インフィニット・ストラトス コードネームZERO (零「ZERO」)
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設定

どうも、今回とりあえず主人公の設定だけ載せたいと思います
後々に登場キャラが増えたら増やしていこうと思いますんでお願いします


ゼロ(年齢15歳)

 

CV 緑川光

本名不明、とある老人に兵士として育てられる、彼のこの名は、その老人にコードネームとして与えられた名前である

そのため、任務のためなら死んでも構わないという自分の命の価値観を軽んじてを持つようになる

しかし、自分以外が死ぬかも知れない場合は必死で守るようなエゴの持ち主でもある

思ったこと等ははっきり言うタイプ

心の中ではあるがツッコミをする

基本的に無口

IS、ZEROを奪うと言う任務の最中、ZEROに触れたことでZEROが起動し、彼もISを扱えることが判明した

一夏と同じく周りの好意にはあまり気付かないタイプだが、一夏と違いちゃんと空気を読んだり、相手の意向を尊重したり多少は相手のことを考えて行動する

生身の身体能力もかなり高く、テロリスト10人に対して1人で壊滅させるほどの実力を持つ

基本的に拳銃とナイフを持ち歩いている

夏休みあたりからよくボケるようになる

 

専用機

RX78 ZERO

彼の専用機、アメリカの研究所を襲撃時に盗み、それ以来使うこととなる、炎のエフェクトを纏わせる剣と、腕に仕込んである剣ひとつと遠距離でも行けるようにレールガンを二丁併せ持った機体(のちに改良はしていくつもり)機体の塗装は黒一色に白の筋交がある感じ

ちなみに彼のコードネームと同じ名前にした

 

武装名称

フレイムソード

名前の通り炎のエフェクトを出して斬撃攻撃を繰り出す赤い剣

剣にエネルギーを溜め込むことにより斬撃のリーチを伸ばしたり、斬撃を飛ばしたりすることが可能、ただしチャージに時間がかかるため連発して使うのは不可能なため、ゼロはほとんど近接の場合でしかこの武装は使わない

 

エレメントソード

フレイムソードの後継武器、炎のエフェクトしか使えなかったフレイムソードとは違い、氷、雷、土の4つのエフェクトが使える、それぞれで長けた部分が違い、状況に応じてエフェクトを変えることができる、ただし一つずつしか扱うことはできないため、雷炎にするなどといった混ぜての攻撃は不可能

 

レールカノン

その名前の通りレールガン、粒子を圧縮し一気に砲撃を行う武器

牽制や遠距離時に使うことがほとんど、二丁で使うとかなりの負担がありシールドが減ってしまうので、基本的に一丁ずつ使うようにしてる

二丁を合体させ超高濃度のビーム砲を放つことができる(イメージはウィングガンダムゼロのツインバスターライフルと同じ感じ)

 

ツインバスターライフル

レールカノンの後継武器、ウィングガンダムゼロのツインバスターライフルそのまんま、量子化は一応可能なのだが、IS起動時には量子化ができないため、不要な場合は置いておくか捨てるしかない

 

ゼロシステム

完全にこれはウィングガンダムゼロのゼロシステムそのもの

下手をしたら使用者はこれを下手に使うと精神が崩壊したり最悪の場合死に至る場合もある、どちらかというとアラヤシキシステムに近い

 

トランザム

ガンダム00のトランザムをそのまま使用、ただし、使用条件があり、それをクリアしなければ使用ができない

使用条件

 

・ゼロシステムを5分間使用

 

・シールド80%以上をキープ

 

この二つをクリアすることにより初めてトランザムを使用可能となる

使用後はかなり体力を消耗するため、油断をしたらISの強制解除になってしまう

 

ゼロソード

腕に仕込んである剣、ガンダム00のガンダムエクシアのGNソードをイメージしたもの、フレイムソードのような特殊なことはできないが、これを使うことにより相手のシールドを8割削れる

 

 

 

 

 

ジン

 

束と千冬がつぶやいた人物、おそらく二人の友人なのだろうがまだ詳細は不明

 

葛城正美

ゼロを兵士として育てた老人

ゼロのことは駒としか思っておらず、任務と聞くと何も聞かずにこなしてくれるゼロを利用し続けていた




どうだったでしょうか
今回設定だけですが、次回いつやるかわからないけど、よければコメント等してくれたら嬉しいです、それではみなさんさよならー


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Prologue 返り血と戦火の中を生きる少年

どうも、悩みに悩み抜いてどうにか投稿できました
これ、書いてて思ったことがひとつあるんですけども
女尊男卑ってなってますけども、一般の家庭と何は変わらないんだなーって思うのは僕だけでしょうかw
よくお母さんの方がお父さんより強いってイメージが、そのまんまなんだなーって思う気がしてなりませんw

前置きは置いておいて本編行きまーす、それでは、お楽しみくださいどうぞ



ここは、アメリカのとある研究所

ここでは、インフィニット・ストラトス略してISの研究が行われていた

 

ISとは、宇宙空間での活動を想定され今から10年前に開発されたマルチフォーム・スーツ

女性のみが扱える代物で、男性には扱うことのできない、そのため、世界では女尊男卑の社会となり、女性こそが上の立場の社会となっていた、開発当初は注目こそされなかったが、その時に起きた「白騎士事件」により、ISの技術を世界は知ることとなった

 

時は戻り現在、ISの研究を行なっている研究室にて

 

研究者)もうすぐだ……もうすぐ完成だ!

 

この名のない研究者は、新たなISを生み出そうとしていた

この研究者は、世界の女尊男卑の社会に不満を募らせ、自らがISを作り出すことにした、もちろん、男性でも扱えるタイプにである、しかし、何度も何度も失敗を繰り返している

男性に扱えるようにしても性能が低すぎたり、反対に性能が良くなると男性では扱えなくなると言った具合に何度も、何度も失敗を繰り返し、ようやく完成した

 

研究者)……10年……10年だ!……私の苦行のこの10年!失敗ばかりであった!………だがっ!

 

目の前にある黒いISをみて、研究者はニヤリと笑う

 

研究者)ようやくだ………ようやく完成したのだ!………くくくくっ、くくくくっ!あははははははは!!!

 

研究者は嬉しさのあまり、狂ったように笑い出した

 

研究者)ようやく……ようやく女どもに下に見られる暮らしともおさらばだっ!……

くくくっ………今に見ていろ………この私の作り出したISが、世界を揺るがし!新たな革命起こす!女尊男卑なんて生活とももうおさらばだ!!今こそ再び!男尊女卑のあの頃に戻す時だー!

 

という、なんともクズめいたことをこの研究者は言いながら黒いISに近づく

 

研究者)くくくっ……そうだな……このISに名前をつけてやろう………そうさな………よしっ、歴史の革命!全てを無に変え!新たに作るために!このISの名は!ZEROと名付ける!

 

研究者は高笑いをしながらISにZEROと名付けた

 

研究者)さて……早速起動テストを行うとするか

 

そう言って自らがZEROに乗り込もうとするが、その時、

 

ドカーン!!!

 

研究所が爆発を起こした

 

研究者)っ!?何事だ!?

 

助手たち)た、大変です!博士!侵入者が!グハッ!?

 

助手たちの何人かがラボに入ってきたかと思うと、後ろから撃たれたようで血を流しながら倒れた、恐る恐るその背後を見ると

黒いレザースーツを着ており、顔をヘルメットで隠した何者かが銃を向けていた

 

研究者)っ!な、何者だ!貴様!

 

侵入者)………

 

侵入者は答えることなく銃を向け、研究者に向かっていく

 

研究者)わ、私を殺す気なのか!

 

研究者は後退りながら侵入者に聞く、だが、侵入者は答えることはない

 

研究者)くくくっ……だが残念だったな……貴様はここで朽ちるのだ!我が!IS!ZEROの力によってな!

 

そう言ってZEROに近づき、ZEROを起動しようとした、しかし、反応することはなかった

 

研究者)っ……ば、ばかなっ……私の研究は完璧なはずだ!なぜ!なぜ起動しないんだ!!………がっ!!!

 

もう一度起動を試みたときには、もう遅かった、侵入者の弾丸は、容赦なく研究者の心臓を貫き、研究者のその命をたった、その時の返り血が、侵入者のヘルメットにべっとりつく

 

その場に残るのは、沈黙のみ、殺した研究員の血の匂いと、爆発による爆炎の匂いのなか、侵入者はただ、立っていた、侵入者は、そのヘルメットをとり、その中から、黒い髪に、整った顔立ちの、少年の素顔が露になった、少年は無造作に無線を開く

 

少年)…………ドクター……任務完了した

 

ドクター)ゼロか、ご苦労だった、ISを回収し、至急戻ってきなさい

 

ゼロ)……了解

 

ゼロと呼ばれた少年は、通信を切るとISを回収しようと触る、すると、ISは少年を待っていたかのように光りだし、少年の体に装着された、そう、ZEROを人類初に扱えるようになったのは、この少年……ゼロであった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

俺の名は……ない……強いて言うなら、ゼロ、コードネームだ

 

俺は今、任務を完了し…ISを回収しようとした、だが、驚いたことに、ISは俺に纏われた

どうやら、あの研究者はこれを使い世界を変えようとしていたようだ……とんでもないことをする、普通ならそう思うかもしれないが、俺にはどうでもよかった、俺はただ、任務を遂行する、それだけだ

 

 

そして研究所を完全に爆破させたあと、俺はアジトへと戻り、ドクターにこのことを話した

 

ドクター)それは本当なのか、ゼロ

 

ゼロ)ああ

 

俺がこのISを扱えたのにとても驚いているようだ……実際、この反応が当たり前なんだろう、どれだけ頑張っても、ISは女性にしか扱えなかった、なのに、男である俺が扱えたのだ、それは驚く

 

ドクター)……詳しく調べたいところだが……そうも言えん事態になってきたな……ゼロ、次の任務だ

 

俺はその、いつも聞く任務に耳を傾ける

 

ドクター)このニュースを見たか

 

ニュースとは、世界で初めて俺と同じように、ISをひょんなことから起動させた男が現れた、と言うニュースだ、当然、俺はこのニュースを知っている

俺はうなずいて答える、するとドクターは本題に入った

 

ドクター)このニュースが殺到し、世界はパニックになっている、急遽、男性の適性検査が行われることとなった……お前でももしかしたら扱えるかもしれん……そのお前にしかできんことだ……ゼロ、彼はIS学園に入学する、お前も入学し、この青年……織斑一夏の警護を頼みたい

 

その言葉に、俺はいつものように、こう答える

 

 

 

 

 

 

ゼロ)………任務了解

 

To Be Continue

 




いかがだったでしょうか?
今回、いきなり主人公のゼロを出させていただきました
ちょっともしかしたら語彙力がなさすぎるところがあるかもしれませんけどもそう言うのあったらコメント等で教えてくれたら直しますんでw

ちなみにゼロはお気づきの人もいると思いますがガンダムWのヒイロ・ユイをモデルにしてます、容姿もヒイロを黒髪に跳ねてる髪の毛も整えた感じです

面白いなって思ってくれたら幸いです、ではまた次会う時まで
さよならー!


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入学式編
Mission 1 IS学園入学、申し込まれた決闘


はいどうも、自分で見返していくつか誤字を見つけたんで、直していきましたw

それで今回感想でもはやヒイロ君にしか見えないって言われたんですけども、どうしてもヒイロ君意識しちゃってるからヒイロ君になっちゃうんですよねwもう脳内の再生ボイス緑川さんになっちゃいますよ僕もw

まぁ今回の作品、ちょっと僕の教訓も入れました、よければ探してみてくださいw

では本編どうぞ!


Mission 1 IS学園入学、申し込まれた決闘

 

キーンコーンカーンコーン

始業のチャイムが鳴る、見渡す限りの女生徒の数々、この中を俺はただ1人座る、いや、正確には男は俺以外にもう1人いる、そいつは俺をみるなり助かったとでも思ったような顔をし俺を見てくる、よくはわからんが、おそらく女子校の中唯一同じ男子を見つけて安心している……と言ったところか……俺の任務は、あの男を警護することになっている、ドクターがなぜあの男を守れと言ったのか、それはわからないが、任務だと言うのなら、俺はそれを遂行するだけだ

 

そう思ってると、教室に教師が入ってきた

 

教師)はい、みなさんこんにちは。そして、入学おめでとうございます。私はこのクラスの副担任の山田真耶です。どうぞよろしくお願いします

 

教師、山田真耶はそういうと頭を少し下げた

 

山田真耶、元日本代表候補、銃央矛塵(キリング・シールド)の二つ名を持つ実力者

現在はここの副担任に勤めている……

 

ドクターの情報通りのようだ、実力はわからないが……

 

ドクターからの情報を照合しているあいだ、どうやら生徒も自己紹介を行なっていたらしい、と、今回の任務対象、織斑一夏の番のようだ……だが、彼はかなり緊張しているようで、自分の番に気づいていないらしい

山田教員が何度も呼んでいる

 

山田)織斑くん!

 

織斑)は、はい!?

 

山田)ひゃ!?

 

織斑)あ、す、すみません……

 

急に大声を出してしまった織斑に驚いてしまったらしい、山田教員は涙目になりながら織斑に恐る恐る言葉を繋げる

 

山田)あ、あのね?い、今自己紹介してるんだけど、してくれるかな?

 

そう言って懇願するように織斑に言う

 

織斑)は、はい!

 

そういうと、織斑は席をたち、前にいく

かなり緊張してるのがわかるほどガチガチだ

 

織斑)え、えーと、織斑一夏です

 

そして、次の一言に全員耳を傾ける、

 

織斑)え、えーと……以上です!

 

この一言に、他の生徒は狙っていたかのようにずっこけた

おそらく趣味や何やらを期待していたのだろう、しかしこの場合でも問題なく接触は可能、任務の遂行には支障はない

 

そう考えていたときに、織斑の頭(正確には頭を叩いたものから)スパーンという音がした

 

織斑)いって!?げぇ!?般若!?

 

教員)誰が般若だ馬鹿者!

 

そう言って二発目がくる

あれは下手をすれば鈍器になり得ないが……あのくらいなら問題はないか

 

あの教員のことも情報は知っている

織斑千冬、今回の護衛対象、織斑一夏の姉でこのクラスの担任、元日本代表の操縦者であり第一回IS世界大会「モンド・グロッソ」にて優勝、公式戦では無敗記録のある凄腕の操縦士、訳があり第二回は途中で放棄したらしいが……その詳細は流石に情報入手はできなかった……

 

ここからは区別をつけるため、名前でつけることにする

 

千冬)全く、お前はまともな自己紹介もできんのか…やれやれ、さて次は誰だったか

 

そして自己紹介が進み、俺の番に回ってきた

 

千冬)次は……もう1人の男だ、前に立って自己紹介をしてくれ

 

ゼロ)………了解

 

俺は席から立ち上がり教団に立つ

 

ゼロ)………ゼロだ、苗字はない……趣味などは特にない………以上だ

 

その一言の後、しばらくの沈黙があった

……そしてその数瞬後

 

女子たち)きゃぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!

 

音爆弾のような大声が教室に響いた

 

女子A)イケメン!イケメンよ!

 

女子B)超絶クール系のイケメン!きたー!

 

女子C)ゼロくーん!私を睨んでー!罵ってー!

 

女子D)これは!織斑×ゼロね!

 

女子E)いいえ!ゼロ×織斑よ!

 

………意味のわからん単語が聞こえた気がするが気にしないことにする

 

千冬)静かにせんか!!

 

その一声で教室が静かになった

 

それから、織斑千冬の自己紹介も進み、そしてHRも終わり、放課の時間となる

 

 

 

俺の机に、織斑一夏が近づいてきた

 

一夏)よお、俺、織斑一夏、よろしくな

 

……対象がこちらに来るのはとても都合がいい、その方が警護もしやすいというものだ

 

ゼロ)ゼロだ……よろしく

 

一夏)よろしくなゼロ、そういえば、お前、なんで苗字がないんだ?

 

……

 

ゼロ)それは聞かない方がいいと警告しておく

 

一夏)え?なんでだよー?

 

ゼロ)………死ぬことになるぞ?

 

俺がそういうと困惑した様子だったが、諦めたようで話を切り替えることにしたようだ

 

一夏)い、いやー、しかし、男1人じゃなくてよかった。流石にキツくてさー……

 

苦笑いしつつそう言ってくる

 

ゼロ)……それは失礼というものだ、この学園にとっては俺たちの方が異端だ、無闇にきついというのはやめておいた方がいい

 

一夏)あ、そっか、そうだな

 

ゼロ)………それより、そっちにいる女生徒はお前の知り合いか?お前のことをずっと見ていたようだが……

 

一夏)へ?

 

織斑一夏が振り向くと、そこには髪をポニーテイルにした少女がいた

 

……篠ノ之箒

ISの産みの親とも言われる篠ノ之束の妹

実家は剣道の道場にも使われる篠ノ之神社、それ以外には特には情報はなかったな……

 

一夏)もしかして……箒か?

 

箒)……ああ、久しぶりだな、一夏……その、話がしたいから、ついてきてくれ

 

一夏)分かった、なら、ゼロも一緒にどうだ?

 

………篠ノ之箒の表情からして、どうやら2人きりで話したいらしいな……ここは空気を読んでやるか

 

ゼロ)俺は少しトイレに行きがてら、この学園を見て回ってくる、お前らは大事な話があるんだ、先にそっちをすませておけ

 

俺はそう言って宣言通りトイレへ向かうことにした

 

一夏)え、あ、おう、わかった……

 

そして適当に時間を潰し、教室に戻り席に着くと、予鈴がなり、授業が始まる

 

ここまで授業を聞いてきたが……あまりに簡単だ、この程度のことはドクターに何度も教えられている

 

山田)では、ここまでの範囲でわからないことがある人?

 

だが、織斑一夏はずっとオロオロしている………どうやら、あいつにはあまり理解できないらしい

その織斑にたいし、山田教員は反応した

 

山田)織斑くん、どうかしましたか?

 

一夏)あ、いや。えっと……

 

山田)わからないことがあったら、なんでも聞いてくださいね

 

一夏)それじゃあ、先生!

 

山田)はい、織斑くん

 

一夏)ほぼほぼわかりません。

 

山田)ほ、ほぼほぼ?

 

一夏)は、はい

 

山田)え、えっと……織斑君以外でここまでの範囲がわからない人は?

 

無論、周りはシンとしている

……やれやれ、手のかかるやつだ

俺はそれを聞くと、教科書の内容をメモ帳に書き始める、あいつにもわかりやすくしてな

 

しかし、ここで、あいつが補習になっては任務に支障が出る可能性がある、仕方ないか

俺も手をあげる事にする

 

山田)え、ぜ、ゼロ君も!?

 

ゼロ)はい

 

周りは驚きの声でいっぱいだ

 

 

女子A)あのクール系のゼロ君でも理解できないの!?

 

女子B)ぎ、ギャップがすごい……ああ見えてお馬鹿さんだなんて……

 

言われようがすごいが、これも任務だ、仕方あるまい

 

山田)で、では、2人とも補習ということで

 

一夏)は、はい……

 

ゼロ)はい

 

こうして、1時間目の授業は終了した

 

一夏)いやー全然わかんないよなーあれ……

 

ゼロ)……いや、ほぼ全てわかった

 

一夏)へ?いやいや、なら何でお前あの時手をあげたんだよ

 

ゼロ)……任務だからだ、それと、これを

 

俺は先ほど書いたメモを渡してやる

 

一夏)な、なんだこれ?

 

ゼロ)教科書の内容を書いておいた、わからなければこれを見ておけ

 

一夏)え、え!?

 

メモを見るなりすげえという感嘆の声を出している織斑一夏、そのやりとりをしていると、向こう側から長い金髪に縦ロールにしている女子生徒がこちらにきた

 

女子生徒)ちょっとよろしくて?

 

一夏)え?

 

ゼロ)……

 

……セシリア・オルコット

イギリスの代表候補生、イギリスの名門貴族、オルコット家の令嬢

両親は事故にて死亡しており、現在は彼女がオルコット家当主ということになる

 

ゼロ)……何か用か

 

セシリア)まぁ!何ですの!その態度!

 

一夏)ま、まぁまぁ、落ち着けって

それで、要件は何だ?

 

………どうやら怒りを買ったらしい、こういうことには慣れてないせいか、たまに怒らせることがある……反省すべき点だな

 

すると、セシリア・オルコットは咳払いを一つすると、上から目線の様子で言い放つ

 

セシリア)お二人とも、知識に疎いようですので、代表候補生である、この私が、泣いて頼まれたら、ISのことを教えて差し上げないでもなくてですわ!

 

………なるほど、補習を省けるいいチャンスかと思ったが……織斑一夏の方を見るに嫌そうな顔をしている……やれやれ、面倒なことになる前に、先手を打っておくか

 

ゼロ)問題ない、全て既にメモ済みだ、メモは織斑一夏にも渡してある、補習も十分にクリアできるだろう

 

俺の言葉にセシリア・オルコットが言い返そうとした時に予鈴のチャイムが鳴った

 

2時間目

 

織斑千冬が前に立つと、こう言った

 

千冬)授業を始める前に、クラス代表を決めようと思う、クラス代表とは、平たく言えば委員長のようなものだ、自薦他薦は問わんが、誰かいるか?

 

そういうと、何名かの女子生徒が手をあげてきた

 

女子生徒A)はい!織斑君を推薦します!

 

女子生徒B)わ、私も織斑くんを!

 

女子生徒C)それなら私ゼロ君を推薦します!

 

女子生徒D)私もー!

 

俺と織斑一夏を推薦する声が多い、別に構わないが

 

千冬)ふむ、織斑とゼロか、なら、この2人で

 

と、織斑千冬が言葉を発しようとした時机を叩き声を上げるものがいた

 

セシリア)納得いきませんわ!

 

セシリア・オルコットだ

 

千冬)ほう?納得いかないと?

 

セシリア)はい!珍しいというだけで、男性を推すのは間違ってるかと!

 

……それは言えていることだ、珍しいという理由での推薦は俺としてもあまりいい判断とは思えんからな、そこは俺も一理ある

 

セシリア)だいたい!こんな文化が後進的な極東の国で暮らすことさえ!私には苦痛でしか

 

言いかけた瞬間に織斑一夏も立ち上がり言い返し始めた

 

一夏)なんだよ!そっちだって不味い飯で何年世界覇者だよ!

 

セシリア)何ですって!

 

………やれやれ、2人とも頭に血が上っているようだな……2人とも不毛な争いが続くなか、織斑一夏が俺に話を振ってくる

 

一夏)なぁ!ゼロも何か言ってやれよ!

 

………俺に話を振ったおかげで、なんとか話を終息させられるようだな……

 

ゼロ)……では、思ったことを言わせてもらう……セシリア・オルコット、まず……言わせてもらう……今のは日本に対しての宣戦布告と……そう捉えていいんだな?

 

セシリア)……へ?

 

ゼロ)お前はイギリスの代表候補生、つまり、お前の言葉はイギリスの言葉そのものだ……今の発言は……イギリスからの日本に対しての宣戦布告と……そう捉えていいんだな……

 

俺が睨むと、俺の言っている意味がわかったのか、顔を青ざめた、そう、今の発言は、日本に対しての宣戦布告と同じだ、しかし、まだ心も未熟な彼女にそこまでの意味は込めていないのは、俺でもわかる

 

ゼロ)……無闇矢鱈にそう言う言動は控えておいた方がいい……でなければ戦争が起こるぞ……

 

俺はそう忠告すると今度ば織斑一夏を見る

 

ゼロ)次はお前だ、織斑一夏

 

一夏)え、俺かよ!?俺は何も悪いことは

 

ゼロ)………そうか?俺からしたら、自分も経験したこともないのに勝手に相手の国の食事が不味いと言っていたように聞こえたが

 

一夏)いや、でも雑誌とかでは不味いって!

 

ゼロ)それはその時の情報でしかないだろう、味の好みは個体差によって変わる……それともお前は、食べたこともないのに、勝手に決めつけるような、そんな非道な人間なのか?

 

一夏)っ、俺はそんな!

 

ゼロ)違うなら、今言ったことは何だ?

 

一夏)っ!

 

ゼロ)……言葉は狂気だ、下手をすれば言葉だけで相手を殺すこともできる……お前はもっと考えてから物事をいえ

 

一夏)っ……

 

何も言えなくなったらしい織斑一夏は黙ることしかできなかった

 

一夏)お、お前はどっちの味方なんだよ!

 

ゼロ)……お前が俺も何か言ってやれといった、だから俺はその通り、思ったことを言った、それだけだ、敵も味方もない

 

俺はそれだけ言うと席に座る

 

その瞬間にセシリア・オルコットは口を開いた

 

セシリア)決闘ですわ!!!織斑一夏!負けたら私の召使いにでもして差し上げますわ!

 

一夏)ああ、いいぜ!それで、ハンデはどれくらいつける?

 

セシリア)あら?早速お願いかしら?

 

一夏)いや、俺がどれだけハンデをつけたらいいのかな……と

 

その言葉が出た瞬間、教室中が織斑一夏を嘲笑うように笑い出した

今のご時世では、その考えは古いのだろう、男が女より強いと言うのは……しかし、経験からしたら向こうのほうが上、こちらは素人、どう見ても、ハンデをつけなければいけないのはセシリア・オルコットの方だ

 

女子生徒A)織斑くん、それ本気で言ってるの?w

 

女子生徒B)男が女より強いとかISができる前の話じゃないw

 

女子生徒C)もし男と女が戦争したら3日も持たないって言われてるのにw

 

それを聞いて、織斑一夏も気付いたらしく、一瞬焦りの目が見えた………このタイミングでハンデはなしでいいと言えば、恥をかくのはこいつだ………やれやれ……少しは助け舟を出してやるか、俺は立ち上がり周りを睨みつける、その瞬間に周りの女子生徒たちは黙る

そして俺は……口を開く

 

ゼロ)……それはISができてからの話だ、それに、それはISを使ったらの話だろう?……たしかに、こちらはIS初心者だが……男もISを使えている、と言う事実を忘れていないか?

 

その言葉にはっとする女子生徒達

 

ゼロ)……もし、この織斑一夏がかなり技術を積んできていたとしても、それをいえるのか?……そして、確実にお前らでも勝てると言う自信があるか?……とんでもなく強い相手に対して……今の状態は……経験を抜けば、立場は同等だということを忘れるな

 

それを言うと周りは黙る、黙ることしかできない

 

そう、今は数は少ないとは言え男もISを使っていると言う事実がここにある、あとあいつに足りないのは経験、それだけだ、しかしこうなったからには後には退けないだろう

俺は振り返り、織斑一夏の方を見て言葉を放つ

 

ゼロ)織斑一夏……ハンデはどうする?……つけてもらうか?それともつけないか?

 

俺がそう問いかけると、織斑一夏は迷いなくこう言う

 

一夏)ハンデはなくていい!

 

ゼロ)………決まりのようだな

 

セシリア)……ゼロ、とおっしゃいましたわね……あなた、何様ですの!ことごとく口を出して!あなたも!わたしと決闘をなさい!

 

………任務とは言え、少し喋りすぎたようだ……だがしかし……申し込まれたからには……受けなければならないだろう

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ゼロ)………了解、その決闘……受けて立とう、無論……俺もハンデはいらない……全力でくるんだな

 

 

To Be Continue

 

 

 

 

 




如何でしたでしょうか
今回、登場キャラが何人かでて、主人公説教しまくったわけですけどもね、任務だからね、仕方ないんですよね、さらっと一夏に恥を欠かせないためにタイミングを作ってくれたのも優しさかもですねw

ではまた、かける暇があったら書こうと思います、それではまた次回!さよなら!


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Misson 2 代表決定戦開幕!ゼロVS織斑一夏!

はい、どうも毎度お馴染み作者でーす

感想でこの小説を最後まで見届けるーとか言われちゃいましたが、もうそこまで言われちゃったらもう僕も後に引けなくなっちゃいましたんでやりきっちゃいますw

もうそういう嬉しい言葉が僕の行動エネルギーですはいw

あと、指摘今回ありましたんで、指摘するところがあるなって思った方いたら感想で全然書いちゃってください、むしろそういう指摘があると助かりますんで、本当ありがとうございますw

長くなりましたが、本編どうぞw


セシリア・オルコットの決闘宣言から1週間と言う時間が過ぎた

 

その間、織斑一夏は篠ノ之箒から何故か剣道でボコボコにされていたのを、俺は何度も見ていた……俺はというと、無論任務のため織斑一夏を見張っていた

 

無論、手を抜く気はないので、自分のISの調整をしながらだったがな……ISによる戦闘は、試験以来だが、俺はこのISの性能には驚かされた、名前は俺のコードネームと同じ、ZEROだったか……こいつの性能は、他のISとは桁外れだった……スピード、火力、どれをとっても桁外れだ……現段階では最強と言っていいかもしれない……それに何故か、こいつは俺によく馴染む、あの時も、俺を待っていたかのように纏われた………あの研究員は、とんでもないものを作ったのだろうと今になり思い知ったものだ……

 

俺がZEROについて考えていた時に、織斑千冬は言い放った

 

千冬)それでは、これより、クラス代表者を決める模擬戦を行う、ルールは相手のシールドエネルギーを0にした時点で勝利となる、まずは織斑、ゼロの2人からだ

 

俺と織斑一夏の2人はアリーナに出ると早速向こうはすでにISをまとっていた、白い機体だった、白い翼を持ち、主な武器は剣、と言ったところか……俺のZEROとは真逆のようだな

 

ゼロ)それがお前の専用機か?

 

一夏)ああ、白式っていうんだぜ?

 

ゼロ)……そうか

 

一夏)それより、ゼロ!やろうぜ!お互いに全力でな!

 

ゼロ)……了解……IS……ZERO、展開する!

 

俺は自分の専用機、ZEROを展開する

白式とはちがい、黒いボディに黒い翼をもった機体、背中に剣を背負っており、レールガンを二丁、両手に持ち、右腕に折りたたみ式の隠し刀のようなものが付いている、

 

俺のISをみるなり興味津々に見てくる織斑一夏

 

一夏)それがお前の専用機なのか?

 

ゼロ)……ああ

 

一夏)へぇー……なんか、白式に似てるな?

 

そう、色こそは違えど、このZEROは白式に形が似ている……おそらく、白騎士事件の白騎士を模して作ったのだろうとは思うが……そこは考えても仕方あるまい

 

一夏)なんて名前なんだ?

 

ゼロ)ZEROだ

 

一夏)へ?

 

ゼロ)ZEROだ

 

一夏)え、でも、ゼロってお前の名前じゃ……

 

ゼロ)ああ、偶然にも一致していた

 

それは間違いはない、俺が回収する前に、このZEROは既に名前をつけられていたからな

 

一夏)へぇー自分の名前とおんなじ名前の機体って、なんか面白いな

 

ゼロ)…………御託はいい、早速始めるぞ

 

俺はレールカノンを、織斑一夏はあの剣、雪平弍型を構える、あの機体はデータにはなかった、おそらく新しい機体だろう……

 

一夏)ああ!簡単には負けないからな!ゼロ!

 

ゼロ)……ああ

 

千冬)それでは一回戦始めっ!

 

ブザーがなると同時に、織斑一夏は俺に向かってくる、俺はレールカノンを構えて発砲し、相手の動きを牽制する

 

一夏)おわ!?

 

レールカノンが急に来たのに驚いたのか慌てた様子で避ける……あの様子を見る限り、おそらくまだ操作に慣れていないというところか

このまま一気に勝負をかけてもいいが、向こうも全力でと言っていた……それに先程の様子からするに、ただ突っ込むだけの攻撃とわかった……向こうが全力ではないのに俺が全力でやっては向こうも納得はいかないだろう……仕方ない、ウォーミングアップくらいには付き合ってやろう

 

一夏)あっぶねぇ……飛び道具なんて卑怯だぞ!

 

ゼロ)これは武装だ、ISで飛び道具を使ってはならないというルールはない

 

一夏)うっ

 

ゼロ)悔しければこの射撃を攻略して見せろ

 

俺はわざとあいつに避けやすいように単調にレールカノンを撃つ

 

一夏)おわ!?

 

二、三発ほどこの攻撃にあたり、あいつのシールドは減った、この程度を避けられないようでは全力なんて程遠いか……

 

一夏)っ、くっそー!

 

織斑一夏は頭に血が上ったのか、また単調な攻撃をしようと突っ込んでくるが……

 

ゼロ)射撃の軌道をみろ!

 

俺はもう一度レールカノンを放ちそう言い放つ

その言葉にはっとしたのか、また慌てて避ける

 

俺の言葉の意図が読み込めたようだな、ならこのまま続けるとしよう

 

俺はそのまままたレールカノンを構え、避けやすいように撃つ

 

織斑一夏は、今度は慌てた様子はなく、余裕で避ける

 

一夏)っ!だんだんわかってきた!

 

そう言い、俺の攻撃を確実に避ける

……どうやら、だいぶ慣れてきたようだな

これなら問題なく、全力でやれるだろう

 

一夏)っ!とった!

 

避け切り、俺の前まで来ると、一刀両断しようと、雪平弍型を振り下ろす

俺はその攻撃を避けて蹴り飛ばす

 

一夏)おわ!?

 

数メートルほど吹っ飛んだかと思うと踏ん張り俺を見るなり

 

一夏)くっそー!あとちょっとだと思ったのに!

 

ゼロ)……ウォーミングアップはここまででいいな

 

一夏)っ!ウォーミングアップって、お前本気じゃなかったのかよ!

 

ゼロ)……まぁな……だが安心しろ、ここからは全力だ

 

俺はあえてレールカノンを捨て去り背中の剣、フレイムソードを構える、手に持った瞬間、フレイムソードから炎のエフェクトがほとばしるそれを見るなり、織斑一夏は驚いた様子で

 

一夏)っ!?す、すげえ、炎が出てるし……てか、いいのかよ、そのレールガンを捨てて

 

また俺が手を抜いた……そう思っているのかもしれないが……

 

ゼロ)……問題ない、俺もお前と同じ土俵で全力でやってやる

 

レールカノンを捨てずに続けていたとしても、あちらも慣れてきている、だろうから避けることはできてしまうだろう……それに、あいつと同じ土俵にたつこと、それが奴にとっての正々堂々、なのだと俺は受け取った

 

一夏)それを負けた理由にすんなよ!

 

そう言って俺に向かって突進してくる、俺はそれをフレイムソードで受け止めると蹴り飛ばし、何度も切り裂いていく

 

一夏)ぐわっ!?

 

シールドをどんどん削っていき最後に、相手を蹴り飛ばす

 

織斑一夏はそれを受け、壁に叩きつけられる

 

一夏)っ、くっ

 

ゼロ)……織斑一夏、お前の負けだ

 

一夏)っ!まだだ!まだ俺は負けてない!

 

俺がそういうが、どうやら、向こうはまだ諦めてないらしい

諦めの悪いやつだ、だが、それなら、俺はそれを全力で打ちのめす、それだけだ

 

一夏)これでっどうだ!

 

すると、織斑一夏の身体が光りだした

 

ゼロ)……新兵装か

 

一夏)ゼロ、これで決める!!

 

織斑一夏はまた再び俺に向かってくる

だいぶ慣れていたらしく、早くに俺の間合いに入ってきた、俺は迎え撃とうとしたが、ブザーが鳴り響く

 

千冬)そこまで!勝者、ゼロ!

 

織斑千冬の声に驚く織斑一夏

 

一夏)えぇっ!?どうしてだよ!?千冬姉!

 

千冬)織斑先生だ、バリア無効化攻撃をしたからだ、残りシールドエネルギーが少ない状態で使用すればこうなるのは当然だ、自分の武器の特性を理解せずに使用するからだ、馬鹿者

 

一夏)……すみません

 

織斑千冬の言葉にしょんぼりとする織斑一夏

 

千冬)2回戦、ゼロとセシリア・オルコットによる模擬戦は昼食を挟み、13時に再度第3アリーナに集合とする、では解散!!

 

その一声で周りはいなくなった

 

控室に戻るなり織斑千冬は織斑一夏にはじめての模擬戦はどうだったかと聞いていた

 

一夏)ん〜……わざと外してた時はちょっとムッとしたよ、だけど、全力でやられたときは、何もできなかったってのが現実で……でも、今はすごくワクワクしてる!ゼロめちゃくちゃ強いな!いつか俺もあいつと肩を並べて戦えるようになりたい!そう思った!

 

箒)一夏……

 

千冬)………そうか

 

その声がしたので俺が来るなり、織斑一夏は俺を見つけ俺の方に走ってくる

 

一夏)ゼロ!お前やっぱすげえな!俺何もできなかったよ……

 

苦笑いで俺に語りかけてくる

 

一夏)俺、いつか絶対にお前と対等に戦えるように強くなるよ!

 

ゼロ)……ボコボコにされたというのに元気だな

 

俺はてっきり落ち込んでるものかと思ったが

 

一夏)負けたのは悔しいけど、でも、お前と戦えて良かったって今は思うよ!絶対に負けないくらい強くなるからな?

 

ゼロ)……そうか

 

俺はとりあえず食事を取るために食堂へ向かうことにする

 

一夏)あ、そうだ、ゼロー!

 

ふと呼ばれたので振り返ると

 

一夏)あのさ!これからは俺のことフルネームじゃなくて一夏って呼んでくれよ!もう全力で戦ったんだしいいだろ?

 

……対象からの指示か……なら、従うとするか

 

 

 

 

 

ゼロ)………了解、せいぜいもっと強くなるよう努力するんだな、一夏

 

To Be Continue

 

 

 

 




えー今回、ゼロくんと一夏くんの間に友情?が芽生えました、まぁ、ゼロくんはあくまで任務の一環と捉えてますがw

まぁ、この場合、一夏くんの目標にゼロくんはなっちゃった感じかな?

何にせよいかがだったでしょうか、次回にようやくセシリアさんとの戦いになります、実を言うともうある程度頭の中に浮かんでるんですよねw

よければ感想お待ちしております

それじゃまた次回まで、さよなら!


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Misson 3 第2回戦!ゼロVSセシリア・オルコット!

えー、みなさんおかげさまでここまで3話まで書くことができました
ほんとね、皆さん見てくれてありがとうございますw

今のところいい感じで、とんとん拍子で毎日投稿しておりますw

この調子で頑張っていきますので今後ともよろしくお願いします!

それでは本編!どうぞ!


昼食を済ませて、アリーナへ向かう

俺が昼食をとっている間、織斑一夏、改め、一夏がずっと俺に話しかけてきた、どうやったらあんなに強くなれるんだ、だとか、どうやってあんなに慣れたんだ、だとか、一緒に昼食をとりながら聞いてきた

 

こいつはかなり鈍いようで、自分もだいぶ慣れてきていることに気付いていないようだ

 

鈍いというより、ただのバカといえばいいのだろう

 

その問いには俺は答えることはなかった

理由は簡単だ、俺の場合は規格外だからだ

通常の人間である一夏には理解し難いだろうからだ

 

適当にはぐらかして食事を終わらせた

 

そして、アリーナに入ろうとした時に

 

一夏)ゼロー!

 

一夏が俺に向かって走ってくる、何をしにきたのか、考えていると

 

一夏)頑張れよ!応援してるぜ!

 

と、激昂の言葉をかけてくる

 

ゼロ)………ああ

 

激昂の言葉を受け、俺はアリーナに入る

 

アリーナに入ると、反対側の出口からはすでにセシリア・オルコットの姿が確認できた

 

千冬)これよりクラス代表決定戦、二回戦を行う!セシリア・オルコット!ゼロ!前へ!

 

セシリア)はい!

 

織斑千冬の号令でセシリア・オルコットは前に出た、俺も号令通り前に出る

 

セシリア)先程の戦い、素人らしい低レベルの戦いでしたわね、あんな素人と一緒と思わないことですわね!

 

ゼロ)………無論だ、だが、そちらも、ただの素人と思わないことだ、でなければ……下手をすれば死ぬことになる

 

俺がそう忠告すると向こうは気に障ったのか怒りの表情を見せこういう

 

セシリア)っ!生意気な、今更泣いて謝っても許しませんからね!

 

千冬)それでは、2人とも、準備を始めろ

 

その言葉と同時に、セシリア・オルコットはISを展開する

セシリア・オルコットのISのデータは確認済みだ

 

機体名、ブルー・ティアーズ、遠距離射程型のIS、主な武装は

スターライトmkll 巨大なレーザーライフル

ブルーティアーズ ビット型の武器

そしてミサイルをいくつか装備……完全に射撃重視の機体……おそらく接近戦には弱いのだろう

 

セシリア)さぁ、あなたもISを展開してはどうですの?まさか、ここまできて怖くなった、なんて言いませんわよねぇ?

 

挑発のつもりか……いいだろう

 

ゼロ)……言われるまでもない、IS、ZERO、展開

 

俺もZEROを展開する

 

両者のISが展開されたことを確認した織斑千冬は即座に言葉を放つ

 

千冬)それでは、始めっ!

 

その言葉と同時に

 

セシリア)いきますわよ!!

 

向こうはライフルを構え、俺に向かって発砲してくる

俺は問題なくそれを避ける

 

セシリア)さぁ、踊りなさい!私、セシリア・オルコットとブルー・ティアーズが奏でる円舞曲(ワルツ)で!

 

そういいながら、何度も何度も俺を狙っての射撃を繰り返す

 

俺はまずそれを全て避けることにする

 

しばらくは射撃、それを避けるという行動が続く、その最中、セシリア・オルコットの顔に憤りの表情が見えてくる

 

セシリア)あぁ、もう!何で当たりませんの!!

 

イライラした感情を隠しきれずそんな言葉を溢す

 

ゼロ)……教えてやろう、それはな

 

俺は一瞬の隙をつきセシリア・オルコットの間合いに入るとフレイムソードで切り裂く

 

セシリア)きゃ!?

 

シールドを20%ほど削る

セシリア・オルコットはシールドを削られたことに気付くとすぐに間合いを取るために離れる

 

ゼロ)お前の射撃が正確すぎるからだ、マニュアル通りに動いているからこそ、軌道も読みやすい

 

セシリア)っ!このっ!

 

俺がそういうとセシリア・オルコットはさらに興奮してしまったのか、ミサイルと同時にライフルを放つという火力重視の攻撃をしてくる

 

俺はフレイムソードを構えるとその場で回転し、全ての射撃による攻撃を切り裂いてみせる

 

セシリア)なっ!?

 

俺が攻撃を切り刻んだことに驚いた様子で見ていたので、俺はその隙にもう一撃加えようと近づく

 

セシリア)っそれなら、これならどうですか!?

 

俺が近づくよりも先に別の方向からの射撃を確認し、俺はそれを避ける、周りを見ると、6基ほどのビットが飛んでいた、あれによる全方位攻撃、なるほど、これがセシリア・オルコットの戦略というやつか

 

俺が少し考えを巡らしている間も何発も続けて射撃は続く、俺はそれを全て避ける

 

セシリア)っ!そんな、あの数を避けるなんて!?

 

向こうも驚いているようだ、この程度なら、問題なく避けることは可能だ、しかし、このまま続くのは面倒だ……全て撃ち落とすか

 

俺は上空に飛び上がるとレールカノンを両サイドを狙い最大出力で放出する

 

放出しているエネルギーを保ったまま徐々に回転していき、6基のビット、ブルー・ティアーズを全て撃ち落とす

 

セシリア)っ!?そんな!?

 

すべて打ち落とされたことにショックを受けていたのか、その隙に俺は懐に入りフレイムソードで何度も切り刻み、一気にシールドを削り取り、相手のシールドを0にする

シールドを削り切った途端にセシリア・オルコットのISは強制解除された

 

ISはシールドが0になり攻撃を受けた場合

強制解除されることがある、一夏の場合、あの時は俺の攻撃での敗北ではなく、あいつのミスでの敗北だったので、解除はされなかったが、今回は俺の攻撃により消えたため強制的に解除された、そして、食らったのもこの遥か上空、この状態で落ちたら間違いなく命は危ない、そのため、俺はすぐに急降下をしセシリア・オルコットを抱き上げる形で救出する

 

ゼロ)………無事か?

 

セシリア)っ、は、はい……///

 

俺がそう聞くと、セシリア・オルコットは顔を何故か真っ赤にして答える

 

そのタイミングでブザーがなる

 

千冬)そこまで!勝者!ゼロ!

 

俺はその言葉を聞くと俺は着陸しセシリア・オルコットを下ろし、俺はISを解除した

 

セシリア)悔しいですが、完敗ですわ……素人かと思っておりましたが、お強いのですね

 

ゼロ)……お前も悪くはなかった、狙いが正確なのはいいことだ、だが、それゆえに狙いが正確すぎる、その上ビットを使ってる時にライフルを使っていなかったろう、集中力が少し足りなかったということだ、ビットを操りながらライフルを撃たれていたら俺もキツかった、それができるように集中力を上げればいいだろう

 

セシリア)っ、は、はい……

 

千冬)……これにより、クラス代表は、ゼロに決定とする!

 

 

 

俺にクラス代表者が決定となり、ギャラリーから歓声が上がった

 

 

 

アリーナからピットに戻り、ひと息入れるためにその辺にあったベンチに座る

しばらく座っていた時、セシリア・オルコットがこちらにきた

 

セシリア)あ、あの、ゼロさん!

 

呼ばれたのでセシリア・オルコットの方を見ると、突然セシリア・オルコットは頭を下げてきた

 

セシリア)さ、先程は助けていただき、ありがとうございます!そして、先週は大変失礼な態度をとってしまい、申し訳ありませんでした!!

 

先程までのセシリア・オルコットでは、考えられない行動(あくまで俺の印象)、謝罪をしてきた、どういう心境の変化かわからないが、とりあえずは

 

ゼロ)気にしていない、あの程度のことなら問題はない

 

俺がそういうが、セシリア・オルコットは納得がいっていない様子で頭を上げ

 

セシリア)しかし!このままでは私の気が収まりませんわ!

 

といってきたので、ならば何か頼みを言えばいいかと考えた……特に頼むことはないが、強いて言うなら……

 

ゼロ)………それなら、お前が何故そこまで男を見下す態度を取るようになったのか、理由を聞こう

 

セシリア)っ、それは……

 

言いづらそうな態度を取る

 

ゼロ)………言えないことなら言わなくてもいい、それなら別のことを聞くまでだ

 

俺がそう断ろうとしたが

 

セシリア)いえ、聞いてください……

 

覚悟を決めたようで、セシリア・オルコットは自分の過去を話し始めた

 

セシリア)私の父は、実は婿養子という立場でして、母は男尊女卑の時代だった頃から、オルコット家の発展のため尽力しておりました……しかし父は母に対して卑屈になるばかりでそんな父を見ていると憤りばかりが募ってきて……結局両親は列車の事故で亡くなり……我がオルコット家が名門貴族ということもあり、資産や財産が目当てで近づいてくる男ばかりが多く、それで……

 

ゼロ)……男ほど愚かなものはない、男とは見下す対象……そう認識するようになった……か?

 

セシリア)………はい

 

それを聞くに、確かにそれは男を下に見てしまうのも仕方あるまいとも思う……しかし、セシリア・オルコットの言うことが正しい限り、一つの仮説がでてくる

 

ゼロ)………感想から言わせてもらう……俺から言わせてもらえば、羨ましいものだ

 

セシリア)えっ?

 

今のを聞いていたのかとでも言うような目で俺を見るセシリア・オルコット、俺は続けて言葉を繋げる

 

ゼロ)これは俺の仮説だが、おそらく、お前の父親はお前たちを守るためにわざとそう言う演技をしたのだと思う

 

セシリア)演技を……

 

ゼロ)……今は女尊男卑が当然の世の中だ、そんな最中、お前の父親が母親と対等に話せば、おそらく嫌がらせが起こる、例えるなら家への落書き、放火、はたまたお前たちへの危害を加えること、など、そんなことが起こるかもしれない、そう考えたのだろう

 

セシリア)っ、それなら、父は……

 

ゼロ)……お前たち家族を守るために、プライドも何もかも捨て、最後まで頭を下げていた……ということだ

 

しばしの沈黙の後、セシリア・オルコットは何かを決意した眼差しで

 

セシリア)私……今度実家に帰って調べてみますわ……父は何のために、頭を下げ続けたのか……

 

ゼロ)…………そうか

 

俺は話が終わったのを確認すると、ベンチから立ち上がり移動しようとする

 

セシリア)あ、あの!ゼロさん!

 

俺は振り返りセシリア・オルコットの方を向く

 

セシリア)改めて、お礼を言わせてください、ありがとうございます!ゼロさんのおかげで視野が広がりました、今後はもっと視野を広くし、世界を見ていきたいと思いますわ

 

そういい、頭をまた下げる

 

ゼロ)………礼は不要だ、俺はあくまで、仮説を立てただけだ、この仮説を聞き、そうしたいと考えたのはお前の意思だ、俺への礼は必要ない

 

セシリア)それでも!言わせてください……本当に、ありがとうございます!

 

そう言ってまた深々と頭を下げる

 

ゼロ)…………ああ

 

俺はまた移動しようとした時

 

セシリア)そ、それでですわね、ぜ、ゼロさん……////

 

また呼び止められたのでまた振り返る

 

セシリア)そ、その///……これからは私のことをセシリアとお呼びください!///

 

……一夏に続き、セシリア・オルコットからもそう言われた……それが指示なら従うまでだ

 

ゼロ)了解した、これからはセシリアと呼ぶことにする………よろしく頼む

 

セシリア)は、はい!////

 

俺はその返事を聞くと再び歩き出した

 

セシリア)………ゼロ……さん……////

 

俺が歩き去った後、セシリアは何故か顔を赤く染めていた

 

セシリア)いつか、あなたの心……撃ち抜いてみせますわ……覚悟してくださいね?、ゼロさん♪/////

 

 

 

 

 

 

一夏)ゼロー!

 

俺が移動中、一夏が俺に声をかけてきた

 

一夏)ゼロ!おめでとう!お前やっぱりすごい強いな!俺の時にあんだけ動かれてたらやっぱり一瞬でやられてたよ!

 

一夏は、興奮気味に俺に語りかけてくる

 

ゼロ)……ああ

 

一夏)あ、ああって、軽いなーお前 

 

苦笑い気味に話す

 

ゼロ)問題ない……それより一夏、そろそろ部屋に戻るぞ

 

一夏)あ、ああ!そうだな!

 

 

 

言い忘れていたが、1週間前に部屋を決めたが、その時に一夏と相部屋になった、同じ部屋にいるのは俺としても助かる、任務を遂行しやすいからな

 

 

一夏)そういえば、なぁ、ゼロ

 

ゼロ)?

 

一夏が俺に何かを言いにくる

 

一夏)あのさ、千冬姉から聞いたんだけどさ、こないだ俺にハンデはいらないかどうか聞いてきたよな……あれ、俺を庇うためだったのか?

 

ゼロ)………まぁな

 

それは間違いはない、あの場であえて庇うことで、一夏とも関係は良好な状態となり、任務を遂行しやすくなるからな

 

一夏)そうなんだな、えっとさ……ありがとな!あの時余計に恥をかかずに済んだよ、本当にありがとう!

 

セシリアに続き、一夏にまで礼を言われたが

おそらく織斑千冬に言われたのだろう、先ほども織斑千冬が言っていたと言っていたからな……やれやれ、今日はやけに礼を言われる

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ゼロ)気にする必要はない、これも任務だ

 

一夏)はは、何だよそれw

 

クラス代表戦の夜はこうして更けていった

 

To Be Continue

 

 

 

 

 




……描いてて気付いたけど、一夏くんも攻略しかけてませんかゼロくん……

任務だから仕方ないけどw

このままでは織斑×ゼロが成立してしまうw

だめだよ一夏くん、一夏くんには箒ちゃんがいるでしょw

箒)い、言うなバカ!/////(バシンっ!

ソゲブッ!………さらっと後書きに出てくるんじゃないよツンデレさん………がくっ

箒)ま、まったく……作者がこんな状態になったから、今回は私が、見てくれてありがとう、ではまた次回!またな!(ニコッ


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Mission 4 炸裂!女殺しの笑顔、クラス代表者ゼロ死す!?

はい、昨日投稿して、とあるツンデレさんにはっ倒されて、挙句起きた瞬間にもっと出番を増やせってテキサスクローバーホールドをされた作者でーす

箒)事実なんだから当然だろう!

ひでぇなおい……あーでは今回いつも(勝手に)やってる感想返しますコーナー、セシリアさんがチョロインすぎーだそうです、仕方ないでしょ元からチョロインだったんだからw

セシリア)私を軽い女みたいにみられますからやめてくださいますか!?

……………なんで君らちゃっかり前書きにも出てくるの

では、今日は小説家らしく
物語の結末は、俺が決める!!

2人)言いたかっただけだな/ですわね……

うん!言いたかった!では本編どうぞ!



クラス代表決定戦から1週間の月日が経つ

今は実技授業中だ、今回の授業はISの基本的な操縦だった

 

千冬)では、これよりISの基本的な飛行操縦を実践してもらう、織斑、オルコット、それとゼロ、試しに飛んでみろ

 

セシリア)わかりましたわ

 

織斑千冬の指示で、俺とセシリアはISを展開する

 

一夏)よし!…………あれ?

 

それに続いてISを展開しようとする一夏だったが、うまくいかないらしい、そういえば、先週の代表戦の時は急遽用意してもらった白式をそのまま着用するという形での実践だったな、考えてみたらISの展開はこれが初めてなのではないか

 

千冬)早くしろ、熟練したIS操縦者なら展開まで1秒とかからないぞ

 

………熟練者でない一夏にそれを言っても仕方はないと思うがな

 

一夏)集中…………っこい!白式!!

 

……慣れれば集中もする必要はないが今の一夏には大切なことではあるだろう、まずはスムーズに展開できるようにしないといけないだろう

 

千冬)よし、飛べ!

 

その指示と同時に俺とセシリアは上空に飛んでいく、しかし一夏はというと

 

一夏)よ〜し!……うわぁ!?

 

この間あれほど軽く練習をさせてやったのにも関わらずうまく飛べていなかった…………やれやれ、仕方のないやつだ

 

千冬)遅い!スペック上ならオルコットの機体より出力は上だぞ!

 

織斑千冬にそう言われ、少ししょげながら

 

一夏)そう言われても……自分の前方に角錐を展開するイメージだっけ………う〜ん……

 

……マニュアルに書いてあるイメージだな……たしかにマニュアルにはそう書いてあるが、俺はそのイメージはしてはいない

 

ゼロ)一夏、あまりマニュアルに囚われるな、自分のやり易いようにやればいいんだ

 

俺がそう助言するが、一夏は首を捻りながら

 

一夏)う〜ん、大体、まだ空を飛ぶって感覚自体があやふやなんだよな〜

 

…………………こいつには相当な訓練が必要かもしれんな

 

ゼロ)それなら訓練を重ねて慣れろ、感覚を掴むためには訓練を重ねるしか方法はない

 

一夏)わ、わかってるよ……

 

わかっていれば今すぐできるものだがな……

後で一夏に特別に特訓メニューを与えてやるかと考えていた時に、セシリアが近づいてきた

 

セシリア)あ、あの、ゼロさん、あの、よろしければ放課後にでも、私に指導していただけませんか?////

 

そんなことを言ってきた……指導か

 

ゼロ)別に構わない、だが、お前は今は飛行は十分にこなせている、集中力の指導になるが、構わないか?

 

セシリア)は、はい!もちろんですわ!////

 

セシリア)(集中力の指導………いけません/////、集中できるでしょうか………/////)

 

何を考えていたのか顔を真っ赤にしているセシリアを尻目に振り向くと

 

一夏)あ、それいいな!ゼロ!俺も頼んでいいか?

 

一夏も俺に指導をと頼んできた、なおセシリアは何かの妄想に浸っている様子だ

 

ゼロ)ああ、元々お前は強制的に指導してやろうと考えていたところだ

 

一夏)え?まじかよ!ありがとな!

 

はにかみながら俺に話しかけてくる

 

ゼロ)しかし覚悟しておけ、おそらくかなり厳しいぞ

 

一夏)望むところだって!

 

……心意気は買えるところだな

 

千冬)ゼロ、織斑、オルコット、急降下と完全停止をやってみせろ

 

通信で織斑千冬からの指示が出る

 

ゼロ)了解……先に行くぞ

 

俺は先に急降下を始める

 

セシリア)あ!私もいきますわ!

 

俺に続きセシリアも急降下を始める

 

一夏)2人とも巧いもんだなぁ………よしっ、俺もっ!

 

一夏も俺たちに続き急降下を始める

今のところ急降下はクリアと言ったところか

地上が見えてきたので俺は完全停止の体制に入り停止する、続けてセシリアも俺の隣あたりだ停止する………思ったが何故俺の隣なんだ、俺の後ろに先程いたよな……気にしても仕方ないか、俺たちに続き、一夏も完全停止になる番だが

 

一夏)うわぁぁぁ!?

 

ズドン!!

 

見事に地面に直撃し、グランドに大穴を開けた

 

箒)一夏!?

 

山田)織斑くん!?

 

篠ノ之箒、山田教員が心配する最中、一夏は頭を押さえながら立ち上がる

 

一夏)いってぇ……死ぬかと思ったぁ……

 

……もしISにシールドがなかったら確実に死んでいるだろうな

 

千冬)馬鹿者!グランドに穴を開けてどうする!

 

一夏)す、すみません……

 

箒)情けないぞ一夏!私が教えてやったことをまだ覚えていないのか!?

 

………俺は見ていたが、篠ノ之箒、お前の説明ではわからないと思うぞ、聞いていた限り擬音しか出てこなかったからな

 

やれやれ、メニューが多くなりそうだ

 

セシリア)あの人大丈夫でしょうか………

 

冷や汗を流しながら独り言のように呟くセシリア

 

ゼロ)……心配か?

 

セシリア)え、あ、いえ、そんなこと!

 

俺が問いかけると慌てて否定をするセシリア

 

ゼロ)………ISのシールドは完璧だ、あの程度なら心配はいらないだろう

 

セシリア)そ、そうですわね////

 

ゼロ)……だが、お前の他人を心配する心は大事にしておくといい、それはお前の優しさという心なのだからな

 

セシリア)っ、は、はい////

 

セシリア)(ゼロさん……今日はいっぱい褒めてくれる……//////)

 

何かの妄想に浸っているセシリアを尻目に、俺は後ほどやるメニューを考えていた

 

 

放課後、一夏とセシリアの特訓をやろうかと思ったが、女生徒に呼び止められ、今は教室に向かっている

 

一夏)……何のようなんだろうな?みんなして?

 

ゼロ)……さぁな

 

教室に着いたので扉を開けると突然クラッカーの音が鳴り響き紙吹雪が舞い散る

 

女子生徒A)ゼロくん!クラス代表おめでとう!!

 

その言葉と同時に周りからたくさんの拍手が飛び交う

 

一夏)……ゼロ、クラス代表就任記念パーティー?

 

パーティーとは何なのか、俺にはよくはわからないが……周りは俺を祝福している声ばかりだ、祝福されるほどのことでもないとは思うが

 

一夏)こんなに騒がれるのかぁ………ゼロも大変だなぁ

 

別に大変とは思いはしない、そう返そうとしたが

 

セシリア)当然ですわ!ゼロさんはこの私を倒してクラス代表になったんですもの!讃えられて当然です!

 

一夏)そ、そっか……

 

苦笑い気味に受け答えをする一夏

確かに苦笑いにもなる剣幕さだとは思うな

 

女子生徒A)せっかくクラスに男子がいるんだから、持ち上げないとね〜

 

女子生徒B)しかもこんなクール系のイケメンなんだから!

 

女子生徒C)ゼロくーん!もっと私を睨んでぇー!

 

約1名何を言ってるのかわからんがとりあえず意向には従うか

 

箒)嫉妬しているのか?一夏?

 

一夏)ん?、そう思うかぁ?でも、ゼロは本当に凄いし、同じ男としても尊敬できるし、俺の目標にもなったし、ここは素直に祝うよ!

 

一夏と篠ノ之箒のそんな会話を聞いていたが、突然カシャというシャッターの音が鳴る

 

新聞部女子)はいは〜い!新聞部でーす!ゼロくん!写真いいかな?

 

………お前許可を取る前に既に撮ったよな

 

ゼロ)………好きにしろ

 

その言葉のあと何度かシャッターを押して撮りまくる………というより撮りすぎだ

 

ある程度撮ったかと思うと、新聞部女子はセシリアに顔を向け

 

新聞部女子)セシリアちゃんも一緒にいいかなー?

 

セシリア)え、ゼロさんとふ、2人でですか?/////

 

新聞部女子)そりゃあー注目の専用機持ちだしねぇーしかもあんな名勝負を繰り広げたんだからそりゃー写すよーあ、握手してるところとかいいかも、握手お願いしまーす

 

……握手か……一度もしたことはないが……力加減をしないと痛いだろう……そこは考えるとするか

 

セシリア)あ、あの、撮った写真は当然いただけますわよね?

 

新聞部女子)そりゃーもちろーん♪

 

セシリア)はぁぁっ////是非ともお願いしますわぁ/////

 

セシリアと新聞部が何やらコソコソと話していたが……気にしないことにする

 

新聞部女子)はいはい立ってたってー

 

セシリアが恐る恐る手を差し出したので、俺はその手を取る………初めて人の手というものに触ったが……女性の手というのは柔らかく、少しでも力を加えれば壊れてしまいそう……それが感想だった……終始顔を真っ赤にしていたセシリアのことは気にしないでおこう

 

新聞部女子)んー……ゼロくんちょっと無表情すぎだなーゼロくん!笑って!笑って!

