オール.フィジカル (まろかに)
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1話.スタート.ラン






カチャ..

 

『モノ』が『ソレ』を持っている

 

カチィ!

 

『モノ』が『ソレ』を発動した

 

『ソコ』から『ストーリー』は始まった

 

簡単で単純なことで『ソレ』は始まった

 

簡単で単純なことで『ソレ』は始まってしまった

 

ーーー

 

ーー

 

 

ザッ..ザッ..

 

『あ~あ..ま~たかぁ..』

 

イメリルア(18歳.『元』速読者)『やっぱり『速読』1本で生きていくのは、きつすぎるかなぁ..』ザッ..ザッ..

 

独り言を呟きながら。白色と青色の服を揺らしながら。18歳、『元』速読者の『イメリルア』は嘆いていた。そう、『クビ』になったのだ。

 

イメリルア『ん~..マネーどうしよ..』チャリン..チャリン..

 

ーーー

 

ーー

 

 

ガチャ..ガチャリ!

 

イメリルア『たーだいまぁ』ギィィ..

 

少し古そうな家の少し古そうなドアを『イメリルア』は開けた

 

『おかえりー』

 

アペレンス(16歳.『イメリルア』の『妹』)『ご飯、出来てるよ』

 

机の上の皿からは湯気がたっていた。そして、その机の椅子には『アペレンス』。『イメリルア』の『妹』が座っていた。

 

イメリルア『おーうまそー..』タッ..タッ..

 

アペレンス『..お姉ちゃん..なんか、声が暗い』

 

イメリルア『あ~、分かっちゃった..?実はさぁ、『クビ』にされてさぁ』ポイッ

 

カバンを投げながら『イメリルア』は嘆いた。

 

アペレンス『うそーん..』

 

イメリルア『あんの、クソ上司ぃ..絶対に許さねぇ~..』ドサッ!!

 

アペレンス『えっ、退職金は?』

 

イメリルア『今回は出なくてさぁ..いただきます..』パン..

 

アペレンス『うそーん..』

 

イメリルア『ちょっと..後で、ハロワ(ハローワーク)行ってくる..』モグモグ..モグモグ..

 

アペレンス『あ、じゃあさぁ..ついでに醤油買ってきて』

 

イメリルア『りょーかーい』モグモグ..モグモグ..

 

ーーー

 

ーー

 

 

イメリルア『いってきまーす..』ガチャ..

 

アペレンス『いってらっしゃーい』

 

バタン..

 

イメリルア『あ~あ..普通に仕事就こうかなぁ..』ザッ..ザッ..

 

『イメリルア』が、しつこいくらい嘆いている時だった。

 

バサァ!

 

羽の音がした。

 

普段の生活でも羽の音が聞こえる時はあるだろう。が、『イメリルア』の聞こえた羽の音は、普段の生活では聞けないぐらい『大きかった』のだ。

 

イメリルア『..え?』バッ..

 

勿論『イメリルア』は疑問に思い、上を向いた。『すると』

 

『カァァ!カァァ!』

 

イメリルア『..ふぁ!?』ブワァァ..‼‼

 

『『『巨大カラス』』』

 

巨大カラス『カァァァァー!』

 

イメリルア『はぁぁぁぁぁぁぁぁ!?』ブワァァァァァァ!!!!!!‼‼‼

 

イメリルア『(エッ,ウソデショウソデショ?カラスゥ?サイキンノコスプレッテクオリティタカイナァ..エ?コスプレダヨネ?コスプレジャナカッタラヤバイヨ,コレ..アタマオカシイヤン,スキヤキタベタイ..アッ!ジャナクテェ..エ?カーラースーダヨネェ?コンナヤツミタコトナイケド..シンシュカナ?ギネスノルンジャナイノ?シンセイスル?シンセイシタラオカネダヨ,ワァーイ)』

 

『イメリルア』は、きっちり『3秒』で考えたのであった。

 

巨大カラス『カァァァァァァァァァァァァーーー!!!!!!』バサァァァァァァァ!!!!!!

 

イメリルア『ウッッソダルォ!?』ブワァァァァァァァァァァァァァ!!!!!!!!!!!

