ジョセフとシーザー 鞠莉に恋をする (アッシュクフォルダー)
しおりを挟む

第二部 第一話 ジョセフとシーザー 鞠莉に出会う

ジョセフとシーザーは、ある日

バカンスに行くため、

内浦に降り立ち、宿泊地である

ホテルオハラに向かっていた。

 

そんな時、

一人の少女が、ナンパ男たちに絡まれていた…

 

「そこのお姉さん、俺達と遊ぼうぜ!」

 

「君 可愛いね、デートに行かない?」

 

 

それを見ていた、ジョセフとシーザーは

その女の子を助けることにした

 

「オイ、お前ら その辺にしておけ」

 

「可愛い、女の子が嫌そうな顔をしているぜ?」

 

「何だと、コラ!」

 

「オイ、やっちまうぞ!」

 

 

ジョセフとシーザーは

ナンパ男たちの相手をして

見事にやっつけるのだった

 

 

「おととい、いきやがれってんだよ!」

 

「全くだ、こんなに可愛いレディに対して

失礼な態度を取る、奴らだぜ」

 

 

ジョセフとシーザーは

その助けた女の子に話しかけた

 

「よぉ! 大丈夫かよ?」

 

「ケガはないかい? お嬢さん」

 

「ノープロブレム 心配いらないわ!

助けてくれて、ありがとう!」

 

「そう言えば、一つたずねたいことがあるけど?」

 

「何かしら?」

 

「俺達 ホテルオハラって、言う

ホテルに泊まりたいけど、どこにあるか

教えてくれないか?」

 

「だったら、案内できるわ!そこ私の家だから!」

 

「本当か? ラッキー!」

 

「じゃあ、案内を頼むよ」

 

 

こうして、ジョセフとシーザーは

一人の女の子にホテルオハラまで

案内されるのだった

 

 

「そう言えば、名前を聞いていなかったな!

俺はジョセフ・ジョースター!よろぴくね!」

 

「俺はシーザー・ツェペリだ」

 

「私は小原鞠莉、マリーって呼ばれてるわ

マリーって、呼んでね

見た目通り、半分アメリカンのハーフよ

パパがホテルチェーンをしてるせいで

引っ越しも多くて色んな場所に住んでいるの!」

 

「そうなんだね、じゃあ

このホテルも君の父さんが?」

 

「そうよ!このホテルもパパが経営しているのよ!」

 

「実は俺達 そのホテルに泊まるつもりでよ!

バカンスに来ているんだぜ!」

 

「バカンスに来ているのね!

内浦はいい所だから、助けてくれたお礼に

マリーが内浦を案内してあげるわ!」

 

「おぉ! そうか! そりゃ、楽しみだぜ!」

 

「あぁ、楽しみにしているよ!」

 

「それは、そうと、もう到着したわよ!」

 

 

ジョセフとシーザー 鞠莉の三人は

ホテルオハラに到着した

 

「うっひょ~! 結構 広いホテルだな!」

 

「あぁ、想像以上に広いな、気持ちいい空間だ」

 

「お待たせ! ジョセフ! シーザー!

アフタヌーンの時間よ!」

 

丁度 おやつの時間だったので

ジョセフとシーザーは、鞠莉と一緒に

おやつを食べるのだった

 

「う~ん! おいピー!」

 

「あぁ、確かに、こりゃ、美味いな!」

 

「好きなだけ、食べてもいいわよ」

 

「ほっぺがとろけるぜ!」

 

「マカロンも美味いな!」

 

「あっ、他のお菓子も、美味そうだな!」

 

 

こうして、ジョセフとシーザーのバカンスが

始まろうとするのだった。

 

 

 

 



目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

第二部 第二話 ルビィと花丸に出会う

ジョセフが、内浦の砂浜を暇そうに、散歩していた時の事

 

二人の女の子に出会うのだった

 

 

(おーカワイ子ちゃん みーつけた!

話しかけてみようかなー?)

 

「よぉー! こんにちは!」

 

「こ、こんにちは…」

 

「俺の名はジョセフ・ジョースター

内浦に観光しに来た者でな! よろしく頼むぜ!」

 

「そ、そうなんですか…」

 

「お前 名前は何て言うんだ?」

 

「マルの名前ですか?

マルは、国木田花丸って、言います

マルたちに何か御用ですか?」

 

「えっと、もう一人

ホラ! 隠れている子がいるだろ?」

 

「あっ、この子は、ルビィちゃんずら!」

 

「ど、どうも…初めまして、黒澤ルビィですぅ…」

 

「うっひょー! 可愛いなー!

ルビィちゃんって、言うんだー!

なぁ、どっかいかないか?」

 

「もしかして、ナンパずらか?」

 

「いーや、違うね!

ルビィちゃんや、花丸ちゃん

どーゆー子なんかなーって、気になっただけ!」

 

「ジョセフさんって、どこに泊まっているずら?」

 

「えっと、ホテルオハラだけど?」

 

「じゃあ、鞠莉さんの所ずらね」

 

「マリーの事知っているのか?」

 

「そういう、ジョセフさんも鞠莉さんの事を

知っているずらか?」

 

「おー知っているぜ!

昨日 不良から、助けた事があってな!

マリーの奴 俺に惚れていたんだぜ!」

 

「本当ずらか?」

 

「あー本当だぜ!」

 

(といっても、マリーは、シーザーと一緒に

デートに出かけているからなー

それで、暇になっているけどな…)

 

「ジョセフさんは、どこの国の人ですか?」

 

「え? 俺はイギリス人だぜ?」

 

「全然 そうには、見えないずら?」

 

「どういう事だよ!」

 

「さぁー? どういう事ずらかなー?」

 

「もう! はぐらかすなよ!

あーでも、ルビィちゃんも気になるなー」

 

「ジョセフさんは、浮気性ずらね」

 

「ほっとけ! にしても、花丸も可愛いけど

ルビィちゃんも捨てがたいしなー」

 

「あの…」

 

「おぉ!やっぱり、近くで見たら可愛いなー!」

 

「!!??」

 

「気をつけるずら、ルビィちゃんは、

極度の男性恐怖症ずら」

 

「おっ、おぉ、わかったぜ」

 

「あっ、あの…ジョセフさん…」

 

「おぉー! ルビィちゃん!

やっぱ、顔立ちが可愛いなー」

 

「そ、そんな、可愛いだなんて…」

 

「こんなカワイイ女の子たち

話しかけない方が失礼じゃないのか?」

 

「でも、ルビィは全然…」

 

「可愛いってば! 俺がそう言っているじゃねぇか!」

 

「あ、あのっ…ジョセフさんって

一人で来たんですか…?」

 

「うん? あー二人で来ている!

シーザーって、奴も一緒に来ているけどな!

シーザーの野郎 マリーと一緒にデートに行きやがるし!」

 

「二人で観光しに来たんですか?」

 

「おぉ! そうだぜ! これから、よろぴくねー!」

 

 

ジョセフは、ルビィや花丸と出会うのだった。

 



目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

第二部 第三話 ジョセフ ダイヤと出会う

ジョセフは、ルビィを通じて、ダイヤと出会うのだった

 

「アナタが、ルビィが言っていた

ジョセフ・ジョースターさんですね?」

 

「あぁ! 俺の名はジョセフ・ジョースター!

しばらく、内浦に滞在するから、よろぴくねー!」

 

「私は黒澤ダイヤと言います

実家はこの内浦で色々な事業をしていて

跡継ぎ候補のわたくしは何かと駆り出されることも多く

毎日忙しくしていて、正直言って

このスクールアイドル活動に参加する気は全くなかったんです

それが不肖の妹のせいで

何故かこんなことになって…あっごめんなさい、

でも、これは、あなたには関係のないことでしたわね」

 

「さっき聞いたけど、スクールアイドルってなんだ?」

 

「スクールアイドルとは、

一言でいえば、ご当地アイドルみたいなものですわ」

 

「ふーん それで?」

 

「私は、そのスクールアイドルの

Aqoursの一人ですわ」

 

「じゃあ、他にもメンバーがいるのか?」

 

「他には、鞠莉さんもそうですが

ルビィに花丸さん 全員で九人いますわ」

 

「ルビィも、アイドルやっているのか!」

 

「初めに言いまずけど

貴方のような軽薄そうな人は、ルビィが怖がりますわ!」

 

「まぁ、確かに、ルビィちゃん

怖がっていたしな…」

 

「ルビィは、男性恐怖症ですわ

そこだけは、肝に銘じておくように!」

 

「わかったからさ!

