何故か信頼度がMAXな件について (トムポン)
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1話

初投稿です。
設定ガバガバなので矛盾点が多々あると思います。
よろしくお願いします。


俺の眼前にはありえない光景が広がっている。

時刻は夜7時、場所は学生寮というには少し豪華な部屋の中、そして目の前には…

 

「ほら、これでいいのか?」

 

浴衣をはだけさせ、おっぱいを出したクラスメイトがいた。

 

 

 

 

 

時は遡り、入学式

 

教室の中は静寂が支配していた。

辺りを見渡せば女子、女子、女子。

 

俺こと『佐藤 一郎(さとう いちろう)』がいるのはIS学園1年1組。

インフィニット・ストラトス(通称IS)を学ぶ為の学園だ。

このISは女性にしか扱えず、必然的にIS学園も女子校となる訳だが、何故『男』の俺がここにいるかと言うと・・・

『織斑 一夏』という斜め前の席に座っている端正な顔立ちの彼がISを動かした事に関係する。

彼がISを動かしたニュースは瞬く間に広がり、全世界で男性のIS適正検査が実施された。

全学年10人もいない中学に通っていた、ど田舎に住む俺も検査を受けることになり、動かしてしまったのだ。

その後、政府の人間から動かしたのは俺達だけだと聞き、2人共この学園に入学する事が決まったのである。

件の彼を見ると、顔が真っ青に染まっていた。

わかる、すごいわかる。今、彼は俺と同じで居心地が悪いのだろう。

女子なんて近所の一個上のお姉さんとしかまともに会話したことの無い俺にとってここは未知の場所。恐怖でしかないのだ。

果たしてやっていけるのだろうかと考えていると、教師が来て、ホームルームが始まった。

 

担任は『織斑 千冬』。なんと彼の実姉のようだ。容姿端麗でクールな印象を感じる美女だ。

そして何より目を引くのは抜群なスタイルである。ボーッと見惚れていたら睨まれてしまった。

 

副担任は『山田 真耶』。こちらも容姿端麗で優しい印象を感じる美女である。

そして何より凄いのはあの大きな胸だ。胸元が開いており谷間が見える為、目に毒である。

 

ホームルームもも終わり、休み時間に入った。

ちなみに自己紹介も終わったが、緊張のあまり何も覚えていない。

やらかしたと1人頭を抱えていると

 

「えーっと、佐藤だよな。俺は織斑ー夏。よろしくな‼︎」

 

彼が話しかけてきた。気のせいか周りの女子もこちらの会話に耳を傾けている気がする。

 

「うん。よろしくね、織斑君。俺の事は一郎でいいよ。」

「分かった。俺の事も一夏でいいぜ。それにしても一郎が居てくれて良かったよ。男1人だと思ったら生きた心地がしなかったぜ。」

「うん。俺も一夏が居て助かったよ。」

 

「ちょっといいか?」

 

一夏と話していると黒髪をポニーテールにしたスタイル抜群な美少女が話しかけてきた。

 

「ん?あっ!お前もしかして箒か!?」

「ああ、久しぶりだなー夏。」

 

どうやら2人は知り合いらしい。それにしてもスタイルもよく綺麗だ。

間違いなく今の自分は間抜けな顔をしているだろう。

 

「一郎?おーい、聞いてるか?」

 

ボーッとしていたら、いつの間にか一夏が俺に話しかけおり、箒と言われた美少女はこちらを見ていた。

 

「あっ!う、うん。大丈夫だよ、ごめんね。それでえーとっ、何の話?」

「だから箒を紹介しようと思って。こっちは俺の小学校の時の幼馴染みの篠ノ之 箒。」

「篠ノ之 箒だ。よろしく頼む。」

 

そう言ってこちらに話しかけてきた。

 

「ああ、うん。俺は佐藤 一郎。よろしくね、篠ノ之さん。」

 

緊張しながら話すと彼女は「箒でいい。」と薄く微笑みながら返してくれた。

その微笑みにドキドキしていると、チャイムが鳴った為2人は自分の席に戻っていった。

その後の授業は胸の高鳴りがなかなか抑えられず、あまり集中できず織斑先生に注意されてしまった。

そして授業が終わり、また休み時間になると箒さんは一夏に話しかけ、2人で教室を出ていった。

喋る人がおらず、大人しく席に座っていると横から人の気配を感じた。

 

「ちょっとよろしくて?」

 

顔を上げると長い金髪のまたまたスタイルのいい美少女が立っていた。

 

「聞いてまして?」

「……はい‼︎すいません‼︎」

 

またやってしまった。箒さんとはまた違った魅力に見惚れてしまっていた。

ここのクラスというかIS学園は美人・美少女しかいないのだろうか。

一夏もかっこいいし、俺はこの学園に不釣り合いなんかじゃないんだろうか。

 

「コホン!では改めて、私の名前はセシリア・オルコット。イギリスの代表候補生ですわ。以後お見知りおきを。」

 

そう言うと彼女はスカートを摘み、優雅にお辞儀をした。

 

「えーっと、俺は佐藤 一郎。よろしくね、オルコットさん。それにしても代表候補生なんだ、凄いね。」

 

どもりながらも、せっかく話しかけてきてくれた為、何とか会話を伸ばそうとこちらから話を振る。

 

「佐藤さんにそう言われて、とても光栄ですわ。後、私の事はセシリアでいいですわ。」

 

褒められたからか、セシリアさんは胸を張り、目を輝かせながら言った。

強調された胸に目がいってしまい、慌てて目を逸らす。

 

「授業で分からない事があればおっしゃってくださいな。私が教えて差し上げます。」

「いいの⁉︎ありがとう、助かるよ。授業についていける自信がなくて…。」

 

どうやら彼女は性格もいいらしい。こんな僕に手を差し伸べてくれるなんて…

優しくされただけでデレている俺がちょろいだけかもしれないが、そこは置いといて今は彼女が天使に見える。

 

「信頼しているあなただから教えるのですよ、佐藤さん。もう一方の極東の猿には死んでもごめんですわ。」

 

…………うんっ⁉︎聞き間違いだろうか?今天使からとんでもない発言が出た気がする。

『信頼しているあなた』って俺はいつ彼女に信頼されたんだろか?彼女に昔会ったことがあるのか?いや、外国の人に会った事なんて生まれてこの方一回もない。人違いではないだろうか?…まあこっちは一旦置いておこう、もう一つのトンデモ発言『極東の猿』の方が気になる。

