転生したキラー専がシンフォギアの世界でry (zevoc)
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無印以前
プロローグ


好きなキラーはゴーストフェイス、使いやすいキラーはカニバル。そんな私の初投稿です。


・・・

俺は今、謎の空間にいます。記憶が正しければ、終電に乗っていたはず・・・

 

「気がついたか」

 

え、誰?

どこから話し掛けてる?

 

「ここだ、ここ」

 

そこには甲殻類の手足の集合体のようなものがいた。

 

「おまえは自分の置かれた状況を理解しているか?」

 

話し掛けてきてた・・・普通だったらSUNチェックですよ。

 

「うーん(ーー;)終電に乗ってたとこまでは覚えてる」

 

「そうか・・・あまり取り繕うのは嫌いなので率直に言おう。お前は死んだ。」

 

「な、なんだってー(棒)」

 

「えらく余裕だな(困惑)」

 

謎の生物?は体もぞもぞさせて言う。

 

「なんとなくそんな気はしてました。そっかー死んだか~、せめてデドバでランク1取りたかったなー」

 

他にも色々やり残したことはあるがどれもくだらないことばかりだ。というか自分の人生そのものが一番くだらないかも知れない。

 

「あのーちなみに死因は?」

 

「電車事故で体がバラバラになって絶命」

 

「オゥ・・・グロテスク」

 

「しかも、お前以外の乗客、運転手は全員無事だ。」

 

「あ、そこは喜ぶべきところかな。犠牲者一名ってことで」

 

(こいつ、やはり精神がイカれているのか?)

 

「そんなお前を今回転生することになった。ありがたく思え。」

 

「マジで!?どこどこどこどこ?」

 

「落ち着け、お前の転生先は戦姫絶唱シンフォギアの世界だ。」

 

え"!気づいたら人が大量に灰なってるあの世界で生き残れる自信なんてないよ?(・_・;

 

「安心しろそれを考慮してお前にひとつ能力を授ける。」

 

「能力?ウル◯ラマン とか仮面◯イダーみたいな?」

 

「お前の好きな能力を選ぶといい」

 

「好きな能力・・・」

 

まあ目の前にエンティティみたいなのがいたら・・・ねぇ

 

「デドバの全キラーの能力で!!もちろんパーク込みで!」

 

「よいのだな?」

 

オッケィ!たぶんきっと恐らくMaybe・・・

 

「そういえばお前の名前を聞いていなかったな」

 

あっそういえばそうですな

 

「私はいわゆる神のようなものだ」

 

「GOD?エンティティじゃなくて?」

 

「私は体を持たない。故にお前のイメージが私の体になる」

 

俺の神様のイメージ・・・(´・ω・`)

 

「私のことはよい。お前の名前は?」

 

「ああ、そうだ。山岡 悠です。しがないブラック会社員です。」

 

「そうか。では、第二の人生を歩むがよい!」

 

そういうと俺の意識は遠のいた。次に目が覚めると森のなかだった。

 

「いや!ここどこーーー!?」

 

こうして俺の第二の人生が始まった。しかし、彼は考えてもいなかった。殺人鬼があの世界に行けばどういうことになるのかを・・・




良ければ次回もお願いします。


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1話 状況把握のためry

このタイミングで新キラー・・・
どうしよう(´・ω・`)


どうも、山岡悠です。私は今、生前なかなか着る機会がなかった私服を着て、文句を垂れながら山の中を彷徨っています。

 

「くっそー、もうちょい人の住んでそうなところに落としてくれよなー、ていうか殺人鬼の能力はどうなったんだよ。」

 

今のところ、前世と変わらない姿でどう見ても山に入ることはないであろう格好・・・

 

アフターサービス悪くない?などと思っていると

 

「お?あれは、もしや!」

 

足取りが早くなる。見間違いじゃなければ!

 

「山小屋かな?」

 

そこには山小屋が建っていた。

しかし、とても人が住めそうな小屋ではない。クモの巣は至るところ張り巡らしており、窓ガラスも所々割れている。

 

「人はいないよな?」

 

恐る恐る中にはいる。

 

「うわー、汚ねー」

 

中は外観と大差なく非常に荒れ果ていた。ガラスが散乱し、台所にはハエがたかっており、家具もほとんど使い物にならない状態で放置されている。そんな小屋の中に目を引く物があった。

 

「デドバのチェストかな?あれ?」

 

そこにはベッドの半分くらいの大きさの木箱があった。

Dead by Daylightの生存者は、この木箱から工具箱、医療キット、ライトなどのアイテムを入手する事ができる。

 

「チェストってサバイバー側じゃあ?」

 

中を開けるとそこにはボロボロのオーバーオール、血で汚れた肉包丁、白い仮面、シミが目立つ枕、骨を断つための糸ノコ「え?」看護師の服、チェーンソー、「ちょ」ジーパン、誰か頭から作った斧、「まてまて」黒いマント、

 

「多すぎるだろ!?何でここに全部入ってるんだよ!?」

 

中にはすべてのキラーの服、仮面、武器が入っていた。

 

「うーん・・・ここにこれがあるってことは多分この小屋は俺の家ってことでいいのかな?」

 

と不法占拠宣言をしたところで、さっそく殺人鬼になってみた。

 

「とりあえず、トラッパーからかな~」

 

オーバーオール、仮面、ゴム手袋、長靴を履いたところで妙な感覚に襲われた。まるでうたた寝をしそうな感覚だ。意識がはっきりすると、腕や肩から鉄の破片が飛び出ており、左手にはトラバサミが握られていた。

 

「あ、こんな感じなんだ。」

 

至るところに罠仕掛け動けなくなったところを狩りとる殺人鬼トラッパーがそこ立っていた。

 

「ん?待てよ・・・たしかトラッパーって・・・」

 

とあることをを思いだし、恐る恐る自分の頭に触れる

 

「毛根死滅してるウゥー!!」

 

「こ、これ戻るよね!?」

 

気にするところがずれているが、急いで着替える。

 

そして頭皮を確認。

 

「ホッ」

 

こんな感じですべてのキラーの能力を確認していった。

最後のキラーを確認したところで何かのサイレンが聞こえた。

 

「サイレン?ってことは近くに町があるはず!」

 

「いや、待てよ。サイレン=ノイズ災害だよな。」

 

勝てるか?殺人鬼で?触れたら炭化するような連中に?

 

「まあ、やってみないとわからないか!」

 

そういうと黒いマントを被り、左手には頭蓋骨と鐘を合わせた[悲哀の鐘]を、右手にはアザロフという男の頭で作った斧を持ち、鐘を2回ならし、サイレンが聞こえた方へ走って行った。

 

 




よろしければ次回もお願いします。


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2話 接触中のためry

ようやく奏者が登場します。ここから視点変更ありで、やっていきます。新キラーを含めすべてのキラーを出す予定になりました。感想、ご意見ありがとうございました。


???視点

 

刀使い「はああ!」

 

とある町中で彼女たちは戦っていた、人を炭化させ、通常兵器ではまったく歯が立たない[ノイズ]を倒すため。

一人は刀を使い、もう一人は、槍を使っている。

 

槍使い「あとどのくらいだ?」

 

オペレーター「残り30です。」

 

刀使い「ならばこれで!」

 

刀に力を込め、蒼色の一撃が放たれる。

 

[蒼ノ一閃]

 

その斬撃にノイズの集団はすべて消滅した。

 

槍使い「ふう、お疲れさん翼」

 

翼「うん、お疲れ様奏」

 

お互いに安堵していると、通信が入った。

 

オペレーター「左の裏路地からノイズが三体そちらに向かっています!」

 

二人は再び構え、ノイズに備える。

が、なかなかこちらに姿を表さない。

 

奏「?なんだ?様子見か?」

 

翼「ノイズが今までそんなことした?」

 

疑心暗鬼になりそうな二人に、再び通信が入る。

 

オペレーター「え!」

 

奏「どうした!?」

 

オペレーター「ノイズの反応が次々に消滅・・・一体だけ裏路地からでます!」

 

オペレーターの反応に困惑しながらも、出てきたところを仕留めようと構える。

 

そして、路地からはノイズと、不気味な鐘の音が聞こえてくる。

 

奏&翼「!?」

 

すると、白い目、黒いマント、そして何より、頭蓋骨でできた異様な武器を持つソイツが現れた、ノイズは逃げるように、こちらに向かって来たが、ソイツの武器で呆気なく消えた。そして、ノイズの"灰"がそいつの胸に吸収されている。

 

奏「ダンナ、見えてるか?」

 

ダンナ「ああ、だがレーダーに引っ掛かっていない。」

 

奏「やっぱりか・・・」

 

翼「あれは、一体」

 

ダンナとばれないよう通信をしていると

 

ソイツは回収が終わったのかこちらをじっと見ている。

 

奏「おい!あんた!」

 

思い切って対話を試みた。

 

 

悠視点

 

(しまった・・・はしゃぎすぎた。汗)

 

私はいま透明化出来る殺人鬼、レイスになっています。レイスは悲哀の鐘を鳴らすことで、透明化することができます。ただし、透明化中は攻撃することはできません。

 

私の置かれている状況を説明すると、レイスで透明化してこの辺りまでやって来ました。そして、ノイズがいたので、よっしゃころす!って感じで、透明化を解除して武器を振りました。倒せるとは思わなかったんです!しかも灰じゃなくて"ブラッドポイント"が出てくるから楽しくなっちゃって

で、透明化して追いかけて、いい感じの距離で透明化を解除したら、あの二人が居るしー

 

奏「おい!あんた!」

 

(話しかけられた・・・マジでどうしよう)

 

奏「何者だ?ノイズを倒せるのは、あたしら奏者だけのはず、それにその武器、誰の頭だ?」

 

翼「ご同行願えますか?抵抗するなら力ずくでも拘束します!」

 

(駄目だーめっちゃ敵視されてるそりゃそうだよよし話し合おう!私は悪い殺人鬼ジャナイヨってレイス君喋れれたっけ?いやちょっとこのマスクじゃ厳しいよ!待て槍と刀に勝てるか?かくなる上は!)

 

私の出した答えは!(錯乱)

 

 

奏視点

 

喋れないのか喋らないのか、反応がない。

しかし、あの気味の悪い武器について聞き出す必要はある。

 

するとソイツは左手の鐘を前にだし

 

カン、コン・・・

 

奏「消えた・・・」

 

翼「一体なんだったの?」

 

何事もなかったかのように、辺りを静寂が包んだ。

 

レイス

 

そう、誰かが呟くまでは・・・

 

 

悠視点

 

悠「私の名はレイス。」

 

そう名乗って逃げました。帰って反省会だ。(ボッチ)




前回、キラーの能力の確認作業をトラッパーだけにしましたが、他のキラーの確認作業の描写は書いた方がいいですか?


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3話 反省会のためry

悠「あれ?作者は?」
メモ「前置きのネタが思い付かないから任した」
悠「は?(威圧)」
悠「えっと・・・推しは393です。」


悠視点

 

悠「はぁ・・・」

 

小屋に帰った私は、レイスの道具をチェストに片付けて一人で今回の反省と今後の方針を考えるが、

 

悠「もう少しお話したかったな・・・」

 

25歳独り暮らしの本音が漏れる。

 

悠「いやいや、それよりもやっぱり表に出るのは良くないよな?ちゃんと裏でひっそりやらないと、うん!」

 

悠「しかし、奏さんが生きてるってことは本編より前の時間だよな?ってことはあのライブがこの先行われるはず!」

 

あの惨劇で天羽奏は、自分の命と引き換えに大量のノイズを殲滅した。ここで考えてしまうのは奏さんの生存ルートである。

 

悠「でも、それをやってしまっていいのか?」

 

死を覚悟した人間の行いを止めていいものなのだろうか?少なくとも命を懸けて戦うなんてこと前世にはなかった私だ

 

悠「この問題は後回しだな。それに他の問題はまだまだあるし」

 

そして、いつの間にか直っていた机に目を向ける。そこには金メダルほどの大きさの赤い三角の物体と、禍々しいオーラを放つ羊皮紙があった。

 

悠「アドオンとオファリングはどうするのかと思ったら、ブラッドウェブが出てくるなんて・・・」

 

Dead by Daylightにおけるアドオンとは、殺人鬼の特殊能力を強化出来る1回きりのアイテムである。オファリングは、マップの霧の濃さや獲得ポイントの上昇など、ゲームを有利に進めるためのアイテムである。

これらはすべてブラッドウェブにてブラッドポイント(以下BP)を捧げることで手にいれることが出来る。

 

悠「全部で18枚、ご丁寧に名前まで書いてある・・・」

 

とりあえず、今回6000BPを獲得していた。ということでさっそく使ってみる。

 

悠「えーとゴーストフェイス、ゴーストフェイス~あった。やっぱり好きなキラーからだよなー、これとこれでいいのかな?」

 

BPの塊をアドオンの印に押し当てると、赤く染まりチェストになにかが落ちる音がした。

 

悠「お?」

 

チェストには安物のコロンとウォールアイの紙マッチが入っていた。

 

悠「成る程ね!こんな感じなんだー!」

 

初心に帰ったようなテンションになっていた。

 

 

翼視点

 

奏「うーん・・・」

 

翼「まだ、気になるの?」

 

あれから数ヶ月たったが、レイスと名乗った奴はあれから姿を表さない。いや、もしかしたら透明化して活動しているのかもしれない。ノイズを殲滅しようと駆けつけたときには既に倒されていることもある。しかし、レーダーにも映らず、姿を消す奴を捕らえるのは難しく、それどころか怪奇現象や幽霊の類いがノイズと共に現れるという噂まであがってきている。

                   某所

              悠「ヴぇっきし!」

 

奏「仕方ないだろ~」

 

緒川「ライブも控えていますし、レイスや他の怪奇現象も目下捜索中ですから、今は練習に集中しましょう?」

 

奏「緒川さんまで・・・」

 

翼「どうしてそこまで気になるの?」

 

奏「だって人殺しかもしれないしそれに!」

 

ピーー

 

不意に本部から通信が届く

 

弦十郎「練習中すまない付近の山でノイズの反応とそれに応戦している人を検知した。直ぐに向かってくれ!」

 

奏&翼「了解」

 

奏「もしかしたらアイツの仲間かも知れない!」

 

ヘリコプターに乗り現場に向かう

 

 

悠視点

 

悠「うええええぇぇぇぇぇい!」

 

チェーンソーたーのしー!

 

あれから数ヶ月たった私は、ボロボロの小屋を何とかすべくバイトをしながら、BP集めの日々です。今はチェーンソーを横に振り回して切りつけてくる、レザーフェイスことカニバルで遊んでいます!なんとノイズは、チェーンソーに触れるだけで消えていくので処理が本当に楽で楽で・・・

 

ヘリの音が聞こえる!?

 

悠「やっべ!逃げなきゃ!」

 

森の方へ方向転換しようと踏ん張るも、木に激突してしまう。すると、

 

プッチン!

 

悠「だアアアアアア!」

 

突然怒りが爆発し、その場で暴れまわってしまう。

 

これがカニバルの弱点 癇癪である。チェーンソーが、あらぬところに当たると怒り狂ってしまうのだ!

そうこうしている内に、装者が来てしまった。

 

しかし!今回は前回のようなミスをしないためにもパークをつけてきた!

 

パークとは、殺人鬼に追加の能力を最大4つまでつけることが出来るものである。

 

悠(一度戦うぐらいはいいでしょ、自分の実力を測るためにもね)

 

装者は各々の武器を構え、こちらを見ている。

 

悠(前から探し回ってたのかな?前よりスゲー睨んでる気がするなー まあ、丁度いい)

 

チェーンソーをふかし、戦闘体制に入る。

 

第一回殺人鬼VS装者の開幕である!

 




アンケートは11月末まで行いたいと思います。
次回もよろしければお願いします。


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4話 戦闘中のためry

鬼さん楽しい!
板持ち上げ面白い!

本実装が楽しみです。


奏視点

 

現場に着くや否や奇妙な叫び声とエンジンの音が聞こえる。その音の主は、ワイシャツに黄色いエプロンとチェーンソーそして、誰かの顔の皮で作られたマスクを被った大男だった。

 

奏(アイツの仲間か?)

 

奏「おいあんた!ここにノイズがいただろ。お前がやったのか?」

 

男は頷く。

 

奏「なら、レイスって奴を知っているか?」

 

男はなにかを察したように、頷く。

 

翼「一先ず、ご同行願います。」

 

その言葉を聞いた瞬間、男はチェーンソーをふかしながら翼の方へ突っ込んで来た!

 

翼「なっ!」

 

奏「翼!」

 

咄嗟に翼の前に出てチェーンソーを槍で受け止めた・・・

しかしシンフォギアであるはずの槍にヒビが入る!

