IS~人間として要るもの~ (ランドルト管)
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人としての感情
人外でも生きていく


作者が設定を忘れた時の覚え書きです
5月7日改修主人公の年齢


主人公

 

名前ジェラルド・バレンディ

 

年齢17歳(転生前を合わせると25歳)

 

趣味ゲーム 小説を読む事

 

嫌いな事偽善者や現実を見ない奴

 

特徴基本的に過去を人に話したがらないが信頼できる人には打ち明けている。父親が生きている間に色々な国を飛び回っていた為、色々な人に、面識が有る。

また転生前に母親に虐待を受けておりあまり女性に近付きたがらない。しかし転生後に捨てられて拾ってくれたのも女性なので悩み続けている。因みに偽善者や現実を見ない奴が嫌いなのは原作主人公に間接的とはいえ父親を殺されているから、特技はクラッキング

後髪は金に眼は碧です。片眼が潰れている為、基本的に眼帯をしている。顔は十人中七人が振り返る程ではあるが、普段から目付きが、キツいのであまり告白はされない。

他のキャラ

かなり独自設定なので此処違うとか許してください

 

セシリア・オルコット

原作とあまり境遇は変わらないが過去に主人公と一緒にあることをした為、女尊男卑にはなっていない。ヒロイン1号

 

 

凰鈴音

此方もあまり相違点は無いが、子供の時まだ主人公の父親が生きている時に日本に居る時に名前の事で弄られているときに主人公に助けられた為ワンサマーではなく、主人公に惚れている。ヒロイン2号

 

 

 

シャルロット・デュノア

一番この中では改変したと思うキャラ原作では母親が亡くなって父親に引き取られるが、本作品では主人公の母親に手術をされ元気に暮らしている。この時、自分から助けを求めるということをしているので、原作より行動力が有るキャラになっている。ヒロイン3号

 

 

 

 

ラウラ・ボーデヴィッヒ

原作同様大会が中止になっている為ワンサマーを恨んでいるが、後に主人公に自分としての在り方を教わり千冬に盲信はしなくなっている。ヒロイン4号

 

 

 

篠ノ乃箒

原作と変わらずワンサマーに恋しているが、クラス代表決定戦でのワンサマーの失言により恋心が冷める。序盤少しアンチ気味 救済予定

 

 

 

 

織斑一夏

我らがワンサマー(笑)

個人的に原作を読んでいるときからの嫌いな奴。原作同様姉の千冬に守られているにも関わらず、でしゃばりたがりのイキリ野郎。ヒロイン達が自分と仲がいいと勘違いしたり、自分の考えが正しいと思っている。基本的に自分本意で自分の失言を都合が悪くなると、忘れたり、棚に上げて喋ったりする。後、誰に対しても馴れ馴れしく喋る

 

 

 

織斑千冬

原作同様大会に出たがワンサマーが拐われた為、棄権している。過去に主人公に会っているので、主人公の過去を知っているので、出来るだけフォローしようと思っている。最近は訓練をしている真耶に嫉妬している。

 

 

 

 

山田真耶

原作同様千冬の部下で副担任をしている。実は、主人公を拾ったのは、この人である。当初は、主人公の女性嫌いのせいで微妙な距離だったが、主人公が意識の改変をしてから姉のような接し方をしている。密かにブラコンと化している。

 




基本的に学生なので更新遅いです。あとネタがあまり無いかもしれません。
後、作者の気分でヒロインを増やすかもしれない。


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こんなの糞食らえだ

久々なので下手くそですが読んでくださって頂けるのなら恐縮です。



ジェラルドはISの適合検査に来ていた。

 

「嫌々来てみれば何だこれ?何でIS纏えてんだ?」

 

女「何であんたみたいな屑な男が神聖なISを纏えてんのよ!早く降りなさいよ!」

 

「そんなこと言われても降り方知らねぇし」

 

女「そんなに降りないなら力ずくで引き摺り降ろしてやるわ。」

 

そんな事を言って居る間に、外に待っていた役人達が部屋に入ってきた。

 

役人「君、ISを纏えたのかい!?」

 

役人2「これは公表しないと!」

 

そう言うと役人達は一人を残して外に行ってしまった。反応に困ったジェラルドは手を動かしたり、足を動かしたりしているうちに、フィッティング終了と何処からか声を聞いたが、テンパっていたジェラルドはそれに気付く事が出来なかった。

 

 

色々書類を書かされていた時に役人の一人にいきなり

役人「君にはIS学園に行って貰う。」

と言われ状況が読めないジェラルド聞き返した。

「IS学園だと?」

 

役人「そうだ。IS学園に行けばプライバシーは守られる。」

 

「俺に拒否権なぞ無いのだろ。」

 

役人「まぁ、そうだが君のお姉さんも働いている所だから私の方から、連絡しておくよ。」

 

そう言われたジェラルドはそういうことならと渋々了承して、その日は家に帰宅した。

 

 

真耶宅にて

「ただいま、姉さん。」

 

真耶「お帰り、ジェル。」

 

この人が俺を拾ってくれた真耶姉さんだ。結構抜けている所が可愛いのだが、俺だけでなく職場の皆が知っているらしい。

 

真耶「何か失礼なこと言われた気がする。」

 

 

すいません。そんな事言って居る間に、ジェラルドは私服に着替えていた。

 

 

「そういや姉さん、俺IS学園に行くことになった。」

 

真耶「ごふ!え、ホントに?ということは、ジェルIS動かしたの!?」

 

「ああ、うん。動かした上に判定がAだったよ。」

 

驚いた真耶は吹き出しながら聞いた。ジェラルドは真耶が吹いた机の上を拭きながら答えた。

 

真耶「じゃあ、ジェルIS学園に来る訳だよね。」

 

「まぁ、そうだね。」

 

ジェラルドは第一適合者の事を考えて険しい顔をしながら答えた。

 

真耶「IS学園に行ったら私も出来るだけフォローするからね。」

「有り難う、姉さん気使わせちゃったね。」

 

真耶「ふふ、私はジェルのお姉ちゃんなんだからこれくらい良いよ。」

 

そう言いながらジェラルドの頭を撫でながら抱き締めていた。

 

一方その頃

 

??「ふふ、君は面白いね。私の興味をこんなに湧かせるなんてさ。」

 

千冬「これが二人目の情報か。ん、ジェラルド?まさかジェルか!?出来れば一夏から距離をとらせてやりたいが、特別扱いは出来ないし、アイツが迷惑を掛けなきゃ良いが。」

 




暇な時に更新します。なのでかなり不定期です。サブタイは基本意味無いです。


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クラス代表

私も新しい環境になると胃にストレスが来る体質なのでこういう環境は勘弁ですね(汗)

それでは二話です。






ジェラルドは新しくIS学園の制服を身に纏い初めてのSHRを受けていた。

 

 

真耶「1の1の副担任を勤めることになりました山田真耶です。一年間宜しくお願いします。」

 

誰も返事を返さないので真耶は涙目である。

 

 

「宜しくお願いします。」

 

 

俺が挨拶を返すと花が咲いたような笑顔で挨拶を返してきた。

 

 

その頃ワンサマー視点

 

 

間違えてISを触っただけなのにこんな所に押し込まれて客寄せパンダの気分が良くわかった気がする。

そんな事を考えていると、

 

 

真耶「ごめんね、今自己紹介してるんだけど、あから始まって今おの順番なんだよね?出来れば挨拶してくれるかな?」

 

 

ワ「は、はい」

 

 

真耶「怒ってない?出来れば挨拶してくれるかな?」

 

 

ワ「怒ってないですから落ち着いてください。」

 

 

ワ「俺の名前は織斑一夏です!」

 

周りの目がもっと何か無いのかと催促して来る。

 

 

ワ「以上です!」

 

 

周りの皆がドリフ並みに転んだ、皆漫才師になった方が良いんじゃないか?

 

 

スパンという轟音と共に俺の頭に衝撃が襲った。

 

 

ワ「げぇ、関羽!?」

 

 

 

千冬「誰が武将だ」

 

 

その言葉と共にもう一撃入っていた。痛ぇ。

 

 

オリ主視点

 

あの無自覚野郎あんなお粗末な挨拶してバカなのか?

 

千冬「山田君、挨拶は何処まで行ったかね?」

 

 

真耶「織斑君までです。」

 

 

千冬「では、バレンディ挨拶をしろ」

 

 

「はい、俺の名前はジェラルド・バレンディ趣味はゲームと小説を読む事だ。」

 

 

千冬「良し、後は個人でやっておけ。」

 

 

次の授業の準備をしているとあの無自覚野郎が俺に話し掛けてきた。

 

ワ「よう、お前がジェラルドか?俺は一夏、一夏って呼んでくれ。」

 

 

「俺に関わるな。それに馴れ馴れしく喋る奴とは関わりたくない。」

 

 

ワ「なんだよ、お前ノリ悪いな。」

 

「俺は関わりたくないと言ったんだ。何処かへ行け。」

 

 

篠ノ乃「何だ貴様、一夏が話し掛けているのにその態度は!」

 

 

「俺は最低限の礼儀を弁えろと言っているだけだ。人間としての最低限だぞ。」

 

篠「くっ!」

 

 

「それだけなら俺は行かせて貰う。」

 

 

セシリア「あら?まさかジェラルド様ではないですか?ご機嫌よう。」

 

 

「ん?セシリアか?久しぶりだな。」

 

 

セ「最後に会ったのは子供の頃ですから久しぶりですわね。」

 

 

「時間だな。又後でな。」

 

 

セ「ええ、又後程。」

 

 

 

授業中唐突に千冬が言った。

 

千冬「そういえば、そろそろクラス代表を決めないといけないな。」

 

 

女子「そういう事なら私は織斑君を推薦します!」

 

 

ワ「何でだよ!俺はやらないからな!」

 

 

千冬「推薦された者に拒否権は無い。」

 

 

ワ「そういう事なら俺はジェラルドを推薦する!」

 

 

「なら俺はセシリアを推薦する。経験もあるし、覚悟があるからな。」

 

 

セ「推薦されたからには本気で参ります。」

 

 

千冬「良し、ならば来週のクラス代表決定戦は3名が出場とする。」

 

 

 

 

??「いっ君にも機体を用意しないといけないけど、ジー君にも用意しないとね 」




少しやる気が有ったので投稿しました。
誤字脱字などが有ったら教えてください。



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独りは嫌だ

今回は部屋決め位までだと思います。

では三話です。




授業が終わり帰る準備をしていると真耶が駆け込んできた。

 

真耶「良かった。まだ居ましたね。」

 

真耶「今日から寮生活なので鍵を持ってきました。」

 

「荷物を持ってこないといけないですけど今更取りに行けないですよね。」

 

 

千冬「ああ、そういう事もあろうかと山田君に取りに行って貰った。山田君に感謝しろよ。」

 

 

真耶「替えの服とか、小説とか纏めて持ってきたからね。」

 

「有り難うございます。山田先生。」

 

 

俺が感謝していると横で荷物に関して文句を言って殴られていた。

 

ワ「風呂はどうしたら良いですか?」

 

真耶「大浴場が壊れているので暫くは、部屋のシャワーを使って下さい。」

 

「分かりました。」

 

千冬「もう時間も遅い。部屋に帰ると良い。」

 

「有り難うございました。」

 

そうして用意された部屋に向かった。

 

自分の部屋に向かう最中、織斑が五月蝿かったが無視して歩いた。

 

部屋の番号を確認して気づいた。

 

「別々の部屋って事は、他に誰か居るって事だよな。」

 

そんな事を考えて部屋の扉をノックした。

 

「入るぞ。」

 

部屋の扉を開けると、水色の髪をした女子が居た。

 

簪「誰?」

 

「今日からこの部屋に泊まる事になった。ジェラルド・バレンディだ。宜しく頼む。」

 

簪「私は更識簪。簪で良い。宜しく。」

 

そう言って、彼女は何かを弄る作業に戻った。

 

「どちらのベッドを使っている?」

 

簪「私は右のを使ってる。私に構わなくて良い。」

 

荷物を置きながら近くに落ちている物を見ると、ヒーロー物を見つけた。

 

「これ昔見てたな。」

 

簪「それ、知ってるの?」

 

「ああ、昔一緒に姉さんと観ていたんだ。」

 

簪「それヒロインを助けに行く時の主人公が格好良くて好きなの。」

 

「確かに格好良くて俺も好きだった。」

 

会話をしていると彼女は態度が柔らかくなってきた。

 

簪「又話してくれると、嬉しい。」

 

「俺もこういう事は、人と話したことが無かったから、楽しかったよ。」

 

「そういえば、シャワーを使いたいんだが、先に入って良いか?」

 

簪「先に入って貰って構わない。私はまだやることがあるから。」

 

 

「じゃあ先に頂くぞ。」

 

まだやることがある?何をしているんだ?少し調べてみるか。

 

 

因みに、部屋に入る少し前に、隣の部屋から怒号と悲鳴が聞こえてきたが、無視して部屋に入った。

 

??「簪ちゃんがあんなに楽しそうに、話しているなんて何時振りかしらね。それにしても、二人目の彼少し面白そうね。」

 

 

??「ふっふっふ、やっといっ君とジー君の機体が完成した。届けに行ったらどんな顔して、驚くのかな。楽しみだなぁ。」

 




はい、ジェラルド君はいろんな意味で大変な事に、なりそうですね。次回以降作者がリアルが忙しくなるので、遅くなるかも知れません。


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共有する痛み

絶賛ストレスでお腹を下しているランドルト菅です。今回はジェラルド君の過去に触りだけ触れます


授業も終わり、そろそろ機体を動かす事をしないといけないと思った所に、丁度真耶姉さんが来た。

 

 

真耶「あれ?こんな所でどうしたの?」

 

 

「いや、そろそろ機体を動かす事に慣れないとと思ったんだけど、アリーナを使うには申請が要るって聞いたからどうしようか悩んでたんだ。」

 

 

真耶「そういう事なら私が許可取ってきてあげる。」

 

 

「え、良いの?」

 

 

真耶「代表決定戦も近いんだし機体を動かす事に慣れないと、勝負にならないよ。」

 

 

「そうだよね。しかも未だ初心者レベルだからある程度形にしないとね。」

 

 

真耶「そういう事だから、多分明日には許可が降りるんじゃないかな?許可が降りたら、連絡するね。」

 

 

「有り難う。」

 

そう言って真耶姉さんは職員室に入って行った。

 

 

許可が出るまでは、取り敢えずシュミレーターとかをやるしかないようだ。

 

 

シュミレーターに入って二時間程訓練をしていると、簪に似た生徒が近づいてきた。

 

 

楯無「君って確か二人目の子だよね?」

 

 

 

「確かにそうだが、何か用か。」

 

 

楯無「来週にクラス代表決定戦をするって聞いたから、君を鍛えてあげようかなって思ったんだけどどう?」

 

 

「あんたは専用機持ちって認識で正しいんだな?それなら宜しく頼む。」

 

 

楯無「ええ、専用機を持っているわよ。じゃあ宜しくね。明日から訓練しようと思うんだけど、放課後空いてる?」

 

 

「ああ、基本的に空いてる。丁度明日から訓練しようと思ってたから丁度良い。」

 

 

楯無「じゃあ明日放課後に第3アリーナで待ってるから。」

 

 

そう言うと彼女は去っていった。

 

 

シュミレーターを終わり部屋に戻ると簪が作業していた。

 

簪「お帰り、クラス代表戦とかやるんだね。」

 

 

「もうそこまで広まってるのか?」

 

簪「そこら中で噂になってる。」

 

 

「そうか。」

 

 

簪「織斑一夏も出るなら叩き潰してほしい。」

 

彼女はかなり食い気味にそう言った。気のせいか、俺と似た感情を感じる。

 

「それはどうしてだ?」

 

理由を聞くと彼女は憎々しげにこう言った。

 

簪「私の専用機はあいつのせいで開発が凍結された。今は自分で作ってる。」

 

 

「あいつが不用意にISに触ったから、簪の機体が凍結されたのか?」

 

簪「そう。だからあいつがヘラヘラしてるのを見てると、気分が悪くなってくるの。」

 

 

そうか俺と似てあいつに人生を弄ばれた被害者なんだ。通りで俺と似ている筈だ。

 

「分かった。出来るだけ善処する。」

 

 

そんな話をしていると、不意に俺の腹から音が聞こえた。

 

「そうだった、未だ晩御飯食べてないんだった。簪もなんか食べるか?」

 

 

簪「私は良「ぐ~」ッ!食べる。」

 

彼女は顔を赤くしながら答えた。

 

「じゃあ、食堂も閉まってるだろうし、俺が作るよ。」

 

 

簪「料理できるの?」

 

 

「ああ、簡単なやつなら作れるぞ。味は保証しないがな。」

 

そう言って俺は備え付けのキッチンに向かった。

 

作ってる間、簪は興味無さげにしながら、俺の方をチラチラ見てきていた。何故だろうか。今まで感じたことの無い気恥ずかしさを感じながら調理をして行った。

 