極東の猿とは一夏の事だろうか?いや聞き間違いかもしれない。あんなに俺に優しく接してくれた天使がこんな事言う筈がない。うん、きっと聞き間違いだ。もう一度彼女に聞いてみよう…

 

「あのっセシリアさん、今」

「あら?もうそろそろ授業が始まりますわね。では佐藤さん…いえ一郎さんと呼ばせて頂きます。また後ほど。」

 

彼女はこちらにお辞儀をし自分の席に戻ってしまった。

それと同時に一夏と箒さんも教室に入ってきて、織斑先生、山田先生も入ってきて授業が始まった。

…が、先程同様、いやそれ以上に集中出来ず、休み時間の度にセシリアさんに先程の発言を聞こうと思ったのだが、折り合いが悪く結局聞けずしまいに終わってしまい、悶々としている内に放課後になってしまった。

 

「あのっ、織斑君、佐藤君。ちょっといいですか?」

 

副担任である山田先生が話しかけてくる。

そして俺たちに鍵を渡してきた。

 

「これがお二人が今日から住む学生寮の部屋の鍵です。」

「あれ?俺と一郎部屋別々なんですか?」

 

手下に渡された鍵と一夏の手にある鍵を見ると確かに部屋番号が別々だった。

 

「すいません。急遽決まった事なのでお二人の部屋を準備出来ませんでした。」

「一夏は篠ノ之と、そして佐藤、お前は私と相部屋だ。」

 

そう言いながら織斑先生は俺達に鞄を渡しながら話しかけてきた。

……って、ちょっと待った。俺と織斑先生が相部屋⁉︎1人部屋じゃないの⁉︎

衝撃発言をした当の本人は一夏と鞄の中身を話し合っている。

って、一夏は箒さんと相部屋で大丈夫なのか?それとも幼馴染み同士平気なのだろうか?都会ではこれが普通なのか…。都会コワイ。

そんな事よりこんな美人と同部屋なんて無理だ。いろいろと爆発してしまう。

今からでも変えてもらおう。

 

「あの、織斑先生。申し訳ないのですが、部屋を1人部屋に変えてもらってもいいでしょうか?」

「無理だ。」

 

……一蹴されてしまった。

 

「山田先生が言った筈だ。お前達の入学は急遽決まった為、部屋を準備出来なかったと。しばらくはこのままだ。」

 

そんな……。

項垂れていると肩に手が置かれた。

 

「お前も男だ。気持ちは分かる。だが、私を襲おうとしたら…………、地獄なんて生温い恐怖を味合わせてやる♡」

 

なんだろう…、笑顔なのに凄い怖いよ。震えが止まらないよ。

 

「なんてな、冗談だ。そんなに震えるな。お前の事は信頼している。だろ?山田先生。」

「はい。私も佐藤君の事は信頼しています。何か困った事があったら、先生に相談して下さいね。」

 

まただ…。セシリアさんと同じで織斑先生も山田先生も今日初めて会ったのに『信頼している』と言った。

考えてみれば昔から『信頼している』と言われていた気がする。

田舎に住んでいた為周りにいる人達は昔馴染みが多かった。時間をかけて信頼を積み上げていったと思っていたが、そうでは無く、もとから『信頼されやすい』体質なのか?

……なんてな、なんだよ『信頼されやすい』体質って…我ながらアホな事を考えてるな。今日はいろいろあった。多分疲れているのだろう。もう織斑先生と相部屋でもなんでもいい、早く休みたい。

 

「では、我々はまだ仕事がある。お前達は寄り道せず早く帰るように。後、織斑。お前は問題を起こすなよ。」

「なんだよ、千冬姉。俺の事は信頼してないのかよ。」

「織斑先生だ。早く帰れ。」

 

朝から何回か見た、漫才の様なやりとりをして、織斑先生と山田先生は去っていた。

そして俺達も寮への帰路についた。

 

 

 

「じゃあ、俺この部屋だから。おやすみ、一夏。」

「ああ、千冬姉、家事全般全然駄目だから、いろいろとよろしくな。……それと千冬姉に手出すなよ。また明日‼︎」

「出さないよ‼︎」

 

最後に一夏が馬鹿な事を言うから思わず大声を出してしまった。

それにしても目がマジだった。シスコンなのかな?

部屋に入ると、そこまで散らかってはいなかった。でも洗濯物が乱雑に散らばっている。

勝手に触ってはいけないのだろうが、どうしても気になってしまう。

……毎日忙しくてやる時間がないのだろう。畳んであげてもバチは当たらないだろう。

そう自分に言い聞かせ洗濯物へと手を伸ばす。

ジャージ、ワイシャツなど畳んでいく。そしてタオルを手に取った瞬間、ソレは現れた。

 

 

………黒の上下の下着だ。急いでタオルを戻す。そして周りを見渡す。

…大丈夫、ここは部屋の中、誰にも見られていない。

…よかったぁ、こんな所を誰かに見られたら一瞬の内に牢屋の中だった。

ドキドキとうるさい鼓動を抑える為、一度深呼吸する。

それにしても、セクシーだったな…。駄目だと分かっていても、黒の下着をつけた織斑先生を想像してしまう。

『信頼している』と言ってくれた織斑先生に申し訳ない。

だが、想像が頭から離れない。

ペニスが熱くなるのを感じた。さっきまで気にならなかったが、この部屋は織斑先生が生活している。いうなれば織斑先生のニオイが染みついているのだ。

ペニスが大きくなってくる。織斑先生のニオイで頭がクラクラする。

俺の中で理性が抑えられなくなるのを感じた。

もう一度、もう一度だけ…タオルを掴み、放り投げた。

 

 

そしてもう一度下着を目に焼き付ける。

ペニスが完全に勃起したのがわかった。ズボンの中で押さえつけられる様な痛みが走る。

もう理性なんてなくなっていた。ベルトを外し、チャックを下ろす。パンツ越しにカウパー液が染み込んでいた。

そしてパンツを下ろす。ボロンっとペニスが空気に晒される。

ペニスを上下に擦る。カウパー液が潤滑油となり、心地よい刺激がペニスに走る。

 

「ハァ…、ハァ……。」

 

自分の息が早くなるのを感じる。だが、まだ刺激が足りない。

無意識のうちに下着に手が伸びていた。黒のパンティを鼻に当て、勢いよく吸い込む。

ぁぁ、これは駄目だ。

これが織斑 千冬という『女』のニオイ、何度も嗅ぎたくなる。

まるで麻薬のようだ。

自然とペニスをシゴく手も早くなっていき、射精感が高まってくる。

 

「イクッ…!」

 

 

ドンドンドンっ

「おーい‼︎一郎‼︎頼む‼︎助けてくれっ‼︎」

 

