この素晴らしい世界で仲間と仲魔に祝福を (入江文学)
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この素晴らしい世界といえど知らないあいだに連れてこられたらはたして素晴らしい世界と言えるのか

部屋の大掃除してたら出てきたこのすば2巻が面白くて掃除が全くはかどらなかったので初投稿です。
感想で死ぬほどこき下ろしてほしい おねがいします


ー志なかばで 力尽きし者よ これより先は 魂の還るところ 恐れることはないー

 

じゃり、と 自分が地に臥していたことに気がつく

 

ー死の安らぎは 等しく訪れよう 人に非ずとも 悪魔に非ずとも 大いなる意思の導きにてー

ジジ...ジ...と音が聞こえる・・・右腕に装備していたCOMP――腕に装着する小型PC――を見やるが液晶にヒビが入ってしまっている 半分以上が写らなくなってしまっているが、なんとか確認できた文字列に[DEAD]がチラリと見える。

 

ー虚ろなるものから真実へ 闇の中から光のもとへ 滅びゆくものから不滅のものへー

 

頼りの仲魔は全滅していると考えていいだろう・・・自分が記憶している最後の光景はテングの集団からシバブーを喰らいそのまま動けなくなった自分をかばいながら戦う仲魔の姿、戦いの最中、誰が放ったのか分からない爆発・・・そして最後に「うわっ!悪魔くさっ!!エンガチョ!エンガっ・・・あ」

という誰かの声・・・そこで自分の記憶は途切れている。

あの声はなんだったのか、最後の「あ」は一体何だったのか・・・もしくは仲魔の誰かが自分を命からがらココまで連れて逃げてくれたのか、それとも・・・少なくとも確かなのは、自分が今見知らぬ場所で一人倒れていたことだけだ。

生きているならもう一度、右手に破魔矢 左手に蠱毒皿 両手で合わせて経験値を生み出すまでの事、Lv55くらいまで粘って餃子になってしまった友人と勝手に仲魔を一人盗っていった友人をぶん殴り、六本木に行ったりしなければならないのだ・・・他にもやることが会った気がするがすべて些事だ、些事。

痛む体をなんとか起こし

 

[ーーマグーーターート反応ーー確認ーーー]

 

少し離れた所に落ちている、自分が持つCOMPを一回り蓋周りも小さくしたような何かが目に入る。

 

[再起動実行、メッセージを再生します「ザ・・・ザザ・・俺には無用の長物だった・・・だけど誰かには必要なものかもしれない、だからこれは残す、上手くやってくれ」―――メッセージを終了します]

 

どうやらこれは誰かが”遺して”くれた物のようだ、ありがたく貰い受けておくことにする

先達からの贈り物はありがたい、が、先ずはここを脱出することが先決だ、出口があればの話だが

と不安に思っていた所に、左手に持っていた機械の液晶にメッセージが表示される。

>*洞窟*のマップを表示します

 

名も知らぬ先達に感謝しながらも、マップを確認し、液晶の光を頼りに『洞窟』の出口へ向かっていく。

道中、この機器もCOMPとして扱えること、液晶が割れ扱いにくいことこの上なかった自分のハンドターミナルから仲魔のデータをコンバートできることが分かったため、すべて送信する。

 

 

眩い陽光が見える、洞窟の出口にたどり着いたのだ

洞窟の薄暗さに慣れていたせいでしばらく眩しさに目を潰されその場に動けずにいたが、やっと明るさに慣れたと思えば、周りの光景に今度は動けなくなる。

 

なんだ、ここは、何処なんだ?

 

一面に広がる緑の絨毯、澄んだ空気、遠くに見えるのは川だろうか、振り返って自分がなんとか出てきた洞窟周辺を見ればちょうどそこは森林と草原の境目になっているようだった。

 

何処だ、ここは?