「出来たぞ。」

 

 

彼女の前に皿を出すと、目をきらつかせながら

 

簪「カレー何て久しぶりかもしれない。」

 

待ち切れなさそうにしながら、俺が準備するのを待っていた。

 

「頂きます。」

 

簪「頂きます。」

 

久々に作った割には、上手く出来たな。カレーは家族内で上手くいかなかった時に、食べて最後笑顔で皆楽しく暮らしていたときの思い出だ。

 

「そういえば、簪のお姉さんに会ったぞ。」

 

そう言うと彼女の雰囲気が柔らかかったものから冷たい物に変わった。

 

 

簪「へぇ、あいつに会ったんだ。」

 

俺はすぐに気づいた。これは地雷だと。

 

簪「私の前であいつの話をしないで。」

 

「済まなかった。踏み込みすぎてしまったな。お詫びに俺の弱いところを教えよう。」

 

簪「え、」

 

 

「俺は母親に捨てられた。子供の頃に。」

 

これを聞かされた彼女は困惑している様子だった。

 

「俺は、潜在的に人を避ける性質でな、こういう事を話せるのは心を許せる人だけなんだ。」

 

簪「だから?」

 

 

「俺が無神経な事を言ったのは、もう変えれないし、君がどう思うかは分からない。でも人の手によって傷つけられた所が俺に似ていると思った。だから俺から心を許すことで俺にも君の心を許してほしい。」

 

 

簪「分かった。さっきの事も赦すし、これからも仲良くしてほしい。」

 

 

 

「有り難う、簪だから少しで良いから悩みを俺に打ち明けてほしい。ちゃんと解決策が見つかるまで俺も考える。」

 

 

そう言うとさっきまでの柔らかい雰囲気が戻ってきていた。

 

 

簪「私の専用機と私の姉に対しての問題を、一緒に考えてほしい。」

 

 

「ああ、分かった。だが今日はもう遅いそろそろ寝よう。このまま考えてもいい案を出せそうにない。」

 

 

簪「分かった。明日のお昼に食堂で一緒考えよう。」

 

そうして俺達は片付けをして寝た。




書いてる最中作者もよく解らなくなっているので可笑しい点が、沢山有ると思いますが、笑って流していただけると有り難いです。


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最初の難関

学校の用事が潰れたので、投稿しました。



朝起きて朝食を作っていると簪が起きてきた。

 

「おはよう。」

 

 

簪「おはよう。」

 

 

まだ少し眠そうな感じだ。

 

 

「寝るなよ?これから授業があるしな。」

 

 

簪「うん、起きてる。」

 

 

そうして俺達は朝飯を済ませ、教室に向かった。

 

 

??「あ、ジェリーおはよー。」

 

 

「ん?ジェリー?俺の事か?」

 

 

本音「そうだよ~私はね~布仏本音だよ~」

 

 

「そうか、知っているかもしれんが、俺は、ジェラルド・バレンディだ。宜しく頼む。」

 

 

「布「本音って呼んで欲しいな」本音は同じクラスなんだよな?」

 

本音「そうだよ~あっそれ何~」

 

「これか?ガムだけど、食べるか?」

 

 

本音「食べる~」

 

 

ガムを渡すとリスみたいに食べている姿が可愛く見えてしまった俺は悪くないと思う。

 

 

本音「ありがとー」

 

本鈴が鳴ったので自分の席に座る。

 

 

閑話休題

 

 

昼になったので、簪が待っている食堂に向かおうとすると本音が話し掛けてきた。

 

本音「ねぇねぇ私も一緒に行っても良い?」

 

一瞬簪の事が頭に浮かんだが、

 

「うーん、まぁ良いか。」

 

本音「やったー」

 

 

「じゃあ行くか。」

 

食堂に向かうと簪が居るテーブルを見つけたので座る。

 

簪「やっと来た。」

 

「済まん、食べながら話そう。」

 

簪「分かった。」

 

本音「あれ?かんちゃんだ~」

 

 

簪「本音!?」

 

そうだった連れてきてしまったんだった。

 

「済まない簪俺が連れてきてしまったんだ。彼女を責めないでくれ。」

 

簪「いや、本音は私の従者なんだ。」

 

「そうなのか?知らなかった。」

 

本音「ふふん。こう見えてもかんちゃんの従者なのだ~」

 

「へぇ凄いな」

 

本音の頭を撫でながら簪に聞く。

 

「このまま話して良いか?」

 

簪「まぁ良いけど。」

 

 

簪「私の専用機は7割は出来てるんだけど、姿勢制御とマルチロックオンが完成しないんだ。」

 

「そうか、じゃあ人を集めて造るのはどうだ?俺も手伝うぞ。」

 

本音「そういう事なら、私も手伝うよ?」

 

簪「有り難う二人とも。じゃあ姉さんの事なんだけど。」

 

本音「あー、お嬢様かー」

 

本音は呆れた顔をしながら呟いた。

 

「簪のお姉さんはどんな感じなんだ?」

 

簪「何でも出来るけど人の感情に鈍くて、私を守るために、引き離す癖に盗撮とかする不器用な人。」

 

なんだその面倒臭い人(汗)まぁその人が俺の師匠になるんだけどな。

 

「じゃあ今日の放課後に訓練するから、その時に会う時間を作らせてくる。」

 

簪「有り難う。じゃあそれまでに気持ちの整理を付けるね。」

 

話している間に、全員食べ終わって片付けていた。

 

放課後訓練の為に、第3アリーナに来ていた。

 

楯無「じゃあ機体を選んでね。」

 

今此処にはラファールリヴァイヴと打鉄が有る。どちらにしよう。

 

「じゃあラファールで。」

 

楯無「それじゃあ機体を装着してね。」

 

 

ラファールを装着して体を動かしていると、

 

楯無「じゃあまずは飛ぶことから始めよっか。」

 

飛ぼうとするが中々これが難しい。

 

楯無「イメージをすると動かしやすいと思うよ。」

 

そうかイメージによって動かすならと、俺はフ⚪ムの機体の動きをイメージした。

 

 

楯無「ファ!?最初からそんなに動けるなんて有り得ないわよ!」

 

そんな事を言われても(泣)理不尽だな。

 

楯無「じゃあ動きは教えるまでもない感じだから、今度は射撃をしようか。」

 

「はい」

 

そう言って台の上に置いてあるライフルを手に取る。

 

楯無「ちゃんと照準器は機能してる?」

 

「この目と一緒に動いてるやつか。」

 

楯無「うんそれ。でも動き回る標的には、ロックオンはあまり役に立たないから引き撃ちを覚えてもらうね。」

 

「え、こうですか?」

 

俺はA⚪faのホ⚪イトグリント戦を思い出しながら、射撃していた。

 

楯無「何処でそんな技術を覚えてきたの?」

 

「ゲーム。」

 

楯無「....え。」

 

「ゲームですよ。」

 

楯無「そんな身に付くものなの?私もやろうかしら?」

 

「じゃあ貸してあげる代わりに、1つ条件が有る。」

 

楯無「な、何?」

 

「簪とちゃんと話し合って下さい。」

 

楯無「貴方には関係ないでしょ!」

 

「いや、有る俺は簪に約束した。あんたに話し合いの時間を作らせると。」

 

楯無「でもあの娘きっと私を恨んでるわ。」

 

 

「確かにあんたが言ったことはあまり宜しいことでは無い。しかし姉妹の仲がそんな簡単に切れるものではないとも、俺は思っている。だから簪の勇気を無駄にしないで欲しい。」

 

数秒迷った雰囲気を出していたが、決心したらしく目を見開きながら

 

 

楯無「分かったわ。あの娘と向き合ってみせる。何時までも逃げてらんないわ。」

 

と言った。

 

「じゃあ、時間が出来たら教えてくれ。」

 

そう言って携帯の番号を交換した。

 

 

 

 

 




途中でやる気が抜けてしまいましたが、何とかやりきりました。暫く更新遅くなります。すみません。


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新しきモノ

気分が乗ったので投稿します。戦闘描写は、作者の文章力不足で残念な感じですが、笑って流していただけると有り難いです。




あの後シャワーを浴びて寝ようと思ったら知らない番号から電話が掛かってきた。

 

 

「はい、もしもし」

 

 

??「もすもす、終日。皆のアイドル束さんだよ~」

 

 

ブツ!

 

 

危険な感じがしたので思わず切ってしまったが、今思い返すと世界で一番有名な人物の名前だった気がする。あれ、これ俺やばくね(汗)

 

 

そうこうしている間にスマホが鳴り始めた

 

 

「~♪~♪」

 

「は、はい」

 

束「酷いな~ジー君は、まぁ良いや。今日電話したのは、君の機体が出来たからなのと、機体を渡す前に、君のISに対する捉え方を聴きたいからなんだ。」

 

 

「俺はISを、空を飛ぶ翼として捉えています。」

 

 

束「そっか。安心した、これから私の子供を渡す相手が、力としてしか考えてなかったら細胞レベルで分解してやろうかって考えてたから。君が私と同じ考えを持ってて良かった。」

 

 

「そうですか。期待に沿えて良かったです。」

 

束「じゃあ君の機体は、明日渡しに行くからね。」

 

 

「分かりました。明日待ってます。」

 

通話を切り、ベッドに寝転がると簪が横に、寝ていた。何で!?

 

「え、どういう..」

 

隣に移そうとすると彼女にシャツの裾を捕まれてしまった。起こすのも申し訳ないので、好きにさせることにした。

 

 

 

 

 

 

朝起きると簪と目が合った。

 

簪「昨日の事は、誰にも言わないで(///∇///)」

 

 

「あ、ああ。」

 

朝飯を食べている間、気まずい雰囲気だった。

 

教室に入ると、セシリアと目が合ったので声を掛けた。

 

「おはよう、セシリア調子は良さそうだな。」

 

セ「おはようございます。そういえば今日クラス代表決定戦ですわね。友人でも容赦は致しませんわよ。」

 

 

「ああ、分かっている。こちらも本気で相手をする。勝負事ではそれが礼儀だしな。」

 

 

ワ「よう、ジェラルドにセシリア。今日の勝負負けねえぜ。」

 

 

「はあ~何度も言っているが、俺は友人でもないし、ファーストネームで呼んで良いとは言ってないぞ。」

 

 

ワ「何だよ、連れないな~そんなに照れなくて良いじゃんか。二人しか居ない男子なんだし、もっと仲良くしようぜ。」

 

 

セ「ジェラルドさんは嫌がっているじゃないですか。それに仲良くすることと馴れ馴れしくする事は違いますのよ。」

 

 

ワ「俺は仲良くしようとしてるだけだろ。何か問題有るのかよ。」

 

「セシリア、もう良いんだ。多分なに言っても無駄だ。君は機体の準備をした方が良い。」

 

 

セ「そうですか?ジェラルドさんがそうおっしゃるなら、お言葉に甘えてそうさせて頂きますが。」

 

 

セシリアがピットを離れていくと、入れ違いで麻耶姉さんがピットに入って来た。

 

 

真耶「バレンディ君に機体が匿名で送られてきました。」

 

 

(あ、束さんが作った機体か。)

 

 

「わざわざ有り難うございます。山田先生。」

 

千「すまないが、バレンディ織斑の機体がまだ来ないんだ。代わりに出てくれるか。」

 

「分かりました。」

 

機体を装着してカタパルトに足を載せて構えるとGを感じた後、アリーナに飛び出した。

 

 

セ「あら?一戦目は、織斑さんだったと思うのですが?」

 

「その織斑が機体が遅れたせいで、まだ出れないそうだ。」

 

 

セ「企業としてどうなんですの。」

 

 

「違いない。さてそろそろ始めようか。」

 

 

セ「そうですわね。話をする為に出てきたわけではないのですから。」

 

セシリアはスターライトMK3をコールし、俺は、積んであったマシンガンとショットカノンをコールした。

 

ブザーが鳴った瞬間、俺はクイックブーストを使用し、セシリアはさっきまで俺が居た空間を穿った。

 

驚愕に目を見開いたセシリアは

 

セ「まだISを触って一週間の動きじゃないですわ。」

 

 

「そりゃこれくらい出来なきゃ、候補生の動きに食い付けないさ。」

 

 

そう言いながら今出来るだけのスピードで回り込んだ後、セシリアのライフル目掛けてショットカノンを2発撃ち込んだ。

 

セ「な、私のスターライトが、でもまだ。」

 

そう言うとビットを飛ばしてきた。

 

セ「これでも食らいなさいな。」

 

レーザーの雨を必死で避けるが何発か食らってしまった。

 

「ちッ」

 

左手のマシンガンでビットを撃ち落として、セシリアに接近しながらショットカノンを撃つ。

 

「まだブルーティアーズは有りましてよ!」

 

スカート部分のミサイルを撃ち込まれてしまった。

 

ミサイルが爆発する前に目映い光を俺の機体が発した。

 

機体のディスプレイを見ると、

 

「AALIYAH?いやまさか。それよりも今は。」

 

爆煙の中からセシリアの居た位置に両手のマシンガンとショットカノンを全弾撃ち込んだ。

 

セ「きゃあああ!」

 

エネルギーが切れたのだろうセシリアが落下していくのをブーストして受け止めた。

 

セ「う、ん、負けてしまったのですね。」

 

「まあ、そうだな。だからといって必要以上に落ち込む必要はないぞ。大切なのはこの失敗を次に活かす事だ。」

 

セ「そうですわね。では今度訓練に付き合って下さりますか?」

 

 

「俺で良いのなら。喜んで。」

 

セシリアをピットに運んで、ピットに戻ると何故か織斑が殴り掛かってきた。

 

ワ「何だよ、あんな戦い方して勝って嬉しいのかよ。」

 

 

「いや、何処ら辺のことを言っているんだ?」

 

ワ「煙に隠れて撃つなんて、男のすることじゃない。」

 

そうしてまた殴り掛かってきた所を織斑先生が腕を掴んで止めた。

 

千冬「急にバレンディに殴り掛かって何をしているんだ貴様は!」

 

ワ「ぐッ!だって卑怯だろあんなの!」

 

千「個人の戦い方にケチを付けるとは、貴様も偉くなったものだな。良いか、戦略は人それぞれ、卑怯なんてものは存在しない!」

 

ワ「くッ!」

 

 

言い返せなくなったのか俺の事を睨み付ける織斑は、

 

ワ「次の戦いで、お前が卑怯者なのを証明してやる!」

 

そう言ってピットから出ていった。

 

千冬「教師として姉として弟が迷惑を掛けて済まない。」

 

「いえ、先生が悪いんじゃないんですから頭を上げてください。」

 

千冬「そう言って貰えると助かる。」

 

少し先生の頬が赤いのは気のせいか?そう考えていると、真耶姉さんがピットに入って来た。

 

真耶「ジェル、お疲れ様。初めてなのに凄かったね。」

 

そう言って俺の頭を撫でてきた。

 

千冬「むう。」

 

(少し織斑先生が不機嫌に見えるんだが勘違いではないよな。)

 

千冬「山田君、バレンディに補給をさせたいんだが良いかな?」

 

真耶「す、すみません!」

 

真耶姉さんが急いで手を離してしまったので、頭の上が寂しく感じる。

 

補給を済ませ、もう一度出撃をしようとすると、真耶姉さんに

 

真耶「頑張ってね。」

 

と言われたので、

 

「じゃあ、行ってくるよ。」

 

 

と言ってアリーナに飛び出した。




はい、ジェラルド君の機体はAC4のAALIYAHになりました。作者がACでずっと使ってる機体なので、無意識に決めました。


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え、どういう事?

今更ながら、低評価付いてて少し落ち込んで、いたランドルト管です。作者からのお願いです。低評価を付けるくらいならブラウザバックしてください。作者の精神衛生上宜しくないので本当にお願い致します。ではどうぞ。


ピットから出ると、織斑が言い掛かりを付けてきた。それもオープンチャネルでだ。

 

ワ「出てきたな。卑怯者!」

 

 

 

それを聞いた全員が固まっていた。一番早く復活した俺は敢えてオープンチャネルのまま聞いた。

 

「お前は、何が気に食わないんだ?」

 

 

ワ「煙の中から攻撃するなんて卑怯だろ。」

 

 

「その事なら、織斑先生も言っていた様に戦術は人それぞれだと言った筈だが?」

 

 

ワ「それだけじゃない。女相手にあんなに一方的に攻撃して恥ずかしくないのかよ!」

 

 

「その言い方だと、手加減して適当に相手しておけと、そう聞こえるが合っているか?」

 

ワ「ああそうだ、女は護るものだろ。」

 

 

その言葉を聞いた全員の雰囲気を気付くことが出来ていない奴に、呆れながら回りを見ながら、

 

「良いか?技量が備わっていれば女だろうが男だろうが、関係無い。それにお前の考え方は、差別的だ。それに気づいているか?回りに居る皆を敵に回していることに。」

 

 

ワ「え?」

 

回りを見たあいつを皆は、養豚場の豚を見るような目で、見ていた。

 

ワ「うッ!お、お前を倒せば俺が正しい事になる!お前が間違っているんだ!」」

 

そう言った瞬間奴の機体の、コアの有る部分が光って声が聞こえた。

 

??「こんな奴が私のマスターだなんて、そうだ貴方が私のマスターになってくれない?」

 

(そんな事出来るのか?)

