外伝・其々の目覚め (凛々&玄)
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三ヶ月の空白《凛・ライナーズ》

神暦10459年

 

悪ガキA「おいどーしたよぉ?」

 

悪ガキB「何とか言えよぉ!」

 

悪ガキC「はっはっは!泣いてやんの」

 

少女「うっ…うぅ…」

 

?「おい」

 

悪ガキB「あぁ?」

 

凛々「幼女を泣かせるとは良い度胸してるじゃねぇか」

 

悪ガキA「よ、幼女ぉ?」

 

悪ガキC「何訳分かんねぇこといって(バキィンッ!!」

 

凛々「貴様ら…!!幼女を知らん、だとぉ?!」

 

悪ガキB「え、其処なの怒ると(メキィッ!!」

 

凛々「はぁ…ちょっと話がズレたが、まぁいい」

 

悪ガキA「明らかにズレまくってたよ?!ちょっとじゃないよ?!」

 

凛々「あれ、何でコイツら倒れてンだ?…ま、ほっといたら治るだろ。知らんけど」

 

悪ガキA「くっ、こうなったら…!一時撤た(ぱしっ」

 

凛々「こいつを虐めた罰を。支払ってないよなぁ?」

 

悪ガキA「ひっ!あ、悪魔!鬼!人でな(ドガーンッ!!」

 

凛々「ふぅ、雑魚共が。二十年後に出直しな」

 

少女「あ、あの!」

 

凛々「あぁ?」

 

…すこし無愛想にし過ぎただろうか。

 

少女「有り難うね。その…助けてくれて」

 

凛々「!あ、あぁ…。まぁね、俺の師匠の口癖でね。

『たとえ助けを請わずとも、自らの手を差し伸べろ』

って。意味は分かんねぇけど」

 

少女の顔にやっと笑みが浮かんだ。

 

少女「ふふふ、大丈夫。私も分かんないよ」

 

凛々「そうだ、名前聞いてなかったな。なんて言うんだ?」

 

少女「えっと…その…」

 

少女の顔がまた曇った。

 

凛々「お、おい…どうした?ぁ…!!」

 

泣かせてはいけない筈なのに。自分が一番やってはいけなかったのに。

 

少女「ごめんね…。名前…言えなくて…」

 

凛々「どういう…事だ?」

 

困惑を隠せない。

 

少女「…無いの。名前」

 

凛々「そっ、か…」

 

少女「………」

 

暫くの間、沈黙が続いた。

 

凛々「…じゃあさ、俺がやるよ」

 

少女「え…?」

 

凛々「お前の名前。な?」

 

少女「名前…?」

 

凛々「だから泣くな。女の子が泣いてちゃ駄目だぞ。約束。な?」

 

少女「うん…!!ッうん!!」

 

凛々「お前は今日からーーー」

 

神暦10466年

 

教官「入隊試験。開始ッ!!」

 

青年1「やぁ!」

 

青年2「はぁ!」

 

部隊長「今年は宝作ですねぇ」

 

てか宝作って使い方間違ってんじゃないの?

 

教官「全くだ。こんな戦闘力が有るなんて。直ぐ抜かされるんじゃないか?」

 

部隊長「はっはっは、其が起きるのが見えてるのでね。少し、身構えさせて戴きます」

 

教官「そうした方が良かろう(バゴーンッ!!)な、なんじだ!!」

 

競技場の端の方で煙が上がっている。

 

凛々「あーあ、やっちった。まぁ破壊行為はNGじゃないし…。良いだろ」

 

部隊長「良くはない!!貴様、此処がどういう場所か知っててやっているのか!!」

 

直すのにどれだけ費用を使うと思ってる、と言おうとしたが凛は言葉を無理矢理挟んだ。

 

凛々「うん、試験会場だろ?部隊の。模擬で殺し合いしてんだからさぁ、じゃましないでよ」

 

部隊長「相手を殺したら敗けだと書いて有るじゃないか!!これは試験なんだぞ!!殺し合いじゃないんだ!!」

 

