仮面ライダーセイバー 世界を救う剣士達 (零「ZERO」)
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設定

まずは軽く設定から書いていきます、プロローグ等は気が付いたら書いてるかもしれないですw


主人公

神村斗真/仮面ライダーセイバー

17歳

 

高校生にして小説家をしている少年

原稿は2日で終わらせ残りの日を本を読むことに費やしたりするほどの超天才小説家

本が大好きで漫画やらライトノベルやら小説やら、全般の本が大好き

約束を必ず守る性格

たまに好意を寄せられることもあるが本の方が好きなので気付かない

ある日、本を子供の誕生日にプレゼントした際にメギドによる事件に巻き込まれる、その際に、火炎剣烈火と運命的な出会いを果たし、仮面ライダーセイバーとして戦うことになる

 

使用ライドブック

 

ブレイブドラゴン

 

好きな項目

ファンタジー

 

好きな漫画

ワンピース

 

好きなライトノベル

ソードアートオンライン

 

使用武器

火炎剣烈火

 

佐久間倫太郎/仮面ライダーブレイズ

20歳

 

ソードオブロゴスのメンバーの一人

甘いものが好きで、甘いものを見ると食べたそうな目で見てる

外にあるもの等は本でしか見たことがないらしく、少し礼儀等がズレてたりする

斗真の先輩で年上だから倫太郎さんと呼んでくださいねと言ってるが結局倫太郎と呼び捨てされてるという残念なところがある

飛羽真とは対照的に頑張り屋で実力で全てを成し遂げる

 

 

使用ライドブック

ライオン戦記

 

好きな項目

図鑑等

 

好きな漫画

ハンターハンター

 

好きなライトノベル

とある科学の電磁砲

 

使用武器

水勢剣流水

 

 

中山賢斗/仮面ライダーエスパーダ

17歳

斗真の親友でソードオブロゴスのメンバー

よく二人で漫画や本の世界に入り妄想したりして遊んでいた

現在も暇があればたびたびそうやって遊んでる、一部周りからはそれをやって引かれたりするが気にしない

たまに勝手に仕切る時がある

斗真はそれが健斗のいいところだと言ってる

斗真のことを気にかけており、斗真の忘れられた過去を知る唯一の友

忘れてしまってることに責任を感じてる

 

 

使用ライドブック

ランプドアランジーナ

 

使用武器

雷鳴剣黄雷

 

好きな項目

童話

 

好きな漫画

ブラッククローバー

 

好きなライトノベル

ソードアートオンライン

 

 

 

神風蓮/仮面ライダー剣斬

15歳

 

ソードオブロゴスの剣士の一人

健斗の剣技に憧れており、健斗大好きっ子

健斗の親友の斗真にライバル心を燃やしてる

本とかはあまり読まないタイプだが、閃乱カグラという忍者系のものは見たりする、理由は自分と同じような忍者っぽいやつばかり出るから、強そうだと戦いたいとか言って入り込んで行ったりする、それを毎回賢斗に止められ、怒られる

 

使用ライドブック

猿飛忍者伝

 

使用武器

風双剣翠風

 

好きな項目

童話

 

好きな漫画

閃乱カグラ

 

好きなライトノベル

アクセルワールド

 

 

戸上亮/仮面ライダーバスター

35歳

 

ソードオブロゴスのメンバー

子育てをしながら戦う年長の剣士

子供を溺愛しており自分は絶対に強いので子供を守りながら戦うのは当然と言ってる

子連れ狼

本はあまり読まないがバトル系ならめちゃくちゃ見る

 

使用武器

土豪剣激土

 

使用ライドブック

玄武神話

 

好きな項目

バトル

 

好きな漫画

ドラゴンボール

 

好きなライトノベル

とある魔術の禁書目録

 

 

 

仮面ライダーカリバー

???歳

聖なる本を独り占めしようとした剣士

全ての元凶と言っても過言でない剣士

全てが謎に包まれている

 

ソラ

8歳

亮の息子、本は好きじゃないが、斗真に本の面白さを、本の楽しさを教えてもらい、少しずつ本の世界にのめり込むようになる

 

安土美優

17歳

斗真と同じ学園に通う少女、斗真のアシスタントもしている、いつも友達と遊ぶ約束があるから斗真に早く小説を書くように急かしたりするが、斗真はいつもすぐに書き上げることが多いので結果的に遊びに行ったりしてる

 

 

その他、クロスオーバー作品になるためいろんなキャラが出ますが、省略します

 

オリジナルワンダーライドブックもあり

 

ブッカーゲート

本の世界に入り込むことのできるゲート、これで本の世界に入ったメギドを倒しに行ったりする

 




はい、以上設定でした、お楽しみに!


