転生したらピチューだった件。 (あずえもん)
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転生したらピチューだった件 ★

ハーメルン初投稿です。
SS速報Rで掲載している物をハーメルン版に再編集した物になっています。


「(………ここは何処だろう?)」

 

俺は目を覚ますと見知らぬ森の中にいた。ここはどこなんだよ……?なんで森で寝てるんだよ俺。

 

「…………?」

 

な、なんだ?なんか違和感があるぞ?周りの木何かがでっかく見えるぞ……?

 

「ピ、ピチュ……………ピチュ?」

 

あれ?なんか声も変だぞいつもより若干高いし言葉も上手く出せない……というか俺なんか全体的におかしくないか?

 

「………………ピッ」

 

あ、水溜まりを見つけた。俺は水面に写る自分を見て驚愕した。

水溜まりに写る俺は小さい体に黄色の体に大きな耳に黒い尻尾……これは……

 

「(俺ピチューじゃねえかよ!!!!)」

 

~~~~

 

「(とりあえず一旦落ち着こう……)」

 

何で俺はポケモンのピチューになったんだ?よく思い出せ……。

 

「(………あっ、思い出したぞ……)」

 

俺は道を歩いていたらいきなり大型トラックが突っ込んできて……そのまま俺はトラックに………。

つまり俺は死んでピチューに転生したって事か?

 

マジかよ。

 

いや、だからってなんでピチュー?そもそも何でトレーナーじゃなくてポケモンに転生するんだよ。せめて進化系のピカチュウもしくはイーブイにしてくれよな!

 

「…………」

 

「オタオタ~♪」

 

「ジグザッ!」

 

「ナゾナゾ~」

 

「カイロッ!」

「カイカイッ!」

 

俺が回りを見渡すとオタチとジグザグマが楽しそうに鬼ごっこをしていたり、ナゾノクサが気持ち良さそうに日光浴をしていたり、二匹のカイロスがどちらが強いか角をぶつけ合って力比べをしている。

 

「(俺ホントにポケモンの世界に来たんだな……)」

 

まさかデータじゃない本物のポケモンを見ることが出来るなんてなぁ……ってよく考えたら俺も今ポケモンだったわ

 

グゥ~

 

「ピチュ~………」

 

俺の腹の音が森中に響き渡った。なんか腹減っちまったなぁ。なんか食べ物ないかなぁ……

お?あれは…俺は木に木の実が生えている事に気が付いた。あれはオレンの実かな?

 

俺はあのオレンの実を取るために木をよじ登ろうとするがズルズルッと滑り落ちてしまう。あれおかしいなぁ?アニメだとピカチュウとかが意図も簡単に登るのにな。

あっ、そうだ。ピカッと閃いたぞ。俺今ピチューなんだから電気技使えるんじゃないのか?よし、電気を上手くあの木の実に当てて地面に落とすぞ~

 

「ピ、チュ~………!ピチュゥ~~!」

 

あ、あれ?出ないぞ?もっと力まないと駄目なのか?目一杯力を入れて……!うぉりやぁあーーー!!!

 

バチバチ!

 

ハァハァ………ようやく電気が体内から放出された。ちょっと電気出しただけでもう疲れてしまった。そういやピチューってまだ電気を上手く操れないって設定だったな……今の電気は木の実に当たったかな?

   

 

ドズンッ!!!

 

お、なんか落ちてきたけど木の実にしてはやたら重い音だな?

 

「ア、アリィ……」

 

「ピチュ?」

 

・・・・うん、これよく見なくてもアリアドスだな。俺の電気ショックは木の実を透かして木の上で寝ていたアリアドスに命中しちまったみたいだな。普通に考えたらこの後の展開は………..。

 

「アリィィィィィィィィィィィッ!!!」

 

「(やっぱりそうなるよな~~!?)」

 

怒ったアリアドスは俺を痛め付けようと襲ってきた!に、逃げるんだよぉお~~~~!

 

~~~~

 

「アリアリアリアリ……!」

 

はぁはぁっ!しつこいなぁ!まだ追いかけて来やがる!もう諦めてくれよなぁ!!

 

「アリィイイイーーーッ!!!」

 

「ピチュッ~~!?」

 

アイツが奇声を荒げると同時にいきなり目から紫色の怪光線が発射された。俺は咄嗟の事で反応出来ずモロに食らってしまい吹き飛ばされてしまう。

 

「ピッ……!」

 

吹き飛ばされた俺は地面にドシャッ!と鈍い音と共に叩きつけられた。

 

「アリアリ……」

 

ボロボロになって倒れている俺にアリアドスはトドメを刺そうとジリジリと近づいてくる。

クソ……!やられぱなしで黙ってられるかってんだ……!

 

「ピ、チュ……!」

 

「アリ?」

 

俺は痛みを我慢しながら立ち上がり頬っぺたの電気袋をバチバチと鳴らしながらアリアドスを睨み付ける。いいぜ蜘蛛野郎……バトルしようぜ!

 

 

【挿絵表示】

 

 

「アリアリアリアリアリアリ!」

 

アリアドスの口から無数の針を飛ばしてきた。多分毒タイプの技『どくばり』だろうな。俺はボロボロになった体を引きずりながらも針を避ける。そんな攻撃当たらないっつの!

