ガルパンを元にした男女比改変世界で (俺だよ俺!中学一緒だった!)
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プロローグ(という解説)

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前世の記憶があることは、今は誰にも言っていない。

一度だけ家族に言ってみたことはあるものの、子供の戯言だと思われていたのは明らかであり、信じてはもらえなかった。

だからそれ以来誰にも話していない。

死因が変な事も冗談と思われた原因かもしれない。

 

かつては昭和の末頃に生まれ、平成ジャンプで令和に入り、他人のフィギュアが目に突き刺さり死んだ。

切っ掛けは唐突だった。30歳を越えて初めてできた彼女との初デートの時のこと。

朝の情報番組では、占いで落とし物に注意とあったのを覚えている。

大きな交差点の、道路を挟んだ反対側にある待ち合わせ場所に向かっていた。俺は歩道橋の階段を普通に昇っていただけで、特におかしいことはしていない。

突風が吹いたわけでも、地震があったわけでもなく、ましてや雨で足元が滑りやすいなんてこともなく、前日から続く快晴で無風の天気。

 

「ひょっ!?」

 

「ん?」

 

だというのに、目の前数メートルを歩くおっさんが足を滑らした。

こちらにむけて落下してくるおっさん。それより先に、彼が背負っていたリュックが開いていたようで、そこから何かが散乱する。

まるでスローモーションのように視界の中の全てがゆっくりと感じ、思考だけがはっきりとしていた。

 

おっさんのリュックから飛び出したのは、アニメキャラのフィギュアと同人誌だった。本編を見たことはないが、コンビニだったりとコラボしてたり有名で知っていた。

確か女の子が戦車で戦うやつだ。

その主人公のフィギュアがくるくると回転し、その側を、確か主人公の母親でよく同人誌界隈で使われている人妻の同人誌が、ページをバタバタとはためかせて宙を舞っている。スローモーションで、ページがめくれて人妻のアへ顔もはっきりと見えた。

フィギュアと同人誌の向こうに、こちらに落下するおっさんと、足を滑らせた原因らしき赤と白の縞々の玩具が見えた。

そんな中で俺が考えていたことは、最近のフィギュアはパンツまでしっかり再現してるんだなぁということだった。

迫り来るJKのパンツ(フィギュア)と人妻のアへ顔、ところによりおっさんとオナ○。これが、俺の前世の最期の光景だ。

 

気がついた時には、 目の前で自称神様が爆笑していて、俺が死んだことを教えてくれた。

死因は左目にフィギュアの足が突き刺さったことと、その上から駄目押しにおっさんが落下したために脳まで到達してぐちゃぐちゃになったことらしい。

明らかに致命傷で、救急車を呼ばれずに写真を撮りまくられて死体をネットにさらされたらしい。

ちなみに初めて出来た彼女は俺の死を悲しんでいる……という形でインスタグ○ムがバズって喜んでいるらしいよくそが。悲劇のヒロイン美味しいデスッてか?

んで、怒ったあとになんやかんやで目の前の神様と取引した。

 

なんか、笑わせてくれた礼に男に都合のいい世界に転生してくれるとのこと。

死因のフィギュアのガルパンて世界を神様がこねこねしてDIY的なことをした世界。

そこで特殊能力を授けるから子供をたくさん作れって。生まれた人数に応じて、俺の願いを叶えてくれるそうだ。

10人で生前のPCの中身を誰にも見せないように破壊。

20人で歩道橋にTE○GAを落としやがった誰かに天罰を。

30人で生前の両親が老後を苦労しないように。

40は飛ばして50人で転生した俺が億万長者に。……という具合らしい。

 

そんでもって生まれ変わったのが今の俺。

名前は金玉天我。『キンタマ』じゃないぞ、違うぞ?読みは『カナタマテンガ』である。金玉は歴とした名字だ。

ただ、この名前のせいで小学生のころは周囲の子供たちに馬鹿にされた。

高校生になると、昔に俺を馬鹿にしていた子供たちは皆、俺の子供を孕んでアへっていたが。

 

この世界、元がどんな世界かは詳しくは知らないが、神様がこねこねした結果は男女比が1:100近い悲惨な状況になった。

よくこれで社会がまわるよなと感心する。

なんでも、世界大戦でどの国も多くの男が死に、その後は男児の出生率が激減。原因は解っていないが、現存している男性も平均して35歳前後で生殖能力を失う。

男子は15歳になると積極的な子作りの義務と、精液を定期的に提出する義務がある。

子作りをするほど優等生という社会の風潮で、俺は15歳になると周囲の女子とセックスしまくったわけである。男女共に相手を選ぶ権利はあるし、俺がしたくないと拒否することもあれば、相手に拒否されることもあったが、ほとんどの女子とセックスした。

神様に貰った特殊能力はセックスに特化したマジカルチ……げふんげふん、マジカルスティックという能力である。

通常の三倍の威圧感を持つ大きさ、異性にマリンカリンの効果を発揮する匂い(個人差もある)、絶倫と、リットル単位のエロ漫画特有のあれ(ただし代償にかなりのカロリーを消費する)、何気に微弱な電流を流すこともできる。

PCの中身を消したかった俺は、能力をフル活用して社会に貢献した。

高校を卒業する頃には案外すんなりと目標の50を越えて200人を越えた。

俺以外の男子も二人いたこともあり、全校生徒の9割が妊娠するという快挙を成し遂げ、国に表彰されて学園艦を挙げてのお祭り騒ぎとなった。

学園艦とはなんぞや?と思う人に説明すると、読んで字の如く、そのままの代物である。

戦艦を巨大化させ、甲板に学園を中心に町一つを乗っけた戦艦型の学園都市である。

学生を主として運営し、大人はサポート役以外は学生の家族が主だ。中には甲板の町に実家を構える人々もいるが、ほとんどの人は本土に実家があったりする。

そこで女子は立派な大和撫子になるために、男子は本土から隔離された世界で出産に適した肉体になる15歳以上の女子と仲を育んだりなんやかんやを期待されるわけである。

 

多額の奨励金を貰えた俺は学園艦を降りて、それを元手に買った宝くじが当たってとんとん拍子に億万長者の仲間入りを果たした。その金でマンションを建てて不動産収入で働かなくても食っていけるようにして、誕生日が来れば20歳になる。

正直、神様との約束も果たしたし、男子の努力義務である10人もとっくに越えているためにしばらくはゆっくりするつもりだった。

あちこちの学園艦や、他の企業にスカウトされたがほとんど断った。何回か地方自治体に呼ばれ種付け巡業と呼ばれるイベントをさせられたが、あれは正直自分が盛り上がらないタイプの女性が多く、それでも抱かなければならないため二度としたくない。

 

「んほぉお"お"お!?」という獣のような嬌声をあげる人妻とかは面白かったけど。というか、多分あれってあの同人誌の人妻だったと思うんだけど。

会った時はキリっとしたクールな感じだったのにおっぱじめると頭対魔忍みたいになっててくそワロた。

あれかな? 旦那が生殖能力が無いからもて余しているのかな?

別に旦那さんを馬鹿にしているわけではなく、日本では生殖能力のあるうちは男が結婚することは法律で禁止されているため、必然的に結婚している人はもう立つものが立たないのだ。

この世界じゃ結婚できる女性は稀でも、確か戦車道とかいうのの家元だったから、格式張った家でそもそも旦那がいないってのはないかもしれんが。

 

そんなわけで、仕事もせずにたまに依頼でセックスするだけの日々を送っていた俺に、また学園艦からのスカウトが来た。

いつも通り断ろうとしたが、資料に添付されている写真に目を止めた。

写っていたのは緑の襟のセーラー服の学生、前世でみたガルパンのイラストで主人公達が来ていた制服だった。

 

「大洗女子学園か……」

 

興味を引かれて資料をパラパラと捲る。呼んでいるのは学園の現在の生徒会長らしい。

なんでも、学園艦が長く何の実績も出していないために廃艦の危機とのこと。そのため、一発逆転の手として戦車道を復活させるようだ。

戦車道とは、大戦後に生まれた『守られるだけでなく、大和撫子たるもの守れるようになれ』という考えから武道を学ぶ女性が増え、その中で生まれた武道である。文字通り剣や弓ではなく戦車に乗って競いあう中々にデンジャーな競技だ。

戦車など一般常識レベルでしか知らない俺に、戦車乗りの講義を期待しているわけもない。俺に期待されているのは飴と鞭でいう飴というわけだ。

大洗女子は名前の通り女子高で男子がいない。艦内には大人の男性もいるが、数が少ない上にそもそも高齢で生殖能力が無くなっている。

要するに、戦車道を頑張ったらセックスできるぞと発破をかけるのだ。やっぱりこの世界頭おかしいな。神様がこねこねしただけあるよ。

貞操観念が逆転しているわけではないが、前世より女子の貞操観念が緩い。男性に巡りあえない女性も多く、人工受精で子供を作るのが多い中で男とセックスして処女を捨てるのは一つのステータスとも言える。

興味が出てきた俺は、この仕事を引き受ける事にした。




西住流の師範は頭対魔忍にしてみさくら語の使い手。

主人公の特典まとめ
・肉棒の威圧感が通常の三倍(大きさは通常の二倍)
・魅了効果のフェロモン(ただし股間から出る)
・絶倫。10戦でも20戦でもいけるが、股間の前に腰が限界を迎える。
・精液が一発あたり1リットル。通常はスプーン一杯。ただかなりカロリーを消費するため、常人の三倍は食べる。
・亀頭から微弱な電流(弱い静電気程度)を出せる。この電流を敏感な膣内で流すことで、強烈な刺激を与えたり
、卵巣を刺激して排卵を促したりできる。


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一話

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学園艦というのは、資金力によって大きさや設備の良し悪しがかなり違う。

元の世界の学校でも、公立か私立でかなり違うように。大洗女子学園は茨城県にある大洗町がもとになっている公立だ。県や町以外で特別にスポンサーがつく私立と違ってかなり小さい。といっても、その大きさは前世では考えられない規模ではあるが。

 

「へぇ、こうして見るとなんか変な感じだな」

 

本当は大洗町の港から乗艦する予定だったが、艦が寄港するタイミングに合わなかったためにヘリで来た。

勿論、学園にヘリを急に用意する金などないためポケットマネーである。金持ちなめんなよ!……完全に成金野郎の台詞だな。格好悪いからやめとこ。

しかし空の上から学園艦を眺めるのは初めてだ。高校時代は別の艦に乗っていたが、空を飛ぶことはなかった。

巨大な戦艦の甲板の上に住宅街や学校、病院といった施設だけでなく演習用の山や平原なんかもあり、ジオラマ作品のようである。

双眼鏡で観察しながら感慨に耽っていると、前方に自衛隊の輸送機が飛んでいるのが見えた。

そこから空中にダイナミックに飛び出す戦車。

広いところを探して駐車場を選んだようだが、真下にあった高そうな外車を踏み潰し、滑らせるようにして落下の衝撃を逃がしていた。

 

「えぇ……」

 

思わずドン引きする。曲芸染みた凄いテクニックではあるのだろうが、戦車ってなんだっけ?

自衛隊上がりのヘリのパイロットのお姉さんもドン引きしているようなので、あれが自衛隊の普通の戦車の運用法ってわけでもないのだろう。

演習場に集まる生徒達の前で停車した戦車から、一人の女性自衛官が出てきた。何か話しているようだが、ここからでは解らない。

自衛官がこちらを見上げた。というよりも集まっている生徒全員がこちらを見ている。

 

「え~と、何々? う、る、さ、い、お、り、て、こ、い?」

 

あぁ成る程。近づいてくるこちらのヘリの音が五月蝿くて話ができないわけだ。

唇の動きを読めばだいたい解った。

パイロットに指示して戦車の近くに降りて貰う。

男性が少なくてあまり頓着していないのか、ヘリのプロペラが起こす風に煽られても、スカートをおさえていない子が大半だった。

皆ポカンとした呆気にとられた顔をしていて、おかげで色々なパンツを見ることができた。

年齢も15~18と最大でも3歳しか離れていないのに、お子様パンツから色っぽいのまで差があるもんだ。

ヘリが着地すると、扉を開けて甲板に降り立った。

 

「男だ、男の人だ……」

 

「えっ誰? えっ、なんで男の人?」

 

「わ、わ、本当に男の人! もうやだこんな時に私髪ボサボサ!?」

 

ざわめく生徒達の合間を縫って、この学園の生徒会長の前に立つ。

 

「遅れてすまないね。こうして会うのは初めましてかな」

 

「いえいえ。来ていただけただけでも有り難いんで」

 

目の前の少女は角谷杏。

140前半の身長に、童顔でツインテールが似合う小柄な美少女だ。正直制服を来ていなければ他の子と同じ高校生だとは見えない。

脱力ぎみな喋り方だが、俺がここに来るまで電話でやりとりをしたのも全て彼女だ。

写真で見て知ってはいたものの、見た目に反して行動力のあるやり手のようだ。

 

「そんじゃまあ、丁度いいんで皆に二人を紹介しますかね。はいちゅうもーく。あーんどきをつけー」

 

ぺちぺちと、手をならしてやる気があるのか無いのか解りづらいトーンで角谷は声をかけた。

一応カリスマかどうかはともかく、生徒達は彼女の指示に従い整列し、気を付けの姿勢になる。

 

「んっんん! ……えー、改めて初めまして。陸上自衛隊富士学校富士教導団戦車教導隊所属の蝶野亜美よ。これからあなた達の特別講師として戦車の教導を担当します。よろしくね」

 

また凄い肩書きの人が来たな。

よく連れてこれたものだと感心する。

パチパチと拍手が聞こえてくるが、熱心に拍手して目を輝かせて蝶野さんを見ている生徒は一人しかいなかった。

他はほぼ、右から左に聞き流す感じで俺の方を見ていた。

人工受精が一般的なこの時代。

若い男は見たことが無いどころか、父親含めて男を見たことが無い女の子すらいるらしい。

だから仕方ないといえばそうなのだが、図らずも蝶野さんの華麗な登場と自己紹介になるはずだったのを潰した形になってしまい申し訳ない。

わざとじゃないんです。だからそんな睨まないでください。

 

「蝶野教官には戦車道について教えをこう事になる。各自失礼の無いように」

 

「「「はい」」」

 

返事はいいが、視線が蝶野さんを見ていない。

現在進行形で失礼になってしまっている。

蝶野さんも彼女達の態度も仕方ないと思っているのか、苛立つ気配のベクトルが、彼女達ではなく原因である俺に向かっている気がする。

だからわざとじゃないんです。

 

「次は金玉さんお願いします」

 

角谷が俺を促すので一歩前に出る。

 

「初めまして、金玉天我です。君達のカウンセラーという位置付けになるのかな」

 

絶世の、とまでは言わずとも俺の容姿はそれなりに整っていると自負している。

少なくとも、不細工だとこんな世界であっても200人切りとか無理だから。特殊能力があっても、セックスに持っていくまでが大変だろう。

特に初対面では爽やかな笑顔で印象を良くするべくスマイル練習したものだ。

はにかみながら「よろしくね」と研究した角度でほんの僅かに首を傾けた。

 

「金玉さんってあの国家奨励賞の!?」

 

「写真でみたよりイケメン」

 

「はわー」

 

「ほわぁあ」

 

「……あのゴールドペニスの」

 

歓迎する黄色い声があがる。

一部の女子は非公式にネットとかで呼ばれている二つ名を知っていたようで、チラチラと俺の股間の辺りに視線をやっている。

 

「まぁカウンセラーってのは建前で、頑張ったものには希望者にご褒美も用意してんだよね」

 

角谷がにやにやしながら親指と人差し指で丸をつくると、反対の手の人差し指をその丸に抜き差ししてみせた。

外見ロリな美少女のその仕草はかなり背徳的にうつる。

解りやすいジェスチャーに「キャー!」と歓声があがる。

 

「……ギチィ!」

 

隣から何か聞こえたので、横目で確認する。

蝶野さんの顔が劇的ビフォーアフターしていた。

宝塚の男役のような中性的な美女の、形だけは爽やかだったその笑顔。

なんという事でしょう、眉間には深い皺が刻まれ、額には今にもはち切れそうな血管が浮き出ているではありませんか。

両目は怒りのあまり白目を向き、歯を剥き出しにしてギチギチと食い縛っている。まるで仁王様の怒りの形相のよう。

ってか絶対に怒ってるよね? 自分の登場が印象薄くなっちゃって怒ってるよね?