一瞬にして頭が冷えた。

俺は一体何をしているんだ。

射精感も急速に鎮まり、ペニスも萎んでいく。

 

「一郎、いないのか⁉︎」

 

外では一夏がドアを叩きながら声を上げていた。

ヤバイ、隠さなきゃ。手に持っていたパンティをブラジャーと共にタオルで包み、畳んでいた洗濯物の間に突っ込む。

 

「ごめんっ。ちょっと待って‼︎」

「早く開けてくれっ‼︎」

 

パンツとズボンを履きながら、ドアに向かう。

一度深呼吸をし、ドアを開ける。

 

「ごっ、ごめん。お待たせ。」

 

一夏の姉であんな事をしてしまった罪悪感からか、顔を上げることが出来なかった。

 

「ごめんって‼︎許してくれ、箒‼︎」

「えっ?」

 

予想外の言葉が聞こえた為、顔を上げる。

目の前には竹刀があった。

 

 

 

 

 

 

「うっ、頭が…。何が…?」

「目を覚ましたか‼︎佐藤‼︎」

 

どうやら俺はベッドの上のようだ。天井からして寮だろう。

顔を横に向けると、浴衣を着た箒さんが心配そうに覗き込んでいた。

 

「えっ⁉︎なんで⁉︎…ぁ、いって‼︎」

「大丈夫か⁉︎無理をするな」

 

驚いて起き上がろうとしたら、頭に痛みが走った。

その後、箒さんから事情を聞いた。要約すると一夏に裸を見られ、恥ずかしさと怒りのあまり竹刀を持ちながら一夏を追いかけ回した。僕の部屋の前まで追い込み、そこで運悪く俺がドアを開けてしまい、俺に竹刀が当たったそうだ。

そしてここは俺の部屋で、一夏は別室で織斑先生に事情聴取を、箒さんも事情聴取を受ける予定だったが、俺が起きた時誰かがついてないとという事で一夏の聴取が終わり次第一夏と交代して箒さんも聴取を受けにいくらしい。

 

「本当にすまない…」

 

箒さんが沈んだ表情で俺に謝る。

 

「いえ、謝らないで下さい。きっとバチが当たったんですよ…。」

 

そうだ、あんな事をしたバチが当たったんだ。甘んじてこの罰を受けよう。

「バチ?」と箒さんが首を傾げている。

 

「いや、私の気が済まない。なんでも言ってくれ。出来る限りのことはしよう。」

「なんでも?」

 

思わず聞き返してしまった。「あぁ」と再び箒さんは頷いた。

改めて箒さんを見ると、浴衣が少し肌けて、谷間がみえている。

さっきあんな事があったばかりなのに、良からぬ妄想をしてしまう。自分の醜さに反吐が出る。

だが、その自己主張の激しい胸から目が離せない。

ジーっと見てしまっていた為、箒さんも目線に気がつく。

 

「全く…、助平なのはよくないぞ。」

 

頬を染め、恥ずかしそうに言った。

何それ、かわいい。

殴られかと思いきや、予想外の反応が来た為、思考が停止してしまった。

隠す訳でもなく、浴衣を直す訳でもない。谷間がずっとこちらを覗いている。

 

「男は、こういうのが好きなのか…?」

「えっ⁉︎…まあ、はい。嫌いな人はいないかと…。」

 

一体何を言ってるのだろう。

頭の痛みを忘れる位、脳がガツンと殴られているみたいだ。

箒さんは自分の胸元に視線を落とし、胸を寄せている。

…っつ、更に胸の主張が激しくなった。

ヤバイ、ペニスが少し勃ってきた。

 

「その、一夏も、す、好きなのだろうか?」

 

その言葉を聞いた瞬間、箒さんが一夏に好意を持っていると分かった。

正直に言うと少しショックだった。軽い一目惚れなのだろうか。

優しく微笑んでくれたり、今もこうして無防備な姿を見せる箒さんに惹かれてたのかもしれない。

 

「…箒さんみたいな魅力的な人なら一夏もきっとイチコロだよ。だから好きでもない人にそんな姿を見せちゃ駄目だよ?」

 

少しだけ男として見栄を張り、優しく諭す。箒さんは嬉しそうに笑った。

 

「そ、そうか。…それよりも誰にでも見せる訳じゃないぞ。お前だからだ。」

「…え?」

 

箒さんは頬を少し膨らませながら言った。

 

「お前の事を誰よりも『信頼している』からな。お前になら何を見られても構わない。」

 

またまた出た。箒さんとは今日初めて会い、まだ数回しか会話もしていない。お互い知らない事の方が多いのに『信頼している』なんて不自然だ。

『信頼している』とは一体何なのか。超能力的な力が働いているとでも言うのか。

少し試したくなってきた。箒さんは何を見られてもいいと言った。揶揄われているだけかもしれないが、好奇心と欲望が頭の中で渦を巻いている。

…よし。勇気を出して言って見よう。

 

「じ、じゃあさ、その、もっと見たいな。箒さんのか、体を…。」

 

言ってしまった。恥ずかしさのあまり顔を下に向ける。

なんとか誤魔化しの聞く言葉を自分の中で選んだつもりだ。もし揶揄われていても、乗り切れるだろう。いや、乗り切らなければならない。自分で言っておきながら、客観的に見てただの変態だ。

 

シュルッ

 

布が擦り切れる音が聞こえた。

おそるおそる顔を上げる。

 

「ッ‼︎」

「ほら、これでいいのか?」

 

息がうまく出来ない。

目の前にはあり得ない光景が広がっていた。

透き通るような真っ白な肌、メロンみたいな大きなおっぱい、桜色の乳首。

箒さんは浴衣を上半身だけはだけさせ、顔を真っ赤にしていた。

 

「もしかして違ったか、体と言われたので裸と思ったのだが。」

「いや………。あってます………。」

 

あまりの衝撃に言葉が出て上手く出ない。

今の俺の頭の中は箒さんのおっぱいだらけだ。

 

「そうか、よかった。…でもやっぱり恥ずかしな。」

 

箒さんがモジモジと体を動かす。その都度おっぱいもフルフルと震える。

 

「そ、そんなに見られても…。」

「…ああ、ごめん。…ブラジャーしてないんだなと思って。」

「ああ、これは寝間着だからな。寝る時はつけないんだ。」

「そうなんだ…。」

 

会話に身が入らない。

今もおっぱいにしか目がいかない。

気づけばペニスが完全に勃起し、カウパー液でパンツがビショビショだ。

………触ってみたい。

………そうだ『信頼されている』んだ。

………大丈夫。

………箒さんに頼もう。

 

