呪いは廻り巡る (翔 長月)
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第一章 返り咲き
再来


注意
これは二次創作です。独自設定や独自展開があります。二次設定もたくさんあります。あと、作者は初投稿なのでミスやおかしな所もございます。拙い文や誤字もあります。ご注意ください。


2017年12月24日

私、桜井龍琉(さくらいたつる)は、仕事を終えて職場の仲間と少し早い夕食していた。その日は、夜勤が終わり次の日は休日となっていたためか仲間と仲良く飲んでいた。その時が終わりを告げるのを知らずに。

 

2017年12月24日日没近く

 

「先輩、そろそろ俺は帰ります。明日は休日なので。」

 

そう言って龍琉は仲間と別れて自宅に帰るため少し離れた駅に向かって行った。

「今日は早く帰れそうだな。」

そう言って帰って行く龍琉。

 

渋谷駅前

 

龍琉は駅に着いたが少し速かったためコーヒーを飲んで過ごしていた。

「そろそろ電車に乗るか。」

そう言って駅に入ろうとすると………。

「ギィィィィーー」

突然、奇妙な呻き声が次々と聞こえてきた。

「っ……何だこれは。」

突然のことにめを閉じ頭に手を置く。

そして目を開けると……そこに広がっていたのは……。

 

百鬼夜行だった。 

 

 

何だ……これ……?

 

それは龍琉が過去に見ていたおぞましい化け物だった。

少しして龍琉はそれを理解した。

 

「ああ……戻ってきたのか、この世界に…。」

少し不愉快な顔をして記憶を辿りながら言った。

 

「これは……百鬼夜行か。」

百鬼夜行は様々な姿をした化け物どもが夜中に歩き回ることだ。

「1、2、3、何体いるんだよ。」

周りにいた化け物の数は際なくいてその数は百を越えているようにも見えた。

「この数の呪霊を連れてきたとなると……夏油傑のものか。」

龍琉の頭の中によぎった人物は、かつて龍琉の所属していた呪術界において百を越える一般人を呪殺し呪術界を追放された呪詛師、夏油傑の顔が浮かんでいた。

「数が多いな…。百は優に越えていそうだな。」

数を数えていた龍琉は、ふと、あることを思い出した。

「高専の術師も来ているな。…あの人もいるかもしれないな。」

彼の頭の中にある呪術師の顔がよぎっていた。

そして…ついに事は動いた。

呪霊たちが一斉に動き出し術師に襲い掛かった。

術師たちは次々と迎え撃ち、戦いは始まった。

「俺は今術式が使えるか分からねえから君子危うきに近寄らずだ近づくのは止めておこう。ほとんどの呪霊も二級以外、呪詛師も多くないだろう。俺がいても邪魔になるだけだ、それに高専には、あの化け物もいるしな。早めに去ろう。」

そう言って龍琉は駅に入ろうとした時、あることを思い出した。

「あっちの方には…先輩が!」

そう、呪霊たちが戦っている近くには先ほどいた飲食店があり、まだ先輩たちがいた。

「……心配だから行ってみるか。」

そう言って戦場を駆けて行った。

 

「……あれは……まさか……ふふっ、また彼に会うとはね。楽しみだなぁ。彼に会うのが。」

 

 

次回  「最強の呪術師」

 

 

 

 

 

 




どうも作者の翔 長月です。この物語の続きを投稿するのは少し先になります。完成したら投稿しますので気長にお待ちください。あと、注意書きをしっかり読んでください。それではまた次回!お楽しみに!

次回 最強の呪術師


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最強の呪術師

どうも作者の翔 長月です。今回は早めに完成したので投稿することにしました。今回は、あの最強の呪術師が登場します。
原作とは少し違うところがあるかもしれませんのでご注意ください。それではどうぞ。


2017年12月24日

俺は、渋谷の街中を走っていた。さっきまでいた店にもしかしたら先輩がまだいるかもしれないと思い少し心配になったので向かって行った。

「……さっきからおかしな。俺は術式を失ったと同時に呪力も失った。……あの時からもう2年ぐらい経っているからもしかしたら呪力が年月をかけて戻っていったのか?。分からないが今は気にするのは止めておこう。」

気になることはあったが龍琉は気にすることを止めて向かうことにした。

時間は午後9時を過ぎていたためか辺りは暗くなっていた。周りに人はあまりいなかった。高専の呪術師が避難させたのだろう。だが少なからず人はいた。

「先輩はまだいるかもしれないな少し急ぐか。」

龍琉は少し足を速めて向かうことにした。

店の近くに行くと、そこでは戦闘が始まっていた。そこでは白い帽子に白い服、サングラスをかけたボビー・オロゴンみたいな外国人と白髪で顔に包帯を巻き黒い服をきた男が激しい戦闘を繰り広げられていた。両者ともに実力のある呪術師だろうか。周りに人を寄せ付けないほどの戦いを繰り広げていた。龍琉はその中の包帯を巻いた男を見た。それは、龍琉も知っている呪術師だった。

「あれは、おそらく五条さんだな。あそこまでできる術師はあの人しかいないからな。戦っている呪詛師もなかなかの腕前だな。あの五条さん相手にあそこまで耐えているなんてな。夏油も念入りに準備してきているようだな。」

龍琉が走りながら戦いを見ている間に目的地に到着した。しかしそこに広がっていたのは、崩れた建物と大量の死体だった。

「うそ………だろ。」

その光景は龍琉を絶句させた。

辺りには、呪霊に無残に殺された非術師の死体が大量に転がっており、その中には先輩の死体もあった。

「っっ……!」

その光景には、龍琉も絶句し静まり還った。

「くそ!」

龍琉は静かに歯ぎしりした。

「もう少し早く気づいていれば!」

龍琉悔しがった。人が死ぬのには昔の影響で慣れていた。だが、さすがに2年も離れていたせいかそれとも知り合いが死んだせいか龍琉の心に来ていた。そして、少し先で呪力を感じ龍琉は気づいた。

「誰かいるのか?」

そしてそこに向かうと、一人の黒服の男と高校生ぐらいの女の子が対峙していた。そしてその近くには黒服を着た男と同じような者が吊るされていた。

「まだ子供じゃないですか、今ならまだ引き返せます。善悪の区別もついていないでしょう。」

「カッチ~ン 美々子、アイツゲロムカつかねェ?」

「吊るす?菜々子」

「あんたらは知らねぇだろ、地図にも載ってねー様なクソ田舎で呪術師がどういう扱い受けているか。善悪?そんなんアンタらで勝手にやってろし。夏油様が言えば黒も白だし白も黒なんだよ。私達はあの人が見据える世界を信じてる。」

「邪魔する奴は」

「吊るしてやる!!」

そう言って攻撃しようとしたその時、後ろで大きな爆発が起こった。そこには外国人の呪詛師が膝をついていた。

「はぁ??ミゲル!?アンタ何してんの!!?」

「見テ分カレ!!」

「しぶといな」

五条はトドメを刺そうとするもミゲルの持つ縄に弾かれた。

「あの縄……珍しい呪いが編み込まれているな、こっちの術式が乱される」

「モウ半分モ残ッテナイ……コレ一本編ムノニ俺ノ国ノ術師ガ何十年カケテルト思ッテル!!」

「知るか ボビー・オロゴンみたいな話し方しやがって」

そうすると隣で呪霊が現れた。

「邪魔だ」

そうすると五条は手から光点を放ち呪霊を一撃で仕留めた。

「!!」

「やばい五条さんキレてる!!」

「コレガ夏油ノ言ッテイタ無下限呪術、原子レベル二干渉スル緻密ナ呪力操作デ空間ヲ支配スル、ソレヲ可能二シテイルノガアノ目カ!!」

ノルママデアト10分弱……死ンダラ祟ルゾ夏油!!」

再び二人の戦いが始まった。

それを遠くから見ていた龍琉は

「あの人は大丈夫だからまずは、あそこにいる伊地知を助けに行くか。」

そうすると龍琉は戦いとは逆方向に向かった。

 