……できるだけ見ないようにしよう。

 

さて、俺のカウンセラーという役職は戦車道履修者のみが対象となる。その他の生徒は基本的には関わることがない。

戦車道に力を入れるために、履修者を特別待遇にするためだ。他から苦情があっても生徒会が握りつぶすとのこと。

それにカウンセラーというのはあながち間違いではないらしい。らしい、というのは俺が別に資格をもっているわけでもなければ戦車に詳しいわけではないので本当か解らないからである。

戦車ってのは、今はスポーツ感覚でも元は命の遣り取りの兵器なわけで、轟音もするし、他のスポーツよりも一つの油断が大きな怪我にも繋がりかねない危険なものだ。

例え競技用に特殊素材で加工して選手の安全を図られているとは言え、扱うのはペイント弾ではなく実弾なのだ。

もし命の危険を感じた時、生物は種を残そうと性的に高ぶってしまうことがある。

それでなくても精神的に不安定になることも考えられるのだ。

そのような事を真剣な表情で語る角谷。

 

「……まぁ全部書類上の建前だけどね」

 

最後の台詞と、ずっと丸を抜き差しするジェスチャーのしっぱなしで台無しである。

こうして、俺の大洗女子での生活がスタートした。

 

 

 

 

 

 

 

ちなみに後で聞いた話だと、蝶野さんはレズビアンだそうで、俺に怒っていたのは登場を台無しにしたからだけではないそうだ。

なんでも、西住流の師範をいつか旦那から寝取る気だったようであり、その前に俺が種付け巡業でしてしまったから目の敵にされていたんだと。

 

 

 




この世界では前の世界同様、一定確率で同性愛者がいて、蝶野さんもその一人。
西住流で修行中の時から、人妻と解っていて家元にモーションかけては袖にされている。


次からきっとエロ入ります。


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二話(エロあり、西住みほ)※加筆修正済み

アンケートの結果はみほでしたので、みほ回です。
かなりの接戦でしたね。

今回はキャラ崩壊のタグがお仕事を頑張っているので、原作通りじゃなきゃみほじゃないというお考えの方はブラウザバック推奨、あと結構ながめです。

まだプロローグと一話しかなかったのに、お気に入り入れてくれたり評価してくださった方々、感想くださった方々、ありがとうごさいます。


俺にカウンセリング室という名目で与えられたヤリ部屋は、演習場の倉庫近くにあるプレハブ小屋だった。

一応、冷暖房のためのエアコンと冷蔵庫があるが、他の家具は机と椅子二脚、後はベッドのみ。

 

「防音対策は少ししとこうか、あとベッド」

 

校舎から離れている演習場とはいえ、ヤっている時の声や音が駄々漏れだと周囲に気を遣わせてしまう。

思春期の子達にとって、学友がそばでセックスしてたら気になるだろうしな。もしくは本当にカウンセリングで真剣な話をするにしても、防音対策はあったほうがいい。

そしてベッドについては、腰かけるとスプリングがギシギシいう安いシングルベッドだったので、小屋の中が狭くなるのを承知でダブルベッドに買い換える。

ギシギシいうのもある種の風情でもあるが、このサイズだと3Pや4Pなど複数相手は狭いしね。

欲を言えばキングサイズが良かったが、この小屋にそれはさすがに大きすぎるため諦めた。

 

家具業者に商品を発注しても時間がかかるため、取りあえずはこの小屋のベッドと、俺が借りた借家に既に運送の業者が配達している最中のものとを入れ換える。

急な依頼だったが、生徒達が初めての模擬戦を四苦八苦している間に終わらせてくれた。最初は当日に仕事を追加するのに難色を示した業者も、チップを弾むと大喜びで作業していた。現金なものである。

 

しかし、戦車の動かしかたも禄に知らない素人を、いきなり運転させるだけでなく模擬戦させているらしいが危険ではないのだろうか?

俺は戦車については生徒達以上に初心者だし、練習内容に口出しするとあの自衛官がキレるだろうしなぁ……

自分は自分の仕事をするか、と渡された資料を読む。

渡してくれた小山という少女は生徒会の一人らしい。小山というより、その乳房はパッと見た感じでもわかる山脈のような迫力だった。

それでいて引っ込むところは引っ込んでいる、高校生離れしたグラマラスな肉体をしていたし、抱ける機会があるのかと思うと楽しみである。

 

渡された資料には、戦車道履修者の顔写真とそれぞれの簡易プロフィールが記載されている。

……今年の春の身体測定の結果も記載されているため、スリーサイズなどもあり、なんだか前世の風俗嬢のパネ……っとぉ、この例えは駄目ですね。

しかし色々な子がいるな。可愛い系から美人系まで揃っている。

発育も個人差はあれど、やはり第二次成長期の一年の差は大きいらしく、年長になるほど肉体が女として完成に近づいてくるのが解る。

角谷のような例外もあるが。

 

今日からさっそくカウンセリングという名の性的指導を開始するようだが、果たして誰になるのか。

MVPに選ばれた娘しか指導してはいけない事もないが、優先されている。

受ける受けないは生徒の自由で、もしカウンセリングを受けるなら翌日の午前中の授業は免除される。

徹夜になるかもしれないしな。

模擬戦や試合の度に生徒達から、生徒会が選んだ候補の中からアンケートを取ってMVPを決めるらしい。

順当にいけば唯一の戦車道経験者の西住みほか。

前世の俺が死んだ凶器のモデルとなった女の子だが、別に彼女が悪いわけではないので恨んでなどいない。

ただなんとなくこう、気になってはいるのだ。

フィギュアと同じく白い無地のパンツなのか、意外にセクシー系なのか。

西住でないなら、まずはどんな内容か率先してまず角谷が受けるというのも考えられる。

それはそれで、学園を卒業してからはロリ体型を抱くのも久しぶりだし楽しみだ。

これだけ楽しみにしてて、もし初日から誰も来なかったり拒否されたらそれはそれで仕方ないけど悲しいなぁ。

 

「おっ、そろそろ終わったかな」

 

外から聞こえる砲撃の音が止まった。

もう少ししたら来るだろうと考えた俺は、コーヒーメーカーにセットして用意する。

政府機関から定期的に支給される一口サイズのチョコレートを幾つか小皿に盛った。

このチョコレートは、俺のように種付け巡業に出たりと人口減少を食い止めることに協力的な男に配られる。

巡業でも良く使ったが、痛みを和らげる効果を持つ。

媚薬と呼ぶほど強いものではないのだが、個人差はあれど破瓜の痛みを軽減してくれるため重宝している。

鎮痛剤に近いかもしれないが、快感まで鈍くならないことがこの薬の特徴である。麻酔のように痛みを軽減する代わりに、感覚が痺れて鈍るわけではないのだ。

俺の陰茎は特典のせいでかなり大きいため、そのままだと処女には辛いらしいので、初めてと推定される女の子相手にはよく使用している。

どちらかといえばサドっ気のある俺からしたら泣いている女の子はむしろ苛めたくもなるのだが、レイプにならないようにそこら辺わきまえている。

苛めるならあくまでプレイとしてだ。

 

 

 

 

 

 

「はい、どうぞ」

 

あれから一時間ほど経過し、控えめに扉をノックする音が聞こえた。

 

「し、失礼します……」

 

入室を促せば、緊張した面持ちで入室してきたのは、やはり西住みほだった。

茶色の髪をショートボブにしている大人しそうな少女だ。外見的にはあまり主張の強そうなタイプには見えないが、今回MVPに選ばれていることからリーダーシップなりがあるか、相応の芯の強さがあるのだろう。

スタイルも良く、巨乳というほどではないが女性的な凹凸がはっきりしているタイプだ。

戦車を乗り回していたのに髪に艶がありしっとりとしているのは、おそらくはシャワーでも浴びてきたのだろう。

その証拠に彼女が入室した時に、シャンプーのフローラルな香りが微かにした。

俺の顔を見て頬をほんのり赤くし、部屋の奥にあるベッドを見て仮眠以外の用途を察したか顔全体を真っ赤にさせた。

ウブそうだが知識はしっかりあるのだろう。

 

「よく来たね。どうぞ座って」

 

「は、はい……」

 

俺は自己紹介よりもまずは彼女を座らせることを優先した。

促されるままに、椅子に座る西住。

 

「コーヒー入れるけど、砂糖とミルクは必要かな?」

 

「えっ? あ、じゃあ、お願いします……」

 

ガチガチに緊張しているのか、言葉のトーンが全て尻すぼみになっている。

数分前に出来上がっていたコーヒーメーカーから珈琲をカップに注ぐ。

保温してあるので、冷めたりはしていない。まだ珈琲の苦味は理解出来ないかな?

 

「はい。砂糖足りなかったら追加してね」

 

「ありがとうございます」

 

彼女の前に珈琲と砂糖の入った瓶を置いた。珈琲の香りは心が落ち着く。その隣には小皿に盛られたチョコレートの包み。

人によるだろうが、個人的には紅茶よりも珈琲の方が落ち着くと思う。

西住は緊張を誤魔化すためか、唇の渇きを癒すようにカップに口をつけ、「あちっ」と小さく舌を出す。

あざとい。天然なんだろうがあざとい。でもそういう仕草は好き。

 

「西住だよな? まずはMVPおめでとう」

 

「あ、ありがとうございます」

 

さて、何から話そうかな。

戦車道の家元なんてやってる家族から離れて、わざわざ転校してきてるくらいだし、いきなりそこつつくのもな。

 

「どうだった? 初めての模擬戦は」

 

「そうですね……なかなか思ったようには行かなかったけど、色々気づかされる事も多かったです」

 

「そっか。これからが楽しみだね」

 

「……はい!」

 

入室時よりも少し緊張が解れてきたのか、はにかむ笑顔はあどけない感じで年相応に可愛らしい。

先ほど集まっていた他の生徒もタイプは違えど美少女ばかりだった。

この学園って、入学条件に容姿が優れていることとかあるんだろうか?

タイプと言えば、改めて良く見てもあの母親とはあまり似てないな。

分類としてはあっちは目付きの鋭いキツネ顔だったが、この子は少し垂れ目気味なタヌキ顔だ。どちらも美人には違いないが。

性格もこの子は大人しめだし、本当に血縁関係にあるのだろうか? 主人公なんだし実は義理の親子関係だったり深いストーリーがあるのかもしれない。

 

「あ、あの……先生、私の顔に何か?」

 

「あぁすまない。可愛いなぁと思ってね」

 

「ふぇ!?」

 

ついじろじろ見てしまったので、咄嗟に出た言葉だったが嘘は言ってない。

すぐに反応が顔に出るあたり、やはり男慣れはしていないのだろう。ごく稀に身近に男がいたりしてある程度慣れている子は簡単なお世辞にはここまで反応しない。

男慣れしていない、処女特有のチョロさ。

しかし先生か、いい響きだ。実際は5歳も離れてないけど。

 

「周りの人に言われるでしょ」

 

「そ、そんなことぜんぜん……」

 

ぶんぶんと首を振って大袈裟に否定する彼女の姿に苦笑する。

 

「慌てなくていいよ、落ち着いて。チョコもあるし良かったら食べて」

 

「は、はい。いただきます……わ、わー、おいしいなー」

 

話題を転換したかったのか、俺がチョコレートに誘導すると「助かった」とばかりに飛び付いた。

まだ包装を剥いている段階で口に入れてすらいないのに、美味しいと言ってるのでかなり慌てているのが解る。

西住がチョコレートを口にいれたのを見届けてから、俺は再び問いかけた。

 

「前の学校では男の子とかクラスにいなかったの?」

 

「ま、前の学校はここと同じ女子校でした」

 

男女比率的に、義務教育である中学まではどの学校でも一学年に一人はいることが多い。

しかし男子に義務が発生する高校生からは、肩身の狭さからか地域の学校でも幾つかの学校に男子が集まる傾向にあった。

必然的に大抵の高校は女子高か、共学とは名ばかりの実質的な女子高といった場所も多い。

 

「小中では一人くらいいたでしょ。一緒に遊んだりしなかった?」

 

「よ、幼稚園の頃になんどか……でも私、昔はやんちゃで……男の子を叩いて泣かしちゃって……」

 

それっきり遊んでくれなかったと。まぁこの世界じゃよく聞く話か。

男の子はでかくなればともかく、幼い頃はとにかく大事にされるため、ちょっと泣かしたとなると相当世間から叩かれる。

男も女もやんちゃすれば怪我するのは当たり前だし、そうやって痛みを覚えるんだけどね。

嫌な言い方をすれば、人的資源として男の方が女よりも比率的に価値があるのだ。

そんで怒られたりしてトラウマになって、大きくなっても異性とのつきあい方が解らない喪女の出来上がりである。

 

「子供の頃は上手く行かなかったけど、でもこれからだよ」

 

「え、えへへ」

 

腕を伸ばしてポンポンと、頭を軽くあやすようにすると西住は照れ臭そうにはにかんだ。

チラリと時計を見れば、彼女がチョコレートを食べてから5分は経過していた。

この時間なら前戯の間に薬が聞いて痛みも大丈夫だろう。

ポンポンとあやす動きから、髪の毛を撫でるように動きを変える。

手櫛で、シャワー後で少ししっとりとした彼女の髪の感触を楽しむ。

動きに合わせて、指からサラサラと零れる髪。

指が耳に触れると、彼女の細い肩がぴくりと震えるのが解る。

髪をすいていた手を、西住の頬を燻るような動きに変える。

彼女の顔は再び真っ赤になった。

肩はすくみ、目は泳いでいる。

 

「もう高校生だしこれからは大人だ。どうする? 君さえ良かったら俺が教えるよ」

 

「な、何を……ですかね……」

 

「そりゃ勿論、ナニだよ……角谷が言ってたこと解ってるだろ? まぁ無理強いはしないさ」

 

西住から手を離すと、俺は椅子から立ち上がり彼女の背後に回った。

西住は羞恥心からとぼけているが、背後に回ろうとする俺を俯きながらもチラチラと盗み見ている。

その目は未知への恐れよりも期待が強くある。

恥ずかしがっているだけで、嫌がる素振りは微塵も見えない。

長々と説明した所で意味がないだろう。

照れてはいても、この小屋に来た時から答えは決まっていたのだろうから。

 

「西住、君はどうしたい?」

 

彼女の耳元で囁く。

 

「……先生と、セックスしてみたいです」

 

「はい、良くできました」

 

「えへへ、言えた……ん」

 

座っている西住の顎に手を添えると、こちらを向かせて軽く口づけをした。

まだ舌は入れずに唇が触れるだけのキス。

すぐに離れると、ぽ~っとした顔をしていた。

この角度からだと、彼女の細い首と鎖骨の窪みがよく見える。念入りにキスマークをつけてやればどんな反応をするかな?

 

「制服は皺になってしまうから脱ごうか」

 

「あっ、で、ですね……あ、あの、脱ぐので」

 

「あぁ、向こうをむいてるよ」

 

明日も授業があることだし、あらかじめ制服は脱いでもらう。俺が脱がすと盛り上がってそのまま犯ってしまうしな。

いつか制服プレイもしたいものだ。

彼女だけ脱ぐのも不公平なので、俺もボクサーパンツを残して全て脱ぎ捨てる。

衣擦れの音が止んで振り向けば、恥ずかしそうに両手で胸を隠した西住がもじもじとしていた。

パンツは履いたままで、他には何も身に付けていない。

ただ、フィギュアは真っ白のパンツだったが、西住が今履いているのは水色と白の縞パンだった。

べたなデザインだなぁ。

普段から何か運動をしているのか、健康的な肉体をしている。

ただ、アスリートほどストイックなトレーニングでもないと思われる。恐らくは体力かスタイルの維持のためのランニングとかだな。

彼女は自分の大事な所を隠しつつ、俺の体を凝視していた。

俺の場合はセックスやオナニーの他に、特別に運動をしているわけではないんだがかなり引き締まっている。

消費カロリーがかなり高いため、むしろ食べなければガリガリになるほどだ

 

「あ、あまりじろじろ見られると……その……」

 

「恥ずかしがらなくてもいいじゃないか。西住の体、綺麗だよ」

 

「あっ……」

 

少し強引に彼女の腕を取ってベッドへと誘導する。

抵抗する意思もない西住は、そのまま仰向けにゆっくりとベッドに倒れた。

腕で隠すことを止めた形の綺麗な乳房が、体の動きに合わせてプルンと揺れる。乳房の頂点には桜色の小さめな乳輪と、未だ主張していない乳首があった。

左手で西住の右手首を掴んだまま、彼女に覆い被さった。

右手を彼女の頬に添えて正面を向かせると、再び啄むようなキスをする。

 

「ん、ふっ……んむ……」

 

二回、三回、四回と西住の小振りな唇に触れる。

その度に徐々に右手を頬から首筋、鎖骨を通るようにしてゆっくりとなぞる。

指先が触れるかどうかのフェザータッチに、敏感に反応する彼女は、俺の下で時折ピクリと腰を跳ねさせた。

ゆっくりと下に下がる指先は、やがて予定調和のように彼女の乳房に到達する。

西住は羞恥心を我慢するためか、左手でシーツをぎゅっと握りしめていた。

まだ揉まず、指先で円を描くように乳房の上を滑らせる。

徐々に中心部に近づきつつ、乳輪の縁にまできたら、中心には進まずにまた指を離す。

 

「せ、せんせ……」

 

もどかしげに俺を呼ぶ西住の唇から離れると、そこには切なげにこちらを見る瞳。

視線を下げれば、期待に膨らみ「早く虐めて」と主張するように先ほどより大きくなった乳首があった。

その反応に気をよくした俺は、右手で下から揉みこむようにして強く彼女の乳房を握った。

 

「んっふ!?」

 

それまでのフェザータッチから一変した強い刺激に、西住は思わず大きく声を出しそうになる。

西住はあまり強く喘ぐのが恥ずかしいのか、シーツを離した左手で自分の口をふさいだ。

これではキスが出来ないので、代わりに彼女の鎖骨の窪みに顔を埋め舌を這わせる。

軽く数度遊ぶように啄むと、マーキングするように強く吸い付いた。

同時に、それまで触れなかった乳首を親指と人差し指で強めにきゅっと摘まむ。

 

「んぐっ!……ふっ!?」

 

「まだ声を出すのは恥ずかしいかい?」

 

どこか引っ込み思案な印象のあった西住。

声を出すのが恥ずかしいなら、そんなことが気にならなくなるくらいにしてやれば殻も破れるだろう。

彼女の手首を掴んでいた左手を離し、乳房を刺激する役目を右手と交代する。

M字に開脚させた彼女の足の間に体をいれると、空いた右手でパンツのクロッチ部分に触れる。

ぐっしょりと愛液を染み込ませた布地は、彼女が感じていることを如実に語ってた。

これだけ感じやすいなら、あまり長々と愛撫を続ける必要もない。

パンツをずらすと、そこには開いた大陰唇とまだ処女のためかあまり華のように開いていない小陰唇があった。

しかしその奥は湿り気を帯び、確かに早く男根を迎え入れるのを待ちわびていた。

でもまだ挿れない。一度ちゃんといかせてからにする。

尿道口の近くに、米粒ほどの小さな膨らみがある。クリトリスだ。

おもむろにその陰核の包皮を向いてやった。

外気に陰核が晒された途端に、今までの西住とは思えないほどに強く反応した。

 

「んひぃ!? せ、せんせい、クリトリスはだめぇ!」

 

「駄目じゃない」

 

西住の快感の堤防は決壊寸前と見た俺は、内心「ポチっとな」という軽い気持ちで、親指の爪で潰すように陰核を押した。

瞬間、西住の腰が跳ね上がり、両足は爪先までピンと伸ばされた。そして迸る喘ぎ声。

 

