戦姫絶唱シンフォギア 転生した超古代の戦士 (攻月レイド)
しおりを挟む

装者達と氷漬けの戦士

えぇ〜っと、東映チャンネルでクウガ見て書きたくなりました。こっちはメインではないので投稿はかなり遅いと思われます。

なんか好きな作品を見ると衝動的に書きたくなりません?


シェム・ハとの激闘から1ヶ月南極で氷漬けの聖骸が発見された。SONG司令の風鳴 弦十郎は装者を集めブリーフィングを行っていた。

 

弦十郎「全員集まったな。今回は南極で発見された遺体を見に行くことになった。本来は見る事はできないがこの間救って貰った事で恩返しとして見せてくれるようだ」

響「わーい!南極だぁー!」

クリス「ウッセーバカ!」

響「痛い!」

翼「相変わらず立花と雪音は仲が良いな」

マリア「えぇ、全くいつも飽きないわねぇ」

切歌「調!調!ペンギンは見れるデスかね!」

調「きりちゃん今回の目的は観光じゃないから無理だと思う」

未来「私が同行しても良いんでしょうか?」

弦十郎「構わないさ。何せ向こうも人数の指定はしていないからな」

未来「そういう問題なんでしょうか?」

響「大丈夫だよ!いざとなったら頼んでみればいいんだし!」

マリア「そういう訳でもないんだけどね.......」

 

決戦の日から、小日向 未来はSONGの装者の一員として登録されていた。彼女には神獣鏡のファウストローブがあるため装者と同じ立場に置かれた。

 

弦十郎「では出発の日時は追って連絡を入れる今日は解散!」

 

弦十郎の一言により本日のブリーフィングは幕を閉じた。

 

 

場所は変わって南極の研究所

此処には2週間前に発見された遺体があった。ソレは氷の中にあり、体は白く目はオレンジクワガタをイメージさせる小さな角そして腰には目と同じ色をした真ん中がオレンジでその左右には赤・青・緑・紫の色があるベルトがあった。そして微かに遺体の手が()()()...............

 

???の精神世界

俺はどうしたんだっけ?確か家でCSMのクウガのアークルが届いて急いで帰って途中で子供が道路に出てそれで........そうかそうだったな。俺は子供を庇って死んだんだった。でもその後神様に会ったんだっけ?...........

 

回想

 

???「此処は........」

神様「お前さんは死んでしまった。」

???「.......あ、はい」

神様「ん?驚いたりせんのだな」

???「実感が無いというか、現実離れしてますし反応に困っているんですよね〜」

神様「本来はお主はこの後三途の川に行くんじゃがの折角だし転生させようと思っての」

???「転生ってそう簡単にできるもんなんですか?」

神様「今回は稀じゃよ。何せお主寿命がまだまだ沢山あったのに此処へ来たのじゃから。なら残りを別の世界で使わせる事にしたのじゃ。それと行きたい世界を選ばせることと特典を何か一つつけるぞ」

???「成る程では、戦姫絶唱シンフォギアの世界に転生させてください。特典は........仮面ライダークウガをお願いします。」

神様「ふむふむ、ちぃと待っておれ。」

 

そう言って神様は少し何処かへ行った。 アッ、オチャオイシイ

 

数分後

 

神様「待たせたのぉ」

???「いえ、それでどうでした?」

神様「うむ、転生させる世界そして特典の方も準備が出来たぞ。ほれベルトじゃ」

 

そう言って神様はアークルをくれた。

 

???「ありがとうございます。では早速.........あれ?痛みが来ない」

神様「それはわしが作ったものじゃからの。怪人になることも無いし、痛みがが来ることも無いしかし本家と同様の力がある雷の力も入れておいたぞ。」

???「ありがとうございます正直覚悟してましたけど不要だったみたいですね」

神様「しかし、生体鎧である事は変わらん。ダメージを負えば火花では無く血が出るし生身と同じような痛みじゃ十分気をつけるんじゃぞ」

???「はい」

神様「よし、ではお主が選んだ世界への扉はもう後ろにあるから行くと良い.....あぁそうじゃお主名前はどうする?」

陽介「陽介(ようすけ)五代 陽介(ごだい ようすけ)にします。」

神様「うむ、では達者での、五代 陽介君」

陽介「はい。お世話をなりました。」

 

陽介は扉をくぐった........

 

回想終了

 

陽介(うーん.....転生は成功したんだよね?でも体全く動かないし.....とりあえず寝とこう)

 

陽介は眠りについた。

 

 

戻ってSONG潜水艦

 

この間の話から3日が経っており装者全員現在南極へ向かっている。

 

響「南極か〜楽しみだね未来!」

未来「響、遊びに行くんじゃ無いんだよ?」

響「わかってるよ!」

未来「本当かな......」

クリス「先輩........何やってんだ?」

翼「む?雪音なに着くまでに時間があるからな。鍛錬をしようと....」

クリス「いや、せっかくなんだから少しは休んでてくれよ。あのバカまで動き出しそうだ。」

切歌「早く着かないデスかね〜」

調「そんなこと言ったて早くつき訳じゃ無いよ」

マリア「私は少しエルフナインの所へ行ってくるわ」

 

マリアはエルフナインの研究所へ向かった。

 

マリア「失礼するわよ」

エルフナイン「あっマリアさんこんにちは」

マリア「こんにちはエルフナイン今何をやってたの?」

エルフナイン「はい。実は見つかった遺体の資料を見ていまして」

マリア「どういった内容だったの?」

エルフナイン「発見されたのが2週間前でしたのでそこまで多くはありません。見つかった遺体は氷漬けにされておりさらには氷の厚さが1メートル、縦に2メートルで横が1メートルの棺のような形としか」

マリア「棺.....ね。浮上する棺を思い出すわね」

エルフナイン「はい。僕もそう感じました。続きに書いてあったものでその考えはさらに強くました。」

マリア「続きに書いてあったこと?それは?」

エルフナイン「この遺体には腰の辺りにベルトのような装飾品があることです。もしかするとこれがシェム・ハの腕輪と同じ物かもしれません。」

マリア「っ!?これは立花響と小日向未来には気をつけさせたほうがいいわね」

エルフナイン「そうです。もしかしたら響さんもしくは未来さんにくっついてまた戦うことになるかもしれません。」

マリア「あの二人には私から言っておくわ。邪魔したわねエルフナイン」

 

マリアは研究所を後にした。

 

休憩所

マリア「立花 響それと小日向 未来話があるのだけどいいかしら?」

響「あっ!マリアさん何ですか?」

未来「何ですか?」

マリア「例の遺体についてなんだけど......二人はあまり近づかない方がいいわ」

響「どうしてですか?」

マリア「実はさっきエルフナインの所に行って遺体に関する資料を読んだのよそしたら、ベルトのような装飾品があったのよ」

一同「っ!?」

マリア「みんなも知ってるだろうけど。南極そして遺体コレらがあの時の棺の状況と似ているのよ。」

クリス「なんだぁ?それじゃあ遺体は聖骸だってのかよ」

マリア「わからないわ。でもその可能性は高いだから二人はなるべく近づかないこと良い?」

未来「わかりました。私と響は少し離れて見ます」

響「うん。もう神の力は嫌だもんね」

 

その日は、話し合いにより立花 響と小日向 未来は聖骸にはなるべく近づかないということが決まった。

 

数日後      南極

研究員「お待ちしていました。SONGの皆様どうぞ此方へ」

 

研究員は案内をする

 

研究員「実は見つかった遺体なのですが。興味深いことが見つかりまして」

翼「興味深いこととは?」

研究員「はい。実は遺体なのですが........心音が感知されたんですよ。」

装者一同「えっ!?」

研究員「私達も当初は驚きました。まさか氷漬けされているのに心臓が動いているんですから」

切歌「まさかゾンビなのデスか!」

調「ゾンビなら納得できるかも」

研究員「いえその可能性は低いと思われます。」

クリス「どうしてそう言い切れるんだ?」

研究員「遺体なのですが、どこも腐ったような形跡がありませんでしたし、ゾンビのようなアンデット系でしたら心臓は動いてないと思いますから」

マリア「確かにそうね.......ならなんで生きているの?」

研究員「それを現在調査中という訳です。おっと、此処がその遺体を保管している場所です。今ロックを解除しますね。」

 

研究員はカードキーを翳してパスコードを入力した。やがて扉のロックは解除され扉がが開いた。

 

研究員「さぁどうぞ」

 

装者一同は保管所へ踏み入れた。全員目の前の光景に目を見開いた。

そこには縦に2ニメートル、横に1メートルの長方形の氷その中には腰にベルトのような装飾品をつけ腕や肩、上半身に白い鎧を纏い目はオレンジ頭部にはクワガタをイメージさせる小さい角........まさに人では無い者がそこに居た。

 

クリス「なんだよコイツ人間じゃねよ」

翼「あぁ、どちらかと言えば昆虫のようだ」

マリア「でも姿は人なのよね......」

切歌「お目目が大っきいデス......」

調「きりちゃんそこじゃ無いと思う」

未来「腰のアレが......」

響「凄い......」

 

驚きは様々だが全員目の前の遺体に注目していた。

 

研究員「では自由に見ていてください。私は研究に戻りますので」

響「ありがとうございました」

研究員「いえ、では」

 

研究員は保管所を後にした。残った装者一同は遺体をマジマジと見ていた。

 

マリア「うーん.......これ生きているのよね?」

翼「話を聞いた限りでは生きているらしいが全く反応が無いな」

クリス「やっぱ死んでんじゃないのか?こんな分厚い氷の中にいるんだぜ?」

調「確かに、遺体まで1メートルはありそう........」

切歌「うーん........えい!」ピタッ(氷に触れる)

 

陽介(なんだ?なんか熱を感じる.......)

 

遺体の指が微かに動いた。

 

切歌「デデデデース!!」

マリア「切歌!どうしたの!」

切歌「この遺体動いたデス!」

クリス「何バカなこと言ってんだ?」

切歌「本当ですよ!氷に触ったら指が動いたんデスよ!」

翼「っ!?暁!氷に触れたのか!?」

調「きりちゃん大丈夫なの?」

切歌「ほぇ?なんとも無いですよ?」

マリア「そう良かった「あっ!でも」何!?」

切歌「この氷全然冷たくなかったデス!」

クリス「おいおい、手が悴んでやられたか?」

切歌「だったら触ってみるデス!」

 

切歌の言葉に響と未来を除いた者全員が触れた。すると

 

翼「っ!?本当に冷たくない.......!?」

マリア「どういう訳?氷って冷たいものじゃないの........?」

クリス「おいおい、これは何の冗談だよ........」

調「冷えてなくて、なんだかただ固まっているみたい......」

 

陽介(なんだ?今度はさっきより熱い......」

 

遺体の腕が震えた。今度は装者一同しっかりと確認ができた。

 

マリア「っ!?今腕が!」

翼「あぁ確かに動いたぞ!」

クリス「どうなってんだよこれは!」

調「本当に動いた.......」

響「未来!今!」

未来「うん。私も見えた。指が動いたところ」

切歌「やっぱりアタシの言った通りデス!」

翼「しかし何故動くのだ?」

マリア「装者である私たちが触れたから?」

クリス「その可能性が高いな....」

調「これは司令に報告した方が良いですよね?」

切歌「響さん達も触ってみるデス!」

響「えぇ!良いのかな私達が触っても」

マリア「大丈夫なんじゃないかしら?これはどうやら聖骸とは別のものだと思うわ。何よりあなたとても気になるような目をしているわよ?」

響「あはは、実はさっきからとても気になっていまして〜」

未来「もう、響ったら」

 

響と未来は聖骸に近づいた。

 

響「未来せっかくだから一緒に触らない?」

未来「うん」

 

二人は同時に触れた

 

陽介(っ!?なんだこの意識が無理矢理起こせれるような感覚は!?)

 

その時、遺体を覆っていた氷に()()が走る

 

装者一同「っ!?」

マリア「二人ともすぐに離れて!」

翼「何故二人の時に亀裂が」

クリス「今はそれよりもどうするかだろ!」

切歌「わわっ!亀裂がどんどん大きくなっているです!」

調「あんなに厚かったのに」

響「未来離れよう!」

未来「うん!」

 

二人は聖骸から離れた。亀裂は今も大きくなり遂に氷が剥がれ落ちてきた。装者一同はギアを展開し備える。そして遂に、戦士を拘束していた物がくだけちった。




戦士の目覚め 奏者達は何を思うのか?

陽介は奏者達とどう接するのか?

次回 目覚め


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

目覚め

はい2話になります。


陽介side

 

やっバイ.....何がって?体がすごく重いの......しかも腹減った.......

 

俺は今地面に倒れている視界はまだよく見えない。さらに力が入らない為十分に立つことも出来ないかろうじて耳は聞こえる程度に働いている。俺は耳を澄ませた。

 

???「動いているデス!」

???「氷の中にいたのに.....」

???「でも、十分には動けないみたい』

???「皆警戒は緩めるな」

???「とんだデタラメだな.....」

陽介(いや.....あのさ......少しは心配してくれない?てか俺って氷の中にいたのね。道理で動かせなかった訳だわ)

 

俺は自分が置かれている状況を自分なりに理解する。つまるところ

 

氷の中にいた→装者が触って俺が出てきた→装者は現在超警戒中

 

やぁ〜ゔぁくね?下手したら即首チョンパだぜ?しかも時系列わかんねぇし....

 

俺がそんなことを考えていると

 

???「あの〜大丈夫ですか?」

 

目の前に誰か立っていた

 

 

三人称視点

 

氷が割れ中から遺体が出てくる。装者全員は遺体から5m離れた場所で待機していた。そして遺体が動いていることに装者は

 

切歌「動いているデス!」

調「氷の中にいたのに.....」

マリア「でも、十分には動けないみたい』

翼「皆警戒は緩めるな」

クリス「とんだデタラメだな.....」

 

それぞれ思ったことを呟いていた。そんな中彼女立花 響は遺体に近づき

 

響「大丈夫ですか?」

 

手を差し伸べていた。

 

翼「立花!不用意に近くな!」

響「でも立てないみたいですよ」

 

翼の指摘に響はそう言った。すると

 

グ〜〜〜〜〜ギュルルルル

 

誰かのお腹の音がした。

 

クリス「お前.....こんな時も腹が減るのか!?」

響「わ、私じゃないよ!」

調「でも響先輩の方から聞こえましたけど......」

切歌「すっごい音だったデス.....」

響「だから違うって〜〜!」

マリア「じゃあ一体.....」

未来「もしかして.......響の後ろの遺体じゃ.....」

 

装者であるクリス、調、切歌は響がお腹を空かせたと思っていたが本人がそれを否定し、マリアが誰か考えると未来が響の後ろで今も倒れたままの遺体に指を示した。

 

遺体「........」グーーーーギュルルルルル

響「.........」

未来「........」

クリス「.........」

翼「.........」

マリア「........」

調「.........」

切歌「.........」

 

未来の予想はあっており遺体からさっきと同じお腹のなる音がした。

 

響「ほら!私じゃなかったよ!」

翼「立花すまない。」

マリア「まぁいつもの事と思っていたから」

調「とりあえず、目の前の遺体をどうしますか?」

切歌「お腹が減っているから食べ物を与えるデスか?」

クリス「いや、敵か味方か分からないのに与えて良いのか」

未来「どうしましょうか....」

 

装者が話をしていると遺体が壁に手をついて立ち上がっていた。

 

遺体「ア......アァ.......」フラフラ

響「あっ!大丈夫ですか!?」

 

響はフラフラ立ち上がり手で辺りを探る遺体に近づく

そして、

 

ムニゥ......

 

響「へ?」

遺体「アァ?」

 

遺体の手が響の()()()()()()()

 

 

陽介視点

 

陽介(目が痛い.....力が張らない.....壁に手をつけて立つか....)

 

先程より視界は良好になって来たがモヤがかかっているようになってしっかり見えない。

 

陽介(多分アマダムが目を優先して治してくれてるんだろうが......もうちょいか)

 

だんだん視界がクリアになっていく俺は壁に手をつけて立ち上がり周りを確認するため手を伸ばすすると

 

???「大丈夫ですか!?」

 

俺は声が聞こえた方に振り向く、()()()()()()()()

 

そして

 

ムニュ.....

 

???「へ?」

陽介(ん?なんだこれ?柔らかい......)

 

俺の手に柔らかいものがあり俺は確認するため掴んでいた手を動かした

 

ムニュ.....ムニュ......

 

???「ヒャア!」

 

陽介(ん?なんで声が......ア(⌒-⌒; ))

 

俺は気づいてしまった。これは近づいてきた人の体の一部である事に........

そして俺の視界はタイミングが良いのか悪いのかクリアになっていく。そこには栗色の髪のショートヘアーの女の子が目の前にいて顔を真っ赤にして此方を見ている。そして俺は顔を少し下にずらすと見事なまでに俺の手が栗色の髪の少女.....立花 響の胸を掴んでいるところを.....

俺は顔を元に戻す響の顔は爆発でもするんじゃないか?と思われるほど真っ赤だった。

 

響「い..い.....」

陽介(あぁ〜俺死んだな.......)

 

俺はこの後起こることを想像する。そして

 

響「いやぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!

 

ドガーーーーン!!

 

響のアームドギアであるガントレットが展開し俺の腹を思いっきり殴った。

俺はそのまま研究所の壁をぶち抜いていき外に放り出される.......最後に一言

 

陽介(女の子の胸って........結構柔らかいんだな......)

 

俺は再び意識を手放した。




目覚めた陽介しかし同時にやってはいけないことをやってしまった。
彼はどうなってしまうのか!?

次回 邂逅


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

邂逅

今回は戦闘とかはありません。最後まで読んでいただけると嬉しいです。
神様が歴史を少し弄りました


俺が次に目を覚ますと見慣れない天井だった。

 

あれ?俺何してたんだっけ?.....

 

俺は自分が今何故こんな所にいるのか思い出そうとする

 

転生した

体が上手く動かない

動けるようになった

何か触った

吹っ飛ばされる

 

 

 

あっ

 

俺はやらかしてしまった見えなかったとはいえ女性の胸を触ってしまった。

 

陽介(しかも触った相手が主人公である立花 響だったし........)

 

しかし今は現状を確認するしかない。俺が今いる部屋は俺が今寝ているベッド。そして医療機器の数々そして視線の先には出入り口と思われる扉....

次に自分について耳と目そして感覚はなんとなくある。五感の内3つは確保嗅覚と味覚はイマイチそして言葉は

 

陽介「アァウ、ア......」

 

掠れた声しか出ない。俺はアマダムに意識を集中し声を治すのを先決させる。今更だが俺はグローイングフォームのままだった。

 

陽介(不完全な姿とはいえ気を付けないとうっかり物を壊しそうだ......)

 

俺はベットに手を付立ち上がろうとする。それと同時に俺の視線の先にあった扉が開き小学生くらいの身長で白衣を着ている少女エルフナインが現れた。

 

陽介(クウガ)「アッ」

エルフナイン「へっ?」

 

俺はうっかり声を出してしまい、エルフナインが気付く。エルフナインは俺に気づくと俺に近づき

 

エルフナイン「おはようございます。気分はいかがですか?言葉はわかりますか?」

 

と聞いてきた。俺は返事をしようとするが

 

陽介(クウガ)「アッ、アウ....ア」

 

声が出ない。

 

エルフナイン「声がだせないんですね。」

 

あっ通じた。エルフナインが少し医療器具をいじり

 

エルフナイン「それではしばらく安静にしていてください。必要なものがあれば教えてください出来るだけ準備します。」

 

エルフナインはそう言って、部屋を出て行く。

 

陽介(テレビ観てても思ったけどやっぱりしっかりしているな.....よし起きよう)

 

俺は前世に思っていたことを再確認し体を起こす。ベットの横には水とリンゴが生で置いてあった。腹が空いていた為俺はリンゴを手に取り食べようとする。しかし、クウガの口部分にぶつかってしまい食べれない。

 

陽介(ヤッベ変身解除するの忘れてた....てかどうするんだ?)