 

その時だった

 

ダァンッ!ダァンッ!ダァンッ!ダァンッ!ダァンッ!

 

巨大カラス『ギャアァァァァァガァァァァァ!』ブシュ!!‼ブシュ!!‼ブシュ!!‼ブシュ!!‼ブシュ!!‼

 

『弾丸』が発射され、『弾丸』が当たったのだ。

 

ドスゥゥゥゥゥゥゥゥゥーーーンッッッッッッッッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!

 

イメリルア『..へぇぇ..?』ブワァァァァァァァァァァァァァ!!!!!!!!!!!

 

『おい!大丈夫か!』ダッ!!ダッ!!

 

『銃』を持った1人の男が走ってきた。

 

アルリア(25歳.『変異生物対処部隊』『Deal』)『俺は『アルリア』、よく分からないと思うが..アイツらの対処部隊の1人だ』

 

イメリルア『は..はぁ..?』

 

『イメリルア』は唖然としていた。当たり前の反応だろう。

 

アルリア『とりあえず、ここから逃げろ。アイツが『進化』する前に』

 

イメリルア『『進化』ぁ..?』

 

『イメリルア』は呆然としていた、当たり前の反応だろう。

 

アルリア『いいから!早く!』

 

『77777ウ..オ3333311..』

 

どこかからか、『変な言葉』が聞こえてきた。

 

アルリア『ッ..!』クルッ!!

 

イメリルア『え..?』チラ..

 

言ったのは『さっきのヤツ』だった。

 

『0433..タチ..ハ..オソイ..』バキバキ..‼バキバキ..‼

 

明らか『サイズ』は違うのだが、『死んだ場所』がそこなので、『ソイツ』以外にいないとしか考えられないのである。

 

アルリア『早く逃げろ!奴がどんな、力を持っているか分からない内に!』ガチャ‼

 

イメリルア『え..?え..?』

 

『スデニ..コウゲキ..』

 

アルリア『ほら、もう既に攻撃してるって言ってるんだからさぁ!』ガチャ‼

 

『シヨウトシタケド..キャント..ダッタ..』

 

イメリルア『..は?』キョトン..

 

アルリア『へ..?』

 

イメリルア『..もしかして..騙し?』

 

『タブン..ソレ..』

 

アルリア『..だ、騙すなぁ!』

 

イメリルア『..もしかして、騙されやすい人?』

 

アルリア『んっな、訳ねぇだろ!高校生まで『サンタさんって、本当にいる』って事を信じてたなんて口が朽ち果てても言わねぇからな!』

 

イメリルア『..言っちゃってるし、地味にギャクだし』

 

アルリア『あ、ヤベ..』

 

『トリアエズ..サツス..』

 

『巨大カラス』だった『モノ』は、背中から翼を生やした。

 

バサァァァァァ!

 

アルリア『じゃなくて!』ガシッ!!

 

イメリルア『ちょぉ!?』グンッ!!

 

『アルリア』は『イメリルア』を掴み、全速力で走った。

 

『ニガスワケ..デハナイ..』バサァ!!!!!!

 

『モノ』は、追いかけた。

 

ーーー

 

ーー

 

 

『ハァ..!ハァ..!』

 

イメリルア『腕痛っ..足痛っ..』ゼー..ゼー..

 

アルリア『もう少し、鍛えとけ..いくら、一般人でも..』

 

イメリルア『結構..ハァ..!横暴すぎません..?』ゼー..ゼー..

 

アルリア『..』

 

イメリルア『というか..ふぅぅ..さっきの、ヤツなんなんですか..?全然危険に見えませんけど..』

 

アルリア『それが悪質なんだよ..『全然危険そうに見えない』..それが悪質なんだ』

 

イメリルア『え..?』

 

アルリア『アイツらは『人間の警戒心』を解こうとしてくる。着ぐるみの様に可愛く見せてな』

 

アルリア『それのせいで『警戒心』がなくなり、人間は『殺される』..っていう訳だ』

 

イメリルア『..『巨大』の時でもって事ですか?』

 

アルリア『あぁ..俺が撃たなかったら、お前は上手く丸められて殺されていただろうな』

 

イメリルア『..というか『巨大』なヤツと、さっきのヤツって同一なんですか?』

 

アルリア『..奴等の名前は『セパレィタ』。何故かは分からないが『進化』出来るんだ』

 

イメリルア『は、はぁ..つまり出来ると..』

 

『ミツケタァ』

 

優しそうな声が聞こえた。

 

イメリルア&アルリア『..!』クルッ!!

