えりな様は戯れたい (クリスチーネ小林)
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えりな様は戯れたい

原作完結とアニメの新シリーズ放送にちなんで思いつき軽い気持ちで投稿しました。


私の名前は白石めぐる。さっきトラックに轢かれて気がつくと女神様を名乗る美少女が目の前にいた。

 

 

「私の名は女神カノンと言います。貴女はつい、先程トラックに跳ねられて命を落としました。貴女には選択肢があります。一つはこのまま天国に行くか、転生するか⋅⋅⋅⋅ってきゃあぁぁー!?」

 

「どうしたのですか?女神様!」

 

「どうしたのですか?⋅⋅⋅じゃっ、ありません!!何でいきなり私の胸やお尻や太ももを触ったり撫でたり揉んだりしてるんですかっ!」

 

「ふっ⋅⋅⋅愚問ですねぇ⋅⋅⋅目の前に可愛いくて綺麗で美しくエロい美少女が居たなら当たり前でしょがっ!」

 

 

因みに私は女で自分で言うのもナンだが結構な美少女だと自覚している。そして私は女の子が大・大・大好物⋅⋅⋅いや、大好きなのである。

 

よくクラスの美少女達にあんな事やこんな事したっけな⋅⋅⋅何もかも懐かしい⋅⋅⋅まあ、実際はつい最近なのですが。

 

 

「とっ、とにかくセクハラは止めて下さい!話しの続きですが貴女は転生する権利を与えられています。転生出来る世界は3つ有ります。一つは『食戟のソーマ』の世界、一つは『ガルパン』の世界、最後に『ToLOVEる』の世界です」

 

ふっ、ふふふ⋅⋅⋅んなもんToLOVEる世界に決まってるでしょがっ!まあ、ガルパンも捨てがたいが、やはりToLOVEるの世界ならデビルーク三姉妹やら、リトの周りにいる美少女と○○○○するのが許される風潮があるからね!

 

あっ!あと自分の希望としてはこのままの姿と記憶持ちで【ふたなり】にしてもらおう!女の子達とグフフでムフフ⋅⋅⋅♥

 

 

えっ?何でふたなり⋅⋅⋅珍宝が欲しいかですって?だって女の子同士で愛し合たいもん!⋅⋅⋅ある美少女が言っていた⋅⋅⋅

 

『男の人は男の人同士で、女の子は女の子同士で恋愛すべきだと思うの』

 

 

⋅⋅⋅素晴らしい!正に真理よね!

 

 

ちゅう訳で⋅⋅⋅女神様⋅⋅⋅お・ね・が・い♥

 

「私の服の中に手を入れて胸をまさぐり、耳に舌を這わしながらお願いしないで下さい!!」

 

女神様は涙目になりつつも感じている。私は深いスリットから見える太ももを撫でつつ下着に触ると⋅⋅⋅

 

「い、嫌あぁぁぁー!!」

 

 

ドンッと女神様に突き飛ばされて私の意識は無くなった⋅⋅⋅⋅

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

気がつくと知らない天井だった⋅⋅⋅

 

ん⋅⋅⋅?胸がやけに重い⋅⋅⋅髪も長くて金髪⋅⋅⋅!?それにこの高級そうなネグリジェは⋅⋅⋅私は寝ていたベッドから降りて見慣れない部屋を観察すると大きくて、これまた高級そうな姿見があったので姿を映すと⋅⋅⋅そこには超絶美少女の姿があった。

 

 

⋅⋅⋅⋅って、これ『食戟のソーマ』の【薙切えりな】やないかーい!

 

なんてこったい!あの時我慢できずに女神様にセクハラかましてしまったが為に此方の希望を聞いて貰えずに突き飛ばされてソーマの世界へと送られてしまったのかー!

 

それに今の私自身えりなになってるから転生じゃなくって憑依してる?それじゃ、元の薙切えりなの人格や魂は何処に? 

 

くっ、落ち着け!落ち着くのよ。こういう時は⋅⋅⋅まずはオナニーだっ!!

 

オナニーしてスッキリするのがベストなのよっ!へっ?お前頭大丈夫か?ですって?

 

ふっ⋅⋅⋅良いわ⋅⋅⋅教えてあげましょう⋅⋅⋅頭が混乱したり、モヤモヤした時はオナニーしてスッキリするのが一番だからなのよ!以上。

 

 

 オカズは勿論今の私自身ね(薙切えりな)

 

  

  ムフー!!滾るわー!!

 

 

 

     ☆☆☆

 

 

 

 

イヤハヤ燃えたわ、萌えたわ!姿見に自分⋅⋅⋅⋅⋅現えりな嬢のパンティーやら豊満な胸やら尻やら秘部やら映してまさぐって⋅⋅⋅本当にエロいわ、この娘!

 

容姿、スタイル髪質、肌のキメ細やかさ、宝石の如く輝く瞳⋅⋅⋅男子生徒は絶対今夜のオカズにしてるわね。

 

おかげでトータル5回は達しっちゃったわっ!

 

 

オナニーといえばその昔、ある企業のCMでこんなキャッチフレーズが印象に残っている。

 

 凄い!簡単!気持ちいい⋅⋅⋅!

 

これって正にオナニーの事を表してるわよね。まあ、要するにオナニーは素晴らしい⋅⋅⋅!!オカズも一級品だから尚更ね!

 

 

ある程度スッキリしたので再びベッドで身体を楽にして思考する。ん~?このまま薙切えりなとして第2の人生を送るのかな?

 

ネットの二次創作小説のセオリーだと転生した原作作品の知識で先回りして不幸で納得行かない展開を回避して理想の流れに持って行くのがベスト⋅⋅⋅なんだけど私はソーマの作品は途中までしか知らないのよね⋅⋅⋅

 

私は少年マンガもチェックして2次元美少女にも(;´Д`)ハァハァしていた。

 

当然ToLOVEるシリーズやらアニメのガルパンもチェックして燃え萌えしていたわ。食戟のソーマもチェックして、えりなを始めとする美少女とさりげないパンチラサービスによくムラムラしていた物だわ⋅⋅⋅⋅

 

だけどね!いつの間にやら肝心の作画が何と言うか⋅⋅⋅やたら簡略化され過ぎてのっぺりとして魅力が恐ろしく薄まったのよ!連載当初のあの美麗なるデザインが失われてしまった⋅⋅⋅

 

それでも頑張って読み続けてきたけど第二部に入ってキャラ達の髪型やら造形がとんでもなくダサくなって呆れて離れたわ!

 

まあ、要するに原作知識は連載始めから中盤まで。後半は作画簡素化で流し読みのうろ覚えでこの世界でどこまでやっていけるか⋅⋅⋅?

 

ハァー⋅⋅⋅いけない、又モヤモヤしてきたわね。よっしゃー!今度は制服に着替えて制服オナニーよ!!

 

 

   滾るゥゥー!!!

 

 

 

     ☆☆☆

 

 

 

 

 

 

ふしゅ~♥満足満足♥オナニーは偉大ね⋅⋅⋅秘めたる文化の極みだわっ!

 

 

オナニーと言えば漫画家のオナニー作品!あれは頂けないわね!前作は編集の言いなりになって空前絶後の大ヒットを飛ばして自分の実力と勘違いして2作目を好き勝手に自分の好みをぶち込んで読者を置いてきぼりにして、前作のネームバリューで何とか読者も我慢して読んでくれる答と実に甘ったれた考えで連載してお金をかけて大々的に広告を打ち出して宣伝してごり押ししたあげくが大爆死!漫画家の勘違いな押し付けがましいオナニーはホント駄目ね⋅⋅⋅⋅

 

 

 

コンコン!扉をノックする音がする。誰だろう?私は簡単に身だしなみを整えはーいと返事した。

 

 

「おはようございます。えりな様。今日は随分と御ゆっくりとなされてますね?」

 

 

おおっー!!この美少女は新戸緋沙子ちゃんだぁー♥キリッとした顔つきをして生真面目でえりなの秘書として日々、辣腕を奮い公私共々支えてくれているキャラだ。

 

「おっはよー緋沙子ちゃん♥」

 

「⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅えっ!?ひ、緋沙子ちゃん?」

 

( ゚д゚)ハッ! ヤッベ、今の私は白石めぐるではなくこの学園に君臨する薙切えりなだからそれに相応しい振る舞いをしないと色々と不都合が起きてしまうわね。ハァー⋅⋅⋅⋅何だか面倒くさいわね。

 

 

「んんっー、ゴホン⋅⋅⋅ゴメンなさい緋沙子⋅⋅⋅どうやら私は寝惚けていたみたいね⋅⋅⋅」

 

「はっ!い、いいえ、えりな様。そ、そのちゃん付けされるのも良いかなぁ⋅⋅⋅⋅って、い、いえ何でもありません!!」

 

ふぅー!何とか凌いだわ⋅⋅⋅それにしても可愛いくて何だか良い匂いがするわぁ~♥あーヤッベ、ムラムラしてきたわ。やっぱり珍宝が欲しいー!!ふたなりなら人間関係を利用してこの娘とムフフでグフフな事を⋅⋅⋅

 

えっ?だったらぺニスバンドを使えって?それは絶対却下よ!何故ならばこの世界というか、この学園の美少女達は料理の研鑽にのめり込んでいて録にオナニーすらしていない処女が恐らく多い。

 

そんな唯、一度の処女膜を無機物で散らして神聖な破瓜の血を道具等で散らしていいものでは断じて無い!

 

前世でも相手のお尻に此方の腰を押し付けてやるSEXごっこで何とか我慢していたわ。

 

あぁぁーこんな事なら女神様にセクハラするのは希望を叶えてからにすればよかったわー!ぐぬぬっ⋅⋅⋅

 

「あ、あのぉ⋅⋅⋅えりな様もしや体調がすぐれぬのでしたら本日の業務は全てキャンセルなさいますか?」

 

おっといけない脳内語りに没頭しすぎてたわ。

 

「だ、大丈夫よ緋沙子。今日も1日頑張っていきましょう!」

 

「えっ?は、はい!えりな様。(あれ今日のえりな様何だか妙に優しい?というか、人当たりが柔らかい?)」

 

私は急いでシャワーを浴びて身仕度を整えたわ。あ、よく考えたらえりなちゃんの業務って何するんだっけ⋅⋅⋅?

 

「あ、あの緋沙子ちゃ⋅⋅緋沙子。本日の予定の確認をお願い出来るかしら?」

 

「は、はいえりな様。本日の業務予定は

傘下のグループが事業拡大の為、再編するメニューの品質をえりな様直々に確認して頂く業務です。和食を中心としたメニュー編成となっており、何卒えりな様の神の舌(ゴッドタン)による厳粛なる采配をお願いしたいとの事です。」

 

 

ああ⋅⋅⋅要するに味見って事ね⋅⋅⋅今の私は薙切えりな⋅⋅⋅だけど中身は一般小市民な白石めぐるなのよぉ~しまったぁ~!

こんな事ならキャンセルした方がよかったかも⋅⋅⋅上手くやれる自信が無い⋅⋅⋅

ううぅ、胃が痛くなってきたわ。

 

 

そしてその後は緋沙子ちゃんの有能な働きで簡単なミーティングで1日の流れを知って理解して覚悟を決めて試食に挑んだわ。

 

高級そうな屋敷の砂利の敷き詰められた庭園に複数のムサイ料理人が此方に一斉に注目してきて又も胃がキリキリしてきたわ。こんなに視線を注目されて凄まじいプレッシャーと緊張に晒されて本当にストレスがマッハだわ⋅⋅⋅原作のえりなちゃんってホント凄い⋅⋅⋅

 

最初の料理人のお吸い物を一口啜る⋅⋅⋅

 

すると周りの景色が変わり、何故か滝にうたれている私⋅⋅⋅えりなが居た。すると滝の上からデカいジュークボックスが落ちてきて頭部直撃して気がつくと元の世界でお吸い物のお椀を手にしていたわ。

 

 

⋅⋅⋅⋅ナニコレ?原作のえりなの舌の超感覚が見せるイメージ映像が一時的に生身の肉体で体感したと私はそう捉えた。天才の感覚は凡人には理解が追いつかないわね⋅⋅⋅

 

まあ、そこは流石の私!すぐにコツを掴んでここは原作どうりに野郎どもに残りが入ったお椀を顔面に叩きつけてやったわ。

 

 

平伏する料理人を後にして、一旦休憩を貰う。ふぅー⋅⋅⋅つ、疲れるわ⋅⋅⋅主に精神と胃袋が⋅⋅⋅⋅一口だけとはいえ、大量の料理を食さねば成らない為、胃袋の負担が凄い。今回は比較的ヘルシーな和食だから良かったけどこれからは洋食、中華、その他とカロリー無視の美味優先の料理の味定めをしなくちゃならない。

 

 

オナニーの時にすこぉーしだけ、お腹周りがポヨポヨしてるのが気になったのを思い出したわ。

 

はっきり言ってヤバい!!このまま試食を続けて行けば⋅⋅⋅非常に宜しくない!

そういや原作でとスポーツジムのような施設で緋沙子ちゃんと一緒に汗を流していた様なシーンを思い出す。

 

運動に励んでベストスタイルを維持しなくては⋅⋅⋅望んだ状況ではないがせっかくこんな美少女の憑依?しているだから私のせいでだらしない体型にさせる訳には往かない。

 

 

それにどうせならこの状況を立場や能力をトコトン活用してこの学園の美少女達と⋅⋅⋅⋅グフフ⋅⋅⋅滾ってきたぁー!!

 

 

まあ、とにかく今晩も今の自分自身をオカズにしてオナニーよっ!

 

 

 

 

 

 



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えりな様は緋沙子ちゃんと戯れたい

反響が予想より凄かったので続きを投稿させて貰いました。


試食会の後の予定を緋沙子ちゃんから聞いたら、この遠月学園の編入試験の審査員をとの事だった。

 

 

ああっ、思い出した。この後主人公の幸平創真との運命的出会いを果たすんだったわね⋅⋅⋅ふぅぅ⋅⋅⋅何だか柄にもなく緊張してきたわね。

 

 

えりな嬢のイメージを崩さない様に行動しなきゃねっ!

 

 

秘書を勤めてくれる緋沙子ちゃんと一緒に試験会場へと向かう。緋沙子ちゃんの後ろについて歩くと緋沙子ちゃんのお尻やスカートが揺れてムラムラしてしまった。

 

気がついたら緋沙子ちゃんのお尻を撫でて揉んでいた⋅⋅⋅ヤッベ、やっちまった⋅⋅⋅!!

 

「うきゃっ!?」

 

すんごい可愛い声を挙げて私に振り向いた。

 

「えっ、え、えりな様!?こ、これは一体なにを⋅⋅⋅⋅!?」

 

 

うん!お尻を撫でて揉んだの!⋅⋅⋅って言えるかぁぁー!!ど、ど、どうしよう⋅⋅⋅考えろっ、考えるのよ前世白石めぐる、現世薙切えりな!

 

だが、いい考えは思い浮かばず結局スカートに埃がついていたから~と、つい思わず⋅⋅⋅という何とも苦しい言い訳をしてしまった⋅⋅⋅駄目だ⋅⋅⋅イメージが、威厳が⋅⋅⋅終わりだわ⋅⋅⋅

 

 

「ああ、そうでしたか。すみませんえりな様。お手数をお掛けしまして⋅⋅⋅」

 

え、え、えぇぇー!?ナニ、この娘。ちょっ、チョロくない?チョロくない?

 

こ、これなら脱ぎたてホカホカのおパンティーとかくれたり、一緒にお風呂に入ってムフフな事したり、オナニーのオカズになってくれたりしてくれそう!

 

 

「貴女は私の最も信頼する秘書何だから綺麗にしておかないとね!」

 

「はい!えりな様!(指が妙に複雑に動いたのもきっと気のせいね。えりな様に対して一瞬でも疑念を抱こうとは⋅⋅⋅反省しないと⋅⋅⋅)」

 

我ながら適当にやってしまったわ⋅⋅⋅

まっ、いっか!それに今は主人公に会っても平常心で望まないと⋅⋅⋅⋅

 

 

やっと会場についたわ。この学園やっぱり異常に広すぎるわよ⋅⋅⋅何とか気合いを入れて会場に並んだ編入希望の野郎どもを見渡す。あれ?やたらめったら人多くない?これだけの人数を一人一人審査してたら、オナニータイムの時間と体力が無くなるわっ!!

 

 

私は緋沙子ちゃんに頼んで複数の食材を会場に持ってきて貰ったわ。

 

 

そして深呼吸して原作の流れを思い出す。そう、お題の食材は卵よ!原作のどうりに編入希望者の野郎ども(一応ちゃんと可愛い女の子も居る)に卵を使ったメニューを作り、自分の舌を唸らせなさい!と軽く脅す様に言ったら原作どうり有象無象の輩どもは走って逃げだしたわっ!

 

 

ああ~女の子は特別に各個別に試験しても良かったのにぃ~⋅⋅⋅⋅

 

 

 

⋅⋅⋅⋅んっ?ん?ん?あれあれぇぇ~!?

誰も居なくなった?主人公は?何で、どうして?私はあくまでもクールを装い緋沙子ちゃんに尋ねたわ。

 

「緋沙子ちゃ⋅⋅⋅ん"ん"っ、緋沙子。今年の編入希望者はもう居ないのかしら?」

 

「はい、えりな様。どうやら書類を照らし合わせても以上ですね。お疲れ様でした。それにしても流石えりな様ですね!あの様に無駄に煽てられ勘違いして思い上がっている輩を僅かな時間で片付けるとは⋅⋅⋅この新戸緋沙子。改めて感服致しました」 

 

何故か私に対する評価が上がったわ⋅⋅⋅でも何で主人公の幸平創真が居ないの?一体どうなってるのかしら⋅⋅⋅?

 

とにかくせっかく時間に余裕も出来たしこれから緋沙子ちゃんとガールズトークしたりしつつ限界ギリギリまでセクハラかましてみましょっ!

 

 

「えりな様この後は何時もの様に自室で新作料理を試して研鑽を積まれるのですね?」

 

 

⋅⋅⋅へっ?あ、いや⋅⋅⋅そうか⋅⋅⋅今の私は薙切えりな⋅⋅⋅料理という荒野を踏みしめて至高の頂点(いただき)へと歩み続けなくてはならない。

 

 

 

 

 

⋅⋅⋅⋅って、やってられるかぁぁー!!

私は学園の可愛い女の子と組んでホンぐれつ噛ましたいのよっ!この極上の容姿と肉体で快楽に耽り込みたいのよっ!常時美少女と戯れたいのよー!!

 

 

ああぁ⋅⋅⋅でもこれだけ皆から敬われ、慕われ、畏怖されているのもこの神の舌(ゴッドタン)と驚威的な調理技術とセンスと日々の鍛練のおかげ⋅⋅⋅そうでなければいくら容姿端麗であっても誰も傅いたり等はしない。

 

 

⋅⋅⋅ハァー⋅⋅⋅しょうがない⋅⋅⋅やるか⋅⋅⋅でも私の中身は普通の家庭料理が精一杯の凡人⋅⋅⋅果たしてちゃんとやれるのかしら?

も、もし中身のままの技術しかなくて周りから見限られたらどうしよう⋅⋅⋅ああ、どんどん不安が込み上げてきたー!!

 

 

もう自分の部屋に籠ってオナニーかましたいよ⋅⋅⋅

 

 

「あのぉ⋅⋅⋅えりな様もし疲れておいでなら今日はもうこの辺にして休まれてはいかがでしょうか?」

 

「⋅⋅⋅ううん、平気よ。それより緋沙子私の料理の試食をお願い出来るかしら?」

 

「え、えりな様の新作料理の試食⋅⋅⋅ああ、えりな様自らが私を指名して下さるなんて⋅⋅⋅光栄の極みです!えりな様ァァー!!」

 

⋅⋅⋅⋅い、いや単に緋沙子ちゃんならまだ他の人と比べてそんなに厳しい目を向けられないかなぁ~と気楽に頼んだだけなんだけどな⋅⋅⋅何だか胃が痛くなってきたわ⋅⋅⋅どうしよ⋅⋅⋅

 

うんうん唸っていると卵が目に入った。そうだ、アレなら私でも何とかなるかも!私は自室に行かずにその場で幸平流玉子ふりかけご飯を作った!

 

 

何だかやたらと手がイメージ道りにサクサクと動いてアッサリ出来上がったわね⋅⋅⋅⋅⋅?

 

 

「えりな様⋅⋅⋅⋅あ、あの⋅⋅⋅これって玉子ふりかけの様に見えるんですが⋅⋅⋅」

 

 

うん。分かる、わかるわその反応。

 

 

「ふふ、緋沙子ちゃ⋅⋅⋅緋沙子、目の前の物を只そのまま捉えるのは愚者の視線よ⋅⋅⋅本質をしっかり深く捉え吟味する⋅⋅⋅私はそれを体現したつもりよ?」

 

「はっ!わ、私は何と愚かな⋅⋅⋅未熟な私をお許し下さい⋅⋅⋅」

 

緋沙子ちゃんは深く腰を折り、頭を下げた⋅⋅⋅

 

いっ、言えない⋅⋅⋅本来この世界の主人公の品を我が物顔で自分の品で出しなおかつ、適当なそれっぽい事言って誤魔化してるなんて言えないィィー!!

 

 

「とっ、ともかくこれを熱々の白米にのせて⋅⋅⋅召し上がれ♥」

 

「は、はい!えりな様頂きます⋅⋅⋅」

 

緋沙子ちゃんが玉子ふりかけご飯を口に入れると⋅⋅⋅

 

「こ、これは鶏のまろやかな香りと旨味が卵に絡んで⋅⋅あっ、ああぁぁー!!」

 

 

 

⋅⋅⋅⋅⋅えっ、な、ナニコレ新戸緋沙子ちゃんの制服が破れ四方八方に飛び散り緋沙子ちゃんのエロエロボディが露になり、何処から出てきたのかはわからないが白い薄布で身体を纏い奇妙なポージングを決めた⋅⋅⋅!

 

数秒間立つと何故か元に戻ったわ⋅⋅⋅ホントにナニコレ?

 

 

「はぁはぁ⋅⋅⋅えりな様これは今までのえりな様の作られてこられた品とは明らかに異質です⋅⋅⋅貴女様は更に至高の頂きへと足を踏み入られたのですね⋅⋅⋅」

 

 

えぇぇ⋅⋅⋅ナニ言ってるのこの娘ー!?

私でも作れそうだから作っただけなのに⋅⋅⋅私も一口食べると普通に美味しい。

やたら高級嗜好の料理の試食をやらされたからほっとする物が食べたくなったからコレにしただけなのに何故?

 

とにかくこの場は切り抜けたわ!

 

私は後片付けをやり、夢心地の緋沙子ちゃんを支えて何とか部屋までついた。やっぱりこの学園無駄に広すぎるわね⋅⋅⋅

 

「よっと⋅⋅⋅」緋沙子ちゃんをベッドに寝かせて何とか一息つく。

 

ふう。私は普通に料理を作っただけなのに⋅⋅⋅?この世界の料理人⋅⋅⋅いえ、私の料理だからこうなったと考えるべきかしら?でも私女神様に突き飛ばされて何の特殊能力も付けて貰わずにこの世界のえりなちゃんに憑依しただけなんだけどな⋅⋅⋅

 

私はふと、前世で読んでいたネット小説の内容を思い出し、思わずステータスオープン!と腕を振ってみた。

 

「な~んてねっ、さーてオナニーでも⋅⋅⋅⋅」

 

目の前にステータス画面が出てきたよ!?がっ、画面を見ると⋅⋅⋅

 

 

薙切えりな(白石めぐる)

総合レベル42 スキル 魅力 セクハラ オナニー 調理 

 

 

な、何ですとー!?

 

本当に出たわステータス画面⋅⋅⋅でも何だか悪意を感じさせる項目ね⋅⋅⋅

 

 

色々検証してみたいけど⋅⋅⋅今は眠っている緋沙子ちゃんをオカズにしてオナニーじゃぁぁー!!

 

 

夢心地の緋沙子ちゃんのスカートを捲っておパンティーを観察⋅⋅⋅⋅おお⋅⋅⋅!!

これは素晴らしいピンクを基調としたシンプルかつエロさが極だちますなぁ~!!

 

緋沙子ちゃんが気がつく前におパンティーを脱がせて⋅⋅⋅⋅

 

 

「⋅⋅⋅んんっ~はっ!此処は?」

 

「あら、目が覚めた緋沙子?」

 

「えりな様⋅⋅⋅はっ?此処はえりな様のお部屋で⋅⋅⋅ベッドに!?も、申し訳ありませんえりな様!私はおいとまさせて頂きますー!!」

 

目覚めた緋沙子ちゃんは慌ててお部屋から出ていったわ⋅⋅⋅

 

 

 

 

⋅⋅⋅⋅⋅⋅つーかっ、セェェーフゥゥー!!

 

あ、危なかったわ⋅⋅⋅後、数秒遅れていたら全てが終わっていたわね。

 

正直欲をいえば緋沙子ちゃんのアソコの色合いとオケケの生え具合もチェックしたかったがそれは又の機会に⋅⋅⋅それに⋅⋅⋅

 

ムフフン♥今日の頑張った私のご褒美にして戦利品~♥ジャジャーン!緋沙子ちゃんの温もりが残ったおパンティーでーす♪

 

まずは匂いと温もりを深呼吸して味わう!くはー!!クラクラするわね♥

 

 

フンガッ、フンガッ、フンガッ♥

 

匂いをひとしきり堪能したら被る!

 

姿見で自分の今の姿を眺めて制服から豊満な胸をさらけ出してセルフ揉みしながら秘部をまさぐり自慰にふける⋅⋅⋅

 

やっぱり珍宝があればあのまま緋沙子ちゃんにぃぃーああぁぁー緋沙子ちゃぁぁーーん!!

 

次はおパンティーを裏返して口に含ませて味わう!くうー!!この部分に緋沙子オマンコが密着してたのねー!!

 

最後に自分の下着を脱ぎ捨て緋沙子ちゃんのおパンティーを履き、鏡にうつる自分の浅ましい姿を眺め緋沙子ちゃんの下着をグッチョリと愛液で滴らせて⋅⋅⋅⋅⋅

 

 

  きたきたきたきたー!!!

  くるくるくるくるー!!!

  フオオオオオオオー!!!

 

 

 

  滾ってきたぁぁーー!!!

 

 

 

 

     ☆☆☆

 

 

 

 

ふうゥゥ⋅⋅⋅⋅な、12回もイってしまったわ⋅⋅⋅パンティーの匂いと温もりを堪能し、パンティーを被り、パンティーを口に軽く含ませ、パンティーを履いてオナニーしたらもう⋅⋅⋅脳汁のドーパーミンが大量発生かまして全身で緋沙子おパンティーを余す事なく楽しんだわっ!!

 

 

フフフ⋅⋅⋅すっかりおパンティーはベトベトのグチョグチョねっ♥綺麗に洗濯して又、履いてる下着と交換しなきゃね♫

 

 

私は大満足して寝た⋅⋅⋅⋅お休み緋沙子ちゃん⋅⋅⋅いいお味でした、ご馳走様でした♥

 

 

 

次の日、私は薙切グループの黒服さんに頼んで幸平創真について調べて貰った。しかし⋅⋅⋅やっぱりヤのつく家業の人みたいだわね⋅⋅⋅

 

調べて貰った結果、あのイキリ定食太郎は遠月には入らず地元の高校を受験して合格。しかも幼なじみの女の子とお付き合いを始めたそうだ。

 

 

原作だと幼なじみの女の子は録に出番もなく、恋人候補からもフェードアウトしてしまい不遇な役割だったはず。

 

写真まであり、確認すると二人仲良く手を繋ぎ実に幸せそうにしている姿が写っていた。

 

どうやらこの世界では幸平創真は完全に遠月とは関わりが無く、目の前の幸せを享受しているみたいね。

 

⋅⋅⋅⋅何だか妙にほっとした様な、気が抜けたというか⋅⋅⋅まあ、あの娘も幸せそうな笑顔が眩しいから主人公の事はもういいかな⋅⋅⋅⋅

 

でもそれはそれとして、主人公不在だとどうなるか覚えている限りの原作知識をたどり、シミュレーションを脳内でしてみる。

 

ん、あ、あれ?主人公いないといきなり田所恵ちゃん詰んでない?

 

 

ヤバい⋅⋅⋅何とかしないと⋅⋅⋅田所恵ちゃんの救済の為に私は動く決心をした。

 

 

 

 

 

 



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えりな様は恵ちゃんと戯れたい

読んでくれてる皆様に感謝!


私は主人公が居ないと生じるデメリットに気がついた。 

 

まず最初の外国人教師の実習でE判定喰らって田所恵ちゃんが退学じゃん!

 

ダメよだめだめだめだめよォォー!!

 

恵ちゃんのさりげないおパンチラサービス、おさげとうなじと磨けば光輝く容姿に成長の余地のあるボディ⋅⋅⋅⋅此処で失ったら大損害よ!!

 

えっ?調理技術に野菜への鋭い感性はっ?ンなもんオマンコ⋅⋅⋅いやいや、オマケよ!!

 

来週の高校進学式が始まる前に根回ししておかなくっちゃ!

 

取り敢えず緋沙子ちゃんパンティーと自分をオカズにしてオナニーをば⋅⋅⋅⋅

 

コンコン!「ひゃっ!?」

 

つい変な声が出てしまったわ!

