【体験版】我が妄想 ~ホロライブ学園編~【テスト投稿】 (H.K.416)
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体験版その①
小説家になろう及びpixivにも投稿してます
やぁ諸君。はじめまして、だな。我が名は『
我は見ての通りこの通り、日本国(ただし異世界)内のとある工業高等専門学校に通っている。高校でないから制服はない(なお、作業服来てるのはこの後工場実習があるからデス)。これを幸とするか不幸とするか・・・
いやそんなことはどうでもいい。
諸君は、『VTuber』というものをご存知だろうか。そう、MMD・VRMなどの3DモデルやLive2Dなどを利用したアバターを通して配信する者達(主にYouTubeで活動する者が多い印象)のことだ。
それら数多のVTuber(以後『Vの者』と呼称)の中に、『ホロライブ』というグループが存在することをご存知だろうか。
この物語は、そんな彼女らも通うとある高専を舞台に繰り広げられる、とある異世界のラブコメ()である。
・・・ぬ?そんなことは前書きに書け、わざわざ本文に書いて主人公に読ませるな、だと?
・・・よいではないか、少しくらいメタが入っても。
あと言っとくが、我は現実世界からの転生者で、ある程度Vの者の知識があるって設定だからよろしくな。そうでないとキャラ紹介が、ね。あ、あと学年は一年生だよ!
「おあよー!どうしたん、まだ眠いんか?だったらこぉねが起こしちょるで!」
「あぇ?」
「てーい!」
「ぐぁっ」
頭頂部に鉄拳が下された。
「・・・どーお?起きた?」
「ういうい~~~。てか毎回痛いでよ。もうちょい優しくしてくれんかね。例えば耳元で囁いてくれるとか」
「そんなことするわけないでしょ~、恋人じゃあるまいし」
「「ッハハハハハ!」」
・・・というこいつは『戌神ころね』。あちらで『バーチャル犬人間』だったからか、こちらでも犬の獣人である。まぁこちらの世界では亜人はあまり珍しい存在じゃない。
高専からの付き合いなのだが、この半年、いや3ヶ月くらい?でかなり仲良くなった。女性との付き合いが全く無かった前世の時点では全く想像もつかなかったことだ。
・・・席、となりだと思った?残念!後ろでした~。
「君たち、いつも仲いいよねぇ~」
「そーなのかー?」
「そーだと思うよ~。前にちょっと占ってみたんだけど、相性割とよかったし」
「ミオしゃ!何を勝手に!」
「いいじゃんべつに~。てか、そう言いつつまんざらでもなさそうじゃん」
というこちらの狼人間は『大神ミオ』。この子はとなりの子。
趣味で占いをしていて、これがよく当たるのだ。が、別に霊感が強いわけではなく、怪談とかは一切無理らしい。
さらに言うと実は吾輩とは中学時代からの付き合いで、卒業式の一日だけ付き合ったこともあったりする。・・・とは言っても、ゲーセンだとかショッピングモールだとかでいちゃこらしてただけなんだけども。
「おーい、ころさーん」
「あっ、おかゆ~」
そう言ってころねは扉の外に立つ紫の猫人間、『猫又おかゆ』に駆け寄る。
彼女のイメージカラーであり体毛及び虹彩の色である紫は植物を除けばとても珍しい色で、それゆえに彼女の妙なミステリアスさを強調している。
そのこともあって、一部の人から羨望のまなざしを受けつつも、大抵の者からは「近寄りがたい存在」と認識されている。
・・・ちなみに、学科が違うから教室も違うぞ。幸運なことに(Forころね。これ大事)、教室は隣同士だ。
「いいよね~、あの二人。あれがいわゆる、『おかころてぇてぇ』ってやつなのかねぇ」
「違いない。ま、そう言うお主も白上氏と似たようなことしておろうに。『フブミオ』もかなりてぇてぇのだぞ」
「え~?そ、そーかな~?」
「そーだよ~。・・・っと、噂をすればなんとやら。あちらで待機してますぞ」
「え?あ、ホントだ。やっほー!」
「あ、あぁすみません、お話をぶったぎってしまって」
この清楚そうな白い狐は『白上フブキ』。
この通り、見た目・仕草・言葉遣いのどれもが綺麗な白上氏だが、実は結構なオタクでもある。特に銃とかFPSとかロボットとか特撮とか、またそれらを題材としたゲームが大好きなようで(ア○ール○ーンとかア○クナ○ツとか。ア○マ○ドコアやらエ○スコンバ○トなんかも)、前に銃とか日本海軍軍艦とか戦闘機とかの話をしたらすごく盛り上がった(ちなみにその時は口調が一時的にオタクのそれになった)。
また、これはミオしゃの噂話なのだが、家にいるときなど学校外ではFPS廃人をやっているそうで、実力もかなりのものらしい。その分、学校での勉強を大事にしているということなのだが。
学科については、おかゆと同じなのだそうな。
「大丈夫。我が方に全く問題無し。で、ミオ氏、せっかくなんだし、行ってきたら?ワタシは君らのてぇてぇトークを見て癒されるからさ」
「結局それが目的かよ!」
「ッハハハ、ちょっと、恥ずかしい。です」
「まぁ、そういうことなら、お言葉に甘えさせてもらおうかねぇ」
「どうぞどうぞ~」
という感じで、ワタシの一日は始まるのである。
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体験版その②
>ネタバレ注意<
Y^Y^Y^Y^Y
体験版その二として、トゥルーヒロインを先行公開!
