なんやかんやでナルトとハナビがヤる話 (ラライオン)
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なんやかんやでナルトとハナビがヤる話

ナルトは己がこの幸運を如何に手に入れたか覚えていなかった。きっかけはほんの些細なことだったと記憶しているが……まさか“彼女”とこんな深い関係になるとは思わなかった。

ナルトの胸の中で眠る小さな少女、それが誰であるかは恐らく木の葉の里でも数人しか知らないだろう。

 

「ほら、もういい時間だぞ。子供はもう寝る時間だってばよ」

「……むー、や……ですっ。もう少し、こうしてたいー」

「仕方ない子ねぇ……ナルト君、私この子を寝かせてくるからちょっと待ってて」

「おう、任せた」

 

彼女はベッドからすり抜け、ナルトの胸で寝ている少女を両手で抱えて部屋を出た。

少しすると少女が眠ったのか、彼女は戻ってきてベッドの上に座り込む。

そして一枚一枚、服を脱いでいき……下着姿になったところでナルトの胸に飛び込んだ。

 

「ふふっ、今日“も”いっぱい楽しみましょうね、ナルト義兄さん」

「義兄さんはやめろって、今の俺は──」

「んっ、せっかくの夫婦水入らずなんだし義兄さんってのは無粋か……じゃあ、今日もいっぱい楽しみましょう、ナルト君」

 

その言葉と共に好色的な笑みを浮かべる彼女を抱き寄せて唇を重ねる。

 

彼女が誰か?恐らく、里の人間に聞けば多くの者が答えられるだろう。

だが、ナルト以外の男がこうしていたのなら恐らく殺されても文句は言われない女性。

彼女こそ日向一族において最年少で後継者となった天才であり、ナルトの妻の妹……日向ハナビであった。

 

・・・

 

目が覚めるとナルトはベッドの上で全裸になっていた。ベッドは一人分隙間があり、手を入れるとまだ温もりを感じさせており、部屋を包む淫臭が昨夜が如何に激しく愛し合ったのか思い出させる。

窓を見ると、まだ日は登っておらず、仕事に向かうのも早いし、朝食を食べるのにも早すぎる。

 

だが、小腹が空いているのも確かだし、ハナビがシャワーから上がったら何か食べるか……等と考えていると。

 

コンコンッ。

 

突然、ドアがノックされる。

この家にはナルトとハナビ、そしてあの子しかいない為、必然的にノックしてきたのはどちらかとなるが……ハナビならノックせずに入ってくるだろうし、ならば残るは。

 

「ち……ちょっと待ってくれ!直ぐに着替え……じゃなくて!髪整えるから……オアッ!?」

 

がちゃり、と扉が開く。

そこにいたのはナルトが想像していた人物ではなく……いたずらが成功してニヤけた笑みを浮かべているハナビであった。

緊張が解け、手に持って下半身を隠していた毛布が地面へ落ち、47cmもあるナルト自慢のモノが顕となる。

 

「……ぷふっ!驚いた?ノックして入ってくるのはあの子しかいないもんねー、やっぱりそんな姿、あの子には見られたくないんだー♪」

 

悪戯っ子のような笑みを浮かべ、楽しそうに笑うハナビを横目にナルトは大きく肩を下ろす。

自分が想定していた最悪の事態よりはずっとマシだが……どうにもムカッ腹が収まらない。

 

「ハーナービー……お前なッ!」

「そう怒らないの……それよりも見て、これ」

 

ナルトの怒りが有頂天に達する前にハナビは部屋に入る。ハナビの姿を見たナルトはすっかりと怒りが収まると同時に収まった筈の性欲がムクムクと沸いてくる。

生地の薄いドレス、辛うじて水玉模様であると判別できる紐のようなビキニ。その淫らな姿を見ただけで多くの男は気絶してしまう……そんな想像すらさせる。

 

「どーやらナルト君、この格好気に入ってくれたみたいね」

「……あぁ、最高だ」

 

腰と大きな尻を振りながら歩き、薄いドレス越しに太股から尻、尻から胸に、そして胸から顔へ彼の視線が移るのを感じた。

ナルトも大きく反り立った逸物を彼女に見せつけながら、ドアまで歩き鍵を閉める。

 

がちゃり。

 

その音が部屋に響くと同時にハナビはナルトへと飛び付いてベッドへ押し倒す。

唇を重ね合わせ、舌を絡ませて、秘部を彼の股へと押し付けながら擦り込み、ムクムクと彼の逸物は元気を取り戻し、長さは55cm、太さは2Lペットボトルと同程度まで大きくなる。

妻や他の女を相手する際は変化の術を用いて小さくする必要があるが、ハナビ相手ならば問題ない。

ハナビとは、まだ彼の逸物が規格外の大きさとなる前からの付き合いだ。数え切れない程に抱かれたその体はナルトの逸物を全て納められる程に改造されていた。

 

「ナルト君、好きよ」

「俺もだ、お前以上に相性がいい女は他に知らない」

「体だけ?」

「全部だ。お前の心も、性格も……全部、俺を虜にしてるってばよ」

「私もよ。ナルト君の全部が好き、姉様に本気のナルトさんを渡してたまるもんですか」

 

はっ、と表情を変え、ナルト君……と言い直そうとしたところで、今度はナルトがハナビの唇を塞ぐ。

与えられる愛に身を委ねながら、ハナビは正妻である姉に対抗する為にナルト君と言い出したことを思い出すが……彼から与えられる愛と与えられた時間を考えるとどうでもよくなってくる。

 

「ぷはぁ……❤ナルトさん、好き……しゅきっ❤」

 

キスを終え、互いの唇から透明な糸が伸びる。

ナルトは彼女の尻と太股を撫でながら虚ろな、淫蕩に染まった瞳の彼女の頭を優しく撫でる。と、かちんと動きを止めてナルトの股座へ顔を近づける。

 

「っ❤」

 

それは夫婦間での……正確に言えば、何万回も体を重ねた二人の間だけで伝わる合図。

目の前には異常なまでに大きいナルトの逸物、普通の女ならばこれを咥えるのは不可能だが、初めて体を重ねあってからほぼ毎日10回以上、ナルトの相手をしているハナビの体は膣だけではなく、口も尻穴も……ナルトのモノを受け入れられるように成長していた。

 

「んぇ……ちゅっ❤ちゅばっ、じゅるるぅ❤」

 

逸物を目の前にすると、ハナビは直ぐ様握り拳程度の大きさの睾丸を咥える。

興奮しきっているハナビの長い舌は強く熱を持ち、その熱を通じて睾丸は精子を産み出し、逸物はより大きく、より固くなる。

 

「ぷはぁ❤」

 

完全に勃起すると、ナルトの逸物は60cmにも達した。

流石のハナビもこれを咥えるのは困難……ではない。舌を舐めずり、まずはアイスキャンディを舐めるように根本から亀頭に舌で逸物を舐める。

一回、二回……五回ほど舐めると尿道から透明な液体が溢れ出る。それを確認すると一気に逸物を咥え、出来るだけ喉の奥まで飲み込む。20cm程、飲み込むと流石のハナビも限界に達してしまい、それ以上は飲み込めなくなるが……咥えられていない肉棒を姉よりは小さいが、それでも十分大きい胸で挟み、イヤらしい音を立てながら逸物を啜る。

 

「ずるっ❤じゅずずずっ、ぷぼっ❤ぼぴゅっ❤ぬぶっ❤」

 

長い舌を逸物に絡めながら、頭を上下に動かし始める。

しっとりと柔らかい胸はナルトの逸物を優しく包み込む。両側から手で挟み込み、頭が上下に動く度、胸も上下に揺れ、逸物を刺激する。

ハナビはナルトの弱い部分も、好きな行為も知り尽くしている。だからこそ……びくりっ、と逸物が一回り大きくなる。

 

「んぶっ❤」

 

そこから溢れ出るモノを一滴残らず、胃に納める為、ハナビは無理して喉の一番奥まで詰め込んだ。

気管が規格外の逸物に塞がれ息が出来ない。酸素が足りないと脳がクラクラと震える。

だが、そんな忠告を無視してまで彼女は喉で逸物を締め付け……その時が来た。

 

──ぼびゅっ!びゅるるる!びゅぶっ!どびゅどびゅっ!!

「ぶひゅっ……❤」

 

一番奥まで詰め込んだことで胃に直接、精液が流し込まれる。青臭い精液の臭いが胃から立ち上ぼり、鼻孔を刺激した。

ナルトの精液はハナビの胃を満たしても止まる気配はなく、射精の勢いが緩やかになると同時にゆっくりと逸物を引き抜くが……鈴口ギリギリまで引き抜いたと言うのに吐精が収まる気配はない。

口一杯、頬一杯まで精液を溜め込んだが、ナルトの吐精は収まりを見せず、そして。

 

──ぶりゅっ❤

「……っ❤」

 

口では収まりきれない精液が鼻から溢れ出る。そこで漸く、吐精は収まりを見せて、ゆっくりと慎重に……口の中に溜まっている精液が溢れないように逸物を引き抜き。

 

「んぁ……❤」

「おーおー、よく搾り取ったもんだってばよ」

 

口の中に溜め込んだ精液をナルトに見せた。

彼の精液は半固形状のまるでゼリーのようにプルプルとしている。精子の数も膨大であり、口の中を精子達が泳いでいるのが感じられるほど新鮮であった。

 

「……よしっ、飲んでいいぞ」

「……❤はじゅ……くちゅくちゅっ❤」

 

ナルトの許可が出ると同時に溜まっている精液をゆっくりと……形を崩すだけ、喉越しを良くする為、水っぽくならないように優しく噛む。

その度にぷつぷつとゼリーが崩れていき、青臭い臭いが鼻から突き抜ける。

 

──ごくりっ……❤

 

喉元を過ぎて、胃に到達してもその存在感は薄れない。彼女は他の男に抱かれたことないので経験したことないが、ナルト以外ではこんな濃く、美味しい精液を出してはくれないのは簡単に想像がついた。

 

「ごちそうさまでした❤とっても美味しかったわ、ナルトさん❤」

「お粗末様でした……さてと、そんじゃあ次は俺の番だってばよ」

 

その言葉と共にハナビをベッドに押し倒す。

ビキニをずらし、くちゅくちゅと膣口に鈴口を押し付ける。明らかに自分の体よりも大きい逸物を見ても、ハナビは楽しそうに……期待に満ちた瞳でナルトを見つめる。

 

「きゃっ❤もー……ナルトさんってば❤そんなに私の体が恋しかったの?」

「当たり前だろ?お前のフェラは気持ちいいが……お前のマンコ以上、俺の逸物にあってる穴はないってばよ」

「変態っ❤」

「それを言ったら姉の夫と何万回も関係持ってるお前の方が変態だな」

「変態じゃないもん❤ナルトさんとは姉様が結婚する前から何万回も関係持ってたから……こうして関係持つのは自然なことよ❤」

 

小悪魔的に楽しそうに笑うハナビ。だが、その体は正直そのものであり、秘部からは触ってもいないのに愛液がタラタラと垂れ流しており、慣れ親しんだ逸物を求める。

 

「だから早く❤早くちょうだいっ❤ナルトさんのおちんぽ❤極太ちんぽ、私の膣内にぶちこんで❤」

 

二人の間に前戯は必要ない。ハナビは彼といるだけで交尾の為の準備は整い、ナルトも彼女を求めて日々の激務に耐えられていた。

 

「たくっ……少しの我慢もできないのか?仕方ない淫乱だ……な!」

 

その言葉と共に逸物をハナビの淫肉へとぶちこんだ!

異常すぎる大きさの逸物をハナビの膣は全て受け止める。ほぼ毎日、十回以上抱かれているハナビの膣はナルトの逸物を受け入れられるよう骨盤が広がり、内臓は押し上げられ、子宮は柔らかくなり逸物を受け止める。

膣肉はナルトを喜ばせる為に強く逸物を締め付けるが、愛液はダラダラと零れ続け、潤滑油となって動きやすくなり、ナルトに、ハナビに心地好い快楽を与えた。

 

「んぉおっ❤おっ❤おぁ……❤ナルト、さんっ❤ナルトさんっ❤」

 

ナルトもハナビも年齢的にはまだまだ若い部類に入るだろう。体力の衰えも感じていないし、このまま精力任せのセックスを楽しむのも良いだろう。

だが、二人は最初はそれを望まず、じっくりと……ゆったりと、時間をかけて愛し合うことにする。

 

「んっ……❤んんっ、くはぁ……❤れろっ、ちゅずずっ❤ じゅるるるっ❤キス、もっとぉ❤」

 

口づけを交わしながら、ハナビの弱い部分を優しく攻め立てる。子宮口の内側、特に入り口付近が彼女の弱点だ。

ナルト用に調教された彼女の子宮は本来開かない筈の子宮内への入り口を逸物を受け入れる為に開かせていた。

 

「あっ❤んふぅ……❤好き、子宮グリグリされるの好きぃ❤くぅぅ……あっ❤ぁぁあああ……❤」

 

一突き毎に口から零れる喘ぎ声を楽しみながらナルトは静かにハナビを愛する。

一回一回、腰を振る度に正確に弱点だけを突く。勿論、一ヶ所を責め続けるのではなく子宮内の入り口、Gスポット、ポルチオ……彼女の弱点と言える場所を入念に、一ヶ所残らず楽しみ尽くす。

 

ナルトはハナビの弱点を知り突くし、ハナビもナルトがどうすれば楽しめるか知り尽くしていた。

だから普段の彼女では考えられないような喘ぎ声を出し、姉では満足できないだろう彼の性癖を、性欲を満たす。

ナルトもその献身に答えるべく、己の愛を彼女へ与えていた。

 

「ハナビ、そろそろ射精すぞ!」

「らしてぇ❤わらひの子宮に❤卵子に❤ナルトひゃんの精液、ぶっかけてぇ❤」

 

与えられるモノを一滴も逃さぬよう、足をナルトの腰に絡め、逸物を強く締め付け、子宮で亀頭を咥える。

そして、その時は来た。

 

──ぶびゅっ!どびゅどっぴゅっ!びゅぷっ!びゅぶぅ!びゅぶぶぶっ!!

「か……ひぃ~~~~~っ❤❤❤」

 

子宮が焼ける、脳がドロドロに溶ける、まるで自分と言う存在が消えていくような感覚で満たされる。

(……あぁ❤本気のナルトさんを味わえないなんて可愛そうな姉様❤)姉への優越感とナルトの雌であるという幸福感に満たされながらハナビは何度も、何度も……絶頂を迎える。

そして射精がある程度、収まったのだと感覚で理解すると。

 

「ん?どうしたんだってばよ?」

「も……もー……一回❤もう一回、しましょ❤ナルトさん❤」

「へへっ、心配しなくても日が昇るまでは相手してやるってばよ、覚悟しろよ?」

「……んっ❤」

 

あぁ……自分はなんて幸せなんだろう、愛しき人(ナルト)の子を授かり、彼に誰よりも愛される。

正妻の立場は手に入れられなかったが、それでもハナビは幸せだった。

 

「んぉおっ❤な、ナルトさん❤はげ、激しいっ❤あっ❤あはぁ❤おっ、おぉおんっ❤んっ、んんんんんっっっ❤❤❤」

 

最初のゆったりとした交尾が終わり、次は激しく愛される番。

ベッドの上で喘ぎ、互いを楽しませながら時間は過ぎていった。



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ヒナタが勇気を出したらヤベーことになった話

──それはナルトがアカデミーに入学して数年経ったある日のことだ。

 

「な……ナルト君っ!?よければ、その……えと、今度の日曜日に……わ、私の誕生日会に……その、来て……くれない?」

「……は?」

 

いつも通り、授業が終わり……珍しく補習や居残りも無かったので自主訓練をしようと帰り支度をしていた時、彼女はそんなことを言ってきた。

彼女の名前は日向ヒナタ、ナルトの同級生であり、特に親しくもない女子だ。

ナルトとしては寧ろ、彼女には嫌われているものだと思っていたが……何故、自分を?と思ってしまう。

 

「あの、えと……く、クラスの皆も……一緒、だし……その、あの、用事とか……入ってる、かな?」

 

顔を真っ赤にして、もじもじと話す彼女の話を聞く限り、自分以外のクラスメイトは彼女の誕生日会に参加するので、唯一誘っていない自分を誘いにきた……と言ったところだろうか?