だから、怒らないでくれよ! 

オバサンになっちまうぜ?」

 

ダイヤはジョセフの足を踏んだ

 

「痛ってぇーな! 何しやがる!」

 

「ジョセフさん 今何か言いました?」

 

「いーや、何も言っていないぜ?

こんな、美しい人に向かって、オバサンって…」

 

「言い訳は、結構ですわ!

正直におっしゃいなさい!」

 

「す、すみませんでした…」

 

「よろしい」

 

「チッ…ルビィと違って、ダイヤは…」

 

「!!??」

 

ダイヤはジョセフを睨んだ…

 

「えっ? いや何でもないぜ!

なんかこう…ダイヤって、よーく見たら

美しい顔立ちしているなーって思ってさー」

 

「うふふふ。私のことを見つめて…

そんなに美しい顔をしていましたか?」

 

「まぁ…それなりに、美しい顔立ちだぜ?」

 

「もう…美しいだなんて…

よく言われますわ!」

 

「あー? 本当かな?」

 

「すみません、わたくしとした事が

してやられましたわ…」

 

「そんじゃあ! 俺は、もうホテルに戻るかな!」

 

「ホテルって、鞠莉さんの所ですか?」

 

「おぉ! そうだぜ!

 

「はい、そうですか、では、お気をつけて!」

 

「じゃあな!」

 

「あっ、ジョセフさん!」

 

「どした?」

 

「その…ルビィには、優しくしてくださいね」

 

「わかってるって!」

 

ジョセフは、ホテルオハラに戻り

鞠莉やシーザーと夕ご飯を食べるのだった。

 

 

 



目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

第二部 第四話 パジャマパーティー

ジョセフ シーザー ルビィ 鞠莉の四人で

 

鞠莉の家でパジャマパーティーをしていた

 

そんな中 ルビィとジョセフは

部屋で会話をしていた

 

「よぉ!ルビィ!」

 

「あ、あれ? ジョセフさん

もしかして、聞こえちゃった?

お姉ちゃんに電話していたんだ」

 

「お姉ちゃんって、ダイヤの事か?」

 

「うん、そうだよ

つい、さっきまで、お姉ちゃんと電話していたんだ」

 

「今日はマリーと一緒に

パジャマパーティーだな!

もう、眠れないぜ!」

 

「えへへっ♪ 今夜は

鞠莉さんの家でパジャマパーティー!」

 

「ルビィは眠くないか?」

 

「いつもは、パジャマを着たら眠くなるけど

今日は全然 眠くないの

だって、今日はパーティーだもん!」

 

「そうだな! もう、楽しみだったぜ!

お! ルビィちゃん 何か持ってきたようだな!」

 

「うん! ルビィはお茶を持ってきたんだ

オシャレなお店のショーウィンドウに並んでいて

あんな、オシャレなお茶が飲みたいなぁ、って、

思っていたの♪」

 

「どんな味の、お茶だい?」

 

「ストロベリーティーなんだ!

それを選んだら、鞠莉さんが

本物のイチゴを入れてくれたの♡」

 

「それにしても、マリーの部屋は

まるで、お姫様が住んでいるみたいだな…」

 

「鞠莉さんのお部屋は、

お姫様みたいな、お部屋なんだよ

鞠莉ちゃんは、プリンセスって感じがするから

とっても、似合うんだぁ!

それにね、パジャマパーティーって事は

お泊りなんだよ! お姉ちゃんのいない所で

お泊りなんて、ルビィ 緊張するよ…」

 

「大丈夫だって、俺がいるから」

 

「ありがとうございます…

ジョセフさんといると、何だか…安心する♡」

 

「おぉ!そうか? 

もっと、甘えていいんだよ?」

 

「えっ? じゃあ、甘えちゃおうかな?」

 

ルビィはジョセフの膝で寝ながら喋った…

 

(ルビィちゃん 小っちゃくて、可愛いな…

俺の膝で、寝ている…)

 

「さっきまで、正座で待っていたら

鞠莉ちゃんに笑われちゃった!

でもね、鞠莉ちゃんやジョセフさんと

話をしていたら、もう、緊張が飛んじゃった♪

今日は、とっても、素敵な夢が見られそう♡

 

あっ、ジョセフさんって、

いつも、このホテルに泊まっているんですか?」

 

「おぉ、そうだぜ

一か月間だけ、シーザーと一緒に

過ごすつもりだから、いつでも、遊びに来いよ!」

 

「じゃあ、今度は花丸ちゃんと

一緒に来ようかな?」

 

「おぉ!待っているぜ!」

 

「明日の朝 起きた後は

鞠莉ちゃんの家で、朝食か…

お姉ちゃんと、花丸ちゃんも来るみたいだよ?」

 

「え? そうなのか?」

 

「お姉ちゃんは、ルビィを迎えに来るためで

花丸ちゃんは、鞠莉さんのご飯が食べてみたいって

言っているから、誘ったんだ!」

 

「だいぶ 賑やかになってくるなー」

 

「鞠莉さんの朝食って、

きっと豪華なんだろうな…」

 

「きっと、そうだぜ!

楽しみにしておこうぜ!」

 

「うぅ…ジョセフさんと、

いっぱいお話ししたから、眠くなっちゃった…」

 

「そのまま寝てもいいんだぜ?」

 

「後で、ちゃんとベッドで寝かしてね…

約束ですよ…」

 

と、ルビィは、そのまま

ジョセフの膝で寝た…

 

(やっぱ、寝ている

ルビィちゃん 天使の寝相だぜ…)

 

ジョセフは、ルビィをベッドまで、運んだ後

鞠莉とシーザーの様子を見に行くことになった

 

「シーザーの奴 きっと、今頃 

マリーといい気になりやがっているな!」

 

試しに覗きに行ったら…やっぱりそうだった…

 

 

「今日もキレイだよ、マリー

二人きりで、夜景を見られるなんて、

ロマンティックじゃないかい?」

 

「そういう、シーザーもカッコいいわよ!

マリーが今まで出会ってきた、オトコの中で

シーザーが一番 カッコいいわ

その次が、ジョセフかしら?」

 

「ジョセフの奴も、今頃

ルビィちゃんと、一緒に寝ているだろうな…」

 

「俺は起きてるぞ!」

 

「なんだ、お前も起きていたのか?」

 

「三人で夜景を眺めましょう!」

 

三人は夜景を眺めながら

楽しく会話をした…。



目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

第二部 第五話 ハーレムな毎日

ジョセフとシーザーは

内浦に来てから、可愛い女の子に

囲まれながら、毎日を送っていた

 

ある日、ジョセフとシーザーは

鞠莉の家で、朝食を取ろうとしていた

 

「よぉ! マリー! 待たせたな!」

 

「やぁ、お待たせ、マリー」

 

「ジョセフとシーザーが、

早く起きれば、良かったのに…

か弱い乙女達を待たせるのはノンノンよ!」

 

 

鞠莉ちゃんはリゾートホテルチェーンを経営する

イタリア系アメリカ人のパパと

日本人のママとの間に生まれたハーフの女の子。

だから、日本語にたまに英単語を混ぜる事も多い。

家は淡島にあるホテルに住んでいる。

 

(ジョセフとシーザーは、そこで宿泊している)

 

たまに誰かが、遊びに来ちゃってることもある。

 

そうそう、鞠莉ちゃんは浦の星学院の理事長でもあるらしい…

 

 

「俺は、今 スゲーねみぃ~のによぉ~」

 

「もう、朝の8時だぞ? 朝食の時間だぞ?」

 

 

すると、ルビィちゃんも、起きてきた…

 

「ジョセフさん、ごめんなさい…!」

 

「ルビィちゃん、良いんだよ! 

俺が早く起きなかっただけだから!!

シーザーが、早く起きただけだろ?」

 

 

 

すると、姉のダイヤも、やって来た

 

「ジョセフさん!」

 

「ゲッ! ダイヤ!」

 

「ルビィを泣かせたら…許しませんわよ?」

 

「わかっているってば!