「おっほお"お"ぉ"ぉ"お"ぉ"お"♥️!? いぐ!いっぢゃうにょおおおおお♥️♥️!!」

 

おおぅ……

さっきまでの恥をどこかへ捨て去ったかのような、獣のような咆哮じみた喘ぎ声。

その時、俺は確信した……やっぱこの子はあの師範さんの娘だと。

面白かったのでそのまま親指で陰核を潰すように刺激しながら、中指を膣内に挿入させた。膜を破らないように気を付けつつ抜き差しする。

左手は相変わらず乳房を揉みながら、人差し指と中指で乳首を挟んでくりくりと転がしてやる。

 

「いぐぅ♥️、いぐのぉっほお"お"お"お"♥️♥️♥️ くりぢゃんらめぇぇえ♥️♥️♥️」

 

「あれ、気持ち良くない? 本当に止めてほしい?」

 

「ぎもぢ、ぎもぢぃいでしゅぅうう♥️♥️! やめちゃらめぇ!」

 

「そっかそっか。まだまだクリトリスの方がいいか……残念だなぁ、早くこれ使ってみたかったけどなぁ」

 

「……はぁ、はぁ、ふぇ?」

 

俺は愛撫を止めて彼女から離れると、ボクサーパンツを脱ぎ捨てた。

拘束から解き放たれた怪物のようだ、とは以前にセックスした女性が俺の陰茎を評した言葉だ。

この間の健康診断での結果はチン長22cm、直径5cm。日本人では最大だそうだ。

初めはピンク色だった亀頭も経験を積み赤黒く、茎は血管がくっきりと浮き上がる。

更に、布一枚脱いだだけと侮るなかれ。

俺のこれには、女性相手には魅了効果があるのだ。臭いだけでもかなり効果はあるが、目で見るとより一層効果を発揮する。

 

「西住、どうして欲しい? 言ってごらん」

 

「お、おちんぽぉお……しぇんしぇにょおちんぽでぇ……みほのおまんこずぼずぼしちぇくらしゃい……」

 

呂律が回っていない状態だが、意識はあるのか自ら股を開いてみせる。

先ほどまでの羞恥心は宇宙の彼方でお星さまになったのかな? いやぁ酷いな。おねだりがお母さんそっくりだ。

ならばこの状態ではやることは一つ。

 

「良く言えました」

 

「……おっほ"お"お"ぉ"ぉ"お"ぉ"お"♥️♥️♥️!? 」

 

膣口に亀頭を押し当てると、一気に子宮口まで貫いた。

膜を破るブチりという一瞬の感覚と、めりめりと無理矢理こじ開けるようにして貫く感覚は、破瓜の時の特権だな。

半分くらいしか陰茎が入らない。まだ開発前だし仕方ない。

破瓜の証の血が少し垂れてくるが、薬の効果で痛みは感じていないようだ。

それよりも初めて挿入したというのに、それだけで達してしまったようで、仰け反りながら潮を吹いていた。勢いよく吹き出した潮が、俺の頬にまで届いた。

仰け反る姿勢のせいで抜けそうになるが、さすがにそれは許さないと、俺は彼女の腰を掴んで固定する。

 

「はっ♥️……へぇ、う……ほっごぉ♥️!?」

 

西住がのけぞって膣から抜けてしまった分を、再び最奥まで叩き込む。インパクトの瞬間、亀頭から電流を送り込んでやった。

俺の特殊能力のひとつ、帯電。

任意で陰茎に帯電させて、亀頭から微弱な電流を流し込めるのだ。

衝撃に白目を剥き、鼻の下を伸ばし、舌を突き出すという見事なアへ顔ですぐにイク西住。

そして、イッてる最中の彼女にお構いなしにピストン運動を開始する。

エラを使って、絡み付いてくる肉壁を全て掻き出すように抜き、亀頭が出てしまう前にまた子宮口に叩きつけるようにして突き刺す。

ものの1分程前まで処女だったのに、一突きする度にイッては意識が飛びそうになり、次の一突きで意識が戻り卑猥な嬌声をあげ、次の一突きで再び絶頂を迎えていた。

その様は母親そっくりで……

 

「んぐぅぅうう♥️! ひぃ、ひ、いぐぅ♥️♥️!!…… おまんご♥️、じゅぼじゅぼ♥️♥️……ぉほっ、しゅごいにょおお♥️♥️♥️!! ……んほぉおおぉお♥️♥️♥️!? しぇんしぇいにょほほぉ♥️……おぢんぽぉおお♥️♥️♥️!! ぎもぢぃひひぃにょおおおん♥️……ぐひぃ♥️!!」

 

他の女の子とのセックスでは、喘ぎ声と一緒に腰を打ち付ける音とか聞こえるんだが、西住の喘ぎ声が大きすぎて聞こえない。

まだ今日は防音対策できてないし、ちょっと離れた所にある戦車の倉庫まで聞こえているかもしれないな。

確か自動車部が今の時間整備していると言っていたが……まぁいいか。俺は考えることを止めた。

そうこうしている内に一発目の射精欲が高まってくる。

膣内の絡み付く肉ヒダのような感触も母親譲りか!

 

「ぐっ、出すぞ西住!」

 

「らしてぇ♥️! おちんぽみるく♥️……お"ぢ、お"ぢんぼ♥️♥️♥️! みりゅく♥️! おま"ん"ごでごぐごぐじゅゆにょぉお"お"お"お"♥️♥️♥️!?」

 

子宮口をこじ開けるように亀頭を抉りこませると、熱い濁流を流し込む。

すぐに子宮内は一杯になるが、ビュービューと勢い良く吐き出され続けるスペルマはそれでも彼女の子宮内に突入し、逃げ場を探して暴れまわる。

勿論、彼女の子宮口は俺の亀頭をめり込ませて塞いでいるため逃げ場などない。

まるで擬似的に妊娠したかのように下腹部が膨らんでいる。

そこへ、駄目押しに電流を流す。

 

「でてりゅ♥️、まだでてりゅう♥️♥️♥️!……かっは、がっ!? ぁあぢゅい♥️、でもこれしゅぎぃい"い"い"い"い"♥️♥️!? おっほおおお♥️♥️♥️!? しきゅうでおぢんぽみりゅくごくごくしゅきぃい"い"い"い"い"♥️♥️!! 」

 

やがてたっぷりと射精し終わると、一度膣から陰茎を抜いた。栓を抜かれた状態で逃げ場を求めていたスペルマが、ごぼごほと膣口から溢れだしてきた。

 

「は、はへ♥️……う……♥️」

 

ぽっかりと俺の肉棒の大きさに空いた彼女の局部は、行為前と違い小陰唇が捲れて花弁のようであり、名残惜しそうにひくひくとしている。

まぁ、俺も一発で終わるわけでもないし、まだまだ陰茎も天を睨むようにして勃起したままだ。

 

「はぁ、あっ……ぅ……」

 

緊張が一時的に解けて弛緩している西住を抱えると、仰向けの体勢からうつ伏せにさせる。そこから腰を突き上げるようにさせ、頭よりも尻を高くさせた。

小さな菊穴も丸見えである。

少女から無事に女になった膣口から、泡立った白濁液がどろりと垂れ落ちる。

俺は彼女のそこに亀頭の位置を合わせて、今度は斜め上から叩きつけるようにして挿入した。

 

「おっへぇええええええ♥️♥️♥️♥️!?」

 

先ほどまででかなり膣が慣れたのか、体勢のせいもあるかもしれないが、一回戦のときより深く突き刺せた。

覆い被さるようにして左手で乳房を揉み、右手で腹部を軽く押すようにして触りながら、ひたすらに獣欲に身を任せるようにして腰を何度も打ち付けた。

 

「んおおお♥️! ほ、おほぉお♥️! まちゃ、まちゃいぐぅう"う"う"う"う"う"♥️♥️!? おまんご♥️、ごりごりしゅきぃい♥️!! しゃっきよりふかいにょおおおおおおお♥️♥️♥️!」

 

腹部を触る手と膣を抉る陰茎に、たっぷりと精液で満たされ膨らんでいるはずの子宮がサンドされて圧迫される感覚に、西住はよがり狂う。

その顔はだらしなく舌が伸び、涙と鼻水と涎で酷いことになっている。

少し乱暴に扱われるほうが感じるようなので、握りつぶすつもりで乳房を揉みしだく。まだ奥に芯のある感じから、こうやって繰り返し揉めばバストサイズも大きくなるかもしれない。

 

「西住、次いくぞ」

 

「おちんぽぉじゅぼじゅぼぉお♥️♥️♥️!!……ぃぎひぃ♥️、にゃんかくりゅのおお♥️♥️♥️ びりびりしれ、いぐっふううぅう♥️♥️♥️!!」

 

ピストンで子宮口に打ち込む度に、亀頭から微弱な電流を流し込む。

 

「いぐっ♥️!? お"っ……んほぉお"♥️♥️♥️!?……はぁ、はぁ……ひぐぅ♥️♥️!?」

 

また一突きする度にイッているようで、俺の下で動物の交尾シーンのように犯されている西住は全身を桜色に染め、汗だくだ。

玉のような汗を全身に浮かべ、火照らせた肌が艶めいている。

叫ぶような喘ぎ声も要因だろうが、体力が尽きかけているのだろう。実況するような嬌声が途切れ途切れになってきた。

回数をこなせばもっとできるだろうが、今回は2回戦までかな。じゃあ、もう出すか。

 

「西住、イくぞ!」

 

「おほぉおおお♥️♥️♥️!? またきちゃ♥️、おちんぽみりゅくきちゃああああ♥️♥️♥️!! びゅーびゅーでてりゅう♥️♥️!? ごわ"り"ぇり"ゅ♥️、わたしごわ"り"ぇり"ゅう"ぅ"う"う"ぅ"ぅ"ぅ"うううう"う♥️♥️♥️!?」

 

再び、彼女の子宮内めがけて大量の白濁液を流し込む。

もう入る余地の無いはずの子宮へと、一滴残らず飲み干さんと西住の膣内は肉のヒダが蠕動し、もっと吐き出せとこちらを締め付けてきた。

 

「……ふぅ」

 

「か……はひ♥️……へ……♥️……お♥️」

 

長い射精が終わる頃には、西住は白目を剥き気絶していた。陰茎を彼女の膣口から抜き取るも、全てが流れ出るわけではないために、まだ子宮内に残った粘度の高い精液のせいで彼女の下腹部はぽっこりと膨らんでいた。

気を失いながらも下半身を大きく痙攣させている西住は、膣からブシュッブシュッと潮を吹いていた。

俺自身はまだまだ不完全燃焼だが、さすがに気絶している生徒に無茶は出来ない。

なので、その後気絶する彼女の尻肉で挟んでしごいたり、手で握らせてしごいたり、素股で何回か楽しんだ。

気づいたときには彼女の首から下が精液で塗りたくられ、まるで精液風呂に入った後のようだった。

 

 

 

 

後日談、というか翌日の話。

朝日が上る頃に目が覚めた西住を、体育館のシャワー室まで送っていった。

全身から精液の生々しい臭いがしているため、他の生徒が登校してくる前になんとしてもシャワーは浴びたいと言っていた。

が、途中で徹夜明けの自動車部の部員に遭遇して、イカ臭いことと、まだ違和感があるため変な歩き方になっていること、やはり倉庫まで喘ぎ声が聞こえていたらしいことを西住はからかわれた。

西住の悲鳴に海鳥が慌てて飛び去っていった。

 

 




この話書いてから、スマホの予測変換が「お」を入れると「おほぉお」って出てくるようになって笑いました。
みさくら語にちゃんとなっていますかね?
他のキャラはまともですよ、みさくら語は西住流だけです。
取りあえず、作者のIQはかなり下がった自信があります。

追記……2021/12/07加筆修正。
電車の中でこれを書いてて、更に作者のIQは下がった自信があります。

次回の相手もアンケートで。期限は作者が書き始めるまで。→7/27の16時で終了しました。


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三話

今回、書いてたらエロの話に行くまでにすでに3000字越えたので一回切ってあげることにしました。
なので、これからはサブタイトル横にエロありなら書くようにします。


西住がシャワーを浴びたあと、パンツが彼女の愛液でぐしょぐしょで乾いていなかったため、さすがに一人でノーパンでそのまま帰すのは忍びないと送っていくことにした。

今後はこういったことも考えて、替えの着替えを常備したり車で学校に来る必要があるな。シーツも毎回洗っていては間に合わないし、ベッドマットもぐしょぐしょになるから布団乾燥機も持ってくる必要があるか……

風でスカートが捲れないように抑えつつ、顔を真っ赤にして挙動不審な様子の西住を隣に、二人で早朝の町を歩いた。

こういう露出プレイ的なのもいいよなぁ。

仕事で抱くなら無理だろうけど、彼女とかセフレ作ったら多少の無茶はさせてもいいだろうか?

まだ6時ということもあり、ほとんど人は歩いていない。

歩いていても、男である俺の方が珍しいらしく西住は目立っていなかった。

 

途中にあるローソソで二人分の朝食を買う。

昨晩は食事を忘れて行為に及んでしまったためにかなり空腹だ。西住も「お腹空きました」とはにかんでいたが、俺が買い込む量に目を丸くしていた。

コンビニで10000円を越える金額は、普通はあまり縁がないものな。

昔は節約してたが、今は金を気にしなくても生活できているから楽だな。大人って素晴らしい。

 

「わぁ、ボコのくじやってる」

 

丁度、何かのキャラクターのコラボくじをしていたようで、当たりを引いた西住は大喜びだった。

1回700円じゃあ、高校生の小遣いで15回も引く事とか無さそうだし、喜んでくれたなら俺としても嬉しいが。

男の俺が可愛い……可愛いかこれ? まぁまぁ微妙なぬいぐるみを貰っても扱いに困るだけだし。

 

でも景品の変なクマのぬいぐるみを両手で嬉しそうに抱えているが、スカートを抑えなくていいのだろうか?

風で捲れて時折桃尻が見えていたが、本人が気がついていなかったためそっとしておいた。

 

西住の部屋のある学生寮のアパートに着いた。

彼女の部屋で食事を一緒にしませんかと誘ってくれたが、今回は断った。

頬を赤らめて上目使いで部屋に誘うとか、男からしたらもうそれは好きにしてと股を開いているのと同義ではなかろうか? 正直かなりグッと来た。

勇気を出して誘ってくれたようだったが、可愛い桃尻を眺めてちょっとムラムラしてたので、理性を保てる自信もない。

今日は今日で予定が詰まっている。

でも休日ならたぶんそのまましてただろうな。んでもって五月蝿いとクレームが入って管理人だの大家だのに怒られるまでが流れだろう。

西住にとってもそれは、今日一日戦車道どころの話じゃなくなって不味いだろうしな。

 

 

 

 

 

二階建ての3LDK駐車場つき。

それが俺の仮住まいとなる我が城ってやつだ。

中古物件買い取って防音加工のリフォームしてもらった。

写真で見ていた通りの外観だ。

玄関を開けると積み重なった段ボールと、設置場所が指定できなかったために固めて置かれた家具類があった。

本来なら荷解きするべきだが、今日の所はいいかと開き直る。

で買った食料を平らげると仮眠することにした。

床で布団も引かずに寝るのは久し振りだな。

タイマーをセットして眠りについた。

 

タイマーの音で目が覚める。

時刻は11:00ジャスト。

軽くシャワーを浴びて汗を流す。

歯を磨きながら、段ボールを開けて目的の物を探す。

替えのベッドシーツに、着替えの服。その他の大人の玩具もといカウンセリング道具。あと布団乾燥機。

口をゆすぎ、電動シェーバーで髭を剃りながら、片手で鞄に諸々を詰め込んでいく。

服を着て、簡単にワックスで髪を整える。最近は髪に時間をかけなくてもすぐ整えられるワックスがあって便利だよなぁ。

最後に軽く空中に香水をワンプッシュ。

前世でサラリーマンやってる時に使っていたのはシトラス系だったが、今世ではウッド系が気に入っている。

くどくならないように軽くだけだが、静謐な森林のなかにいるような落ち着いた香りがするのが好きだ。

嗅いでいると、香りの中にほのかにスモーキーな風合いを感じさせるのも良いな。心が落ち着く。

時計を見ると11:40といった所だ。

 

駐車場に停められた愛車に荷物を詰め込む。

フィアットNUOVA500───通称チンクエチェント。

カリオストロの城の映画でルパン三世が乗っていた車だ。

エンジンやらパーツで替えの効くものは最近の物に取り替えているため、車検やら整備やら無駄に金がかかるが普通に今でも使えるようにしてもらってる。

前に巡業で抱いたとあるご婦人がプレゼントしてくれたものだ。

このフィアットに乗って去り行く俺を見ながら、クラリス役と銭形警部役でごっこ遊びをしたらしい。

劇中では中は大変せまそうだが、実際は見た目よりは広い。さすがに最近のミニバンとかに比べると利便性や快適性は圧倒的に劣るけど。

ちなみにこの世界でもルパン三世は国民的アニメだ。前の時と内容はほぼ変わらない。大きな違いはサービスシーン担当が不二子ではなく五ェ門の褌姿であることと、ルパンがもう性欲薄れた設定のせいでルパンダイブがないことか。俺としては少し味気ない気もするがまぁ、面白いよ。

後部座席に荷物を乗せて出発する。

途中、西住のアパートによって彼女を乗せて学校へ。

 

西住は校門前でいいと言ったが、ちょっとした悪戯心で校舎前のロータリーまでそのままいった。

この世界では珍しい男の運転する車、その助手席から降りて重役出勤するJK、首筋には怪しい絆創膏。

丁度昼休みに入ったようで、生徒達があちこちから見ている。

「ルパンの車だ!」と一人別の事に注目してる子もいたが、ほとんどは西住が男連れな事に注目していた。

昼食代は友達と食べると言っていたが、質問責めにあってそれどころじゃないかもな。

注目されて顔を真っ赤にする西住。

 

「だから校門前でいいって言ったのに……先生のバカ」

 

「ハッハッハ、いやすまんすまん」

 

心にもない謝罪をしてニヤニヤする。

こちらに向かって頬を小さく膨らませて、目尻にちょっと涙を浮かべているが、正直あざと可愛いだけである。

しかし先生に向かってバカか……だいぶ打ち解けたな。

まぁあれだけアへっている所とか、んほお系の喘ぎ声を散々さらけ出していれば今更だよな。

 

ちなみに、この数時間後の戦車道の時に文句を言われた。

やはり質問責めにあって昼食どころじゃなかったらしい。

 

 

 

 

カウンセリング小屋に到着したら、まずは換気と消臭だな。

あらかじめ窓を網戸にしていたが、未だにイカ臭い。

窓を全開にしてファブリ○ズをかけまくり、ベッドマットを乾かすために布団乾燥機をセットした。

そこまでしたら一旦また外に出て、昼食を食べに出掛けた。

昨日は夕食を食べ損ねたので、スーパーで弁当も買っておく。しかし学生が主役の町だからかスーパーもレストランも値段がリーズナブルだ。元々男が少ない上に女子校の学園艦なので、ガッツリ系のメニューが少ないのが惜しいとこだが。デザート系は豊富にあるみたいだが。

戻ってくれば丁度5時間目が終わり、選択授業の時間となった。

我らが戦車道のお時間である。

俺としては開始時のミーティング時に「今日も頑張れよ」と発破をかけるだけの簡単なお仕事です。

色々なやる気に満ち溢れた乙女達は、滾る情熱を戦車にぶつけんと奮起する。

……個性溢れる子達なので、立ちながら眠っていたり蝶々を目で追ってたり、「車はルパンなのになんで緑のジャケットじゃないんですか?」と残念がっていたりと、割と俺の発破が効いてない子もいたけど。

 

今日は模擬戦ではなく起動や射撃の訓練らしく、その間に昨日の内容の録画を確認する。

やはり西住のチームがよく動いているが、途中からかなりその動きがよくなった。なんでも急に戦車道に転属した子が運転したらしい。

でもどのチームも、昨日よりは動きが良くなっている。

やっぱり習うより慣れろなんだな、初心者な分それが顕著に表れている。

試合に通じるにはまだまだだろうが。

今日は模擬戦無しだからカウンセリングは無いのだろうかと考えていると、角谷に「やりますよ」と言われた。

チーム優劣が練習にないので、昨日MVPだった西住チームから選ぶんだと。

ほーん、と相づちしながら生徒資料を見る。

どの子もタイプは違えど美少女だな。

今回もアンケートで決めるのか? えっ、じゃんけん?