 

バード.セパレィタ『ナァンデ、ニゲタノサァ』

 

アルリア『逃げたんじゃない』スッ..

 

ビビ..カチャッ..

 

アルリア『態勢を立て直しただけだ』カチャッ..

 

『アルリア』は、なにもない空間から『機械』の様な『モノ』を取り出した。そう、唐突に。

 

そして、ソレを腰に触れた瞬間

 

ビビ..カシュウウ..カチャンッ!

 

自動で巻かれた。

 

バード.セパレィタ『ナンだ..ソレ』

 

イメリルア『機械..?』

 

アルリア『詳しい事は後で説明してやるよ..それまで、色々な事は『自己責任』で任せたぞ』スッ..

 

ビビ..パシュンッ!

 

カチャッ..!

 

そうして『アルリア』は、なにもない空間から『釘の様な真っ直ぐな棒』を取り出した。そう、唐突に。そう、『再び』

 

そうして..それの天面を『押し込んだ』

 

ググ..カチィ!

 

【ホップ】

 

アルリア『『装強』』ギュインギュインギュイン..ギュインギュインギュイン..

 

そうして..それを『機械』に『はめ込んだ』

 

カチャンッ!

 

【Begin】

 

【ハイ ホップ】

 

ボシュンッ!ボシュンッ!ボシュンッ!ボシュンッ!ボシュンッ!ググググッ!

 

ブワァァァァ..

 

アルリア(チューンホップ)『さぁ..生きるか死ぬかの『賭け(バトル)』の始まりだ』ブワァ..

 

イメリルア『足になんか..』

 

バード.セパレィタ『ハマッタ..』

 

『アルリア』の足には『鎧』の様な『モノ』が、はまっていた。

 

アルリア(チューンホップ)『とりあえず..よっっ..!』グググッッッッッ‼‼‼‼‼‼‼‼

 

『アルリア』が踏ん張った所を中心に、地面が液状化みたく地割れみたく崩れ始めていた。

 

アルリア(チューンホップ)『と!』バッ‼

 

と、『アルリア』が地面から離れた瞬間。

 

ギュオオオオオオオオオオオオオオオーーーンッッッッッッッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!

 

常人の人間では不可能なくらい、飛んだのだ。『セパレィタ』という『モノ』の翼よりも高く。

 

イメリルア『..うっっそーん』

 

バード.セパレィタ『シカタナイ、カンゼンニ『サツ』スイキオイデイクカ..』バサッ!!バサッ!!

 

どうやら『可愛く見せる』のはやめにして、本気でいくらしい。

 

バサァァァァァ!

 

イメリルア『..うっっそそーん』

 

ーーー

 

ーー

 

 

グワァァァァァァァァァァァァーーーオオオオオオオオオオオ!!!!!!!!!!!!!!

 

バッッサァァァァァァァァァァァーーー!!!!

 

今日の天気は快晴。雲1つない、と言いたいが..実際はちらほらある。

 

アルリア(チューンホップ)『..(っと..ここが最高到達か)』グンッ!!

 

『アルリア』の体が一瞬止まり、徐々に落ちていく。

 

アルリア(チューンホップ)『(さて..ぱぱっと、片付けるか)』カチャッ..

 

そういうと『アルリア』は『釘の様な真っ直ぐな棒』を、2回回した。

 

カチャンッ!カチャンッ!

 

【First Second】

 

そうして..それを更に押し込んだ。

 

カチィ!

 

【Attack】

 

グワァァァァァァァァァァァァーーーオオオオオオオオオオオ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

 

そうしている内に、下から『標的』が現れた。

 

バード.セパレィタ『ン!?』バサァァァァァァァ!!!!!バサァァァァァァァ!!!!!!