 

奏「そのチェーンソーやっぱり普通じゃねーな!」

 

翼「はああ!」

 

翼が刀で横から斬りかかるが、男はそれを読んでいたかのようにチェーンソーを片手に持ち変え、余った片手にはいつの間にかハンマーが握られていた。

 

ガキィンと金属の鈍い音が響く、翼は刀を弾かれた衝撃でよろめき、さらには刀を落としてしまった。

 

私はその隙にチェーンソーを受け流し、男に蹴りを入れ、距離を取り翼のもとへ駆け寄る!

 

奏「大丈夫か?」

 

翼「ええ」

 

男はまだやるのか、というようにチェーンソーを構える。

 

奏「思いの外強いぞ、アイツ」

 

翼「奏?何だか息が荒いような・・・」

 

奏「え?」

 

確かに息が上がっている、リンカーの効果時間はまだあるはずだ。どういうことだ?

 

 

悠視点

 

悠(そろそろ気づくかな?)

 

奏さんはリンカーなしでは戦えない、ということで持ってきたのはドクター専用パーク、"圧倒的存在感"!

ゲームでの"圧倒的存在感"は、心音範囲内のサバイバーのアイテムの消耗速度を増加させるというものである。

 

残り3つのパークは、ヒルビリー専用"不屈"、カニバル専用"フランクリンの悲劇"、鬼専用"残心の戦術"

"不屈"はスタンを軽減させ、"フランクリンの悲劇"は手持ちのアイテムを落とし、"残心の戦術"は神経を敏感にさせ戦闘の要所を把握する。

 

悠(リンカーの消耗が速くなれば、撤退せざるを得ない!)

 

 

弦十郎視点

 

オペレーター「奏さんの適合率が徐々に低下していきます!」

 

弦十郎「これは一体!?」

 

了子「リンカーの効果時間を短くしている?」

 

本部では、予想外の事態に頭を悩ませていた。シンフォギアシステムの第一人者、櫻井了子もその一人である。

 

了子「できれば捕まえてどんなタネなのか知りたいところだけど・・・」

 

弦十郎「やむを得まい、奏のギアが解除されるようなら撤退させる」

 

装者の命を最優先に考え、指示を出す。

 

了子「アウフヴァッヘン波形が検出されないから聖遺物でもないし・・・私の知らない未知の技術?でもチェーンソーで何故あそこまで戦えるのかしら?」

 

弦十郎(最悪の場合は俺が出るしかないか・・・)

 

 

翼視点

 

奏「ぐあっ」

 

翼「奏!」

 

奏の動きが鈍い、理由はわからないが奴が原因なのは明らか

 

翼「ならば 私が!」

 

厄介なのはチェーンソー、だが動きは見切った!

 

翼「はああ!」

 

大降りチェーンソーを受け流し、懐に入る。

 

そして短刀を奴の影に向かって刺し、本命の刀を首筋に添える。

 

[影縫い]

 

翼「これで動けないはず・・・っ!」

 

僅か5秒もたたない内に影に刺さった短刀が弾かれ、ハンマーが迫る。

 

翼「ああっ!」

 

直撃は回避出来たものの、腕に当たり刀を落としてしまう。

 

翼(もう5本も落とされている。普段ならこんなことあり得ない!)

 

妙な感覚に襲われながらも、再び刀を取り出す。

 

すると、本部から通信が入る。

 

 

悠視点

 

悠「ん?通信かな?」

 

二人はこちらを警戒しつつ、誰かと話している。

 

悠(いや、さすがに通信中に攻撃したりはしないよ)

 

奏「ああ!わかったよ!」

 

翼「・・・了解」

 

奏さんが少しキれ気味に通信を終わると、ヘリの音が聞こえてくる。ヘリの方へ視線を向けると、ライト(・・・)がこちらを向いていた。

 

悠「うおおああああ!」

 

目の前が真っ白になる!思わず顔を隠す。殺人鬼は、光(主にフラッシュライト)にめっぽう弱く抱えたサバイバーを落とす程である。

 

悠(眩しいを通り越して痛い!生身で太陽見てもここまでじゃねーだろ!ム◯カか!)

 

視界がもとに戻ると、装者の姿はなくヘリもおそらく帰ったのだろう。

 

まだ痛む目を擦りながら、小屋へ帰って行った。

 

 




戦闘描写難しいデス・・・
次回もよろしければお願いします。


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5話 閑話休題のためry

今回は短めになっております。


悠視点

 

悠(どうしてこうなった?)

 

私は今、普段着でレンタルビデオショップにいます。バイト先じゃ無いですよ。暇な時間が出来たので適当な映画でも~っと思ってホラーの棚を眺めていたら・・・

 

(お!"悪魔のいけにえ"にしよ)

 

とケースに手を伸ばすともう1つの手が伸びてきた。

 

悠「あ」

弦十郎「あ」

 

悠「あーどうぞどうぞ!」

 

弦十郎「いいのか?すまない」

 

と、(恐らく)人類最強に譲る。

 

悠(何で!?何でここに弦十郎さんがいるの!?っていうかアクション映画じゃ無いの?何でホラーなの!?)

 

悠「じゃあ、私はこれで・・・」

 

そそくさと逃げようとすると、

 

弦十郎「あー少しいいかな?」

 

悠「はい?」

 

悠(えー!?何?ばれた?いやいや顔はばれてないはず)

 

と過去最高にパニックになりながら話を聞く

 

弦十郎「実は殺人鬼が出てくる映画を探しているんだが、よくわからなくてな、詳しいなら教えて欲しい。」

 

悠「あーいいですよ。殺人鬼が出てくる映画ですね」

 

悠1(何で店員に聞けばいいって言わなかった!)

 

悠2(だって聞かれた瞬間オススメ2、3個出てきちゃって)

 

自問自答虚しく棚を漁る。途中恐ろしい想像をしてしまう。

 

悠(まさか、殺人鬼()のことを研究するため?)

 

風鳴弦十郎曰く、飯食って映画見て、寝るだけで、人類最強になれるらしい・・・

 

悠(なら、DbDに関係ない殺人鬼の映画を!)

 

悠「さ、殺人鬼は人間の方がいいですか?」

 

弦十郎「人間でない殺人鬼がいるのか!?」

 

悠「ええ、例えばこれとか」

 

と色々な映画を探し、作戦は上手く運んだ。

 

弦十郎「助かったよ!ありがとう!それとこれを」

 

そう言うと最初に取った"悪魔のいけにえ"を渡してきた。

 

悠「え!いいんですか?」

 

弦十郎「ああ、譲ってもらった上、色々教えてくれたかな」

 

悠「いえいえ、こちらこそ楽しかったですし」

 

と"悪魔の生いけにえ"を受けとる

 

悠(とりあえずジェイ◯ンとチャ◯キーと◯ニーワイズを出したけど)

 

弦十郎「最後に一ついいか?」

 

悠「?」

 

弦十郎「現実にこういう殺人鬼が出てきたとして、君は倒すべきだと思うか?」

 

悠(ははーん?さては俺を倒すか迷ってるな?)

 

内心で悪人のような顔をする。現時点で殺したのはノイズだけだか、レイスの武器のせいでややこしくなっているようだ。

 

悠「その殺人鬼が理由無き殺人をしているなら倒した方がいいと思います。でも、自分の住みかを荒らされたり、深いトラウマがあるならそっと隔離した方がいいかなと」

 

弦十郎「そうか・・・ありがとう!では」

 

悠「楽しんで~」

 

悠(さて、どうなるかな~)

 

弦十郎はレジへ、俺は棚の方へ向かうがあるものを目にする。

 

悠「1週間後か・・・」

 

ツヴァイウィングのライブの告知を見る

 

悠「そろそろ決断の時か」

 

この世界の分岐点が刻々と迫っていた。




ゴジラVSシンフォギア新PV視聴後
作者「ガイガーーーーーン!起動!(錯乱)」
ガイガンに驚きを隠せない。


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6話 決断中のためry

今回は長めになっております。すこし詰めすぎたかもです。(^_^;)


悠視点

 

悠「こんなもんかな?」

 

ライブ前日の真夜中、私は正体不明の人外殺人鬼"デモゴルゴン"を使い会場の至るところにポータルを設置していた。

 

デモゴルゴンの能力は、"深淵のいざない"ポータルを作り、そのポータルから裏側の世界を通じて別のポータルへ移動することができる。

 

これで異変が起こればすぐに駆けつけられる。

 

悠「・・・」

 

奏さんを助けるべきか・・・説得は試みるつもりだが、逆にこちらが説得される可能性もある。

 

悠「そうなれば、黙って見届けるしかない」

 

決死の覚悟を止めるつもりはない

 

出口付近の見えにくいポータルから小屋へ帰り、明日に備えパーク、アドオン、オファリングの構成を練る。

 

悠「"不屈"、"野蛮な力"あとは"忍び寄る者"いや、"看護士の使命"の方がいいか?」

 

今回の作戦は、ノイズを一掃しつつ、逃げ遅れた人や負傷者の保護を最優先にする。

 

悠(正直、大多数を相手にすること自体難しい。)

 

観客全員脱出が望ましいが、あの数を3人で、なおかつ何万人という観客を逃がさなくてはならない。

 

悠「それでもやれるだけやらないとな!犠牲者は少ない方がいい」

 

 

奏視点

 

明日に迫ったライブとネフシュタンの起動実験に備え、準備をしていた。

 

あの殺人鬼のことはまだわからないことが多い、というより増えてしまった。

 

何かの組織なのか?はたまた本当に幽霊や怪物の類いなのか。

 

了子さんは映像を壊れたように何度も繰り返してい

るし、ダンナは奴に備えてホラー映画を持ってきていた。

ちなみに誰一人として、怖がっていなかった。それどころか対策会議になっていた。

 

奏「もうちょっと怖がってくれてもよかったのにな~」

 

翼「なにか言った?」

 

奏「いや別に~♪(・ε・ )」

 

翼「奏」

 

不意に翼が呼ぶ

 

翼「明日のライブ絶対成功させよう!」

 

奏「ああ、もちろんだ!」

 

 

 

翌日

悠視点

 

悠「パークよし!アドオンよし!オファリングよし!」

 

小屋のなかで一人、惨劇に備えて最終確認をする。

 

悠「よし、行くか!」

 

デモゴルゴンのポータルには周囲の人を感知する機能がある、さらに1度使わないと、他の人には見えないという特性がある。

 

悠「今のところは大丈夫か」

 

会場は警備が厳しいため、人目につかないところでポータルを作り待機する。

 

それなりに離れた場所にいるが会場の熱気が伝わってくる

 

悠(ライブとか行ったことないけど、スゲーな)

 

などと思っていると、その時は訪れた。

 

悠「!? 人が出口に向かっている!」

 

すぐにポータルを通り、ステージに近いポータルへ移動する。

 

悠「負傷者は?2、4、6、・・・多すぎる!?」

 

デモゴルゴンのアドオン"ラープロース・リチェン"の効果で、裏側の世界を通る間負傷者を見ることができるが、あまりの数に驚愕する。

 

ポータルから出るとそこは戦場だった。

逃げ惑う人々、戦う歌姫、人を炭化していくノイズ達

 

全員脱出など夢のまた夢だったと思い知らされる。

 

悠「ガアアアアア!」

 

怪物のように叫び、逃げ遅れた人や負傷者に近いノイズを次々に倒して行く。

 

観客「いや!来ないで!」

 

ノイズに襲われそうな人も突進攻撃"シュレッド"でかばうが、

 

観客「あ・・・あ・」

 

どの次元でも恐怖の対象となるデモゴルゴンを見た観客はあまりの恐怖に動けなくなっていた。

 

悠「クソ!メンドウくせー!」

 

観客に向かって吠え、正気を取り戻し、逃げていった。

 

悠「はぁ・・・はぁ・」

 

さすがにキラーといえど元は人間、体力の限界が来ていた。

 

 

奏視点

 

奏「クソ!時限式じゃここまでかよ!!」

 

突如出現したノイズに苦戦を強いられていた。

 

翼「奏!後ろ!」

 

奏「!?」

 

後ろからノイズが迫っていた。避けられない、そう思った瞬間

 

???「ゴオオギャアァ」

 

覚悟していたダメージが来ない・・・恐る恐る目を向けると

 

色白い肌に鋭い爪、花弁のような顔を持つ怪物が、向かってくるノイズを蹴散らしている。

 

奏「た、助かった、ありがとう」

 

言葉が理解できるのか、怪物は頷いて観客の方へ走る。

 

翼「奏!大丈夫?」

 

奏「ああ無事だ!それよりはみんなは!?」

 

当たりを見回すと一人の少女が膝をついていた。

 

 

悠視点

 

負傷者を探しだすパーク"看護士の使命"と"喘鳴"を使い、負傷者の確認をする。

 

悠「はぁ・・・はぁ・・・あと一人!」

 

見覚えのある茶髪の女の子にノイズが襲いかかろうとしていた。

 

悠「間に合えーーー!」

 

シュレッドで距離を詰める

 

悠「ガハッ!」

 

少女を覆うように庇うことは出来たが、ノイズからの攻撃をまともに受けてしまう。

 

悠「クッソがーーー!」

 

"不屈"でダメージを軽減し、立ち上がると

 

奏「駆け出せ!」

 

天羽奏がノイズを退けていた。少女は一目散に逃げる。

 

私も加勢しようと構えるが、違和感に気付いた。

 

悠「ナンだこれ?」

 

身体の一部が元に戻っていた。正確には、右足と左腕、顔の3分の2が人間に戻っていた。

 

悠「だからどうしたー!」

 

やけになり、ノイズ群れに突撃する。

 

悠(炭化しないよう気を付ければいいだけだ!)

 

無我夢中でノイズを倒す。しかし、無慈悲にも痛々しい悲鳴が聞こえた。

 

奏「おい!目を開けてくれ!生きるのを諦めるな!」

 

我に帰り、奏さんの方へ視線をやる。血まみれの少女とその子に呼び掛ける奏さん

 

悠(説得しなきゃ・・・)

 

奏さんが死んじまう!

 

奏「今日は、こんなに聞いてくれるやつらがいるんだ。」

 

悠「待てよ!」

 

奏さんは驚いた顔でこちらを向く、だがすぐに理解し優しく微笑んでくる。

 

奏「そういうカラクリだったか」

 

悠「あんた、死ぬ気だろ!翼さん置いていっていいのか!」

 

息を切らしながらも、必死に訴える。

 

奏「あんた、名前は?」

 

悠「え?山岡 悠です」

 

奏「悠か・・・心配してくれてありがとな」

 

悠「いや、心配じゃなくて説得なんですけど・・・」

 

奏「でも、こうでもしないと被害が拡大する。なら私一人で大勢の命が助かるなら、安いもんだろ」

 

悠「あ・・・」

 

・・・

 

悠(自分の死因を聞いたとき俺は何て言った?)

 

[犠牲は少ない方がいい]

 

奏「一つ頼みを聞いてくれないか?」

 

悠「え?」

 

奏「その子、任せていいか?」

 

悠「そのくらい簡単ですよ」

 

涙が出てきた。もう出るはずがないと思ったんだけどな~

 

少女を抱え出口に向かう

 

悠「後悔しないのか?」

 

奏「後悔はない、だからお前も聞いてくれ、私の・・・絶唱」

 

翼「奏!歌ってはだめーー!」

 

悠「っ!」

 

 

Gatrandis babel ziggurat edenal

Emustolronzen fine el baral zizz

 

Gatrandis babel ziggurat edenal

Emustolronzen fine el zizzl

 

 

命を犠牲にする歌がステージに響く

 

少女「歌が・・・聞こえる」

 

そこからはあっという間だった、ノイズはすべて奏さんの絶唱で消えた。

 

少女を救急隊員に預け、全力で戻る

 

そこには泣き崩れる片翼とイヤな灰だけが残っていた。

私の涙は止まっていた、いつの間にかデモゴルゴンに戻っていたからだ。

 

私は近場のポータルから小屋へ戻った。

 

ふと机に目をやると

 

397,514,800

 

これまでで最高得点だったが、気分は過去最低だった。

 




次回から無印編に入ります!


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番外 確認すべき殺人鬼のためry

DbD知らない人向けに作ったつもりです。
独自解釈多めです。
ここ違うってところがあればお願いします。


レイス

 

カンコン

 

悠「おお、これで透明化したのか?」

 

自分の体を確認する。陽炎のようになっている体、試しに武器でそこら辺の木を叩いて見る。すると、武器が木をすり抜けてしまった。

 

悠「成る程ーだから、発電機蹴るときとかは足が見えるわけだ」

 

実体化しないとこちらから触れることはできない。

※胴体はすり抜けられませんでした。

 

悠「???????」

 

 

ヒルビリー

 

悠「わーーーーーい!」

ガンッ!

悠「いてっ」

 

狭い森のなか、おぞましい外見の男がチェーンソーダッシュを試すも、木に当たりまくる。

 

悠「うーん、もうちょい広いところで練習したいなー、というか、右肩が凝るなこれ」

 

右肩と顔の皮膚が合体しているため、少々動きづらい。

 

悠「慣れるまで時間かりそうだな。」

 

 

ナース

 

悠「・・・」

シミのついた枕カバー、20世紀初期の看護服、手には骨を断つためのノコが握られている、キラーの中でも最強と謳われるナース

だが、予想外の事態が一つ。

 

悠(胸に・・・違和感)

 

脱力した手を胸元に当てる。

 

ちょっとある!