 

 




アンケート結果はさおりんと麻子で接戦でしたね。
次回の相手はさおりんになります。


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四話(エロあり、武部沙織)※加筆修正済み

かなり長くなりましたが、みほと比べると文字数はさほど変わらないです。
まぁ、内容がね。かなり違うしね。

こんな作品に感想、評価くださった方々ありがとうございました。
なんか一気にUAとお気に入りも増えて、どうしたらいいのやら。

2021/12/08加筆修正しました。


昨日と同じくコーヒーメーカーをセットして、小皿に盛ったチョコレートを用意する。

ベッドマットも乾いていたので、シーツを広げて整えた。

日が傾き出した頃には戦車の駆動音や砲撃音も止んで、そろそろだろうと待っていたのだが、一時間立ってもなかなか来ない。

時間が立ちすぎるとコーヒーが濃くなりすぎるので、自分で飲むことにした。

二人分も飲めば尿意を催すのも当然で、待っている間にトイレに行くことにした。

 

小屋の中にトイレがなく、近くにある倉庫に併設されているのは女子トイレだ。

広い演習場の角、少し離れた所に公衆トイレが設置されているためそこを使うしかない。

男女兼用トイレなのだが、そもそも女子しか利用者がほぼいないため実質女子トイレみたいなものである。

しかし一番利用頻度が少ないために、角谷からはここを使ってほしいと指示を受けている。

入ろうとすると、トイレから出ようとする女子生徒と鉢合わせた。

 

「…………」

 

「あっと、すまんな。お疲れさん」

 

ミーティング時に話を聞かず蝶々ばかり見ていた子だ。

ショートカットの髪をした大人しそうな雰囲気をしてる。

トイレから出るところを見られて恥ずかしいとか、そういった感情も感じさせない無表情で、無言のままじっとこちらを見つめている。

通れないのかと思ってどいてやると、無言のまま軽く頭を下げて歩き出した。

俺もトイレに入ろうとすると視線を感じたので振り返る。

彼女がこちらを振り返り、またじーっと俺の事を見ていた。

とりあえず手をひらひらと振ると、あちらも手首だけの動きだったが手を振り返してくれた。

それで満足したのか、表情を変えずに再び歩き出した。

……えらく無口な女の子だな。

 

 

 

 

用を足して戻ってくると、既に一人の生徒が小屋の中で待っていた。

というか、ベッドに顔を近づけて鼻をすんすんと鳴らしていた。短めのプリーツスカートから眩しい太股が覗いているが、微妙な角度からかパンツまでは見えない。

……誘ってるのかな?

俺が扉を開けたのにも気がついていないようだった。

 

「臭いは消したからしないと思うぞ」

 

「……ぴゃ!?」

 

扉にもたれかかりながら声をかける。

驚いた彼女は奇声を発しながら跳び跳ねた。

もし彼女に犬猫の尻尾でも生えていれば、ビクリと逆立った尻尾でスカートがめくれ上がっていただろう。

そのくらい、まるでアニメのような反応だった。

 

「こ、こりゃは、ちゃがいま!」

 

「落ち着いて、どうどう」

 

言い訳しようとして何か言いながらわちゃわちゃする少女を宥めた。

 

 

 

 

 

「やだもー、変な所見られちゃった」

 

顔を真っ赤にしてそわそわしているのを見て、思わず苦笑が漏れる。

変に取り繕わなくても、カウンセリング受けに来ている時点で興味があるのは理解している。

 

「あ、あはは。でも良かった。先生いないから今日は無いのかと思っちゃいました……」

 

「すまんすまん。だいぶ待たせたのか?」

 

「ううん、今来たとこですよ……えへへ、今のなんかデートの時の台詞みたいでいいかも♥️」

 

コロコロと表情の変わる感情豊かな子だ。

今は緊張も少しほどけたのか、まだ頬はほんのり赤いが笑顔を浮かべている。

先ほどの無口な子とはえらい違いだな。

男慣れしているわけではないが、初の会話でも普通にこなせるだけのコミュニケーション能力もある。

制服の上からでも解る巨乳、安産型の尻と、プリーツスカートから覗く太ももは程好くむっちりとした肉付きで、大変抱き心地の良さそうな発育の持ち主である。

明るい茶色のセミロングの髪をしており、主張の少ないナチュラルメイクと、薄くサクラ色のリップを塗っている。

 

「武部だよな、どうぞそこ座ってくれ」

 

「あっ、名前覚えてくれたんですね」

 

そりゃね、資料を見た時に御立派な物をお持ちでと覚えていた。

机を挟んだ対面に座る武部。

コーヒーメーカーを再びセットしながら、会話を続ける。

 

「そりゃな。担当する生徒達は一通り目を通したよ」

 

「もぅ、そこは"君が綺麗だったから"とか言った方がポイント高いですよ?」

 

「はは、こりゃ参った」

 

「ふふふ」

 

セットしたコーヒーメーカーから、蒸気と共に珈琲の香りが立ち上がる。

対面に座った俺は、彼女の姿をじっと見る。

何かの言葉を期待するように、膝の上で握り合わせた両手の指をもじもじとさせていた。

なんとなくの傾向として、こういった女の子は少女漫画的な台詞や行動に憧れていたりすることが多かった気がするので、恐らく求めているだろう言葉をかけてやる。

 

「……でも、そうだな。本当は君が綺麗だと思ったから覚えていたのも確かだよ」

 

「えぇ?……も、もう。反則! 後出しは反則だよ先生!」

 

求めていただろう言葉をかけられてニヤニヤしながら怒るという器用な事をする武部。

くつくつと笑いを噛み殺している俺を「もう!」と怒るふりをしている。

 

「それで、武部は戦車に乗ったのは二回目だったんだろ。どうだった?」

 

「えっと、武部……じゃなくて、沙織でいいですよ」

 

「ん?」

 

質問に返ってきたのは答えではなかった。

名前で呼んでいい、というよりは呼んで欲しいというニュアンスに聞こえる。

慣れていない割にぐいぐいくるなぁ。

でも嫌いじゃないよ、こういうの。

 

「じゃあ、沙織と呼ばせて貰おうかな」

 

「っはうぅ!?……これ思ったより凄い」

 

名前を呼ばれただけで、胸を押さえてぷるぷるしてる。

大袈裟に過ぎると思うのだか。

 

「……沙織」

 

「……は、はい」

 

自分で呼んでといいながら、ぷるぷるしてる。

この子面白いな。

 

「それじゃ、俺のことも名前で良いぞ」

 

「え、あ、えっと……て、天我さん」

 

「はい、天我さんですよー」

 

「あは、あはは。もーなんか恥ずかしいなぁ、いつもはこんなじゃないのに」

 

まるでいつもは照れないとか言いたげですね?

いつもっていつの話かなぁ? 女友達は数に入れないものとする。

まぁ、そこは突っ込まないけど。

 

「沙織はなんで戦車道を選んだんだい?」

 

「えっ? あぁ、戦車道ってやってるとモテるって話だし! 切欠はそうだったんですけど……決めてはみぽりんかなぁ」

 

「みぽりんって西住のこと?」

 

そこで教えてくれたのは、友達になった西住が生徒会に戦車道の履修を強制させられていたこと。

最初は嫌がっていたが、色々あって西住が履修すると決心したので、彼女を友達として支えるために一緒に履修することを決めたそうだ。

今となっては生徒会に確執も特にはないそうだ。

イケメン教官が来ると聞いていて、中身イケメン(百合)な教官が来た時は会長である角谷にキレそうになったという話は、沙織には悪いが笑ってしまった。

 

「そんなに笑わないでくださいよー」

 

「はは、すまんすまん」

 

「もー」

 

頬を可愛らしく膨らませているが、目が笑ってしまっているので全然怒ってないなこれは。

俺は立ち上がると、出来上がった珈琲をカップに注ぐ。

 

「沙織は珈琲に砂糖やミルクは入れるかい?」

 

「ぶ、ぶらっくで!」

 

「お? ブラックか。一緒だな」

 

「へ、へー。せんせ……天我さんも一緒なんだ」

 

ちょっと反応が怪しかったので、机の上にある砂糖の瓶は片付けないでおこう。

 

「はい。熱いから気をつけて」

 

「あ、ありがとうございます」

 

差し出した珈琲を受けとると、ふぅふぅと息を吹き掛けて冷ましていた。

自分の分の珈琲を一口飲むと、舌の上に苦味と少しの酸味、その奥から滲み出るコク。鼻に抜けていく香ばしい珈琲豆の匂い。やはり珈琲は最初の一口が一番上手い。

それを見ていた沙織は、意を決してカップに口をつけた。

 

「……うへぇ、苦い」

 

「ぷっ、くく……無理しなくていいよ。ほら砂糖入れな」

 

「むぅ、子供扱いじゃん」

 

「大人だって砂糖入れる人はたくさんいるさ」

 

そこで背伸びをしたがるから子供なんだよ。

俺も前世でそれに気がついたのは実際に成人してからだったが。

諦めて素直に砂糖を入れる沙織を眺める。

角砂糖を二つ入れた所で満足いく味になったのか、ほぅ……と息をついた。

 

「沙織は何か相談したいことはあるかい?」

 

「えっと、天我さんのご趣味は?」

 

なんか言い方がお見合いっぽいな。

 

「趣味か。趣味って胸張って言えるほど詳しくはないけど珈琲かな。あと旅行」

 

「旅行! いいなぁ、私も色んな所行ってみたい」

 

「学園艦に乗ってるからあちこちの港に行くんじゃないか?」

 

「港町はね。内陸の観光地とか、外国はほとんど行ったことないですよ」

 

「へぇ、もし行けるならどんな場所に行ってみたい?」

 

「温泉! スーパー温泉じゃなくて、隠れ家的な旅館の!」

 

温泉旅館か、いいなぁ。

流行りで人が多い温泉は、それはそれで楽しいのだが混浴ばかりで水着着用のほぼほぼ温水プールみたいなもんだから、落ち着いてのんびりとするには男には向かない。

その点、旅館は大浴場も時間で区切ってたり、部屋にも小さな温泉があったりとかなり良い感じにくつろげる。

 

「温泉旅館か、いいな。今度行こうかな」

 

「あっ、天我さんずるい。私も連れてってくださいよー」

 

「そうだな。戦車道の試合で勝ったら皆で行くか」

 

「本当に!? やった♥️……でもそこは二人っきりとかがいいなぁ」

 

皆で温泉旅館とか、漫画に出てくる青春の1ページみたいで憧れるよな。

男女二人っきりの宿泊も大人な雰囲気がしていいけど、一気に爛れたイメージになるな。漫画だとR15からR18になりそう。

こちらの反応を窺ってチラチラと見てくる。

 

「二人っきりでのお泊まりは恋人とね」

 

「天我さんは恋人いるの?」

 

この世界の男性は子作りを推奨というか、実質義務化されてはいるものの、恋愛が全くない訳じゃない。

結婚となると重婚OKの一夫多妻な社会となっているが、ほとんど家同士やらの婚約とかが多い。

その点、どうせ35歳までは結婚できないので好き勝手できるのが恋愛である。

不特定多数のワンナイトラブではなく、特定の男女の仲を楽しむのだ。前世と変わらないな。

流行りの少女漫画とかだと片思いでモヤモヤのパターンもあれば、恋仲になっても相手の男が他の女を抱かなければならないので独占欲やら他の娘に気が移らないかでモヤモヤしたりらしい。シチュエーションに酔っているとも言える。

何にせよ、結婚した女性は勝ち組だが、そのなかでも若い内から付き合って婚約→年齢が達すれば恋愛結婚の流れは特別扱いな女子の憧れなのだ。

 

「今はいないよ」

 

「ほんと? じゃあさ、じゃあさ~……私なんてどう?」

 

「沙織が?」

 

「自分で言うのも何だけど、優良物件だと思う! 付き合ったら私一途だし、料理も得意だよ!」

 

期待の眼差しでこちらを見る沙織。

付き合ったこと無さそうなのに一途だと解るのか。

しかし、まだこの学園艦でしばらくやっていく以上は誰か一人を特別視するつもりは今のところない。

何れは彼女とか欲しいけど。

どんなプレイでも喜んでしてくれる彼女とか。

うぅむ。しかしぐいぐい来るしよほど恋愛に飢えているのか。徐々に敬語も無くなってきたし、男はともかく俺には慣れてきたのか。

 

「すまないが今のところは彼女を作る気はないな」

 

「え~」

 

「もし本当に俺の事が好きになって付き合いたいなら、一回抱くだけじゃ満足出来ないほど惚れさせてみるといい」

 

「む~、諦めないもん! いつか天我さんから結婚してくださいって言わせてみせるんだから!」

 

あれ? さっきまで付き合うか否かの話をしていたような……いつから結婚の話にグレードアップしていたのか?

