俺とペット達のワンニャン物語 (マッカーサ軍曹∠( ̄^ ̄))
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番外編
キャロルが教師になった訳。


番外編だぜ!!これが書きたかったんや!!キャロルの始まりそれではどうぞ!!


「ただいま……」

「マスターおかえりなさい」

 

そう言ってファラがキャロルを出迎える。キャロルはリビングに行きソファに座るとファラにある物を頼んだ。

 

「ファラ、ビールをくれ」

「……あまり飲みすぎませんように」

 

そう言ってファラはリビングを離れるとやがてガリィがやって来た。

 

「あらマスターま〜たお酒ですか」

「うるさいオレだって楽しみはあるんだ」

 

するとファラがキャロルにビールを渡してキッチンに戻って行った。

 

「全くマスターは変わりましたよね〜」

「……そうだな」

 

そうしてビールを飲みながら自分がこうなった始まりの日を思い出していた。

 

当時キャロルはある2人にチフォージュ・シャトーを襲われ戦い、敗北した。そしてキャロルは2人の前に倒れていた。

 

「……殺せ」

「どうするあなた?」

「そうだな……」

 

男は悩みやがて結論が出るとキャロルに言った。

 

「俺達はお前を殺さない……ただし条件がある」

「……なんだ」

「俺の息子の面倒を見てくれないか?」

「あらいいじゃない!!」

「はぁ!?」

 

そうしてその後キャロルはそのまま2人の子供の面倒を見ることになった。

 

「ここが俺達の家だ」

「……分かった」

 

そうしてキャロルは家に入ると1人の男の子がいた。

 

「守、このお姉ちゃんが面倒を見てくれるぞ!!」

「本当!!僕守6さい!!お姉ちゃんの名前は?」

「……キャロルだ」

「……キャロルねぇ!!よろしく!!」

 

この日からキャロルは新たな日常を送り始めた。ある日は猫を助ける為に木に登った守が……

 

「キャロルねぇ!!怖いよお!!」

「どうしてそんな所に登ってる!!」

「だって猫が!!」

「分かったからそこから動くなよ!!」

 

またある日は公園で遊んでいると……

 

「キャロルねぇ痛いよ〜」

「全く人の犬を追いかけて怪我するとは……帰るか」

「グズッ……うん……キャロルねぇ手繋いで?」

「……少しだけだぞ」

 

またある日は家で一緒にテレビを見ていると……

 

「キャロルねぇ!!僕犬が飼いたい!!」

「ダメだ……せめて高校生になってからだ」

「でもキャロルねぇ学校行ってないよね?キャロルねぇが学校に行かないなら犬は諦めない!!」

「……それとは話は別だ」

「それじゃあガリィに聞いてく」

「分かった!!オレも行くから!!……エルフナインお前も学校に行くぞ!!」

「え!?僕も!?」

 

キャロルは学校に行く為にパヴァリア光明結社にやって来た。そしてキャロルはサンジェルマンに会った。

 

「何をしに来た……」

「……ここでやって欲しい事がある」

「なら交換条件でどうだ?そちらからの条件を言って貰おうか」

「いいだろう……こちらの条件は……オレとエルフナインの戸籍だ」

「……え、えぇ分かった私達の条件は……」

 

そうして約4年の月日が流れた。そしてキャロルは守の親と話をしていた。

 

「キャロル最近はどうだい、守は元気にしてたかい?」

「あぁ元気だよ……いいかオレが面倒を見るのは守が高校生になるまでだそしたらオレは世界を分解する」

「そうか……分かった。所でこの写真は文化祭で撮ったのかい?」

「あら?キャロルとエルフナインがメイド服を着てるじゃない!!どうして見せてくれなかったのキャロル!!」

「な!?あれは守がガリィに言って仕方なく!!」

 

そんな話をしてキャロルはリビングでくつろいでいた。すると守がやって来てキャロルのとなりに座った。

 

「キャロル姉どうしたの?」

「あぁ……ちょっとな……」

 

そう言って守の頭を撫でる。そしてキャロルは守にある事を言った。

 

「……もしオレが世界を分解するって言ったらどうする?」

「え!!地球って分解出来るの!?」

「……まぁそれでいい、でどうだ?」

 

すると守は「うーん」と言いながら考えて笑顔で言った。

 

「分かんない!!」

「……そうか」

 

すると守はキャロルを抱きしめた。

 

「でもキャロル姉が何をしても僕は大好きだよ!!」

 

その言葉にキャロルは目には涙が浮かべ守を抱きしめた。

 

「そうかありがとう守……」

「うん!!」

 

そしてキャロルは守が寝るまで家で過ごし、やがてシャトーにやって来た。するとエルフナインがやって来た。

 

「おかえりキャロル……」

「……やめだ」

「え?」

「万象黙示録はやめだ」

「本当なのキャロル!!」

「あぁ……」

 

そうしてキャロルは万象黙示録を完成する事無く終わった。そしてキャロルは目的を失った。そして半年が経った時キャロルは守に勉強を教えていた。

 

「キャロル姉そんなにぼーとしてどうしたの?」

「……え?あぁなんでもない守、次の宿題は……作文か、守は将来なりたいものはあるのか?」

「僕トレーナーになりたい!!キャロル姉は?」

「オレか?オレは何がしたいんだろな……」

 

そうしてキャロルは考える、今まで復讐とはいえ今まで目指していた万象黙示録の夢を捨てたからキャロルにはこれから自分が何をしたいのか考えた事が無かった。すると守はある提案をした。

 

「ならキャロル姉は教師になってよ!!」

「教師?」

「うん!!だってキャロル姉頭いいもん!!それにいつかキャロル姉と学校で過ごして見たい!!」

「……そうだな教師……か」

 

やがてキャロルは現実に戻る……すると玄関から声がした。

 

「ただいま」

「地味におかえりエルフナイン」

「おかえりなさいだゾ」

 

そう言ってミカとレイアがエルフナインを出迎える、そしてエルフナインはリビングに向かうとキャロルに遭遇した。

 

「あ、キャロルだけずるい!!」

「いいだろ?先に帰って来たのはオレなんだから」

「あれ?キャロルなんか機嫌いいね」

「あぁ懐かしい思い出を思い出していたからな」

「……そうだね」

 

そうしてキャロルは机の上にある写真立てを見るそれは入学式の写真でキャロルとエルフナインそして守が写っていた。

 

「全く……世話がかかるやつだよ」

「キャロルは変わったね」

「……かもな……よし守の家に行くか!!」

「え!?今から行くの!?」

「お前も行くだろエルフナイン」

「はぁ……分かったよキャロル」

 

きっとキャロルの夜はまだ終わらない……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 



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翼が女らしくなった訳

次回と思った?残念番外編だよ……翼のターンが終わった?いいやまだだね!!それではどうぞ!!


「ただいま〜」

 

翼は今日のライブのリハーサルを終え、家に帰って来た。すると部屋にいた八紘が声をかけてきた。

 

「……翼かおかえり」

「ただいまお父様」

「今日は守の家に行ったのか」

「そうなの!!ペット達可愛いかったんだよ!!」

 

すると八紘は微笑みながら昔の事を言い出した。

 

「そう言えば昔私と喧嘩した事があったな……」

「うん……その時に私は守に会えたんだから」

 

そうして翼は昔の事を思い出す……あの日翼は八紘に怒られていた。

 

「おとうさまなんてだいっきらい!!」

「待て翼!!」

 

その日翼は始めて1人で家を出た、翼はただただひたすらに走って気付けば自分でも知らない所にいた。

 

「ヒッグ……わたしわるくないもん……」

 

そして翼は走り続けて疲れてしまった、すると向こうに公園があり翼はそこに行きベンチに座った。そして翼は周りに誰もいない事に気が付いた。

 

「ここどこ?」

 

公園はもう夕方で段々暗くなっていき、風の音とカラスの鳴き声が不気味に聞こえた。翼はやがてこの場所が怖くなり泣き始めた。

 

「こわいよ……おとうさま……」

 

すると向こうから誰かがやって来た。翼は怖くなり逃げようとしたが足がすくんで動けなかった。

 

「こないでぇ……いやぁ……」

「どうしたの?」

「え?」

 

するとそこには男の子がいた。男の子は翼に聞く。

 

「なんでないてるの?」

「……おとうさまとけんかしちゃってわたしおうちがわからないの」

「そうなんだ」

「おとうさま……うぅ……」

 

すると男の子は翼に手を差し伸べて言った。

 

「ならぼくのいえにいこうよ」

「え?」

 

すると男の子は翼の手を掴んで男の子の家に歩き始めた。男の子は翼に名前を聞いてきた。

 

「ぼくまもる6さいきみのなまえは?」

「……つばさ」

「とりみたいななまえだね」

「とりじゃないもん……つばさだもん」

「わかったつばさちゃん」

 

やがて守は自分の家に着き翼を連れて中に入った。

 

「ただいま」

「おう守おかえり……ってその嬢ちゃんは……」

「ないてたからつれてきたの」

「……ないてないもん」

「え?ないてたよ」

「ないてないもん!!」

 

守の父親銀二はとりあえず守と翼をリビングに連れて行き、銀二は八紘に電話した。

 

『今娘さん家にいるから迎えにこいよ』

『世話をかけたな銀二』

『礼ならうちの息子に言ってくれ』

『……分かった』

 

しばらくして八紘が翼を迎えに来た。そして翼は八紘を見ると泣きながら抱きついた。

 

「おとうさま……ヒッグ……ごめんなさい……」

「済まなかったな翼……」

 

そして銀二は八紘にこう言った。

 

「少しは正直になったらどうだ」

「……そうだな次からは気をつける……助かった」

 

八紘は翼を抱きしめたまま車に戻ろうとすると後ろから声がした。

 

「つばさちゃんをおこらないで」

「……そうだな分かったよ」

「つばさちゃんバイバイ」

 

すると翼はそれを見て小さく手を振った。そして翼は八紘と車に乗り家に向かった。しばらくして翼はある事を口にした。

 

「おとうさま……」

「どうしたんだ翼」

「わたしまもるくんとまたあいたい!!」

「……そうだな次の機会に会いに行くか」

「うん!!」

 

やがて翼は八紘に呼びかけられ再び現実に戻る。そして翼は八紘にある事を聞かれる。

 

「翼お前最近守とはどうなんだ……」

「え!?あ、いやその……」

「……私は守程いい男はいないと思うぞ」

「お、お父様!!からかわないで!!」

 

そして翼はある思いを胸に秘めながら八紘に言った。

 

「私は貴方の娘ですよ……自分でやってみせます」

「……そうだな」

 

そうして夜は過ぎてゆく……秘められた恋を胸に秘めながら……

 

 



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響達VS守の理性。

これは守(理性の危機)の休日の続きですなので番外編にしました。それではどうぞ!!


朝……それは1日の始まり……守は目を覚まし起きようとするが起き上がれなかった。布団は少し山のようにふっくらとしていたのでそれをのけると切歌が出て来た。切歌は火照った状態で目をうるうるとさせながら言った。

 

「守さん守さん体が熱いデス……」

「……マジですか」

「頭なでなでしてくれるだけでいいデスお願いデス!!」

「……撫でるだけだよ?」

 

そして守は切歌の頭を撫でる、すると切歌はビクビクって震えて甘い声で喘いだ。

 

「しゅごいデス……もっとやって欲しいデス……」

「本当に撫でるだけだからな?」(なんだよすっごいエロ可愛いんですけど……)

「あぁ…やばいデス……あ……あ……んはぁ……」

「……」(やめろぉぉぉ!!!!!そんな声出すなぁぁぁあああああぁぁぁぁ!!!!!)

 

しばらく切歌を撫で続け、切歌がある程度落ち着くと守は顔を洗い朝食を食べた後守は逃げるように学校に行った。そして学校に着いて席に着くと敬が話かけて来た。

 

「守お前大丈夫か?」

「……あぁ正直結構キツい精神的に」

「まぁ頑張れ」

「……お前意外にそっけなくない?」

「そんな事……ないぞ」

「なんだ今の間は……」

 

そして守は学校を終えた後の守の足取りは重かった。今家に帰ったら発情期中の響達に襲われる可能性があるのだ……。

 

「今までで始めて帰りたくないと思った」

 

そんな事を考えているうちに家に着いていた。そして守は玄関を開けた。

 

「ただいま……」

「おかえりなさい」

「セレナみんなは?」

「分かりません……今日も皆さんおかしくて……」

「……あぁうん分かったありがとうセレナ」(君だけは染まらないでくれ……)

「はい!!」

 

そして守はリビングに行くとマリアと奏がいた。2人はリビングでヨガをやっていた。

 

「あら守おかえりなさい」

「おうおかえり」

「今ヨガやってるの?」

「えぇ運動しないとなかなか落ち着かなくてちょっと手伝って貰える?」

 

そして守はマリアの体を支える、マリアの体は少し汗をかいていて何故だか分からないが甘い匂いがした。

 

「ん……そう上手よ…あぁ……そこ強すぎ……」

「……もういいかな?」(……なんでヨガやってんのにこんな声でんの?)

「もう少し……あ、その体勢でお願い……んぁ……」

(やばいやばいこの体勢は色々やばい!!柔らかいぃぃぃぃぃ!!!!!)

 

そんな事をしていると後ろから奏が抱きしめてきた。

 

「なぁあたしもう限界なんだ少しでいいから相手してくれよ……」

「そ、それはダメだ!!」(ちょ!?奏がもう獣の目なんですけど!?だ、誰か!!)

 

すると守は体制を崩してマリアと奏のしっぽを強く掴んでしまった。すると2人は背筋が伸びて甘い声で喘いだ。

 

「にゃぁああああああああぁぁぁ!!!!!」

「んぁぁああああああああぁぁぁ!!!!!」

「だ、大丈夫か?」(今あれは完全に……)

「はぁ……はぁ……ちょっとお風呂に入ってくるわ」

「はぁ……はぁ……あたしも次触られたらお前を襲っちまう……」

「わ、分かった」

 

そしてマリア達はお風呂に入って行った。しばらくして守も入れる様になったのでお風呂に入っていた。

 

「風呂だけが俺の癒しだ……」

 

そうして守がお風呂から上がって体を拭き、着替えてリビングに戻った後の事だった。

 

「……調、翼何してるの?」

「何って…マッサージの準備」

「あぁ……それだけだ……じゃあ横になってくれ」

「……拒否権は」

「拒否したら…私達が限界を迎える…けど…いいの?」

「……分かった」

 

そして守は横になるすると調と翼がマッサージを始めた。

 

「はぁ……んぁ……ど…うだ……」

「……うん気持ちいいよ」(やばい俺の理性が結構ガリガリ削られる!!)

「なら……よかった……ぅあ……」

「……ここは…どうかな……ん……」

「し、調そこは舐める必要は……」

「……私も…やる……」

「ちょっと!!2人共そんな背中や首筋舐めないで」

「にゃぁ……やりゃ……」

「これ……すきにゃぁ……」

(もうやばいんですけど……自分でも分かる……俺は今大変な状態だよ……)

 

そんな事が1時間続きマッサージ?を解放された後晩御飯を食べた後守は再びリビングに戻り耳掃除をしていた。

 

(やばい俺の下半身が凄い事になりそうだ……落ち着け……俺)

 

するとクリスが守に話かけて来た。

 

「なぁ…あたしにも耳掃除…してくれよ」

「……まぁ耳掃除ぐらいなら」

 

そして守はクリスを膝枕をして耳掃除を始めた。するとクリスは甘い声で喘ぎ始めた。

 

「なに…これ……中に入ってくる……」

「……」(これは耳掃除……)

「ぁ…ぁ……そんな所的確に突くの……やぁ……」

「…………」(こ、これは耳掃除……)

「ダメ……そんな奥まで……激しくしちゃだめぇぇぇえええ!!!!!」

「なんで耳掃除がこんなエロいんだよ……」

「はぁ……はぁ……まだ…あるだろ?」

 

そしてガリガリと理性を削られながらクリスの耳掃除は終わりを迎えた。そして守は寝る為に寝室に行ったのだがそこには響と未来がいた。

 

「守さん…今日ここで…寝てもいいですか?」

「すいませんどうにも落ち着かなくて……」

「……いやいいよ」

 

そして守は電気を切り布団に入った。すると部屋の中では響と未来の喘ぎ声が響いていた。

 

「……はぁ……んぁ……ぁ…ぁ……んんっ……」

「……やぁ……はぁん……ぁあ……あっあっ……」

(ね、寝られん……)

 

2人は自分の指を舐めながら守の匂いを嗅いでいた。

 

「…やっぱり……これしゅきぃ……」

「ダメなのに……んはぁ……ぁ……でも……」

(頼む早く終わってくれぇぇぇええええ!!!!!)

 

だがしかし後4日はある……守はそれまで必死に耐え続けていた。守が倒れる日は近い……。

 



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ベアトリーチェが主人を思う訳。

ベアトリーチェだああァァァ!!!!!!うわぁぁぁ!!!!!!お風呂シーンだ└( 'Д')┘ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙それではどうぞ!!


暗い……そこには何もなかった。ベアトリーチェは並行世界の戦いで負けて暗い大きな瘴気の中にいた。

 

(私……また消えるのね……)

 

ベアトリーチェは消えゆく思考の中ふと思ってしまった。

 

(いいな……私も……立花響のように……繋がりが……欲し……か……)

 

するとベアトリーチェの前に小さな光が差し込んだ。そして、ベアトリーチェはそれを見て、消えてしまいそうな手を伸ばした。

 

(あぁ……綺麗……)

 

やがてベアトリーチェはその光を掴んで消えた……はずだった。

 

(……風かしら……寒い)

 

ベアトリーチェは消えてしまってしばらくは目覚める事が無いと思っていたのに目を開ける事が出来た。そこは地面に草、そして木と遊具が広がっていた。

 

(私は消えたはずじゃ……悪意は!!)

 

しかしベアトリーチェは悪意を一切感じなかった。そして自分が何になっているのかに気づく。

 

「ワンワン!!」(何これ!?私犬になってるの!!嘘でしょ!!)

 

ベアトリーチェは自分が犬になっている事に気がついた。

 

(私はあの時、悪意に飲み込まれて消えてたはず……)

 

そしてベアトリーチェは辺りを色々と歩き回ったが、何も起きる事も無く時間だけが過ぎていった。やがてベアトリーチェは疲れてしまって、ベンチの下に座った。

 

「クウ〜ン……」(とても寒いわね……)

 

その日はとても冷え込んでおり、寒さと隙間から入ってくる風に体力を奪われていった。

 

(私せっかく悪意から離れる事が出来たのに……また1人で死ぬのね……)

 

ベアトリーチェはやがて目をつぶって眠ろうとした。

 

「クウ〜ン」(……寂しい……な……)

 

すると遠くから足音が聞こえて、段々近づいて来て男が覗きこんできた。

 

「子犬……」

「クウ〜ン」(貴方は……誰?)

「……家来るか?」

「ワン!!」(……えぇ)

「それじゃ帰ろうか……家に……」

 

男はそのままベアトリーチェを抱えて何処かに歩き始めた。

 

(人の温もり久しぶりだわ……暖かいわね……)

 

やがて男の家に着き、男は家の中に入った。

 

「ここが俺の家だぞ〜」

「ワン……」(随分広いのね……)

「まだ体が冷たいな……よし!!一緒に入るか!!」

「ワフゥ!?」(はぁ!?ちょっと待ちなさい!?ダメよ!!絶対ダメ!!)

 

しかし、ベアトリーチェの声は伝わらずに男と一緒にお風呂に入った。

 

「さてと。まず体洗おうな」

「ワン!!ワン!!……キュウ……」(ちょっと待って!!そこ触っちゃ!!……あぁ……ダメぇ……知らない……こんなの…私……)

「ほらほらー気持ちいいだろ〜」

「クウ〜ン……」(そんな……そこ…こすちゃ……やぁ……)

「可愛いなぁ〜ほら、そこで最後だ」

「ワフゥ!?ワンワン!!…………」(はぁ……はぁ……ってちょっと!!そこはダメよ!!絶対ダメって言ってるでしょ!!あ…ちょっ……ま……んんんんぁぁぁ……そこ…敏感……んぁ……い……)

 

そして男とベアトリーチェは体を洗い、綺麗になると一緒にお風呂に入った。

 

「お風呂あったかいだろ?」

「ワン……」(えぇ……あんな事私にしたのは貴方が始めてよ……)

「可愛いな……よしよし」

(……人に頭を撫でられるのは久しぶりね)

「よし、上がるか」

「ワフゥ!?……」(ちょっと待ちなさい!?貴方のあ……)

 

やがて、男はベアトリーチェの体を拭き、そして自分の体もしっかりと拭いてリビングに行った。そして男は紙とペンを持って何かを書いてベアトリーチェに見した。

 

「この紙に名前が書いてる。そこに足を乗せたら君の名前だよ」

「ワン……」(私の名前ね……)

 

しかしベアトリーチェの名前に近いものはあったが、そのものの名前は書いてなかった。

 

「ワンワン……」(困ったわね……とりあえずベアトリスとリーチェにしましょう)

「え?ベアトリスとリーチェ?困ったなぁ……」

 

しばらく男は悩んでいると、男はふと思い出したかのように言った。

 

「そうだ。くっつけてベアトリーチェはどうだ?」

「ワン……」(貴方凄いわね……)

「俺は青葉守だ。よろしくベアトリーチェ」

「ワンワン」(そうね……今は私犬だし、よろしくね守)

 

これがベアトリーチェと守の出会いだった。そして今……。

 

「ワンワン!!」(守。私にブラッシングしなさい!!)

「ん?ベアトリーチェブラッシングしたいのか?おいで」

 

そしてベアトリーチェは、守の太ももに座りブラッシングをされ始めた。

 

「今日はご機嫌だな」

「ワン」(ふふっ……そう?)

 

ベアトリーチェは幸せそうにしながら思う。

 

(貴方は私に繋がりを作ってくれた……例え、私が犬でも感謝する事は忘れない、だから私は貴方を絶対守るわ……絶対に)

「ブラッシングが終わったらいっぱい撫でてやるからな!!」

「ワン!!」(えぇ……しっかり撫でなさい!!)

 

そして守とベアトリーチェは今日も幸せな日常を謳歌してゆく……。

 

 



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本編
子犬拾いました。


つい書きたかったんや……続いたらいいなと思っている。
大丈夫他の小説も何とかなる……はず……


超常災害対策機動部タスクフォースS.O.N.G.……その本部で響は風鳴弦十郎に呼ばれ、本部にやって来た。

 

「師匠どうしたんですか?」

「あぁ実はギャラルホルンに反応があってな……」

 

弦十郎はその経緯を話し、どうやらギャラルホルンの反応は一瞬で直ぐに消えて行ったらしい。

 

「それで私が調査に呼ばれたんですか?」

「あぁ、今クリスくんにも連絡をしたからギャラルホルンに向かってくれ」

「分かりました!!」

 

響はギャラルホルンの方に向かって行った。やがて響はギャラルホルンの前に着くとギアを纏いクリスを待っていた。

 

「クリスちゃんまだかな……ってあれ?」

 

響はギャラルホルンをよく見るとプラズマの様な物を発していた。そして響はギャラルホルンに急に吸い込まれ始めた。

 

「え?何事!?いや待って!!うあああああああああああああああ!!」

 

やがて本部からガングニールの反応が消えた……

 

 

 

 

 

 

 

 

「今日もバイト疲れた……」

 

男はあくびをしながら夜道を歩いていた。男の手にはビニール袋を下げており、やがて小さな公園を見つけた。

 

「ん?なんだ……あれ?」

 

男はベンチを見ると小さい何かを見つけた。駆け寄り下を覗き込むとそこには赤い首輪ペンダントをぶら下げた小さな子犬が横たわっていた。

 

「子犬!?大丈夫か!!えっとこの近くの動物病院は…あそこか!!」

 

その男は子犬を抱き、動物病院に向かって走り始めた。

 

「はぁ……はぁ……大丈夫だ元気になるから頑張れ!!」

「クウ〜ン……」

 

やがて男は動物病院に着きその子犬を見てもらった。やがて医師がやってきて子犬は「大丈夫」だと言われ、そして「しばらく家でしっかり安静にしたら元気になる」と言われた。その後男はその子犬を抱え歩いて家に帰って来た。すると男は風呂場に向かって行った。

 

「よーしまずは体を洗おうな」

「キャンキャン!!」

 

すると子犬はお風呂を嫌がり始めた。なのでその男は子犬の顎や頭を撫でながら子犬を洗う準備をした。

 

「こーら逃げるな……ほらまずシャワーで……」

「キャンキャン!!……ワフゥ……」

 

体を洗い始めたら子犬はさっきまで嫌がっていたのが嘘の様に気持ち良さそうにしていた。

 

「気持ちいか?」

「ワフゥ〜……」

「そうか気持ちいか!!」

 

そう言って男は子犬をしっかり洗い、そして湯船に一緒に入った。

 

「お前の名前はなんだ?」

「ワン!!」

「わかんないよなぁ……多分誰かの飼い犬だろうし……まぁそれまで俺が見るか」

 

男は風呂から上がって自分の体をふき、そして子犬の体を拭き始めた。また最初に少し嫌がっていたが拭き始めたら気持ち良さそうに声を出した。

 

「ワンワン!!」

「そうか気持ちいいか!!いい子いい子!!」

 

男は子犬の頭を優しく撫でてそして子犬と一緒にキッチンに向かった。男はキッチンに着くと子犬の食べる物を探し始めた。

 

「今はドックフードはないからなぁ……お?あったあった」

 

男は冷蔵庫から魚肉ソーセージを取り出し子犬の食べやすい様に切り、皿に盛り付け、水と一緒に子犬の前に置いた。

 

「お腹空いたろ?ほら、食べていいよ」

「ワン!!」

 

すると子犬は一瞬のうちに魚肉ソーセージをペロリと平らげていた。

 

「これ以上はダメだよ」

「クウ〜ン……」

「……後ちょっとだけだぞ?」

「ワン!!」

 

そして子犬はご飯を平らげ、男と子犬はソファに向かった。やがて男は子犬を抱えながらそのソファに座った。

 

「飼い主を探さないと行けないけど……そもそも名前を決めてないなぁ……あ、そうだ」

 

すると男はソファに子犬を置き、シャーペンと紙を出して何かを描き始めた。やがて書き終えるとそれを子犬の前に出した。

 

「よし。この紙に足が乗った所がお前の名前だ」

「ワン!!」

「って早!!……なになに……響これか?」

「ワンワン!!」

 

すると子犬の尻尾が元気に振っていた。

 

「そうかそうか。響がいいか!!俺は青葉守だよろしくな響」

「ワンワン!!」

 

やがて気がつけば守の就寝時間だった。守は響を連れて自分の部屋に向かった。

 

「今は響の寝る場所は無いからね。俺と一緒に寝ようか」

「クウ〜ン……」

「なんだ子犬の癖に恥ずかしいとかないよな?」

「!!…ワンワン!!」

「分かった分かった一緒に寝ような」

 

そして守と響は布団の中に入り最後に一言言った。

 

「おやすみ響」

「ワン!!」

 

 

 




次回私犬になりました。お楽しみに!!


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私犬になりました。

響視点もね?……書きたかったんや……まぁきっと大丈夫だ問題ない。
品種:柴犬(響)


(うぅぅぅ……ここは……)

 

響は目が覚める。やがて周りを見るとどうやら公園にいた。

 

(視線がやけに低い……起き上がらないと)

 

響は立とうとするが上手く立てなかった。やがて響は喋ろうとしたら……

 

「ワン?」(あれ?)

「ワンワン……ワフゥ?」(ワンワンしか喋れない……どうして?)

 

やがて響は近くの水溜まりに行き自分の体を確かめた。……犬……茶色の子犬が映し出されていた。

 

「ワン?ワフゥ……」(どうして?私じゃなくて子犬が……)

「キャンキャン!!」(もしかして……この子犬私なの!?)

 

響は自分の体を自分の目で確かめるがどこをどう見ても犬であった。

 

「クウ〜ン……」(どうしよう私人間に戻れるかな……)

 

響は何とかしようと色んな所を走り回った。しかし何も起こらずやがて夜になった。

 

「クウ〜ン」(うぅ、寒い……あそこのベンチの下で休もう)

 

やがて響はベンチの下で寒さを凌ごうとした。けれどもやはり夜はとても寒くやがて響はうずくまった。

 

「クウ〜ン……」(寒いしお腹も空いたよ……未来、みんな)

 

そして響は目を閉じた。しかし近くで男の声がし目を開けた。

 

「子犬!?大丈夫か!!えっとこの近くの動物病院は…あそこか!!」

 

その男は響を抱き、動物病院に向かって走り始めた。

 

「はぁ……はぁ……大丈夫だ元気になるから頑張れ!!」

「クウ〜ン……」(とても暖かい……)

 

やがて男は動物病院に着き響は医師に検査された。やがて医師がやってきて響は「大丈夫」だと言われ、そして「しばらく家でしっかり安静にしたら元気になる」と言われたのでそのまま病院を後にした。

 

「よかったな……元気になるってよ」

「ワン」(ありがとうございます色々)

 

その後男は響を抱え歩いてやがて男の家に着き家の中に響と一緒に入って行った。

 

「ただいま〜よし!!」

 

すると男は響を抱えながら風呂場に向かって行った。

 

「よーしまずは体を洗おうな」

「キャンキャン!!」(え!?嘘でしょ!!私中身女子高生だよ!!それはダメ!!やめてそれセクハラだから!!)

 

響はお風呂を一生懸命抵抗していた。しかしその男は響の顎や頭を撫でながら響を洗う準備をした。

 

「こーら逃げるな……ほらまずシャワーで……」

「キャンキャン!!……ワフゥ……」(あぁ近づいてくる!!ダメだよぉ!!あ……いやぁ……それらめぇ耳は……お尻はだめぇ)

 

体を洗い始めたら響は今までにない感覚を味わっていた。

 

「気持ちいか?」

「ワフゥ〜……」(しっぽはだめなのぉ……)

「そうか気持ちいか!!」

 

そう言って男は響をしっかり洗い、そして湯船に一緒に入った。

 

 (うぅ、恥ずかしかったよぉ……)

「お前の名前はなんだ?」

「ワン!!」(えっ、私?私の名前は立花響!!)

「わかんないよなぁ……多分誰かの飼い犬だろうし……まぁそれまで俺が見るか」

(やっぱり伝わらないよねぇ……はぁ……)

 

男は風呂から上がって自分の体をふき、そして響の体を拭き始めようとしたが響は最後に必死に抵抗していた。

 

(大丈夫!!自分で拭けるからお願い待って!!さっきの感覚はおかしくなっちゃうから!!ってあれ?普通に気持ちいい……)

 

そして響はしっかりと男に体を拭いてもらった。

 

「ワンワン!!」(気持ちよくてスッキリしたよ!!)

「そうか気持ちいいか!!いい子いい子!!」

(頭撫でられるのなんでこんなに幸せになるんだろう?)

 

やがて男は響と一緒にキッチンに向かった。男はキッチンに着くと響の食べる物を探し始めた。

 

「今はドックフードはないからなぁ……お?あったあった」

 

男は冷蔵庫から魚肉ソーセージを取り出し響の食べやすい様に切り、皿に盛り付け、水と一緒に響の前に置いた。

 

「お腹空いたろ?ほら、食べていいよ」

「ワン!!」(え!!本当ですか!!ありがとうございます!!)

 

すると響は一瞬のうちに魚肉ソーセージをペロリと平らげていた。

 

 (魚肉ソーセージ美味しかった!!でもまだ食べたいな……)

「これ以上はダメだよ」

「クウ〜ン……」(うぅ…はい……)

「……後ちょっとだけだぞ?」

「ワン!!」(本当!!やったー!!)

 

そして響はご飯を平らげ、男と響はソファに向かった。やがて男は響を抱えながらそのソファに座った。

 

「飼い主を探さないと行けないけど……そもそも名前を決めてないなぁ……あ、そうだ」

(どうしたのかな?)

 

すると男はソファに響を置き、シャーペンと紙を出して何かを描き始めた。やがて書き終えるとそれを子犬の前に出した。

 

「よし、この紙に足が乗った所がお前の名前だ」

「ワン!!」(名前……私の……あった!!)

「って早!!……なになに……響これか?」

「ワンワン!!」(そうなのそれが私の名前!!)

 

すると子犬の尻尾が元気に振っていた。

 

「そうかそうか。響がいいか!!俺は青葉守だよろしくな響」

「ワンワン!!」(よろしく!!守さん!!)

 

しばらくして守は響を連れて自分の部屋に向かった。

 

「今は響の寝る場所は無いからね、俺と一緒に寝ようか」

「クウ〜ン……」(私男の人と寝るのはちょっと……)

「なんだ子犬の癖に恥ずかしいとかないよな?」

「!!…ワンワン!!」(は、恥ずかしいくないもん!!)

「分かった分かった。一緒に寝ような」

(え!?そうゆう意味じゃ……あ……)

 

そして守と響は布団の中に入り最後に一言言った。

 

「おやすみ響」

「ワン!!」(お、おやすみなさい!!)

 

そして響は照れながら眠って行った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




次回守の新たな生活。お楽しみに!!


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守の新たな生活。

出来ちゃったよ……出すしかねぇよなぁ!!╰(‘ω’ )╯三


あれから4日が経った。そして守は目を覚ます。

 

「ふわぁ……おはよう響」

「ワン!!」

 

守が起きると既に響は起きていた。そして守は顔を洗いパジャマから制服に着替え、朝食の準備を始めた。

 

「ワンワン!!」

「もうすぐ用意するからな……」

 

そして守はお皿にドックフードと水を響の前に置き、朝食を食べ始めた。

 

「美味しいか響?」

「ワン!!」

 

響はしっぽを振って吠える。守は嬉しそうに響の頭を撫でて笑った。

 

「そうかならよかった」

 

やがて守はカバンを持ち響のお昼のご飯の準備をして玄関に向かった。すると響も一緒について来た。

 

「響俺は今から学校に行って来るからお留守番しててな」

「ワン!!」

「ありがとうそれじゃ行ってきます!!」

「ワンワン!!」

 

守は学校まで走って行った。しばらくして学校に着き、教室で友人と会った。

 

「おはよう守」

「おはよう敬」

 

敬は守を見るとニヤニヤしながら言った。

 

「彼女でも出来たか?」

「いや最近子犬を飼い始めてね」

「だから最近お前楽しそうだもんな」

「そうなんだよ!!響が可愛いんだよ!!」

 

敬が守の最近の出来事を聞いているとやがて授業が始まった。そして授業が終わり、やがて昼休みが始まった。

 

「見てくれよ敬!!響可愛いだろう!!」

 

そう言って守は敬に響の写真を見せる。

 

「お前……実は動物大好きだろ?」

「あれ?バレた?」

「いや分かりやすぎだろ……」

 

そうこうしている間に昼休みが終わった。そして授業を行い、やがて放課後がやって来た。すると敬が守に話かけて来た。

 

「守もう帰るのか?」

「あぁ響が待ってるからね!!」

「おぉそうかそれじゃな!!」

「あぁまたな!!」

 

そして守は自分の家に全力で走って帰って行った。やがて家に着きドアを開けると響が玄関に座っていた。

 

「ただいま響」

「ワンワン!!」

 

すると守は近くのリードを響の首輪に着けて外に出た。

 

「今日も散歩に行くか!!」

「ワン!!」

 

そうして響と散歩を30分ぐらい行い、やがて家に帰って来た。

 

「ただいま〜」

「ワン!!」

「さ〜て散歩から帰って来たらまずお風呂だよな」

「……キャン!!」

「あ!!逃げるな!!」

 

やがて響は捕まり風呂場に強制連行され、守は響の体を洗い始めた。

 

「全く……響はお風呂が好きなのか嫌いなのかわからん」

「ワフゥ〜……キュウ……」

 

やがて守は響の体を拭き、晩御飯を作り始めた。

 

「もうすぐ晩御飯が出来るからな」

「ワンワン!!」

 

やがて守と響は晩御飯を食べ、少し遊んだ後就寝時間になったので自分の部屋に向かった。

 

「こんな生活も楽しいものだな……」

「クウ〜ン……」

「どうした……寂しいのか」

「ワン……」

「おいで」

 

すると響は守の布団に入って来た。

 

「大丈夫だからね……」

「クウ〜ン……」

「おやすみ響」

「ワン」

 

 

 

 




次回響の新たな生活。お楽しみに!!


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響の新たな生活。

今更やけどまだ猫が出てきてないんだよね〜大丈夫書くから……きっと
('-' ).........。


あれから4日が経った。やがて響は目を覚ました。

 

(ふわぁ……もう朝かな?)

 

すると守もすぐに目を覚ました。

 

「ふわぁ……おはよう響」

「ワン!!」(おはよう守さん!!)

 

そして守は顔を洗いパジャマから制服に着替え、朝食の準備を始めた。

 

「ワンワン!!」(いつもありがとうございます!!)

「もうすぐ用意するからな……」

 

そして守はお皿にドックフードと水を響の前に置き、朝食を食べ始めた。

 

(ドックフードって最初は抵抗あったけど以外と美味しいんだよね……)

「美味しいか響?」

「ワン!!」(美味しいよ!!)

 

響はしっぽを振って吠える。守は嬉しそうに響の頭を撫でて笑った。

 

「そうかならよかった」

(えへへ……もっとして〜)

 

やがて守はカバンを持ち響のお昼のご飯の準備をして玄関に向かった。すると響も一緒について来た。

 

「響俺は今から学校に行って来るからお留守番しててな」

「ワン!!」(うん分かった!!)

