生命の灯火 (ENDLICHERI)
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01話

 
 
 初めまして、ENDLICHERIです。
 知ってる奴らは・・・・・・よっ、久しぶり。

 とりあえず言わないといけないのは、アタシ生きてます。・・・・・・発想力はほぼ死んでたかな?おかげでなんも浮かばないんよ~。

 さてと、今回の内容ですが・・・・・・後書きで書こうかな?これを書くきっかけになったのはFF15だけどね。

じゃ、どぞ~。

 あ、アンケートするから答えてね。







 

 

 

 

 

 命は必ず終わりを迎える、『死』という名の終わりを。そして、その『死』がいつ訪れるのかは誰も分からない。50年後かもしれないし、3秒後なのかもしれない・・・・・・。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「・・・・・・はい、今日の検査は終わりです。」

 

「ありがとうございました。」

 

「いえいえ~。・・・・・・この後はどうするの?」

 

「そうですね・・・・・・軽く散歩でもしようかと。」

 

「そうなのね。それじゃあ、また後でね。綾斗(あやと)くん♪」

 

 

ウィンクしないでくれるかな?・・・・・・別にときめかないけど。

 

 

 

 僕の名前は紡木(つむぎ)綾斗(あやと)。高校生です。・・・・・・それ以外話すことないね。この小説おしまいでいい?

 

「続けてください。」by作者

 

・・・・・・はい。

 

 でも、これといって話すことないんだよね・・・。とりあえず、軽く街中を歩いてから、いつも通りの感じでコンビニに行って夕食を持ってレジに行くことに。

 

 

「いらっしゃいませ~。」

 

「しゃ~せ~。」

 

「・・・・・・あの、お会計お願いします。」

 

 

何、今のふざけた挨拶は?・・・・・・これが世間で言う『いらっしゃいませをどこまで崩して、お客さんにバレないのか?』っての?

 

「違います」by作者

 

そうなの?・・・・・・そうなのね?それが普通かと思ってたけど?

 

 

「君、またコンビニでご飯済ませる気?」

 

「・・・・・・なんでしょうか?」

 

「体に悪いよ~?」

 

「・・・・・・個人の事なので気にしないでください。」

 

「ふ~ん。」

 

「あの、早くお会計してもらっていいですか?」

 

 

申し訳ないけど、早く会計して僕はとっとと帰りました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ただいま。」

 

 

家の扉を開けて自宅に入り、帰ってきた時の言葉を言っても何も返ってこなかった。

 

 

「・・・・・・だよね。」

 

 

僕は台所の机にさっき買った夕食を置いて、机の上に買った物を全て広げた。一人で食べるから、会話は何もない。・・・・・・当たり前だろうけど。

 

 

「ただいま~。」

 

「お帰りなさい。」

 

「あ!またコンビニで済ませて~!」

 

「一応野菜も取ってますよ。」

 

「それはそうだけど、先生が一緒にいるのにその手作り料理が出るのを待たないのはどうかと思うよ~?」

 

「そう言われましても・・・・・・。だいたい、先生は帰りが遅いでしょ?それを待ってたら日付が変わってたってこともありました。忘れましたか?」

 

「忘れてません、覚えてます。その説は申し訳ありませんでした。」

 

「僕はもう寝ますね。」

 

「ちゃんとお風呂入りなよ?100数え──」

 

「これでも高校生です。」

 

 

先生のお節介は、慣れているがちょっとうざい。・・・・・・まぁ、僕の身体を思ってのことだが。

 

 

 

 でも、僕の中ではこんな感じで甘やかされることより、自分がやりたい事を出来る限りたくさんやりたいんだ。

 

 

 

 

 

()()()()()()()()()()()()()()()()()()

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




 って感じです。意味深なセリフがあったけど、察する通り、そのうち主人公死にます。・・・・・・いつ終えるか分かんないけど、最終回のネタバレね。死にます、主人公死にます。

 そんな彼がね、死ぬまでの間にどんな生活を送るのかってことを書こうかと、思ったわけよ。

 そして、アンケートの内容ですが、今回のヒロインをまだ決めてないので、それを投票で決めます。・・・・・・ようは、読者に丸投げってやつ。思ったより候補がいるから、その中から選んで。ちなみに、その他は

・松原花音
・レイヤ
・広町七深

です。その他枠に入れてしまったこの3人は02話で出します。

 基本は誰か1人にのみ入れてほしいんですが、『どーしても俺は2人以上票を入れたい!』って人は感想かなんかで言ってください。


じゃ、また~。


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02話

 
 
 はい、2回目で~す。今回もアンケートあるよ~。・・・・・・アタシの中では、前回名前を出したメンバーに票を入れた方はこっちに入れないでほしい。数がおかしくなるから。

 それと、ヒロインはほんとその選択肢の中なら誰でもいいですよ。Youが好きな推しを選べばいいから。


 じゃ、どぞ~。







 

 

 

 

 

 僕の朝は、6時ぐらいに起きることから始まる。出来る限り健康に生活するために色々なことをしている。

 

 

「おはよう・・・・・・って、いないか。」

 

 

昨日この家に来た、僕が『先生』と呼ぶ人:『進藤(しんどう)夕香(ゆうか)』さん。彼女は僕の担当医だ。この家は彼女の家で、僕はそこに住み込んでいる。

 

 先生は僕の担当医だけど、他の患者さんを診ているから基本家にはいない。・・・・・・いる時もあるけど。

 

 

 

 そんな先生は、朝早い時にはメモ紙に色々書いてくれる。今回は、

 

『今日は11時に来てね♡ それと、ご飯はちゃんと食べるんだよ、コンビニ以外で!』

 

・・・・・・察しがいいですね。なんで僕がお昼ごはんをコンビニで済ませようとしてたのが分かるんだろう?昨日の夜、何も言ってないのに・・・?

 

 ってことで、今日の昼ぐらいからの予定は決まった。それまでの時間とその後の時間はどうしようかな・・・?なんて考えながらとりあえず朝食を作って食べることにする。・・・・・・食パンだけど何か?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 しばらくテレビで世間の情報を見て、病院に向かっている。さすがに10時半だと学生はいないね。

 

 

 

 あ、そうだ!自分の事を話してなかった。

 

 僕は心臓に重い病を持っている。・・・・・・簡単に言えば、『不治の病』だ。かなり技術が発展した医術でも、僕の病は治せないんだって。身体が限界になると、自分で息も出来なくなるらしいけど、今は大丈夫だから外を歩いている。でも、過度な運動はしないようにと言われている。もっとも、少し走っただけでちょっと辛くなったから僕自身がしないようにしている。

 

 

 

 そんな僕の両親だが、仕事の都合もあり月1ペースで会っている。2人共、そこそこ有名なとこで働いていて、なかなか休みが取れないらしい。

 

 昔は『子供らしく、学校へ行って沢山遊び、学べ。』って言ってたけど、今は違った。『学校へ行かなくていいから、自分のやりたい事をやりなさい。』って言っている。・・・・・・そう言うきっかけは、症状が発覚した中学の頃、他のクラスメイトが僕の症状はお構いなしに『運動場で一緒に遊ぶぞ』って感じで半ば強制された。・・・・・・僕も断らなかったからいけなかったんだけど。

 

 そしたら案の定、呼吸がしづらくなって病院行き。なんとか生活できるまでには戻ったけど、その時担当してくれた進藤先生に『絶対に過度な運動はしないでね!』って怒られた。その後、1回だけ学校へ行き、両親と共に事情を説明して学校を辞めた。

 

 両親はずっと家にいれないから、両親がよくお世話になっていて、僕の事もよく知る進藤先生の家に住むことになった。進藤先生も、それは了承してくれた。『はい、喜んで♪』って・・・・・・なんで嬉しそうだったなのか、未だに分からない。

 

 

「お、来たね~。さぁさぁ!入って入って~!」

 

「ほんと、嬉しそうですね。」

 

「そりゃそうよ!だって、仕事中に綾斗くん成分を取れるんだもん♪」

 

「・・・・・・婚期逃がすよ?」

 

「余計なお世話!」

 

 

診察は基本平日のみ。休日は他の患者さんが多いからって事で、僕もあまり迷惑かけたくないから行かないようにしている。

 

 

「それで~綾斗くんの今日のお昼ご飯のご予定は~?」

 

「え?・・・・・・コンビニ、かな・・・?」

 

「ふ~ん~♪」

 

 

あー、これはヤバい・・・!

 

 

「綾斗くん。あたし、この後空いてるの。良かったら、一緒にお昼ごはん食べない?」

 

「え、えっと・・・・・・?」

 

「食・べ・な・い?」

 

「食べます・・・・・・。」

 

 

逆らえない事もしばしばある・・・・・・。女の人って怖い・・・!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ちなみに、僕の寿命は残り6ヶ月。・・・・・・今からだと、秋ごろまでらしい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




 ってことで、半年以内には終わりますよこの小説。

 それじゃあ、アンケート乗っけとくので、答えろよ。前回『その他』を選んだ人たち。


 じゃ、またな~。


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03話

 
 
 はい、また出したよ。

 今回は無理だけど、次回からヒロインと・・・・・・頑張って上手く絡ませます。アンケート答えた奴らなら分かるだろうけど(口悪くて悪い)、奴です。・・・・・・答える回数1回だけって言うたやろ?

 何やねん!?1話の『その他』が6票に対して2話の投票数が24票って!?誰や、2票も入れたアホは!?・・・・・・まぁ、奴がダントツ1位だから、書く内容は決まってたけどな。



 さて、ここでちょっとした小ネタを。
 今回の主人公の紡木(つむぎ) 綾斗(あやと)くんですが、今まで書いてきた作品は『仮面ライダー』の名前を使っていましたけど、今回はライダーではありません。
 『学戦都市アスタリスク』の主人公の名前から取りました。・・・・・・ちょうどその作品の一部の戦闘シーンを見てたから。
 名字はね、その後に聴いてたRadioR・I・O・Tのヤベーイつむつむから取った。


 それじゃ、本編どぞ。







 

 

 

 

 

「綾斗くん、どれにする?」

 

「えっと・・・・・・。」

 

 

 前回の後、先生の圧に負けて病院の食堂に来たけど・・・・・・高くね?

 

 

「あー・・・、やっぱり僕、コンビニで───」

 

「な・に・か・し・ら?」

 

「・・・・・・イエ、ナニモ・・・。」

 

 

怖かった・・・!ほんと、先生の圧は強いんだよな・・・。

 

 

「じゃ、じゃあ僕はこれで。」

 

「オッケー。じゃあ、あたしはこれ!」

 

 

僕はうどんを頼み、先生はカレーを頼んだ。・・・・・・服にはねても知らないよ~?

 

 

「それで、この後はどうするの?」

 

「この後ですか?・・・・・・これといって予定はないですね。」

 

「そうなんだ。学校もないんじゃ、仕方ないよね?」

 

「えぇ。」

 

「・・・・・・そうだ!なんかやってみたい事はないの?」

 

「え?」

 

「いいからいいから!」

 

 

そんな事を言われてもな・・・・・・そういえば。

 

 

「・・・・・・ギターとか・・・。」

 

「ギター?」

 

「ギターとか、何か楽器をやってみたい。」

 

「楽器か~?」

 

「あ、無理ならいいよ!僕のために大金は出せないだろうか───」

 

「こーら!」

 

「痛っ!」

 

 

でこピンって、不意打ちでやられると痛いんだね・・・。

 

 

「・・・・・・残りの生活を楽しまないでどうするの?」

 

「でも・・・・・・。」

 

「あたしはね、綾斗くんに悔いを残してほしくないの!・・・・・・あたしでも、叶えられない事はある。でも、叶えられる事は全部叶えるつもりだよ。」

 

「・・・・・・分かりました、ごめんなさい。」

 

「謝らないの!・・・・・・この後の診察予定確認したら、一回連絡するね。」

 

「・・・?」

 

「早く上がれれば、一緒に、楽器屋さんに行こ?」

 

「・・・・・・はい。」

 

「よし!そうと決まれば、先生頑張っちゃうぞ~!」ワシャワシャ

 

「ちょっと!僕の頭を・・・!」

 

「イイじゃん!イイじゃん!」

 

「はぁ・・・・・・。」

 

 

ほんと、スキンシップが多い人だな・・・。僕の髪を掻き乱したり、抱き付いたりと・・・。

 

 

「うふふ~♪」

 

「・・・・・・婚期逃がすよ?」

 

「・・・!」ゴツン

 

 

痛った!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 病院を出た僕は、思ったより痛みが残ってる頭痛(物理的)に悩まされつつ、一度自宅に帰った。

 

 

「はぁ・・・。」

 

 

誰もいない家で僕のため息だけが聞こえ、すぐに沈黙の空間へとなった。沈黙の中、僕はさっきの先生との会話を思い出していた。

 

 

「・・・・・・僕がいなくなったら、僕のために買った物はどうするんだろう・・・?」

 

 

その疑問について、今すぐ答えてくれる人なんて誰もいないのは分かっている。でも、自然と声に出していた・・・。

 

 

 

 ソファに座ると、疲れていたのかすぐに眠気が襲ってきて、気付けば僕の(まぶた)は閉じていた・・・・・・。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『~~~♪』

 

「うぅ・・・・・・ふわぁ~・・・!うん?・・・・・・あ、寝てた・・・。」

 

 

静かな空間の中で鳴り響く電子音が、僕を夢の世界から現実へ呼び戻した。

 

 

「電話?・・・・・・先生だ・・・。もしもし?」

 

もしもし!綾斗くん、大丈夫!?』キーン

 

「うぅ・・・!」

 

 

うるさいな・・・・・・寝起きの人間に話すボリュームじゃないね、これ。

 

 

「今の先生の声で耳が怪しくなりました・・・・・・。」

 

『え!?・・・・・・とにかく!身体はなんともない!?大丈夫!?』

 

「え?どういう意味ですか・・・?」

 

『だって!メッセージ飛ばしても全然既読が付かないから、何かあったのかと思って・・・!』

 

「え?・・・・・・あ。」

 

 

嘘・・・・・・もう16時じゃん・・・。

 

 

「ごめんなさい、メッセージに気付かずに昼寝をしていました。」

 

『え、昼寝?・・・・・・なんだ~、ビックリした~!大丈夫なのね?』

 

「はい。・・・・・・さっきも言いましたけど、僕の耳は今怪しいですけどね、あなたの声で。」

 

『え?・・・・・・あ、ごめんね~!それよりさ!』

 

 

話反らしたな?

 

 

『今から『CiRCLE』っていうライブハウスに来れる?』

 

「ライブハウス、ですか・・・?」

 

『そう!今日はもう上がっていいよ、って許可も下りたからさ。一緒に楽器屋に行かない?』

 

「楽器屋・・・・・・あ、そういう話してましたね。」

 

『そうそう!身体が辛いなら迎えに行くけど?』

 

「いえ、その辺は大丈夫ですよ。『サークル』ですね?」

 

『うん、そこに集合ね!』

 

 

元気だな・・・。それにしても、2~3時間も寝てたとは・・・。

 

 とりあえず、鏡で自分の顔と髪を確認して・・・・・・問題ないね。よし、出掛けますか。・・・・・・よくあるよね?昼寝して起きたらよだれの後と寝癖がついてる事。僕、それで1回恥ずかしい思いしたからさ・・・。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 寝起きだからか、身体を動かそうとするとちょっと動きが鈍い気がする。でも、身体を動かす方が目が覚めるから嫌ではない。

 

 

「ここが、『サークル』か・・・。」

 

 

表記は『CiRCLE』なんだね?いや、Goo〇leマップで調べたら、『ライブハウス さーくる』ってなってたから、ちょっと不安で・・・。

 

 それにしても、『ライブハウス』って言うからてっきり地下にあって密閉で・・・・・・えっと、何?パリピだっけ?そんなような人が来る場所だと思ってたけど、結構明るいね。

 

 

「それにしても、先生はどこに・・・?」

 

「お~~~い!綾斗く~~~ん!」

 

「うん?・・・・・・あ、いた。」

 

 

ってか、大声出さないでよ。恥ずかしい・・・。

 

 

「どお~?思ってたのと違うでしょ~?」

 

「・・・・・・確かに。入りやすいとこだね。」

 

「でしょ?それじゃあ、行きますか!」

 

「うん、いいけど・・・・・・どこに行くの?」

 

「色んな人に聞いて、オススメの楽器屋さんを見つけたから!お姉さんについておいで!」

 

 

自分で『お姉さん』って・・・・・・辛くないか?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




 はい、こんな感じです。

 次回はちゃんと、ヒロインと絡ませるから!楽器屋行けば絶対絡ませれるからな!(ドヤァ)

じゃ、また~。



 あ、アンケートは締め切りな。


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04話

 
 
 はい、最新話出してやったぞ。・・・・・・ホント、アタシって口悪いよね~?全てKinKiのせいです!KinKiのファンになるからこうなったんだ!・・・・・・アタシのせいか?

 さてと、今回からはちゃんとヒロインと絡ませるよ~。・・・・・・タグを見てる奴は分かるんだろうけどな!


 そうや!本編入る前に綾斗と同居している先生についてちょっと話そうかな。

 『進藤夕香』の名前は、察する奴もいるかもしれんが、名字は『倉田ましろ』の声優の名字から取りました。名前は『広町七深』の声優の名前から取った。・・・・・・名前を考える時にその2人の響スタイル見てたんだよね。

 そんなノリで、『《進藤》あまね』と『西尾《夕香》』で『進藤夕香』にしました。・・・・・・以上。


 ほな、本編どぞ!・・・・・・アタシの口の悪さはきっと治らんな。







 

 

 

 

 

 ライブハウス『CiRCLE』で合流した僕と先生は、歩きで楽器屋に向かっている。先生は車を持っているのに、今日は使っていない。・・・・・・よく『迎えに行こうか?』って言ったね?

 

 

「そういえば、お店の名前って何ですか?」

 

「え?・・・・・・あ、言ってなかったね。」

 

 

抜けてるな・・・。これでも執刀もする医者なんだよ?日頃から抜けてるのか、僕の前だから気を抜いているのか?

 

 

「お店の名前はね、『江戸川楽器店』だよ。」

 

「真実は?」

 

「いつも一つ!・・・・・・って言わせないの!そっちの『江戸川』でもないし!」

 

 

お~、さっすが先生~!ノリツッコミもお上手~!

 

 

「コホン!・・・・・・その楽器屋はね、さっきの『CiRCLE』でよくライブする人たちがよく行く店なんだって。」

 

「それって・・・・・・高いお店ってこと?」

 

「子供が遠慮しないの!お姉さんに任せとけって!」

 

 

だから、その年で『お姉さん』は・・・・・・止めておこう。ちょっと、先生のオーラに殺意がこもってた・・・!寿命の前に死んでしまう・・・!

 

 

「ほら、着いたよ。」

 

「意外と・・・・・・普通?」

 

「そりゃそうでしょ?普通じゃないのなんてどこにあるのさ?」

 

「・・・・・・先生の頭?」

 

「ほぉ~?あたしの脳に異常があると言いたいのか~い?」グリグリ

 

「痛い痛い!グリグリ止めてー!」

 

 

止まった・・・!ヤバい、頭痛が再発した・・・!

 

 

「いらっしゃいませ~!」

 

 

店員さん、元気良いな・・・。

 

 

「それで、どんな楽器にするの?やっぱりギター?」

 

「う~ん・・・・・・色々見てみたい。」

 

「りょーかい!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 それから、店内を回りつつ色んな楽器を見ていた。ギターだけじゃなく、ベース、ドラム、キーボード。・・・・・・今のバンドはDJもするのか?

 

 

「何か気になる商品はありましたか、お客様~?」

 

「・・・・・・そうですね。今のとこ──って、誰ですか?」

 

 

てっきり店員かと思ったら、普通の女子高生だった。さっき見たけど、店員ならエプロンを着けている。この人は着けてないからただの女子高生ってことになる。

 

 

「へぇ~、君は何の楽器やってるの?」

 

「えっと・・・・・・?」

 

「綾斗くん、決まった──って、あら?お知り合い?」

 

「へぇ~『綾斗』って言うんだ~!」

 

 

え?こんな人と会ったことあったっけ?僕、こんなギャルみたいな人が行くとこなんて行ったことないけど・・・・・・?

 

 

「えっと・・・・・・ごめんなさい、どこかでお会いしましたっけ?」

 

「酷い!」

 

 

いやいや、『酷い』も何も、知らないんだから・・・・・・。

 

 

「ほら!君がよく行くコンビニの店員さんだよ、アタシ!」

 

「よく行くコンビニ?」

 

「せ、先生・・・その話は後で・・・!」

 

 

危ない危ない、殺気が・・・!ってか、コンビニ?・・・・・・あ!

 

 

「思い出した!」

 

「ようやくか~!」

 

「いらん心配してくるギャル店員!」

 

「なっ・・・!?」

 

「・・・!」ゴツン

 

 

痛って!!

 

 

「っ・・・・・・!」ヒリヒリ

 

「あの・・・・・・今、かなりの勢いで頭を──」

 

「気にしないで、いつものことだから。それに、綾斗くんもそれくらいならすぐ治るから大丈夫大丈夫!」

 

「そ、そうなんですね・・・・・・。」

 

 

大丈夫じゃないよ・・・・・・今日1日でどんだけ頭にダメージが来たと思ってるのさ・・・!?これで死因が『脳へのダメージです。』って言われたら先生が犯人だからね!

 

 

「あ、アタシ『今井(いまい)リサ』って言います。Roseliaってバンドのベースをやってます。」

 

「そうなのね~。」

 

「なるほど。」

 

「え?綾斗くん、何か分かったの?」

 

「だからギャルなんですね。」

 

「はい・・・?」

 

「・・・!」ガンッ

 

痛ってーーー!!

 

「うわぁ!?」

 

「ごめんね~。この子、基本は礼儀正しいんだけど、たまに口が悪くなるのよ~。」

 

「は、はぁ・・・。」

 

 

今度は足かよ・・・!?いくらスニーカーだからって、(かかと)で『ガンッ!』は無いでしょ・・・!?

 

 

「あ!綾斗くん、気になる楽器はあった?」

 

「楽器?・・・・・・どういう・・・?」

 

「今日から楽器デビューするの。」

 

「そうだったんですね!」

 

 

ようやく痛みが引いた~!にしても、2人で勝手に話進めないでくれる!?

 

 

「えっと・・・・・・ベースって、どんな感じですか?」

 

「どんな?う~ん・・・・・・ギターはコード弾きとかあるけど、ベースは単音で音を奏でる。でも、バンドだとドラムと合わせて『リズム隊』とか言われてるからな~・・・。」

 

「リズム隊?」

 

「ちゃんとリズムを刻むの。リズムが合ってないと、他の楽器のリズムまで狂うから。」

 

「へぇ~。」

 

「じゃあ・・・・・・ギターはコード、ベースはリズムで苦戦するって感じなの?」

 

「まぁ、難しいところは、ですね。」

 

「さぁ綾斗くん!どれにするんだい?」

 

 

またなんで『きんに君』みたいな言い方なの?

 

 

「そうですね・・・・・・ギターにしようかな?」

 

「どうして?」

 

「ベースって確か低音がメインですよね?1人で弾くなら、ギターかな~って・・・。」

 

「確かにね~・・・。」

 

「リサちゃんも賛成なの?」

 

「低音なんで、合ってるかどうかとか、リズムもちゃんと取れてるとか、たまに心配なんですよね~。」

 

「そうなんだ~。」

 

「後は自分で調べたりして練習しますので──」

 

「あ!だったらイイ先生知ってるよ?」

 

 

ちょっと待て。今『自分で調べたりして練習します』って言ったよな?このギャル何考え──ヤバい、これ以上は言えない・・・!横から殺気が・・・!?

 

 

「じゃあ・・・・・・綾斗くん、リサちゃんと一緒に教わりに行ったら?」

 

「えぇ・・・。」

 

「それじゃあ、気に入ったギターは買ってあげるから、リサちゃんと一緒に技術上げて、あたしにその腕前を披露すること。オッケー?」

 

「だから、僕は1人で──」

 

「へ・ん・じ・は?」

 

「・・・・・・はい・・・。」

 

 

今日はいつにも増して、圧が強い先生であった・・・。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




 って感じや。ヒロインと絡ませたけど・・・・・・フルボッコの綾斗に意識が向きそうな内容だなと、書いてて思ったよ。でもしゃーない、オモロくなってついつい書いちゃったんだもん!

 さ~て、ヒロインになった今井リサが紹介する先生とは、誰でしょうね~?ほな、また今度~。


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05話

 
 
 ヤッホー、出したよ~。・・・・・・星4の七夕のはぐみと星4のネオアスのリサを。これがすごいのよ!ちょっと奥さん聞いて!
 有償60ガチャで連日出たのよ!最近のアタシの運どうしちゃったんだろうね~?テレビも当たるしね~?なんやろうね~?

 そしてね、また音沙汰なかったけど・・・・・・実はね、活動はしてるんだよ。あの、人気が微塵もないバンドリとビルドのクロス作品を書いてたんだよ。アレが休日しか書けへんから大変なんよ~。

 それと、思い出したのが1つ。評価9をくれた方が1人と、お気に入りしてくださった方々、本当に・・・・・・ようこんな作品を評価やお気に入りしたな。他の人たちの良い作品あんのに、おバカなんちゃいます?
(※訳:『評価やお気に入りしてくださり、本当にありがとうございます!』)


 さて、本編ど・・・・・・ぞ。







 

 

 

 

 

 1人でギターの練習をしてみたけど、意外と難しいね。コードがなかなか・・・。何よ、コードのFって?めっちゃ指が疲れるんだけど?

 

 

『~~~♪』(着信音)

 

 

うん?・・・・・・誰よ、こんな時に──って、知らん番号だ。

 

 

「・・・・・・はい、紡木です。」

 

 

知らん番号は出ない方がいいのは知ってるよ。でも、たとえ間違い電話でもその番号から何度もかかって来るのも嫌だから、出てヤバそうなのだったらすぐ切るようにしてる。・・・・・・今のとこ、そんな経験はない。

 

 

『もしもし、綾斗くん?アタシ、今井リサだよ?』

 

「・・・・・・。」ポチッ

 

 

危なかった~!危うく詐欺にヤられるとこだったわ~!

 

 

『~~~♪』(着信音)

 

 

・・・・・・出たくないな・・・。仕方ない、うるさいから出るか。出てもうるさいけど。

 

 

「・・・・・・もしもし?」

 

『ちょっと!なんで急に切るのさ!?』

 

「詐欺師だと思ったので。切っていいですか?」

 

『ダメで~す!最後まで話を聞きなさ~い!』

 

 

ちぇ~。

 

 

『ギター、上手くなってる?』

 

「ようやくドレミが出来るようになりました。コードとかは全然ですが。」

 

『なるほどね~。ねぇ、今空いてる?』

 

「空いてる、と言うとどうなるんですか?」

 

『今からアタシと一緒にギターの先生のとこに行って授業を受ける。』

 

「・・・・・・危険な人にはついて行かない人間なので。」

 

『どこが危険なのよ!?』

 

「連絡先を教えてもないのに勝手にかけてくる所とか?」

 

『あ~そういえば話してなかった。夕香さんに教えてもらったの、君と夕香さんの連絡先。』

 

 

またあの人は・・・!

 

 

『それで、君はこの時間ならだいたい電話に出るって聞いたから電話したの!』

 

「はぁ・・・。とりあえず、どこに行けばいいんですか?」

 

『そうだね~・・・・・・じゃあCiRCLEに集合ね♪』

 

「分かりました・・・。」

 

 

今井リサさん・・・・・・やっぱり強引なとこがあるんだね。先生は僕のことを話して・・・・・・なさそうだな。僕としてもあまり話したくないし。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 そんなこんなで到着。ほんと、このライブハウスは僕の中でのライブハウスのイメージを崩してくれるよ。

 

 

「あ、いた!お~い、こっちこっち~!」

 

「はぁ・・・。」

 

 

大声出されると恥ずかしいんだよ、あのやかましい人の関係者扱いされて。

 

 ってか、今井さんの横に座ってる水色の髪の人は誰?

 

 

「遅いよ綾斗くん~!」

 

「無茶言わないでください。」

 

「今井さん、この人が話していた人ですか?」

 

「そ!紡木綾斗くん、つい最近ギターを始めた人!年はアタシたちと同じなんだって!」

 

 

この人、僕の情報をどんだけ知っててどんだけ流したんだ・・・?

 

 

「初めまして、氷川紗夜です。今井さんと同じバンドのギターをしています。」

 

「は、初めまして・・・・・・。」

 

「それでは、スタジオに行きましょうか?」

 

「はい?」

 

「ギターについて、色々教えようかと。」

 

「あぁ~!お願い、します・・・・・・!」

 

 

それで、スタジオに入ったはいいけど・・・・・・僕と氷川さんと今井さんの3人のみ。ちょっと不安なんですけど・・・。

 

 

「それでは、どこから教えましょうか・・・?」

 

「綾斗くんはどこまで出来るんだっけ?」

 

「単音でドレミぐらいしか・・・。ネットとかだと、次はコードとかかな・・・?」

 

「分かりました。では・・・・・・」

 

 

 

 

 

 氷川さんの説明は、思った通りというか、思った以上に正確で的確だった。そのため、僕はこの数十分の間に2つほど弾けるようになった。

 

 

 

 

 

「今日はここまでにしましょう。」

 

「はい。ありがとう、ございました・・・・・・。」

 

「大丈夫?ちょっと疲れちゃった?」

 

「い、いえ・・・・・・大丈夫、で・・・す・・・・・・!?」バタンッ

 

「え!?ちょっと綾斗くん!?」

 

「紡木さん、大丈夫ですか!?」

 

「だ、大丈夫です・・・!ちょっと、立ちくらみが・・・。」

 

「そ、そうなの・・・?」

 

「それだけなら、いいのですが・・・・・・。」

 

 

あ、危ない・・・!危うく気を失うとこだった・・・。夢中になりすぎて、ちょっと身体に負担をかけすぎてたかな・・・?

 

 

「・・・・・・そうだ、お礼をしないと・・・。」

 

「お礼?」

 

「教えてもらったお礼です。・・・・・・と言っても、ちょっとのお金しかないんですが。」

 

「いいよいいよ~!紗夜にはアタシから授業料渡しとくから~♪」

 

「え?で、でも・・・・・・。」

 

「紗夜~♪ちょっとちょっと。」

 

「な、なんですか・・・?」

 

 

・・・・・・あれ?なんで2人でこそこそ話してるの?紗夜さん、なんか顔が赤いような・・・?

 

 

「交渉成立~♪これからもよろしくね、紗夜先生♪」

 

「何言ったんですか?」

 

「・・・・・・き、気にしないでください!」///

 

 

今井さん、何言ったんだよ・・・!?ってそれより!

 

 

「あの・・・僕はどうすればいいんですか?」

 

「そうだね~・・・・・・じゃあ!アタシがバイトの時は必ずコンビニに来ること!」

 

「はい!?」

 

「大丈夫~♪何か買えとは言わないから~♪」

 

「えぇ・・・・・・。」

 

 

こうして、生徒は僕だけのギター教室が設立した。紗夜さんも意外と乗り気らしい。どうやら、ギター技術を改めて見直せるから、とかで。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




 書けた~!疲れた~!まだ仕事だ~!(※仕事中に書き終えた)

 最近はハーメルンにいる時間が増えましたよ!・・・・・・だいたい他の人の作品読んでるけど。まだね、『燐子を拾った』みたいな作品と『鳥籠の中』って作品と『秋桜の揺らぎ』って作品が追い付いてないんよ~。
 でもね、『青薔薇と「青い孤独」』って作品は追いついた。今は最新話待ち!


