リリカルな世界でオリ主と兎と竜ががんばる話 (雪兎ですが?)
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No.00

 真っ白な空間の中に向かい合う一人の俺とヨボヨボの爺さんが一人

 

なんかラノベとかによくある異世界転生するパターンのようなこの状況に混乱している俺氏

 

俺は自分がどうしてこんなところにいるのか分からなかった。

 

だって俺はさっきまで自分の部屋でワンピースを一巻から読み直していたのだから

 

誰かを助けようとして車に撥ねられて死んだわけでも、犯罪に巻き込まれて死んだわけでもない

 

持病もないし体はいたって健康だったはずだ。なので病死した可能性もなしだ

 

 

 

(残るはこの爺さんが神様で俺を間違えて殺してしまったパターンか?まあこの爺さんに聞けばいいか)

 

 

 

俺は何も言わずこちらを見ている爺さんに声をかけた

 

 

 

「あんたは神様か?」

 

 

 

「あにぃ?」

 

 

 

「神様ですか?」

 

 

 

「あんだって?」

 

 

 

「か・み・さ・ま・で・す・か?」

 

 

 

「とんでもねぇあたしゃ神様だよ」

 

 

 

〇村〇ンみたいに答えてきたがスルーしよう

 

 

 

「何で俺はこんなところにいるんだ?」

 

 

 

「今のをスルーじゃと!?お主ド〇フを知らんのか?」

 

 

 

「いや知ってるけど、何方かというと吉〇新喜劇の方が好き」

 

 

 

「うむ!そちらも大変面白いが儂はド〇フの方が好きじゃな」

 

 

 

爺さんはうんうんと頷いている

 

 

 

「んなことより質問に答えてくれ。何で俺はこんなところにいるんだ?」

 

 

 

「おぉそうじゃな、答えよう。何故お主がここにいるのかを」

 

 

 

爺さんはそう言って語りだした

 

 

 

爺さんの話をまとめると俺はやはりこの爺さんに殺されたらしい。

 

なんでも俺の情報が書かれた紙を破いてしまい俺は元の世界で存在しない者となり俺の魂が消滅する前に確保してここに連れてきて転生させるつもりだったらしい。

 

 

 

「本当にすまんかった」

 

 

 

爺さんは深々と頭を下げる

 

「殺っちまったもんはしょうがねぇよ次が無ければそれで良い」

 

「怒らんのか?普通は物凄く怒ると思うのじゃが?」

 

爺さんは恐る恐る俺に聞いてきた

 

「怒ったところで元には戻らんだろ?まぁ心残りは少しはあるがそんなにあの世界に戻りたいとも思わないからなぁ」

 

そう俺はあの世界にはあまり良い思い出がない

目つきが悪いせいで近所の人達から不良だと怖がられ

チンピラにはよく絡まれ喧嘩三昧

学校では裏でヤクザとつるんで密売してるなど噂が広がり友達一人できなかった

街を歩けば必ず警察に職質される

誰も俺と関わろうとしない誰も助けてくれないそんな世界にいてもつまらないし苦しいだけだ

心残りはワンピースを完結するまで読めなかったことくらいだ

 

「だからそんなに気にするな!」

 

俺は笑いながら爺さんに言った

 

「お主のことは見ておったからどんな事があったかは把握しておるさぞ生き辛かったであろう」

 

「おいおいやめてくれよ爺さん俺は爺さんに感謝してんだぜ!あんなつまらない世界から事故とはいえ解放してくれたんだからな!」

 

俺がそう言うと爺さんは驚いた顔をしていた

 

 

「だからこの話は終わりにしてこれからの事を話そうじゃないか!」

 

 

「そうじゃなこれからの事について話すかのう」

 

爺さんは微笑みながら言ってきた

 

「さてお主には2つの道がある。

1つはあの世界に別人として生まれ変わる道もう1つはまぁよくある異世界転生だのう」

 

「質問していいか?」

 

「よいぞ儂が答えられることなら何でも答えよう」

 

「転生する世界は選べるのか?」

 

これは結構気になる事だもし選べるのであればワンピースの世界に行きたい!!白ひげの息子になりたい!!

 

「すまんが選ぶ事はできん転生する世界はこのサイコロをふって出た世界になる」

 

爺さんはそう言いながらお笑い番組等でよく見るデカいサイコロを出してきた書いてあるのはワンピース以外で俺が好きな作品の

 

・IS・?・魔法科高校の劣等生・魔法少女リリカルなのは・ありふれた職業で世界最強・鋼の錬金術師だった

 

「爺さんこのハテナはなんだ?」

 

「それが出たら儂が決めることになる」

 

「なるほどなぁ」

 

「どちらにするか決めたかのぅ?まぁ聞くまでもないが」

 

「爺さん俺は異世界転生する!」

 

転生できる世界にワンピースが無いのが残念だが他のも好きだからいっか

 

「わかったではサイコロをふるがよい」

 

爺さんにサイコロをもらいサイコロをふる

コロコロと転がり出た目は魔法少女リリカルなのはだった

 

「なのはかぁ結構悲しい展開があるよなぁ」

 

俺はなのはの原作を思い出しながらつぶやく

 

「お主が行くのはifの世界じゃから好きにして良いぞ!」

 

ifの世界かぁそれならあの人達を助けられるのか!

 

「それでは次にお約束の転生特典を決めるかのう」

 

特典かぁこれは慎重に選ばなくてはならない

 

「特典には何か制限はあるのか?」

 

「神になるとか不老不死になるなどは無理じゃがそれ以外ならなんとかなるじゃろう。選べる数は五つまでじゃ」

 

五つかぁどうすっかなぁ~

 

 

一時間後

 

 

「爺さんきまったぞ!!」

 

 

「うむ!お主はなにを望む?」

 

「俺が望むのは・ワンピースの覇気三色と六式・司波達也の分解と再生・篠ノ之束並みの頭脳・修行のできる部屋・使い魔にシア.ハウリアとティオ.クラウスだ!!」

 

「それでよいのか?悪魔の実はいらんのか?デバイスは?魔力SSSとかは?」

 

爺さんは俺の選んだ特典に疑問があるらしい

 

「なのはの世界で悪魔の実は不自然すぎるしデバイスは自分で作りたいし魔力は鍛えて上げるから平均並でいい。しいて言うなら再生の制限を無しにして受けるダメージを減らしてほしい」

 

「あいわかった!お主の望みはこの儂が完璧に叶えよう!!」

 

爺さんがそう言うと足元に魔法陣が現れた

 

「これからお主を転生させる後のことは目が覚めたら確認しんさい」

 

「いろいろありがとな爺さん」

 

「なに元はと言えば儂のミスじゃ」

 

「それでも爺さんには感謝してるありがとう!」

 

「お主の旅路に幸多からんことを」

 

足元の魔法陣が輝きだし俺の意識はとぎれた

 

 

 

 

 

 

 

 

 



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No.01

 目が覚めるとベットに寝ていた

「知らない天井だ」

 

よし!人生で一度は言いたいセリフベスト3の1つが言えた!

そんな事を思いながら体を起こし黒色系で統一された部屋を見回す

 

「あれ?何か見覚えがある部屋だなぁ〜?ってか前の世界の俺の部屋じゃねえか!!」

 

そう転生する前の俺の部屋だった多分爺さんが気を使ってくれたんだろう部屋を見回してると机の上に手紙があることに気づき手紙を手に取り読む

 

〜篠崎峻也様へ〜

 

これを読んでいるという事は無事に転生出来たと言うことじゃな

今のお主は5歳で両親は他界しておる生活費等は儂が振り込んでおいたから心配せんでもよい

お主が望んた特典の覇気三色と六式、分解と再生はすでに使う事が出来るがまだ体が小さいため完璧には使えん地下にある修行部屋で訓練すれば原作開始までに使いこなせるじゃろう。それと修行部屋は特殊な空間になっており修行相手を思い浮かべればその相手が出てくるようになっており部屋の外と部屋の中の時間の流れが自由に変更出来るようにしといたから少しの時間でも訓練し放題じゃ!後使い魔の二人じゃが原作よりチートにしといたからのぉ怒らせんように気をつけるんじゃぞ!最後にサービスで修行部屋の隣にデバイス等を作るための工房とその部屋に色々置いといたから使いなさいそれと再生によるお主が受けるダメージだが再生させる者が受けたダメージの二割がお主が受けるダメージに調節しておいたぞ!うまく使いなさい

お主の人生が幸せでありますように

                 by神より

 