 

俺はとにかく「解除!」と心の中で叫んだ

すると俺の姿は、白い鎧を身につけたグローイングフォームのクウガではなく、黒髪に黒目と少し痩せた体そしてかなりダメージを負ったジーンズを履いており上半身は裸の人の姿になった。

 

陽介「オッ.....デキタ.....喉モダイブ良くナッテきタ」

 

俺は喉の潤いを取り戻すために横に置いてあった水を飲む

 

陽介「ゴクッ.....ゴクッ.....プハー美味い喉も治ったな。」

 

俺は水を置きリンゴを手に取る。そして皮ごと齧り付く。

 

陽介「シャリ.....うんこっちもかなり美味しい。それにみずみずしい。皮ごと食ったのは久しぶりだな」

 

そう言って俺は黙々とリンゴを食べる。芯までしっかりと

 

陽介「ふぅ〜ご馳走さん」

 

お腹が空いていたのでとても美味しく感じた。俺は何をするかと考えようとすると扉が開きエルフナインと大きい体にモリモリの筋肉そして赤いシャツをきた男性もといOTONAである風鳴 弦十郎が入ってきた。

 

弦十郎「目覚めたようだな.....俺は風鳴 弦十郎という者だ。」

陽介「あっどうも」

弦十郎「なっ!喋れるのか!?」

陽介「えっ?まぁ......はい」

エルフナイン「さっきまで喋れなかったのに.......脅威的な生命力です。それに人の姿にまで」

弦十郎「確かに、見つかった当初の白い姿ではないな.......では質問を良いかな?」

陽介「構いませんよ」

弦十郎「ありがとう.....では初めに君は一体何物なんだ?」

陽介(まぁ、当たり前の質問だな......)「俺は....俺は皆の笑顔を守る戦士。クウガです!」d(⌒ー⌒) グッ!!

 

俺は弦十郎さんにそう答えサムズアップをする。

 

弦十郎「笑顔を守る戦士クウガ......それが君の名前なのか?」

陽介「あっ、いえ名前は五代 陽介って言います。笑顔を守る戦士クウガって言うのは自称でやっています。」

弦十郎「.....ちなみにノイズと戦ったことは」

陽介「ありません!でも戦ってみせます!」

弦十郎「そ、そうか。因みに何故君は眠っていたのだ?」

陽介「いやぁ〜、実は自分でもわからないんですよ」

弦十郎「わからないとは、記憶喪失という意味か?」

陽介「なんというか.....最初に気がついたら体が動かなくって.....次に気がついたら研究所にいたって感じですね」

弦十郎「成程、ありがとう。もう俺からは何も聞くことはない」

エルフナイン「では僕から良いですか?」

陽介「全然大丈夫ですよ!」

エルフナイン「僕が聞きたいのは一つ.....貴方のあの姿はなんですか?シンフォギアと違ってフォニックゲインはありませんし、錬金術とも違います。」

陽介「あれは....なんというか、そういうのを必要としない力?かな?」

エルフナイン「なるほど....歌や思い出を必要とせず姿を変える......シンフォギアともファウストローブとも違う新しい力そして響さんの一撃を受けても生きているほどの防御力ブツブツ.......」

陽介(なんか質問を終えたエルフナインがブツブツ言い始めたんだが?弦十郎さんはさっき出て行ったし。)

 

俺は何か専門的なことを言っているエルフナインに

 

陽介「あの〜此処って食べるとこありますか?」

エルフナイン「さらに....あっはい食堂ならありますよ」

 

エルフナインは喋るのをやめて教えてくれた。

 

陽介「それは何処に」

 

俺はエルフナインから食堂までの道を聞き医務室......メディカルルームを後にする。

 

陽介(まさかあそこがメディカルルームだったとは....ということは此処はSONGの潜水艦の中か」

 

そんなことを考えていると食堂へ着く

 

陽介「ここか.....取り敢えず何か食べよう」

 

俺は食堂の扉の前に立つ....扉が開き中に入ると誰も居なかった。

 

陽介「今は勤務時間なのか?まぁいいや取り敢えずなんか食いたい腹減った。」

 

俺は中に入りカツカレーを大盛りで注文した。最初職員の人が「君は?」と聞いてきたので「氷の中で寝てた者です」って答えたら職員の人は笑って俺にカツカレーをだしてくれた。

 

陽介(良い人達だな.....)

 

俺はそう思いカツカレーを食べ始める。カツはサックとしていて美味しい。またルーと白米を食べるとこれもまた美味.....辛さはわからないが多分中辛程だと思う。俺はそこからバクバクと食べ進める。俺がカツカレーを食べていると入り口の扉が開きそこから金髪の髪にバッテンの髪飾りをつけた少女暁 切歌と黒髪ツインテールの少女月読 調が入ってくる。

 

切歌「今日の訓練とってもキツかったデース」

調「確かに、クリス先輩と翼さんが相手だったから」

切歌「コッチは遠距離がいないのに向こうはクリス先輩がいますし、近距離でも翼さんがあたしと調二人がかりでも互角なんデスから」

調「それにクリス先輩は的確な援護射撃もして来る.....向こうも良いコンビネーションだった。」

切歌「それでも今度はあたしと調が勝ってみせるデスよ!」

調「うん.!...頑張らないとね」

切歌「その為にも今はご飯を食べて栄養補給デース!」

調「それが目的だよねきりちゃん」

 

どうやら二人は訓練を終えた後らしい、内容的に負けだったらしい。だが二人は次に活かそうとしてるいいことだ。俺はそのまま食事を続けていると二人は俺に気づいたらしく

 

切歌「調!調!なんか知らない人がいるデスよ!」

調「うん......しかも上の服を着ていない」

陽介(しまった〜.....腹減りすぎて服のことすっかり忘れてた〜)

 

俺は空腹のあまり上着を着て無かった事を今思い出した。正直着てなくてもそんなに恥ずかしいとは思わないがこうしっかりと指摘されると精神的にくるものがある。俺はカツカレーを平げ片付け食堂を後にしメディカルルームに戻る。

 

俺は何か着る物がないか探していると、

 

弦十郎「まぁだと思ったよ。ほら服を調達してきたしばらくはこれを着ていてくれ」

 

弦十郎さんが持ってきてくれた。

 

陽介「ありがとうございます。」

 

俺は弦十郎さんから服を受け取り着替える。ダメージを負っていたジーンズは普通のジーンズになり上は黒のシャツに鼠色のパーカーだった。靴下を履き黒と赤のラインの入ったランニングシューズを履く。

 

陽介「すいません。起きてすぐに言うべきでした。」

弦十郎「なーにかまわんさ。それに君についての資料が見つかった。」

 

その言葉に俺は驚愕した。当然だ俺は転生者でこの世界の住人じゃないだから俺の過去の資料が存在すはずが無いのだ。しかし俺は神様がそういう設定にしたのだろうと納得した。

 

弦十郎「確かに君は存在していた......しかしそれは約120年前の資料にだ.....これを見る限り君は当時22歳....そして冒険家だったらしい......世界を旅している間君は行方不明となった。見つかったのは当時君の使っていたリュックそして身分証明書遺体は見つからなかったが5年後死亡とされた。」

陽介(俺そんな人生だったのか.....実感がわかねぇ)

弦十郎「此処でこの資料は終わっている。何か思い出したかね?」

 

瞬間俺の頭に映像が流れる。知らない家族知らない家知らない友人行ったことのない場所や()()()()()

 

陽介「っ!?」

 

俺は頭を押さえる、

 

弦十郎「大丈夫か!」

 

弦十郎さんは俺を心配してくれている。本当に優しいなこの人は

 

陽介「はい......思い出しました。」

弦十郎「そうか」

 

弦十郎さんはそう言って椅子に座る

 

陽介(まさかこの世界にグロンギがいたなんてでも数は少なかった。そして俺はアマダムを身につけて戦っていた。当時の警察官の人達とそしてこの世界のン・ダグバ・ゼバと激闘の末俺は勝利して眠りについたのか......全くなんて設定なんだよ.....)

 

俺は整理して弦十郎さんに話す

 

陽介「弦十郎さん俺を雇ってください!」

 

俺は頭を下げる。弦十郎さんは

 

弦十郎「かまわんよ!むしろこらから言わせてほしい。人類を守る為に力を貸してくれないか」

陽介「はい!五代 陽介!精一杯頑張ります!」

 

俺はそう返事をする。弦十郎さんは右手を出した。その行動に俺は右手をだし強く握る。

 

俺.......五代 陽介はSONGの一員となった。少しの不安を残して




長らくお待たせしました。いやぁ〜本当に大変でした。YouTubeにてクウガがあっており今日遂に全ライジングが出ました!パチパチ

そしてウルトラマンZの最終回最高でした!
仮面ライダーのものを書いてるのにウルトラマンの作品を作りたくなってしまうほどに

さてSONGへ入った陽介 自己紹介をするかと思いきやいきなりの土下座!?
そして転生した陽介は炎の戦士へと変身する

次回 烈火の戦士


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

烈火

今回初変身!
今回はかなり長いです。最後まで読んでいただけると幸いです。


S.O.N.Gへと入った俺は発令所と呼ばれているとこに居る.......土下座をして

 

響「あのー!そろそろ顔を上げてください!私が恥ずかしいです!」

陽介「それじゃぁ俺の気が済まない!本来なら切腹ものなんだ!」

響「自分に対して厳しすぎません!?」

 

何故このような事になったかというと数十分前に遡る。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

数十分前

 

 

 

俺はS.O.N.Gへ入ると言った次の日弦十郎さんと話していた。曰く装者の全員に俺を紹介したいらしい。俺は構わないと言う。そして昨日貰った服を来て発令所に入ると7人の少女達がいた。まずは昨日見た金髪の女性と黒髪ツインテールの女性暁 切歌月読 調

次にピンクの髪に猫耳みたいな髪型の女性マリア・カデンツァヴナ・イヴ

そして蒼髪に独特な髪型の女性風鳴 翼に銀髪のツインテールで小柄な女性雪音 クリス

そしてそして黒髪に白いリボンを付けた女性小日向 未来その隣には栗色のショートヘアーの女性立花 響がいた。

俺は立花 響を見てやらかしたことを思い出した俺は土下座した。

 

装者一同『・・・・えっ?』

 

当然装者だけでなく此処へ連れてきた風鳴 弦十郎も驚いていた。

しかし俺は気にせず言葉を発する

 

陽介「大変申し訳ございませんでした!!

 

と....

 

マリア「司令この人が今日紹介する人ですか?」

弦十郎「あ、あぁ本日付けでS.O.N.Gに入ることになった五代 陽介君だ」

クリス「おっさんなんなんだこいつ?出会ってすぐ土下座なんてよ」

弦十郎「それは俺にもわからん.......」

切歌「あぁー!」

翼「ん?どうした暁?」

切歌「この人昨日私会ったデス!食堂でカツカレー食べてた人デス!」

調「確かに.....服装は違うけど昨日の人」

未来「ちなみにどんな服装だったの?」

調「え〜っと.....裸足でかなりボロボロのジーンズを履いてて」

切歌「上はすっぽんぽんだったデス!」

クリス「ただの変態じゃねぇか!」

 

クリスはツッコムが俺はそんなところでは無い。高校生の女性の胸を触ってしまったのだ........俺は顔を上げずそのまま土下座をしていると

 

響「あの〜、一体誰に謝っているんですか?」

一同((((((確かに......))))))

 

立花 響がそう聞いてくる。俺は土下座のまま答える

 

陽介「貴方です......」

響「えっ?私ですか......何処かで会いましたっけ?」

陽介「最近会いました......」

響「え〜っと私最近会った人で貴方のような人知りませんよ?」

陽介「姿が変わってますから......」

響「姿が変わってる?」

 

俺は聞かれた質問に全て答える。しかし響は「うーん」とうねるばかりでピンとこないらしい。そこで俺は

 

陽介「白いクウガが俺です」

 

と答える。しかし装者全員は「クウガ?」「聞いたことあるか?」などと全く知らないらしい。そこへ弦十郎さんが

 

弦十郎「あぁ〜言い忘れてたが南極で発見され響くんが殴った白い遺体だが......彼だ」

 

と弦十郎さんが言うと

 

装者一同「えっ?・・・えぇーーー!!

 

と声をあげた。弦十郎さん.....教えて無かったんかい

 

そして冒頭へ戻る。

 

俺はそれから土下座を続けようと思ったが話が進まないと弦十郎さんに言われた為土下座をやめて自己紹介をした。

 

陽介「自称!笑顔を守る戦士クウガをやらせていただいてます!五代 陽介です!これからよろしくお願いします!」d(⌒ー⌒) グッ!!

 

と自己紹介をすると

 

翼「笑顔を守る戦士?」

マリア「クウガ?」

クリス「ていうか自称なのかよ!」

切歌「なんかカッコイイデス!」

調「えぇ.....」

響「つまり優しい人?」

未来「多分そうなのかな?」

 

とさまざまな反応を見せる。ピンクの髪の女性マリアさんが

 

マリア「一応聞くけど.....貴方ノイズと戦ったことはあるの?」

陽介「いいえ!全く!そもそも120年間寝ていたので!」

 

質問してきたのでしっかり答える。当然この事に銀髪のツインテールのクリスは

 

クリス「無いのかよ!......て言うか120年!お前歳いくつだよ!」

 

ツッコミと質問を両方してきた

 

陽介「当時は22歳でしたが今年で多分142歳だと思います!」

切歌「御長寿デース.....」

調「多分違うと思うよ切ちゃん」

 

そんなこんなで質問を受けている。

好きな食べ物はなんだーだの趣味はなんだーだの色々.....

そして黒髪でリボンをつけた女性未来が

 

未来「それでは質問しますね....どうして響の胸を触ったんですか?」

 

と質問してきた。ついにきたか.....

 

陽介「それについては大変すいません。実は.......」

 

俺は全て説明した。意識が少し覚醒してみたら体が動かず、熱を感じて目を覚まし体が少し動くようになったら目がしっかりと見えてない。そして壁に手をつけ、立ち上がり周りを確認する為に手を出して声のした方を振り向いたらいたら触ったと......

 

未来「.........」

 

未来さんは沈黙している。正直に言っていい?超怖い.....

 

響「未来許してやろうよ....見えなかったなら「響は黙ってて」......ハイ」

 

立花さん諦めないで〜

 

未来「事情はわかりました。ですが許す訳にもいきません。なのでこれからは私達を死ぬ気で守ってください。いいですね」

陽介「えっ!?死ぬ気で!?」

未来「い・い・で・す・ね?

陽介「はい!死ぬ気で守ります!」

未来「よろしい。私からは以上です」

 

と小日向 未来からの質問が終わった。質問っていうかヤバイ約束事結ばされた感じ......てか何あの笑顔?怖すぎね?笑顔で人殺せるんじゃね?と思うぐらい怖かった。

 

そこからは、装者一同の自己紹介だったが俺は知っている為ほとんど聞き逃した。だって知っているんだもん。驚いたのはこのシンフォギアの世界には並行世界を繋ぐ完全聖遺物ギャラルホルンがある事ぐらいだろう。

 

そのまま話していたらエルフナインがきてデータを取りたいからシュミレーションルームに来て欲しいとの事だった。俺は早速移動した

 

シュミレーションルーム

 

エルフナインに言われる俺は中で待機している。因みに興味があるのか弦十郎さんと装者の皆様も見ている。

 

エルフナイン「それでは起動します」

 

エルフナインがそういうと風景が変わり俺は街中に立っていた。目の前にはアルカ・ノイズが現れる。

 

陽介「よし、やってやるぜ」

 

俺は腹に両手を当てる。すると霊石アマダムが入ったベルト「アークル」が出現する。俺は右手を小指と薬指を第一関節と第二関節で曲げ、親指人差し指中指を伸ばし左前に出す。左手をアークルの上部分にあて、右手をスライドさせると同時に、左手もスライドさせるそれと並行して手の甲が下を向くように拳を作る。そして右手が正面に向き左手がアークルのベルトの左部分のボタンの上に移動したところでスライドをやめ言葉を発する。

 

陽介「変身!

 

俺は右手を左手まで持っていきそのままボタンを押す。するとアークルの中心部分が()()()()()()()。俺の姿は足から順番に変わっていき白い鎧を身につけ短い角をつけた戦士.....クウガ(グローイングフォーム)へと変化した。

 

エルフナイン「本当に発見された当初の姿に変わりましたね」

マリア「お手並み拝見ね」

 

俺は自分の姿を見て疑問に思った。

 

陽介「なんでグローイングなんだ?戦う覚悟が足りないのか?」

 

と小声を発する。俺は顔をあげアルカ・ノイズにむかってファイティングポーズをとる。

アルカ・ノイズの一体が近づいてきたため俺はノイズを殴る。しかし、吹き飛ぶだけで消滅しなかった。

 

陽介「やっぱり、一発とはいかないか....」

 

俺は吹き飛ばしたノイズに向かって走り更に2、3発拳をくらわせる。すると、アルカ・ノイズは赤い粒子を撒き散らして消滅した。そのまま俺は出現したノイズを倒し続ける。

 

 

数十分後俺はノイズを倒し終えその場で考える

 

陽介(一体俺に何が足りない.....マイティになれないのは覚悟が足りないからだけど.......)

 

俺は自分が何故マイティになれなかったのか考える。しかし答えが見つからずうねるばかりである。そんな時後ろのドアが開き誰かが入ってくる。俺は後ろを振り向くそこには()()()()()()翼さんとマリアさんがいた。

 

陽介「二人ともどうしたんですか?」

翼「今から私達二人がお前の相手だ」

陽介「えっ?」

マリア「構えなさい。でないと死ぬわよ?」

 

その言葉を発してマリアさんは短剣を取り出し斬りつけてきた。俺は横に飛び攻撃を回避するが避けた先に翼さんが剣を振り下ろしてきた。

 

翼「もらった!」

陽介「っ!オリャー!」

 

俺は剣に向かって右足に力を入れて蹴り飛ばす。俺は呼吸を整えて二人に言葉をかける

 

陽介「どうしてなんですか!」

翼「どうしてとは?」

陽介「さっきの一撃俺を斬り殺す気満々でしたよね!?」

マリア「実戦形式の方が本来の実力を出せるんじゃないの?」

陽介「それにしたってなんで今....」

翼「なら聞くが貴様、先の戦闘で全力だったか?」

陽介「えっ.......」

マリア「私達を守るって言ったけど、あれ程の実力なら私達を守ってもらわなくても結構よ」

陽介「.......」

翼「貴様には覚悟がみられん」

陽介「戦う覚悟なら俺は!」

マリア「それは口先だけの覚悟でしょう!」

陽介「っ!」

マリア「口先だけなら誰だってそんなことは言えるわ!口先だけじゃないなら行動で示しなさい!」

 

そう言ってマリアさんは短剣を左手のガントレットに入れる。するとガントレットは形を変えて砲台のような形になる

 

HORIZON†CANNON

 

そこからエネルギー砲が放たれ俺は反応に遅れ直撃する。

 

三人称視点

 

陽介がマリアの「HORIZON†CANNON」をくらい街中の風景のシュミレーションルームには爆破による煙が上がっていた。そんな中翼とマリアの二人は

 

翼「マリアやり過ぎではないか?」

マリア「大丈夫でしょう。威力は抑えたし、これくらいでくたばるなら彼はその程度ということよ」

翼「ふむ...」

 

と話をしている。実は二人は先程の陽介の先頭を見て納得がいかない所があったらしく司令である弦十郎に話をつけ戦闘をした

 

マリア「でもこれでハッキリしたわ。......彼は戦闘を軽くみているわ。戦う覚悟があると言ったけどそうは見えなかったわ」

翼「マリアもか.....彼奴は戦場に立つことを軽くみていた。初めて私が立花に出会った当初のように.....」

 

二人が話していると煙が晴れてきた。そこには人の姿に戻った五代 陽介が立っていた。

 

 

マリアと翼が話している頃

陽介視点

 

陽介(あぁ、めちゃくちゃいてぇ.....口先だけか......)

 

俺は、先程言われたことを思い出す。「口先だけの覚悟」その言葉が胸に刺さる。確かに俺は覚悟を持った気でいたのかもしれない。ライダーの力をもらえて喜んでいた持っていればどうにかなると心のどこかで思っていたのかもしれない.......アニメの中に自分というキャラクターがいてそれに興奮していた。嬉しかったんだ........でもこれはアニメじゃないもうここはアニメとかそういう世界じゃない一つの現実なんだ。戦えば腹は減る。傷を負えば血がでる。心臓を貫かれれば死ぬ........