 んじゃ、また~。


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06話

 
 
 ブンブンハローユーチュ──どうも~。口でビートボックスだっけ?出来る人っどうやったら出来んの?・・・・・・って、2秒ほど考えたけど、もういいや。出来ひんし、あんま興味ないし。

 そのうち、ちょっとしたイベントが起きる・・・・・・かもしれないよ~。


 んじゃ、ど~ぞ。







 

 

 

 

 

 今日の検査は14時からだ。でも、12時の時点で病院にいる。理由は・・・・・・

 

 

「おや綾斗くん、進藤先生待ちかい?」

 

「はい。・・・・・・昼食の管理をしたい、だとかで。」

 

「聞いてるよ~、いつもコンビニなんだって?」

 

「よく話されるんですか、僕のことを?」

 

「話すよ~、母親並みに。」

 

「はぁ・・・。」

 

 

先生が『お昼ご飯一緒に食べるから、12時には病院にいなさい!』って置き手紙をね・・・。

 

 

「お待たせ♪」

 

「おや?進藤先生が来たようだよ。」

 

「ようやくお昼ですか・・・。」

 

「何よ~!あたしがいるのが嫌って言うの!?」

 

「嫌じゃないけどさぁ・・・。」

 

「なら良いじゃん♪それじゃ、お昼休憩行ってきま~す!」

 

「行ってらっしゃい。綾斗くん、グッドラック!」

 

 

『グッドラック!』じゃないよ・・・。

 

 テンションの高い先生に腕を組まれ、食堂に向かわされる僕。そのおかげで、周りの視線が痛い・・・。

 

 

「さて~、あたしは何にしようかな~?」

 

「それより、なんで今日はこんな早くに呼んだの?」

 

「そりゃあ、あなたがコンビニ弁当で済ませようとしてるからよ。」

 

「うっ・・・!」

 

「でしょ?だから、ちゃんと栄養の取れるものを食べないと!」

 

「・・・・・・コンビニのでもバランス良いのを──」

 

「な・に・か?」

 

「・・・・・・ナニモ。」

 

 

仕方なくここで昼食を取ることに。

 

 

「それで、ギターの方は進んでる?」

 

「はい。今井さんや、教えてくれる氷川さんのおかげで。」

 

「それは良かった~!そのうち、先生に弾き語りを披露してね?」

 

「弾き語りって?」

 

「ギター弾きながら歌うこと、1人だけで。音は歌声とギターの音だけってやつ。知らない?」

 

「・・・・・・あ、あれか。って、あれは無理ですよ!?」

 

「今すぐじゃないよ。自信ついたら聴かせてね♪」

 

「・・・・・・お金取りますよ。」

 

「ケチ~!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 検査が終わった時にはもう16時だった。僕は自宅に飲み物がないことを思い出して、今日分の飲み物を買いにコンビニに向かう。・・・・・・先生が病院帰りにスーパーに行くって言ってたから、その場しのぎの分をね。

 

 

「サマ~セ~ル!」

 

「いらっしゃいませ~!」

 

 

何、今の挨拶?明らかに『サマーセール』って言ったよね?言ったよね!?そんな店員がいんのか!?

 

 

「お、今日も来たね~!」

 

「げっ、いた・・・。」

 

「今『げっ』って言ったでしょ~!?」

 

「い、言ってませ~ん・・・・・・。」

 

「あ、コラ!逃げるなー!」

 

 

とにかく、いつも通りカルピスだけ買って帰らないと。

 

 

「あれ?今日はジュースだけなんだね?」

 

「はい。先生がスーパーで買い物してくるそうなので、今日はこれだけ──ん?・・・・・・なんでいるんですか?」

 

「う~ん・・・・・・監視?」

 

「そんなあなたの方が今すぐお偉いさんに監視されるべきでは?」

 

「今はお客さん少ないから大丈夫なの。」

 

「へぇ~。・・・・・・暇人なんですね。」

 

「・・・!」プチッ

 

 

あれ?なんか、今井さんから不穏な空気が・・・?

 

 

「そんな君は、いつも暇そうだね~?」

 

「え?・・・・・・あ・・・そう、かもですね・・・。」

 

「それじゃあ、今度の土曜日も暇なんだよね?」

 

 

土曜日?・・・・・・検査はない日だな。ってか、今井さんの言葉に若干の圧を感じる・・・。

 

 

「それじゃあ、土曜日一緒にお出掛けしよ~!」

 

「え!?ちょっと勝手に──」

 

「後で集合場所と時間を送るね~。」

 

「え・・・・・・。」

 

 

僕、何かマズイ事言いました・・・?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




 自覚がないって怖いね~。・・・・・・皆さんも、言葉には気を付けなよ。間違っても上司に『おいコラ!』とか言っちゃダメだよ?・・・・・・アタシは言ってるけど。


 これを書き終える前に、『秒針を噛む』の原曲を聴いたのさ。めっちゃ高いね!それをましろが歌ってるって思うと・・・・・・叩くのおかしいよね?ある意味めっちゃ上手いのに。

って、こんな事をここで書いてもアホ共には伝わらないよな~?・・・・・・これで叩いてるアホが読んでたらどうしよう?もっとアホ共にアホって言えばいい?・・・・・・いや、やっぱいい。時間の無駄だから。


 では、また~。


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07話

 
 
 
祝え!山吹沙綾の生誕の日を!!

ってことで、誕生日回は出しませ~ん。

 では改めて、オッス!オラ・・・・・・悟空ではないんだよな~。それどころか、この『ENDLICHERI』って名前、魚の『エンドリケリー』からみたいだから(堂〇剛のプロジェクト名をアレンジして使用中)、人ですらないんだよな。それに、最近色んな形の挨拶してるけど、文だけだとちょっとやりづらいな。

 それにしても、最近このサイトで『BanG Dream』って調べると、更新が新しいやつの大半は『ヤンデレ』なんだよね。検索するタイミングが悪いのかどうか知らんけど。

 ちなみにだけど、アタシは書かんよ、ヤンデレ。理由は実に簡単、面倒だから。『なんとしても私のものにする!』って気持ちが分っかんないもん!


 んじゃ、ど~~~ぞ。







 

 

 

 

 

 今日も何気ない朝から始まる。先生は既に病院に行ってるから朝食は自分で──

 

 

「あら、意外と早いのね。おはよう、綾斗くん。」

 

「・・・・・・なんでいんの?」

 

「ちょっと~、今のは失礼だぞ~!」

 

 

いやいや、だって・・・・・・病院は?仕事は?

 

 

「今日は遅くてもいいって言われてるの。だから、たまには朝食を作ろって思ったのよ。」

 

「へー。」

 

「もうちょっと感情込めてコメントしてほしいな~?」

 

「ごめーん。」

 

「あっはっは~!ひっぱたくぞー!」

 

 

朝は眠くて頭があんまり働いてないんだよ・・・。仕方ないでしょ?

 

 そして、朝食を食べ終わる頃に、先生が今日の僕の予定を聞いてきた。

 

 

「綾斗くん、今日の予定は?」

 

「今日は・・・・・・そうだ。今井さんと待ち合わせしてるんだった。」

 

「え、リサちゃんと?」

 

「はい。」

 

「・・・・・・デーt──」

 

「違います。」キッパリ

 

「デートなら、おめかししないとね!」

 

「デートじゃないですよ。」

 

「コーディネートなら、先生におまかせ♪ちゃんと髪型もセットしてあげるから~♪」

 

「話聞け、コラ。」

 

 

あーもうダメだ、先生もうルンルン状態になってるよ・・・。って待てよ。今『髪型』って言った?言ったよね?嫌だよ、変な髪型にされるの!

 

 

「さぁ~、ショータイムよ♪」ニヤリ

 

「・・・・・・っ!」ゾクッ

 

 

この後、集合時間30分前までに意識を取り戻したが、それまでの記憶が無かった。・・・・・・多分、しばらく人形にされてたんだろうな・・・。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 改めて、集合時間ピッタリの時間に集合場所に来たんだけど・・・・・・ギャルはいなかった。ギリギリセーフだけど、なんで誘った本人がいないんですか?

 

 

「おっ待たせ~!」

 

「・・・・・・やっと来た。」

 

「ゴメ~ン、待った~?」

 

「待ってはない。集合時間ちょうどに来たから。あなたよりほんの数分早くね。」

 

「そういうの、言うんだ・・・。」

 

 

いや、ほんとの事言ってるんだし、当然でしょ?

 

 

「それで、どこに連れて行かされるんですか?」

 

「もうちょっと言い方ない?」

 

 

乗り気になれない外出なんだから、当然でしょ?

 

 

「今日はね~、アクセサリーを見に行きます!」

 

「僕要りませんよね?帰っていいですよね?」

 

「そんなに帰りたいの?何か予定でもあるのかな~?」

 

「・・・・・・ギターの練習。」

 

「よ~し!それじゃあレッツゴー!」

 

「無視かよ。」

 

 

もう、この人といると疲れる・・・。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 そんなわけで、明らかに男が1人で来ないアクセサリーショップが見えてきてしまった・・・。

 

 

「ここだよ、ここ~♪」

 

「うわぁ・・・。」

 

「何が『うわぁ・・・。』よ?」

 

「いや、こんな店明らかに男が1人で来る場所じゃないから、入りたくなくて・・・。」

 

「大丈夫~♪」

 

「何がですか?」

 

「アタシが一緒だから♪」

 

「話聞く気あんのか?」

 

 

・・・・・・ヤッバ、また口悪くなった。まぁ、いっか。(?)

 

 

「何してんの、姉さん?」

 

「うん?あ!我が愛しき弟、紫閻じゃな~──」

 

「うっさい!」バコーン!

 

「ひっ!?・・・・・・うわぁ・・・。」

 

「・・・・・・。」シーン

 

 

今井さん、顔が地面にめり込んでるけど・・・?

 

 

「ごめんなさいね、俺の姉が迷惑をかけていたようで。大丈夫ですか?」

 

「はい。・・・・・・えっと、弟さん?」

 

「はい、そうですが?」

 

 

・・・・・・あ!そういう事ね!

 

 

「何か理解したような顔してるけど・・・・・・俺がどうかしました?」

 

「いえ、『原作でアンチ集団からのクレームによって消され、二次創作作品内では数えきれないほどいる幻の今井リサの弟』の1人ですね。」

 

「・・・・・・は?」

 

「あ、ごめんなさい。初めまして、そこで地面にめり込んでいる人のおかげで氷川さんにギターを習っている紡木綾斗です。」

 

「あ、今井紫閻(しえん)です。」

 

「それでは、僕はこれで。」

 

「え?・・・・・・あ、ちょっと!?」

 

「ぶはっ!・・・・・・あ、綾斗くん!?」

 

 

生き返った。

 

 

「どこ行くのよ!?アタシとのショッピングは終わってないよ!ってか、始まってすらないよ!」

 

「いえ、『愛しき弟』さんがいるなら、僕は必要ないと思いまして。では。」

 

「今日は綾斗くんとショッピングしたいの!」

 

「それより、あなたは逝かなくていいんですか?」

 

「行くよ、アクセサリーショップ。」

 

「違いますよ、さっき見えたであろう三途の川の向こうに。」

 

「逝かないよ!」

 

 

もう~!面倒だな~!

 

 

「えっと・・・・・・紫閻さん、でいいのかな?」

 

「何?」

 

「もう1回この人地面にめり込ませてもらっていいですか?」

 

「アタシを殺す気!?」

 

「あ、大丈夫ですよ。今から()()()()しますんで。」

 

「ひっ!?」

 

 

え、ただ話すだけよね?何をそんなに怯えてるの?

 

 

「あと、しばらく居てください。またこんな風に絡まれたくなければ。」

 

「・・・・・・はい。」

 

 

えー、マジですか・・・。『絡まれる』に関しては手遅れですけどね・・・。

 

 結局、1時間ぐらい弟さんが姉に説教していて、僕はその間待たされた。近くに自販機があったからそこでジュースを3本も買ってしまうほど長かったんだよね・・・。

 

 姉の今井さんの方は、泣きっ面になってこっちに戻ってきたのは・・・・・・()()()の世界を見て察してください。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




 えー・・・・・・という事で、知ってる方は知ってると思いますけど、『ドレガイザードファブニル』様の作品『今井姉弟とバンド物語』とのコラボ回です。・・・・・・そう、あのアホみたいに話数がある小説。アタシより認知度がある人よ。名前覚えづらいけどな。

 なんなら、次回もコラボする予定・・・・・・ってか、次回も紫閻を出す。一応、この作品の内容にほんの少し絡むけど、強い影響はないから、何してもオッケーなんだよ。(^-^ゞヘヘッ(←これ、合ってる?)

 そして、『今井姉弟とバンド物語』の方も、コラボとして綾斗が出るそうです。興味が微塵もないだろうけど、一応見てやって。


 さて、これを読んだ作家の方々。いないだろうけど、『ENDLICHERIとコラボしたい』って方は、メッセージか感想でお待ちしてま~す!


 んじゃ、またな~。


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08話

 
 
 マスク着けてると、暑くて死にそう・・・。でも、花粉の症状が今年はほとんどなかった・・・・・・。マスクって、意外と使えるんだな。・・・・・・嫌いだけど。

 ってことでどうも、これを書いてる時は三澤のさっちゃんの『この手は』を聴いてるENDLICHERIだよ~。・・・・・・『知るか!』って思うだろ?後から見たらアタシもそう思うから。

 さてと!今回もドレガイザードファブニル様・・・・・・長いな。『ドレ』さんのキャラ出るよ~。って訳でどーぞー。

 次の曲がさえチの『ぬか漬け』だった・・・。







 

 

 

 

 

 早く帰りたい僕なのだが、1時間も待たされて、結局今井さん・・・・・・姉の方に付き合わされる羽目になってしまった・・・。弟さんは監視って形で少し離れて同行することになった。・・・・・・僕の監視じゃないよね?

 

 

「ねぇ綾斗くん、どっちがいいと思う?」

 

「弟さんに聞きなよ。なんで僕に聞くのさ?」

 

「今日のお供は綾斗くんだからね!」

 

「はぁ・・・。いいと思いますよ。」

 

「う~ん・・・・・・反応が薄い。」

 

 

僕に何を求めてる?

 

 

「もしかしなくても、ファッションに疎いよね?」

 

「はい、もしかしなくても疎いです。」

 

「やっぱりね~。」

 

 

失敬だね。・・・・・・って、言いたい・・・。

 

 

「その服と髪型は自分で選んだんじゃないよね?」

 

「はい、先生のコーディネートですよ。」

 

「そっか~。・・・・・・ねぇ、前々から気になってたんだけど、なんで夕香さんのことを『先生』って言うの?」

 

「それは・・・・・・僕の担当医だからですよ。」

 

「でも、担当医にしては仲が良すぎない?」

 

 

なんで掘り下げてくるのかな・・・?

 

 

「・・・・・・今井さん、世の中には知らない方がいいことや、知っても得にならないことだってある。例えば、僕があなたの好きな料理を知っても意味はな──」

 

「アタシの好きな料理は筑前煮だよ。」

 

「そう、僕が『今井さんの好きな料理は筑前煮』って覚えても、この先役に立たない・・・・・・って、筑前煮が好きなの?」

 

「うん。」

 

 

筑前煮・・・・・・筑前煮ねぇ・・・。

 

 

「?・・・・・・え、何?そんなにアタシを見つめて・・・?」///

 

「いや、『これがほんとの35歳の高校生か』と思って──」

 

まだピッチピチの十代です!!

 

 

あ、違うんだ。

 

 

「それにしても綾斗くん、最近アタシに対して当たり強くない!?」

 

「元々僕はこんな感じです。それに、今井さんが馴れ馴れしく絡んでくるから、こっちは少し距離を置こうとしてるんですけどね。」

 

「じゃあ・・・・・・アタシと綾斗くんの距離が開いたら?」

 

「丁寧な口調に戻ります。」

 

「うぅ~ん・・・。でも、夕香さんにもそんな感じだよね?」

 

「よく『ストレートに言うね』って言われますけど、あの人とは切っても切れない関係なんですよ。」

 

「へぇ・・・。」

 

 

そんな事を話していると、少し離れたとこから紫閻さんがやってきた。

 

 

「綾斗くん、俺この後予定あるから・・・・・・バカ姉をよろしくね。」

 

「え?ちょっと──」

 

「行ってらっしゃ~い。」

 

 

えぇ・・・・・・でも、この人もきっと、まともになるんだろうな。

 

 

「それじゃ、行こっか?」

 

「え?アクセサリーはいいんですか?」

 

「う~ん・・・・・・今日は止めた。今からは、綾斗くんを落とすことにします!」

 

「・・・・・・え?」

 

「デートです!」

 

「・・・・・・はい!?」

 

「それじゃ、レッツゴ~!」

 

「あ、ちょっと!?」

 

 

ストレートに言おう。今井さんに腕を引っ張られ、服屋とかがいっぱいありそうなショッピングモールへ連行されました。この人、何考えてるんだよ・・・?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




 う~ん・・・・・・コラボのキャラ出すって言った割には、の出番だな。ドレさん、悪い!

 とりあえず、次回もこのデート続きます。次回はね、もうちょい面白く、真面目に書ける・・・・・・と思うわよ?


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09話

 
 
 ラーメン旨そ~。・・・・・・いや、ここを書いてる時に『KinKi Kidsのブンブブーン』のお取り寄せラーメン回を見ながら書いてるからさ、愛知県以外の旨そうなラーメン見てるんだよね~。・・・・・・朝飯すらまだ食ってないんだけど(※10時15分頃)。

 前回のを投稿してすぐに書いてるから、多分出だしは酷いであろう今回。またデートなんで、ブラックコーヒー無しでどうぞ!・・・・・・いや、多分内容甘くないからさ。







 

 

 

 

 

 なんで綾斗くんが突き放そうとしているのかは分からない。夕香さんにも『綾斗くんとは、そこそこ仲良くしてあげて』って言われた。

 

 でも、彼と接しているうちに、彼ともっと仲良くなりたくなった。アタシの我が儘なのは分かっている。綾斗くんはきっとこれ以上、踏み込んでほしくないってことも察している。でも、綾斗くんは色々知らなさそうだから、アタシは色んな世界を教えてあげたくなってしまった・・・。

 

 まずは、ファッションからかな~?

 

 

「・・・・・・今井さん、まだ着かないの?」

 

「もうちょっとだから、我慢してね~♪」

 

「分かったよ・・・。諦めるから手を離してくれるかい?恥ずかしいんだけど。」

 

「それも我慢して!」

 

 

アタシだって、恥ずかしいんだから・・・・・・。こんなとこ、Roseliaのみんなやクラスメイトには見られたくないし・・・。

 

 

「・・・・・・もしかして、僕がまだ逃げるって思ってる?」

 

「うん!」

 

「元気よく言うなよ・・・。もう逃げないから、この手を離してくれ。」

 

「いーや!この手は離さない。」キリッ

 

 

さ~て、どの服屋に行こうかな~?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 かなり歩かされて来たショッピングモール。初めて来たけど、人が多いな・・・。人酔いしそうだ・・・。

 

 

「まずは~・・・・・・このお店!」

 

「・・・・・・女性服が多くない?」

 

「そーゆーお店だから。」

 

「僕は必要ですか?」

 

「必要ですよ!」

 

「何に必要なんですか?」

 

「綾斗くんを振り向かせるために!」

 

「知らん。」

 

「まぁまぁ、そう言わずにレッツゴ~!」

 

「だから手を引っ張らないの!」

 

 

強引に入らされたけど、辺りを見回すと男性客なんかほとんどいない。いたとしても、恋人と一緒の人しかいない・・・。

 

 

「ねぇ、どんなのが似合うと思う?」

 

「え?」

 

「ほらほら~♪」

 

 

なんでこの人はそんなに楽しそうなの?

 

 

「・・・・・・ギャルっぽい服。」

 

「それ、アタシの見た目だけで言ったでしょ~?」

 

「うっ・・・。」ギクッ

 

「やっぱり~!・・・・・・よし、ちょっと待ってて。」

 

「店の外で?」

 

「更衣室付近で。」

 

「え・・・?」

 

 

それだけ言うと、今井さんは服を選び始めた。僕の意見は求めていないって言わんばかりに。

 

 仕方なく更衣室近くに行くと、待ち合い場所のように椅子が置いてあるから、休憩できると思って椅子に座った。

 

 

「ふぅ~・・・。ちょっとしんどい、かな・・・?」

 

 

一般的にはこの流れだとため息が出るんだろうけど、今の僕は違った。身体を落ち着かせるために息を吐いていた。多分、気付かないほどに少しずつ負担をかけていたんだろう・・・。

 

 もしも、今井さんに僕の病の事を話せば、気を使ってくれるだろう。あっちこっち振り回しても、気を使いながらゆっくりめひに・・・・・・。

 

 でも、何故かそれを言ってはいけない気がする。少なくとも、このタイミングでは。今それを伝えたら、彼女は楽しめないんじゃないか?そんな風に思ってしまう・・・・・・。

 

 

「おっ待たせ~♪」

 

「・・・・・・着る服を持ってきただけか。」

 

「そうだよ。今から試着するから、ちょっと待っててね。・・・・・・あ、覗いちゃダメだよ!」

 

「覗かないよ。」

 

 

ニコッと笑って、試着室のカーテンを閉める今井さん。こんなに楽しそうな雰囲気を壊すのは、出来る限りしたくなかった。中学の時に、それは体験したから。

 

 倒れた後、学校に行くと『あいつと遊びたいけど、倒れられるのは困るから・・・・・・』みたいな空気が僕の周りに漂っていた。

 

 

「綾斗くん、いる~?」

 

「・・・・・・あ、いますよ。」

 

「それじゃあ、開けるよ~。」

 

 

考え事してたら、1テンポ遅れて返事しちゃった。特に疑われてないからいいか。

 

 

「ジャ~ン♪どお~?」

 

 

白いワンピースか。ギャルがこんな清楚な格好すると、ギャップでちょっとドキッとするな。

 

 

「うん、いいんじゃない?」

 

「・・・・・・20点。」

 

「え、何が?」

 

「コメント。もうちょっと感想言ってほしいな~?」

 

「そんなこと言われても・・・・・・。」

 

「次は良い反応と良いコメント、期待してるよ♪」

 

「は~い。・・・・・・うん?次?」

 

 

一瞬顔を下に向けて今井さんのコメントを理解しようとしたら、『次は』ってワードが出ていた事に驚いて顔を上げてしまった。だが、既にカーテンは閉められていて、中ではもう着替えている。・・・・・・そういやここに来た時、服が1着だけじゃなかったような・・・?

 

 

「ジャ~ン!これは?」

 

 

ギャルっぽい、今時(?)な服だな・・・。

 

 

「僕のイメージ通り。」

 

「・・・・・・15点。」

 

 

下がってるし!

 

 

「これなら、どうよ?」

 

 

ちょっと、ロックな感じ・・・?

 

 

「・・・・・・肌出しすぎじゃない?」

 

「そお~?・・・・・・あ、もしかしてドキッとした?」

 

「してない、けど・・・・・・。」

 

「今の反応は40点ぐらいかな~?」

 

 

ようやく赤点回避だよ・・・。

 

 この後、両手で数えるくらい着替えて、僕に感想わ求めてきた。・・・・・・なんか、今井さんのファッションショーに付き合わされた気分だ・・・。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




 いや~、まさかのピコと内容が似てたわ~!昨日、ピコを見る前は『学校に行くと──漂っていた』まで書いてて、『この後はファッションショーやな~。』って考えてたら、ピコが先になっちった。

 今回で終わらせようと思ってたけど、無理やったわ。んじゃ、またな~。


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10話

 
 
 眠い~。仕事の昼休憩を最近車の中で過ごしてるけど、飯食ってガルパやってこれ書いてると、眠くなるんだよな~・・・。シートを倒していかにも『You寝てるの?』って格好してるとは言えないな~。

 そういや、前回の七深のおまけ探しのイベントのストーリーを読んだの、いつだと思う?・・・・・・5月20日の13時。イベント終わって、もうすぐ次のイベントが発表される前に読みました!今回の、いつストーリーを読むのかな~?


 んじゃ、どぞ。







 

 

 

 

 

 結局、ファッションショーに付き合わされつつ、コメントを要求された僕は、コメントしたんだけど全て50点以下。しかも、半分以上は30点付近。・・・・・・赤点なのよ。

 

 身体は疲れてないのに精神的に疲れた僕の顔はガックリと下を向いていた。

 

 

「おっ待たせ~♪いや~楽しかったね~?」

 

そうだね・・・・・・。

 

「あれ?なんか元気ないね?」

 

 

誰のせいだと?

 

 前に『女性の買い物は長い』って聞いたけど、こんぐらいなのか?

 

 

「ねぇねぇ、フードコート行かない?」

 

「え?・・・・・・人、沢山いない?」

 

「多分、いるかな~?」

 

「人酔いしそう・・・。」

 

「大丈夫、アタシがいるから!」

 

 

うわ~、全く頼りにならない発言キター。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 結局、今井さんに連れられてフードコートに来たけど・・・・・・。

 

 

「意外と空いてる。」

 

「でしょ?だって、今1時過ぎだから。」

 

 

え?・・・・・・ほんとだ。ってことは、さっきの服屋で1時間ぐらいいたの!?もう、勘弁してよ~・・・!

 

 

「綾斗くんは何食べるの?」

 

「え?・・・・・・あぁ、お昼ごはんですか?」

 

「そうだよ、そのために来たんだよ?」

 

 

そういえば、まだ食べてなかったな・・・。さっきまで頭の中が『ファッションショーは嫌だ』しかなかったからな~・・・。

 

 

「それで、何食べたいの?」

 

「う~ん・・・・・・?」

 

 

フードコートだから、色々あるんだよな。ハンバーガー、ラーメン、どんぶり系、あれは・・・・・・ステーキ?あんなのあるんだ。

 

 

「・・・・・・どれが美味しいんですか?」

 

「・・・へ?」

 

「いや、最近こういうとこ来てなくて。小学生以来、かな?」

 

「そうなの!?」

 

「なので、今井さんのおすすめでお願いします。」

 

「そ、そっか~・・・・・・それじゃあ、あの店にしよっか!」

 

 

なんで声が震えてるんですか?・・・・・・まさか、僕が原因?

 

 

「いらっしゃいませ。」

 

「何にする・・・・・・って聞いても分かんないか。」

 

「はい・・・。」

 

「じゃあ、これを2つで。」

 

「かしこまりました。」

 

 

・・・・・・ハンバーガーでも色々あるんだね。照り焼きと卵を挟んだやつとか、竜田揚げを挟んだのとか。何、『ビッグマック』って?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 参ったな~。まさか、フードコートに来たのが小学生以来とは・・・。どんな生活をしてたんだろう、綾斗くんって。

 

 

「・・・・・・美味しい。」

 

「でしょ?これが期間限定なんて、もったいないよね~?」

 

 

2人でチキンタツタを頼んで、4人掛けの席に座って食べてるけど・・・・・・これ食べたことないんだ。

 

 その後、綾斗くんは無言でどんどん食べてくから、邪魔しちゃ悪いと思い、食べ終えてから話しかけることにした。()()()のことを。

 

 

「美味しかったです。」

 

「ほんとだね~。・・・・・・ねぇ。」

 

「はい?」

 

「・・・・・・何か、隠してるでしょ?」

 

「・・・・・・なんのことですか?」

 

「綾斗くんも夕香さんも話してくれないけど、何かあるでしょ?先生と患者が一緒に生活してるし、何より・・・・・・さっき、苦しそうにしてたでしょ?」

 

「っ!?」

 

 

この反応・・・・・・やっぱり何かあるんだ。

 

 

「それより、まだ他の服屋に行くんでしょ?」

 

「え?ちょっ、待ってよ!?」

 

 

逃げるように食器とかゴミを片付けて、歩き始めてしまう。

 

 

「ねぇ!なんで、教えてくれないの!?」

 

「だから、知らなくていい事だってあるって言いましたよね?」

 

「でも、知らないといけない事だってあるでしょ!?」

 

「だから──うっ!?」

 

「え・・・?」

 

 

突然、綾斗くんがその場に倒れてしまった・・・。

 

 

「あ、綾斗くん・・・?」

 

はぁ・・・、はぁ・・・、

 

「綾斗くん、どうしたの?大丈夫!?」

 

「今井、さん・・・・・・お願い・・・・・・!」

 

「え・・・?な、何・・・?」

 

「先生に・・・・・・連絡、して・・・・・・。」ガクッ

 

「綾斗くん・・・・・・綾斗くん!!」

 

 

突然苦しみだして、倒れて、意識を失った綾斗くん。アタシには、この状況を理解出来なかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




 はい、倒れました。

 次回は、『リサ姉、綾斗の秘密を知る!』になると思います。・・・・・・だって、まだ次回のやつ1文字も書いてないもん。

 んじゃ、またな~。


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11話

 
 
 KANZAI(カンサイ) BOYA(ボーヤ) 無敵なname KANZAI BOYA 素敵だね...
 ごめんなさい、ついそれの動画を見ながら書いてたから。6/17が発売日だよ。

 この前さ、誰かさんに頼まれてヤンデレの作品のちょっとした案を小説にして送ったの。・・・・・・ほぼ使えん内容だったらしいけど。
 でもね、おかげで分かったの。アタシ、ヤンデレ向いてないわ。純愛の方が書きやすい。ちょっとばかしのほんの少しだけヤンデレ感を入れるのは出来るけど、全部は無理ね。

 今日はカバコレ4とデイライトのフラゲ日!アタシはもうCD買って聴いてるよ。でもね、この後に多分出るであろうモニカのハイレゾ版も買うよ。だって、音が良い方がイイじゃん!!

 それじゃ~、Youたち本編見ちゃいなよ!







 

 

 

 

 

 アタシは今、1人で自宅に帰っていた。でも、ショッピングモールからの帰りではなく、病院からだった。理由はもちろん、綾斗くんを病院に送ったから。・・・・・・と言っても、夕香さんに連絡して、車で病院に行ったんだけど。

 

 そこで、アタシは聞いたの。2人が隠していたことを・・・。

 

 

「ごめんなさい、夕香さん・・・。」

 

「良いのよ、気にしないで。まだ軽いし、早くに処置出来たから。少ししたら、今日と変わらない生活を送れると思うよ。」

 

「・・・・・・あの、なんで綾斗くんは倒れたんですか?」

 

「そうね~、何から話そっか?」

 

 

これは、アタシが病室で寝ている綾斗くんを見ながら、夕香さんと話したこと。

 

 

「とりあえず・・・・・・今から話す事は、あなたにとって、綾斗くんとの接し方を変える内容だけど、ある事だけ守りつつ、今までと変わらずに接するって約束できる?」

 

「え?は、はい・・・。」

 

 

この時は、なんでこんな約束をするんだろうって思っていた。でも、この後話される話で夕香さんの言葉の意味を理解できた。

 

 

「実はね、綾斗くんは心臓に重い病気を抱えているの。こんだけ発達した医療でも治せない、『不治の病』ってやつを。」

 

「え・・・?」

 

「過度な運動をすれば、心臓に負担がかかって呼吸困難になる。運動以外でも、動きすぎとかでなる。・・・・・・多分、今回はちょっと追い詰めすぎの、歩きすぎかな?」

 

「・・・・・・ごめんなさい。」

 

「リサちゃんは100%悪くないって言えないけど、これから気を付けつつ、今まで同様に綾斗くんと接してくれるなら、許してあげる。・・・・・・まぁ、こんな事になると思わず、綾斗くんの事を教えてなかったあたしも悪いかなって思ってるし。」

 

「・・・・・・。」

 

「・・・・・・今日はもう帰ってもいいよ。あたし、綾斗くんの担当医だしね。意識が戻ったら、連絡するよ。」

 

「・・・・・・はい。」

 

「あ、送ってこうか?夕方だし。」

 

「いえ、大丈夫です。・・・・・・あと、約束の件は、少し考えさせてください。」

 

「・・・・・・いいよ。リサちゃんが男だったら、『男に二言はないよね?』って言ってたけど。」

 

 

そして、アタシは病室を去った。夕香さんは終始笑顔で話していて、強いなぁって思った。

 

 今のアタシでは、普通に綾斗くんと接することが出来ない。だから、時間が欲しかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 リサちゃん、どうするのかなぁ・・・。綾斗くんの事を聞いて、他人のフリをしなければいいんだけど。

 

 

「・・・・・・それより、いつから起きていたのかな~?」

 

「・・・・・・・・・・・・。」

 

「寝ているフリをしていても、先生にはバレバレよ~?あ・や・と・く・ん♡」

 

「・・・・・・その気持ち悪い呼び方は止めてくれ。吐き気がする。」

 

「ショッピングモールで倒れた患者さんのセリフじゃないね~?」

 

 

随分と元気になってるようだね~?