そう、怒らないでくれよ! ダイヤちゃん~?」

 

 

「ダイヤのシスコンモード来たわね!」

 

「私はシスコンではありませんわ!」

 

 

やっぱりダイヤちゃんには勝てないぞ・・・!

 

ダイヤちゃんはお嬢様言葉をよく言う女の子で

浦の星女学院の生徒会長を勤めている。

ジョセフが、ダイヤちゃんって呼んだ時は

ダイヤちゃんは照れているのが可愛い。

その後怒られてしまうのは言うまでもない。

 

ダイヤちゃんはμ'sの大ファンらしい。

 

 

そして…妹のルビィちゃんは気が弱くあがり症で、

小動物みたいで、可愛くて、俺のお気に入り

おっちょこちょいけど、そこがまたいい!

あんまりイジるとダイヤが

俊足のように飛んでくるのがたまにキズ。

 

 

「あのっ、ジョ、ジョセフさん…」

 

「よぉ!ルビィ! よく眠れたか?

今日も一段と可愛いぜ! ルビィちゃん!」

 

「そ、そうですか…あ、ありがとうございます…」

 

「ルビィちゃん~! ジョセフさん!」

 

「花丸ちゃん!」

 

「おぉ~! 花丸ちゃん、じゃねぇか~!」

 

 

花丸ちゃんはいつも方言を喋っている女の子

幼少の頃から運動が苦手らしくて、

そのせいで読書ばっかり読むようになった。

 

自分的には花丸ちゃんもスタイル良いような気もする。

おっと…花丸ちゃんに聞こえてたらヤバいから

これ以上は言わないでおこう。

 

 

「じゃあ、皆そろった所だし、

ブレックファーストにしましょう!」

 

「そうですわね」

 

「鞠莉さんの家の朝食

きっと、豪華なんだろうな~」

 

「美味しそうなものが、ありそうずら~」

 

「マリーは、シーザーと一緒に食べるから」

 

「あぁ、行こうか、マリー」

 

「ケッ! マリーがいなくても

俺には、ルビィや花丸がいるから、

悔しくないもんねー」

 

「ジョセフさん

ルビィにちょっかい、出したら、お覚悟ですわよ?」

 

「わ、わかっているよ、ダイヤ…」

 

何はともあれ、六人で朝食を取ったとさ。



目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

第二部 第六話 鞠莉と夜景デート

鞠莉がジョセフとシーザーに話しかけてきた…

 

「ハロー! ジョセフ! シーザー!

今度の日曜日開いているかしら?」

 

「おぉ! 開いているぜ!」「どっか、遊びに行くのかい?」

 

「日曜日にね、ウチのホテルで

小原家主催のパーティーが開かれるの!

ジョセフとシーザーも、一緒にどうかしら?」

 

「おぉ!いいぜ!」「あぁ、いいぜ」

 

「パパの仕事関係のパーティーだけど

友達を誘ってもいいって言われているの」

 

「マリーのパーティーか、楽しみだな!」

 

「あぁ、俺もマリーのパーティー楽しみにしているぜ!」

 

「サンキュー! ジョセフ! シーザー!

うちが経営する、ホテルだから、

サービスのレベルは保証するわ♪

パーティーも立食形式だから、遠慮はいらないわ!」

 

「つまり、食べ放題って事か?」

 

「おぉー! おいぴー料理が食べられるって訳か!」

 

「そうよ! 味も保証するからね!

後 ダイヤやルビィちゃん、花丸ちゃんも来るみたい!」

 

「ダイヤからは

隙あらばアクアの魅力を伝えてくださいって

言われているのよ! 本当に真面目よねぇ…」

 

「アイツのカミナリはこぇーしな…」

 

「そりゃ、ジョセフが問題行動ばかり

起こしているからだろ?」

 

「なんだとー? シーザー!」

 

「本当の事だろ! ジョセフ!」

 

「もう! ジョセフ! シーザー!

ケンカするんだったら、誘わないよ!」

 

「わ、わかったぜ…」「あぁ、わかった」

 

「なら、よろしい! じゃあ、話を元に戻すわね

 

「日が沈めば、ジュエリーボックスを

ひっくり返したみたいな、夜景が楽しめるわ

ほんとうにビューティフルよ!」

 

「マリーとキレイな夜景を楽しみたいな…」

 

「おい! シーザー 

勝手に、二人でいい感じになるんじゃねぇぞ!」

 

「もう! ケンカするなら、怒るよ?」

 

「あっ、マリー ごめん」「ごめんね、マリー」

 

「よろしい! 

三人で、夜景を見上げる

なんてどうかしら?」

 

「おぉ!それいいな!」

 

「あぁ!それだったら、どっか行こうかな?」

 

「ジョセフもシーザーもオーケー?

うふふ! 嬉しいわ!

あ、パーティーにドレスコードがあるけど

一緒に選んでくれないかしら?

用意は大丈夫? 一緒に遊びましょうね!」

 

 

 

そして、日曜日となり

小原家主催のパーティーが始まった

 

パーティが終わった後 

 

鞠莉とジョセフとシーザーは

ホテルの一室から、夜景を眺めるのだった…

 

「キレイな夜景ね…ジョセフ シーザー…」

 

「あぁ…本当にキレイだ…

そういう、マリーもキレイだよ」

 

「もう!シーザー! からかっているの?」

 

「いいや、本当に君は美しい

心からそう思うよ!」

 

「もう!シーザーったら…

でも、そういうシーザーの所

けっこう好きよ?」

 

 

「ケッ! シーザーの奴!

マリーとイイ感じに、なりやがって!

俺だったら…」

 

「何かあるのかしら?ジョセフ?」

 

「よーし、マリーの言いたいことを

俺が当ててやる!」

 

「当ててごらんなさい!ジョセフ!」

 

「お前は次に

(三人で夜景を楽しめるなんて、ロマンティックじゃないの!)

という!」

 

「三人で夜景を楽しめるなんて、ロマンティックじゃないの!

…ハッ! もーう! 

ジョセフはどうしてマリーの言いたいことが分かっちゃうの?」

 

「へへっ! 俺は言いたいことを当てちゃうことが出来るのさ!」

 

「それじゃあ、次はマリーが

ジョセフやシーザーが言いたいことを当てる番ね!」

 

「おぉ!それいいね!」「どんな事を言い当てるつもりだい?」

 

「ジョセフとシーザーは次に!

(俺はマリーが好き!)という!」

 

『俺はマリーが好き!…ハッ!』

 

「フフフ…ジョセフもシーザーも

本当にマリーの事が好きなんだね」

 

「たりめぇ、だろ!

こんなにカワイイ女の子 告白しない訳ないだろ!」

 

「おい、ジョセフ! 

マリーと付き合うのは俺だ!」

 

「何言ってんだ! 俺だ!」

 

「いいや、俺だ!」

 

「もうジョセフ! シーザー!

ケンカするなら、怒るよ?」

 

「じゃあ、どうしたらいいんだ!」

 

「そうだ! 俺もジョセフも

マリーの事が好きなんだぞ!」

 

「ホワッツ!?

ジョセフもシーザーも…マリーの事が好き??

二人とも好きになられたら困りまーす…!

もう…じゃあ、私のどこが好きなの?教えて…?」

 

「マリーのカワイイ所かな?

それに、面白いし! マイペースな所もいいね…!」

 

「マリーは美しいし、上品だ

明るくて、たまに見せる行動力が素敵だよ」

 

「もう!ジョセフもシーザーも

それだけで、マリーの事が好きになったの?」

 

「それだけじゃないぜ!ライブで一生懸命な所

俺は見ていたぜ!」

 

「歌声もダンスも、人一倍以上に

シャイニーに輝いていたよ」

 

 

「…要するにマリーの全部が好きって事?

だから、もっと鞠莉の事が知りたいなんて…

そんな事言われたら少し照れちゃうじゃない…

でも、私の事をしっかり見ててくれるは

とても嬉しい事だし

これからも応援してもらえるように頑張るわっ!

いつもマリーを見ててくれてありがとっ!

ジョセフ! シーザー!」

 

「じゃあ、どっちと付き合うんだ?

もちろん、俺だよな?」

 

「それとも、ジョセフよりも

俺と付き合うか?」

 

「ジョセフ! シーザー!

まだ付き合うとかはお預けかなっ!

もっとお互いをよく知っていく事が大切だと思うの!