「ありがとうそれじゃ行ってきます!!」

「ワンワン!!」(行ってらっしゃい守さん!!)

 

やがて守が家を出かけると響はリビングに向かった。

 

(え〜とリモコンリモコン……あった!!でも机の上にある……よし!!)

 

すると響はまずソファに登ろうとしてソファに飛んだ。

 

(よし!!ソファに登れた!!)

 

そして響はソファから机に飛び、リモコンをONにした。するとテレビに様々なニュースが写し出されてた。

 

(やっぱりこの世界にノイズはいないんだ……)

 

しばらくテレビを見ていると気づけばお昼だった。響はリモコンでテレビを切ると守が用意したドックフードと水を食べ始めた。

 

(しばらくドックフード食べてるけどあんまり味にあきがないんだよね〜どうしてだろ?)

 

そう思いながら響はご飯を食べていた。

やがて響は食べ終えると日の当たる窓の所に座った。

 

(犬になっちゃったけどあんまりやること無いんだよね……ふわぁ……なんだか暖かくて眠くなっちゃった……)

 

そして響は目を閉じお昼寝をし始めた。しばらくしてやがて何かの音がした。

 

(ううん……私寝ちゃってた?って何か音がしたような……あ、今鍵の音がした!!急いで行かなくちゃ!!)

 

そして響は玄関に行き守を出迎えた。

 

「ただいま響」

「ワンワン!!」(おかえりなさい守くん!!)

 

すると守は近くのリードを響の首輪に着けた。

 

「今日も散歩に行くか!!」

「ワン!!」(うん!!運動もしなくちゃね!!)

 

そして響は散歩をしながら守を見ていた。

 

(やっぱり1人よりも2人でいる方が楽しいな……)

 

そうして響と散歩を30分ぐらい行い、やがて家に帰って来た。

 

「ただいま〜」

「ワン!!」(ただいま〜!!)

「さ〜て散歩から帰って来たらまずお風呂だよな」

「……キャン!!」(えっとそれはその……やっぱりあの感覚は無理だよぉ!!)

「あ!!逃げるな!!」

 

やがて響は捕まり風呂場に強制連行され、守は響の体を洗い始めた。

 

「全く……響はお風呂が好きなのか嫌いなのかわからん」

「ワフゥ〜……キュウ……」(あぁぁ……らめなのおおおお……体を優しく洗わないでぇ……)

 

やがて守は響の体を拭き、晩御飯を作り始めた。

 

(やっぱりお風呂は慣れないよぉ……うぅ……)

「もうすぐ晩御飯が出来るからな」

「ワンワン!!」(え!!本当!!やったー!!)

 

やがて守と響は晩御飯を食べ終わった。そして少し守と遊んだ。

 

「ほらボールだよ!!取ってこい!!」

(あぁ待って!!ボールを見ると体が動いちゃう!!)

 

そして遊び終わった後、響は守が用意してくれた布団に入ったがなかなか寝つけなかった。

 

(私この先どうなっちゃうんだろう……)

「クウ〜ン……」(未来……みんな……)

「どうした……寂しいのか」

「ワン……」(うん……)

「おいで」

 

すると響は守の布団に入って行った。

 

「大丈夫だからね……」

「クウ〜ン……」(ありがとうございます守さん……)

「おやすみ響」

「ワン」(おやすみなさい守さん)

 

 




次回響の挑戦。お楽しみに!!


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響の挑戦。

響にご主人様って言わせたくない?そう思います!!このペットショップはかなり使う気がするゾイ!!(守が)


守と響はリビングでくつろいでいたが守は悩んでいた。

 

「う〜ん……どれがいいかな……」

(守さんどうしたの?)

 

すると響は守の近くに来る。すると守はよしっと言いながら玄関に向かった。

 

「ちょっと早いけど散歩にいこうか」

「ワン!!」(え!!本当行く行く!!)

 

そして守と響は散歩に出かけた。しばらく散歩をしていると響は少し違和感を覚えた。

 

(あれ?いつも行くコースじゃない……どうしてだろ?)

 

しばらく進むとやがてペットショップのお店に着いた。するとガタイのいい男がやって来た。

 

(なんだか師匠見たいな男の人がやって来たんだけど……)

「あらぁ〜守くん今日はバイトじゃないのにどうしたのぉ?」

「源さん今日は少し買い物と響の友達が出来ればなと」

「いいじゃなあい〜それじゃこっちにおいで」

「分かりました、いこうか響」

「ワン」(う、うん大丈夫かなぁ私)

 

店の中に入るとそこには大型犬の黒い犬がいた。

 

「ワフゥ!!」(で、デカ!!)

「バウ……」(ん?見かけない顔だな……)

 

すると源さんが大型犬に言った。

 

「それじゃジャック後はその子……名前なんだっけ?」

「あ、響ですよ源さん」

「そうそう響ちゃんをよろしくね!!私は守くんと少しお話があるから」

「バウ……」(了解だご主人……)

「じゃ響大人しくしてるんだぞ?」

「ワン!!」(え!!待って置いて行かないで守さ〜ん!!)

 

やがて守は源さんと一緒に少し離れた所に行ってしまった。

 

「バウ」(おい小娘)

「ワン!?」(それって私の事!?)

「バウバウ」(俺の名前は言った通りジャックだ……よろしく)

「ワンワン」(あ、えっと響ですよろしくお願いします。)

 

するとジャックはいきなり立って響に近づき言った。

 

「バウ……」(本当ならもう1匹いるんだが……それはいい)

「バウ」(まず犬の常識と言うものを教えてやる)

「ワン?」(犬の常識?)

 

するとジャックが響を指摘した。

 

「バウ」(まず呼び方だ)

「ワフゥ?」(呼び方……ですか?)

「バウ」(そうだ……小娘いつも守の事名前で呼んでるだろ)

「ワン!!」(はい!!そうです!!)

「バウ……」(はぁ……)

「ワフゥ!?」(なんでため息するんですか!?)

 

そしてジャックは言った。

 

「バウ」(そもそも主人を名前で呼ぶのは特別な人とかに呼ぶんだ……わかりやすく言うと私の恋人は主人ですって言ってる様なもんだ)

「ワン!!」(え!!そうなんですか!!)

 

すると響はすぐにその場でうずくまった。

 

(うぅ……恥ずかしい過ぎるよ……)

「バウバウ」(これからは守の事をご主人様とか言うんだな)

「ワフゥ!?」(い、言えませんよ!?)

「バウ?」(なんだ?犬達から笑いものにされたいか?)

「クウ〜ン……」(わ、分かりました……)

 

するとジャックはニヤリと笑い、そして響に言った。

 

「バウバウ」(いいかこれから恥ずかしいくないようにをしっかりと教えてやる)

「ワン……」(いやぁでも私人間ですし……)

「バウ」(いいから行くぞ……しっかり教えてやる)

「キャンキャン!!」(分かりました!!変わりましたから咥えないで〜!!)

 

そうして響は守が戻って来るまでしっかりとジャックに叩き込まれた。やがて守が源さんと一緒に帰って来た。

 

「響そろそろ帰ろうか」

「ワンワン!!」(ご主人様!!やっと帰ってきた〜!!良かったよおおお!!)

「あらぁ〜その様子だと仲良くなったんじゃなあい?」

「バウ」(フッ……まぁマシにはなったか)

 

そして守と響はペットショップを後にした。やがてペットショップに1匹の猫が戻ってきた。

 

「ニャン」(あらジャックあの子犬は新人かしら?)

「バウ……バウバウ」(シェリーか……まぁ最近新しい新人が常識をあまり知らないと近所の奴から言われてな)

「ニャ〜」(珍しい事もあるものね……)

「バウ」(……俺は寝る)

「ニャン」(全く……優しい犬だ事)

 

そして響と守は家から帰ってくるとお風呂に入り体を乾かしていつもどうりリビングでゆっくりするはずだったが、守は何かを取り出した。

 

「よし!!響こっちにおいでブラッシングをしてやろう」

「ワン?」(え?ブラッシング)

 

そして守は響を掴んでブラッシングを始めた。

 

「どうだい響源さんと色々相談して考えたんだよどうかな?」

「ワフゥ……」(ふわぁ……とっても気持ちいいよ……)

「これから毎日やってあげるからね」

「ワン……」(うん……)

 

その時響はジャックに言われた事を思い出した。

 

「ワン?」(愛情表現ですか?)

「バウ……」(小娘ご主人に顔を舐めたりしないだろ)

「クウ〜ン……」(だって恥ずかしいし……)

「バウバウ」(いいか?そこに恥ずかしいと思ってはいけない感謝を込めて伝えるんだ)

「ワン?」(感謝……ですか?)

「バウバウ」(あぁそれが俺達犬が出来る最大のお礼だ)

 

そして響は守の顔に近づき少しだけ顔を舐めた。すると守は嬉しそうに言った。

 

「響が嬉しいなら良かったよ」

「!!……ワン!!」(!!……こちらこそありがとうございます!!)

 

 




次回子猫拾いました。お楽しみに!!


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子猫拾いました。

やっとタイトル回収が出来たよ……なんだかんだ言って書きたかったからね!!仕方ない仕方ない!!……だって出したいやんあの子……


響を拾って来てからもう2週間が経った。守は学校を終え、まっすぐ家に帰っている途中だった。すると公園から猫の声が聞こえた。

 

「猫の声が凄いな……行ってみよう」

 

守が公園に行くと3匹の猫が1匹の子猫を襲っていた。守はすぐに3匹の猫を追い払おうとして全力で向かった。

 

「何してるんだ!!」

「ニャ!!」

「ニャニャ!!」

「ニャン!!」

 

そして3匹の猫は走って逃げて行った。しかし子猫は全開で警戒していた。

 

「フシャー!!……」

「大丈夫怖くないよ……」

 

守が手を出すと子猫は噛み付いた。子猫の噛む力はとても強かったが守は優しく頭を撫でた。

 

「大丈夫怖くない怖くない……」

 

すると子猫は噛むのをやめて落ち着いたのかやがてゆっくり眠った。子猫は泥だらけだったが響と同じ様な首輪のペンダントをしていた。

 

「とりあえず病院に行かないと!!」

 

そして守は子猫を抱えて病院に向かった。そして病院に着くと医師からの診断が下された。

 

「怪我の異常はありませんでした大丈夫ですよ」

「ありがとうございます」

「何か困った事があったらいつでも来てください」

「はい……」

 

そして守は病院を出る。しばらく歩いているとやがて子猫が起きた。

 

「……フニャ?」

「あ、起きた?怪我の心配はないよ」

「ニャア……」

「大丈夫だよすぐ治るから」

 

そう言って歩いているとやがて家に着いた。玄関を開けると響が出迎えてくれた。

 

「ただいま響」

「ワン!!……ワフゥ?」

「あぁこの子猫をちょっと助けて……ってどうしたの?」

 

すると子猫は急に暴れだしてやがて響の近くに行き話し始めた。

 

「ニャア!!」

「ワンワン!!」

 

すると響のしっぽが急にブンブン振り始めて響は喜んでいて子猫をスリスリしていた。

 

「ワンワン!!」

「ニャアニャア!!」

「……何話してるか全然分からん」

 

そして守は響と子猫を連れて風呂場に連れてった。そしてお風呂を入れ、まず泥だらけの子猫を洗い始めようとしていた。

 

「ニャ、ニャア!!」

「コラ!!逃げるな!!」

 

そして守は子猫を捕まえて子猫を洗い始めた。子猫は響に必死に何かを伝えていたが響はまるで慣れだよって言っているように吠えた。

 

「ほーら怖くないよ……まずはシャワーで」

「ニャア!!ニャア!!……フニャ〜……」

「ほらほら気持ちいいだろう……あ、しっぽ汚れてるな」

「ニャアアアア!!」

 

やがて子猫は綺麗になり本来の白さを出していた。

 

「随分綺麗な白い子猫だな」

「ニャ、ニャア……」

「じゃ、次は響だよ」

「キャン!!……ワフゥゥゥ……」

 

そして守は2匹の体を拭きご飯の準備をしていた。その間子猫と響は何か話していた。やがて晩御飯が出来、2匹にご飯を与えた。

 

「はーい響今日は子猫がいるからねなるべく同じ物にしたからね」

「ワン!!」

「ニャア……」

 

そして守と響と子猫は晩御飯を食べ終え、リビングに向かった。リビングに着いたら守は前と同じ様に紙に名前を書いた。

 

「響がやったがこの紙に足が乗った所がお前の名前だ」

「ニャア!!」

「ってやっぱり早!!おかしくない?……なになに……クリスこれか?」

「ニャアニャア!!」

「ワン!!」

 

そして守はクリスを抱えて言った。

 

「俺は青葉守よろしくな」

「ニャ、ニャア……」

 

そしてしばらくしていつも通り寝るのだが、寝る前が凄かった。

 

「ニャ、ニャア!!」

「ワン!!ワフゥ」

「ニャア!!」

「ワン?」

「ニャ、ニャア!!」

 

話しが落ち着いたのか響とクリスは守の布団の中に入って行った。

 

「どうしたんだまた一緒に寝たいのか……ってクリスもか?」

「ワン!!」

「ニャ……」

 

そして2匹を守は抱きしめて言った。

 

「おやすみ響、クリス」

「ワン!!」

「ニャア……」

 

 

 




次回あたしが子猫になった!?。お楽しみに!!


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あたしが子猫になった!?。

お・ま・た・せ、クリス視点だよぉぉぉぉいいね!!やっぱりいいと思う!!ちょっとやり過ぎた気がするがまぁいいだろう……しばらくはこの2人かな?
品種: ターキッシュアンゴラ(クリス)


クリスは弦十郎から連絡を受け、クリスは本部にやって来た。

 

「全く……またギャラルホルン関係か……」

 

やがてやって来たクリスは本部が異常に慌ただしくなっている事に気づいた。

 

「オイどうなってるんだよ!!」

「!!クリスくんか!!急いでギャラルホルンを調べに行ってくれ!!」

 

弦十郎は血相を変えて言った周りを見ると他のオペレーター達が走り回っている……

 

「何か起きたんだよ!!おっさん!!」

「ガングニール……つまり響くんの反応が消えたんだ!!」

 

その言葉を聞いてクリスはギャラルホルンに直ぐにギアを纏って走り始めた。

 

(嘘だろ!?あのバカが消えただって!!)

 

やがてギャラルホルンに着くとギャラルホルンはプラズマを発していたやがてそのプラズマにおおきな裂け目が出来ていたがだんだん小さくなって行った。

 

「!!させるかああああああああぁぁぁ!!」

 

そうしてクリスはその裂け目に飛び込んだ、やがてその裂け目は何事も無かったかの様に消えた。そして本部ではこう映し出されていた。

 

《Ichaival LOST》

 

やがてクリスは目が覚める……

 

(……ここは……あたしはあの裂け目に飛び込んで……)

 

クリスは起き上がろうとする……だが上手く立てなかった。

 

「ニャア……ニャ!!」(上手く立てない……って言葉が喋れない!!)

 

そして自分の体に違和感を感じる、自分の体を見るとフサフサした白い毛並み……そしてくねくねと愛らしいしっぽがあった。そしてクリスは近くにあった噴水の下の水面を確認する……そこに写っていたのは自分の顔では無く小さな白い子猫の顔だった。

 

「ニャア!!」(あたし猫になってんじゃねえか!!)

 

自分の顔を何度確認するがやっぱり子猫だった。

 

「ニャア……」(あたし猫になっちまった……これじゃあのバカも助けられねぇ……)

 

そう思っているとやがて後ろから3つの黒い影が現れた。後ろを振り向くと3匹の猫だった。

 

「ニャア……」(なんだこのガキ……)

「ニャ」(俺達の縄張りによくノコノコ入ってきたな)

「ニャアニャア」(これは少し痛い目にあって貰うしかないな)

「ニャア!!」(な、なんだお前らあたしに何する気だ!!)

 

そこから3匹の猫はクリスをイジメ始めた。クリスは必死に泥だらけになりながら逃げていたが……

 

「ニャ!!」(しまっ!!)

 

クリスはコケてしまってやがて3匹に囲まれた。

 

「ニャア」(どうしますか兄貴)

「ニャアニャア」(このままやっちゃいます?)

「ニャア……」(いや俺達のアジトにつれて行こう楽しい事が出来そうだ……)

 

そして3匹はクリスに近寄る。クリスはただ為す術もなく震えるしか無かった。

 

(あたしは……何もしてないんだぞ!!ちくしょうここで終わりかよ……)

 

すると1人の男が走ってこっちにやって来た。

 

「何してるんだ!!」

「ニャ!!」(人間でっせ兄貴!!)

「ニャニャ!!」(早く逃げましょうや兄貴!!)

「ニャン!!」(よし!!逃げるぞお前ら!!)

 

そして3匹の猫は走って逃げて行った。しかしクリスはさっきのことで冷静な判断が出来ずその男を信じる事なく逆に全開で警戒していた。

 

「フシャー!!……」(来るな!!お前もあいつらと同じなんだろ!!)

「大丈夫怖くないよ……」

 

守が手を出すとクリスは噛み付いた。子猫の噛む力はとても強かったが守は優しく頭を撫でた。

 

「大丈夫怖くない怖くない……」

(あたしは…響を……助け………)

 

するとクリスは噛むのをやめて落ち着いたのかやがてゆっくり眠った。

しばらく歩いているとやがてクリスが起きた。

 

「……フニャ?」(あれあたしは一体……)

「あ、起きた?怪我の心配はないよ」

(そうだ!!あたしはあの猫にやられて助けて貰った男に思いっきり噛んで……)

 

そう考えたらその男に罪悪感を覚えた。

 

「ニャア……」(ごめん……)

「大丈夫だよすぐ治るから」

 

そう言って歩いているとやがて家に着いた。玄関を開けると響が出迎えてくれた。

 

「ただいま響」

「ワン!!……ワフゥ?」(おかえりご主人様!!……てその子猫どうしたの?)

「あぁこの子猫をちょっと助けて……ってどうしたの?」

(あのペンダント……まさか!!)

 

すると子猫は急に暴れだしてやがて響の近くに行き話し始めた。

 

「ニャア!!」(もしかして響か!!)

「ワンワン!!」(その言い方……クリスちゃん!!)

 

すると響のしっぽが急にブンブン振り始めて響は喜んでいて子猫をスリスリしていた。

 

「ワンワン!!」(クリスちゃんクリスちゃん良かったよぉ!!)

「ニャアニャア!!」(分かった!!分かったから離れろ!!)

「……何話してるか全然分からん」

 

そして守は響とクリスを連れて風呂場に連れてった。そしてお風呂を入れ、まず泥だらけのクリスを洗い始めようとしていた。

 

「ニャ、ニャア!!」(あたしはお前に色々やらされて貰う気はねぇ!!)

「コラ!!逃げるな!!」

 

そして守は子猫を捕まえて子猫を洗い始めた。

 

「ニャア!!」(やめろ!!離せ!!)

「良し捕まえた!!」

「ニャアニャア!!」(響こいつに何とか言ってくれ!!)

「ワフゥ……」(クリスちゃん……私は諦めたよ……)

 

クリスは響に必死に助けを伝えていたが響はまるで慣れだよって言っているように思えた。

 

「ほーら怖くないよ……まずはシャワーで」

「ニャア!!ニャア!!……フニャ〜……」(やめろ!!男に体を洗われるのは恥ずかしいんだ!!やめ……いやぁ……らめぇ……お腹周りをこすっちゃだめぇ……)

「ほらほら気持ちいいだろう……あ、しっぽ汚れてるな」

「ニャアアアア!!」(頼む!!待ってくれ!!しっぽはらめなのぉぉぉぉぉ!!)

 

やがてクリスは綺麗になり本来の白さを出していた。

 

「随分綺麗な白い子猫だな」

「ニャ、ニャア……」(もうあたし恥ずかしい過ぎて穴に入りたい……)

(クリスちゃんってあんな声出すんだ……なんか凄い……)

「じゃ、次は響だよ」

「キャン!!……ワフゥゥゥ……」(え!!私!!ちょっと待っ……首クリクリしらいれぇ……)

(ひ、響があんな声出して……あたしもあんな風に……)

 

そして守は響とクリスの体を拭きご飯の準備をしていた。その間クリスと響は今までのあった状況を話していた。

 

「ニャ?」(所でなんであの男をご主人様って呼んでいるんだ?)

「ワンワン……」(それはその……色々ありまして……)

「ニャアニャア」(……まぁ分かったよ……所でいつからこの家にいたんだ?)

「ワフゥ?」(ん〜だいたい2週間かな?)

「ニャア!?」(2週間だと!?あたし達の世界とこの世界は時間の経過が違うのか!?)

「ワン!!」(え!!そうなの!!)

「ニャアニャア」(とりあえず現状はあたし達が何とかするしかないな……)

「ワフゥ……」(そうだね……)

「ニャア……」(あぁ……)

 

やがて晩御飯が出来て守がクリスと響にご飯を与えた。

 

「はーい響今日は子猫がいるからねなるべく同じ物にしたからね」

「ワン!!」(わーい今日はご主人様の料理だ!!)

「ニャア……」(なんか凄いな……)

 

そして守と響とクリスは晩御飯を食べ終え、リビングに向かった。リビングに着いたら守は前と同じ様に紙に名前を書いた。

 

「ワン!!」(今ご主人様が書いてる紙に自分の名前を探すんだよ!!)

「ニャア?」(なんだ?それがあたしの名前になるのか?)

「響がやったがこの紙に足が乗った所がお前の名前だ」

「ニャア!!」(クリス……クリス……あっ……あった)

「ってやっぱり早!!おかしくない?……なになに……クリスこれか?」

「ニャアニャア!!」(そうだこれがあたしの名前だ)

「ワン!!」(良かったねクリスちゃん!!)

 

そして守はクリスを抱えて言った。

 

「俺は青葉守よろしくな」

「ニャ、ニャア……」(よ、よろしく……)

 

そしてしばらくしていつも通り守は寝るのだが、寝る前が凄かった。

 

「ニャ、ニャア!!」(な!!あいつと一緒に寝るのか!!男だぞ!!)

「ワン!!ワフゥ」(大丈夫だって私達は今犬と猫なんだし……)

「ニャア!!」(そうゆうのは家でやれ!!)

「ワン?」(家だよ?)

「ニャ、ニャア!!」(な!!……分かったよ寝ればいいんだろ寝れば!!)

 

話しが落ち着いたのか響とクリスは守の布団の中に入って行った。

 

「どうしたんだまた一緒に寝たいのか……ってクリスもか?」

「ワン!!」(うん!!)

「ニャ……」(あたしはこのバカが言うから……)

 

そして2匹を守は抱きしめて言った。

 

「おやすみ響、クリス」

「ワン!!」(おやすみなさい!!)

「ニャア……」(お、おやすみ……)

 




次回クリスと響のお留守番。お楽しみに!!


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クリスと響のお留守番。

クリスが加わった新たな日常……いい!!そして気分投稿なのに毎日投稿しているとはこれ如何に……まぁいっか!!それではどうぞ!!


朝が来た……最初に目覚めたのは響だった。

 

(ふぁ……私が最初に起きたかな?クリスちゃんを起こそう)

 

響はクリスを必死に揺さぶるがクリスはなかなか起きない。

 

「ワンワン」(クリスちゃん起きて)

「ん?朝が早いな響」

 

するとクリスでは無く守が起きてしまった。守は響の頭を撫でて挨拶をした。

 

「おはよう響」

「ワン!!」(おはようございます!!)

 

そして守が布団から出て顔を洗い、朝食の準備をしているとクリスが起きて来た。

 

「ワン!!」(おはようクリスちゃん!!)

「ニャア」(あぁおはよう)

「クリス起きたのかおはよう」

「ニャ、ニャア」(お、おはよう)

 

そして守は朝食を用意するがそれを見てクリスがたじろぐ。

 

「ニャ!!」(これキャットフードじゃねえか!!)

「ワフゥ?」(え?そうだよ?)

「ニャア!!」(お前は何普通に食べてるんだよ!!)

「ワン!!」(実はドックフードって美味しんだよ!!ほら騙されたと思って食べて見て!!)

 

すると守が不安そうにクリスに聞いてくる。

 

「どうした?もしかして具合が悪いのか?」

「ニャ……ニャア!!」(いやそう言う訳じゃ……分かったよ食えばいいんだろ食えば!!)

 

そう言ってクリスはキャットフードを恐る恐る食べてみる。するとクリスから意外な言葉が出てきた。

 

「ニャア……」(美味い……)

「ワンワン」(私も食べてみてびっくりしたもん)

 

そして守とクリス、響は朝食を食べ終わった。そして守は学校の制服に着替え玄関に向かった。

 

「それじゃお留守番よろしく」

「ワン!!」(行ってらっしゃい!!)

「ニャア」(気おつけてな)

 

そうして守は学校に向かった。響とクリスは守が学校に行ったのでとりあえずリビングに向かった。

 

「ワンワン」(そういえばクリスちゃんって猫なんだよね〜)

「ニャアニャア」(響だって前から犬っぽいと思ってたから逆に違和感ないな)

「ワンワン!!……ワフゥ?」(酷いよクリスちゃん!!……そんな風に見えてた?)

「……ニャア」(……あぁ見えてた)

 

そんな話をしているとこんな話が出てきた。

 

「ワン」(所でクリスちゃん)

「ニャア?」(なんだ?)

「ワンワン」(私達ってしっぽあるのに違和感ないよね)

「ニャア」(確かにそうだな)

「ワフゥ?」(触って見てもいい?)

「ニャ!?」(はぁ!?)

 

その瞬間クリスは猫の瞬発力で響から離れる。

 

「ニャアニャア!!」(どうしてあたしがお前にしっぽを触らせないといけないんだよ!!)

「ワンワン」(だってクリスちゃんの毛並みとてもふわふわしててしかもしっぽがくねくねしてて触りたくなっちゃうじゃん)

「ニャア!!」(そんな理由で触らせるかバカ!!)

 

そう言ってクリスは離れるが響は追ってくる。

 

「ワンワン!!」(いいじゃんほら私のしっぽも触っていいからさ!!)

「ニャア……」(いやでも……)

「ワン!!」(お願いクリスちゃん!!)

「……ニャアニャア!!」(……1回だけだからな!!後私も触るからな!!)

「ワン!!」(やった!!ありがとうクリスちゃん!!)

 

そうして響はクリスのしっぽを触った。

 

「ニャ」(ん……)

「ワフゥ……」(うわぁ……凄いふわふわしてる……)

 

そして少し触り終えた響はクリスに向けてしっぽを出した。

 

「クウ〜ン……」(んぅ……)

「ニャア……」(すげぇ……こんな感じなんだな……)

 

そして2人共しっぽを触り終えたら2人共少し恥ずかしそうにしていた。

 

「ワン……」(凄かったよクリスちゃん……)

「ニャア……」(あぁ響も悪くなかったぞ……)

 

そんな事もありやがてお昼になって守が用意していたご飯を2人で食べる。

 

「ワンワン」(クリスちゃんも意外と慣れるの早いね)

「ニャア」(まぁな色々あったしな)

 

そして2人は食べ終わった後2人は再びリビングに戻った。そして響は窓の手前に行って転がり始めた。

 

「……ニャア」(……何してんだ)

「ワフゥ……ワン?」(いつもここに転がって日向ぼっこしてるんだ……クリスちゃんもどう?)

 

そしてクリスも響と同じように転がった。それは日差しが良くとても気持ちがいいものだった。

 

「ワン……」(ここは平和だね……)

「ニャア……」(そうだな……)

「ワンワン」(私達帰れるよねクリスちゃん)

「ニャアニャア」(あぁみんな待ってるからな)

 

やがて2人は睡魔に襲われ眠った。しばらくして守が帰って来た。

 

「ただいま……ってあれ?」

 

守は2匹を探すとリビングにいた事が分かった。

 

「仲良しだな……」

 

守が見た光景は響とクリスがくるまって寝ている姿だった。

 




次回クリスの学校騒動。お楽しみに!!


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クリスの学校騒動。

シンフォギアのキャラが出ます……書いとる途中で書きたくなったんや……まぁいいよね……僕は悪くない。


朝がやって来た……だがしかし、それはいつもと違ってとても慌ただしいものだった。

 

「やばいやばい遅刻する!?」

「ワンワン!!」(急いでご主人様!!)

 

そう守は寝坊をしてしまったのだ……守は慌ただしくご飯の準備をしっかりとしてカバンを持ち、急いで玄関に向かった。

 

「それじゃ行ってきます!!」

「ワン!!」(行ってらっしゃい!!)

 

そして守は学校に走って行った……しかし響はある疑問を抱いた。

 

「ワフゥ?」(そういえば朝からクリスちゃんどこにいるんだろ?)

 

あまりにも体が揺すぶられクリスは目覚める。

 

「ニャ……」(あれ……寝過ぎちまった……)

 

しかし起きたクリスは周りが狭く真っ暗な状態に気が付いた。

 

(ここ何処だよ!!暗いし狭いし……ってなんだこれ?)

 

暗い状態でも猫になったおかげか周りが見えるようになっていたのでそれが何なのかが分かった。

 

(これは……教科書に筆箱か?後タオル……じゃねえなこれ体操服だ……)

 

やがて自分が何処にいるのかが分かってしまった。

 

「ニャア!?」(あたしカバンの中に閉じ込められた!?)

 

守が気付くのはもうすぐである。

 

守は一生懸命走り何とか学校に遅刻せずに済んだ。そして守は自分の席に座ると敬が話かけて来た。

 

「よお随分遅かったじゃん」

「危なかったよ……」

「まぁ間に合ったんだからいいじゃねえか」

「それもそうだな」

 

そうして守は自分のカバンを開ける……すると見覚えのある白い何かがいた事に気付く。

 

「……なんでクリスが入ってるの?」

「ニャア……」(あたしが知りたいよ……)

「その猫最近飼った子猫だったけ?なんでいんの?」

 

するとクラスでは女子達が守の近くに来て、クリスを見始めた。

 

「猫ちゃんだ!!」

「うわぁ小さい可愛い!!」

「とっても白くて目がクリクリしてる!!」

「ペンダントがとっても似合ってるいいわぁ!!」

 

あまりの出来事にクリスは守にしがみついた。

 

「ニャアニャア!!」(あたしに近づくな!!やめろ!!触ろうとするな!!)

 

すると守はクラスの女子に言った。

 

「クリスは結構人に触られるのに慣れてないからねみんなそんなふうに一気に来たらびっくりするから……ね」

 

そう言ってクラスの女子は顔を見合わせて少し離れてみていたすると……

 

「おいお前達何をしてる」

 

そこにやって来たのはキャロルだった。キャロルは大人の姿でスーツを着ていた、クリスはそれにとても驚く。

 

「ニャ!?」(なんでここにキャロルが!?)

「あ、キャロルちゃんおはようございます」

「ニャア!!」(いや何ナチュラルに挨拶してんだ!!)

 

するとキャロルは守の頭を叩きこう言った。

 

「ちゃん付けするな馬鹿者全く……青葉HRが終わったら生徒指導室に来い……いいな?」

「分かりましたキャロル先生」

「よし……それではHRを始めるぞ!!」

(一体何がどうなってんだ……)

 

そしてHRが終わった後守とクリスはキャロルに連れられて生徒指導室に来た。

 

「……でその猫はなんだ」

「うちで最近飼っている猫ですクリスっていいます」

「そんな話をしてるんじゃない!!なぜ猫が学校にいるかが問題だ!!」

「カバンの中に入ってたんですよお願いしますキャロルちゃん!!」

「だから学校では先生と呼べと何度言ったら分かる……」

 

楽しそうにしている守となんだかんだ納得しているキャロルにクリスは訳が分からなかった。

 

(キャロルが先生をしてるとか有り得ねぇ……)

 

するとキャロルが守に言った。

 

「今日だけは特別にその猫の滞在を許可してやる」

「本当ですか!?」

「その代わり明日家にオレが家庭訪問しに行くからな」

「え〜そう言ってお酒飲んで愚痴言ってまたエルフナインさんに迷惑かけるんでしょ……」

「……何か言ったか?」

「イエナンデモアリマセン」

(お前キャロルと知り合いなのかよ!!てかこの世界のキャロルってそんな風なのかよ!!)

 

そして守はクリスをキャロルに預け授業が始まった。やがて授業が終わり昼休みに入るとクリスを受け取りに来た。

 

「キャロル先生クリス受け取り…に……」

「はぁ〜この子可愛い〜もふもふ…して……」

「ニャア!!」(おいキャロルを何とかしてくれ!!もうもみくちゃにされて大変なんだよ!!)

 

キャロルと守は固まる……そして守はキャロルに向けて写真を撮り言った。

 

「可愛いですよキャロルちゃん」

「ば、ばかぁあああ!!」

 

そう言ってキャロルは何処かに走って行った。そして教室に戻りクリスを太ももに置き、守と敬はご飯を食べていた。

 

「キャロル先生からかうのはお前だけだぞ全く……」

「いやだって付き合いは長いからね」

「はぁ……あのなキャロル先生は美人でクールで最高の英語教師なんだぞ……お前そのうち男に刺されるぞ」

「だって昔から見てるとさそんなクールさなんて微塵も感じられないよ?はいクリス食べれるのこれしかないからごめんね?」

「ニャア」(お、おうありがとう……)

(この世界ではキャロルは錬金術師じゃないのか?……分からねぇ)

 

しばらくゆっくり話していると女子達が再びやって来た。

 

「あの……その猫触ってもいいかな?」

「優しく触るならいいよクリスもいいかい?」

「ニャア……」(まぁキャロルよりはマシだな……)

 

そう言って女子達はクリスを優しく触って満足していた。すると敬は苦笑いをしながら言った。

 

「お前さんは幸せになりそうだな……」

「え?どうゆう意味?」

(あぁそうゆう意味か……)

 

周りの男子は守の事を恨めしそうに見ていたからである。やがて学校が終わり放課後となった。

 

「じゃあな守」

「あぁじゃあね敬」

「猫もじゃあな」

「ニャ」(あたしはクリスだ……)

 

そうして守はクリスを抱え帰って行く。

 

「全く……今日は大変だった」

「ニャア……」(あぁ本当に疲れた……)

「もうすぐ家だそ」

「ニャ」(あのバカが待ってるからな)

 

そして家に着き玄関を開けると響がいた。

 

「ワンワン!!」(大変なんだよ!!クリスちゃんが……ってクリスちゃん、どこに行ってたの!!)

「ニャアニャア」(学校だ後キャロルもいたぞ)

「ワン!!」(えぇっ!!)

「ニャア」(しかもこいつの知り合いらしい)

「ワフゥ!?」(そうなの!?)

「……やっぱり何話してるか分からんな……とりあえずただいま……」

 

そうして学校騒動は終わりを迎えた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




次回守の家庭訪問。お楽しみに!!


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守の家庭訪問。

これだけで終わると思うか?あれは嘘だ……もう一本行くぜ!!それではどうぞ!!


平日の夕方玄関でチャイムの音がする……守は直ぐに玄関に行きドアを開けた。

 

「こんにちはキャロルちゃん、エルフナインさん」

「だからちゃん付けは……まぁいいか」

「こんにちは守くん」

 

そう言って2人は家の中に入っていくそれを隠れて響とクリスは見ていた。

 

「ワン……」(本当にキャロルちゃんとエルフナインちゃんだ……)

「ニャア」(言った通りだろ?あたしも昨日びっくりしたからな)

 

そうしてキャロルとエルフナインはリビングでくつろぎ始めた。すると守はため息をつきながら言った。

 

「キャロル先生今日は家庭訪問じゃ無かったの?」

「ん?あぁそんな固いこと言うな守少しぐらい社会人をゆっくりさせてくれ」

「全く……キャロルはいつもそうやって青葉家でくつろぐんだから」

「いいじゃないかエルフナインお前も共犯だあそこにいるペット達を見てみたいと言っていたじゃないか」

「べ、別にただ今日もキャロルが迷惑かけると思って事前にお邪魔してるだけだから」

「……似た者同士だな」

 

そう言って守はいつもどうりに料理の準備をする。その間にキャロルはある物を取り出した。

 

「オレは守が猫を飼い始めたって知ってなこれを持って来た」

「……もう完全に猫目的だよねキャロル」

「ニャア!!」(な!?あれはまさか!!)

 

キャロルが取り出したのはそう玩具の猫じゃらしだった。キャロルはクリスの前に猫じゃらしを振る。

 

「ほらほらどうした?」

「ニャ……ニャア!!」(やめろ……体が勝手に……ああああああああぁぁぁ!!)

 

するとクリスは猫じゃらしを捕まえようとして猫じゃらしを追いかけ始めた。クリス自体は拒んでも本能には抗えないのである……そしてエルフナインも響を見つめポケットからボールを取り出した。

 

「まぁ僕も人の事言えませんが……えい!!」

「ワン!?ワフゥ!!」(え!?もしかしてエルフナインちゃんもなの!!体が勝手にボールに向かって走っちゃうぅぅぅぅ!!)

