IS世界の逢魔時 (腹筋崩壊太郎)
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ホワイトナイト 2068

 
合言葉は瞬瞬必生


世界各地の軍事基地がハッキングされ、日本に向けて多くのミサイルが飛んできいるというニュースがテレビから流れた。

しかし、のちに白騎士と呼ばれる謎の物体によってそのミサイルは全て無力化される…はずだった。

ミサイルの数は本来ならば2000発以上だったのだが、どう見積もってもその倍以上の数、同時に複数の人工衛星もハッキングされ空から日本に落ちてくるという、後に天災と呼ばれるようになる人物ですら想定外の出来事となった。

 

海上にてミサイルを迎撃していた白騎士が聞いていた以上の事態に対し、事件を引き起こした友人に慌てて通信をしたが、本人も慌てているのかあまり要領を得ない。

わかったのは別々に発射されたはずのミサイルと落下中の人工衛星が同時に同じ地点に到達することだけだった。友人もハッキングして制御しようとしているがどうやら芳しくないようだ。

自分では対処しきれないことはわかったが、しかしこんなことに手を貸してしまった自分が今更おめおめ逃げるということを白騎士を纏う人間ができるはずもなく迎撃に向かおうとした次の瞬間、周辺や搭載されていたハイパーセンサーによって認識していたミサイルや人工衛星が忽然と消えてしまった。何かの間違いだと思い全速力でミサイルや人工衛星が到達するはずだった地点に向かったがそこは何の破壊も起きておらずただ困惑するばかりだった。

 

とりあえず、未だに通信先でブツブツ喋り続けている友人を落ち着かせるべく戻ろうとした時

「待ってもらおうか」

突然後ろで男の声がした。

こんなに近くにいるのに私が気づかなかった!?センサーにも認識されなかったのか?

慌てて振り返り装備していた武器を構えるとそこにいたのは、黒と金で作られた鎧と呼べるようなものだった。

顔にはデカデカと赤くライダーと書かれ、腹部には2018と表示されたがベルトのようなものをつけており、後ろや頭についてる時計の針のようなものや斜めにかかった金属バンドのようなものから、顔の文字を除けばまるで悪趣味な成金がつけてる腕時計のようだなという印象が浮かんだ。困惑しながら言葉を返す。

「一体貴様は何者だ?ミサイルや人工衛星が消失したのはお前が関係しているのか?何が目的だ!」

「先ほどのことならそのとおり私がやった。そして目的か…端的に言わせてもらおう。私は貴様を完膚なきまでに倒すために来たのだ」

「何?何を言っているんだ貴様は」

「無駄な問答をするつもりはない。ただ貴様を倒す、それだけだ」

その言葉とともに男は手のひらを向けると衝撃破のようなものが白騎士に直撃した。衝撃波はスキンバリヤーを易々と貫通し、その一撃を受けた白騎士は一瞬だが意識を失い、近くの無人島まで吹き飛ばされた。

気が付くと無人島にある山に埋められたような状態にあり、目の前には落胆した様子を窺わせる男が立っていた。

「搭乗者といいISといい思っていたほどのものではないようだな。少々残念だ。だがまだ終わったわけではないのだろう?」

そうだ。いきなりでやられて面を食らっただけだ。私はまだやられたわけではない。そんな気持ちが心に浮かぶ。だがそれと同時に意味不明なこの男に対し恐怖を抱いてもいた。

「そんなに戦いたいのなら思う存分にやってやる。覚悟するがいい」

恐怖を押し殺しながら吐き出したその言葉とともに荷電粒子砲を撃ちながら近づき持っていたブレードを振るうが、男は防御せずただ立っているだけでその全てを受け止めてしまった。

「何ッ!?」

「残念だ。憐れみすら覚える。試作機の段階だとしてもこれでは加減するしかないな」

男は未だに体に食い込もうと力が入れられてるブレードを気にも留めず、心底残念そうにストップウォッチのような物体を持ちスイッチを押した。

<ダブル!>

男と似た声がストップウォッチのようなものから鳴ったと思った瞬間、白騎士の体が緑色と紫色の2色が混ざり合ったような竜巻によって浮き上がり動けなくなり

「これで終わりだ」

その言葉が聞こえた次の瞬間

<ロボライダー!>

その声と共にミサイルが白騎士へ向かい爆発が起きた。

爆発の轟音と煙が収まったその場所には、先ほどまで山だったとは思えないよう焼け跡になっており、その中心部では白騎士がかろうじて形を保ち震えながら立ちあがろうとしていた。

「ほう、思っていたよりも根性だけはあるようだな。…私が誰かと聞いたな。ならば答えよう私の名はオーマジオウ。生まれながらの王である」

その言葉を聞いた後、白騎士は倒れ伏しそれを見届けるとオーマジオウと名乗った男は姿を消した。

 

***

 

そこは薄暗く整理がされていない部屋だった。

そこのの主とも言える人物は、薄暗い中電気も付けずにただひたすら画面とにらめっこをしていた。

 

