CUE!「Original My Story」 (Reidou Shion)
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注意書き(必読)&設定
【注】
この作品は【CUE!】と言うゲームにハマった作者が思いついたオリジナルストーリーを不定期で投げるだけの場所ですので、話と話の間に時系列は存在せず、話同士は初期設定以上の関係がありません、そこの所を認識した上で、それでも読んでくれる心優しい読者様を作者の豚は歓迎致します。
◆□設定□◆
〜登場人物紹介〜
「マネージャー(主人公)」
年齢・不明(恐らく20代)
性別・不明
性格・寛容、懐が厚い、ヲタク等etc
足を挫いて動けない少女を助け、少女の勤め先だという事務所、エールブルーに足を運んだ所、なし崩し的に少女の所属する声優事務所のマネージャーとして就職できてしまった幸運かつ妬ましい境遇の存在。
根は真面目でやる時はしっかりやることのできる性格だが、普段の生活では少し気が抜けている様子も見られる。
また、金銭に関しては自分に厳しい所があり、無駄遣いを嫌う傾向にあるが、懐が厚いといった長所もある。
新人声優である少女達がファミレスなので飲食する際に同席した少女達の代金を奢る等といった行動を取っている為、一部プレイヤー達からは「エールブルーの財布役」「都合のいい財布」「貢ぎ精神を忘れないヲタクの鏡」「羨ましい、自分にも奢らせろ」等といった声も。
【Flower】
「
年齢・16歳
性別・女
性格・礼儀正しく温厚、亀井さん等etc
好物・亀井さん、ぬいぐるみ、すき焼き等etc
私立秋島高校に通っている現役女子高生、主人公に助けられた少女であり、新人声優グループ【Flower】のリーダー。
礼儀正しく温厚な性格をしているが、一方受身体質の所為か自分以外の意見に流されがちな様子が見られる。
だが、チームメイトが喧嘩等をしている際には仲裁に入ったりなど、リーダー気質もしっかりと持ち合わせている将来有望な声優のタマゴ。
亀井さんと言うペッt(ゲフンゲフン)友人を飼っている。
Flowerの纏め役だが、やはりこの事務所の所属声優は癖が強いイロモノばかりで、なかなか統率が取れずにいる。
「
年齢・17歳
性別・女
性格・強気、ドケチ等etc
好物・格ゲー、家族、ラーメン等etc
都立神端学園高校に通う女子高生、多くの弟達がいて、実家があまり裕福でない事もあり、普段から人の面倒を見ていた事もあって強気な口調になっていて、節約にうるさいといったこともあって同世代や年上からはよく思われない場合が多いが、ある程度一緒に過ごしているとしっかり周りの事を考えて行動している事がわかる。
ゲーム内最初のイベントである『Girls meet meat! アラカルト』では、その様子が特に目立つストーリーだった為、プレイヤーの好感度を荒稼ぎした。
「
年齢・18歳
性別・女
性格・クール、毒舌、あんこ等etc
好物・あんこ、アザラシのぬいぐるみ、猫等etc
物静かでだらりとした様子の大学生、【Flower】の最年長であり、一番子供っぽいと一部のプレイヤー間では言われている。
作者の推しであり、好物のあんこを生で食べたり屋上でコタツに籠り熟睡する等、周囲を驚かすような行動をすることが多い。
好きな事にはとことんこだわり、好きな事を否定された時は珍しく感情を露わにして自分の主張を押し通す素振りを見せる。
スケッチ等、美術・アートの方面に精通しており、作中では陽菜をスケッチの題材にしたりと、美術好きな様子が見られる、その様子は性格にも影響しており、彼女は普段物事を客観的に捉えるのが得意であり、口論の際には言葉の隙を突いて反論する様子が伺える。
「
年齢・17歳
性別・女
性格・リーダー気質、筋トレ厨等etc
好物・りんご、アメコミ、筋トレ道具等etc
都立神端学園高校に通う16歳の少女、他人を引っ張ることが得意で、よく言えばリーダー気質、悪く言えば厚かましいと言えるような性格。
好んで毎日筋トレをしており、声優と言う仕事に人一倍熱心に取り組む様子が伺える。
作中では筋トレ道具を乱雑に扱われた際に怒りを見せ、自分の命の次に大事なものと発言した(命の次に大事なものをそこら辺に置いておくのもアレだが)。
以上、注意書きと登場人物の紹介でした。
今後、話を構成していくにつれて追記する場合がありますので、そこの所もご理解頂ければ幸いです。
では、今後も良きジャーマネライフを。
©Liber Entertainment Inc.
