Re:ソードブレイブバースト (SXIYON)
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・ドラグーンレッドとラインズホース
・その魔法使い、探偵。


・読者の皆様へ。

お早うございます、こんにちは、こんばんは、シヨンです。僕がハーメルンを初めて1年か2年経ちました…そろそろどんなストーリーを作ろうかなと考えた時に前々からリメイクしようとしていたソードブレイブバーストがありました…昔はシヨンくんにはレシラムがいましたが…そろそろオリジナルにしようかと思いましてレシラムを抜かして完全なオリジナルストーリーを考案しました。新ソードブレイブバーストのテーマは『魔法と現代技術の融合』です。

そしてソードブレイブバーストも一年を過ぎたのでこのオリジナルを含む『プロジェクトソードブレイブバースト』を計画しようかと思います。

それでは新しいソードブレイブバーストの記念すべき一話をご覧下さい。



ヴィウーチェ、魔法や錬金術を得意とした魔法技(ウィザーディア)と剣、格闘技、槍を主に使う武術技(ストヴァン)

火、水、土、風しかなかった魔法は現代において様々な属性が現れるようになり、発展していった魔法技(ウィザーディア) そして拳法、剣術、銃の腕前等の自らが生み出し武器として扱う能力武術技。

 

大半は魔法技と武術技を主に使う者が多いがヴィウーチェの大半は女性が纏う。そして女性の人工が増え、『女尊男卑』の世界となるが…

 

その中で昔、唯一幼くして『魔法大戦』という大きな戦いを生き抜き、術をメインにして戦った少女がいた……天才の頭脳と剣術を用いり、己と皆の為に戦った……

 

シャキン! ジャキン!

 

???「こんなものなの?雑魚ね。」

 

戦争が終わった後、その少女は報酬金を貰い、去っていく。彼の居場所は……まだ解っていない。周りからはこう言われた。

 

???「私の刀と炎には誰にも逃れない。」

 

『炎刀を纏いし天才』と。

 

そして……

 

シヨン「あぁ~…もう朝か。」

 

俺の名前は赤紙シヨン。ただの探偵さ…と言ってもほぼニートだけどね。だからと言って剣術の練習を怠ってる訳にはいかない。朝はまずトレーニング。そして次は俺の元に届いた簡単な依頼。そしてゲーム。

 

シヨン「そろそろ学校に行かないとなぁ…」

 

この町、秋葉原は魔法等を勉強する神田・エルノーヴァ魔法専門高校という…

 

シヨン「相変わらずデカイなぁ…あの学校は…」

 

東京ドーム5個分のデカイ学校がある…想像がつくだろうか。

 

ピーンポォーン

 

あぁ…宅急便か?それとも依頼者か。仕方ない。

 

宅配員「郵便でーす。はいどうぞ。」

 

シヨン「ありがとうございます…重た。」

 

俺は怪しくその段ボールを開けると…

 

シヨン「制服?と手紙だな。」

 

俺は渋々怪しくその封筒を開けると中には…

 

『背景:赤紙シヨン様。アナタを神田・エルノーヴァ魔法専門高校の生徒として任命します。』

 

シヨン「……」

 

え、今なんて…

 

『ちなみに、却下は出来ませんので♪ 理事長:黒ヶ種愛娘』

 

シヨン「ウソだろおおおおおおおおおおおおおおおおおお!?」

 

そして次の日…

 

「「ジィー」」

 

シヨン「あ、あぁ…あぁ…」

 

まぁ…エルノーヴァ専門高校が女子校なのは知ってたけど…

 

シヨン「さすがにこうはならんだろ。」

 

カチナ「そうね…始めて女子校に入ったアナタにはちょっと苦痛かもね。」

 

シヨン「カチナ。」

 

俺の隣から声がのは未奈星カチナ…俺の幼なじみで代々継がれる未奈星家の令嬢…ツンデレ気質の彼女の噂は学園中に広がっているらしい。

 

女子生徒1「ウソ、未奈星さんがあの男と幼なじみだなんて…」

 

女子生徒2「フィエリーヴァさんが見たらどうなるのかしら…」

 

シヨン「誰?」

 

カチナ「1Bの学級委員よ…私のライバルでもあるの。」

 

愛娘「では授業を始めます。今回は社会について。今回は紅蓮の英雄について話をします。」

 

カチナ「シヨン…」

 

シヨン「分かってる。」

 

愛娘先生の長い授業が終わり。俺はカチナと食堂に向かった。

 

カチナ「でもまさかアナタが転校してくるなんて思いもよらずだったわ。でもなんで?」

 

シヨン「共学になった件があるだろ?そのおかげで俺はこのざま。テストで入学させられたらしいよ。」

 

カチナ「そんな単純なんだ(´^ω^ `: )」

 

シヨン「とにかく…学校に入学が出来た暇が潰せたし、ささっと授業を終わらせて…」

 

???「ちょっとお待ちなさい!」

 

俺が席を外そうとすると向こうから女性の声が…

 

???「ぬけぬけと委員会が怪しい行動を取ってると思ったら男子生徒を実装するなんて…なんたる憎たらしさ。」

 

シヨン「き、君は?」

 

フィエ「フィエリーヴァ=ウェリウオンですわ…ご存知ないんですの?」

 

シヨン「ウェリウオンって…確か中国とフランスの!?」

 

フィエ「そう、私はフランスの母と中国の父の間で生まれたハーフですわ。」

 

シヨン「にしては日本語が上手い…」

 

フィエ「まぁ、幼い頃から生活が日本語でしたからね…フランスで住んでいた私は両親と日本に上京したんですの。」

 

シヨン「はぁ…んで俺に何のよう?」

 

フィエ「決まってますわ、アナタ、こんな『雷撃を上手く使えない娘』と知り合いだなんて、なんて酷い話ですの?」

 

カチナ「アナタ…今私の事を雷撃を上手く使えない娘って!」

 

フィエ「あぁ~ら、口が滑ってしまいましたね?まぁ、事実ですからね?」

 

カチナ「コイツ…」

 

カチナは体全体に電撃を発生…彼女の特技、『獣電』だ。獣電は周囲の電気を自分の思うように使える特殊な能力だ。

 

紫野「はいはい、二人とも喧嘩はおしまい。」

 

フィエ「紫野さん!?」

 

紫野「フィエさん、言う前に一つ考えてから言いなさい。」

 

フィエ「ですがこの人の家族は!」

 

紫野「真実がどうかは解らないわ…一旦、下がってちょうだい。1Aの素質を汚くしたくないの。」

 

フィエ「ふん…今回は多めに見ますわ。ですが、次は明日の決闘試合で勝負ですわ。(あんな女のどこが魅力的ですの。雷撃は周りを困惑するだけなのに。)」

 

そう言ってフィエ=ウェリウオンは食堂から離れる。

 

シヨン「悪い、助かったよ。」

 

紫野「ごめんね、悪い空気を出したくなくてつい…」

 

カチナ「紹介するわ、彼女は黒ヶ種紫野、愛娘先生の妹なのよ。」

 

シヨン「赤紙シヨンだ、よろしく。」

 

紫野「よろしくねシヨン。」

 

シヨン「んで、さっきの話だけど決闘って…」

 

紫野「あぁ…明日の決闘試合にカチナとフィエが戦うのよ…でも最近フィエが感情的になっちゃって。」

 

シヨン「そうなんだ…んで、さっきカチナが雷撃を上手く使えないって…」

 

カチナ「あぁ…実は獣電には通常形態と獣電帯形態があるの…一定時間が経過すると獣電帯が発動するんだけど…」

 

紫野「使う代わりに狩浪(しゅろう)というモードが発動する…自我は保てるけど逆に怒りっぽくなるのよ。」

 

詳しく聞くと狩浪は狼が狩るような速さで攻撃してくる。その力を最近まではコントロール出来たみたいだが昔は…

 

紫野「多くの怪我人を出して…周りから嫌われる事になったの。先生達の大概は強く反発してないけど…一部の生徒と教師がカチナをいじめたの…勿論、すぐに教師は学校を止めさせられて、生徒は退学…でも未だに嫌な雰囲気を持たれるのよ。」

 

これで俺の目的が一つ増えた…カチナを勝たせる。絶対にフィエに圧倒的な力を見せる事だ。

 

 

 




自分や他の作者さんの二次創作の作品とコラボする際は多重クロスとかいるのかな?むしろ他の作者さんの方からコラボを書いて貰った方がいいのか?