「っていうのがちーちゃんと白騎士が見たすべてだったのはわかったんだけどさ~…なにこいつふざけてるよね?何?王様って、今の時代でわざわざ偉そうに名乗るのってあほらしい馬鹿じゃないの?一番むかつくのは、私が一生懸命作った子供が負けたあっさり負けた上に、あのISもどきについて分かったのがあのふざけたライダーって文字が1000度以上の熱を持ってることだけって意味が分からない。なんでわざわざあそこだけ高熱をもってるの?まったく意味が分からない。なんとかちーちゃんやISの重要な部分は無事だったけど腹が立つ」

 

そう、意味が分からないことだらけで全く腹が立つ。あのオーマジオウってやつに関する情報は世界中を探しても一切見当たらないなんて、まるであの時の時間がそのまま切り取られているかのようだ。しかし、そのおかげでミサイルや人工衛星を処理したのが白騎士であるということが世界で認知されてはいる。凡人どもの中には集団幻覚だのあれは実は嘘だったとかのたまう奴らもいるらしいが、結果だけを見たらとりあえずは想定内で収まってはいる。

 

ならば次の機会に奴がISを襲ってきたら返り討ちにできるようなものを開発すればいいだけだ。私にはそれができる。そう確信できる。しかしハッキングの件といいオーマジオウの件といい2つは繋がっているのか?ハッキングを仕掛けたやつはオーマジオウまたはその仲間なのか?それともオーマジオウとは別の存在が絡んでいるのか?そもそもオーマジオウとは何者で何処にいるのかどうやってあんなテクノロジーを開発したのか…そんなことを考えながら、天災は想定外の存在に腹が立つ一方で自分が思っていたより世界は退屈ではなかったことにどこか嬉しさを感じてもいた。

 




 
1週間経っても、誰もオーマジオウだけのIS二次がやってなかったからその場の勢いで初めて作ったので稚拙な文章だと思います。それでも読んでくれた方はありがとうございます。


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トライ・アゲイン 2018

白騎士事件と世間から呼ばれた事件から1週間が経った。

未だにテレビでは事件の1か月前に発表があったISと呼ばれる既存の兵器をはるかに凌駕するパワードスーツがただの子供の絵空事ではなく、現実のものであったことに対する驚きとこれからどうなっていくのかという不安からか、ISについて議論で持ちきりだ。

 

ここは時計屋クジゴジ堂、そこに居候中で今はあらかじめ用意された食事をとりながら、テレビ番組を視聴中なのがこの俺、王馬ソウゴである。

「ソウゴくんそんなに熱心にテレビ見てどうしたの?君そういう議論が白熱してるやつって気が滅入るから苦手って言ってなかったっけ?」

そんな俺に話しかけてきたのがこのクジゴジ堂の店主兼、現在の俺の保護者の常磐順一郎である。

「あぁ、おじさん。いや流石にこんな物騒な話題だからね流石に苦手がどうのこうのって言えないかなと思ってつい。あと、おはよう。ご飯いつもありがとう」

「うん、おはよう。まぁ気持ちは分からなくはないけどねインフィニティ・ストラウスだっけ?おじさんにはぶっ飛んだSF過ぎてよくわからないや。やっぱり時計をいじってる方が性に合ってるよ」

「まぁおじさんはそれでいいんだろうけど、俺にとってはこの先の人生に影響があるかもしれないからね。そりゃ気にもなるよ。あとインフィニティ・ストラリウスじゃなくてインフィニット・ストラトスね。ネットじゃ縮めてISって呼んでるしテレビも今じゃそうよんでるよ。」

「あれ?間違えてた?ごめんごめん。でもテレビに夢中で時間忘れてない?もう遅刻ギリギリだと思うけど」

言われてきづいた。もうこんな時間か、どうやら思ってた以上に夢中になっていたらしい。

「ほんとだ、ごちそうさまでした。行ってきます」

そう言って椅子にかけていたバッグを肩に掛けクジゴジ堂を出る。

「行ってらっしゃい気をつけてね」

 

***

 

「さて…ここまで読んでくれた方ならわかると思いますが、この世界においてオーマジオウとは彼、王馬ソウゴのことを指しています。そもそも何故こんなことになっているのか。疑問に思う人もいることでしょう。それにはまず彼に起きたことについて、最初から話す必要があります。私が誰かですって?私はただの傍観者、それ以上でも以下でもありません。どうかお気になさらず、それではどうぞ」

 

***

 

さっきまで普通に日常生活を送っていたはずなのに気が付くと暗い空間にいた。

手元は明るかったためとりあえず手を見ると中学生くらいの子供のような手が見えた。どうやら俺は縮んだか若返ったらしい。

こんな意味不明な事態になって冷静になれるはずがなく、わけが分からなくなって声を出そうとした次の瞬間、声が聞こえた。

「慌てることはない、若き日の私よ」

 