 

陽介(この人たちはいくつもの戦場を渡ってきた。そんなところに俺が居ていいのか?言い訳がない......そんなことならいっそここを出て行った方が......)

 

俺がそんなことを考えていると不意に

???(それでいいの?)

陽介(えっ?)

 

そんな声が聞こえた。

 

???(君はクウガの力を授かったのは欲しかったとかそんな理由かもしれないでも君は自己紹介で笑顔を守る戦士って恥ずかしげもなく言えたのはどうして?)

陽介(そんなの雄介さんみたいになりたかったからだ......俺には覚悟も何もない)

???(確かに君には覚悟が無いのかもしれない。でも今からでも覚悟を持つことは出来るはずだよ。今この時だけの覚悟でもいい。君が守りたいと本当に思っているならそれは本物の覚悟だ。)

陽介(どうしてそんなに励ましてくれるんですか?)

???(う〜ん.....俺の力を受け継いで戦っているからかな?)

陽介(っ!まさか貴方は!)

 

 

 

雄介(そう、2000の技を持つ男五代 雄介。大丈夫!君なら出来るよ。俺と同じクウガなんだから!)

 

 

そう言って雄介さんの声は聞こえなくなった。俺は嬉しかった本物の五代 雄介さんが話してくれたことにそして俺に向かって「出来る」と言ってくれたことに

 

陽介(あそこまで言われたらやらない訳にはいかないよな!)

 

俺は変身を解除して立ち上がる。それと同時に煙も晴れる。俺の姿を見てマリアさんと翼さんは驚いた表情をした後真剣な表情に戻る

 

マリア「どうしたの?姿を戻すなんて」

陽介「翼さんマリアさん俺、気付きました。俺は覚悟を持っていた気でいたことに」

翼「ならばどうする。このまま降参するか」

陽介「まさか......貴方達を守るってさっき決めたんだ。今度こそ俺はその覚悟を持って貴方達と戦います!!」

 

BGM"戦士"

俺は、そう言ってもう一度腹に両手を当てアークルを出現させる。そして先程と同じ構えをとる。

 

陽介(今度こそ俺はみんなの笑顔を守る戦士になってみせる!今はそのための第一歩だ!)

 

俺はそう思いながら今一度あの言葉を発する

 

変身!!

 

アークルの左手部分にあるボタンを押し両手を広げる。

先程と同じ動作だが、アークルは朱色ではなく()()()()()()()()()()()()()()()()

 

俺の姿はさっきまでの白ではなく赤い鎧に角が伸び目が赤くなった姿マイティフォームになった。

 

翼「姿が!?」

マリア「赤くなった!?」

 

俺は変身を終え

 

陽介「もうさっきみたいにはいきませんよ!」

 

と言いファイティングポーズを構える。




クウガマイティフォーム登場!

赤い姿になった陽介これで二人を見返せるか? そして街中に黒いノイズが!
人々を陽介は守れるのか
次回 雑音




今年最後の投稿です。それではみなさん良いお年を
ヽ(^o^)


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

雑音

さーーって今年の二作目完成っと


なんか長い気がする。どうしよう


三人称視点

 

BGM”戦士”

 

陽介「行きます!」

 

赤の姿.....マイティフォームとなった陽介は翼とマリアに向けて走る。翼とマリアはそれぞれアームドギアを構える。

 

マリア「姿が変わった所で!」

 

マリアは短剣を伸ばし鞭の様にして攻撃してくる。陽介はその攻撃を掴み

 

陽介「おぉぉぉらぁぁぁぁ!」

 

掛け声と共に引っ張るそこまで距離が離れていなかったためすぐ目の前まで簡単に引っ張れた。

 

マリア「嘘でしょ!?」

 

マリアは驚いた顔をしていたが、陽介はそのままタックルをお見舞いした。

マリアは大きく飛んでいった。

 

翼「マリア!」

 

陽介は翼の方向に向き走る。翼は陽介に気付き剣を構える。そして陽介のパンチを剣の腹で受け止める翼は

 

翼(明らかに先程と動きが違う!マリアの攻撃を受けた後からだ......その間に此奴の身に何があった!?)

 

と考えるが答えは出ないだろう。陽介に助言をした者がいる事を、そして陽介の覚悟の大きさを

 

陽介「俺は誓った!絶対にあなた達を守ると!覚悟がないなら今からつけると!今俺は......そう誓ったんだーー!」

 

陽介は力任せに拳を振るう.....いわゆるゴリ押しだ!しかしその攻撃は翼を剣ごと吹き飛ばした。

 

翼「グッ!?」

 

吹き飛ばされる中翼は体勢を立て直しマリアと合流する

 

マリア「翼....無事?」

翼「あぁ、なんとか......マリアの方は?」

マリア「キツイのを貰ったけどどうって事ないわ」

 

翼とマリアはお互いに確認をとり、陽介を見る。

 

マリア「翼から見て今の彼はどう思う?」

翼「十分だ......あの姿になってから覇気が伝わる。マリアはどうだ?」

マリア「まぁ、ギリギリ及第点ってところかしら?」

翼「全く素直じゃないな.....」

 

翼とマリアはは話し合い武器を収め陽介に近づく

 

陽介「あれ?どうしたんですか二人とも」

マリア「合格よ。そのくらいの覚悟があるならさっき見せて欲しかったものだわ」

陽介「えっ?あ、すいません」

翼「別に謝らずとも良い。貴様の覚悟見せて貰った。」

陽介「はい!ありがとう......ござい.......ま......」ドサッ

 

陽介は二人と話している中力が入らなくなり倒れてしまった。

 

陽介(あれ?力.......が.....入らない......腹減っ.........た.........)

 

陽介はそう思いながら意識を手放した。

 

陽介視点

 

陽介「う〜〜ん....ん?」

 

次に俺が意識を取り戻した時目に飛び込んだのは見たことのある天井だった

 

陽介(ここは.....メディカルルームか.....そう言えばあの後倒れたんだっけ?)

 

俺は体を起こし背伸びをする。背骨と肋骨辺りからパキパキと骨の鳴る音が聞こえた。

 

陽介「あぁ〜.......腹減った」

 

俺は病院服の様なものから近くに置いてあった自分の服に着替える。そしてメディカルルームを後にし食堂へと向かう。そこには先程の装者の皆がいた。

 

響「あ!陽介さん!」

 

響の声により皆が驚いた顔でこっちを向く........えっ?なんかおかしいの?

 

陽介「あの〜どうかしました?」

 

俺は疑問に思った為質問した。すると

 

翼「エルフナインから目覚めるのは三日後と聞いていたのだ」

クリス「それがたった数時間で目覚めやがって」

マリア「........」

 

翼さんとクリスさんから説明を受けて俺は

 

陽介(多分アークルのせいですね......)

 

と心の中で呟く。そして気がかりなのは先程からマリアさんが顔を逸らしていること......まさかタックル強すぎて怒ってる?俺は気になった為聞いてみることにした

 

陽介「あの〜どうしたんですかマリアさん?」

 

俺はマリアさんに聞いたが

 

マリア「......」プイ

陽介「えっ!?」

 

そっぽを向かれた.........やっぱり怒ってる?

 

陽介「え〜っと....訓練のときのタックルで怒ってます?」

マリア「違うわよ!」

陽介「じゃぁ.....どうしてそっぽ向くんですか?」

マリア「.............」

陽介「え〜っと.....」

翼「私が説明しよう」

陽介「翼さん」

 

翼さんが言うには、俺が3日も眠ってしまったのはマリアさんが威力を間違えてあのビーム砲を撃ったからと落ち込んでいるらしい......

 

陽介「な〜んだそんな事だったんだ」

 

マリア視点

 

陽介「な〜んだそんな事だったんだ」

マリア「そんな事って.....貴方なに呑気にものを言ってるの!」

 

なんでそんなに呑気になれるの.....下手をしたら死んでたかもしれないのに

 

陽介「大丈夫ですよ。あの程度じゃ俺は死にませんよ。」

マリア「何処からそんな根拠が.....」

陽介「だって俺クウガだもん!」

 

その言葉を聞いて私は彼が120年もの間眠っていて尚且つ今何の異常もなく此処にいることを思い出して納得をしてしまった。

 

マリア「ふふっ、確かに貴方なら大丈夫そうね.....」

 

いつの間にか私は笑っていた。彼は

 

陽介「でしょ!」d(⌒ー⌒) グッ!!

 

と言って笑顔でサムズアップをした。その仕草に私は少しドキッとした。

 

 

陽介視点

 

俺達はそんなことを話していると艦内に警報が鳴った。

 

陽介「うおっ!なんだこの警報」

 

俺が警報に驚いていると響達装者一同は真剣な表情になり食堂から出て行く

 

陽介「え〜っととりあえず着いていこう.....」

 

俺は流される様に出て行くとき食堂に置いてあったリンゴを2個取り出て行く

 

三人称視点

発令所

 

今の警報はノイズの出現を知らせる警報であり陽介は知らないがシンフォギア装者一同は迷いなく発令所へと来ていた。

 

響「師匠!」

弦十郎「皆来たか!市街地にカルマ・ノイズが現れた!二手に分かれて行ってくれ!片方は避難誘導、もう片方はカルマ・ノイズの撃破!」

装者一同「了解!」

陽介「俺はどっちに?」モグモグ

 

皆が真剣な雰囲気の中ただ一人アホがいた。全員が声のした方へ振り向くと片手にリンゴを持ち口をモグモグしながら聞いてくる陽介がそこに居た。

 

弦十郎「陽介くん.....もう体は大丈夫なのか?」

陽介「はい!モグモグ.......もう大丈夫です!.....シャリ、モグモグ」

クリス「お前は食うのか喋るのかどっちかにしろ!!」

 

未だにリンゴをシャリシャリ食っておる陽介にクリスがツッコミを入れる。俺はリンゴを芯まで食べ終え再び聞く

 

陽介「ゴックン...それで俺はどっちに行ったほうが良いですか弦十郎さん」

弦十郎「そうだな......ならば避難誘導の方を頼むそちらににノイズが出ないとも限らない」

陽介「了解です。」

 

俺は確認を終え装者のみんなと一緒に出撃する。

 

 

市街地

 

現在避難誘導を行なっている、しかもスムーズに

 

陽介「やっぱり馴れているのか......」

 

俺はS.O.N.Gの職員達そしてマリアやザババの2人が迅速に避難誘導をする姿を見てそう思った。カルマ・ノイズには旧二課組である響・翼・クリスに未来が戦っている。

 

陽介「流石だなぁ......それにしてもあっちはすごい音だ」

 

俺は少し聞き耳を立てる戦闘が行われているであろう所からドカーン!やドゴン!と凄い音が聞こえる。

 

陽介(あれ?俺ってこんな耳良かったっけ?......あぁペガサスか)

 

俺は一瞬疑問を覚えたが自分がクウガであることを思い出し納得した。すると先程貰った通信機からオペレーターである藤尭 朔也さんと友里 あおいさんが

 

朔也“カルマ・ノイズ!装者を無視して避難誘導が行われている場所へと進行!”

あおい“更に響ちゃん達がノイズと交戦!サポートに行けません!”

弦十郎“避難誘導にあたっている装者を向わせる!マリアくん!調くん!切歌くん!”

FIS組「了解!(デス!)」

陽介「弦十郎さん!俺は!」

弦十郎“君は引き続き避難誘導を頼む!”

陽介「了解!さぁって!働きますか!」

 

俺は弦十郎さんに言われ避難誘導を続行マリアさん達はギアを纏いカルマ・ノイズの迎撃に向かう。それにしてもカルマ・ノイズが現れるとノイズも現れるって本当だったんだな.....

避難誘導を終え俺は後のことをS.O.N.Gの人達に任せノイズの現場まで向かおうとした。そんな時通信機から

 

朔也“二体目のカルマ・ノイズを確認!”

弦十郎“場所は!!”

あおい“これは.......陽介さんの真上です!”

弦十郎“なんだと!?陽介くん避けろ!”

 

俺は通信機からの指示通りに避ける。すると俺が先程までいた所にカルマ・ノイズが落ちてきた。

 

陽介「こんな時に二体目かよ!弦十郎さん俺戦います!」

弦十郎“頼む!そこからシェルターは近いその場で迎撃しろ!”

陽介「了解!!」

 

俺は通信機をしまいアークルを出現させる

 

陽介「変身!!」

 

俺はマイティフォームに変身しカルマ・ノイズと戦闘を始める。

 

BGM”緊迫”

 

カルマ・ノイズに右のストレートを撃ち込む。少しは吹き飛ぶと思ったが、カルマ・ノイズは反撃してきた。俺はそれを回避し攻撃を撃ち込むフックを数回叩き込み、ボディブローもお見舞いするが怯む気配は感じられない。

 

陽介「これ.....効いているのか?うおっ!?」

 

俺はカルマ・ノイズに吹き飛ばされ近くのビルに激突する。俺がぶつけたところを中心に亀裂が入る。カルマ・ノイズはこちらを無視してシェルターに向かって足を進める。

 

陽介「行かせるか!」

 

俺はカルマ・ノイズの後ろから覆いかぶさる様にしがみ付きシェルターとは反対方向に投げ飛ばす。

 

陽介(攻撃が通用してない訳じゃない......ノイズだから分からないのか!)

 

俺はそう予想し、一か八かの賭けをする。

俺は数歩下がり変身のポーズと同じ構えをとる。そこから右足を少し下げ両手を開く。右足を地面に少し擦りカルマ・ノイズに向け走り出す。カルマ・ノイズは止まっている。

距離が2メートルに差し掛かると俺はジャンプし空中で一回転そのまま右足を伸ばしカルマ・ノイズに蹴りを入れる。

 

クウガマイティフォームの必殺技マイティキック

 

カルマ・ノイズはキックを入れられて後方へ吹き飛ぶ、再び立ち上がったカルマ・ノイズには古代文字が刻まれており全身に行き渡ると黒い灰を撒き散らしながら消えた。

 

三人称視点

 

通常のノイズと交戦していた響達はノイズを倒し終えマリア達と合流しカルマ・ノイズを撃破した。そして陽介が一人で奮闘しておると聞いて急いで現場へと赴く......しかし現場にはカルマ・ノイズの姿はなく赤いクウガになった陽介がただ一人立っていた。陽介は装者達に気付き振り向く、そのまま装者に向かってサムズアップをした。この時顔は仮面で見えなかったが、きっと笑顔だっただろう。

装者とクウガは戦闘を終えS.O.N.Gの潜水艦へと帰投した。




陽介は初めての戦闘で勝利を収めた。陽介はギャラルホルンの説明をエルフナインから受けていると、並行世界からの訪問者が

???「あたしと勝負しようぜ」

次回 撃槍


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

撃槍

ヤッベェサボっちった。Amazon primeでゴジラとかバトルシップ見てた(≧∇≦)



カルマ・ノイズの発生から3日。現在俺はエルフナインに此処で保管してあるギャラルホルンについて説明を受けていた。(場所は発令所)

 

エルフナイン「つまり並行世界とカルマ・ノイズそしてギャラルホルンの関連性が高くギャラルホルンが僕たちに並行世界の危機などを教えてくれるんです。」

陽介「なるほど......でもギャラルホルンってカルマ・ノイズ以外に反応はするの?」

エルフナイン「残念ながらギャラルホルンが反応するのはカルマ・ノイズのみと調べがついています。」

陽介「そうなのかぁ......なんだか残念だね」

エルフナイン「やはり聖遺物も万能なものではないと言うことです。」

 

エルフナインから説明を受けているとドアが開き

 

???「お邪魔するよ〜」

 

と言う声がした。振り向くと朱色の髪をした女性......この世界に存在しない人物天羽 奏がいた。

 

弦十郎「定時連絡か?ご苦労だったな奏」

奏「気にすんなって!そういや翼達は?ここに来るまで見かけなかったんだけど?」

あおい「翼さんは曲のレコーディングにマリアさんはその付き添いです。」

奏「あちゃ〜タイミングが悪かったなぁ〜」

 

など向こうは雑談をしている。ちなみに今日は平日で今は午後の2時......学生である調・切歌・未来・響・クリスは今日も学校に行っている。クリスはもうすぐ卒業らしい。すると奏さんは俺を見て

 

奏「ん?なんか見かけないやつがいるんだけど?旦那あいつは新しい職員か?」

弦十郎「あぁそうか紹介してなかったな。うちの新しい仲間の五代 陽介くんだ。」

 

奏さんは俺に近づき

 

奏「よっ!あたしは天羽 奏だ。よろしくな」

陽介「あっ、どうも五代 陽介です。こちらこそよろしくお願いします。天羽さん」

奏「アハハ!律儀なやつだな。普通に奏って呼んでくれ。それと敬意語もいらないぞ」

陽介「わかったよ。よろしく奏さん」

奏「さん付けもいらないんだけど......」

陽介「流石にさん付けはするよ。出会って間もないんだし」

 

俺は奏さんと少し話す。話していると奏さんが

 

奏「そうだ!あたしと勝負しようぜ」

 

と言ってきた。

 

 

 

シュミレータールームに移動した俺たちはお互い向かい合っていた。

 

陽介「どうして俺が戦えると思ったんですか?」

奏「う〜〜〜〜ん.....なんとなくかな?」

陽介「なんとなくですか.......」

 

俺は肩を落とした。奏さんは聖唱を口にする

 

Croitzal ronzell Gungnir zizzl

 

聖唱と共にギアが装着され奏さんは槍を形成し構える俺はアークルを出現させ変身の構えをする

 

陽介(槍か.......ドラゴンは槍というか棒だな)

 

構えをする中そんなことを考えていた。そして気づかなかったベルトの中心が赤ではなく澄み切った青になっていることに......

 

三人称視点

 

ギアを纏った奏は自身のアームドギアである槍を構え戦いに備えていた。一方陽介はアークルを出現させ変身の構えをとり叫ぶ

 

陽介「変身!」

 

陽介が右手を左手に押し込むベルトからは前回の様な力強いサウンドは流れず、流れる様な優しいサウンドが流れた。瞬間陽介の姿はクウガになったが色は前回の赤ではなく複眼・アーマー・モーフィングクリスタル(腕輪みたいな所にある宝石)が青くなった姿クウガドラゴンフォームになった。

 

陽介「よっしゃ!って青くなってる!」

 

陽介は自身の姿に驚いていた。そしてそれを見ていたエルフナインも同様に驚いていたが、

 

エルフナイン「これは新しいデータがとれます」

 

と言ってデータをとり始めた。そして奏は

 

奏「翼から聞いた姿とは違うけどまぁいいか.....いくぞ!」

 

そう言って奏は陽介に向かって突撃する。陽介は一旦考えを後回しにして青のクウガの敏捷性(びんしょうせい)を生かし攻撃を回避する。回避したと同時に今度は陽介が近づきパンチを撃ち込むが奏は槍を使って防御をする。マイティフォームであれば少し後ろに後退させることができたがドラゴンフォームはマイティフォームと比べパンチ力が落ちている。そのため一撃で後退させることはできなかったが、陽介は

 

陽介「(一発で無理ならラッシュを叩き込む!)はぁぁぁぁぁぁ!」

 

とドラゴンだからできることを考え奏が防御で使用している槍に向けラッシュを叩き込む。奏は舌打ちをし上に跳躍する。

 

奏「これでも喰らいな!」

 

そう言って槍を投げる。その時槍が大量に生成され陽介に向かって飛んできた。

 

STARDUST∞FOTON

 

辺り一帯が煙に包まれる。奏は着地し煙が晴れるのを待った。しばらくすると煙が晴れる。そこに陽介の姿はなかった。

 

奏「何処にいきやがった......」

 

辺りを警戒していると突然ドサッと何かが落ちてきた音が聞こえた。奏は音のした方を向くと陽介が人間の姿なって倒れていた。実は陽介は攻撃された瞬間に上に飛び回避していた。しかし飛び過ぎて天井に頭を思いっきりぶつけ気絶したのだ。

陽介は目を回しておりこれ以上はできないと判断して勝負は中止となった。

 

 

陽介視点

 

陽介(俺は何をしてたんだっけ......確かエルフナインとギャラルホルンの事について話しててその時に並行世界の奏さんが来てそっから勝負する事になって......)