 

……笑う……笑うか……そういえば、過去にも一度も笑ったことは俺はなかったな……周りは笑っている表情でいっぱいだが………見様見真似でやってみるか

俺は見様見真似で笑顔になってみた

 

女子全員)っ!……………/////////

 

新聞部女子も含め、女子全員が顔を赤くしていた………なんだ、俺の笑顔がそんなに変だとでもいうのか

 

女子A)っこれは……/////

 

女子B)これ、やばい……思ったよりも破壊力がやばすぎる……/////

 

女子C)だれ、ゼロくんに笑ってって言ったの……/////

 

女子D)新聞部の人だよ……ありがとう神様………/////

 

新聞部女子)これは不覚……見惚れてしまう笑顔ですねぇ////

 

セシリア)ハワワワワァ//////

 

………なんだ、俺の笑顔がそんなにおかしいのか……セシリアに関してはもはや言葉も出ていないが……

 

新聞部女子)あ、失礼!はい!撮りまーす!

 

カシャッ

 

新聞部女子の合図で写真は撮られた……何故か女子全員が写ってきたが

 

セシリア)なぜ全員入ってますの!?

 

女子生徒A)まぁまぁ♪

 

女子生徒B)セシリアだけ抜け駆けはないでしょ?♪

 

セシリア)う、うぅ………

 

……よくはわからんがみんな目立ちたがりだということはわかった

 

 

 

 

 

 

 

パーティーが終わり、一夏と共に部屋に戻ろうと移動をしている時

 

セシリア)あ、あの!ゼロさん!

 

セシリアが俺たちのところへ走ってきた

 

一夏)おっ、セシリア?

 

ゼロ)……何か用か?

 

俺がそう聞くと

 

セシリア)あ、あの……その……/////

 

何やらもじもじしている……

 

ゼロ)……どうした?

 

セシリア)そ、その……ぜ、ゼロさんのために、お弁当を作ってきたんです!よければ食べてくださいませんか!?/////

 

そう言って弁当箱を渡してきた

先程のパーティーで食事は済んでいたが……

 

一夏)おっ、そうなのか?よかったなゼロ、良ければ俺も後でさ

 

セシリア)あなたには作っていません!私はゼロさんのために作ったんです!

 

一夏)え、えぇ……

 

セシリア)あ、あのその……先程も食事はおすみでしょうし……無理なら、また今度場を改めますが……

 

そう少しだけ不安そうな顔で聞いてくる

……人の努力をここで無碍にするものではない、そう考えて俺は弁当箱を受け取り、その辺にあったベンチに座る

 

セシリア)え?あ、ゼロさん?

 

ゼロ)………いただきます

 

見かけは悪くない、見るからに典型的なものだった、俺は適当に卵焼きを食べた

 

………………………………………………

 

セシリア)ど、どうでしょうか……?

 

不安げに聞いてくるセシリア

 

ゼロ)………ああ、悪くない、美味いと思うぞ

 

それを聞いた瞬間に嬉しそうに笑うセシリア

 

セシリア)よ、よかったですわ!♪

 

一夏)本当か?ゼロ?俺も一口くれよ〜

 

そう言って手を伸ばしてくる一夏の手を俺は払い除ける

 

一夏)え!?

 

ゼロ)………これは俺が全て食べる、お前の分はないぞ

 

一夏)えぇ!?い、いいじゃんか!?

 

セシリア)っ!//////

 

セシリア)(ゼロさん………あぁ、愛を感じますわぁ/////)

 

俺は残りも掻き込むように全て食べ切る

 

一夏)あぁ!?本当に全部食べた……このケチ!

 

ゼロ)…………なんとでもいえ

 

俺はセシリアに弁当箱を返し

 

ゼロ)………美味かった

 

セシリア)っ、よ、よかったですわ/////♪

 

俺はセシリアの言葉を聞くと、一夏を連れて部屋にもどる

 

セシリア)(えへへ……今日はいいことづくしですわ♪/////)

 

 

 

 

 

部屋に戻ると

 

一夏)ゼロって案外ケチなんだなーわけてくれてもよかったじゃないか〜

 

………そんな言葉が聞こえてきたが、俺には聞こえていない……ここまでこればもう大丈夫だろう……俺はそう考えると、そのまま床に倒れた

 

一夏)…………え?

 

俺が倒れたことに、一夏は一瞬思考が停止したが、すぐに

 

一夏)っ、ゼロ!?どうした!?しっかりしろ!?

 

俺を抱えて、俺の意識を確認する一夏

 

 

 

 

ゼロ)……………任務………完了……

 

俺の意識はそこでブラックアウトした

 

一夏)っ、うそだろゼロ!?……死ぬな!?ゼロォォォォォォォォォ!!!

 

一夏のその声を聞きながら、俺はセシリアには料理の特訓もさせてやろうと誓った

 

To Be Continue

 

 

 

 

 

 

 

 

 




最終回ではありません!w

今回セシリアさん可愛くしてしまったような気がする……w

最後残念だったけど

セシリア)そんなはずありませんわ!私の料理はゼロさんも美味しいって言ってくれましたもの!なんでしたらあなたも食べてみてはどうですか!!

………う、うん……まぁ、うん……遠慮しときます

セシリア)遠慮なさらず!

ちょ、むぐっ………(チーン

箒)お、おい!?作者!?さくしゃぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!

セシリア)…………ん、んー!作者さんがこうなってしまったので、今回は私が代わりを勤めますね、それでは次回に会いましょう!さようならぁー♪


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転入生編
Misson 5 現る中国からのセカンド幼馴染!放課後の特訓!開始!


箒)……作者言い残すことはあるか?

いや、仕方ないじゃん!?投稿が一日遅れたのは!?僕仕事しながら投稿したんだよ!?おおめにみてよ!?ね!?

箒)………はぁ、仕方あるまい

助かったー……ところで、今回もコメント晒していきたいと思いますw
なんかね、ツインバスターライフル出してほしいって出てたけどね、あんまり似せると悪評出るかなーって思って出さなかったんですよね、でももし出してほしいってコメント多かったら出そうかなって思いますw

どしどし要望とか言っちゃってくださいな!w

それでは!

箒)今日は私が言う

なんで!?

箒)本編!どうぞ!


意識がブラックアウトした後、俺は保健室に運ばれていた……どうやら、俺はまだ死ぬべきではないということらしい

何名かの女子生徒が看病してくれたと聞いた

 

おそらく俺が生きられたのもそのおかげだろう

 

だが気になったのは、交代でわざわざくる必要があったのかということだ

 

しかも、この出来事はたった一夜の出来事だったらしい

 

そして、その騒動がすぎ、翌日

 

俺と一夏、篠ノ之箒と、セシリアの4人で話していた時だ

 

2名の女子生徒の声が聞こえてきた

 

気になったので少し耳を傾ける

 

あの2人……確か鷹月静寐と、谷本癒子、だったか……特に目立ったデータはなかったが、谷本癒子は一夏がハンデのことを切り出した時に笑って男が女より強いのはどうのこうのと言っていた女子生徒だ

 

鷹月)もうすぐクラス対抗戦だね

 

……クラス対抗戦、確かクラスの代表同士がISを用いて模擬戦を行うというものだったな

………まぁ、ここでの模擬戦と言ったらISしかないが

 

谷本)そうだ、2組のクラス代表者が変わったって聞いてる?

 

……クラス代表が変わる……そんなことがあるのか?

俺はてっきり選び直しでもしたのかと思ったが、どうやら違うらしい

 

鷹月)あー、なんとかって転校生に変わったのよね

 

………転校生か……それなら話はわかる、その転校生がIS学園に転校してくるということは、少なくともISをまず扱えなければあり得ないだろう……技術が元の代表より上だったとしたらそれもあり得る話だ、すぐにそいつを推薦する者が殺到するはずだ、対抗戦とはいえ勝負事には勝ちたいと考えるのがこの年頃だからな……

 

一夏)転校生?今の時期に?

 

一夏が2人に話しかける

 

鷹月)うん、中国から来た子だって

 

鷹月が答える、中国か……

 

セシリア)ふん♪私の存在を危ぶんでの今さらの転校かしら?

 

……セシリアはこの癖がまだ治らない様子だな……いや、おそらく治ったりはしないだろう、彼女の性格なのだ、仕方のないことだ

 

一夏)どんなやつだろう?強いのかな?

 

谷本)今のところ専用機を持ってるのって1組と4組だけだから余裕だよ〜

 

谷本が答える……浅はかな考えは変わらない様子だな、転校生が専用機を持っていないなんて情報は出ていないだろうに、しかし、4組か……確か情報によると……

 

???)その情報古いよ!

 

その声が聞こえたので声の方を向く、そこには茶髪をツインテールにした小柄な女生徒がいた

 

……そういえば、ドクターから新たにデータが送られていた……

 

凰鈴音、中国の代表候補生……使用機体は甲龍……近接接近戦が得意なパワータイプ……おそらく肉弾戦は避けられないだろう

 

鈴)2組も専用機持ちがクラス代表になったの!そう簡単に優勝なんか出来ないから!

 

………なるほど、宣戦布告というやつか……なかなか活きがいいらしい

 

一夏)………鈴?お前鈴か?

 

一夏が彼女の名前らしき名で呼ぶ……知り合いなのか?

 

鈴)そうよ!中国代表候補生、凰鈴音!今日は宣戦布告にきたってわけ!

 

………俺の予想通り宣戦布告のようだ

そう考えていると一夏は

 

一夏)鈴!……何カッコつけてるんだ?全然似合ってないぞ?

 

……なんとも空気の読めないやつだ……しかし………何故わざわざ肩を出すように改造したのかは俺も謎ではあった

 

鈴)な、なんてこというのよアンタは!?

 

一夏に突っかかろうとする凰鈴音は後ろから何かで叩かれた

 

ドスっ

 

鈴)い、いったぁ…………何すんの!?……はっ!?

 

……そこには般若………失礼、織斑千冬がいた

 

千冬)もうSHRの時間だぞ

 

鈴)ち、千冬さん……

 

?……何やら急に弱々しくなったが……一夏といい、知り合いなのだろうか

 

千冬)織斑先生と呼べ、さっさと戻れ邪魔だ

 

鈴)す、すみません……

 

織斑千冬がそういうと、凰鈴音はそそくさと入り口に戻ると

 

鈴)また後で来るからね!逃げないでよ一夏!

 

そう言い残して自分の教室に帰っていく

 

一夏)あいつが代表候補生………

 

…………一夏は驚きの顔をしつつ、どこか嬉しそうな顔をしていた……どうやらただの知り合いというわけではないようだ

 

 

 

昼休憩時間、食堂にて俺、一夏、篠ノ之箒、セシリア、凰鈴音で昼食を取りに行っている

 

一夏)びっくりしたぜ、お前が2組の転入生とはな、連絡くれりゃぁ良かったのに

 

鈴)そんなことしたら劇的な再会が台無しになっちゃうでしょ?

 

なか良さげに話す2人……俺にはない確かな絆というものがある気がする……

 

一夏)なぁ、お前ってまだ千冬姉のこと、苦手なのか?

 

一夏がそう聞くと、凰鈴音は慌てた様子で

 

鈴)そ、そんなことないわよ、ちょっとその………得意じゃないだけよ

 

そう言いながらラーメンを受け取る………それを苦手というのではないか?

 

一夏)相変わらずラーメン好きなんだなぁ、ちょうど丸一年ぶりになるか?元気にしてたか?

 

鈴)元気にしてたわよ、アンタこそたまには怪我病気しなさいよ

 

一夏)どういう希望だよそれは……

 

苦笑いで返す一夏

 

…………少し羨ましく感じる……俺にはこういった、楽しそうに会話をする相手などいなかったからな

 

一夏)で、いつ代表候補生になったんだよ?

 

鈴)アンタこそニュースで見た時びっくりしたじゃない

 

一夏)俺だってまさかこんなところに入るとは思わなかったからなぁ……

 

鈴)入試の時IS動かしちゃったんだって?なんでそんなことになっちゃったのよ?

 

………入試……たしかにIS学園の入学入試の時期にあのニュースは流れたのだったな

 

一夏)なんでって言われてもなぁ……高校入試の会場が私立の多目的ホールだったんだよ、んで中に入ったらよくわかんなくて、係員に聞いてもわかんなくてさぁ、あちこち動き回ってたら、なんかIS触っちゃって、そしたら動くしで、そこからは流れで今に至るって感じだ

 

……………………こいつは相当なバカなのだと今再度理解した

 

鈴)ふ〜ん……変な話ね

 

本当に変な話だ

 

すると、突然机を叩く音が鳴り響く、その元は篠ノ之箒だ

 

箒)一夏、そろそろ説明してほしいのだが……

 

不機嫌気味にそんなことを言う……なるほど、そういうことか

 

一夏)鈴か?ただの幼馴染だよ

 

鈴)っ……むぅ〜……

 

一夏のその一言で不機嫌になる………なるほど、こいつもか

 

一夏)ん?どうかしたか?

 

一夏がそう聞いた瞬間にそっぽを向き

 

鈴)なんでもないわよっ!

 

………なるほど、そういうことか

 

ゼロ)セシリア、少し離れるぞ

 

俺がそう耳打ちして席から離れる、無論3人に気付かれないようにだ

 

セシリア)っ、は、はい/////

 

セシリア)(あぁ、ゼロさんと2人っきりですわぁ/////)

 

顔を真っ赤にしているセシリアを尻目に、俺は話を聞くことにする

 

箒)幼馴染?

 

一夏)あ、そっか、ちょうどお前とは入れ違いに転校してきたんだっけな?

 

一夏は篠ノ之箒を見て紹介を始める

 

一夏)篠ノ之箒、前に話しただろ?箒はファースト幼馴染で、お前がセカンド幼馴染ってとこだ

 

…………なんとも失礼な肩書きだが、まぁいいか

 

箒)ファースト……

 

……篠ノ之箒は何故かファーストと言う言葉に嬉しそうにしている……それでいいのか篠ノ之箒……

 

鈴)ふ〜んそうなんだ、初めまして、これからよろしくね

 

箒)あぁ、こちらこそ

 

…………何やら火花が散っているように見えるのは気のせいか

 

セシリア)向こうはなんだか、騒がしいですわねぇ……

 

ゼロ)……………ああ、そっとしておこう

 

俺はあった昼食を取ることにする………ちなみに俺が今食べているのは適当にビックハンバーグというものを選んでいた

 

鈴)アンタ、1組の代表になったんでしょ?

 

一夏)ん?いや?俺は代表じゃないぞ?

 

鈴)え!?で、でも……あ、そういえば1組にはもう1人男がいたって

 

一夏)ああ、というより一緒にいるだろ?ってゼロ!?セシリア!?いつのまにそんな遠くに行ったんだよ!?てかゼロハンバーグでかいな!?

 

……とうとうバレたか

 

セシリア)私達のことはお構いなく〜♪

 

ゼロ)…………

 

一夏)ん、んー……まぁ、とにかく、あいつがクラス代表者だ、滅茶苦茶強いぞ?俺なんかボコボコにされちゃったからなぁw

 

そう笑いながら俺を紹介する一夏

 

鈴)……(なんか、暗いやつねぇ……顔はそこそこかっこいいけど)

 

鈴)そうかな?なんか大したこと無さそうだけど……アンタが弱すぎたんじゃない?

 

……それは否定はできんな

 

セシリア)聞き捨てなりませんわね!ゼロさんはイギリス代表候補生である私にも勝っていますのよ!ゼロさんの侮辱はこのセシリア・オルコットが許しません!!

 

……たしかに、今のを認めたらお前まで弱く見られるだろうからな……お前の性格からしたら許せはしないだろう

 

鈴)はいはい、わかったわよ、外野は黙っててね?えっとーゼロくんだっけ?苗字がないから変だけど……対抗戦楽しみにしてるわ、お互い頑張りましょ

 

……俺にそう言いにくる凰鈴音

 

ゼロ)ああ

 

セシリア)ゼロさん!完膚なきまでに叩きのめして差し上げてくださいなっ!

 

………自分のプライドが傷つくからと言ってそこまで親身になるお前はすごいとは思う

 

 

 

そして放課後、第3アリーナ

 

一夏)ごめんなゼロ、付き合わせちゃって

 

ゼロ)……問題はない

 

今俺は、一夏、セシリア、篠ノ之箒の3人に特訓をしてほしいと言われたので、見てやることにしている

 

セシリア)ちょっと!あなた!私がゼロさんを誘ったのですわよ!?何故あなたがメインみたいになってますの!?

 

……実際俺からしたらこちらの方がメインだが

 

箒)そうだぞ!一夏!お前は私と特訓をするのではなかったのか!?ゼロにも迷惑だろ!?

 

一夏)まぁいいじゃないか、ゼロもいいって言ってるんだし、な?ゼロ?

 

ゼロ)ああ、問題はない、だが、それぞれで鍛えるべきところが違う、別々でいいなら見る

 

一夏)え?いっぺんに見ないのか?

 

ゼロ)お前とはセシリアの戦闘パターンは既に理解した、そして何が足りないかもな、そこを克服させる

 

お前は克服するところが多いがな

 

一夏)んーそっか、わかった!

 

そして、それぞれ特訓を開始する、今回俺が一夏に与えた特訓は

 

一夏)………なぁ、ゼロも!なんでこんなことになってんだよ!?

 

宙吊りにしてぶら下げておくといったものだ、まずはあいつは空を飛ぶという感覚に慣れさせる必要がある、ついでに宙吊りにしておくことで、静止の体制の感覚も維持できる、今の一夏にはもってこいの特訓だ

 

一夏)俺特訓に来たのに……

 

ゼロ)いいから集中してぶら下がってろ

 

一夏は文句を言いつつぶら下がり続ける

 

セシリア)あ、あのーゼロさん……

 

ゼロ)?どうした?

 

セシリアを見ると

 

セシリア)あの……何故私にはこんなことを……?

 

セシリアには、5分おきに、それぞれの図形を見続けるという特訓をさせている

 

ゼロ)集中力を上げるにはそれが一番だ、人間の脳の集中力は実は無限だ、だが、モチベーションは下がる、だから、脳が飽きたりしないように、時間を決めてそれぞれ違う図形を見続けるという作業を続けることで、集中力の向上を促す、という考えだったが……気に入らなかったか?

 

俺がそう言うと、セシリアは慌てた様子で否定する

 

セシリア)あ、いえ!そんなことは!?

 

セシリア)(でも………ゼロさんが直接指導してくれると思いましたのに……)

 

残念そうな顔をしているセシリアを尻目に、俺はZEROを展開している、その理由は、篠ノ之箒と一度模擬戦を行うためだ

 

箒)……全力で行くぞ

 

向こうはブレードを構える、篠ノ之箒は専用機を持っていないため、訓練機である打鉄を使っている、武装はあのブレードのみか

 

俺はフレイムソードを構え

 

ゼロ)……ああ

 

と答えると、篠ノ之箒は切りかかってくる

一夏とは違い、ブレのない真っ直ぐな、それでいて、無駄のない太刀筋だった、俺はフレイムソードでそれを受け止め互いに鍔迫り合いになる……訓練なので、本気ではないが……篠ノ之箒……なるほど、なかなかやる……だが

 

何度かその攻防が続く

 

箒)っ!!

 

しかし、篠ノ之箒は俺のシールドを少しも削れていないことに焦り出したのか動きが単調になってくる

 

俺はそれでうまれた隙をつき蹴り飛ばし、フレイムソードで突きすんでのところで止めた

 

これでこいつに足りないものはわかった

 

ゼロ)……ここまでだ

 

互いにISを解除し、俺は篠ノ之箒にアドバイスを送る

 

ゼロ)……お前は近接攻撃に一番長けている、だが、すぐに感情的になる、今も俺のシールドを削れないことに焦り出したろう?それがお前の敗因だ、そこさえなくせば、お前は十分に強い

 

箒)っ……ゼロ……

 

セシリア)(ううっ……なんとも羨ましいっ……)

 

一夏)(俺いつまでぶら下がってればいいんだろ……)

 

そして、ある程度時間が経ち、特訓は終了した

 

ゼロ)一夏、俺は先に部屋に戻ってるぞ

 

一夏)あ、ああ……

 

俺は、更衣室にある気配を感じたので、空気を読み先に部屋に戻ることにした

 

 

 

 

 

ゼロが先に部屋に戻っている時

 

箒)一夏の気持ち、ちょっとわかった気がする

 

一夏)へ?

 

箒が急にそんなことを呟き始めた

 

箒)ゼロは、腕だけでなく、心も強いんだ、憧れる気持ちができて当然だな……悔しいが……

 

先程の模擬戦を通して、箒はゼロの強さがわかった気がした、それゆえに、一夏がゼロを目標にする、その気持ちがとても理解できた

悔しい気持ちはあるが、事実そう感じたので認めるしかなかった

 

一夏)そうだよなw

 

はにかみながら一夏は答えた、その隣で

 

セシリア)ほんっとうに素敵な方ですわぁ……実力だけでなく頭もいいなんて……//////

 

2人)……………

 

セシリアのこの発言はいつものことなので気にしないことにした2人であった

 

 

 

更衣室にて

 

鈴)一夏、お疲れ様!飲み物はスポーツドリンクでいいよね?

 

着替えを済ませて更衣室から出た一夏を待っていたのは、鈴だった、スポーツドリンクを片手に持ち、一夏に渡してくる

 

一夏)なんだ鈴?待っててくれたのか?

 

鈴)まぁね、で、訓練はどうだった?

 

そう聞いてくる鈴に対して、一夏は苦笑い気味に

 

一夏)なんか、まずは感覚からだって感じでずっと宙吊りにされてた……

 

鈴)はぁ!?何よそれー!?

 

鈴は訓練と聞いたので、実践訓練をイメージしていたが、どうやら違ったらしい

 

一夏)んーでも、ゼロのことだから無駄なことをさせてるとは思えないしな、それにもともとゼロだってIS初心者だったんだし、何かなれるコツがあって……あれがそうだったとか

 

鈴)……そんなブ○ー○リーじゃないんだから……

 

一夏の考えに鈴はツッコミを入れる

 

一夏)でも、箒とは模擬戦をやってたな、多分手加減してたと思うけど、箒も一撃もゼロにも入れられなかったからなー

 

そう話す一夏の話を聞いて

 

鈴)一撃も入らなかったの!?どんだけ弱いのよあの子!?

 

そう言ったが

 

一夏)勘違いするなよ?箒は十分強いぜ、ゼロも心のコントロールさえできれば十分強いって言ってたし、ただ、ゼロはレベルが違うだけなんだよ

 

そして一呼吸おいたあと

 

一夏)でも、いつか必ず!あいつと肩を並べられるくらい強くなってやる!

 

鈴)一夏……

 

こう言う直向きなところに、彼女は惚れたのかもしれない

 

その反面鈴は

 

鈴)(そんなに強い強いいうから、ちょっと怖くなってきたじゃないの……)

 

内心ビビり始めていた

しかし、気持ちを切り替えようと鈴は

 

鈴)ところでさ、一夏……約束……覚えてる?

 

ふと、顔を赤らめ一夏にそう聞く

 

一夏)?約束?

 

鈴)そう!小学生の時の……

 

一夏)えーっと……あ、あれか!

 

鈴)っ!/////

 

覚えててくれたんだと一瞬期待した鈴だったが

 

一夏)鈴の料理の腕が上がったら毎日酢豚を奢ってくれるってやつか?

 

鈴)…………はい?

 

一瞬期待した自分がバカだった、とでもいうような間抜けな声が出てしまう鈴

 

一夏)だから、俺に毎日メシを奢ってくれるって約束だろ?いやぁ、一人暮らしの身にはありがたい……

 

ニコニコしながら一夏は全く意味が違う解釈だったことに流石にブチギレだ鈴は

 

鈴)ふんっ!!!

 

バシっ!

 

一夏)痛ったぁ!?ええ!?

 

思いっきり背中を叩いた

 

鈴)最低っ!!

 

一夏)あ、あのだな……鈴………

 

叩かれたところを押さえて悶絶しながら言う一夏に対して、鈴は

 

鈴)女の子との約束を覚えてないなんて男の風上にも置けないやつ!犬に噛まれて死んじゃえ!!

 

やっぱりかなり怒ってた

 

一夏)なんで怒ってんだよ!?ちゃんと覚えてただろおが!?

 

反論する一夏だが

 

鈴)意味が違うのよ!意味が!

 

反論し返す鈴

 

一夏)じゃあどう言う意味だよ!説明してくれよ!

 

またまた反論する一夏に対し

 

鈴)せ、説明って……そんなことできるわけないでしょうが……

 

勢いがなくなり小声でそう言う鈴

 

鈴)じゃあ、こうしましょう!来週のクラス対抗戦で勝った方がなんでも1ついうことを聞かせられる!

 

すぐに説明ができないので、こうして逃げ道を作る

 

一夏)ああ、いいぜ!勝ったら意味を教えてもらうからな!

 

鈴)うぅ……そっちこそ覚悟してなさいよ!!

 

そう言って別れる2人、この時、一夏は思い出した、戦うのは自分じゃなくて、ゼロなのだと言うことを

 

 

 

 

 

 

 

部屋でデータを確認していた時、一夏が戻ってきたので、すぐにデータを隠す

 

ゼロ)……戻ったか?

 

一夏)ああ………えっとーその、ゼロさん?……ちょっとお話したいことが御座いましてー

 

ゼロ)?

 

そんなことを言ってきたので、俺は話を聞いてみた……だがこれは………やれやれ

 

一夏)ということなんだ!巻き込んで本当にすまん!!

 

ゼロ)………………

 

呆れて言葉も出ないとはこのことか……やれやれ

 

一夏)………怒ってる?

 

ゼロ)……怒っていない、呆れてるんだ

 

一夏)いや、本当に悪かったって!反省してるから!

 

慌てた様子で手を合わせてくる一夏

 

一夏)もしかして……わざと負けたりとかは……しないよな?

 

…………期待の眼差しで見つめてくる一夏……やれやれ

 

ゼロ)……俺は戦えと言われたから戦う、それだけだ

 

一夏)よかった〜!怒って出ないとか言われたらどうしようかと思ったよ!これで万事解決だぜ!

 

と、ハイテンションで言ってくる一夏

 

 

 

 

 

 

俺は負けないとは一言も言っていないぞ?

 

To Be Continue

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




はい、いかがだったでしょうか

鈴)結構長文じゃない

これが遅くなった理由だよ、帰宅中に書いたりしたんだから多めに見てね

鈴)ふーん……まぁいいわ、頑張りなさいよー

………はーい……

とまぁ、今回のゲスト(勝手に出てきてる)鈴ちゃんでした

箒)……ようやく私の出番が多くなったな

ようやく描写が見つかったんだよ!感謝してくれよー

箒)あ、ああ…

てか、やばい……僕はそろそろ限界が…………おやすZzzzzz

3人)寝たな/ましたわね/たわね……

鈴)はぁ……この馬鹿がこんなだから今回の閉めは私がやるわみんな見てくれてありがと!それじゃあ、また次回!またね!♪


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Misson 6 新武器!エレメントソード!ゼロVS凰鈴音!

はい、どうもみんなおはよう!!
よく寝たー!

箒)寝過ぎだ馬鹿者!

でもちゃんと投稿したじゃん!許してよ!

箒)今何時だと思ってる!?夕方の4時だぞ!?

まじで?

箒)まじだこの寝坊助が

……わー……てなわけで、今回もコメント晒してきたいと思います!

箒)おい

あー今回は、スパロボのウィングゼロルルーシュ使用みたいなあんな感じの配色なのかと言うコメントがありましたがー……実はそこまで考えてはいなかったです、でも、それでイメージしやすいならそう考えてもいいですw

あと、ツインバスターライフルのアンケートのいいえ0票だったので、実装します!w

というわけで

セシリア)本編です、どうぞ♪

それ俺のセリフ!!


クラス対抗戦当日

対戦の表が出ていた、第一回戦は、1組VS2組、俺と凰鈴音の戦いになる

 

一夏)いきなりゼロVS鈴かよ、これは見ものだぜ!

 

セシリア)ゼロさーん!私のためにも頑張ってくださーい!

 

一夏)ゼロー!俺はなんの心配もしてないからな!頼むぞー!

 

一夏とセシリアの声がギャラリーから聞こえた……あまり気は乗らないが……任務である以上は手を抜くつもりはない

 

箒)………一夏、なんでお前そんなにテンション高いんだ……?

 

一夏)まぁまぁいいじゃんいいじゃん!

 

一夏と篠ノ之箒のそんな会話が聞こえる中、反対側から凰鈴音の姿が確認できた

 

鈴)…………(しまったぁぁぁぁぁ!!相手一夏じゃなくてこいつだったぁぁぁぁぁぁ!!!!)

 

……内心そんな感じになってそうな表情をみながら俺は中央へと移動を開始する

 

そして、互いに中央に立つ

 

アナウンス)それでは両者準備を開始してください

 

鈴)あーもう!こうなったらやってやるわよ!

 

アナウンスの声と同時に、凰鈴音はISを展開する、データにあった、甲龍だ

武装は見えない空気砲、龍砲

大型の剣、蒼天牙月、この二つが主な武装らしい

 

ゼロ)………IS、ZERO、展開する

 

いつも通りそう呟き、ZEROを展開する

 

アナウンス)それでは、両者、試合を開始してください!

 

俺は、新たな兵装を持ち、凰鈴音は蒼天月牙を構える、新たな兵装からは、いつものフレイムソードと同じく炎のエフェクトが迸っていた

 

俺と凰鈴音は同時に動き出す

 

鈴)はぁぁぁ!!

 

ゼロ)っ!

 

凰鈴音は蒼天牙月を片手に素早く斬りかかる、俺はその攻撃を全て避けてみせる

 

鈴)あぁ、もう!なんで当たらないのよ!?

 

凰鈴音は篠ノ之箒と同じく、当たらないことにイライラし始めたらしい

たしかに速い、だが、見きれないスピードではない

 

ゼロ)……

 

俺は新たな剣で凰鈴音を切りつける

 

鈴)ぐっくぅ!?

 

ゼロ)っ!

 

30%ほどシールドを削りとったあと、俺は凰鈴音を蹴り飛ばす

凰鈴音は蹴り飛ばされたことにより距離を取ることになる

俺は追撃を加えようと近づこうとするが、突然、見えない何かがこちらに向かってくる感覚がしたのでそれを避ける、その何かは、目には見えないが、俺の後方にあった壁に小さな穴を開けていたのがわかった

 

……なるほど、データ通り、見えないな、これが龍砲か

 

龍砲、周りの空気を圧縮し砲身を作り出し、衝撃を砲弾として打ち出す、いわば見えない空気砲、砲身の稼動角度にも限界がなく、後ろから攻めてもおそらく打たれる危険がある

 

鈴)へへーん、なによ?来ないの?来れるもんならきてみなさいよ!

 

そう言いながら再び攻撃を仕掛けてくる凰鈴音、それを避け、同時に龍砲も撃ってくる、流石に厄介だ、龍砲の射程はそこまで遠くはない、ここは遠距離で仕掛けるか、そう考え、遠距離に行こうとしたが

 

鈴)逃すわけないでしょっ!!

 

そうそう逃すわけもなく、中距離を保った状態で攻撃を仕掛けてくる

……少し厄介だ、避けることは可能だが、長期戦に持ちかけられるのは少し厄介だ

 

鈴)ほらほら!どうしたのよ!

 

中〜近距離を保ちつつ攻撃を続けてくる凰鈴音、龍砲は空気の流れで完全に読めているので、全て避けている

 

鈴)………(くぅ!なんで龍砲が一撃も当たんないのよ!?)

 

内心イライラしている様子がわかる凰鈴音

………しかし俺としても流石に厄介ではある……ここは使うとするか……新たな兵装を

 

 

 

 

俺は新たな剣のグリップをひねる、すると、先ほどまで迸っていた炎のエフェクトは消え去り、蒼い雷のエフェクトに切り替わった

 

鈴)!?なに!?

 

次の瞬間、俺の姿は、凰鈴音の目から消えていた

 

鈴)っ!?な!?消えた!?

 

俺の姿が消えたことに困惑する凰鈴音、俺はその隙を逃すわけもなく、凰鈴音を後方から誰の眼にも見えない速さで斬りつける

 

鈴)がっ!?

 

凰鈴音は何をされたのか理解できていない様子だ

 

一夏)な、なんだ!?ゼロのフレイムソードのエフェクトが急に変わったぞ!?

 

一夏の声が聞こえた……残念ながら、これは今まで俺が使っていたフレイムソードではない、これは新たな武装、エレメントソードだ今までのフレイムソードは炎の力、すなわちパワーを重視にした攻撃しかできなかったが、このエレメントソードは残り炎のほかに3つの属性、合計4つの属性の攻撃が可能となる、今使っているのはその一つ雷の属性だ

 

雷の属性の特徴はスピードだ、電撃を剣と機体に纏わせることにより、スピードが格段に上がり、スピードの限界を越えることができる、今のスピードなら、相手には見えはしないだろう、俺はそのスピードを活かし、何回も切り刻んでいく

 

鈴)っ!?う、うそっ、こんな!

 

雷属性はスピードは速いがパワーは落ちるため、一撃ではそこまでエネルギーを削ることはできないが、こうやって何回も攻撃を繰り返せば、おのずとエネルギーは切れていく

 

凰鈴音のシールドが残りわずかとなり、最後に炎属性に切り替え一気に削り切ろうとしたとき

 

ドーン!!!

 

突然、どこからか爆発が起きた

俺と凰鈴音の2人は爆発の方を見る

 

そこには、なん機かの無人のISが確認された

 

千冬)試合中止!!!ゼロ!凰!直ちに避難しろ!!!

 

 

 

 

 

試合の結末は、意外な結末が待っていた

 

To Be Continue

 

 

 

 

 




3人)………作者、何かいうことは?

俺は実装すると言っただけだ今回出すとは言ってないじゃん!?
許して!?次で出すつもりだから!?

鈴)本当?

本当の本当だから!

鈴)ならいいけど……

箒)というより、剣を変えてどうする、これだとゼロソードの出番がないぞ

いやーでも考えてね、それを使うと最悪死人出るよ、まだまだ先に持ち越しってことでーね?ね?

セシリア)あら珍しいちゃんと考えてましたのね

珍しいってなんだ!僕がいつも何も考えてないみたいなこと言うなー!?

3人)事実でしょ

ひどくね……

一夏)……大変だなぁ作者

もう泣いてくるよ……うん

一夏)あ、作者ー………トイレに篭っちゃった……
えっと、作者がトイレに篭っちゃったから今回は俺が言うな、みんな、みてくれてありがとな!作者の精神が崩壊してなかったらまたやってくれると思うから待っててくれよな!それじゃあまた次回!見てくれよな!(ニッ


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Misson 7 襲撃されたIS学園!吹き荒れろ!ツインバスターライフル!

はいどうも、調子に乗りすぎて2回続けて1日で投稿し出した作者でーす

箒)………誰だお前

いや、ひどくない?誰だって、君たちを小説の中で動かしてるの僕だよ?

セシリア)え!?作者さんですか!?……イメチェンしたんですかその髪型

え?……あー髪型が変わってるからわかんなかったのね!?うん、髪の毛切ってきたからね、髪型も変わって多分それでわかんなかったんだろうね

鈴)へぇー似合うじゃないなかなか

ありがとうございますー

てことで、とりあえずコメ晒しいきまーす
ゼロシステムとトランザムあるんだからまずそうそう負けないだろうって書いてあるコメントありましたね、確かにこの二つが合わさったらもはやチートだな、でもね、僕が設定を加えて、二つともリスクの高い設定にしてあるので頻繁には使えませんって設定にしてます、チートすぎると面白みがなくなっちゃいますからね、安心して楽しんで読んでくださいね

ということで、今回は髪型変わった僕が

本編、どうぞ!


千冬)試合中止!ゼロ!凰!直ちに避難しろ!!

 

織斑千冬のその言葉と同時に、ギャラリーにいた生徒たちは避難を開始した

 

鈴)ちょっと!あんた!試合は中止よ!ピットに戻って!

 

凰鈴音も指示通り、避難を開始しようとしていたなか、俺は無人のISを確認する

 

ISの数は確認できる限りは20機程度……未確認のISだ、見ている限り、どうやら相手は俺をロックしている……狙いは俺のようだ

 

鈴)聞いてるの!?早くっ!

 

ゼロ)……お前が先に戻れ

 

鈴)はぁ!?

 

俺の言葉に驚きの顔になる

 

鈴)私だけ逃げろっての!?

 

ゼロ)……奴らの狙いは俺だ、俺が引きつける、その間に逃げろ

 

鈴)だからって!

 

凰鈴音はその後も反対の意見を言おうとしたが、後ろから無人機が俺を狙い斬りかかってくる、狙いの先にいる凰鈴音もろとも斬るつもりだろう

 

俺はエレメントソードをそちらの方に投げ、こちらに来ていた無人機のコアを刺し止めにエレメントソードを蹴り入れさらに差し込みトドメを刺し、エレメントソードを回収する

 

鈴)っ!………

 

ゼロ)……早く逃げろ、下手をしたらお前も巻き込まれるぞ!

 

鈴)っ!絶対に死ぬんじゃないわよ!

 

凰鈴音は悔しそうな顔をしつつも、ピットの方に飛んでいく

 

山田)ゼロくん!急いでアリーナから避難してください!ここは先生達がISで制圧に行きます!

 

山田教員からその通信がきた……しかし、俺が避難しているあいつらの元へ行けば、逆にそちらへ誘い込むことになる……そのせいで一夏までやられてしまえば、任務は失敗に終わるだろう

 

ゼロ)こいつらの標的は俺だ、俺が片付ける

 

山田)っ!そんな無理です!危険すぎます!

 

ゼロ)問題ない、これも任務だ

 

そう言って俺は通信を強制的に終了する

 

今ので残り19機と言ったところか……

 

ゼロ)……面倒だ、まとめて片付ける

 

俺はその19機に向かっていく

 

 

 

 

 

時を同じくしてピット内

 

一夏)っ!鈴!大丈夫か!?

 

ピットに戻った鈴を一夏達が迎えた

 

鈴)うん、で、でも、あいつが!

 

鈴は不安そうに、先ほど自分を逃してくれた男、ゼロのいるアリーナを見つめる

 

一夏)鈴!落ち着け!ゼロなら大丈夫だ!

 

鈴)……え?

 

一夏)ゼロなら大丈夫だ!絶対に勝てるって!

 

一夏は確証はなかったが、なんとなく、ゼロならあれくらいの敵の殲滅はやってのけると、そんな気がしていた

 

山田)っ!?嘘でしょ!?扉がこんな時にロックに!?

 

山田先生はそんな最中、ゼロを助けようとしたが、扉のロックがかかってしまっており解除に時間がかかるという事態に陥ってしまう

 

セシリア)そ、そんな!それではゼロさんが!?

 

 

この場にいた全員は、この危機的な状況を黙って見ているしかなかった

 

 

 

 

 

 

 

俺は19機の無人機の大群の中に入り、すべてのターゲットを俺に引きつけた、幸い、狙いは俺のようなのですぐに気づいてくれた、俺は全ての攻撃を避けると、スラスターの最大出力を出し、ある程度の距離を取るためにその場から逃げる

無論、19機の無人機は俺を追いかけてくる

 

相手は不明の機体、武装はあの剣のみ、おそらく近接攻撃で俺を片付けるつもりだったのだろう、しかし、この数はエレメントソードであっても流石に崩し切ることは難しい、一気に片付けるために、あえて奴らとこうして追いかけっこをすることにした、奴らの動きが直線的になっている、その行動を確認した俺は、体を反転させバックで逃げている状態になる

 

兵装が変わったのは、エレメントソードだけではない、俺は背中にかけていたレールカノンの後継武器に当たる大型のライフルを構える

 

砲身が長く細身のライフル、それを俺は二丁持っている

 

俺はそれを重ね合わせ一つの大型のライフルになるように構える

すると、ZEROの後方から俺の頭にかぶさるようにバイザーが形成される

 

………なるほど、ドクターが作り出したこの新武装……悪くないようだ

 

ゼロ)……………

 

逃げながら、集中して19機もの無人機に狙いを定める

 

ゼロ)………ターゲット……ロックオン……ターゲット名……未確認の無人IS………

 

無造作に呟く、ターゲットをロックしている間に、ライフルの先端にエネルギーが集まる

出力が最大になると、俺の視界に

All GREEN!

OK!

 

の文字が出てくる

これはおそらく発射準備OKのサインだろう

 

俺は無造作にいつも通り呟きながら発射する

 

ゼロ)………排除開始

 

そして、引き金を引いた、すると、ライフルから大容量のエネルギーが溢れあがり、強力なビームとなる、そのビームはすぐ後ろにいた19機もの無人機を飲み込み一瞬にして跡形もなく消し去った

 

 

 

一夏)す、すっげぇ……

 

ピット内からゼロの戦いを見ていた一同は、今のライフルによる攻撃に唖然としていた

 

千冬)あれほどの大容量のエネルギーをいっぺんに………あれほどの放出量では体が持たないはずだが……とんでもないな……あいつは

 

鈴)どんだけ強いのよ……あいつ

 

千冬の言葉を聞き、ゼロの強さを再認識する鈴……

 

一方セシリアはと言うと

 

セシリア)はぁ……本当に素敵ですわぁ/////

 

ゼロの勇姿にメロメロになっていた……まじでチョロインであるこの子

 

 

 

 

ピット内に戻ったら、一夏、セシリア、篠ノ之箒、凰鈴音が出迎えてくれた

 

一夏)ゼロ!大丈夫か?

 

一夏が俺を心配そうに聞いてくるが

 

セシリア)ゼロさん!お怪我はございませんか!?

 

セシリアの方がすごい勢いだった

 

ゼロ)ああ、問題はない

 

俺がそう答えるが、セシリアは

 

セシリア)あぁ……でも、一応念のため保健室に!

 

そう言おうとしたので、俺は特に体にも異常はないので

 

ゼロ)問題ない、体も平気だ

 

そう断った

 

セシリア)そ、そうですか……

 

セシリア)(せっかくゼロさんの看病ができるーって思いましたのに……そして、看病しているうちに、ゼロさんは私に釘付けになって、いずれは人生のパートナーへと……/////)

 

鈴)あ、あのさ

 

ゼロ)……?

 

妄想に走っているセシリアを尻目に、凰鈴音が話しかけてくる

 

鈴)あの時、助けてくれてありがとう

 

………この間の模擬戦といい、凰鈴音にまで礼を言われる始末だ……

 

ゼロ)気にする必要はない、俺はただ最善の行動をした、それだけのことだ

 

俺はそう返す、すると凰鈴音は

 

鈴)あんた……ほんとに強いのね、びっくりしちゃった

 

俺にそう称賛の言葉をかけてくる

 

ゼロ)お前も十分強い、判断力もある、おそらく、このメンバーの中では一番強いと言えるだろう、中距離を保たれつつの攻撃は流石にキツかった、このまま経験を積めば十分に強くなれるだろう

 

鈴)あ、ありがとう……(褒めてくるのはいいんだけど、後半からあんなに圧倒的にやっといてよく言えるわね……)

 

一夏)あ、そういえば、結局勝敗はどうなるんだ?2人の試合

 

箒)一夏、空気を読め!

 

一夏)えぇ!?

 

俺と凰鈴音の会話に空気の読めない言葉をかけてくる一夏、それを篠ノ之箒が叱る

 

鈴)……私の負けでいいよ、あのまま続けててもきっと負けてただろうし

 

そう言って、腹を決めたような顔をしている凰鈴音……しかしだ、俺から言わせて貰えば、これは俺が勝ったとは言えん

 

一夏)じゃあ賭けは俺の!

 

ゼロ)引き分けだ、勝負はついていない

 

俺がそう言うと、一夏は聞いてたのかとでも言うような顔で

 

一夏)え、いやでも鈴も負けを認めてるし

 

そう言ってくる……そんなに賭けに勝ちたいか……やれやれ

 

ゼロ)戦いとは、何が起こるかはわからない、少しのことで形成は逆転することもある、中途半端な戦いに勝敗など存在はしない、不成立だ

 

一夏)うっ、わ、わかったよ……

 

俺がそう説得すると、一夏は諦めた様子だ

 

鈴)ゼロっ……

 

ゼロ)………しかし、いつかは言うことだな

 

鈴)っ!わかってるわよ!

 

俺がそう言うと凰鈴音は顔を少し赤くしてそっぽを向いた

 

セシリア)なんてお優しい……////

 

終始俺をそんなことを呟きながら見つめていたことは気付いていたが触れないことにしておく

 

 

 

 

一夏)そういえばさ、ゼロの機体、新しい武器使ってたよな?あれ名前なんて言うんだ?

 

部屋に戻った時に、一夏がそんなことを聞いてきた……武装の名前か

 

ゼロ)そういえば、名前は記載されていなかったな

 

一夏)まじかよ!?じゃあ名前ないのか!?

 

そう聞いてくる一夏………なら、考えることになるな……だが、なんとなく俺は考えた

 

ゼロ)……なんとなく決めてある

 

一夏)え?じゃあなんて名前にしてんだ?

 

………あの出力……あれはバスターライフルだろう……なら、あの武装の名はこの名前がふさわしい

 

 

 

 

 

ゼロ)ツインバスターライフル……そう名付ける

 

To Be Continue

 

 

 

 

 

 

 

 




一夏)いやそう出すのかよ!?

そう出すよ、ツインバスターライフル下手したら相手を殺しかねない威力だからね、出すなら派手に最大出力にした方がいいでしょうよ

一夏)てか、賭けがあるのに引き分けって!?

………まずは気付きなさいバカチンが!

一夏)ええ!?

ゼロ)……やれやれ

はい、メインキャラとうとう主人公までここにきちゃいましたね、もうツッコミません僕!はい!と言うことでいつものように言っちゃってください!

ゼロ)………今回はお前に譲る、お前の髪が変わった記念だ

………ほんと優しいね、ありがとう

ということで、みなさん!また次回!さよなら!


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Misson Misson 8 またまた男子転校生!?フランスから来たシャルル・デュノア!

はいどうもー作者でーす、今回とうとうあの子が出ます、是非見たってくださいねー

てことで今回またコメ晒しコーナーしていきたいと思いまーす

鈴)その言い方どうにかならないの?……

えーと、ワンチャントランザムとゼロシステムを同時に使えそうって書いてありましたが……まぁ、理論上は可能です、トランザムの使用条件はゼロシステムを最低5分使用と、シールド80%以上を保持ですからね、でもね、ゼロシステムはね、実は手を加えちゃって、頻繁には使えないものにしといたんですよ、理論上は可能ですが、それをしたら確実に死ぬかもしれないので(ゼロならギリギリ生き残れそうだけど)覚悟を決めないとできない設定でーす

では、そろそろ本編に

鈴)本編!ちゃんと見なさいよね!

だから取らないデー!?


学園が襲撃を受けてから1週間が経ったある日

ゼロと一夏の2人のいる部屋に、こんこんとノックをする音が

 

ゼロが出ようとしたが

 

一夏)あ、俺が出るよゼロ、はーい

 

そう言って扉を開けると、そこにいたのは箒であった

 

一夏)?箒?どうしたんだ?こんな時間に?

 

一夏がそう聞くと、箒は意を決した様子で

 

箒)話がある、ちょっと出れるか?

 

一夏)あーそれならゼロも一緒に

 

そういおうとしたが

 

ゼロ)俺はここで少し用事がある、話は2人だけで終わらせておけ

 

そう空気を読んで断るゼロ

 

一夏)え?あ、そっか……わかった、そんじゃあ行くか

 

箒)あ、ああ

 

そして、2人は誰もいないであろう第三アリーナのギャラリーに向かう

 

一夏)それで、話ってなんだよ?箒?改まって

 

箒はそれを聞くと、顔を赤くしつつも、意を決して言葉を繋げる

 

箒)…来月の学年個人トーナメントだが…………

 

一夏)?

 

次の言葉を言うまいか一瞬迷った箒だが、ここまできたら退けなかった

 

箒)わ……私が優勝したら……つ……つ…………付き合ってもらう!!!////////

 

一夏)はい?

 

ついに、長年言いたかった言葉をこんな形でだが、言った箒であった

 

 

谷本)聞いた?

 

相川)聞いた!

 

本音)これは大ニュースだ!!!

 

なんともタイミングが悪く、こんな感じで2人の女子に聞かれてしまう

 

そして……これが噂の始まりになるとは、この時は誰も予想してなかった

 

 

 

 

 

 

女子生徒A)ねぇ、あの噂聞いた?

 

女子生徒B)なに?この間の?ISのこと?

 

女子生徒A)あれは実験機が暴走したって話でしょ!じゃなくて、今月のトーナメントで勝つと織斑君と付き合えるんだって!

 

女子生徒B)えぇ!?そうなの!?

 

女子生徒C)ゼロ君は!?私ゼロ君派なんだけど

 

女子生徒A)それは聞いてないなぁ〜

 

女子生徒C)えぇ〜

 

 

そんな会話が飛び交っている

 

セシリア)……みなさん何の話で盛り上がっていらっしゃいますの?

 

箒)いや……私にもさっぱり………

 

谷本)何か……話が歪んで広まってる……

 

相川)あんたまた適当なこと言ったんじゃないの?

 

本音)ええ〜、そんなことないと思うけどなぁ

 

一夏)おはよう

 

ゼロ)…………

 

俺と一夏の2人が教室に入った瞬間、全員俺たちの方を見る……なんだと言うんだ

 

一夏)何盛り上がってんだ?

 

一夏がそう聞いた瞬間全員が口を揃えて

 

女子生徒全員)な、なんでもないよ!!

 

2人)…………?

 

話がよく読めないので、俺と一夏はお互いに顔を見てはてなの文字を浮かべ首を捻るしかなかった

 

そんなやりとりが続く中、織斑千冬が教室に入ってくる

 

千冬)席につけ、HRを始める

 

いつものようにHRが始まる

 

山田)今日はなんと、転入生を紹介します

 

HRの最中に山田教員がそんなことを言い出す

転入生か……この間の凰鈴音といい、いきなりだな

 

そんなことを考えていると教室に金髪にショートヘア、青い瞳をした………俺から見てだが……男装した女子生徒が入ってきた

 

男装女子)シャルル・デュノアです、フランスから来ました、みなさん、よろしくお願いします

 

笑顔で自己紹介を行う男装女子こと、シャルル・デュノア

 

女子生徒A)お、男?

 

シャル)はい、こちらに僕と同じ境遇の方達がいると聞いて、本国から転入を

 

と、次の瞬間………

 

女子生徒たち)きゃぁぁぁぁぁぁ!!!♪

 

シャル)え!?

 

俺が自己紹介を行った時と同じ、音爆弾が爆発した

 

女子生徒A)男子!3人目の!!

 

女子生徒B)しかもうちのクラス!!

 

女子生徒C)美形!守ってあげたい系!

 

俺の時と同じような感想を述べる女子生徒達を見る最中

 

千冬)騒ぐな!静かにせんか!!!

 

織斑千冬の一声で自体は治った

 

 

 

千冬)今日は2組と合同でIS実習を行う、各人はすぐに着替えて第二グラウンドに集合、それから織斑、ゼロ、デュノアの面倒を見てやれ、同じ男同士だ、では解散!

 

織斑千冬の言葉で全員すぐに行動に移ることになる

その最中、シャルル・デュノアが俺たちのところへ来る

 

シャル)君達が、織斑君とゼロ君?はじめまして、僕は

 

一夏)あぁ、いいからいいから、とにかく移動が先だ、女子が着替え始まるから行くぞ

 

シャルル・デュノアが自己紹介をしようとしたが、一夏はそれを遮る

 

移動が先、それは同感だ、女子生徒がすぐに着替えるからな……なぜ男装をしているかはわからないがそこはあえて触れないでおこう…いつも通り一夏も気付いてないようだからな

 

ゼロ)同感だ、急いで更衣室に向かうぞ

 

シャル)う、うん

 

シャルル・デュノアはそわそわした様子でいる……それは当然か、なぜ男装してるかはわからんが、男と同じ部屋で着替えるというのだからな

 

一夏)なんだ?そんなそわそわして、トイレか?

 

シャル)ち、違うよ

 

………やれやれ

俺は少し面倒になったので、シャルル・デュノアの手を取り

 

ゼロ)先に行くぞ

 

シャル)え、ちょ、ちょっと!?

 

走って更衣室まで行く

 

一夏)あ、ゼロ!?待って!

 

一夏も俺たちを追いかけて更衣室まで行く

 

女子生徒A)ま、待ってえぇ!せめて写真を一枚いいいい!!

 

女子生徒のそんな声がしたが、俺は気にせず走った……さて、どう対処するか

 

 

そして、更衣室

 

一夏)ふぅ…なんとか振り切れたみたいだな……てか、ゼロ酷くないか俺を置いていくとか

 

一夏にそうぼやかれる

 

ゼロ)すまない、あのままでは面倒なことになると思ってな

 

シャル)ごめんね、いきなり迷惑かけちゃって

 

シャルル・デュノアがそう謝ってくる

 

一夏)それよりも嬉しいよ、学園にまた1人男子が増えて、これからよろしくな、俺は織斑一夏、一夏って呼んでくれ、そんでこっちがゼロ、めちゃくちゃ強いんだぜ

 

ゼロ)………

 

俺の紹介極端だな……

 

シャル)うん、よろしく一夏、ゼロ、僕のこともシャルルでいいよ

 

互いに自己紹介をするはいいが時間が迫ってきている

 

一夏)うわぁ、やばい時間が、すぐに着替えちまおうぜ!

 

そう言って、一夏は服を脱ぎ出す

 

シャルル)うわぁ!?///

 

……やれやれ、気付かない一夏もどうかとも思うが……ここは助け舟を出すとするか

 

俺は、その辺にあった風呂敷のようなものを使い、すぐに俺たちとシャルル・デュノア、改め、シャルルの間に仕切りを作る

 

一夏)え?ゼロ?何してんだ?

 

………やれやれ

 

ゼロ)なんでもいい、とにかく早く着替えて行くぞ……シャルルも早めに着替えておけ

 

シャル)あ、ありがとう…

 

一夏)え?あ、ああ……?

 

俺は言つでも出られるように制服の下に来ていたので、脱ぐだけで終わるが

 

一夏)え、ゼロいつもそれ下に着てんのか?

 

ゼロ)……まぁな

 

対して、一夏は少し時間がかかるらしい……俺のようにいつも下に来ておけばすぐに終わるだろうに

 

そして、一夏も着替え終わるり、仕切りを開ける、シャルルはすでに着替え終わっていた

通常のタイプとは違うタイプのスーツらしい

 

一夏はじっとシャルルを見ている……どうしたんだ

 

シャル)な、何かな?

 

一夏)あ、いや……着替えるの超早いな、なんかコツでもあるのか?

 

………コツか……普通に着るだけだが

 

シャル)いや、別に……ははは

 

少し苦笑いしながら答えるシャルル

それはそうだろう、着ることにコツなどあるはずはないだろう、強いて言うなら俺のように下に着るのが1番の策だと考えるべきだろう

 

一夏)これ着る時に裸ってのが着づらいんだよな、なんか引っかかって

 

シャル)ひ、引っかかって?

 

一夏)あぁ

 

シャルル)…………/////

 

とりあえず俺は一夏の脇腹を突くことにした

 

一夏)いてっ、何すんだよゼロ!?

 

ゼロ)……少しは言葉を弁えておけ

 

一夏)えぇ……

 

やれやれ……俺が少し呆れていると、一夏はシャルルのスーツを見る

 

一夏)あっ、そのスーツ着やすそうだな

 

…着やすいかどうかはわからんが、たしかにいつものタイプとは違うタイプのスーツではあるな

 

シャル)デュノア社製のオリジナルだよ

 

そうシャルルは答える……今、デュノア社と言ったか?

 

一夏)デュノア?お前の苗字もデュノアだよな?

 

一夏はそのことに気づく

 

シャル)父が社長をしてるんだ、一応フランスで一番大きなIS関係の企業だと思う

 

………俺が調べたデータでは、シャルル・デュノアという名前の子供はアルベール・デュノアにはいなかったはずだが………いや、そういえば、先日、T○it○e○で確認したが……アルベール・デュノアに隠し子がいるかもしれない、という噂が流れていたような気がする……(フランス語だったが俺はしっかり読めた)………もしかしたら……このシャルルは……

 

一夏)へぇー社長の息子なのか、道理でなー

 

シャル)?道理でって?

 

………俺が考えている間に、会話が進んでいたらしい

 

一夏)いや、なんつうか、気品っていうか、いいところ育ちな感じがするじゃん、納得したわ

 

それを聞いた瞬間に、一瞬シャルルは暗い表情を見せた………繋がったな……これで

 

シャル)…………うん………

 

一夏)?

 

………暗い雰囲気になってきたな……面倒だ

 

ゼロ)………着替えたなら早く行くぞ、授業に遅れる

 

俺の言った通り、授業まであと5分程度しかない

 

一夏)うわ!?やっべぇ!?うちの担任時間にはうるさいんだよ!早く行こうぜ!

 

シャル)あ、う、うん!

 

そう言ってシャルルと共にグラウンドへと向かう

 

 

 

 

 

シャルル・デュノア……お前はなぜ、ここに送り出されてきたんだ?………

 

To Be Continue

 

 

 

 

 

 

 




はいっ、今回ちょっと短めですが許してください、あのままやり続けてたら一万文軽く変えそうだったんで抑えました

シャル)節約ってやつかな?

そうそう、って君ももうちゃっかりきちゃうんだね

シャル)だ、ダメだったかな……?

……全然大丈夫だよ……ちょっと僕トイレ行ってくる、閉めやっといて

シャル)え、ええ!?僕がぁ!?………って行っちゃった……え、えっと、作者がなんでかわからないけどトイレに篭っちゃったので今回は僕が代わりを務めるね
みんな、見てくれてありがとう♪それじゃあ、また次回、またね♪

一夏)作者ぁぁぁぁ!?どうしたそんな血塗れでええええ!?

あれは反則だわ………


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Misson 9 初披露!山田真耶の実力!

はい、どうもー作者でーす
トイレから生還しましたー!

シャル)だ、大丈夫?作者?

全然大丈夫、肩外れててもこうなんだから!

シャル)作者君どんな体してるの……

はい、ということで、晒しコーナーしていきまーす、えーシャルが初登場の時どう見ても男装してる女子生徒だよね、何で原作で気づかないのかなってコメントありましたがー…気持ちはわかるけどそこはー………ツッコ間ない方がいいかなってことでw

シャル)みんなにはバレバレだったんだねー……

割とすぐにバレるよ〜、俺多分君が女だって知らなかった前提で見てたら騙されてただろうけどー

シャル)………作者も意外と鈍いんだ……

え?なにか?

シャル)な、なんでもないよ!

んー、そっか…あ、今回シャルやる?みんなやってるし

シャル)え?いいの?

もうここまできたら……ねぇ?

シャル)あははは……じゃあお言葉に甘えて、本編に行くよ、最後まで見てね♪

………もし本当に男だったとしても人気高いだろうなこの子……




第二グラウンドに集合し、チャイムがなる

今回の授業は、実習と言っていたな……熟練度はわからんが、シャルルもいきなり実習というのはキツイのではないだろうか、ついていけるといいが

 

そんなことを考えていると、織斑千冬がくる

 

千冬)本日から実習を開始する

 

全員)はいっ!

 

全員での実習は初めてだったな、そういえば

何度もISを纏っているが、それは専用機を持っているから手本としてだ、こうして全員が纏うのは初めてだ

 

千冬)まずは、戦闘を実演して貰おう、凰、オルコット、専用機持ちなら、すぐに始められるだろう、前に出ろ

 

専用機を持つセシリアと凰鈴音を指名してくる

 

2人)はいっ!

 

指名された2人は前に出る

 

鈴)めんどいなぁ、なんで私が?

 

セシリア)なんかこういうのは、見せ物みたいで気が進みませんわね

 

2人とも少々不満ぎみだな

 

千冬)お前ら少しはやる気をだせ、あいつらにいい所を見せるチャンスだぞ

 

2人)っ!!!

 

まるで餌を目の前でチラッと見せられた猫のように反応する2人

 

セシリア)やはりここはイギリス代表候補生セシリア・オルコットの出番ですわね!

 

鈴)実力の違いを見せるいい機会よねぇ!専用機持ちの!

 

………すごい変わりようだなお前ら

 

シャル)今、先生なんて言ったの?

 

シャルルが聞いてくるが

 

一夏)俺が知るかよ

 

ゼロ)右に同じだ

 

俺もよくはわからないので答える

 

セシリア)それで、お相手は?鈴さんとの勝負でも構いませんが

 

鈴)ふっふ〜ん♪こっちの台詞、返り討ちよ

 

2人とも、気合は十分の様子でそれぞれそう言葉を繋ぐ

 

千冬)慌てるな馬鹿ども、対戦相手は

 

その時に、ヒューンという、何かがこちらにくる音がした

 

山田)どいて下さーい!!