 

そしてキャロルとエルフナインはクリスと響と遊んでとても満足していた。遊ばれたクリスと響は自分達も何だかんだで楽しんでいた。やがて守の料理が完成しリビングの机に持って来た。

 

「料理出来たよ……ってクリス、響たくさん遊んで貰えたのかよかったよかった」

「ワフゥ……」(エルフナインちゃんたくさんボール投げるから私疲れちゃったよ……)

「ニャア……」(まさかここまで遊ばれるとは思わなかった……あたしも限界だ……)

 

そして守は響とクリスにも料理を出してキャロルから少し離れた所に座った。

 

「どうした守そんなに離れて?」

「いやそんなビール片手にそんな事言われましても……」

「まぁいいじゃないか明日は休みなんだからいいだろ〜?」

 

そう言ってキャロルは守を掴んで抱きしめる。守は顔を赤くしながら言った。

 

「わ、分かりましたから離してくださいよ!!」

「い〜や〜離さない〜!!」

「エルフナインさん助けてください!!キャロルちゃんもう酔っていつもの状態になってるから!!」

 

キャロルはお酒が弱いので守はいつもの様にエルフナインに助けを求めるが……

 

「……ヒック……ずるいキャロル僕も抱きつく……」

「いいぞ〜守をそのまま抱きしめちゃえ〜」

「……マジかよ」

 

エルフナインもお酒にとても弱く既に酔っていた。

そしてキャロルとエルフナインが抱きしめながら料理を食べお酒を飲む。守は何よりも状況が凄かったキャロルとエルフナインは共にスタイルがいいので守も結構ヤバい状態だった。

 

「頼むから離れてくださいよ!!当たってるからヤバいんですよ!!」

「「い〜や〜」」

 

キャロルとエルフナインはそう言いながらお酒を飲むそして守はクリスと響に助けを求めるが意味を成さなかった。

 

「ワン……」(流石にあれを止めるのは……ねぇクリスちゃん……)

「ニャア……」(あぁあれは流石に無理だな……)

 

そして響とクリスは寝室に戻って行く。

 

「待って響、クリス助けて!!」

「ワン(ニャア)」((おやすみなさい……))

 

そして守はキャロルとエルフナインが酔いつぶれるまで解放されなかったとか……

 

 

 

 

 

 




次回犬と猫見つけました。お楽しみに!!


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犬と猫見つけました。

やっぱりね……あれなんだよ……こうグッと来るものが書きたくなったんや……いつものあのシーンもあるよ……


クリスがやって来てそれなりに経って来た頃、守はいつもの様に響の散歩をしていた。

 

「響散歩は楽しいか?」

「ワン!!」

「そうかそうかよかったよ」

 

そして守は公園を通り過ぎようとした時にそれは起こった。

 

「ニャアアアア!!」

「ワフゥ!!グハッ!!」

 

響は何か白黒の物に突進された、よく見て見るとそれは子猫だった。

 

「ニャアニャア!!」

「ワンワン!!」

 

子猫は響にめちゃくちゃスリスリしている仲がいいのだろうか……よく見ると響やクリスの様に赤いペンダントをしていた。

 

「ニャア……」

「ワン……」

「もしかして知り合いとかなのかな?」

「ワン……」

「あれ?子犬もいる……」

 

守の横に気付けば子犬が俺の足元におり、何かを訴えかけていた。

 

「とりあえず連れて帰るか」

「ニャア!!」

「ワフゥ!!」

 

守は片方ずつで子猫と子犬を持ち家に帰って行った。そして家に着くと玄関でクリスがお出迎えをしてくれた。

 

「ニャア」

「ただいまクリス」

 

すると響が駆け寄ってクリスに何か言っていた。すると抱えていた子猫や子犬が下に降りて何かを喋っていた。

 

「ニャアニャア」

「ワンワン」

「ワン!!」

「ニャア……」

「今度源さんに頼んで翻訳機買おっかな……」

 

話が終わったのか響とクリスはリビングに行き子猫と子犬も同じ様に同行しようとすると守が子猫と子犬そして響を捕まえた。

 

「お前達外にいたんだからまずはお風呂だな先に響だぞ」

「ワフゥ!!」

「ニャア!?」

「ワン!?」

「ニャア……」

 

そして守はお風呂場に行き、まず響を洗い始めた。

 

「本格的なお風呂は明日だから今日は足だけだよ」

「ワフゥ……」

 

すると響は大人しく足を洗い、そして足を拭いた。

 

「それじゃ洗い始めようか……」

「ニャアニャア!!」

「ワンワン!!」

 

2匹とも洗い始めようとすると少し抵抗し始めたが、やはり守の方が力が完全に上で意味を成さなかった。すると子犬と子猫は響とクリスに訴えかけていた。

 

「ニャアニャア!!」

「ワン……」

「ワンワン!!」

「ニャア……」

 

そして守はまず子猫を洗い始めた。子猫は体を震わせながら鳴いていた。

 

「どうだ?綺麗になるからな、気持ちいいだろう?」

「ニャア〜……ニャアニャア……」

「あ、しっぽが少し汚れてるな」

「ニャ……」

 

子猫を洗い終えた守は次は子犬を洗い始めた。子犬は子猫よりも体をくねらせて吠えていた。

 

「あぁそんなに動かないほらここ汚れてるじゃないか」

「ワフゥ……クウ〜ン……」

「太もものあたりが汚れがあるな……えい」

「!!ワォーン……」

「ワン……」

「ニャア……」

 

そして守は子猫と子犬を洗い、いつもどうり晩御飯の準備を始めた。あの4匹は主人を置いて何か話ている。

 

「……まぁいつもの事だしいいか……」

 

そして晩御飯が出来、4匹分のご飯をそれぞれ用意して守は先にぺんと紙に子犬と子猫の名前を書き、ご飯を食べ始めた。

 

「ニャア……」

「ワン……」

「ワンワン!!」

「ニャア」

 

やがて晩御飯を食べ終え、守達はリビングに行き子猫と子犬の前に紙を出した。

 

「この紙に足が乗った所が君達の名前だよ」

「ニャア」

「ワン」

「……もう何も言わないぞ……えっと、未来に翼だな俺は青葉守だよろしく」

「ニャアニャア!!」

「ワンワン!!」

 

そして守達はリビングでちょっとゆっくり過ごした後自分の寝室に向かった。そして今日も響やクリスは一緒に寝るかなと思ったが少し違った。

どうやら未来と翼と一緒に寝るようだ。

 

「まぁ仲がいいのはいい事だ……おやすみみんな」

 

そうして守は夢の中に入って行った。




次回私と翼さんが子猫と子犬になってました。お楽しみに!!


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私と翼さんは子猫と子犬になってました。

この小説書きたいから書き始めたけど今まで書いた小説より人気あるってそれマジ?正直やり過ぎたと思っている……だが後悔はしていない!!だって書きたかったんやお風呂シーン!!それではどうぞ!!
品種:四国犬(翼)マンチカン(未来)


S.O.N.G.の本部では残った装者達が集まっていた。そして弦十郎は昨日の事を装者達に説明していた。

 

「つまり立花と雪音は昨日のギャラルホルンに飲み込まれて行方不明となったそうですね叔父様」

「あぁその通りだ……」

「響……」

 

本部に暗い雰囲気が漂う……するとエルフナインがある説明をした。

 

「もしかしたら響さんとクリスさんを助けられるかも知れません」

「本当か!!」

 

するとエルフナインはある映像を見せた。それは響とクリスが裂け目に入って行く所だった。

 

「これはまだ断定できませんが今の状態のギャラルホルンにギアを纏って来ると裂け目が再び現れるかも知れません!!」

 

その言葉を聞き、弦十郎は翼とマリアに声をかけた。

 

「では今からお前達に響くんクリスくんの救出を……」

「待ってください私に行かせてください!!」

 

すると未来がそう言って弦十郎に近寄る。

 

「しかしだな……」

「お願いします!!響を助けたいんです!!」

「……分かったマリア済まないが」

「えぇ構わないわ翼頼んだわよ」

「あぁ了解した」

 

そして翼と未来はギャラルホルンに向かった。やがてギャラルホルンに着くとギャラルホルンは静かな状態で佇んでいた。そして翼と未来はギアを纏うとギャラルホルンに裂け目が出来、2人を飲み込んだ。

 

(立花、雪音今行くぞ!!)

(待っててね響!!)

 

やがて2人はギャラルホルンに飲み込まれ消えてしまった。そして2人がギャラルホルンに飲み込まれた後にこう映し出されていた。

 

《amenohabakiri LOST》

《shen shou jing LOST》

 

(……あれ?私は……)

 

やがて未来は目が覚めるすると目の前に子犬が倒れていた。

 

(子犬が倒れてる……助けなくちゃ)

 

しかし未来は起き上がることが出来なかった。そして自分の手を見るともふもふした猫の手だった。

 

「ニャア!!」(え!!なにこれ!!それに私喋れない)

「ワフゥ……」(なんださっきから猫の声が……)

 

やがて子犬も起き上がりそして自分の状況に理解したのか子犬は驚いていた。

 

「ワン!?」(なんだこれは私が犬になってるだと!?)

「ニャア?」(もしかして翼さんですか?)

「ワンワン」(そのペンダント……小日向か)

 

やがて現状が理解出来た2人は話し合った。

 

「ニャア……」(私達動物になっちゃったんですね……)

「クウ〜ン……」(これでは2人を助けることも……)

 

すると声が聞こえて来た、1人は男の人でその後は犬の声だった。

 

「ワンワン!!」(不味いな、ここで誰かに会うのは……って小日向どうした!!)

 

未来は翼の話を聞かず走り始めた、そしてその声がだんだん近くなると未来は嬉しくなっていた。

 

(この感じ絶対に響だ!!)

 

そして男とペンダントをした子犬を見つけると未来は子犬に飛び込んで行った。

 

「ニャアアアア!!」(響ィイイイイ!!)

「ワフゥ!!グハッ!!」(え?何って猫!!グハッ!!)

 

子犬は未来に突進されたが、それを何とか受け止めていた。

 

「ニャアニャア!!」(響、響!!)

「ワンワン!!」(もしかして未来なの!!未来!!)

 

未来は響にめちゃくちゃスリスリしていて喜びを分かち合っていた。やがて翼も未来に追いついた。

 

「ニャア……」(響……)

「ワン……」(未来……)

「もしかして知り合いとかなのかな?」

「ワン……」(よかったな小日向……)

「あれ?子犬もいる……」

 (ん?そういえば立花にリードをつけているこの人は……)

 

翼はそうして男を見ていた、男は考えてやがて何かを思いついたのか翼と未来に近寄った。

 

「とりあえず連れて帰るか」

「ニャア!!」(え!?何!!)

「ワフゥ!!」(ま、待って何をする!!)

 

男は片方ずつで未来と翼を持ち家に帰って行った。そして家に着くと玄関で子猫がお出迎えをしてくれた。

 

「ニャア」(おうおかえり)

「ただいまクリス」

(もしかしてクリス!?……可愛い)

(あれが雪音だと!?……可愛い)

 

すると響が駆け寄ってクリスに言った。

 

「ワンワン!!」(クリスちゃんあの2人未来と翼さんなんだよ!!)

「ニャア!!」(本当か!?)

 

すると抱えていた未来と翼は下に降りて響とクリスと話していた。

 

「ニャアニャア」(無事でよかったよ2人共)

「ワンワン」(あぁそうだな)

「ワン!!」(私も未来と翼さんに会えてとても嬉しいです!!)

「ニャア……」(まぁよかったな……)

「今度源さんに頼んで翻訳機買おっかな……」

 

話が終わったのか響とクリスはリビングに行き未来と翼も同じ様に同行しようとすると男が未来と翼そして響を捕まえた。

 

「お前達外にいたんだからまずはお風呂だな先に響だぞ」

「ワフゥ!!」(え!?私からなの!!)

「ニャア!?」(何!?お風呂!?どうゆうこと響!?)

「ワン!?」(待て何処に連れて行くつもりだ!?)

「ニャア……」(あー先輩頑張れ……)

 

そして男はお風呂場に行き、まず響を洗い始めた。

 

「本格的なお風呂は明日だから今日は足だけだよ」

「ワフゥ……」(よ、よかったぁあんな声今出したら恥ずかしいもん……)

 

すると響は大人しく足を洗い、そして足を拭いた。

 

「それじゃ洗い始めようか……」

「ニャアニャア!!」(もしかして私達の体を洗うの!!)

「ワンワン!!」(ま、待ってくれ自分で洗えるから!!)

 

2匹とも洗い始めようとすると少し抵抗し始めたが、やはり守の方が力が完全に上で意味を成さなかった。すると未来と翼は響とクリスに訴えかけていた。

 

「ニャアニャア!!」(響助けて!!このままじゃ本当に男の人に体洗われちゃう!!)

「ワン……」(ごめんね未来……私には手を伸ばす事はできない……)

「ワンワン!!」(雪音!!頼むこの男を止めてくれ!!私とて女としての恥じらいがあるんだ!!)

「ニャア……」(あたしと響も通った道だ……耐えてくれ先輩……)

 

そして男はまず未来を洗い始めた。未来は体を震わせながら鳴いていた。

 

「どうだ?綺麗になるからな、気持ちいいだろう?」

「ニャア〜……ニャアニャア……」(ダメぇ……そこ触っちゃやぁ……あ……背中は敏感になってるから優しくなでちゃやぁ……)

「あ、しっぽが少し汚れてるな」

「ニャ……」(あ…ダメ……そこ響も知らない所だから!!あ……ぁぁ……)

 

子猫を洗い終えた守は次は子犬を洗い始めた。子犬は子猫よりも体をくねらせて吠えていた。

 

「あぁそんなに動かないほらここ汚れてるじゃないか」

「ワフゥ……クウ〜ン……」(ダメ……そんな重点的に……私が私で無くなるから……首はいやぁ……)

「太もものあたりが汚れがあるな……えい」

「!!ワォーン……」(え……そこダメ!!何か来ちゃうあぁあああああああぁ……)

「ワン……」(あわわわわ未来と翼さんがあんなに……)

「ニャア……」(なんか見てて恥ずかしいくなるな……)

 

そして男は未来と翼を洗い、いつもどうり晩御飯の準備を始めた。

 

「ニャア……」(私もうお嫁に行けない……)

「ワンワン」(だ、大丈夫だよ未来猫だからセーフだから)

「クウ〜ン……」(私はあの男に穢されてしまった……)

「ニャアニャア」(穢されたより綺麗になったから大丈夫だって先輩)

 

そして晩御飯が出来、4匹分のご飯をそれぞれ用意して男は先にぺんと紙に未来と翼の名前を書き、ご飯を食べ始めた。

 

「ニャア……」(美味しい……)

「ワン……」(これはなかなか……)

「ワンワン!!」(でしょ!!美味しいでしょ!!)

「ニャア」(まぁ確かにあたしも最初はそうだった)

 

やがて晩御飯を食べ終え、響達はリビングに行き男は未来と翼の前に紙を出した。

 

「ニャア?」(これなに響?)

「ワンワン!!」(それが今の私達の名前になるよ!!)

「ワン」(なるほど……雪音もやったのか?)

「ニャア」(あぁあたしもやったよ)

「この紙に足が乗った所が君達の名前だよ」

「ニャア」(えっと……あった未来)

「ワン」(翼……翼……あぁあったぞ)

「……もう何も言わないぞ……えっと、未来に翼だな俺は青葉守だよろしく」

「ニャアニャア!!」(よろしくお願いいたします!!)

「ワンワン!!」(よろしく頼む!!)

 

そして守達はリビングでちょっとゆっくり過ごした後自分の寝室に向かった。

 

「ニャア?」(響一緒に寝よ?)

「ワンワン」(いつもご主人様と寝てたけど久しぶりに一緒に寝よ未来)

「ニャアニャア!!」(待ってご主人様ってどうゆうこと!!ちゃんと教えて貰うからね!!)

「ワンワン」(え!!あ、えっと……クリスちゃん助けて!!)

「ニャアニャア」(無理だな……先輩あっちで寝ようぜ)

「ワフゥ……」(あぁ……そうだな……)

 

そうして1日が終わった……もうすぐ夏は近い……




次回守とプールと猫ちゃん用ウォータースライダー。お楽しみに!!


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守とプールと猫ちゃん用ウォータースライダー。

ふと思ったんですわぁ……猫ちゃん用ウォータースライダー出したいなと……次いでにキャロルを出して行くう!!(本命)


夏がやって来た……そんな中男達はこの日の為に期待を寄せていた。

 

「お前達今からなんだ!!」

「「「「「体育です!!」」」」」

「お前達今日はなんの日だ!!」

「「「「「プール開きです!!」」」」」

「今日の体育の先生は!!」

「「「「「休みです!!」」」」」

「代理の先生は誰だァァァ!!」

「「「「「キャロル先生でぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇえええええええす!!!!!」」」」」

「キャロル先生の水着が見たいかぁぁぁぁぁぁぁ!!」

「「「「「見たああああああああぁぁぁいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいい!!!!!」」」」」

「ならば行くぞ同士達!!」

「「「「「ウオオオオオオアアアアアアアアアアアアアーーーーーッッッッ!!!!!」」」」」

「……何してんだ」

 

今日は学校でプール開きになった、しかし体育の教師が風邪を引いた為変わりにキャロル先生が代理できてくれることになったのだ。

 

「守も見たいだろ?女子達の水着姿」

「敬……確かに気にはなるがお前達を見てるとなんだか家のペット達に癒されたいんだが……」

「はぁ……全く少しは自覚を持て……お、女子達が来たぞ」

 

すると女子達は続々やって来ていたが男達はさっきとは違い静かになりチラチラと女子達を見ていた。

 

「さっきと違って大分静かになったな……」

「実はさっきから女子達がこっちをチラチラみてる気がするんだけど……」

 

その一方で女子達はこんな事を話していた。

 

「男子の目がいやらしい……最悪」

「これだから男子は……」

「でも守くん以外と筋肉あるわよ」

「本当だ!!後で触らせて貰おうよ」

「ふふ……守×敬……いいわね」

 

すると敬と守は悪寒を感じた。

 

「な、なんか嫌な予感が……」

「き、気のせいだろ……」

「おいお前達何をしている」

 

するとキャロルがプールにやって来た。だがしかしキャロルの姿は水着ではなくジャージの姿だった。男達はその場で崩れて「そんな……」「水着姿見たかった……」と叫んでいた。

 

「さて俺達も行くか」

「そうだな……」

「おい青葉」

 

すると守はプールに入ろうとするとキャロルに止められた。

 

「放課後空いてるな?」

「いや空いてますけどそれが?」

「放課後生徒指導室にこい……いいな?」

「え?俺なんもして」

「い・い・な?」

「……ハイ」

 

そうしてプールの授業を終えやがて放課後になったそして守はいいつけ通り生徒指導室に来た。

 

「来たな……」

「それでキャロルちゃんなんの用早く帰りたいんだけど……」

「ちゃん付けするな……明日ペット達を連れてここに来い」

 

そう言ってキャロルはスマホで目的地を教えた。

 

「ここって……エルフナインさんの仕事場の……」

「あぁ……パヴァリア光明結社会社の私有地だ」

「どうしてここに?」

「エルフナインがどうしても被検体が欲しいんだと」

「えぇ……」

 

するとキャロル近寄ってきて耳元に囁いた。

 

「昼と夜の食事はオレの奢りだペット達も遊び放題だぞ」

「是非行かせてもらいます!!」

 

そうして明日の予定が決まりパヴァリア光明結社会社に行く事になった。

そして次の日守はペット達を連れてパヴァリア光明結社会社に来た。

 

「ここがパヴァリア光明結社会社か……」

「ワンワフゥ……」(キャロルがいる事は知っていたがまさかパヴァリア光明結社がしかもこんな公になっているとは……)

「ニャア?」(まさかカリオストロとかいるんじゃねぇか?)

「ワン!!」(サンジェルマンさんいるかな未来!!)

「ニャア」(そうだね楽しみだね)

 

すると前から誰かがやって来た。白いスーツを着ていた男がやって来た。

 

「久しぶりだねぇ……8ヶ月ぶりかな?」

「あ、久しぶりです宴会以来じゃないですかアダムさん」

「「「「ワン(ニャア)!!」」」」((((アダム!?))))

 

響達は出てきたアダムに驚きが隠せなかった。そして守は話を続ける。

 

「所でティキさんは?」

「……あー仕事を押し……任せてね今はいないよ」

「怒られるよアダムさん」

「大丈夫さ見つからなければいいのさ……では行こうか……」

 

そして守達はアダムに案内をして貰って目的地に着いた。

 

「うわぁ……でっかいプール……」

「ニャア……」(すげぇな……)

「ワン……」(あぁこれはスケールが大きいな……)

「では後は真っ直ぐ行けばそこにエルフナインがいるから私は失礼……」

「アダム?」

 

すると気が付けばアダムの後ろにはティキがいた。するとティキはアダムの首を引っ張って連れて行こうとしていた。

 

「アダム!!また私に仕事押し付けて逃げようとしたわね!!逃がさないわよ!!」

「分かったティキ!!もうしないから引っ張らないでくれ!!」

((((えー……))))

「いつもどうりだなぁ……」

 

そうして守はエルフナインのいる場所に着いた。するとエルフナインは守を見つけるとこちらにやって来た。

 

「守くん今日は来てくれてありがとうございます!!」

「いえいえ所でその姿は……」

 

エルフナインは白衣と白いビキニの水着を着ていた。するとエルフナインは少し恥ずかしそうにしながら聞いて来た。

 

「どうですか?僕に似合いますか?」

「え!!あ、とてもお似合いです!!」

「あ、ありがとうございます……」

「ではオレはどうだ守?」

「キャロルちゃん!?」

 

守の後ろにはキャロルがおり、エルフナインと違った黒と紫を基準としたビキニの水着を着ていた。

 

「えっとその……素敵です……」

「……まぁよしとしてやる」

「ワンワン!!……ワフゥ?」(2人とも凄くスタイルがいいよ!!……未来どうしたの)

「ニャア……ニャ?」(確かにそうだな……って先輩?)

「ニャアニャア……」(ううんなんでもないの……はぁ……)

「ワンワン……」(雪音心配はいらない……はぁ……)

 

そして守は今回の要件を聞き出した。

 

「それで今回俺が来た理由は……」

「はいこれです!!」

 

守の目に映ったのはとても巨大なウォータースライダーだった。するとキャロルが指摘する。

 

「お前今これをウォータースライダーと思っただろ」

「え、違うの?」

「これは流しそうめんをするものだ」

「……え?」

「ワン……」(そういえば前にもこんな事あったね……)

「ニャア」(あれは元々響が聞き間違えたのがいけないんじゃない)

 

エルフナインは少し恥ずかしそうにしながら守に言った。

 

「今回は失敗して少し大きくなってウォータースライダーになってしまいました」

「今回……次もあるの?」

「諦めろ……オレは諦めたぞ……」

「それじゃあ遊びましょう!!」

 

そうして3人とペット達はプールで遊び始めた。未来とクリスはウォータースライダーに行き響と翼は浅瀬のプールで遊んでいた。

 

「ニャアニャア!!」(意外と楽しいもんだな!!)

「ニャアニャア」(本当!!とても楽しいねクリス!!)

「ワンワン!!」(翼さん見てください私犬かきしてますよ!!)

「ワン」(立花私達は犬だ……それはできるだろう)

 

その頃キャロルとエルフナインは守とプールで遊んでいた。

 

「ほらほらどうしたそんなものか!!」

「ちょっとキャロルちゃん水鉄砲は反則!!」

「負けませんよ……えい!!」

「エルフナインさん貴方もですか!!」

 

そうしてこの日はプールを楽しんだとか……

 

 

 

 




次回パヴァリア光明結社でバーベキュー。お楽しみに!!


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パヴァリア光明結社でバーベキュー。

出来た出来た……今日は……やってしまった……だが後悔はしていない……それではどうぞ!!


守達がプールで遊んだ後守はエルフナインに連れられてある所に来た。プールで遊び終わった後なので水着のままである。

 

「着きましたよここでバーベキューをしましょう!!」

「まぁオレがガリィ達に用意させた」

「なるほど……ってあれは……」

 

すると誰かがこちらにやって来た。その服はとてもラフな格好をしていた。

 

「久しぶりだな守」

「ハロハロ守〜」

「久しぶりなワケダ」

「あ、サジ姉久しぶり、カリオストロとプレラーティも」

「ワンワン!!」(あれってサンジェルマンさん!!)

「ニャア!!」(カリオストロもいるじゃねえか!!)

 

するとサンジェルマンが響達に気づいた。

 

「守この子達は?」

「僕の今飼っているペット達だよ可愛いでしょ!!」

「ニャア……」(なんかちょっと照れますね……)

「ワフゥ……」(あぁそう言った言葉にはまだ慣れないな……)

 

するとサンジェルマンは翼を抱きしめた。そしてサンジェルマンの反応に装者達は驚きを隠せなかった。

 

「この子可愛い!!なにこれ凄いもふもふしてる!!はぁ〜」

「サジ姉凄いでしょ可愛いでしょ!!」

「ワフゥ!?」(えぇぇ!!サンジェルマンさん!?)

「ニャア!!」(急にキャラ変わり過ぎるだろ!!)

「ニャアニャア?」(ここのみんなはそれぞれ性格が違うのかな?)

「ワンワン……」(待て待てそんなに抱きしめるな!!胸が苦しい……)

 

そしてサンジェルマンはしばらく翼を抱きしめたまま離そうとしなかった。するとキャロルがカリオストロに聞いて来た。

 

「おいアダムはどうした?」

「仕事が残ってるから残念だけどパスだって」

「そうか……分かったじゃあ始めようか」

 

そしてバーベキューが始まった。そして始まってから直ぐの事だった。

 

「守〜昔見たいにキャロル姉って言ってよ〜」

「ちょっとキャロルお酒弱いのに飲ませたの誰!!」

「は〜い私がこれをせっかくだから飲ませちゃった!!」

 

そう言ってカリオストロは一升瓶を取り出し名前は鬼殺しと書いてあった。

 

「相変わらずキャロルはお酒が弱過ぎるワケダ」

「キャロルちゃん肉食べて!!さっきからお酒しか飲んでないから!!」

「キャロル姉って呼んでくれなきゃや〜」

「ニャア!!」(始まってからいきなり過ぎるだろ!!)

「ワン?」(そういえば翼さんは?)

「ニャアニャア」(今サンジェルマンさんが翼さんを餌付けしてる)

「はいご飯ですよ〜」

「ワンワン」(やったー!!ご飯だ!!)

「ニャア」(もう響ったら)

「ニャア……ニャア!!」(相変わらずだな……って早!!)

 

その頃翼はサンジェルマンとプレラーティに囲まれていた。……餌付けである。

 

「可愛い……」

「サンジェルマンそろそろいつものサンジェルマンに戻るワケダ」

(なぜ私だけこんなに見られているのだろうか……)

 

そんな中バーベキューはやがてカオスとなっていく……

 

「キャロル姉!!ほらもう言ったぞ!!だから離れてくれ!!今日は水着なんだからそれはやばいって!!」

「や〜もしかして俺に欲情してるのか?変態め〜」

「カリオストロ助けて!!」

「こんな楽しい事ほっとくしかないでしょ!!」

「守〜」

 

するとサンジェルマンとプレラーティ、そしてペット達を持ったエルフナインがやって来た。

 

「相変わらずキャロルは酒癖が悪いな……」

「でも僕知ってますよサンジェルマンさん酔すぎて守くんに介抱して貰ってたじゃないですか」

「……記憶にないな」

「とぼけても無駄なワケダ」

「そろそろお開きにしましょう」

 

そうしてバーベキューはお開きとなり、キャロルはエルフナインから引き離された。

 

「今日はありがとうエルフナインさん」

「……せっかくですし私も昔見たいにエル姉って呼んでください」

「え!!……エル姉ありがと……」

「はいどういたしまして」

 

するとサンジェルマンが声をかけてきた。

 

「帰りは私が送ろう」

「ありがとうサジ姉!!」

「じゃあね〜守」

「気をつけて帰るワケダ」

「うんカリオストロもプレラーティも仕事頑張ってね!!」

 

そしてサンジェルマンと守そしてペット達は車に乗り家に帰って行った。そして車内でこんな話をしていた。

 

「守、今度また家に行ってもいいだろうか……」

「いつでも来ていいよサジ姉」

「……ありがとう」

 

その頃後ろの席では装者達が話していた。

 

「ワンワン!!」(楽しかったね!!)

「ニャア」(そうだね響)

「クウ〜ン」(私はなんだかとても疲れた……)

「ニャア」(まぁあれだけの事があったんだ仕方ないさ先輩)

 

やがて守の家に着くとサンジェルマンは守に一言言って帰って行った。

 

「さて……みんなプールの塩素臭いな……風呂に入れるか」

「「「「ワン(ニャア)!?」」」」((((え!?))))

 

そしてその夜はよく犬と猫の鳴き声がよく聞こえたらしい……

 

 

 

 

 

 




次回未来の主人観察。お楽しみに!!


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未来の主人観察。

今日も今日とて書いて行くぜ!!今日は未来だぁ!!それではどうぞ!!


暑い日が続く中、今日は守は学校が無くバイトも休みである。そんな中守の後ろで目を光らせている猫がいた。

 

(響が守さんの事良く思ってくれるのは分かるけど、もしかしたら響に悪影響を及ぼしそう……だから私が確かめなくちゃ!!)

 

未来は守の事をソファや机の下に隠れて観察していた。それを見ていた響達はあまり未来の行動がよく分かっていなかった。

 

「ワンワン?」(未来ご主人様を見て何してるんだろ?)

「ニャアニャア?」(たまに未来が何してるかよく分かんねぇ……あれ?先輩?)

 

翼は守のとなりで一緒にソファに座ってテレビを見ていた。するとそれに気が付いた守が翼を見て笑った。

 

「どうした?……せっかくだしブラッシングしてやろうか?」

「ワン」(ならよろしく頼む)

 

そうして守は翼を持ち上げて、自分の太ももに置いてブラッシングを始めた。

 

「そんなにいい顔して気持ちいか?」

「ワフゥ……」(ブラッシングをされるのは意外といい物だな……)

(今は翼さんをブラッシングして特に目立つ所はない……まだまだ時間はある、これから!!)

 

やがて翼のブラッシングが終わると守は自分の部屋に行き何かを始めた。

 

(特に変わった変化は無し……あれ?もしかして何かする気!!)

 

守はやがて何かが出来たのかリビングに向かった、それを未来が追う。そして守はリビングに着くとクリスにある物を見せた。

 

「なぁクリスこのペットショップでもらった広告でこっちのお菓子とこっちのお菓子どっちが食べたい?」

「ニャ」(こっちだ)

「ありがとうクリス」

 

そう言って守はクリスの頭を優しく撫でる。

 

「……ニャア」(……まぁ悪くねぇな)

(この人なんだかそんなに悪い風に思えない……ダメダメ!!まだ分かんないんだから!!)

 

そして守はそのまま響の所に行った。そして響を捕まえて日が差している窓の方へと連れて行った。

 

(響に何かする気!!させない!!)

 

そう言って未来は突進でもして止めようとしたが守の声が聞こえ、足を止めた。

 

「あれから結構経つよなぁ」

「ワフゥ……」(そうだね……)

「最初は響を見つけてから始まったんだよな」

 

そう言って響の頭を撫でる響は気持ちよさそうに目を閉じていた。

 

「響やクリス、未来に翼君達が来てから俺は毎日が楽しいよ……って響?」

 

すると響はいつの間にか寝てしまっている事に気がついた。

 

「……全く」

「ニャア」(あの守さん)

「ん?未来かどうした?」

 

未来は言えなかった。悪い人には見えないがそれでも疑ってしまった事に罪悪感を覚えていた。

 

「ニャア……」(私貴方の事疑って……)

「なんだ未来も日向ぼっこしたいのか?」

「ニャアニャア……」(いやそうじゃなくて……)

「はい捕まえた!!」

「ニャア!!」(きゃあ!!)

 

そして守は未来を抱きかかえたまま頭を撫でる。

 

「ほら暖かいだろう?」

「ニャア……」(本当だ暖かいそれになんだか眠く……)

「あらら、未来も眠たくなっちゃった?」

「ニャア……」(うん……)

「傍にいるからゆっくりお休み未来」

 

そうして未来はそのままゆっくりと眠った。

 

(ありがとうございます守さん……)

 

 




次回ペット達のテレビの話題。お楽しみに!!


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ペット達のテレビの話題。

やっぱりこの人か出ないと始まらない……そうだろう?それではどうぞ!!


今日も今日とて暑い日が続く中……響達は守が学校に行ったのでみんなでテレビを見ていた。

 

「ニャアニャア」(昼間の平日は色んなテレビがあるんだな)

「ワンワン」(ねぇねぇ次はこの番組にしない?)

 

響が言ったのはドキュメンタリー番組である今で言うと世界のア〇ビリ〇ボーである。

 

「ニャアニャア」(そうだなこれにするか先輩リモコン7を押してくれ)

「ワン」(了解した)

 

そしてテレビでドキュメンタリー番組が映し出された。

 

『貴方はあのアメリカの英雄を知っているだろうか……』

「ニャア……」(誰だろう……)

「ワンワン」(多分私達が知らない人物だろう)

 

するとテレビではとんでもない人物が映し出されていた。

 

『そうその名はジョン・ウェイン・ウェルキンゲトリクスである』

((((え……))))

 

響達はテレビでその言葉を聞き、驚きが隠せなかった。

 

「ニャアニャア!?」(嘘だろ!!あのイカレ博士が!?)

「ワン……」(まさかそんな事が……)

「ワンワン」(この場にマリアさんがいたらびっくりするだろうね)

「ニャアニャア」(確かに……)

 

そして番組は続く、内容はアメリカで起きたウイルステロが起きた、その中でウェルはそんな人達を助けるべく必死に解毒剤を作ったと言う内容だった。

 

『そしてウェルは解毒剤が完成しそれを感染した人達に送って去年ウェルがその感染症で死んでしまった……そしてアメリカの国民はウェルを英雄と称えられアメリカ国民がウェルの死を祈った。』

『なお死に際に彼は「僕は英雄になった……凄いだろ」と言ってただ1人の親友言っていた。アメリカの国民は彼の事を忘れないだろう……』

「……ニャア」(……番組変えるか)

「……ワン」(……そうだな)

 

そうして翼は番組を変えるとあるトーク番組を見つけた。そこには翼が映し出されていた。

 

「ワフゥ!?」(私だと!?)

「ニャア」(本当だ)

「ワンワン」(でも翼さんはここにいるよ?)

「ニャアニャア」(キャロルやサンジェルマン、ウェルもいるんだ今更あたしは驚かないぞ)

 

その番組では翼は司会と様々な話をしていた。

 

『いや〜翼ちゃんは凄いねぇ〜』

『いえ、そんな事ありませんよ』

『所で翼ちゃんは好きなタイプとかあるの?』

『そうですね……私は泣いている時に手を差し伸べてくれる男性がす』

 

すると翼が急にリモコンでテレビを切った。

 

「ワンワン!!」(翼さんなんで切るんですか!!)

「ワンワン!!」(私が恥ずかしいではないか!!)

「ニャアニャア」(先輩ってそう言うタイプが好きなんだな)

「ニャアニャア」(翼さんは意外と純情なんですね)

「クウ〜ン……」(うぅ……恥ずかしい)

 

すると玄関が開いて守が帰って来た。すると守に向かって翼が寄って訴えかけていた。

 

「ただいま……って翼、どうした?」

「ワンワン!!」(私にはこの状況どうする事も出来ない!!何とかしてくれ!!)

「そうかそうかじゃあ散歩に行こうか」

(よかった!!伝わった!!)

 

そして翼は散歩に行き帰って来た時に3人に色々問い詰められたとか。

 

その頃楽屋では翼は1枚の写真を見ていた。

 

「翼さん本番始まります」

「分かりました緒川さん」

(元気かな……守くんまた会えるかな)

 

 




次回ダンボール見つけました。お楽しみに!!


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ダンボール見つけました。

ここはあえてこうした……悔いはない……それではどうぞ!!