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プロローグ 謎の夢/モヤモヤする心

はい、さっそくプロローグです
とりあえずは軽くこんな感じにやっていきます、では本編どぞ


ある夢の中、少年と少女は漫画を二人で読みながら笑い合っていた

 

二人は夢中になり、漫画の世界にのめり込んでいった

 

人繋ぎの大秘宝をめぐる海賊たちの冒険譚

 

7つ揃うと願いが叶うと言う宝玉をめぐる大冒険

 

鬼になってしまった妹を元に戻すために戦う兄の戦い等

 

いろんな漫画を、二人は夢中になり読んでいた

 

二人は本の中の世界に入り、よく遊ぶ仲の子供たちだったのだ

 

今日も、そんな何気ない遊びをしていた……

 

そんな二人の幸せな時間は、すぐに一転した

 

突如、上空に、巨大な本の影が現れたのだ

 

少女はその本に引き込まれる

 

とっさに、少年は少女の手を取る、

 

少女を引き戻そうと必死に少年は手を引っ張る

 

「トウマーーー!!!」

 

「っ!くっ!」

 

少年、トウマは離すまいと手を引っ張る、しかし、力が足りなかったからか、手を離してしまい、少女は本の影の中へと飲み込まれていった

 

「うっ…ああ……」

 

トウマは絶望した…己の無力さに、己の力の無さ故に、少女は消えてしまったのだ

 

 

赤い剣を手にした男性が、その剣を持ちこう呟く

 

「覚悟を超えた先に……希望はある!」

 

そういって、剣を地面に刺した、そこで、少年の夢は終わった

 

 

 

……………んん……

 

またあの夢か…………俺は椅子から立ち上がり部屋の真ん中にある模型を見る

 

……最近この夢をよく見る……この本を手にしていると、特にだ、手元にある赤い本を見ながらそう考える

俺は子供の頃、何かあったのかもしれない……その時の記憶が全くない……すっぽり抜け落ちてしまってる気がして、心がモヤモヤして仕方ない……俺が物心ついた時から、この本はある……きっと、この本は俺にとって大事なものなのかもしれない……そんな気がして、ずっと大切に持ってたけど……一向に記憶が戻る気配がない……なんだろう、本当に……そんなことを考えていると、ドアをノックする音が鳴り響いた

 

「はい!」

 

俺は本をポケットに仕舞い込み、ドアを開けに行く……今日も神村ブック店の開店の時間がやってきた!

 

 

 

 

 

 

忘れてたけど、自己紹介するね

俺の名前は神村斗真、ただの小説家だ!

年齢は17歳、当然高校生なんだけど……小説なら、学校に通いながらでも書けるから、問題はなし!編集者も一応いるし、問題なくやってるよ!あと、この神村ブック店、いわゆる本屋の店主もしてる

今日は子供達と約束があったから、今回はこの辺で!

そして、この日に回り出したんだ……俺の物語が、でも、どんな物語でも、物語の結末は、俺が決める!

 




はい、いかがでしたか

実は自己紹介のところ小説家だのところで終わらせるつもりだったんですが、文字が足りなかったので書き足しました……なんかアレな気がする終わり方ですが、温かい目で見てくださいなw

では、また次回!


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第一話 誕生日の日に、まさかの本の世界!?!

とりあえず、短めにはなりましたが、第一話です
全然意見等がないので、とりあえずは進めてみて、その上でパクリだよーとかになったらやめようと思いますw

ということで皆さん、ご愛読よろしくお願いします!


うちのドアを開けて、子供達が入ってくる

 

「お兄ちゃん!本読んで〜!」

 

「読んで読んで〜!」

 

子供達ははしゃぎながら俺の方へ来る

俺はしゃがみながら、子供達に問いかける

 

「はーい、じゃー今日は何を読んで欲しいですか!」

 

「三匹の子豚!」

 

「あたしアラジンと魔法のランプ!」

 

「僕は〜!」

 

子供達のリクエストを聞き

 

「はーい!わかった!それじゃー取りに行こー!」

 

俺は本を取りに子供達と一緒に本棚へと向かう

 

 

 

その頃、とある屋敷の中では、ひとりの剣士が、小さな本を手にして呟く

 

「時が来た……」

 