どんな思考があれ、親のいないナルトにとって用事などないに等しい。素直に提案を受け入れよう。

尚、実際はナルトを誘う練習として彼以外のクラスメイト全員を誘っただけなのだが……閑話休題。

 

「おう、別に構わないってばよ」

「ほ……ほんとっ!?」

 

珍しく満面の笑みを浮かべるヒナタ。

嫌いな筈の自分に誕生日会に来てほしい等、奇特な奴だ……と思いつつ、ナルトはヒナタから招待状を受け取り、その場から去る。

教室に残されたヒナタは未だに現実だと信じられないのか頬を赤く染めながら夢現で一人、幸福に浸る。

 

「良かった、勇気出して……本当に良かった……!」

 

彼が自分の誕生日会に来てくれるなんて正直、想像もしていなかった。恐らく、勇気を出さなければ、こんな日は一生こなかっただろう。

──だが、彼女は知らない。彼女が出してしまった勇気によってナルトと彼女の妹の運命が大きく変わってしまうことを。

 

・・・

 

「うんめぇ!なんだこれ、こんな美味いもん食ったことないってばよ!」

 

そして運命の日曜日、ナルトは日向邸にいた。

そこにあったのは今まで見たことも食べたことのない料理の数々。生まれてから一度も見たことない綺麗な調度品の数々。少し別のところへ視線を向ければ障子戸や欄間の細工は凝ったもので見えないところにもお金をかけていることが伺えた。

……最も、ナルトが夢中になっているのは用意された様々な料理だけだが。

 

「まさかラーメンと同じくらい美味いもんがあるとは……しかもこんなに用意出来るなんて、ヒナタん家すげぇ」

 

肉料理を粗方、食べ終わり次は魚料理に手を伸ばす。

大雑把な調理法が多かった肉料理とは違い、魚料理は煮付けや香草焼き、アクアパッツァ等の繊細な料理が多い。

特にナルトが気に入ったのはカルパッチョだ。一皿一皿の量は少ないが、香辛料とソースのバランス、鮭と一緒に口に入れる新玉ねぎの食感が素晴らしい。

 

一皿食べ終わったので、次の一皿へ……と手を伸ばそうとしたが、ふと何処から声が聞こえた。

それはいつもの“声”。ナルトが聞きなれてしまった大人達の“声”であった。

 

「……あの子って例の」「まるでマナーがなってない、やっぱり……」「ここが何処から分かってるのかしら?」「場違いにも程があるだろ」「とっとと消えてくれよ……」

「………………っ」

 

──あぁ、聞き慣れたつもりだったのに。やはり、どうにも無視はできない。

大皿を一枚取り、そこへ並べられている料理を適当に取り、会場から去る。

涙は流さない、流したところで大人達は何の興味も、意味もなさないことだとナルトは知っていた。

 

・・・

 

「……あれ?ナルト君は?」

 

暫くしてパーティ会場に入場したヒナタだが、そこには彼女の思い人の姿はなく、いるのはクラスメイトの面々と里の有力者とその子息達ばかり。

会場が広いこともあって隅にいる可能性もあったが、目立ちがり屋な彼ならば隅にいるとは考えづらい。

トイレにでも言っているのだろうか?等と考えてしまうが……ふと、隣にいた五つ下の妹が話し掛けてくる。

 

「ナルト君……って姉様の思い人でしたやね?」

「お……思い人って!?そ、そんなんじゃないよ!ナルト君は、その、えと……」

 

顔を真っ赤にするヒナタを横目に彼女……日向ハナビはナルトについて思い返す。

彼女は、そのナルトについて詳しく知っているわけではない。姉からも思い人であること、特徴や人柄を聞いたくらいで詳しい人物像も知らない。

だが、いい人であるのは確かなようだし、何よりも彼は姉の思い人なのだ。せっかく姉の為に開かれたパーティだ、姉には楽しんでほしい。

 

「姉様、私ナルトさんを探してきます!」

「えっ?は、ハナビ?ちょっと待って!ナルト君には、その……!」

「大丈夫です!姉様の気持ちは伝えませんから!」

 

このパーティは姉の誕生日を祝うのと同時に花婿探しも兼ねている……らしい。

であれば主役である姉がパーティ会場からいなくなるのは不適切だし、自分が探しに行くのは当然であろう。

 

「ハナビ様!お待ちを……きゃっ!?」

 

女中達は彼女を止めようとするが、人波に押されてそれは叶わない。

小さい体を生かしてするすると人波をかき分けるハナビは彼女達を振り切り、パーティ会場を抜け出した。

 

・・・

 

パーティを抜けたハナビは姉から聞いたナルトの特徴を思い出す。確か、里ではあまり見ない金髪でツンツン頭の小さめの少年。

そんなに分かりやすい特徴を持つならば直ぐに見つかると思ったが……パーティ会場周辺にはいなかった。

もしかして来ていないのでは?と思い、近くにいた招待客へと声をかけると。

 

「ナルト?あぁ、例の少年ですか。彼ならば身の程を知ったのか、出ていきましたよ」

「……身の程?」

「えぇ、彼のような存在はこの場に相応しくありませんからね。消えて当然……寧ろ、漸く消えてくれてヒナタ様もご安心したところでしょう」

 

……子供相手に大人が持つとは思えない敵意を感じる。いや、それだけではない。不快感や蔑視、軽蔑……様々な敵意を持たれているようだ。

他にも数人の招待客へと話を聞くが、どれも同じような反応を返すばかり。

いったい彼は大人達に何をしたのだろうか?と疑問を抱くが……同時に彼らへの強い嫌悪感を自分が抱いているのに気が付いた。

こんな大人になりたくない、なるべきではない。そう決意し、ハナビは最終手段を使うことにした。

 

己の眼にチャクラを集中させる。それと同時に目の周りの血管がピキピキと浮かび上がり、ハナビの視界が急激に広がった。周囲の壁は透過し、チャクラの残り香や消えた筈の足跡すらその眼には映り込む。

日向家の血統限界“白眼”だ。彼女達の眼はそれが発動している間、360゚の視界と透視能力、更には望遠能力すら兼ね備える。

彼女の瞳は日向邸を駆け回り、ナルトを探し始める……と。

 

「……?」

 

ふと、違和感を感じた。その違和感が何なのか理解できなかったが……考える間も無く、ナルトらしき少年の姿をその瞳は捉えた。

彼は一人、中庭にある大岩の上で食事をしており、周りには誰もいない。

 

「……よしっ」

 

彼の居場所を確認すると白眼を解き、直ぐ様庭へと走り出す。

ハナビの中にあった違和感は既に消えていた。

 

・・・

 

ナルトは一人、月を見ながら残った料理を食べていた。

……一人でいると思い返すのはパーティ会場にいた大人達の言葉と態度。別にいつも通りだから気にしていない。

……気にしていないと思うが、こうしてパーティ会場から逃げて、一人で月を見ているのは気にしていないと言えるだろうか?

 

「……シッ!」

 

思考が泥沼化する前に頬を叩いて気合いを入れる。

ウジウジと悩むなんて自分らしくない、他人がなんと言おうと自分は自分だ。

自分の夢を叶えれば、きっと──と、そこまで考えを巡らせたところで。

 

「漸く見つけました!貴方がナルトさんですね?」

「ん?おう、そうだってばよ」

 

誰かに話しかけられた。振り向いて確認すると、その人物は自分よりもずっと小さな少女。年齢は4から5……くらいだろつか?

その瞳は日向家特有の白い瞳であり、このパーティの主演であるヒナタの関係者であると伺えた。

 

「えと……お前は?」

「あ……すみません、私は日向ハナビ。姉様……日向ヒナタの妹です」

「ハナビちゃんか!よろしく頼むってばよ」

「こちらこそ……ではなくて」

 

……姉を思うならば、直ぐにでも彼をパーティ会場へ連れ戻すべきなのだろう。

だが、姉の話を聞き、そしてあの大人達と話して、ハナビは彼と話したくなった。

同じように大岩の上に座り、ハナビは彼のことをじっ……と観察する。

 

「な……なんだってばよ」

「いえ、なんでもないです」

 

彼の瞳は里でも珍しい青色の瞳、明るい金髪も合わさって一度見たら忘れられない容姿だ。

人当たりも良さそうであり、大人達が唾棄して嫌うほど悪い人物にも見えない。

見えないからこそ──。

 

「……ごめんなさい」

 

思わず、そんな言葉が口から溢れた。

 

「ごめんなさい?なんでハナビちゃんが謝る必要があるんだ?ハナビちゃんは何もしてないだろ?」

「い……いえ、その、なんと言うか……ナルトさんに不快な思いをさせてしまったので。こちらが招待したお客様のしたことですし、謝った方がいいかな……って」

「……今何歳ってばよ?」

「へ?今年で6つになりますが……」

 

今年で6つ、つまりは実年齢は5歳。

それなのにこんなにしっかりしているとは。自分が彼女と同い年の時……自分はどんな風だっただろうか?と考えてしまう。

 

「ハナビちゃんって、しっかりしてんだなぁ。俺とは大違いだってばよ」

「そんなこと……ないです。日向家の後継ぎとして、しっかりするように……って父や母に教育されただけですし」

「そう出来るのが凄いんだって、もっと自分は凄いんだって自覚してもいいってばよ」

 

優しく、頭を撫でられる。

彼の手は姉や母のように柔らかい訳ではない、寧ろ父のようにゴツゴツとして痛いくらいだ。

だけど……そう何故だか。

 

「……んっ」

 

凄く……気持ち良かった。

思い返せば暫くの間、誉められたことはなかった。どんなに厳しい訓練を乗り切っても、父には日向宗家の後継者として当然と誉められず、少しでもミスをすれば打たれることもあった。

母と父に過度に誉めないように言われているのか、優しく接してくれても誉めてくれたことは後継者に任命されてからは片手で数えるほどしかない。

姉はよく誉めてくれるが、それを見つかる度に父に打たれる姉の姿を見ると、無理して優しくしないでほしいと思ってしまう。

 

故に……こうして純粋に人の優しさに触れ、受け入れられるのは凄く、久しぶりだ。

 

「……ナルトさんは」

「おっ?」

「ナルトさんは、どうしてそんなに前向きに入られるんですか?貴方の事情を私はよく知りませんが……大人達に酷い敵意を向けられて、どうして私に優しくしてくれるんですか?」

「そんなの決まってんだろ」

 

彼は大岩の上で立ち上がり、夜空に浮かぶ満月に向かって吠え立てる。

 

「俺は絶対!火影になる!火影になって皆に俺のことを認めさせてやる!だから未来の火影がハナビちゃんに優しくするのも当然だってばよ」

「………………」

 

──あぁ駄目だ、姉が惚れてしまった理由が何となく分かってしまう。

頬を赤く染め、隣に立つナルトのことをじっと見つめる。

まだあって間もない自分に優しくしてくれ、理由も分からぬ悪意を向けられているというのに前向きで、己の夢に邁進している彼という人物を知ったら……他の女は兎も角、自分は彼を好きになってしまう……いや、好きになってしまった。

 

「な……ナルトひゃん、姉様も心配していると思いますし……あの、そろそろパーティ会場に戻ってはどうですか?」

 

自分の顔が真っ赤になっていることに彼は気がついていないだろうか?変なこと言ってないだろうか?ドキマギしながら彼の様子を見ると、ナルトは気にしていないようで。

 

「おう、ずっと抜けてちゃ誘ってくれたヒナタにも悪ぃしな」

 

笑顔でそう答えると大岩の上から飛び降りて……かちりっ、何処からかスイッチが押された音が中庭に響く。

 

「へっ?」「えっ」

 

それと同時に大岩を中心とした周囲3m程の範囲がぐるりっ、と一回転。

突然のことで反応できなかった二人はそのまま暗い穴底へと引き込まれる。

 

「きゃああぁああっ!?」

「ハナビちゃん!こっちに……しゃあ!」

 

穴底へと滑り落ちながらナルトはハナビを抱き寄せる。

暗い暗い、先の見えない闇の底。そこに存在するのは──。

 

・・・

 

「いつつ……ハナビちゃん、大丈夫ってばよ?」

「は……はい、何とか……」

 

そこは真っ暗な、何も見えない空間だった。

幸いと言ってはなんだが、落ちたと言っても只管スロープを下っただけの為、ハナビに怪我はなく、ナルトはと言うと軽い擦り傷が幾つかできただけで行動に支障はない。

 

「にしても……ひでぇ目にあったってばよ、ここは何処なんだ?」

「……心当たりがあります」

 

ポツポツとハナビは語り始める。

日向屋敷は木の葉の隠れ里創設時から存在している古い屋敷であり、時代によっては禁術や危険な忍具、宝物等を守る為にも使われたという。

その為、それらを守る為の罠が日向屋敷には多数設置されており、当主である父ヒアシも把握できない程だ。

お陰で稀に女中や分家の者達が罠にかかり酷い目にあったり、ハナビ達であっても未発見の罠に掛かり怪我をすることもあるという。

更に酷いのは白眼等の血統限界対策もされている為か、それらで見抜くことは不可能であり回避するには兎に角、罠の配置を覚えるしかない。

 

「……もしかして俺が踏んだ罠も未発見の罠だったり?」

「……恐らく」

 

ナルトは思い出す。

招待状を見せた際、女中らしき者達から「係員の案内に従い、無闇に壁や調度品に触らないように」と言われたことに。

あれは屋敷を荒らされないように忠告したのではなく、招待客を危険な目に合わせないものだったのかと今更ながら気が付いた。

 

「あぁー!どうすればいいんだってばよー!こんな真っ暗な中、どうやって帰りゃいいんだー!?」

「いえ、無理に移動する必要はないです」

「移動する必要はないって……まさか、ここで一生暮らすつもりなのか!?」

「暮らすつもりもないです。女中や分家の者が屋敷内で行方不明になることは多々あるので父も私がいなくなったことに気がつけば救援隊を組んで助けに来てくれる筈です、なので私達は入れ違いにならないようにじっとしているのが得策かと」

「……ほんとしっかりしてなぁ、ハナビちゃん。年下に見えないってばよ」

 

だが、そうするにしても幾つか問題はある。

 

「……どれくらいで助けに来るか分かるか?」

「多分……短くて半日、長くて一週間くらいでしょうか」

 

……遭難下の状況で水がない、しかも水の確保も儘ならないというのが一番の問題だ。

アカデミーの授業によると、人間は水なしでは五日も持たないという。更に言うなら同行者であるハナビはまだ幼い少女だ、水なしでは五日どころか三日も持たない可能性もある。

 

「……俺が何とかするしかねぇか」

 

ナルトは思い出す。確か、実技の授業で一度だけ見たことある水遁の術の印は……と記憶を巡らしていると突然、周囲が明るく染まった。

光源に目をやると、どうやらハナビが光源の術を使ったようだ。

光に照らされると、この部屋が何かの倉庫であることや小さな箱や巻物、書物が雑多に置かれていることが判明する。

だが、ナルト達の目に止まったのはそんなものではなく、部屋の隅に置かれているナルトの身長よりも大きな水瓶であった。

 

「……ハナビちゃん、もしかしてアレに水が溜まってたりしてんのかな?」

「ま……まさか?何年も前の倉庫みたいですし、水瓶はあるとしても中の水は蒸発して……──」

 

開けてみると、そこにはたっぷりと水が溜まっていた。しかも腐っている様子はなく、新鮮そのものだ。

 

「……入ってましたね」

「と、とりあえず水は確保できたな!後は飯だけど……何かないか、部屋の中探してみるか」

 

ナルト達どころか、今の日向一族の者は知らぬことだが、この倉庫はかつて初代火影である千手柱間と二代目火影千手扉間が開発した忍術や忍具を保管するための倉庫である。

この水瓶もその一種であり「大きすぎる」「重すぎる」「そもそもコストが高すぎる」等の多すぎる問題点を目を瞑れば、ほぼ無限に水を産み出すことが可能な品なのだ。

 

ハナビが部屋の中を探索していると漫画雑誌程度の大きさの箱に飴玉サイズの茶色い塊が入っているものを見つけた。

近くにあった巻物によると、これは有事の際の保存食として作られたものらしい。

巻物の内容のことを信じるならば三百年は保存できるらしいので、まだ食えるだろう。

 

「ナルトさん、そっちは何か見つけましたか?」

「い゙っ!?いや、何も見つけてないってばよ!?」

「…………」

 

怪しい、その様子では保存食を見つけたわけではなさそうだが……まさか彼でも使えそうな危険な忍術でも見つけたのだろうか?