夏が続く中、今日は学校の終業式だった。なので守は早めに帰って散歩に出かけようと思っていた。しかし守は見つけてしまった……公園でガサゴソ動くダンボールを……

 

「……めちゃくちゃ気になる」

 

そして守はそのダンボールに近づいた、すると犬の鳴き声が聞こえた。守はそのダンボールを開けるとやはりペンダントをした子犬と子猫がいた。

 

「子犬は分かるけど子猫もいたんだ……小さいなぁ」

「ワンワン!!」

「ニャア……」

 

子犬は必死に子猫を守っていた。守は少し考えてとりあえず手を差し伸べて見る……噛まれた。そこから子犬はなかなか離してくれなかった。

 

「……痛い、何かダメそうだな」

「ガルルル……」

「ニャアニャア」

「あ、そうだ」

 

守は子犬に噛まれたままダンボールを持ち上げた。そして守は自分の家にそのまま帰って行った。やがて帰って来ると今日は響と翼が出迎えてくれた。

 

「ワンワン!!」

「ワフゥ?」

「あぁ響、翼新しい家族になる子達だよ」

 

そう言って噛まれたままダンボールの中に入っている子犬を持ち上げた。すると響と翼が吠え始めた。

 

「ワン……ワン!!」

「ワンワン!!」

「ガルル……ワフゥ?」

「ん〜やっぱり知ってるのね……はい子猫も」

「ニャア……」

「ワン!!」

「ワンワン!!」

 

守はこのパターンをよく知っていたので話が終わるまで待ってあげた。やがて話が終えると子犬は守に頭を下げた。

 

「クウ〜ン……」

「大丈夫大丈夫」

 

そう言って守は子犬の頭を撫でる。そして守は子犬と子猫を持ち上げた。

 

「さて……お風呂行こうか」

「ワフゥ!?」

「ニャア?」

「……ワン」

「……ワフゥ」

「ニャアニャア?」

「ニャア……」

 

そして守はお風呂に行きからだを洗おうとしたら子犬が吠えて響達に何か言っていた。

 

「さーて始めるぞー」

「ワンワン!!」

「ワフゥ……」

「ワン……」

 

そうして子犬は守によって体を洗われ始めた。

 

「ほれほれどうだ?ここの顎は?」

「ワフゥ……クウ〜ン……」

「ダンボールにいたからな念入りに洗わないとな……お尻周りが汚れてるな……ほれ」

「キャンキャン…ワォーン!!」

「ワフゥ……」

「クウ〜ン……」

 

そうして子犬を守は洗い終え次は子猫を洗い始めたのだが……

 

「おーこの子は大人しいなー」

「ニャア……ニャア……」

「いっぱい綺麗にしてあげるからな……しっぽを優しく優しく……」

「ニャア……ニャア……ニャアアア……」

「……ニャア」

「……ニャアニャア」

 

守は子犬と子猫を洗い終えまだ晩御飯まで時間があった為とりあえずいつもの準備をしていた。その間子犬と子猫は響達と何か話をしていたが内容が分かる訳ないのでスルーしていた。そして紙が完成するとそれを子犬と子猫の所に持って来た。

 

「今回は五十音順にしたよ……その名前通りに足を置いたら君達の名前だ!!」

「……ワン……ワン……ワン」

「か、な、で……奏……早!!」

「ニャア……ニャア……ニャア」

「せ、れ、な……セレナ……うん、最近の動物は頭がいいのか?」

 

守は頭を抱え、やがて奏とセレナに自己紹介をした。

 

「俺の名前は青葉守だよろしく」

「ワン!!」

「ニャア……」

 

しばらくしてもう夕方になっていたので晩御飯を作りながら先に響達のご飯を用意した。

 

「ワンワン」

「ワン……」

「ワン!!」

「ニャア!!」

「ニャアニャア」

「ニャア……」

 

そして晩御飯を食べた後は守は1匹ずつブラッシングをしてあげ、やがて夜になったのでみんな寝室に向かった。そして奏は翼と一緒に寝て、セレナは響と未来が一緒に寝ていた。

 

「最近一緒に寝てないな……」

「ニャア……」

「おぉクリスか一緒に寝よ」

「……ニャア」

 

そうして家に新たな家族が出来た……

 

 

 




次回気づけばあたしとセレナが子犬と子猫になってた。お楽しみに!!


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気づけばあたしとセレナは子犬と子猫になってた。

出来た!!出来た!!遂に!!それではどうぞ!!
品種:秋田犬(奏)スコティッシュストレート(セレナ)


「今日は色々とありがとうございました」

「まぁこっちに用事があったからな」

 

奏は今日はセレナの世界に来ていた。そして今から自分の世界に帰る所であった。

 

「セレナはこれからどうするんだ?」

「姉さんに会いに行きます。奏さんはどうするんですか?」

「あたしは旦那に報告だな」

 

そんな事を話ながら2人はギャラルホルンに着いてギアを纏った。するとギャラルホルンからプラズマが発生し裂け目が出て来た。

 

「なんだあれ?」

「ギャラルホルンの異常でしょうか……」

 

すると裂け目はセレナと奏を勢い良く2人を吸い込まれ始めた。

 

「吸い込まれそう!!……きゃあああ!!」

「セレナ!!」

 

奏は何とかセレナの手を掴んだ。だが奏は支えている手に段々力が入らなくなってきた。

 

「ッ……ちくしょおぉぉぉぉぉおお!!」

 

そうして奏とセレナは裂け目に吸い込まれてしまった。

 

音が聞こえる……それは段々大きくなりそれが猫の声だと奏は気づいた。

 

(あたしは一体……)

 

やがて奏は目を開けると猫が声をかけてきた。

 

「ニャアニャア!!」(奏さん大丈夫ですか!!)

「ワン!?……ワフゥ!?」(猫が喋った!?……って言葉が喋れない!?)

 

奏は周りの状況を見ると少し薄暗い四角い空間に自分達がいる事に気がついた。そして奏は自分がどのような状態になっているのかに気が付く。

 

「ワンワン?」(もしかしてあたし犬になってるのか?)

「ニャア……」(私も猫になってます……)

 

自分達が何故こんな事になっているのか奏達には分からなかった。すると足音が段々近づいてくるのが分かった。

 

「ワンワン!!」(もしかしたらこんな風にした敵かもしれない、セレナさがれ!!)

 

やがて視界は一気に明るくなり、目の前には男がいた。

 

「子犬は分かるけど子猫もいたんだ……小さいなぁ」

「ワンワン!!」(お前何者だ!!)

「ニャア……」(私達をどうするんですか……)

 

奏は必死にセレナを守り、セレナは何かされる恐怖で震えていた。男は少し考えてとりあえず手を差し伸べて見る……奏はその男の指を噛んだ。そこから奏は男の指を離さなかった。

 

「……痛い、何かダメそうだな」

「ガルルル……」(離れろ……)

「ニャアニャア」(奏さんは私を助ける為に……)

「あ、そうだ」

(え!?)

(な!?)

 

男は奏に噛まれたままダンボールを持ち上げた。そして男はそのまま何処かに行き始めた。やがて目的の所に着いたのかそこで止まる、すると犬の鳴き声が聞こえ始めた。

 

「ワンワン!!」(おかえりなさい!!)

「ワフゥ?」(そのダンボールの中身は一体?)

「あぁ響、翼新しい家族になる子達だよ」

 

そう言って噛まれたままダンボールの中に入っている奏を男が持ち上げた。すると響と翼が吠え始めた。

 

「ワン……ワン!!」(え、あれって……奏さんだ!!)

「ワンワン!!」(嘘!?奏どうして!!)

「ガルル……ワフゥ?」(あたしをどう……あれもしかして翼?)

「ん〜やっぱり知ってるのね……はい子猫も」

「ニャア……」(何がどうなって……)

「ワン!!」(セレナちゃんもだ!!)

「ワンワン!!」(セレナもいるのか!!)

 

そして奏達は響達と話始めた。

 

「ワンワン?」(奏さんとセレナちゃんがいるのはどうしてですか?)

「ワンワン」(きっと私達と同じように裂け目に吸い込まれたんでしょ)

「ワン……」(あぁそれであってる……)

「ニャアニャア……」(だとするとこの人は悪い人じゃない……)

「ワン……クウ〜ン……」(あ……やってしまった……)

「ワンワン!!」(とりあえず謝りましょう!!奏さん!!)

「ワンワン……」(あぁそうだな……)

 

やがて話が終えると奏は守に頭を下げた。

 

「クウ〜ン……」(あたしの勘違いですまねぇ……)

「大丈夫大丈夫」

 

そう言って男は奏の頭を撫でる。そしたら男は奏とセレナを持ち上げた。

 

「さて……お風呂行こうか」

「ワフゥ!?」(風呂に入るのか!?)

「ニャア?」(お風呂?)

「……ワン」(……頑張ってください奏さん)

「……ワフゥ」(……あぁそうか奏も)

「ニャアニャア?」(え?一体どうしたの響?)

「ニャア……」(いつものか……)

 

そして男はお風呂に行きからだを洗おうとしたら奏が吠えて響達に何か言っていた。

 

「さーて始めるぞー」

「ワンワン!!」(待て!!あたしは中身が人間だぞ!!助けて翼!!)

「ワフゥ……」(奏……私達にはどうする事も出来ない……)

「ワン……」(みんな通る道ですよ奏さん……)

 

そうして子犬は守によって体を洗われ始めた。

 

「ほれほれどうだ?ここの顎は?」

「ワフゥ……クウ〜ン……」(やめろぉ……顎は……クリクリダメ!!あたし知らない!!……)

「ダンボールにいたからな念入りに洗わないとな……お尻周りが汚れてるな……ほれ」

「キャンキャン…ワォーン!!」(え!?嘘!?そこはダメ!!強く掴んじゃ……イッ……あぁぁぁぁ)

「ワフゥ……」(奏さんあんなに色っぽい……)

「クウ〜ン……」(奏のこんな姿を見るとは……)

 

そうして奏を男は洗い終え次はセレナを洗い始めたのだが……

 

「おーこの子は大人しいなー」

「ニャア……ニャア……」(あぁ……凄い……そこ気持ちいい……)

「いっぱい綺麗にしてあげるからな……しっぽを優しく優しく……」

「ニャア……ニャア……ニャアアア……」(なにこれ……幸せ……こんなの初めて……くるの……来ちゃうの……あぁぁぁぁ)

「……ニャア」(……なんか見ちゃいけない気がする)

「……ニャアニャア」(……あぁそうだな…多分触れちゃいけないラインだあれは……)

 

男は奏とセレナを洗い終えた。そして奏達は色んなことを話していた。

 

「ワンワン」(つまり……自分達の世界からではなくセレナの世界から来たんだな奏)

「ワン」(あぁそうなんだ)

「ニャアニャア」(まさかそっちでもそんな事があるとはなぁ)

「ニャア」(皆さんはいつからいるんですか?)

「ニャアニャア?」(もう1ヶ月半ぐらい経ってるかな?)

「ワフゥ!?」(もうそんなに経ってるの!?)

 

すると男が紙を持って来てを奏とセレナの所に持って来た。

 

(あぁ翼が言ってた名前を決めるやつか)

(私の名前あるかな……)

「今回は五十音順にしたよ……その名前通りに足を置いたら君達の名前だ!!」

「……ワン……ワン……ワン」(……か……な……で、よし)

「か、な、で……奏……早!!」

「ニャア……ニャア……ニャア」(せ……れ……な、出来た!!)

「せ、れ、な……セレナ……うん、最近の動物は頭がいいのか?」

 

男は頭を抱え、やがて奏とセレナに自己紹介をした。

 

「俺の名前は青葉守だよろしく」

「ワン!!」(よろしくな!!守!!)

「ニャア……」(よろしくお願いします、守さん……)

 

しばらくしてもう夕方になったので響達のご飯が先に用意された。

 

「ワンワン」(ドックフードって美味しいんだな)

「ワン……」(この美味しさは変わらないな……)

「ワン!!」(ん〜美味し!!)

「ニャア!!」(キャットフード美味しいです!!)

「ニャアニャア」(よく噛んでねセレナちゃん)

「ニャア……」(みんな馴染んでるな……)

 

そして晩御飯を食べた後は守は1匹ずつブラッシングをしてあげ、やがて夜になったのでみんな寝室に向かった。そして奏は翼と一緒に寝て、セレナは響と未来が一緒に寝ていた。

 

(そんな寂しそうな顔すんなよ……仕方ねぇ……)

「最近一緒に寝てないな……」

「ニャア……」(どうした……)

「おぉクリスか一緒に寝よ」

「……ニャア」(……ちょっとだけだ)

 

そうして新たに奏とセレナがやって来た。そして本格的な夏休みに入ってゆく……

 




次回サンジェルマンの訪問。お楽しみに!!


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サンジェルマンの訪問。

サンジェルマンだよ!!そしてあれを書きたかったんや!!それではどうぞ!!


玄関のチャイムが鳴る、守は玄関に行きその人を出迎えた。

 

「あ、サジ姉バーベキュー以来じゃない?」

「あぁ確かにあの日以来だな」

 

そう言って守はサンジェルマンを中に入れるとその奥で響達が様子を伺っていた。

 

「ワンワン!!」(あれサンジェルマンさんじゃないですか!!)

「ワフゥ……」(確かにそうだな……)

「ワンワン」(何しに来たんだろうな)

「前より増えたか?」

「ちょっと色々あってね……それじゃサジ姉留守番お願いいたします!!」

 

そう言って守は何処かに出かけて行った。するとサンジェルマンは響達を見るとこちらにやって来た。

 

「ワンワン」(あれ?サンジェルマンさんがこっちに来る)

「ワン……」(嫌な予感がする……)

「ワフゥ?」(そうか?なんか嬉しいそうだぞ?)

 

そしてサンジェルマンは響達を一気に抱きしめて色々と撫で始めた。

 

「はぁ〜子犬だぁ〜もふもふ最高〜」

(((!?)))

「ニャアニャア?」(誰の声ですか?)

「ニャア!?」(あれサンジェルマンか!?)

「ニャア……」(凄い癒されてる顔してますね……)

 

サンジェルマンはそのまま響達を堪能した後今度はクリス達に視線を向けた。

 

「大丈夫だニャア〜こっちにおいで〜」

「ニャアニャア!?」(キャラ崩壊どころの話じゃねぇぞもう誰だよ!?)

「ニャアニャア?」(とりあえずどうしますか?)

「ニャア」(響達が可哀想だし行こっか)

 

サンジェルマンはそのまま全員をなでなでもふもふして何処かスッキリした状態になっていた。

 

「やっぱり子犬と子猫は最高ね……ごめんねちょっと私子犬とか子猫とか大好きだからついテンションが上がってしまった」

「ワン……」(2時間もなでなでされた……)

「ワンワン……」(あぁこちらも疲れた……)

「ニャアニャア……」(もう誰だよって感じだったな……)

「ニャア……」(そうですね私も少し横に……)

 

するとサンジェルマンはあるものを玄関から持って来た。

 

「みんな疲れたでしょ?だからはい、ここでゆっくりして」

「ニャア!?」(な!?あれは!?)

「ワンワン?」(雪音知っているのか?)

 

サンジェルマンが持って来たのはソファだった。

 

「ワンワン!!」(私1番乗り!!)

「ニャア?」(ねぇクリスあれってソファなの?)

「ニャアニャア……」(あぁあれは普通のソファじゃねぇ……)

 

すると響がものすごい声を出した。

 

「ワフゥ……」(あぁなにこれ……凄い……)

「ニャア!!」(響さんが凄い事に!!)

「ワンワン?」(あれってなんなんだ?)

「ニャアニャア!!」(あれは守がいつも持ってくるチラシに書いてた人をダメにするソファだ!!)

((((な!?))))

「ん?そんなにそのソファが怖いか?仕方ない私が上に乗せてあげよう」

 

そしてサンジェルマンは残りの5人を抱えた。

 

「私が会社で作りあげた最高傑作だ楽しみたまえ」

「ワフゥ……」(みんな……これ凄い……体が……)

「ニャア……」(そんなに凄いんですか……)

「ワンワン!!」(待て!!そのソファでそんなにだらしなくなるのか!!)

「ニャアニャア!!」(このままじゃあのバカみたいになっちまうぞ!!)

「ワン……」(あーこれはもう手遅れだ……)

「ニャア……」(そうですね……)

 

そうしてサンジェルマンはそのソファに5人を乗せた。

 

(((((なにこれ……凄い……)))))

「このたるんだ顔……写真に保存だな……」

 

しばらくは響達はそのソファから抜け出せなかった。やがて守が帰って来てリビングに顔を出した。

 

「ただいま……って響達そのソファに座ったかぁ……」

「まぁ私が乗せたからな」

「好きだよねサジ姉犬と猫」

「可愛いから仕方ないだろう……それに人の事言えないだろ?」

「それもそうだ」

「そろそろ私は帰るよ、そのソファはプレゼントだ」

「ありがとうサジ姉」

 

そうしてサンジェルマンは帰って行った。守はいつもどうり晩御飯の準備をする。

 

「みんな寝てるのか」

 

そして1日が終わってゆく……

 

 

 

 




次回両親が帰って来た。お楽しみに!!


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両親が帰って来た。

今回はまぁ前座……みたいな物です。両親の名前は青葉銀二と青葉由梨となっております。職業は世界を飛び回る仕事?とピアニストです。それではどうぞ!!
追記:源さん=弦十郎、じゃないよ!!源さんはペットショップのガチムキ店長なだけだから!!人違いですぅ!!次回で分かるから……多分


いつもの日常……そんな中、守はとてもソワソワしていた。

 

「ワン」(なんかソワソワしてるね)

「ニャア?」(何か良い事でもあったのかな?)

 

すると玄関から鍵を開ける音がした。それと同時に男と女の声がした。

 

「守帰ってきたぞ!!」

「まーちゃんただいま!!」

「父さん母さんおかえり」

 

守が両親を出迎える。それを響達は見ていた。

 

「ニャアニャア」(随分父親はおっさん見てぇだな)

「ワンワン」(確かに旦那みたいだな)

「ニャア」(お母さん随分お若いですね)

「ワンワン……」(周りに見えるあのぽわぽわしたオーラが見えるのは何故だ……)

 

すると母親は響達を見つけると近づいて抱きしめた。

 

「まぁ可愛い!!今この子達飼ってるの?」

「うん母さん可愛いでしょ!!」

「守は昔から好きだもんな」

 

そう言って父親は笑う、母親はそれぞれ響達の頭を撫でていた。すると守が2人に聞いて来た。

 

「所で2人とも仕事どうだった?」

「そうだな……父さんはちょっとロシアでスパ……救助活動を続けててなやっと粛せ……上司が帰っていいぞって言われたから帰ってきたって感じだ」

「私はそうねぇ……今年はアメリカに雪音夫婦と一緒のコンサートを終えて帰って来たのよ!!はいお土産のお酒よ〜」

「いや母さん俺お酒飲めない……ってクリスどうしたの?」

「ニャアニャア!!」(パパとママがいるのか!!)

「ワンワン……」(落ち着けクリス!!この世界の両親だ……忘れるな……)

「ニャア……」(あぁすまねぇ……)

 

すると守の母親はキッチンに立ち料理を始めた。

 

「今日はまーちゃんの為に腕によりをかけるわよ!!」

「大丈夫かな母さん……この前……」

「心配ないだろう……母さんだからな……」

 

守の母親が料理をしている間、守は1人ずつブラッシングしながら父親と話ていた。

 

「ねぇ父さん宴会やるの?」

「そうだな……守キャロルと源さん、アダムに連絡してくれ明日宴会をするってな」

「本当!!電話してくる!!」

「よし……母さん後で雅律に連絡入れといてくれ俺は弦十郎に連絡する」

「分かったわ!!そうねぇ……調神社の方にも連絡しとこうかしら?……あ、明日マリアちゃんが来るじゃない!!連絡しましょ!!」

 

それを聞いていた響達はとても驚いていた。

 

「ワンワン……」(今叔父様の名前があった気がする……)

「ワン……」(あぁあたしも聞こえた……)

「ニャア……」(パパとママも来るのか……)

「ニャアニャア!!」(今姉さんの名前も言ってました!!)

「ワンワン」(マリアさんもいるんだ……)

「ニャアニャア?」(翼さんもいるからそうなのかな?)

 

明日は壮絶な日になりそうだ……

 

 




次回カオスな宴会(壱)。お楽しみに!!


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カオスな宴会(壱)。

カオスの始まりだ!!それではどうぞ!!


守達は車に乗ってある所に行っていた。運転手は守の父親事銀二、隣には母親事由梨が座っていて後部座席には守と響達がいた。

 

「あとどれくらいで着く?」

「風鳴の屋敷までもうちょいだ」

「よかったわね〜弦ちゃんが快くOKしてくれるなんて」

「そうだな!!はっはっはっはっ!!!!」

 

そう言って銀二が笑っている間響達は大人しくしていた。

 

「ワン」(翼さんとクリスちゃん静かだね)

「ワンワン」(この世界の風鳴家はどうなってるか分からないからな……)

「ニャアニャア……」(あたしもパパとママが来るって聞いたからな……)

「ニャア」(つまり2人は緊張してるんですね)

「「ワン(ニャア)……」」((あぁ……))

 

すると車が止まった。どうやら着いた様で守達は車から降りて風鳴屋敷に向かった。そしてその門の前にある男がいた。

 

「久しぶりだな!!銀二!!」

「弦十郎も元気そうじゃないか!!」

「弦十郎さんお久しぶりです」

「おぉ元気そうだな守くん」

 

そう言って弦十郎は守の頭を撫でて、弦十郎は守達を案内した。

 

「他の奴らは来てないのか弦十郎?」

「いやアダム夫婦なら来てるぞ」

「まぁ!!ねぇあなた早く行きましょ!!ティキさんとお喋りしたいわ!!」

「分かった分かった、そうだった守はペット達と隣の部屋に行け宴会はまだだからな」

「分かったよ父さん」

 

そうして守と響達は隣の部屋に向かった。部屋に着いて開けようとすると誰かが守の視界を隠した。

 

「だ〜れだ……」

「……翼?」

「ピンポーン正解だよ守くん」

 

守が後ろを振り向くと目の前には翼がいた。だが、響達はとても驚いていた。

 

「久しぶり守くん」

「久しぶりだな翼ちゃん」

「ワン……ワン!?」(あれが……私!?)

「ニャアニャア!?」(先輩が女の子してるだと!?)

「ワンワン!!」(未来翼さんがミニスカしてるよ!!)

「ニャア……」(凄い可愛いくなってる……)

「ワンワン……」(あれ翼か?凄い女の子してて意外すぎる……)

「ニャア!!」(でもとても素敵ですよ!!)

「あれ?この子達可愛い〜」

「うちの家族なんだ」

 

そう話しながら翼と守達は部屋に入って行く……すると1人の女性がいた。

 

「ニャアニャア?」(あのメガネした人は誰だろ?)

「ワンワン……」(何処かで見たようなないような……)

「ワンワン?」(オレンジ色の髪って珍しいですね……って奏さん?)

「ワン……」(あれは……まさか……)

 

するとその女性は挨拶をして来た。

 

「ひ、久しぶり守……くん」

「久しぶり奏ちゃん元気にしてたか?」

((((((奏ちゃん!?))))))

 

響達はその女性が天羽奏だと分かり衝撃を受けていたのだ。何せメガネで髪をゴムで結んでおり、そして服装がとてもおしとやかな服で分かっていなかったからである。

 

「ワフゥ!?」(あれが私か!?嘘だろ!?誰だよ!?)

「ワンワン……」(この世界の私もびっくりしたが奏の方が1番びっくりした……)

「ワンワン……」(そうですね……奏さんあんなおしとやかじゃないですもん……)

「ニャアニャア」(こっちの奏さんは落ち着いてますね)

「ニャアニャア……」(もうなんでもありだな……)

「ニャアニャア……」(そうだねクリス……)

「その子達守くんのペット?可愛い……」

「触ってみる?」

「……うん」

「ねーねー私も触るー」

「分かったから優しくね」

 

そうして奏と翼は響達を撫でていた。その間に守は2人と話していた。

 

「2人とも凄いよねツヴァイウィング見てて胸が踊るもん」

「そ、そうかな?」

「でしょー私達頑張ってるんだから!!」

 

そう言って翼は奏に抱きつくと奏は慌てオドオドし始めて守に助けを求めていた。

 

「ハイハイ2人ともそんなにくっつかない……」

「あ、守くんもくっつきたいんでしょー」

「え!?いやそうゆう訳じゃ……」

「……守くんのエッチ」

「えぇ……」

 

この光景を見ていた奏と翼はめちゃくちゃ恥ずかしがって凄い状態だった。

 

「ワンワンワン!!」(やめてぇぇぇぇ!!私守さんの顔近づけすぎ!!そんなの恥ずかしいからやめて!!)

「ワンワンワン!!ワフゥ……」(あたしも何顔赤くしてんだ!!そして恥じらってエッチとか……もう無理……恥ずかしすぎ……)

「ワン……」(2人が悶えてる……)

「ニャアニャア……」(さすがにあんだけの事をこの世界の2人がやってるんだ……恥ずかしいくもなるだろ……)

 

だがクリスは知らない……これから起こる出来事に……

 

「風鳴さんの家はここですね」

「クリスそんなにソワソワしてどうしたの……もしかして……」

「マ、ママからかわないで!!」

 

宴会はまだ始まらない……

 

 

 




次回カオスな宴会(弐)。お楽しみに!!


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カオスな宴会(弐)。

出てくるぜ!!クリス!!そしてあの2人も……それではどうぞ!!


守達は宴会に皆が集まるまで隣の部屋で話をしていた。

 

「見て見て!!これ最近奏が出てるドラマ凄いでしょ!!」

「つ、翼やめてよ〜」

「確かに奏ちゃん完全に役に入ってるね」

「ほらほら……って守くんもうちょっと寄って!!」

「いやそんなに近いと恥ずかしいから……ってジリジリと近寄って来るなぁ!!」

「ワンワン!!」(誰か!!この私を止めてくれ!!もう限界だ!!)

「ワンワン!!」(あたしもこれ以上耐えられない!!誰か!!)

「ワンワン……」(奏さんと翼さんが限界を迎えてる……)

「ニャアニャア」(あれ?誰かの足音が聞こえますよ?)

 

すると襖が開けられてそこに銀髪の女性が現れた。

 

「こんにちわ……あ、3人とも久しぶりですね」

「あ、クリス久しぶり!!」

「クリスちゃん久しぶり」

「クリスさん久しぶりです……」

(((((おー……)))))

「……ニャア?」(あれ……あたしか?)

 

響達はこの世界のクリスに思った事はとてもお嬢様に見えたのだ。そしてクリスは守の隣に座った。

 

「……クリスちゃん近くない?」

「いいじゃないですか幼なじみなんですし……」

「ニャアニャア!!」(な!?あいつと幼なじみなのかよ!!)

「ワンワン……」(クリスちゃんと幼なじみなんだ……)

 

そう言ってクリスは守に抱きつく。それを見ていた翼も同じように抱きついた。

 

「ちょっとクリスいくら幼なじみでもやりすぎよ!!」

「そう言いながら翼だってくっついてるじゃない!!」

「ニャアニャア!!」(何してんだあたし!!守に密着しすぎだ!!)

「ワンワン!!」(もうやめて!!これ以上はダメェェェ!!)

 

この状態に奏はオロオロしており、守はとても痛がっていた。

 

「ちょっと2人とも痛い痛い痛い!!!!」

「クリスさん翼落ち着いて……ってきゃあ!!」

 

すると奏がコケて守の胸にすっぽりと収まった。その瞬間奏の顔が赤くなる。

 

「ご、ごめんなさい!!」

「いや大丈夫……」

「ワンワン!!」(あたし何ドジやってんだあぁぁぁ!!!!)

 

すると襖の隙間からカメラのシャッターオンが聞こえた。そして襖が開くと黒髪の女性と金髪の女性がいた。

 

(あれってもしかして……)

(まさかとは思いますが……)

「相変わらずですね守せ・ん・ぱ・い」

「本当……いつもどうりデスね……」

「あぁ久しぶり調ちゃんと切歌ちゃん」

((((((キャラなんか違う!?))))))

 

そう言って現れたのは調と切歌だった。そして調は守に写真を見せながら笑顔で答えた。

 

「さ〜てこの写真どうしよっかな〜」

「た、頼む誰かに見せるのはやめてくれ!!」

「ちょっとクリス!!後輩でしょ何とか出来ないの!!」

「無理ですよ!!」

「は、恥ずかしいから消してください!!」

「はぁ……調やりすぎデスよ……」

「え〜どうしよっかな〜」

 

すると調は何かを閃きニヤニヤしながら言った。

 

「翼先輩とクリス先輩は今度パフェでも奢って下さい♡」

「……分かった」

「……わかりました」

「じゃあ奏先輩は……どうしようかきりちゃん」

「それじゃ……今度一緒に海に行きましょう……ビキニで」

「うぅ……わかりました」

 

そして調は守の方を見ていった。

 

「守先輩は来週何処かに遊びに行きましょう……じゃないと……」

「是非行かせて貰います!!!!」

「ワンワン……」(調ちゃん凄い小悪魔に見える……)

「ニャアニャア?」(私も……ってあの翼さん達は何処にいるの?)

「ニャアニャア」「それならあそこの角でうずくまってますよ」

(恥ずかしい恥ずかしい恥ずかしい)

(あれは私じゃない……でもあれは……)

(あたしはあんなお嬢様じゃなあぁぁぁい!!!!)

 

そして守達は一通り落ち着き普通の話題に戻った。

 

「そういえば学校とかどうなの?」

「私は……チア部に入ったデス」

「へぇ……チア部に入ったんだ……意外」

「私は新体操なんですよ!!」

「うん凄いと思うよー」

「もー守先輩はそうやって……」

 

すると襖が開きそこにはキャロルがいた。

 

「おいお前達そろそろみんな集まってるから行くぞ」

「「「「「「はーい」」」」」」

 

そうして守達は宴会会場に向かう……やがて変わった宴会が始まる……

 

 

 

 

 

 

 




次回カオスな宴会(参)。お楽しみに!!


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カオスな宴会(参)。

やっぱりカオスな展開があるかな?それではどうぞ!!


守達はキャロルに連れられてやがて宴会会場に着いた。すると宴会……とは違うがそれぞれで固まって話していた。その中で男達はこんな話をしていた。

 

「源さんあんた最近また体の質が良くなったんじゃないか!!」

「あらぁ弦十郎も大分いい体してるじゃない」

「アダムお前最近またやらかしたのか?」

「いやいや銀それは違うよただのサボって怒られただけさ」

「最近翼がどんどん離れて行くのが寂しくてな……」

「分かりますよ八紘さんうちのクリスも最近親離れが進んで……」

(師匠が源さんと話してる……)

(なんか2人共体が大きいから凄いね響)

(お父様がクリスの父親と私達の事で話をしている……)

(なんか……違和感がすげぇな……)

 

また女達はまた違った話をしていた。

 

「最近アダムが仕事を逃げだす事多くて……」

「でもそれをティキさんがちゃんとやらせるんでしょいいわね……昔の銀二みたいねぇ〜」

「弦十郎くんったらいつもたくましい体してるからいいわよね〜」

「そう言うカリオストロだって源くんが凄いって言ってたじゃない」

「うちの子はもう18になるから心配で心配で……」

「分かりますよ……守ももう18ですからね……」

「2人とも心配し過ぎなワケダ」

(アダムさん仕事ほっぽり出しすぎですね……)

(あぁ……この世界のティキは人間らしいな……)

(クリスちゃん!!了子さん指に指輪が!!師匠とくっついたんだよ!!)

(待て待て!!カリオストロも指輪してんぞ!?結婚してんのか!?嘘だろ!?)

 

守達はもう既に始まってるんじゃないかと思いながら自分達の席を探していたらエルフナインが手を振ってこっちだとアピールしていた。そこにみんな向かうと2人の女性がいた。

 

「あら?初めまして私マリア・カデンツァヴナ・イヴですよろしく」

「え?あのアメリカの歌姫!?」

「な、なんでここに……」

「ニャアニャア!!」(姉さん!!よかったいつもどうりの姉さんだ……)

「ワンワン」(確かにマリアは……普通だな)

「ニャアニャア」(変わった所はあんまりないな)

 

まだ装者達は知らない……この後の出来事に……

 

「そしてこっちが今日本の大学で留学中だった私の妹」

「セレナ・カデンツァヴナ・イヴです」

「よ、よろしくお願いします」

「よろしくね〜セレナさん!!」

「ワンワン!!」(セレナちゃん大人だ!!)

「ニャアニャア」(凄い大きくなるとこんな感じなんだ……)

「ニャア……」(この世界の私綺麗……)

 

セレナはこの世界の自分に今とても憧れていた。それもそうだこの世界のセレナは大人なのでそれがとても今の自分の理想とあっていたのだ。

 

「とりあえずみんな座るぞ」

「そうですね」

「私ここに座る!!」

「私は……調の隣で」

 

やがてみんな席につくと銀二が守にある事を言った。

 

「守お前が乾杯の合図をするんだ」

「えぇ!?」

「いいじゃないまーちゃん頑張って〜」

 

そう言われて守はみんなの前に立つ。

 

「守先輩しっかり!!」

「そうだぞ!!ビシッとやれ!!」

「エルフナインカメラを……」

「はいキャロルここにあるよ」

「守くん頑張って〜」

「守しっかりしてください」

(なんか凄い事になってるね……)

(頑張って〜ご主人様!!)

(お前も言ってんのかよ!!!!)

 

守はみんなに色々言われるがそれを無視して初めた。

 

「それではお集まりの皆さん手にコップやグラスを持ちましたでしょうか?」

 

そうしてみんなはコップやグラスを片手に持ち始める。

 

「それでは皆さん……乾杯!!!!」

「「「「「「「「「「「「「「「「乾杯!!!!」」」」」」」」」」」」」」」」

 

宴会始まったばかりである……

 




次回カオスな宴会(肆)。お楽しみに!!


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カオスな宴会(肆)。

はーい皆さんお待ちかねカオスだよ……それではどうぞ!!


そして宴会は始まった……のだが始まって30分経った頃にそれは起きた。

 

「守〜そこか〜一緒に飲もう〜」

「キャロル〜ここにいるよ〜」

「ちょ!!この2人ノンアルコールにしたのになんで酔ってんだあぁぁぁ!!!!」

「あんまり美味しくないって言って次の缶開けてたわよ」

「ナニィィィィィィィィィ!!!!」

 

守の現状はこうだ……キャロルとエルフナインに抱きつかれている状態である。守は近くにいたマリアに助けて貰おうとした。

 

「マリアさん!!この2人何とかしてくれませんか!!」

「ん……ヒック……」

「ね、姉さん!!お酒弱いのに飲んだんですか!!」

「いいじゃない……暑い……」

 

するとマリアは急に服を脱ぎ捨て初めた。マリアは状態で言えば今下着に近い状態になっていた。

 

「ちょっとマリアさん服、服!!!!」

「姉さんストップ!!!!」

「ちょっと何してるのよ!!!!やめなさい!!!!」

「ちょっと奏ちゃんこの2人よろしく!!」

「わ、分かりました」

 

そして守はセレナと一緒にマリアを何とかして服を着させたままの状態にする事が出来た。すると向こうで騒がしい声がした。

 

「さすがだな弦十郎強いな……」

「銀二も負けてないぞ!!」

「強いわねぇ〜惚れ惚れするわ〜」

「源は相変わらず肉体美好きだな……ふっ」

 

男達はいつの間にか腕相撲大会を始めていた。そしてまた向こうでは怒声が聞こえ、守は急いでそちらに向かう。

 

「あぁん!!!!私の酒が飲めないって言うのか!!!!」

「ヒック……そうよそうよ!!!!」

「落ち着いてください2人共!!」

「カリオストロに了子氏落ち着け!!!!守何とかするワケダ!!!!」

「その2人は旦那達の方に向かわせてやってあげてください!!」

 

すると向こうから泣き声が聞こえてきた。守はその方に顔を向けると翼とクリスの父親達が泣いていた。

 

「クリスぅ!!私はお前がいないと寂しい!!」

「翼ぁ!!私は最近話さなくなって寂しいぞ!!」

「あークリスちゃん翼ちゃんお父さん達にお酒でもついであげて」

「……えぇ分かった」

「……そうですね」

 

すると今度は向こうでペット達の鳴き声が聞こえた。どうやら家のお母さんとサンジェルマンとティキのようだ。

 

「あ〜やっぱり犬はいいわね〜」

「いえいえ犬も猫も可愛いのがいけないんですよ」

「今度アダムと相談しようかな?」

「ワンワン!!」(毛並みがァァァ!!!!)

「ニャアニャア!!」(そこばっかり触るニャアァァァ!!!!)

「ワンワン!!」(ちょっとしっぽそんな触るなぁァァァ!!!!)

「ごめん!!クリス、翼、奏!!後でいいおかし買ってあげるから我慢して!!」

(((そ、そんなァァァァ!!!!)))

 

すると誰かから守は押し倒された。それは切歌だった。

 

「ヒック……大人しく一緒に寝るデスよ調……」

「ちょ!!きりちゃんそれ私じゃなくて守先輩だから!!」

「調ちゃんなんで切歌ちゃん酔ってんの!?」

「またマリアさんが暴走して勢い余ってお酒飲ませたんですよ!!」

「……調なんか胸がたくましいですね……チュ……」

「調ちゃん早く切歌ちゃん離してぇぇぇぇ!!!!」

「は、はいぃぃぃぃ!!!!」

「……ワン」(なんか凄い事になってるね……)

「……ニャア」(マリア姉さん……)

「……ニャアニャア」(2人共1回外に出ようか……)

「「ワン(ニャア)……」」((うん(はい)……))

 

こうして宴会はこのペースのまま2時間以上続いた……。やがて酔って酔いつぶれたり疲れて眠った人以外は生き残った者で片付けをしていた。

 

「ごめんなさい家の姉さんが……」

「いいですよこちらとしても助かりましたし……」

「守くん……こっち片付けが終わったよ」

「分かったよ奏ちゃん」

 

そう言って守は奏の所に向かおうとするとセレナが再び言った。

 

「あの……今度猫触りに家に行ってもいいですか?」

「え?あぁいいですよ今日は騒がしかったですしね……いつでもどうぞ」

「ありがとうございます!!」

 

すると翼やクリス、奏と調などがやって来てそれぞれで言った。

 

「守くんの家に私も行く!!ねっ!!奏」

「うん!!」

「私も最近家に行ってないからいいよね守」

「あー私もきりちゃんと行きますからね!!」

「……ちゃんと時間を合わせて来てね」

 

そうして宴会は終わりを告げた……しかし守の夏休みは終わらない……

 

 

 

 




次回ツヴァイウィングがやって来た。お楽しみに!!


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ツヴァイウィングがやって来た。

やってやった感が凄い……翼ファイト……それではどうぞ!!


