異界の暴食 (使徒)
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1話

改訂しました。10月26日


 ヴェルドラの気配が消えてる、重要なイベントのときに異界にいたのは運がないなぁ

 帝国は動きなしと、勇者も魔王もなし異界も関係なしと、この世界固有のモノと、スライムが捕食したと

 

 

「アハハ! クヒヒ! そういうことかキミかキミなのかキミなのだろう、それならおかしくない」

「師匠、いつよりキモい」

「キモいとか傷つくよ〜師匠でも傷つくのです〜」

「師匠ならその程度気にしない」

「おっ師匠の繊細な心を傷つけた口はこれか」

「口を引っ張るなってぇ」

 

 おっと失敬、弟子の修行終わり後だった、いいこと思いついちゃった

 

「弟子ー暴風竜が消えたから遊びにいくぞ〜」

「えー師匠が聞いてくるってことは面倒事じゃん、そもそもイヤって言っても連れて行くじゃん」

「ふふん師匠は我侭なのです〜こんなのに弟子入りした自分を恨むといいよ」

「それは、そりゃああのままだったら死ぬだけの俺を助けてくれたことは感謝してるよ」

「このツンデレめ、えいえい」

「やーめろってわざわざ浮いて頭を撫でるなって」

 

 本当に弟子可愛いなぁ本人に言ったら怒るからあまり言わないけど約束とはいえこんな原石なら約束が無くても保護したと思うけど気分次第だし数年前の私に感謝

 

「師匠今変なこと考えてたよな」

「そんなことないけどな〜」

「絶対考えてた」

「修行のことを考えてたんだよ」

「いや」

「弟子また腕を上げたな、魔王クラスと善戦できるくらいにはなったな」

「はぁ〜、そんな弟子を一方的に嬲れる師匠って何者です」

「師匠は師匠です〜、そろそろ行くよ」

「あっ、露骨に話題を変えた」

 

『瞬間移動』

 

「到着っと」

「相変わらずデタラメですね」

 

『索敵』

『具現化』

 

「ふむ、この辺で魔素が高いのはスライムに豚頭帝(オークロード)ねぇ〜」

「他にも魔人が数人」

「今までは暴風竜がいたから何も出来ないでいた奴らが動いてるかんじか」

「ここ一帯で一番魔素が高いのがスライムってどういうこと」

「暴風竜が中にいるってことでしょ」

「えーとスライムの中にあの暴風竜がいるってこと」

「そうそう」

「ありえないってただのスライムが世界の一部と言っても過言ではない竜種を呑み込むって」

「転生者なら可能でしょ、弟子だって人間なのに魔王と戦えるだけって規格外でしょうに」

「魔物に転生してまあ師匠っていうもっと凄いのがいるのであれですけどね」

「この森にいる元弟子も凄いけどね」

「他にも弟子取ってt」

「ありゃ」

 

『瞬間移動』

 

「だよね、元弟子暴走状態かな、身体に負担かけさせたくないから潰すね」

 

『魔力封印』

『多重結界』

 

「これぐらいすれば十分でしょ」

(分離すれば剥がせるけど安全じゃないし、あれは使えない、いや丁度使えるのがいるじゃん)

「そこのスライムくん喰って」

「あいよ」

 スライムが炎の精霊(イフリート)を捕食し暴走は終了した

 

 弟子を回収しつつ冒険者三人からの質問を無視しつつ元弟子が起きるのを待った

 スライムが作った村は魔物が作ったにしては綺麗でやっぱし転生者で間違いない

 その上で竜種を捕食できる

 フフ、そうなんだろう友よ、他のものが分からなくても私はわかるさ

 転生体なんだろう、君が楽しく生きれるように運命を操ってあげる

 新しい命だ妻も一緒なんだし、楽しみたまえ友からの餞別だ

 

 そろそろ元弟子が起きるだろう

 むっ! シリアスを感知、師匠その会話に介入する

 

『空間操作』

『虚数世界』

 

「やっほう、元弟子〜! 

 死にそうだね、勝手に若返らせるのと肉体の安定化しといたから

 死なないけどね〜」

「師匠なにしてるんです」

「肉体操作と再生術使って安全だからね」

「シズさんは大丈夫なのか」

「大丈夫だよスライムくん、安心しな元弟子は寿命で死ぬことは無くなったから」

「師匠なにしてるんです」

「師匠は我侭なんです、スライムくんお礼渡してなかったね宝玉あげるね」

 ポイっとスライムに向かって宝玉が投げられた

「元弟子には仮面っとなくしちゃダメでしょ」

 今度は顔の近くに仮面を

「宝玉の方は人間になるに必要な要素が入ってるから人型に成れるよ

 あとヴェルドラは元気だった? 知ってるから隠さなくてもいいよ」

「シズさんこの人めちゃくちゃですね」

「ええ師匠はこんな感じの人よ」

 

 •

 •

 •

 

「うんうん、やっぱり元気だったのね、スライムくんもこの世界に産まれてから色々してるのね

 元弟子の擦れてた時の話するね」

「ずいぶん話し込んだと思うんですけど」

「ああそれね、この部屋の時間を弄ってるから外の時間だと数秒経ったぐらいじゃない

 それでね〜」

 

 ・

 ・

 ・

 

 

「機械的に敵を処理したんだけどね最後はね魔王が城を捨てる際に残されてね勇者と戦ったんだけどね勇者が強すぎてね、うーん世界の加護があるからといってもねその時の映像がこれ、戦わずにこれ撮影してた」

「戦闘終わったときに現れてだれって」

「これは『透明化』と『存在減少」を使って撮影をして

 いやーあの頃の元弟子は勇者以外信用してなくて懐かせるのに苦労したよ

 飴とか食べ物とかで仲良くなったけどね」

「師匠恥ずかしいのでやめてください」

「スライムくんが興味津々だからいいのといっても勇者が去った後は少ししかしらないけど

 おっと時間だからとう」

 

『空間操作』

 

「師匠って人凄いですね嵐のような」

「あれでもこっちが本気で嫌がることとかしてこないのだから不思議なの」

「師匠さんってなんて名前」

「師匠は最後まで名前を教えてくれなかったの」

「だから師匠呼び」

「そう」

 

 




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2話

改訂しました。10月26日


 元弟子は元気になって本命にも会えて面白くなるようにしたし

 

 おや、早速また面白いことになってる

 珍しい種族が集団で高度な行動していれば謎の勢力と思われて

 更に里が襲われてからそんなに時間が経ってなくて人型が長をしていると思われてるなら大鬼族(オーガ)を襲った魔人の仲間かと思われて攻撃されるのは仕方がないけど

 それにしてもあげた宝玉を上手く使いこなしてるね、上位の看破系能力がないとだたの人間にしか見えないからそれが今は裏目にでたね

 あの数と質の大鬼族(オーガ)じゃあなぁ、あの頃の白鬼ならまだしも死期の近い今はなぁ

 腕は斬られたけどほら、スライムくんが勝った〜

 誤解を解いてほぉんそれで、大鬼族(オーガ)を味方に付けると名付けの代償を知らないとは言え

 鬼人族(キジン)に成れる程の者たちの名付けを一度にするからまた名付けして気を失ってるし懲りないな六人も鬼人族(キジン)がいれば国に大打撃与えられるほどだし戦力としては申し分ない豚頭帝(オークロード)と戦って勝てるだけのものがあるだろう

 なにも起こらなければ、と頭に付くけどね

 運命を弄ってるからねぇ

 ここ一帯で最も戦力を有しているから樹妖精(ドライアド)豚頭帝(オークロード)の討伐依頼を出すのは不思議じゃないけど何もしなくても討伐に向かってただろうけどわざわざ出したってことは

 裏に何か考えてることはあるだろうけど

 一時的とはいえ洞窟付近の様子が見えなくなってれば警戒もするだろうけど

 やったの私だからね、世界を見ても森の中で樹妖精(ドライアド)の目を誤魔化せるのは一握りもいないし、その森の中にいるのを警戒するだけ無駄なんだけどね

 

 区切りいいし弟子を気絶させておくか

 うん? 

 弟子に稽古をつけながら見てたのかってそらそうよ

 魔王に善戦できるぐらいじゃねぇ

 

 元弟子の方を見るか

 

 元弟子は金髪魔王に一発いれたところと

 真っ正面から殴らせてって

 金髪くんはあれでも常識があるから罪悪感があるんだね

 召喚した子の中で手に負えないのはこっちに渡してくるし

 そりゃあ、一発殴らせろっと言えば殴らせてくれるよね

 わだかまりが無くなってよかった、よかった

 元とはいえ弟子が思いを伝えられなくて死ぬなんて許されないからね

 えっ、なんで探知に引っかからなかったのかって

 そりゃあ私が送ったんだから当然でしょ

 

『瞬間移動』

 

「よっす〜金髪くん元気〜」

「混沌か、殴られたが元気だ」

「師匠、何しにきたんです」

「う〜ん調整ミスがあったから直しにきたよ」

「調整ミス?」

「今まで宿っていた精霊が居なくなっていることに関係してるのだろう」

「そうそう、長年身体に居たのがなくなれば何かしら起こると思って調整を緩くしてたんだけどその調整がダメでねそれの調整で来たんだよ〜」

「さっさとやれ、お前が長居すると良くないことが起こる」

「良くないことって前は魔王になりたてのが来たぐらいだろ

 おっと、究極能力(アルティメットスキル)を使うのかい」

(本気で嫌らしい、はぁ〜また来たときに弄ればいいか)

