アベンジャーズ〜転生した王の器〜 (終焉を司る者 ZERO)
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プロローグ

目が覚めると目の前に石が浮かんでいた。最初はなんで浮いてんだと思った。しかし、いきなり体中が言葉にできないほど痛んだ。喉から何か熱い物が逆流してきている。口から吐き出したそれは赤い血だった。途端に今までぼんやりとしていた頭がはっきりとし自分の状況や今いる場所、そこにいる理由を思い出した。その時、

「ッ!」

自分目掛けて紫色の光線が向かってきた。とっさに右手を光線に向ける。すると自分の右手から黄金色のエネルギー波が放出された。

2つの力はぶつかり合い相殺される。

さて、この先に進む前に今の現状や僕について知って貰おう。

まずは僕についてだ。名前はまだ教えられないが、簡単に言うと異世界転生者だ。ただ、他の転生者とは違い望まれて転生させられた。

誰に望まれただって、勿論神さまだよ。古今東西転生は神様のせいだ。では何故転生されたか。まず、世界は無数に存在しているが永遠に接触することはない。出来るのは神様だけ。神様同士交流があるらしいのだが。ある世界に宇宙が誕生すると同時に6つの力を持つ石、「インフィニティストーン」が誕生した。その石は、簡単に世界を滅ぼす事が出来る。これに目を付けた悪神がストーンを使って全ての世界を滅ぼし、自分が最強の絶対神になろうとした。無論、そんな事されるもんかと全ての神々が立ち向かったが簡単にたおされ。最後の希望として異世界の戦士として転生した訳だ。転生した時に特典があるが僕は最強で最凶の力を持つ仮面ライダーオーマジオウの力を貰った。これなら簡単に倒せるんじゃねと思ったが、全然ダメだった。

転生後すぐに悪神に出会い戦闘を開始した。場所を最初は地球にしていたがどんどんと上昇していき最後には宇宙で戦っている。戦い始めて何日経っただろうか。何回も同じ場所で太陽と月を見た気がする。

「軟弱な知的生命体のくせにストーン相手に、ここまで戦うとは。」

「お互い、一発喰らえば死ぬ身体だけど。」

悪神が語りかけたので、皮肉めいた声で返した。悪神の周りには6つの石が浮いている。これが「インフィニティストーン」だ。無限の力相手に森羅万象を司る力で良く戦えた。だが、両者共に満身創痍だ。

「だが、この一発にストーンの全てを使い貴様を殺し、最強の神となろう。」

悪神は左手に全てのストーンを集め力を引き出す。僕もオーマジオウの力を全て収束する。

「これでッ!終わりだァァァァァァァァ!」

「はァァァァ!」

2つの巨大な力がぶつかり合った。衝撃波が宇宙を震わせ、小さな小惑星がいくつか消え去った。始めは悪神が競り勝っていたが徐々に押されていき、力に飲まれ消えた。

「ハァ、ハァやったか。」

僕はそのまま、地球に向かって落ちていく。オーマジオウの残った力を防御に回せばなんとかなる。その後、無事に地面に落下した僕は鎖国時代真っ最中の日本にいた。その後数千年はひっそりと生きていこう。そう決めたはずだった。まさか、あんな戦いに首を突っ込むなんて今は思ってもいなかった。ちなみに、オーマジオウの力で年は取らないらしい。




初めての投稿です。変な文があっても暖かい目で見てください。


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