自分はあの荒廃した東京に居たのでは無かったのか?もっというと端っこの方の四天王の館で蠱毒皿担いでレベリングしていたはずだ、だが目の前に広がる光景は清々しいほどに大自然溢れている。

新しいCOMPー古い方は邪魔なだけなので外して道具を仕舞うバッグに詰め込んだーを見るがさっきの洞窟のようにマップは表示されていなかった。

もっと正確に言うなら今この瞬間からマップが生成されているようだった、洞窟とは違い凄まじく大雑把な、アメーバのようなもんやりした地図だが。

 

とはいえココでじっとしていても何も始まらない。仕方がないので兎にも角にも歩を進める。洞窟付近を離れ、痛む体にむち打ち草原を歩き目の前に見える丘を迂回するかどうか、ギシギシと苦痛を訴える体と一人相談していると

「あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”!!!!!!!!!!」

猿叫か何かかな?と思わず思う(?)叫び声が丘向こうから聞こえる。

困っている人間は放ってはおけない、とまでは言わないが、これ程バカでっかい悲鳴が聞こえては流石に何があったかと思い丘を駆け上る。

そうして目の前に広がる光景は

 

「か、カ、かじゅまさぁぁぁぁぁぁああああああああああああああビュブッ!!!!!」

「アクアァーーーッ!!!!!」

 

バカでかい蛙に飲み込まれていく少女とそれを見て叫ぶ少年であった。

 

・・・。

 

困っている人間は放ってはおけない聖人君子とは言わない、言うつもりもなく、そんな事を心がけるつもりも特にはない、が、だからといって目の前の光景を止めれる力があって振るわないのは人の心が無いだろう。

流石にバカでっっかいカエルが人をングング飲み込んでるのをぼ〜っと見過ごせるような倫理観ではない、必至に抗っていたようだし、この地域特有の風呂の代わりにカエルに飲まれる文化とかでも無いのだろうし

 

そんな事を頭にふわふわ浮かべ散らかしながらも、少し前のー平和な頃ならばー自分なら触れることも、使うことも無かったであろう武器――拳銃を取り出し弾が装填されていることを確認する、少し離れた場所だがアレだけ的がデカいならどうにでもなる。

遠目からだが少なくとも3,4mはあるだろう、早々外しはしないはずだ

狙いをつけて、撃つ。

 

パン!というもはや聞き慣れてしまった音を耳朶に受けつつカエルの様子を見る。

ヌグムグと喉を動かしていたが数秒でその動きが緩慢になり、最後には弛緩したようにベッタリと、文字通り潰れたカエルのようになっていた

 

 

カエルの近くに居た少年は唐突に銃をぶっぱなしたこちらを見つけてギョッとしていたが、カエルがビクビクと痙攣しだしたのをみて何やらこちらに手を振った後、カエルの口から1本だけ伸びていた足を引っ掴んで救出しようとしていた。

自分も駆け寄り二人で足を1本ずつ掴んで引っ張り出す。

なんとかどうにか、デュルン!!と救出に成功するも反応がない、小さく身じろぎはしているようだったが・・・

「んっぶぇぇぇええええんぅうんああああああああああああ!!!!!!あ”り”が”どぉ”お”お”~~~~~!!!!」

滅茶苦茶でかい声で叫びながら生臭い液体まみれの美人のお姉さんが唐突に立ち上がったかと思えばこちらに向かってきた。

「かじゅまさんも知らない人もあ”り”が”どぉ”お”お”ぉ”ね”ぇ”ぇ”!!!!」

 

うわっ生臭っ、怖っ 

 

パンパン!パン!!

 

「んぎぇェ!!」

「アクアーっ!?!?」

 

しまった、つい反射で撃ってしまった。しかもやたら挑発的でセクシーな太ももに2発、倒れた所にプリンっと可愛くこちらに撃ってくれと言わんばかりに向けてきた尻に1発

実弾ではなく、威力が多分に劣るものの、カエルに叩き込んだものと同じ、耐性がなければ食らったが最後、嬲り殺し確定に出来る”麻痺”させる神経弾をだが・・・しかし粘液まみれデュルンデュルンの人が急に抱きつかんばかりにこちらに迫ってきたら発砲もやむなしでは?そう考えればこれも正当防衛だろう・・・俺は無罪なんです刑事さん

 

「いややむ無しでは無ェよ!!なんちゅーことしてんだ!刑事さんもこいつ現行犯で逮捕だよ!」

安心しろ、峰神経弾撃ちだよ

「峰の部分が何にもねぇよ!?」

 