「はいはい、それは使わないさっさとやって消えますよっと」

 

『祝福』

『昇華』

 

「これで大丈夫っと、流石にこれを修正しようとしてきたらどれ程の対価を払うことになるかな」

「修正?」

「ここの主が帰れっていたので」

「ちょっ師匠」

「残念君は私がお持ち帰りだ、そんじゃバイバイ〜」

 

 

 

 一つの封筒が降ってきた

 なかにはに何点もの赤丸が書かれた大陸の地図が複数枚入っていた

 

「また、掻き乱すだけしてって退場するとはしかし、協力者が裏切っていたか思考操作

 この情報はありがたい俺を騙すとはな協力者よ(魔王)を騙した罪は重いぞ」

 

 

 魔王の一人が動き始める

 

 




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3話

改訂しました。10月23日


「師匠、修正ってなんですか」

「なんだ元弟子それが気になるのか」

「はい」

「元弟子にしては素直だな、自分が関係することだからか」

 

「そうだね、何処から話したらいいのやら、まずはこれにしよう

 この世界に存在する竜種のことは知ってるかな」

「はい、白氷竜ヴェルザード、灼熱竜ヴェルグリンド、暴風竜ヴェルドラの三体ですよね」

「一般には知られてない白氷竜のことも知ってるのか」

「まれに、あの人が愚痴を溢してたからね」

「金髪は繊細だからね知らんけど、本当はもう一体いてね

『星王竜ヴェルダナーヴァ』っていうの」

「星王竜ヴェルダナーヴァ? 聞いたことないです」

「そりゃそうだ、この世界を創造したものなのだから」

「創造主ってことですか」

「そうだよ、彼は世界の創造主であり人間に恋した者さ

 彼に関しては存在を知ってるのは私以外には竜種の三体、魔王ギィ、ミリム、ルドラの数少ないものたちだけが知っている

 子を作ると弱くなるという理からこの世界は創造主であろうと例外にならない

 この世界では例外は認められない、あるべき世界に戻すためには手段は選ばない

 これが関係していてその世界では元弟子は死んでいる

 元とはいえ弟子ならば簡単に殺させるわけない」

「師匠……」

「やりたいことしてるだけだから元弟子は気にしないでいいからね

 久々の運動だったから丁度よかったけどね

 バカみたいな数がいてねぇ一体一体が魔王以上でね

 何から模倣したかわかっちゃ意味ないけど」

「師匠……」

「なにその時の映像が見たいと申すか、ならば見せよう」

「師匠、師匠!」

「ごめんね元弟子『友』に関係無い事で何かに執着することが久々でね」

 

 

 

「よっし、落ち着いた結局修正ってのはあるべき状態に戻すことでズレに対しては例外はないってこと」

「師匠はそのズレを直す大元を叩いたと」

「そういうこと、元弟子に対して何かしようものなら私が来るよって」

「そこまでの価値が私にあるのですか」

「そりゃあ、あるに決まってるってキミが歩んできた道はそれだけの意味ある」

「師匠が言うならそうですね」

「師匠は生きてる年数が違うんです〜」

 

「師匠、前から言おうと思っていたんですけどもう師匠と弟子って関係じゃないですよね」

「そうね、あの頃の貴女はあんなにも小さかったのに随分と大きくなって」

(あの子は今は小さいか)

「それで、あのー師匠の名前教えてください」

「うん? あれ、名前おしえてなかったっけ」

「教えてもらってないです」

「『ウロボロス』だよウロボロス」

「ウロボロス」

「呼びづらいのならうーさんとかボロスとかで呼んでね」

「じゃあ、うーさんで」

「こっちはしーちゃんって呼ぶね」

「しーちゃんって」

「いーじゃんしーちゃん可愛いんだしね」

「根比べで勝てないので諦めます」

「それがいいそれじゃあ、これからよろしくねしーちゃん」

 

 

 

 

 

 

 

 その人は宙に浮き逆さまになり綺麗な長い銀色の髪を垂らしながらまた突然言った

「そうだ、しーちゃんさっき話していた映像見る〜」

「さっき変なオーラ出てたけど、見ていいんですか」

「いいに決まってるよ、あと変なオーラくらい自在に出せるよ、なーにしーちゃんって呼ぶための演技だよ」

「珍しく真面目な感じだったから信じたら」

「ハハハこれでも長生きだからね」

 うーさんは真面目な話や暗い話が嫌いですぐふざけたりするがそこまでひどい人ではないと思う、好きなもの話のときに目をあんなにキラキラさせていたあの青い目が印象的だったから

 あと本人にはあまり言いたくないけど勇者が居なくなったあとの荒んだ心を癒してくれたうーさんには感謝している

 

「しーちゃん話聞いてる」

「はいはい、聞いてますよ相変わらずいろんなことをやってますね」

 

 




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4話

改訂しました。10月26日


「しーちゃん、身体の調子はどう?」

「調整した後は全盛期を凌ぐほどになっていて、魔王と戦えるほどには調子がいい」

「その状態ならあげた諸々のことは把握してないってことね」

「あげた諸々のこと? 世界の声は聞こえてこなかったのでなにもしてないと思ってましたけど何かしたんですね」

「調整の際に今まで通りだと足りないと思ってね色々追加したんだよ〜

 一覧にして見えるようにしてあげるね」

(結構強化したけどすぐ使いこなせるさ)

 

 名前:井沢静江(シズエイザワ)

 種族:聖人

 称号:外神の友人

 加護:外神の加護

 魔法:元素魔法 精霊魔法

 エクストラスキル:魔力感知 霊子操作 煉獄魔法

 究極能力(アルティメットスキル)炎侯爵(アモン)

 耐性:自然影響無効 物理攻撃無効 魔法攻撃耐性 精神攻撃無効 聖魔攻撃耐性

 

 霊子操作:魔素を構成する粒子

 煉獄魔法:浄化魔法

 炎侯爵(アモン):炎を自由に操作可能、直近の未来視、過去視

 

「こんな感じになってるよ」

「色々追加したってこんなにうーさんなにしてるんです」

「運命程度跳ね返してもらわないと困るからね、追加したり変わったところを説明するね

まずは種族が聖人になっていてしーちゃんが想像してるので合ってるよ」

「聖人、あの聖人ですか」

「そうだよ〜あの半分人間やめてる聖人だよ元魔人のしーちゃんにはそこまで違和感はないだろうけど

称号と加護は名前の通りだね多少スキルと耐性を無視できるくらいだね」

「多少とはいえ無視できるってなかなかと思いますけどあと友人になってますけど、友じゃないですよね」

「『友』は殴り合って『友人』は語り合うって感じで違うよ」

「友じゃなくてよかったですよ、あと神なんですかそれも外のとか付いてますけど」

「そりゃあ、創造主と友って時点で外からきた神って分かるものだと思ってたけど、友人になった記念で武器あげるね」

「今度は武器ですか神話級(ゴッズ)ですか」

「残念創世級(ジェネシス)でした」

(神話級でももしかしたらって感じでしょその上をいくのは絶対にないだろって思ってたでしょ残念その上をいくのが私なのです)

 

 

炎帝(スルト)

 効果:切断 不変 召喚『終末の剣(ラグナロク)

 

終末の剣(ラグナロク)

 効果:終焉

 終焉:生命を終わらせることができる

 

「過剰も過ぎるでしょう!」

「まだ説明終わってないよ、精霊魔法は人工ので上位精霊と遜色ないから今まで通り使えるよ」

「人工の精霊」

「あれあまり驚いてないね」

「あまりにも驚きすぎて疲れて顔に出てないだけ」

「スキルは使った方が理解しやすいだろうし大体説明したし、それじゃあ早速実践だ〜」

 

『虚無空間』

『召喚:竜帝(ドラゴンロード)

 

「魔王に勝てるのを出したよ、身体を慣らすのにちょうどでしょ」

「なに出してるんです」

「今の状態なら苦戦するぐらいの相手だよ安心しなって」

(数百年かけて育てたから古き魔王にも勝てるほどには育て上げた

 正直強化したしーちゃんが進化でもしないと勝てない

 魅せてくれよ人間よ)

 

 

 竜帝(ドラゴンロード)は恐怖を覚えている

 その者を見たときに初めて生じた感情がそれだ

 自身より遥かに小さい存在に生じた感情がそれなのである

 自身がいた巣の長のロードたちが一瞬で倒されてしまい

 周りのものは全て死んだ、何度も挑み時には他のロードと協力したが意味がなかった

 すべてを蹂躙していく

 ある日、突然隷属魔法で隷属していた、あっちから来ることは一度もなかった

 しかしまた、突然

「これから弟子の修行用にするね」と

 それからは忙しかった

 ほぼ毎日よくて半殺し酷い時は蘇らせてサンドバックに

 まただ、弟子の最終調整に召喚させられる

 

 

 ドラゴンがブレスを吐く

 威力は凄まじく精神生命体ですら致命傷を貰いかねないほど

 しかし、それは直撃すればの話である致命傷になりうるのは避け消耗を最小限に抑えつつ攻撃をしていっている

 ドラゴンを討伐したことがあり

 英雄として何十年も戦い続けていた経験があるシズに大振りの攻撃が通用するものか

 死期が迫っていたあのころならいざ知らず、今はほとんどの死から遠ざかった身

 馴染みきっていなかった身体が馴染み出してきてからは一方的だった

 当たらない一撃必殺と当たる致命傷なら結果は目に見えているだろう

 

 

