異世界転生  フェアリーテイル編 (Mac)
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プロローグ

初めて書くのであまり自信がありません。
これから書き続けていくつもりなので読んでいただけたら嬉しいです!


 「ここはどこだ?」

目を開けてみると俺は真っ白い空間にいた。

 

 「目が覚めましたか?」

声がした方に目を向けてみるとアニメや漫画でしか見たことのないような絶世の美女がいた。

 「びっ!ビジョっっ!///」

(いきなり顔を真っ赤にしてどうしたんだ?)

 「あなたがいきなり美女とか言うからですっ!」

声に出してないと思うんだけど、まさか心が読めるのか? 

 「まさかな」ッフ

 「そのまさかですよ!私ぐらいの女神になれば心を読むぐらい余裕です!」ッドヤ

美女が胸をはりながらドヤ顔で説明してくれた。

 (マジか、心読めるってスゲェな、でも心読めるってプライバシーとかガン無視だな。ん?女神?)

 「はいそうです!私は女神のサーシャといいます!」

 「あっ俺は竜崎さつきって女神!?なに?俺死んだの?!なんで!?」

 「落ち着いてください!覚えていませんか?あなたは家族と銀行に行った時に銀行強盗にあいました。その銀行強盗から家族を守るために立ち向かい、銀行強盗に撃たれました。」

 (そうだ!思い出した!俺は、家族が人質にとられて守るためにっ!)

 「家族はどうなったんですか!?」ッバ

 「安心してください!あなたが撃たれた後、銀行強盗は人を殺してしまった恐怖で怯えている隙に近くにいた人が気絶させました!なのであなたの家族はあなたの勇気で守られました!」

 「よかった。家族を守れたんだ。」ポロポロ

 「泣きたい時は泣いてもいいんですよ!」

俺は女神サーシャの胸でしばらく泣き続けた。

 「あの、ありがとうございます。」

 (女の子の胸で思い切り泣いてしまった。恥ずかしい)///

 「いいんですよ!なにも恥ずかしいことじゃありません!あなたはそれだけのことをしたんです!」

 「うん!ありがとう!」ッニ

 「カッコイイ」ッボソ///

 「それでこれからどうなるの?」

 「コホンっそれでは今からあなたは別の世界に転生していただきます!」

 「別の世界?」

 「はい!あなたはフェアリーテイルという世界に転生してもらいます!」

 (マジか、まさか俺が好きなフェアリーテイルの世界に転生できるとは… でも)

 「俺は普通の一般家庭に生まれて普通に生きてきたんだけど、こんな魔法の世界にいきなり行っても大丈夫なの?」

 「確かにいきなり行くとすぐに死んでしまいます!」

 「ですよね」

 「なので、あなたに3つだけ特典を差し上げます!」

 (3つもくれるのかそれなら)

 「ワンピースの覇気を使えるようにするのと、BLEACHの一護が使っていた斬月と成長限界のない体にしてください!」

 「すいません!能力が強すぎるので制限がかかってしまいました。覇気と斬月なんですが最初から使えるわけではなく、あなたが鍛えることによって使えるようになります。それでも大丈夫ですか?」

 「それで大丈夫だよ!むしろそっちの方がやる気が出る!」

 「わかりました!それでは今からあなたを転生させます!」

 「サーシャさんありがとうございました!」

 「いえいえ!さつきさんもこれから辛いこともあるかもしれないですが、頑張ってください!」

 「はい!行ってきます!」

フェアリーテイルの世界か…楽しみだ!

 

 

 

 

 

 




読んでいただきありがとうございます!


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原作開始前
原作前 1話


 

「……ん?」

目が覚めるとサツキは森の中にいた。見たことない景色だ、どうやら転生には転生したみたいだな。

 

「さて、今からどうするか。」

とりあえず周りを見渡そうとし起き上がってみると違和感があった。

 

「背が縮んでる!?」

背が縮んでるいることに驚きながら、周りを見渡してみると川があった。

 

「喉が渇いたな」

喉が渇いたので川に行き、川をのぞいてみると水面に少し幼くなった生前の俺の顔があった。

 

「これは…少し若返って転生してしまったのか」

「これからどうしたもんか…」

周りには町どころか、人もいそうにないな。川の音をききながら、唸っていると…。

 

「きゃぁぁぁ!!」

 

「なんだ!?」

誰かの叫び声が聞こえたので、急いで声が聞こえた方に行ってみると小さな女の子がゴリラに襲われていた。

 

「どうしよう、今は戦う力はないし…」

今は戦う力ははないけど目の前で子供がやられている所をみるのは気分が悪いな。どう助けるか考えていると、ゴリラが女の子に攻撃しようとしている。

 

「危ない!!」

「きゃっ!」

ギリギリゴリラの攻撃を避けることができた。

 

「逃げるぞ!!」

「っ!うん!」

なにが起きたかわかっていなくて少し固まっていた少女の手をとってゴリラから逃げた。

 

「追いかけてきてるよ!」

やはり子供の俺たちよりゴリラの方が速いか。それならっっ

 

「っ当たれ!」

「ウホッ!?」

まだ追いかけてくるゴリラに向かって落ちていた石を目に向かって投げたら、奇跡的に目に当たって少し隙ができた。

 

「あそこに隠れよう!」

「うん!」

 