 

次回 「終戦」




どうも作者の翔 長月です。今回は五条先生と伊地知さん
が登場しました。次回以降多くの原作キャラが出るかもしれません。お楽しみに!ではまた次回でお会いしましょう。


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終戦

どうも作者の翔 長月です。最近寒くて凍えてます。(ヽ´ω`)
小説の評価が上がるように頑張ってます。内容は面白いかは分かりませんが頑張って作りました高評価よろしくお願いします。


2017年12月24日

目的地まですぐそこまできた龍琉は、周りを確認しその場所に来ていた。そこには黒服を着た男が端の方に下がっていた。その人に関しては龍琉も知っていた。伊地知潔高 高専の補助監督の人だ。龍琉も呪術師の時に会ったことがあった人物だ。おそらく五条さんに付いてきて来たのだろう。話の分かる人だから会うことにした。

「あの~もしかして補助監督の伊地知さんですか?ちょっと今の状況を聞きたいのだけど?」

「ん?まだ避難していなかったのですか早くそこから離れっっ……て?!え!……桜井さん?!ななな!!何でここにいるのですか?!」

驚かれた。そりゃそうだ。2年ぐらい高専から離れてたんだ驚くのは当たり前か。とりあえず事情を聞くことにした。

でー。急なんだけど今の状況教えてくれない?俺もよく分かってないから。」

「え!ええ……分かりました。」

とりあえず説明してもらった。

まず、この事件を起こした首謀者から聞いた。結論から言うと、首謀者は予想どうり夏油傑だった。夏油は東京と京都に千の呪いを放ったそうだ。非術師を鏖殺するために。さらに各地で夏油一派の呪詛師も暴れているそうだ。

「こちらの方は五条さんが戦っているためか呪詛師たちは違うところで暴れているみたいです。」

そう説明を聞き終えると龍琉は質問した。

「今回の百鬼夜行。夏油は何の目的で起こしたんだ?話を聞く限りだと正直夏油の勝ち目は3割……いや、呪術連も出てきたら2割にも満たない勝率だそ。何のために百鬼夜行に出たんだ?」

おそらく高専も総力戦に出ているためか龍琉には勝ち目のない戦に思っていた。

「それが五条さんが先程話していましたが。五条さん曰く夏油傑は、乙骨憂太を狙っているそうです。」

「乙骨憂太。誰だそいつは?高専に入った新しい術師か?」

龍琉は長いこと呪術界から離れていたためか乙骨憂太を知らなかった。

「そういえば桜井さんは知りませんでしたね。」

「乙骨憂太は新しく入った特級術師です。」

「特級?!!ちょっと待て、そいつは特級なのか?」

「はい。高専に一年生で入学した特級被呪者です。」

伊地知によると乙骨憂太は、幼なじみである特級過呪怨霊折本里香に呪われていて上層部が秘匿死刑にしようとするも死刑にすれば折本里香が大暴れしだすためそれを恐れた上層部は五条さんの提案で特級術師として高専に入学させたらしい。強さも化け物級で京都との交流戦でも圧勝になるほどらしい。

「まさか五条さん、夏油、九十九さんと同じ特級になる術師が現れるとはね。驚きだよ。で、乙骨の術式は何だ?」

「乙骨憂太の術式は変幻自在の底なしの呪力であり術式のコピーもできるみたいです。」

「………化け物だな、そいつ。」

「私的には桜井さんの術式も強いと思いますけど……」

「………さあな。今俺はどうなってんだか。」

龍琉はかつて自分が使いそして失った術式のことを思い出した。

 

次回  「滅却術式」




どうも銀魂THE FINALを見て銀魂の終わりを感じている作者の翔 長月です。本音はまた復活してほしい。( ;´・ω・`)ということでここで龍琉の術式が判明しました。名前は……某死神漫画が元です。あの漫画も面白い。ということで内容はお楽しみに!次回また会いましょう。チャオ。


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蒼炎術

どうもvivid viceを聴いている翔です。今回は龍琉の術式と百鬼夜行の結末についてです。それではどうぞ。



「滅却術式」

それが俺の使っていた術式。その名のとうり相手を完全に滅ぼす術式。この能力は威力が馬鹿みたいに強いがその分呪力消費が激しく使い方を間違えればすぐに呪力が尽きてしまう。だが、この能力の恐ろしい所は、大気にある呪力を使うことができる所だ。大気中にある呪力を集め自分の呪力で形を作る。それがこの能力の大きな点である。かつて龍琉は高専時代からそれを使い多くの呪霊、呪詛師と戦い葬ってきた。

「確かに俺の術式は強いけどリスクも大きい能力だ。五条さんは反転術式を使えるから事実上ノーリスクであの無下限呪術を使えるからあの人の方が強いけどな」

しばらく話しているとその人物がやって来た。

「んー……あらぁ!桜井じゃない。何でここにいるの?」

五条さんがやって来た。正直な話、この人は苦手だ。最強の術師であり性格が子供のような人だからだ。何回か話したことあるけどいまだにこの人のことは好きになれない。

「伊地知なにしてるの?」

「あれ!五条さん何でここにいるのですか?敵はどうなったんですか?」

急な五条さんの登場で慌てる伊地知、ああ……この人も苦労してるんだなぁと思った。

「呪霊ならもう全滅したよ。呪詛師の方も逃走したようだね。傑も倒したよ」

「そ……そうですか。夏油傑も五条さんが倒したのですか。」

「いいや。倒したのは僕じゃないよ」

「ええ!じ…じゃあ誰が?」

「憂太だよ。」

ふと、出てきた名前に龍琉が反応した。

「憂太って、五条さんの教え子の特級術師の乙骨憂太のことか?」

「ん?桜井も知ってたの。」

「さっき伊地知さんに教えてもらった。」

「ふぅん。そっか。なら話は早いね。」

「乙骨ってそんなに強いのか?」

龍琉は試しに聞いてみた。」

「強いよ。憂太も特級術師だからね。彼も僕に並ぶ術師になるからね。」

自慢気にそう言った。あの五条さんが言うんだ、相当な術師なのはよく分かった。

「そういえば桜井がここにいるということは、もしかして、まさか」

「そのまさかですよ。何故か呪力が元に戻ったのですよ。おかげでまた呪いどもの胸糞悪い顔が見えたし、あんたとも会うことになった。」

「僕とそんなに会いたくなかったの?」

そう会話していたら二人とも高専に戻ることになった。

「そういえば桜井はこれからどうする?呪力が戻ったし高専に戻る?」

「俺は……」

正直考えていなかった。呪力が元に戻るとも思ってなかったことや、こんなことになるとは予想していなかった。五条さんのことだから何か裏があるのかもしれないが正直どうするか、考えてなかった。

「ま、とりあえず考えておいたら。答えが決まったら僕に電話して、楽しみにしているよ。」

その後、五条さんの連絡先を教えてもらい、別れることにした。気づけばもう朝になっていた。

「とりあえず家に帰ろう。帰ってから今後のことを考えるとしよう。」

とりあえず家に帰ることにした。

「未練なく出たつもりなのにな。……俺もまだあそこに執着しているのかもな。」

いろいろあったせいか疲れがどっしり背中に掛かっていた。

 

 

次回  「東京都立呪術高等専門学校」




購読いただきありがとうございます。次回以降原作キャラもたくさん出てくると思います。(順調に進めば(・・;))137話読みましたがまさかこうなるとは思っていませんでした。続きが早く見たい(  ̄▽ ̄)乙骨先輩もこの物語に登場する予定なのでお楽しみ。次回も見てください。感想評価よろしくお願いします。


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東京都立呪術高等専門学校

どうも作者の翔 長月です。最近バトスピに夢中になっています。いつかバトスピの小説も書いてみたいですね。そんなこんなで第5話完成しました。どうぞ!