 

そうしている内に、上から『殺人シャ』が現れた。

 

アルリア(チューンホップ)『おらよっ!』ブンッッッッッ!!!!

 

グッッッッシャァァァァァァァァァーーー!!!!!!!!!!

 

バード.セパレィタ『ゲハァ..!?』

 

地上でやれば非力だが、上空から..しかも『加速』がついている攻撃をすれば、1発で骨は砕ける。

 

グワァァァァァァァァァァァァーーーオオオオオオオオオオオ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

 

バード.セパレィタ『ア..が..』グワァァァァァァァァァーーーオオオオオオオオオオ!!!!!!!!!!!!!‼‼

 

そうして..そのまま

 

ーーー

 

ーー

 

 

イメリルア『暇すぎる』

 

『イメリルア』は勿論の事、飛べないので..地上で待っていた。

 

イメリルア『暇暇暇暇暇暇暇暇暇暇暇暇暇暇ひつまぶし』

 

イメリルア『あ~..に、しても..』

 

『イメリルア』は、思った。

 

イメリルア『(最近のヒーローショーってハイテクだなぁ)』

 

と。

 

イメリルア『..ん?』

 

グワァァァァァァァァァァァァーーーオオオオオオオオオオオ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

 

ドグオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオーーー!!!!!!!!!!!!!!!

 

イメリルア『..わー』ブワァァァァァァァァァァァァァ!!!!!!!!!!!‼!!!!!!!!!!!!!!!!

 

イメリルア『(すげぇ~、cgかなぁ。やべ~い。はえ~い。つえ~い。すげ~い、ものすげ~い)』

 

『イメリルア』が現実逃避していると、上空から『アルリア』が降りてきた。

 

アルリア(チューンホップ)『よっ..』ボシュン..‼ボシュン..ボシュン..スタッ..

 

無事に着地した『アルリア』は、『機械』から『棒』を取り出した。

 

カチャーン..

 

アルリア『おい、無事か?』フッ..

 

イメリルア『え、あ、あぁ..はい..(すげぇ~..抜いたら消えた..)』

 

アルリア『とりあえず..そうだな..お前の家は、ここから近いか?』

 

イメリルア『えっ、あっ..はい..』

 

アルリア『なら、今すぐ帰れ..近くに『セパレィタ』が残っているかもしれないからな』

 

イメリルア『あ、わ..分かりました..』クルッ..ダッ!!ダッ!!

 

アルリア『..ん』ピピ..

 

『アルリア』の電話が鳴った。

 

アルリア『はい、もしもし?』

 

「倒した?」

 

アルリア『あぁ、ついさっきな』

 

「『シクサ』が壊れるのは確認した?」

 

アルリア『いや、空中から地面に叩き落としたんで..確認はしてないが』

 

「確認しろぉ!」

 

アルリア『はいはい、うるさいうるさい』

 

「この前も確認しなかったら、倒しきれてなかったじゃんか!」

 

アルリア『う..』

 

「はーやーくー!」

 

アルリア『はいはい..』ガサゴソ..ガサゴソ..

 

『アルリア』は渋々探し始めた。

 

ーーー

 

ーー

 

 

『イメリルア』は思った。

 

イメリルア『(最近のヒーローショーって設定もこってるなぁ..)』ザッ..ザッ..

 

と。

 

イメリルア『(まぁ、恐らく..今、あっちでは打ち上げでもやってるんだろうなぁ)』ザッ..ザッ..

 

『イメリルア』が歩いている風景に変わりはなかった。いつも歩いている風景だ。

 

イメリルア『(帰って、夕御飯たーべよ)』ザッ..ザッ..

 

しかし、1つだけ違う風景があった。

 

イメリルア『..え..?』

 

そう..1番自分が見た事ある景色だけ違うのである。

 

イメリルア『え..?c..g..じゃ..ない..?』

 

そう..『自分の家』が×××いたのだ。




いきなり、色々な事に巻き込まれた『イメリルア』。彼女を襲う、最悪の出来事に彼女は耐えられる事はできるのだろうか。


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2話.全滅フェスティバル

『アルリア』は仲間からの注意を受け、土をしっかりと調べていた。

一方、『イメリルア』は変わり果てた家に驚く。

一体、なにが?一体、だれが?一体、どうなる?一体が混じり合う。


ガチャ..ゴソ..