どこに逃げようか迷っていると子供なら入れそうな洞穴があったのでそこに身を隠した。

 

「行ったな」ッホ

とりあえずゴリラから逃げることに成功した。少し落ち着いたところで目の前で今にも泣きそうな少女に声をかけてみることにした。

 

「えっと、大丈夫?」

「怖かったよ〜!」ッダキ

少女に声をかけると気が抜けたのか抱きついてきて泣いてしまった。

 

「もう大丈夫だよ、もうゴリラはどっかに行ったから」ナデナデ

「ッグス」

この少女が落ち着くまで頭を撫で続けた。

 

「もう大丈夫?」

「うん!私ウェンディ!助けてくれてありがとう!」ッニコ

この笑顔が眩しい少女、見覚えがあると思ったらまさかのウェンディでした。

 

「どういたしまして!俺はサツキ!ウェンディはここでなにしてるの?」

ウェンディがいるってことはジェラール(ミストガン)も一緒かと思ってたけど

 

「ジェラールを探してたの!そしたらあの怪物に襲われて…」

「ジェラール?」

とりあえず聞いとくか

 

「あっ!ジェラールわね!私の親がいなくなってどうしたらいいかわからない私を助けてくれたの!」

 

「親がいなくなった?どういうこと?」

「あ、えっとね…

 

閑話休題

 

ウェンディは泣きながら説明してくれた。

まず親は竜であること、それで目が覚めていたらどこにも親である竜がいなかったことそれで森を彷徨っていたらジェラールに出会ったこと

 

「説明してくれてありがとね!諦めずに探せばきっと親を見つけられるよ」ナデナデ

「ほんと?」ッグス

 

「うん!ほんとほんと!とりあえずジェラールを探そっか!」ナデナデ

「うん!」ッニコ

サツキはウェンディと共にジェラールを探すのであった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 




読んでいただきありがとうございました!


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原作前 2話

ウェンディとジェラールを探して3日が経った。

てか全然ジェラールいないじゃん!これ完全に育児放棄だ!とか考えてたらジェラール出てこないかな〜。

 

「ウホッ?」

 

ゴリラに出会ってしまった。

 

「ウェンディ逃げるぞ!」

「えっ!?」

 

ゴリラに気づいていないウェンディの手をとって出来るだけ早く逃げる。

 

「ウホッ♪女♪女♪」

 

やばいやばい!あのゴリラめちゃめちゃ速い!もう追いつかれそう!

どっちに逃げようかと前を向いた

 

「っ!」

目の前には高い崖があった。つまり行き止まりだ。

 

「サツキ!どうしよう!」ウル

 

「女♪女♪」

やばいどうしよう、ゴリラに追い詰められてしまった。もう逃げ場はない。ゴリラが剛腕な腕を振り上げた。

 

「ウェンディ!!危ない!!」

 

ウェンディだけでもと衝撃を軽減させるためウェンディの前に立ちこれからくる衝撃を待ちながら目を瞑る。

しかし、来るはずの衝撃が来なかった。ゆっくり目を開けてみるとそこには青髪の青年がいた。

 

「ジェラール!」

 

「はっ!!」バチーン

すごいあのゴリラを吹っ飛ばした。しかも素手で

 

「ウェンディ!とそこの君!早く逃げよう!」

「おう!(うん!)」

 

〜 逃走中 〜

 

「はぁっはぁっ、大丈夫か?2人とも」

 

「ありがとう助かっ「ジェラール!!!」ダキ…」

 

「よかった探したぞ」

俺の言葉を遮られてしまった。まぁ仕方ないから2人ははぐれて3日も経つしな。今はそっとしておこう

 

〜数分後〜

 

「落ち着いたか?」

 

「うん!」

しばらく落ち着いたようだ。するとジェラールがこっちを見て聞いてきた。

 

「ところで君は誰だ?」

「俺はサツキ!俺もこの森に迷っていたらゴリラに襲われてるウェンディに出会ったんだ!」

「ゴリラ?森バルカンのことか…ありがとう。俺はジェラール、ウェンディを守ってくれて」

 

「いや、流石に目の前で女の子が襲われてたら助けるよ」プイ

 

「ははっそれじゃサツキはこれからどうする?」

どうしよう?はやくフェアリーテイルにいきたいけど道もわからないし魔法の使い方もわからないしな。どうするか考えていると

 

「えっ!?サツキは一緒じゃないの?」ウル

 

うっそんな顔されたら断るにも断れない…

 

「えっと…実はここがどこかもわからないんだ。だから俺も一緒に連れてってほしい」

 

「そうか…わかった」

 

「ほんと!!やったー!!」ダキ

余程嬉しかったのかウェンディが抱きついてきた。

 

「あと、ジェラールにお願いがあるんだけど」

 

「ん?なんだ?」

 

「魔法の使い方と剣術を教えてほしい!」

 

「魔法の方はいいが剣術なんて俺も少し習った程度だがそれでもいいか?」

あっ剣術できたんだ、ダメもとで聞いてみて良かった。ッホ

 

「はい!教えてください!」

 

「わかった。でも、とりあえず今日はもう休もう。修行は明日からだ」

 

「おう!」

 

そしてサツキはジェラールに魔法と剣術を教えてくれることに胸を躍らせ、眠りにつくのであった。

 

 

 




読んでいただきありがとうございます!