 

悠「じゃねーよ!女体化じゃねーか!ふざけんな!」

 

死人と言えどさすがに、女性経験がない私にとっては、妙な気分になった。

 

悠「はぁ、気を取り直して」

 

左手を掲げ、精神を集中させる。

 

悠「はああ!」

 

自分の声とは違う悲鳴のような声と共に、20mほどテレポートする。

 

悠「おお!すげーっあ"あ"」

 

ナースのブリンクは強力だが、ブリンク後にスタンが発生する。酸欠になったような感覚に陥る。

 

悠「おおっ意外とキツいなこれ・・・」

 

 

シェイプ

 

悠「ふー・・・ふー・・・ふー」

白く無表情の不気味なマスクに青いツナギに大きな包丁

映画Halloweenに登場する殺人鬼ブギーマンこと、マイケルマイヤーズ

息が少し荒い

 

悠「人いないから凝視できねー」

次!

 

 

ハグ

 

ハグの服を手にとると、急激な空腹に襲われる。

悠「え!?あっ・・・」

苦しみの声を上げる間も無く、ハグに姿を変える。

 

悠「・・・」

痩せ細った体、泥で固めた髪、鋭く長い爪を持つ手

"おまじない"を地面に描き、幻像やテレポートすることができる食人鬼、ハグ

 

8さいです!

 

悠「・・・

お腹減るな?ハグは・・・」

アドオン無しだと、この罠も人が踏まないと機能しないため次に移る。

 

 

ドクター

 

悠「これ、着けづらっ!」

 

体に電気を宿し、その電気を浴びせることで生存者を発狂させる。狂気の医師

ドクターの装備に手こずっていた。

 

悠「よし!はまった。」

 

目と口には、それらをこじ開けるための拘束がなされ、身体中に電気が走る。

 

悠「確か・・・こうだったかな?」

 

左手に力を込める。すると、治療モードに変わり、周囲の地面に静電気のような稲妻が見える。

 

悠「ほほう!」

 

さらに左手に力を込め、空中に放つ。放った場所に、煙と電気が迸る。

 

悠「ッ~!左手つった・・・」

 

 

ハントレス

 

悠「・・・」

 

かわいいうさぎの仮面に、ある人物から奪った服、手にはマサカリを持っている狩人ハントレス

ハントレスはハチェットを投げることができる。殺人鬼たちのなかでは、珍しい遠距離攻撃が可能な殺人鬼だ。

ちなみに女性である。

 

悠「またかよ!もういいよ!」

 

確認すると、ナースより大きかった。

 

悠「はああ!」←ヤケクソ

 

ハチェットを投げる。

見事木に当たりハチェットは砕け散った。

 

悠「これじゃあ回収できねーわ」

 

さて、補充補充

なぜか出現したロッカーから、ハチェットを補充する。

 

悠「・・・どっから出てきた?このロッカー」

 

 

カニバル

 

悠「あっ・・・こっちのチェーンソーの方が軽い!」

 

黄色い屠殺用のエプロンを着け、顔を隠すため、殺した人間の皮で作ったマスクを被る。手にはスレッジハンマーとチェーンソーを持つ

映画からのゲスト第二弾"悪魔のいけにえ"に、登場する殺人鬼レザーフェイスこと、ババ・ソーヤー

 

悠「ウェーーイ」

 

チェーンソーを左右に振り回しながら、走り回る。

しかし、ここは狭い森の中、

 

ガン!

 

悠「だああああ」

 

突然感情が爆発し癇癪を起こす。

 

 

ナイトメア

 

悠「ハハハ・・・」

 

全身焼けただれた肌、茶色の中折れ帽、そして左手にはめたかぎ爪つきの手袋

映画からのゲスト第三弾"エルム街の悪夢"に登場する夢の中で、人を殺す殺人鬼、フレディ・クルーガー(ギャグを言わない方)

 

悠「コミカルな方が好きなんだけどなー」

 

辺りは、黒い葉が舞い、深い霧がででいる。

ナイトメアの能力は相手を夢の中へ誘い。テレポートや、罠を仕掛けることができる。

 

悠「ん~ちょっと眠い」

 

 

ピッグ

 

悠「MA☆TA☆KA」

 

赤いマントを羽織り、その裾からは出し入れ自由な仕込みナイフが見え、豚の被り物した殺人鬼、

映画からのゲスト第四弾"SAW"シリーズから、ジグソウの弟子のアマンダ・ヤング

 

悠「はああぁぁぁぁ、あと何人いたっけ?女性キャラ」

 

ちなみに胸の方は

悠「もういいよ!」

 

悠「でも、このナイフかっこいいよな。後これ、どうするんだっけ?」

 

ピッグの能力はジグソウの洗礼を、相手に仕掛けることである。逆トラバサミを頭にセット、後は生存者が、ジグソウボックスから鍵を手に入れることが出来れば生存、出来なければ、頭をグチャッである。

 

悠「言ってみたいなー、I want to play a gameとか、make your choiceていう台詞」

 

 

クラウン

 

悠「ゲッホ、ゲッホ、ゴッホめっちゃ蒸せる。」

 

ピエロのメイクに、はち切れそうな衣装、腰には今まで集めた(コレクション)が、手には拷問用のナイフが握られている殺人鬼クラウン

クラウンは"寸劇のトニック"という薬瓶を使う。

 

悠「よっ!」

 

瓶を投げると当たりにピンクの煙が漂う。この煙を吸った生存者は、視界の歪み、移動速度の低下、咳、等の症状を引き起こす。

 

悠「しかし、もうちょいこの腹何とかならないかな?」

 

 

スピリット

 

悠「うん・・・そろそろ慣れたかな?」

 

さらし姿のバラバラの体に至るところに刺さったガラスの破片、人とは思えないほど青白い肌。

ゲーム初の日本人殺人鬼、スピリット

女子大生である。

 

悠「強調しなくていい! さて」

 

意識を集中させる。

スピリットの能力は"山岡の祟り"幽体離脱し、姿を消して生存者に奇襲を仕掛ける。ただし幽体離脱中は生存者の姿が見えない。

 

悠「あーこんな風になってるのか。」

 

幽体離脱して、自分の姿を確かめる。

幽体離脱は、魂だけが行動するため、肉体は置いてきぼりにされる。

 

悠「俺の面影全く無くなるな。」

 

 

リージョン

 

悠「体が軽い!」

 

フードつきのジャケットにジーンズとラフな格好の顔にはニヤニヤした仮面の殺人鬼たちリージョン

 

悠「流石高校生、動きが違うぜ・・・」

 

リージョンの能力を使い、走り回る。

リージョンは男女4人組の殺人鬼、能力は"愚連の狂乱"

通常より速く走り、相手に深手を負わせることができる。しかし、狂乱が終わると、

 

悠「あ"あ"!?」

 

ナースの様な酸欠状態になる。

 

悠「ふう・・・」

 

悠「あの頃(高校時代)を思い出すなー」

 

いい思いであんまりなかったけど・・・

 

 

ここから食事中の方注意

 

プレイグ

 

悠「吐き気がすごい」

 

古代バビロニアの神官の衣装を纏うその姿には、疫病による腐食が見られる。振り香炉からは、甘い香りが漂う。

ゲーム内で一番長生きの殺人鬼、プレイグ。

その能力は、体内の疫病を浴びせる、"黒死の吐瀉"

 

悠「すうぅー・・・オロロロロ」

 

簡単に言えばゲロである。

 

悠「へー結構飛ぶな!」

 

黒死の吐瀉を浴びた物体はしばらく疫病を纏う。

 

悠「別の意味で、体力いるな。」

 

 

ゴーストフェイス

 

悠「あーやっぱ、しっくりくる。」

 

全身黒い服装にムンクの叫びの様なマスクを着け、タクティカルナイフを持つ不気味な殺人鬼、ゴーストフェイス

 

悠「|д゚)チラッ」

 

木の後ろで顔を覗かせる。

ゴーストフェイスの能力は、"闇の包容"相手をつけ回し、無防備状態を付与して殺す。

 

悠「これも人いないから次だな。」

 

 

デモゴルゴン

 

悠「なにこれ?」

 

肉片にも見えるそれを手にとると、触れたところから姿が変わっていく。

 

悠「うお!え?」

 

気がつけば、色白い肌に鋭い爪、花弁のような顔を持つ怪物、デモゴルゴンになっていた。

 

悠「おお・・・目どうなってんだ?」

 

デモゴルゴンの能力は深淵のいざない。ポータルを作り、そのポータルから裏側の世界を通じて別のポータルへ移動することができる。

早速、左手を地面にあて、ポータルを作る。少し歩いて、またポータルを作り、そこから裏側の世界を通る。

 

悠「よっ!・・・意外と楽しいなこれ♪」

 

 

 

悠「一番でかいよな。」

 

落武者にも見える格好に、鬼の仮面、背中には巨大な金棒を背負う。

スピリットの先祖にして鬼と恐れられた殺人鬼、鬼

鬼の能力は、相手を負傷させ血の球を吸いとり、怒りを爆発させる、"山岡の怒り"

"山岡の怒り"発動中は、悪魔の突進や悪魔の一撃で、生存者を一撃で、ダウン出来る。

 

悠「これも人がいないから無理か・・・」

 

 

すべての殺人鬼の確認が終わり、一息つくこうとすると、サイレンが聞こえてくる。

 




そして、2話へつづく


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無印編
7話 始まりのためry


今回から、無印編です。


ザシュッ・・・グサッ・・・ザシュッ

 

暗い森の中、何度も何度も突き刺すような音が聞こえる。当たりには真っ黒の灰と白いマスクに青いオーバーオールの男がノイズを倒していく。その手には包丁が握られている。

俺は息を殺して隠れる。見つかれば俺も殺されてしまうのではないか?ノイズがこちらに気づくのでは?恐ろしい不安がよぎる

 

ノイズを全て倒して満足したのか男の足音が遠ざかる。俺まだ恐怖に震え。しばらくその場から動けなかった。遠くから大勢の足音や車の音が聞こえる。ようやく助かったと思い外に出る。あんな恐怖は今まで味わったことがない。

 

 

次の日

 

悠視点

 

悠「まあ、手鏡持ってきてたから、分かってたんだけどね」

 

新聞の記事を見て、昨晩の事を思い出す。サバイバーを凝視することで強化されるストーカー殺人鬼"シェイプ"を使っていた。手鏡とは、シェイプのアドオンの一種で、強化ができない代わり、サバイバーの位置がオーラで分かるようになる。

 

悠「しかし、箝口令かなんかで言えないはずじゃなかった?」

 

腑に落ちない事を愚痴りながら、新聞を読んでいく。あれから2年が経ち二課との小競り合いを度々しつつ、ノイズを倒していく生活がつづいてた。以前より翼さんの当たりが強い。1度忍者と翼さんのコンビで本気で捕まりそうになったこともある。

 

悠「まあ、当然だよな」

 

あの日の事を考える、あの選択は決して正しくはなかった。だが、どうした方がよかったのか?考えれば考えるほど、分からなくなる。

 

悠「あれから二年か」

 

♪Halloween メインテーマ♪

 

ん?電話だ 相手は・・・

 

悠「ハーイ 、調子いい?」

 

???「うん!微妙!」

 

悠「どっちだよ・・・」

 

相手はバイト先のディレクター 履歴書もなにもない私を雇ってくれた恩人だ。

ちなみに私の役職はパパラッチです☆

ゴーストフェイスの能力がスゴい使える。

 

悠「で、なんのようすか?」

 

ディレクター「そりゃあ、仕事の依頼だよ。実は◯◯ていう会社のあの人に、面白そうな噂が・・・」

 

悠「φ(・ω・*)フムフム...分かりました。じゃあ、とりあえず一週間張って見ます。」

 

ディレクター「さっすが!話がわかるぅ!バイト代はいつものとこに入れておくねー」

 

悠「あざっす、それでは」

 

ディレクター「うん!よろ~」

 

ピッ

 

微妙の割りには元気だったよな?

 

悠「さてと、ゴーストフェイス~ゴーストフェイスはっと?」

 

(無理矢理)増設したクローゼットを漁る。

そこから黒いコート、手袋、白いムンクの叫びのようなマスクを取り出す。

 

悠「よし!」

 

闇の包容で気配を消し、相手を付け回して殺し、更には、カメラでその様子を撮る殺人鬼、ゴーストフェイス

 

悠「昼間だと逆に目立つから、マスクは着けないけどね」

 

マスクとナイフを隠して出発する。

 

 

数時間後

 

悠「いや、ボロ出すのがはえーよ(困惑)」

 

近くのカフェで写真を確認しつつ、ココアを飲む。

 

悠「ちょっと楽すぎたな~」

 

あとはこのデータをディレクターに送れば仕事は終わり。

 

店員「ありがとうございましたー」

 

悠(晩飯何しようかな~)

 

とスーパーに向かおうとしばらく歩くと、見覚えしかない、灰が舞っていた。

 

悠「はぁ またか・・・」

 

マスクとナイフを取り出し、闇の包容を発動させる。

 

悠「見てる奴はいないな。ならあっちか?」

 

パーク"地獄耳"で遠くが騒がしいことを察知する。

 

徐々に工場地帯に近づく

 

悠「いた!」

 

誰かを追いかけているノイズを見つけ、付け回していく。

 

悠「OK」

 

無防備状態を付与させ、ザシュッ!ザクッ!と次々とノイズを切りつけていく。

 

悠「追いかけられてた人はどこへ?」

 

ノイズが屋上へ向かっている。

 

悠「上かよ!ナースだったら一瞬なのに!」

 

ノイズは壁をつたって登ることが出来るタイプがいるが、徒歩キラーは階段を使うしかない。

 

屋上へたどり着き目にしたものは

 

???「Balwisyall nescell gungnir tron」

 

眩い光とともにガングニールを纏った少女

 

悠「立花・・・響」

 

とうとう始まってしまった。世界の危機を担う物語が・・・

 




お気に入り100件を突破しました!ありがとうございます!これからも頑張りますので、よろしくお願いいたします!
次回もよろしければお願いします。


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8話 確保のためry

悠「さて、何してた?」

作者「ゴジラの撃退して、クリスマスの準備して、鬼育ててました。」

悠「」←墓石マイケル

作者「遅れてすみませんでした!」


響視点

 

響「ええ!なんで!私どうなっちゃってるの?」

 

女の子「お姉ちゃんかっこいい!」

 

訳もわからず変身し、困惑している私に一人の男が近づく。

 

悠「大丈夫?ぼさっとしてたらやられるよ」

 

響「え!?は、はい!」

 

その人は全身黒い衣装で身を包み、顔はどこかで見たことがあるようなマスクをつけている。

 

響「あなたは一体?」

 

悠「俺?あー、ゴーストフェイス、とだけ」

 

そう名乗ると、ノイズを睨みつける。

 

響「せい!」

 

悠「よっと!」

 

わたしはパンチで、ゴーストフェイスさんは、ナイフでノイズを倒していく。

 

響(ノイズに普通の武器は効かないはずじゃ?)

 

もしかして、あの噂本当だったのかな?

 

女の子「お姉ちゃんたち、すごいすごい!ノイズ倒しちゃった!」

 

響「あはは、ありがとう」

 

悠「うーん、ちょっと多いな」

 

さすがにこの数を二人で倒しきるのは難しい。でっかいのもいるし

 

悠「その子連れて逃げるのは?」

 

響「え?」

 

悠「だから、俺が時間稼ぐから、その子連れて逃げる作戦」

 

響「だめですよ!置いてなんて行けません!」

 

悠「えー」

 

そんな話をしていると

 

???「Imyuteus amenohabakiri tron」

 

響「この歌は・・・翼さん!?」

 

悠「来ちゃった~(絶望)」

 

 

悠視点

 

悠(ちょっと待って!来るの速いよ!逃げる時間すら稼げなかったじゃねーか!)

 

翼さんは俺と響ちゃんを見る・・・というか睨むと、すぐさまノイズを倒していく。

 

響「すごい・・・やっぱり翼さんは」

 

悠「俺たち、何もしなくてもいい感じだな」

 

女の子「お姉ちゃんたち!おっきいのが!」

 

響「!」

 

悠(闇の包容、発動・・・)

 

巨大ノイズを付け回し、ナイフを投げる。

するとノイズはナイフが刺さった部分から崩れていく。

 

悠「ゲージ寸止めしておいて正解だったな」

 

ナイフを回収し、自衛隊が駆けつける・・・自衛隊!?

