出来る日を楽しみにしておりました」

 

 写真で見たよりも、実物の彼女はずっと大人びて見えた。堪らず、儂の中の“男”に火が付く感覚を覚える。本当にいい女になったものだ、サラ・ブリッグス。

 早速、彼女が望む通りに、側に寄り、腰を抱いて、耳元で囁いてやる。

 

「久しぶりだな、ブリッグス中尉。・・・・・・儂と君の間柄だ、感動の再会は座ってゆっくり楽しもうじゃないか。さあ、奥へ行こう」

「はい・・・♡」

 

 休憩室へと通じる内扉までの、ほんの数歩の間だが。わざとゆっくり歩き、その間に腰と尻を撫で回してやる。やはり良い尻をしている。ハリがあって、形も良く、それでいて柔らかい。素晴らしい桃尻だ。

 

「掛けたまえ。紅茶を淹れよう」

「ありがとうございます。頂きます」

「ブランデーは入れるかね? 飲めるだろう?」

「ええ、お願いします」

 

 テーブルにティーポットとカップを置き、ソファーに腰掛ける彼女の隣へ座る。

 やはりというべきか、サラ・ブリッグスには、貞淑だとか清楚だとか、そういった言葉は似合わない。初めて儂の体を求めてきた時からそうだ。彼女はとても貪欲で、そしてあざとい。それは今も変わっていないようだ。さっそく儂の側へ寄ってきて、肩を突き合わせて、儂の太ももに手を置いてくる。綺麗で凛々しい女軍人の顔をしておきながら、その内面は飢えたメス犬。やはり彼女はあの日のサラ・ブリッグスのままだ。

 

「中佐殿・・・♡ (わたくし)、ずっと貴方をお慕い申し上げておりました。この士官学校を出てから今日まで、中佐殿以上に、熱烈に、真摯に愛して下さった殿方はおりませんでした。今日はそれを思い出させてほしくて、ここに参ったのです」

「ふふふ・・・。他の男では満足できなかったのかね」

「はい! やはり、オイゲン中佐が一番です♡ ・・・・・・だからその、期待してもよろしいですか♡」

「ああ、いいとも。たっぷりと可愛がってやる。その牝腹を儂の子種で満たして、一生忘れられなくしてやろう」

「・・・・・・〜〜〜♡♡♡ ああっ、とっても嬉しいですっ! 今日は甘えさせていただきますね!」

 

 ああ、可愛がってやるとも。今日は朝まで寝かせてやらんぞ。

 儂の種で孕んでから、原隊に帰るがいい。

 




 パーフェクトサラちゃん vs プロの種付けおじさん。ファイッ!


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アフターストーリーの続き.種付けセックス。

 やあ、7年越しにリベンジを挑もうとしているパーフェクトドスケベ女、サラ・エレオノール・ブリッグス中尉だ。

 対するは恩師、オイゲン中佐。過去最強のセックスマシーンだ。相手にとって不足無し。磨き上げた俺のメスガキ力と、努力の結晶たるパーフェクトボディで、必ずや篭絡してくれる。避妊用術式を使っている事は教えていないので、中佐は俺を本気で孕ませるべく、ガチで挑んでくるだろう。それを利用して搾り切ってくれるわ。

 

 まずはソファーでイチャイチャとペッティングから。さっそく高めてやるぞ。

 

「ん・・・♡ はぁ・・・♡ ちゅぷ♡」

「乳臭さが抜けて、美味しい舌になったじゃないか」

「あん♡ 中佐殿のキスは相変わらずステキですね♡」

 

 肩を突き合わせて密着し、お互いに体を触りながらイチャイチャべろちゅー。葉巻の味がする舌を舐めながら、腰の裏から回された左手で太ももを撫でられ、右手で胸を揉みしだかれる。こちらも負けじと内ももを撫で返し、ズボンの上から股間を撫でて勃起を促す。

 

「はぁ・・・ん・・・♡ ちゅぅ・・・♡ オトナの味がして美味しいですぅ・・・♡」

 