ジェラールは剣術つかえるの?と思う方
エドラスのジェラールは王様なので剣術も習ってるんじゃないかなと
まぁ思い込みです笑

これからもよろしくも願いします!


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原作前 3話

キャラの話し方が全然わからない…

ご都合主義なところもあるかもしれませんがお許しください。

それでは本文どうぞ!


 

〜翌日〜

 

昨日は色々あったな。森バルカンに襲われていた少女ウェンディに出会い、森バルカンから逃げ続けた。それも2回も

このままじゃダメだ!このままじゃこれから先の戦闘はできない。そのために今日からミストガンに修行してもらって絶対に強くなる!

でも、BLEACHの斬月ってどうやったら目覚めるんだろ?覇気の方は鍛え方がある程度わかるけど…そういえば斬月は魔力でも目覚めるんだろうか?とても不安になってきました。とにかく修行してコツをつかまないとな!

さて、目が覚めたので修行するために起きたい、起きたいのだが、腕が動かない、しかも痺れている。それはなぜか?そうウェンディが俺の腕に抱きつきながら寝てるんです。はい。非常に眼福ではあるのだが、そろそろ起きて修行をしたい。どうしよう……起こすか。

 

「おーい!ウェンディ!朝だよ!」

 

「っふぁ〜、おはようサツキ!」ニコ

朝から元気だな〜ウェンディは、ウェンディの笑顔は癒されるな〜、でもそろそろどいてほしい。腕が痺れて感覚がないんです。

 

「おはようウェンディ!そろそろ離してほしいんだけど…」

 

「あっごめんね!すぐ離れるから!」

 

離れてくれたけど、これはしばらく動けそうにないな。

 

そしてしばらくするとジェラールに

 

「朝ご飯だぞ2人とも」

 

朝ご飯ができたみたいだ。よし!もう動けそうだし、朝ご飯食べて修行するか!

 

〜30分後〜

 

「じゃあまずは魔法の修行に入るんだが、魔法の説明からする。

魔法には大きく分けて2つあり、覚えて身につけた魔法を「能力(アビリティ)系」、アイテムを持って使う魔法を「所持(ホルダー)系」と呼ぶ。店で売っている魔法の殆どは所持系の魔法であり、能力系と比べて比較的手軽に行使できる反面、そのアイテムを失う(盗まれる・なくす・壊れるなど)と使用できなくなるデメリットがある。ただし所持系魔道士が能力系魔道士に劣るという訳ではない。」

 

ほう、なるほど。ルーシィみたいな精霊魔道士も所持系魔道士になる訳か

 

「じゃあ今から修行に入ろうか」

 

「はい!」

 

そして修行を始めて1ヶ月が経った。

 

この1ヶ月は大変だった。なぜなら、ジェラールが俺の怪我も気にせずボコボコにしてくる。いや、修行頼んだの俺だから文句は言えないんだけど、もう少し手加減を覚えてもらいたい。そして今剣術の特訓中である。

それにしてもジェラールは本当に剣術をかじった程度なのか全然そうは思えない。これからの戦闘スタイルを剣術に変えた方がいいんじゃないって思うレベル、まじで。

でもたまに神妙な顔をしているのはなんだろう?この前なんかいきなり振り向いたと思えば、なんでもないと言うしまつ。どうしたんだろう?

 

「修行中に考え事とは偉くなったな!もう1段階上げるか?」

 

「えっ!?ちょまっ!?」

 

「問答無用!」

 

「がぁっ!」

 

あ、これはやばい気が遠のいてく……

 

「っは!あれ?」

 

「ジェラール!サツキの目が覚めたよ!」

 

「いやすまない、少し力を入れすぎた」

 

「ほんとだよ!次から気をつけてねジェラール!」

 

「すまないウェンディ…」

俺の癒しはウェンディだけだ。

そんなことを考えていると

 

「ん?なんだ?ッ!!」

 

「サツキ!どうしたの!!大丈夫!!」

 

「サツキ!どうした!」

 

ここに3人しかいないはずなのに何十人もの声が頭の中にっ痛い!気持ち悪い!恐い!

 

「声がっ!あ"あ"ぁぁっっ!!」

ウェンディとジェラールの声がうっすら聞こえながら気が遠のいて……

 

「ぐっ!あれ?」

 

「目が覚めたか?」

ジェラールが優しい顔で心配してくれた。

 

「サツキが起きたと思ったら急に苦しみ出して驚いたよ」

そうだ、急に頭の中に何十人もの声が聞こえてきて

 

「声がとか言っていたが何があった?」

 

「わからない、急に頭の中に何十人もの声が聞こえて…気持ち悪くて、痛くて、恐くて」

 

「何十人もの声?この周辺は町も村もないぞ」

 

「ごめん、心配かけて」

 

「気にするな、今日はもう夜だ、しっかり休め。」

 

「うん」

と言ったものの眠れないので、今日起きた現象について考えてみる。

あれはなんだったんだ?もしかしてあれは見聞色の覇気なのか?

いやそうだ、見たことある。あれは見聞色の覇気だ!ついに目覚めたんだ早すぎる気もするけど、この体のスペックがいいと考えておこう。やばい!テンション上がってきた!明日の修行も頑張ろう!