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・心は武術、外は魔法

ではどうぞ。

赤紙シヨン/イメージCV 福島潤

能力:剣士

魔法技:無し

武術技:刀心乱舞:様々な剣武器を操る能力。

スキル:???

探偵を営みながら急遽入学する事になった『神田・エルノーヴァ高校』に入学し、探偵としての捜査もしている主人公。神社の巫女と天才の頭脳を持った父の間で生まれた彼は天才な頭脳と桁外れな武術で世の中に起こりうる事件や物事を解決していく。彼には一つ上の姉がいるが…

???/イメージCV沼倉愛美
二年前に報酬金だけを貰い、戦火に出向いた人物。現在は行方不明であるが一部の人物だけが彼女を見たという。





シヨンだ。今俺はカチナと練習場で特訓をしている。

 

シヨン「くぅ!」

 

カチナ「おりゃ!」

 

シヨン「詰めが甘いぞ、そんなんじゃフィエには勝てないぞ!」

 

カチナ「うるさい!」

 

カチナは重たい一撃を俺に当てた。

 

シヨン「やるようになったんじゃねぇか。腕は落ちてはいないが…冷静さが足りない。」

 

紫野「へぇ~…以外と分かるのねアナタ。」

 

シヨン「魔法技が使えない分、武術技は能力で持っておかないとダメだろ?」

 

紫野「どうして魔法技が使えないの?」

 

シヨン「俺の母さんのところは魔法文化はないからな…」

 

でも問題はフィエという奴だ…アイツは本気でカチナの事をバカにしてるのか?

 

紫野「浮かない顔ね…もう17時だし…夜ご飯一緒に食べない?」

 

カチナ「あぁそうだ~私お腹が空いてたんだ~…」

 

シヨン「そぉーと、逃げ足、差し足、忍び足……」

 

俺はこっそり逃げようとするが…

 

カチナ「何を逃げてるの?(^^)」

 

シヨン「ヒイィィィィ!?」

 

しまった、コイツ俺が練習が終わったからって逃げるとすぐ捕まえに来るんだった。

 

シヨン「禍物?」

 

カチナ「人に取り付いて怪異を行う化物よ…放っておいたら小さな事件を起こす可能性があるの。」

 

紫野「中には大規模な事件を起こした事例もあってね…その時の任務は大変だったわ。」

 

カチナ「そう言えばシヨンのお姉さんは一つ上なんだよね?」

 

シヨン「そうだな…姉ちゃんはいつも迷惑をかける奴だったよ。」

 

今もそうなんだけどな。

 

紫野「さぁ、明日の試合、勝つわよカチナ。」

 

シヨン「え?」 

 

カチナ「あぁ言って無かったわね。明日の試合って2対2なのよ。」

 

シヨン「まさか俺?」

 

紫野「違うわ、もう一人いるのよ。フィエと同じクラスのね。」

 

そしてその彼女の名前は…

 

カチナ「破輪とちね…私達のドラグーンレッドの中でも成績が一位の生徒で剣術の腕は相当強いわ。」

 

そして俺は家に帰って考え事をした。

 

シヨン「(もしカチナが暴走した際に止められるのは俺だけだな。)」

 

そして次の日、試合は始まった。

 

審判「これから破輪とちねとフィエリーヴァ=ウェリウオンと黒ヶ種紫野と未奈星カチナの試合を始めます。各自、ギアを。」

 

とちね「特訓の成果は出たんだろうな?カチナ。」

 

カチナ「随分と慎重ね。」

 

とちね「無理そうなら私に言え。すぐに対処してやる。」

 

フィエ「(ふん、こんな女。)」

 

俺は観客席で見ているが…

 

シヨン「どうもフィエの様子がおかしい…」

 

???「気づいた?」

 

シヨン「姉者、いや、乱花姉。」

 

乱花「えぇ…今にも欲望が爆発しそうだわ。私が止めてもいいのよ?可愛い可愛いお姉ちゃんが。」

 

シヨン「乱花姉はちょっかい出さなくていいよ…無理そうだったら俺がカチナに声をかける。」

 

乱花「?」

 

審判「初め!」

 

フィエ「いきますわよ!義法の一撃!」

 

カチナ「その攻撃はもう解ってるわ!」

 

フィエ「な!?」

 

カチナとフィエの一騎討ちが始まった…一方。

 

とちね「腕は落ちてないだろうな?」

 

紫野「まさか…そんな訳ないじゃない。」

 

シュン!

 

とちね「くっ!」

 

紫野「そっちも腕が上手くなったじゃない。」

 

シヨン「うわぁ…どっちもスゲー戦いだな…紫野…顔が怒ってる…後で殺されそう。」

 

紫野「骨の髄まで怒ってあげてもいいのよシヨン?」

 

シヨン「え。」

 

「「…w」」

 

乱花「アッハハハハハハハおっかしぃwwwシヨンがそんな言われ方しててwww」

 

シヨン「////////」

 

カチナ「アッハハハ……シヨン完全に心を詠まれてるわね…w」

 

カチナ油断して笑ってる間に…

 

フィエ「何を笑っていられるんですの?」

 

カチナ「!?」

 

フィエ「よくも笑っていられますわね!欲望も無しにただ勉強して学んで!結局は自分の力をコントロール出来ない…そんなんだから私にも勝てないんですのよぉ!」

 

ドォーーン!

 

とちね「あれは!?」

 

紫野「まさか禍物が!?」

 

とちね「審判!試合は中止だ!」

 

フィエ「いいえ続けなさい!これが私のショーなのよぉーーーー!」

 

ドォーーン!

 

「「キャーーーーーーー!?」」

 

観客の生徒が一斉に逃げ出してしまう。

 

シヨン「あ!?ちょっ!?潰れる!?潰れる!?」

 

アリーナにいた俺は逃げ出す生徒に押し潰された…

 

シヨン「(´@ω@`)」

 

乱花「ちょっと大丈夫?」

 

俺の体の中で心配をしている乱花姉…そこに愛娘先生がやってくる。

 

愛娘「シヨンくん大丈夫!?」 

 

シヨン「愛娘先生……早く俺をアリーナに…」

 

愛娘「言うまでもないですよ。はいこれ。」

 

愛娘先生は俺に何かの機械を渡してきた。

 

シヨン「完成……したんですか?」

 

愛娘「えぇ、勿論お姉さんが使いやすくする為にね。」

 

すると…

 

カチナ「はぁ!はぁ!はぁああああ!?」

 

シヨン「カチナ!」

 

愛娘「マズイわ!このまま暴走させるのは!」

 

フィエ「ほら!もっと暴れろ!自分の欲望を解き放つんだよ!」

 

紫野「待って…フィエじゃない。」

 

とちね「どう見てもだな。」

 

カチナ「私はぁ…私はぁあああああ!」 

 

シヨン「カチナ~ーーーーーーー!」

 

「「!?」」

 

カチナ「シヨン…?」

 

シヨン「過去を振り替えるな!恐怖を恐れるな!お前は何のために闘士になったんだ!」

 

カチナ「私は…」

 

シヨン「暴走がなんだ…虐められたからなんだ?そんなの関係ない!」

 

カチナ「!?」 

 

シヨン「お前の魔法…拳…全部禍物に取り付かれたアイツに見せつけてやれ!」

 

カチナ「シヨン…!」

 

カチナが気合いを入れると空が曇っていく…そして…

 

ドォーーン!