「箒さん、おっぱい触らせて?」

「えっ⁉︎あのっ」

「だって箒さん何でもって言ったよ?」

「だが」

「俺のこと『信頼している』なら、いいよね?」

「…あ、ああ、わかった。だ、だけど初めてなんだ…。その、優しく頼む。」

「うん。もちろんだよ。でも俺はまだ起き上がれないから、箒さん布団をどかして、俺の上に乗ってくれるかな?」

「あ、ああ。わかった。…じゃあ失礼する。」

 

箒さんは布団をどかした。

 

「さ、佐藤‼︎こ、これ…。」

「ああ、箒さん…。いや、箒のエッチな姿を見てこうなっちゃたんだ。責任とってくれるよね?」

「せ、責任って…、どうやって…。」

 

箒はテントを張っているズボンを見て、驚愕の声を上げていた。

勃起しっぱなしで辛いけど、今はおっぱいだ。

 

「箒、早く。」

「わ、わかった。」

 

箒は少し涙目になりながら俺のお腹の上に体重を掛けないように腰を下ろした。

絶景だ。その大きなおっぱいで箒の顔が隠れてしまっている。それに浴衣の裾から瑞々しい太ももと純白のパンティも丸見えだ。

 

「じゃあ、触るね。」

 

下から持ち上げるように両手で掴んだ。

すごい。これがおっぱいか。弾力があり、押したら押し返してくる。

フミフミと揉んでみたり、大きな円を描くようにゆっくり揉んでみたりと箒のおっぱいをじっくりと堪能する。

しばらくすると箒の息が少しずつ荒くなっていくのを感じた。

 

「ん…、さ、佐藤。その、どうだ?」

「うん。凄いよ、箒のおっぱい。後、俺の事は一郎って呼んで?」

「わかった、一郎。…それよりも、その、すごくもどかしいのだが…。」

「何で。」

「何でって…。」

「箒はどうして欲しいの?」

「そ、それは…。」

「言ってくれなきゃわからないよ?」

「……って……しい。」

「聞こえない。」

「‼︎ち、乳首を…、触って…、下さい…。」

「エッチだね、箒は。」

「っつ‼︎お前が、ヒャンッ♡」

 

箒に言われた通りにビンビンに勃った乳首を強めに摘んだ。

 

「こらっ‼︎ッアン♡きゅ、ンッ♡急に、アッ♡」

 

言葉を遮るように乳首をいじる。

喘き声を聞くたびにゾクゾクする。自分にこんな加虐心があったとは。

 

「ホントにエッチだね。こんなにビンビンにしちゃって。」

「言うな〜♡」

 

言葉に力がなくなってきた。

今度はむしゃぶりつきたくなった為、強引に箒を抱き寄せた。

 

「キャッ‼︎」

 

驚いた声を上げたが、抵抗はしなかった。

おっぱいに顔を埋める。視界が肌一色に染まり、顔にポヨポヨとした幸せな感触が当たる。

そして目一杯鼻から息を吸い込んだ。

 

「こらっ‼︎嗅ぐな‼︎」

 

箒のおっぱいが顔から離れていく。

これが箒のニオイなのか。いつまでも嗅いでいたくなるような甘い香りがした。

 

「いいニオイだったよ箒。」

 

軽く頭を叩かれた。

 

「あー頭がー。」

「あっ、すまない。つい手を…。」

 

我ながら酷い棒読みだったと思う。だが箒には効果覿面だ。

 

「じゃあ、おっぱい吸ってもいい?」

「吸うのか⁉︎赤ちゃんじゃあるまいし、そんな…。」

「頭がー。」

「うっ…。わかった。」

「うん。安心して、箒の事ちゃんと気持ちよくするから。」

「何が安心なんだ⁉︎」

「アム」

「ン♡また急に‼︎」

 

桜色の乳首を口に含み、わざと音を立てて吸っていく。まるで赤ちゃんに戻ったみたいだ。もの凄く安心する。

箒は今どんな顔をしているのだろう。見れないのが残念だ。

 

「ン♡、アァ♡、クッ、フッ‼︎」

 

乳首を責めていると箒の手が俺の頭と枕の間に入って来た。

箒の艶めかしい吐息が耳に入ってくる。

吸うだけでなく舐めたり、甘噛みしたりすると違う反応が返ってくる。

………そろそろいいかな。

背中に回していた両手を下ろし、パンティ越しにお尻を掴んだ。

 

「‼︎……。ァ♡………ゥン♡」

 

一瞬強張ったように思えたが、抵抗はしなかった。

まだまだいける。そう思いパンティの中に手を入れた。

スベスベしていてプリっとしている。パンティ越しの感触も悪くはないが、此方の方が断然いい。

 

「一郎……。」

 

箒の弱々しい声が聞こえた。

名残惜しいがおっぱいから口を離す。

箒が体を起こす。

改めて見ると絶景だった。

蕩け切った目。口からは少し涎が垂れており、おっぱいは俺の唾液でベトベトしている。

とてつもなく愛おしく見える。

箒の肩を掴み、優しく引き寄せ、その瑞々しい唇に口付けした。

 

「ン…。もっと、もっとしてくれ♡」

 

その言葉を聞いて瞬間、ダムが決壊したかのように箒の唇を激しく貪った。

 

「チュ♡チュッ♡アム♡レロ♡…ン、プハッ、ハァハァ、…全く、激しすぎだぞ♡」

 

微笑みかけながら言ってくれた姿が、あまりに魅力的で思わず顔を背ける。

 

「ふふ♡これで終わりじゃないんだろ?」

 

箒は後ろ手にテントの張った股間を摩った。

 

「もちろん。」

 

箒の顔は期待に満ち溢れていた。

 

 

 

 




ここで一旦切ります。
次の投稿は未定です。


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2話

閲覧して頂きありがとうございます。
更新が遅くなり申し訳ありません。
今回から文が短くなっていますが、よろしくお願いします。


「箒…。ズボン脱がせてくれない?」

「わかった♡」

 

箒が俺の体から降りて、恐る恐るズボンに手を伸ばす。

ベルトを緩め、チャックを下そうとするが、テントを張っている為、四苦八苦している。

その僅かな時間さえも焦ったくなる。

手伝うと思った矢先、ペニスの圧迫感が薄れた。どうやら下ろせたようだ。

箒の息を飲む音が聞こえる。

 

「こっ、こ、これが…。パ、パンツが濡れてるぞ…。お漏らししたのか…?」

 