 

そして翌日目が覚めるとウェンディにめちゃくちゃ心配されてその日は修行なしとなった。

 

〜1ヶ月後〜

 

「サツキ、だいぶ腕を上げたな」

 

「ジェラールのおかげでね」

 

「それに俺の攻撃を読んでいるかのように避けるようになったな」

 

「毎日修行してると見えてくるものもあるよ」

まだ覇気のことは秘密にしておいた方がいいだろう

 

「動きがよめても避けられる攻撃じゃないんだがな」

 

「気のせいだよ」

そう、俺の見聞色の覇気は日に日に上達している。

と言ってもまだ半々だが…

 

「そういえば話って何?」

実は今日ジェラールに話があると言われたのである。

 

「実はもうすぐ俺はお前たちと一緒に行動出来なくなる」

 

「俺たちはどうなるの?このまま置いていくの?」

 

「いや、あと1週間も歩けば化猫の宿というギルドに到着する。そこにお前たちをあずける。」

 

「わかった」

 

「理由は聞かないのか?」

 

「たまにジェラールが神妙な顔してるけどそれに関係してるんでしょ?」

 

「…正解だ、でももうこれは決定している」

 

「別にとめないよ、逆にここまで一緒にいてくれて助かったよ」

 

「そう言ってくれると助かる」

 

「でも俺、化猫の宿には残らないよ」

 

「っ!?どうしてだ?」

 

「フェアリーテイルに入るためにかな、そのために1人でも旅を続けるよ、ウェンディが1人になるのは心苦しいけど…」

 

「そうか…」

 

「じゃあもう寝るね、おやすみ」

 

「あぁお休み」

 

そして次の日目が覚めたらジェラールはいなかった。今隣で寝ているウェンディと2人きりだった。

ちゃんと化猫の宿にあずけるって言ったたから探索でもしてるのかな?

 

「川に行って顔でも洗うか」

 

川に行って顔を洗っていると叫び声が聞こえた。

 

「きゃゃゃ!!!」

 

「ウェンディ!!」

嫌な予感がして急いでウェンディがいた場所へ行く。

 

「サツキ!!」

 

「ウェンディ!!」

 

森バルカンだ。1匹ならいけるか?サツキは森バルカンと戦うためにジェラールとの修行で使っている木刀を手に持ち構える。

 

そして森バルカンに向かって走り、近づいた時に森バルカンの剛腕な腕で攻撃してきた。

 

「サツキ!危ない!!」

 

俺は森バルカンの攻撃を避けて接近して攻撃した。

 

「おりゃぁ!!」

 

ドッ!っと音はなるものの森バルカンにはまったくきいていない。

 

やばい!攻撃がきかない、このままじゃウェンディがやられてしまう!

力が欲しい!守れる力がっ!!

 

『力が欲しいか?』

 

 

 

なんだ急に視界が揺らいだと思ったらよくわからない世界にいた。

 

『もう一度きく、力が欲しいか?』

 

「っ!?お前は!?あぁ力が欲しい、ウェンディを守る力が欲しい!!」

 

『いい覚悟だ、今のお前なら俺の名前を聞けるかもしれない。よく聞いて俺の名前を呼べ!俺の名前は“斬月"だ!!』

 

 

 

「"斬月"!!」

名前を呼ぶと木刀が光輝き光がおさまっていき、だんだん見えてきた。

それは大きな出刃包丁のような剣だった。

 

「これは斬魄刀!?しかもこの魔力」

斬魄刀の斬月を手に持つとサツキの魔力が膨大に上がった。

 

「とりあえずウェンディを返せ!」

森バルカンに近づき斬った。森バルカンは一撃で倒れた。

 

「すごいな斬月、森バルカンが一撃だ」

斬月の凄さに驚いていると叫び声が聞こえた。

 

「きゃぁぁぁ!!」

 

「しまった!?ウェンディ!!」

ウェンディが森バルカンに連れ去られてしまった。それも群れの森バルカンにざっと見たところ数十匹いる。って

 

「冷静に考えてる場合じゃない!早く追いかけないと!」

 

俺は急いで森バルカンの群れを追いかけた。追いつくとそこにはジェラールもいた。

 

「ジェラール!!」

 

「サツキ!その剣は」

 

「それはあとで教える!今はウェンディを助けないと!」

 

「そうだなっまずい!?」

 

「ウェンディ!!」

それは森バルカンの剛腕な腕がウェンディに当たる直前のことだった。

嫌だ!嫌だ!!絶対死なせない!ウェンディは殺させない!