 

悠「・・・これは逃げられねーな(確信)」

 

 

 

自衛隊「少女とその母親の保護が完了しました!」

 

緒川さんと自衛隊が後処理をしていると、

 

友里「あの、あったかいものどうぞ」

 

響「あ、あったかいものどうも」

 

悠「え、あ、どうも」

 

一安心する響ちゃんと、ナイフで遊んでいる俺は、あったかいものを飲み落ち着く。

 

響「へ!うわ!変身が!」

 

変身解除と同時にバランスを崩す。

が、翼さんに助けられる。

 

悠(さて・・・どうしよう(^^;)

 

響ちゃんが翼さんと話している内に全力ダッシュか、等と無駄に頭を働かせる。

 

女の子「お姉ちゃん!おじさん!」

 

響「あ!」

 

悠「おじっ!?」

 

子どもの何気無い言葉が主人公を襲う!(致命傷)

 

響「体大丈夫?痛いところあったりする?」

 

女の子「だいじょうぶ!お姉ちゃんたちがまもってくれたから!ありがとう!バイバーイ!」

 

響「は~、よかった~」

 

悠「おじさん・・・」

 

響「あはは( ̄▽ ̄;)じゃあ、私もそろそろ・・・え?」

 

響が帰ろうとすると、黒服に囲まれていた。

 

翼「あなたたちをこのまま帰すわけにはいきません。」

 

響「何でですか、て、手錠!」

 

緒川「すみませんね。あなたの身柄を拘束させてもらいます。」

 

翼「あなたも、今回ばかりは同行してもらいます。この数を相手にするのは、無謀よ」

 

悠「ハッハッハーw、うん!無理!」

 

もう吹っ切れて両手を差し出し、緒川さんが手錠がかける。

 

緒川「あ、これは一旦預からせてもらいます。」

 

そう言って、いつの間にか俺の懐にあったナイフを、見せつける。

 

悠「あ!いつの間に!」

 

きたないさすが忍者きたない!

 

そして向かうは私立リディアン音楽院

果たしてそこに何が待ち受けているのか?

 

 




次回はもう少し早く投稿できるよう努力します。
次回もよろしければお願いします。


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9話 確保されたためry

今回はあまり話が進みません。




響視点

 

黒服の人たちに、手錠をかけられ有無を言わさず車に乗せられた2人

 

悠「ふぁ~、眠い・・・」

 

響「手錠かけられてるのに、なんでそんな余裕なんですか!?」

 

緊張しすぎているわたしとは、打って変わって欠伸をするゴーストフェイスさん。車が止まり、着いた場所は・・・

 

響「なんで、学院に・・・」

 

翼「黙ってついてきなさい。・・・このエレベーターよ」

 

緒川「危ないですから、捕まってください」

 

悠「あ(察し)」

 

エレベーターに入ると、ゴーストフェイスさんはすぐさま手すりに捕まる。

 

響「え?危ないっtうわああああ!!」

 

ものすごい速度で下がるエレベーター、大丈夫?落ちてないかな?この速度!?

 

慣れるてくると、不思議な空間が広がっている。

 

響「学校の下にこんな場所が・・・

えっと、どのくらい深いんですか?」

 

翼「・・・」

 

響「あ、あはは・・・言えませんよねー」

 

翼「愛想は無用よ。これから向かうところに微笑みなど必要ないから」

 

響「あ・・・はい」

 

この下になにが待ち受けているんだろう?

 

悠(ヤバイ・・・吐きそう・・・気持ち悪い)

 

ゴーストフェイスさんがかなりぐったりしていたが、そうとう眠たかったのかな?

 

エレベーターを降り、扉をくぐると!

パァン パァン

 

弦十郎「ようこそ!人類守護の砦!特異災害対策本部二課へ!俺はここの責任者を務める、司令の風鳴弦十郎だ」

 

響「え?」

 

翼「緊張感のない・・・」

 

悠「・・・www」←笑いを堪えてる

 

熱烈歓迎の文字、鳴り響くクラッカー・・・まるで誕生日のような歓迎をされた。

ゴーストフェイスさんの顔は分からないが、おそらく笑いをこらえている・・・

 

了子「さあさあ、笑って笑って~、ね!立花響ちゃんに山岡悠くん!」

 

 

悠視点

 

悠「!?」

 

了子「私は櫻井了子。あの櫻井理論の提唱者なのよ?」

 

悠「ちょっと待て!なんで俺の名前を?」

 

響「山岡・・・悠?って私の名前もなんで!?」

 

当然の疑問を聞くと、弦十郎さんが答える。

 

弦十郎「我々にとって調査などお手の物なのさ!」

 

私の情報は、中々手に入るとは思えないけど・・・

あのディレクターが言うはずはない・・・いや言いそうだな?

 

了子「なんて、ホントのところは響ちゃんの生徒手帳をちょ~っとばかり、拝見させてもらったの☆」

 

響「あー!それ私の鞄!なーにが調査はお手の物ですか!」

 

悠「・・・」

 

まあ、奏さんからだろうな、死に際にいろいろしゃべったんじゃないかなー?

 

弦十郎「ははは、いや失礼した。君たちをここに呼んだ理由だが、協力を要請したいことがある。」

 

悠「"たち"ってことは、俺もか?」

 

弦十郎「もちろんだ!」

 

疑問しか出てこない。今まで翼さんというか二課と小競り合いしてたからてっきり、面倒事が待ち受けていると思っていた。

 

響「協力・・・もしかして、さっきの力のこと?

教えてください!あの力はなんなんですか!?」

 

了子「うんうん、気になるのは分かるわ。でも質問に答えるには二つ、お願いがあるの。まあ、あなたには私が質問したいんだけどね。」

 

と、こちらを見る天才

なんか寒気がした気が・・・

 

悠「まあまずは、そっちの話からね?俺の話は長くなるから」

 

こえー・・・皆見てるよ、翼さんに至っては、睨んでない?あれ?

 

了子「さて、話を戻して、最初の一つは、今日あった事は誰にもナイショ。理由は後で」

 

響「は、はあ、それでもう一つは・・・?」

 

了子「とりあえず、二人とも脱いでもらいましょうか。」

 

響「な、なんで~!?」

 

悠「マスクは脱がんぞー」

 

響「だから、なんで余裕なんですかーー!?」

 

メディカルチェックを受けた2人は再び、指令室へ・・・

 

 




次回もよろしければお願いします。


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10話 真実のためry

学術書のチャレンジ難しい(´・ω・`)
※ここのエンティティは本家とずれております。


数分後

メディカルチェックを受け、司令室へ戻る。マスク?とってないよ。シェイプの新スキンみたいな感じになってたけど。

 

了子「ごめんなさいね、メディカルチェックに協力してくれて。でも、大切なことだから、許して?」

 

響「はあ・・・」

 

悠「久々に健康診断を受けた気がする」

 

了子「ま、まあ、あなたの場合はそうなるわね」

 

弦十郎「詳しい検査結果は後日伝えよう。さて、君の質問に対する答えだが・・・おや?」

 

響ちゃんは頭を揺らしながら、眠たそうに・・・いや、寝てるな。(確信)

 

弦十郎「日を改めた方がよさそうだな。翼、緒川、彼女を送ってやれ。」

 

翼「分かりました・・・こっちだ」

 

響「す、すみません・・・すやぁ」

 

翼「こら、歩きながら寝るな」

 

悠「器用なことするね」

 

響ちゃんを送ろうと、三人が扉を出ると明らかに部屋の空気が変わる。

 

弦十郎「さて、本題に入ろうか」

 

悠「・・・」

 

了子「メディカルチェックには、なんの変哲もない、いたって健康な人間という結果だったわ」

 

悠「まあ、健康には気を使ってますから。」

 

一触即発の空気にヘラヘラしていると、しびれを切らした天才が聞いてきた。

 

了子「あなたのその力はなに?ノイズを倒す力もそうだけど、透明化したり、からだがバラバラだったり、チェーンソー振り回したり。挙句の果てには怪物になったり。聖遺物でもないのよね?」

 

悠「それに関してはねーノイズを倒せるのかは俺もわかってない。個々の能力については話すと長くなるとだけ。」

 

弦十郎「力のこともそうだが、聞きたいことは山ほどある。まず君は何を目的に動いてきた?場合によっては君を拘束しなければならない。」

 

悠「目的か・・・別に悪いことは企んでないだけどなー俺個人で勝手にノイズ倒してただけだし。」

 

弦十郎「そうか・・・」

 

素直に人助けでーすなんて言っても信じてもらえるか?

OTONAがすごい見てくる。質問責めは勘弁してほしいな、

 

悠「そういえば、なんで全部同一人物だと分かった?カニバル、レイス、スピリット、ゴーストフェイスは全然違う姿形をしてる。絶対わかんないよな?」

 

弦十郎「それは・・・」

 

悠「奏さんから、いろいろ聞いたんじゃないのか?」

 

弦十郎&了子「!?」

 

悠「やっぱりか、2年前のあの事件以外で変身解いてないからなー」

 

少し思いきって言うと、

 

了子「じゃあ、奏ちゃんが言ってた事は本当なのね?」

 

悠「言ってたって・・・なにを?」

 

弦十郎「君が、観客を助けていたと言っていた。」

 

悠「え!?」

 

マジで!?あの状況で!?

 

悠「よく言えたもんだね、他になにを聞いた?」

 

弦十郎「君の名前、これまで出現した殺人鬼全てが君だということ語ってくれた。」

 

悠「そっか。」

 

助けられて無いんだよな。一部の人は・・・

 

すると、翼さんと緒川さんが帰ってきた。

 

悠「あ」

 

翼「・・・」

 

緒川「これ、お返ししますね。」

 

悠「もういいの?大丈夫?」

 

そういうと緒川さんはナイフを返してくれた。

 

緒川「敵意はないみたいですし、調べさせてもらったので」

 

悠「ちゃっかりしてるなー、まあどうせ調べてもあまりいい結果は出無かっただろ?」

 

緒川「そうですね。ただのナイフでした。」

 

煽る悠、爽やかな緒川、頭を抱える了子

 

翼「奏と・・・なにを話した?」

 

悠「はい?」

 

今まで黙りだった翼さんが話しかける。

 

悠「うーん、信じてもらえるかどうかはわからないけど、俺が止めようと説得したけど、一人の命で大勢が助かるならいいって言ってたかな?」

 

あまり思い出したくない記憶を掘り返す。

 

翼「そうか」

 

悠「なあ、翼さん」

 

今まで少し気になっていたことを聞く

 

悠「あんた・・・俺を恨んでる?」

 

翼「え?」

 

悠「いや、その、無理にでも止めた方がよかったのかなー?っていろいろ考えてたから。」

 

翼「???」

 

首をかしげる一同・・・

あれ?なにこの空気?

 

翼「何か勘違いしないかしら?」

 

悠「はえ?」

 

弦十郎「奏くんは生きている。」

 

ファ!いやいやまてまて待ちなさい!

 

悠「奏さんは死んだんじゃないのか?」

 

弦十郎「・・・死んだか、我々も最初はそう思ったよ。」

 

了子「これを見てちょうだい。」

 

そう言ってモニターに写し出されたのは、大勢の人があの会場で倒れていた。中には奏さんの姿もあった。

 

悠「??????どゆこと?」

 

なぜ生き返っている?あのとき確かに死んだはず?俺か?俺が無意識の内になにかしたのか?

 

了子「その反応を見るに、これはあなたが、やったことじゃないのね?」

 

悠「一応俺、殺人鬼なんだけど・・・殺すことはできても生き返らせることなんてできる?」

 

弦十郎「聞きたいのはこっちなんだが・・・」

 

悠「で、奏さんは今どこに?」

 

弦十郎「・・・ついてきてくれ」

 

連れてこられたのは、まるで遺体安置所のような場所だった。肌寒く、いくつものベッドの上に、人が横たわっていた。

 

弦十郎「ここには、二年前に亡くなったはずの人が眠っている」

 

悠「・・・」

 

了子「体は正常そのものなの。ただ、どうやっても起こすことができない状態よ」

 

悠「昏睡状態っていうやつかい?」

 

了子「ええ、まるで魂が抜かれたみたいに」

 

悠「でも、ノイズに炭化されれば死体なんて・・・」

 

弦十郎「我々も目を疑った、炭化した人間全てがもとの姿に戻っていた。奏くんも含めて、恐らく君が去った直後だ。原因が君にあると考えた我々は、この二年確保を急いでいた。」

 

炭化した人間が帰ってくるという原作と違う異常事態、だが、全員魂を抜かれたように昏睡状態・・・思い当たる付しが一つ

 

悠「まさか・・・エンティティ?」

 

DeadbyDaylightの"霧の世界"を作り、殺人鬼と生存者を儀式に参加させる元凶ともいうべき謎の多い存在。"エンティティ"

 

悠(エンティティがあの時の被害者の魂を持って行った?でも、いつもは、体ごと持っていって行方不明扱いになるはず・・・そもそもノイズに襲われた体が元に戻るのはどうしてだ?)

 

了子「何か分かる?」

 

悠「正直言ってわからない。」

 

了子「そう・・・」

 

悠「でも、心当たりが無いわけじゃない!いろいろ調べなきゃいけないこともあるが・・・」

 

翼「奏を、起こすことは出きるのか?」

 

目に涙を浮かべ、問いかける。

 

悠「えっと・・・出来れば期待はしないでほしい。原因がわかったところで、どうしようもない可能性だってある。」

 

期待は裏切られた時のダメージが一番堪える。前世学んだ教訓だ。

 

弦十郎「そうか・・・きみにこれを渡しておく。」

 

通信機を渡された。

 

弦十郎「何か協力できることがあれば遠慮なく言ってくれ」

 

悠「分かりました。俺もノイズとこの事に関係することなら、できるだけ協力します。」

 

 

 

小屋に帰り、眠っている人たちを思い出し、これからのことを考える。

 

悠(仮にエンティティがやったのなら、エンティティを相手にすることになると、勝てないな、さすがに(汗))

 

殺人鬼は、エンティティの下僕である。

そのルールがある限り、エンティティの意思には逆らえない。最悪の場合なにをされるか分かったもんじゃない。

 

悠「まずは、エンティティについて調べるか。」

 

小屋のどこかで何者かが囁いていた気がする。

 




さて、どうするか・・・(深夜テンション)
次回もよろしければお願いします。


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11話 険悪のためry

気づいたら周りの人みんなポケモンやってる(゜Д゜)
しかし、俺はDbDをするぜ!


悠視点

 

悠「⊂( ^ω^)⊃ブーーーーーーン、オラァ!!」

 

後日、さっそくノイズと戦闘です。でも、言いたいことがひとつあります。

 

悠「なんで俺の目の前で出てくるんだーーー!」

 

チェーンソーを構え全力ダッシュで、ノイズを蹴散らしていく。今回は、カニバルとは違い、チェーンソーを振り回すのではなく、目標に向け一直線に突っ走る、醜悪な外見のヒルビリーです。

 

悠「俺はただ、チェーンソーのパーツ買いに来ただけなのに-」

 

ヒルビリーはズボンにシャツと、ハンマー、チェーンソーを持てば、変身出来るため、デカイ鞄に全部いれて出掛けた結果これだよ(憤怒)

 

翼「Imyuteus amenohabakiri tron」

 

お?来た!防人だー!

 

翼「はあぁ!」

 

刀でノイズを一掃していく。便利だなーあの技・・・

 

翼さんがこっちを見ると、一瞬ビクッと、なっていた。

まあ、肩と顔の皮膚が合体してる人間見たら俺もそうなる。

 

翼「ここは私一人で!」

 

悠「え?いや、ちょ!」

 

そう言ってノイズを一人で倒そうとするが、今回は数が多い。この数は流石に一人でじゃ無理だろ

 

翼「はあ、はあ、はあ」

 

案の定、消耗が激しく息を切らしている。そこにノイズが襲いかかる!

 

翼「っ!しまった!」

 

悠「危ねー!」

 

響「このおおおおお!」

 

ギリギリのところで響ちゃんが助けに来る。

 

響「翼さん!よかった、間に合った。私も手伝います!」

 

悠「翼さん大丈夫ですか!?」

 

心配なので駆け寄る。

 

響「ヒィッ!ゆ、悠さんですか?」

 

悠「そうだけど、今ヒィッて言ったよね?」

 

響「あはは( ̄▽ ̄;)」

 

仕方ないとは言え、露骨過ぎるとちょっと傷つく(´・ω・`)

 

響「と、とにかく三人で協力して倒しましょう!」

 

悠「OK」チェーンソーをふかす。

 

 

三人で協力・・・したかどうかはさておき、ノイズをすべて倒し終える。

 

悠「ふいー」

 

チェーンソーで走り回ったせいで二人が少し遠く離れた場所にいる。

あれ?このあとって確か・・・

 

翼さんが響ちゃんに刀を向けている。

あー思い出した!司令が止めに来る前に止めないと!

チェーンソーを起動させ、ダッシュで二人の所へ向かう。

 

悠「ストーーーーーーップ!」

 

刀を弾き、二人の間に割って入る。

 

悠「翼さん、とりあえず落ち着こう!な!」

 

翼「っ!」

 

なんとか落ち着いてくれた。二人の変身が解除されると同時に司令が到着した。

 

弦十郎「なにをやってるんだ、お前たちは」

 

響「ごめんなさい」

 

悠「すいません」

 

弦十郎「翼・・・お前泣いて?」

 

翼「泣いてなどいません!!