(いいねいいね、やっぱり人間はいい進化の輝きを魅せてくれる

 嗚呼、殺し合いがしたい、ここ最近の人間は魅せてくれる

 そんなに見せられたらヤリたくなっちゃうじゃないか

 今すぐ異界に引き摺りこんでしまいたい

 まだ我慢だ、我慢)

 

竜帝(ドラゴンロード)と完全な聖人の戦いがもし『虚無空間』で行われていなければ新たな不毛な大地が生まれるところだった

 

「この竜帝(ドラゴンロード)が魔王に勝てるほどって言ってけど

 勝てる魔王って昔からいる魔王に対してじゃない」

「いや〜この戦いで成長してるしーちゃん、人間の輝きってかんじがして良き

 そうだよ戦闘経験は積んであるからロードなのに魔王と戦えるだけの存在になったわけ

 名付けとかしたらナニになるか楽しみだね」

「なんて怪物を作りだす気」

「まあそれはそんなに興味ないからいいけど身体はどう」

「流石に強くなりすぎて調整が難しい」

「細かい調整や手加減の仕方は時間かけて身に付けるしかないからね」

「うーさんはそこら辺も一気にできるんでしょ」

「やろうと思えばできるけどスキルの制御とか身体の操作ぐらいどうということはないけど自身で身につけた方がいいからね」

「そこらへんを考えて調整してると」

「それもあるし本人の性格に合わせても調整の幅も変えてるよ、ここまでやったのはしーちゃんが初めてだけどね」

「実験だった」

「安全だからやった専門家のもと以下略」

「その専門家が一番怪しい」

「真の勇者とか覚醒魔王とかと戦えるようにしたから許して〜」

「ハァ」

「呆れられた」

 

 




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5話

改訂しました。10月26日


「しーちゃん」

「なんですかうーさん」

「スライムくんがそろそろ豚頭帝(オークロード)と戦うみたいだから観戦でもしようよ」

(彼がどれほど能力を使いこなせてるか興味あるし、この子は心配してるだろうし)

「なんでこんな場所からジュラの森の中が見えるの」

「こんな場所って島じゃん、真夏のビーチにパラソルで快適に魔素で見てる映像を共有してるだけだよ」

「うーさんならなんでもありですか」

「そうそう、諦めも肝心だよ」

 

「この手口的に人形師あたりだね、ミリム、獅子あたりが面白がって噛んでるかな」

「そのあたりの魔王ならやりかねない」

「ほかに面白がるのがいれば不可侵条約破棄もしてくるだろうし、スライムくん豚頭帝(オークロード)のことが終わっても忙しそう」

「魔王種を倒したとなると人間側にも魔王側にも存在を認識されるってことですから」

 

蜥蜴人族(リザードマン)ではジェネラルにも適わないか、名前を与えたやつは魔人のなかでも弱い部類かな魔素も低いし」

「そうね、上位魔人になってから慢心して能力の強化も技も磨かずにいたものね」

「魔物で技を磨くのは数が少ないけどね、魔人ですら少ないし、慢心は最大の敵なのに」

「うーさんは慢心しないの」

「正直この世界でまともに戦える相手友ぐらいしかいなくてね、雑談してる間に間抜けが登場してきたよ」

 

「持ってるスキルは良くて魔法も複数種使えると正直使い捨てにするには勿体無いような、才能の限界で捨てられたのかな、もしくは優秀な人材が捨てるほど持ってるかだね」

「レオンのように優秀なものが多いのかも」

「金髪のこと名前で呼ぶようになったの」

「あの人だと誰だか分かりづらいからねうーさん」

「なに当て付けですかしーちゃん」

「ちがいます〜」

「一丁前に口を利いてきて」

「もう師匠じゃないからいいんです」

「もう弟子じゃないからいいけど」

(いい感じに溶けてきるね〜、人形師くんは吐き捨てるほどの人材はいないと思うんだけど色々裏がありそうだし)

 

『確認しました……魔王種への進化を開始します……進化完了しました』

 

(おっときたきた)

「話逸れてたけど、やっぱり魔王種になったあんなスキル持ちで魔素量はある上位魔人を喰らったら魔素量が増大するのは当たり前だしね、油断したねスライムくん」

「スライムさんは大丈夫よね」

「覚醒魔王が出てこない限り大丈夫、まあ覚醒魔王は誰も出てこないでしょうけど」

「また何かしたんです」

「今回はなにもしてないから予想だよ」

「予想って言っても確信があってでしょう」

「どうだろうね、おっと鬼人族(キジン)では威力が足りていても継続できないと相性が悪いね炎の精霊(イフリート)ならそこそこの威力で継続できるから倒せてたね」

「私が魔人だったころでも倒せてる相手ですね」

「相性の問題もあるし、スライムくんとロードだとスライムくんが有利だしね吸収対象が全てと死体だけだとね自分の本質を忘れていなければ勝てるさ、あとそもそもしーちゃんが行きたいって言っても行かせないしね」

「うーさんが映像を見せるってことは行かせないってことはわかってましたけど」

「スライムくんの今後を決めるってときだ邪魔しないほうが都合がいいだろう、あれスライムくん能力使って対処に動いてる魔王種になったばっかだから魔素が安定してないから変なことが起こるだろうしそれはミスだろうよ」

「そこら辺のことは知識がないと難しいし結果論になってしまうのでは」

「それがね研究者の走り書き程度でしか知られてないことだけど魔素は意思に反応する、さて言いたいことがわかったかな」

「つまり、あれだけの魔素があるなら万が一新たなスキルが目覚めてもおかしくないと」

「そういうことさ、捕食してた場合だと空気中に漂っている魔素も吸収できるから万が一とかが起こりようがないってわけ実際に今新たなスキルが生まれて炎が効かなくなって結局互いに喰らいあうってことが起きるってわけさ」

「うーさんは研究者がまだ研究もしてないことの内容を知ってるのかは聞くだけ無駄なのでしょうけど」

「なーにただ研究したことがあるだけさ、スライムくんは捕食が終わったようだね」

 

 

「事実上の魔王になったしどうなることやらあの樹妖精(ドライアド)なかなかにめんどくさそうだし」

「そうね、面倒ごとのほとんどをスライムさんに押し付けてるし」

「スライムくんにとってはいいことだと思うよ、人間と仲良くなるにしても生活水準を上げるにしても個では限界があるから集団で行った方が効率も良いし相手にされやすくもなる、あの森の盟主ってことは他国の生命線を握っているに等しい一悶着は確実にあるだろうがな」

「魔物が町を作ったとして危険度は特A以上は堅い監視している者たちが動くはず」

「そうだね、特A以上詳しく知ってるものならSに指定されてもおかしくない戦力を保持してるどっかの国は同盟結ぶと思うけどここと同盟を結べたら魔物の素材が安全に入手可能だからね」

「大国が介入してくるのは確実ね」

「あっちが落ち着いたら見に行く?」

「落ち着いたらね」

 

 




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6話

誤った状態で投稿されたので修正しました
改訂しました。10月26日


『瞬間移動』

 

「ようよう弟子よ、訓練に励んでいるか」

(対人戦も積ませるか)

「師匠、弟子を放置してなにをしてた」

「死にかけの元弟子を治してただけだよ」

「元弟子? もしかして前に言ってた人」

「そうだよ〜元弟子もといしーちゃん挨拶して」

「元弟子もといしーちゃんです、うーさんもっとましな紹介はないのですか」

「残念ながらないです」

「師匠と仲がいい人初めてみた」

「そりゃあ裏でコソコソしてますからね」

「それでここに私を連れてきた理由はなんです」

「そりゃあ弟子に対人戦を積ませるためだよ、手加減の方でね、あとは知識の方もね」

「なんのためかはなんとなくわかったけどやるの私じゃなくてもいいですよね」

「冒険者にするのに強いと目立つし無駄なことが起こるだろうしね

 ただ弱くするなら簡単だけど違和感はすごいし強者の眼は誤魔化せないしで意味がない」

「師匠、俺を冒険者にする話初めて聞いた」

「初めて言ったから当然、しーちゃんが大丈夫って思ったらそこの魔法陣に乗らせて、鍛錬に一生を費やすわけじゃないのだから色々見てこい、人生は短いからね」

「スキルで移動したけどここって何処です?」

「ドワーフ王国の北側にある竜の住処だよ、仕事もあるしそれじゃ任した」

 

 

『時空操作』

『瞬間移動』

 

 

「なんかまたさらっと恐ろしいことしてたよ」

「しーちゃんさん、名前教えてもらえませんか」

「いいよ、シズって名前だよ」

「レンって言います、シズさんと呼んでも」

「レン……ちゃんって呼ぶね」

「俺のことを女扱いはしないでください」

「分かった」

(銀髪で紫の瞳をして可愛いのに)

 

 

 

「相変わらず自己犠牲がすぎるね君はそれでいて我侭だ

 だから君は面白いのだけどね、次は生きている時に会おう」

 

 

 

「やっほう金髪くん、調子はどうだい」

「情報を精査して約半分は処分した」

「情報の精査をしてのかい」

(今回の情報は絶妙な具合にしてあるから時間かかるかな)

「お前の情報は違うときがあるからな」

「はは、仕方がないそれでもいいさ、ただ与えれたものをそのまま受け取る奴よりかは、そんなにいい男なんだから前も後ろも狙われるのさ」

「あの魔王のことは諦めるさ」

「他の魔王にもそれのこと広めちゃうね」

「やめろ」

「冗談だよ冗談、それを使うのは勿体無い」

(冗談が通じないなぁ)

 