短い間だが、彼と接してそのようなことをする人物だとは思えないが……。

 

「一応、何を見つけたか確認させてもらいます!」

「あっ!?ちょ、やめ……!」

 

ナルトの持つ書物を奪い去り、その中身を確認する。

突然のことで反応できなかったナルトは頬を赤らめながらハナビの動向を見つめる。

 

ハナビが見た書物の中身、それは──春画であった。中身はとてもじゃないが、表現しかねる程にドギツい内容であり、ナルトがそれを見られたくなかったのも納得であった。

だが、ハナビはと言うと……。

 

「なんだ、ただの絵巻じゃないですか。何を恥ずかしがる必要あるんですか?」

「……へっ?」

 

子供っぽくない性格だと思っていたが、どうやら性知識に関しては年齢相当だったようだ。

恥ずかしがる様子を見せずにペラペラと春画を捲り続ける。

 

「別にこれくらいなら恥ずかしがる必要は──んっ」

「ハナビちゃん?」

「いえ、なんでも……ふぅ❤はぁはぁ……なんでも……ない、筈……なんれすがぁ❤」

「お……おい?どうしたんだってばよ?」

 

彼らは知らぬが、この春画も初代火影である千手柱間が作った忍具である。

正確に言えば意識的に作ったわけではないが……彼がこの春画を読んでいた際、そのチャクラと細胞が春画に宿ってしまったのだ。

この忍具の効力を一言で言えば、読んだ者の性欲を上昇させる効果を持っていた。

 

「な……ると、さん❤私の体、おかしい……です❤体がポカポカして……なんだか……んっ❤」

「……ごくりっ」

 

頬を赤く染め、顎からつー……と汗が垂れる。

自分よりも幼く、春画を見てもただ絵巻にしか見えない程度の性知識しかないこの少女にナルトは興奮していた。

 

「ナルトさんが……ほしい、ですっ❤私のこと……好きにしてください❤」

「は……ハナビちゃん!」

 

己の性欲に身を任せて、ハナビを固い土の床へ押し倒す。……押し倒したは良いものの、ここから先どうすればいいのか……ナルトの性知識はそこまでなかった。

先ほど読んだ春画を思い返しながら、次はどうするべきなのか探る。確か、女を押し倒した後は……。

 

「パンツ、脱がすってばよ」

「……はいっ❤」

 

パンツを脱がし、女性の股の間を舐めていた。ならば自分も同じように舐めるしかない。

 

──くちゅりっ❤れろっ、じゅるるっ❤

「~~~っ❤」

 

ナルトのざらざらとした舌はハナビの秘部を確実に刺激し、快楽を与えていた。

その快楽は今まで感じたどの快楽よりも強く、優しさを感じられ……びくりっ、と体が震えてハナビは絶頂する。

絶頂したことで愛液が奥から溢れだし、ナルトの舌を楽しませた。

 

「ハナビちゃんのここ……うめぇ、もっと舐めたくなるってばよ」

「わらひもっ❤気持ちいい……れすっ❤もっとぉ❤もっと舐めてくださいっ❤」

 

何度も、何度もナルトの舌によって絶頂を迎える。

十回も達する頃にはハナビは力なく倒れ込み、ただ只管愛液を垂らすだけ……が、ふと、とあるものにハナビは目を奪われる。

 

「はぁはぁ……っ❤」

「ふー……ふーっ!」

 

──それはナルトの下半身、もっと言うならばズボンをテントのように持ち上げているモノであった。

なんであぁなっているかは分からない、だが女の本能がハナビに訴えかける。

アレは今の自分に必要なものだと。

 

「ナルト……さんっ❤ナルトさんっ❤」

「うわっ!?」

 

そうと決まったら行動は早かった。力の抜けた体を無理矢理動かし、ナルトを押し倒す。

同時に歯でズボンを噛み、パンツごと無理矢理脱ぎ下ろさせた。

 

「ちょっ……何してるってばよ!?」

「分かりま、せん❤分からないけど……多分、大事なことなんですっ❤」

 

露となったナルトのモノは未来の彼の逸物と比べると、非常に常識的な大きさだ。

皮を被り、大きさも中指程度、太さも親指程度しかない。これならば……と、喉をごくりっと鳴らし、一気に口の中に頬張った。

 

「ぐぉっ!?は……ハナビちゃん、そんなところ舐めて汚な……ぉっ!?」

「じゅるるっ、ちゅずっ❤ぐぽ、ぐぽっ❤お互い、ずずっ❤様でぇ……ちゅびっ❤すよ❤」

「お互い様って……俺は春画の通りに舐めただけだってば……んんんっ!?」

「ちゅぶっ❤じゅるるるっ❤」

 

次の瞬間、ハナビの口の中を青臭く、ネバネバとした白い液体が満たす。それがナルトが精通した瞬間であった。

くちゅくちゅとゼリーのような弾力を持つそれを噛む。味は決して美味しいとは言えなかったが、不思議とハナビは嫌いになれない。寧ろ、空きな味だった。

 

「……ごくりっ❤ぷはぁ……ごちそうさまでした」

「な……なぁ?ハナビちゃん?よく分かんねぇけど……俺の小便飲んで大丈夫なのか?」

「良く分かりませんが……多分、大丈夫だと思います。おしっこみたいな臭いしませんでしたし……それよりも❤」

 

じっ、とハナビは熱り立った彼のモノを見つめる。

まだまだ射精したりないようで、切なそうに小さく震えていた。

 

「もう一回、しますか?白いおしっこ、私の口の中にビュービュー出しちゃいます?」

 

きゅんきゅんと、熱くたぎる股間の疼きを無視しながらハナビは空っぽになった口の中をアピールする。

自分の口へ、また貴方のモノを入れてほしい。自分で満足してくれ。私を使ってくれ。

だが、ナルトはハナビの予想に反して、ハナビのことを押し倒した。

 

「ひゃ……ナルトさん?どうしましたか?」

「……分かんねぇ、分かんねぇけど」

 

固くなっている逸物をハナビの股間に押し付ける。

彼自身、まだまだ幼い為、性知識……子作りのやり方を知っているわけではない。

先ほど見た春画も子作りの絵までは見ることができなかった。

だが、本能が彼を突き動かす。ハナビの小さな股へと固くそそり勃つモノを挿れろ、己の遺伝子を彼女に刻み付けろと。

 

「多分、こうするのが正しいってばよ!」

「ひ……ぎぃいいぃぃいいぃっ❤」

 

獣性の赴くままナルトはハナビの肉を裂き、小さなモノで……いや、逸物で彼女のことを満たす。

股の間からは小さく血が滴り落ち、処女膜を破られたのだと示していた。

だが、それによる痛みはない。いや、正確に言えば一瞬だけ痛みは存在していたが、同時に襲い掛かった強烈な快楽と幸福感、充足感に満たされ、痛みなど消し飛んでしまった。

 

「おっ❤ぉおおおっ❤ナルトさんっ❤なるとひゃん❤」

「ぐぅぅ……!なんだってばよ、これ……!こんなに気持ちいいもん、初め……ずっ!?」

 

異物を締め出そうとハナビの膣は逸物を締め上げる。愛液により滑り毛を帯びたそれは気を抜くと、ずるりっと抜け出てしまいそうであり、ナルトも負けじと膣を掘り進める。

本能に任せた只管、腰を振るだけの激しいセックス。そこに相手を思いやる気持ちも、愛情も存在しない。

ナルトはハナビの腹に子孫を残す為、ハナビはナルトの子を腹に宿す為、その為だけの獣の交尾。

 

「あっ❤あぁーっ❤ナルトさん、ナルトさんっ❤」

「ハナビちゃん……!ハナビ、ハナビぃ!」

 

お互いに言葉はない。相手の名前を呼び合い、その快楽を、悦びを互いの器に満たしていく。

頭の中は今が危機的な状況であることすら消え去り、互いのことしか考えられない。己の全てがナルト(ハナビ)で満たされていく。

 

「……っ、ひぃいい❤」

 

突然、腹の奥からナニかが降りてくるような感覚が響く。

それは何か?子宮が、精液を求めて降りてきたのだ。

本能的に理解できる、自分の腹は精液(アレ)を求めているのだと。アレがなければ自分は達することができないと。

本能的に理解できる、突然現れた柔らかい所(子宮)へ白い小便を出さないと満足できないと。そうしなければ目的を果たせないと。

 

「だ……射精してっ❤射精して、ナルトさん❤私の膣内(なか)にっ❤いっぱいっ❤びゅーびゅーしてぇ❤」

「勿論……だってばよ!受け取れ、ハナビぃ!」

 

──びゅぶっ!びゅるるるっ!びゅぶぅぅうううっ!!どびゅっ、どびゅ!!びゅっ、びゅうぅぅぅっ!

「あっ……❤ぁはあっ❤」

 

腹の中が暖かいモノに満たされる。

その幸福感は初めてナルトの逸物を入れられた時とは比べ物にならない。

彼の(モノ)になれたのだと、彼の子を授かるかもしれないと、本能的に感じる。

──あぁ幸せだ、幸せすぎて頭が可笑しくなりそうだ。

 

「……ハナビ、もっかい行くぞ。何度も何度もして……絶対にハナビに俺の子供、産ませてやるってばよ」

「はいっ❤私にナルトさんの子供……作らせて❤」

 

──彼も本能的に理解できていたようだ。これが子作りの為に必要な行為であると。

あぁ幸せだ、彼と子作りし……何より番に選ばれたという事実はハナビを満たしていく。

そこに姉への優越感はあれど罪悪感は存在していなかった。

 

・・・

 

その後、ナルトとハナビは救助がくる五日間の間、只管子作りをしていた。

最初の一日は本能に任せた獣のようなセックス、お互いに体力を使い果たすまで体を重ね合わせて三十発程射精した所で同時に気を失い、繋がったまま寝ていた。

 

二日目、三日目は春画を参考にしながらのセックス。それによるとセックスには四十八の体位があり、それを基本に体を重ねるのが一般的らしい。

試しにと、四十八全ての体位で体を重ねたが、幾つかヤりにくいモノがあった為、参考程度にしておくのがいいだろうと二人は判断した。

 

四日目は前日の応用。互いの好きな体位で混じり合いながらの獣のようなセックス。だが、四十八手と本能の赴くままのセックスは相性が悪く、初日のような快楽を得られなかった。

繋がる時間も楽しむことができれば評価は変わるのだろうが、彼らはセックスを覚えたばかりだ。

繋がる時間を楽しむのより快楽を求めるのは仕方のないことだろう。

 

そして運命の五日目、その日の朝か夜か、はたまた夕方か。

二人で食事をしていると、突然 扉が蹴破られて日向家の救援隊が救助に来た。

彼らはナルトに見向きもせず、ハナビの無事を喜んでいた。そして彼女が無傷なのを確認すると一言、迷惑をかけたといい……そのまま地上に連れ出され、ハナビと会話する間もなく家に帰された。

 

・・・

 

事件から数日経ったある日のこと……ナルトが一人で訓練をしていた時のことだ。

秘密の訓練所で火影になる為に忍術や体術、忍具等の訓練を重ねていると……ふと、気配に気がついた。

それはナルトがよく知っている気配であり、振り向くとそこには自分よりもずっと小さな少女、ハナビの姿があった。

 

「お久しぶりです、ナルトさん」

「ハナビ?急にどうしたんだってばよ」

「あははは……実は訓練できなかった五日間分の特訓が漸く終わって休みをもらえまして……だから、その、気を見計らってナルトさんに挨拶しようかなー……なんて」

「……挨拶だけか?」

「っ❤」

 

訓練をやめると同時にハナビは柔らかい枯れ葉のベッドの上に押し倒される。

久々のナルトの臭いが鼻孔を通じて、彼女の脳味噌を揺さぶった。

──あぁもうダメだ❤私はもう彼から逃れられない❤彼もきっと……私を手放せない❤

 

「……ナルトさんのおちんちん❤久々の私の膣内にぶちこんで❤真っ白いおしっこで私のこと満たしてください❤」

 

5つとは思えない淫蕩に染まった声が竹藪に響いた。

それを聞く者はナルト以外存在しない。




もっと短くできなかったのか、私


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ヒナタに隠れてする話

グラブルに嵌まった結果、投稿が遅れました
申し訳ありません


ある日の休日の朝、火影の激務を終えたナルトは自室で疲れ果てて横になっていた。

彼は先代までの火影が行っていた業務に加え、影分身の術で産み出した分身達に複数の業務を任せて、数多く仕事をこなしていた。

その為、影分身を解くと同時に彼らが感じていた疲労を本体である彼に降りかかり、家に帰ると同時に泥のように眠っていた。

……尚、疲れている筈なのに妻であるヒナタと愛人関係にあるハナビと毎日体を重ね合わせているのは置いておく(特にハナビとは本体が毎日十回以上、体を重ねていた)。

 

その為、休日でも早くても昼まで、遅ければ夕方まで寝ているのが大半である。

それが原因で今年で9つとなる息子のボルトとの軋轢が産まれていたが……とある事情から、それは改善されつつあった。

 

「……てばさ!ほら、ヒバナも」「ちょ……駄目で……られるって!」「ふふっ、二人とも元気……」「そうね、子供の……」

 

自室で寝ていると、ふと部屋の外から騒がしい声が聞こえてくる。

それはナルトがよく知る声達であり、それに呼応するようにナルトの瞳は開く。

 

「ふわぁ……おはようってばよ」

「あっ、おはよう。ナルト君」「おはよー義兄さん、良い夢みられた?」

「お陰さまでな」

 

部屋を出て、リビングに向かうと彼のよく知る顔が揃っていた。

中央にある炬燵には空の皿が幾つか並んでおり、昼食を取ったばかりだと理解できる。

炬燵を囲んでいるのは妻であるヒナタと、その妹であり愛人のハナビ。そしてお腹一杯になって眠たくなっているのか、ヒナタの膝の上でウトウトとしている彼女との娘ヒマワリだ。

 

「………………ふんっ」

「ぼ、ボルト君……ナルトおじさんが起きたんだし、その……挨拶した方がいい、ですよ」

 