涙なんて流していません。風鳴翼はその身を剣と鍛えた戦士です・・・だから!」

 

響「翼さん・・・」

 

気の効いたことの一つは言いたいところだが、今はなにを言っても逆効果だろうな。

 

弦十郎「そうか・・・」

 

響「あの!わたし、全然ダメダメなのはわかっています。だから、これから一生懸命頑張って」

 

あ、そこから先は言わない方が・・・

 

響「奏さんの代わりになって見せます。」

 

翼「!」

 

パシッ

 

翼が響ちゃんの頬を叩く。

 

響「え?」

 

 

その後、調べものを頼むついでに、了子さんに呼ばれたので、二課へ(姿はヒルビリーのまま)

 

悠「ってことで、お願いします。」

 

弦十郎「それはいいが・・・なぜ、未解決の行方不明者を?」

 

悠「まあ、千里の道もなんとやらってやつです。」

 

"囁き"や、"バーベキュー&チリ"で、エンティティの存在は確認した。だが、こちらから話しかけることは出来なかった。なら、次に確認すべきことは、

 

霧の世界があるかどうか?

 

あるなら、助けに行ける・・・はず

無かったら・・・また考えよう。

 

了子「ゆ~く~ん~」

 

悠「じゃあ、俺は帰りますねー」

 

ガシッと肩を捕まれる。

 

了子「待ちなさ~い、まだお話(尋問)してないでしょ?」

 

悠「ルビがおかしい!?分かりましたから、話しますから!痛たたただだ!」

 

了子さんの研究室に案内(拉致)され、体の検査、特に骨や皮膚、筋肉をくまなく見られた。

 

了子「ふむふむ、なるほど~」

 

悠「もういいすか?(疲弊)」

 

了子「ダメよ。まだ能力について聞いてないんだから」

 

悠「へーい、さて、どこから話したものか」

 

ヒルビリーの背景を思い出そうとした瞬間、何かの映像が流れ込んでくる。

 

寒く暗い部屋に、壁の隙間から出される食事、狂気すら感じる怒号

 

悠「!?」

 

了子「大丈夫?」

 

悠「だ、大丈夫です。」

 

悠(今のは・・・ヒルビリーの記憶?)

 

裕福な家庭に生まれてきたヒルビリーは、醜い姿のため、両親から酷い虐待を受けていた。

 

このあと、1時間かけて、ヒルビリーの背景、パークついでにレイス、カニバル、スピリットの能力についても語るはめになった。

 

了子「とても、可哀想な話ね。」

 

悠「生まれてきたことを否定されたら、誰だってこうなるよ。」

 

自分を指しながら、ため息混じりに言う。

 

了子「ありがとう。今日はこれくらいかしらね」

 

悠「やっと終わった。」

 

ヒルビリーの姿でいるのも疲れてきていた。部屋を出ようとすると、

 

了子「顔は見せてくれないの?」

 

悠「・・・見せたら、いろいろ制限つくじゃないすか。面倒事は、出来るだけ避けるタイプなので」

 

了子「ふ~ん、そのわりに、いろいろ協力してくれるじゃな~い?」

 

悠「へへへ、俺ひねくれてますから、ただ扱い間違えると面倒ですよ」

 

了子「ふふふ、覚えておくわ。」

 

 

了子視点

 

悠が部屋を出ると、早速データをまとめる。

 

了子「少し、厄介ね」

 

彼らの経緯はともかく、聖遺物由来ではない力は、扱いがわからない。彼の言った通り、下手に手を出すと計画に支障が出るかも知れない。

 

了子?「誰にも邪魔はさせない」

 

もうすぐ完成する・・・

バラルの呪詛はこの私が!

 




口調合ってるか怪しくなってきた。汗
次回もよろしければお願いします。


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12話 ミーティングのためry

そろそろサブタイの縛りがきびしくなってきた。


悠視点

 

悠(ラスボスのことすっかり忘れてた・・・)

 

櫻井了子・・・もといフィーネという、シンフォギア1期のラスボス

 

悠「まだ、それ以前の問題がありすぎるか・・・でも、視野に入れておかないとな。あの荷電粒子砲とか、自動再生ついてる鎧とか」

 

 

それからしばらく、翼さんと響ちゃんの溝は、埋まることはなく、1ヶ月が経過した。私も協力出来るよういろいろやったが、どれもうまくいかなかった。

こっちの方はというとそれなりの進展はあった、調べてもらった行方不明者の中に見覚えのある名前がいくつかあった。

 

アダム・フランシス

木村 結

山岡 凜

 

どれも霧の世界に引き込まれた人だ。

 

悠「霧の世界があるのは、間違いないな。」

 

となるとどうやってそこに行くか・・・

エンティティはこっちガン無視だしなー

 

ピリリリリ

通信機に着信が入る。

 

悠「ん?はい山岡です。」

 

弦十郎「悠か?ミーティングを行う。すぐ来てくれ」

 

悠「了解、じゃ今から行きまーす」

 

・・・ゴーストフェイスでいいか

 

 

本部に着くと司令、了子さん、翼さん、響ちゃんがいた。どうやら一番最後らしい。

 

悠「すいません、遅れました。」

 

了子「では、全員揃ったところで仲良しミーティングを始めましょ」

 

翼「・・・」

 

翼さんがすげー不機嫌な顔をする。

 

弦十郎「まず、これを見てほしい。これはここ一ヶ月にわたるノイズの発生地点だ。」

 

響「いっぱいですね。」

 

悠「多いな・・・」

 

モニターには、おびただしい数の点が地図に記されていた。

 

弦十郎「はは、その通りだ。二人はノイズについてどこまで知っている?」

 

悠「俺は、人を炭化させる化け物としか・・・」

 

響「テレビのニュースや学校で教えてもらった程度ですが、まず無感情で、機械的に人間だけを襲うこと。そして、襲われた人間は炭化してしまうこと。時と場所を選ばずに、周囲に被害を及ぼす。特異災害として、認定されていること」

 

悠「おお」

 

弦十郎「意外と詳しいな」

 

響「今まとめてる、レポートの題材なんです。」

 

そこから了子さんが補足する、

つまるところ、ノイズは誰かの意思によって行動していると

 

響「誰かの手によるものだと言うんですか?」

 

悠「まあ、この近辺にこれだけ出現するとなると、悪意を感じるよねー」

 

翼「サクリストD デュランダルを狙って何らかの意思が、この地に向けられている証左となります。」

 

響「あのーデュランダルってなんですか?」

 

悠「なんだっけ?どっかで聞いたことがあるはずなんだがー」

 

確かどっかの英雄の剣だよな?

 

友里「この二課司令室よりも下層、アビスとは呼ばれる最深部に保管され、日本政府の管理下にて、我々が管理しているほぼ完全状態の聖遺物、それがデュランダル」

 

藤堯「翼さんの天羽々斬や、響ちゃんのガングニールのような欠片は、力を発揮するのにその都度装者の歌を必要とするけど、完全状態の聖遺物は、一度起動すれば、常時100%の力を発揮する」

 

悠(これが原因で面倒なことが起きるんだよな)

 

藤堯「そして、それは、装者以外の人間も使用できるだろうとの研究結果が出ている」

 

了子「それが私の提唱した櫻井理論!だけど、完全聖遺物の起動には相応のフォニックゲイン値が必要なのよね~」

 

響(むずかしくてさっぱりわからない・・・)

 

悠「起動できれば俺でも使いこなせると・・・」

 

了子「え!?出来るの!?」

 

悠「何でもないです。」

 

思わず地雷を踏んでしまった。

また質問責めかと思うところに助け船が入ってきた。

 

緒川「お話中すみません、翼さん、今晩はアルバムの打ち合わせが入っています。」

 

悠(緒川さんナイスタイミング!)

 

響「ふえ?」

 

緒川「表の顔では、翼さんのマネージャーをやっています。」

 

そういうと、名刺を渡す。

 

響「わあ、名刺もらうなんて初めてです!こりゃ結構なものどうも」

 

悠「どうも」

 

思わず名刺の材質を確かめる。

 

緒川「さすがに、名刺は普通の紙ですよ。」

 

悠「い、いや、紙も頑張れば凶器なるから・・・」

 

忍者のことだから武器かと思ってしまった・・・

 

翼「それでは、お先に失礼いたします。」

 

緒川と翼さんは部屋を出る。トップアーティストって大変だなー(小並感)

 

弦十郎「もうそんな時間か。だとすると、ミーティングはここまでだな。」

 

ということで解散となったが、帰り際響ちゃんが話しかけてきた。

 

響「あの・・・悠さん」

 

悠「ん?」

 

響「いろいろな殺人鬼になれるんですよね。」

 

悠「そうだけど、まさか!殺人鬼に興味持った?」

 

響「いや、そういうわけでは・・・」

 

悠「あ、うん」

 

響「殺人鬼の中に、白くて顔がお花みたいに開く人?っていますか?」

 

あー覚えてたか~不味いな・・・

 

悠「・・・いるけど、なんで?」

 

響「わたし、二年前奏さんと翼さんとその殺人鬼さんに助けられたんです!」

 

悠「ってことは、俺の本当の顔覚えてる?」

 

響「え?はい・・・」

 

やっぱりか、うーん口約束でしのげるかー?

回りに誰もいないことを確認して響ちゃんに耳打ちする。

 

悠「響ちゃん、もしここ以外で会ったとしてもスルーしてくれ。」

 

響「ふえ?は、はいでも、なんで?」

 

悠「理由はまあ、いろいろあるんだが、とにかく絶対に俺の顔がばれることは避けたいんだ。分かってくれ。」

 

響「分かりました!」

 

そう言って、駆け足で友人の元へ走る。

面倒事が増える一方だな。

とりあえず、帰るか・・・

 

 




次回、ようやくあの人が出ます。
次回もよろしければお願いします。


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13話 宿命のためry

メリークルシミマス!
クリスマス楽しもうぜ!(錯乱)


響視点

 

悠さんと約束をしたあと、未来と一緒にレポートの提出をしたが、そのあとすぐにノイズが出現した。

せっかく流れ星見ようって約束したのに・・・

 

響「絶対許さない!」

 

一回り大きなぶどう型のノイズを見つける。

あいつのせいで・・・

 

響「流れ星、見たかったのに!」

コロセ

ノイズを追いかけ、広い公園にたどり着く。

ノイズはぶどうの様な体から別のノイズを産み出す。

 

響「あんたたちが、誰かの約束を侵し、嘘のない言葉を、争いのない世界を、」

ハカイシロ

怒りに任せノイズを倒していく。

 

響「何でもない日常を!略奪すると言うのなら!」

 

人型のノイズを倒している間に、ぶどう型のノイズが逃げてしまった。

 

響「待て!・・・あ」

 

追いかけようとするも、思わぬものを目にする。

 

響「流れ、星・・・」

 

翼さんが来てくれた・・・そのあとは、いつものように翼さんが倒してくれた。

でも、

 

響「私だって、守りたいものがあるんです!」

 

翼「・・・」

 

響「だから!」

 

っ・・・・・言葉がでない。

 

すると、林の影から問いかけてくる。

 

???「だから?でどうすんだよ?」

 

響「え?」

 

翼「誰だ!・・・っ!」

 

出てきたのは、銀髪の少女だった。しかし、シンフォギアのような鎧を身に纏っていた。

 

翼「ネフシュタンの・・・鎧」

キイィ

???「へー、あんた、この鎧の出自知ってんだ?」

 

翼「二年前・・・私の不始末で奪われたものを忘れるものか、何より私の不手際で失われた命を忘れるものか!」

 

響「やめてください翼さん!相手は人です!同じ人間です!」

 

翼&???「戦場で何を馬鹿なことを!」

キャァァ

何とか止めようとするも、二人に一喝されてしまう。

さっきからなにか聞こえるような・・・

 

翼「むしろ、あなたと気が合いそうね。」

 

???「だったら、仲良くじゃれあうかい?」

 

翼「ああ・・・参る!」

 

翼さんと謎の少女が戦い始める。

しかし、翼さんが押されてる!?

 

翼「がっ!」

 

響「翼さん!」

 

???「お呼びではないんだよ。こいつらでも相手にしてな。」

 

翼さんのサポートをしようと、駆け寄るもノイズが立ちはだかる。

 

響「え!?ノイズが操られてる?どうして」

 

???「これがソロモンの杖の力なんだよ。雑魚は雑魚らしく、ノイズとでも戯れてな。」

 

次々と繰り出されるノイズに苦戦を強いられる。

 

???「ご苦労さん、ほらほら、まだまだ後がつかえてるぞ」

 

そう言ってさらにノイズを繰り出す。

 

響「またノイズを・・・ってうわ!」

 

ノイズの粘液に、捕らえられてしまう。

 

響「動けない!うそ!」

 

キャァァ、キイィ!

 

???「なんだ?このこえ、」

 

振り返ろうとした瞬間、何者かに切られ体勢を崩す。

 

???「ぐあっ!誰d ・・・え?」

 

手には医療用のノコギリ、古びた看護服を身にまとい、顔は枕カバーで覆われていた。しかし、もっとも不可解なのはその体は、宙に浮いていた。

 

響(悠さんだよね、あれ)

 

???「ひ、こここ、こいつも、おおお前らの仲間か?」

 

翼&響「多分」

 

???「だ、だったら、他のやつら同様!」

 

構えた瞬間、悠さんの姿が消える。いや、消えたというより少女の後ろに瞬間移動していた。

 

???「!!うああああああ!」

 

少女は思わず悲鳴をあげてしまう。

 

 

少し遡って

悠視点

 

悠(やっべ、出遅れた・・・)

 

ミーティングのあと、小屋へ帰った直後にノイズが現れた。タイミング考えてほしいな(半ギレ)

 

ってことでナースのブリンクを連発して来たわけだが、

 

悠(スゲー出にくいなー)

 

ブリンクを使って、ここまで来たが翼さんはネフシュタンと戦ってるし、響ちゃんはノイズと戦ってるし・・・

 

そんなことをいっていると、響ちゃんがノイズに絡め捕らえられてしまう!

 

悠(行くっきゃねー!)

 

少女の背後目掛けてブリンクをする。

 

悠「サプラ~イズw」

 

まずは背中に一撃、あーでも再生してるな。メンドクせー

 

それではここで持ってきた、パーク、アドオンを紹介しよう!まずは、"観察&虐待""死恐怖症""不安の元凶""ピエロ恐怖症"アドオンは"心配性の喘ぎ""ちぎれた栞"を持ってきたぞ!

 

悠(さて、下手すると翼さんが絶唱使うからな。それは阻止しないと。)

 

さすがの俺でもあの顔はみたくない。

 

???「ひ、こここ、こいつも、おおお前らの仲間か?」

 

めちゃくちゃビビってらっしゃるw

なら・・・ほい!

 

キイィ

 

目の前の少女を通りすぎるようにブリンクすると、悲鳴をあげてしまう。"心配性の喘ぎ"の効果である。

 

ハアァ

 

スタンが入る。それを隙と見たのか、攻撃してくる。

 

???「くそったれ!」

 

が、ビビってしまい、どこを狙っているか丸わかりなんだよなー。

 

悠「当たらんな~?」

 

鞭を華麗に(ブリンクを使って)かわす。

 

???「こ、こいつらならどうだ!」

 

ソロモンの杖から、大量のノイズをだすが、

 

悠「無駄無駄無駄ァ!」

 

ノイズをすり抜けて、目の前にブリンクする。

 

???「あ・・あ・・・」

 

目に涙を浮かべる少女の目の前に、ノコギリを構えるナース。

あれ?なんだろう、楽しくなってきた。

 

???「ああっ!」

 

一撃与えるも傷は徐々に直っていく。

 

悠("ピエロ恐怖症"着けても自動再生は面倒だな。やっぱ"呪術:誰も死から逃れられない(ノーワン)"持ってくるべきだったか?)

 

"ピエロ恐怖症"心音範囲の生存者の治療速度を遅らせる。

 

あれこれ考えていると、翼さんが突っ込んできた。

 

翼「私を忘れたか!」

 

???「くっ!お高くとまるな!」

 

再び少女と、火花が散る。

 

翼「貴様は私が倒す!山岡さんはノイズを!」

 

悠(あーったく、躍起になりすぎだろ!ていうかなんで"死恐怖症(タナト)"と"不安の元凶"発動してるのに、戦意削がれないんだよ!?)

 

"死恐怖症"負傷者や死亡者が多いほど恐怖心を増幅させ、作業速度を低下させる。

"不安の元凶"心音範囲の生存者のスキルチェックの成功範囲を減少させる。

 

まずい、このままだと絶唱を使ってしまう!死への恐怖ごときじゃ止まらないのか!?あの防人は!

 

悠(だったら、止めてくれる人を増やすか!)