 

そんな事を考えていると、俺の機体からも声が聞こえてきた。

 

アリーヤ「まあ、やろうと思えば出来るけど、ご褒美に磨いてくれるならやる。」

 

 

(じゃあ、頼む。)

 

 

「まあ、こんな話をしていてもお前は、聞かないだろうからさっさとやろうか。」

 

 

ワ「絶対負けねえぜ。」

 

ブザーが鳴った瞬間に奴の顔面に、マシンガンを撃ち込むと避けきれず全弾喰らっていた。

 

ワ「ぐうッ!銃ばかり使ってズルいぞ。男なら剣で戦え!」

 

 

「ズルいと言うがお前の機体には、射撃武器が積んでないのか?」

 

ワ「だからどうした。銃ばかり使うのは卑怯者のする事だ!」

 

(これ、接近戦じゃないと勝っても認めないとか言いそうだな。仕方ないやるしかないか。)

 

溜め息を付いて左手のレーザーブレードを起動させる。

 

クイックブーストを繰り返しながら接近すると、スピードに対応出来ていない奴に斬りかかる。

 

 

ワ「わッ!避けるな正々堂々戦え!」

 

「全く、お前は、注文が多いな。戦いにお前は理想を持ちすぎだ。お前は戦う人間にいちいち注文するのか。それこそ正々堂々戦う事が出来ていないのはお前じゃないか。」

 

 

ワ「なんだと!」

 

 

そう言って織斑は突っ込んでくる元々の機体の性能のおかげで、それなりのスピードで飛んでくる。

避けると止まりきれず地面を削りながら墜落していった。

 

ワ「ぐがぁッ!」

 

 

織斑の機体が光ると同時に、俺の機体の方に白式のコア人格が避難してきた。

 

白式「やっとマトモな頭のマスターに会えた。宜しくね♥」

 

アリーヤ「私のマスターに寄りすぎよ!」

 

まあそれはそれとして今は織斑をどうにかしないとな。織斑の機体を見ると、白く変わっていた。

 

ワ「俺は最高の姉さんを持ったよ。」

 

 

織斑が誇らしげにワンオフアビリティを起動させたようなので織斑の機体のステータスを見ると、シールドエネルギーがとてつもないスピードで減っていくが、織斑は気づいていない感じだ。

 

 

向き合っていると勝手に自滅した。

 

麻耶「白式SEエンプティ。バレンディ君の勝利。」

 

ワ「何でだー!!」

 

 

ピットに戻ると織斑先生と真耶姉さんが待っていた。

 

千冬「済まないバレンディ。愚弟の我が儘に付き合わせてしまって。」

 

済まなそうにしている織斑先生の肩を機体を解除して掴み顔を上げさせる。

 

「良いんですよ。前にも言いましたが、貴女が悪いんじゃないんですから。気にしないでください。」

 

そう言うと織斑先生は顔を赤くしながら有り難うと言う。やはり気のせいじゃなかったみたいだ。男に耐性がないようだ。

 

そうしていると真耶姉さんがむくれながら俺の方を見ていた。

 

「ごめんね。姉さんにも応援されてたの見えてたよ。有り難う。」

 

そう言って姉さんの頭を撫でていると織斑が怒鳴ってきた。

 

ワ「あんなの正々堂々じゃない!もう一度俺と戦え!」

 

そうしていると織斑先生が織斑を叱り始めた。

 

千冬「貴様はバレンディが貴様と同じフィールド戦ってもらっている事にも気付かずに、正々堂々じゃないと腑抜けた事を言って見損なったぞ。」

 

ワ「ち、千冬姉?」

 

 

千冬「私はバレンディが好きになってしまったんだ。お前とは、縁を切らせて貰う。」

 

ワ「え、」

 

織斑は絶望した顔をして膝を付いた。取り合えず自業自得だな。ん?俺を好き?ええ!?

 

「ほ、本当に言ってるんですか!?」

 

千冬「ああ、本気だ。お前の事が好きだ。」

 

真耶「   え?」

 

 

その間真耶姉さんは固まって空気になっていた。

 




作者のワンサマーの主義の捉え方を書いてみました。相変わらず戦闘描写は苦手です。作者は精神が弱いのであまり追求しないで頂けると助かります。この作品は、作者の自己満足で書いているのであまり酷評しないで下さい。


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和解

お気に入り数が増えてて朝起きてビビりました。こんな糞小説を読んで戴き恐縮です。


あの後、俺を殴った織斑が指導を受けるために連れていかれた。この学園も他と同じ様に反省文と謹慎が主な指導内容らしい。俺を睨みながら退室していった辺りあいつは自分の非を認めてないな。確実に、俺に絡んでくるだろうな。

 

(それはそうとお前が抜けた機体は、どうなっているんだ?)

 

白式「んーとね、ただの脱け殻だけど一応展開は出来るから問題ないでしょ。」

 

こんな感じで俺の機体に移ってきた白式のコア人格は話し掛けると答えてくれるんだが、アリーヤとたまに喧嘩してる時が有る。

 

 

アリーヤ「また貴女は!私のマスターですよ!」

 

白式「えー。良いじゃんもう此方に移ったんだから。」

 

 

俺が考え事をしているとこんな感じで少しやかましいのだ。たまに夢の中で擬人化して出てくるときも有る。

 

 

 

そんな事を考えていると、廊下を歩いている見覚えの有る人影が見えた為、何の気なしに追いかけてみた。

 

 

人影は人通りの無い所まで来ると肩を震わせて居た。

 

「どうしたんだ?こんな所で?」

 

声を掛けると、ぴくんとした後ゆっくりと此方を振り向いた。

 

??「バレンディか?」

 

 

よく見ると篠ノ乃だった。しかも目を腫らして泣いていたようだ。

「どうした?そんなに悲しいことでもあったのか?」

 

箒「一夏があんなこと考えていたなんて思わなかったんだ。」

 

弱々しく言葉を何とか言っていく篠ノ乃の背中を、落ち着かせるように撫でながら聞いていくと、試合中の織斑の発言で今までの恋心が冷めてしまったらしかった。

 

「良いか?篠ノ乃確かにお前はあのバカに惚れていた。それは変えようの無い事実だ。だがお前は今さっき気付いたじゃないか。今からでもまだ遅くない自分を変えることが出来ると。」

 

篠ノ乃に思っていた事を話していくと、段々生気を感じられる顔になっていった。

 

「お前は、自分の力を他人を傷付けるためではなく、人のために使いたいんだろう?ならそれをする為の方法を自分で見つけるしかないんだ。かなり難しい事だが俺はお前の芯のある強さなら、出来ると思っている。言い出したからには俺もサポートする。」

 

 

箒「有り難う。ジェラルド新しく生きる目標が出来た。これから頑張っていこうと思う。」

 

まあこれは親父の受け売りなんだけどな。そんな言葉を飲み込んで、決意を新たにしている篠ノ乃を見ると若干興奮の為か、頬がほんのり赤い。あれ?俺またやった?

 

 

アリーヤ「はあ。またライバルが増えたマスターも女誑しですね。」

 

白式「私はマスターに愛してる事が伝わればそれでいいし。」

 

何かウチのコア達が言っているが、努めて無視する。

 

篠ノ乃に別れを言って自室に向かうと途中でスマホに着信が入ったので出ると楯無だった。

 

楯無「もしもし、えっとその...」

 

歯切れが悪いので先を促す。

 

「どうした?良いから話せ。」

 

楯無「時間が出来たから貴方に伝えておこうと思って。」

 

「了解した。で、何時なんだ。」

 

楯無「今からよ。」

 

「では、簪を連れて行くぞ。」

 

楯無「分かったわ。生徒会室で待ってるわ。」

 

そう言って通話を切ると、簪に掛けた。

 

簪「も、もしもし。」

 

「今さっき楯無から連絡が有った。今から来られるか?」

 

簪「今なら大丈夫。じゃあそっちに向かうね。」

 

通話を切って待っていると簪が向こうから歩いてきたので、合流して生徒会室に向かった。

 

ノックをすると、楯無以外の声が答えてきた。

 

??「どうぞ。」

 

「失礼します。」

 

入室すると楯無ともう一人居た。

 

楯無「ジェラルド君は初めてよね。紹介するわ、書記の布仏虚よ。」

 

虚「どうも布仏虚です宜しくね。」

 

「これはどうもご親切に、知っていると思いますが、ジェラルド・バレンディです。」

 

挨拶を済ませた俺たちは、早速本題に入る。

 

「で、本題に入るんだが。簪からどうぞ。」

 

簪「お姉ちゃんが私を、更識の当主の責任とかから護ろうとわざと冷たくしてるの知ってるんだよ。」

 

楯無は簪の言葉を聞くと涙を流しながら、簪の方に近づいていって、ごめんなさいと繰り返していた。

 

そして抱き合いながら姉妹声をあげながら泣いていた。俺は邪魔にならないように、虚さんとお茶を飲んでいた。

 

落ち着いた二人から告白されて驚いたのは、秘密だ。しかも布仏姉妹からもきたので生徒会室が俺の叫び声でいっぱいになった。

 

 

姉妹を仲直りさせることが出来て、気疲れしたので、その日はシャワーを浴びて死んだように寝た。

 

白式「マスターお帰り♪」

 

アリーヤ「マスターお帰りなさいませ。」

 

夢の中でアリーヤと白式を撫でながら寝た

 

 

??「待ってなさいよ。ジェル。」

 

 




はい、一応和解はしましたね。今作では、ワンサマーとは和解しない予定です。因みにコア達が擬人化する時の姿はアリーヤが東方の咲夜で、白式がfateのイリヤを想像して書きました。


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つかの間の休み

久々にゆっくり出来て休むのも、悪くないと思ってしまっている作者です。課題が一段落したので、これからは気が向いたら投稿しようと思います。






朝起きてから簪の寝顔を見るのが、習慣になってきている。何か言ってて恥ずかしいな。

 

簪「おはよう(///∇///)」

 

顔を撫でていたら、何時の間にか起きていた様で、俺の手を掴んで自分の顔に持っていって、顔を赤くしながら微笑んでいた。暫く俺達は、休みだから良かったが学校が有ったらかなりヤバかったと思う位、固まっていたと思う。

 

時間が有るので訓練をする事にした。機動性とまだ使ってない武装が、有るかもしれない為ターゲットを出して試し撃ちをした。

肩武装に、AC4のシュープリスのキャノンとマルチロック出来るミサイルが有った。ん?マルチロック?これ簪の機体のプログラムに使えるんじゃ?気付いた俺は簪の元に走っているとセシリアに会った。

 

セ「あら?ジェラルドさんどうしましたの?そんなに走って何か急いでいらっしゃったんですか?」

 

「ああ、セシリアか。まあちょっと人助けをしてるんだ。悪いが少し急いでるんだまた埋め合わせはする。」

 

 

セ「いえ、呼び止めたのは私ですし気にしないで下さいまし。」

 

「そうか、悪いなまた何か良いの有ったら送るよ。」

 

 

 

 

そう言って自室に向かった。

 

「簪居るか?」

 

簪「ん、何?」

 

「お前の機体の達成する項目の一つが解決しそうだ。」

 

簪「え、本当に!?でもどうやって?」

 

「俺の機体のミサイルのプログラムを応用するんだ。」

 

 

簪「でも良いの?」

 

「ああ、それに自分の武器の特徴を良く知れるしな俺の得にもなるんだ。」

 

 

簪「じゃあ、使わせて貰うね。有り難う、機体を作るのに協力して貰っちゃって。」

 

「だから気にするな。俺が好きで手伝ってるんだから。」

 

「じゃあ、プログラムを転送するぞ。」

 

そう言って俺は簪の端末にプログラムを転送した。プログラムの内容を見てるときの簪が可愛くて、機体のカメラ機能で保存したのは間違いじゃないと思う。

 

 

次の日まで、簪がプログラムの応用をやりそうだったから無理やり寝かせた。寝かせた後懐かしい名前から着信を受けた。

 

「はい、もしもし。」

 

鈴「やっほー。久しぶり元気だった?」

 

 

「鈴か、ああ元気だったよ。お前はどうだった?」

 

 

鈴「私は大丈夫よ。まあでもあんたなりに、人を心配してるのは、私が一番知ってるから(ボソッ)

 

「ん?何か言ったか?」

 

鈴「何でもないわよ。それより明日驚くことになるから楽しみにしてなさい。」

 

「まあよく分からんが、分かった楽しみにしておく。じゃあ切るぞ。」

 

鈴「分かったわ、お休み。」

 

通話を切って各国の不穏な情報を集めて朝まで過ごした。

 

 

朝起きて教室に入ると熱烈な視線を3つ感じた。隣のクラスから見覚えの有る小さい人影がクラスに入ってきた。織斑はもう謹慎が解けたらしく、席に居たが鈴の姿を見ると、味方を見つけたような顔をして、寄っていったが、事前に試合の時の動画を送っていた為、鈴はごみを見る目で見て適当にあしらっていた。

 

鈴「おはよう、ジェル。」

 

「おはよう、鈴。残念だが、もうSHRが始まるまた後でな。」

 

そう言うと少し残念そうにしながら、

 

鈴「そうね、転入早々怒られるのもあれだしね。じゃあ昼休みにまたね。」

 

鈴がクラスに帰ろうとするとしつこく織斑が幼馴染みアピールをするので、鈴が

 

鈴「あんたしつこいわね。別にあんたは友達でも何でもないのよ。関わらないで頂戴。」

 

そう言われた織斑は、俺の方を見て

 

ワ「お前が鈴に有ること無いこと吹き込んだに違いない!そうだろう!」

 

 

と喚き始めたのでどうしようか悩んでいると織斑先生が出席簿アタックをして黙らせていた。

 

SHRが終わると、真耶姉さんが近くに来た。

 

真耶「ジェル、無理しなくても姉さんに辛くなったら相談してね。」

 

と言ってくれた。やはり俺の姉さんは天使だ。

 

「有り難う、姉さん。姉さんも無理しなくても良いからね?」

 

姉さんに頭を撫でられながら言った。そういえば最近姉さんがスキンシップをとる回数が、増えている気がする。気のせいだろうか?