 

その空から落雷がカチナに落ち、彼女はパワーを溜める。

 

フィエ(?)「ふん、どーせ暴走するんでしょ?わかってるわそんなーーーー」

 

カチナ「すると思った?」

 

フィエ「はぁ!?まさか!?」

 

ドォーーン!

 

フィエ「ぎゃーーー!?」

 

フィエの体から何かが出ていき、ソイツは正体を現す。

 

紫野「やはりアナタなのね…小神望。」

 

望「お前らぁ!なんで…なんで暴走しなかったんだ!?」

 

カチナ「予め力を押さえる力を手に入れたからよ。」

 

望「ふざけるな…私が…私の生徒が勝つ予定だったのにぃ!」

 

シヨン「アンタの欲望は結構前に情報処理済みさ。」

 

望「なんだと!?」

 

シヨン「禍物と化したアナタは自分の生徒が一位になるため、賭博をした…かなり大当たりなね。でもソイツ等も今頃に捕まってるさ。」

 

カチナ「私の獣電帯状態は自動的にいつでも発動が出来るの。暴走原因はスキルの処理能力が改善されなかったから。」

 

シヨン「獣電は元からあったLvがあってね…俺は獣電を操れるように彼女のレベルを上げるのを手伝ったのさ。」

 

望「うぅぅ…忌々しい連中めぇ!」

 

シヨン「フィエはそうなの求めてない…彼女だって…自分だけの力を証明したかっただけさ。」

 

乱花『ねぇシヨン?そろそろ出番くれないかしら?久しぶりに暴れたいんだけど?』

 

シヨン「あぁ!?もう取り込み中に割り込んで来るなよ!?」

 

乱花『そんなの知らないわよ、ささっとほら。』

 

シヨン「仕方ない。」

 

俺はブレスレッドを翳して戦闘服に変形する。その俺の姿に一目瞭然としたカチナ達。

 

乱花「あぁーーーー久しぶりだなぁ…英雄として詠われた以来かしら?」

 

カチナ「ウソ…そのマークって…」

 

紫野「間違いないわ……あれは正しく…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『炎刀を纏いし天才』だわ。」

 

 

 

 




未奈星カチナ/イメージCVファイルーズあい

能力:闘士

魔法技:雷電

武術技:闘心

スキル:獣電

シヨンの幼なじみで彼の過去を良く知る人物。あまりシヨンに辛い思いをさせたくない彼女はシヨンを慰めるが上手くいかない。黄色い髪にポニーテール、黒目であるが獣電帯形態になると目は赤くなる。(決して暴走ではない。) 好きな食べ物はパスタで特にトマト系。シヨンが和風パスタを作ると興味本心で見てしまう。






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・炎刀を纏いし天才。

大変待たせてしまって申し訳ございませんでした。ではどうぞ。

黒ヶ種紫野/イメージCV大西沙織
姉の黒ヶ種愛娘の妹であり、ドラグーンレッドの生徒会長。会長会議でTOPを争う最強の実力者。フィエと同じ魔法杖を使うが、彼女の場合は近接に変化させた剣型の杖になっている。しかも彼女は全ての武器を一通り使える。

特殊能力 近接全部魔法(アタックマジカルオールラウンダー)
魔法で剣やハンマーを作るスキルで、相手を翻弄させる。






乱花「フフーン♪(ドヤァ)」

 

カチナ「あ、そうだ!シヨンは!」

 

乱花「あぁ、私の弟ならここにいるわよ?」

 

紫野「え?」

 

シヨン『変身時だけ一時的に乱花姉に移り変わるんだ。』

 

乱花「さてと…あの小神望って奴を倒せばいいんでしょ?」

 

シヨン『気をつけろ。アイツは…』

 

乱花「みなまで言わないでよ。わかってるよ!」

 

乱花は一気に望に接近して戦闘に入るが…

 

望「アッハハハハ!私の攻撃で手も足も出ないだろう!」

 

紫野「ダメだわ…アイツの巨体な腕が邪魔をして…」

 

カチナ「いえ、違うわ…」

 

紫野「え?」

 

カチナ「様子を見ているのよ。」

 

俺たちの目的を明確に知っていたカチナ。そして乱花姉は…

 

乱花「そこだ!」

 

炎刀を大きく振りかぶり、右腕を切断する。その腕は消却し、痛みを感じた小神望は断末魔をあげてしまう。

 

望「ギャーーーーーーーーーーーー!?」

 

乱花「お前のような悪夢。この僕…いや、私が成敗する!」

 

刀の刃の部分を触って炎を起こす乱花。そして詠唱をし出して…

 

乱花「我が熱き紅き炎刀よ!歪んだ人の悪意ある欲望を焼却せよ!」

 

紅き炎は活性化し、そのまま小神望に向かって走り…

 

乱花「秘伝!超紅蓮三日月斬!」

 

円形に回してそのまま貫通させた後に振り返り…

 

乱花「成敗!」

 

峰打ちのように一刀両断して悪意を払った。

 

望「ソンナワタシハーーーーーーーーー!?」

 

ドカァーーーーン!

 

爆発した後は気絶して意識を失うが一命は大丈夫であった。

 

乱花「これにて…」

 

カチャン(刀を鞘にしまう音)

 

乱花「一件落着!(ドヤァ)」

 

俺は変身を解除した後にカチナと紫野に連行された。もちろん。一緒に出てきた姉ちゃんもだ。どうやらあれは何なのかという話だそうだ。

 

シヨン「コイツは…俺の姉ちゃんだよ。」

 

カチナ「シヨンのお姉さん!?」

 

シヨン「と言っても…皆とは歳は同じだよ…俺が後から生まれたんだ…驚異的なエネルギーを蓄えていたからな。」

 

紫野「驚異的なエネルギー?」

 

乱花「それは私が生まれた後の話だよ。シヨンは私と同じ病院で出産した。しかしシヨンが産まれてくる直前。彼には強大なエネルギーを宿している事に気づいた。そのエネルギーを魔法耐性と術耐性に優れた僕に移ったのさ。」

 

乱花姉が産まれてくる経緯を話す。

 

シヨン「そして俺が産まれたって訳よ。」

 

カチナ「んじゃ…今までのあの力は…」

 

乱花「全て魔法さ…でも私の場合は魔法のエネルギーも術技に入れちゃうけどね。」

 

紫野「魔法エネルギーを術自体に取り込むのはスゴかったわ。特にあの手で刀に火を纏わせて倒す技…なんて奴なの…アナタは…」

 

すると…

 

とちね「失礼する。」

 

カチナ「とちね。」

 

とちね「フィエの事だが…お前に謝罪したいそうだ。カチナのイジメも意図的な物では無かったらしい。」

 

カチナ「んじゃ…イジメは小神望が作ったフェイクって事なの?」

 

とちね「そういう事になるな。赤紙シヨンと言ったな?」

 

破輪とちねは俺に話しかける。彼女が俺に言い出したのは…

 

とちね「今度。私と決闘をしてくれないか?」

 

乱花「お?」

 

とちね「君のお姉さんはスゴく強い…今度の決闘アリーナの日…エキシビションで戦おう。」

 

と言って話していた個室を後にした彼女…破輪とちね…謎の多い刀女だ。

 

 




赤紙乱花/イメージCV青木志貴
シヨンの姉であり、とある昔に唯一幼くして魔法大戦という大きな戦いを生き抜き、術をメインにして生き残る。天才の頭脳と剣術を技能しており、その腕はシヨンのお墨付き。戦争が終わった後に滅んでしまった歪んだ帝国の財産を掻っ払い。それを報酬金として受け取り去っていった。だが悠久(そんな長くない) の時を経てシヨンの相棒兼姉である為にその力を覚醒させた。一人称はシヨンの中にいる時は僕。シヨンの身体を借りて実体化する時や、思想などをする時はアタシである。(大戦時代はアタシだけだった。)

