笑顔を守るヒーローアカデミア (ルオン)
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プロローグ:戦士の記憶
始まりは中国の軽慶市
発光する赤ん坊が生まれたという報道だった。
その赤ん坊の誕生以降、世界各地で超常現象が報告され、世界の約8割が超常能力“個性”を持つに至り、社会は超人社会となった。
そしてIFの存在であったヒーローは現実となり、ヒーローを目指す者たちが増えた。
その一方で、“個性”を使って悪事を働く
そんな世界で生きている俺、
それは、1人の戦士が戦う夢だった。
その戦士は、人を守るように異形の存在と、自身の色を変えながら戦っていた。赤は拳と足で、青は棒状の物で、緑はボウガンのような物で、紫は剣のような物で異形の存在を倒していた。
そして最後、戦士の目の前に白い異形が現れた。戦士は色を変えながら戦うも、白い異形には手も足も出なかった。戦士は意を決したように黒い姿へと変え、白い異形を圧倒し始める。消耗しきった戦士は、最後の一撃を叩きこみ、白い異形を倒した。白い異形を倒した戦士は、自ら棺に入り、眠りについた。
それから何百年もの年月が過ぎ、1人の青年が、戦士が腰につけていたベルトをつけ、戦士と同じ姿へと変身し、復活した異形の存在と、笑顔を守るために戦った。異形の存在を倒し終えた青年は、旅へと出た。
その夢を見て俺は、『これが俺が背負っていく運命』なんだと感じた。
そう感じていると、青年が俺の方へと顔を向けた。
「大きくなったね」
「あなたは………いったい……」
「時が来れば分かるよ」
「時が来ればって、どういう?」
「近い未来、奴等が蘇る。君は、仲間と共に世界を………笑顔を守って」
「笑顔を……守る」
その言葉を最後に青年は消え、俺の視界が光に覆われる。光が収まり目を開くと、視界に入ったのはたくさんの木々だった。
体を起き上がらせ、辺りを見渡すとそこは森だった。
そして1人の人物が視界に映った。
「起きたか」
「師匠」
体を起き上がらせた俺の視界に映ったのは、俺の師匠だった。そして自分が何故森にいたか思い出す。
「そっか、俺師匠の一撃で」
「ああ。なかなかいい攻めだったが、まだまだ甘い」
「いや~、やっぱ師匠は強いな~」
「笑ってる暇はないぞ?このあと
「分かってます!!もう1本、お願いします!!」
「よ~しこい!!徹底的に鍛えてやる!!」
「はい!!」
俺は返事をし、師匠に向かっていった。
そしてこの数カ月後、俺の運命の歯車が動くとは、まだ知りもしなかった。
ということで、企画に向けて作成したクウガとヒロアカのクロス小説です!!
次回は総助のオリジンの話になります‼️
次回も是非読んでください!!
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Story1:総助の個性と仲間
今回は総助の個性と仲間の軽い紹介です!!
それでは本編をどうぞ!!