 

とはいえ、この出会いは概ね、グットコミュニケーションから始まったと言えるだろう。

 

「いやどう考えてもバッドコミュニケーションスタートだろ!!」

 




書いててこれ面白いか?ってなりながら初投稿です。
3年くらいたって自分でも忘れた頃に見直したらちょっとおもろいやん…てなるのが目標です。
嘘、めちゃめちゃ皆からコメントもらったりも評価貰いたいです ちやほや


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ああっ女神さまっ助けてアイツ物理反射なの無効なのどっちもクソなの

1巻がマジでどんだけ探しても見つからないので初投稿です
10/29が待ちきれないよ!早く女神転生3-HDRemaster-を出してくれ!

書いてて思ったんですけど「XXにたどり着かない」「いつになったらOO編終わるんだ」みたいな発言が頭ではなく心で理解できました。


しばらく待っているとニュルンニュルンの粘液お姉さんがかかっていた麻痺が解けたようで

「ちょぉっとぉー!!!なんてことするのよ!痛いじゃない!!」と元気に怒号を飛ばしてくれている。ちなみに同じく麻痺していたデロデロ状態の原因のカエルは少年が「このっ、このッ!」とショートソードで何度も頭を突いて始末して少年の経験値にジョブチェンジした。彼の中でカエルも生きていくのだろう…経験値として。

 

 

とはいえだ、撃ったのは悪かったとは思うがそんなズルんズルんの状態で迫られたら誰だって撃ってしまうだろう、ココは銃社会TOKYOなのだからそちらもそれ相応のたち振る舞いが必要では?

 

そう女神に伝えながら、既に自分は、荒廃した東京で悪魔や、それを従える人間、従う人間たち相手に銃と剣 拳と魔法でぶっ飛ばしてきた人間なのだ…と自分自身を振り返る。

咄嗟の危険に対して、それ相応の手段でもって解決を試みるのはもはや反射的な行動となってしまっているのだ。

自分の言葉に対してうんうん…と頷きながら、だから喧嘩両成敗って事で、めんごめんごと大人な対応を伝える。

 

「いやめんごじゃないわよ!何が銃社会よこちとらパンパン射たれてんですけど!、そもそもここは東京じゃないし!ていうか私はありがとうっていいたかっただけなのに撃たないでよー!!」

……東京じゃない?どういう事だ?ここは確かに、あの東京に比べれば全く違うのどかで平和そうな場所だが…

「あー…あんたもその、転生者なのか?ここは地球でも日本でもない異世界ってやつ、らしい」

粘液お姉さんの言葉に思わず眉をひそめていると少年からの助け舟に、またも眉をひそめる何?異世界?金剛神界とかそういう場所なのか?それにしてはこう、現実的というか…

頭の中をハテナで埋めている自分を見て「何も聞いてないのか?」と少年がこの世界のことを説明しだす。

曰く、この世界は剣と魔法のファンタジーな世界であること、魔王とそれに従う者達が存在していること。モンスターや魔王軍に殺された恐怖から同じ世界での転生を拒否する人が多く、世界崩壊を回避する手段として他の世界、とりわけ日本の、若くして死んだ未練がある人を肉体と記憶をそのままで送るようになった事。

そしてその際に、すぐ死ぬことの無いように非常に強力な“特典”を渡す事、など…そして少年ーー名前は佐藤カズマと言うそうだーーもその一人であり、魔王を倒すべくこの世界に転生し冒険者となったこと、そして彼の特典は

「この世界に俺たち日本人を転生させてた女神様…アクアを選んだって訳だ」

なるほど、賢いね君。大抵そういう場面では武器とか選ぶのでは無いだろうか?そこで『じゃあ仲魔を』…クレバーだ

「だろ?だろ??いやまあムカついたから連れてきただけなんだけさ・・・女神って名乗るくらいだし、本人もなんかやる気満々だから初心者向けのクエスト…あのバカでっかいカエルを狩りに来たんだが…」

「賢いね~・・・じゃないですけど!?アホの所業よ!!女神様なんですけど私!め・が・み・さ・ま!そんな私を特典扱いって不敬じゃない!?」

ギャイギャイ騒ぐアクアと言うらしい女神ではカエルは倒せなかったようだが…と、説明を受けていたが

ズ…ズズ……と地面が揺れる音がする

何だ?と周りを見ると、少し離れた所の土が盛り上がりカエルがグモゴモと地面から出てきている。無論、コイツもデカい、象とかそのくらいはあるのではないだろうか?