「君の探してる人は君がなにもしなくても数年以内にあえるさ」

「また予想か」

「違うよこれは確定さ、これは必ずさ」

「必ずか」

「君がなにをしたかで探し人との立場が変わりはするがね、ほかの魔王と仲が悪くなければ良い方向にはすすむさ」

「お前がそんな情報をタダでくれるってことは何かしらがあるのだろう」

「正解だよ、ほら来た天空竜(スカイドラゴン)のロードと群れさ」

「面倒なだけでお前ならすぐ終わることだろうに」

「放置してたやつだからね」

「情報を受け取ってしまったからにはやらなければならないか」

「真面目だね〜」

「やらなければ、荒らして帰るだろう」

「もちろん」

(なぁに火山灰が四六時中降るようにするだけさ〜)

 

 

 

「どうだった」

「どうとも、ロードが謎のスキルを使ってきたがなにもなかった」

「抵抗したことに気付かないレベルで差があったのかい、ロードになったばっかだったのかな」

「あれはなんのスキルだ」

「あれはね〜対象を一人取って能力を全て下げるって物だけど格に違いがありすぎると効かないって物なんだ」

「対処に動いてなかったらアレらのほかにお前も荒らしていた」

「この話はここで終わり

 本題はこっち、いつも通り海竜の素材が手に入ったから鉱石と交換レートはいつも通りで」

「風竜だとどれくらいになる」

「暴風竜が居なくて作られにくくなったけど在庫はあるし海竜より少し安くなるよ」

「それなら次のは風竜で頼む」

「了解っと商談終了、またね〜」

「あまり会いたくないさ」

「つれないね〜」

 

 

 久々にほかの魔王に会ってくるか

 

『瞬間移動』

 

「よーす、巨人と居眠りくん」

「何しにきた」

「ZZZ……」

「なんとなくだよ、そいつは未だにめんどくさがってるの起きないとぶっ飛ばすよ」

「それはやめてくれ俺の城だ」

「それは起きないやつとこんなのを居候させてるお前さんのせいだろ」

「それもそうか」

「いいさ壊さないで起こしてやるさ」

 

『支配』

『目覚めの刻』

 

「なんだよ〜起こさなでくれよ」

「よう、熾天使さっさと起きろ」

「ひぃ! 起きますから何もしないで」

「ほら起きた」

「なにしてんだか」

「居眠り野郎にはこれでも足りないくらいさ」

 

「よう起きたなお前さんはこっちは種まきで忙しいのに休みやがって」

「スキルがそうなんだから許して、なんのようで」

「要はないぞ、なんとなくだ」

 

『幻想』

『虚数空間』

『空間操作』

 

「ほれ、これで安心して話せるだろう」

「また、迷惑かけた」

「なにこれくらい安いもんさ」

「こっちでは揺れのひとつもないさ」

「まだまだ世界は平和ってかね、ルドラが消える前には現れて欲しいものさ、あのうっかりさんは」

「あの方をそう言えるのは貴女ぐらいのものですよ」

「はは、そうだね仕事の話はこれぐらいにして、スキルは覚醒しそうかい」

「全く兆しすらない」

「君の性格的に時間がかかりそうだし、気長に考えよう」

「気長に考えよう〜」

「どっちが先に駒を揃えられるかな、流石に話が終わったに放置してるのは可哀想か」

 

「巨人、キミのところの息子たちはどうなってる」

「魔王種になれるかどうかってところだ」

「キミの息子なのにそれは残念だね〜」

「強者とライバルがいないのが原因だ」

「それはこっちではどうにもならないものだね、それでキミも前会ったときとあんまり変わらない」

「お前に頼りたくはない、俺も似たようなものだ」

「手を貸す気もないさ、ヴェルドラが封印されたからかな時間潰しになったしじゃバイバイ〜」

「しばらくは会いたくないさ」

 

 

 

 




魔王からはオリ主は基本的に厄介な存在だと思われています

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7話

後半部分に加筆をしました。
改訂しました。10月26日


 弟子が冒険者になる日が来た

 

「おっすぅ久しぶりだね」

「師匠一年間なにをしてた」

「そうですようーさん」

「君らだと一年ね」

「君ら?」

「良い気づきだよしーちゃん、君たちの空間を歪めて早くしていたのさ外は一ヶ月も経ってないさ」

「師匠がそう言うなら仕方がない」

「そうね諦める」

「張り合いがなくなって悲しいよ」

「実際は悲しくないでしょう」

「そうだねまったく悲しくない」

「師匠はなにをしにきた」

「弟子の門出を祝いにきたのさ教官がしーちゃんなのだから技術面や知識面でも十分なものになってし弟子はこの世界を見てまわりなさいこれが祝いの品だよ希少級(レア)の指輪、効果は環境変化耐性と運の増加」

「運の増加?」

「そのままで運が良くなるってわけ、道に迷いにくくなるとも」

「また特殊な物を」

「弟子は外に出るのだから運が良いに越したことはないさ、縁を結ぶには運がいる自身にとって良かろうが悪かろうができるのだから」

「師匠がなんか滅茶苦茶なこと言い始めた」

「そこで放置していよう」

 

 

「はっ、弟子は」

「もう出て行ったよ」

「冒険者の心得は知ってるからいいや、世界を見てまわれるのならいいさ」

「執着はないの」

「執着はないよ弟子が頼ってきらそれには答えてあげようとは思うけどね、多分頼ってきてもアレ関係のことだろうし」

(あの子たちとも約束もあるし)

 

「それでしーちゃんはいいのかい子供たちのことは」

「うーさんはなんでも知ってますね」

「言っとくけど私じゃ子供たちのことはどうにも出来ないよ、出来て寿命を二年延ばせるかどうかだし望んでないだろう方法だしね」

(寿命を延ばすだけなら出来るけど違うしね)

「あの子たちをほかの人に任せたのになんて顔して会えばいいか」

「普通にしてればいいよ、しーちゃんと会ったときだって私は普通にしてたし」

「う〜ん」

「悩んでるのなら会えばいいのに」

 

『瞬間移動』

 

自由組合総帥(グランドマスター)、子供たちに会いにきたよ」

「今回は一ヶ月ぶりですか」

「そうだよ〜今回はしーちゃんも一緒だけどね」

「しーちゃん?」

「君らの師匠のシズのことだよ」

「シズさんですか、子供たちに会えるように案内だしますね」

「ほれ、子供たちに会いに行ってくる」

 

 

「また唐突にきましたね」

「思い立ったら吉日だからね」

「思い立ったら何かをできるのは少ないのですが」

「できる範囲が違うだけだからね」

「違うと思いますがやめておきましょう、今回の用件は」

「子供たちに会わせにきたのと最近台頭してきた子のリストを貰いにきた」

「いつも通りBランク以上のですね」

「そうだよ〜あと対価の特質級(ユニーク)の皮の鎧が五個」

「どこから持ってきてるのか」

「違法なことはしてないから大丈夫だって」

「それでシズさんに何をしたんですか」

「なーにも特殊なことはしてないさ」

「貴方の存在自体がすでに特殊なものなんですけど」

「あはは、まだ青いな少年よ、この程度のことで揺れては夢なんて星の彼方より永遠に遠いぞ」

「他には何か用事は」

「キミのところの秘書がこの場に居ないからいじるのはまた今度にしてシズが先生として働けるようにすることぐらいかなあとは」

「それならすぐにできますよ、うちのとこの秘書をいじめるのはやめてください」

「そうだ今度キミが会いたいであろう人物を連れてくるね」

「誰ですか前みたいに変な人じゃないですよね」

「会ってからのお楽しみだけど変な人じゃないよ、最後にキミのとこの秘書(カガリ)に伝えておいて欲しいことがあるんだ」

「嫌な予感がするので断ってもいいですか」

「無理だけど今度会ったら、お・ぼ・て・お・い・て・ねって伝えておいて、聞いてるだろうけど」

「伝えることさえいやになることで」

「大丈夫だって伝えなかったら今度会ったときにキミに色々してあげるだけだからねぇ」

「絶対に伝えておきます」

「よろしくね、シズが戻ってくるまでキミが元いた世界のアニメでも見てるかい」

「よろしくお願いします」

「本当にそうゆう所は素直なのに難しいものたちなのだから」

 

 

「久しぶりだったから色々話して」

「よっすしーちゃん先生として復帰ね」

「えっ」

「用意するものは勝手に用意しといたから、じゃね〜」

 

『瞬間移動』

 

 

「シズさん固まるはいいのですが明日からでもよろしくお願いします」

「えーとユウキはあの人とどんな関係なの」

「実はあのあまり言いたくはないのですが『英雄シズエ・イザワ』を語る会で幹部もやってましてそのときに偶然知り合って互いに熱弁していたらずるずると今までも関わるようになって今ではあの人名誉会長とか意味のわからないとこまで行ってて本当に」

「その本人がここにいる前でそれ言っていいの」

「本来はだめなんでしょうけど明らかに説明してほしそうにしていたので」

「なんとも言えない感情になる」

「ははは、仕方がないですよ実質ファンクラブみたいなものなので」

 

 




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8話

改訂しました。10月26日


 ふーん、魔王で暗躍してるのは人形師と関わってるのがミリムと獅子で裏はふふ、面白くなってきた

 

 キミが来てから愉しいなぁ

 悪魔に名付けでもしようかな、天使と混ぜてもいいな

 龍族を混ぜて全ての属性を使えるよにしようかな

 

『融合』

『進化』

 

 GYAAAAA

 怪物は本能で暴れる

 目についた存在は全て破壊する

 

 知性がないか1:5じゃ意識無き怪物にしかならないか

 