 

山田教員だ、山田教員がISを纏って俺たちの方にすごいスピードで来ている

 

このままの軌道でいくと一夏に当たる……俺は任務のため、一夏を守るために一夏を押して変わりに俺が身代わりになる

 

一夏)ちょ、ゼロ!?

 

無論、すごいスピードで来ていた山田教員と俺は激突する

 

多少の痛みはあったが、怪我をするほどではなかった、おそらく山田教員は凄い勢いで来ていた割に衝撃を和らぐように一瞬早く停止をしようとしたのだろう

 

元代表候補生なだけあり、それなりに考えていたか、心配は杞憂だったようだな

 

そう考えているときに、右手に何か柔らかい感触がしていたことにようやく気づいた

 

山田)あ、あのぉ………ゼロくん………//////

 

ゼロ)…………………

 

俺の右手は、山田教員の胸をいつの間にか触っていた

 

山田)そ、そのですね……困ります、こんな……あぁ、でも、ゼロくん結構美形だし、私的にもいいかなぁ……/////

 

ゼロ)……すみません

 

俺はすぐに手を離す

 

山田)あ、い、いえ…(えぇ、無表情今ので!?)

 

俺がそう少し離れた時……背後からとんでもないさっきを感じた………セシリアだ、ドス黒いオーラが凄いことに溢れ出てるのがよくわかる

 

セシリア)ゼロさーん……そんなこと致しませんわよねー

 

ニコニコと笑ってるが目が笑っていない……同じ女性としてあれは許せないのだろう……やれやれ、不可抗力とはいえやけに俺は人を怒らせるな

 

容赦なくブルーティアーズ(ビット)が俺に向かって発砲してきたが、驚いたことにそれを俺のそばにいた山田教員が撃ち落とした

 

山田)ゼロくん?怪我はありませんか?

 

ゼロ)………はい

 

今のを撃ち落とすか、かなり高度な技術が必要になるが……俺の痛みを最小限にしたのといい……流石は日本代表と言ったところか

 

千冬)山田先生は元代表候補だ、今くらいの射撃は造作もない

 

そう山田教員を称える織斑千冬とは対照的に山田教員は

 

山田)昔のことですよ、それに、候補生止まりでしたし

 

と、謙遜してくる……謙遜するほどの余裕がある以上、相手が強いことは明白だな

 

千冬)さて、小娘ども、さっさと始めるぞ

 

そう織斑千冬がいうが、2人とも遠慮気味に

 

セシリア)え、2対1で?

 

鈴)それは流石に……

 

そういう2人に織斑千冬は返す

 

千冬)安心しろ、今のお前達なら、すぐに負ける

 

2人)!?

 

…………なるほど……言うな

 

ゼロ)……織斑教員

 

千冬)?なんだ?ゼロ?

 

ゼロ)それなら、この戦闘、俺にやらせてはくれないだろうか?

 

俺の言葉に周りはざわめく

 

ゼロ)無論、一対一でだ

 

千冬)……ほう、理由を聞こうか

 

ゼロ)元日本代候補生の実力というものを試してみたい、それと、セシリアと凰鈴音の2人は、至らないところが明白だ、元候補生ならば、そんなところは簡単につける、少なくとも、事前に至らないところがわからないものと戦わせた方が、判断力がどれだけあるかもわかるはずだ、それが理由だ

 

俺がその理由を述べると織斑千冬は考える仕草をする

 

千冬)………いいだろう、たしかにお前の戦闘は、臨機応変な対応が必要になるからな、では選手変更だ

 

その言葉と共に俺は前に出る

 

セシリア)あ、あの、ゼロさん…もしかして私のことを心配して?

 

セシリアが俺に耳打ちをしてくる

 

ゼロ)…………まぁな

 

そういうわけではないが、とりあえずそう答えておく

 

セシリア)っ/////ありがとうございます、本当にお優しいんですね/////

 

ゼロ)……気にするな

 

俺はそう言って山田教員の元へ行く

 

鈴)別に選手交代しなくていいのに……てかいつまで私だけフルネームなのよ……

 

少しいじけている様子の凰鈴音……名前で呼んでいいと言われていないからな

 

シャル)なんか、セシリアってすごいね……尊敬しちゃうな……

 

一夏)おっ、わかるかー?あいつもホントは強いからなー

 

シャル)……多分一夏は僕の言いたいこと理解してないと思う

 

苦笑いをするシャルル

 

ゼロ)………よろしくお願いします

 

山田)お、お手柔らかにね

 

少しオロオロしている様子の山田教員……だが、それとは裏腹にプレッシャーを感じる、……多少緊張しているが体は落ち着いている……と言ったところか性格とは正反対だというところか

 

俺はZEROを展開し、戦闘の準備を始める

 

千冬)それでは……始め!

 

その声と同時に、俺と山田教員は飛び上がり、戦闘を開始する

 

千冬)デュノア、山田先生の使っているISの解説をしてみせろ

 

織斑千冬は俺と山田教員が戦闘している最中、シャルルに解説を求めていた

 

シャル)は、はい、山田先生のISは、デュノア社製ラファール・リヴァイヴです、第2世代開発最後機の機体ですが、そのスペックは初期第3世代にも劣らないものです、現在配備されている量産ISの中では、最後発でありながら世界第3位のシェアを持ち、装備によって格闘、射撃、防御といった全タイプに切り替えが可能です

 

その解説の通り、相手は俺の攻撃を臨機応変に装備を切り替えながら戦っている……流石というべきだろう

 

俺はエレメントソードを雷属性にし、一瞬で近づき、斬りかかるが、それを見切った様子で、距離をとりマシンガンタイプの装備で俺を撃ってくる

 

俺はそれを受け、俺のシールドが半分ほど削られる

 

セシリア)っ!?あのゼロさんに一撃を!?

 

俺が一撃を喰らったことに驚いている……それもそうだろう

 

俺はすぐに離れてバスターライフルを二発撃ち込む

 

山田)っ!

 

それを避けると、遠距離に切り替え、ライフルタイプの装備に持ち替え、俺を撃ってくる

俺はギリギリのところでそれを避けると、ツインバスターライフルの準備を行う

 

ゼロ)……発射

 

ツインバスターライフルからビームが迸る、

しかし、山田教員はそれを防御して見せた

 

一夏)っ!嘘だろ!?ゼロの必殺技だぞ!?

 

必殺技ではないだろう

 

心の中ではそうツッコミつつ、山田教員を見据えようとしたが、向こうはすでに攻撃に移っており、俺を狙い見事にライフルで撃ち抜かれた

 

結果、俺は山田教員に敗北という形となった

 

 

 

セシリア)ゼロさん!?大丈夫ですか!?どこかお怪我は!?

 

ゼロ)問題はない

 

俺が降りてくるなり凄い勢いで色々聞いてくるセシリア……そこまで心配するほどのことでもないが

 

千冬)これで、諸君にも教員の実力が理解できただろう

 

山田)えへへ////

 

織斑千冬の言葉に少し照れた様子の山田教員

 

千冬)以後は敬意を持って接する様に、次にグループになって実習を行う、リーダーは専用機持ちがやること!では、別れろ!

 

その瞬間に、俺の方に群がってくる女子生徒が多数いた

 

女子生徒A)ゼロくーん!教えてー!

 

女子生徒B)ゼロくーん、私を冷たく罵ってぇ〜////

 

女子生徒C)織斑くん!一緒に頑張ろう!

 

女子生徒D)わかんないところ教えて!

 

女子生徒E)デュノアくんの操縦技術見たいなぁ

 

女子生徒F)ねぇねぇ!私もいいよねぇ!

 

主に男子生徒(一名男装)に群がる始末だ

 

 

グループごとに実習を行なっている間

山田先生に千冬は話しかける

 

千冬)相変わらずなかなかの腕だな

 

山田)あ、ありがとうございます//

 

照れつつも、どこか浮かない表情をしている山田先生

 

千冬)?どうしたんだ?浮かない顔をしているが

 

山田)あ、いえ、その……さっきのゼロくんとの戦いの時ですが

 

千冬)ふむ……それがどうした?

 

この次の山田先生の言葉に、息を呑むことになる千冬

 

山田)ゼロくん……気のせいか、手加減してた様な気がして

 

千冬)………

 

あんな動きをしておいて、あれで手加減をしていたというのだ、実際にそうなのかはわからないが

 

山田)簡単に動きが読めすぎたし、それに、最後のライフルの攻撃も、出力も低出力でしたし……私の気のせいかもしれませんが

 

たしかに、今までの戦闘、特に先週の暴走したISとの戦闘のときは、もっと早かった、それはもう目に見えないスピードだった、あの時のツインバスターライフルもとんでもない威力を見せたというのに威力が今回は少し心許なかった、そう、ゼロはわざとこの場で負けたのだ

 

千冬)………(そうだとしたら……ゼロ……あいつはどれほどの実力を持っているんだ)

 

それを調べようにも、ゼロのデータはどこにもなかった、生年月日も、DNAと一致する親も、今までどこに住んでいたかも、全てが謎なのだ

 

 

 

千冬)………(敵でないことを祈りたいものだな……)

 

内心戦慄をすることになった千冬だった

 

To Be Continue

 

 




はい、ということでいかがだったでしょうか

セシリア)……これでは、ゼロさんが危険視されてる感じじゃありませんの

まぁ、実際、経歴も何もないから、怪しむのが当然だよ

セシリア)それもそうですが…

とりあえず、この調子でガンガンやっていきます!
それでは、今日はこの辺で!………今回の締めはゼロ!頼むぞ!………作者の権能使うぞ、作者こと……零「ZERO」が、命じる、ゼロよ、今回の締めをお前が務めよ!!

ゼロ)……………任務了解……ここまでよく見てくれた、では、また次回………任務……開始


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Misson 10 またまた転入生!?眼帯のラウラ・ボーデヴィッヒ!

はい、一気にラウラさん出したいんで一気に2回連続で書きましたー

鈴)こんな時間に?あんた寝てんのちゃんと……

一応ねー、でも寝る気が起きなくてね、なんか憂鬱になってきていつの間にか執筆に手がいっててねー

シャル)もはやそれ病気じゃない?、病院に行った方が

大丈夫、大丈夫、こんぐらい問題なし、ということでいつも通り行きます

えーゼロと千冬戦ったらどっちが上なのだろうって話ではありますがー……僕の考えではほぼ互角って感じですかね、一進一退の攻防が続いて、って感じの戦いになりそうだなーとは思いますね

はい、というわけでこのまま行っちゃいます、本編どうぞ

箒)(これからは少しは暴力を控えてやるか)


授業が終わり、昼休みの時間となる

 

箒)…………どういうことだ?

 

……状況をざっと説明しよう、授業中に、篠ノ之箒は一夏を昼食に誘った、そして、その一夏が、俺たちを誘った、俺は空気を読んで断ろうとしたが

 

鈴)もちろん!行くわ!よね!ゼロ!あんたたちもくるわよね!あと、ゼロ!そろそろ私のことは鈴って呼びなさいよずっとフルネームってあんたは教師か!

 

と、半ば強制的に連れてこられついでに呼び方も凰鈴音、改め、鈴に改めさせられた

そして、現在に至るというわけだ

 

篠ノ之箒には悪いと思うが、鈴が剣幕だったからな……仕方あるまい

 

一夏)大勢で食った方が美味いだろ?それにシャルルは転入してきたばかりで右も左もわかんないだろうし

 

箒)そ、それはそうだが……

 

篠ノ之箒は納得はしたがあまりいい気はしないと言った顔でそう言った……

 

シャル)え〜と、ホントに僕が同席して良かったのかな?

 

シャルルは苦笑いをしながらそういう……気持ちはわかるが鈴があそこまで剣幕になっては仕方あるまい

 

一夏)いやいや、男同士仲良くしようぜ?今日から部屋も一緒なんだし、な?ゼロ?

 

一夏の言った通り、シャルルも俺たちと同じ部屋に入ることになった……一夏は相変わらず気付いてない様だが……フォローするスペースが多くなったな……やれやれ

 

ゼロ)ああ、それと、部屋へのベッドの搬入は済ませておいた、問題はないぞ

 

一夏)あんな大きいベッド一人で移動させたのか!?言ってくれたら手伝ったのに

 

………あの時はお前も手が空いていないから仕方ないだろうに

 

シャル)ごめんね、ゼロくん、気を遣わせちゃったみたいで

 

シャルルは申し訳なさそうに俺に謝ってくるが

 

ゼロ)気にするな、担任からの指示だ、俺はそれに従っただけだ……お前では運べなかったろうしな

 

シャル)え……?

 

一夏)でも、あんな大きいベッドよく持ってけたよな一人で

 

……探りを入れた時によくもまぁ……

 

ゼロ)あの程度なら問題ない

 

もっと重量のあるものを持ったことがあるんだ、あの程度なら問題ないだろう

 

一夏)いやお前凄いなホント……

 

シャル)……ホントにありがとね、ゼロくん、ゼロくんって……優しいんだね……///

 

………優しいか………本当にそうだろうか……俺はすでに、多くの命を殺してきている……無論戦場でだ……それを考えると…俺が優しいとは、とても思えんがな……

 

そんなことを考えている間、一夏は鈴が作ってきたらしい酢豚を食べていた

 

セシリア)あ、あの、ゼロさん

 

セシリアに呼ばれた時、俺は殺気に似たようなものを感じた……そう、これは……

 

セシリア)あの、私もお弁当を作ってきたんです、良かったら食べてください♪/////

 

……………

 

一夏)おっ、今日も作ってきたのか?こないだは食えなかったからな、俺も食べていいか?

 

セシリア)ダメですわ!これはゼロさんのために作ってきたんですもの!

 

………俺は、セシリアが一夏の方に気を取られている間に、セシリアの弁当箱を持ち、その場から目に見えないであろうスピードで調理室へ向かい……一瞬で同じものを作り戻ってきた

 

……俺がいつの間にか得た技、神速クッキングというやつだ、一瞬で料理を作ることができる

 

ここまでかかった時間は、約1秒だ、まだ料理のことを教えていなかったので、もしあのまま食べていたら………俺は間違いなくまた気絶をしていただろう………俺はこの時自分の特技を得る習慣をこれほど正解だったと思ったことはなかった

 

セシリア)さぁ、ゼロさん、召し上がってください♪

 

ゼロ)………いただきます

 

一口食べる……自分が作ったものだが、なかなかのものだ

 

ゼロ)美味いな

 

セシリア)本当ですか!?よかったぁ♪////

 

一夏)本当か?ゼロ?今度こそ俺にも分けてくれよ〜

 

セシリア)貴方!

 

ゼロ)………ああ、別に構わない

 

今回は害はないため、分けてやることにしよう

 

セシリア)むぅ……ゼロさんがそういうなら……

 

一夏)やったぜ!

 

一夏も一口食べる

 

一夏)うま!?すげえなセシリア!?こんなに料理上手いのかよ!る

 

セシリア)ふ、ふふん!このセシリア・オルコットが作ったんですもの!当然ですわ!

 

………すまんな、セシリア、これも生きるためだ、今度教えてやる

 

一夏)それじゃあ次はー、箒のを

 

……一夏、お前自分の弁当をほったらかしにしてるぞ

 

箒)私のはこれだ

 

そう言って卵焼きを差し出す

 

一夏)いただきまーす!

 

そう言って一口食べる

 

一夏)超うめぇ!箒、お前天才だな!

 

大袈裟に褒める一夏

 

箒)そ、そんなにか!?

 

一夏)ああ!ほら!あ〜ん!

 

そう言って箸でまた一つおかずをつまみ篠ノ之箒の口へ運ぶ

 

箒)えぇっ……///////あ〜ん……

 

恥ずかしそうにしつつ、口を開けて食べる篠ノ之箒

 

箒)こ、これは………いいものだな////

 

どこか幸せそうな顔をしている篠ノ之箒……良かったな

 

一夏)そうだろ!?まじうめぇよな!?

 

一夏がそういうと、シャルルは気付いたのか

 

シャル)あ、今のって日本でカップルがやる、はい、あーんってやつだよね?仲睦まじいね

 

シャルルがそういうと、鈴が

 

鈴)一夏ぁ!!

 

怒った様子だった

自分はやってもらってないからだろうな

 

セシリア)あ、あの、ゼロさん……私も今のを……/////

 

………セシリアもやってもらいたいらしいが

 

ゼロ)……俺たちはカップルではないと思うが?

 

セシリア)あ、そ、それはそうですけど……

 

?………まぁ、やれというのならやってやるまでだ

 

ゼロ)了解した、口を開け

 

俺も箸でセシリアの(俺が作った)弁当の中にあるサンドイッチをひとつセシリアの口へと運ぶ

 

セシリア)っ!あ、あーん/////

 

セシリアも食べる

 

セシリア)こ、これいいですわね/////////

 

セシリア)(幸せですわぁ/////)

 

………かなり赤いが大丈夫だろうか

 

 

その夜、寮室にて

 

一夏)はぁー、男同士ってのはいいもんだなぁ

 

一夏が何やら落ち着いている間、シャルルは緑茶を啜っていた

 

シャル)この緑茶って紅茶とはずいぶん違うんだね、不思議な感じ、でも美味しいよ

 

……当然だろう、緑茶は苦味を重視にしているが、紅茶は甘味を重視しているからな

 

シャル)そういえば、一夏とゼロくんはいつも放課後にISの特訓をしてるってきいたけど、そうなの?

 

シャルルがふとそんなことを聞いてきた

 

一夏)あぁ、俺は他のみんなからは遅れているからな、ゼロにも見てもらってるんだ、って言っても最近はマシになったけど最初はISすら使ってなかったからな

 

苦笑い気味にそういうとシャルルは聞き返してくる

 

シャル)え?それはどういうこと?

 

一夏)ああ、俺はずっと宙吊りにされてた

 

シャル)…………なんでそうなるの

 

苦笑いで俺に聞いてきたので、俺はその特訓の目的と効果について説明する、それでシャルルは納得した様だちなみに、最近の一夏の特訓は、捜査の基本をさせている、ISでグラウンドを100周させ、急上昇、急降下、完全停止を繰り返しやらせ、それらを50回5セットやらせた後に、戦術の実戦の訓練をさせている、突っ込む癖があるので、そこを改善するための戦術を教えながらな

 

シャル)僕も加わっていいかな?専用機もあるから役に立てると思うんだ

 

シャルルが急にそんな提案をしてくる

 

一夏)おぉ!是非頼む!いいよな?ゼロ?

 

シャルルの提案を聞いた一夏が俺に聞いてくる

 

ゼロ)ああ、構わない、歓迎する

 

シャル)あ、ありがとう

 

そうして、放課後の特訓のメンバーが増えた

 

 

 

 

 

 

そして、翌日

 

山田)ええっと、今日も、嬉しいお知らせがあります、また一人クラスにお友達が増えました、ドイツから来た転校生の、ラウラ・ボーデヴィッヒさんです

 

そう紹介する山田教員の横にはら銀髪の髪をロングにまっすぐに伸ばし、眼帯を着ている赤い目の少女がいた……

 

ラウラ・ボーデヴィッヒ……たしか、ドイツにあるIS特殊部隊、シュヴァルツェ・ハーゼの隊長だったな……ドイツからということは…ドイツの代表候補生と言ったところか

 

女子生徒A)どういうこと?

 

女子生徒B)2日連続で転校生だなんて

 

女子生徒C)いくらなんでも変じゃない?

 

…………たしかに、2日連続で転入というのもおかしな話だ……せめて、昨日来れば話はわかるが

 

山田)み、皆さんお静かに!まだ自己紹介が終わってませんから

 

千冬)挨拶をしろ、ラウラ

 

ラウラ)はい!、教官!

 

織斑千冬の指示に返事をするラウラ・ボーデヴィッヒ

 

一夏)(教官?ってことは、千冬姉ぇがドイツにいた頃の……)

 

一夏が何やら考えていた時に、自己紹介が始まった

 

ラウラ)ラウラ・ボーデヴィッヒだ

 

それだけを言ってその後は何も言わない

 

山田)あ、あの……以上ですか?

 

ラウラ)以上だ

 

女子生徒A)なんか、ゼロくんに似てない?

 

女子生徒B)やめてよ、ゼロくんは私のご主人様なのに

 

セシリア)ちょっ!?

 

訳のわからん単語が聞こえたが気にしないことにしよう

 

ラウラ)っ、貴様かっ!

 

ラウラ・ボーデヴィッヒは俺をみるなり、俺のところにきたかと思うと平手で俺に殴りかかってくる、俺はそれを弾き飛ばし、反対側の手で手刀をつくり、相手の首元のすんでのところで止める

 

ラウラ)っ!

 

ゼロ)…………ずいぶんとご挨拶だな

 

そう言って俺は止めていた手を戻す

 

ラウラ)……なかなかの反応速度だ……流石は教官の弟……と言ったところか………

 

……………………こいつはもしかして勘違いをしているのか

 

ラウラ)だが!、私は認めない!、貴様があの人の弟であるなど!

 

……やはりか

 

ゼロ)………言っているところ申し訳ないが……それは人違いだ

 

ラウラ・ボーデヴィッヒは一瞬目を見開いたが、俺の後ろから一夏が

 

一夏)……あのぉ……多分それ俺のことだと思うんだけど……

 

苦笑い気味にいう

 

ラウラ)っ!?貴様の様な腑抜け顔が教官の弟だと!?ふざけるなっ!!

 

一夏)………(泣くぞ俺)

 

…………どうやら勘違いだったようだな……だが、いくつか謎が出てくる……2日連続での転入……シャルル・デュノア…………いや、シャルロット・デュノアのこと……そして、このラウラ・ボーデヴィッヒのこと……そして、この間のISの暴走……

 

 

 

 

 

 

今回の任務………何かが起きている

 

 

To Be Continue

 

 

 

 

 

 

 

 

 




はい、いかがだったでしょうか

ラウラ)……ようやく私の出番がきたか

安定で出てきて早々ここにくるわけですね、もうツッコまないよ

ラウラ)………少しはやる気を出さんか馬鹿者

やる気なかったら執筆してませんけど?むしろ病気かって思うくらい書いてますけど?

ラウラ)それならいいが……

てことで、今回は僕が締めます

ラウラ)まて!?そこは私ではないのか!?

それはフラグを立ててからということで

ラウラ)シャルロットでさえまだフラグ立ててないのにやったろう!?

はい、そんじゃまた次回さよなら〜

ラウラ)話を聞かんかぁ!!


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Misson 11 宣戦布告!一夏に迫るラウラのレールカノン!

セシリア)えーそれでは、作者こと、零「ZERO」さんによる、謝罪会見を開きたいと思います、あ、きました、作者です

えーどうも、この度は、先日投稿ができず、すみませんでした!!

シャル)えー作者さん、質問よろしいでしょうか

はいどうぞ

シャル)みなさん毎日楽しみにしてる中、1日サボって寝てしまったのはどうお考えで

うおおおおおおおおお!!(泣

シャル)いきなりそんな号泣するところ!?

だって仕方ないじゃないですかぁ!昨日仕事で、まだきついだけならまだしも、あれですよ!残業ですよ!もうそんなになっちゃったらすぐに寝ちゃって!そんなのになったらしゃーないじゃないですかー!つまり僕が言いたいのはー!こんな感じだよおぉぉぉぉぉ、あぁぁぁぁぁ!!(号泣

(シーン

………はい、てことで本編です、どうぞ

鈴、箒、ラウラ)ふざるな!(イス投げ

ほげぶしっ!


一夏たちの受訓練をよそに、俺は部屋である調べ物をしていた、ラウラ・ボーデヴィッヒ、そして、シャルロット・デュノアのことだ、俺はそれぞれの政府の裏情報をハッキングして、それぞれの情報を見ていた……すると、二人とも、とんでもないことがわかった

 

まずは、シャルロット・デュノア、彼女は、父、アルベール・デュノアの隠し子、愛人との間に生まれた子らしい……彼女の母親が死亡した後、デュノア家に引き取られる、しかし、居場所はなかったそう…それもそうだろうな、偶然適性が高いことから、道具として扱われていたことが判明……ここへの入学も、アピールのためと……表向きではそうなっていると……

 

……………道具か………

 

次はラウラ・ボーデヴィッヒについてだ……彼女のことについて調べていたら、俺はとんでもないことに気付いた

 

彼女は遺伝子強化試験体……あえて、コーディネーターと別名をつける、つまり、試験体なのだ、唾液に医療用ナノマシンが含まれている……いわば俺と同じ、戦うための道具……というやつだ

 

…………この二人は……どこか俺に似ている……こんな情報を見れば……同じ経緯を辿った俺には、どうしても同情をしてしまう……

 

だが……

 

ゼロ)……………俺の様な者など………俺一人で十分だ

 

………俺の様なやつが、これ以上いていいはずがない、そんな辛い経験など、俺一人で十分だ

 

 

 

第3アリーナにて

 

シャル)じゃあ、一回射撃の練習してみる?

 

そう言って、シャルルは一夏に自分の武器を渡す

 

一夏)あれ?他人の武器は使えないんじゃ?

 

そう一夏は返す、そう、本来なら他人の武器は使えないのだ、しかし、シャルルはそれにを補足して説明する

 

シャル)普通はね、でも持ち主がアンロックすれば、登録してある人は全員使えるんだよ

 

一夏)へぇ〜

 

シャルルの丁寧な説明に納得する一夏、先ほどからも、シャルルの的確なアドバイスのおかげで、少しは上達したと思える一夏

 

鈴)…………ねぇ、あの二人仲良すぎない?

 

箒)…………そうだなぉ

 

約2名かなりご立腹である

 

セシリア)ゼロさん、まだ来ないのかしらぁ……

 

セシリアに関してはずっとゼロのことを考えている

 

そんなやりとりをしていると

 

女子生徒A)ねえ、ちょっとあれ!

 

女子生徒B)嘘、ドイツの第3世代じゃない?

 

女子生徒C)まだ本国のトライアル段階だって聞いてたけど……

 

そこには、ISを纏っているラウラがいた

巨大な砲弾の様なものを肩に担いでいるような形の黒い機体だった

 

セシリア)……ラウラ・ボーデヴィッヒ……

 

鈴)なに?あいつなの?一夏と間違えてゼロを引っ叩こうとして逆に返り討ちにあったっていうドイツの代表候補生は

 

鈴がそれを聞くが

 

セシリア)………断じて許せませんわ………

 

セシリアはそれをもはや聞いてなかった

 

そんなセシリアを尻目に、一夏の方へと向かっていくラウラ、ラウラは一夏をみるなり

 

ラウラ)……織斑一夏

 

一夏のことを呼ぶ

 

一夏)……なんだよ?

 

一夏はラウラのことがどうも苦手だったが、呼ばれたからには答える

 

ラウラ)貴様も専用機持ちだそうだな?ならば話が早い、私と戦え

 

いきなりそんな宣戦布告めいたことを言い出した、それに対し一夏は

 

一夏)……嫌だ、理由がねえよ

 

断る、そう、一夏にはラウラと戦う理由がない、故に戦ったりはしない

 

ラウラ)貴様に無くとも、私にはある

 

そうしつこく、戦闘を求めてくる

 

一夏)今でなくてもいいだろ?もうすぐクラスリーグマッチなんだから、その時で

 

しかし、そんなことを聞いてもお構いなしで

 

ラウラ)ならばっ!!

 

肩に担がれている、主砲らしきもので砲撃をしてくる

 

ズドンッ!

 

しかし、その弾丸を

スパン!

 

エレメントソードを持ったゼロが断ち切った

しかも生身で

 

 

 

 

 

ラウラ)っ!?

 

一夏)っ!ゼロ!

 

エレメントソードでラウラ・ボーデヴィッヒの撃ってきた弾丸を切り捨てた倒れは、ラウラ・ボーデヴィッヒを見据える

 

ゼロ)いきなり砲撃とは………ずいぶんとご挨拶だな

 

ラウラ)っ(レールカノンを生身で斬っただと……)

 

その場にいる全員が無論驚く、俺のISの武装を使ってるとはいえ、俺は生身で斬ったのだ……もっともこれぐらいなら造作もないが

 

ラウラ)……生身で私に立ちはだかるとはな

 

………確かに普通なら生身でISと渡り合うのは無理だろうが……

 

ゼロ)……生身の人間など相手にならないとは考えない方がいい、ISの性能に頼っているだけの奴には俺は負けることはないぞ

 

ラウラ)っ、なんだと

 

教師)そこの生徒!何をやっている!

 

俺とラウラ・ボーデヴィッヒがそんなやりとりをしていると、教員が俺たちへ声をかける

 

ラウラ)……今日のところは引いてやろう

 

そういって、ラウラ・ボーデヴィッヒはその場からさっていった

 

一夏)ゼロ、助かった、ありがとな

 

一夏にそう礼を言われる

 

ゼロ)気にするな、これも任務だ

 

一夏)まーたでたよゼロの任務w

 

笑いながら言ってくる一夏

一夏を守るのが俺の任務だ、当然だ

 

一夏)てか、ゼロお前それどうやって出してんだよ

 

と、一夏がきいてくる

………やれやれ、こいつ教科書を見てないのか

 

ゼロ)……教科書を見ていないのか?ISは部分的に展開することも可能だと書いてあるだろう

 

俺はそれをすでにマスターしている、さっきのも右手だけ展開し、エレメントソードを抜き放ち斬った、それだけのことだ

 

シャル)……それって結構先の授業の内容だよね?……ゼロ君、もうそんなことできる様になってるんだ……すごいね……

 

セシリア)さすがゼロさんですわぁ////

 

………予習をしすぎたか

 

 

 

 

 

 

その後、自主特訓を終えアリーナ更衣室に向かった俺たち、無論着替えるためだ

少し一息入れている一夏にシャルルは声をかける

 

シャル)一夏……大丈夫?

 

一夏)あぁ、さっきは助かったよ、サンキューなゼロ、シャルル

 

一夏はそう返す

それをきいて少しほっとした様子のシャルル

 

シャル)じゃあ、僕は先に部屋に戻ってるね

 

そう言って、いつも通り先に部屋に戻ろうとするシャルル

 

一夏)え?ここでシャワー浴びていかないのか?、お前いつもそうだよな?

 

シャル)え?

 

一夏)なぁんで、俺と着替えるの嫌がるんだよ、ゼロに至ってはいつも仕切りを作るし

 

シャル)べ、別にそんなことないと思うけどっ!

 

一夏)そんなことあるだろぉ!?たまには一緒に着替えようぜ!

 

シャル)い、いやぁ………

 

………一夏はようは日本人特有の男同士の裸の付き合いというやつを言いたいんだろう……

………言いたいことはわかるがそろそろ気付かんのか……いや、こいつだけでは無くここにいる全員が気付いてないが……俺が異常に敏感なだけか

 

一夏)そう連れないこというなって!

 

………少し困り顔のシャルル、やれやれ

 

ゼロ)……シャルル

 

シャル)え?どうしたの?

 

ゼロ)そういえばさっき織斑教員が呼んでいたぞ、早めに行ったほうがいい

 

シャル)へ?そうなの?

 

ゼロ)……ああ

 

一夏)んー、千冬姉に呼ばれてるなら仕方ないか……

 

一夏は仕方なく諦める

 

シャル)ごめんね

 

ゼロ)………早く行け

 

無論、織斑千冬に呼ばれているというのは嘘だ、シャルルは気付いている様子らしい……意外と鋭いな

 

シャル)ありがとう、ゼロ君

 

………君か……あまり呼ばれなれんな

 

ゼロ)ゼロでいい

 

俺がそういうとシャルルは顔を赤くして

 

シャル)う、うん……ゼロ////

 

そう言ってシャルは先に行く

 

一夏)……なんか俺悪いことしたみたいな空気になってないか?

 

……………お前は少しは鋭くなれ

 

 

 

 

ラウラ)答えて下さい、教官!!なぜこんなところで!?

 

着替えを終え、校庭を通っていた時、ラウラ・ボーデヴィッヒの声がした

 

一夏)!?

 

俺と一夏は木の茂みに隠れ、声のした方をみる、そこには、声の主、ラウラ・ボーデヴィッヒと、織斑千冬がいた

 

千冬)何度も言わせるな、私には私の役目がある、それだけだ

 

織斑千冬はラウラ・ボーデヴィッヒの言葉に耳を貸すことなく、背を向けているばかりだ

 

ラウラ)こんな極東の地でなんの役目があると言うのですか!?お願いです教官!我がドイツで再びご指導を!ここではあなたの能力を半分も活かされません!

 

千冬)…ほぅ

 

……織斑千冬はデータでは一時期ドイツにいた時期があったと書いてあったな……あいつは再び織斑千冬をドイツに戻すために来たのだろうか……

 

どちらにせよ、織斑千冬は応じる気は無さそうだな

 

ラウラ)大体、この学園の生徒等、教官が教えるに足る人間ではありません!

危機感に疎くISをファッションか何かと勘違いしている!

その様な者達に教官が時間を割かれるなどっ!

 

………それは言えてはいるかもしれない……

俺はZEROを使う様になり、ISはどれだけ危険な兵器なのか、よくわかるものだとわかってきている……ここの生徒たちは少し危機感がないと思ったほうがいい……だが、だからこそ、織斑千冬はここの教師をしているのだろう……ISを間違ったことに使わない様にするために……俺はそう思う

 

千冬)…そこまでにしておけよ、小娘

 

ラウラ)っ!

 

威圧を込めたその言葉には、どことなく何も言えない凄みを感じる

 

千冬)…少し見ない間に偉くなったな?15歳でもう選ばれた人間気取りとは、畏れ入る

 

そう言ってラウラ・ボーデヴィッヒに返す

……選ばれた人間気取り……か

 

ラウラ)わ、私は……!

 

千冬)…寮に戻れ、私は忙しい

 

ラウラ・ボーデヴィッヒが何かを言おうとするが、それを聞くことなく織斑千冬はそう言って突き放した

 

ラウラ)っく!

 

ラウラ・ボーデヴィッヒは諦めた様子で走ってその場から立ち去っていった

 

千冬)…そこの男子!

 

一夏)げっ!?

 

……どうやら俺たちのことは気付かれていたらしいな

 

千冬)盗み聞きか?異常性癖は感心しないぞ

 

織斑千冬はそんな冗談を言っている……

 

一夏)な、なんでそうなるんだよ!?千冬姉!?

 

こいつに関しては冗談と気付いていないらしい

 

千冬)学校では織斑先生と呼べ

 

一夏)…は、はい

 

……俺の気のせいなのか、弟を諭す姉という感じが今のやりとりから感じられた

……織斑千冬はおそらく出来るだけ話をあまりきいて欲しくはないのだろう

 

千冬)って、ゼロもいたのか!?

 

………………やはりこの二人は姉弟なのだと分かった瞬間だった

 

ゼロ)最初からいた

 

千冬)そ、そうか……くだらんことをしてないで自主特訓をしてきたらどうだ

 

ゼロ)今がその帰りだが

 

千冬)………

 

…………やはりこいつら姉弟だな……

そう思っていると、織斑千冬は一夏に

 

千冬)織斑、このままでは月末のトーナメントで初戦敗退だぞ

 

と、言ってくる……やれやれ誤魔化したな

 

一夏)っ!わ、わかってるって!

 

千冬)………ならいいが

 

そういって、織斑千冬は職員室へと戻ろうとしたが

 

一夏)なぁ!待ってくれ!

 

千冬)ん?

 

一夏が呼び止めた

 

一夏)…さっきのラウラってやつが言ってた俺のこと、千冬ねぇの弟とは認めないって、あれってやっぱり俺のせいで千冬ねぇが二度目の優勝を逃したことを…

 

千冬)終わったことだ

お前が気に病む必要はない

 

……第二回の出場の放棄…その理由は、一夏がそう……か、ここもハッキングをして調べたが……第二回、モンド・グロッソ決勝の当日に、一夏は誘拐をされていたらしい……その救助のため、織斑千冬は第二回の出場を放棄した、今の話を聞く限りそうなる

 

千冬)……ではな

 

そう言って、織斑千冬は今度こそその場を立ち去る

 

一夏)…………

 

どうやら、一夏はそれを気にしているらしい

 

ゼロ)………お前が気に病む必要はない、そう言っていたろう

 

一夏)………でも、ラウラの言う通り、俺のせいで千冬姉は……

 

………かなり気にしている様だな……だが

 

ゼロ)当時まだ子供だったお前に何ができた、誘拐されてしまっているお前にはどうにもできんことだ、今更言ったところで仕方ないだろう

 

一夏)……だけど

 

………やれやれ、俺は一夏の脇腹をつつく

 

一夏)いだっ!な、何すんだよ!?

 

一夏は脇腹を押さえて俺をみる

 

ゼロ)……気に病んでいる暇があるなら早く強くなれ、それがお前の姉への罪滅ぼしにはなるだろう、お前に今できるのはそれだけだ

 

一夏)っ……

 

ゼロ)……早く部屋に戻るぞ

 

俺は部屋へと足を運ぶ

 

一夏)……そうだな……ありがとな!ゼロ!

 

俺に向かってそう言ってきたので、俺は手で返事をする

 

ゼロ)……早く来ないと置いていくぞ

 

一夏)っ!ちょ、置いてくなよ!?

 

俺たち二人は部屋へといつも通り向かった

 

 

 

 

 

 

 

部屋に戻ると、シャワーの音がしていた、おそらくシャルルがシャワーを浴びているのだろう

 

一夏)ただいま、シャルル、戻ってるか?って、シャワー浴びてんのか?

 

シャワーの音で流石に気付いたらしい

 

一夏)あ、そうだ、シャルル、ボディーソープ切れてただろ?換えの

 

俺は少し油断していた……一夏がシャワールームのドアを開けるより先に動いていれば、ことは穏便に済ませられたかもしれないが……考え事をしていたため、行動が遅れた

故に、許してしまった、一夏が、ドアを開けるの

 

シャル)………あっ

 

一夏)………へ?

 

だが今ならギリギリ間に合うか

俺は思いっきり一夏の腹を殴った

 

一夏)ごふっ!……ゼロ………何を……

 

そして気絶させる

数秒の沈黙が流れる

 

 

 

ゼロ)…………早く服を着ておけ

 

シャル)う、うん//////

 

この時に、シャルルこと、シャルロット・デュノアの正体が一夏にもバレたのだった

 

 

 

To Be Continue

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




はい、てことで、今回どうだったでしょうかー

ラウラ)……ゼロのやつ強すぎはしないか、私と同じだろう、しかも改造もされてないと言うのに

まぁ………背負ってたものがないからねー
しかも殺すことも躊躇わない子だから

ラウラ)それは軍人なら当然だろう

は、はい

ラウラ)というより貴様、1日休んだ償いは

さっき謝罪会見開いたじゃん!?

ラウラ)もはや謝罪ではなかろう!?
まったく、これからは気をつける様に

わかったわかった、ってことで僕はお昼食べてきまーす

ラウラ)………ということで今回は私だ、見てくれたこと感謝する、次回も、みろ、これは命令だ


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Misson 12 明かされる真実!シャルロット・デュノアの心を救え!

セシリア)えー、本日、作者がまた謝罪会見を開くそうです、あ、きました!

えーこの度は、調子こいて2話連続を1日で書いちゃいまして、すみませんでした!

シャル)あのー質問

うわぁぁぁぁぁ!!

シャル)まだ何もきいてないよね!?

仕方ないじゃんか!インスピレーションが爆発してて、各指が止まらないんだよ!!下手したら今日3話かけるわ!下手したらぁ!もうイメージだいたい掴んじゃってるんだよ!みんな楽しみに待っててぇぇぇぇ!!!

ってことで、前書きでした本編スタート

セシリア)えっと、楽しみにしててくださいな♪!


先程の沈黙から数分し、一夏も起きた

 

3人)………………………

 

沈黙しか続かなかった、それもそうだ、方や自分が女だと言うことがバレ、方や今まで男だと思っていた奴が実は女だったと今さっきりし、さらにはシャワーを浴びているところを見られたのだ、それもそうなる………俺は気付いてはいたが

 

一夏)……あぁ……その……茶でも飲むか?

 

沈黙に耐えきれなくなり一夏が切り出す

 

シャル)う、うん……もらおうかな

 

それを聞くと一夏は茶を入れにいく

そして、茶を持ってきた、俺の分も持ってきたらしい

 

一夏)はい、ゼロも

 

ゼロ)ああ

 

受け取り3人揃って茶を啜る

 

シャル)………一夏のえっち

 

一夏)なんでだよ!?俺気絶したから一瞬だぞ!?ほぼ見てたのゼロじゃないか!?

 

………俺に濡れ衣を着せるなこいつ

 

シャル)じゃあ、ゼロのえっち……

 

じゃあとはなんだじゃあとは

 

ゼロ)……見たと言っても俺はすぐに目を瞑った、それほど見ているとは言えはしない

 

一夏)それ俺と同じじゃないかよ!?

 

少し茶番を繰り広げたあと、一夏は改めてシャルル……に聞く

 

一夏)それで、なんで男のフリなんてしてたんだ?

 

すると、シャルルは諦めた様子で

 

シャル)……それは

 

そして、俺が調べた通りのことを話し始めた

 

シャル)…私はね注目を集める為の広告塔なの男のフリをすればゼロや一夏に接触しやすいし、データを集めやすいからね……そう、君達のデータを盗んでこいって言われたんだよ……父親にね

 

データの通りの情報だ……俺と似ている様で少し違う……俺はそう思う

 

シャル)あぁ、でも、ホントのこと話したら楽になったよ、聞いてくれてありがとう、それと、嘘をついてごめんね

 

一夏)………なんだよそれ

 

一夏が一言いう

 

一夏)そんなのひどすぎるだろ!?親がいなけりゃこは生まれない、でも、だからといって何をしてもいいわけじゃないだろ!?

 

シャル)……一夏……

 

………自分と似て非なる境遇だからか、それとも、こいつのエゴなのか……どちらにせよ、こいつには許せなかったのだろう、シャルルの境遇が

 

一夏)俺も、千冬姉も……両親に捨てられたんだ……でも、千冬姉はそんなことになっても、俺を養うために今も頑張ってる……お前はこれからどうするんだよ!?

 

シャルルに思いの丈をぶつける一夏

 

シャル)……女だってことがバレたからきっと、本国に呼び戻されるだろうね……後のことはわからない……良くて牢獄行きかな……

 

……………俺は少しおかしくなったのかもな、この程度で少し怒りを覚えている……やれやれ

 

ゼロ)…………それでいいのか?

 

俺はシャルルに聞く

 

シャル)え?

 

一夏)そんなの!いいわけ!

 

ゼロ)一夏、お前は黙ってろ俺は今シャルルに聞いてるんだ

 

一夏)うぐっ………あ、ああ……

 

ゼロ)……それでシャルル、いいのか、本当にそれで

 

俺は再びシャルルに聞く

 

シャル)……いいも何も……こうなったからには仕方ないよ……だって、父の決めたことだもん

 

……………

 

ゼロ)………俺が聞きたいのは、そんな他人任せの言葉じゃあない

 

シャル)え?

 

ゼロ)シャルル……いや、お前がどうしたいかだ……お前自身はどうしたいんだ、シャルロット・デュノア!

 

シャル)っ!

 

……柄にもなく大きな声を出してしまったな……少し驚いている様子でこちらを見ている、それもそうだ、本名も既に知っている上に、いつもは出ない声で怒鳴られたのだからな

 

シャル)っ……私は………私は……

 

声を小さくしているが……だが確かな言葉で、俺たちにその意思を伝える

 

シャル)………帰りたく………ない……

 

…………聞こえた……俺たちには確かに聞こえた……その声が

 

そうだ……それでいい………お前は俺の様にはなる必要はない……

 

ゼロ)……なら、ここにいればいい

 

シャル)え?

 

俺の言葉に素っ頓狂な声をあげて聞き返してくる

 

一夏)そうだよ!俺とゼロが黙ってたら他の誰にもバレないし!

 

ゼロ)それもそうだが、もし仮にバレたとしても、お前にすぐに手を出すことはできないだろう、IS学園特記事項、本学園にいる生徒は、その在学中において、その国家、組織、団体に帰属しない……と、こう書かれている

 

一夏の提案にさらに補足して俺は説明する

 

一夏)ほら!好都合じゃないか!

 

………お前の手柄みたいに言うな

 

ゼロ)万が一、強硬手段に出た時は……その時は俺が全て殲滅するまでだ

 

一夏)ゼロのツインバスターライフルなら一発だな!

 

完全に俺任せだな、言い出したのは俺だが

 

シャル)よく覚えてたね……特記事項って55個もあるのた

 

今言った通り、特記事項は55個ある

だが、俺はそれを全て頭に叩き込んである、一応、全ての国の法律も全て叩き込んである、たまに弁護の任務もくるからだ

 

ゼロ)必要なことだからな、全て覚えてある

 

一夏)いやすごいなお前ホント……

 

ゼロ)……だから安心しろ……お前のことは……俺が必ず守る

 

シャル)っ………

 

一夏)もちろん!俺だって守るよ!

 

その言葉で、シャルルは

 

シャル)………ありがとう

 

涙を流し、笑顔でそう答えた……今までお前には居場所はなかったかもしれん……だが………もうお前には居場所はある……ここが、お前の居場所だ……

 

 

 

 

ゼロ)………俺の様な境遇など……俺一人で十分だ

 

 

To Be Continue

 

 




はい、と言うことで書きました

全員)今回短いな

仕方ないじゃんか

箒)でも、なかなか感動したな……お前もこう言うのかけるんだな

セシリア)珍しく泣きかけましたわ

鈴)やればできるじゃないの

シャル)なんか、ありがとう

ラウラ)私は泣いてはいないぞ

とか言いつつダーダー泣いてるじゃへぶしっ!?

ラウラ)……何かいったか?

すみません、言ってませんから万華鏡写○眼開かないで

ラウラ)誰の目が万華鏡写○眼だ!普通に蹴っただけだ!

ということで、今回はここまで、また次回楽しみにしててくださーいさよならー

ラウラ)人の話を聞かんかー!


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Misson 13 突如切られた戦いの幕!ゼロVSラウラ!

はい、どうも皆さん楽しみにしてたみたいなんで!
3回連続でやりやす!

セシリア)有言実行致しましたわね……

鈴)大した行動力と想像力ねぇ…

箒)もはや尊敬に値するな…

はいということで今回久しぶりに晒しまーす

3人)聞いてるのか/ますの?

えー今回はラッキースケベは無双するからゼロくん頑張れという感想ありました……ゼロくん多分思春期殺しちゃってるから何も感じないと思います、やるなら無理やり悩殺ならなんならしちゃうしかないんじゃないかなー

セシリア)……ふむふむ(メモメモ

おい、セシリアさん何メモしてんの

シャル)うーん……

そこのシャルさんも何メモしてんの、二人とも必死すぎでしょ

ラウラ)作者がツッコミに回ったから私が言おう

あ、おい!お前狙ってたろ!

ラウラ)本編!始めっ!


シャルルは、あの後、少しの間泣いていた……おそらく心の中にあったしがらみも、なくなり、楽になったのだろう……しばらくしたら、落ち着いた様子で、顔を上げるシャルル

 

シャル)ゼロ、庇ってくれてありがとう、でもどうして?

 

シャルルがそんなことを聞いてきた………どうして……か

 

ゼロ)……さぁな、俺はただ、これが最善だと思った、だから行動に移した、それだけだ

 

そう、それだけだ

 

シャル)…そっか♪

 

今のシャルルの顔を見る、先程の作られた笑顔とは違い……とても自然な笑顔だ……これでよかったのだ……俺は心底そう思う、そう思っていた時

 

コンコンッ

 

ドアがノックされた

 

セシリア)ゼロさん?あのまだ夕食を摂られていないようですが良かったらご一緒に…

 

セシリアだ…そういえば、色々あったから、夕食を取っていなかったな……しかしまずい、今入られるのはタイミングが悪い

 

一夏)やばいっ!今入って来られたらセシリアにバレる

 

シャル)うわぁっ!どうしようっ!

 

二人とも慌てている……しかし、対策はある

 

ゼロ)二人とも落ち着け、セシリアの目的は俺だ、俺は夕食に行ってくる、2人はここで待機していてくれ、夕食を持ってくる

 

一夏)え、あ、ああ、わ、わかった

 

シャル)うっうん

 

……動揺が見てわかるぞ、落ち着け……

そう心の中でツッコミを入れながら、俺は部屋から出る

 

セシリア)あ、ゼロさん////、ご一緒して下さるのですか?////

 

顔を赤くしながらそう聞いてくるセシリア

 

ゼロ)あぁ、行くぞ

 

セシリア)はいっ/////

 

俺はセシリアと共に食堂へと向かった

 

シャル)………ゼロは優しいね

 

一夏)……俺なんかすっごい落ち込んできた……

 

そんな二人のやりとりは虚しく空の空気に消えていく

 

ゼロ)お前達の分の夕食持ってきたぞ

 

俺は二人の夕食を持ってくる、ちなみに今回は唐揚げ定食だった

 

シャル)あっありがとう!は、箸だ…

 

シャルルは箸をみるなり、困った顔をした……もしかして

 

一夏)サンキューなゼロ!いっただきまぁす

 

一夏は問題なく食っている

 

ゼロ)……箸は使えないのか?

 

俺がそうシャルルに聞くと、シャルルはこまった顔をしながら

 

シャル)……練習はしてるんだけどね

 

そう答える………それなら仕方はないか

 

ゼロ)……なら、フォークをとってくる

 

俺はもう一度食堂へ行きフォークを取りに行こうとするが

 

シャル)え、あ!いいよ、いいよ!

 

シャルルはそう言って断る………やれやれ

 

ゼロ)お前はもっと周りに頼れ、そう遠慮する必要はない

 

俺がそういうと、シャルルは少し恥ずかしそうにしつつ

 

シャル)…じゃあゼロに頼ってもいい?

 

そう聞いてくるシャルル

 

ゼロ)…あぁ、遠慮の必要はない

 

一夏)これ美味いなぁ、ゼロ!

 

……こいつは安定で安心した

 

シャル)フフフッ♪

 

シャルルは何やら思いついた様子で

 

シャル)…じゃあねゼロ////

 

顔を赤くして、俺に言ってくる

 

シャル)ゼロが食べさせて?////

 

……と、上目遣いで頼んできた……なるほど、確かにそれなら効率的だ

 

ゼロ)わかった

 

俺は箸で唐揚げを一つつまみ

 

ゼロ)……ほら、口を開けろ

 

そう言ってシャルルの口へと運ぶ

 

シャル)うん♪/////あ〜ん♪//////

 

そう言って満面の笑みで唐揚げを食べるシャルル……

 

シャル)ん、美味しいねゼロ♪/////

 

ゼロ)………そうか

 

幸せそうな顔でそう言ってくる……そんなに美味かったか、確かに美味かったが……セシリアにも同じことをさせられたが……なぜこうも俺に食べさせてもらおうとするのだろうか未だに不思議だ

 

シャル)…ねぇ、ゼロ////?聞いてもいいかな?//////

 

食べている時にシャルルが聞いてくる

 

ゼロ)……なんだ?

 

シャル)……もしかして私が女だって前から気づいてた?

 

……何を聞きたいのかと思ったら、そんなことか、逆に気づかないと思ったのか……

 

ゼロ)…あぁ、最初から既に気付いていた、外見的特徴が、女性と一致していたからな

 

そう聞くと、シャルルは顔を赤くしながら

 

シャル)もぅ/////ゼロのいじわるっ♪/////

 

………確かに伝えなかったことは少し悪かったか、反省しよう…

 

 

一夏)………なんだろ、なんでか、悲しくなってきた

 

……どうした一夏

 

 

 

 

翌日の朝……

 

鈴)嘘ついてないでしょうね?

 

セシリア)それはゼロさんとでもいけますの!?

 

相川)本当だってば!この噂学園中で持ちきりなのよ?

今月の学年別トーナメントで優勝したら織斑君と付き合えることになっているらしいの」

 

谷本)ゼロ君はわからないけど。交渉次第ではいけるんじゃない?

 

セシリア)っ!!でもこのことは殿方も承知していますの?

 

谷本)それがね、どうも男子は分かってないみたい

 

鈴)どういうこと?

 

岸原)女の子の中だけの取り決めらしいのよ

 

一夏)おはよう!

 

女子一同)っ!!

 

シャル)なんの話してるの?

 

女子一同)わぁぁっ!

 

……俺たちが入った瞬間に、そこに集まっていた女子生徒たちは立ち去っていく……なんなんだ

 

鈴)じゃあ私、自分のクラスに戻るからっ!

 

セシリア)そうですわねっ!私も席に着きませんと!

 

二人も立ち去っていく

 

一夏)なんなんだ?

 

シャル)さぁ?

 

ゼロ)見当もつかんな

 

 

 

 

そんな中、箒はなんでこうなったのか考えていたのだった

 

 

 

 

そして放課後

 

俺たち3人は第三アリーナに向かっていた

 

シャル)一夏、今日も特訓するよね?

 

一夏)ああ、トーナメントまで日がないからな、今日も頼むぜ、ゼロ

 

ゼロ)ああ、まず初戦敗退にならない様にちゃんと見てやる

 

一夏)へへっ、いつもありがとな

 

そんなやりとりをしていると、ある声が聞こえてきた

 

女子生徒)第三アリーナで代表候補生3人が模擬戦やってるって!

 

一夏、シャル)え!?

 

……あの3人が模擬戦を……見に行ってみるか

 

俺たちはすぐに第三アリーナに向かうと、ラウラ・ボーデヴィッヒに一方的にやられている鈴と、セシリアの二人の姿があった

 

一夏)これ……どういうことだよ!?

 

どうやら一夏も動揺しているらしい……

 

シャル)っ!やばいよ、二人とも一方的になってきたよ!?

 

かなりやばかったらしく、鈴も龍咆を撃つ、しかし、ラウラ・ボーデヴィッヒは最も簡単に止めて見せた

 

一夏)鈴の龍咆を止めやがった!?

 

シャル)……AICだ

 

シャルルが呟く

 

AICとは、アクティブ・イナーシャル・キャンセラーの略称であり、もともとISに搭載されているPICを発展させたもの

対象を任意に停止させることができ、1対1では反則的な効果を発揮するが、使用には多量の集中力が必要であり、複数相手やエネルギー兵器には効果が薄いとされている……別名

 

箒)慣性停止能力ともいう……

 

シャルルが一夏にAICの説明をしていた時、いつのまにかいた、篠ノ之箒がそう呟く

 

一夏)箒もきたのか

 

そんなやりとりの最中でも、3人の戦闘は続いてる

 

シャル)酷い!あれじゃあシールドエネルギーがもたないよ!!

 

箒)もし、ダメージが蓄積しISが強制解除にでもなれば!二人の命はないぞ!

 

……そう、今のあの状態はとてもまずい

 

一夏)っ!やめろ!ラウラ!

 

一夏が止めに行こうとしたが、俺は一夏の方に手を置き止める

 

一夏)っ!ゼロ!?なにを!

 

ゼロ)……俺がいく

 

俺はギャラリーから飛び降り、ZEROを展開し、ZEROの今まで隠していたトップスピードでラウラ・ボーデヴィッヒに近づき、その勢いで蹴り飛ばす

 

ラウラ)っ!?

 

ラウラ・ボーデヴィッヒは数メートルほど吹っ飛ぶが、すぐに立て直す

 

セシリア)っ!ゼロさん!

 

鈴)ゼロ……!

 

二人は満身創痍の状態といったところか……

 

ゼロ)………無事か?

 

俺はそう聞くと

 

セシリア)は、はい……

 

鈴)なんとか……ね

 

………なんとか間に合ったか

 

ゼロ)……ここは任せろ

 

俺はラウラ・ボーデヴィッヒの方を見る

 

ラウラ)っ、また貴様か………ふん、それが貴様の専用機か

 

ゼロ)………まぁな

 

ラウラ・ボーデヴィッヒはZEROを見るなり鼻で笑い出す

 

ラウラ)はっ、装備が少ないんじゃないか?、ライフル二丁とブレード、おまけに右腕にある隠し刃だけじゃないか?そんなもので私のシュバルツェア・レーゲンに挑むとはよっぽどのバカと言ったところか?

 

……なるほど、こいつはかなりの自信家のようだ

 

ゼロ)………お前のAICも既に把握している、弱点も範囲もな、そして、それを断ち切るための装備もこちらにはある……すぐに終わらせる

 

ラウラ)ふん!やってみろ!

 

セシリア)ゼロさんっ、気をつけてください

 

鈴)あれ食らうと、体が……

 

ゼロ)……わかっている

 

俺はバスターライフルを二丁で連写する

ラウラ・ボーデヴィッヒはそれを避ける

向こうは避けるしかない……AICはエネルギー系統の兵器には効果が薄い、これを防ぐことはまず無理だろう

 

さらに、ラウラ・ボーデヴィッヒは肩の手法で俺を砲撃してくる、俺はそれを避け、打ち返す、そう言った攻防がつづく

 

……しかし、このまま続くのはまずい、下手をすれば他の奴らにも被害が出る…………ここは、あの手に出るか

 

俺はバスターライフルを捨て、先程のラウラ・ボーデヴィッヒが言っていた、右腕の隠し刃を展開する……この武装の名は、ゼロソード……そう、これこそがやつのAICを破る策だ

 

俺はエレメントソードと二刀で構え、一気にラウラ・ボーデヴィッヒの方に近づく

 

ラウラ)ふっ、近づいてきたか!だが甘い!

 

そう言って、AICを展開する、俺の目の前に、虹色の障壁が現れる、俺はそれを、ゼロソードで斬る

 

ゼロソードの力により、AICを切り破れる

 

ラウラ)っ!?

 

俺はそのまま、エレメントソードで斬ろうとする、しかしその時

 

千冬)そこまで!!

 

織斑千冬が止めに入った

 

ラウラ)っ!教官!

 

俺とラウラ・ボーデヴィッヒはそれぞれの武装をおろし、織斑千冬の方へ向く

 

千冬)やれやれ……これだからガキの相手は疲れる……

 

少し頭を抱えつつ、言葉を繋げる

 

千冬) ……模擬戦をやるのは構わん、だがアリーナのバリアを破壊する事態にまでなられては敵わん、教師として黙認しかねる

 

そして、次の言葉を放つ

 

千冬)この戦いの決着は、学年別トーナメントでつけて貰おう

 

ラウラ)……教官がそう仰るなら

 

ラウラ・ボーデヴィッヒは渋々従う

 

無論……

 

 

ゼロ)………了解

 

俺も従う……この戦いの決着……トーナメントでつけるとしよう

 

 

To Be Continue

 

 

 

 




はい、ということで、ゼロくんのゼロソード、初めての登場でした

ラウラ)……とんでもない武器だなあれは

まぁね、あれのモデルのGNソードはGN粒子の突破が可能だからね、それのモデルで考えるなら、これはあり得ます

ラウラ)う、うーむ、それはそうか……

はい、というわけで今日はここまで、で、次回までに決めときたいことがあります、ゼロくんのコンビ誰にするかですね、決めたいんでアンケートとりまーす、ちゃんとチェックしてね

そんじゃー今日はここまで

シャルル)ばいばい♪

おい急に被るな、可愛いから許そう


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Misson 14 戦いの約束!チームRZERO結成!

はい、どうもー性懲りも無く昼から投稿してる作者でーす

一夏)もう定番だなー

はい、ということで、今回の晒しいきまーす、えー、ラウラはゼロのヒロインになるのかってあったけど………ごめんなさい、それはネタバレになるんで言えません、まぁ多分察してると思うんで、察してください

一夏)いや、適当だな!?

前書きなんてこんなんでいいんだよ

一夏)こんなんってなんだよ!?楽しみにしてるかもしれない人に失礼だろうが!?

…一夏君ツッコミ役になったねー……ということで、本編進みますはい、どうぞ!


ラウラ・ボーデヴィッヒとの戦闘の後、セシリアと鈴を保健室に連れて行っていた

 

鈴)別に助けてくれなくて良かったのに……

 

セシリア)ゼロさん…ごめんなさい、あなたの前であんな無様な姿を……

 

鈴は強がりからかそんなことを、セシリアは俺にそんな風に謝ってくる

 

シャル)でも、本当に間に合ってよかったよ、というより、ゼロのISって、あんなに早かったの?

 

シャルルにそう聞かれた、別に隠す必要はなかったが、ZEROのスピードが他と桁が外れているから、合わせていただけだが

 

ゼロ)まぁな、あれくらい早く行かなければ間に合わなかったろうからな

 

一夏)それにしても、ほんとに早すぎだろ、どうなってるんだよ?お前のIS

 

……少しまずいな

 

ゼロ)………改良してたら、こうなったんだ

 

適当にそうやって嘘をつく

 

一夏)ふーん、そっか!

 

………こいつが単純で助かった

 

セシリア)ゼロさん……私、またあなたに助けられてしまいましたわ………本当にごめんなさい、私、あなたと肩を並べられる様にとそう思っておりましたのに…

 

そう、セシリアは自分を責めようとしていた……やれやれ

 

ゼロ)あの場合、下手をしたらお前らの命が危なかった、だから助けに行ったんだ、気にする必要はない……あのまま死んでは、実家に帰って真実を見つけることができなくなるだろう……あまり無茶をするなセシリア

 

セシリア)っ、は、はい……ごめんなさい////

 

……わかればいいが

 

一夏)そもそも、なんでラウラとバトルすることになったんだ?