 

 

「それでそれで~、どうだったの?リサちゃんとのおデートは?」

 

「デートじゃないし。・・・・・・不思議と楽しいって思っちゃった・・・。」

 

「でも、持病の事は話さなかったんだね?」

 

「・・・・・・楽しい雰囲気を、壊したくないって思った。それに、意外と心配性だから、話すと厄介そうだなって。」

 

「へぇ~。」ニヤニヤ

 

「・・・・・・何?」

 

「別に~。」ニヤニヤ

 

 

綾斗くんが、そんな事を言うなんてね~。これでリサちゃんが『それでも綾斗くんと仲良くしたい』って言ったら、良い感じになりそうだな~?

 

 

「・・・・・・気持ち悪い。」

 

 

・・・・・・このお口はどうやって黙らせようかしら・・・?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




 ってことで、いかがでしたか?約1時間以内で完成した今回は。・・・・・・前回のを出した日に書き終えたんだけどね。

 んじゃ、じゃあね~。


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12話

 
 
 モルフォニカのMV見てて、唐突にRoseliaの7thライブを見たくなったのよ。あの、メイキングが面白くてさ。それで『キャラくず』が見たくなったのよ。・・・・・・で、見たのよ。おもろかった。

 それと、前回かな?感想から『コラボして~。』って来たんでね、さらっとOK出しました。・・・・・・初めて絡む人なんやけどな。『コラボしたい』ってこんな底辺作家に狂いながら思ってしまった方々、快く引き受けますよ。キリッ

 それとさ~、なんか面白いゲームない?ちょっとファンタジー系のゲーム。PS4かスマホのやつで。気になってるのは、『Ash Tale』と『ミトラスフィア』、あと『ロストディケイド』。
 「Youこれやってみなよ!」ってやつがあったら教えて~。・・・・・・見てても感想くれん奴多いからムズイな・・・。

 んじゃ~、どぞ。・・・・・・他になんか挨拶考えんとな・・・。







 

 

 

 

 

 最近、今井さんの様子が少しおかしいんです。練習の時は何もないんですが、それ以外の時はまるで何かについてずっと考えているようで・・・。

 

 それに、今井さんから紡木さんのレッスンのお願いがありませんから・・・・・・もしかして、紡木さん絡みのことかしら?

 

 

「今井さん、少し良いかしら?」

 

「紗夜、どうしたの?」

 

「いえ・・・、最近の今井さん、練習以外の時はずっと考え事をしているようなので。」

 

「え?・・・・・・あぁ、気にしないで。大丈夫だから。」

 

「もしかして、紡木さんのことですか?」

 

「うぇ!?・・・・・・な、なんのこと・・・?」

 

 

やはり、紡木さん絡みなんですね。

 

 

「最近、今井さんから『紡木さんのレッスン』の相談を聞かないので、何かあったのかと思いまして。」

 

「あ~・・・・・・紗夜。」

 

「なんでしょうか?」

 

「もしもさ、アタシが不治の病を抱えてたら、どうする?」

 

「何をいきなり──」

 

「いいから!」

 

 

今井さんがそんな訳ないし・・・・・・でも、悩み事としての例をあげているのなら、答えた方が良さそうね。

 

 

「そうですね・・・・・・きっと行動の制限はあると思うので、それを守りつつ、出来る限り今まで通り接しますね。」

 

「・・・・・・だよね。」

 

「今となっては、今井さんと出会えて良かったと思っています。そんな人とは、例えRoseliaが失くなっても仲良くしたいですよ。」

 

「・・・・・・そっか。ありがと!おかげでスッキリした!」///

 

「いえ、力になれたのなら何よりです。」

 

 

・・・・・・何故でしょう?今去っていった今井さんの顔が赤かったような・・・?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 紗夜に相談して良かったかも。でも・・・・・・ちょっとアレは反則かな?あんなにカッコいい顔してあんな事言われちゃうと・・・・・・ちょっとドキッとしちゃうよ~!

 

 

「・・・・・・よし、会って話さないと!」

 

「誰に話すんですか?」

 

「そりゃあ、綾斗くんに──って、綾斗くん!?いつの間に!?」

 

「今さっき。」

 

 

ビックリした~!まさか、後ろから声がして振り返ったらいるんだも~ん!・・・・・・ホラーみたいに『キャー!』って言うとこだった~!

 

 

「それで、僕に話ってなんですか?」

 

「あ、うん・・・・・・。」

 

 

・・・・・・決めたんだ、アタシの・・・・・・綾斗くんとのこれからの接し方を。だから、自分の口で言わなきゃ!

 

 

「綾斗くん・・・・・・。」

 

「はい。」

 

「・・・・・・ショッピングモール行こ!」

 

「・・・は?」

 

「綾斗くんのことは分かった。でも、世間知らずで偏食家の綾斗くんを放っておけない!」

 

「失敬な、ちゃんとバランスよく食べてるよ。」

 

「お姉さんにウソは通じないよ~!いつもコンビニで何買ってるか、知ってるんだから~!」

 

「うっ・・・!?」

 

 

へへ~ん、勝った!

 

 

「だから、綾斗くんが逃げようとしても逃がさない!ずっと綾斗くんのお世話をするから!そのつもりで、ヨロシク!」

 

「はぁ・・・・・・分かりましたよ。」

 

 

例え、どんな事を言われても・・・・・・絶対に・・・!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「それはそうと、今の発言は『ストーカーになる』宣言ですか?」

 

「ちーがーいーまーすー!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




 はい、今回おしまい。いや~結構書いたわ~!1257字だって、本編。・・・・・・5分もあれば読み終わるな。

 久しぶりにライダーとのクロス作品以外をパソコンで書いたわ~。パソコンの方がやりやすいんだよね、すぐにプレビュー出来るからさ。プレビューしながらってやつもあって便利♪・・・・・・小説を書いてない奴らには分かんない話だ。

 そうだ!活動報告に出したけど、今まで書いた作品を全部リメイクさせようとこれ書きながら決めました!めっちゃその場のノリと気分で決まりました!ってことで、アンケートするよ!1番最初に見たいリメイク作品はどれ?ENDLICHERI作品を全て見てる奴ら、特にお前らは答えろよ。
 対象は、『白金燐子ヒロインの作品』『白鷺千聖ヒロインの作品』『美竹蘭ヒロインの作品』『花園たえヒロインの作品』の作品です。『Take me to・・・』と『倉田ましろヒロインの作品』は、まだ続けれるからしない。・・・・・・気分が乗れば出すけど。

 んじゃ。・・・・・・『アイツ、口悪いな。』って思ってる奴、リアルのアタシも仲良くなった相手にはそんな感じだから。


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13話

 
 
 最近、悲しいことが起きてる・・・。他人の事を名前で呼ばずに『You』って言ってるの。ジャニーさん病がもう末期だよ~!
 楽なんだよ、『この人なんて呼べばいいんだろ~?』って考えるけど『You』って言っとけばなんでもオッケ~だから。だからね、みんなも同窓会とかでね、『あれ?コイツ誰だっけ?』って思ったら『You、久しぶりだね!』って言えば万事解決だから。

 さて、最近聴いてる曲は『カバコレ4』と『Daylight -デイライト-』ばっかなんだけど・・・・・・結構気に入ってるよ。嫌でもテンションが上がる曲ばっかでね。
 『ミュージック・アワー』なんか、原曲を聴いたことあるけど、アッチよりなんか・・・・・・明るい感じ。香澄が歌ってるせいか。
 あとね、『恋愛裁判』を聴くとね、ゆっきーが踊ってる恋愛裁判が脳内で流れるの。それなりに見てたからさ。・・・・・・3ヶ月前ぐらいから。
 ただね、『GO!!!』が・・・・・・蘭のラップが・・・・・・『頑張ってるね』ってしか思えないんよ・・・。なんかカタコトっぽくなってて面白いの、真面目に聴くと。

 最後に1つ。次、Roseliaイベやな。しかもまたNFOイベって・・・。Roseliaの星4なら全タイプ揃ってるから、どれでもかかってこい、って気持ちよ。今のアタシは。


 それじゃ・・・・・・Youたち見ちゃいなよ!







 

 

 

 

 

 今井さんに前回あんな事を言われて1週間が経った。今井さん経由で氷川さんのギターレッスンも受けたり、たまに買い物に付き合わされたりした。・・・・・・倒れる前と変わらないくらいに。だが、変わった事が1つあった。

 

 

「疲れた・・・。」

 

「もぉ~、おじさんみたいだよ?」

 

「・・・・・・なんでいんの?」

 

「大丈夫、夕香さんに話してあるから!夕飯何がいい?」

 

「そうじゃないよ。家とかに無断でこんな事してていいのか?」

 

「あぁ、大丈夫!お母さんたちにも伝えてあるから!」

 

「あっそ・・・。」

 

 

・・・・・・最近、今井さんがしょっちゅう家に来る。来ては夕食を作ってる。そんなに僕の1人で食べる夕食のレパートリーが信用出来ませんか?

 

 検査が昼で終わった日は夕方ぐらいにインターホン押して、『夕食作るから入れさせて~♪』って来る。ここまではいいんだよ。・・・・・・僕としてはよくないけど。

 

 酷い時は『次の日が休日』って日だ。大きめのカバンを持って押しかけてくる。ようは『お泊まり』ってやつよ。相手が恋人なら、僕は喜んで受け入れるさ。でも、相手があの今井さんだよ?『もう来なくていいよ』って思うよ・・・。

 

 

「もうすぐ出来るから待っててね~。」

 

「・・・・・・嫁力高いんだね。」

 

「まぁね~・・・・・・って、嫁!?ちょっ、急に何よ!?」///

 

「いや、今井さんみたいな人をお嫁さんにもらえる人はラッキーだなって──」

 

「そ、そんな事言われても~♪」///

 

「──残念ながらそんな風に思ってしまった。」

 

「今の気持ちを返せー!!」シャー!

 

 

面白いな、見事なツッコミ力には僕も感心するよ。照れてる時の口が猫みたいだったし、怒ったら猫の勢いで怒ってきたし・・・・・・この人の前世って猫なのか?それとも、いつも猫っぽく生きてるとか?

 

 

「はい、お待たせ。」

 

「美味しそう・・・。」

 

「ふっふ~ん♪そうでしょ~?」

 

「いただきます。」パクッ

 

「・・・・・・どう?」

 

「・・・・・・うん、美味しい。」

 

「ホント!?良かった~!」

 

 

いや、普通に美味しい。これなら全部食べれそう。

 

 

「ただいま~!」

 

「あ!夕香さん、お帰りなさい!」

 

 

あなたの家ではない。

 

 

「お帰り。今日は早いんだね?」

 

「そうなのよ~──って、何この料理?リサちゃんが作ったの?」

 

「はい。夕香さんのもありますよ?」

 

「ほんとに!?食べるー!」

 

 

子供かよ。

 

 

「とりあえず、先に着替えてきたら?」

 

「綾斗くんのエッチ。」

 

「なんでだよ?」

 

「ここで着替えさせようとするなんて・・・!」

 

「被害妄想もいいとこだ・・・。」

 

「ちょっと!先生のボケを無視しないでよ!!」

 

「あはは・・・。」

 

 

そこ、苦笑いしないの。

 

 

「リサちゃん、苦笑いしてないでフォローしてよ~!」

 

 

しまった、セリフがほぼ被った・・・。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




 めっちゃ平和やな。

 それはそうと、そろそろリサ姉と紗夜さん以外の誰か出そうかな~?この前のアンケートか、活動報告に出した『Youのバンドリの推しを教えてよ!』ってやつから。


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14話

 
 
 『リメイクするぞ』って出したアンケート、おたえボロクソやな。だって、票数が『ゼ~ロ~』なんだもんね。・・・・・・とりあえず、そのうち燐子の作品のリメイク版を出しますね。アタシ、B型の気分屋なので、いつ出すか知~りませ~ん。先に書いとく。まだ、1文字も書いてません!タイトルすら書いてません!

 え~今回はね、前書きを本編書き終えた後にここを書いてんねんけど、今ラスラジの楽屋裏を聴いてんねんけど、何なん?『くまち』と『チェルち』って?・・・・・・『ヤベェ』しか思えねぇ。


 んじゃ、Youたち見ちゃいなよ!

・・・・・・Call of Dutyやってる人いる?スマホのやつ。







 

 

 

 

 

 今日は昼で検査が終わり、一度家に帰ってからCiRCLEに来ていた。理由はもちろん、氷川さんにギターを習うためだ。でも、学校に行ってない人間としては、授業開始までの時間が長く感じる。今はRoseliaとしての練習をしてるから、僕の授業はその後。家にいても暇だからここのカフェにいるけど・・・・・・男1人でもなんとかなるね。

 

 

「ふわぁ~・・・・・・。ヤバい、ちょっと睡魔が・・・。」

 

 

カフェオレ飲んで、携帯からイヤホンを使って音楽を聴いてると、見事に睡魔に襲われてしまってね・・・。聴いてる曲は、今氷川さんとの授業で演奏している曲。これが見事なバラードでして・・・。

 

 

「あの~・・・?」

 

 

ヤバい、本当にヤバい。寝そう・・・・・・。

 

 

「あの~?」

 

「は、はい!」

 

「ひゃっ!?」

 

「・・・・・・え?あ、ごめんなさい!大丈夫でしたか?」

 

「は、はい・・・。ちょっと、ビックリしちゃって・・・。」

 

「本当にごめんなさい。誰かに声を掛けられた気がして・・・・・・。」

 

「え?」

 

「え?」

 

「あの・・・・・・私、声を掛けたんですけど・・・?」

 

 

・・・あなたかよ!?

 

 

「そ、そうでしたか・・・・・・すみません。」

 

「いえ、こちらこそ・・・。それでなんですが──」

 

 

それにしても・・・・・・ごめん、誰?僕こんな人知らないよ?青っぽい髪を星のヘアアクセ(?)でひとまとめにして、眼鏡をかけた人なんて。

 

 

「ギター、やってるんですか?」

 

「え?・・・・・・あぁ~!はい、最近始めたばかりなんですけど。」

 

「そうなんですね。・・・・・・よろしければ──」

 

「はい・・・?」

 

「一緒に、コンビ組みませんか?」

 

「・・・はい?」

 

 

このお嬢さんは何を血迷ったことを?

 

 

「ギターボーカル、やってみませんか?」

 

「ごめんなさい。」

 

「即答!?」

 

 

当たり前じゃ!・・・・・・余命あと僅かの人間に何をふざけたことを言ってるんだ?

 

 

「はぁ・・・、なんでコンビを?」

 

「実は私、『RAS(ラス)』のギターをしているんですけど、少し刺激が欲しくて・・・。」

 

「ラス?」

 

「はい。『RAISE A SUILEN』ってバンドに所属しているんですけど──」

 

 

へー、そんなバンドがあるんだー。見た目からして、結構可愛らしい系のバンドなんだろうなー。・・・・・・どうでもいいし、知らんけど。

 

 

「あれ?六花じゃ~ん♪」

 

「あ、リサ先輩。」

 

「え、知り合いなの?」

 

「うん、バンドで知り合ったんだ。それで、なんで綾斗くんと一緒にいるの?」

 

「え?えっと・・・・・・。」

 

「ここで睡魔に襲われていたら僕がギターを持っているのを見て『一緒にギターコンビをやらないか?』って言われて断ったところ。」

 

「うぅ・・・・・・そうなんです・・・。」

 

 

ガッカリすんな、とっとと早く諦めろ。

 

 

「へぇ~、オモシロそうじゃん。やってみたら?」

 

 

なんでそっちの味方だよ?

 

 

「え、良いんですか!?」

 

「まぁ・・・・・・期間限定、って感じだろうけどね?」

 

 

よく分かってる。・・・・・・やりたくないんだけど。

 

 

「ダメ、ですか・・・?」ウルウル

 

「えぇ・・・。」

 

「綾斗くん、少しぐらいイイじゃん♪」

 

「・・・・・・考えておきます。」

 

「ほんとですか!?やった~!」

 

 

・・・・・・面倒だな・・・。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




 
 
 さぁ!前書きを書き終えてすぐにここ書いてんねんけど・・・・・・何書こうかな~?とりあえず、なんか分かんないけど、なんで六花出したんだろ~?なかなか絡ませにくいんだけどな、原作の設定上。もしかしたら、六花は最初で最後の登場かもね?

 さてさて、書くことあったから書こ~っと。
 この前からね、またコラボする事が決まってんだけど、向こうはまだ出さないんだって。こっちはね・・・・・・2話後かな?こっちは楽だよ。死ぬまでの日常っぽいのならなんでもいいんだから。結果として死ねばいいんだから。・・・・・・なんつーことを書いてんだ?


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15話

 
 
 さてさて、本日は皆さん大っ嫌いな歌詞書いたよ~。・・・・・・だって、誰も反応しないもん。どっかの小説ではフルで書いてて、『歌詞いる?』ってアンケートしたら『(フルは)いらんわ!』が多かったからさ。ね~、ドレさん?・・・・・・ちなみに、アタシはごまドレ派です。

 それとさ、『もるふぉにかる』めっちゃ面白かった!素晴らしい名(迷)回答連発でニヤニヤが止まんねぇー!


 んじゃ、毎度ながらYouたち見ちゃいなよ!







 

 

 

 

 

 ほぼ強制的にいずれ朝日六花さんと期間限定でコンビになってしまう事も決まり、約束を忘れさせないために連絡先も交換させられた僕は、CiRCLEのスタジオに入った。

 

 

「今井さん、なんでOKの方向へ向かわせたの?僕の事知ったでしょ?」

 

「でも、青春は謳歌しないとね?」

 

「・・・・・・左様で。」

 

「ホントに思ってる~?」

 

「思ってる思ってる、青春ちょー大事ー。」

 

「棒読みなんですけど!?」

 

「そろそろ始めていいですか?」

 

「あ、はい。お願いします。」

 

 

そうだった、氷川さん置き去りだった。・・・・・・会話のみ。

 

 

「課題曲、覚えてきましたか?」

 

「全部まではいきませんが。・・・・・・ただ、ちょっと難しくないですか?」

 

「この曲がスムーズに弾ければ、大抵なんとかなりますよ。」

 

 

どっかの2人組のアーティストの片方がソロ曲として作った曲らしいけど、ちょっと難しい。

 

 

「ですが、ギターだけだと寂しいので・・・・・・今井さん。」

 

「うん?ベース弾けばいい?」

 

「いえ、歌ってください。」

 

「えぇ!?」

 

「大丈夫です、その場の雰囲気作りのためですから。」

 

「そうじゃなくて、なんでアタシが歌うの!?」

 

「『陽だまりロードナイト』や『約束』でも歌っているでしょ?私は紡木さんの音を聴かなければならないので。」

 

「むぅ・・・・・・分かった。」

 

 

今井さん、ドンマイ。

 

 

「綾斗くん、下手でも文句言わないでね。」

 

「大丈夫ですよ、演奏に集中してて多分聴いてる余裕がないので。」

 

「ちょっと酷くない?」

 

「では、行きますよ。」

 

 

氷川さんが音楽プレーヤーから音を流す。どうやら、ギターだけを抜いた音源らしい。・・・・・・そんなのどうやって調達したの?

 

 僕は楽譜を見ながらだけど、必死に音を奏でる。この曲はイントロが長いから、イントロが要注意ポイントの1つとなった。飛ばしすぎると後々しんどいからって。そして、イントロの終わりが見えて、今井さんが歌い始める。

 

 

先が見えない日々 未来は私たちで創ってゆくんだと

 肩を寄せ笑い合う つないだ手は離さない Uh 抱いた夢」♪

 

1人で生きていけないのは アナタのせい yeah

 アナタも同じだといいな ずっと一緒にいたいよ」♪

 

 

今井さん、意外と上手いんだね。さすがはシンデレラなアイドルをしているだけの事はある。

 

 

アナタのために泣いた日も 私のために怒った日も

 アナタがいるから笑う日も 私と共に歌った日も

 アナタがいるから ここにいる

 それだけで世界は美しい」♪

 

 

きっと本来なら、ここから2番なのだが今回の課題曲は1番の後に3番が始まる。だから今井さん、サビ終わったけどすぐDメロ始まるよ。

 

 

アナタのためなら この痛みなど感じない

 悲しみも喜びも 知ってるよ

 アナタがいなきゃ。 私がいなきゃ。

 声を聞かせて! 強く 大きく

 海の底にいても 空まで響くように......」♪

 

 

Dメロが終わると、唐突に今井さんが氷川さんに声をかける。

 

 

「紗夜、この後紗夜が歌ってよ。」

 

「な、なんでですか!?」

 

「だってこの曲紗夜が作詞したんでしょ!?だったら出来るでしょ!?」

 

「わ、私は・・・!」

 

「ほら!・・・・・・はい、どうぞ!」

 

 

ほんの少ししか会話が入って来なかったけど、どうやら氷川さんが歌うようだ。

 

 

アナタのために泣いた日も 私のために怒った日も

 アナタがいるから笑う日も 私と共に歌った日も

 アナタがいるから ここにいる

 それだけで世界は美しい」♪

 

 

後はアウトロを弾いて・・・・・・よし、終わった。

 

 

「・・・・・・ふぅ・・・。」

 

「お疲れ~。紗夜も、お疲れ。良い歌声だったよ~?」

 

「や、止めてください・・・!」

 

「今井さん、意外と歌上手なんですね。」

 

「え!?ちょっと、聴いてたの~!?」

 

「少し余裕が出来るタイミングで。」

 

「もぉ~!」

 

「・・・・・・あの?」

 

「どうしたの、紗夜?」

 

「紡木さんは、『今井さん』って呼ぶんですね。」

 

「え?・・・・・・それが、どうかしたんですか?」

 

「いえ、今井さんなら名前で呼ばせていると思っていて。」

 

 

そんな人間なの?

 

 

「え?・・・・・・あ、ねぇ綾斗く~ん?」

 

「嫌です。」

 

「まだ何も言ってないよ!」

 

「どうせ、『名前で呼んで』って言うんでしょ?」

 

「お、おっしゃる通りで・・・・・・。」

 

「お断りします。」

 

「えぇ~~~!?」

 

 

無理だよ、同年代の異性を下の名前で呼ぶなんて・・・。

 

 僕はそそくさとギターを片付けてスタジオを出た。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




 
 
 はい、今回出した曲は紗夜さんの中の人のソロ曲『アナタがいるから』でした。『KDHR』に入ってるバラード曲だよ。ちなみに、アタシの別作品では紗夜が作詞・映司が作曲の設定でやろうとしてるのよ~。

 なんかさ、最近綾斗のキャラが『こんなんだっけ?』ってなるぐらい定まってないんだけど・・・・・・ちゃんと定まってる?


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16話

 
 
 ども~。今回の雑談ネタはね~・・・・・・最近のTwitter事情だな。もうさ~、ちょっと奥さん聞いてよ~!最近ね、咲野 皐月さんにね、『このサイト内で咲野 皐月が仲の良い人たちを集めたグループ』ってのを作ったのよ。そん中にね、何故かアタシが入ってんのよ。・・・・・・確かに、『新日常はパステルカラーの病みと共に』を先にちょろっと見せてくれる仲だけど、急に入れられて、他のメンバーは『You誰!?』だけどさ、メール見てたらかなりの大物ばっかよ。・・・・・・『イヤ』みたいに言ってるけど、ホントは嬉しいんです。口が悪いだけです。

 それとの~、最近『今日のログイン画面&60スターガチャ』ってやつを始めたの。ログイン報酬の画面と、有償60スターガチャの結果をスクショしてツイートするってやつ。やる気が続く限りやっていく。

 んじゃ、Youたち今日も見ちゃいなよ!







 

 

 

 

 

 今日は土曜日だけど、珍しく検査がある日だ。どうやら、最近外に出る回数が多いからか、ちょっと検査数を増やす事になったらしい。・・・・・・だが、今回の検査結果によるらしいけど。悪くなっていれば回数増加、変わらない・良くなっているならば回数は変わらないor減らすらしい。

 

 

「いや~新鮮だね~。綾斗くんが土曜日に来るなんてね~?」

 

「今日に検査を入れたのは先生でしょ?」

 

「まぁそうなんだけどね~?」

 

 

ここまでは話に出すような内容ではない。僕からすれば日常茶飯事だから。

 

 では、そろそろこのシーンを出す原因となる事について触れよう。

 

 

「・・・・・・で、なんでいるの?今井さん。」

 

「え?」キョトン

 

 

『え?』じゃないよ。あんたは関係ないでしょ?ここに来る必要ないでしょ?

 

 

「そうね、リサちゃんがここに来るのは初めてだっけ?」

 

「はい!今日は綾斗くんのボディーガードで来ました!」

 

「帰れー。」

 

「あらそうなの~!それじゃ、綾斗くんをよろしくね?」

 

「了解です!」

 

「人の話を聞けー。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 事の発端は昨日の夜、突然今井さんからメールが来た。『明日暇?』みたいな内容に『午後からなら空いてる』と返した。そしたら、『もしかして、病院?』って返事が来たから『そうだよ』って返した。

 

 するとあらビックリ。病院の入り口前に・・・・・・。

 

 

「おはよ、綾斗くん。」

 

 

今井さんが待ち伏せしていたのだ。

 

 

「今日は病院だから空いてないって送ったよね?」

 

「うん、見たよ。」

 

「しばらく暇だから近くのお店で待ってたら?」

 

「イヤ。コ〇ナになるかもしれないから。」

 

「病院の方が確率高いよ。それに、フィクション内でノンフィクションの事を言わないの。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 こんな感じで、追い返そうとしても無駄だったから諦めて横にいさせてる。

 

 

「この後はどうする予定?」

 

「家に帰ってギターの練習。」

 

「この後、知り合いの珈琲店に連れて行こうと思ってます!」

 

「そうなのね。綾斗くん、無理して食べ過ぎないようにね?」

 

「人の話聞いてる?」

 

「聞いてるわよ~、今から珈琲店に行くんでしょ?」

 

「全然聞いてないね。」

 

「さて!今日の検査は終わり。それじゃあ、楽しんできてね!」

 

「はい!行ってきます!」

 

「はぁ・・・。」

 

 

これから休日に検査が無いことを、深く強く祈るよ。こんなのが毎週あると疲れるから。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 で、連れて来られたのがこの『羽沢珈琲店』って店。雰囲気としてはおとなしい感じだね。

 

 

「さ、入るよ~。」

 

「はーい・・・。」

 

「もうちょっと元気出してよ!つぐみに心配されちゃうよ?」

 

「大丈夫です、『原因は今井さん』って言っとくから。」

 

「言わせないよ。」キリッ

 

 

絶対言ってやる・・・!

 

 

「いらっしゃいませ~。」

 

「こんにちは~。」

 

「リサ先輩!・・・・・・と、弟さん?」

 

「え?アタシの弟はもういないよ。」

 

 

今井さんの事情を知らない人がこのくだりを見たら、『悲しい過去を持ってたんだ・・・』ってなるよな。・・・・・・二次創作内ではたくさん弟がいるけどな。

 

 

「弟さんじゃないなら、その方は・・・・・・?」

 

「うん?う~ん・・・・・・アタシの彼氏!」ニヤニヤ

 

「えぇ!?」

 

「違いますよ。断じて違いますからね。僕はこんなギャルと付き合う気はありませんよ。」

 

「え!?そうなんですか!?」

 

「ゴメンゴメン、ちょっとつぐみをからかってみたくて・・・。」

 

 

入店から面倒なイベント起こしやがって・・・。

 

 とりあえず席に座って、まったりとコーヒーをいただくために注文を済ませた。

 

 

「ここのコーヒー、結構美味しいんだよ。」

 

「へー。」

 

「でもね、おねーさんショックだったよ。」

 

「何がですか?」

 

「あんなにも拒絶されるなんてさ。そんなにアタシと付き合うのイヤ?」

 

「さぁね~。」

 

「ちょっと、濁さないでよ。」

 

 

正直なところ、見た目はともかく付き合いたいと思うよ。家事はほとんど出来るし、面倒見もいいし。寿命あと僅かじゃなかったらきっと付き合ってるはずだ。・・・・・・知らんけど。

 

 

「それにしても、あの店員さんと知り合いなの?」

 

「うん、同じバンド仲間だよ。グループは違うけどね。」

 

「へぇー、あの人もバンドやってるんだ。『先輩』ってことは、今井さんより年下?」

 

「うん、1個下だよ。」

 

「へー。」

 

「可愛いでしょ~、うちの妹。」

 

「可愛いかどうかは置いとい──ん?」

 

「うん?」

 

「あ、夏さん!」

 

 

誰?

 

 

「こんにちは。可愛いつぐみの姉の羽沢(はざわ) (なつ)です。」

 

「は、はじめまして・・・。」

 

 

なんとなくだけど、ちょっとイッてる気がする・・・。でなければ、『可愛いつぐみ』とか言わないし。

 

 

「どぉ~?可愛いでしょ、うちのつぐみ。」

 

「そう、ですね。可愛い方かと──」

 

「でしょ~!あんなにがんばり屋なのに、私には頼ってくるんだよ~!もうそのギャップがたまんなくて~!」ニヤニヤ

 

 

あー・・・・・・この人、スイッチ入ったらヤベーイ・・・。

 

 

「そういえば夏さん、この後予定があるんじゃないですか?」

 

「え?」

 

「だって、明らかに出かける格好ですし・・・。」

 

「・・・・・・あ、そうだった!じゃ、またね!」

 

 

嵐のような人だな・・・。

 

 

「あの人ね、キーボード担当だけど、他の楽器も出来るんだよ。」

 

「そうなんですね。・・・・・・そうなの!?」

 

 

俗に言う天才ってやつか・・・。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




 
 
 ってわけで、『Cross Alcanna』様の作品『羽沢家の長女』から『羽沢 夏』を出させていただきました。・・・・・・前にコラボどうこう言ってたのはコレです。こっちだとちょっとシスコン感が強くなっちった・・・。まぁ許せ。

 それと、そのうち新作出します。・・・・・・新作って言えば新作だけど、違うって言えば違うんだよな。詳しくは、活動報告見て~。


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17話

 
 
 ヤホー。約1週間ぶりだね~。・・・・・・ホント申し訳ない!いやさ~、全然浮かばないんだもんね。これも、他のも。

 唐突だけどさ、今回アンケート取るよ。内容は、『最近の近況報告となってる前書きがいるのかどうか』です。・・・・・・Twitterやってないやつだっているでしょ?最近さ、Twitterで『星4出たー!』って書いて、こっち忘れるんだもん。・・・・・・ちなみに、この前のRoseliaイベは全部ゲットした。RASはガチャメンバーゼ~ロ~です。


 んじゃ、Youたち今回も見ちゃいなよ!