 目の前にいる存在を壊す破壊の意思しか持たない

 GYAAAAA

 

 うるさいなぁ

「ドゥ」

「御意」

 

 怪物に一線が走る

 

 竜種を混ぜたのは完成してるしなぁ

「ありがとう」

「主人の為なら何也と」

 プレゼントでも作るか

 

 

 

 

 

 プレゼントを作ってたら一騎討ちを見逃してしまった映像で見るか

 威圧を跳ね返し殺す気はないとはいえドワーフ王の全力を受け止めるか技術面でも成長してると

 ドワーフ王国と盟約を結ぶ国として認められたと作り終わったら行こう

 他国と比べたら食文化や技術面では一部とはいえ進んでいる

 既存利権に食い込んでいくだろうし、ほかの国も色々としてる

 ぽかをする国もあるだろうし動かそうかな

 

 ミリムがスライムくんのところに行ってる打つ手次第で終わるよ

 うんうん餌付けしたね、最善手だね

 戦ったところで傷一つ付けることなく森の一部が消える結果に終わってただろうね

 親友(マブダチ)になるとはなかなか面白いことをしてる

 人間と仲良くなりたいと人魔融和するのはなかなか大変なものがあるだろうね

 英雄になるのは面倒事だし、勇者なんて名乗った暁には運命が決められてしまうし

 他人に任せるのがいいね

 

 暴風大妖渦(カリュブディス)

 ミリムが手を出したら一瞬で終わるけど

 ありゃ部下が勝手に断って二人ともガッカリして

 人形師はアレだね焦りすぎだね、焦らなきゃいけない状態だけどね

 たかが数百年生きた若造じゃ上には敵わないのに

 策略を練るならもっと冷静じゃないといけないぞ

 キミの元上司も常に冷静でいろと教えていたと思うけど

 

 あっ依代くんはミリムに用事があるのか

 なんと、手加減が出来ているだとここ最近は驚きの連発でいい生活の糧になってる

 

 物語が動き出したかなプレゼントも作り終わって置いといたし

 会うタイミングも中々ないだろうから会っておくか

 

『空間操作』

『瞬間移動』

 

「よっす〜おひさミリムとスライムくん」

「久しぶりなのだ」

「お久しぶりです」

「ミリムは手加減ができるようになって偉い、スライムくんは盟主として面倒事をしっかりできて偉い」

「褒められたのだ〜」

「いつどこから見てたのですか」

「ミリムのことは甘やかすのだ〜

 いつからってのはオークロードの一騎討ちからずっと見てたとどこからってのは答えてあげない、言ってなかったけど解析系のスキルは使えないからね気をつけてね、あと前あげた宝玉上手く使いこなしてるね」

「いやーミリムにはバレました」

「魔素のコントロールは綺麗だったし看破系のスキルでも上位のものじゃなければバレないほどのものだったよ、こればっかしは運の問題だしね」

「すごかろ〜」

「あの親バカも喜んでるだろう、おっと仕事が押してきてるからそれじゃあねぇ〜バイバイ〜」

 

「ミリムは知り合いなのか」

「そうなのだ産まれたときからの知り合いなのだ」

「まじか、シズさんの師匠なんて人なんだか」

 




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9話

今回は長めの主人公以外の視点があります
改訂しました。10月26日


 しーちゃんの思考誘導は切ったけけど、切り忘れてる子いるし

 ついでに会ってくるか

 

『瞬間移動』

 

「やっほーひーちゃん」

「なに」

「ひーちゃんが冷たい〜先生はイングラシア王国で元気にやってるよ、伝言とかある」

「先生には元気にやっていますって伝えて」

「了解、別件も済ませちゃおう」

 

『空間操作』

 

「姫は元気〜」

「今研究で忙しいのだけど」

「元気そうだね、ひーちゃんいるけど戻る?」

「戻らない」

「よし」

「ルミナス様」

「ヒナタ」

「あれ、自分たちの世界作っちゃてる」

 

 

 おっようやくこっちに意識向けたし、折角竜種の装甲実験レポート持ってきたのに

「竜種の装甲実験レポート持ってきたから」

「ありがとう」

「姫の感謝貴重保存」

「なになんか壊れたのだけど」

「我復活、竜種の装甲を貫くの必要な攻撃力と有効手まとめておいたから」

「ふむ、神話級(ゴッズ)の武器でようやくまともに物理で有効とユニークスキルは『絶対切断』などの絶対的物のみアルティメットスキルでも魔力量によっては効き目が薄いと、これだけのものだったら帝国にでも売れば中々の物が取れただろうに」

「いやいやこれは姫だから渡してるだけで他の連中がどれだけのものを出してきても渡さないよ。姫は苦労したしするだろうから渡すの」

「あの馬鹿にどれだけ苦労させられたことだろう、ハァ」

「造った国を滅ぼされたらボコボコにしたくもなる、また国を滅ぼされそうになったらコレ使って」

「なにこれ球?」

「それはね、投げて当てた相手を魔力量に応じて相応の封印(おしおき)出来き進化でもしない限り壊されることはなく所有者が魔力を追加すると封印(おしおき)を強力に出来るおまけ付き」

「普通に凄い物渡してきますね」

「いいじゃん苦労してるでしょ貰っとき、他のも動きが活発になってきてるし」

「貰えるものはもらっておくわ」

「渡すもの渡したし用事も終わったし、バイバイ」

 

 

『瞬間移動』

 

 

「よっす〜しーちゃん君の弟子のひーちゃんから伝言だよ」

「ヒナタから!」

「そうだよ〜

『先生、元気にやってます』

 だってさ伝えたよ、あとスライムくんがしーちゃんに会いたがっていたから場所勝手に教えといたから一週間後には来ると思うよ」

(商談が延びたとしても一週間は掛からないだろうし)

 

 

 side リムル

 

 森で仲良くした冒険者三人組と一緒にイングラシア王国で審査の順番をしているときに

「やっほ〜スライムくん、Bランク冒険者おめでとうと会談お疲れさま」

 俺の『大賢者』の感知をすり抜けて何もない空間からひっそりと現れた

「シズさんの師匠‼︎何処から出てきて」

「あのときの人ですか」

「シズさん師匠なんですか」

「そうだよ〜、君たちは元気そうだね苦労してそうな人もいるようだけど」

 なに呑気に話をしてるの君たち『大賢者』シズさんの師匠の移動方法分かるか

《解。ユニークスキル『瞬間移動』による移動と推測されます》

 確定はできないのか

《告。『解析鑑定』が無効化されました……大部分のスキルが無効化されました》

 それってやばくないか

《やばいね》

 誰だ

《シズさんの師匠ですよっと、情報が大事なのはわかるけど強者の前でそれは舐めすぎだよ、流石に冗談はさておきスキルって仕組みさえわかれば逆に侵入されたりするしスキルの内容がばれたりするから注意するように侵入自体は私ぐらいしか出来ないけどね》

 はい、それでスキルを返していただけないでしょうか

《いいよ、ほいっと》

《告。無効化を解除されました》

 よかったよ『大賢者』無事で、これからは自分より強い相手にはあえて情報を与えてスキルの全容を誤認させよう

《了。壁を張ります》

 

「そうそう、シズに会いに行くなら自由組合総帥(グランドマスター)に会って学園に行けるようにしてもらうのおが手取り早いよ、スライムくんはそこで助手でもすれば色々と楽よ」

「定職に就くと探索とかが」

「それなら尚更いいと思うよ、給料は先生に比べたら安いけど縛られる時間も短いし寮はある図書館もある魔法とかの書物もいっぱいあるよ」

 そこまで言われたら良いって思うけど、あともしかしてだけど読まなくても魔法使えるようになりそう

《解。『解析鑑定』により内容を精査し『神羅万象』に網羅可能。記憶領域に網羅終了後は、『詠唱破棄』による魔法の行使が可能になります》

《告。先程のスキル無効化の解除際に「シズが悩み事あるから相談に乗ってあげてね」とのメモが》

 シズさんが悩んでいるなら相談に乗ってあげよう

「よし、それでいこう」

 

 国際常識を教え中

 

「今のところはこんな感じかな教会は国内では派手には動かないから外に出た時とか注意しなよ、そろそろ審査だね」

 

『変身』

 

「Aランク冒険者槍術士ロンじゃないか」

「神速の槍使いだよ〜槍も出してっと」

「変装をしてるってことですか」

「違うよ本人だよ、簡単に身分証ができるのがこれってだけだけどね」

「人間で変化の類いって使えるのか」

《告。身体的変化、魔力パターンの変化により同一人物だと見抜くのは不可能、魔素量は測定不能からAランクに変化》

 それってまずくないか

《解。結界類を通り抜け可能に》

「使えるよ、その系統を使える人は少ないけどね」

 

 

「はい、身分証」

「Aランク冒険者のロン様ではないですか、よろしければサインください」

「ロンだよ、サインいいよはい大事にしてね」

「はい、家宝にします」

「ほかの人たちもいるからみてあげて」

「ロンって有名なのか」

「有名ですよ、シズさんと同じく英雄の一人ですから」

「なるほどね」

「嬢ちゃんも冒険者なのかい、冗談を」

「嬢ちゃんじゃないって」

(ここでも嬢ちゃんって思われてる)

「その子はこれでもBランク冒険者だから身分証を見てみな」

「失礼しました! Bランク冒険のリムル様ですね」

 

「旦那、衛兵の人も悪気がある訳じゃないんですから」

「普通は本質も見えないし顔と声で判断するから仕方がないと思うよ」

 うーん声もか、弄って大人っぽくしていいが今更だしやめておくか

 