 

邪悪なる者あらば そのを無に帰し 流水の如く邪悪を凪ぎ払う戦士あり

 

俺が思い出していると突然頭の中にノイズがかかった声そしてモヤがかかった映像が流れた。その映像にはクウガが映っており長い棒を使って戦っていた。

 

 

 

 

陽介「.......ん」

 

俺は目が覚め辺りを見渡すそこはメディカルルームだった。

 

陽介「何回お世話になるんだろうな....」

 

俺はそんなことを思いつつ体を起こし服を着替えメディカルルームを出る。




意識を取り戻した陽介。発令所に行くと何やら慌てていた。カルマノイズが今度は三体。「青の力で薙ぎ払う!」

次回 水龍


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

水龍

よっしゃ!なんとかドラゴンの活躍編書けた。

ヤベェ、間違いがない様に何度か見直したけど正直不安しかない。


前回俺は勝負してたが途中で意識を失っていたのであの後どうなったのか知る為に発令所に向かっている。

 

陽介「いや〜参った参った。まさかドラゴンの跳躍力で頭ぶつけるとは何気に奏さんより上にいたし、あの後怒ってなかったかなぁ。事故とはいえ途中で終わったみたいだし」

 

そんなことを考えていると発令所に着いた。ドアを通ると何やら忙しそうだった。俺は弦十郎さんに近づき尋ねる

 

陽介「弦十郎さん何があったんですか?」

弦十郎「おぉ!陽介君起きていたのか!すまないが現場に行って装者達のサポートをしてくれないか」

陽介「どうかしたんですか!?」

弦十郎「カルマ・ノイズが現れた。......しかも三体だ」

陽介「装者の皆んなは!」

弦十郎「現在は3人1組と2人1組で対処をしている。しかし切歌君調君の所のカルマ・ノイズは動きが速く対応が厳しいらしい。すまないが向かってくれないか?」

陽介「分かりました!乗り物は!」

 

俺は急ぐ為に乗り物を借りようとした。弦十郎さんは俺の問いに対し斜め上の回答をしてきた。

 

弦十郎「案ずるな!ミサイルで送ってやろう!」

陽介「ミサイル!?」

 

俺は声を上げた。

 

 

切歌視点

 

今私と調の前にはカルマ・ノイズがいるデス。しかも動きが速くてさっきから攻撃が全然当たらないのデス!

 

調「切ちゃん!危ない!」

切歌「うわっと!危なかったのデス!」

 

カルマ・ノイズが攻撃をしてきた。調から教えてもらわなかったら直撃してました。

 

調「どうしよう切ちゃん.......私達じゃ多分あれを倒せない」

切歌「皆さんが来るまで耐えるしか無いデス!」

 

私と調はアームドギアを構え次に備えた。すると空から

 

陽介(クウガ)「おりゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」

 

青い鎧を纏った......え〜っと名前なんでしたっけ?あっ!五代さんデス!

五代さんが来てくれたのデス

 

 

三人称視点

 

ミサイルで現場に向かっていた陽介はミサイル内でアークルを出現させミサイルのハッチが開いたと同時に変身した。

 

陽介「変身!」

 

陽介は青いクウガ......ドラゴンに変身し自慢の跳躍力で勢いをつけてカルマ・ノイズ目掛け蹴りを炸裂させた。カルマ・ノイズは吹き飛び壁に激突したが倒すことは出来なかった。陽介は(劇中のドラゴンの)構えをとり備えた。するとカルマ・ノイズは起き上がり陽介目掛け突進してきた。目で追うことは出来たが対応に遅れた為、陽介は突進をくらい地面を転がる。

 

陽介「なんて速さだ。それにやっぱりロッドが無いと攻撃力を補えない」

 

陽介は立ち上がり辺りを見渡す視界の端にガードレールが見えた。

 

陽介(あれだ!)

 

陽介はガードレールに向かって走る。それと同時にカルマ・ノイズが陽介に向かって突進してきた。

 

陽介「クッ!」

 

陽介はジャンプし回避するその間ガードレールから少し離れてしまった。

 

陽介(他に何か長いものは.......ダメだあの速いカルマ・ノイズを視界から外して探すのは危険だ)

 

陽介は考える。しかし答えが出ないそんな時

 

切歌・調「「五代さん!」」

陽介「君たちは暁さんと月読さん」

 

暁 切歌と月読 調が近づいてきた。

 

切歌「私達もお手伝いするデス!」

調「一緒に戦いましょう!」

陽介(そうだよ......なんで一人で考えてたんだ。今この場には頼りになる仲間が居るじゃないか)「それなら少し時間稼ぎをお願いできますか?」

調「わかりました」

切歌「合点承知デス!」

陽介「頼みます!」

 

切歌と調がカルマ・ノイズに突撃する。調はヘッドギアから大量の小型の鋸を切歌は鎌の刃を3枚に分裂させそれをカルマ・ノイズに投擲する。

 

α式・百輪廻

切・呪りeッTぉ

 

カルマ・ノイズはその場から離れ攻撃を避ける。その間に陽介はガードレールに近づき棒の部分を蹴り上げる。落ちてきたそれを掴む。するとガードレールの棒は白いそれではなく青いロッド..... ドラゴンロッドへと形を変えた。

 

来たれ 海原に眠れる水龍の棒よ

 

ロッドが左右に伸びる。それと同時に鈴の音が聞こえる。陽介はロッドを構えカルマ・ノイズに向かって走る。ロッドをカルマ・ノイズに向かって叩きつけるが避けられる。陽介は叩きつけたロッドを足で蹴りカルマ・ノイズに喰らわせ姿勢を崩す。そこへ鎌の刃と小型の鋸が降り注ぐ。カルマ・ノイズはダメージを負うが再生してしまう。カルマ・ノイズは攻撃をしてくるが陽介はロッドを使い攻撃を逸らしその反動を利用してロッドを回転させ勢いをつけ横からダメージを与える。更に攻撃を与えようとするとカルマ・ノイズがその場から消える。

 

陽介「っ!何処に!」

 

辺りを探そうとするとカルマ・ノイズは先ほどより速い速度で攻撃を与えてきた。

 

陽介「ウグッ!」

 

陽介は攻撃を受けるが空中で一回転をし体勢を立て直す。陽介はカルマ・ノイズと向き合い警戒を緩めない。そこへ調と切歌が合流する。

 

陽介「再生能力は厄介だな......」

調「いつもならこんなに苦戦はしないのに」

陽介「それはすいません」

調「五代さんの所為じゃありません」

切歌「このままじゃこちらが先にやられてしまうデスよ!」

 

切歌の言う通りこのままでは倒すことは出来ず逆にやられてしまう可能性がある。

 

陽介「ひとつ聞いて良いかな?」

切歌「なんデスか」

陽介「あのノイズの動きを止めることは可能?」

調「一応出来ますけど、あんなに速く動く相手を捉えるのは厳しいかと」

陽介「なら俺が動きを抑える。その間に拘束を頼めるかな?」

切歌・調「「了解(デス!)」」

 

陽介はカルマ・ノイズに向かって走り出し切歌と調は動きを止める準備を開始する。陽介は攻撃しつつチャンスを伺う。そして相手が大振りの攻撃をしてきたのを確認し()()()()()()()()()()()

そして、後ろへ回り込みカルマ・ノイズをホールドし動きを抑える。

 

陽介「今だ!」

 

陽介の言葉により調はヨーヨーを使いカルマ・ノイズの周りに糸を巡らせる。

 

調「跳んでください!」

 

陽介は手を離し上へ跳び上がる。その瞬間糸がカルマ・ノイズに巻きつき動きを止める。それでもカルマノイズは足掻こうとするがそこへ鎖が飛んで更に巻きつけられる。

 

切歌「どんなもんデース!」

調「五代さん今です!」

 

陽介は空へ跳び空中でロッドを掴みロッドに意識を集中させ先端をカルマ・ノイズ目掛け突き出す。ロッドの先端がカルマ・ノイズに突き刺さる。

 

クウガドラゴンフォームの必殺技スプラッシュドラゴン

 

陽介はロッドをカルマ・ノイズから離し後ろへ後退する。突き刺さった部分には封印の文字が刻まれる。カルマ・ノイズは黒煙となった。

 

調「倒した....?」

陽介「みたいだね......二人ともお疲r」

切歌「やったデスよ!私達だけでカルマ・ノイズを倒せたデスよー!」

 

陽介が労いの言葉を言おうとすると切歌ははしゃいで調に笑顔で抱きついている。

 

陽介「.........仲が良いね。二人とも」

調「どうどう切ちゃん.....一旦落ち着こう」

切歌「デース.....」

 

切歌は調に落ち着かされ調から離れる。陽介は本部に連絡をする。

 

陽介「弦十郎さん。こっちの方での戦闘は終了しました。」

弦十郎『ご苦労だった五代くん。残りの二箇所も既に戦闘は終了している。迎えの車を手配したから本部に帰還してくれ』

陽介「了解です。二人とも車が来るらしいから少し待っておこうか」

調「わかりました」

切歌「わかったデス」

 

そうして三人は迎えが来るまで待機する事になった。その間に世間話をした。

 

切歌「それでデスね!響さんクリス先輩に凄く怒られてたデス」

陽介「そうなんだ。立花さんらしいね」

調「このやりとりは前々からあったらしいです。」

陽介「あはは......」

 

現在は立花 響が雪音 クリスに対しちゃん呼びをし尚且つ抱きついて怒られるやりとりのことを話していた。そんな中

 

調「こうやって楽しく話せるのも五代さんのお陰です。ありがとうございます」

陽介「えっ?いきなりどうしたの?」

調「きっとさっきのノイズは、私や切ちゃんだけじゃ倒せなかった。ううん......それよりもきっとマリア達が来るまでに耐えることが出来なかった。五代さんが来てくれたお陰で私や切ちゃんはそんなに大きな怪我をすることもなくこうしていられるんです。」

切歌「そうデス!五代さんが来てくれたお陰で守ることで精一杯だった私達が攻撃をすることが出来たのデス!」

陽介「買い被り過ぎだよ.....俺も君たちが居なかったらあのノイズの速さに翻弄されて倒せなかったよ....だから!ここは「ありがとう」じゃなくて「お疲れ様」って言うんだよ」

 

二人は陽介の言葉に目を合わせクスッと少し笑い

 

調・切歌「お疲れ様でした」「お疲れ様デス」

陽介「うん!2人ともお疲れ様」d(⌒ー⌒) グッ!!

 

陽介はそう言って2人に向かってサムズアップをする。2人もそれにつられ陽介にサムズアップをした。

本部に戻った陽介は仮眠室で眠っていた。その時彼の頭の中では

 

邪悪なる者あらば その技を無に帰し 流水の如く邪悪を凪ぎ払う戦士あり

 

という声が聞こえた。




前回の戦闘から3日陽介は本部で暇を持て余していた。そこへ現れる装者学生組。陽介はデート(買い物)に連行される。

次回 休暇


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

休暇

できた.....出来たよぉ〜
もうきつい総文字みたけど5555文字だった。
どうしてこんなに長くなったんだよ.....俺のアホ...........


カルマ・ノイズを撃退して3日たった日

 

陽介「暇だなぁ〜」

 

現在俺は暇を持て余していた。実際3日の内最初の初日はこのS.O.N.Gの潜水艦内を探索して潰した。2日目はトレーニングルームを借りて筋トレなんかをした。

そうして2日を過ごした訳だが......今日は何をするか全く決まらなかった。運動は昨日したから無し。S.O.N.Gの内部は一通り回ったから別に見なくていいし

 

陽介「ほんと、何しよう......」

 

俺は前世の自分の趣味を思い返す。

 

陽介(まずアニメ鑑賞これは当たり前だ。後はゲームや読書に音楽鑑賞それに運動....結構あったな。今できるものだとしたら読書や音楽鑑賞かな。)

 

俺は発令所に行き弦十郎さんに許可をもらいに行った。

 

陽介「少しいいですか?弦十郎さん」

弦十郎「あぁ、陽介君どうした」

陽介「本もしくはCDプレイヤーはありますか?」

弦十郎「本は仮眠室の一角にあるぞ。CDプレイヤーも確かあったはずだ」

陽介「ありがとうございます」

 

俺はお礼を言って退出する。そして仮眠室に入りCDプレイヤーにヘッドホンを繋げクラシック音楽を流し本を読む。

-----------------

--------------

-----------

---------

------

---

-

 

本を一旦閉じヘッドホンを外す。時間にして1時間と少し経っていた。俺は背伸びをしストレッチをする。本を棚に戻し次に読む本を探していると

 

響「陽介さんいますか!」

 

仮眠室の扉が開き主人公の立花 響が大きな声で俺の名前を呼んできた。俺はいきなり呼ばれたので肩が少しビクッと上がる。

 

陽介「ひ、響さん」

響「こんにちは!」

 

彼女は笑顔で挨拶をしてきた。俺はその笑顔が可愛いと思ったが悪寒を感じ思ったことを放棄する。

 

陽介「こんにちは立花さん。今日はどうしたんですか?」ズズッ

 

俺はお茶を飲みながら彼女が訪れた理由を聞く。

 

響「()()()に行きましょう!」

 

ブフーーーーーーー!!

 

響「わぁ!大丈夫ですか!?」

 

俺は含んでいたものを思いっきり吹き出した。

 

陽介(いや待て聞き間違いかもしれん.....)

 

俺はコップを置いて立花 響に間違いでないか聞きなおした。

 

陽介「立花さん......今なんと?」

響「え?ですから一緒にデートに行きましょう」

 

陽介「(間違ってなかったよ畜生!)立花さん......デートの意味知ってる?」

 

俺は立花 響がデートの意味を理解しているのか確認をした。

 

響「そんなの知ってますよ〜。私のこと馬鹿にしてます?一緒に遊んだり買い物に行くことですよね!」

陽介「・・・・・・あ、あぁうん。ソウイウコトダヨー」

 

俺は立花 響の回答に一瞬呆けてしまったが原作知識を思い出しそういう事だと自分自身に納得させた。

 

陽介「と、とりあえずなんで俺が行かなきゃいけないのか教えてくれない?さすがに理由がないと学生のしかも女性の買い物についていくことなんてしたくないんだ。」

 

とりあえず何か理由があればついていくということにした。理由がなければついていくことはないし前世でそれなりに女性とは接してきたけど全部仕事柄の関係だったからしかも今回は学生であり主人公の立花響との買い物そこには絶対嫁である小日向未来はいる…俺はまだ死にたくない。

 

響「う~ん。買う荷物が多いから未来と相談して......」

 

響回想

 

響(どうしよう未来!買いたいもの紙に書いてたらこんなに多くなっちゃった!)

未来(えぇっ!こんなにたくさん。食料品も買うのに)

響(どうしよ~)

未来(一回一回買いに行くのも手間だしなるべく一回で済ませたいけど.....)

響(そうだ!師匠に付いてきてもらえば.....)

未来(響。源十郎さんたちは忙しいから付いて来れる訳ないでしょ。)

響(そんなぁ~~)

未来(あっ!)

響(どうしたの未来?)

未来(陽介さんはどうだろう?あの人最近入ったばかりだし特にデスクワークをしているところ見かけないし)

響(それだ!ありがとう未来!明日聞いてみるね!)

未来(あっ、響もし陽介さんが行くかどうか迷っていたら「女性に重い荷物を持たせるつもりなんですか?」って言ったら付いてきてくれるよ)(^―^)ニコ

 

回想終了

 

響「って感じです。」

 

さっきの直訳「響に重い荷物持たせるつもりですか?」つまりいかなければ未来さんにシバかれる。行きたくないけど行かなかったら未来さんに.....

 

響「やっぱり忙しいですか?」

 

響さんは目をウルウルさせながらこちらを見る。やめて!そんな目で見ないで!まぁ暇だし行ってもいいか

 

陽介「いいや特に毎日忙しいってことじゃないし別に構わないよ」

 

俺は笑顔でそう答える。響さんは満面の笑みになり

 

響「ありがとうございます!日程は明日の朝の10時にリディアン前の公園で!」

 

そういって響さんは出て行った。俺はコップにお茶を入れなおし飲んであれ?と思う

 

陽介「リディアン前の公園って.....結構人通るくない?」

 

自分の失態を今さらながら後悔して1日を終えた。

 

 

翌日 公園前9:50

 

陽介「さすがに少し早すぎたかな?」

 

現在は集合時間の10分前。昨日源十郎さんもとい源さんに今日のことを言ったら「よっぽどのことが起きない限りは変身しない」という条件のもと外出許可が出た。しかし今日の朝8:00頃にマリアさんがいきなり訪れて、服を準備してくれたのはびっくりしたな。あの時いたのかな?

まぁ、マリアさんが準備してくれた服は結構気に入っている。黒のシャツに赤いラインの入った白いジャケットに紺色のジーンズ。やっぱりスパイの仕事をしてるからこういう男物の服にも少し詳しいのかな?そんなことを考えていると10時になったが二人は現れない。

 

陽介「あぁそういえば響さんってお寝坊さんだっけ?」

 

俺は空を見上げる。今日は晴天こんな時間もいいな

 

数分後

 

陽介「おっ、ようやく来たかな。」

 

俺は足音が近づいてくる方向に顔を向ける。すると私服(XV)姿の二人がこちらに近づいてきた。

 

響「お、遅れてすいません!」

未来「だから早く寝ようって昨日言ったのに...」

響「うぅ......反省します。」

 

どうやら夜更かしをしていたようだ。

 

陽介「大丈夫。待ってる間もとても有意義に過ごせたから」

 

実際に青空の中でゆっくりしたのは初めてだし有意義だったのは本音だ。

 

陽介「それより早く買い物に行こう。数分といっても時間を使っちゃたし」

響「はい!」

未来「今日は荷物持ちお願いします。」

陽介「まかせて!」d(⌒ー⌒) グッ!!

 

俺は二人にサムズアップした。

 

デパートに着き買い物がスタートした。

まずは日用品洗剤やシャンプー・ボディソープのストックを買いすぐに終わった。

 

次にアクセサリーなどが売ってあるところに二人はお互いにどのような物が合うのか探していた。俺も少し探してみることにした。

目に入ったのはパープルダイヤモンドとイエローダイヤモンドをイメージさせるハート形のアクセサリー。イメージカラーの二人にぴったりだと思いこれを今日誘ってくれた二人にプレゼントしようと考え二人がレジの近くにいないことを確認し購入した。

少しすると二人は中々決まらなかったらしく。何も買わなかったらしい

アクセサリーショップを後に次は服屋別に今あるので十分なので俺は

 

陽介「二人で行ってきなよ。俺は外で待っとくから」

 

そう言って近くの休憩できる場所に行こうとすると

 

ガシッ

 

陽介「(。´・ω・)ん?」

 

俺は右腕を捉まれ

 

響「せっかくですから陽介さんの服を買いましょう」

 

と響さんが右腕をつかみ笑顔でそんなことを言ってきた。

待って!未来さん怒っちゃう!あなたには未来さんという嫁がいるでしょう!

これには未来さんが反対すると思い顔を未来さんに向けると

 

未来「せっかくですし普段と違う服を買いましょう」

 

いや反対して!そこは反対する所でしょう!

俺は内心そう叫ぶ

 

響「さぁ行きましょう!」

陽介「いや俺は....」

未来「陽介さんイキマスヨネ?」

陽介「ハイ」

 

俺は未来さんの威圧に負け付き合うことになった。店内は男女両方の服がありまた様々な国の服前で取り扱っていた。

 

陽介「かなり沢山の服があるんだね」

 

種類の豊富さに驚きそんな感想を口にする

 

響「ここはたくさん服が合って最近のものや昔の服まで扱っているんですよ」

未来「それに他の国の服も扱っているんですよ」

陽介「へぇ」

 

そういって二人は俺に合う服を探しに行った。俺も待ってだけは暇なので自分なりに服を探した。

 

陽介「へぇ和服まであるんだ。おっ!こっちには昔の中国の服!よくアクション映画見たなぁ!」

 

俺はこの世界の服や懐かしい服を見ながらうろついていた。少しすると二人が服を持ちこちらに近づいてきた。

 

響「陽介さんこれを着てください!」

 

響さんはそう言って黒いタキシードを渡してきた。

 

陽介「これを着るの?」

 

響さんは力強く頷いた。

 

未来さんも服を持っているが何故か後ろに隠している。嫌な予感がする

 

陽介「じゃあ着替えるね」

 

俺はそう言って試着室に入る。

 

試着室から出ると2人は「おぉ〜」と驚いていた。

 

響「結構似合いますね......」

未来「グヌヌ....悔しいけど確かに似合ってます。」

 

と2人に言われたが、俺自身は落ち着かなかった。

 

陽介「ねぇもう着替えていいかなこれきていると落ち着かないんだ。」

響「そうですね。じゃあ次は未来が選んだ服を着てください!」

陽介「まだ試着するの?」

未来「陽介さん次はこれをお願いします。」

 

と言って未来さんが渡してきたのはスーツだった。

 

陽介「ここは本当にいろんな服があるんだね.......」

 

そう言って俺は再び試着室に入っていった。というか正装ばっかり.....