 

響ちゃんを捕らえているノイズに向かい、ブリンクで近づき倒す。

 

響「あ、ありがとうございます!」

 

???「あ!てめぇ!くっ!」

 

翼「余所見とは、随分と余裕ね」

 

???「のぼせ上がるな人気者!誰も彼もが構ってくれるなんて思うんじゃねー!」

 

響ちゃんにノイズを倒すよう指示し、素早く片付ける。

一方翼さんは、少女の強さに圧倒されていた。

 

響「翼さん!」

 

翼「ノイズを!」

 

少女は再びノイズを繰り出す。

 

悠「散らかすにも程があるだろ!」

 

最大チャージのブリンクで、一気に少女の前に飛ぶ。

 

???「隙だらけなんだよ!」

キイィ

悠「させるかぁ!」

 

???「っ!こっち来るなあああ!」

 

[NIRVANA MAGOG]

 

悠「ちょ!いきなり大技使うんじゃnΣ(゜Д゜)」

 

巨大な光弾を反射的にブリンクで避ける。が避けきれず衝撃で吹っ飛ばされてしまう。

 

悠「うおおお危ねええええ!殺す気か!」

 

???「怖えーんだよお前!何なんだよ!」

 

 

翼視点

 

翼「くっ!」

 

翼(彼でも決定打を与えることができないのか!かくなる上は・・・絶唱しかない!)

 

ノイズを倒し、山岡さんと戦っている隙を見て少女の影に短刀を刺す!

 

翼「・・・そこだ!」

 

[影縫]

 

悠「!?動きが・・・

 

???「な、動けない!」

 

翼「月が出ているうちに、決着を着けましょう」

 

???「まさか!歌うのか絶唱を!」

 

悠「・・・・・・・・・」

 

翼「下がってて、防人の生き様・・・覚悟を見せてあげる!あなたの胸に焼き付けなさい!」

 

二人を下がらせ、絶唱を唱おうとしたその時、

 

キャァァ

 

なにかが通りすぎ、一瞬恐ろしい映像が流れ込んでくる。

首を絞められている、絞めているのはこの世の全てに疲れきったような顔の女性だった。だが、その目には狂気に取り憑かれていた、まるで、何かに洗脳されたような、

 

翼「あああああああ!」

 

今のは一体!?まさか、彼の記憶の一部?

 

 

悠視点

 

翼「はあ、はあ、はあ」

 

悠「はあぁっ・・・」

 

響「翼さん!」

 

危なかった・・・少し遅れれば絶唱を使われていた。

二課には悪いがここでお互い引かせるか。

 

???「はあ、はあ、くそ!侵食が!」

 

悠「このままやってもジリ貧だろ?」

 

影に刺さっている短刀を弾き、提案する。

 

悠「お互い、ここで一旦引こうぜ?」

 

???「!?なにを!あ、あたしはまだ!」

 

悠「はあ、まだやろうってんなら、」

 

イマココデコロス

 

???「ひっ!?」

 

悠「お互い死にたくはないだろ?」

 

よしよし、こっちはちゃんと"死恐怖症"の効果出てるな。

 

???「くそ!覚えろ!」

 

颯爽と、何処かへ逃亡。

 

悠(こうやって黒歴史が作られていくんだなー)

 

そうこうしている内に、司令達が来る。

 

弦十郎「翼!無事か!」

 

悠「全員は無事ですよ。取り逃がしましたけど・・・」

 

弦十郎「そうか・・・全員無事で何よりだ。」

 

翼「なぜ止めた?」

 

当然の質問をしてくる。あの時、俺は奏さんの絶唱を止めなかった。

 

悠「あの日のことは、正直後悔してる。だから、今回は止めることにした。勝手なのは承知の上です。」

 

翼「・・・絶唱を使えば倒せていたかもしれないのにか?」

 

悠「無理ですね。使ったとしても、土煙に紛れて逃げられるのが落ちだ。なら、お互い被害が少ない方がいいでしょ?」

 

原作の流れを淡々と話す。あれは、結果的に見ればこちら側がマイナスになる。

 

悠「それに・・・」

 

翼「それに?」

 

それ以上聞きたくないとでも言いたげな目でこちらを見る。

 

悠「死に救済はない。ぎりぎりの橋渡るのはやめましょう?」

 

翼「・・・」

 

こうして、ネフシュタンの少女との一戦はドローという結果に、ここから物語は加速することなる。




パークの解説、本文のままでいいですか?後書きにした方がいいですか?


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14話 それぞれのためry

明けましておめでとうございます。(大遅刻)
おかしいな~気付いたら1月もう終わるぞー?
すいません。これからも不定期ですが、よろしくお願いします。


悠視点

あのあと、翼さんは司令に叱られた。次にめちゃくちゃ響ちゃん達に心配された。念のため検査入院・・・という名の休養を受けることとなった。

 

その間、謎の少女についてミーティングを行う。

 

 

弦十郎「気になるのは、ネフシュタンの鎧をまとった少女の狙いが、響君だということだ。」

 

了子「それが何を意味しているのかは全く不明・・・」

 

弦十郎「いいや、個人を特定しているならば、我々二課の存在も知っているだろう。」

 

藤尭「内通者、ですか・・・」

 

全員がこちらに視線を向ける。

 

悠「ん?俺?いやいや、だとしたら直接拐った方が速いだろ?」

 

弁解しても、怪しいことには変わりないが・・・

 

響「私のせいです・・・私が悪いんです」

 

弦十郎「響くんのせいじゃない。」

 

響「シンフォギアなんて強い力をもったのに、私がいつまでも未熟だから」

 

悠「響ちゃん・・・」

 

響「翼さんだって、ずっとずっと泣きながらも、それを押し殺して戦っていたのに・・・」

 

弦十郎「響くん」

 

響「私だって守りたいものがあるんです!だから、」

 

悠「まあまあ、とりあえず、今自分に何ができるのか考えみたら?」

 

響「・・・はい」

 

 

翌日

 

悠「で、考えた結果司令に鍛えてもらうと、それはいいんだけど、ひとついいかな?なんで俺までかり出されなきゃ行けねーんだ!」

 

動きやすい格好で来いと言われ、シェイプで来たものの・・・

 

司令と響ちゃんは、既にかなりの特訓をしたのだろう。

 

弦十郎「まあそう言うな、思いっきり運動するのも、中々良いもんだぞ!」

 

悠「で、俺に何をしろと?」

 

なんとなく察しはつくが・・・

 

弦十郎「響くんの特訓相手をしてほしい!」

 

悠「うん、知ってた。」

 

弦十郎「ついでに、君の力がどれほどのものなのかこの目で見ておきたい。」

 

悠「はぁ・・・(困惑)」

 

響「よろしくお願いします!」

 

悠「具体的に何をすれば?」

 

弦十郎「響くんの攻撃を避けつつ、隙があれば軽く攻撃を、一種の訓練のようなものだ。」

 

いや、シェイプと響ちゃんでは結構差があると思うが・・・

 

当の本人は、やる気十分といった感じだ・・・

 

悠「よし・・・響ちゃん!ちょっと一発殴ってみて」

 

響「えぇ!なぜ!?まさか、そういう・・・」

 

悠「ちがうちがうヾ(・д・`;)全力でどれぐらいの力なのか受ける側として、知っておいた方がいいなと、」

 

響「分かりました!すぅーー!はああぁ!」

 

力強い一撃が腹に直撃する。

 

悠「おお、いいパンチだ。」

 

響「あれ~本気で殴ったんですけど・・・」

 

しかし、ほとんどダメージがない。

 

悠(流石シェイプ、二階の窓から落ちても生き延びただけのことはあるな。もとの俺だったら結構痛いぞ・・・)

 

弦十郎「よし!じゃあ早速始めるか!」

 

響「いきます!」

 

悠「OK!」

 

響「はあああああ!」

 

 

翼視点

翼「奏・・・」

 

安らかな顔で眠り続ける奏の手を握る。

 

翼「私は、どうしたら・・・」

ハハハ・・・

翼は真面目すぎるんだよ、

 

え?

 

奏「あんまり真面目すぎると、いつかぽっきり行っちゃうぞ」

 

気づけばシンフォギアを纏い、奏が目の前に現れる。

ああ、そうか・・・これは、いつかの

 

奏「おいおいどうしたんだよ」

 

翼「なんでもない!」

 

奏「変な翼だなー」

 

 

数分前

悠視点

 

悠「いててて、思いの外ダメージを受けたな・・・ん?」

 

やっぱり来てたか・・・

 

特訓が一段落して解放された私は、例の場所へ来てみれば翼さんが奏さんの近くにいた。試しに(またまた持っていた)ナイトメアの服、鉤爪、帽子を着け、ナイトメアに姿が変わる。

 

悠(リワーク前の能力も使えるから・・・よっ!)

 

能力"ドリームデーモン"で眠らして様子を伺うことにした。

 

悠(確か本編だと奏さんの夢を見るんだよな。でも、状況が違うとどんな夢見るか分かんねーな。)

 

幸せそうな顔に見えたが、涙を流していた。

 

悠(やっぱり、辛くないわけないよな・・・)

 

突然すぎる仲間との別れ、一人で戦わなければならない重圧。

 

悠(俺だったら投げ出すな・・・)

 

突然通信が入る。

 

悠「!?ちょっと待って!起きちまう!」

 

急いで部屋から出て司令室に向かう。

 

その途中、了子さんと出くわした。

 

了子「あら?どうしたの?そんな急いで」

 

悠「あ、了子さん。司令室に来いと言われて」

 

了子「何かあったのかしら?」

 

悠「多分ノイズ以外の話でしょうね。」

 

司令室のドアを通ると、物々しい雰囲気に包まれていた。

 

了子「たーいへん長らくお待たせしました!」

 

悠「いや、テンション!?」

 

弦十郎「来たか」

 

響「了子さん!無事だったんですね!」

 

悠「何があったんですか?」

 

弦十郎「広木防衛大臣が殺害された。永田町からの移動中に襲撃されたらしい。」

 

了子「ちょうど私が報告した後だったのね~。一体、誰の仕業なのかしら?」

 

俺を見るんじゃないよ。(半ギレ)

 

弦十郎「複数の革命グループから犯行声明が出されているが詳しいことは把握できていない。目下全力で捜査中だ」

 

響「了子さんのこと、みんな心配してたんです!」

 

悠「俺何も聞いてない・・・・」

 

了子「心配してくれてありがとう。そして、政府から受領した機密資料も無事よ。任務遂行こそ、広木防衛大臣の弔いだわ」

 

弦十郎「よし、緊急ブリーフィングを始める!」

 

 

了子さんがいうには、敵の狙いはデュランダルであると結論付け、明日の明朝、そいつを移送すると・・・

簡単にはいかないんだよな~確か・・・

 

 

翼視点

 

???「翼さん・・・翼さん」

 

翼「ん・・・っ!」

 

緒川「こんなところで寝てしまうと風邪を引きますよ。」

 

翼「緒川さん・・・」

 

緒川(眠らしたとは言っていたけど、一体どうやって?)

 

いつのまにか眠っていたらしい、緒川さんが起こしに来てくれていた。

 

翼(それほど疲れていたということか・・・しかし、あの夢は一体?)

 

 

悠視点

 

悠「んー鬼かな~」

 

響ちゃんと私は一度帰宅し、明日に備え準備をする。

 

悠「アドオンはこれだな」

 

そして、落武者のような衣装に、鬼のお面、刀と金棒を持って、小屋を後にする。

 

 



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15話 移送作戦のためry

翌日

 

目的地周辺に検問を配備し、デュランダルを響ちゃん、了子さん、私、護衛車を数台で記憶の遺跡まで一気に駆け抜ける。

 

了子「名付けて、天下の往来独り占め作戦!」

 

ということで、了子さんの車に乗り込み目的地へ向かう。

 

悠「ちょっと狭いな」

 

了子「あなたが大きいのよ・・・」

 

悠「仕方ないじゃないすか、鬼で来たんだから。」

 

響「・・・」

 

場を和まそうと会話をするが、思いの外真面目な響ちゃんです。

 

了子「!!ふたりとも、つかまって!」

 

響&悠「え?」

 

悠「うおおお!あぶね!」

 

了子「しっかりつかまっててね。私のドラテクは凶暴よ!」

 

前方の橋が破壊される。おそらくノイズの仕業だが、姿は見えず、気づけば護衛車が全滅していた。

 

了子「悠くん!敵の場所とかわからない?」

 

悠「ちょっと待ってくれ!え~と下か?」

 

パーク"天誅""地獄耳"で、索敵する。

 

弦十郎「下水道だ!ノイズは下水道を使って攻撃してきている!回避ルートをナビに転送した。確認してくれ!」

 

了子「弦十郎くん、そのルートは不味いんじゃない?」

 

悠「工場地帯は危ないっすよ!」

 

主に爆発の危険性とか!

 

弦十郎「分かっている!ノイズが護衛車を狙い撃ちしてくるのは、デュランダルを破損させないよう制御されていると見える!」

 

悠「あえて危険なとこに行って、攻め手を封じるってのはわかるんですけど、リスクが・・・」

 

了子「勝算は?」

 

弦十郎「思い付きを数字で語れるかよ!」

 

ですよね~(絶望)

 

了子「了解、弦十郎くんを信じてあげるわ!」

 

車は全速力で、工場へ向かう。

 

響「工場地帯に入っちゃったけど、ノイズは・・・来てない!このまま逃げ切りましょう!」

 

???「そうはさせるかよ!」

 

攻撃を受け、派手に横転する車。

 

了子「ふたりとも、抜け出せる?」

 

響「はい、なんとか」

 

悠「あれ?やべっ!これ持って先に!」

 

鬼の巨体により抜け出せず、先にデュランダルを二人に預ける。しかし、悪いことは続く

 

悠(あれ?ガソリンの臭いしない?)

 

響「悠さん速く!」

 

???「そこまでだ!」

 

響&了子「!?」

 

ノイズとネフシュタンの少女が待ち構える。

 

悠「ちょ!ふん!(# ゜Д゜)タイム!ターーイム!」

 

本格的に命の危機を感じてきた!

 

???「誰が待つか!」

 

悠「分かった!10秒!10秒まって!頼む!」

 

???「・・・10秒待ってやる。」

 

悠「よっしゃ!ふたりとも今のうちににげて!オラァ!この!よし抜けtアアアアア!」

 

敵は10秒待ってくれたが、爆発は待ってくれなかった。抜け出した瞬間爆発し、地面に叩きつけられた。

 

響「悠さーーん!」

 

???「!?大丈夫か?あれ?」

 

しかし、そこは殺人鬼、爆発に巻き込まれた程度では死にはしない!(感覚麻痺)

 

悠「あっぶな!危うく死ぬところだった。」

 

了子「いや、所々燃えてるわよ・・・」

 

響「速く消さないと!」

 

???「もういいか?(半ギレ)」

 

放ったらかしにしていた、少女が鞭をしならせる。

 

悠「あ、はいどうぞ( ゚∀゚)つ」

 

少々緊張感がない態度が逆鱗に触れたのか、無言でノイズを放つ。

 

悠「あぶねー!響ちゃん今のうちに!」

 

狙いが響ちゃんたちに行かないように近付き、シンフォギアを纏う時間稼ぎをする。

 

悠(タゲとりはサバイバーのする事だが!)

 

もちろん狙いはそれだけではない。ノイズを倒しつつ、血の球を集める。

 

悠(やっぱり人間の血じゃないと、だめだな全然集まらねえ)

 

鬼の能力は、サバイバーを攻撃し、血の球を集めることで発動する"山岡の怒り"アドオンは"山岡の怒り"の発動時間をかなり長くする"ライオンの牙"

 

悠(まだ半分か・・・)

 

???「随分と余裕だな!」

 

悠「よっ!」

 

鞭を放つが、刀で弾く。

 

???「ちっ!」

 

悠(もう少し・・・もう少し・・・)

 

少女はもう一方の鞭を振るう。

 

悠(よし!貯まった!)

 

ギリギリのところで、鞭を払う。

 

響「このおおおお!」

 

少し遠くで響ちゃんが奮闘している。特訓の成果が明らかに効いている。

 

???「あいつ、戦えるようになっているのか!」

 

悠「よそ見してていいのかなっ!」

 

???「くそ!お前の相手はこいつらだ!」

 

そういうと、大量のノイズを放つ。しかし、今回は時間稼ぎにもならない。

 

左手に貯めた血の球を握りつぶし、"山岡の怒り"を発動する。

 

悠「ウオオオオオオオオ!」

 

すると体は赤く光だし、刀を捨て、背中の金棒に持ち替える。

 

悠「グウゥ・・・」

 

そして、金棒を振りかぶり、目の前のノイズに鬼の一撃を放つ!

 

悠「ガアァ!」

 

おおよそ20体はいたノイズを一瞬で叩き潰す。

 

悠(はあー楽しい!ゲームだと当てるの難しかったからなー)

 

テンションが上がってきた一方で、響ちゃんはネフシュタンの少女に苦戦を強いられている。

 

???「多少戦えるようになった程度で!あたしと対等だなんて思ってんじゃねー!」

 

響「くうぅ!」

 

悠(加勢に入った方が良さそうだな!)