「もし付き合ってたらどんな事がしたかったんだ?」と軌道修正を試みる。

 

「そうだなぁ、壁ドンとか顎クイからのちゅーとか憧れるし、あとバックハグとか? 色々やってみたいかな」

 

色々あるなぁ、やはり恋に恋する乙女というわけだ。

 

「そんな事で良ければ試してみるか?」

 

初彼に取っておくというのもありだし、本当に良いものか試すのもありだろう。

まぁ、沙織が拒絶しなければ初キスと処女は俺が貰うことになるけど。さすがにここまでがっついてる娘が今日はなにもしないなんて事はあるまい。

 

「い、いいの?」

 

「いいも何も、もっと凄いことするつもりで来たんだろうに。それとも今日はセックスするのやめ……」

 

「する! したい!……けどぉ、もう! 天我さん浪漫が解ってないよ~」

 

食いぎみに答える沙織。

浪漫か、そうか。そうだな浪漫は大事だ。

浪漫を追及するなら、俺もそれにできる限り応えよう。

椅子から立ち上がると彼女の背後に回る。

 

「えっ、あ、わ」

 

有無を言わさず近づいて、椅子に座る沙織を背後からそっと抱き締める。

彼氏ができたらやりたいと言っていたバックハグ──あすなろ抱きだ。

キムタ○がいないせいかあのドラマも無かったので「あすなろ抱き」という言葉は流行らなかった。それでも、世界は違えど乙女の趣向はあまり変わらないということか。

彼女の首筋に顔を埋めて深く息を吸う。

先ほどシャワーを浴びてきたのだろう、シャンプーの花のように甘い香りがした。

 

「あっ、わ、や、ちか……ちか!」

 

「いい香りだね」

 

顔を真っ赤にして慌てる彼女だったが、あわあわとするだけで逃げようとはしていない。

抱き締めているので逃げられないともいうし、俺が逃がさないのもある。

こうして抱き締めていると、彼女の心音の激しい鼓動を感じる。

 

「こうしてると沙織の鼓動が聞こえる気がする」

 

「ひゃぅう」

 

「ドキドキしてるね」

 

「あぅ、やだもー」

 

からかうようにして耳元で囁くと、面白いように俺の腕の中でピクピクと小さく体を跳ねさせた。

仕事としてはただ抱けばいいだけなのに、付き合う気持ちも無しにこういう事してからかうからたまに女の子に刺されそうになるんだよな。

でも可愛い反応を見るとやめられない。

同じ初体験なら機械みたいなのより俺の方がいいって声も大きいし。

逆に考えるんだ。二度目の人生楽しめたんなら刺されてもいいやって。

そのまま彼女の顎に手を添えるとこちらを向かせる。

 

「嫌だったか? やっぱりもうやめる?」

 

「や、やじゃないですぅ……ん」

 

沙織が目をギュッとつむり、顔を真っ赤にしたまま小さく唇を突き出す。

その初めてで不格好な所が愛らしい。

キスをせがんでいる彼女に、そっと口づけをする。

暫く啄むように唇を甘噛みしてみたが、沙織は口を固く閉ざしてしまっていたためにそのまま離れる。

 

「……」

 

「は、初ちゅーは、レモンの味って聞いたけど……えへへ♥️……緊張してわかんなかったや……へ?」

 

はにかむ彼女の口に、机にあったチョコレートを手に取って放り込む。

味が解らないなら、もっと解りやすくしてやろう。

チョコレートを放り込まれて呆ける彼女に再びキスをする。先程は固く閉ざされていた口腔内に舌を侵入させる。西住の時も舌は入れなかったし、当初は沙織に対しても舌を入れるつもりは無かったが予定変更だ。

彼女の舌の上に乗るチョコレートを、互いの舌でサンドして溶かすようにして絡める。

 

「んむぅ!? ちゅむ、ん……れろ、んん……ふっ、んむ……はむ……んぷ……んっ♥️」

 

二人の体温で瞬く間に溶けたチョコレートを、丹念に丹念に彼女の舌に刷り込むようにして舌を絡ませる。分泌され、沙織の口腔内で撹拌される二人分の唾液はまるで溺れそうに成る程だったが、唇の隙間からこぼれる事を許さない。

興奮しつつも、鼻で息をすることを本能的に理解した彼女は、最初はなすがままだったのに、途中からは拙いながらも自分から舌を絡ませてきた。

 

「んく、んく、ぷはっ……はむ、ちゅ♥️……ちゅく……んむ、れろ……ぇあ……」

 

舌を絡めることに夢中になっている沙織から、性的に興奮した時のメスの匂いが立ち上る。

クンクンと小さく鼻を鳴らしながら甘えるように舌を求める彼女の無防備な様子に、嗜虐心をそそられた俺は制服の上から彼女の豊満な乳房を力強く揉みしだいた。

 

「ふむっ!?」

 

相手を高ぶらせるための優しい愛撫をせずとも、彼女の乳房の頂点にある乳首は、興奮のためかセーラー服やブラジャーの上からでもはっきりと解るほどに勃起していた。

その乳首をギュッとつねってやる。

 

「んんーー!?」

 

「……っ!?」

 

びくり、と強く体を跳ねさせると背中を反らして硬直する彼女に、俺は絡ませていた舌を少し強く噛まれた。

反動で絡ませていた舌をほどき顔を離す。

舌先を名残惜しそうに繋いでいた唾液の糸がぷつりと重力に負けて切れた。

 

「はぁ、はぁ、はぁ、はぁ……もう、天我さんのエッチ」

 

荒く息を吐きながら抗議するような事を言うが、目尻はとろんと下がりきりだらしなく口許が緩んで涎が少し垂れている。明らかに発情しているため説得力はない。

 

「はいエッチです」

 

そういう君もでしょ。

 

「……うん、私もエッチ……はぁ、はぁ……こんなにちゅーって……エッチなんだね……」

 

「そうだよ」

 

そうでもないよ。

挨拶程度の軽いものから、激しいものまで色々ある。

昨日の西住は舌を入れないものだったし、ここまで激しくはなかった。

初めてのキスから激しすぎて何か勘違いさせたかもね。

だがあえて訂正しない。

 

「服、脱ごうか」

 

彼女の手を取って立たせると、俺達は服を脱いで下着姿になった。

西住の時もそうだけど、明日も使うのに皺になるからね。

……替えの制服をいくつか発注しとけばそのままプレイできるな。考えとこう。

 

 

 

 

 

 

沙織の下着は薄いピンク色の上下セットの可愛らしいものだった。

下着よりも腹部が見えているのが恥ずかしいのか、手で臍周りを隠してもじもじしている。

太っているというわけではないが西住のような括れは無く、指で少し摘まめる程度の肉がそこにあった。

女の子としては気にするのだろうが、男からしたら正直美味しそうとしか思わない。

赤身の肉も旨いが、適度な脂身のある肉も甘くて旨いのと同じだ。

 

「うぅ、恥ずかしいからあんま見ないで」

 

「駄目」

 

そういえば、まだ要望にあった壁ドンをしていなかった。

壁際に彼女を強引に連れていくと、お望みの壁ドンをしてやる。

壁際で追い詰めて、顎に手を添えて上を向かせる。

 

「沙織のこと全部見せて」

 

「……はい、見せますぅ♥️」

 

それだけで腹部を隠していた手をどけた。

うーん、このチョロさは女子高生特有のものだけでなく、この子の天性のチョロさも大きいだろうな。

彼女の背に手を回し、ブラジャーのホックを外してやる。

拘束が解かれた事により豊満な双丘がたぷんと揺れた。

 

「あっ……んむ、ふぅ」

 

再び唇を奪い、何か言う前に舌を捩じ込んで言葉を封じる。

その隙に乳房を今度はゆっくり、優しく揉みこんでいく。

丹念に、円を描くようにして、時折掌を離して指先だけのフェザータッチで。

やがて彼女は俺の首に両腕を回して抱きついてきた。

揉んでいなかった方の乳房が俺の胸板と密着し、いびつに歪む。

距離が無くなったことにより、ボクサーパンツを今にも突き破ろうとする怒張が彼女の腹部に押し付けられた。

布地越しとはいえ感じた熱と固さにびくりと反応する沙織だったが、逃がさないように今度は俺が更に抱き寄せる。

乳房からも手を離して、両手で彼女の安産型の尻肉を掴んだ。

 

「やっ♥️! ふん……はむ……んあ……」

 

指を食い込ませるようにして強く揉んだり、左右に開くようにさせたり。

彼女の尻穴を見つけ、布地越しに人差し指をめり込ませた。

 

「ふぐぅ!?」

 

それまでと違った刺激に逃れようとするが離さない。嫌々とむずがるように動くので、ぎゅっと尻肉に指をめりこませて、沙織の柔らかい尻を固定する。

今度はパンツの中に手を入れて、彼女の股間をまさぐる。

すでにしっとりとして湿り気を帯びたそこを、薄い陰毛の感触を掻き分け性器にたどり着く。

親指と薬指で大陰唇を開き、その奥にある未開発の膣穴を探り当てる。

 

「んむ、ふっ、ふっ……」

 

普段外気の触れない所が開かれていることに、次に何が来るか本能的に察したであろう。

だが、反応は見せても嫌がる素振りは見せない。

尻穴を開発するのはまだ早いかな? 逆に膣の方は覚悟していた為か拒否しない。

なのでつぷり、と中指を膣口へ侵入させた。

 

「んぎゅう!?」

 

そこで初めて腰が引けそうになる動きがあったが、尻肉を掴んでがっしりと固定していたので逃がさない。

あまりオナニーはしないのか、しても膣内には何もしないのか。

初めての異物に驚いたように指先をギュウギュウと追い出すかのように締め付けてくる。

 

「んむ、ふぅ……んん……あっ♥️」

 

それでも少しずつ侵入を続けると、指先に処女膜を感じた。深さを確認すると、膜を傷つけないようにしながら中指をゆっくり抜き差しした。

やがて拒絶するかのような締め付けが少し緩み、奥から蜜がとろとろと溢れだし、クチュクチュという水音が鳴り出した。

さすがに刺激が強いからか、キスを続ける余裕が無くなったようで唇が離れた。

 

「や、そこ……ひん!?」

 

戸惑っているようだが、しっかりほぐさなければ後でもっと太い物を突っ込むのだ。

少し本気を出して、200人以上との体験で培った指さばきを使う。

指を膣内を掻き回すように微震動させた。

ローターやマッサージ機にひけをとらない振動数かつ、少し指を折り曲げて膣壁を引っ掻くようにする。

 

「はっ! あっ!? ひっ……っ!?」

 

クチュクチュという小さな水音が、やがてグチョグチョと大きくなり小屋の中に反響する。

ガクガクと震える彼女の足を伝って、床の上には水溜まりが出来上がった。

キスの時程の軽いオーガズムではなく、腰の砕けそうな衝撃に沙織の目が眩んだようだ。

 

「はぁ♥️……はぁ♥️……ひゃ!?」

 

崩れ落ちそうになる沙織を支えると、彼女の膝の裏に手を入れてお姫様抱っこの要領で抱き上げた。

そのままベッドまで連れていきシーツの上にゆっくりと降ろすと、膝の裏を支えていた手を滑らせてするりとパンツを一気に脱がした。

生まれたままの姿になった沙織。

興奮して全身にしっとりと汗をかき、額や頬に乱れた髪が張り付いている。

瞳は焦点が定まっていないようで、荒く息を吐く口は小さく開き、キスで溜まっていた唾液が端から溢れて艶かしい。

その呼吸に合わせて上下する胸では、仰向けになったことにより重力に従ってお椀状に形を変えた柔らかな双丘があり、その頂点では乳房に比べて小さめな乳輪の中央でぷっくりと小豆大の乳首があった。

視線を下げれば手入れをしっかりしているのか、股間の陰毛は薄目で綺麗な逆三角に整えられている。大陰唇は開き、指でほぐしたおかげか小陰唇のビラが少しめくれて膣口を覗かせ、男根が来るのを今か今かと待ち望んでいるようだった。

もう準備はいいだろう、と俺もパンツを脱ぎ捨てる。

我慢を続けてすっかり固くなった一物はそれ自体が生き物のように血管を脈動させ、雄の力を誇示するように亀頭が膨れ、女体を貫くために作られた槍のようでもあった。

 

「はぁ……はぁ……みぽりんに聞いてたけど……すごく大きい……」

 

「入れるぞ」

 

「……んぐぅ!?」

 

亀頭の位置を合わせると、沙織が怖じ気付く前に一気に奥まで貫いた。

指で解れたとはいえ、それは膜の手前まで。

その更に奥は誰も触れたことさえない場所で、勿論初めての異物の侵入を止めようとする処女特有の締め付けは強烈なものだ。

しかし、そんなものは異に介さない俺の肉の槍が膜をブチりと貫くと彼女の膣壁を強引に掻き分けた。

処女を奪うこの征服感はやはり何度経験してもいいものだ。

どんな女の子を相手にしても、その瞬間は一度しか味わえない。

相手を快楽に染めて「雌にする」のとはまた違った、あえて違いを与えるなら「女にする」といったところか。

雄としてよりも、男としての満足感が強い。

 

「はぁ、はぁ……お、おもったより、いたくないかも」

 

鎮痛剤入りのチョコレートが効いているのだろう。

目尻に涙を浮かべ、多少は痛みがあるのは解る。

根元までは入りきらなかった肉棒を伝って破瓜の血が少し見える。

だが、ここまで膣内に蜜が溜まった状態ならばすぐに問題は無くなる。

 

「わたし、天我さんに女にしてもらったんだね」

 

「あぁ、でも雌になるのはこれからだ。動くぞ」

 

「うん」

 

彼女の腰を掴むと、ゆっくりとピストン運動を開始する。

どこが一番反応が良いのか探りながら、徐々に腰の動きを早く大きくしていく。

 

「ん、ふぅ……ぅあ……」

 

どうやら沙織は膣口から約5cm程の場所が一番感度が良いようで、そこを重点的にエラで削るように掻いてやる。

 

「あはぁ、ひぅ!?……そ、そこへん!!」

 

「変?…… 気持ちいいんじゃくて?」

 

思った通りに強い反応が見れた。

 

「きもちぃ……うん♥️きもちいいの!」

 

膣を抉る際の水音が粘着質なものになってきた。

重点的に責めていた場所から、徐々に刺激する箇所を広げていく。

そうすることで、やがて膣全体が同じ様に強く快感を得られるように開発するのだ。

 

「あぅ! あん……んふぁ……あはぁあ♥️!?」

 

段々喘ぎ声が大きくなっていく。

そろそろいい具合になってきたと思ったら、腰を大きく動かす形に変化させる。

腰のストロークを深くし、亀頭がギリギリ全て抜けるかどうかまで引き抜いた後……

 

「ふっ!」

 

「ひぎっ♥️!?」

 

一番奥にある子宮口を突き破るような勢いで肉棒を叩き込んだ。亀頭が槍のように先端を子宮口にめり込ませる。

その瞬間に電流を流した。

絶頂に達したらしい沙織は両足をピンと引きつらせ、俺の体の下で背中を反らしてのけぞった。

硬直し、今まで以上に膣内の肉壁が収縮して俺の陰茎を締め付けてくる。

強烈なその締め付けに、俺の射精欲が臨界を迎える。

陰嚢が全力で作り上げた大量の精液を、火傷しそうに感じる程の熱量そのままに彼女の胎内に放出する。

子宮口と鈴口がキスをするように塞いでいるために、ビュービューと吐き出される濁流は全て彼女の子宮内に流れ込む。

許容量を越える射精量に、彼女の腹部が小さく膨らんでいった。しかし一滴足りとも逃さないとでも言いたげに膣内は締め付けを強める一方だった。

やがて全てを彼女の中に吐き出すと、締め付けが弱まった。

弱まったことにより、膣壁と陰茎の隙間から逆流した精液が溢れだした。

 

「はぁ、あぅ……♥️」

 

珠のような汗を全身に掻きながら、意識が朦朧としている沙織だったが、このままでは脱水症状になるかもしれない。

一度膣内から陰茎を抜いて離れる。

ぽっかりと空いた膣口からはどろどろと先ほど以上に白濁液が溢れだしてシーツを汚した。

 

 

 

 

冷蔵庫からミネラルウォーターを取り出すと口に含む。

冷たい水が喉を通る感覚が火照った体には気持ちがいい。

 

「沙織、水飲みな」

 

「……ぅ」

 

まともな返事が返ってこない。

仕方なく口に含むと、口移しの要領で飲ませてやる。

 

「んく、ごく……ぷぁ」

 

冷たい水に意識が戻ったのだろう。

目に光が戻ってきた。

 

「はぁ、はぁ……凄かった♥️」

 

「そうか」

 

彼女はキスで一回、指で一回、そして先ほどの一回で計三回イッている。細かいイキを数えたらもっとだろう。

それが仕事とはいえ、俺はまだ一回しか出してないからまだ満足感は足りていない。

精液に愛液に少しばかりの破瓜の血が混ざったものでまみれた一物を、沙織は愛おしそうに眺めている。

 

「最初はグロテスクかなって思ったのに……なんだろ。今はこの形好きかも♥️ そうだ、舐めて綺麗にしたげよっか? フェラチオってやつ?」

 

息が整ってきたせいか、調子の良いことを言う沙織。

 

「いや今日はいいよ。初めての子にはさせてないんだ」

 

これは俺の一つのポリシー、と呼べる程格好いいものでも無ければ特に意味もないのだが決め事である。

初めての相手はあまり人によっての差異が無いようにキス、愛撫、挿入の流れをルーティーンにしている。

フェラチオやその他のプレイは二度目があった場合にしているのだ。

 

「あっ、じゃあさ写真撮っていい?」

 

「写真ねぇ、なんでまた」

 

「妹とお母さんとか、皆に女になったって自慢するの」

 

お前はそれでいいのか。

発想が完全にビッチのそれである。

さすがに自分から事後の写真を撮りたがるのは今までいなかったなぁ。

 

「まぁいいか」

 

「やった!……天我さんケータイ取って」

 

意識は完全に回復していても、まだ腰は抜けたままのようだ。仕方なく女子高生らしくデコレーションされたケータイを取ってやる。

もうじきスマホが主流になればこういった飾りも減るのかな。

手渡してやると、慣れた手付きでカメラを起動させる。

彼女の希望で勃起したままの陰茎を、彼女の笑顔を浮かべる頬に擦り付ける。

 

「はい、チーズ!」

 

カメラに向かってピースサインをする沙織。

 

「どうせだしハメてる所も撮るか」

 

「えぇ、それは別にいいよ……えっ、ちょ、ぁん!?」

 

腰が抜けたままの沙織をうつ伏せにする体勢でベッドに押し倒すと、どろどろに蕩けた雌穴に肉棒を突き入れた。

 

「ほら沙織、ピースだピース」

 

「む、むり、むりむりまたイク! だめ♥️! ……あん♥️♥️ 」

 

今度は自分が気持ち良くなるための、容赦の無いピストン運動で腰を叩きつける。

所謂寝バックという体勢で、先程とは違った場所がカリ首で掻き回せた。

沙織はカメラで写真を撮る余裕が無さそうなので、彼女の手からケータイを借りて代わりに撮影してやる。

快感で乱れ、嬌声をあげる雌の顔を撮影した。

ついでにジュボジュボと泡立つ結合部を撮影してやった。

 

「はぁん! あん、あっ♥️、あっ♥️、あっ♥️、あっ♥️、ああああ♥️♥️!?」

 

先ほどで膣がだいぶんとこなれたようで、今は痛みもほとんど無さそうだ。

太股を閉じているせいで、膣圧がより強く俺の肉棒を締め付けてくる。

愛液と精液が撹拌されてたてる水音と、肌を打ち付ける乾いた音。そこに牝の乱れるあえぎが混ざりあい、耳からも性的興奮を駆り立てる。

時折、ピストンを止めて円を描くようにぐりぐりとかきまわす。

 

「ふぐっ……ふー♥️ ふー♥️」

 

変化した刺激に、シーツを握りしめて耐えている。しかし、そこに少しばかりの電流の刺激を追加してやる。

 

「んんんんん♥️♥️!?」

 

耐えられず絶頂して仰け反る沙織。

更に強まった膣圧に、俺も射精欲が高まり我慢せずに熱い濁流を流し込んだ。

 

「はぁ、あああ♥️……ああ……あ……」

 

流石に子宮は一杯なためか、結合部から勢いよく精液が吹き零れた。

その後、数十回と絶頂に達した沙織の中に8回は射精した。

彼女のケータイのmicroSDはハメ撮り写真で一杯になってしまった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

後日談というか、数か月後に沙織の妹から聞いた話。

この翌日沙織は妹に写メを送って自慢したらしい。

ネットに拡散はしなかったものの、その写メは沙織の出身中学の全生徒の見るところとなり伝説になったらしい。

会ったこともない見知らぬ後輩達から付けられた二つ名は───ビッチ先輩。

馬鹿にするような名前だが全女子生徒の憧れなんだとか。

 

あと沙織に「処女卒業はお祝いなんだから家族に知らせないと!」と説得された西住も、普段は連絡しなかった母親と姉にメールで伝えたらしい。

なお、母親も姉も色んな意味で大変だったらしいよ。

俺の名前も伝えたみたいだし、まぁねぇ。

お姉さんはまだみたいだし、そっちもねぇ。

 




みほがあれすぎて、相対的に普通に見える不思議。
伝説って?
ああ! 伝説は伝説さ! ビッチ先輩っていうすげぇ奴なんだ!