 

「アリアリッ!」

 

「ピチュッ!?」

 

うわっ!?こいつ糸を吐き出して来やがった!?糸でぐるぐる巻きにされ動きを封じられてしまった。このままじゃ……..。

あ、いや……待てよ?そうだ!

 

「ピチュ~~~~!!!」

 

「アリアリアリアリィィィィィ!?」

 

どうだ!糸に電流を流してやった!糸を通して流れていく電流はアリアドスを感電させる。驚いたアリアドスは咄嗟に俺を離しどっかに逃げていった。ざまぁみやがれ。俺に巻き付いてた糸も今の電気で燃えてなくなったみたいだ。

 

しかし。

 

アリアドスは追い返したけどこれからどうしようか。この森で一人で……あ、いや一匹で生きていける自信かないぞ。

 

「あ~!ピチューだ~!かわいい~!」

 

「ピチュッ!?」

 

 

【挿絵表示】

 

 

茂みの中から突然ピカチュウの格好をした幼女が現れた……。

そう、これが俺と彼女の最初の出会いだった。

 

 

 

to_be_continued




次回の投稿は9/1の火曜日です。

そして今回挿絵にご協力頂いたのはSKIMAで活動している『ななぎ』様でした!


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出会い

今回から一気に色んなキャラが登場します。
この回から少しエッチな要素も入れていきます。


お、俺の前に突如現れたピカチュウのパーカー?を着ている幼女が俺を見るなり目をキラキラと輝かせている……な、なんだ? 

 

 

「この森ピチューなんていたんだ~!かわいい~!ん~♪」

 

「ピチュッ!?」

 

 

うぉ、いきなり持ち上げられて頬をスリスリっと……おぉふ、幼女の頬っぺた柔らかいです………そうだ。いい事思い付いたぞ!へへっ、こんなチャンス滅多にないからな堪能させて貰うぜ!ぐへへ……。そうと決まればそりゃ!

 

 

「ピチュ~!」

 

「わっ!くすぐったいよぉ~!♪甘えん坊さんなんだね~♪︎」

 

 

俺は幼女の胸に抱きつきスリスリと頬ずりをしながら匂いを嗅ぐ。

うぉぉぉぉぉぉっ!幼女のおっぱい!幼女のペタンコおっぱい!しかもいい匂いする!

こんなセクハラ行為もこの子からしたらただ甘えているだけとしか思われない!ポケモン最高!

 

 

「えへへ、この子人懐こくて可愛いなぁ……ねぇねぇ!ピチュー!私のポケモンにならない?」

 

 

え?う~ん………まぁ、行く宛もないしこの子のポケモンになるのもいいか。しかし今の俺は喋れないしどうこの子に伝えればいいんだ?

 

とりあえず喜んでれば伝わるかな?

 

 

「ピチュ!ピチュ~!」

 

「ほんと?嬉しい!」

 

 

どうやらこの子に伝わったみたいだ。俺が自分のポケモンになるのがそんなに嬉しかったのか思いっきり俺の事を抱き締めてきた……って苦しい苦しい!!!窒息するぅぅぅっ!俺は幼女の腕の中でジタバタと暴れる!

 

 

 

「あっ、ごめんね……苦しかったよね」

 

 

あっ……幼女は落ち込んだ表情をし俺の事を優しく放してくれた。やっちまった正直そんなに気にはしてないが……どうしたものか?あ、そうだ。

 

 

「ピチュ!」

 

「きゃっ、あははっ♪︎くすぐったいよぉ~やめてピチュ~!」

 

 

幼女に再び飛び付き俺は幼女の顔をペロペロと舐める。これは先程とは違い彼女を慰める為にやっている行為で断じてセクハラなどではない!よし、もっと笑顔になって貰う為にもっと舐めなければ!

 

よし、首筋とか行ってみるか。

 

 

「ピチュッ!ピチュ~!」

「ひゃあっ……!///あ、んっ……///」

 

 

 

 

 

俺が首筋をペロペロと舐めると幼女ちゃんは顔赤らめながら身体をピクピクさせエッチな声を漏らす。へぇ……まだ幼い癖にいい顔するな……!もっと見せてくれ!

 

 

「も………///もうダメ!くすぐったいでしょ!///」

 

 

 

うおっ、無理矢理剥がされてしまった……くそっ、ここまでか。まぁこの子のポケモンになるんだチャンスはまだいくらでもあるさ。

 

 

 

「それじゃ博士の研究所に行ってモンスターボール貰いに行かないとね!それじゃ行こうか!」

 

 

博士……?