 

自由組合総帥(グランドマスター)に会いにきた、ロンが会いにいたと伝えればいい」

 

「それですぐに会えるのか」

「会えるさ」

 

「お待たせしました。ロン様とリムル様をお通しするように、と言い付かりましたので、御案内致します」

「待ってないよ、ほらねすぐでしょ」

「本当に早い」

 Aランク冒険者なだけはあるのかな

 

 

「こちらでお待ち下さい」

「はいよ」

 

 

「初めまして、僕が自由組合総帥(グランドマスター)神楽坂優樹(ユウキ・カグラザカ)です。よろしく、リムルさん。僕のことは気軽に、ユウキと呼んでください。あとロンさんはまたきたんですか」

 シズさんの師匠はよく来るらしいく親しい仲みたいだ

「こちらこそ、初めまして。リムル=テンペストという。ジュラの大森林にて、新しく魔物の国(テンペスト)を興して、そこで盟主をさせてもらっている。俺もことも、リムルと呼んでくれ」

「雑に扱われているAランク冒険者のロンですよっと」

 親しいのだから雑に扱われても仕方がないだろう

 

 俺とユウキは色々と話し合った

 ユウキが外見が変化していない理由とかお互いが異世界人だとか

 流石に魔物ってことで怪しい雰囲気になって攻撃が始まりそうになったときは焦ったが

 師匠の人が一瞬で止めたのは驚いた、自由組合総帥(グランドマスター)より強い冒険者って

 

「こっちの用件も済ませておこうか」

「おっと、さっきはありがとうございます止められるまで忘れてましたよ」

「相変わらず酷い扱いだ、まあいいさ、リムル君に学園のSクラスの問題を解決してもらうと思ってね」

「内容を話してないですよね」

「話してないけど了承してくれると思うよシズの命の恩人でもあるしリムル君」

「その辺の話をしてくださいよ」

「それでその問題は」

「シズが担当してる学園の子供たちはね、時限爆弾でねあと数年で死ぬのが確定しているんだ」

「えっ」

「不完全の状態で召喚されて大量の魔素は有してるがユニークスキルを獲得してないために体が魔素に耐えきれず崩壊してしまうのさ、それをどうしたら防げるかをあちこちを周って探してるって訳さ」

「ロンの言う通りです、学園で保護している子供たちは各国が勇者を召喚するために犠牲になったのです」

「異世界人はこっちの世界に来るときにユニークスキルを獲得する、異世界人の強さはシズでわかっていると思うけど異世界人の数が多い国ほど魔物に対しての戦力になり国が大きくできるって訳さだから何処も必死に召喚してるってね」

「西方聖教団とかは何も言わないのか」

「黙認してる、というのが現状ですね。教会としては魔物の殲滅が全てに優先ですし」

「勝手にこっちがなにもしても良いって訳だな」

「何をする気ですか」

「俺は怒った見捨てられた子供たちにはなんとしても命を救ってみせる」

「すみません、僕でも何も出来ませんでした、もし出来るのであればあの子供たちを救ってください」

「私からも頼むよ」

 二人が頭を下げて頼んできた

 

「シズと子供たちに会いに行くか」

 久々にシズさんに会う

 学園は大きく大学並みの広さだった

 師匠の人が学園の中と寮への道のりを案内してくれたここにも良く訪れてるらしく職員と仲良さそうに会話をしていた

 

「ここがSクラスだよ他の教室より人数が少ないから小さめだよ」

 コンコン

 ようやくだ

「入るよ〜」

「どうぞ」

 

 ガラガラ

 炎の剣が飛んできたが師匠の人が手で受け止めていた

 どうやって止めるのだろう

《解。技術(アーツ)と魔法を融合させて手に水の魔法を付与したもよう》

 なるほど、『魔法闘気』と似たようなことをしてると

「はいはい危険なことはやめようね、助手を連れてきたよ」

「助手?」

「まだそっちにその話いってないの今度からこのクラスの助手が入るって」

「まだそんな話は聞いてないね」

「とりあえず、助手は自己紹介して」

「リムルです、よろしくお願いしますシズさん」

「リムルさん、よろしくお願いします」

「それじゃあ、仕事の内容とかアレの事とかよろしくね」

 

「一旦休憩を取ります」

「「「「「はーい、先生」」」」」

「シズさんお久しぶりです」

「スライムさん、久しぶりジュラの森以来だね」

「今ではジュラの森の盟主をしてます、子供たちのことをお願いされました」

『大賢者』子供たちの大量の魔素はどうすれば安定する、もしかして精霊なら

《解。魔王レオン・クロムウェルが井沢静江(シズエ・イザワ)を助けた方法を推測……成功しました。情報を読み取った状況証拠からの推測となりますが、上位精霊を宿らせることにより魔素の制御が行えると》

「シズさんもしかしたらできるかもしれない事があるんだけど」

「魔王が私にしたみたいに精霊を宿らせるとかかな」

「もしかしたら、上位精霊なら魔素の制御が出来るかもしれない」

「今のところは有力なのはそれぐらいしかなさそう、シズさんの師匠は何か情報持ってそう」

「前聞いたけど、私では何も出来ないって、いつなら子供たちと遊んでから帰るのに何もせずに帰ってたから今は何か忙しいのかもしれないその状態なら数ヶ月は音信不通になるからどうしようもない」

「こっちでも魔物たちに聞いたりしてみます」

(精霊を使えるトレイニーさん達なら何か知ってるかも)

 

 

 一ヶ月情報を集めたが

 シズさんの方は精霊召喚のできる冒険者達に聞いたが上位精霊を呼べる人たちはいま国の外に出ていて連絡の取れない状態らしい、師匠の方は呼びかけに応えてもらえなかったらしい

 図書館では上位精霊は認めた者にしか召喚出来ないってことと魔法を覚えたぐらいであまり収穫はなかった

 魔物達に聞いたが知ってる者はいなかった、トレイニーさんは精霊女王の統べる精霊の棲家という場所があることしかわからなかった、気分転換に研究成果を聞いたが回復薬の倍の生産量に達したらしい、あと商人がやってきて商品として上位回復薬(ハイポーション)を買っていたそうだ

 この一ヶ月で子供達とも仲良くなった、日本の漫画やアニメをこっちの世界の文字に置き換えた物で文字の勉強させガス抜きとして時々外にピクニックに行き魔素を消費させている

 

 今日はピクニックに行くことにした、すると街の中心部に何故か大勢の人が集まっている

 勇者が闘技場で戦うらしいが今からでは席も取れないだろうし今度予約して見に行くと約束した

 見世物になっている勇者、単なるバカにしか思えないがなんらかの数奇な運命を巡ることになるかもしれない

 シズさんは勇者に思うところがあるらしい

 

 子供たちとの訓練はシズさんが近距離での戦闘で俺は魔法を主体とした遠距離を中心にしている

 シズさんは前みたときよりも技のキレが良くなっており魔素量も上昇しており俺を凌ぐほどである『大賢者』で正確に測ったところヴェルドラ以上とのこと、人間のはずなのに一気に魔素量が上昇している

 

 ん? なんだ、変な重圧感(プレッシャー)……? 

《告。高密度の魔素量を検出しました。現在接近中──この反応は、天空龍(スカイドラゴン)です》

「シズさん」

「ええわかった」

 一応変装として大人の姿になって服装をシュナが用意してくれた着物へと着替えてこれで完了だ

「え……」

「嘘っ⁉︎」

「マジかよ!」

「リムルさん、格好いい!」

「なんでもありなんですね……」

 

 戦場に着いたら見覚えがあるのがスカイドラゴンと対峙していた

 もう一人、小太りのオッサンがいた、うちの回復薬を抱えているところをみるとあれがシュナが言っていた商人か

 

「二人とも。どうせならその薬で怪我人を助けて回ってくれ! あの化け物は、俺がなんとかする」

 驚いていた二人が動き出した

 暴風大妖渦(カリュブディス)に比べるとなんともなく瞬殺した

 その後一度戻って商人との会談を始めたそろそろ帰ろうとしたときお姉さんの一人が聞き捨てならないことを呟いたのだ「精霊女王の加護がありますように」

 そのお姉さんに精霊の棲家の場所を聞いたのだ、そしたら場所が判明したウルグ自然公園の中にあると

 次の日にシズさんにそのことを伝え新型の馬車で準備もしながらで向かい一ヶ月近くかけて向かった

 朝は普通に助手の仕事をし夜は馬車で移動して元素魔法:拠点移動《ワープポータル》を設置し直す生活を送っていたようやくである、入り口だけがウルグ自然公園にあった、扉の先は別の次元に存在するようだ

 翌日準備を整え内部に入った

 

「スライムさん、いるよ」

「見つけた」

 煽られながらも試練を突破できたらいいらしい

「どっちがいく」

「それじゃあ、私がいこうかな」

 シズさんがやる気を出した、子供たちの未来が掛かっているのだそりゃあ本気にもなる

 

「ごめんね、使えなくしちゃうね」

 

 すっ

 魔人形(ゴーレム)が崩れた関節部が切断されておりただの魔鋼の塊になった

 

 ハクロウの斬撃が見えるようになったのに全く見えなかった

 シズさんは真紅の剣を持っていたあれほどの存在感を放っておきながら抜き終わっても気づかなかった納める際に一瞬だけ見ることができた

《告。測定不能》

『大賢者』ですら測れなかった

 