 

アルリア『しっかりと確認したが..ないぞ』

 

「土とかに混じってない?』

 

アルリア『ここら一帯は調べたが..なかった』

 

「あっそ~..ちゃんと、2つあった?」

 

アルリア『あぁ..ちゃんと、2..ん?』

 

「ん?どうかした?あった?ねぇ、あった?」

 

アルリア『おい、ちょっと待て..『2つ』だと..?』

 

『アルリア』は聞き間違いかと思い、焦って聞き直した。

 

「そう、2つ。だって2体出てるって言ったじゃん」

 

アルリア『..ヤバイ!』クルッ!!ダッ!!ダッ!!

 

「えっ!?あ!あと『アレ』送っ..」

 

ブツンッ!

 

アルリア『くそっ!』ダッ!!ダッ!!

 

ーーー

 

ーー

 

 

イメリルア『..なに..これ..』グチャ..グチャ..

 

地面..と言えないほど、原型が残っていないほど『溶けていた』

 

イメリルア『..アペ..?いる..?』グチャ..グチャ..

 

..と、いうよりかは『溶かされていた』。『歩くべき場所』も。『帰るべき場所』も。そして

 

グチャリ..!

 

イメリルア『..え..?』クル..

 

『守るべき』=『人』=『愛した』も

 

イメリルア『..あ..あぁ..ぁ..』

 

..ォ..ャン..

 

イメリルア『ぁぁ..ぁ..あ..』

 

ドロォ..

 

ーーー

 

ーー

 

 

アルリア『ッ..!』ダッ!!ダッ!!

 

『もう、手遅れだぞ?』

 

アルリア『..!』クルッ‼

 

『既に..何人かは殺した』

 

アルリア『..お前..『モグラ』か..?』

 

『ソレ』は、静かに訂正した。

 

モール.セパレィタ『正しくは『モール』..だけどねぇ』

 

アルリア『成る程..知性を優先して『進化』させたか』

 

モール.セパレィタ『正解』ドロドロ..

 

アルリア『..地面が溶けている..?』

 

モール.セパレィタ『『知性』があるからこそ言うが..こっちは『目』が見えない。故に..君がどんなファッションかも..どんな顔なのかも分からない』ドロドロ..‼

 

『ソレ』は、余裕な口調で喋った。

 

アルリア『..だから?』

 

モール.セパレィタ『故に『罪悪感』という『モノ』がない..『思う』という行為をしないで良い。故に『無差別』に殺せる..故に『本気』っていう事だ』ドロドロ‼ドロドロ‼

 

アルリア『『目』が見えなくとも..『聴覚』で悲鳴は聞こえる筈だぞ?』スッ..

 

ビビ..カチャ..

 

『アルリア』は、再び『空間』から『機械』を取り出した。

 

アルリア『そういう事には『罪悪感』はないのか?』カチャッ..カシュゥゥ..カチャンッ!!

 

モール.セパレィタ『故に、だ..1番に『喉』を潰す。悲鳴もあげられない程に』

 

アルリア『ふぅ..贅沢なぼっちゃんだな』カチャッ..カチィ!!

 

【ホップ】

 

アルリア『『装強』』ギュインギュインギュイン..

 

カチャンッ!

 

【Begin】

 

【ハイ ホップ】

 

ボシュンッ!ボシュンッ!ボシュンッ!ボシュンッ!ボシュンッ!ググググッ!

 

アルリア(チューンホップ)『やっぱ、欲張りなやつってのは..どこにでもいるんだな』

 

モール.セパレィタ『あ、友達!』スッ‼

 

アルリア(チューンホップ)『もう1体!?』クルッ!!

 

そこには、なにもなかった。

 

アルリア(チューンホップ)『騙しやがったな!?』クルッ!!

 

アルリア(チューンホップ)『い、いない..!?』ガチャ!!

 

ドロォ!

 

『アルリア』の後ろの地面が『溶けた』

 

瞬間。

 

アルリア(チューンホップ)『そこかッ!』クルッ!!ガチャ!!