とりあえず家に帰ってきた。

現在の時刻は12月25日6時0分。

龍琉の自宅は職場近くの駅から3駅先の駅前のアパートに住んでいた。今日は休日なので職場には行かなかった。そこで龍琉今後のことを考えていた。

「………はい、そうですか、……いえ、こちらこそ、今までありがとうございました。……ええ、それではお元気で。」

職場からの電話だった。今週限りで会社を閉じることになった。ここ数年、あまり業績が伸びなかったためか、前々から閉じることを相談していたが今日で畳むことにしたらしい。

「……これからどうしようか。」

正直、五条さんの誘いに乗れば仕事にも困らない。だか、一度あの場所を去った身だ。今さら戻るのかと迷っていた。龍琉は電話を取りある電話番号にかけた。

「……久しぶりだな。お前から掛かってくるとはな。」

電話をかけた相手は、高専時代からの同期である

榊原海都(さかきばら かいと)今は一級術師として個人経営で呪術師をしている。

「実は折り入って話しがあってな。」

「もしかして術師に復帰することか?」

……何故か分からないが海都が復帰の話を知っていた。

「……誰からその話を聞いた。」

「五条さんが言ってた。」

あの野郎、後で覚えておけ。そう思いながら話しの続きを始めた。

「実はどうしようか迷っている。」

「……一度辞めたことを気にしているのか。」

「……ああ。」

「別に良いじゃないか、辞めるも復帰するもお前次第だし。他人の目なんて気にするような奴じゃないだろ。」

さすが、長い付き合いだから言いたいことも理解してくれた。

「この仕事はいろいろあるけど、やりたいならやれば良いじゃないか。俺は良いと思うぜ。」

「……ああ、ありがとな、少し楽になった。」

「……そうか。」

海都と話し、龍琉の気も少し楽になった。そして彼は決めた。もう一度あの世界に戻ることを。

「そうだ、龍琉少し提案がある」

「なんだ?」

「もしお前がいいのなら、俺の事務所で働かないか?」

事務所?……そういえば海都は個人経営で呪術師をしていたな。高専からの依頼だけでなく個人で依頼を受けて呪いを祓っていた。

「……まあ、考えておくよ。ありがとな。」

「いつ復帰するんだ?」

「今日、今から五条さんに連絡して明日高専に向かうよ。」

「そうか、これから互いに頑張ろうな。」

「ああ!」

そうして海都とは一度別れた。

さて、五条さんに連絡しますか。

龍琉は五条悟に電話することにした。

「……ハイハイ、僕だよ」

「ご無沙汰してます。明日、高専に伺います。」

「そう。クックッ。」

「……なに笑っているんですか。」

「いや、これからが楽しみだからつい。」

「……そうですか。」

「じゃあ、明日楽しみにしているよ。」

「分かりました。」

再び舞い戻ってきた。この世界に。そんな俺に祝福を。

 

2017年12月26日 東京都立呪術高等専門学校

 

ここは東京にある山中ここに呪術高専がある。一般人には秘匿されているので結界で覆われて隠されている。

「やぁ、待ってたよ。」

「待ったのは俺の方何ですが。」

「少しだけでしょう。さ、行こうか。」

そうして、俺は五条さんに連れられて、高専に向かった。

「まずは学長に挨拶、その後は、上層部の老人どもに挨拶に行くよ。」

「まだ上層部と揉めてるんですか?」

「まあね。あいつら僕のこと嫌いだし。」

嫌われてもしょうがないと思うのは俺だけか?

そう思いながら向かっていた。

 

 

次回  「特級に近き者」

 

 




どうも作者の翔 長月です。最近、いろんな漫画を読んでいますが、呪術廻戦は改めて面白いと思ってます。続きが楽しみ過ぎて待ちきれない。アニメも最高!さて、これから原作登場キャラもたくさん出てきます。少し変なところがあるかもしれませんが。頑張って再現しますので。それではまた次回。


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特級に近き者

どうもです。本誌の続きが本当に楽しみでワクワクしてます。
乙骨先輩の術式がいまいち分からない(  ̄- ̄)伏線が大量にあると解くのが難しい。そんなこんなで第6話どうぞ!



2017年12月26日

ここは呪術高専にある建物の内部。この建物の中には、呪術界のお偉いさんたちが仕事しています。まぁ、ほとんど術師たちに任せっきりで仕事しているかなんて分からないけど。俺は復帰したということで一応挨拶に来ている。あいつらに挨拶する必要あるのかと思いながら向かっていた。

「着いたよ。じゃあ挨拶に行ってきてね。おちょくってきてもいいよ。」

「そんなことするのはあなただけでしょう。俺はあいつらと喧嘩しにきた訳ではない。まぁ、うざかったらなんかするかもしれないけど。」

「クックッ。まぁ、頑張ってきて。」

そして、上層部のいる部屋に着くと、五条さんを外で待たせておいて、俺は部屋に入った。部屋に入ると少し暗くなり蝋燭と一つの照明の明かりだけが光っていた。俺はその部屋の中心に来た。その周りには、襖がいくつかあり、その向こう側に高齢の術師がいた。彼らが呪術界のお偉いさんである上層部の人たちだ。

「久しいのお、桜井龍琉。よくぞ呪術界に戻ってきた。」

「お久しぶりです。一応復帰したので挨拶に来ました。」

「ヒッヒッ挨拶とはずいぶんな言い種だのぉ」

「不愉快にしたのなら詫びます。少し敬語がなってないのでな。まぁ、これから世話になります。」

「クックッこれから呪術界のためにその力をふるえよ。」

「分かってますよ。一応言っておきますが、俺と五条さんを一緒に扱わないでください。あの人とは違ってあなたたちの命令も多少は聞きますが、あまり喧嘩はしないでくださいね。両方ともうざいから。」

「ふん、余計なことを。」

「この世界が割れてしまっては、困るので。それでは失礼させていただきます。」

そうして龍琉は部屋を後にした。

「……食えない奴め。」

「せいぜい働いてくれよ。お主の実力は特級と同等の力を持っているからのぉ。」

高専の廊下に出た。そこでは、五条さんが高専生といた。

「そういや五条さんは高専の教師だったな。あんな幼稚な所あるのに。」

「ん、戻ってきたね待ってたよ。」

「別に待ってとはいってませんよ。逆に何で待ってたのですか。」

「ちょっとひどくない。」

そうしていると

「おい悟、横にいるのは、誰だ」

「しゃけ」

「見たことない術師だな」

「年上の人だからみんな敬語使ったほうか」

三人と一匹……?変な組み合わせだな。

「五条さん、この人たちは」

「ああ、みんな高専生だよ紹介するよ」

禪院真希 呪具使いで御三家禅院家出身

狗巻棘 呪言師 狗巻家出身

パンダ 

そして僕と同じ特級術師の乙骨憂太

「とまぁこんな感じ。」

なんか一番欲しい説明がなかった……。

「んじゃ、みんなに彼を紹介します。!」

「彼の名前は桜井龍琉、最近復帰した一級術師で僕と互角に戦える術師の一人でーす。あと僕の先輩。」

「よろしく。っか先輩なんだからこの場くらいは敬語を使えまた歌姫に怒られるぞ。」

挨拶した後生徒の顔を見ると、みんな、え!?って顔してた。

「悟と互角って……」

「マジ……」

「しゃけ」

「すごい……!」

別に互角ってわけじゃないけどな。確かに俺の術式使えば、五条さんの無限も滅却できるけど、すぐに張り直されるけどな。

「それじゃ、今から体術の訓練をしようか。彼、体術も強いし。」

え……マジか。一応体術も多少はできるけど、急に言われても…。

「へぇー、やってやろうじゃないか。」

「こっちはいつでもOKだぜ。」

「しゃけ」

「よ…よろしくお願いします」

全員殺る気だ。しょうがない。頑張りますか。

で、一人ずつ行くか、それとも全員できてもいいよ。

「っつ、舐めやがって。行くぞ!」

まずは禪院がきた。長物を素早く振るい一気に間合いを詰めてきた。

「勢いがあるな、武器の扱いも上手いな。だが」

龍琉は足を引っ掛け、体勢を崩すとスピードが緩んだ長物を掴みおもいっきりふるって奪い取ると一気に間合いを詰めて寸止めでふった。

「……俺の勝ちだな。」

「クソっつ……」

「さて、次は」

「俺だ」

パンダが出てきた。一体何なんだろうこいつ。もしかしたら学長の呪骸かなぁ。だとしたら、ヤバいな。

「……こい!」

 