「それでね、一つ、聞いてほしいことがあるんだ」
不意におかゆが口を開く。
「僕ね、クロちゃんのことが──」
「待った。それは俺から言わせてくれ」
ここで僕が待ったをかける。
「え?」
恋愛において、いつも僕は受け身だった。
「吾輩がどれだけ小説を読んできたと思っておる」
前世はそれで失敗したし、現世でもアプローチはいつも相手からだった。
「いや知らんけど、それは」
そんな自分を変えたい。今回こそは、自分から言いたい(まぁ、今回の相手が僕の本命だからというのもあるけども)。
「まぁ、そんなことは置いといて」
故に、今こそ言わん、かの言の葉を。
「──俺はお前が好きで、愛してる。だから・・・ッ、付き合ってはもらえないだろうか、この僕と」
「・・・いやあの、僕は『これからも仲のいい友達でいようね』って言おうとしてたんだけど・・・」
「・・・ェ?」
ただでさえ冷たい冬の空気はとうとう凍り付き、
「・・・」
「・・・」
そして、一瞬は永遠となる。
「・・・プフッ」
「?」
「ッハハハハハ!!!」
「!?」
「ヮハハハハハ、ッヒーぃャッハッハッハッ」
「ど、どーなされたおかゆ殿!?」
先ほどの凍った空気はどこへやら。突然笑いだすおかゆに、まったく驚きを隠せない僕。
「いやその顔!さっきのショック受けた顔、面白すぎでしょ!一瞬で本当に悲しそうな顔になるんだもん、草生えない方がおかしいよッハハハハハ!」
「いや、人振っといてそれはないでしょぉ・・・いくら何でも趣味が悪すぎる」
「・・・嘘だよ」
「へぁ?」
「『これからも仲のいい友達でいようね』っての、嘘だよ」
いつもの何考えてるかわからない顔で、おかゆはそう言った。
「はぁ?」
「ちょっとどんな反応するか見てみたくって、ね」
「いやそれはそれで趣味悪くて草なんだがwww」
「あ、草に
そいつは失礼、と流しそうになったが、一つ引っかかることがあった。
「おいちょっと待て。音声であるはずのさっきの言葉からなぜ表記がわかるのだ」
「いや?なんか、クロちゃんだけ特殊能力持ってるのって、ズルくない?」
「そんなんで超能力って開花するもんなの・・・?」
「嘘。一種の共感覚だよ、先天性のね。これのおかげで他人よりも文字の覚えが早かったんだ」
「そーなのか。ったく、食えないヤツだねぇ、お前さんは」
「だって僕、ミステリアス志望だも~ん」
「志望・・・?」
「あ゛ッ」
「あ~らら、ボロが出ちゃいましたな。・・・んで、さっきのが嘘なら、ホントの返事は?」
少し時を置いて、おかゆは口を開いた。
「──もちろんYes。付き合ってあげるよ」
そして、
「ほら」
両腕を広げた。
「?」
「僕知ってるよ?ゲーマーズのみんなにもやってあげてたの」
「マ!?・・・どっから情報が漏れたんや・・・」
「もっと言うと、フブキちゃんのときもほとんど同じデートプランだったのも知ってるんだよ?」
「ヒェッ・・・」
ホンマにどこから情報を仕入れてきたんや。あぁ恐ろしや恐ろしや・・・
「まぁそんなことはいいから。おいでよ」
「ホントに食えないヤツだな・・・。ありがと。存分に甘えさせてもらうよ」
抱きしめる。なるべく柔らかく。
「・・・今なら、本気の猫撫で声出してもいいよ?」
「そっくりそのまま返させてもらうゾ~」
「「・・・フフッ♪」」
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我が妄想、完成しました!
えー
『我が妄想 ~ホロライブ学園編~』が完成しましたこと、ここにお知らせいたします!