耳付いてんのかなぁコイツ。

 

凛々「模擬って言ったよね俺。絶対言ったよね!!」

 

教官「落ち着くんだVerfolger1(以降:サファーガ)!君は手を出さない決まりだろう!!」

 

部隊長「あっ!す、すみません…」

 

教官「君も君だぞ少年。殺し合いなんて言葉をそう易々と言わないで貰いたいね」

 

凛々「…本気で殺し合える気持ちも無いくせに、その覚悟が無いくせに、言うなと?」

 

教官「そうだ」

 

言い切る前に部隊長から血飛沫が上がる。

 

凛々「言うのが遅れたがな。俺は殺しに関しては、デメリットが無ければ容赦はせん。今みたいにな」

 

教官「な、なんと…」

 

凛々「あーらら、教官殿がへこたれちゃった。なぁ、誰かちゃんとした相手を出してくんねぇかな。テストにすら成りゃせん」

 

部隊長「貴、様…!!」

 

威嚇の声を出す。だが遅い。戦闘が始まった後の威嚇等何の意味も無いのだから。

 

凛々「すまんな、その傷治して欲しい?」

 

無表情で問う。

 

部隊長「貴様なんぞに治せる訳がない…!!もし治される事が有るのなら…俺は此処で…死、ぬ…!」

 

凛々「じゃ、治そ。有言実行してよー?」

 

部隊長「何だ…それは…?!止めろ…!!止めてくれ!!死にたく、ない!!」

 

凛々「頑張ってねー」

 

神暦10467年

 

ノヴァ「起~き~て~よ~は~や~く~!!」

 

午前8時を寝過ごすと決まって聞こえる声。

 

凛々「うっさいなぁ…。偶には寝させてくれよ…。休日なんだよ…」

 

ノヴァ「朝ごはん食べてないでしょ~!!食べないと体動かないよ!!」

 

テメェは俺の母ちゃんか何かか?

 

凛々「分かったから静かにしてくれ…」

 

顔を洗ってリビングに行くと、朝ごはんはもう置かれていた。

 

ノヴァ「明日から異動だっけ?」

 

凛々「あぁ、サファーガからRebell(以降:リヴェル)だってさ。相変わらず意味は分からんが」

 

ノヴァ「主任だもんねぇ。大変そう」

 

凛々「ま、俺の上が総隊長と議会長だけなのが楽だけどな」

 

ノヴァ「圧だけならそれもそうだね」

 

凛々「ご馳走さま。旨かったよ」

 

ノヴァ「ほんと!?やった!!」

 

おぉ跳ねる跳ねる。やっぱ良いよなぁコイツ。

 

凛々「うん、やっぱ可愛いなぁノヴァは!!」

 

ノヴァ「わーい!!」

 

凛々「おーし!!今日、俺は機嫌が良い!!だからどっか連れてってやろう!!」

 

何処行くか決めてないけど。何処でも楽しくなるんじゃないか?

 

ノヴァ「やったー!!」

 

神暦10469年

 

神父「健やかナるトキも、ヤめるトキも…」

 

ノヴァ「良いねぇ結婚式って」

 

凛々「ま、旧友と会えて、タダ飯食えるのは良いよなぁ」

 

俺的には神父が片言なのが一番気になる。

 

ノヴァ「タダじゃ無いからね。お金」

 

凛々「え?有ったの?!」

 

初耳過ぎるぞそれ。待てよ…いっつも結婚式行くと金減ってたのってそれのせい…?

 

ノヴァ「いや、要らんって断られちゃってさ」

 

凛々「ほーん…」

 

ノヴァ「………」

 

凛々(マジで眠い…)

 

ノヴァ「ねぇ、話が有るの」

 

足が落ち着いて無いな…。トイレか?