 

 

そんな事を考えながら、ISの授業に入る。今日は展開しての授業らしい。

 

千冬「それでは、専用機を持っている者は、前に出ろ。」

 

指示を受けてから前に出る。次の指示を待っていると次は展開しろとの事だった。

 

千冬「ではバレンディから、展開しろ。」

 

「はい。」

 

俺はアリーヤを展開した。

 

千冬「うん、0.5秒以内良いぞ。次、オルコット!」

 

セ「はい。」

 

セシリアが機体を展開した。やはり青く美しい流線形をしている。そんな事を考えていると織斑が展開した。

 

千冬「織斑、貴様展開に10秒も掛かっているぞ。5秒以内に出来るようにしろ。」

 

ワ「は、はい。」

 

千冬「全員展開できたな。よし飛べ。」

 

指示を受けた俺たちは高度500メートル位まで上昇することになった。飛んでいる最中織斑が何か言っていたが、セシリアと俺は無視して、先に上がった。

 

千冬「よしそこから降下し、地表十センチで止まれ。」

 

無線で織斑先生からの指示を聞いた後、セシリアが先に降りていった。

 

セ「ではお先に失礼しますわ。」

 

千冬「15センチか、惜しいな次頑張れ。」

 

無線を聞いていて、準備が出来た俺は織斑より先に降下した。

 

千冬「何と!ぴったり10センチか。よくやった。」

 

俺達が話していると、クラスの誰かが悲鳴を上げた後、近くに織斑が墜落してきた。

 

千冬「誰がクレーターを作れと言った。」

 

呆れていると次は武器の展開のようだ。織斑から展開していって俺の番が来た。

 

千冬「次はお前だ。バレンディ。」

 

織斑がニヤニヤとしながら、俺を見てくるのでムカついて、0.5秒で展開すると驚いた後憎々しい顔で睨んできた。

授業が終わった後クレーターを作った罰として、織斑は一人でクレーターを埋めさせられていた。助けを俺に求めてきたが、自分が喧嘩を吹っ掛けたのに忘れて都合の良いときだけ友達ぶる奴を手伝いたくないので掴んできた腕を叩いて校舎に戻った。

 

 

 

 

 

昼になったので、食堂に向かおうとすると、セシリアと篠ノ乃と簪と本音が誘ってきたので喜んで一緒に行くと、鈴が待っていた。

 

鈴「やっと来た、ちょっと遅いんじゃない?」

 

「済まない、織斑に絡まれて遅れてしまった。」

 

簪「じゃあ、仕方ない。」

 

鈴「あんた誰よ?」

 

簪「私は更識簪。ジェルのパートナー。」

 

その言葉にまだ告白してない組がざわついた。その後、席に座るまでプロポーズされて応えるのが大変だった。

 

 

 

鈴「あたしは鳳鈴音よ。中国の代表候補生やってるわ。」

 

セ「ご丁寧にどうも私はイギリスの代表候補生をしておりますセシリア・オルコットですわ。以後お見知りおきを。」

 

簪「改めてだけど、日本の代表候補生の更識簪です。宜しく。」

 

箒「篠ノ乃箒だ。宜しく頼む。」

 

本音「かんちゃんの従者をやってる布仏本音だよ~よろしく~」

 

「まあこれで自己紹介も済んだことだし、飯を食べながら話そう。」

 

食べながら話していると過去の話になった。

 

箒「じゃあ鈴は途中から日本に来た訳か。バレンディとはどうやって知り合ったんだ?」

 

鈴「えっと確か小学校に入ってすぐにうまく喋れなくて虐められてた時に、助けられた時かな。」

 

鈴「その時からジェルってば目付き悪かったのよ。」

 

簪「へぇ、そうなんだ。」

 

セ「織斑さんに絡まれてましたけど、どういう関係ですの?」

 

鈴「あいつは、小学校の時からあたしの事勝手に幼馴染みか何かと勘違いしてるだけの関係よ。はっきり言って凄く迷惑よ。」

 

げんなりした感じでラーメンを啜る鈴の横に織斑が勝手に座り、話に割り込んできた。

 

ワ「なあ、鈴久しぶりだな。どうだ元気してたか?また中学のあの面子で遊びたいな。お前もそうだろ?」

 

鈴は深いため息を吐くとうんざりした顔で、

 

鈴「あんたとは、友達でも何でもないって言ったわよね?何で付きまとってくるの?」

 

ワ「俺と鈴は幼馴染みなんだからこれくらい普通だろ?あっさては照れてるんだな?言わなくても分かるぜ。」

 

 

思わず気色悪いと思った俺は悪くないと思う。とりあえず織斑を追い出そうとする。

 

「織斑、此処にはお前の友人は居ないし、それどころかお前の自分勝手な行動で被害を受けた人間しか居ないんだ。悪いんだが席を外して貰えるか?」

 

ワ「俺は鈴と話しているだけだ。お前らには、関係無いだろ。お前らこそどっか行けよ。」

 

鈴が久々に激怒りモードに入ったのに気づかないバカは続けてこう言った。

 

 

ワ「お前みたいな卑怯者と鈴が友達な訳がないだろ。」

 

鈴は立ち上がり、平手で織斑の顔面を叩いていた。

 

 

鈴「あんたとは無関係を貫こうと思ったけど、無理みたいね。あんたは今からあたしの敵よ。」

 

 

ワ「な、何でだよ!俺ら幼馴染みだろ!」

 

 

未だに幼馴染みだと勝手に思ってる辺りコイツの頭はハッ◯ーセットか何かなのだろうか?そんな事を考えていると鈴がとどめを刺しにいった。

 

 

鈴「あんたはあたしを毎回面倒事に巻き込んだだけじゃなく、他の面子と同じように後始末をやらせただけで済まさず、あまつさえあたしの愛した人を貶したのよ。そんな奴を誰が幼馴染みなんて思うと思うのよ。」

 

 

織斑は信じられないとでも言うように、目を見開いていた。

 

鈴や他の面子は、食べ終わったので、食堂を後にした。周りの女子達も先程の話を聞いて、軽蔑の目を向けていた。

 

鈴「ごめんね、熱くなっちゃって。」

 

 

「いや、俺が思ってたこと全部言ってくれたから逆に、スッキリした。それにお前が一番当時被害を被ってたからな仕方ないさ。」

 

 

鈴「有り難う。何か色々言ったらスッキリしちゃった。お礼にまた何か作ってあげるわ。」

 

「鈴の料理は美味しいからな、楽しみだ。」

 

 

鈴「ッ!もうそうやって不意打ちはずるいわよ(///∇///)」

 

 

会話しながら次の授業に向かう俺達だったが、この後あんなことが起きることは、まだ誰も知らない。




はい、鈴に登場してもらいました。やる気が続けばクラス対抗戦まで行くと思います。低評価付いたら、落ち込んで2、3日書けなくなると思います。どうか私に高評価を~!



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クラス対抗戦

まだ気力が有ったので投稿しました。皆さん最近暑くなってきたので、水分補給しっかりしてくださいね。作者は軽い夏バテ気味です。



今回のクラス対抗戦の賞品のスイーツ一年無料パスは諦めた方が良いよね。

 

クラスの誰かがそう言った。まあ仕方ないと思うが、俺とセシリアはクラス代表を降りているから必然的に織斑になったが、操縦技術が酷いの何の、挙げ句の果てクラスメートから期待されてもいないのに、俺に任せろだの、ジェラルドより上手くなるだの言っている。訓練はしているみたいだがはっきり言って中身がスカスカだった。まああれじゃあ上手くなる訳が無いわな。

 

 

セ「何か皆さんに悪いことをしてしまったみたいですわね。」

 

セシリアはクラス代表を降りたことを気にしているようだ。

 

「まあ自業自得だろう。物珍しさで選んだんだから。」

 

セ「そうですわね。」

 

ようやくセシリアも納得できたようだ。

 

 

クラス対抗戦の日になっても、織斑は訓練(笑)しかしていなかったようだ。クラスの女子達もげんなりして何時もより元気がないようだ。

 

セ「そろそろ始まりますわね。」

 

式典が終わり組み合わせが発表された。

 

「一回戦目から、鈴か。ウチのクラス終わったな。」

 

そう言って端末を起動し、情報収集していると4組から簪が移ってきた。

 

簪「一回戦目から鈴出るんだ。」

 

俺と同じ事を言う辺り、考えていることも同じだろうな。同情の視線をクラスの女子達に送っているので今気付いたが、

 

セ「何故か、織斑さんが勝手に吹き飛んでいきましたが?」

 

「あれは、鈴の機体の特殊武装の龍砲だな。あれは圧縮した空気を発射しているんだ。」

 

 

簪「へぇ、成る程。でもどうやって鈴の機体について知ったの?」

 

「まあ少し調べたんだよ。」

 

クラッキングして調べたなど言えるわけないので、誤魔化す。

 

簪「まあ良いや。順調にいけば鈴が勝つね。」

 

話していると上空から膨大な熱量がシールドを破った。一瞬の内にパニックになる観客席。

 

「まずい。あの威力だとISでも持つかどうか怪しいぞ。俺は救援に向かう。セシリア達は、観客を避難させてくれ。」

 

セ「ですが、貴方はどうやってあれを止める気ですの?」

 

「俺には、秘策が有る。それよりもアリーナに居る。二人の方が危険だ。特に織斑は今頃無線を受けて避難しろと言われているにも関わらず、鈴を置いていけるかとか言ってそうだからな。」

 

簪「気を付けて。必ず帰ってきてね。」

 

簪はそう言うと俺の頬にキスをした。恥ずかしくなったので、走ってピットに向かった。

 

 

 

一方その頃鈴視点

 

ジェルに良いとこ見せようと、張り切って試合をしていたら、上からとてつもない熱量のビームが降ってきた。

 

鈴「何なのあの威力!?」

 

避けてなかったら危なかったわ。不明機と向き合っていると織斑先生から通信が入ってきた。

 

千冬「あの機体のビームはISでも受けたら、一撃で解除される筈だ。絶対に受けるな今アリーナ全体が強力なシールドで遮断されている。今三年生がコントロールを取り返そうとしているが、まだ時間が掛かる。十分でどうにかするが、それまで教師部隊を送り込めない。どうにかして耐えろ。」

 

そう言うと通信が切れた。とりあえず戦うのではなく、回避に重点を置いて行動しようとするとバカが不明機に突っ込んで行ったので、止めにいった。

 

 

鈴「なにやってんのよ!」

 

 

ワ「あれは俺が倒す。鈴は安心して見てろよ。」

 

そう言うと、バカは制止を振り切って不明機に突っ込んで殴り飛ばされて気絶した。

 

これあたしが守らないといけないパターンなの?

 

 

主人公視点

 

今気づいたけど俺がクラッキングしてシステム掌握すれば良くね?セシリアに連絡して、2分後に扉が開くことを伝える。

 

ピットの射出口を開ける前に織斑先生に連絡してシステムを取り返した事を伝える。

 

ピットから出ると、ボロボロの鈴が織斑を守りながら、戦っているので状況を察した俺は織斑をアンカーでピットに引きずり込んだ。

 

 

「とりあえず鈴は、ピットに戻れ。」

 

鈴は反論したそうだったが、俺は織斑がまた乱入しないように、監視を頼むと承諾してくれた。

 

鈴がピットに戻った後、拡張領域に入れておいたパイルバンカーを取り出した。俺が今回使う武装を見て初めて不明機が、動きを見せた。

 

 

ブーストしながら、突っ込んで行くと両手のビームを撃とうとしたので、ミサイルで怯ませる。十分加速が付いた時にパイルバンカーを構えて胴体に突き刺した。パイルバンカーの弾薬を全て使い、上半身と下半身に泣き別れさせてやった。

 

 

事態を終わらせた後、皆に怒られたがスピード解決したのでお咎め無しとの事だった。着替えて寝ようとしたら、束さんから電話が掛かってきた。

 

束「凄い活躍だったね。何か困ってることが有ったら何でも言ってね愛しのダーリン♥」

 

 

「ダ、ダーリンって、まあ良いや。簪の機体を作るのを手伝ってほしいんです。」

 

 

束「ああ、あのバカがISに触ったせいで開発が凍結されちゃった子か。分かったよ近い内にそっちに行くよ。後、デュノア社には、気を付けてね。」

 

「分かりました。伝えておきます。」

 

さてこれから大きい事がいっぱいだな。休める内に休んでおこう。




この作品では簪の機体がかなり早くに出来上がります。しかも束さんのサポート付きいやあどんな機体に仕上がるんでしょうね(ゲス顔)次の話で遂に作者の推しが登場します。皆さんの推しは誰ですか?良かったら感想で教えてください。


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迷惑な奴

今回は私の推しが出ます。全然似てないとか思われても、笑って流していただけると有り難いです。どうぞ。




朝教室でゆっくりと小説を読んでいると、廊下の方から噂話が聞こえた。

 

女子1「そういえば、今日転入生が来るらしいよ。」

 

女子2「知ってる。しかも一人は男子らしいよ。」

 

女子1「えー、良いなぁ一組ばっかりずるい!」

 

そういえば確かに、今日アイツらが来る日だっけ、まぁ出来るだけフォローしてやるか。面識有るの俺だけだし。

 

暫く待っていると、真耶姉さんと織斑先生が教室に入ってきたが、真耶姉さん何か疲れきった顔をしている気がする。何か後で差し入れしに行こう。

 

真耶「今日は、新しく二人の生徒が転入しました。それではどうぞ入ってください。」

 

二人入ってきたが、両方ズボンである。織斑が何か仲間を見つけたような目をしているが、あの試合での動画は知り合い全員に送ってあるので、俺の知り合いから友人が出来る確率は0である。

 

シャル「本日から、転入しました。シャルル・デュノアです。宜しくお願いします。」

 

俺はこの後の展開を先読みし、アリーヤの待機形態のヘッドホンを着ける。シャルは俺の行動に、疑問を抱いている様で首を傾けている。

 

女子「きゃあああ!三人目の男子よ!」

 

女子2「それも守ってあげたくなる系よ!」

 

女子3「ジェル×シャル?それともシャル×ジェルどっちも良い!」

 

最後の奴止めてくれ(泣)因みにどうでも良い話だが、織斑が出てこなかったのはあの事件で信用を失ったかららしい。あいつとのシチュ何て考えるだけで吐き気がする。

 

もう一人の方は、腕を組んだまま指示を待っている様だ。

 

千冬「ボーデヴィッヒ自己紹介をしろ。」

 

ラウラ「ラウラ・ボーデヴィッヒだ。」

 

真耶「えっとそれだけですか?」

 

ラウラ「以上だ。」

 

やっぱりアイツ真面目だな。最初に会ったときと変わらないぞ。しゃあねえアイツもフォローしてやるか。

 

ラウラ「お前が..!」

 

アイツ殴る気だな。転入それはまずいだろ。止めるか。

 

ラウラの腕を掴んで止めると、最初は文句を言いたそうだったが、顔を見た瞬間驚きで固まっていた。

 

「はあ、気持ちは分からんでもないが来て早々暴力沙汰はまずいぞ。これでも軍人なら仕事に私情を持ち込まないんじゃなかったのか?」

 

ラウラ「あ、ああ済まない。熱くなってしまった。止めてくれて感謝するドイツ軍人としての誇りを捨てずに済んだよ。」

 

「まあこれから気を付けろよ。」

 

 

織斑は未だに殴られそうになったことに気付かずにシャルの事を見ている。本当にコイツホモじゃないよな?(汗)心配になってきた。決めた!コイツからシャルの貞操を守る絶対に!

 

てか顔を赤らめるな気色悪い。そういえばコイツ最初の時女子からの視線に気づいてなかったな。マジでホモかよ。

 

俺は席に戻ると、隣に座ったシャルにプライベートチャネルで、この後話すことが有るから暫くは俺と一緒に行動するように言った。

 

SHRが終わった後、これからの問題を話し合おうとした時に織斑が割り込んできた。

 

ワ「俺は織斑一夏っていうんだ宜しくな!」

 

シャル「僕はシャルル・デュノアだよ。」

 

ワ「そうか、シャルル分かんないこと有ったら何でも聞いて良いぜ。」

 

シャル「今のところ無いから暫く離れてくれないかな。距離が近すぎるから。」

 

ワ「良いだろ?俺達たった三人しか居ない男なんだしこれくらい問題ないだろ。」

 

 

シャル「というか、僕はジェラルドと話してたんだけど邪魔しないでくれないかな。」

 

シャルが不機嫌モードになってしまった。俺の腕をとって、引っ張って行く。

 

シャル「で話したいことって何?」

 

「お前のこれからとデュノア社に関する事だ。」

 

そう言うとシャルはピクッとして、

 

シャル「な、何の事かな?」

 

と言った。まだ演技をしていて見てられないので、

 

「別にもう隠さなくて良い。もう俺は会社の中身と、腐った部分を知ってる。」

 

と言うと、シャルは演技を止めて俺に抱きついてきた。どうしたのかと思いよく見ると体が震えていた。

 

シャル「お母さんの病気は治ったんだけど、ジェルが帰った後会社の人間が来てお母さん連れていっちゃって言うことを聞かないと殺すってッ!」

 

そこまで言って泣き始めた。俺は肩を抱いて胸を貸しながら、悪事を働いている人間をリストアップしその中から、シャルの母親に関わっていそうな人間をリストアップして今後の予定を決めた。

 

 

アリーヤに束さんに掛けて貰ってシャルを慰めながら通話を開始した。

 

束「ん?どったの?」

 

「束さん。俺が昔お世話になった奴の母親が今監禁されているらしくて助けてほしいんですけど。」

 

束「良いけど、条件が有るなあ。」

 

 

「俺が出来る限りの事をしますよ。」

 

 

束「じゃあ敬語を止めて、束って呼んでくれたらやってあげる。」

 

 

「分かりました。いや、分かったよた、束。」

 

 

束「ふふふ、有り難うじゃあ行ってくるね。ダーリンの頼みなら十分で済ませてくる。」

 

本当にやりかねないな(汗)でもまあここは大人しく頼るか。自分一人じゃ出来ることに限りがあるしな。

 

通話を切ると、頬を膨らましたシャルがこっちを見上げていた。

 

シャル「もう、僕というものが有りながら他の女の人に電話?」

 

どうやら通話していることに途中で気付いたみたいだ。俺はシャルの機嫌を直す為に、抱き締め返した。俺達は暫く抱き合っていたが、授業の事を思いだし更衣室に向かった。

まだ織斑は来てないようなので、先に着替える。というかシャルチラチラ俺の体を見ているのが、バレバレだぞ。

 

 

着替え終わった俺達は列に並んで時間まで待っていたが、少し来るのが遅かったので鈴達に弄られていた。暫くすると織斑が来たが、遅すぎて織斑先生に殴られていた。

 

授業を始めようとすると、上から聞き覚えの有る声が聞こえた。

 

真耶「ど、退いてくださいー!」

 

あのままだと織斑に突っ込むことを、転生前に読んだ原作の記憶を、思いだし胸糞悪くなったので機体を展開して受け止めた。

 

真耶「あ、有り難う。」

 

「全く、姉さんらしくないどうしたんだ?」

 

真耶「最近ジェルと触れ合えてないし、良いとこ見せようと張り切ったら、操作が狂っちゃって。」

 

「はあ、姉さん次から気を付けてね。俺は姉さんが怪我するところ見たくないから。」

 