 

着替えを終え俺は試着室を出る。するとそこには

 

陽介「ん?」

 

そこには響さんや未来さんの他に切歌さんと調さん。そして、友人である板場弓美 安藤創世 寺島詩織の三人がいた。

 

響「あっ陽介さん!」

弓美「えっ!?まさか響に彼氏!?」

創世「マジ!ビッキーについに春が来た!?」

響「えぇ!?違うよ!!」

詩織「では小日向さんの人でしか?」

未来「違うよ!今日は買うものが多かったから荷物持ちとして付いてきてもらってる人!」

切歌「先輩方はこの手の話は食いつきが凄いデス......」

調「そうだねきりちゃん........」

 

俺はこう言うのは下手に介入しない方がいいと思い話が落ち着くまで黙っておくことにした。

 

少しすると話は終わったらしく三人は俺に近づいてきて自己っ紹介を始めた。

 

弓美「ごめんね〜響に彼氏ができたと思ったら少し興奮しちゃって....私は板羽弓美!アニメが大好きな高校生!よろしくね」

創世「私は安藤創世よろしく」

詩織「わたくしは寺島詩織と申します。どうぞよろしくお願いします。」

陽介「俺は五代陽介。えg....夢を追う冒険家をやってます!」d(⌒ー⌒) グッ!!

 

俺はサムズアップを最後にして自己紹介をした。流石に民間の人に「クウガです」って自己紹介はしないほうがいいと思ってしなかったけど

 

切歌「およ?五代さんってクuモガモガガ!」

調「きりちゃんストップ....」

 

切歌さんがクウガという直前に調さんが口を押さえてくれた。調さんナイス

 

弓美「あぁ〜響達がいる所と関係があるのね。わかった詳しくは聞かない」

創世「だね」

詩織「ですね」

 

と三人は詳しく聞いてくることはなかった。

 

陽介「ありがとう板場さん安藤さん寺島さん」

 

俺は三人にお礼を言った。

 

弓美「せっかく仲良くなったんだし気軽に弓美って呼んで」

詩織「わたくしも詩織で構いませんわ」

創世「私も創世って呼んで構わないよ。ゴダッチ」

 

と言う

 

陽介「ゴダッチ?」

 

俺は創世さんのつけたあだ名を復唱すると

 

弓美「ちょっと!流石に年上にまであだ名はダメでしょ!」

創世「えっ?そうんですか?」

 

と創世さんはダメなの?と言う感じで此方を見てきた。別に不快には感じてないので

 

陽介「俺は全然構わないよむしろ初めてゴダッチって呼ばれたし新鮮な感じがする」

 

と返す。買い物の途中であることを思い出し俺は着ていたスーツから私服に戻りタキシードとスーツをなおそうとしたが響さんと未来さんから「折角だし買ったら?」と言う感じに言われ渋々この二着を購入した。着る機会は無いと思いたい

 

 

次は下着らしいので俺は近くの休憩スペースで待つことにした。というか行きたくない。

 

陽介(普通に待ってても退屈だしペガサスの超感覚を練習するか.....)

 

俺は目を瞑りペガサスフォームをイメージする目を開ける多分目は緑色になっているだろう。

実はトレーニングをしているときにマイティをイメージして特訓をしていると急に力が張りサンドバックをぶっ飛ばしてしまった。鏡を見ると姿は変わっておらず目の瞳孔が赤く変化していた。どうやら変身しなくてもそのフォームのイメージをすると目の色が変わるらしい。

 

間話休憩(まぁそれは置いといて)

 

俺は意識を集中するするとこのデパートにいる人々の話し声が一変に頭に流れ込んでくる。俺は耳を押さえ集中する。意識を右側に集中させる先ほどより声が少なくなった。

 

陽介(大部使い方に慣れてきた)

 

ペガサスフォームの超感覚は一瞬でも気を抜くと一気に情報が流れてくるそのためこれは発見した日から必死に練習した。

俺はペガサスを解除し背をつける。

今回はかなり良い具合に使用できたと思い額に手を当てるすると汗が出ていたので俺は持っていたハンカチで汗を拭う。

 

俺は喉が渇いたので近くにあった自動販売機で飲み物を購入する。先程のでかなり疲れていたのかすぐに飲み干した。

ゴミ箱に捨てさっきまでいた場所に戻る。

 

数分すると皆戻ってきたが何故か切歌さんと調さんは顔を赤くしていた。

どうしたんだ?俺は気になって声をかけるが

 

切歌・調「何もありません(デス!)!」

 

と強く言うが気になるじゃん.....まぁいいか

 

時間も丁度昼に差し掛かったので昼食をとることにした。




昼食を終え買い物を再開しようとする一同、しかしノイズが市街地に発生
装者とクウガは向かおうとするとデパート上空に飛行型のカルマノイズが
陽介「今こそ練習の成果を見せるとき!」

次回 「天馬」


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

天馬

ウェイ\(0W0= )(お待たせ!)


昼食を終えた俺たちは買い物を再開しようとした。しかしやはり運命なのかライダーに休息はない。

買い物を再開しようした時に突如警報が鳴った。それと同時に響、未来、切歌、調、陽介の所持していたS.O.N.Gの通信機が鳴った。

 

弦十郎『響くん未来くん切歌くん調くん陽介くん。ノイズとカルマ・ノイズが市街地の方に出現した。すぐに迎えを向かわせる。』

響「わかりました!すぐに向かいます!」

 

連絡を受け通信を切ろうとした時

 

あおい『!待ってください司令!響ちゃん達がいるデパート上空にカルマ・ノイズの反応が!』

弦十郎『なんだと!?』

 

どうやら今このデパートの上空にカルマ・ノイズが現れたらしい。

 

響「そんな!」

未来「2体も...」

切歌「先輩達が危ないデス!」

調「どうすれば...」

 

装者の皆は残るか向かうかで悩んでいた。そこで

 

陽介「俺はここに残る。だからみんなは市街地に出たノイズをお願いしたい。」

 

と切り出した。

 

響「でもそれじゃ陽介さんが!」

陽介「大丈夫だって!だって俺クウガだもん。」

 

俺がこう言うと皆は俺をみて笑った。

 

陽介「あれ?俺なんか変なこと言った?」

響「いいえ。なんだか悩んでた私たちがおかしく思えちゃって....」

切歌「確かに陽介さんはトンデモな人でしたね」

調「だからこそ、信じてみたいと思っちゃう」

未来「じゃあここに居るみんなを頼みましたよ。陽介さん」

陽介「うん!任せて」d(⌒ー⌒) グッ!!

 

そう言って皆はデパートを出て行った。

 

陽介視点

 

俺はデパートの屋上に向かって走った。

屋上にたどり着いた陽介は空を見上げる。あおい空の中に小さな黒い点を見つけた。すぐさまアークルを取り出し

 

陽介「変身!」

 

赤いクウガマイティへと変身した。クウガに変身すると黒い点...カルマ・ノイズはこちらに近づいてきた。俺は構えをとりカルマ・ノイズに備えているとカルマ・ノイズは加速し突撃してきた。

俺はすぐさまその場から離れる。すると

 

ドゴォン!

 

という音と衝撃が響いた。そこには突き刺さったカルマ・ノイズがいた。俺はすぐさまマイティキックを構えをとり走り出す距離が2メートルに差し掛かった時カルマ・ノイズが地面から抜け出し上空に逃げた。

 

陽介「飛行タイプのカルマ・ノイズなのか!」

 

カルマ・ノイズは10メートル上空でこちらの様子を伺っていた。すぐさまアークルに手をかけアマダムを青に発光させる。

 

陽介「超変身!

 

俺はマイティからドラゴンへと姿を変える。すぐさま近くの鉄柵の一本を抜き取りドラゴンロッドへと変換させる。ロッドを振り回すとりぃん...りぃんと綺麗な鈴の音が鳴り両先端が伸びる。すぐさま駆け出し勢いをつけ大きくジャンプするノイズとどんどん距離が縮まっていきもう一度今度はロッドに意識を集中させスプラッシュドラゴンを放とうとするがノイズはまたも上昇しロッドの届かない距離まで離れる。

俺のロッドをなんとか伸ばすが届かず姿勢を崩す。

 

陽介「クソっ!」

 

すぐさま体勢を立て直そうとしたがカルマ・ノイズが突撃してきた。空中では身動きが取れないため直撃しそのまま先程いた屋上から少しずれガラスを突き破りデパート内へと落ちる。煙の中からカルマ・ノイズが空へと上昇していく

更に煙の中からドラゴンフォームのクウガが飛び出し物陰に隠れる。

 

陽介「くぅっ!.......はぁ......はぁ....(めちゃくちゃ痛い......それにこれはゲームなんかじゃない現実......一つ限りの命.....ははは、今更になって怖くなってきた。)」

 

陽介は物陰から浮遊しているカルマ・ノイズの様子を伺い一息つく

 

陽介(弱気になっちゃダメだ!がんばれ俺!負けるな!)

 

陽介は自分自身を鼓舞しなんとか奮い立たせる。そしてカルマ・ノイズを確認しようとすると、カルマ・ノイズは街の方を見ていた

 

陽介「まさか!?向こうに行くつもりなのか!」

 

陽介は物陰から出て跳躍しロッドを突き刺そうとする。しかしカルマ・ノイズはよけ今度は横から突撃し陽介を吹き飛ばす。その際陽介の左足にパイプが刺さる

 

陽介「グァァァァァァァァァァァァァァ!!

 

あまりの激痛に陽介の叫び声が響く。またパイプの刺さった場所からは血が流れ出ていた。

 

陽介「ふぅー.....ふぅー......ッ!あっ!ぐっ!」

 

呼吸を落ち着かせ陽介はすぐさまパイプを引き抜くそして投げ捨て近くにあった店の中に入る。

 

陽介「不味い....どうにかしてあのノイズを倒さないと....ペガサスになろうにも武器が....ん?」

 

陽介が考える中ふと顔を上げ周りを見るとアサルトライフルやスナイパーライフルなどのモデルガンがたくさんあった。そう陽介が入ったお店はエアガンやモデルガンを扱うのお店だったのだ。

 

陽介「ここなら!......あった!」

 

陽介は店の中から一丁の拳銃を手に取り痛みがある左足に無理を効かせながら突き抜けた穴から屋上に出る。

カルマ・ノイズは街からクウガの方へ向き直り様子を見ている。陽介はアークルに手を当てる。アマダムが青色から緑色に変わる。変身ポーズと同じ動作をし

 

陽介「...........変身!!

 

クウガの姿が青の戦士の姿から緑色の装甲に左肩にも緑色の肩アーマーを身につけ緑色の目をした戦士の姿に変わった。

 

邪悪なるもの あらば その姿を 彼方より 知りて 疾風の ごとく 邪悪を 射ぬく 戦士あり

 

陽介はドラゴンフォームのクウガから緑のクウガペガサスフォームへと姿を変えた。そして手にした拳銃を構える拳銃は姿を変え弓と銃が合体した武器ペガサスボウガンに変わる。

 

来たれ!空高く翔ける天馬の弓よ

 

陽介は後ろの部分を引き絞り銃口をカルマ・ノイズに向ける。 カルマ・ノイズは危機を察知したのか更に高く上昇していく。陽介は逃さないために感覚強化を使用しながら銃口をカルマ・ノイズに向け引き金を弾く。空気の弾丸を相手に放つペガサスフォームの必殺技ブラストペガサス

 

空気の弾丸は真っ直ぐ飛んでいきカルマ・ノイズに突き刺さるそこから封印の古代文字が流れ全身に行き渡り黒煙を撒き散らせながらカルマ・ノイズは消滅した。

 

陽介「なん......とか.........倒せ........た」パタッ

 

陽介は疲労と左足の出血によりそのまま屋上に倒れる。




陽介が目覚めると御決まりのメディカルルーム
発令所に赴けば司令に叱られる。そんな時、定時報告に向かったクリスの帰りが遅いらしい陽介はすぐさまギャラルホルンのある場所へと赴き後を追う

次回「追跡」


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

追跡

完成.....したぜ.....ガク


三人称視点

 

陽介がデパートでカルマ・ノイズを倒してから少しして街に出現していたカルマ・ノイズおよびノイズを倒していた装者は戦いを終え数人が陽介の方へと赴いていた。

 

響「陽介さんの所も終わったみたいですし迎えにいきましょう!」

未来「迷惑じゃないかな?」

切歌「きっと大丈夫デース!陽介さんは優しいデスから」

調「.....それにまたお話ししたい」

翼「うむ、良い機会だ私も一度話したいと思っていた。しかし連絡をよこさぬとは感心せんな.....」

クリス「どうせ疲れて寝てんだろ......」

マリア「ふふ....そうね。そうだったらみんなで迎えに行って驚かせましょうか。」

 

装者一同和気藹々としながら陽介のいるデパートへと向かう。しかし現場に着くと皆目を疑った。

そこには足から血を流して倒れている陽介がいた。

皆が驚いて呆然としている中

 

マリア「ぼさっとしない!すぐに本部に連絡を!」

 

マリアは指示を出す。その声により翼は端末を使い本部に連絡をした。すぐに緒川さんが到着し応急キットを取りだし応急処置をし医療班が現場に到着する。そして担架に担がれ陽介はすぐに本部に送られた。

 

マリア「みんな私たちも帰投するわよ。」

 

そして装者一同も本部へと帰投するがその表情は暗い人物が多かった。

 

 

陽介視点

 

陽介(此処は.......)

 

気がつくと俺は見知らぬ空間にいた。そこは吹雪が吹いておりとてもじゃないが視界がいいとは言えない。

 

陽介「あれは?」

 

俺が周辺を見渡していると人影が見えた。しかも2人

 

???「何故こんなことをする!お前は一体なんのために!」

???「僕はただ戦いたいだけさ。そこに理由も何もない。さぁ......戦おうよ?」

 

1人の人物は体を変化させる。白い体に黒い目そして4本の角腰には金の装飾があるベルトのようなものしかしそれはとても禍々しい雰囲気であった。

 

ダグバ「さぁ......僕を笑顔にさせてよ?」

 

1人の人物がそう言う。俺は知っている.....あれは究極の闇

ン・ダグバ・ゼバ

それじゃあもう1人は?

 

ダグバが姿を変えると天候を操ったのか視界がクリアになっていく

 

???「お前を此処で殺す!!」

 

もう1人の人物の姿が見えてくる。厚手のジャケットにズボンそして顔が見える。

そして腰に手を当てるとアークルが出現する。そして構えをとる

 

陽介「えっ?」

 

俺は言葉を失った。だってそうだろ

 

???「変身!!」

 

だってそれは.......

 

陽介「グァァァァァァァァァァァ!

 

俺だったのだから.............

そして変身した黒いクウガは.......目が真っ黒だった

 

 

心清き戦士力を極めて戦い邪悪を葬りし時汝の身も邪悪に染まりて永劫の闇に消えん

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

陽介「ん.........夢.....か」

 

俺は意識を覚醒させていき先ほど見ていた夢を思い返す。

あれは確かに俺だったそして何処か懐かしさを覚えてる。俺の記憶はどうなってるんだ?120年前に俺の身に何がそれにあれは神様が入れた記憶なのか?.......考えても仕方ない。それに

 

陽介「目......黒だったな。」

 

あれが入れられた記憶にしろ目が黒かったのは事実今まではなんんとかなるで戦ってきたが俺はこの世界がとても残酷な世界だと思い返す。それはとても辛く目を背けたくなるような。

その時俺はどうなるのだろうか.......夢の時のように怒りに身を任せ暴走するのかそれとも......

 

陽介「考えていても仕方ない......今はとりあえず出来ることを.....ん?」

 

俺は体を起こそうとした時手に違和感を覚えた。

 

陽介(何かが乗っている....これは......手?)

 

俺が顔をそちらに向ければマリアさんが手をのせ眠っているではありませんか

 

陽介「何故?」

 

俺はとりあえずこのままじゃいけないと思い起こすことにした。

 

陽介「マリアさん、おきてください」

 

体を揺すりながら声をかける

 

マリア「ん....ん〜。」ムクッ

陽介「おはようございます。」

マリア「陽.....介?.......っ!陽介!怪我は大丈夫なの!?」

 

マリアさんは起きるや否や俺の方を掴んで揺すってくる。しかも掴んでいる力がとても強い

 

陽介「イタタタタ!ちょっと、落ち着いてください!肩が!肩が痛いです!」

マリア「あっ!ごめんなさい!つい......」

陽介「心配させちゃいましたね」

マリア「当然よ!迎えに行ったら血を流して倒れているし!傷だらけだし!本当に心配したんだから!」

 

俺ってそんなに傷だらけだったんだ。

 

陽介「でも、もう大丈夫ですよ。ぐっすり寝たし体の調子もいいんだ。」

マリア「そう....それじゃあ司令に報告に行ってくるわ。」

陽介「俺も行くよ。皆んなに元気なところ見せなきゃ!」

 

俺はマリアさんに外で待ってもらい衣服を着替え発令所へと一緒に向かう

 

そしてドアを開け中に入るととても慌ただしかった。

 

陽介「どういう状況なんですか?」

マリア「私に聞かないで.......」

 

俺が疑問に思っていると弦十郎さんが気付き話しかけてくる

 

弦十郎「マリア君!陽介君!すまないが今ゴタついているんだ。」

陽介「何があったんですか?」

 

俺はとにかく情報を得ようと思い聞いた

 

弦十郎「実はクリス君が並行世界に行ったきり戻ってきていないんだ。もう3日になる.....」

陽介(俺が寝ている間に何かあったみたいだな.....しかも3日ってことは俺は最低でも3日眠ったままだったのか。)

 

状況を確認し

 

陽介「俺....追いかけます!」

マリア「何言ってるの!貴方今まで眠ってたのよ!」

弦十郎「そうだぞ陽介君!君は起きたばかりで本調子じゃないはずだ!そんな人物を出撃させるわけには行かない!」

 

当然ダメだしをくらうしかし

 

陽介「大丈夫です!俺は探しに行くだけです!だから行かせてください!」

 

そう探しに行くって言えば行かせてくれるはずだこの人は.....

 

弦十郎「しかし....行くとしても聖遺物を持たない君が並行世界に行けるとは....」

エルフナイン「もしかしたら行けるかもしれません」

弦十郎「どういう訳だ?エルフナイン君」

エルフナイン「五代さんの身に付けている物は太古の物です。つまりこれは聖遺物と同じ物なのではないでしょうか?」

弦十郎「つまり陽介君が変身する事でギャラルホルンのゲートを通ることが出来ると?」

エルフナイン「可能だと思います」

陽介「行かせてください!」

弦十郎「・・・仕方がない。わかった許可する」

陽介「ありがとうございます!弦十郎さん!」

弦十郎「クリス君を見つけたらすぐに帰投するんだぞ」

陽介「はい!」

マリア「陽介!」

 

マリアさんは俺の手を掴み

 

マリア「・・・無茶はしないで」

 

と心配そうな顔を向ける。俺はサムズアップを向けギャラルホルンが保管されている場所へと向かう。

ギャラルホルンの保管場所にやってくるとゲートが開いている。すぐにアークルを出現させ

 

陽介「変身!!

 

マイティフォームのクウガに変身する。そしてゲートを通る。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ゲートを通り抜けるとそこは森林の中だった。

 

陽介「取り敢えず探さないとな.......超変身!!