 

ダァンッ!ダァンッ!ダァンッ!

 

『アルリア』が後ろに向けて『弾丸』を発射した

 

瞬間。

 

『地面を踏みしめる音は..よく、聞こえていた』

 

 

ヒュッ

 

 

ザシュンッ!

 

アルリア(チューンホップ)『ッ!?』ブシュッ!!!!

 

ドサドサッ!

 

アルリア(チューンホップ)『くそ..!』ドロドロ..

 

『セパレィタ』は、『土』から出てきた。

 

モール.セパレィタ『言ったろ、『目』が見えないって..故に友達がいる事なんて分からないのさ..君、騙されやすい性格だろ?』

 

アルリア(チューンホップ)『さぁな..自分の性格ってのは自分では分からないモノ..だぞ..?』ドロドロ..‼

 

モール.セパレィタ『丁度良い..未練があるまま..殺せる』スッ..

 

『セパレィタ』が攻撃をしようとした瞬間。

 

『アルリア』が足掻きをしようとした瞬間。

 

 

ザッ..

 

 

モール.セパレィタ『..!』ピクッ..

 

アルリア『..?』

 

モール.セパレィタ『..まだ、生き残りがいたのか』

 

アルリア『..!アイツは..!』

 

 

ザッ..ザッ..

 

 

アルリア『さっきの..!』

 

歩いてきたのは

 

 

イメリルア『..』ザッ..ザッ..

 

 

『イメリルア』だった。

 

モール.セパレィタ『..歩幅の感じからすると..喉を潰すほどでもなさそうだな』ニヤッ..

 

アルリア『ッ..おい!逃げろッ!家に籠ってろ!』

 

モール.セパレィタ『無駄だ、無駄だ..気づかれたとしても..なにも出来まい』ドロドロ..‼

 

『セパレィタ』は、再び『地面に潜った』。

 

アルリア『ッ..!』ググ..‼

 

既に【ホップ】は解除されていた。

 

イメリルア『..』ザッ..ザッ..

 

『イメリルア』は、うつむいたままだった。

 

アルリア『..!』

 

『アルリア』は『異変』に気がついた。『イメリルア』の『手』になにかがあるのだ。

 

アルリア『アレは..俺達の..?』

 

イメリルア『..』ピタ..

 

ドサ..ガチャ..

 

『イメリルア』は『突然』..手に持っているモノを開けた。

 

どうやら『アタッシュケース』のようだ。

 

イメリルア『..』ペラ..

 

『イメリルア』は『咄嗟』に、『説明書』を読み出した

 

イメリルア『..』ペラペラペラペラペラペラペラペラ..

 

パタン..

 

そう、とてつもない『スピード』で。

 

アルリア『なに、やってんだ..!おい!逃げろ!それを置いて!』

 

イメリルア『..』カチャッ..

 

そして..『アルリア』が使っている『機械』と同じ『機械』を取り出した。

 

イメリルア『..』ス..

 

カシュウウウ..カチャンッ!

 

アルリア『な..!?』

 

そして..『アルリア』が使っている『棒』と似たような『棒』を取り出した。

 

イメリルア『..』カチャッ..

 

そして『押し込んだ』。

 

カチィ!

 

【スピード】

 

イメリルア『..』ギュインギュインギュインギュイン..ギュインギュインギュインギュイン..

 

ガサァ!

 

『突然』ヤツが出てきた

 

モール.セパレィタ『そこだ』チャキ!!

 

 

『瞬間』

 

 

スカッ

 

 

アルリア『..は..!?』ブワッ..‼

 

モール.セパレィタ『当たらなかった..だと..?』ブワァァ..‼

 

ブワァァァァ..!

 

『イメリルア』は、『アルリア』の後ろに移動していたのだ。

 

アルリア『..嘘だろ..!?』ブワァァァァァ..‼‼‼

 

モール.セパレィタ『..!』クルッ!!

 

【Begin】

 

ブワァァァァァァァオオオオオオオオッッ!!!!!!