その頃とある某所では

「まさか、夏油くんがあんなことを起こすとはね。これからの呪術界は荒れそうだね。」




どうもです。最近はネタが思いつくので更新が早くなってます。けど、これからしばらくは更新頻度が遅くなると思います。3月ぐらいにはまた更新が早くなると思います。それまでしばらくお待ちください。それでは、また次回お会いしましょう。


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実力

どうもお久しぶりです。最近は時間の余裕が出来たので、書く時間が増えています。どんどん執筆していってます!続きを書くのが楽しい(  ̄▽ ̄)最近はたくさんの方々に読んでいただき本当に感謝しています。ありがとうございます!これからも頑張って書いていきますので応援よろしくお願いします。そしてもっとたくさんの方々に読んでもらえるように頑張ります!それでは第7話どうぞ!


2017年12月26日

高専生との体術訓練、次はパンダがかかってきた。本当に何なんだあのパンダ?パンダってあんなに機敏な動きするの、動物のことはあまり知らないけどあんなに機敏に動けるものか?ますます分からないな。あれかな、学長の作った呪骸かな?だとしたら、あの人けっこう可愛いもの好きかな?ギャップありすぎだな。そう考えていると、パンダが急に間合いに入ってきた、さっきの禅院との動きを見てここが勝負処だと見たのか次々とパンチを繰り出してきた。パンダってあんなに機敏に動くのかなと思っていた。

「やるな!だか。」

龍琉はパンダの腕を取ると一気に背負い投げをし綺麗に投げた。

「負けちゃった。……( ;´・ω・`)」

「パンダにしちゃなかなかだったぜ。まあ、パンダとなんか戦ったことないけどな。」

「おかか」

次は狗巻 棘とだ。さっきからおにぎりの具しか喋っていないけど、確か狗巻家は呪言を使うからか……。語彙を絞っているのか。あれで会話通じるのか……。

そうこうしているうちに決着が着いた。動きはわるくはなかったがやっぱり呪言がメインかそこまで接近戦には慣れてないな。

「……で、次は……君か…ならこれで行くか。」

龍琉はそう言うと手から剣のように成っている弓を取り出した。

「……あれは。」

「ん。あぁ、あれは龍琉が周りの呪力から作りだした。武器だよ。」

「強い呪力の塊だな。ここら辺は呪力がたっぷりあるしな。並の術師じゃ一撃だな。」

「……よろしくお願いします。」

憂太も剣を構えた。

「遠慮はいらん。こい!」

さっそく向かってきた。

動きは……思っていたより速いな振りも速いし絶え間がないし、……ちょっとヤバいな

「……少し乱暴になるが。」

龍琉は弓を構えると地面を蹴り恐ろしい速さで駆けた。

「!!速い?!」

一気に詰めると乙骨の持つ刀を打ち上げた。

「……速すぎじゃね」

「ふぅー、久しぶりにこれを使ったな。」

「い、いまのは何ですか?」

「今のは飛廉脚 周りの呪力を足に固めておもいっきり蹴りあげることで速く移動する技だ。五条さんの術式順転青よりはスピードは遅いけどそれなりのスピードは出せるよ。それにしても君もすごいね!一年生でこの実力!頑張れば最も強くなれるよ。」

「あ、ありがとうございます!」

「さて、そろそろ学長に挨拶に行くから今日はここまで、楽しかったよ。」

そう言うと、龍琉は建物に入っていった。

「……ヤバいな、あいつ。あれで復帰したばかりかよ」

「悟が言っていたとうりだな。」

「しゃけ」

「けど、何であんなに強いのに止めていたのかな」

そう話ながら生徒たちは、彼を見ていた。

 

「……さて、学長の部屋は何処かな。」

そう探していると

「七海ィなんか面白い話してぇ~」

「………」

「じゃあ廃棄おにぎりでキャッチボールしながら政教分離について語ろうぜ。」

「お一人で」

「……何しているのですか。生徒を放っておいて。」

「ん、あぁ終わったのどう僕の生徒たちは。」

「なかなかですね。あなたが預かっているだけはある。後、お久しぶりです。七海さん。」

「これは、桜井さんお久しぶりです。五条さんから話は聞いています。復帰したのですね。」

「まぁな、これから世話になるがよろしく頼む」

「こちらこそよろしくお願いします。」

「じゃあ俺は学長に挨拶してきます。ここで失礼します。」

 

龍琉が去った後

「五条さんあの人の術式は戻ったのですが」

「そうらしいよ。これで呪術界に何かあるといいね」

「あの人は私以上に役に立ちますから。しかし、あの人は何故術式を失くしたのですか」

「それはね、ある事件があったからだよ。」

 

 

次回 「呪術師」

 

 

 




前回の投稿から1ヶ月以上経っていました。本当に申し訳ありませんでした。(ToT) 次回からどんどん執筆していきますので。失踪はするつもりはありませんので、ご心配なく。続きはもう暫くお待ちください。もう一つの小説も早めに更新しますので。それではまた次回。

追加 この時の乙骨は里香を解呪したばかりで、まだリカでは
ありません。


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呪術師

どうもです。長いことお待たせしてすいません(ヽ´ω`)アニメロスになっていました。しかし、本誌はヤバい
(  ̄▽ ̄)ワールドトリガーも最近見たけど面白い。後、魔法科高校の劣等生や無職転生にもハマっています。作者の方々の凄さがよく分かります。こんな物語よりも百倍面白い。ではつまらないですがどうぞ。


高専の一室にて、桜井龍琉は夜蛾正道学長と面談していた。

部屋に入ると学長が人形を作りながら待っていた。人形は学長お手製の呪骸で可愛く作られていた。この人の趣味がいまいちわからない。

 

「お久しぶりです。夜蛾学長。」

「久しぶりだなぁ。お前が止めて2年だが、まさか戻って来るとはな。

「俺も予想してなかったですよ。まさかまた、ここに来ることになるとは。」

「早速だか、お前が復帰できるか確認するための、任務を与える。やれるか」

「やってみますよ。それで、何をすれば?」

「八王子で、準一級呪霊が出た。そいつを祓ってくれるか。」

「……準一級か、準備運動にはちょうどいいですね。分かりました。」

「外に補助監督が待っている。すぐにでも行ってくれ。」

「了解。やってきますよ。」

 

 

 

そうして、龍琉は部屋を後にした。

 

「さて、行く前に飲み物でも買っていくか。」

高専には自動販売機も有るが入れる業者も限られており、窓から斡旋される場合もある。

 

龍琉が飲み物を買って飲んでいると。

 

「やぁ、久しぶりだね。龍琉くん。」

そこに背の高い金髪の飄々とした女性が現れた。

 