 

俺は索敵のためにペガサスフォームに姿を変え超感覚を発動する。探してみるがここら一帯に雪音クリスはいない様だ。

 

陽介「一体何処に行ったんだ.......」

 

俺は変身を解除して街中に出る。



目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

紛争

この話書きながら知った事.....ギャラルホルン編って4期(AXZ)の後だったんだ。

なのでタグに時系列バラバラを追加しました。


陽介視点

 

ギャラルホルンを通り2時間......未だにクリスさんを発見できない。

 

陽介「結構探しているんだけどな......まさか外国?」

 

俺は、仮説を立て考える

 

陽介(もしそうだとしたら一体何処へ?考えられるのはイギリス.......アメリカ。いや待て?もしこの世界でクリスの両親が生きていたら?もしそうなら!)

「バルベルデ!」

 

俺はすぐに空港に直行しバルベルデ行きの飛行機に乗った。

 

 

移動後

バルベルデの近くの空港に降り、俺はすぐに茂みの中に入りアークルを出現させ

 

陽介「変身!

 

ペガサスフォームへと変身する。

ペガサスの超感覚を発動し、音を探す.........

 

 

クリス『喰らえ!』

陽介「っ!見つけた!超変身!

 

音を拾った俺はすぐにドラゴンフォームへと姿を変えドラゴンの跳躍力で聞こえた方へ行く。

 

 

 

 

現場に着けばクリスはアルカ・ノイズと戦っていた。そして軍人と思われる人物と一緒に戦っていた。

 

陽介「.....やるしかないか。超変身

 

状況を確認して俺はペガサスへと姿を変える。そしてそばに落ちてたライフルを手に取りペガサスボウガンに変形させる。

レバーを引き絞り意識を集中させる。今まさに人に触れようとした時ノイズに向け引き金を引く。

空気弾は真っ直ぐノイズに飛んでいき炭化させる。

兵士の人は突然炭化したことに驚いていた。俺は気にせず次々に炭化させて行く。

敵兵は突然の現象に不気味さを覚え撤退していった。丁度5分.......

ペガサスフォームからグローイングフォームに退化した俺は林から出る。

 

兵士「貴様止まれ!何者だ!」

陽介「ちょっと.....後で良いですか。」フラフラ

 

5分間全力で集中していた為疲労がとてつもない。

 

陽介「取り敢えず......無事で良かった.......」パタ

 

そのまま俺は意識を落とす。

 

 

 

 

三人称視点

 

グローイングのクウガが倒れ兵士達は困惑していた、そして姿が人間の陽介に戻り更に警戒する。そこへクリスが近づいてくる。

 

クリス「大丈夫だ。こいつは私の知り合いだ。取り敢えず村まで送ってくれ......なんで此処に居るんだよ.......

 

クリスは兵士達を落ち着かせ陽介を村へと連れて行く。

 

村に着くとこの世界のフィーネがクリスに近づく

 

フィーネ「アレは貴方のお仲間?前は見かけなかったけど?」

クリス「最近入ってきた奴だよ。まさかギャラルホルンを通れるとは思わなかったけどな」

 

クリスはフィーネと少し話し()()()()()()の所へ行く

 

クリス「お、お邪魔します......」

ソネット「いらっしゃい。今日もお疲れ様」

雅律「大きな怪我が無くて何よりだよ。」

 

それは本来バルベルデで亡くなったはずのクリスの両親だった。クリスはこの世界に定時報告に訪れた際、バルベルデの事情を知った。居ても立っても居られないクリスはS.O.N.Gに戻らずにこの世界に残っていたのだ。

そしてクリスはこの世界の雪音夫妻と他愛もない話をする。ただしお互いに「音楽」に関する話だけはしない........

 

陽介視点

 

目が覚めると何処かの家の天井........構造からしてレンガ.......そうだ。バルベルデに来てたんだった。

 

陽介「クリスさんは何処に......」

 

俺は体を起こす。するとドアが開き

 

フィーネ「あら?起きたの?」

 

金髪の髪に金色の瞳......フィーネか。

 

陽介「櫻井了子.....」

フィーネ「あら、私の事知っているのね。」

陽介「向こうの世界で資料だけは見ましたから」

 

転生者だから知っているとは言えない......

 

フィーネ「そう、私の事はフィーネと呼んで。それじゃ単刀直入に聞くわ。貴方のあの姿そしてあの力は何?シンフォギアともRNとも違う全くの別の力教えてもらえるでしょ?」

陽介「あんまり詳しくは教えられないですけど.....」

 

俺はクウガについて少しだけ教えた。姿が白いのを含めて5つある事それぞれの長所と短所をそれを聞いてフィーネは

 

フィーネ「この世界にはない古代の力ね。道理で私が知らない訳よ」

 

と納得した。正直もっと詰め寄った話をさせられるかと思ったが杞憂だったようだ。俺はベットから立ち上がりクリスを探そうとドアに手をかけようとするとドアが開く

 

陽介「えっ?」

クリス「は?」

 

そしてそのまま本来はドアがあった所に吸い寄せられ

 

ムニュン

 

陽介「・・・・・・」

クリス「ッ〜!」プルプル

陽介「え〜っと.....や、柔らかいんですね」(⌒-⌒; )

クリス「さっさと手を離しやがれ!このスケベ野郎ー!」

 

 

パーン

 

 

その声と共に小さな村にとても乾いた音が響いた。

 

 

 

翌日

 

クリスがギアを纏って戦い俺もクウガ(マイティ)に変身して戦っている。しかしギアの形状は俺が知っているリビルドのギアではなく何処かメカメカしい形状になっている。心象変化なのか?

 

陽介「クリスさんそのギアは.......」

クリス「ふん!」プイ

陽介「・・・・・・・・・」

 

昨日誤ってクリスの胸を触ってしまってからずっとこの調子だ。悪いのは分かっているんだけど.....なにも無視しなくても.......

そんな感じで戦い続ける。クリスが取りこぼしたのをフォローしたり前に出て積極的に減らすという立ち回りをしている。しかしノイズの数が中々減らない.......それにしても一体なんでこんな小さな村を襲うんだ?特に何もないと思うけど.......

俺はそんな疑問を思いつつ戦闘を続ける。

 

 

 

 

なんとかアルカ・ノイズを撃退し変身を解きギアを解除したクリスに近づく

 

陽介「お疲れ様、クリスさん」

クリス「.......お疲れ」

 

クリスは此方を警戒した目をしながら言葉を返す。少しは警戒を緩めてくれた事に内心ホッとする。取り敢えず一定の距離を保ったまま村に戻る事にした。

 

陽介「さて精度を上げる為にペガサスを少し練習して来ようかな?」

 

俺は夜になると外に出て意識を集中させる。感覚が鋭くなったのをを感じると同時に辺り一面に意識を向ける.....様々な情報が流れてくる。人の話声、虫の鳴き声に風の音、今パソコンを打ち込んでいるであろうフィーネのタイピング音......そんな中クリスの声を聞き取る。どうやら話をしているらしい聞いちゃ不味いと思いペガサスを解除しようとした時

 

ソネット「今日も疲れたでしょう?援軍が来たのなら少しは休んだ方が」

陽介「この声は......!やはりクリスさんの両親が生きてたんだ。」

 

俺はペガサスを解除せずそのままにする。

 

クリス「わかってる......でもあたしだってまだやれる。アイツだけに負担を掛けたくないんだ」

雅律「君は優しいんだね」

クリス「そんなんじゃねぇよ」

 

声が暗く感じる?・・・何故クリスは両親と話しているのに明るくなれてないんだ?それにここまで聞いてて音楽に関する話題が全くない......

俺が深く考え込んでいると

 

クリス「まぁ、大切な仲間だって思っているからな。多分あたしの事を心配して来てくれたんだ。」

 

俺はペガサスを解除して夜空を見上げる

 

陽介「全く素直じゃないんだから......」

 

俺は顔を綻ばせ満点の星空を見上げ手を空へと伸ばす。

先程まで深く考えていたけど、もう考えない事にした。多分いつか自分から話すと思うから.......勘だけど



目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

犠牲

久々の投稿!ちょくちょく書いていきまっせ!


昨日の一件から一夜明け今日もアルカ・ノイズを倒していく。クリスは明らかに不機嫌.......というよりはイライラしている様子だった。

 

陽介「クリスさん!あまりムキになって攻撃しないで!疲れが溜まりやすいから!」

クリス「そんな事を言う暇があったらとっととノイズの処理をしろ!」

 

注意も聞いてくれず無茶な戦い方をしていく。倒し終えた頃には疲れた様子のクリスが目に入った。しかし気にかけようにも「大丈夫だ。問題はない」の一点張り村に戻る時には少し足がフラついていた。

 

陽介(明らかに無茶をしている。多分あの兵士達が使っている少し形に違う銃が原因だと思うけど........)

 

クリスは兵士の人たちが少し変わった銃を撃つたびに悔しい表情をしているのを見かける。多分良くないものだけどつわざる終えない状況なんだと思う。

 

陽介(それにしてもどうして錬金術師達はこの村を狙うんだ?言っちゃ悪いけど何も無いこの村にノイズを使ってまで欲しいものってなんだ?やっぱり錬金術師だから村人達の命?でもそれならわざわざここじゃなくてもいい........まさか聖遺物が眠っているのか?もしかしてアメリカの兵士達もこの村に眠ってる聖遺物が目当て!?)

 

嫌な予感が駆け巡るしかし証拠も何も無い今は放っておくしか出来ないのがむず痒い

 

その後はいつもの恒例のペガサスの超感覚の練習

 

陽介「大分慣れてきたな。もっと慣れて使える時間を伸ばさないと......」

 

そうして意識を少し話した時

 

ソネット「すべての人々が笑って暮らせるために」

雅律「平和な世界のために」

 

クリスの両親の声が入ってくる。

 

陽介(ん?音楽を再び始めるのかな?でもなんだろう嫌な予感がするのは........)

 

陽介は嫌な予感を感じながら1日を終える。

 

米軍兵士A「また来たのか!?」

米軍兵士B「クソッ!反政府軍の連中め!」

アーサー「迎え撃つぞ!武器を取れ!!」

兵士達「オォォォォォォォォォ!!」

 

どうやらまたノイズが現れたようだ。米軍兵士達は武器を取り戦場へと駆けていく。陽介も準備を済ませ戦いに行こうとすると

 

ソネット「待って下さい!」

 

この世界のクリスの母親がそんな事を言っている。その視線の先にはクリスとフィーネが写っている。

 

ソネット「その子はここ数日間毎日毎日戦っています。いくらなんでも.....」

雅律「それに......やはりこんな戦いに若い女の子が出るなんて.........米軍が戦っているのですからそちらに任せれば.......」

 

どうやらこの世界のクリスの両親はずっと戦っているクリスの事を心配しているらしい。クリス自身も悩んでいる。今はフィーネが話をしているがクリスの両親は難しい顔をしている。陽介はそこに近づいて

 

陽介「クリスさん.......」

クリス「お前.......」

フィーネ「あら五代陽介どうしたんだ?てっきりもう行ってたと思ったが」

 

陽介はクリスの両親を一度見て笑顔を作り

 

陽介「クリスさん今日の戦いは休んでいて」

クリス「はぁ!?お前何言ってるんだよ!」

 

陽介の発言にクリスは叫ぶしかし陽介は笑顔を崩さず

 

陽介「だってずっと村を守るために戦い続けてきたんでしょ?だったら今は休んで......」

クリス「でもアタシが戦わないと村が!!」

陽介「大丈夫.....俺だって戦えるんだよ?」

クリス「それじゃあお前に負担が!!」

陽介「大丈夫だって俺強いから」d(⌒ー⌒) グッ!!

 

サムズアップしてそう答える陽介にクリスは更に講義しようとしたがフィーネがクリスの肩に手を置き

 

フィーネ「諦めろ最早この男はお前が休まないと気絶させてでもお前を休まさせるぞ?」

クリス「・・・1時間だ。」

陽介「?」

クリス「1時間休んだらアタシも行く。これが呑めないならアタシは今すぐ行く!」

 

クリスは折れたのか1時間の休息で手を打った。

 

陽介「ありがとう......」

 

陽介はそう言うと手を腰にあてアークルを出現させる。

 

陽介「変身!!

 

左のスイッチを押すと体が変化しドラゴンフォームのクウガへと変わる。陽介は足元に落ちていた枝を足で手元まで持ち上げると棒を掴みドラゴンロッドへと変化させる。

そして兵士達が向かった方に顔を向けたまま

 

陽介「行ってくる」

 

そう言い残しジャンプして戦場へと駆ける。

 

 

 

陽介視点

 

ジャンプを繰り返し上から戦場を見るとアルカ・ノイズが兵士達に近づいているのが見えた。俺はロッドを構え戦場に降り立つと同時に近くにいたノイズを数体ロッドを近い弾き飛ばす2体ほど分解され赤い埃が舞う。

戦場を見れば沢山のノイズが村へと侵攻しようとしている。

 

陽介(関係の無い人を巻き込んでまで手に入れたい物ってなんなんだ!手に入れる為なら人を殺しても良いのか!?)

 

そんな思いをしながら俺はロッドを持つ手に無意識に力が入る。

 

陽介「ここから先には行かせない!!」

 

俺は叫ぶと同時にノイズの群れに突進していく。ノイズに近づくと同時に突きを放ち、更には体の回転を使い薙ぎ払う。叩きつけも入れつつノイズを着実に減らしていく。しかし今俺が考えているのは守る事ではなくクリスさんが来るまでにノイズの数を減らすという事だ。つまり今までに無いくらい体力を消耗している。

兵士の人たちも手伝ってくれているがあの銃もそこまで使ってはいない、殆どは俺が倒している。

 

陽介(息が苦しい.......でも俺が来るまではクリスさんは殆ど休まず戦っていたんだこれくらいで!!)

負けられるかぁぁぁぁぁぁ!!

 

俺は自分を奮い立たせ殲滅を続ける。

 

 

クリス視点

 

1時間経ちアタシはギアを纏い陽介達が戦っている戦場へと足を運ぶ。到着した時アタシの目に入ったのは

 

クリス「嘘......だろ.......」

 

大量の赤い埃の中で戦うアイツ(陽介)の姿だった。

アタシが来た時には最早ノイズも殆ど残っておらず、米軍の兵士達もただ見ているだけだった。アイツはたった1時間で攻めてきたノイズの殆どを1人で倒したのか。本来なら素直に褒めたい.......だけど!

 

クリス「なんでそこまで無茶をするんだよ.........!」

 

アイツの体を見ると所々に傷が出来ていた。目の前のノイズを倒すと陽介は手に持っているロッドで体を支えている。そこへ追い討ちをかけるように残りのノイズが陽介に襲い掛かる。

 

クリス「........ざけんなよ..........ふざけんじゃねぇぇぞ!!

 

アタシは叫ぶと同時にアームドギアで残ったノイズを倒す。それ以上ノイズは現れる事もなく今日の戦闘は幕を閉じた。

 

 

 

 

三人称視点

 

戦いが終わったのを確認し陽介は変身を解除する。

 

陽介(所々に傷があるけどこれくらいなら明日には治りそうかな.......)

 

そんな事を考えているとこちらに近づく足音に気づく。陽介が顔をそちらに向けるとギアを纏ったまま顔を俯けたクリスが目の前に立っていた。

 

陽介「・・・あぁ、お疲れ様クリスさん」ニコッ

 

陽介が笑顔でクリスに言葉をかけるとクリスは顔をあげ拳を陽介の右頬にぶち込んだ。陽介は2メートル程吹っ飛び仰向けに倒れる。

陽介は訳がわからずそのまま倒れているとクリスが上に乗り襟を掴む

 

陽介「クリス......さん?」

クリス「お前........ふじゃけんじゃねぇぞ!何達成感出してやがんだよ!アタシに無茶するなって言いながらなんでお前が無茶な戦い方をしてやがんだ!!お前はそんなに死にたいのかよ!」

陽介「いや......そんなつもりは」

クリス「そんなつもりはないってか?お前がそうでもな!こっちからしたら死に急いでいるように見えるんだよ!ちっとは考えやがれ!この大馬鹿野郎が!!」ポロポロ

 

クリスはそこまで言うと腕の力を弱めて泣き始めた。陽介は腕をクリスの頭に回し優しく撫でる。

 

陽介「ごめん........クリスさんには少しでも休んで欲しかったんだ。俺が来るまでは一人で頑張ってたんだからこのくらいはやらないとって思っちゃって........でもごめん、そのせいで君を泣かせるとは考えても無かった。」

クリス「謝るくらいなら........グスッ、最初っからやるなよ........」

陽介「本当にごめん」

 

クリスは暫くすると立ち上がり早足に村に帰っていった。陽介はフラフラと立ち上がり米国の兵士の人達に支えられながら村へと帰る。

今回の無茶な戦闘で陽介は明日まで戦闘に参加する事を禁止された。

 

陽介「あの〜やっぱり今日の昼までで.....」

フィーネ「ダメよ、貴方を動かしたらあの子に何言われるかわかったものじゃ無いわ。ただでさえ貴方が無茶した事に対して、カウンセリングしたのにそれじゃあ本末転倒よ」

 

陽介は今フィーネに看病という名の監視を受けている。こいでもしないと陽介は戦闘に参加するとクリスからの告げ口だったらしい。

 

陽介(クリスの負担を減らしたくて無茶をしたのにどうしてあそこまで怒ったんだろう.......俺そんなにクリスと仲良く無いしそこまで気にしないと思ってたのにな......)

 

陽介が休んでいるその時大きな爆発音が響く

 

陽介「ッ!今のは一体!?」

 

陽介は痛む体を起こし外を確認すると、虹の竜巻が見えた。

 

陽介(あれってS2CA!?という事は響達が来てくれたのか!良かったこれで少しは安心かな.......)

 

陽介はベットに横になる。しかし陽介は気づいていなかった.......S2CAは最低でも3人以上で行わなければいけない。クリスと響がいるのは分かっていたが三人目の人物には気づいていなかった。そう......三人目があの人である事を..........



目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

装甲

こちらの作品でもお久しぶりです!

今回はあのフォーム!遂に全部出せた!ヤッタゼーーーーー!


あの虹の竜巻から少しするとクリス達が戦っていた場所には戦闘機のようなものが現れその絶大な威力と再生力で米国兵士と装者を苦しめた。

そして戦闘機からは米国政府の投降及びその他の機関がバルベルデからの退去を言われた。当然装者や米国の兵士たちはこれを拒否しかし明日までの猶豫を与えられ戦闘機は撤退していった。

 

そして戦闘区域から戻ってきたクリス達はフィーネのいる所に集まっていた。

 

フィーネ「それじゃあ、話してもらいましょうか」

 

フィーネのその言葉で米国兵士の隊長.....アーサーは洗いざらい話した。

まず今回の襲撃は反政府のゲリラに扮したドイツ軍であり、先ほどの戦闘機のようなものはドイツの極秘研究機関『ブリル協会』が発見した『ネフシュタンの権杖』である事。

そして米軍にはもう一つの任務としてこの村の何処かに眠っているとされている『マヤの遺産』を探し出す事

そしてマヤの遺産は世界を滅ぼす力を持っているらしい。

 

そして話し合いは終わり各自解散と言うことになった。敵が攻め込むまで残り20時間

 

 

 

陽介視点

 

 

陽介「それにしても暇だなぁ......」

 

こんなにも動けないことがもどかしいなんて思わなかった。でも動いちゃダメだって口出しされているし.......はぁ〜

 

陽介「それにしても敵はなにを狙って.......」

 

コンコン

 

俺がこの暇な時間を使って敵の狙いについて考えようとした時扉がノックされた。

 

陽介(誰だろう?)「開いてますよ」

 

俺がそう返すと扉が開かれる。そこにいたのは

 

陽介「あっ..........」

マリア「・・・」(^_^)ニコニコ

 

笑顔だけど目が笑っていないマリア・カデンツァヴナ・イブがそこにいた。

 

陽介「・・・え〜っと」

マリア「ねぇ陽介?」

陽介「はい」

マリア「私貴方に言ったわよね?無茶だけはしないでって?」

陽介「ハイ........」

マリア「そして貴方は昨日何をしたのかしら?」

陽介「・・・答えなきゃダメですか?」

マリア「拒否権があると?」

陽介「クリスさんがくる前にアルカ・ノイズを少し片付けました。」

マリア「少し?」

陽介「えっと.....大分?」

マリア「大分??」

陽介「・・・ほ、殆ど」

マリア「それを世間一般では何て言うか知ってる?」

陽介「な、何でしょうね」(⌒-⌒; )アハハ

マリア「そう言うのを無茶って言うのよ!!!!