 

「やめろぉぉぉ!!!!」ブワーーン

 

俺が叫んだ瞬間森バルカンの群れは一斉に止まって白目をむいて倒れた。

 

「これは…」

 

〜数日後〜

 

ウェンディを森バルカンの群れから助け出すことができてある変化が起きた。それはウェンディが俺をお兄ちゃん呼ぶようになった。お兄ちゃんと読んでくれるのは嬉しいがこれから1人にしてしまうことを考えると心が痛くなる。そしてついに化猫の宿に到着した。もちろんウェンディは寝ている。

 

「なぶら…お前さんたち、なんの用でここまで来たんじゃ?」

 

「俺たちは旅のものです。どうか、この子を預かってください!!」

 

ローバウルはとても驚いたような表情をしていた。

 

「…理由を聞かせてほしい」

 

「俺はこれから危険な旅に出なければなりません!今すぐにでも行かなければ行けないのですが…この子を見放すことはできません。」

 

「おれからもお願いします!この子を預かってください!!」

 

「サツキ…」

 

「わかった。この子のことは任せておきなさい。」

 

「「ありがとうございます!」」

 

「それでは、俺たちはこれで…」

 

 

 

 

〜ウェンディside〜

 

 

 

「…おじいちゃん、ここどこ?」

 

「こ、ここはじゃのぅ…

 

目が覚めたウェンディにローバウルはジェラールとサツキがそれぞれ1人で旅に出たことを伝えると「お兄ちゃん!ジェラール!」と泣き続けていたウェンディだったけど、ようやく落ち着いたところでこの質問だ。

 

「ジェラール…私をギルドに連れて行ってくれるって…」

 

「ぎ、ギルドじゃよ!ここは、魔道士ギルドじゃ!」

 

「ほんと!?」

 

「なぶら!外に出てみなさい。仲間たちが待っておるよ。」

 

ローバウルに言われて外に出てみると何十人と言う人がいた。

 

「お、お前が新入りかい?俺はマグナって言うんだ、よろしくな!」

 

「あら、可愛い子ね!私はベベルよろしくね〜」

 

「すごーい!ほんとに魔道士ギルドなんだ!」

 

「どうじゃ?このギルドは、なぶら楽しそうじゃろう?」

 

「うん!」

 

「お前さんも今日からこのギルド…化猫の宿の一員じゃ。名前を教えてくれんか?」

 

「私は、ウェンディ、ウェンディ=マーベル!」

 

「うむ。儂はマスター・ローバウルじゃ。ウェンディ、よろしく頼むぞ」

 

こうしてウェンディは化猫の宿の一員になった。

 

 

 

〜ウェンディside out〜

 

 

 

〜サツキside〜

 

ウェンディには悪いことをしてしまったけど、俺は自分の目的のためにフェアリーテイルへ行く!そして俺は強くなる!これからの課題は武装色をまぐれでもいいから目覚めさせること(見聞色と覇王色は目覚めた)とジェラールから真剣ももらったしこの剣を使いこなさないとな…斬月を呼ばなくても大丈夫なように…絶対強くなるから!また会おうねウェンディ…

 

 




読んでいただきありがとうございました!
ご都合主義になっているかもしれませんが、そこはご了承下さい。


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原作前 4話

 

 

「あ"ぁ〜やっと着いた。ハルジオンに」

 

そう。俺は今ハルジオンにいる。

やっと着いた!数ヶ月ぐらい歩き続けてやっと着いたのだ。

この数ヶ月いろいろあった…森バルカンの群れにまた遭遇してしまいひたすら逃げ続けた。いやまじで疲れた。1匹だけなら全然倒せるぐらいにはなったでもまだ真剣での戦闘もまだまだだし、覇気も完全に物にできたわけじゃない。覇王色もあの一回だけだし、武装色はまだ目覚めたない…。

使い物になるのは見聞色の覇気だけか…まぁ町の中ならこれだけあれば十分か。

よし!せっかくハルジオンに来たんだ!今日はゆっくり観光でもしよう。

それにしてもこれがナツとルーシィが出会った場所か…うん!いい町だ

これならトラブルも何もおこ「おい!!こいつがどうなってもいいのか!!」…うん。そう思ってた時期は俺にもありました。はい…。とりあえず族に捕まっているあの同い年ぐらいの女の子を助けに行くか。

 

「おい!その子を離せ!!」

 

「なんだ!?あぁガキか。」

 

「もう一度言う。その子を離せ。」

 

「おっと、それ以上動くとお前を撃つぞ!」

族は俺に銃を向けて撃つぞと脅してくる。俺はそれを無視して女の子に近づく。

 

「おいガキ!何無視してやがる!」

 

「こう言う言葉知ってる?弱い犬ほどよく吠えるってね!」

おっとちょっと挑発しすぎたかな?今にも人を殺しそうな目で俺をみてきている。まぁ計算通りだな。

 

「っ!?もうかまわねえ!このガキを撃て!!」パンっ!

 

「おせえよ…」シュ

 

「っ!?何してる!しっかり当てろ!!」

 

「狙ってますよ!こいつが避けるんです!」

 

「もういい!全員一斉に撃て!!」

 

弾丸を避け続けていると族のボスが一斉に撃てと指示した。

まぁ一斉に撃たれても問題ないんだが、マジで見聞色があってよかったと改めて思う。これがなかったら今頃死んでるな。

そろそろ倒さないと少女に矛先が向く可能性があるので、倒すか。

 

俺は弾丸を避けながら族を1人また1人と倒していく。ついにボスひとりになった。

 

「なんでこんなガキ1人に!?やめっ「いっぺん死んでこい!」あ"がっ!!」

 

俺は剣の鞘で思い切り族のボスの後頭部を思い切り殴った。

 

「ふぅ。君、大丈夫?」

 

「う"ん!助げでぐれてあ"りがどぅ!!」ッダキ

 

少女はよっぽど怖かったのか、泣きながらお礼を言いつつ抱きついてきた。

 