それから、マリーが好き!って言えるくらい

シャイニーでいい男の人じゃなきゃダメなんだから!

だから一年はお友達…

 

ジョセフとシーザーが一年後の今日

また私に告白することが条件!

もしダメだったら…?

そうね、その時は一生寝てなさい!」

 

「よーし!先にマリーに告白するのは

どっちか、勝負だ! シーザー!」

 

「あぁ、俺が先にマリーに告白してやる!」

 

「ジョセフもシーザーも、

マリーが認めた男だから、

もっと、シャイニーで

いい男になるように頑張りなさい!」

 

ジョセフとシーザー 先に鞠莉に告白するのはどっちだ?



目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

第二部 第七話 ダイヤとデート

私がこんなことではいけないとわかりつつも

自分のこの気持ちには嘘がつけず、

ジョセフさんをデートに誘いました…

 

今日は、はじめての…デートの日

男性の方とデートなんて当然はじめてなので

正直すごく緊張していますわ…

 

「あ、待たせてしまって申し訳ありません。

実はギリギリまで着ていくお洋服が決まらず

それで遅くなってしまいましたわ…」

 

「そんなに待ってなかったぜ?

今日のダイヤの服 似合ってるじゃねーか」

 

「今日のお洋服が似合ってる?

そう言っていただけると私も大変嬉しいですわ!」

 

「ダイヤにしては、似合ってるなーって思ってな!」

 

ダイヤはジョセフの足を踏んだ

 

「痛てぇ! 何しやがる!」

 

「私にしては、似合ってる とは

どういうことか、後で説明してもらいますわよ?」

 

「うわぁ…ごめんよーダイヤ!

からかってなんかいないぜ!」

 

「本当ですか?」

 

ダイヤがジョセフを睨んだ…

 

「本当だぜ! 今日のダイヤは

一段と美しいぜ! 何ていうか…美人だぜ!」

 

「も、もう! ジョセフさん!

そんなに褒めたら、私…照れますわ…」

 

ダイヤはジョセフに向けて、照れ顔をする

 

(ダイヤの照れ顔 結構 可愛いな…)

 

「何処へ連れて行ってくれるのでしょうか?

ジョセフさんとなら何処へでも良くってよ?」

 

「うーん、そうだなー公園で散歩でもするか?」

 

「いいですわね!

今日はお互いのことをもっと詳しく知れそう

そんな日だと思ってますわ。

さ、行きましょ!ジョセフさん!

私の事をエスコートしてください!」

 

 

 

ジョセフとダイヤは千本浜公園で散歩をしていたが

 

「………」「………………」

 

「…………ぷはぁ!!ジョセフさん!

なんで何も話さないんですのぉ!」

 

「息を止めていたのかよ! ダイヤ!」

 

「そもそも、誘ったのは私ですわ

何か話題を……しりとりでもしましょうか」

 

「なんで、そうなるんだよ!」

 

「そ、そんなことありませんわよ!

他にも……短歌とか」

 

「それは俺のハードルが高すぎるから!

ダイヤの特技かもしれねぇけど!」

 

「注文が多いですわね

考えますので少し静かにして下さいませ」

 

しばらくして

ダイヤはジョセフに話しかけるのだった

 

「ジョセフさん…一ついいですか?」

 

「なんだ? ダイヤ?」

 

「ジョセフさんは…好きな人とか

いませんか? 好みのタイプとか?」

 

「え? うーん ルビィちゃんや

マリーが好きだな! 

それと、花丸ちゃんも捨てがたいなー!」

 

「ジョセフさん…それじゃ、私は?」

 

「うーん ダイヤは可愛くないけど

でも、顔立ちは整っているし

照れ顔も可愛かったからなー!」

 

「やっぱり、ジョセフさん!

からかっていたのですね!」

 

「えっ…誤解! 誤解だよ! ダイヤ!」

 

「鞠莉さんだけでなく

ルビィに花丸さんとデートをしていたのですね!

ジョセフさんは一体 

何人の人とデートをしていたのですか!」

 

「えっ…四人だけど?」

 

「はぁ…呆れましたわ…

こんなに複数の女の人を好きになるなんて…」

 

「もしかして、怒らせちゃった…?」

 

「当たり前ですわよ! 

私がどんな、気持ちでデートに臨んだと

思ているのですか?」

 

「あーごめん! ダイヤ!

何かおごってやるぜ? 好きな食べ物とか!」

 

「じゃあ…抹茶プリン…買って下さったら

許しますわ、皆さんには内緒にしておいてくださいね」

 

「おぉ! わかったぜ! 抹茶プリンだな!

プリン好きなのか?」

 

「も、もう! いいですから!

ジョセフさん! 早く買いに行きましょう!」

 

ダイヤは照れながら

ジョセフと抹茶プリンを買いに行った

 

そう、そうして

もっと好きな気持ちが高まっていくのでしょうね…。

なので…ジョセフさん…

私の側からずっと離れないでいてもらえないでしょうか…?

ジョセフさんが隣にいないと

だんだんと不安になってくるのです

だから…これからもずっと一緒にいてください…

 

不真面目で、短気で暴力的な部分もありますけど…

本当は私 黒澤ダイヤは

ジョセフ・ジョースターさんの事が大好きですわ!!



目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

第二部 第八話 ルビィとジョセフ

ジョセフとルビィはダイヤを通じて、出会っている

 

ルビィはジョセフとデートをするため

広場で待ち合わせをしていた

 

「よぉ! ルビィ! 待たせたな!」

 

「もう! ジョセフさん!遅いですよ…」

 

「ごめん、ごめん! 待たせてしまって

すまねぇな! じゃあ、行こうか!」

 

「はいっ!」

 

(ルビィちゃん 仕草や表情が可愛いなー)

 

「あ、あのっ…ジョセフさん…」

 

「どうした、ルビィ?」

 

「そ、そのっ…今日はよろしくお願いしますぅ…」

 

「おぉ! ルビィちゃん! よろぴくねー!」

 

「あ…あのっ…どうして、ジョセフさんは

ルビィを選んだのですか…?

他にも可愛い女の子なら、いくらでいるのに…」

 

「ルビィじゃあ、ダメなのか?」

 

「えっ、い、いや…そういう意味じゃなくて!」

 

「どういう意味だよ!

俺はルビィちゃん 可愛いと思うよ?」

 

「えっ…可愛いって…

いきなり言われても…照れますよ…」

 

(照れてる、ルビィちゃんも可愛いなー)

 

だが、ルビィ自身 男性恐怖症であり

ジョセフの事を、怖がっていた。

 

(どうして、ジョセフさんは

ルビィの事を可愛いって、言ってくれたり

好きになってくれたりするのかな…?)

 

「どうした? ルビィちゃん?

照れた顔で俺を見つめて!

さては、惚れたな! 

どうだい! ハンサムだろ?」

 

「ご、ごめんなさい…

ルビィ、オトコの人は苦手で…

何ていったらいいのか…」

 

「何照れてんだよ! そーゆー所も

結構好きなんだよなー?」

 

「ジョセフさん ルビィの事

からかっているのですか…?」

 

「えー、どうかなー?」

 

「もう! ジョセフさん!ひどいですよ…」

 

「あーなんか、ごめんな! 機嫌を損ねたな!」

 

「謝るなら、いいですよ…別に気にしていませんし…」

 

「もしかして、怒ってるのか?」

 

「怒ってないですよぅ…

でも、少し…少しだけ…緊張しているんですよ…

ジョセフさんが

ルビィをデートに誘ってくれるなんて…」

 

「緊張するな! ルビィちゃん!

今日はいっぱい、楽しもうぜ!」

 

 

 

二人はショッピングをした後

 

ジョセフとルビィはベンチに座って休憩していた…

 

「ふぅ~少し休憩っと…」

 

「ジョセフさん その…お金

全部だしちゃって…いいのですか…?」

 

「大丈夫だ! 可愛いルビィの為だからな!

気にするな! 俺もショッピングを通じて…

 

ルビィちゃんの事 好きなっちゃった!」

 

「ピギッ!? ジョセフさんって

るるる…ルビィの事がすきなんですか!?

そ、そんな事急に言われても…」

 

「好きだから、言っているんだよ!」

 

「で、でもなんでルビィなんですか!?