 

一夏がそう聞くと、二人は言いづらそうに

 

鈴)そ、それはぁ……

 

セシリア)女のプライドを侮辱されたから……ですわ

 

…………なるほど、プライドの高い二人ならそれもあり得るか

 

シャル)あぁっ!もしかして、ゼロと一夏のことをっ

 

シャルルが何かを言おうとした瞬間二人ともすごい早さでシャルルの口をふさぐ……怪我人だというのに無茶をする

 

シャルル)んむっ

 

鈴)あんたって本当に一言多いわぇ!

 

セシリア)そ、そうですわ!

 

二人とも顔を赤くして止める……やれやれ

 

一夏)おい、二人とも、さっきから怪我人のくせに動きすぎだって

 

そう言って二人を掴もうとする一夏をとりあえず横腹を突いて止める

 

一夏)あだっ!何すんだよ!?ゼロ!?

 

ゼロ)怪我人に触るな怪我が悪化したらどうする、死ぬほど痛いんだぞ

 

一夏)うっ、わ、悪い……

 

ゼロ)それと、二人とも、一夏の言う通り動きすぎだ、怪我人なんだ、安静にしていろ

 

俺が少し厳しめに言う

 

鈴)うっ、わ、わかったわよ……

 

セシリア)うう、ごめんなさい////

 

二人は渋々とベッドに戻る

 

すると、女子生徒たちがこちらに入ってくる

 

シャル)?どうしたの?みんなして?

 

女子生徒A)これを!

 

すると、プリントを渡してくる

 

プリントには今月開催する、学年別トーナメントではより実践的な模擬戦を行う為、二人組での参加を必須とする

尚、ペアが決まらなかった者は抽選で決まった相手とのペアとすると書かれてあった

 

……つまり、今回はペアでの参加ということになる……パートナーとの連携が大事になってくる

 

女子生徒A)ということで!私と組もう!織斑君!

 

女子生徒B)私と組んで!デュノアくーん!

 

女子生徒C)私と組んで私を罵ってゼロくーん!!

 

一人おかしい発言をしてる奴がいたが気にしないでおこう……やれやれ、こいつらは

 

一夏)えーっとー

 

シャル)あははは………

 

………二人とも困っているな

 

一夏)みんな悪い!俺はゼロと組むから諦めてくれ!

 

一夏は俺と組もうとしている……だが

 

ゼロ)……悪いが、一夏、お前とは組まない

 

俺はキッパリそう言う

 

一夏)え、な、なんでだよゼロ!?

 

……驚いている様子だな

 

ゼロ)………いい機会だと思わないのか?

 

一夏)え?

 

まだわからないらしい一夏……やれやれ

 

ゼロ)俺と肩を並べる、そう言っていたろう?なら、俺と同等くらいに腕を上げなくてはならない………今回のトーナメント……お互いに全力でやる理由がある……どこまでやれるか……試してみたくはないか?

 

一夏)っ!……そっか

 

どうやら気づいたらしいな

 

ゼロ)俺とお前、二人に分かれる、お前とは敵同士ということになるが……試合である以上は手は抜かない

 

一夏)ああ、俺がどんだけ強くなったか見せてやるよ!勝負だぜ!ゼロ!俺と試合するまで絶対負けんなよ!?

 

ゼロ)……ああ

 

やる気十分のようだな

 

鈴)じゃあ、一夏は私と組みなさいよ!幼馴染なんだから!

 

セシリア)でしたらーゼロさんとは私とー

 

怪我人二人が俺たちと組もうとしてるが………出れるわけないだろうに

 

山田)だめですよ、お二人のISは、ダメージがCを越えてます、トーナメント参加は許可できません

 

山田教員のもっともな言葉が出てきた…というより、いたんだな

 

鈴)そんなぁ!私十分戦えます!

 

セシリア)私も納得できませんわ!

 

二人とも否定しているが……お前らの問題ではなくISの問題だと言っているだろうに

 

山田)駄目と言ったら駄目です!当分修復に専念しないと後々重大な欠陥が生じますよ?

 

無論山田教員が認めるはずはない

 

鈴)ぬぅ………

 

二人も流石に下がるしかなかった

 

鈴)(優勝したらその子が一夏と付き合うのよね……)

 

セシリア)(ゼロさんが私以外の方と……なんとしてもそれだけは阻止しなくては!)

 

鈴)(ゼロと組めば確実に優勝は狙えるだろうけど……ゼロは一夏と組まないって言ってたから……)

 

セシリア)(残された可能性は一つ!)

 

二人)デュノア君!

 

シャル)は、はい!?

 

二人)ゼロ/さんと、ペアを組んで/くださいな!

 

シャル)え、ええーー!?

 

………二人ともなぜそこまで必死なんだ

 

 

ゼロ)……二人とも落ちつけ……ペアを決めるのは個人の任意だ……これを決めるのはシャルル自身だ…

 

二人)で、でもぉ……

 

ゼロ)勝手に決めるほど非効率的なことはない……こればかりはシャルルの意見を尊重すべきだ

 

セシリア)うぅ……わかりましたわ……

 

鈴)……わかったわよ……

 

二人も落ち着いたか

 

ゼロ)それで、シャルル、こう言われてるが……どうする?

 

俺は一応シャルルに聞く

 

シャル)その……ゼロはいいの?僕で…

 

シャルルは俺に顔を少し赤くして聞いてくる……やれやれ

 

ゼロ)あいにく、俺はまだ誰と組むかは決めていない、お前がそうしたいというのなら、俺はそれに従う、それだけだ

 

俺がそういうと、シャルルは

 

シャル)じゃあ……ゼロと組みたい/////

 

……どうやら決まったらしい

 

ゼロ)……決まりのようだ、俺はシャルルと組む、他を当たれ

 

俺とあたろうときていた女子生徒たちに俺は言い放つ

 

女子生徒A)くぅ、こされたかぁ!

 

女子生徒M)あーご主人さまぁー!

 

一人かなりアルファベットが飛んでいるが気のせいだ

 

一夏)あ、なら、チーム名はRZEROだな!

 

一夏が急にそんなことをいいだす

 

ゼロ)……チーム名を決める必要があるか?

 

一夏)いやーだって、あったほうがかっこいいだろ?

 

………よくわからんが、まぁいいか

 

シャル)けど、なんでR?ZEROはゼロのことだろうけど、僕の要素どこにもないよね?

 

そうシャルルは疑問を持つが

 

一夏)いやーシャルルのIS、確かラファールって名前だろ?だから、イニシャルをとって、RZERO!

 

シャル)あーそういうことか

 

……なるほど、ラファールのRか……一夏にしては考えたな

 

シャル)じゃあ……頑張ろうね!ゼロ!

 

笑顔で俺に言ってくる

 

ゼロ)ああ

 

こうして、俺たち、RZEROは結成された

 

 

一夏)やばいな、俺も早くペア決めないと!

 

一夏もペアを探しに行った……誰と組むのやら

 

 

 

 

そして、トーナメント当日

 

男子控室にて、俺たちはトーナメント表が出るのを待っていた

 

シャル)そういえば、一夏は誰とペアを組むことになったの?

 

一夏)あー神楽ってやつと組んだんだけど

 

……神楽、四十院神楽のことか、確か剣道部に所属しており、クラス内では清楚なお嬢様という感じの、大和撫子というのが印象高い少女だった……なるほど、同じ剣同士と言う組み合わせか……ユニークな組み合わせだが……

 

ゼロ)ちゃんと互いにコンビネーションを取り戦えよ

 

一夏)わ、わかってるよ!

 

シャル)ふふっなんか、二人とも兄弟みたいだね

 

シャルルは笑いながら言う

 

一夏)ちげえからな!?

 

ゼロ)どちらかと言うと保護者だ

 

一夏)お前も何言ってんだよ!?

 

そんな茶番を言っている間に

トーナメント表が出た

 

一夏)おっ、出たぞ

 

 

 

トーナメント表には、一回戦での戦いの相手が目の前にいると言うことがわかった

 

一夏)……へへっ、いきなりか

 

ゼロ)……悪くはないな

 

そこには、チームRZEROVS織斑、神楽ペア、と書かれていた

 

 

 

 

 

一夏)ゼロ、今度は手加減すんなよ?

 

ゼロ)……お前も俺に手加減されるような動きはするなよ

 

一夏)じゃー負けたら学食奢りな!

 

ゼロ)いいだろう……本気で来るんだな

 

 

 

 

 

 

俺たちの約束はここで果たされた……いきなりだったのは少し驚いたが………なんでもいい……全力でやるまでだ

 

 

To Be Continue

 

 




後書きに入りましたー
どうだったでしょーかー

シャル)僕とゼロが……えへへ////

シャルさん、すっごいにやけてるよ、にやけちゃってるよ可愛いから許すけど

シャル)あ、え、えーっと、ごめんね?

だから許すって、そんなに嬉しかった?

シャル)う、うん、だってゼロとペアだし……/////

これアンケートの結果だからね、シャルちゃんどんだけ人気なんだよ、もはや罪だろそれ

シャル)あ、あははは……みんなありがとう(ニコッ

……と言うことで今日はここまで

シャル)次回も見てない

それじゃ

シャル作)さよーならー!


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Misson 15 ゼロVS一夏!再びぶつかる二人の男!

はい、どうも、またまた調子こいて2回連続で書いてます
作者でーす

鈴)あんた、また書いたの……?仕事ちゃんとしてんの?

ちゃんとやってるよ!暇があったから書いたんだよ!

鈴)ならいいけど……

いやね、今回は描いてるこっちまで楽しくなる内容になっちゃったわ

鈴)そんなに?

そんなに、ちょっと楽しくなっちゃったんでたのしんでみてくだーさい

今回はコメントあまりなかったんで晒しはなしです、そんじゃ本編どうぞ!

鈴)私そういえばここで一言言ったっけ?


準備を済ませ、俺たちはアリーナに入る

 

シャル)いきなり一夏と当たっちゃったね

 

シャルルが話しかけてくる

 

ゼロ)ああ、だが、一夏も少しずつ腕を上げている、油断はできないだろうな

 

シャル)……ふふっ、なんか、ゼロ楽しそうだね

 

?楽しい??

 

ゼロ)そう見えるのか?

 

シャル)うん♪一夏と戦うって時だけ、ワクワクしてるような目してるよ?

 

……そんな目をしているのか……俺は一夏は警護対象だと思っているが……顔が自然とそうなっているというのか?……

 

ゼロ)気のせいではないのか

 

シャル)うーん、そうかなー?

 

シャルルは何やら納得いっていない様子だな

 

……おかしな話だ……俺はあくまで任務の一環として、ここにいる、一夏との戦闘も、あいつを強くして、もし俺がいなくともある程度は耐えられるようにするためだ……そのためのはずだが……楽しいか

 

シャル)ゼロも、あえて一夏とコンビを組まなかったのは、一夏と戦いたかったからでしょ?

 

戦いたかったから……?俺が自分でそう行動したとでも言うのか……

 

ゼロ)………どうだろうな

 

この言葉しか返せなかった……本当にわからなかったからだ……俺の行動原理というものが……

 

シャル)ふふっ♪

 

シャルルは少し楽しそうに笑っている……

……俺はこんな笑顔に……なったことがあっただろうか…………

 

そう考えていた時、ゲートが開かれる

 

シャル)時間になったね……行こっか

 

ゼロ)………ああ

 

 

 

 

アリーナに入ると、向こう側にはすでに、一夏と、四十院神楽の二人がいた

 

 

一夏)ゼロ!負けないからな!

 

ゼロ)……ふっ、どれだけ腕を上げたか見せてみろ

 

俺の口角は、自然と上がっていた……俺はそのことに気付いてはいなかった

 

 

 

試合開始のブザーがなる

 

俺と一夏は互いの剣、エレメントソードと雪平弍型をもち、互いにぶつかり合う

 

俺はエレメントソード、炎属性にして、まずは一太刀浴びせようと斬りかかる

 

ゼロ)っ!

 

一夏)くっ!

 

それを一夏は受け止め、即座に回転斬りを仕掛ける

俺はそれ避ける……前の一夏だったら、今の一撃で半分ほどはやられていただろう……だが、多少のダメージにはなってはいるが、防いで見せた………ふっ、なるほど……少しは成長したということか……

 

一夏)どうした?ゼロ!まだまだくるだろ!

 

一夏も一太刀を浴びせるためこちらに来て斬りかかる、俺も同じように防ぎ、蹴り飛ばし、上段から切り掛かる

 

一夏)っ!こっの!

 

それをバックブーストすることで避け

 

一夏)はぁぁあぁ!!!

 

すぐにバックからブーストに切り替え、勢いを乗せて斬りかかってくる、俺はそれを上空の方に飛び逃げることでそれを避ける

 

一夏)っ!おいゼロ!?逃げんなよ!?

 

ゼロ)逃げるという戦略もあるんだ、戦略を考える知識も持っておけ

 

だが、俺に逃げるという選択肢をさせるのは、成長している証拠と言っていいだろう

 

一夏)こんの!!

 

一夏は俺を追いかけてくる、俺たちはしばらくは追いかけっこをしている状態だ

 

すると、別方向から、砲撃がきて、一夏に直撃する

 

一夏)うわ!?

 

一夏はもろにそれを喰らいシールドが20%ほど削れる

 

シャル)二人だけの戦いじゃないからね!

 

シャルルだ、シャルルはライフルで、追いかけている一夏を打ったのだ

 

ゼロ)そうだぞ、一夏、今はタッグマッチだ、お互いに相棒がいるということを忘れるな

 

一旦止まり、俺は武装をツインバスターライフルに切り替える、そして、単発で撃つ

 

一夏)っ!

 

それをどうにか避ける一夏……ふっ、どうやら、本当に成長しているな……

 

すると、俺の背後に四十院神楽が回り込む

 

四十院)ごめんなさいね!ゼロ君!

 

後ろからの斬撃が来たので、俺はゼロソードを展開して、それで後ろ向きで防ぐ

さらに回転斬りを加える

 

それを四十院神楽はギリギリでよける

 

四十院)織斑君!

 

俺は少し気を取られていたらしい

 

一夏はワンオフアビリティ、零落白夜を使い、俺にすでにすぐに斬れる間合いに入っていた

 

一夏)いっけええええええええ!!!!

 

……なるほど、四十院神楽が俺に切り掛かり、俺はまず気付くことを前提に考え、俺が四十院神楽に気を取られている間に、一夏は俺に近づき、ワンオフアビリティで俺を一気に仕留める、という戦法なのか……正直一本取られた……いいコンビネーションを取った……即席とはいえな……しかし

 

ドォン!

 

こちらにもパートナーがいるということを忘れていた、それが敗因だろうな

 

一夏)ぐわ!?

 

一夏は横からのシャルルのライフルによる射撃に直撃した、ワンオフアビリティによる効果で、シールドも減っていた、おまけに俺の攻撃を多少受けていたから、今のシールドはおそらくもう少なくなっただろう

 

一夏)っ!嘘だろ!?

 

自分のシールド残量を見て油断した隙をつき、俺はすぐに一夏に近づき

 

ゼロ)……俺のまた一勝だ、一夏

 

エレメントソードで一閃する

 

一夏)ぐわ!?

 

一夏はISを纏った状態で落ちて、地面に落ち、強制解除される

 

四十院)織斑君!?

 

シャル)僕がいること!忘れないでよね!

 

シャルルも一気に四十院に近づき、ブレードで切り掛かる

 

四十院)っ!

 

四十院もブレードを持ち、鍔迫り合いに持ちかけようとする、しかし

 

ドドドドドドドド

 

四十院はいつのまにかブレードから切り替わっていたシャルルのマシンガンにより、シールドエネルギーを削って行っていた

 

四十院)っ!?

 

シャル)これで!おしまい!!

 

困惑していた四十院をよそに、シャルルはライフルに瞬時に切り替え、打ち抜き、シールドを削り切る

 

……これはシャルルの特技らしいが、シャルルは武器を瞬時に切り替えられるらしい……なるほど、シャルルにしかできん戦法だ

 

 

司会者)勝者!RZERO!

 

シャルルの一撃により、俺たちの勝利が確定した……

 

シャル)っ!やったね!ゼロ!♪

 

ゼロ)……ああ

 

周りからは歓声が聞こえていた……久しぶりにいい戦いを見ただのと、そういう声もちらほらと聞こえる…

 

……残念だが、俺はまだ、本気ではないがな

 

 

 

 

 

 

控室から出て、俺とシャルルは、ベンチに座っている、すると

 

一夏)おーい!ゼロー!

 

一夏と、四十院神楽が来る

 

シャル)お疲れ様

 

四十院)お疲れ様です

 

四十院は笑いながら答える

 

一夏)いやーやっぱ強いよなーゼロは、結局負けたよ〜

 

そう言っても、笑顔でいる一夏

 

ゼロ)その割には嬉しそうだな

 

俺がそういうと

 

一夏)いや、確かに負けたのは悔しいよ、でも、全力でぶつかれて、すっごく楽しかったよ

 

そう返してきた……全力か……ふっ

 

ゼロ)あれがお前の全力か、俺は半分程度しか出してなかったがな

 

一夏)うげ、まじかよ!?

 

一夏は俺の衝撃の真実を聞くと、少しショックを受けた様子になる

 

ゼロ)だが、戦略としては悪くなかった、シャルルがもしいなかったら、俺は負けていただろう……即席にしてはいいコンビネーションだった、ただ

 

俺はそう称賛をし、次に

 

ゼロ)今回はこちらにもコンビがいた、俺ばかりに気を取られてシャルルのことを厳かにしていた、それが敗因だ、そこを反省しておけ

 

一夏)お、おう……

 

四十院)むぅ………的確だなぁ……

 

四十院も少ししょげていた

 

ゼロ)……悔しかったら、俺に本気を出させるくらい強くなれ

 

俺はそう言って一夏の肩を叩いてからその場をさった

 

シャル)……あ

 

シャルルは、何かに気付いていた様子だ……試合でも見ていたのだろうか

 

シャル)……ふふっ♪

 

シャルルは少し笑いながら

 

シャル)じゃあ、僕たちは行くね♪

 

そう言って俺の方に来る

 

一夏)ゼロー!今度は絶対全力を出させてやるからな!

 

……一夏の言葉に俺は片手で返事をしていく

 

シャル)……ふふっ、そんなに楽しかったの?♪

 

ゼロ)………どうだかな、なぜそう思う?

 

シャル)え?だってー

 

シャルルは笑う

 

ゼロ)?

 

シャル)ふふっ、なんでもないよ♪行こっか!

 

ゼロ)……ああ

 

 

 

 

 

 

俺が気付いていなくて、シャルルが気づいていること……それは………俺の口角が上がっており……自然と笑っていた……そのことに俺は気付かなかった……

 

To Be Continue

 

 




はい、ということで後書きでーすどうだったかなー?

鈴)バトル漫画か

まぁ、そんな感じで描いたねー

このままラウラ戦まで行っちゃいます!

鈴)ちゃんと寝なさいよー

わかってるよ!そんじゃ!今回はここまで!では次回!さよなら!


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Misson 16 ぶつかる黒と漆!ゼロVSラウラ!

はい、我慢できず書いちゃいましたー

シャル)………こんな時間に?……寝た方がいいんじゃ

眠気が来ないんだよ……てことで今回も晒しまーす

えー、楯無さんとマドカは個人的には堕として欲しいと……うーむ、楯無さんは堕としますが、マドカはどうするかまだ決めてませんね、何しろ出るのだいぶ後だからね

シャル)………むぅ……またライバル増えるんだ……

これが主人公です、ごめんね、てことで頑張ってね

それじゃあー本編スタート!


あれから試合は続いた……何度かラウラ・ボーデヴィッヒと篠ノ之箒達の戦いを見てきたが……ラウラ・ボーデヴィッヒのAICとレールカノンによるほとんど一方的な戦法による戦いばかりだった……確かにAICは強力だが……その分弱もある……そこをつくのが味噌ではあるが……

 

シャル)……強いね……ラウラ……

 

映像を見ていたシャルルが隣でつぶやく

 

ゼロ)………ああ

 

シャル)………AICは触れれば動けなくなるけど……でも、ゼロのあの武器なら、きり開けるよね、だって、あの時斬ってたし

 

シャルルはそういう……だが

 

ゼロ)……同じ手が二度通じるほど、ラウラ・ボーデヴィッヒは馬鹿ではない……おそらく何かしら対策……もしくは、あえてそれを狙っての策を考えているはずだ……

 

シャル)………それもそうだよね……

 

シャルルは考える

 

ゼロ)………だが、その上で頼みがある

 

シャル)?なに?

 

ゼロ)……………

 

俺は少しだけ間を開けて言い放つ

 

ゼロ)ラウラ・ボーデヴィッヒとは、俺と一対一でやらせてほしい

 

それを聞いたシャルルは驚いた表情をする

 

シャル)罠があるかもしれないのに、一人でやるって言うの!?

 

ゼロ)………頼む……これは、俺がやらなくてはならない事だ……一夏が初戦敗退となっている今……一夏の代わりに、あいつと戦わなければならないのは……俺だ

 

シャル)だからって

 

ゼロ)………頼む

 

シャル)っ

 

………本来なら、あいつと戦わなければいけないのは一夏だ……だが……一夏は本気でやって……負けた……なら

 

ゼロ)………一夏に託された役目を……俺が果たす

 

俺はそう静かに言うと、呼び出しの放送がなった

 

シャル)………わかったよ、でも無茶はしちゃダメだよ

 

ゼロ)………了解

 

俺たちは、アリーナへと足を運んだ

 

 

 

 

アリーナに到着した俺たちは、すぐに準備を済ませ、そして……戦場へと足を踏み入れる

 

向こうには、ラウラ・ボーデヴィッヒと篠ノ之箒の姿を確認した

 

一夏)ゼロー!気をつけろよー!

 

一夏の声も、歓声の中から聞こえる……任せておけ

 

 

ラウラ)………ちっ、織斑一夏とは戦えなかったか……だが……お前と当たることになるとはな

 

ゼロ)安心しろ、一夏の代わりは俺だ

 

ラウラ)……ふん、一度停止結界を破ったからと言って図に乗るな……貴様とは年季が違うのだと言うことを見せてやる

 

ゼロ)……その言葉、そっくりそのまま返してやろう、経験したことは同じかもしれんが……むしろお前の方が上かもしれないが………お前とは濃厚さが違う

 

ラウラ)っ……言ってくれるな……だが……どちらにしても……やることはひとつだ

 

ゼロ)…………そうだな……やることはたった一つ

 

そして……試合開始のブザーがなる

 

 

二人)叩きのめす!/排除する

 

二人同時に、上空に飛び立つ、俺はバスターライフルを構え、中出力で連続で発砲する

 

ラウラ)っ!

 

ラウラ・ボーデヴィッヒはそれを避ける

俺は、その先へ向かい、ゼロソードを展開し、すぐに間合いに入る

 

ラウラ)っ!きたかッ!

 

無論AICを展開してくる、俺は同じようにゼロソードでそれを切り開く

しかし、俺の予想通り、向こうはすでに切り開いた時の対策をしていた

 

俺が切り拓いた瞬間に、肩にあったレールカノンを近距離で俺に撃ってくる、俺はそれをギリギリで避け、その動きを利用し、反転し蹴り飛ばす

 

ラウラ)っ!ちぃ!

 

数メートルほど吹っ飛び、再びレールカノンで砲撃をしてくる……俺が一度目に使っていた武装が、こんな形で敵になるとは思わなかったが……今はそれを考えている暇はないだろう、俺は、エレメントソードと二刀で構えて、立て続けにくるレールカノンの弾丸を切り進んでいく

 

切り進み、間合いに入ると、ラウラ・ボーデヴィッヒの手から、ビームの刃が出る

 

……あれはプラズマ手刀と言ったか……手刀というよりビームサーベルではないかと思うが……そこは触れないでおこう

 

ラウラ)はぁっ!!

 

ラウラ・ボーデヴィッヒは、プラズマ手刀で斬りかかってくる、俺はそれを二刀に構えた剣、エレメントソードで受け止め、同じように斬りかかる

 

……互いに二刀と二刀……この戦い…焦りを見せた方が負ける

 

 

 

 

 

 

 

箒)っ!ラウラ!

 

時を同じくし、シャルルと攻防を繰り広げていた箒は、ラウラの援護へ駆けつけようとする、しかし

 

シャル)悪いけど行かせないよ!ゼロに……ラウラと一対一でやらせてくれって言われたんだ、だから、絶対に通さない!

 

シャルルはシャルル自身の特技、ラピッドスイッチ(高速切替)を駆使した戦法、砂漠の逃げ水(ミラージュ・デ・デザート)を駆使し、箒に追い討ちをかけていく

 

箒)っ!

 

箒の使っているISは訓練機である打鉄であるため、専用機のラファール・リヴァイブ・カスタムIIを使っているシャルルには、機体の差で押されていく、そして

 

シャル)悪いけど、これで終わりだよ!

 

最後に近距離でライフルを撃ち抜き

 

箒)ぐわ!?

 

箒のシールドエネルギーは0になり、箒は敗北した

 

箒)っ!……専用機さえあれば……

 

そういう箒だが

 

シャル)………彼ならきっと……機体のせいにするやつに勝てる奴なんていないって……そういうだろうね

 

そう言ってシャルルは、その彼……ゼロと、ラウラの戦闘を、見守ることにした

 

シャル)………ゼロ……

 

 

 

 

斬りかかってくるラウラ・ボーデヴィッヒの手を、俺はゼロソードで防ぎ、蹴り飛ばす、そして、俺は、焦りの目が見えてきたラウラ・ボーデヴィッヒに、AICを使うほどの集中力を使う暇を与えないよう、何度も斬りまくる、今、エレメントソードの属性は雷にしており俺の攻撃は、やつにも認知できないほど早い、防ぐのでやっとだ、その状況では、AICを使うことは無理だろう…

 

 

 

このままトドメを刺す

 

 

 

俺はそのために、瞬時に間合いに入り、二刀で斬りかかった

 

 

 

 

ラウラ)(私は負けないっ!負けるわけには行かないのにっ…………力が………欲しいっ!)

 

ラウラは心の中でそう願った……

 

???)願うか?

 

どこからか、そんな声がした……その後も、声は続く

 

???)汝、より強い力を欲するか……?

 

その言葉に、ラウラは迷うことなく答える

 

ラウラ)よこせっ!力を!!比類なき最強をっ!!!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

俺が斬りかかろうとした時、ラウラ・ボーデヴィッヒから、稲妻が走る

 

ゼロ)っ!

 

俺はそれを危険と察知し、すぐに退避する

 

ラウラ)ぐぁぁぁぁぁぁ!!!

 

俺がラウラ・ボーデヴィッヒの方をもう一度見た時、彼女のISの姿が変わっていた……ラウラ・ボーデヴィッヒ自身は、ISに取り込まれ……そこには黒く、巨大なISのような異形が立っていた

 

 

 

 

To Be Continue

 

 




はい、どうだったでしょうか

シャル)まってよ、ここで終わらせるの!?気になるよね次回!?

もう大体どうするか決めてるよ

シャル)え!?どうやって

………未来なら見えている

シャル)はい!?

てことで、また次回さよなら

シャル)ちょっと!?教えてよ!?


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Misson 17 諸刃の剣!ゼロシステム起動!

はい、どうも、性懲りも無く書いてる作者でーす

シャル)あれ?仕事は

昼休憩中だからいいの
とはいえちょっと急いでるから手短にな

シャル)あ、あまり時間ないんだね……

サブキャラのこと出たけど………いや、難しいですあれ、調べまくっても出なかったし……

シャル)あ、あはははは……

てことで、本編どうぞ!


アナウンス)非常事態発令!トーナメントは全試合中止!状態をレベルDと認定!鎮圧部隊を送り込む!来賓、生徒は避難すること!

 

アナウンスの声が響くそのアナウンスを聞きギャリーにいた生徒、および来賓は避難を開始した

 

シャル)な、なんなの、あれ!?

 

シャルルが驚きの声をあげる

 

……データにあったな……正しくはヴァルキリー・トレース・システム……通称VTシステム

過去のモンド・グロッソ優勝者の戦闘方法をデータ化し、そのまま再現・実行するシステム、パイロットに「能力以上のスペック」を要求するため、肉体に莫大な負荷が掛かり、場合によっては生命が危ぶまれるもの……

現在はあらゆる企業・国家での開発が禁止されているはずだが………

ラウラ・ボーデヴィッヒのシュバルツェア・レーゲンには搭載されていたらしい……

 

俺が状況を分析している間、鎮圧部隊が数名出てくる

 

部隊長)君達!ここは危険だ!すぐにここから逃げろ!

 

隊長らしき人物が俺とシャルル、篠ノ之箒に声をかける

 

シャル)ゼロ!

 

シャルルは俺を呼ぶ

 

シャル)言われた通り!行こう!

 

シャルルは言う

 

……こうなったのは、果たして誰が原因か……過程として、向こうがもっと力を求めている状況だったのがキーだったと仮定するなら……現状から考えるに……これは俺が原因と言えるか……

 

一夏)このやろう!千冬姉の真似をしやがって!許せねぇ!

 

考えていると、一夏がこちらに来て、変化したシュバルツェア・レーゲンに向かっていく

 

ゼロ)……っ!

 

俺はすぐに一夏の前に立ちはだかり腹を殴る

 

一夏)がっ!……何すんだよ……ゼロ……

 

一夏はそういい、ISが強制解除され、気を失い落ちる

 

シャル)あ、一夏!

 

シャルルは落ちてくる一夏うまくキャッチし、降りる

 

この間も鎮圧部隊は戦闘をしているが、歯が立たないらしい…

 

シャル)ゼロ!一夏は僕がゼロも!

 

………今回は俺の責任だ……そのせいでラウラ・ボーデヴィッヒがもし死んだとしたら……俺はきっと、後悔の念に押し潰されるだろう…………あの時のように………あの時に……俺は感情という一切を捨てたつもりでいた………だが……あの馬鹿(一夏)のせいで……俺も焼きが回ったらしい………

 

ゼロ)……シャルル、一夏と篠ノ之箒を連れてお前たちは先に逃げろ

 

シャル)っ!うん、でも、ゼロは!?

 

ゼロ)………俺は……

 

………俺は、もう一つのZEROのシステムのことを考えていた………これにはかなりのリスクが伴われる……だが………

 

 

 

………俺はすでに覚悟は決めている

 

 

 

ゼロ)俺はこの状況を鎮圧する

 

シャル)っ!無理だよ!いくらゼロでもあれは!

 

シャルルは俺に言う……だが

 

ゼロ)シャルロット!

 

シャル)っ!

 

ゼロ)…………俺を信じてくれ

 

振り向き様にそう言う

 

シャル)………わかった………でもゼロ約束して!

 

ゼロ)………

 

一呼吸起き、シャルロットは次の言葉を放つ

 

シャル)絶対に死なないで!

 

 

 

 

そう言って、一夏と箒を連れて避難を始めるシャル

 

箒)お、おい!?大丈夫なのか!

 

シャル)………今は避難をしてっ!………

 

箒)っ!………

 

シャルロットの目には涙があった……自分の最愛の男(ひと)が、今、覚悟を決めて戦う中、自分は逃げるしかなかったから……何もできなかったから……そんな自分が不甲斐なく、涙を流すしか、彼女にはできなかった

 

 

 

 

 

 

俺は、ツインバスターライフルを低出力で発射し、シュヴァルツェア・レーゲンを撃つ

 

鎮圧兵A)っ!退避!退避!

 

鎮圧隊はツインバスターライフルの存在に気づき、横へ移動し退避する、ツインバスターライフルはシュヴァルツェア・レーゲンに直撃する、しかし、低出力だったからか、あまりダメージは見られない……だが、これでいい、あくまで今の攻撃は、奴の注意を俺に引きつけるためだからな

 

鎮圧隊長)っ!君!何をしている!ここを離れなさい!

 

俺に隊長らしき人物が呼びかけるが

 

ゼロ)………ここは俺が引き受ける、かなりの大規模な戦闘になる……お前たちもここから退避しろ

 

鎮圧隊長)何を言う!?生徒に何が!

 

ゼロ)……では、このまま全滅するか

 

鎮圧隊長)っ!……

 

俺がそういうと、隊長は黙る

 

ゼロ)……ここは任せろ、すでに敵の注意は俺に惹きつけられている、奴の狙いは俺だ……俺がやる

 

鎮圧隊長)……わかった、だが、危険と判断したらすぐに止めに入る、いいな!

 

ゼロ)……了解

 

実際、鎮圧部隊でも歯が立たなかったのは事実だからな……

鎮圧部隊はすぐにその場から退避する

 

 

 

鎮圧部隊が退避したのを確認すると、俺は目を瞑り……「あいつ」に声をかける

ラウラ・ボーデヴィッヒを救うため、これ以上俺のような人間を増やさないため……

VTシステムと渡り合うための力を目覚めさせるために………

 

 

 

 

 

 

 

 

???)力を求めるか……

 

………ああ

 

???)何故だ

 

………俺のような人間を増やさないため……目の前にいる囚われた者を救うためだ

 

???)……なぜ助ける?

 

さぁな………俺もわからん………だが……焼きが回ったらしい……あのバカのせいで

 

???)…………

 

あいつならこうするだろうと、そう考えても行動した………それだけのことだ………それを実行するため

 

 

 

 

 

 

…………ZEROよ…………俺を導いてくれっ!!!!

 

 

 

 

ZERO)…………いいだろう………導いてやる………お前の未来を

 

 

 

 

 

 

ドクンッ!

 

瞬間、俺の頭に、色々な情報、色々な可能性、色々な行動パターン、色々な未来が見えた………先の未来には、ラウラ・ボーデヴィッヒは、笑い合っている未来が……確かにそこにあった………この未来だ……俺はこの未来を選択する

 

そのためにはどうしたらいいか、数秒先の未来が、俺には見えた

 

SVT)っ………

 

シュヴァルツェア・レーゲンは剣のような者を構えたかと思うと、縦から斬りかかってくる

 

俺はこの未来、さらに先にどんな攻撃をするかも見ていたので、俺はそれをエレメントソードで受け止め

 

ゼロ)っ!

 

シフトを氷属性に変え、相手を凍らせた

エレメントソードの氷属性モードは、範囲攻撃のほか、相手を凍らせる付加攻撃がある、受け止めた瞬間に俺は相手を凍らせることがでいる

 

SVT)っ!?

 

凍ったせいで、体がうまく動かなくなったシュヴァルツェア・レーゲンは、なんとか攻撃をしようと、剣を振りかけてくる

しかし、凍っているせいで鈍い……その動きでは、俺に当てることはできないだろう、俺はその間に雷属性に切り替え、ZEROの最大出力に+雷による加速のスピードで、相手を高速で切り刻んでいく

 

SVT)っ!っ!!!!!

 

すると、胸の中央あたりからラウラ・ボーデヴィッヒの上半身が出てくる、彼女はすでに気を失ってるようで、目を覚ましてはいない………人質のつもりか…だが、関係はない、未来ならすでに見えているっ!

 

 

俺はその隙間のあたりに行くとエレメントソードの雷属性で、切り裂き、ラウラ・ボーデヴィッヒ本体を切り離し、救出する

 

ラウラ)っ!

 

ラウラ・ボーデヴィッヒを救出し、彼女は数メートルほど離れた場所に下ろす

 

SVT)っ!!

 

シュヴァルツェア・レーゲンはなおも俺に攻撃を仕掛けようとする……ラウラ・ボーデヴィッヒの救出は完了……あとは跡形もなく消し去るのみだ

 

俺はツインバスターライフルを構え、最大出力でチャージする

 

ゼロ)………ターゲット……VTシステム起動、シュヴァルツェア・レーゲン

 

………ラウラ・ボーデヴィッヒの命を危うくした一つの元凶……VTシステム………

 

ゼロ)………お前を…………殺すっ

 

ツインバスターライフルをフル出力で発射する

 

シュヴァルツェア・レーゲンは、フル出力のビームに直撃すると、跡形もなく消え去った

 

 

ゼロ)…………

 

シュヴァルツェア・レーゲンの残骸のみを残して

 

 

 

 

 

 

俺はラウラ・ボーデヴィッヒを連れて避難をしていた群衆へ入る

 

シャル)っ!ゼロ!

 

一夏を篠ノ之箒に任せ、俺の元へくるシャルル

 

シャル)よかった……無事だったんだね!

 

俺はラウラ・ボーデヴィッヒをシャルルに託して

 

ゼロ)………………任務…………完了

 

 

 

 

口から大量に吐血をして倒れた

 

シャル)………ゼロ………?…………ゼロっ!!!????

 

 

 

 

シャルロットの声が、聞こえたが………俺を呼ぶ声を最後に……俺の意識は闇へと消えた

 

To Be Continue

 




はい、いかが

セシシャル)ゼロ/さんが!ゼロ/さんがぁぁぁぁぁぁ!!!

落ち着けー!こいつ死んだらこの小説終わっちまうんだから、死んでるわけないだろうが!

シャル)でも最後はひどいよ!?よりにもよって僕の前で吐血させる!?

いやーだって………ねぇ?

セシリア)この鬼!悪魔!血も涙もないんですわね!あなた!

そんなに言わなくても………
……心折られたんで今回はここまで、さよなら


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Misson 18 戦いの後の夜と、突如決められた嫁!?

はい、どうもー作者でーす、夜中の一時にジャジャーンです!

セシシャル)…………ムスッ

……まだ怒ってるの?

セシリア)当たり前ですわ!ゼロさんをあんな目に合わせるなんて!

シャル)よりにもよって僕の目の前での吐血はひどいよ、トラウマを植え付ける気?

いや、それは……仕方ないじゃん、ゼロシステムってそういう仕様に設定してるんだから

セシリア)納得いきませんわ!

シャル)僕たちは許さないよ!

………ということなんで本編入りまーす、どうぞ


保健室にて

 

ラウラ)………っ

 

目を覚ましたラウラの側には、千冬がいた

 

千冬)……起きたか

 

ラウラ)っ、教官………私は

 

ラウラは起き上がると、千冬にまず

 

ラウラ)何が起きたのですか?

 

訳もわからず、なにが起きたのかを千冬に聞いた

 

千冬) …一応重要案件である上に機密事項なのだがな、VTシステムは知っているな?

 

ラウラ) …ヴァルキリー・トレースシステム?

 

千冬からの質問に、正式名称で答えるラウラ

ラウラ自身も、機密事項ではあったが、隊長を任せられている身の彼女は当然知っていた

 

千冬) …そうだ……IS条約で開発は愚か、研究、使用、その全てが禁止されている

それがお前のISに積まれていた

精神状態、蓄積ダメージ、そして何より操縦者の意思、願望か

それらが揃うと発動するようになっていたらしい

 

千冬からの説明にラウラは目を伏せながら

 

ラウラ)……私が望んだから……ですね?……

 

そんなラウラをみて、千冬は

 

千冬)……ラウラ・ボーデヴィッヒ!!

 

ラウラの名前を呼ぶ

 

ラウラ)っ!はいっ!

 

ラウラはその呼びかけに答える

 

千冬)お前は誰だ?

 

ラウラ)っ、わ、私は……

 

いつもなら、答えることができた、しかし、この時のラウラには答えることができなかった

 

わからなくなったからだ、今まで、自分は戦いの道具として扱われ、千冬に救われ……その教えも聞かず、自分は結局力に飲まれた…今の自分に名を名乗る資格などあるのか、そう考えていた……そんなラウラに千冬は

 

千冬)誰でもないならちょうどいい……お前はこれから、ラウラ・ボーデヴィッヒだ

 

ラウラ)……え?

 

意味がわからなかった……側から見れば、自分の名前を聞いて、名前を復唱されただけだからだ

 

千冬)それから……お前は私にはなれないぞ

 

千冬のその言葉を聞き、ラウラはようやく千冬の言いたいことがわかった

 

今日から自分はラウラ・ボーデヴィッヒ……そう、今日から自分は、戦闘のための人形でも、軍隊長でも、なんでもない……ラウラ・ボーデヴィッヒ個人なのだと……織斑千冬はそう言ったのだ……なんとなく、心のタガが外れた、そんな気がした……

 

ラウラ)ふふふっ、はははっはははははは!

 

安心しすぎて気が緩んだのか、今の言い回しがおかしかったのに気づき、ついラウラは笑ってしまう……もっと違う言い回しがあるだろうに、しかし、これが織斑千冬なのだと、改めて理解した

 

千冬)笑うな……それと、ゼロに礼を言っておけ、お前を救ったのは、あいつだ

 

ラウラ)ゼロ……あの男が?

 

自分を救ってくれたのは、さっきまでなにがなんでも倒したかったゼロという男だった

 

千冬)そうだ、文字通り、血反吐を吐いて、命をかけてな、ついさっきここを立ち去っていったよ、全くどういう神経しているんだあいつは死にかけたというのに

 

そして、千冬はついさっきまでのゼロとの会話を思い返していた

 

 

 

 

ゼロは、目が覚めたのを確認した千冬は

 

千冬)起きたか?

 

ラウラと同じくそう声をかける

 

ゼロ)…………ラウラ・ボーデヴィッヒは?

 

起きてからの第一声はこれだった

 

千冬)無事だ、お前のおかげでな……ほぼ無傷だ……問題なのはお前の方だ馬鹿者

 

そう、ラウラよりもゼロの方が重症だった

 

千冬)ISの解析は深くはできんかったが、なんだあのシステムは、脳に直接リンクした上で、脳にかなりの負荷を与えていた、普通なら死んでいるところだぞ

 

ゼロはそれを聞くと起き上がり

 

ゼロ)…………解析をしたのか?

 

と、声を低くし聞いてくる…もし深く見ていれば殺すとでも言うような威圧感が、ゼロから感じられた

 

千冬)……お前を検査しているときの過程で、理由がシステムにあることが判明したというだけだ、それ以外は見てはいない

 

それを聞くとゼロは殺気を収める

 

千冬)あのシステム……脳にかなりダメージを与えるものだった……お前が吐血をしてあわててデュノアが運んできたが、一歩遅れていたらお前は今起きてはいなかっただろう、むしろこんなに早く起きれるお前が異常なくらいだ

 

ゼロ)…………

 

千冬)……解析した結果……お前の脳ではあれは5分が限界だ……お前に言っても聞かんだろうから忠告はしておく……使うなら5分だけにしておけ

 

ゼロ)…………了解

 

そう、ゼロのあの戦闘は10分に及んでいた、それゆえに、脳に負荷がかかりすぎ、耐えきれなくなり、吐血をした、と考えられる

 

千冬)全く、もっと自分の命をだいじにしろ

 

そう言うが

 

ゼロ)…………命なんて安いもんだ……特に俺のはな

 

そう言って立ち上がる

 

千冬)っ、お前

 

千冬が止める前に、ゼロは

 

ゼロ)問題ない、もう俺は動ける、体に異常はないからな

 

千冬)それを決めるのは私だ、お前の決めていい判断では

 

ゼロ)……ラウラ・ボーデヴィッヒが起きたら、こう伝えておいてくれ

 

千冬がいう前に、ゼロはその言葉を伝えると、そそくさと後をさっていった

 

 

 

 

千冬)……あーそれと、あいつから伝言がある

 

千冬はその言葉を伝える

 

ゼロ)「もしまたああいうことになれば、また命をかけて元に戻してやる、安心しろ、お前も、守り通してやる、だから、お前は俺のようになるな」

 

千冬)……だそうだ……あいつだから言えること………なのかもしれんな、肝の座ったやつだ

 

千冬は、ゼロのそういう性格を心配する反面、称賛していた

 

 

 

 

俺は、保健室からでて、しばらく歩いていた

 

シャル)っ!……ゼロ……

 

すると、シャルルが目の前にいた

 

ゼロ)………シャルルか

 

俺が呼びかけると、シャルルはこちらに来て

 

シャル)っ!

 

俺の頬を叩いた

 

シャル)………バカっ

 

目元を隠し俺に抱きついてくる

 

シャル)バカ……バカバカバカッ!……死んじゃったかと思ったじゃん!……絶対に死なないでって……僕は言ったじゃん……

 

ゼロ)……結果的に俺は死んではいない、約束はちゃんと守ってる

 

シャル)そういうことじゃ……ないよっ!

 

俺の服の襟を強く掴む……俺の胸のあたりが濡れていることに気づいた……シャルル……シャルロットは……泣いているのだと気づいた

 

シャル)お願いだから……無茶をしないでよ………

 

………どうやら……俺は慣れてないせいで、怒らせるどころか……泣かせてしまったらしい

 

俺は、そっと、シャルロットの目の涙を拭う

 

シャル)っ………ほんとに……生きててよかった……

 

ゼロ)………

 

シャルルは、しばらくの間、俺から離れることはなかった

 

 

 

 

その後、夕食を取りに食堂へと向かい、一夏と合流したが

 

一夏)おいゼロ!聞いたぞ!血を吐いたんだって!?なにしたんだよ!?

 

あって早々これだ……やれやれ

 

ゼロ)少し無茶をした、それだけだ

 

一夏)っ!

 

一夏は、いきなり俺の顔を殴ってくる

 

一夏)無茶すんなよ!お前が死んだら、俺の目標がなくなるだろ!?

 

いきなりそう言ってくる

 

一夏)お前は、俺の憧れで、俺の強くなる目標なんだよ!いつかお前と、本気でお前と肩を並べて戦えるように強くなりたいんだ!なのに、その目標のお前が死んだら、俺は目標がなくなるじゃないか!……

 

…………やれやれ

 

俺は立ち上がり、お返しに腹をどついた

 

一夏)ごふっ!なにすんだよ!

 

ゼロ)……俺が無茶をしたのはお前のせいだ

 

一夏)はぁ!?俺のせい!?

 

……その通りだ………お前と関わったことで……こうなったんだ

 

ゼロ)これはさっきの殴られた返しだ、悪いが一回は一回だからな

 

お前のそのまっすぐなところを見るせいで、俺も焼きが回った……なにがなんでも、無茶をしてでも、守りたいと、そう思ってしまった……こうさせたのは、間違いなく、お前の責任だ、一夏

 

一夏)けど、俺の拳よりキツくないかこれ……

 

一夏は少し悶絶している

 

ゼロ)鍛え方が違うんだ

 

俺はそう言って席に着こうと振り向き

 

ゼロ)………ありがとう

 

そう小さく呟く

 

一夏)へ?なにって?

 

ゼロ)バカと言ったんだ

 

一夏)はぁ!?ひどくねえか!?

 

ゼロ)ひどくない、一回ずつ終わらせたんだ、早く席に着いて食事を済ませるぞ

 

一夏)えぇ……

 

……やれやれ……任務の警護対象がこんなやつでは、先が思いやられるな

 

 

 

 

食事をしつつ、シャルルからトーナメントは中止になったことを聞いた

 

女子)交際無効……うわーーーん!

 

女子B)ゼロ様とのSMプレイがー!

 

……後半なに言ってるかわからん奴がいたが無視をしよう

 

しばらく食事を進めていると、篠ノ之箒の姿が見えた

 

一夏)あ、そうだ!箒!

 

思い出したように、一夏は篠ノ之箒のところへ行く

 

一夏)こないだの約束な、付き合ってもいいぞ?

 

箒)………なに!?

 

一夏)だから、付き合ってもいいって

 

それを聞いた瞬間に、篠ノ之箒は一夏の襟首を掴み顔を近づけ何度も揺さぶる

 

箒)ほ、本当だな!?

 

一夏)お、おうっ……

 

そして、一夏を離して、咳払いをしつつ

 

箒)な、何故だ?理由を聞こうではないか?

 

そう、顔をほんのりと赤く染め、一夏に聞く

 

一夏)幼馴染の頼みだからな、付き合うさ

 

わかったように話す一夏

 

箒)そ、そうかぁ/////

 

顔を赤く染めている篠ノ之箒、しかし、次の瞬間の切り替えが早かった

 

一夏)買い物くらい

 

ドスッ!

 

見事に、一夏の顔面にストレートが入った

 

一夏)うがっ!?

 

箒)そんなことだろうと思ったわ!!

 

ドゴっ!

 

一夏)うがっ!?

 

トドメに、足蹴りが、見事に一夏の腹に入った……しかもさっき俺がどついたところだ

 

一夏)な、なん……で……(チーン

 

一夏は……そこで気を失った

 

シャル)一夏ってわざとやってるんじゃないかって思う時あるよね〜

 

苦笑いで言うシャルル

 

山田)ゼロくん、デュノアくん、織斑くん、朗報ですよ……って、織斑君気を失ってる

 

山田教員がこちらに来た

 

ゼロ)気にしなくてもいい、綺麗に決まってしまったらしい、後で伝えておく、それで、朗報とは?

 

山田)あーそうですか?えーでは、気を取り直して、3人とも今日はお疲れ様です、特にゼロくんはあんなことがあったのに、ピンピンしてますしね

 

ゼロ)……問題はない

 

山田)そうですか

 

苦笑いで続ける山田教員

 

山田)でも、3人の労を労う素晴らしい場所が、今日から解禁になったのです♪

 

 

シャル)場所?

 

労を労う……?

 

山田)男子の、大浴場なんです!♪

 

笑顔で両手を広げて、そう宣言する山田教員

 

…………大浴場か……いつもシャワーで済ませていたからな……たまにはいいか

 

 

 

 

 

 

 

山田教員に言われた通り、大浴場に入った俺は風呂に入り、考えていた

 

ゼロシステム……あれはすでにZEROに組み込まれていた……あのとき俺が殺した研究者は……こんな物を使い……いったいなにをしようとしていたのだろうか……おそらくあいつがこれを使っていれば、俺に殺されるまでもなく、死んでいただろう……それほどまでに強力なのだと、身をもって体験したからこそ言える……ゼロシステム、あれは危険だと……まだ使っているのが俺だから良かった……

 

もしあの研究者が使っていたのだとしたら少しゾッとするほどだ……

 

シャル)お、お邪魔しまーす……

 

………………まて、シャルル何故入ってくる

交代で後で入ると先程打ち合わせたよな

 

俺はすぐにタオルを使い目隠しをする

 

シャル)って、ゼロ!?何でそんな目隠しを!?

 

ゼロ)………こう言う場合、見ないようにするのが礼儀だと聞いた

 

シャル)そ、そうなんだ、でも、それだと目が悪くなるし、とったほうがいいよ

 

苦笑いで言ってきているのだろう、見えないが

 

ゼロ)………そう言うものか

 

シャル)そうだよ……それに……ゼロになら、見られても……////

 

?なんだ?

 

俺は言われた通り目隠しを取り

 

ゼロ)………なら、俺は先に上がる、そのほうが早いだろう

 

そう言って上がろうとしたが

 

シャル)ま、待って、話があるんだ、大事なことだから……ゼロにも聞いて欲しい……

 

真面目な声で呼び止めてくるシャルル……

話か……

 

ゼロ)………それは部屋ではできない話か?

 

俺がそう問いかけるが

 

シャル)……誰かに聞かれたくないからさ……

 

シャルルはそう言う

………それなら仕方あるまい

 

ゼロ)……わかった

 

俺は背を向け、体が冷えるといけないので、湯に浸かり、話を聞く

 

シャル)その……前に言ってたことなんだけど

 

前……

 

ゼロ)……学園に残ると言う話か?

 

シャル)そう、それ

 

シャルルは肯定をし、続ける

 

シャル)僕ね、ここにいようと思う……ゼロがいるから……僕はここにいたいと、思えるんだよ

 

そう言って、俺の手を後ろから握ってくる

 

ゼロ)…………そうか

 

それがお前の選んだ道なら…俺に言うことはないだろう

 

シャル)それにね……もう一つ決めたんだ……僕の在り方を

 

そう言って、俺の背中に抱きついて来た

 

…………在り方か

 

ゼロ)………それは?

 

シャル)………僕のことは……これから、何度も君が呼んでくれたように……シャルロットって、呼んでくれる?……二人きりの時でいいから……

 

…………それはつまり……シャルルという名を捨てる……ということか

 

ゼロ)………本当の名前でいいんだな?

 

シャル)………うん………僕の本当の名前……お母さんがくれた……本当の名前……

 

俺の肩に頭を乗せてくる

 

ゼロ)………了解した………シャルロット

 

シャル)………うん……♪

 

一呼吸おいて

 

シャル)それから……もうあんな無茶、しないでね……織斑先生から聞いたよ……ゼロシステム………だったっけ?……それをあまり長く使いすぎると、脳にダメージが溜まっちゃうんでしょ?

 

……いつの間に話していたんだあいつは

 

シャル)……君がいなくなったら……僕がここに残る理由がなくなるから………だから………絶対にあんな無茶をしないで?………僕のそばからいなくならないで?……

 

少し悲しみを込めた声で、俺にそういう

………俺がいなくなると、意味がなくなる……か……一夏と同じく、目標になってるということか

 

ゼロ)………了解した……出来るだけ5分の時間は守る………

 

シャル)………うん……約束だよ?♪

 

俺の体に手を回し、さらに抱きしめてくる

…………

 

ゼロ)………話は以上か?……そろそろ出るべきかと思うが……

 

シャル)……もうちょっとだけ、こうさせて?……

 

………仕方がないか

 

それから、しばらくの間、そのままにしておいた

 

 

 

 

その後、お互いにのぼせかけたので出たのは別の話だ、一夏には出てから伝えておいた

 

 

 

次の日

 

朝のSHRが始まり、山田教員が前に立つ

 

山田) え~と、今日は皆さんに転校生を紹介します

 

山田教員は内心混乱している様子だ

それもそのはず、今まで男装していたはずのシャルロットが、教団の前に、女生徒の制服で立っていたのだから

 

シャル) シャルロット・デュノアです。皆さん改めて、宜しくお願いします♪

 

改めて、本当の名前で自己紹介を行うシャルロット……在り方というのは……そういうことか……これからは、隠すことなく生きていくことを選んだんだな……それがお前の選んだ道なのなら、俺はなにも言わない

 

山田) デュノア君は、デュノアさんと、いうことでしたぁ…

 

それを聞いた瞬間に、ざわつき始める

 

箒)……はぁ?

 

女子生徒A)つまり、デュノアくんって女?

 

女子生徒B) おかしいと思った、美少年じゃなくて美少女だったわけね

 

女子生徒C) でも、待って!織斑君、ゼロ君、同室だから知らないってことは!?

 

女子生徒D)そういえば昨日男子は大浴場を使ってたような……

 

女子生徒M)まさか!ご主人様の"ピー"を見たのね!?"ピー"を見たのね!?

 

誰かこいつを退場させてくれ

 

そんなこんながあったとき

教室の壁が破壊されていた

 

鈴)いーちかぁーー!!!

 

かなりご立腹の鈴が、ISを纏い龍咆を一夏にむけて放とうとしていた………

 

まず、お前SHR中なのになにやっるんだ

 

一夏)ちょっと待って!?死ぬ死ぬ!?俺絶対死ぬぅ!!!????

 

まずい

 

俺がISを纏い龍咆を斬り飛ばしてやろうかと思ったが、その必要はなかった

 

ラウラ)………

 

ISを纏ったラウラ・ボーデヴィッヒがAICを使って防いだからだ

 

……これは余談ではあるが、ラウラ・ボーデヴィッヒのISは、あのとき俺が跡形もなく吹き飛ばしたが、どうやら、俺が眠っていた間に学園が修理を終わらせたらしい

……いくら何でも早すぎると思うが、そこはツッコまないでおこう

 

一夏)あれ?死んでない……?え?ラウラ!?

 

ラウラ・ボーデヴィッヒは振り向き一夏を片方の目で見る

 

一夏)助かったよ、サンキュー!

 

ラウラ・ボーデヴィッヒは振り返り

 

ラウラ)勘違いするな、お前を死なせるのはゼロにとって不都合だと聞いた、だから守った、それだけのことだ

 

ISを纏った状態で、俺のところへ来るラウラ・ボーデヴィッヒ

……何のようだ?

 

俺の目の前に来たかと思うと、俺の手を引きそして

 

ラウラ)んっ////

 

ゼロ)っ………!?

 

俺の唇を奪った

 

セシシャル)!!!???

 

約2名ショックを受けているようだ……それもそうだ、いきなりこんなことして来たら誰でもそうなる

 

俺の唇を離すと、彼女は

 

ラウラ)お、お前は私の嫁にする!決定事項だ!異論は認めん!今のは………その……助けてもらった礼だ!!/////

 

 

……………嫁?

 

女子生徒一同)えぇええええええええ!?

 

 

 

 

 

 

 

 

………俺の知識が正しければ……嫁とは女のことで……俺の場合は婿ではないか……?

 

………………嫁ってなんだったっけ?

 

To Be Continue

 

 

 

 




はい、どうでした?

シャル)……ごめん、やっぱり許すね?///

セシリア)納得いきませんわぁ!?私との甘い展開はほとんどなかったじゃありませんの!?なぜシャルロットさんだけ!?

仕方ないじゃん、料理があれだし

セシリア)いーえ!私の料理は美味しいはずですわ!あんなに美味しかったんですもの!

いや、それーゼロがー

セシリア)さぁ、お食べなさいな!

え、ちょ、むぐっ………チーン

シャル)ち、ちょっと!?作者ー!?

セシリア)……う、うーん……おいておきましょうか、えっと、見てくださりありがとうございます、また次回投稿いたします、それではさようなら、ごきげんよう♪


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Misson 19 眠れない夜に、ひとときの安らぎ

はい、どうもー休日に投稿してる作者でーす

ラウラ)………作者よ……その………

はい?なんですか?

ラウラ)ゼロと出会わせてくれて……その、感謝する////

はい、出たよデレデレモード、もうお腹いっぱいですよファーストキス泥棒よー

ラウラ)な、な!?

はい、ということで今回もコメント晒しのコーナー、ラウラさんけしからん言われてますよ、でもこれが主人公なんだから許したってください

ラウラ)う、うう……////

ということで、本編どうぞ


女子一同)ええええええええええええええ!?

 

………音爆弾が投下され、とんでもない音がした

それもそうだ、急にラウラ・ボーデヴィッヒが俺を嫁にするとか言い出したからだ

俺も内心戸惑い半分驚いている

 

嫁というのは男に嫁ぐ女性のことであり逆に男の場合は婿になるはずだが……

 

ゼロ)……な

 

シャル)あの!なんで嫁にって!?

 

セシリア)どういうことですの!?

 

………俺が反論するよりも先にこの二人が動いている……すごい食いつきだな

 

女子生徒M)ご主人様は私のご主人様なんだから!ご主人様の"ピー"は私のよ!

 

お前は頼むからもう黙ってろ

 

ラウラ)教官!これはどういうことなのでしょうか

 

織斑千冬の方を向いて聞くラウラ・ボーデヴィッヒ

 

千冬)いや、お前がどういうことなんだ

 

全くの同意見だ

 

ラウラ)はい!決定事項であります!

 

千冬)いや、意味がわからん

 

全くの同意見だ(2回目)

 

セシリア)ちょっと待ってくださいな!ゼロさんからそろそろ離れてくれませんか!?

 

シャル)そうだよ!ゼロも困ってる顔してるよ!

 

………二人ともすごい食いつきで言ってきている

 

ラウラ)なんだお前ら、これは決定事項だ、それと、嫁のそばにいてなにが悪い

 

そう言って俺を抱きしめてくる……なぜか俺の顔を胸に当ててだ………これでは息ができん

しかし、何か言おうにもこれでは喋れん……さてどうするか

 

セシリア)ぐぬぬ、ゼロさんを離しなさいな!ゼロさんが息苦しくなっていますわ!

 

そう言ってISを纏ってブルーティアーズを撃ってくるセシリア………それをラウラ・ボーデヴィッヒはAICで止める

 

……場所を考えろこいつら、ラウラ・ボーデヴィッヒがいるからいいが……

 

シャル)早く離させないと、ゼロの息がもたないよ!

 

そう言ってシャルロットもISを纏う……ってお前もか

 

シャルロットは肉弾戦に持ち込んだようで近づいてくるが

 

ラウラ)ふんっ!

 

AICでもちろん止められる

 

シャル)あ、しまった!

 

………お前というやつが焦りすぎだなシャルロット……

 

さて……シャルロットの言う通り、俺もそろそろ息が苦しい……さてどうするか

そう考えていたとか

 

千冬)いい加減にせんか貴様ら!!!

 

織斑千冬が大声で怒鳴る

 

千冬)ここは教室だぞ!ISを許可なく纏って言い訳ないだろうが!それとラウラ!そろそろゼロを離してやれ息苦しくなっているぞ!

 

ラウラ)は、はいっ!教官!

 

そう言って俺を離すラウラ・ボーデヴィッヒ…………今回は助けられたな

 

千冬)全く馬鹿どもが……

 

 

 

 

 

教室の修理はどうにかなったが……こんなのが続くのかと思うと俺は少し気が遠くなりそうだった……

 

 

 

 

その日の夜

 

俺は部屋に戻ると

 

一夏)おっ、ゼロ、夕飯終わったのか?