私はパンティーを隠し、私服を正してノックした人物を迎えたわ。

 

「お休みの所失礼します。あ、あの~えりな様⋅⋅⋅そ、その⋅⋅⋅えと⋅⋅⋅此方の部屋に~ナニか落ちていませんでしたか?」

 

緋沙子ちゃんは紅くなってモジモジしながら私に訪ねる。うん!ナニを探しているかは知ってるけどね♥

 

「えっ⋅⋅⋅と?ナニかってナニかしら?」

 

「へっ⋅⋅⋅⋅い、いえいえ大したモノでは⋅⋅⋅ハハッ⋅⋅⋅し、失礼しました!」

 

緋沙子ちゃんは勢い良く部屋から飛び出して行った⋅⋅⋅ゴメンね緋沙子ちゃん⋅⋅⋅もう何回かオカズにしたら綺麗して履いてる下着と交換するから待っててね!

 

そして私は落ち着いてオナニーにふけこんだ⋅⋅⋅♥あ~幸せ!でもやっぱり珍宝が欲しい⋅⋅⋅

 

 

 

 

 

とうとう高校進学式が始まり、私は一年の代表として皆の前に立った。

 

あ~やだなぁ~皆の視線が、注目が集まるのって凄いプレッシャーだよ⋅⋅⋅

まあ、そこは緋沙子ちゃんの堅実なサポートにより何の失敗もなく終えた。

 

 

それにしても男子生徒の9割方が私を、えりなちゃんをやらしい目線で見てたわね。全く腐れ童貞がっ!まあ、私も緋沙子ちゃんや司会進行役の川島麗ちゃんや、水戸郁魅ちゃんとかをやらしく観察してたからお互い様だけどね!

 

 

そして慌ただしい日々が過ぎて⋅⋅⋅私は見事田所恵ちゃんと同じクラスで実習の時もペアを組めた。

 

 

実習は、自室で料理を作ろうとすると頭に正確なレシピが思い浮かび身体が自動的に最適な動きをして様々な料理を最高レベルで作り出せた。その事実に自信を持ち挑んだのだが、やはり恵ちゃんは緊張しまくりで動きが硬くなり少しだけ焦ったわね。

 

後ろの態度が悪く恵ちゃんを見下している男性ペアは私が軽く圧をかけた睨みでビビり自滅して退学していった。ざま~♫

 

勿論私たちペアはA判定で合格!やったね!

 

「あ、ありがどぉ~!!薙切さんのおかげで私、退学はまぬがれたよぉ~。でもどうしてこんなに私に親切にしてくれるの?」

 

 

建前

「田所さん貴女は落ち着いて作業すれば素晴らしい仕事が出来ると私は確信しているのよ。だからもっと自分に自信をお持ちなさい」

 

本音

(ウフフ⋅⋅⋅それはね⋅⋅⋅お前を食べちゃうからさー!って赤ずきんちゃんかっ!

まあ、いずれ美味しく頂くけどね⋅⋅⋅ウヒヒ⋅⋅⋅)

 

「な、薙切さん⋅⋅⋅⋅」

 

「フフフ⋅⋅⋅私の事はえりなでいいわよ。私も恵さんと呼ばせて貰うから⋅⋅⋅」

 

「は、はい!えりなさん!」

 

くっは~!ヤッベェー可愛い!今履いてるおパンチュ何色かな?あ~気になる気になる。緋沙子ちゃんのおパンティも気になる⋅⋅⋅よし!二人を私の料理でメロメロにしておパンティーを貰おう!

 

 

こうして私は最高の食材を使って最高レベルの技術で品物を作り、二人を試食という名目で誘い、メロメロにして服が破れて裸体をさらけ出す幻覚めいた現象をありがたく思い、二人を夢心地にして意識を一時的に眠らせてありがたくスカートを捲って下着を拝んだ。

 

 

恵ちゃんは白でスタンダードなタイプだった。もうちょっと冒険してもいいと思うので代わりに黒のヒモパンを履かせて進呈した。

 

緋沙子ちゃんはとんでもなく大胆に少しスケスケのメッシュタイプの涼し気な、これからの季節にぴったりの一品だった。因みに色はブルーだった♥

 

 

私はまだ目覚めない二人のお股をここぞとばかりに観察した。

 

恵ちゃんは年の割にオケケは薄くオマンコもピッタリと閉じておりオナニー経験は恐らく皆無だと推理した。

 

緋沙子ちゃんのオマンコは年相応にオケケが生えており欲情を掻き立てる淫靡なモノだった。オマンコは少しクリちゃんが大きいのでもしかしたらオナニーは頻繁にしてクリトリスを中心に弄るタイプと推理した。

 

 

ふうー⋅⋅⋅⋅堪能しました♥ばれない様にしっかり代わりの下着を履かせてスカートを正した。

 

しっかりスマホで撮影してあるのでオカズとしてしっかり活用して色合いもじっくりと検証してみよう!

 

 

 

 

「んん⋅⋅⋅あれ、私眠っちゃってたべさぁ~?」

 

「ん⋅⋅⋅⋅あっ、えりな様申し訳ありません。えりな様の手料理を振る舞って下さったのに眠りこけるとは我ながら弛んでいる⋅⋅⋅」

 

「きっと普段の疲れが一気に出たのよ。何時も私の為に懸命になって働いてくれてるでしょう?自分の事もあるのに疲れて当然よ⋅⋅⋅

気にしないで緋沙子ちゃん♥

恵ちゃんも普段から緊張し過ぎて身体に疲労が蓄積していたのね」

 

 

「え、えりな様⋅⋅⋅今、ちゃん付けで⋅⋅⋅」

 

 

ハッ!Σ(゚Д゚)しまったわ!気が緩んでついちゃん付けしてしまった⋅⋅⋅⋅

 

「あ~え~と⋅⋅⋅⋅つい、馴れ馴れしくしてゴメンな⋅⋅⋅」

 

「とんでもありません!えりな様にちゃん付けで呼ばれるなんてとても⋅⋅⋅とても嬉しいです!も、もしこれからもよろしければプライベートな時だけで良いのでそう、呼んで頂けますか?えりな様⋅⋅⋅」

 

「わ、わだずも距離がぢがづいで嬉しいべさぁぁ~!!遠慮なくちゃん付けで呼んでけれ!」

 

二人の気持ちが純粋に嬉しい⋅⋅⋅⋅!

 

「わかったわ⋅⋅⋅♥そうするわね。後⋅⋅⋅私もプライベートでは様付けやさん付けせずにちゃん呼びが嬉しいかな⋅⋅⋅⋅」

 

「はい!」「分かりました!」   

 

 

 

う~ん⋅⋅⋅⋅密かにおパンティ交換してスマホにお股の写真を撮ってオナニーのオカズにしている事に今さらながらに罪悪感が沸いてきたわね⋅⋅⋅でも、その罪悪感が又、オナニーライフをより高みに昇らせるのよね⋅⋅⋅

     

 

時間も時間なので二人はそれどれの自分の部屋へと戻っていき⋅⋅⋅私は⋅⋅⋅⋅

 

 

 

オナニーの時間だぁぁーー!!!

 

 

 

     ☆☆☆

  

 

 

今日は実に贅沢で豪華な二品のオカズで構成するわよ!

 

 

まずは恵ちゃんのオーソドックスで色気が若干足りないけれどそれはそれで素晴らしい白バンチュ⋅⋅⋅素敵な一品よ!

 

表側裏側とまだまだ未成熟な雌の匂いがして可能性を感じさせるわぁ~!!取り敢えず顔に装着して

 

 

    クロス・アウ(脱衣)

 

 

でもまだ、自分のパンティーとニーソックスはそのままよっ!

 

私は深呼吸して自らの体細胞が活性して行くのが手に取る様にわかったわ。これが⋅⋅⋅波○の呼吸法⋅⋅⋅⋅!

 

そのまま自らのオマンコをまさぐりオナニーだっ!あっという間にイッた私は次に緋沙子ちゃんの大胆なブルーのメッシュタイプのヒモパンティーを被った⋅⋅⋅

 

緋沙子ちゃんの僅かながらに染みている恥ずかしい体液を私は敏感に感じとりなんというか⋅⋅⋅人間を止めてもいい感じの多幸感に包まれた⋅⋅⋅⋅ウリリリィィ~!!

 

私は本日二度目の絶頂に至った⋅⋅⋅⋅

 

 

次に私はスマホで撮影した二人のオマンコをじっくりと眺めてスローペースでオナニーを始めた。

 

恵ちゃんの薄いオケケとピッタリと、閉じたマン筋が私の脳細胞を刺激してくる。

 

はぁはぁはぁ⋅⋅⋅イク、イク、イクー!!

 

次は緋沙子ちゃんのオケケとオマンコをスマホで眺める。

 

緋沙子ちゃんの年相応のオケケは見るものの欲情を掻き立てる。キレイ♥

オマンコは少し開いてピンク色の内部を映して淫靡な雰囲気が高まる。

 

クリちゃんはやや大きくやっぱりオナニーはクリ派何だと確信してオカズにして高速オナニーで私はイキ果てた⋅⋅⋅⋅

 

 

その後の私は二人のパンティーを交互に履き、姿見で浅ましく淫らに自慰にふける自分自身(薙切えりな)をオカズにする。

 

 

 

 スッゲー滾ってきたぁぁー!!

 

 

 

      ☆☆☆

 

 

 

やっぱえりなちゃんはエロ可愛い過ぎ~♥出来る事なら前世のふたなりとなった私でガッツんガッツん犯したいものだわ⋅⋅⋅

 

オナニーで残りのライフを全て削った私はそのまま心地の良い微睡みにはまって意識が落ちていった⋅⋅⋅

 

 

 

次の日、評議会で目立った実績を残していない研究会を私自らが出向いて潰し、その場所を頂く食戟を始めた。

 

 

はぁ~そういやまだ、ステータスを良く検証していないわね⋅⋅⋅⋅まあ別にいいか⋅⋅⋅それにしてもちゃんこ鍋か⋅⋅⋅まあ、美味しいとは思うけどこの神の舌の前だとやっぱり物足りなく思えるわね。

 

 

あっさりとケリを着けて評議会へ戻ると水戸郁魅ちゃんが待っていた。

 

「郁魅ちゃ⋅⋅⋅郁魅さんご機嫌よう⋅⋅⋅調子はどうかしら?」

 

「は、はい!えりな様、体調は万全です!これから私は丼研究会に食戟を挑んできます!必ず吉報を届けますので暫しお待ちを」

 

う~ん⋅⋅⋅⋅この娘も私⋅⋅⋅えりなちゃんを心から慕っているのよね⋅⋅⋅罪悪感がまた盛り上がるわね。

 

実は私は覚えている原作知識を使って先回りと根回しをして丼研究会に入れ知恵をしてあるのだ。

 

 

何しろ場をかき回す主人公不在のこの世界、代わりに私がでしゃばるしかないのよ。

 

 

丼研には比較的安いお肉でも美味しく食べられる、これまた主人公の品物のパクりであるシャリアピンステーキ丼を伝授してあるのだ。

 

 

丼研部長からは大層驚いていたな⋅⋅⋅

 

 

何しろ高級嗜好、エリート意識のすこぶる高いえりなちゃんである私がこんな庶民の代表的な品を出すんだから研究会の皆さんを驚愕させてしまった。

 

「な、何故此方の味方をしてくれるんだ?あんたは向こう側の人間だろう?」

 

「此方側、アッチ側⋅⋅⋅特にそんな事興味は無いわね⋅⋅⋅しいて言うなら私自身側の一方的な都合ね⋅⋅⋅」

 

 

そう、郁魅ちゃんを敗北させて、精神が折れそうな所を一気に落とす!唯でさえ、えりなちゃんに信望しているあの娘が自信を無くしているタイミングで私が⋅⋅⋅グフフ⋅⋅⋅楽しみ~!

 

 

暫くすると郁魅ちゃんの食戟の結果が舞い込んできた!

 

 

結果は⋅⋅⋅⋅引き分け(ドロー)⋅⋅⋅⋅⋅ホゲェ!?

 

 

な、何で⋅⋅⋅?あ、そうか!同じ品物でも作り手の技量によって差が出てくるわね!本来なら主人公創真が作るのに、今回はあの料理人目指している人間とは思えない髪型の丼研の部長だものね⋅⋅⋅

 

 

イヤーしくじったわ⋅⋅⋅こうなると水戸郁魅ちゃんの成長の変化がどうなるのか読めなくなるわね⋅⋅⋅まあ、そこはダメなら駄目と諦めましょう。

 

 

少なくとも彼女のポテンシャルなら自力でどうにかなりそうだし⋅⋅⋅

 

 

緋沙子ちゃんに恵ちゃん、後、いずれ出逢うであろうアリスに川島麗ちゃんも居るしまあ、そんなに気張らくてもいいか⋅⋅⋅

 

 

でも気になるから様子を見に行きましょう。

 

 

 

 

 

 



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えりな様は奔走する

色々と細かい部分やら時系列が少しおかしいとは思いますが、まあ所詮素人の趣味の投稿と言うことで多目に見てください。


食戟の結果が引き分け(ドロー)な為、郁魅ちゃんがどうなるか少し気になった私は郁魅ちゃんの調理室へと足早に向かった。

 

調理室へ着くと郁魅ちゃんは備品やら研究資料やらを片付けている最中だった。

 

「郁魅ちゃ⋅⋅⋅郁魅さん!?何をしているの!?」

 

「⋅⋅⋅えりな様⋅⋅⋅私はえりな様の期待に応える事が出来ませんでした⋅⋅⋅申し訳ありません。今、自主的に調理室を片付けている最中です⋅⋅⋅」

 

ちょっと待ってぇぇ~!!何でこんなに潔いい行動してるのぉぉー!?精神が折れて私に泣きつくと思っていたのにぃぃ⋅⋅⋅

 

「しょっ、食戟の結果は引き分けだったじゃない⋅⋅⋅別にそこまでする必要は⋅⋅⋅」

 

「いいえ、えりな様。今回の食戟で対戦相手の品⋅⋅⋅丼物で私は肉という一つの事にこだわり過ぎて他の食材との調和を蔑ろにしている事に気づきました。このままではえりな様の側近として余りに恥ずかしい⋅⋅⋅なので私は調理室を閉め、丼研に移り肉を軸にしつつも他の食材の調和について探求するつもりです。今迄色々と本当にありがとうございました。」

 

 

⋅⋅⋅⋅⋅えぇぇ~ナニコレ!?この娘こんなに潔く行動できる娘だったけ?もう少し私⋅⋅⋅えりなちゃんに執着してなかったっけ!?

 

 

ハッ!そうか!本来なら主人公の幸平創真の存在が私に対する執着になって歪んでいたのが代わりに丼研の部長との対戦結果から自分に足りない物を真っ直ぐに見つめて自ら行動を始めたのね。

 

う~ん⋅⋅⋅結果的には水戸郁魅という一人の未来ある料理人が更なる成長のきっかけとなったからいいけど⋅⋅⋅

 

何かモヤモヤするぅぅ~!!

 

でも無駄に引き止めてもそれは私⋅⋅⋅えりなちゃんの性格的にあり得ないし、何より食戟のルール的にも反して、十傑評議会にも依怙贔屓として捉えられるわね。

 

ぐぬぬっ⋅⋅⋅仕方がない。ここはクールに薙切えりなちゃんらしく決めるしかない。

 

「水戸郁魅さん⋅⋅⋅今回の結果を厳粛に受け止め、今の自分に足りない部分に気づき、自ら潔く行動を始めた貴女を私は誇りに思います⋅⋅⋅更なる研鑽を積み上げ成長した貴女に期待します。ごきげんよう⋅⋅⋅」

 

「えっ、えりな様⋅⋅⋅!ありがとうございます」

 

私は水戸郁魅ちゃんを雰囲気にかこつけて抱きしめた。ギュッ⋅⋅⋅

 

「えっ、えりな様!?」

 

ムギュゥゥ~!!

 

くはぁぁ~♥柔らか~い♥あったか~い♥良い匂いする~♥

 

「あっ、あの?え、えりな様⋅⋅⋅?」

 

私は水戸郁魅ちゃんと密着して抱きしめながらお尻や胸をさりげなく揉んだわ。そう!あくまでさりげなくよ!!

 

「えりな様⋅⋅⋅そ、そろそろ離して頂けませんか?あと、その⋅⋅⋅胸とお尻を揉むのは⋅⋅⋅⋅?」

 

「あっ!そ、そのゴメンなさい」

 

「い、いえ⋅⋅⋅では片付けの続きがありますので⋅⋅⋅」

 

ちぇっー!!もうちょっと堪能したかったなー!!

 

しょうがない。足りない分はオナニーのオカズにしよう⋅⋅⋅

 

こうして私は水戸郁魅ちゃんの調理室を後にした。

 

 

帰り道を歩いているとバッタリとあの薙切アリスに出会ったわ。あ、お付きの⋅⋅⋅何だっけ?名前忘れた⋅⋅⋅まあ、とにかくお付きの男子を従えて私の前に現れた。

 

 

「おっひさー!!えりなー!私もこの学園に編入してきたわ!こっちはスカウトしてきたリョー君よ!」

 

「⋅⋅⋅⋅ウス⋅⋅⋅どうも⋅⋅⋅⋅」

 

「ん、もう!リョー君、身体の向きが甘いわよ!それじゃ、ミステリアスな雰囲気が台無しよ!プンプン!」

 

「⋅⋅⋅スンマセン⋅⋅⋅お嬢⋅⋅⋅」

 

 

ああっ!思い出した。彼の名前は黒木場リョウ。高い実力を持つ料理人⋅⋅⋅まあ、野郎はどうでもいいか。はぁ~⋅⋅⋅それにしても薙切アリス⋅⋅⋅綺麗で実に良い身体してまんにゃ~♥

 

ツヤのある髪に白くキメの細かいお肌、透き通った瞳⋅⋅⋅お胸のデカさに引き締まった腰回り、お尻と太もも⋅⋅⋅たまりませんな~♥

 

よーし!久しぶりに再会したという事で抱きつこう!

 

「わーい!久しぶりー!アリスちゃ~ん♥」

 

私は無邪気を装ってアリスちゃんに抱きついて、もちろんあの巨乳を揉んだわ!ウヘヘヘ⋅⋅⋅♥

 

 

「えっ?ええぇぇ~!!??てっ、ちょっとえりな!?貴女そんな性格だったかしら?あと、どさくさに胸を揉まないで!リョー君も見てないで助けなさいよ!」

 

「⋅⋅⋅いや⋅⋅⋅せっかくの再会のスキンシップに水を差すのも悪いと思いまして⋅⋅⋅」

 

「なに言ってるのよ!明らかにコレおかしいでしょっ!ちょっと!えりな!お尻まで揉まないでー!!」

 

アリスちゃんは本気で嫌がり始めたので私は仕方なく離れたわ。はぁ~それにしてもイイモノをお持ちで⋅⋅⋅ジュルリ!

 

「ハァハァ⋅⋅⋅え、えりな貴女そんな性格だったかしら?明らかにおかしいわよ!」

 

「おかしくはなくってよ?久しぶりに再会した可愛い従姉妹に無邪気に抱きつくなんてよく有ることよ?それに女の子同士なんだから気にする事は無いわ」

 

「抱きしめるならまだしも、胸とお尻を揉むのは気にするわよっ! 

ハァ⋅⋅⋅もういいわ⋅⋅⋅とにかく私が言いたい事は唯一つ⋅⋅⋅貴女に変わって私がこの遠月学園のトップになってみせる!せいぜい今の内に女王の地位を噛み締めて置くことね⋅⋅⋅」

 

「フッ⋅⋅⋅良いわよアリスちゃ⋅⋅⋅アリス。私は何時でも受けてあげるわよ⋅⋅⋅

(主にお着替えの最中とか、お風呂の時とか、ベッドの中でとか!)」

 

 

「⋅⋅⋅えりな⋅⋅⋅」

 

「なに?どうしたのかしら?私に怖じ気づいたのかしらぁ⋅⋅⋅?」

 

「そうじゃなくって!何で、スカート捲って私の下着を見ながら言ってんのよぉ!?リョー君も黙って見てないで何とかしなさいよっ!」

 

「⋅⋅⋅イヤ⋅⋅⋅止めようとしたらその人、俺を殺す感じの殺気を放ってきたんで⋅⋅⋅スンマセン⋅⋅⋅」

 

「えりなも何時まで私の見てるのよ!」

 

この後、私は黒木場リョウに剥がされアリスちゃんからギャンギャン文句を言われて別れたわ。因みにアリスちゃんのおパンチュは滑らかな素材のシルク製のベージュのヒモパンだったわ♥

 

 

はぁ~⋅⋅⋅ちぇー⋅⋅⋅あともう少し位堪能したかったなぁ⋅⋅⋅まあ仕方ないか⋅⋅⋅よし、帰って感触を思い出しながらオナニーよっ!!

 

 

無駄に広い学園から帰ると何かの資料を持っている緋沙子ちゃんが出迎えてくれた。

 

「ただいま、緋沙子ちゃん♥」

 

「えぇ~っと⋅⋅⋅お、お帰りなさいませ、えりなさぁ⋅⋅⋅ちゃん⋅⋅⋅?」

 

さすがに急にちゃん付けは慣れないらしく、やたらギクシャクして私をちゃん付けして出迎えてくれた♥

 

「すみません⋅⋅⋅その、何と申しましょうか⋅⋅⋅やはり畏れ多くて⋅⋅⋅」

 

「フフッ⋅⋅⋅仕方ないわ。今までが今までだったもの。徐々に慣れて行きましょう!」

 

「はい!えりな様!⋅⋅⋅⋅あっ⋅⋅⋅」

 

私は思わず苦笑した。

 

 

その後、緋沙子ちゃんの持ってきてくれた資料を見るとそれは、宿泊研修のしおりだった。

 

そう、来週からいよいよ始まるのね⋅⋅⋅

 

この『食戟のソーマ』の世界に於いて、そして何より田所恵ちゃんにとっても最大の山場となる宿泊研修がっ!

 

 

正直今の田所恵ちゃんにはまだまだ不安要素がある。オマケに主人公のイキリ定食太郎(幸平創真)が居ないという最大の不安要素が私の胃を締め付ける。

 

う~ん⋅⋅⋅何とか同じグループに成ればどうにかして主人公の代わりに私が介入して解決出来そうなんだけどな。さすがにコレばかりは根回しや権力ではどうにもならない。何故なら私自身も試される側な為、そうそう自由に先回りが出来ないだ。

 

それにこれ迄はどうにか過去のえりなちゃんの積み重ねた研鑽におんぶ抱っこでやってこれたが今回の宿泊研修では楽観的には馴れそうにない。

 

原作の記憶を辿っても宿泊研修の内容は余りにハードすぎる。知識と技が有っても体力、精神力がついて来れるか非常に不安なのだ。

 

 

あ~ストレスとプレッシャーが胃に突き刺さる⋅⋅⋅

 

 

えぇぇーい!!そんな時はオナニーよっ!!

 

 

 

私はベッドに横たわり目を閉じ、静かに深呼吸する。すると今日抱きしめた郁魅ちゃんとアリスちゃんの柔らかな温もりと感触を思い出す⋅⋅⋅

 

郁魅ちゃんとアリスちゃんの乳、尻、太もも⋅⋅⋅アリスちゃんのベージュのヒモパンチュ⋅⋅⋅⋅

 

 

   

   フオォォォー!!!

    

   細胞が躍動するぅー!!

   

   滾って来たー!!!

 

 

 

     ☆☆☆

 

 

 

私は瞳を閉じて網膜に映る郁魅ちゃんとアリスちゃんの身体をオカズにして果てた⋅⋅⋅⋅

 

ハァハァハァ⋅⋅⋅まだよまだまだ⋅⋅⋅お次は洗濯籠の中から密かに持ち出した緋沙子ちゃんの恥ずかしい染みが付いたおパンティーよっ!!

 

あっ、因みに前にオカズに仕様したおパンティーは残念ながら耐久値を超えてボロボロになって御臨終を迎えてしまったので同じのを買って洗濯籠に入れて置いたわ。

 

 

私は緋沙子ちゃんの洗濯前の恥ずかしい染み付きおパンティーを広げた。

 

色は淡い桃色でレースの刺繍がついた高級感溢れる一品で真ん中の部分にやらしい染みがついている。コレは履いたまま、オナニーをして愛液で汚してしまった何よりの証拠よ!

 

私の全細胞も泡立つ感じで奮い立っている!

 

ハァ~♥素晴らしいお宝ね⋅⋅⋅薙切えりなに憑依してから幾度も緋沙子ちゃんのおパンチュをオカズにしてきたが、今回の品は過去最高の品だわ!!

 

信頼の置ける秘書、側近にして親友で仲間の緋沙子ちゃんに対して多少の罪悪感はあるけど目の前にあんな可愛い女の子が居たんなら皆、絶対同じ事すると私は思うの!

 

だから私は⋅⋅⋅ベッドの上に広げた緋沙子ちゃんオナニー汁付きおパンティーの前に正座して手を合わせ⋅⋅⋅⋅

 

「新戸緋沙子ちゃんという存在に感謝を込めて⋅⋅⋅いただきます!」

 

私は染み付きパンティーを顔に装着して深く、深く⋅⋅⋅より深く深呼吸をした。

 

 

コォォー⋅⋅⋅ホォォー⋅⋅⋅オォォー!!

 

 

震えるわよハート!萌えつきるほどヒート!!ハァァァッー刻み込め呼吸のビート!

 

   

  薄桃色の波紋疾走(ライトピンクオーバードライブ)!!!

 

 

私の全細胞が今までにない位活性化して何かが覚醒してゆくぅ~♥

 

すると脳裏に緋沙子ちゃんのオナニーしている情景が見えてきた!?   

 

理屈は分からないけどこれは確実に本当この事だと私は確信した。

 

 

緋沙子ちゃんは自室の椅子の上で蓋をしたボールペンでパンティーの上からマン筋に沿ってなぞり、自慰に耽っていた。

 

「うっ、ハァハァ⋅⋅⋅え、えりな様、えりな様⋅⋅⋅いけないとわかっているのに⋅⋅⋅んんっ⋅⋅⋅♥ダメ⋅⋅⋅止められない!止められないよぉぉ♥」

 

映し出される映像の中で展開されている緋沙子ちゃんのオナニー風景に私のアソコはいつになく、グッチョリと濡れた。てかっ、私をオカズにしてるっ!?嬉しいよぉ~♥

 

 

緋沙子ちゃんはボールペンを更に速く強く擦りつけ、どんどん下着に恥ずかしい染みを分泌した。

 

「あっ♥あっ♥えりな様えりな様ァァ!!気持ち良いよぉ⋅⋅⋅⋅♥」

 

とうとう緋沙子ちゃんは片手で自分の胸を揉みながらパンティーの中に手を突っ込み、一心不乱にクリちゃんを指で弄り始めた。

 

「ふっ、ふっ、ひぐっ♥う、う、あ"ぁ~あ"ぁ~!!」

 

緋沙子ちゃんは涙と涎をだらしなく流してより一層手の動きを速めた。そしてついに⋅⋅⋅

 

「ん、ぐうっ!?ん"ん"ん"っ~!!♥」

 

緋沙子ちゃんは絶頂に達した♥

あ~ん緋沙子ちゃんのイキ顔カワイイよぉー!!

 

 

オナニーを終えた緋沙子ちゃんはグッタリとしてしばらく放心していた。いやぁ~素晴らしい映像を見せて貰いました!実は私も緋沙子ちゃんの自慰に合わせてイっちゃいました♥ 

 

よぉーし!夜はまだまだこれからよ~!!

     

     

 

 

     ☆☆☆ 

 

 

 

 

はふぅ~♥燃えたわ⋅⋅⋅萌え尽きたわ⋅⋅⋅

あの後ムシャぶったり、履いたりして心行く迄堪能しつくしたわぁ⋅⋅⋅⋅♥ストレスから解放されてリフレッシュしまくったわ!

 

緋沙子ちゃん⋅⋅⋅ありがとう⋅⋅⋅♥

 

明日は久しぶりの完全オフ!ゆっくりと二度寝を楽しもう!予定は休みを1日貰い、5日間はハードな予定になっている。何しろ来週から宿泊研修の為スケジュールが前倒しなのだ。

 

 

私は緋沙子ちゃんパンティーを被ったまま、健やかな眠りについた⋅⋅⋅

 

 

 

次の日、心地の良い二度寝を満喫した私はずっと後回しにしていたステータス画面の検証を試みた。

 

画面が浮かび上がりじっくりと見ると

総合レベル56と上がっていた。

 

スキルの調理をしっかりと見ると、

 

調理レベル92

 

作った料理に回復、微睡み、幻覚作用⋅⋅⋅と表示された。

 

 

⋅⋅⋅⋅ちょっと待って何なのよこれわっ~!?

 

 

 

 



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えりな様は心配する

完全オフの日の二度寝から目を覚ましてステータスを検証したら、ナニやら不穏なスキル説明が出てきた。

 

作った料理に回復、微睡み、幻覚と出た。

 

回復の説明文を読むと作った料理に任意で体力、精神力の回復効果が付与できると書いてある。

 

 

微睡みも調理した本人の任意次第で追加効果が付与出来ると書いてある。

 

試食で緋沙子ちゃんと恵ちゃんが眠りについたのは微睡みの効果だったのね。どうやら無意識に追加効果を乗せてしまった様だわ。お陰でおパンティーとお宝映像を入手出来たので良しとしよう。

 

だけど、幻覚ってのはヤバくない?私の料理を食して奇妙な現象が起こるのはコレのせいなのね⋅⋅⋅まあ、今の所誰かが酷い目に合う訳じゃないから別にいいかな?

 

 

スキルの魅力は99と数字が出ており、下の方に説明文が出てきて内容は本人、言葉、作る料理に補正がかかり、人々を惹き付ける力が有ると出てきた。

 

薙切えりなちゃんの類い稀なカリスマ性、言動、料理がやたらと魅力的なのはコレの影響なのかな?

