幼馴染として (まるぱな♪)
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第1羽 美少女2人に挟まれる男

ごちうさが好きすぎて…過去最高で好きな作品だと思います。

主人公の名前の補足などはあとがきに


ここは木組みの街…可愛いウサギがいっぱいでのんびりくつろげるところ…そんな街に一人の少年がとある喫茶店でアルバイトをしていた。

 

千夜「やっぱり絵になるわね」

 

シャロ「でもなんで千夜のとこじゃなくてここでバイトしてるのよ…」

 

ナル「だめだった?ってシャロにそれ言われたくないわ」

 

この少年は織田武成(おたむなる)、千夜とシャロの幼馴染である。

 

ナル「2人ともここにいるのはいいけど自分のバイトは?」

 

シャロ「私は休みいれたの」

 

千夜「私はナルくんの初シフトを拝みに」

 

ナル「拝まなくていい!」

 

ナルは叔父さんのしている喫茶店のバイトとして働いている。高校は千夜とシャロとナルは別々の高校に進学することになっているためこのような日常を送るのも少なくなってしまう。

 

千夜「それにしても…ナルくんのバーテンダー似合うわね」

 

シャロ「素材が悪くないから当然じゃない?」

 

ナル「…そ、そろそろ戻る!」

 

千夜「あ、照れてる」

 

シャロ「照れてるわね」

 

ナル「冷やかしなら帰って!!」

 

2人ともコーヒーと紅茶を飲みケーキを食べて帰っていった

 

ナル「ったく…でも2人といるのは楽しいからいいか」

 

 

それから数日経つと…千夜もシャロも喫茶店に来なくなった…

 

ナル「2人ともどうしたんだろ…はぁ…こんなに寂しくなるなんて…」

 

ここの喫茶店はずっとお客さんがいるわけではない。ナル1人の時もある…そんなときにナルは2人の事を恋しく思ってしまった。

 

 

翌日、ナルは自分の部屋の模様替えついでにインテリアを見に街を散策していた。

 

ナル「う~ん…いまいちピンとこないんだよな…」

 

徘徊していると「ラビットハウス」という喫茶店を見つけた。

 

ナル「入ってみるか」

 

カランコロンカラン

 

ココア「チノちゃんお姉ちゃんって呼んで!」

 

チノ「ココアさん先に仕事してください!」

 

バタン

 

ナルは扉を閉めて見なかったことにし去って行こうと…

 

千夜「あれ?ナルくん?ラビットハウスに用事?」

 

ナル「いや…たまたま見つけて…入らずに帰ろうかと…」

 

千夜「だめよ!友達にも紹介したいし」

 

ナル「ち、ちょっと!?」

 

千夜に強引に入店させられてしまった。

 

ココア「いらっしゃいませ!」

 

千夜「ココアちゃ~ん」

 

ココア「千夜ちゃ~ん」

 

といいながら2人で熱い抱擁を交わしていた…

 

ナル「…何見せられてるの」

 

チノ「全くです…あ、いらっしゃいませ…えっと…」

 

ナル「あ、無理しなくていいよ?お客できただけだから」

 

そう言ってカウンター席にすわると…

 

ナル「…何その毛玉」

 

チノ「ティッピーです。一応ウサギです」

 

ナル「こんなウサギもいるんだ…あ、オリジナルで」

 

チノ「わかりました」

 

注文をしてチノが豆を挽いていると

 

千夜「は!?ココアちゃんに気を取られて忘れてたわ!こちら幼馴染のナルくんです」

 

ココア「はじめましてナルくん!モフモフていい?」

 

ナル「俺男だけど!?」

 

チノ「全くです…ココアさんの抱き着き魔なのどうにかならないんですか?」

 

ココア「モフモフするのが気持ちいいのがいけない!」

 

ナル「性別だけは意識して!!」

 

リゼ「すまない!遅れてしまった!今から着替えて…誰だ!」

 

シャロ「せ、先輩待ってぇぇ~……ナル!?」

 

すると学校終わりのリゼとシャロがラビットハウスに合流してきた

 

シャロ「先輩に紹介しますね。こちら幼馴染のナルです。」

 

リゼ「シャロの幼馴染ってことは千夜とも…」

 

ナル「はい…ナルですいつもシャロと千夜がお世話になっています」

 

リゼ「…なあチノ同じこと思ってないか?」

 

チノ「奇遇ですね…私も思ってたとこです」

 

千夜「?」

シャロ「?」

ナル「?」

 

チノ「一番まともそうな人が来てくれました」

リゼ「一番まともそうなやつが来てくれた」

 

シャロ「いやいや!私が!」

 

ナル「何を言ってるのか?カフェイン酔い」

 

千夜「私が一番!」

 

ナル「何言ってる?和菓子バカ」

 

リゼ「まともだけど…一番鋭いな」

 

チノ「でもあの3人でやっと完成形なんですね」

 

すると今の今まで気配を消していたココアが…

 

ココア「ナ~ル~くん!」

 

といいナルに飛びついてきた

 

ナル「え!?ちょっと!?」

 

ココア「ナルくんモフモフだ~」

 

ナル「や、やめて~~」

 

ナルの力がココアに吸い取られてしまった

 




織田武成(おたむなる)
元ネタ:ダージリン紅茶の種類のオータムナル
千夜とシャロの幼馴染、小学生の頃に一人でいたナルの所に2人が話しかけてくれた。今では2人のツッコミ役。ココアとは会うたびに抱き着かれてしまい理性を抑えるのに必死である。チノには頼りになる先輩として信頼されている。リゼはお互いに苦労してるなと意気投合している。


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第2羽 好きは罪と嫌いは罰

2羽以降の為に漫画全巻読みなおした…

千夜かわええええ!!

そういえば漫画とアニメで少し違うところあるので…漫画ベースで行きます。


 

ナル「ねっむ…」

 

呟きながら用意されていた朝食を食べているナル。すると…

 

ナル「…茄子あるし」

 

ひょいッと茄子を別の皿に避けた。

そしてナルは学校に向かった。

 

 

 

~~~~~

 

そのときのラビットハウスでは…

 

ココア「いただきま~す」

チノ「いただきます…」

 

2人が朝食を食べていた…が

 

ココア「チノちゃんアスパラ残しちゃだめだよ?ほら食べて」

 

ひょいひょい

 

チノ「…どうしてココアさんの分まで?」

 

そして2人が登校しているときに…

 

チノ「ナルさんです」

 

ナル「ん?お、チノと…」

 

ココア「ナルくん発見!モフモフさせて~!」

 

ナル「く、来るな!!!」

 

ナルは引き返し走って逃げた…がモフモフ欲の強いココアに捕まった

 

ココア「でへへ~モフモフ~」

 

ナル「なぁチノ…ココアには性別って概念ないのか?」

 

チノ「モフモフかそうじゃないかで判断してそうですね」

 

ココア「そうだ!ナルくんって嫌いな食べ物ある?」

 

ナル「また急に…でもそうだな…茄子かな…あの色と食感はなれなくて」

 

途中まで一緒に登校していると…

 

ナル「それじゃあ俺こっちだから」

 

チノ「私はこっちなので」

 

ココア「みんなバラバラ…」

 

ナル「仕方ないだろ別の学校だし俺男子校だし……てかそろそろ離せ」

 

 

~~~~~

 

それから学校は終わり帰り道…

 

ナル「ん?シャロ?」

 

メールが入っていたので確認してみるとシャロからだった

 

シャロ『タイムセールあるから荷物持ち頼みたいのダメ?』

 

とのことだったので…

 

ナル「ダメ?って…全く俺が断れないの知ってて…」

 

そういいながら返信で『OK』と返した。

そして待ち合わせしていた場所について待っていると

 

シャロ「お~いナル~」

 

ナル「おうシャロそれじゃあ行くか」

 

シャロ「そ、そうね!」(ナルの制服姿カッコいいんだけど!!)