「相変わらず出鱈目な物を渡して」

 とシズさんが呟いていたのを俺は聞き逃さなかったそんな出鱈目を渡せるのはシズさんの師匠しかいないと思う

 

 さっきまで隠れてた妖精が現れた

 

「あっその剣、もしかしてアナタ、うーの知り合い」

「そうです、元弟子です」

「やっぱりそんな物作れるのも渡せるのもあれぐらいしかいないって」

「そうですよね、こんな物を簡単に渡すなんてうーさんぐらいですよね」

「シズさん、うーさんて師匠のことですか」

「そうだよ、魔王迷宮妖精(ラビリンス)のラミリス様、精霊の召喚をしにまいりました」

「うんうん、良い心がけだしうーの知り合いらしいし協力してあげる、あと強いヤツ作ってくれると嬉しい」

「スライムさんお願い出来る?」

「任せておけ」

『大賢者』出来そうか

《解。創造魔法(クリエイト)魔人形(ゴーレム)可能が魔人形(ゴーレム)の強さは素材と憑依させる精霊、悪魔により変動します》

 

 魔王レオンへの愚痴を聞きながら祭壇に向かって行った

 そこで一人二人と付与をさせていき三人目のケンヤのときに光の上位精霊が現れケンヤには勇者の素質があることが判明しそのあと宿っていた、四人目もうまくいき五人目のクロエのとき謎の存在が降りていたラミリス曰く未来から来た物らしいがよくは何もわからなかった『大賢者』でも測定不明だった

 

「とりあず、約束通りにさっきのヤツより強いのを作ってやるよ」

 さっきシズさんが切ったのは玩具として貰っといて魔鋼を取り出す俺の魔素を大量に含んだ最上品質のものだ

 純粋な魔鋼は思う通りに動きラミリスの意見をいれながら出来上がった自信作だ

 あとは悪魔を召喚して、魔人形(ゴーレム)に宿らせるだけだ召喚に成功し契約もでき受肉もし名付けも終わった、魔素は残り一割ほどだ

 シズさんにスライムさんも大概と言われてしまった

 

 子供たちの問題も解決したのでそろそろ魔物連邦(テンペスト)に帰るべきときが来たのだ

 国の方はうまくいっており段々と利用する冒険者が増えており軌道に乗っている

 子供たちには学園の制服をプレゼントしたシズさんには空いた日にみつけたネックレスをあげた

 

 俺は浮かれていた子供たちとシズさんと別れ外に出たとき

 転移しようとしたとき結界に囚われた、シズさんの師匠が気を付けろと言っていた外に出たときが危険と

《告。広範囲結界に囚われました。結界内部での能力(スキル)使用を封印……抵抗(レジスト)に成功しました。ただし魔法系統の能力(スキル)は一部制限を受けました》

 一部で済んだのか

《解。前に似たようなものを使用されたため耐性として一部となりました》

 僅かながら魔力を消耗すれば『魔力感知』も使えるため万全にはほど遠いが戦えないことはない

 多少は会話できたし思っていたより冷たくはなかったしかし細剣(レイピア)の攻撃を三撃ほどもらってしまった保険があるとはいえ意味が無くなる可能性もある

 どうにか少しずつ情報を集めてきたがまるでたりない、経験値そのものが足りない

 仕方がない悪手だがしないよりマシだろう

 

「死になさい! 七彩終焉刺突撃(デッド・エンド・レインボー)‼︎」

「目覚めろ、『暴食者(グラトニー)』‼︎」

 

 

 




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10話

改訂しました。10月26日


 仕事(遊び)一区切りついた〜数百年間忙しくて直接見てない間に色々起きてるし

 しーちゃん関連は無事子供たちの魔素の操作ができるようになって体が崩壊しなくなったのね

 精霊を宿して魔素の操作の補助をさせてると解決するならそれだね、悪魔を召喚して魔素を与え続けることで寿命を延ばすって手段はあるけど根本的解決は出来ないからね

 それにしても勇者の資格があるのがいるなんてあっちは知ってたけど、可哀想にいや〜可哀想

 ラミリスに会ったと今は小さいのね間に合うのかな前借りするのかな手段はあまり無さそうだけね

 スライムくんはスキルの使い方とか体捌きが良くなって成長してるね

 

 

 スライムくんは図書館にある魔法を覚えたと上位精霊の召喚となると応じてくれないといけないからスキルで無理やり解決してラミリスの新しい護衛を作ったと召喚したの黒の系統だし名付けもしてるし魔素あまり残ってないじゃん、ラミリスとも仲良くなってこれで魔王で仲が良好なの三人かい

 そのあとはひーちゃんと戦闘になったと前見せた結界の知識は役には立たなかったか、結界を使われて能力の低下をして一方的にしてやられても思考は鈍っていないと何手か晒したけど得たものが多いと逃げ切ったけどまだまだやることはあるよ

 

 

 ひーちゃんは処理が間に合わなくて奥の手の一つを使たったと切った手は霊子崩壊と確実に倒すにはそっちか結界張ってるのも関係あるかなあっちは範囲が広いし味方を巻き込んだら意味ないしあげた物だけど使い勝手が悪いか姫がいるから装備をあげるのはまずいし、うーんしーちゃんに会わせてあげよう

 

 

 グラマスは悩んでるそろそろ移動するかまだか、意味のないことで悩んでる君の安全は保証してあげてるのに手を借りたくなくて子供だちがどうやって助かったか知りたいっぽいけど無理だね〜誰も知らないよ

 

 

 金髪くんはプレゼント気に入ってくれたかな

 

 

 

 ケラケラ アハハ ゴッホゴッホ

 笑い死ぬ最近笑って死にそうになるのが多い死因は笑いすぎかい

 あ〜楽しい! くーちゃんの裸とか水着の盗撮したものをあげた情報の場所の中の内一つに置いてきたのだけど思い出し笑いだけでも

 

 クフッ クフフ

 いいね実に少年だ運命の人の裸姿は強烈か部下に見られないようにな

 まだいろんな写真があるのでな、着物姿、私服一覧も君が見たことがないものもあるぞ

 

 

 ほかの魔王たちは色々と遊んでるねミリムが耐えただと面白いのが撮れてる写真集と映像に加えて友にも見せてあげよう、あの親馬鹿も安心するだろう

 

 

 勘違いしてる馬鹿どもはふーん本来の戦力以上のものを持ち出して教会も虎の尾を踏んで情報収集能力が低すぎる結果がこんな行動ができると運命をいじってるけどこれは流石に餌を用意してあげただけでAランクオーバーの魔物が結界に入れられただけで簡単に狩れるって認知は戦いを知らなすぎでしょスライムくんが何もしないで折れるなら地獄でも作ろうかな輪廻の輪すらに入れずに完全なる消滅を味わせるのもアリかあの世でデスマッチもいいかな着替えるか、ふふん

 

 

 

 

 

 面白しくないし見にいこう、最悪だ

 

『世界転移』

『空間掌握』

 

 

 

 突然神が降り立った、圧倒的な存在感その場に存在するだけで平伏し感涙に咽び泣きだしてしまいそうだ

 圧力が消えた先程まであれほどの存在感が全く感知できない

 

「やあやあ、警戒しなくていいよしても無駄だから」

「何ヤツ」

「混沌か」

「シズさんの師匠、何しにきた」

「な〜に自壊しそうなアホいたからきただけだよ、白鬼くんは相変わらずその名前で呼んでからにその娘がいってることは本物だよ完全蘇生は存在するよ」

「本当か」

「『反魂の秘術』魔王になれば使えるかもね」

 その娘いいことを言った人間は希望があれば光る死にそうな魂が燃え上がっていく

 くーちゃんと同じかそれ以上

「魔王にならないといけないか、情報ありがとう」

「気にしない気にしないシズを助けてもらったことに何もしてなかったからしただけだよ、それじゃあ魔王になったあとで会おうね、バイバイ」

(祝福するよ新たなる真の魔王、キミはどんな風景を作り出すのか見届けない訳にはいないでしょ)

 

 




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11話

改訂しました。10月26日


 スライムくんのやる気が出てよかったよ

 会議で人間に対して復讐の意見に染まらなかったのは国に訪れた人たちを見てきたからかな人だからといって全てに攻撃するべきではないとスライムくん転生者であることをみんなに明かしてる

 勇気がいる行動だね人間に友好でいたいと思ったことに対して説明する上で必要だからでそれはなかなか言えないでしょう

 

 奇襲仕掛けてされないと思ってるのはアホくさ一度勝った相手には何度でも勝てるとでも思ってるのネームドの魔物の進化速度甘く見過ぎだよ予想していたより弱かったからなのかもう戦勝気分なのはいけない

 うーん良くこれで勝てたな魔物側が殺さないように手加減してたから勝てたのか結界は意外とそんなに関係なかったかなその場合は変なの出て来てたし関係あったかな

 おっ、スライムくん来たね魔法不能領域(アンチマジックエリア)を貼ったから精霊を外に置いてスライムの新しい魔法で騎士は全滅と戦力の大幅の減少、元々の戦力だとオークロードをギリギリ倒せるかどうかぐらいなのにここまで戦力減らしちゃって可哀想に〜

ふふっおっといないひーちゃんもその部下も居ないもし居たのなら物理の方を貼らせてたに経験不足からくるものだね

 