 

一夏が先に戻っていた

 

ゼロ)……ああ

 

ちなみに今日は豚汁うどんだった

俺は椅子に座る

 

一夏)今日は大変だったな、ほい、お茶

 

一夏は俺に緑茶を差し出してくる

 

ゼロ)ああ、すまない

 

正直、かなり疲れたのは間違いない

緑茶を啜り、俺は話を切り出す

 

ゼロ)シャルロットは別室に移ったらしいな

 

今言った通り、シャルロットは別の部屋に移動した、それもそうだろう

 

一夏) おう、やっぱり女の子ってバレたからなぁ

 

そう、女性ということがバレた以上、同じ部屋に男がいるのはまずいからだ

……自分からばらしたがな……昨日、シャルロットは言っていた、自分の在り方を決めたと……

 

ゼロ)………あいつは覚悟を決め……あの道を選んだんだろう……俺はその道を尊重するだけだ

 

あいつが決めたことなら、俺は尊重しよう……

 

一夏)そうだなぁ……

 

一夏も同意見のようだ……

 

一夏)そういえばさ、ベッド運んだんだけど、やっぱあれ超重たいぞ!?5人がかりでやっとだったのにお前あれを一人で持っていったのかよ!?すごくないか!?

 

……………

 

ゼロ)慣れだ

 

一夏)慣れ!?なにやってたんだよここにくる前!?

 

ゼロ)それはいえん

 

一夏)ここまできたら言おうぜ!?

 

そんな茶番を繰り広げたが、一夏はすぐに切り替え

 

一夏)ゼロ……昨日はラウラを助けてくれてありがとな……千冬姉から聞いたけど、お前が血反吐を吐いたのは、ラウラを助けるためだったんだろ?

 

………

 

ゼロ)……気にするな、お前があの時行けば、お前がやられていた可能性があったからな……俺は任務を果たした、それだけのことだ

 

……そう、結果的にお前の代わりに俺がいくことで任務を果たした、それだけのことだ

 

一夏)…………ゼロは本当に強いよな……あん時ほど力が欲しいって思ったことないよ

 

一夏はそんなことを言うが……俺自身も、力をZEROに求めた……そういう意味では……俺は強くなんかないのかも知れん

 

ゼロ)…………俺は強くはない……ただ……強くあろうとしている……それだけだ………多分な

 

俺はそう返す

 

一夏)なんか、それ嫌味に聞こえるわ

 

笑いながら返す一夏

 

一夏)あ、そういえば、もうすぐ臨海学校だな

 

いきなりそんなことを話す一夏

………そういえばそうだったな

 

ゼロ)そうだな……

 

一夏)なんか楽しみだなぁーゼロはさ、なにが楽しみだ?

 

一夏はそう聞いてきたが……ふむ……

 

ゼロ)わからん

 

一夏)………え?

 

当然だ……今まで俺はそんなこととは無縁な環境で育ったのだからな

 

一夏)スイカ割りとかービーチバレーとかー

 

ゼロ)……初めて聞くな

 

一夏)嘘ダロォ!?

 

そこまで驚くことか?

 

一夏)………んーわかった、ゼロ!俺に任せとけ!今からみっちり教えてやるからな!

 

………お前が俺に教える事が……あるのか……

 

 

 

 

そしてその日の真夜中

 

 

一夏)Zzzzzz

 

一夏にビーチでの極意?というもの、楽しみ方、イベント等を叩き込まれ、寝始めたのは約1時間前だ、一夏は俺より先にぐっすり眠っている……さて、俺とトイレに行ってから眠るとするか、そう思い、俺は起き上がるが

 

ラウラ)………あ…………

 

…………なぜかベッドに入ってこようとしていたラウラ・ボーデヴィッヒの姿があった……しかもなぜ全裸なんだ

 

ゼロ)…………なにしにきたんだ?

 

ラウラ)お、起きていたのか!?

 

ゼロ)………トイレに行こうと今起きた……

それで、もう一度聞くぞ、なにしにきたんだ?

 

俺がそう聞くと

 

ラウラ) あ、あのっその、夫婦とは互いに包み隠さぬものと聞いた

だからそのお前は私の嫁だから寝る時も一緒に…と////

 

………ついさっきまでの堂々とした態度はどこへいったのか、しおらしく言ってくる……本当にさっきまでの態度はどこへいったんだ

……それと前々から聞こうと思ってたが……

 

ゼロ)なぜ俺がお前の嫁になるんだ?

 

なぜ嫁なのか、そこを聞きたかった、婿ならわかるが嫁はおかしいだろう

 

ラウラ) …その日本では、気に入った相手を「俺の嫁」とか「自分の嫁」とか言うそうだが?////

 

………どこからそんな知識を得たんだこいつは

 

ゼロ)それは多分違う意味だと思うが

 

ラウラ)そ、そうなのか!?

 

………やれやれ

俺はベッドから立ち上がり

 

ラウラ)ま、待て!どこにいく!?

 

俺にそう聞いてくる

 

ゼロ)……トイレだ

 

こう言って俺は宣言通りトイレに行き、すぐに戻るが………ラウラ・ボーデヴィッヒが出て行っていなかった……というより、出ていく気配もない……

 

ゼロ)……一人が怖いのか?

 

俺がそう言うと

 

ラウラ)っ!そ、そんなことは……ない

 

と、一瞬ギクッとした様子でいた……図星か

 

ゼロ)………なら、好きにしろ、ベッドは貸してやる

 

そう言って俺は壁にもたれかかる

 

ラウラ)ま、まて!お前はどこで寝るんだ!?

 

ゼロ)……寝るところならなんとでもなる

 

俺は壁に持たれて寝ようとしたが

 

ラウラ)………一緒に寝て欲しい…………////

 

……そう小さな声で言ってくる……一緒にか

 

ゼロ)………しかしだな

 

ラウラ)お願い………////

 

布団にくるまり、上目遣いで俺にそう頼んでくる………やれやれ

 

ゼロ)………はぁ……了解した

 

俺はベッドに入ってやる、すると

 

ラウラ)♪/////

 

ラウラ・ボーデヴィッヒは俺の腕に抱きついてきた…………うさぎかこいつは

 

ラウラ)………そういえば、ゼロ……その……

 

ラウラ・ボーデヴィッヒは俺に何かを言いにくる

 

ゼロ)………なんだ?

 

俺が返事をする、すると

 

ラウラ)その………私たちはもう夫婦だから……その……私のことはフルネームではなく、ラウラとファーストネームで………呼んでくれ……///

 

………もうこれにも慣れたな……

 

ゼロ)………了解した……ラウラ……それよりも、早く寝ろ、朝になったら起こしてやる……

 

ラウラ)………うん♪//////

 

ラウラ)(ゼロの匂いがする………なんか、すごく……安心する………////)

 

そして、ラウラ・ボーデヴィッヒ改め、ラウラは眠りについた

 

 

 

 

 

やれやれ……騒がしい1日だ

 

To Be Continue

 

 

 

 

 

 

 




はい、ということで後書きでーす

ラウラ)ゼロの匂いの中で……えへへ……////

ラウラさーんキャラ崩壊、キャラ崩壊してるよー

セシリア)さーくーしゃーさーん?

……………え、セシリアさん?なんでそんな殺気を?

セシリア)どうして私の甘い展開はないのでしょうかー?

いや、あのー

セシリア)どういうつもりでしょうかー?

あの、謝ります、謝りますからそのライフルおろして

ズキューン!

ギャァァァァァァ!!!

ラウラ)…………作者がこうなったから私が勤めよう、見てくれてその、感謝する、次回も見るように!


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Misson 20 日曜日の買い物、ゼロの受難!

はい、思いっきり真夜中に投稿しちゃいましたー

ラウラ)寝ろ

いやーねー指が止まらなくてねー

ラウラ)早く寝ろ

………はい、では、まず本編どうぞ


翌日の朝……今日は日曜だ……だからといって、遅くまで寝てはいられない、俺は起き上がる

 

ラウラ)すぅ……すぅ……

 

隣で眠っているラウラを起こしてやろうとするが、その時

 

コンコン

 

扉を叩く音がした

 

箒)起きろ一夏、日曜日だからといってタルンで

 

篠ノ之箒の声だ、声と同時に入ろうとしていたので、俺はすぐに出る

 

箒)うわ!?ぜ、ゼロか!?え、えと、おはよう!?

 

ゼロ)………ああ、一夏にようか?

 

箒)あ、ああ

 

ゼロ)……わかった、起こすから待っていてくれ

 

俺は篠ノ之箒を廊下に待たせ、一夏を起こしにいく

 

 

ゼロ)……ラウラ?起きろ?もう朝だぞ?

 

一応先にラウラを起こしておこうと起こすが

 

ラウラ)ん〜……もう朝かぁ?……むにゃむにゃ………

 

………まだ眠たいのか……まぁ、もう少しだけ寝かせてやるか……

 

ゼロ)一夏、起きろ、篠ノ之箒が迎えにしているぞ

 

俺は一夏を起こすが

 

一夏)んーもう食えねえよゼロ……むにゃむにゃ

 

…………俺は容赦なく掌底撃ちを一夏の腹に叩き込む

 

一夏)ほぎゃっ!?

 

ゼロ)起きろ

 

無慈悲に俺は呟く

 

一夏)ね、寝起きにこの一発はきついだろ……

 

ゼロ)起きろ

 

そういって俺はもう一発お見舞いしようとするが

 

一夏)は、はい、おきます、おきます、おはようございます

 

一夏はすぐに起き上がる

 

ゼロ)……よし、廊下に篠ノ之箒を待たせている、早く行ってやれ

 

起きたことを確認し、一夏に篠ノ之箒がいることを伝える

 

一夏) …箒?あぁ、買い物だっけか?分かった

 

そう言って、準備を行おうとしたが、俺のベッドをみるなり

 

一夏)って、ラウラ!?なんでゼロのベッドで!?

 

……やれやれ

 

ゼロ)うるさいぞ、大声を出すな、まだ寝ているだろう

 

一夏)いやでも

 

ゼロ)早く準備していけ

 

俺は少し圧を込めて言う

 

一夏)わ、わかったよ……

 

そう言って、準備を済ませ、すぐに篠ノ之箒の元へ行く一夏

 

ラウラ)んー……ゼロぉ……すぅ……すぅ……

 

…………やれやれ……とんだ眠り姫だ

 

 

 

 

そして、昼になり、俺はシャルロットに呼び出され、買い物に付き合って欲しいと頼まれ、現在、モノレールに乗って移動をしている

 

シャル)ごめんね、ゼロ、日曜日なのに買い物に付き合わせちゃって……

 

申し訳なさそうに言ってくる……

 

ゼロ)別に気にするな、俺も予定は特にはなかったからな……しかし、買い物とはなにを買うんだ?

 

気になったので聞いてみると

 

シャル)もうすぐ臨海学校でしょ?僕、女子用の水着持ってなくてさ

 

……なるほど、そう言うことか、だが

 

ゼロ)学園指定の水着があったと思うが、申請をすれば支給されるだろう?

 

俺がそう聞くがシャルロットは

 

シャル)いや、そう言うのじゃなくてさ、やっぱり可愛いのが欲しいって言うか……

 

と返してきた……可愛いもの……よくはわからないが……そうしたいのなら仕方ないか

 

ゼロ)……了解した、荷物くらいなら持つ

 

シャル)うん、あ、そういえば、ゼロは水着は水着は買わないの?

 

水着か……学校指定の物でも俺は十分だが

 

ゼロ)特に必要はないと思うが、俺の場合は男なので、そこまで気にする必要はないと

 

そう返すが

 

シャル)じゃあ、僕が選んであげようか?指定の物だとかえって目立つよ?

 

と返してくる………そう言う物だろうか……男の時点で既に目立ってると思うが

 

ゼロ)……なら、頼む

 

俺はそう返事をした

 

シャル)うん♪(やった♪これで少しはデートっぽくなったかな♪)

 

 

 

 

そして、しばらくモノレールに揺られ、目的の駅に到着した

 

目的の場所へ行こうとしたが

 

一夏)おっ!ゼロとシャルじゃん!おーい!

 

一夏の声がした、なので振り返ると

 

箒)一夏!空気を読め!

 

俺たちに手を振っている一夏の姿が

……ふむ……任務としてはこれは好都合か

 

シャル)………最悪……

 

シャルロットのそんな声がしたが

 

 

一夏)ゼロも買い物か?

 

ゼロ)ああ、どうやら目的はお互い同じらしいな

 

一夏)やっぱりそっかぁ〜なんならお前の水着俺が選んでやろうか?

 

一夏がそんな提案をしてきた、任務としては共に行動した方がいいだろうな

 

ゼロ)では、ぜ

 

俺が是非頼もうとした時

 

箒)一夏!私たちはこっちだ!

 

一夏)え、でも折角だし4人で一緒にー

 

箒)えぇい!うるさい!今日は私との約束だろうが!

 

そう言って一夏の手を取って篠ノ之箒はほぼ強制的に歩いていく

 

俺は追いかけようとしたが、反対に俺もシャルロットに手を握られ

 

シャル)ゼロ、向こうの邪魔をしちゃ悪いし、僕たちはあっちへ行こう!

 

ゼロ)え?あ、ああ……

 

俺も一夏同様半強制的に連れて行かれた……なんとなく言いたいことはわかったが……まぁ……今の一夏なら多少のことなら問題はないか、篠ノ之箒もついているからな

 

 

 

 

 

 

そんな2組を陰ながら見ている二人組がいた

 

鈴)………ねぇ?

 

セシリア)……なんですの?

 

鈴)………あれ、手握ってない?

 

セシリア)握ってますわね……

 

とんでもなくドス黒いオーラで、笑ってはいるが目が笑ってなく、目からハイライトが消えてるこの二人組である

 

鈴) …そっかぁ……見間違いでも白昼夢でもなく、やっぱりそっか

 

鈴は、そういうと、ISを腕だけ纏い

 

鈴)よし、殺そう!

 

殺気全開で言う

 

ラウラ)ほぅ、楽しそうだな

 

二人)!?

 

二人は振り返ると、そこにはラウラがいた

 

セシリア)ラウラさん!

 

鈴)っ!

 

二人は少し警戒するが

 

ラウラ) …そう警戒するな、今のところお前達と事を構える気はない

 

セシリア)信じられる物ですか!

 

それはそうだろう、二人はこの間コテンパンにやられ、トーナメントに出ることができなかったのだ、お陰で、セシリアに関してはゼロとの甘い展開がほぼシャルロットに持って行かれるしま……あれ?ぎゃぁぁぁぁ!!

 

ラウラ)………なにをしている?

 

セシリア)いえ、なんでも、少しお灸を据えただけです

 

ぶ、ブルーティアーズの一部で、撃ってはいけないはずの語り手を撃ち飛ばしたセシリアであった……

 

ラウラ)…そうか……それと……この間はすまなかった……

 

なにが起きたのか、ラウラは二人に頭を下げた

 

二人)っ……

 

鈴)………ずいぶんと殊勝じゃないの……なにが狙いなのよ

 

鈴が聞くと、ラウラは

 

ラウラ)……ゼロに言われたんだ……ちゃんと謝れ、でなければ嫁という肩書きを呼ぶことは認めんと……すごく怖かったしそれだけはどうしても嫌だったから……

 

少ししょげた顔で語る、しかし内心、言えたら後で頭を撫でてもらえる言われているので達成感が充満しているのであった

 

鈴)……ま、まぁ、私はいいわ、一応、一夏のことも改めてくれたみたいだしね

 

鈴は許したが

 

セシリア)私はその後のことを謝罪してもらいたいですわ!

 

セシリアは別件でブチギレていた

 

セシリア)あなた!ゼロさんに無理やり、き、キスをしたじゃありませんか!?

 

どうしてもそこが許せなかった様子、自分はキスはおろか手を繋いだこともないのだから……全く考えが男のどうて

 

バキューン

 

ギャァァァァァァ!!!

 

セシリア)おっと、また手が滑りましたわ♪

 

……また撃ちやがったよあのアマ……

 

ラウラ)あれは謝らない、ゼロは私の嫁だからな、謝罪は確かにしたぞ、では失礼する

 

そう言って、ラウラは堂々とシャルロットとゼロの元へ行こうとする

 

鈴) ち、ちょっと待ちなさいよ!

 

セシリア) どうするつもりですの!?

 

二人が慌てて止めるが、ラウラは当たり前のように

 

ラウラ) …決まっているだろ?あの二人に混ざる、それだけだ

 

そう答えた、しかし流石にそれはまずいので

 

鈴) …み、未知数の敵と戦うにはまず情報収集が先決でしょ!?

 

セシリア) そうですわ!ここは追跡ののち二人の関係がどの様な状態にあるのかを見極めるべきですわ!

 

鈴)うんうん!

 

二人の必死の説得にラウラは

 

ラウラ) …なるほど、一理あるな

 

と、納得した様子で、二人は胸を撫で下ろした

 

鈴) …じゃあお互いに頑張りましょう!それじゃあ私はあっちだから

 

と言って鈴は一夏たちの方へと向かった

 

 

 

 

俺とシャルロットは現在ショッピングモールを移動中だ

 

シャル)(勢いとはいえ、いきなり手握っちゃたよぉ!変な子と思われなかったかなぁ/////)

 

………?

 

シャル)ね、ねえ、ゼロ?

 

ゼロ)?なんだ?

 

シャル) …僕が女の子だってみんな知ってるし、僕の名前のシャルロットって長くて呼びにくいからさ、「シャル」って呼んでくれないかな?……やっぱり、二人だけの呼び方はほしいし////

 

………そんなことか……しかし、気のせいか先ほど一夏もシャルと呼んでいたが………まぁいいか

 

ゼロ)了解した

 

シャル)(やったぁ!♪自分から言っておいてなんだけど、これって少しは特別な存在になれた感じでいいなぁ♪)

 

シャルは何やら嬉しそうだ………そんなに嬉しいものか?

…………おっと

 

ゼロ)すまないシャル、少しトイレに行っている、先に行っててくれ

 

シャル)あ、うん、わかったよ

 

俺は宣言通りトイレへと向かう

……その間も俺は別のことを考える、なぜ一夏を守れとドクターは言い出したのか……確かに、世界初の男子の乗り手だ……貴重だと考えるのは当然だろう、しかし……このIS学園にいる限り、安全なのは間違いないはずだ……なぜわざわざ俺をここに入学させ、一夏を見張るよう仕向けていたのだろうか……少し気がかりではある……急な転入生のラッシュと関係があるのだろうか、この学園で……何かが起こるとでもいうのか……?

そんなことを考え、俺はトイレから出る

そして、出た瞬間

 

シャル)っ!ゼロ!ちょっとこっちに!

 

急にシャルが俺の手を掴み店の方へと走る……そして……なぜか試着室に入れられた

…………いや、なぜそうなる

 

ゼロ)…………どうしたんだ?

 

俺が聞くとシャルは

 

シャル) …え!?えとその選んだ水着を見て欲しくて…

 

そう返してくる……

 

ゼロ) …だとしてもこの中に二人で入る必要性はないだろう、外で待つ

 

俺は外に出ようとしたが

 

シャル)…ち、ちょっと待ってお願いゼロ……

 

そう上目遣いで頼まれた……やれやれ

 

ゼロ)…………わかった

 

そういうと、シャルはカーテンから目を少し覗かせる

 

シャル) (セシリアにラウラ、見つかったら絶対邪魔される!)

 

………もしかしてだが

 

ゼロ)セシリアとラウラの尾行のことか?それなら敵意はないから安心していい

 

俺はそう答えてやる

 

シャル)え!?気付いてたの!?

 

ゼロ)ああ、一夏たちと別れたあたりから気づいていた

 

かなりの殺気も感じたがな

 

シャル)と、兎に角、出るのはダメ!すぐに着替えるから……後ろを向いてて?……////

 

そう懇願してきた……やれやれ

 

ゼロ)了解……

 

俺は後ろを向いた

 

シャル)(うぅ……なんでこんな時まで冷静なのゼロは……まぁ、そこもかっこいいんだけどね/////)

 

しばらく、俺は後ろを向いて、また先程のことを考える……そう考えると、IS学園に何かが暗躍しているのかも知らない……もしくは………いや、ドクターはそんなことをするとは思えんな…見た限りではそんなそぶりはなかった……やはり学園側に何かあるのだろう……そうとしか思えん

 

シャル)……もう、いいよ?

 

……俺はシャルに呼ばれたので振り返ると、水着姿のシャルの姿があった

 

シャル)……変……かな?

 

…………こういう時は……なんと返せばいいのだろうか………確か

 

ゼロ)………可愛いと思う

 

そう答えた

 

シャル)っ!ほ、本当?//////

 

ゼロ)………ああ

 

シャル)じ、じゃあ、これにするね?////

 

………すごく嬉しそうな様子だ……どうやら今回は成功らしいな

 

 

 

 

そのころ、店内では

 

ラウラ) 見失ったな、さすがは私の嫁だ

 

二人は、シャルとゼロの二人を探していたが見つからなかった

 

セシリア)まさか、私たちの尾行に気付いた?

 

まさにその通りである

 

……それは、尾行というには、あまりにわかりやすかった、わかりやすく、単純で、簡単すぎる尾行だった

 

セシリア)○ル○ルク風のナレーションやめてもらえますか!?

 

くっ、ナイスツッコミだ……

 

店員) 今年のお勧めは、胸を寄せて上げる水着なんですよぉ?

 

店員のそんな声が聞こえる中

 

ラウラ) (これが全て水着か?この世にはこんなに様々な水着があったのか)

 

ラウラは水着を色々見ていた

そんな中

 

女性客)今年はしっかり気合いれて選ばなくっちゃねぇ♪

 

ラウラ)ん?

 

気になる会話が聞こえた

 

女性客A) 似合わない水着着ていったら彼氏に一発で嫌われちゃうもん

 

女性客B) 他が100点でも水着がカッコ悪かったら致命的だもんね~

 

ラウラ)………!!!???

 

バキューン

 

その時、ラウラの中で何かが撃ち抜かれた…音がした……

 

 

 

 

 

 

場所は変わり、ドイツ黒兎部隊の基地にて

 

着信音が鳴る

 

???)はい

 

彼女の名はクラリッサ・ハルフォール

ラウラの所属していたシュヴァルツェ・ハーゼの副隊長を務めている女性だ

 

ラウラ)クラリッサか?私だ、緊急事態発生!

 

クラリッサ)ラウラ・ボーデヴィッヒ隊長!何か問題が起きたのですか?

 

電話の相手はラウラだった……なにが起きたのか、クラリッサは聞くと

 

ラウラ)うむ、れ、例のゼロの事なんだが…

 

クラリッサ)あぁ、身元は不明だが、戦闘センスがかなり高く、ISの操縦の腕もかなり高い、隊長が好意を寄せているという彼ですか?

 

既にゼロのことはラウラは話していたのでクラリッサは既に把握をしていた

 

ラウラ)そ、そうだ、お前が教えてくれたところの私の嫁だ、実は今度臨海学校というものに行くことになったのだが…どの様な水着を選べば良いか選択基準が分からん、そちらの指示を仰ぎたいのだが

 

そう、この間違った知識を吹き込んだのは紛れもないこのクラリッサである

 

クラリッサ)了解しました、この黒兎部隊は常に隊長と共にあります、ちなみに現在隊長が所有しておられる装備は?

 

なにを持っているかクラリッサは聞くと、次の言葉に衝撃を受けた

 

ラウラ)学園指定の水着が一着のみだ

 

クラリッサ)ぐぅっ!?なにを馬鹿なことを!!?

 

ラウラ)うっ!?

 

あまりにも大きい声だったので思わず耳を離したラウラ

 

クラリッサ)確かIS学園は旧型スクール水着でしたね?それも悪くはないでしょう!だが、しかし、それでは!!?

 

ラウラ)それでは!?

 

クラリッサの次の言葉は、こうだった

 

クラリッサ)色物の域を出ない!!!!

 

女性隊員一同)おぉぉぉっ!

 

女性隊員A)流石は黒兎部隊の副隊長!

 

女性隊員B)伊達に日本の漫画やアニメを愛好してはおられない!

 

要は色気がないと言いたいのだろう……しかし、漫画とアニメの知識だけでそれをラウラに教えるというのはいかがなものかと思われる

 

ラウラ)ならばっ、どうする!?

 

 

 

 

 

その言葉に、クラリッサは目を光らせてこう言った

 

クラリッサ)私に秘策があります

 

 

To Be Continue

 

 

 

 

 

 




はい、いかがでしたでしょうか

セシリア)なにナチュラルに本編に介入してますの!?

いや、お前らも普通にあとがきと前書きに介入してんじゃんこれでどっこいどっこいでしょーが

セシリア)そしてなぜあんなベ○セ○クのナレーションを!?

いや、なんとなくねーそして、普通にしってんのね…、そんじゃ、とりあえず

見てくれてありがとうございまーす、ではまた次回さよならー

セシリア)ちょっと!?聞いてますの!?


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臨海福音編
Misson 21 ビーチバレー対決!決めろ!消える速攻!


5人)作者、言い残すことは?

すみません!昨日仕事で残業ちょっとしたけど疲れて寝ちゃいまして!

セシリア)そうですの……ではお別れですわね

ちょ、待って!?お前一番恨んでるのはわかるけど待って!?

バキュン!

ギャァァァァァァ!!!

ラウラ)さて……これで終わりだな

ここで終わり?……違うな、終わることなどない

ラウラ)っ!なに!?

そう、フェニックスは何度でも蘇るのだから

セシリア)突然の聖○士○矢ネタやめてくださらない!?

まぁまぁ、よしとしようやーということで本編入りまーす

5人)おおい!?


臨海学校当日、青い海、白い砂浜、そして転々と照らす太陽の中、俺たちはビーチに来ていた

 

山田) 今11時で~す!夕方までは自由行動、16時には旅館に戻ること!いいですねぇ?

 

女子生徒一同)は〜い!

 

その声と同時に一斉に自由時間となる

皆それぞれやりたいことをやりだす

 

 

本音)ねぇ、オリムー、私たちとビーチバレーしようよ〜

 

一夏)ああ、いいぜ、どこでやる?

 

一夏はどうやらビーチバレーに参加するようだ………ふむ

 

一夏の警護もあるので、俺も参加しようとしたが

 

セシリア)ゼロさん、私にサンオイルを塗って頂けませんか?////

 

傘を立て、マットを敷き、その上で水着の上の部分の紐をほどき背中を俺に向けた状態で寝そべるセシリアが俺に声をかけてきた

 

…………サンオイル……要は日焼け止めというやつか……ふむ……任務か……

 

ゼロ)………任務了解

 

俺は、セシリアからの任務を果たすため、オイルを手につける……ひんやりとした感触が手にある……これは温めてからのほうが良いと、学んでいる……俺は手でオイルを温めると

 

ゼロ)………背中を塗るぞ

 

そういい、セシリアの背中にオイルを塗り始める

 

セシリア)ひゃっ……あぁ……/////

 

何やら甘い声を出している……ただ俺は塗っているだけだが……

 

セシリア)ん……あ、あぁ/////

 

………

 

ある程度背中を塗り終わり

 

ゼロ)塗り終わったぞ

 

そういうが

 

セシリア)そ、その、せっかくですから、手の届かないところ全部……足とかお尻も/////

 

………注文が多いやつだ

 

ゼロ)その場合、俺はセクシャルハラスメントで訴えられるが

 

セシリア)訴えませんよ////

 

………さて、どうするか

 

迷っていた俺に

 

シャル)じゃー僕が塗ってあげるよぉ〜♪

 

シャルが横に入り塗り始める………助かったぞシャル、俺はとりあえずその場を離れることにする

 

すると、一夏が俺の方へきた……これは好都合だ

 

一夏)あ、なぁ、ゼロ、俺たちと一緒にビーチバレーやらないか?ってか、水着買ったんだなー

 

そう言って俺の水着を見てくる……俺は今は黒に白い羽が一つ落ちているようなデザインのものだ

 

一夏)へぇーデザインシンプルだな、似合ってるな

 

そう笑顔で行ってくる

 

ゼロ)そうか、これはシャルが選んだものでな

 

俺がそう答えると、サンオイルを塗ってもらっているセシリアが

 

セシリア)え!?その話詳しっ

 

と、立ってはならない状態で立とうとしてくる

 

シャル)はいは〜い、まだ動かないでねぇ〜

 

シャルがそれを止める、相変わらず気の利くやつだ

 

セシリア)ちょっと!デュノアさん止めてっ!

 

なにやら騒がしくなってきている……やれやれ

 

一夏)みんな楽しんでるなぁ〜…………

 

そう言って俺を見てくる一夏

 

ゼロ)……なんだ?

 

一夏)え?あーいや……ゼロってすげえいい体してるよなぁ〜、感心しちゃってさ、俺ももっと鍛えないとな〜

 

そう言って自分の体と俺の体を交互に見る……俺からしたらそこまで悪いからだとは思わないがな

 

一夏)そうだなー目標はゼロに腕相撲で勝つってのはどうだ?

 

ゼロ)……なら、俺に勝てたらその時は飯を奢ってやる

 

一夏)おっ!約束だからな!絶対勝てるようになってやるからな!

 

そんな他愛もない話をする

 

そう話していると

 

鈴)おー高い高い、遠くまでよく見えるわぁ〜

 

……いつのまにか鈴が一夏の肩に乗っていた

 

一夏)ちょ、鈴!?なにやってんだよ!?猫かお前は!?

 

バランスをどうにかとっているらしい

 

本音)うわぁ〜楽しそー!私もやりたーい!

 

……お前もか布仏本音……

 

相川)その次あたし!

 

………子供かお前らは

 

一夏)俺は展望台じゃないぞ!?いい加減降りろよ!ゼロ!助けてクレェ!

 

言われると思ったので俺は空気を読んで先を歩く

 

一夏)ちょ!ゼロぉ!?

 

虚しい声がしたがスルーしておくことにする

 

 

 

俺はとりあえず一夏に言われた海水浴というものをしてみようかと思ったが

 

シャル)ゼロ!ここにいたんだ!

 

シャルが何故かタオルでぐるぐる巻きのラウラを連れてこちらに来る

 

ゼロ)………どうしたんだ?二人とも?

 

俺が聞くと

 

シャル) …ほら、折角水着に着替えたんだからゼロに見て貰わないと

 

そう耳打ちしている……

 

ラウラ) あ、いやでも…

 

…………ラウラは少し拒絶気味だ……まずお前のその格好の方が目立つと思うぞ

 

シャル) …へぇ、じゃあ僕だけでゼロと海で遊んじゃうけどいいのかなぁ?

 

と、何やら煽り気味に言うシャル……

 

ラウラ)っ!そ、それはだめだっ!

 

少しの間、戸惑っていたが

 

ラウラ)え、えーいっ!!!

 

覚悟を決めたかと思うと、その巻いていたタオル?を全て取る……すると

 

ラウラ)わ、笑いたければ笑え……/////

 

ツインテールに、ビキニ姿の水着だった………笑う要素はどこにもないが……ここは……

 

ゼロ)…………可愛いと思う

 

ラウラ)っ!///////

 

ラウラ)わ、私が、可愛いのか?/////

 

ゼロ)?そう言ったのだが

 

ラウラ)そ、そうか……可愛いか//////

 

かなり嬉しそうにしているラウラ……どうやら正解のようだな

 

シャル)ぜ、ゼロの馬鹿!!!

 

………シャルは何故か怒っている……ん?なんだろうか……こっちにとっては不正解なのか……ふむ、難しいな

 

 

 

俺が話していると

 

谷本)織斑くーん、ゼロくーん、さっきの約束ー!ビーチバレーしようよー

 

先程の3人がきたが……一夏は近くに

 

一夏)お、おう!

 

………いたな、未だに鈴を肩に乗せている……お前も肩が強くなったな……さて

 

ゼロ)なら、4対4で行こう、この人数ならそうなる

 

鈴)っ!(こ、これはチャンス!)

 

鈴)じゃー一夏とは別のチームになるわ!一夏!あたしが勝ったら付き合ってもらうからね!

 

一夏)え?えー?まぁいいけど………

 

………どうやら、チームは決まったようだ……

さて……得た知識を存分に発揮する時だ……本気で行くぞ……

 

 

俺、一夏、シャル、ラウラの四人のチームとなる

 

ゼロ)……セッターは俺が勤めよう、ラウラとシャルはレシーブに徹してくれ……そして一夏……俺がお前のところへボールを持っていく……だから……お前は迷うことなく飛べ

 

 

シャル)う、うん……(あれ、ゼロなんか雰囲気が)

 

ラウラ)私が可愛い……えへへ/////…かわいいって//////

 

一夏)お、おう……わかった……

 

俺はそれぞれに作戦、配置を説明すると、それぞれ配置についた

 

そして、試合は開始される

 

谷本)ふふふ、7月のサマーデビルと言われたこの私の実力を見よ!

 

谷本のサーブから始まる、ボールはシャルの方にいった

 

ゼロ)シャル!

 

シャル)任せて!

 

シャルは見事にレシーブを決める、ボールは俺の方に来る

 

ゼロ)一夏!

 

俺は指を一本立てて、どこにボールを送るかの指示を送る

 

一夏)お、おう!

 

一夏は俺の前で飛ぶ

その間に、どのあたりが一番打ちやすいか分析をする

 

 

 

……ここだ、この位置、この角度、このスピード!

 

俺の目にターゲットのサークルが見え、ロックオンする、俺は、消えるほどのトスを行う

 

一夏)おわ!?

 

なんとか俺のトスをアタックで決める一夏

 

谷本)っきた!ローリングサ!

 

谷本がレシーブを決めようとしたが

 

谷本)っ!?消えた!?

 

ボールは消えていたそして

俺たちが一本決めていた

 

鈴)ちょっと!?少しは手加減しなさいよね!?

 

本音)見えなかった〜

 

相川)……(今谷本さん、ローリングサンダーって言おうとしてたよね)

 

向こうがそう言ってる中

 

一夏)ゼロ!?なんだ今のトス!?

 

俺に聞いてくる一夏

 

ゼロ)バレーボールとはこういうものだと、お前が貸してくれた漫画に書いてあった……

 

俺はそう返すと

 

一夏)いや、それガチのやつだから!?今はそんなにガチにならなくていいって!

 

ゼロ)………そういうものか?

 

ふむ………わからないものだな………

 

 

 

本音)じゃーいくよ〜そーれ

 

布仏本音がサーブを行う

ボールはラウラの方へ行く

 

シャル)ラウラ!行ったよ!って危ない!?

 

ボールはラウラに向かっていく、勢いは結構強そうだ

 

ラウラ)私が可愛い///////

 

………まだそこを引きずるか

 

俺はすぐに後方にまわり、ラウラの前でボールをレシーブして見せる

 

ラウラ)……へ?

 

ラウラはどうやら今気付いたらしい

 

シャル)ナイス!ゼロ!

 

シャルと一夏の二人がそれを決める

 

ラウラ)あ、ありがとう……///

 

ラウラは俺に礼を言ってくる

 

ゼロ)気にするな、お前は俺が守ってやると言ったはずだ……怪我がないならよかった

 

俺がそういうと

 

ラウラ)は、はわわわ/////

 

顔を真っ赤にするラウラ

そして、結局倒れた

 

本音)あれ?結局倒れちゃった〜なんで〜?

 

相川)さぁ?

 

……熱中症だろうか

 

ゼロ)……ラウラ、大丈夫か?頭がフラフラするのなら少し休んで

 

俺が声をかけたが

 

ラウラ)っ!ひゃぁぁぁぁぁ!!!//////

 

凄い勢いで海に入っていった

…………ほんとにすごい勢いだな

 

ゼロ)…………大丈夫なのか、あれは……?

 

俺が言うと

 

シャル)うーん、ちょっと今はそっとしといてあげて……

 

苦笑いでそういうシャル

そこに

 

山田)ビーチバレーですか?、楽しそうですね

 

笑顔でこちらにくる山田教員がいた

 

シャル)先生も一緒にやりますか?

 

山田)えぇ♪

 

シャルがそう聞くと、山田教員はそう答えた

 

山田)如何ですか、織斑先生!

 

そういうと、織斑千冬がこちらにきた、黒いビキニの水着だった……自信たっぷりというのが感想だ

 

千冬)ふむ…珍しいな、ゼロが相手か、面白い

 

そう言ってきている

 

ゼロ)……○イ○ューなら全巻閲覧済みだ、影○のポジションはバッチリだ

 

俺がそういうと

 

千冬)ほう、影○か、ならば私のポジションは及○と言ったところか

 

俺と織斑千冬の間に電気が走った気がした

 

一夏)二人とも、ちょっと落ち着けって

 

そういうと

 

二人)うるさいぞ月○!

 

一夏)俺メガネかけてねえぞ!?声にてるけど!?

 

そんな茶番が繰り出される

 

 

 

 

一夏)…………/////

 

そんな中で一夏は千冬を見て顔を赤くしていた……

 

本音)織斑先生モデルみた〜い

 

相川)すごく綺麗!

 

二人が現在ゼロとばちばちと火花を散らしている千冬のスタイルを誉めていると

 

シャル)一夏って、もしかして、織斑先生みたいなのがタイプなの?

 

シャルがそう聞くと

 

一夏)!?な、何言ってんだよ!?

 

一夏は断固拒否したが目はごまかせてない

 

シャル)(うわぁ……)

 

シャルには思いっきりバレてた

 

シャル) 鈴さんも篠ノ之さんも大変だな…これは強敵だよ

 

シャルは小声でそう呟く

 

一夏)…何ぶつぶつ言ってんだ?

 

シャル)なんでもないよ……

 

ことごとく呆れるシャルであった

 

 

 

 

山田)織斑先生!サーブをお願いします!

 

織斑千冬からのサーブになる……まて、まさか……

 

千冬)っ!

 

織斑千冬はボールを高くあげると、高く飛ぶ

まさか、ジャンピングサーブをするとでもいうのか………まさに及○ではないか

 

千冬)ふんっ!

 

織斑千冬のサーブは容赦なくこちらにくる、くっ、これではシャルでは無理か

 

ゼロ)っ!

 

俺が代わりにレシーブをする

 

シャルと、一夏の二人に持っていき、代わりにトスとアタックを繰り出し

 

谷本)ローリングサンダー!

 

谷本がローリングレシーブを行う

 

女子全員)(あ、言っちゃったよ)

 

千冬)決めろ、凰!

 

織斑千冬はトスを決める

 

鈴)は、はい!

 

戸惑い気味にアタックを決める鈴

 

シャル)ゼロ!

 

シャルがレシーブをし、俺は

 

ゼロ)っ!

 

フェイントでここで落とそうとするが

 

千冬)させんぞ!

 

織斑千冬はブロックをしぶつかり合う

ふん、面白い

 

 

 

 

本音)なんか、織斑先生とゼロくんだけ次元が違うね〜

 

相川)たしかに………

 

そんな二人のツッコミは空気に消えていった

 

To Be Continue

 

 

 

 

 




はい、今回如何だったでしょうかー

セシリア)ま、まぁ今回は許しましょう/////

シャル)(わぁ……)

箒)というより、もはやあれバレーボール対決ではないか

仕方ないよゼロはそういう子だもん

鈴)う、うーん……まぁ仕方ないわね……

ということです今回はここまで!次回楽しみにしててください!


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Misson 22 旅館での夜、乙女たちの恋話

はい、ということで、昨日の代わりということで2回書きました

箒)よくできるな……

まぁ今回なかなか時間なかった方だけど、書けてよかった!

箒)そ、そうか

ということで久しぶりの晒しコーナー!えー………これ以上言うと千早さんにしばかれるんで言わないでおきますが……あぁ見えてまだ24歳なんだから言わないであげて!僕より3つ上だけど!

箒)……作者割と年齢言ってるんだな

まだ入って一年目だよ……まぁ、酒は弱いけど……

箒)(なんだろう、なんか可愛い……)

ということで!本編どうぞ!


ビーチバレーを続け、夕方に差し掛かった

夕日に照らされ、箒はただ一人、海を眺めていた

 

千冬)…こんなところにいたのか、何をしている?

 

そんな箒に千冬は声をかける

 

箒)あ、千冬……織斑先生…

 

千冬)…気も漫ろという感じだな、何か心配事でもあるのか?

 

千冬は箒にそう聞くが

 

箒)それは…

 

箒は答えづらそうだ

 

千冬)…束のことか?

 

箒)……

 

図星のようだ、それから千冬は続ける

 

千冬)先日連絡をとってみた

ラウラのVTシステムの一件は無関係だそうだ

 

箒)…はい

 

一応関係はないことを知り少しだけ安心はした

 

千冬)…明日は7月7日だ。姿を見せるかもしれんな、あいつ

 

そう言って千冬はその場を離れていった

 

箒)…紅椿

 

箒はふと、先日に姉の束が電話で話していた自分の専用機の名前を呟いた

 

 

 

 

 

夜になり、俺たちは旅館に来ている

今日は刺身らしい

 

一夏) …うん、美味い!流石は本わさ!

 

シャル)ホンワサ?

 

一夏のホンワサという言葉が気になり、シャルはワサビをそのまま食べた

 

シャル)!!!!!????

 

一夏)えぇ!?お、おい!?大丈夫か!?

 

そのまま食べたシャルには慌てて水を渡す一夏

 

シャル)ゼロぉ……一夏に騙されたぁ……

 

そう言って俺に報告に来るシャル

 

一夏)って、あれ?ゼロ?わさび少しも減ってないな?使わないのか?

 

…………

 

ゼロ)欲しいならやる

 

俺はそう答える

 

一夏)もしかして、ゼロ辛いのが苦手な

 

その瞬間に俺はバスターライフルを一夏に向けておく

 

ゼロ)…………………

 

無言で圧をかける

 

一夏)わかったわかったって!だからおろしてくれって!それシャレになんないから!?

 

その言葉を聞き俺はバスターライフルを下ろす

 

セシリア)(ゼロさん……辛いものが苦手とは、可愛い/////)

 

隣にいるセシリアは顔が辛そうだ

……もしかしてだが

 

ゼロ)……正座は辛いか?

 

俺がそう聞くと

 

セシリア)い、いえ、そんなことは……

 

セシリア)(ゼロさんの隣に座るために積み重ねた労力と比べればこの程度っ……)

 

………はぁ

 

ゼロ)辛いなら崩すといい、正座をしなくてはならないというわけではないからな

 

セシリア)く、崩す?

 

ふむ……意味はわからないか

 

ゼロ)足を伸ばして、痺れない座り方にするといいということだ、今は浴衣だから、あぐらはかけないと思うが、足を伸ばせば少しは楽になるだろう

 

セシリア)そ、そうですか、で、では

 

そう言って足を伸ばすセシリア……痺れはすぐにはなくなりはしないが……少しは楽にはなっただろう

 

シャル)そういうゼロは、正座辛くないの?

 

シャルが聞いてくる

 

ゼロ)ああ、そこまで苦労はしない

 

この状態で5時間いたこともあったからな…問題はない

 

一夏)ゼロ、セシリア隣だし、辛そうだから食べさせてあげたらどうだ?

 

そう一夏が提案してくる

 

セシリア)っ!?

 

セシリアは一夏を見て何ていい案を出すんだという目で見ている

 

ゼロ)……了解した

 

セシリア)ほ、本当ですか!?/////

 

セシリアは顔を赤くして聞いてくる

俺は適当に刺身を箸でつまみ、醤油をつけて

 

ゼロ)口を開けろ

 

そう言ってセシリアの口へと運ぶ

ちなみにワサビはつけはしない

 

セシリア)そ、それでは……あ〜ん/////

 

髪をかき分ける仕草をしながら食べてくる

 

セシリア)……あぁ、これは……いいものですわぁ/////

 

セシリアは何やら幸せそうな顔でいた

 

谷本) あっ!セシリアずる~い、ゼロ君に食べさせて貰ってる~!

 

岸原)卑怯者〜!

 

ラウラ)っ!

 

するとラウラがこちらに来て

 

ラウラ)あ、あー……

 

口を開けてきた……お前もか……やれやれ

俺はセシリアと同じように食べさせてやる

 

ラウラ)ん……うん、これは//////

 

………なぜそこまでこだわるのか

 

本音)わぁ〜ラウラちゃんまでー!

 

相川)これは、もう、全員でやってもらうしかないね!

 

…………………俺の分はどうなる?

 

そして、少し騒がしくなったかと思うと

 

ドンッ

 

千冬)お前らうるさい!食事も静かに摂れんのか!!

 

織斑千冬が襖を開けて怒鳴ってくる……まぁ当然だろう

 

千冬)……織斑、あまり騒動を起こすな!沈めるのが面倒だ!

 

一夏)わ、分かりました

 

ドンッ

 

と、何故か一夏を叱り帰っていった

 

一夏)……なんで俺が?今の完全にゼロだよな……

 

………俺に聞かれてもわからん

 

一夏)…という訳でセシリア、自分で…

 

そう一夏がいうが

 

セシリア)むぅ~

 

不機嫌になった……これは俺は悪くないぞ

 

一夏)(え…今の俺が悪いのか?)

 

何やら納得のいかない顔をしている一夏は

 

一夏)…あ!そうだセシリアお詫びってわけじゃないけど後で俺とゼロの部屋に来てくれよ! 

 

と、提案してきた

 

セシリア)ゼロさんの部屋に!?

いいんですの?

 

……何故そうなるのかわからんが…

 

ゼロ)……別に構わない

 

セシリア)(これでこの後もゼロさんと一緒にいられますわぁ////)

 

セシリアは何やらガッツポーズをしているが……そんなに嬉しいのか

 

 

 

 

 

……俺は今、カオスなものを見ている

 

一夏)…千冬ねぇ、久しぶりだから緊張してる?

 

千冬)…そんなわけあるか馬鹿者

 

千冬)…あっ、ぁん…少しは加減をしろ

 

一夏)はいはい、じゃあここは?

 

千冬)…ぁっ!んっ…そこはっ…や、やめっ

 

一夏)すぐに良くなるって

だいぶ溜まってたみたいだしね…

 

千冬)…んっ

 

 

………誤解をするといけないからいうがこれは

………ん?先客がいるな、そう思い襖の方を見ると

 

5人)わぁ!?

 

篠ノ之箒、セシリア、シャル、ラウラ、鈴の5人が襖を外して入ってきた……何をやっているんだ

 

 

 

千冬)…まったく、なにをしてる馬鹿者が

 

織斑千冬の言葉に5人は正座しつつ納得している

 

シャル)…マッサージだったんですか?

 

そう、今言った通り、先ほどまでこの姉弟はマッサージをしていた、織斑千冬が変な声を出すから変な風に想像してしまいこちらにきた……ということか

 

ラウラ)しかし良かった、てっきり

 

一夏)何やってると思ったんだよ?

 

ラウラの言葉に一夏が聞くと

 

ラウラ)…それは勿論男女のっ

 

そう、ラウラが言おうとするのを鈴と篠ノ之箒が全力で止める

 

鈴)べ、別に!

 

箒)特に何と言うわけでは!

 

一夏)ん??

 

………必死だな

 

千冬) …こうみえてこいつはマッサージが上手い、順番にお前達もやって貰え

 

織斑千冬もマッサージを受けて満足した様子で、そう提案してきた

 

一夏)よし、そんじゃあ、最初はセシリアだな

 

一夏が適当に決めたが

 

セシリア)私は結構です、どうせやってもらうならその……ゼロさんに……////

 

シャル、ラウラ)っ!!??

 

………俺に指名が来るか

 

千冬)そうか、ゼロ、お前マッサージとかはできるのか?

 

俺にそれを聞いてくる

 

ゼロ)技なら会得済みだ

 

そう答える

 

千冬)そうか、なら、教師として命令する、やれ!

 

命令……任務か

 

ゼロ)任務了解……

 

俺はそう答える

 

セシリア) …っ!/////織斑先生、本当にありがとうございます!!!

 

セシリアは凄い勢いで織斑千冬に感謝をしている

 

シャル)…そ、そんなセシリアだけずるいよ!

 

ラウラ)私も断固要求する!

 

いや、お前らもか

 

千冬)うるさい奴らだ、ゼロ、順番にやってやれ

 

……

 

ゼロ)了解

 

俺が担当するのはセシリアとシャル、ラウラの3人に決まった

 

一夏)じゃあ箒と鈴は俺がやるよ、ごめんなゼロ、巻き込んじゃったみたいで

 

一夏はそう謝る

 

ゼロ)気にするな、任務だ

 

 

そして、3人を順番にマッサージしてやること数分

 

セシリア)…至福の時間でしたわぁ////

 

ラウラ)…っ////

 

シャル)…ゼロってマッサージも上手いんだね?

 

約2名は夢の中に入ってるようだ

 

ゼロ)言っただろう、技は会得済みだと

 

箒)いいものだなぁマッサージとは/////

 

鈴)最高っ////

 

一夏)喜んでもらえてよかったよ

 

約2名も満足してるらしい

 

千冬)……あー一夏、ゼロ、何か飲み物を買ってこい

 

織斑千冬が急にそんなことを頼んできた

 

一夏)あ、ああ、わかったよ、行こうぜゼロ

 

ゼロ)任務了解

 

俺たちは、任務の通り、飲み物を買いに向かった

 

 

 

 

千冬)おい!いつものばか騒ぎはどうした?

 

ゼロと一夏がいなくなった後、千冬は突然そんなことを言い出す

 

箒)いえ、その…

 

シャル)…織斑先生とこうして話すのは初めてですし

 

遠慮がちにそんなことを話すシャル

 

千冬)まぁいい、そろそろ肝心な話をするか

 

千冬は一呼吸おいて一同に言葉を繋げる

 

千冬)で、お前らあいつらのどこがいいんだ?

 

一同)え?

 

突然そんなことを聞き出す千冬

無論、一夏とゼロのことだ、箒、鈴は一夏に、シャル、セシリア、ラウラはゼロに好意を寄せている、そのことを千冬は聞いたのだ

 

千冬)…まぁ、一夏は確かに役に立つ、家事も料理もなかなかだし、マッサージも上手い、ゼロは無愛想だが、今までの中感じなんでもできる、二人とも付き合える女としては得だろうな、どうだ?欲しいか?

 

一同)くれるんですか!?

 

千冬の言葉に一瞬期待する一同だが

 

千冬)やるか、ばーか

 

一同)えぇ~

 

一瞬にして裏切られた

 

千冬)女ならな、奪うくらいの気持ちでいかなくてどうする?、ゼロに関しては、女の裸を見てもなんとも思ってないような顔をしてるやつだぞ?かなりの強敵だろう?

 

その通り、おそらく色仕掛けで攻めたとしても、動じないだろう、実際ラウラは全裸でゼロのベッドに入ったが、なんてことない顔でいた

 

一同)………

 

確かにという顔でそれぞれの顔を合わせる一同

 

千冬)まぁ、とにかく自分を磨くしかないということだ、一夏は頑張れば落とせるだろうが、ゼロに関しては頑張れと言っておくぞ、あいつは鈍いだけではなく疎いからな

 

一同)は、はい!

 

そういう千冬にはいるのだろうか、という考えはこの際捨てておくことにしよう

 

 

 

その頃、一夏たちはというと

 

 

一夏)ゼロ!?それおでん缶だからな!?それはいらないぞ!?

 

ゼロ)……そうなのか?

 

飲み物選びに少し苦戦していた

 

 

To Be Continue

 

 

 

 

 

 

 




書いてて思ったけど……なんでマッサージしてるとあんなに人はあんな喘ぎ声みたいな声が出るんでしょうねー

5人)ふんっ!(蹴り飛ばし

いで!?何すんの!?

5人)こっちのセリフだ/です/よ/だよ!

箒)なんてこと聞くんだ貴様は!

いや、だって気になるし!

セシリア)デリカシーがないですわね!

シャル)馬に蹴られて死んじゃえば!?

ひどくね?

鈴)次言ったら叩っ斬るからね!?

ラウラ)わかったな!

……………我!作者こと零「ZERO」が命じる!今のことは全て忘れよ!

キュイーン!

5人)?

てことで今回はここまで!また次回!さよなら!

鈴)え、ちょっとまって!?状況がわかんないんだけど!?


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Misson 23 現れた天才!篠ノ之束、現る!

はい、3回目書いちゃいました

箒)いや、早いな

そう入ってもギリギリだよ、そろそろ寝るけどね

箒)なら、早くしておけ…

はいはい、それと、コメ晒しのコーナー入ります、みんな僕のこれがギアスって思ってるかも知れませんがギアスに似て非なるものです、これはギアスじゃなくてサクアスです、作者の特権ですこれ!

箒)ほぼギアスと同じだろうが……

そこは区別間違えないように!ということで本編どうぞ!


翌日の朝、あの後、結局飲み物は全てコーラにし、おでん缶は俺が食った

その後、一夏が持ってきたトランプで織斑千冬を含め8人で寝る時間になるまで遊び、その後に時間になったら織斑千冬にそろそろ寝るように言われたあと、皆部屋に戻って行き俺たちは眠りについた……ラウラは夫婦なのだから問題ないと俺と寝ようとしたが、シャルがほぼ強制的に連れていった

 

そして現在

 

箒)……………

 

篠ノ之箒、俺、一夏の3人であるものを見ていた

 

一夏)………なぁ、箒、これってもしかして……

 

箒)知らん、私に聞くな

 

そこにあったのは、引っ張ってくださいと言う看板に何か妙なものが刺さっていた……なんだ、引っ張ったら何かでるのか

 

篠ノ之箒はそれをほかってどこかへと行く

 

一夏)お、おい、ほっといていいのか!?

 

セシリア)こんな朝早くから何してらっしゃいますの?

 

セシリアが後ろからこちらにきた……引っ張れか

 

一夏)いや、ちょっとな

 

一夏が引っ張ろうとしたので俺が止める

 

一夏)え、ぜ、ゼロ?

 

ゼロ)……やめておけ一夏、おそらく罠の可能性がある……俺が引く……引いたのちにすぐに逃げろ

 

俺はバスターライフルを持ちながら一夏にいう

 

一夏)あ、あーうん、多分罠なのはわかってるんだけど……それほどガチで警戒するような罠じゃないと思うぞ?

 

苦笑いでこちらに言う

 

ゼロ)……それでもし敵からの襲撃だったらどうする……悪いが、お前を死なせるわけにはいかん、俺が引く

 

セシリア)(あぁ、ゼロさん、なんてお優しい////)

 

そう言って俺はそれを引っ張る

 

一夏)ちょ、ゼロ!?

 

だが、その根本にあるかも知れなかった罠らしきものがなかった……いったいどこに

 

すると、空の方から何か聞こえてくる………っ!人参のようなミサイル?物体を確認、直ちに破壊する!

 

俺はバスターライフルをそちらに向けて構える

 

一夏)ちょ、ゼロ!ストップ!ストップ!多分あれ人が入ってるー!

 

一夏が俺を止めに入る

 

ゼロ)離せ!一夏!このままでは危険だ!

 

一夏)だから!あれ多分!

 

そう言ってる間にすでに物体は俺が撃っても間に合わない距離まで来た

 

ゼロ)くっ!逃げろ一夏!

 

一夏)うわ!?

 

セシリア)きゃっ!?

 

俺は後ろにいた一夏とセシリアを押し倒す形でその場から退避した

 

セシリア)あ、あの、ゼロさん……気が早すぎます/////

 

一夏)いっててて……

 

ゼロ)……

 

俺は物体の方を見るとそこには……人参のようなカプセルが落ちていた

そのカプセルは真っ二つに割れると、中からウサギ耳のような何かをつけた紫髪の女性が出てくる………あれは

 

???) はははは♪ふふふ♪あはははっ♪

引っ掛かったね♪いっくん!ブイブイ♪

 

一夏) …お、お久しぶりです、束さん…

 

……束……もしかしてだが……

 

束) うんうん♪おひさだねぇ~♪本当に久しいねぇ~♪ところでいっくん?箒ちゃんはどこかな?

 

一夏)え、えーっと……

 

束) まぁ私が開発したこの箒ちゃん探知機ですぐに見つかるよ♪じゃあねいっくん♪また後でね~

 

そう言って、何やらうさぎ耳?のダウジング?のようなものを持ってどこかへいってしまう……

 

セシリア)……い、今の方は一体?

 

……おそらくだが

 

一夏) 篠ノ之束さん、箒の姉さんだ

 

セシリア)えぇ!?

 

……やはり……篠ノ之束だったか

 

 

 

篠ノ之束

篠ノ之箒の妹で、ISを作り出した産みの親

データによれば、1人でISの基礎理論を考案、実証し、全てのISのコアを造った自他共に認める「天才」科学者、ISを開発したことから政府の監視下に置かれていたが、3年前に突如行方をくらませていたらしいが……まさか、こうして一夏の前に姿を現すとは…………

 

 

それから、俺たちは織斑千冬に呼び出され、近くの河原まで来ていた

 

千冬)……よし、専用機持ちは全員揃ったな?

 

俺たちが来たのを確認した織斑千冬はそう切り出した

 

鈴)…ちょっと待って下さい。箒は専用機持ってないでしょ?

 

そう、たしかに俺たちは専用機持ちとして呼び出された、篠ノ之箒は専用機を持ち合わせてはいない、故にここにいるのはおかしいのだが

 

箒)…っそ、それは

 

千冬)…私から説明する、実はだな…

 

そう、織斑千冬が説明しようとした時

 

束)や~~~~~~っほぉ~~!ちぃ~~ちゃぁ~んっ!

 

凄い勢いで、飛んできた篠ノ之束がこちらにきた

 

その瞬間に、織斑千冬は篠ノ之束の額を掴みアイアンクローをかます………本当にすごい勢いだな

 

束)やーやー会いたかったよ、ちーちゃん♪さぁハグハグしよう!愛を確かめ会お!

 

千冬)…うるさいぞ束

 

ぐいぐいと織斑千冬に抱き着こうとする篠ノ之束、それを制するために頭を掴んだ状態で止めている織斑千冬……なんともカオスな状況が俺たちの目の前で繰り広げられていた

 

束)相変わらず容赦のないアイアンクローだねぇっ!

 

と、そのアイアンクローから脱出したかと思うと、いつのまにか離れていた篠ノ之箒に一瞬で近づき

 

束)じゃじゃ~~ん♪やぁ!

 

と、挨拶をする

 

箒)…どうも

 

………それはそのテンションにもなるだろう

 

束)久しぶりだね~こうして会うのは何年振りかな?大きくなったね箒ちゃん♪特におっぱいが…

 

一瞬で近づき、篠ノ之箒の胸を触ろうとしたが篠ノ之箒の木刀が、篠ノ之束にきれいにヒットした

 

束)ぐはぁっ!

 

箒)…殴りますよ

 

……殴った後に言うのか

 

束)殴ってから言った!箒ちゃんひど~い。ねぇいっくん酷いよねぇ?

 

一夏)…は、はぁ

 

一夏に振ってくるが……俺から言わせても今のは自業自得としか思えんがな

 

千冬)…おい束、自己紹介くらいしろ

 

そう、織斑千冬が促す

 

束)えぇ~めんどくさいなぁ

 

めんどくさそうだが、一応は応じたようで、自己紹介を始める篠ノ之束

 

束)私が天才の束さんだよ、ハロー♪終わりぃ♪

 

………大雑把だな……俺が言うのもなんだが

 

鈴)…束って?

 

シャル)…ISの開発者にして天才科学者の!?

 

ラウラ)…篠ノ之束

 

やはり全員知っているようだ……産みの親なのだし、当然なのだろうが……

 

束)ふっふっふ〜ん!さぁ!大空をご覧あれ!

 

そう言って、大空へと手を伸ばす篠ノ之束、すると

 

ひゅーん ズドン !

 

上空からクリスタルのようなものが落ちてきたかと思うと、赤いISが現れた

 

束)じゃじゃ~ん♪

これぞ箒ちゃん専用機こと紅椿!全スペックが現行ISを上回る束さんお手製だよ〜

なんたって紅椿は束さんが作った第4世代型ISなんだよ~

 

……新型のISか……篠ノ之箒の専用機と言ったか……そして、第4世代……か

 

ラウラ)…第4世代!?

 

セシリア)各国でやっと第3世代型の試験機が出来た段階ですわよ…

 

シャル)なのにもう…

 

そう、今言った通り、まだ現在では、第3世代の試験機ができたと言う段階だ、だと言うのに、今度は第4世代とくるとは………今思ったが……俺のZEROはどの世代に当たるのだろうか……今更考えても仕方ないが

 

束)そこがほれっ天才束さんだから♪

 

そう説明する篠ノ之束……言い方がめちゃくちゃではあるが、不可能な話ではない、何せ産みの親はこの篠ノ之束なのだからな

 

束)……まぁ開発構想自体が違う例外もいるみたいだけどね♪

 

そう言って俺を見てくる篠ノ之束

………たしかに、構想は違うのだろうな……そうでなければ、あんな危険なシステムを埋め込むことはできんだろうからな

 

束)さぁ箒ちゃん、今からフィッティングとパーソナライズを始めようか♪

 

そう言って、篠ノ之束はセッティングの準備に取り掛かる

 

千冬)…さぁ篠ノ之

 

箒)…はい

 

そして、セッティングが開始された

 

鈴)…凄い、信じられないスピードだわ

 

篠ノ之束のセッティングの早さに驚きを見せる鈴……この程度のタイピングなら俺でもできるが……

 

束)はい、フィッティング終了♪超早いね流石は私♪そんじゃぁ試運転も兼ねて飛んでみてよ、箒ちゃんのイメージ通りに動くはずだよ♪

 

そう言って試運転を促す篠ノ之束

 

箒)…それでは試してみます

 

そして、篠ノ之箒は飛び始めた

見ると、かなりのスピードで飛んでいる

おそらく、現時点だとZEROを超えているだろう……エレメントソードを使ってようやく追い越せるところか

 

鈴)なにこれ早い!!