少し離れた場所にヒナタとの息子であるボルトと、ハナビとの娘であるヒバナがいた。

ヒバナの髪は肩まで伸びており、前髪を三つに分けて髪の間から父譲りの青い瞳でボルトを見つめていた。

全体的に気弱そうな雰囲気を漂わせており、どちらかと言えば叔母であるヒナタに似ていた。性格までは遺伝しないものだと感じさせる。

 

「ヒバナ、行くぞ!親父なんかに負けてられっか!」

「ま……待ってよ、ボルト君!が、頑張るのは構わない……けど!あそこは危な……ひゃんっ!?」

「あーもうっ!なに転んでんだ!ほら、手!早く握るってばさ!」

「ぅぅぅ……はにゃ打ったぁ……い……行ってきまーす……」

 

泣きそうになるヒバナの手を繋ぎながら、ボルト達は家を出ていった。

その様子を見て、三人は微笑ましそうに笑みを浮かべる。

 

「いやぁ……ボルトのやつ、ホント変わったわね。腐ってた頃と比べたら大違いよ」

「だね、これもヒバナちゃんとナルト君のお陰……かな?」

「いや、俺は何もしてないってばよ。全部、あの二人がやったことだ」

 

息子であるボルトは良くも悪くもナルトに似ていた。

特に彼曰く「自分のダメなところ」を濃く引き継いでいるらしく、父への承認欲求からかイタズラを繰り返していた。

戸籍上は従姉妹であり、ナルトが後見人を勤めるヒバナとの仲も自分よりも父に可愛がられている(とボルトは感じていた)こともあり、今では考えられないほど仲が悪かったこともあった。

だが、ある事件を境に承認欲求からのイタズラは鳴りを潜め、ヒバナとの関係も頻繁に一緒に遊ぶほど改善されていた。

 

「ふふっ、なんというか……小さい頃の私とナルト君みたい……だよね?もしかして二人といい感じになったりするのかな?」

「あー……いや、それはどーだろうなー?」

 

腹違いとはいえ、流石に実の息子と娘の結婚……等と言われると、ナルトも頬から汗を垂らし、視線を滑らせる。

そんな様子を見て、ヒナタはくすくすと笑い。

 

「冗談だよ、ナルト君ったら子離れ出来てないんだから」

「でもまぁ……実際、そうなったら面白そうではあるけどね?ねぇ、義兄さん?」

「お、おう……」

 

ハナビの視線から目を背けながら、曖昧な返事で返答する。

事情を知っている故(と言うか、当事者である為)、ナルトの反応が面白くて仕方がないのだろうかケラケラと大きく笑い、それに釣られてヒナタも笑い続けた。

 

「んー……っ」

「あ、ごめんね?起こしちゃった?」

 

ナルト達の笑い声で眠れなかったのか、ヒマワリが目を擦りながら目を覚ます。その目は虚ろ虚ろと……焦点が定まっておらず、まだまだ眠いようだ。

そんな娘をヒナタは抱き上げて。

 

「アナタ、私はヒマワリを寝かせてくるから食器、片付けてくれる?」

「おう、それくらいお安い雇用だってばよ」

 

子供部屋まで連れていった。

ヒナタが部屋からいなくなるのを確認すると同時にハナビは三つの印を結び、忍術を発動させた。

 

「それじゃ片付けはよろしくね?」

「任されたっ!」

 

どろんっ、とハナビの影分身が産み出され同時にテーブルの上に散乱する食器皿を片付け始める。

その様子を見て、まさか……と視線をハナビへ向けると彼女は淫靡に染まった瞳で彼を見つめていた。

 

「子供達もいない、姉様もヒマワリ寝かしつけなきゃいけないから暫くは帰ってこない……そんな状況で二人っきり❤これもう完璧にヤれって言ってるようなもんじゃない❤」

「……たくっ、昨日あんなに愛してやったのに仕方のない奴だってばよ」

「そう仕付けたのは誰だか……んっ❤」

 

その期待に応える為、ナルトはハナビのことを押し倒すと同時に唇を重ねた。

伸びた舌は歯茎をなぞり、舌を絡ませあう。互いを蹂躙しあう、激しいキスは息をつまらせ、肺は激しく酸素を求める。

──ぷはぁ、堪らなくなりハナビは一度唇を離すが、息を整えると同時にまた唇を重ねる。

 

「んちゅう❤れろぉ、じゅぶっ❤ずずっ、むぅ……ぷはぁ❤ちゅずっ、じゅるぅ❤」

 

家族の団欒の場であるリビングをイヤらしい水音が満たす、それを咎めるものは誰もいない。

キスをしながら秘部へと手を伸ばすと……ぬちゅっ❤粘ついた音が響いた。指を引き抜くと愛液が糸を引いており、既に準備万端であることを示した。

 

「挿れるぞ、腰浮かせろ」

「ふぁい❤」

 

腰を持ち上げ、ナルトの逸物を必死に求める。

彼との逢い引きを邪魔する物(下着)はない、いつでも何処でも彼を受け入れられるようにハナビは下着を履かないようにしていた。

くちゅりっ❤膣口と亀頭がキスを交わし、彼女の肉をかき分け──ようとしたところで。

 

──がちゃりっ。

 

「げっ!?」「まずっ……!?」

 

子供部屋のドアが開いた音がリビングに響く。ナルト達の想定よりもずっと早く、ヒナタが戻ってくるようだ。

ナルトとハナビの関係をヒナタは知らない。知っている人物と言えば、先代火影であるカカシと先々代火影である綱手、そして木の葉隠れの里のナンバー2であるシカマルくらいしかいない。

現役火影が妻に隠れて、その妹と浮気しているなど里の者に知られてはならない。

 

淫臭は……する前だったので、気にしなくていいだろう。まだ誤魔化しきれる範囲だ。

ならば直ぐに服を整え、知らぬ振りを振る舞えば、なんとか誤魔化しきれるに違いない。

直ぐにズボンを上げようとするが、ハナビの手がそれを止める。

 

「待って……ちょっとだけ、面白いこと思い付いちゃった❤」

「……お前、まさか」

 

その淫靡に染まった瞳が何をしようとしているのか、ナルトには理解できた。

 

・・・

 

「お待たせー……ふふっ、ヒマワリったら遊び疲れたみたいでね?いっつもなら子守唄聞かないと眠らないのに直ぐに眠って……」

「そ、そうか……ヒマワリもデカくなったと思ったんだけど、やっぱりまだまだ子供って……くっ、はははっ」

「どーしたの、ナルト義兄さん?そんなに顔赤くして……風邪でもひいた?」

「な……なんでもないってばよ、気にすんな」

 

……ヒナタは恐らく想像もしていないだろう。

今、自分も入っている炬燵の中で、自分が体験したことないような淫蕩な行為が繰り広げられているなどと。

 

逸物へと伸ばされたハナビの両足は、その巨大すぎる逸物を挟み込み、力強く扱く。

まだ完全に大きくなっていないそれはゴム毬のような弾力があり、上下へ擦る度にツルツルとした足袋の感覚が竿全体を刺激する。

 

「ナルト君、本当に大丈夫……?顔、真っ赤だよ?」

 

心配になったのか、ヒナタは自分の額と夫の額を重ね合わせる。

額から伝わる温度は低い、そこまで熱はないように感じる……が、どうにも動悸が激しいようにも感じた。

普通ならもっと疑問に思っていい筈だが。

 

「お、おう……大丈夫だってば……よっ!?」

「ナルト君!?」

 

がたんっ、大きく炬燵が揺れて、ヒナタの頭からはその疑問は消え去った。

何故大きく揺れたか?それもその筈、突如ハナビが彼の睾丸を軽く捻ったのだ。そこまで痛みはないが、やはり急所を捻られるのは吃驚してしまう。

(いきなり何しやがるんだ!?)アイコンタクトを向けると、ハナビはそっぽを向いて目を反らす。

……あぁ成る程、そういうことか。可愛い奴め。どうやら自分としているのにも関わらず、姉であり本妻であるヒナタにデレデレとしているナルトに憤慨しているようだ。

ならば、と彼は足を伸ばして己の愛をアピールする。

 

「大丈夫ってばよ、足吊りそうになっただけだしな」

「ホント?辛いならマッサージとか、湿布張ったりとか……してあげよっか?」

「んっ……っ❤大丈夫よ、姉様❤ナルト義兄さんは丈夫さだけが取り柄なんだし、心配ないって❤」

「お前なぁ……」

 

艶のある声で答えるハナビ。

伸びた足は彼女の秘部へ到達し、足の指が一本二本入り込み……最終的には足の半分ほどが膣の中に入り込んだ。ゴツゴツとした仕事人の足は普段の愛撫や挿入とは違う感覚が襲い掛かり、雌の本能を刺激する。

 

欲しい、欲しい、欲しい。今すぐにでも彼の逸物が欲しい。

姉様の前でも構わない、己の正体を曝け出して彼の逸物を貪りたい。

そんな欲望を押さえ付けるが、どうにも我慢できない。少しだけでもいいので姉様を部屋から出せないか?と思考を巡らせるが、どうにも纏まらない。

そして。

 

「ひっ……❤あ、あのさっ❤この間、ヒバナの服買ったんだけど……もう❤入らなくなってさ❤」

「子供って成長早いからねぇ、少し大きめの買ったつもりでも気が付いたら着れなくなってるし……」

 

ずるりっ、と秘部から足が抜かれる。突然、蓋が取り払われたことで愛液がご馳走を前にした涎のように溢れだし、逸物を求めて仕方なくなる。

発情した目で彼のことを見つめると……ナルトは小さく頷くと、炬燵の中へ少し深く入る。

大きすぎる逸物は、それだけで膣口に触れ、ハナビが少し炬燵の奥へ入れば逸物を貪ることが出来るだろう。

 

(くひぃ❤)

 

躊躇は無かった。姉にバレるかもしれないというリスクを前にしても、(ナルト)の与えてくれる快楽に抗える筈がない。

愛撫ばかりで逸物に飢えていた膣は一気に食らいつき、子宮を快楽で埋め尽くす。

 

「おっ……❤そ、そういえば姉様っ❤ヒマワリの服だけど……❤ほっ❤うちのお下がり、あげよっか❤多分、うちは❤もう子供産まれ……ないしぃ❤」

「ほんと?ハナビがいいならありがたく貰っちゃおうかな?」

 

肉厚な膣肉は自分を満たしてくれる唯一の雄で満たされ、肉を唸らせ歓喜する。

顔を真っ赤にし、必死に喘ぎ声を出さないように姉との会話を続けるが、快楽には抗えず、目の前が真っ白となり脳が溶けてしまったのではないか?と思ってしまう。

だが、幸いと言ってはいいのかきちんと会話を続けられており、姉も怪しんでいる様子はない(そもそも、二人がこうしてるとは想像すらしていない)。

 

「それじゃあ❤今度、持ってくるわ……ねっ❤」

「おう、ありがとな。今度ラーメンかなんか奢ってやるってばよ」

 

巧みに弱点を責められ、子宮はキュンキュンと唸り、精液を求める。

これ以上、弱点を責められたら自分はイッてしまう。何万回と彼と体を重ねた経験からそれを理解できた。

 

「おっ、そーだ。ヒナタ、確か戸棚に茶菓子があったから持ってきてくれないか?」

「んー……あったっけ?この間、全部食べた気もするけど……ちょっと探してくるね?」

 

ナルトに促され、ヒナタはキッチンへと向かった。

僅かな時間だが、二人っきりになったリビング。その時間を彼らは逃さなかった。

 

「ハナビ、イっちまえ……!」

「ぐぅ……❤ふぅぅううう……❤❤❤」

 

──びゅふっ!びゅるるっ!!どびぅううっ!!

声を殺して絶頂する二人。

精液は子宮を満たし、卵管にまで達したのではないかと勢いよく吐き出され……そして直ぐに溢れ出た。

部屋を淫臭が満たし、ヒナタがくれば自分達のしていた行為が直ぐにバレるだろう。

 

「…………っ」

 

直ぐ様、消臭効果を持つ忍術で臭いを消す……が、それでも部屋に残る淫臭は消しきれない。

ヒナタにバレるのではないかとドキドキと彼女の帰還を待つが……。

 

「ごめんね、ナルト君……やっぱり全部食べきっちゃってたみたい」

「あー、いいってばよ。気にすんな」

 

彼女が気が付いている様子はなかった。

 

・・・

 

「へぇ?それじゃあボルトの奴、けっこー真面目に頑張ってんだ」

「うん……その、えと。ボルト君、私を守ってあげられるくらい強くなる……って……言ってくれた……から」

 

頬を赤らめ、恥ずかしがりながら語る娘に幼い頃の姉の面影を連想させる。

姉も幼い頃は自己主張が少なく、恥ずかしがり屋であった。ただ姉とヒバナに違うところがあるとすれば……。

 

「そ、ならボルトに負けないくらい頑張らないとねー、うりうりっ♪」

「やー……母様、うりうりや……ですっ」

「こんなんで嫌とか言ってたら立派なくノ一にはなれないわよ」

 

親子のスキンシップを深めながら二人は手を繋ぎながら帰路を歩く。

母の温もりを感じながら、娘のいる幸せを噛み締めながら……そして僅な背徳感を感じながら歩き続ける。

 

──ぽたりっ

「……❤」

「どうしたの、母様……?父様……じゃない、ナルトおじさんの家見て……?」

「なんでもないわ、それより……ヒバナ?あんたナルト義兄さんのこと、おとーさんって呼んだ?」

「よ……呼んでません……!ナルトおじさんは……ボルト君のお父さん、ですからっ」

 

袴から零れ落ちた白濁の液体は直ぐに地面に水分を奪われ、誰かに踏み締められ、消えてなくなる。

それがナルトの精液だと気付く者は何処にもいない。




アイディア等は活動報告にて募集しております

次回は番外編……本編とは少し違う世界線の話を予定しています


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【番外編】娘が生まれなかった結果、ハナビがヤベーこと企む話【※近親相姦】

番外編は主にヒナタがナルト以外とする話、またはハナビ公認の浮気相手とナルトがする話になります
物によっては読者視点で寝取られ(寝取り)的な要素も含まれる場合もあります
一応、作者的には寝取られかな?と思った作品には注意勧告出すので、そこで判断をお願いします


……ある日の朝のことだ。日向邸にあるハナビの自室、そこで彼女は目覚めた。

不機嫌そうに眉を潜めるハナビは朝の準備をしながら昨日のことを思い出す。

 

ハナビは姉の夫であり現役火影であるナルトと愛人関係にあった。勿論、その事実を知っているものは殆どいない。

時間を見つけては毎日ナルトに抱かれ、日に十回以上……多い時では二十回以上、彼と体を重ね合わせていた。

愛されたりないとは思っていない。寧ろ、愛人である自分を正妻である姉以上に愛してくれているのだから愛されたりない筈はない。

だが、それ以上に自分はナルトのことを愛したりなかった。姉が愛する以上に彼のことを愛したかった。

 

「…………はぁ」

 

だけど、それは無理な話だ。己は愛人でしかなく、ナルトに必要以上の愛を注ぐことはできない。

自分が日向宗家の跡取りの道を進むと決めた時、火影になる道を進むと決めていたナルトとは結ばれることはないと覚悟していた。

だというのに……。

 

「……なっさけない」

 

いつの間にか言葉を漏らしていた。

本当に情けない、覚悟していた筈なのに未練たらしくナルトの一番になりたいと思っているなど彼に知られたくない。

着替え終わるとハナビは部屋を出て、仕事場へと向かう。今日は彼女達にどのような訓練を課すべき、頭を悩ませながら……。

 

・・・

 