「……お久しぶりです。九十九さん。」

女の名は九十九由基  五条悟、夏油傑、乙骨憂太と並ぶ特級術師の一人。

「……海外に行っていたはずじゃないんですか。」

「夏油くんが百鬼夜行を起こしたと聞いてね。ちょっと様子を見に来たけど、もう終わっていたようだね。」

「……まだ、海外にいるのですか?上層部に嫌われてますよ。ろくに仕事もしないで放浪しているって。」

「まだ私の目的は達成されてないからね。君も協力してくれるかね。」

「残念ですが、俺は今戻ったばかりですし、今から任務があるので」

「……そっか。」

「でも、まあ何かあれば言ってください。できる限りのことはしますし、何よりあなたの目的は面白いですからね。では、失礼」

そうして、龍琉は任務に向かうことにした。

「楽しみだね。また会うのが。……あ、好みのタイプ聞いてないや。( ;´・ω・`)」

 

 

東京都八王子市

 

「な…何なんだこの化け物は!うわぁぁぁ!」

「フヒヒ、人間オイシイ、モットタベタイ」

薄暗い路地裏で一人の人間を食らっている呪霊がいた。

 

「オナカ、スイタ。モットタベタイ」

その呪霊は人の多い住宅街へと移動し始めた。

 

龍琉は補助監督 伊地知 潔高が運転する車に乗り八王子市へと移動していた。

「今回の任務は八王子にて12月10に変死体が見つかったことから判明しました。被害者は男性で頭と左腕しか残っていなく、おそらく全身を捕食されたと思われます。被害者数も不明で多くいると思われます。等級は不明ですが、おそらく準一級以上かと。今現在、一級術師の手か空いてないので龍琉に回されたのかと。」

 

「まあいい、久しぶりの任務だ。それぐらいないと楽しめないよ。」

 

 

 




どうもお久しぶりです。しばらく空いていました。最近忙しいうえに、なかなか内容が思いつかなくて。(ヽ´ω`)これからはもっとたくさん投稿するので頑張ります。次は1ヶ月以内に投稿したい。( ;゚皿゚)ノシ それではまた次回!


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捕食者

どうもです。間が空き過ぎてしまってしまいすみませんでした!(ToT)現実がとても忙しく、なかなか書けなくて、なんとかして早く書けるようにします。( ;´・ω・`)最近は、魔法科高校の劣等生にはまっています。小説書いてみたいなぁ。(  ̄- ̄)
それではどうぞ!


in 東京都八王子市

 

「さーて、復帰記念の任務ってのもあるけど、少し楽しみになってきたなあ。あ、伊地知さんは近くで待っててね。一緒に来たら食べられるかもしれないから。」

「ええ?!わ、分かりました。お気をつけて。」

 

とりあえず万が一の場合に備えて伊地知さんには、近くで待機してもらった。

 

「さーて、お仕事開始しますか!とりあえず、今は午前0時ちょうど少し辺りを散策してみるか。」

 

辺りは居酒屋などかまだ空いているためか明かりがまばらにあった龍琉は路地裏などの暗い所を中心にしばらく呪霊を探した。

 

 

一時間後 午前1時

 

「……居ないな。今回は外れかな、どうしようか。……伊地知さんに連絡しようかな。」

 

龍琉はしばらく探していたが肝心の呪霊が見つからずにいた。」

 

「どうしよか、……そういえば、今回の呪霊は人間を補食していたな。………やってみるか。」

 

そうして、龍琉は懐からナイフを取り出し、自分の腕を少し切った。」

 

「っ……これで血を流せば匂いで来るかな?」

そうして血を流して、しばらく待っていると

 

「………ぐぅぅ…」

 

血の匂いを嗅いでか、呪霊が一体近づいてきた。見た目は犬のような姿をしてるが普通の犬よりも筋肉が太く、大きさも中型の熊ぐらいの大きさだった。

 

「思った通り。匂いで来やがった。しかし思ったよりもデカイな、熊かよ。」

 

そうすると、呪霊は龍琉の方を睨んでいた、その目は、獲物を見つけて補食しようとする目だった。

 

「どうやらあっちも俺をエサとして見たようだな。久しぶりに殺るか。」

 

龍琉の方も睨み何時襲い掛かってきても対応出来るように構えていた。

「ググッ……。ガァァァーー!」

呪霊は龍琉に向かって吠えると、まっすぐ襲い掛かって来た!

その勢いで呪霊は手の鉤爪で切り裂こうとした。それを龍琉は見切り右に避けた。

 

「危ないなあ。あれに裂かれたら致命傷になるな。」

 

「ググッ……呪術師ィ」

龍琉を見て呪術師と気づいたのか、片言だが、呪術師と言った。

 

「何だ、喋れるのかお前、どうやら実力は準1級やな」

 

そうすると、再び、龍琉の方に突進してきた。

「だか、それだけじゃあ芸がないな!」

避けると同時に大気中の呪力を集めて弓と矢を作った。

 

「……天弓!」

 

この技は大気中の呪力を集めて弓と矢を作り矢を放つ単純な技だが、準2級以下の呪霊が受けると、一撃で消滅する。

呪霊はそれを受けるも、片腕を飛ばされるだけだった。

「グガァァァーー!?」

 

呪霊は腕を飛ばされたことに驚きながらも、二足で立ち上がり、そのまま腕を振り下ろしてきた。

 

「おおっとぉ、危ないなあ、だが、これを受けてまだやるか、こいつは、思ったよりもやるなあ、だが」

 

この時龍琉は次の矢を装填させており、避けた瞬間に放った!

その矢は、呪霊の首を飛ばしていた。

 

「術式が使えないならお前は2級だな。」

そして呪霊は、跡形もなく消滅していたな。

「うん。怪我もせずに終わった、さて伊地知さんの車に乗って戻るか。」

 

そう言うと、龍琉は伊地知と合流するために、降りた所の近くに戻ることにした。

 

 

 

「なかなかやるなあの術師、戦ったら面白そうだな。」

 

その後ろ姿を見つめる者もいた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

次回 「消滅の術師」

 




だいぶ遅れてすみません( ´;゚;∀;゚;)次回からは前よりは早く投稿できると思いますので。頑張ります。

自分は最近ジョジョの奇妙な冒険にはまっています。特に好きなのは、五部!名言もカッコいいスタンドとキャラもあってもうさ最高!皆さんの好きな部はありますか?

それではまた次回。


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再来

ついに10話突破!万歳!
これからも楽しく書いていきます!
頑張ります!
( ´;゚;∀;゚;)


 

 「……誰だ、俺の背中を見ていたのは?」

 

龍琉は、後ろから視線を感じ振り返るが、そこにはただ町並みが広がっているだけだった。

 

「……気のせいだといいが。」

 

とりあえず、何もなかったので戻ることにした。

 

 

in 東京校

 

「オツカレサマンサー!どうだった、久しぶりの任務は?」

 

「…正直、復帰戦にはいいが、少し簡単すぎだな。だが、あの時の感覚は戻った。斡旋ありがとう。」

 

「いやいや、これくらいどうってことないよ。それで、これからどうするの?」

 

「ひとまずは、海都の所で世話になるから、京都にいくな。」

 

「うげぇ、あの腐ったミカンのバーゲンセールのとこに行くの。」

 

そういえば、五条は上層部が大嫌いだったな

 

「まあ、別にあいつらに関わるわけではないから、大丈夫だ。いざとなったら殺り合うだけだ。」

 

「おー怖!ま、頑張ってくださいよ、先輩。」

 

「せいぜい頑張らせてもらうよ。」

 

ちなみに、俺と五条は先輩後輩関係で俺の方が2つ年上だ。

 

「それなら、京都校の方に連絡しようか。」

 

「ああ、よろしく頼む。」

 

色々あって、ここに戻ってきたが、上手くやっていけるか。

 