カウパー液で染みになったパンツを見て箒が言った。

冗談か、はたまた本気で言っているのか。

だが今は、そんな事に構ってられない。

先程の自慰行為でも射精する寸前で止め、今も箒のワガママボディを堪能している。

ペニスはもう爆発寸前なのだ。

 

「そうだね。箒のエッチな姿を見て、お漏らししちゃったよ。」

「…ばか。」

 

適当な俺の返しに、箒はただそう呟いた。

少し深呼吸をし、両手でパンツを掴んだ。

俺も脱がせやすい様に腰を少し浮かす。

そして………

 

ブルンッ

 

パンツから解放されたペニスが跳ねた。

ヒンヤリとした冷たい空気が触れ、心地よさを感じる。

箒を見ると、ギンギンに勃起したペニスをただ見つめていた。心ここにあらずといった感じだ。

 

「箒?」

「………。」

 

声を掛けても反応がなかったので、脇腹を撫でてみる。

 

「キャッ⁉︎…ぁ、一郎…。一郎の…。」

 

箒は強い反応を示した後、何かを言いかけ、口を噤んだ。

 

「箒、これが俺のペニスだよ。」

 

別に特段大きい訳ではない。

誇れるものでもないだろう。

ただ、今この瞬間だけは、箒を圧倒したかった。

自分のペニス以上のものはない。そう言い聞かせたかった。

 

「ぁぁ…。一郎の、ペニス、すごい…。長くて、太くて、反り返って…。ん…、こんなにアツイのか♡」

 

冷たく、スベスベした手が陰茎を包む。

ただ触れられただけで、ゾクっとした快感が背筋を走った。

 

「今、ビクってしたな♡それに先端からこんなに汁が出てるぞ…。」

 

陰茎を包んでいる手とは反対の手で亀頭の先端をツンツンと触ってくる。

 

「ネバっとしているんだな♡匂いもすごい♡………あむ♡ん…、不思議な味だ。だが、悪くない♡」

 

カウパー液を指で伸ばしたり、匂いを嗅いだりした後、それを口に含んだ。

それを見た瞬間、自然と顔がニヤけた

箒もどんどんと積極的になっている。いや、どちらかと言うと、理性が外れたのだろう。

俺の喜びそうな事を本能的に感じとり、実行している。

そして陰茎を包んでいる手を、優しく上下に扱き始めた。

 

「気持ちいいか?一郎♡」

「ぁあ、気持ちいいよ。箒…、箒‼︎」

「ん?どうし……、あぁ♡おっぱいが欲しいのか?全くしょうがない奴め♡」

 

箒は俺が全部言う前に、こちらの意図を察し、ペニスを扱きながら、体をこちらに倒してきた。

おっぱいが眼前に現れ、乳首をしゃぶり始める。

 

「ハァ、ハァ、チュッ‼︎チュパッ‼︎ズズ…‼︎ぁあ、箒ぃ。」

「ァン♡全く、ンッ♡まるで赤ちゃんだな、一郎は…、アァン♡フゥ、フゥ、そろそろイキそうか?」

「あぁ…、やばい…、箒‼︎出る‼︎」

 

ドビュッ、ビュルッ、ビュルルッ、ゴプッ、ドプッ

 

脳内に快感の波が押し寄せてきた。

射精はなかなか収まらず、箒と俺に飛びかかる。

 

「気持ち良かったか?」

 

箒の声が聞こる。

だが頭がクラクラして、うまく働かない。

返事はせず、顔だけ向けた。

 

「ほら見ろ。こんなにいっぱい♡」

 

箒は手にかかった精液を俺に見せてくる。

ゆっくりと体を起こし、自らの体に付いた精液も指で掬い、1箇所に集めた。

そして、その精液を飲み始めた。

 

「アム、チュパッ♡ハム、ズズ♡……ん、コク、コクン。……フゥ、あまり美味しいものではないな。だが、これが一郎の精液の味か♡」

 

その行動に、その言葉に、更にクラクラする。

箒はそんな俺を見つめ、俺のお腹にかかった精液を直接口で吸い始めた。

お腹がくすぐったくなる。そんな感覚が叙々にペニスに近づいてくる。

そして………

 

「ン…、ズズ、チュプ、レロ♡」

 

箒がパクッと半勃ち状態のペニスを咥えた。

尿道に残った精液を吸い、優しく陰茎や亀頭をペロペロと舐めてくる。

ペニスに心地よい刺激が走り、再び硬くなる。

 

「ンー、チュッ♡全く本当に助平な奴め♡」

 

箒は完全に勃起したペニスから口を離し、俺の眼を見ながら言ってくる。

 

「箒‼︎」

「アッ、…一郎♡…体は大丈夫なのか?」

 

もう我慢が出来なくなり、体を起こして、箒をベッドに押し倒す。

殴られた頭の痛みなんて、治まっていた。

今は箒と一つになる事しか考えられない。

 

「うん、大丈夫。…箒、俺と」

 

箒は人差し指を俺の唇に当て、言葉を遮る。

 

「………優しく頼む。」

 

不安げに、そして恥ずかしそうに言った。

 

「…箒。」

「…一郎。」

 

お互いの顔が叙々に近づいていき、そして………

 

 

トントントンッ

 

 

「おーい、箒?いるかー?」

「馬鹿者。大きな声を出すな。佐藤が休んでいるんだぞ。」

 

ノック音と共に一夏と織斑先生の声が聞こえてきた。

後、ほんの数mmで唇が触れ合う所で、俺と箒の動きが止まる。

…やばい、ヤバいヤバいヤバい‼︎

夢見心地だったのが、一瞬で現実に引き戻される。

冷や汗が噴き出し、思考が定まらない。

箒も目が見開き、顔が真っ青になっている。

 

「返事が返ってこないけど、いないのかな?」

「フム、おかしいな。…入るか。」

「そうだな。箒、入るぞー。」

 

マズイッ‼︎

返事がない事を不審に思い、2人が部屋に入ってこようとしている。

今の姿を見られたら、確実にOUTだ。

 

「い、いる‼︎います、いますから‼︎」

 

気づけば声を出していた。

 

「ム、佐藤か、起きたんだな。ひとまず入るぞ。」

「ちょ、ちょっと待って‼︎5分、5分待ってください‼︎」

「何を慌てている?」

「慌ててなんかないです‼︎だから待って‼︎」

「あ、ああ…。」

 

織斑先生とのやり取りで、5分だけ待ってもらう事になった。

直ぐに箒の上から退き、パンツとズボンを履く。こんな状況でもペニスは何故か勃起したままだった。

箒も俺が退いた直後に、ブラジャーを掴みシャワー室に駆け込んでいった。

シワクチャになったシーツを直し、なるべく痕跡を消す。

 

「おーい、まだかー?」

 

一夏の急かす声が聞こえる。

まだだ、まだ箒が…。

 

「すまない‼︎待たせた‼︎」

 

身なりを整え終えた箒がシャワー室から出てきた。

扉の向こうに聞こえないようにする為、声を潜めている。

俺は急いでベッドに横になって布団を被り、箒も座っていた席に戻る。

 

「だ、大丈夫です。どうぞ入ってください。」

 

扉が開く音が聞こえ、2人が部屋に入ってきた。

 

「全く、何をし…、ん?」

 

織斑先生が急に口を噤んだ。

織斑先生に視線が集まる。だが、織斑先生は眉を顰めながら部屋を見渡していた。

…もしかしてバレたか?