 

次にセクハラ⋅⋅⋅なにコレ?レベルは13となっており、説明文があるので読むと女性にセクハラ行為を実行する際、相手への嫌悪感、精神的ダメージを軽減出来ると書いてある。

 

あ~⋅⋅⋅それで緋沙子ちゃんを始めとして郁魅ちゃんやアリスちゃん達から然程悪感情を向けられずに済んでいたのはコレのスキルの恩恵だったのね。

 

 

そして最後にこのスキル、オナニー!

 

 

よく見るとレベル118となっている⋅⋅⋅コレだけやたらとレベルが高くない?

まあ、納得出来る高さではあるんだけどね。

 

内容はオナニーの行為回数とイッた回数、快楽の深度によりレベルアップし、恩恵は本人がオナニーする毎に肉体が細胞レベルで活性化して生命力を強くし、老化を送らせ寿命も伸びると書いてある。

 

それ凄くない!?つい、気分が高揚して思わず波○の呼吸法みたいなイメージを出したが、あながち外れてはいなかったのね。

 

しかも更に凄いのはオナニーのオカズに使った人物やそれに関連した物でオナニーした場合、オカズにされた人物をもレベルアップの恩恵を受けられると書いてあった。

 

つまり、緋沙子ちゃん、恵ちゃん、郁魅ちゃん、アリスちゃん達もレベルアップしているって事になる。

 

それスッゴーい!それじゃ皆がレベルアップして強く!凛々しく!美しくなるのね!

 

 

⋅⋅⋅⋅んっ?この時私の中でナニかが引っ掛かった。今の私は外身は薙切えりなだけど、中身はえりなちゃんに憑依している白石めぐる⋅⋅⋅えーとつまり私自身(薙切えりな)をオカズにしてるって事は相乗効果でレベルアップを果たしているって事じゃないかしら?ちょっとややこしいけどね⋅⋅⋅

 

そうでなければ凡人である私の力では今に至る迄比較的スムーズに試験を突破し、人間関係も上手くいかなかったんだろうな。

 

 

結論⋅⋅⋅よぉーし!これからも緋沙子ちゃんと恵ちゃん達を中心にオカズにして、あ~んな事やこ~んな事も⋅⋅⋅グフフフ、ムフフフ⋅⋅⋅♥

 

 

スキルの検証ですっかり目が覚めた私はせっかくのオフなので緋沙子ちゃんを誘って外に遊びに行く事にした。

 

緋沙子ちゃんも今日はオフだから大丈夫な筈だ。

 

私は着替えて緋沙子ちゃんのお部屋を訪れ、扉をノックした。

 

   コンコンッ⋅⋅⋅⋅⋅

 

 

⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅あれ?返事が無い。お留守だったかな?だけど何故か部屋の中に人がいる気配がしっかりと感じられる。これもスキルの恩恵なのかな?

 

意識を集中して耳を澄ませると咳き込む声が聴こえた。まさか!?

 

私はつい、ドアノブを思わず廻すと鍵が掛けられておらず、あっさりと部屋に無断侵入してしまった。

 

「緋沙子ちゃん!!」

 

「ゴホッゴホッ、ケホッ⋅⋅⋅え"、え"り"な様⋅⋅⋅入っては"い"け"ません⋅⋅⋅風邪が移ってし"ま"います"」

 

ベッドの上で酷い風邪声で苦しそうに咳き込みながら私に移さない様に健気に注意を促してくれてる。

 

「そんな事言ってる場合じゃ無いでしょう!?食事はした?お薬は!?」

 

私は焦り、狼狽え、つい大声で喚いてしまった!あ~もう!病人に向かって私は何やってんだろう。

 

「も"っ、申し訳有りま"せ"ん、え"り"なさ⋅⋅⋅ち"ゃん⋅⋅⋅⋅」

 

喋るのも、呼吸をするのもツラいのに律儀に謝罪する緋沙子ちゃんの額に手を当てる。かなり熱が高い!私はスマホで薙切グループのお抱え医師に連絡して早急に来てもらう様に要請した。

 

「緋沙子ちゃん⋅⋅⋅いつから症状は出ていたの?」

 

「昨日の"夜頃か"ら"体が気だるい感じがして"今朝、急にこ"の"様な状態に"⋅⋅⋅⋅情け"ない姿を"え"り"な様に"晒して"し"まい⋅⋅⋅申し訳⋅⋅⋅」

 

「謝らないで!もう、わかったから⋅⋅⋅安静にしてて⋅⋅⋅」

 

「は"い⋅⋅⋅」

 

 

緋沙子ちゃん⋅⋅⋅今、私に出来る事を⋅⋅⋅!!

 

まず、汗ばんだ身体を清潔にして衣服を着替えさせる。そして大事な水分補給!それに軽くて少しでも良いから何か滋養に良い品を作り胃に入れておかないと!

 

私は邪な気持ちを捨てて洗面所に向かい洗面器にお湯を注ぎ、タオルを持ってきて緋沙子ちゃんを脱がした。

 

緋沙子ちゃんは狼狽えたりはしたが録に抵抗出来ず私にされるがままだ。

 

お湯でアツアツのタオルを絞り身体の汗を拭い、勝手にタンスから着替えを出して着替えさせた。

 

私は自室の冷蔵庫からスポーツドリンクを持って来て緋沙子ちゃんに飲ませる。水分補給は此れで良いとして⋅⋅⋅何か食べる物を⋅⋅⋅

 

私は自室の調理台に立ち、意識を集中させた⋅⋅⋅風邪で弱っている状態ならすっきり、あっさりとした品を⋅⋅⋅!!

 

薙切えりなちゃんの記憶と白石めぐるの原作知識を私は掘り下げた。よし!あれを作ろう!  

 

 

私は幸平流のリンゴ洋風がゆ(リゾット)を作った!(ベーコンは小さく刻み、リンゴは、より細かくして柔らかく煮込み、黒胡椒は控え目にアレンジ)

作っている最中、私はスキルの内容を思い出していた。

 

確か任意で回復の効果を付与出来る筈⋅⋅⋅!私は意識を集中させ、回復効果出来るイメージを強くして品を完成させた。

 

 

緋沙子ちゃんの部屋に運ぶとスポーツドリンクで水分補給したせいか幾分顔色が良くなっている。

 

「はい、お待たせ。リンゴの洋風がゆ(リゾット)よ!無理せず食べられる分だけ口に入れれば良いからね。」

 

「えりな"様⋅⋅⋅私の"為に⋅⋅⋅勿体無いです。感激の"気持ち"で一杯です⋅⋅⋅」

 

「そんな事考えなくていいから⋅⋅⋅あっ、そうだ!私が食べさせて上げるね!」

 

私はスプーンでリゾットを掬ってフーフーして緋沙子ちゃんの口に運んだ。

色っぽい唇でリゾットを啜ると⋅⋅⋅

 

 

「ハウッ、あぁぁー!!!???」

 

 

緋沙子ちゃんの身体から豊潤なリンゴの香りが爆発し、なおかつ、目映(まばゆ)いオーラ的なモノが(ほとばし)っていた⋅⋅⋅⋅⋅ナンだコレ!?

 

 

「えりな様ー!!これはとても美味しいですぅぅー!!素晴らしい一品です!まるで身体中の細胞が生まれ変わり生命エネルギーが溢れるかの如くですぅぅー!!」

 

イヤいや!実際に肉眼で確認できる位エネルギーが溢れてるわよ?緋沙子ちゃんの髪と肌は煌めき何と云うか⋅⋅⋅少年漫画の覚醒を思わせるワンシーンになっている⋅⋅⋅⋅

 

私⋅⋅⋅只のリゾットを作っただけなんですけどぉぉー!?

 

確かに回復スキルが付与出来る様に意識を集中して盛り込んだつもりよ?

だけどこんな野菜の名前の民族が出てくる作品みたいな効果を盛ったつもりは無いわよっ!

 

 

「えりな様ァァー!!今なら私は空を飛び、惑星(ほし)すら砕けそうですゥゥー!!」

 

緋沙子ちゃん!それ、単なる錯覚だから!お願いだからベッドで大人しく寝ててっ!?

 

ハチャメチャなやり取りをしているとスマホで要請した医師の方が来て下さり緋沙子ちゃんを診察したが、結果は何も異常はなく無駄足を踏ませてしまったわ。

 

 

⋅⋅⋅何だか私の方が疲れてしまったので結局この日はオナニーもせずベッドで寝てしまった。

 

 

次の日、予定していた過密スケジュールを元気になり過ぎてる緋沙子ちゃんのサポートで難なくこなして行った。

 

緋沙子ちゃんは何度も私にお礼を言い、

 

「何だか身体中から力が溢れてしょうがないですよ!」

 

と言っている。まあ、確かに身体からZ戦士みたいなエネルギーの塊を纏っているのが見えるけどね⋅⋅⋅これもスキルのせい?気のせいかギュンギュンってエフェクトサウンド迄聞こえてくるんだけどっ!?

 

 

私に幻覚作用をもたらしてどうすんのよっ!

 

 

ハァー⋅⋅⋅今回は仕方なかったけどこのスキルは安易に使わない様にしとこ⋅⋅⋅

 

 

その後、緋沙子ちゃんのスーパー化による多大な働きにより、スケジュールを大幅に消化して予定より早く終わった。おかげで宿泊研修まで2日の猶予ができた。

 

私はこの時間を有意義に活用する為、緋沙子ちゃんと恵ちゃんにある提案をした。

 

「緋沙子ちゃん。恵ちゃん。ちょっと、お願いがあるんだけど⋅⋅⋅いいかな?」

 

「えりなさ⋅⋅⋅ちゃん私に出来る事なら協力するよ」

 

「えりなさ⋅⋅⋅ちゃん無論、私も身命を賭して協力させて頂きます!」

 

「うん⋅⋅⋅ありがとう。あのね⋅⋅⋅」

 

 

 

 

 

 

 

 

今、私の部屋に極星寮のメンバーが集っている。当然女の子のみだけどね!

 

そう、私が提案したのは宿泊研修の前に自分達の実力の底上げの為という名目で女子だけのささやかなプチ交流会の開催をお願いしたのだ。

 

メンバーは私、薙切えりな、新戸緋沙子、田所恵、吉野悠姫、榊涼子の計5名が集まっていた。

 

残念ながら水戸郁魅ちゃんは丼研のどうしても外せない用件で来れず、薙切アリスちゃんにはハッキリと断られ、(多分この間のセクハラが原因)狙っていた川島麗ちゃんと佐々木由愛ちゃん達とは連絡がつかなかった⋅⋅⋅残念!

 

 

「え~本日は急な呼び掛けにも関わらず集まって下さった皆さんに感謝します。明後日からの厳しい宿泊研修に挑むため、僅かな時間を有効活用するべく今回、私の提案によりささやかながら交流会を始めたいと思います。本日は宜しくお願いします」

 

当たり触りのない始まりの挨拶を終えて私は念願のドキ!女の子だらけの交流会を始めた♥ヌフフフ⋅⋅⋅⋅⋅!

 

「今日は誘ってくれてありがとう。えと、薙切さん」

 

「いや~!まさかあの、氷の女王と呼ばれてる薙切えりなさんからお呼ばれするとは思わなかったわ!」

 

「ちょっ、ちょっと悠姫!」

 

「うふふ。そう言えばそんな風に呼ばれていたわね。すっかり忘れていたわ」

 

何しろえりなちゃんとしての仕事は脱力して自動的(オートマチック)にこなして後はストレス解消にしてライフワーク的なオナニーに集中してたからね。

 

「⋅⋅⋅⋅薙切さんってもっと近寄り難くて取っ付きにくい印象だったけど何だか意外と人当たりがいいのね」

 

「意外とは失礼だぞ!榊涼子!えりな様はとっても優しくて、気配り上手で気さくで、スタイルも良くて⋅⋅⋅それにこの間不覚にも風邪に倒れた私に対しても⋅⋅⋅⋅」

 

「緋沙子ちゃん、それは言い過ぎよ。それに今はプライベートで女子だけの会何だから様付け禁止よ!」

 

「ハッ!?も、申し訳有りませんえりな様!⋅⋅⋅⋅じゃなくて、えと⋅⋅⋅えりな⋅⋅⋅ちゃん⋅⋅⋅」

 

「うん!よろしい!」

 

「そんじゃあさっ!私はえりなっちって呼んでも良いかな?」

 

「ええ、勿論かまわないわ」

 

「もう~悠姫ったら⋅⋅⋅」

 

「榊さんも私の事は名前呼びでかまわないわ。私も差し支えなければ名前呼びさせて頂くから⋅⋅⋅ね、涼子さん」

 

「それじゃお言葉に甘えてえりなさん!」

 

「はい⋅⋅⋅うふふ!」

 

「えりなさ、えりなちゃんがあんなに笑って⋅⋅⋅こんなに和やかな日が来ようとは⋅⋅⋅私はお側使え冥利に尽きる⋅⋅⋅!」

 

「お待たせしました。まずは私の料理をどうぞ召し上がって下さい」

 

極星寮の余り交流のなかった二人と親睦を深めていると料理を仕上げた田所恵ちゃんがやって来た。

 

「季節の野菜の天ぷらです」

 

「ヤッホー待ってましたー!」

 

「ああ⋅⋅⋅⋅とっても芳ばしい香りね⋅⋅⋅それじゃ皆で乾杯しましょう。このお米のジュースで♥」

 

「イエーイ乾杯っ!」

 

「ま、待てお米のジュースだと?それはまさか密造⋅⋅⋅⋅」

 

「はーい緋沙子っちも飲んで乾杯だよ~♥」

 

「えっ!ちょっ、待て吉野悠姫!この濁り具合はやはり⋅⋅⋅」

 

緋沙子ちゃんは悠姫ちゃんの強い押しに抗えず乾杯して飲んで陽気になった。

 

 

 

 

 

 

それからお互いの得意とする分野の料理を披露し、問題点を洗いだしつつも楽しく食べて交流し⋅⋅⋅⋅飲んで飲みまくったわよ⋅⋅⋅お米のジュースをっ!!

 

 

フッふふふ⋅⋅⋅ニヤリ⋅⋅⋅全て計画どうり⋅⋅⋅!(キ○風)

 

私だけ飲んだふりをしつつ気さくに皆にお米のジュースを注いで勧めて飲ませまくったわ⋅⋅⋅スキルを注入してねっ!

 

狙いどうり、私を除いた皆は酔って⋅⋅⋅いえいえ、はしゃぎ疲れて静かに寝息を立てて眠っているわ。

 

私のスキルとお米のジュースの相性バッチリね!

 

 

 

⋅⋅⋅さあ、狩の時間よ⋅⋅⋅⋅♥

 

 

 

 

 



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えりな様はご満悦になる

実力の底上げという名目でドキ!女の子だけのプチ交流会を提案した私の策は見事成功し、皆スヤスヤと可愛い寝顔を晒している。

 

 

やっぱり榊涼子ちゃんのお米のジュースと私のスキルのダブルパンチはとっても効果的だわ!

 

自分の高鳴る鼓動を聴いて私は深呼吸する。落ち着くけ⋅⋅⋅落ち着くのよ⋅⋅⋅薙切えりな(白石めぐる)⋅⋅⋅!!

 

 

⋅⋅⋅よしっ!先ず一番手は吉野悠姫ちゃんよ!お団子ショートツインテールの元気な女の子⋅⋅⋅お胸の大きさを気にしているけど大丈夫!貧乳は希少価値でステータスにもなり得るのよ♥

 

でわでわっ、スカートを捲りご開帳♥

悠姫ちゃんのおパンチュは予想どうりクマさんパンツだったわ。高校生がそんなパンツを履くのは如何なものと思われるが、コレはコレで良いのだ!

 

おパンチュを脱がしてジッパー付きの保存袋に保管して、悠姫ちゃんのアソコを観察した。

 

うん!これも予想ドンピシャ。高校生にして生えていない。パイパンだったわ♥やっぱりオナニーをしていない為が、可愛いマン筋をしている。勿論スマホで画像保存した。

 

そして脱がしたおパンチュの代わりにネット通販で購入したエロエロなランジェリーショーツを進呈させて貰った。

 

 

さあ、お次は榊涼子ちゃんよっ!

 

同い年とは思えない程、精神的に成熟して落ち着きのある人物でスタイルもバンッ・キュッ・ボンッ!な、男女皆が大好きなお姉さんってタイプね。確か、校内で男子、女子共々隠れファンが居たわね⋅⋅⋅

 

おっとりとして優しいので私も涼子お姉さんと呼びたいわね。こんなお姉さん欲しかったなぁ⋅⋅⋅

 

でわでわっ、スカートを捲りご開帳♥

 

おおっ⋅⋅⋅す、凄い⋅⋅⋅Tバックならぬ、Yバックのおパンティー!!大人だわっ⋅⋅⋅!オケケはしっかりとカット処理して綺麗♥オマンコの方もピンク色ながら開いていて恐らくオナニー熟練者ねっ!クリちゃんも結構大きい♥

 

勿論悠姫ちゃん同様におパンティーは回収してアソコをスマホ撮影して保存し、ランジェリーショーツを代わりに進呈させて貰ったわ。

 

 

だけどコレで終わりじゃない。涼子お姉さんのその豊満でエロエロおっぱいにイタズラしないと!

 

私は静かな寝息を立てている涼子お姉さんの服を捲り、お胸を拝んだわ。

 

ボヨン、ボヨンと揺れて弾んでスンゴイボリューム⋅⋅⋅!!コレは童貞の腐れ男子にも密かにお姉様と呼んでいる女子にとってもスンゴイ破壊力ねっ♥

 

私は本能の命じるままにブラジャー越しにその二つのお山に顔を埋めた。ウホホッ~♥やぁーわらかい!温かい!グリグリ顔面を押し付けて堪能させて貰った。

 

 

ヌフフ♥でわでわっ、乳首の色と確認しなきゃねぇ~♥私はブラジャーを外して乳首を確認する。

 

さっ、サクランボだ!綺麗⋅⋅⋅⋅当然私はムシャブリついたわっ!

 

 

   いただきま~す♥

 

 

涼子お姉さんの乳首を舐めて吸うと涼子お姉さんは

 

「あっ♥はんんっ⋅⋅⋅♥」と夢心地の中、色っぽい声を立て、そして⋅⋅⋅

 

「んっん"ん"~はぁぁー!!??♥」

 

声あげ、身体を奮わせた!

 

「や、ヤバっ!?やり過ぎた!」

 

私は思わず後ずさんだが、幸い皆、寝息を立ててるだけで誰も起きなかった⋅⋅⋅⋅

 

 

ふうぅぅ~⋅⋅⋅あ、焦ったわ⋅⋅⋅流石、涼子お姉さん特製お米ジュースに私のスキル『微睡み』ねっ!

 

でも涼子お姉さんのあの反応は⋅⋅⋅?

 

私は単に乳首を吸って舐めただけなのよ⋅⋅⋅⋅⋅⋅って、あっ!ここで私は漸く気がついた!今の私は神の舌(ゴッドタン)を持つ薙切えりな嬢⋅⋅⋅⋅それで愛撫されたから寝ているにも関わらず潮まで吹いてイっちゃったのね!

 

あちゃ~⋅⋅⋅迂闊過ぎたわね⋅⋅⋅でも流石神の舌⋅⋅⋅恐るべし薙切一族⋅⋅⋅!その内スタンド能力でも目覚めそうよね⋅⋅⋅

 

 

余り調子に乗ると目が覚めてとんでもない事になって全て終わりになるわ⋅⋅⋅

 

でも、せっかくのこのチャンスを逃す訳には行かない!何故なら明後日から始まる5拍6日の宿泊研修は原作どうりなら地獄そのもの!体力的にも精神的にもキツく、オナニーをしている余裕もなく、何より宿泊先のホテルで流石にそんな行為に耽る訳にも行かない。

 

 

だから今日だけは悦楽に浸りたいのよぉ~!え~い!気を取り直して⋅⋅⋅

 

 

お次は田所恵ちゃんよ!

恵ちゃんは可愛い寝顔で無防備でおネンネしている。

 

お胸をじっくり観察すると前より確実に大きくなっている♥両手で服越しに軽く揉むとしっかりとした弾力を感じ、日々、女の子から女へと成長していると実感した。

 

ああっ⋅⋅⋅でも今のままでも良いのよ⋅⋅⋅♥

 

恵ちゃんの成長具合をひとしきり確かめ終わり、次の目標に手をやる。

 

 

「さぁ~て、今日の恵ちゃんはどんなおパンティーを履いてるのかにゃ♥」

 

ウキウキしながらスカートを捲ると履いていたのは以前、密かに私が進呈した黒のヒモパンティーだったわ!!

 

恵ちゃん⋅⋅⋅♥正に感無量よね!

 

多分、履いていた地味なおパンチュがいきなりアダルトで大胆な物のなって驚いたけど、そこは好奇心旺盛なリアル10代。料理だけじゃなくこういった見えない部分のオシャレにも興味が合ってそのまま、悪いと思いつつお気に入りにしてくれたのねっ!嬉しいよぉ♥

 

 

よし!おパンチュ交換は止めて恵ちゃんにこっそりオナニーの快感を味わわせてあげよう。ストレス解消にもなるしねっ!

 

私は恵ちゃんの身体の横に密着して黒のヒモパンの上から指先でマン筋に沿って軽く撫でた。

 

「んっ⋅⋅⋅ふぁ⋅⋅⋅」

 

初めて他人に触れらる秘所は驚く程敏感で眠りながらも頬をほんのり紅く染め吐息を漏らす。

 

ソコから少しだけ指をパンティー越しにオマンコに沈めつつ、クリトリスの部分を擦った。

 

「ん"っん"っ⋅⋅⋅う"う"っ⋅⋅⋅♥」

 

ウフフ⋅⋅⋅♥徐々に、しかし確実に自らの女としての秘められていた淫らな扉をこじ開け、開発してゆくこの快感⋅⋅⋅

 

はぁぁーたまんないわぁ~!!♥

 

マン筋に沿って指を上下させ、布越しにクリトリスを擦る行為を繰り返す度に恵ちゃんは、その感度を高め解放し、どんどん敏感に反応してくれる。

 

恵ちゃんは身体を震わせ遂に⋅⋅⋅⋅

 

「はっ!あ"う"ぅぅ~♥」

 

意識の無い状態でも恵ちゃんはイク感覚を覚えて私の指で達したわ♥

 

 

指先を見ると愛液が付着して濡れていた。私は思わず匂いを嗅ぎ、舐め回した⋅⋅⋅ハァハア⋅⋅⋅駄目⋅⋅⋅我慢出来ないよぉ⋅⋅⋅

 

私は恵ちゃんの濡れ濡れ黒ヒモパンティーに顔を埋めて匂いを嗅ぎながらオナニーを始めた。

 

恵ちゃんのお股から匂ってくる布越しのおマンコの匂いと感触。愛液に染みた黒パンをオカズにして私は自分のおマンコを指で弄りオナニーをする⋅⋅⋅

 

 

あっ、あっ、あっ⋅⋅⋅⋅♥

 

 

シュゴい、シュゴい、シュゴいよぉぉ~♥

 

 

 きたきたきたきたぁぁー!!

 くるくるくるくるぅぅー!!

 

 

 

気持ち良いよぉ、気持ち良いよぉ!!

 

 

 

 滾っちゃうぅぅ~!!♥♥♥

 

 

 

     ☆☆☆

 

 

 

 

私は本日一回目のオナニーを完了した。ふぅ⋅⋅⋅最高でした♥

 

 

恵ちゃんは眠りながらもオマンコを弄られて初めて体験した快楽を噛みしめる様に余韻に浸っている。

 

 

ウフフ⋅⋅⋅♥コレを切っ掛けにして確実にオナニーに目覚めるわね。どんな風にオナニーするのか楽しみぃ~♥

 

 

さあ、本日のメインデッシュ⋅⋅⋅!

 

 

新戸緋沙子ちゃんでぇ~すぅ♥

 

 

緋沙子ちゃんはお米のジュースが入っていた一升ビンを抱えておネンネしている。ウフフ可愛いなぁ♥

 

私はフト、気になったのでお胸に手をやるとやはり⋅⋅⋅緋沙子ちゃんも育っている!そういえば何故かオナニーの情景が脳内に浮かんだ際、胸を揉んでいたものね。

 

あっ!でもでも片方はクリちゃんを弄って片方だけで揉んでいたから大きさのバランスが崩れちゃうわ。それはいけない!私は緋沙子ちゃんの胸のボタンを開きブラジャーの下から手を潜り込ませて緋沙子ちゃんのお胸の大きさのバランス矯正を行った。

 

 

モミモミ、モミモミ⋅⋅⋅くうぅぅ~⋅⋅⋅♥

柔らかい!温かい!手のひらから伝わる感触は私の乳房の乳首をピンコ立ちにした。

 

「んっ⋅⋅⋅⋅はぁっ⋅⋅⋅えりな様⋅⋅⋅」

 

一瞬ドキ!っとしちゃったわ!

⋅⋅⋅どうやら目覚めてはいない様ね。

 

ふい~⋅⋅⋅セフセフ。色んな意味でドキドキするわ。

 

色っぽい声で感じて今の私の名前を呼んだ緋沙子ちゃんの顔をじっくりと眺めた。

 

 

⋅⋅⋅こんなにも私を慕って付き従い、信頼してくれる緋沙子ちゃんにやらしい行為を繰り返している事に罪悪感が走り胸がチクリとした⋅⋅⋅

 

 

でもゴメンねぇ~♥コレが今の私だから諦めてねっ!

 

 

ふいに緋沙子ちゃんの唇に私は注目する。ああ、そういえば風邪の時にリゾットを食べさせてあげて思ったけど艶やかな唇をしているなぁ⋅⋅⋅⋅

 

私は自分の顔を緋沙子ちゃんの顔に近づけ⋅⋅⋅⋅⋅とうとう私は緋沙子ちゃんの唇を奪った⋅⋅⋅んっ⋅⋅⋅⋅

 

 

⋅⋅⋅柔らかい⋅⋅⋅熱い⋅⋅⋅美味しいよぉ⋅⋅⋅

 

 

ひ、緋沙子ちゃん⋅⋅⋅ゴメンね、ゴメンね⋅⋅⋅でもね、こんなに可愛くて私を慕ってくれてる無防備な緋沙子ちゃんが悪いんだよっ!

 

 

それに女の子同士だからコレはノーカン!ノーカンだからねっ!

 

 

自分に都合のいい言い訳をして私は緋沙子ちゃんの唇を弄んだ⋅⋅⋅⋅

 

最初はただ唇同士を接触させただけだった。けれども次第に興奮して私はヤバいと思うも我慢出来ず、神の舌(ゴッドタン)で緋沙子ちゃんの唇を舐めてとうとう舌を緋沙子ちゃんの口の中に挿入して⋅⋅⋅犯した⋅⋅⋅

 

舌先で唇の裏側を唾液を滴らせて侵入し、固い歯の感触を感じとった。

 

私は緋沙子ちゃんの髪を指の谷間に挟んで弄び、感触を楽しむ。

 

⋅⋅⋅とうとう私の舌がゆっくりと、けれど確実に緋沙子ちゃんの口内の奥へと入り⋅⋅⋅そして⋅⋅⋅緋沙子ちゃんの舌と自分の舌を絡ませた!!

 

 

 

   あ"うぅぅ⋅⋅⋅⋅♥

 

 

 

私は舌から頭と全身に伝わってくる快楽の凄まじい奔流に堪えられず緋沙子ちゃんの身体を抱きしめた。

 

ああ、緋沙子ちゃん、緋沙子ちゃん!

 

今、目覚めて私の行いがバレたらと、リスクを考えるも本能の脈動には抗えず私は緋沙子ちゃんを抱き寄せてディープキスによる心地よさに身を委ねる。

 

 

     幸せ~♥

 

 

自分の唾液を追加して緋沙子ちゃんの口内を滑らかにして舌を、緋沙子ちゃんを味わう。緋沙子ちゃんの舌美味しいよぉ⋅⋅⋅これだけ大胆にしているにも関わらず緋沙子ちゃんは一向に目覚めない。舌と舌を擦り合わせて絡ませると生まれる表現仕様の無い心地よさに私の股はグッショリと濡れていた。

 

どれ位の時間が経っただろうか?

 

さほど長くない様な、決して短くない様なあやふやな時間感覚に襲われる。

 

私は唇を離して一筋の粘ついた唾液の糸を緋沙子ちゃんの舌から伸ばし、自分の舌で全部絡め取って飲み込む。

 

⋅⋅⋅どんな料理人で在ろうとも再現不可能な魅惑と欲望の味⋅⋅⋅♥

 

すっかり私の唾液で濡れ汚してしまった緋沙子ちゃんの唇をハンカチでぬぐう。ふと、緋沙子ちゃんのスカートの中をまさぐると、とんでもなく濡れていた。

 

 

舐めて綺麗にしてあげなくっちゃ!

 

 

私はスカートを捲ると清楚な純白の薄手のパンティーは湿って染みが拡がっている。

 

パンティーを脱がせると糸を引いてる。私のリビドーは頂点に達し、私は緋沙子ちゃんのおマンコにムシャブリついたわっ!

 

「はぅっ!あ"あ"ァァ~♥」

 

私の舌がオマンコに触れるや否や緋沙子ちゃんは声を張り上げた!!

 

わぁー!!しまった!涼子お姉さんの時と同じでや、ヤバい!やり過ぎたー!!でも理性が本能に塗り潰されて私はもう、お構い無しに緋沙子ちゃんのオマンコをクンニしたわっ!

 

緋沙子ちゃんのクリちゃんを上から下から舐める。

 

「ふぅ、ふぅ、ふぅ、んんっ⋅⋅⋅」

 

緋沙子ちゃんは色っぽい声をあげる。

ねっ、寝てるんだよね?