 

 

とある町では………

 

 

「うおおおー!最っ高だ。見たか、あいつ呪霊を一瞬で消し去ったぞ!信正の作った呪霊を!」

 

「少し静かにしてくれないか。興奮するのは分かるけど。」

 

とある建物の中の部屋には4人の男女がテレビを見ていた。そして見ているのは龍琉が呪霊を戦闘をしている時のものだった。

 

「しかし、お前の作った呪霊をあっさり倒すとはなあ。」

 

「設定では、実力は準1級にしていたが、こうもあっさり殺られるとは、何者だこの術師は。」

 

「高専では確認されていない術師だな、フリーの者かあるいは呪詛師か、いずれにせよ調べておかねばな。わしらの計画の障害になるかもしれないからなあ。」

 

「殺した方がいい?」

 

「殺るなら俺に殺らせろ!俺がブッ殺してやる!」

 

「まあ待て、玄三が調べてからだこいつを殺すのは、少し待っていろ。」

 

「こいつの術式、何だ?呪霊を一瞬で消滅させやがったぞ。どういうことだ?」

 

「こいつが去った後、現場に行ったが跡形もなく消え去っていたな。おそらくそういう術式だろうな。それも含めて玄三に調べてもらう。」

 

「まあ、任せておけ。直に分かる。」

 

「俺たちの目的の前に障害となるならば排除するぞ。」

 

その者たちは、何か目的を持って動いているようだった。

 

そして、その目には光すらもない暗闇のような目が妖しく画面に映っていた。

 

in  京都

 

「やっぱり来てくれたか、俺の期待どうりに。」

 

「別にお前の期待どうりになりたいわけではないが、まあ、お前の言うとうりここでしばらく世話になる。」

 

「分かった分かった、その代わりしっかり働けよ。」

 

「分かっている。」

 

「それじゃあ、今から京都高専の奴らに復帰の挨拶に行ってこい。世話になると思うからな。」

 

「分かった、今から行ってくるよ。」

 

「学長にもよろしく言っといて。それと、あいつにもね。」

 

 

ここから始まる、俺の死と再生の物語。

 

 

 

 

 

次回  「魔窟」

 

 

 

 




今回は投稿を早めるために短めになりましたが、次回からは物語も長くなると思います。投稿は早くなるよう努力致しますのでごゆっくりお待ちください。
それではまた次回、お楽しみに。


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逆行と猜疑
魔窟


約2年ぶりに投稿しました。すみません。

学業が落ち着いたので。これからはどんどん投稿しますので、

暇な時に見てください。


俺は新幹線に乗っていた。理由としては、久しぶりに京都にい

 

くためだ、京都にも高専があって、御三家も大体京都にいる。

 

御年 何歳かも分からないようなヨボヨボ爺婆が尊大に

 

居座っている。ここを卒業して…………何年かな?

 

いつだったかな、海都が京都を老人ホームと本人の前で言って

 

揉めたこともあった。それが懐かしい。

 

校門の前に来た。卒業したとき、当時の最新カメラで

 

記念撮影したな

 

記憶を失って以来だよ。

 

それは良いとして。

 

龍琉「何で来たの?」

 

海都「良いじゃないか!固いことはなし!高田ちゃんの

 

サイン会が終わったとこだから。ついでに後輩に案内

 

してもらうから。紹介するよ。一級術師の東堂だ。」

 

東堂「三年の東堂だ。Mr.桜井。実力は聞いている。」

 

見た目と年齢があってない。

 

在学中に一級って、凄いな。一応卒業目前に俺も一級に

 

決まったが、この時点でその評価か。

 

 

東堂「学長の部屋はここだ。俺はここで失礼させてもらう。」

 

 

 

 

 

龍琉「あいつとどういう関係?」

 

海都「同志だ。高田ちゃんを愛する者だ!」

 

 

あぁ…………あのアイドルね。例の散歩番組で見たけど…

 

まさか身内でハマってる奴がいるとは

 

早めに着いたからもう一人同期を待つことにした。

 

龍琉「そういえば、玲子と歌姫は元気か?」

 

海都「あぁ………あいつらね、元気だよ。今日は歌姫も呼んだし。あいつ、ここで教師になったらしい。」

 

 

龍琉「……………マジ。」

 

海都「マジだ。だから気苦労でクマでもできてるじゃないかな。面白そうだから見てみたいな。シワができてたり。」

 

???「誰の顔にシワができてるのかしら………。」

 

 

後ろから、呪力が凄い漂ってるのだけど………

 

エ、何?!ちょっと怖いのだけど!

 

海都「…………これはこれは、ご機嫌斜めじゃなァ…」

 

 

話終わるまでもなく殴られた。そらそうよ。

 

 

海都「テメぇ!いきなり顔は卑怯だぞ!」

 

 

???「あんたは女子に対して気遣いがないのよ!」

 

こんな所で喧嘩しないでくれ。止めるのが面倒。

 

 

海都「自分のこと女子とか、もっと若作りしてかラッ…」

 

 

もう一発食らってそのまま倒れた。

 

 

 

龍硫「……相変わらず乱暴だな。五条の言う通り、変わってなかったな。歌姫。」

 

 

 

彼女が府立呪術高等専門学校教師 庵 歌姫

 

俺達の数少ない同期の一人であり五条の先輩だ。

 

彼女は俺を見るや否やいきなりビンタを食らわしてきた。

 

歌姫「…………変わってないのは貴方の方よ…………いつの間に居なくなったと思ったらふらっと来て。あの時もそうだったわ!

何も言わずに消えて!どれだけ心配したのか…………」

 

 

目に涙を貯めながらこっちを凝視してきた。

 

 

龍硫「変わるも何も………俺は俺だ…………あの時は……すまなかった。」

 

 

歌姫「…………私より、玲子に言って。あの子ずっと心配してたのよ。学長に問い詰め。」

 

龍硫「…………そうか。後で謝っておくよ。」

 

 

歌姫「………何でまた、戻って来たの。」

 

 

龍硫「仕事がなくなった。後、記憶が戻った。」

 

歌姫「そう。………足、引っ張らないでよ。」

 

 

龍硫「それを言うなら。お前こそ腕鈍ってないだろ。」

 

 

歌姫「当たり前よ。」

 

 

 

海都「あの~イチャイチャしてるとこ悪いけド……」

 

 

今度は龍硫に腹を蹴られて、またも苦しそうになってた。

 

 

海都「ゲホゲホ。お前まで……蹴るの……かょ。」

 

 

龍硫「余計なことを言うからだ。…………そうだ。玲子は今何処に。」

 

 

歌姫「今は奈良まで任務に行ってるわ。」

 

 

龍硫「そうか。………この後馬鹿と一緒に学長の所へ行くけど。」

 

歌姫「学長なら今東京にいるけど。会わなかったの。」

 

龍硫「…………………。」

 

俺は無言でとなりで倒れている海都の襟を掴んだ。

 

 

龍硫「おい、どういうことだ。俺はお前に言われて来たのだか弁明してみろ。」

 

 

海都「あ~~実は、会うのは明日であって、今日は仲間との感動の再会にしようと思って、えへ。」

 

 

作り笑いしながら言ってきた。心底腹が立つ奴だ。

 

 

龍硫「………以外と五条の言ってることって信頼できるな。」

 

海  歌「「((それはない!!))」」

 

 

 

龍硫「ったく、明日かよ。じゃあ今日はどうするんだ。」

 

海都「決まってるよ。今から玲子の所に行くぞ!」

 

龍硫「何でだよ。あいつ一人で事足りる任務だろ。」

 

 

海都「あ、言ってなかったな。あいつ一人で特級の任務に行っているんだぞ。」

 

 

 

 

龍硫「………マジで」

 

 