特殊能力。創造ノ刀騎士
様々なタイプで相手の戦況に合わせた戦い方をする。





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・風纏う刀女

久しぶりのソードブレイブバーストです。

フィエリーヴァ=ウェリウオン/イメージCV優木かな
名門貴族ウェリウオンの令嬢で日系中国の母とフランスの父の間に生まれた娘。当初はカチナを虐めたと思いきや、彼女の担任である小神聖に操れていた。洗脳を解除された後は今までの事を謝罪。シヨン達の仲間になった。紫野と同じ魔法を使い、補助等を得意とする。

特殊能力 魔法世界(マジックワールド)
攻撃アップや、防御アップの魔法を特に使う。




シヨン「なぁカチナ……」

 

カチナ「ん?どうしたのよシヨン。」

 

シヨン「あの破輪とちねって奴……」

 

紫野「あぁ。あの時決闘をしていた?」

 

シヨン「アイツは誰なんだ?」

 

カチナ「見ての通り。このドラグーンレッドの最高ランク1位の実力を誇る風の刀士よ。ちなみに私は四位よ。」

 

乱花「ふーん…ドラグーンレッドのランキング1位か…」

 

紫野「所属場所の中ではランキングが分かられるの。確かシヨンくんのランキングは……」

 

緊張が走る…ランキングと言えば自分が入っているか緊張する瞬間だ。

 

紫野「あ…」

 

シヨン「ん?わかったのか?」

 

紫野「えぇとそれが…」

 

カチナ「ん~?…ふ……ハハハハハハハハwwwwwwww」

 

シヨン「ん?…はぁーーーーーーーーーーーー!?」

 

ランキングは各50位から1位があるんだが…その中の俺は50位…最下位なのだ…しかも総合は100位から1位でその100位…

 

紫野「ま…まぁ…総合に関しては1000人中100位だから…今からあげても問題ないと思うよ…」

 

シヨン「んで…俺の次の戦いは?」

 

カチナ「明後日よ。」

 

シヨン「はぁ!?明後日!?」

 

乱花「見てなかったの?明後日の午後1時にやるって話。」

 

シヨン「悪い…」

 

紫野「でもそれ以前に特訓が必要ね?」

 

カチナ「けどいるの?特訓相手…」

 

フィエ「相手ならここにいますわよ!」

 

「「フィエ!?」」

 

フィエ「この前はありがとうございます。もう少し早く気づいていればカチナさんや、紫野さんに伝えられたのですが…」

 

カチナ「ごめん…私、アナタが操られているなんて…」

 

フィエ「いえ、聖先生は実体に戻った後は教師失格になったらしくて…」

 

シヨン「んで?練習を手伝ってくれるのか?」

 

フィエ「はい!この前のお返しをしたいので!」

 

そして放課後…

 

シヨン「うわなんだこのスピードォ!?」

 

フィエ「とちねさんのスピードを特徴を活かしたマシンですわ。」

 

紫野「ラインズホース並ね…これは驚き。」

 

乱花「なるほど…スピードを活かした戦術かぁ…ねぇフィエ。これしばらく借りてもいいかしら?」

 

シヨン「え?どうしたんだよ急に…」

 

乱花「いやいや~…いいこと思い出しちゃって♪」

 

そして決闘当日。アリーナには破輪とちねが立っていた。

 

とちね「特訓をしてきたみたいだな?その顔は…」

 

シヨン「お前もそうみたいだな?」

 

とちね「ふふ…さぁ!始めようか!」

 

とちねは猛烈な台風を纏ってその姿を現す。その戦闘服は和服を意識し、両手両足が刀のような形をした武装になっていた。

 

シヨン「いくぞ乱花。遅れるなよ!」

 

乱花「わかってるよ!」

 

俺はブレスを起動して乱花が現れ、戦闘服の状態になる。

 

とちね「さすがは炎刀を纏う天才だ。だが私の速さに勝てるかな!」

 

とちねは猛スピードで俺に攻撃をするが、乱花も負けじととちねに対抗する。

 

乱花「(やっぱり…破輪とちねは風を利用した速度をあげる魔法を駆使している…けどもう一つ肝心なところがある…この感覚はなに?雷…いや、雷はカチナの得意分野…)まさか!」

 

乱花は大きい攻撃を見つけたので素早く避けた。俺も何があったかわからない状態で混乱していた…

 

シヨン「おい!?いったい何が起きたんだよ!?」

 

乱花「最初は目を疑ったけど…まさかアナタは光を使うことも出来るのね?」

 

とちね「察しがいいな…これは光刀式といい、風を光に変え、近接武器にする特殊な技だ。」

 

乱花「刀式は魔術の基本的な技ってこと…まさかここまで極めるなんてスゴいわ。」

 

とちね「さぁ…続きを始めようか!」

 

乱花「えぇ、上等よ!」

 

しかし俺は何かが来るのを気づいていた…この音はなんだ?馬の走る音に近い…

 

シヨン「あ!?乱花、とちね、正面だ。避けろ!」

 

俺が声を上げた後に二人は急に起きた壁の崩壊を見てすぐに避けた。

 

シヨン「!?」

 

乱花「ねぇ、まさかあれって…」

 

とちね「あぁ、間違いない。」

 

俺達の前に現れたのは馬の形をした化物だった。すると剣を持ってエネルギーをため出した。

 

とちね「まずい!」

 

乱花「ちぃ!」

 

私達は避けられない状態だったが…

 

フィエ「コスムディムエンコート!」

 

謎の球体型のドームが俺達を守ってくれた。

 

シヨン「これは…」

 

とちね「来てくれたか!」

 

紫野「二人とも大丈夫?」

 

カチナたち三人が俺達のところへ駆けつけた。

 

カチナ「あれはオーバーメガ!?」

 

紫野「お姉ちゃんの心配性で様子を見に来たけど…まさかこれがね…」

 

シヨン「オーバーメガ?」

 

フィエ「禍物とは別に魔力を一定の値まで注ぐとああやって怪物になるんですの!」

 

とちね「あの形状だとおそらく馬…」

 

シヨン「…」

 

シヨン&とちね「上手いだけに!」

 

カチナ&紫野「今オヤジギャグを言っている場合じゃないでしょうが!?」

 

乱花「もう!ささっといくよ!」

 

乱花はオーディメガに向けて走るが…

 

乱花「速い!?こっちが圧されてる!?」

 

シヨン「何か方法はないのか?」

 

乱花「一応あるけど…2分もすれば…」

 

フィエ「乱花さん!」

 

フィエが攻撃upの魔法を唱えて乱花の火力を上げるが、それでも相手は落ちようとしない。

 

乱花「あと…1分…!持ちこたえろ!」

 

カチナ「まずいわ!このままじゃ乱花が!」

 

とちね「…」

 

するととちねが乱花に加戦する。

 

とちね「策があるんだろ?」

 

乱花「察しがいいじゃない!」

 

乱花ととちねはオーディメガに向かって攻撃をする。二人の息がピッタリ合う。

 

乱花「あと30秒で新しい力が完成する!」

 

カチナ&紫野&フィエ「「えぇ!?」」

 

とちね「任せろ!」

 

とちねは乱花に続いてオーディメガに攻撃する。そして…

 

乱花「シヨン。体まだ持ちこたえられる?」

 

シヨン「いつでも!ていうか大丈夫なんだろうな?」

 

乱花「安心しなさい…一気にいくんだから!」

 

乱花は雷と紫色の風を纏って新しい姿になる。その姿はくの一を思わせる和装だった。髪も注連縄で結ばれており、ロングがポニーテールに変化をしている。

 

フィエ「えぇ!?乱花さんって形態変化が可能なんですの!?」

 

乱花「まぁ…これは初めての試みだからね…ぶっつけ本番一気にいくよ!」

 

乱花は一気にオーディメガに向かって走り大剣でその大きな剣を切った。

 

乱花「その腕じゃ…私には勝てないよ!」

 

大剣に雷と風のエネルギーをチャージしてそのままオーディメガを真ん中で真っ二つに切った。オーディメガは消失し、<スフィア粒子>は散り散りになった。

 