とある一軒家
そこに住む俺、五代総助は鞄に物を詰めていた。
「筆記用具よし、生徒手帳よし、財布よし、スマホよし、ジャージよし……うん、大丈夫だ」
忘れ物がないのを確認した俺は、鞄を持って部屋を出ていく。
今日彼は、友人たちと共に同じ高校を受験する。
ヒーローを養成する名門校、国立雄英高等学校、通称雄英を受けるのだ。
俺には個性が4つある。
1つ目の個性は俺が一番最初に発現した【クウガ】という個性だ。この個性は腰からベルトが出て姿を変えて身体能力をあげる個性で、力……というかエネルギーかな?それを溜めるて相手にぶつけると、結構吹き飛んだり爆発する。発現した頃は白くしかなれなかったけど、今では、赤、青、緑、紫の4つの姿になれて、赤以外は物を持つと姿を変えて、それぞれ特化した能力を持ってるんだ。
2つ目の個性は【エレメントパワー】という個性だ。この個性は母さんから引き継いだ個性で、俺は火、水、風、土の4つとそれ系統の物を体に流れる魔力と呼ばれるエネルギーを使って出すことができる。
また、クウガになっている時でも使える。
ただし、魔力が底をついたら、魔力が回復するまで使えない。
3つ目の個性は【雷神】という個性だ。この個性は父さんの個性が変異した個性らしく、雷など電気系統を自由自在に操れると同時に、雷など電気系統を作り出し放出することができる。
また、全身に纏わせることも可能だ。
4つ目の個性は【ピカピカ】という個性だ。この個性は体を光の粒子に変えることができると同時に、光の粒子を作り出すことができる。また、光の剣を作り出すことやビームの放出、光速移動ができる。
これが俺の個性だ。
そして俺が1階へ降りると、父親でプロヒーロー【プラズマン】である五代
「父さん、母さん」
「いよいよだな、総助」
「頑張ってきてね♪」
「うん、ベストを尽くしてくるよ。行ってきます!!」
「「行ってらっしゃい!!」」
父さんと母さんの見送られながら、外へ出た俺。すると外には、今日一緒に雄英を受験する友人たちがいた。
「おはよう、総助兄さん」
「おはよう、総助」
「おはよう総助♪」
「おはようございます、総助兄さん♪」
「おはよう、凌平、マリア、セレナ」
今俺に挨拶してきたのは、俺の幼少からの幼馴染みである個性【獣化(狼)】を持つ
凌平は俺を兄のように慕ってくれていて、千春とセレナはそんな凌平のことが好きなんだ。まぁ本人は気づいていないけどね。
マリアは良く俺に抱きついたりして、正直される度ドキドキしてる。
「おはようございます、総助♪」
「おはよう、総助」
「総助、おはようさん」
「総助、おっはよ~!!」
「総助、おはよう」
「おはようさん、総助」
「おはよう、総助」
「おはよう、椿、キッド、リズ、パティ、マカ、ソウル、ラグナ」
今挨拶したのは、俺のパートナー兼小学生からの幼馴染みである個性【暗器多変化】【氷結】【ハナハナ】の
同じく小学生からの幼馴染みである個性【個性強化】【疾風剛烈】のデス・ザ・キッドと、同じ個性【拳銃化】を持つ姉妹、エリザベス・トンプソン&パトリシア・トンプソンことリズ&パティ。
中学からの友人で個性【魂感知】【魂の共鳴】【ブック・マジック】のマカ・アルバーンと、個性【大鎌化】【炎神】のソウル・イーター、個性【闇】ラグナ・ザ・ブラッドエッジだ。
椿とは小学生前に、師匠との修行で訪れた里で知り合って、俺の個性であるクウガと関係がある一族なんだ。
キッドとは互いに高め合う仲の1人で、リズとパティは不良だったんだ。だけどキッドと出会ったことで不良じゃなくなった。
マカとソウルとは中学からの友人で、マカとは良く勉強するし、ソウルとは良く遊んだりしてる仲なんだ。
ラグナはちょっと訳ありで義手なんだけど、大切な親友の1人だ。
「オッス総助!!」
「おはよう、総助」
「おはよう総助!!」
「おはようございます!!総助の兄貴!!」
「龍也、総太、悠希、隼人、おはよう」
今挨拶したのは、幼少からの幼馴染みである個性【星方舞装】の
龍也たちとは良く一緒にトレーニングしてて、良く遊んだりもする。悠希はたまに、俺に抱きついたりするけどね。
「おはよう、総助」
「おはよう総助!!」
「総助、おはよう」
「おはよう、白狐、繭良、紅緒」
今挨拶したのは、中学からの付き合いである【九尾】の
三人とも良き友人で、龍也に好意を抱いているよ。
「さぁ、行こうか!!」
『『『ああ(おう/ええ/うん)!!』』』
そして俺たちは、雄英に向かって歩き出す。
雄英に合格し、ヒーローを目指すために。
to be next story
今回はここまでです!!
キャラクター案をくださった、肘神さまさん、鳳凰院龍牙さん、無敵ゲーマーさん、ありがとうございました‼️
次回は総助たちの雄英での試験回になります!!
次回も是非読んでください‼️
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