「爺さん色々してくれたみたいだなぁとりあえず確認しに行くか」

 

俺は部屋を出てリビングに向かうリビングのドアを開け中に入ると頭にウサミミをはやした美少女と黒髪の美女が座っていた。

二人は俺に気づいて此方に来て

 

「おはようございます!あなたの使い魔シア.ハウリアですぅ~」

 

「妾はティオ.クラルスじゃよろしく頼むぞご主人様」

 

シアはニコニコ笑顔でティオは扇子で口元を隠し微笑みながら挨拶をしてきた。

 

「おはよう俺は篠崎雪夜これからよろしく!シア、ティオ」

 

「雪夜さんですね!よろしくですぅ~」

 

「妾はご主人様と呼ばしてもらおう」

 

自己紹介をした後俺たちは爺さんが用意してくれた修行部屋と工房を見に行くことにした

まずは工房に入ると中には作業台や工具、部品があり本棚にはデバイスの作り方アームド編、デバイスの整備の仕方、部品説明書、メイド道~これであなたも一人前のメイド~等一部変なものが混ざっていたがためになる本があった

 

「いろんな物がありますねぇ~あっ!雪夜さん雪夜さん!こっちに剣がありますよ!」

 

シアに呼ばれてそちらに行くと見覚えがある剣いや刀があった

黒刀夜、和道一文字、初代鬼徹、二代鬼徹、三代鬼徹、黒刀秋水、閻魔、雪走、時雨、鬼哭、が置いてある

 

「おいおい爺さんこんなもんまでくれるとはサービスがよすぎるぜ」

 

口ではそう言うが内心とても嬉しかった転生する前はネットでそっくりな摸造刀を買いあさり夜中に振り回して遊んでいたぐらいだ嬉しくないわけがない!

 

「フフッ嬉しそうじゃなご主人様よ」

 

ティオは微笑みながら俺に言うその微笑みはまるで母親が子供に向けるような顔

 

「ああ!嬉しいさ!!なんたって憧れの人たちが使ってる刀を使えるんだからな!」

 

一人ウキウキしている俺をティオとシアは暖かく見守るそんな二人に気づいた俺はいっきに恥ずかしくなり話題をかえた

 

「よっよし次は修行部屋に行くぞ!!」

 

「「は~い」」

 

二人はニヤニヤしながらついてくるちょっとムカつく後でしかえししてやるからな!!

工房をでて隣の修行部屋に入る。中はビジネスホテルのダブルルームにキッチンを付けた部屋みたいになっており部屋の奥にドアがあるドアの先が修行場所でこっちが休憩所だろう部屋を見回し机の上にあるタブレット型端末を手に取り操作していくとこの部屋の使い方が書かれたページがありそれを読んでいく

 

~修行部屋の使い方~

 

1、時間の設定をしましょう

この修行部屋は中と外での時間の流れを変えることができます。奥の部屋に入る前にこの端末で時間を設定しましょう

(例)外:一時間 中:一年

2、修行場所を設定しましょう

この修行部屋は様々な環境で修行できるように複数のエリアがあります。お好みに合わせて修行しましょう

(例)夜の森林

3、相手を設定しましょう

この修行部屋は様々な相手を設定する事ができます。奥の部屋に入り戦いたい相手を想像してください

(例)モンキーDガープの全盛期

※注意:想像が曖昧だと相手は使用者のレベルに合わせた自動人形になります。しっかりと相手を想像そましょう

4、休憩所について

この休憩所内は設定した時間の流れと同じになります。こまめに休息し無理な修行はひかえましょう

奥の部屋で大怪我や意識不明になった場合強制的にこの部屋に転移し治療ロボによる治療がおこなわれます

5、備品、キッチンについて

この部屋にある冷蔵庫の中身は自動的に補充されます。シャンプー等も同様

キッチンは普通につかえます調理器具、食器などはキッチン横にある棚にあります又料理ができない方はキッチン横にある自動人形に指示すれば料理を作ってくれます

6、修行部屋を出るとき

設定した時間より早く部屋を出る場合はこの端末で終了ボタンを押してください時間どうり出るときも同様

 

以上のことを守り楽しく無理なく修行しましょう

 

 

俺は説明を読み終えシアとティオに使い方を説明した

 

「すごい便利な部屋ですぅ~!あっでもでも料理は私が毎日愛情こめて作りますからあんな人形の出番はないですぅ~」

 

「たしかに便利な部屋じゃのぉここで長時間ご主人様に・・・ぐっふふふふふふふふふ」

 

シアも申し出はありがたい原作でもシアの料理は美味しいと評判だったからなぁ~ティオのやつはなにを妄想してやがる顔がR指定になってんぞヤベーよ!!

とりあえずティオを現実に戻して俺たちはリビングに戻りこれからの事を話し合うのだった



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No.02

 リビングに戻った俺たちはこれからの事について話し合う

 

「今後だがまずは家周辺の地理の確認それから修行部屋での鍛錬とデバイス等の作成をしようと思う。何か質問は?」

 

「はいはーい!」

 

二人に聞くとシアが手を上げた

 

「デバイスを先に作らなくていいんですか?」

 

こてんっと首を傾げて聞いてくるシア うんかわいい(◍•ᴗ•◍)

 

「まずは身体を鍛えるでないと爺さんから貰った力が無駄になっちまうからな!それができてからデバイスを作ってそれを用いた戦闘訓練をする予定だ」

 

「なるほどのぅ武器があってもそれを扱える身体が無ければ意味が無いからの」

 

ティオは俺の答えに納得したようだシアの方もなるほどなぁみたいな感じになっている

 

「他に質問は無いな?」

 

俺の問に二人は頷く

 

「よし!それじゃ家の周辺を確認しに行くぞ!」

 

「「おー!!(ですぅ)なのじゃ」」

 

「の前にティオは良いとしてシアはそのうさみみと尻尾は隠せるのか?」

 

そうティオは着物をきたいろっぽい美女なので問題はない。

しかしシアはウサミミを頭からはやし露出の多い民族衣装のような服を着ている美少女だ。

そんな姿で街をうろうろすれば良くてコスプレイヤーとして見られ悪くて職質されるだろうそうなったらめんどうなのでウサミミが隠せないならシアには留守番をしてもらうつもりである

 

「ちゃんと隠せますよ~ムムム~ほらぁ」

 

シアのウサミミが頭の中に引っ込んだ!!どうなってんの?!かるくホラーだよ!

 

「あと私ウサギにもなれるんですよぉ~」

 

シアが一瞬光ったらそこには白いモフモフなウサギさんがいた

なんだこれ!超絶かんわうぃぃぃぃぃ!!!!!モフらねば!

俺はシアを抱きかかえモフり始めたなにを隠そう俺篠崎雪夜は動物や可愛い物が大好きなのだ!!

 

「ちょっちょっと雪夜さんいきなりそんな!ダッダメですぅ~」

 

「ああぁ~モフモフだぁ可愛いよぉい~や~さ~れ~る~」

 

「妾は後で罵ってくれればよいぞご主人様よハァハァ」

 

あうあう言いながらモフられているシア そんなことお構いなしにモフりまくる俺 なんかハァハァ言いながら頬を紅く染めているティオ

今他の人が見れば篠崎家のリビンクはカオスだろう

 

 

    十分後

 

 

 

「もう!!いきなりあんなに触るなんてびっくりしたじゃないですか!!」

 

ぷんぷんと怒るシアに説教されています正座で

なんでも触るのはいいがいきなりでびっくりしたから怒っているらしい

 

「いいですか?!今度からは気を付けてくださいね?」

 

「はい、わかりました!!」

 

 

シアの説教が終わり三人で家を出て街を歩く

途中のコンビニのATMで爺さんが用意してくれたお金をおろす

なんか一生遊んで暮らせるぐらいの金額が入っていたけどあえてスルーしよう

とりあえず十万円おろしてコンビニをでる

三人仲良く歩いているとチャラ男に絡まれた

 

「ねえねえそこの綺麗なお二人さん!そんなガキほっといて俺と楽しいことしようぜ!!」

 

まぁねこの二人が街を歩けばナンパされるとは思ってたけどね!

 

「邪魔なんで消えてくれませんか?」

 

「失せろブ男貴様に興味はない」

 

「プッ」

 

二人に速攻で断られたチャラ男は笑顔から一転ポカーンした顔になり固まるその顔が面白くて俺は少し笑ってしまったまぁ顔は良い方だから今までは断られたことなんてあんまりなかったのだろう

ポカーンとしているチャラ男を無視して歩き出すと後ろからチャラ男が襲い掛かってきた

 

「てめえら顔がいいからって調子に乗ってんじゃねえ!!!てめえらは俺様に腰降ってればいいんだよ!!」

 

ブチッ!