その声を聴いた瞬間、不思議と体に響き体が重くなってしまったような感覚に陥った。

そんな感覚を押さえながら、声がした方向に振り返ると小さな社のようなものがあり

その中には、やけに仰々しい玉座と言っても差支えがなさそうな椅子とそこに座っている声の主らしき人物が見えた。

残念ながら顔は簾と逆光で見えない。しかしどこか親近感を覚えてしまう。

わかったのは声の主は男で普通の人間が身に着けないような服装をしているらしいことだけ。

というか最近テレビでこれと似たような場面を見た覚えがある。

 

「不審がることはない…とは言っても無理なのだろうな。若き日の私よ」

怪しい男がこちらの心を読んだかのように話しかけてきたが、ってちょっと待て…若き日の私?どういうことだ?まるで意味が分からない。

「あんたはいったい誰なんだ。まるで自分が未来の俺みたいな口ぶりだけどジオウにでも影響されたのか?」

 

「残念ながら私は正気だ。そしてお前に渡すものがあったからこそ、ここに呼んだのだ」

 

意味が分からない現状にイライラしてたのかふざけるのもいい加減にしろと声を荒げようとした瞬間、

頭の中に戦い方やオーマジオウの変身アイテム『オーマジオウドライバー』の使い方についての知識が流れ込んできた。それと同時にこの男は未来の自分ということに対し、なぜだか疑いを持てなくなった。

「お前には知識と力をやった。それを使い王となれ」

「ちょっと待ってくれ。意味が分からない。なんで俺が王になんてならなきゃいけないんだ」

「始まりは私にもわからない。ただ私では無理だったということだけしか今は言えない」

「いや待てよ無理だったって、百歩譲ってあんたが未来の俺だっていうことを除いてもオーマジオウの力を持ってんだろ?なんでそんな奴が無理だったことが、戦ったこともない普通の俺にできると思うんだよ」そうだ、未来の俺なら小学校のころ、空手ですら相手を殴るのが嫌で昇段しなかったくらい暴力をふるうのが苦手なのを知ってるはず

「暴力を振るうことをあまり好まないそんな頃だからこそ私はお前を選んだのだ。」

もはや拒否すら許さんとばかりに威圧感を増しながら発した声を聴いて正直もうこいつの言うことを聞くしかないのだとあきらめるしかなかった。

「もういいよ。わかったから、俺はいったい何をしたらいいの?」

なんで俺がオーマジオウの力を使えるようになったのかとか色々疑問は湧いてくるが、聞いても多分無理だろうなと思いとりあえず聞いた

「端的に言うとこれからお前を未来においてインフィニット・ストラトスが作られる世界に送る。そこでお前は最低最悪の魔王ではなく最高最善の王となるのだ」

「それって異世界転生みたいなものなのか?というかISの世界って…原作なら少し知ってるけどオーマジオウの力ならそんな世界どうとでもできるだろ?なんでお前じゃなく俺をわざわざ送るんだよ。そもそも何をすればいいんだよ」

「全ては行けばわかる。お前が私とは違う未来を創ることを期待しているぞ。若き日の私よ」

そういうと未来の俺がこちらに掌を向け…そこから先はどうなったのかわからない。

 

起きた時にはソファーに横になっていた。

「あぁ、よかった目が覚めたんだね。いやーここから病院までは遠いし熱とか怪我とかなかったし、とりあえずうちで横して様子を見てたんだけど大丈夫?君道路でうちの前で倒れてたんだよ?」

そう言いながらとよかったよかった起きなかったらどうしようかと思ったなどと話しているおじさんをしばらく見ていると助けてくれたことをようやく理解できたのでお礼を言う。

「助けてくれてありがとうございます。俺の名前は…えっと王馬ソウゴ?」

?おかしい俺は王馬ソウゴなんて名前ではなかったはずだ。まさかあいつが何かやったのか?ほかにも記憶に変化がないか確認ししてると、

「大丈夫?なんか唸ってるけどもしかして頭打った?なら待ってて今病院に行く用意するから念のため検査もしないとね。ところでソウゴくんお父さんかお母さんの電話番号わかるかい?とりあえず親御さんにも連絡しておいたほうが何かとスムーズになるからね」

そう言われて気づいた。俺に親はいた…はずなのにそのことに関する記憶がない。それどころか親が分からなくても大して悲しくないのが自分でもとても奇妙に思えた。

困ったおじさんはとりあえず俺をおぶって病院に行き、そこで受けた検査結果によればどうやら俺の脳は記憶する部分がおかしくなっているようで自分の名前以外は幼い日のちょっとしたエピソードや植え付けられたことに関する記憶、ここはISが世間に広まる前の世界ということしかわからなくなってしまっていた。

 