 

シャル)…これが第4世代の加速

 

二人も感心している……第4世代か……

 

その後も、テストは続き

 

束)どうどう?箒ちゃんが思った以上に動くでしょ!?

 

箒)えぇ、まぁ

 

通信で篠ノ之箒に感想を聞く篠ノ之束

向こうはあまり答えようとしていないが、かなり早く動けているのは第三者から見ればわかる

 

ラウラ)…やるな

 

一夏)…すげぇ

 

他の一同も感嘆の声をあげている

 

束)うんうん♪いいねいいね♪

 

……しかし、故に……危険な気がする……そんな気がしてならない

 

ゼロ)っ!

 

突然、俺の頭に、数秒先の未来が見えた……そう……まさか、ゼロシステムが勝手に?……こんな作用があるというのかしかし……

 

千冬)っ?ゼロ?どうした?

 

ゼロ)………こちらに、数秒後にISの暴走の報告が来る

 

千冬)なに?

 

すると

 

山田) 大変です!織斑先生、これを!

 

そう言って、端末を織斑千冬に見せる山田教員

 

千冬)…特命レベルA!現時刻より対策を始められたし、テスト稼働は中止だ!お前達にやって貰いたいことがある

 

織斑千冬はその報告を聞いたと同時に俺たちに振り返りそう言い放った

 

 

 

 

束)…………今のが……ZEROシステム……か

 

そんな篠ノ之束の声は、聞こえることはなかった

 

To Be Continue

 

 

 

 

 




はい、いかがだったでしょうか

シャル)あのゼロの未来予知……ゼロシステムの?

そうそう、勝手に送ってくるかもあるんだよ、原作でもそうだったし

シャル)……それじゃあ……いつでも使えちゃうんじゃ……ゼロがまた血を吐く可能性が出てくるじゃん

いや、大丈夫、必要以上には送りつけてこないから

シャル)そ、そう?よかった……

はい、ということで、今回はここまで、次回、紅椿動きます!

シャル)もしかしたら、次回?

うむ、ここまできたらあれ出すかもね

シャル)………ちゃんと危なくないよね?

どうだろ?

シャル)むぅ……

ということで次回!さよなら!

シャル)また見てね♪


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Misson 24 切り札発動!TRANS-AM!起動!

はい、1日遅れてすみません、睡魔に襲われて寝ちゃいました

シャル)……よくそうなるよね……

まぁ……僕も忙しい時はあるし、許してくださいな♪

シャル)……僕だけだからよかったね

うん……では、今回晒し行きますが……今回ちょっと悲しいコメントありました、まぁ箒さんのアンチですね、まぁ、なんですかね、無理に好きになれとか、そういうことは言いませんけども、それで僕にボコボコにするものを書いてくれだとか、そういうことを言うのはちょっと違うと思います
僕は、アンチが喜ぶようなものを描きたいんじゃなくて、みなさんが楽しんで読んでくれるような、そんな小説を書きたいんですね
たしかに嫌われているキャラもいるかもしれないけど、キャラはキャラで役割を果たしているだけで、罪はないわけですよ、たしかにアンチヘイトって書いてあるけども、正直僕はそういうアンチ系があまり好きじゃないんですね、見てて正直不快に思いましたんで、正直言って
だから誰も不快に思わないような小説を書きたいんですね、なので、ボコボコにするようなものは書きません、まぁ、ちゃんと思ったことは言いますけど、あくまで意見として出してるだけなんでそこは勘違いしないようにお願いします

シャル)なんか……作者が真面目なこと言ってる……

元々真面目だよ!?ひどいな!?

シャル)そうかなぁ……

……はい、本編入ります



報告を受けた俺たちは、旅館へと戻り、空き部屋を借り、そこで作戦会議を開くこととなった

 

千冬)……2時間前ハワイ沖で試験稼働にあった、アメリカ・イスラエルの共同開発のISシルバリオ・ゴスペル、通称『福音』が制御下を離れて暴走、監視空域を離脱したとの報告があった

情報によれば無人のISとのことだ

 

一夏)…無人

 

無人、先日のクラス対抗戦の時に、暴走したとされている10体にも及ぶISと同じ状況か…

なぜ無人で暴走するのか……繋がっているのか

 

千冬)……その後、衛星による追跡の結果、福音はここから2㎞先の空域を通過することが分かった

時間にして50分後、学園上層部の通達により我々がこの事態に対処することとなった

……教員は学園の訓練機を使い空域の封鎖を行う

よって本作戦の要は専用機持ちに担当して貰う

 

………それはつまり……俺たちにそれをやれということか……なるほど

 

一夏)は、はい?

 

……こいつはいまいちわかってないらしいが

 

ラウラ)…つまり暴走したISを我々が止めるということだ

 

ラウラが説明すると

 

一夏)ま、マジで!?

 

と、驚く、そこまで驚くほどのことでもないだろうに

 

鈴)…一々驚かないの

 

鈴にそう注意される一夏

 

千冬)…それでは作戦会議を始める

意見がある者は挙手するように

 

織斑千冬の言葉にセシリアが手を挙げる

 

セシリア)はい!目標ISの詳細なスペックデータを要求します

 

とりあえずは妥当ではある、情報がないのでは話にならないからな

 

千冬)うむ、だが決して口外するな

情報が漏洩した場合、諸君には査問委員会の裁判と最低でも2年の監視が付けられる

 

セシリア)了解しました

 

そして、そのISの情報が表示される

 

セシリア)広域殲滅を目的とした特殊射撃型…、私のISと同じオールレンジ攻撃を行えるようですわね

 

セシリアの口にした通り、オールレンジ攻撃に特化された機体だ……もし戦闘になれば、厄介だろう、セシリアの場合は射撃が正確だったのと、ビットを使うのに集中力がいるのもあったから、その隙をつけたが、今回はコンピューターに動かされている、その程度は簡単に行えるだろう

 

鈴)……攻撃と機動の両方を特化した機体ね、厄介だわ

 

そう、オールレンジだけでも厄介だというのに、向こうは機動力もかなり高い……ゼロシステムを使ってもギリギリだろう

 

シャル)…この特殊武装が曲者って気がするね連続しての防御は難しい気がするよ

 

ラウラ)…このデータでは格闘性能が未知数だ偵察は行えないのですか?

 

ラウラの言う通り、格闘の性能がわからない、偵察を行った方がいいと思うが

 

千冬)…それは無理だな、この機体は現在も超音速飛行を続けている

アプローチは1回が限界だ

 

………音速の飛行か……たしかに偵察を行うのは難しそうだ

 

山田)一回きりのチャンス、ということはやはり、一撃必殺の攻撃力を持った機体で当たるしかありませんね

 

……一撃必殺か……この中で一番攻撃力がたかいとすれば……

 

一夏)なら、ゼロだな!

 

…………まぁそうなるな

 

ラウラ)貴様!いきなりそれか!

 

一夏)え、えぇ……

 

……たしかに、この中だと俺のZEROが強いだろう、さらにZEROシステムを使えば確実に当てることは可能だからな

 

千冬)……どうだ?ゼロ?やれるか?私としては、おそらくお前はまたZEROシステムを使おうとしていると思うが…お前の機体のパワーは未知数だったが、やれるか?

 

俺に織斑千冬は聞いてくる

 

ゼロ)問題はない、スペックを見る限り、ZEROの速力、エレメントソードの速力を使えば十分だ、それに座標もはっきりとわかっている、ZEROシステムも限界まで使うことはないだろう、せいぜい1分あれば十分だ

 

俺はそう説明する

 

千冬)……そうか、ならば

 

と、織斑千冬が言葉を繋ごうとしたが

 

束)待った待った♪その作戦はちょっと待った!ちーちゃんちーちゃん、もっといい作戦が私の中にナウプリンティング♪

 

千冬)…出ていけ

 

いつのまにか部屋にいた篠ノ之束の言葉に織斑千冬は無表情で出て行くように促す……それでも止まりそうにない勢いの篠ノ之束は

 

束)聞いて聞いて♪ここは断然紅椿の出番なんだよ!

 

そう言ってくる

 

千冬)何?

 

その言葉に耳を傾ける織斑千冬

 

束)確かにそこの彼の意見も分かるけどスペックもきっちり明かしていないISを信じるより、白式・紅椿のコンビに組ませる方が信頼性に足るってもんだよ~♪

 

………ふむ、信頼性を考えるなら当然だろうな……だが

 

ゼロ)言いたいことはもっともだが、成功すると言う確証は?

 

俺がそれを聞くと

 

束)このスペックを見れば一目瞭然でしょ?

 

ゼロ)機体の性能で言えばたしかに問題はない……だが、肝心のパイロットには本当に問題はないと言えるか?

 

箒)っ!な、なんだと!

 

俺の言葉に篠ノ之箒は反応した

 

ゼロ)前に言ったはずだ、お前はすぐに感情的になりやすいと、その状態でこの作戦に臨むと、失敗につながる可能性がある

 

箒)っ!私が向いていないと言うのか!

 

ゼロ)その通りだ

 

箒)っ!貴様ッ!

 

俺が厳しく言うと、篠ノ之箒を掴もうとしてくる

 

一夏)お、おい、ゼロ!?今のは流石に言い過ぎだろ!?

 

一夏も反論をしてきた

 

ゼロ)今はいつもの特訓じゃない、実戦だ、失敗は許されない、それを、完全にテストを終えていない状態で紅椿を出すのは合理的じゃないだろう、パイロットもまだ未成熟だ……もっとも、その未成熟な状態の生徒に頼む上も問題だとは思うがな

 

一夏)だからって!

 

千冬)うるさい!そこまでだ!

 

一夏が俺に反論しようとしたが、織斑千冬が止める

 

千冬)ゼロ、お前の意見はわかった、ではこうしようゼロを先行させ失敗した場合のバックアップに織斑、篠ノ之の両名をつける、それでいいな?

 

バックアップか……たしかに、万が一に備えておくのも一つの手だろう

 

ゼロ)問題ない

 

千冬)作戦は決定だ、文句は受け付けない

 

ゼロ)……任務了解

 

箒)はい!

 

一夏)……はい

 

織斑千冬の指示に俺たち返事をし、それぞれ部屋を出て行く

 

束)……まぁ、仕方ないかぁ♪(見せてもらおうかなZEROの力って物を♪)

 

篠ノ之束が何か裏があるような笑みを浮かべていたのを俺は見逃しはしなかった

 

 

 

河川敷に集合する俺たち

 

箒)紅椿……いくぞ!

 

そして、篠ノ之箒はISを展開する

 

山田)…織斑先生、ここに篠ノ之博士がいることは上層部は?

 

千冬)…連絡はついている

今は暴走したISを止めることが最優先だ

 

束)それじゃあ箒ちゃん、展開装甲Open♪

 

背中にあった羽のようなものが展開される

 

束)展開装甲はね、第4世代型の装備でぇ、一言で言っちゃうと紅椿は雪片弐型が進化したもんなんだよね~♪

 

一同)えぇ!?

 

……つまり、あのIS自身が雪片弐型ということか……

 

箒) ……進化

 

束)なんとぉ、全身のアーマーを展開装甲にしちゃいましたぁ♪ブイブイ♪

 

見ればわかるな

 

束)それにしてもアレだねぇ、海で暴走って言うと前に起こった「白騎士事件」を思いだすね♪

 

千冬)なっ!くっ

 

突然の篠ノ之束の言葉に苦虫を噛んだような顔になる織斑千冬

 

一夏)…白騎士事件かぁ

 

白騎士事件……篠ノ之束がISを発表して直ぐの頃、各国のミサイル2341発、それらが一斉にハッキングされ日本に向けて発射された

防衛手段を失っていた世界が混 乱する中現れたのが白銀のISを纏った一人の女性だった

後に白騎士と呼ばれるようになったそのISは、全てのミサイルを撃墜し日没と共に姿を消したと言う事件だったか……このZEROのベースかもしれないのがその白騎士というのも、どうも腑に落ちんな

 

束)うふふふ~♪白騎士って誰だったんだろうね?ね、ねちーちゃん♪

 

篠ノ之束はそんなことを織斑千冬に振る

 

千冬)…知らん

 

織斑千冬は何かを隠している様子でそう言った

 

束)うんうん♪私の予想ではバスト88…

 

そう言った瞬間に織斑千冬の手刀が見事に篠ノ之束の頭に炸裂した

 

束)きゅぅ~ん、ひど~いちーちゃん!束さんの脳は左右に割れたよ~

 

簡単に左右に割れるようなら普通は死んでいるだろう、人間には頭蓋骨というヘルメットがあるのだからそうそう傷はつかないだろう

 

千冬)そうか、良かったなぁ

これからは左右で交互に考え事が出来るぞ

 

束)お~う♪そっかぁ♪流石はちーちゃん頭いぃ♪

 

そう言って織斑千冬に抱きつく篠ノ之束

………そもそも割れたら使い物にならんだろう

 

千冬)や、やめろっ!束

 

そう言って引き剥がそうとする織斑千冬……油断してたようだな

 

千冬)…話を戻すぞ!紅椿の調整にはどれくらいの時間がかかる?

 

セシリア)織斑先生!

 

織斑千冬がそれを聞こうときた時にセシリアが前に出る

 

千冬)なんだ?

 

セシリア)私とブルー・ティアーズなら必ず成功してみせますわ

高機動パッケージストライクガンナーが送られてきています

 

そう宣言するセシリアだが

 

千冬)…それは量子変換してあるのか?

 

セシリア)…そ、それは

 

どうやらまだらしいな……無理をしているのか、セシリアはオロオロした様子でいる

 

束)ちなみに紅椿の調整時間は7分あれば十分だよ♪

 

………さすがは天才と言ったところか

 

ゼロ)……無理をするなセシリア、この作戦は元々俺一人で十分なのだからな

 

俺がそういうと

 

セシリア)で、でも!やっぱり心配なんです!ZEROシステムのことは聞きましたが、それはゼロさんの頭に負担をかける物なんでしょう!?最悪、ゼロさんが死ぬ可能性がッ!

 

…………俺が死ぬか……

 

ゼロ)気にするな、セシリア……命なんて安い物だ、特に俺のはな

 

それを言った瞬間に、セシリア、シャル、ラウラの3人が反応した

 

セシリア)二度とそんなこと言わないでください!私にとって!あなたは何物にも代え難い大切な人なんです!お願いですから!もっと自分を大切になさってください!!

 

シャル)そうだよゼロ!前にも言ったでしょ?君がいなくなったら、僕はここに残る意味がなくなるって………君がいなかったら生きる意味なんてないんだからね!?

 

ラウラ)そんなことを言わないで……お願いだから……ゼロ………

 

……………ここまで怒られたのは初めてだ

ドクターですら、ここまで俺を怒ったことはない……

 

千冬)……失言だったなゼロ………前に私にも言ったが……お前は周りからの認識を改めるべきだ……言っておくが、自分も守れないような奴に、全てを守ることはできんぞ

 

…………周りからの認識…か

……俺には残されたものなどないというのに…

 

束)愛されてるねぇ♪

 

篠ノ之束がそんなことを俺に言ってくるが、とりあえず無視をしておく

 

千冬)………(全く、あいつの受け売りが出てしまったか)

 

一夏)まぁ、とにかく、無茶すんなよ?ゼロ?

 

ゼロ)……了解

 

俺と一夏はそう言葉を交わす

 

千冬)…本作戦は、ゼロ・織斑・篠ノ之の3名による目標ISの追跡、及び撃墜とする

作戦開始は30分後、各員準備にかかれ!

 

その指示と同時に俺たちは準備にかかった

 

鈴)…一夏、気をつけなさいよ……実践なんだから

 

一夏)おう!ありがとな鈴!俺頑張ってくるよ!

 

鈴)…うん

 

一夏と鈴は言葉を交わすと、一夏は先に配置に向かう

 

鈴)…ゼロ

 

ゼロ)?なんだ?

 

鈴は急に俺に声をかけてきた、そして、次に俺に向かって

 

鈴)…一夏を守ってあげて

 

と、頼んできた……

 

ゼロ)……元よりそのつもりだ……だが

 

鈴)…えっ?

 

最近、あのバカを見ていると思ってしまうことがある

 

ゼロ)あいつはそんなに弱くはない

 

そう、あいつは俺が守らなくてはならないほど弱くない……そう思えてしまう……どうやら完全にあいつに侵食されたらしいな

 

鈴)…うん!そうだね!なんかゼロが言うと説得力あるよね…ありがとう!

 

そう言って、俺の元から離れていく

……俺の任務はたしかに一夏を守ることだ、だが、あいつも成長をしている……そして俺にはない物をあいつは持っている……そこを考えれば、あいつは俺よりもよっぽどが強いと言っていいだろう………俺に守られなきゃならないほどあいつは弱くはない……ただ

 

一夏)……なぁ、ゼロ

 

そう考えて持ち場に向かっている時に、一夏に声をかけられる

 

ゼロ)どうした?

 

俺が聞くと、一夏は一呼吸おいて

 

一夏) …箒のことを守ってやってくれ

あいつなんか気負いすぎてる気がするんだ…

もちろん、俺も守る!ただ、やっぱりゼロには頼っちまう

まだまだ俺は弱いんだ

だからっ…

 

………こういうところだ……俺に頭を下げてでも、他人を守ろうとする……大切な物を守ろうとする……そこが、俺にはないお前だけの強さだ

 

ゼロ)………安心しろ、お前たちはあくまでバックアップなんだ、ゼロシステムを使えば間違いなく…

 

一夏)それともう一つ

 

俺が言い切る前に一夏が切り出す……おそらく俺が一番言いたいのかもしれない

 

一夏)………死ぬなよ

 

………まさか、お前からそんなことを言われるとはな…

 

ゼロ)……………了解

 

対象から課された任務だ……この任務は……必ず果たす

 

 

 

 

海岸に出た俺たち3名、作戦の開始時刻が迫ってくる……あと3秒……2……1………作戦開始!

 

一夏)こいっ!白式!!

 

箒)いくぞ、紅椿!!

 

ゼロ)……ZERO……出撃する

 

3人同時にISを展開する、俺は二人より先にいく、そして、一夏は篠ノ之箒に肩車で捕まる……この中だと、一夏の白式が一番機動力が乏しいからだ、ついていくにはこうして乗るしかないだろう

 

一夏)…じゃあ、箒、よろしく頼む

 

そう篠ノ之箒に声をかける

 

箒)本来なら女の上に男が乗るなど私のプライドが許さないが今回は特別だぞ

 

……今回は仕方あるまい

 

そして、二人と俺に続き飛んでくる、なかなかの速力ではある、第四世代とはそういうものか

 

一夏) …いいか箒、これは訓練じゃない!

十分に注意して…

 

一夏がそう注意しようとしたが

 

箒)無論わかっているさ!心配するな、お前はちゃんと私が運んでやる!大船に乗ったつもりでいればいいさ

 

と、遮る

 

一夏)…なんだか楽しそうだな?やっと専用機を持てたからか?

 

一夏がそう聞くが

 

箒)え?私はいつも通りだ、一夏こそ作戦には冷静にあたることだ

 

と、逆に一夏に注意する篠ノ之箒

 

一夏)…あぁ

 

一夏もやはり心配なんだろう……腑に落ちない顔をしている

 

千冬)[ゼロ、織斑、篠ノ之、聞こえるか?]

 

二人のやりとりを眺めていた時、織斑千冬から通信がきた

 

ゼロ)あぁ

 

一夏)はい!

 

箒)よく聞こえます

 

3人同時に返事をする

 

千冬)[よし、今回の作戦の要はゼロだ

お前達はあくまでバックアップ、無理はせずゼロに指揮は委ねろ!…撃つべきはシルバリオ・ゴスペル、以降福音と呼称する]

 

箒)私は状況によってゼロをサポートすればよろしいですか?

 

織斑千冬の指示に質問を返す篠ノ之箒

 

千冬) […そうだな、だが無理はするな、ゼロの指示に従え

お前は紅椿での実践経験は皆無だ

突然何かしらの問題が出るとも限らない]

 

そう指示を返してくる

 

箒)分かりました

ですが、出来る範囲で支援をします

 

その指示に篠ノ之箒はそう返した……俺から見ても浮かれている様子だ

 

一夏)…………

 

やはり、お前も心配なのだな、一夏……任せろ、お前たちへの番は回さないさ

 

 

 

 

その頃作戦室では

 

鈴)…あの子ちょっと声が弾んでない?

 

セシリア)えぇ、そう聞こえましたわね…

 

シャル)…わからなくもないけど…

 

鈴、セシリア、シャルの3人は箒の浮かれている様子がわかった

 

千冬)……ゼロへのプライベートチャネルを

 

山田)はい

 

千冬はゼロにプライベートチャンネルで通信をする

 

千冬)…ゼロ

 

ゼロ)[なんだ?]

 

通信にすぐに出るゼロ

 

千冬)…どうも篠ノ之は浮かれている

あんな状態では何かを仕出かすやもしれん

すまないがいざという時は頼む

 

ゼロ)[あぁ、分かっている]

 

そう言葉を残し、ゼロは通信を切る

 

山田)オープンチャネルに切り替えます

スタンバイどうぞ!

 

山田の言葉に千冬は続けて

 

千冬)…では始め!

 

作戦開始の合図を出した

 

 

 

 

 

その頃、上空に待機していた俺たちは、織斑千冬の指示の通り行動を開始する

 

箒)……ふふふ……

 

一夏)……?箒?

 

篠ノ之箒は笑みを見せる……どうやら浮かれている様子は変わってないようだ……

 

箒)一夏!いくぞ!

 

一夏)……お、おう

 

……一夏、そっちの方は任せるぞ

 

ゼロ)俺が先行する、後からついてこい

 

俺は織斑千冬に言われた通り指示を出すが

 

箒)お前の機体の速力で本当に間に合うのか?間に合わない様なら私が一夏と先にいき目標を撃破するが?

 

そう返してきた………やはり浮かれているようだ

 

ゼロ)……問題はない、俺の機体は間違いなくお前より速い、お前らは後方に待機していろ

 

どちらにしても一夏を乗せている分速力は落ちるはずだ、当然、全速力は出せないだろう

そこを考えれば俺の方が速いのは一目瞭然だ

 

箒)なんだと!?

 

俺の指示に篠ノ之箒は言い返そうとするが

 

一夏) …いい加減にしろ!箒!この作戦は俺達はバックアップなんだ、それに指揮権はゼロにあるんだぞ?

 

箒)っ、わ、わかっている!

 

一夏の言葉に篠ノ之箒はそう返す……一夏がこう叱るのは珍しい物だ

 

ゼロ)いくぞ

 

そして俺は先に目標へ移動を開始する

 

一夏) (…なんだこのスピードっ!?すげぇぜ紅椿

でもゼロの機体もまだまだ余裕って感じで飛んでるな)

 

箒)(くそっ!一夏を乗せてる分スピードが出ない!これじゃゼロに負けてるみたいじゃないか!)

 

……やはり、一夏を乗せている分思ったようにうまくスピードを出せないみたいだな……やはりバックアップに回して正解だったか

 

 

その頃、作戦室では

 

シャル)…イグニッションブーストの比じゃないよ

 

ラウラ)…驚異的な速さだ

 

紅椿のスピードに驚きを隠せないでいた二人

無論その先をいっているゼロもゼロなのだが

 

束)(なるほどねー……思ったよりも早いねぇ……でも一体誰があんなISを作ったのかなー?……でも、まぁいいや♪)

 

束)さぁて、みせてもらうよぉ…ZEROの力♪

 

束はそう呟いた

 

 

 

 

こちらは目標に到達すると、目標を発見した

 

ゼロ)目標発見……破壊を開始する

 

俺はエレメントソードを持つ

ちなみにバスターライフルは置いてきた、少しでもスピードを出すためだ

 

箒)っ!見えたぞ!一夏!

 

一夏)っ!あれが福音か……!

 

二人も確認したらしい

 

ゼロ)先にいく、目標接触まで10秒だ……

 

俺は、後のことに備え今のうちにZEROシステムを起動する……だが、俺が見たのは……衝撃的な未来だった

 

ゼロ)すぐに急降下をしろ!!

 

二人)っ!?

 

俺たちはすぐに急降下をする

すると、いくつものビームがさっきまで俺たちが飛んでいた区域を通過した

俺はビームの元を見る、そこには

福音以外に30機にも及ぶ無人機が待ち構えていた

 

一夏)!?嘘だろ!?なんでこんなに!?今回は福音だけが暴走したんじゃないのかよ!?

 

その無人機は……この間の暴走した無人ISと全く同じ機体だ……しかも、この数…量産型か……バスターライフルを置いてきたのは……失敗だったか

 

すると、無人機たちはビーム砲をこちらに撃ってきた

 

ゼロ)散開してよけるぞ!

 

俺たちはそれぞれに分かれ避けることにした

 

 

 

 

その頃、作戦室では

 

鈴)嘘でしょ!?なんで急にあんなに!?

 

シャル)さっきまでレーダーにも反応はなかったのに!?

 

千冬)っ……ジャミングか

 

急に現れた無人のISに戸惑いを見せていた

今千冬が言ったように、レーダーに反応はなかったのは、ジャミングによるものである

ジャミングの効果により、レーダーに捕捉されることなく、簡単にゼロたちの後方に回ることができたのだ

 

セシリア)っ!これでは、ゼロさんが!

 

セシリアは助けに行こうと向かおうとするが

 

ラウラ)よせ!何をしようとしてる!

 

ラウラに止められる

 

セシリア)このままだと、ゼロさんが!助けたいくんです!すぐに!

 

ラウラ)冷静に考えろ!今行ったところで間に合うはずがないだろう!

 

セシリア)でも!今もきっとZEROシステムを使っているはずです!バスターライフルも置いてきている今!今はZEROシステムを使うしかない!でも、あの数だと5分なんて簡単に超えてしまいます!あれだと、ゼロさんが!ゼロさんが!

 

ラウラ)だからといって!私たちが言って何ができる!?ゼロの足手まといになるだけだ!

 

セシリア)でも!

 

千冬)いい加減にしろ!

 

二人の口論に、千冬は声を大にして止める

 

千冬)二人とも、落ち着け……知っての通り……あの数をゼロ一人でやるのは難しい……だが、あちらには3人いるんだ……そう簡単にやられまい

 

セシリア)っ……しかし

 

千冬)………あいつらを今は信じるしかあるまい

 

二人)っ………

 

千冬のその言葉に二人は声を押し込み、見守ることにした

 

束)……(さーて、どうするのかなー?ゼロくんは?♪)

 

束は、愛も変わらず楽しそうに眺めていた

 

 

 

 

あの後、俺たちはどうにか無人のISの攻撃を避け、一機、一機、確実に撃破していく……しかし、このままでは福音に逃げられる可能性がある、そうなれば任務は失敗に終わる……どうにかしなくては……

 

そう考えていた時、福音がこちらにきた

 

一夏)っ!きた!

 

こちらにきたことにすぐに察知した一夏……

まずはあいつが優先だ……俺はゼロソードを展開し、待機をする……ZEROが見せてくれる未来の先に……どこを斬ればいいかすぐにわかった、その未来まで、5……4……3……2……1………きたっ!

 

ゼロ)っ!

 

俺は、横に来た福音を一閃した……俺で確実に仕留めたと思ったが………油断をした

 

一夏)っ!墜とし切れてない!?

 

そう、今の一撃で墜とすことができなかった

……俺としたことが……ミスをしてしまったらしい

 

箒)私に任せろ!

 

そう言って篠ノ之箒が墜としに向かう

 

ゼロ)っ!よせ!捕捉されるぞ!

 

俺の言った通り、篠ノ之箒は相手に捕捉された

福音はその形を変え翼のようなものが展開された

 

一夏)っ!やばいあれは!オールレンジ攻撃だ!避けろ!箒!!

 

そう言った時にはもうすでに遅かった

 

箒)っ!しまっ!

 

奴の攻撃はすでに目の前まできていた

 

一夏)箒!!

 

ズドーン!!

 

攻撃が当たるかと思ったが

 

箒)……あれ……っ!?

 

ゼロ)………

 

俺がいま庇った

 

箒)ぜ……ろ……

 

ゼロ)……怪我はないか?

 

ZEROがこの未来を見せてくれた、だからこそいまこうして庇うことができたちなみに、今ので20%ほどシールドが削られた

 

箒)あ……あ

 

どうやら、放心状態らしいな……

 

ゼロ)……無事ならいい、下がっていろ

 

箒)あ、頭から血が……

 

……その程度か

 

ゼロ)その程度なら問題ない

 

俺は目の前の数体にも及ぶ無人ISを見据える

 

一夏)ゼロ!大丈夫なのか!?

 

俺の頭の血を見て心配そうに見てくる一夏

 

ゼロ)問題はない、それより一夏、篠ノ之箒を連れてここから離脱しろ

 

俺は一夏にそう言い放つ

 

一夏)何するつもりだよ……

 

ゼロ)……一気に一掃する

 

ここまでZEROシステムをフルで使い、すでに5分を経過しているが……問題はないだろう

 

一夏)無茶だろ!?バスターライフルもねえのに!?

 

たしかに無茶かもしれんが……

 

ゼロ)……無茶をしなければ生き残れはしない……そう、ZEROは言っていた…安心しろ必ず戻る

 

俺は一夏に言い放つ

 

一夏)………信じてるからな

 

ゼロ)……ああ

 

一夏)……いくぞ!箒!

 

俺が返事をすると、一夏は篠ノ之箒を連れて戦闘区域から離脱した

 

箒)っ!ゼロ!私は!

 

一夏)いい加減にしろ!箒!……ゼロの邪魔になるっ!

 

箒)っ………すまない

 

………一夏があそこまで怒るところを見るのは、初めてかもしれんな……

 

………さて……始めるとするか……確実に全て切り刻む

 

ZEROシステムはすでに切ってある……しかし、ZEROは俺に最後に、残された最後の切り札があることを教えてくれた…そして、その代償も………とはいえ、俺はZEROより代償が軽いと言ってもいいだろう…その程度なら問題はない

 

 

 

 

俺はシステムコードを口にする

 

ゼロ)………TRANS-AM!!!!

 

すると、ZEROのスラスターから赤い粒子がほとばしる……そして、俺の体は真っ赤に染まる……

 

 

 

 

 

 

その頃作戦室では

 

シャル)なにっあれ……!?

 

ラウラ)赤くなっている?

 

セシリア)……綺麗……

 

鈴)……どうなってんのよあれ……

 

四人はそれぞれ感嘆の声をあげている

 

束)…………(あれって一体………なんなの……)

 

束は内心、困惑していた……隠された切り札がどんなものなのかわかった一方……とんでもないシステムが隠されていたことに驚きを隠せなかったからだ

 

 

 

 

 

 

俺はエレメントソードとゼロソードを二刀流で構える

数体の無人機は俺に向かって一斉にビーム砲を放ってくる、だが、それが俺に当たることはない……俺はすでに、その数体の無人機の後方にいる……そして

 

無人機)っ!?

 

無人機15体は爆発をした……いまの一瞬で、すでに切り刻んだのだ

 

残りの15体も、同じ手口で切り刻む

 

おそらく、無人機には自分が何をされたかわかっていないだろう

 

俺は、残りの福音を見据える、福音は俺にオールレンジ攻撃を仕掛けようとしている……

 

させるか

 

俺は、福音に向かっていく、俺はエレメントソードを投げる

エレメントソードは見事に福音に刺さる、そして俺は一気に近づき、エレメントソードをさらに深く刺しゼロソードで手足を切り裂くそして

 

ゼロ)っ!終わりだ!!!

 

一刀両断で真っ二つにし、福音を破壊した

 

 

 

…………福音の破壊を確認後、TRANS-AMを解除する、周りを確認し、周りにはすでに敵はいないことを確認する

 

ゼロ)………任務………完了……

 

俺はそう言うと、倦怠感と眩暈が襲い、ISが強制解除され……

 

 

俺は空から落ちていった

 

To Be Continue

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




はい、いかがだったでしょうか

3人)ゼロ/さんはどうなる/んですの/の!?

大丈夫大丈夫、一夏がちゃんと助けてるから
流石にほっとかないよw

セシリア)で、ですよね……

ラウラ)……もし殺してたら……殺す

は、はい……

ということで、また次回、さよならー

3人)おい!?


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Misson 25 深まる謎、ドクターの真意

はい、昨日の代わりに今日2回目書きましたー

セシリア)まぁ、当然ですわね

でもギリギリだよー

セシリア)まぁ、1日以内にかけたんですからよしとしますわ

編集者かよあんた……

えーでは、今回コメントはなかったんだこのまま始めます、本編どうぞ!


俺は目がさめると、医務室にいたどうやら、俺は作戦の後気を失ったらしい……俺は起きあがろうとしたが

 

束)無理しないほうがいいよ?

 

篠ノ之束がいた

 

ゼロ)………篠ノ之箒は?

 

束)箒ちゃんは無事だよー、でも自分のことよりも箒ちゃんが優先なんて、優しいねぇ〜♪

 

そんなことを言ってくる篠ノ之束………そんな彼女に俺は聞きたいことが一つあった

 

ゼロ)………それよりも、聞きたいことがある

 

束)ん〜?な〜に〜?♪

 

………

 

ゼロ)………あの大群のISを操っていたのはお前だな?

 

束)………

 

一瞬、その笑顔が固まったが、すぐに笑顔になり

 

束)なんのことかな〜?

 

……しらばっくれる気だ

 

ゼロ)……それだけじゃない、先日、クラス対抗戦で起きた10体の無人機の暴走、あれもお前の仕業だろう?

 

束)ん〜わかんないなぁ〜♪

 

……あくまでしらばっくれるつもりらしい……

 

束)そもそも〜なんで私だって思うのかな〜?

 

ゼロ)……話は簡単だ……お前がISの産みの親だからだ

 

束)………というと〜?

 

俺がそう答えると、篠ノ之束は聞き返してくる

 

ゼロ)……まず、先日のISは学園内にも確認されなかったものだ……そんなものを潜り込ませ、なおかつハッチすらハッキングできるとしたらお前くらいしかいない………そして、先程の福音の時もだ、あのようなISは見たこともない、新型の量産機もあったと言う情報はなかった……おそらく新たに作られたのだろう……そうなると……ISを作れるのはお前くらいのものだ、福音も、コアにハッキングするなど、お前には朝飯前のはずだしな……以上が理由だ

 

俺がそこまで説明すると

 

束)ふーん、でもー私がやって何か得がー?

 

そこまで言うか……なら、はっきり言ってやるか

 

ゼロ)……そして、お前がテロ行動をしていることも、当然知っている……俺は誤魔化すことはできんぞ

 

それを言うと、篠ノ之束の笑顔が消えた

 

束)……そこまでわかってるんだ〜……さすが、工作員って言ったところかな〜?

 

ゼロ)っ!

 

どうやら、バレているのはこちらもらしい

 

俺は持っていた拳銃を向ける

 

束)あれ〜?ここで私を撃ったらどうなるかな〜?少なくとも、学園側には目をつけられると思うよ〜?

 

ゼロ)っ……

 

その通りだ……ここで発砲するのはまずいか……俺は仕方なく拳銃をしまう

 

束)ふふふっ、賢明だね〜♪

 

そういうと、篠ノ之束は椅子に腰を下ろす

 

ゼロ)……どこまで知っている

 

俺がそう聞くと戯けたように

 

束)君をここに行かせた人の身分も知ってるし、君がここにきた理由も知ってるよ〜流石に君のZEROがどこで作られたかまではわからなかったけどね

 

当然だ、その研究所は俺が爆破したんだからな

 

束)それと……君をここに行かせた本当の目的も……知ってるよ?

 

………なんだと……

 

ゼロ)……それはどう言うことだ?

 

束)あれ?知らされてないんだ?

 

……図星だ……俺はいつも通り、任務だと思い、いつも通り返事をした……本当の真意はたしかに俺も考えてはいたが……

 

束)わかってるんじゃない?自分が見張らなくても、いっくんは安全だってことくらい、でも、それでもあくまで見張らせるドクターに疑問を抱いてる……違うかな?

 

………全くのその通りだ……

俺が見張らなくても、一夏は安全だ、ここにいる限り、最近は少し危ない状況にはなっているが、対処できないものではない……まぁ、ほとんどこいつのせいではあるが

だと言うのに、ドクターは頑なに警護を俺に命じてくる……どうもおかしいものだ……

 

束)気になるならさ、自分で調べてみたらいいんじゃない?もちろん、一人でね〜♪

 

そう言って立ち上がると篠ノ之束は部屋を出ようとする

 

ゼロ)………俺にその目的を教えないのか?

 

……教えないとは思ってはいる……だが、半分俺は教えてほしいとすら思っている……俺を育てたあのドクターの真意というやつを、俺は知りたかった……だが

 

束)ん〜教えてもいいけど、それだと面白くないからだ〜め♪、あと、これからすっごい雪崩れ込むと思うから気をつけてねぇ〜♪

 

そういって、部屋から出て行く

 

…………ドクターの真意……あいつが知っているということは……相当なことだ……一体なぜ一夏を……もうすぐ夏休みの期間に入るのだったな……その間に……調べてみるか

 

俺がそう考えていた時、ガラッとドアが開かれた、そこには

 

セシ/ラウ/シャ)ゼロ/さん!!!

 

セシリア、ラウラ、シャルの3人が凄い勢いでこちらにきた

……本当にすごい勢いだな、ZEROを越えてるんじゃないか?

 

セシリア)ゼロさん!?大丈夫ですか!?

 

シャル)怪我の具合はどう!?

 

ラウラ)頭に異常はないか!?体の方には!?

 

……3人とも俺の体のあちこちを触りながら聞いてくる……おい、ラウラ、どさくさに紛れてどこを触ろうとしている

 

ゼロ)問題はない、心配はいらん

 

俺がそういうが

 

山田)だめですよゼロくん、一応は頭部の精密検査を受けるために、一晩は近くの病院で入院してもらいます

 

と、山田教員に言われた

 

ゼロ)……篠ノ之箒は?

 

俺は先に篠ノ之箒のことを聞く

 

千冬)……やれやれ、篠ノ之、入っていいぞ

 

織斑千冬の言葉に、篠ノ之箒は入ってくる

 

セシリア) 篠ノ之さん!あなだという人は!あなたの身勝手な行動でゼロさんが怪我をしましたのよ!どういうおつもりですの!?

 

ラウラ) …下手をすれば死んでいたかもしれない、そうなっていた場合、私はお前を

 

シャル) …もうみんな止そうよ、ゼロが無事だったんだから僕はそれでいいよ

 

それぞれ3人とも篠ノ之箒に対してかなり厳しく当たる……

 

千冬)…篠ノ之箒、お前は作戦中に命令を無視し、独断行動を取り仲間に怪我を負わせた、作戦が失敗する恐れもあった

この意味が分かるな?

 

篠ノ之箒は答えない……ただずっと目を伏せているだけだ

 

その時、頬を叩く音がした……鈴だ、鈴は篠ノ之箒の頬を叩いていた

 

箒)っ……

 

鈴)………黙ってたら何も分からないでしょうが

 

……

 

一夏) …みんなもうそのくらいで

 

鈴)あんたは黙ってて

 

一夏が止めようとしたが鈴は圧をかけてそれを遮る

 

箒)……私は

 

……今回の場合はお前はそこまで非はない……

 

ゼロ)……篠ノ之箒に非はない、これは俺のミスだ

 

箒)っ、へ?

 

千冬)……なんだと?

 

俺の言葉に一同は驚くが

 

ゼロ)今回は、俺の慢心がミスの原因だ、一撃で仕留めることができると思い込んでいた、結果的に、あのような結果になってしまった、俺の慢心が原因だ、責任は俺にある、罰なら俺に与えてくれ

 

俺はそういう時、織斑千冬は考え込み

 

千冬)…………わかった、そういうことならお前の罰は最低1日の入院だ、しっかりと頭の怪我を治してもらうぞ

 

ゼロ)………了解

 

この話は、それで済んだな

 

ゼロ)……篠ノ之箒

 

箒)っ……

 

俺は篠ノ之箒に、俺が思ったことを伝える…大きな力を持っているのは、篠ノ之箒だけじゃない、俺ももちろん、ZEROを手にしているからこそ分かることだ

 

ゼロ)大きすぎる力は、時に人を狂わせる……力を手にした時、それと同時に大きな責任が課せられる……力を手に入れるとはそういうことだ……お前は、何のために力を求めた?……自分を強く見せたいからか?……それとも、守りたいものがあるからか?……それを、もう一度考えろ

 

俺はそう伝えた

 

箒)ゼロ……ごめん………なさい……

 

篠ノ之箒は目元を隠してはいるが泣いているのがわかる……相当ショックだったのだろう……これ以上はよそう

 

そして、一夏以外全員医務室から出て行った

 

ゼロ)……お前は行かなくていいのか?

 

俺がそういうと

 

一夏)お前に言っときたいことがあってさ、みんなが出てくの待ってた

 

そう返した……俺に言いたいことか

 

ゼロ)なんだ?

 

そう聞くと

 

一夏)……俺さ、なんとなく、なんのために力が欲しいのか、わかった気がする

 

……おそらく、先程の篠ノ之箒への問いに対して、一夏も一夏なりに考えたのだろう……

 

一夏) …世の中ってさ、結構色々戦わないといけないだろ?道理のない暴力って結構多いぜ

そういうのから出来るだけ仲間を助けたいと思う……この世界で一緒に戦う仲間を

 

………なるほど

 

ゼロ)それが……お前の答えか?

 

一夏)あぁ、だから、強くなりたいんだ……お前みたいにさ

 

一夏は俺にまっすぐにそう伝える……

 

ゼロ)……俺は強くなどないさ

 

一夏)いやいや、十分強いじゃんか……じゃねーと、あんなことできねえよ、相当な覚悟がないとさ

 

……覚悟か……お前にはそう見えるのか……

 

ゼロ)………それよりも、篠ノ之箒にそれを渡さなくていいのか?渡すつもりだったんだろ?

 

一夏)え、あ、あはは……バレてたか……お前には敵わないなぁ

 

そう言って出そうとするが

 

ゼロ)俺に見せなくていい、あいつに最初に見せてやれ……最初に見せるのが俺ではあいつが可哀想だろう

 

俺がそう断ると

 

一夏)……ああ、そうだな

 

と、笑いながら返してくる

 

ゼロ)早く行ってやれ

 

一夏)おう!ゼロも無理すんなよ!

 

そう言って、医務室から出て行く一夏………俺は任務で一夏を守っている……しかし、あまりに必死だ……俺は一体……何を思ってあいつを守っているのだろうな

 

 

 

 

その頃、海岸にて

 

束) あ~ぁ、ZEROには驚くなぁ〜まさか、あんな機動性にさらにあんな切り札まであるなんて〜、まだまだblack boxもありそうだし、しかも操縦者があんなに強いなんてな〜

 

束は一人海を見ながら感嘆とした感想を浮かべていた……ZERO、彼女自身も知らない謎の多いIS……ZEROシステム、そこまでは千冬から聞いてはいたが、TRANS-AMシステムについては誰も知らなかった、おそらく今回が初披露だったのだろう、詳細もよくは分からないので、束も今はお手上げの状態だった、ただ一つわかることは、あの力は危険だということだ

 

千冬)ゼロを見て、驚いたか?

 

考え事をしていた時に、後ろから千冬に呼びかけられる

 

束)ちーちゃん…

 

何のようなのか、それを聞こうとした時に先に千冬が話し出す

 

千冬)例えばの話がしたい

とある天才が一人の男子を高校受験の日にISがある場所に誘導出来るとする

そこにあったISをその時だけ動く様にしておく、すると男が使えないはずのISが動いた様に見える

 

その例えばの話、それは一夏がISを使えるようになったことである

 

束)う~ん、それだとその時しか動かないよね

…実のところ白式がなんで動くのか私にも分からないんだよね~

 

束には、千冬が何が言いたいのかわかったらしい、しかし、束本人にも白式がなぜ動くのかは分からないらしい

 

千冬)…まぁいい、今度は別の話だ

とある天才が大事な妹を晴れ舞台でデビューさせたいと考える

そこで用意するのは専用機とどこかのISの暴走事件だ

暴走事件に際して妹の乗る高性能機を作戦に加える

妹は華々しくデビューという訳だ

 

そう千冬が話すと、束は笑いながら

 

束)凄い天才がいたものだね~

 

と返す

 

千冬)あぁ、凄い天才がいたものだ

かつて12ヶ国の軍事コンピュータをハッキングした天才がな

 

それは、まさしく目の前にいる束のことである、千冬は束にそう話している

 

束)ねぇ、ちーちゃん

今の世界は楽しい?

 

束は千冬に、首にかけていたペンダントを見ながら聞く、ペンダントには写真が入っていた、写真には、千冬、束の二人が、黒い髪の黒いコートを着た男と3人で写っていた

 

千冬)そこそこにな

 

千冬も同じペンダントを見て答える

 

束)そうなんだ?……

 

瞬間に、束はラボが迎えにきて、ラボに乗り込み、そして飛び去って行く

 

千冬)っ!また逃げられたか…

 

千冬はラボを見据えて束が行ってしまったところを見る

 

二人は同じタイミングでペンダントを見る

 

束)………君だったら……なんて答えてたかな?

 

千冬)………お前だったら……なんて言ってた?

 

二人とも、同じ人物の名前を呟く

 

千束)ジン/くん…………

 

 

 

 

その頃ビーチにて

 

一夏)…

 

一夏は一人、海を眺めていた、そこに

 

箒)一夏

 

箒がきた、むろんここにきたのだから水着だ

 

一夏)箒?お前も泳ぎにきたのか?

 

一夏がそう聞くと

 

箒)少し、頭を冷やしたくてな

 

と、答えた

 

箒)お前も来ていたのか

 

一夏)ああ……それより髪大丈夫だったか?ちょっと焼けただろ?

 

一夏がそう尋ねるが

 

箒)あぁ、大事ない

 

そういって、一夏の隣に座る

 

一夏)……あ、そうだ、箒

 

箒)ん?なんだ?

 

一夏はあるものを渡す

 

一夏)はい、これ

 

それは白いリボンだった

 

箒)……なんだ?これは?

 

一夏)今日、7月7日だろ?誕生日おめでとう

 

箒)っ……一夏……

 

そう、今日は箒の誕生日だった、ちなみにこのリボンは、一夏が一人で買ってきたものだ箒に似合いそうなリボンを探して回ったのは別の話だが

 

一夏)早速つけてみろよ?

 

箒)え、こ、ここでか?

 

一夏)ああ、早く見たいし

 

箒)そ、そうか……

 

一夏にそう言われ、箒は自分がつけていたリボンを解いて、今もらったリボンをつけた

 

箒)ど、どうだ?変じゃないか?

 

一夏)ああ、すっげえ似合ってる♪

 

箒)そ、そうか…////

 

箒は内心すごく嬉しかった、それもそうだ、好きな人からのプレゼントなのだから嬉しいものは嬉しい

 

一夏)何にしてもよかったなぁ…みんな無事に戻れたし、ゼロの怪我も大したことなかったし

 

箒)…本当に大丈夫だろうか…

 

一夏)へ?

 

一夏の言葉に目を伏せながらいう箒

 

箒)あれほどの攻撃を受けて大したことないとは思えないが…

 

それもそうだ、何といっても、あのオールレンジ攻撃は波のものではなかった、それに結構な出血量だったのだ、とても大丈夫とは思えないだろう

 

一夏)……まぁ、大丈夫だろ?

 

一夏はそう答える

 

箒)え?

 

一夏)そこはほら、ゼロだから♪

 

一夏の根拠のない答えに間抜けな顔になってしまう箒

 

一夏)だからもう気にすんな、ゼロも言ってたろ?気にしなくていいって

 

箒)よくない!!

 

一夏の言葉を否定する箒、箒は人一倍そういうところを気にする性格なので、仕方ない

 

箒) 私のせいでゼロは怪我をしたんだぞ!

一歩間違えれば命を落としたかもしれない!だからっ、簡単に許されると困るのだ…

 

その箒の言葉に、一夏は少し考えると

 

一夏)…じゃあ箒、今から罰をやる

 

と提案をした

 

箒)……罰?

 

箒が頭をハテナにして聞き返す

 

一夏)あぁ、罰だ、……目を閉じろ

 

一夏はそういう

 

箒)わ、分かった……望むところだ////

 

箒は内心もしかしてこのタイミングで唇を奪われるのかと思ったがそんなはずもなく、一夏は箒のおでこにデコピンをする

 

箒)いっ!

 

一夏)…はい、終わり

 

箒)なっ、馬鹿にしているのか!?

 

今の一夏の行動に納得いかない箒は一夏に詰め寄る

 

一夏)まぁ落ち着け、興奮するな♪

 

一夏は愛も変わらずだ

 

箒)黙れ!ゼロにされるならまだしも!

それに私は武士だ!誇りを汚されて落ち着いてなど!

 

そう言ってどんどん近づいてくる

 

一夏)ほ、箒、胸が当たってるんだけどっ!///

 

近づきすぎたせいで一夏の腕に箒の胸が当たってしまっている、流石の一夏も顔を赤くした

 

箒)え、あ……その……なんだ………意識するのか?/////

 

一夏)…はい?

 

箒の言葉の意味がよくわからなかった一夏

 

箒)だ、だからだな////

 

一夏の手を自分の胸に当てて、再度聞く

 

箒)…私を、異性として意識するのか聞いているのだ////

 

一夏)…ま、まぁなぁ/////

 

一夏は顔を赤くして答えた

 

箒)そうか////

 

そして、気がついたら二人とも顔を少しずつ近づけていた、が、その時

 

鈴)…あんたら何してんのよ

 

ISを展開している鈴がいた……ちなみに目のハイライトがオフになっている

 

一夏)うわぁっ!鈴、なんでIS展開してんだよ!

 

鈴)うるさい、一夏こんなときにあんたは…

殺す!

 

そういって龍咆を撃ってくる

 

一夏)ち、ちょっと待て!俺が何したって言うんだよ!?に、逃げるぞ!箒!!

 

箒)え、えぇ!?////

 

そう言って箒をお姫様抱っこして逃げる

 

鈴)待てぇ!一夏ぁ!

 

なおも龍咆を撃っている鈴だった

 

一夏)うわぁぁぁぁぁ!?

 

一夏の叫びが、ビーチに児玉した

 

 

 

 

 

 

 

 

 

突然、俺の端末に着信の音声が流れる

俺は、その通信に出る

 

ゼロ)…はい

 

ドクター)ゼロか

 

ドクターだ……

 

ゼロ)ああ

 

ドクター)どうだ、任務はちゃんとこなしておるか?

 

ドクターは聞くまでもないことを俺に聞いてくる

 

ゼロ)……聞くまでもないだろう、任務は問題なくこなしている

 

俺はそう答える

 

ドクター)そうか……では、ゼロ、次の任務を与える

 

……まだ遂行していないというのに……別の任務を?……

 

ゼロ)……なんだ?

 

ドクター)もうすぐ夏休みだと聞いた……その夏休み期間中に

 

 

 

 

 

ドクター)織斑一夏を連れてきてくれ

 

To Be Continue

 




はい、あとがきです

シャル)ジンって誰?

それは後のお楽しみです、今は触れないで

ラウラ)……まさかそこまで考えているのか

今の俺は神山飛羽真だからね!

セシリア)それはセイバーですわよ!?

けど文豪です!えー予告します!次回はほぼほぼ僕のオリジナルなんで楽しみに見てください!

セシリア)それは楽しみですわね……

では、また次回!さよなら!

物語の結末は

5人)私たちが決める!

それ俺のセリフ!!


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一夏救出編
Misson 26 明かされる真実、織斑一夏の秘密!


はい、どうもー作者でーす、余裕できたんでこの時間に投稿しまーす

一夏)今回オリジナルで書くんだよな?

そうそう、まぁ楽しみにしててね

一夏)作者の想像力に期待だなぁ〜

そうそう!てことで!本編スタート!


夏休みに入りしばらくし、俺は一夏と電車でアジトへ向かっている

 

一夏)どうしたんだ?ゼロ?急にお前の家に招きたいって

 

一夏が俺に聞いてくる、なぜ急にアジトへ行っているかというと、先日、ドクターに呼び出されたからだ、急に何故一夏を連れてこいというのか…少し疑問に思ったが、任務なら仕方ない

 

ゼロ)俺の保護者がお前を一目見たいと言ってきてな

 

俺はそう返す

実際、そうなのだろう、一目一夏を見て……そこから何をするかは俺もわからないが

 

一夏)何じゃそりゃ、まるで恋人を紹介するみたいじゃんか

 

一夏は苦笑いで答える

確かにそう見えなくもないだろうが、ここは誤魔化そう

 

ゼロ)友人を紹介するくらいはあるだろう

 

俺はそう返すが

 

一夏)流石に親に言われるってなかなかないだろ……もしかして、ゼロって友達いなかったのか?

 

デリカシーのなさは相変わらずだ……だが、ここは誤魔化しておこう

 

ゼロ)まぁな……

 

一夏)まじでかよ!?

 

そこまで驚くか……

 

一夏)んなら、俺がお前とのファーストフレンドってとこか?

 

一夏が少し嬉しそうな顔で聞いてくる

 

ゼロ)……そんなところだ

 

一夏)ははーそっか♪

 

一夏は笑顔で答える

 

一夏)そんじゃー何でも聞いてくれよ!友達なんだから困った時はお互い様だ!♪

 

一夏はそう言ってはにかんだような顔になる

 

……俺にとっては一夏は警護対象でしかない……先日から俺はそれを考えている……だが、友達と言われた時、なんとなく、俺は笑っている、そんな気がする……何故だろうか

 

 

 

 

 

 

そして、しばらく移動を続け、俺たちはアジトへと到着する

 

一夏)……ここがお前の家かよ?ゼロ?

 

アジトとは、周りのカモフラージュのためにバーを表面では営んでいる

 

ゼロ)ああ

 

俺はアジトに入る

 

一夏)お、お邪魔しまーす…

 

まだ未成年の自分には早い場所だろうと思っているのだろう、遠慮がちだ

 

ゼロ)そう遠慮するな、バーとは言っても、それは表面の話であって、俺の家ではあるんだから

 

俺がそういうと

 

一夏)いやー……そうなんだけど……やっぱりこういう店って早いなーって思っちゃうんだよなー……

 

……どうしてもそれは拭いきれないか、まぁ、この際それはどうでもいいさ

 

ゼロ)どちらにせよ営業時間外だ、今は関係ない

 

一夏)あ、そ、そっか

 

一夏は納得してくれたらしい

 

ゼロ)とりあえず、行くぞ

 

一夏)あ、あぁ

 

俺は一夏を連れて奥へと向かう

暖簾をくぐった向こうには

 

一夏)え、えぇ!?

 

いつものように、長い廊下がある、いくつかの部屋があり、それぞれにはパソコンがある、そのパソコンで任務に関する情報を収集したり、道具を調達したりすることができる、流石にそれを一夏に教えはしないが

 

ゼロ)行くぞ

 

一夏)お、おう…え、こんなに長い廊下があったのかよ……

 

廊下の奥の方へ行くとそこには地下へと続くエレベーターがある

 

ゼロ)乗れ

 

一夏)え、えぇ……

 

なんでこんなところにエレベーターがというような顔をしつつエレベーターに乗る一夏

そして、乗った瞬間に

 

一夏)おわ!?

 

俺にはもう慣れたが、ISの急降下と同じ衝撃がエレベーター内に反映された

 

一夏)い、一体このエレベーターどこに向かってるんだ…

 

一夏は聞いてくる

 

ゼロ)……地下1万メートルほど下だ

 

一夏)い、一万メートル!?

 

当然だろう、いちいち驚くな

 

一夏)……ゼロ……お前の家どんなだよこれ…

 

ゼロ)正確には家ではない、ラボだ

 

俺はそう答える、ここまで案内したのだから、今更隠す必要はないだろう

 

一夏)ラボって……どういうことだ?

 

ゼロ)……すぐにわかる

 

そして、目的の階に到着し、俺たちはエレベーターを降りた

 

一夏)わ、わぁ……でっけえ〜

 

視界の先には、ドーム状に広がった巨大なラボだ、それぞれ部屋が階層ごとに25部屋あり、トレーニングルーム、シークレットルーム、調べ物室、研究室、そして寝室だ、他の部屋は何になっているかは俺は出入りをしたことはないのでわからない、おそらく寝室だと思うが、一緒にドクターといたのは俺だけだ、他に人間がいたとは思えんが

 

一夏)……ゼロ……お前って秘密結社か何かか?

 

一夏がまたアホなことを言い出す

……あながち間違いではないが

 

ゼロ)そうだとしたら、俺は今頃お前たちの学園を爆破しているだろう、違うと思っておけ

 

一夏)そ、そっか、そうだよな

 

一夏は苦笑いで言う

そして、俺たちはある部屋に到着する

 

その部屋は個室だ、言うなればここはドクターの部屋だ

 

俺はパスワードをそばにあった機械に入れ、指紋を認証させる

 

システム)指紋認証完了、ゼロ様、お入りください

 

すると、ドアは開かれた

 

ゼロ)いくぞ、俺は先に入る

 

一夏)お、おう……いやほんとすごいな

 

一夏はおどろびっくりとした顔をして俺についてくる

 

 

 

中に入ると、机の向こう側にドクターが座って机に肘を乗せて手を組んでいた(所謂碇司令のあの座り方だ)

 

ドクター)よく戻ったな、ゼロ

 

そう少し野太い声で声をかけてきたドクター

 

ゼロ)任務無事に完了だ

 

一夏)へ?任務って、どういう?

 

一夏は混乱しているらしい

 

ゼロ)それで聞きたいが、何故一夏をここに?

 

俺がそう聞くがドクターは

 

ドクター)なーに、ただ見たかっただけだ……

 

そう答えた

 

ドクター)ところでゼロ、彼と話をしたい、少し外してくれないか?

 

ドクターはそう言ってくる

 

一夏)え?なんで?

 

ドクター)どうしても君と二人で話したいのだよ、いいなゼロ、これは命令だ

 

ゼロ)………了解

 

俺はドクターの指示通り、部屋から出る

 

………何故一夏をここへ呼んだのか……何故そこまで一夏に拘ろうとするのか……何故一夏をそこまで見張らせるのか……正直分からん……その真意を知るためにもきたのだが……先日の篠ノ之束の言葉が気にかかっていた俺は、ドクターがいないこの隙を狙い、研究室に足を踏み入れることにした

 

 

 

 

 

一夏サイド

 

 

一夏)えっと、あなたが、ゼロのお父さん……ですか?

 

俺は、目の前に座る、ゼロの父親らしき人物、ドクターだったっけ?に話しかける

 

ドクター)……あぁ、そんなところだ

 

ドクターは、席から立ち上がると、俺の方にくる……気のせいなのか、このドクターからは……安心した感じがしない……なんというか……今すぐ逃げなきゃいけないっていう……そんな感じもしていた……でも、話があるっていうし、流石にすぐに立ち去るのも失礼だし、それに、色々と言わなきゃいけないことがある、ゼロは確かに強い、覚悟があるからあそこまでできるんだ、でも、この間も怪我をしたばかりだっていうのに、すぐにこの男はゼロをここに呼び出した……無理をさせてまでだ、俺はそこに違和感を覚えていた

 

一夏)それで、話って?

 

俺が話を切り出すと

 

ドクター)……ふっ、では聞こうかな、君は……父親、母親のことを覚えているかな?

 

そんなことを聞かれた……俺の両親のことは、千冬姉とも暗黙の了解で、触れないことにしていた……それを俺に聞くというのか

 

一夏)……覚えてません……ただ、姉からは、俺たちを捨てたと聞かされてはいます

 

俺はそう答えた

 

ドクター)くくくくっ……そうかそうか

 

何が面白いのか、不気味に笑いながら言葉を繋げる目の前の男……今度は俺の番だ

 

一夏)あの

 

ドクター)なんだね?

 

俺はゼロのことについて話すつもりでいた……あんな無茶をしたんだ、それに任務って……まるでそんなのゼロが兵士みたいじゃないか

 

一夏)あなたはゼロの父親なんですよね……それなら、なんで病み上がりのゼロに、急に帰ってくるように言ったんですか……俺を連れて

 

俺がそれを聞くと

 

ドクター)あの程度で死ぬようなやつじゃあない、もし死んだのならそれはそれまでだ

 

そういいのけた……こいつ……マジで言ってるのか?

 

一夏)あんた、それでも父親かよ!?ゼロはあんたの子じゃないのか!?

 

俺はそう反論するが

 

ドクター)何を言っている?私とあいつは血なんぞ繋がってないというのと、そんな情などあるはずないだろう

 

衝撃を受けた……ゼロはこの男の子供ではない……本当の子じゃないのか……だったら、ゼロは一体どうやって……まさか、ゼロも両親に……?

 

ドクター)それに……私にとってゼロは……子などとは思ってはいない

 

次のこの男の言葉には……衝撃以外の何もなかった

 

ドクター)あいつはただの………駒だよ……私の目的を達成させるための……道具さ

 

 

…………こいつ……狂ってる……そうとしか思えなかった……育ててきたはずのゼロが……駒?……目的を達成させるための道具?……本気で言っているのか?………もし本気なのだとしたら………そんなのって……そんなのって!!!!

 

一夏)ふざけっ!