玄関のチャイムが鳴る……守は玄関に向かいドアを開けると変装をした2人がいた。

 

「来たよ〜守くん」

「こ、こんにちは守くん」

「うんいらっしゃいどうぞ中に」

 

そう言って2人は中に入っていくするとリビングにはペット達がいた。

 

「ワンワン」(またこの世界の私を見ることになるとは……)

「ワンワン」(気にしない方がいいな……あたしはそうする……絶対)

「ワンワン……」(もう奏さんと翼さんが限界を感じてる……)

「ニャアニャア」(まだ立ち直れないでしょうか……)

 

その通りである。そして翼がふと守にある事を聞いた。

 

「そう言えばペット達の名前聞いて無かったねなんて言うの?」

「え!?あ、いやその……」

「まさか変な名前とか?」

「分かったよ……言うよ……」

 

そう言って守はまず猫達の名前を教えた。

 

「この子がセレナ、で白黒なのが未来、白いのがクリスなんだ……」

「……へーセレナにクリスかー」

「守くんそんな趣味が……」

「ニャアニャア」(流石になさそうだよね)

「ニャア」(大丈夫ですよ)

 

翼は急に機嫌が悪くなり、奏は何か違う思い違いをしていた。

 

「最後まで聞いてくれ……でこっちの犬達が響に翼に奏だ」

「ふーん……私の名前の犬もいるんだ……そっか……ふふっ」

「わ、私もいるんですね……」

「ワンワン」(なんか改めて違和感が凄いですね)

「ニャアニャア」(確かにそうだな)

 

今度は翼は機嫌が良くなり、奏は顔を真っ赤にしていた。

 

「で……なんで私達の名前が入ってるの?」

「俺が決めたんじゃなくてペット達が決めたんだよ」

「……そっか守くんらしいね」

「あの……守くんその……この子達と遊んでいい?」

「その子達が嫌がらないならいいよ」

 

すると奏と翼は響達と遊び始めた。もちろん守もそれに参加する。

 

「やっぱり飼い主が1番なのかな」

「凄い……」

 

守の周りには翼と奏以外のペット達が集まっていた。残りの2匹はそれぞれの2人の太ももに座っていた。

 

「あれ?翼と奏は……ああそこか」

「なになに私の所がいいのか〜」

「ワンワン」(私が何かしないように見張らなければ)

「私の上に私のわんちゃん……」

「ワンワン……」(なんかややこしいな……)

 

2人はしばらく自分達の名前がついた犬達と戯れたりもふもふしたりしていた。

 

「もふもふ幸せ〜」

「ワンワン……」(何故だ……やはり私だから落ち着くのか……)

「なんかこう私見たいな感じがする……」

「ワン……」(まぁ本人だからな……)

 

そうこうしている間に時間が過ぎ去って行った。やがて夕方になり2人は帰る準備をし始めた。

 

「もう帰るのか」

「まぁ明日もレコーディングがあるしね」

「あ、あの!!」

 

すると奏がスマホを持ってある事をいい出した。

 

「写真撮りませんか……」

「そうだね一緒に撮ろうか!!」

「いいよ奏が言うなら」

「それじゃ集まって……」

 

翼がスマホを片手で持ち3人で集まって写真を撮った。

 

「ありがとうございます……」

「あ、守くん最後に私と一緒に撮ろ!!」

「分かった分かった」

 

そうして守は翼に近づく、するとシャッター音と同時に何か柔らかいものがあたった。

 

「ワン?」(は?)

「ワンワン」(今の見た未来!!)

「ニャアニャア!!」(翼さんがほっぺにキスした!!キャーキャー!!)

「え……」

「今日のお礼だよ守くん……」

「あわわ……」

「じゃ、じゃあね!!守くん!!」

 

そうして翼は走って家を出て行きそれを追いかけるように奏も一言挨拶し帰って行った。

 

(な、な……)

「……反則だろ」

「ワォーン!!」(い、いやぁああああああぁぁぁ!!!!)

 

なお翼はこの日1日部屋の端でうずくまっていたとゆう……。

 

 

 

 

 

 

 




次回雨の日に視線を感じた。お楽しみに!!


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雨の日に視線を感じた。

さぁ……お待ちかねの時間だ……それではどうぞ!!


夏の中旬……この日は雨が降っていた。守はこの日ペットショップのバイトが終わった頃だった。

 

「そろそろ帰りますね源さん」

「分かったわあ〜あ、ハニーに会わなくていいの?」

「そう言えばもうすぐ帰って来る頃ですね」

 

するとカリオストロが帰って来た。カリオストロはそのまま源さんにハグをした。

 

「ただいまダーリン」

「おかえりハニー」

「それじゃ失礼します」

「あら守バイト終わったの?気をつけてね〜」

 

そう言って守は傘をさして帰って行った。しばらくしていた公園を歩いて通り過ぎようとした時、鳴き声と視線を感じた。それを見ると1匹の赤いペンダントをした黒い子猫がこっちを見ていた。よく見ると奥にペンダントを付けた子猫と子犬がいる事が分かった。

 

「ニャーーーーー……」

「ワンワン!!」

「ニャアニャア!!」

「……寒そうだし連れて帰るか」

 

そうして守は3匹を抱きかかえた。3匹は雨で少し濡れており寒そうにしていた。

 

「体が少し冷たいな……走るか」

 

そして守は走って家に帰った。やがて家に着き玄関を開けるとペット達が出迎えてくれた。

 

「ワンワン」

「ニャアニャア」

「ニャアニャア!!」

「ワンワン!!」

「ごめんな先にこの子達を温めないといけないからな」

 

守は洗面所にタオルを取りに行き、3匹を包んであげた。

 

「今温かいお風呂入れてるからな」

「……ニャア」

「ワンワン」

「ニャア……」

 

守はお風呂の準備をしている間ペット達はその3匹と話をしていたがあまり守は気にしなかった。やがて準備が出来るとその3匹をお風呂に連れて行った。

 

「ほらまだ体が冷たいから暴れない」

「ニャアニャア!!」

「ワンワン!!」

「ニャア!!」

 

3匹はペット達に何か伝えていたが体の方が心配だったので直ぐに始めた。

 

「まずはお前からだセレナによく似た子猫よ」

「ニャア!!……ニャアニャア」

「体を温めながらやらないといけないからな念入りに……」

「ニャア……ニャア……ニャアアアァァァ」

「ワンワン……」

「ニャアニャア……」

 

1匹目が終わると次は子犬に移った。

 

「ほら落ち着いて……ゆっくり揉んで行くからな……」

「ワン……ワフゥ……キュウ……」

「ほら耳とか頭とかもな」

「ワン……クウ〜ン……ワフゥ……」

「ワンワン」

「ニャア……」

 

やがて最後の子猫も洗い始めた。守はその子猫を洗い始めたのだが変な気分になった。

 

「なんだろうね……誰かに似てるような……ないような……」

「ニャア……ン……ニャアニャア……ニャアン」

「……気のせい……かな」

「ニャア!!……ニャアニャアニャアニャアアアアアアァァァ!!!!」

「ニャアニャア……」

「ワンワン……」

 

やがて3匹を洗い終えるとペット達はリビングで話をしていたのでいつもどうり晩御飯の準備と紙の準備をしていた。そして晩御飯が出来たのでペット達に1匹ずつ皿を置いた。

 

「ニャア……」

「ニャアニャア」

「ワンワン!!」

「ニャアニャア」

「ワンワン!!」

「ニャアニャア」

「ワンワン」

「ワン」

「ニャアニャア」

 

そして全員食べ終わった後守はその3匹にいつもどうり紙を置いた。

 

「多分だけどこの中に名前があるなら足を置いてくれないかな?」

「ニャア」

「ワン!!」

「ニャ……」

「うーんやっぱりかぁ……この流れでだいたい分かってたさ」

 

3匹はそれぞれマリア、切歌、調と書いている所に足を置いていた。

 

「俺の名前は青葉守だよろしく」

「ニャアニャア」

「ワンワン!!」

「ニャア」

 

そして守は少し早いが寝る事にしたので守達はそのまま寝室に向かった。マリア、切歌、調はそれぞれセレナ、クリス、翼、奏、響、未来と一緒に寝始めた。

 

「家の中……大家族になったな……」

 

そう言って守達は眠り始めた。夏は段々と終わりを迎える……。

 

 




次回マリアときりちゃんと私は小動物になってた。お楽しみに!!


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マリアときりちゃんと私は小動物になってた。

いいか!!出来てしまったぞ!!準備はいいか!!それではどうぞ!!
品種: スコティッシュストレート(マリア)スコティッシュフォールド(調)タイニープードル(切歌)


本部から翼と未来が消えてから4日目が過ぎた……そんな中本部では暗い雰囲気が常に漂っていた。

 

「司令この状況だと……」

「あぁ……帰って来る見込みはなさそうだ……」

 

その言葉に残りの装者達は落ち込んでいった。

 

「そんな……それじゃ翼やクリスは……」

「こんな形でお別れなんていやデス!!」

「何とかならないですか!!」

 

だがそれに答えられる人達はいなかった……すると突然アラームが鳴り始めた。

 

「何が起きた!?」

「ギャラルホルンに反応あり!!」

「映像出ます!!」

 

そして映し出されたのはギャラルホルンから現れた裂け目だった。

 

「装者がいないのにどうして!!」

「裂け目に何か見えます!!」

 

そして裂け目の中にある物が見えた。

 

「あれは……カリオストロ!?」

 

そう写し出されていたのは傘をさしたカリオストロだった。

 

「残りの装者達は今直ぐにギャラルホルンに向かってくれ!!」

「「「了解!!」」」

 

そして3人は急いでギアを纏いながらギャラルホルンに向かった。ギャラルホルンに着くと依然として裂け目はそこにあるだけだった。

 

「カリオストロが見えなくなった……」

「よく見ると公園デスよ」

「もしかしたらまだ響さんや翼さんも生きている……」

 

すると裂け目が急にマリア達を吸い込み初めた。

 

「!!これは!?」

「す、吸い込まれるデース!!」

「きりちゃん!!」

 

切歌が吸い込まれそうになるのを2人は何とか手を掴んで食い止める、しかしそれは長くは続かなかった。

 

「踏ん張りなさい!!……力が入らない……」

「マリア!!調離してデス!!このままじゃみんな……」

「嫌だ!!絶対に離さない!!」

 

やがて2人はもう踏ん張る事も出来ず3人共裂け目に吸い込まれ始めた。

 

「切歌、調絶対に手を離さないで!!」

「分かったデス!!」

「離さない!!」

 

そうして3人は裂け目の中に吸い込まれた……。

 

しばらくして調は目を覚ます……その時に体はとても冷たかった。

 

(寒い……これは雨……)

 

すると犬の鳴き声と猫の鳴き声が聞こえた。

 

「ワンワン!!」(調!!大丈夫デスか!!)

「ニャアニャア!!」(調!!しっかりして!!)

「ニャア……」(あれ?……犬と猫がいる……どうして……)

「ワンワン!!」(あたしデス切歌デス!!)

「ニャアニャア!!」(きりちゃん!!……って事は……)

「ニャア……」(私がマリアよ……)

 

そして自分達が小動物になっている事に気付き調は驚いていた。

 

「ニャアニャア……」(私も猫になってる……)

「クウ〜ン……」(寒いデス……)

「ニャアニャア」(とりあえずあそこの木で雨宿りしましょう)

 

そうしてマリア達は木で雨宿りしながら体温を温めていた。

 

「ニャア……」(このままじゃ危ないわね……)

「クウ〜ン……」(うぅ……とっても寒いデス……)

「ニャア……」(きりちゃん……私が何とかしないと……)

 

すると向こうから傘をさした男の人が歩いているので調はその人を見ていた。

 

「ニャーーーーー……」(じーーーーーー……)

「ワンワン」(調何か見つけたデスか?)

「ニャアニャア!?」(あの人を見てるのね……それで来るわけ……って来た!?)

 

すると男はこちらにやって来て調と目があった。

 

「ニャーーーーー……」(じーーーーーー……)

「ワンワン!!」(本当に来たデスよ!!)

「ニャアニャア!!」(いやもしかしたら怪しい人かもしれないわ!!)

「……寒そうだし連れて帰るか」

 

そうして男はマリア達を抱きかかえた。マリア達は雨で少し濡れており寒そうにしていた。

 

(この人温かいデス……)

(体が冷えていたからとても温かいわね……)

(この後私達どうなるんだろう……)

「体が少し冷たいな……走るか」

 

そして男は走って家に帰った。やがて家に着き玄関を開けるとペット達が出迎えてくれた。

 

「ワンワン」(おかえり)

「ニャアニャア」(その3匹は一体)

「ニャアニャア!!」(もしかして……姉さん!!)

「ワンワン!!」(すると……他は月読と暁か!!)

「ごめんな先にこの子達を温めないといけないからな」

 

男は洗面所にタオルを取りに行き、マリア達を包んであげた。

 

「今温かいお風呂入れてるからな」

「……ニャア」(……ありがとう)

「ワンワン」(助かったデス)

「ニャア……」(よかった……)

 

男はお風呂の準備をしている間ペット達はそのマリア達と話をしていた。

 

「ワンワン!!」(マリア大丈夫だったか!!)

「ニャア……」(えぇ……でも危なかったわ……)

「ニャアニャア!!」(姉さん!!姉さん!!)

「ニャアニャア」(セレナ貴方もいたのねよかった)

「ニャアニャア」(響さん無事でよかった……)

「ワンワン」(心配したんデスよ)

「ワンワン」(ごめんね2人共)

 

やがて男は準備が出来るとそのマリア達をお風呂に連れて行った。

 

「ほらまだ体が冷たいから暴れない」

「ニャアニャア!!」(え!?何!?私をどうする気!!)

「ワンワン!!」(何処に連れて行かれるデスか!!)

「ニャア!!」(落ち着いてきりちゃん!!)

 

やがてお風呂場に着いて体を洗う事に気付いたマリアは響達に助け叫んだ。

 

「ニャアニャア!!」(この男私を洗う気!!私中身人間なのよ!!しかも女よ女ちょっと翼、奏助けて!!)

「ワン」(無理だな)

「ワンワン」(みんな通った道だ……頑張れよマリア)

 

そして男はマリアの体を洗い始めた。

 

「まずはお前からだセレナによく似た子猫よ」

「ニャア!!……ニャアニャア」(ちょっと待って!!まだ心の準備が……はぁ……だめぇ……敏感だからやめ……)

「体を温めながらやらないといけないからな念入りに……」

「ニャア……ニャア……ニャアアアァァァ」(そこは……いやぁ……無理ぃ……ダメダメあぁあああああああぁ……)

「ワンワン……」(マリアが反り返った……)

「ニャアニャア……」(姉さん体柔らかい……)

 

マリアが終わると次は切歌に移った。

 

「ほら落ち着いて……ゆっくり揉んで行くからな……」

「ワン……ワフゥ……キュウ……」(なんデスかこれ……しゅごいデス……はあ〜……んん!!……)

「ほら耳とか頭とかもな」

「ワン……クウ〜ン……ワフゥ……」(そこダメデス……私の知らない何かがくるデス……来ちゃう!!……あぁぁ……)

「ワンワン」(切歌ちゃんって時々エッチに見える時あるよね)

「ニャア……」(後輩のあんな姿を見ることになるとは……)

 

やがて切歌を洗い終えそして調を洗い始めた。

 

「なんだろうね……誰かに似てるような……ないような……」

「ニャア……ン……ニャアニャア……ニャアン」(なに……これ……私……こんなの……始めて……あぁ……これ好きぃ……)

「……気のせい……かな」

「ニャア!!……ニャアニャアニャアニャアアアアアアァァァ!!!!」(あぁぁ!!来る!!……私の知らない何かが来ちゃうこんなの知ったら私!!だめぇェえええええええええええ!!!!)

「ニャアニャア……」(事案ですね……)

「ワンワン……」(あぁこれは犯罪級だな……)

 

やがて3匹を洗い終えるとペット達はリビングで話をしていた。

 

「ワンワン!!」(恥ずかしいかったデス!!)

「ニャアニャア!!」(こんなの聞いてないわよ!!)

「ワンワン」(マリア落ち着け)

「ワンワン」(そうだぞそのうち慣れるさ)

「ニャア!?」(慣れるものなの!?)

「ワフゥ?」(どうしたんデスか調?)

「……ニャア」(……私ちょっとクセになっちゃった)

(((((((え!?)))))))

 

そして晩御飯が出来たのでペット達に1匹ずつ皿を置いた。

 

「ニャア……」(美味しい……)

「ニャアニャア」(姉さん美味しいですよね)

「ワンワン!!」(始めて食べたデス!!)

「ニャアニャア」(こんなに美味しいとは思わなかった)

「ワンワン!!」(でしょでしょ!!)

「ニャアニャア」(響落ち着いて)

「ワンワン」(この雰囲気にも大分慣れたな)

「ワン」(そうだな)

「ニャアニャア」(てゆーか装者全員揃っちまった……)

 

そして全員食べ終わった後男はそのマリア達の前に紙を置いた。

 

「多分だけどこの中に名前があるなら足を置いてくれないかな?」

「ニャア」(えっと……マリア)

「ワン!!」(切歌あったデス!!)

「ニャ……」(はい調……)

「うーんやっぱりかぁ……この流れでだいたい分かってたさ」

 

3匹はそれぞれマリア、切歌、調と書いている所に足を置いていた。

 

「俺の名前は青葉守だよろしく」

「ニャアニャア」(えぇよろしく)

「ワンワン!!」(よろしくデース!!)

「ニャア」(よろしくお願いします)

 

そして守は少し早いが寝る事にしたので守達はそのまま寝室に向かった。マリア、切歌、調はそれぞれセレナ、クリス、翼、奏、響、未来と一緒に寝始めた。

 

(装者が全員揃ってしまった……大丈夫なのだろうか)

(この世界何が起きるか分からないわね……)

(みんなそもそも人間に戻れんのか?)

 

それぞれの思いを秘めながら響達は眠り始めた。夏は段々と終わりを迎える……。




次回女子高生がやって来た。お楽しみに!!


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女子高生がやって来た。

女子高生ってこんな感じかな?まぁいいや……それではどうぞ!!


夏がそろそろ終わりを迎える中玄関からチャイムが鳴る……

 

「はーい今出ますよ〜」

 

そして守は玄関に行きドアを開けると5人の女子高生達がいた。

 

「暑っつい……早く中に入れて〜」

「分かったからちゃんと手を洗えよクリスちゃん」

「守先輩早く入れて下さいよ〜」

「早く……エアコンの効いた部屋に」

「調ちゃんと切歌ちゃんもだぞ」

 

そう言って3人は中に入るそして残りの2人も守に声をかけた。

 

「久しぶりだね響ちゃんに未来ちゃん確か春休み以来かな」

「えぇ久しぶり青葉先輩……」

「久しぶりですね守さん!!」

 

その2人とは響と未来だった。2人は髪が腰辺りまで長く、未来はロングで響は三つ編みだった。

 

「とりあえず中に入ろうか」

「えぇお邪魔します」

「失礼しまーす」

 

そうして守を含む6人はリビングに向かった。

 

「あ〜涼しい〜」

「登校日は校長先生の話が長いから嫌……あ、守先輩お茶くださいよ〜」

「図々しいな……はいお茶」

「ここが天国デス……」

「しっかし暑かったねー未来」

「確かに暑かったのは認めるわ」

 

すると向こうの影から響達はこちらの世界の自分達に驚いていた。

 

「ニャアニャア……」(やっぱり守の前だとあたしは口調が軽くなってるな……)

「ワンワン?」(確かに……周りに知り合いしかいないからじゃないか?)

「ニャア?」(あれが私?)

「ワンワン」(あたしもいるデスけどなんか大人しいデス……)

「ニャアニャア」(そうね……話には聞いていたけど大分違うのね)

「ワンワン……」(それより立花と小日向の変わりようが凄いな……)

「ニャアニャア」(確かに響さんはなんか男らしくて未来さんは出来る女子みたいな感じがします)

「ワンワン」(あれが私……いざ見るとなんか複雑だね)

「ニャアニャア」(うん……あれが私……不思議)

 

すると調がペット達を見て守に言った。

 

「そう言えばペット増えました?」

「あぁ最近ちょっとね……」

「じゃこの子なんて名前なんですか?」

「ニャーーーーー……」(じーーーーーー……)

 

調が持ち上げたのは猫の調だった。その状況にペット達は少し笑いそうになったが守は笑い事では無かった。

 

「そ、その猫の名前は……」

「じーーーーーー……」

「ニャーーーーー……」(じーーーーーー……)

「名前は……」

「じーーーーーー……」

「ニャーーーーー……」(じーーーーーー……)

「……調……」

「え……」

 

すると調は顔を赤くして誤魔化すように早口で言った。

 

「き、急になんなんですか!!今さら呼び捨てなんてされても私全然嬉しくないし!!それで話を逸らそうとしたってダメですからね!!でも守先輩がどうしてもってゆうなら仕方な」

「いや猫の名前が調なんですけど……」

 

すると調顔を真っ赤にしながら守を蹴り始めた。

 

「それならそうと早く言ってください!!」

「痛い痛い!!それ調ちゃんが勘違いして……」

「うるさい!!」

「グェ!!」

 

するとクリスは不機嫌そうな顔をしながら猫のクリスを持って言った。

 

「もしかして全員知ってる名前にしてるの?」

「まぁ決めたのは俺じゃなく響達だけどね……」

「ん?呼んだ守さん」

「いや呼んでないよ」

「ならこの子は私の名前の未来なのかしら?」

「ニャア!!」(え!?どうして分かったの!!)

 

すると未来は猫の未来を抱える、そして守自身も驚いていた。

 

「え、合ってる……なんで……」

「強いて言うなら……勘かしら」

「それじゃこの子が私〜」

「ワフゥ!!」(え!?なんで!!)

「なら私は……この子デスね」

「ワン!!」(デス!!)

「えぇ……全員合ってるし……」

 

そして守達はそれぞれでペット達と戯れながら様々な事を話していた。

 

「そう言えば今年も来るんですか守さん」

「ん?あぁ秋桜祭かそうだな行こうかな」

「本当ですか!!やったー!!」

「昨年は凄かった……特にロミオとジュリエット」

「確かに響がロミオで未来がジュリエットが良く似合っていて今じゃファンクラブが出来たって聞きました」

「他にもクリス先輩がお店の売り上げを1人で上げたとかデスね」

「ワンワン」(確かに……響と未来なら出来そうだよな)

「ニャアニャア」(私と響が……ふふっ)

「ニャアニャア!!」(ちょっと戻って来なさい!!)

 

すると未来がある事を言い出した。

 

「でも私が1番凄かったのは翼先輩と奏先輩のライブでしたね」

「確かに!!あれ1番盛り上がった気がするよ!!」

「確か逆光のフリューゲルでしたよね守先輩〜」

「ニヤニヤしながらこっちを見るな……はぁ」

「ライブでまさかのギター弾いてるデスし……」

「作詞は確か……青葉……」

「分かったからこの話終わり!!」

「ワンワン」(奏……聞いたか……)

「ワンワン」(あぁこの世界であの曲を作ったのは守なんだな)

「……ニャアニャア」

「ニャア……」(私が自分でニャアニャア言ってるとなんか恥ずかしい……)

 

やがて日が落ちて来た頃にクリス達は帰る準備をし始めた。

 

「そろそろ帰るね守くん」

「あぁ気をつけろよ響ちゃん」

「お世話になりました……また来ます」

「あぁそうだな帰り寄り道すんなよ未来ちゃん」

「じゃーね守先輩」

「お前は早く帰れおじいさんが待ってるだろ」

「ハイハイ分かりましたよ」

「それじゃ……またデス」

「黒い手紙わす」

「貴方は何も見なかった……いいデスね?」

「あ、ハイ」

 

そして最後にクリスが守に挨拶をした。

 

「今日はごめんねこんなに大勢で」

「気にしないでいいよまた来な」

 

するとクリスは守の耳元まで近寄って言った。

 

「またね守……」

「……あぁ」

 

そうしてクリス達は帰って行った。帰り際クリス達は話していた。

 

「今日は楽しかったね!!」

「えぇ青葉先輩元気そうだったわね」

「また守先輩からかってやろ……ね!!きりちゃん!!」

「え……めんどくさ」

「黒い手紙、全身緑の魔女コスプレ、魂を狩る終焉のイガリ」

「分かったデス行くデスから」

「ふふっ……」

 

そして5人は帰って行く……今日という日を思い出しながら……。

 

 

 

 

 

 




次回私達の非日常。お楽しみに!!


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私達の非日常。

まぁそろそろ結構経ったから気付くよなぁ……それではどうぞ!!


夏休みが終わりやがて学校が始まった。守はいつも通り準備をして出て行った。そして響達はとゆうと……それはもうゴロゴロしていた。響と切歌は一緒になって2人でボールで遊び、翼と奏はテレビのドラマを見ており、クリスと未来は手を舐めたりと毛ずくろいをしており、調とセレナはネズミのぬいぐるみで遊んでいた。そんな中1人ある不満を持つ猫がいた。

 

「……ニャア!!」(……いや待ちなさい!!)

「ニャアニャア」(どほしはのへえはん)

「ニャア!!」(セレナ!!そのネズミを咥えるのやめなさい!!可愛いのよ!!)

「……ワン」(……マリア本音出てるぞ)

 

マリアはそれを聞き慌てるが落ち着きを取り戻し、残りの装者達を呼び寄せた。

 

「ニャアニャア」(いい貴方達最近だらけすぎじゃない)

「ニャアニャア?」(って言ってもよ、あたし達は犬と猫なんだぜ?)

「ワンワン」(そもそも私達は人間に戻れるかも疑問出しな……)

「ワンワン」(人間戻れるとしてどうやって戻るデスか?)

 

その言葉にみんなは悩み始めた。そうこの問題はずっと前から考えていたが解決まで至って無かったのである……。

 

「ニャア……」(やっぱり何も浮かばないですね……)

「ワンワン」(そうだな……ってなんだ翼そんなにあたしを見て)

「ワンワン」(いや1つだけ試していない事があったなと思ってな……)

「ニャアニャア……」(翼さんそれは一体……)

「ワン」(シンフォギアを纏う事だ)

 

その瞬間翼を除く全員が驚いた。

 

「ニャアニャア」(確かに今まで試して無かったな)

「ワンワン!!」(なら1回試して見ましょう!!)

 

そして響は詠唱を始めた。

 

「ワン ワン ワン ワン」(Balwisyall Nescell gungnir tron)

「ニャア……」(歌ってるんだよな……)

「ワン」(あぁ多分皆こんな感じだろう)

 

すると響は一気に人間の姿に戻ってギアを纏っていた。

 

「え!?人間に戻ったやったー!!」

「ニャアニャア……」(響さんが人間に戻れた……)

「ワンワン!!」(これてあたし達も戻れるデス!!)

「ニャアニャア」(ちょっと待ってちょうだい……よく見て)

 

そう、響には違和感があった。それは本来ギアには無いものだったのだ。

 

「よかった……ってなんでまだ耳としっぽがあるの!?」

「ニャアニャア!!」(あのバカにまだ耳としっぽがついてやがる!!)

「ワンワン……」(つまり今ギアを纏ったらこうなる……)

「ニャアニャア……」(でもちょっと恥ずかしい……)

「……ニャア」(……そこは我慢しましょう)

 

そうして他の装者達も詠唱を開始する。

 

「ワン ワン ワン ワン」(Imyuteus amenohabakiri tron)

「ニャア ニャア ニャア 」(Killter Ichival tron)

「ワン ワン ワン ワン」(Croitzal ronzell gungnir zizzl)

「ニャア ニャア ニャア ニャア」(Seilien coffin airget-lamh tron)

「ニャア ニャア ニャア ニャア」(Seilien coffin airget-lamh tron)

「ワン ワン ワン ワン」(Zeios igalima raizen tron)

「ニャア ニャア ニャア ニャア」(Various shul shagana tron)

「ニャア ニャア ニャア ニャア」(Rei shen shou jing rei zizzl)

 

そしてみんなはギアを纏い人間の姿には戻れたがやはり耳としっぽはなくなっていなかった。多分効果音を付けるとしたらにゃお〜んとわぉ〜んと付くだろう。

 

「やった人間に戻れたデス!!」

「でも耳としっぽは残ってる……」

「ねぇクリスちょっと触ってもいいかな?」

「はぁ!?いやまっ……ひゃうん♡」

「どうやらこのしっぽや耳は本物らしいな」

「あぁクリスの反応を見たらそうだな」

「ね、姉さん触りすぎ……ん……」

「……は、ご、ごめんなさいセレナ」

 

響達はとりあえず落ち着きソファに座って話し合いをしていた。

 

「さて……一応人間に戻れたけどこれからどうしましょうか」

「やっぱりこの世界に異変が……」

「その可能性は高いな……」

「そうだな……それが終わったらこの世界ともお別れだ……」

 

その言葉にみんなが静かになる……すると玄関から鍵の音がして守の声が聞こえた。

 

「ただいま〜」

 

すると装者達は今の現状がやばい状況だと気が付いた。

 

「や、やばいデスよ!!帰って来たデス!!」

「とりあえず何処かに隠れましょう!!」

「いや無理だろ!!9人もいるんだぞ!!」

 

そしてリビングのドアが開き守が現れた。

 

「ただいま〜みんな…元気……に……」

「「「「「「「「「あ……」」」」」」」」」

 

守と装者達は目が合う……そして守はこう言った。

 

「え?みんな家でなにしてんの?そんな昔切歌ちゃんがやってたような服を着て……てゆうか体のライン出過ぎだろさ……全く」

「え?いや私達は……」

「とりあえず恥ずかしいし俺の目にはちょっと刺激が強いから早く着替えてよ、それじゃ晩御飯の準備をしてくる」

「え、あ、うん」

 

そして守はリビングに向かった。どうやらこれで終わらなそうだ……。

 

 

 

 




次回ペット達が知ってる人に変わりました。お楽しみに!!


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ペット達が知ってる人に変わりました。

……これ大丈夫かな?……まぁ大丈夫なハズ……装者のメンタル持つかなぁ……絶対やり過ぎたわ……それではどうぞ!!


守が晩御飯の準備を進めて行く中、装者達は悩んでいた……それは守に自分達がペットだった事を伝えるかどうかだった。

 

「さっきは何とかこっちの切歌に助けられたって感じね……」

「なんか複雑デス……」

「これからどうしましょう……」

「とりあえず真実を話したほうがいいわ」

 

やがて晩御飯が出来たので守はキッチンにある机に置こうとしたが人が多いためリビングの机に置いた。すると翼が先陣をきった。

 

「守さん実は話たい事が……」

「ん?どうしたのまだそんな恥ずかしい服装してたの?てかそんな口調だったけ?」

「恥ずか!?……ンン、それは後で話ます」

 

そして翼は守に真実を伝える。

 

「あの子犬や子猫は私達です!!」

「え?いやナイナイ」

 

守はその言葉をあっさりと切り捨てた。

 

「本当なんデスよ!!」

「切歌ちゃんまた再発でもしたか?高校になったら恥ずかしいから辞めるって言ってたじゃないか」

「私達本当にペットだったんですよ!!」

「そうゆう設定なのねはぁ……思ったんだけど響ちゃん髪切った?」

「ダメだ話が通じねぇ……」

 

守は響達をこの世界の響達と勘違いしており話が噛み合っていなかった。すると奏は何か閃いた様で調に耳打ちをしていた。そして調は守の前に立った。

 

「全く……そろそろご飯を…って調ちゃんまたからかおうとしたのか?」

「話を聞いて下さい……じゃないと知りませんよ?」

「ハイわかりました……」

「よし!!」

「ほぼ恐喝ですね……」

 

そして守は響達の話をしっかりと聞いた。やがて守は半信半疑で言った。

 

「つまり翼達は違う世界から来てこの世界に来たら犬や猫になってたねぇ……」

「信じてもらえませんか?」

「それじゃ1人ずつ質問してもいい?」

「えぇ大丈夫よ……」

 

すると守はスマホを持って確認を取りながら質問し始めた。

 

「まず翼ちゃんは家事洗濯、そして部屋の掃除が出来ない合ってるよね?」

「……肯定したくないがそうだ」

「次奏ちゃんは実は夜な夜なスカートとか履いてちょっといいなって思ってる合ってる?」

「……なんで知ってんだよ」

「次はクリスちゃん、近頃ハマり出したうたずきんの主題歌をよく家で鼻歌で歌っ「や、やめろ!!分かった分かったから!!」」

「じゃあ切歌ちゃんは手「もう言わなくていいデス!!」」

「確かに同一人物でちょっと違うね……」

 

そして守は響達が犬猫である事を信じた。

 

「そっか……なんかびっくりするどころか逆に冷静になって来たな……」

「普通はこんな事信じきれないからな」

「とりあえず冷める前に食べるか」

「そうね……」

 

そして守達はご飯を食べ終えて気がついたら8時になっていた。そして守はいつもの感覚で言ってしまった。

 

「それじゃ調、切歌洗う……ぞ……」

「うん……あ……」

「はいデス!!……あ……」

「「「「「「「え!?あ……」」」」」」」

 

そうみんなは思い出したのである今まで響達は犬や猫の状態でずっと守に洗われていた事に……また守は知らなかったとはいえここにいる装者達を全員隅々まで洗ってしまった事に気づいたのである。そして守が取った行動は……

 

「……えっと、その、申し訳ございませんでした!!!!!」(うわあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ、俺知らないとはいえ犬や猫の状態でみんなの体を……恥ずかしいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいい!!!!!!)

 

そう土下座である。また装者達は曖昧な返事をしていた。

 

「その…気にするな」(無理無理無理無理!!今考えただけで恥ずかしくなる!!忘れるんだ!!あれは仕方ない事……やっぱり無理!!)

「そ、そうですよ事故ですよ事故!!」(私今考えたらとんでもない事されてたよね!?やばい恥ずかしすぎる……)

「そ、そうだな」(気にするに決まってんだろバカ!!あれだけ何回も触られて……思い出しちゃったじゃねえか!!)

「響の言った通り気にしないで下さい」(そうだよね……よく考えたら私の体ゴツゴツした守さんの手で全部触られてるんだよね……って何考えてるの私!!)

「あれは仕方ないデス!!」(うぅ今思い返したらとても恥ずかしいデス今守さんの顔みたら絶対無理デス!!)

「気にしないでいいですよ……」(考えちゃいけないのに……どうしてもあの快感が忘れられない……ダメなのに……ん……)

「えぇまぁ後で埋め合わせはして貰いましょう」(またあの大きな手で触れられたい……は!!私は一体何を考えていたの忘れろ!!忘れろ!!)

「そ、そうだなそれがいい」(あたしの体散々弄ばれたんだぞ!?今そんな事考えたら風呂に入れなくなるじゃねえか!!)

「……恥ずかしいです」(私凄い恥ずかしい事されちゃった……守さんの顔見られない……)

 

そして響達は水着ギアを纏ってお風呂入ってもらった。そして最後に守がお風呂に入りやがてあがった。あがった後はみんなは気まずい雰囲気だった。まだまだこの状況はおわらなさそうだ……。

 

 

 




次回お風呂の後で……。お楽しみに!!


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お風呂の後で……。

学校が長い!!……大変でござる……それではどうぞ!!


守達は今はリビングで沈黙を貫いていた……正しくはあの時の話を忘れるために違う話題に変えたい状況だった。そんな中切歌が沈黙を破った。

 

「そ、そういえば守さん」

「えっと……切歌ちゃん、さん?」

「……もう切歌でいいですよややこしくなるデス」

「分かった切歌でどうしたんだ?」

「最近変な事とか起きませんでしたか?」

「今」

「いや響さんが来る前デス」

 

すると守は腕を組んで考えていてふとある事を思い出した。

 

「そういえば黒いぬいぐるみを着てる人が襲って来た事があったな……」

「え!?もしかして……」

「なぁそれってぶよぶよした二足歩行の顔がない奴だったか?」

「そうそう変な奴だったよ」

 

その言葉を聞いて響達は驚いた、何故ならばカルマノイズがこの世界にいて守を襲っていたからである。

 

「カルマノイズがまだいたとは……」

「そこも大事だが他にも気にする所があるだろ」

「守は大丈夫だったんですか?」

 

すると守はその質問に笑いながら答えた。

 

「いやーあの時は骨董品の石と猫と犬を祀った石がちょうどえっとなんだっけ?」

「カルマノイズです」

「そうそのカルマノイズがそれを踏んだ瞬間煙のように消えたんだよなぁ……」

「……消えたんですか?」

「あぁ」

 

守の言葉に装者達はそんな事今まで起きた事を見た事無かったので驚いていた。

 

「所でその骨董品の石に名前があったんですか?」

「なんかお父さんが色々集めてるんだよね……確かギャラルホルンの欠片だったかな?」

「そうか……つまり私達が呼び寄せられたのはカルマノイズのせいだったのか……」

 

しかし響達は何故自分達が犬や猫になったのか疑問だった。

 

「そういえばギャラルホルンの他にも石があったんですよね?」

「ん?あぁ猫と犬の要石って言ってね昔犬と猫を可愛いがってた主人が天国で幸せを願って作ったものなんだよ」

「つまりそれって……」

「哲学兵装……」

 

この事を聞き早くカルマノイズを倒そうと思った響達だったが、マリアや奏に異変が起きていた。

 

「……時限式だとここで限界ね」

「……そうだな」

「マリアとりあえずギアを解除したらどうだ?」

「そうね……」

 

そしてマリアはギアを解除するすると子猫の姿に戻っていた。

 

「ニャアニャア」(やっぱりギアじゃないと人間に戻れないのね)

「猫になったぁ!!」

「……守さん今喜ん」

「イエヨロコンデマセン」

 

とりあえずリンカーを使う装者達はギアを解除して先に寝て貰う事にした。そして残ったのは響、翼、クリス、セレナだった。

 

「やっぱりご主……守さんは動物好きなんですね」

「まあね……って今ご主人様っていい掛けな」

「気のせいです」

「いやで」

「気のせいです!!」

「……はい」

 

そしてクリスが話を本題に戻した。

 

「所でカルマノイズは何処で襲われたんだ?」

「響達を拾った公園」

「ならそこにノイズが居そうですね」

「なら明日全員で行きましょうか」

 

そうして明日の計画が決まった。そして守はそろそろ寝ようと寝室に行こうとして気がついた。

 

(よく考えたら俺女子と一緒に寝てたんだよな……考えるのやめよ……)

「どうしたんですか?」

「え?響達はギアだったけ?それをしたまま寝るの?」

「万が一襲われたら危ないしな」

「それじゃ俺のベットとお客用のベットで寝てくれ、俺はソファで寝」

「それはダメです!!」

「いやでもな……」

「じゃこれでどうですか?」

 

そうして守達は寝室に向かい布団の中に入ったのだが……

 

「……」

「ニャ……」(ん……)

「ワン……」(デース……)

「……まぁこれでもいいか」

 

響達が寝る間に調と切歌を間に挟んだ状態にしたのだ。

 

「おやすみなさい守さん」

「あ、うんおやすみ」

 

 

 

 

 




次回ノイズと戦いました。お楽しみに!!