 

 

 

 

 

 今日も今日とて、今井さんに連れ去られてショッピングモールにいる。

 

 

「ちょっと!そんな言い方しなくてもいいんじゃない?」

 

「あの、ナレーション中なんで、ちょっと静かに。」

 

 

だが、今回はいつものショッピングモールではなく、少し離れた場所に来ていた。

 

 

「たまには、こういうとこも良いでしょ?」

 

「だから、ナレーション中なんで。」

 

 

だけど、問題は徒歩で行くには遠すぎる場所のショッピングモール。学生なら、体力があれば自転車、無ければ電車、性格が悪ければバイクがある。僕たちは今言った選択肢のどれにも当てはまらない。

 

 そう、『先生の運転』という大人の力を使ってここに来ていた。事の発端は午前9時30分頃、今日は休みだと言って朝食を作る先生に今日の予定を話したら、

 

「だったら送ってくよ。」

 

って言い出した。遠慮しようと思ったが、少し圧を感じてお願いした。

 

 

「ちょっと~、あたしが『圧のかたまり』みたいじゃな~い!せめて『愛のかたまり』にしてよ~!」

 

「先生、まだナレーション終わってないから。」

 

 

 そして、今井さんとの集合場所に着いたら、今井さんが突然、

 

「夕香さん、ちょっと遠くのショッピングモールとかって行けます?」

 

「うん、行けるよ~。おねーさん、乗りな。」キリッ

 

ってなって、現在に至るのでした・・・。

 

 

「終わった~?」

 

「はい、終わりましたよ。・・・・・・そっちも終わりました?」

 

「うん、終わったよ。」

 

「あのカバン、やっぱり可愛かったな~。」

 

「給料日前だから、あたしも手が出せなくて・・・。」

 

「「いいな~。」」

 

 

えー・・・・・・ただいま、さらっと学生たちのデートもどきに参加した先生が、今井さんと共にカバン屋でウィンドウショッピングをしていました。それも10分以上。僕は3分経つか経たないかの辺りですぐさま店の外に出て近くのベンチに腰をかけていました。

 

 

「それで、次はどこに行くんですか?」

 

「そうだね~・・・・・・リサちゃん、服見に行かない?」

 

「良いですね!」

 

「お金はあるの?」

 

「「その時考える!」」

 

「はぁ・・・。」

 

 

今井さんはともかく、先生まではしゃいで・・・。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 それから2~3時間後。

 

 

「疲れた・・・・・・。」

 

「休憩~!」

 

「綾斗くん、大丈夫?」

 

「疲れさせた人が聞きますか?」

 

 

服やらアクセサリーやらのいくつもの店を延々と回り続けて、ようやくフードコートで休憩が出来た・・・。

 

 

「アタシ、あそこのお店で飲み物を先に買ってきますね。」

 

「はーい・・・。」

 

「お二人は何か欲しいのありますか?」

 

「それじゃ~、あたしはアイスコーヒー。綾斗くんはアイスのココア?」

 

「ご名答。」

 

「それじゃ、あとこれ(千円)。足りなかったら後で渡すね。」

 

「は~い!」

 

 

元気だな・・・。

 

 

「綾斗くん、あたしだけの時は無理しなくていいよ。」

 

「・・・・・・何が、ですか?」

 

「キツいんでしょ?」

 

「・・・・・・まぁね・・・。」

 

 

やっぱりお見通しか・・・。

 

 

「途中から肩で息してたでしょ?なんで言ってくれなかったの?」

 

「・・・・・・楽しい雰囲気を壊したくなかった──「おバカさん。」痛っ。」

 

 

急にでこピンしないでよ・・・。

 

 

「あたしも、リサちゃんもとっくに察してたよ。綾斗くんが無理してるって。」

 

「・・・・・・。」

 

「大丈夫!あたしもリサちゃんも、この後はペース落とすから!」

 

「・・・・・・ちなみに──「お待たせ~!」・・・・・・はぁ。」

 

 

なんと間の悪い・・・。

 

 

「ありがと~!お金は足りた?」

 

「はい、なんとか足りましたよ!」

 

「さてと、ここにいるついでにお昼ごはんも食べちゃおっか?」

 

「さんせーい!」

 

「あの・・・?」

 

「「うん?」」

 

「この後、どんだけ回るの?」

 

「あたしは、ここのショッピングモール全部。」

 

「アタシもしたいな~って思ってた。」

 

 

まじですか・・・。

 

 

「それじゃあ、僕はあのステーキ屋にします。」

 

「「お~!」」

 

「綾斗くん、理由をどうぞ!」

 

「この後のために。」

 

「「え?」」

 

 

あんたたち・・・!

 

 この後、夕方までたくさんの店を周り、途中僕を人形にしてファッションショーをしたのは・・・・・・また別の機会に。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




 
 
 メタかったし、雑だったね。しゃーないよ、浮かばないんだもん。

 面倒だから、次回はこれの続きで。


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18話

 
 
 ども~、ENDLICHERIだよ~。気軽に『ケリー』って呼んでね~。・・・・・・書いといてアレだが、これなんの挨拶?

 さてと、気を取り直して・・・・・・、

祝え!他人に興味を持たず、口が悪いことで有名な売れない作者『ENDLICHERI』(の中の人)の生誕の日を!!

ってことで、私事ではありますが、アタシ誕生日なの。・・・・・・ハーメルンでは11月9日だけど、リアルは6月19日なのよ。ってことで、皆の者、我を祝うがいい。・・・・・・ごめんなさい、嘘です。


 それでは、Youたち早く本編見ちゃって!







 

 

 

 

 

 ビーフペッパーライス(※ペッパーランチのメニューの一つ)、意外と美味しかった。作者がハマるのも分かる。だけど、これをあと何回食べれるんだろう・・・?

 

 そんな事より、今一番警戒しないといけないのは・・・・・・

 

 

「こことかどう?」

 

「良いですね!・・・・・・あ!アタシここにも行きたい!」

 

「おぉ~!さっすがリサちゃん!」

 

 

この2人にどれだけ連れ回されるのだろう・・・?僕としてはもう恐怖でしかない。

 

 

「そういえば、綾斗くんって夏用の服ってあるの?」

 

「半袖とジーパン。」

 

「・・・・・・だけ?」

 

「それぐらいで充分でしょ?」

 

「綾斗よ、夏のファッションを教えてしんぜよう!」

 

 

先生?何をトチ狂った事を言ってらっしゃるのかしら?

 

 

「ここでそんなに服を買ったところで、僕の今の状態からして──」

 

「じゃあ、アタシとのデートにそんな普通の服で来るの?」

 

「なんであなたとデートしなきゃいけないの?」

 

 

しかも、『この後も何回もします!』みたいな言い方だよね?

 

 

 

「そうよ!リサちゃんがさらっと告白してるんだから、OK出しなさいよ!」

 

「そうです──って、えぇ!?」

 

「・・・・・・うん?」

 

「ゆ、夕香さん!?」

 

「あれ?違った?てっきり、綾斗くんのことが好きなのかと?」

 

「え、えっと・・・・・・それは・・・?」///

 

 

さらっと告白・・・・・・してたの?確かに、『デート』って聞いたら『カップルのすること』ってイメージだけど・・・。

 

 今井さんが僕を?・・・・・・ないないないない、今井さんが僕になんてミクロンもないよ。

 

 

「それで、どうなのよ?綾斗くんのことが好きなの?」ニヤニヤ

 

「おばさん、今井さんが困ってるから。」

 

「誰がおばさんじゃー!?」

 

「と、とにかく!ショッピングに行きましょうよ!」

 

 

そう言って、スタスタとショッピングモールを歩いていく今井さん。呑気に歩き始めようとした僕に、先生が顔を近付けてきた。

 

 

「リサちゃんの想いには、ちゃんと答えなよ。」ボソッ

 

「・・・・・・後々どっちも後悔しない展開なら。」ボソッ

 

 

いつ死ぬのか分からない僕には、とても荷が重い話だった。

 

 だが、そんな僕に追い討ちをかける展開が起きてしまった。

 

 

「リサちゃん、ちょっと本屋さん行ってきていい?」

 

「え?いいですけど・・・・・・。」

 

「ちょっと、医療系をね。2人は他のとこでもいいからふらふら見てて。」

 

「じゃあ、後でどっちかの携帯に連絡を。」

 

「そういう感じで♪あ、あとね~。」

 

「はい?・・・・・・っ!」///

 

 

先生が今井さんに耳打ちをする。そしたら今井さんの顔は一瞬にして赤くなり、先生は笑顔で本屋に入っていった。

 

 

「もう・・・!」

 

「またからかわれたんですね?」

 

「はぁ・・・。さて、どこに行こうか?」

 

「僕に案があるとお思いで?」

 

「それもそっか。・・・・・・あ!アタシたちも本屋に入ろ?」

 

「まぁ、構いませんが。」

 

「言っとくけど、アタシと同行・逃げるの禁止、ね?」

 

「はぁ・・・。」

 

 

逃げ道を失ってしまった・・・。

 

 先生は医療関係の本を見ているそうだが、今井さんは料理関係の本を見ている。僕は、今井さんの横で本の表紙のみを見ている。

 

 

「・・・・・・綾斗くんってさ、アタシみたいな女性は嫌?」

 

「何を突然・・・?身体が良好なら、逆にありがたいって思ってたでしょうね。あんまり家から出ない生活を送っていたかもしれませんし。」

 

「そっか・・・。アタシと付き合いたいって思ったりする?」

 

「一体どうしたんですか?・・・・・・まぁ、付き合いたいって思ったりしましたよ。でも、僕の命は短い。もしも付き合ったとしてもすぐに永遠の別れが来るはずです。」

 

「・・・・・・じゃあ、付き合おっか?」

 

「聞いてました?すぐに別れるかもしれませんよ?」

 

「それでも!・・・・・・綾斗くんと、付き合いたい。忘れたくないの、永遠に。」

 

「・・・・・・分かりました、しばらく仮ってことにしましょう。」

 

「ありがと──ん?仮?」

 

「えぇ。性格は真逆ですしね。」

 

「関係ないと思うけど?」

 

「それじゃあ、しばらく体調が良ければ、にしますか?」

 

「むぅ・・・・・・分かった・・・。」

 

 

こうして、さらっと告白してきた今井さんと仮の恋人関係になってしまったのであった。

 

 

「こうなったら、綾斗くんに似合う服を絶対見つけてやる!」

 

「急にどうした?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




 
 
 結局、着せ替え人形のシーンは書く気がなくなってヤメた。めんどいもん。見たかった奴らよ、諦めたまえ。これでもアタシはB型だから。

 んじゃ、おつモニ~。


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19話

 
 
 ヤホー、5日ぶり~。・・・・・・空いたな?

 さて、今回なぜか最後に前書きを書いた今回。ポピパの2ndアルバムに付いてるファンミの映像見ながら書いてますけど、『テスト』という名の歌詞がある回です。・・・・・・ちなみに、バンドリキャラの中の人の歌です。


 それじゃあ、Youたち見ちゃいなよ~♪







 

 

 

 

 

 あの日以来、今井さんのお節介が悪化した。ひどいほど僕の身体を気遣うようになってしまった・・・。なんて事を先生に話したら、

 

「良いじゃな~い♪あたしが見れない間はリサちゃんに任せようかしら?」

 

って言っていた。・・・・・・確かに、急に倒れるかもしれないけど、そこまで心配されるのもなんか嫌だ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 それは一応置いといて、今日は練習してきた課題曲のテストの日。・・・・・・この前の『アナタがいるから』の後、曲をベースに練習して、しばらくしたらちゃんと弾けるかのテストをする流れになった。

 

 

「綾斗くん、大丈夫?緊張してない?」

 

「してない、と言えば嘘ですけど・・・・・・演奏に支障が出るほどではありませんよ。」

 

「そっか~、それなら良かった♪」

 

「それよりも、氷川さんが未だにスタジオに来ない方が心配なんですけど。」

 

「え?・・・・・・あぁ、今委員会で忙しくて、もうちょっとしたら着くと思うよ。」

 

「お待たせしました・・・!」

 

「ほらね?」

 

「ほんとだ。」

 

「それでは、始めましょうか。()()さんのテストを。」

 

「・・・・・・何言いふらしてるんですか?」

 

「テヘッ♪」

 

 

・・・・・・ドキドキしないな。

 

 今回の曲はテンポとしてはミディアムぐらいの曲だから、落ち着いて弾けばミスをすることはない・・・・・・はず。

 

 

「それでは、今井さんは歌で参加してください。」

 

「また!?」

 

「大丈夫です、歌詞カードを用意したので。」

 

「そっちじゃない!」

 

「え?・・・・・・あぁ。ちゃんとコーラスは入ってますよ。」

 

「そっちでもない!」

 

 

はい、本番。今井さんの歌を聴きながら(読みながら)どうぞ。

 

 

「息が白くならなくなった 午前6時ひとり

 なにかを振り払うように 走り続けてた」♪

 

(コーラス)いったい誰だよ』♪

 

「時間が全て解決するなんて 慰めのひとつにもならない

 シャワー浴びてる時も

『いつでも』

 ベッドの中いるときも

『どこでも』

 思い出しては拳握ってる」♪

 

『消えないシルエット』♪

 

「もしも あと一歩あと一歩 進めていたら みたことない景色を」♪

『僕らはみれたんだろう?』♪

「あと一歩あと一歩 近くて遠い ゴール

『yeah』♪

 テープ

『yeah』♪

 僕らはまだ目指しつづけ もがいていく

『wow』

 それでも 進んでいく

『wow』

 一緒に」♪

 

 

・・・・・・文にすると、凄い読みづらいね。特にコーラスがあるとこ。

 

 

「もしも あと一歩あと一歩 踏み出せてたら みたことない世界を」

『僕らはみれたのかな?』

「あと一歩あと一歩 届いていたら もっと笑えていたかな?」♪

 

 

さて、最後のサビか。・・・・・・頑張らないと。

 

 

「もしも あと一歩あと一歩 進めていたら みたことない景色を」♪

『僕らはみれたんだろう?』♪

「あと一歩あと一歩 近くて遠い ゴール

『yeah』

 テープ

『yeah』

 僕らはまだ目指しつづけ もがいていく

『wow』♪

 それでも 進んでいく

『wow』♪

 一緒に 苦しんでも

『wow』♪

 止まらない 進んでいく

『wow』♪

 すこしずつ」♪

 

 

ジャーン・・・・・・と最後に弾いたらこれでおしまい。にしても、今井さん、やっぱり上手いね。さすがシンデレラなアイドルをしてるだけある。

 

 

「疲れた~!」

 

「お疲れ様です。・・・・・・って、今井さんが先に言うんですか?」

 

「普通、テストしてた僕が先に言うものですよね?」

 

「仕方ないでしょ?緊張したんだから~。これで酷かったらモカに申し訳ないんだもん!」

 

「なぜ青葉さんの名前を・・・?」

 

 

誰だよ『モカ』って・・・?まるで『心がぴょんぴょんする』ような作品に出てきそうな名前だね。

 

 

「それにしても、なんで氷川さんはギター抜きの音源を持ってるんですか?」

 

「それは・・・・・・()()()で色々ありまして・・・。」

 

「あっち?・・・・・・え?『あっち』ってなんですか?」

 

「それは、後書きで分かりますよ。」

 

「いやいや、分かりません。」

 

「まぁまぁ~。それじゃ、今日はこれでおしまい!」

 

 

あ、終わってしまった・・・。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




 
 
 はい、終わりっす。・・・・・・もうね、なんでこの歌にしたんやろう?、って思った。サビを書いてる時に。スマホで見たら読みづらいもん!まぁね、モカの中の人の歌なんで・・・・・・どっかで探して。

 それとね、アタシの別作品では紗夜さんがオリ主に詞を提供してるってポジションなんすよ。だから・・・・・・ね?ねっ?ねっ!?


 それじゃ、おつモニ~!


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20話

 
 
 Hey!みんな、元気かい?♪・・・・・・って、知ってる人いる?

 最近さ、この小説で「あ、この案良いな!」って思って、いざ書こうとしたら全然文にならんのよ。それどころか、ENDRECHERIのNewアルバム『LOVE FADERS』に入ってる『CREPE』を題材に『Take me to・・・』で1話書こうと思っちゃってんのよね~。


 それでは、Youたち見ちゃいなよ~♪







 

 

 

 

 

 今日から夏休み・・・・・・らしい。平日の朝から今井さんから連絡が来るんだ。それに、今は7月下旬だしね。

 

 

「だからと言って、こんな暑い日に外のカフェにいるのはどうかと思いますよ?」

 

「いーじゃん♪」

 

「良くないよ。」

 

「え?・・・・・・もしかして、身体に悪い?」

 

「エアコンが恋しくなる。」

 

「今から2時間ぐらいここにいよっか?」

 

 

いやいや、こんな日は室内にいるに限りますって。

 

 

「それで、こんな病弱な人をアホみたいに暑い場所に連れ出して何をさせるんですか?」

 

「言い方考えよ?それと、キャラが荒れてるよ?」

 

 

いや、だって・・・・・・。

 

 

「そろそろRoseliaのみんなに会わせたくてね。」

 

「・・・・・・はい?」

 

「大丈夫!紗夜もいるし、みんな良い人たちだよ。」

 

「また面倒事を・・・。」

 

「何、その言い方は?」

 

「寿命が短い人間に、さらに人脈を伸ばせって言うんですか?」

 

「ホントなら、Roseliaのメンバー以外にも絡んでほしい人がいるんだけど・・・・・・Roseliaメンバーだけで勘弁してあげるよ♪」

 

「まじか・・・。」

 

「それに、もう紗夜は来てるしね。」

 

「え?」

 

「こんにちは、ようやく気付きましたか。」

 

「・・・・・・ビックリして声が出るとこだった・・・。」

 

 

後ろを見たら鬼の形相みたいな顔をして立ってるんだよ。驚かないわけないでしょ?

 

 

「今井さん、今日は早いですね?」

 

「まぁね~。なんたって、彼を連れ出さないといけないからさ。」

 

「そうですか。」

 

 

今井さん、ウィンクしながら言う台詞ではないと思うよ。病人を半ば強制に外へ連れ出すなんて。

 

 

「あら?紗夜が早いならまだしも、リサがもう来てるなんて珍しいわね。」

 

「おはようございます、(みなと)さん。今日は今井さんの方が早かったんですよ。」

 

「ヤッホー友希那(ゆきな)。」

 

 

この銀髪の人と知り合いってことは、今井さんたちと同じバンドメンバーってことだよね?

 

 

「あなたがリサの彼氏?」

 

「そうだよ~。」

 

「僕に振った質問なのになんで今井さんが答えるんですか?初めまして、紡木 綾斗と申します。今井さんとは・・・・・・仮の恋人関係です。」

 

「えぇ~!?まだ『仮』とか言ってるの~!?」

 

「・・・・・・そう。私は湊 友希那。Roseliaのボーカルをしているわ。よろしく、紡木さん。」

 

「おっはようございまーす!」

 

「おはよう・・・・・・ございます・・・・・・。」

 

 

さらに、紫色のツインテールの娘と黒髪ロングの大人しそうな人がやって来た。

 

 

「あ!もしかして、リサ姉の彼氏?」

 

「そうだよ~。」

 

「そうだけど違うよ。」

 

「うん?・・・・・・あ、宇田川(うだがわ)あこって言います!『あこ』って呼んでください!」

 

「初めまして・・・・・・白金(しろかね)燐子(りんこ)、です・・・・・・。」

 

「初めまして、紡木綾斗です。」

 

 

銀髪でクールのボーカル担当の湊さん。

礼儀正しいギター担当の氷川さん。

ギャルで面倒見が良すぎる今井さん。

元気過ぎる妹キャラな宇田川さん。

物静かで人と接するのが苦手そうな白金さん。

 

う~ん・・・・・・バンドのコンセプトが分からない・・・。どう集まったらこんなバンドメンバーになるんだ?

 

 

「紡木さん。」

 

「はい?」

 

「あなた、リサを困らせてないでしょうね?」

 

「ちょ、ちょっと友希那?」

 

 

いきなり本題ですか?・・・・・・本題かどうか分からないけど。

 

 

「リサを泣かせるようなことをしたら、許さないわよ。」

 

「ちょっと友希那、落ち着いて・・・!ごめんね、アタシと友希那は幼馴染なんだよ。」

 

「いえ、大丈夫です。・・・・・・湊さん。」

 

「何かしら?」

 

「正直に言います。僕は必ず、今井さんを泣かせます。」

 

「っ!?」

 

「ですが、人は喜びや悲しみ、様々な感情の中で涙を流します。『流すな』って言われても『無理』としか答えれません。ですが、僕が今井さんの近くにいれば、今井さんは必ず悲しみの涙を流すでしょうね。」

 

「なぜ、そう言い切れるの・・・?」

 

「あなたたちには関係ないことです。それに、」

 

「っ!」

 

 

僕が言葉を続けようとするから、湊さんは少し身構えていた。だけど、そこまで身構える内容なんて、僕は話さない。

 

 

「今井さんのせいで僕が困っているんですけどね。」

 

「「「「・・・はい?」」」」

 

「え!?ちょっとちょっと~!?」

 

「現に、僕は自宅でエアコンから出る冷風を扇風機を使って風量を強くして浴びたいのに、今井さんは紫外線を浴びさせています。迷惑以外の何物でもありませんよ。」

 

「リサ・・・。」

 

「今井さん、またですか・・・?」

 

「友希那、何その憐れむような目は・・・?って紗夜まで!?」

 

「リサ姉、また~?」

 

「紡木さん・・・・・・今井さんが、迷惑をおかけして・・・・・・すみませんでした・・・・・・。」

 

 

今井さん、面倒見が良すぎるのが酷いんだな?

 

 

「では、僕はこれで。」

 

「ちょっと綾斗く~ん!!」

 

 

僕は今井さんをバンドメンバーに預けて、自宅でエアコンと扇風機を付けて残り1日を過ごしたとさ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




 
 
 いかがでしたか?Roseliaメンバーを全員出す予定は無かった。紗夜さんぐらいだけでいいかなって思ったけど、考えて書いてたら出しちゃった。

 んじゃ、おつモニ~。


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21話

 
 
 「ほんまにたよりにしてまっせ♪」・・・・・・「この歌詞知ってる!」って方、年齢がかなり上か、年齢詐称をしています。今一度、ご自分の年齢を再確認してみては?

 そんなアタシの最近の音楽は、ほとんどENDRECHERIのファンクミュージックよ。音楽に身を任せて乗ってれば良いだけだし。


 んじゃ、Youたち今回も見ちゃいなよ!







 

 

 

 

 

 今日も今日とて、また今井さんに呼び出された。しかも、「ギターと2日分の着替えも持ってきて」って言われた。今井さんの知り合い、女子しかいないから、お泊まりとかになったら即刻帰るんだけど・・・。

 

 

「あ、お~い!こっちこっち~!」

 

「・・・・・・あ、いた。って、マジか・・・。」

 

 

さっき、影ナレでなんか言ったのかな?世間で噂の『フラグ』と言うのを立ててしまったのではないよな・・・?

 

 視線の先に今井さんだけがいれば、驚くことはなかった。だけど、今井さんだけではなく湊さん、氷川さん、宇田川さん、白金さんの5人がいた。しかも、全員数日分の旅行バッグや楽器を持っていた。この流れ、なんとなく察してしまうんだが・・・。

 

 

「・・・・・・で、僕まで呼び出してどこに行くんですか?」

 

「う~ん・・・・・・コテージ?」

 

「何故疑問形なんですか?」

 

「実は、私も今井さんの意見に賛成したんです。」

 

「え、氷川さんも?」

 

「今井さんは紡木さんのお世話、私は紡木さんのギターの練習をするためです。」

 

 

正論かもだけど、正論にしてほしくなかった・・・。

 

 だが、これで納得したこともある。先生のことだ。先生はあんまり旅行とかには率先してOKって言わない。万が一、旅行中に倒れたら・・・・・・とかを考えているから。正直、僕も怖いって思う。もしも、旅行中に倒れたらどうすればいいんだろうか、なんて。

 

 

「それにしても、紗夜が彼にギターを教えていたなんてね。」

 

「そうですよ~!自分のことを優先しそうなのに。」

 

「宇田川さん、私をどういう人物として見てるのよ・・・?」

 

「あの、帰っていいですか?」

 

「ダ~メ♪」

 

「ダメです。」

 

「えぇ・・・。」

 

 

即答なの・・・?

 

 

「まぁまぁ、あや(にぃ)も楽しもうよ!あこ、あや兄のギター聴いてみたい!」

 

「氷川さんに比べれば、下手くそだ──って、何『あや兄』って?」

 

「え?あや兄はあや兄だよ。」

 

「ごめんね~、あこったらそういうとこがあるから。」

 

「え、そうなの・・・?」

 

「だって、お兄ちゃんみたいなんだもん。」

 

「どこが?」

 

「ごめんあこ、アタシもどこがお兄ちゃんっぽいのか分かんない・・・。」

 

「え~!?リサ姉なら分かると思ったんだけどな~?」

 

 

分かる方が異常だな。

 

 その後、電車に強制的に乗せられて、ストイック組で1組分の席に座り、残りの4人で1組分の席に座った。僕はその間、ずっと音楽プレーヤーを使って音楽を聴いていた。携帯からでも聴けるけど、外出する時は基本音楽プレーヤーからだ。

 

 

「あや兄は何を聴いてるの?」

 

「・・・・・・はい、何か言いました?」

 

「もぉ~聞いてなかったの!?」

 

「ごめんなさい、音楽に集中してたので。」

 

「じゃあもう1回言うね。あや兄は何を聴いてるの?」

 

「え、音楽ですけど・・・。」

 

「そうじゃなくて!!」

 

 

どうやら彼女は、僕がどういう音楽を聴いているのかを聞いていたようだ。ただ、会って2日の人間(しかも年上)にタメ口とは、なかなかな根性してるね。

 

 

「今は、氷川さんがくれた課題曲を聴いてるんです。」

 

「紗夜さんが?」

 

「はい、氷川さんが僕のギターの先生ですから。今は曲を決めて、その曲で練習して、氷川さんにその成果を見せるってことをしてるんです。」

 

「ちなみに、紗夜と綾斗くんを会わせたのはアタシなんだよ~!」

 

 

そこ、強調するとこなの?

 

 

「今は・・・・・・なんの曲を練習中なのですか・・・・・・?」

 

「今は、この曲です。・・・・・・タイトルだけ見ても分からないですよね?」

 

「う~ん・・・・・・あ!この曲知ってる!」

 

「はい?」

 

「わたしも・・・・・・知ってます・・・・・・。」

 

「そうなんですか・・・?」

 

「まぁ、紗夜が知ってる曲でテストに出す曲なんてね~・・・。」

 

 

そうなんだ・・・。Roselia内ではこの曲は知ってるのか・・・。

 

 その後、宇田川さんが氷川さんを質問攻めして、顔を真っ赤にしているシーンを見たが、その後は大人しく耳を塞いで外の景色を見ていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




 
 
 はい、ってことでRoseliaの恒例行事となってる・・・・・・らしい『コテージで強化合宿』に綾斗くんを入れてみました。ちなみに、ムフフな展開は起こす気がないので、期待しないでください。・・・・・・きっと起こさない。書くのが面倒だから。

 それとさ、ちょっとアンケートするよ。内容は、「さえチかKinKi、次に出す歌詞はどれがいい?」です。曲はね、決めてあんのよ。さえチからは『マーキング』か『7月のプレイ』、KinKiからは『愛のかたまり』か『ボクの背中には羽根がある』です。・・・・・・KinKiのは頑張って分かりやすいのにしたよ。


 それじゃ、おつモ二~!


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22話

 
 
 この前仕事中にさ、ドレガイザードファブニルさんの『今井姉弟とバンド物語』のリサ姉をテーマにした『KANZAI BOYA』の替え歌作ってたの。

今じゃもうヤンデレとなりました(いまじゃもう 魂となりました) 誰とも絡みがなくなり暇よ(誰にも名前つけられず暇よ) もう信じらんないよ(もう信じらんないよ)♪」

って感じで。・・・・・・ちゃんと仕事はしてるよ。そして、ドレさんと剛さん、すみません。

 最近、休みの日の恰好が酷いの。上はインナーだけ、下はジーパンのみ、靴下は履かない。もうね、「アタシは家から出ないわよ!!」って言わんばかりの恰好なの。・・・・・・買わなきゃいけない物があるんだけどね。


 それじゃあもう、Youたち見て行っちゃいなよ!







 

 

 

 

 

 今井さんたちRoseliaに連れられてきた場所はちょっと田舎っぽい場所で、ちょっと潮風を感じれるような場所だった。

 

 

「どう、綾斗くん?こういう場所も良いでしょ?」

 

「そうですね、日陰で風通りの良い場所なら大歓迎です。」

 

「またそんな事言って~。」

 

「日陰ならまだしも、日向って・・・。暑いんすけど・・・。」

 

「行くわよ。リサ、しっかりと紡木さんを連れてきなさい。」

 

「は~い。」

 

「なんであの人もそっち側なんだよ・・・。」

 

 

こんな暑い日に着替えの入ったちょっと大きいカバン持って、ギターケース持って行くなんて、地獄かよ?・・・・・・でも、あとちょっとしたら本当の地獄も見れるかもね。(嫌味)

 

 

「もぉ綾斗く~ん、そんな嫌なこと考えてないで、行くよ~!」

 

「はいはい。」

 

 

なんで考えてることがバレたんだ?

 

 コテージに着くと、荷物を泊まる部屋に置くことになった。

 

 

「・・・・・・。」

 

「・・・・・・?紡木さん・・・・・・?」

 

「綾斗くん、どうかした?」

 

「いえ、みんなスムーズに事をこなしているけど、僕の部屋はどこなんだろうって・・・。」

 

「え?・・・・・・あ。」

 

 

今井さん、今あなた『あ。』って言ったよね?まさか・・・・・・部屋がないの!?

 

 

「ゆ、友希那・・・・・・綾斗くんの寝室ってどこだっけ?」

 

「・・・・・・。」

 

「友希那?」

 

「リサ、なんとかしなさい。」

 

「えぇ!?」

 

 

あの人、自分の寝室に逃げやがったぞ・・・!?

 

 

「今井さん。」

 

「何、紗夜・・・?」

 

 

今井さん、なんであなたが落ち込んでるの?

 

 

「今井さんの部屋で、2人で寝るのはどうですか?」

 

「ちょちょちょ、紗夜!?」

 

 

あの人、なんて爆弾を投げてくるんだよ!?