 

次にクリちゃんを吸って、舐めて吸ってを繰り返してあげると緋沙子ちゃんの腰はガクガク震え愛液が迸った。

 

とうとう私は神の舌を緋沙子ちゃんのオマンコの奥へと挿入した。

 

ズリュ⋅⋅⋅

 

「ん"ん"っ~~~♥」

 

舌の先に何か抵抗を感じる。あっ!多分これは処女膜ねっ!間違っても破かない様に細心の注意を払い私は舌を出し入れして緋沙子ちゃんを責めた。

 

こうなったらイケる所までイッてやるわっ!私も自分のを弄りながら、唾液を滴らせて舌を挿入して緋沙子ちゃんに女の子の悦びを刻んむ。

 

そして遂に⋅⋅⋅⋅

 

 

「あ"っあ"っあ"っん"ん"っ~♥」

 

 

私と緋沙子ちゃんは同時に絶頂の声をあげ、緋沙子ちゃんの服が散り散りになり全身からオーラ的なものが放出され金色に輝いて緋沙子ちゃんは⋅⋅⋅イッた⋅⋅⋅

 

ハァハアハァハア⋅⋅⋅私は呼吸を荒くして全身に駆け巡った快楽の波を楽しみ余韻に浸った⋅⋅⋅もう、最高すぎるぅ~♥

 

 

因みに服が破れたのは所謂演出的幻覚で数秒後には戻っていた。はふー!ビックらこいたわっ!

 

 

ふぅ⋅⋅⋅皆ゴメンね⋅⋅⋅こんなやらしくて淫らな行為をして⋅⋅⋅まあ、でもでも気持ち良かったからどうでもイイカ! d(≧∀≦)b

 

脱がせた緋沙子ちゃんのおパンツは私が預かり、代わりに私の恥ずかしい染み付きおパンティーを緋沙子ちゃんのポケットに入れといた!

 

ふふふ♥見つけたらどうするのかな?オカズにしちゃうかな?

 

私は濡らしたタオルで緋沙子ちゃんを清めて、皆を横並びにしてベッドにのせて布団を被せた。

 

今夜の戦利品を見られる訳には行かないので机の引き出しに入れ鍵を掛けた。これで良し! 

 

 

私も限界だったので床にタオルケットを敷いてくるまり意識を手放した。

 

 

 

皆おやすみ⋅⋅⋅いいオカズが入ったわ♥

 

 

 

 

 

 

 



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えりな様と緋沙子は悶々とする

ん⋅⋅⋅んんっ、ふあァァ~、フゥー⋅⋅⋅⋅⋅あ、そっか昨日は皆にあんな事こんな事しちゃったんだっけ。

 

 

些か寝ぼけ眼な顔を洗い、目を覚まさせた。昨夜お米のジュースで酔っぱら⋅⋅⋅はしゃいでしまいお寝むになった皆をベッドに横並びにして寝かせたんだっけ。

 

 

今日はお休みだからまだ起こさなくてもいいかな?皆にはゆっくりしてもらいたいわね。何しろ明日から5拍6日地獄の宿泊研修⋅⋅⋅いよいよ本格的に一握りの『玉』の為のふるい落としが始まるのだから⋅⋅⋅⋅

 

「んんっ⋅⋅⋅ん~⋅⋅⋅」

 

あ、恵ちゃんが目を覚ましそう。

 

「ふうゅ⋅⋅⋅あ、おはよう、えりなさん⋅⋅⋅じゃなくてえりなちゃん⋅⋅⋅」

 

「ふふっ⋅⋅⋅別に強制してる訳じゃないから無理しなくていいのよ」

 

「うん、ありがとう。それにしても昨夜は盛り上がっちゃたね。皆もえりなさんに料理の品評をしてもらってとっても喜んでたわ。楽しかったな⋅⋅⋅」

 

「別にコレが最初で最後ではないのだから、時間が出来た時でいいからまたやりましょう」

 

「うん!」

 

 

⋅⋅⋅⋅そう、まだ終わりじゃない。これから何度も何度も楽しむわよっ。ヌフフフ⋅⋅⋅♥

 

 

「んっ~ハァ⋅⋅⋅あら?おはよう二人とも早いわね。⋅⋅⋅あら?ベッドに⋅⋅⋅?」

 

目を覚ました榊涼子お姉さんはベッドを見渡すと⋅⋅⋅⋅

 

「私達でベッドを占拠しちゃったの?えりなさん⋅⋅⋅もしかして床で寝たの?」

 

涼子お姉さんはすぐに現状を把握して理解した。

 

「えと⋅⋅⋅まあ⋅⋅⋅そのとおり⋅⋅⋅かしら?」

 

「ゴメンなさい。人様のお部屋のベッドを勝手に⋅⋅⋅ほら、悠姫!起きて!これ以上迷惑かけちゃダメよ!」

 

「う⋅⋅⋅ん⋅⋅⋅これ以上飲めないよぉ⋅⋅⋅♥」

 

「もう悠姫ったら⋅⋅⋅」

 

「ふふっ⋅⋅⋅ゆっくり寝かせてあげましょう。明日から厳しい宿泊研修が始まるのだから⋅⋅⋅」

 

「本当にありがとうね。えりなさん。」

 

「どういたしまして。(寧ろお礼を言うのはこっちなのよ!ホンットに昨夜はご馳走様でした!!ゴッチャンです!)」

 

 

「あ⋅⋅⋅あの⋅⋅⋅せめてものお詫びと言うか⋅⋅⋅朝食は私に作らせて貰えないかな⋅⋅⋅」

 

「ええ、勿論構わないわ。是非ともお願いするわね」

 

「うん!私頑張るべさぁ!」

 

恵ちゃんの手作り朝食⋅⋅⋅楽しみぃ~♥ 

 

恵ちゃんは気合いを入れて厨房へと駆けていった。

 

 

 

「んんっ~ふぁあ⋅⋅⋅」

 

緋沙子ちゃんも目を覚ましたので私は満面の笑みで朝の挨拶をした。

 

「おはよう緋沙子ちゃん。よく眠れたかしら?」

 

「あ⋅⋅⋅はい⋅⋅⋅おはようございます、えりな様⋅⋅⋅⋅⋅って、す、す、すみません!!従者の私がえりな様より後から起きる等とんだ失態を!!はっ!此処はベッドの上⋅⋅⋅まさか!?」

 

「うん、そうなの私達でえりなさんのベッドを占拠して寝てしまったみたいなのよ⋅⋅⋅」

 

「そ、そ、それではえりな様は何処で眠られたのですかっ!?」

 

「えっ?何処って、同じ部屋の床でタオルケットにくるまって寝たわよ?」

 

 

何気なしに答えを聞いた緋沙子ちゃんは顔面蒼白になり、その場で全力土下座をした。

 

 

「も、も、申し訳ありません!!従者である私ごときがえりな様のベッドで眠り、その上よりによってえりな様を床で寝かせたとは⋅⋅⋅⋅!!この新戸緋沙子一生の不覚です!!如何なる罰をも甘んじて受けますぅぅー!!」

 

 

あ、ヤバッ⋅⋅⋅つい前世の自分のノリで素直に言ってしまったわ。えりなちゃんに絶対服従している緋沙子ちゃんならこうなるのがわかっていたはずなのに⋅⋅⋅

 

 

このままだと緋沙子ちゃん、切腹しそうな勢いだわっ⋅⋅⋅⋅!

 

 

「えと、緋沙子ちゃん。気にしないで⋅⋅⋅私は嬉しいのよ?普段から私の秘書を勤めつつ、自分の料理にも向かい合って研鑽して気の休まる暇もない日々を送り、録にクラスメイトと交流もせず青春のほぼ全てを薙切の一族に捧げる⋅⋅⋅私はそんな緋沙子ちゃんが不憫でしょうがなかったの⋅⋅⋅だから普段交流のなかった人達と親睦を深めて羽目を外す事は実に有意義な事だと思わない?」

 

 

「え、えりな様⋅⋅⋅私などには身に余る温情です。ですが、新戸家は代々、薙切一族に仕えて参りました⋅⋅⋅私とて例外ではありません。そんな私が薙切家始まって以来の最上の天才と誉れ高きえりなお嬢様に仕えてるのは稀に見る幸福なのです⋅⋅⋅!!ですから私を⋅⋅⋅甘やかさないで下さい⋅⋅⋅」

 

 

⋅⋅⋅ああ、これは骨の髄まで幼少期の謂わば洗脳教育と言わざる負えない弊害ね⋅⋅⋅

 

 

う~ん、たかだか床で寝ていた位で此処まで大事になろうとは⋅⋅⋅⋅あぁ~どうやって説得しようか⋅⋅⋅?えーい、ならこれだ!!

 

 

私は土下座している緋沙子ちゃんを立たせて思いっきり抱きしめた⋅⋅⋅

 

 

「え、え、えりな様ァァ~!?」

 

 

「緋沙子ちゃんお願いだからそんなに自分を卑下しないで。確かに貴女は私に公私に渡って尽くしてくれる従者という立場よ。だけどね、私と貴女との関係はそれだけじゃないでしょ?楽しく笑って、遊んで、学んで高め合う友達で、仲間で家族なのよ!お願いだからそんな悲しい事言わないで⋅⋅⋅⋅」

 

「えりなさん⋅⋅⋅⋅」

 

涼子お姉さんは私の言葉がその大きな胸に響いたのか、少し涙ぐんでいるみたいだわ。

 

 

「え、えりな様⋅⋅⋅⋅いえ、えりなちゃん⋅⋅⋅⋅」 ムニ♥ムニ♥

 

「うん。なぁに、緋沙子ちゃん?」

 

「お、お気持ちはきちんと伝わりましたのでその⋅⋅⋅お、お尻を揉むのは辞めて頂けませんか?」

 

 

あ、ヤベっ!つい昨日の事思い出してムラムラしてやらかしちゃいました!

 

 

「ご、ゴメンなさい!緋沙子ちゃん!つい、そのぉ~や、柔らかそうだったからついじゃなくて⋅⋅⋅本当にごめんなさい!!」

 

「い、いえ、その私はえりな様だったらその⋅⋅喜んで⋅⋅⋅ハッΣ(゚Д゚;)

いえ、何でもありません!」

 

 

緋沙子ちゃんは顔を真っ赤に染めてあたふたしている。後、聞いたわよ。私になら喜んでと⋅⋅⋅やっぱり相思相愛なのねぇ~♥

 

 

「わ、わ、私、ちょっとお手洗いに行かせて貰います!」

 

バタバタと忙しなく緋沙子ちゃんはお手洗いに行った。フゥ~⋅⋅⋅どうやら上手くいったわね⋅⋅⋅心から慕って尽くしてくれるのは嬉しいし、悪い気はしないけどさすがに床で寝たぐらいでアレだけ騒ぎ立てるのはどうかと思うわ。

 

 

今回の事で少しは私に対する接し方や距離感が縮まるといいけど⋅⋅⋅⋅

 

 

「⋅⋅⋅うふふっ。えりなさんと新戸さんって本当に深い仲なのね。何だか羨ましいわ♥」

 

涼子お姉さんは何だか意味深に呟いた。さっきの包容とお尻揉みであらぬ誤解が産まれたかも知れない。(よく考えたら誤解でもないか)

 

 

「ホント、ホント!えりなっちと緋沙子っちの間には何人も立ち入れないって感じがするよねっ!」

 

「あらっ?悠姫起きてたの。いつの間に?」

 

「隣であれだけ騒げば目も覚めるって。涼子、えりなっち、改めておっはよう!昨日はスッゴク盛り上がったねえ♥又こんな風に楽しみたいねぇ!!」

 

「悠姫さんおはよう。大丈夫よ時間とスケジュール調整すればまたこうやって集まって楽しめるわ。だから⋅⋅⋅明日からの宿泊研修頑張りましょう!絶対皆生き残るわよ!」

 

「うおっしゃー!!やったるぜぇ!!極星魂見せたるぜぇー!!」

 

「もう、朝から元気ねぇ⋅⋅⋅今、恵が朝食を作ってくれてるから早く顔を洗って手伝いに行きましょう」

 

 

悠姫ちゃんと涼子お姉さんは洗面所へと歩いて行った。私も顔を洗って明日の準備をしなくちゃね。勿論宿泊研修中はオナニーなんか出来ないから今日はタップリとしなくっちゃ!良質なオカズが大量に手に入ったしね⋅⋅⋅♥

 

 

 ヌフフフ⋅⋅⋅⋅♥フヘヘヘ⋅⋅⋅⋅♥

 

 

 

   

 

 

 

 

 

    ~緋沙子side~

 

 

はぁ⋅⋅⋅私としたことが⋅⋅⋅とんだ失態を犯してしまった⋅⋅⋅最近のえりな様の柔らかい態度に知らず知らずにズルズルと甘えて⋅⋅⋅⋅えーい!此のままでは駄目だっ!自分に喝を入れ直して己を戒めなくては⋅⋅⋅⋅

 

⋅⋅⋅⋅それにしてもえりな様に抱きしめられたあの感じ⋅⋅⋅瞬間のあの得もいえぬ、あの安堵感⋅⋅⋅⋅この世の全ての幸せをかき集めて凝縮した様な天にも昇るような幸福感⋅⋅⋅♥

 

 

   スゴかったなぁ⋅⋅⋅⋅⋅⋅♥

 

 

 

⋅⋅⋅⋅って!いかんいかん!己を戒めると誓ったばかりだと云うのに⋅⋅⋅!!

 

 

でも⋅⋅⋅えりな様、良い匂いだったなぁ⋅⋅⋅♥また一段と大きく成長されたあの胸の柔らかな感触⋅⋅⋅⋅♥密着して伝わってきたえりな様の温もり⋅⋅⋅⋅⋅♥

 

 

   堪らないなぁ⋅⋅⋅⋅⋅♥

 

 

 

⋅⋅⋅⋅って!だからダメなのだ!私は何時からこんな腑抜けになってしまったのだ?いくらえりな様がプライベートでちゃん付けにして親しく呼んで下さるからとぬるま湯に浸かり過ぎている⋅⋅⋅⋅!

 

 

けれど抱きしめられた時にお尻を揉まれた際に感じたあの心地よさと快感⋅⋅⋅私は感じてしまっていたのだ。あ、あのまま続けられて最後まで⋅⋅⋅⋅えりな様になら私は私の全てを捧げても⋅⋅⋅⋅♥

 

 

 

って!だから何を考えいるのだ私はっ!もしや私はえりな様に対して欲情してしまっているのかっ⋅⋅⋅⋅!?

 

 

なんと恐れ多いことを⋅⋅⋅⋅!!

 

 

昨夜、榊涼子の持参したお米のジュースとやらを吉野悠姫に強引に勧められてから全ておかしくなったのだっ!

 

 

気分がフワフワになり、妙に高揚感が高まり気持ち良くなってしまい、自分の得意分野の料理をえりな様とその他に提供してからの記憶があやふやだ。

 

記憶と云えば⋅⋅⋅酔って眠りこけてしまい、その⋅⋅⋅⋅ボンヤリとだが少し変な夢を見てしまったな⋅⋅⋅⋅えりな様がその高貴で艶のある唇で私に⋅⋅⋅その⋅⋅⋅く、く、口づけをして尚且つ、えりな様の神の舌⋅⋅⋅ゴッドタンを私ごときの舌と絡めて熱く抱擁し、一つとなった⋅⋅⋅あの至福の時間⋅⋅⋅⋅♥

 

 

 

いやいやいやいや!!あ、あ、あれは夢だ!夢に違いない!絶対に夢だ!!

 

ハァハァ⋅⋅⋅⋅た、体温が上がってきたな。口づけのみならず、私はよりによってえりな様にアソコを⋅⋅⋅⋅⋅!!♥

 

 

てっ!馬鹿なのか私は!なんと不埒で淫らな夢を見るとは⋅⋅⋅⋅

 

朧気な夢の断片を思い出すと心がざわめき全身を焦がす様な熱い脈が唸り、何より胸とアソコが疼く⋅⋅⋅⋅

 

私はお手洗いに入り、一旦気持ちを落ち着かせた。

 

ふぅ⋅⋅⋅こんな今の顔をえりな様にお見せは出来ないな。兎に角早々に用を済まして、えりな様の明日の準備を整えて差し上げなくては。

 

 

⋅⋅⋅便座に座った瞬間⋅⋅⋅ひゃっ!?

 

 

あ、あれ?わ、私、は、は、履いていない!?

 

え、え、え!?の、の、ノーパンッ~!?

 

何故、何故、何故にぃ~!?そういえば何時ぞやも確かに履いていた下着が無くなっており、散々迷った挙げ句にえりな様のお部屋を訪ねてしまったのを思い出した。

 

あの時、物が物だけに言い出せず逃げる様に部屋を飛び出したんだったな⋅⋅⋅

 

今、ノーパンであるなら昨夜の事は夢ではなく⋅⋅⋅⋅イヤ待て、その様な不埒な考えは不敬だ!きっと何かの間違いだ!そうに決まっている。

 

寝ぼけて脱いでしまったのだろう。私は無意識にスカートのポケットに手をやると、丸まった肌触りの良い生地が入っている事に気づいた。

 

 

ハァ⋅⋅⋅何だ、やっぱりな。きっと自分で脱いでポケットに仕舞ったのだろう。そう思い、ポケットから取り出し広げると⋅⋅⋅⋅

 

 

な、なあぁぁー!!??こ、こ、これはえ、えりな様のお召し物ぉぉー!!

 

 

見間違えることなど、断じて無い!何故ならこの下着は洗濯をやってくれた薙切家に仕えているメイドに渡されたえりな様の畳まれたお召し物の上に乗っていた物だからだ。

 

 

何故私のスカートのポケットにぃー!?

 

 

本気(マジマジ)と見るとえりな様のお召し物の真ん中の部分にし、染みが付いている⋅⋅⋅

 

ドクッ⋅⋅⋅⋅!ゴクッ⋅⋅⋅⋅!あ、あぁ⋅⋅⋅私の胸やお腹の辺りが強く脈動する。私は、私は欲情している。この感覚⋅⋅⋅昨日の夜に朧気に見た夢の時に感じた、あの快楽と衝動の強い波が私の手を動かす。

 

駄目なのに、えりな様の部屋のトイレでこんな、こんな⋅⋅⋅⋅我慢が出来ない!!私はこんなにも自制の効かぬだらしない人間だったのか?

 

ごちゃごちゃとした思考とは裏腹に左手でえりな様のお召し物を⋅⋅⋅染み付きパンティーを顔に当て、浅ましく残り香を嗅ぐ⋅⋅⋅すーはー⋅⋅⋅スーハー⋅⋅⋅♥

 

お父様、お母様、そしてえりな様⋅⋅⋅⋅

 

申し訳有りません。新戸緋沙子は淫らでスケベなどうしようのない人間だった様です。だって今私、凄く気持ち良くて幸せなのですから⋅⋅⋅!

 

 

右手で己の秘部をまさぐると粘ついたいやらしい、ツヤのある体液が糸を引いた。実はオナニーは経験済みでいけないと思いつつも、えりな様を想い蓋をしたボールペン等を下着越しに縦筋に当て、上下に擦ったりして自分を慰めていたのだ。 

 

その為か、少し弄っただけで容易く反応してしまう。本格的にイクときは直におマンコの上部分にある女性最大の快楽器官のクリトリスを自分の唾液で濡らした指で弄んで摘まみ、指の腹で擦り、軽く引っ張ったりして自らの性器を、女の部分を開発していた。

 

オナニーが終わると何時も下着は恥ずかしい染みがベッタリと染み込み段々と感度が上がっているという目安になっていた。

 

 

今もおマンコからは汁が滴り吹き出している。私は右手の人差し指と中指を咥え唾液で濡らしてコーティングし、一気にクリトリスを摘まんで擦った。

 

 

(あ"っ♥あ"っ♥えりな様♥えりな様ァァー♥大切で大事なえりな様をオカズにしてオナニーしちゃってるよぉぉー♥気持ち良くて止められないよぉぉー♥えりなちゃん♥えりなちゃん♥う"ぅー♥う"ぅー♥ん"ん"ー♥良い匂いするよぉぉー♥)

 

 

私は朧気に見た夢のシーンを強く思い描く。えりなちゃんに自分のアソコを舐めさせて舌でペロペロさせて、まるで犬の様に扱い淫らな行為をさせて私は背徳感と高揚感と快楽で全てが満たされていたのだ。

 

何時も、何時も、後ろに仕えていた至高の存在に対してこんな事をやらせて悦に入っている私は余りに罪深い。

 

でも⋅⋅⋅止められない!!私は夢の情景を強く思い出し手を早める。

 

えりなちゃんのおパンチュ良い匂いするよぉ♥えりなちゃんの舌気持ち良いよぉ♥私の中に舌が入って犯してくれて嬉しいよぉぉー⋅⋅⋅⋅⋅♥えりなちゃん、えりなちゃん好き好きー♥愛してるぅー♥

 

 

 

(う"っ、あ"あ"あ"ァァァー♥)

 

 

   

   ⋅⋅⋅⋅私は昇天した⋅⋅⋅⋅

 

 

 

 

 

 



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えりな様は不安になる

祝!一万一千UA及びお気に入り登録50件突破!皆さんありがとうございます!


テーブルと椅子の準備をしていると恵ちゃんが皿に盛りつけた料理を運んで来てくれた。

 

 

「えりなちゃんお待たせ。朝食が出来ましたよ」

 

「ありがとう恵ちゃん。うん、良い香りね♥」

 

「えへへ、涼子ちゃんと悠姫ちゃんが手伝ってくれたからきっと一味違うよ」

 

 

テーブルに料理を並べているとお手洗いから戻ってきた緋沙子ちゃんは何やら妙に顔を紅潮させている。どしたんだろ⋅⋅⋅?

 

   

    キュピーン!!

 

 

私、『白石めぐる』としての嗅覚と憑依している人間『薙切えりな』としての鋭敏な感覚が鋭く閃き、全てを把握した。

 

緋沙子ちゃん私が昨夜スカートのポケットに偲ばせた私の恥ずかしい染みつきパンティーをオカズにしてオナニーをしたのねっ!

 

 

私はウキウキする気持ちを必死に隠して緋沙子ちゃんに尋ねた。

 

「緋沙子ちゃん何だか顔が凄く赤いけど

どうかしたの?どこか体調が優れないのかしら?(ニヤニヤ)」

 

「えっ!?い、いえ、な、な、何でも在りませんえりな様!!あ、えりなちゃん!」

 

 

緋沙子ちゃんは焦ってより一層顔を紅潮させぷるぷると全身を震わせている。我ながら悪趣味だと思うけど、そんな緋沙子ちゃんも凄く可愛い♥

 

私は緋沙子ちゃんの髪をそっと撫で顔を近づけ額をくっつけた。

 

「え、え、えりな様ぁ~!?」

 

「熱はない様ね⋅⋅⋅(ヌフフ⋅⋅⋅♥綺麗な瞳に艶のある唇⋅⋅⋅素敵!食べたいちゃい位⋅⋅⋅)」

 

緋沙子ちゃんは益々頬を紅潮させ、身体をモジモジして震わせた。

 

 

「あっ緋沙子っち!おっはよー!!朝っパラからお熱いねぇ~♥」

 

「なっ⋅⋅⋅吉野悠姫!からかうな!えりな様に失礼であろう!」

 

「そうよ悠姫、止めなさい。ゴメンなさいね新戸さん。悪気はないと思うのよ⋅⋅⋅」

 

「さ、榊涼子!悪気がないなら、尚悪いわっ!!」

 

「もう、悠姫ちゃんあんまり二人をからかっちゃダメだよ。⋅⋅⋅でもお二人って本当に仲が良くて羨ましいなぁ⋅⋅⋅私もえりなちゃんともっと⋅⋅⋅⋅ハッ!な、何でもないべさっ!」

 

「おおっ?恵もえりなっちと、もっともぉ~っと深い関係になりたいのかにゃ?」

 

「ゆ、ゆ、悠姫ちゃんわ、わ、私はその⋅⋅⋅あの⋅⋅⋅!?」

 

「な、何だと!?田所恵!お前はえりな様と深い関係に成りたいのかっ!?」

 

「え、え、私は別に⋅⋅⋅い、いえ、そんな事もあるかも⋅⋅⋅!?」

 

「おおっ!!♥何々、禁断の三角関係?朝から萌えるねぇ~♥」

 

「こらっ、もういい加減にしときなさい。せっかく準備した朝食が冷めちゃうでしょ。早く済ませて寮の畑と動物の世話に明日の準備もしないといけないんだから⋅⋅⋅」

 

「は~い!ゴメンねぇ。恵、えりなっち、緋沙子っち。ついつい、悪ノリしすぎちったわっ♥」

 

「フフッ⋅⋅⋅別に私は気にしてないわよ。緋沙子ちゃんもそうでしょ?」

 

 

寧ろ恵ちゃんも私ともっと仲良くなりたいのが分かってとっても嬉しい!

 

 

「はい!勿論です。えりな様が気にしておられないのなら私も気にしません。だが、軽はずみな発言は控える様にしろ吉野悠姫!」

 

「もう!お固いねぇ緋沙子っちは⋅⋅⋅」

「何だと!」

 

 

「ほらっ、キリがないから止めなさい。せっかく極星寮の三人が朝食を拵えてくれたのだから冷めない内に頂きましょう!」

 

「は、はい!えりな様」

 

 

極星寮の三人の料理はとても美味しいく朝から幸せな気分にひたれたわ♥

 

 

さぁて、明日の準備を終えたら、覚えている原作知識を元にシミュレーションしてオナニーよっ!5日間は地獄の研修でホテル暮らしだからヤリ貯めておかなくちゃ!

 

 

恵ちゃん達は極星寮に戻り、緋沙子ちゃんは私の宿泊研修の準備を手伝うと頑固に食い下がったけどしっかりと断ったわ。流石にそれ位自分でやらないと。

 

緋沙子ちゃんは渋々と引き下がり、ガックリと肩を落としながら自室へと戻っていった。仕方のない事かも知れないけれど緋沙子ちゃんは私を余り甘やかさないで欲しいわね。

 

 

明日の準備を終えた私はベッドに横たわって原作の記憶をなぞり、アレコレ思案する。恐らくこの世界⋅⋅⋅『食戟のソーマ』において最も盛り上がった最初の山場、遠月学園地獄の宿泊研修⋅⋅⋅その試験官を務める、卒業到達率一桁という修羅場をくぐり抜け現場で活躍しているOB⋅⋅⋅イキリメガネ小物太郎⋅⋅⋅四宮小次郎⋅⋅⋅⋅!!

 

 

原作の流れがスムーズに進めば奴は私の田所恵ちゃんに到底納得の行かない審査で試験に落とす筈⋅⋅⋅絶対そんな事はさせないわっ!!

 

 

正直不安要素は大きく2つ有るわ。まず、この世界に置ける主人公のイキリ定食太郎(幸平創真)が遠月学園に居ない事、此れにより、原作の流れが大幅に変わってしまうわね。だから代わりに多少うろ覚えだけど原作知識のある私がでしゃばらないといけない。まあ、幸い今の所然程の変化は見られないわね。

 

 

もう1つが私⋅⋅⋅えりなちゃんに憑依している私、白石めぐり自身だ⋅⋅⋅はっきり言って私はえりなちゃんと比べれば凡人の中の凡人⋅⋅⋅えりなちゃんの才能と積み上げて来た研鑽におんぶ抱っこしているだけだから正直不安で不安でしょうがない。

 

 

私は憑依してからのこれ迄、薙切えりなちゃんの品格を貶めない様に立ち振舞いや、日々の業務、勉学、料理の研鑽、健康とスタイルと体力増強の為のトレーニング⋅⋅⋅等、自分為りにやれるだけの事はやって来たけど、それでも尚不安が常に影の様にまとわりつい憑いてくる⋅⋅⋅⋅うう、胃が⋅⋅⋅⋅

 

 

 

 

 

 

あっー!!ダメよ、だめ駄目!!こんなんじゃっ!!此処まで来たならやるしかないんだからっ!!

 

 

    女は度胸よっ!

 

 

不安の発散とストレス解消を兼ねて⋅⋅⋅さぁっ、オナニーの始まりよっ!

 

 

私は気分を変えてウキウキになって昨夜の戦利品を漁る。

 

 

ジャジャーン!!極星寮の誇る可愛い女の子、吉野悠姫ちゃんと榊涼子お姉さんのおパンティーとスマホで撮影したアソコのお宝写真でーすっ!!

 

 

よーしっ!先ずは悠姫ちゃんからよ!

 

 

私は悠姫ちゃんのクマさんパンティーを広げる。ふふっ⋅⋅⋅♥高校生が履いていたクマさんパンティー♥私は悠姫ちゃんのおパンチュを顔にマスクの如く被り、深呼吸した。

 

 

はふぅぅ~♥処女おマンコの残り香が私の脳細胞を覚醒させるわぁ~♥そこで空かさずスマホの写真ホルダーを開く。スマホ画面に悠姫ちゃんのピッタリと閉じたお子ちゃまな縦スジが写し出されて私は自分のアソコをまさぐって最初のオナニーを始めた。

 

 

悠姫ちゃんのお子ちゃまマンコ⋅⋅⋅⋅♥

 

 

被っている下着を涎でべちょべちょにして悠姫ちゃんの味を間接的に味わう!!

 

 

ハァハァハァ⋅⋅⋅!!イク、イクイクわっ~!!

 

 

 

     ☆☆☆

 

 

 

 

私は最初のオナニーを果たした。

 

ふぅ~⋅⋅⋅⋅良かったわぁ~♥何時も天真爛漫で明るくてお団子ショートツインテールがトレードマークの吉野悠姫ちゃん、ご馳走さまでした♥

 

 

さあ、お次は涼子お姉さんのセクシーおパンティーよっ!