 

 

「あ、まだ私の名前言ってなかったよね?私は『ラン』だよ!よろしくね!」

 

 

 

~~~~

 

 

俺はポケモンごっこのランに連れられて森を抜けた先にある町にやってきた。この町には博士とやらがいる研究所があるらしい。

町には住宅が数件があるくらいだ。小さい町だな。

 

 

「ここが私の故郷ポークタウンだよ!」

 

 

ポークタウン……そんな名前の町ゲームにあったかな?

俺とランはポークタウンの少し外れの一番道路を越えた先にある大きな研究所にやって来たぞ。

 

 

・・・

 

 

「アソウ博士~!こんにちは~!」

 

「あら、ランちゃんいらっしゃい」

 

 

 

 

お、おぉぉぉっ!高身長の白衣眼鏡美女!いや、そこもそうだが一番注目しなきゃいけない部分は……!

 

 

「今日はどうしたのかしら?またポケモンを見に来たの?」

 

 

おっぱいが滅茶苦茶デカイ!!!何か仕草を

する度に博士のおっぱいが揺れている!

ヤバイ!興奮してきた!

 

 

「えへへ~!今日はこの子を入れるためのモンスターボールを貰いに来たんだ~!」

 

 

ランは俺を持ち上げ博士の前に付だした。博士は俺を見て少し驚いた表情をしていたがすぐに笑顔になった。

 

 

「まぁ、可愛いピチューね♪何処で見つけたのかしら?」

 

「ガンバラの森で見つけたんだ~!」

 

「(………あの森にピチューって生息してたかしら?)」

 

 

ふっ、美女に見つめられると照れるぜ。

 

 

「私はアソウ。この町でポケモン研究をしているのよろしくねピチュー♪」

 

 

おっぱい博士ことアソウ博士はニコッと俺に向けて笑顔を見せてくれた。うひょ~!笑った顔も色っぽくてたまんねぇな!

博士は懐のポケットから赤と白のボール……『モンスターボール』を取り出した。

 

 

「これがピチューのモンスターボールよ♪」

「わーい!ありがとう博士!」

 

 

これで正式にこのランが俺のご主人様になるってわけか……幼女のご主人様かなんだか興奮してきたな。

俺が興奮していると研究所の玄関のドアが開いた。誰かが来たみたいだ。

 

 

「こ、こんにちは……」

「お邪魔します博士」

 

 

玄関にいたのは身長低めでパーカーを着ている前髪で目が見えない女の子所謂メカクレ属性の女の子と白いワンピースを着た金髪ロングのお淑やかそうなお嬢様タイプの女の子だ。

 

二人とも可愛い!かなりイイ!

 

 

 

「あら、いらっしゃいヒカゲちゃん、マリアちゃん…もうそんな時間なのね」

 

「博士あの人たちは?」

 

「今日ポケモンを貰いに来た新人トレーナーの二人よ。」

 

 

新人トレーナー……それじゃランと同じか。

 

 

「は、初めまして……『ヒカゲ』です……」

 

「私はマリアですよろしくお願いします♪」

 

「私はランだよ!よろしくねヒカゲさん!マリアさん!」

 

 

メカクレちゃんがヒカゲちゃんで金髪お嬢様がマリアか。よし、覚えたぞ~。

三人が自己紹介を終えると博士は二人に渡すポケモンを取りに行った。

 

 

「あら?こちらの素敵なピチューさんは?ランさんのポケモンですか?」

 

「か、かわいい……」 

 

「うん!私のピチューだよ!!」

 

「ピチュ~」

 

 

マリアとヒカゲが俺の事を素敵とか可愛いと褒めてくれた。いや~照れるなぁ~褒めて貰ったお礼にスキンシップしてあげよっと。

 

 

「ピチュ~!」

 

「きゃっ!///」

 

 

俺はマリアちゃんのお胸にダイブした。おぉ……服の上からじゃよく分からなかったがこの子結構デカイじゃないか!まさかの着痩せするタイプだったのか!

俺はマリアのおっぱいにスリスリと顔を擦り付けたり触ったりなどしてセクハラ…じゃなくて甘えている。

 

 

「ピチュ~♪」

 

「はぅ……♥………んんっ……♥あっ♥んっ♥……そこっは♥だ、だめですっ♥️」

 

「もうピチュー!マリアさん困ってるでしょ!」

 

「ピチュッ!?」

 

 

マリアのおっぱいを堪能していたらランに無理矢理引き剥がされてしまった。くそ~お預けかよ~。

 

 

「ご、ごめんなさいマリアさん私のピチューが……」

 

「はぁっ……♥️はぁっ……♥️い、いえお気になさらず……///あ、甘えん坊さんなんですねランさんのピチューちゃんは///」

 

「…………あううっ///」

 

 

 

マリアは胸を弄くり回されたせいか顔を赤くし息も少し上がっていた。ヒカゲちゃんは今の光景を見て恥ずかしくて目を剃らしている。

 

 

・・・

 

「ヒカゲちゃん、マリアちゃんこれがあなた達のポケモンよ♪」

 

「ありがとうございますアソウ博士」

 

「あ、ありがとう……ご、ございます……」

 

 

ヒカゲとマリアはアソウからモンスターボールを受け取った。あの中に二人のポケモンが入っているのか……。聞く話によると二人は今日このポークタウンを旅立つらしい。

 

 