真耶「うん、そうする。」

 

話していると織斑先生から通信が入ってきた。

 

千冬「姉弟仲が良いのは、良いんだがそろそろ授業を始めて良いか?」

 

そうだった授業中だった。そっと姉さんを地面に降ろして、機体を解除して列に戻る。

 

千冬「今から、バトルをしてもらう。凰、オルコット前に出て機体を展開しろ。」

 

鈴「あたし達ですか?」

 

千冬「そうだ。専用機持ちの方が準備が早いしな。」

 

セ「相手は、山田先生ですの?」

 

千冬「今のお前らじゃまだ倒せんよ。」

 

その言葉にムッとした二人は、黙って上空に上がっていった。原作よりも、奮闘したが二人は落とされてしまった。

 

千冬「良いか?これが教員の実力だ第二世代機でも、第三世代機を落とせるが、これは相当習熟した技術が有ってのものだ。尊敬するように。」

 

真耶「代表候補生止まりでしたし。別に凄くもないですよ。」

 

あ、まずいぞ姉さんのトラウマを先生無意識の間に刺激してるぞ。後でこっちもフォローしないと。

 

千冬「では、専用機組は別れて個別に教えるように。」

 

別れていると、シャルの方に人が集まりすぎて、怒られていた。織斑の所は誰も行かなかったので、笑いそうになった。

 

授業が終わり、昼になって飯に誘われたので、シャルが織斑に絡まれない内に、連れて屋上に行った。

 

皆で談笑しながら、昼飯を食べていると織斑が我が物顔で入ってきた。

 

ワ「よう、皆こんなところに集まって水くさいぜ。」

 

そう言うと空いていた席に勝手に座り、鈴の酢豚を勝手に食べようとしていた。

 

鈴「ちょっと!何勝手に私の弁当を食べようとしているのよ!」

 

ワ「えー、良いじゃねえか幼馴染みなんだしよ。」

 

あまりにも人としての礼儀が出来てないのでうんざりしていると、セシリアが、

 

セ「貴方は、何回言われたら理解しますの?鈴さんにもあれだけ迷惑を掛けたのに、今更友人面して、恥ずかしくないのですか?」

 

ワ「俺と鈴の話だろ?君には関係無いだろう。」

 

最早何を言っても無駄らしい。俺達は、席を変えることにした。

 

変えた後に、皆で食べた。

 

授業を終えた後に、真耶姉さんがシャルに部屋割りを言っていた。何か凄い絶望した目をして俺に助けを求めてきた。

 

 

シャル「嫌だ、あんなのと同室なんて。」

 

 

シャルは青い顔をして震えていた。そこで俺は問題が解決するまでの間、せめてものアドバイスをした。

 

「良いか、シャワーを浴びるときは必要な物を点検して、準備が出来てから入るんだぞ。」

 

シャル「う、うん分かったよ。有り難う。」

 

シャルが俺に笑顔を向けてきて可愛かったので頭を撫でてしまっていた。まさかこんなところに刺客が、意外ッ!それはあざと可愛い!まあふざけるのもこれくらいにして、何かあったら俺に連絡するように言ってから、自室に有るタルトを真耶姉さんに差し入れしに行った。

 




シャルが可愛くて思わず書いてしまった。こ、後悔はしていない(震え声)皆さんが予想に反して読んでくださっていたので、私は驚きでギャングダンスをしていました(笑)次の話であのシーンが出ます。


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面倒は御免だ

今回はウチのワンサマーが邪魔めっちゃします。一夏が好きな人は、ブラウザバック推奨です。





あの後、晩飯を簪と食べて寝ようとすると部屋のドアを馬鹿みたいに叩きまくる音が、響いて少しイラッといや、かなりイラッとした。ドアを開けると、織斑と何故かジャージを着ているシャルが居た。絶対めんどい奴だな。ドアを閉めようと、すると足をドアの隙間に挟み込んで、騒ぐので簪の事を考えて俺は仕方なく抵抗を止めた。

 

 

「全く、お前今何時か分かっているのか?夜中の2時だぞ。お前は礼儀だけでなく、常識も無いのか?」

 

 

 

ワ「い、今はそんなことは今どうでも良いだろ!それよりも大変なんだ来てくれ!」

 

 

それから何の説明も無く(無くてももう知ってるし、もう解決までに5分位だし終わったら束さんが連絡すると言っていたので、実質問題ないのだ)織斑の部屋に連れ込まれた。

 

 

ワ「この事は、秘密にしてくれよ。」

 

「誰もまだ協力するとは、言ってないぞ。」

 

 

シャルにプライベートチャネルで忠告したことについて聞いたら、どうやら裸の付き合いとか言って入ってきたらしい。それはまあ御愁傷様だな。もうすぐ問題が解決することを伝えるとシャルは希望に溢れた顔をしているが、それに気づかない織斑は俺に突っ掛かってきた。

 

ワ「何だよ友達何だから、助けるのは当たり前だろ。」

 

「俺はお前の事を友達とは思って無い。俺の事をお前は何て呼んだか覚えているか?」

 

ワ「そんな事覚えてる訳無いだろ。」

 

「お前は俺の事を卑怯者と呼んだんだ。そんな奴に協力したいと思うか?」

 

ワ「シャルの問題には関係無いだろう!」

 

「ではお前は、どうやって助けるつもりだ?」

 

 

ワ「特記事項第二十一条、IS学園はどの国家にも帰属しない。また干渉されない。だから三年間考える時間がある一緒に考えようシャル。」

 

 

特記事項をどや顔で言う馬鹿に特記事項の穴を教える。

 

「はあ、良いか?その特記事項には穴が有る。帰属しないとは言っているが、学園である以上出資されて成り立っているんだ。それにデュノアは、企業に所属している。長期休業中に呼び出せば逆らうことが出来ないんだ。仮に干渉できなくてもそれはIS学園の中でだけだ。お前はデュノアを三年間監禁でもするつもりだったのか?」

 

そう言うと、驚きで目を見開きながらしかし自分の考えを否定され、怒りに染まった目で睨みながら俺に文句を言ってきた。

 

 

ワ「お前はどうするんだ!」

 

「俺は悪いが、デュノアが来る前からこの事を知っていただから、もう手は打ってある。」

 

 

話している間に、俺のスマホに着信が来た。

 

束「ヤッホー、愛しの束さんダゾ♥デュノア社の方は、本妻の方の勢力を潰してきたよ。」

 

「有り難う束。又何か送るよ。」

 

束「有り難うダーリン♥愛してるよ。」

 

通話を切り、織斑の方を向いて、

 

「とりあえず、問題は解決した。もう騒ぐな。」

 

そう言うと俺は部屋を出ようとすると、織斑に殴られていた。

 

ワ「何で邪魔するんだ!俺が解決するはずだったんだ!」

 

俺は無視して、部屋を出ようとするとシャルからプライベートチャネルで有り難う好きだよ。って来た恥ずかしくなったので少し素直になれず、

 

「ば、馬鹿(///∇///)」

 

と言ってしまった。シャルの方を見ると悪戯が成功した子供のような顔をしていた。部屋を出ると、中から、

 

シャル「織斑君、考えが何も無かったのに、俺が守る!とか言ってたんだね。」

 

ワ「で、でもお前の事を助けようと思ったのは本当だ。信じてくれシャル!」

 

シャル「というかずっと思ってたけど、僕の事会ってすぐからずっとシャルって呼んでたけど僕と君は、友達じゃないよね?日本の男の人はこんなに馴れ馴れしいんだね。金輪際僕の事をシャルって呼ばないでね。というか関わらないでね。」

 

と聞こえた。まあ自業自得だな。殴られて口の端を切ったのもあれ、血で汚れたので風呂の方に入りに行った。まあこんな時間に風呂に入る奴は居ないのか誰も入って居ない様である。好都合なのでそのまま入る。

 

 

湯船に入って暫くすると脱衣場から物音がするので少し焦ったが、扉が開いてすぐに安心した。

 

シャル「一緒に入って良い?」

 

「まあ、良いか。好きにしろ。」

 

シャルは湯船に入ると、俺と向かい合わせになった。

 

シャル「有り難う。」

 

「何がだ?俺は、何もしてないぞ。」

 

シャル「ううん、ジェルは私を助けてくれた。」

 

そう言って俺の足の上に乗ってきた。シャルの体が密着して柔らかい物が当たっているが、努めて感覚から消す。

 

シャル「私は子供の時からジェルが好きみたいなんだ。だから告白もしないで人生を終えるのが怖かったけど、昔みたいにまた助けてくれた。こんな嬉しいことは無いんだよ。」

 

そう言って俺に抱きついてきた。好きにしろと言った手前離れろとも言えず、自分の気持ちを優先して抱き返した。暫く抱き合っていたが、逆上せてきたので出る。

 

部屋に帰る帰り道別れ際に名前を呼ばれて振り替えると、唇に柔らかい感触がしてシャルを見ると赤くなりながら微笑んでいた。

シャル「私は、初めてだからね(///∇///)」

 

と言って走って行った。自分も初めてだったのを思いだし、赤面して部屋に帰った。部屋に帰ると、簪が待っていた。

 

簪「やっと帰ってきた。織斑が煩かったから起きたら貴方が連れてかれるから心配した。」

 

どうやら心配してくれたらしい。心配してくれた事が嬉しくて思わず抱き締めてしまった。

 

簪「え、急には、恥ずかしい(///∇///)」

 

見上げてくる顔が可愛くて無言で抱き締めていた。そうしている内に眠気が来たので、簪を抱き締めて眠った。




はい、私が一番疑問に思ったので一番改変しようと思ったところです。それに私は、シャルロッ党なのでヒロインに一番最初に入れようと考えていたので後悔も反省もしていない(震え声)一応原作のキャラは全部出す予定なので許してください(懇願)


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学年別対抗戦

今日も投稿させて頂きました。戦闘描写有りますが、作者が未熟なので面白くないと思いますが、どうか流してください。


朝起きると、簪の寝顔が目の前に有って朝から幸せですはい。そんな事を考えていると天井に束さんが張り付いていた。驚いて叫ばなかった俺を誉めてやりたい。

 

 

「えっと、何してんの?」

 

 

束「いや、近々来るって言ったよ?」

 

そう言いながら音もなく降りてくる束さんだが、一つ気になった。

 

「どうやって入ってきたの?」

 

 

束「え、普通に窓から。」

 

 

「それ普通じゃなくない?」

 

目を反らしながら、口笛を吹いている。無駄に上手いな!

 

そんな事をやっていると、簪が起きた。

 

簪「う、んおはよう。ってえ!」

 

束さんの方を見た簪が驚愕の声を上げた。

まあ普通はその反応だよな。

 

束「君が更識簪さんで良いかな?」

 

簪「は、はい。」

 

若干まだ人見知りが治っていない簪は、少し怖がっているみたいだ。大丈夫だぞ。その人ISを自分の目的の為に使わなければ、何もしてこないから。多分。

 

束「君にお話が有って今日来たんだ。早速で悪いけど、君はISをどう思う?」

 

簪「えっと、私は空を飛ぶための翼だと思っています。」

 

束「そう。良かった君が良い人で、これで心置きなくお手伝いが出来るよ。」

 

簪「え、手伝い?」

 

俺の方を見てくるので、ゆっくり頷いた。

 

簪「有り難うございます!」

 

束「じゃあ、今から姿勢制御とか作っていこうか?」

 

簪「はい!」

 

打ち解けて良かった。安心して、洗面所に向かい身だしなみを整えていると、外から簪の叫び声が聞こえたので、急いで外に出ると腰を抜かした簪とほくほく顔の束さんとブルーペーパーで見た機体からかけ離れた機体が有った。ええ(゜゜;)

 

暫くしてスペックを見たらチートになっていた。というか見覚えしか無い。

 

「これ、ハルファスガンダムじゃねぇか!」

 

そう、前世に遊んでいたゲームの機体なのだ。どうやってこれの原案を思い付いたのか聞くと、

 

束「ひ・み・つ❤」

 

とはぐらかされてしまった。マジでどうやって知ったんだ。その後、実機テストをしたが、一切問題なく終わった。

 

部屋で簪とゆっくりしているとシャルが来た。

 

シャル「ジェル~居る?」

 

「ああ、居るぞ。鍵は今開ける。」

 

扉を開けると、笑顔のシャルがこっちを見上げていた。可愛い。

 

「とりあえず入れよ。お茶かコーヒーしか無いが出すぞ。」

 

シャル「有り難う。」

 

そう言ってシャルは俺が使っていた椅子の隣を使った。コーヒーを淹れて戻ってくると、まだ女であることを公表していないので、それなりの距離で、簪と喋っていた。

 

シャル「へぇ、ジェルって普段そんな事をしてるんだね。」

 

簪「小説を読んでる時、隙だらけイタズラし放題。」

 

とんでもない話してんな。コーヒーを置いて座ろうとしたら、部屋のドアが吹き飛び机に激突して、コーヒーが俺のTシャツに掛かった。お気に入りだったのに。

 

女子達「ねえ!デュノア君、バレンディ君これ見て!」

 

シャルが渡されたプリントを読んでいるが、俺は怒りで震えていた。状況を察した女子と簪が避難する中、状況が見えておらず自分達要求を叶えたい者達は、

 

「「私とペアを組んで!」」

 

 

と言っていたので、普段出さないであろう低い声で、

 

「おい貴様ら、今ペアを組めと言ったな?」

 

と言うと部屋に居る全員が俺の状態を見てやっと状況を理解した。

 

「さっき貴様らが、吹き飛ばしたドアのせいで、俺のお気に入りのTシャツにコーヒーが掛かったんだが、何か言うことは有るか?」

 

 

女子達「すみませんでした!」

 

そう言って俺の部屋から逃げ出していった。

ため息を吐いていると隠れていた簪が出てきた。

 

簪「自業自得。今から洗濯するからそれ貸して。」

 

簪がそう言うので、上を脱ぐと二人とも顔を赤くしていた。まあそうだよな年頃の異性の肌なんか見る機会無いよな。シャツを渡すと洗面所に簪が引っ込んだ。俺は零れたコーヒーを拭いていないことに気付き、そのまま机を拭いていると後ろからシャルがくっついてきた。

 

「おい、俺は今半裸だぞ。離れろ。」

 

 

シャル「ん~でもジェルは、私とお風呂入ったよね?」

 

それを言われると、痛いな。

 

 

「だが、後からお前は入ってきたことないか?」

 

シャル「ッ!(///∇///)」

 

どうやら気付いたようである。見方を変えれば自分から男が入っている風呂に入ったということに。シャルが赤面して固まっていると簪が出てきた。

 

簪「後で干すね。」

 

「有り難う。」

 

シャル「そ、そういえばジェルはペアどうするの?」

 

「俺は、ボーデヴィッヒと組むことにする。アイツはフォローしないと織斑を殺しかねん。」

 

 

そう言って俺はこれからの予定を決め、ラウラにプライベートチャネルで連絡した。

 

ラウラ「どうしたんだ?」

 

「次の学年別トーナメントはお前と組もうと思ってな。」

 

ラウラ「まあ良いが、私は織斑を叩き潰せればそれで良い。」

 

「了解した。」

 

 

トーナメントまで何も無いので、キングクリムゾン!