 

 

私は下着を広げるとため息が出た。ウヒャ~♥涼子お姉さんが履いていたのはYバックでスタイルが良くないと似合わない着用する人間を選ぶハイレベルな逸品だわ⋅⋅⋅!

 

布面積はとても小さくほぼ紐と言っても差し支えなかった。私はこれも顔に被り小さな布地に集中してイメージする。ああ、ここに涼子お姉さんのマンコが密着してたのねぇ~♥

 

 

スマホに保存してある涼子お姉さんのマンコ写真をガン見して本日二度目のオナニーを始める。

 

 

ハァハァハァ⋅⋅⋅!!お姉さん、涼子お姉さん!いつか抱きしめて髪をすいて、お胸を揉んで全身をペロペロしたいよぅ⋅⋅⋅抱きしめられたいよぉ⋅⋅⋅⋅⋅

 

 

あっ、あっ、あっ!!イク、イク、イクゥ~♥

 

 

 

     ☆☆☆

 

 

 

 

ふぅ~⋅⋅⋅良かったわぁ~♥優しくて落ち着いていて、あの艶のある黒髪に揺れる立派なお胸⋅⋅⋅榊涼子お姉さんご馳走さまでした♥

 

 

さあっ、お次は田所恵ちゃんよ!!

 

 

昨夜寝入っている恵ちゃんの下半身をまさぐってオナニーの快楽を教えて上げて、意識の無いまま私の指で果てた可愛らしい姿をスマホに納めたわ!

 

 

スマホの画面のホルダーを開くと私が進呈した黒のヒモパンの真ん中部分が湿り気を帯びており妖しく照りついている様子がありありと写っていたわ♥

 

画面を見ながら昨夜の恵ちゃんの反応を思いだしながら私はオナニーを始めた。

 

 

ハァハァハァ⋅⋅⋅⋅!!恵ちゃん、恵ちゃん!まだ誰も触れた事の無い秘部をまさぐられてオナニーの快楽を教えて上げた恵ちゃん⋅⋅⋅♥これからもっともっと仲良くして開発してあげたいよぉ⋅⋅⋅イクイクイクゥゥ⋅⋅⋅⋅!!

 

 

 

     ☆☆☆

 

 

 

ふぅ、はぁ⋅⋅⋅⋅恵ちゃんも良かったよぉ~♥絶対今より仲良くなってグフフでムフフなことを⋅⋅⋅⋅♥

 

 

 

さあ、お次は新戸緋沙子ちゃんよっ!

 

緋沙子ちゃん、緋沙子ちゃん⋅⋅⋅昨夜は大胆なことをしちゃたわね。緋沙子ちゃんのファーストキスを奪い舌をねっとりと絡ませて一つになった、あの至福の瞬間⋅⋅⋅♥ハァ⋅⋅⋅うっとりしちゃう♥

 

そして始めてのクンニ⋅⋅⋅あ~ん♥緋沙子ちゃんのおマンコ美味しかったよぉ~♥もっともっと大胆に抱きしめて居たかったよぉ⋅⋅⋅⋅

 

クリちゃんを私の舌で舐めて吸ってしたげたら腰をガクガク震わせたあの時を思い出すだけで私の下腹部は熱くうねり、オナニーが激しくなってしまうわー!!

 

戦利品の一つである緋沙子ちゃんのおパンチュの匂いを嗅いで私は更にヒートアップした!

 

 

 

あんあん♥ん、んんっ♥むぅ~♥

   くるくるくるくるー!!

 

来ちゃう!来ちゃう!来ちゃうよぉー!!

 

 

 

   緋沙子ちゃーん!!

 

 

 

     ☆☆☆

 

 

 

はふぅぅ⋅⋅⋅⋅緋沙子ちゃんをオカズにして滾り、私は全身が震え、心と身体が満たされる充実感に包まれた。

 

 

緋沙子ちゃん愛してるぅぅー♥

 

 

やっぱり緋沙子ちゃんをオカズにすると身体の反応が違うわね。多分これは憑依している宿主であるえりなちゃんの気持ちが呼応していると思う。今は私が肉体を支配してはいるけど、いつか本人が目覚めて対話する日が来るかも知れない⋅⋅⋅⋅まあ、それまでは緋沙子ちゃんを始めとして恵ちゃんとも深い仲になって⋅⋅⋅ムフフフゥ~⋅⋅⋅♥

 

 

 

 

 

さぁて、最後は基本に戻って私自身を⋅⋅⋅薙切えりなお嬢様をオカズにしてオナニーよっ!

 

 

私は部屋に備え付けてある大きな姿見にスマホを携えて全身を映す。

 

 

やっぱり可愛いわぁ⋅⋅⋅⋅⋅♥端から見ると単なるナルシストな発言だけど本当に可愛くて綺麗だから仕方ないのだ。

 

 

金髪と表現して差し支えのないサラサラの髪、やや、つり目気味ながらも大きな宝石の様に輝く瞳、全体の調和の取れた美しくも愛らしい顔立ち⋅⋅⋅そして日本人離れしたスタイルと長い脚⋅⋅⋅⋅全身から滲み出る高貴なオーラ⋅⋅⋅⋅もう私は、白石めぐりはメロメロよぉ~♥

 

 

 

私は立ったまま制服のスカートを捲り、オナニーでビチョビチョになった下半身をスマホで撮影した。

 

 

下半身の次は上半身⋅⋅⋅胸を強調して撮影する。制服の胸のボタンを外し、初めて今の自分の姿を見た時よりも大きく成長したオッパイをさらけ出す。

 

遠月学園の一年女子の中でも1、2を争う程の大きさで形も良く弾み、乳首がピンク色に綺羅めいて堪らない気持ちになってしまうわ。

 

                 自身で胸を揉んで興奮してしまう⋅⋅⋅

 

 

鏡に映るツヤめかしい唇から唾液で濡れている舌を出して気品さと淫靡さを両立させた姿を撮影した。

 

 

私は今履いている下着を脱ぎ、タンスに入れてある新しい下着を用いて撮影を続けた。

 

姿見の前でM字開脚をしてお股の所に替えの下着をのせて、だらしのない惚けたアヘ顔ピースサインな表情を作って撮影した。

 

 

胸を制服から出したまま、スカートを捲って、鏡にえりなちゃんマンコを広げて中の具を鏡に映してスマホで撮影する。素敵⋅⋅⋅♥

 

 

 

最後に後ろ姿を撮影する。スカートをギリギリまで捲り上げ、日々のトレーニングで引き締まった太ももを撮影した。ニーソックスに包まれて私自身が頬擦りしたくなる程の美しさだった。

 

 

スカートの裾を上着に挟んで胸に負けない位の魅力的なヒップを映す⋅⋅⋅

 

はぁ⋅⋅⋅⋅大き過ぎず、小さ過ぎないむしゃぶりつきたくなる桃尻ね⋅⋅⋅⋅♥少し腰を傾けて背中からヒップラインと太ももを魅力的な角度で映して撮影。

 

そして⋅⋅⋅⋅スマホがなければ細かい部分迄分からなかったお尻の穴をも撮影した。スマホをテーブルに固定して置き両手でお尻を広げ⋅⋅⋅えりなちゃんの肛門を撮影したわ。

 

 

や、ヤバいわよ、コレ⋅⋅⋅♥鏡に映るお尻の穴⋅⋅⋅通称アナルだったかしら?皺がヒクヒクと動いてとてもやらしい気持ちにさせられるわ⋅⋅⋅

 

あぁ⋅⋅⋅今度緋沙子ちゃんと恵ちゃんを撮影する機会が合ったら必ずお尻とアナルも撮影して保存しなくっちゃっ♥

 

 

おマンコを余り強く弄ると最悪指で処女膜を傷つけ、破ってしまう可能性があるからこれ迄どんなに興奮して滾っても私は若干抑えてオナニーしてきた。故に何処か物足りない気持ちも確実にあった。

 

 

だから禁断のアナル開発してみようかしら⋅⋅⋅?お尻は性器ではないけれど神経が集中してじっくりと優しく馴染ませれば気持ち良くなると前世での女の子向けティーン雑誌の記事にも載っていのを私は思い出した。

 

 

う~ん⋅⋅⋅この肉体はえりなちゃんのだから余り無理、無茶は出来ないけど正直この身体の疼きが時折歯止めが効かなく時もあって余計にオナニーを拗らせているのが現状だ。

 

 

でも今は⋅⋅⋅このスマホで撮影したえりなちゃんのやらしいポーズをオカズにしてオナニーだっ!!

 

 

ハァハァハァ⋅⋅⋅ベッドに制服を着たまま横たわり、片手にスマホを持って右手で自分のアソコをまさぐる。

 

スマホ画面からは制服から弾けんばかりに張りのあるオッパイが写り、口から舌を出して挑発的な表情で私自身を魅力する。

 

 

ハァ、ハァ、うゥ⋅⋅⋅はうっ!!⋅⋅⋅いっ⋅⋅⋅イっちゃた⋅⋅⋅♥

 

 

画面を進ませて今度はM字開脚して股に下着をのせ、アヘ顔をしたえりなちゃんをオカズにして⋅⋅⋅⋅はう⋅⋅⋅あ"ぁぁ~

 

 

はぁ、はぁ⋅⋅⋅⋅宿泊研修中はオナニー出来ないからまだまだヤるわよ!

 

画面におマンコを広げて中の具を写した姿に私は興奮する。スマホをタップして見たい部分を拡大する。

 

 

ふぅ、ふぅ、やらしい、やらしいわぁ⋅⋅⋅

 

 

いつかはえりなちゃんは此処に野郎の腐れ珍宝をハメる日が来るのかと考えると悔しさと嫉妬と怒りと悲しみで一杯になる。あう⋅⋅⋅不本意でこの世界に落ちてヒロインのえりなちゃんに憑依してるけど、こんなに魅力的な女の子が野郎の物になるのが私はとにかく悔しかった⋅⋅⋅

 

 

そのどうする事の出来ない気持ちが更にオナニーにへと駆り立てヒートアップする!

 

 

んんっ、ふっ、ん"っー!!♥

 

     

    はうー!!

 

 

   

 

     ☆☆☆

 

 

 

 

 

⋅⋅⋅⋅えりなちゃんとして活動し、日々のストレスと今後の不明瞭な展開の不安と、薙切一族としての責務と期待の重圧⋅⋅⋅いつかボロが出てソッポを向かれるかも知れない恐怖を私はオナニーで晴らした⋅⋅⋅

 

 

私は只女の子とイチャイチャしてラブったり、コメッたりしたいだけなのにぃー!!

 

 

まあ、今日の所は満足したからまあ、いっかっ♥

 

 

 

私はお風呂に入って明日に備えて早々に就寝した。

 

 

 

 

 




ちょっと展開が遅いかな?


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田所恵はえりな様に恋心を抱く

田所恵ちゃんの方言がもしかしたらおかしいかも?もし良かったら指摘して修正して頂けると嬉しいです。


私は田所恵。卒業到達率10%を切る日本屈指の料理学校の名門遠月茶寮料理學園の一年生です。

   

ちなみに⋅⋅⋅高等部への内部進学試験は堂々の最下位でした⋅⋅⋅(泣)  

 

 

しかも今日のフランス料理の実習担当講師は特に厳しいと言われているローラン・シャペル先生です⋅⋅⋅今回の実習でE判定を貰ったら即退学決定です。

 

 

お母さんゴメンしてけろぉ⋅⋅⋅わだずぅ終わったべさぁ⋅⋅⋅

 

 

そんな崖っぷちの私に救いの手が差しのべられました。今回の実習は二人一組のペアとなって料理を作るのですが私のペアとなったのがあの、薙切えりなさんだったのです!

 

 

えりなさんは食の魔王の異名を持つ遠月学園総帥、薙切仙左衛門さんの孫娘で、通称氷の女王と称されるとぉ~てもっ怖い人で恐れられていると聞きました。

 

 

⋅⋅⋅⋅お、終わりました⋅⋅⋅私の学園生活はもうおしまいなのです⋅⋅⋅絶対私やらかして怒られて嫌われます。ううっ⋅⋅⋅お母さん⋅⋅⋅

 

 

所がです!薙切えりなさんはとても気さくに私に話し掛けてくれて、しかも私の両頬をそっと撫でて⋅⋅⋅

 

「大丈夫よ。田所恵ちゃ⋅⋅⋅さん。私の指示に落ち着いて実行すれば合格間違い無しよ。まずは深呼吸しましょう」

 

⋅⋅⋅と、励ましてくれたのです!私は言われたとうりに深呼吸して落ち着いて薙切さんの指示どうりに動いてメニューを完成させました。結果はなんとA判定!!よっ⋅⋅⋅良がったべさぁ~!退学さ、まぬがれだぁ~!!

 

 

最もこの結果は全て薙切さんの実力と的確な采配なのは言うまでもありません。私は薙切さんに涙ながらにお礼を言い、何故私なんかにこんなに優しくしてくれるのか聞きました。薙切さんは⋅⋅⋅

 

 

「田所さん貴女は落ち着いて作業すれば素晴らしい仕事が出来ると私は確信しているのよ。だからもっと自分に自信をお持ちなさい」

 

 

⋅⋅⋅と私を認めてくれる言葉をくれました。わ、わ⋅⋅⋅私こんな、こんな極星寮の人達以外でこんなに優しく親切にしてくれたのは初めてで感激して思わず涙ぐみました。しかも薙切さんは自分の事はえりなと呼んでいいと言ってくれて私の事も恵と名前で呼んでくれる事になりました。私、とっても嬉しいべぇ!!

 

 

しかもその日の内に新作料理の試食をしてほしいと誘われました!?

 

 

私、私⋅⋅⋅もう幸せな気分です。薙切さ⋅⋅⋅えりなさんのお部屋へと招かれ秘書を務めている新戸緋沙子さんと顔合わせして挨拶をして、えりなさんが何れだけ凄くて素晴らしいかを(せき)を切ったかの様に誇らし気に語って教え貰いました。

 

 

えりなさんの話しをしている新戸さんはとても生き生きとして瞳を輝かせています。新戸さんって本当にえりなさんの事が好きで慕っているんですね。

 

 

話しを聞いて私も益々えりなさんに好意が増してきます。そしていよいよお待ちかねのえりなさんの新作料理の試食を始めました!

 

えりなさんの料理は跳んでもなくハイレベルで私の舌を始めとして頭も身体も心迄もが感動しました!こんな、こんな美味しい物がこの世に存在するなんて⋅⋅⋅そして、

 

突然奇妙な現象が起きました。制服が破れて裸を晒してしまったのです!

 

⋅⋅⋅ですが何故か数秒の後、制服は元通りになり、美味しさの波長が頭を痺れさせ私は意識が遠くなり気を失いました⋅⋅⋅⋅

 

 

 

気がつくと私と新戸さんはベッドに寝かされてました。人様のお部屋のベッドを占拠して、しかも料理を試食して眠りこけるなんて!!こったら迷惑なごどじて私は居たたまれない気持ちになりました。秘書側近を務める新戸さんは自分の至らさに自己嫌悪しています。

 

 

ですがそんな私達をえりなさんは優しく労い、思わずちゃん呼びしてくれました。えりなさんは珍しく慌てて謝罪しようとします。でも新戸さんはちゃん呼びされるのをとても嬉しく思い、プライベートの時だけで良いのでそう呼んで欲しいと懇願しました。勿論私も同調しました。

 

 

えりなさんは快く快諾して私達にも自分をちゃん付けしてして欲しいとお願いしてきました。私はとても嬉しく感激して思わず地元のお国の言葉がモロに出てしまいました。こったら恥ずかしいべさぁ⋅⋅⋅

 

 

時間も時間なので私は極星寮に帰ろうと二人に、挨拶とお礼を言って部屋を出ました。途中まで新戸さんも部屋に戻るので一緒に廊下を歩きました。

 

「あ⋅⋅⋅⋅田所恵。えりな様があれだけ心を許すのは大変珍しい⋅⋅⋅!君は認められたのだ!あのえりな様に⋅⋅⋅誇りに思っていいぞ。私も君を認める。だから私の事も名前で緋沙子と呼んでくれて⋅⋅⋅イヤ、是非、緋沙子と呼んで欲しい!これから宜しく頼む⋅⋅⋅では、また明日お休み」

 

「は、はい!わかりました。あ、えと、緋沙子さん⋅⋅⋅⋅お休みなさい!」

 

 

今日は本当に素敵な1日でした。調理実習は私の力ではないので決して胸を張れませんがA判定で退学を免れ、薙切えりなさんと親交を深め、その秘書の新戸緋沙子さんとも仲良くなれたのです。

 

 

まだまだダメダメな私だけど精一杯明日からまた頑張ろうと思います。

 

 

 

 

 

 

⋅⋅⋅⋅寮に戻った私はお風呂に入ろうと服を脱ぐとな、何故か私の下着が何時もの白のリボン付きではなく黒のヒモパンになってました⋅⋅⋅!?

 

な、な、なしてこうなったべさぁ!?

確かに今日は白のリボン付きのヤツを履いていたはずなのにこんな派手でアダルトなタイプを⋅⋅⋅私は頭を抱えてあたふたしまくって悠姫ちゃんと涼子ちゃんの二人に心配をかけてしまいました。

 

原因が判らず私はそのヒモパンをとにかく手洗いで洗って部屋で密かに乾かしてタンスの奥にしまいました。これ⋅⋅⋅本当にどうしよう⋅⋅⋅?でもこういう感じの下着も良いかも⋅⋅⋅ってダメさダメさ!私には派手過ぎて恥ずかしいべさぁ~。

 

 

 

えりなちゃんと親しくなってからの私はほんの少しずつだけど落ち着いて気負わずに作業出来る様になってきて実習でもかなりの成績を修め始めました。

 

これも全て極星寮の皆とえりなちゃんと緋沙子ちゃんの応援と励ましのおかげです。今、私はとても充実して日々を過ごしています。

 

 

そんなある日えりなちゃんからお茶のお誘いを受けて私は喜んで受けました。緋沙子ちゃんの淹れるお茶はとても香ばしくて美味しいです。今度淹れ方を教えて貰おう。

 

えりなちゃんのお茶会でこんな提案をしてきました。

 

緋沙子ちゃんの働きにより、予定が大幅に余裕が出来たので是非、自分の部屋に招いて、女の子だけのプチ交流会及び、品評会を開きたいと提案してきた。勿論私は快く返事をして直ぐにスマホで悠姫ちゃんと涼子ちゃんに連絡した。二人共ノリノリで神の舌を持つえりなちゃんに評価してもらうチャンスと意気込んでいた。

 

 

直ぐに了承の返事がとれたので極星寮の私を含めた3人とえりなちゃんと緋沙子ちゃんの計5名のメンバーで交流会を始めました。他の人にも声を掛けたけど都合がつかなかったとえりなちゃんは大変残念がってました。

 

 

まず、最初の料理を出すのは私に決まったので極星寮畑で取れた、もぎたて新鮮な季節の野菜天ぷらを作る事にしました。

 

 

衣に水ではなくビールを入れて、サクサクっとカラリと揚げて香ばしく出来上がった野菜天ぷらを持って行くと案の定、涼子ちゃん特製のお米のジュースで緋沙子ちゃんはとても陽気でテンションが上がり、かと思えばいきなりテンションがダダ下がりで泣き出したり、悠姫ちゃんも何時も以上にテンションが上がってテンヤワンヤとなり結局極星寮の何時もの感じになってしまいました。

 

 

それでも皆、各個人が得意とする料理を作り、それをえりなちゃんが的確に改善点を述べ皆満足そうにしながら何時しか私も皆も眠ってしまった⋅⋅⋅

 

 

その夜奇妙な夢を見た。朧気ながらだけど内容はあのえりなちゃんが私の大事なアソコをまさぐって気持ち良くしてくれるという、絶対他の人に言えないやらしい夢を見てしまった⋅⋅⋅

 

夢の中でえりなちゃんはその⋅⋅⋅例の黒のヒモパンを着用しているのを喜び、その白く細い指先で私のお股を下着の上から縦に添ってなぞり、その⋅⋅⋅自分でも録に確認した事の無い、ましてや弄った事の無い部分を指先で擦り私を未知の感覚へと誘ってくれた。

 

優しく弄られて私の身体はまるで全身が微弱な電流を流し込まれた様な⋅⋅⋅とにかく心地の良い快楽が私の全てを支配していった⋅⋅⋅⋅

 

更にその後えりなちゃんは私の恥ずかしい部分にその綺麗で端正なお顔をくっ付けて私のアソコの匂いを嗅ぐかの様に吐息を荒くして何か⋅⋅⋅?えりなちゃんも身体を震わせている感じがした。

 

 

これは夢⋅⋅⋅絶対に夢だべ⋅⋅⋅でもでも⋅⋅⋅♥

 

 

私は今まで感じてきた幸福を更に上回る幸福感に満たされ意識が真っ白になって溶け込んだ⋅⋅⋅⋅

 

 

 

明くる朝、私は多分一番に目が覚めた。けど、朧気だけど昨日見た夢が余りにもリアリティ過ぎてなかなかベッドから起きれなかった。いやらしかったけど、とても心地いい夢だったなぁ⋅⋅⋅

 

 

気がつくとどうやらえりなちゃんはもう目が覚めていたので私は少々後ろめたい気持ちを隠して何気なく目を覚ました振りをして朝の挨拶をした。

 

また予定が合えば開催してくれるという嬉しい会話をしてると涼子ちゃんも目を覚ます。起き抜けながらも鋭く全体を見回した涼子ちゃんの指摘で初めてえりなちゃんのベッドを占拠してる事に私はようやく気づいた。

 

 

しかもえりなちゃんは部屋の床でタオルケットにくるまって寝たという!?

 

 

私はなんて事をしたんだろうと自分を責めた。でもえりなちゃんは実に自然体で大丈夫!と私達に気を使わせまいとしてくれた。なんでこの人はこんなにも優しくて親切で気さくで綺麗で身も心も美しいのだろう⋅⋅⋅と目の前の人物に見とれてしまった。

 

 

 

ペアになる以前のえりなちゃんの噂はとんでもなく、エリート意識が高くて少しでも失敗した人間は情け容赦なく切り捨てる『氷の女王』と呼ばれ畏怖されてると聞いていた。誰もが憧れつつも恐れられて彼女の側には秘書の人以外は近づこうとはしなかった。

 

 

でも今、目の前にいるこの人物はとても尊敬出来て誇りに思える友人なのだと思うと身体がとても熱くなってしまう⋅⋅⋅!!

 

 

私は色んな意味でのお詫びとして朝食を作らせて貰う許可を得た。えりなちゃんは快く快諾して「お願いね」と言ってくれた。はうぅ⋅⋅⋅!私何だかとっても幸せだよぉ⋅⋅⋅♥

 

 

後から悠姫ちゃんと涼子ちゃんもやって来て一緒に朝ご飯を作った。うん!会心の出来だべさぁ!

 

 

お皿に盛り付けた料理を運ぶとえりなちゃんが笑顔でお礼を言ってくれた。そんな僅かな、細やかな会話が私にはとても嬉しい⋅⋅⋅♥

 

 

お手洗いから戻ってきた緋沙子ちゃんはとても顔を赤くしてモジモジしていた。どうしたんだろう?心配したえりなちゃんが額をくっつけてお熱を測ると緋沙子ちゃんは更に顔を紅潮させた。

 

その様子を見た悠姫ちゃんはイタズラ心で二人の仲をからかった。慌てふためいて緋沙子ちゃんは悠姫ちゃんに反論する。何だろう⋅⋅⋅何故か胸がチクチクと痛む⋅⋅⋅⋅?

 

 

涼子ちゃんが悠姫ちゃんを窘めると私もつい、便乗して悠姫ちゃんを諌めた。けれど口ベタな私は胸の内にあった本音をつい言葉にしてしまった。

 

 

⋅⋅⋅そうだ私はもっとえりなちゃんと仲良くなりたいんだ。そして私は緋沙子ちゃんに嫉妬しているんだと自覚した。

 

 

私はなんて醜いんだろうか⋅⋅⋅少し優しくしてくれた人間に此処まで依存して、古くから親しい人に嫉妬して⋅⋅⋅

 

 

朝食を終えて後片付けは良いからとえりなちゃんの言葉に甘えて寮に戻り何時もの様に畑と動物のお世話をして明日の宿泊研修の準備も終えた。

 

 

お夕飯までポッカリと空いた時間を持て余しベッドへと身体を預ける。

 

こうやってると昨日までの出来事は単なる私の錯覚なのかと思い始める。えりなちゃんが私の様な劣等生に気を掛けてくれるなど⋅⋅⋅ましてや私の身体を⋅⋅⋅

 

 

⋅⋅⋅って、いやいやあれは夢、夢だべさぁ。でも朧気だけど夢の内容を頭で反芻すると身体が熱くなり下腹部がうねり形容し難い衝動に刈られる。

 

 

無意識に私は下着の上からアソコを弄ってしまった。はうぅ⋅⋅⋅♥

 

 

これが何かの雑誌に載っていた自慰⋅⋅⋅オナニーだべかぁ⋅⋅⋅私は衝動に抗えずに片方の手で最近少し大きくなってきた胸を揉み、もう片方の手で秘部を浅くまさぐった。

 

 

  ん"ん"っ⋅⋅⋅⋅ふう"ぅっ⋅⋅⋅⋅⋅♥

 

 

駄目、駄目、寮でこんな事しちゃ駄目⋅⋅⋅⋅ダメなのに手が、指が止まらないよぉぉ⋅⋅⋅♥はぁはぁはぁ⋅⋅⋅確か夢の中でえりなちゃんが私のこの部分を摘まんで擦っていた。グリ♥グリ♥

 

 

 あ"う"あ"ぅぅー!!♥♥♥

 

 

気持ちいいよぉ!気持ちいいよぉ♥

えりなちゃん♥えりなちゃん♥ダメなのに⋅⋅⋅⋅えりなちゃんの事想うと止まらないよぉぉー!!♥好きぃ!えりなちゃん大好きぃー!!♥

 

 

 

 

 私は衝動のままに自分を慰めた⋅⋅⋅ 

 

 

 

 

 

 

⋅⋅⋅⋅私は雑誌に載っていた内容を思い出す。そうか⋅⋅⋅これがイクという⋅⋅⋅所謂オーガニズムと呼ばれる感覚なのだと私は自覚した。

 

 

それと同時に自分の自覚しなかった感情もはっきりと認識した。

 

 

私はえりなちゃんに恋心を抱き、緋沙子ちゃんには妬んでいるという宝石の様に輝く淡い感情とヘドロの様に黒く濁った感情が私の中で色濃く渦巻いているのを自覚した。

 

 

 

 

 



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えりな様は啖呵を切る

いよいよこの世界に置ける最初の山場、宿泊研修の日がやって来た!

 

私⋅⋅⋅薙切えりな(白石めぐる)は、やはり軽く胃が痛くなっていた。

 

何しろ中身が一般庶民の私は必ず遠月のホテルの規模に驚愕してしまうだろうから。気をつけなきゃ⋅⋅⋅

 

だけどその決意も空しく目的地のホテルにつくとやはり私は圧倒されてしまうのだった。

 

 

宿泊研修目的地遠月リゾートホテル『遠月離宮』

 

⋅⋅⋅⋅そこは普通に利用したらなんと、一泊8万円~からという超がつく最高級リゾートホテルなのだ!!それもう一月分の家賃じゃない⋅⋅⋅⋅

 

 

⋅⋅⋅⋅はぁっ⋅⋅⋅これだからブルジョワは⋅⋅⋅

 

生徒達は皆大宴会場へと集められた。

 

 

「あっ!えりなちゃ⋅⋅⋅さん、緋沙子⋅⋅⋅ちゃんおはよう昨日はお世話になりました」

 

「はよぉー!えりなっちに緋沙子っち!」

 

恵ちゃんと朝からテンションの高い悠姫ちゃんが挨拶してくれた。

 

 

「ごきげんよう⋅⋅⋅恵ち⋅⋅⋅恵さん、悠姫さん」

 

「こら!誰が緋沙子っちだ!それにえりな様をその様なアダ名で呼ぶんじゃない!」

 

「ふふ⋅⋅⋅良いのよ緋沙子ちゃ⋅⋅⋅緋沙子。気兼ねなく呼ばれた方が私も気が楽だわ」

 

「もう~悠姫ったら⋅⋅⋅ゴメンなさいね。えりなさん、新戸さん、改めておはよう」

 

「涼子さんもごきげんよう」

 

 

ふいぃ~顔見知りの人に元気を分けて貰えてる様で少し気が休まるわ⋅⋅⋅

 

何しろこの大宴会場へと千人近い人数が居るにも関わらずお通夜みたいに静かでなおかつピリピリとした空気が私の胃を締めつけるのだ。

 

 

外見は堂々とした佇まいをしている私だけど中身の私は、もう早くも逃げ帰ってお部屋に引きこもりたい気分になってしまっている。

 

 

ヌオォォー!!頑張れ私!田所恵ちゃんの最大の運命の分岐点を何としてでも主人公の代わりに私がやり遂げるのよ!!

 

 

「おはよう諸君ステージに注目だ」

 

最初の実習での試験官を勤めたシャペル先生がステージに上がりマイクで合宿の説明を始めた。

 

 

内容は様するに講師による一定の合格ラインを下回ったら失格=退学と、まあ、至ってシンプルな物だわ。まあ、私は多少原作知識は知っているから何とかなるとは思いたいけど主人公が不在の状況でどんな変化が産まれるかなんて予測の立てようがない。

 

 

だからもう⋅⋅⋅覚悟を決めるのよ⋅⋅⋅私!