「冒険かいいなぁ………」

 

「ピチュ?」

 

 

ランがボソッとそう呟いた今の一言三人には聞こえていなかったみたいだ。どうやらポケモンになって聴力がかなり良くなったらしい。

ランは旅に出たいのか……?

 

 

「あ、もうこんな時間だ帰ろうピチュー。お母さんとお父さんに貴方を紹介しなくちゃ!さよなら!博士!」

 

 

「またいらっしゃいランちゃん」

 

「ごきげんよう、ランさん」

 

「………バイバイ」

 

 

「ピチュ~……」

 

 

三人に別れを告げ俺らは研究所を後にした。

 

 

・・・

 

「私も冒険にしてみたいけど……絶対反対されるよ……」

 

 

帰り道の一番道路。ランが本音を俺に教えてくれた。やっぱりランは旅に出たいのか……まぁ旅に出るなんて親は反対するよなそれが普通だ。

 

ていうか俺はポケモンバトルとかしたくねぇしさっきのアリアドスとの戦いで身に染みた。

痛いのはもうコリゴリオニゴーリだよ。

 

 

「へへっ………お嬢ちゃんいいポケモン持ってるね」

 

「へ?おじさん誰?」

 

「ピチュッ!?」

 

 

なんか突然服がLマークが付いている黒ずくめの男が話し掛けてきやがった!?

なんじゃコイツは!?

 

 

 

 

To Be Continued




第三話には挿絵が付く予定なので更新が遅くなります。
お楽しみに。


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バトル ★

お待たせしました!(?)
今回は素敵な挿絵が三枚もあります!


「へへっ、よく見たらお嬢ちゃんも可愛いねぇ……」

 

「えっ、と私は……」

 

「ハァハァッ……!おじさんのきんのたまあげるからおいで~!」

 

 

黒ずくめの男は息を荒らげながらランの腕を掴んで来やがった!こ、こいつ目がヤバい!嫌がるランは男の腕を振り払おうとするが男の力は強く振りほどく事が出来ない。

嫌がる幼女に対して無理矢理手を出そうとするなどロリコンの風上にも置けねえ野郎だ!許せねぇ、俺が成敗してやるわ!

 

 

「ピチュ~~!」

 

 

食らえクソ野郎が!ずつき攻撃だ!俺は男に対して思いっきりずつきをかましてやった男は思わず尻餅を付いて倒れた。ざまぁみやがれ変態が!

 

 

「あ、ありがとうピチュー……」

 

「ピチュッピチュ!」

 

 

「ピチューの分際で邪魔しやがってぇえ!許せねぇ!スリープ、ぶっ倒せ!」

 

「スリ~」

 

 

逆上した男は黄色で長い鼻が特徴的なさいみんポケモンスリープを繰り出してきた……ってポケモン持ってるのかよ!!?マジかよ!

 

 

「ピチュー、初めてのバトルだね頑張って!」

 

 

 

【挿絵表示】

 

 

 

ランが期待の眼差しで俺の事を見つめている……そんなキラキラした目で俺の事を見ないでくれぇ……仕方ない、クソッ!やったらぁ!

俺は頬っぺたの電気袋をバチバチ鳴らしながら男とスリープを威嚇する。

 

 

「威勢がいいじゃねえか……スリープ、はたく攻撃!」

 

「ス~~リィッ!!」

 

「ビヂュ!?」

 

ぐへぇっ!?

この漠野郎思いっきりビンタしやがった!親にだってこんな強くビンタされた事ねえぞ!俺は赤く腫れ上がった頬を涙目になりながら優しく擦る。うぅぅ……いてえよぉ……。

 

 

「こっちの番だね!ピチュー、はかいこうせん!」

 

 

・・・・はぁ!?使えねぇよ!?

 

 

「ピチュッ!ピチュピチュ!?」

 

「え?無理なの?」

 

 

ランの無茶振りに首を高速で首を横に振る。出来ねえわ!そもそも破壊する光線とかどうやったら出せるんだよ!

 

 

「スリープ、かなしばりだ!」

 

「スリ~~!」

 

「ピ………チュ!?」

 

 

な、なんだ急に体が動かなくなったぞ……!?どうなってるんだ……!

 

 

「へへっ……さっきのお返しだずつき!」

 

「スリ!」

 

「ピチュ~~!?」

 

 

スリープは動けない俺に頭突きをかました。

体重の軽い俺はいとも簡単にランの足元ま

でぶっ飛んだ。

 

「頑張ってピチュー!!負けないで~!」

 

「ピ、チュ……」

 

 

む、無茶言わないでくれよこちとら………もうボロボロで立ってるのだってやっとなんだよ……。ポ、ポケモンバトルなんてもうコリゴリだ……

 

 

「どくガス!」

 

「スリ~…………ブハ~~!」

 

「ピチュッ……!?ピチュピチュッ~~!!?」

 

 

がはっ……!?な、んだよこれ……!く、苦しい苦しい苦しい苦しい苦しい苦しい苦しい苦しい苦しい苦しい苦しい!!!!スリープの吐き出した紫色のガスを浴びたら身体中から汗が吹き出して気分も悪くなって吐き気もする……!?身体中が痛い苦しい……!!!

 

 

「ピチューしっかりして……」

 

「ピ、チュ……」

 

 

ランが涙目で俺に訴え掛けて来るが……も、もう無理体はボロボロ……毒で体の言うことが効かない……こんな大怪我人生で初めてだ。

