ごり押し狩りピスト狩猟記 (夕布 華織)
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ごり押し狩りピスト狩猟記
某日──
『麻痺攻撃笛は強い、これはガチ』
某紳士的裸ノーダメ縛りハンターがマスター級プケプケを裸ノーダメ完封した時に発した言葉、これがきっかけだった。その人物は、スフォルツァンドⅠと解放の護石、笛珠二つでマスター級プケプケを装備無しかつ被弾ゼロで仕留めるという腕前。というか麻痺とスタンが組み合わさりすぎてて正直ヤバいとすら思うレベルだった。
「…仕事終わったし暇だからこの際一切使えない操虫棍の次に使ってない狩猟笛だけでマスター級やるか」
取り敢えずで起動するPS4、そしてMHWI。慣れ親しんだ太刀と銃槍、重弩のメインデータではなく、空欄になっている第3データを選択し、ニューゲームスタート。
「名前…名前…えーっと…ええいめんどっちいからAliciaでいいや。ネコは…デンドロビウムでいいか。でも英語で」
キャラメイクは大体テキトー。性別はいつも通りと言うべきか、相変わらず
「…あー、懐かしの初期ムービーだぁ。つーか相変わらずゾラマグでけえなオイ」
一通り初期ムービーが終わると、直ぐにジャグラスクエを受注。装備はメタルバグパイプⅠ、防具は新規勢救済措置装備のガーディアンα一式、重ね着でユクモ…という完全によくあるスタイル。そして…
「っしゃあ行くぜ行くぜ行くぜぇ!」
どこぞのモモタロス的な掛け声とともにクエストに繰り出し…
僅か1分ちょいでクエストクリア。
「さーて剥ぎ取り無視かーらーの採掘採掘鉄鉱石〜1個でいいんだけどね」
お目当ての鉄鉱石はあっさり出るほどのコモン素材。これと少々の金があれば破格の性能を誇る武器が作れるのだ。
"防衛隊式支援大鼓"、これも、先に述べたガーディアンα一式防具と同じくアイスボーンから導入された新規勢救済措置装備の一つで、高い攻撃力と長い切れ味緑、そして爆破属性に旋律は白緑水。回復とスタミナ系という支援型の狩猟笛ではあるがこの性能ならそもそも攻撃旋律がいらないので無問題。しかも耳栓が吹けるから尚更強い。
「さーて、クエスト進めてアンジャ仕留めるべ」
そう言って受けたのはケストドン討伐クエスト。このクエストはケストドン討伐後、ドスジャグラス狩猟が追加されるクエストという内容で、かれこれ15年もモンハンをやっている身としては正直苦戦する内容ではない。
案の定3分クッキングと化すクエスト。そして流れ作業のごとく古代樹の森探索でクルルヤックを秒殺。画面には帰還しろという指示が出るが、これを無視。そして…
「待ってたぜェアンジャ!!」
その辺を闊歩していたアンジャナフに戦闘をふっかける。予め仲良くなっていた虫かご族の閃光が刺さり、開幕咆哮を潰せた瞬間、アンジャナフのフルボッコが決定した────
──ふぅ、ちょっと時間かかっちまったか」
いや、普通その段階でアンジャナフを4分で捻り潰すのは充分早い部類です。しかもオマケと言わんばかりに雄火竜リオレウスにまで喧嘩を売り、そのまま一方的にボコり倒すという外道っぷり。
「素材ウマー」
そしてこの瞬間、オーバーキルウェポンの素材が揃っていた。
アンジャナフから取れる鱗、これで防衛隊式支援大鼓が強化できるのだが、その性能は既に上位序盤クラスの攻撃力の714。爆破属性値210と相まって凶悪な性能で下位の無双が確定。
そして流れるようにプケプケ、ボルボロス、ジュラトドスを捻り、再度アンジャナフを亡き者にすると、ゾラマグ捕獲作戦などという意味不明な名前のクエストを消化。ネギ乱入も終始フルボッコで苦戦する要素0。
その後、陸珊瑚の台地にてパオウルムー、瘴気の谷にてラドバルキンをぶっころころ。しかしココで若干苦戦する相手が現れたのだった。
そう、レイギエナである。
やたらすばしっこい、やたら空飛ぶ、やたら動く、咆哮はやかましいという相性最悪のレイギエナにストレスが
「あー…ガチでギエナ苦手だわ」
そのストレスのはけ口としてフルボッコされたオドガロンだが、終始ボコボコに殴り倒し、まさかのノーダメ完封だったのは言うまでもない。
そして再び理不尽な超火力が今度は雄火竜とディアブロを襲う!スタンが爆破を呼び、爆破で怯んだ所をスタンで更にフルボッコという外道畜生も顔真っ青にして逃げ出すレベルのワンサイドゲームに古代竜人もさぞ戦慄したことだろう…な訳ねーんですけどね。
「さーてゾラマグだゾラマグ。今回も救援なしでクリアしたらァ」
そう意気込んで挑んだマグダラオス戦。排熱機関のマグマ噴出で結構HPが持っていかれるもそれを無視するが如くのHP回復旋律演奏攻撃でストレスフリーな戦闘。ネルギガンテ乱入はまさかの放置プレイで排熱機関を破壊することだけに集中。その結果、撃龍槍を使ったタイミングでクエストが終わるという奇跡。
「シャァオラァ!これで武器強化じゃーい」
因みに強化素材はこのクエストで貰える勇気の証。