 相変わらず、女をその気にさせるための、とんでもなく上手なキスだ。背筋がゾクゾクくる。唇が重なれば即、顎を浮かして唇だけで優しく揉んでくる。長い舌は巧みにうねって、こちらの舌を逃がさない。負けじと舌を伸ばせば、容易く絡め取られてしまう。

 

 お互い久々の本気(ガチ)セックス。未熟な士官候補生を調教するばかりのオイゲン中佐にとっては、本気で孕ませるためのセックスは久々だろう。早くもズボンの中で大きくなったのを確認して、中佐の本気度合いを知って、燃えてきた。

 

 中佐の膝の上に座って体位変更。対面座位のように、正面から挑む。

 軍服のスカートを捲って、ぷりんとお尻を出されてしまう。そのまま両手で尻を掴まれ、セクハラ感たっぷりの、いやらしい尻愛撫。俺は両腕を中佐の首に巻きつけて、上から圧力を掛けた貪りキスで全力アタックだ。尻を撫でられ揉まれ、舌を吸う激しいキスで応戦。主導権の奪い合いだ。

 

「んん・・・っ♡ はぁ・・・♡ んぅ・・・♡ 感じちゃう・・・♡ あ・・・♡」

「掴み安くて実にいい尻だ。君の部隊は、皆がこの尻を追いかけているのだろう?」

「ウフフ、その通りです。手で優しく慰安してあげると、みんなまず最初に、お尻を触りたがるんですよ。うっとりした顔で撫で回して、幸せそうにイっちゃうんです」

「しかし今は儂の物だ。そうだろう?」

「もちろんです♡ この桃尻は中佐のために育てたんですからね♡」

 

 独占欲を煽るための言葉選びも怠らない。他の男も触っていると煽ってから、でも貴方だけのためにと嘯く。何十人もの男を相手に売春を重ねてきた俺の語彙力、舐めてもらっちゃ困るぜ中佐。さあ、もっと激しく愛撫してもらおうか。

 

「どれ、では次はこっちの桃も味あわせてもらおうか」

「はいっ♡ たわわに実った青い果実、存分にお楽しみくださいね♡」

 

 そして次は胸、みんな大好きおっぱいだ。軍服の上着をはだけ、セクシーなオープンランジェリーで彩られた白桃を差し出す。ねっとり甘いキスで興奮してしまったから、もう乳首が硬くなってる。この大きくていやらしい巨乳を、中佐、貴方はどうしますか。

 ・・・と、ここで自分が失念していた事に気付く。中佐に胸を揉まれるのは初めてだ。以前はつるぺたのまな板だったからな。

 

「ん・・・♡ うぅ・・・・・・あっ♡ やっ・・・♡ そんなっ・・・、はぁん・・・っ♡」

「胸を揉まれるだけで、そんなに感じてしまうのかね? 部隊では相当に揉みほぐされたとみえる。誰彼構わず触らせていたんだろう? ええ?」

「ち、違いますっ! こんないやらしい触り方、初めてなんですぅっ♡」

「なんと嘆かわしい・・・。女の扱いを知らん男が増えたものだな・・・・・・」

「あぁ・・・♡ やらしくて・・・優しすぎるよぉ・・・♡ オッパイですごく感じちゃう・・・♡」

 

 まるで猫の背中を撫でるような、優しくて思いやりのある愛撫。指が軽く沈むくらいでしかないのに、なぜかとっても力強く感じる揉み方。中指と薬指の間で乳首を挟まれて、乳首も優しく揉まれてしまう。

 

「はぁ・・・はぁ・・・♡ オッパイでこんなに気持ちいいの、初めてです・・・♡」

 

 今までの誰のものとも違う、優しくて丁寧な乳愛撫。胸を揉まれる、胸を撫でられるという事がここまで気持ちいいとは。流石、流石だ中尉。

 

「あっ♡ やだ♡ すごい♡ 乳首感じてちゃう・・・♡」

 

 そして、俺の乳首がジンジンと感じ始めたとたん。突如として親指と人差し指の腹で強く摘ままれ、乳首をぎゅうっと押し潰されてしまう。

 

「きゃぅぅんっっ♡♡♡」

 