カチナ「やった!倒した!」

 

紫野「ふぅ…一時期はどうなるかと思ったわ…」

 

 

 

 

 

 

 

とちね「ということで、これからよろしく頼む。」

 

シヨン「んで?次は?」

 

紫野「そうね…チームを作ってみるのは?」

 

シヨン「チーム?」

 

カチナ「私達の学園ではチームがあるの。最大10人まで。どの部。どんな人を誘っていいのよ?」

 

シヨン「えぇと…確か今五人だから…あと五人か…」

 

紫野「あ、んじゃラインズホースに行くのは?」

 

フィエ「えぇ!?あの技術者の塊の!?」

 

とちね「確かあそこは…」

 

乱花「ん?何か気まずい事があるの?」

 

とちね「気まずいっていうか…あそこにはラインズホース一位の生徒がいてな…その一位の生徒が…かなりヤバい奴で…」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

のなの「赤紙シヨンと赤紙乱花ね…いい研究材料になりそう♪」

 

 





雷鳴
乱花の新たなフォームでその姿はくの一を思わせる和装。髪は注連縄で結ばれており、ロングがポニーテールに変化をしている。大剣と雷を主に使う。
必殺技は雷鳴一断

破輪とちね/イメージCV三澤紗千香
ドラグーンレッド一位を誇る風を操る少女。その戦う姿から風神の巫と言われ、エルノーヴァ総合一位にも恐れられている。大人びた言動(彼奴 ~であろう等の古い言い回し)をとる。和の道を極めているのか、剣道、薙刀、弓道を習っている。そしてオヤジギャグが冴えてる。


このあとラインズホースの場でとんでもない事が彼女の身に起きるのも遅くはない…

特殊能力 風雷の申し子
風と光、雷を刀に宿して戦う。和道の戦法。



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・霊々姉妹

ラインズホース編スタート。


シヨン「というわけなんだけれど…」

 

今俺は乱花と共にカチナ達に例のオーバーメガの調査結果を報告した。今回現れたオーディメガは何者かに転送されたという説…

 

カチナ「なぁーるほど…通りで何か気にくわないかと思ったわ…」

 

紫野「にしては変よ?普通ならあんな事…」

 

「「……」」

 

とちね「少し提案なんだが…ラインズホースに行くという手は?」

 

カチナ「そういえば前にそういう事を言ってたわね?」

 

乱花「でも大丈夫なの?ラインズホースなんか言って…」

 

とちね「安心したまえ…ラインズホースは技術魔法のスペシャリストさ。」

 

シヨン「技術魔法?」

 

カチナ「マシンや自然を使う魔法よ。武器を精製したりの技術もあるけど…」

 

とちね「問題はドラグーンレッドとの大差だ…こっちは属性を主に使うが…肝心な技術は…」

 

フィエ「とりあえず今日は解散しましょう。」

 

シヨン「あぁ。」

 

寮部屋に戻った俺は色々考えてみた…ラインズホースは技術専門…なら武装マシンとかを作っているのかな…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

翌日。俺はカチナ、とちねと共にラインズホースに向かった。乱花は…

 

乱花『新しいフォーム考えたから一人でお願い!』

 

って言って来なかったし…紫野とフィエに関しては生徒会の用事で忙しいらしい…

 

とちね「ここがラインズホースか…キレイな場所だな。」

 

シヨン「初めてきたけどかなりいい場所だな。」

 

カチナ「そういえば二人は初めて来たのね…」

 

とちね「なに?カチナは行ったことがあるのか?」

 

カチナ「ちょっとした理由でね…」

 

???「そうそう…いつも私に分からないところを教えにくるのよね…」

 

俺達の前に現れたのはショートヘアの女の子だった。髪と目の色が水色でラインズホースにあった制服を着ている。

 

シヨン「君は?」

 

のなの「私は霊々のなの。ラインズホース…一位…」

 

とちね「霊々のなのってあの氷を使う…」

 

のなの「待って!…[今日は11時から雨が降るんだっけ?おまけに雷も…]」

 

彼女が小声で天気の事を話したその時だった。

 

ドォーン!ザアアアアアアアアアアアアアアア!

 

とちね「うぉ!?」

 

シヨン「えぇ…」

 

本当に雨と雷が降りやがった…

 

のなの「え…えぇとごめんなさい…かなりの確率でこれが当たって…エヘヘヘ…そろそろ案内するわ。ついてきて。」

 

カチナ「いくわよ二人とも。」

 

シヨン&とちね「?」

 

二人の関係を不思議に思いながらも、のなのに着いていく俺達。

 

のなの「ここは武装マシンを製作する場所よ。私達は魔法素材を使ってこういうマシンや武器を作っているの。」

 

とちね「ドラグーンレッドのと違い…こちらはかなりスッキリしたデザインなんだな?」

 

のなの「んで、これがマシンを作るのに必要な魔法素材。」

 

シヨン「かなりしっかりしてるんだな…」

 

俺達が見学を楽しんでいる間に影から見て奴がいた。

 

???「あれがお姉ちゃんの言っていたお客さんかぁ~…今日は忙しくなるぞ~!」

 

そして俺達はあるゲート前にやってきた。かなり厳重されている場所だが…

 

のなの「ちょっとここで待ってて。準備をしてくるから……カチナちゃん。ちょっと手伝ってくれる?」

 

カチナ「え?ちょっと!のなの!」

 

カチナを連れて行ったのなの…しかしここで俺達は推理モードに入る。

 

とちね「何か感じたことは?」

 

シヨン「霊々のなのの誘いが妙に変だ…カチナはラインズホースの内装や設備を知っているような感じをしていた。」

 

とちね「私も一つだけ…カチナくんの行動も怪しいのも確かだが…監視カメラが常時私達の方を向いていた…彼奴の目的は…」

 

シヨン「2対2の戦いをして俺と乱花、そしてとちねの実力を見ること…」

 

とちね「まんまと嵌められたな…」

 

シヨン「あぁ…カチナの様子もおかしかったしまさかなとは思ったが…」

 

とちね「向かってみるか?」

 

シヨン「あぁ。」

 

俺たちはこの先の橋を渡る。この橋……やけに長い気がするが……ま、いいか。そして10分後…

 

シヨン「おい…」

 

とちね「あぁ…あれから10分も経っているのにまだ橋の道が続いている。」

 

シヨン「一体誰が……まさか!」

 

俺は急いで橋の辺りに何かないかを探す。すると赤いスイッチが現れて…

シヨン「!?」

 

とちね「アリーナ……まさか!」

 

シヨン「いや、そのまさかだよ。」

 

俺たちの前にのなのが現れる。

 

のなの「あらら……もうトリックを見破ったのね。」

 

シヨン「というよりかは……結構前からお前……いや、お前と誰かのトリックを見抜いてたさ。」

 

とちね「ということはやはり、黒幕は……」

 

のなの「黒幕って言わないでよ……こう見えてもアナタ達のチームを見極めているのだから。」

 

のなのはブレスレッドを起動して氷を彷彿させる戦闘服を着る。

 

のなの「さぁ、始めましょう?」

 

シヨン「とちね、時間を稼いでくれるか?」

 

とちね「そう言うと思ったよ!」

 

とちねは戦闘服を纏ってのなのと戦う。しかし……ドラグーンレッドの1位とラインズホースの1位の戦いは見ものだな……

 

シヨン「乱花、聞こえるか?」

 

乱花「ごめん。まだ忙し……」

 

シヨン「何が?」

 

乱花「新しいフォームの最終調整!あと1分待って!」

 

シヨン「全く……しかし……」

 

何かに見られている気がする。一体……

 

乱花「お待たせ!かなりピンチらしいわね?」

 

シヨン「あぁ、頼む!」

 

俺は乱花にバトンタッチをしてのなのに挑む。しかしのなのは氷を使って俺たちを苦しめる。

 