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ノイズと戦いました。

やばい……カルマノイズが対響達特攻になってしまった……ビートまりおの林檎華憐歌を聞きながら書いてたら出来てしまった……この歌好き……それではどうぞ!!


そして次の日守は学校にいた。守は響達に危ないから着いてくるなと言われ渋々学校に行ったのだった。

 

「おっすおはよう守……ってどうした?」

「いや昨日は色々合ってな……」

「そうか……」

 

すると守は敬にある事を聞いた。

 

「なあ敬……」

「ん?なんだ?」

「今自分が学校に行ってて女の子が変わりに戦ってたらどうする?」

「え?アニメの見すぎか?」

「いや違えよ……っでどうなんだ?」

 

すると敬は少し考えやがて守にため息をしながら言った。

 

「お前そんなの理由なんているか?」

「流石モテない男ワースト3だな」

「あ?蹴られたいか馬鹿野郎?」

 

すると守は立ち上がり教室を飛び出した。

 

「……すまん今日早退するわ!!」

「おい!!待て守……って聞かねえか……」

 

そして守は昇降口まで走っているとキャロルに会った。

 

「……ん、おい守何をしているHR始まるぞ」

「ごめん!!キャロル姉!!ちょっと早退するわ!!」

「おい待て!!守!!……仕方ない」

 

するとキャロルはある所に電話を掛けた。

 

『もしもしどうしたのキャロル?』

「エルフナインちょっと野暮用が出来たこっちに来てくれ……」

 

 

 

また場所が変わり守が学校にいる時装者達は公園にいた。

 

「いい?私達は全員が万全に戦える訳じゃない」

「つまり一気に仕留めるんだな」

「なら私達は負けない」

「そうデス!!」

「ッ!!皆構えろ!!」

 

やがて公園から黒い煙が集まってカルマノイズが出て来た。すると直ぐにマリア、クリス、調が攻撃を仕掛けようとした。

 

「行くわよ!!」

「……切る!!」

「ぶっぱなす!!」

 

するとカルマノイズは粉状の粉末を装者達に浴びせた。

 

「え!?何!!」

「クソ!!煙幕か!!」

「マリア!!クリス!!大丈夫か!!」

「調大丈夫デスか!?」

 

するとマリア達はよろよろとよろけながら何とか立っていた。

 

「らいじょうぶ……じゃにゃいわ……」

「やべぇ……頭がくらくらしゅりゅう……」

「らんなのこれ……まるれ酔っれるみらい……」

 

するとマリア達は呂律が回らなくなり、まるで酔っているかの状態になっていた。

 

「ねえはん……わらしれむくなってきまひた」

「おいどうしたんだ!!あの煙を吸ってから1部の装者だけ……」

「ひびきぃ……頭が幸せにらってくらくらふる……」

「未来!!どうしたの!!」

「……そうか!!この煙はマタタビだこれ以上マリア達に吸わせるな!!」

 

翼の言葉に残った響達は納得する、何故ならば酔っている装者達は皆猫だった者達だからである。

 

「くしょ……みんらがさんりんに見れる……」

「クリスちゃん!!とりあえずここでゆっくりしてて……」

「あぁ……しゅまれぇ……」

「後は私達が何とかするデス」

「ごめんれ……きりしゃん……」

 

そしてそして残った装者達は再びカルマノイズと対峙する。

 

「気をつけろ……普通のカルマノイズじゃない」

「もう半分も戦力を削られたからな……」

「これでも食らうデス!!」

 

そして切歌は切・呪りeッTぉを放つそしてカルマノイズはその攻撃を食らった。

 

「カルマノイズが再生をしない?」

「多分出来ないんじゃないですか?」

「なら好都合だ!!」

 

すると奏は槍を突き出してつかさず攻撃を繰り出そうとしたら、奏は急に手で鼻を塞ぎ始めた。

 

「クサッ!!」

「なんだこの匂いは!?」

「は、鼻が曲がるデス!!」

「何この臭さ!!」

 

その匂いはカルマノイズから発していた物だった。そしてカルマノイズはその臭い匂いを発したままものすごい音を出し始めた。

 

「クッ!!耳が!!何を……した……」

「耳を塞がないとうるせぇし、鼻を押さえてないと臭いしやばい意識が……」

「なんだか気が遠くなって……来たデス……」

「翼さん……奏さん……切歌ちゃん」

 

そして響も意識が朦朧とした状態だった、周りのみんなはほぼ戦えない状態になり残ったのは響だけだった。

 

「私は……」

 

カルマノイズは段々と響に近づいてくる……それと同時に騒音と臭さが大きくなっていく……するとカルマノイズに石がぶつかった。

 

「おい!!こっちに来い!!」

「守……さん……」

 

するとカルマノイズは守に近づいていく……それと同時に守もちょっとずつ後ろに下がる。

 

「お前うるさいし臭いし最悪だな!!」

「守さん……逃げて……」

 

そしてカルマノイズが守の至近距離まで近づいた。その時守は拳を握ってカルマノイズを殴ろうとした。

 

「あの子達に手を出すなぁあああ!!!!!!」

 

そして守がカルマノイズに殴ろうとして後ろから声がした。

 

「貴様守に何をしている」

 

すると守は謎の糸に引っ張られカルマノイズに触れなかった。そして守は後ろを振り返った。

 

「キャロルちゃん!?」

「今はキャロル姉と言え馬鹿者」

 

守はキャロルの服装に驚いていた、何故ならば紫色で響達と似たような物を着ていたからである。

 

「キャロル姉その格好……」

「話は後だ……」

 

そしてキャロルはカルマノイズと対峙する。その時キャロルはめちゃくちゃキレていた。

 

「オレの守に手を出したんだ……生きて帰れると思うなよ!!!!!」

 

そこからはキャロルの攻撃は一撃だった、急にどデカい緑の機械みたいなライオンが現れ巨大な光線がカルマノイズを一撃で吹き飛ばした。そして残ったのはギャラルホルンの欠片と猫と犬の要石だった。そして守はただポカーンとした状態だった。するとキャロルが話かけて来た。

 

「さてどうゆう事か説明してもらおうか」

「……は!!その前に響達を家に!!」

「分かったからそんなに慌てるな」

 

そして守はキャロルと共に自分の家に向かった。




次回元凶は倒した。お楽しみに!!


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元凶は倒した。

うわーい!!響達帰れ……ないだとぉ!?しかもーだって!?どういう事だ!!それではどうぞ!!


守達は響達を家の中に入れてリビングのソファや机をのけて寝かした。

 

「済まなかったなガリィ、ファラ」

「助かったよガリィ、ファラ」

「いえ私はマスターの指示に従ったまでですから」

「本当ですよ〜いきなり呼び出されたらなんかマスター怒ってるし、守後であれ送ってね〜」

「分かったよガリィ」

「……ッ!!おいそれオレのメイドカフェの写真じゃないか!?」

 

キャロルがその写真の話を聞く前にガリィとファラは帰って行った。そしてキャロルが口を開く。

 

「……でこれはどうなっている?」

「キャロルちゃん学校の仕事は?」

「エルフナインに頼んでおいた……まぁ何とかなるだろ……」

「無理じゃない?」

「……問題ない」

「今の間は何!?」

 

一方学校ではエルフナインがキャロルの変わりに教師として生徒に授業を教えていた。

 

「はい次は85ページを敬くんお願いします」

「は、はい分かりません!!」

「え!?それじゃもう一度教えますからしっかり聞いてくださいね」

((((((((((き、キャロル先生が鬼クールから優しい天使になってる!?))))))))))

 

そして話は戻り、守はキャロルに響達の事を話た。その事にキャロルは驚き、机にあるギャラルホルンの欠片と猫と犬の要石を見ながらため息をついた。

 

「お前はよくトラブルを持ち込むな待ったく……」

「面目ないです……」

「……まぁ明日は反省文5枚で許してやる」

「ありがとうございます!!キャロルちゃん!!」

「はぁ……所で本当に似てるな……」

「俺も半信半疑だったからね」

 

すると響達を見て守はある事を思い出した。

 

「キャロルちゃんもあんな魔法みたいなの使えるんだね」

「あれは錬金術だお前は知らなくていい」

「そうだね……俺は戦える気しないからね……ちょっと響達の看病してくる」

「そうだな……オレはこのソファで寝る……起こすなよ?」

 

そしてキャロルはソファに横になり寝始めた。その間守は響達の看病をしていた。そうしているうちに何人かが起き始めた。

 

「こ、ここは……」

「あ、起きたクリスはい水」

「あぁすみゃねえ……」

「まだ酔ってるね」

「まあな……カルマノイズはどうなったんだ?」

「キャロルちゃんが一撃で倒した」

 

そして守はギャラルホルンの欠片と猫と犬の要石を見ながら言った。

 

「とりあえず安静にしててくれ」

「あぁ分かった……」

「うぅ……耳と鼻が辛いデス……」

「あーお風呂準備するから入ってね」

「ありがとデス……」

 

そして看病は夜まで続き、その頃には響達は元気になっていたのだが……

 

「そうか……カルマノイズをキャロルが……」

「まあね、もうすぐキャロル起こさないと……」

「でも私達まだ元の世界に帰れてないですよ?」

「それにまだ耳としっぽが残ったままだ」

 

響達は帰れない事と自分達の耳やしっぽがなくなっていない事に疑問を持っていた。するとキャロルが起きて言った。

 

「当たり前だ、今はギャラルホルンの欠片と猫と犬の要石が起動していないからな」

「えっと……キャロル……さん?」

「好きに呼べ」

「それじゃキャロルちゃんどうして私達は帰れないんですか?」

「簡単な事だ必然的に完全聖遺物とその欠片では使えるエネルギーがちがう……まぁハッキリ言ったら中身が空っぽの乾電池みたいな物だ」

「それじゃ私達は……」

「まだ帰れないって事か……」

 

装者達はかなり落胆していた……するとキャロルがニヤニヤしながら言った。

 

「まぁ帰れる方法は1つだけあるぞ」

「本当ですか!?」

「あぁギャラルホルンの欠片にエネルギーを集めたらいいだけだ、ちなみにお前達の歌でもいいがその場合だと何人かが残る事になるからな」

「それなら私達はどうすれば……」

 

そしてキャロルは守を見ながら言った。

 

「守、お前秋桜祭に行くよな?」

「ん?あぁ翼のOBでギターするからね」

「そうか…お前達よく聞けよ?俺が手助けをしてやる、今年の秋リディアン音楽院高等科で行われる秋桜祭でツヴァイウィングのライブがあるその時に発生するフォニックゲインで帰れる良かったな、さぁ守酒を寄越せ1番いい奴が欲しい」

「……なにナチュラルに酒欲しがってんだよ……」

 

キャロルの言葉に響達はほっとした。そして守は最近お土産で貰ったお酒を取りに行った。その間に響達は疲れたのか、ギアを解除したすると響達は人間の姿のままだった……とゆうより耳としっぽを付けた状態のままだった、ある部分を除いて……。

 

「ふぅ……って何故人間の状態で裸に!?」

「……ん?何を驚いて……あぁ要石は起動状態で触らないと戻らんぞお前達は今不安定な状態なんだ我慢しろ」

「そうじゃねぇよ!!てかなんで裸になるんだよ!!」

「そもそも犬と猫が普通服着るか?」

「で、でも犬よりはマシデスね……」

「とりあえず何か服を……」

 

するとキッチンから声がした。どうやらあまりの声の大きさで気づいたようだ。響達は急いでドアを押さえつけた。

 

「どうしたんだ……ってアレ?ドア押さえ付けられてる」

「おい守!!ジャージでもいいから何か服を持って来い!!」

「え?なん」

「いいから早く持って来い!!」

「わ、分かった」

 

そして守はとりあえずあるだけの服を持って来てドアの前に置いた。しばらくして入っていいと言われ中に入った。

 

「キャロルちゃん何が……あぁ大体分かった、はいお酒ブレンド物」

「ふふん♪やっぱり守は最高だ」

 

響達は今は守の服を着ている状態でハッキリ言ってしまうとエロい状態に守は見えた。

 

「……えっとこの服しか無かったんだごめん……」

「いや……貸してくれるだけで助かる……」

 

響と未来は制服を来ていて、翼と奏にはTシャツとジーパン、そして切歌、調、セレナはダボダボのシャツに短パン、最後のクリスとマリアはスーツだった。

 

「良く似合ってるじゃないか……ヒック……」

「キャロルちゃん……早すぎだよ……」

 

すると響達は守の服に言っていた。

 

「未来この服守さんの匂いがするよ!!」

「なんか男装してるみたい……」

「なんかスースーするな」

「それは……履いてないからな」

「ダボダボデス!!」

「仕方ないよきりちゃん」

「袖を通すのに一苦労です」

「この服ちょっとキツいわね」

「あぁ少し胸が苦しいな」

 

守はこの時ふとこんな事を思った。

 

(あ、これやばいわ……鼻血出そう……)

「そ、そろそろみんな寝た方がいいよ!!明日服でも買うから今日はそれで我慢して俺はキャロル姉を見てるから」

「あぁ済まない」

 

そして響達は寝室に行き眠った。その日キャロルをエルフナインが迎えに来た後リビングのソファで守は響達の格好を思い出し眠れなかったとゆう……。

 

 

 

 




次回守(理性の危機)の休日。お楽しみに!!


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守(理性の危機)の休日。

正直今までのお風呂シーンよりも過激かもしれない……だって犬も猫もあるじゃん……あれ……正直書いていてあれ?Rー18?って思った。大丈夫そこまで行ってないから、JUMPとかもギリギリだるぉ!!それではどうぞ!!


カルマノイズを倒して5日が経った。そして今日は日曜日である……そして今の現状はこうだった。あれから響達は何とか下着と私服を買いに行き今は私服の状態でウロウロしている。ただ1つ違うとすれば……。

 

「ん〜やっぱりお日様はいいね〜」

「最高デ〜ス」

「……私の負けだ」

「翼貴方しっぽで分かりやすいわよ」

「未来さん撫でてください」

「調ちゃん撫でたら私も撫でてね」

「んー……」

「……外か……」

「クリスさんが凄い背伸びして奏さんが外を見てウズウズしてる……」

 

そう響達はまだ完全にペットとして過ごした事が抜けきってなかった。それを見た守は完全に目の保養になっていた。

 

(何これ……めっちゃ可愛いやん……写真とろ)

 

守は完全に浮かれていたのである。そして守はクッキーを持ってリビングにやって来た。

 

「クッキーいる人〜」

「やったー!!クッキーだ!!」

「クッキーデース!!」

 

そして響達は机に集まってクッキーを食べ始めた。

 

「ん〜美味し〜♪」

「これは美味しいわね」

「姉さんこれうさぎさん!!」

「そうね……可愛い」

「美味しいデス!!」

「あぁこれは美味いな」

(みんなしっぽがブンブン振ってる可愛いすぎない?……ってあれ?)

 

すると守はある事に気が付いた。翼、クリス、調、未来がクッキーを食べていなくて守を見ていたのである。4人は何だか少し顔が火照っているよいに見えた。

 

「あれ?クッキー食べないの?」

「ッ!!だ、大丈夫だゆっくり食べる」(な、何故だ体が熱い……)

「あ、あぁあたしもゆっくり食べるさ」(なんか守を見ると体が熱い……)

「あ、はい大丈夫です……」(どうしたの私……体がなんだか熱い……)

「……問題ありません」(今は守さんを見ると体が熱い……なんで?)

 

そして残りの4人もクッキーを食べ始めた。守はこの時気づかなければならなかった。この後の出来事に……。

 

守は今日はバイトがないのでみんながリビングにいる間キッチンの机で英語の勉強をしていた。

 

「……英語はキツい」

 

するとドアが開きクリスが現れた。クリスの顔は依然として変わらなかった。

 

「…はぁ…はぁ……何してんだ?」

「あぁ英語の勉強だよちょっと難しくてね……」

「ならあたしが教えてやるよ……」

 

するとクリスは守の横に椅子を置き、守に密着して教え始めた。

 

「……この匂いやっぱり…はぁ…はぁ…」(ダメだ……あたしこの匂いがあたしを……)

「く、クリスこの文は……」

「ん……これはなこれとこれを繋ぎ合わせてできるんだ…んぁ……」(あたし耐えろ……でももう少し……)

「そ、そうなんだ……」(何これちょーエロいんですけど!?た、耐えなければ……)

 

そして守は1時間クリスに密着しながら教えて貰っていた。そして勉強が終わるとクリスにお礼を言った。

 

「何とか出来たよありがとう」(やべぇ……時間が経つに連れて息遣いが荒くなっていくんだけど!?)

「あぁ……あたしも大分良かったよ……」(さっきよりは大分収まったがまだ抜けきった感じがしねぇ……)

 

そして守はなるべくリビングに近づかず自分の部屋でくつろいでいた。

 

「はぁ…今のクリスはやばかった……正直キャロルに匹敵するレベルだった」

 

するとドアからノックの音がした。開けると目の前には未来がいてクリスと同じような感じだった。

 

「あの……お手伝いする事ってありますか?」

「え?……あーじゃあマッサージとかしてくれない?最近荷物運びばかりで腰が痛くて……ハハ」

「本当…ですか…わかりました」(やっぱり守さんといると体の熱が収まっていく……)

 

そして未来は守の上に乗りマッサージを始めた。

 

「…どうですか…ん……」(守の体……ゴツゴツしてる……)

「き、気持ちいいです……」(なんかすっごいエロいんですけど!?大丈夫!?)

「良かった…汗かいてますね……」(……なんか美味しそう)

 

すると未来は守の背中をなぞってその指をそのまましゃぶった。

 

「んっ、んちゅ……んぁ……」(あぁこれ体の火照りが収まっていく……けどまだ足りない……)

「み、未来さん?後ろで何されてるの?」(マジ何してんの!?もうやばいんですけど!?)

「ぁ…なんでも無いですよ…じゃあ続けますね」(もっと……じっくり……)

(いや何してるの!?ねぇ!?見えないから余計にタチが悪い!!)

 

そして守は未来にマッサージをしてもらった後、皆の居る広間に戻ったが守の状態は結構危険な状態だった。

 

(やばいな……俺今度から未来ちゃんやクリスちゃんに顔を合わせられる気しないぞ……)

 

すると調が守の事をずっと見ていた。調も未来やクリスのように少しの色気を感じた。

 

「じーーーーー……」

「し、調どうしたんだ?」

「……守さん触りたいですか?」(この熱を収める方法はやっぱり……)

「ッ!!な、なんのことかな?」(何を触るの!?)

 

すると調は守の所にやって来て守の太ももに顔を置いた。

 

「こ、これ膝枕……」

「触りたいですよね?耳やしっぽ……」

「あ、あぁまぁ最近はみんながペットだって分かったから触りたいとは思ったからまぁ……触りたいな……」

「……どうそ」

「お、おう……」

 

そして守はまず調の耳を触った。すると調はビクンと跳ねた。

 

「んにゃ!!」

「い、痛かった?」(え、エッロ……)

「大丈夫痛くない」(何この感じ……もっと……)

「じゃ、じゃあ続けるよ」

「ん…………ぁ……にゃ……」(あ……ダメ…声我慢しなきゃ……)

(……なんだこの背徳感と罪悪感は……)

 

そして守は調のしっぽを優しく撫でると調は守の首筋を噛んだ……甘噛みである。

 

「フーッフーッ……」

「し、調?」

「……い、いいよ気が済むまでやって……にゃぁ……」(今の一瞬頭が真っ白に……)

「これならどうだ……」

「にゃぁぁぁぁ……凄いテクニシャン……」(あぁこれやばいもっと……)

(やばい……何がやばいって撫でてるだけなのにこの事案な状態はどいゆうことだ……)

 

そして調を沢山撫でた後装者達に凄い目で見られていたが守は晩御飯の準備を始めた。そしてみんな晩御飯を食べ終えてお風呂に入りみんなが上がった後の事だった。守は先にお風呂から上がって自分の部屋でゆっくりしている時だった。するとドアのノックの音がした。

 

「ハイハイ……った翼さんかどうしたの?」

「ちょっと髪のブラッシングをして貰えないだろうか……」(やはり守さんから目を離せない……)

「いいけど……」(だからなんでさっきからみんな色気が凄いの?)

「……失礼します」(あ……この匂い…我慢できなくなる……)

 

翼もさっきの3人と似たような感じでお風呂のせいなのか余計に色気を感じていた。そして翼は守と向かい合うようにして守の太ももに座った。

 

「……あのやりにくいんですが……」(この体制は本当にやばいって!!)

「出来ればこの状態で頼む……お願いだ……」(あぁダメだ…このままでは私は屈してしまう……)

「わ、分かった」

 

そして守はブラッシングを始めた。守がブラッシングをしている間翼は守の匂いを嗅いでいた。

 

「……あぁダメだ……」(もうだめだ……今まで我慢をしてきたが限界だ……)

「あの翼さんなんでそんなに匂って……」

 

そして守はうっかり翼のしっぽを触ってしまった。すると翼は守を抱きしめてビクンビクンしながら震えていた。

 

「あの翼さん?大丈」

「……すまないもうダメだ」

 

すると翼は守を押し倒した。そして翼は恥ずかしいそうに震えながら言った。

 

「もう貴方が近くにいるだけでどうにかなってしまいそうなんだ!!」

「ちょえ!?な、何がどうなって……」

「私の疼きを納めてくれ!!」

「え!?疼きって……」

 

するとドアからマリアと奏が現れた。

 

「翼貴方何してるの!?」

「とりあえず離れろ翼!!」

 

だが翼は息遣いが荒いまま守を強く抱きしめていた。そして守は状態を聞く。

 

「翼の件もあるけどマリアと奏はどうしたんだ」

「未来とクリス、調が翼と同じような状態になってるのよ……」

「今必死に3人が来るのを響達が押さえてる、守何かしたか!?」

「いや俺何も……いやこの状態もしかして……」

 

そして守は奏が何とか翼を死守している間にマリアに質問をした。

 

「最近翼とか何処かに活発に運動したいとか言って無かった?」

「そういえば言ってたわね……それがどうかしたの?」

「……うん最悪な状況だよ」

 

そして守はこの原因になった状態を言った。

 

「……発情期にもう入ってるなんて」

「は、発情期!?」

「そうそう大体4〜5日ぐらい続くんだよ……」

「た、対処法はあるのかしら……」

「とりあえず運動するか発散するかだ……」

「……これはまずいわね」

「あたし達もなんだか運動したいって思ってるって事は……」

「……あぁ俺生きてるかな精神的に……」

 

その後守はその日から翼達の誘惑に5日耐え、途中から発情期にそれぞれ入ったマリア達にも耐え、7日が過ぎた当たりでみんなは正気に戻っていた。

そして響達は自分が何をしでかしたのかを思い出し響達は守の顔を見ないようにしていたらしい……。

 

「姉さん達が凄かったですね……」

「セレナ……は…ならなかったな……」

「守さんもよく頑張りました」

「………………あぁ…………俺は………………耐えた…………」

「守さん?守さん!!守さ〜ん!!!!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




次回翼と〇〇〇。お楽しみに!!


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翼と〇〇〇。

出来ちゃったよ……今回は……うん……それではどうぞ!!


あの発情期事件から2日が経っていた。守はその事件からある程度回復し、元気になっていた。そんな中その日の夜は守達はリビングに集まって話をしていた。

 

「やっぱりどこでも翼は変わらないな」

「な、何を納得しているんだ」

「そうそう先輩掃除も出来るようにしねぇとな……」

「雪音まで……」

 

そんな話をしていると響がこんな質問をしてきた。

 

「所で守さんって好きな人いるの?」

「ん?いるよ?」

「へぇ……いるんですか……いるの!?」

 

そしてその言葉を聞いた装者達は食い気味に守に聞いて来た。

 

「誰なんですか?」

「やだ、教えない」

「いいじゃねぇか、吐いちまえよ!!」

「やだよ、絶対からかうじゃん……」

 

すると守のスマホが鳴り響く、相手は翼だった。

 

『もしもし守今大丈夫?』

「あぁ大丈夫だよどうしたんだ?」

『あの…次の日曜日2人で出かけない?』

「も、もちろん!!集合場所は……あの公園でいいか?」

『うん!!楽しみにしてる!!』

 

そして守はスマホの通話を切った。すると装者達がニヤニヤしている事に気がついた。

 

「な、なんだよ」

「守は翼が好きなのか?」

「そ、そんな事ないしょ」

「噛み噛みデス」

「この世界の私が好きとは……何故だか複雑な気分だ」

「……ぶっちゃけ翼が発情期の時はマジでやばかった」

「あれは……忘れてくれ……」

 

そして装者達は守に色々と聞き始めた。

 

「いつから好きになったの?」

「……ノーコメント」

「今言ったらこっちの翼さんで好みがわかるよ?」

「待て!!私はそんな事」

「色々迷惑かけてるんだからそれぐらいいいだろ翼」

「……不承不承ながら、了承した……」

「いや俺はまだ言うなんて言ってないんだけど……」

「翼さん耳を貸して下さい」

「ん?なんだ?」

 

未来は翼に何かを言った。すると翼は顔を赤くしながら俯いていて、やがて守の前に向かい合って可愛い仕草をしながら言った。

 

「……教えて…くれないの?」

「え!?あ、う、うん!!いいよ!!……は!!」

「いいましたよね〜守さん」

「さぁ全部吐くです!!」

「ついでにさっきの電話内容も聞きましょう」

「ここに悪魔達がいる……」

「私を…いっそ殺せ……」

「翼よくやったよ……1人の男をデレさせたんだそ?」

「……奏はいじわるだ」

 

そうして守は響達に散々聞かれて消沈していた。その話を聞いていた翼もまた違った恥ずかしめな状態になっており翼は今日の日を恨んだ。そんな話からしばらく経って日曜日がやって来た。守は服をバッチリ決めて髪もセットして準備万全だった。ただ1つ気になる所は……。

 

「いいか絶対ついて来るんじゃないぞ……」

「告白するからデスか?」

「いやそんな事ないよ……」

「嘘だな」

「いいな絶対ついて来るんじゃないぞ!!分かったな!!」

「分かった分かったから早く行ってこい……」

 

そして守は公園に向けて走って行った。すると装者達はグラサンやメガネ、帽子で顔を隠していた。

 

「さて行きますか」

「マリアやはりやめた方が……」

「翼さんでも気になるでしょう?」

「……いやまぁ気になるが……」

「それじゃ行きましょ」

「「「「「「「守の告白が成功するかどうか!!」」」」」」」

「……」

 

守しばらく公園で待っていた。すると向こうから青髪の女性がやって来た。

 

「ごめんね?待たせちゃった?」

「いや俺も今来た所だから……それじゃ行こうか……」

「ッ!!……うん……」

 

守はこの時優しく翼の手を握って歩き始めた。そんな中後ろの影が……。

 

「この世界の翼さんは女の子らしいデス」

「初々しいですなぁ」

「やっぱり私は帰」

「逃がしませんよ」

「翼ここは見届けるのが大事なんですよ」

「……分かった」

 

守はしばらく歩いてやがて一通りの多いい所に入ったそして守達はショッピングモールに入った。そこで翼と服を見ていた。

 

「ねぇこのワンピース白と青どっちがいいかな?」

「俺は……白が好きかな…足のラインが出てて好きだよ」

「え!?……そうかな……」

「うん……」

 

守達はそれぞれ顔を真っ赤にしていた。それを見ていた装者達は……。

 

「ちょっと誰かブラックコーヒー買って来て」

「甘々デスね……」

「あれ?翼さんは?」

「ほら逃げようとしていたから捕まえた」

「奏離してくれこれ以上は私が恥ずかし死ぬ!!」

 

そうこうしている間にお昼になったので守達は近くのカフェで昼食を取る事にした。

 

「おーオムライス美味しそうだな」

「……欲しいの?」

「え!?いやそうゆう訳じゃ……」

「……はいあーん」

「つ、翼?」

「……食べないの?」

「あ、あーん……」

 

翼達の周りにはまるでピンクのオーラが出ている様だった。その後ろの席では……。

 

「ふふっ……私綺麗だな……」

「つ、翼さんが壊れた……」

「目のハイライトがオフになってる……」

「何頼む?」

「アイスコーヒーで思いっきり苦いの」

 

やがて翼達は食事を終えてカラオケに来ていた。

 

「私カラオケ久しぶり」

「俺も最近はなかなか来てなかったな……」

「それじゃ何歌う?」

「翼は最初は恋の桶狭間だろ?」

「うん!!守は?」

「わかるだろ?」

「「逆光のフリューゲル(でしょ?)」」

「知ってたか……」

「いつも見てるからね……」

 

そして守と翼は時間いっぱいまで歌い続けた。その頃響達はと言うと……。

 

「カラオケに来たのはいいけど見えないわね……」

「何歌う?未来?」

「そうだね……翼さんの曲にする?」

「……先輩もう少しだ頑張れ」

「……私最近何かした…帰りたい……」

「翼さん帰って私が耳やしっぽ触らしてあげますから」

「……ありがとう月読」

 

やがて守と翼はカラオケを楽しんだ後公園に戻りベンチに座っていた。

 

「今日は楽しかったな」

「うん……そうだね……」

 

公園はとても静かで人気は無かった。響達を除いて……。

 

「んんー!!!!!」

「翼さん喋ったらダメです!!」

「耐えてください!!」

 

そして守が翼に言った。

 

「「あの……」」

 

すると翼と見事に被った。両方は照れながらお互いのかおを見ていた。

 

「私から言いたいの……」

「いや俺が言う」

「私……」

「俺……」

「私!!」

「俺だ!!」

 

そして守と翼はヒートアップして行く中、響達は焦っていた。

 

「もう限界だ私を見せるな!!恥ずかしい!!」

「翼もうちょっとだけ我慢して!!」

「そうよ!!後少しなんだから!!」

 

そして守と翼はお互いに告白した。

 

「俺は!!」

「私は!!」

「「お前が(貴方が)大好きだ(です)!!」」

「……今好きって」

「翼も好きって……」

「……」

「……」

 

それを見ていた響達は密かに喜んでいた。

 

「これって両思い!!」

「素敵です!!」

「あれ?翼は?」

「「「「「「「「あ……」」」」」」」」

 

すると翼がいつの間にか守達の間に入ってこっちの世界翼に顔を赤くしながら言っていた。

 

「頼むもうやめてくれ!!もう限界だ!!やるなら私がいない所でやってくれ!!」

「え!?私!?どうゆうこと!?」

「ちょ!?ついて来てんじゃねえかよ……ってことは!!」

「あー……これは……」

「後で説明しないとな……」

 

そして守は翼と恋仲となったが翼はこの世界の翼自身に最後にキスが出来なかったと怒られ、また守は響達に尾行されていた真実に気がつき響達を丸1日説教したと言う……。

 

 

 




次回そうだ温泉に行こう。お楽しみに!!


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そうだ温泉に行こう。

書いてるうちに段々完結近づいてるなと感じただいたい4、5話ぐらいで終わりそう……。そしてまた新しい小説を考え中……。それではどうぞ!!


「寒いですね……」

「まぁ寒いね……」

 

その時エルフナインと守は旅館の前に立っていた。

 

「あのエルフナインさん……」

「なんですか?」

「なんで俺は旅館の前にいるんですかね……」

「キャロルのことだからお酒に釣られたんでしょうだから諦めましょう……」

「「はぁ……」」

 

守は翼と恋仲になり6日が経った頃それは起こった。その日の朝5時に玄関のチャイムがなった。玄関を開けるとキャロルがいた。

 

「ふぁ〜……どうしたのキャロルちゃんこんな朝に……」

「響達を起こしてこい……出かけるぞ」

「え?今から?」

「早くしろ」

「わ、分かった」

 

そして守は響達を起こし着替えてもらった。

 

「どうしたんだ一体……」

「眠い……」

「キャロルちゃん何を……」

「とりあえずこのレンタルした車に乗れ」

 

そして守達は車に乗り目的地が分からないままゆったりしていた。

 

「キャロルちゃん何処に行くの?」

「旅館だ……」

「旅館?」

「あぁそこの旅館の酒が美味しいと聞いてな」

「ならなんで俺や響達も……」

「今エルフナインにも頼んでこの世界の翼達を連れて来てる」

「え?それ大丈夫なの?」

「どうせもうバレてるだろ?それに今日は翼が呼んで欲しいと言われたからな」

「……マジ?」

 

そして現在に至る……。旅館に着いた時にはこっちの世界の響達と違う世界から来た翼達はあっていた。

 

「この前は済まなかった……」

「いいよ結果オーライだったし」

「へぇやっぱり私なんだ……」

「あまりジロジロみんな!!」

「翼先輩から聞いていたけど本当だ……どうも私」

「……本当に私です」

「そ、そんな大胆な格好するなんて……」

「あたしもそんなおしとやかな服は無理だ……」

「へぇ私結構元気そうじゃん!!」

「はぁ……響貴方もそこまで変わらないわよ」

「……やっぱり長い髪だと印象が大分変わるね」

「……うんやっぱりこの世界の私は大人みたい……」

「それ以上は何も喋るなデス」

「なんでデスか!?かっこいいデスよ?」

 

するとマリアとセレナが守のいる所にやって来た。

 

「こっちの世界の私は今アメリカに帰ってるのね……残念」

「この世界の姉さんや私に会いたかったです……」

「まぁセレナはともかくマリアさんはやめた方がいいよ……」

「「そうですね……」」

「ちょ!?どうゆう意味!?」

 

そして守達はそのまま旅館の中に入って行った。旅館は風鳴家が貸切にしていて部屋は2人で一部屋で入るようにした。守は男なので実質貸切状態だった。

 

「おー広いな……」

 

そして守はソファに座る。みんなが大広間で集まるまでゆっくりしていた。

 

「みんな別世界から来た自分を見てなんかあんまり驚いてなかったな……」

 

そして守はこの旅館のパンフレットを見ることにした。

 

「へぇ温泉があるんだ……ってあぁ温泉でお酒飲めるのね、キャロルが釣られる訳だ」

 

すると部屋のドアが開きクリスと猫クリスがやって来た。

 

「あ、守の部屋はここだったのね」

「てかなんであたしはお前と一緒に行動してんだ……」

「いいじゃないですか私は色々話をしてみたいですし」

「どうしたんだクリスにクリスちゃん……ややこしいな……」

「ちょっと守に用事があってね」

 

すると2人は向かいのソファに座った。

 

「翼が彼女になったって本当?」

「……クリス?」

「あ、あたしじゃねえよ!!」

「翼本人から聞いたの……まぁ私が振られたあたりで分かってたけど……」

「はぁ!?お前こいつに告白してんのか!?」

「そりゃ好きなんだもん……貴方はいるの?そうゆう人」

「な!?それは……その……」

「ふふっ……いるじゃないなら私みたいにならない様に頑張って」

「お、おう……」

「……話は戻るがそれだけか?」

「うん……私まだ諦めないから……それじゃ集まるまで3人でトランプしましょ!!」

「……そうだな」

「……なんか恥ずかしい」

 

そして3人でしばらくトランプをした後時間になったので大広間に向かった。大広間に着くとそこには豪華な食事がありみんなは座っていた。

 

「守くんこっちこっち!!」

「守さんここに座ってください」

「……俺はそこ確定なのね」

 

これから先何が起きるのか守は知らない……。

 

 

 

 

 

 

 




次回旅館でどんちゃん騒ぎ。お楽しみに!!


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旅館でどんちゃん騒ぎ。

さて……今日も投稿するか……その前に日刊ランキングでも見るか……え?8位?……マジかよ……《゚Д゚》
それではどうぞ!!