 これは強烈。強い刺激で胸に溜まった快感が弾けて、股間に響いてしまった。

 しかも、強く掴んだ乳首ごと上体を引っ張られて、おっぱいが取れそうになって驚いてしまう。その隙にだらしなく開いた口に舌をねじ込まれ、唇を奪われてしまった。マズい、主導権は今、中佐の手にある。

 

「んんっ?! んぅ・・・♡ いやぁ・・・そんなに強くしないでぇ・・・っ♡」

 

 親指と人差し指でコリコリと乳首を玩ばれ、痺れるほどに強い快感で身動きが取れない。そんな俺を嘲笑うかのように、口内を蹂躙されて舌を舐めしゃぶられてしまう。

 

「んうっ♡ あうっ♡ これダメぇ♡ ん・・・ちゅぅ・・・♡ やだっ♡ ん・・・ふぅ・・・♡」

「随分と素直な乳首を飼っているな。反応が丸分かりだよ」

「やめっ♡ ん・・・っ♡ はぅ♡ ちゅ・・・ん・・・♡ いやっ、コリコリしないでぇっ♡」

「ではこれならどうだ?」

「やぁぁぁんっっ♡ カリカリもダメぇっ♡ やあっ♡ こんなの感じすぎちゃうよおっ♡」

 

 乳首摘まみの次は人差し指の爪先を立てて先っぽカリカリ。細くて強い強烈な刺激に、腰が痺れてきちゃう。というかもうびしょびしょ。

 

「ああっ♡ いけません中佐殿っ、感じすぎてしまいますっ♡ 意地悪しないでくださいっ♡」

 

 くそう、流石は何十人もの女を調教してきたセックスマシーンだ、胸だけでこんなに感じさせられてしまうとはな。しかし負けん、俺は負けんぞ。必ずやキンタマ空っぽにして、ぎゃふん!と言わせてやる。次は何十本ものチンポをイかせてきた俺のフェラテクで勝負だ!

 

 

———

 

 

 俺のマンコはビショビショ。オイゲン中佐のペニスはガチガチ。となればベッドで次のラウンドだ。仰向けに寝た中佐の上に乗り、69(シックスナイン)でイかせあいだ。7年前は身長差のせいで出来なかった69も、今ではばっちりフィット。中佐は俺のマンコに吸い付き、俺は中佐のペニスを咥える。お互いの舌を競い合うイかせあい勝負。

 

「淫乱には似つかわしくない綺麗なマンコだな、中尉。この穴で何本のペニスを咥えてきた? 何回中に出された?」

「もう数えてませんよっ! いっぱいたくさんです!」

「ふん、それでも感度は変わらずか。相変わらずの欲しがり穴だな」

 

 いうだけ言って、中佐がクンニに戻る。やはりこの男、セックスだけではない。クンニも一級品だ。膣の中を長い舌でかき混ぜ、同時にクリトリスを指で刺激。愛液が溢れてきたら派手に音を立てて啜り、舌で感じさせられている事を聴覚で自覚させてくる。クリトリスの刺激も指と舌を使い分け、唇と前歯の間で挟むのが特に凶悪。流石のクンニリングスに納得の甘イキをしてしまう。

 

「次から次へと溢れてくるぞ。儂をメス汁で溺れさせるつもりかね?」

 

 何やら言葉責めをされているが、余裕がないので無視。フェラチオに集中する。

 俺はオイゲン中佐を甘く見てはいない。この人は敬意を表するに値する男だ。だから69でも全力を出す。そのために俺が取った戦略は、パイズリフェラと玉愛撫だ。胸で竿を挟み、亀頭を舐めしゃぶり、キンタマを優しく揉む。使えるものを全て使った本気のドスケベフェラで対抗だ。

 

「んんっ♡ じゅずずず♡ ちゅぅ♡ んっんっんっ♡」

 

 唇でカリ首を優しく包み込んでストローク。伸ばした舌の腹でおろし金のようにして亀頭を強く刺激し続ける。頭を激しく振ることで反動を生み、胸を揺らして小さなパイズリまでする。そしてキンタマを優しく揉んで射精欲求を引き出す。この本気のフェラチオには、流石の中佐も無事では済まない。先ほどから我慢汁が出ているからな、確実に効果アリだ。