シヨン「おい!これ炎じゃどうにか出来ないんじゃないか!?」

 

のなの「私の氷は誰にも溶かせない!」

 

???「そして僕の武装マシンには敵わない!」

 

「「!?」」

 

俺達ととちねの前に現れたのはのなのとそっくりというか。姉妹っぽい……

 

とちね「まさか……霊々てんね?」

 

シヨン「誰?」

 

乱花「紫野から聞いたことがある…ラインズホース1位の妹がラインズホース3位で総合2位の実力だって……」

 

シヨン「マジかよww!?」

 

乱花「シヨン、新しいフォームでいくわよ!とちね、目を閉じて!」

 

乱花は砂嵐を発生させて辺りを曇らせる。

 

のなの「あれは…」

 

全体的にオレンジに染まり、女性が着る鎧っぽい戦闘服を纏い、両腕には爪のような武装を着けていた。

 

乱花「気をつけなさい。これから砂鉄の嵐が吹くわ。」

 

乱花はまず。上にいるてんねを攻撃した後にのなのを攻撃する。

 

乱花「全くカチナに迷惑かけて!少しは反省しなさいアホ!」

 

乱花は一呼吸置いて両腕の爪にエネルギーを纏い…

 

乱花「グラビティクローパージ!」

 

地面に爪を刺して下から砂嵐を発生させて2人を巻き込ませて気絶させた。

 

とちね「砂鉄を上手く使った新フォームか……君の才能には驚かされるよ。乱花。」

 

乱花「ま、こんなもんだからね。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

シヨン「……」

 

とちね「……」

 

次の日、俺たちはなんで無言なのかと言うと……

 

紫野「ということで、今日から霊々姉妹の2人が入るからみんなよろしくね!」

 

カチナ「よし!これで更に強くなったわ!」

 

フィエ「さぁ!これでどんどん禍物とオーバーメガを倒しますわよ!」

 

のなの「よろしくねみんな!」

 

てんね「んじゃ僕は新しいマシンでも、開発しよ!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

シヨン&とちね「こんちくしょうーーーーーーーーー!?」

 




次回 ・謎の吸血鬼

激土極爪
砂鉄の嵐を操る両腕に爪を持ち、女性が着る騎士の鎧を体に身に付けている。砂嵐や、土属性を主に使う。


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・謎の吸収鬼と銃の使い手 ペルーシャとミナミ

霊々のなの/イメージCV雨宮天
ラインズホース1位の実力を持つ天候の魔法を操る少女。物理学が得意でその記憶力は勉強だけではなく、戦闘にも役立っている。しかし、天才な妹のてんねには頭が上がらなく、いつも実験の失敗に巻き込まれるという。いつもは優しい反面、戦闘にも冷静差が見られるが、乗り物を操縦する時は偉く荒れてしまう。

特殊能力 ウェザーブリザード
・氷に凝縮した天気式を入れて相手を翻弄させる。(氷の中に雷とか温度とかが凝縮して入っている。

霊々てんね/イメージCV悠木碧
霊々のなのの妹でラインズホースでは3位の実力を持つ機械いじりが大好きな少女。一人称は僕で、研究熱心で活発な性格な彼女はいつも実験には失敗して爆発するオチだが、時折成功の確率も高い。

特殊能力 研究開発術(サイエンスクリエイティブウィザー)
重火器や、遠距離系の武器を主に使う無属性型の能力。




シヨン「う……うぅーん……」

 

乱花「どうしたの?スゴい不機嫌そうな感じがするけど…」

 

シヨン「いや……のなのとてんねを仲間にして数週間経った後に何故か肩こりが激しくて……」

 

カチナ「ここ最近連戦続きだもんねぇ〜…誰かさんのおかげで?」

 

乱花「うぅ……悪かったわね……」

 

シヨン「と、とりあえず少し何か……」

 

ドカーン!

 

俺が何かを話そうと始めると謎の爆発が起きる。俺たちは急いで爆発のあった場所に向かうと……

 

のなの&紫野「( ºωº )チーン」

 

フィエ「(✽︎´ཫ`✽︎)」

 

シヨン&カチナ&乱花「( ꒪Д꒪)」

 

とちね「おい!今の爆発はなん……え?(・д・。)」

 

俺たちの目の前の光景にはのなの、紫野、フィエが沈黙し、その後ろでてんねが……

 

てんね「い、いやぁ〜……失敗しちゃった。」

 

カチナ&乱花「なにこれ。」

 

シヨン&とちね「さぁ?」

 

事情を聞くとどうやら新マシンの開発をしていたらしく、そこの重要なエネルギーの製作に紫野とフィエを誘った結果。2人は連日霊々姉妹の実験に巻き込まれ、小さい爆発で巻き込まれたが……ついに大きい爆発をしてしまったという事態に……

 

シヨン「全く……んで?何を開発してるんだ?」

 

紫野「そ、それが私達もまだ聞かされていなくて……」

 

フィエ「う……うん……」

 

乱花「ありゃりゃ……目に隈が出来てるよ……」

 

てんね「でも、乱花ちゃんの専用のマシンは完成したよ?」

 

すると向こうのピットのような場所の丸いところからバイクが現れる。

 

乱花「スゴい……この子、かなりの轟音を秘めているよ!」

 

のなの「それは反動力型バイク。ルドレイヴィーよ。」

 

乱花「反動力か。」

 

シヨン「試してみるか?」

 

乱花「……」

 

シヨン「どうした?」

 

乱花「シヨン、変身するよ。」

 

シヨン「お、おう。」

 

俺は乱花の指示で変身をした。

 

カチナ「乱花?何かあったの?」

 

乱花「見られてるのよ。」

 

「「え?」」

 

のなの「誰が?」

 

乱花「シヨンよ。前からおかしいと思ってたんだよ。シヨンの部屋の周辺には血はあるし。シヨンが下着のまま寝てる時に見えた肩の傷……これ、もしかしらバンパイアの仕業だと思うわね。のなの、てんね。そっちのほうでバンパイアの生徒はいるかしら?……人知を超えたね?」

 

のなの「じ……人知を超えたって……」

 

てんね「お姉ちゃん。もしかして……」

 

のなの「あ!ペルーシャちゃん!?」

 

シヨン『ペルーシャ?』

 

乱花「やっぱりね……僕も予想はしてはいたけど、ラインズホースの2位の子が手を出す……いいや、シヨンを見極めるって方が正しいかな?」

 

シヨン「ペルーシャって何者なんだ?」

 

???「ラインズホース2位、ラインズホースの悪魔と呼ばれている吸血鬼の女……」

 

カチナ「アナタは?」

 

のなの「深恋ミナミちゃん。ペルーシャちゃんの幼なじみで、普段は彼女を見守りながらラインズホースの周辺を警備している子なの。」

 

ミナミ「忠告しとく、今のペルーシャは誰にも止められない。それでもアイツと戦うの?炎刀を纏いし天才。」

 

乱花「僕が策がない状態で行くと思ってるとでも?」

 

シヨン『おいおいまさかまた新しいフォームを作ったんじゃあるまいよな?』

 

乱花「お?んじゃペルーシャとの戦いが終わったらトレーニングメニューでも作ろうかい?」

 

シヨン『お断りします……』

 

乱花「さて、いくよ。ルドレイヴィー!」

 

乱花はルドレイヴィーに乗ってペルーシャのいる場所へ向かう。

 

乱花side

 

乱花「ここが例の彼女がいる場所か……もう入った瞬間から彼女の気を感じる……流石はバンパイアだ……ん?」

 

トントントン。

 

乱花「おやおや……」

 

???「あの男に期待してたけどまさかアナタだったとはね〜……」

 

乱花「君がペルーシャ・ミナゲルデか。」

 

ペルーシャ「はぁーい♪はじめましてかしら?」

 

乱花「ふふ、かなりお気楽のようで何よりだね……余裕があるみたいだっ!」

 

ペルーシャ「くっ!」

 