 

「どうしたんだよ、千冬姉?」

「…いや、部屋が綺麗になっていると思ってな。それと織斑先生だ。」

 

…よかった。全く関係ない事だった。

それよりも心臓に悪い。早いとこ切り上げなければ…。

そう思い、体を起こして話を振る。

 

「い、一夏。聴取は終わったの?」

「ああ。…一郎、ごめん‼︎」

 

一夏が頭を下げて謝ってきた。

 

「俺のせいで一郎が怪我しちまって…。」

「…いや、大丈夫だよ。もうピンピンしてるし。俺の方こそごめん。」

「そっか…、よかった〜。って、なんで一郎が謝るんだよ。」

 

確かに一夏からしたら俺は被害者だ。謝る必要なんてないだろう。

だが勝手に口が動いていた。

それは箒とエッチな事をしていた罪悪感からか、自分自身でも分からなかった。

箒は一夏の事が好きだ。これは間違いない。

俺とエッチな事をしたのは、『信頼』というものにただ流されただけだろう。

そもそも一夏はどうなんだろうか…。もしかして一夏も箒の事を…。

だとしたら俺は、とんでもない事をしたんじゃ…。

先程まで考えもしなかった事が頭の中をグルグルと回り出す。

ふと腕を優しく掴まれる。掴んだ本人を見ると、箒が心配そうに覗き込んでいた。

 

「大丈夫か?一郎。」

「…箒、さん。」

「…箒『さん』?…別に先程みたく箒でいい。」

 

俺が箒『さん』と言うと彼女は眉間に皺を寄せ、少し怒りながら言ってきた。

一夏や織斑先生に怪しまれないようにと思ったのだが…。

 

「なんだよー、俺のいない間になんか仲良くなってないかー。」

「…何で拗ねてるんだ。まぁ確かに仲良くはなったな。…どうやらそう思ってたのは私だけみたいだが。」

 

箒がこちらをジッと見つめながら一夏の言葉に返す。

 

「えーっと、ごめん…。なんだか恥ずかしくて…。」

「ほう、そうかそうか。私と仲良くなるのはそんなに恥ずかしいか。」

「いや、あの、そう言う訳じゃなくて…。」

「フン。」

 

ヤバい、完全に怒らせてしまった…。

 

「無駄話はそこまでだ。次は篠ノ之、お前の番だ。」

「分かりました。」

 

織斑先生の言葉に、箒は此方に目もくれず部屋から出て行ってしまった。

 

「どうしたんだ箒の奴。何かあったのか一郎?」

「そこまでだ織斑。佐藤も起きたんだ、お前は自分の部屋に戻れ。」

「ちぇっ、分かったよ、千冬姉。」

「織斑先生だっ‼︎」

 

一夏は不満そうに自分の部屋に戻っていった。

『何かあったのか』か…。

 

「…では、私も行く。山田先生と篠ノ之が待っているのでな。お前はしっかりと休め。」

 

織斑先生も此方の返事を待たず、戻っていった。

ベッドに横になって目を瞑る。

どうしたらいいのか、どうすればよかったのか…。

何故あんなに調子に乗ってしまったのか…。

何故『信頼』されているのか…。

『信頼』されているだけで、あんな事が出来るのか…。

そもそも『信頼』ってなんだ…。

どれだけ考えても答えはでない。

ただ一つ分かっている事は、俺が最低なクソ野郎って事だけだ。

そう考えている内に深い眠りについた。

 

 

 




感想、誤字報告等ありがとうございます。
返信を返せず、申し訳ありません。
次回投稿などは活動報告に書いています。
よろしければご覧ください。


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3話

長い間投稿せず、すいませんでした。
今回は少しSMの要素が入ります。


「おい。」

 

……声が聞こえる。

 

「おい、起きろ。」

 

更に、誰かが体を揺すってくる。

目を開けようとするが、目蓋が上がらない。

 

「いい加減目を覚ませ‼︎」

 

その言葉と共に、自分の上に乗っかっていた物が無くなり、冷気が体を包む。

どうやら布団を剥がされたようだ。

少し痛む頭を無理やり起こし、意識が徐々に覚醒していく。

そして、昨日の出来事が頭に蘇ってくる。

………夢じゃないだよなぁ。

学園生活初日から凄い事を経験してしまった。

 

「………おい。」

 

声がする方に顔を向けると、スーツ姿の織斑先生が布団を持ちながら、此方を見ていた。

そういえば、織斑先生と相部屋だったんだ。

昨日は、いつ部屋に戻ってきたのだろうか…。

そんな事を考えていると、織斑先生の視線が妙に下に向いている事に気づいた。

その視線を辿っていくと…、ズボンが立派なテントを張っていた。

………ヤバイっ‼︎

カッとなって耳が熱くなり、慌てて体を起こし、両手で股間を隠す。

 

「あっ、あの、これはですねっ‼︎」

 

何かしら弁明しようとするも上手く言葉が出てこない。

織斑先生は言葉を発さず、ジッと股間を見ている。

その表情からは、何を考えているか分からない。

『地獄なんて生温い恐怖を味合わせてやる♡』

ふと、織斑先生から昨日言われた言葉が頭をよぎった。

も、もしかして折檻を受けるのだろうか…。

一生ベッドでの生活を余儀なくされる体にされた後、二度と勃たないようにモがれるのだろうか。

様々な最悪のパターンが頭の中に浮かぶ。

 

「おm」

「すいませんでしたっ‼︎どうかモがないで下さいっ‼︎」

 

織斑先生が何かを言いかけたが、被せるように謝罪した。

何を言われるか怖かったのだ。

 

「…何だ、モぐって。」

 

織斑先生は眉間に皺を寄せ、言ってきた。

 