警察が俺の親に関して調べたりしたのだが俺には戸籍すらなく、少なくても県内には王馬という姓で子供がいる家庭は存在しないとのことだ。

そこでおじさんは見ず知らずの俺のためにいろいろ動いてくれたらしく戸籍も作られ、親が名乗り出ない限りは成人するまで面倒を見るということで話は決まったようだ。

正直おじさんの行動力に驚いた。ちなみに戸籍がなかったため誕生日はおじさんが俺を助けた日で大体この年齢だということで申請されたらしい。

おじさんに引き取られてから一か月がたったころ、

「ソウゴ君、中学校行ってみない?」

そう言われ近くにある寂れた神社で変身を試すのにも慣れ若干の飽きが出始めた時期だったため快諾、晴れて俺はおそらく2度目の中学生生活を送ることになった。

 

***

 

「以上が、彼が第2の人生を送り始めることになった経緯である。なぜ彼が選ばれたのか、未来の自分が語った行けばわかるの意味とは、未だ謎が残りますが、それはまだ未来のお話」

 



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パラダイムシフト 2018


ゼロワン2話面白かったですね。気になった方はYoutubeにて公式が本編を公開しているので是非見てください。

私の原作知識はアニメ1期と出版社が変わる前まで出ていた巻までであとはWikiなどを参照にして書いているため間違っていたら申し訳ありません


初登校――いや実際は初登校ではないのだがそこは置いておこう。

担任と挨拶を交わしクラスの前へ、担任から呼ばれて入りクラスのみんなに向けて自己紹介というまぁ普通の流れだったし、クラスのみんなも殆どは普通に接してくれた。ここまでなら普通に学校生活を謳歌できたのかもしれない。

そうここまでなら。

 

自己紹介の時にクラスを軽く見回すと、明らかに他とは違う雰囲気を出している人間が2人。原作やアニメに触れていたら名前くらいは覚えがあるあの人物たちがいた。篠ノ之束、織斑千冬の2人だ。

どうやら原作の中でもかなり面倒な時期に中学に通い始めてしまったらしい。

とりあえずクラスのみんなに挨拶するついでに軽く喋ってはみたが織斑とは会話が余り弾まず、篠ノ之には無視された。余りにも無視するものだから顔の前に手をかざしてみたら物凄い顔でこっちを睨んできたので泣く泣く諦めた。

 

クジゴジ堂に帰る途中、俺は考えた。

王になれ、行けばわかると未来の俺は言った。ならばそもそもあの2人と同じクラスになるという状況に置かれていることもそれに関係しているのだろう。そう思いフォーゼのようにとりあえず友達になる精神で話しかけはしたものの結果は惨敗だった。

「お帰りなさいソウゴくん。中学校どうだった?友達できた?」

どうやら考えている間に帰ってきたようだ。

「ただいま、おじさん。友達ってほどじゃないけど知り合いなら割とできたよ。2人ほどとっつきにくい人がいたけど」

「へぇ、その二人とも仲良くできるといいね。でもよかったよ流石に初日にいじめられてたらどうしようって思ってたからさ」

「いや、流石に初日にいじめってそれ相当やばくない?まぁ普通にいいクラスだと思うよ」

 

それからしばらくは同じような感じだった。クラスのみんなと遊んだり、人気のないところでオーマジオウの力を扱えるように練習したりなどをして毎日を過ごしていた。一応毎回あの2人とも会話を続けていたが、織斑とは世間話くらいなら話せるくらいにはなったのに対し、

篠ノ之とは、「話しかけるな」と「うざいから消えろ」の二言くらいしか声を聞いてない。なお何度も話しかけるさまを見てクラスの友達からは勇者といわれた。反応してくれるようになっただけましと思うべきか迷うべきところだがとりあえず相手が怒るまでは続けてみようと思う。殺されそうになっても察知できるし、たとえ能力がなかったとしてもそうでもしないと原作を思い出す限りはそうでもしなければ何の進展も見れないからだ。

 

まぁ何だかいける気がするという漠然とした予感に従っているまでなのだが。これもおそらくオーマジオウの力の一部なのだろう。

というかオーマジオウなんてものが本当に必要になるときが来るのだろうか。来るとしたら歴史改変、世界崩壊などのどうしようもないレベルなのだが、しかし未来の俺は王になれと言っていたオーマジオウなら魔王が基本的な認識なはずなのにともかくこんなことを考えるのは埒があかないので思考を中断した。

 

そんなことを考えてたことすら忘れるくらいには日数が経った頃、ある程度仲良くなれた織斑からこんなことを聞いた。

「最近、束があるものを開発して発表した」と本人からしてみたらが対人スキルに難がある友人に諦めずチャレンジをし続けている俺に反応が返ってきそうな話題をさりげなく教えたつもりだったのだろう。

口だけでは「へぇ~篠ノ之ってすごい奴なんだな」と返したが、心の中で考えていたのはあともう少しで日本がミサイルの雨に襲われる時期かという割と適当なことだった。

一般人にとっては災害レベルの出来事なのだがオーマジオウの力を持っている俺にとってミサイルの大群など手をかざすだけで終わるからこそ言える問題なため、原作をあまり覚えていない俺はミサイルの被害がありそうな場合には手を出すかとふわっとしたことを考えていた。この時は…