「うげぇ!またかよ!」

 

「丁度いいわ!アンタで憂さ晴らしよ!カズマさんも見てなさいよ!あんなカエルごときに遅れを取るなんてありえないんだから!」

 

よ〜く見てなさいよ〜〜〜〜!!

と威勢よくアクアがカエルへ突撃していくのを二人で見守っている

そういえばアクアはどんなスキルが使えるのだろうか?アクアと言う名前からして華麗に水の魔法を使うのだろうか?あなたは水の魔法は見たことが無かったのでワクワクした

 

「カエルごときが私の邪魔をするんじゃあないわよ!!ゴッドブローッ!!」

まごうこと無き右ストレートだった。思い切り物理攻撃だった。

バインっ……とカエルの腹が波打つ

「…わたしカエルって結構つぶらな瞳がチャーミングだおもウグェッ」

飲まれた、どうやらカエルは物理攻撃無効スキル持ちらしい。カエル、思っていたよりあなどれない相手のようだ。

「言ってる場合か!!だぁーっもう!あの馬鹿!さっき効かなかった事もう忘れてんのか!」

カエルにズブズブ頭から呑まれ続けているアクアを助けようとするカズマを制する。

ここに来る前にCOMPを確認したときは全滅したと思っていたが、生き残っている仲魔が居たのだ。

カズマへ伝える、今から自分の仲魔を見せる、と

「仲間…?どっかに待機してんのか?それとも…っ」

 

>Summon system OK?

 

打撃が効かないようだが、“彼女”ならば倒せるだろう。

COMPを変えてからぶっつけ本番にはなるがーー

 

COMPに搭載された悪魔召喚プログラムが召喚のための魔法陣を虚空へ刻む。

注がれたマグネタイトが魔法陣を光輝かせる

 

「おっ、おお、おおおおおお!!?!?」

突然浮かび上がる魔法陣にカズマは興奮していた。滅茶苦茶ファンタジーな光景に素直に歓声を上げてくれたようだ。

カエルのぷるぷるボディには物理攻撃は無効、だが彼女の魔法ならあるいは―――

 

―――『召喚』―――――!

召喚のための魔法陣から巻き起こる暴風が巻き起こる。

「愛を知らず死した少女の成れ果て、凶鳥モー・ショボー、ここに」

風の中から赤い着物に身を包み、長い銀の髪を羽のように羽ばたかせる少女が現れる。

 

あそこのカエルをぶった斬ってくれ、頼む

 

「了解ですサマナー・・・いや、ちょっと大きくないですか?あんな生き物まで東京に居るんですのね・・・核で汚染されて大きくなったのでしょうか?」

 

ごめんその辺後で説明するから!あっあいつ人飲み込んでるから下半身をいい感じに宜しく!

「カエルに上半身も下半身もあるのかは知りませんが、巻き込まなければいいんですのね?では・・・!ザンマ!」

 

風の刃がジャイアントトードをズタズタに引き裂く。

いともたやすく巨大なカエルは肉塊にジョブチェンジしていた。

「うおおおお!?すげぇ・・・」

呆けている場合ではない、もしかしたらアクアにもザンマがあたってちょっと削れちゃったかもしれない、引き抜きに行こう。

「あ、そ、そうだな、いや削れてたらやばいんだけどな!」

「おっそうだな」

「とにかくアクアーっ!おい大丈夫か!!死んでねぇだろうなーーーっ!?」

「じゃあ参るか」

 

「・・・・ん?」

「お、どうなさいました?」

「・・・誰?」

 

仲魔を召喚したあなた、カズマ、モー・ショボー、そして

 

「わたくし、悶絶少年専属調教師の拓也と申します」

「いや誰!?」

 