やっぱりピチューじゃ駄目なのか……

いや……負ける訳には行かない…!ここで倒れたらランが何されるか分からない…!

 

 

「ピ、チュ……!」

 

「ピチュー!」

 

「けっ、まだ立てるのかならトドメを刺してやる!ねんりき!」

 

「スリ~!」

 

 

スリープは近く落ちていた石を念力で持ち上げ物凄いスピードがこちらに飛ばしてきた……。

小さめの石だがこのスピードだ……当たったら体を貫くだろうなぁ……!

だけど……!こんな野郎には絶対負けねぇ……!

最後の力を振り絞れ!一か八かだがあの技使えるかやってみるか……!

 

俺は振り絞った力でスリープ向かって一直線に走り出す……!よし、ここで体に電気を纏う!!!

 

 

「なっ!?」

 

「えっ?」

 

 

「ピチュゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥッ!!!」

 

 

 

食らえ、全力のボルテッカーだ!!!!

 

 

 

「スリィィィィィィィィッ!!?」

 

「スリープ!?」

 

 

俺の全力のボルテッカーでスリープは吹き飛ばされ念力で飛んできてた石もその場に落ちた。

か、勝った……人間やろうと思えば何でも出来るんだな……いや、今ポケモンだけど。

 

 

「すごい!すごい!凄いよ、ピチュー!初バトルでわたし達勝っちゃたよ!」

 

「ピチュ~」

 

「あはは、くすぐったいから顔舐めないでよ~」

 

 

俺もランを守る事が出来て良かったよペロペロ。そういやあの変態野郎は?

 

 

「畜生……なら次はこのポケモンで……」

 

 

げっ!?あの野郎二匹目を繰り出そうとしてやがる!?流石に俺の体力的にももう戦えねえよ!!!でもやるっきゃないのか……!

 

 

「そこまでよ」

 

「博士!」

 

「チッ……覚えてやがれ!」

 

 

お~!おっぱい博士が間一髪で助けに来てくれた。た、助かった……博士が現れた事によって黒ずくめの男は逃げていった。結局奴はなんだったんだ……。

 

 

「ピチュッ……」

 

「ピチュー!?」

 

 

あれ何か安心したら急に力が入らなくなってその場に倒れちまった………そうだ俺今毒状態なんだったわ……ヤバいこのままじゃ死……ぬ……。

 

 

「博士!ピチューが……」

 

「分かっているわこの子を早く研究所に戻って治療しないと……」

 

 

博士がボロボロになった俺を優しく持ち上げて抱き締めてくれた正直もう体動かねぇから助かるわ。

 

 

 

むにゅっ♥️

 

 

って……う、うおおぉぉ!!俺の体が博士のデカメロンに触れている!なんという柔らかさ……なんという包容力だ……。俺怪我人いや怪我ポケだし多少甘えるくらいいいよね?

 

 

「ピチュ~ピチュ~~!!」

 

「あっ♥️んんっ……♥️ちょっと暴れないで…///あぁんっ♥️」

 

 

 

【挿絵表示】

 

 

 

俺は博士のおっぱいに顔を押し付けスリスリと擦り付ける。おぅふ……この感触ずっと味わっていたい……

俺は研究所に付くまで博士のおっぱいの感触を楽しんでいた。やはり周りからはただピチューが甘えているとしか思われないようだ。

やっぱり可愛いって正義なんだなこれがもしベトベターとかだったらアウトだったんだろうな。

 

 

~~

 

研究所に戻ってきた俺達はおっぱい博士に傷薬と毒消しを吹き掛けて貰いすっかりよくなった。一時はどうなるかと思ったぜ。

 

今は研究所にある治療室という場所で安静にしているようにと言われているが……暇だな。

ジッと待っているのは性に合わないんだよな。

よし、ランの所にでも行くか。

 

~~

 

 

 

クンクン……こっちからランの匂いがするなポケモンになった事で嗅覚が非常によくなったみたいだ。

 

あ、いた。

 

 

「ピチュ~!」

 

「あっ!?ピチュー、まだ安静にしてないと駄目なんじゃない?」

 

「ピチュ、ピチュ~!」

 

 

俺はランにドヤ顔をしながら胸を張って心配するなアピールをする。そんな俺を見てランも胸を撫で下ろした。

 

 

「ごめんね、ピチュー……」

 

 

うん?どうしたんだラン?急に謝りだして?

 

 

「私がもっとしっかりしていればピチューが大怪我せずに済んだかも知れないのに…ごめんね……」

 

「ピチュッピチュッ」

 

「きゃっ、くすぐったいよピチュー♪︎もしかして気にしないでって事かな……?」

 

「ピチュッ!」

 

 

そうだ気にしなくていいんだよラン誰でも初めては失敗するもんさだからそんな事一々気にしなくていいんだよ……ペロペロランの頬っぺ甘くて美味しい。

 

 

「ありがとうピチュー……それじゃ帰ろうか!」

 

「ピチュ~!」

 

 

ようやく家に帰れるのか……ランの家族と仲良く出来るかなぁ……。

 

 

「あら、ランちゃんもう帰るの?忘れ物よ」

 