 

「ん〜〜・・・・・・♡ んふぅ・・・♡ じゅる・・・んぐ・・・♡ おいし♡」

 

 そして俺もスイッチが入る。入ってしまう。ザーメン大好き飲精大好きな俺が我慢汁を味わってしまっては、それも仕方なし。なので、チンポ大好き女のドスケベフェラでもっと搾り出す。

 

「あはぁ・・・♡ んっんっ♡ チュッ♡ んー〜〜♡ 〜〜♡」

 

 根元まで一気に咥えて全体を濡らしたら、親指、中指、薬指の3本で作った輪っかで竿を扱く。扱きながら、亀頭を舐めて(ねぶ)って強めの刺激。空いている手でキンタマを揉むのも忘れない。

 ペニスを扱いて感じさせ、我慢汁が出るたび亀頭に吸い付き残らず吸う。そしてまた扱いて舐めて、吸って味わう。美味しいチンポに俺は病みつき。一生しゃぶっていたいと思わせるほどの太くて大きな中年チンポ。とっても臭くてたまらない。早くザーメンが飲みたくてしかたない。

 

「んぶ♡ んっんっ♡ んーーんっ♡ ちゅっ♡ ちゅっちゅ♡」

 

 これからこのチンポが俺を犯す。この太くて大きな大人のペニスで鳴かされる。泣いてもイっても止めてもらえず、イかされ続ける。おマンコの一番奥で濃厚な子種汁を注ぎ込んでくれる。想像するだけでもうたまらない。なんて愛おしいペニス。大好きな中佐殿のチンポ。美味しいチンポ。もっとずっとしゃぶっていたい。

 

「ひぐぅっ?!」

 

 久々の中佐のペニスだったから、あまりにも夢中になり過ぎてしまった。クリトリスを甘噛みされて、叱られてしまった。

 

「そのへんにしてくれたまえ、中尉。そんなに熱心に舐めしゃぶられては、溶けてなくなってしまうわい」

「す、すみませんでした・・・! 久々の本当に美味しいおチンポだったもので、つい夢中になってしまって・・・♡ 申し訳ありません・・・♡」

 

 が、おしゃぶりに夢中だったおかげで、中佐を追い込めたようだ。こちらも既にトロトロだが、我慢汁がダラダラ漏れている中佐のペニスほど限界間近ではない。この勝負、俺がもらった。

 

 

———

 

 

 セックス。なんと甘美な響きであろうか。セックス。うむ、実に素晴らしい。

 セックスとは互いに快楽を求め合う行為を指す。膣を使ってペニスを擦るだけのものをセックスとは言わん。男は女を気持ち良くするために腰を動かし、女は男を気持ち良くするために膣を引き締める。お互いを尊重し合ってこそのセックスだ。

 そして、目の前の男はそれを承知している。いや、それ以上の理解を持っている。故に、セックス以上の事が出来る。女を堕とすためのピストン、腰使い。射精をコントロールする忍耐と技術。快楽を追求したそれらは、もはや凶器と言ってもいい。

 

 この男が本気になれば、女の自尊心は見るも無惨に砕かれ、切り刻まれてしまうだろう。精神崩壊を防ぐため、脳の防衛機能が愛情を錯覚させる事で、ペニスに依存してしまうことは明らか。この男はそれを知っていて、何人もの女を快楽で壊し、狂わせ、堕としてきた。

 

 ブルクハルト・フォン・ニコラウス・オイゲン。この精力の塊のようなセックスマシーン、快楽の拷問兵器を、俺が倒してやる。

 

 今こそ復讐の時! 巨悪を倒すは敬虔なる信徒! この俺、サラ・ブリッグスだ!!