 

歩いてスーパーに向かっていると

 

ナル「別に生活が辛いなら俺の家来てもいいのに…」

 

シャロ「いやいや!家事全般はできるから!」

 

ナル「そうか?ならいいけど…」

 

話している間にスーパーについて

 

シャロ「えっと…タイムセールがこの時間で…あそこの卵が安くて…」

 

ナル「…ホント庶民派お嬢様」

 

すると後ろに…

 

チノ「あれ?ナルさん?シャロさん?」

 

シャロ「んあ!?」

 

ナル「おおチノ朝振り」

 

チノ「どうも…シャロさんのようなお嬢様でもスーパーに来るんですね」

 

ナル「ふっw」

 

少しナルが笑うとシャロが…チノにバレない程度に足を踏んできた

 

ナル「いぎぎぎ!!」

 

シャロ「き、今日はナルのお手伝いよ」

 

チノ「なるほど…それで何を取ろうと…」

 

シャロ「あれよ!」

 

と指を上にして

 

シャロ「あれが取れなくて」

 

チノ「ならナルさんが…」

 

そのときナルはシャロに踏まれていて悶えていた

 

チノ「ナルさん!?」

 

その時外にいたリゼが入店してきて…

 

リゼ「ほらよっと」

 

シャロ「あ…」

 

リゼ「これだろ?」

 

シャロ(背が小さくてよかった~~)

 

リゼ「スッポンって…まさか2人そんな関係だったのか!?」

 

ナル「ちがう!!」

 

 

~~~~~

 

別の日

ナルは千夜とシャロに呼ばれて図書館に来ていた

 

ナル「勉強道具持って来いってこういうことね」

 

千夜「悪いわね~チノちゃんに勉強教えてあげてほしくて」

 

ナル「ならココアでよくないか?」

 

ココア「私数学と理科は得意だよ~」

 

シャロ「なら本当にココアでよくない?」

 

ココア「でも私順位は真ん中だよ?」

 

シャロ「足引っ張てる教科が?」

 

ココア「ほら…」

 

ココアの答案プリントを見せてもらうと…

 

ナル「文系最悪だな…」

 

シャロ「あんたもでしょ…」

 

ナル「し、しらん!英語なんて知らん!」

 

そして5人で勉強会が始まり…時間がたつと

 

チノ「シャロさんの教え方わかりやすいです」

 

ナル「やっぱり教師向いてるんじゃない?」

 

シャロ「し、将来はまだ考えてないわよ」

 

千夜「私は甘兎庵を世界に轟かせるわ!」

 

ココア「私は街の国際弁護士!」

 

シャロ「街なのか国際なのかどっちよ」

 

ナル「あとそれなら社会がんばれ公民とか必須だぞ」

 

チノ「あとバリスタはどうしたんですか…」

 

ココア「間違えたやり直し!町の国際バリスタ弁護士」

 

ナル「もうつっこまん」

 

そしてまた勉強を再開して随分と時間がたつと…

 

ココア「私たちチノちゃんの本探してくるね」

 

といい図書館の中の本を探しにチノと2人で行ってしまった。

 

シャロ「…私たち3人同じ学校ならどうなってたんだろ」

 

千夜「後悔してるの?」

 

するとシャロはうつぶせになっていた

 

ナル「…してるな」

 

千夜「まあ…特待生でエリート学校は入れても窮屈よね」

 

ナル「まあ俺なら疲れて倒れるかもな…器用なシャロだからできるんじゃない?」

 

千夜「でも待って…2人が来たら人数合わせ的にココアちゃんと違うクラスになっちゃう!それは困るわ!!」

 

シャロ「んな!?」

 

ナル「まず俺は男だから千夜の所行けないっての」

 

千夜「冗談よ。もし別々の道を選んでも私たち3人は一緒よ」

 

シャロ「ち、千夜ぁ~」

 

ナル「だな…」








漫画では朝食でトマトジュース飲んでません。


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第3羽 占いして雨打たれ


ハーブティーって種類結構ありますね気になったの調べてみましたよ。


 

ナルはこの日ラビットハウスに来ていた。

 

チノ「明日の恋愛運は上々です。年下の異性に誘惑されるでしょう」

 

客「あら、ありがとう」

 

ナル「チノは何してるの?」

 

リゼ「コーヒー占いだよ。頼まれたらやってるんだけどよく当たるんだよ」

 

ココア「お天気占いがよく当たる私に張り合うとはなかなかだね!」

 

ナル「…なんで勝負に?」

 

するとコーヒー占いが終わりカウンターに戻ってきて

 

チノ「おじいちゃんのカフェ・ド・マンシーはよく当たりすぎて怖いと噂されてました」

 

ナル「どうやってやるんだ?」

 

チノ「飲み終わったコーヒーの模様で占うんです。私はカプチーノしか当たりませんが」

 

ココア「それでもすごいよ!リゼちゃんも出来るの?」

 

リゼ「私はできないけど運試しと言ったらこれだろ」

 

そういうとリゼは指を銃の形にしてこめかみに当てた

 

ココア「それは危ない雰囲気があるよ!」

 

チノ「ナルさんは何かありますか?」

 

ナル「千夜のロシアンルーレット青汁でよくハズレ青汁引くことかな」

 

リゼ「悪すぎないか?」

 

その光景を見ていたココアが

 

ココア「私もやってみたい!3人とも飲んで!あとティッピーも!」

 

と言ってきたのでナル、チノ、リゼはコーヒーを飲んだ…

 

ココア「まずはチノちゃんは…空からウサギが降ってくる模様が浮かんだよ」

 

チノ「本当だったら素敵ですね」

 

ナル「シャロなら地獄だけどな…」

 

ココア「リゼちゃんはコインがたくさん!金運が上がるよ」

 

リゼ「欲しいものがたくさん買えるな」

 

ココア「ティッピーはセクシーな格好で視線釘付けだよ」

 

リゼ「…ほんとうにみえてるのか?」

 

この光景を見ながらナルはゆっくり飲んでいた

 

ココア「ナルくんはやく~」

 

ナル「俺のペースで飲ませろよ!」

 

ココア「えっと…ナルくんは女の子に抱き着かれた方が良いって出てるね!」

 

ナル「絶対に違うよな!?ココアがしただけだよな!?」

 

ティッピーが占いたそうに飛び跳ねていた

 

ココア「ティッピーもしたいの?なら勝負だね!」

 

ティッピー「ココアの模様は水玉模様…というより雨模様。外出しないのが吉じゃ」

 

ココア「だって」

 

リゼ「お前の結果だろ?」

 

ティッピー「リゼは将来いいお嫁さんになるじゃろう」

 

リゼ「私が?まさか~」

 

ティッピー「昨日は夕食後にティラミス…実は甘えたがりで褒めると調子に乗りおる…適当に流しておくのが吉じゃ」

 

リゼ「おい毛玉!性格診断だろぉぉ!!」

 

3人(当たってるんだ)

 

リゼはティッピーに向かって手刀を繰り出した。

 

ティッピー「ついでにナルのは……今後女性に振り回される…特に同い年以上、たまには毒を吐くのも大切じゃ」

 

ナル「…チノ。毒吐くとき頼めるか?」

 

チノ「任せてください」

 

リゼ・ココア「ちょっと!?」

 

~~~~~

 

次の日、ナルは学校が終わり帰宅途中にフルール・ド・ラパンの前を通った時に見慣れた姿を見つけて声をかけた。

 

ナル「お~いシャロ~」

 

シャロ「な、ナル!?ここでなにを!?」

 

ナル「いや…学校の帰り…シャロは…まさかバイト先フルールだった?」

 

シャロ「そうよ!バレたくない相手にバレちゃった…」

 

ナル「ふ~ん…気になるし入ってみよ」

 

シャロ「ち、ちょっと!?」

 

ナルはフルールに入店すると席に案内されて

 

ナル「種類多いな…ならハイビスカスで」

 

シャロ「効能知ってるの?」

 

ナル「知ってて選んでるに決まってるだろ」

 

そこから少し時間がたつと

 

千夜「シャロちゃん来たわよ~」

 

シャロ「なんてもの連れてきてるのよ!」

 

ココア「そんなに負のオーラ出てた!?」

 

千夜「シャロちゃん、昔あんこに指かじられたから」

 

ナル「ん?お~い千夜~ココア~」

 

ナルは2人に気付いて呼ぶと

 

ココア「ナルく~ん!」

 

走ってこっちに向かってきたが…ナルの目の前で足がもつれて

 

ココア「へぶっ!」

 

ナル「ちょ!?」

 

ちょうど立ち上がっていたナルを押し倒してしまった

 

千夜「…ナルくん?なにしてるのかしら♪」

シャロ「ナル?ちょっとお話良いかしら♪」

 

ナル「俺が悪いのかよ!?」

 

それから落ち着いて…ここに来た経緯を聞くと…

 

ナル「本当に当たってるんだな」

 

ココア「ナルくんはどう?」

 

ナル「さっき当たったよ!」

 

シャロ「それにしてもこいつが来るなんてついてない」

 

ココア「…ついてない」

 

千夜「せっかく忘れさせようとしてるのについてないなんて言ったらだめ!」

 

シャロ(よくわからないけどめんどくさい)

ナル(シャロは知らないから仕方ないのに…)

 

帰る直前になり

 

千夜「ナルくん久しぶりに手相見ておく?」

 

ナル「いいのか?」

 

ナルは左手を差し出して

 

千夜「結婚するのは胸の大きい人ね…私かしら…」

 

シャロ「それあんたの主観でしょ!!」

 

ココア「ならシャロちゃんのも…片思いの相があるね…しかも相手に通じてない…」

 

シャロ「んな!?」

 

ココア「あと金運がひ…」

シャロ「それ以上言うな!」

 

するとお釣りをココアの額にめがけてぶちまけた





ハイビスカス:シミ予防、疲労回復、むくみ解消に効果あり。ハイビスカスティーの色素成分であるアントシアニンは疲れ目の原因であるロドプシンの分解と再結合をスムーズにする働きがあるため、スマホやパソコンを使うことが多い人におすすめ


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第4羽 5:1でプール行くのは辛すぎる

前書き?ネタがないなった。

書いてたら今回チノメインになった…まぁいいっか!