 

「失せろってんだよ!!」

 

ブォォォォォォン

 

襲い掛かってくるチャラ男の言葉にムカついたので覇王色の覇気を使ってしまった!

 

「ひっひいぃぃぃぃぃぃ!!」

 

チャラ男はガクガク震えながら尻餅をつき失禁してしまった反省も後悔もしていない!!

てかこの程度の奴を気絶させられなかったことに俺はかるくショックだよ!

手紙に書いてあったとうりただ使えるだけで練度は最低だなこれは早く帰って訓練しなくては!!

俺たちはガクガク震えているチャラ男をそのままにしてその場を立ち去った

 

 

 

 

家の近くのデパートで日用品を買いデパートを出ると外は薄暗くなっていた俺たちは速足で家に向かう

 

「随分と遅くなっちゃたなぁ」

 

「そうじゃのうデパート内でもナンパされまくったからのぉそのせいで予定より時間がかかってしもうた」

 

「うざったかったですよねぇ最後のほうはぶっ飛ばしたくなりましたよぉ」

 

そうあの後もデパートでナンパされまくったのだもう本当に面倒でしたよ!なんなのあいつら!Gみたいにわらわら湧いてきやがって!その都度覇王色で追っ払ったけどもう疲れたよ

つうか貰った特典の最初の使い方がナンパを追い払うって・・・泣きたい

そんなことを思いながら歩いていると公園に小さな女の子がブランコに乗りながら悲しそうな顔をしているのが見えた

あれって主人公の高町なのはだよな?こんな所に一人でいるってことは士郎さんが入院して店が大変で家族に心配かけないようにいい子にしてるって時か?

 

「あの子なんか寂しそうですね」

 

シアの言葉にはっとなる

そうだよ家族に相手にされない苦しみは俺が一番分かってるじゃないか!前世でどれだけ味わっただろうか

あんな思いはしたくない!してはしくない!!

気づかば俺は公園にいるなのはに向かい歩いていた

しかしどうやって話しかけよう?俺は悩みに悩んであることを思いつく

 

「シアッいきなりで悪いがウサギになってあの子に駆け寄ってくれないか?」

 

そうシアのウサギモードを使い自然になのはに接触するのだ

 

「?どうしてですか?普通に声をかければいいじゃないですか?」

 

「いきなり知らない人に声をかけられたら警戒するだろう?だがうさんぽ中に逃げ出したウサギを捕まえてくれてありがとうって感じのほうが警戒されない!」

 

「なるほどですぅ~ってうさんぽって何ですかうさんぽって!!」

 

「ウサギさんの散歩略してうさんぽだ!!安心しろシア!いつかうさんぽしようと思ってさっきのデパートで首輪とリードは買っておいた!!」

 

「うさんぽする気満々ですぅ!!わかりましたよやりますよぉうぅ~」

 

シアは渋々という感じでウサギになるウサギになったシアに首輪とリードをつけていると

 

「ハァハァ ご主人様よ妾にも首輪とリードをつけて引きずり回してくれてもいいんじゃよハァハァ」

 

駄竜さんがなんか言ってるが無視無視!

よし!準備万端!!

作戦開始!

 

 

 



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No.03

 ウサギさん化したシアに首輪とリードをつけてなのはに向けて走らせる

シアは作戦どおりなのはの前にかけてゆくとなのはは驚いた

 

「にゃっにゃに!うさぎさん?」

 

「ゴメンそこの子そのウサギ捕まえて!」

 

俺がそう言いながらかけてゆくとなのははあわあわしながらリードを掴む

 

「こっこれでいいの?」

 

「ありがとうねうさんぽしてたんだけど少し目を離したら逃げちゃって」

 

「うさんぽってなに?」

 

首を傾げる幼女なのはめちゃんこかわゆす!!

 

(こんな子が後に白い悪魔だとか魔王だとか言われるんだよなぁ)

 

「なんな物凄く不愉快なこと考えてる?」

 

「ッ!?なっ何も考えてないよ」

 

こんな小さい内から鋭いのかよ!

 

「ふぅ〜んそれよりうさんぽってなに?」

 

「ウサギさんの散歩略してうさんぽ!」

 

ふぅ何とか誤魔化せたぜ!

 

「俺の名前は雪夜、篠崎雪夜!君の名前は?」

 

「なのは、高町なのは」

 

「あらためてありがてう高町さんうちのウサギ、シアを捕まえてくれて」

 

俺は頭を下げお礼を言う

 

「どういてしまして?それとなのはでいいよ?篠崎君」

 

「それなら俺も雪夜でいいよ」

 

「じゃあユキ君ってよぶね!」

 

それからなのはと一緒にシアをモフモフしながら遊んだ

 

「もう遅いから帰らないとお母さんたちが心配するよ?」

 

俺の言葉になのはは笑顔から一転悲しそうな顔をした

 

「帰っても皆忙しくて相手してくれないし一人になっちゃう」

 

「家で何かあったの?よかったら話してみなよ誰かに聞いてもらえば楽になることもあるよ?」

 

なのはは泣きながら今まで溜まっていたものを吐き出すように語り始めた

父親が仕事で怪我をして入院している事、母親や兄姉が店にかかりきりで前のように遊んでくれない事、皆が大変だからいい子にしてなおといけないでも寂しい!前みたいに遊んでほしい!!

俺は泣きながら語るなのはを頭をなでながら慰める

 

「なのは、今の気持ちをお母さんたちに言ってみよう」

 

「でも皆忙しいか「なのは!」ら」

 

「伝えなきゃ分からないことだってあるんだよ?大丈夫!今日会ったばかりの俺に言えたんだなのはならできるよ!それともなのはの家族は意地悪さんなの?」

 

「そんなことない!!みんなやさしいの!!!」

 

なのはは声を荒げて言う

 

「じゃあ大丈夫だ、なのはの気持ちを皆聞いてくれるよ」

 

「でっでも」

 

なのはは勇気がでないのかまだ渋っている

 

「じゃあなのはに魔法の言葉を教えてあげる」

 

「まほう?」

 

「そう、魔法!!その言葉を思い出してなのはが皆に気持ちを伝えられる魔法の言葉」

 

「どんなことば?」

 

「小さな勇気は願いを叶える魔法だよ」

 

「小さな勇気は願いを叶える魔法?」

 

「うん!なのはが勇気を出して皆に気持ちを願いを伝えればきっと叶うよ!」

 

俺は叶うことは無かったがなのはなら大丈夫だろう

なのはは先ほどの不安そうな顔ではなく覚悟の決まった強い目をした顔になっていた

 

「うん!ユキ君私お母さんたちに伝えてみる!!」

 

「それじゃあ帰ろっか家までおく「なのは!!」るよ?」

 

声のする方を見ると一人の青年がこちらに駆け寄ってきた。青年は俺を見ると顔を険しくして

 

「俺の妹になにしてやがる!!!」

 

  ”バキッ”

 

殴ってきた!!しかも顔面!!

俺は突然のことに対応できずに殴られ転がり倒れる

彼奴ヤヴァイよ!普通子供殴るか?鼻血出てるし口の中切って血出るし!!

 

「なのは大丈夫か?変なことされてないか?お兄ちゃんが来たから大丈夫だぞ!」

 

倒れた俺をよそに青年改めなのはの兄はなのはを抱きしめていた。

俺が起き上がるかどうか考えているといきなり巨大な殺気を感じたその発生源を見ると今の今まで空気だったティオが怒りを露にしてなのはの兄を睨みつけていた

 

「おい小童、覚悟はできておろうな?」

 

(ッ!?なんだこの殺気は!今まで感じたことがない!!)

 

高町兄はなのはを背中に隠しながら冷や汗を流しながら思う

 

「聞いておるのか小童?妾の命よりも大切なご主人様に手を出したのじゃ楽に死ねるとおもうなよ?」

 

ヤバイ!ヤバイ!!ヤヴァイィィィィィ!!!!

ティオさんマジギレだよ!殺っちゃう気満々だよ!!!!

高町兄なんかもう顔真っ青で冷や汗ダラダラの足ガクガクだよ!!