守達は大広間に集まってそしてみんなで料理を食べ始めた。そんな中守は翼と犬翼に囲まれて座っていた。

 

「……なんか落ち着かないな」

「そう?私は嬉しいけどな……」

「だからと言って密着するでない!!」

「いいじゃない私の彼氏なんだから!!」

「それを見ている私の身にもなれ!!」

 

お互いの翼が口喧嘩をしている間守は周りを見ているととても凄い事になっていた。

 

「あれ?キャロルお酒飲まないの?」

「ん?あぁ温泉で酒が飲めるらしいからなそこで飲む」

「ちょっと私食べ方汚いわよ!!」

「ん?いいじゃねえか少しくらい」

「これで少し!?」

「……あの」

「ん?なんだ?」

「今度こういったファッションをして見ませんか?ちょっと胸元見えすぎで……」

「そういったあたしも少しは派手な服装したらどうだ?」

「このペンダントで詠唱するとイガリ」

「その言葉は私の黒歴史だからやめるデス」

「でもかっこいいデスよ?」

「かっこよくない!!恥ずかしいだけデス!!」

「もうちょっと感情を表に出したらどう?」

「……これでも結構出してる方」

「仕方ない……後で男を籠絡する方法を教えてあげる」

「……い、いいです」

「ん〜美味し〜!!」

「ご飯何杯でも行けるよ!!」

「はぁ……響口元にご飯粒が……」

「全く響ったら……ほらとってあげるから」

「なんだか凄い状況ね……ってどうしたの?セレナ」

「いや姉さんお酒飲んでるんだなって思って……」

「?」

 

守はこの光景を見て正直複雑な気分だった。なんせ同一人物達が一緒にご飯を食べていること自体が普通はありえない事だったからだ……。

 

「私だってイチャイ……ってどうしたの守くん?」

「だからそれは私が……どうしたんだ守?」

「え?あ、いやなんでもない」

 

そして守達は豪華な食事を食べ終えてこの後の事を考えていた。

 

「なぁこの後どうするんだ?」

「温泉に入りたいデース!!」

「守先輩覗かないでくださいよ?」

「覗かんわ!!」

 

旅館自体が貸切な為温泉も貸切状態だった。そして守は露天風呂にやって来た。

 

「すげぇな……結構広い……」

 

そして守は体を洗いお湯に浸かった。

 

「あー……気持ちいい……」

 

すると向こうの女湯の方から声がした。

 

「やっぱり酒はいいな!!」

「キャロルまたお酒を……」

「また大きくなったんじゃないか?」

「ちょっとキャロル…ぁ……そんな強……んぁ……」

「わ、私より胸が大きいだと……」

「ちょっと自分でマッサージしてたからね」

「クッ…私は負けているとゆうのか……」

「私が洗ってあげる!!」

「はぁ!?いや自分でやるからやめろ!!」

「いいじゃないですかそれに耳としっぽが本物か確かめたいし……それ!!」

「あ、ちょ……んぁ……だめぇ……」

「なんかクリス先輩エッチデス」

「泡がなんかもうダメデスね」

「ふぅ……気持ちいい」

「そうだな……」

「最近肩が凝っていて……」

「あぁ分かる分かる最近また少し大きくなったからな……」

「……これが不平等」

「……本当私達もこれぐらい」

「「はぁ……」」

「私って意外と胸があるんだよね〜」

「ちょ!?何見てるんですか!!」

「ちょっと触らせてよ!!」

「やめて〜未来!!」

「今日はゆっくり出来るわね……」

「あの……私胸が少し大きくないですか?」

「……響が乱暴にやるからいけないのよ……」

「!?」

「姉さんと入るのは久しぶりですね」

「……えぇそうねこういった事はあまりなかったからね」

 

そんな声が聞こえるので守の精神は危なかった。

 

(これは……ダメだ考えるな考えるな)

 

すると向こうの女湯から声がした。その声は調だった。

 

「守先輩〜覗かないで下さいよ〜」

「い、いや覗いてないわ!!」

「本当ですか?」

「本当だよ!!」

「……残念だな〜」

「……全く心臓に悪い……」

 

そして守は露天風呂でゆっくりした後廊下にあった椅子に座って牛乳を飲んでいた。

 

「やっぱり美味いもんだな……」

「守先輩も牛乳のんでるデス……」

 

すると和服を着た切歌と犬切歌が牛乳を片手に持ちながらやって来た。

 

「やっぱり牛乳は美味しいデス!!」

「なんで温泉の後に飲んだら美味いんだろな……」

「さぁ……ってそんなに傾けるとこぼれ」

「冷たいデス!!」

 

すると守は犬切歌から目を逸らした。

 

「うぅ……ベトベトするデス」

「……守先輩?」

「こ、これで拭いて!!」

 

犬切歌は口から胸元まで滴るようにこぼれており守は顔を逸らしながら使っていないタオルを犬切歌に渡した。

 

「ありがとうデス!!」

(これはダメだ……せっかく落ち着いてきたのに……切歌が凄いエッチに見えたぞ……)

 

そして守達は自分達の部屋に戻るのだった……。

 

 

 

 

 

 

 




次回1夜の出来事。お楽しみに!!


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1夜の出来事。

新作の小説書いたぜ!!……やばい死ぬわ……それではどうぞ!!


守は切歌達と離れた後自分の部屋で布団に転がっていた。すると部屋のドアが開き奏と犬奏がやって来た。

 

「おい守一緒に卓球やろうぜ!!」

「え?何その磯〇的な乗り……」

「あの……私がすいません」

「まぁ僕も暇してたしいいよ」

 

そして守達は卓球ルームへと向かった。守達は女将に玉とラケットを貸して貰い卓球ルームに着いた。

 

「それじゃまずあたしと守からでいいか?」

「奏ちゃんそれでいい?」

「うん……私は大丈夫」

 

そして守と奏の卓球対決が始まった。しかし守は結構押され気味だった。

 

「おりゃ!!」

「クッ!!」

「まだ1点も入ってないぞー」

「……」

 

そう守はまだ1点も入れる事が出来なかった。何故ならば……。

 

(胸元が見えそうで見えないこのラインなんなの!?こんなん集中できるかぁああああああああぁぁぁ!!!!!)

「もらった!!」

「……勝てねぇよ……絶対……」

 

そして守は奏達と卓球をした後汗をかいてしまった為また温泉に入り直した。

 

「ふぅ……本当に危なかった……」

「何が危なかったの?」

「だ、誰だ!!」

 

声がしたのは女湯からだった。そしてその声は翼だった。

 

「翼ちゃんか……脅かさないでくれよ……」

「まぁいいじゃんなかなか2人で話す機会はないんだから……」

「そうだな……」

「他の世界の私って男みたいだよね〜私もそのシンフォギアだったかなそれを纏ってたらあんな風になってたのかな?」

「そうかもしれないね……」

 

そうして2人は夜空を見上げるそして2人は言葉を紡ぐ……。

 

「好きだよ守……」

「あぁ俺も大好きだ翼……」

 

そして守は温泉から上がって部屋に戻って眠ろうとした時誰かがやって来た。

 

「失礼しますあ、守さんもう寝るんですか?」

「ん?あぁ響かどうしたんだ一体?」

「ちょっと眠れなくて……」

 

そして2人はソファに座る、すると響から守に話しかけてきた。

 

「来週でお別れですね……」

「そうだな……」

「この世界は楽しかった?」

「……まぁほとんど犬でしたけど楽しかったです!!」

「最初は響を拾った所から始まったもんな……」

「そうですね……」

「自分達の世界に戻ったらどうするんだ?」

「とりあえず師匠に無事を伝えてエルフナインちゃん達に会いたいです!!」

「そっか……俺は響達を翼ちゃんとライブでギターをやらないといけないから響達見送る事が出来ない……だから今伝えてもいいかい?」

「はい大丈夫です!!」

 

そして守は恥ずかしいそうにしながら響に言った。

 

「みんなと過ごした時間俺は絶対忘れないから……」

「……なんか照れくさいですね……」

「……そうだな恥ずかしいな」

「……それじゃ寝ましょうか」

「そうだな」

「おやすみなさい守さん」

「おやすみ響」

 

そして守達は眠ってゆく…… 秋桜祭はもうすぐだ……。

 

 




次回秋桜祭の別れ。お楽しみに!!


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秋桜祭の別れ。

はい最終回です。……長かった……それではどうぞ!!


秋桜祭の日がやって来た。そんな中一際目立つ集団がいた……それは……。

 

「美味しそうデス……」

「きりちゃん寄り道はダメだよ」

「おい何をしてる早く行くぞ」

 

それは響達を連れたキャロル御一行だった。そして響達はリディアン女子学院の屋上を目指す。

 

「所で私達も変装しないと行けんですか?」

「バカかお前はこの世界のお前達は結構人気があるんだこれぐらいしないと間違えられるぞ」

「立花このパンフレットを見ろ」

 

翼が渡したパンフレットにはデカデカと響と未来が写っていた。

 

「私達随分人気なんですね……」

「なになに……題名は……聖女と呪いの子……」

「絶対ドロドロ展開デス……」

「あ、クリスさんもいましたよ」

「昨年の看板美少女ってなんてもん書いてんだ!!」

「グズグズするな……行くぞ」

 

そして響達は屋上へと向かって行った。一方守はと言うと……。

 

「チューニングしっかりやれよ敬」

「分かってるよ……お、ツヴァイウィングがやって来たぞ」

「守くん準備は終わった?」

「あぁ問題ないよ」

 

守達は今体育館でライブの準備をしていた。

 

「全く……ツヴァイウィングの人気あり過ぎだろ……体育館の入口で整理券配るとか……」

「それだけ人気なんだ仕方ないよ」

「ねぇ守くん……」

「何奏ちゃん?」

「行かなくていいの?」

「……大丈夫別れは先に済ませたし、それに今は楽しむべきだろ?」

「……そうだね」

「奏〜守くん〜敬〜準備出来た?」

「今行く!!」

 

そして守はステージに立つ前に思うのだった。

 

(元気でな……みんな……)

 

そしてライブが始まった……。

 

また屋上ではキャロルと響達が集まっていた。

 

「……どうやら始まったようだなでは行くぞ」

 

するとキャロルが持っているギャラルホルンの欠片が今やっているツヴァイウィングの歌反応し裂け目が現れた。

 

「成功だな……私が言えた事では無いが気をつけて帰れよ?」

「キャロルちゃんありがとう!!」

 

そして響達は裂け目に入って行った。

 

「さてこのゲートを閉じて守の姿でも……あ……要石……まぁ多分ある程度溜まってるから向こうも自然に戻るだろ……」

 

そうしてキャロルは階段へと向かった……。

 

本部では全ての装者達が消えてから1週間が経っていた。

 

「……もう1週間経ったか……」

「みなさん……きっと無事ですよね……」

「あぁきっとな」

 

すると本部で警報が鳴った。弦十郎は直ぐに反応した。

 

「何が起きた!!」

「ギャラルホルンに再び裂け目が現れました!!」

「何か来ます!!」

 

そして映像に現れたのは響達だった。そして弦十郎やエルフナインなどは直ぐにギャラルホルンに向かった。

 

「着いたデス!!」

「うん……ここは本部の中」

「ん?誰か来たぞ?」

「響ざんぶしでじだが!!」

「エルフナインちゃん!!やっぱり私達帰って来たんだ!!」

「よく無事でいてくれた!!」

「叔父様ただいま戻りました」

 

みんなは無事帰ってこれた事と久しぶりに会えた人達に喜びを隠せなかった。

 

「奏とセレナは向こうの世界に戻ったのね……」

「良かったデス!!」

「所でみなさん……」

 

するとエルフナインが疑問に思いながら聞いて来た。

 

「なんでみなさんに犬と猫の耳としっぽがあるんですか?」

「「「「「「「あ……」」」」」」」

 

その日から1週間は響達は耳としっぽが消えなかったとゆう……。

 

そして響達が元の世界に戻った後守はライブを終えて、秋桜祭を少し歩いた後家に帰っていた。

 

「キャロルちゃん後で家に行くから準備しとけよって全く……」

 

そして守は家に帰って来た。そして玄関を開ける……。

 

「ただいま……」

 

家の中はとても静かで守は少し寂しさを感じた。そして守は自分の荷物を置き、ソファに座った。

 

「……静かなもんだな……散歩行くか」

 

そして守は再び家を出る向かったのは公園だった。そして守は公園に着くとベンチに座った。

 

「……ここから始まったんだよなぁ」

「クウ〜ン……」

「ん?」

 

するとベンチの下から鳴き声が聞こえた。守はベンチの下を見たら小さな子犬がいた。

 

「子犬……」

「クウ〜ン」

「……家来るか?」

「ワン!!」

「それじゃ帰ろうか……家に……」

 

 

 

 

 

 

ーFinー

 

 

 

 

 

 

 

 




本編は終わってももしかしたら番外編を書いて行こうと思います。今までこの小説に付き合っていただきありがとうございました!!( ̄^ ̄ゞ


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後日談
それぞれの1週間。


はーい後日談ですまぁそれぞれの一日の一コマと思って下さい。それではどうぞ!!


守の世界から帰って1日が経っていた。響達はそれぞれで何とか生活を続けていた。まず響と未来はこの日がちょうど土曜日とゆう事もあり女子寮で過ごしていた。

 

「やっぱり帰る場所があるのは最高だね〜未来」

「もう響ったら……ねぇ響せっかくだからこれ着て見ない?」

 

すると未来が取り出したのはメイド服だった。

 

「……ねぇ未来なんでメイド服なんて持ってるの?」

「そんな事はどうでもいいのせっかく私達耳としっぽがあるんだからやって見たくなっちゃって」

「えぇ!?ちょっとま」

「捕まえた♡」

 

そして響と未来はメイド服に着替えた。その時未来は何処から持って来たか知らないがビデオカメラを持っていた。

 

「は、恥ずかしいよ〜未来」

「いいよ!!そのまま語尾にワンってつけて!!」

「いやでも……」

「早く!!ついでにご主人様もつけて!!」

「ご、ご主人様……恥ずかしい……ワン」

「あぁもう響最高♡」

 

またマンションでは切歌と調がお風呂で体を洗っていた。

 

「きりちゃんそんなにしっぽ降らないで」

「だ、だって……そこ敏感デスから……」

「流すよ?」

 

そして調は切歌の体を洗い流す、すると今度は切歌が調を洗い始めた。

 

「調!!そんなに動くと洗いにくいデス!!」

「だって……きりちゃん……強く……んぁ……やりすぎ……」

「大人しくしっぽを洗わせるデス!!えい!!」

「え!?きりちゃんちょっとま、にゃああああああああぁぁぁ!!」

「まだしっぽが終わっただけデスよ大丈夫デスか?」

「はぁ……んぁ……いいよきりちゃん……もっとちょうだい♡」

 

また本部ではマリアと翼がエルフナインと一緒に食堂にいた。

 

「ほぉ……やっぱり本物なんですね……」

「あぁこのしっぽや耳は本物だぞエルフナイン……む、マリアがうどんを持って来たな」

「嗅覚まで本物なんですね……」

 

するとマリアがうどんを持ってやって来た。

 

「あら翼にエルフナイン一緒にいたのね」

「あぁマリアは今から食事か?」

「えぇそれじゃいただきます……って熱!?」

「おぉ……マリアさんも猫舌になってるんですね」

「マリア早くしないとうどんが伸びるぞ」

「分かってるわよ……やっぱり熱!!」

 

同じく本部でクリスは弦十郎と一緒にいた。ただ違うとすれば……。

 

「ど、どうしたんだクリスくん」

「にゃ〜おっさんしゅきぃ〜」

「そんなに抱きつくなクリスくん……」

「や〜……」

 

クリスは何故か酔っていて今は弦十郎に抱きついて離れなかった。

 

「クリスくんにあげたキウイフルーツでまさかこんな事になるとは……」

「おっさんなでなでして〜」

「しょうがないしばらく付き合ってやるか……」

「にゃあ〜♡」

 

その日から1週間は響達はとても大変だったとの事……。また別の世界では面白い事が起きていた。まず奏の世界では……。

 

「……どうかな了子さん」

「奏ちゃんがこんな袖の長い服やロングスカートを着るなんて珍しいわね」

「似合ってるかな……」

「えぇ似合ってるわよ」

「そうかな?ハハハハ……」

(あんなにしっぽが揺れて……相当嬉しい見たいね)

 

またセレナの世界では……。

 

「マム!!私大人に見える?」

「えぇとても似合ってますよセレナ」

「私もいつか大人になりたいです!!」

「そうですね……その時は一緒に何処かに出かけましょうか」

「うん!!」

 

彼女達の日常は続いていく……。

 

 

 

 

 

 

 




……やっぱり書きたかったんや……


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冬が来た……。

後日談その2です……ではどうぞ!!


「寒いね〜ベアトリーチェ」

「ワン」(……えぇそうね)

 

守はベアトリーチェと共に散歩をしていた。

 

「ここの公園で君を拾ったんだよね〜」

「ワンワン」(まさか私が犬になるなんて思いもしなかったわ……私はあの時消えるはずだったのに……)

「さて我が家に帰ってコタツにでも入ろうかベアトリーチェ」

「ワン」(そうね守早くコタツに入りたいわ)

 

そして守は我が家に帰って来ると家にはキャロルとエルフナインがいた。

 

「お邪魔してるぞ守」

「キャロルちゃんなんでここに?」

「せっかくだから鍋パでもしようと思ってな」

「ベアトリーチェなでなでしてあげる」

「ムフゥ……」(頭を撫でられるのは悪くないな)

 

すると玄関からチャイムが鳴ったので守が玄関に行ってドアを開けた。

 

「守来ちゃった」

「守くんお邪魔します」

「あれ?なんで2人が?」

「キャロルさんに呼ばれたんです」

「そっか寒いから中に入ってよ」

 

そして2人が中に入って玄関を閉めようとした時声がした。

 

「守ちょっと待って!!」

「ん?あれ?5人共どうしたの?」

「私達もキャロル先生に呼ばれたんですよ〜」

「さ、寒いから中に入れて欲しいデス……」

「響……そんなに寒いの?」

「守さんお願いします!!早く入れてください!!」

「分かった分かった早く入って……」

 

そして5人は中に入って守は玄関のドアを閉めた。

 

「あ、翼さん!!奏さん!!お疲れ様です!!」

「あぁ響かまぁ私達は今日はオフだから気にしなくていいよ」

「キャロル先生もうお酒飲むんですか?」

「最近の新任教師が癖がある奴でな……酒がないとやってられないんだ」

「エルフナインさん私もベアトリーチェをなでなでしたいデス」

「もふもふだよ〜」

「ワンワン」(なんか落ち着くわね……この家は……)

 

そして守が鍋に野菜を入れて待っていると翼が話かけて来た。

 

「ねぇ守その首にかけてある2つ袋は何?」

「あぁ翼これは大切な思い出さ」

「……そっか、それじゃ豚肉いれよ!!」

「つ、翼まだ早」

「えい!!」

「……まぁ大丈夫でしょ」

 

やがて鍋が完成するとみんなは食べる準備をした。

 

「……もう食べていいか?」

「キャロルちゃんと待とうよ……」

「守早くしないと食べられちゃいますよ?」

「守先輩早くしてください」

「お腹空きましたデス……」

「守一緒に食べよ」

「そうだな……それじゃ」

「「「「「「「「いただきます!!」」」」」」」」

「ワン!!」(いただきます……)

 

守は今日も楽しい日々を過ごしている……。

 

 



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外伝
偶然の産物。


完結して終わったと思った……残念だったな!!外伝を始めるぜ!!それではどうぞ!!


「守先輩、クリス先輩卒業おめでとうございます!!」

「おめでとうデス……」

「守ざんおべでとうございまず」

「響……泣きすぎだよ……」

「あ、あのおめでとうございます……」

「ありがとうみんな」

「えぇありがとうございます」

 

守は今日卒業式を終えてみんなで家に集まっていた。

 

「守は大学だよね?残念だなぁ……」

「大丈夫だよ翼会える時間は出来るから」

「そうだね」

「守が卒業……か……」

「キャロル凄い泣いてたじゃない」

「う、うるさい!!仕方ないだろ!!ええいこうゆう時は酒だ酒!!」

「ちょっとキャロル!!」

「あなた守がもう大学生よ早いわね〜」

「そうだな」

「ちょっとベアトリーチェを連れてくるよ」

 

守はそのまま部屋を出て自室に向かった。そしてベアトリーチェを見つけ抱きしめる。

 

「ここにいたかベアトリーチェ」

「ワン」(あら守?あぁ卒業式終わったのね)

 

すると守の部屋から歌が聞こえた。

 

「キャロルが歌を歌い出した……珍しいね」

「ワフゥ?」(あらそうなの?……守なんか光って……)

「あれ?これって……」

 

すると守の部屋に裂け目が出来た。そして守はベアトリーチェと共に消えてしまった。その後にエルフナインが守の部屋にやって来た。

 

「守くんどうした……ってこれは裂け目!?守くんは!?」

 

エルフナインが向かう前に裂け目は消えてしまった。そしてエルフナインは急いでキャロルの所に向かった。

 

「キャロル!!」

「思い出の……ってなんだエルフナイン人が歌っている時に……」

「守くんがギャラルホルンに巻き込まれて……」

「……な!?」

 

キャロルは知らなかった自分が軽く歌った歌はギャラルホルンの欠片を起動させるに十分だった事に……。

 

 

 

 

 

同時刻の夕方、パーカーを着た女性が河川敷を歩いている時だった……。

 

「はぁ……なんで私があんな事……ん?犬?」

 

すると子犬が走ってやって来て女性のズボンを引っ張り始めた。

 

「え、何この子犬……」

「ワンワン!!」

「……ついて来いって事?」

 

そして子犬に連れられて女性は河川敷の川の方に向かうと男が倒れていた。

 

「……あの大丈夫ですか?」

「……」

「……ダメだ気絶してる…仕方ない」

 

そして女性は男を担いで電話をし始めた。

 

「もしもし?未来ちょっとこっちに来てくれない……人が倒れてるの、うん…うん分かった10分後にありがと……」

 

そして女性は気絶してる男に話かけた。

 

「あんた気絶してるけどとりあえず私の家に連れていくから……」

 

その言葉を聞いていたのは子犬だけだった……。もう無いと思われた物語が再び始まる……。

 

 

 

 




次回再開?。お楽しみに!!


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再開?。

要石がよく考えたら完全に聖遺物に近い状態について……


(……あれ?俺は一体)

 

やがて守は目が覚めた、すると自分がベッドにいる事に気がついた。

 

「ここは何処だ……あの時吸い込まれて……」

「あ、起きた?」

 

すると守が見たのはよく知る人物だった。

 

「あれ?響どうしてここにいるの?」

「え……なんで私の名前」

「忘れたの?俺だよ守」

「……ごめん多分人違い」

「あれぇ?」

 

すると守に何かが飛んで来た。

 

「ワンワン!!」(守大丈夫なの!!)

「あぁベアトリーチェ心配してくれたのかありがと」

「ワン……」(まぁ大丈夫ならいいわ……)

 

すると響がある物を取り出した。

 

「ねぇ……これ君のだよね」

 

そして響はギャラルホルンの欠片と要石を持っていた。その時キャロルに言われた事を思い出した。

 

『守この要石を女性に触らせるなよ?』

『え?どうして?』

『これはなフォニックゲインで1度起動すると最低でも1週間は犬や猫になるぞ』

『男が持ってるとどうなるの?』

『特に何も起こる事はないだから絶対に触らせるなよいいな』

 

守はキャロルの言われた事を思い出して急いで取ろうとしたが既に遅かった。響は急に光に包まれて犬になった……。もう一度言おう犬になったのである。

 

「ワン……ワンワン!!」(眩し……って何これ!!)

「ワンワン」(あら貴方も犬になったのね)

「ワフゥ?」(え、誰?)

「ワンワン」(私はベアトリーチェさっきの犬よ)

「……やっちまた」

 

そして守は犬になった響を何とかして人間に戻す方法を考えていた。

 

「……とりあえずこの要石を触らせたら戻るかな」

「ワンワン」(ちょっと退きなさい)

「ベアトリーチェどうし」

 

するとベアトリーチェは要石を触って擬人化した。

 

「ふぅ……まぁこんなものね……」

「え?ベアトリーチェえぇ……」

「ほら貴方もこれ触って」

「ワン……」(え…あ、はい……)

 

すると響は人間の姿には戻ったが耳としっぽが残ったままだった。

 

「……ねぇこれどうゆう事……もしかして違う世界から来たって感じの奴」

「そうねその答えが正しいわ……そうよね守?」

「……待って、情報量がいっぱいで頭痛くなって来た」

 

しばらくして守は落ち着き、話を始めた。

 

「えっと……まずごめんなさい実はその耳としっぽ1週間しないと消えないんだ……」

「……まぁ私が触ったのもいけないし別にいいよ」

「……でベアトリーチェは……人間だよね」

「……そうね……まぁ悪意よりはマシだけど」

「ん?悪意って?」

「……気にしないでこっちの話よ」

 

そして守はこれからの事について考えていた。

 

「どうすれば自分の世界に戻れるかな……」

「知らないわよ守頭撫でて」

「……はい」

「いい心がけだわ……ふふっ」

「ねぇ……」

「え?あ、えっと……」

「響でいいよこれからどうするの」

 

すると守は少し考えながら言った。

 

「とりあえず帰る方法を探すよ」

「ならそれまで私の部屋に住む?」

「え、いいの?」

「普通ダメに決まってるじゃん……まぁこの耳やしっぽがあったら外出るの恥ずかしいし……」

「つまり俺が買い出しとかやれって事?」

「責任はしっかりとってよ守……だったけ?」

「その呼び方であってるよ」

「そう分かった」

「それじゃあ少しの間よろしく」

「……よろしく」

 

守と響は握手をした時ベアトリーチェが守に近づいた。

 

「じゃあ私犬に戻ってるから」

 

するとベアトリーチェが要石にもう一度触ると犬になった。

 

「え……要石そんな事出来るの?」

「ワンワン」(私は少し寝るわ)

「……後で触ていいかな」

「……ワン」(……程々にしなさい)

 

 

 

 

 

 

 




次回守と響の家での過ごし方。


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守と響の家での過ごし方。

不完全燃焼〜!!!!!あぁ無理ぃ〜!!!!!だから書くしかないよなぁ!!!!!それではどうぞ!!


その頃守の世界ではとんでもない状態だった……。

 

「……ねぇあれ誰が止められる?」

「嫌あれは無理でしょ……」

「あなた……あれ止めれる?」

「あれ止めようとすると家が吹き飛ぶからなぁ」

 

クリス達が見ていたのはエルフナインが仁王立ちをしてキャロルは正座している所だった。

 

「……キャロルなんで守くんがギャラルホルンの欠片を持ってるのかな?あれはキャロルが管理するって言ってたよね?」

「いや、それは……」

「もしかして守くんが思い出に残したいって言って持たせたって言わないよね……」

「…………」

「……キャロル」

「な、なんだエルフナイン……」

「守を甘やかし過ぎだよ?私ギャラルホルンの欠片危ないからしっかり管理してって言ったよね、今日とゆう今日は許さない……」

 

するとエルフナインは剣を取り出して剣を纏った。するとそこへやって来たガリィが言った。

 

「あ〜ぁマスターまたエルフナイン怒らせたのね……」

「あらガリィさんエルフナインが纏ってるあれは何?」

「あれですか?あぁあれはダインスレイフのファウストローブですよ、エルフナインが1人で作り出したマスターお仕置き専用の奴ですよ」

 

そしてエルフナインはキャロルに近づく……。

 

「キャロルあれほど何度も何度言ったのに……」

「お、落ち着けエルフナイン……な?」

「キャロルのバカぁああああああああぁぁぁ!!!!!」

「ま、待てエルフナ」

 

一方守は響と一緒に部屋で過ごしていた。

 

「……なんかキャロルがエルフナインに怒られてる気がする」

「ん?何?」

「いやなんでもないよ」

 

すると響が立ち上がってキッチンに行った。

 

「何か食べたい?」

「え、じゃあラーメンで」

「……分かった」

 

響が料理を作っている間守はベアトリーチェと一緒に過ごしていた。

 

「なぁベアトリーチェお前喋れるんだろ?」

「ワンワン」(今は喋れないわよ……仕方ないわね)

 

するとベアトリーチェは擬人化した状態になり守の上に座った。

 

「やっぱり自由に変われるんだな……」

「まぁ要石が必要だけどね……私と喋るなら頭を撫でなさいいいわね」

「ハイハイ分かったよ……」

「ん〜……」

「はいラーメン出来たわよ」

 

すると響がラーメンを持ってやった来たが響が何回かこっちを見た。

 

「ん?あぁラーメン美味しそうだ……ってどうしたの響?」

「ッ!!なんでもない!!」

 

するとベアトリーチェが守の耳元で何かを囁いた。

 

「……とゆう事よ犬の心理って奴よ」

「そうか分かったよベアトリーチェ」

 

すると守は響に近づいて頭を撫でた。

 

「え!?ちょっ何するの!!」

「え?して欲しかったんじゃないの」

「ば、バカじゃないのそんな訳ないじゃん!!」

 

しかし響のしっぽはブンブンと嬉しそうに振っていた。

 

「だからやめ……」

「まぁまぁ……」

 

〜5分後〜

 

「……そろそろやめて」

「もう少し……」

 

〜10分後〜

 

「…………」

「うん、もういいかな?」

「……もう少しやって」

「……分かったよ」

「守私も撫でなさい」

「分かったよベアトリーチェ」

 

そしてしばらく守は響とベアトリーチェを撫でていて気が付けばラーメンが伸びていた。そして響と守、ベアトリーチェは伸びたラーメンを食べて家で話をしていた。

 

「へぇ……守の世界にも違う私がいるんだ……」

「俺もびっくりしたさ色々な世界の響かぁなんかすごいな……」

「別に驚く事じゃないわ」

 

すると玄関でチャイムが鳴った。響がそれに出るとそこにいたのは未来だった。

 

「響来ちゃった……ってどうしてそんな可愛い格好してるの?」

「可愛い格好って……あ……」

 

まだ1日は終わらない……

 

 

 




次回未来と響と帰る方法。お楽しみに!!


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未来と響と帰る方法。

短めでグレ響の世界は終わりです。


「響……可愛い……」

「そんな……ん…耳……さわ…んぁ……ないで」

「……なんか落ち着くな」

「えぇそうね」

 

あの後響は、未来を部屋の中に入れて守とベアトリーチェと挨拶をした後、未来が響の耳を触りたいといい出して現在に至る……。

 

「もふもふしてる……ふふっ」

「…もう…いい……で……ぁ……しょ…未来……」

「あの……未来さんそろそろ……」

「あ、はい。すいません……」

 

そして守達は話に戻り事の経緯を話した。

 

「違う世界から……」

「……私も違う世界の未来……ん……に会った事あるけど」

「え!?あるの!!」

「……未来さん。さりげなくしっぽ触ってません?」

「だって……こんな経験なかなか無いですから……」

「……分かる」

 

するとベアトリーチェが口を開いた。

 

「守。ゲートを開ける方法あるわよ」

「……え?あるの?」

「そこの2人に歌って貰うのよ」

 

そしてベアトリーチェは2人を指さす。2人はその事に困惑していた。

 

「でも、前違う世界の響達は帰れなかったよ?」

「それはゲートを通れるだけの人数のフォニックゲインが必要なのよ」

「ベアトリーチェは物知りだね……」

「ふふっ…そうでしょ。まぁでも2人の許可が必要だけどね……」

 

すると2人は顔を見合わせて言った。

 

「それで帰れるならいいよ」

「私も響が協力するなら……」

 

そして3人+一匹はそのままカラオケに行った。その時響はいつものパーカーのフードを強く被っていた。

 

「響。隠さなくてもいのに……」

「やだ。恥ずかしい」

「やっと帰るよ……良かった」

「……」(絶対帰れるって思ってるわね……)

 

やがて守達はカラオケ店に入り、何を歌えばいいか考えていた。

 

「えっと……何歌えばいいの?」

「逆光のフリューゲルでいいわよ」

「……ベアトリーチェ。人間になってるのね」

「本当に犬から人間なった……凄い……」

「……じゃあ歌おうか未来」

「そうだね。響」

 

すると2人は逆光のフリューゲルを歌い出した。しばらくしてぶら下げていた袋の中にあったギャラルホルンの欠片が反応し、ゲートが開いた。

 

「やった!!これで帰れる!!ありがとう2人共!!」

「別にいいよ……あ、もし違う世界の未来にあったら改めてありがとうって言って貰っていい?」

「……まぁ多分無さそうだけど……分かったよ未来さんもありがとう」

「あの……響の耳としっぽは……」

「それは貴方が好きにすればいいんじゃない?」

「ベアトリーチェ帰るよ……それじゃあ2人共ありがとう」

 

そして守達はゲートの中に入って消えて行った。残った2人はただ部屋に残された状態だった。

 

「……突然現われて風のように帰って行ったね」

「そうだね。……未来歌う?」

「……うん」

 

そしてゲートを通った守達はある所に着いた。

 

「……ベアトリーチェ。ここ何処かな……」

「私……帰れるとは言ってないわよ……」

 

守達は何故か機械じみた所におり、周りには数十人の黒服が銃を守達に当てていた。そして、その奥から見覚えの人物2人がやって来た。

 

「どうしたんですか!?」

「まさかその2人が侵入者か!!」

「あれは……翼ちゃんとクリスちゃん?」

 

 




次回彼女?と幼なじみ?。お楽しみに!!


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彼女?と幼なじみ?。

小説が多すぎぃ!!内容考えるのが結構大変な件について……


「どうして私達の名前を……」

「お前、どの国のスパイだ!!」

「ガッ……」

「守!!」

 

守は、翼とクリスの名前を呼ぶと黒服の男に床に叩きつけられ拘束された。

 

「……どうしてこんな」

「これ以上喋ったら撃つぞ……」

 

そして黒服が守の頭に銃を向けた。するとベアトリーチェがその光景をを見てキレた。

 

「私の……」

「お前も大人しく……」

「私の主人に手を出すなぁああああああああぁぁぁ!!!!!」

「な!?」

 

その瞬間、黒服達は吹き飛ばされ、ベアトリーチェの姿は獣人のように見え、まるでファウストローブを纏っている様だった。そしてベアトリーチェは守を庇うように威嚇をしていた。

 

「フーッ……フーッ……守に手を出させない……」

「ベアトリーチェ!!」

「安心しなさい……私が絶対守から……」

 

そして黒服達が銃を向けて撃とうとすると翼?らしき人物が止めに入った。

 

「銃を下ろせ!!」

「しかし……」

「後の始末は私達がするから……」

「……分かりました」

 

そして黒服達が下がって、翼?とクリス?が前に出た。だがベアトリーチェは警戒を解く事はなかった。

 

「大人しく同行して貰えない?」

「貴方達は守を傷つけた……私の主人を……」

「それは、ごめんなさい……でも私達は……」

「私は許さ」

「ベアトリーチェ」

 

すると守がベアトリーチェの頭を撫でた。そしてベアトリーチェの警戒が段々弱くなってゆく……。

 

「悪い人達じゃないよ」

「でも……」

「元は僕達が急にここに来たのが行けなかったんだ……だから許してあげて?」

「……分かったわ」

 

そう言ってベアトリーチェは要石を触り犬の姿になって、守に抱き抱えられた。

 

「えっと……俺は青葉守です。並行世界から来ました。」

「並行世界……って事は」

「違う世界の私達を知ってたのも分かる」

「とりあえず何処かに案内して貰えないかな?」

「そうだな、私は風鳴翼だ!!」

「雪音クリスです……」

 

そして守は2人に連れられて部屋に移動した。そして部屋に移動したら荷物検査をされた。

 

「とりあえず。荷物を全て出して話はその後だ」

「分かったよ」

 

そして守はギャラルホルンの欠片と要石を置いた。

 

「これ、ギャラルホルンだな」

「やっぱり翼は知ってるんだね」

「まぁな。もう一人の私にも会ったしな」

 

するとクリスが要石を手に持った。

 

「この石は何?」

「あぁ……それは……って触ったの!?」

「え?触ったらダ」

 

するとクリスが光出して猫になってしまった。

 

「……ミィ」(……あれ?私猫になってる)

「え!?クリスが猫に!?」

「あーこれどうしよベアトリーチェ……」

「ワンワン」(守にあんな事した罰よ、フフン♪)

 

 




次回保護&可愛い。お楽しみに!!


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保護&可愛い。

もう50話超えたって凄くね?毎日投稿してるよ……自分でもびっくり……


「ちょっと!!どうなってんだよ!!オレのクリスが猫になっちまったじゃねぇか!!」

「揺らさないで!!分かった!!分かったから!!ちゃんと説明するから!!」

 

そして守は、何故クリスが猫になってしまったのか説明をした。

 

「つまり要石をもう一度触れば元に戻るけど……」

「よし!!これだな!!」

「って話を……何触ってんの!?話聞いてた!?」

 

すると翼も同じように光始めて犬になってしまった。

 

「ワンワン!!」(……やっちまったぁああああああ!!!!!)