モー・ショボー以外にももう一人、生存していた仲魔を呼んでおいたのだ

「これも仲魔なの!?なんか・・・こう・・・凄い見た目なんだけど!?」

何を言う、彼も頼れる仲魔の一人 精霊:悶絶少年専属調教師KBITIこと拓也さんだ

「何だその名前!しかもこいつが精霊なの!?どう見てもそうは見えないんだけど!」

失礼な事だ、確かに拓也さんはサングラスにメッシュのタンクトップ、鍛え上げられた上半身とアンバランスな細さの下半身の見た目からは精霊とは思えないかもしれないが彼の「いや見た目っていうかさぁ!見た目が全部なんだけどもさぁ!」「お前をげいじゅちゅ・・・げい・・・芸術品にしてやるよ!(妥協)」「なんて??」

とにかく先ずはアクアを助けてからにしよう。ぶっ飛ばされた蛙の頭からまだ足が生えている光景を放置はちょっと流石に可愛そうだ

「俺はさ・・・殺すほどの悪魔じゃねぇんだよ」「貴方も一応悪魔でしょうに」「じゃあ参るか(仕切り直し)」

おっそうだな。

「もう好きにしてくれ・・・」

そうしてやっとこさ、蛙の中で気絶していたアクアを引き抜いたわけなのだが

 

「ウッソだろお前!」「どんだけカエルが居るんだよ!!!ふざっけんなよマジで!」

三度地面から4,5匹ボコボコとジャイアントトードが生えてきたのだ、どうやら戦闘の音を聞きつけて起きてきたようなのだが・・・冬眠でもしてたのかな?

「かな?じゃねぇー!おいどうすんだ!さっきみたいにズババー!っていけねぇのか!?」

「可能ですが・・・わたくしの扱える魔法は一体のみを狙う物ですので、誰かにカバーしていただかなければ被害が出るかもしれませんね」「ウッソだろお前!」「本当です」

しょうがない、というわけでタクヤさんお願いします!

「かしこまり!」「えっ」

 

ドッスンドッスンやってくるジャイアントトード達の前に立ちはだかるタクヤさん

「ちょっと眠ってろホイ!」「グエェェッ!?」「おいニャンニャンニャン!(解読不能)」「ギュエッ」

 

1匹、また1匹と崩れ落ちていく

「おおお!?なんだ!?死んだのか!?」

死んでは居ないがもはや死んだも同然だろう、タクヤさんがカエルに向けて放った技は、相手に異常状態を付与する魔法だ。

 

最後の1匹が空中に飛び上がった瞬間に痙攣する、着地が上手く出来ず文字通り潰れたカエルのような格好で地面に激突した、その時であった。カエルが地面に激突した際にふっとばされた岩がタクヤさんを掠める!

「あっぶねぇ!!大丈夫かタクヤさん!?」

 

「うおっ熱っちぃなこれ(即死)」

 

「・・・・は?」

ああっ タクヤさんが死んだ!まぁいつもの事だから良いけど

「あいも変わらず脆いですわね・・・」「これが”いつも”のことなの!?」

タクヤさんは敵の攻撃の余波で起こった風で死んだり耐えたりするほどのクソザコフィジカルなのだ、寧ろよく死なずに仕事を全うしてくれたと褒めるべきだろう

「でもいま死にましたわ」

褒めるべきだろう、貧弱でも最後まで己の仕事ばやり通した!じゃっどん笑うたこと許せ!合掌ばい!

「誰も笑っていませんわ」

それはそうとしてCOMPを確認するとDEADの文字が消えHPが1になっていた、なんでこいつ当たり前のように復活するんだろう・・・?

状態異常にデバフにバフまで撒いてくれる非常に有り難い存在なので全く構わないのだが…意思疎通は出来ないという欠点もあるけど、些事だよ、些事!

それにタクヤさんの尊い犠牲によってカエルが始末できるというものだ、いい加減疲れたのでコイツラを始末したら安全な所に行くことにしよう。

終わり終わり!平定!みんな解散!