 

凛々「ん?何だ?」

 

ノヴァ「此処じゃダメなの…。後で呼ぶからさ。ね?」

 

こんな感じで呼ぶ薄い本絶対有ったよね。

 

凛々「おぉ…、分かった」

 

パーティー中

 

凛々「何かしたかなぁ俺」

 

武藤「何だよお前が。珍しい」

 

イネラ「ホントだよ。何か有ったのか?」

 

人の気も知らんで…。泣きそう。

 

凛々「いやさ、項目終わったら来てってどっか行っちゃってさ。…マジでヤベェ事したかなぁ?」

 

武藤「呼ばれたって…あのいっつもくっついてるあの娘か?」

 

凛々「あぁ、16にも成ってペタペターって。心配だよ俺は。嫁げんのかねぇ」

 

多分、無理だろうなぁ。性格的に。

 

イネラ「………」

武藤「………」

 

凛々「ん?どうした?」

 

武藤「何か心当たりでも…無いのか?」

 

凛々「あぁ、まぁねぇ。洗濯でも無いし、飯は此処に有るし、告白でも有るまいし」

 

二人(絶対それだー!!!)

 

武藤「ん、んん!!まぁいい。凛、あの娘がお前に…恋…と言うものをしている可能性は…?」

 

凛々「さぁ?…俺は大いに有るけどねぇ」

 

イネラ「…その場所は?」

 

凛々「あぁ、あの塔の上さ」

 

武藤「行くぞ」

 

イネラ「あぁ」

 

凛々「おい、何処行くんだよ。まだパーティー終わってねぇだろ」

 

武藤「其よりも、重大な任務が有るんでね」

 

イネラ「じゃあな、後で会おう」

 

凛々「お、おぉ…。待たな」

 

凛々(俺何かしたかなぁ?)

 

親方「それは告白だな」

 

凛々「やっぱ親方もその結論になる?」

 

親方が言うならそうなのかなぁ…。

 

親方「あぁ。何もしてないんだろう?」

 

凛々「あー、多分」

 

心当たりが完全に無い事も無い。

 

親方「じゃあ其だよ。…まぁ別の可能性も無くは無いが」

 

凛々「ん?何か言ったか」

 

親方「いやいや何でも」

 

親方(別の恋人が出来たとかの可能性を言うと本気で凹みそうだなぁ…)

 

凛々「お、電話だ。ちょっと待てよ…もしもーし」

 

ノヴァ「あ、準備…じゃなくてじゃなくて!!来て!!」

 

準備…、やっぱ親方ってスゲェよな。

 

凛々「おぉ、あと…五分位掛かると思う」

 

ノヴァ「わ、分かった!!」

 

凛々「よし、二分位で行こ」

 

親方「……怒られるとしたら、そういう所だと思うぞ」

 

凛々「へいへーい、脳内のゴミ箱辺りにでもくくりつけとくよ」

 

移動完了

 

凛々「おーい」

 

ノヴァ「え、凛?!何でこんな速く…」

 

あれ?怒らんのかな?ま、良いか。ガッカリしたけど。

 

凛々「ま、触れないでくれや」

 

ノヴァ「そ、そうなの…」

 

凛々「で、話って?」

 

ノヴァ「うん…」

 

ノヴァ「あの日、覚えてる?」

 

凛々「ん?あぁ、孤児院の時のヤツか?」

 

ノヴァ「あの日から今日で、何年目か知ってる?」

 

凛々「えー…十年だな。もうそんなに経ったか」

 

ノヴァ「あはは、早いね。時間って」

 

凛々「だな」

 

ノヴァ「あの時はさ、助けてくれてありがとう、位しか言葉が出なかったけどね」

 

凛々「ん?」

 

遠くの方を見ていた。過去の弱さを見ていたのか、或いは決心が出来ていなかったのか。

 

ノヴァ「…凛は私を…どう想ってる?」

 

凛々「馬鹿で短絡的で考えが浅くて料理が下手で」

 

ノヴァ「うん…」

 

分かりやすく落ち込むなぁ…。まだ終わって無いのにさぁ。

 

凛々「…はぁ」

 

ノヴァ(やっぱり、考えすぎだったのかな…)

 

凛々「一生懸命で誰よりも努力して感情を相手に伝えて」

 