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夏の志穂はワガママ
晴れてエールブルーに所属する新人声優のマネージャーへと飛び込み就職した私だが、就職して半年と少したった最近、とても大きな悩みがある。
「ジャーマネ〜、アイス買ってきて〜」
「自分で買ってきなさい……。」
そう、現在進行形で、私にアイスをパシらせようとしているこのぐーたら声優の事だ。
「ずっとゴロゴロしてると不健康だと思うぞ、少しは外にでて運動したらどうなんだ?」
「暑いから無理〜」
「そんなの誰だって同じでしょうに……、そんなに外にでたくないならアイスは我慢しなさい。」
「嫌だ……アイス買ってきて……。」
説得しようと言葉を投げかけるも、むしろ維持を張りもっとめんどくさくなった、一体どうすればこのワガママお姫様を丸め込めるのだろう。
「ただいまー!マネージャー!アイス買ってきたけど食べますか?」
「……アイス(ピクっ)」
素晴らしいタイミングでほのかがアイスを買って帰ってきた、よし、これでぐーたら姫を大人しくさせることができるっ!
「えーっと……あんこバーとゴリゴリ君、それとカロピス味のアイスも買ってきたよ〜!」
「至高の選択……感謝する。」
「えっへん!どういたしまして!じゃあ私は陽菜と舞花にもアイス渡してくるから!」
そう言ってほのかが廊下を駆けていくのを尻目に、志穂はおもむろにあんこバーを手に取り目を輝かせながら少しづつ咀嚼していく。
「やはりあんこバーは最高。」
好物あんこバーを手に取って幸せそうにアイスを食べる志穂を見ていると、なんだか心が和やかになっていく、まるで子供が楽しく遊んでいる姿を見ているような気分だ。
「ジャーマネ、なんだその目は、まるで子供を見るかのような目で私を見るな。」
「あ、アハハ、バレちゃったか……いやぁ、あまりにも美味しそうに食べるから、いつも感情を表に出さない志穂がそんな顔もするんだなぁ、ってね。」
「むぅ……ジャーマネ、私は緑茶を所望する!」
「はいはい、わかってますよー。」
寮のリビングからキッチンへ移動し、急須に茶葉を入れる。志穂は飲食に厳しく、急須に入れる茶葉の量も4g以外だと容赦なく入れ直しを要求してくる程だ。
「お湯の量は120~140mlで温度は70℃っと、後は1分半待つだけでOK。その間に今日の予定を確認……うん、二時間後にレッスンね。」
そう独り言を駄弁っている間に1分半が経ち、茶葉が開ききった。急いで茶を注ぎ、今尚もソファで寛いでいるぐーたらモンスターの元へ持っていく。
「はい、お茶が出来ましたよ〜。二時間後にレッスンがあるから、それ飲み終わったら準備してね?」
「理解、しかし、こう暑いとレッスンにも気が入らない、以下がするべきだと思う?ジャーマネくん。」
そんなものは仕方がないではないか、夏は暑いものだと決まっている。仕方がない、ここは適当な事を言って誤魔化そう。
「そうか、じゃあ今度の休みはみんなでプールに行こうか、暑くてレッスンが辛いかもしれないが、乗り切れば楽しいプールが待ってるぞ?」
「否、ジャーマネ、それはレッスンが暑くて気が入らないことへの解決策ではない。私は暑い環境でレッスンをするのが嫌なだけだ。」
くっ、流石に志穂相手では
「はぁ、志穂?貴方はライブでも同じことが言える?本当のステージでは沢山のお客さんの熱気で普段よりも暑い中歌って踊らなければならないの。」
「ふむ、そう考えれば納得できなくもない、ありがとうジャーマネ、また疑問が1つ解決した。」
「はいはい、こまめに水分を補給するのを忘れずにね?志穂が倒れたら私が陽菜に怒られることになるし。じゃあ志穂、私は事務所で仕事があるから先に出るね?レッスンサボらないように!」
「分かっている、ところでジャーマネ、今度の休みのプールだが、行くからには水着を着なければならない、レッスンが終わったら連絡する、今日の夜は買い物に付き合って貰うぞ。無論、他3人も一緒に。」
くっ……ただでさえ忙しいのに、しかも全員分の水着を買いに行くつもりか、ただでさえ買い物をするとFlowerの4人は言い合いになり、最終的に私に選択を迫ってくるのだ。仕事で疲れきった私には泣きっ面に蜂と言った所、サラッと言いやがる所がいやらしいな、この娘はやはり侮れん……。
「はぁ、仕方ないな……高校生も居るんだから9時までには寮に戻ると約束するならいいでしょう。」
「了解した、3人には伝えておく故、ジャーマネは早く仕事を終わらせるように。」
「はいはい。」
この後、いつもより1時間早く仕事を消化し終わり、時間に余裕を持って買い物ができると安心しきった私は、水着だけでは飽きたらなかった現役女子学生の夏コーデ巡りに付き合わされ、疲労困憊となって家に帰るのであった。
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