 

 

 

 

トーナメント当日になり、割り振りを見ると、織斑とシャルの組み合わせが、最初に俺達と当たっていた。結局シャルは織斑と組んであげたんだな。

 

 

機体を準備をして、アリーナに出ると織斑とラウラが睨み合いに、なり俺とシャルは苦笑しているとブザーが鳴り、織斑とラウラが克ち合ったのでこちらも始めることにした。

 

シャル「ジェルが相手でも手加減しないよ!」

 

「こちらもそのつもりだ。」

 

 

俺とシャルは互いの武器で射撃しながら相手の攻撃を回避するので、中々共に当たらず、どうするか悩んでいると、向こうからラウラの苦しむ声が聞こえたので、そちらを向くとラウラの機体が泥のように形を変えていた。

 

「な、あの機体は、」

 

 

俺が驚いていると織斑が雄叫びをあげて突っ込もうとするので、アンカーを撃ち込み、ワイヤーを巻き取ってここまで、引き摺ってくる。

 

 

ワ「離せ!あれは千冬姉の物だ!俺が倒さなきゃダメなんだ!」

 

「はあ、どうせお前の事だから、ワンオフアビリティで斬るつもりだろうが、見たところエネルギーの塊になっている機体を斬ったら何が起こるか分からないのか?」

 

ワ「そんな事知るか!俺はあいつをぶった斬るんだああ!」

 

「お前のワンオフアビリティじゃ中に居るボーデヴィッヒごと斬りかねないんだよ。」

 

そう言っていると、織斑先生が通信を繋いできた。

 

千冬「今ボーデヴィッヒの機体は、禁止されていたVTシステムが積まれていたようだ。」

 

「前に似たような物を見たこと有りますが、結果だけ言うと早く助け出さないとボーデヴィッヒは死にます!」

 

千冬「何ッ!」

 

「なので織斑に邪魔をさせないで下さい。」

 

千冬「分かった。あの馬鹿。」

 

通信を切って、暴走しているボーデヴィッヒを助け出すために、出来るだけ傷付けないように、マシンガンで削っていく。

 

ボーデヴィッヒが見えたところで手を掴んで引きずり出す。

 

 

医療班にボーデヴィッヒを任せて、織斑を引き摺りながら織斑先生に渡して機体を解除すると、有り難うと言って背後で説教が行われていた。

 

 

あの後、何時も使っている情報屋に連絡すると、電話では話せないとの事だったので、真耶姉さんに休学申請を出して飛行機に乗った。




かなりあっさり終わってしまったので、作者は、どうしようか悩んでおりますが方針が決まり次第投稿させて頂きます。


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事件の裏側

今回からロアナプラに入ります。注意!この作品はブラコンが大量に出てきます。合わない方はブラウザバック推奨です。


空港に着くと、父親の形見を取り出して腰のホルスターに納め、ラグーン商会に向かう。

ロアナプラということは察しが良い人は気付くかもしれないが、滅茶苦茶治安が悪いのだ。

 

 

男1「お前、良い格好してんな。金持ってんだろ。置いてけよ。」

 

 

男2「キヒヒ、そうだぜ痛い思いする前に置いてきな。」

 

 

ニヤニヤした男達のあれをサッカーボールの様に蹴り潰すと、地面を金魚みたいにのたうっていた。

 

 

事務所に着くと、黒人の大男が待っていた。

 

「それで、直接会わないと話せない情報って何だ。ダッチ?」

 

ダッチ「ああ、そうだ。」

 

 

俺が、ダッチと話していると奥から二人の男が出てきた。

 

ロック「あれ?君は誰だい?」

 

ベニー「ロックはまだ会った事なかったっけ昔彼の父親が彼が子供の時にここやホテルモスクワや三合会に預けられていたんだ。今日彼はIS学園で起きた事件の事でここまで来たんだよ。」

 

「ええ、ある機体が変容して、襲い掛かってきた事で知っている事が有るとのことで来たんですよ。」

 

 

三人で話していると後ろから衝撃を感じた。

 

 

レヴィ「よう、ジェル久しぶりに会ったのに水くさいぜ。」

 

 

「お久し振りです。レヴィさん。」

 

レヴィ「もう、姉さんって呼んでくれって言ってんだろ。」

 

 

「うーん、分かったよ。姉さん。」

 

ダッチ「ああ、もう本題に入って良いか?」

 

「済まない、ダッチ頼む。」

 

ダッチ「この前の仕事の時にドイツ軍の残党とやり合ったんだが、こんなのが出てきた。」

 

ダッチがデスクから書類を出した。見るとVT作戦と有った。

 

ダッチ「これに見覚えが有るか?」

 

驚いている俺にダッチは言うまでも無いという感じだった。

 

レヴィは俺の首に腕を回しながら、作戦計画書を眺めていた。目のハイライトを消しながら、ええ!?ハイライトを消しながら!?

 

レヴィ「ジェルを傷付ける奴は殺す。」

 

小さい声で呟きながら、腕の力を強めた。

 

「ちょっ!く、苦しい!」

 

レヴィ「あ!ごめん嫌いにならないでくれ!」

 

 

「大丈夫だよ。でも今持ち合わせ無いから暫く働かせてくれないか?」

 

ダッチ「それは良いけどよ。何時新しい仕事が来るか分からないんだぜ。」

 

「次の仕事が来たらで良い。それまでここに置いてくれ。」

 

 

そんな事を話していると、来客が来たようだ。

 

「いらっしゃい、ラグーン商会にようこそ。え?」

 

張「え?ジェルか?」

 

「ひ、久しぶり。」

 

張「おう!久しぶりだな。見ない内にこんなでかくなりやがって!」

 

そう言いながら俺の頭をわしゃわしゃと撫で回す。これ外に出たらもう一人の世話になった人に会うな。

 

暫く撫でていると俺を、バオの酒場に誘ってきた。

 

 

バオの酒場に着いて、ゴードンズのマティーニを頼む。

 

バオの酒場に居ると、レヴィ姉さんが着いてきていて、隣で飲んでいる。勘が良い人は気付くかもしれないが、レヴィがバオの酒場に居ると大体銃弾の雨が降るのだ。

考え自体がフラグだったのかもしれない、外を見ると装甲車が止まって運転手と目が合った瞬間俺達はカウンターの裏に避難した。

 

 

M2重機関銃が火を吹いた瞬間回りが阿鼻叫喚になった。またバオがキレているが何時もの事なので流しながらホルスターに入ったマカロフを出してセイフティを外し、スライドを引き、2、3発撃ち返すと、2人を程殺った。

 

レヴィ「お、ジェルやるじゃねぇか。」

 

まるで出来の良い弟を褒める様に、褒めると愛銃を取り出して射撃し始めた。

 

暫くすると全員殺し終え、外に出ると、全員女権団のメンバーだった。

 

それを教えると張の兄貴と、もう一人の世話になった人によって殲滅されるようだ。




暫くロアナプラに滞在すると思います。私はブラックラグーン好きなので、絡ませたいなと思って書きました。皆さんは好きな漫画やアニメ何ですか?感想で教えてもらえると嬉しいです。


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コインの裏の裏は表

最近精神安定剤を、病院に貰いに行けずに気が狂いそうなランドルト菅です。私は過去に友人の度が過ぎた弄りで鬱を発症しているのでこの作品もきちんと終わらせる事が不安ですが、正気で居られる間は出来るだけ書こうと思います。ではどうぞ。




あの後暫く、半壊したバオの店で酒を飲んでいたが、時間が時間だったので事務所に帰って寝ようとしたが、この土地に来ると捨てられた時を思い出して上手く寝れなかった。

 

 

「まさかここまで参ってしまうとはな。」

 

自嘲しながら煙草を吸っていると、スマホに着信が大量に入っていた。これどうしよう。

 

 

 

とりあえずメールを各自に送り、無事な事と暫くは、帰ることが出来ない事を伝え一人考えに耽った。

 

 

朝誰も起きていないのか事務所のソファーに座りロアナプラ産の糞不味いコーヒーを飲んでいると、ダッチが起きてきてロックとレヴィが上手くいっていないと相談されロックの挨拶回りに付き合うことになった。

 

 

車に乗り待っていると不機嫌なレヴィと困り顔なロックが乗ってきた。因みに俺は後部座席だ。ロックが空気を変えようと冗談を言うが悉くをレヴィに潰されている。ドンマイ。

 

最初はローワンのストリップクラブらしい。入るが相変わらず悪趣味だ。次の場所に行くと、俺がこの土地で世話になった人の一人のバラライカが葉巻を吸いながらAVを見ていた。どういう状況?

 

「久しぶり、バラライカ姉さん。」

 

と言うと、凄い勢いで振り向いて目を見開くので、少し怖かった。何故姉さんと呼んでいるかと言うと子供の時に預けられて子供心に姉さんと言ってからそれ以外で呼んでも反応してくれなくなったからである。

 

バラ「久しぶりじゃない。背が伸びたわね、姉として鼻が高いわ。」

 

 

そう言いながらいつの間にか俺の頭を撫でている。皆俺の頭を撫でるのが流行っているのか?そう考えていると、レヴィが腕を組んできた。

 

レヴィ「悪いがバラライカの姐さんこいつはアタシの弟だ。」

 

バラ「ほう?貴様が姉だと笑わせるな。」

 

何故か皆俺を弟にしたがるのだ。そういう何かフェロモンみたいなの出てんのか?そう考えていると、ロックが機転を利かせてこの場を切り抜けた。何故か一緒に呑む約束をさせられたが。

 

最後に教会に着いた。俺は半分諦めながら裏口に皆を誘導して、中に入った。

 

 

「ひ、久しぶり。エダ姉さん。」

 

何故姉さんと呼んでいるかとry

 

「よう、ジェルじゃねぇか。やっぱ背伸びても可愛いな!」

 

マジかぁ(泣)俺って完全に皆の弟キャラなのね。

 

またエダ姉さんとレヴィ姉さんの喧嘩が有ったが、原作とあまり変わらないのでここでは描写しない。ロックがヨランダ婆ちゃんと話している間ずっと紅茶を堪能していたが、

 

ヨランダ「おや?坊っちゃんの銃確か親父さんの形見だったようだけど、少しがたが来ているみたいだから修理してあげるよ。」

 

「でも、これが無いと落ち着かないし、身を守れないよ。」

 

エダ「だから姉さんが見繕ってあげるって話だよ。」

 

うーん確かにバーでの銃撃戦の時にスライドががたついたんだよなぁ。ここは好意に甘えよう。

 

「じゃあ、頼むよ。」

 

エダ「よっしゃ、任せな。」

 

昔から思ってたけど頼りがいが、あるな。まあそれまで紅茶飲みながら喋るか。

 

 

暫く喋っていると、3挺程手に持ったエダ姉さんが戻ってきた。

 

 

エダ「まず、グロック17、こいつは口径が9ミリで装弾数が17発、まあ標準的だな。次が、ブローニング・ハイパワー、こいつは、9mm×19、7.65mm×21、.40S&wから選べて装弾数は13発だ。最後にこいつが、Cz75、口径が9mm×19で、装弾数が15発だ。どれが良い?」

 

中々に悩むな。よし、決めた。

 

「じゃあCz75にするよ。」

 

そう言ってホルスターに入っていたマカロフを渡して、Cz75を受け取った。

 

 

エダ「今まで会う機会は有ったけど、お前がロアナプラ出てから誕生日祝えてなかったから、誕生祝いだ。」

 

まあなんと物騒なとは思わなかった。やっぱり俺はこっち側の人間なんだという事を再確認しながらホルスターに納めた。

 

教会から出ると、ロックが腹が減ったと言うので帰り道商店街に寄った。

 

俺は飲み物を買うために、その場を離れていたが、戻ってくると机やら何やらが引っくり返っていた。レヴィを止めようとしていると何故か俺までパトカーに乗せられていた。

 

事務所に帰って疲れたので寝ようとしたが、ベッドに横たわると、ドアが開いた音がしてから、誰かがベッドに入ってきた音がしたが、眠気に勝てなかった俺は、そのまま寝てしまった。

 

 

 

翌日起きると、普段薄着のレヴィが更に薄着になって俺に絡み付いていた。起こすのも悪いので、動かないでいると起きたのか、身を起こすがまだ寝ぼけているようだ。言葉尻を伸ばして俺の名前を呼ぶ辺り、俺が子供の時の頃の感じで喋っているようだ。

 

レヴィ「お前を助けられなくてごめんな。」

 

泣きながら謝ってくるが、そんな事有っただろうか?俺はどうも、物心着いた頃からここに居るからどうやって産まれたのか知らないのだ。

 

完全に起きたレヴィは顔を赤くしながら自室に戻っていった。

 

数日程日本に居る皆と連絡を取っていると、危ない噂話を聞いた。どうやら夜に出歩くと、双子の妖精に殺されるとのことらしい。奇跡的にホテルモスクワの構成員は生きているらしい。

 

(それでか、最近バラライカ姉さんの機嫌が恐ろしく悪いのは、)

 

何故か張の兄貴はこんな時でも、呑みに行きたいらしい。ホテルモスクワ傘下の店を選んで場所を指定してきた時に、狙いが分かったので、予定の時間まで余裕が有るので、暴力教会に、あるものを頼み貰ってきた。

 

 

時間になって張の兄貴が来たので、程々に呑みながら双子の妖精とやらを待っていると、ピンと来る双子が店に入って来たので、正体を表すまで待つ。待っていると俺の顔を見た双子の片割れが、

 

「ねぇ、お兄さん遊ぼうよ。僕達と遊ぼう。」

 

と言って襲い掛かってきたので、反射的に銃を抜き片割れを撃ってしまった。最初は生け捕りにするつもりだった。男の方を殺してしまった俺は苦い顔をしながら貰ってきた物を取り出して、女の方に撃った。

 

「な、なにこれ?」

 

俺が貰ってきた物は、撃ち込むと端の方が壁などに、アンカーを撃ち込むネットランチャーである。本来なら二人ともこれで捕まえる予定だったのに、糞ッ!

 

捕まえた方の子に誰に雇われてやったのか聞き出すと、日本のIS委員会のメンバー全員の名前が出てきた。すぐさまそれを束に送った。本当ならホテルモスクワに引き渡すのが、礼儀なのだろうが俺自身自己満足で、護衛として雇った。その代わりバラライカ姉さんに何でも一つお願いを聞く事を約束させられた。今更ながら名前を聞くと、グレーテルと名乗った。ああ説明が面倒だ。

 

 

 

そろそろ調査したかった事も分かったので帰国することにしたら、レヴィとバラライカの姉さんが近い内に日本に来ると言った。とりあえず聞きながらグレーテルを戸籍上俺の妹にした。張の兄貴は、何時また会えるか分からないので、餞別にと、S&WModel3と、SPAS12と、L96A1をくれたのでアリーヤの拡張領域に入れた。グレーテルのM1918もついでに入れてなんとか帰国することが出来た。




ブラクラ編は暫くお休みです。多分出ても、番外編位だと思います。シナリオが進めば自然に復活すると思います。


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訓練

何とか持ち直したランドルト菅です。この度は要らない騒ぎを起こしてしまい申し訳ありませんでした。お気に入り登録されていた方々には多大なご迷惑をお掛けしました。この作品は完成するまで書きますので、お付き合い頂けると有り難いです。ではどうぞ。




あの後、迎えに来た真耶姉さんにグレーテルの事を説明し、真耶姉さんが乗ってきた車に乗って学園に戻っていた。

 

真耶「もう、急に休学申請出して何処かに行っちゃうから、心配したからね。」

 

 

車に乗ってから今までずっと小言を言われていた。まあ仕方ないな。

 

 

「ご免なさい、これからはしないって約束するよ。」

 

 

真耶「本当に?」

 

 

「本当だよ。」

 

そう言うとようやく何時もの真耶姉さんに戻り、

 

真耶「お帰り。」

 

と言った。

 

「ただいま。」

 

 

と言うとグレーテルが静かなことに気付いた。肩に頭を乗せていた為、よく顔は見えないが、寝ているようだ。この子の兄弟?姉妹?を反射的にとはいえ殺してしまったからせめての罪滅ぼしにこの子を引き取ったので、幸せにしたいなと思った。

 

 

学園に戻ると簪やシャル、他のメンバーが揃っていた。あ、これ怒られるやつだ。

 

それから暫く怒られていたが、皆言いたいことが無くなると俺に抱きついてきた。

 

部屋に戻ろうとすると楯無が話し掛けてきた。

 

楯無「貴方ともう一人を鍛えるように言われたの、明日からで良いから道場に来て。」

 

「分かった。放課後で良いか?」

 

楯無「ええ、その位の時間の方がお互いに都合が良いでしょ。」

 

「ああ、そうだな。では放課後に道場に向かう。」

 

 

部屋に着いたので、ベッドにグレーテルを下ろして、シャワーを浴びにいく。シャワーを浴びているときにグレーテルの服をどうするかという難問に気付いた。

 

「あ、どうするか。束さんに頼むか?さすがに女子の服を買いにいくのはハードル高いからな。よし、そうしよう。」

 

頭を拭きながらアリーヤの待機形態を装着して、束さんに連絡をした。

 

束「どうしたの?」

 

 

「済まないんだが、角々鹿々でね。」

 

 

束「ああ、そういう事。丁度良かった。此方も訳ありな子を拾ったからそのついでに作ってあげる。」

 

この返答に嬉しくなった俺はつい、

 

「マジか、有り難う。愛してるぞ。」

 

と言ってしまったので、普段言わない俺からのこの言葉に束が固まってしまった。

 

束「そ、そんなのあ、当たり前だよね(///∇///)」

 

その言葉を最後に、通話が切れた。またやっちまった。勢い任せに言ってしまった事に反省しながら、疲れていたのでそのまま寝てしまった。

 

 

朝起きると左右にグレーテルと簪が寝ていた。起こさないように抜け出すとパソコンを起動させた。亡国機業に居る実行メンバーに連絡を取り情報を流してもらった。報酬に俺の幼少期の写真を送信した。

 

 

久しぶりにシャル達と飯を食べていると何処に行っていたのか聞かれたが言うのは不味いのではぐらかしておいた。皆をあの街と関わらせたくないので、何とかしたが、簪は疑っていた感じだったので、後で調べるつもりだろう、止めさせるために何か一つ言うことを聞く事で、手を打った。

 

 

放課後になり、道場に向かうと胴着を着た織斑と楯無が居た。

 

 

楯無「来てくれたんだね。」

 

 

ワ「な、何でお前が!」

 

 

楯無「私が呼んだのよ。」

 

織斑はあれ以来俺を、目の敵にしているので俺は、無視をしたまま、道場の隅に座り込みスマホを起動し、電子書籍を読む。

 

