銀魂~AFTER STORY~ (薔薇餓鬼)
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第一訓 完結したと思ったらまた始まることもある
前回までのお話。
ナレーション:坂田銀時
うちの一族最強と恐れられた男、うちのマダオ(長谷川泰三)は、大四次侍対戦を引き起こした。マダオは自身の分身である闇ゼツと江戸中の無職を甦らせる禁術、江戸転生使い江戸中の無職を甦らせ江戸を強襲。マダオの目的は全ての人間をマダオ化させる大幻術、無職月詠を発動させ、江戸中の人間をを無職にすることだった。そしてついにマダオは無職月詠を発動。江戸中の人々は無職と成り果てた。なんとか無職月詠の魔の手から、逃れた万事屋メンバーはマダオとの最終決戦に挑む。果たして万事屋メンバーの運命はいかに。
「運命はいかにじゃねぇえだろうがぁああああ!」
新八のツッコミが万事屋に響き渡る。
「開始早々になんつーナレーションしてんだ!NARUTOをパクってるだけだろうが!!」
「1話目からうるせぇぞ新八。パクりパクりって言ってると銀魂の民度が低いって世間から言われるぞ。」
「それは違う漫画の問題だろうが!!」
「大丈夫アルよ新八。銀魂はちゃんとパクってるから問題ないアル。」
「大問題だろうが!!つーかうちのマダオって何だよ!?ただの
「いやー最近、作者がNARUTOにハマっててよ。マダラとマダオって似てるし、いけるんじゃねって思ったのが今回のネタだ。」
「軽すぎんだろ!!それだけでよくここまで思いついたな!!」
「ちなみに無職月詠は
「わかるわけねぇだろ!!」
とこのように連載が終了してもなお、相変わらずの万事屋メンバーである。
「冗談はこれぐらいにしておいてだ。今回、
「今後って。もう銀魂は連載終了したわけだし、今後も何も…」
「そうアルよ。銀魂はジャンプを10年以上支え続け、綺麗な形で連載は終了したアルよ銀ちゃん。」
「してねぇよ。最終回詐欺2回もやったんだぞ。」
新八が神楽に冷静なツッコミをする。
「そう銀魂は終了した。だが最近では連載が終わった作品でも、違う雑誌で連載が開始される漫画もある。銀魂もそういう可能性があるわけだ。そこで今からそうなっても大丈夫なように、今からどんな話にすればいいのか考える。」
「シナリオ会議!?仮に連載が再び始まったとして、何で僕たちがやらないといけないんですか!?」
「俺たちがやらないで他に誰がやるってんだ。」
「
「でも銀ちゃん。何で銀魂アルか。銀魂の次に出る作品のアイデアを出すんじゃダメアルか。」
「バカヤロー。新連載を出したからといって売れるとは限らねぇ。思い出してみろ。
「失礼こと言ってんじゃねぇよ!!」
「確かに
「それ以上、口を開くんじゃねぇ!!消されてぇのかてめぇら!?」
危ない発言をする銀さんと神楽にツッコミをいれる新八。
「とりあえず俺が手本を見せてやる。」
そう言うと銀さんは、ナレーションに入る。
星芒教との戦いを終えた万事屋たち。ある時、万事屋にある依頼がやって来る。依頼内容は股に生えた龍を沈めて欲しいという依頼だった。
今、万事屋史上、最高難易度の依頼に銀さんたちが挑む!
「さっきと同じじゃねぇかぁああああ!!」
「ぶべら!?」
冒頭と同じ展開に新八は銀さんと蹴り飛ばした。
次回に続く。
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第二訓 他の作品を参考にすることは悪いことじゃない
銀魂がまた連載を再開した時の為に、アイデアを出した銀さんであったが、パクりであった。
「パクった上に、下ネタぶちこんだだけじゃねぇか!!何が股に生えた龍だよ!!何が万事屋史上最高難易度の依頼だよ!!んなもん病院、行ってどうにかしてもらえや!!」
「インパクトがあったほうがいいだろ。」
「インパクトも何もねぇよ!!今までと全く変わってないだろうが!!」
「鬼滅の刃みたいに社会現象になるぐらいなると思ったんだがな。」
「青少年保護条例の観点から社会現象になるわ!!」
「本当アルよ。やっぱり銀ちゃんには任せておけないネ。私に任せるヨロシ。」
そう言うと神楽は語り始める。
ナレーション:神楽
星芒教との戦いを終え、万事屋を再開した銀さんたち。ある日、万事屋に一通の手紙が届いた。手紙の中には連載を終えた後、行方不明になっていたはずの
銀魂 北海道篇スタート!