いやはや、皆様にはホントに大変長らくお待たせしてしまって申し訳なく思うとともに、今まで待っててくれてありがとうと、感謝の念を感じるところでございます。
────────────────────
さて、アナウンスも終わったところで、次は私がこれを書くに至った経緯でもお話ししましょうかね。
まず私がホロライブというものを知ったのが2020/06/15のことで、それ以前より動画を見てた「卯月」というMMDerさんがおりまして。その方の動画、『【MMD】ホロライブショートアニメ「雪遊び」(https://www.youtube.com/watch?v=KTdwm_4-KQQ)』で初めてホロライブという単語を目にしました。
「ホロライブってなんだ?ラ〇ライブの親戚か?」
そう思い、ググりました。まぁ、紫の猫耳の子──猫又おかゆに一目惚れした*1、ってのが大きいんですけど。
そんで、公式サイトを発見、閲覧しました。
「VTuber・・・事務所・・・?」
開口一番、そんな声が漏れました。
しかも画面をよくよく見てみると、背景の一角に「アイドル」の文字まで。
瞬間、興味が失せましたね。
当時、私の中では“VTuber”といえばキズナアイはじめ四天王の、“アイドル”といえばAKB48とかラブライブとかのイメージでしたから。あ、別にそれらを卑下してるわけではないんですけど。
VTuberについては、当時はほんとに親分しか知らなかったので、親分に対するイメージ=VTuberに対するイメージだったんですね。で、当時の親分のイメージが、「お芝居下手くそやなぁ・・・」だったんですね。
実は親分を知ったのは弟が薦めてきたからなんですが、その時薦めてきたのがA.I.Gamesの方で。とは言っても私、ゲーム実況とかはあまり見ない
初めは劇中の世界観だったりストーリーだったりに感心してたのですが、視聴回数を重ねるごとに、いつの間にか視点が『劇を通じて伝えられるメッセージ性』から『お芝居の上手い下手』に変わってしまっていて。
つまりは、飽きが来てしまったと。そういうことです。
アイドルについては、なんというか、触れてはならぬものっていうか、“オタクの中でも特に危険な存在がいるジャンル”とかいうイメージでしたね、ハイ。
まぁそんなこんなで、一度ホロライブを敬遠したんですよ。
したハズなんですけど・・・
YouTubeのオススメ欄にはどこもかしこも、ホロライブやらホロライブやらホロライブやら、猫又おかゆとか猫又おかゆとか猫又おかゆとか。
仕方ないので、一つ切り抜きを見てみたんですよ、おかゆさんの。
したらね、あっという間に沼に引き込まれましたよ、ええ。
想像してたよりもはるかに低く、美しい声。
優しく包み込むような語り口。
そしてそこに、私の大好きな猫耳要素があるわけですよ。ハマらないわけがない。
・・・失礼、前置きが長くなりましたね。
まぁそうやって、私がホロライブにハマり、動画を漁っていたある時です。
私が見ていたのは一つの切り抜きだったんですけど(https://www.youtube.com/watch?v=8QYNRVYXEWQ)、そのコメント欄に文豪ニキがいましてね、ユーザーネーム:二ノ宮孝平(敬称略)。
つまり私は、彼の書いた二次創作エッセイを基に三次創作小説を書いていたと。そういうワケです。
もともと私、二次創作というか、妄想するのがすごく大好きだったので、他にも東方とかけもフレとか、いろんな作品の二次創作を妄想してたんですね。
完全にその時と同じノリでした。そのコメントを発見した翌日、2020/09/242020/09/24にはもう書き始めてました。
と、ここまでが、私が本小説を書くに至った経緯でございます。
────────────────────
さて最後に、本編投稿開始のお知らせと体験版読者特典についてです。
ここまで長らくお待ちいただき、本当にありがとうございました。
本編は一話から十二話まで、本日2021/03/25の24時より、毎日投稿します。
そして体験版読者特典ですが、こちら、私が勢いとノリで書き上げたメリーバッドエンドである第十三話を、パスワード限定モードで投稿するというものです。
↓こちらがそのパスワードになります↓
人人人人人人人人人人人人人人
> 1145141919810hibiki <
Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^
はい、ネタパスワードですみません。
小説へのリンクは最終話後書きに掲載します。
初めての試みなのでちと心配でございますが、よろしければそちらもよろしくお願いします。
もし「見れないんだけど?」ってなったら、その時は感想欄なりなんなりによろしくお願いします。
本編へのリンクはコチラ↓↓
https://syosetu.org/novel/253934/
ネタバレを恐れぬ者へ
体験版読者特典はコチラ↓↓
https://syosetu.org/novel/253936/
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