 

その日はおじさんが遠くに泊りがけで出かけており、2,3日一人生活することになっていた。そのさなかに起きたことが後に白騎士事件と呼ばれる事件である。

いつも通りに遊んだ後、クジゴジ堂に帰りテレビをつけるとそこには各国の軍事基地などがハッキングされ、日本にミサイルが飛んできているというニュースが流れていた。

それだけなら原作通りという感想だったのだが、核ミサイルも発射され人工衛星も落ちてくるという追加情報を見てあれ?と思った。

しかも政府からの発表によると同地点で同時に着弾する可能性が高いとのことだった。

 

おじさんから非難するように慌てた様子でかけてきた電話にもう避難を始めていると嘘をついて安心させたところで変身して状況を確認することにした。

外に出てみると人々が慌ただしく避難を開始しているのが見えた。その光景を見てなんだか無性にイライラしたがそれを押し殺し、騒動の原因が本当に篠ノ之束なのかを調べていた。

その結果わかったのはその篠ノ之束も事態を何とかしようと動いているということだった。

罵倒しか受けていない気がするが、何度も話しかけていたことで情が移ったのだろう。彼女たちがこの騒動を起こしたことはともかく自分たちで処理しきれないレベルにまで拡大させたわけではないとして少し安心した。

問題は彼女たちの計画に乗っかる形でさらに悪化させた者の存在だ。篠ノ之束のような突然変異じゃあるまいしこの時代の人間にはできない芸当をとても一人では無理だろうと考えながら、とりあえず日本に襲来しつつあった脅威を消し去ったのだが、これを引き起こした者の目的が分からないため注意を促す目的とISの脅威度を確認しつつの初戦闘をこなすことを考え付いた。

通常時の俺ではそんな考えはしなかっただろう。しかしあんな光景を見てしまったイライラがまだ収まっていなかったのだろう。今から思い返すとあまりよろしくないことだったのでは?と後で反省した。

 

そんなこんなで、ISの強さよりもウォッチを介して手加減をしてもあそこまで蹂躙してしまった自分の力の強大さを再確認してやはり過ぎた力なのでは?なんてことを思いつつクジゴジ堂に帰った。

誰も見てないところで変身を解除して家の戸口に手をかけたその時、後ろに気配を感じて振り返るとそこにはフードを被った怪しげな集団がいた。そのうちの一人がフードを外しながら前に出てきた。

「どうも初めまして自称魔王様?だっけ?」

そう言った男は見た感じは軽そうな印象をしているが、眼からは鋭い眼光を放ちこちらを小馬鹿にした様な雰囲気を漂わせていた。

映像越しというフィルターを通していないため憶測でしか言えないが、おそらくこの男は仮面ライダーザモナスことジョウゲンなのだろう。

「誰?俺のことを知っているようだけど何か用?」俺がそう言うと、

「うちの王様があんたに話があるってんでわざわざ来たんだよ」

「王?」

「じゃあ今から出すからそれ見てよ」

そうジョウゲンが言いながら懐から機械を取り出すと、そこから玉座に座った男のホログラムが投影されそれが喋り始める。

『初めましてだな。この時代の魔王、王馬ソウゴ。俺たちはクォーツァー。歴史の管理者だ。そして俺はクォーツァーの王、常磐SOUGO。

もう察しはついていると思うが今回のことは全て俺たちの手によるものだ。今回のことはあらかじめ通告しなかったこちら側にもあると思ってやるだが次はないと思え、これは最後通告だ』

そう言うと映像は消えた。

「以上で終わり」

そうジョウゲンが言う。

あれが常磐SOUGO…確かに威厳があった。やはり仮にも映画のボスを務めたわけではなかったということが納得できる。

「言いたいことはわかったけどこんな事件を起こすような奴らに協力するわけがないじゃないか」

「じゃあそう伝えておくよ」

ジョウゲンはこちらに興味をなくしたようにどうでもよさそうに反応した。

「俺を倒したかったら何時でも来ていいよ。あくまでほかの人間に迷惑をかけないならって前提だけど」

「あっそ、じゃあ勝手に頑張れば?」

ジョウゲンは興味がないような態度を一切変えずそう言い残し、クォーツァーたちは忽然と姿を消した。

 

***

 

それから数時間後、夜も暗くなってきた頃おじさんが汗だくで荷物を抱え息を切らせながら帰ってきた。

「ソウゴ君大丈夫だった?」

気力を振り絞るかのように喋るとあとはぜぇぜぇ言いながら壁に寄りかかり疲労困憊といった様子だったので慌てて水を持っていくと物凄い勢いで飲み始めた。

「ありがとう。心配だったから慌てて帰ってきたのに逆に心配をかけちゃったら世話ないね。それで大丈夫だった?ミサイルとか、ニュースだと被害はないらしいって聞いたけど」