「うん!もう大丈夫だよ!」ナデナデ

 

「う"ぇーーん!!」

 

しばらくすると少女は落ち着いてきたのか、俺に話しかけてきた。

 

「お兄さんの名前はなんて言うの?」

 

「ん?俺はサツキ!観光しにこの町にきたんだ。」

 

「そうなんだ!私はルーシィ!さっきは助けてくれてありがとう!」ニコ

 

おうふ。眩しい笑顔だ。ウェンディの笑顔もそうだが、心が浄化されそうだ。

 

「いや、気にするな。ところでルーシィはここで何してるの?」

 

「私はパパと一緒にここにきたの!パパがここにお仕事があるから一緒にきなさいって!」

 

「そうか。それじゃパパのところに行こうか」

 

「うん!」

 

〜数分後〜

 

ルーシィをルーシィパパのもとに送り届ける間にルーシィとはいっぱいお話をした。話をしている時ルーシィが顔を赤くしてる時あったけど、どうしたんだろう?

 

「あっ!パパ!」

しばらくするとルーシィパパを見つけた。

ルーシィはパパに会えて嬉しかったのか、走ってルーシィパパのもとへ行った。

 

「ルーシィ!じっとしてなさいって言っただろう!」

 

「うっ!ごめんなさい!」

 

「しょうがない子だ。君がこの子を見つけてくれたのかな?迷惑をかけたね。」

 

「いえ、可愛い娘さんですね。とても元気でいい子でしたよ。」

 

「っ!?かわっっ!?」ッドキ///

 

「おやおや…この子を見つけてくれてありがとう!」

 

「はい!じゃあ俺はこれで」

 

「サツキありがとね!またどこかで会おうね!!」

 

俺はルーシィとわかれた後、宿を借りて一泊した。

 

ルーシィパパってあんなに優しかっかな?……

 

 

 

 

 

 



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原作前 5話

 

 

そして翌日

 

俺は朝早くに起きて、電車に乗り、数時間電車に揺られてマグノリアに到着した。

 

「やっと着いた!ここがマグノリアか!」

 

ほんとにやっと着いた。苦労した。マグノリアに行くだけで骨が折れそうになった…。

ひとまずこの町の人にフェアリーテイルがどこにあるのか聞くか。

 

「すみません。フェアリーテイルと言うギルドはどこにありますか?」

 

「フェアリーテイルはこの道をまっすぐ行けばあるよ。あんたまだ若いのにギルドに入るのかい?」

 

「はい!ギルドに入るために鍛えてきましたから!」

 

「そうかい。頑張りなさい。」

 

「はい!ありがとうございます。」

 

さて、フェアリーテイルに行くとするか、おばあさんに聞いたところこの道をまっすぐだな。

 

「でかいな…入ってもいいのか?」

 

いざ着いてみたのはいいけどそのまま入ってもいいのだろうか。

そう悩んでいると

 

「なんじゃお前さん、フェアリーテイルになんかようか?」

 

「あ、俺はフェアリーテイルに加入したいんですが。」

 

「そうか、わしはここのギルドマスターマカロフじゃ。」

 

「俺はサツキ・リュウザキです!フェアリーテイルに加入するために遠くから来ました。」

 

「そうか、とりあえず中に入りなさい。

 

「はい!」

 

そしてついにギルドの扉が開かれた。

ここが憧れのフェアリーテイルか、いかつい人がいっぱいいるがみんな仲良く酒を飲んでいる。本当にいいギルドみたいだ。

 

「さぁ、入りなさい」

 

マカロフに案内されながら、ギルドのカウンターの近くに行くとマカロフに問いかけられた。

 

「それでどこにギルドマークをつけるんじゃ?」

 

「右手の甲にお願いします!」

 

サツキはどこに付けるか言うと、ポンという音と共に二の腕にギルドマークが押された。

 

「今日からここがお前さんの新しい家と家族じゃ」

 

「ありがとうございます!」

 

サツキが素直にお礼を言うとマカロフは気にするでないと言い、依頼の受け方とギルドのルールを教えられた。

 

「やっと終わった。」

 

マカロフからの説明を聞き終えて、宿屋を探しに行こうとした時に

 

「おい!新入り!俺と勝負しろ!」

 

まさかのナツさんがご登場。どうしよう。早く宿に行って休みたい。

 

「明日じゃダメ?」

 

「ダメだ!俺はお前と勝負してお前にかーつ!」

 

するとナツがこっちに走り出し殴りかかってきた。

 

どうしよう。とりあえず避けとくか。

 

〜30分後〜

 

「おい!避けるな!」

 

「やだよ!当たったら痛いじゃん!」

 

俺はそう言い、周りを見てみるとたくさんのギャラリーができていた。

 

「お、おい!あいつどうやってんだ!?目を瞑り中ながら避けてやがる。」

 

やばい、さすがに目立ちすぎた。すぐに終わらせよう。

 

「おりゃぁぁ!!!」

 

ナツは正面から殴ってくるので、ひょいっと避けて、ナツの後ろに回り込み後頭部を剣の鞘で殴る。

 

「っがぁ!!」

 

あ、やっちゃった。ナツは倒れて起き上がってこないので、今すぐ逃げよう。

 

「お疲れ様でしたぁぁ!!」

 

俺は走ってその場を後にし、宿屋に向かった。

 

〜翌日〜

 

昨日はえらい目にあった、いきなりナツと戦うことになるとは。

とりあえず今日は目立たないようにしないと、ひとまず修行場所探しに行くか。

 

俺は修行場所を探しに行くために近くの森に足を運んでいると突然声が聞こえた。

 

「きゃぁぁぁ!!!」

 

俺は声が聞こえた方に急いで向かうとナツとリサーナが森バルカンにに殴られそうになっていた。

 

「危ない!!」

 

俺はナツと森バルカンの間に入り手に力を込めながらクロスし、くる衝撃に備えた。

 

ドンっ!!

