FORTUNE LOVER 真・カタリナ・クラエスルート (伝説の超三毛猫)
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その1
実況者視点とマリア視点でお送りします。
野猿の秘密に迫る!ドキュメントリプレイ、はーじまるよー!
ドーモ、シチョーシャ=サン。ジッキョーシャデス。といっても始めたばっかで口先だけのトーシロなんでね。お手柔らかに頼むンゴ。
で、今回やっていきますゲームはこちら。
『
ベテランの兄貴姉貴ならわかると思いますが、分からない人のために説明しますと、
とある国の魔法学園を舞台に、主人公マリアがIKEMEN相手に恋愛を繰り広げる…いわば乙女ゲーです。
乙女ゲーにも関わらず、男女問わず人気が高いことで有名ですが、コレには訳があります。
その1、グラフィックが素晴らしい。PS4がハードだからというのもあるが、キャラから背景から、舞い落ちる葉っぱの一枚一枚までがリアルです。FF15やドラクエ11といい勝負すんじゃねーかな。
その2、声優陣が豪華すぎる。主人公がはやみんなだけで買う価値しかないのにライバルキャラにまややん・いのりん・おみほの3コンボ来たらそりゃ買うっしょ。勿論、男性陣も負けとらんぞ。まぁ…約1名ほど、実写のほうが有名な人がいるけど。
実はこのゲーム、アニメ化を記念にとあるパッチが入りましてね。
その名も『ルート:カタリナ・クラエス』。
要するにカタリナ強化パッチです。
これを導入することで、カタリナの性格が悪女から前世の記憶持ち野猿にクラスチェンジします。それに伴い、カタリナは勿論、ジオルドとキース、メアリやアランの性格まで驚くほど変化します。チャラ男がアニメ通りのシスコンになった時は両手を叩いて笑いました。
システム的に何が変わるかと言いますと、ジオルドルート・キースルート・アランルートがとんでもなく難しくなり、カタリナを攻略するルートが生まれます*1。ジオルドルートとキースルートの具体的な話はまたの機会に。
これからリプレイするのは、このカタリナルート……そのトゥルーエンドに到達するまでです。
このカタリナルート、クリア自体するのは難しくありません。ぶっちゃけ超簡単です。むしろ、バッドエンドがないんじゃってくらい簡単です。ただし…トゥルーエンドを目指すとなると話が変わります。
真ルートを出す条件がシビアな上、フラグ管理とイベントもこれまた厳しく、一つでもフラグを逃すとトゥルーエンドに辿り着けません。
しかも、操作キャラによって難易度が上下します。私の感覚でちょっと全キャラ操作した所……
ノーマル………ソフィア
ハード ………メアリ、マリア
ルナティック ………アラン、ニコル
それ以上の何か………ジオルド、キース
――って所でしょうか。ソフィアが一番難易度が低いのはあっちゃんが味方だからですね。ジオルドとキースがルナティックを超越してるのは悪女カタリナがジオルドとキースに殺される(ルート次第で)事を野猿ちゃんが知っているからだな、うん。
……っと。そろそろプレイ内容に入らなきゃあな。操作キャラはマリアでお送りしまーす。
真ルート開放の条件ですが、まずクラエス家のお茶会に呼ばれることですね*2。それで、カタリナの部屋……そのどこかにある『カタリナのマル秘ノート』を読むことです。
隠し場所は毎回ランダムになっており、またもたもたしてるとカタリナが探しに来ます。下手するとノートを探し出す前にカタリナに見つかることもしばしば(3敗)。
今回のリプレイでは大当たりを引きます。なんと机の上に置いてありました。ちょっとガバガバすぎんこの野猿………(呆れ)
見つけたら読みます。「本当に?」とか聞かれても躊躇なくはい押しましょう。カタリナがやってきます。
後はお祈りタイムです。
読むページは(キャラがほぼ全員日本語を読めないため)数ページ程度ですが、この読んでる最中をカタリナに見られたらルート開放失敗です。本を持っている状態を見られただけならキャラと言い訳次第でルート開放はできますが、開いている所を見られたら即やり直し(9敗)。
リプレイでは………*ああっと!*
本を閉じて戻す前に見られてしまったー!
しかし、マリアなら大丈夫です。正しい選択をすれば問題ありません。
『マリア……それ……』
『→カタリナ様の大切な物ですか…?
申し訳ありません!
なにかの古文書でしょうか…?
………。』
これなら『申し訳ありません!』の一択ですね。
一見ブービートラップっぽいですが、実は一番上がブービートラップです。踏むとルート開放失敗確定。三番目も悪くはありませんが、不審度が貯まる答えなのでオススメしません。一番下は論外。
選んだら会話を飛ばして、速やかに部屋を出ましょう。もたもたしてると開きかけたルートの扉が閉まるので(1敗)。
さぁ、これで真ルートへの道は開けた!
さて続きを……と行きたいところですが、もう遅い時間なので今日はここまでとします。
コメントや高評価の数次第では続きを投げてイキマス。
では、ご視聴ありがとうございました〜!