「うん、電話でも言ったけど大丈夫だったよすぐ避難したし。それよりおじさんこそ大丈夫?泊りがけまでしてたのにこんないかにも急に帰ってきましたって感じで帰ってこられても逆に迷惑かけたんじゃないかって思っちゃうんだけど」

「何言ってるの?ソウゴ君。僕たちは家族なんだから迷惑かけられても別に構わないんだよ。むしろ迷惑をもっとかけてくれてもいいんだよ。って言っても今困らせてしまったのは僕なんだけどね」

そう笑いながらおじさんは言った。俺は何だか心が温かくなり、

「ありがとうおじさん。これからは困ったことがあったらできる限り相談するようにするよ」

「うん、そうしてくれるとありがたいかな。そうだ!夜ご飯まだだった?」

「まだだけど…」

「ならよかった実は向こうで食べた時においしいと思って買ったものがあってねそれを使って夜ご飯を今から作るから待っててね」

「ならご飯作るの手伝うよ。おじさん急いで帰ってきたから疲れてるだろうし、困ったときはお互い様だしね」

「そう?ならお願いしようかな。実は結構疲れてたんだよね。いや~おじさんが自分で言ったことが出来てないなんてカッコつかないね」

色々あった日だが、その日の夜ご飯は今まで食べた中でも一番といってもいいくらいにおいしく感じた。

 

***

 

「かくして王馬ソウゴは本来の歴史を歪める存在、歴史の管理者クォーツァーとの邂逅を果たしました。しかし未だ最高最善の王になる道は見えず、これから彼がどのような未来を辿るのか…今回はここまでとさせていただきます」

 





【王馬ソウゴ】
未来の自分から王になれという漠然としたことを言われてISの世界に送られた元ビビりな一般人。
一般人であったがオーマジオウの力を受け取った時についでと言わんばかりに格闘の経験や色々な知識を流し込まれた。
本来のオーマジオウと比べて能力に制限がかかっており、パラレルラトラパンテ(平行世界や別の時間に存在する変身者の意識と感覚を共有することができる機能)に至っては格闘や知識のアップデートが時々起きる程度であるため未来を知ることはできない(常磐ソウゴの力によるものなのか時々夢という形で未来を見ることはある)。
常磐ソウゴの能力も持っているため、危機察知能力も高く事前に察知できるため、基本的に暗殺などは意味がない。
なお本物のオーマジオウと戦った場合、思ってたよりはいい勝負をするが負ける(殺す気でやった場合でも同じ…なお世界は滅ぶ)。
彼はオーマジオウではあるが仮面ライダーではない。本当の仮面ライダーとはそんな簡単になれるものではないという筆者の勝手な思い込みから。彼が仮面ライダーになれるかどうかはまだわからない


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3052:フューチャー・プレゼント


仮面ライダー913漫画化おめでとうございます

皆様いかがお過ごしでしょうか?台風はやばかったですね。今回のことで分かったのはあんな災害に遭っても仕事に行かなきゃいけないという世知辛さと日本が悪い意味で災害に慣れすぎて問題が問題として認識されないのでは?ということでした
外国の大抵の場所なら仕事は休めそうでしたよね

この作品に対し色々悩んでいましたが、思い出しました
そうだ俺は瞬間瞬間を必死に生きているんだからやりたいようにやればいいのだと
アンケートに参加くださった3人の方には本当にありがとうございましたという感謝と申し訳なさに溢れてます。
色々ありましたが、これからも瞬瞬必生を胸に最後まで書いていこうと思います

ちなみにサブタイトルはいつもその回に合うようにエキサイト翻訳で変換して出てきたワードを基に適当に名付けております。今回のタイトル名は未来からのプレゼントと未来と現在という2つが一応かかっています


事件後、世間では色々あった。

しかしクォーツァーたちに動きは見られない。

俺が学校に行けなかった1週間の間にISのことが世界に知られ、凄い数の報道陣が製作者の篠ノ之に会いに校門前に集まったり、上級生や別のクラスからも彼女を一目見ようと押しかける始末どさくさに紛れてラブレターも渡そうとしていた人間もいたらしい。

強引な手に出ようとした人もいたらしいが織斑が蹴散らしたらしいということを織斑本人から言われた(ちょっと自信ありげだったのだが褒めたほうがよかったのだろうか)。

その間俺は何をしていたかというと、おじさんが旅行に行こうと誘ってきたため1週間ほどスイスに行っていた。

どうやらおじさんの友達がそこにいるらしく、その前に一人で泊りがけになったことや事件の痕だということで気分転換目的で誘ってくれたらしい。特にすることもなく、篠ノ之関連でめんどくさそうになることが目に見えてたため、喜んで随行した。

 