 

 

「白金さんたちに比べれば、今井さんと紡木さんは一緒にいる時間が長いんです。それに、仮とはいえ恋人関係なのでしょう?一緒の部屋で寝るぐらいなら、どうということはないでしょう。私だって、場をわきまえていただければ何も言いませんから。」

 

「そ、そう・・・?紗夜がそう言うなら・・・・・・」///

 

 

今井さん、単純だな。

 

 

「あ、綾斗くん・・・・・・一緒の部屋で──」

 

「嫌です。」キッパリ

 

「うぅ・・・!なんでよ!?」

 

「あなたと一緒の部屋なんて、うるさすぎて寝れなさそうなのがイメージ出来ます。それぐらいなら、このリビングで寝ますよ。」

 

「えぇ~!?・・・・・・って、紗夜たちいつの間にかいないし!?」

 

 

僕は見えてましたけど、「ほっときましょう」とか言いながら自分の寝室に行きましたよ。

 

 

「それじゃあ、僕はここで。」

 

「え、綾斗く~ん!?」

 

 

無駄な体力は使いたくないからね。

 

 僕はリビング内の荷物を置いても邪魔にならない場所に荷物を置いて、ギターを取り出して練習をすることにした。幸い、このコテージ内は思ったより涼しいから、暑さを気にせずに過ごせれる。・・・・・・だけど、1つ気になったのは、Roseliaがリビングで演奏していることだ。僕もリビングにいたら、2つの曲が混ざってしまう可能性があったから、別の広い場所を今井さんに案内してもらい、そこでギターを弾いていた。

 

 

「・・・・・・あ。はぁ・・・、意外と難しいな・・・。」

 

 

この前先生が「音はしっかり聴いていかないと、上達しないぞ!」って言いながらそこそこ良いヘッドホンを渡してきた。いつも通りの言い訳を言おうとしたら、「大丈夫!あたしもそれ使うから!」っと言った。つまり、僕がいなくなった後に自分も使えるように買ったらしい。

 

 だけどこのヘッドホン、ハイレゾ音源も流せれるから、意外と音質を良くして聴けるからありがたい。

 

 

「・・・・・・なるほど、こうのこうでこう、かな?・・・・・・ダメだ、少し休憩。」

 

「こんなところにいたのね。」

 

「・・・・・・湊さん。」

 

 

部屋で寝転がると、リビングの方から湊さんがやって来た。

 

 

「向こうはいいんですか?」

 

「えぇ、今は小休憩中だから。あなたこそ、寝転がっているようだけれど?」

 

「集中力切れたから一度休憩中でーす。」

 

「そう・・・。隣、失礼するわね。」

 

「どうぞ。」

 

 

湊さんは僕が寝転がっている横に座った。僕は失礼のないように、身体を起こして座ることにした。

 

 

「寝転がっていてもいいのよ。」

 

「いえ、礼儀として。」

 

「そう。・・・・・・リサとは、どうやって知り合ったの?」

 

「え?・・・・・・いつも行くコンビニが今井さんのバイトしている場所で、このギターを買いに行った時にその楽器屋で偶然また会って、そこからギターを教えるって言われて・・・。そんなお節介な人に絡まれ始めたから、今現在今井さんに対する恋愛感情は・・・。」

 

「ふふっ、リサらしいわね。・・・・・・ねぇ、あなたは音楽は好き?」

 

 

唐突に今井さんとの関係を聞いてきたと思ったら、今度は音楽の質問か。

 

 

「音楽は好きですよ。・・・・・・ギターを始めるまでは聴く専門でしたけど。でも、好きなジャンルとかはなくて、有名な歌を聴いていただけです。」

 

「そう。・・・・・・なんでギターを弾いているの?」

 

「そうですね。弾きたいから弾いてる、じゃ駄目ですか?」

 

「・・・・・・いえ、悪くないわ。」

 

 

今、「そういえばそんな考えの人いたわね」みたいな顔してたんですけど。

 

 

「あなたは、歌は得意じゃないの?」

 

「え?」

 

「紗夜に聞いたわ。いつもテストの時、リサが歌っているそうね?」

 

「自信はないです、あまり歌ったこともないので。」

 

「そうなの?なら、今度のテストの時に歌ってみたら?」

 

「・・・・・・考えておきます。」

 

 

それだけ言って僕は立ち上がり、玄関に向かう。

 

 

「どこに行くの?」

 

「コンビニかスーパーです。飲み物を買いに行ってきます。」

 

 

いくら田舎っぽい場所でも、さすがにコンビニかスーパーはある。そう思って外に出たけど・・・・・・世の中そんなに甘くなかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




 ちょっと長くなっちった。今回は友希那と絡む回でした。

 さてさて次回は、お買い物の回だよ♪みんな楽しみでしょ?・・・・・・アンケートで聞こうとは思ってないけどな。その代わり、今出てるアンケートには答えろよ。


追記─

タイトル表記間違えてたから変えた。


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23話

 
 
 ども~。最近仕事の休憩時間に寝てしまうENDLICHERIだよ~。


 今アンケートやってる『次に出す歌詞』なんだけど、さえチの『7月のPLAY』とKinKiの『ボクの背中には羽根がある』が接戦なんだよね~。・・・・・・これを投稿した時にはどうなってるのか分かんないけど。
 そして、さえチの『マーキング』の票の少なさよ。あの歌も良い歌なんだよ、アタシの好きなタイプの歌なのに・・・。
 そして、みんな『ボクの背中には羽根がある』知ってるの?てっきり『ジャニーズ?知るかボケェ!』って奴ばっかかと・・・。


 さてさて、最近「ENDLICHERIの野郎、投稿頻度落ちてんな。あのボケ何しとんねん?」って思ってる人が多いと思います。・・・・・・今日はね、Roseliaのキャラくず上映会を楽しんでた。小説を放置して。・・・・・・もうホントすんません!頻度は気分で上下しますから!


 んじゃ、そろそろYouたち本編見といて~。







 

 

 

 

 

 前回、Roseliaの5人に田舎っぽい所にあるコテージに連れてこられた綾斗くん。友希那ちゃんと話した後、1人で買い物に行くのだが・・・?

 

「あれ、先生何してるの?」

 

何って・・・・・・ナレーションだけど。

 

「出番がないからって、そんな役割渡されたの?」

 

うるさーい!!

 

 

 

 

 

________________________________________

 

 

 

 

 

 今のネット社会はかなり進歩している。GPS機能をONにしていれば、どこにいても自分が地図上でどこにいるかがすぐに分かるから。だけど・・・・・・。

 

 

「・・・・・・まだなの・・・?」

 

 

田舎なせいか、一番近いスーパーがなかなか視界に映らなかった。

 

 

「しかも、暑いし・・・。」

 

 

日陰がどこにもないから、直射日光を浴びまくって汗が出始めてきた。

 

 

「あれ?あそこの人って・・・?」

 

「そう、だね・・・・・・。」

 

 

聞こえても蝉の鳴き声だけ。少し離れた人の声まで聞こえる、人がほとんど通らない見渡しの良いこんな場所で、倒れたくはないな・・・。

 

 

「あや兄~!」

 

「・・・・・・え?」

 

「あこちゃん、待って・・・・・・!」

 

「やっぱりあや兄だ!」

 

「はぁ・・・、はぁ・・・、やっと、追いついた・・・・・・!」

 

「2人とも、こんなとこでどうしたんですか?」

 

「あこたちは食材の買い出しだよ。」

 

 

こんな(見た目からしても)幼い子が、立派だね・・・。

 

 

「ちなみに、なんで僕がここにいるって分かったの?」

 

「あこたち知らなかったよ。ね、りんりん?」

 

「え?」

 

「はい・・・・・・友希那さんに・・・・・・『迷子になってる人がいるから、助けてあげて』って言われまして・・・・・・。」

 

 

・・・・・・ひょっとしなくても僕のことだよね、それ。

 

 

「まさかあや兄が迷子の人だったなんて~。」

 

「スーパーに・・・・・・行くんですよね・・・・・・?」

 

「ま、まぁ・・・。」

 

「それじゃあ、あこたちと行きましょうよ!レッツゴー!」

 

 

そう言って、歩いていく2人。僕は内心ホッとしながら2人についていった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 あこたち、大丈夫かな?でも、去年も来てるから問題ないよね?

 

 

「湊さん、敷き布団ってまだ1セットありますか?」

 

「確かあった気がするわ。それがどうかしたの?」

 

「いえ、紡木さんの分を先に用意しておこうと思いまして。」

 

「そうね、まだあこたちも帰ってこないでしょうから、今のうちにしましょうか?」

 

「お、さんせ~!」

 

「リサ、あなたは紡木さんのカバンを向こうの部屋に持っていって。」

 

「は~い!・・・・・・あれ?リビングでいいんじゃないの?」

 

 

綾斗くん、そう言ってたし・・・。

 

 

「機材とかもあるから、万が一を考えてよ。」

 

「あ、そういうことね。」

 

 

口ではああ言ってるけど、友希那も綾斗くんを心配してる・・・・・・んだよね?

 

 友希那と紗夜が布団を取りに行ってる間、アタシは綾斗くんのカバンを持って、綾斗くんがギター練習に使っている場所に行く。

 

 

「綾斗く~ん・・・・・・あれ?お手洗いかな?」

 

 

それにしても、カバンのチャックを開けっ放しにしてるなんて~、お姉さんに覗けって言ってるの~?・・・・・・冗談だけど。

 

 

「・・・・・・うん?なんだろ、このポーチ?」

 

 

ふと視線をカバンに向けた時、綾斗くんが使いそうにないポーチが入っていた。アタシはそれが何か少し気になって、綾斗くんや友希那たちがまだ来ないことを確認してポーチを開けた。

 

 

「・・・・・・っ!これって・・・!?」

 

 

中身を見た時、アタシは少し怖くなって、すぐにポーチを閉じて、一回何も見なかったことにして、友希那たちの様子を見に行った。

 

 

「やっぱり、綾斗くんは・・・!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ようやくスーパーに着いた僕と宇田川さんたち。

 

 

「るんたるんた~♪」

 

「はぁ~、涼しい~・・・!」

 

「紡木さん・・・・・・大丈夫ですか・・・・・・?」

 

「あ、はい。ちょっと疲れが・・・。」

 

「もしかして・・・・・・運動が苦手、なんですか・・・・・・?」

 

「まぁ、そうですね・・・。」

 

 

心臓に悪いからしない・・・・・・ってか出来ないんだけどね。

 

 

「2人とも早く~!」

 

「早く行きましょう・・・・・・。」

 

「そうですね。」

 

 

僕がカートを持って、2人は何も持たずにスーパー内を歩いていた。宇田川さんが先を歩いていく中、僕と白金さんはゆっくりと食材を見ながら歩いていた。

 

 

「そう言えば、Roseliaってどういう風に結成したんですか?」

 

「そうですね・・・・・・初めは友希那さんが氷川さんを誘ったことから始まりました・・・・・・。」

 

「えっ?今井さんが最初じゃなかったんですか?」

 

「はい・・・・・・幼馴染ですけどね・・・・・・。」

 

 

僕は、戻ってきた宇田川さんと共にRoselia結成の話を聞いた。

 

 

「意外と、大変だったんですね。」

 

「でも・・・・・・今としては、とても良い思い出です・・・・・・。」

 

「そうそう!おかげで、妾の闇の力もかなり強くなったのだ・・・!」

 

「・・・・・・そう。」

 

「反応薄っ!?」

 

 

いや、中二病を発症されてもどう答えたらいいのか分からないし・・・。

 

 

「そう言えば、あや兄は何か目標はあるの?」

 

「目標?」

 

「ほら、ギター弾いてるけど、目標があるのかな~って?」

 

「目標か・・・。」

 

 

死ぬまでの楽しみとしてやってるからな、弾けるようになるってこと以外、考えたことないな。

 

 でも、そう考えてる時に湊さんに言われたことを思い出した。

 

 

(「あなたは、歌が得意じゃないの?」)

 

(「今度のテストの時に歌ってみたら?」)

 

 

そんな言葉が急に僕の脳内に甦った。そのせいか、僕は自分でも思わなかったことを口に出してしまった。

 

 

「弾き語りとか、してみたいかも・・・。」

 

「弾き語り!?カッコイイ!!」

 

「・・・・・・え?あっ!?」

 

「わたしも・・・・・・楽しみです・・・・・・。」

 

「え?あ、いや・・・?はぁ・・・。」

 

 

収集つかなくなってしまい、ため息をこぼしてしまう。

 

 

「・・・・・・考えとくかな。」ボソッ

 

 

2人に言ってしまったから、真面目に弾き語りを考えないといけないな・・・。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




 
 
 いかがやった?リサ姉は何を見ちゃったんだろうね~?

 そして、綾斗くんは弾き語りをすることになりました!、まだロックとのライブ回もしてないのに・・・。

 ちなみにですが、次のENDLICHERI作品で更新されるのは『曇り蒼空と一輪の白薔薇』です。・・・・・・頑張って書いて出します。


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24話

 
 
 どうも~。最近ライダーとバンドリのクロス作品の投稿頻度が酷いほど遅くなっているケリーさんだよ~。なんならね、『ENDLICHERI』として出そうとしてたのはこれじゃなくて、クロス作品の方だったんだけどね~。・・・・・・無理でした!だから、ここで言います!ライダーは次の休みに頑張って出します!

 それとさ、Roseliaの2ndアルバム『Wahl』をフラゲでゲットしたんすよ!『Song I am.』めっちゃ良いよ!!是非、フルで聴いて!!

 それじゃ、アンケート結果も出すので、どうぞ!







 

 

 

 

 

 暑い中ようやくコテージに帰って来れた僕と宇田川さんと白金さん。荷物は僕1人で持つのを覚悟していたけど、2人が優しいせいか、3つある荷物を1つずつ持ってくれた。

 

 

「ただいま~!」

 

「ただいまでいいのかな?」

 

「帰ってきたから・・・・・・いいんじゃないでしょうか・・・・・・?」

 

「あれ?綾斗くんも出かけてたの!?」

 

「はい、飲み物を買おうと思って・・・。」

 

「だ、大丈夫だったの!?」

 

「ちょっと息切れしたけど、大丈夫でしたよ。」

 

「あこたちが一緒にいたからね!」

 

 

ふふん!と胸を張って自慢気に言う宇田川さん。まぁ、宇田川さんのおかげのところもあるから何も言えない。

 

 

「あら、帰って来たのね?」

 

「はい、湊さんの手回しのせいで。」

 

「私は何もしてないわよ。」

 

「うん?友希那、なんの話?」

 

「なんでもないわ。」

 

「にひひ・・・♪」

 

「うふふ・・・♪」

 

 

幼馴染の会話を聞いて、少し笑い声がこぼれる宇田川さんと白金さん。僕は荷物を持ってキッチンへと向かう。宇田川さんたちもそれに気付いてキッチンへ向かう。

 

 

「どこに入れなければいけない、とかはありますか?」

 

「特には・・・・・・決まってなかったはずです・・・・・・。」

 

「3人共、ちょっといいかしら?」

 

「はい?」

 

 

食材をしまっている時に、湊さんが話しかけてきた。

 

 

「この後、紡木さんのギターのテストをしない?」

 

「えぇ!?」

 

「なんで僕の個人の用をRoselia全員でやろうとしてるんですか?」

 

「リサと話していて、気分転換にどうかと思ったのよ。」

 

「あなたたちはそうかもしれませんが、皆さんは急に言われても──」

 

「あこ、あの曲みんなで弾いてみたかったんです!」

 

「──えっ?」

 

「わたしも・・・・・・たまに息抜きで弾いたりしているので・・・・・・弾けますよ・・・・・・。」

 

「えっ!?」

 

「なら、決まりね。」

 

「決めないで!」

 

 

何を皆さん弾く気満々になってんの?おかしいおかしい!いくら作者がRoseliaのライブ映像見ながら書いてるからって、ちょっとキャラ崩壊してるんじゃないの!?

 

 

「ほら、紡木さんも早く準備して。審査は私がやるわ。」

 

「違う違う、これはおかし──」

 

「早く準備しないと・・・・・・シメるわよ!」

 

「──・・・・・・はい。」

 

 

これが噂の圧ですか・・・。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 紡木さんとあこと燐子が出掛けた後、私はリサと紗夜に「紡木さんのテストを採点したい」と言った。そして、了承も得た。

 そしてさっき、紡木さんに「歌ってほしい」と頼んだ。・・・・・・正直、こっちは了承を得ることは出来ないと思っていたのだけれど、渋々了承してくれた。何かあったのかしら?

 

 そして今、少し練習したみんながスタンバイをして、準備が整った。もちろん、紡木さんの前にはマイクも用意されている。

 

 

「すぅ・・・、はぁ・・・。いつでも大丈夫です。」

 

「それじゃあ、行きますよ。」

 

 

あこがカウントを取り、曲を始める。リサに「朝日さんとコンビを組んでライブをする」ということを聞いたから、弾きながら出来ないと困るものね。

 

 

(リサ)照れてるとき髪かきあげる ボクの癖をからかうんだね

 寂しい午後 まばたきをして ほらこんなに近くにいるよ」♪

(綾斗)何かを言いかけて 海がおしゃべりをやめる

 悩んで沈んだ日々も そばにいればホッとした」♪

 

(2人)ずっと君と生きてくんだね ボクの背中には羽根がある

 どんな夢もかなう気がする 君を抱いて空も飛べる 嘘じゃないよ

 今、「幸福(しあわせ)」に触ったみたい」♪

 

 

今回も、リサが歌うことになっているけど、この曲は2人で歌う曲だから、片方はリサが歌って、もう片方は紡木さんが歌うことになった。

 

 そして、今回もショートバージョンでお送りするわ。・・・・・・私、これが初めてなんだけど。

 

 

(リサ)きっと君と生きてくんだね 胸に頬寄せて確かめる」♪

(綾斗)どんな辛い未来が来ても 二人だったら」♪

(2人)乗り切れるさ」♪

 

 

・・・・・・ちょっと、なんでリサはがっつりと紡木さんを見ているの?

 

 

(2人)ずっと君と生きてくんだね ボクの背中には羽根がある

 どんな夢もかなう気がする 君を抱いて空も飛べる 嘘じゃないよ

 今、「幸福(しあわせ)」に触ったみたい」♪

 

 

気を取り直して、彼の歌唱力・技術力を見て、ある程度の点数を付けることができたわ。

 

 

「・・・・・・ふぅ・・・、以上です。」

 

「お疲れ様。みんなも、お疲れ様。」

 

「いや~、楽しかったね~♪」

 

「そうですね、このメンバーでこのような曲を演奏するのも、たまには良いですね。」

 

「はい・・・・・・とても、楽しかったです・・・・・・。」

 

「あこも~!」

 

「みんな、少しは気分転換できたかしら?それと紡木さん、後でお話しましょうね。」

 

「えぇ・・・。」

 

 

なんで嫌そうなのよ?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




 
 
 いかがでしたか?今回披露した曲はKinKiさんの『ボクの頭には髪がある?』・・・・・・じゃなくて、『ボクの背中には羽根がある』でした。リサとデュエットでしたよ~。

 そんじゃ、おつモニ~!・・・・・・なんでモニカの挨拶をここでしてんやろ?


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25話

 
 
 ヤフー。・・・・・・いや、挨拶ですよ?

 さて、この前発売されたRoseliaの「Wahl」、めっちゃ良いよ!!特典のライブも見てね、もうアタシは満足よ。
 でもさ、キャラくずはおもろいよね。めっちゃ笑ってたもん。もう、あいあいがさ・・・w

 そうそう、次回は燐子小説を更新する・・・・・・予定だよ。

 さてさて気を取り直して、今回もアンケートあるから、どうぞ~。







 

 

 

 

 

 夕食を済ませた後、湊さんにさっきの演奏の評価をいただいた。ギターの部分だけなら良かったけど、まさかの歌の方まで採点させられた。・・・・・・終いには「朝日さんとコンビを組んでライブするなら、それぐらい出来るようにしなさい。」って言われたよ・・・。誰、その事を話した人は?

 

 まぁ、この話はその辺にして、僕の練習場所兼寝室(いつの間に?)に今井さんが静かにやって来た。僕は部屋から見える外の景色を眺めているが、今井さんが来たのは気配で分かった。

 

 

「・・・・・・綾斗くん、ちょっといい?」

 

「なんですか?朝日さんとの約束を言いふらしたことを謝りに来たんですか?」

 

「そうじゃなくて・・・・・・確かに言いふらしたけど。」

 

 

やっぱりあなたかよ。しかも「そうじゃなくて」って言ったよ!謝る気がないんだな!?

 

 にしても、今井さんのテンションが低い。何かあったのだろうか?

 

 

「やっぱり、怖いの?」

 

「・・・・・・残念ながら、夜暗くて怖いなんてことはないね。お化けが出るなんて思ってもない──」

 

「そうじゃなくて!・・・・・・その、やっぱり死ぬの、怖いの?」

 

「──っ、どうしてそう思ったんですか?」

 

「昼に偶然あのポーチを見つけて、中を見ちゃったの・・・。」

 

「・・・・・・。」

 

 

しまった、万が一のためにカバンの上に置いておいたのだけど、まさか今井さんが見てしまうとは・・・。

 

 

「・・・・・・ねぇ、ほんとのことを教えて。身体は大丈夫なの?もしも無理なら言って、すぐに夕香さんに連絡するから!」

 

「・・・・・・身体は、今はなんともない。でも、怖いよ・・・。」

 

「っ!」

 

「毎晩毎晩、『このまま目を覚まさなかったらどうしよう?』って考えるさ。だから、その『死』をネタにして、気持ちをごまかして今を生きている。でも、最近はそれが増えたんだよ・・・!」

 

「あ、綾斗くん・・・?」

 

「今井さんと会って、少し仲良くなってから、『今井さんが悲しんでしまうのでは?』まで考えるようになったんだよ・・・!」

 

「綾斗くん・・・・・・。」

 

「ねぇ、どうすればいいの・・・?教えてくれよ・・・!?」

 

「そういうことだったのね。」

 

「・・・・・・?」

 

 

僕のちょっとした本音をこぼした後、湊さんが部屋に入ってきた。その後ろには、氷川さん、宇田川さん、白金さんがいた。多分、今の話を聞いたのだろうな・・・。

 

 

「確かに、あなたがリサから離れれば、不安は和らぐでしょうね。でも、先のことばかり考えてないで、今を考えなさい。」

 

「っ・・・・・・。」

 

「死ぬのは、今すぐじゃないんでしょ?だったら、今を精一杯生きて、満足しなさい。そして、死ぬまでにリサを悲しませたら、許さないわよ。」

 

「湊さん・・・。」

 

「あこだって、まだあや兄とたくさんお話したいよ!」

 

「わたしも・・・・・・もっと、一緒にいたいです・・・・・・。」

 

「分かりましたか?紡木さんは、意外とRoseliaのみんなから好印象を受けているんです。もちろん、私もですが。」

 

「・・・・・・知りませんよ、こんな病原体と仲良くなっても?」

 

「上等じゃない。」

 

 

僕の最後の自虐も、湊さんに一蹴された。だからなのかな?この人たちと一緒に、残りの人生を謳歌しようって思えたのは・・・。

 

 

「・・・・・・分かりました。死ぬまで、よろしくお願いします。」

 

「綾斗くん・・・!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 偶然目が覚めてしまったわね・・・。しかも、夜中の1時なんて・・・。私は、1階に降りてリビングで少し水を飲むことにした。キッチンまでは何もなかったけど、水を飲んでいる時、ふと弦を鳴らす音が聴こえた。私は、その音がする方へ向かうと、そこで紡木さんがベッドに座りながらギターを弾いていた。

 

 

「寝れないのかしら?」

 

「っ!湊さんか・・・。」

 

「邪魔をしてごめんなさい。ちょっと、弦を鳴らす音が聴こえたから。」

 

「あ、ごめんなさい。気付かなくて・・・。」

 

「それより、何を弾いていたの?」

 

「湊さんに言われた通り、死んだ時のことを考えるのは止めにしました。でも、最後に1つだけ、死んだ後に残したいものがあって、それを練習しているんです。」

 

「何かの、弾き語りかしら?」

 

「察しが良いですね。」

 

 

なんとなく言ったのが、当たってしまったわね・・・。

 

 

「・・・・・・正直まだ未完成なんですけど、聴いてくれますか?」

 

「えぇ、良いわよ。」

 

 

そして、紡木さんはギターを構えて、鳴らし始める。そして、口を開いて、唄い始める。

 

 

「星の数ほどいる 人の中でボクは 偶然、あの日出逢い 恋に落ちたよ

 愛が苦しみだと もし教えられても ボクは迷わずに キミを選んだだろう」♪

 

 

最初の2フレーズぐらいで、なんの曲なのか分かってしまった。もしかしなくても、紗夜が教えたのね。

 

 

「この空で 数え切れない星が 生まれては 人知れず消えてゆくよ

 

 「キミヲアイシテル」そんなひとことが 飾らずに言えたなら どんなに楽なんだろう

 もう二度とキミを 泣かせたくないから 何気ない今日と云う日が ボクらの記念日」♪

 

 

紡木さんは1番のみを歌うと、そこで演奏が止まった。

 

 

「・・・・・・今は、まだここまでですけど。」

 

「そう。」

 

「どう、でした?やっぱり、まだ下手ですよね?」

 

「そうね、良いとは言えないわ。でも・・・・・・悪くない選曲ね。」

 

「え・・・?」

 

「ほどほどに頑張って。それじゃ、おやすみなさい。」

 

「お、おやすみなさい・・・。」

 

 

おそらく、リサへ送る歌なのでしょう。なら、『Anniversary』はピッタリの曲かもね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




 
 
 さて、いかがよ?もうね、「またお前歌詞出してんのかよ!?」って思っている人もいるでしょう。んやねん、文句あるかボケェ!?

 さてと、気を取り直して・・・・・・またアンケート出すよ。今回は、「ロックと綾斗のデュエットソングはどれがいい?」ってやつです。決めてもいいけど、一応・・・・・・一応!!読者の声も聞いておこうと思ってさ。
 歌振りは、アタシが勝手に決める。「こんな歌振りどう?」ってある人は、メッセージかなんか送って。


 んじゃ、おつモ二~!


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26話

 
 
 ヒーハー。((※ローテンション))・・・・・・いや、挨拶ですって。

 今月さ、金欠なの。「何を唐突に?」って思ったでしょ?いつもの雑談だから読んでよ~。
 金欠の原因がさ、この前のRoseliaの期間限定ガチャで頑張り過ぎたのよ・・・。おかげで今月どころか、来月も多分ヤバい・・・。

 あとさ、どうでもいいけど・・・・・・昼寝って良いよね?アタシも休みの日はよく昼寝するよ。16時から19時ぐらいまで。・・・・・・昼寝ってなんだろね?


 んじゃ、本編どぞ~。







 

 

 

 

 

 翌日、僕たちは今までと変わらない生活を送っていた。朝食を済ませた後、僕の状態を説明して空気を重くしてしまったけど、「今は大丈夫」と伝えて、みんなは今までと変わらない形で接してきてくれている。

 

 

「・・・・・・ふぅ、ちょっと休憩しようかな。」

 

 

氷川さんと話して決めた、次の課題曲を練習している。今回が初日だから、まだ慣れていない。だからなのか、ちょっと気疲れがね・・・。

 

 

「いた。あや兄ぃ~!」

 

「うっ!・・・・・・そんなに大声出さないでよ。」

 

「ねぇねぇ、あや兄って今までどんな遊びしてきたの?ゲームとか。」

 

「・・・・・・遊びなんて、中学の時に外で遊んだぐらいかな。ゲームは・・・・・・多分全然やってない、はず。」

 

「そっか~・・・。じゃあ、NFOも知らないんだね?」

 

「NFO?・・・・・・(N)んびり(F)呂で(O)れたい?」

 

「違うよ!(N)ファ(F)ンタジー(O)ンラインだよ!いい?NFOってのはね、──」

 

 

そこから30分ぐらい、宇田川さんからネットゲームの話を聞かされた。欠伸(あくび)をすれば「ちょっと聞いてる!?」っと怒られた・・・。途中、中二病みたいなことを言ってたけど、眠気に誘われていてあんまり覚えていない・・・。

 

 

「──ってことなんだよ。分かった?」

 

「う、うん・・・、だいたい分かった・・・。」

 

「・・・・・・起きてる?」

 

「なんとなく・・・?」

 

「あこ~?綾斗くん凄い眠そうだよ~、その辺にしたら?」

 

「えぇー?あこはただ、あや兄にNFOの説明をしてただけだよ。」

 

「宇田川さんの説明はある意味理解できないような説明なので、紡木さんがそうなるのも無理はないかと。」

 

「紗夜さんまで~!?」

 

 

僕が覚えているのはここまで。睡魔という怪物に負けて、僕の意識は夢の中へと落ちていった・・・。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 アタシと紗夜で、綾斗くんのいる場所へ行ったきり帰ってこないあこを呼びに行った。そしてら熱心に喋り続けるあこと顔が見えなくても眠そうなのが分かる綾斗くんが向かい合って話していた。

 

 

「それよりあこ、そろそろ練習始めるよ。」

 

「えっ?もうそんなに経ったの?」

 

「でなければ、私たちもこうして呼びに来ていません。」

 

「はーい。それじゃああや兄、そろそろあこ──(バタンッ)──あや兄!?」

 

「綾斗くん!?」「紡木さん!」

 

 

突然物音がして、音の発生源を見たら、綾斗くんが倒れていた。アタシの中で、綾斗くんが急に症状が悪化したのか?とか、今すぐに夕香さんに連絡しなきゃ!とか思い始めた。

 

 

「どうしよう、どうしよう!?」

 

「あ、あこ!落ち着いて!」

 

「?・・・・・・2人共、静かに。」

 

「で、でも・・・!」

 

「紡木さんが起きてしまいます。」

 

「「へっ・・・?」」

 

 

紗夜にそんな事を言われて、間抜けな声が出ちゃった・・・。そして、綾斗くんの方を見ると・・・・・・

 

 

すぅ・・・、すぅ・・・、

 

「ほ、ほんとだ・・・!」

 

「寝てるよ・・・。」

 

「しばらく、このままにしておきましょう。」

 

「はい。」「オッケー。」

 

 

アタシは近くにあった薄い毛布を綾斗くんに掛けて、そっと部屋を後にした。

 

 

「綾斗くん、お疲れさま。」

 

「今井さん、キスはしなくていいのですか?」

 

「えっ、紗夜!?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




 
 
 いかがでした?昼寝回。・・・・・・んな回じゃねぇけど。

 んじゃ、おつモニ~。アンケート答えてね~。


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27話

 
 
 ほにゃ~。・・・・・・挨拶よ。

 前回よ~、最後に紗夜さんにあんなセリフ言わせたでしょ~?そしたらよ~感想くれた人たちの3人中2人が「紗夜さん壊れた!」言うてたんよ。

 でもさ、アタシ知ってるの。紗夜さんがね、「水をWasser(バッサー)と溢しちゃった♪」ってギャグをかましてたのよ。・・・・・・詳しくは、Roseliaの2ndアルバム「Wahl」のブルーレイ付のやつに入ってる、ライブ「Wasser」を見てください。


 んじゃ、Youたち本編見ちゃってよ~!







 

 

 

 

 

 休憩明けの練習をしていき、午前の練習が終了した。

 

 

「それじゃ、そろそろお昼にしよっか?」

 

「さんせー!」

 

「そうですね。」

 

「リサ、紡木さんの様子を見てきたら?」

 

「えっ?」

 

「さっきから向こうからギターの音がしないのよ。」

 

「そうなんだ・・・。分かった、ちょっと見てくるね。」

 

 

友希那に言われて、アタシは綾斗くんの方へ向かった。そしたら、まだ寝てた・・・。

 

 

すぅ・・・、すぅ・・・、

 

「もぉ~・・・・・・しょうがないな~。」

 

 

少し寝る体勢を変えていたのか、身体から落ちている毛布を再び掛け直した。そして、綾斗くんの顔が見える位置に座って、アタシは綾斗くんの寝顔を見ていた。

 

 それにしても、よく寝るね~?あこの話を頑張って聞いたから・・・・・・だけじゃないんだよね?昨日、「眠るのが怖い」とか言ってたし。そんな不安が、綾斗くんの心を苦しめているんだよね?

 

 

「・・・・・・大丈夫。アタシがずっと、そばにいるよ。」

 

 

アタシは、綾斗くんの手を握った。少しでも気持ちが和らぐように、そう願いながら・・・。

 

 

うぅ・・・・・・今井、さん・・・?」

 

「あ、ごめんね綾斗くん。起こしちゃった?」

 

「ふぁ~・・・・・・っ!」

 

 

寝転がりながら伸びないの。・・・・・・くつろぎ過ぎでしょ?

 

 

「・・・・・・あれ?今何時・・・?」

 

「もうすぐ12時ってとこだよ。」

 

「そんなに寝てたんだ・・・・・・っ。」

 

 

お、ようやく上半身起こした。

 

 

「・・・・・・あんまり言いたくないんだけど、その服何?」

 

「え?・・・・・・いや、私服だけど。」

 

 

肩とか出てるけど、ちゃんとした服だよ。去年の合宿の時に似たような白い服を着てるんだけど、何か問題でもあるのかな・・・?

 

 

「自覚がないんですね。・・・・・・男には刺激が強いと思いますよ、特にかがんでいる時。」///

 

「えっ?・・・・・・っ!」///

 

 

アタシは咄嗟に腕で胸辺りを隠した。どうやら綾斗くんは、アタシの胸元を見ていたらしい。いや、選んだアタシも悪いかもしんないけど、それ言うの!?

 

 

「・・・・・・見たの?」///

 

「・・・・・・コンマ2秒ぐらい?でも見てはいない。見えそうだった。」///

 

「・・・・・・そう。」///

 

 

もう、なんでそっぽ向くの・・・!もしかして、意識してる・・・・・・訳ないよね?