部屋の中には、剣士以外にも3人男がいる

1人はパーマをかけており金髪のワイルドそうな男、1人は全身真っ黒の、いかにもひ弱そうな男、もう1人は中性的だがどこか荒々しさを感じる男

剣士はその男達に振り向くと

 

「新たな世界が始まる」

 

そう言って荒々しそうな男に本を渡す

他の2人は不気味に笑う中、本を受け取った男は

 

「最初のページは俺が開く」

 

そう言って不気味な形をした何かに本をむけた

 

 

 

 

本の世界の中で、俺は子供達と夢中になって遊んでいた

 

「みんな!魔法の呪文を唱えるぞ!」

 

みんなに声をかける

 

「だぁぁぁぁ!!」

 

俺はみんなの掛け声を聞き

 

「せーの」

 

そしてその呪文を唱えた

 

「開けー!ゴマーーー!!!!」

 

すると、岩が開き出し……出てきたのは

 

「斗真、何やってるの?」

 

俺はびっくりして本を閉じちゃった

 

「斗真、来月号の連載小説の原稿頂戴!」

 

彼女の名前は安土美優ちゃん、俺と同い年で、俺と同じ学校に通ってる、さらにいうと俺の担当編集者、なんだけど、急にそんな話を持ちかけてくるなんて

 

「美優ちゃん!君は俺の担当編集者だろー!斗真ー斗真ーって!」

 

俺が彼女の肩を掴みながらそういう時

 

「だって斗真じゃん!これを描いた小説家で!この本屋の店長!神村斗真!違いますかー?」

 

俺のデビュー作の小説を一瞬見て、それから本屋の周りを見てから、俺に聞いてくる……確かにそうだけど……

 

「誰にでもタメ口で、分け隔てがないのは君の……いいところだ」

 

と、俺は褒める

申し訳ないけど、子供達には少し待ってもらおう

 

 

 

 

椅子に座るや否や、美優ちゃんは早く原稿ちょうだいー!と言って、せがんでくる

 

「締め切りは明日だろー?」

 

俺がそう聞くと

 

「明日はー友達と遊ぶ約束が入ってるからー!今日頂戴!」

 

そう言ってまたせがんでくる………

 

「友達との約束?」

 

俺がそう聞くと彼女は頷く

 

「も、確かに大切だ……俺にとって約束は人生、守るもの……だが、俺は締め切りも守るっ!」

 

もちろん、それが俺の生き方だった、だからこうして言い聞かせる

 

「もしかして、できてる!?」

 

彼女は希望の眼差しで聞いてくる

 

「もちろんできてる………頭の中にねっ!」

 

俺はフニャッと笑いながら自分の頭に指を刺してそう答える

そう聞いた瞬間にさっきまで笑顔だった彼女の顔が急変して困った顔になり

 

「じゃあ、早く書いてよぉぉぉ!」

 

俺はその言葉を無視して、語り出す

 

「さっきの子供達の反応を見たかい?彼らは、物語と現実の境界線を簡単に飛び越えてしまう!その経験が!子供達を大きく成長させるんだ!俺のこの店は!そういうところでもある!」

 

俺はこの店のあり方を、美優ちゃんに話すが

 

「要するに、小説家がダメなときの、副業でしょ?、学生なのに小説家も副業みたいなものなのに〜」

 

痛いところをついてくる美優ちゃん……でも、忘れちゃいけない

 

「美優ちゃん……君も人のこと言えないでしょ?原稿を届けるバイトで編集者に出入りしてるんだから」

 

俺はそう言い返した……おっと時間だ

 

「そろそろ行かないと」

 

そう言って、俺はある準備をして、店を閉める

 

「バイバーイ!」

 

子供達は帰って行く

俺は約束があるから、その約束を果たしに、出かけようとするが

 

「えー!頭の中でできてるんなら!いますぐかいてよぉぉぉ!」

 

美優ちゃんが俺を止めるが

 

「先に、こっちの約束を済ましてからな」

 

そう言って俺はカバンの中にあるものを見せてから、青空を見る

 

「いやー!今日もいい天気だなぁー!」

 

俺はそう言って、約束を果たしに向かう、美優ちゃんがずっと今日欲しいの!早く原稿!って言って俺に着いてくるけど、まずは約束があるから、それを済ませないと

 

 

 

 

この時、斗真達を見ていた謎の青年がいたことに、このときの斗真達は気付かなかった

青年は、斗真が持ってる本当にてるものを見ると、斗真達をつけて行く

 

 

 

 

 

 

 

その頃、とある屋上では

 

荒々しそうな男が、本を開くと、その中から、幾つもの岩が現れ、ゴーレムのような怪物が現れた

 