「ハァ、まあいい。お前の中の私のイメージは追々正すとして…。」

 

余計な事を口走ってしまった。

しかし、織斑先生は此方を見て、フッと笑った。

 

「朝の生理現象だ。気にするな。」

「…えっ。」

「昔、一夏も勃起しているのを何度か見た事がある。男は皆そうなってしまうのだろう?だから気にするな。」

 

織斑先生の口から勃起と言う言葉が出て、ドキリとした。

だがそれよりも、ホッとして体の力が抜ける。

そうか、織斑先生も年頃な弟がいるんだ。

そういう知識があっても全然おかしくない。

よかった…、折檻されずに済んだ。

 

「…しかし悪かったな、ジッと見てしまって。少し動揺してしまってな。」

 

織斑先生が顔を赤らめながら言ってきた。

その姿が魅力的で、勃起しているペニスがピクリと反応してしまった。

 

「今、動いたな…。辛いのか?」

「いや、そんな事は…。」

「…そうだよな、辛いよな。

 周りが女だらけで、しかも私と同じ部屋で…。

 スッキリする暇なんて無いもんな。」

「いや、昨日…。」

「ん?何だ?」

「いえっ、何でもないです‼︎」

 

しまった‼︎

サラッと昨日の情事を口に出してしまう所だった。

 

「…よしっ‼︎佐藤、脱げ。」

「…え?」

 

織斑先生がとんでも無い事を言った気がする。

…いや、きっと幻聴だろう。

自分の頭の中が煩悩だらけの為、都合よく聞こえただけだ。

煩悩を取り除く為、頭をブンブンと振っていると…。

 

「だから、ズボンを脱げと言っているんだ。

 …全く、私だって恥ずかしいんだ。二度も言わせるな。」

 

…幻聴では無かったらしい。

織斑先生は腕を組みながら、呆れた顔で此方を見ている。

…でかいな、じゃなくてっ‼︎

ついつい強調された胸に目がいってしまった。

何て言っていいか困っていると…。

 

「ずっとそのままって訳にもいかないだろう。一度出せば治まるって言うし…。」

「…それは、その、織斑先生が抜いてくれるって事ですか?」

「あぁ。」

「…何で、ですか?」

「…一夏以外の周りが女子だらけの状況に、有無を言わさず連れてこられたお前の心境は、

 私なんかが計り知れない程、不安で一杯だろう。

 だから私は学園生活がしっかりと送れる様に、お前の力になりたいんだ。

 せっかくお前の担任になれたのだから…。」

 

織斑先生は手をそっと重ね、優しい目で此方に微笑みかけてきた。

こんなに自分の事を考えてくれるなんて…。

自分は恵まれている…。

だが、いくら何でも性処理までしてくれるなんて、明らかにおかしい。

これも『信頼』なのか…。

しかし、考えるよりも体は勝手に動いていた。

腰を浮かしながら、ズボンとパンツに手をかけ下ろした。

 

「ん…。」

 

織斑先生は少し反応した。

一夏で見慣れているからだろうか…。

昨日は篠ノ之さん、今日は織斑先生にペニスを見られている事に、興奮が高まっていく。

ベッドに腰掛け、足を広げる。

織斑先生は広げた足の間にしゃがみ込む。

ギンギンに勃起したペニスが織斑先生の顔前にある。

織斑先生はスンスンとペニスの匂いを嗅いだ。

 

「…凄い匂いだ。昨日シャワー浴びてないだろう?

 終わったらすぐに浴びるんだぞ。

 …あまり時間も無い、触るぞ。」

 

織斑先生の手がペニスに触れた。

女性にしては少し固い手だが、ヒヤリとして心地良い刺激がペニスに走る。

そしてそのまま上下に扱き始めた。

 

「気持ちいいか?初めてだから下手かもしれないが…。」

 

握る力も丁度良く、ぺニスからカウパー液が出てくる。

 

「ん…。気持ちいいです。…もう少し速くして下さい。」

 

ペニスを扱くスピードが速くなる。

ペニスを扱いている最中も織斑先生は此方の目を真っ直ぐ見てくる為、恥ずかしさのあまり目を逸らしてしまう。

カウパー液もどんどん溢れ出てきて、ニチャニチャと厭らしい音をたてる。

あまりの刺激に声が溢れ出てきてしまう。

 

「ふふ、凄いな。手がベタベタだ。」

「…はい。」

「顔も真っ赤で、息も荒いぞ。…気持ちいいんだな。ところでこう言う事は初めてか?」

「は、はい…。」

「…ホントか?」

 

ペニスを握る力が更に強くなり、扱くスピードも速くなる。

少し痛いが、それでも快感がどんどんと押し寄せてくる。

 

「じ、実は、んっ、一回だけ…。」

 

頭があまり回らなくなり、つい言ってしまった。

 

「…やっぱりな。そんな感じがしたんだ。不純異性交遊じゃないか。

 …まぁ、今の私が言えた義理じゃないがな。

 しかし、お仕置きは必要だな。」

 

織斑先生はそう言うと手を止めてしまった。

 

「な、何で?」

「今言っただろう?お・し・お・き・だ♡」

 

そう言うと、織斑先生は妖艶に笑った。

 

「続けてほしけば、こう言え。ーーーとな。」

「そ、そんな恥ずかい事…。」

「言えないならここまでだな。じゃあ後は自分でやれ、私は行く。」

 

織斑先生はそう言いながら立ち上がる。

ここから自分でなんて嫌だ。

織斑先生にイかしてもらいたい。

 

「ま、待って下さい‼︎言います、言いますから…。」

 

余りの恥ずかしさに顔を背けてしまう。

そんな自分を織斑先生は嗜虐的な目で見ている。

昨日の篠ノ之さんとの情事とは違い、主導権は完全に織斑先生だ。

大人の女性の魅力からか…。

織斑先生には一切逆らえる気がしなかった。

 

「ぼ、僕はエッチな悪い子です…。で、ですが、見捨てないで下さい…。

 イ、イカせて下さい、お願いします。」

「何だ、私が言った通りに言っただけじゃないか。面白くない。お預けだな。」

 

織斑先生はサッと背を向け、スタスタと歩いて行く。

そんな後ろ姿を見て、自分の中で何かが外れた。

 

「僕は織斑先生に欲情する悪い子です‼︎織斑先生のパンツの匂いも嗅いでしまう変態です‼︎

 だからお仕置きして下さい‼︎お願いです‼︎

 織斑先生、いえ、ご主人様‼︎精子をピュッピュッとさせて下さい‼︎」

 