とりあえずティオをおちつかせてずらかるか

 

「落ち着けティオ!」

 

「しかしこ奴が「いいから!!」むぅ~」

 

「はやく帰ってご飯たべよ?お腹すいた」

 

「むぅ~しかしこの小童を殴らねば気が済まん!!」

 

ティオさんはどうしても高町兄を殴りたいらしい しょうがない最終手段だ

 

「言うこと聞いてくらたら今日一緒に寝てあげ「なにをしておるご主人様よ!早く帰るぞ!!」うん」

 

切り替えが早いのはいいことだ!

そんなこと思っているとシアが胸に飛び込んできたので抱っこする。

シアは鼻をフスフス鳴らしながらなにかを訴えているが全くわからないので無視

 

「なのは、俺たちは帰るよまたねぇ~」

 

俺たちはなのはに背を向けて歩き出す

 

「まっまて!!お前たちは一体何者なんだ?」

 

高町兄は先ほどのティオが出した殺気で俺たちを裏の人間ではないかとにらんでいるようだ

 

「いきなり子供に殴り掛かる人に教えることなんてありませんよ」

 

俺は足を止めずにそう言い放ち公園を出て家に帰った

 

 

 

 

 

家に着いた俺たちはデパートで買ってきた物をしまった後リビングでまったりしていた

 

「はふぅ〜今日は色々あって疲れたですぅ〜」

 

「そうじゃのぉ少し出歩いただけであれとはのぉ」

 

ホントに大変だったナンパを覇気で追い払ったり高町兄には殴られるしもう散々だよ!

 

「あっ!雪夜さん!殴られたとこは大丈夫ですか?」

 

「うん大丈夫だよシア再生魔法が自動で発動したからもう治ってるよ」

 

そう高町兄に殴られた後再生魔法が自動で発動したためケガはもう治っていた

 

「あの小童今度会ったら容赦せぬ!!」

 

ティオさんはまだオコなようです

 

「さて、お腹すいたからごはんにしよう!シアご飯作って」

 

「はいですぅ~!腕によりをかけて美味しいごはんをつくりますぅ~」

 

シアが料理を作りそれをみんなで美味しくいただきました

 



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No.04

 シアが作ってくれたご飯を食べ終えた俺たちは修行部屋にきていた

 

「さて、ご飯も食べたしこれから修行部屋で修行したいと思います」

 

  外:一時間 中:十年 場所;草原

 

修行部屋に入り端末で時間と場所を設定してから部屋の奥にあるドアを開け中に入る

中は設定したとうりに何処までも続く草原が広がっていた

 

「よし、まずは体を鍛えつつ六式を極めよう!!」

 

「雪夜さん六式ってなんですか?」

 

そうかシアたちは知らないもんな

 

「六式っていうのは名前のとうり六つの型のある体術のことだよ。細かい説明はこれから呼ぶ人達にしてもらうとしよう」

 

シアにそういって俺はあの人達を思い浮かべる。すると目の前に七つの光の柱が現れその中から七人の人が出てきた

ロブ.ルッチ・カク・ジァブラ・ブルーノ・クマドリ・フクロウ・カリファの七人

六式習うならやっぱりこの人達CP9の皆さんだよね!!

 

「俺たちCP9を呼んだのはお前たちか?」

 

ルッチさんがこちらを睨みながら聞いてくる

 

「そうだよ俺の名前は雪夜、こっちのウサミミがシアで着物を着ているのがティオだよろしく!」

 

「よろしくでずぅ~」

 

「よろしくのぅ」

 

「それで?なんのようでワシらを呼んだんじゃ?」

 

こんどはカクが聞いてきた

 

「俺たちを鍛えてほしいのと六式を教えてほしいんだ」

 

「ガハハハハハハハわざわざ俺たちを呼び出して鍛えてくれだと?おもしれぇやつだなガハハハハ!!」

 

ジァブラさん大爆笑それを見てほかの人達あきれてるよ

 

「何故俺たちがお前のようなガキを相手にしなくてはならんガキはガキらしくその「ふん!」フベェ!」

 

あっルッチがティオに殴り飛ばされた!他のCPさん達 えっ!って顔してるよ

 

「貴様いきなりなに「ちょいさぁ~」グホ」

 

次はシアの踵落としくらって地面にめり込んだ!!

 

「おい小僧さっきから聞いておればぐだぐだと言いおって!妾たちのご主人様が頼んでおるのだぞ?貴様が答えるのは、YESかハイだけだ!!」

 

ティオはめり込んでいたルッチの頭をつかみ上げそう言った

怖いよティオさん!なんか背後に黒竜が見えるよ!!スタ〇ド?スタ〇ド使えるの?

ってかルッチがなんか小刻みに震えてない?

可哀そうだからもう放してあげてー!!

 

「それで小僧返事は?」

 

「よっよろこんで教えさせていただきます!!」

 

「うむ!よろしくたのむぞ」

 

うん、わかるよルッチ今のティオには逆らえないよね!

俺もティオのことは怒らせないようにしましょうそうしましょう

 

「それで?貴方たちはどうしますかぁ~?」

 

シュッシュッと音をたてながら拳をふるいながらシアは他のCPたちに聞く

シアそれはもう脅しだよ!!

 

((((((逆らったらヤラレル))))))

 

「「「「「「よろこんでやらさせていただきます!!」」」」」」

 

CPさんたち土下座で言ってきたよ!どんだけ~!!

 

 

 

 

 

 

 

 

     なんやかんやあったけどこれから修行パートに入ります!!

 

 

最初はCP9の皆さんによる六式の説明を踏まえた実演してもらった後各々が得意とするものを教えてくれた

 

高速移動術(ソル)はルッチが教えてくれた

以外にもルッチは教えるのが上手くどう足を動かせばもっと速く地面を蹴れるかなどの的確なアドバイスをくれるのでとても分かりやすかった

シア達の方?あの二人は説明聞いたらもうできるようになってたよ?とくにヤバイのがシアだよ!!

なんだよあいつの(ソル)!まるで瞬間移動だかんね!!CP9の皆すら追いつけないってなんだよ!ホントバグってるよあのウサギ

 

空中歩行術月歩(ゲッポウ)はフクロウが教えてくれた

強靭な脚力で空中を蹴り空中歩行するこの術は案外難しい蹴る時の力加減を間違えると思うように空中を歩けないし移動が遅いのだ。こんなんだと空中戦では良い的である。フクロウの指導の元空中で自由自在に動ける様になった

一方シアは相変わらずのバグっぷりを見せてくれたよ!!「これ便利ですぅ~」とか言って空中を跳ね回ってたかんね!半端ない速度で空飛ぶウサギになってた

ティオの方は「普通に飛んだ方が速いのぉ」とか言って月歩(ゲッポウ)はあまりやらなかった

 

防御術鉄塊(テッカイ)はブルーノが教えてくれた

体の密度を上げ鉄のように体を硬くする術は一番難しかったブルーノにコツを教えてもらいひたすら練習した

シアも鉄塊(テッカイ)は難しかったらしく今までより時間が掛かった。今までが異常な速さなんだけどね

鉄塊(テッカイ)を一番マスターしたのはティオだった流石守護者だね!マスターした後はジァブラに鉄塊拳法(テッカイケンポウ)教わってた

 

斬術嵐脚(ランキャク)はカクが教えてくれた

強靭な脚力で発生させた鎌鼬を相手に飛ばして斬る術は意外とすんなりできた

基本を押さえ応用技の嵐脚手裏剣(ランキャクシュリケン)等を教えてもらった

てかシアの嵐脚(ランキャク)がヤベェ速度で飛んでくる!!

もうヤダこのバグウサギ

 

刺突術指銃(シガン)はジァブラに教えてもらった

硬化させた指を弾丸のような速さで相手に打ち込むこの術は鉄塊で体を硬化させるコツを教えてもらっていたからすぐにできた

シアの奴はただの指銃がを打ったはずなのに的の後ろにある岩まで貫通してんだけど!

あれ飛ぶ指銃ってやつ?

もうあのウサギはきにしないことにしよう!!

 

回避術紙絵(カミエ)はカリファが教えてくれた

相手の攻撃によって生まれる風圧に身を任せて宙に浮く紙のようにヒラヒラと攻撃を躱す回避術は難しい

ただ回避するよりも難しかった

つうか教えてくれるカリファがエロい!!とにかくエロい!!

実演するたびにそのたわわに実ったあれが揺れるんですよ!もうぶるんっぶるん揺れるんですよ!!!!

見た目5歳児だけど精神は思春期の男の子だもん!揺れているアレに目がいちゃうのはしょうがないよね!