ワ「おい、お前はふざけているのか!」

 

 

楯無「そういう君は、私に勝てたのかな?」

 

 

楯無よ、以外とお前も切れ味の有る言葉を投げるもんだな。

 

楯無「じゃあ、君から始めようか。」

 

 

俺は、黙っていたが俺の父が生きていた時に父の同僚に近接戦闘術を習い、鍛えられたので、接近戦は得意なのだ。

 

 

「仕方ないな、やるか。」

 

そう言って、制服のジャケットを脱いで放り投げる。

 

楯無「じゃあ、私からいくわ。」

 

 

凄まじい速度の突きを腕を掴むことで回避し、直投げの要領で投げると受け身をとった楯無が驚いていた。

 

楯無「嘘ッ!こんなに動けるなんて聞いてないわ!」

 

だろうなと思いながら、投げて首元に手刀をもっていくと、

 

楯無「降参よ、降参。離して(///∇///)」

 

 

楯無の上から退くと、織斑が俺に突っ掛かってきた。

 

ワ「お、俺と戦え!」

 

楯無を見ている目から、楯無に惚れているのは分かっているので、後の理由を楯無から聞くと、今までの失態を取り替えそうとしているとの事だったらしい。俺を倒して良いとこを見せようとかそういう魂胆なんだろうな。

 

「はあ。さっさと終わらせよう。」

 

ワ「お前に負けるか、卑怯者!さっきだってなんかしたんだろ!」

 

「....(こいつ此処まで頭がおめでたくなったのか?)」

 

俺が黙っていることを良いことに好き放題言っているので、アリーヤと白式がキレていてヤバイので、構えを取り人差し指で誘う。

 

 

ワ「どりゃあ!え、うわぁ!」

 

投げ技で決めようとしたらしいが、動きが鈍いので逆に投げてやった。やることもやったので、自室に帰ろうとすると、楯無が後ろから抱きついてきた。そういえばあの場に居なかったな。

 

「ただいま。」

 

 

楯無「お帰り、心配したんだから。」

 

 

震えているところから多分泣いているのだろう。俺の動きを途中まで見ていたのだろうが使いが殺られたのだろう。そりゃ心配になるよな。俺は、自分の戸籍と情報を弄っているから一般人だと思われているからな。仕方ないな。

 

暫く背中を貸していると、

 

 

楯無「もう、良いわ(///∇///)」

 

と言うので顔を見ていると弄りたくなってしまったので、

 

頬を摘まんで少し弄っているとあたふたするので攻めをしているときは、楽しそうだが以外と純情な事が分かったので十分として指を離してやると、頬を抑えながら見上げてくるので可愛くて抱き締めてしまった。

 

あの後生徒会長権限で、部屋を同部屋にしていることに気づくまでまだ掛かるようだ。




何とか捻り出しました。ちょっと気分転換に別の小説を書こうか悩んでいる今この頃です。皆さんもコロナ気を付けてくださいね。それでは。


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鬱陶しい

課題が郵送されてきてちょっと気分が落ち気味なランドルト菅です。3日後位に追加で郵送すると聞いたので少し投稿出来なくなると思います。


夕方に、シャルから買い物に誘われた。

 

 

シャル「そういえば、もうすぐ合宿だよねぇ?水着が必要になると思うんだけど、ジェル準備してある?」

 

 

そういえば前に使ったやつはもう小さくなって使えないな。丁度良いな。

 

 

「いや、まだ準備してないな。」

 

 

そう言うとシャルは嬉しそうにしながら、

 

シャル「じゃあ、明日休みだしさ、一緒に買いに行こうよ。」

 

 

「ああ、分かった。」

 

 

待ち合わせ場所を打ち合わせて、自室に戻ると、俺のトランクケースを触っている簪とグレーテルが居た。

 

 

そういえば簪もクラスは違うが、一緒に行くんだったな。

 

 

3人で荷物を喋りながら積めていると楯無が入ってきた。

 

 

楯無「私も行きたい!」

 

 

「お前は、二年生だろうが、虚さんに仕事を押し付けたらダメだろ。土産を買ってきてやるから大人しく待ってるんだな。」

 

 

楯無「そう言うなら、仕方ないわね。」

 

 

楯無はそう言いながら、いつの間にか増えているベッドにダイブした。

 

荷造りが済んだので、コーヒーを淹れに行くとグレーテルが背中に登っていた。最初は、俺が殺してしまったヘンゼルの仇をとろうとしているのかと思っていたが、ヘンゼルは自分の中に生きていると教えてもらったので疑うのは止めた。

 

 

グレ「それは何て言う飲み物なの?」

 

どうやらコーヒーを見たことがないらしい。

 

「これはな、コーヒーといって苦い飲み物なんだ。」

 

そう言いながら俺はラテにして、魔女のラテアートを完成させた。

 

 

グレ「面白いわ!」

 

ラテアートがお気に召したらしい、グレーテルは俺が構ってやれないとへそを曲げてしまうので、こういった事で機嫌をとらないと夜中に俺のベッドで、暴れるのだ。

 

そのままグレーテルを背中にくっ付けたまま、ラテを飲みつつ電子書籍を読み進めていくと、良い時間になったのでシャワーを浴びて翌日に備えた。

 

 

 

翌日、待ち合わせ場所で待っているとラフな格好をしたシャルが来た。

 

シャル「待った?」

 

「いや、今来た所だ。」

 

 

合流出来たので二人でモールの中に入っていくと、途中から見られている感覚がしたので、放っておいた方が面白いので放置した。

 

店に着くと、シャルが選んでくると言ったので、こちらも選んでいると知らない女が声を掛けてきた。

 

 

女「ちょっと、そこのあんたこれ片付けときなさい。」

 

そう言って水着を押し付けてきたので、面倒事を回避するためにやろうとすると、

 

 

ワ「それくらい自分でやれよ。」

 

 

こいつは何で何時も面倒事を増やすのかな?全く疫病神だな。

 

「おい、面倒事を増やすな。」

 

そう言って俺は、片付けに行くと同時に、女の顔を顔認証に掛け、情報を引き出す。

 

 

ワ「何でだよ!こういうのはガツンと言わないとダメだろ!」

 

 

「そういうのは、自分の時だけにしろ。お前の考え方を人に押し付けるな。」

 

 

女「どうでもいいけど、貴方達立場が分かっていないのね。今は女の方が強いのよ、私が乱暴されたと言えば貴方達終わりなのよ!」

喧しいな、黙らせるか。

 

「少し黙っていてもらえるか。○○さん、貴女これまでも他の男に気に食わないという理由で冤罪を押し付けているみたいだが、仕掛ける相手を間違えたな。」

 

女「はあ?何言ってるのかしら?ついに怖くなって頭が可笑しくなっちゃったの?」

 

女はまだ優位に立っているつもりなのか、嫌らしい笑顔でこっちを見ているが、此方もチェックを指す。

 

「あんたが逮捕歴12回しかもその内の二回は暴力事件になっている上に、今もまだ指名手配されているのは、知っている。後ろを見てみな。」

 

女「は?」

 

女は後ろを向くと顔を青ざめさせた。最近女尊男卑による被害が多発し、社会問題になっている為に、特別に編成されたパトロール部隊が、居たのだ。因みに1つの国に最低でも千くらい作られているためある番号に連絡すると駆けつけるようになっているのだ。

 

女「い、嫌私は悪くない!ISを使える女は正しいのよ!」

 

「違うね、あんたはやり過ぎたんだ。余罪が有るからあんたは当分外に出れないだろうよ。」

 

女が連行されていくのを、傍目に自分の水着を選ぶのに戻ると、シャルに話し掛けてガチギレされている織斑が居た。

 

ワ「なあ、俺達友達だろ?別に一緒に買い物しても問題ないだろ?シャル?」

 

あいつまだ自覚できてないんだな。もう俺には対処できないな。そう思いながら、シャルから引き離そうとする。

 

「おい、織斑お前が何処で何をしようと勝手にすれば良いが、俺の彼女が困るような事をするな。」

 

ワ「俺は、シャルと話してるんだ!お前じゃないし、シャルがお前みたいな奴を好きになるわけないだろ!」

 

織斑がそう言った途端に、シャルの平手打ちが炸裂していた。

 

シャル「織斑君には、関係無いでしょ!私はジェルが好きなの!私の気持ちを勝手に決めないで!それに前に関わらないでって言ったのに何で着いてくるの?」

 

ワ「俺とシャルは友達だろ?それにそんな卑怯者をシャルが好きになるわけないよな?そうだろ何か弱みを握られてるんだろ?助けてやるからな!」

 

そう織斑が言っている間に、尾行してたメンバーが、出てきた。

 

鈴「あんたまだそんなこと言ってるの?いい加減現実を見たら?」

 

セ「織斑さん、前にも言ったと思いますが、貴方とは関わりたくないとジェル様は仰られていましたよね?」

 

ラウラ「確かに未熟だとは思っていたが、中身がこんな事じゃ、誰にも勝てるわけがないな。」

 

箒「私は、こんな奴を好きだったのか、不覚だな。」

 

他のメンバーに見られ、ボロクソに言われた織斑は、走って逃げていった。最初から絡まなきゃこうはなってなかったのにな。

 

その後、教師組と会った俺達は皆で昼食をとっていた。

 

 

シャル「へえ、そんなことが有ったんだ。」

 

鈴「全く酷い目に遭ったわ。」

 

シャルと鈴は前回の学年別対抗戦の話をしていたが、ラウラと話していた俺の方を見て、

 

鈴「あんた達って何か兄妹みたいよね。」

 

と言ったのでそれから暫くラウラからお兄様と呼ばれて恥ずかしかった。

 

束「そろそろ水着を選ばないといけないね。」

 

??「そうですね、束様はあの行事に行く予定ですからね。」

 

束「ああ、久しぶりに会えると思うと、ゾクゾクしちゃうよ!」




何とか課題第二波を終わらせましたが、量多すぎて期限内に終わるか不安なところですが、週終わるまでに合宿に行かせたいです。それでは。


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合宿

少し時間が出来たので投稿します。これからもかなり不定期になると思いますが、付き合っていただけると有り難いです。ではどうぞ。


俺達は、あの後しおりを渡され合宿の予定を聞かされていた。

 

 

千冬「~ということだ。皆、分かったな。旅館の方に迷惑を掛けぬように。」

 

 

 

生徒「はい。」

 

 

 

説明が終わったのでバスに乗り込むと席が隣になった織斑が騒いでいた。

 

ワ「海なんて久々だな!なあジェラルド着いたら泳ごうぜ!」

 

 

こいつは今までの事を何も反省してないみたいだな、とりあえず五月蝿いのでアリーヤを着けて耳を塞いで眠りについた

 

 

暫く夢でアリーヤ達と戯れていると体を揺さぶられる感覚で目が覚めた

 

 

シャル「ジェル、もう着いたよ。」

 

 

「う、うん?そうかもう着いたのか。」

 

荷物を持ってバスから降りると皆整列していた。

 

千「遅いぞ、バレンディ。」

 

 

「済みません。」

 

 

列に遅れながら入っていくと旅館の女将が出てきた。

 

女将「この度は本旅館をご利用下さり誠にありがとうございます。男子の方々は入浴の時間に制限を付けさせて頂きました。」

 

 

まあ妥当だなと思っていると、挨拶に呼ばれたので織斑先生の方に歩いていく。

 

 

千「済みません、今回部屋割りが面倒なことになってしまって、これお前達も挨拶せんか。」

 

 

ワ「よ、宜しくお願いします。」

 

「宜しくお願いします。」

 

 

女将「まあご丁寧に有り難う御座います。しっかりした子達ですね。」

 

 

千「いえいえ、そんなこと無いですよ。」

 

 

先生と女将の話が終わると織斑先生に部屋割りを聞いた。

 

 

「そういえば先生、俺達の部屋割りはどうなっていますか?」

 

 

千「その事だが、同室にすると消灯時間を守らない女子が出てくるだろうからお前達は別々だ。」

 

 

ワ「じゃあ、誰とですか?」

 

 

千「お前は私とだ、織斑、バレンディは山田君とだ。」

 

 

そりゃそうだよな、縁を切ったことを知っているのは極少数だから同室にしていれば近づかないか。

 

途中で真耶姉さんと合流し部屋に荷物を置いていると織斑がノックもせずに部屋に入ってきた。

 

 

ワ「ジェラルド海に行こうぜ!」

 

 

そう言いながら俺の腕を引っ張っていく織斑、振り払うのも考えたが振り払って着いて早々問題を起こすのもどうかと思ったので止めた。

 

 

更衣室で海パンになった俺は、織斑を置いて外に出た。ビーチの途中に変なウサミミが生えていたがスルーした方が面白そうなので、スルーした。

 

 

ビーチに出るとシャルとラウラが声を掛けてきた。

 

 

シャル「その水着似合ってるよ!」

 

 

ラウラ「確かにそうだな。」

 

 

「有り難う、二人も似合ってるよ。」

 

そう言うとシャルは照れくさそうにして、ラウラは頭から湯気が幻視できるくらい赤くなった。

 

 

俺はシャル達と別れ、ビーチを散歩しているとサーフボードをレンタルしている店が有ったのでサーフボードを借りた。

 

サーフィンをしていると溺れている鈴が居たので急いで泳いで救助する。この時に人工呼吸をしたが、鈴はアレは心肺蘇生だからノーカンと顔を赤くしながら言っていた。サーフボードをビーチにたててゆっくりしようと思ったらセシリアにサンオイルを塗るようにお願いされた。

 

 

セ「済みませんジェラルド様、どうしても後ろは自分では塗れなくて。」

 

 

「俺で良いなら、喜んで。」

 

 

オイルを手で暖めてから背中に塗っていくと、セシリアがやらしい声を出すので回りに誤解されそうになったのは別の話。

 

塗り終えてサーフボードを返して露店に向かうと、箒と簪と本音が居た。

 

本音「やっほ~ジェリーだ~」

 

 

簪「ホントだ。」

 

箒「ここに座るといい。」

 

箒が椅子を引いてくれたので、椅子に座るが何時から箒は簪達と仲良くなったんだろう?

聞くのも野暮なので聞かないが。

 

本音「美味しい~」

 

 

本音に買ってきた焼きとうもろこしを渡すとリスみたいに口にいっぱいに詰めていて可愛かった。

 

 

簪と箒と雑談をしていると織斑が空いてる椅子に座って話に入ってきたので場の空気が2、3度下がった気がする。

 

 

ワ「ジェラルド!あのブイまで競争しようぜ!」

 

 

「俺は、ゆっくりとしたいんだ。お前だけで行ってこい。」

 

 

ワ「つれないな~あ、実は泳げないんだろ!」

 

織斑が安い挑発をしていると織斑先生が来た。

 

 

千「織斑、お前は何度言えば分かる。自分だけの価値観を人に押し付けるなと言っただろうが。」

 

 

織斑はそう言われると漸く簪の鋭い視線に気付いたのか、そそくさと去っていった。

 

 

千「済まんな、元とはいえ私の愚弟が迷惑を掛けた。」

 

そう言って織斑先生が簪と箒に謝罪していた。

 

 

簪「そんな、先生が悪いんじゃないんだし頭を上げてください!」

 

 

簪が慌ててそう言うと、頭を上げた織斑先生が織斑が座っていた椅子に座って雑談に参加していたので良い雰囲気を壊すのもどうかと思ったので気付かれないようにその場を離れた。

 

 

夕方になり、夕食の時間になると皆雑談しながら食べてたが織斑が一人で何か興奮した様子で言っていたが、誰にも拾って貰えずその後黙々と食べていた。

 

シャル「この山盛りになってる緑色の物体は何?」

 

 

「それはわさびだな。刺身などに少しずつ付けて食べるらしいぞ。」

 

シャルに説明していると、向かいに座っていたラウラが口を抑えて涙目になっていた。可愛い、じゃなくてお茶を渡すと落ち着いたのか、二度とわさびを付けることはなかった。

 

ずっと気になっていたが、横でセシリアがもぞもぞしているのだがどうしたのだろう?

 

「どうしたんだ?セシリア何か色々と安定してないぞ。」

 

セ「実は少し足が痺れてしまって。」

 

「別に正座で座らなくても、崩して座っても良いと思うぞ。」

 

 

セ「では、少し崩させていただきますね。」

 

 

セシリアがこんなに鬼気迫る顔をしているのはあまり見たこと無いからレアだな。

 

 

夕食を食べ終わり浴場で絡んできた織斑をあしらい入浴を済ますと、部屋に何時ものメンツが揃っていた。何で?