表にも聞こえてしまったかもしれない。

でもそんな事どうでも良かった。

言った瞬間凄くスッキリとした。

織斑先生はピタリと足を止め、ゆっくりと此方に振り返った。

その顔は完全に口元がニヤけており、目を潤ませていた。

そして自分の体を強く抱きしめ、プルプルと震えていた。

 

「ハハ、ハハハ…。そうか、私のパンツを…。このど変態が。」

 

織斑先生は声を冷たく、言い放った。

その言葉を聞いた瞬間、ゾクリとしたものが体に走った。

ペニスもパンパンに膨れ上がる。

 

「全く、こんなど変態が私の生徒とはな。他の者が知ったらどう思うか…。

 なあ、一郎?いや、名前を呼ぶのも穢わらしい。この豚が。

 こんなのがいると、私の可愛い生徒たちに悪影響を及ぼしかねん。

 私がしっかりと調教しないとなぁ♡」

 

織斑先生はユラユラと近づいてきて、怪しく笑った。

 

「あ、あの。」

「黙れ。誰が喋って良いと言った、この豚が。ふむ…、そうだな。」

 

織斑先生は徐にパンツを脱ぎ出した。

自分には分かる。あれは昨日のパンツだ。

 

「スースーするな…。ほら、大好きなパンツだぞ。」

 

織斑先生はパンツを左右に振りながら言ってくる。

今、織斑先生はノーパンなんだ。

スカートの中も見てみたい欲求に駆られる。

 

「見せる訳ないだろう。」

 

織斑先生は此方の考えを見透かした様に言う。

そしてパンツを丸め、自分の口に突っ込んできた。

 

「‼︎フガッ‼︎」

「おぉ、豚らしく鳴けるじゃないか♡

 黙らせよと思ってやったが、これじゃご褒美だな。

 まぁ、飴と鞭は使いようだ♡

 どうだ?脱ぎたてホカホカの私のパンツは?」

「フー、フー。」

「そうか、そうか♡そんなに良いか♡

 じゃあ、ご主人様の務めだ♡豚の望み通り精子をピュッピュとしてやる♡」

 

織斑先生は横に座り、ペニスを強く扱き始めた。

 

「ほら♡しっかりと鳴け♡」

「フー、フー、フッ‼︎」

「勝手にイクなよ。ご主人様の命令通りにイクんだぞ♡」

 

パンツが口に入っている事で上手く息が出来ない。

苦しい。が、ペニスくる刺激が、何より織斑先生の言葉が苦しさを上回る快感となって返ってくる。

もう我慢できない。 

織斑先生に目で合図を送るが、織斑先生はそれを見て更に笑みを深くした。

 

「何だ、もう限界か?情けないぞ。少しは根性を見せろ。」

 

涙目になりながら、首を横に振る。

もう無理だ。

 

「〜〜ッツ‼︎仕方ない‼︎イケ♡ほらイケ♡」

 

ドビュッ、ビュルッ、ビュルル

 

ペニスか精子が勢いよく出る。

精子は織斑先生の手を今も汚し続けている。

漸く全て出しきり、織斑先生の手がペニスから離れた。

体力を消耗した為、ベッドに倒れる。

息を整えながら織斑先生の様子を見るが、織斑先生は汚れた手をジッと見ており此処からでは表情は窺えない。

すると織斑先生は徐に立ち上がり、洗面所に消えていった。

…さて、どうしたものか。

顔から火が出る程恥ずかしい。

情事の最中は織斑先生にもっと蔑んで貰いたいと思っていたが、

一発出して冷静になると何をしてるんだと思う。

扉の開く音が聞こえた。

ビクッとしながら慌てて体を起こす。

どんな顔をすれば良いんだ、何を言えば…。

恐る恐る織斑先生を見ると、顔が茹で蛸の様に真っ赤だった。

そして再度、ぽすんと横に腰を掛けてくる。

しまった、ペニスを出したままだ。

 

「…パンツ、返してくれ。」

 

…そう言えば忘れていた。

パンツを口から取り出し、織斑先生に返す。

織斑先生は唾液で汚れたそれを受けとった。

喋っていいのか分からなかったが、刻一刻と時間が過ぎている為此方から切り出す事にした。

 

「あの。」

 

言葉を発した瞬間、織斑先生の目が再び嗜虐的なものになり、此方を見た。

そしてすぐにハッとなり、弱弱しく俯く。

 

「…すまない。」

 

織斑先生が細々とした声で呟いた。

 

「いえ、あの、謝らないで下さい。」

「いや‼︎私は何をしてるんだ‼︎もっと爽やかな感じでいこうと思ったのに…。」

 

エッチな行為に爽やかな感じって何だろうか?

疑問に思っていると、織斑先生は頭を抱えていた。

 

「…お前の感じている顔を見たら、なんかこうグッと込み上げてきてな。」

 

…何か言い出したぞ、この人。

 

「だから少し虐めてやろうとしたら、お前があんな事言うから…。

 止まらなくなってしまったんだ。」

 

織斑先生は潤んだ目で此方を見てくる。

…まぁ、確かにあの時は自分も止まらなくなっていた。

 

「お前の泣きそうな顔を見て…。私も軽く達してしまったぞ♡

 …ん、今思い出しただけでも♡」

 

…聞いてません。

織斑先生は息を荒くしながら、目を見開いている。

またスイッチ入ってないか?

 

「豚の精液の味は、それはそれは甘美だったぞ♡」

 

…飲んだの⁉︎

って言うか、また豚って…。

少し興奮してしまう自分もいる。

Mなのか、ドMなのか⁉︎

だが、もう時間もない…。

 

「織m。」

「ご主人様だ。」

「…ご主人様。そろそろ準備しないと。」

「ふむ、確かにな。」

 

織斑先生はベッドから立ち上がり。

そして…、此方を挑戦的な目で見ながら、ゆっくりとパンツを履いた。

足を上げた瞬間チラッと見えた様な気がした。

 

「今日一日、お前の唾液が私の大事な場所を犯している訳だが、どう言う気持ちだ?ん?」

 

凄く興奮します。

ペニスが再び、ムクムクと大きくなっていく。

織斑先生はそれを見て、恍惚とした表情で見てくる。

そのまま、今だに精液がついている亀頭をひと撫でし…。

 

「また今夜な♡」

 

そのまま部屋を出て行った。

その後の事はあまり覚えていない。

ただいつの間にか教室にいた。

今夜起きる事に期待を積もらせながら…。

 

 

 

 




次回投稿も未定です。
またしばらく投稿出来ないかもしれないです。
申し訳ありませんが、お願いします。


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