 

俺が殴りかかろうとしたが、俺は電撃のような衝撃が俺の腹に当たり、俺は意識が遠のいていく

 

ドクター)……安心したまえ……君は丁重に研究するさ……サンプルくん?

 

その声と同時に、俺の視界は闇に消えた

 

 

 

 

 

 

 

ゼロサイド

 

 

……俺は今……衝撃の事実を見ている

 

織斑計画……別名プロジェクト・モザイカ

遺伝子操作によって意図的に「最高の人間」を造り出す計画

この計画によって作られた1000番目の試作体にして初の成功体……それが織斑千冬だったとそれている

一夏は第二成功体で千冬のデータからより効率よく「生産」するために造られた個体だった……

そして、もう一人いたとされている……そいつ一夏のスペアとして作られたクローンで計画外の失敗作にあたるとのこと……

……つまり……一夏たちは………人工的に作られたとでもいうのか………?

 

そして……ドクターの研究には………一夏の遺伝子と、俺のZEROをつかい、究極の兵器を作り出すということ……それが……ドクターの考えたシナリオかっ………!

 

このままでは……

 

 

 

 

一夏は殺されるっ!

 

To Be Continue

 




はい、あとがきです

ゼロ)一夏には見せていない、安心してくれ

ありがとな主人公……

ゼロ)……作者、この状況……突破できるのか?

安心してくれ、この物語を描いているのは俺だよ、物語の結末は俺が決める!

ゼロ)………期待している

おう、そんじゃあ、また次回!さよなら!


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Misson 27 一夏は俺が守る!ドクターとの決別

はい、一日挟んで書きましたー

一夏)……作者、大丈夫か?なんかフラフラしてるけど

男梅サワー飲んじゃってねー……なんとか意識は保ってるけど……これ以上は人間に戻れなくなるかも……

一夏)いや、どう言うことだよ……

では、とりあえず、さらしのコーナーと行きたいけど、大したものはなかったので省きます

一夏)省くのかよ!?

では、本編はどうぞ!


俺は急いで研究室から出て、ドクターの部屋へと向かう

 

ゼロ)っ!

 

ドクターの部屋へ向かうが、ドクターと一夏の姿は既にそこにはない……遅かったかッ!

 

俺は二人を探し回った

ドクターの行動からして、おそらく一夏はまだ死んではいない、すぐには殺しはしないはずだ……すぐに殺してしまったら、細胞が死滅してしまうからだ、おそらく、細胞をある程度採取する必要があるはずだ

そのためには、研究室に向かうはずだ……そう思ってきてみたが、どこにもいない

研究室だけではない、寝室も、トレーニングルームも、シークレットルームも、調べ物室も、俺の知っている部屋は全て調べた……しかし、どこを調べても二人の姿は見当たらない……他の部屋はロックがかかっており、入ることもできない……

 

ゼロ)クソッ!

 

俺は焦りを隠しきれず言葉を漏らす、このままでは、すぐには殺されないとしても、細胞はすぐに取れる、ほんの少しでいいはずだ……それだけとってしまえば……一夏は用がなくなり殺されてしまう……ドクターの書いた日記では、採取後、すぐに始末をしなくてはならないらしい……ドクターの情報では、一夏が織斑計画により作られた織斑千冬の異性体ということは、別の組織もわかっている……なんとしてでも自分だけの手中に収めたいと考えるドクターならば、間違いなく殺すだろう……それをどうにか止めなくてはっ!

 

走り回り、二人の居場所を探した……だが、どこにもない…どこを探しても、二人の姿は見当たらない、もうダメか…そう考えていたとき、俺は先ほど研究室で見つけたスイッチのことを思い出す……そういえば、ドクターはいつもあのスイッチにだけは触るなといつも言っていたな……

 

ゼロ)まさか……

 

俺は急いで研究室へ向かった……研究室へ向かっている中、俺は考えていた、俺にとって、一夏は警護対象……任務を遂行するための対象、それだけであり、ドクターの命令で守れと言われていた、だから、そのドクターが何をしようと、任務はすでに遂行していることになる……なのに……俺は何故こうも必死に一夏を守ろうとしている?………何故だ?

 

俺の中の何かに少し戸惑いを感じつつも、俺は研究室へと走っていった

 

 

研究室に入り、俺は早速スイッチを探す

 

ゼロ)っ!あった

 

俺は即座に、そのスイッチを押す、すると、研究室の本棚が動きだし、そこに隠し通路が現れる

 

ゼロ)……こんな場所に隠し通路が……

 

こんなところに隠し通路があるなど知りもしなかった……ここなら或いは……

俺は、迷うことなく、隠し通路に入っていった

 

 

 

 

 

隠し通路の奥には、外のラボと同じくらい大きいドーム状のラボがあった、違うとしたら、暗いのと、部屋の数が少ないことだ、このラボはほとんど明かりがなく、部屋の数も外のラボと比べて、約10件ほどしか部屋はなかった

 

ゼロ)……こんな場所があったとは……

 

俺はそのうち、ドクターの部屋に当たる場所を目指し、このラボを見回していた

 

みたところ、完全に秘密にするため、個人用に作り出したラボなんだろう……こんなところでいったい何を……

 

そう考えていた間に、ドクターの部屋に当たる部屋に辿り着いた俺は、指紋を読み込ませる、だが

 

システム)システムエラー、認証できません

 

どうやら、ここはドクターだけしか入れないようにプログラムされているらしい……だが、それなら、強行突破するまで

 

俺はバスターライフルを出現させ、扉を無理やり壊して侵入する、無論、そんなことをしたので警報が鳴り響く

いつもなら逃げているが、今回は訳が違う

事態は一刻を争う、構ってる場合じゃない

 

俺は侵入すると、気を失っている一夏をまさに殺そうとしていたところだったようで、ドクターが拳銃を一夏の頭に突きつけていた

 

ゼロ)一夏!!

 

俺が叫ぶと、ドクターは俺の方を向く

 

ドクター)………ゼロ、言いつけを破ってボタンを押したか………まぁいい、誤って押してしまいみつけてしまった、ということにしておいてやる

 

ゼロ)……ドクター、一夏をどうするつもりだ!

 

俺はドクターに質問を投げかける、無論帰ってくるのは一つのみ

 

ドクター)……決まっている、織斑一夏をここで始末するのだ、織斑一夏という人間は、そのうちISを使い世界を混乱させようとしている存在だと、私は考えた、だからこそここで始末するんだよ、見張り、ご苦労だったな、ゼロ、お前の任務はこれで完了だ

 

………どうやら、俺には一夏のことはバレていないと思っているらしい

 

ゼロ)………もう一夏のことはわかっている……

誤魔化しても無駄だ、あんたの計画も……全てわかっている……それに……一夏はそんなことをするような人間ではない……その嘘は見え見えだ!

 

ドクター)………ほう?………任務の間に随分と警護対象に肩入れするようになったじゃないか……お前にとってはただの敬語対象でしかないだろう?何故そこまで考えるというのだ?

 

……………その通りだ……俺にとっては一夏は警護対象……なのに……なのに……

 

一夏)っ!………ゼロ!逃げろ!!

 

ゼロ)っ!一夏……!

 

どうやら一夏は目が覚めたらしい

しかし、逃げろとは……?

 

一夏)こいつ!お前のことなんとも思っちゃいねえ!ここにお前がきたら始末するって!そう言っていたぞ!だから早く逃げろ!

 

ドクター)うるさいぞ!

 

ドクターは一夏の腹を殴る

 

一夏)がっ!?

 

一夏は呻き声をあげて、悶える

 

ゼロ)っ!一夏!

 

俺は向かおうとするが

 

ドクター)そこで止まれゼロ!

 

ドクターは俺に拳銃を向ける

俺は言われた通り足を止める

 

ドクター)よくもまぁ、この馬鹿のせいでほんの小さなこともバレてしまったか……まぁ、構いはしないがな……

 

ドクターは俺に拳銃を向けたままそう言う

 

一夏)ぜ……ろ………!

 

一夏は尚も俺を呼んでいる………あの馬鹿は………自分が危ないって時に、俺の心配をするというのか………本当に馬鹿なやつだ……

 

ドクター)このマヌケの言った通り、私はお前のことはなんとも思っていない……言うなれば兵士としていい腕をしている、その程度だ

お前はこの10年、本当によくやってれたと思うよ、おかげで私の研究も成功に近づいている、感謝しているよ、私の駒としてよくやってくれた

 

………笑いながら、ドクターはそう語り続ける

 

………駒……駒か………別に、そんなことはどうでもいい……ドクターがどう思っていようと……俺は任務のために動いていた、ただ……それだけだ……ドクターがどう思っていようとどうでもいい……俺には……何もないのだから……そう思っていたと言うのに……

 

一夏)ふざけたこと言ってんじゃねえぞ……

 

ふと、一夏がつぶやく

 

一夏)ゼロは……ゼロはな……あんたの駒なんかじゃねえ……

 

ドクター)ふっ、何を言う?、こいつは故郷も何もかも失い、私に拾われなければ、死んでいたかもしれんのだぞ?生まれた時から、名前すらもなく、私が育て上げなければここまで出来のいい兵士にはならなかったのだぞ?…今でさえ、感情の一つや二つも表さん人形に、駒以外になんの価値がある?

 

一夏)そんなの関係あるか!

 

ドクターの問いに対し、一夏は答える

 

一夏)確かに、ゼロあんまり笑わないし、ちょっと無表情すぎるところもあるよ、あんたの命令に従ってたってのが本当かもしれない、でも!それでも、ゼロは俺の目標で、俺の友達なんだよ!俺の仲間なんだ!ゼロは思ってないかもしれないとしても、俺はそう思ってる!あんたの駒なんかで終わるもんかよ!!

 

………………色々と無茶苦茶なやつだ……それに……自分の意見ばかり言ってしまうところがある………はっきり言えばバカとしか思えん………だが……

 

ドクター)言わせておけば……もういい、早めに始末することにする

 

ドクターが一夏を撃とうとする、それよりも先に、俺は先に自分の持っていた拳銃で発砲し、銃を弾き飛ばす

 

ドクター)っ!

 

俺はZEROを一瞬展開し、一瞬で二人の間に入る、そして、入りやすいようにすぐにISを解除し、エレメントソードだけを展開し、ドクターにその刃を向ける

 

ドクター)…………人形がなんのつもりだ?

 

………人形……たしかに俺にはそれがピッタリだったかもしれんな………だが………一夏……お前のおかげで……お前が馬鹿でいてくれたおかげで……俺はようやく……この胸の奥にあるものの正体がわかった……

 

ゼロ)………決まっている、一夏を守るという任務を行っているだけだ

 

俺はいつも通り答える

 

ドクター)お前の任務は終わっている……そう言ったはずだが?

 

………違うな

 

ゼロ)終わってなどいない

 

ドクター)何?

 

俺は続けて言葉を繋げる

 

ゼロ)……一夏を守ると言う任務は……終わってはいない……あんたからの任務はたしかに終わった……だが……今は俺は、一夏は、俺の下した命令で守っている……俺の任務で一夏を守っている………つまり……この反逆は俺の意思だ……

 

俺はそう答えた

 

ドクター)………私に育ててもらった恩を忘れたとでも?

 

そう返してくる……何を今更言うのやら

 

ゼロ)……元々、俺はあんたに恩は感じてなどいない……感情の概念もそもそもなかったのだから当然だろう……だが……俺はたった今……自分の感情に気づいた………俺は……俺の意思に従い戦う!………

 

ドクター)………何故そこまで織斑一夏を守ろうとする?

 

……………そんなの……決まっている

 

 

 

 

 

ゼロ)……一夏はもう、ただの警護対象ではない………俺の友だ!………だからこそ、一夏は俺が守る!………そのために……ドクター………いや………葛城正美!…………お前を………殺す!!!

 

 

To Be Continue




はい、あとがきです

ゼロ)……ずいぶんの語彙力がないな

謝ります!謝るから許して!

ゼロ)……やれやれ、だが、内容的には王道にしているな

こうしたら、熱くなってくれるかなって

ゼロ)………やれやれ

感情芽生えた感想はどうよ

ゼロ)………悪くない

でしょーでは、今回はここまで!さよなら!


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Misson 28 お前の背中は俺が守る、ゼロと一夏二人の絆!

はい、すみません!遅れました!

ゼロ)そもそもマイペース投稿と言っているんだ、仕方あるまい

お前ほんと優しいな……

まぁ、今回オリジナルで書いてるからなかなか案が降りてこないのよ……

ゼロ)……頑張って下せ

はいよ!てことで、本編どうぞ!


ゼロ)葛城正美!………お前を………殺す!

 

エレメントソードを向け、ドクターこと葛城正美にそう宣言する

 

一夏)っ……ゼロ………

 

葛城)………くくくくっ、そうか……破滅の道を選ぶか…人形が

 

葛城はそう言うと、懐からスイッチのようなものを取り出す

……なんのつもりだ

 

葛城)なら死ね!

 

そのスイッチを押すと、俺が今まで入ることができなかった部屋から、何か無数の機体が出てきた

 

それは……ZEROにそっくりだ……まさか

……ZEROの研究でもしたと言うのか

 

葛城)気付いたか?ゼロ、この数々のIS……これは全てお前のZEROをベースにし作り出したものでなぁ……まさか適合できるのがお前だったとは思わなんだよ

 

ゼロ)……適合だと……どう言うことだ

 

ZEROのことなら知ってるとでも言いそうな顔で葛城は続けていたので、俺はどう言うことなのか説明を促す

 

葛城)まだ気づかんのか?ゼロよ……このZEROを作り出すように仕向けたのは……私さ!

 

ゼロ)っ!

 

衝撃としかいえなかった……まさか、このZEROを作ったのは…紛れもないこの葛城だったと言うことか……こんなシステムを思いつくとは……恐れ入ったものだ……あの時殺した研究者は……なんだったのか………そうも考えたが……今はそれどころではないようだ

 

葛城)こいつらは、お前のZEROと同じ性能……お前のZEROを量産したものだ……まぁ、お前のZEROと違いTRANS-AMやZEROシステムといった特殊なシステムは使えんがな

 

量産の方に力を注いだせいか、その辺のシステムはまだらしい……だが、向こうはエレメントソードを持っている……十分に脅威だ

 

俺は一夏を縛っていた縄をナイフで切り、一夏を背負ってZEROを展開し、飛ぶ

 

葛城)ふははは!逃げようとでもいうのか?ゼロ!無駄だよ、その数だぞ!

 

……葛城言うように、ZEROの量産機………言うなればZEROスペクターと仮に名前をつけるとする……スペクターの数は、ここにいるだけでもう数百体はいる……この数は、俺一人では流石にキツイだろう……だが、やるしかない……一夏を守るには……無謀でもこうするしかあるまい……俺はZEROシステムを起動し、戦闘を開始する………一夏は……必ず俺が守ってみせる!

 

 

 

 

 

 

俺は、ゼロみたいに強くなりたいと思ってた……ゼロと肩を並べられるように……ゼロみたいに、みんなを守れるような……そんな強さが欲しかった………でも……違ったんだ……ゼロはただ……自分が生きる意味を……それを探してたんだと思う……

ゼロはいつも……覚悟があるから……覚悟を持てる強さを持ってるからあんなことができるんだと……そう思ってたけど……違ったんだ………ゼロは……自分には何もない……だから何も失うものはない……自分の命なんて無くなってもいいって……むしろいつも死に場所を探してたんだ………………あまりに悲しい……そんな……生き方しかできなかったんだ……でも………ゼロは俺の目の前で………自分の意思で……自分の手で、俺を守るって……そう言ってくれた………初めてゼロは……自分の生きる意味を見出したんだ……今もそのために……ゼロは、命がけで戦ってる……ZEROシステムを使ってるから、血を吐きながらだ……そんなゼロを見て………俺には何もできないのか……?………違うだろ………俺だって………俺だって何かできるはずだっ………!

ゼロのために……できることがあるはずなんだ!

 

そう思っていた時

 

???)……どうしたいの?

 

……そう声が聞こえた

 

……え?

 

???)……これから……どうしたいの?

 

……声は俺に語りかけてくる………そんなの………決まってる!

 

いつかじゃない……今ッ!ゼロを助けるんだっ!俺を必死に守ってるゼロの背中を……俺だって守りたいっ!………だからっ!

力を貸してくれ!!白式!!!

 

白式)………うん………わかった!

 

白式の声は……その時……俺の体を、動かしてくれた……今なら………やれるっ!

 

 

 

 

 

 

 

 

俺はエレメントソードでどんどん切っている、バスターライフルは反動が大きすぎるのであまり使うことはできないので、エレメントソードのみで、俺は切っていく……

 

ゼロ)っ!

 

流石に、ZEROシステムをここまで合計15分は使っているため、俺の穴という穴から血が噴き出てくる……目が血で滲んで見えづらくなってきている……このままだとまずいな………ここでTRANS-AMを使ってもいいが一夏の体が持たなくなる……もはや……これまでか

 

後ろからスペクターが俺に斬りかかってきた……もうダメだと思った、その時

 

ザクッ!

 

スペクターは何かに斬られていた

 

ゼロ)っ………!

 

俺が振り向くと……そこには

 

一夏)まだ、ギブアップには早いぜ……ゼロ!

 

一夏が白式を展開し、雪平弐型で斬っていた

 

ゼロ)っ!一夏………!

 

一夏)待たせたっ!

 

一夏は回転してスペクターを蹴り飛ばすと、俺の背中に自分の背中をくっつけて、お互いに背中を合わせた状態になる

 

一夏)……へへ、夢叶っちゃったなぁ〜

 

………呑気にそんなことを言ってくる

 

ゼロ)………呑気なやつだ、今そんなことを言ってる場合なのか?

 

俺がそう返すと

 

一夏)ゼロだって血まみれじゃんか、そんなことを言ってる場合なのかよ?

 

と返された……やれやれ

 

ゼロ)……あいにく鍛え方が違うんでね

 

そう返してやった

 

一夏)それ言ってる場合なのかほんとに……

 

とつっこまれたが……正直、キツイのは確かだ……この数だからな………しかし……やれやれ……まさか……お前に背中を預ける日が来るとはな……

 

ゼロ)………力量は大丈夫なんだろうな?

 

俺がそう聞くと

 

一夏)どっかの誰かさんのおかげでだいぶ腕が上がったつもりだぜ?

 

そう返してくる…全く言うようになった

 

ゼロ)………それなら………背中は任せるぞ

 

一夏)……ああ……任せとけ!

 

俺は、ZEROシステムを停止させ、それから

 

二人)っ!

 

俺はエレメントソードを、一夏は雪平弐型を構えた状態で真っ直ぐに突っ込んでいった

 

一体を俺はエレメントソードで一刀両断し蹴り飛ばし、数体集まっている奴らにぶち当て、バスターライフルで一気に片付ける、一体が俺の前方から斬りかかってきたが、俺はエレメントソードをあえて後方、一夏のいる方に投げる、すると、その一体に後方から投げられた様子の雪平弐型が突き刺さる、俺はそれを手に取り、一刀両断する

 

一方一夏も同じように戦っていた、俺から投げられたエレメントソードを手にし、一体一体、確実に倒していく……量産型とはいえ、スペックはほぼ俺のZEROと同じだが……なぜあそこまで動けるのだろうか……

 

葛城)馬鹿なっ!量産機とはいえZEROをベースに作った機体だと言うのに……ゼロに勝ったこともない貴様がなぜそこまで戦えるのだ!?

 

どうやら、葛城も同じ疑問を持ったらしい

 

一夏)舐めんなよ!たしかに俺は一度も、勝つどころか全力ですら戦ってもらったことないさ!でもな!……何度も何度もこっちはキツイ特訓叩き込まれてるんだ!こんな偽物になんか負けるかって!

 

一体一体斬りながらそう答えている……全く……口先だけは良く言えるもんだ……善戦してるとはいえ、俺のエレメントソードの能力でさっきの2倍は倒せた感じか……まだまだだな

 

ゼロ)一夏!

 

俺は一夏の方へ飛ぶ

 

一夏)ああ!

 

一夏も俺と同じく飛んできて、すれ違いざまに武器を交換し

 

ゼロ/一夏)TRANS-AM!/零落白夜!

 

二人同時にトランザムと零落白夜を発動し、俺は高速で数体を、一夏は一撃で数体を切り裂いていく

 

TRANS-AMと零落白夜の効果が切れ、俺はスペック全てが鈍くなり、一夏はシールドがなくなる

 

葛城)はっ!もう終わりだな!そのままくたばれい!

 

一斉にスペクターの大群がこちらに来る

 

ゼロ)……いーや

 

一夏)まだ……!

 

一夏は俺を肩車をし、肩に乗せ、俺はバスターライフルを両サイドに広げる形で構える

 

二人)終わってない/ぜ!!

 

一夏は俺の代わりにスラスターを使い高速回転を行い、俺はバスターライフルを放ち、周りにいたスペクターに向け、発射する、バスターライフルと一夏の高速回転により、ビームの渦ができる、その渦にスペクターたちはどんどん飲み込まれていき、その数を減らしていく

 

 

ある程度減らし、俺はバスターライフルをひとつ投げ、一夏の方から降りる、一夏がバスターライフルを手にし、俺たちは背中を合わせ、二人でラボの動力源を狙う

 

ゼロ/一夏)これでっ!!フィニッシュだ!!!!!

 

二人でツインバスターライフルを撃ち動力源を壊す

 

葛城)っ!くっ!このガキどもが!!

 

葛城は怒りの表情を見せる

 

二人)はぁ………はぁ………

 

今ので俺たちはかなり消耗してしまった

正直もう、動くのもキツイ

 

葛城)だが限界のようだな!

 

スペクターはその後もどんどん湧いてくる……どんだけいるんだ

 

一夏)どんだけいんだよ……ゼロ……手はあるか?

 

ゼロ)………無い、突破こうもないらしい……

 

一夏)まじかよ……

 

ゼロ)マジだ………

 

そう軽口を叩いている間に、スペクターたちはこちらに来る

 

一夏)……最後にお前と一緒に戦えてよかった……

 

ゼロ)…………最後まで死なせるものか、馬鹿

 

二人とも覚悟を決めた、その時、突然、閃光が閃き、目の前にいたスペクターを一掃した

 

二人)っ!

 

そこには

 

千冬)無事か!悪ガキども!

 

織斑千冬がISを展開してそこにいた

 

一夏)っ、千冬姉!なんで!

 

千冬)話は後だ馬鹿者!

 

一夏の言葉にそう返す

 

葛城)織斑千冬かっ!

 

葛城が織斑千冬にそう呼びかける

 

千冬)……その通りだ、どうやら私の生徒たちが世話になったらしいな

 

織斑千冬はブレードを葛城に向けて

 

千冬)今回はこの辺にしておいてやるが………次このようなことがあった場合………貴様の命はないと思えよ

 

そう言って、俺と一夏を担ぎ

 

二人)っ!!??

 

入ってきたのであろう侵入口から、出口へと向かっていった

 

 

To Be Continue




いかがだったでしょ

二人)疲れた………

お疲れさん……

一夏)いい感じにやってるけど疲れたぞあれ

まぁ……頑張ったね、ゆっくり休んでね

ゼロ)そうさせてもらう

一夏)見てくれてありがとな!

ゼロ)次回も見てくれ、任務開始!

またねー!


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Misson 29 帰るべき場所、ゼロ、織斑家に入る

はい、1日遅れましたー

千冬)……私の出番か

今回やってくれましたからねーまぁ、今回少なめですが

千冬)まぁいいさ、お前の執筆……サクアスの能力とやらを見せてもらおうか

…シャア出たよシャア

千冬)誰が赤い彗星だ

よくわからなおい……えー今回のコメント晒し、一夏のお父さん出てきました、いつからなったのとツッコミを入れておきます、では!

千冬)本編、はじめっ!


織斑千冬が俺たちを救出し、今現在、俺たちは織斑宅にいた

 

一夏)いてて……

 

一夏は全身の傷を治療してもらっていた、俺は

 

ゼロ)…………

 

妙な機械を頭につけられ寝かされていた……なんだこれ

 

千冬)……どうやら脳には異常は今のところないようだな……まったく、無茶をする

 

そう言って端末の電源を切ったかと思うと、俺の頭から機械を外し、突然俺の頭に手刀を叩き込んだ………普通に痛い

 

千冬)お仕置きだ馬鹿者、お前は少し無茶をしすぎだ

 

そう叱られた……

 

ゼロ)……無茶をしなければどのみち二人とも死んでいた

 

千冬)……はぁ、痛いところをついてくるやつだ

 

 

頭を抱えながらそういう織斑千冬

 

ゼロ)………なぜあそこがわかった?

 

俺がそう問いかけると

 

千冬)悪いが尾行をさせてもらった、お前なら気づくんじゃないかと思ったが……ずいぶんと緩くなったな

 

……少し急ぎすぎて尾行に気付けなかったらしい……まさか尾行されていたとは……

 

ゼロ)………恐れ入ったものだ、だが、おかげで助かった

 

俺がそう言うと、少し目を見開かせる織斑千冬

 

千冬)珍しいものだな、お前から感謝の言葉をかけられるとは……明日は雪でも降るのか?

 

……こいつ俺のことをなんだと思っているんだ

 

千冬)……あーそうだ、一夏、先に風呂にでも入ってこい

 

突然織斑千冬がそう切り出した

 

一夏)へ?こんな傷だらけで?

 

当然、一夏は訳もわからないのでそう返すが

 

千冬)いいから入ってこい、男ならそれぐらいの怪我我慢しろ

 

と論される

 

一夏)わ、わかったよ……

 

そう言って風呂場へと向かう一夏……後で痛かったとぼやかれそうだ

 

千冬)………それで、どこまで知ってるんだ?

 

……織斑千冬が急にそんなことを聞き出す……一夏とあんたのことか……

 

ゼロ)……お前たち姉弟は、織斑計画によって、遺伝子を操作され、作られた、1000体目の成功例……正確にはそれはお前だろうが……一夏はお前のデータをもとに効率よく作られた、いわばお前の異性体………そして、そのバックアップでもう一人作られている……いわばお前らの妹に当たる女がいること……記録にはそう残されていた……葛城はそれを利用し、一夏の遺伝子から、間接的にお前の遺伝子を 取得するつもりだったらしい……おそらくすでに取得されているとは思うが……その遺伝子を使い、より強い兵器を作り出そうとしていた……俺のZEROのデータも使ってだ……俺が知っているのはここまでだ

 

俺がそう説明すると

 

千冬)そうか……葛城正美……だったか……そんなことをしようとしてたとはな……

 

織斑千冬は少し考え込む仕草をすると、すぐに俺に向き直り

 

千冬)すまないな、ウチの弟が世話になった

 

そう感謝された……

 

ゼロ)……礼には及ばん……これも任務だ

 

俺がそう返すと

 

千冬)……ふっ、その任務は自分で取り決めた任務だったんじゃないのか?

 

と、少し笑いながら返される

わざわざ言うな……

 

ゼロ)……おそらく、これからも、葛城からの襲撃は何度かくるだろう……その場合は、俺が一夏を守る、安心して欲しい

 

俺は、念のためそう警告をしておく

 

千冬)………ふっ、ふふふふ

 

なぜか織斑千冬は笑い出した……なんだ?

 

ゼロ)……どうした?

 

千冬)ん?あーいや、お前が、私の友人に似ていたのでな、少し思い出してしまってな

 

……友人……?篠ノ之束のことか?……いや、それならすでに紹介しているのだからわざわざ名前を隠さないはずだが…そもそも今のどこが篠ノ之束に似ているのか自分で自問自答しておいて聞きたくなるものだ

 

千冬)本当に、お前はあいつと似ているものだな……

 

笑ってはいるが、どこか寂しそうな目をし、窓の方を見て

 

千冬)……今頃……どこで油を売っているんだろうな、あのバカは……

 

そう呟いた……データにはない情報だが……

一体誰の話をしているのか……そう考えていると

 

千冬)そういえば、ゼロ、お前、もうこれで帰る場所はないんだよな?

 

と急に切り出された

 

ゼロ)……ああ、そもそも帰ったら帰ったで始末されるだろう

 

そう返すと

 

千冬)なら、話は早い、ゼロ、お前今日からうちの子になれ

 

………………いきなり何を言い出すんだこの女は……

 

千冬)帰るところがないのなら、うちで面倒みてやる、そう言ってるんだ

 

……俺の心境を読んだのか、そう言う織斑千冬

 

千冬)ということで、今日から、私のことはフルネームではなく、千冬姉さんとでも呼べ、無論学校では織斑先生と呼ぶように、文句は聞かんぞ

 

そう釘を刺された……つまり、強制的にここの住人になれ、と言うことか……だが、それは俺にとっても一石二鳥というところだ、ここにいる限り、一夏を守ることは可能だ、泊まる場所もないので、ここで面倒を見てもらうのは、悪くないことだ

 

千冬)ただし、家事の方は任せるからな

 

……最初からそのつもりだったなこいつ

まぁ、その程度なら問題はないか

 

ゼロ)…………了解した、今日から世話になる……千冬姉さん

 

俺がそう言うと、織斑千冬、もとい千冬姉さんは、満足した様子で

 

千冬)それでよしだ、話はこれで終わりだ、お前も風呂に入ってこい、一夏もそろそろ出てるはずだ、タオルや着替えは適当に貸す、適当に持っていけ

 

そう指示されたので、俺は返事をしてから言われた通り、適当にタオルと着替えを持ち風呂場へと向かった……無論一夏のおふるらしいが

 

 

 

 

 

千冬)……はぁ、ほんっと、お前にそっくりだな……まぁ、親子とかそう言う訳じゃないだろうけどな

 

そう言って、千冬はペンダントを手にし、写真を眺め

 

千冬)なぁ?ジン

 

そう呟いた

 

 

こうして、ゼロには、帰る場所ができたのだった

 

To Bb Continue

 

 

 

 

 

 




はい、あとがきです

千冬)本当に短いな

許してくだせい、姉御!これが限界だったんです!

千冬)……次の話は濃厚にできるだろうな

頑張れば!

千冬)なら、許そう、では今回はこの流れで私が締める、手本を見せてやら

あ、おなしゃす

千冬)見てくれて感謝する、次回も見ろよ、教師命令だ


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夏休み編
Misson 30 夏休みの1ページ、騒がしい1日(前編)


皆さん、遅れて大変申し訳ありませんでしたぁぁぁ!!

セシリア)なぜ遅れたか……理由を聞いても?

わかった、話す、話すからそのブルーティアーズ向けるのやめて!
だって、仕事連チャンで、睡魔に負けちゃったんだよ、許してよ……

ラウラ)…………それでも休みすぎだろう

すんませんした……

ということで、本編入ります


ここは、織斑家の目の前、そこに、一人の少女が来ていた

 

シャル)…大丈夫、大丈夫

今日は一夏の家にいるって言ってたんだから……

 

彼女、シャルロット・デュノアだ、結構気合を入れてきたようで、おしゃれをしてきている、今日ここにきたのは、ゼロに会うためだ、ゼロが一夏の家に世話になることになったのは先日一夏から聞いている、そのゼロは今日ここにいると聞いているため、彼女はここにきた、せっかくの夏休みなので、一夏もいるが二人っきりでのんびりしたいと考えてのことだ、彼女は、高鳴る鼓動を抑え込み、インターホンをそーっと押そうとする、しかし次の瞬間

 

ガチャ

 

一夏)あれ?シャルか?

 

ゼロ)?ああ、そうだな

 

一夏とゼロが突然扉を開けて出てきたのだ

 

シャル)えぇっ!うわぁっ!一夏、ゼロ!?

 

急に出てきたのでびっくりしたが、なんとか立て直し、まずは挨拶から

 

シャル)えと、ほ、本日はお日柄もよく

 

一夏)…は?

 

ゼロ)………?

 

緊張しすぎて変な言葉を最初に投げかけてしまうシャル

 

シャル)じゃなくて、IS学園のシャルロット・デュノアですがゼロ君いらっしゃいますか?

 

一夏)…なに言ってんだ?…お前、ゼロならずっと目の前にいるじゃんか

 

ゼロ)……そこまで俺は影が薄いのか?

 

若干ゼロは傷ついた様子

 

シャル)はぅっ!

 

そんなゼロを見て、シャルの目はゼロの服装に釘付けになった

 

シャル)(ぜ、ゼロが私服だぁっ!////……気のせいか一夏とおそろいな気がするけど……でも、なんかかっこいい////)

 

ゼロ)………………?(なぜ俺は見られてるんだ?一夏のお古だが………そんなに変か?)

 

シャルはゼロが部屋着でいたがそれでも様になってるので夢中になって見ていた一方、ゼロはそんなに変かと気にし始めていた

 

シャル)き、きちゃったっ/////

 

シャル(はっ!しまった、何か彼女みたいな事言っちゃったよぉ/////)

 

シャルはそんな感じで後悔をしたがる

 

ゼロ)…………そ、そうか

 

ゼロはちゃんと対応した

 

一夏)…まぁ折角だし上がっていけよ

 

そう、一夏が提案するが

 

シャル)上がっていいの!?

 

となぜか驚くシャル

 

一夏)えっ、遊びに来たんだろ?それとも別に予定でもあるのか?

 

と、不思議に思い聞くが

 

シャル)全然、全く、微塵もないよ!

 

と、また変な日本語になってしまう

 

ゼロ)………変なやつだな……一夏、早く入るぞ、勝負は一旦お預けだ

 

一夏)あぁ、もうちょっとで1勝1敗だったんだけどなー

 

と、二人とも入っていくなか

 

シャル(変なやつって言われたぁ////)

 

シャルは軽くショックを受けていた

 

 

 

 

俺と一夏がス○リー○ファ○ターで勝負をしていたときに、シャルはきた、俺たちはすぐにゲーム機を片付け、彼女を上げることにした………ちなみに俺の一勝だ、もう少しで一敗になりそうだったが……勝ち逃げさせてもらうとしよう

 

 

シャル)…ここが一夏の家かぁ

ねぇ一夏、おうちの事って一夏がやってるんだっけ?

 

シャルがそんなことを聞いてきたので

 

一夏) あぁ

千冬ねぇは忙しいし、長いこと帰ってこなかったしなぁ

まぁ1週間前からはゼロがウチに来てから、家事とかも助かってるよ

こうみえてゼロ、料理めちゃくちゃ上手いんだぜ?俺思わず笑っちゃったよ

 

ゼロ)こう見えてとはどういうことだ、言っておくが何回か振る舞ってるぞ

 

一夏)いやいやいや、そもそもなんだよあの神速クッキングって、一瞬で料理ができるってすごすぎだろ

 

ゼロ)いかなる時でも補給は大切だ

 

一夏)めちゃくちゃだなおい…まぁ、千冬姉も文句なしでうまそうに食ってたしな

 

と、漫才じみたことをしていたら

 

シャル)ゼロの料理かぁ……いいなぁ……織斑先生……

 

と、何やら呟いていた、聞こえはしなかったが

 

シャル)(ゼロって意外といい旦那さんになりそうかも/////)

 

何やら、妄想の中に入っている様子だ……そっとしておくか……そう考えていた時に一夏が麦茶を持ってきた、今朝作ったやつだ

 

一夏) …はい、麦茶

今朝作ったやつだから薄いかもしれないけど

 

シャル)……あ、ありがとう

 

シャルは受け取り一夏に礼を言う……ちなみにあの麦茶はスーパーで買ったパックのやつだ、ああして作ると、いちいちボトルで買う必要がないので安くすむ

 

シャル)(ゼロとのんびり休日……)

 

何やら嬉しそうにしているシャル……薄いはずだが、そんなに麦茶が美味いのか?

 

ピンポ〜ン

 

そんな時に、インターホンが鳴る

 

一夏)?誰か来たみたいだな

 

そう言って一夏は屋外カメラ用に取り付けてある液晶をみる

 

一夏)セシリア!

 

どうやら、きたのはセシリアらしい……

 

セシリア)どうも~ご機嫌如何かしら織斑君、ゼロさん♪ちょっと近くを通りかかったので様子を見に来ましたの

 

……俺にも声は聞こえたが……ふむ……?

 

一夏)…通りかかった?こんなところに?

 

そう、滅多にここに人は通ることはない……はずだが……

 

セシリア) コレぇっ!美味しいと評判のケーキ店のケーキですわぁ

 

と、一夏のその後の言葉を遮るように言っている……気にするなと言うことか

 

一夏)そいつは気が利くなぁ!まぁ上がれよ

 

そういって、玄関のドアを開ける

 

セシリア)どうも~ゼロさん、ご機嫌如何かし…………えっ………

 

シャル)……うぅ………

 

セシリアはシャルの姿を確認するなり顔を引きつらせる……そのシャルはと言うと、どんよりとした様子でいる……なんなんだこの二人

 

一夏)へぇ、たくさんあるし全部種類が違うんだなぁ

 

一夏は早速ケーキを見ている……お前はお前でほんとにブレないな

 

シャル(うぅ~折角ゼロとのんびり出来ると思ったのにぃ)

 

セシリア(どうしてシャルロットさんが?もしや抜け駆けする気だったとか?)

 

………セシリア、顔が怖いぞ

一夏はと言うと、ショートケーキを一口食べている……いちごが入ってるやつだな

 

一夏にいちご………やめよう虚しくなる

 

一夏)うん!美味いなぁこのケーキ!なぁゼロ!

 

ゼロ)ああ、これは美味い

 

俺も一夏と同じようにチョコケーキを食べる

 

一夏)にしても、ゼロはチョコケーキ派なんだなー……なんか、それっぽいな

 

急に一夏にそう言われた……ふむ……

 

ゼロ)?それはどう言う意味だ?

 

俺は聞いてみた

 

一夏)うーん、なんというか、雰囲気っていうかさ

 

………雰囲気……か……あまりピンとこないな

俺はただケーキの中だもチョコが好きなだけだ………もっとも2番目はモンブランだが

 

一夏)そうだ、折角だし、みんなで少しずつ交換しないか?

 

突然一夏がそんな提案をし出した……交換か……他の味を楽しむのは悪くないな

 

セシリア)それはいい考えですわね

 

シャル)食べさせあいっこみたいな?

 

二人も賛同のようだが

 

セシャル)はっ!?

 

次の瞬間に二人は何かに気づいた表情になる……どうした?

 

一夏)お!いいんじゃないか?あ、でも男が口をつけたやつって嫌かぁ

そんなら俺はゼロと交換するからそっちも二人だけで…

 

……あーそうか、そういうことか、それなら仕方あるまい、一夏と交換をするか……

そう考えていたがセシリアが急に身を乗り出した

 

セシリア)そんなこと私全然気にしませんわ!!

 

シャル)それにほら!どのケーキも味わってみたいしね!

 

…………二人ともすごい剣幕だな……今気のせいか、イギリスとフランスが和平を結んだようなイメージが見えたぞ……

 

一夏)そ、そうかっ

 

一夏も冷や汗を流してるじゃないか……こうなるのも仕方ないだろう

 

一夏)じゃあゼロ、それでいいか?

 

ゼロ)……二人がいいというなら別に構わない

 

俺はそう返した

 

一夏)決まりだな、そんじゃあー

 

セシリア)ま、まずは!ゼロさんが私達に食べさせてくださいな!

 

と、突然言い出すセシリア

 

シャル)そうそう!

 

………俺がか?

ふむ……仕方あるまい……

 

ゼロ)……なら、先にセシリアから行くぞ、その間に一夏、シャルに

 

シャル)ぼ、僕は最初はゼロのが欲しいかな!

 

一夏)なんだよそれ……

 

………俺も思ったぞ一夏……やれやれ、仕方ない、俺はチョコレートケーキの一切れを、まずはセシリアの口に運ぶ

 

ゼロ)……口を開けろ

 

セシリア)は、はい、あ、あーん///

 

そう言って食べるセシリア……今気のせいか一瞬裸になってるイメージが出てきた気がする……

 

セシリア)んーおいひぃー幸せですわぁ〜////

 

ゼロ)……そ、そうか……

 

シャル)つ、次!僕だよね!

 

そういうシャル……一夏が完全に蚊帳の外だな……やれやれ、冷や汗を書く暇もないようだ

 

俺はまた一切れ切り分け、今度はシャルの方へと運ぶ

 

ゼロ)……口を開けろ

 

シャル)う、うん!……あ、あ〜ん////

 

そう言ってそのケーキを食べた瞬間、すごく幸せそうな顔になっている

 

シャル)僕、これ好きだなぁ……////

 

ゼロ)………そ、そうか……

 

ちなみに一夏には皿ごと渡しておいた、一夏にまであーんなんてやったらいくらなんでもあれだからな……

 

一夏)今すごく同感だと思った気がする

 

ゼロ)多分同じこと考えてたな

 

俺はとりあえずは、シャルのケーキをフォークで取ろうとするが

 

セシリア)お待ちになって!今度は私達がゼロさんに食べさて差し上げる番ですわ!

 

シャル)そ、そうだよ!それが礼儀っていうもんでしょ!?

 

…………………礼儀なのか?

 

一夏)いやーでも二人とも、よく考えたら別に自分のフォークで勝手に食べればいいだけなんじゃー

 

セシャル)織斑君/一夏は、黙ってて/くださいな!!

 

一夏)え、えぇ……

 

………一夏……少しお前に同情するぞ……

 

セシリア)さぁ!遠慮なさらずに!

 

そう言って二人とも自分のフォークで自分のケーキを切り分け俺の口に持ってくる

 

セシャル)はい、あーん♪

 

………食べるべきか……まぁ、仕方あるまい

 

ゼロ)あ、あーん……

 

俺は二人のケーキを食べる

 

ゼロ)………うむ、美味いな

 

セシャル)っ!♪/////

 

すごく嬉しそうにしている二人の姿がよくわかった

 

すると、またインターホンがなる

 

一夏)あ、はーい

 

そう言って一夏が出に行った………この流れだともしや……

 

鈴)…なんであんた達までここにいるのよ

 

箒)…

 

ラウラ)…出遅れたか

 

………やはりお前らか

 

セシリア)みんな考えることは同じという訳ですわね

 

シャル)むぅ………

 

………どういう意味だ?

 

一夏)…ははは

 

ゼロ)……苦笑いで笑ってないでとりあえず全員上げてやれ一夏……

 

俺はそういいとりあえず全員を家に上げることにする

 

一夏)…来るなら来るで誰か一人くらい前もって連絡くれよ

 

それはそうだ、先に言っておいて欲しかったものだ……まぁ、お陰で勝ち逃げできたが

 

箒)仕方ないだろ

今朝になって暇になったのだから

 

箒がそんなことを言い出す……ちなみにこの間の一件以降、箒と呼ぶようにと一夏に言われたのでそう呼ぶことにしている……というより、それは予定を入れてないというだけではないか……?

 

鈴)そうよ、それとも何?いきなり来られると困る訳?エロい物でも隠すとか?

 

ゼロ)いや、エロいものと言うより俺とのゲームの戦績でもう少しで俺に勝てそうだったが俺の勝ち逃げになったから悔しいだけだ

 

一夏)お、おい言うなよゼロ……

 

一夏が少し拗ね気味に言う……

 

ゼロ)悪いが一回は一回だ

 

一夏)ぐぅ……

 

鈴)(あ、やだ、なんか、一夏が可愛い……)

 

鈴は納得しているのかしていないのか、それとも別のことを考えてるのか、と言う顔をしている母性に目覚めかけてる顔をしているが………突っ込まないようにしよう

 

ラウラ)私は突然やってきて驚かそうと思ったのだ

もちろん、ゼロにな!どうだ嬉しいだろう!

 

お前は堂々としすぎてもはや突っ込めん……

 

ゼロ)…………そうか

 

女子一同)うぅ………

 

鈴)この自信が羨ましい……

 

同感だ、少し分けて欲しいぐらいだ

 

一夏)で…これからどうする?外は暑いし、中で遊ぶか?

 

一夏がそう提案すると

 

女子一同)賛成!

 

と、凄い勢いで賛成してくる一同

 

箒(当たり前だ!わざわざ一夏が家にいる日を狙ってきたのだ!)

 

鈴(外に出て五反田兄妹にでも会ったら台無しじゃない馬鹿ぁ)

 

セシリア(何かゼロさんの新しい情報を1つでも得たいものですわ!)

 

シャル(チャンスがあればゼロのプライベートなところも見てみたいしね!)

 

ラウラ(織斑教官の家というのにも興味がある)

 

一夏)さて、この人数でやれることっていうと

 

そう一夏は頭を悩ませる……

 

ゼロ)………無難にトランプにするか……

 

俺は懐からトランプを出す

 

鈴)なんであんたトランプなんて待ってんのよ……

 

そう、鈴につっこまれた……ふむ

 

ゼロ)UNOの方が良かったか?

 

また懐から出す

 

鈴)だからなんであんたの懐から出てくんのよ!?四次元ポケットかあんたの懐は!?

 

とツッコミを受けた

 

一夏)ははは、実はーゼロー

 

ゼロ)こんなこともあろうかとパーティーゲームは全て買っておいた

 

と、懐にあるもの全て見せる

 

鈴)本当に四次元ポケットじゃないの……

 

無論中には人○ゲーム等もある

 

鈴)とりあえず、懐にしまってないでどこかにしまった方がいいんじゃない?

 

そう言われてしまった……ふむ、なら

 

ゼロ)ここにするか

 

とそのための場所にしまう

 

鈴)ってどこにしまってんのよ!?

 

と、またツッコミを……どこって……

 

ゼロ)床の下だが?

 

俺は床に収納口を作りそこにしまうことにしてる

 

鈴)なんでそんなとこに収納口なんか作ってんのよ!?

 

一夏)ゼロが昨日作ってなー

 

鈴)完成度高すぎでしょ!?全然気づかなかったわよ!?

 

……ことごとくツッコミを入れてくるな鈴は……

 

ゼロ)では、とりあえず……これにするか

 

俺はカードの入ったものを取り出す

 

シャル)?結局トランプにするの?

 

シャルにそう聞かれたが

 

ゼロ)いや……とりあえずは王様ゲームにする

 

女子一同)え?

 

何やら不思議そうにしているが……

 

ゼロ)普通ならクジは箸などを使っているが、これはカードになっているんだ

 

そう、このカードは実は俺の自作で、一枚だけKINGと英語で書かれたカードがあり他はそれぞれ番号を振ってあるものだ、カードにすることで、裏返せば周りには番号はわからないという構造にしておいた、これなら少しは楽しめるだろう

 

セシリア)え、えっとー……それはつまり……あれですわよね……///

 

全員少しやりづらそうにしている……ふむ

 

ゼロ)安心しろ、俺たち二人が王様になったところで変な命令はしないと約束する、そうだな?一夏?

 

一夏)お、おう……他絶対に変な命令するなよ!?

 

箒)も、もちろんそうだ!

 

セシリア)当然ですわ!?

 

ラウラ)任せろ、ルールならクラリッサから聞いている

 

と、ラウラはすごく自信満々に言っている……嫌な予感しかしないが……

 

とりあえず、1番〜6番とKINGを用意してシャッフルして、机の真ん中に置くことにした

 

 

 

 

 

一夏)えっとーそれじゃー始めるぞ?

 

箒鈴)ああぁ!/えぇ!

 

セシャルラ)は、はい!/あぁ

 

早速、カードを引き始める一行、真ん中に置いて、一人ずつカードを捲るという構造にして置き、同じ札を取る等を防ぐ構造にしている

 

そして、一同はカードを確認する……すると

 

ラウラ)私が王様だ

 

と、初めにラウラがなった

 

女子一同)えぇ!?

 

一夏)あ、ラウラかえーっと、そんじゃー命令は何にする?

 

と、一夏がラウラに聞く、この時一同は想像しなかっただろう……あんなことになるなんて……

 

ラウラ)では、3番と5番下着姿になれ

 

女子一同)っ!?

 

普通に爆弾投下である……女子一同はすぐに自分のカードを確認するが……

 

女子一同)ほっ……

 

女子は全員該当しなかったらしい……すると、ゼロと一夏が立ち上がり

 

ゼロ)………一夏、ここは腹を決めるしかないぞ

 

一夏)そ、そうだな……

 

といって、二人とも服を脱ぎ出し、パンツ一丁の姿になる

 

鈴)(あんたらかいいいいいいい!!!)

 

ラウラの命令のせいでとんでもないことになってしまった……クラリッサは一体何を教えたのだろう……

 

ゼロ)………命令だ、仕方あるまい

 

一夏)そ、そうだな……てかお前ら見るなよ……

 

ちなみに二人とも何故かブリーフである

 

セシリア)(な、なななな!ゼロさんの情報どころかとんでもないところの情報を得てしまいましたわぁぁぁぁ!?)

 

シャル)(待って!?プライベートってそこまでしなくてもいいのにぃ!?ていうよりなんで二人ともブリーフなの!?)

 

箒)(助かったが全然助かってないのだが!?)

 

ラウラ)(ふむ……なるほど、こんな感じか)

 

当のラウラは冷静そのものだ……これ大丈夫かな……

 

ゼロ)………ちなみにこれは一夏のお古だ

 

鈴)なんでお古きてんのよ!?

 

鈴のツッコミが炸裂する

 

 

そして、二戦目

 

またそれぞれ引き始める

 

シャル)あ、次僕が王様だ

 

セシリア)そ、そんなぁ……

 

ラウラ)ふむ、仕方あるまい……

 

そして、それぞれシャルはセシリアとでアイコンタクトを取る

 

セシリア)(シャルロットさん、織斑くんはともかく、ゼロさんにとにかく服を着させてあげることを最優先にしましょう)

 

シャル)(そうだね、任せて)

 

二人のアイコンタクトでそう打ち合わせし、早速シャルの命令が下る

 

シャル)えっと、3番と4番の人、衣服を交換で!

 

シャルはそう命令したが

 

シャル)(はっ!?しまったぁぁぁ!)

 

シャルは途中で気づいた、もしここでゼロと衣服を交換するのだとしたら、服を着ている女の子の方はほとんど下着姿になってしまう、さらにいえばゼロに女装させることになる……それはそれで似合いそうと思ったのは内緒だが、今の状況はまずい

 

シャル)(どうしようどうしよう!?ごめんね!?)

 

シャルは内心慌てていたが、女子一同は

 

女子一同)っ!?

 

また該当がなかった……ということは

 

一夏)お前ら向こう向いてろよ!

 

ゼロ)すぐ済ませる

 

やっぱりこの二人だった、ソファーで隠して互いのパンツを交換することになっていた……

 

一夏)なんか嫌だなこれ……

 

ゼロ)命令だ仕方ないだろう

 

鈴)(お前らかいいいいいい!!)

 

セシリア)(はわわわわわ!?一瞬見えてしまいそうでしたわぁ!?)

 

シャル)(待って!?そんな奇跡あるの!?)

 

ラウラ)(奇跡というよりあれはもはや悲劇だろう……)

 

箒)(というより、交換しても大して変わらんやつだぞあれは!?)

 

女子一同は内心慌てふためいていた

 

一夏)なんでお前らこんなに変な命令すんだよ……

 

ゼロ)………同感だ

 

一夏もゼロも内心参っていた

 

 

そして、第三戦目、今回引いたのは

 

箒)わ、私か!

 

箒が引いた

 

鈴)(ほ、箒!わかってるわね!)

 

箒)(とりあえずはこの状況を……)

 

箒はわかりやすく

 

箒)今下着姿になってる者は速やかに服を着るように!

 

そう命令した

 

一夏)……(ありがとな箒……)

 

ゼロ)……(助かった)

 

二人は速やかに服を着た

 

鈴)ナイスよ!箒!

 

箒)これが一番早かったのだ……!

 

セシリア)(下着姿にでも、ゼロさんはかっこよかったですわぁ)

 

シャル)(目のやり場に困ったよ……助かったぁ……)

 

ラウラ)(ふむ、今のもありなのか)

 

ラウラは相変わらずブレなかった

 

 

四戦目に突入し、またカードを引く一同、次は

 

鈴)あ、あたしが王様!

 

鈴が王様になった

 

一夏)……変な命令はやめろよな?

 

一夏が釘を刺す

 

鈴)わかってるわよ!……それじゃー……

 

鈴は一瞬考えるとすぐに命令する

 

鈴)1番と5番は手を繋ぐ!

 

鈴は定番の手を繋ぐをし出す、女子一同は番号を見るが、該当がないので少ししょぼんとしていた……ということは

 

一夏)これでいいか?

 

ゼロ)………

 

やっぱりこの二人である

 

鈴)(なんであんたらぁぁぁぁ!?)

 

セシリア)(なんで織斑君なんですの!?私がゼロさんと繋ぎたかったですわぁ!?)

 

シャル)(て、手を繋ぐくらいなら僕もやったし!)

 

ラウラ)(ふん、私は口付けを既に済ませてるからな)

 

箒)(一夏ぁぁぁぁぁ!!)

 

それぞれ喚いていた

 

 

 

そして五戦目

 

セシリア)私が王様ですわぁ!

 

そう言ってセシリアは命令を考える

……このルールでは王様に対しての命令はできないため、自分は対象外、なので適当にセシリアは考えた

 

セシリア)では、5番と6番の方、キスをしてくださいます?

 

そう命令した

 

女子一同はすぐに確認するが……該当はなかった……恐る恐る男子二人を見ると

 

ゼロ)…………腹を決めるぞ一夏

 

一夏)お、おう………

 

二人が口づけをしようと………

 

ドカッ!バキッ!

 

した瞬間に、鈴の甲流の拳が一夏に、セシリアのブルーティアーズの拳がゼロの顔面に叩き込まれ、二人とも見事に吹っ飛んだ

 

一夏)な、なんで急に……

 

ゼロ)殴る必要がある……

 

二人は静かにパタリと倒れた

 

千冬) …なんだ、賑やかだと思ったらお前達か………ってどうしたお前ら……

 

女子一同)織斑先生!

 

するとそこに私服姿の千冬が現れた

 

一夏)ち、千冬姉……お帰り……

 

千冬)……………とりあえずお前ら……状況を説明しろ

 

 

 

 

 

ゼロ)……了………解………

 

ゼロと一夏はなんとか立ち上がった

 

To Be Continue




はい、あとがきっ!!!

ラウラ)貴様私の嫁に何させてるんだ!

鈴)返答によってはコテンパンにするけど!?

あ、あの……ちょっとコメディー風にしようかなって……

箒)私がちゃんとああやって命令したからいいがあれなかったら地獄絵図だったぞ!?

シャル)そうだよ、ゼロのファーストキスは僕が!

ラウラ)いや、私だが?

シャル)あ、あれは急だったからノーカンだよ!ノーカン!

やめて、もう俺の心を折りにこないで……

5人)元はといえばお前のせいだろう!

さーせんしたー!ということでまた次回さよなら!

5人)こら逃げるなー!!


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Mission 31 夏休みの1ページ、騒がしい1日(後編)

はい、こんばんはー

シャル)今回はちゃんと翌日に投稿してるね

まぁねー仕事があったけど、帰ってやってきたよー

シャル)えらいねー

でしょー褒めてー

シャル)子供みたいだね作者wよしよし

……………子供じゃない!

シャル)急に切り替えるのそこで!?

21歳だし!絶対子供じゃないし!?

シャル)わかったから!わかったから!

………むぅ……

シャル)(本当に大人なのかな、可愛い)

では、本編どうぞ〜

シャル)拗ねたままいうんだ……


千冬)…状況はわかった……で、なんでよりにもよって王様ゲームなんだ……

 

千冬姉さんがそう聞いてきた

 

ゼロ)……せっかくカードを作ったからやってみようと……

 

と、俺は答える

 

千冬)うん、使いたい気持ちはわからなくもないがメンバー考えような、お前らに毎回当たるのはもはや奇跡だが

 

と返された

 

千冬)……まぁ……よしとしよう……地獄絵図にならなくてよかった

 

と、呆れつつもそう続けてくる……仕方ないだろう

 

一夏)それより、千冬姉、食事は?まだなら何か作るけどー

 

と、この状況でもブレない一夏……尊敬すらするぞ

 

千冬)お前というやつは……いや、いい、外で済ませてきた

 

と、千冬姉さんも一応答える

 

一夏)じゃあお茶でもいれようか?熱いのと冷たいのどっちがいい?

 

と、一夏が聞き返す

 

千冬)…そうだなぁ、外から戻ったばかりだし冷たい物を貰おうか

 

一夏)分かった

 

そう言って、一夏は冷たい麦茶を用意しに台所へ向かう

あいつ結構気がきくところがあるからな、見習うべきだな

 

セシャル(うわぁ)

 

ラウラ(ふむ、自宅での教官はこういう感じなのか)

 

……全員唖然としている、まぁ、家での千冬姉さんはいつもと違い結構リラックスしてる様子だからな

 

千冬姉さんは一瞬考えると、何を考えたのか

 

千冬)あ、一夏、やはり今からまた出る

茶はいい

 

と、突然言い出す

 

一夏)え?今から?

 

一夏も少し不思議に思ったらしい、俺も不思議に思っている、どうしたんだ急に、何かの用事か?

 

千冬)あぁ、お前らと違って教師は夏休み中でも忙しいんだ

お前達はゆっくりしていけ

泊まりは駄目だがな

それから篠ノ之

 

と、千冬姉さんは箒に声をかける

 

箒)は、はい?

 

千冬)たまには叔母さんに顔を見せてやれ

長いこと帰ってないんだろ?

 

箒)…はい

 

千冬姉さんの言葉に箒は返事をしている

 

千冬)…ではな

 

そう言って千冬姉さんは外へと出て行く……こんな暑い中でも教師というのは大変な者だな…

 

一夏)教師ってのも大変だな

 

……同じことを考えてしまったか

 

 

 

それから、しばらく色々と家の中で遊んだ、王様ゲームはあんなことがあったのでやらなかったが、トランプやらUNOやら、色々と俺の買ったパーティーゲームを駆使して遊んだ、とても楽しかった

 

そして、夕方になる

 

一夏)あ、そろそろメシの支度をしないとなぁ

買い出しに行こうぜゼロ!

 

ゼロ)そうだな

 

俺と一夏が立ち上がり買い出しに出かけようとすると

 

鈴)それなら私が何か作ってあげる!

 

箒)私も作ろう!

 

シャル)じゃあ僕も手伝おうかな

 

ラウラ)無論、私も加勢する

 

と、女性陣もやる気満々で立ち上がる、ふむそれはそれで一つの思い出になるか…

 

セシリア)仕方ありませんわねぇ、では私も…

 

と、セシリアも手を上げようとしたので俺はセシリアの手を取り

 

ゼロ)セシリア……お前は俺と一緒に作るぞ

 

セシリア)え、え、ゼロさんと一緒に……ですか?/////

 

セシリアは顔を赤くして聞いてくる

 

シャル)ず、ずるいよ〜それなら僕もゼロと

 

ラウラ)無論私も嫁と共に作ろうか

 

と、二人がそう言ってきた……

 

ゼロ)………お前らもちゃんと見てやる、頑張ってくれ

 

シャル)えぇ〜……

 

ラウラ)むぅ………わかった……

 

二人とも渋々了承してくれた……まずは、あの味の秘密を追求しなくては……

 

一夏)んーそれなら、みんなで出掛けるか

 

ということで、出掛けることになった

 

 

スーパーに入り、俺たちはそれぞれに分かれて買い物をすることになった、それぞれで料理を作ろうということになったのだ、俺は……無論セシリアと共にいる……何故かって?

 

セシリア)やはり、香水が必要になりますわね

 

この珍料理を作ろうとしているところをまずどうにかしなくてはいけないからだ

 

ゼロ)…………………セシリア、香水は調味料ではないぞ

 

セシリア)まぁ!?そうですの!?

 

…………これである……なるほど……だいたいわかってきた……まずこいつには入れて良いものといけないものを教えなくては……

 

 

 

そして、俺たちはそれぞれ買い物を済ませ、家に戻る、そして全員でキッチンに入り、早速それぞれ調理に入る

 

鈴)あぁっもう!このジャガイモ切りにくい!あんたの選び方が悪いんじゃない!?

 

ラウラ)失敬なことを言うな

ドイツにいた頃はジャガイモ選びにかけて私の右に出るものはいなかったのだぞ?

 

どうやらラウラはジャガイモを選んでいたようだな……というより、そこは才能なのか…?

 

一夏)…箒、さっきスーパーで何か言いかけなかったか?

 

箒)い、いやぁ、なんでもないのだっ

 

二人のその会話の間に……俺はセシリアの料理を見ることにしたが

 

セシリア)…まだ赤色が足りませんわね…

 

と、唐辛子、タバスコ……赤みが多いものを諸々突っ込んでいた……おい、マグマにしか見えんぞ

 

ゼロ)……………何を作ってるんだ?セシリア?

 

セシリア)もちろんシチューですわ!

 

…………俺にはどうしてもマグマにしか見えん

 

ゼロ)………セシリア……とりあえず、一からやり直しだ!

 

セシリア)えぇ!?そんなぁ!?

 

そんなぁ、じゃない、家を火事にするつもりかこいつは

 

 

 

一夏)……ゼロ……あれを食ったのか………あの時あんなにうまかったのに……

 

一夏……あれは俺の神速クッキングで作ったものだから違うんだぞ

 

ラウラ)ぜ、ゼロ

 

 

ゼロ)どうした?

 

ラウラ)私の料理も見てくれ

 

と言ってきた……

 

ゼロ)わかった、どれだ?

 

と、見てみると……これは……

 

ゼロ)…………これは……おでんか?