ジョセフさんの周りには

おねぇちゃんとか鞠莉さんとか

もっと可愛くて素敵な人が

たくさんいるのに…

ルビィなんてみんなに比べたら全然なんです…」

 

「でも、俺とは違って、ルビィちゃん

頑張り屋さんだから、そーゆー所が好きなんだよな!

誰よりも輝いているし!」

 

「ルビィの頑張ってる姿が好き?

誰よりも輝いてる? ほんとですか…?」

 

「あぁ、本当だ!

そうだから、言っているんだぜ!」

 

「ルビィ、ジョセフさんに応援されると

なんだか安心するし、とても嬉しいの!

だからルビィ、もっと頑張るね!

 

だからね、すぐに恋人ってわけにはいかないけど…

ルビィの事をもっと、ジョセフさんに知ってほしいし

あなたの事も知りたいの!

だから、一緒にいてほしいなっ!」

 

「おぉ! これからも

俺はルビィちゃんの傍に居続けるぜ!」

 

(ルビィちゃんは俺とは違って

恥ずかしがり屋だけど、でも、頑張り屋さんで芯が強い

そんな所に俺は惹かれたんだぜ!

ルビィちゃん! それに、超カワイイし!

俺としても、ルビィちゃんを守ってやりたいぜ!)



目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

第二部 第九話 花丸とジョセフ

ジョセフ自身も 花丸は可愛いと思っている

 

「花丸ちゃん 今日も可愛いなー

もう、好きになりそうなくらいに可愛いぜ!」

 

「ジョセフさんはマルの事が好き? 冗談はやめるずら!

本当は鞠莉さんやルビィちゃんの事が好きなくせに!

からかってるずらか?」

 

「からかってなんかいないぜ!

花丸は俺の中では、結構 好きな方だぜ?」

 

「ん? からかってるつもりはない??」

 

「あぁ!そうだぜ! 

花丸は俺の中で一番好きだぜ!」

 

「マルの事が一番すき…?

そんなこと言われてもマル信じないずら!」

 

「にゃにぃ!? 俺が今まで出会ってきた

女の子の中では、結構かわいい方だけどな!」

 

 

「ジョセフさんに

本当に心から可愛いって言われるのは

別に悪い気はしないの…

マル、男の人とお話したことないから

すぐに恋人ってワケにはいかないけど

ジョセフさんが良いなら、お友達からはじめたいずら!

だから、ジョセフさん! よろしくお願いするずらっ!」

 

「おぉ! 花丸ちゃん! よろぴくね!」

 

 

 

ジョセフと花丸はデートに行くことになった

まずは、二人でおやつを食べに行った

 

松月のショーケースを覗いて、

食べたそうにジョセフを

見ている姿が、キュートな花丸ちゃん

 

ジョセフも思わず、にやけた

 

「どうしようー

マル どうしても好きなケーキが

決められないずら…」

 

「迷っちゃうよなー! 

じゃあ、俺が花丸の分おごってやるぜ!」

 

「本当ずらか! やったー!

ジョセフさんは、ふとっぱらずら!」

 

「花丸は可愛いからな!

ケーキ食べてる、笑顔 きっと、可愛いんだろうな!」

 

「そーやって、マルの好感度を

上げようとしているずらか?

それは、甘いずら! ケーキのように甘いずら!」

 

「にゃにぃをー! お金は俺が払うって

言ってるだろ?」

 

「それにしても…すごい、いっぱいある!

ケーキが沢山あるって…あ、そっか…

ケーキ屋さんにケーキが沢山あるのは

当たり前、かぁ…あ、はははは♡」

 

「花丸 大丈夫か?」

 

「あ、あの…ジョセフさん

気にしないでくださいね

マル すっかり、緊張してしまって…

なんか…こういうのは初めてで…

男の人とデートするのは、慣れなくてね…」

 

「大丈夫だ! 緊張しなくていいんだぜ!」

 

「ジョセフさん! ありがとうずら…

でも、何でだろう…心臓の鼓動がドキドキしていて

恥ずかしいずら…」

 

(そーゆー花丸も可愛いなー)

 

「実は本音を言うとね、昨日から考えて準備したけど

ドキドキして、全部どこかに飛んで行ってしまったずら」

 

(やっぱ、花丸は可愛い 見た目も愛らしいな!)

 

「あ、あの! ジョセフさん!

勇気を出して言います!」

 

「何だ! 俺に言いたいことがあるのか!」

 

「マルはさっきから、ドキドキしすぎて

どんなケーキがいいか、全然 決められないから

ジョセフさんが、(これがいい!)って

決めてもらえないですか?」

 

「よーし!俺が選んでやるぜ!

おいしそうなケーキをよ!」

 

ジョセフと花丸は一緒にケーキを選んだ…

 

 

 

机の上に八個のケーキ

花丸はその光景に

お目々キラキラさせていた

 

「美味しそうずらぁ〜!」

 

「へへっ!どうだ!俺のチョイスは!」

 

「ばっちりずら!

それじゃあ、マルとジョセフさんとで

四個ずつ、半分こって事で!

いただきます ずら!」

 

「いっただきまーす!」

 

ジョセフと花丸はケーキを食べながら

会話に花を咲かせた



目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

第二部 第十話 三人でデート!

ジョセフとシーザーは、

鞠莉と一緒にデートに行くことになった。

 

「ハロー!ジョセフ!シーザー!

今日は、絶好のデート日和ね!」

 

「あぁ、そうだな!

俺も、ウキウキしてきたぜ!」

 

「あぁ、俺も楽しみにしていたぜ」

 

「それじゃあ、マリーとジョセフとシーザーの

三人のスペシャルデートにレッツゴー!」

 

「おーっ!」

 

「おーっ!」

 

「それで、どこに行くの?」

 

「そうだな、内浦に来たばかりだから、

鞠莉が、行きたい所でいいよ」

 

「そうね、ジョセフもシーザーも

絶対どこまでもついてきてくれなきゃ、置いてっちゃうから!」

 

「おう!俺は、マリーに、いつでも、ついていくつもりだぜ!」

 

「俺もだ、愛しのマリーの為なあ、

どこにでも、行けれるぜ!」

 

「そうね…じゃあ、どこに行こうかしら?

あっ、お腹がすいてきたから、

ランチタイムにしましょう!」

 

「おう、そうだな!」

 

「よーし!食べるぜ!」

 

鞠莉とジョセフとシーザーの三人は、

ホテルオハラに、とりあえず、戻り、

一緒に昼食を食べるのだった。

 

すると…

 

「なんだと!?

このホテルのパスタは、

インク入りのパスタなのか!?あぁ?」

 

と、ジョセフは、ウェイターの胸倉を掴んだ

 

「お客様、このパスタは、イカスミのパスタで、

ございまして…」

 

「あぁ?」

 

「新鮮なイカスミを使った、パスタですから、

美味しいですよ!」

 

「本当か?」

 

ジョセフは、イカスミパスタを口にした

 

「おぉ!これは、美味しい!おいピーぜ!」

 

「全く…礼儀が、なってないぜ?」

 

「あぁ?なんだって?」

 

「こんなに、かわいいレディーが目の前にいるのに、

大きな声をだしたら、ビックリするじゃないか」

 

「そうよ、ジョセフも、

もう少し、静かにしたら、どうかしら?

後、ウェイターに謝って!」

 

「おっ、おう…ごめんなさい…」

 

「えらいわ、ジョセフ」

 

「だろ?俺は、やれば、できる男だからな!」

 

「全く、調子のイイ奴だぜ」

 

「んだと!スケコマシが!」

 

「もう!ジョセフも、シーザーも、

こんなところで、ケンカはやめて!

追い出すわよ!」

 

「お、おう…」

 

「悪かったな…」

 

 

「それじゃあ、デートの続きをしましょう!」

 

「おう!そうだな!」

 

「それで、どこ行くんだ?」

 

「うーん、そうね、一緒に歌わないかしら?