旅行を楽しんだ後の学校にて、

ちょうど篠ノ之は休んでいたのでストレス発散したかったのだろう。昼休みに食後のデザートとして、土産のチョコレートを一緒に食べながら織斑からいなかった間の出来事に対する愚痴を聞いたり、相談相手が少ないということで連絡先を交換したり、他人行儀に織斑じゃなく千冬でいいと言われるなど、けっこう友達やれてるのでは?と思えるくらいにまでなった。

その後、俺はスーパーの大安売りに付き合うことになり、織斑の家の前まで来ていた。

織斑一夏の俺に対する心象はあまりよろしくないらしく、どうやら大まかに言えばしつこい男という認識らしい。正直そんなことを思われてもしょうがないことをしているので甘んじて受けた。

しかしどうやら話してみると思っていたよりも悪い男ではないのでは?と思ったらしく、俺からおじさんの料理に関することを話すと目を輝かせながら聞いていた。どうやら一人で図書館で料理のことに関して調べるのにも限界があったらしく、今度おじさんの料理を食べさせることになった。その代わりということで本日は夕ご飯をごちそうしてもらうことになった。買い物の手伝いのお礼も兼ねているらしい。ありがたく頂戴した。

 

そんなこんなで事件後も思っていたより生活などに変化がなく、むしろ原作の関係者との関わりは増え、問題は残っているが、思っていたより順調な第2の人生を送っていた。

あのクォーツァーたちからの警告以降1度だけ自分の部屋の机の上にジクウドライバーがいつの間にか置かれているという奇妙な事件があったが、それ以来なにも起こらず彼らは姿を消している。

ドライバーを調べたものの特に爆弾があったりなど変な仕込みはされておらず、正直拍子抜けもしたがいつのまにか自分の知識の中にメンテナンスなどについての知識が追加されていたため、また未来の俺の仕業かと思いとりあえず納得はした。

しかし今度は何を考えているのかわからない。ただでさえ王になれる未来も方法も一切見えないのに今度はわざわざジクウドライバーを送ってくるとは…

 

***

 

荒れ果て、草木や無視すら見当たらない。ただひたすらに地形の起伏があるだけの荒野と呼んでもいいだろう。その世界はどこを見てもこんな荒野だらけであり、この光景を見たものは皆、滅んだという表現以外思いつかないだろう。全盛期に比べ、残り僅かとなった人類はひたすら何かに怯え隠れるようにひっそりと暮らし、ひたすら死を待つだけの日々を送っていた。

そんな滅んだ世界の中で一か所だけ異質な場所があった。

見晴らしのいい荒野の中でぽつんとそれは建っていたそれは神社の本殿の一部分をそのままくりぬいたような奇妙な造りの建物だった。

その中に男が一人、石で作られた玉座のようなものに座って肘をつきながら目を閉じていた。

 

ただ風の音だけが聞こえるだけと思われたその場所に何かが近づいてくる音が聞こえた。

近づいてきたのは武装した集団だった。戦車やIS、EOSと呼ばれるパワードスーツ、顔にライダーと文字が書かれた戦士も集団の中に見える。

男が建物からオーマジオウに変身しながら出てくると、問答は意味が無いとばかりに展開した集団は一斉に攻撃を開始した。しかし、オーマジオウが手をかざすだけでその攻撃は時が止まったかのように静止する。それでも集団は諦めず今度は近接に切り替え攻撃を行うようでISやEOSだけでなく生身の人間も狂ったようにオーマジオウへ向けて進んでくる。オーマジオウはそんな手段へ向け手を向けると爆発が起き、何人かはその爆発で倒れ伏す。それで集団たちは止まらない、倒れた仲間たちを踏むことも躊躇わずにただひたすらに集団たちは皆口々にこう言いながらオーマジオウへ攻撃を仕掛けた。

「魔王、今日がお前の最後だ」と

しかしそんな決死の攻撃もオーマジオウには通じない。そもそも彼の体に触れたとしても彼らの武器ではその体には傷一つもつかないからだ。

「貴様たちがこうして来るのも何度目だろうな。進歩もなくただひたすら死に向かって走るとは、まったくもって愚かな」

心底呆れたような声を出しながら腕を一振りする。

そうすると止まっていた攻撃やこちらに向かって攻撃を仕掛けてきた者たちの武装などが錆色の砂となって散っていく…

「お前たちが何をしようとも私には勝てない。なぜなら私は生まれながらの王なのだから」

武装を失った集団は蜘蛛の子を散らすように逃げていく。しかし彼は逃げる集団を追いかけようとせず、ただ立っているだけであった。

 

***

 

傷ついた集団はその体を癒すため自分たちの拠点へ戻っていた。

最早立っていることすらままならない者も多く、帰路へたどり着く前に息絶えた者も少なくない。

集団の中でも比較的に傷が浅い者の一人が、拠点の奥にある部屋にて3人の男女見守る中、報告を行っていた。

「申し上げます。今回の襲撃も失敗、背後から仕掛けた者も攻撃開始の報告を最後に連絡途絶。成果は何もありませんでした」

傷が浅くとも痛むのだろう。男は顔を滲ませながら報告を終えると、傷を癒すため救護室へと運ばれていった。

 