それに気づいたカリファがこれみよがしにぶるんっぶるんするもんだから練習にならない!!

あっカリファがシアとティオに連れた行かれた

O・HA・NA・SHI・があるらしい

そのあいだにルッチに教えてもらおう!

後ろの方で悲鳴が聞こえるけど誰も助けに行かないっと言うより怖くて行けない

 

 




書いてて思ったクマドリ出番ねぇ!!


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No.05

 六式をマスターした俺たちは今休憩部屋でご飯を食べていた

 

「六式をマスターするのに3年もかかっちまったなぁ」

 

特典で六式ができるようになっていたにもかかわらず3年もかかってしまった事が結構ショックだった

やっぱり出来ると極めるは違うんだなと思い知らされた

 

「それでご主人様よ、この後はどうするのじゃ?」

 

「次は覇気の訓練をしようと思う」

 

六式を用いた戦闘技術は海軍大将クラスだとCP9たちから言われたので次のステップに行こうと思ったのだ

シア特製のご飯を食べ終え軽く睡眠をとるためベットに入る。一つのベットに三人で!!

何故こうなったのかと言うと前にティオとの約束で一緒に寝たらシアが自分もと抗議してきたため一緒に寝た

そしたら次の日からはかわりばんこで寝るようになり最終的に三人で寝るようになった

もう最初のうちはやばかったよ!あっちこっち柔らかいしいい匂いだしもう寝れないねれない!!

見た目は子供だが中身は思春期だって言ってんじゃん!

前に「一人で寝る」って言ったら二人して涙目で「ダメなの?」って言ってくるもんだから俺が折れましたよ

なんだよアレ、卑怯だよ!あんなんやられたら断れねえよ!!それからはもう諦めて三人仲良く寝てますよ

起きると二人から「このヘタレ!」みたいな視線を感じる5歳児に何を求めてんだこのアホ二匹!!

 

 

    さて色々ありましたがそろそろ覇気の訓練に移りたいと思います

 

 

修行部屋に入り覇気を教えてもらうためにあの人たちをよぼう!

俺はあの人たちを思い浮かべる。

すると二つの光の柱が現れその中から思い浮かべた二人

元海賊王船の副船長 冥王シルバーズ.レイリー

元海軍大将 黒腕のゼファー

 

「俺を呼んだのはお前たちか?横にはいけ好かないやつもいるが」

 

「そう言うなゼファー敵同士である私たちを呼んだのだ何か意味があるのだろう?」

 

うおぉぉぉぉ生で見るとスゲー!!二人ともカッケー!!

一人で興奮していたがゼファーさんに睨まれたので、自己紹介と何故二人を呼んだのか説明した

 

「なるほど、確かに覇気を教わるならゼファーが適任だろう。だか何故私まで呼んだのだい?」

 

レイリーさんの言う事はもっともだたしかに覇気を教わるなら多くの人を育て上げたであろうゼファーさんが適任だ。

 

「レイリーさんを呼んだ理由は俺に覇王色の覇気を教えてほしいのとこっちの二人がいろいろとぶっ飛んでいるからゼファーさん一人だと大変だろうからです」

 

「その嬢ちゃんたちがぶっ飛んでるだと?そんな風には見えないが?」

 

「では、実際に手合わせしてみてくださいそうすれば嫌でもわかりますから」

 

俺の言葉を聞いてゼファーさんは手合わせをすることにしたらしく正義と書かれた羽織を脱ぎ捨て戦闘態勢になる

 

「シア、手合わせしてこい」

 

「はいですぅ~」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

手合わせの結果ゼファーさんは三分でボコられた!!

 

「おいっ!!なんだあの嬢ちゃんの(ソル)は!!見聞色の覇気で先読みしてんのに全然追いつけなかったぞ!」

 

うん、わかるよゼファーさんその気持ちよぉくわかる!

本当にバグってらっしゃるよあのウサギさん!

 

「納得していただけましたか?」

 

「おう、お前の言ってるとうりだったわ!本当にぶっ飛んでやがるぜ!」

 

「それでは覇気の訓練を始めましょう!ゼファーさんはシアとティオに、レイリーさんは俺に覇気を教えてください」

 

それから俺はレイリーにシアとティオはゼファーに覇気を教えてもらった

最初の方はダメだしの嵐だった

特典で覇気は使えるようにはなっていたがほんとに触りだけだった

武装色の覇気は少し纏うだけで硬化などは全く出来ず

見聞色の覇気は気配を少し感じるだけ

覇王色の覇気はそよ風程度などと言われた

それからはもう必死に訓練したよ!何度か死にかけて休憩部屋で治療されたけども

シアとティオの方も順調に覇気を習得していった

ティオは覇王色の覇気の素質があったらしく覇王色も習得していた

シアは見聞色の覇気がずば抜けて高かったまあ元々未来見できてだしそこに見聞色に覇気が加わった訳だからだからヤバイことになるのは明白!!

実際ゼファーさんとレイリーさんの二人を相手にしても一撃も喰らわずに勝つかんねあのバグウサギ!

覇気を教わり後は教わるより熟れろと言うことで場所を草原からルスカイナに変えひたすら猛獣たちと戦い続けた

そして最後にレイリーとゼファーの試験をクリアして覇気の修行は終わった

 

 

 

さて覇気の修行が5年でおわり残りが2年だ流石に2年で剣術をマスターするのは不可能だ!

だってさぁ特典で出来るようになってた六式や覇気でさえあんなにかかったのに一から始める剣術が2年で終わるはずがない!

 

「ということで俺に再生と分解の魔法の修行をつけてくれ達也!!」

 

「なにがということなのかさっぱり分からないんだが?いきなりこんな所に呼び出して」

 

そう今俺はお兄様こと司波達也を呼び出し分解と再生を教えてもらうことにした

達也の説明を聞き魔法の仕組みを理解する

再生は<治す>ではなく<戻す>というのが正しいということやCADやデバイスが無い状態だと戻す対象に触れていないといけないとのこと

分解の方は派生した雲散霧消(ミストディスパージョン)質量爆散(マテリアルバースト)等を教わった

達也に教わっている時に気づいたんだがどうやら俺は精霊の目(エレメンタルサイト)が有ることに気づいたのだ

そのことを達也に聞いてみると精霊の目(エレメンタルサイト)は再生と分解魔法の副産物らしく同じ魔法が使える俺が持っていてもおかしくないとのこと

てか教えてもらってわかったけどこの分解と再生の魔法無茶苦茶疲れるし使うと頭痛い最初の方は一回使うたびに頭痛でダウンしてた

 

2年間の達也の魔法講座を終えて修行部屋をでる

外に出て時計を見ると22時を示している21時に修行部屋に入ったので本当に1時間しか経っていないことが分かった

 

「とりあえず士郎さんを治しに行くか。俺というイレギュラーがいるしあの爺さんもこの世界はifの世界だって言ってたしもしかしたら原作よりもヤバイ状態かもしれないしな」

 

俺はシアとティオに留守を頼み士郎さんが入院している病院に向かった

もちろん普通に行けば警察に補導されるので屋根の上を(ソル)月歩(ゲッポウ)を使い病院を目指す

病院に侵入して士郎さんの病室に入る士郎さんは全身に包帯が巻かれており生きているのが不思議な状態であった

そんな士郎さんに手を置き再生魔法を発動した。すると士郎さんの受けたであろうダメージの2割が俺に流れ込んでくる

 

(イタイ!!イタイィッ2割でこんなに痛いのかよ!!)