前から抱く。優しく、優しく。

 

ノヴァ「え…?」

 

凛々「可愛い可愛い、俺の家族だ」

 

ノヴァ「…うっ…うぁうぅ…」

 

そっか、泣き癖。治って無いんだよな…。

 

凛々「だからさ、言っただろう?」

 

ノヴァ「…うっ…うん」

 

あの日の言葉を、もう一度。

 

凛々「女の子が泣いてちゃ駄目だぞ。約束したじゃないか」

 

ノヴァ「うっ…うわぁぁあん!」

 

凛々「大丈夫だって。な?」

 

やがて泣き疲れて眠ってしまった。そのまま降りるしか無いか。

 

凛々「…はぁ」

 

武藤「よう」

 

スッゲェ無視したいんだけど。

 

凛々「何しに来てたんだ?」

 

武藤「いやなに、手伝ってやろうかなって思ってたんだが。その必要は無かったみたいだな」

 

コイツらぶっ壊す気満々じゃねぇか。

 

イネラ「折角花火用意したのにぃ」

 

花火と言う名のダイナマイト。演出と言う名のリア充爆破。

 

凛々「諦めろ」

 

武藤「はっはっは、そなきつく言わんくても」

 

一瞬だった。其が飛ぶのに。

 

凛々「な…に…!?」

 

右腕持っていくとはいい度き

 

武藤「凛!!」

 

凛々「…あんの死に損ない共が…!!」

 

まだ…生きてやがるのかッ!!貴様等ァッ!!

 

竜「キュゥアァァァァァ!!!」

 

凛々「!!イネr」

 

イネラ「え」

 

瞬く間に膝から上が無くなる。遂に武藤が恐れていた事が起こった。

 

凛々「貴様ァッ!今ッ!殺してや」

 

竜「キュルルルルル…」

 

武藤「不味いッ!!!」

 

激情に流されれば確実に死ぬ…!!凛だけは生きていなければいけないッ!!

 

武藤「ぐ、この…」

 

腹に大きな穴が開く。そしてそのまま横に切っ捌いた。

 

凛々「武藤ッ!せめて…コイツらだけでも…!!コイツらだけでも逃がせたら…!!」

 

貴様…!!右腕だけでは飽きたらず、左腕まで取って行きやがって…!!

 

凛々「ぐぅッ!グガァッ、くッ!がぁあァァぁぁ!!!」

 

所詮捨て駒の…、殺戮兵器の産みの親の分際で…!!殺ししか…、存在価値が、ねぇくせに…!!

 

竜「キュゥアァァァァァ!!!」

 

凛々「お前は、それしか、存在価値は無いもんな…!!」

 

俺はお前等とは違う…!!護るべきモノを持とうとせず、存在価値が無い貴様等とはッ!!

 

凛々「今ッ!楽に」

 

…あれ…、足が、動か、な

 

ー思考回廊ー

 

凛々「此処は…」

 

一度だけ、来たことはある。死にかけた時、一度だけ。

 

?「おんや、懐かしい顔だ」

 

凛々「お前とは、会わないようにしていたんだがな」

 

気に食わないし。面倒そうだし。

 

?「そう急くなよ。ゆっくりしようや」

 

凛々「俺を相手に呑むんだったら断る。お前もそう思わないのか?」

 

?「お、よく言うじゃん」

 

凛々「俺に誉められても嬉しくは無いがな」

 

幼凛「ちぇー、良いじゃん別に」

 

凛々「其よりさっさと現世に戻せ。出来るだろ」

 

幼凛「無理」

 

凛々「は?」

 

幼凛「今戻っても、直ぐ死ぬだけさ。止めておけ」

 

凛々「貴様…!時間が止まってるからといって…!待たせる訳には」

 

幼凛「止まってるんだから待たせるも何も無い」

 

凛々「ぐッ!」

 

幼凛「…一つだけ、有るぜ。帰っても良い条件が」

 

凛々「なんだ、それは」

 

幼凛「それはな、ーーがーーーーをーーさせてーーーーになる事だ」

 