 

「いくいくいくっ♡ イっちゃうっ♡ イっちゃいますっ♡ くぅぅぅぅんんっっ♡♡♡ 」

 

 やはり上手い。中佐の腰使いは抜群だ。ドスケベフェラで高めたというのに、まるで射精欲求を感じさせない落ち着いた正常位ピストン。ねっとりとした重たい腰使いに、まるで焦りを感じさせないスローペース。抗いようのない快感に膣が喜び、自然と頭が蕩けていく。

 そしてなにより、一切の妥協が無い。つい先程までペニスを咥えていた俺の口でさえ、快感を引き出すためなら、何の躊躇(ためら)いもなく舌を入れてくる。その男気と真摯な態度に心臓が跳ねて、オイゲン中佐という一人の男性を好きになってしまいそう。ここまでされたら当然かもしれないが。

 

 手と手を握って、甘いキスをして、硬いペニスで膣を愛される。あまりにも真摯で真剣なセックスに、俺の子宮はキュンキュン疼いて種付け大歓迎な状態。俺が最高に気持ち良くなって果てるまで、絶対に先には射精しないという強い意志を感じる。それほどまでに強く愛されて、熱意を持って犯されて、感じない女はいない。

 

「ん・・・♡ はぁ・・・はぁ・・・♡ やめないでぇ・・・♡」

 

 絶頂寸前で腰を止められ、一番奥まで捻じ込まれた状態でキープ。手は握ったまま、濃厚なキスで絶頂寸前の脳をさらに溶かされる。喉に唾液を流し込まれるたび、膣が引き締まってペニスを求めてしまう。寸止めされて苦しいのに、挿れっぱなしで熱いキスをされているから、幸せすぎて涙がでちゃう。

 

「おねがいっ・・・、おねがいしますぅ・・・! イかせてくださいぃっ・・・!!」

「まだだ。我慢しろ」

「おマンコおかしくなりそうなんですぅ! おねがいしますぅ!!」

 

 早く射精させるためにも、腰を動かさなくてはならない。しかし覆い被さっての正常位で、主導権はあちらの手の中。なんとか腰を振ってもらおうと泣いて哀願してみるも、無駄に終わる。返答はキスで行われ、膣に溜まった快感が溶けていくまで続けられた。

 

「やあぁぁっ♡ もっと激しくしてくださいぃっ♡ はやくイかせてくださいぃぃっ♡♡♡」

 

 再開されたピストンもまた、おマンコを絶頂寸前まで高めるだけで終わる。二度目の寸止めに俺の身体はガタガタ。膣の奥がありえないくらい熱くなって、高まったまま感度が引かないおマンコのせいで気が狂いそう。でも腰は止まったまま。手は握られて、口はキスで塞がれて、一切抵抗させてもらえない。

 

「ーーー♡♡♡ ーーー〜〜〜♡♡♡」

 

 3度目のおマンコ寸止めで、俺はついに悟った。7年前、オイゲン中佐とはそれはもうセックスしまくったが、こんな寸止めプレイは一度も無かった。そう、一度もだ。そして今、初めて寸止めセックスを味わって、気付いた事がある。子宮が疼きまくっているのだ。

 もう種付け大歓迎とか言ってる場合ではない。「種付けしてくれないなら殺してやる」とか、「種付けしてもらうためなら強盗でも殺人でも」とか、そういうレベルだ。中佐はこれを待っていたんだ。俺の精神ではなく、俺の子宮が屈伏するのを。種付け中出し孕ませ射精を自ら懇願するまで、雌の本能が限界に達するまで、寸止めで追い込むつもりだったのだ。そう、これは女堕とすためのセックスを超えた、女を孕ませるためのセックスなのだ。

 

 となれば、負けるわけにはいかない。中佐は知らないが、俺は完璧に避妊の準備をしてきている。いくら本能が限界に達しようが、孕ませられないと分かっていれば、心に余裕が生まれる。その余裕で俺は堪える。耐えてみせる。中佐が先に絶頂し、射精するまでな。

 

 そして迎えた寸止め5回目。俺は完全に負けを認めた。

 勝てるわけがなかった。俺を5回も寸止めする間、ずっと射精せずに挿れっぱなしだなんて。そんなバケモノちんぽの持ち主に勝てるわけがない。

 

「なかなか強情ではないか。どうだ、もう降参するか?」

「こ、こうさんれすぅ♡ おマンコ負けちゃひましたぁ♡ もうイかしぇてくらひゃいぃぃ♡」

「まだ喋るだけの余裕があるのか。ではもう一度寸止めしてやる」

「ひゃめてぇ♡ もういやぁぁぁ♡ ゆるじでぇぇぇぇ♡♡♡」

 