 

なんとか痛みに耐え再生魔法を完了させて病院を抜け出し家に帰り寝た

 

次の日の朝リビングにて三人で朝食を食べながらテレビを見ていると重症患者が一晩で完全回復したというニュース報道を見て噴き出した俺でした。

 

  



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No.5.5

  名前: 篠崎 雪夜(しのざき ゆきや)

 

  見た目:黒髪で傷なし腕ありのシャンクス

 

  年齢:5歳 転生前は18歳

 

  魔法:古代ベルカ式(魔法陣の色は黒)

 

  貰った特典

     ・ワンピースの覇気三色と六式

     ・司波達也の分解と再生の魔法

     ・篠ノ之束並みの頭脳

     ・修行のできる部屋

     ・使い魔にシア.ハウリアとティオ.クラウス

 

神にミスで死んだというテンプレな転生をした本作主人公

性格は穏やかであるが前世であまり人と関わらなかったためコミュ症ぎみであるが仲間や友人を大切にしており自分の大切なものに危害を加えられると手が付けられないほど暴れる(これを止められるのはシアとティオだけ)

嫌いになるととことん嫌いになり仲直りなどはできないほど嫌うという好き嫌いがはっきりしている

座右の名は「人間された事しか出来ない」であり優しくされれば優しく返し嫌なことされれば嫌なことして返すというもの

 

戦闘スタイルは刀を使った刀術と覇気や六式を使った接近戦スタイル

使う技はゾロの技を多く使い自分で編みだした技もいくつかある

最近はサンジの足技を学んでいる

 

 

 

 

 

 

   ここからは雪夜たちが帰った後のなのはの話

 

雪夜たちが帰った後なのはは兄恭弥に連れられて帰路につくその間会話は一切ない

家に着き家に入ると母桃子と姉美由紀が出迎えてくれた

 

「おかえりなさいなのは、心配したわよ」

 

「おかえりなのは、心配したよ」

 

「ただいまお母さんお姉ちゃん心配かけてごめんなさい」

 

「恭弥もおかえりありがとうねなのはを探してきてくれて」

 

「あっああただいま」

 

恭弥の歯切れの悪い返事に桃子は疑問を浮かべたがとりあえず今は聞かないことにした

お風呂に入り夕食を食べ終えた時なのはが何かを決意した顔になり桃子たちに声をかけた

 

「お母さん、お姉ちゃんお話があるの!」

 

呼ばれた二人は顔を見合わせて何だろうかと首をかしげる

美由紀は恭弥が呼ばれてないのを見て女の子同士の話かな?好きな子が出来たとか?などを思い浮かべていた

桃子も同じような考えだったがなのはの話を聞き今までの自分のおこないを悔い涙を流した

なのはは語ったいや、自分の中に溜め込んでいたものをぶちまけたと言った方が正しいかもしれない

父親が入院して大変なのは分かる自分も頑張って良い子にしていたけどやっぱり寂しい、前みたいにもっと遊んでほしい、自分も皆のお手伝いがしたい等溜め込んでいたものを泣きながらぶちまけた

それを静かに聞いていた桃子と美由紀はなのはを抱きしめ「寂しい思いをさせてごめんね」と泣きながら謝った

 

(言えた私ちゃんと言えたよユキくん)

 

なのはは心の中で自分に勇気をくれた雪夜に感謝しながら桃子に抱きついていた

恭弥もなのはの話を聞いて顔を伏せ拳を握る。その拳からは血がでていた

 

「なのは、すまなかったこれか「こないで!!!」ッ!?」

 

恭弥がなのはに謝りながら近づくがなのはがそれを拒んだのだ

いつもならありえない事に桃子と美由紀も驚いた

 

「どうしたのなのは?恭弥と何かあったの?」

 

家族のことが大好きであるなのはが恭弥を拒んだ理由を桃子が聞いた

 

「あの人は私の話を聞いて勇気をくれたユキくんを殴ったの!!」

 

その言葉を聞き桃子と美由紀は驚愕、恭弥はなのはにあの人と言われ胸を押さえ膝をつく

 

「恭弥どういうこと?」

 

桃子は笑顔で恭弥に聞くただし目はまったく笑っておらず背後には般若が見える

 

「かっ母さんこれには「言い訳は聞きたくないわ貴方がしたことを正直に答えなさい」っはい」

 

桃子の気迫に負け恭弥は公園であったことを話した

 

「貴方は何を考えているの?人様の子供に暴力を振るうなんて人としてどうかしてると思わない?それに貴方は武術をやっているわよね?その力で子供を殴れば死んでしまうかもしれないことはよく分かっているわよね?それなのに子供を殴るなんて貴方どうかしてるわよ?」

 

桃子が言い聞かせる様に笑顔で語る目は一切笑っていないがだかそれが逆に怖い

何なら怒った顔で怒鳴り散らされた方がまだ怖くない

それを恭弥は正座で聞いていた

 

「物凄く反省しております」

 

「もし雪夜君?だったかしら?その子の親御さんが警察に被害届を出して警察沙汰になったら貴方とは絶縁をするかもしれないわ」

 

桃子の言葉を聞き恭弥は驚愕する

 

「ぜっ絶縁ってかっ母さん!!」

 

「当たり前よ、私は貴方を子供に暴力を振るうなんて最低な子に育てた覚えはありません!」

 

恭弥は桃子が本気で言っている事が解りなにも言えずに俯きながら自分が犯した後悔したが今更遅い

 

「とりあえず恭弥、今すぐ頭を丸めなさい!そして明日は雪夜君を探して親御さんが共々家へ連れてきなさい。そこで貴方のこれからの事について話し合います」

 

恭弥は桃子の言いつけどうりにバリカンで頭を丸めた

桃子たちはそれを見届け明日に備えて寝ることにした

なのはが桃子と一緒に寝ると言い出し桃子はそれを快く了承し二人で布団に入り寝ようとした時電話がなった

 

「もしもし、私海鳴中央病院の田中と申します高町さんのお宅ですか?」

 

「はい、高町ですがあの主人に士郎さんになにかあったんですか!?」

 

病院からの電話と解り桃子は士郎の病台が急変したのかそれとも目を覚ましたのか不安と期待が心の中に渦巻いていた

 

「士郎の意識が回復しました!すぐに病院に来てください!」

 

「わかりましたすぐに向かいます!!」

 

桃子はなのはたちに士郎の意識が回復したことを伝え急いで支度をして病院へ向かった

病室に入るとベットに座り全身に巻かれた包帯がとれている士郎がいた

 

「士郎(お父)さん!!」

 

なのはと桃子は士郎に飛びついた

 

「なのは、桃子心配をかけたねもう大丈夫だよ」

 

士郎はなのはと桃子の頭をなでながら微笑んだ

 

「恭弥と美由紀も心配をって恭弥その頭はどうした?忍ちゃんの好みにあわせたのかい?」

 

士郎は今まで一度たりとも坊主にしたことがない恭弥がいきなり坊主になっていることに疑問をうかべた

 

「恭弥、自分の口から士郎さんに言いなさい」

 

「はい、母さん。父さん実は・・・」

 

恭弥は自分の仕出かしたことを士郎に告げたそれを聞いた士郎は眉間に皺をよせ恭弥を睨んだ

 

「お前はなんてことをしたんだ!俺はそんなことをするためにお前に剣を教えたんじゃない!!」

 

士郎は恭弥を怒鳴りつけた。まさか息子が自分の教えたものでこんなことをするとは思わなかった

 

「桃子、僕は明日一番に検査を受けてすぐに帰るからそれまでその篠崎さんたちの対応をまかせたよ」

 

「はい、わかりました」

 

「それと恭弥!お前は月村さんとの婚約を解消させるからな!!」

 

「そっそんな!!とっ父さん!」

 

「当たり前だ!!こんなことをしでかす息子をよそ様に出せるわけがないだろう!!!」

 

恭弥は目の前が真っ白になった今更後悔しても遅いやってしまった事実は元に戻らないのだから

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 



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No.06

ニュースを見て噴き出したあと俺はシアとティオに説教された正座で2時間も!!

いやぁ辛かったよマジで!足の感覚なくなったかんね!それよりティオが無茶苦茶怖かった!

シアはプンプンって感じだったから怖いと言うより可愛かったけどティオはヤバイ!!!

目がまったくと言っていいほど笑っていない笑顔で怒られたのだマジ怖かった!!

 

 

お説教が終わった後俺は修行部屋に入り剣術の修行をした

教えてもらう人はもちろん鷹の目ことミホーク先生だ!!

いやぁ、最初は「お前に教えることはない」なんて言われたよ!

これは普通に頼んでも無理だと思ったから覇気全開で切りかかったら教えてくれるようになった!

そん時のミホーク先生は新しいおもちゃを見つけた子供もような顔をしていた

教えてくれるといっても全て実戦形式だった。

先生は首に掛けていた十字架ナイフ、俺は三代鬼徹と雪走で戦う

最初のうちは手も足も出なかった10年かけてようやく黒刀夜を抜かすことができたがまだまだ先生には勝てないでこざる!!

ミホーク先生との10年の修行を終え今度はゾロ先輩を呼んで三刀流を教えてもらった

やっぱりゾロ先輩とも実戦形式だった!!でもミホーク先生よりかは優しかったよ?

あの人本気で殺しにくるからヤバイんだよ!何度死にかけたことか!!再生魔法がなかったら手足なくなってるかんね!

というか俺教わる順番間違えたんじゃね?何でいきなりミホーク先生にいったんだろう?