 

ラウラ)そうだ、おでんだ

 

当たっていたな……俺は匂いを嗅いでみる……ふむ

 

ゼロ)悪くはないな……

 

ラウラ)ほ、本当か!?

 

悪くない匂いだったから俺は素直にそう言う

 

ゼロ)ああ、その調子で頑張れよ

 

と、俺はラウラの頭を軽く撫でてやりセシリアの元へすぐに向かった……放っておけば大変なことになるからな

 

ラウラ)……////(やった……ゼロに褒められた……////)

 

ラウラはすごく嬉しそうにしていた

 

 

さて、セシリアの番だな……

 

ゼロ)いいか、セシリア、料理は確かに見た目も大事だが、入れて良いものを見極めなくてはいけない、それを忘れるなよ?

 

セシリア)は、はい////(あぁ、ゼロさんがこんなに必死に……結婚してからもこうなるのですわねぇ/////)

 

セシリアこいつ聞いてるのか

 

ゼロ)……では、シチューを作ると言っていたな、それなら、鶏肉を切ってくれ

 

セシリア)は、はい!こうですわね!

 

と言って、雑に切る……一刀両断だ

 

ゼロ)確かに切ってるが違うぞ

 

セシリア)えぇ!?

 

えぇじゃないだろ……

 

ゼロ)やれやれ……こうだ

 

俺は後ろからセシリアの手に自分の手を重ねてやり、切り方を教えるために少しくっつく

 

セシリア)っ!/////

 

ゼロ)切るサイズは一口サイズだ……均等に切り分けることを心がけて、こうして切っていくんだ

 

と、俺はわかりやすく教えてやる

 

セシリア)は、はいっ//////(ち、近いですわ……こ、これは………し、幸せすぎて頭が爆発しそうですわぁ……/////)

 

………ほんとにわかってるのかこいつは

 

シャラウラ)むぅ………

 

この二人は俺たちを見て頬を膨らませていた……焦げないように気をつけろよ?

 

 

 

 

 

その頃、バーにて

 

真耶)…織斑先生も家では気を使うんですね

子供達だけにしてあげるなんて

 

真弥と千冬は二人で飲んでいた、真耶はそんなことを言い出す

 

千冬)…私がいたのでは、あいつらも寛げないだろうからな

 

否定の様子はなく、そう返す千冬

 

真耶)…お姉さんとしては気になりません?弟さんがガールフレンド達といるのは

 

真耶がそんなことを聞く中

 

千冬)それなんだがなぁ…

 

真耶)ん?

 

少し難しい顔で山田先生に返す

 

千冬)こないだの臨海学校があっただろ?あの時余計なことを言ってしまってな…

 

真耶)…と言いますと?

 

と、真耶は聞き返す

 

千冬)…例の女子5人にゼロと一夏はやらんぞと言ってしまった…

 

真耶)…はい?

 

お前はどこぞの親だと思ってしまった山田先生はそう聞き返した

 

千冬)いや、その何の気なしに言ってしまったんだ

別におかしな意味ではない!しかしどうにも女子連中が私をライバル視しているようでな

 

真耶)ふふふ♪織斑先生って一夏君とそっくりですね~

 

千冬)何?どこがだ?

 

真耶)…優しさに境界線がないところが

 

千冬)…真耶、お前は男を見る目がないな

 

真耶)そうですね♪

 

 

 

 

 

そして、それぞれ料理ができた織斑家では

 

肉じゃがを鈴が、カレイの煮付けを箒が、おでんをラウラが、唐揚げをシャルが、シチューをセシリア(ゼロがサポート)が、そして、ゼロは夏だったので冷しゃぶをつくった、ちなみにポン酢にごま油をかけている

 

一夏)………ゼロ、セシリアの料理はちゃんとサポートしたんだよな……

 

ゼロ)問題ない……間違いなく問題ないはずだ

 

セシリア)では、ゼロさん、どうぞ♪////

 

セシリアは俺に一口差し出してくる………腹を決めるか

 

ゼロ)あーん……

 

俺は食べる………味は…………俺がつけたから助かった……

 

ゼロ)………ああ、その調子で頑張ればなんとかなるぞ

 

セシリア)っ!////はいっ!////(嬉しいですわぁ!////)

 

シャル)ぼ、僕の唐揚げも食べてよ!ゼロ!

 

ラウラ)無論私のおでんも食え!私の嫁なのだから!

 

二人も俺にそれぞれの料理を差し出してくる……仕方ない

 

ゼロ)あーん……

 

食べてみる……うむ

 

ゼロ)美味いな

 

シャラウラ)っ!////

 

二人も嬉しそうにしている……喜んでくれてよかった

 

箒)……しかし、ゼロ……お前その、冷しゃぶ本当にどうやって作ったんだ……セシリアの料理を見ている間に作ったのか?……

 

?そんなの

 

ゼロ)一瞬で作ったに決まっているだろう

 

鈴)どんだけハイスペックなのよあんた

 

一夏)ははは………

 

 

 

 

 

 

そして、食事を済ませ、女性陣を家に送り届けている帰り道

 

一夏)ドタバタした1日だったな、今日は

 

一夏がそう語りかけてくる

 

ゼロ)あぁ……騒がしい一日だった

 

俺はそう返し

 

ゼロ)……でも、楽しかった……とても

 

そう続けた

 

一夏)ふっ、そっか♪

 

一夏は笑いながら返す

 

一夏)なんか、ゼロ、こないだから変わったよな

 

一夏がそういいだす……変わった?

 

ゼロ)変わった?俺がか?、どこが?

 

そう聞くと

 

一夏)いやーなんて言うか、明るくなったなって、お前こないだまで無愛想だったしさ

 

そう答えてくる……明るくなった……か

 

ゼロ)無愛想とはなんだ、失礼だなお前

 

一夏)ははは、悪い悪い♪

 

ゼロ)謝る気ないだろお前

 

一夏)いやいや、そんなことないって!

 

ゼロ)本当か?

 

一夏)ほんとだって!

 

 

 

そう、馬鹿みたいなやりとりをしながら、俺たちは家へと帰る………俺の帰る場所へと




はい、いかがだったでしょうか

セシリア)………今回は許しますわ

え、俺何かあった?

セシリア)いいえ、私にようやく甘い描写を描いてくれましたからねぇ

………あれだと辛い描写になりそうだったからね

セシリア)何か言いました?

言ってません!ということで!また次回!さよなら!

セシリア)あっ!ちょっと!


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Mission 32 お祭りというもの

はい、本日も投稿しまーす

本音)今回は私が出るよ〜

サブの中だと一番描きやすいからね君達w
よろしくね〜

本音)よろしく〜

ということで、今回も、いきましょー!

本音)本編へ〜どうぞ〜!

やっぱりマイペース!


翌日 篠ノ之神社にて

 

篠ノ之神社では今の時期はお祭りが行われている、その神社に、箒は足を運んでいた

 

 

箒)今年もこの季節が来たかぁ

 

神社の前で、箒はそう呟きながら準備の様子を眺めていた、そこに

 

???)箒ちゃん、ここにいたの?

 

背後から女性が箒に話しかける、彼女は篠ノ之雪子、箒の叔母にあたる女性だ

 

箒)あ、はい、すみません

勝手に外にでて

 

外の様子を眺めたいと思い、勝手に外に出たことを謝罪する箒

 

雪子)いいのよ~、久しぶりだもの

見て回りたくなるわよね、箒ちゃんが来てくれて助かったわ

神楽舞い、今年は誰に舞って貰おうかと思ってたの

 

箒)お役に立てれば私も嬉しいです、雪子叔母さん…

 

そう、微笑みながら箒は返す

 

 

 

その後、浴室にて

 

箒(姉さんがISなんか作らなければずっとこの家で、引越しを繰り返すこともなく、一夏の傍にいられたはずなのに…)

 

湯浴びをしていた箒はそんなことを考えていた

 

叔母さん)箒ちゃん、湯浴びが終わったらおみくじ売り場お願いね

 

浴室の外から雪子がそう声をかけてきた

 

箒)分かりました!

 

箒は返事をし、浴槽に浸かる

 

箒)…一夏、今頃何をしてるのだろう

 

箒はそう呟き、浴槽に浸かる

 

 

 

その後、おみくじ売り場に行き、おみくじを売っていた箒の前に

 

一夏)よお

 

一夏とゼロの二人がいた

 

箒)な、何故お前たちがここにいる!?

 

突然現れたのでびっくりしてそんなことを聞いてしまった箒

 

一夏)お前が来てるんじゃないかと思ってさぁ近い内に顔を出すって言ってたし、今日は夏祭りだしな、それに、ゼロが祭りなんて来たことないって言ってたから、せっかくだし一緒に連れて行こうかなって思ってさ

 

ゼロ)…………(これがおみくじというものか)

 

当のゼロはおみくじに興味津々だった

 

箒)あ、覚えていたのか

 

一夏の返答に箒はそう返す

 

一夏)…水くさい奴だなぁ

連絡してくれりゃあ良かったのに

 

そう一夏が返すが

 

箒)(い、言えない、お前にこの服を着ているところを見られたくなかったなど言えるわけがない!、さらに、お前女物の服なんて似合わないなーなんて言われたら絶対に立ち直れない!!)

 

内心すごいことになってる箒だったが

 

一夏)その服、すごいな、様になってて驚いた

 

箒)……え?

 

箒は一瞬、何を言われたのか分からずそんな声をあげてしまう

 

一夏)…お前って女らしい格好も似合うんだな綺麗でびっくりしたっ////

 

一夏が顔を赤くしながらそんなことを言ってきた、一方の箒はというと

 

箒)……夢だ

 

一夏)………へ?

 

箒)……一夏がこんな気の利いたことを言うなんてきっとこれは夢だ……

 

軽く一夏をディスっていた

 

一夏)お前、俺をなんだと思ったんだよ……

 

軽く一夏も傷ついていたが

 

ゼロ)………仕方ないと思うぞ

 

ゼロも軽くディスりだした

 

一夏)なんだよゼロまで!?

 

そんな小競り合いをしていると

 

雪子)箒ちゃん、しばらく遊んでらっしゃい

 

と、奥から雪子が箒に声をかけた

 

箒)し、しかし、仕事が…

 

と、箒が断ろうとしたが

 

雪子)神楽舞いまでに戻って来てくれたらいいわ、今浴衣出して上げるから

 

と言って、浴衣を取りに行った

 

箒)あ、ありがとうございます!

 

雪子)ふふふ♪

 

雪子は楽しそうに浴衣を取りに行った

 

 

 

 

箒が出てきて、出店通りに行こうとしたが、俺は一夏達とは別行動を取ることにした……俺は空気はどちらかと言うと読むタイプだ、あの場合、二人っきりにしておいてやった方がいいだろう

 

とはいえ、俺一人になるのは正直不安が多い……なにしろ、どこに何があるかなど、俺にとっては右も左もわからんからな…

そう思って、彷徨っていると

 

???)あれれー?もしかしてゼロロー?

 

と、俺?を呼ぶ声がしたので、振り向くと、そこには、布仏本音と相川清香がいた二人とも浴衣を着ている……布仏本音に関してはいつも通り袖に手を隠してるが

 

相川)やっぱりゼロくんだー!ゼロくんもお祭りに来てたんだー!

 

二人が俺に声をかけてきた

二人もどうやら、周っているらしい……これはチャンスだ、この状況、とても助かる

俺は二人に頭を下げた

 

二人)………へ?

 

ゼロ)頼みがある、俺と一緒に周ってはくれないか

 

この二人に頼むしかない…今現状だと、これが一番ベストだ

 

本音)回るのー?いいよー、クルクル〜

 

そう言って布仏本音はその場で回り出す

……布仏本音は天然なのがよくわかった……

 

相川)いや違うから、周るってそっちじゃなくて、屋台を見ていくってこと、一緒に歩くってことだから……

 

相川のツッコミがくる

 

相川)でもーなんでいきなり?

 

当然、訳を聞かれるので、俺はここまでの経緯を二人に話した

 

相川)ふむふむ……なるほどね〜ゼロくんって優しいねぇ〜

 

本音)優しいねぇ〜

 

ゼロ)俺は空気を読んだだけだ

 

俺はそう返したが、相川は頷きながら

 

相川)それを優しいって言うんだよ、でも、せっかくだし一緒に周ろっか!

 

本音)周ろっか〜!

 

どうやら、申し出を受けてくれるらしい、ありがたい

 

ゼロ)助かる、ありがとう

 

俺はおそらく笑って答えたのだと思う

すると相川は顔を赤くした

 

相川)あぅぅ/////(その笑顔は反則……////)

 

本音)ゼロロ笑った〜!

 

………どうやら……俺は自然に笑えるようになってきてるということか……

 

ゼロ)あと、俺はゼロでいい、ゼロロだとケロン人のアサシンマジックを使うあいつになる

 

俺は一応呼び方の訂正をする

 

相川)そこ気にするんだ……

 

ツッコミを入れられた……当然だろう

 

本音)じゃーゼロンー?ゼーロー?ゼロリー?

 

………こいつは俺のことをあだ名でどうしても呼びたいらしい……

 

ゼロ)…………ゼロロでいい

 

本音)うん〜!わかった〜!ゼロロ〜!

 

………俺は諦めることにした

 

あの後、俺たちは歩き回った、焼きそばやら、リンゴ飴、綿飴、たまごせんべえ、チョコバナナ、いろんなものを食べたり、金魚掬いをしたり、いろいろとやった……ついでに言うと、金魚掬いで俺はすでに100匹捕らえたが、金魚がいなくなるからせめて5匹で勘弁してくれと、店主に泣きつかれた

 

相川)あ、そろそろ時間だね

 

と、相川が神社の舞台の方へ歩き出す

 

ゼロ)何かあるのか?

 

俺が聞くと

 

相川)なんでも、神楽舞いっていう行事があるらしいんだ、せっかくだし見に行こうと思ってね〜

 

……神楽舞い……箒の叔母さんらしき人が言っていたと言うあれか……なるほどな……せっかくだし見に行くか……それはいい、それはいいんだが……

 

ゼロ)……布仏

 

本音)本音って呼んで〜

 

ゼロ)……本音、いつまで俺の腕にひっついている?

 

そう、現在俺は、布仏本音、改め本音にずっと腕に抱きつかれてるのだ………なぜひっついている?

 

本音)終わるまでずっと〜、ゼロロあったかいし〜抱き心地いいし〜

 

………どうやら抱き心地がいいかららしい……動きずらいんだが……

 

相川)じゃーあたしも!

 

そう言って相川までもう片方の腕に抱きついてきた……お前までくるか……

 

ゼロ)…………

 

二人)♪

 

…………完全に動きずらい状況だ……舞台までたどり着けるのかこれは………周りからの殺気がある気がするが気にしないようにしよう……

 

 

 

そして、なんとか舞いのある舞台にたどりつき、ちょうど舞いが始まった

 

舞台の上には、箒がいた、箒が舞を踊り始める

 

相川)あ、あれって、篠ノ之さんじゃない?

 

本音)あ〜本当だ〜

 

箒が神楽を舞っている姿を見て二人も気付いたようだ……

 

相川)……綺麗……

 

本音)だね〜

 

……二人の言う通り、とても儚く……綺麗な舞だった……見たもの全てはおそらく魅了され、恋に落ちるような……そんな印象を与えるほど綺麗な舞だった……まったく、あんな女に好かれている一夏は幸せ者だ…早く気づいてやれとすら思うな……

そして……俺たちは神楽舞いを見続けた

 

 

 

 

 

神楽舞いが終わり、俺と本音と相川の三人は帰路についていた、夜は危ないので、俺は二人を送ることにした、一夏は……まぁ、箒と二人にしてやるか、そう考え一夏に連絡を入れておいた

 

本音)いや〜楽しかったね〜

 

相川)だね〜、ゼロくん、抱き心地いいのもわかったし〜

 

……いまだに2人は離れてくれないのも理由の一つだ……これが世に言う両手に花というやつか……

 

ゼロ)………ああ、楽しかった……ただ、2人ともそろそろ離れてくれないか、歩きずらい……

 

そう返すが

 

2人)え〜もうちょっと家までこのまま〜

 

と返された………まて、結局家までこのままなのか……?

 

 

 

 

 

そして、結局家までそのまま返したのだった……楽しい思い出の1ページは……また増えた

 

To Be Continue




はい、あとがきです

相川)今回は私たちのターンだねー!

そうだねーでも、メインにはなれないからね〜

相川)そんな〜!

まぁ、難しいんだよ、君たちは描きやすいけども、まぁ、頑張ってw

相川)もちろん頑張るー!この調子でゼロくんゲットするよ!

……ゼロくんポケモンじゃないよ〜

相川)ということで!見てくれてありがと!また次回みてねー!


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Misson 33 カラオケとは?

はい、どうもーみなさんお待たせしましたー
第33話でございます

ラウラ)……ちゃんと間に合わせたな

一応僕は神山飛羽真を目指してたりしますからねー

ラウラ)誰だそれ

仮面ライダーセイバーだよ!文豪にして剣豪の!

ラウラ)お前はお前だ、そいつではない

ぐっ………ということで、仮面ライダーセイバー 世界を救う剣士達もやければ見てね!

ラウラ)……まさかの宣伝に回したから

では、本編どうぞ!


夏祭りの翌日、一夏と一緒にゲームをしながらあることを聞く、ちなみにマ○ク○だ

 

ゼロ)………一夏

 

一夏)ん?どうした?ゼロ?

 

俺はずっと、人し続けて生きてきた……今更そんな俺が、平和なこの状況になれるのはおこがましいかもしれない……だが俺は色々と試してみたいことが増えたんだ……あの日からな……だから、とことん俺は一夏に聞くことにする

 

 

 

ゼロ)………カラオケとはなんだ?

 

一夏)……へ?んー歌うやつだよ

 

と、適当な答えが来る……ふむ、歌か……

 

ゼロ)………行ってみたいのだが

 

一夏)?……あー、いいぜ!そんじゃ!屋敷作ってから行くか!

 

ゼロ)ああ

 

 

その後、立派な屋敷を建ててから、ゲームを終え、出かける準備をした

 

 

 

 

 

 

箒)……それで、なぜ私たちを呼んだのだ?

 

時刻は午前10時、俺と一夏、そして、箒達5人の女性陣をくわえ、俺たちは駅前のカラオケ店の前に来ていた

 

一夏)いやーゼロがどうしても行きたいって言うからさ、せっかくならみんなで一緒にどうかなって思ってさ

 

一夏は笑いながらそう答える

ふむ……カラオケは大人数の方が楽しいと言うことか……理解できた

 

セシリア)なかなかナイスなお考えですわね!織斑くん!

 

セシリアが凄い勢いで一夏に迫る

 

一夏)あ、ああ……ありがとなー……でも、それはそうと、セシリア、母国にはいつ帰るんだよ?家のことがあるから母国に近いうちに帰るってこの間言ってたよな?

 

一夏がそう聞くと、セシリアはふんすとでも言うような勢いで

 

セシリア)飛行機は明日ですので大丈夫ですわ♪

 

と、笑顔で答えた……ふむ……それならいいが……準備等は大丈夫……だろうな、セシリアのことだから

 

セシリア)さぁ、ゼロさん私ご一緒にデュエットを歌いましょうね♪

 

と言って、俺の手を引き先に行こうとする

 

シャル)あ、セシリアだけずるいってー!

 

ラウラ)全くだ、私の嫁だと言うのに

 

そういって、ついてくる2人

 

一夏)ははは……じゃあー俺たちも行くか

 

箒)そうだな

 

鈴)……(うぅ……あまり自信ないんだよなぁ……)

 

あとから、一夏達もついてきた

 

 

 

一夏達が遅れている一方、先に来ていた俺とセシリアの2人は、苦戦をしていた……なぜなら

 

セシリア)え、えっとー……

 

ゼロ)………

 

記入事項がわからなかったからだ、店員に、何やら色々と書いてあることがあったが……意味はわかったが、だが、俺には苗字がないので、どう書けばいいのかわからなかった……どうすればいいのだろうか……一方のセシリアもわからない様子らしい

 

セシリア)……ごめんなさい、ゼロさん、わかりますか?これ……?

 

俺に聞いてくる……懇願してくるようだが……すまない

 

ゼロ)………すまない、俺もわからない

 

そう素直に答えた……先に行ってしまったのが仇となったか……

 

シャル)何してるの?2人とも?

 

そう言って、シャルが書類に目を通す

 

シャル)あーなるほどね

 

ゼロ)?わかるのか?シャル?

 

俺が聞くと

 

シャル)うん、一応日本のことは少しは勉強してきたからね、これはね

 

そういって、シャルがすらすらと情報を記入していく、人数は7人、機種はD○M、ドリンクバーはあり、そして、苗字をデュノアと書いた

 

シャル)これでお願いします

 

店員)かしこまりました

 

そう言って、店員はカゴにマイク、コップ、機材のようなものを入れてこちらに渡す

 

店員)8号室になります、お時間は今から3時間後の13時までとなります

 

シャル)わかりました〜

 

シャルはカゴを受け取り

 

シャル)こんな感じだよ♪

 

そう言って笑顔で返してくる………………いつも頼もしいが、今回ほど頼もしいと思ったことはない……

 

ゼロ)シャル、ありがとう、本当に助かった

 

そう言って俺は微笑みかける

 

シャル)っや、役に立てたならよかったよ//////

 

なぜ顔を真っ赤にしたのかは別として本当に助かった……

 

 

セシリア)む、むぅ………

 

セシリアが何やらむくれていたが……やりたかったのか?

 

 

 

その一悶着あったあと、一夏達とも合流し、俺たちは8番へ向かった、それぞれ飲み物は用意してきたので、喉の方は心配はない

 

一夏)じゃー最初誰が歌う?

 

そう言って一夏が機材を操作し始める……ふむ

 

ゼロ)………俺がやってみたい

 

俺が最初に名乗り出た

 

シャル)(ゼロの歌……聞いてみたいかもぉ!)

 

ラウラ)(私の嫁なのだから、きっと上手いに違いないだろうな)

 

箒)(ゼロか……たしかに気になるな)

 

鈴)(顔はなかなかいいけど、実は下手っぴって可愛いところがあったりしてぇ)

 

セシリア)(ここは、私がデュエットで!)

 

と、セシリアが名乗り出ようとしたが

 

一夏)ゼロかー、いいけど、曲はわかるか?

 

そう聞いてきた

 

ゼロ)………わからん

 

俺のその言葉に、女性陣全員がずっこけた

 

一夏)ははは、やっぱりな、じゃあ、最初は俺と一緒に歌ってみようぜ、デュエットになるけど、それでもいいか?

 

ゼロ)構わない

 

俺がそう答えると、一夏な

 

一夏)えっと、よし、これにしよう、これだけどいけそうか?

 

そう言って、一夏は音楽プレイヤーのイヤホンを俺に当ててくる………曲を聞く限り歌えないことはないな……

 

ゼロ)了解した

 

一夏)よし、わかった、じゃー予約するぞ

 

そう言って機材を操作する

 

セシリア)(むぅ……私がデュエットをと思いましたのにぃ!)

 

シャル)(ゼロって曲わらないんだ…でもなんか、一夏がお兄さんみたいだなーなんか、ゼロ可愛い)

 

ラウラ)(……ふむ、危なかった……歌を知らないのは私だけかと思ったが……さすが私の嫁だ)

 

箒)(優しいなぁ本当に一夏は)

 

鈴)(下手っぴどころか知らないって……予想の斜め上を行ったわねぇ……)

 

 

一夏)よし、流れたぞ

 

そして、曲が流れる、曲名はロメオ……なかなかいい曲だ

 

一夏)いくぞ?

 

俺にマイクを渡してきたので、俺はマイクを受け取る

 

ゼロ)ああ

 

初めの出だしは一夏からだ

 

一夏)初めましてお嬢さん西の国から〜♪

愛の為に貴女(あなた)に会いにきました〜♪

急な話ですがどうか驚かないで〜♪

僕のお姫様にね、なってください〜♪

 

………違和感がないのはなぜだろうな

っと、俺の番か

 

ゼロ)悩んでるの?お嬢さん浮かない顔は〜♪

似合わないよほらほら耳を貸してよ〜♪

もしも宜しければですが俺と一緒に〜♪

全て捨てて逃げよう東の国へ〜♪

 

一夏)寂しそうなその〜赤い唇に〜♪

 

ゼロ)優しい魔法かけるよ〜♪

 

一夏)さぁさドレスに着替えて世界一のお姫様〜踊りましょうか?♪

 

ゼロ)誰もが貴女を欲しがって〜僕らを夢中にさせちゃって〜♪

 

2人)奪うよ〜♪

 

一夏)愛のKIss〜♪

 

ゼロ)瞳閉じてプレゼント〜空にに光るあの星を2人のものに〜

 

一夏)世界が貴方を欲しがって〜

 

ゼロ)俺たち本気にさせちゃって〜

 

2人)そーの名は〜ジャーリエッタHey!

 

………なるほど、これがカラオケというものか

 

箒)(一夏の声でこれ歌うとなぜか違和感を感じないんだよなぁ……)

 

鈴)(一夏なんでこんなに違和感ないのよ……)

 

セシリア)(はぁ〜ゼロさんとても上手な歌声ですわぁ〜!)

 

シャル)(ゼロ、すごく様になってる、かっこいい……////)

 

ラウラ)(さすがは私の嫁だ)

 

 

それから、色々と歌っていった

一夏以来、セシリア、ラウラ、シャルの3人がデュエットをしたがってきたが……俺がほとんどソロで歌えはしなかったが……正直助かった

 

それから、時間は過ぎ、あっという間に時間になった

 

シャル)あー楽しかったね〜

 

一夏)だな〜

 

ゼロ)………

 

俺はずっと喉を押さえていた……何せずっと歌い続けていたからな、声が枯れてきた……

 

シャル)えっと〜、ゼロ?大丈夫?水飲む?

 

そう言って、シャルが水を渡してくる……

 

ゼロ)すまない、助かる

 

そう言って俺は水を飲む……

 

シャル)ごめんね、ゼロ……あまりに楽しすぎて、ちょっとはしゃぎすぎちゃってゼロの喉のこと考えてなかったよ……ごめんね?

 

そう言って謝ってくるシャル

 

ゼロ)気にするな、たしかに喉は大変だったがとても楽しかったのはたしかだからな

 

俺はそう返すと、シャルは少し驚いた顔をして

 

シャル)ふふふ、ゼロ素直になったね♪

 

……俺が素直に?……まぁ、確かにそうかもな

 

ゼロ)……かもな?

 

シャル)ふふっ、うん♪

 

シャルは何やら、楽しそう、いや、嬉しそうに笑っていた

 

一夏)おーい!ゼロー!シャル〜!このままゲーセン行くぞー!

 

……どうやら、まだ今日という1日は終わらないようだな

 

ゼロ)いこう

 

シャル)うん♪

 

俺たちは、先に行った一夏達を追いかけて走っていく

 

 

 

 

 

そして、ゲームセンターで一通り遊び通し、みんなを家に送り届けて、俺たちは帰路についた………今日も楽しい思い出が一つ増えた

 

 

To Be Continue

 

 

 




はい、どうでしたか

一夏)もしかして、俺の声優ネタ行ったのか?

その通り、よくわかったねー

一夏)そりゃーあれだからな〜

今回完全にオリジナルなので、もしかしたら語彙力とかないかも……

一夏)まぁ、お前の語彙力の無さは前からだろ?

ひどくね!?……ということで、また次回さよなら


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Mission 34 ミックスベリー?なんだそれ?美味いのか?

はい、どうもー作者です

シャル)…作者、これ書くの久しぶりじゃない?

まぁ、そうだねーこれぐらいのペースが普通なのかな〜

シャル)……仮面ライダーセイバーばかりじゃなくて、ちゃんとこっちも書いてよね……

わかってるわかってるって!

ということで!本編!どうぞ!


とある日に、俺はあるチラシを見ていた

 

ゼロ)…………

 

そのチラシは、クレープと書かれた食べ物のチラシだ

 

一夏)何見たんだ?ゼロ?

 

一夏は俺の見ているチラシを後ろから覗き見る

 

ゼロ)………一夏、聞きたいことがある

 

一夏)な、なんだよ?

 

俺はずっと、このチラシを見ながら思っていたことを言う

 

ゼロ)………この食べ物はなんだ

 

一夏)いや、知らないのかよ!?

 

俺の言葉にツッコミを入れる一夏……なんだ、普通なら知ってるのか……

 

その後、一夏から、俺が見ていたものは、クレープという名前だとわかった、なんでもパンケーキの一種でフランスの北西部で、ブルターニュという名前で発祥し、元は蕎麦粉で作った薄いパンケーキのガレット、だったらしい……ガレットやらパンケーキは、後から調べたが……ふむ……これは

 

ゼロ)…………食べてみたいな

 

俺は最近、やってみたいことがたくさんできた、その度に、一夏に頼み、連れて行ってもらったり、やらせてもらったりした……どれもこれも、とても良い経験だった、今回も食べてみたかったが

 

一夏)んー悪いゼロ、俺ちょっと用事があってさ、悪いんだけど、一人で行っててくれるか?

 

そう言って、一夏には断られた…仕方ないか

 

 

 

 

その後、俺は早速出かけ始め、クレープ屋なるものを探し始める、しかし、どこを探してもそれらしきものはない……どうしたものか…そう考え、俺は路頭を彷徨っていた時に、パトカーのサイレンの音がした……なんだ?

 

 

サイレンの音のした方へ向かうと、そこは一件のカフェだった

 

警察官) 君達は完全に包囲されている!大人しく投降しなさい!

 

警察官がそう言ってカフェに向かって言う

どうやら、立て篭り強盗というやつらしい……なるほどな

 

すると、窓が急に割られ、強盗の1人が声をかけてくる

 

強盗) 人質を無事に解放して欲しかったら車を用意しろ!勿論、追跡車や発信器もつけるんじゃねぇぞ!

 

そう言って、パトカーへとマシンガンを連射し、パトカーを爆発させた……なるほど、大体状況は理解した

 

警察官)くっ!

 

どうすれば良いのか試行錯誤している警察官に俺は近づき

 

ゼロ)俺が出る、避難を優先させておけ

 

そう言って俺はカフェへと走る

 

警察官)おい!君!危険だ!戻りなさい!!

 

警察官が俺に向かってそう言っていたが、俺は無視をした

 

奴らがいるのは3階……面倒だ、俺はZEROのブースターのみを展開し、3階に上がり、窓をぶち割り、1人に蹴りを入れる

 

強盗)うげぇ!?

 

強盗の背中に膝蹴りをかまし、しばらく動けなくする

 

強盗B)な、なんだ!?

 

強盗C)何があった!?

 

強盗の人数は3名……状況は把握した、俺は既に持っていた拳銃を手にし、強盗の手足に撃ち込む

 

強盗2名)ごぁ!?

 

たまらず、強盗達は武器を投げ出し倒れた…神経の部分を撃ったので、治療すれば治るとは思うが、武器は力が入らず持てないだろう

 

強盗A)こ、このガキっ!

 

俺が抑えている強盗はどうやら回復したようで、動こうとする、俺はナイフをやつの首に突きつける、少しでも動かせば頸動脈を切れる位置だ

 

ゼロ)………動くな……でないと死ぬことになる

 

俺は言いながら軽く相手の首にナイフを当てる、相手の首から少し血が出る

 

強盗A)ひ、ひいいい!わ、わかった!大人しくするから殺さないでくれええええ!?

 

………鎮圧は完了した

 

俺は強盗を3人縛り上げると、人質の様子を見る……どうやら、怪我人はいないようだ……と、思っていたら……見知った顔を見つけた

 

ゼロ)……シャル?ラウラ?

 

俺は2人の方へ向かう……強盗の鎮圧に集中していたので、2人の存在には気付かなかった……どうやら2人も巻き込まれていたらしいな

 

ラウシャル)ぜ、ゼロ……/////

 

2人とも顔が赤いが……ショックによるものか?……何にしても

 

ゼロ)間に合ったようでよかった……

 

 

 

その後、強盗一味を警察に明け渡し、俺は取り調べを受けていた

 

警官)君は何者だい?名前を聞いていいかな?

 

……さて、参ったな……俺にはそもそも身分を明かすことのできるものはない……隠すこともないがそもそも身分がない……どうするか………ふむ……

 

ゼロ)織斑一夏だ、詳しくはうちの姉に聞いてくれ、織斑千冬だ

 

俺はそう言ってその場を離れた

 

警察官)あ、ちょ………うーむ、織斑一夏って………え、あのはじめて男性の中でISを使えたって言う!?

 

 

 

俺がその場を離れた、シャルとラウラの元へ向かう

 

シャル)聴取はもうすんだの?

 

シャルが聞いてきた

 

ゼロ)あぁ、代理を立てた

 

そう答えると、シャルは頭にハテナマークを浮かべながら

 

シャル)代理??

 

と聞いてくる、仕方ないだろう、俺は今は何者でもないのだから

 

シャルが少し考えていたが、思い出したように

 

シャル) あ、そうだ、そのありがとう

助けてくれて

 

と、先程の礼をする

 

ラウラ)やはりゼロは、ISを使わなくても強いんだな

動きで自分とのレベルの違いを痛感させられてしまった

兵士として情けない

 

ラウラは先程の俺の動きを称賛してくる……

一応言っておくが、一瞬ではあるがISは使ったぞ……

 

ゼロ)気にする必要はない、伝言ではあるが伝えたはずだ、お前も、守り通してやるとな

 

ラウラ)っ…あ、ありがとう……/////

 

ラウラは顔を赤くして言う……

 

シャル)やっぱりゼロはカッコいいや////

でもあれはちょっとズルいかも、ふふっ♪

 

そんなことを言ってくる……ズルいとはなんだ?

 

 

シャル)あっそうだゼロ、時間あるならこの後で僕とラウラに付き合ってよ

 

シャルが突然そんなことを言ってくる

 

ラウラ)?

 

どうやら、ラウラも訳はわかってないらしい……うむ

 

ゼロ)ああ、構わない

 

クレープ屋を探さないといけないが、こちらを優先させよう

そう考えて俺は2人について行く

 

 

 

シャル)すみませ~ん、クレープ3つ下さい

ミックスベリーで

 

……………どうやら、目的は一緒らしい……これがクレープというやつか……俺はマジマジとそのクレープ屋を見ていた

ほんとに初めて見た……この匂い、なるほど、鉄板で生地を焼いているのか……

 

店員) あぁ、ごめんなさい

今日ミックスベリーは終わっちゃったんですよ

 

そう言って困った顔をする店員……しかしミックスベリー?……なんだそれうまいのか?……まぁ、終わってるなら残念だが……

が、俺はあることに気がついた……そもそもそんな材料ないじゃないか、メニューにもないぞ…………まてよ……もしかして

 

シャル)あ、そうなんですか〜……

 

残念そうな顔をしている……なるほど、わかったぞ

 

ゼロ)なら、ストロベリー味一つとブルーベリー味を二つ頼む

 

店員)お、お兄さんやるねぇ……

 

どうやら、当たりらしいな

 

 

 

 

その後ベンチにて、俺たちはグレープを食べていた

ふむ……これがクレープというものか美味いな……

 

シャル)ん~♪これ美味しいね

 

ラウラ)…そうだな、クレープは初めて食べたが美味しいと思うぞ

 

どうやらラウラも俺と同じく食べるのは初めてらしい……それは俺も同感だ

 

シャル) そういえば、どうしてストロベリーとブルーベリーなの?

 

と、シャルが聞いてくる……ふむ、気付かないか

 

ゼロ)…ミックスベリーが良かったんだろう?

 

シャル)え?

 

ラウラ)………?

 

……そういえば、ラウラはまだ選んでいたなまぁいいか

 

ゼロ)あのクレープ屋にミックスベリーという味は元々かった、メニューにもない上に、店内にもそれらしき物も見当たらなかったからな

 

シャル)ホントに?よく見てるね

 

シャルがそう言ってくる

 

ゼロ) …だがミックスベリーは食べられる。お前とラウラか俺のを両方食べれば…

 

シャル)あ!そっか、そういうことか!

 

シャルはどうやらわかったらしい

 

ラウラ)なるほどな、さすがはゼロだ

 

ラウラも気付かなかったか

 

シャル)…そっか、ミックスベリーってそういうおまじないだったんだ、ゼロはやっぱり優しいね……

 

俺が優しいとシャルはいうが……俺はただ思ったことを言っただけだが……まぁ、礼も兼ねてだ

 

ラウラ)…じゃあ

 

シャル)うん

 

2人とも、同時に俺にクレープを差し出してきた

 

ラウシャル)まずはゼロが一口ずつ食べて/////

 

そう言ってきた…………本気で言っているのか……そうだとしたら、俺にはとても欲張ることになるが……しかし、2人の好意は無駄にはしたくはないからな

 

ゼロ)了解した

 

俺は2人のクレープを食べる

ふむ……これが、ミックスベリーということか……なかなか美味い……

 

ラウシャル)/////♪♪

 

2人とも嬉しそうだ……よし、こういう時は

 

ゼロ)では、俺のも返そう

 

そう言って2人に俺のクレープを差し出す

 

ラウシャル)う、うん/////

 

そう言って2人とも俺のクレープを食べる……そういえばラウラのは俺のと同じな気がするが……まぁいいか

 

ラウシャル)/////♪

 

とても嬉しそうにしていた……そういえば俺が口をつけてしまうまでいたことを忘れていた………まぁいいか

 

 

 

 

 

 

 

 

その後、家に帰るが

 

千冬)ゼロ……何があったか説明してもらおうか?

 

千冬姉さんが怒っている様子でいた……警察がきたのだろう……

 

 

この後、俺は千冬姉さんから説教を受けた……しかし、夏休みの思い出ができたのでよかった

 




はい、どうも後書きに入りましたー

斗真)……ねぇ、俺いつまで変身した状態でいればいいの

斗真くんまでなんでここにいるの!?

斗真)いやーねーそれはー

ラウラ)本当になぜいるんだ……作者、あれを

よし、わかった!作者こと、零「ZERO」が命じる!斗真よ、自分の小説に帰れ!

斗真)………ふふふ

なに!?効かないだと!?

ラウラ)なに!?

斗真)なんでかわからないかい?……それはね……俺も小説家だからさ!

2人)な、そ、そうだったか!?

斗真)ということで、今回は俺が締めるね、ここまで見てくれてありがとう、次回も見てね!
それと、仮面ライダーセイバー 世界を救う剣士達も、絶対見てくれよな!俺との約束だぞ!じゃー!またねーーー!!


あいつ宣伝してったわ

ラウラ)小説家……恐ろしいものだ……


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二学期編
Misson 35 二学期突入、現れた生徒会長!?


はい、どうも、今日中にこれかけましたー

斗真)間に合ってよかったねー

だから来るなよ!?

一夏)本当に来るんだなー……

斗真)俺も小説家だからね!

一夏)あ、あははは…(小説家恐ろしい)

ということで、本編入ります!壊される前に!どうぞ!

斗真)あ、ちょっとー!


いろいろあった夏休みも終了した、いろんなことを体験できた、いい夏休みだった……

そんな夏休みも終わり、今は二学期に入った

今俺たちは何をしているのかというと

 

一夏)ゼロ!全力でいくぜ!

 

鈴)手を抜いたら承知しないからね!

 

ゼロ)了解した、全力で来い

 

俺VS一夏、鈴による、模擬戦を行っていた、たしかにいろいろやったが、一夏も俺に振り回されていたわけではない、どうやら、お俺に与えられていたメニューもこなしていたらしい……休みというのに大したやつだ……まぁ、そこがいいところなのだろう

 

 

 

早速、開始の合図がした、まずは鈴と一夏がそれぞれ蒼天牙月、雪平弐型を構えて突っ込んでくる、俺はエレメントソードを岩モードにしてそれを防御する、エレメントソードの岩モードは、防御に特化した能力を持ち、岩でできた盾を形成し、防御をすることができる、そのまま振り回してハンマーにすることも可能だが、岩が壊れたら約5分間のインターバルが必要になるものだ、なぜこんなことをしたかというと、鈴の龍咆を警戒してのことだ、おそらく俺が受け取ると見て、そこから近距離で龍咆での攻撃を行おうとしたのだろう、俺にバスターライフルを使わせないためにやっているのだろうが、残念だったな、手札はまだ残っているんだ

 

一夏)っ!?土!?

 

鈴)そんなのありなの!?

 

一夏が驚き、鈴がツッコミを入れるところを

 

ゼロ)ありだ

 

そう言ってそのまま岩で2人をぶっ叩く

 

2人はそれを散開することで避ける、岩は見事に俺の剣から外れ、砕け散る

 

一夏)うおおおおおお!!!

 

一夏が後方から俺に攻撃してくる……ふん、背後からの攻撃とは、虚をつくようになったな、俺はゼロソードを展開し、受け止める、すると、ゼロシステムが自動的に起動し、俺に未来を見せる……っ!……これは……

このままだと俺にダメージが入るか

 

一夏)っし!もらった!!

 

そう言って、一夏は右手からビーム砲を放とうとしていた

俺はそれよりも早くバスターライフルをゼロ距離で撃つ

 

一夏)おわー!?

 

一夏はシールドを半分ほど削られ吹っ飛ぶ

………正直危なかった……

 

鈴)一夏!

 

俺はエレメントソードの雷モードで鈴の背後に周り、ゼロソードで切り裂く

 

鈴)きゃあ!?

 

鈴はシールドを8割削られる

 

一夏)鈴!

 

俺がもう一太刀浴びせようとしたところを、一夏が割って入り、受け止める……腕も上がってるようだな、俺を押しのけると、一夏は鈴に近づく

 

一夏)鈴!大丈夫か?

 

鈴)え、ええ………………そういえばシールドは?

 

一夏)ほぼほぼ削られてるよ、そっちは?

 

鈴)私もよ……ほんと相変わらず馬鹿みたいに強いわねーゼロは……夏休みのあの子供みたいな姿はどこへやら……

 

鈴が、そんなことを言っている……子供とはなんだ……

 

ゼロ)聞こえてるぞ

 

鈴)あ……

 

鈴のやつ……覚えていろ……

 

一夏)でも、だからこそ面白い!行こうぜ!鈴!俺たちの全力をゼロに見せてやろうぜ!

 

鈴)……そうね!やってやろうじゃん!

 

そう言って、2人とも俺に向かってくる……全く……これだからお前と戦うのは面白いんだ

俺も迎え撃つべく、エレメントソードを構える、来い!俺も全力で行く!

 

 

その頃、監視室では

 

真耶) 2学期初の実践訓練、気合入ってますね二人とも

 

千冬)…ああ

 

真耶と千冬の2人が3人と模擬戦を見ていた

 

真耶) でもやっぱりまだまだゼロ君には及びませんね…

 

真耶がそういうが、千冬はじっと3人の戦いを見ながら

 

千冬)………そうだろうな、だが、ゼロも少し危なかったらしい……

 

と、千冬は返す

 

真耶) …え?でもまだノーダメージですよ?

 

と、真耶は返すが

 

千冬)……ゼロのやつ、一瞬だがゼロシステムを使ったぞ

 

そう返した

 

真耶)!?そうなんですか!?

 

どうやら真耶は気づかなかったらが、千冬にはわかったらしい

 

千冬)……やれやれ……ゼロのやつ……あんなに楽しそうな顔をして…

 

と、千冬は弟を見ているような顔で言う

 

真耶)……織斑先生……ブラコンな顔になってますよ

 

と、真耶がいう

 

千冬)ば、馬鹿を言うな馬鹿者!?////

 

と、千冬が顔を赤くし、真耶はくすくすと笑った

 

 

 

 

戻り現在、戦闘中の俺たち、俺はここまで無論ノーダメージ、一夏達も、残ったシールドをキープして戦っていた……しかし、一夏のあの新たな武装……雪羅と言ったか……鈴の龍咆でも厄介だと言うのに、一夏まで中距離武器を使ってくるとは……少々厄介だな……2人とも感覚を保ちつつ攻撃をしてくる……このままではジリ貧だ……こうなれば……奥の手だ

 

俺はゼロソードを展開し、一気に2人に近づく

 

一夏)っ!来た!

 

俺のこの行動を予測していた様子で、2人ともそれぞれ雪羅、龍咆を放ってくる……俺はそれを全て避け、そして

2人を一気に一閃する

 

一夏)うわぁぁ!?

 

鈴)きゃぁぁ!?

 

2人揃って一気にエネルギーを0にし、2人とも揃って解除され、地面に落ちる、落ちても衝撃の少ない距離だったからよかった……

 

アナウンス) 試合終了、勝者ゼロ!

 

その声を聞き、俺もISを解除する

 

一夏) クソ~負けた!やっぱり強いなゼロ……

 

鈴) …自信なくすわよ

 

一夏と鈴はそんなことを言っているが

 

ゼロ)……いや、2人とも成長している…特に一夏、最初に雪羅を使った時の運びは良かった、あの時ゼロシステムを使ってしまった、使わなかったら確実にダメージを受けていただろう

 

一夏)え!?マジかよ!?

 

一夏は嬉しそうにそう言う……一瞬だが全力を出させたんだ、お前は確実に成長している

 

鈴)私のは完全に攻略してたわよね……

 

そう鈴がいうが

 

ゼロ)お前も相変わらず厄介だった、一夏との相性はバッチリだ、おそらくいいパートナーになるだろう

 

俺がそう、深い意味も込めて言ってやる

 

鈴)っ、そ、そう/////

 

と、鈴は赤くなる……わかりやすいやつだ

 

一夏)でも、2VS1でやっとここまでか……まだまだだな……1VS1でも勝てるようにならないとな……

 

………二万年早いぞ一夏

 

 

 

 

 

 

その後、一夏は更衣室に着替えに行っていた

 

一夏)…はぁ、また負けかぁ、やっぱり燃費を何とかしないと

 

と、先程の戦闘の映像を見ながら一夏は一人反省会を開いていと急に一夏の目が塞がれる

 

???)だ~れだ?

 

と、目を塞いでいる誰かは問いかけてくる

 

一夏)え!?誰だ?

 

本当に聞いたことのない声だったので、一夏には誰なのかわからなかった

 

???)はい時間切れ♪

 

そう言われ、声の主が手を退けたので、一夏は振り向き、誰なのか確認しようとすると

 

パシッ

 

一夏)うっ!

 

突然頬に、扇子を突きつけられる、小学生でよくあるひっかけである

 

???)ふふふ♪引っ掛かったな♪

 

と、その主はいう、水色の短髪で、赤い瞳をした少女が目の前にいた、おそらくここの生徒なのだろうが……

 

一夏)…あの、あなたは?

 

と、訳も分からなかったので聞く一夏、これが当然の反応だと思うが……そもそもなんで男子更衣室にいるのだろうか

 

???)それじゃあね♪君も急がないと織斑先生に怒られるよ?

 

と、少女はその場からさっていく

 

一夏)え?

 

と、言われて時計を見る一夏、時計の針はすでに8時40分を指してた

 

一夏)8時40分………うわぁっ!?

 

と、一夏は急いで着替え、教室へと走った

 

 

 

 

その後、

 

千冬)…ほぅ、遅刻の言い訳は以上か?

 

と、一夏から千冬は遅刻した理由を聞き、そう聞く千冬

 

一夏)いや、あの、あのですね

見知らぬ女子生徒が…

 

と、また言い訳を言い出す一夏

 

千冬)そうか、お前は初対面の女子との会話を優先して授業に遅れたのか

 

と、千冬はそう解釈する

 

一夏)ち、違います

 

と、一夏は否定するが、千冬はお構いなしだ

 

千冬)…ゼロ、新武装、エクスカリバーの実践してみせろ、私が許可する

 

と、ゼロに声をかける千冬

 

ゼロ)………………

 

ゼロは新たに作られた巨大な大剣、エクスカリバーを構える

 

一夏)……ゼロ?マジで?無言とかマジで怖いって……あの、ゼロさん?

 

と、一夏はゼロに語りかける

 

ゼロ)………どうした?織斑一夏?……実践を始めるだけだ……これは命令だからな……悪く思うなよ

 

一夏)え、ええ…

 

ゼロは容赦なく、エクスカリバーで一夏をぶっ叩いた(本気で斬ると危ないので側面で腹を殴る態度だが

 

一夏)ぐはぁっ!…マジで死ぬって…

 

それでも十分ダメージは通っていた

 

 

 

 

その後、一夏を制裁したあと、俺たちは体育館に集まっていた、なんでも全校集会があるそうだ

 

一夏はぐったりしている……自業自得だ、我慢しろ…

 

進行役女子)それでは生徒会長から説明をさせて頂きます

 

と、進行役の女子生徒の言葉で、ある女子生徒が全生徒の前に立つ

 

一夏)………?

 

女子生徒は前に立つと、話を始める

 

女子生徒) さてさて、今年は色々と立て込んでいてちゃんとした挨拶がまだだったね

私の名前は更識楯無

君達生徒の長よ!以後宜しく!

 

と、自己紹介を始める……彼女のこともデータにあったな

更識楯無

本名、更識刀奈

IS学園2年にして生徒会長

裏工作を実行する暗部に対する対暗部用暗部『更識家』の当主であり、17代目『楯無』を 襲名

自由国籍権によりロシア国籍を取得

学園の生徒でありながら現役のロシア代表操縦者

自他共に認めるIS学園最強といえる生徒……

なるほど、彼女が生徒会長なのはありえない話ではないな

 

と、ちらりと彼女は俺たちの方を見る……生徒会長としては、俺たちの存在は特殊なのだろう……見ていてもそう不思議ではない

 

すると、楯無は話を続ける

 

楯無)では、今月の学園祭だけどクラスの出し物をみんなで頑張って決めるように

 

 

 

 

 

 

と、彼女は扇子を広げる、その扇子には

「締切間近」と書かれていた

 

To Be Continue




はい、あとがきです、今回とうとう出ましたねー

楯無)ようやく私の出番ねー

あ、どもっす

楯無)ふふっ、なるほどねー噂通りなかなかの顔立ちね?

……噂?俺そんな噂されてるの?

楯無)ふふふっ、どうかしらねー?それじゃあー今回は私が閉めていいかしら?

え、あ、はいどうぞ

楯無)ありがとう♪、えっと、皆さん、ここまで見てくれてありがとう次回も、見てね!♪「また次回」

……そこも扇子なんだ


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Mission 36 専属コーチ?一夏の決意

はい、お待たせしましたー

ラウラ)………ここまで遅くなった理由……聞こうか

次回ゼロとのイチャイチャシーンで許してくれる?

ラウラ)許そう

一夏)いいのかよ!?

それでは本編どうぞ!


一夏)…てか何で俺が進行役なんですか!?

 

集会で学園祭の出し物を決めるよう、生徒会長、更識楯無により指示を受けた俺たちは、現在出し物を決めていた……今回は、一夏に進行役を頼むことになった

 

千冬)役割分担だ…正直ゼロにさせては事務的に処理されかねんからな、お前もゼロには訓練面で世話になってるんだ

これくらい手伝っても罰は当たらんだろ

 

と、千冬姉さんが訳を言った

 

一夏)…それを言われたら、仕方ないか、ゼロはこっち面はあまり得意そうじゃ無いしなー

分かりました!やりますよ!

 

と、一夏に言われる……失敬なやつだな

 

シャル)(あ、ゼロ、今拗ねた顔した、可愛い♪)

 

シャルが俺の顔を見てなんか笑っていたが……シャルのことだおそらく俺の表情に変化があったのだろう……そう言うところに結構気づくやつだからな

 

千冬)…まぁあくまで副委員長と考えればいい

 

千冬姉さんは付け加えて一夏にそう言う

一夏はそれに対して軽く返事をすると

進行を再開した

 

一夏) …では、うちのクラスの出し物の案ですが………

 

と、案を見る一夏……一旦見たあとすぐに

 

一夏)全部却下!!

 

と、言い放った

 

女子生徒一同)えぇぇぇぇぇ〜!?

 

と、一同から言われる……俺が見ても当然だろうなこれは

 

一夏)アホか!!誰が嬉しいんだこんなもん!

 

と、一夏は案のリストを見せる

俺たちの出し物の案は次の通りだ

 

1 織斑一夏とポッキーゲーム

 

2 織斑一夏と王さまゲーム

 

3 ゼロとホストクラブ

 

4 ゼロとツイスターゲーム

 

5 ゼロ様に罵られる

 

の通りだが……最後一つだけ完全におかしいやついたぞ、絶対これ書いたの学生Mだろ

 

谷本)私は嬉しいわね、断言する

 

一ゼロ)え?

 

女子)そうだそうだ女子を喜ばせる義務を全うせよ

 

一ゼロ)は?

 

岸原) ゼロ!織斑一夏は共有財産である!

 

女子一同)そうだそうだ~!

 

……………………なんだこれ

 

一夏)………山田先生、駄目ですよね?こういうおかしな企画は…

 

と、一夏は山田教員に助けを求めるが……

 

山田)え?そうですね~、私はポッキーなんかいいと思いますよ♪

 

と、頬を赤らめながら答えた………おいあんたまで何言ってるんだ……

 

山田)織斑先生はどうですか?

 

と、千冬姉さんに聞くが

 

千冬)いやなんでもいいわ

 

と、そう一躍する……いや、まずそこじゃなくて、まず最初から違うことに気付こうか、千冬姉さん……しかし……俺の頭の中ではひとつだけいい案が浮かんでいた

 

一夏)……はぁ……で、ゼロはどうなんだ?

 

と、俺に振ってくる……

 

ゼロ)………俺にはあまり向いていないんじゃなかったのか?

 

と、さっきの皮肉を込めて言ってやる

 

一夏)ははは……悪かったって、そんなこと言わずにさぁ……

 

と、俺に頼み込んでくる……やれやれ、仕方がないな

 

ゼロ)………3番はまだいいほうだと思うが

 

一夏)はぁ!?

 

と、俺の言葉に驚きを見せる……

 

一夏)おまえ正気か!?

 

と聞いてきた……本当に失敬なやつだな……

 

ゼロ)正気だ、考えてみろ、男装すればいいだろう、他の生徒が……それなりに飾り付けをすれば……どうだ?ホストクラブの完成だ

 

と、俺の意見を言う

 

一夏)あ、なるほど、その手があったか、ならいいかもな!なんだよ〜ゼロもこっち面やる時はやるじゃないか〜

 

と、俺の背中をバシバシと叩く……いや痛い

 

ゼロ)痛いやめろ……

 

一夏)おっと悪い悪い、えっとーそれじゃーそう言う方向になったけどー

 

女子一同)それだとつまんないでしょー!

 

2人)いやなんでだよ!

 

ついに俺までツッコミを入れてしまった

 

それに対してシャルがクスッと笑った……笑うところじゃないだろう

 

女子一同)本物の男がホストをしなくちゃ意味がないでしょー!

 

……いやそう言うことか?

 

一夏)はぁー?………全く……なら、もっと普通のをだな……

 

と、一夏が言おうとした時、ラウラが提案をした

 

ラウラ)……ならばメイド喫茶はどうだ?

 

と、言い出した……ふむ……

 

女子一同)おぉぉぉ!

 

と、クラス中がかなり盛り上がってる……

 

一夏)……ラウラ?

 

ラウラ)客受けはいいだろう

それに飲食店は経費の回収が行える

 

シャル)…いいんじゃないかな?ゼロと一夏には執事か厨房を担当して貰えば良いわけだしね

 

と、ラウラの意見に賛同するシャル……俺はそこで手をあげた

 

一夏)?どうした?ゼロ?

 

ゼロ)………意見がまとまってるようですまないが聞きたい…………メイド喫茶とはなんだ?

 

俺がそう聞くと、クラス中でシーンと風が吹く

 

千冬)…………一夏………

 

一夏)え、俺!?

 

……俺の知識不足は一夏のせいらしい……大変だな一夏も……

 

 

 

 

 

 

メイド喫茶についての説明を受け、俺のことも、捨て子で何も知らされることなく育ってきたことにしてその場は退けた

 

代わりに

 

 

ゼロ)……………………なんだこれは

 

シャル)え、えっとー……膝枕……///

 

どういうわけかシャルに膝枕をされていた。

 

ゼロ)…………それはわかったが何故してる?

 

シャル)だって……ゼロのそんな過去聞いたら……いてもたってもいられなくて……

 

ということらしい……何故だ

そして、シャルだけじゃない……

 

セシリア)ゼロさん、必ずあなたを幸せにして差し上げます!ですから!

 

ラウラ)私の嫁なのだ、そんな貧相な人生は許さん、必ずお前を幸せにする

 

………………………普通は俺が言わなきゃいけないことをお前らが言ってどうする?そして、なぜそんな話になった?

 

俺は今の状況が全くわからん………頼む誰か説明をしてくれ、一言だけでもいいから………

 

 

 

 

その後、俺はどうにか大丈夫だと3人を説得してその場は乗り切った……そして、今日の訓練を行う為、俺は一夏と共に訓練の場へ向かっていたが

 

楯無)やぁ!

 

俺と一夏の目の前に突然生徒会長、更識楯無が現れる

 

一夏)え?生徒会長さん?

 

一夏はなぜ彼女がここにいるのかという不思議そうな顔で彼女を見る

 

楯無)水臭いなぁ。楯無でいいよ?

 

と、笑顔を保ったままそう言ってくる。

ずっと俺たちをつけていたところを見ると、用があったのだろう

 

ゼロ)…俺たちに……いや、一夏に何か用があるんじゃないか?それでずっと俺たちをつけていたんだろう?

 

俺がそういうと2人は驚いた顔をしていた

 

一夏)え!?ずっとつけてたのか!?

 

ゼロ)ああ、俺たちが教室を出たあたりからずっとな

 

一夏は流石だなぁと感心していた。

感心している場合かこいつは………

一方の楯無は

 

楯無)驚いたね、君のことは聞いていたけど…君のアンテナはどうなってるのかな?

 

俺に興味が湧いたのかそう聞いてくる

 

ゼロ)……少なくとも、お前と比べることはできるくらいだろう……

 

そう答えてやった。

 

ゼロ)それよりも、用があって声をかけたんだろう?

 

俺がそう言うと、思い出したように

 

楯無)そうだったね、ごめんね、では改めて

 

と、一つ咳払いをすると、一夏に向き直る

 

楯無)織斑一夏君、当面君のISコーチをしてあげる

 

と突然言い出した

 

一夏)えぇ!?

何でですか突然。コーチはいっぱいいるんで間に合ってます

 

余談ではあるが、俺以外にも箒、鈴、シャルが一夏にアドバイスをしている、他の2人は一夏に興味もない様子だからか心を折りに行っている………この中だとシャルが一番教えるのが上手いと俺は思うが……それでも、一夏の今の実力はまだまだ下だ。ここでこの生徒会長にコーチをしてもらえるのは、いい機会だろうと俺は思う。

 

楯無) でも未だに君は弱いままだよね

 

と、はっきりと一夏は弱いと返した

 

一夏)っ!それなりには弱くないつもりですが

 

と、ムッとした顔で楯無を見る

 

楯無)弱いよ。無茶苦茶弱いよ

 

ゼロ)ああ、弱い

 

一夏)何だよゼロまで!?

 

楯無の言葉に賛同したら一夏はショックだった様子だ。

はっきり言えば、確かにドクターの基地から出た時はそれなりに戦えていたが……それでもまだ一夏個人としてはまだ弱いままだ。俺としては、楯無の申し出は受けるべきだと思う

 

ゼロ)一夏……俺がいつまでもお前を守れるとは限らないんだぞ

 

俺は、真面目にそう言うと、一夏はどう言う意味だと言う顔をしていた

 

ゼロ)………ドクターは、俺のZEROをコピーしてZEROスペクターを生み出している………おそらく、ドクターのことだ、改良を更に加えているはず………俺が途中で死んでもおかしくはない

 

一夏)そんな、お前ならそんなの

 

ゼロ)だが、俺だけでは奴には勝てない………一夏……お前はみんなを守りたいと言っていたろう………その力を得るためにも申し出は受けるべきだ………そのチャンスが今だ。

 

俺がそう言うと、一夏は一目楯無を見る。

 

楯無は今の話を黙って聞いていたが、あえて何も聞かないようだ……そこを見るとおそらく……既に調べ上げていると言ったところか

 

一夏)……ゼロ……そうだよな……俺はお前の背中を守れるように強くならなくちゃいけない………だから………俺に戦い方を教えてください、生徒会長!

 

そう言って、頭を下げる

 

楯無)……正直、断られるかなーって思ってたけど……うん、これなら解決だね、よかったよかったー!

 

と、なぜか俺に抱きついてくる……何してんだ

 

一夏)あのー……何してんですか?

 

楯無)んー?ゼロくんとスキンシップ〜

 

………何がスキンシップだ、それ以前の問題だろう

 

ゼロ)………離れろ

 

楯無)えーもうちょっと〜

 

………俺が少し困っていた時、後ろからダンっと大きな足音がした、振り向くと

 

ラウラ)………ターゲット確認……排除開始する

 

いつのまにかアームだけでISを展開しているラウラがいた

 

一夏)待って!?俺もいるから!?

 

 

 

 

その後、盛大なキャノン砲が轟いたのだった

 

 

To Be continued




はい、いかがでしたでしょうか

ラウラ)………約束はわかっているな

約束は必ず守る任せとけ、今回の最後はその伏線さ、ふふふ

ラウラ)よし、任せたぞ

てことでまた次回!


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