それはココアが不運だった日の次の日の事

 

千夜「今度シャロちゃん達と温泉プール行くけど一緒にどうかしら?」

 

ナル「女子達の中に入るのキツイから無理」

 

千夜「まあまあそう言わずに」

 

ナル「逆に聞く!その中に男子の俺が入って問題ないのか!」

 

千夜「ナルくんなら問題ないわよ」

 

ナル「恥じらいもてよ!!!」

 

 

~~~~~

 

そんなこんながあり行く日の当日

 

ナル「はぁ…」

 

チノ「ナルさん来てくれたんですね」

 

ナル「チノとリゼは俺が来ることに反対は無かったのか?2人が嫌なら今からでも帰るが…」

 

リゼ「私は問題ない!ナルなら何かやらかすとも思えないしな!」

 

チノ「私もですね…千夜さんとココアさんを止めれるのはナルさんだけだと思うので」

 

ナル「チノはともかくリゼからの評価がよく分かった…」

 

そして施設に着くと…

 

ナル「なら俺こっちだから」

 

チノ「ナルさんティッピー預かってもらえませんか?」

 

ナル「え?あ、わかった」

 

チノに見送られてティッピーと男性更衣室に入った

 

ナル「…もしかしてティッピーってオス?」

 

ティッピー「一応メスじゃ」

 

ナル「うわ!?チノの腹話術!?」

 

ナルもティッピーが離していることをチノから腹話術と聞いていて言及もしなかったため腹話術と言うことにしている

 

ナル「よし…着替え完了」

 

さきに更衣室を出て温泉に浸かり

 

ナル「ティッピーどうしよう…」

 

鉄扉―をどうしようか悩んでいると

 

チノ「ナルさんお待たせしました~」

 

ナル「あ、お~いチ…ノ…」

 

ナルはこちらに向かってくるチノを見て固まってしまった

 

チノ「ナルさんどうしました?」

 

ナル「はっ!?いかんいかん!ほいティッピー」

 

チノ「ありがとうございました…あのティッピー喋りませんでした?」

 

ナル「腹話術か?しゃべってたぞ」

 

チノ「…おじいちゃん何してるんですか」

 

ティッピー「すまんチノ…」

 

ナル「え?おじいちゃん?」

 

チノ「はい。実は…」

 

ここでなるは理由は不明だがおじいちゃんがティッピーになってしまったことを聞いた

 

ナル「なるほどね…バレたら面倒…かつ今回は男の俺がいた方が着替えるのも楽だったと」

 

チノ「はい…すみません」

 

ナル「いやいいよ?」

 

チノとそんな会話をしていたら残りの4人も来て

 

ココア「お~いナルく~んチノちゃ~ん」

 

リゼ「流石男子早いな」

 

ナルは2人が来ると顔をそらし仙人になったかのように無になった。

 

チノ「隣良いですか?」

 

ナル「…いいよぶっちゃけリゼとココアじゃなかったら誰でも」

 

ココア「なんで!?」

リゼ「なんでだよ!?」

 

文句を言いたいのはナルの方だった。

リゼは元からわかっていたがココアもスタイルがいい…思春期男子には正直辛い

 

チノ「…嬉しいのに納得できません」

 

シャロ「なら反対側は私が」

 

自然に開いていたナルの右側にシャロが入ってきた

 

チノ「そういえば…千夜さんなら大丈夫なんですね」

 

シャロ「あ、そうじゃないのよ。千夜があんな感じだから千夜相手には慣れちゃって」

 

ナル「持ってるポテンシャル的には1,2争うくらいなのにな…」

 

そうナルが答えるとチノとシャロがジト目でこちらを見てきた

 

チノ「ナルさん…少し失望しました」

 

シャロ「このムッツリ」

 

ナル「うん…否定できない」




☆9くださったGREEN GREENSさんありがとうございます!


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第5羽 パズルを作ってる時ほど時間の経過が早いことはない

そういえば言ってなかった…
Petit Rabbit's with beansの中での推しは千夜です。

全キャラ入れると……保登母です。


ラビットハウスでは今…チノがご立腹であった

 

チノ「ぷぅ~」

 

そのチノの様子を見たリゼが…

 

リゼ「なんかチノいつも以上に機嫌悪くないか?」

 

ココア「え?そうかな?」

 

ココアはこれまでの事を振り返り…

 

~~~~~

 

ココア『チノちゃんもふもふ~』

 

チノ『ココアさんやめてください』

 

ときには…

 

チノ『ココアさん邪魔です』

 

~~~~~

 

ココア「チノちゃんはいつも私にはつんつんだよ?」

 

リゼ「いつもそんなあしらわれ方してるのか?」

 

どうしてチノがここまで機嫌が悪いのか気になったリゼが、ココアの目を盗み…

 

リゼ「チノなにかあったのか?」

 

チノ「実は…」

 

~~~~~

 

昨晩のこと

 

ココアがチノの部屋に遊びに来ていた時の事…チノがトイレの為に部屋を抜けると…

 

ココア『あ、チノちゃん作っておいたよ』

 

毎日少しずつ作っていたパズルがほぼ完成状態に…

 

~~~~~

 

チノ「しかも1ピース足りない状態で…」

 

リゼ「それはへこむ」

 

このことをココアに伝えると

 

ココア「チノちゃん喜ぶと思ったのに!!」

 

リゼ「いや…それより1ピースに心当たりはないか?」

 

ココア「最初からなかったよ?」

 

リゼ「チノもココアを疑っているわけではないが」

 

リゼはここで一呼吸開けて

 

リゼ「楽しみがとられてショックだっただろうな」

 

ココア「え!?私…私…」

 

ここで沈黙が生まれて

 

ココア「お姉ちゃん失格だ!!!

 

そういってラビットハウスを飛び出した

 

 

 

 

それから数時間……

 

リゼ「ココアが帰ってこない…」

 

チノ「いずれ戻ってきますよ」

 

リゼ「悪気はないんだし許してやったらどうだ?」

 

チノ「あんな態度を取ってしまったのに今更どうやって対応したらいいか…」

 

すると扉がバンッと開いて

 

ココア「チノちゃん新しいの買ってきたよ!!」

 

ココアが新しく買ってきたパズルにかかれていたのは

 

チノ「8000ピース!?

 

~~~~~

 

同刻の甘兎庵では…

 

千夜「あら?ココアちゃんからSOS?」

 

シャロ「あ、私にも来てる…えっと」

 

メールの内容は…

ココア『ヘルプ!!緊急事態発生!!至急ナルくんを連れてラビットハウスに来たれり!!』

 

千夜「ナルくんへの連絡は任せなさい」

 

~~~~~

 

ナルのバイト先であるコネコは…

 

ナル「ありがとうございました~」

 

接客中で千夜からの連絡を見れておらず

 

ナル「おつかれさまでした~」

 

バイトが終わると携帯を確認して

2時間前に千夜からのメールが来ていたことを確認すると

 

千夜『チノちゃんが大変なの!!ラビットハウスに来て!!』

 

ナル「…はい?」

 

ナルは何となくラビットハウスに向かった。

 

~~~~~

 

そしてナルがバイト終わったころのラビットハウスでは

 

シャロ「これとチノちゃんのところ繋がるわね」

 

ココア「こっちもリゼちゃんと合体~」

 

千夜「シャロちゃん…1ピースも合わせられない役立たずがここにいてもいいのかしら」

 

シャロ(急にネガティブになっためんどくさい…)

 

それから数分…全員の集中力がなくなっていた

 

そんな中ココアがピースとにらめっこしていると

 

チノ「あ、あの…ココアさんそんなに思いつめなくても…」

 

そこまで言ったところでココアの顔を覗いたチノちゃんは

 

チノ「寝てる!」

 

そしてこのタイミングで

 

ナル「助っ人登場!!バイト終わりで遅れた!」

 

チノ「ナルさん!」

リゼ「おおナル!」

 

ナル「それで…これどうするんだ?」

 

起きたココアが

 

ココア「喫茶店に飾るのはどう?」

 

チノ「それいいですね」

 

ナル「じゃなくてなにも敷いてないけど」

 

この一言により場の空気が凍り付いた

 

ナル「まさかなにも考えてなかったのか」

 

千夜「私気付いていたのにこの空気になるのが怖くて…」

 

シャロ「もっと重くなるからやめなさい!」

 

するとシャロのお腹がぐぅ~と鳴り

 

シャロ「んな!?」

 

ココア「あらもうこんな時間だ…ホットケーキ作ってくるよ!」

 

チノ「手伝いますよ」

 

2人がキッチンに向かうと部屋に残された4人は

 

リゼ「あの2人自然と仲直りしてよかったな」

 

シャロ「ケンカしてたんですか!?」

 

リゼ「チノ普段より口数少なかっただろ?」

 

千夜とシャロは目を合わせて

 

千夜「普段からあんな感じじゃないの?」

シャロ「普段からあんな感じじゃないんですか?」

 

3人が喋っている横で

 

ナル(遅れた分も5人が頑張ってたし…俺も頑張らないと)

 

1人で頑張って続けていた…そのとき思いっきり部屋の扉が開いて

 

バタン!!!