まぁ過ぎたことは気にしない!今はゾロ先輩の技を盗むんじゃあ!!!

 

 

ゾロ先輩との修行を終えリビングに戻る。

時刻は午後12時、シアの作った美味しいご飯をたべる

昼食を食べ終えて皆でまったりしているとインターホンが鳴った

 

「ん?誰だろう?新聞の勧誘か?それともN〇Kか?」

 

この町での知り合いはなのはぐらいしかいない

しかしなのはに家の場所を教えていないのでなのはがここにこることはない。

そうなると家に来るのは先ほどあげた二つぐらいしか見当がつかない

 

「とりあえず出てみるか?勧誘とかなら子供にしつこくしないですぐにかえるだろうしな!いちをシアはウサミミを隠すかウサギになっといて!」

 

「了解ですぅ~」

 

シアのウサミミが隠れたのを確認しておれは玄関に向かいドアを開ける

 

「はい、何方ですか?」

 

ドアを開け訪ねてきた人を見ると何か見覚えのある人物が立っていた

 

(あれ?この人なのはの兄か?いやでも坊主だし他人の空似かもしれないし)

 

俺がそんなことを考えていると坊主の人が訪ねてきた

 

「突然ですまない昨日公園で会った篠崎雪夜君ですか?」

 

「はい、雪夜は僕ですが、貴方は?」

 

(おいおい、昨日公園で会っただと?高町兄なのか?そうなのか?)

 

「昨日君を殴ってしまった高町恭弥だ。なのはの兄と言えばわかるか?」

 

(恭弥さんでしたあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!なんか坊主頭になっとるうぅぅぅ!!)

 

「昨日の件で謝罪と話がしたいから翠屋に親御さんと一緒に来てもらえないだろうか?」

 

俺が内心驚いていると恭弥さんは訪ねえ来た要件を告げる

それを聞きどうしたもんかと考えていると家の中からティオがでてきた

 

「ふざけるなよ小童!何故此方から出向かねばならん!!謝罪がしたいなら貴様等が出向くのがすじであろう!!」

 

 ブォォォォォン

 

「ッグ!?」ドサッ

 

ティオはそう言いながら覇王色の覇気をはなち、恭弥は白目をむいて気絶する

このまま放置ってわけにもいかないからとりあえず家の中に入れるか

 

「ティオ、この人とりあえず家の中に入れて」

 

「こんな礼儀も知らん奴はその辺に転がしておいてよかろう?」

 

「たしかにティオの言うとうりだけどご近所さんの目があるからね!」

 

俺がそう言うとティオは渋々恭弥お足を掴んで引きずりながら家の中に入った

ティオは恭弥をリビングの床に転がすと俺のことを抱えてソファーに座る

 

(うぉぉぉ!ティッティオの豊に実ったものが後頭部にぃぃぃ!!ああああやっこくてきもちい!!)

 

俺が天国を味わっているとシアが恭弥に近づきつつきながら聞いてくる

 

「雪夜さん、この人はなんですか?」

 

「その人はなのはちゃんの兄で昨日俺のことを殴った人」

 

俺がそう言うとシアは立ち上がり武装色の覇気で腕を黒く染め恭弥を殴ろうとしていた

 

「ちょっちょっと待てシア!!」

 

俺はティオの膝から急いでシアの前にいき恭弥を守る

 

「雪夜さんどいてくださいそいつ殺せない」

 

いつもの天真爛漫な声ではなく背筋が凍るとうな声でシアは言う

 

(やべぇぇぇ!シアさんマジギレしてるよ!!目のハイライトさんもどっかいちゃっててるし!マジでこえぇぇぇっ!!!)

 

「餅つけっじゃない落ち着けシア!後で頭とウサミミ撫でてやるから!」

 

「むぅ~わかりました」

 

なんとかシアを落ち着かせてほっとしていてら今度はシアに抱きかかえられてソファーに座る

 

(あぁぁぁぁシアのもやっこくてきもちいなぁ~)

 

俺が幸せを感じてしばらくすると恭弥が起きた

 

「うっここは?」

 

「ここは僕の家のリビングですよ。あなたが気絶したので運びました」

 

「そっそうだ!俺はいきなりきた殺気と寒気に意識をうしなってッヒイィ!?」

 

恭弥は自分の身におきたことを整理しながら此方を向きティオを見た瞬間体をビクつかせ後ずさり震えだした

どうやらティオのことがトラウマになってしまったのだろう

 

「恭弥さんでしたっけ?今回はあなたの家の事情を知っているので此方から出向くことにします」

 

「あっありがとうございます」

 

「それでは準備をしてきますので外で待っててください」

 

恭弥を外に出し準備をすると同時にシアたちと話し合う

 

「二人ともいいか?これから話し合いに行くけどぜったいに殺気をはなったりしたらダメだかんね!!もしこの言いつけを破ったらしばらく一緒に寝たりしないかんね!」

 

「「ッ!?」」

 

俺の言葉に二人は驚きそしてこの世の終わりみたいな顔をしていた

 

「言いつけを守ればいいんだよ!それと二人は俺の親戚ってことにするから余計なことは言わないように!」

 

二人に言い聞かせて準備を終えて外にいる恭弥の元へ行く

 

「お待たせしました」

 

「だっ大丈夫です!それでは付いてきてください」

 

いや、恭弥さんビクビクしすぎでしょwww

まぁたしかに怒ったティオは怖いからそうなるのもわかるけどね!!

ビクビクしながら前を歩く恭弥さんに連れられ歩くこと20分目的地の翠屋に着いた意外と近くにあったんだなぁ

入口の扉には『臨時休業』と書かれた紙が貼ってあり今回の話し合いのために店は休みにしたようだ

扉を開けて中に入るとなのはの他に三人の男女がいた

 

「ただいま父さん、母さん、つれっいや、来ていただいたよ」

 

おぉ!恭弥さんよく言いなおせました!連れてきたなんて言ってたら一応言い聞かせているけど二人が暴れて大変なことになってたかもしれないね!

 

さて、どんな話し合いになるかなぁ

 

 

 

 



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No.07

翠屋に入り恭弥さんの言い直しを心の中で褒めているとなのはに抱き着かれた

 

「ユキくん!!」

 

「こんにちは、なのはちゃん」

 

「ユキくんあのね、なのはちゃんと皆に言えたよ!!」

 

なのはが嬉しそうにはなしてくれる。

なにこの笑顔ちょう癒されるんだけど!!お持ち帰りしたい!ダメ?ダメですかあっはい

 

「ユキくんのおかげ!ありがとう!!」

 

「俺はただ話を聞いただけだよ。なのはちゃんが勇気をだして皆に言ったから願いが叶ったんだよ」

 

なのはとそんな話をしていると士郎さんたちがこちらにやってきた

 

「お話し中すまない、篠崎雪夜君だね?」

 

「はい、僕が雪夜です。ご挨拶がおくれて申し訳ありません」

 

「いや、こちれこそ挨拶が遅れて申し訳ない僕は高町士郎、なのはたちの父親です。それでこちらが僕の妻の」

 

「高町桃子です。この度はうちの愚息が大変ご迷惑をお掛けして申し訳ありませんでした」

 

そう言って桃子さんは土下座をする士郎さんもそれに続き土下座をする

 

「申し訳ありませんでした!」

 

「謝罪を受け取りますので頭をあげてください」

 

別に士郎さんたちは悪くないのでそうそうに土下座をやめてもいたい

とりあえず士郎さんたちを立たせ椅子に座り話し合いを始める

恭弥さん?あの人はずっと正座してるよ?

 

「さて、雪夜君はうちの愚息がしでかしたことを警察に届けるかい?」

 

「届けると言ったらどうしますか?」

 

「どうもしないさ、する権利すらこちらにはない。恭弥が君にしたことは犯罪行為でありしっかりと罪を償わせるべきだとおもっているよ」

 

そう言い切った士郎さんを見た。士郎さんは覚悟を決めた表情をしていた

俺が警察に届けを出せば恭弥さんは警察にお世話になるだろう

そうなることで自分たちが世間からどんな目で見られるかわかっているのだろう

すごいひとだなぁ他の人だったら金積んで「なかったことにしてくれ」とか言うんだろうけど士郎さんたちはちゃんと受け入れられる人なんだ!

なら俺がだす答えはこれしかない!!