次はMVP相手ではなく、精液回収の話。
お手伝いは誰にするかな?→8/4、9:50に終了しました。三人か、難しいな。



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五話

今回はエロなしです。
次回アンケート結果のやつします。
沙織みたいな彼女が学生時代に欲しかった。でもたぶん一緒にいて楽なのは杏だと思う。

評価、感想、誤字報告してくださった方々ありがとうございます。
なんか18禁の日刊ランキングに名前あって咳き込みました。


幸せそうな顔で気絶している沙織の顔をウェットティッシュで拭いてやると、元の可愛らしい彼女の顔に戻った。

汗で髪が張り付き口に何本か入っていたり、涙と鼻水と涎で大変な事になっていたしな。

股間に関しても精液と愛液が混ざりあったものでどろどろになっていたのである程度拭き取ってやる。

粘度が高いせいか、漏れ出さずに子宮内に留まっている物のせいで下腹部がぽっこりと膨らんだままだ。

今拭いて綺麗にしても、目覚めて立ち上がるとまた零れてくるだろうな。

 

「腹減ったな」

 

時計を見れば夜中の2時。

とりあえず自分の股間も綺麗に拭き取ると、パンツとズボンだけ穿いた。

朝までまだ時間があるが、空腹を解消するために買い置きしていた弁当を食べる。

全て平らげたあと、沙織が作った床の水溜まりを掃除していると彼女が目を覚ました。

 

「んん……せんせい?」

 

「いるよ。あと先生じゃなくて天我さんじゃないのか?」

 

「あ、えへへ」

 

ほにゃりと嬉しそうに笑うと体を起こそうとするが、まだ力が入らないようだ。

おでこを指で軽くついてやると、「あぅ」と力の抜ける声を出してまたベッドに仰向けに倒れた。

剥き出しの豊かな乳房がぷるんと揺れる。

こうして見ると染み一つ見当たらない手入れのされた白い肌には、情事の後のキスマークが複数見られた。

 

「朝になる前にはシャワーに連れてってやるから、もう少し寝てな」

 

「うん。それまでうでまくらして?」

 

「腕枕ねぇ」

 

「だめならだっこ」

 

「はいはい。沙織は甘えん坊だな」

 

この時は寝ぼけていたのか、自分からせがんだ腕枕なのに、再び目が覚めた時はかなり恥ずかしがっていた。

あれだけセックスしたのに腕枕が恥ずかしいのか……

 

朝陽が昇る光が窓から入る頃に沙織をシャワーに連れていった。

その頃には歩けるだけ体力が回復していた沙織だったが、案の定シャワー室まで足跡の代わりに零れてきた精液が点々と残っていた。

地面の上はすぐ乾くし放置したが、流石に体育館の床は彼女のシャワー中に拭き取った。

西住の時もそうだったし、なんかそれ用にモップとかあると便利かもな。

 

 

 

 

沙織の部屋に車で送っていく。

歩きで10分程の距離とはいえど、やはり車があった方が楽だな。

最初は俺の家で休みたいと沙織が要望してきたものの、まだ荷解きも終わっていないために断った。

ベッドも整備出来てないしな。

 

「じゃあ今度の休みに遊びに行っていい? ご飯作ったげる! 私料理得意なんだよ!」

 

「へぇ、そいつは凄いな」

 

「そういえば天我さんさっきお弁当食べてたけど、あれ全部コンビニかスーパーのだよね? たくさん食べるみたいだけど、男の人だからかな。でもあればっかりじゃ味気ないよ。あっ、今日のお昼お弁当作ったげよっか?」

 

「いや今日はまた昼から戦車乗るんだから、少しでも仮眠とっときなさい」

 

「はーい。えへへ……じゃあ明日作るね!」

 

いやぁ、ぐいぐい来ますね。

胃袋を掴みに来る作戦なのは丸解りだったが、JKのエプロン姿の誘惑に遊びに来るのは断れなかった。

 

 

 

家でシャワーを浴びた後、仮眠を取ると昼前には再び学校に行く時間となった。

途中で沙織を拾い、学校ロータリーまで送り届ける。

彼女は西住と違いキスマークを隠しておらず、むしろ手鏡を出してはその跡を指でなぞってニヤニヤしては、時折思い出したかのように恥ずかしがって「やだもー」と言ってくねくねしていた。

忙しい子だ。

昨日同様、こちらを見ている学生が大勢いたが彼女は無事昼食を友達と食べることができるのだろうか?

 

 

 

 

 

 

小屋へ行くとシーツを変え、ベッドマットを乾かすために布団乾燥機をセットし換気扇を全開にする。

消臭剤を撒くと一息ついた。

 

「……ん?」

 

電話が鳴っているのに気がつく。

どうやら角谷からのようだ。

 

「はいもしもし」

 

『やぁ金玉先生、こんにちは』

 

「おう、こんにちは。どうした? 何かあったか?」

 

今日の戦車道の時間で会うのにわざわざ電話してきたということは急ぎの要件だろうか?

 

『いやまぁ、急ぎの要件とそうでなさそうな要件がありますね』

 

「ふむ。まずは急ぎの件から聞こうか」

 

『今学校経由で金玉先生に荷物が届いたんだけど、悪いんだけど取りに来てもらえるかな?』

 

「解った。ちなみにどこからの荷物か解るか?」

 

『委員会だよ』

 

角谷が言っている委員会には心当たりがあった。

人口減少対策を行うために作られた出生率向上委員会だろう。子作りや子育てなんかを推奨しサポートしたりすることに特化するため作られた厚生労働省の下部組織である。

俺にたまに種付巡業などのイベントを依頼してくるのも、この委員会が各自治体やらから要請されて俺を指名してきたりする。

 

「あぁー、それなんか瓶とかクーラーボックスとかっぽいやつだろ」

 

『そうだね』

 

やっぱりあれか。

この世界では男子の精液ってのは希望者の人工受精用だったり、何らかの原因でこれ以上の男子減少が起きた時のためのストックとして定期的に一定量の精液提出を義務付けされている。

本来は月に一度あるやつだが、俺は他者と比べて圧倒的な射精量と、その受精率の高さから次に男子が生まれた場合もそこら辺の遺伝を期待されているようだ。

毎回俺だけ他より多く摂取させられているのは勘違いではないはず。

巡業は給与が出るが、この提出義務に関しては完全に無給で、こういった所はある種のディストピアってるなぁと思わなくもない。

しかし、先週やったばかりでまだまだ先のはずだが……

角谷に聞いてもそこら辺の事情を彼女が知るはずもないし、俺が確認する他あるまい。

 

「解った。この後取りに行くよ」

 

『ありがとうございます。あと急ぎじゃないやつなんだけど、次の土曜日練習試合決まったから』

 

「おぉ、えらく急だな」

 

日程的にはむしろそっちの方が急ぎなのでは?

 

『事後承諾で悪いんだけどさ、相手校の何人か相手してくんないかな~って』

 

「はぁ、なんでそうなったかは後で詳しく聞こうか」

 

色々はしょりすぎで全然わからん。

 

 

 

 

 

とりあえず戦車道の授業までまだ時間があるので、荷物の届いた学園の受付窓口に取りに行くことに。

窓口そばのソファにて、事務員のおばさまにチラチラというか、がっつりガン見されつつ荷物の封を開けるとやはり委員会のものだった。

手紙が入っていたが、ドジっ子妹風に要約すると『ふえぇ~、職員がお兄ちゃんの先週くれたやつ床にぶちまけて駄目にしちゃったよ~。だからね? ね? もう一回出して欲しいな~。あとお兄ちゃんのせーえき評価高くて外国人の人が欲しいって言うんだけど売っゲフンゲフン……あげてもいいかな? いいよね? てかあげるってもう言っちゃったしあげるからそのぶんもちょうだい』とかいう糞みたいな内容を全然妹風じゃない堅苦しい文面で書いてあった。

ちなみに期限は明日でヘリで取りに来るってさ。

勿論巡業と違い義務のため俺に拒否権は無いんだと……糞よりの糞だな。

まぁ確かに土曜日の練習試合よりも急ぎであるのは理解したよ。

 

「いやぁ、優秀なのも考えものだねぇ」

 

「ほんとそれな……ん?」

 

「やぁ先生」

 

いつのまにか隣に角谷が座って俺が持っている紙を覗き込んでいた。

最高学年である高校3年生にも関わらず、やはり良くて中学生(しかも成り立て)にしか見えない。

良く似合っているのだが、ツインテールという髪型も幼い容姿に拍車をかけているのだろう。

手元を覗き込んでいるため肩が触れ合うような位置にあり、彼女のつむじが見えた。

それと、セーラー服の襟元からブラジャーも見えた。

あまり発育的にはつける必要もないように見えるが、それとこれとは別なのだろう。

欧米ならいざ知らず、日本の女子高生でノーブラはさすがにいないかな。ぽっちが透けちゃうしね。

 

「先生も食べます?」

 

今時の娘には珍しく彼女は干し芋が好物のようで、見かけた時はいつもその手に干し芋の袋を持っている。

というか口にも干し芋咥えたまま喋ってる。

御行儀悪いから喋る前に食べちゃいなさい。

角谷が手に常備している袋をこちらに差し出してきた。

 

「ありがたくいただこうか」

 

中身は無かった。

袋に突っ込んだ手は虚しく空を切る。

 

「空じゃないか」

 

「空でしたねぇ」

 

悪戯が成功してニヤニヤしている。

まぁ笑顔が可愛らしいから許すか、と彼女が咥えている食べかけの干し芋に齧りつく。

 

「あぁ、私の干し芋!」

 

「ごっそさん」

 

俺が干し芋を飲み込むと、角谷は絶望顔で床に崩れ落ちた。目からハイライトが消えている。

 

「あぁ、最後の一口こそ至高なのに……バッドなエナジーに飲み込まれた私はこのまま学園艦と共に絶望して海のもずくへと消えて無くなるのよ」

 

「もずくじゃなくて藻屑な」

 

「先生の枕元には夜な夜な幽霊になった私がサンバを踊って安眠妨害を……」

 

「そいつは楽しそうだ。」

 

是非とも衣装はビキニタイプで色っぽく頼む。

うん、全然悲しんでないな。

 

「もう、反省してませんね先生」

 

「してるしてる、悪かったよ」

 

「じゃあ干し芋買ってください」

 

「よし、今から30分以内の注文でもう一袋プレゼントだ」

 

「わーい先生イケメーン。結婚しよー」

 

「干し芋一つで結婚決めるのか……」

 

なんてお手頃価格なんだ。新手の詐欺と勘繰ってしまいそうになる。

 

「まぁ、冗談は置いといて」

 

角谷は両手で何かを挟んで脇に寄せるジェスチャーをした。

こちらと目を合わせると、彼女の顔がふざけたものからキリッと真面目そうに口を引き締めたものへと変わる。

 

「先生、ありがとう」

 

「……おう」

 

「昨日の西住ちゃんは何か一皮剥けた感じがしたし、色々と吹っ切れていたように思う。先生に頼んでよかった」

 

「そうか」

 

いや正面から感謝されると照れるな。

 

「……あっ、駄目だもう無理」

 

角谷の顔が再びへにゃりと気の抜けた顔になる。

 

「私真面目な顔って3分しかもたないんだよねー」

 

「いやもってないよ。3分どころか1分もたなかったよ」

 

カップラーメンすら作れないよ。

 

「まぁまぁ。この調子で他の子の皮も剥いてってよ。というかこの場合膜を破いてってよが正しいのかな?」

 

「うん、嘘でももう少し恥じらいある方が可愛いぞ?」

 

俺もこないだそれ考えたけどさー。

 

「あらま。先生は恥じらいがある方がいいのか。でも大丈夫だよ私処女だし」

 

「まぁそうだよな」

 

普通に考えてそうだろう。

どう考えても女子校の学園艦なんだから他よりもその比率の方が高い。

 

「それに、恥ずかしがる担当は生徒会ではかーしまに任せてるしね」

 

「かーしまって河嶋のことか。小山じゃなくて」

 

河嶋はまだちゃんと話をしたことはないが、吊目がちで片眼鏡な知的美少女だ。典型的なクールビューティーっぽそうだったが。

むしろあのほんわかした感じでダイナマイトボディな小山の方が大人しいイメージだったけど。

 

「小山? 小山ねぇ……んっふっふ」

 

「なんだその笑い」

 

「べーつにー? まぁどうせ解るよ」

 

よっこらせっくす、とソファから立ち上がった角谷は大きく伸びをする。

大きく背中を反らせたのに、全く起伏の見えない大平原ですねとは、デリカシーがある俺は言わない。

 

「じゃあ私はこれから戦車道のお時間だから。また後でね先生」

 

「おう、頑張ってこいよ」

 

「夜は私達でカウンセリングルームにお邪魔するからね」

 

「あれ、今日はお前か?」

 

「んーん。先生のそれのお手伝いしてあげる」

 

そう言って彼女はクーラーボックスを左手で指差して、右手で何か棒状のものをしごくジェスチャーをした。

 

「じゃねー」

 

踵を返してこの場を去る彼女の後ろ姿を眺める。

こちらから見える耳は赤くなっていた。

 

 

 

 




学園一の恵体で本性が清楚とかさぁ……
アンケート終了しました。これから書きます。
清楚かぁ、たぶん非処女がひっかかったんだな。


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六話(エロあり、生徒会3人娘その1) 修正済み

かなり久しぶりの投稿。
お久しぶりです。
なんとか年内に間に合った。

スマホの不調でメモ張に書いてた5000字くらいが消え、やる気を無くし、再度やる気になって今度はサイトの多機能フォームで書いた6000字くらいが操作ミスで二回ほど保存し損ねて消え、なんとかかんとか書き上げました。
まだ途中でしたが8000字を越えたので一度切り投稿。

追記
まさかの投稿して数分くらいで誤字報告の速さ。
亜蘭作務村さんありがとうございます

1/20アンケート終了


精液提出用のボトルについてだが、見た目は透明なペットボトルのようだといえる。

一応強化ガラスで出来ており、床に落とした程度では簡単には割れない。

そのボトルを各自に支給されているオナホール(貫通式)の先端に取り付けて射精するか、手コキかなんかでオナニーしたりして射精の瞬間にボトルの口に鈴口を合わせて出すかで溜めるようにするのだ。

ボトルの内側には弁がついており、逆流を防ぐ役割を持っている。

正直、前回提出したのを駄目にしたやつは、運搬の行程ではなく中身を取り出そうとした時にでもやらかしたのだろうと推測はできる。

最大容量は約500ml程入るが、一般男性は普通一度にスプーン1~2杯分くらいしか出ないためボトルの中身が全て満たされるということはない。

しかし俺の場合は、一回で約1リットル出るために満タンにできるのだ。この辺も俺が評価される理由にあるだろう。

そして今回はそのボトルが5本、その量は2.5リットルに相当する。

 

「これを無給とかなぁ」

 

せめて射精しやすいように助手(美女)をつけるとかさ。

まぁ、このあと生徒会メンバーで手伝ってくれるらしいから良いけど。

いや、それを見越して人件費削減のために雇わなかったのではあるまいな?

今度担当の人に文句でも言っとこう。

よその国が興味を持つのは一応解るよ。

世界的な人口減少の中で生殖能力に優れているものは重宝されるし。

この世界が今以上に退っ引きならなくなれば、人権とか無視だろうし、現在のように好きに生きてはいけなくなるだろう。

特にその場合の俺は世界的にも今以上に目をつけられるかもな。

一般的に男児の出生率は女児と比べて1%ほど。

世界には他にも生殖能力に優れた男はいるし、産まれてくる男児率が10%に近いやつもいる。

まぁ、これは男女の相性や女性が複数子供を産んだ場合の比率なんかもあるため一概には言えないが。

そこで俺だがこの5年程で産まれた子供は、先月で341人となった。この人数に人工受精は含まれない。

その341人のうち、男児が63人。比率で約18%になる。

 

正直に言えば勧誘とかはあったりする。

アメリカとイギリス、中国や韓国、台湾などだ。

俺は金に困っているわけでもないし、英語も話せないため日本を出るつもりはないので断った。

旅行くらいならいいけど。

中国や韓国は同じく話せないし、文化圏としては日本に結構近いが、同じなら衛生的にも人権の面でも安心できる日本がいい。

台湾なら日本語しか話せない俺でも生活できそうだし、親日でご飯も美味しいからちょっと迷ったけども断った。

なので実害とよべるほどの酷いことがない限りは日本を出るつもりはない。

……まぁ、一番の理由は日本人の女の子が一番可愛いと思うからなんだが。

あっ、でもベトナム人の女の子には興味あるかも。アオザイってえっちぃよね?

 

 

そういえば角谷は「私達」と言っていたが、生徒会全員で補助してくれるのだろうか?