カラオケとか?」

 

「カラオケって、なんだ?」

 

「俺もさっぱりだ」

 

「も~う!ジョセフもシーザーも、カラオケを知らないの?」

 

「全く知らない」

 

「俺もだ」

 

「まぁ、やれば、わかるわ

とりあえず、ついてきてね!」

 

「よーし!歌えばいいのか?」

 

「そうみたいだな」

 

「まぁ、ざっくりいえば、そうね、

さぁ、三人で歌いましょう!」

 

「歌えるかな?」

 

「自信ないのか?」

 

「シーザー、お前も自信ないのか?」

 

「知らないからな」

 

「俺もだけどな」

 

何がともあれ、三人で、カラオケを楽しむのだった。



目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

第二部 第十一話 ツンデレダイヤ

砂浜のベンチに座る、

ジョセフとダイヤ、何やら…喧嘩をしているようで…

 

 

「どうして怒ってるんだよ」

 

「考えてみたらどうですの」

 

「分からないからいってんだよダイヤ」

 

「あっそう、自覚がないのですね」

 

「もしかして、俺がルビィにちょっかいを出したから?」

 

「ぶっぶーですわ!!」

 

「えー!じゃあなんだ分からないあああ!!」

 

必死に謝るジョセフに、中身の無い謝罪は要らないとそっぽ向く

ダイヤは目を合わせようともしない。

ジョセフに心当たりがない事が更にこの状況を悪化させる。

 

「ヒントですわ、今日楽しそうにしていた事ですわ」

 

「楽しそうに…していたこと?」

 

「ええ」

 

「ダイヤと会えることか?」

 

「当たり前ですわ、まぁヒントを出すなら…」

 

腕を組んで考え込むジョセフにさり気なくヒントを追加しているが、

ほぼ答えを言っているようなものだった。

ジョセフは偶に出るダイヤのそういう仕草も

態度も愛おしいと感じた。ダイヤの言葉からは女性、楽しそうに会話、

というキーワードが出た。ジョセフは漸く理解して

誤解を解くべくダイヤの手を掴んだ。

 

「あっ!俺と出会ってから、一週間とか?」

 

「そうですわ」

 

「不安にさせてごめんな、ダイヤ」

 

「ジョセフ…」

 

「今度からは些細な事もきちんとダイヤに言うから」

 

「わ、私こそごめんなさい…」

 

「ダイヤが謝ることじゃないさ!」

 

「いいえ!この私が謝る事なのよ、

私が勘違いしたせいでジョセフに酷いこと…」

 

ダイヤの声がか細くなる、ジョセフはダイヤを抱き締めた

ーーーギュッと離れないように。

何分経ったのか覚えていないが、一緒に過ごした。

帰り道、ダイヤの鞄を持つジョセフは横目でダイヤを見た。

綺麗な横顔に思わず吸い込まれそうになる。

 

「そういえば今度行きたい所あるの、着いてきてくれるわよね?」

 

「あぁ、もちろんだぜ!俺、ダイヤちゃんの事、好きだもん!」

 

「本当ですか?」

 

「あぁ!もちろんだ!」

 

「つい、この前までは、鞠莉さんが、好きだったのでは、

なかったのですか?」

 

「そ、それは…」

 

「もう、これだから、鞠莉さんのボーイフレンドは!

シーザーさんといい、ジョセフさんといい、

全く…軽薄ですわ!」

 

「ほとんど、悪口だろ…」

 

ダイヤのツンデレに心振り回されるジョセフであった。

 

「じゃあ、ジョセフさんは、鞠莉さんのこと、

どれほど、好きですか?」

 

「それはだな!もう、ダイヤと比べてら、

鞠莉は、別品で、美人だし!

なにより、俺の好みだからな!

でも、シーザーが邪魔だからよ~」

 

「ふーん、そうなんですね…」

 

「あぁ!だから、俺は鞠莉のことが好きだ!

でも、ルビィちゃんも、花丸ちゃんも、

捨てがたいしな―」

 

「ジョセフさん…」

 

「あーゴメン!一番好きなのは、鞠莉だから!」

 

と、ジョセフは訂正するのだった…

 



目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

第二部 第十二話 鞠莉の取り合い

キラキラ輝く太陽が、照り続ける、天気のいい日、

鞠莉は、いつもより、ご機嫌が良い、

そりゃ、いいですとも、

なぜなら、今日は、ジョセフとシーザーとの

デートだから、いつもよりも、機嫌が良くて、当然だった。

 

「シーザーとジョセフに、早くあいたいわ…」

 

 

ホテルオハラにて…

 

「おーい!マリー!ここだぜ!ここ!」

 

「おい!ジョジョ!デカい声を出すんじゃない!

周りの人たちに、迷惑だろうが!」

 

「ハロー!ジョセフ!シーザー!

マリーは、ここにいるわよ~!」

 

そう言いながら走って、二人の元へと駆け寄った。

両腕を広げている、ジョセフに、

鞠莉は、思わず、ハグをした。

 

欧州の国では、よくあることなので、

いい意味で、誰も見向きはしなかった。

 

軽いハグをしていた、鞠莉とジョセフを

シーザーが、剝がすのだった。

 

「ど、どうしたの?シーザー?」

 

「マリー、デートするなり、ジョジョのバカが、

変なことをしてしまったね、すまない」

 

そういいながら、シーザーは鞠莉の頬を撫でる。

陽気でフレンドリーな鞠莉にとっては、

少し照れた表情を、シーザーに見せるのだった。

 

それを見ていた、ジョセフは、イラッと来たらしい為、

鞠莉は、慌てて、場を和ませた。

 

「こらこら、ハーイ!二人とも!

そろそろ、お昼だし、なにか、ご飯でも食べない?」

 

「俺とジョジョが奢るぜ?」

 

「おう!俺とシーザーが出してやるから、

鞠莉は、おススメのお店を紹介してくれ!」

 

ジョセフとシーザーは、犬猿の仲では、ないものの、

なんだかんだで、二人は仲が良い。

 

二人の手を引いて、鞠莉は、走り出すのだった。

 

 

陽気な音楽が流れだす、掃除も行き届いている。

そんな、清潔感のある、お店に、三人は来店するのだった。

 

ジョセフは、チーズオムレツを注文して、

シーザーと鞠莉は、カルボナーラを注文した。

 

「なぁなぁ!これ、うめーな!

マリーも一口食えよ!ほら!

シーザーには、やらねーけどな!」

 

「全く、下品な奴だな、ジョジョ、

一人で全部食べたら、どうだ?」

 

「いいわよ、一口だけよ?」

 

「おぉ!ありがとよ!」

 

「マリー、俺の頼んだ、コーヒーも、

美味しいから、一口どうだい?」

 

「じゃあ、それも、頂こうかしら?」

 

「これから、どうするの?」

 

「そうね、思いっきり、体を動かしたいわ、

ボールで遊びましょう!」

 

「お!それいいなー!どんな、ボール遊びするの?」

 

「そうね、ビーチバレーボールがあるから、

それで、二十分くらい、ボールで遊びましょう!」

 

「おう!そうだな!」

 

「俺も賛成だ」

 

こうして、昼ご飯を食べた後、

三人で、ボール遊びをするのだった。



目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

第二部 第十三話 二人の王子様

奇跡って、案外、意外なところにあるかもしれない。

例えば、私がシーザーやジョセフと、出会ったことかしら?

 

助けてくれた今でも、感謝しても、しきれないくらいだわ。

 

「どうしたんだい?マリー?」

 

「ううん、シーザー!ノープロブレム!

何もないわ!」

 

「鞠莉、俺も見てくれないか?」

 

二人に出会ってから、私の人生は、大きく変わったの!

だって、こんなに、頼れるイケメンが二人もいるなんて、

シーザーとジョセフは、マリーにとっては、

理想の王子様みたいな人だわ!

 

「二人に出会ってから、マリーはとっても、幸せだわ」

 

「急にどうしたんだい?」

 

「俺とシーザーと出会って、幸せってことか?」

 

「幸せよ!今まで以上にね」

 

なんだか、楽しい気持ちになるのは、どうしてかしら?

二人が、笑っているのを見たら、

思わず、つられて笑っちゃった。

 

「なぁ、マリー 

俺とシーザーどっちが、好きなんだい?」

 

「どっちも好きよ?」

 

「ジョジョよりも、俺の方が、マリーを幸せにできるぜ?」

 

「いや!俺の方が幸せにできるぜ?」

 

「二人ともケンカはやめなさい!怒るわよ?」

 

「す、すまねぇ…マリー

あっ、じゃあ、どっか行く?イタリア旅行とか?」

 

「イタリアは、俺のふるさとであり、

マリーの緑の地でもあるからな」

 

「行きたいわ!三人でデートするわよ!」

 

「いいのか?」

 

「もちろんよ!ジョセフとシーザーも、連れて、

イタリアへ行くわよ!