 物理魔法かい私でもスキルの補助なしで使うと刹那も掛かって面倒なのにそれを使うのか核とかブラックホールは知らないから使えない感じか魔王化のお祝いとして後で教えよう

 おっ降りたユニークスキル得たのかい『心無者』ね、ほかの魔王化したやつらが心があるみたいで面白いね

 まあここまでの数を一切の躊躇いもなく殺したのは少ないかたしかに、遊んだり数が少なかったり

 あら〜コロコロしてる、国王はよくも発狂しないな今は腐ってるけど昔は英雄だっただけはあるか

 一気に殺した気持ちいいね生き残りもいるみたいだけどさらなる地獄をみるだけになるだろうけどね

 悪魔召喚、また黒の系統かその上で原初かいあとでやることが増えたし

 

 進化も無事終わったて配下も進化するだろうし蘇生もするだろうし戻るか

 

『瞬間移動』

 

「ようおひさ黒いの」

「主の役に、貴女か」

「完全に術を扱っていてスキルが自律行動してるとはなかなか見ることが出来ないことをしてる」

「スキルの自律?」

「そうだよスキルの自律、意志の力だねスライムくんが望んでいた方向にスキルが進化した結果だね」

「意志で進化の結果を操作できると」

「この世界の上位者はみんな何かしらの強い意志があるからね、おっと蘇生も終わって起きたみたいだしいくか」

 

 

「よっす〜スライムくん進化成功おめでとう」

「お目覚めになられたようで何よりです、我が君。無事に魔王へと成られました事、心よりお祝い申し上げます」

「師匠さんと誰だ、お前?」

「──ッ⁉︎こ、これはご冗談を。悪魔である私が、心核(ココロ)にダメージを受けました……」

「おいおい、スライムくんに忘れられてるよ黒いの、召喚のときに話しただけだから印象が薄いんでしょうね」

「召喚した悪魔か」

「君が召喚した悪魔の内の一体だよ、配下にして欲しいらしいよ」

「先だってお願いしておりました通り、配下の末席に加えて頂きたいのです! どうでしょう、検討して頂けないでしょうか?」

「強いから配下にしてあげたら」

「そうだな、報酬とかないけどいいのか?」

「そんなもの、御仕え出来るだけで幸福です」

「よし、わかった。それじゃあお前も、今日から俺達の仲間だ」

「おおお! 感謝します、我が君!」

「我が君はやめろ、なんかむず痒いリムルでいい」

「心得ました、リムル──甘美な響きです。それで、今後はリムル様と──」

「よかったね黒いの、スライムくんまたクセが強いのが配下になったね名付けしてあげたら」

「そうだな名付けするか」

「おお、有難き幸せ」

「お前の名前は、ディアブロだ。その名に相応しく、俺に役立ってくれ」

 

 

「おっ、進化終わった」

「今日この日より、誠心誠意御仕えさせていただきます」

「今から会議をするから方針を立てるから、お前も参加するといい」

「私は見るもの見たし帰るね〜、バイバイ〜」

 

神智核(マナス)に到れるキミにも祝福を

 

『瞬間移動』

 

 

「あの方は相変わらずいろんなことをしているようで」

「あの人を知ってるのか」

「ええ、赤の知り合いで会ってそのときからの付き合いですね」

「長い付き合いなのか」

「かれこれ数千年以上ですね」

「あのひとどれだけ長生きなんだよ」

「多分この世界が終わったとしても生きてます」

「本当に凄まじいな」

「本当にそうですね」

 

 




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12話

お気に入りしてくださったかたがたお待たせしました。
遅筆ですがこれからも書いていきますのでよろしくお願いします。


 うんうん、スライムくんが魔王を名乗ったし国家としても大きくなってきたし暴風竜も復活したし正装で会いに行くか、これを着るのはいつぶりかなドゥを造った時以来だから数百年は着てないのか

 

「王様〜お仕事ですよ〜」

「タイミングがいいじゃないかキミ」

「あっ、それでは〜」

「逃さないよ」

「い〜や〜だ〜」

「自分の運のなさに嘆いてどうぞ」

「それで何をするのですか、正装に着替えて」

「新たな国と国交を結ぼうと思ってね」

「王様のことだからテンペストとかですかね〜」

「そうだよ〜」

「それならどれぐらいにします〜」

「十いればどこも手出ししてこないかな」

「親衛隊の方から出しときますね〜」

「ほかはドゥにも準備させて武器を持たせて」

 

 

 

「用意できましたよ〜」

「それじゃあ、行こうか」

 

 

 Side リムル

 

《告。三十騎の接近を確認。先頭に、個体名:ガゼル・ドワゴンの存在を確認しました》

 

 何事もないように、究極能力(アルティメットスキル)智慧之王(ラファエル)』から告げられる

 精度が高まった事で、出会った事のある人物なら特定も可能になったみたいだ、便利になったものだ

 常時報告させるようにしておこう、いきなり現れる師匠の人みたいのがいるかもしれない

 

 

 常時報告頼むよ『智慧之王(ラファエル)』さん。

 

《了》

 

 能力(スキル)で判明したのでやって来るのは偽物ではなく本物だ

 

「久しいな、リムル。聞いたぞ魔王になったらしいな?」

 

 やはり、そのことか

「まあね、色々あって魔王になることにした。面倒なこともあるけど、今後の対策も今から考えようとしていたところさ」

「ならば、俺もその会議に参加しよう!」

 

《告。後方より、六人が接近中です。その内一人は人造人間(ホムンクルス)精神体(スピリチュア・ボディー)を憑依しているようです。》

 

 敵意がないようだし声を掛けるか

 

「そちらの方々も出てきたらどうです」

 

「やはり、バレていましたか」

「貴様か。馬鹿みたいに高いところが好きな、耳長族(エルフ)の末裔よ」

「意外ですな、臆病な貴方が魔王に肩入れするとは」

「相変わらずだな、エラルド」

「お前もな、ガゼル」

 

 二人は仲良しらしいな

 

《告。高速にこちらに接近してきてる十騎を感知、魔素量が個体名:ディアブロと同等かそれ以上、騎乗している竜族は推定(ロード)級です》

 

 ちょっ、まずくない? 

 うん? 警告じゃない、そうなると敵意がないのか

 

 

 

 神が降臨した

 そうとしか表せない

 その場にいるものの視線を独り占めしている

 否、魔物たちを監視していたものたちも視線を離せないでいた

 このような麗しき存在を拝見できていることが

 高揚しているのがわかる、心臓の鼓動が早まっていくのを感じる

 

「やあ、祝福するよ新たなる魔王よ」

 

 一番先に言葉を話せたのは祝福を受けた魔王のリムルが

 

「えーとシズさんの師匠さんであってます?」

「あっているよ、おっと威光を出したままだとまともに話せないね」

 

 先ほどまであったプレッシャーが消えて自由に体を動かせるようになった

 

「これでいいかなラミリスも出てきな」

「お呼びでしょうか」

「恐れなくていいのに」

「王よ最近は何もしてないとはいえ昔にトラウマ紛いの植え付けたのをお忘れでしょうか」

「うーんこの状態じゃ話し合いが行えないじゃないか、まだ動けないのもいるし強制的に動かすか」

 

『空間操作』

『転移』

 

「これで話の場まで到着とじゃあ話し合いと行こうか、こことは別の大陸を支配しているウロボロスだ、そこの新たな魔王のリムルとはちょっとした縁があってね、魔国連邦(テンペスト)と国交を結びたくてね、どうだい」

「えーと」

「すまないね、いきなりで半分はジョークだから他のことから私が居ないものだと思って話してくれ」

 ……

 

 

 

 

 うーん居ないものとして扱ってくれって言ったからチラチラ見ないで欲しいのだけど

 教会の対策やら新しい王を作るとかおっと国交を結ぶ話が出てきたね、チラチラ見てきてるから口挟んでも謂れはないでしょ

 

「それでどうかなうちの国と国交を結び気にはなってくれたかな」

 おっとまた全員がこっちを見てからに

「メリットはこっちじゃああまり流通してないだろう魚類でもだそうか、武具や魔道具の類は需要がなさそうだしそっちは機密指定されてない道具とか製品を出してくれるといいのだけどこれがまとめとた紙ね」

「ふむ貿易においてはそれでいいとして」

「最大のメリットは我が国が国として認めるのが最大のものになるかな」

「それが最大?」

「話に入らせてもらうぞ」

「どうぞ、ドワーフの王」

「この方の国アトランティスが国交を結んでいるのはドワルゴン、サリオン、ルベリオスと東の帝国と数が少なくなお強力な国家ばかり」

「なるほど、国交をもし結ぶとなるとその国と同じと思われると」

「そうだから結んだ方がいいけどそこは自由に決めていいよ」

「それなら結ぶか」

「それは嬉しいね、これからの重要な国と良い関係と結べるとなると暴風竜復活の件も終わったし最後にラミリスがここにきた理由を話してくれないかな」

魔王達の宴(ワルプルギス)が発動されたのその名目がクレイマンの部下を殺し魔王を僭称したものとして処分するというものなのだから仲がいい私が教えにきたってわけさ」

「私の方にもきてたけどつまらない内容だったから断るとこだったよ」

「俺もそれに参加できないのか」

「今回のは魔王僭称に関してだしキミ自身が魔王だから参加する権利はあるはずだよ」

「それならこっちから参加して相手の目論見を破壊して流れをこっちに持っててやる」

「それじゃあ、魔王達の宴(ワルプルギス)参加の旨を伝えておくか、用件は片付いたから私は帰るが何かあるかな」

「全員これ以上かな」

「それじゃあ去らせてもらうよ」

 

『空間支配』

『転移』

 

「本当にあの方は嵐のような方だ」

「本当に何がしたいかが全くわからない」

「本当になんなんですかね」

 

 

 




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