 

「おっそうだな(諦め)」「喋り方移っていますわ」

 




BURN THE WITCH面白かったです。劇場へ見に行った後漫画読み直してやっぱり・・久保帯人先生の・・漫画を・・最高やな!となりました。 日記か?

あと1話ぶっぱなして寝て起きたら 18くらいかな?と思ってた閲覧数が数百あって ちょっとほんとうにびっくりしました ありがとうございます 
ズバババーーーーって思いついた端から書いてったので読みにくいですね。縛らなきゃ・・・(使命感)




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命を粗末にするやつは殺すが生き返るのならば粗末に使っちゃえ~2020秋~

前回のこの素晴らしい世界に祝福を~STRANGE JOURNEY~

モー・ショボー召喚してカズマさんとキャッキャしてもらおうと思ったけどなんか足んねぇよなぁ?お前チOコまで偉そうじゃねぇか あっタクヤさん!あったよ蛙の群れが!でかした!
落ちろ!(ドルミナー)落ちたな 落ちろ!(シバブー)落ちたな 落ちろ!(超低耐久) 落ちたな(自分が)
だいたいそんな感じ ストレンジ ジャーニー



「はぁ・・・はぁ・・・・あ”ぁーっクソッ・・・・っは・・・・」

疲れた(小学生並みの感想)

「大きいだけの蛙とはいえ、大きいというのはそれだけで堅いものですわ、まぁウドの大木と言い換えてもいいですが、この場合は」

それもタクヤさんの尊い犠牲によってなんとか無傷で勝てたのだ、合掌ばい!おいには真似出来ん自己犠牲精神にもす。

「そう・・・ハァ・・・そうかぁ?っていうか、死んじまったのか?さっきのタクヤさんってのは」

タクヤさんは何故か知らないが他の仲魔とは違いなんか知らないけどいつの間にか復活するので大丈夫だろう、普通は仲魔が死んだ、というか戦闘不能に鳴った場合は復活アイテムなり呪文なり施設なりで回復する必要があるのだが、タクヤさんは本当に知らない間に復活する上に勝手に召喚されたりする。バグかな?

カズマこそ随分息が荒いが大丈夫だろうか?あなたはカズマを気にかける。

「あ、おう・・・俺はちょっと息が切れただけだよ・・・そっちは随分余裕そうじゃねぇか」

こちらは平気だ、ココに来るまでに散々あっちこっちをかけずり回されたり戦ったりしてきたのだ、カズマは平和な日本からここに来たようだし仕方がないことだろうが。

「むしろ私としてサマナーの順応っぷりのほうが怖いですわね」

ジト目で見られても困る、自分だって最初は随分戸惑ったが殺らなきゃ殺られる、デッドorダイとなった東京では躊躇ったものから経験値とマグになってしまうのだ・・・

とにかく少しここから離れよう、先程のようにカエルがドバドバ現れては流石にしんどい、もう十分だ!もう十分だろう!もう十分カエルは堪能したよ!

「お、そうだな」「そうですわ」

セーフポイントへイクゾー!そんな物があればの話だが

「ならとりあえずカエルが来た方と逆へ行こうぜ、俺らが拠点にしてるアクセルって町あそっちにあるんだよ」「ではそちらへ、あの大きな木の影で少し休憩してから町へ行きましょう。ちょっと小休憩を取らせてくださいな・・・流石に疲れました。」おっそうだな。

 

そういう事になったため、あなた達は死屍累々の草原から離れてゆく、なおデロデロアクア様はカズマが運んでいった。

足首をとても嫌そうに掴んで引きずる運搬方法を取っていたが。

 

と、ここで貴方はふと気がつく。結構激しい戦闘をしたしそこそこの時間仲間を召喚してしまっている・・・マグの残量は大丈夫だろうか?