それで、ハッキリさせたいの…」

 

「何をだ?」

 

「どちらかと、結婚すること…」

 

「マリーの口から、そう言うとは、思わなかったけど、

いいぜ、勝負だ!シーザー!

この際、ハッキリさせようぜ!

俺とシーザーどっちが、マリーに相応しい男か、

決着付けようぜ!」

 

「望むところだ、ジョジョ、手加減はしないぜ?」

 

「二人とも、マリーのエスコートをお願いするわ!」

 

「任せておけ!」

 

「頼ってくれてもいいぜ?」

 

「それじゃあ、三日後に、イタリアへ飛び立つから、

それまでに、準備してね!」

 

 

こうして、ジョセフとシーザーは、

イタリアへ飛び立つ為に、準備をするのだった。

 

 

そして、三日後、三人はイタリアへと飛びだった。

飛行機の中にて、

 

「どうせだったら、果南もダイヤも行けばよかったのに…」

 

「おいおい、それじゃあ、デートにならねーよ」

 

「そうだぜ、マリー、イタリアに行って、

ハッキリさせるんだろ?

俺とジョジョ、どっちが好きか!」

 

 

 

イタリアの空港にて、

鞠莉が足を止めた。

 

「将来の為だから、パパも、

シーザーとジョセフを認めているんだもん」

 

「そうなのか?」

 

「えぇ、二人のうち、どちらかと、結婚しなさいって、

言われているのよ…」

 

「そうだったのか…」

 

「でも、どっちにするかは、選べれない!

だって、ジョセフもシーザーも、マリーが、

認めた男だから…どちらかにするなんて…」

 

「泣かないでマリー」

 

「シーザー」

 

「俺が悲しみを吹き飛ばすくらい、

マリーを幸せにしてやるからな」

 

「ぐぬぬ…シーザーの奴、キザな野郎だぜ!」

 

何がともあれ、イタリア旅行が始まるのだった。

 

 



目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

第二部 第十四話 心に決めた王子様

水の都、ヴェネツィア

潮風に揺られながら、

小原鞠莉は、ジョセフとシーザーを連れて、

旅行をしていた。

 

「んで、どこに行くんだい?マリー?」

 

「そうね、早速だけど、観光するわよ!

時間は、待ってくれないわ!」

 

鞠莉は、活気に、そう言うと、

軽やかな足取りで、歩き始めた。

 

シーザーとジョセフも、続いて歩くのだった。

 

ジェラードを食べて、ヴァポレットやゴンドラに乗船し、

美しい景色を見渡すのだった。

 

三人は、次々と名所を巡り、ヴェネツィアを

全身で満喫するのだった。

 

日が傾き、街が黄昏に包まれる頃、

三人は、サン・マルコ寺院に到着した。

 

寺院の内部には、至る所に、

モザイク画が施されている。

 

眩いほどの光が、寺院を照らしていた。

 

「わぁ…綺麗…」

 

鞠莉が、呟いた。

 

「見事だな」

 

「すっげーなぁ、たくさんの人が、

これを作っただなんて、信じられねーな…」

 

三人で暫く、天井を見上げていたが、

不意に、シーザーが鞠莉に問いかけた。

 

「なぁ、マリー」

 

「なぁに、シーザー?」

 

「俺は、マリーのことが…」

 

その瞬間、ジョセフの身が乗り出し、

シーザーに口出しした。

 

「おいおい!シーザー!

お前、やらしいことを考えているんじぇねーだろうな!?」

 

「何、邪魔するんだ!このスカタン!

今、俺が話していただろうが!」

 

「そういうの、抜け駆けって、言うんだぜ!

俺より、先に言わせるか!」

 

二人は口論状態になった、

鞠莉は、二人の間を冷静に入った。

 

「ちょっと!二人とも!

落ち着きなさい!マリーの前で、ケンカはやめなさい!」

 

鞠莉の透き通った声が、二人の鼓膜を揺らすと、

二人はピタリと静止した。

 

鞠莉が、一安心した表情を二人に見せて、

シーザーがぽつりと呟いた。

 

「交互に想いを伝えれば、いいじゃねぇか?」

 

「そうだな、仕方ねぇ、シーザーの意見に同意してやる!」

 

ジョセフとシーザーは、鞠莉を、

じっと、見つめた。

 

鞠莉は、大きな瞳で、こちらを見ていた。

 

先に口を開いたのは、シーザーだった。

 

「マリー、俺はマリーのことが好きだ、

この世の何よりも、キミを愛しているよ、マリー」

 

「シーザー…」

 

後から、ジョセフが口を開く。

 

「俺はシーザーのように、歯の浮くような、

台詞は言えねーけど、俺も、マリーのことが好きだ!」

 

「ジョセフ…」

 

二人の告白に、鞠莉は、天井をじっと、見つめた。

 

「マリーは、どっちを選ぶ?」

 

「俺にしておけよ!損はさせねーぜ!」

 

二人は、鞠莉の顔を覗き込み、返事を、

今か今かと、待っていた。

 

「私は…」

 

寺院の鐘が鳴り響く、

彼女がどちらを選んだのかは、言うまでもない。

 



目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

第二部 第十五話 鞠莉の結婚式

こうして、シーザー・ツェペリと小原鞠莉は、めでたく結婚するのだった。

 

ホテルオハラと鞠莉の家で盛大に、

シーザーと鞠莉の結婚式が開かれるのだった!

 

「悔しいが…だが!祝福してやる!

なんだって、シーザーとマリーの結婚式だからな!」

 

 

「やぁ、ジョジョ、もうすぐ、マリーが、着替え終わるけど、

最後に言いたいことは、無いかい?」

 

「ねーよ!今はただひたすら、シーザーとマリーの結婚を

祝福してやるって言っているんだ!」

 

「ジョジョらしいな、まぁ、ありがとよ、ジョジョ」

 

「素直に言う、シーザー、案外初めてかもな!」

 

「からかっているのか?」

 

「なんだとー!?せっかく、褒めているのに!」

 

「まぁ、いいぜ、その気持ち、受け取ってやるぜ」

 

「気味が悪いぜ!シーザー!」

 

すると、ルビィがやって来た。

 

「あっ、お姉ちゃん!」

 

「ルビィ、どうしたんですの?」

 

「鞠莉さん、もうすぐ、着替え終わるみたい!」

 

「鞠莉さんのウェディングドレス姿、素敵だったずら~」

 

「花丸さんまで…それじゃあ、観に行きますか!」

 

鞠莉はウェディングドレス姿に身を包み、

ダイヤたちに、見せるのだった。

 

「うわぁ…鞠莉さん…綺麗!」

 

「とっても、綺麗ずら!」

 

「まるで、堕天使の心が洗われる…

今日のヨハネは!純白の天使よ!

だって、結婚式だもん!そうでしょう!?」

 

「善子ちゃんも、今日は、大人しくするずらよ?」

 

「大人しくするって!子ども扱いするな!」

 

「マリーのウェディングドレス姿、

褒めてもらえて、嬉しいわ!」

 

「鞠莉さん、ずいぶんと、ご機嫌ですわね」

 

「なにせ、愛しのシーザーと結婚するって言うから、

鞠莉ったら、この日を、楽しみにしていたみたい」

 

「果南さん…」

 

「まぁ、ジョセフも、悔しがりつつも、

二人の事、お祝いしてくれるみたいだし、

それでいいんじゃない?」

 

「それも…そうですわね!」

 

「それじゃあ、大広間に向かおうか!」

 

「豪華な料理が食べられるの?お姉ちゃん!」

 

「当たり前ですわ、なにせ、鞠莉さんの家ですからね」

 

「あのマカロンが…また、食べられる!」

 

「善子ちゃんは、マカロンに気を取られているずらね~」

 

「もーう!ずら丸!」

大広間に、みんなが集まり…

 

「みんな、今日は、マリーとシーザーの結婚式に来てくれて、

本当にありがとう!最後まで、楽しんでいってね!」

 

「鞠莉さん…いつ見ても、キレイだな…」

 

「まるで、輝く宝石ずら~」

 

「千歌も、ウェディングドレス、着たいなー」

 

「千歌には、まだ、早いんじゃないの?」

 

「もーう!果南ちゃん!私を子ども扱いする…」

 

「千歌ちゃんは、いつまで、経っても、

お子様だからね~」

 

「梨子ちゃんひどーい!」

 

「まぁまぁ、今日は二人のめでたい日だから、

目一杯、祝わないと!」

 

「曜ちゃん…」

 

「それじゃあ、みんなで、言おうか!せーのっ!」

 

(鞠莉さん!シーザーさん!結婚おめでとう!)