まだ学生の彼女達がどこまで知っているかは解らないが、一般的に補助の場合は本番はしない。

軽いもので男性の前でえろいポーズをして見抜きさせてもらったり、手コキや素股などで男性器を刺激したりするのだ。

あくまで精液回収が目的のため挿入してしまうとボトルに出す前に出てしまったり、唾液や愛液が混ざってしまうために推奨されていないのである。

市販のローションは使わず、専用の物が配布されるので潤滑油を希望する場合は混ざっても大丈夫なそちらを使用しなければならない。

その辺はちょっと残念ではあるが、逆にノルマさえ達成すれば最後までいってもいいだろう。

彼女達が拒否しなければ、という前提だが少なくとも俺に仕事を持ってきた角谷達が嫌がることはないと思う。

もしくは業務外として、俺が普段処女の娘には自重しているフェラやアナルプレイなんかのちょっとアレな事をしてもいいかもしれない。

持ってきたはいいものの、まだ西住や沙織には使わなかった大人の玩具が机の引き出しに多数あるしな。

さすがに浣腸プレイはしないけど。

あれは掃除が大変なので基本的に広い風呂場とかでないと厳しい。なんにせよ楽しみである。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

戦車道の授業終了後。

練習試合に向けて皆気合いが入っているようだった。

ミーティング時に今日は俺のカウンセリングが無いことが告げられた。

あんこうチームとかいう西住のチームでまだだった子達が肩透かしを喰らったみたいな様子だったのが少し申し訳ない。

一人眠そうな子はそうでもなさそうというか聞いてないなあれは。

男としての別の仕事があるとだけ伝えたが、あまりピンと来ない娘達は頭に?マークを出していた。

一年生とか特にそうで、理解がありそうな顔は宇津木って子くらいだった。

 

「はいはいはい! なら私手伝う!」

 

「じゃ、じゃあ私も……」

 

即座にティンときたらしい沙織と西住が助手に立候補してくれたが、先約があるため断ることにする。

さすがにチームメイトの順番待ちの中で再度相手するのは贔屓しているように見えるしな。

 

「あー、悪いが助手はもう頼んであるから」

 

「えー」

 

「はい、じゃあ皆今日もお疲れ様ー。かいさーん」

 

角谷がぺちぺちとやる気の感じられない言葉で解散となった。

彼女を見ると小さくウィンクしてきた。

角谷の右隣にいる小山は俺と目が合うと優しく微笑み、左隣にいる河嶋は仁王立ちとは裏腹に顔を赤くして目が泳いでいた。

 

その後約30分ほど。

他の子達よりも幾分早く用意できたのか、3人がカウンセリング小屋にやってきた。

 

「やあやあ先生、さっきぶりですね」

 

「こんばんは先生」

 

「お、おじゃまします」

 

「おぅ、今日は手伝いありがとうな」

 

三者三様な挨拶をしてくれる。

挨拶もそこそこに、さっそく本題に入る。

 

「ほんじゃさっそくやろっか。ボトルが5本だから~……ノルマは一人あたり1本かな? 残りは皆でってことで、小山もかーしまもそれでいい?」

 

「そうですね。先生は何か希望とかありますか?」

 

角谷が確認すると小山は頷いて俺に問いかけてきた。

まぁこういうのは事務的な感じがするよな。

 

「今日はカウンセリングじゃないんだから、先生も遠慮しないでやりたい事何でも言ってよ」

 

「……と角谷は言ってるが?」

 

「頑張ります」

 

「……えっと」

 

小山は気合いを入れて頑張るぞいのポーズをしているが、やはり河嶋は目でクロールをしている。

角谷が先程「かーしまが恥ずかしがり担当」と言っていたのは間違いではないらしい。

 

「じゃあさっそくしてもらおうか。手コキや素股って解る?」

 

「一応ちゃんと準備してきたよ。ほら皆脱いで」

 

「は、はい! ……男の人の前で脱ぐのってなんか恥ずかしいねぇ桃ちゃん」

 

「あぁ、まさかこんなことする日が来るとは」

 

「ほれはやくはやくー」

 

「会長も口だけじゃなくて一緒に脱いでくださいよ~」

 

「解ってるよ。脱ぐよ~ちょ~脱ぐよ~」

 

三人が制服を脱ぐと、その下は水着だった。

皆恥ずかしさは多かれ少なかれあるようで、頬をほんのりピンク色に染めている。

 

チャラララララ~……とマジックショーのような曲を口ずさみながら脱いでいるのは角谷だ。

茶化すような態度であったが逆に恥ずかしさを紛らわしているのだろうと思う。

勿体ぶった動きで靴下を脱ぎスカートを下ろし、セーラー服を脱ぎ捨てれば出てきたのは健康的な、海辺の似合いそうな少女。

黄色いビキニタイプのシンプルなデザインだが、それが逆に少女の素材の良さを引き立てている。

ツインテールな事といい、あえて自分の子供っぽさを理解した上で無理に大人びたデザインに走らずそれを利用しているようだ。

これも一つの生存戦略といっていい。

身長も低く、女性的な丸みはほぼ無いに等しいが腰の括れが第二次性徴を終えていることがうかがえた。

つまりはこれ以上の成長はほぼ無いと言っていい訳だが需要はあるだろうし大丈夫だろう。

 

えへへ、とはにかみながら小山がスカートを下ろした。

現れたのはむっちりとした太ももと、安産型の大きな尻。股間を隠しているのは申し訳程度の布面積しかない白い紐ビキニのパンツ。

あの布面積で陰毛がはみ出ていないということは、下の毛は全て剃っているのかもしれない。

セーラー服を脱げばぶるんと揺れた2つの山脈のような乳房と、その規格外な大きさに対して小さすぎる布面積の、首の後ろで紐を結ぶタイプのビキニが現れた。

サイズが微妙にあっていないのか、ビキニに締め付けられるように乳房に食い込み歪になっていたのが視覚的にも柔らかさを確認できる。

上下セットではあるのだが、外見の清楚な雰囲気とのギャップが凄い。

そして胸と尻はこれでもかと女を強調するようにでかいのに、腰はくっきりと括れている。どこかの国で蜂のようだと女体を表現していたがまさにそれだ。

 

三人の中で一番もたもたしていた河嶋も、覚悟を決めて一気に脱いだ。

……しかしその水着は三人の中で最も露出のないワンピースタイプというか普通にスポーティーな競泳水着だった。

肌にぴったりと張り付いた布地が、彼女の見事なモデル体型を強調している。紺を貴重に、両脇に一本ずつ白い縦のラインが走っている。

いやまぁ、恥ずかしい子は水着ってだけで恥ずかしいんだろうけど……何故他の二人よりもその布面積で恥ずかしそうなのか?

どうせなら一人外見大人っぽい子がスクール水着とかのネタに走っていると面白いんだけど。さすがにリアルでそんな子はいないか。

 

「いいね、皆似合ってるよ」

 

「えー、一緒くたに誉められてもピンとこないな~」

 

「そうだな。角谷は明るい色がよく合うな。あと思いの外臍の窪みの形が綺麗で驚いたよ」

 

「へ、へそって……もぅ、調子狂うな~」

 

お前さんが一緒くたはピンと来ないって言ったんだよ。

 

「せ、先生……私はどうですか?」

 

上目遣いでそう俺に訊いてくる小山。

胸元に手をやるグラビアで良く見たポーズのせいで、両腕に潰されるように乳房が歪に変形する。

 

「エロい。興奮する」

 

正直さっさと押し倒したいです。

 

「えへへ。えっと、その、本当は可愛いのが好きなんですけど……サイズがこれしか無くて」

 

そりゃそれだけ大きければな。

水着に限らず衣服や下着も、サイズが合うのを探すのも大変だろう。

 

「勿論河嶋も似合ってるよ。スポーティーな感じが理知的な君の雰囲気と合っている」

 

「……そ、そうですか」

 

「かーしま理知的だって、ぷくく」

 

「ちょ!? 会長!」

 

後で教えてもらったところ、一番クールビューティーで賢そうな容姿をしているが、河嶋は生徒会で一番頭が悪いというか、ぶっちゃけ赤点常連者らしい。

不器用で一つの事しか集中できない視野の狭さと、今は学園存続が一番大事なことから更に勉強にまで意識を向けられない悪循環。

頑張り屋な上に真面目でいいこではあるらしいのだが、ポンコツであることは三年生の間では有名らしい。

女の子が三人でキャッキャウフフと姦しいのを見ているのもいいが、彼女達ばかり脱いでいても仕方ない。

 

「じゃあ俺も脱ぐか」

 

白衣とカッターシャツを脱ぐと、インナーを着ていなかったために上半身の裸体が露になる。

それまでキャイキャイと騒いでいた三人の視線が、俺の自慢のシックスパックに集中した。

3人の誰かの喉がごくり、と鳴る音が聞こえた。

靴下を脱ぎ捨て、ベルトを外せばズボンが重力に従って床に落ちた。

まだボクサーパンツが残っているが、フル勃起には程遠くとも薄い布地の下から存在を主張するには十分な膨らみを有している。

視線が下がり、腹筋から股間のもっこりへと彼女達の興味が移る。

彼女達も思春期。高校三年生となれば発育に個人差はあれど子供の産める体になっているわけで、真面目な顔している子でも全く性に興味がないという子はあまりいない。

今日の一番の目的は俺の精液回収。

そのためあまり焦らすつもりもない。

少女達の視線で更に少し固さを増した肉棒を、パンツを降ろしてさらけ出した。

 

「うわ、でっか……」

 

「きゃっ」

 

「……おぉ」

 

彼女達の反応で更に大きくなり、勃起率は60%といったところか。

それでも平均男性のそれとは大きさが違うが。

使い込まれて黒ずんだ陰茎と、同じく使い込まれて赤黒くどこか暴力的な色になった亀頭が肉体に対して垂直に90度を保っている。

完全に勃起すれば更に90度立ち上がり、腹部に亀頭がぶつかるようになる。

さらけ出された陰茎から、女性を催淫するフェロモンが漂いだし、小屋のなかに充満していく。

 

「何か先生の希望はありますか?」

 

「そうだな、まずは誰かに手でしてもらおうかな」

 

「じゃあ私がやるよ、言い出しっぺだし」

 

立候補したのは角谷だった。

責任感でやろうとしてるように聞こえるが、その瞳には好奇心が見えた。

両足を開いてベッドに腰かけると、床に座る形で角谷が足の間におさまった。足に彼女のツインテールにした髪の毛先が当たってこそばゆい。

彼女の小さな指先がおそるおそると陰茎に触れる。

手を引っ込めると言う事は無かったが、「おぉ」と感嘆の声をあげていた。

彼女の背後から、小山と河嶋も興味があるのかじっと覗き込んでいる。

 

「確かこうやって、こうだよね……」

 

「おぉ、ちゃんと気持ちいいよ。勉強してきたのかい?」

 

「まぁね~。一応補助の仕方は保健の授業でも習うしね」

 

そうか。そういえばそうだったな。

小学校高学年くらいになると、前世でも保健の授業で男女に分けられて受ける物があった。

要するに女の子の月経だったりの話なのだが、この世界では高校生になるとまた男女別の授業がある。

精液提供の義務があるため、男子はその効率の良い方法だったり、女子は効率の良い妊活方法や身内に男性がいた場合の義務を補助する方法などなど。

といっても、中身はさわり程度で正直あまり役にはたたないのだが、少年少女の妄想を掻き立てる一助にはなっているし、男性補助の仕事を希望する女の子が一定数出てくるわけだから馬鹿にはできない。

補助職になるには倍率300倍くらいの狭き門の国家試験を通らなければいけないし、専門学科のある唯一の大学が日本を代表するあの大学なのだからエリート中のエリートではある。

そういった本職の女性とは比べるべくもないが、つたないながらも角谷はよく奉仕してくれている。

左手で陰嚢をやわやわと揉み、肉茎を指で作った輪でしごく。彼女の小さな手では指が回りきらないようだったが、少なくとも女の子が手コキしてくれているだけで大きくするには十分だ。

 

「なんかすごくでっかくなってきた。それに思ったよりちんぽって熱いんだね」

 

「そろそろホールとボトルを使ってくれて大丈夫だ」

 

「うん。かーしまローション取って」

 

角谷は手にローションをたっぷりと垂らすと、それで俺の肉棒をしごきはじめた。

先程と違いぬるぬるとした質感と、くちゅくちゅという水音が加わり、より卑猥に映る。

鈴口からも先走りの汁が溢れだし、それをうっとりと彼女達は見つめている。

そこに、ローションをたっぷりと入れたボトルつきオナホールをあてがい挿入していく。

想像の中で角谷の膣を犯しながらの疑似セックス。

やはりオナホールでは処女のあの締め付けは再現できず、下手なセックスより気持ちいいと言われてはいるが満足感が足りない。

しかし一度射精させる分には十分で、数分後にボトル内に大量の精液を放出した。

 

「うわ、わわわ……」

 

ビュービューと勢いよく吐き出される白濁液で、透明なボトル内部が満たされていく。満タンになると入りきらなかったものが肉棒とホールの隙間から溢れだした。

慎重にオナホールから肉棒を引き抜くと、女性器を模した穴からどろどろと精液が垂れ流されてくる。しかし、ボトルには弁がついているため粘性の高い精液は簡単には逆流してこないため、あくまで溢れ出ているのはオナホール内部のものだけだ。

その卑猥な様子に赤面する角谷だったが、恥ずかしさをこらえながらも俺を見上げて、にやにやと悪戯っ子のような表情を浮かべていた。

 

「先生いっぱい出したね~。そんなに気持ち良かったの?」

 

「あぁ、気持ち良かったよ」

 

角谷の頭に手を乗せて、サラサラの髪に指を滑らせるようにして撫でる。

 

「ありがとう。でもまだまだ出そうだ」

 

足の間に座る角谷の両脇に手をいれ、その華奢な体を持ち上げる。干しいも以外にちゃんと食べているのか心配なほどに軽い。

俺の足に跨がせるようにして対面座位の格好で座らせる。

 

「先生?」

 

「キスしていいか角谷」

 

「……ん~。初チューが人前かぁ。まぁいいよ」

 

少し悩む素振りも見せたが、特に深く考えてないというか、たぶん俺を雇った時から覚悟はしてたんだろう。

あっけなく許可を出した。

この分だとキス以外もOKなんだろうが、仮に本番をするとしても精液回収が終わってからだな。

でも愛撫したりは大丈夫だろうと判断する。

 

「ん……ふっ」

 

目を瞑る角谷の小振りな唇に、軽く自分の唇を重ねる。

 

「……甘い匂いがする」

 

「へへ、さっきいも食べたからね」

 

出会って数日だが、角谷はいつも干しいもばかりだな。他のものちゃんと食べてるのか?

 

「先生は、干しいも嫌い?」

 

「いや、好きだよ。むしろ好物といってもいい」

 

「そこは大をつけてほしいところだねぇ……ん」

 

数度啄むようにすれば、触れあうだけでは終わらないと理解したのか、抵抗することなくその唇を開いた。

ゆっくりと舌を入れ、彼女の歯をなぞり、舌を絡ませる。

 

「んぅ、ふっ……あむ、はぁ、ちゅぷ、ちゅ」

 

両腕を俺の首に回し、抱きつくようにしてキスに集中する角谷。

その彼女の薄い尻肉を両手で掴むと、「ふむぅ!」と小さく抗議するかのような反応があった。

それを無視して水着の布越しに尻に指を食い込ませつつ、腰を前後に揺する。

精液まみれのまま勃起している一物が、彼女の股間を水着越しに擦り、すべすべとした腹部に刷り込ませるように塗りたくる。

 

「ちゅぷ、れろ、やっ!?……せんせ……んむぅ、ふぅん!……ふっ、あっ、んぅ」

 

角谷は感じやすいのか、唇の隙間から漏れる声に喘ぎが混じり始めた。

肉棒に付着した精液以外に湿り気を感じ、彼女の水着に守られた秘所から蜜が溢れてきた事を悟る。

しっとりと汗をかきはじめた背中に、尻から離した右手の指を這わす。

こそばゆい程度に下から上へとフェザータッチをしてやると、彼女の腰がびくびくと痙攣している。

軽くイッたようだ。

 

「んぁ、はぅ、はぁ、はぁ……♥️」

 

唇同士の結合を解除すれば、飲み込みきれなかった唾液が溢れ、彼女の瞳はとろんと蕩けていた。

その反応に気を良くしたのか、再び俺の精巣内で急速に雌を孕ませるための子種が作られていくのが解る。

子供のような彼女の体を前後入れ替え、背面座位の形にする。

新しいオナホールを角谷に持たせ、再びその疑似女性器に挿入する。

何も言わなくとも、彼女は理解したのか両手で握ったオナホールを上下に動かして俺の一物に刺激を与えてくる。

 

「はぁ、ぐっ、いいぞ角谷! その調子だ!」

 

「はぁ、ん、せん……せぇ♥️……ちくびは……ひゃん♥️ あっ、んむ」

 

俺は腕の中にいる角谷の乳首を、ビキニをずらして右手の親指と人差し指で摘まみコリコリといじる。

既に固く小豆程の大きさになっている乳首は、自分以外の誰にも触らせたことがないだろう綺麗なピンク色をしていた。

貧乳な娘は感度が高いと言われている。経験からいって都市伝説などではなく、個人差や特例はあれど確かだと思う。

角谷も胸の膨らみが皆無といっていいほどの貧乳で、例に漏れず敏感だった。

抗議を口にしようとする角谷の唇にキスをして黙らせる。

覚えたてのキスの味を気に入ったのか、自分から舌を絡ませてきたので、それをこちらに迎え入れて柔く歯で挟むように甘噛みしてやる。

 

「ふぅ、ん♥️……くぅん、れろ……ちゅ♥️」

 

唇と乳首からくる快感を拒まずに、今はただ、条件反射のままに俺の肉棒をしごいている。

動きは単調で刺激も一定のためになかなか二度目の射精にたどり着かないが、美少女をよがらせていることに精神的な高揚を得るためあと少しの刺激があれば発射できそうである。

そのため、空いている左手を彼女の股間へと滑らせる。湿って色の濃くなった水着の中に指を差し込めば、既に濡れている大陰唇を開く。手触りからして、剃っている様子もなくおそらくは天然物のパイパン。

指先であえてくちゅくちゅと音を立てながら、小さな粒を探し当てた。

乳首を強く摘まみ、同時に見つけたクリトリスを指の腹で乱雑に押し潰した。

 