「マグ?」「マグネタイトの事ですわ」

仲魔を呼ぶにも、召喚を維持し続けるのにも”マグネタイト”という物質が必要なのだ。

「マグネタイト?何だそれ、マグネシウムとかアルミニウムみたいなもんか?」

似たようなものだろう

「いえ似たような物では無いと思います」

 

ツッコミが入ったがマグネタイトとは磁鉄鉱の一種なのだ。それについてはすごくうろ覚えなのだが、そういう意味では”似たようなもの”だろう、だが自分たちが話しているのはそっちではない、マグネタイトとは悪魔を召喚するのに必要な一種のエネルギーの事である。

 

モー・ショボーやタクヤさん、他すべての”悪魔”が物質界・・・要するにこの世、ここのことらしい。悪魔は本来肉体を持たない生物であるため、物質界である”ここ”では自らの肉体を実体化させるために必要であり、そしてそれを多く所有しているのは悪魔と人間である。

「これがなければ戦うことは愚かここに居ることも出来ません、切れた瞬間私はCOMPの中へ逆戻りということですわ」

「へぇー」

それを手に入れるためには悪魔を狩ったり、人間の”感情”を強く動かすと発生する・・・もっとストレートに言えば、悪魔は人間を恐怖させたあと殺す事で手に入れるのだが・・・そちらの説明は後回しでいいだろう、今は自分のマグ残量を確認したい。モー・ショボーも悶絶少年専属調教師タクヤさんもマグの消費は少ない方なのだが、それでも考えなしにバカスカ使っていたはあっという間に枯渇、戦力がガタ落ちだ。

 

そうしてCOMPを確認するが、どうにも操作がおぼつかない 拾ったばかりでろくに操作方法も確認していないためなんだかよく分かんないい画面とか出ちゃうのだ。赤ちゃんかな?

「あー、俺も一緒に見ようか?こういうのなら分かるかもしれねぇし」

四苦八苦している自分を見かねたのか、おずおずとカズマから声をかけられた。カズマは機械の類に強いのだろうか?であれば非常に心強い、自分も趣味でパソコンをなんとか組み立てたりしていたが、これはどうも勝手が違う、なんというか、全体的に・・・キーボードなどが無く、画面に触る事で操作するインターフェースなど・・違う、そう、違うのだ。

「違う?」

上手く説明できないが、自分が使っていた物と大きさはそこまで変わらない・・・といってもこちらのほうが小さいが、それでも動作のスピードや画面の綺麗さ(あやふやな語彙力)が違うのだ、なんというか・・・

「じゃあもともと使ってたのはどんなやつなんだよ」

そう問われ自分の腰のベルトにぶら下げていたハンドベルトコンピュータを見せる。

「うわ・・・ダッセ・・・あ、いやなんか、でもなんか古臭っ・・・」

確かにすこし不格好でかもしれないがこれでも自分で組み立てた最新モデルなのだ、古臭いは言いすぎだろう、あなたは少し気を悪くする。

「いや悪い悪ぃ・・・でもこれ、何時のモデルなんだ?見たこと無いんですけど・・・」

慌てて手を合わせて謝るカズマへ、これが199X年の最新モデルで、しかも自分が組み立てた世界に1機だけのハンドメイド品である事を伝える。

動作など諸々、今のほうが圧倒的だに良い物であるが、万が一今のCOMPが壊れたりして使えなくなってしまったことを考えると、これも使えるようにしておきたい。それに愛着というものもあるのだ・・・そう考えていたあなただがカズマの表情は妙な顔をこちらに向けている。どうしたのだろうか?

「199X...いやXて何?Xは置いておいても・・・1990年代から・・・?」

なにかおかしなことを言っただろうか

「あ、いや・・・俺は、生まれが90年代なんだが・・・」

ん?・・・・それはつまり、自分にとってはカズマは未来人ということだろうか?

「ですがサマナー、貴方様も実質的にはタイムスリップをなさった人間、カズマさまが未来の人であろうとそこまで驚くことでは無いのでは?」

そうかもしれない、自分も気がつけば数年むしろ未来人と考えればこのCOMPの事も含めてプラスに働くだろう、そういう事で今後ともヨロシクだ。

「あ、お、おう・・・そっちがそれで良いんならいいやもう。」

 