 

すると今度は、二人に向かって全力で、突撃する。

 

悠(気絶させる程度で・・・!)

 

狙いをネフシュタンの少女に定め、金棒を振りかぶる。

 

が、突然デュランダルの封印が解かれ、上空へ放り出される。

 

???「こいつがデュランダル・・・そいつはあたしがもらう!」

 

響「渡すものか!」

 

悠「ソイツニ触ルナー!」

 

警告むなしくネフシュタンの少女を押し退けて、響ちゃんがデュランダルを手にした。

 

響「よし!取った!・・・え」

 

悠「不味イ!!」

 

???「なんだ!?」

 

了子「ああ!」

 

デュランダルを手にした響ちゃんは黒く染まり、エネルギーが増大したデュランダルを掲げる。

 

響「ううううウウウウウ」

 

悠「響チャン、落チ着ケ!!!」

 

響「アアアアアアアアアア!」

 

完全な暴走状態に言葉は通じず、デュランダルの力は増大しづつける

 

???(この力の高まりは・・・まともに受け止めなんてしたら)

 

悠「ヌウゥ・・・」

 

金棒を最大までためる。

 

???「は?お前まさか!」

 

響「うああああああ!」

 

悠「アアアアア!」

 

ガギイィン!!!

 

デュランダルと鬼の競り合い、両者ほぼ互角のように見えたが、鬼は圧倒的に不利な状況にあった。

 

悠(うおおおお!眩しい!"光りより出し者"持ってきて正解だった!後何秒持つ?というか勝てるかこれ?勝てないにしてもできるだけ被害は押さえたい!)

 

悠「オオオオオオオオ!」

 

???「マジかよ・・・」

 

了子「・・・(絶句)」

 

悠(くっ!そろそろきついか・・・ん?)

 

響「あぁ・・・」

 

力尽きたのか、響ちゃんとデュランダルは光を失い、その場に倒れ込んだ。それ同時に"山岡の怒り"の効果時間もきれる。

 

悠「グウウゥ」

 

了子(これがデュランダルの力・・・それを正面から受け止めるなんて)

 

悠「はあ、はあ、はあ、はあ」

 

ギ、ギリギリセーフ・・・ライオンの牙がなかったらヤバかった。

 

その後、後処理のため司令や消防などか次々に来ていた。響ちゃんは疲れで眠り、私は山岡の怒りを無理に使ったせいで反動が大きく、しばらく動けなかった。

 

了子「目が覚めた?大丈夫?」

 

響「は、はい、あれ?私デュランダルを掴んでそれから・・・」

 

悠「おお・・・大丈夫かー?」

 

響「あ!悠さn大丈夫ですか!?なんで倒れて?」

 

悠「あははは、元気で何より・・・」

 

了子「悠くんがいなかったら、もっとひどいことになっていたわ」

 

響「あ、ありがとうございます。」

 

悠「いやー悪いのは勝手に起動したデュランダルだよ。」

 

と、話をしていると司令から連絡があり、移送作戦を中断、撤退することになった。

 




"天誅"殺人鬼を怯ませた生存者のオーラを数秒間見ることができ、生存者は忘却状態となる。
"地獄耳"殺人鬼の周りで急いだ行動をした生存者のオーラを数秒間見ることができる。
"光より出し者"光に耐性がつき、ライトが効きにくくなり、怯む時間が短くなる。

という感じで後書きにパーク解説を書いてみました。


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16話 調査のためry

お久しぶりです。3年ぶりに投稿します。待っていた方々本当に申し訳ありません!やっと生活が安定してきたのでストックを見直しつつ、投稿していきます。
3年経っても文章力がおかしいですが、それでも良ければどうぞ!


悠視点

 

悠「うーーーん・・・」

 

私はパソコンに向かい、ゴーストフェイスの上から目を擦る。画面には、様々な資料が写し出されている。

 

あの作戦から、しばらくたった今、世界中の失踪事件に関する記録を読み漁っていた。アメリカ、カナダ、中国、日本。あらゆる時代、あらゆる場所から殺人鬼と生存者を集めてきたエンティティ、その痕跡を見つけることができれば、霧の森への行き方も分かるかもしれない

 

悠(やっぱり、この世界にDbDの世界が混ざっているのか?・・・こっちの事件は?)

 

と、いくつかの事件の記録を出す。それには大きくTop secretと書かれていた。

 

内容は、レリー記念研究所秘匿について

 

悠(ドクターのことだよな、これ)

 

ドクターは確か、人に電気浴びせて大爆笑してるヤベーやつだったか。

 

読んでいくと、かつて、軍事医療施設だったそこは、とある人物のプロジェクトの実態が明らかになったことで、施設共々封鎖する方針になった。しかし、プロジェクトの発案者、ハーマン・カーターは、行方をくらましている。

 

悠(学術書の内容とほぼ同じだな。さすがにどうやって連れていかれたかってのは分からないか)

 

まだまだ興味深い資料はあるが、流石に疲れた。前の作戦での全身筋肉痛に加え、目もそろそろ限界だ。

 

悠「はぁーー」

 

了子「熱心ねー、ここに籠ってもう丸一日たつわよ。はい差し入れ。」

 

時刻は午前11時、資料提供者が差し入れとともにやって来た。

 

悠「どうも、ってモン○ター・・・あんた休ませる気ないだろ」

 

了子「ふふ、それで、なにか分かった?」

 

本人は缶コーヒーをすすり、画面を見る。

 

了子「この事件、あっちの偉い人達が頑なに隠そうとしてたのよ。」

 

悠「まあ、捕虜どころか職員まで実験体にしてましたし、犯罪者をスカウトした結果となれば、隠したいのは当然でしょうね」

 

・・・・・・・・そうだ

 

悠「了子さん・・・」

 

了子「なーに?」

 

悠「天才のあなたに一つ、意見が聞きたい。」

 

了子「へぇ、珍しいわね!あなたから話なんて」

 

悠「とある、そうだな・・・高次元生命体、仮にAとしよう。Aが世界中の殺人鬼と普通の人間を自分が作った空間に閉じ込め、儀式を行わせる。」

 

了子「・・・」

 

悠「その儀式は、人間4人、殺人鬼1人で行う。ルールはシンプルで、殺人鬼は4人を生け贄に捧げることができれば勝利、人間は脱出出来れば勝利。」

 

了子「それで?」

 

悠「ここで死んだ人間は、Aによって記憶をリセットされて最初の空間へ戻される。脱出した人間も記憶をリセットされて最初の空間へ戻される。そして再び儀式に参加させられる」

 

了子「?」

 

悠「この儀式、何を目的にしていると思います?」

 

了子「うーん、感情・・・かしら?恐怖とか絶望とかそういった感情を食らっているとか。」

 

悠「感情を食ってるって、あり得るんですか?」

 

了子「人間の感情はすごいわよ!シンフォギアも感情によって旋律を奏でーーー」

 

悠「ア、ハイ・・・感情か・・・」

 

邪神のお遊びにしか思えなかったが・・・そういう可能性があったか。

 

感情のエネルギー…儀式で負の感情を集めてる?

 

じゃああのライブで魂だけ持っていったのは?

一回きりの補給?だとしたら、奏さん達の魂は…

 

悠(直接エンティティへ殴り込みに行ったほうが早い気がしてきたな)

 

了子「あら?もういいの?」

 

悠「すいません、ちょっと頭の中整理してきます」

 

了子「ところで、どこまで知ってるの?」

 

・・・・・・・・・・・・・・・・え?

 

悠「何のことで…」

 

了子「惚けなくていいわよ」

 

了子さんがモニターを指さすとデータベースの検索履歴に[カ・ディンギル]文字が映っていた…ヤッベ

 

了子?「妙だと思ったわ、一度も部屋を出ずにずーっと籠っていたんだもの、渡した資料の量はそこまで多くなかったはずなのにね?そりゃー気になっちゃうわよ」

 

悠「いや、アノ、エット、違うんすよ、変な電波を受信したといいますか、頭に突然流れてきたといいますか」

 

やらかしたーーーー!!

設計図とかないかな〜なんて調べてて、履歴消すの忘れてた!

 

了子?「あなたには、感謝してるのよ?奏ちゃんを生かしてくれて、そのおかげで翼ちゃんのメンタルも下がりきらなかったのよ」

 

悠「へ、へ〜…なら、ついでにバラルの呪詛も解いてあげましょうか?できるだけ穏便な方法で、ね?」

 

おおお、落ちオチ、落ち着け、落ち着け(狂気度Ⅰ)

 

了子?「ありがたいけど、もう準備は整ってるの、あとは…邪魔なものを始末し、カ・ディンギルを起動するだけだ」

 

あ、本性表したな、いや、でもまだネフシュタンと融合してないし、あのバリアだけならまだチャンスはある…か?

 

悠「始末?今のあんたにどうこうできるとは思えないが?」

 

了子?「忘れたか?お前は米国政府の内通者の疑いが少なからずかかっている」

 

悠「始末ってそっち!?」

 

俺を社会的に殺しに来やがった!こっちは言い返せるだけの証拠がまだ無い分余計にタチが悪い!

 

了子?「適当な理由をつければ、お前はすぐに牢の中、だが、それでは面白くないでしょ?。」

 

悠「何?」

 

了子?「私の駒になってくれないかしら?」

 

悠「アハハ…ま、またまたぁ、御冗談を」

 

嫌な予感しかしない

 

了子?「あの子もそろそろ潮時なのよ、だから、あなたの力を借りれたらノイズよりも確実じゃない?」

 

悠「あの子って雪音クリスか?」

 

了子「よく知ってるわね。本当、どこで聞いたのかしら?でも、あの子が最後のチャンスをものにすれば、あなたの出番はなくなるかもしれないわね?ま、しばらくはそのままでいなさい。下手に動けば、どうなるか理解できたでしょうしね」

 

そう言って部屋をあとにした。気づけば冷や汗で手がベタベタになってしまった。

 

悠「ずいぶん雑な扱いだな」

 

一度小屋へ帰るか

 

 

結局、エンティティについては分からず、フィーネに目をつけられた。まず、フィーネの対策を考えないと、命令の内容的に人殺しか、それに近いことさせられる決まってr

ピリリリリリ

 

悠「はい、もしもし!」

 

ネフシュタンの少女が現れたと連絡を受けすぐに向かおうと準備する。

 

少し渋りながら汚れた布切れを持つ。

 

悠「ハァー(クソでかため息)」

 

体は骨と皮しかないほど細いが、驚異的な魔力が秘められている。

 

殺人鬼、ハグ

 

悠「よし・・・行くか!」

 




ハロウィンイベント楽しもう!
(今でもキラー専です、環境キツイけど…)


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17話 VSクリスのためry

新キラーチャッキーか…
よし映画見直そう


悠視点

 

悠(確かこの辺だったはず…)

 

指示された場所へ向かうとすでにネフシュタンの少女と響ちゃんが対峙していた。

 

"観察&虐待"のおかげである程度近づいても気づかれてはいない

今のうちに罠書いて置くか

 

???「どんくせぇのがやってくれる!」

 

響「どんくさいなんて名前じゃない!私は立花響15歳!誕生日は9月13日血液型はO型!身長はこの前の測定で157㎝!体重は…もう少し仲良くなったら教えてあげる!」

 

ものすごい勢いで、個人情報を暴露していく響ちゃん

 

響「趣味は人助け!好きなものはご飯&ご飯!あと彼氏いない歴は年齢と同じ!」

 

悠(最後のはいらない気が…)

 

???「な、何をとち狂ってやがるんだお前」

 

響「私たちはノイズと違って言葉が通じるんだから、ちゃんと話し合いたい!」

 

???「なんて悠長、この期に及んで!」

 

しかし、響ちゃんはしっかりと攻撃をかわしながらも対話を試みる。

 

響「話し合おうよ!私たちは戦っちゃいけないんだ!だって、言葉が通じていれば人間は」

 

???「うるさい!分かり合えるものかよ、人間が!そんな風にできているものか!」

 

敵意剥き出しの相手にそれは厳しいって

 

その時、頭の中で何かが写る。

 

 

{血に染まった手をお菓子でも舐めるかのように味わって…}

 

 

悠(またか、何なんだこれ?)

 

???「気に入らねぇ気に入らねぇ気に入らねぇ気に入らねぇ!分かっちゃいねぇことをペラペラと知った風に口にするお前が!」

 

我に返り、二人へ視線を戻すが悪い予感がする。

 

???「…お前を引きずって来いと言われたが、もうそんなことはどうでもいい!お前を叩き潰す。今度こそお前のすべてを踏みにじってやる!」

 

響「私だってやられるわけには!」

 

しかし、相手は巨大な光球を放つ。

 

[NIRVANA GEDON]

 

???「持ってけダブルだ!」

 

悠「まずい!」

 

とっさに守りに入り、光球を弾く。

 

悠「危ない危ない…」

 

響「悠さん!」

 

???「お前は!?あのときの殺人鬼か!?二人になった程度であたしが引き下がるとでも!」

 

悠「アハハ…ですよね~?」

 

耐性がついたのか全然ビビってない様子、まあ、ハグは幽霊よりモンスターに近い見た目だしね、出来れば撤退か投降してくれた方が楽だったが…仕方ない

 

響「待ってください!」

 

構える俺を響ちゃんが止めに入る

まさか、まだ話し合う気でいる?

 

響「悠さんもこんな見た目だけど人間なんだよ!そうだ、悠さん自己紹介を、あいた!」

 

悠「なんでやねん」

 

軽いチョップで響ちゃんを落ち着かせる。思わず関西弁でツッコんでしまった、ハグだから聞こえてないけど

 

???「お前らさっきから馬鹿にしてるのか?あたしを…雪音クリスを!」

 

響「そっか、クリスちゃんって言うんだ。」

 

クリス「な・・・」

 

響「ねぇ、クリスちゃん?こんな戦い、もうやめようよ!ノイズと違って私たちは言葉を交わすことができる!ちゃんと話をすれば、きっと分かり合えるはず!だって私たち同じ人間だよ!」

 

クリス「お前くせぇんだよ・・・嘘くせぇ!青くせせぇ!」

 

彼女の逆鱗に触れたのか、怒りに任せ鞭をふるう。

 

悠「そっちも話くらいは聞いてあげてもいいだろっと!?」

 

せめて戦意を削ってから話し合ったほうがいいだろ?

襲い掛かる鞭をはねのけ、響ちゃんがとてつもないスピードで突撃していく

 

悠「速っ!あんなに戦えたっけ?成長早いな~」

 

響「最速で、最短で、まっすぐに、一直線に! 胸の響を! この想いを! 伝える為にぃぃぃぃぃ! はぁぁぁぁぁっ」

 

クリス「ぐあああぁぁ!」

 

悠「ウワォ…」

 

かなりのダメージが入ったようでネフシュタンの鎧が見て分かるほど損傷していた

ていうか何だあの威力!成長し過ぎじゃない?次の特訓耐えられるか自信ないゾ

 

クリス「ぐ…あああ!」

 

響ちゃんのダメージとは違う痛みがあったのか、クリスの様子がおかしい。

 

響「どうしたのクリスちゃん!」

 

クリス「どうもしねぇ!ぶっ飛べよ!アーマーパージだ!」

 

そう叫ぶと身にまとっていたネフシュタンの鎧が吹き飛び、歌が聞こえてくる・・・

 

クリス「Killter Ichaival tron」

 

響「この歌って…」

 

悠(ここからだよな・・・本番は)

 

そこには第二号聖遺物『イチイバル』を身にまとった少女が銃口を向けていた。

『イチイバル』その能力は射撃武器である。そして、霧の森で殺人鬼がダメージを受けることはほとんどなかった。ゆえに若干恐怖がある。

 

悠(弾丸って俺に効くの?)

 

カニバルやレイスを使っているとき、翼さんの刀や響ちゃんの拳は私にダメージを与えたが、元の姿に戻ればある程度は軽減される。

 

悠(ガトリングで蜂の巣って考えると怪我で済まないのでは?)

 

響「その姿、私たちと・・・同じ?」

 

クリス「唄わせたな・・・あたしに歌を唄わせたな!」

 

響「え?」

 

クリス「教えてやる・・・あたしは歌が大っ嫌いだ!」

 

響「歌が嫌い?やめて!わたし戦いたくは」

 

[BILLION MAIDEN]

 

即座に銃を構え、四連ガトリングをぶっ放す!

 

悠「あぶね!」

 

響「うわああ!」

 

響ちゃんは弾丸を避けつつ距離を取っている

対して俺は草むらや木々の裏へ逃げる。

ハグの身長は低いが他のキラーに比べて足が遅いうまく躱さないとやべぇ!だが、今回持ってきたアドオンはウルトラレアの"ミント柄のボロ切れ"罠を踏まさなくても、テレポートできる!

…ここだ!