 遂に寸止め6回目。俺は泣いて泣いて哀願した。もう我慢がどうこう言える段階ではなかった。いつ狂い死ぬかを心配するレベルなのだ。俺はもう必死になって頼み込んだ。頼むからイかせてくれと。頼むから早く射精してくれと。

 

「ごめんなさいごめんなさいごめんなさい!! おねがいします中で出してください!! 種付けしてください!! 孕ませてください!! 中に出してください!! 中佐殿の精子で孕ませてほしいんです!! 妊娠させてください!! 中に出してください!!!」

 

 そしてやっと許可が降りた。

 

「君がそこまで言うのなら、儂としても断れんな。よかろう、孕ませてやる」

「ありがとうございます!! ありがとうございます!! サラの中に種付けザーメンいっぱい出してくださいっ!! いっぱいいっぱい出してくださいっ!!」

 

 そして、やっとの思いで本気ピストン。腰を掴んでペニスを叩き付ける全力ピストン。待ち望んだ快感に溺れて、俺は叫んでいた。

 

「ありがとうございます〜〜〜っっ♡♡♡」

 

 子宮を何度もノックされて頭がチカチカ。目の前はもう真っ暗。種付けしてもらえる喜びで全身がガタガタ震え出す。

 

「幸せぇぇぇっ♡ 幸せすぎるのぉぉぉ♡ 幸せすぎてイっちゃうぅぅぅっっ♡♡♡」

 

 もう自分の意思なぞなく、されるがままに大絶頂。

 

「んひぃぃぃぃっっっ♡♡♡ いくぅぅぅぅ〜〜〜っっっ♡♡♡♡♡」

 

 脳ミソがぶっ飛んで、宇宙が見えて、神様の愛を感じた。

 脳がぶっ壊れたから全身が痙攣してしまい、呼吸が止まって、幸せしかなかった。

 それでもピストンが止まらないから、ずぅーっとイキっぱなし。もう幸せすぎる。

 

「おほぉぉぉっっ♡♡♡ んぎゅぅぅぅ・・・・・・♡♡♡」

「そら、中に出すぞ! 孕む準備はいいか中尉!!」

「いいいぃぃぃぃっっ♡♡♡」

「出すぞ! 出すぞ! しっかり孕めよ!!」

 

 そして念願の中出し孕ませ射精と同時に、再度頭が吹っ飛ぶ。

 大量の本気ザーメンで膣をいっぱいにされて、俺は気絶した。

 

 

———

 

 

 目を覚ますと、一瞬で幸福感に包まれた。本気で孕みたいと、妊娠したいと思ってしまったほどの、孕ませセックス。ベテラン調教師のペニスに翻弄されて、本気の種付け懇願。それらの余韻が気絶から覚めても残っていて、全身がずっと幸福感で包まれていたのだ。

 

「はぁ・・・・・・♡ はぁ・・・・・・♡」

 

 気付けば、膣にはディルドで栓がしてあった。精子を一滴も溢さぬように。中佐が本気で俺を孕ませるつもりなのだと改めて実感し、また幸福感を感じてゾクゾクっと身が震えた。

 そして、ちょうどシャワー室から出て来た中佐と目が合う。

 

「中佐・・・殿ぉ・・・♡」

「おお、やっと目が覚めたか。では、続きといこうか」

「・・・・・・はい♡」

 

 そして種付けセックス続行。ディルドを抜いて、舌でお掃除して、準備完了。

 今度は後背位から。四つん這いになって尻を差し出し、ハメハメしてもらう。

 

「やはり良い尻だな! 掴み心地がいい!」

「あっあっあっ♡ ありがとうっ、ございますぅっ♡」

 

 2回戦からは、流石の中佐も真っ当なセックスにしてくれた。最初からテンポよくピストンしてくれて、高波の快感がずっと押し寄せる気持ちいいだけのセックス。

 

「ほれ、舌を出せ中尉!」

「ふぁい♡ んむ・・・♡ ちゅぅ♡」

 