そんな会話をしながらもCOMPを二人と一匹の悪魔で確認していたが、前のCOMPには表示されていたマグ総量の欄がどうしても見当たらない。

「あ、ここ、これ、マグがどうこうってヘルプ欄あるぜ、そこ、そうタップして、チョンって」

画面を触るだけでカズマが指差す部分を読んでみるとどうやらこのCOMPに搭載された悪魔召喚プログラムは倒した”悪魔”からマグを自動的に吸い取って溜め込み、戦闘程度の召喚ならば”自分が呼び出せるレベル”の悪魔の召喚に必要なマグの調節を自動で行ってくれる、なんとも便利なマグ調節システムが搭載されているらしい。

「えーっと・・?」

「要するに戦闘のときはきちんとそれ相応に強くなって、戦闘終了したら帰還させたり、低コストで維持させたりしてくれる機能があるということですわ」

 

しかし使いすぎればあなた自身からマグを吸い取り、それすらもなくなれば強制帰還、あなた自身も気絶、下手すれば死んでしまうことになるだろう、もっとも、マグが減ってくれば警告メッセージを出してくれるようだ。あ、カズマ、これじゃない?ここ、ほら、Mに横線が付いてるこれ、ちっちゃいけど、これ多分マグネタイトの総量だ

「ほーん・・・これはどんくらいなんだ?多いのか?」「635487M・・・かなり溜め込んでますわね、これならしばらくは出しっぱなしでも問題ないですわ?」

 

全く頓着せず戦っていたのだが、かなり溜まっていたようだ、あまり消費しない仲魔を使っていたのが功を奏したのだろう。

3人で額を突き合わせ液晶を眺める。

 

「それじゃこのアプリってやつはなんだ?」「ポイントで習得する機能・・・」「ポイントはかなり溜まっていますね」「こっちのページのヘルプ開いてくれ」

あれこれ言いながらCOMPを突いていたが、隣のカズマの鼻息が若干荒い、モー・ショボーが近くにいるからだろうか?

だがその気持ちはわかる、非常に可愛らしい上に本来無邪気にこちらを殺しに来る少女がモー・ショボーという悪魔なのだが、彼女は協力的で物腰も丁寧だ。

あくまで悪魔の中では、という話だが。なんだかいいにおいもするし、たぶんお花の香りだ。

「サマナー、ここのエネミーソナーとDリンガルを・・・」「スキルに・・・」「ステータスが・・・!?」「こっちの・・・」「ファンドが・・・」「これを・・・」

そんなアホな事を考えながら2人と1匹で色々と確認していると後ろから声が聞こえた

「ん・・・んっんむ・・・うえっ!くっさ!」

気絶していたアクアが起きたようだ、後ろでホニャホニャ言っている。

COMPの確認がてら休憩も取れたことだし、先程カズマが言っていた、アクセルという町へ移動することにしよう。

アクアがずっとネッチョンチョで生臭いままなのは正直見ていて可哀想だ。あと臭うしよくよく見たらきったねぇし見てて気持ちのいいものでもないし、さっさと風呂なに何なりして綺麗になってもらおう

「後半はただのサマナーの文句では?」「いや臭いのは同感けどな」

起きて早々延々文句を言うアクアを無視してカズマへ案内を頼む。

 

「っていうかそれなんだか臭い・・・いや変な匂い・・・そう、オリエンタル、オリエンタルな臭いがするんですですけど!?そこのちっちゃい子って人間じゃないわよね!・・・あーちょっと!?待ってよ!置いてかないでー!?」

 

「・・・わたくし臭いますの?」

「超いい匂いするから安心してくれ」

してくれ

「そう強く断言されるとそれはそれでちょっとキモいですわ、二人共」

 




4時間かけて家を掃除してもこのすば1巻が見つからないのでせめてメガテン1か4Fあたりをやり直しながら書こう、と思ったんですけどそっちも見つからないってわけ なんかおかしいところがあったら怒ってください、いっぱい

アクアさんが麻痺るのおかしくね?って思ったけどアルコールでォェォェ(可愛らしい表現)するし腕っこきのハンターに麻痺弾撃たれたらシビビビビ・・・ってなるでしょう・・・ほら、魔法じゃなくて、薬物なら、こう・・・

ところでUAとお気に入りがじわじわ伸びてて泣いて喜んでいます ありがとうございます もうUAが8億突破で感謝感激(大嘘)


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