 

 

審査に関してはゲスト講師を招いてるはず⋅⋅⋅そう、遠月学園の卒業生⋅⋅⋅⋅

 

 

卒業到達率一桁を勝ち抜いた天才たち!!

 

フランス料理店「SHINO,S(シノズ)」シェフ⋅⋅⋅⋅四宮小次郎(しのみやこじろう)

 

イタリア料理店「リストランテ

エフ」の水原冬美(みずはらふゆみ)

 

鮨店「銀座ひのわ」の関守平(せきもりひとし)

 

オーベルジュ「テゾーロ」の

ドナード牾桐田(ごとうだ)

 

日本料理店「霧のや」の乾日向子(いぬいひさこ)

 

 

⋅⋅⋅⋅そして、遠月リゾート総料理長兼取締役会役員⋅⋅⋅堂島銀(どうじまぎん)⋅⋅⋅!!

 

 

ここからステージ迄結構離れて居るのに奇妙な重圧(プレッシャー)を感じてしまうわ⋅⋅⋅やはりあの人は別格だわ⋅⋅⋅!

 

 

私が壇上に並び立つ名だたるシェフ達のオーラに圧倒されているとメガネをかけた一人のゲスト講師が壇上から降りて此方に近づいてきた。

 

 

「ンー⋅⋅⋅前から9列目⋅⋅⋅そこの⋅⋅⋅そう、オマエ⋅⋅⋅退学だ。帰っていいぜ」

 

「えっ⋅⋅⋅なっ⋅⋅⋅!!?」

 

「整髪料に柑橘系の匂いが混じってる。こいつは料理の香りを霞ませるんだよな。お洒落は必要だ⋅⋅⋅作る人間がダサいと料理に色気が無くなるからな。だが、お前のその選択はアウトだ⋅⋅⋅つうわけで、お疲れ学生さん」

 

 

よし!原作の流れキター!!四宮小次郎が柑橘系の匂いのする男子を問答無用で退学に決めた。

 

 

取り敢えずホッとしたわ⋅⋅⋅それにしても無茶ぶりというか、気の毒になるわね⋅⋅⋅いやいや、私は野郎はどうでもいいのよ。田所恵ちゃんさえ助かればそれで⋅⋅⋅⋅

 

 

「え⋅⋅⋅ま⋅⋅⋅待って下さい!洗い流して来ますから!!どうか退学は⋅⋅⋅!!お願いします!お願いします⋅⋅⋅!」

 

柑橘系の整髪料をつけていた彼は涙ぐみながら土下座して床に頭を擦りつけてまでして懇願した。

 

 

⋅⋅⋅⋅⋅わ、私には別に⋅⋅⋅関係⋅⋅⋅⋅無い⋅⋅⋅⋅わよっ⋅⋅⋅?

 

 

「はぁ?なんだそりゃ⋅⋅⋅泣いて土下座したら何でも撤回してくれると思ってんのか?オマエみたいな奴が店の評判を落とすんだよ⋅⋅⋅このクズがっ⋅⋅⋅」

 

 

  ⋅⋅⋅ピキピキ⋅⋅⋅ブチンッ⋅⋅⋅!

 

 

いい加減にしときなさいよぉ!!

  

 この陰険メガネがぁぁー!!

 

 

私は腹の中から熱いマグマの様なうねりを感じながら思わず行動してしまった!!

 

 

「お待ち下さいませんか?四宮シェフ⋅⋅⋅」

 

「ああっ?誰だオマエは⋅⋅⋅?」

 

「⋅⋅⋅お初にお目にかかります。私は現・遠月十傑の内、末席を預からせて頂いております⋅⋅⋅薙切えりなと申します」

 

「薙切⋅⋅⋅そうか、仙左衛門の爺さんの孫娘⋅⋅⋅あの、神の舌(ゴッドタン)とやらを持つお嬢様か⋅⋅⋅その薙切の天才お嬢様が何の用だ?まさかその場で不様に土下座し続けているクズの退学撤回でも要求するつもりかよ?」

 

 

「ええ⋅⋅⋅まさにそのとうりですわね⋅⋅⋅⋅」

 

 

あちゃーやっちゃったよぉー!!

 

私のバカバカ!!でもねでもね⋅⋅⋅私、本当に野郎なんてどうでもいいのよ⋅⋅⋅でも⋅⋅⋅こんな理不尽は見捨てて置けないのよ!

 

 

そりゃね、お店の事を考えればアッチに言い分はあるわ。けど私達はまだ学生⋅⋅⋅失敗して寧ろ当然だ。少なくとも今、この場は現場ではない⋅⋅⋅遠月学園の方針に今さら異議を唱えるつもりも無い。けれど試験で適正に落とされるならいざ知らず、こんな難癖つけた退学勧告を私は⋅⋅⋅見逃せない!!

 

 

「今、この場所は互いに研鑽し、試練を乗り越える場所とは重々に承知しております。ですが⋅⋅⋅悲しいかな、我々は甚だ未熟な学生⋅⋅⋅時にどうしても失敗をしてしまう存在です。四宮シェフの言い分は誰よりも理解しております。イタズラに、簡単に失敗を許せとも申しません。只、四宮シェフの御判断は些か余りに早急で個人的な感情が伴い過ぎて居られるのではと私は具申致します⋅⋅⋅」

 

「なっ、何だと⋅⋅⋅⋅俺が個人的な感情でソイツに退学を決めたと⋅⋅⋅そう言いたいのか⋅⋅⋅」

 

 

そう言ってんのよ!この小物メガネがっ!

 

 

「確かに彼は料理を生業とする人間としては些か軽卒ではあったと思います。ですが、ここは貴方の店の現場では有りません⋅⋅⋅ましてや、まだ試験そのものも始まってもおりません⋅⋅⋅犯してしまった失敗と過ちを修正するには充分まだ考慮が出来るかと私は思います。故に何卒彼の退学は取り消す事を私は望みます⋅⋅⋅⋅」

 

 

周りがスッゴく、ざわざわして注目して視線がメチャンコ痛いわー!!

 

ああぁ⋅⋅⋅只でさえ目立つのに更に注目される事して本当に私ったら何やってんのよー!!はぁー私の馬鹿バカ⋅⋅⋅

 

 

「⋅⋅⋅おいおいおい⋅⋅⋅⋅薙切家の苦労知らずのお嬢様よぉ⋅⋅⋅テメェ⋅⋅⋅舐めてんのか?オマエも退学にできる権限を俺は持っているんだぞ!!」

 

 

うわっ!コイツ最低!テメェとか言ったわ!原作知識を持っている私はこの小物メガネの過去と苦労は知っているけどいくら何でも試験管としては失格でしょうがっ!

 

 

「繰り返し申し上げます。彼の退学は早計で⋅⋅⋅」

 

「黙れぇ!!遠月グループのお嬢様だから何でも要求が通ると思ってのか!!あ"ぁっ!?」

  

 

なっ!コイツ私の胸ぐら掴んでキタッ!?こっ、怖かないわよ!?暴力反対!!訴えて勝つわよ!!

 

 

 

「お止め下さい!」

 

んっ?へっ?緋沙子ちゃん!?緋沙子ちゃんが私の前に立ち私の盾の様に前に立った!

 

「⋅⋅⋅何だよテメェは!!オマエも退学にさせられてぇのか?」

 

 

私の前に立ち、四宮小物野郎の腕を掴んで緋沙子ちゃんは私を守る為必死で立ちはだかってくれた!!でも、よくみると緋沙子ちゃんの肩や腕や足がガクガクと震えている。

 

 

⋅⋅⋅そうだよこの娘だって普通の16歳の女の子なんだ。大人の男がガナリ立てれば怖いに決まっている。なのに⋅⋅⋅でしゃばった私を⋅⋅⋅えりなちゃんを守る為に勇気を振り絞って行動している。感情に任せて動いた私とは違う。感情で動いたなら私は四宮と同じだ⋅⋅⋅⋅私はやっぱりバカだ⋅⋅⋅⋅

 

 

「チッ!離しやがれ!」

 

「緋沙子ちゃん!!」

 

 

四宮は腕を振りかぶった瞬間⋅⋅⋅

グギュ⋅⋅⋅ミシィ⋅⋅⋅

 

「ぐうっ⋅⋅⋅」「⋅⋅⋅⋅それ以上は俺は絶対に許さんぞ⋅⋅⋅四宮⋅⋅⋅」

 

「堂島シェフ!!」

 

 

堂島銀さんは四宮の腕をその大きな手で握り、動きを制した。とんでもない握力してるわ、この人⋅⋅⋅⋅⋅

 

 

ってかっ、遅くない?もうちょい早くソイツを取り押さえてくれれば緋沙子ちゃんが怖い目に合わずに済んだのに⋅⋅⋅⋅まあ、感謝はしますけどね。

 

 

「⋅⋅⋅四宮お前はやり過ぎだ⋅⋅⋅向こうで頭を冷やしてこい⋅⋅⋅命令だ⋅⋅⋅」

 

「⋅⋅⋅くっ⋅⋅⋅」

 

堂島さんの眼力と圧に圧倒されて四宮は壇上の奥へと渋々引っ込んでいったわ。

 

「止めるのが遅くなってすまない。ケガはしてないようだね。代わりに謝罪しよう⋅⋅⋅改めて堂島銀だ⋅⋅⋅まあ、えりなくんとは顔を合わせるのは初めてだが、名前はお互い知っているね?」

 

「はい、初めまして堂島シェフ⋅⋅⋅先程はありがとうございました⋅⋅⋅」

 

「うん。さて、先程の君の言い分だが⋅⋅⋅⋅まあ、確かに奴個人の感情による判断が行き過ぎていた部分もある。だが、一流の現場に立つ人間としては至極当然とも言える判断でもある⋅⋅⋅軽い考えで匂いのキツイ整髪料をつけてきた彼の行動も決して誉められた物でもない⋅⋅⋅⋅がっ、今回は敢えて君の要求を飲ませて貰うとしよう。何しろ奴は学生に⋅⋅⋅女性に手を上げようとしたからな⋅⋅⋅だが、君も二度と軽卒で軽はずみな行動は慎む様にして貰おう。特に君は自分の立場をわきまえた方がいいと思うぞ⋅⋅⋅」

 

「はい、大変ご迷惑おかけしました。以後気をつけます」

 

私は素直に頭を下げて謝罪した。

 

 

「とっ、言う訳だ学生くん!君の退学処分は撤回するのを認められた。首の皮一枚繋がったな。えりなくんにちゃんと礼を言っとくんだな。さあ、頭を洗ってきな!」

 

「は、はい!堂島シェフ!それと⋅⋅⋅⋅そのありがとうございましたー!!えりな様ー!!」

 

「う、うん良かったわね⋅⋅⋅今後は気をつけなさいな⋅⋅⋅」

 

「はい!失礼します」

 

彼は意気揚々とお手洗いへと走って行った。

 

 

 

ふうぅ~⋅⋅⋅⋅試験が始まる前にゾッと疲れてきたわね⋅⋅⋅はっ!緋沙子ちゃん!大丈夫!?

 

「えりな様私は大丈夫です!お気になさらず!」

 

緋沙子ちゃんは何時も以上にキリッとした態度をとった。

 

「は、はわわわ⋅⋅⋅え、えりなさん、緋沙子さんだ、だ、大丈夫だべかぁ!?」

 

恵ちゃんがアワアワしながら心配してくれた。

 

「わ、私は大丈夫よ恵さん⋅⋅⋅それより迷惑かけてゴメンなさいね」

 

「謝ることないべさ、わだちなんて⋅⋅⋅怖くて何も出来なかったべさからぁ⋅⋅⋅」

 

 

「オウー⋅⋅⋅先程は大変な事になってしまい代わりに俺が謝罪させて頂きます⋅⋅⋅シロツメクサのような純朴の君⋅⋅⋅出来れば俺のオーベルジュで朝まで語り合いましょう⋅⋅⋅」

 

「あ⋅⋅⋅え?あ、あのあの⋅⋅⋅!?」

 

突然ケツアゴの料理人、ドナード牾桐田の野郎が私の恵ちゃんの白くて小さい手を握りやがった!ナンパすんじゃないわよっ!

 

 

「その手を放しなさい、牾桐田シェフ⋅⋅⋅」

 

「オウ⋅⋅⋅ヒナコか⋅⋅⋅」

 

助け船をだしたのが日本料理店「霧のや」を経営している乾日向子さんだ。

何気なしに恵ちゃんと緋沙子ちゃんと私の手を重ね優しく撫でてくれた。

 

「ごめんなさいね⋅⋅⋅とても怖かったでしょう⋅⋅⋅」

 

私達を心配してくれている優しい女性⋅⋅⋅なのだがこの人は正直私と共感(シンパシー)を感じてしまうわ⋅⋅⋅

 

「ところで貴女可愛いですね⋅⋅⋅♥ああ⋅⋅⋅とても美味しそうです⋅⋅⋅♥ジュルリ!」

 

「!!?わ、わだち食べられるだべさぁ!?」

 

そう、この人乾日向子さんは可愛い女の子大好き病なのだ。私も似た感じだけどね⋅⋅⋅まあ、それはそれとして⋅⋅⋅恵ちゃんは絶対渡さんぞぉ!!

 

 

「⋅⋅⋅あのバカが暴走したのを止められなかった⋅⋅⋅代わりに謝罪する⋅⋅⋅」

 

静かに呟いたのがイタリア料理店「リストランテエフ」を経営している水原冬美さんだ。何だかセ○バーみたいな声しているのは気のせいかしら?

 

「い、いえその様に為さらなくても⋅⋅⋅私が、でしゃばったのが原因なので⋅⋅⋅」

 

「いや、何もかも四宮が悪い。全部四宮のせいにすれば万事丸く収まる⋅⋅⋅」

 

それには密かに私も大賛成だわ!

 

 

「私からも謝罪させてくれ、えりなくん、緋沙子くん、え⋅⋅⋅⋅とっ?」

 

「あ、私、田所恵と言います」

 

「そうか、すまなかったね恵くん」

 

最後に謝罪しにきたのが鮨店「銀座ひのわ」の板長、関守平さんだ。

 

 

「えと⋅⋅⋅他の講師及び生徒の皆さん⋅⋅⋅今回は私の軽卒で軽はずみな行動でご迷惑をお掛けして大変申し訳ありませんでした。試験の時間も押し迫って来て降りますので皆様何卒進行を再開してお進め下さい。本当にすみませんでした」

 

 

もうこれ以上只でさえ過酷な合宿研修を私事で遅延させる訳には行かない。私は講師と生徒の皆に頭を下げで大きく声を張り上げて謝罪して試験の説明をしてもらう様にお願いした。

 

 

「むう!確かにこれ以上は合宿のプログラムを乱すのはマズイな⋅⋅⋅よし、続きを始めよう。丁度、例の学生くんも戻ってきたしな!」

 

振り向くと頭をタオルで巻いて息を弾ませて例の男子生徒が戻ってきた。

 

 

「では正式な謝罪は後程させて貰うよ。えりなくん⋅⋅⋅」

 

「はい、堂島シェフ」

 

 

一悶着はあったけど、とにかくこの場は収まり、講師陣も壇上に戻っていった。

 

 

「何もかもが四宮のせい⋅⋅⋅全部四宮が悪い⋅⋅⋅」

「全くです!あんな可愛い女の子を怖がらせて!」

「今回の事は流石に擁護できんな⋅⋅⋅」

「ハッハハハー!!四宮センパイ嫌われまくってますねー!」

 

 

例の四人組のシェフ達は口々にあの腐れイキリ小物メガネ野郎に憤慨したり呆れている口ぶりだった。

 

人徳が無いにも程があるわね。まあ、最も事実なんですけど。

 

 

壇上に立ち早々とマイク片手に堂島銀シェフは残りの合宿の説明を続けた。

 

 

「⋅⋅⋅⋅と、まあ説明は以上だ。少々イレギュラーな出来事もあったが、本物の現場ならそんな事、幾らでもあるものだ。では、君らの武運を祈らせて貰おう⋅⋅⋅それでは移動開始!」

 

 

堂島シェフの簡単な説明も終わり、いよいよ研修が始まった⋅⋅⋅

 

 

大宴会場から出ると緋沙子ちゃんがふらふらと腰を落として壁に寄りかかった。

 

「緋沙子ちゃん!?」

 

「はっ、はは⋅⋅⋅無様な所を見せて申し訳ありません、えりな様⋅⋅⋅い、今頃震えが止まらず腰が少し抜けて⋅⋅⋅だ、大丈夫です⋅⋅⋅失礼しました⋅⋅⋅」

 

 

ああ、この娘はえりなちゃんの為に勇気を振り絞ってあのメガネの前に立ち塞がってくれたのね⋅⋅⋅

 

私は思わず後ろからしゃがんで人目を憚らずに緋沙子ちゃんを抱きしめた⋅⋅⋅

 

「え、え、えりな様!?」

 

「ゴメン⋅⋅⋅緋沙子ちゃん本当にゴメン⋅⋅⋅私が余りに軽卒過ぎたわ⋅⋅⋅そして本当にありがとう⋅⋅⋅」

 

「そんな⋅⋅⋅えりな様⋅⋅⋅私には勿体ないお言葉です⋅⋅⋅!」

 

 

緋沙子ちゃんは私の言葉に感無量といった面持ちで瞳が潤んでいた。

 

 

はう~♥緋沙子ちゃん可愛よぉ⋅⋅⋅⋅♥

 

 

「あ、あの~⋅⋅⋅えりなさん、緋沙子さんみ、皆が注目してるよ!それに早く移動しないと⋅⋅⋅」

 

田所恵ちゃんがワタワタして二人だけの世界に浸っていた私達の目を覚ましてくれた。

 

 

「⋅⋅⋅ん、ん"!ゴホンッ!ごめんなさい恵さん⋅⋅⋅!すぐに一緒に行かなくてわね、緋沙子ちゃ⋅⋅⋅緋沙子⋅⋅⋅大丈夫⋅⋅⋅?」

 

 

緋沙子ちゃんは力強く床からビシッと立ち上がり熱い眼差しで

 

 

「はい!えりな様!この新戸緋沙子えりな様の温かくも熱い愛の包容により復活しました!必ずやこの研修を乗り越え、えりな様と再開することをお約束します!!それでは暫しのお別れです!失礼致します」

 

 

さっきまでの弱々しい雰囲気は霧散して、気力に満ち溢れた顔で私と別れ移動バスへと向かっていった。

 

 

「⋅⋅⋅本当に大丈夫かしら?」

 

「緋沙子さん、えりなさんに抱きしめられて気力を取り戻したみたい。きっともう大丈夫ですよ。えりなさん、私達も急ぎましょう」

 

「そうね。私のせいで時間を浪費させてしまったしね⋅⋅⋅それじゃ、恵さん⋅⋅⋅手を繋いでいきましょうか!」

 

「え、えりなさん⋅⋅⋅はい⋅⋅⋅♥」

 

 

恵ちゃんは頬をほのかに赤らめて差し出した手を取り、一緒に移動バスへと向かった。

 

 

 

 

 



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えりな様は恵ちゃんと頑張る

バスで会場に入った私達の担当試験官は可愛い女の子大好き乾日向子シェフだ。

 

シャペル先生の授業で組んだペアで試験を始めるとの事だ。

 

 

「よかったぁ~。えりなさんと一緒で⋅⋅⋅わ、私頑張りますから!」

 

「私も一緒で嬉しいわ。此方こそお願いね」

 

正直心細かったら本当に安堵したわ。

 

 

乾シェフの試験内容は遠月学園が抱えている私有地で柵を巡らせている限られたフィールド内で食材を確保して調理し、日本料理のメインとなる一品を作り乾シェフを満足させたら合格との事だ。

 

 

原作知識を思い出すと確か川に森や竹林もあり、魚や各種山菜に鶏、ウサギに合鴨までいたはずだ。

 

 

制限時間は二時間⋅⋅⋅さあ始めるわよ!

 

 

「恵さん。さっきチラッとみたら合鴨がいたから私は合鴨メインの日本料理を作ろうと思うの。それで恵さんには森で各種山菜を取ってきて貰いたいんだけど⋅⋅⋅どうかしら?」

 

「うん!それ凄くいいと思います。合鴨は悠姫ちゃんがジビエ料理のスペシャリストだから私も極星寮で色々教わってて日本料理との相性も抜群だよ!」

 

恵ちゃんもノリノリで大賛成してくれた。

 

そして私達は見事なコンビネーションであっという間に一品を作り上げた。

 

 

「お待たせしました。合鴨ロースト季節の山菜付きです。2種類のソースが有りますので2つともお試し下さい」

 

「まあ、薙切さんと恵ちゃんのペアが一番乗りですね♥では早速頂きましょう」

 

 

(な、なんて早さなんだ⋅⋅⋅!?鴨を捌く手間もあった筈なのに一時間もかかってないなんて⋅⋅⋅!)

 

う~ん⋅⋅⋅他の生徒の視線が痛い。私がやってる事は原作知識とえりなちゃんが培った技術でのズルなのよね⋅⋅⋅正直心が痛むけどここは地獄の合宿⋅⋅⋅油断は出来ない。なんとしても恵ちゃんを救い、守らなくちゃならないから!原作主人公が居ないから私が出張らなきゃね!

 

 

「う~ん♥この鴨の柔らかさと歯ごたえ⋅⋅⋅焼き時間を精密に見極めていますね。鴨肉に入れてある隠し包丁が舌触りを良くしてますね。素晴らしいです!それにこの山菜も鴨の旨味をより引き立つ様にベストなチョイスをしてあります」

 

「山菜のチョイスは田所恵さんのおかげです。彼女の野菜に対する感覚(センス)は本物です」

 

「え、えりなさん、そんな私⋅⋅⋅そこまで凄くなんて⋅⋅⋅」

 

「いいえ恵さん。貴女の野菜対するアプローチは確かなものよ」

 

「はい!そのとうりです♥初めて会った時から恵ちゃんの純朴でそれでいて芯のある雰囲気に私はもうメロメロでした♥指も細くて白く可愛いくて⋅⋅⋅」

 

恵ちゃんが可愛いのは同意しますけど料理の評価をお願いします!

 

「⋅⋅⋅っあ、失礼しました。そうそう、この2つのソース。これも実に見事です。醤油ベースの柚子胡椒に僅かに川にあったワサビを見つけ、ワサビソースとして添えましたね。2つのソースが更に鴨肉と山菜のソテーの旨味を引き出し見事なワルツを踊っています⋅⋅⋅⋅よって、薙切えりな、田所恵ペア文句無しに合格です!」

 

「はい!ありがとうございました」

 

 

私は恵ちゃんとハイタッチして喜んだ。

 

 

あ、因みに例の双子のアルディーニペアも私のすぐ後で合格したわ。定食太郎が居ないから普通に終わったわね⋅⋅⋅

 

何の問題もなく試験を突破してバスでホテルに帰るとまだ誰も居なかった。

 

本来なら主人公幸平創真とタクミ・アルディーニとの絡みで時間が取られて遅れてホテルに戻るのを何の問題もなくスムーズに試験を終えた為、私達が最初のグループだった。

 

暫くすると他の生徒達も帰ってきた。

 

 

「わーい!恵、えりなっちぃ~♥たっだいまぁー!!」

 

元気よく吉野悠姫ちゃんが恵ちゃんに抱きついて無事試験を合格したのを喜んだ。

 

「流石がね、えりなさん達が一番で帰ってきたのね」

 

「涼子さんもお帰りなさい。他の皆さんも無事みたいね」

 

「ねえねえ、さっきの⋅⋅⋅四宮シェフの時大丈夫だった?声かけそびれちゃったから気になっててさ⋅⋅⋅」

 

友達思いの吉野悠姫ちゃんはずっと気にしてくれてたみたいね。 

 

「ありがとう悠姫ちゃ⋅⋅⋅さん私なら平気よ。それより驚かせちゃってゴメンなさいね」

 

「そんなのドッて事ないよっ!」

 

「それにしてもあの時のえりなさんとても格好よかったわ。思わずみとれちゃったわ⋅⋅⋅♥」

 

え~いや~そんな~照れちゃうなぁ~デヘヘ♥

 

 

何台かバスが戻ってきて緋沙子ちゃんも帰ってきた。ま、当然ね!

 

「えりな様ぁー!!遅くなり申し訳ありません!!それと田所恵!えりな様の足は引っ張らなかっただろうな?」

 

「へっ!えっ!わ、わ、私⋅⋅⋅!!?」

 

緋沙子ちゃんの突然の剣幕に恵ちゃんはしどろもどろになってしまう。

 

「緋沙子ちゃ⋅⋅⋅緋沙子!それは失礼よ!恵さんはきっちりと持ち味を生かして私を支えてくれたわ!」

 

「はっ!申し訳ありません!えりな様。田所恵⋅⋅⋅その、すまない無礼であった⋅⋅⋅許し欲しい⋅⋅⋅」

 

「ううん⋅⋅⋅私は気にしてないよ。それより緋沙子さん⋅⋅⋅あの時あんな怖い四宮シェフに立ち向かって、えりなさんを守って⋅⋅⋅本当にお二人は絆が深くて羨ましいです⋅⋅⋅⋅」

 

「⋅⋅⋅恵さん?」

 

「当然だ!私はえりな様に幼少の頃より使え激務でお忙しい身を支えてお守りする為、日夜研鑽を積んでいるのだ!」

 

誇らし気に語るも恵ちゃんの耳には入っていないみたいで、何処か様子がおかしいと思うも合宿のプログラムは待ってくれず私達はホテル内で次の試験内容を聞かされた。

 

 

鮨店「銀座ひのわ」の板長関守平(せきもりひとし)シェフが試験官を務め説明をする。

 

 

試験内容は近くの施設で合宿中のスポーツ関係の部活の人達に夕食を完成させる事。メニューは「牛肉のステーキ御膳」で、その数なんと50食!制限時間はたったの60分以内で完遂出来なければ問答無用で退学だ。

 

各講師の試験をヘトヘトになって合格してきた人達は口を開けて白くなっている。これから豪華ディナーにお風呂と超ゴージャスな夜を誰よりも期待していた悠姫ちゃんからは気のせいかポキポキと心が折れる音が聞こえてきたわ⋅⋅⋅

 

 

「では、試験始め!」

 

必死で生き残ってきて疲労困憊な皆は阿鼻叫喚な叫びと共に一斉に作業に取り掛かった。

 

客はスポーツ関係の部活の人達なので皆、当然ゴツくて無駄に暑苦しい!

 

あぁ~もう!どうせなら可愛い女の子達ならテンションも上がるけどこんなんテンション駄々下がりだよぉ⋅⋅⋅⋅

 

でもソコはやっぱり薙切一族のえりなちゃんね!ものの10分位で50食を見事完成させてしまったわ!!

 

 

「よし!薙切えりな50食達成合格!」

 

「ありがとうございます」

 

 

⋅⋅⋅あんなに懸念していたのにアッサリと乗り越えてしまったわね。それに明らかに以前よりも更に技量が上がってるみたい⋅⋅⋅後でステータス確認しておこう。

 

私は緋沙子ちゃんにお風呂場で待ってるからと言ってお先にこの場を失礼した。

 

そう唯一私が密かに楽しみしているのがお風呂タイムだ!緋沙子ちゃん、恵ちゃんを始めとして可愛い美少女達の赤裸々な裸体を拝める素晴らしい時間よぉー!!オナニーが出来ない分、しっかりと脳内保存させて貰うから!

 

 

ウキウキしてお風呂場で待っていると緋沙子ちゃんが息を弾ませてやって来た!待ってたわよぉ~♥

 

「ハァ、ハァ、えりな様~!遅くなりました!少し手間取ってしまって⋅⋅⋅⋅」

 

「大丈夫よ緋沙子⋅⋅⋅いえ、緋沙子ちゃん♥これからお風呂タイムなんだから私の事はちゃんづけでね!」

 

「あっ!は、はい!えりな⋅⋅⋅ちゃん♥」

 

ヌホホホォ~滾ってきた、滾ってきたぁー!!脳と眼球に裸体を焼き付けるのよ私!!

 

少しして他の人達もやって来て一気に賑やかになってきた!

 

わーい!皆一緒に裸で⋅⋅⋅グフフフ⋅⋅⋅♥

 

 

     

 

     カポーン

 

 

「はぁぁ⋅⋅⋅いいお湯ですねぇ⋅⋅⋅えりなさ⋅⋅⋅えりなちゃん⋅⋅⋅」

 

「ええ、そうね」

 

「アヒルさんも喜んでいるべさ」

 

「ええ、そうね」

 

「あれだけの作業の後だったから見に染みるねぇ~♥」

 

「ええ、そうね」

 

「流石遠月高級リゾートホテルよねぇ⋅⋅⋅水質から違うみたいで身体がほぐれるわぁ⋅⋅⋅」

 

「ええ、そうね」

 

 

 

⋅⋅⋅⋅私は今、極限まで集中して湯船に浸かっている皆の色っぽい姿を目に焼き付けている最中だ。せっかくのお風呂だからリラックスしろよと思われるでしょうがリラックスしている暇は無い!