「さあ、フルボッコ再開だ」
上位プケプケ、アンジャナフをやはり苦戦することなく仕留めた。ここまでは良かった、ここまでは。
しかし、ココでデカい壁にぶち当たった。桜火竜リオレイア亜種だ。
「あかん強っ!?死ぬわこんなん!!」
一撃で溶かされる体力の装衣、200ある体力も251しかない防御力ではサマーソルトでほぼDieダメージ(つまり即死に近いダメージ)である。
「…仕方ない、罠フルセットと閃光と護符解禁するか」
意地でもソロクリアしたいので、アイテムフルパワー作戦始動。したら…
「え、余裕やんけ」
今まで苦戦してたのが嘘のよう、あっさり討伐。
しかもここで防衛隊式支援大鼓がⅣに強化され、ネルギガンテ討伐前なら最高火力をたたき出すヤバい武器が手元に来たのだった。
そして──
──ネルギガンテ、討伐。
「はい、素白武器ktkr。これは無双待ったナシ」
防衛隊式支援大鼓Ⅴ、紫緑水の旋律から繰り出される回復大、持続回復、強走効果、高耳、そして猛威を振るう爆破属性によってゼノジーヴァもまさかのフルボッコ。ワールド時代に必死こいていたのが嘘のようなバ火力で思わず笑いが出るほどだった。
「うっはwww強すぎワロタwww」
そのままアイスボーン突入でも良かったのだが、先にウィッチャーコラボのレーシェンクエストだけ消化し、ガジャブーとの親交を深める…のだが、ここでまさかの寄り道。
リオレイアから作れる狩猟笛、ヴァルキリコーダー。これを強化したロイヤルリコーダーがアイスボーンの渡りの凍て地のモンスターにぶっ刺さりな事が判明(特に氷牙竜ベリオロスと冰龍イヴェルカーナ)。急遽大量の雌火竜と桜火竜をジェノサイドするのだった…。
そして、満を持して挑んだブラントドス。予想通り火属性が弱点故怯みまくる上に、氷属性やられ無効が猛威を振るい、余裕のクエストクリア。
その後、BFBRことバフバロも同じ狩猟笛を用いてワンサイドゲームを展開。ついでに集めた鉱石で急場凌ぎのEXアロイ一式を作成。しかし直後にEXボーンα一式を作ると早々にお役御免。
そのまま苦労することなくイヴェルカーナまで到達するも、流石は古龍、一筋縄でいかない。その段階で用意出来る最高の火属性武器、ハイネスリコーダーによる猛攻をもものとのせず、此方をハットトリックで拠点に返却するという離れ業を喰らい、まさかの初敗戦。
「…防具更新するか」
手持ちの装飾品、更にはセリエナ祭[満開の宴]を利用した装備を作成。
それがコチラ(後日撮影)→
高い氷属性耐性に高防御力、更には笛自体の氷耐性強化によって一方的な展開カムバック。イヴェルカーナも装備さえ変えればどうにかなってしまうのだった。
因みにこのクエストの一つ前、イヴェルカーナ撃退時にはリアルフレンドのC氏にご協力頂いたのはまた別の話。
その後、紅蓮バゼル、死ザク、ネロミェールを倒し、紅蓮バゼルに至っては笛を作る事に。そうして漸くたどり着いたラスボス。悉くネギを倒し、さあアン・イシュワルダとご対面。
…結論から言うと、その日ご同行頂いた友人S氏のムフェト水ライトが余りにも強くて苦戦どころかフルボッコでした。
「…水ライト最強かよ」
『おう、現環境(マスター級マムタロト実装前)最強舐めんな』
「クリアタイム10分未満ってきいたことねーんだけどw」
『おう、最強だからな』
「うん、俺も異論ねえわwww」
そして、装備を作る為に数十戦の連戦。もうアン・イシュワルダ見たくねえとお思いつつ、また、「目が出ねえ!」なんて嘆きながら何とか装備を整え、いざムフェト・ジーヴァ!
ま た 水 ラ イ ト 無 双 か
再度友人S氏にご同行頂いたのだが、まさかのフルボッコ。しかも周りにいた野良ハンターも水ライトだらけ。なあにこれぇ状態な自分を他所に、水ライト勢がムフェトを蜂の巣にしていく。
呆然と攻撃大と回復による支援しか出来なかったが、ここで事件が。
「…あ、最強麻痺笛ができたわ」
それがコチラ
どう見ても最強の麻痺攻撃笛です本当に(ry。
……なお、このデータは投稿時今現在、MR50にも到達してないのですが、モチベが低く進んでません。獄琴作ったくらいです。
なので、駄作者のごり押し狩りピスト狩猟記はまだまだ続くようです。(完)
装備解説
対イヴェルカーナ用回避装備
構成
武器:ハイネスリコーダー(体術珠)
頭:EXベリオβ(重撃・加護珠、奪気珠)
胴:EXギエナα(体力珠)
腕:EXギエナα(回避珠)
腰:EXブリーナβ(逆上・体力珠)
脚:EXローゼα(KO・体力珠、研磨珠)
護石:笛吹きの護石Ⅱ
スキル(レベルが書いてないのはLv1)
回避性能.Lv5
体力増強.Lv3
破壊王.Lv3
回避距離UP.Lv3
精霊の加護.Lv3
笛吹き名人.Lv2
強化持続
体術
KO術
スタミナ奪取
飛燕
逆恨み
砥石使用高速化
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