 

 

~10分前~

 

 

鈴「アイツは何してるのかしら?」

 

 

シャル「ジェルは何してるんだろう?」

 

セ「ジェラルド様は何をしていらっしゃるのかしら?」

 

 

ラウラ「嫁は何してるんだろう?」

 

 

箒「ジェラルドは何をしているんだろうか?」

 

 

簪「ジェラルドは何してるかな?」

 

やはり恋仲の相手の事は皆気になるようで、全員が同じことをしているのに声に気づいていなかったので、丁度部屋から出てきた千冬に気づかなかった。

 

 

千「おい、何をしているんだ?こんなところで?」

 

 

 

全員「え!?」

 

 

千「とりあえず、山田君入るぞ。」

 

 

真耶「どうぞ。」

 

 

了承を得た千冬は全員を真耶の部屋に入れた。

 

 

 

千「とりあえず何か飲むか?」

 

 

冷蔵庫から持ってきた飲み物を全員に渡すと、飲んだことを確認した。

 

 

千「全員飲んだな?」

 

 

シャル「飲みましたけど?」

 

 

鈴「何か不味いんですか?」

 

 

千「いや、別に何も不味くは無いが私の飲み物を飲んだということだからな、話してもらうぞお前達の恋話を。」

 

 

全員「え?」

 

 

全員と真耶が固まっていると、千冬は缶ビールを開けて飲み始めた。

 

一番復活が早かった鈴に千冬は話すように促した。

 

鈴「アタシがあいつの事が好きになったのは小学生の時です。アタシが名前の事で、男子達に弄られていたときに助けてくれたんです。言葉だけで、相手が少し可哀想に思うくらい完封してたのが思い出深いかな。」

 

 

千「ほう、やるな。次、オルコット話せ。」

 

 

セ「私が、好きになったのは、両親が亡くなって信じられる者がメイド位しか居なくなってしまった時に何度もぶったりしたのに、慰めてくれた時に好きになってしまいました。」

 

 

千「そうか、次、デュノア話せ。」

 

 

シャル「はい、私が好きになったのは、8才になったときに、母親が病気になって治療費も無い生活をしていたので、困っていた時に彼が(僕のお母さん、お医者さんなんだ治してくれるようにお願いしてくるね。)そう言って彼の母親が手術をしてくれた時に好きになりました。」

 

 

千「ふむ、次、ボーデヴィッヒ話せ。」

 

 

 

 

ラウラ「私は、まだ力があれば強くなれると思っていた時に、そ、その恥ずかしながら喧嘩をふっかけてしまいましてそこでボロ負けしたときに自分だけの在り方を導いて貰った時に好きになりました。」

 

 

千「あいつ見かけによらず面倒見が良いな。次、篠ノ之話せ。」

 

 

 

箒「私は、最初織斑の方を好きで居ましたが、あの試合の後織斑の発言にショックを受けて泣いていた時に抱き締められて頭を撫でられてふわふわした気分になっていたときに好きになってしまいました。」

 

 

千「大胆だな、次、更識話せ。」

 

 

 

簪「私は、誰にも認めて貰えず、専用機の開発が凍結されて荒んでいた時に、唯一認めてくれて仲違いしてた姉と仲直りさせてくれた時です。」

 

 

真耶「皆さん、あの子の事が好きだなんて姉冥利につきます。」

 

 

鈴「アタシ達、ばかり話させてズルいですよ。織斑先生、先生は好きな人とか居ないんですか?」

 

 

千「私か?私はバレンディが好きだな。」

 

 

まさかの爆弾発言に皆が驚いていると、

 

 

真耶「わ、私も実はジェルの事が好きです(///∇///)」

 

 

全員「ええぇぇ!?」

 

 

そこで現在に戻る。

 

 

 

「何を騒いでるんだ?」

 

 

 

鈴「えっと、そのあっアレよ怪談!」

 

 

箒「そ、そうだ!皆怖くて叫んでたんだ。」

 

 

「それならそれで良いけど。程々にしなよ。」

 

そう言って俺は、布団に入って目を閉じた。

 

 

暫くすると、真耶姉さんが皆に俺の過去を話しているようだったが、眠気に抗えず寝てしまった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




課題どころか学校も部分的に再開され始めてやる気が続くか心配ですが頑張って投稿しようと思います。


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何てこった。

課題が漸く切りがついたので投稿します。遂に学校が半日ずつで始まってしまったのでまた不定期になります。ご理解の程お願いします。m(__)m


朝、起きた俺は下の階に在る食堂でモーニングを食べていた。

 

不意に前世の記憶が蘇り、この後かなり不味い事が起きることを思い出した俺は端末を取りだし、在ることをした。

 

 

「これで良いだろう。」

 

 

一人でやった割りには上手く痕跡を残さなかった俺を誉めてやりたい。準備を終えた俺は、ゆっくりと食べ始めた。

 

 

 

箒「うん?おはようバレンディ良い朝だな。」

 

 

「箒か、おはよう今日は忙しくなりそうだぞ。」

 

 

箒「??まあお前が言うならそうなんだろうな。」

 

 

箒は俺が言った意味が分かっていない様子だが、まあ良いだろう。朝飯を食べ終わった俺は、部屋に戻り時間までアリーヤ達と戯れていた。

 

 

時間になると専用機組と一般組に別れてビーチに集合していた。

 

 

鈴「何か朝に集まるように言われたけど、あんた何でこっちに居るの?箒?」

 

箒「私も何故呼び出されたのか分からないんだ。」

 

 

簪「じゃあ仕方ない、理由が説明されるまで居るしかない。」

 

 

シャル「ねぇ、何かあっちの方から凄いスピードで突っ込んでくるんだけど大丈夫だよね?」

 

 

シャルに言われて後ろを向くと、砂煙を大量にあげながら近付いてくる何かが見えた。

 

「なんだアレ?」

 

アリーヤの望遠機能を使って見ると煙の先頭に辛うじてウサミミが見えたので察した俺は、織斑先生に伝えると織斑先生は溜め息を吐きながら待ち構えた。

 

千「あのバカは、普通に来れないのか?」

 

 

そう言って近付いてきたウサミミにアイアンクローを掛け始めた。

 

 

束「い、痛たたた!ちーちゃん相変わらず遠慮がないな~」

 

アイアンクローを掛けられているのにもかかわらず普通に会話をしているのを見て、少し引いてしまった俺は、悪くないと思う。

 

 

 

束さんがアイアンクローを受けている間、ゆっくりと束さんが通った後を歩いてくる銀髪の少女に気づいた。よく見ると目を閉じたまま歩いてくるので束さんが言っていた子なのだろう。

 

クロエ「どうも初めましてクロエ・クロニクルと申します。」

 

 

「ああ、聞いているかもしれないが、俺はジェラルド・バレンディだ。宜しく頼む。」

 

 

クロエと挨拶をしていると束さんがアイアンクローから抜け出して挨拶していた。クロエは黙って束さんの近くに控えていた。

 

 

 

束「やっほ~皆のアイドル、束さんだよ~一人を除いて宜しく~」

 

挨拶しているがその一人に含まれている織斑は自分の事とは思っていないようで、話し掛けて軽くあしらわれている。

 

 

束「そうだ!ジー君機体見せて!どうゆう風に進化マップが延びてるか気になるんだ!」

 

 

束さんに言われた通りアリーヤを渡すと空中にキーボードを出現させて解析し始めた。

 

ワ「あの~束さん?俺の機体は見なくて良いんですか?」

 

 

束「ん?君の機体は、見る価値も無いよ。だって中身がスカスカだもん。面白いよね持ち主と同じになってるんだもん。」

 

 

ワ「え?」

 

 

束「多分私が言っただけじゃ信じないだろうから、白式のコア人格に聞いてみたら?」

 

そう言って束さんは、アリーヤに避難している白式のコア人格を画面に擬人化させて表示した。

 

 

ワ「なあ?君が白式か?」

 

 

白式「そうだけど、貴方みたいな人とは話すこと無いから。」

 

 

ワ「何でだよ!?俺の機体のコアだろう?」

 

 

白式は溜め息を吐きながらあの試合の時の映像を流しながら説明し始めた。

 

 

 

白式「貴方最初の時、女性に対して差別発言したの覚えてる?あの時に貴方に見切りをつけたのよ。それに貴方マスターに向かって卑怯者とか、臆病者とか好き勝手言ってくれたじゃない。そんな人の事を誰が支えたいと思うのよ。何か可笑しいかしら?」

 

 

ワ「俺はそんな事言ってない!その映像だって合成したんだろ!ああそうか!君はジェラルドに何かされたんだな。今助けてやるぞ!」

 

 

何を言い出すかと思えば、やはり俺に対する言い掛かりだったので正直予測通りだった。もう俺にはアイツに言えることは無いと思っていた時に、真耶姉さんがこっちに走ってきた。

 

真耶「はあはあ、織斑先生、米軍の機体が暴走してこちらに向かっているようで、米軍から支援要請が来てます!」

 

 

遂に来たか、準備をしてある上にスコール達に情報を渡してあるので俺達が出撃している間に片がつく予定である。

 

 

俺達は、部屋を借りて作戦会議を始めた。

 

 

千「現在目標は、マッハ13で此方に向かっているようだ。周辺海域を教師部隊で封鎖をした上で、専用機組で迎撃する。良いか?チャンスは一回きりだ。この中で高機動戦闘が出来る者は、前衛を務めろ。目標の詳細なスペックは、転送されていない足止めに集中しろ。高火力パックが来ている者は狙撃とにかく削ることに集中しろ。バレンディは、追加されたパックを使って遊撃を任せる。」

 

 

ワ「あ、あの~俺の名前がないんですけど?」

 

 

千「ほう?お前はイグニッションブーストすら出来ないのにどうやって倒すつもりだ?」

 

 

 

ワ「それくらいどうにかなる!俺のワンオフアビリティで切ればすぐに片がつく!」

 

 

 

アイツはまた、気づかないようだラウラの時の事を覚えていないのか?そう考えていると、織斑先生が俺が思っていた事を言っていた。

 

 

千「米軍はただ暴走機を止めろと言っているだけで、有人機か無人機かは、一切通達されていない。その状態でどう判断する?お前が間違えて有人機だった場合、中に居た操縦者事斬ることになるがその時お前は責任が取れるのか?」

 

 

ワ「で、でも!まだ有人機じゃないかもしれないじゃないか!」

 

 

千「まだこの問答を続けるようならお前をこの事案が終わるまで拘留することになるが、構わんな?」

 

ワ「くッ!」

 

 

まあ可能性を考えると妥当だな。俺は追加されたパックの準備に取り掛かった。

 

 

まだあんな事になるとは誰も知らない。




気力が切れてしまったので凄い途中になってしまいましたが、流していただけると幸いです。


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21話

俺達は機体の準備を済ませて出撃準備をしていた。

 

「皆、集まってくれ。」

 

皆を集め、俺が仕組んでおいたセーフティを伝えると、皆は驚きを隠せなかった様だが無駄に戦わなくて済むと解ると安心をした様である。

 

 

シャル「じゃあ範囲内に入ってハッキングすれば機体を止められるんだね?」

 

 

「ああそうだ、だがそれには完全に静止した状態が必要なんだ。という事で皆には囮の役割を頼みたいんだ。」

 

 

簪「だったら任せて、足止めくらいはやって見せる...!」

 

簪や他のメンバーもやる気に満ちていて不思議と不安が無くなっていった。

 

景気付けに機体のスピーカーから曲を流しながら作戦開始時間まで士気を上げていた。

 

時間になり出撃すると福音がとてつもない速度で迫ってきた。

 

「じゃあ、少し足止め頼む!」

 

そう叫んだ俺は、手元にキーボードを出現させてクラッキングの仕上げを始めた

 

一方その頃のワンサマー

 

 

ワ「糞が!俺の機体と俺なら福音を倒せるのに何で皆分かってくれないんだ!」

 

言うことを結局聞かず、駄々をこねていたので千冬に自室謹慎を言い付けられていた。

 

ワ「そうか皆アイツに何かされて無理矢理従わせられているんだな。俺が福音とジェラルドを倒して目を覚まさせてやる!」

 

そう言って中身が空の白式を展開して作戦海域に飛んでいった。クロエが録画している事に気付かずに。

 

 

 

主人公視点

 

9割方ハッキングが終了した所で、後ろから雄叫びが聞こえたので確認すると、謹慎をさせられている筈の織斑が此方に突っ込んできたので作業をアリーヤに一時的に任せて回避するととんでもない事を言い始めた。

 

ワ「お前と福音は俺が倒す!倒して皆の目を覚まさせてやる!」

 

理解が追い付いていない俺は、後ろから襲ってくる福音に気付くのが遅れた。

 

ザシュッ!

 

自分の腹から血塗れの腕が生えているのを見て自分が刺されたことを理解した俺はハッキングが終了したのを急ぎ確認し、ワクチンプログラムを注入したのを最後に気を失った。

 

 

 

 

セシリア視点

 

 

ジェル様の言った通り福音の動きが鈍くなっているのを確認した私達は、近付きすぎない様にダメージを与えていたのですが、突如謹慎処分を与えられている織斑さんに驚き手が止まってしまいました。

 

気付いたときには、時遅く私達で何とか足止めしていた、福音がジェル様を貫き手で刺していました。

 

 

千冬視点

 

バレンディが福音に刺されたという事を、通信で聞いた私は、また私の元とはいえ弟により迷惑では図りきれない事をしてしまい尚且つ人を殺しかねない状況なのに、あいつを止められなかった私の責任だ。

 

 

 

真耶視点

 

ジェルが刺されたと聞いて取り乱しそうになってしまいましたが此処で泣きわめいたら織斑先生に聞こえてしまうと思って、断りを入れて部屋の外に出てからジェルに買って貰ったネックレスを握り締めて泣いた。

 

 

束視点

 

 

全くアイツは役に立たないだけじゃなくてジー君の邪魔までしてそろそろ消した方が良いかな?そんな事を考えながらジー君の為に救急ポットとナノマシンを用意する。これはちーちゃんと要相談だね。

 

 



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???

リアルが忙しかったのと中々やる気になれずこんなに期間が開いてしまった事をお詫びします。久々なので酷い仕上がりですがどうぞ。


体が横たえられているのは、意識の薄い今でも解るが、それ以外が分からない。

 

 

アリーヤ「ー..ター...スター!マスター!」

 

 

誰かが呼び掛けているのか?耳は聞こえるようになってきたが、眼がまだはっきり見えない様だ。

 

白式「起きてよ!マスター!」

 

 

若干薄く目を開けられる様になって見慣れた白い髪と銀髪が見えてきた。

 

 

ジ「う、ん?アリーヤと白式か?」

 

 

俺が意識を取り戻した事に気づいた彼女達は、嬉しそうに微笑んでいた。

 

 

今の状況に危機感を覚えてアリーヤ達に状況を聞いたらどうやら福音はその後戦闘にならずに終わったと聞いて、ほっとしたが自分が刺されたことを思い出した俺は自分の体が今どうなっているのか気になって聞いたら

 

アリーヤ「今のマスターの身体は、腹部に重傷を負っているので、私の方で止血していますけど時間の問題なので母様に手術の準備をしてもらっております。」

 

 

ジ「そうか、まああの人なら体が真っ二つになっても助かりそうだけどな(汗)ありがとうな。」

 

アリーヤと話していると白式が背中から抱き付いてむくれていた。

 

白式「もう、ちょっとは私の相手もしてよね。」

 

ジ「悪い悪い、これで良いか?」

 

頭を撫でていると満足そうな顔をしていて不意打ち気味に可愛さが襲ってきた。こんな感じで宿に戻るまでアリーヤ達と戯れて時間を潰していた。

 

 

 

鈴視点

 

 

ジェルが福音に刺された後、か細い声で攻撃するなと言っていたので墜ちていくジェルをキャッチして戻ってくると、福音がジェルを見てあたふたしているのを見て操られていた事を察したアタシは、他のメンバーに声を掛けて福音と共に宿までジェルの傷が開かないように速度を出しすぎないようにして飛んでいるとジェルの機体のリンクから通信が飛んできた。

 

鈴「え、誰?」

 

不審だったけどウイルスの類いが無いことを確認して通信を繋いだ。

 

鈴「もしもし、誰かしら?」

 

アリーヤ「お初に御目にかかります。アリーヤと申します。今は時間が無いため要件だけ言います。宿に戻り次第私達の母様が手術の準備をしているので気を付けて帰還下さいませ。」

 

鈴「ご親切に有り難う。アリーヤといったかしら、貴女がジェルの止血をしてくれているのね。」

 

アリーヤ「はい、それでも時間の問題ですが、なのでできるだけ急いでいただけると有り難いです。」

 

鈴「任せなさい。無事連れ帰ってやるわよ!」

 

通信を切り、加速するとまたあの馬鹿がこっちに来た。

 

ワ「何でそんなやつ庇うんだ?福音を倒せば全部丸く収まるだろ?」

 

 

そんな言葉を聞いて、状況を理解してない様子で聞いてきたけど、ジェルの傷の方が心配だからシャルロットに押し付けてしまった。御免ねシャルロット、でもこのまま着いてこられていたらきっと殺しかねなかったからアタシは、距離を離して、宿に向かった。




リアルがテストやら実習が有るのでまた遅くなってしまうと思います。済みません


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