「ひっ!?」

 

瞬間、感電したように仰け反って硬直した角谷。

勢いで絡めていた舌がほどけ、仰け反った姿勢のせいで摘まんでいた乳首を結果的に強く引っ張ってしまう形になった。

 

「あっ、はっ♥️……」

 

角谷の唇の端から、つぅと一筋の雫が垂れ落ちた。オナホールをギリギリと今まで以上に強く握ってきて、それがスイッチとなり熱を伴った濁流が勢いよく吐き出される。

反動で角谷の手が震え、それまでの力が弱まり、まだ射精中にオナホールから一物が抜けてしまった。

まだ勢いそのまま放出中だったため、大半が真上に吐き出されて角谷の全身に降りかかる。

 

「ひぁあ!?」

 

可愛らしい悲鳴は、一部が離れていた河嶋の眼鏡に着弾したらしい。

途中で抜けてしまったためにボトル内は満タンには少し足りないが、まぁいいだろう。

どろどろになってしまった角谷をベッドに横たえると、彼女のおでこに軽くキスをした。

 

「……頑張ったな。おかげで2本もできた」

 

「……うん。あとは二人にまかせよっかな」

 

「そっか。河嶋は角谷の顔とか拭いてやってくれないか」

 

「えっ? あっはい」

 

初めての体験で少し疲れたのか、脱力して天井を見ている角谷のことを河嶋に任せる。

 

「次、小山にお願いしてもいいかな?」

 

「は、はい。頑張ります!」

 

両手で握りこぶしを作って頑張るぞいのポーズを取る小山の大きな山が地震が起きたようにぷるんと揺れた。

 




あくまでこの回はお手伝いの名目上本番はしません。

2/18 少しだけ修正しました。


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七話(エロあり 生徒会三人娘その2

お久しぶりです。
覚えているかたがどれだけいるか解りませんが、時間が出来たので投稿しました。
今年は本当に忙しかったです。


2021/12/07アンケート終了


やはり小山に手伝わせるなら、その立派な胸を使わない手はない。

手招きして彼女を近寄らせると、最初に角谷にさせたように足の間に座らせる。

真上から見るとより解る、視線を強制的に集めるくっきりとした谷間の深さは、高校生の域を完全に越えている。

そんな肉体の持ち主が、俺の股間のすぐ近くで上目遣いにこちらを、情欲の籠った瞳で見上げているのだ。

二度の射精でインターバルを挟んでいる最中の俺の一物も、それだけで硬度を取り戻しはじめた。

 

「じゃあ小山にはパイずりしてもらおうかな」

 

「パイずり……ですか? おっぱいで挟むやつですよね?」

 

特に嫌がる事もなく、小山は素直に言うことをきいてくれた。

ずっしりと重そうな乳房を両手で持ち上げると、肉棒をその柔らかい二つの膨らみで挟み込んだ。

膣内とは違う柔らかな圧。手コキとも違い、尻のような筋肉の固さもあまりない。

肉茎を包むように手で押さえられて形を変え、染み一つない白い肌をした乳房の谷間から、赤黒い亀頭が顔を覗かせている。

 

「いいね。そのまま上下させたりして刺激してくれ」

 

「はい。んしょ、ほっ……」

 

ゆっくりとした動きで、丁寧に奉仕してくれる小山のサラサラの髪を撫でる。

これでいいのかと上目遣いの目で聞いてくる彼女に、無言で微笑み頷いてやると照れたようにはにかんだ。

ポニーテールにしていることで、形の良い耳の付け根が露出している。

羞恥心で慌てたりといったこともなく微笑むだけではあったが、彼女の耳は赤くなっていた事からも、やはり恥ずかしくはあるのだろう。

精液とローションでぬるぬるとした肉茎が、柔肉に挟まれてしごかれることで、にゅちにゅちと湿った音がする。

 

「ん……ふぅ……」

 

発育がいいからといって経験があるわけでもないため、正直柔らかさ以上の気持ち良さはまだ感じない。

これが経験を積んだ熟練者のそれなら、俺であっても数秒しか耐えられないほどの猛者もいる。

男の少ない世界であっても、いるところにはいるのである。

まぁ、そんな若い男を手玉にとってマウント取ろうとしてくる女を返り討ちにしてアへ顔でバグらせてやるのも楽しいのである。

閑話休題。

未熟で彼女等と比べて初々しくもつたない奉仕ではあるものの、視覚からくる卑猥さが快感を後押ししてくれていた。

立派な二つの柔らかな肉に指が食い込み、歪に変形したそれを上下に暴れさせている。

若く清楚な容姿の美少女、それが懸命に雄に奉仕している様は、男としての精神的な充足感を与えてくれる。

一生懸命に男に奉仕する少女の髪を撫でていると、ふいにその赤くなった耳に触れてみたくなった。

髪を撫でていた手を下げて、そっと耳たぶを摘まむ。

 

「ひゃっ!?」

 

熱い体温を感じる胸とは違い、そこはひんやりとしていた。

小山は小さく驚きはするものの、嫌がる素振りは見せなかった。

ただ、陰茎ごしに感じる小山の心臓の鼓動が跳ね上がったのを感じた。

 

「あ、あの……」

 

「続けて」

 

「……はい」

 

耳を指で愛撫するようにしているのがこそばゆいのか、困惑したようにこちらを上目遣いで見てくる小山。

しかし、根が真面目なためか抗議することもなく指示通りにパイずりをし続ける。

経験を積めば、角度や強弱なんかに変化をつける工夫も出来るようになるのだろうが、今はまだまだ単調な動きである。

それでも、再び俺の肉棒に活力を漲らせるには充分であったが、即射精とまでは届かなかった。

むしろ大きさを取り戻した分身が、小山の大きな乳房の谷間から顔を覗かせるようになり、女を狂わせるフェロモンが増大しているせいか、耐性の無い彼女は間近でその匂いを嗅いでしまっている。

 

「ん……はぁ♥️ すん……ぅん……」

 

徐々に目尻が下がり、眉根を寄せ、小さな鼻をひくつかせている。

本能が亀頭を舐めたがっているのか、切なそうな吐息の漏れる口から舌先が見えている。

理性では、精液回収のためには唾液が混ざることは推奨されていないと解っているからこそ、余計に口内に唾液が溜まるのだろう。

時折、ゴクリと溜まったそれを嚥下している素振りがある。

 

「ん……ふぅー……ふぅー、はぁ」

 

あぁ、俺もボトルに射精しなくて良いのであれば、今すぐにでも目の前の少女の口内と言わずその喉の奥まで犯してやりたい。

きっとこの従順な少女であれば、苦痛に顔を歪めてもその行為を受け入れるだろう。

しかし、それは出来ない。

次の機会があれば、是非ともこの少女に雄の味を覚えさせてみたいと思う。

耳を弄んでいた指を、彼女の頬に沿わせて動かしていく。

吐息の漏れる形の良い唇に到達すると、人差し指で撫でた。

 

「ふぇ?……んぁ……」

 

「手、止めないで」

 

「ふぁ、ふぁい」

 

ぷるりと瑞々しい唇の隙間から、人差し指を滑り込ませる。

困惑する彼女であったが、俺の言葉に従順に、乳房での奉仕を継続している。

指で前歯をなぞり、頬の内側の肉をつつき、下の歯の裏側をスリスリと擦る。

 

「ふっ……んん……ひぇ、ひぇんひぇ……」

 

「こうして触ると綺麗な歯並びしてるの解るよ」

 

犬が口の中を飼い主に好きに触らせるかどうかは、飼い主との信頼関係があるかで違うと何かで言っていたな。

動物に例えるなら小山は犬っぽいのかな?

でも乳の発育は乳牛っぽいから、乳牛柄のビキニとか似合いそう。

少なくとも角谷は猫っぽいし、対比してみるなら犬っぽい。

 

「ふぅ、ふぶ、んあ♥️……んちゅ、ぅぐ……」

 

歯の裏側から舌の付け根へ。

そして指で舌を前後に擦り、円を描くように指で舌を愛撫してやる。

息がしづらいのか、少し苦しそうにも見えるが嫌がる素振りは見せない。

むしろ弄んでいる俺の指に、愛おしそうに舌を絡めてきた。

口腔内に唾液が溢れ、撹拌されてぐちゅぐちゅと水気のある音を立てながら、飲みきれない分が隙間から溢れてくる。

瞳は蕩け、完全に発情した雌の顔。

 

「んぶ♥️……ぇお♥️……ぷぅ……んん!?」

 

顎を伝い、とろとろと溢れる涎。

さすがにこのままでは亀頭に大量の唾液が付着してしまい、目的を果たせなくなる。

口腔内を指で弄くるのを止め、淫らに絡めてくる舌肉を人差し指と親指で摘まんで引きずり出してやった。

生々しいピンク色の舌を出されて、目尻に涙を浮かべながら上目遣いでこちらを見てくる。

柔らかい粘膜の表面を、ぐにぐにとマッサージする。

表側よりも裏側の方が反応がいい。

親指と人差し指で逃げないように摘まんだまま、中指ですりすりと舌の裏側や付け根を擦ってやる。

 

「……いい子だ」

 

「……あっ♥️……はぁ……はぁ、ん♥️……」

 

舌から指を放すと、粘度の高い唾液が名残惜しむように糸を引いた。

口の中の自由を取り戻した小山は、足りなかった酸素を取り込むように呼吸が荒かったが、数秒の間、舌を出したままだった。

俺の指はたっぷりと彼女の唾液でコーティングされており、それをあえて見せつけるようにして自分の口に持ってくる。

甘い水飴を舐めるかのように、小山の唾液まみれの指に舌を這わせた。

小山は、誰が見ても解るほどに先程以上に赤面して我に返ったのだろう。

出したままだった舌をしまい、目が泳いでいた。

さすがに自分の唾液まみれの指を舐めしゃぶられるのは恥ずかしかったらしい。

いつのまにやら奉仕の手を止めていたので、陰茎への刺激も止まっている。

固まってしまった彼女を再起動させるため、布面積の小さい水着から出てしまっている桜色の突起を摘まんだ。

 

「……ひぅ♥️!?」

 

びくりと反応して彼女の腰が跳ねる。

しかし、奉仕の手を止めてしまった彼女への軽いお仕置きを兼ねて、強めにつねってやる。

 

「……ふっ♥️ ……んん♥️!?」

 

唇を引き締め、何かを我慢するかのようにしてピクピクと小刻みに痙攣する。

どうやら軽くイったようである。

 

「小山、そろそろ射精()そうだ」

 

「へ……あっ……はい……」

 

余韻で少しぼんやりとした小山はそのままに、俺は射精するためにボトルを用意した。

 

「そのままで……くっ!」

 

「きゃっ!?」

 

オナホールは使わずに、小山の乳房に挟まれたまま谷間から露出した亀頭にボトルの口を合わせた。

肉棒が脈動し、ビュルビュルと勢い良く精液をボトル内に吐き出していく。

透明なボトル内部が、小山の目の前で白濁とした液体に満たされていく。

さすがに軽く呆けていた彼女も驚いたようであったが、目の前で吐き出される精液に、鼻腔を強烈に刺激する雄の臭いに、瞳に情欲の色を浮かべている。

 

「あぁ、あつい♥️……すごい♥️」

 

射精中の暴れる肉棒を押さえつけるように、自身の乳房で挟む力を強めた彼女は、うっとりとした表情をしていた。

 

「きゃあ!?」

 

その顔に、ボトルが満たされたために外した事で行き場を失った精液が振りかかる。

特異体質な俺の一度の射精での精液量は約1リットル。ボトルは満タンにすると500ミリ。

単純に考えて500ミリペットボトルおよそ1本分のスペルマが、勢いを衰えさせることなく彼女の髪や顔に、胸にへと降り注いだ。

これまでの反応から、俺の肉棒のフェロモンの効果が他の娘よりも強く出ているようで、悲鳴をあげたのは一瞬だけであり、白濁とした粘液がかかる度に軽く達しているらしい。

長い射精が終われば、顔中をどろどろに白く染められた小山の姿があった。

口や鼻で呼吸しようとして小さくぷくりと泡がたち

弾ける。

そのままでは目も開けられないので、タオルで顔を拭ってやる。

 

「はぁ、はぁ、はぁ……」

 

荒く息を吐く小山。

首の後ろで結ばれていた紐がほどけ、水着が脱げてしまっていた。

解放された二つの大きな果実の先端の乳首は、固く勃起しており自己主張している。

しかし、その主張するピンクの乳首すら、今は精液がかかり、テラテラと照明を反射していた。

 

「よく頑張ったな」

 

「はい」

 

にこりと笑ってみせる小山だったが、悩ましげに眉を寄せ、内股でもじもじとしていることから下腹部が疼いているのだろう。

さすがに三発目を発射したばかりなので、俺の自慢の陰茎も次弾装填に少しばかり時間を必要としている。

その間に、興奮を再度高めるためにも愛撫して、豊満な小山の肉体を楽しませてもらおう。

惜しむらくは、まだ精液回収用のボトルが2本残っているために膣に入れることもフェラさせることも出来ないことか。

今さら乳房が丸出しな事に気がついて、羞恥心が増したのか腕で隠そうとする彼女だったが、それを俺が許すはずもない。

彼女の両手の手首を掴んで、乳房を露にさせる。

たったそれだけのことで、皿の上に開けたプリンのようにプルンと震えた。

 

「あ、あの……ん……」

 

言葉にせずとも、俺が隠すなと言っているのが理解出来たのだろう。

戸惑いつつも、抵抗する素振りはない。

俺が立ち上がれば、自然と引き上げられるようにして彼女も立ち上がる。

大きな釣り鐘型の胸だが、まだまだ若いからか垂れているようには見えない。

若さ以外に、本人の努力もあるかもしれないが。

手首から手を離し、その大きな胸を下から掬い上げるようにして両手で揉みしだく。

 

「ふっ!……ん、んぅ……」

 

指を沈め、撫で、ぬるぬるとした白濁液をローション代わりに塗り込むように揉んでいく。

俺の手の中で自在に形を変える乳房。

反応を見るに、決して感度が悪いわけではないものの、どちらかといえば胸よりも口腔内や舌の方が感度が良いらしい。

それでも、さすがに勃起した乳首は感じるらしいので、コリコリと転がすように愛撫する。

左手で乳を愛撫しながら、右手を徐々に下へ下へとスライドさせていく。

豊満な胸に反して、ほっそりとしたウエスト。

沙織も発育が良くて抱き心地が良かったが、小山の方が腹部が引き締まっている。

少しだらしのない腹か、余計な肉のない腹かは人によって好みが解れるかもしれないが、俺から言わせればどちらもまた違った良さがあると思うのだ。

 

「ん……ふぅ……」

 

括れた腰を、すべすべの肌を指先で堪能しながら、徐々に下へと移動させる。

鼠径部に近づいた所で、そのまま行けば股間へと到達すると見せかけて上へと逆行させてみる。

 

「あっ」

 

臍の窪みを見つけると、窪みの縁を触れるか触れないかのフェザータッチですりすりと円を描く。

あまり弄り過ぎると腹の調子を壊しかねないために、長くは弄らない。

小指の先で数度、軽くつつくと緊張してるのか腹部に力が入っているのが解る。

そのまま爪の先だけで触れながら、ゆっくりと真下に降ろしていけばビキニに引っ掛かる。

彼女の肌と水着の間に、小指で隙間を作る。

そこへ、右手を滑り込ませた。

 

「……っ」

 

小山の秘部は既に軽く湿っていた。

水着を着るためか、それとも俺とすることを期待しての身嗜みかは解らないが陰毛の処理はしっかりとするタイプのようで、指先に感じる毛は薄い。

しっとりと湿り気を帯びた陰毛を手探りで掻き分け、秘部を探す……といっても、直ぐに見つかったが。

大陰唇が開き、ひくひくと触れられるのを期待して、内側にある小陰唇の花の奥から蜜を溢れさせていた。

 

「んっ、あっ……♥️」

 

中指をゆっくりと膣穴に埋没させていく。

異物を締め付ける肉壁の圧は処女のそれだ。

無意識にか、それ以上の侵入を拒むようにむっちりとした太股で俺の手を挟みこんでくる小山。

膣壁と太股の強烈な締め付けに、俺の右手は拘束されてしまい、中指の第一間接ほどまでしか挿入出来なかった。

 

「これ以上が駄目なら……こっちは?」

 

「ん♥️ あぁ♥️!? ひっ、あああ♥️♥️♥️!?」

 

「おっと」

 

仕方なく、本当~に仕方なくなのだが、俺は彼女のクリトリスがあるであろうと目星をつけていた場所に親指を押し付け、中指と親指をローターのように小刻みに振動させた。

途端に彼女の膝がガクガクと震えだし、右手の拘束が解かれた。

そのまま足に力が入らなくなって床に倒れそうになる彼女を、ベッドへと誘導する。

仰向けにベッドへと倒れた彼女の大きな乳房が、ぶるんと大きく震えた。

この時点で俺の陰茎は固さを取り戻していたので、そのまま本番へ突入したいくらいではあったのだが、さすがにまだまだ我慢しなければならない。

 

「河嶋、そこのボトルとオナホール取ってくれ」

 

今度はむっちりとした小山の太股でホールを挟んでの素股でもしようかと考えた俺は、角谷の体を拭き終わって手持ち無沙汰に見えた河嶋に声をかけた。

 

「へ?……あっ、わ、わかった」

 

俺と小山の行為を凝視して固まっていた河嶋は、声をかけられた事で再起動した。

咄嗟の事で、当初の敬語を忘れてしまっている。

どうやら普段一緒にいる二人の性的な姿を立て続けに見たことで動揺していたようだ。

慌ててボトルを手にした河嶋は───

 

「うひゃあ!?」

 

「ぶげ!?」

 

───足を滑らせて、盛大に俺の顔面にボトルを叩きつけた。

 

 

 




久々で書き方忘れました。
次も時間かかりそうですが、その前に加筆修正しようかと思います。

2/18修正しました


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