陽介「すいません!!!」

 

 

 

三人称視点

 

陽介は土下座.......ができない為必死に頭を下げる。そこからはマリアによる説教が3時間程続いた。

3時間続いた説教が終わり陽介は少しゲッソリとして布団に倒れた。マリアは陽介の側に腰掛けると手を握り

 

マリア「貴方が無茶をするのはわかってるわ。でもその行動で誰かが傷つく事は覚えておきなさい。」

陽介「そう.......ですね。」

 

陽介は先の件でクリスの事を思い出す。自分が良かれと思ってした行動でクリスを泣かせてしまったこと。

 

陽介(人の為に行動するって案外難しいんだなぁ........)

マリア「・・・まぁ、貴方のそういう所は嫌いじゃないけどね」ボソッ

陽介「ん?マリアさん何か言いましたか?」

 

陽介はマリアに近づく。もちろんマリアは突然の事で驚き

 

マリア「近いわよ!」

陽介「ぬわっ!」

 

両手で陽介の顔を無理矢理引き剥がす。陽介は押し戻されベッドに倒れる

 

マリア「はぁ......兎に角今は体を治す事を優先しなさい。マヤの遺産やブリル協会は私たちでなんとかするから」

陽介「大丈夫です。俺も今日の夜には治ってると思うんで、明日は参加出来ます!」

 

陽介が元気よく答えるがマリアは首を横に振り

 

マリア「ダメよ。いくら貴方が治りが早くても疲労は抜けきっていないはずよ。明日は村の人たちを避難させる手伝いをして」

 

と止められる。陽介は意地でも参加しようとするが、マリアが悲しそうな顔をしていたため

 

陽介「わかり.......ました........」

 

と言うしかなかった。マリアはそれだけを聞くと部屋を出ていく。

 

その日の夜

 

陽介は動けるようになったので外をぶらぶらと歩いていた。

 

陽介(一応フィーネさんから許可を得ているから大丈夫だけど.......明日はどうしようかなぁ〜)

 

そんな事を考えながら歩いていると目の前に見覚えのある2人が歩いていた。

 

陽介「雅律さん?ソネットさん?」

 

クリスの両親である2人だ。時間帯は深夜普通であれば眠っている時間の筈だが

 

陽介(どうして外に........それに向こうはただの森林...........もしかして2人はッ!?だとするなら明日は2人を見張っておいた方が良いかもしれない)

 

陽介は戻ると直ぐにベットへ眠りについた

 

 

翌日ブリル協会が攻めてくる頃陽介は村の人々を避難させたり怪我人を運んでいた。

 

医師「君資格もないのに的確な処置が出来るんだね」

陽介「簡単な応急処置だけです。後は頼みます!」

 

陽介はそう言うとその場から離れまだ避難していない人を探す中森の方へ駆けていく雪音夫妻を発見する。

 

陽介(ッ!一体何処に!?アレは!)

 

陽介は更に2人の後を追うクリスも発見する。直感で陽介は確信した。2人が向かったところにマヤの遺産があると

 

陽介(・・・・・・ごめんなさいマリアさん。後で説教はいくらでも聞きますから!)

 

陽介は覚悟を決め後を追う。

そして追いつき観察しているとクリスが一瞬で消えた事に驚き近づく

 

陽介(クリスさんは何処に.......ッ!誰か来る!)

 

陽介は近くに茂みに隠れやってくる人物をみる

 

ドイツ兵「此処だな」

 

錬金術師達が入っていく。陽介は中を確認するために緑の力を解放する。

 

ソネット『他に方法が無いんです。』

雅律『貴方も戦争で両親を失ったでしょう。わかる筈です私たちの気持ちが』

クリス『わかるよ.......わかるに決まってる!』

 

中では今クリスがこの世界のクリスの両親と言い争っているようだ。

クリスさんは自分の本心を叫ぶ戦争が嫌いな事この戦争を止めたい事。終わらせるのにマヤの遺産は必要では無い事自身の過去を........

クリスの説得により雪音夫妻はマヤに遺産を起動する事を取り消した。

 

陽介(良かった........あっ!そう言えば!)

 

陽介は勘づいた時ドイツ兵が雪音一家と遭遇ネフシュタを使った機体で襲い掛かろうとする。

クリスは諦めず立ち向かう音に陽介は隠れるのをやめアークルを出現させると結界の中へ入る。

 

陽介「クリスさん!!」

クリス「お前!何で此処に!」

 

クリスは突然やって来た陽介に驚くがアルカ・ノイズが2人の方へ攻撃した時

 

クリス「しまった!」

陽介「させるか!!」

 

陽介は2人に迫ろうとしていた解剖器官を()()()()()進行を止めた。

 

クリス「おい!」

 

クリスは陽介の手が分解されると思ったがいくらたっても分解される事はなかった

 

クリス「!どうなって」

ドイツ兵「貴様何故分解されないノイズに触れているんだぞ!」

 

流石にドイツ兵も驚き叫ぶ。陽介はアルカ・ノイズに蹴りやパンチを入れ後退させる。そして2人の前に立ち右手を前に出し左手をアークルにそえスライドさせ叫ぶ

 

陽介「変身!!

 

左側面のボタンを押すと高らかにサウンドが流れ陽介の姿を赤き戦士へと変えていく。陽介はファイティングポーズをとりクリスに向かって叫ぶ

 

陽介「クリスさん!2人の事は任せて!」

クリス「すまねぇ!恩にきる!」

 

クリスはアルカ・ノイズ及びネフシュタンの力を纏った戦闘機と戦闘を開始陽介は2人に向かってくるアルカ・ノイズの迎撃を始める。

 

ソネット「あの貴方は一体......」

陽介「それは!ハッ!後で答えるので!フッ!今は動かないで下さい!オリャ!!」

 

陽介はノイズを殴る蹴るで後退させたり撃破する。

 

陽介(やっぱりしっかり休んだから大分動ける!)

 

陽介がそう思っていると

 

クリス「ガァ!」

陽介「ッ!クリスさん!」

 

吹き飛ばされて来たクリスを陽介がキャッチし横に立たせる。

 

陽介「大丈夫ですか?」

クリス「大丈夫だ。お前は2人を守ってくれ」

 

クリスがもう一度飛びかかろうとした時

 

陽介「ッ!危ない!!」

 

陽介はその攻撃にいち早く気づきクリスを抱え避ける。陽介の視線の先にはパイプオルガンの形をした黒いノイズが居た。

 

クリス「カルマ・ノイズ!?」

 

その存在に気づいたクリスも驚愕の声を上げる。陽介はクリスを下ろしカルマ・ノイズに顔を向ける。

 

陽介「俺があいつの相手をするので後は頼みます!」

クリス「待て!お前また無茶をする気か!」

 

陽介の腕を掴みクリスは問う。陽介はクリスの方を向きサムズアップをし

 

陽介「大丈夫!」d(⌒ー⌒) グッ!!

 

カルマ・ノイズに向けて走り出す。陽介はカルマ・ノイズの攻撃を避け近づくとカルマ・ノイズを掴み力の限り外に押し出していく。その途中でネフシュタンの鎧を纏ったフィーネとすれ違う時に

 

陽介「クリスさんと両親はこの先です!後は頼みます!」

 

と叫び更に森の奥へと入って行った。

 

 

 

 

陽介視点

 

 

カルマ・ノイズをある程度引き離し相手にヤクザキックを喰らわせ後退させる。

 

陽介「まさかカルマ・ノイズが現れるなんて........こんなの()()()()()()()()()()..........あれ?何で俺知ってるって.........」

 

そんな事を考えているとカルマ・ノイズは筒の様な場所から攻撃を放ってきた。

俺はすぐさまそれを避け余計な考えを捨てる。

 

陽介「今は戦いに集中しないと!」

 

俺は懐に潜り込むために走り出し距離を詰めていく。カルマ・ノイズはそれに気づき攻撃を放ってくる。それを避け攻撃を与えようとするが

 

陽介「ッ!」

 

カルマ・ノイズは地面に放ち土煙をあげるすぐにパンチを繰り出すも攻撃は届かず逆にカルマ・ノイズからの攻撃で距離を取られる

 

陽介「ウッ.......どうにかしないと」

 

俺が解決策を探していると

 

ドイツ兵「なっ!何故此処にノイズが!」

ドイツ兵2「ソロモンの杖は消えたんじゃ無いのか!?」

 

先程の遺跡に居たドイツ兵の2人がいた。カルマ・ノイズは視界に俺ではなくその2人に砲門を向ける。

 

陽介「ッ!やめろぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!

 

俺は走りながらアークルに手を当て赤から青へと色を変える

 

陽介「超変身!!

 

ドラゴンフォームに変身し2人の前に降り立つ、そして近くに落ちていた木の棒を手に持ちドラゴンロッドへと変化させる。

カルマ・ノイズが攻撃してくるとドラゴンロッドを回転させ攻撃が届かない様に防ぐ

 

陽介「逃げて下さい!!」

 

俺の叫びにドイツ兵は走り出し森の奥へ消えていく。俺は安心してカルマ・ノイズから意識を離してしまう。

カルマ・ノイズは先程よりも倍の量で攻撃を放ち安心して力が抜けた俺はその勢いでロッドを手放してしまう。

 

陽介「しまっ.......うわぁぁぁぁ!」

 

俺は爆風により吹き飛ばされ意識を...........

 

陽介「ッ!」ゴン!

 

失う直前に頭を地面に叩きつけ痛みで覚醒する。

 

陽介「フゥ〜.......こうなったら」

 

俺はアークルに手を当てる。アークルは重々しいサウンドと共に青から紫へと色を変え俺は叫ぶ

 

陽介「超変身!!

 

カルマ・ノイズは攻撃を放ち俺は爆風に呑まれる

爆風が晴れると俺の姿は先程の素早さを上げたドラゴンフォームから紫色の複眼に重々しい鎧のパワーと防御に特化した姿タイタンフォームへと姿を変えた。

 

邪悪なる者あらば 鋼の鎧を身に着け 地割の如く邪悪を切り裂く戦士あり

 

俺は木の棒を拾いそれを専用武器のタイタンソードへと変化させた。

 

来たれ!大地を支える巨人の剣よ

 

陽介「............行くぞ」

 

俺の一声と同時に刀身が伸び俺は歩みを進める。

カルマ・ノイズは先程と同じように砲撃を始める。俺はただただ前に進んでいく。砲撃が当たるが気にはしない。ただ目標との距離を詰めていく

 

陽介(流石にタイタンの防御力だ。さっきまでと同じのをくらっているのに全然ダメージを感じない。)

 

そして距離が近づきカルマ・ノイズは先程と同じように倍の量で砲撃をしてくる。直撃をくらい視界が煙に包まれるが

 

陽介「そこだ!」

 

タイタンソードに意識を集中させカルマ・ノイズ目掛けて剣を突き刺す。タイタンフォームの必殺技カラミティタイタンにより突き刺した部位から封印エネルギーが流れる。

カルマ・ノイズ全体に行き渡り炭素と還す。

 

陽介「ふぅ、あっちは大丈夫かな」

 

俺は村へと足を運ぶ

 

 

 

 

 

 

 

三人称視点

 

クリスがネフシュタンの権杖の同時使用に成功しドイツ軍のアルカ・ノイズを蹴散らし戦争が終わった。

皆が村に戻る中クリスは森の方へ向かおうとしていた。その事に気づいた響が声をかける

 

響「クリスちゃん!どうして森の方に行こうとしているの!」

クリス「あの変身野郎がカルマ・ノイズと戦ってんだよ!」

マリア「ッ本当なのクリス!」

 

陽介が戦っていることにマリアは驚きクリスに聞く。クリスは事の経緯を話し向かおうとした時その森の方から足音が聞こえる。

その場にいた全員が警戒して出てくるのを待つ、そして

 

陽介「ふぅ〜、ようやく出られた〜」

 

そう言ってタイタンフォームのままの陽介が出てくる初めて見る姿の警戒する人々しかし

 

マリア「陽介!!」

 

マリアは姿を見るや否や陽介に近づいていくそれに気づいた陽介も変身を解きマリアに近づいていく

 

陽介「マリアさーん」

 

手を振りながら近づいていく陽介距離が近づき残り1メートルとなり

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

マリア「このおバカ!!

 

ゴチィン!!

 

陽介「ギャァァァァァァァァァァァ!!

 

マリアの左腕による拳骨が陽介の脳天に轟いた。

 

 

 

--------数時間後--------

 

陽介はまたも勝手な行動をし更には戦闘した事をこっ酷くマリアに叱られた。その為向こうに戻った後暫くの間休養を取ることを約束(強制)させられた。

 

マリア「全くどうして貴方は約束を守ってくれないのかしら........」

陽介「アハハ.....御免なさい」

マリア「まぁ良いわ、それよりちゃんと休みなさいよ!トレーニングもやっちゃダメだからね!」

陽介「わ、わかりましたって........」

マリア「本当かしら?それじゃあ私が一緒にいても問題ないわね?」

陽介「・・・えっ?」

マリア「なによ何か不都合でも?」

陽介「い!いいえそんな事は.......」

マリア「それじゃあ決まりね」

陽介(うーん......多分監視って意味だよね?あ〜ビックリした.......)

 

陽介は気づいていなかったこの時マリアの頬が少し赤らんでいたことに..........



目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

休息...........

バルベルデでの戦闘を終えギャラルホルンのゲートを潜り帰ってきた装者達+クウガ

クリスは今回の事はあまり言われなかったが陽介は司令にも叱られ直接強制休暇を取らされた。

 

陽介「なんだか不平等だなぁ〜」

 

そんな愚痴を溢しながら陽介はメディカルチェックを受ける。今回過度な戦闘により身体に異常が無いかどうかの検査らしい。

検査を終え陽介はエルフナインから結果を聞く

 

エルフナイン「えっと、貴方の体は.......過度の疲労により細胞が悲鳴を上げているので一週間以上の休暇を取る事をオススメします。」

 

そう言ってくるエルフナインに陽介は

 

陽介(もうちょっと嘘をつく練習と隠す事を意識しましょうエルフナインさん.........)

 

と思いながらわかりやすいほど目を泳がせているエルフナインと鏡に反射する隠れたカンペを見て思うのだった。

 

 

S.O.N.G仮眠室(陽介仮住まい)

 

陽介「休息と言ってもこんな事考えたこともなかったからやることがないや........」

 

陽介は横になり目を閉じこれまでの事を振り返る。

 

陽介(最初は体が動かなくて驚いてたけどまさか氷の中に居たなんて........しかも目が見えたら響さんの胸を触ってたし、その後はみんなと自己紹介をして戦闘訓練では大変だったな。翼さんとマリアさんと戦ったしそれでも認めてもらえたのは嬉しかったな.........)

 

などと思い出を振り返ると扉が開く

そこに居たのは

 

陽介「あれ?マリアさん?」

マリア「こんにちは陽介、ちゃんと休んでいる様で安心したわ」

陽介「マリアさんや弦十郎さんそれにエルフナインさんと3人に言われたら休むしか無いよ。」

マリア「当然よ貴方一人でカルマ・ノイズと戦えるからと言って貴方は毎回ボロボロになって帰ってくるんだもの。」

陽介「毎回ってわけじゃ無いと思うけど........」

マリア「それで貴方はどうしてあんな無茶ばかりをするの?」

陽介「・・・すいませんそれにお答えすることは出来ないんです。」

マリア「教えられないって事?」

陽介「違うんです.........何かを忘れている気がして、自分でも思い出せないんです。」

 

陽介は顔を俯かせ答える。その表情を見たマリアはそれ以上追求することはなかった。

 

マリア「そう.......まぁ良いわ。それより暇なら私の買い物に付き合ってくれないかしら?」

陽介「俺がですか?歌手としての活動は良いんですか?」

マリア「私はS.O.N.Gに入った際にはエージェントとして入っているの。だから歌手としての事は気にしなくても良いわ。」

陽介「そういう事ですか。わかりました今日はやることも無いですし良いですよ。あっ着替えるので少し待っててください」

マリア「それじゃあ外で待っているわね」

 

マリアは外に出て行く陽介は早速着替えを始める。

着替えを終え外に出るとマリアが背を壁につけ待っていた。

 

陽介「お待たせしました。」

マリア「時間は掛かってないわ。それじゃあ行きましょう」

 

マリアはサングラスをかけると歩き出す。陽介は驚き手を握り止める

 

陽介「ちょ!ちょっと待ってください!」

マリア「?どうしたの?早く行きましょう」

陽介「いや!いや!いや!サングラスだけじゃ怪しいですって!それに髪も隠して無いじゃ無いですか!」

マリア「でも案外バレないものよ」

陽介(絶対に周りの人が気を遣ってくれただけだ)「ちょっとコッチには来てください」

 

陽介はマリアを連れ服が保管されている倉庫にやってくる。陽介はとりあえずグレーのベレー帽と下ろしてある髪をポニーテールに纏め、最後にピンク縁のメガネ(度なし)をかけさせる

 

陽介「せめてこれくらいしないとバレますよ........あっ、髪型が気になるならおろしても大丈夫ですよ」

マリア「・・・いいえ大丈夫よ。ありがとう」

 

2人はショッピングモールに向けて足をすすめる。移動中の2人は

 

陽介(咄嗟とは言え手を握っちゃたな。それに髪もポニーテールにしたけど、本当に大丈夫かな?)

マリア(手をつかまれた時はドキッとしたわね。それにしても陽介はポニーテールが好きなのかしら?..........出かける時はこの髪型にしようかしら)

 

という感じだったとか

 

 

 

 

 

 

 

 

陽介視点

 

場所:ショッピングモール内

 

あれからマリアさんの運転でショッピングモールへとやってきた。中は4階構造で映画館などもあり夏には屋上でプールが開かれるとか。

 

陽介「かなり大きいショッピングモールなんですね。」

マリア「そうね、私も初めて来たわ」

陽介「マリアさんも初めてなんですか?」

マリア「此処のところ誰かさんが無茶をするから心配で気が気じゃなかったわ」

陽介「うぅ.....すみません」

 

そこまで心配をかけていたなんて面目ないなぁ.......

そんな事より楽しまないと!

 

陽介「取り敢えず何処に行きましょうか?やっぱり服屋ですか?」

 

と質問するがマリアさんからの返答が返ってこない。俺は不思議に思いそちらを向くと

なぜか顔を俯かせ此方とは反対方向に顔を向けているマリアさんの姿があった。

 

陽介「あの.......マリアさん?どうかしましたか?」

 

顔を確認しようと覗き込もうとした時バックが勢いよく顔に突きつけられ視界に映らなくなる

 

マリア「なんでもないわよ!早く貴方がエスコートしなさい!」

陽介「ちょっ!わか、わかりましたから!バックを退けて下さい!」

 

マリアさんはバックを離し俺は抑えられていた顔を摩りながら先導をする。

 

マリア「あれに他意はない......あれに他意はない.........あれに他意はない........」ブツブツ

 

後ろでなんかブツブツ言っているけど、怒ってないよね?

 

 

 

 

 

三人称視点

 

あれから陽介達は買い物を楽しんでいた。初めに陽介の服の調達やアクセサリーの見物、途中で休憩を挟みマリアが見ていたペットショップに立ち寄ったりなど充実した1日を過ごしたであろう。

 

陽介「う〜〜ん!今日はなんだかとてもスッキリした〜。」

マリア「リラックスできた様で何よりよ」

 

日が暮れ始めモールの屋上にあるベンチでくつろいでいる。

 

陽介「今日はありがとうございました。マリアさんのお陰でとても良い休息が出来ました。」

マリア「そう、それなら今後は無茶をしない事ね。貴方がいくら普通の人より丈夫でも傷を負えば仲間である私たちは心配するんだから........」

陽介「肝に銘じておきます。」

 

そう言って陽介は微笑むのだった。

 

 

 

陽介視点

 

あれからマリアさんに潜水艦まで送ってもらい今日の感謝を述べて別れると俺は自分の部屋(仮)に入る。

 

陽介「いや〜、それにしてもあんな大きなショッピングモールがあったなんて知らなかったなぁ。まぁ、映像じゃそこまで見せてもらえないか........あれ?映像?俺は一体()()()()()()()()()()ッ!!」

 

俺は焦りを覚えすぐに思い返す。

 

陽介(俺はこれまで装者の皆と戦ってきたクウガの力を上手く使いこなしてきていた。皆と出会う前は四角い棺の様な氷のブロックの中にいた。そしてその前は神様と.......)