 

ナル「ひゃああ!!

 

思いっきりナルが驚いた

 

ココア「チノちゃんが口きいてくれないよ~」

 

リゼ「自分でどうにかしろ…ってナルは何してるんだ…」

 

ナル「ち、ちやぁぁ~」

 

幼児退行していた

 

シャロ「昔っから大きな音が鳴ると驚いて幼児退行化しちゃうんですよ」

 

千夜「よしよし怖かったわね」

 

千夜は優しくナルの頭をなでていた

 

リゼ「…こうみると千夜の息子だな」

 

するとまた

 

バタン!!!

 

ナル「ひゃああ!!

 

チノ「大変ですココアさんがケチャップで死んでます!」

 

リゼ「構ってもらいたいだけだ。真に受けなくていいぞ」

 

一方…幼馴染トリオは…

 

ナル「しゃろぉぉ~ちやぁぁ~」

 

シャロ「ねぇ千夜これ治った時のナルの処理大変よ?」

 

千夜「そのときは私が責任取るわ!」

 

そしてパズルは完成し…残り前回の1ピースも見つかった




評価☆10大江戸黒葉さん、☆9トオル77さん、蕗屋さん、テオにゃんXさん、☆2のケチャップの伝道師さん

評価ありがとうございます。バーが赤くなっていることに先ほど気付いたので驚いております。



ちなみにナルのバイト先のコネコは子猫ではなくスペイン語でうさぎです。


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第6羽 バイト先何故バレた…あ、2人知ってたわ

偶にはオリジナル回を挟む…前回で原作一巻終わったし


あとBLOOMの7羽予約してたのに…他のチャンネルで放送時間ずれ込んでてとれてなかった…許さんぞ日本シリーズ…


ナル「どうしてこうなった」

 

話はバイトが始まる前にさかのぼる

 

ナル「ん?千夜からメール?」

 

千夜『今日ココアちゃん達と一緒にバイト先行くわね♪』

 

ナル「…うるさくなるって」

 

バイト服に着替えて豆を挽いてると…

 

千夜「ナルく~ん来たわよ」

 

ナル「いらっしゃいませ~5人せ…シャロは?」

 

千夜「シャロちゃんならバイトで遅れるって」

 

リゼ「ナルのその服も似合うな普段の雰囲気からはギャップを感じる」

 

ナル「注文が決まったら呼んでくれ」

 

ココア「ナルくんここコネコだよね?猫いないの?」

 

ナル「猫カフェじゃないからいないし…」

 

ナルはカウンターに戻り豆の準備をしていた…すると

 

千夜「すみませ~ん」

 

ナル「ご注文は?」

 

千夜「私はオリジナルブレンド」

 

チノ「カプチーノを」

 

リゼ「私もオリジナルで」

 

ココア「私はナルくん!」

 

ナル「それではご注文を繰り返します…オリジナルが2つ、カプチーノが1つ…帰る人が1人でよろしかったでしょうか?」

 

ココア「帰らないよ!私もオリジナル!」

 

チノ「ココアさんは違いが分からないじゃないですか」

 

ナル「そういえば…デザートはいいのか?飲むだけで」

 

すると4人は悩んでいたようで

 

ココア「それじゃあ…イチゴパフェ!」

 

リゼ「ティラミスで」

 

チノ「ミルクレープを」

 

千夜「私は宇治金時」

 

ナル「自分の店で自分で作って食べろよ!」

 

千夜「冗談で私はいつもの」

 

ナル「ガトーね…」

 

ナルはまず盛り付けに時間のかかるパフェから作っていき片手間で準備しておいたガトーショコラを用意して…

 

千夜「ナルく~んシャロちゃんのいつものセットお願い」

 

ナル「はいよ~」

 

シャロから連絡があったらしくシャロのいつものセット(紅茶とホットドック)がいつでも作れるように準備して

 

ナル「それじゃあ最初に千夜とココアのオリジナルブレンドとガトーショコラとイチゴパフェね…チノとリゼのもすぐに持ってくるから」

 

チノ「おきになさらずに」

 

リゼ「あぁゆっくりでいいぞ」

 

千夜「ゆっくりはダメよ!」

 

チノ「どうしてですか?」

 

ナル「ゆっくりでいいよって千夜とシャロに言われたときに…そのまま忘れて1時間半待たせたことあるからね」

 

リゼ「意外と忘れっぽい!?」

 

チノ「ナルさんの意外な弱点です」

 

またカウンターに戻りミルクレープを完成させてティラミスもきれいに作り

 

ナル「はいリゼのオリジナルとティラミス」

 

リゼ「すごい綺麗だな…形も崩れてないし」

 

ナル「チノのカプチーノとミルクレープもどうぞ」

 

チノ「一層一層が綺麗に整ってる…」

 

ナル「千夜もうシャロのも持ってきた方が良いか?」

 

千夜「そうねそろそろ来ると思うし」

 

ナル「了解」

 

ナルはあまり注文はされないが慣れた手つきで紅茶を作り

 

ナル「ほいシャロの分の紅茶…砂糖とかは千夜たのむわ」

 

千夜「任せて」

 

シャロ「おまたせしたわね!」

 

タイミングよくシャロが入店してきて…

 

ナル「紅茶持ってきたとこだからまだ焦らなくてもよかったのに。はいホットドック」

 

シャロ「ありがとねナル」

 

ナル「ごゆっくり~」

 

そして5人はナルの働く姿を見ながら軽くおしゃべりをして帰っていった




ちなみにAbemaで見ました。


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第7羽 笑顔のシャッターチャンスは嘲笑に

BLOOMの9羽…てぇてぇなぁ~…ここにナルを入れるのか…

読者からナルが好評でとても嬉しいです!

まあ今回はココア中心なんで出てくるの少ないんだけど…


実家のみなさんへ

元気ですか?

私はこの街のも慣れてきたよ。

毎日笑顔に囲まれて楽しく過ごしています。

 

チノ「ココアさん!倉庫に入るのはいいですけど、きちんと鍵かけておいてください!」

 

ただ1人を除いて笑顔で…

 

チノ「泥棒が入ってしまいます」

 

 

~~~~~

ラビットハウス店内ではリゼが豆を挽いていた

 

リゼ「確かにチノってあんまり笑わないよな」

 

ココア「早くにお母さん亡くしてるし…おじいちゃんもいなくてショックで…」

 

そこで少しの沈黙が訪れて

 

ココア「あれ?今あんまりって言った?」

 

リゼ「言ったけど」

 

ココア「!?」

 

リゼ「もっと笑ったら取っ付きやすいのにもったいないよな!」

 

 

~~~~~

翌日のココアと千夜の下校中

 

千夜「そういえば最初に会った時より表情豊かになったかもね」

 

するとココアは黙っていて

 

千夜「この前なんてあんこに追いかけられているシャロちゃんを見て羨ましそうに笑ってたわ」

 

ココア「い、一緒に暮らしてるのに笑顔を見たことないなんて」

 

千夜「きっと見逃してるだけよ。それか表情の微妙な変化を感じ取れないだけよ」

 

ココア「私そんなに鈍感じゃないよ!」

 

千夜「鈍感と言えば…多分チノちゃんの笑顔一番見てるのはナルくんじゃないかしら」

 

ココア「そうなの?」

 

千夜「チノちゃんナルくんに懐いてよく一緒にいるから」

 

ココア「私の妹に手を出してるの!?」

 