 

 

緋沙子ちゃん、恵ちゃん、悠姫ちゃん、涼子お姉さん⋅⋅⋅そんでもって他の女の子達の裸体⋅⋅⋅♥くうぅぅー⋅⋅⋅研修に来て唯一良かったわぁー♥

 

 

   眼福、眼福⋅⋅⋅♥

 

 

幸せ気分に浸かっていると誰かが近づいてきた。

 

「薙切えりなだよね?」

 

「ええ、そうよ。貴女は?」

 

「すまない名乗るのが遅れた⋅⋅⋅アタシは北条美代子ってんだ。よろしく⋅⋅⋅」

 

北条美代子⋅⋅⋅実家が横浜の中華街でデカイ中華料理屋をしている跡取り娘で高い実力を誇り、態度も身長もお乳もお尻もでっかい女傑な人物だ。

 

 

「⋅⋅⋅それで私に何の用かしら?(ヌホォ~♥ええ乳しとりまんにゃぁ~♥浮いてる浮いてる!)」

 

「いやね、今日のアンタの啖呵にアタシはシビレたんだよ。大人の男相手に一歩も引かずに勇猛果敢に挑んでさ。しかも相手はあの、遠月元第一席だった四宮小次郎なんだ。⋅⋅⋅凄かった上に周りの配慮もしてさ、アタシはハッキリ言ってアンタに惚れたね!」

 

「フフッ⋅⋅⋅横浜中華街で50年続く中国料理の名店北条楼の跡取り娘さんに惚れられるなんて光栄だわ⋅⋅⋅(えー!いや~そんなことないよぉ~♥デヘデヘ♥)」

 

「以前のアンタの噂は耳にしていたんだ。お高くとまってエリート意識バリバリの冷たい氷の女王だって⋅⋅⋅けどやっぱり噂なんてアテにならないねぇ。実際には些細なミスで退学を喰らいそうになった奴を庇い、秘書側近の奴にも抱きしめて優しくしてさ⋅⋅⋅⋅本当に惚れ惚れするよ⋅⋅⋅」

 

あ、やっぱり見られてたのね⋅⋅⋅ちょっと恥ずかしいかも⋅⋅⋅

 

 

「ね~ねぇ~えりなっちぃ~!皆で背中の流しッ子しようよぉー!!ソコの貴女もご一緒に!」

 

悠姫ちゃんベリー・ベリーナイスな提案よ!!

 

「えっ?イヤ、アタシは⋅⋅⋅」

 

「北条さんせっかくの裸の付き合いだから一緒に背中の流し合いをしましょう。親睦を深める良い機会よ♥」

 

「ふっ⋅⋅⋅しょうがないね。わかったよ」

 

やたー♥どさくさ紛れに石鹸で滑ったフリして乳もんじゃろうかねぇ♥

 

皆でじゃんけんで列を決めて背中の流し合いが始まった。

 

残念ながら北条さんとはカチ合わなかったがそれでも私は大満足だ。

私の前には榊涼子お姉さんで後ろは水戸郁魅ちゃんだからだ!

 

 

「私までご一緒で光栄ですえりな様⋅⋅⋅⋅」

 

「フフッここはお風呂で皆裸なのだからそんなに畏まる必要はないわ。気軽にえりなちゃんって呼んでも良いのよ?」

 

「い、いえ、そんな畏れ多い⋅⋅⋅でも私嬉しいです!」

 

「私も何だか気後れしちゃうわね。えりなさんに背中を流して貰うなんて⋅⋅⋅」

 

「気にする必要なんてないわ!お風呂何だから!裸なんだから!心も身体もスッポンポンですから!」

 

「うふふ⋅⋅⋅そうね。それじゃお願いするわね♥」

 

    

    はぁ~い♥

 

 

ふしゅぅぅ~♥す、素晴らしかったわ⋅⋅⋅スベスベのお肌に柔らかい乳、尻、太もも、うなじ⋅⋅⋅⋅私の脳内フォルダが満たされてゆくぅー!!

 

石鹸で滑ったふりして涼子お姉さんと郁魅ちゃんの乳と太ももにサワサワして最高でおじゃったわ♥

 

 

名残惜しかったけどお風呂から上がって皆それどれの部屋へと戻っていった。私は去り際に恵ちゃんに明日⋅⋅⋅頑張ってねと声をかけた。

 

恵ちゃんは「うん!ありがとうえりなちゃん私頑張ってもっと皆と⋅⋅⋅えりなちゃんとも、もっと仲良くなりたいから⋅⋅⋅それじゃ」と部屋へと戻っていった。

 

 

ふう⋅⋅⋅いよいよ明日が運命の日⋅⋅⋅

 

 

腐れイキリメガネ小物野菜太郎こと、四宮小次郎を成敗してやるわ!

 

心中で意気込んでいたら緋沙子ちゃんがトランプを持って部屋へとやって来た。

 

 

「えりな様⋅⋅⋅えりなちゃんトランプでもしませんか⋅⋅?」

 

「あ、ゴメン緋沙子ちゃん、私は明日に備えてもう休ませて貰うわ。また今度皆で揃ってやりましょう!」

 

「⋅⋅⋅そうですか⋅⋅⋅わかりました⋅⋅⋅失礼しました⋅⋅⋅⋅」

 

 

こうしてようやく宿泊研修1日目が終わったのでした。

 

 

 

 

 

 

 

    ~緋沙子side~

 

 

最近のえりな様は何故かやたらとあの田所恵と急速に仲を深めておいでだ。

 

私の知る限りの今迄のえりな様なら、あの様に他人にそう易々と態度を軟化したりなぞはなかった筈だ。

 

思えば高校の進学式が始まる少し前のあの日を境に何かが変わられたご様子だったな⋅⋅⋅⋅

 

 

私の事をプライベートの時限定とはいえ、ちゃん付けで呼んで下さる様に田所恵にも親愛を込めてちゃん付けされて正直な所、私は彼女に嫉妬してしまっている。

 

最初に出会った時は私同様にえりな様に憧れているみたいだったので如何にえりな様が素晴らしく、何れだけの実績を積み重ねて来られたのかを私はまるで自分の事の様に田所恵に語って聞かせた。

 

 

彼女は瞳をキラキラと輝かせて聞き入ってくれて私も満足したものだ⋅⋅⋅

 

 

だが、今は私は彼女を疎ましく思い始めてしまっている。事ある毎にえりな様は彼女とペアになり、心を通い会わせ、丸で最初からえりな様の隣にいたかの様に振る舞う彼女に私は⋅⋅⋅

 

 

⋅⋅⋅くっ、何と私は浅ましいのだ!!

 

 

彼女は必死でえりな様のペアとしてその実力を発揮し己の料理に真っ直ぐ向き合い成長していると言うのに私は⋅⋅⋅

 

 

私はただ、えりな様の後ろに控え、激務をこなすあの方を支えられればそれで良いと考えていた。だが、今は私はえりな様の隣に立ち、共に歩みたい、田所恵にその立場を譲りたくないと強く考えている。

 

 

私はスマホに保存してあるえりな様のお姿を眺める。

 

 

はぁ⋅⋅⋅えりな⋅⋅⋅様⋅⋅えりな⋅⋅⋅ちゃん⋅⋅⋅

 

 

ダメだ⋅⋅⋅⋅身体の疼きが止まらない⋅⋅⋅私はホテルに備え付けてある机の角に自らの秘部を押し付けて角オナニーを始めてしまう。自分の部屋ならいざ知らずホテルでこの様なはしたい真似をしてしまおうとは⋅⋅⋅

 

 

⋅⋅⋅⋅⋅でも止められなのだ。私はスマホの画面に写るえりなちゃんの姿を舌で舐めながら、より強く机の角を下着の上から押し付け刹那の快楽と衝動にその身を任せる。

 

 

堅い角が私のクリトリスを刺激して気持ち良くなり淫らに悶える。

 

 

はぁ、はぁ、はぁ、んっ♥んんっ♥えりなちゃん、えりなちゃん♥⋅⋅⋅好き、好き♥大好き♥う"ん♥ううっ♥えりなちゃん私だけ見て⋅⋅⋅私だけを愛してよぉ⋅⋅⋅⋅誰にも渡したくないよぉ⋅⋅⋅

 

私はスマホを机に置いてえりなちゃんの美しい顔を見ながらより強く腰を角に押し付ける。

 

はん♥あん♥ダメ、ダメ!ここはホテルなのに、研修中なのに、ダメ⋅⋅⋅⋅

 

止められないよぉ⋅⋅⋅⋅えりなちゃんがあの娘と仲良くするの嫌だよぉ⋅⋅⋅えりなちゃん♥えりなちゃん♥イく、イく♥

 

 

  

   ん"ん"っ~!!♥

 

 

 

 

 

えりなちゃんの姿をオカズにして角オナニーで果てた私は思わず涙を流して嗚咽した⋅⋅⋅⋅

 

 

 

 

 




遅くなってしまいスミマセン。単純に体調不良とそれに伴うモチベーションダウンの為、時間が掛かり間が空いてしまいました。皆さまも体調には気をつけて下さい。


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えりな様は食戟を挑む

私は遠月の宿泊研修のホテルのベッドの中で一人ステータスの確認をしていた。

 

 

ステータスを見ると総合レベル88となっており、調理レベル172、魅力レベル152、セクハラレベル46、オナニーレベル272と大幅にレベルアップしていた。

 

 

一応自分なりに出来る事をやって来ただけだけどここまで上がってるとは⋅⋅⋅!

 

まあ、オナニーはストレス発散であり、趣味であり、珍宝がない現状でのライフワーク的な感じでやってきただけだけどね。何よりオカズの質と量も一級品だったからここまでレベルアップしたのね!

 

 

ステータス覧の下の方をよくみるとナニやらとんでもない能力が追加してあった。追加能力は【スタンド(幽波紋)】と表示されていた⋅⋅⋅⋅って、前にその内スタンド能力でも発現しそうとか思っていたけどまさか本当にスタンド使いになるとは⋅⋅⋅(;゜0゜)

 

 

私はベッドの上で意識を集中してスタンドの発現を試みた。けれど何も起きなかった⋅⋅⋅う~ん?スキルに表記されてるけど発現出来ないのは何故かしら?まあ、でも発現出来ないものはしょうがない。それよりも明日は原作の流れどうりなら恵ちゃんが四宮小物野菜太郎の理不尽な判断で不合格を言い渡される序盤の最大の山場になるはず⋅⋅⋅⋅明日に備えてもう寝なきゃ⋅⋅⋅お休みなさい⋅⋅⋅⋅⋅私は早々に眠りについた。

 

 

 

 

 

 

    ~田所恵side~

 

 

     「⋅⋅⋅⋅退学(クビ)だ」

 

 

私は合宿二日目の試験の講師を務める79期卒業生の四宮シェフから退学(クビ)を言い渡された⋅⋅⋅⋅

 

 

事の始まりは約3時間前⋅⋅⋅

 

 

四宮シェフからの課題内容シェフ自身考案のルセット(レシピ)が渡された。

 

 

フランス料理の前菜のメニューとして出される「9種の野菜のテリーヌ」がお題として上げられた。9種類もの野菜それどれの違う下処理と火入れが必要でどの素材が主張しすぎず、されど弱くてもいけなくて味を一つに纏めるのはとっても難しい⋅⋅⋅

 

しかも今回は誰も知っている人は居らず私一人で取り組まなければいけない。うぅ⋅⋅心細いよぉ⋅⋅⋅⋅⋅ううんっ!いつまでもえりなさんに甘えていたらダメだ!私自身の力で乗り切らなきゃ!

 

 

因みに食材である野菜は厨房の後方に山盛りとなっていて自らの目利きで任意に選らばなければならない。

 

 

開始の合図と共に皆の血走った目をした強い勢いに萎縮して出遅れてしまった。もう質の悪いものしか残っていない⋅⋅⋅特にカリフラワーは既に酸化が始まっており色が褪せている⋅⋅⋅このまま普通に調理したらアクの作用により、もっと色が悪くなりテリーヌの美しい見た目を損ねてしまう。だったら⋅⋅⋅⋅

 

 

何とかテリーヌを完成させた私は四宮シェフに試食をして頂いた。

 

 

「フー⋅⋅⋅田所恵⋅⋅⋅お前はカリフラワーを茹でる時にワインビネガーを使ったな?漂白作用のある(ビネガー)できれいな色を保ち下味にも(ビネガー)を使用しカリフラワーの甘みを引き立てている。更に他の傷んでいた野菜にもそれどれの旨味と甘味を絶妙にマッチさせる為に独自に工夫を施しているみたいだな⋅⋅⋅」

 

 

「は、はい!仰るとうりです」

 

 

す、凄い⋅⋅⋅カリフラワーの酸味だけじゃなく他の傷んでいた食材の為に僅かに工夫した処理にも気づくなんて⋅⋅⋅!

 

 

「⋅⋅⋅⋅お前は誰がルセットを変えていいと言った?渡したルセットの中に酸味や他の傷んでいた食材を工夫して処理しろなんて文言は無いだろが?お前は俺のルセットを無視して別の料理を作ったんだよ⋅⋅⋅!!だから田所恵⋅⋅⋅お前は退学(クビ)だ」

 

 

 

 

 

 

    ~緋沙子side~

 

 

 

ううっ、私とした事がなんとはしたない真似をしてしまったのだろう⋅⋅⋅⋅えりな様が余りにも田所恵に対してやたらと優しく接しているのが悔しくて、寂しくて、悲しくて哀しくて我慢出来ずに宿泊先のホテルの机の角で自分を慰めてしまった⋅⋅⋅⋅遠月グループの最高レベルの宿泊先のホテルで私は⋅⋅⋅情けない。

 

 

あぁ⋅⋅⋅⋅⋅しかもその後大泣きしてしまい目元が少し腫れてしまっている。この様な無様な顔をえりな様にお見せするのは心苦しい⋅⋅⋅

 

何とか勢い任せに朝の挨拶を済ませ、私は従者にあるまじき事だが逃げる様に本日の課題を行うグループへと駆けていった。

 

 

私は罪悪感に己を(さいな)み激しく心と身体が重たくなる様な錯覚に陥った。いけない、こんな事では⋅⋅⋅!試験に影響が⋅⋅⋅今は課題をクリアして何としても何時もどうりにえりな様のお側に⋅⋅⋅私は負けない⋅⋅⋅!

 

 

 

 

 

 

   ~えりな様(白石めぐる)side~

 

 

んん~んっ。スッキリと目覚めたわ。

 

流石遠月でも指折りの最高級のホテルのベッドね!寝心地が自分の部屋のベッドよりも1、2ランク上だわ。枕が変わると眠れないかもと思ったけど杞憂だったわね。体調もバッチリ!さあ身支度を整えて軽く食事していざ、打倒四宮野菜小物野郎を成敗してやるわよ!

 

 

準備を終えた私は部屋から出ると丁度緋沙子ちゃんと会い朝の挨拶をすると何故か緋沙子ちゃんは顔をうつ伏せ気味にして勢いよく挨拶するとまるで逃げる様に自分の課題をするグループへと走っていった。

 

 

⋅⋅⋅⋅⋅どうしたんだろう?何時もと明らかに様子がおかしい⋅⋅⋅?緋沙子ちゃんの事は気になるけど今日は運命の日!今は自分の課題を一分一秒でも早く終えて恵ちゃんの課題を行っている調理室へ行かないと!

 

 

 

「薙切えりな合格!」

「ありがとうございました」

 

手早く課題をクリアした私は恵ちゃんの所と足早に移動する。

 

 

そして⋅⋅⋅⋅「田所恵⋅⋅⋅お前は退学(クビ)だ」

 

調理室への扉を開くと原作どうりに四宮の陰湿で不公平で理不尽な審判が下されていた。

 

 

私は思わず歯ぎしりをしてお腹からマグマの様な熱いうねりを発生させた。

あんのクソメガネがっ!!お前のスカしたメガネ叩き割るぞゴラァ!!

 

 

私は深呼吸して少し気を落ち着かせて調理室に入り⋅⋅⋅

 

 

「お待ち下さい四宮シェフ⋅⋅⋅」

 

「え、えりなさん⋅⋅⋅?」

 

「あぁ?⋅⋅⋅お前は昨日の薙切の⋅⋅⋅関係の無いお前が何で此処に来やがったんだ?」

 

「それは勿論自分の課題を素早く終えて親友の様子を見に来たのですわ⋅⋅⋅四宮シェフ⋅⋅⋅」

 

「ちっ、それで何の用だ?まさか俺の下した審判にイチャモンでもつけに来たのかよ⋅⋅⋅?」

 

 

私は四宮シェフを無視して恵ちゃんの「9種の野菜のテリーヌ」を試食した。口の中でそれぞれの野菜の旨味、甘味、風味がしっかりと生かされており、僅かな酸味がよりテリーヌの完成度を高めているのを感じとった。

 

そして後方の厨房に残っている食材へと目を向ける。残っている食材の野菜は皆、著しく傷んでおり、とてもじゃないけどルセットどうりに調理したらマトモに見た目の美しいテリーヌは作れそうにないのは明らかに明白だった⋅⋅⋅

 

 

正直私の知る原作よりひどい有り様だ。

 

 

「四宮シェフ。今回の課題の為、用意された食材⋅⋅⋅わざと大量に傷んで品質が落ちている野菜を混ぜてありましたね?」

 

 

私の言葉を聞いた他の学生の皆は一斉にざわめき始める。

 

 

「⋅⋅⋅あ"ぁ?だからどうした?お前には関係のない課題だろがっ。これ以上でしゃばるのなら⋅⋅⋅」

 

「いいえ、言わせて頂きますわ。今回の課題である野菜を使った料理にわざ(・・)と大量の傷んだ食材を混ぜた行為⋅⋅⋅とても公平で正しい試験では有りません。食材管理の責任はトップである四宮シェフにあり、「料理長」として落ち度があります。薙切の一族として今回の事は見逃す事は断じて出来ません!したがって今回の課題は無効にし、不合格者の取り消しを要求致します。そして他の講師の方の正しい指導の元試験のやり直しを⋅⋅⋅」

 

 

 

    バンッ!!

 

 

「⋅⋅⋅っ!?」「ひっ!」「ビクッ!?」

 

 

私の言葉を聞いていた四宮は怒気を含めて強く調理台に手の平を叩きつけた。

 

⋅⋅⋅な、なによっ!こ、怖かないわよっ!

恵ちゃんや他の可愛い女の子たちが怯えてるじゃないのっ!お前のそのスカしたメガネ、ポテチを食べて油のついた指で弄ってメガネギトギトにすっぞゴラァ!!

 

 

「このメスガキが⋅⋅⋅誰に向かって生意気な口利いてんだ、あ"ぁ?⋅⋅⋅⋅⋅分かってないようだから教えてやるよ⋅⋅⋅確かにこの課題の為の食材の野菜⋅⋅⋅傷みの進んでいる野菜も大量に混ぜた。合格者を絞るためにな」

 

 

「ええっ!?」「なっ!」「そ、そんなっ!!」「何でだよ⋅⋅⋅⋅」

 

 

皆一様に動揺し、ざわめきが広がる。

 

 

「何故、わざわざその様な真似をなさったのですか?」

 

私は何とか冷静さを保って問いただす。

 

「はっ!そりゃ決まっているだろ?冷静さを失い目利きを怠った間抜けに、出遅れて良いモノを録に確保できなかったグズで鈍間なやつをはじく為さ。そして当然俺の考案したルセットを無視して独自の工夫なんかしやがったそこのメスガキもな!!」

 

 

指刺された恵ちゃんの顔色は悪くなりその小さな肩を震わせている⋅⋅⋅

 

ギリッ!思わず歯ぎしりしてしまう。私はコイツの身勝手で理不尽なやり方に殺意すら覚えた。

 

 

「⋅⋅⋅⋅田所恵さんは良い品を出すために品質の良くない食材に創意工夫をしてテリーヌの完成度を高めたのです⋅⋅⋅それをあなたは⋅⋅⋅⋅あなたはそれでも料理人なのですか⋅⋅⋅?」

 

「⋅⋅⋅料理長(シェフ)は俺だ。俺が創ったルセットに手を加える事が下っ端ごときに許されるわけ無えだろうがっ!」

 

 

私とコイツは暫し睨み合い、やがて

 

「フー⋅⋅⋅いいか薙切のお嬢様よぉ⋅⋅⋅これ以上この課題とは関係の無いお前がシャシャリ出て俺に楯突くなら俺に与えられている料理長の権限でお前もクビに出来るんだぜ?」

 

 

私は頭と身体とそして心の3つが完全に怒りと殺意に満ち溢れ全身が一つの炎ような錯覚を覚えた。

 

 

このクソメガネ⋅⋅⋅私がコイツに対して行動を行そうとした瞬間私の腕に恵ちゃんが密着してきた!?

 

「め、恵ちゃ、恵さん!?」

 

「え、えりなちゃ、えりなさんっもういいの!もう大丈夫だから⋅⋅⋅これ以上歯向かったらえりなさんまで退学になっちゃうから⋅⋅⋅ね?だからもうやめて⋅⋅⋅」

 

「恵さん、そんな事⋅⋅⋅薙切の一族として、友人として私は⋅⋅⋅」

 

「えへへ⋅⋅⋅いいの!わ、私の⋅⋅⋅私の事はもういいからっ⋅⋅⋅えへへ⋅⋅⋅⋅」

 

「どうやらソイツも納得したみたいだし、今回の課題はこれで終いだ。午後の準備もあるから俺は失礼するぜ?」

 

 

 

私の腕を押さえている田所恵ちゃんは身体を震わせ両の瞳からポロポロと大粒の涙を流して私を制してくれていた⋅⋅⋅⋅私まで巻き込まないように私を押さえ自分さえ結果を、退学を受け入れればそれで良いと⋅⋅⋅健気に⋅⋅⋅⋅

 

 

スーッ、ハーッ⋅⋅⋅⋅私は呼吸を整え憤怒を一周して逆に冷静になった私は目の前のコイツに例のルールを持ち掛けた。

 

 

「四宮シェフ⋅⋅⋅最後にもう一つよろしいでしょうか?」

 

「⋅⋅⋅なんだよ薙切のお嬢様よぉ。まだ何か文句でも?」

 

「いえいえ文句だなんでとんでも有りませんわ⋅⋅⋅ただ、四宮シェフ、いいえ四宮センパイはかつて第一席でしたよね?料理で全てを決めるこの遠月で⋅⋅⋅」

 

「⋅⋅⋅⋅何の話だ?」

 

「料理で、皿にのせられた品で全てを決める食戟で⋅⋅⋅!!」

 

私の言ってる意味を理解したコイツは目を見開いて私を見つめる。

 

「食戟⋅⋅⋅!!そう、あなたに食戟を挑みます⋅⋅⋅!あなたに勝利したら理不尽な退学宣告を取り消して頂きますわ!」

 

 

    

    ザワッザワッ

          

 

一度静かになった調理室が再びざわめき騒がしくなる。

 

 

「おっ、おい聞き間違えてなかったら今、えりな様が四宮シェフに食戟を挑むとか聞こえたぞっ!?」

 

「いや、確かにそう言ったぞ!?」

 

「え、えりな様ならもしかして⋅⋅⋅⋅」

 

「い、いや、相手はこの遠月の卒業生⋅⋅⋅食の最前線で生き抜いてきた怪物だぞ!?いくらえりな様でも⋅⋅⋅」

 

 

皆、期待半分、不安半分といった感じで私とコイツに視線を集めている。

 

 

「⋅⋅⋅食戟ーはっ⋅⋅⋅こりゃ懐かしい響きだな。まあ、在校生以外の食戟⋅⋅⋅前例は無いわけじゃない⋅⋅⋅がっ、食戟は双方の合意が必要だ。どう考えても俺に何のメリットが無いから受ける気にはなれねえな⋅⋅⋅⋅お前がどう足掻いても田所恵や他のヤツラの退学はもう決定事項⋅⋅⋅」

 

 

「あら?もしかして怖いのですか?」

 

「⋅⋅⋅あぁ?」

 

「万が一私に敗北するかも⋅⋅⋅⋅と恐れておいでなのですね?まあ、それも仕方ありませんものね。食の激戦区フランスのパリで実績を積み重ねてきた方が私の様な小娘ごときにもし、敗北してしまったなら全て失ってしまいますからね?」

 

 

う~ん我ながら安っぽい挑発だわ⋅⋅⋅⋅その安っぽい挑発にコイツは⋅⋅⋅

 

 

「な、何だとぉ⋅⋅⋅⋅もういっぺん言ってみろよ⋅⋅⋅」

 

うわ~コイツ超チョロい!精神が典型的な雑魚だわ。

 

 

「学生相手に理不尽な八つ当たりで傷んだ大量の食材を混ぜる様な方がパリの一等地で店を構えるなんて⋅⋅⋅元第一席とは思えない凋落(ちょうらく)ぶりに失望しますね⋅⋅⋅⋅」

 

 

四宮の野郎は歯を食い縛り怒りと屈辱でわなわなしている。

フンッ!全部事実でしょがっ!

 

 

頭に血がのぼったコイツは私の胸ぐらを掴んできた!!さ、さすがにヤバいかも?

 

「えりなさん!!」

 

恵ちゃんが心配して涙声で叫ぶ。

 

 

「この小娘がっ!!」

 

私の頬をひっぱたこうと四宮は腕を振り上げると⋅⋅⋅⋅  

 

     

   グギィ!!ミシィ!!

 

 

「おいおい四宮⋅⋅⋅お前は反省が足りない様だな?」

 

「⋅⋅⋅ぐっ!?堂島さん⋅⋅⋅?何であんたが⋅⋅⋅」

 

 

そう、そこには坊主頭でスーツの似合う筋骨隆々な我らの堂島さんがやって来たのだ!

 

堂島さんは昨日の時と同様に四宮の腕をその強い握力で握り制していた。

 

 

⋅⋅⋅⋅フー!!もう一安心ね⋅⋅⋅⋅

 

 

「田所恵ちゃんが気になって同行させてもらったらこんな事になっているなんて⋅⋅⋅⋅大丈夫ですか?田所ちゃん、薙切さん!?」

 

日本料理店を経営していて、私と何処か似た様な性質を持つ乾日向子(いぬいひなこ)さんが私と恵ちゃんをまとめてギュッと抱き締めてくれた。

 

 

⋅⋅⋅⋅ああ、暖かい⋅⋅⋅何だろう凄く安心してほっとする。⋅⋅⋅や、ヤバ!何だか私、涙がほんの少しだけど滲んできちゃったわ⋅⋅⋅⋅

 

 

あ、あと何故かセイ○ー声の水原冬美(みずはらふゆみ)シェフ、ケツアゴのドナード梧桐田(ごとうだ)シェフと糸目の関守平(せきもりひとし)シェフまでもが揃ってやって来た。

 

 

 

あれ?何だか原作から微妙に変化している⋅⋅⋅!?

 

 

 

 

 



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えりな様は非公式な食戟を受ける

話しの展開がどうにも思う様に進められず遅れがちですが皆様はどう思われるますか?


間一髪堂島さんのおかげで私と恵ちゃんは難を逃れ一旦、場所を事務室に移して話し合いを始めた。

 

 

「四宮⋅⋅⋅今回のお前の試験内容は余りに目に余る⋅⋅⋅ましてや昨日、今日に続いて女子学生に手を上げ様とするとは⋅⋅⋅見損なったぞ⋅⋅⋅」

 

「全くです!!気になって見に来て正解でした。私の可愛い恵ちゃんや、えりなちゃんにまで···四宮先輩は大いに反省してください!」

 

「···やっぱり四宮が悪い。全て四宮が悪い。性根が腐っている四宮が悪い。全部何もかも四宮が悪い···」

 

 

四宮は堂島さんと乾日向子さんと水原冬美シェフに集中攻撃を受けて歯ぎしりをして身体をワナワナ震わせている。

 

 

ま、当然よね。何せわざと傷んでいる食材を大量に混ぜて提供して、ほんの僅かな良い品質の食材を使って美味しく仕上げた人たちだけ合格にして傷んだ食材しか使えなかった人をわざと試験に落とし、しかも創意工夫して傷んだ食材でも色鮮やかにかつ、美味しく仕上げた恵ちゃんをルセット(レシピ)を無視して仕上げたからと不合格にして····

 

 

本当にこの課題は理不尽で不公平でマトモに学生の実力を試す余地がはなから無いんだから。四宮の性根が腐ってるのを表してるわよね。

 

 

「モグモグ···ゴクッ···ふむ、このテリーヌの完成度は実に良い···ワインビネガーで野菜の色合いと全体の味のバランスを絶妙に整えて仕上げている···品質の落ちていた食材で見事な仕事をしている」

 

「オーッ!!実にワンダフルですね!作った人の野菜に対する愛情が心に染み渡りマスねー♥···だからこそ四宮センパイの不合格判定は納得デキマセン···」

 

 

鮨店を経営している糸目の関守板長とオーベルジュを経営しているケツアゴのドナード梧桐田シェフが恵ちゃんのテリーヌを試食して料理の良さと四宮の悪辣さに意見してくれている。

 

 

「堂島さんこの課題は俺に一任されているハズだ···とやかく言われる筋合いは無いはずだぜ····」

 

「ああ···確かにそうだ。だが、今回の課題内容は余りに公平さに欠けており、何よりお前のエゴが透けて見えるぞ。いくら何でも横暴すぎている。遠月リゾートの役員として、全責任者として、何より一人の料理人として今回の件は黙っている訳にはいかないな」

 

 

「···ぐっ···」

 

 

おおーっ!流石堂島さんよね!数少ないマトモな男性がトップで私も安心して成り行きを見ていられるわ。

 

 

「····それと薙切えりなくん。俺は昨日君に軽卒で軽はずみな行動は慎む様に釘を指したハズだが···?」

 

 

ううっ····やっぱり私にも回って来たか···でもしょうがない。私もつい我慢できずやり過ぎたし···ここはしっかりと甘んじて叱責を受けよう。

 

 

「はい!その事についてはもう何も弁解の余地は御座いません。自分の立場を弁えずでしゃばり本当にスミマセンでした。全て私の考えの足りない行動がこの様な大事になってしまい大変申し訳なく思います····後は全て堂島さんの御判断に従います」

 

 

「まっ、待って下さい!えりなさんは私を庇ってくれただけで何も悪くありません。退学にするなら私だけにして下さい!」

 

 

恵ちゃんが必死で私を庇ってくれる。

でも貴女が退学になったら意味ないんだよ!!