「お前もパクってるだけだろうが!!これるろうに剣心のパクりじゃねぇか!!」
「やっぱり読者が求めてるのはバトル漫画アル。」
「誰が
「今までずっと舞台が江戸とか他の惑星だったし、私なりに目新しさを求めたアル。」
「だから新しくねぇんだよ!!」
銀さんに続いて、神楽までもが他作品をパクってしまっていた。
「いっそのこと路線を変えるってのはどうですか?今までギャグとシリアスばっかりだったし。」
「路線変更アルか。でもどのジャンルでいくアルか。」
「そうだな…ラブコメとか?」
「ラブコメか…だったら銀魂。結野アナをピーさせたい。侍たちの恋愛頭脳戦なんていうのはどうだ。」
「だからパクってんじゃねぇよ!!それにただのてめぇの願望だろうが!!つーかタイトルまで変わってんじゃねぇか!!」
「規制が厳しい今の時代、銀魂ってタイトルだけじゃPTAに何言われるかわかんねぇからな。だからタイトルを足して緩和した。」
「緩和できてねぇよ!!タイトルをパクった上にピー音が入ったせいで余計、悪化してんだろうが!!つーかとっくの昔からPTAに目はつけられてるし意味ねぇんだよ!!」
「じゃあ銀魂。神楽様は告らせたい。沖田と神楽の恋愛頭脳戦ってのはどうだ。」
「死ねぇえええ!!」
「マリアージュ!?」
神楽の銀さんを蹴り飛ばすと、神楽は銀さんの胸ぐらを掴む。
「何、気持ち悪いこと言ってるアルか腐れ天パ!!」
「いや…だって…二次創作とか同人誌じゃお前らカップリングとか描かれてるし…そういうのを望んでる読者にサービスをと思ってな…」
「ふざけたこと抜かしてんじゃねぇアル!!だったらお前とニコ中のBLを連載して、腐女子共にサービスしてやるアル!!」
「ふざけんな!!だったらてめぇがおっさんとベッドインする漫画を連載してやるよ!!」
「おぃいいいいい!!それも薄い本になるだろうが!!取り返しがつかねぇことになるわ!!」
流石にこれ以上はまずいと思った為、新八がここで止めに入る。
そして結局…
「もういっそのこと万事屋の背景だけ描いて、適当に喋るだけで連載したんでいいんじゃね。」
「ただの手抜きだろうが!!キャラが出ずに台詞だけの漫画なんて見るわけないだろ!!」
「けどずっと背景なしで連載する漫画なんてないし、意外性があっていいんじゃないアルか。」
「アニメを見てる人からしたら意外性も何もねぇよ!!いつもの銀魂だとしか思わねぇよ!!」
銀魂の今後については、決まりませんでした。
次回予告 その日…世界中の人間はマダオに…「もういいつってんだろうが!!」
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第三訓 儲ける為には流行に便乗しろ
前回までのあらすじ
ナレーション 長谷川泰三
人類で初めてマダオになった男
果たして万事屋の運命はいかに!?
「お前もかぃいいいいいい!!」
また万事屋に新八のツッコミが響き渡る。現在、万事屋には長谷川泰三がやって来ていた。
「どんだけ鬼滅の刃に依存してんだよ!!何が社会人になる奴が現れるのを待っていただよ!?そんな暇があるならハローワークにでも行ってこいや!!」
「いやー…今までこういう入りだったから、こうした方がいいのかなって思ってよ…」
「いいんだよ!!真似しなくて!!」
「それで何の用だ長谷川さん。俺はゴロゴロしながらジャンプを見るっていう仕事で忙しいんだよ。」
「どこが!?仕事ないだけだよねそれ!」
仕事の依頼に来た長谷川を前にしても全くやる気を出さない銀さん。
「いやー。儲け話があるからどうかなって思ってよ。」
「儲け話?転売屋でも始めるアルか?」
「違う違う。2021年に銀魂の映画が公開されるだろ。だからよ。銀魂のグッズを俺たちで作って販売してみないかと思ってよ。」
「あー、この後に及んで公開時期以外何もわかっていないあの映画ね。」
「失礼なこと言うな!!」
「ああ。7年前に完結編ってタイトルで映画を公開したのにまたやるって言ったあの映画アルか。」
「いい加減にしろよてめぇら!!つーか何で他人事なんだよ!!僕たちの映画だぞ!?」
自分たちの映画なのに他人事のように話す銀さんと神楽に新八はツッコミをいれる。
「つーかよ。もう無理だろ。銀魂の映画が公開される前に鬼滅の刃の映画が公開されるんだぜ。どう考えたって銀魂が日の目を浴びることはないだろ。それこそ長谷川さんが再就職するぐらい無理だろ。」
「俺は関係ないだろ!?だいたい主人公の銀さんが諦めてどうするんだよ!!」
「そうアルよ。マダオはどうでもいいにしても、銀魂の映画はもうこれが最後アルよ。もう大々的に銀魂を宣伝する機会はもうないアルよ。」
「何でいちいち俺を巻き込むんだよ!?とにかく!ここで一発デカイ花火、ぶち当ててようぜ!儲けは分配するからよ!」
「ったく、しゃあねぇな。わかったよ。」
渋々、長谷川の依頼を受けることを決める銀さん。
「とりあえず入場特典から考えようぜ。」
「入場特典は大事ですよね。ファンは全部、揃える為に何度でも来ますからね。」
「んじゃ、こんなのどうだ。」
ナレーション 坂田銀時
何度も終わる終わる詐欺をした銀魂もついに完結。今、侍たちの最後の戦いが始まる。
入場特典は竈門
「鬼滅の刃に便乗してんじゃねぇ!!何で銀魂の映画なのに鬼滅の刃の缶バッジが入場特典なんだよ!!」
「いいだろ別に。吾峠先生がジャンプに漫画を送ろうと思ったきっかけは銀魂を見たからだぞ。ようは俺たちがいなかったら鬼滅の刃がこんなにヒットすることはなかったんだぞ。だからこれくらいしたって問題ねぇだろ。」
「問題しかねぇよ!!
「それにこの方法に確実に売れるだろうが。鬼滅の刃と聞けば鬼滅民、転売屋が動く。入場チケットの料金を払っちまえば、後は映画を見ようが見まいが関係ねぇ。儲けはこっちのもんだ。合理的だろうが。」
「最低すぎんだろ!!あんたそれでも15年もジャンプを支え続けた主人公かよ!?流石にそこまで危ねぇことまでして儲けてぇなんて俺は思ってねぇから!!」
あまりにも最低すぎる銀さんの提案に新八と長谷川がツッコミをいれる。
「銀ちゃんには巻かせおけないアル。私に任せるヨロシ。」
銀さんの提案を聞き、これい以上、任せておけないと判断したのか、神楽が動き出す。
やっぱり空知先生って天才…
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