「え?忘れ物?」

 

「ピチュッ?」

 

帰ろうとしたらおっぱい博士が何か白衣のポケットから取り出した。忘れ物……?ランは前に何か忘れていったのか?

博士が取り出したのは赤いスマホのような機械……これはまさか?

 

 

「ポケモン図鑑よ♪︎ランちゃんのね♪︎」

 

「わ、私のなんで!?」

 

「ランちゃんずっと町を出てこの『ロウラン他方』を冒険して見たかったんでしょ?」

 

「し、知ってたんだ博士」

 

「えぇ、でも中々ランちゃんの親御さんからの許可が下りなくてね。でもようやくさっき許可が下りたのよ♪︎」

 

 

ロウラン地方……知らない名前の地方だな。

しかし博士がランの親を説得したのか…でも何を言って納得させたんだ?

 

 

「お母さんに何を言ったの?」

 

 

あぁ、俺が思っていた事をランが代わりに言ってくれた。

 

 

「ランちゃんにはもう頼れるパートナーがいるから心配要りませんよって言ったの♪︎現にピチューがランちゃんを守ったしね♪︎」

 

「頼れるパートナー……うん、そうだよね!よーし!」

 

「あっ、ランちゃん!?」

 

「ピチュ!」

 

 

ランが突然研究所を飛び出した!俺も急いでランの後を追いかける!

 

 

「ピチュー!冒険に出掛けよう!」

 

「ピチュ~!」

 

 

 

【挿絵表示】

 

 

 

こうして俺とポケモンごっこランの未知の地方『ロウラン』を廻る旅が始まった……。

 

 

 

 

 

 

 

To Be Continued




第4話は早めに投稿できると思います。


今回挿絵に協力して頂いたのはSKIMAで活動されている『Lyz』さんでした!


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冒険

R15の限界に挑戦です。


俺と幼女ランはこの未知の世界ロウラン地方を共に冒険する事になったのだが……いきなり問題発生である。

 

 

「あれ、出口どこだろう?」

 

「ピ、ピチュッ…………」

 

 

意気揚々と冒険に出掛けたのはいいが早速俺達は道に迷っていた。俺達は今俺とランが初めて出会った森『ガンバラの森』にいる。この森を抜けた先に『ガンバラタウン』という町があるらしい。俺達はその町を目指しているのだが……迷った。

だいたいこの森広すぎるんだよなぁ~。ランもこの森を遊び場にしていたらしいが全てを把握していたわけではないらしい。

 

 

「おい、お前!今目が合っただろ俺と勝負しろ!」

 

「え?」

 

 

うわ、ビックリしたなぁ……突然青いオーバーオールを着て鳥籠を持っているモヒカンの男が話し掛けて来た。まさか人がいるとは………というか勝負?

 

 

「俺は『とりつかい』のトリオ!トレーナー同士目が合ったらポケモン勝負!常識だろうが!」

 

「えっ!そうなの!?」

 

 

鳥使いのトリオが理不尽な理由で勝負を仕掛けて来やがった。仕方ねえ鳥ポケモン相手なら軽く捻ってやるか。 

 

 

「行け、オニスズメ!」

 

「ガァー!」

 

 

 

「ピチュー、お願い!」

 

「ピチュ!」

 

「ところであのポケモンはなんだろ……?」

 

 

『オニスズメ ことりポケモン たかさ0.3m

おもさ2.0kg ノーマルタイプ、ひこうタイプ

ちいさな つばさを いそがしく

はばたかせて とぶ。 くさむらにいる

えものを くちばしで さがしだす。』

 

 

ランは早速おっぱい博士から貰ったポケモン図鑑で敵の情報を調べる。相手はアニメの第一話でお馴染みのあのオニスズメだ。

 

 

「先手必勝、みだれづきだ!」

 

「ガァー!」

 

「ピチュチュチュッ!?」

 

 

いててててぇ!?オニスズメはその鋭い嘴でオレの体を連続でつついてくる!いてて……昔小学校で飼育してた鶏につつかれたのを思い出したよ……。

 

 

「ピチュー、ずつきで反撃!」

 

「ピ~~ピチュ!!!」

 

「ガァッ!?」

 

 

さっきのお返しと言わんばかりに思いっきりオニスズメに激突してやった。俺のずつきで見事に吹き飛ぶオニスズメ。ざまぁ。

 

 

「オニスズメ、次はつつく攻撃だ!」

 

「ガ、ガァアッ………」

 

「しまった!怯んだか!?」

 

「ピチュー、でんきショック!」

 

「ピチュ~~!」

 

「ガガガガガガガガガッ!?」

 

 

お、ラッキー俺のずつき攻撃でオニスズメは怯んじまったらしいそこに透かさずでんきショックを浴びせオニスズメは黒焦げになり目がグルグル目になり戦闘不能になった。よし勝ったぜ。

 

 

「お、覚えてろよ!」

 

「行っちゃった……道聞けばよかったね」

 

「ピチュ~……?」

 

 

負けたトリオは捨て台詞を吐いて何処かに逃げていった。おい小僧バトルに負けたんだから賞金置いていかんかい。全く。

 

 

「先に進もうピチュー」

 

「ピチュ!」

 

 