僕はペルーシャに攻撃をするが、彼女のスピードは想像がつかないものだった。

 

乱花「なるほど……大きい鎌を負担なく持てる魔法『大差』と、速度を上げる『存速』を使っているか…」

 

ペルーシャ「どうかしら?私の腕前は?」

 

ペルーシャは鎌をもちながら僕を挑発する。しかし僕は余裕の表情を見せて…

 

乱花「さて、夜遊びはもうおしまいにしよう。姉妹だけに。」

 

一方……

 

とちね「ぶっ!ぶっはっはっはっは!お、おしまいだけにwwwお!姉妹!アッハッハッハッハッwwwwww」

 

のなの「な、なんで笑ってるの?」

 

紫野「とちねちゃん。刀とかの腕前はすごいけど……笑いのツボは弱いんだよ。」

 

そんな事も知らない僕はペルーシャとの決着を着ける。音速を超えた先の掴み取る神速を……

 

乱花「テイクオフ。」

 

僕は銀色のシルバーとグレーで備わった戦闘服を装着する。内部機構が露出し、出力の上昇に合わせてシルバースフィアを最大限に引き出す。

 

ペルーシャ「あらあら……大きいじゃない……」

 

乱花「どこを見てるんだこの変態がぁー!」

 

僕は最大スピードでペルーシャのスカートを広げ、パンチラさせた後にキックで吹っ飛ばしそのまま……

 

乱花「シルバディング・ヴァースティング!」

 

銀色で円錐状のスフィアを展開してその中に突っ込んで決めた。

 

乱花「よしやった!……え!?」

 

ペルーシャ「いやん。アナタって変態なのかしら?」

 

乱花「ま、まさかこれって……(緊急脱出用に使う禁断の技…全裸脱出《ネイキッドエスケープ》)……」

 

な、なんでこんな変態な技しか使わないんだ彼女……

 

ペルーシャ「いやー♪まさかここまでやられるとは、完敗だわ〜♪んじゃ、帰って血でも飲んで乾杯しますか♪」

 

そしてそのようにまたとちねが……

 

とちね「アッハッハッハッハッwwwwwwwww完敗で乾杯wwwwww」

 

「「ダメだこりゃ。」」

 

そして次の日、ペルーシャとミナミが僕たちのチーム。ファースエンドレスに入隊する事になった。まさかこうなるとは思ってもいなかった……当分ペルーシャがシヨンにくっつく時は僕が見張ってよう……って言っても……

 

シヨン「アッーーーーーーーーー!?」

 

ペルーシャ「ご馳走様♪」

 

乱花「これじゃ、見張るどころか……僕がツッコミに回りそうだよ……」

 

しかし、僕はこの時知らなかった。謎の脅威と神のような存在が同時に地球に現れる事を……ま、これはまた別の話になりそうだけどね。

 

 




ペルーシャ・ミナゲルデ/イメージCV鈴木愛奈
ラインズホース2位の少女で何回も改造手術を受けた太陽が何故か平気な少女。しかし、平気でいられる時間は晴れてる時間内の3時間のみ。そのせいで朝は眠くなるらしい。夜中になると活発になり、その鎌の腕前はラインズホースの悪魔と呼ばれている。変態な行為しかしなく、人の胸を無性に触ってしまう。

特殊能力 吸収鬼破鎌(バンパイアクラッシュサイス)
相手を苦しめながら自身の体力を回復したり、強化したりする。

深恋ミナミ/イメージCV三森すずこ
ラインズホース4位の実力を持つ内気で臆病、人を寄せ付けない性格だが、その裏ではかなりの武器マニアでもありながら情報屋。ペルーシャとは幼い頃の幼なじみで、彼女がバンパイアである事を受け入れている。

特殊能力 オールレンジバレット
重火器や狙撃銃を両方使い分ける能力で魔法で、重量11Kg超のMG42を2丁持って使ったりする。

アルディア/イメージCV 伊藤美来
ラインズホースで修理を担当している少女。主にラインズホース4人のサポートを行う。

次回

・完成する分離型特攻車両




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・完成する分離型特攻車両

こちらもお久しぶりなソードブレイブバースト。ではどうぞ。

シルバーネストグレイフィー
銀色のシルバーとグレーで備わった戦闘服を装着した姿で、シルバースフィアという銀色のスフィア粒子を備えている。これを使い、スピードを速くする事ができる。しかしこれは戦闘用なのであくまで追いかけたりすると限界がある為、カーチェイスとかにはむいてない。


「「分離型特攻車両?」」

 

アルディア「うん。その名もヴァストパンツァー。簡単に言えば、真ん中の大きい車タイプの車体に、分離できるバイクが備わってるって思えればいい。これを使えば巨大な奴を追ったりも可能だ。」

 

シヨン「おぉ!スゲェ!」

 

のなの「しかももう完成もしてるのよ?すごいでしょ?」

 

カチナ「スゴいじゃないアルディア!」

 

アルディア「ま、造るのには3ヶ月はかかったけどね。」

 

てんね「僕も手伝ったんだよ!」

 

乱花『(こりゃ……アタシの荷が更に重くなりそうだ…)』

 

すると俺の端末から連絡がきた。どうやら愛娘先生が話したい事があるらしい。ブリーフィングルームに来た俺達は早速、その話を聞くことになる。

 

愛娘「実はサイ型のオーバーメガが暴れているのよ。」

 

のなの「となると、結構重量級かしら…」

 

シヨン「サイのスピードを舐めちゃダメだぜ?デカブツに見えて、結構速いからな。」

 

カチナ「どうする?あれ、そのウチ何かやらかしそうで怖いわ。」

 

愛娘「いいえ、もうやらかしてるわ。既に数件の銀行を荒らし回ってるわ。」

 

フィエ「銀行強盗のオーバーメガなんて初めて聞きましたわ…」

 

愛娘「映像もあるわ。」

 

すると、サイ型のオーバーメガが銀行に突っ込み、吸引用のパイプを取り出し、それを金庫にさして吸収するという恐ろしい映像だった。

 

愛娘「警察の攻撃も、装備している武装で次々と押し退けていったわ…このままだと、取り返しのつかないことになるわ。」

 

アルディア「ヴァストパンツァーを使おう。実戦にしてはいいタイミングだ。」

 

愛娘「完成したのね。んじゃ誰が行くかしら?」

 

アルディア「それは勿論、君だよ?」

 

シヨン「え?俺?」

 

アルディア「簡潔に言えば君の中のお姉さんかな?」

 

シヨン「お、おう…」

 

アルディア「んで、残りはカチナ、のなの、てんねで行って。のなのは真ん中の操縦、てんねは後ろのガトリング席に…2人は備え付けのバイクに乗って。」

 

てんね「よし!いっちょ始めますか!」

 

そして1時間後…

 

乱花side

 

ライノメガ『グォォォォォォン!』

 

新宿の街中を暴走する鉄のサイ、ライノメガはある場所に向かっていた。それを追うかのように……

 

のなの「おらぁおらぁ!のなの様のお通りだ!そこ退け一般人!」

 

乱花「の、のなのってあんな性格だったけ?アタシの知ってるのなのじゃないわ…」

 

てんね「お姉ちゃん…こういうのに乗ると性格が一変しちゃって…」

 

のなの「いやっふぉーーーー(((o(*゚▽゚*)o)))」

 

カチナ「うわうわうわ!?運転が荒いわよ!?それにスピードも速いわ!?」

 

アルディア『ヴァストパンツァーの基本速度は60だぞ〜?』

 

乱花「最高は!?」

 

アルディア『100。場合によっては1000。』

 

「「『1000!?』」」

 

乱花「化物ぉ…」

 

するとライノメガの身体が急変し出す。なんと身体から二体の虎を召喚してきた。しかもその虎は貯蔵していた金を金庫らしい武装に入れている。

 

のなの「あぁ!?おい泥棒猫!早くその金を銀行に返せやゴラァ!」

 