 

悠「ヴアァ!」

 

クリス「うわああ!」

 

クリスの正面に設置してある罠へテレポートする!

 

突然正面に現れたハグに反応が遅れ、その隙に左手のガトリングを叩き壊す!

しかし、もう一方のガトリングを破壊する前に距離を取られてしまう

 

悠「やべ!」

 

テレポートのクールタイムで避けられな!

 

その時、突然空から何かが私とクリス間に割って入る

 

悠「ヒェ」

 

クリス「盾?」

 

翼「剣だ!」

 

巨大な剣の上に検査入院から駆けつけた翼さんが立っていた。

 

クリス「ふん、まったりおねんねと聞いていたが、足手まといと殺人鬼を庇いに現れたか?」

 

翼「もう何も失うものかと決めたのだ!」

 

響「翼さん!」

 

悠「た、助かった~」

 

翼「無事か二人とも?」

 

体制を直して構える!

 

翼「私も十全ではない、力を貸してくれるか?」

 

響「はい!」

 

悠「了解」b

 

翼さんがクリスの弾丸を華麗に躱しつつ、素早い動きで距離を詰めていく

以前よりも動きが良くなっているのが俺でもわかる

気づけば間合いだ

 

響「翼さんその子は!」

 

翼「分かってる」

 

俺の手助けいるのか?と疑問を持つほど押していたが、ノイズ気配を感じ取る。

これは

 

悠「上か!?」

 

翼「!」

 

クリス「!」

 

上空からノイズが襲い掛かってきた。

しかもクリスに目掛けて

 

響「クリスちゃん!」

 

翼「立花!」

 

俺はノイズを迎撃し、いち早く響ちゃんがクリスを庇う

 

クリス「お前何やってんだよ!」

 

響「ごめん、クリスちゃんに当たりそうだったから…」

 

クリス「馬鹿にして!余計なおせっかいだ!」

 

悠「あれ?数多くね?」

 

空中には十体以上のノイズがこちらに向かって攻撃を仕掛けてくる

原作だと数体だったはずだよな?

 

???「命じられたこともできないなんて、あなたはどこまで私を失望させるのかしら?」

 

クリス「フィーネ!」

 

翼(フィーネ?終わりの名を持つ者…)

 

悠「くっ、この!ハグで来たのミスったか?ふん!オラ!」

 

ノイズの攻撃がほとんど俺に向かってきて、迎撃に手こずってしまう。そして、一瞬しか見えなかったが、夕日を背にフィーネがソロモンの杖を持っていた。

 

クリス「こんな奴が居なくたって!戦争の火種くらいあたし一人で消してやる!そうすれば、あんたの言うように人は呪いから解放されてバラバラになった世界は元に戻るんだろ!?」

 

悠(あぁ!また、こんなときに!?)

 

誰かの記憶が流れ込んでくる

 

 

{焚き火を囲んで眠っている連中を恨みのこもった目で見つめている…殺さなくては、あんな連中がいるから、}

 

 

悠(今度はレイスか…同情でもしろってか?)

 

フィーネの手が光ると吹き飛ばされたネフシュタンの鎧が光の粒子になって集まっていく

 

フィーネ「もうあなたに用はないわ」

 

クリス「なんだよそれ!待てよ!フィーネ!」

 

フィーネは崖から飛び、姿をくらます。クリスもその後を追っていく

 

悠「おい!待て!」

 

追いかけようにも二人が思いのほか消耗しており、帰還が命じられた。




パーク解説
観察&虐待
通常時の脅威範囲が狭くなり、生存者を発見した場合脅威範囲が広くなる。


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18話 ピエロの格好でry

学術書やスキンのフレーバーテキストを読み直す今日この頃



悠Side

帰還後、響ちゃんと翼さん、そしてなぜか俺も検査を受けることになった。響ちゃんは過労、翼さんも少しの疲労で済んだが、俺は全身に打撲、擦り傷だらけになってしまった。もう少し傷が多ければ、ミイラになっただろうな。

 

ということで治療を受けているが

 

悠「痛って!」

 

了子「もう、男の子なら我慢しなさい」

 

翼「珍しいですね、悠さんがここまでケガしてるなんて」

 

悠「まあ、今まで軽い疲労と筋肉痛で済んだのがラッキーだったかもな。痛っ!あんたわざとやってねぇか!?というか普通医者がやるところじゃないのか!?」

 

了子「これくらいの処置なら私でも大丈夫よ。はいこれで終わり」バチン!

 

悠「ア"ア"ィ"!けが人叩く医者がどこにいる!」

 

響(うわぁかなり強めだったな…)

 

一応正しい処置はしてくれているが当たりが強い。精神的にも物理的にも。

しかし、元の姿に戻るとダメージがある程度軽減されていたはずが、今回はほとんど軽減されなかった。なんでだ?

 

指令室へ入ると弦十郎さんたちはクリスやフィーネについて話し合っていた

 

了子「深刻になるのはわかるけど、シンフォギア装者も悠君も健在!頭を抱えるにはまだ早いわよ」

 

弦十郎「翼!まったく無茶しやがって」

 

翼「独断については謝ります。ですが、仲間の危機に臥せっているなど、できませんでした。」

 

お?

 

翼「立花は未熟な戦士です。半人前ではありますが戦士に相違ないと確信しています。」

 

おお?

 

響「翼さん」

 

翼「完璧には遠いが立花の援護くらいなら戦場に立てるかもな」

 

響「私、頑張ります!」

 

おお!デレた!

よかったよかった。

何とか仲良くなってくれたか~(←何もしてない)

とマスクの下でニヤニヤして話を聞いているといきなり響ちゃんの叫び声が耳に響く

 

響「にょわああああああああ!なんてことを!」

 

了子「響ちゃんの心臓にあるガングニール破片が前より体組織と融合しているみたいなの、驚異的なエネルギーと回復力はそのせいかもね」

 

響「融合ですか?」

 

了子「大丈夫よ、あなたは可能性なんだから」

 

翼さんが響ちゃんを認めていい感じに仲良くなったのを見てニコニコしたりして、今日は解散し、しっかり休息をとることになった。それに伴って了子さんからハグについていろいろ聞かれなかったのはラッキーだった。

 

了子「はいこれ、頼まれてた資料よ。大っぴらに開けないでね、かなり機密性が高いから」

 

悠「どうも」

 

てことで家に帰って、ゆっくりするか

 

 

悠「って思ったらなんで出くわすかね~」

 

夜の公園で幼い兄妹が迷子になっていた、そこへクリスも加わり困っていた。

 

え〜っと確かクラウンのお面が…あったあった

 

 

 

クリスside

 

なんでだよ…

フィーネは本気で私を捨てるのか?私はまた…

 

ん?子供の泣き声?

 

クリス「おいこら弱いものをいじめるな!」

 

少年「いじめてなんかいないよ妹が」

 

クリス「いじめるなって言ってんだろうが」

 

少女「お兄ちゃんをいじめるな!」

 

クリス「お前が兄ちゃんからいじめられてたんだろ?」

 

少女「違う!」

 

クリス「ああ?」

 

どういうことだ?じゃあなんで泣いてんだよ?

するといきなり背後から奇妙なお面を付けた男に話しかけられる

 

???「やあやあ、子供たち。どうしたのかな?こんな夜更けに?」

 

クリス「は?お前は!」

 

間違いない!あの殺人鬼だ!姿は今までと違うがあんな仮面あいつしか付けない!あたしをつけてきたのか?

 

少女「おじさん誰?」

 

殺人鬼「お!…じさんはねっ、近くで手品の練習をしてたピエロだよ?」

 

おじさんで来るものがあったのか明らかに動揺する殺人鬼

というか、ピエロがこんなところにいるわけないだろ!もうちょっとましなウソをつけよ!

 

殺人鬼「そういう君たちは迷子だね?」

 

クリス「迷子?」

 

少年「う、うん、父ちゃんがいなくなったんだ、一緒に探してたんだけど、妹がもう歩けないって」

 

クリス「何だよ、だったらハナッからそういえよな」

 

少女「だって~」

 

クリス「追いこら泣くなって」

 

少年「妹を泣かしたな!」

 

クリス「あーもうめんどくせー!」

 

殺人鬼「ほらほら、ちびっこ相手に怒鳴らない。これでも食べて落ち着きな」

 

クリス「誰がお前のものなんて食うか!」

 

殺人鬼「えーおいしいのに、アム、君たちはどう?お菓子を食べると幸せを感じるって誰かが言ってたよ」

 

殺人鬼が持ってた飴を食べつつ二人の子供に渡そうとする。

 

クリス「ま、待て!あたしが食う」

 

殺人鬼のものなんて、ろくでもないもんに決まってる、子供にそんなもの食わせられるか!

 

殺人鬼「そう?じゃあはい」

 

パク…

いちごみるく…

普通の飴だ

 

殺人鬼「な~にを勘違いしたかは知らないけど…そこのコンビニで買った普通の飴だよw あ痛!なんでぇ!?」

 

顔は見えないが絶対笑ってやがる!!

 

少年「ケンカしちゃだめだよ」

 

殺人鬼「あはは、ごめんね~」

 

クリス「ふん!」

 

この間とは打って変わって優しい態度をしてやがる。

 

殺人鬼「よし!じゃあ交番に行こう!もしかしたら君たちのお父さんがいるかもしれないしね」

 

 

悠side

 

ということで、みんなでアメを食べながら交番へ向かう。通り過ぎる人が時々二度見してくる。そんなに変か?このお面

 

クリス「♪~♪~」

 

鼻歌歌ってる…

子守歌として聞いたら1分で堕ちるレベルだ

 

少女「おねーちゃんは歌好きなの?」

 

クリス「歌なんて大嫌いだ、特に壊すことしかできない私の歌はな」

 

にしては優しい目してたけどな~

 

少年「おじさんはなんでそんなお面付けてるの?」

 

悠「ん?あー、おじさんはピエロなのに怖い顔だから、それを隠すために変なお面を付けてるんだよ。それに」

 

少年「それに?」

 

悠「辛いことや泣きたいときはこんな顔するとちょっとだけ明るくなれるから」

 

クリス「とてもそういう感じには見えないな」

 

悠「ま、まあ、このお面も大分古いからね」

 

と雑談を交えながら、歩いていくと交番が見えてくる

 

悠「ほら、あそこが交番だよ」

 

少年「あ!父ちゃん」

 

ちょうど父親も交番へ来ていたようで、慌てて駆け寄ってくる

 

父親「お前たち、どこ行ってたんだ!?」

 

少女「おねーちゃんとピエロさんが一緒に迷子になってくれた」

 

少年「違うだろ?一緒に父ちゃんを探してくれたんだ」

 

父親「すみません、ご迷惑をおかけしました」

 

クリス「いや、成り行きだから、その」

 

悠「いえいえ、見つかってよかったです」

 

父親「ほら、お姉ちゃんたちにお礼言ったのか?」

 

少年&少女「「ありがとう」」

 

悠「どうしたしまして、もう逸れちゃだめだよ」

 

クリス「仲いいんだな…」

 

クリスの目が一瞬こっちを見た

俺がいるから聞こうとしたこと聞けなかったのか?

しまったな…

 

よし!

 

親子が離れたのを確認して、クリスに話しかける

 

悠「あー少しお話でもどう?」

 

クリス「殺人鬼が話?冗談も大概にしろ」

 

おおぅ、思ったより敵意むき出しだな…まあ本気で死ぬかもって恐怖を与えちまったしな

 

悠「分かった分かった…ここで解散、お互いなにも見なかった、それでどう?」

 

クリス「そうだな…それでいい」

 

悠「でも一つ訂正させてくれ」

 

クリス「訂正?」

 

悠「俺は殺人鬼の力を使ってるだけで、誓って殺しはやってない」

 

クリス「…それを信じろって?」

 

悠「ナースの時に向けたあの殺意も元々はナースの力だ、だから今君に殺意を向けようとしても、ガン飛ばしてるようにしかならない。」

 

あのときと同じ様に睨みつける。クリスもそれについては納得したらしい。が

 

クリス「人殺してないやつがあんな脅しできるかよ!」

 

悠「頑固だな〜 あ、なら俺の使ってる殺人鬼の話をしよう。君と似たような境遇だったからちょっとは、親近感沸くかもよ?」

 

クリス「似た境遇?」

 

悠「お、聞く気になった?なら少し歩きながら話そうか」

 

なんとか食いついてくれたので、繁華街を出て歩きながら話す

 

悠「戦争の被害にあったレイスって殺人鬼がいる」

 

クリス「何でそれが似た境遇だと分かる?」

 

悠「え?だって言ってたじゃん、戦争の火種を無くしたいって、余程戦争に恨みを持ってないとそんな望み出てこないだろ?」

 

クリス「…」

 

レイスの過去を淡々と語る。ヒルビリーの時みたいに記憶が見えたりはしなかったが、それでも覚えてる。あの学術書の内容はかなりキツかったからな。

 

のどかな村で暮らしていたレイスことフィリップ・オジョモは、金で雇われた傭兵に村を襲われた。親を失い、老人と数人の子供達でなんとかやり過ごすが、フィリップのミスがきっかけでフィリップ以外全滅してしまう。強い恨みを持って復讐を考えるが、友人や祖母から「目には目を」では何も解決しないと言われたが、

 

悠「まあ、無理な話だよな?親も友達もみーんな殺されたのに、生き抜いて証人となれるように、慈悲の天使に祈りましょうって?ははは!俺でも無理だね」

 

クリスの拳が震えている。余程この話が刺さったか?

さあ?どうする?

 

クリス「そのフィリップはどうしたんだ」

 

悠「傭兵が寝てるところに灯油を撒いて火を着けた」

 

クリス「な!」

 

悠「そして、傭兵たちは痛みと恐怖に顔を歪ませ、見事仇討ちは成功したのでした。イェーイ!まあ、これがきっかけで、金のために人殺しするやつがこの世で一番許せないものになって、そういう連中を殺すのに一切の躊躇が無くなったけどな」

 

クリス「なんで楽しそうなんだよ」

 

悠「そりゃ因果応報で完璧な話だからな!平気で村を焼き払って、死体で遊ぶような非道な連中に勇気をもって立ち向かったフィリップ君!お前もそういうの好きだろう?」

 

クリス「私はっ!」

 

クリスの言葉を遮り続ける。一度感情爆発させてみるか。

 

悠「親を殺されたか?友人を殺されたか?我が身に非道なことをされたか?ならそいつらを同じ目に合わせてやればいい。そうすればお前の心もグッ!」

 

堪忍袋の緒が切れたらしく、突然胸倉を掴まれ、壁へ押し付けられる

 

クリス「知った風な口をきくな!私は殺しがしたいんじゃない!争いを無くしたいだけだ!」

 

悠「ふふっ」

 

クリス「何がおかしい!?」

 

悠「そこがフィリップとは違うところだな」

 

クリス「何?」

 

悠「お前もフィリップも、戦争を憎んでる。フィリップは仇と銘打って、連中をじっっくり苦しめてやろうとか、殺されたみんなと同じ目に合わせてやろうとか復讐がメインになってた。でもお前はそんなことしなかった。どうすれば戦争が無くなるかって考えただろ?」

 

クリス「あぁ、戦う意志と力を持つ奴を片っ端からぶっ潰す!そうすれば!っ!」

 

色々言わされた事に気付いて、俺を放り投げる。

 

悠「いててて、君は優しいね。レイスと違って。」

 

クリス「優しいとか言うな!あたしはお前達の敵だぞ?」

 

悠「2回」

 

クリス「は?」

 

悠「君が俺を見逃した回数だ。工場地帯で車につっかえた時と合わせて2回。殺ろうと思えば出来ただろ?」

 

クリス「…」

 

悠「今だって、怒りはあれど殺意はなかった。」

 

クリス「そんなことまで分かるのかよ」

 

悠「これは俺の直感」

 

本気で殺す気があるやつはもっと…

 

悠「ちなみに二課で君を敵と思ってる奴のほうが少ないよ?]

 

クリス「はぁ!?なんでだよ!」

 

悠「俺たちの目の前であんな裏切り劇場見せられたんだし」

 

クリス「うっ、それは…」

 

悠「まあ、フィーネのとこに戻るなら気を付けな、経験上、ああいうやつは足がつかないように協力してくれた奴を平気で消すからな」

 

クリス「フィーネはそんなことしない!」

 

悠「だといいな、ほれ」

 

自販機で缶コーヒーを買ってそれを渡す。

 

悠「まあ、もし君がこっちに来るなら、それなりに歓迎されると思うよ?決めるのは君次第だけどな」

 

クリス「あたし次第…」

 

悠「じゃ、頑張れ〜」

 

クリス「おい!チッ!コーヒーありがとな」

 

手を振って帰路につく。いかんいかん、楽しくなって、マジキチスマイルになっちまった。

迷子を助けて、ちゃんとお礼も言えて、やっぱり優しいな。クリスは

それに比べてフィーネは…

 




みなさん、空気の乾燥や急な気温の変化にはお気をつけて(1敗)


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