~~~~

 

俺とランが森の中を進んでいるとなんだか見覚えのある後ろ姿を見つけた。あれは……?

 

「あっ………」

 

「あ、研究所に来た確か……ヒカゲさん?」

 

「ど、どうも………」

 

そこにいたのは研究所でおっぱい博士からポケモンを貰いに来ていた黒髪メカクレの低身長の美少女のヒカゲだ。あれ?コイツ俺達より先に旅立ったような?なんでまだ森の中にいるんだ?

 

 

「ヒカゲさんはどうしてここに……」

 

「し、静かに隠れて……」

 

「え?う、うん…分かったよ」

 

「あれ………見て」

 

なんだなんだ?ランはヒカゲに言われた通り茂みに茂みの中に隠れた。それに続きヒカゲも茂みの中に隠れた。二人は現在四つん這いで茂みから顔だけだしてる形になってる。茂みの向こう側に一体何がいるんだ?俺も茂みから顔出し一体何がいるのかを確かめる。あれは………...?

 

 

 

「エアムッ………zzzz」

 

 

「わぁっ、大きいポケモンが寝てる……!」

 

「銀色でかっこいい……」

 

 

茂みの向こう側にいたのは銀色で鎧のように固そうな皮膚をした巨体な体……あれは『エアームド』じゃないか!エアームドが昼寝をしていたのか。へぇ、間近で見ると強そうだなぁ。

 

だが、俺は今それより大事な事がある!

俺は素早く二人の背後に回り込む!むふふ、四つん這いになってるという事は……..。

 

 

「あんなポケモン見たことないな~」

 

「あ、あれは多分エアームド……昔本で見たことある……」

 

 

ランとヒカゲのプリプリムチムチのお尻が無防備で並んでいるというわけだ!二人は今はエアームドに夢中なわけだし少しくらい悪戯しても大丈夫だろ!

さて、どっちにしようかなぁ?二人の並ぶお尻に悩むが……決めた!ヒカゲにしよう!

 

 

 

「エアームド……ゲットしたい……」

 

「ピチュッ」

 

ピラッ♥️

 

「ひゃあっ!?///」

 

 

エアームドを見るのに夢中なヒカゲに隙を付いて俺はヒカゲのスカートを捲った。ほうほう黒のパンツとは顔に似合わず中々セクシーなのは履いてらっしゃるのぉ。

 

 

「あ、あのっ///……ピ、ピチューちゃん?///な、なにして……///」

 

 

ヒカゲがなんか聞いてきたけどまぁどうでもいいな。お尻の柔らかさの方はどうかな。

 

 

ぷにゅっ♥️

 

 

「ひゃっ///」

 

「ピチュチュッ……」

 

 

俺はヒカゲのお尻に顔を埋めて柔らかさを確かめる。おぉっ……やわらけぇ……なんて包容力のあるお尻なんだ…….。

 

 

「ひゃうっ……///その状態で動かないでぇっ///」

 

「ピチュッ!」

 

 

更にパンツ越しでお股をしたでなめる攻撃だ!ペロペロペロペロペロペロォォッ!

 

 

「ピチュッ………ピチュッ……....!ペロペロ………ピチャピチャッ」

 

「ひぅううっ♥️お、お尻舐めないでぇっ///」

 

「………ヒカゲさん?どうしたの顔赤いよ?」

 

「えっ!?///な、なんでもないよっ……んんっ♥️」

 

 

ランにバレたら恥ずかしいのか俺が舐めている事を誤魔化してくれた。つまりもっと舐め倒して良いって事だよな?ペロペロ。

 

 

「ピチュッ!ピチュッ!!」

 

「んんっ♥️……あんっ♥️……やめっ///♥️だ、だめっ♥️き、気持ちいいっ……♥️」

 

 

「ピチュ~」

 

「(この子舌使い上手すぎる……っ♥️き、気持ちいいよぉっ♥️このままだとっ……♥️)」

 

 

股を舐められ過ぎて顔を真っ赤にして体をピクピク震えさせているそろそろ限界かもしれないな。ヒカゲが限界を迎える前に俺は舐めるのはやめる。

 

 

「はぁはぁっ♥️……えっ……?や、やめちゃうの?」

 

「ヒカゲさんどうしたの?」

 

「う、ううんっ♥️な、なんでもないよ……?ふふ♥️」

 

「ピ、ピチュ……?」

 

 

な、なんだ?急にヒカゲの声色が変わったような?それになんかチラチラこっちを見てるのはなぜだ……?

 

 

「………エァァァァァァァッ!」

 

 

「わっ、起きちゃった」

 

 

おっと、こんな事してたらいつの間にかエアームドが目覚めてしまった。エアームドが飛びだとうとしている。

 

 

バサッ

 

 

「エァァァァァァァッ!?」

 

 

「えっ!?」

 

「へへ……これでこの強そうな鳥ポケモンは俺のもんだぜ!」

 

 

こいつはさっきの鳥使いのトリオじゃないか!この小僧エアームドを割りと大きめな網で捕まえやがった!

エアームドは網から抜け出そうと暴れるが抜け出すことが出来ずにいた。

 

 

「そんな乱暴な捕まえ方酷いよ!」

 

「エ、エアームドが……か、可哀想……」

 

「うるせぇ!そんなこと知るかよ!」

 

 

ランとヒカゲの美少女二人がモヒカン小僧の捕まえ方に批難するがモヒカン小僧はうるせぇと一喝する。やれやれこういう奴は少しお灸を据えてやらないとな。

 

まずは、コイツの股関に狙いを標準して~。そしてそこに軽めの電気ショックを~。

 

 

ビリッとな。

 

 

「俺がどんな捕まえ方しようが関係な………あがががががががっ!?」

 

 

電気が鳥使いの急所にピンポイントに直撃した。こうかはばつぐんだ!鳥使いは白目を向きながら泡を吹きその場で気絶した。ざまぁみやがれ。

 

「ピ、ピチューちょっとやり過ぎだよぉ……」

 

「ピチュ?」

 

そうかなぁ?当然の報いだと思うけどなぁ……..?