 

「ウホっ!?」

 

あれ?殴られた感覚はあったけど、軽い?何かおかしいと思って目を開けてみると俺の腕が黒く染まっていた。

俺は内心めちゃくちゃ興奮した。だって念願の武装色だよ!!これはテンション上げられずにはいられない!!って今はそんなこと言ってる場合じゃなかった。

 

俺は武装色がとけないうちに森バルカンの腹を殴った。

 

「おりゃぁ!!」

 

ドンっ!!

 

すると今までとは比べものにならないくらいの威力で、森バルカンは一撃で倒れた。

 

俺は森バルカンを倒した後、ナツ話しかけられる前にその場を後にした。

 

 

 

〜1年後〜

 

 

 

俺がフェアリーテイルに加入して1年がたった。

この1年は色々あった!

まず、バルカンに襲われていたナツとリサーナには次の日お礼を言われ、ナツとリサーナとはめちゃくちゃ仲良くなった。

と言われてもナツには会うたびにケンカをうられるんだが…

リサーナはなぜか俺を見るたびに顔を赤くしている。なんか怒らせるようなことしたかな?

 

次にグレイだ!こいつも最初はナツと一緒でケンカをうられたが返り討ちにしたらもうケンカはしなくなり普通に仲良くなった。

 

次はエルザだ。エルザともよく模擬戦をするのだが、いつもかわすだけの俺に苛立って、本気でやれー!!と怒っている。正直エルザはめちゃめちゃ強い!見聞色の覇気でも読めない時がある…、もっと修行が必要だな。

 

カナはいつも騒がしいのにギルダーツが帰ってきた時だけ静かになるので、どうしたか聞いてみたら、ギルダーツはお父さんでギルダーツはカナのことを娘と認識していないらしい。これは俺が口出しできる問題じゃないと思い、カナに「今度帰ってきたら一緒に話そうよ」と頭を撫でながら言うとカナは顔を赤くして怒ってどこかに行ってしまった。やっぱり無神経だったかな?と俺は反省した。

 

レビィには図書館に行くと8割ぐらい会うので、本好きとして仲良くなった。たまにレビィの家の本を読ませてくれる。

 

そんなこんなで平和に暮らしていると、ある事件が起きた

 

俺はギルドに入口の前に立ち扉を開けようとすると声が聞こえた。

 

「リサーナが死んだ!?」

 

俺は急いでギルドに入りミラたちに話を聞いた。

 

 

 

〜説明中〜

 

「リサーナ……」ゴゴゴゴ

 

急にサツキが俯いたと思ったらギルドが揺れ出して、みんなが驚いた。

 

「さ、サツキ?」

 

力の発信源が分かったのかエルザが俺に声をかけてきた。

 

「ごめん……ちょっとでてくる」

 

「うん、わかった」

 

サツキはものすごく悲しそうな顔でギルドを出て行った。

 

 

 

〜サツキside out〜

 

 

 

 

〜フェアリーテイルside〜

 

 

 

「サツキのあんな顔初めてみたな…」

グレイの呟きにギルドメンバー全員頷き、サツキが帰ってきたら元気づけようと誓うのであった。

 

だがサツキはそのあと帰ってくることはなかった。

 

 

 

 

 

 




キャラの数が増えてきたので次からはキャラのセリフの前に名前をつけようと思います。

読んでいただきありがとうございます!


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原作前 6話

 

 

俺はリサーナの死にショックを受けた。その日は宿から出る気力もなくなり、何も考えたくなかった。

そして数日後少し落ち着いたのでこれからどうするかを考えた。

 

どうする?俺はこのままリサーナが死んだと思ってもいいのか?いや、ダメだ!諦めちゃいけない。

考えろ!考えるんだ!ん?まてよ?確かにエルフマンの暴走でリサーナを攻撃したとしても姿を見てそのものがなくなるのはおかしい。

それならリサーナはどこに?もしかしたらワープのような魔法で何処かにとばされたのかもしれない。それならリサーナの姿が見当たらないのに辻褄が合う。

 

なら、俺は旅に出よう。フェアリーテイルのみんなには黙って行こう。

きっと言ったらいかせてくれないかもしれないからだ。心配をかけることになるかもしれないが、家族(フェアリーテイルのみんな)がいる。

なんとか支えてくれるだろう。

 

サ「よし!そうと決まれば、今すぐ行こう!」

 

そして俺は街で買った狐の仮面を被りマグノリアを旅立った。

 

 

 

〜サツキside out〜

 

 

 

〜フェアリーテイルside〜

 

 

2週間経ったころ、フェアリーテイルでは

 