「お前が世界を繋げるのだ」

 

男はそういうと、怪物に白い本を渡した

 

 

 

 

ここは、とあるクレープや

 

「良太くん!」

 

俺は約束をした男の子、良太くんに手を振る

 

「斗真兄ちゃん!」

 

良太くんも手を振ってくる、とても元気そうだ、隣ではお母さんがにっこりと笑ってる

良太くんは元気に俺たちのところに走ってくる

俺はしゃがみ込み、良太くんの頭を撫でる

 

「良太くん!誕生日おめでとう!」

 

そう、今日は良太くんの誕生日なんだ

俺がそういうと、良太くんは嬉しそうに

 

「ありがとう!」

 

そう返してきた

俺は早速、良太くんへのプレゼントとして選んできた本、家なき子を見せてあげる

 

「これ!パパとママに頼まれて、俺が一生懸命選んだんだ!」

 

「ありがとう!」

 

良太くんは嬉しそうに本を受け取ってくれた

選んだ甲斐があった

けど、喜んでいるのも束の間、すぐの出来事だった俺たちの目の前に、光の境界線が現れた、俺は良太くんと美優ちゃんを後ろに下げる境界線の向こう側には、良太くんのパパとママがいる

 

しばらく見ていると、境界線の外の景色が一瞬で変わった

 

 

 

その外では

 

「何っ!?」

 

先程斗真達をつけていた青年が驚きの表情でその状況を見つめていた

 

 

 

 

その頃とある屋敷では

 

ちょうど、その映像がシャボン玉に映しだされていた、それを見て剣士は呟く

 

「さぁ、新たなアルターブックを完成させろ!」

 

そう言って、木の奇妙なものを見る、すると、その奇妙なものの腕が動き出し、本を書き始めた

その光景を、剣士と他2人は待ち遠しそうに眺めていた

 

 

 

「何これ!?」

 

「すごーい」

 

………今俺たちの目の前には……さっきまであった街の景色ではなく……あたり一面、一昔前の西洋にありそうな街並みの景色だった……

俺はこの景色に見覚えがある……俺は、よく持ち歩く本のうちの一冊を見る

 

「間違いない……これは……」

 

そう……俺の見てる本は漫画、フェアリーテイル……そして、この街並みは……フェアリーテイルの主人公ナツ・ドラグニルが所属する、フェアリーテイルのギルドハウスのある街……マグノリアだった

 

「一体……どうなってんの!?」

 

次回へ続く!

 




はい、本当に短めですが、第一話です、ほとんどセイバーの第一話ですね
まぁ、セイバー路線で行きますがね

でも、違うと言ったら、斗真達の見た景色ですね、あれは、ワンダーワールドではありません!今回の舞台は全く違う舞台になります先に言うと多分現実の世界で戦うことはほとんどないかもしれないですね、以上!第一話でした!またね!


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第二話 運命の出会い!火炎剣烈火!

はい、第二話です
がんばりました、頑張って2時間かけて書きました
セイバー見ながら頑張って書きました

もう皆さん、とにかく見てください!もしかしたら語彙力ないかもだけど、とにかく見て、お願いします、ということで、本編どうぞ


斗真達がフェアリーテイルの世界に入ってしまっている外では

 

「良太!!」

 

良太くんのお父さんお母さんは、息子のことが心配で、叫んでいた

お母さんは泣き叫び、お父さんは光の向こうへ向かおうとするが

光はバリアのようになっており、お父さんは弾かれてしまう

 

「どうなってんだよ!?」

 

お父さんはパニックになってそう呟く

 

 

 

 

その頃、本の世界の中では

 

「ママ!」

 

良太くんが、お父さんとお母さんを探しに、フェアリーテイルの世界に入り込もうとしていた

 

「ダメだ!」

 

俺は必死に止める、普通の人間がこの世界に入り込んではいけない、俺はそんな気がして良太くんを止めるが

 

「パパとママがいなくなった!」

 

良太くんは不安なんだろう、お父さんとお母さんを探しに行こうとする

 

「大丈夫!!」

 

俺は良太くんの肩に手を置いて、語りかける

 

「パパとママは、俺が絶対に探し出す!……約束だっ!」

 

そう、約束だ……俺はそう言って良太くんを落ち着かせる……気休めでしかないかもしれない……でも、俺は絶対に、良太くんの不安を取り除いてあげたいっ!こんなふうに言うことしかできないけど、これで少しでも不安をなくして欲しいっ

 