 

「警察に届けは出しません」

 

「ッ!?いいのかい?」

 

「はい」

 

「うちとしてはありがたいが本当に、いや、君が決めたことだ僕たちがあれこれ言うことじゃないね」

 

「加害者の俺が言うのもなんだが本当にいいのか?」

 

いままで無言で正座をしていた恭弥さんが聞いてきた

 

「はい、出してしまったらせっかく笑顔になったなのはがまた悲しんでしまいますから」

 

俺がそう言ってなのはの方を見るとなのはが顔を真っ赤にして照れていた

 

「ユキくんがなのはのために、えへへへ」

 

「なのはのためかい?」

 

「はい、友達であるなのはのためです」

 

俺がそう言うと士郎さんは笑顔になり

 

「ありがとう、なのはを救ってくれたのも雪夜君だったね」

 

「俺はただ話を聞いただけですよ?」

 

「それでなのはが救われたんだよ。恥ずかしながら僕たちはなのはの話を聞いてあげることが出来なかったからね」

 

士郎さんは暗い表情をしながらそう言った

まぁ昨日まで意識不明の重体で入院してたからしょうがないと思うよ?

俺がそんなことを考えていると桃子さが封筒を出してきた

 

「足りないとは思いますが慰謝料としてお納めください」

 

そう言いながら桃子さんが封筒を渡してくる。見た感じ50は入っているだろう

ぶっちゃけ怪我は再生で治ったから医者代はかかってないしお金も爺さんから一生遊んで暮らせるほどもらってるし、何か知らんうちに使った分補充されてるから一向に減らないから困ってない!!

 

「受け取れないのでしまってください」

 

「それは出来ない!受け取って貰わないと僕たちの気がすまない!」

 

「でしたらお金以外にしてください。友達の家からお金を貰うことは出来ません」

 

俺の言葉に士郎さんたちは困り果てていた

 

「雪夜君は何を望むんだい?」

 

「俺たちは最近此方に引越してきたばかりなので何かあったら助けてください」

 

「そんなのは当り前さ!なのはの友達であり僕たち家族を救ってくれたんだ雪夜君に何かあったら僕たちが持ちうる全てをつかって君を助けるさ!」

 

「ではそれ「それだけなんて言わないわよね?」むぅ」

 

桃子さんが笑顔で俺の言葉にかぶせてきた

なんだろうあの笑顔の桃子さんに逆らったらいけない気がするんだけど!

士郎さんに助けを求めるが士郎さんは苦笑いをして首を横に振る

おい!さっき助けてくれるって言ったじゃん!俺今凄い困ってるよ!!

 

「それで?他にはないの?ないならこれを無理やりにでも受け取って貰わないとね?」

 

桃子さんが笑顔で封筒を手に迫ってくる

うぉぉぉぉぉぉ!考えろ!!爺さんに貰った束さんの頭脳をフルに使って考えるんだ!!

あっこの頭脳は発明とかは天災だけど人付き合いとかでは全く役に立たんかったわ!!

どうする、考えろ!なのは・魔法・翠屋・シュークリーム・ん?シュークリーム…それだ!!

 

「でしたら桃子さんが作るシュークリームを気が済むまで俺たちに奢ってください」

 

「シュークリームを?」

 

「はい、なのはが言ってました桃子さんが作るシュークリームは世界一美味しいと!」

 

「確かに桃子が作るシュークリームは世界一美味しいね!!」

 

「もお、士郎さんったら」

 

あ~あっ士郎さんたちがイチャイチャそだしたよ。俺たち帰ってもいいですかねぇ?

 

「あの、もういいですか?」

 

「すまない!雪夜君がそれでいいなら僕たちもそれでかまわないよ」

 

ふぅ、なんとかなったぜ!

しばらくは翠屋のシュークリームをただ食いできるな!翠屋のシュークリームは美味いと評判だから今から楽しみです!!

話し合いの後は雑談をして夕食をご馳走になり家に帰ったのでした。

 

 

 

 

 



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No.08

高町家からの謝罪から数ヶ月がたちました

え?何をしていたのかだって?そりゃいろいろありましたよ

なのはと遊んだり修行部屋で光月おでんに流桜を習って習得したりシアが翠屋のシュークリームを食べて桃子さんに弟子入りしたりティオが恭弥さんを模擬戦と称してボコボコにしたり中々濃い数ヶ月を送っておりました!!

あっ!後恭弥さんの元婚約者の月村忍さんにも会ったよ!何か会った瞬間に「恭弥がご迷惑をおかけしました」って土下座しながら謝罪してきたからビックリしたわwww

そんな数ヶ月を振り返っている俺が今何をしているかと言うと

 

「雪夜君、恭弥準備はいいかい?」

 

「ああっ問題ない!」

 

「はい、大丈夫です!」

 

俺は今高町家の道場にて恭弥さんと木刀を持って向かい合っております!!

何故こんな事になっているのか説明しよう!

あれは2週間くらい前の事、ティオが恭弥さんを模擬戦と称してボコボコにした時の事

ハンデとしてティオが目隠しをして恭弥さんと模擬戦をしたのだが恭也さんは一発もティオに当てられずに敗北したのだ

その模擬戦を見ていた士郎さんがティオに「どうして恭弥が打ち込んでくる場所とタイミングがわかったんだい?」と聞いたところティオは「ご主人様に教えてもらった覇気を使えばこの程度造作もないのじゃ!!」とドヤ顔で胸を張りながら答えた

ちなみにティオが胸を張った時にブルンッと揺れた豊に実ったお胸様をガンミしていた士郎と恭弥は桃子さんと忍さんからO*HA*NA*SHI*をうけたそうだ

それから士郎さんと恭弥さんがしつこく覇気を教えてくれと迫ってくるもんだからしょうがなく実戦形式で見せてから教えることになり今にいたる

 

 

「それでは、両者構えて・・・始め!!」

 

士郎さんの合図とともに恭弥さんがうちこんでくる

 

「はっ!」”ブンッ”

 

俺はその攻撃を見聞色の覇気を使い避ける

 

「よっとっ」”ヒョイ”

 

暫くそんな感じの攻防が続き恭弥さんが一端俺から距離をおく

 

「驚いたよまさか本当に一発も当たらないなんてな!」

 

「相手の気配をより強く感じる力、これが見聞色の覇気です」

 

「見聞色の覇気?」

 

「そうです。これを高めれば視界に入らない相手の位置や数、更には相手が次に何をしようとしているのかも分かるようになります」

 

「なるほど!その見聞色の覇気とやらで俺の攻撃を読んでいたのか」

 

「そもそも覇気とは何だい?」

 

士郎さんの言葉で俺は覇気について説明してないことに気づいた

 

「覇気というのは全ての人に潜在する力です。気配・気合・威圧・人として当たり前の感覚と違いありません。ただし大半の人はその力に気づかずあるいは引き出そうにも引き出せず一生を終えます」

 

「なるほどね、これほどの力だ。そう簡単のは習得できるものではないね」

 

「次は武装色の覇気の説明をします」

 

「武装色?」

 

「はい、武装色の覇気は体や武器に纏わせて攻撃力と防御力をあげます」

 

「はっ!」”スパッ”

 

俺は持っている木刀に武装色の覇気を纏わせ黒くし恭弥さんが持っている木刀を切り裂いた

木刀は綺麗に真っ二つになりそれを見ていた士郎さんと恭弥さんは驚いて固まっていた

 

「これが武装色の覇気ですこれを極めれば木刀でも名刀のような切れ味になります」

 

「覇気ってのはすごいんだな」

 

「これほどのものを君はどうやってその歳で身に着けたんだい?」

 

士郎さんの言葉で思い出したがそういえば俺まだ5歳だった!!

やばい!どうしよう!!修行部屋のことを話したらぜったいこの二人は目をキラキラさせて使いたいと言ってくるだろう。そもそも何でこんな部屋を持っているのかという疑問もでてくるはずだ何とかしてうまく誤魔化さなければ!!

 

「俺は(この世界に来て)初めから(転生特典のおかげで)多少覇気が使えたので(修行部屋で5年かけて)修行しました」

 

嘘はいってないよ?ほんとのことだよ?

士郎さんたちを何とか納得させて俺たちがゼファー先生たちに習った覇気の習得方法を教えた

これで覇気が使えるようになるかは士郎さんたち次第だが・・・何故だろう、あの人たちなら覇気を習得できる気がするのだ

[戦闘民族 TA・KA・MA・TI]

この人達はあの尻尾が生えていて月を見ると巨大な猿になったり怒りで髪が金色になったりする民族と同じぐらい修行とか戦闘が好きな気がする

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 



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