「これは………ノート?」
わたくしがカタリナ様の部屋の机にそれを見つけたのは、偶然だったのかもしれません。カタリナ様が開いたティーパーティーの準備に微力ながらお手伝いするために早めにクラエス邸にお邪魔し、カタリナ様の部屋に入ったところでふと目に入ったのだから。
表紙を見ると、そこには『
しかし……そこに書かれた文字は、記憶にないものでした。
私達が普段使っている文字や、授業の古代文字よりかは簡単ではありますが……勉強を頑張っている私でも、見たことのない文字でした。もちろん、読み方なんて分かるはずもありません。
そして、なによりおかしいのは………それらの謎の文字が、カタリナ様の文字で書かれていることでした。
思い違いかとも思いましたが……やはり、何度見てもこの文字の形の特徴が、勉強を教えていたあの方のノートに書かれていたものを想起させるのです。
知らない文字が、知っている方の筆跡で記されている………違和感を―――いえ、一種の衝撃を感じずにはいられませんでした。
……だからでしょうか。
「………マリア?」
「……っ!!?」
ノートを元あった机に戻す前にカタリナ様に見られてしまったのは。
幸い、ノートを開いているところは見られなかった……と思います。
ですが…私のこの姿はまるで、勝手に部屋に入った上に、今から手に取ったカタリナ様のマル秘ノートを見ようとしているみたいではありませんか。
「それ………」
「―――申し訳ありません!!」
カタリナ様がなにかを言う前に頭を下げる。
申し訳ありません、カタリナ様。すべて、私の出来心だったのです。部屋に入ったのも、たまたま机の上にあったノートを手に取って読んでしまったことも。
すべて私が悪いのです。
だから。
―――そんな恐れるような目を、しないでください。
「申し訳ありません……勝手に部屋に入ってしまって。
すぐに、お茶会の準備に戻りますね」
「あ、ちょ! 待って、マリア―――」
カタリナ様から逃げるように、私はお茶会の準備が行われているであろう厨房に戻ります。
………その後のお茶会は、つつがなく開かれたのですが。
どうしても……カタリナ様のあの『何かを恐れるような』表情と、ノートの中身が、私の脳裏から離れてはくれませんでした。
〜〜〜〜〜〜
おまけ・カタリナ様脳内会議
議長「えー、今から緊急会議を行います」
眼鏡「まさかマリアちゃんにあのノートを見られるなんて…これは由々しき事態です!」
強気「こうなったら仕方ないわ……マル秘ノートを燃やすしかないわね……証拠隠滅よ!」
弱気「で、でも、マリアちゃんだって、わざとじゃあないかもしれないし……涙目になってましたよ…?」
眼鏡「では、ノートを燃やした後でマリアちゃんと仲直りを―――」
ハッピー「ノートを燃やす必要なんてないんじゃない〜?」
議長「どういうことですかな、カタリナ・クラエスさん」
ハッピー「この世界の文字と日本語の文字は違うみたいだし、たとえマリアちゃんに読まれても内容なんてわかりませんわ!」
強気「そ、そう言われてみれば……!その為の日本語だったもんね!」
眼鏡「証拠隠滅は後ろめたいからやる……危うく自分から怪しまれる行動を取るところでしたね」
弱気「それでも、ノートの管理はしっかりしておこう?」
議長「それでは、これからの方針は『ノートはしっかり管理するが隠滅はせず、代わりにマリアちゃんと仲直りをする』ということで宜しいですかな」
カタリナ達「「「異議なーし!」」」
※安定のカタリナであった。
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『真・カタリナ・クラエスルート』
概要
…頭を打って野猿と化したカタリナの努力の軌跡を、他のキャラ達が辿り探っていくルート。もとい、そんなカタリナを受け入れるルート。難易度は最難関を極め、親密度・フラグ管理がシビア。一つでも取り損ねるとトゥルーエンドには辿り着けない。
操作キャラ
…基本的にはカタリナ以外の誰か。だが場合に応じて、カタリナも操作する。
フラグ…基本的には、以下のものを考えている。
①全てのキャラ(シリウス含む)の親密度を8/10以上にする。特定のイベントスチルを全て回収する。
②マリアがカタリナのマル秘ノートを見つけ、内容を読む。(なお、ここでカタリナに読んでいる所を見られたら相当上手くリカバリーしない限りほぼ100%で失敗する)
③マル秘ノートの内容を適切なタイミングで他キャラに教える。
④ソフィアがマル秘ノートを読み、あっちゃんとの対話イベントで優評価を得る。
⑤カタリナの“最大の”信頼を得るイベントを起こす。
他にも、起こすべきフラグはあるようで……?
トゥルーエンド(ルート成功)
→カタリナは頭を打った際に思い出した前世の記憶を、全員に教える。みんなと仲良くしたのは、破滅したくなかったからだと言いながら。しかし、マリア達はそんなの関係ないと言う。たとえどんな理由があっても、仲良くなった過程と絆は本物だと告げる。カタリナはそんな健気で寛大な皆の対応に歓喜の涙を流す。
ノーマルエンド(ルート失敗)
→カタリナはゲームの知識のある本を焚書してしまい、その罪悪感からか落ち込んでしまう。真相に辿り着けなかった皆は、そんな事は露知らずにただ純粋にカタリナを心配し続ける。一週間のブルー期間ののち、表面上はいつも通りの自由奔放さを取り戻したカタリナ。彼女は、『今ではカタリナに生まれ変われて幸せだ』と思いながら、これまで通りに過ごしていった。
みたいなお話を誰か書いてくれませんかねぇ…(露骨なチラ見)
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