千夜「今日バイトないみたいだから聞いてみたら?」

 

~~~~~

そして2人は甘兎庵へ行くと

 

ナル「千夜呼び出してどうし…」

ココア「さてナルくん教えてもらおうか」

 

いきなり詰められたナルは何事かと怯えて

 

ナル「ち、千夜ぁ…」

 

千夜「ココアちゃんがチノちゃんの笑顔を見たいらしいのよ」

 

ナル「そんなこと?」

 

ココア「私にとっては重要なことなの!」

 

ナル「えっと…頭撫でて…軽く話してるだけでチノは笑顔になってくれるけど?」

 

千夜「ナルくんの女たらし!」

 

ナル「なんでだよ!?」

 

ココア「ナルくん…いつのまにお兄ちゃんになってるのかな?」

 

ナル「し、シャロぉぉ…」

 

ナルは逃げれずにココアにモフモフされて千夜には本日泊まるように言われた

 

~~~~~

ココアはフルールに行くとシャロがバイトしていて

 

シャロ「お客様…店員の写真撮影はお辞めください!」

 

ココア「お兄ちゃんたちバニーガール喜ぶと思って」

 

シャロ「そういう店じゃないんだけど!?」

 

ココア「でも…今のシャロちゃん何かが…あ!このカップ持って座ってみて!」

 

するとシャロはティーカップを持って座ると…

 

ココア「これでこそいつものシャロちゃん!薔薇のオーラを感じるよ!」

 

シャロ(普段の私って…)

 

ココア「シャロちゃんってチノちゃんの笑顔見たことある?」

 

シャロ「あるに決まってるでしょ」

 

ココア「懸賞金出すから撮ってきて」

 

シャロ「懸賞金!?こ、ココアが直接見ないと意味ないでしょ!」

 

ココア「リゼちゃんの軍服写真もつけるから…」

 

シャロ「惑わされないんだから!!」

 

~~~~~

ココアはラビットハウスに戻り

 

ココア「リゼちゃん撮るよ~」

 

リゼ「撮ったら見せてくれよ?半目とかは恥ずかしいから」

 

ココアとチノは撮った写真を確認すると

 

ココア「こ、これは…」

 

チノ「心霊写真!?」

 

撮った写真の右側に見覚えのない影があり

 

ココア「い、今までその銃で何人の人を!?」

 

リゼ「それお前の指だろ」

 

ココア「あ、そっか~それじゃあ次チノちゃん!笑って!」

 

するとチノはお盆で口元を隠して…

 

ココア「もっと笑顔で!」

 

チノ「いきなり言われても…」

 

リゼ「どうせなら一緒に撮ってやるよ」

 

するとココアはチノの隣に並んで

 

ココア「チノちゃんに合わせるよ!」

 

リゼ「それじゃあ撮るぞ!」

 

撮った写真を3人で確認すると

 

リゼ「これは陰気な喫茶店だな…」

 

ココア「笑ってくださいお願いします」

 

リゼ「泣きながら言うな」

 

チノ「なんだか証明写真みたいですね」

 

と言いながらチノはクスっと笑っていた

 

リゼ「ココア!いまだ!」

 

ココア「え?パンの焼き加減見に行ってたよ」

 

リゼ「間が悪い!」

 

チノ「私はココアさんにとって我が子を崖につい落とすライオンです。這い上がってきた時に笑いかけるんです…たぶん」

 

リゼ「照れてるだけって素直に言えばいいのに」

 

そういいながらリゼはチノをくすぐり

 

チノ「や、やめてください」

 

リゼ「罪悪感と言うか犯罪なきがして私にはこれ以上は無理だ」

 

するとラビットハウスの扉が思いっきり開けられ

 

ココア「漫才コンビ連れてきたよ!」

 

リゼ「千夜仕事中じゃないのか!?」

 

ナル「俺も止めたけどココアのためならって」

 

千夜「ふふふ…ナルくんと私の幼馴染み漫才を見たら絶対に笑うわよ」

 

ナル「ハードルを上げるな!」

 

千夜「この前家庭科の調理実習があってね」

 

ナル「デザート作るのだったら千夜は得意そうだな」

 

千夜「塩と砂糖入れ間違えたっていうのよくあるじゃない?」

 

ナル「まあ漫画とかではよくあるな…」

 

千夜「実は私砂糖じゃなくて粉末せっけん入れてたみたい」

 

ナル「そんなの入れて食べたら胃の中泡だらけで綺麗になるだろ!」

 

リゼ「そのツッコミも間違ってる!!」

 

チノ「2人を呼んでまで…本当にしょうがないですね」

 

とチノが笑っていたところを

 

ココア「チノちゃん!」

 

パシャ!っとシャッターを切ると

 

ココア「撮れた!」

 

リゼ「撮れて笑ってるが…それ嘲笑だ…」




書いてませんがちょいちょいココアは写真を撮ってます。

ナルくんを幼児退行させるのにはまってしまった…



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第8羽 スポーツは楽しい…怪我には気をつけて

ヒロイン候補多いなぁ…


甘兎庵では千夜とシャロ、そしてナルの3人がいた。

 

千夜「もうすぐで私の高校球技大会なのよ」

 

ナル「…千夜…ご武運を…」

 

シャロ「ケガしないで帰ってくるのよ?」

 

千夜「ココアちゃんと練習するんだけど…」

 

 

~~~~~

翌日

 

公園にて…

 

ナル「ほっ…ほっ…」

 

ナルはランニングをしていた

 

リゼ「お、ナルじゃないか」

 

ナル「ん?リゼと…チノ?ラケット持ってどうしたんだ?」

 

チノ「授業でバトミントンをやるんですが調子が悪くて…」

 

ナル「ならここに丁度いい公園が…えっ」

 

公園の広場を指差すと2人の人間が倒れており近くにもボールが転がっていた

 

チノ「この状況…2人はどう見ますか?」

 

リゼ「まさか練習って言うのは建前でお互いを叩きのめしあっていたのか!?」

 

ココア「どうしたらそう見えるの!?」

 

ナル「あ、ココア動かないで」

 

するとナルはココアに近付いて

 

ココア「な、ナルくん!?そ、そんな~まだ心の準備が」

 

ナル「いいから動かないで」

 

このときチノとリゼはナルの右手を見て…

 

チノ「なるほど」

リゼ「そういうことか」

 

ココアは分かっておらず目を閉じて

 

ナル「ひょいっ」

 

ココア「冷たい!?」

 

氷の入った袋をココアの左頬に当てて

 

ナル「ボールの跡ができてる…多分千夜のスパイクが当たったんだろ…」

 

千夜「う~ん…あら!ナルくん達どうしたの?」

 

ナル「暇だったからランニング…ついでにこれ出来たらなって」

 

するとナルは背負っていたカバンを下ろしてサッカーボールを取り出し

 

リゼ「私たちはチノの練習だ」

 

そして4人は練習を再開していると…

 

ココア「今度はレシーブで返してね…あ、強くなっちゃった」

 

チノ「あ!ラケットが手から滑ってしまいました!」

 

ラケットとボールが千夜を目掛けて飛んでくると

 

千夜「あ、靴紐が…」

 

しゃがんで避けると…

 

ココア「ナルくん!ボールが!」

 

ナル「ん?ちょ!?」

 

ナルは反射的にボールを蹴り返すと…

 

ココア「ふぎゃ!」

 

またココアの顔に当たって

 

ナル「あ…やっちゃった…」

 

ココア「千夜ちゃんのボールより大丈夫だったよ~」

 

ナル「おい千夜どんなボールを撃った」

 

すると…

 

シャロ「千夜~おばあさんが帰り遅いって心配していたわよ」

 

ナル「シャロ…あっ」

 

ジャージ姿のを見て完全にオフモードで来たことを悟り

 

リゼ「シャロもやっていくか?」

 

シャロ(着てくる服間違えたぁぁぁ)

 

ココア「その格好なら動きやすいよ」

 

シャロ(やる気満々だと思われた!?)

