花を捧げる吸血鬼 (常葉樹)
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花を捧げる吸血鬼
ずっと待ってました。
1stトレーラーの時からずっと待ってました
TGS2019のステージはマナーが守れていない方々が多く、最悪でした。久しぶりに泣きました。この小説の子とコードヴェインの世界をら楽しむ予定でした。マナーをまもれていなかった方の言葉が今でも怖いです。
その暴言が耳についてしまって、苦しいです。怖いです。喉に何も通らないくらい、涙がこぼれるんです。
私はファルチェ・スクード。
記憶がない吸血鬼。
だけど、覚えていることはある。
私は軍人だった。
幸せになって欲しい人たちがいた。
そして、手先が器用に頭に簪のようにつけているのは、あちらこちらにあるもので作った花だ。
その花を堕鬼に堕ちてしまった仲間だった人たちに捧げてるも崖に落として、一人じゃないと伝えたいために。
右側につけている花はシラユキゲシをモチーフにしたものらしい、この花は吸血鬼になってからいつの間にかつけていた。
喪服に似た革ジャケット、黒いキャミソールワンピースにロングブーツ。リーダーと呼ばれる人と頼られる人、ヤクモさんにイオさん。
やっと覚えた名前も死んでしまうと消えてしまう。上は忘れないのにはじめましてだ。
「すべての痛みは忘れません…」
彼女はそっと向いて、目の前を背けた。置かれた花はリンドウ。
信じるものには幸福をという意味を持つ花。
崖に落としたその花は地に落ちた時、泣いたような気がした。
「作戦通り、いきましょう」
彼女のいつも通りの日常が始まった
ガスマスクをつけて、武器を構えて、いつものお別れの日常を繰り返す。
さようなら、また、どこかで会いましょう。
瞳に流れた涙はガスマスクの中で溜まっていった。
霞んで見えなくなる前に一撃をお見舞いする。
ワタシは ナミダ を ナガセテ ますか
ワタシの 作った花は メイワク でしたか
堕鬼は答えない。花が見守ってくれるだけのわずかな時間に灰になってしまうのだ。
「私が堕鬼になったら、仲間ではなく、幸せになって欲しい人にころしてほしいな。」
シラユキゲシのような人がいい。容姿とか性別とか関係ない。
ただ、心がそうである目的を見失わない優美さを感じる人がいい。
胸元に潜めてる紙ナプキンで一輪の薔薇を作ると、そこにナイフで切った血で花を染める。
その花を崖に投げると、堕ちていってしまうのだ堕鬼は追って行く。
落ちていく。
ワタシは 吸血鬼
血涙を無理矢理割って染めた花は墜ちていく。
「血と涙は一緒ですのになんで、伝える前に散ってしまうのでしょうね」
私の大切な記憶は散っていく。堕鬼は誰かも知らない同僚や知り合いに似た風貌で泣きたくなる。
なんでワタシは無力なのかと苦しみが全くなく、ころせない。
花と一緒に崖に落とすことしかできない。
臆病者の吸血鬼だ。
私は。
Requiemも歌えない讃美歌も歌えない。
捧げられるのは花だけ。花を添えさせ、眠りを1人にさせないだけ。
1人は寂しいから、ここは赤い霧。
もし、雨が降るなら、濡れて罪をおとさせて欲しい。
私だけの吸血鬼はスクリーンショットのみの参加なので、ここで彼女を私が強くなってくるまでこのハーメルンにいさせてください。ごめんなさい。
ステージのことは公式に問い合わせしています。
とてもよく対応をしてくれる方々で申し訳無いくらいに、私が弱かった、それだけです。
ファルチェ・スクード
イタリア語で鎌と盾
単語の響きでなんとなく決めた。
普段は左目をベネチアンガラスマスクなどで隠すようにしている。
髪や瞳の色は未定
作れそうな材料さえあれば、余所見していても花を作ることができる。
特に紙で一輪の薔薇を作るのが得意。
料理は普通くらい。
体験版前なので想像での描いた容姿
ドルフロの影響でAUGちゃんに似てしまってる
【挿絵表示】
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