 

 

「リサ、紡木さんは起きたの?」

 

「ゆ、友希那・・・!?」

 

「・・・・・・どうしたの?」

 

「な、なんでもない・・・!じゃ、じゃあまた後で・・・!」

 

 

ビックリした~!まさか友希那が来るなんて・・・!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 僕は見てない。・・・・・・うん、見てない見えてない大丈夫だ。

 

 

「紡木さん?」

 

「は、はい・・・!」

 

「・・・・・・顔が赤いようだけど、大丈夫?熱でもあるの?」

 

「い、いえ!大丈夫、です・・・・・・。」

 

「・・・・・・そう。そろそろお昼ご飯だから。」

 

「はい、ありがとうございます。」

 

 

・・・・・・行ってくれたか。

 

 ちょっと、先生に電話しようかな?「女子相手にハプニングが起きた時の対処法」を。・・・・・・止めておこう、からかわれる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




 
 
 リサ姉の服って、攻めてるやつ多いよね~?かがめば見えるんちゃうか?ってやつ。Youたちもそういうの好きでしょ?

 次回更新した24時間後、アンケートを終了しやーす。


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28話

 
 
 ふにゃ~。

 最近の休日はホント酷いよ。ガルパはログボだけ貰って、飽きるまでFF14やってるからね。今ね、『フリーカンパニー』っていうギルドというかチームというか、そんなのに入れてもらったの!周り8割ぐらいがレベルMaxだけど・・・。

 これを書いてる時にさ、アタシのウォークマンがさ、『Takin' my Heart』のあとに『HELL! or HELL?』流しやがった・・・。テンションの緩急が酷いよ・・・・・・。


 んじゃ、Youたち今回も見ちゃって。







 

 

 

 

 

 2日目の昼食は、僕にとって半ば地獄だった・・・。

 

 

「あこ、このお肉いただき~!」

 

「紗夜~、野菜の方も焼けたよ~!」

 

「分かりました。白金さん、お皿はありますか?」

 

「はい・・・・・・大丈夫です・・・・・・。」

 

「このお肉は食べていいのかしら?」

 

「うん、いいよ。」

 

 

こんな暑い日に限って外でバーベキューなんだから・・・。

 

 

「紡木さん、そんな日陰にいると、食べる分が無くなりますよ?」

 

「・・・・・・なんで外でバーベキューなんかしてるのさ?」

 

「夏の思い出作りだよ、あや兄!」

 

「そうだろうけど、僕は暑いのは嫌なんですよ。」

 

「はぁ・・・、仕方ありませんね。お皿、貸してください。」

 

「え?あ、はい・・・。」

 

 

そう言うと、氷川さんは僕のお皿に肉や野菜を盛って、僕の方に持ってきた。

 

 

「はい、お待たせしました。」

 

「あ、ありがとう・・・。珍しいね?」

 

「恋人さんの様子がおかしいので、代わりに。」

 

「恋人?・・・・・・そういや今井さんは?」

 

「あちらで、まるで紡木さんと顔を合わせたくないかのようにずっと焼き肉の番をしていますよ。」

 

 

氷川さんの視線の先に今井さんがいた。僕も今井さんを見ると、なんだか顔を少し赤い感じがしていて、僕の方を全然見なかった。

 

 

「・・・・・・申し訳ありませんが、仲良くなったり離れたりするのは勝手ですが、Roseliaの音楽活動に支障をきたさない程度にしてくださいね?」

 

「は、はい・・・。」

 

 

傍から見ても、僕と今井さんの中に何かあったのか分かるんだ・・・。

 

 

「それと、次からは自分で取りに行ってくださいね。今井さんほどお人好しではありませんので。」

 

「はい、努力します・・・・・・。」

 

 

とりあえず、皿の上にある物を日陰で食べることにした。もうちょっとレアの方がいいかな?

 

 

「・・・・・・仕方ない、取りに行くか。」

 

 

今さっきの分が終わったから、今井さんが管理しているバーベキューのコンロへ向かった。

 

 

「今井さん、まだある?」

 

「うん、あるよ──って、綾斗くん!?」

 

「・・・・・・今井さん、さっきのことなら謝るよ。周りにも心配がられていて、あまり嫌な展開にはしたくないんだ。」

 

「そ、そうだよね・・・。アタシも、ごめんね。」

 

「それじゃ、レアぐらいの肉をください。」

 

「え?」

 

「いや、『え?』じゃないですよ。さっきの食べてたら、ちょっと焼きすぎな気がしたんで。だから、レアぐらいの焼き加減の肉をください。」

 

「いやいや!ステーキならまだしも、焼き肉だよ!バーベキューだよ!お腹壊すかもしれないから、レアはダメ!」

 

「いや、それぐらいならいいでしょ?」

 

「ダーメーでーす!!綾斗くん、このまま帰宅じゃなくて入院になるよ!」

 

「その時はその時ですよ。」

 

「それだと遅いでしょ!?だからダーメ!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 遠回しに今井さんと仲良く・・・・・・とは言いましたが、何も夫婦漫才をしろ、とは言ってないんですけど・・・。

 

 

「紗夜、あなた何を言ったの?」

 

「私はただ、遠回しに『今井さんと仲良くしてください。』と言っただけです。・・・・・・こんな展開になるとは思っていませんでしたが・・・。」

 

「・・・・・・そうね・・・。」

 

 

私は2人の夫婦漫才を見ながら、網の上の食材が焦げてないか心配になってきました・・・。

 

 

「リサ姉、このお肉焦げてるー!」

 

 

ほら、やっぱり・・・。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




 
 
 はい、仲直り。そして痴話喧嘩。・・・・・・平和っていいよね?

 それじゃ、28日の21時でアンケート終了な。


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29話

 
 
 イッニッシャール!・・・・・・いや、今聴いてるから。

 アンケート終了したけど、なかなかな結果だね。Roseliaがダントツ1位って・・・。そして、ボロクソのKinKi・・・。正直、『Step×Step!』が1位だと思ってたんだけどな~。

 それと、前回更新した分の感想をくれた人の中に「エキセントリックなイメージ」って言われたの。アタシ、バカだからその意味を知らなかったの。で、調べたの。『風変わりな』とか書いてあった・・・。アタシ、遠回しに変人って言われた・・・。


 んじゃ、Youたち見ちゃいなよ!







 

 

 

 

 

 昼食というなのバーベキューも終わり、僕はしばらくリビングでくつろいだ後、練習部屋兼寝室に戻った。その途中、Roseliaの楽曲を聴いてきた。思ったより良い歌だと思ったよ。技術が高い、素晴らしい歌で、素晴らしいバンドだと思った。

 

 だけど、それを聴いたせいか思い出してしまった。

 

 

 

 

 

 『朝日六花さんとギターでコンビを組んで演奏する』約束を。

 

 

 

 

 

また面倒な事を思い出してしまった、とつくづく思うよ・・・。でも、思い出したんだから、いい加減実行しないとね。自画自賛したくないけど、僕だってあれから上手くなってるんだ。かなりの実力派バンドらしいラス(?)にいる朝日さんにもなんとかついていけるはずだ。

 

 そう思ったら、忘れないうちに連絡しよう。一応、彼女の連絡先は交換させられていて、持ってるからね。

 

 

『Prrr...(着信音)』

 

「・・・・・・今、忙しいのかな?」

 

『も、もしもし・・・?』

 

「もしもし、朝日さん?紡木ですけど。」

 

『つ、紡木さん・・・!?おおお、お久しぶりです・・・!』

 

「う、うん・・・。」

 

 

そんなに驚くことかな・・・?

 

 

『あ、あの!ほんの少しだけお待ちいただけますか!?』

 

「いいけど・・・・・・かけ直しましょうか?」

 

『いえ!スタジオから出るだけなので・・・・・・(ロック、どこ行くの!?)ごめんなさい、少し電話してきます・・・!』

 

 

丸聞こえ・・・。にしても、今随分と幼い感じの声が聞こえてきたけど・・・・・・一緒にバンドやってる人なのかな?

 

 

『・・・・・・お待たせしました!』

 

「僕の方こそごめんなさい、練習中だとは思わなくて。」

 

『いえ、練習中に電話に出てはいけないなんてルールはないので、大丈夫ですよ。』

 

「誰も、縛りが厳しいことは言ってないけど・・・。」

 

『す、すみません・・・。でも、珍しいですね?紡木さんが電話してくれるなんて。』

 

「うん、そろそろいい加減に朝日さんとの約束を果たさないとな、と思って・・・。ほら、『一緒にギターで演奏する』って約束。」

 

『覚えててくれたんですね・・・!嬉しいです・・・!実は、何度か連絡しようと思ってたんですけど、迷惑ではないか、っと思ってしまって、連絡できなかったんです・・・。』

 

「そうだったんだ、ごめんね。」

 

『い、いえ・・・!紡木さんが覚えててくれて嬉しいです!』

 

 

ほんとはかなり忘れてたなんて、ここまで来ると言えないな・・・。

 

 

「とりあえず、今Roseliaの合宿に付き合わされているから、戻ったらまた連絡しますね。」

 

『はい、お待ちしてますね。失礼します。』

 

「はい。・・・・・・ふぅ。」

 

 

これで、戻っても暇にはならないな。

 

 

「へぇ~、忘れてたくせに~?」

 

「結果良ければ全て良し、って言いますよ。だから──って、今井さん・・・?」

 

「ちょっと、なんで『げっ!?』って顔をするのさ!?」

 

「いや、いかにも口軽そうだし・・・・・・そんな人に聞かれたと思うと・・・・・・ねぇ?」

 

「これでも秘密は隠す方だよ!そんな事言うと、六花に言っちゃうよ~?」

 

「ちょっ、それは勘弁してくれ・・・!」

 

 

電話のタイミング、僕の方が間違っていたようだ・・・!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




 
 
 この回、前回を更新した1時間後ぐらいに書き終えた・・・・・・。


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30話

 
 
 アイス食べて~!クーリッシュのチョコ味が欲し~い!

 さて、今回で合宿編は終了です。・・・・・・最後雑になっちった。しゃーないよね?深海少女とかをずっと聴いてるんだから!


 では、Youたち見ちゃって。







 

 

 

 

 

 僕の考えはどうしてこうも浅はかなのだろう?イメージとして、合宿は1泊2日ぐらいのものだと思っていた。でも、彼女たちは2泊3日すると言っている。・・・・・・というか、計画して実行していた。

 

 

「あや兄~、一緒に花火やろうよ~!」

 

 

まさかの2日目の夜に市販の手持ち花火をするなんて、誰が想像できるよ?だってこれ、合宿なんでしょ?

 

 

「まぁまぁ、これ持って楽しもうよ。ね?」

 

「・・・・・・今井さんもそっち派なのね?」

 

「せっかくだし、夏の思い出も作っておかないとね?」

 

「はぁ・・・。」

 

 

シンプルな手持ち花火を持たされ、それに火を付けた。

 

 

「・・・・・・。」

 

「どお?楽しい?」

 

「・・・・・・綺麗だな、としか。」

 

「でもね、この花火はこれで終わりじゃないんだよ。」

 

「?・・・・・・どういう事ですか?」

 

「それは──ほら、変わった!」

 

「え?・・・・・・あ。」

 

 

普通の色の花火だけかと思ったけど、色が変わるタイプの花火だったみたい。思ったより綺麗で、ちょっと声を出してしまった。

 

 

「綺麗でしょ?」

 

「うん・・・。」

 

「他にもあるよ。どれがいい?」

 

 

今井さんの思うがままになったけど、意外と花火も楽しめれた。途中、宇田川さんが小さい打ち上げ花火まで用意してきたのにはちょっと驚いたけど・・・。僕は線香花火が好きかな、静かだし・・・。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 花火も終えて、僕は風呂から出た後、自分の部屋に戻った瞬間に電話がかかってきた。画面を見ると、先生からだった。

 

 

「もしもし。」

 

『もしもし綾斗くん?元気にしてる?体調はいい?』

 

「はい、今のとこは全くというほど。」

 

『そう、それなら良かった。』

 

 

電話開始早々に僕の心配をしてきた。やっぱり、薬を持たせるだけのことはあるね。

 

 

『それより、Roseliaのみんなやリサちゃんに迷惑かけてない?』

 

「その辺は大丈夫ですよ。・・・・・・みんな、僕のことを全て受け入れてくれたようですし。」

 

『えっ!?みんなに話したの!?』

 

「話した、というか・・・・・・聞かれた、というか・・・?」

 

 

僕はその時のことを先生に話した。

 

 

『そうだったんだ・・・・・・。』

 

「すみません、勝手に話して・・・。」

 

『いいよ、みんな心配だったんだろうしね。何より、あたしはリサちゃんとの仲を壊したんじゃないかと聞きながら心配してたよ~。』

 

「身体じゃないんですね。」

 

『身体が大丈夫でも、心が大丈夫じゃなかったら、病気に勝てないよ?』

 

「元々勝てる病気と戦っていませんけどね。」

 

『あはは・・・。あ、ごめんね。呼ばれたからそろそろ切るよ。』

 

「今日は夜勤ですか。お疲れ様です。」

 

『明日、お土産話を楽しみにしてるからね。』

 

「あまり期待しないでくださいね。では、おやすみなさい。」

 

『おやすみ♡』

 

 

・・・・・・なんか一瞬、凄い悪寒が襲ってきたけど、何もなかったことにしよう・・・。

 

 その後、僕は昨日も弾いた『Anniversary』を弾いて、布団に入った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




 
 
 おっかしいな~?あこを出そうと思ったのに、ほとんど出てない・・・。ま、いっか。


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31話

 
 
・・・・・・アカン、オモロい挨拶が浮かばん。

 さて、この前紗夜のドリフェスのやつ出た。「今さら!?」とか言うなよ!自分でも思ったんだから!


 書くこともうないからYouたち行っちゃって!







 

 

 

 

 

 ようやく暑い合宿も終わり、僕は普通の生活に戻った。でも、僕としては死ぬまでにやらなければいけないことがまだ残っている。そのために、今はある人との待ち合わせ場所に向かっている。・・・・・・一応、今日も病院へ行った後である。

 

 

「えっと・・・・・・この辺、だよね?・・・・・・どこ?」キョロキョロ

 

 

待ち合わせ場所の名前は『ライブハウス Galaxy』で、そこに朝日さんがいるらしいんだけど、そのライブハウスがどこにあるのかが分からない・・・。

 

 

「・・・・・・あ、紡木さーん!こっちですー!」

 

「え?・・・・・・いた。って、地下なの?」

 

 

まさかの八百屋の横にある下へ続く階段から僕が待ち合わせしている人が出てきた。

 

 

「ごめんなさい、GalaxyはCiRCLEと違って地下にあるので・・・。」

 

「僕の方こそごめんなさい。ライブハウスのイメージがCiRCLEしかなかったので・・・。」

 

「いえ・・・。それより、中に入りませんか?」

 

「そうですね。」

 

 

僕は朝日さんの後ろについて、『ライブハウス Galaxy』に入る。

 

 

「今はお客さんいないので、ゆっくり話せますよ。」

 

「・・・・・・人気ないの?」

 

「大丈夫ですよ!ライブをすれば、ちゃんとお客さん来ますから!」アセアセ

 

「いや、そんなに慌てなくても・・・。」

 

 

ちょっと・・・・・・からかいがいのある面白い人だね。

 

 

「それで、約束のライブなんだけど・・・・・・本当にライブするの?」

 

「最初は路上とかでこっそりやろうと思ってたんですけど、オーナーに話したら『Galaxyでやったら?ってかやろうよ!』とか言われちゃって・・・・・・。」

 

 

なんだろう、ノリがCiRCLEの受付の人と同じなんですけど・・・?

 

 

「・・・・・・まぁ、ここなら別に構わないかな。で、何を演奏するの?」

 

「実は、色々考えてたんですけど、ポピパさんの曲しか思いつかなくて・・・。」

 

「ポピパ?」

 

「えっ?」

 

「え?何、有名なの?」

 

「ポピパさんを知らないんですか!?」

 

「ご、ごめん・・・。」

 

 

何、本当にそんなに有名な人たちなの?

 

 

「ポピパさん、正式には『Poppin'Party』さん。ポピパさんは──

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

──ってバンドなんですよ!」

 

「へ、へぇ~・・・。」

 

 

とりあえず、なんかすごいバンドだってことは分かったけど、朝日さんの威圧感に負けて、貧血みたいな症状が出てきたんだけど・・・?

 

 

「・・・・・・って、ごめんなさい!1人でずっと喋っちゃって・・・!」

 

「い、いえ・・・・・・大丈夫だよ。それより、曲はどうします?僕が知ってるのは、氷川さんがくれた課題曲とRoseliaの曲ぐらいです。」

 

「わたしはRASかポピパの曲しか・・・。でも、Roseliaさんの曲はそこそこ分かりますよ。」

 

 

なんて、幸先不安でしかない2人はRoseliaの『Sanctuary』を演奏することに決めました。だけど問題は、これを5日で仕上げなければいけないのだ。・・・・・・鬼!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




 
 
 ってことで、多分5日後に更新しま~す。・・・・・・期待しないでね。


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32話

 
 
 この前よ~・・・・・・あ、挨拶ネタはもう出てこないから止めた。

 で!この前よ~、ある人が「文面見ると変人だね。だけど、卑屈に捉えないでね!」とか言われたんだけど、正直に言うと、普通って言われるよりは嬉しいのよ。普通でつまらんの書くよりは、変で面白いって思われる方がいいでしょ?小説書いてる人なら分かるかもしんないけど。

 で、そんな変人さんは、別作品でサブのようなメインで書いている『曇り蒼空と一輪の白薔薇』で明らかに普通の人が選ばないジャンルの曲を出しちゃうんですよ。・・・・・・文字だけだと分かんないけどね。


 では、Youたち見ちゃってよ!







 

 

 

 

 

 ようやくRoseliaさんの『Sanctuary』が歌も合わせて結構完成したから、最後の打ち合わせをしている。

 

 

「──って感じです。」

 

「はい。・・・・・・本当に僕と朝日さんだけなんですね?」

 

「はい・・・・・・恥ずかしいですけど。」

 

 

あはは・・・、と言う朝日さん。その割には『いつでも本番どうぞ』みたいに構えているんだよね。やっぱり、慣れてるのかな?

 

 

「わたしも、正直慣れてないんですよね、こういうのは。」

 

「そうなんですか?」

 

 

あれ?もしかして、考えてることバレてる・・・?

 

 

「最近はRASの皆さんとステージに立ちますけど、1人や2人は無いので・・・。」

 

「・・・・・・それもそうですね。」

 

 

そんな他愛のない話は、僕の心の緊張を少しぐらいほぐしてくれた。

 

 

 

 

 

 そして、いよいよライブの時間。お客さんはあまりいないと聞いた。多分、毎日来る常連か、朝日さんのファンだろう。

 

 

「そろそろ行きましょうか?」

 

「はい・・・!」

 

 

覚悟を決めたのか諦めたのか自分でも分かんないけど、僕は緊張してないような素振りをしながらステージに行き、既に用意してある椅子に座った。もちろん、ギターを持って行動している。

 

 

「ロックー!がんばれよー!」

 

「RASに恥じない演奏しなさいよ!」

 

 

あれは・・・・・・朝日さんの知り合いかな?ってか、『ロック』って・・・?

 

 

「綾斗く~ん!がんばってーーー!!」

 

「あや兄、がんばれーーー!!」

 

 

えっ、今井さんと宇田川さんまでいるじゃん・・・。ってか、Roselia全員だよね?声出してないけど、他の3人もいるし・・・!

 

 

「ワン、ツー、スリー、フォー。」

 

 

僕のカウントで互いにギターを弾き始める。

 

 

(綾斗)光飾る 夜のしずくが 過ぎた日々を乗せ

 色を放つわ それは鮮やかな景色で

 分かったようなフリはしないよ 誓う...傷跡受け入れて」♪

 

(六花)もう二度と、」♪

 

(綾斗)もう二度とこの手で間違えたくない」♪

 

(2人)Dearest...You are my Dearest 交わす 夢のPrism

 芽吹く音色たちが織り成す」♪

 

(綾斗)ここはSanctuary」♪

 

(2人)ひとつひとつ 触れた ひとつひとつ 大事に 澄んだ水鏡は 未来へ」♪

 

(綾斗)私たちを映す」♪

 

 

朝日さんは基本コーラスとして歌声を披露する。ギターソロのパートも朝日さん。僕は歌をメインで、朝日さんだけだと厳しいパートを弾いているぐらい。

 

 

(綾斗)Dearest...You are my Dearest 満ちる 微笑みが今

 共に重ね合った 確かなものを見せたんだ」♪

 

(2人)Dearest...You are my Dearest 交わす 夢のPrism 澄んだ水鏡は 未来の」♪

 

(綾斗)私たちを照らすよ Ah~!」♪

 

 

ちょっと・・・・・・いや、結構省いたけど、客席からは会場にしては少し多いような拍手が贈られてきた。もっとも、Roseliaの2名ほどと朝日さん側の人たちの拍手がやかましそうなんだけどね。

 

 

 

 

 

「いや~最高だったよ綾斗くん!」

 

「どうも。・・・・・・ここでやる、なんて教えてないよね?」

 

「ロックに聞いた。」

 

「朝日さん・・・。」

 

「す、すみません・・・!」

 

 

ライブも終わり、僕と朝日さんは控え室に来ていた。そこには、今井さんと・・・・・・なんか、金髪ヤンキーみたいな人が・・・。

 

 

「今日も結構ロックしてたな!」

 

「そ、そんな事は・・・!」///

 

 

その割には、頭が心配なんだよね。学力的に・・・。

 

 

「・・・・・・そういえば、今日はまだライブがあるんですか?」

 

「あ、はい。なんでも、最近かなり人気なバンドらしくて・・・。」

 

「へぇ・・・。」

 

 

控え室にあるテレビに、ステージの状況が映っていた。そこには、6人の男女がそれぞれの楽器を持って演奏していた。・・・・・・ってか、1人トロンボーンじゃない!?

 

 

「い、今井さん・・・・・・トロンボーンって、バンドの担当楽器にあるんですか・・・?」

 

「い、いや・・・・・・普通はない、よ・・・?」

 

 

あのバンド、『ENDRECHERI(エンドリケリー)』って一体何者なの・・・?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




 
 
 いっかが~?

 最後に出したバンド名について知りたかったら、前書きで書いた作品のとこに飛んでみたら?


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33話

 
 
 しまった・・・、この前「あ、このネタ前書きで書こ!」って思ってたけど、何を書こうとしたのか忘れた・・・。


 はい、もう本編行っちゃって。







 

 

 

 

 

 夏休みももうすぐ終わりを迎えようとしていた。今井さんたちも、課題があったりするのか、毎日僕を誘うことはなくなった。僕は代わりに、ほぼ毎日午前中に検査に行っている。時間が進むにつれて思ってしまう・・・・・・僕の生命(いのち)が終わりを迎えようとしていることを。

 

 僕の寿命は、4月頃に『あと半年ほど』と言われた。真面目に計算すれば、10月には僕は死ぬ。だから、持ってあと2ヶ月ぐらいしかない。もしかすると、そろそろ身体に何かしらの症状が出るはずなんだけど・・・・・・。

 

 

「・・・・・・うん、良好だね。」

 

「えっ、そうなんですか?」

 

「そうだよ~!なんなら4月よりちょっと状態良いもん!」

 

 

もうすぐ死ぬ人間の身体なんだよね?なのに、4月よりも状態が良いだなんて・・・?

 

 

「・・・・・・多分、辛くなるのは来月の真ん中辺りかな。」

 

「それは、4月の段階からの計算によれば、ですか?」

 

「・・・・・・うん。」

 

「そうですか・・・。」

 

 

診察を終えて、僕は病室を出てロビーを歩いていた。

 

 

「あーやーとーくん!」

 

「っ!?先生?」

 

「この後どうするの?まだ9時だけど?」

 

「そうですね・・・・・・家に帰ってギターの練習ですかね?」

 

「真面目だね~?なんか、紗夜ちゃんに似てきたんじゃない?」

 

「そうですかね?」

 

 

合宿から帰った時に一度、先生はRoseliaのみんなと話している。だから、先生にRoseliaの人たちが

 

 

「もうちょっとお姉さんとオハナシしようよ~!」

 

「先生はこの後も診察あるんでしょ?」

 

「まぁまぁ、その辺は多めに見てやってくれよ、綾斗くん。」

 

 

先生に体をベタベタ触られている時に男の先生がやって来た。たまに僕の苦労話を聞いてくれる人だ。・・・・・・話は『進藤先生関する苦労話』だけど。

 

 

「これでも進藤先生、君が合宿でいない時は酷かったんだよ。フリーの時間なんて口を開けば『綾斗くんが──』って言って、僕たちも大変だったんだから・・・。」

 

「ちょっと先生!?」

 

「はははっ。そうだ!進藤先生、明日は休みでしたよね?」

 

「えっ?はい、そうですけど・・・・・・。」

 

「だったら、ここに遊びに行って来たら?」

 

「これって・・・・・・喜んで行ってきます!ありがとうございます、蛇暗(へびくら)先生!」

 

「・・・?」

 

 

なんだろう?先生、何かのチケット持ってるけど・・・?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 で、そのチケットは翌日に判明した。あれは、富士急ハイランドのチケットだった。しかも、何故か7枚も・・・。あの人、一体何者・・・?

 

 

「うわ~!りんりん見て~!」

 

「お、大きいね・・・・・・。」

 

「湊さん、こんなとこに来て良かったんでしょうか?」

 

「まぁまぁ、せっかく誘ってくれたんだから、楽しもうよ~!」

 

「そうね、そうしましょう。」

 

「・・・・・・湊さんが言うなら、それで・・・。」

 

 

何故7枚もくれたのか知らないけど、僕は残り5人の枠にRoseliaを誘った。

 

 

「それじゃあみんな、楽しんでいこ~!」

 

「「おー!」」「はい・・・・・・。」「えぇ。」「はい。」

 

 

もう、みんなバラバラ・・・。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




 
 
 はい、今回からは富士急ネタで行きます。リアルもまだ夏休み・・・・・・だよね?コロナのせいで夏休み少ないらしいじゃない?アタシはそんなもん無いけど。

 それから、一応新しく約1名名前を付けました。漢字はさておき、聞き覚えあるアホはいんのか?


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34話

 
 
 前回から始まった『富士急編』、始めた理由はとっても簡単。書き始めた時、「もうそろそろライブかぁ~。」って思いながら去年の富士急のライブ見てたから。

 それと、今さらながら、こんな作品に評価を付けたアホ共、どもな~!・・・・・・ホントは心の底から「ありがとう」とは思ってるんですよ!でもね、どうも文にするとね~?


 んじゃ、Youたち本編入っちゃって。







 

 

 

 

 

 先生の運転で、Roseliaのみんなと富士急ハイランドにやって来た。正直、暑い・・・。こんな暑い中遊園地なんて、どうかしてるよ・・・。

 

 

「ほらほら、そんな「えぇ、暑いじゃん・・・。」みたいな顔してないで、行くよ~!」

 

「・・・・・・それは、僕のモノマネ?」

 

「ふんふふ~ん♪」

 

 

今井さん・・・・・・今明らかに僕のモノマネをしたよね・・・?

 

 

「紡木さん、暑いのなら飲み物を買ってきますが・・・?」

 

「あぁ・・・・・・大丈夫ですよ。まだ自分でも行けるぐらいの状態なので。」

 

「あや兄~、早く来てよ~!」

 

「宇田川さん、もうそこに・・・。」

 

 

氷川さんは優しいんだけど、宇田川さんのテンポは速いんだよな・・・。

 

 

「ほほぉ~。」ニヤニヤ

 

「・・・・・・先生、何ニヤニヤしてるの?」

 

「いや~、綾斗くんはモテモテだな~、って思ってさ~?」ニヤニヤ

 

「どう思おうが勝手なんだけど、その顔は止めてくれ。心底気持ち悪いから。」

 

「・・・・・・っ!」

 

 

 

 

 

※頭をはたく音

スパーン!!

 

 

 

 

 

「・・・・・・痛い・・・!」

 

「お姉さん久しぶりに聞いたな~、綾斗くんのその減らず口。」

 

「だからって、思いっきりはたく必要性ないと思うんだけど・・・?」

 

「紡木さん、さっきの最後の一言は言わなくてもよかったと思いますが・・・・・・。」

 

「気持ち悪い、が?」

 

「そうね、さすがの私でもそれは分かるわ・・・。」

 

 

氷川さんと湊さんが言うってことはそうなんだ・・・。

 

 

「そうですか・・・。とりあえず、保護者が『お姉さん』は止めたら?」

 

「・・・・・・っ!」ピキッ

 

「「あっ・・・。」」

 

 

 

 

 

※ただいま、不治の病を持つ主人公の紡木綾斗が担当医に酷いほど説教(物理)を受けています。

今しばらくお待ちくださいませ。

 

 

 

 

 

「さ~て、楽しんでいこ~!」

 

「・・・・・・・・・・・・。」チーン

 

「紗夜、紡木さん死んでないかしら?」

 

「息はありますけど・・・・・・いつ起き上がるのかは・・・?」

 

「こんな紡木さん・・・・・・初めて見ました・・・・・・。」

 

 

久しぶりに先生からフルボッコされたよ・・・。まだ園内に入ってすぐなのに・・・!?

 

 

「まずは、()()に乗りましょー!」

 

「おぉ~、いいね~!」

 

「『あれ』?・・・・・・えっ・・・?」

 

 

僕の目の錯覚かな・・・?ジェットコースターなんだけど、1ヶ所だけ落下角度が(えぐ)るような角度なんだけど・・・?

 

 

「これって、あの有名な『高飛車』!?」

 

「そうですよ~!」

 

「おぉ~!あたし乗るー!!さぁ、綾斗くん!行くよ!!」

 

「えぇ・・・?」

 

 

あれ乗るの・・・?心臓に病持ってる人が乗ってもいいの・・・?

 

 

「・・・・・・あ、ダメだ。綾斗くん乗れないって。」

 

「ですよね・・・。」ホッ

 

「でも、()()()なら乗れるって!」

 

「えっ?・・・・・・えっ・・・!?」

 

 

今井さんが別のアトラクションを指差した。僕もそっちを見たら、ずいぶんと長いジェットコースターがあるんですけど・・・?

 

 

「あの長いのは・・・・・・何?」

 

「『FUJIYAMA』って言うんだって。」

 

「FUJIYAMA、ですか・・・?」

 

「「そうそう!FU()JI()YA()MA() You!(ユー!)」」

 

「・・・・・・なんで息が合うの?」

 

 

しかも、なんかリズムに乗せてるし・・・?例えとしては、『KANZAI(カンサイ)』の『BOYA(ボーヤ)』みたいな・・・。

 

 

「それじゃあ、アタシと綾斗くんで『FUJIYAMA』に行ってきますね!」

 

「オッケ~!それじゃ、あたしは・・・・・・友希那ちゃんと行ってくるね!」

 

「えぇ。・・・・・・えっ・・・?」

 

 

あぁ・・・・・・湊さん、頑張って~。

 

 

「それじゃあ友希那ちゃん、行こ~!」

 

「ちょっ、ちょっと・・・!?」

 

「アタシたちも行こっか?」

 

「行かないとダメですか・・・?」

 

「ダ~メ♡」

 

 

気持ち悪い。・・・・・・なんて言ったら、また痛みが増えそうだから止めておこう・・・。

 

 いざ、ジェットコースターに乗ってスタートすると、高揚感と緊張感が同時に押し寄せてきた。

 

 

「どうしよう・・・・・・緊張してきちゃった・・・!」

 

「今井さんも緊張するんですね・・・?」

 

「する時はするよ・・・!あー、ヤバい。ヤバいよ~!」

 

 

・・・・・・出川さん?

 

 そんな事を考えてたら、ジェットコースターが下り始めて、落下の勢いと風が襲いかかってきた。

 

 

「・・・・・・っ!」

 

「あぁ~~~!!」

 

 

横はうるさかったけど、僕は終始勢いと風に耐えていた。だけど、このジェットコースター長いね・・・?

 

 

「はぁ~楽しかった~!綾斗くん、どうだった?」

 

「つ、疲れた・・・。」

 

「あはは・・・、ずっと耐えてたもんね~?」

 

「リサ姉~!」

 

 

ちょっと、ジェットコースターの勢いで疲れた僕と、そんな素振りを見せない今井さんの下に、宇田川さんたちがやって来た。まだ先生と湊さんがいないってことは、向こうのジェットコースターはまだ終わってないのかな・・・?