 

俺は自分の事を思い返しながらふと気がついた。自分が転生した事、その前に神様と出会った事は覚えている。前世で観ていたクウガの事もだけど

 

陽介「()()()()()()()()()()().............」

 

前世でこのシンフォギアの事は知っている

だけど内容が思い返せない。

自分が一度此処とは違うところで人生を送っていたのは覚えている

だけどどの様な人生だったかは覚えていない。

家族は.........わからない。

勤めていた会社は.........わからない。

友達は.........ワカラナイ。

俺の前の名前は.........

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ワカラナイ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

陽介「俺は一体、誰なんだ?」

 

 

俺はベットに倒れ込み意識を落としていく



目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

残夢

更新遅れて申し訳ありません!!

クウガの話を待っていた皆様お待たせしました!


陽介「・・・・・・」

 

陽介は今天井を見ながら考え事をしていた。

 

陽介(俺は一体誰なんだ.........前世の事ももう分からない)

 

陽介は昨日自分の事を思い返した。

 

 

 

今の名前は五代陽介 年齢推定142

仮面ライダークウガの力を生まれ変わった転生者

 

 

 

 

昔の名前◼️◼️◼️◼️ 年齢◼️◼️

家族は◼️◼️◼️◼️◼️◼️◼️◼️◼️◼️◼️◼️◼️◼️◼️◼️◼️◼️◼️◼️◼️◼️◼️◼️

◼️◼️◼️◼️◼️◼️◼️◼️◼️◼️◼️◼️◼️◼️◼️◼️◼️◼️◼️◼️◼️◼️◼️◼️

職業は◼️◼️◼️◼️◼️◼️◼️◼️◼️◼️◼️◼️◼️◼️◼️

 

 

 

 

 

陽介「ッ!ァァァ.......」

 

陽介が転生前の記憶を思い出そうとするとノイズがかかったかの如く思い出せない。

陽介は頭を押さえていたが手を離すとノートを取り出し先の思い出した事を書き記す。家族の欄を書こうとすると思い出せない.........

 

陽介「ウグッ!グゥゥゥゥ!」

 

なんとか思い出そうとしたが、思い出せない。

陽介は思い出せない事に涙を流していた

 

陽介「・・・今日はもう寝よう」

 

陽介はノートを仕舞いベッドに横になる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

陽介視点

 

目が眩しい........

懐かしい日差しだな。

 

ベットから起き上がる、服を私服に着替えて下に降りる。

目の前に◼️◼️と◼️◼️が既に朝食を食べていた

 

「◼️◼️!遅いよ!」

「◼️◼️お先〜、準備も出来てるから早よ食べてぇ〜」

「速いな〜2人とも」

 

席に座ると朝食に手をつけ食べる。

制服に着替えた2人が玄関にいた。

 

「それじゃあ行ってきます」

「おっ先に〜、仕事ガンバ〜」

「行ってらっしゃい」

 

2人を見送りスーツに着替える。扉に手をかけて開く日差しが視界いっぱいに映り込み

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

目を開けると見慣れた天井........S.O.N.Gの仮住まいの天井だ

身体を起こすと見ていた夢を思い出す

 

陽介「そっか、夢か..........」

 

思い出すと懐かしくて寂しくなって、あぁ俺はこの世界に1人なんだと実感してしまう。

前世の記憶も殆どが消えてしまっている、俺は、五代陽介は何者なんだろうなぁ

 

 

 

 

 

 

 

 

数日後

 

ノイズの発生を検知しアラームが鳴り響く

 

藤尭「ノイズの反応パターンを検知距離1200!」

弦十郎「街中なのか!?」

あおい「いえ!幸い森林地帯に出現した模様です!しかし近くに村があります!」

弦十郎「装者を至急向かわせろ!」

 

弦十郎の指示により学校にいる組は車が数台、翼とマリアには緒川が車で向かわせた。

発令所の扉が開き陽介が入ってくる

 

陽介「ノイズですか!?俺も向かいます!」

弦十郎「待て!陽介君!他の地域にノイズが現れる可能性がある!待機していてくれ」

陽介「........ッ!了解です。」

 

陽介は拳を握りしめてその場で待機する。

 

 

 

 

装者side

 

ノイズが現れた場所にいち早く着いた学生組は響とクリスがギアを纏い戦闘を切歌と調は避難誘導を開始している。

 

響「カルマ・ノイズは今回は居ないね!」

クリス「だったらとっととぶちのめすぞ!」

 

ノイズを対処していき残りの装者も現場へと到着した。

全てを倒し終えたと思った時

 

藤尭『ッ!上空よりカルマ・ノイズの反応!』

あおい「皆んなその場から離れて!」

 

通信から聞こえ装者達は上空を見上げる。そこにはカルマ・ノイズが2体見えた

 

翼「各自散開!!」

 

翼の指示により全員がその場から距離をとる

カルマ・ノイズが着地し装者を見据える。

 

調「まさか伏兵!?」

切歌「何処に隠れてたデスか!?」

 

カルマ・ノイズが急に現れた事に驚いていると

 

マリア「皆上よ!」

 

マリアはそう言って上空を指差す。

顔を上げると大きな飛行タイプのノイズが飛んでいた。

 

翼「なっ!?」

響「いつからあんなのが.......」

 

皆が驚いている中クリスは気づいたように叫ぶ

 

クリス「おい!アイツ村に向かってないか!?」

 

クリスの指摘にすぐにルートをみるオペレーター

 

藤尭「飛行タイプのカルマ・ノイズ村へと進行しています!」

あおい「避難はまだ完了していません!このままでは人的被害が」

弦十郎「クリス君と翼で飛行タイプを!」

 

弦十郎がそう指示しようとした時

 

翼「なっ!」

クリス「コイツら!」

弦十郎「どうした!」

翼「カルマ・ノイズが道を塞いでいます!」

弦十郎「なんだと!?」

 

モニターには先程の2体が2人だけではなく、装者全員を通せんぼする様に立ち塞がる。

 

陽介「弦十郎さん!俺、行きます!」

弦十郎「ッ!・・・わかったミサイルを手配する」

 

陽介はそれだけを聞くとミサイルポッドへと足を進める。

陽介が居なくなった発令所では空気が重くなっていた

 

あおい「司令本当に良かったんですか」

弦十郎「実際に対処できるのは現状陽介君だけだ。」

藤尭「複雑ですよね。彼は守る為に力を使っているのに、その所為で()()()()()()()()()

弦十郎「・・・」

 

弦十郎は数日前にエルフナインに呼び出され話を聞いた

 

 

 

数日前

 

 

 

弦十郎『陽介君が人でなくなる?』

エルフナイン『コレを見てください』

 

エルフナインはそう言ってレントゲンの写真と何かのデータをそれぞれ2つだす

 

エルフナイン『このレントゲンは陽介さんが氷の中から出て来た時の写真と、今の陽介さんの体の内部のレントゲンです。

ここを見てください』

 

エルフナインはそう言って腹部と右足に円を描く

 

弦十郎『この丸い物体は?』

エルフナイン『おそらく陽介さんが言っていた、霊石だと思われます。』

弦十郎『ふむ、そして右足のこの黒くなっている所は?1枚目では普通に骨を写していたが.......』

エルフナイン『・・・右足が異常に成長しているんです。』

弦十郎『そうか、しかし異常に成長する事と、彼が人でなくなるには何が関係しているんだ?』

 

弦十郎はイマイチ理解ができず質問する

エルフナインは数値化されたデータを見ながら話し始める

 

エルフナイン『通常、人が普段生活しているにであれば必要以上に骨や皮膚に変化はありません。

しかし、怪我や病気を負うとそれに耐性がつく様になります。

しかしそれには限界があります、人も生物として限界があるだからこそ姿に変化はありません。

しかし、もしそれが超えれば』

 

弦十郎は理解したには冷や汗をかき息を飲む

そして一言言う

 

弦十郎『人ならざるものとしてに姿になる.........』

エルフナイン『そうです、もし陽介さんのクウガとして戦う姿が未来の彼自身の姿だとしたらこのまま戦い続ければいずれ陽介さんは』

弦十郎『特異災害指定される恐れがある......か

この事は装者には知らせないでおこう、気を使ってしまうからな。

この情報は俺とエルフナイン君そして緒川にオペレーターの藤尭と友里だけの秘匿事項としておく。』

 

弦十郎はレントゲンを見ながらそう言うのだった。

 

 

回想終了

 

 

陽介視点

 

陽介はミサイルに乗り込み発射されるのを待つ

 

陽介(夢の事は今思い返していてもしょうがない.......目の前のことに集中するんだ!)

 

 そう言い聞かせる陽介ミサイルが揺れ始め発射の前と感じると陽介は腰に手をかざしアークルを出現させる。

身体にGがかかってくるのを感じると次に備える

ミサイルの側面が開かれ開放された陽介は構え

 

陽介「変身!

 

 迸る赤い光に力強いサウンドと共に姿を変えていく陽介

カルマ・ノイズの上空に出た為右足に力を込め蹴りの体勢をとりマイティキックを繰り出す。

 カルマ・ノイズを突き抜け地面に着地する陽介上空を見るとカルマ・ノイズは亀裂を広げながら落下して行く。

地面との距離が10mになった時黒煙を散らしながらカルマ・ノイズは消えていった。

 陽介はそれを見届けると本部へ向け足を進めようとしたが、そこへエネルギー弾が襲いかかって来た。

 

陽介「グハァ!」

 

陽介は対応できず直撃し背中から倒れる。目線を上げると装甲を纏った3人のライダーが現れた。陽介はそのライダー達を知っていた

左手にハチのデバイスを付けた仮面ライダーザビー

右手にトンボ型の銃を持った仮面ライダードレイク

手に持った剣にサソリのデバイスを付けた仮面ライダーサソード

そのライダー達が陽介の目の前に現れた。

 

陽介「どうしてカブトのライダー達が.......」

 

陽介が思案する中その場面を見る1人の男がいた。

 

???「さて、この世界のクウガの力........試させてもらうよ。」

 

その人物は片手に銃を持ち見届けるのだった。



目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

激闘

はい超絶長らくお待たせしました


陽介はカブトのサブライダー、ザビー・ドレイク・サソードと対峙している。

 

陽介「クロックアップに注意しないと........」

 

陽介は3人のライダーに注意しながら構えをとる。

3人のライダーはそれぞれ獲物を構えると、陽介に攻撃を開始する。

 まず最初に攻撃してきたのはザビー格闘技を駆使して陽介に攻撃をする。

しかし陽介も格闘は得意な分野なため攻撃を流すなど回避する。陽介は攻撃されながらも話を持ちかける

 

陽介「ちょっと!なんで俺を!攻撃ッ危な!してくるんですか!」

 

陽介はザビーに対し質問するが向こうは一向に答えず攻撃を続けてくる。

 ザビーの攻撃を回避して後ろを取ろうとしたがサソードの剣が降りかかってくる。

陽介は横蹴りで攻撃をずらし体勢を整えようとするが背中に衝撃が訪れる

 

陽介「がはっ!」

 

ドレイクが後ろから銃撃をしてきたのだ。

陽介はよろけドレイクに向き直ろうとしたが、ザビーが陽介の肩を掴みは腹へパンチを

 

陽介「うっ!」

 

続け様にサソードが正面から3度斬りつけてくる

 

陽介「うっ!ぐっ!ぐわっ!」

 

斬りつけられた場所からは血が流れその場に倒れる

 

陽介(なんとかしないと、このままじゃ.........やられる!)

 

陽介が考える中ザビーは左手のザビーゼクターのボタンを押しエネルギーを貯める

 

LIDAR STING

 

 ザビーゼクターから音声が流れると左腕を突き上げ陽介に向けて突き刺そうとするがザビーに向かってエネルギー砲が放たれる。

 続けてサソードには空から無数の剣が落ち、ドレイクには赤い弾丸が放たれた。

3人のライダーはそれを防御若しくは回避しその場から離れる

 

陽介「今のは......もしかして!?」

 

陽介の考えは当たっており陽介のそばにマリアそして翼とクリスが降り立った。

 

マリア「陽介無事!?」

陽介「マリアさん!翼さん!クリスさん!」

クリス「ったくなんだよアイツらお前の知り合いじゃないのか!」

翼「本部応答をお願いします!目の前に五代と酷似した仮面の人物を確認!本部!」

 

 翼はS.O.N.G本部と連絡を取ろうとするがノイズが走っており応答がない。

3人のライダー達は装者を見るともう一度それぞれの獲物を構える。陽介は膝に手をつき立ち上がる。

 

陽介「クッ......俺が戦わないと!」

マリア「陽介無茶しないで!貴方さっきまで大きなダメージを負ったんだから!」

陽介「大丈夫です!まだいけます!」

クリス「おいアイツらが来るぞ!」

翼「各人それぞれ対処しろ!」

 

 翼の掛け声でその場から離れ翼はサソードの剣を受け止め、クリスはドレイクにリボルバーのアームドギアで銃撃をマリアはザビーに短剣による攻撃を繰り出す。

 

陽介「ウグッ、.........変身

 

 陽介は痛みを耐えながらアークルを青く発行させるとドラゴンフォームへと姿を変える。近くに落ちていた木の棒を掴みドラゴンロッドに変化させザビーに向けて攻撃を仕掛ける。

 

陽介「ハ!オリャ!」

マリア「陽介傷は.......」

陽介「まだ行けます!」

 

 陽介はロッドでザビーの姿勢を崩しその隙にマリアの蛇腹剣がザビーの片腕に巻きつき、もう片腕を陽介がロッドを絡ませ首にロッドを押し付け押さえつけ陽介はザビーに向け問いかける。

 

陽介「貴方は一体誰なんですか!どうして俺に攻撃をしてきたんですか!」

 

 話しかけるがザビーは何も喋らない。無理矢理拘束から抜け出すと蜂のボタンを押し陽介に突きつけてくる。

 

陽介「ぐっ!オォリャァァ!」

 

 ドラゴンロッドに意識を集中させザビーの胴体に先端を突きつける。ザビーのスティングが届く前に陽介のロッドが突きつけられ寸前で止まる。

 ロッドを突きつけた所から亀裂が広がっていきやがて全身に到達するとザビーは()()()()()()()()()()()()()()

 

陽介「ッ!まさか!」

 

 陽介は確信に至りサソードに向けて走っていく、翼と交戦していたサソードの剣をロッドで受け止め弾くとロッドを空中に放り投げベルトに手をかざす

 

陽介「超変身!

 

 サウンドと共にタイタンフォームへと姿を変えると落ちて来たロッドを手にしタイタンソードへと変化させる。

切り付けてくるサソードの剣をその鎧で受け止め剣に意識を集中させると

 

陽介「オリャァァァァァ!」

 

 タイタンソードをサソードの腹部に突き刺す。亀裂が広がっていくとサソードもザビーと同じように残像を残しながら消えていった。

 

陽介「やっぱりこのライダー達は本物じゃない!」

 

 陽介は続けてドレイクに向かおうとしたが突如として吹き飛ばされた。

陽介は辺りを見渡すも誰に吹き飛ばされたか分からないでいた。

 

クリス「気をつけろ!あのトンボ野郎急に速くなりやがった!」

 

 しかしクリスの叫びで相手がクロックアップを使った事を瞬時に理解し陽介はクリスに向かって叫ぶ

 

陽介「クリスさん!銃を1つ俺に投げて下さい!」

クリス「ッ!わかった頼むぞ!」

 

 クリスはアームドギアを1つリボルバーガンにするとそれを陽介に向けて投げた。

 

陽介「超変身......」

 

 飛んでくるリボルバーを見据えながら陽介はペガサスフォームへと姿を変え飛んできた銃をキャッチ、すぐさまペガサスボウガンに変化させる。

ペガサスボウガンの後ろの引き金を引き絞り片手で持つと意識を集中させる。木々の揺らめき、風の音、近くに感じる3人の気配に高速で移動するドレイク

 

陽介「ッ!そこだ!

 

 気配を感じ取った陽介はペガサスボウガンをその方向に向け引き金を弾く。空気の弾丸はドレイクを捉え直撃した所から亀裂を生み残像を残ぢながら消えていった。

 

陽介「・・・・・・、はぁ.......はぁ........ふぅ」

 

 伏兵がいない事を確認した陽介は変身を解除、それと同時に手に持っていたペガサスボウガンもリボルバーへと戻る。陽介の元にクリスとマリアが駆け寄ってくる。

 

マリア「陽介!無事!?」

クリス「大丈夫か!」

陽介「はい、なんとか。それよりもどうして3人は......」

翼「・・・そうだな順を追って説明する」

 

 翼の話によるとカルマ・ノイズと戦闘をしていた所突如としてカルマ・ノイズの一体が突如何かに撃ち抜かれたように胴体に穴を開けて消え去りもう一体を響達4人に任せて3人で陽介の支援に来たと言う。

 

陽介(一体誰が.......それにあの消え方はディエンドの召喚ライダーと同じだった。つまりこの世界にディエンドが来ているって事なのかな?)

マリア「陽介大丈夫かしら?やっぱり何処か怪我を」

陽介「!す、すいません考え事をしてて」

 

 思案する陽介に声をかけるマリア、陽介は慌てて返事をすると通信機から声が聞こえて来た。

 

弦十郎『陽介君!クリス君!マリア君!翼!聞こえるか!返事をしろ!』

陽介「あ、こちら陽介マリアさん達もぶじです」

弦十郎『そうか無事だったか、突然4人の反応が消えたから焦ったぞ、何が起こったのか言えるか』

陽介「それは本部に戻ってから連絡します。これより帰投します」

弦十郎『ノイズの反応が消えたとは言え油断はするなよ』

陽介「了解です」

 

通信を終え陽介は3人に向き直る

 

陽介「それじゃあ本部の方に帰りましょうか、おっとっと」

 

3人にそう言って歩き出そうとしてふらつく陽介、そんな彼をマリアは腕を引っ張り支える。

 

マリア「大丈夫?やっぱり疲れが溜まっているじゃない」

陽介「あはは、本部に帰るまでは持つと思ったんですけど........すいません」

マリア「仕方ないわね」ヒョイ

陽介「え?」

 

 マリアは陽介を引き寄せると足を左腕で持ち陽介の肩を右手で持ち抱き上げる。俗に言うお姫様抱っこである。

 

陽介「ちょ!マリアさん!?降ろしてください!!」

マリア「暴れないで、貴方は疲れているのだからこうして連れて帰るのよ」

陽介「歩きます!自分で歩きますから!!」

マリア「心配しないでギアを纏っていれば貴方1人くらい軽々と持ち上げられるわ。」

陽介「ワァ、トテモタノモシイ........」

 

 これは折れないと感じ取った陽介は手で顔を隠してされるがままになる。

その光景を見ていた2人はと言うと

 

クリス「何野外で堂々とイチャついてやがる.......」

翼「マリアなりの優しさなのだろう。五代にとっては恥べき思い出になっただろうな」

 

そう感想をそれぞれ言ってマリアの後についていった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 そんな3人を遠巻きから眺める1人の青年がいた

 

青年「あれがこの世界のクウガか、とても強い訳じゃないけど油断はできない相手だね。対処の仕方も早い彼はもしかしたら僕達と同じく転生者かもしれないね。暫く様子を見てみようかな」

 

青年はそれだけ言うと森の奥深くへと消えていった



目次 感想へのリンク しおりを挟む




評価する
※目安 0:10の真逆 5:普通 10:(このサイトで)これ以上素晴らしい作品とは出会えない。
※評価値0,10についてはそれぞれ11個以上は投票できません。
評価する前に
評価する際のガイドライン
に違反していないか確認して下さい。