 中佐は上から覆い被さってきて、胸を揉みながらピストンしてくれた。そして俺の甘イキが続くと、今度は肩口からキスをしてくれて、もう完全に夫婦のラブラブセックスだ。乳首を強く摘んでコリコリと、まるで牛の乳搾りみたいに乳首を弄られて、恥ずかしいけど興奮しちゃう。そしてそのまま、中佐の舌を味わいながら中出しされちゃう。

 

「儂の子供が欲しいんだろう! ならもっと舌を絡めなさい!」

「ふぁい♡ 中佐殿の赤ちゃん欲しいですぅ♡」

 

 次はベッドから下りて対面立位の櫓立ち、つまり駅弁。中佐に抱きかかえられて、しがみ付いて、キスをしながらハメハメ。もちろんキスしたままで中出し。

 

 最後はベッドに戻って松葉崩し。奥の奥までハメられて、力強いピストンで連続絶頂。

 

「あーーっ♡ あーーっ♡ もうダメぇっ♡ 死んじゃうぅぅぅっっ♡♡♡」

「これで最後だ! また中に出すぞ!! しっかり受け止めて孕むんだ! いいな中尉!!」

「はいぃっ♡ 中佐の赤ちゃん孕みますぅっ♡ 奥で出して種付けしてくださいぃっ♡♡♡」

 

 最後の全力ピストンで中に射精されると同時に大絶頂。白眼を剥いて叫びながらの大絶頂。

 本日2度目の気絶の直前、またディルドで栓をされるのを感じて、心底中佐の熱意を感じた。

 

 はい、サラ・ブリッグス2度目の大敗北であります。今度は子宮まで完璧に征服されて、このまま孕んじゃってもいいかなあ、なんて思っちゃったりして。それくらい中佐のセックスに惚れてしまった。だって挿れっぱしで愛しっぱなしの孕ませセックスなんだもん。惚れない方がおかしいんじゃないかな。

 

 あーあ、また勝てなかったなあ。これじゃ本気で惚れちゃうかも。

 禿げ頭で肥満体で正直言ってカッコよくないオッサンだけど、惚れちゃいそう。

 あーもう、マジでこのまま妊娠しちゃうかも。

 

 

—————

 

 

 やあ、幸せすぎる孕ませセックスに敗北した、サラ・エレオノール・ブリッグス中尉だ。

 

 恩師オイゲン中佐との本気セックスは凄かった。セックスの内容も射精量も回数も。そしてなにより中佐の熱意が凄かった。2度目の気絶からようやく戻ると、膣に栓をしていたディルドは抜かれていて、代わりに絆創膏で蓋がしてあった。本当に俺を孕ませるつもりだったのだ。いくらなんでもガチすぎる。

 ま、避妊術式が生きてるから妊娠しないんですけどね。愛しているけど、ゴメンね中佐。

 

 とまあそんな想い出に残る最高のセックスを経て、俺は自分のホームに戻った。もちろん、俺が所属する第203航空魔導大隊だ。北方前線で活躍したエースオブエース、ターニャ・デグレチャフとサラ・ブリッグスの女神コンビ、「双翼の新銀」が大隊長と副隊長を勤める203は、魔導師の憧れになっているという噂だ。おかげで入隊希望者が続出なのだ。

 基地に帰ったらさっそく新規入隊希望者の面接と選別をして、それが終わったら訓練を監督して、その次は教導だ。また忙しくなる。

 

 でも、俺は頑張るよ。次こそはあのオイゲン中佐に勝ちたいからな。負けっぱなしは嫌だもん。でも中佐もそろそろ歳だしなあ、もうあと何回セックスできることやら。いや、あのセックスマシーンが50歳になった程度で引退するわけないな。うん、もっと女を磨いてからリベンジだ。次は20歳(ハタチ)の記念にでも抱いてもらおうかな。

 




 マジカルチンポの種付けおじさん相手に勝てるわけないんだよなあ・・・。

 てか即堕ち2コマの連続で笑っちゃうんですよね。
 まあ種付けおじさんと言えば即堕ち2コマみたいなとこあるんで。



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