 

 

「リサ姉、楽しかった?」

 

「うん、思いっきり叫んだよ~!」

 

「紡木さんは・・・・・・疲れていませんか?」

 

「だ、大丈夫ですか・・・・・・?」

 

「大丈夫に、見えますか・・・?」

 

「おっ待たせ~!」

 

 

そして、少し遅れて先生たちも合流した。湊さん、顔がげっそりしてるように見えるのは僕だけかな・・・?多分、僕よりひどい顔してるけど。

 

 

「友希那、大丈夫・・・?」

 

「だ、大丈夫・・・・・・何度も頂点に、狂い咲いたから・・・。」

 

「湊、さん・・・?」

 

「こんなことを言うってことは、大丈夫じゃないようですね。」

 

「いや~、あの120度の落下はすごかったね~!」

 

 

いやいや先生、あなたは「アッハハ~!」とか言ってるけど、横見てみ?半分屍だよ?

 

 

「それじゃあ、次に行こ~!」

 

「「おー!」」

 

 

先生・今井さん・宇田川さんの勢いにはついていけないや・・・。

 

 

「ほらみんな、行くよ~!」

 

 

まぁ、強制的に連行されるんだけど。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




 
 
 去年のRoseliaの富士急ライブ・・・・・・の、キャラくずを見ている奴なら分かるであろうネタをちらほら入れてみた。


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35話

 
 
 Warning! Warning! Warning! Warning!

 今回は約数名が酷いほどキャラ崩壊します。嫌な方はこの回を飛ばしてください。あるライブを見たことある方は、イメージしやすいかな~?


 それじゃ、4000字ぐらいあるけど、本編見ちゃって。







 

 

 

 

 

 先生と宇田川さんが先頭を歩き、僕はパンフレットを見ながら園内を歩いている。

 

 

「夕香さ~ん、あこ~、次はどこに行くの~?」

 

「それは、行ってからのお楽しみに~。」

 

 

顔を合わせてニヤニヤする2人。だけど僕はパンフレットを持っているから、どこへ行くのか察してしまった。

 

 

「ねぇ、綾斗くんはどこに行くのか分かる?」

 

「・・・・・・さぁ。」

 

 

一応黙っておこう。2人の作戦のためにも・・・・・・。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 それからも歩いてたどり着いた場所は、『戦慄迷宮』と呼ばれるお化け屋敷だった。

 

 

「も、もしかして・・・・・・?」

 

「これに、入るのかしら・・・・・・?」

 

「そう!あたし、入ってみたかったのよ~!」

 

「「えぇ・・・。」」

 

 

なんか?今井さんと湊さんの様子が変な気が・・・?

 

 なんて事を1秒ぐらい思った後、サイトにあるアトラクションの説明を読んでみた。

 

 

「えっと・・・・・・、『幾度となく進化を遂げ、400万人以上に恐怖を与えてきた世界最大級のホラーアトラクション。舞台はかつて患者に対して惨い人体実験が繰り返されていた隔離病棟跡地。』」

 

「悪い場所(とこ)。悪い場所(ところ)よ。」

 

「とっても危険な場所だよ。」

 

「『襲いかかる数々の恐怖に耐えながら、暴れる患者から内臓を取り出した手術室、』」

 

「悪い人・・・。」

 

「『生まれたばかりの赤ん坊にまで手をかけた新生児室など、』」

 

「そんなことするの!」

 

「ひどいじゃない!」

 

「『かつて凄惨な事件が起きた数々の部屋を通り抜け、全長900mを進んでいくことに。』」

 

「900m?約1キロ?」

 

「えっ、1キロもあんの!?」

 

 

やかましいな・・・!

 

 

「湊さん!今井さん!最後まで紡木さんの話を聞きなさい!」

 

「は、はい・・・。」

 

「えっと・・・・・・『トラウマになりたいあなた、お待ちしています。』だって。」

 

「なりたくないので、帰りま~す。」

 

「あ、アタシも~・・・。」

 

「「ちょちょちょ!」」

 

 

湊・今井、確保~。

 

 

「せっかくみんなで楽しめるとこに来たんだよ!」

 

「あこだって、みんなでこういうとこにも来てみたかったんです!」

 

「で、でも・・・・・・綾斗くんだって、入りたくない、よね~・・・?」

 

「いや、僕は入りたくないとは思ってないけど・・・。」

 

「紡木さん、嘘でもいいから『入りたくない』って言いなさい!」

 

「ちょっ、痛い痛い!肩が痛いって・・・!」

 

「友希那さん・・・・・・圧を抑えてください・・・・・・!」

 

 

ちょっと、取り乱した湊さんが怖かった・・・。だって、両肩をがっしり掴んでブンブン体を振るんだよ?しかも怖い顔で。あれはちょっとした恐怖だよ・・・。

 

 でも、先生たちの説得のおかげで、2組に別れて入ることになった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

_________________________

 

 

 

 

 

 さて!ここからはアタシ『ENDLICHERI』がナレーションをするよ~!

 

 まずは、こちらのチームから!

 

 

「さぁて!美人お嬢さんたち、がんばるよ~!」

 

「は、はい・・・・・・。」

 

「それより、紡木さんと同じチームじゃなくていいんですか?」

 

「大丈夫大丈夫!何かあったらあこちゃんに対処法のメモを渡してあるから。」

 

 

メンバーは、氷川紗夜・白金燐子・進藤夕香の3人です!

 

 

「それじゃ、行こっか!」

 

「はい・・・・・・。」

 

「はい。」

 

 

順調に迷宮の進んでいく3人。

 

 

「ここは、何?」

 

「私も、内容までは分からないので、分かりませんね・・・。」

 

 

そして、第一の絶叫タイムが・・・・・・。

 

 

「わぁあああ!!」「きゃあ!」「ひっ・・・!」

 

「ビックリした~!」

 

「私、白金さんの驚きの声にびっくりしました・・・。」

 

「わたしの・・・・・・ですか・・・・・・?」

 

 

だけど、順調に進んでおります。

 

 

 

 

_________________________

 

 

 

 

 

 さて、もう片方のチームに行きますか・・・。

 

 もう片方のチームは、湊友希那・今井リサ・宇田川あこ・紡木綾斗の4人です。

 

 

「あこたち、ゴーストバスターズです!」

 

「ゴースト、バスターします・・・。」

 

「バスターします・・・・・・。」

 

「2人とも元気?」

 

 

チーム『ゴーストバスターズ』だそうです・・・。

 

 ポーズ決めて、カッコつけてるけど、約2名ほどテンションが低いです。まぁ、言わずもがな、相羽・・・・・・じゃない、湊友希那と今井リサだけど。

 

 

「では友希那さん、平気なら先頭をどうぞ。」

 

「リーダー頑張ってー。」

 

「わ、分かったわ・・・。」

 

 

友希那・あこ・リサ・綾斗の順番で1列に並んで進んでいくのだが・・・・・・

 

 

「・・・・・・!」

 

「友希那さん進んでよ~!」

 

「やっぱり無理ー!もういるもん!」

 

「えっ!?もういるの!?」

 

「・・・・・・まだ入口ですよ。いるわけないじゃん。」

 

 

荒れ狂うように入口から離れる友希那。

 

 結構しんどいらしいので、順番が変わり、あこ・友希那・リサ・綾斗の順で1列に進むことになりました。

 

 

「友希那さん、早くー!」

 

「あああこ、置いてかないで!」

 

「早くー!」

 

「あの、早く行ってもらっていいっすか?」

 

 

10分後・・・。

 

 

「あ、ここからスタートなんだ。」

 

「えっ、もうスタート!?」

 

「もうなの!?あこ、私を引っ張って!」

 

「分かった~。」

 

「あの、早く進んでもらっていい?」

 

「あー!やっぱり無理よ!無理だわ!」

 

「友希那~!アタシも無理なんだって~!」

 

 

ようやく入れたのに、既に崩壊している友希那。リサも着々と顔色が悪くなる中、好奇心旺盛に進んでいくあこと、3人の後ろで「早く行けや・・・。」って顔をして主に友希那を見る綾斗。まだ10メートルなのに、これです・・・。

 

 

 

 

 

_________________________

 

 

 

 

 

 さて、順調な『紗夜・燐子・夕香』チームは・・・・・・

 

 

「あれ?そこに何か・・・・・・?」

 

「います、ね・・・。」

 

「でも・・・・・・お化けでは、なさそうですよ・・・・・・。」

 

 

何かを見つけたようです。

 

 

「何か光ってますね・・・。」

 

「ここでセルフィ―しとく?」

 

「せ、セルフィ―・・・?」

 

 

夕香の提案で、セットをバックに何故か写真撮影。意外と細かいことを気にしないテキトー女子のチームでは・・・?

 

 そして、進んだ所では・・・・・・。

 

 

「あ、脳みそあるよ。」

 

「意外と、リアルですね・・・。」

 

「そう、ですね・・・・・・。」

 

「ここでもセルフィ―撮っとこ。」

 

 

今度は脳みそのセットをバックに写真撮影をするコイツら・・・。自由気ままな夕香に飲まれている花女の生徒会2名であった・・・。

 

 

 

 

 

_________________________

 

 

 

 

 

 それではここで皆さんに、カオスな世界をご覧いただこう。

 

 

「あぁあああ!!もう無理だって!」

 

「あ、お化けいた~!」

 

「ひっ!?あこ、進んで!!」

 

「最後なんで早く行ってもらっていいですか!?」

 

「あこ、扉開いたよ!早く!」

 

「お化けが来る!ちょっと待って!」

 

「早く──」

 

「お化けが来るからちょっと待って!」

 

「なんで!?」

 

「お化けを待つからちょっと待って!!」

 

「えぇ・・・?」

 

 

ではここで、状況説明を。

 

『亡霊と接触したい宇田川あこ』+『恐怖で崩壊している湊友希那』+『亡霊を見て恐怖が増してきている今井リサ』+『この3人に振り回される紡木綾斗』=カ・オ・ス

 

 

「あぁ!あこが離れたんだけど!?」

 

「あこ、早くー!」

 

「お化けさ~ん!」

 

「宇田川さん、凄いな・・・。」

 

「あこ、早く引っ張ってって!」

 

 

こんな3人に翻弄される綾斗であった・・・。

 

 

 

 

 

_________________________

 

 

 

 

 

 そして、『セルフィー』チームは・・・・・・。

 

 

「何か・・・・・・いますね。」

 

 

偶然先頭を歩いていた紗夜が、亡霊を見つけてしまった。

 

 

「こういう時は・・・・・・気を強く持って行けば・・・・・・なんとか──」

 

『ガシャン!』

 

「──へっ!?」

 

 

突然の大きな音で、気を強く持っても無駄になってしまう燐子。

 

 さらには、

 

 

「わぁ!!ビックリした~!」

 

「びっくりするがな!!」

 

「大丈夫、わたしは強い・・・・・・わたしは強い・・・・・・!」

 

 

普通にアトラクションを楽しんでいる夕香と、何故か関西弁が出てきた紗夜、一番不思議な『わたしは強い』を連呼する燐子。

 

 着々とアトラクションの世界観に飲まれつつある模様。

 

 

 

 

 

_________________________

 

 

 

 

 

 さて、問題の『ゴーストバスターズ』だが・・・。

 

 

「あこって容赦なく行くね・・・!」

 

「宇田川さん、凄いな・・・。」

 

「次は第二手術室~♪」

 

 

はい、絶叫タ~イム!

 

 

「「ぎゃああああ!!」」

 

「アハハハハ♪」

 

「早く行ってもらっていい!?」

 

「凄~い♪」

 

「襲わないで!!Roseliaだから・・・!Roseliaだから襲わないで!!」

 

 

何を言うとんねん?

 

 こっちのチームは終始カオスだな。なんでお化けが出たらあこは笑うんだろうな・・・?

 

 

 

 

 

_________________________

 

 

 

 

 

 さて、『セルフィ―』チームはいよいよ終盤です!

 

 

「ちょっと、なんで開かないのよ!?早く開けなさいよ!!」

 

「氷川さん・・・・・・!w」

 

「紗夜ちゃん、大丈夫・・・!?w」

 

 

紗夜の『開かない扉を何度も叩く』荒れ模様に、爆笑する2名。

 

 

「誰か・・・・・・いらっしゃいますよ・・・・・・。」

 

「え、いる?」

 

「あーーーーー!!」

 

「いたー!」

 

「ちょっ、紗夜ちゃん・・・!」

 

「氷川さんが・・・・・・!」

 

「めっちゃ怖い・・・!めっちゃ怖い!!めっちゃ怖ぇぇぇい!!いやーーー!!」

 

「紗夜ちゃんwww」

 

「氷川さん・・・・・・www」

 

 

ようやくゴールした『セルフィ―』チーム。最後は紗夜のビックリするほどの絶叫で締めくくりました。

 

 

「つ、疲れました・・・・・・!」

 

「紗夜ちゃん、良かったよ~www」

 

「氷川さん・・・・・・お疲れ様です・・・・・・。」

 

 

 

 

 

_________________________

 

 

 

 

 

 さて、後から入った『ゴーストバスターズ』も・・・。

 

 

「あれ?」

 

「なに?」

 

「あれ???」

 

「なに!?」

 

「待って!!」

 

「気をつけてよ。」

 

「「いやぁあああ!!」」

 

「2人共止まってないで早く行ってよ!!」

 

「待ってよ!」

 

「宇田川さんも!!」

 

「もうちょっと話したいのに!!」

 

「話せないの!!諦めて出るよ!!」

 

 

 

はい、ゴール~。ただ、絶叫しながら出てくるのはまだしも、『お化けと話したい!』って言いながら出てくるのはおかしいよね?

 

 

「湊さんと今井さん、大丈夫ですか・・・?」

 

「2人とも、魂抜けてるよ?」

 

 

こちらのチーム、友希那とリサの顔色が酷いほど悪く、あこは『もっといたかった~!』みたいな顔をしていて、それを見て呆れている綾斗であった。

 

 

「友希那ちゃんとリサちゃんは、大丈夫?生きてる?」

 

「な、なんとか・・・・・・。」

 

「生きて、ますよ・・・・・・。」

 

「そろそろいい時間なんで、帰りましょうか?」

 

「そうね・・・・・・。」

 

「今の湊さんは指示するような顔色してませんけど?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




 
 
 どうやった?去年のRoseliaライブ『Wasser』のキャラくずの『戦慄迷宮』を元ネタにした回でした。絶叫とか入れるとさ、文字数が・・・。


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特別回 今井リサ誕生日回

 
 
 祝え!今井リサの生誕の日を!

 ってことで、久しぶりに誕生日回です。前に出したのっていつだっけ?記憶が確かなら、去年の燐子以降出してない気がする。・・・・・・だって、過去に出したのを見ずに今書いてるからね。


 ほな、30分ほどで書けた本編に行きなはれ~。







 

 

 

 

 

 今日は突然湊さんから連絡が入り、僕は今CiRCLEに来ていた。・・・・・・他に湊さんも知ってる場所を知らないんだもん。

 

 

「・・・・・・来ない・・・。」

 

「待たせてしまったかしら?」

 

「あ、湊さん。いえ、コーヒーを頼む時間はあったので、大丈夫ですよ。湊さんは・・・・・・また迷子になったの?」

 

「失礼ね。CiRCLEで迷子になると思っているの?」

 

「最近、色々あって客足減ったんですよね?ギターみたいな石器が出たとかで?」

 

「それはあっちの話だけにしなさい。こっちにそんな話を持ち込まなくていいから。」

 

 

あ、はい・・・。最近だと、その話で持ち切りなのかと・・・?このネタ、もう古い?

 

 

「それで、僕を呼んだ理由を教えてもらっていいですか?」

 

「そうね。実は、明後日にリサの誕生日を控えているの。」

 

「へぇ~。・・・・・・うん、明後日?」

 

「えぇ。」

 

「・・・・・・何も用意してないんですけど?」

 

「でしょうね。」

 

 

いやいやいやいや!『でしょうね』じゃないですよ!僕が知ったのは今さっきですよ!それなのに『誕生日プレゼントを用意してないんですか?』って言われても『してるわけないでしょ!?』って答えしか返せませんって!

 

 

「それで、()()()()()誕生日プレゼントを探しにいかないかしら?」

 

「是非ともお願いします!・・・・・・うん?『一緒に』・・・?」

 

「・・・・・・。」///

 

「もしかして、まだ買ってないんですか?幼馴染なのに?」

 

「っ・・・・・・。」///

 

 

顔を赤らめて背けるってことは、買ってないんだね?

 

 

「・・・・・・行きましょうか?」

 

「えぇ。」

 

 

僕は湊さんと共に今井さんの誕生日プレゼント探しを始めるのだった。なんとかその日に決まったから良かった。・・・・・・今井さんに見つからないか、ちょっとドキドキしてたのは、僕だけの話・・・。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 今井さんの誕生日当日、僕はRoseliaのみんなが今井さんを祝った後に合流する形となった。

 

 

「こんにちは。」

 

「あ!綾斗く~ん!アタシ、誕生日なんだよ~!」

 

「そうなんだ。おめでとう。」

 

「ちょっと~!愛しい恋人が誕生日なのに、そんなコメントだけなの~?」

 

「僕がそういうのが苦手なのは知ってるよね?」

 

「むぅ・・・・・・知ってるけどさ・・・。」

 

「・・・・・・はい。」

 

「えっ?これって・・・。」

 

 

僕は今井さんに小包を渡した。もちろん、今井さんへの誕生日プレゼントだけど。

 

 

「改めて、誕生日おめでとう。」

 

「あ、ありがとう・・・!開けていい?」

 

「どうぞ。」

 

「・・・・・・ネックレスだ~!ありがとう、大切にするね!それと、大切にしてよね?」

 

「えっ・・・?」

 

 

プレゼントした物を大切にする、なら分かるけど・・・・・・なんで僕まで言われないといけないんだろう・・・?何も貰ってないんだけど?

 

 

「ネックレスをプレゼントするってことは、『リサは僕のもの』って意思なんでしょ?」

 

「えっ!?」

 

 

僕はそんな意味があるとは知らなかった。咄嗟に湊さんを見たけど・・・・・・

 

 

「・・・・・・。」フイッ

 

 

顔を背けられてしまった・・・。まずい、逃げ道がない・・・!?

 

 

「・・・・・・ぷっw、冗談だよ~!意味はほんとだけど、綾斗くんがそこまで考えてるとは思えないしね~?」

 

「・・・・・・今井さんの言う通りです。」

 

「ふふっ♪でも、ずっと大切にするね。」///

 

 

この先、僕がずっと生き続けていたとしても、一生今井さんには勝てないと思ったよ・・・。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




 
 
 ネックレスのネタ、前にもやったんだけどな・・・・・・多分。過去のを振り返る気がしないから、知りたい奴は今までのを漁ってくれ。


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37話

 
 
 前に、『こっちでバンドリ8thライブのRoseliaのキャラくずネタやります!』って言ったけど、設定上4月からスタートして37話目でまだ9月ぐらいなのは、さすがにどうかと思うから・・・・・・キャラくずネタはしません!代わりに、燐子がヒロインの方で出しとくよ。


 そんじゃあYouたち本編見ちゃいなよ~!







 

 

 

 

 

 とうとう9月になった。僕としては、もうすぐ寿命が来ることを示していた。4月の検査では、『あと半年』と言われてた。つまり、単純計算でも、あと1~2ヶ月ぐらいしか、僕は生きられないってことだ。そろそろ、日々の検査にも何かしらの影響が──

 

 

「・・・・・・うん、今日もまだ健康体だこと。」

 

「え、そうなんですか・・・?」

 

 

寿命って、10月ぐらいですよね?他の寿命が短い人の身体もこんな感じなのかな・・・?

 

 

「でも、今月からは何か起きてもおかしくないから、気をつけてね。」

 

「はい、ありがとうございます。」

 

 

検査も終わり、僕は病室を後にした。

 

 

「お疲れ~。」

 

「・・・・・・。」

 

「お疲れ様です、検査の方はいかがでしたか?」

 

「あや兄、おつカレーライス!」

 

「・・・・・・なんでいるの?」

 

 

病室を出て、待合所に行ったらRoseliaの5人が僕のことを待っていたようだった。・・・・・・って言うより、待っていた。

 

 

「いや~!今日は4時半から検査って言うじゃん?だから、みんなでお迎えに行こ~!」

 

「お~!」

 

「・・・・・・ってなって、ここにいるの!」

 

「皆さん知ってる?ここ病院よ?体調が良ろしい方がへらへらと来るとこじゃないよ。」

 

「だから、お迎えって言ってるじゃ~ん!」

 

「そのうち三途の川からお迎えが来るので間に合ってま~す。」

 

「またそんなこと言って~!」

 

 

少し冗談混じりで言ったからか、今井さんたちは冗談だと思っているだろう。僕としては、真実なんだけど・・・・・・。

 

 

「すみません紡木さん、勝手に来てしまって・・・。」

 

「まぁ、『仕方ない』で済まされるでしょうね?あの人が犯人だと。」

 

「すみません・・・。」

 

 

いや、そんなに謝られても・・・。

 

 

「紡木さん、この後予定ってありますか?」

 

「こんな時間なんで、特にないですね。」

 

「では、少しお付き合いいただけませんか?」

 

 

どこへ行くんだろう?

 

 そして、Roseliaのみんなと一緒にCiRCLEのライブステージに来ました。

 

 

「・・・・・・どのバンドのライブを?」

 

「アタシたちもそこそこ知ってる人たちだよ。」

 

「ぜひ、参考にしていただければと思って・・・。」

 

「はぁ・・・。」

 

 

ステージ上にマイクが7本。バンドの人数って、イメージだと4人か5人なんだけどなぁ・・・。

 

 

「始まるわよ。」

 

「は、はい・・・。」

 

 

湊さんが声をかけてくれた時にはステージは既に暗く、目を離す前にはいなかったはずのドラムセットに1人、そこで演奏していた。

 

 そして、キーボード・ベース・ギターの順に人がステージに立ち、さらにはトロンボーンとバイオリンまでステージ上に入った。

 

 

「このバンド、この前Galaxyで演奏してた・・・・・・!」

 

「そう、『ENDRECHERI(エンドリケリー)』だよ。」

 

 

バンド名を聞いた後、ステージにボーカルが立って、歌い始めた。

 

 

「ひとがひとであることを悔やむような 悲しい歴史をひとは止められないでばっか

 殺す 殺さない いたぶる いずれ 死ぬ 道中にも関わらず

 

 思奏 志奏 私奏 しよう 魂を魅よう 誰かのあたしを生きる明日 目指すのは

 勇者のようで勇者じゃない 虐められてること 気づいてみない?

 

 今日までの道のりに咲いた残像の傷跡を まだ知れない1秒の先の風と舞わせ舞おう

 

 未来へFUNK 時のHYBRID FUNK PAST FUTURE 絡み合ったFUNK

 未来へFUNK 愛のHYBRID FUNK PAST FUTURE 愛し合ったFUNK

 魅体へFUNK 時のHYBRID FUNK PAST FUTURE 絡み合ったFUNK

 魅体へFUNK 愛のHYBRID FUNK PAST FUTURE 愛し合ったFUNK

 

 HYBRID FUNK GROOVING... GROOVING...」♪

 

 

氷川さんは、あのギターの人を見せにきたのだろうか?僕には少し、分からない曲のジャンルな感じがする・・・・・・。

 

 そんな事を思っていると、ボーカルの彼がギターを持ち始めた。そして、曲調が変わり、僕は歌が変わったのだと思った。その証拠に、さっきまで歌っていなかった他のメンバーたちが歌い始めた。

 

 

『one more purple funk... one more purple funk...』♪

 

「Oh! 上面(うわづら)硬命(カタナ)と un... 下面(したづら)の硬命

 どちらに斬られるかは君へと託そう

 抜いて 突いて 始めましょう un... 溢る赤い汗 と 涙の青 混ざり合う 紫の美

 

 君は悶き 濡らし 奮い 喘ぐ」♪

 

『one more purple funk... one more purple funk...』♪

 

 

みんな、歌いながらも平気で演奏している。

 

 

「蒼空兄~!」

 

「相変わらず、細かい部分を見ないと技術力が分からないわね・・・。」

 

「えぇ、トロンボーンとバイオリンを入れる曲を書ける時点で凄いのに・・・。」

 

 

うっすらと聞こえてきた湊さんと氷川さんの声に、僕は納得してしまった。内容としては、あのボーカルが詩も曲も書いて、それを演奏・歌唱している。その曲には、バンドではほとんど聞かないであろうトロンボーンとバイオリンが入っている。そんなのをたった1人で・・・?

 

 でも、なんでヘッドホンを付けてステージに・・・?

 

 そんな事を思った瞬間、2曲目も終わり、次の曲が始まった。この曲は、前に聴いたことがある曲だった。

 

 

「生活の偽造 いつも通り 通り過ぎて 1回言った「わかった。」戻らない

 確信犯でしょ? 夕食中に泣いた後 君は笑ってた

 「私もそうだよ。」って偽りの気持ち合算して 吐いて黙ってずっと溜まってく

 何が何でも 面と向かって「さよなら」 する視覚もないまま 僕は

 

 灰に潜り 秒針を噛み 白昼夢の中で ガンガン砕いた

 でも壊れない 止まってくれない 「本当」を知らないまま 進むのさ」♪

 

 

ちょっと歌い方に癖があるけど、でも、原曲に近いアレンジだ。この『秒針を噛む』って曲はトロンボーンもバイオリンもなかったよね?

 

 

「このまま奪って 隠して 忘れたい 分かり合う○ 1つもなくても

 会って「ごめん。」って返さないでね 形のない言葉は いらないから」♪

 

 

あんだけ弾きながら歌に支障がないなんて・・・・・・僕に出来るのだろうか・・・?

 

 

「このまま 奪って 隠して 忘れたい   このまま 奪って 隠して 忘れたい

 このまま 奪って 隠して 忘れたい   会って「ごめん。」って返さないでね

 このまま 奪って 隠して 忘れたい   Uh...

 

 このまま 奪って 隠して 話したい 分かり合う○ 1つもなくても

 会って「ごめん。」って返さないでね 「疑うだけの 僕をどうして?」

 救いきれない嘘はいらないから   ハレタ レイラ Oh~!」♪

 

 

途中、アレンジが入っていたけど、あまり違和感が無さそうなアレンジだった。

 

 これを、僕にやれって言ってるのかな・・・?でも、『秒針を嚙む』ならやってみたいかも。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




 
 
 ってことで、ちょっと別作品のバンドをぶち込みました。(∀`*ゞ)テヘッ

 なんとなく書いてたらこうなっちった・・・。


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38話

 
 
 最近、ネタばっか書いてるからどうやって死ぬまでのエピソードを書こうか悩んでる。それどころか、最近別の方に精を出してるんだよな・・・。

 それとさ、アンケートするからちょっと答えて~。内容はさ、『バンドリキャラがファンタジー世界へ行くクロスオーバー作品を見たいかどうか?』です。


 そんじゃ、Youたち本編行っちゃって!







 

 

 

 

 

 9月に入っても、特に異常がなく、平和に暮らせている。だから、僕はいつも通り氷川さんのギターレッスンを受けている。学校が始まったから、4時以降なんだけどね。

 

 

「・・・・・・さすがに、何度もレッスンしていれば、この曲も難なく弾けますね。」

 

「これでも、自主練していたんですけどね・・・・・・。」

 

 

何だろう?いくら練習したとしても、いつもより息切れしてる気がする・・・。

 

 

「おつかれ~♪どう、調子は?」

 

「相変わらず、と言ったところでしょうか?なかなかの上達速度ですよ。」

 

「さすが綾斗くんだね♪はい、お水。」

 

「ありがとう、ございます・・・。」

 

「・・・・・・ねぇ、大丈夫?」

 

「えっ?」

 

「だって、ちょっと辛そうだよ?」

 

「久しぶりに氷川さんと2人きりだったので、ちょっと緊張したのかもしれませんね・・・。」

 

「そ、そう・・・。」

 

 

やっぱり、今井さんは勘がいいな・・・・・・僕のちょっとした異変に気付くなんて・・・。」

 

 

「今日は、終わりにしましょうか?」

 

「え?僕はまだやれますけど・・・・・・。」

 

「顔色が悪いと、さすがにこの先の練習は厳しいかと思いまして。それに、今井さんからの指摘もありましたからね。」

 

「・・・・・・分かりました。」

 

 

僕は片付けをして、帰る準備をした。

 

 

「では、失礼しますね・・・。」

 

「お気を付けて。」

 

「ご安心を~!」

 

 

僕はCiRCLEを出て、家に帰っていた。でも、どうにも足取りが悪い気がした。・・・・・・でも、僕はもう一つ気になることがあった。

 

 

「・・・・・・なんでいるの?」

 

「だって、綾斗くんが心配なんだも~ん♪」

 

「そんな笑顔で言われても・・・・・・。」

 

 

お人好しもここまで来ると、重症だね・・・。でも、病人に対して、笑顔で看病する人なんているのかな・・・?

 

 

「そういえば、最近の検査の結果はどうなの?良い感じ?」

 

「まぁ、悪くはないですね・・・。」

 

「そっか~。・・・・・・ねぇ、1つ聞いてもいい?」

 

「なんですか・・・?」

 

「綾斗くんの寿命って、あとどのくらいなの・・・?」

 

「・・・・・・なんで、そんなことを?」

 

「知りたいよ。だって、アタシの大好きな人のことだもん。大好きな人のことは、なんでも知りたくなるものでしょ?」

 

「・・・・・・僕には分からないよ、その気持ち。」

 

「じゃあ、死ぬまでに分かってね♪」

 

 

今井さんもさらっと『死』ってワード使って・・・。僕のせいかな?

 

 

「・・・・・・じゃあ、僕にきっちり、教え、て・・・。」

 

「綾斗、くん・・・・・・?」

 

 

マズい、意識が・・・・・・息が・・・・・・!?

 

 

「綾斗くん、しっかりしてよ!!」

 

 

今井さんの前、なのに・・・・・・。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




 
 
 知ってる?今回1000字ぐらいなの。そして、若干雑になってきてんの。みんなにもあるでしょ?《飽き》って。

 それでは再びだけど、アンケートね~。クロスオーバー言ったけど、『バンドリ』と『FF14』、それと『SAOの設定のみ』のクロス作品だよ~。見たいアホだけ『見たい』押せばいいさ。・・・・・・ただね、作品に関係ないことアンケートにすると、運営に怒られそうなんだよ~。


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39話

 
 
 おーっす、ちゃーっす、ねーっす!

 前回アンケートした新作、もう2話分は書き終えたんだよね~。そして、なんであんなアンケートしたんだろう?って思ってしまったよ~。普段から読者の意見はほぼ聞かずに行ってるヤツなのにね~?


 んじゃ、どぞ!







 

 

 

 

 

 綾斗くんが倒れた。アタシも、いずれはそうなることは覚悟していた。だけど、ここまで前触れなく来るものなの?

 

 綾斗くんも綾斗くんだよ!前から寿命が残りどれくらいなのか教えてくれないし・・・!夕香さんには大丈夫と言われているけど、やっぱりアタシは心配で仕方なかった。

 Roseliaのみんなに話をして、アタシは綾斗くんのお見舞いに行くことにした。他のみんなはアタシ抜きの練習か自主練をすることになったみたい。・・・・・・多分、自主練だろうな~?

 

 

すぅ・・・、はぁ・・・。よし。」

 

 

こうして深呼吸をするってことは、綾斗が死ぬのをどこかで『あり得ない』『そんなわけない』って思っていたんだって実感させられるね・・・。

 

 

「っ・・・・・・失礼します。」

 

「だから、もう戻りなよ!」

 

()だよ!また綾斗くん倒れたらどうするのさ!?」

 

「だからってくっつくなよ!気持ち悪い!」

 

「抱きついてない!これは看病よ!」

 

「これのどこが看病だよ!?顔擦りつけないでって!」

 

「イ~ヤ~!」

 

「・・・うん?」

 

 

これは・・・・・・どういう状況?