 

ココア「被害し…人数が多い方が楽しいよ」

 

ナル「被害者って言いかけたよな」

 

流れでバレー勝負が始まり

 

シャロ&ココアVS千夜&リゼでコートに分かれて

 

チノ「ナルさん私とバトミントンしてくれませんか?」

 

ナル「いいけど期待はするなよ?」

 

横に避けてバトミントンの練習を再開して…

 

ナル「見とけチノ!これが…ドライブシュートだぁぁ!!」

 

チノ「バトミントンにドライブシュートはないです!」

 

 

~~~~~

後日…千夜はバレーボールからドッジボールに変わってもらい一度も当たらず…

 

チノは…

 

チノ「リゼさんから教えてもらったサーブとナルさん秘伝の必殺技を使う時が来たようですね…」

 

マヤ「そんな技一般人相手に使うのか!?」

 

チノ「パトリオットサーブ!」

 

チノがサーブを打つと…自分が吹き飛びシャトルはネットに引っ掛かり

 

メグ「チノちゃん!?」

 

するとチノはまた起き上がり

 

チノ「まだナルさんの技が残ってます」

 

相手が緩いサーブを打ってくると…

 

チノ「ドライブシューート!」

 

マメ「「バトミントンにドライブシュートはないよ!?」」

 

サーブを撃ち返すとシャトルは急降下してネットの手前に落ちた…自陣の

 

メグ「チノちゃんまた倒れてる!」

 

マヤ「意味ないじゃん!」




ドライブシュートは…某翼くんの必殺技ですね。


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第9羽 新しいパンに歯磨き粉付けたら?…山葵と間違えないで

ごちうさ3期が終わっちゃう…

あぁぁ…土曜日の楽しみがぁぁ!!!

最終回の話なんだろ


それとアンケートを付けさせてまらいました(5羽からに設定してあります)


ラビットハウスにチノ、リゼ、ココア、ナルの4人が揃っていた。

 

リゼ「ナル今日は休みなのか?」

 

ナル「うん、おじさんも無理にシフトを入れるわけじゃないし、勉強とか人間関係もうまいこと築けって」

 

チノ「私はここが家なのでそういうのはありませんが素晴らしい考えですね」

 

ナル「ホント助かってるよ…」

 

すると厨房からココアが来て

 

ココア「今日もパンの試食してくれないかな!」

 

リゼ「今日はちょっと…」

 

チノ「私もパスです」

 

ナル「美味しそう…もらっていいか?」

 

ココア「2人いつもしてくれたよね!?あ、ナルくん食べて食べて」

 

チノ「食べたい気分じゃないんです」

リゼ「食べたい気分じゃないんだ」

 

ナル「同じ味ばっかりで飽きてるとか?」もぐもぐ

 

ココア「私のは飽きたのね!」

 

リゼ「変な言い方するな」

 

ナルは3人のコントの横で出来立てのパンの試食をして過ごした…

 

ナル「もちもちで美味しい…」

 

 

~~~~~

 

次の日、ココアは学校にパンを持っていき千夜とお昼を食べていた

 

ココア「最近2人とも味見してくれないんだよね」

 

千夜「こんなにおいしいのに変ね」

 

ココア「きっとほかのパンに浮気してるんだよ」

 

千夜「そんなマンネリ化した彼女みたいなこと言わないで」

 

すると千夜が考えるそぶりを見せて

 

千夜「味のマンネリなら新境地を開拓すればいいと思うわ」

 

ココア「例えば?」

 

千夜「豆板醤とかどうかしら?シャロちゃんがダイエット用に豆板醤団子食べてたもの」

 

ココア「そんなのつくったの!?」

 

千夜「ナルくんは山葵団子食べてたわ」

 

ココア「それは美味しそう」

 

千夜「山葵丸々入れたけどね」

 

ココア「ナルくんよく生きてるね!?」

 

ナルとシャロの思い出話を話していると

 

ココア「もしかしてダイエットしてるのかな?」

 

千夜「チノちゃんはともかくリゼちゃんはあり得るわね」

 

ココア「あのプロポーションを保つにはすごい苦労が…」

 

するとココアは千夜を見つめて千夜のスタイルを確認すると…

【運動嫌い】【間食】【一部ふくよか】

 

ココア「努力しないでスタイル保つ秘訣って何ですか!」

 

千夜「?」もぐもぐ

 

~~~~~

 

ココアはシャロにも相談しようとフルールに来ていた

 

シャロ「毎日菓子パンは飽きるわよ」

 

ココア「リゼちゃん最近イライラしてるし、やっぱり豆板醤か山葵?」

 

するとココアが

 

ココア「そんなの食べても痩せないよって言ってあげてよ」

 

シャロ「それ私への当てつけ?でも私が言っても…『お前は胸がない分軽くていいよな』って言われるわよ」

 

ココア「そこまでイライラしてないと思うけど…あとチノちゃんは…」

 

シャロ「虫歯じゃない?甘いのは歯に染みるし歯医者が怖いのかも」

 

ココア「チノちゃん我慢する子だもんね…お母さんがいないのも歯が痛いのも我慢して…」

 

シャロ「歯医者が怖いだけでどうしてそうなるのよ」

 

~~~~~

 

するとココアはコネコにも訪れて

 

ココア「ナルくんチノちゃん達昨日パン食べなかったよね」

 

ナル「そうだね…ココアのパン美味しいから食べたいとは思うよ?気分って言ってたけど」

 

ココア「でね…シャロちゃん達と相談したら…ダイエットと虫歯じゃないかって」

 

ナル「リゼがダイエットでチノが虫歯かな?でもリゼならダイエットしてるからとか言いそうじゃないか?」

 

ココア「リゼちゃんの事よく知ってるね…」

 

ナル「いや…一緒に過ごしてると性格とかわかるだろ」

 

ココア「そうなの?」

 

ナル「もしかしたらリゼが虫歯とか…それか2人とも虫歯?」

 

ココア「あ、今度山葵パン作るんだけどたべる?」

 

ナル「山葵はいりません!!」

 

~~~~~

 

翌日ココアがパンを焼き上げると

 

ココア「今日はカロリー控えめで甘いの作ったよ!」

 

チノとリゼがそう言ってるココアを見ていて

 

ココア「焼きたてで美味しいよ、お腹すくでしょ?」

 

すると2人の眼差しが険しいものになり

 

ココア「2人とも正直になってよ!」

 

ココアがチノに詰め寄り

 

ココア「チノちゃん!虫歯チェックだよ!」

 

チノ「い、いきなりなんですか!?」

 

ココア「口開けて!」

 

チノはココアの言われた通り口を開けると…

 

ココア「チノちゃんの歯ちょこんとしてて可愛いね!」

 

チノ「あれ!?」

 

するとココアはケーキを持ってきて

 

ココア「チノちゃんこれ持って口開けて」

 

チノ「?わかりました」

 

言われた通りケーキをもって口を開けると

 

ココア「こうすると虫歯に移るって聞いて」

 

チノ「素晴らしい迷信ですねいっそココアさんに移したいです」

 

するとココアは次にリゼを見つめて

 

ココア「リゼちゃんケーキ食べたくなったの?」

 

リゼ「べつに…」

 

するとリゼは動揺してコーヒーを大量にこぼして…そしてリゼはケーキをお客さんに渡して

 

リゼ「ごゆっくり」

 

リゼはずっとそのケーキを見ていて

 

ココア「そんなに見てたら食べにくいでしょ!」

 

するとココアは2人を集めて

 

ココア「チノちゃん!歯医者はちゃんといかないとだめだよ!」

 

チノ「そ、それは…」

 

ココア「次にリゼちゃん!自分が痩せてること自覚して無いようだね!」

 

リゼ「え…」

 

するといきなり

 

シャロ「リゼ先輩!」

 

ナル「やっほ~チノ」

 

シャロ「クッキー作ってきました!低カロリーなので…無茶なダイエットは…」

 

その時シャロにはリゼが鬼教官のように見えて

 

シャロ「貧乳ぽっちゃりは帰ります!!」

 

ナル「シャロ!?貧乳だがぽっちゃりではないぞ!」

 

リゼ「それはフォローになってない!」

 

チノ「そ、それに私の方が…」

 

リゼ「た、食べるから」

 

するとリゼはクッキーを食べると…歯を抑えて倒れてしまった

 

ナル「だろうと思った…」

 

リゼ「な、ナルはわかってたのか?」

 

ナル「リゼの性格上ダイエットしてたら素直に言うと思っただけ…虫歯だっていったら年上としての威厳がないんじゃないかみたいなこと考えそうなだけだよ?それに…ココアのが聞こえたけど…リゼは痩せてるから無理なダイエットは止めた方が良いよ?」

 

そして5人は状況を整理すると

 

ココア「リゼちゃんが虫歯でチノちゃんがダイエット?」

 

ナル「チノ…中学生でダイエットするのはやめておけ…成長期なんだから育つとこも育たなくなる…」

 

シャロ「ナル?それ私へのあてつけ?」

 

ナル「あとリゼ!威厳があるのはわかる!だが歯は一生モノだ取り返しのつかないことになったらないままになるよ」

 

チノ「でも…ココアさんがふわふわでふかふかっていうから…」

 

ココア「…私のせい!?」

 

ナル「はぁ当分チノにモフモフ禁止!かわりに…てかティッピーでいいだろ」

 

リゼ「あ、あの…威厳とかじゃなくて…銃声は大丈夫なんだが歯医者の音はどうしても…」

 

ナル「…シャロ後輩としてこのダメな先輩を」

 

シャロ「わかったわよ…先輩何と言おうが連れて行きますからね!」

 

するとシャロは強引にリゼを連れて歯医者に向かった

 

~~~~~

 

その一件が終わった後ナルは甘兎庵の前を通り…

 

千夜「あ、おかえりなさいナルくん」

 

ナル「なあ…千夜…今度からしを練りこんだミルクレープ食べさせていい?」

 

千夜「私何かしたかしら!?」

 

ナル「山葵団子の仕返し」

 

千夜「今になって?」

 

 

後日ナルはからしミルクレープを作ろうと思ったが生地に混ざらず断念した。

 




作者も虫歯我慢してたら神経ギリギリまで侵食してました。
完全に削りましたね、今は埋めてますけど…皆さんも虫歯だと思ったら早く行動した方が良いですよ、取り返しのつかないほど我慢していたら…出費だけでSwitch買えるくらいまでになっちゃいますから。


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第10羽 バイトと葡萄酒と優しさ

母の日は覚えられてますが父の日って忘れがちじゃないですか?