その報告を聞いていた3人の男女の反応はというと、

 

「やっぱダメだったか~今回のISは割と試行錯誤したんだけどね。またやり直しだよ」

ウサギの耳のような物体を付けた女が言った。

 

「所詮雑兵ではこの程度。やはり過去に干渉するべきだ」

アフロのような髪型をした男がそう問うと、

 

「無理だ。というか一度だけ成功したがそれ自体に疑問が出る始末だ。お前たちの技術を元に博士が色々と手を加えてはいるが依然として機器は沈黙を保っている」

背中に届くくらいの黒髪をした女が、苛立ちを隠せない様子でそう答える。

 

「ジオウ…必ず貴様は俺が倒す!」

そう男が吐き捨てるのを尻目にと2人の女はは各々の部屋へと戻っていった。

 

***

 

――――――――そこは荒れ果てた荒野しかない場所だった

 

その荒廃した大地に降り立った男が一人。

その男は傲慢を人の形に押し込めたような男だった。

服は全体的に紫色のコートのようなものでしかし袖は片方が無いという奇妙ないでたちで、この荒廃した大地とは微塵も関係性を見いだせない男だった。

「どうやらここが俺が探していた世界のようだな」

男は誰に語るでもなく喋りだした。

「この世界がここまでひどいものだったとは、やはり俺の選択は間違っていなかった!この世界を滅ぼすのは正しかった!やはり他者の意見など意味が無い!俺こそが絶対なのだ!」

男はその見た目の傲慢さと同じように口調からも隠し切れない傲慢さを溢れんばかりに出しながら歓喜した。

「さて喜ぶのはここまでにして改めて考えるとするか。この世界を滅ぼす手段を」

男は高笑いをしながら景色に溶け込むように消えていった。

 





ここでは、今作における現時点の設定を記しています。原作との違いについてざっくり説明していますので、一応ですがネタバレOKな方だけお読みください













クォーツァー
原作ではそれぞれの設定が違いすぎる平成ライダーを凸凹な道と評し、醜いから平成という時代そのものをリセットし、やり直してまっ平らな綺麗な道に舗装する。
という傍迷惑なことが大まかな目的だったが今作では、とある世界からこの世界に移住してきており、歴史の陰からこの世界を見続けてきた。別に人間同士の争いによって世界が滅ぼうとも構わないが篠ノ之束という新人類といえるイレギュラーによって全てが変わってしまった後の女尊男卑世界の醜さを憂いて行動を開始、とは言え彼らは歴史の管理者ではあるが主に観測がメインのため余り積極的に表には出てこない。出てきても素性は隠している。
今作のオーマジオウが君臨する未来においてはカゲンを残して幹部は全滅、平団員も数えるほどしかいないため、歴史をリセットする事はほぼ諦めているがそれでもあがき続けてはいる模様


ライドウォッチ
原作では出自不明の変身アイテム。
今作ではクォーツァーたちが元々持っていた技術によるもので、基本的には自分自身の力を籠めることでそれを強化した力としてを扱えるようになる強化アイテム的な扱い(原作で言うゲイツの持つゲイツライドウォッチのような感じ)。アナザーライダーを作るときのように自分の中に埋め込むようにしてでそのままでも使えるが暴走などのリスクが伴う。
ライドウォッチの中には自分の力とライダーの力を合わせた特別製のライドウォッチを持っている者もいるが、それはただでさえ危険なものに別の力を無理やり掛け合わせたようなものなので扱えるものはクォーツァーの中でもほんの一握り

ジクウドライバー
原作では以下略。
今作では篠ノ之束が製作者。製作経緯は不明
ISのコアに使われる時結晶をとある特殊な加工を施したものをコアとしている。
これを介して変身するとライドウォッチだけの変身と違い暴走などのリスクが無くなり、性能が高い水準で維持されるようになる。
アマゾンドライバーのような立ち位置。
出るとしたらミライドライバーも同じような扱いで次世代量産機という立ち位置になるものと思われる。
ぶっちゃけ深い意味は今のところなくISのコアが時結晶(タイム・クリスタル)を元に作られてるらしいので字面からの印象で生えた設定

おまけ
ごとき氏
仮にもラスボスを務め、過去のラスボスたちを手足のように扱い、オーマジオウ以外が集まってかかっても倒せない。というここまでならジオウのラスボスに相応しいはずなのだが、妹にコンプレックスを感じて記憶を奪って異世界追放、どや顔をキメながら気持ち悪くソフトクリームを食べたり、目的であったオーマジオウの力の一部しか吸収できず勝てないと見るやあっさり逃げて自分の世界で君臨すると偉そうに語り、主人公やオーマジオウにはお前ごときがなどと言われるなど小物感満載のラスボス(笑)。しかしディケイドたちを圧倒していたり、本当に強くはあった(オーマジオウ以外なら)


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