「お……ぉぉおおっ、これスゲェな。いや……その、なんというか……スゲェな、男のあれってこんなになるんだな」

「うわー……わーっ、うっわぁー……」

「ぼ……ボルト君のも……こんな風に……ごくりっ」

「なにしてんのよ、あんたら」

 

訓練所へと向かうと、そこには隅で集まって顔を真っ赤にする三人の幼いくノ一の姿。

彼女達はハナビの教え子であり部下である下忍。左から一見では少年のようにしか……もとい、ボーイッシュな少女、伊豆野ワサビ。隣にいるのは額当てを首に巻いている大人しい雰囲気の少女、雀乃なみだ。最後に二人を纏める委員長気質な……実際、アカデミー時代は委員長を勤めていたらしい筧スミレ。

彼女達が十五班……通称、ハナビ班で受け持つ可愛い生徒達だ。

 

「ンニャッ!?は……ハナビ先生?い、いつの間に……」

「あんた達がそれ見初めてからずっとよ……全く、最近の子供は進んでるわね、色々と」

 

彼女達の読んでいた雑誌……成人向け写真集、もといエロ本を奪い去り、中身を確認してみる。

その中身はくノ一姿の若い女性達が崩れ解れつ……同い年の忍者や年老いた大名らしき男に抱かれる写真が殆ど。たまに刺激の強そうなものがあるが、この程度なら性癖や性格が歪むことはないだろう。

 

(……そういえば)

 

ふと、思い出した。自分がナルトと関係を持つようになったのも春画が原因であった。

昔のことを思い出せば……今のような情けない自分から抜け出せるだろうか?そんなことを思ってしまう。

 

「あ……あのー、ハナビ先生?少しいいですか?」

「ん?どーした?」

 

顔を真っ赤にしたスミレが上目使いでハナビの瞳を覗いてくる。

 

「は……ハナビ先生も……その、やっぱり経験……とかって、あるんですか?」

「……はぁ、あんた達には早いわよ。こういうことはもっと大人になってからにしなさい」

「そ、そうですよね……ごめんな……わぷっ」

 

しゅんっ、と縮こまるスミレの頭を撫でながら視線を合わせるハナビ。

その瞳は慈愛……というよりは淫靡に染まっており、楽しそうに頬を歪ませていた。

 

「だけど……そうね、くノ一になったからにはそーいうこと知っておいた方がいいだろうし……どんな感じかってだけ、教えてあげる」

「ど……どんな感じか……ですかっ?痛い……とか、よく聞くけど……」

 

顔を真っ赤にしながら目尻に涙を溜めるすずめ。そんな彼女を気遣ってか、面白可笑しく……相手が現役火影であることや5つの時が初体験であることを伏せつつ、語り出す。

 

「まずは……そうね。初めて私がした時だけど……痛みはあんまり感じなかったわね」

「へぇ……本だと初めは痛いって書いてあったのに……」

「初めての相手ってどんな方だったんですか?その、えと……好きな人と初めてを体験したり?」

「そ……それともやっぱり任務で仕方なくとか……っ?」

「私の場合は好きな人と……だったわね。それとあんた達が想像してるような任務は無いから安心しなさい」

 

ケラケラと笑い合いながら時間が過ぎて行く。

その顔は自分の悪性に思い悩んでいたとは思えないほど晴々としたものだった。

 

・・・

 

仕事が終わり、ハナビはとある倉庫にいた。そこはかつて自分とナルトが体を重ね合わせていた初めての場所であり、彼女にとっては思い深い場所であった。

埃臭く、まるで掃除されていない様子が当時の様子を思い出させた。

 

「確か、この辺に……と」

 

埃で汚れることも厭わず、ハナビは部屋の探索を進める。

その目的はかつて自分達が体を重ね合うようになった原因である例の春画を見つけることであった。

 

「あったあった、懐かしいわねぇ」

 

そして、それを見つけた。

見つけた春画は二十年以上、放置されていたとは思えないほど紙の質は落ちておらず、初めて体を重ね合わせていた頃を思い出させる。

表紙を捲り、中身を確認する。そこにあったのは昔と変わらぬ表現し難いほどのドギツい絵の数々であり──その同時に。

 

「……んっ❤あ……あれ?なんで私興奮して……❤」

 

体の芯からポカポカと熱が発せられる。それは間違いなく、自分が興奮している証拠であり……同時に何故?という疑問が頭を過る。

幼い頃ならともかく、今の自分がこんなもので興奮するとは思えない。

……まさか、一つの考えが浮かんできた。春画を一ページ、捲ってみると同時に体の奥から溢れてくる熱は増していく。二ページ捲ると、それは耐えられない程になりいつの間にか秘部へ手を伸ばしていた。

間違いない、これは読者を興奮させる効果を持つ忍具だ。最も、こんなものが何故、この倉庫にあるのか分からないが。

 

「……全く、ご先祖様も余計な物を保管してくれたわね。これが子供達に見られたら昔の私みたいに──」

 

……ふと、一つの案が思い浮かんだ。

それは自分がナルトの一番になる方法であると同時にナルトの大事にする物を奪う作戦。

 

駄目だ、そんなことはできない。自分はナルトのことを愛しており、彼の大事にしているものを奪うなど出来ない。……出来ないと言うのに、その手は春画を離そうとしない。

其れ処か自然と足は、そこへと向かってしまう。そこはハナビのよく知る場所であり……彼女の大切な者達が住む家であった。

 

「やほー、姉様。ボルトのやつ、いる?」

「ハナビ?急にどうしたの?」

「いやさ、今日の仕事早めに終わったからボルトに修行つけてやろうと思って」

「あぁ……そういうこと、だったら直ぐに呼んでくるね」

「いいっていいって!自分で呼んでくるから姉様は家事しといて」

 

ビニール袋を片手にうずまき邸に上がる。そのままボルトの部屋へと足を運ぼうとするが……。

 

「ねぇ、ハナビ?その袋、何?」

「これ?さっきコンビニ寄ってお菓子買ってきたのよ、修行終わったら二人で食べようと思って」

 

適当にあしらい、改めてボルトの部屋へ向かう。

袋の中身に気が付いている様子はなく……自分の計画遂行に影響は無さそうだ。思わず、ほくそ笑んでしまう。

一歩、また一歩……ボルトの部屋へ近づく度に心臓の鼓動は早まり、計画の成就を願ってしまう。

そして……その時は来た。

 

「ボルトいるー?久しぶりに訓練つけてやるわよー」

「うわっ!?は、ハナビ姉ちゃん!?急にドア開けてくんなってばさ!」

「何驚いてんのよ、まさかあんた?えっちな本読んでたりしたの?」

「そ、そんなことある筈ないってばさ!」

「ほんとかなー?」

 

クスクスと笑いながらハナビはこっそりとビニール袋から件の春画を取り出した。

そしてベッドの下に目を向けると同時に春画を持った手を伸ばし……そこから取り出したかのように春画の表紙を見せつける。

 

「ほれ?これなーんだ?こんな分かりやすい場所に隠すなんて……全く、もう少し隠す場所を考えなさいって」

「ちょ……なんだよ、それ!?俺そんなもん持ってねーって!」

「本当かなー……ぷふふっ♪とりあえず姉様には黙ってあげるから着いてきなさい」

「だからハナビねーちゃん!?俺はそんな本買った覚えは……」

「じゃ、他の本は買ったの?」

 

ケラケラと笑いながら引き出しの中に春画を入れ、部屋を出る。

これで計画は終了、後は自分の思い通りに二人が動いてくれればいいのだが……。

 

・・・

 

ハナビとの訓練が終わり、ボルトは自室のベッドで倒れ込んでいた。

今日の訓練は一段と激しく、もう一歩も動ける気がしない……が、汗だくの状態で寝るのは不味いだろう。間違いなく、母に起こられる予感がした。

仕方がないので着替えを用意してシャワーを浴びようとするが……ふと、思い出した。

 

そういえばハナビ姉ちゃんが隠した春画だが、何とかしなければ。母ちゃんに見られたら確実に殺される、いや殺されはしないが飯抜きは覚悟しないといけない。

それを回避する為にも春画を捨てようと引き出しを開けると──。

 

「……っ」

 

春画の中身が開いていたことに気が付いた。

(ハナビが甥の性癖を歪めないように考慮してくれたのか)開かれていたページは女と男が体を重ね合うだけの普通の中身。ただそれだけだが……。

 

「な……なんだ、これ?」

 

火照る、火照る、火照る。体が火照って仕方がない。

股間のモノが痛いほど大きくなり、思わずズボンを脱ぎ捨てて、小さなそれを握り締めた。

必死にそれを擦るが、まだ精通もしていない小さな睾丸は痛いくらい膨らみ、精子を製造中で射精る気配はない。

 

「クソ……クソッ!俺は何して……」

 

意味も分からずにモノを擦り続ける自分に思わず悪態を口に出すが──それは突然、終わった。

 

「ボルト、特訓が終わったらシャワーを……っ!?」

「か、母ちゃん!?これは、えと……そのっ」

 

母であるヒナタがノックもせずに部屋に入ってきたことで。

ボルトが何をしているのか、ヒナタは一瞬分からなかった。何せ、彼女にとっての息子はまだ下忍になったばかりの12歳の子供でありオナニーをしているなど信じられなかったからだ。

だが、机に広げられた春画と大きくしたモノ、それを握る手はどう見てもオナニーをしているようにしか思えなかった。

 

「……はぁ」

 

一瞬で落ち着きを取り戻し、赤面している頬を両手で叩いて気合いを入れる。

ボルトも良い年齢なのだ、こういうことに興味も抱いても可笑しくはないだろう。

だが、早すぎる。母親として一度注意をしなくては、と春画に目を向けた瞬間。

 

「……っ!?」

「か……母ちゃん、どうしたってばさ!」

 

──唐突に、それは襲ってきた。

それは今まで感じたことない程の興奮、 同時に息子としか見てなかったボルトから一人の……自分が体を重ねるべき雄としての存在感を感じさせる。

いったい何故?と疑問を抱いてしまう。目を瞑り、机に手を置いて、息を整える……大丈夫、もう二度と息子に興奮するなどあったりしない。

 

「っ!」

 

意を決して目を開けると──そこにあったのは開かれた春画であった。

また襲い掛かってる強烈な興奮作用、感じる雄の臭いと存在感。まさか……この春画が原因…駄目だ、もう何も考えられない。

 

「……ボルト❤」

 

ぴちゃり、と股から水滴が零れ落ちる。同時にまるで油が垂れたかのように重い水音が響き渡り……不思議と、喉が鳴った。

部屋の中を淫臭が満たし、自然と逸物が大きくなる。先程よりも大きくなったモノは雄を感じさせ、自然と──越えてはならないタブーに足を踏み込ませた。

 

「お母さんが❤女の子の良さ、教えてあげるね❤」

「か……あちゃんっ」

 

下着を脱ぎ捨てると同時にボルトをベッドに押し倒し、大きくなったモノを一気に咥えこんだ。

 

「かひゅっ……❤」

「ぐぅううっ!?」

 

──びゅぶっ❤びゅるるるっ❤

挿れた瞬間、膣を精通したばかりの新鮮な精液が満たす。

今更ながらコンドームをつけた方が良かったかな?等と考えが過るが、それは一瞬で過ぎ去り、激しい勢いで腰を振る。

 

「ひぃっ!?母ちゃん、なんかヤバイってばさ!さっきから俺のチンコ、小便が止まらな……いぎっ❤」

「大丈夫、らいじょうぶらからぁ❤これはっ❤おしっこじゃなくてぇ❤射精ってイッ……ぐぅううっ❤」

 

──どっぴゅっ❤どっぴゅっ❤

一日しか経ってないというのに、まるで久しぶりに逸物を咥えたかのように敏感な膣は息子ちんぽを必死に締め上げ、精液を搾り取る。

 

……ヒナタは性欲の強い女であった。だが、夫はと言うと規格外過ぎる自分の逸物では妻を壊すだけだと判断して変化の術で逸物を小さくした上で相手していた。

同時にヒナタが大人しく、自己主張の少ない恥ずかしがり屋という気質は結ばれてからも変わりなく、愛している夫の前では淫らな姿は見せたくないと敢えて淡白に体を重ねてきた。

ナルトも、それをセックスが好きではないと勘違いしてしまい、自然と淡白な愛し方となって……お互いがお互いを満足させられないセックスしかしてこなかった。

 

だが、今は違う。自分が体を重ねているのは何も知らない我が子であり、これが普通であると……自然と本当の自分を表に出せていた。

互いの粘液と粘液が混じりあい、一突き毎に愛液と精液が混じり合う。

 

(妊娠しちゃうっ❤これ、絶対に妊娠しちゃう❤息子の赤ちゃん、孕まされちゃう❤)

「母ちゃん……❤母ちゃんっ❤」

「ひゃんっ❤」

 

がばりっ、とボルトは母を押し倒す。腰が砕けていたヒナタは子供相手だというのに逆らえず、意図も簡単に組み伏せられた。

足を大きく開いてしまい、小さな体に押し倒される。深く逸物が子宮に突き刺さり、子供相手ながら子宮に届いてしまうのではないか?と思ってしまう。

 

「また射精るっ❤母ちゃんの膣内に小便射精しちまうっ❤」

「……うん、いいよっ❤ボルトの白いおしっこ❤お母さんの膣内にたっぷりと射精して❤」

 

──どびゅうっ❤びゅぐっ❤ぶびゅるぅ❤

三度目の膣内射精、いつもなら一度で終わりの筈なのに……父親以上の精力だとヒナタは感じた。

 

「あーっ❤あぁぁーっ❤んんんっ❤」

「はぁはぁ……❤んっ、お……ぐぅううっ❤」

 

四度目だというのにボルトの逸物は固さを保ったまま。

自然とお互いの感覚は子宮に、逸物に集中して何も考えられなくなる。

何も知らないからこそ容赦のないピンスト。相手が息子であるとすら忘れ、本能のままに嬌声を上げる。

 

何度も達して、何度も子宮の膣内に精液が満たされ……そして。

 

「母ちゃん、またイクッ❤射精すってばさ、母ちゃんの膣内にっ❤絶対にっ❤俺の子供、孕ませてやるっ❤」

 

自然と、これが子供を作るための行為だと理解したボルトは逸物を降りてきた子宮に押し付けながら母に宣言する。

血の繋がった親を孕ませるという鬼畜とも取れる発言、だというのに不思議と。

 

「射精してぇ❤息子精液でっ❤お母さんのこと孕ませて❤ボルトの弟妹(きょうだい)、作らせてぇ❤」

 

悪い気はしなかった。

寧ろ、ヒナタはそれを望んでいた。血の繋がった息子に……夫以上に激しく愛してくれるこの子の子孫を孕みたい、と本気で願っていた。

 

「イッ❤」

 

息子ちんぽに子宮が潰される。それと同時に……今まで以上の、薄い精液ではなく本気で自分を孕ませる為の濃い精液が子宮を満たすのだと理解した。

 

──びゅぶっ❤びゅるるるっ❤どぴゅ❤どっぴゅっ❤ぶぷぷぷっ❤

「おっ❤ぉぉおおおっ❤あっ、あぐぅ❤あ、あぁぁっ❤」

「っ!!」

 

ボルトの精液を受け止めたヒナタは……生まれて初めて雌として満たされた。

本気で自分を求める相手とのセックス、他人の雌(ははおや)を自分の雌に作り替えようとする必死なセックス。

ナルト相手では得られない充足感を息子の相手をすることで得られて──漸く、自分の置かれている状況、周りの状況を理解して。

 

「ま……ママ?お兄ちゃんと……何してたの?」

「ひ……ひまわりっ?あなた、どうしてここに……っ❤」

 