アニメでだいたいの確率でカットされる体育祭くらいに。

ちなみにバイトメインです


ココア「もうすぐ父の日だね」

 

チノ「今年は何を送りましょう…」

 

チノとココアが喋っていると…

 

リゼ「今日から私は短期で他の店でもバイトをすることにした!シフトを少し変えてもらったからよろしく」

 

さっきまで話していた2人が急に黙り…

 

ココア「リゼちゃんが軍人から企業スパイに!」

 

チノ「スパイなんて頼んでませんよ」

 

リゼ「軍人じゃないし…スパイでもない!実は…」

 

するとリゼは昨日おこった出来事を話した…

 

リゼ『ん?お、お前は黒い虫ぃぃ!!』

 

すると近くにあったワインで思いっきり殴って…

 

リゼ『ふぅ…何とか倒せ…あ…』

 

リゼの身の回りは赤ワインで真っ赤になっていた

 

ココア「ワイルドすぎるよ?」

 

 

~~~~~

 

次の日リゼは甘兎庵でバイトをすることになり

 

リゼ「やっぱり着物は慣れないな…」

 

千夜「上手く着れたかしら」

 

リゼ「まだだ…素直に頼めばよかったな」

 

千夜「着方が違うわ、左前にならないようにね」

 

リゼ「す、すまない…」

 

すると千夜はスムーズに着せて…

 

千夜「想像以上に似合ってる」

 

リゼ「ちゃんと着せろ、賭博はやってないだろ」

 

その後しっかり着せてあげ…覚えようとメニュー表を見ていると

 

リゼ「メニュー表どうにかならないのか?」

 

千夜「……」

 

リゼ「禁句だった!?」

 

千夜「ううん、正直に言ってくれて嬉しいわ」

 

すると千夜は新たなメニュー名を見せてきて…

『つぶあんとねりあんの非対称性』

『ジレンマ構成型あんみつ』

 

リゼ「グレードアップした!?」

 

千夜「リゼちゃんが来たからミリタリー月間にしようと思うの」

 

リゼ「しなくていい!」

 

千夜「抹茶の迷彩ラテアートよ」

 

リゼ「気持ち悪い!」

 

千夜「私もモデルガンを装備してみました」

 

すると自然に2人は構えて…

 

リゼ「何だこのイメージは!」

 

千夜「こんな連続でつっこまれる快感初めてついはしゃいじゃった」

 

リゼ「わざとじゃないよな?」

 

~~~~~

 

次の日リゼはフルールに来ていた

 

シャロ「リゼ先輩サイズ大丈夫でしたか?」

 

リゼ「問題ない」

 

シャロは黙ってリゼを見ていて

 

リゼ「どうした?」

 

シャロ「せ、先輩が着るとこの制服いかがわしさが増すなぁって」

 

リゼ「どういう意味だ!?」

 

すると2人はホールに入り…

 

リゼ「いらっしゃいませ」

 

シャロ「あ、先輩恥ずかしいと思いますが仕草を変えて…」

 

教えるようにシャロが動いて…

 

シャロ「いらっしゃいませ~」

 

リゼ「い、いらっしゃいませ~ってお前が照れてどうする!」

 

シャロ「すみませんいけないものを見た気がして!」

 

~~~~~

 

また翌日…リゼはタキシードに着替えていた

 

ナル「お嬢様だから着慣れてると思ったけど…女性はドレスか」

 

リゼ「そうだな…親父はそういう時は基本ドレスを用意してくれるから」

 

ナル「まあ感覚としてはラビットハウスに似た感じでいいから」

 

リゼ「それなら助かる」

 

ナルはカップを磨いていて

 

リゼ「なぁナル」

 

ナル「ん?どうした?」

 

リゼ「お前って1人暮らしか?」

 

ナル「そうだよ父も母も仕事で都会に転勤してるからね」

 

リゼ「寂しくないのか?」

 

ナル「千夜とシャロもいるしそれに…今はリゼたちもいるからね」

 

リゼ「そ、それは///」

 

ナル「あ、いらっしゃいませ」

 

それからリゼはずっと頬を紅く染めて動いていた。

 

~~~~~

 

コネコでのバイト最終日

 

ナル「はい、バイト代」

 

リゼ「ありがとうな」

 

ナル「いいっておじさんから預かってるものだし」

 

リゼ「それでもだよ…なんか多くないか?」

 

ナル「リゼの頑張り代も入ってるから、明日のフルールも頑張って」

 

リゼ「おう!ありがとう」

 

そしてリゼが帰っていった後…おじさんがこちらに来て

 

「よかったのか?ナル」

 

ナル「いいよ別に先月そんなに使ってないから」

 

「だとしても言ってあげた…いや君はそんな性格じゃないもんな」

 

ナル「あ~あ今月のバイト代0か~」

 

「よかったんだろ?」

 

ナル「リゼが父親にプレゼントするなら手伝いたくてね友達として」




ナル両親の設定は、父親が自炊出来ない洗濯も出来ないダメ夫で母親が付き添いで生活してる感じです。しかしとてもラブラブです。


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第11羽 和菓子道極めたり


アンケート皆さんありがとうございました!

デート回いつか挟もうと思います。相手もアンケートとるのでお願いします。


 

ナルはラビットハウスで一息…

 

リゼ「おいナル!」

 

ナル「ひゃい!?」

 

チノ「リゼさん怒鳴ってどうしたんですか?」

 

リゼ「バイト代倍以上入ってたぞ!」

 

ナル「だから頑張った分だって…」

 

リゼ「ほんとか?それとだな…家で1人ってことで…プレゼントだ…」

 

リゼはナルに前髪で右目の隠れたうさぎのぬいぐるみを手渡した。

 

ナル「これは…」

 

リゼ「バイト代浮いたから…ナルの為に買ってきただけだ…そ、それだけだからな!」

 

するとココアが帰ってきて

 

ココア「あ、ナルくんいらっしゃい…そうだ今日千夜ちゃん元気なかったんだけど知らない?」

 

ナル「いや…ずっと一緒にいるわけじゃないから」

 

リゼ「もしかしたらバイト行った日にメニューにつっこんだから…」

 

ナル「いやいや…なおさら火がついて張り切ってるよ」

 

チノ「いえ…もしかしたら私のせいかもしれません」

 

ココア「チノちゃんの?」

 

チノ「学校の帰りにあんこにあげたエサが口に合わず体調を崩したとか…」

 

ナル「いや…あんこは元気だったぞ」

 

ココア「私の気がしてきた!無理やりパンを食べさせたから?私の文系のできなさに嫌気がさした?」

 

ナル「千夜はココアのパン好きだし、文系出来ないのなら僕で慣れてるはず」

 

ココア「ならなんだろ…」

 

すると皿を拭いていたチノが

 

チノ「私が怒ってる時は気が付かないで千夜さんの様子がおかしいのには気が付くんですね」

 

ココア「もしかしてジェラシー!?」

 

チノ「私も悩んでることが…」

 

ココア「辛いことがあればお姉ちゃんの胸に飛び込んでおいで!」

 

リゼ「相談に乗るから何でも言えよ?精神のブレは戦場でも命取りになるからな」

 

するとチノはカウンターのティッピーとナルに…

 

チノ「成長が止まった気がします」

 

ティッピー「精進あるのみじゃ」

 

ナル「中学生ならまだ成長するって」

 