 ベッドの上に座っている綾斗くんに顔を擦りつけながら甘えん坊のように抱きついている夕香さん。

 アタシの勘違いじゃなければ、綾斗くんは病人で患者さんで、夕香さんは綾斗くんの担当医。違ったっけ?

 

 

「こっの・・・!」

 

「ぐぬぬ・・・!痛っ!?今足使ったでしょ!?」

 

「使うよ!今井さん来てるんだから、いい加減離れなさいよ・・・!」

 

「えっ、リサちゃん!?」パッ

 

「うわっ!?痛った~!」

 

「こ、こんにちは・・・・・・。」

 

 

今の一瞬で、急に夕香さんが離れてその勢いで壁に後頭部をぶつけた綾斗くんがちょっと心配になったよ・・・。この2人の関係は病室入った時から心配だったけど・・・・・・。

 

 

「お、お見苦しいとこ見せちゃったね。オホホ~・・・。」

 

「かなり見苦しかったよ・・・。」

 

「・・・!」ゴツンッ!

 

「痛った~!?」

 

 

綾斗くん、脳震盪とかで死なないよね・・・?

 

 

「それじゃあ、あたしはこれで~♪」

 

 

誤魔化して逃げてったよ・・・。

 

 

「痛てて・・・。」

 

「綾斗くん、大丈夫・・・?」

 

「大丈夫そうで大丈夫じゃないよ・・・・・・。」

 

 

ですよね~!

 

 

「・・・・・・あと、持病の方も大丈夫なの?」

 

「あ・・・・・・うん、今は多分大丈夫。最近、1曲フルで演奏すると今までよりも疲れるんだ・・・。多分、緊張とかで心拍数が上がったりして、が原因だと思う・・・。」

 

「そう、なんだ・・・・・・。」

 

「でも、明日には退院できるよ。今は()()()()()をしててもなんともないしね。」

 

「・・・・・・そっか。これ、良かったら食べて。」

 

「ありがとう。こんなの用意されるほど入院はしないけどね?」

 

「素直に『ありがとう』だけでいいのに・・・。」

 

 

こんな感じの会話が出来るのは、あとどれくらいなのかな・・・?

 

 

「・・・・・・ねぇ、あと、どれくらい生きれるの?」

 

「っ・・・・・・。」

 

「・・・・・・あ、ごめんね!今のはナシ!」

 

 

なんでそんなの言っちゃうの!?アタシのバカ!

 

 

「4月の時には『あと半年』って言われた。」

 

「・・・・・・えっ?」

 

「だから、あと1ヶ月ぐらいしか生きられない。」

 

「・・・・・・。」

 

 

あと、1ヶ月・・・?10月までってこと・・・?

 

 

「・・・・・・綾斗くん、ごめん・・・。ちょっと、気持ちを整理してくる・・・!」

 

「っ、今井さ──」

 

 

アタシには、この現実(真実)を受け入れるのに、時間が必要だった。だからかな?綾斗くんの病室を抜けて、走って病院の外へ逃げちゃった・・・。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




 
 
 どうやった?30分で書き上げたお話は?真面目に30分ぐらいだよ!


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40話

 
 
 おっひさ~。ようやく頭の中で内容が固まってきたから書き始めるよ~。


 んじゃ、ど~ぞ。


 

 

 

 

 

 アタシ、最悪だ。綾斗くんのこと、ちゃんと受け止めるって決めたのに、あんな真実を聞いて、『時間が欲しい』なんて言って綾斗くんから逃げてくるなんて・・・・・・。

 

 

「どうしたの?こんなとこで泣いちゃって。」

 

「・・・・・・あ、夕香さん・・・。どうして、ここに・・・?」

 

「こんな人目のつく病院の庭のベンチで泣かれてたら、嫌でも目に入っちゃうって。はい、コーヒーで良かった?」

 

「ありがとう、ございます・・・・・・。」

 

 

アタシに缶コーヒーを渡しながら、横に夕香さんが座った。

 

 

「・・・・・・その様子だと、綾斗くんの寿命を知っちゃったか~。」

 

「夕香さんは・・・・・・知ってて当然ですよね・・・。」

 

「まぁね~。で、知ったら頭の中がごっちゃになって逃げてきたんだ?」

 

「っ!」

 

「そりゃそうよね~。半年とはいえ、恋人にまでなった相手があと1ヶ月で死んじゃうなんて、信じられないよね~?」

 

「・・・・・・夕香さんは、強いですね。」

 

「あたし?全然強くないよ!あたしだって、綾斗くんの寿命を知ってすぐの時はしばらく何も考えられなかったもん。綾斗くんが生まれた時から知ってるんだし。」

 

「じゃあ・・・・・・どうやって夕香さんは綾斗くんと向き合っているんですか?」

 

 

ダメだな・・・・・・今のアタシ、信じられないほど弱くなっちゃった・・・。

 

 

「ん~・・・・・・あたしは医者だから、そういうのは沢山見てるからな~。でも、アドバイスするなら、綾斗くんが安心できるように、元気にいつも通りに振る舞い、接するだけ、かな~?」

 

「いつも、通り・・・・・・?」

 

「リサちゃんは、人一倍お節介な部分が取り柄でしょ?だったら、そのお節介っぷりを、綾斗くんに見せつけちゃいな!ね?」

 

「・・・・・・はい!」

 

 

夕香さんって、本当に頼りになるな~!

 

 アタシはすぐに綾斗くんの病室に戻った。さっきの謝罪と、これからの気持ちを伝えに・・・。

 

 

「綾斗くん!あの、さっきは──えっ?」

 

「うん?・・・・・・あっ。」ジャーン

 

「・・・・・・綾斗くん、何してるの?」

 

「えっ?えっと・・・・・・ギターの、練習・・・?」

 

「病人だよね?」

 

「は、はい・・・。」

 

「な~の~に~!ギターの練習をしてるんだ~?」

 

「えっと・・・・・・今井さん?ちょっと圧が・・・?」

 

「そこに正座しなさい!反省してもらいます!」

 

「は、はいぃぃ!!」

 

 

・・・・・・今思えば、なんであそこまで説教したんだろう・・・?

 

 

「本当にすみませんでした・・・。」

 

「分かったならよろしい!・・・・・・それでね、さっきはごめんなさい・・・。」

 

「さっきの説教のこと?」

 

「違う、そっちじゃない。」

 

「あ、そうなの・・・?」

(そっちじゃないの・・・?)

 

「その・・・・・・さっきは、病室を抜け出しちゃってごめんなさい。」

 

「あぁ、そんなこと。何を今更ですよ。でも・・・・・・僕が寿命のことを言えたのは、今井さんだからかな?」

 

「っ!そ、そっか・・・。」///

 

 

急にそんなこと言わないでよ~!恥ずかしいじゃん~!

 

 

「・・・・・・退院したら、ショッピングモールに行かない?」

 

「えっ!?うん、行く!」

 

「それじゃあ、頑張って早く退院しないとね。」

 

 

やっぱり、綾斗くんの笑みは可愛いな~!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




 
 
 シリアスって大変だよね~、書くのが。ヤンデレよりはめっちゃ楽だけど。ここで言うのもアレやけど、ヤンデレってどないなっとんねん?よぉ分からん。


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41話

 
 
 最近、FF14やり過ぎてこっちの手が全然進んでない・・・。もうね、職場でしか書いてないもん、どの作品も。

 あとね~、最近分かったのは、バラード寄りで、歌詞としては明るくない曲をよく聴いてるんだよね~。・・・・・・病んでる証拠かな?ホントに明るい曲を聴く頻度が減ったもん。ハロハピとかパスパレ、ポピパは全然聴かんもん!

 それとね、最近ニコ生デビューしちゃった。名前はいつも通りのENDLICHERI名義だけどね。


 んじゃ本編で~す。







 

 

 

 

 

 綾斗くんと『ショッピングモールに行く』という名のデートの約束をしてから約1週間、綾斗くんが退院した。やっぱり、寿命が近いせいか、一時的な症状からの回復にも時間がかかったんだって。

 

 そんな綾斗くんをちょっと心配しつつ、アタシは待ち合わせ場所に来ていた。いつもなら来ている綾斗くんの姿が無かったから、やっぱり辛いのかな~、って思ってしまう。

 

 

「今井さん。」

 

「?・・・・・・あ、綾斗くん!」

 

「ごめんね、先生に捕まってさ。」

 

「へっ?」

 

「いや、先生が『リサちゃんとデートなんでしょ!?ちゃんとオシャレしないと!』って言って服や髪型を弄られてました・・・。」

 

「へぇー・・・・・・?」

 

 

その割には、なんで帽子被ってるんだろう・・・?

 

 

「・・・・・・うん?あぁ、恥ずかしいから・・・。」

 

 

あ、やっぱ目線で気付いたか~。ってか、『恥ずかしい』って何よ!?

 

 

「もう!オシャレは恥ずかしがってちゃダメ!帽子なんか、取っちゃえ!」

 

「あっ、ちょっ──!?」

 

「・・・・・・うん、似合う似合う♪」

 

「そんなことないと思うんだけど・・・・・・。」

 

「もっと自信持って~。ほら、行くよ!」

 

 

今のとこは問題なさそうだけど・・・・・・何かあったら、アタシがなんとかしないと・・・!ううん、アタシが絶対、なんとかしてみせる・・・!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 朝から苦労したよ・・・。先生に人形扱いされて、こんな普段着ない服を着させられ、髪型までセットされて・・・・・・早く起きれば良かったよ・・・。

 

 

「朝から疲れた顔してるね?」

 

「当たり前だよ。朝からあの先生のテンションについていける人がいるなら見てみたいよ・・・。」

 

「えぇ~?アタシはイケると思うけどな~。」

 

「うわぁ・・・・・・ここにいたよ・・・。」

 

「口に出てるよ~?」

 

 

今井さんも、若干先生と同じテンションなんだよな・・・。

 

 

「ほら、着いたよ~。」

 

「うん・・・。」

 

「・・・・・・ちょっと~?綾斗くんが誘ってくれたんだよ~?なんでそんなにテンション低いのさ~?」

 

「いや、朝からあれだからね・・・・・・。」

 

「だったら!気持ちを切り替えて!今は夕香さんじゃなくて、あなたの恋人のリサおねぇさんだぞ~?」

 

「自分で言うなよ・・・。まぁ、今井さんの言うとおりだね。」

 

 

だからといって、僕のテンションが180度変わる訳じゃないけど・・・・・・楽しまないとね。

 

 

「それじゃ行こう、今井さん。」

 

「うん♪・・・・・・でも、1個提案があるの。」

 

「うん?」

 

「いい加減にさ、下の名前で呼んでくれない?」

 

「えっ?」

 

「いいから!ねっ?」

 

「・・・・・・分かったよ、リサ・・・。」///

 

「う、うん・・・。」///

 

 

・・・・・・いやいや!照れないでよ!こっちまで照れちゃうじゃないか・・・!

 

 

「も、もう!早く行くよ!」///

 

 

照れながら先を行く今井さ──リサについて行くことにした。といっても、ほとんどの服屋・アクセサリー屋を見て回るだけだったりもする・・・・・・。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




 
 
 さて~~~、あと2話かな~?


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42話

 
 
 前書きから書いてるからアレやけど、多分次でこれ終わる・・・・・・はず。あ、もうすぐこれも終わりね。だから、もうすぐ綾斗は死にます。

 それと、配信してた『バンドリ夏の野外3DAYS』、チケット買っちゃった♪・・・・・・これからのお財布事情、大丈夫かな・・・?


 んじゃ、本編見ちゃって。







 

 

 

 

 

 午前中でさえもかなり店の中を歩いて、ちょっと疲れた僕は、今井さ──じゃない、リサに連れられ、ショッピングモール内の飲食店に入った。時間としては13時だから、遅めのお昼になる。

 

 

「いらっしゃいませ~。ご注文は?」

 

「アタシはこれ。綾斗くんは?」

 

「えっと・・・・・・僕も同じのを。」

 

「かしこまりました。」

 

 

注文を済ませると、店員さんは厨房へと入っていった。このお店は若干個室っぽくなってるから、人目を気にせずにいられる。リサも、その辺はやっぱり心配してるんだね。

 

 

「大丈夫?疲れてない?」

 

「疲れてない、って言えば嘘になるかな。女性の買い物はあんなに長いの?」

 

「当たり前でしょ!綾斗くんも、アタシと付き合ってるんだから、そのぐらい覚悟してよ~?」

 

「はーい・・・。」

 

「・・・・・・ねぇ、1つ聞いていい?」

 

「どうぞ。」

 

「もしも、綾斗くんがまだ生きられるんだったら、何がしたい?」

 

 

もしも話か。・・・・・・でも、リサのせいで『もしもまだ生きれるのなら』って考えるようになったな・・・。

 

 

「そうだね・・・・・・この先結婚する相手とどこかのアミューズメントパークでデートしたり、結婚して子供も産んで、楽しい家庭を作ったりしたいな・・・・・・。」

 

「へぇ~。だったら、今度アミューズメントパークに行こうよ!」

 

「・・・・・・なんであなたと?」

 

「だって、『この先結婚する相手』ってアタシのことでしょ?」

 

「・・・・・・よく臆面なく言えるね。」

 

「う、うるさーい!」///

 

 

僕は『相手』の名前を言ってないってのに・・・。

 

 

「それとも、綾斗くんは浮気するような人なの?

 

 

怖い怖い怖い怖い!今井さんの目から光が消えてるんですけど!?

 

 

「・・・・・・正直、するかもね。でも、リサが彼女だったらしないよ。」

 

どうして?

 

「したら・・・・・・僕の命が危ういから。」

 

「・・・へっ?」

 

「っ・・・・・・。」

 

「・・・・・・ぷふっwそっかそっか~!って、どういう意味!?」

 

「だって、病室でギターの練習してたら圧かけて怒ったじゃん。そんな人相手に『浮気がバレたら』なんて想像すると、ゾッとする。」

 

「とりあえず、そのお口は閉じましょうかね~?」(圧)

 

「お待たせしました~。」

 

 

ナイスタイミング。

 

 

「口が閉じたままだと食べれないから、開けさせてね~。」

 

「もう!」

 

「・・・・・・そうだ、行ってみたいところがあるんだけど。」

 

「何々~?」

 

「学生らしく、ゲームセンターに行ってみたい。」

 

「オッケ~!任せといて!」

 

 

今井さんも、楽しそうな顔をしてる。こんなにも明るくて平和な時間が、いつまでも続いてくれればいいな・・・。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 昼食の後、綾斗くんのリクエストでゲームセンターに行った。UFOキャッチャーやレースゲーム、プリクラで学生らしく楽しんだ。その間、綾斗くんは笑ったり怒ったりと、表情豊かで、アタシも嬉しかった。『綾斗くんと一緒にいた』っていう証のプリクラ写真は、いまだに手の中にある。

 

 

「今日は、一緒に行ってくれてありがとう。」

 

「・・・!」

 

「どうしたの?」

 

「い、いや~・・・・・・まさか綾斗くんがアタシに『ありがとう』って素直に言ってくれる日が来るとは思わなくて・・・。」///

 

「そこまで僕は薄情じゃないよ。」

 

「・・・・・・そっか。それじゃあ、今度はどこに行く?」

 

「そうだね・・・・・・今井さんに──」

 

「リ・サ!」

 

「──リサに任せるよ。」

 

「そうだね~?じゃあ、夢の国に行こー!」

 

「うん、じゃあそれで。」

 

 

帰り道を歩きながら、アタシたちは他愛もない話をしていた。アタシは、この時間が永遠に続けばいいな、って思ったりもした。

 

 

「それじゃあ、この辺で。」

 

「大丈夫?送ってくよ?」

 

「さすがにこの距離なら倒れずに帰れるよ。何かあったら先生呼ぶし。」

 

「そっか・・・・・・それもそうだね。」

 

「相変わらず、お節介は変わらないね。」

 

「えっ?」

 

「だって、コンビニの店員と客の関係の時から僕の食事にお節介焼いていたじゃないか。」

 

「アッハハ、そういえばそうだったね!でも、そんなアタシたちがこんな関係になるとはね~?」

 

「あの頃の僕にメッセージが送れるなら、『コンビニのギャル店員には気を付けろ』って送るね。」

 

「じゃあアタシは、『身体が悪そうな同い年ぐらいの男の子の食事を管理しろ』かな~?」

 

「ふふっ。・・・・・・それじゃあ、また。」

 

「うん、またね。」

 

 

挨拶を交わした後、綾斗くんは振り向かずに帰路を歩いていった。

 

 きっと、不安なんだろうね。もしかすると、明日には亡くなるような命なのに、それでもアタシと一緒に今を生き抜いている。もしかしたら、綾斗くんは明日があると信じて、振り向かずに歩いているのかも。

 

 彼に対する色んな考えがアタシの中にあったけど、アタシも振り返らず、明日を信じて、今は帰ることにした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ただいま~。」

 

「お帰り。リサ、ニュース見た?」

 

「うん?」

 

 

帰って早々に、お母さんからこんなことを聞かれた。

 

 

「さっきね、近くで連続通り魔殺人の犯人が捕まったらしいんだけど、また1人死んじゃったんだって。」

 

「嘘!?・・・・・・だからさっき、サイレンが鳴ってたんだ~。」

 

 

そんな通り魔が、アタシに来なくて良かったと心底思ったよ。まだ10代だし、色々やりたい事もあるからね。

 

 

「あ、ちょうどニュースやってるよ。」

 

「どれどれ~?・・・・・・えっ。」

 

「リサ?」

 

 

アタシは、今さっき『来なくて良かった』と思った自分が嫌になった。そう思わせる理由が、テレビに映っていたから・・・・・・。

 

 

『亡くなったのは、『紡木(つむぎ)綾斗(あやと)』18歳で──』

 

「綾斗、くんが・・・・・・!?」

 

 

あと1ヶ月と思ってた綾斗くんとの別れが、唐突に訪れてしまった。アタシの手から、綾斗くんとの写真が滑り落ちていった・・・・・・。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




 
 
・・・・・・次回、最終回。


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43話

 
 
 今回、最終回です。・・・・・・あんまり『ヒャッハー♪』な感じは書けないから、もう本編どうぞ。







 

 

 

 

 

 あれから、どれだけの日が過ぎたんだろう?あんなニュースを見た後の1ヶ月、アタシは部屋から出ることも出来ず、涙も無くなるほど流していた。

 

 

 

 その間、綾斗くんのご両親たちが、身内で葬式を開いた。アタシも夕香さんから呼ばれたけど、「今は行けない」と言って断った。スマホに入ってる、こっそり撮った綾斗くんの写真を見るだけで悲しさが一気に襲ってくるアタシなんかが行ったら、どうなってしまうのか分からないから・・・・・・。

 

 

 

 綾斗くんを殺した殺人犯は、近くにいた人に取り押さえられて捕まった。おそらく、かなりの間は外に出ることはないだろう。

 

 

 

 アタシは、1ヶ月経った後になって、ようやく気持ちの整理が出来て、部屋の・・・・・・家の外に出た。なんとか学校生活を送れるようになったけど、ふと1人になると、綾斗くんを思い出して、感情が込み上げてしまう。

 

 Roseliaのみんなや、他のガールズバンドのみんなが手を差し伸べてくれて、ようやく元のアタシに戻ることができた。

 

 

 

 そして、12月24日。突然友希那に呼び出されて、アタシはCiRCLEへ向かった。そこには、友希那だけじゃなく、紗夜・あこ・燐子の姿もあった。

 

 

「あれ?今日、練習はないはずだよね~?」

 

「・・・・・・リサ、覚悟はできたかしら?」

 

「っ!?」

 

 

友希那の言葉の意味を、アタシはすぐに理解できてしまった。友希那が言ってるのは、『綾斗くんに会うこと』。といっても、彼のご両親や夕香さんに会うことなんだけど。

 

 

「・・・・・・うん。もう、大丈夫。ちゃんと、受け止める。」

 

「・・・・・・そう。なら、行くわよ。」

 

 

アタシは友希那たちの後ろを歩く形で、彼の実家へ向かった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 アタシたちが綾斗くんの実家に着いた時、偶然にも綾斗くんのご両親が庭にいた。

 

 

「君たち・・・・・・。」

 

「こんにちは。リサを、連れてきたわ。」

 

「こ、こんにちは・・・。」

 

「君がリサちゃんね。さ、入って入って!」

 

 

ご両親はとても優しかった。葬式に出なかったアタシに対しても。

 

 アタシは真っ先に綾斗くんの写真が飾られてる仏壇に手を合わせた。『すぐに来れなくてごめんね』って。

 

 

「ようやく来たね~。」

 

「夕香さん・・・・・・。」

 

「あら夕香、もう病院出てきて大丈夫なの?」

 

「夜にはまた戻るけどね。ちょっと、リサちゃんと2人きりにさせて。」

 

「っ!」

 

「ええ、良いわよ。」

 

「それじゃあみんな、どこか喫茶店にでも行くか。」

 

「えっ!?いいんですか~!?」

 

「宇田川さん、少しは遠慮しなさい!」

 

「良いの良いの!ほら、行くよ~。」

 

「ハーイ!」

 

 

綾斗くんのご両親は、アタシと夕香さんを家に残し、友希那たちを連れて外に出掛けた。

 

 アタシは、アタシの前に座った夕香さんに対して身構えてしまった。綾斗くんの葬式に行かなかったことを怒っているのではないか、って。だから、咄嗟に謝ってしまった。

 

 

「夕香さん、ごめんなさい。綾斗くんの葬式に出なくて・・・・・・あの時、綾斗くんを家まで送らなくて、ごめんなさい・・・・・・!」

 

「・・・・・・リサちゃん。」

 

「・・・・・・!」

 

 

名前を呼ばれても、アタシは謝罪の言葉と共に下げた頭を上げることが出来なかった。夕香さんがどんな顔をしているのかさえ、想像もしたくなかった。

 

 

「リサちゃんは、本当に優しすぎるよ。お姉さん、リサちゃんの将来が心配になっちゃうな~。」

 

「えっ・・・?」

 

 

アタシは夕香さんの言葉が予想してたのと違い、頭を上げてしまった。

 

 

「通り魔殺人なんて、リサちゃんのせいじゃない。それに、一緒にいたとしても、綾斗くんがリサちゃんを庇ってたかもね。死期が近い人間より、未来がある方を守ろうとして。」

 

「・・・・・・。」

 

「あとね、綾斗くんから聞いてたの。『自分の葬式にリサちゃんは来ない』って。」

 

「綾斗くんが・・・?」

 

「えぇ。だから・・・・・・リサちゃんに会ったら渡してって言われてたの。この中にある動画を最初に見てって。」

 

「これ、綾斗くんの・・・・・・。」

 

 

夕香さんから渡されたのは、綾斗くんが使っていた音楽プレーヤー。技術の進化もあって、動画も看れるようになっている。

 

 アタシは夕香さんに渡されたヘッドホンを付けて、唯一入ってる動画を再生した。それと同時に、夕香さんもどこかへ行ってしまった。

 

 

『やぁリサ、元気にしてるかい?・・・・・・って、死人に言われても嬉しくないか。』

 

 

そこに映ってたのは、生前に撮影された綾斗くんだった。

 

 

『君がこれを見てるってことは、僕はもういないんだね。でも、どうせ君のことだから、僕が死んですぐにこれを見ている訳ないしね。』

 

 

何よ、アタシのことはほとんど知らない感じだったのに・・・・・・。そんなとこ、見抜かなくていいのに・・・・・・!

 

 

『僕としては色々言葉を送りたいんだけど、どうにも浮かばないから、1曲だけ、君に送るよ。・・・・・・ギターを弾かないのは、許して。』

 

 

綾斗くんは横に置いてある端末を操作して、音楽を流し始めた。聴いたことのないメロディーだから、アタシの知らない曲ってことしか分からない。

 

 

『ぬるま湯に足首までつかって 1人 静かに溶けたいだけなのに Oh

 氷ごと水をかけられちゃ 僕は (ここ)を歩くしかなくて

 

 蝉の聞こえない裏路地 匂いのしない駄菓子屋も

 おまえのせいだってわかってんだ 僕の夏を返してよ

 

 あぁ くらくらする きっと暑さのせいじゃない あおい空のせいでもない

 アイスクリームに かぶりつく横顔にただ 嫌気がさしただけなんだ』

 

 

もう、何よこの歌。まるで「彼女に会わなければ普通の夏を過ごせたのに」みたいな感じにさせるじゃん・・・・・・。

 

 

『ずっと打ち上がらない花火 胸に響いてこない音

 おまえのせいだってわかってても 僕の夏を君は捕る

 

 だから あぁ くらくらして きっと僕だけじゃないだろ ずるい君のせいなんだろ

 明るくなった 一瞬の横顔にただ 嫌気がさしただけなんだ

 

 赤みがさしただけなんだ』

 

 

でも・・・・・・なんとなく分かるよ、綾斗くんがこの曲を聴かせた理由。

 

 

『・・・・・・リサ、うざったいほどのお節介をありがとう。ちゃんとした恋愛しなよ。あと、その音楽プレーヤーの中に、今まで僕が歌った曲を録音して入れておいたから、嫌なら消してくれ。それじゃあ、さようなら。』

 

 

ここで、動画が終わってしまった。

 

 

「・・・・・・もう、最後くらい・・・・・・素直に言ってよ・・・!」

 

 

アタシは、彼からのひねくれた感謝と愛の言葉を受け取り、失くなったと思っていた涙を流した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 人はいつ死ぬのか分からない。アタシだって、あと数秒で死ぬかもしれない。だから、後悔しないように生きよう。アタシの初恋を、胸に秘めて・・・・・・。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




 
 
 以上を持ちまして、綾斗の一生と「生命の灯火」は終了となります。今まで読んでくださり、ありがとうございました。

 最後に書いた曲は「楠木ともり」さんの『眺めの空』です。バラードテンポの、少しひねくれた男子の、ある女子を思った歌です。

 歌詞を書こうとは思ってました。今回書いた『眺めの空』かKinKi Kidsの『愛のかたまり』のどっちかを。「綾斗だったら」を考えて、純愛な『愛のかたまり』より、ひねくれた『眺めの空』を書きました。


 これからのENDLICHERIは、現在筆頭中の作品を書いたり、もしかしたら新作を出したりすると思います。こんな作品になるかは分かりませんが、見ていただければ嬉しいです。


・・・・・・こんだけ真面目に書けば十分か?んじゃ、おつモニ~!


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特別回 バレンタイン回

 
 
 どうも~!

 いや~・・・・・・タイトル通りです。バレンタイン回です、はい。これでも結構葛藤したんですよ!『いい加減バレンタインみたいな行事系の回を書かないと・・・!』って思い、『どの作品で書けばいいんだ・・・!?』ってなって・・・・・・。

 では、めっちゃIF回になりますが、本編・・・・・・Youたち見ちゃいなよ!




 

 

 

 

 

 世間では世の男性・・・・・・というより、世の男子学生がざわつく日がある。それは、バレンタイン。元々は・・・・・・なんかのなんかだった気がするけど、薬の力で延命している僕にとってはあんまり関係ないことだから、さほど興味はない。

 

 毎年チョコは貰うけど、くれる相手は先生しかいない。毎年どこかのお店の有名なチョコを買っては渡してくる。そして、僕が食べてる最中に『美味しそう・・・・・・。』という目で見てくるから、そのチョコを渡すのが定番だ。

 

 

 

 だけど、今年のバレンタインは少し違った。

 

 

「あやと~♪あ~やと~♪」ニコニコ

 

「・・・・・・。」

 

 

今年のバレンタインは、99%ぐらいの恋人の『今井リサ』さんが、僕の側で男子学生のように、バレンタインに浮かれていた。今井さんから流れてくる甘ったるい空気のおかげで、今ならどんなブラックコーヒーが飲めそうだ・・・。

 

 

「今井さん、今日はずいぶんと大胆(だいたん)ですね・・・。」

 

「そ~かな~?」

 

「えぇ、そうですよ。まるで酔っ払ったみたいに。」

 

「酔っ()ないよ~。」

 

「うん?」

 

 

今、今井さん『酔ってない』って言えてなかったような・・・・・・?

 

 

「今井さん、もしかして酔ってます?」

 

「酔っれないって~!もぉ~!」

 

 

おかしい・・・。

 

 僕はすぐさま机の上を探して、家に来た時に今井さんが先生からいただいたというチョコを見つけた。そのパッケージを見ると、原因がすぐに分かった。

 

 今井さんが貰ったのは、アルコール入りのチョコレートだった。先生も何考えてんのさ!?この人まだ学生だよ!そんな人にアルコールを摂取させるなんて・・・!

 

 

「あやと~、なんかスマホ鳴ったよ~?」

 

「えっ?あ、はいはい・・・。」

 

 

差出人は・・・・・・元凶(先生)か・・・。内容は・・・・・・

 

 

『綾斗くん、もしもリサちゃんが酔って無防備だったとしても、リビングで××しちゃダメだよ~!ヤるなら、ベッドでね☆あ、もしもの場合はこの夕香先生にお任せ!ちゃんとフォローするから♪』

 

 

「・・・・・・!」

 

「あやと~?」

 

 

あのクソ女、後で一回こr

 


 

 

※こんにちは、湊友希那です。

今、紡木さんがだいぶ荒ぶっているようだから、少し待ってちょうだい。

 

 


 

ほんとあのクソバb

 


 

 

ごめんなさい、まだだったようね・・・。

作者からの提案で、しばらく紡木さんの言葉を『遊戯王ZEXAL』の『アストラル語』に変更するらしいわ。何を言っているのか、想像しながらしばらく読んでちょうだい。

 

 


 

ほんとあのクソババァ!なにが「ヤるなら」だよ!?もうすぐ30のくせによー!!ババァのくせにふざけたこといってんじゃねぇぞ!だいたい、そんなシーンはいっちまったらこのかいが18きんにとんじまうだろうが!あのクソババァ、ほんとに1かいころしてやる!!

 

 

・・・・・・ふぅ、ようやく落ち着けた・・・。あ、ごめんなさい。いつもの口調に戻りますね。

 

 アレは置いといて、この今井さんをどうしようかな・・・?ブラックコーヒーなんて飲んでる暇ないし・・・・・・。

 

 

「あやと~♪」

 

「今井さん、少し落ち着こっか?僕水取ってくるから。」

 

「いや~!」

 

「えっ?今井、さん・・・?」

 

「あやとくんと一緒じゃないといや~。」ウルウル

 

「っ・・・・・・。」

 

 

どうしよう・・・?人って酔っ払ったらこんなに性格変わるものなの!?言っちゃ悪いけど、今の今井さんは凄く気持ち悪い!!いつもの『頼れるお姉さん感』はどこに行ったの!?

 

 

「もしかして、アタシと一緒はいや?」

 

「いや、嫌じゃない、けど・・・・・・。」

 

「じゃあ・・・・・・いい、よね?」

 

「今井さん?どうして、服を脱ごうと、してるんですか・・・・・・?」

 

「だって、暑いんだもん~。」

 

「だったら、すぐに水持ってくるから──」

 

「どうせ暑くなるなら、あやとくんで暖かくなりたいな~?」

 

「今井さん?ちょま、ちょまま!?止めてーーー!!」

 

 

 この後、僕は病院のベッドに寝ていた。この後の記憶を思い出そうとしても、この先すっぽり抜け落ちていた・・・・・・。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 -翌日-

 

 

 あれ?なんで寝てたんだっけ?確か綾斗くんの家に来て、夕香さんに貰ったチョコを食べて・・・・・・あれ?記憶がない・・・。

 

 

「うぅ・・・・・・!」ブルブル

 

 

綾斗くん?なんで震えてるんだろう?・・・・・・ってか、なんでアタシ、服脱いでるの!?

 

 

 

 

 




 
 
 スッゴクマジメニカイタヨー。アタマオカシクナッテナイヨー。

 さて!アストラル語のとこだけど、長押しなりなんなりすると、何を言ってたのかバレるみたい。見たい人はどうぞ~。そしてね、お前ら変な妄想すんなよー。



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