「……ミィ」(翼……話を最後まで聞きなさいよ……)

「ワン!!」(は!!クリス!!やっぱり猫になっても可愛いなぁ)

「ミャア……」(……バカ)

「ワンワン……」(これ、ほっといてもいいんじゃないかしら……)

「え?なんか翼喜んでない……どうゆう事?」

 

そして守はとりあえず翼に要石を触らせた。すると翼は人間には戻ったが耳としっぽはついたままだった。

 

「あれ?元に戻った……でも耳としっぽがついてる……」

「話をした通り、触れれば1週間はそのままだからね」

「あぁ。その……ちょっとパニックになってた」

「いや、いいよそれじゃクリスさんを戻すね」

「ミィ」(お願いします)

 

そして守がクリスに要石を当てようとした時、翼が腕を掴んだ。

 

「ちょっと待ってくれ……」

「え?どうしたの?」

「クリスも耳としっぽがつくのか?」

「うん。翼さんみたいに可愛いくなるよ?」

「か、可愛い……って違う!!ちょっと守は離れてくれないか?」

「やだよ、俺もクリスの猫耳としっぽみたいね……」

「……」

「……」

「ミィミィ」(また翼の悪い癖が……)

「ワンワン」(守も同じように悪い癖が……)

 

そして守と翼は小一時間クリス(猫)を語り続け、そしてやっとクリスを戻した。

 

「はぁ……やっと戻れた、って翼そんな鼻血出して……」

「ヤバい……オレのクリス可愛い過ぎ……尊い……」

「これは中々……悪くない……」

「戻って来なさい守、翼にいいつけるわよ?」

「ちょっ!!ベアトリーチェ!!それは勘弁してください!!」

 

ベアトリーチェが守のほっぺを引っ張っていると、その話を聞いてたクリスが質問した。

 

「守さんは違う世界の翼と何かあるの?」

「いてて……翼?あぁ、それはね俺の世界では翼が俺の彼女なんだよ」

「はぁ!?ちょっとどうゆう事だよ!!」

「つ、翼!!落ち着いて!!……ってミャアァァァ!!!!!翼しっぽ掴まないでよ!!」

「ご、ごめんクリス……」

「私……何か悪い事した?」

「……そうかもしれない」

 

そして守はこの後、翼に色々聞かれるのだった……。

 




次回帰るまでの過ごし方。


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帰るまでの過ごし方。

戦姫絶唱シンフォギアXDコラボ魔法少女らしいですね……もうなんでもありなんだよなぁ……


守は自分の世界の2人について色々と説明していた。

 

「あっちの世界の私って貴方と幼なじみなんだ……」

「そうなんだよね」

「へぇ〜……それで翼とはどこまでいったの?」

「キスあたりかな」

「き、キスまでいったんだ……」

「もう嫌。……これ以上オレが耐えられない」

「なら耳塞げばいいじゃない」

「それはそれで気になるからヤダ」

「……」

 

翼は部屋の端に蹲りながら聞いていた。するとクリスがある事を聞いた。

 

「そういえば守は自分の世界にどうやって帰るの」

「え?あぁ、誰かに歌を歌って貰わないとギャラルホルンが反応しないんだよ……」

「え?じゃあ……」

「歌ってくれる人がいないと帰れない……」

 

すると蹲っていた翼が言った。

 

「……それオレ達が歌ったら帰れるのか?」

「ベアトリーチェどう?」

「帰るかはどうかわからないけどゲートは開くわよ」

「……帰るかどうかは」

「知らないわ」

「ですよね~」

 

そして翼が守に言った。

 

「明日オレ達訓練があるからさその時でいいんじゃないか?」

「私もそれでいいと思う……」

 

その言葉に守は頷いたが、クリスがある事を言った。

 

「守さん今から翼について色々お話しませんか?」

「ん?いいよ。俺がどれだけ翼が好きか教えてあげるよ……」

「何を言ってるんですか?私の方が色々と知ってるに決まってるじゃないですか……」

「そうかそうか……って何を話そうとし、ん〜!!ん〜!!」

「守。この駄犬を捕縛したわ」

「うん、ありがとう」

 

守とクリスは笑いながら火花を散らしており、また翼はガムテープと縄で捕縛され、それをやったベアトリーチェは優越感を楽しんでいた。

 

「んー!!んー!!」

「大人しくしなさい。これから楽しくなるんだから……」

 

そして守とクリスの翼LOVEについての話が始まった。

 

「私の世界の翼はとってもかっこ良くて、いざスカートとか履くと恥ずかしがるの……この意味分かる?」

「くッ……かっこいい翼にあえて可愛いスカートを履かせて恥じらいを求めさせるとは……」

「んー!!」

「いいわね。その顔……」

 

次は守が翼LOVEについて語りだした。

 

「俺の世界の翼は女の子らしくて積極的なんだ」

「それなら私の翼だって負けない」

「甘い……甘すぎるぞクリスさん、問題はそこじゃない……その破壊力だ」

「破壊力……まさか!?」

「そう!!上目遣いからのちょっとした恥じらいを持ち、かつ絶妙に甘えている……これこそ翼の可愛いさだ!!」

「そんな……まさか翼の女の子らしさを武器にするなんて……好きになるに決まってるじゃない!!」

「んーーーーー!!!!!!」

「諦めなさい……あれは長いわよ……ふふっ」

 

そして翼が部屋にいる中、守とクリスの翼LOVEについての語りが続いた……そしてその後解放された翼はしばらく壁の端で蹲っていたとゆう……。




次回二度あることは三度ある。お楽しみに!!


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二度あることは三度ある。

FGOのイベントだせ。絶対回るわ─=≡Σ((( つ•̀ω•́)つ


次の日、守達は訓練所にいた。その時、翼とクリスはシンフォギアを纏っていたのだが……。

 

「フフフ……もうオレは何も失う物はない……アハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハ」

「あの……大丈夫?」

「ちょっとやりすぎたかも……ごめんね翼」

「大丈夫だよ。クリス、今からちょっと絶唱歌うだけだから」

「ちょ!?守!!あの子の口塞ぎなさい!!」

「翼!!私が悪かったから戻って来てぇぇぇぇ!!!!!!」

「みーんなみんな忘れろ〜アハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハ」

 

そして守達は何とか翼を(物理で)落ち着かせて正気に戻した。

 

「はぁ……はぁ……とりあえず落ち着いたな」

「……は!!オレは一体……確か昨日……」

「翼!!昨日は普通の話をしただけ、いい?」

「そ、そうだぞ普通の話をしてただけだよな、ベアトリーチェ」

「……えぇ。そうね」

「?」

 

そして翼とクリスは歌を歌い始めた。そして守は今改めてこう思った。

 

「……よく考えたら俺今凄い事やって貰ってる?」

「まぁいいんじゃない?これも1つの思い出にしなさい」

 

そして2人の歌にギャラルホルンの欠片が共鳴してゲートが開いた。

 

「……開いた」

「まさかここまで簡単だとなんか凄いな……」

「俺もびっくりしてるよ……」

 

そしてベアトリーチェが守の手を繋いだ。

 

「さぁ…行くわよ」

「そうだね……2人共ありがとう」

「こっちこそ楽しかったぞ、守」

「次もし会えたらまたお話してください」

 

そして守とベアトリーチェはゲートの中に入って、そして消えてしまった。翼とクリスが戻ろうとしたら、ふとクリスが言った。

 

「ねぇ翼?」

「ん?なんだ?」

「こっちの世界に二課がギャラルホルン持ってるんだからそれで帰らせれば良かったんじゃない?」

「……まぁいいだろ!!」

 

2人は知らない……守が行った次の世界を……。そして守とベアトリーチェはある所にいた……。

 

「ここって……何処かしら?」

「……」

「守?」

「懐かしい……」

 

すると守はデカいオルガンらしき所にある椅子に座った。

 

「昔よくここに座ったなぁ……」

「守知ってるの?」

「あぁ、最近は行って無かったけどね。ここは……」

 

すると入口が開かれ、帽子を被った女の子がやって来た。

 

「おい、貴様ら……何者だ」

「あれ?その声……キャロル!!……ちゃん?」

 

それは守が知っている大人のキャロルではなく、子供のキャロルだった。

 

「あれ?キャロルちゃんどうして子供になってるの?」

「……二度あることは三度あるってこの事なのね」

 

守はまだ帰れなさそうだ……。

 

 

 

 

 

 




次回キャロルちゃん。お楽しみに!!


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キャロルちゃん。

おれ、ねこだから
こいつのことば わからない
おれ、ねこだけど
こいつのきもち
なぜかよくわかる
おれ、ねこ おれ、ねこ
おれ、ねこ おれ、ねこ

久しぶりにこの歌を聞いてあぁ懐かしい……って思ってしまった。


「何者だと聞いている」

「なんかキャロルちゃん子供になってない?」

「多分違う世界のキャロルよ……」

「オレの話を聞け!!」

 

するとキャロルは守に向けて錬金術を使用した。

 

「こ、怖!!今頬をかすった!!」

「うるさい!!静かにしろ!!全く……ガリィ!!」

 

すると守も良く知る人物が出て来た。

 

「なんですかぁ、マスター……ってシャトーに侵入者ですか?」

「あ、ガリィ」

「は?あんたなんで私を知ってんのよ」

「ガリィ。牢に連れて行け」

「ハイハイ分かりましたよマスター……」

 

そしてガリィは守とベアトリーチェを牢に連れて行った。そしてキャロルは1人で何故この場所にいたのか気になり始めた。

 

「……後であれを確かめて見るか」

 

一方、守達は牢に連れていかれてそのまま牢で過ごしていた。

 

「この世界のキャロルちゃん怖い……」

「ワンワン」(仕方ないじゃない、私達を知らない別の世界のキャロルなんだから)

「あ〜ベアトリーチェ……今はお前だけが癒しだよ……」

「ワン……」(完全に自分の世界に入ってるわね……)

「最近はあんまり構ってないから今の内にいっぱい可愛いがってやるからな」

「ワンワン」(あら?なら首元の顎やってちょうだい……あぁ……いいわよ守……ん〜〜幸せ〜〜)

 

しばらく守はベアトリーチェと戯れていると、やがてキャロルがやって来た。

 

「……おい」

「ここがいいのか?」

「ワンワン」(あ〜そこそこ……気持ちいいわよ〜)

「……おい!!」

「ベアトリーチェ、最高だよ」

「ワン」(ふふっ……ありがと)

「…話を聞けぇ!!!!!!」

「グハッ!!」

 

守はキャロルからいい一撃をくらっていた。

 

「……なんだよキャロルちゃん」

「馴れ馴れしいわ!!さっきから監視していれば…じ、女性をそんな風にして戯れるとか……変態だろ!!」

「失礼な……いや、まぁ……犬だからセーフで……」

「ふん……まぁいい……」

 

するとキャロルは守の胸ぐらを掴んで顔を引き寄せた。

 

「な、何をするのキャロルちゃん……」

「決まってる……思い出の共有だ」

「思い出の共ムグッ……」

 

守が言いかけようとするとキャロルがキスをした。やがてキャロルが唇を話すとキャロルは恥ずかしそうにしながら言った。

 

「お、オレがお前の姉だと!?ど、どうゆう事だ!!」

「ちょっ!?キャロルちゃん揺らさないで!?」

「しかもあんなダメ人間を象徴するような感じでお酒で絡むなんて……いやぁああああああぁぁぁ!!!!!!」

「キャロルちゃん!!そんな頭揺らさないで!!頭が!!頭がぁあああああぁああ!!!!!!」

「……ワン」(……なんか家にいるみたいね)

 

そしてしばらくの間、キャロルはその場で頭を抱えこみ守はぐったりとして倒れていたそうな……。

 

 




次回守とキャロル。お楽しみに!!


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守とキャロル。

キャロルってなんか……なんかこう……さぁ……飲み友達とかになって居酒屋に連れ回されるの良くない?


しばらくして、キャロルは守に説教をしていた……。

 

「これはどうゆう事だ!!ギャラルホルンの欠片で来たのは分かったし、向こうの世界の装者達にあったのは分かった……だが、なんだ向こうのオレは!!ただの酔っ払いの絡むとめんどくさいOLじゃないか!!!!!!」

「いやだって……ねぇ……」

「だってじゃない!!あれは酷すぎだろ!!大体なんだ。あのだらけっぷりは!!!!!!」

「仕方ないじゃん。気づいたらお酒飲んでるし……酒癖悪いし……絡むと余計に……」

「ならお前が酒を出さないならいいだろ!!!!!!」

 

キャロルが守に説教している間、ベアトリーチェはさっき現れたガリィと話をしていた。

 

「マスターがあんなに怒るなんて久しぶりですね〜」

「あら?この世界のキャロルはあまり変わったようには見えないけど」

「そうでもないですょお?だってあれ見てて面白くない?」

「……それもそうね」

 

やがて守はある程度の説教が終わって、結構こたえていた。

 

「いいか。次は絶対にオレに酒を飲ませるなよ?」

「……多分大丈夫です」

「多分だと?ハッキリしろ!!」

「は、ハイ!!!!!!」

「全く……」

 

そしてキャロルはとりあえず守達を牢から出して玉座に連れて来た。

 

「とりあえず今から二課に送る」

「二課?なにそれ」

「……まぁそのうち分かる」

 

そしてキャロルがテレポートジェムを手に持った瞬間、したに錬金術の陣が発生した。

 

「え?何これ?キャロルちゃんこんな事も出来るの?」

「……守。これは違うわ」

 

するとベアトリーチェが否定してキャロルは慌てていた。

 

「な!?シャトーに座標を合わせただと!?く、間に合わない!!」

 

キャロルは急いで止めようとしたが間に合わずやがて2人の姿が現れた。

 

「ほう……随分と懐かしいな」

「本当ですね。前は危ないからって改装したもんね」

 

そしてキャロルが驚いていた。何故ならそこには……。

 

「な……な、なんでオレがここにいる!?」

「ん?あぁ…この世界のオレか、守を迎えにきた」

 

その光景に守は固まっていた。

 

「……ベアトリーチェ、なんかキャロル姉とエルフナイン姉がいるんだけど……なんか物騒じゃない?」

「気持ちは分かるわよ。だって、あんな物騒な格好してたらねぇ……」

 

キャロルとエルフナインの姿はダインスレイフとダウルダブラのファウストローブを着た状態だった。

 

「見つけたぞ。守……」

「あ、守くん見つけましたよ」

「「帰りましょう(るぞ)」」

 

一波乱ありそうだ……。

 




次回キャロル姉VSキャロル。お楽しみに!!


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キャロル姉VSキャロル。

さて!!賭けはどうなったでしょう!!それではどうぞ!!(感想を見たら分かる)


守はその場で立ち尽くしていたらキャロル(姉)が駆け寄って、そしてエルフナインは守を抱きしめた。

 

「よかった……無事でよかったです。守くん」

「え、エルフナイン姉……強く抱きしめすぎ……」

「いいじゃないですか♪久しぶりエルフナイン姉じゃなくてエル姉って呼んで欲しいな〜」

 

するとキャロル(姉)が守からエルフナインを引き離した。

 

「そろそろやめとけ」

「元は誰のせいだったかな、キャロル?」

「……もう謝っただろ。勘弁してくれ……」

 

するとキャロルがキャロル(姉)に言った。

 

「おいオレ……」

「ん?あぁ、オレかどうした?」

「どうした……じゃないわ!!!!!!」

「守くん。少し離れようか」

「え?何が起きるの?」

「守。私も嫌な予感がするわ……」

「ベアトリーチェまで……」

 

するとキャロルが激しく怒りながら言った。

 

「なんだあのだらけっぷりは酷すぎだろ!!万象黙示録はどうした!!」

「……あれは仕方ない。だが万象黙示録やめた」

「……そうか。お前もパパの命題が分かったのか?」

「オレはただ……守の成長を見ていきたい」

「……ならいい。だが……」

 

するとキャロルはエレメンタルユニオンを纏ってキャロル(姉)に攻撃し始めた。

 

「オレが違う世界であの記憶みたいになるのは絶対にさせん!!」

「な!?オレの楽しみを奪うだと!!……おい待て、まさか思い出の共有したんじゃないだろうな?」

 

キャロル(姉)はそれと同時にキャロルに反撃した。

 

「守に勝手にキスをしたとはいい度胸だな……」

「酒癖の悪いオレに言われたくないな……」

「「………………」」

「キャロル姉とキャロルちゃんがなんか凄い怖いんだけど……」

「大丈夫ですよ。最悪、僕が止めますから……ふふっ」

「……今までで1番怒られて怖いのはエ」

「何か言いました?」

「な、なんでもありません!!」

「……エルフナインだけは怒らせないようにしましょう」

 

そしてキャロル(姉)とキャロルの戦いが始まった。

 

「おいオレ!!休日にあの男の家に押しかけるのはやめろ!!」

「いいだろ!!一目会いたくなるだろ!!」

「そもそも教師の特権を乱用に使って……あれはやりすぎだ!!」

「バレなければいいんだ!!オレは絶対にやめんぞ!!」

「ふざけるな!!そもそもあれだけ飲むのはヤバいだろ!!一升瓶片手に飲み干すって肝臓にわるいわぁあああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!」

「最近はストレスが溜まって飲みたくなる時があるだろォおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!」

「……今度キャロル姉に何かプレゼントあげよ……」

「……そうですね」

 

そしてキャロル(姉)とキャロルの戦いは約1時間は経過した……。そしてもうシャトーはボロボロだった。

 

「はぁ……はぁ……絶対に止める!!」

「はぁ……はぁ……オレはオレの楽しみを守る!!」

「キャロル姉必死だね」

「1週間お酒禁止にしましたからね。」

 

そしてキャロル(姉)とキャロルは攻撃をしてぶつかり合った。するとその時の衝撃で守が吹っ飛んだ。

 

「グハッ!!」

「「あ……」」

 

そして守はそのまま気を失った。

 

「ちょっと守!!大丈夫!?貴方もなん…と……か…………」

「……確かベアトリーチェさんでしたね。ちょっとあの2人を止めてきます」

「え……えぇ、分かったわ」

 

その様子に気がつかずキャロル達は未だに戦っていた。

 

「そろそろくたばれ!!オレ!!」

「断る!!これ以上楽しみを奪わ…れ……て……」

「おい!!どうした!!さっさと……」

「2人共……いい加減気づこうか……」

 

2人は横を見るとダインスレイフのファウストローブを着たエルフナインがそこには立っていた。

 

「……2人共。ちょっと反省しようか……」

「え、エルフナイン落ち着いてくれ!!」

「そ、そうだ。話せば分かる!!」

「キャロル達のせいで守くんを怪我させてどうするの?」

「「…………」」

 

キャロル達は顔を真っ青にして汗をかいていた。そしてエルフナインはキャロル達の引っ張って何処かに行こうとした。

 

「キャロル……お仕置きが必要だよね」

「い、嫌だ。あの部屋はここにはないはず……」

「お、おい何の話をしている!?」

「大丈夫だよ、キャロル……ちゃんと持って来たから……それじゃ、行こうか……」

「嫌だ!!あの部屋だ」

「お、おい!!何処にい」

 

そしてエルフナインとキャロル達が消えてた後、残ったのは守とベアトリーチェだけだった。

 

「……今始めてエルフナインは敵に回さなくて良かったって思ったわ……」

 

そして、しばらくしてエルフナインは少しご機嫌な様子でまたキャロル達は魂を抜き取られたような状態で帰って来たとか……。

 

 

 

 

 

 




次回本当の再開とよく知る人物達。


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本当の再開とよく知る人物達。

ズズ……あーお茶うめぇ……さてYouTubeでも見るか……oh響さん……╰(‘ω’ )╯


しばらくしてキャロル達が復活してしばらくゆっくりしていた。

 

「……大丈夫?キャロル姉、キャロルちゃん」

「あぁ……何とかな……」

「オレは酒が2週間禁止になった方が辛いがな……」

「キャロルがやりすぎなのが行けないの」

「ワン」(そうね)

「あれ?ベアトリーチェ。いつ犬になったの?」

「ワンワン」(この世界には私を知ってる装者がいるから私は犬のままでいいわ)

「……やっぱり言葉が分からん」

「ワン」(でしょうね)

 

すると守がある疑問を抱いた。

 

「そういえば……どうしてキャロル姉はこの世界に来れたの?」

「あぁ。それはな?」

 

そしてキャロルが取り出したのはギャラルホルンの欠片だった。

 

「銀二がやっぱりコレクションで集めてたのを貸してもらってゲートを開いた」

「へぇ……2つあったんだ……」

「この世界の奏にもあったぞ」

「え!?そうなの!!」

「……行くか?」

「いくいく!!」

 

するとキャロル(姉)がテレポートジェムを用意した。

 

「まぁどの道1度二課には行ったからな」

「こっちにはギャラルホルンが完全な状態であるから直ぐに帰れるよ。守くん」

「本当!?良かった〜」

「オレも行く、今日はサンジェルマンもいるからな」

「ワン?」(大丈夫かしら?)

 

そしてキャロル達はテレポートジェムで二課まで移動した。そしてテレポートジェムで二課に着くと見覚えのある人物がいた。

 

「うわ!?びっくりした……って守か?」

「着いた……ってあれ?奏?久しぶり!!」

 

そこには守の世界で子犬になってた、奏がそこにはいた。

 

「キャロルとエルフナインが来た時は驚いたけど、まさか本当に違う世界に飛ばされてたんだな」

「そうなんだよーいやぁ……もう色々大変で……」

 

すると向こうから赤いスーツを着た男と女性がやって来た。

 

「見つかったのか?キャロルくん」

「あぁ。お陰様でな」

「良かったじゃない」

「あれ?弦十郎さんと了子さんだ……やっぱり違う世界なんだな」

「そうだな。守の世界の旦那と了子さんは正直あたしもびっくりしたからな」

「ねぇ、この世界の了子さんって独」

「何か言った?」

「……いえ何も」

「相変わらずだな……」

 

そして守達は二課の本部で奏達と話をしているとある人物がやって来た。

 

「ここに違う世界のキャロルが……」

「あ、本当……キャロルが大人のままだわ」

「もう1人知らない男がいるワケダ」

 

現れたのはサンジェルマンとカリオストロ、プレラーティだった。

 

「サジ姉……なんか雰囲気変わらないね」

「……それは私の事か?」

「あ、ごめん。ダメだった?」

「……いや、好きなように呼んでくれて構わない」

「あれ、以外と喜んでるわね」

「それ以上はやめるワケダ」

 

すると弦十郎が守達に言った。

 

「今日は疲れただろ。ゆっくりしたらどうだ?」

「そうですね。私達は明日帰りましょうか、いいですかキャロル」

「……まぁいいか。守もそれでいいか?」

「全然いいよ」

「それじゃあ久しぶりに何か話そうぜ!!」

 

そして守達は1日だけ二課で世話になるのだった……。

 

「サジ姉猫とか犬は好き?」

「いきなりどうした」

「なんか気になって……」

「……私は猫が好きだな」

「……やっぱり違うんだね〜」

「?」

 

 

 

 

 

 

 

 




次回寄り道。お楽しみに!!


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寄り道。

外伝が終わりに近づいてきた……まぁそうだよね……


次の日。守達は完全聖遺物のギャラルホルンの前にいた。

 

「昨日は色々と世話になりました」

「気にしないでいい、君達の世界では俺が結婚してたのは驚いたがな」

「相手は誰か教えてくれたっていいじゃない〜」

「それは……やめときます」

「ワンワン」(絶対やめといたほうがいいわ……悲しいものね、独身って)

「それよりも私はあのカリオストロが結婚してるのが1番驚いたな」

「ありえないワケダ」

「ちょっと!!酷くない!!」

 

一方でキャロルとキャロル(姉)はまた喧嘩をしていた。

 

「なんて格好をしてるだ!!ふざけるなああああああああぁぁぁ!!!!!!」

「仕方ないだろ……スーツに思いっきりこぼしたんだから」

「それはいい……だが、短パンでへそが見える服は恥ずかしいからやめろ!!!!!!」

「これはこの世界のガリィが貸してくれた服だぞ?」

「……が、ガリィ!!!!!!」

 

人騒動あった後守達は帰る準備をしていると奏がギアを纏った状態で現れた。

 

「もう帰るんだろ?」

「まあね、そろそろ帰らないと……」

「翼達には会わないのかい?」

「え?どうゆう事」

「ワン……」(これは……)

「……エルフナイン」

「絶対いいますね……」

 

そして奏は言った。

 

「あたしは今からちょっと野暮用があって翼の世界に行くんだ」

「そうなんだ……ねぇキャ「行ったら絶対に帰るぞ……」」

「ありがと!!キャロル!!」

「……」

「キャロル嬉しい?」

「……聞くな」

 

そして守達はギャラルホルンを通じて響達の世界に行く事にした。

 

「じゃあな。オレ、お前も守りたい物が出来たら分かる」

「……随分説得力があるじゃないか」

「……なに、教師の経験談さ」

「サジ姉楽しかったよ」

「私も向こうの世界の話を聞けて楽しかったよ」

「じゃあ行こうぜ!!守!!」

「ベアトリーチェおいで」

「ワン」(分かったわ)

 

そして守達はギャラルホルンを通じて響達の世界に行ったのだった……。

 

その頃……響達の世界ではギャラルホルンの前で翼が奏が来るのを待っていた。

 

「……もうそろそろなんだが」

「翼。奏まだ来ないの?」

「マリアか……もうそろそろ着くと思うんだが……」

 

するとギャラルホルンからゲートが開いて奏が出て来た。

 

「翼〜元気にしてたか?」

「奏やっと来た」

「あら奏遅かったじゃない。遅れるなんて珍しいじゃない」

「あぁ。実はな……」

 

するとギャラルホルンから守達が現れた。

 

「やっぱりあまり変わらないな……」

「キャロル。ここ多分潜水艦じゃない?」

「そうか?」

「あ、翼とマリア久しぶり」

「……」(私は出来れば会いたくないけどね……)

「な!?守!!」

「貴方がどうしてここに……」

「後であたしが教えるよ」

 

そして奏は守達の事について教えるのだった……。

 

 




次回SONGと翼が知りたくなかった真実。お楽しみに!!


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SONGと翼が知りたくなかった真実。

シンフォギア3周年おめでとう!!


守達は奏の説明である程度の事情が分かりSONGの世界の司令に会う事になった。

 

「まさか守がこの世界に来るとは……」

「そうね……向こうの世界のキャロルとエルフナインもいるし……」

「正直あたしもびっくりしたさ……な?」

「俺も正直また会えると思って無かったからな」

 

すると翼は守が抱いているベアトリーチェに気が付いた。

 

「守、その子犬は?」

「あぁ。翼達が帰った後、しばらくして拾った子だよ」

「へぇ……名前は?」

「ベアトリーチェだよ」

 

その言葉を聞いて翼達は驚いていた。そして奏が守を思いっきり揺さぶる。

 

「はぁ!?ベアトリーチェだと!!」

「ちょっと奏!!やりすぎよ!!」

「あ……すまねぇ……」

「え?どうゆう事?」

「……」(……不味いわね)

 

そんな事をしていると調と切歌がやって来た。

 

「マリアどうした……って守デス!?」

「向こうの世界のキャロルとエルフナインもいる……」

「とりあえず話は後よ」

「そうだな……」

 

そして守達は司令室まで行って残りの人達に会った。

 

「あ、翼さん。奏さんは……って守くん!!」

「本当だ……でもどうして……」

「響、未来久しぶり」

「どうなってんだ……」

「翼……。この人達は……」

「今から話ます。叔父様」

 

そして翼は事の経緯を伝えた。

 

「そうか……あの時の協力者か……とにかくSONGは君達を歓迎する」

「……やっぱり弦十郎らしいね」

「確かにな……ってどうしたエルフナイン」

「僕とエルフナインがいる……でも、体は大人で……」

 

すると守はキャロルとヒソヒソと話始めた。

 

「別の世界のエルフナイン姉なんか可愛らしいね……」

「……何故かオレに似ているのは気のせいか?」

 

そんな話をしていると響が守に笑顔で言った。

 

「せっかくあったんだし話そ!!」

「そうだね」

「あたしも行くデース!!」

「せっかくだしあたし達だけで行くか」

「キャロル姉とエルフナイン姉はどうする?」

「オレとエルフナインはパスだ。この世界のエルフナインに色々と聞きたいからな」

「僕も楽しみです!!」

「……私もよ……ふふっ」

 

そして守はベアトリーチェを抱えながら装者達と食堂に行ったのだった。そして食堂に着くと守達は様々な話をし始めた。

 

「そういえばその子犬の名前はなんですか?」

「ベアトリーチェだそうだ……」

「「「「「「「「…………」」」」」」」」

「みんなどうしたの?」

「……」(これは……まぁ仕方ないわね)

「な、なんでもないよ!!」

「もしかしたらベアトリーチェだったら人間になったりしてな」

「なるよ?」

「ワフゥ!?」(ちょっ!?守!!)

 

その言葉に響達は驚いていた。

 

「どうゆう事だよ!!」

「詳しく話を聞こうか」

「……えっと、なんか言っちゃっいけなかった?」

「ワン……」(潮時ね……)

 

するとベアトリーチェは要石を触って人間の姿に戻った。

 

「これでいいでしょ……話すか」

「良かった!!」

「ちょっと!!離しなさい!!」

「……話が見えない」

「ちゃんと説明するからとにかく離れなさい!!」

 

そしてベアトリーチェは今まで体験して来た事を言ったのだった。

 

「……っとここまでが私の知ってる全てよ……大丈夫、もう悪意はないし私はずっと守を守るだけだから……」

「守……貴方運命を味方してるわね……」

「その前にそんな事があった自体がびっくりしたんだけど……」

「確かに……」

「情報盛り沢山デス……」

「私の話は終わりよ」

 

そしてベアトリーチェは守の太ももの上にチョコンっと座った。

 

「守。いつものやつお願いね」

「好きだね、全く……」

「〜♪」

「……もうアイツだけで世界救えたんじゃねえか?」

「……否定出来ないな」

 

そしてその後守達は色々な話をしているとある話題に入った。

 

「そういえば別の世界の響と翼とクリスにあったよ」

「それって……響さんはグレてて翼さんは俺俺でクリスさんは大人しめでしたか?」

「そうだったよ。いやー3人共要石に触って大変だったからねー」

「いつものやつですね……」

「……なんか逆に凄いわね」

 

すると響がとんでもない事をいい出した。

 

「そういえば守さんは向こうの世界の翼さんとどこまで行ったんですか?」

「え……恥ずかしいんだけど……」

「守。それは私も聞きたいわ」

「ベアトリーチェ……はぁ、分かったよ」

 

その間、翼は嫌な予感を感じてゆっくり離れようとしたらマリアと奏に拘束された。

 

「な!?奏、マリア!!離せ!!」

「翼、逃げるのはいけないわよ?」

「そうだぞ。せっかく面白い話が聞けるんだ」

「やめろ!!私は聞きたくない!!」

 

そして翼が2人によって座らされると未来が守に質問した。

 

「どこまで行ったんですか?」

「もう半年になるかな」

「イヤイヤ!!もうヤダ!!」

「……ABCのどれですか?」

「……言わなきゃダメ?」

「そ、そうだ!!守!!絶対に言うな!!じゃなと私は私でなくなる!!」

 

するとベアトリーチェが耳元で囁いた。

 

「本棚の裏……」

「……Bです」

「つまり……一線は越えてないんですね?」

「はい…」

「って事は翼さんの胸を触っ「分かったわ……防人の生き様、覚悟を見せてあげるッ!貴女達の胸に焼き付けなさいッ!」ちょっと!!翼さん!!絶唱はダメですよ!!」

「おい先輩を止めるぞ!!」

「離せ!!それ以上は絶対話させない!!」

 

そしてしばらくは翼は暴れていたがみんなに取り押さえられて手足を縛られて口をガムテープで塞いだ状態で死んだように話を聞いていたそうな……。

 

 




次回歓迎パーティ。お楽しみに!!


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歓迎パーティ。

次回で外伝の最終回だ……新しい小説も考えている(続くかどうか分からん)……え?他の小説?……ネタが思いつかぬ……それではどうぞ!!


「それでは改めて……ようこそ!!SONGへ!!」

 

その言葉と共にクラッカーが鳴り響く。

 

「なんか、明日元の世界に戻るのに悪いな……」

「そんな事ないよ!!」

「守がいたお陰で私達は元の世界に帰れたんだからこれくらいのパーティぐらいいいんじゃない?」

「守、そんなに気にすると無くなっちゃうわよ?」

「分かったって……食べるから」

 

一方、向こうの方ではキャロルが大人陣営と話していた。

 

「すまないな。こんな歓迎してもらって……」

「いや気にするな。こちらこそ装者達を助けてくれて感謝する」

「オレは何もやってない……勝手に助かっただけだ」

「これは……」

「ツンデレですね……」

「やっぱり大人になると変わるのね……」

 

また、エルフナインはエルフナイン(姉)と一緒に話をしていた。

 

「僕が成長するとやっぱり凄いですね」

「大人になりたい?」

「はい!!僕は皆さんの力になりたいので早く大人になりたいです!!」

「そっか……でも今を楽しむ事も大事よ?」

「今……ですか?」

 

するとエルフナイン(姉)はエルフナインの頭を撫でて優しく言った。

 

「私はキャロルと守くんと楽しく学生時代を楽しんだよ」

「学生時代……」

「そう……貴方もみんなといて楽しいって思うでしょ?」

「はい!!」

「なら今は大人になるよりも子供として楽しむのも悪くないわ」

「僕、頑張ります!!」

「ふふっ……」

 

そんな様子を守は見ているとベアトリーチェが抱きついてきた。

 

「どうしたの、守?」

「いや、なんだかんだで楽しかったなって……」

「……そうね」

「明日はどうする?」

「そうね…あのソファーで寝たい気分だわ」

「そっか……」

「守さん!!翼さんの話の続きを聞かせてくださいよ〜!!」

「立花……もうやめてくれ……」

「おいバカそろそろやめてやれ、先輩が燃え尽きるぞ」

「あ、ははは」

 

守が響達の方に行こうとするとキャロルとエルフナインが何処か様子がおかしかった。

 

「ん〜やっぱり酒は最高だ〜」

「ちょっ!!キャロル姉!!お酒禁止って言われたじゃん!!エルフナイン姉!!」

「守くん〜抱っこ〜」

「このパターン久しぶり!?」

「誰だ!!2人にお酒飲ませたのは!!」

「ごめん……俺……」

「ちょっと!!藤尭!!何やってんのよ!!」

「いやだってあんな物欲しそうな目をしてたら出しちゃうだろ!!」

「……本気で言ってるの?」

「ごめん……あれは男には無理な話だよ……」

 

そして守はエルフナイン(姉)に抱きしめられながら言った。

 

「……いつも通りだなぁ」

 

 

 




最終回ただいま、俺達の家。


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ただいま、俺達の家。

最終回です!!そしてUAが10万を突破しました!!本当に沢山の人達に見てもらって嬉しいです!!それではどうぞ!!


やがて歓迎パーティを終えて守達はギャラルホルンに向かっていた。

 

「あの……守くん大丈夫ですか?」

「あぁ……結構大変だったよ……2人もそろそろ酔いが覚める頃だからね」

「もう凄かったからねー」

「頭が痛い……」

「僕もです……」

「大丈夫かよ……全く」

「藤尭さん気を付けてください」

「いやぁ……ごめん……」

 

そして気が付けばギャラルホルンの所に着いていた。

 

「そろそろお別れね……」

「前とは逆の立場だな」

「あー確かに……」

「守。そろそろ行くわよ」

「分かってるって」

 

そして守はギャラルホルンに向かっていく……。

 

「頑張ってね。私……」

「はい!!僕も頑張ります!!」

「色々世話になった……」

「気をつけて帰れよ」

「キャロル、お酒は程々にね?」

「……分かっている」

 

また別の方ではベアトリーチェに装者達が別れの挨拶をしていた。

 

「それじゃあね……」

「悪意に気をつけるデスよ!!」

「大丈夫よ……今の私は……」

「守がいる……だろ?」

「……えぇ。そうね」

 

そして守達はギャラルホルンのゲートを開けて中に入ろうとすると響が守の腕を握った。

 

「響?」

「守くん!!またいつか!!」

「……そうだね。またいつか」

「うん!!」

 

そして守達はギャラルホルンのゲートに入った元の世界に帰って行った……。

 

「行っちゃたね。響……」

「うん……でも今度はちゃんと伝えられた……」

「そうだね……」

 

すると本部で警報が鳴る。

 

「アルカノイズの反応を検知!!」

「場所は!!」

「北海道です!!」

 

そして弦十郎が装者達に言った。

 

「お前達、準備は出来てるか!!」

「「「「「「「はい!!」」」」」」」

 

一方で守達はとある公園にいた。

 

「ここは……」

「見覚えある公園だ……」

「とりあえず家に向かいましょう」

 

そして守達は家に向かった。そしてしばらくすると懐かしの我が家を見つけた。そして守達は中に入ると見覚えのある人達が出迎えてくれた。

 

「お?守!!帰ってきたか!!」

「おかえり〜まーくん!!」

「あ、先輩何処に行ってたんですか〜?」

「早く中に入るデス」

「守おかえり!!何処に行ったかって心配したんだから〜」

 

そして守達は顔を見合わせる。

 

「これはまた……」

「いつも通りですね……」

「いいんじゃない?これが私達の日常なんだから……」

 

そして守の前に青髪の女性がやって来た……。

 

「心配したんだよ?」

「ごめんね」

「ダーメ、許してあげない」

「えぇ……」

「……ふふっ。おかしい」

「そうだね……」

「おかえり。守……」

「うん……ただいま。翼……」

 

そして守達の日常はこれからも続いてゆく……。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ーfinー

 

 




これで外伝が完結しました……本当よく続いたよな……番外編もいつになるか分かりませんが書いて行こうと思っています。今までこの小説に付き合っていただきありがとうございました!!


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