海都「マジそん。ちょっと上層部の連中の一人を脅して掴んだけど、どうやら誰かが不始末をしでかねて、その尻拭いを秘密裏に任務として入れて、あいつが引っ掛かったとのこと。」

 

 

 

龍硫「(…………前も腐ってたけど、今はもっと腐ってた。)」

 

 

海都「で、どうする。」

 

 

龍硫「ついでだ。…………迎えに行ってやるか。もちろん、付いて来るよな。歌姫。」

 

 

歌姫「………………仕事まだ残ってるけど、あの子が心配だから私も行くわ。」

 

 

龍硫「というわけだ。さっさと誰かに頼んで車出させろ。」

 

 

海都「何で俺がやらないといけないの。」

 

 

龍硫「お前が持ってきたネタだから。」

 

 

海都「ちぇ。分かったよ。少し待ってろ。」

 

 

 

~30分後~

 

 

海都「いやぁ、悪いね。わざわざ無理を言って。」

 

 

???「………仕事が空いていただけだ。それに、久しぶりの奴もいるからな。出張サービスだ。」

 

 

龍硫「感謝するよ。武尊。」

 

 

三条 武尊 呪術高専補助員。俺達と同じ年だか東京校出身

 

 

武尊「で、何で教師も来てるの、授業放棄。」

 

 

歌姫「もう授業終わったわよ。仕事は、ちょっと残ってるけど。あの子たちは大丈夫。」

 

 

龍硫「今の代は結構粒ぞろいだろ。学生で一級の奴がいるど聞いているが。」

 

歌姫「あぁ、東堂のことね。生徒の中で一番強いわ。だけどちょっと性格が………何というか……。」

 

 

海都「学生であれば、胆が座ってる。ドルオタだけど。」

 

 

龍硫「ふーん。いい生徒が育ってるじゃないか。」

 

 

武尊「お話のところ悪いが、今回の任務は分かってるか。」

 

 

海都「吉野山で特級が出たのだろ。四人掛かりならある程度は大丈夫だろ。」

 

 

武尊「どうかな。調査に向かった、二級が二人、その後、一級が一名向かうも返り討ちにあってる。どうやら落武者の霊とあそこに広がる残留思念が強くなってるいらしい。呪物を吸収した可能性がある。」

 

 

龍硫「今さら引き返したりしないよ。」

 

海都「右に同じく。」

 

歌姫「私も。」

 

 

武尊「……………君たちに言っても無駄だったみたいだね。現場の付近で合流するから、準備よろしく。」

 

 

 

~数時間後~

 

 

 

???「はぁ…………。どうしたらいいの、私一人であんな化物………無理だよ。」

 

彼女の名は御剣 彩希。準一級術師である。

 

 

彩希「どうしよう、また行かないと、援軍が来るって武尊さんが言ってたけど、一人、二人じゃ無理よ。」

 

 

 

そう嘆きながら、喫茶店待っていた。

 

 

海都「てか、あいつ何処に居んの?」

 

 

龍硫「この先の喫茶店。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

彩希「ん………誰かしら。」

 

 

彼女か声のする方を見ると、二人の男性と一人の女性が歩いてきた。

 

彩希「………………………え?!みんな!」

 

海都「あ、お久!」

 

 

龍硫「久しぶり。」

 

 

歌姫「彩希迎えにきたよ!」

 

 

 

 

彩希「うぅ、みんな!来てくれたの。」

 

 

龍硫「泣くな泣くな。」

 

 

 

彩希「だってぇ~居なくなって、死んだと思ってたから~」

 

 

龍硫「分かったから、ほら行くぞ。」

 

 

彩希「うん!!」

 

 

 

そうして、合流した四人は日が落ちたと同時に暗闇の中を進み目的地へと向かった。

 

 

 

龍硫「今回出たのって落武者?」

 

 

彩希「落武者がたくさん来て馬みたいな呪霊もいて数が多くて撤退したのよ。そしたら法螺貝みたいなのが鳴って呪霊も引いたの。」

 

 

歌姫「なら、呪霊にも頭目がいるかもね。」

 

海都「さっき武尊が調査していたけど京都の天龍寺の霊廟を動かした痕跡があったみたい。そこから漏れ出たのがここの地縛霊と合体したみたい。おそらく特級。既に犠牲者多数。」

 

 

会話している内に山の中腹にある川まで来た。辺りは暗闇に覆われ虫の声や川の音がするだけだった。

 

彩希「呪霊はいない。」

 

 

海都「隠れているか。」

 

 

歌姫「多分、川を渡ったら出てくるかしら。」

 

龍硫「だろうな。未完成の領域が付与されてるかも。」

 

 

 

川や境界を跨ぐ行為は一種の呪術的な意味があり、彼岸へと跨ぐのと同じである。

 

 

海都「誰が一番最初に渡る?」

 

龍硫「俺はパス。後はよろしく。」

 

歌姫「何でそんなこと決めないといけないのよ!」

 

 

彩希「そうよ!二人が先に行って!」

 

 

龍硫「よし、お前からだ。」

 

 

海都「結局俺かよ。」

 

 

一人ずつ川を渡ると何処からか法螺貝がなり辺りはまるで戦場の様な雰囲気に変わった。

 

 

アシ………カ……ガ八…………ドコ……ダ………

 

薄気味悪い声と共に落武者の姿をした呪霊たちが集まってきた

 

 

 

海都「気味が悪い。さっさと払おう。」

 

彩希「大丈夫。さっきとは違う大丈夫。」

 

歌姫「彩希、今度は私もいるから。」

 

龍硫「早く終わらせよう。俺は眠くて仕方がない。」

 

 

四人が構えると同時に落武者たちも奇声をあげながら向かってきた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

???「おやおや、先に術師がいたか。高専の連中が。」

 

 

 

遠くから双眼鏡で山を見つめる者が1人いた。

 

 

???「見定めさせてもらうよ。奴らの実力を。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

次回  怨念




ある程度はネタはあるのでしばらくは困らない!

多分。取り敢えず原作の時系列まで合うように頑張ります。

今後ともよろしくお願いします。


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怨念

ここからどんどん投稿しますので気長にお待ちください。


彩希が言ったように数が多いな。1人じゃヤバかった。

 

 

奇声をあげながら落武者どもが向かってきた。

 

 

龍硫「…………………天弓!」

 

 

術式で弓を作りそのまま連続で発射し、射られた呪霊は消すも次々に現れる。

 

龍硫「やっぱやめ。こっちでいくか。」

 

 

そして俺は、術式であるものを作った。

 

 

龍硫「…………………銀月!」

 

 

大気中の呪力で作り上げた呪力の鎌、銀月。切れないものはなく、少しでもかすれば出血する。

 

 

龍硫「…………………ふん!」

 

 

ある程度長くするとそのまま一回転で切り裂いた。落武者どもは倒れるもまた増える。

 

 

落武者「キエェェェェッ!」

 

敵は刀や槍、弓矢を使い襲いかかるもそれらを切り落としながら切り裂いていく。だが、武器を切るもすぐに新しいものを出して攻撃してくる。

 

 

龍硫「っち!きりがない!」

 

そうぼやきながらも横を見る暇はあった。

 

 

海都「青龍!」

 

海都の術式は単純明快な式神術、二つの龍、通称青龍を召喚し戦う。青龍自体硬度もあり尻尾は相手を裂き、炎を吐く。

辺りは一体ごと焼き払うもまだ出てくる。

 

 

海都「きりがない、しんどい!」

 

 

彩希「何で私はこの任務を選んだのよ!」

 

彼女は何処からか出した日本刀で相手を切り裂いていく。

 

歌姫「泣き言言ってないでやるしかないでしょ!」

 

彼女も呪力を込めた体術で祓っている。まぁ、彼女の術式は今の状況では使いにくいしな。

 