てんね「あぁヤバいヤバい!極道ヤンキーまっしぐらだよ!僕が分離するしかないねっ!」

 

シヨン『そっちでも分離できたの!?』

 

てんねがヴァストパンツァーに装着されたルドレイヴィーを分離させる。アタシとカチナ、のなのとてんねで手分けして追いかける事になった。

 

カチナ「おぉ!ルドレイヴィー初めて乗ったけど、これいいわね!最高!」

 

乱花「あんまり調子に乗ってると反動力のコントロール出来なくなるよっ!」

 

シヨン『それ姉さんが上手いから言えるんでしょうが…』

 

乱花「うるさい!」

 

乱花がマシンガンを取り出して、目の前にいるタイガーメガに銃弾を放つ。

 

乱花「よし!少しダメージは与えた!」

 

そしてタイガーメガに近づいて…

 

乱花「取った!アイツの背中に付いてた金庫だ!」

 

そして私は剣を取り出して、既に逃げようとしているタイガーメガを…

 

乱花「おらぁ!アナタを今日の晩飯にしてあげる!」

 

と言ってタイガーメガを削ぎ落としていった。一方のカチナも、タイガーメガから金庫を奪い…

 

カチナ「アナタはこれでおしまい!」

 

カチナの放った電撃砲で爆発四散した。一方ライノメガを追ってた零々姉妹は…

 

のなの「マズイわ!このままだと逃げられちゃう!」

 

てんね「(元に戻ってよかった…) 逃がさないよっ!」

 

てんねがガトリング砲でライノメガを攻撃するが、あまりの硬さに追うことしか出来なくなってしまう。

 

てんね「マズイ!このままじゃ!」

 

乱花「なら、アタシに任せて!」

 

私はルドレイヴィーのスピードを上げて、ある形に変える。

 

カチナ「え?」

 

のなの「何?」

 

てんね「お!新しい姿かな!」

 

そう、その通りである。アタシはバイクを変わった形に変形させ、白い衣装へと姿を変える。これこそ、以前ペルーシャの時に使ったシルバーネストグレイフィーとは別のスピードタイプの姿である。紫色の服を着ており、尚且つルドレイヴィーを武装した姿になっていた。

 

アルディア「ふふ……あの時ルドレイヴィーを改造してよかったよ…」

 

そしてその笑みの先に、乱花は…

 

乱花「もっとあげるわよ!」

 

乱花はスピードを上げてライノメガにくっ付く。そして…

 

乱花「逃がさないわよっ!この!」

 

タイヤのような武装をライノメガに当て、タイヤを回した後に転ばせた後、私が上に飛び上がり…

 

乱花「さぁ、これでフィニッシュよ!」

 

ライノメガの頭に飛び上がり、一撃で痛々しい程のキックを命中させた。

 

ライノ『167gpympdpwpgpopappまた4667はたはまさたまら^:#<^[^:#^[^::"!?(,yiyvzh!?!yiy]]』

 

ライノメガはノイズを発しながらその場で機能停止をした。

 

乱花「ライノメガ、機能停止……ちょっとやり過ぎたかな?」

 

カチナ「先生、金庫は無事です。」

 

愛娘『ありがとう。回収するまで待機してて。』

 

「「了解!」」

 

のなの「変ね……オーバーメガが…何のためにお金を集めているのか…」

 

てんね「もしかしたら、人工のオーバーメガかも。」

 

シヨン「人工?」

 

カチナ「オーバーメガにも、自然で作られたものと、人間が作った物があるのよ。それも良しも悪しも、どちらかは区別が出来なくなってるわ。」

 

シヨン「恐ろしい事だな…」

 

乱花「(あの時…ライノメガは何かのノイズを発していた…もしかしたら他のライノメガが…)」

 

そしてこの後…アタシ達がこのライノメガを追った後に別のライノメガが金を盗み去って行ったことは誰も知らない。

 

 

 




パープリング・フィーク
シルバーネストグレイフィーのカーチェイスに対応していないのに対し、こちらはカーチェイスにも対応したスピード形態。相手がスピード低下の攻撃をしたとしても、この姿に変わるとスピードが通常よりも速いのに変わる。

・金の行く先は魔法!?


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・金の行く先は魔法!?

 

のなの「行先が港ですって!?」

 

とちね「あぁ……どうやら我々が知らないところでこの金を別の場所で盗んだ奴がいた。」

 

シヨン「クソっ!あれは囮だったか!」

 

カチナ「どうするの?」

 

のなの「とりあえずその港に向かう。でも全員は無理ね?」

 

シヨン「取引が行われる時間は?」

 

紫野「夜だわ。しかも恐ろしい取引みたいね?」

 

シヨン「俺とカチナ、のなの、ペルーシャで行こう。」

 

乱花「おっと、シヨンには私が必要でしょ?」

 

シヨン「あぁ……そうだったな。」

 

俺達はあまり目立たない為に夜間任務用のバイクで出撃する準備をしていた。すると…

 

ペルーシャ「ねぇシヨン?アナタは好きな人はいるの?」

 

シヨン「え?好きな人?」

 

ペルーシャ「例えば…カチナが好きだったり?」

 

シヨン「んなアホな事を言うなよ。」

 

カチナ「むぅ…」

 

ペルーシャ「ほら?カチナが照れてるじゃない?」

 

のなの「アッハハハ……^^;」

 

こうしてその港に向かった俺達はその恐ろしい取引現場を目撃する。

 

のなの「嘘……あれスフィア粒子よ?何処へ持ってくのかしら?」

 

シヨン『もしスフィア粒子なら、悪用に使われる事が考えられる。』

 

乱花「挟み撃ちにしましょう。私はペルーシャとこっち側、カチナとのなのはそっちから。」

 

カチナ「分かった。」

 

のなの「了解。」

 

ペルーシャ「オーライ。」

 

そして乱花は取引を守っている犯罪者達をペルーシャと一緒に次々と撃墜していく。カチナとのなのも向こうで次々と犯罪者を追い詰めた。そしてついに…

 

カチナ「動かないで!エルノーヴァ警備よ!」

 

取引相手「クソッ!エルノーヴァの学生の連中か!」

 

犯罪者「おい!どうにかし…」

 

ペルーシャ「おやぁ?犯罪集団にしては若い奴が多いね?」

 

犯罪者「ひ……ひぃ!?」

 

ペルーシャ「アナタの血……結構熟成されてるわね?」

 

のなの「ペルーシャ…」

 

ペルーシャ「まずどこから頂こうかしら?指から?それとも肩の方がいいかしら?」

 

シヨン『(´Д`)ハァ…』

 

カチナ「ちょっ!早く止めな…」

 

乱花「止めといた方がいいよカチナ。もうスイッチ入っちゃってる。」

 

カチナ「うそぉ……」

 

犯罪者「よせ!理由はちゃんと言う!スフィア粒子も返す!」

 

ペルーシャ「ほぉう……一体誰がスフィア粒子を盗めと命令したのかしら?」

 

犯罪者「犯罪集団《メガグルス》…アイツらからスフィア粒子を盗めと言われた!」

 

ペルーシャ「言われたのはそれだけ?」

 

犯罪者「あ、あぁ!それしか言ってなかった!」

 

ペルーシャ「取引相手さーん?後で《ohanasi》しようか?(*^^*)」

 

取引相手「ひいいいい!?」

 

ペルーシャ「んじゃ、犯罪者さんバイバーイ!」

 

ペルーシャは俺達の忠告を振り切り、犯罪者の肩から血を吸ってしまった。その強さに犯罪者は倒れてしまった…

 

バタン……

 

のなの「メガグルス…ソイツ等がスフィア粒子を?」

 

シヨン「嫌な予感がする…まずは取引相手のソイツを連行しないとな。気になることも大ありだからな。」

 

俺達は取引相手だった奴を連行。そのままエルノーヴァに戻るのであった。あ、スフィア粒子はちゃんと持ち主に返しましたよ(*^^*)

 




次回

・メガグルスの目的


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