……娘に見られていることに気が付いた。

やってしまった、もう少し周りに気を使え……と自分に怒りを向けるが、同時に一つの考えが浮かんだ。

ヒマワリのことに気がついたボルトを優しく引き離して……ゆっくりと、近づく。

 

ぽたり、ぽたり……と愛液と精液が混じった液体が股間から零れ落ち、近づく度にその臭いが増していく。

自然とヒマワリの顔は真っ赤に染まり、息は早くなる。小さな心臓はバクバクと鼓動を早め……いつの間にか、全裸になっていた母が、その小さな体を抱き締めた。

 

「大丈夫、虐められてた訳じゃないわ❤ただ……ね❤お兄ちゃんとお母さんは一緒に気持ちいいことしてただけ❤」

「気持ち、いいこと……❤」

「そっ❤だからヒマワリも……ね❤一緒に気持ちよくなりましょう❤」

 

一枚、また一枚……花弁を剥ぐように慎重な手付きでヒマワリの服を脱がしていく。

そして最後の一枚……子供向けの下着を脱がしたところで、全身を使ってその小さな体を抱きながらヒマワリの足を両手で広げる。

 

「さ、ボルト❤ヒマワリのことも気持ちよくさせてあげて❤ボルトお兄ちゃんの子供、一緒に孕みましょう❤」

「……うんっ❤」「任せるってばさ!」

 

母の言葉と共にボルトはまだ幼い妹に襲い掛かり……それを窓から何者かが覗いていた。

それは小さな鳩であるが、体に奇妙な紋様が刻まれており……それが口寄せ動物であると示していた。

鳩はじっと部屋の中で行われている淫行に見つめ……その見た映像を、仲間に受信していた。

 

・・・

 

ナルトの持つ別宅にて、ハナビとナルトは繋がりながら口寄せ動物から送られてきた映像を見ていた。

 

『あっ❤あぁんっ❤お兄ちゃ、おにっ❤ちゃんっ❤』

『おっ❤ぐぅぅ……❤』

『ほらほらっ、もっと我慢しないと駄目よ?ボルトはお兄ちゃんなんだから、妹をもっと悦ばせないと❤』

 

その映像の中身は大事な息子と娘、そして愛しい妻が繋がっている姿。

その光景は普通の男ならば萎えても可笑しくはない筈だが、彼はというと映像の中身に興味がないかのように只管、ハナビのことを愛し続けていた。

 

「な……ナルトさんっ❤もっと、映像を見て……ひぃんっ❤」

「たくっ……何してるかと思ったら、こんなことか。別に俺はこんなの見ても気にしないってばよ」

「な、なんれぇ❤ナルトさんの大事な家族が……んんっ❤」

 

唇を重ねて、それ以上言葉を紡ぐことを防ぐ。

暫くの間、互いの舌を楽しんだ後に口を離し……つーっと、透明な糸が伸びた。

 

「大方、俺の一番になりたかったとかそんなところか?」

 

……こくりっ、と小さく頷いた。

そんな彼女の様子を見て、ナルトは小さくタメ息を漏らして。

 

「安心しろ、俺の一番はずっと前からハナビの物だってばよ。お前が今以上を望むなら」

 

強く抱き締めれば、折れてしまいそうな彼女の体を優しく抱き締め……耳元で囁く。

 

「これからは、もっとお前のこと愛して……お前の為の時間、作ってやるってばよ。幸い、ヒナタ達は俺なんかよりも夢中になれること見つけたみたいだしな」

 

映像の中の家族は息子であり兄の逸物を、母娘で優しく舐めていた。

あの様子ならば……あれほど性の魅力に取り憑かれたのならば自分が数日帰ってこなくとも心配はしないだろう。

元より一日二日は仕事で家に帰らない日もあるくらいだ、今よりも帰らない時間を伸ばしても今の様子なら気が付かないだろう。

 

「……っ❤不束者ですが……よろしくお願いします❤」

「おう、目一杯愛してやるってばよ」

 

……その日以来、うずまき邸は騒がしくなる。

父が家に戻るようになったから……等という理由ではなく、母と息子、妹の嬌声で家を満たすことで。

 

うずまき一家と日向一族に新たな家族が増える日も遠くはない。



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妻と息子のいない家でハナビとナルトが楽しみ、困惑する話

まさかの前後編


「あっ❤ぁぁあんっ❤はぁはぁ……くぅ❤」

 

真っ暗な一筋の明かりもない部屋、ハナビ邸にある夫婦の寝室で、いつものようにハナビとナルトは体を重ねていた。

体を重ねてきた回数は数知れず。ほぼ毎日十回以上は体を重ねてきたので余裕で五桁の回数は愛し合ってきた筈だが、それでもお互いの体に飽きたことはない。

心の底から愛している存在との交尾は飽きない、飽きる筈がない。

 

「イグッ❤子宮潰されながらイクッ❤ナルトさんの赤ちゃん、孕んじゃうっ❤」

 

与えられる快楽に必死に耐え、彼の射精を待つ。

膣は必死に逸物にしゃぶりつき、子宮は亀頭を離さない為に、確実に妊娠する為に吸い付いて離さない。

ナルトの逸物を受け入れることに特化したハナビの体は自然と彼が達する瞬間を理解し、細い足を腰に絡めて膣から逸物が出ないようにキツく締め付けた。

 

「ハナビ、射精すぞ!」

「ぉ、ぉおおんっ❤イクッ❤イグぅぅぅううっ❤」

 

──びゅぶっ!びゅるるっ!どぷぅううっ!

濃い精液が子宮に放たれるのと同時にハナビは達した。

視界は揺れに揺れ、彼女の瞳はまるで白眼が発動したかのように部屋中に、彼の精力に満ちた瞳に、逸物に、膣から溢れ出る白濁の液体に満たされる。

そして瞳はとあるもの──カレンダーを映し、ハナビはあることを思い出した。

 

(そういえば──「ひぎぃ❤」

「もう一度すんぞ」

 

その言葉と共に膣の中で小さくなっていた彼の逸物は大きくなる。

短い言葉、まるで愛し合っている女と体を重ねているとは思えない冷たい言葉。

だが、ハナビはそうとは思わない。彼が体を重ねている時は全身で自分の体を楽しんでいると知っているからだ。

言葉をかけてくれるのは、それほど自分を楽しんでくれている証拠なのだ。

 

「は……いっ❤」

 

傷だらけのナルトの体を抱き締め、唇を重ねることで愛を示す。

そういえば何か思い出そうとしていたが……既に彼女の頭には残っていなかった。

今の彼女にとって大事なのは彼の愛を受け入れること、それだけだった。

 

・・・

 

「はぁはぁはぁ……っ❤」

「ふぅ……大丈夫か?今日はけっこー、激しくしちまったが……」

 

結構所ではない、窓に目を向けると、日が変わるどころか既に日が登り始めていた。

確か、十回ほど愛された時点で日は変わってはいたので軽く考えても三十回……以上はしている筈だ。

十回を超えた時点で数えるのを諦めたので、正確な回数は覚えていないが……恐らく、それくらいになる筈だ。

 

「だい、じょーぶっ❤」

「なら良かったってば……ふわぁ、悪い。流石に限界っぽい」

 

行きも絶え絶えなハナビを抱き寄せてナルトは目を瞑る。

少しだけでも寝て、今日の激務に備えようとするが……ふと、彼の耳にハナビの小さな声が響いた。

 

「ナルト、さん❤今度の水曜日なんだけど……なんの日か分かる?」

「水曜日?んー……休日、とかじゃねぇよな?悪い、なんの日だ?」

 

小悪魔的な笑みを浮かべるハナビ。

……今度の水曜日。ボルトやヒバナ、ヒマワリの誕生日ではない……大切な子供達の誕生日を間違える筈はない。

ハナビとヒナタの誕生日でも、義父であるヒアシの誕生日でもないだろう。

ハナビとヒナタ、自分の間にある様々な記念日も思い返すが……どの日も違う。

いったい、なんの日なのだ?

 

「今度の水曜日はね?ヒバナやボルト達が臨海学校に行く日なの❤だからその日……子供達は家にいないわ❤」

「……成る程な、その日は一日中楽しもうって言いたいのか。任せろ、何とか仕事を片付けて──」

「違う違う……もっと❤私の話、聞いてちょうだい❤」

 

小声で窘められ、恥ずかしそうに頬を掻く。

やはりどうにも彼女には頭が上がらない、ベッドの上では自分が有利に立てるのだが……。

 

「あのね、その日は姉様……家にいないの❤同級生のくノ一皆で集まって……女子会するんだって❤」

「……そーいや、ヒナタのやつもそんなこと言ってたな」

「泊まりになるらしいから、私がヒマワリの面倒見ることになって……だから家に泊まるの❤だから……❤」

 

「その日はナルトさんの家で❤夫婦の寝室で❤いっぱいいっぱい……セックスしましょう❤姉様の臭い、私の臭いを上書きしちゃうくらい……ね❤」

 

──むくりっ、と疲れ果てて萎んでいた筈の逸物に力が入る。

あぁこれはいけない。休まないといけないのに、どうにも我慢できない。

 

「わりぃ、ハナビ!もう一度、相手してくれってばよ!」

「あっ、ちょ……っ!?もう朝なんだから駄目だって!そろそろ寝ないと仕事に……あっ❤」

 

膣が逸物に満たされ……何も考えられなくなる。

結局、5回戦まで続いてしまい……その日は終始、眠たそうに目を擦っていたナルトとハナビの姿が各所で目撃されたという。

 

・・・

 

そして決行日、ナルトはアカデミーのグラウンドにいた。

教師達が臨海学校での心得や注意すべきことを話した後、火影からの挨拶として一言話すことになっているのだ。

自分がアカデミーにいた時も爺……三代目火影であるヒルゼンが同じことをしていたことを思い出す。

思わず、頬が緩み……。

 

「それでは火影様、生徒達に向けて一言お願いします」

「おう」

 

段上に上がり、辺りを見渡して……話を始める。

生徒達はと言うと、やはりというかなんというか……せっかくの旅行前に偉い人(火影)の話を聞きたくないのかつまらなそうに顔を顰めていた。

特にというか、予想通りというか……ボルトはつんっ、と顔を顰めてそっぽを向いていた。

そんなボルトを諭すように同じクラスのスミレとヒバナは何か言っていた。

何処と無く自分の面影を感じさせる息子の様子を見ながら、そろそろ終わりにするかと適当な所で話を切り上げて。

 

「それじゃあ堅苦しい話はこれくらいにして……お前達、全力で遊んでこいよ!」

「「「はーいっ!」」」

 

元気よく言葉を返す子供達は一斉にそれぞれのクラスのバスに乗り込んだ。

一人残らず、バスに乗り込んだのを確認すると……ボンッ、と役割を終えた影分身は姿を消した。

 

そして現在、火影の執務室にて。

 

「シカマル、今日やんなきゃいけない仕事はこれで最後か?」

「ん?おう、それで最後だが……なんだ?また仕事持ってこいとか言い出すのか?お前は」

「あははは……流石にもうそんなこと言い出さないってばよ」

 

火影になったばかりの頃……どうでもいい仕事までに手を回していた自分を思い出してしまい、恥ずかしそうに頬を掻く。

今思えば、最初の頃は仕事のやり方や人に任せることを知らなかったせいか、だいぶ無茶をしてしまった。

お陰で息子との仲は険悪になるし、妻にも辛い思いをさせてしまった。

ハナビが家族を大事にしろ、と自分の背中を叩いてくれなかったら、いつまでも息子との仲は改善してくれなかったであろう。

 

「ならいいさ……んじゃ、後は仕事抜けるなりなんなり、好きにしてくれ」

「そうか?なら後は任せるってばよ」

「……冗談で言ったのにマジかよ」

 

そのまま執務室の窓から出ていくナルト。

……恐らく、いつものように影分身を駆使したマルチタスクを行わないのは何らかの理由があるのだろう。

確か、今日は妻がヒナタや他のくノ一を誘って女子会をすると言っていた……ならば恐らくは。

 

「……面倒なことは起こさなきゃいいが」

 

彼の……もう一人の妻との逢い引きの日なのだろう。

 

・・・

 

「さてと……これで洗濯は終わりっと」

「ハナビお姉ちゃん、お疲れさまー。ママがケーキ用意してくれたから一緒に食べよ」

「おっ、用意がいいわね。それじゃあ特別にあまーいジュースもつけてあげるわ」

「やたっ!」

 

ナルトが仕事を終わらせたのと同時刻、ハナビはうずまき邸にて家事を行っていた。

姉の女子会は朝から始まり、夜に終わるという。長すぎではないか?と女子力の低い彼女は思ってしまうが、数少ない友人に話を聞く限り、大体そんなものらしい。

 

「ふんふふーん♪」

 

冷蔵庫の奥……子供達、特にヒマワリの手の届かない所に置かれている炭酸ジュースを取り出してコップに注ぐ。

キラキラと輝く炭酸にヒマワリは目を輝かせ、注ぎ終わると同時に手を伸ばした。

 

「ほんと、ヒマワリは炭酸好きねぇ……そんなに美味しい?」

「ん、美味しいっ!しゅわしゅわーってして、甘くて大好き!」

 

笑顔で答えるヒマワリを見ながら、ケーキにフォークを入れる。

子供が甘いものが好きなのは知っているが……ヒバナはどうも趣味が大人っぽいからか甘いもので喜ぶ子供が珍しく見えてしまう。

一口分に切り分けたケーキを口に運ぶ。生クリームの上品な甘さ、舌を飽きさせない甘酸っぱいジャムの味、ゴロゴロと大きめに切られているイチゴの食感……うん、これは高いケーキだと一口で分かった。

姉様、自分やヒマワリのために高いものを買ってくれたのだな、と姉に感謝していると……皿に視線が向けられていることに気がついた。

視線を追うと、ヒマワリが空の皿を前にじっ……と自分の皿を覗いていた。

 

「ふふっ、食べる?」

「い……いいもんっ、私お腹いっぱいだし」

 

気を使ってか、目をそらすヒマワリを前に小さく笑う。

 

「あら、そう?私はお腹いっぱいになっちゃったからヒマワリに上げようと思ったんだけど……ヒマワリがいらないなら捨てちゃおっかな?」

「……っ!?駄目、捨てるなら私が食べる!」

「なら食べてちょうだい、食べ終わったら借りてきたアニメでも」

 

がちゃり、と玄関のドアが響く音が聞こえた。

時計に目を向けると、まだ12時の針を指したばかりでナルトや姉が帰ってくるには早すぎる。

いったい誰が?と玄関まで様子を見に行くと。

 

「ただいま、楽しみすぎて仕事とっとと終わらせちまったってばよ」

「……おかえり♪」

 

そこには愛しい夫(ナルト)の姿があった。

全力で帰宅してきたのか、息も絶え絶えな様子で……堪らず、人目がないことを理由に唇を重ねた。

お互いの腰を抱き寄せて、必死に互いの唇を吸い会う。舌と舌が絡み合い、玄関中に唾液の交わる音が響き渡る。

このまま体を重ねてしまおうか……と思ってしまうが、ふと視線に気がついた。

 

「ハナビお姉ちゃん、パパ?何してるの?」

「んっ!?こ、これは……その、なんというか……❤」

「あぁ今、ハナビと挨拶してたんだってばよ。いっつも母ちゃんと父ちゃん、キスしてるだろ?」

「へっ、いや、ちょ……んっ❤」

 

反論する暇なく、唇が塞がれる。

引き離そうにも両手は捕まれ、キスによって力の抜けた体では逃げ出せそうにない。

思わず逃げ出そうと喉の奥に逃げた舌も舌をからめられ、激しい愛撫により蹂躙される。

 

──びくりっ❤

「ふぅぅぅ……っ❤」

 