 

 

「·····ふむ。そういえば、えりなくんは四宮に食戟を挑んだそうじゃないか?」

 

「は、はい···」

 

 

堂島さんは腕を組み顎に手をやって何か考えている。

 

 

「···このまま四宮の試験内容不義として処理すれば、まあ、事は簡単に終わるだろう。だが、ここは遠月学園の試験の場···遠月は料理の実力で全てが試され決定される····故にどうだろう、本日の午後の課題を全て消化した後に···俺が取り仕切る非公式(アンオフィシャル)の食戟をやってみようじゃないか?言わば野試合と言う訳だ。勿論全ての責任は俺が持つ!どうだろうか?」

 

 

よし!原作の流れがキター!!正直今すぐにこの場で四宮をケチョンケチョンにツブしてやりたい気分だけどね!

 

 

「おいおいっ···待ってくれよ堂島さん!いくら何でもこんな茶番に付き合うのは·····」

 

「四宮···お前に拒否権は無い···受けろ···そもそもマトモに課題を出せばお前の言う茶番をやる必要も無かったのだ。全てはお前の不徳が招いたのだ。いいな···!」

 

「ぐっ·····フー···わ、分かったよあんたの提案に付き合おう····だがよぉ薙切のお嬢様···俺が勝ったらお前のクビもまとめて飛ばす···!」

 

 

····凄い重圧(プレッシャー)で見事四宮を屈服させた堂島さんはやっぱマジスゲー!!シビレルわー!!そんでもって四宮は捨てセリフまで吐いて午後の課題の準備へと帰っていった。···やっぱ小物だわ····

 

 

 

ふと見ると、関守平板長が堂島さんの側に寄り、ややヒソヒソ声で話し込む。

 

 

「堂島シェフ···今回は随分と思い切った事をされますね。良いんですか?」

 

「むっ?まあ、確かに良くは無いだろうな···事が公になれば俺のクビが飛ぶかもな···だが、俺は四宮の陥っている現状も何とかしてやりたいとも考えているんだ。故に申し訳ないが今回の審査員は君たちにお願いしたいのだが···どうだろうか?」

 

「ふふっ良いでしょう。最後まで付き合いますよ」

 

「はいはぁーい!!私も審査員をやらせて貰いますよー!!何せ恵ちゃんとえりなちゃんのクビが懸かっているんですから!!」

 

「私も審査員として付き合う。日向子では審査が偏る···でも四宮のへこむ面を拝みたいとも思っている」

 

「ハッハハハー!当然私も付き合いマスよぉー!何せ四宮サンと可憐な乙女達の未来が懸かってマスからねぇー!!」

 

 

日向子さんに水原冬美シェフにケツアゴのドナード梧桐田シェフも一様に審査員として参加するのが決まった。

 

 

堂島さんは此方に振り向き、

 

 

「と、いうわけで勝手ながら非公式(アンオフィシャル)の食戟を君たち二人で受けて貰う事になった訳だが···計らずとも君の···えりなくんの思惑どうりになったと言った所かな?」

 

 

うっ!?やはりこの人鋭いわ····!

 

 

「···何の事でしょうか?でも堂島シェフ···今回の件、色々とありがとうございました」

 

「いやいや、まだ礼を言うのは早すぎるぞ。何せ相手は食の激戦地、パリの一等地で戦い続けている猛者···『魔術師』の異名をもっている男····心して掛かる事だ。では、午後の課題を終えたらホテルの別館を訪ねてくれ。君たち二人の価値をそこで見せてもらう。以上だ···」

 

「···分かりました。必死で足掻いてみせます!」

 

 

そうだ。相手は精神は小物でも、その実力は本物の怪物····油断は出来ない!

堂島さんの言葉で気合いを入れ直していると例のシェフ達が此方に集まって来た。

 

 

「あーん♥恵ちゃん!えりなちゃん!もし、もしもですよ?あの頭でっかちで陰険でナルシストな四宮先輩に惜しくも負けた時は私が責任をもって二人まとめて大切に私のお店へ····」

 

「待て日向子。抜け駆けは良くない···二人ともイタリア料理に興味はないか?もしもの時は私の店で···」

 

「いやいや、君こそ抜け駆けだ。えりなくん、田所恵くん。もしも退学になったら私の店に来ないか?君の才能は鮨店でこそ伸びると私は思っている!」

 

「は···はいぃ····!?」

 

ふふっ···恵ちゃんはスターシェフ達に早くも認められている事実をよく飲み込めてないみたいね。 

 

「ハッハハハー!!皆さん気が早すぎマスねぇ~!!リクルートするのは食戟を終えて結果が出たアトですネー!!」

 

 

 

「···やれやれ気が早いにも程がある···」

 

堂島さんも後輩シェフ達の様子に呆れ気味だ。

 

 

 

 

何とかスターシェフ達の引き抜き合戦から抜け出して午後の課題の場所へ向かうべく廊下を二人仲良く歩いている最中だ。

 

 

はぁ~···ヤレヤレだったわね。こんなに早くに恵ちゃんが認められて引き抜き合戦になるなんて···でもこれこそ恵ちゃんの正当な評価だわ!とにかく午後の課題なんてチャッチャッと片付けないとね!

 

 

私は後ろに付いて歩いている恵ちゃんに振り返り、

 

 

「午後の課題もしっかりと通過して食戟で四宮シェフの度肝を抜いてやりましょう!」っと、言うと恵ちゃんは涙を溜めてジト目になって此方を睨んでいた!?えぇっ、何でぇ!?

 

 

「うぅ···えりなちゃんの···えりなちゃんのばかぁっ!!」

 

「はうっ!?」

 

「なんで、なんであんな無茶な勝負を挑んだのっ!?····えりなちゃんは他のグループの課題で合格していたんだから···私なんか放っとけば····私なんかの為に···う"ぅっ····」

 

 

恵ちゃんは抑え込んでいた感情を爆発させて、大粒の涙を流して身体を震わした····うーん···大泣きする恵ちゃんも可愛い♥·····って、ダメダメ!見とれている場合じゃないわね。

 

 

尚も感情のままに泣きじゃくる恵ちゃんを私は抱きしめて囁く。

 

 

「恵ちゃん···私はね、恵ちゃんはこんなことで退学になっていい人間じゃないと思ったから私は食戟を挑んだの。それに親友である貴女を助けたいと思ったから····もっとも今回の試験内容が理不尽の塊だったからと言う理由もあるけど···」

 

「でも、でも!私、初めてペアを組んだ時からえりなちゃんに助けられてばかりで何にも恩を返していないよぉ····」

 

「ううん、そんな事ない。私は何時も周りから距離を置かれ、畏怖されて腫れ物扱い···親しくできるのは緋沙子ちゃんしか居なくて···その緋沙子ちゃんも従者としての立場もあって何処か一線を超えて親しく出来なかったわ。だからこそ恵ちゃんの様に近い距離感で親しく出来る友達が出来て嬉しかったの···だから恵ちゃん私に貴女を助けさせて···!」

 

 

「え、えりなちゃん·····」

 

  

 モミモミ、グニッグニッ♥

 

 

私は更に恵ちゃんを強く抱きしめて彼女を慰めたわ。

 

 

「あ、あの····えりなちゃん····?」

 

 

 モミモミ、グニッグニッ♥

 

 

「なぁに、恵ちゃん。まだ理由が必要かしら?」

 

「そ、そうじゃなくて何でさっきから私のお尻を執拗に揉んでいるの···?」

 

 

 

····ハッ!!しまったぁー!!またヤッちまったわぁー!!つい、無意識に以前よりも胸と共にエロく美しく成長した恵ちゃんのプリティーなヒップを揉んでしまったわぁー!!

 

 

私は恵ちゃんから離れてその場で全力土下座したわ。

 

 

「ゴメンなさいぃー!!ついつい、抱きしめたら手が勝手にぃ~!?スンマせんでしたぁー!!」

 

 

私は薙切えりなとしての優雅さをかなぐり捨てて謝罪した···

 

 

「···プッ、クスクス···アハハ!もうえりなちゃんったら!私を守ってくれたり慰めてくれたり謝ったりして忙しいんだから···♥」

 

「·····あ、アハハ···そっ、そうかしらね···?(い、いけない!えりなちゃんとしてのイメージがぁ!?)」

 

 

「ありがとうえりなちゃん。私もう大丈夫だから···私も助けられてばかりじゃなくてえりなちゃんと一緒に隣で歩ける様に頑張るべさっ!」

 

 

何故だか吹っ切れた様子に唖然としつつも、瞳に強い意思の光を宿した恵ちゃんに私は見とれてしまった。

 

 

「さっ、えりなちゃん立って。午後の課題に遅刻しちゃうよ」

 

 

恵ちゃんは白くて小さい手を差し伸べてくれた。私はその手を取り、立ち上げってそれどれの班の調理室へ別れる迄手を繋いで歩んだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

    ~田所恵side~

 

 

 

四宮シェフの出された課題に不合格となった私は絶望感に眩暈を覚えた。

 

 

退学···そう宣告された瞬間、まるで物語の主人公の様にえりなちゃんが駆けつけてくれた。私を親友だと言ってくれた····

 

 

正直とても嬉しくなり胸の高鳴りを抑えるので精一杯になった。

 

 

えりなちゃんは四宮シェフの課題内容に強く毅然とした態度で抗議してくれた。そ、そんな事したら目をつけられちゃうよ!えりなちゃんも退学にさせられちゃう···!お願いだから止めて···私は貴女迄巻き込みたくないよぉ···

 

 

私はえりなちゃんの腕に抱きつき押さえて、もういいと彼女に訴えた···ポロッ···あ、あれ?あれれ、涙が出ちゃう···

 

 

そんな私の顔を見たえりなちゃんは強い決意を宿した顔で四宮シェフに信じられない事に食戟を挑みました。

 

 

えりなちゃんは四宮シェフに軽くあしらわれても諦めず明らかな挑発めいた言動で四宮シェフを誘いました。四宮シェフは激昂してえりなちゃんの胸元を掴み、張り倒そうと腕を上げました。あぁ!!だ、ダメ!えりなちゃん!!

 

 

そんなえりなちゃんのピンチに私はただ、ただ震えて身体が動きません···そこへ堂島シェフが駆けつけ間一髪争い事を静めてくれました。同行してきた乾日向子さんが優しく暖かく、えりなちゃんと一緒に私達を抱きしめてくれました。

 

 

伝わってくる温もりに私は故郷のお母さんを思い出してしまいついつい、甘えてしまいました。···って、日向子さんは私より少し年上なだけなのに失礼な事を考えてしまいます。

 

 

更に他の同期生のシェフの方々もやって来て、代わる代わる私の作ったテリーヌに対して高い評価をつけて下さいました。わ、私何だか恥ずかしいべさ···

 

そして堂島シェフの提案により、非公式(アンオフィシャル)の食戟を四宮シェフと私とえりなちゃんのペアで行う事に決まりました。

 

 

不服ながらこの食戟を受けた四宮シェフはえりなちゃんを睨んで午後の課題の準備のため帰っていきました。こ、怖いです··· 

 

 

アワアワしていたら他のシェフの方々が私達の前に集まり、何やら負けてしまった際の処遇を提案してきてくれました。え、えとこれって何だべさ?

 

 

オタオタしている私をえりなちゃんは引っ張り上げて挨拶もソコソコに午後の課題の場所へと向かう為、廊下を歩きます。私はどんどんえりなちゃんの行動に対して我慢が出来ず押さえていた感情を爆発させ、みっともなくえりなちゃんにぶつけてしまいました。

 

 

私、やらかしちゃいました····

 

 

そんな私をえりなちゃんは優しく抱きしめて食戟を挑んだ理由を話してくれました。私を助けさせて欲しいと言ってくれました。

 

 

私は感激してしまいましたが···何故かえりなちゃんはどさくさ紛れに私のお尻を妙にやらしく揉んできました。

 

 

さすがに場所が場所なだけに私はえりなちゃんに抗議するとえりなちゃんは何の躊躇いもなくその場で土下座して私に謝りました。

 

 

私は呆気にとられて思わず吹き出してしまいました。もう···えりなちゃんったら···♥

 

 

私はグジグジと悩んでいたのが馬鹿らしくなりなんと言うか···妙に吹っ切れちゃいました。私は今の私の全てを食戟にぶつけようと覚悟が決まりました。えりなちゃんと一緒に私は絶対負けない!

 

 

 

 

 

 

 

 

    ~えりな様(白石めぐる)side~

 

 

 

午後の課題を早々に終わらせた私は恵ちゃんの試験の場所へと急いだ。

 

 

試験場所へと着くと恵ちゃんはやけに落ち着いて私の姿を見ると満面の笑みを見せてくれた。

 

 

どうやら恵ちゃんは僅かながらも自分の殻を破り成長したみたいね。これなら四宮の野菜小物太郎のやつにもギャフンっと言わせられそうね!

 

 

「えりなちゃん、私頑張るから···絶対一緒に食戟に勝つから!」

 

 

いつになく強気な発現に私は驚きつつも逆に頼もしい言葉に私は勇気が湧いてきたわ!

 

 

ほぼ同時にお互いの手を差し出し合い手を繋いで一緒に決戦の場へと強く踏み出した。

 

 

 

 

こうして私と恵ちゃんで非公式ながらも四宮との食戟が始まるのでした。

 

 

 

 

 

 



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えりな様と田所恵は食戟をする

祝!UA2万1千突破!!皆様ありがとうございます!


私、薙切えりな(白石めぐる)は恵ちゃんと仲良く手を繋いで決戦の場所、ホテル遠月離宮の別館へと移動していた。

 

 

目的地へと近づくに連れて恵ちゃんの手が震えているのに私は

気がついた。

 

 

「恵ちゃん···大丈夫?」 

 

「···あ、あれ?お、おかしいな?私、覚悟してきた筈なのに···どんどん震えてきちゃったよぉ···ご、ゴメンね。私、えりなちゃんの様に強くなると決意した筈なのに···」

 

 

頭で覚悟を決めても心と肉体は本音をさらけ出してしまい、緊張と恐怖と重圧の前に再び屈しようとしている。

 

 

「う、う"ぅ···」

 

 

恵ちゃんはそんな自分の不甲斐無さに悔しそうにして下唇を噛んでいた。

よぉ~し!ここは私が····!

 

 

「恵ちゃんちょっとだけ目を閉じてくれるかしら?」

 

「へっ?え、あ、はい!」

 

 

戸惑いながら恵ちゃんは素直に私の指示に従い目を閉じた。そして私は恵ちゃんの額に····

 

 

 

チュッ···♥ ズキュュュン!!!

 

 

 

これからの幸運と戦いへの勇気を湧かす熱い口づけをした。

 

 

「ひぃやあああぁぁぁ~!!??え、え、えりなちゃんんんー!?わ、わだずの額にキ、キ、キスをォォ~!?」

 

「ウフフ♥どうかな?これでもまだ身体が震えちゃうかしら?」

 

 

私はつい小悪魔チックに舌をペロリと出し、恵ちゃんに訪ねる。そんな恵ちゃんは何故か全身から光が疾走り気力に満ちた顔になった!

 

 

あ、あれ?これって何だかジョジョの波紋呼吸法による肉体活性化に似てなくない?

 

 

「えりなちゃん!!····ありがとう。私もう大丈夫だよ!!何だか全身の細胞からエネルギーが溢れ出すみたい···こんなの初めてだよ!今ならどんな困難も打ち砕けるよ!身体が軽い···こんな幸せな気持ちで試験に挑めるなんて初めてだよ···私、もう何も怖くない···!」

 

 

待って恵ちゃん!それ壮大な死亡フラグだから止めようね!!

 

 

と、とにかくこうして私達は決戦の場へと到着した。

 

 

 

 

ホテル遠月離宮別館の地下一階の厨房には既に審査員として、そして全責任者の堂島シェフと例のシェフ三人組とイケスカないイキリ野菜メガネ小物太郎の四宮がエラソーに立ち構えていた。

 

 

 

「非公式の食戟···しかも合宿の最中で卒業生VS在校生。シャペル先生にしれたら大目玉デスね」

 

ケツアゴのドナード梧桐田シェフが自嘲気味に囁いた。

 

「怒られるだろうな···こっぴどく」

 

やや諦めた様に糸目の関守平シェフが呟いた。

 

ボソッ「もしもバレたら私は逃げる···今回は四宮が悪い···全部何もかも四宮のせいにする。それが正しい···」

 

 

セ○バー声の小柄で可愛らしい水原冬美さんが四宮へ嫌味っぽく言ってくれた。私もそれには大いに大賛成よ!

 

 

「そうですよね~マトモな課題内容を出しておけばこんな展開にはならなかったんですから···やっぱり四宮先輩が全ての元凶ですね」

 

水原シェフに続けとばかりに乾日向子さんも四宮の野郎へ集中攻撃をする。

 

 

「···オイッ!!全部聞こえてんぞ水原、乾ゴラァ!!」

 

額に青筋立ててメガネがガナリたてる。

 

 

「お前達その辺にしておけ···ではこれより2対1の野試合を執り行う!お題は今日の課題で余った野菜類で行って貰う。···さらにもうひとつ条件を付ける田所恵くん。君がメインで調理をするんだ。レシピも君一人で決める。···いいね?」

 

 

ここはキッチリと原作どうりの流れだわ。けど今の田所恵ちゃんは···

 

「ハイ!わかりました!」

 

堂々と堂島シェフの条件を受けた。恵ちゃん格好いい!素敵よ!

 

 

(むっ、どうした事だ?午前の時はオドオドと不安気で頼りない印象だったが、今の田所恵くんは強い意思が身体中から漲っている····!?比べるならばまるで別人の様だ···僅か数時間で一体何が合ったというのだ?)

 

 

恵ちゃんの変わり様に堂島シェフも些か驚いてるみたいね。それも無理ないかな?なんたって私の口づけ(額)で恵ちゃんは田所恵ACT(アクト)(ビクトリー)ダッシュになったんだから!

 

 

「それと薙切くん今回君はサブとしてサポートに回るんだ。彼女のレシピに手を加えるのも無しだ。いいね?」

 

「はい!承知しております」

 

今の恵ちゃんならきっと···私は全力でサポートするのみ!!

 

 

「ハッ!同情するぜ薙切のお嬢さんよぉ?絶望的な気分だろ?あの鈍間の腕に自分のクビもかかっているんだからな!」

 

 

既に野菜を取り終えたメガネはわざわざ嫌味を言ってきた。くわー!とことん嫌な奴!お前の目は節穴かっ!今の恵ちゃんの顔つきと強い意思が見えんのかい!

 

 

「ねーねー聞きました!?今の憎たらしい言い方!」

 

日向子さんが強い嫌悪感丸出しの顔で他のシェフに同意を求める。ホンットそれなっ!

 

 

「そんなだから女性と長続きしないんですよ四宮さんは!」

 

「四宮ってホント性格が悪いと思う。男として最底辺だ····」

 

 

ドナード梧桐田シェフと水原冬美さんが同意して口々にメガネを貶めてくれた。そうよ!もっと言ってやって!

 

 

「頑張ってー!!私の恵ちゃん、えりなちゃん!」

 

「外野黙ってろ!!!ヒナコてめーうるせぇ!!」

 

 

一番うるさいのはお前だっちゅーの!

恵ちゃん大丈夫かな?私はメガネの嫌味を気にしてないか、彼女の方を振り向くと····

 

「えりなちゃ···さん、私こういう品を作ろうと思うんだけど···どうかな?」

 

杞憂だったわね···恵ちゃんはメガネの言葉なんか耳に入らず残ってる野菜でどのような品を作るか、それしか考えていなかったわ!

 

「うん!うん!それ良いと思うわ!それとね恵ちゃん、もうさん付じゃなくてちゃん付けでいいわよ。私もちゃん呼びするから···っね!」

 

「····えりなさ···ちゃん。うん!分かったありがとう!あ、後ねこのレシピだと下処理に手間がかかる食材が多いからえりなちゃんの負担が····」

 

「ウフフ♥大丈夫!私にまっかせなさいな!薙切の血脈侮るなかれよ!」

 

「ふふ···あははっ♥」

 

適度にリラックスもして万全の態勢だわね!

 

「私の全力を以て貴女を支えてみせるわ!今宵本日限りの···"cantinedegrasse"(カンティーヌ・ドウ・グラース)開店よ!

 

「はい!」

 

 

 

こうして私と恵ちゃんの食戟が始まった。

 

 

 

 

 

 

 

    ~緋沙子side~

 

 

 

午前の課題を問題なく終えた私はえりな様の元へと駆けつけるべく歩き回った。朝の失礼な態度をお詫びせねば···だがっ、一向にお姿をお見掛けしない···!どうしたというのだ?とっくに午前の課題の時間は終わっている筈なのに···!?

 

 

えりな様に限って不合格等とは絶対に有り得ない。一体、今どちらに居られるのだ?携帯にも出て下さらないし···歩き回っている内にもう午後の課題の時間が押し迫っている···!

 

 

くっ!仕方ない此処は一先ず午後の課題場所へ向かわねば。妙な胸騒ぎを抑えつつ私は課題場所へと足早に急いだ。

 

 

午後の課題もつつがなく終え、えりな様を探した。だが、やはりお姿を見かけない···!?お部屋にも居られない···闇雲に探しても埒が開かないので取り敢えず多数の人間が集まるロビーの方へと向かう。

 

 

ホテル遠月離宮ロビーへ着くと田所恵と同じ寮に住んでいる榊涼子と吉野悠姫が何やら焦っている様子だ。もしやえりな様の行方を知っているやも!

 

 

私は息を切らして勢いのまま二人にえりな様がどちらに居られるか聞いた。

 

 

「ゴメンなさい新戸さん。私達もえりなさんの事は分からないの···逆に聞いちゃうけど恵が何処に居るか知らないかしら?電話も繋がらなくて···」

 

「·····いや、田所恵の居場所等は知らぬ···」

 

 

私は田所恵の名前を聞くたびに胸にドス黒い感情が渦巻き、嫌な気持ちになってしまう···私は何と人間としての器が小さいのだろうか···

 

 

彼女は数少ない信用に値する人物だ。

 

 

だが、彼女はやたらとえりな様と親しくし寵愛を受けていると言っても間違いない位の仲へとなっている····

 

ああ···そうだ。私は彼女に嫉妬して醜く妬んでいるのだ。つい、歯を食い縛りどうにか己の感情を操縦(コントロール)しようともがくが胸中に巣くっているこのヘドロの様な(もや)

増大し、どんどん私の内側が侵食されて行くのが嫌に成る程に分かる。

 

 

ダメだ···私の顔は今、どんな表情をしているのだろうか?きっと醜く歪んでしまっているのだろうな···

 

 

「不合格者のリストに名前が無かったからもうホテルに戻っているはずなのよね····」

 

「おっかしいなー?何かあったのかな···同じ課題を受けた人に聞いてみるしかないかも」

 

 

二人の会話が右から左へと流れると私の頭の中で奇妙な直感が働き閃く···ま、まさかえりな様と田所恵···二人仲良く····いやいや私は何を考えているのだ!?冷静に···従者として恥ずかしくない思考を取り戻さねばっ!

 

 

ほんの少しだけ冷静になると隣の生徒のヒソヒソ話しが耳に入ってきた。

 

 

ヒソヒソ···「本気(マジ)か?えりな様が四宮シェフに食戟を挑んだって!?それは流石に悪い冗談だろう?」

 

「いや、本当なんだって!四宮シェフの課題内容が理不尽だからと、えりな様が異議をとなえて強く抗議したって、同じ課題を受けてた奴から聞いたんだよ!」

 

 

「それ、私も聞いたわ!何でもおさげ髪の女の子を庇って退学宣告取り消しを条件に食戟を挑んだって噂になってるわよっ!」

 

「····横からすまない。その話しは本当なんだ···その女子生徒だけじゃなく俺を含めて四宮シェフの課題を不合格になった奴ら全員の退学取り消しを認めさせる為にえりな様は勇猛果敢に元第一席に···レギュム(野菜料理)の魔術師に食戟を挑んだんだよ···えりな様···!」

 

 

 

 

 

な、な、な、何だとォォォー!?

 

 

 

私は自分でも驚く程叫び、意識を朦朧とした·····

 

 

 

 

 

 

   ~薙切えりな(白石めぐる)side~

 

 

 

「私はまずトマトを調理します!えりなちゃんは他の食材の下ごしらえをお願い!」

 

「任せて!」 ズバババッ!!

 

 

「あっ!肩肉の切り出しを先に···」

 

     カンッ!

 

「切り出し完了よっ!筋も全部取ってあるから♥」

 

「···あ、ありがとう!(な、と、とんでもなく速い···!)」

 

「次は鶏レバーの方から処理した方が良いかしら?」

 

「は、はい!お願いっ(くっ、私がメインシェフ何だからしっかりしないと!!私は今迄の自分を超えてみせる!!)」

 

 

「えりなちゃん!蒸し焼きする形は···」

 

「出来てるわよ!後はパテを仕込むのみよ。野菜のソテーはあと8秒程で仕上がるわ!」

 

「ありがとう!(まだだ!もっと速く、思考をクリアに···もっと無駄なくより迅速に···!私を超える、えりなちゃんに追いつけ私!!)」

 

「これくらいの粗さで良いかしら?」

 

「うん!大丈夫だよっ!」

 

 

ウフフ···♥恵ちゃん数秒毎にどんどん作業のクオリティが上がってゆくわ!僅かにあった迷いも、もう何処かに消し飛んだみたいね。

 

 

 

 

「····何あれ···何なのアレ····!?」

 

「····素晴らしくて思わずため息が出ちゃいマスね···常に彼女の仕事の先読みをして自分の作業との両立を崩さずにサポートしています···最早予知しているとしか思えない速さです···」

 

「しかも決して余計な事はせず田所恵君の邪魔にならないよう神経を張り巡らしている。えりな君の作業スピードも群を抜いているが、恵君も負けじとスピードとクオリティが秒単位で高まっていく····!!」

 

「む···彼女達は信頼し、同調して互いの技量をより高みへと押し上げ合っている···!」

 

「あっ~!私それ知ってますよ!休憩時間に読んだボクシング漫画で有りました。確かミックスアップと呼ばれる現象ですよね?」

 

 

審査員のシェフ達の声が聞こえてくる。日向子さんの言うボクシング漫画の現象が起きており、更にヒートアップしていくのが手に取る様に分かるわ!

 

 

クソメガネの方をチラ見すると苦虫潰した面でコチラを睨んでいるわね。フフン!精々焦るがいいわ!

 

 

 

   

    ~四宮side~

 

 

 

な、何だ!?何が起きてやがるんだ?

 

 

あのおさげの小娘は鈍間なグズな筈だ····なのに目の前で繰り広げられている調理作業に俺は見入ってしまった···!?

 

 

薙切の一族のあの小娘はまだ分かる。だがっ、あの確か田所恵の作業スピードは何だと云うのだ!!

 

 

今日の午前で対面した時とはまるで別人じゃないか!そして何より笑顔で作業している···薙切のお嬢様と実に楽しく熱く激しく優雅に高みへ昇っているのが手に取る様に俺にも伝わってくる。

 

 

何だよ···四宮小次郎···お前は···俺は羨ましいと思ってしまっていると言うのか?純粋に料理を楽しみ、信頼出来る友と、仲間と一緒になって料理するのが羨ましいと感じているとでも言うのか···!?俺が切り捨ててしまったモノをあの二人が····

 

 

く···ぐっ、み、認めたくねぇ···認めちまったらフランスで俺がやって来た全てを俺自身で否定する事になっちまう···

 

 

遠月を卒業してすぐにフランスに渡った俺は6年の修行を経てパリの一等地で店を開いた。

 

 

最初は自分でも驚く程順調で知らず知らずの内に舞い上がっていた。故に僅かな小さい歪みに気がつかなかった···若くして成功を修めている俺への嫉妬と反発、東洋人への差別意識···それは次々と修復不可能な裂け目へと発展し、やがて店の経営は傾き俺は追い詰められていった···

 

 

終わるのか···?俺の野望がこんな所で潰えるのか···?

 

 

 

···いや、終わらねぇ終わる訳にはいかねえよ····俺に反発する奴らは叩き出して排除する。己だけを信じろ···従わないスタッフは敵と見なせ···張り摘めろ、切り捨てろ、削ぎ落とせ···俺は俺の為に···

 

 

 

「素晴らしいよこの料理は!」

 

「日本人でこの国の野菜をここまで理解するとは···!」

 

「フランス料理の王道を外さず···野菜の扱いで日本的エッセンスをちりばめている」

 

「まさしく魔術の如しだ····」

 

「魔術師···レギュム(野菜料理)の魔術師だ!!」

 

 

 

そうやって俺は勲章を頂き、頂きへと立った····間違ってはいないんだ。そうだ····間違ってなど···

 

 

フーッ····迷うな····俺は俺の料理を完成させるだけだ。今までどうりにこれからも·····完成だ····

 

 

「む、四宮の料理が一足先に完成したようだな····では審査を始める。給仕(サーブ)を」

 

 

 

 

とうとう審査が始まる····!

 

 

 

 

 

 

 

 




今回の話しに出てきたcantinedegrasse"(カンティーヌ・ドウ・グラース)のカンティーヌはフランス語で食堂という意味でグラースはこれまたフランス語で恵という意味です。リストランテにしようとも考えたのですがそれだとイタリア語になりますし、恵ちゃんのイメージ的に高級レストランというのも何か違うと思いグーグル先生で調べて食堂という意味合いでこれに決定しました。劇中で名付けるのもえりな様なのでオールジャンルでフレンチが得意なのもあってフランス語に括りました。何かおかしな点があったら是非ご指摘下さい。



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