 

海都「お前らどけ!一気に凪祓う!」

 

その一言を聞き俺達はすぐに前を空けると。

 

海都「拡張術式、炎武森羅!」

 

 

 

二体の龍の炎によって辺り一体ごと焼き祓われた。

 

 

海都「これで雑魚は殲滅。後は奥にいる"奴"のみ。」

 

 

奥の暗闇から陣羽織と甲冑を纏い馬に乗った落武者が現れた。

馬も呪霊だが、周りの落武者どもと違うからどうやらあれが大将か。

 

「コロ…………ス、コ……ロ……ス………コロス!」

 

拙い言葉と共に馬に乗って突撃してきた。続くように手下の落武者どもも槍を持って突撃。

 

龍硫「単純な攻撃だな。前見えてるのか!」

 

槍の攻撃を繰り出し連続で指してくる。

 

だが並の術師じゃ全ては捌き切れない。

 

 

「カカカ………龜裂」

 

一瞬消えたと同時に背後から呪力を纏った袈裟斬り、逆袈裟斬り十連続を繰り出した。俺は両腕や足を少し掠りながらも避けきった。

 

 

龍硫「危なかったな。そのまましてろよ。」

 

 

恐ろしく速い槍捌きを避けながら手に再び呪力を収縮させた。

 

 

龍硫「…………呪弾!」

 

呪力を収縮した弾丸を頭、心臓、そして馬に目掛けて放った。

 

 

「グギャャャ!!」

 

馬が倒れるも頭は掠り心臓ではなく肺の付近を貫いた。

 

 

「キエェェェェ!!」

 

居合い抜きからの袈裟斬りで少し掠った。槍だけでなく刀までも速いとは。

 

龍硫「っち!………………だが、こっからは俺じゃないな!」

 

背後から俺を飛び越え彩希が刀を振った。何とか防ぐも鍔ぜり合いとなった。

 

「グギギィィ!」

 

彩希「さっさと、切られなさい!」

 

 

相手の刀を空へと飛ばすとそのまま横に一閃。落武者を真っ二つに変え地面へと落ちた。

 

 

「ギィィィ!!」

 

切られた上半身が喚き声と共に飛び上がり刀を下ろした。

 

だが、最後の一撃も無惨に避けられ、再び真っ二つに変えた。

 

彩希「悪あがきは無駄ですよ。」

 

刀を納めると共に最後の大将も消えた。

 

 

海都「これで任務完了だな。」

 

龍硫「長期化せずに終われたな。」

 

彩希「終わったよ(涙)早く帰ろう。」

 

歌姫「そうね。私も疲れたよ。」

 

四人は任務を終え帰路へとついた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

???「危ない危ない。変に見つからず終われた。たまたま歩いていたらまさかこんな大捕物になるとは。あんな術師とは戦いたくないね。」

 

 

 

遠くから見つめる目も知らずに。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

次回「愚者」

 

 

 

 

 

 

 

 

 




想定より早く完成しました。完成したのはいいけど戦闘場面が他の方と比べるとひどい。もっと上手くなれるように頑張ります。次回も早く出せるよう努めます。


ついでに付け忘れていたオリジナル呪霊紹介


落武者大将

等級 一級

技 龜裂

術式 多重魂

嗜好・興味 人斬り

嫌いなもの 生きた人間



吉野山に漂う南朝軍の武士達の怨念の集合体。初代南朝のリーダーにして呪術を扱うことのできた
後醍醐天皇は死の間近まで足利家を恨み死後怨霊になりました。そのときに京都の術師と僧、足利家によって怨霊は天龍寺に封印されました。それが今回、寺から漏れ出て吉野山に戻り落武者達と結び呪霊になりました。実力は武器を持てば近接戦はかなり強く言葉も少し話せます。しかし、領域展開はできませんので一級です。けど、特級クラスの実力はあります。
術式は多重魂といい真人の技の名前と似ていますが別物でこれは自身の呪力で落武者を生み出し操ります。龜裂は技で作中のとうり協力な技でこれで何人もの術師を殺しました。

この世界では後醍醐天皇は術師の力を持ち呪術師みたいなのになり、死後は怨念となり京都の術師達の総力で封印されました。天龍寺はそんな怨霊を封印専用の呪物の壺に封印されています。天龍寺には極一部術式を使う人もいて定期的に術師も監視に来ています。


この設定はまた出ます。


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愚者

続きです。もう少しで時系列が一話になりますのでお楽しみに


俺達は任務を終え一度高専に戻った。正直、疲れたよ。

 

こいつらと任務に行くのは卒業して以降初めてたが、

 

あの時より強くなっていることはよーく分かったよ。

 

五条「お疲れサマンサー!どうだった任務」

 

うるさい奴のお出迎えだ

 

 

 

龍琉「…………何でお前がいるの?」

 

五条「いいじゃないかそんなこと」

 

どうでも良くない

 

海都「よー五条おひさー」

 

五条「おひさーどうだった任務。」

 

海都「余裕だよあんなの。俺だけでも良かっただろ。」

 

 

余計なことを言うその口を潰したい。

 

五条「あれ、歌姫は?」

 

龍硫「あいつ等ならカラオケ行った。」

 

五条「ちぇおもしろくないなぁ。」

 

凄く生意気な後輩だ。

 

龍硫「けど楽な仕事だったよ。」

 

 

五条「そうだ。おねがいーがあるんだ。」

 

五条が俺にお願いか目元は隠してるから分からんがこういう場合の五条は俺にお願いという名の押し付けをしてくるからな

なので

 

龍硫「断る。」

 

五条「まだ何も言ってないじゃん。」

 

龍硫「お前のその顔は昔よくみた。俺に厄介事を押し付けるときの顔だ。」

 

こいつにええように使われるのはごめんだ。

 

五条「そんなこと言わずにさ~。そこは先輩としてのね後輩を助けようという心はないの?」

 

龍硫「厄介事を先輩に押し付けるのはダメだ。そこにいるもう一人の先輩に頼みなさい。」

 

海都「あ、ごめん。いま五条に頼まれてることあるのでこれ以上の持ち込みは無しで。」

 

こいつ土壇場で俺を見捨てやがった。

 

龍硫「……………後でお前を消す。」

 

五条「サンキュー!先輩!じゃあお願いします!」

 

龍硫「分かったよ。それよりあいつに頼みごととはなんだ?」

 

五条「あ~今年4年に進級するうちの教え子を頼んでいるの。先輩の事務所にいれてもらう予定なの。」

 

龍硫「ほ~お前のとこも人数増やすのか。」

 

海都「まぁね。立派な子みたいだしうちの戦力としてね。」

 

五条「じゃあ先輩に頼むことは……………」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~数週間後~

 

 

 

 

龍硫「……………どうしてこうなった。」

 

俺は今中東サウジアラビアにいた。

 

五条「昔こっちから盗まれた特級呪物が中東にあるらしいから、それを回収または壊してほしいの。結構呪いを寄せ付ける代物らしくてできるなら特級クラスが行って欲しいとのこと。僕忙しいから先輩にお願いします!。」

 

 

龍硫「………………海外旅行とはいつぶりなんだ。任務じゃなくプライベートで行きたかったよ。」

 

幸先悪いスタートだが、何とか頑張るか。

 

 

 

 

 

 

 

「………………まさか、ここでも会うとはね。」

 

 

俺は知らなかった。この任務がとんでもないことになることを

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

プロフィール

 

 

桜井 龍硫

 

年齢 30

 

趣味 将棋、旅行

 

好きな食べ物 魚

 

ストレス 任務

 

術式 蒼炎術

 

反転術式は使えるがかなり荒く痣も残りやすい。

呪力量は同期のなかで一番。




ちなみにネタバレですが。
ご先祖はあのキャラです。


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