不味い、軽くイッてしまった。幸いと言ってはなんだが、直ぐにナルトの相手を出来るようにと今日はいつもの服ではなく、ワンピースのような脱ぎやすい服だ。

ヒマワリの前で愛液で服が染みる……等という事態はない筈だ。

 

「ぷはぁ……大人はな、挨拶代わりに仲のいい男と女でキスすることがあるんだってばよ」

「ふーん、ママとパパがいっつもキスしてるのは挨拶してるからなの?」

「おう、いってらっしゃいの代わりな」

 

少し屈んで、娘の頭を撫でる。

その瞳は父の言葉を信じきってキラキラと光り輝いており、楽しそうに「じゃあヒマワリもやる!」とキスを求めてくる。

 

「大人になったらな」

「んっ……約束だよ?」

 

そんな娘の頬にキスをし、ナルトはハナビの腰を抱き寄せて三人でリビングに向かいながら、ハナビの耳元に口を寄せて。

 

「リビングについたら早速、相手してもらうぞ」

「……っ❤でも、ヒマワリが起きてるし……❤」

「ヒマワリくらいの子供相手なら……俺らが何してるか分からないってばよ」

「……はいっ❤」

 

大きく膨らんでいるズボンに手を伸ばす。

布越しでも分かるほど彼の逸物は大きく、固くなっており……手で触れれば、すっかり準備万端であることを教えてくれた。

くちゅりっ、と股からイヤらしい水音が響く。すっかりと準備が出来ているのは己も同じであった。

 

・・・

 

『みんな行くわよ!ブラックサムライ、今日こそは決着をつけてやるわ!』

『ふははっ!掛かってくるが良い、シノビ5!魔城8神衆が1柱、ブラックサムライが貴様らの願い、打ち砕いてやろうっ!』

『「行くわ!にんぽードリームスター!」』

 

大きなテレビの前で、そこに流れているアニメの必殺技を叫ぶヒマワリを横目に二人は肩を寄せ合っていた。

ナルトの右手はハナビの豊満な胸に伸びており、少し力を入れただけだというのに指は沈み込み、肉に隠れて見えなくなる。

 

「ナルト、さんっ❤流石に……こんな近くじゃバレるんじゃあ❤」

「大丈夫だってばよ、バレたらバレたで何とかする。それよりもお前はこっちに集中しろ」

「……んっ❤」

 

ハナビの左手はナルトの股間に伸びていた。

机を挟んだ、直ぐそこではヒマワリがアニメを見ているというのに彼の逸物はその姿を顕にして、ハナビの愛撫を楽しんでいた。

その大きすぎる逸物は彼女の手だけでは満足に擦ることもできない。

 

「……あぁもうっ❤」

 

ヒマワリの方に視線を向けると、テレビには敵幹部とヒロインの最終決戦が移っていた。

あれならば暫くの間は時間を稼げるだろう。

 

「すぅぅぅ……はむっ❤」

「うぉっ、いきなり大胆だな」

 

深呼吸して肺に息を取り込むと同時に一気に逸物を喉奥まで咥え込む。

必死に頭を降り、喉を逸物で満たし、ギリギリまで引き抜き……また頭を振る。

敏感な喉は、まるで膣に逸物が挿れられた時のような快楽を彼女に与え、美味しそうに頬張り続ける。

すっかりと今の状況を忘れた彼女はリビングにイヤらしい音を響かせ、夫からご褒美を待つ。

 

「射精すぞ……!」

「んっ❤ぐぅううっ❤おぶっ❤」

 

──びゅぶっ!びゅるるるっ!どびゅっ、どびゅっ!

激しい射精と共に胃が精液で満たされる。

逸物に粘りつく精液を舐めとりながら慎重に引き抜き……ちゅぱっ❤

 

「んぐっ❤もにゅもにゅ……にゅぷっ❤ごくんっ❤んぁ……❤」

「よしっ、全部食べたな。偉いってばよ」

 

口の中に何も入ってないことを証明すると同時に細い体を抱き締めた。

ソファーの上でナルトに馬乗りするのに近い形で抱き締められ、視界が彼で埋め尽くされる。

短く切られた綺麗な金髪、青色の瞳、髭のような痣、性根に満ちた逞しい男の顔……彼の全てが愛おしい。

思わず、キスしたくなるが自分が先ほどまで彼の逸物を咥えていたことを思い出し、顔を離すが。

 

「んっ❤」

 

そんなことを気にしていないと言いたげに彼は唇を重ねてくる。

キスを交わしながら、彼の手はハナビの豊満な尻に手が伸びる。

張りのある柔らかい尻肉は力を込めると肉で指が埋もれてしまうほど、だが一度離せば直ぐに形を取り戻す。

尻を揉みほぐし、引っ張りあげ、叩き……十分に楽しむと両手で尻肉を持ち上げて。

 

「挿れるぞ」

「……んっ❤」

 

膣口と亀頭のキスが交わされる。

くちゅり、くちゅりっ……と軽いソフトキスが繰り返される。まだかまだか、と逸物を待ちわびていると。

 

「ハナビお姉ちゃん、パパに乗っかってどーしたの?」

「いっ!?あ、これはその……んぉおっ❤」

 

──ずりゅっ❤

DVDを見終わったヒマワリが話しかけてきたと同時に膣が逸物で満たされる。

まさか彼はこの時を待っていたのか……?視線を向けると、楽しそうに笑うナルトの姿が。

……とんでもないドSな旦那様だこと❤頬を赤らめ、ハナビもナルトの……スケベな妻として振る舞うべく、腰を振りながら質問に答えた。

 

「これはっ❤ねっ❤仲のいい男の人とおんっ❤なぁ❤ぉっ、んぉっ❤ぁ、あぁ~❤」

 

ゴリゴリとカリ首が膣肉を削り取るのを感じる。

この日、まだ逸物を挿れられていない初物マンコは夫から与えられる喜びに歓喜の声を上げる。

愛液が床にぶちまけられ、まるで水をこぼしたかのように淫水が染み渡る。

 

「これは仲のいい男と女がすることなんだってばよ。これをすれば二人はもっと仲良くなるんだ」

「ほんとっ!?なら私もお兄ちゃんとするっ」

「あー……いや、これはな?子供じゃできないんだ。するなら大人の人と一緒じゃないと駄目な決まりなんだってばよ」

 

何も知らない無知な子供の前でする背徳感と激しいピストンを前に直ぐに絶頂はやってくる。

絶頂が近づく度に熱は高まり、子宮は彼の子種を求め、激しくなる。

 

「あっ❤ぁぁああっ❤好き、好きぃ❤ナルト、大好きっ❤」

「っ!お前なぁ……ヒマワリの前だってのに」

 

愛を求め、必死に彼の名前を呼ぶ。

自分が妻であると、彼が夫であると独占欲に近い愛情が膨らみ続け、全身の快楽が膨張する。

肉棒は快楽を求めて膨張し、子宮は放たれるそれを受け入れる為に広がり──ついに快楽は限界を迎えた。

 

──びゅぶぅ!びゅるるるっ!どっくどくっ!どびゅっ!びゅぶぶぶぶぅぅううっ!!

「ぉぉぉぉおおおおっ、お゙お゙お゙お゙お゙っ❤」

 

子宮にたっぷりと精液が流れ込むと同時に溢れた精液が膣から噴き出される。

勢いよく噴射されたそれは床だけではなく、ヒマワリの顔にもかかってしまい、頬を白く染め上げた。

 

「ご……ごめんね❤ヒマワリぃ❤ちょっと……夢中に……んっ❤」

 

頬についた精液を拭おうと手を伸ばすが僅かに届かない。

仕方ないので身を乗り出して拭こうとするが……その前に。

 

「……ぺろっ」「ちょ……❤」「おっ?」

 

ヒマワリは頬についた白濁の液体を拭き取り、口に運んだ。

あまり美味しくはない筈だがヒマワリはそんなこと気にせずに拭き取った指を丁寧に舐めとり、綺麗になったのを確認すると口から引き抜いた。

唇から伸びた透明な糸が伸び、キラキラと光を反射する。その様子をじっと見つめ……。

 

「結構、美味しい……かも」

「んんっ!?」「……蛙の子は蛙だな」

 

物欲しそうにナルトとハナビを見つめてくる。

まだまだ彼らの一日は始まったばかり、ハナビは期待に股を濡らせ、ナルトは逸物を大きくする。

まだ何も分からないヒマワリが何を考えているのか……それは神のみぞ知っていた。




本番(姉妹丼)の前の前戯として書いた話が膨らんでしまいました
次回こそヒナタがナルトとハナビの関係知る予定


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ハナビとの関係がバレた結果、ヒナタが雌として敗北する話

──ことことことっ、スープが煮える音がリビングに響く。

普通の夫婦……いや、夫ならば妻が料理をしている音はよく耳にしている筈だろうが、ナルトにとってこの音は何処と無く新鮮な……あまり聞きなれない音に感じる。

 

思い返せば火影になる前から自分は任務で家を空けることが多かった。その頃は息子達と遊ぶ時間を作れる程の余裕はあったが……火影になり、責任感に押し潰され、やらなくていい仕事までに手をつけて家族との時間を潰してしまっていた。

今では多少はマシになったとは思いたいが……父親として自分は充分な男になれただろうか?今、家にいない息子のことを思いながら。

 

「ほら、パパっ!そろそろご飯だからテーブル片付けないと!」

「あっ、悪い悪い」

 

……一緒にテーブルゲームに興じていた娘に怒られてしまった。

小さな忍者を模したコマはヒマワリが、コマを置くための盤面や尾獣や第四次忍界大戦の最後に現れた兎の女神を模した大きなコマはナルトが片付ける。

小さなコマは粗雑に袋に入れ、大きなコマは箱に丁寧に納めて蓋をする。ぎゅっと両端を結んだ袋を箱の上に起き、そのままタンスの上に置いて片付けは終わった。

 

「さ、出来たわよー」

「……おっ、こりゃまた美味そうだな」

「うんっ!パパ、早くご飯準備しよー!」

 

キッチンから顔を出したのは妻のヒナタ……ではなく、その妹でありナルトの愛人であるハナビ。

両手には大きな土鍋が抱えられており、海老や鮭の切り身、長ネギに白菜などがグツグツと煮えていた。

……が、ナルトの目には鍋は映っていなかった。何故ならば。

 

「……流石にその恰好で料理は危ないんじゃないか?」

「大丈夫よ、これでも現役くノ一なんだし多少の熱さなら問題ないわ❤」

 

爪先から肩にかけて視線を滑らせる。服と呼べる服は着ておらず、唯一着ていたのは白を基調として目立たない程度に彩飾が施された清楚感を感じさせるエプロン……だが、その清楚感は淫靡を引き出すだけに終わっていた。

カセットコンロの上に土鍋を起き、ハナビはナルトの隣の席に座る。

肌と肌が触れ合ってしまうほど近く、これでは逆に食べづらそうにも感じるが……彼らにはこのくらいの距離が一番丁度良かった。

 

「それじゃいただきまーす」

「いただきます」「いただきまーすっ!」

 

それぞれの茶碗にご飯を装い、食事を始めた。

 

「ほら、ヒマワリ。お鍋装ってあげるからお皿貸して」

「はーい……あっ!ハナビお姉ちゃん、肉団子いっぱい入れてね!私、あれ大好き!」

「大丈夫、分かってるって……んー、後はお野菜とお豆腐と」

「うっ……お野菜は嫌い……かもっ」

「駄目だぞ、ヒマワリ。好き嫌いしてちゃ立派な大人になれないってばよ」

「そうそう、苦手なものを食べれるようになったらもっと大人になるのよ。ネギ食べれるようになってお兄ちゃん達、驚かせましょ」

 

極々普通の……家族のような会話をする三人。

だが、ハナビの姿とナルトの大きくなった逸物により、ありふれた日常は異質なものへと変わり、淫質に溢れる異常へと変貌していた。

くすりっ、とハナビは笑い……丁寧に殻を剥いた海老を箸で掴み。

 

「ナルト義兄さん、あーんっ❤」

「あむっ」

 

夫婦の空間を、家族の団欒の間を……己達のモノに作り替える。

まだ異常を異常であると理解できないヒマワリはそれがさも当然のように受け入れ。

 

「ふふっ、なんかパパとハナビお姉ちゃん、結婚してるみたい」

「そう?んー……ならいっそのこと、私もナルト義兄さんと結婚しちゃおうかな?」

「流石に火影に(お嫁さん)が二人いたら里の連中に示しがつかないってばよ」

 

片手で食事を楽しみながら大きくなっている逸物にもう片方の手を伸ばし、ぎゅっと握りしめる。

大きすぎるそれは片手だけでは掴みきれず、ゆっくりと擦るのが精一杯。だが、それでも構わないらしく、ナルトは食事をしながら与えられる快楽に身を委ね……鍋の中身が少なくなるほどの時間が経って漸く、限界を迎える。

 

「ハナビ、そろそろ頼む」

「んっ、任せてちょーだい」

 

その言葉と共にテーブルの上に置いてある特大ジョッキに手を伸ばし、テーブルの下に潜り込む。

目の前に広がるのは異常なまでに大きい彼の逸物と睾丸。ごくりっ❤喉を鳴らし、与えられるご褒美をじっと待ち……その時はやって来た。

 

──びゅぶっ❤びゅるるっ、どびゅぅううう~~~っ❤

「っ❤こうしてみると……とんでもない量ね❤1Lは注げる特大ジョッキなのに……はむっ❤」

 

食事をしながら飲もうとジョッキに注いだは良いものの、すぐに満杯になる。

これは、私へのご褒美として与えられたものなのだ。一滴残らず、飲み込まなくては……と溢れる直前に亀頭を咥え込む。

二十秒程すると緩やかに勢いが落ち始め、更に三十秒ほど経つと漸く射精は止まった。

 

「うげっぷぅ❤」

「おう、お疲れさん。その様子だともう腹一杯……見たいだな」

「大丈夫よ❤ジョッキに注いだ精液くらい、全部私が……あぁ、そういうことね❤」

 

ジョッキ片手に椅子に座り、ヒマワリの様子をじっと見つめる。

その視線には気が付いていないようで、彼女の興味は射精たばかりのぷりぷりの精液に集中しているようだ。普段は垂らさない涎を口の端からつー……と垂らしながら、羨ましそうに視線を向ける。

やはり素質は充分あるようだ。微笑みかけながらジョッキを差し出す。

 

「ヒマワリ、これ飲む?私もうお腹いっぱいだから飲めるなら飲んじゃって」

「う、うんっ!いただきます!」

 

奪い取るようにジョッキを取り、一気に口につける。

──ごくりっ、ごくりっ。まだ5つにもなっていない少女が喉を鳴らしながら父親の精液を飲み込んでいく。1Lはあった筈のそれは見る見る内に減っていき、次の瞬間には空となる。

 

「ぷはぁ……美味しかった❤」

「なら良かったわ❤ふふっ、こりゃ将来が楽しみね❤いや、大きくなる前にナルト義兄さんの味を覚えさせるのもアリかしら?」

 

満足そうにお腹を膨らませるヒマワリの頭を撫でながら彼女の将来を想像する。

どの未来もどうしようもない……人間としては最底辺だが、女としては最高のものになるだろう。

将来の同類の登場に頬を緩ませながら時間は過ぎていった。

 

・・・

 

「ふぅ……おーい、上がったぞー」

「おかえりなさい、お風呂汚れてなかった?」

「全然綺麗だったってばよ。ヒマワリは……もう寝ちまったみたいだな」

 

食事が終わり、風呂から上がったナルトはそのまま服を着ずに夫婦の寝室に向かった。

夫婦の寝室は甘い香り……ヒナタの趣味らしい柑橘系の果実の香りに満ちていた。

必要最低限の物しか置かれていないシンプルな部屋の中心には大きなベッドが置かれ、その上で横になっているのは妻ではない女……ハナビの姿。

ベッドから立ち上がり、ゆっくりと妻よりも大きな尻を振りながらナルトに近づいてくる。まるでダンスに誘う淑女のような優雅な立ち振舞から感じさせるのは娼婦以上の卑猥さ。

ゆっくりとナルトの顔に手を伸ばし、頬に手を当てると優しく唇を重ね合わせる。

 

「はぁ……良い匂い❤やっぱ姉様は趣味が良いわね❤」

 

ナルトに向かってか、それともこの場にはいない姉に向かってか、そんな言葉を漏らす。

ぼふりっ、ハナビはベッドに押し倒され、また唇を重ね合わせる。今度は優しい……まるで風船のような軽いものではなく、お互いを求め会う激しい口づけ。

それはハナビの息が続くまで重ねられ、肺に酸素がなくなると唇は剥がされ、彼女の肺は酸素を取り込もうと胸を動かし続ける。

 

「俺もお気に入りの匂いだってばよ。だけど……」

「っ❤」

 

──くちゅりっ❤規格外の大きさの逸物が膣口とキスを交わす。

あぁ漸く本番が始まるのだ、この日を境にこの部屋の匂いは上書きされる。甘酸っぱい柑橘系の匂いではなく。

 

「これでお別れだっ!」

「くひぃっ❤」

 

──ずぶっ!