ナ「サツキのやつ今日もギルドにこねぇな…」

 

ハ「あぃ…」

 

エ「サツキのことだ何かの拍子に帰ってくるだろう」

 

グ「そうだな、あいつを信じて待とう」

 

サツキがギルドに来なくなった数日後ナツがサツキの泊まっていた宿に行った時にサツキはもうでてったと言われ、マグノリア町中を探したのだが、どこにもいなかった。

 

カ「サツキ…」

 

1人の女性はサツキがいなくなったことを悲しんでいた。

 

 

 

〜フェアリーテイルside out〜

 

 

 

〜サツキside〜

 

 

 

あれからリサーナを探して6年が経った。

これだけ探してもリサーナは見つからない本当に死んでしまったのかもしれない。

 

サツキは6年もの月日が経ったことでリサーナの死に受け入れ始めていた。それでも、リサーナが生きていることを信じて探し続けていた。

 

サ「そろそろギルドに帰るとするか。」

 

サツキはこれ以上ギルドのみんなを心配させるのはよくないと思い、ギルドに帰ることにした。

 

サ「と言っても、6年も経ったら行方不明で死んだことになってるかもな」

 

 

 

 

サ「久しぶりだな」

 

サツキは6年ぶりにマグノリアの町を見た。

 

サ「この暖かい雰囲気は変わってないな…フェアリーテイルに行くか」

 

フェアリーテイルについたはいいものの、めちゃくちゃ緊張する。なにより気まずい…

 

サツキはフェアリーテイルのメンバーに旅に出ることを伝えなかったことに後悔した。

 

サ「入るか…」

 

扉を開けると6年前と何も変わらない、暖かい、自分の心を埋めてくれるような景色が目に入った。

 

そして一歩踏み出すとみんな一斉にこっちを見た。

とても神妙な顔でこちらを見る。

「入団希望者か?」とか「なんだあの狐仮面」と言う声も聞こえた。

 

あ、そっか仮面を外さないと、そしてサツキは自分が被っていた狐の仮面を取り、みんなに声をかけた。

 

サ「えっと……ただいま?」

 

仮面を外すとみんな驚いた顔をし、嬉しそうな顔をしてこちらに駆け寄ってくる。一番早かったのはエルザだった。

 

サ「ただいま、しんぱっ!!?」

 

心配かけてごめんと言おうとしたらエルザに思い切り顔面を殴られた。しかも走ってきて勢いよくだ。めちゃくちゃいてぇ…。

 

エ「どこに行っていた!!どれだけみんなに心配かけたと思っている!!」

 

サ「ごめん…心配かけた。」

 

グ「どこに行ってたんだ?」

 

サ「リサーナを探しに…」

 

リサーナを探しにと言う言葉にみんな驚いたいたが、ミラとエルフマンが特に驚いていた。

 

ナ「そうか…でも、これからは黙っていくな!…仲間だろうが!!」

 

ナツの言葉にギルドのみんなはそうだぞ!仲間だろ!と声をかけてくれた。

 

サ「ほんとにごめん。もうこんなことはしないと誓うよ。」

 

エ「わかってくれたならいい、それと…せーのっ!」

 

「「「「お帰りっ!!!!」」」」

 

ギルドメンバー全員で迎えてくれた。サツキは心に開いていた穴がうまっていく、そんな感覚になった。

 

本当にフェアリーテイルに入ってよかった。

 

 

〜そして夜〜

 

 

フェアリーテイルのみんなで宴をし、夜まで騒いだ。そして宴が終わったので、宿に帰ろうかと思った時にカナに呼ばれた。

 

カ「……心配したよ。」

 

サ「ごめん。もう黙っていかないよ。」

 

カ「そう、それならいいんだ。あんたにはまだ約束守ってもらってないからね」

 

サ「約束か…まだギルダーツに言えてないんだな」

 

カ「うるさい!1人だと緊張して……」

 

サ「ヤハハ、そんな柄じゃないだろ。」

 

カ「茶化さないで!でも、次帰ってきたら手伝って。」

 

サ「あぁわかった。約束する。」

 

カ「それじゃ…また」

 

サ「あぁまたな」

 

カナにもかなり心配かけてしまったな。

 

「話は終わった?」

 

今度こそ帰ろうかと考えていたらまた声をかけられた。

 

サ「ん?……ミラか?…随分変わったな」

 

ミ「そう?変わってないわよ。……その、リサーナ探しに行ってくれてありがとね。」

 

サ「そのことか……俺は今でも生きてると思ってるぞ。ちょっと気になることもあるし」

 

ミ「気になること?」

 

サ「いや、なんでもない」

 

ミ「わかった。これ以上聞かないでおくわ。それじゃまた明日ね」

 

サ「あぁまた明日」

 

そして今度こそギルドを出て宿に帰り眠りについた。

 

〜2週間後〜

 

ナ「サツキ!!」

 

サ「落ち着けナツ、どうした?」

 

今日ギルドに行くとナツに一緒にハルジオンに行こうと言われた。

理由を聞くとハルジオンにサラマンダーがいると聞いたらしい。

イグニールではないと思うが……まぁ俺も暇だしついていってやるか。

 

そしてナツ、ハッピー、俺でハルジオンに向かうためにギルドを出た。




読んでいただきありがとうございました!


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