凛々「…本当に、それしか無いのか…?」

 

幼凛「無い。…良いのか?本当に」

 

凛々「此処に永遠に居るよりは、な?」

 

幼凛「嘘をつけ、助けたいだけだろ。彼奴を」

 

凛々「………」

 

幼凛「心配するな。変わるのはーだけだ。ーーまでは干渉せんよ」

 

凛々「…分かったッ!」

 

 

 

幼凛「やれやれ、面倒だ」

 

ー現世ー

 

凛々「くっ…」

 

戻ってこれたな…。

 

凛々「…行くぞ、捨て身の覚悟を。お前等とは違う、護るべきモノの為の捨て身を!!」

 

竜「?!」

 

身体中に亀裂が入るような痛み。流れ込んでくる憎悪。その全てを持って、此処に具現するッ!!

   

 

 

 

無限なる苦しみ》(永遠の安らぎ)

 

凛「さぁ、始めようかッ!」

 

竜「キュゥア」

 

言い終わる前に甲殻を引き千切る。

 

凛「な、に?!」

 

引き千切る力が、無い?だと?!

 

凛「此が…副作用…!!」

 

そう言えば身体も何か縮んで…。

 

凛「…成る程な」

 

幼ない頃の俺に、そっくりだ。違うとするならば…!!

 

凛「俺は、あの頃と違って容赦はねぇぞ。死に損ない」

 

右腕が飛ぶ。それでも進む。其処に殺すべき化け物が居るのだから。

 

凛「何だ…?この感覚…」

 

殴る度、走る度、飛ぶ度、護る度に負担が減っていく…?いや、まさか…!!

 

凛「!!やっぱり、なァッ!」

 

甲殻を内側の肉ごと引き千切る。血飛沫が上がる。引き千切る度に血飛沫が大きくなっていく。いつの間にか右腕がくっ付いていた。

 

凛「此でッ!」

 

眼球を貫いて脳を掴むッ!!

 

凛「終わりだァァァァァッ!!!!」

 

脳を巻き散らしながら、活動を停止した。

 

凛「ノヴァッ!武藤ッ!」

 

良かった…まだ息は有る!!

 

ー救急到着後

 

隊員「失礼しますッ!」

 

隊長「現状はッ!」

 

隊員「竜と交戦した事により、負傷者多数!その内の一人は死亡が確認されています!」

 

隊長「処置は終わったのかッ!」

 

隊員「はい!救出した三人の内二人は完了!一人は眠っていただけのようです!」

 

隊長「直ちに病院を送れッ!Lv5ッ!急患だッ!」

 

ー事後記録ー

 

500年前の第5時大戦時代に絶滅した筈の竜が、神歴10469年11月14日午後11時29分頃に出現。分かっている死傷者は4名だけだったが、対象はステルス機能を有していた為、被害はこれ以上と推測。

 

同日、午後11時47分頃。リヴェル1:凛々と交戦。次日、午前01時52分頃。対象の生命活動停止を確認。

 

死傷者

 

イネラ・ケルシュタイン 19歳『死亡』

 

対象の体内から本人のモノと思われる鎖骨を発見。

 

追記・現場に残っていた足とDNA鑑定をした結果、本人のモノであると確定した。

 

武藤 夕凪       21歳『半身不随』

 

対象の前両刃脚により、半身を切断。一命は取り止めたものの背骨の切断により、半身不随に陥る。

 

追記・神経接続手術を行える医師を発見。手術完了後、牢獄へと移送。

 

ノヴァ・ライナーズ   16歳『無傷』

 

対象の記憶が無い為、その場には居たが襲われ無かった模様。対象は動かないモノには興味が無かったのかも知れない。

 

追記・孤児院に移送。

 

凛・ライナーズ   推定18歳『無傷』

 

対象との戦闘中に固有詠唱の発動、失敗をした事により、対象の生命活動を停止。

 

追記・退院後、王国の5/2を破壊した事により、投獄。所属はリヴェルのままで変更は無し。



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