逸物が膣を満たし、子宮は歓喜の声を上げる。

大量の愛液がベッドを濡らし、優しい柑橘系の香りは甘い……彼らによって作り出される淫靡な香りへと変わってしまうだろう。

 

「今日は朝まで可愛がってやるってばよ。匂いが取れなくなるまで愛してやるからな、覚悟しろよ」

「……うんっ❤」

 

ベッドが壊れてしまうのではないか?と思うほど激しく愛され、与えられる快楽に身を委ねて、嬌声を上げる。

防音設備がしっかりとしている部屋だから良いものの、これがもしもリビングならば二人の関係は里中にバレていただろう。

それほど激しく、深く、愛おしく、互いを求めあい続け──それは唐突に終わりを迎えた。

 

「イクッ❤またイッちゃうっ❤ナルト、ナルトっ❤」

「ぐぅぅう、ハナビ……!ハナビぃ!」

 

ナルトの大きな体に跨がり、必死に腰を振る。多幸感にその身を委ね、本能のままに愛し合う。

愛され足りていたと思っていた、愛し足りていたと思っていた。だが、それは思っていただけであり己の体は、心は決して満足していなかった。

ナルトの家で、夫婦の寝室で愛され、本当に自分は彼の妻になったのではないかと思うほどに心と体は満たされていく。

 

「射精……すぞ!ハナビ、ぐぅぅ……!ハナビぃいいっ!」

「ナルトさん❤ナルトっ❤ナルトぉ❤」

 

互いの名前を呼び合い、求め合い……ついに限界に達した。

 

──びゅぶっ!びゅるるるっ!どびゅっ!どびゅっ!

熱湯のように熱い精液で子宮に放たれ、深い部分まで満たされる。

射精されながらナルトの逞しい体に抱きつき、一滴残らず受け止める為……射精の快楽を逃さぬように寄り添い会う。

 

「はぁはぁはぁ……っ❤」「はぁはぁ……ぐっ」

 

寝室で体を重ね合わせてから何度目か分からない絶頂だが、精液の濃さは変わることなく、まるで溶けた飴のように重たく子宮は満足感に浸される。

だが、彼らはこの程度で満足する筈がなく。

 

「……まだまだヤれる?」

「勿論だってば──」

 

また体を重ね合わせようとした瞬間、扉が開く音が部屋に響いた。

 

「っ!」

 

──ぼわんっ

いち早く反応したのはナルトだった。侵入者を撃退するべく影分身を産み出し、扉が完全に開いた瞬間、産み出された分身は侵入者の首筋に手刀を放った。

 

「ひっ……!?」

 

ばたりっ、と侵入者は床に倒れ込む。

いったい誰かと視線を向けると、そこには──。

 

「なっ!?」「ありゃま」

 

死んだように眠り込む妻ヒナタの姿があった。

一番近くにいた分身が直ぐ様、脈を取り、生きているか確認する。

 

「……ふぅ、大丈夫だってばよ。気を失ってるだけで多分、命には別状はねぇ」

「そうか、そりゃよかった……はぁ、まさかこんなに早くに帰ってくるとはな」

 

時計に目を向けると、針は0時を指していた。

とりあえずヒナタをベッドに寝かせ……さて、どうするべきか。確か、今日はさくらちゃんの家に泊まると言っていた筈なんだが……小さく溜め息をつき、これから相談するべく逸物を抜こうとするが。

 

「……大丈夫よ❤姉様、この様子だと暫くは寝てそうだし……後もう一回か二回、楽しみましょ❤」

「……たくっ」

 

ぎゅっと、足をナルトの腰に絡めて求めてきた。

怖いもの知らず……いや、単純に快楽に抗えないだけなのだろうが、そんな愛おしいもう一人の妻に答えるべく、抜けかけていた逸物を子宮に叩きつけた。

 

「はひゅ……っ❤」

「そんなにしてほしいのなら幾らでもしてやるってばよ!」

 

──こうして時間は過ぎていき、そして。

 

・・・

 

──ギシギシギシッ

「んっ?ふわぁ……おはよ、ナルトく──へっ?」

 

幾ばくか時間が経ち、ヒナタは目を覚ましたが、その目に映ったのは信じられないような光景であった。

 

「あっ❤あーっ❤あああぁぁぁぁぁっ❤イクッ、またイグゥゥウウッ❤」

「好きなだけイケばいいってばよ、お前が満足するまで相手してやる」

 

その光景とは自分の妹と愛する夫が体を重ねている姿。二人は自分が起きたことに気が付いていないようで必死に腰を振り、互いを求め合っていた。

普通ならば問い詰めるべきなのだろうが……どうにもヒナタにはそんなつもりは起きなかった。

なぜならば。

 

(……そっか、私夢見てるんだ。ナルト君が浮気する筈ないし、何より)

 

ちらりっ、と下半身の方に目を向ける。そこにあったのは普段のナルトの数倍……いや、数十倍の大きさの逸物と睾丸だ。

そんな規格外のモノをハナビは苦しむことなく受け入れ、ましてや喘ぎ声すらも上げていた。

こんな異常な状況が自分の目の前で繰り広げられていることこそが、これが夢である証拠であった。

 

「……ナルト君❤ハナビの相手、終わったら私ともしよっ❤」

「いっ!?ひ……ヒナタ、いつの間に起きてたんだってばよ?」

「ついさっき……かな?」

 

妻が目覚めたことに漸く気がつき、思わず腰が引けてしまう。一度、事情を説明するためにも行為をやめることも考えたが……ふと、ヒナタの様子が可笑しいことに気がついた。

もしかして……ヒナタはこれを夢だと思っているのか?ならば、ちょうど良い。

印を結び、影分身を発動させる。その逸物はヒナタ用に小さく変化させたものであり普段の彼とは比べ物にならない。

 

「なら姉様……んっ❤一緒にナルト義兄さんのちんぽ、楽しみましょ❤」

「……うんっ❤」

 

その言葉と共に影分身はヒナタのことを花を愛でるかのように優しく押し倒した。

唇を重ねながら秘部へと手を伸ばす。秘部はすっかりと濡れきっており準備万端、直ぐに挿れても問題ないだろうが……。

 

「んっ……❤ぁ、はふぅ❤」

 

まずはゆっくりとヒナタの体を楽しむことにする。

秘部に指を挿れながら、ゆっくりと動かし、同時に片手で服を剥ぎながら大きな胸を露出させ、優しく揉みしだく。

正直言って彼女はセックス慣れしているハナビと違って脆い。いきなり挿れたら痛がる可能性も充分あるし、何よりも彼女はセックス自体好きではないので体ではなく心を満たしてあげなくてはならない。

 

「ナルト君……ナルト君っ❤」

 

……が、彼女がそうと思っているとは限らない。

ヒナタの本質は淫乱だ。臆病と言う皮を剥けば、直ぐ様淫らな本性が顕となるが……ナルトは妻の本質を理解しておらず、ヒナタは夫に己の本質を見せたがらない。

軽い愛撫では我慢できない、直ぐにでも逸物で子宮を満たしてほしい、そう心の中で願うが……それが満たされることは決してない。

 

「そろそろ……いいか?」

「………………うんっ❤」

 

夫婦になってから幾度も体を重ねたと言うのに、まるで付き合ったばかりの……初めてセックスをするカップルのように慎重に愛し合う。

合意を取ると、ナルトはゆっくりと逸物を挿入させた。

セックス慣れしていない妻の膣はびくびくと震え、逸物に快楽を与えようとしてくれているように思える……が。

 

「はぁ、んっ❤やっ、駄目……っ❤」

 

見られないように顔を隠し、必死に嬌声を上げるのを我慢している姿は、やはり快楽に抗っているようにしか見えなかった。

今回に関してはヒナタが誘ってきたので、ナルトが我慢する必要はないが……夫婦関係は妥協が大事だ。

両手を握り、優しく腰を振る度に大きな胸は揺れた。

 

「はぁはぁ……んっ❤」

 

ナルトの優しさを受け入れながら……ちらりっ、と横目で隣で犯されている妹を見る。

 

「どーした、ハナビ?ヒナタがこっち見てるってばよ!いつもみたいに喘いだらどうだ?」

「ぁっ❤あひぃ❤ごめ、ごめんなさい姉様っ❤私、ナルト義兄さんのっ❤おほぉっ❤ナルトのおちんぽ、楽しんじゃってる❤でも私のおまんこっ❤ナルト専用おまんこになってるからぁ❤我慢できなくてぇ……❤んぎぃいっ❤❤❤」

「俺は謝れって言ってるんじゃないってばよ。いつもみたいにヒナタにお前の喘ぎ声聞かせてやれ」

「……っ❤」

「おっ❤んぉおぉぉおおっ❤奥までぇ❤いっぱいっ❤あっ❤はひゅうっ❤んっ、んぐぅうううっ❤❤❤」

 

──それは同じ男に抱かれているとは思えない程に乱れ狂う妹の姿であった。

お腹を逸物の形に膨らませて、膣肉は必死に逸物に吸い付き、引き抜かれる度に肉ヒダが絡み付き、愛液が溢れ出てくる。

自分よりも男慣れ……いや、ナルト慣れしている妹の姿に思わず、負けじと激しいのを求めようとする。

 

「……ん?ヒナタ、どーしたんだ?何処か、痛かったか?」

「な、なんでもないっ❤スッゴく気持ちいいから……安心して❤」

 

……が、出来ない。愛しい夫に乱れた自分の姿を見せたくないと思うし、何よりもあんなもの自分が耐えられるとは思えないと言い聞かせる。

黙って快楽を受け入れ、妹と夫が愛し合い、肉と肉がぶつかる音、膣肉が逸物に掻き回される音、夫に狂わされる妹の嬌声に耳を澄ませながら。

──その時はやって来た。逸物が大きく膨れ上がり、膣が圧迫され、ピストンが早くなっていく。奇しくもハナビの方も激しさが増していき、あちらも絶頂が近いのだろう。

 

「ヒナタ、そろそろ射精すってばよ……!」

「はぁはぁ……っ❤うんっ、来てぇ❤いっぱい、射精……してぇ❤」

 

「はぁはぁ……ぐっ、ぉおおっ!ハナビ……っ!」

「お゙っ❤んぎぃいいいっ❤イグッ❤ナルトさん、イグぅうっ❤イッちゃうぅぅ❤ナルト、ナルトっ❤ナルトぉおおおっ❤」

 

ラストスパートに向けてヒナタとナルトはキスを交わし、お互いの気持ちを高め合う。

対してハナビの方はというと、その大きな桃尻を後が残ってしまうほど強く掴み、一心不乱に腰を叩きつけ、ハナビもそれに合わせて尻を振る。

若い恋人同士のような優しい互いの愛を確かめ合うセックス、獣のような乱暴な互いを求め合うセックス。二つは同時に限界を迎え、同時に絶頂に至る。

 

──どくっ!どっくっ!びゅっ、びゅぅううっ!

──びゅぶっ!びゅぶぶぶっ!ぶりゅりゅぅうっ!びゅぶぅううううぅぅぅ!!

 

「…………っ❤」

「~~~っっ❤❤❤おっ、ぐぅううっ❤ご、あっ❤ん、ひぃいいっ❤」

 

方や静かに絶頂を迎え、方や射精の快楽により喉奥から唸り声を絞り出し下品に絶頂を迎えた。

絶頂を迎えても尚、ヒナタの体は快楽を求め、子宮は精液を求めて疼く……が。

 

「ヒナタ、もう一度するか?」

「も……もう、限界……かな❤」

「分かったってばよ、ハナビは……っと、聞くまでもねぇか」

「当たり前でしょ❤私の体は……ナルトさんが精液コキ捨てる為にあるんだから❤ナルトさんの気のすむまで交尾、ましょ❤」

 

夢だと言うのに勇気を出せず、ヒナタはそのまま行為を終えた。

ヒナタが満足するのを確認した影分身はハナビの方に近づき、本体と共に妹を責め立てる。

 

「ひぎぃ❤ちょ、ま……待ってぇ❤二穴責めなんて久しぶりだからぁ❤もう少し、心の準備を……んぁあっ❤」

 

二人のナルトはまだまだ射精し足りなかったのか、膣と尻穴に巨大な逸物を挿入して楽しませる。

……あんなこと、自分には出来るだろうか?羞恥心を捨て去り、ナルトを求めて狂ったように喘ぎ続けるハナビのように自分はなれるだろうか?

いいや、無理だ。自分が自分である限り……ナルトの妻として、己の本性を見せることはできない。あんな恥ずかしい姿、夫には見せられない。

 

雌としての敗北感を身に染みさせ、下唇を噛みながらヒナタは枕に顔を埋めて夢を終わらせようとする。

夫と妹の嬌声は疲れきったヒナタにとって丁度良い子守唄となり、自然と瞼は瞑り──。

 

・・・

 

「ふわぁ……」

 

次に目が覚めたら自分のよく見知った寝室にいた。

寝室は僅かな淫臭と柑橘系のお気に入りの香りに満たされており、いつもの部屋だと感じさせた。

隣に眠る夫は火影の激務に疲れ果てて泥のように眠っており、いつもの朝を感じさせた。

 

「……夢、だったのかな?」

 

腹部を擦るといつも通り、ナルトの精液がたぷたぷと子宮を満たしているのを感じる。

恐らくは酔っ払って覚えていないが、いつものようにナルトと体を重ねてから眠ったのだろう。

 

「まさか……ね」

 

一瞬、昨日見た夢が現実なのではないかと思ってしまったが、あんな現実感がない記憶が現実である筈がない。

酔った状態で体を重ねたお陰で見てしまった淫夢と考えるのが現実的であろう。

……もしかして自分はもう一人くらい子供が欲しいのか?そんなことを考えるとくすりっ、と笑ってしまう。

 

「ナルト君、起きて。もう朝だよー、直ぐに朝ごはん作るからシャワー浴びてきて」

「…………おー、ぅ」

 

眠たそうにもぞもぞとベッドから這い出てシャワー室へと向かう夫を見送り、ヒナタはキッチンへと向かった。

さて、今日の朝ごはんは何にしようか?こうして火影の妻であるヒナタのいつもの朝は過ぎていく。



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