 

【クイック スピード】

 

イメリルア(チューンスピード)『..』ザザァ..‼

 

アルリア『一瞬であそこに..というか、使えているのか..?』

 

イメリルア(チューンスピード)『..『セパレィタ』とか、言ったな』ゴソ..

 

『イメリルア』は、いつの間にか拾っていた『アタッシュケース』から、『武器』を取り出した。

 

イメリルア(チューンスピード)『お前には『なにも』感じさせない..『瞬間的』に『殺す』..』チャキ..‼

 

モール.セパレィタ『殺す、ねぇ..随分と物騒な言葉を使うじゃないか..君はb.』

 

 

ヒュッ

 

 

イメリルア(チューンスピード)『話が長い』

 

『いつの間にか』、『イメリルア』は『セパレィタ』の真後ろにいた。

 

モール.セパレィタ『ッ!?』クルッ!!

 

ドパドパドパッ!ドパドパドパッ!

 

モール.セパレィタ『ガ..!?』ビチャビチャッビチャアッ!!ガクッ!!

 

アルリア『..なぁ..にがぁ..おこってるんだ..?』

 

イメリルア(チューンスピード)『..なぁ、聞かせてよ..』

 

そして静かに訊いた。

 

 

『私の『妹』を殺した時..どんな気持ちだった?』

 

 

アルリア『..!』

 

モール.セパレィタ『『妹』..?『妹』..っ..さぁ..覚えてないな..』

 

 

ヒュッ

 

 

ドパドパドパッ!ビチビチャァッ!!

 

モール.セパレィタ『グファ..!?』ビチャビチャッビチャアッ!!

 

イメリルア(チューンスピード)『まぁ、無理もないか..お前は『目』が見えないらしいからな。無理もない無理もない』チャキ..

 

 

ヒュッ

 

 

ドヒュッ!グシャグシリッ!ビチャッ!グシャリッ!

 

モール.セパレィタ『ガバァァ..がぁ..!』

 

イメリルア(チューンスピード)『だからさ..怒ってないよ』チャキ..

 

モール.セパレィタ『ハァ..!ハァ..!』ドロドロ..‼‼

 

イメリルア(チューンスピード)『『故に』..どんな気持ちだった?』

 

アルリア『..!』

 

モール.セパレィタ『ハァ..!ハァ..!ハァ..!』ボタボタッ!!!!ボタボタッ!!!!

 

イメリルア(チューンスピード)『なぁ..『楽しかった』か?『悔しかった』か?『虚しかった』か?『寂しかった』か?『悲しかった』か?答えてくれよ』

 

モール.セパレィタ『ハァ..!ハァ..!ハァ..!ハァ..!ハァ..!』ボタボタッ!!!!‼‼

 

『イメリルア』は、言った。

 

 

『答えてくれたら、迷わず殺せるからさ』

 

 

モール.セパレィタ『や..止めろ..!分かった..!答える..!答えるから..!..じゃなくて..えっ..あっ..なんだ..?え..?』

 

イメリルア(チューンスピード)『さっきの『鳥もどき』よりかは『知能』があるが..結局は中途半端だな』

 

モール.セパレィタ『っ..テメェ..!『ステータス』を『能力』に振り撒くる奴とは違うんだよ..!』ドロドロッ!!ドロドロッ!!

 

イメリルア(チューンスピード)『ふーん、凄いね。で..『違う』って事はさぁ』

 

『イメリルア』は、言った。

 

 

『死に方も『違う』様にしないと、駄目なんじゃないの?』

 

 

モール.セパレィタ『ッ!?』ビクッ!!

 

イメリルア(チューンスピード)『残念、時間切れ』カチャッ..

 

『イメリルア』は『機械』を回し、押し込んだ。

 

カチャンッ!カチャンッ!

 

【First Second】

 

そうして..それを更に押し込んだ。

 

カチィ!

 

【Attack】

 

『瞬間』『セパレィタ』は『初めて』恐怖を覚えた。見えないのに強大な恐怖を。

 

そして『初めて』声が出なかった。

 

言いたかったのに。言えなかった。

 

モール.セパレィタ『..!』

 

 

ヒュッ ヒュッ ヒュッ ヒュッ ヒュッ



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