 

 

「………もう、大丈夫だよ」

 

「……………エアァァァッ!」

 

 

ヒカゲがエアームドに纏わりついてる網を取って上げるとエアームドは俺達の顔を静かに見つめた後に飛びだって行って。なんだよお礼もなしかよ。冷たい野郎だな。

 

 

「………き、君……エアームドを助ける為にあの人に攻撃したんだよね……?」

 

「ピ、ピチュッ」

 

「ふふ………♥️いい子……♥️」

 

 

ヒカゲがウットリとした表情で俺の頭を撫でる。さ、さっきから様子がおかしいような……?

 

 

「それじゃあ、ガンバラタウンにみんなで行こうか!」

 

「あっ………うん」

 

 

ランが俺を持ち上げた瞬間ヒカゲが非常に悲しそうな顔をしたな。もしかしてちょっとやり過ぎたか?

 

 

 

 

「あががが…………」

 

 

~~~~

 

 

「着いた~~!ここがガンバラタウンか~!始めてきたよ~!」

 

 

ようやく森を抜けポークタウンの隣町『ガンバラタウン』に到着した。町並みはポークタウンよりは広いな。民家が数件あってポークタウンにはなかったポケモンセンターとフレンドリーショップがあり。噴水広場もあるな……それにあの大きな建物は……?

 

 

「あら、ヒカゲさんにランさん!」

 

「あっ、マリアさん……」

 

「マリアさん!」

 

 

俺が昼間セクハラ……じゃなくてスキンシップを取った金髪の女の子マリアだ。一足早くこっちに着いていたのか。

 

 

「中々森から出てこないので心配しましたわヒカゲさん」

 

「あっ、ご、ごめんなさい……」

 

「所でお二人は今からジムに挑戦ですか?」

 

「え?う、うん…そうだよ!」

 

 

おい、ランよく分かってないのに返事をするんじゃない!あのデカイ建物はポケモンジムってわけかよ。

 

 

「マ、マリアさんはジム戦は…お、終わったの?」

 

「はい!ジムリーダーの『ガイル』さんに無事勝利しましたわ!」

 

「わ~!すごーい!それがジムバッジなんだね!」

 

 

マリアがジムリーダーに勝った証であるジムバッジを見せてくれた。マリアは俺達よりも一足先にジムリーダーに勝利したのか。

 

 

「私もバッジ早く欲しい~~!」

 

「今日はもう遅いですから明日になさったらどうでしょう?」

 

「え?う~ん……そうしようかな?」

 

 

ホッ、助かった今日は色んな事があり過ぎてもうヘトヘトだったんだ。ジム戦なんてとてもじゃないがやってられん。

俺達は今日一日の疲れを癒す為にポケモンセンターで泊まる事になった。

 

 

「お泊まり楽しみ~~!」

 

「ランさん走ったら転んじゃいますよ!」

 

 

ランがポケセンに一直線に走りだしマリアがそれを注意する……へへっ、なんだか姉妹みたいで微笑ましいな。

よし、俺もランを追いかけないとな。

 

 

「………」

 

「ピチュッ?」

 

 

ん?ランを追いかけようとしたらヒカゲが俺に近付いてきた……わざわざしゃがんで耳打ちをしてくる。なんだなんだ?

 

 

「……………さっきの気持ちよかったよ♥️」

 

「ピチュッ!?」

 

「また……後でね?……♥️」

 

 

「ピチュ~………」

 

 

 

気の弱い大人しい子だと思っていたけど……案外むっつりだったのな…………もしかして地雷踏んだ?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~~~~

 

同時刻 ガンバラの森付近

 

「それで……ポケモンも奪えずにおめおめと逃げてきたのね?」

 

「も、申し訳ありません……『クラム』様!」

 

 

身長140センチ程の金髪ツインテールの幼女がL字が描かれている黒服の男を威圧していた。クラムと呼ばれる幼女の手には何故か乗馬で使われる鞭を持っていた。クラムが鞭をパシパシと鳴らす度に男はビクビクと震える。

 

 

「………まぁ、いいわ」

 

「…………ホッ……ぎゃっ!?」

 

 

クラムが鞭を下ろし男が安心した瞬間にクラムは透かさずに鞭を男に振りかざした。

 

 

「そのピカチュウパーカーの幼女とピチューに分からせてあげるわよ……組織に逆らったらどうなるかをね………あはっ☆」

 

 

 

クラムは鞭を曲げながら不適な笑みを浮かべながら森の中に消えていった。

 

 

 

 

 

To Be Continued




第五話は恐らく10月半ばになると思います。

【登場人物紹介 その1】

・ラン
主人公の一人。ポークタウン出身。ガンバラの森でピチューを拾い、そのままトレーナーになり旅に出た。正義感もありポケモンを粗末に扱うトレーナーには怒りを燃やす。ツルペタおっぱいに小ぶりなお尻のポケモンごっこちゃん。ホウエン地方のジムリーダーではない。  
ちなみに速報R版では剣盾のポケモンごっこだったが
こちらではダイパのポケモンごっこに変更してる。

・ピチュー
大型トラックに轢かれてピチューに転生した主人公。基本的にこのピチュー目線で物語は進む
老若問わず人間の女が好きで甘えん坊を装って様々なセクハラを行う。


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