ココア「するー!?」

リゼ「スルー!?」

 

~~~~~

 

時間がある程度たち帰路についているナルは…

 

ナル「ん?シャロ?」

 

シャロ「ナルじゃない」

 

ナル「…あんこか?」

 

シャロ「そうよ…あいつがいると噛みつくから」

 

しゃべっていると

 

ココア「あ、ナルくんさっきぶり~あとシャロちゃん!どうして入らないの?」

 

ナル「シャロはあんこに噛まれやすいんだよ」

 

ココア「なら私にいい案があるよ!」

 

ココアの案に不安を持ったナルは先に甘兎庵に入って…

 

ナル「やっほ~千夜」

 

千夜「な、ナルくんいらっしゃい…」

 

ナル「元気ないな…もうオーダーは…」

 

するとココアと紙袋が入ってきて

 

千夜「いらっしゃ…強盗!?」

 

ナル「いや…ココアだ」

 

千夜「どうしたのココアちゃん」

 

シャロ「もうオーダー終わってるわよね」

 

すると紙袋を破り

 

シャロ「キッチン借りるわよ!」

 

するとあんこが飛び掛かり

 

シャロ「いやー!」

 

ココア「キッチンはそっちじゃないよ!」

 

するとシャロは外に出て行って

 

ナル「な、なんなんだ」

 

千夜「さ、さぁ?」

 

シャロが帰ってきてココアと2人で千夜の為に料理を作っており

 

シャロ「こんなものね」

 

ココア「お味噌汁作ってるシャロちゃん様になってるね。地元のお母さんが恋しくなってきた」

 

シャロ「や、やめてよ…」

 

ココア「ところでお母さん…さっきからわかめの増大が止まらないんだけど」

 

シャロ「入れすぎ!」

 

つぎは玉ねぎを切って…

 

ココア「お母さん涙が止まらないよ~」

 

シャロ「娘なら邪魔しないでよ」

 

客席に座って聞いていたナルは

 

ナル「…千夜あの2人大丈夫か?」

 

千夜「だ、大丈夫よ…」

 

すると千夜がふらついて

 

ナル「おっと…」

 

反射的にナルは千夜を抱えて

 

千夜「あ、ありがとう…」

 

ナル「寝不足か?何で悩んでるのかは知らないけど頼っていいんでぞ?幼馴染じゃないか」

 

千夜「そ、そうね…とりあえず2人のところ行くわ」

 

千夜はココアとシャロのところに向かい

 

千夜「2人ともありがと…でもシャロちゃんは生活に困っても愛があれば大丈夫な新妻役でお願いするわ」

 

シャロ「聞いてるんじゃないわよ…」

 

ココア「それでどうして元気なかったの?」

 

千夜「ナルくんにも言われたから教えるわね…実は、タカヒロさんが作った栗きんとんが私の和菓子よりおいしくて…そんなこと恥ずかしくて言えなかったの」

 

ナル「得意分野で負けた嫉妬心か…」

 

シャロ「そんなこと…」

 

ナル「例えば…僕の方がハーブティー知識詳しかったり、パン作るのがうまかったり」

 

ココア「あ~それなら少し自信なくすかも」

 

千夜「あ、それと…うちの木にこれが」

 

千夜は白の女性モノのパンツを持って行って

 

ナル「ちょ!?」

 

ナルは自分の目を隠して

 

シャロ「それ振り回しながら走ってないでしょうね!和菓子バカぁ!」

 

ココア「白かぁ」

 

ナル「早く隠せ!直せ!」





新アンケートの協力お願いします!!


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第12羽 休日なんだから何したっていい…限度はあるけど


え~クリスマスでしたね。

これと言って予定はなく…普段通りソシャゲとFE風花雪月に時間を使ってました。

まあ…もしかしたら今年最後の投稿だと思います。




…3期おわっちゃうよぉぉ!!!


 

今は日曜日の朝…チノは父のタカヒロから休みをもらっていた。

 

チノ「今日はいい天気ですね」

 

カーテンを開けて青空を眺めて

 

チノ「こんな日は日当たりのいい部屋でボトルシップを…」

 

ココア「お散歩に行こう!」

 

ココアに本日の予定を遮られて…

 

ココア「この街の散策まだしてなかったから今日は案内お願いね」

 

チノ「ココアさんは迷いますもんね」

 

ココア「自転車があれば2人で坂道を滑走するのにね」

 

チノ「2人乗りはだめですよ」

 

ココア「あ、でもまず自転車乗る練習しないと」

 

チノ「えぇ!?」

 

その後2人は街を散策して…すると

 

チノ「あれは…ナルさん?」

 

ココア「なんだかカッコいい服屋さんの前にいるね」

 

黒のジャケットを持って悩んでいて

 

チノ「なんだか悩んでますね」

 

ココア「私たちにはわからない感じのおしゃれだね」

 

チノ「もしかしたらこの後デートとかなのかもですね」

 

ココア「確かにナルくんカッコいいからね」

 

すると次のお店で…

 

ココア「今度はリゼちゃん」

 

チノ「ナルさんと同じく服を選んでますね…」

 

ココア「なんだかリゼちゃんって感じの服だね」

 

チノ「私たちでは着ない服ですね」

 

リゼの顔がパァっと明るくなり

 

チノ「気に入ったものが見つかったようですね」

 

ココア「葛藤しているようだね」

 

チノ「そっとしておきましょう」

 

また2人は歩いて公園にまで行き…

 

ココア「こんな所にクレープ屋さん…ん?あそこにいるのって」

 

チノ「シャロさんここでもバイトしてるんですね」

 

シャロ「んな!?」

 

ココア「シャロちゃん多趣味ですな」

 

シャロ「多趣味よ!悪い!?」

 

ココア「趣味の多さじゃチノちゃんも負けてないよ」

 

チノ「ボトルシップ、チェス、パズルなどを嗜んでます」

 

シャロ「老後も安心な趣味ね」

 

ココアはシャロからクレープを受け取り食べると

 

ココア「おいしーシャロちゃんも上げる」

 

シャロ「私仕事中よ?」

 

ココア「一口だけ」

 

シャロ「一口…」

 

すると…空から黒い物体がココアの持ってるクレープの上に落ちてきて

 

ココア「空からあんこ!?」

 

するとシャロは涙目になっていて

 

ココア「私よりショック受けてる!?」

 

千夜「やっと追いついたわ」

 

ココア「またカラスに連れられたの?」

 

チノ「いつもと制服が違いますね」

 

千夜「今はレトロモダン月間なの」

 

シャロ「甘兎もそのうちフルールより如何わしくなるんじゃないかしら?」

 

千夜「それなら…脱ぐわ」

 

シャロ「ここで脱がないでよ!」

 

そして2人と別れてベンチで休憩して

 

ココア「モフモフ最高!」

 

ココアの周りにウサギが寄ってきて

 

チノ「いいんです…私にはティッピーがいるので」

 

ココア「お姉ちゃんがモフモフするよ」

 

会話をしていると…

 

?「お、チノじゃん!」

 

チノ「マヤさん、メグさん」

 

マヤ「休みって知ってたら誘ったのに」

 

メグ「今度一緒に映画行こうね」

 

チノ「どんな映画を?」

 

メグ「これだよ」

 

パンフレットを見せてもらうと『うさぎになったバリスタ』と書かれており

 

チノ「他人事とは思えないタイトル!?」

 

マヤ「また明日ね~」

 

マヤとメグは離れて行き

 

チノ「ココアさんは…」

 

一方ココアは…

 

ココア「小説家さんなんですね」

 

?「はい。今は小説のイメージの為に彷徨ってます」

 

ココア「ペンネームは何ていうんですか?」

 

青山「青山ブルーマウンテンです」

 

ココア「不思議な名前だ」

 

青山「実は最近私の小説が映画化したんですよ」

 

ココアは青山さんとお話するとチノが探しているのが見えて挨拶をしてチノの下に向かった…そして夕日も出てきて…

 

チノ「リゼさん?」

 

?「はい!?」

 

チノ「あ、すみません友人と間違えました」

 

ココア「さっき見かけたときと服装と髪型が違うもんね」

 

しかし…ココアが少し考えていると

 

ココア「でもリゼちゃんって呼んだら反応したよ?」

 

ロゼ「その聞き間違えで…私はロゼと言います」

 

するとこの会話を影で隠れて見ていた人が…

 

?「ふっw」

 

と笑ってしまいロゼが2人とある程度離れたタイミングで…

 

?「ロゼさん」

 

ロゼ「!?だ、誰だ!」

 

ナル「僕だよ」

 

ロゼ「なんだ…ナルか…」

 

ナル「あれ~ロゼさんとは初対面のはずなのにどうして僕の名前知ってるのかな~」

 

わかっているかのようにロゼをおちょくり

 

ロゼ「そ、それは…親友のリゼさんが…」

 

ナル「隠すの止めたらリゼ?」

 

リゼ「バレてたのか…」

 

ナル「まぁ…僕も雑誌のモデル頼まれたことあるから…気になって着ちゃったみたいな感じだろ?」

 

リゼ「あぁ…そんなところだ」

 

 





来年の最初の投稿はデート回を予定してますので。現在のアンケートのお答えお願いします。

落ち着いてるコンビとしてリゼとナルが絡ませやすい…おかげでリゼの好感度だけ上がってる感じがする


ではみなさん良いお年を!


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