 

「みんなー!ありがとう!」

 

「とっても、嬉しいよ」

 

「シーザー!シーザーが好きなの…

だから、マリーは…」

 

だから、鞠莉は、そう告げると、

シーザーの元に、やって来る。

 

息苦しくなるほどの、優しさと、愛しさが、包み込まれるように、

シーザーは、鞠莉を抱きしめていた。

 

鞠莉とシーザーが、お互いを見つめ合っていた。

 

「ありがとう、マリー、

それじゃあ、キスをしようか」

 

シーザーと鞠莉は、誓いのキスをするのだった。

それは、永遠の幸せの証でもあるのだった。

 



目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

特別編 ジョセフの恋

シーザーと鞠莉が結婚して、間もない頃の話だった。

 

ジョセフがルビィに話しかけた。

 

「俺、ルビィちゃんのこと、好きだ」

 

「えっ?ジョ、ジョセフさん…?」

 

「俺なぁ、ルビィちゃんが、

この世の中の、レディの中で一番カワイイと、

思っているんだよな~?」

 

「ほ、本当ですか…?」

 

「おう!ホントだぜ!

俺、ルビィちゃんを一生、幸せに出来るぜ?

俺と結婚してくれないかなぁ~?」

 

「お姉ちゃんに、相談してみる!」

 

 

その後、ルビィはダイヤに、

このことを言うと…

 

「よしなさい!ルビィ!

こんな、軽薄な男と結婚しては、いけませんわ!

ましてや、ジョセフさんと…

そんなの、わたくしが、認めませんわ!」

 

「で、でも、ジョセフさんは、優しいし、

ルビィのこと、愛してくれて、可愛がってくれるよ?」

 

「そんなの、まやかしですわ!

大体、ジョセフさんは、千歌さんや花丸さんにも、

同じ事を、言っていましたわ!」

 

「えっ?」

 

「大体、ジョセフさんは、シーザーさんと違って、

女たらしですわ!鞠莉さんとシーザーさんは、

お互いの事を愛していましたわ!」

 

「う、うん…」

 

「こんな、軽薄で女たらしの輩である、

ジョセフさんとルビィとの、お付き合いなんて、

ちゃんちゃらおかしいですわ!」

 

「花丸ちゃんや千歌さんのことが、好きなのも…

ルビィはわかるよ?

でも、ルビィは、ジョセフさん以外の男の人と、

その…上手に話せれなくて…」

 

「大体、ルビィ。

どーして、こんな奴のみに限って、

平気なんですか?」

 

「だ、だって、ジョセフさん…最初は怖かったけど、

優しいから…それに、可愛がってくれて、

それに、ルビィは、ジョセフさん以外の人とは、

愛することが出来ないって、思っているから!」

 

「ルビィ…」

 

「だから、お姉ちゃん!

ジョセフさんとのお付き合いを認めてください!」

 

「わかりましたわ。

これからの、ジョセフさんの態度次第ですわ。

 

それでも、ジョセフさんにも、いいところがあると、

思いますが、あんな、短気で軽薄で、軽そうな輩との、

結婚なんて、わたくしが認めませんから!」

 

 

その後、ジョセフの元に、ルビィがやって来た。

 

「ジョセフさん!」

 

「ルビィちゃん!」

 

「ジョセフさんは、ルビィのこと、好き?」

 

「もっちろん!大好きだぜ!可愛いし、優しいし、

守ってやりたいぜ!」

 

「じゃあ、ルビィだけを、愛してくれますか?」

 

「も、もちろんだぜ!

俺は千歌や花丸の事も、好きだけど…

でも、一番はルビィちゃんって、決めているんだ!」

 

「じゃあ、これからは、ルビィだけのことを、

見てくれませんか!守ってくれませんか!」

 

「もちろんだぜ!未来永劫、俺がルビィちゃんを、

守ってやるぜ!」

 

二人の恋、そして、結婚は叶うだろうか?



目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

特別編 ジョセフは女たらし

ルビィは、ジョセフ・ジョースターに恋をしていた。

しかし、ジョセフはルビィの事を可愛がりつつも、

千歌や花丸も、可愛がって、

おまけに、千歌、花丸、ルビィに対して、

愛していると、ジョセフが言い出す始末である。

 

ルビィは、思い悩んでいた。

どうしたら、ルビィだけのジョセフでいてくれるのか、

悩みに悩むのだった。

 

(ねぇ、ジョセフさんは、

どうして、ルビィを選んでくれないの?

 

それに、ルビィだけを愛するって言っていたのに、

どうして、千歌さんや花丸ちゃんにも、

同じことを言うの?

 

おかしいよね?

 

ジョセフさんは、ルビィだけのジョセフさんなのに…

ヤキモチ焼いちゃうな…

 

ねぇ、どうしたら、ルビィだけの、

ジョセフさんになってくれるの?

 

ジョセフさんの為なら、ルビィは、何でもするよ?

 

だって、ジョセフさんは、ルビィの王子様だもん!

ジョセフさんは、こんなにカワイイ、ルビィを、

見捨てないよね?ルビィは待っているんだよ?

ジョセフさんのことを)

 

ジョセフは感じた。

ルビィが、ジョセフを誰よりも愛していると感じていた。

 

(なんだ…?どーいう訳か、

最近のルビィ、俺に対して、アプローチが、

スゲー気がするけどよぉ~何かあったのか…?)

 

ジョセフは、ゾッとしていた。

 

「ジョセフさん」

 

「おっ!ルビィちゃん!今日もカワイイな~!

惚れ惚れちゃうぜ!」

 

「本当ですか!?嬉しいな…

ねぇ、ジョセフさん」

 

「何だ?」

 

「ジョセフさんは、ルビィの事、好きですか?」

 

「もっちろんだ!俺はルビィしか、愛しないぜ!」

 

「じゃあ、花丸ちゃんは千歌さんよりも、

ルビィの事、好きですか?」

 

「あぁ!俺はルビィちゃんが一番、好きだぜ!」

 

「ふーん…じゃあ、これから、ルビィだけを見て欲しいな…」

 

「も、もっちろんだ!当ったり前だぜ!」

 

 

しかし、ジョセフは口だけのようらしく、

ルビィに隠れて、花丸や千歌に対しても、

愛していると好きだと言い出す。

 

それを花丸と千歌は、ルビィに言った。

 

「ジョセフさんの、ウソツキ…許せない…」

 

「ジョセフさんは、最低ずら。

だって、マルやルビィちゃんや千歌さんに対して、

愛しているの、好きだの、言っているずら」

 

「ジョセフさんって、私達のような、

カワイイ子が好きなのかな?たらしだね~」

 

「でも、浮気は許さないな…

だったら、お仕置きが必要だね?」

 

千歌は鉄パイプ、花丸は金属バッド、

ルビィは竹刀を、どっからか、入手して、

ジョセフ・ジョースターを呼び出した。

 

「ゲッ…!」

 

「ねぇ、ジョセフさんは、ルビィしか、

愛さないって言っていたよね?

どうして、花丸ちゃんや千歌さんにも、

愛してるって言っているの?浮気だよ?

許せないな~」

 

「ジョセフさん、浮気はダメずらよ~?

マルは、こういう浮気性の男は、嫌いずら」

 

「ジョセフさん…可愛い女の子が大好きだよね?

じゃあ、千歌とルビィちゃんと花丸ちゃんの、

愛をめいっぱい、味わって欲しいな…」

 

「へっ?」

 

ジョセフは、三人に誰もいない場所で、

ボコボコにされるのだった!

 

しばらく、ジョセフは、気絶していた。

 

 

 

 



目次 感想へのリンク しおりを挟む




評価する
※目安 0:10の真逆 5:普通 10:(このサイトで)これ以上素晴らしい作品とは出会えない。
※評価値0,10についてはそれぞれ11個以上は投票できません。
評価する前に
評価する際のガイドライン
に違反していないか確認して下さい。