それでも、良太くんの不安そうな顔は消えない……だから俺は、良太くんにプレゼントした本を見せて

 

「この本の主人公も、お母さんを探していた!でも、諦めずに探したから出会うことができたんだ!今頃、良太くんとはぐれて、ママは泣いてるかもしれない!」

 

そう語りかける、良太くんの不安そうな顔はまだ消えてはいない……だから、俺は続ける

 

「だから、良太くんも頑張れ!」

 

俺は良太くんにそう言って励ます

 

「うん……」

 

良太くんはまだ不安そうだけど、うなずいて返事をしてくれた……頑張ろうとしてくれてる……不安だと思う……泣きたいと思う……でも大丈夫だ……俺が絶対に、パパとママを探し出すっ……約束だ……

 

「ここで、じっとしてるんだ」

 

俺は良太くんを安全な場所へ移動させる

 

「俺が必ず、パパとママを探し出す!約束だっ!」

 

最後にそう言って、もう一度、良太くんと約束する、俺は良太くんに拳を突き出す、良太くんも、拳を俺の拳に当ててくれた……少しは不安ななくなったみたいだ……よしっ

 

「うわー!すごーい!」

 

そう言ってるうちに、美優ちゃんは街並みを写真に撮ってる……全く、こんな時でも好奇心を無くさない美優ちゃんはすごいよ……めちゃくちゃ連写してるし

 

「うわー!やばーい!」

 

街の人たちは俺たちのこの光の床が気になってるみたいだ……中には美優ちゃんがすごい連写してるのが気になってる人もいるけど……たしかに、この世界では、魔法が発展してて、スマホなんてないからな……

 

「美優ちゃんの好奇心は俺が守る……約束だ!」

 

俺は美優ちゃんにそう言うけど

それでもブレない美優ちゃん……本当にすごいよ……

 

その時、爆発の音がする、その方向を見ると、俺たちと一緒にこの世界に送られてきた建物とマグノリアの街の建物とのちょうど境目のところが爆発して、ほんのようにボロボロになっていた

 

「っ!建物がボロボロに……」

 

周りの人達、街の人たちは逃げている、なか、怪物の姿を捉えた、大きい手を頭につけて、お面のようなものを顔の中央あたりにつけてるようなゴーレムみたいな怪物がいた

 

「なんか変なのでタァ!?」

 

美優ちゃんも流石にパニックの顔で怪物に指を刺す

 

「ふふふふふふふふ」

 

怪物は、白い本のようなものを持っていて、それを見ると、一箇所だけ色が変わっていた……あれは?

 

「その本はなんだ!?」

 

俺が怪物に問いかけると

 

「本が我らの力っ!本により世界は我らのものとなるのだ!」

 

そう答える怪物…………本を……

 

「本を使って人を苦しめるなんてっ!!」

 

 

俺が言葉を繋げようとした瞬間に、頭にあった大きな手で、こちらに攻撃をしてくる、俺は美優ちゃんを庇い、同時に倒れて、それをなんとか避ける

 

けど、腕は戻ってきて、俺に殴りかかる

 

「うわ!?」

 

俺はそれを食らってしまい、少し吹っ飛ぶ

頭に被ってた帽子はどっかいっちゃったけど、そんなことを気にしてるほどの余裕はなかった

 

またもう一発くる、そう思って目を瞑ったけど

 

「火竜の!鉄拳!!」

 

その声と同時に、ゴオッ、という音がしたと思い、俺は目を開き、音のした方を見ると

 

「おい、お前!大丈夫か?」

 

そこには、桜色の髪に、竜の鱗のような模様のマフラーをして、前を閉めていない黒い服を着てた、少年……

 

「っ!あ、あなたは!……まさか………」

 

そう、この人物こそが

 

「な、ナツ・ドラグニル!?」

 

フェアリーテイルの主人公、ナツ・ドラグニルその人だった

 

「何だ貴様は…?」

 

怪物がナツさんに話しかける

 

「あ?テメェこそ何だ、いきなり変な本みたいな土地が街に現れたと思ったら街をめちゃくちゃにしやがって!」

 

ナツさんは怒りモードマックスだ……それもそうだ……いきなり土地が変になったかと思ったら、街を変な手に壊され始めたんだから……ここにきたのも、ナツさんはドラゴンスレイヤーだから、匂いですぐにわかったんだと思う……まぁ、こんな目立つ場所だったら誰でもきそうだけど……

 

「ふん、知らんな、貴様も吹き飛べ!」

 

そう言って、怪物はナツさんに攻撃をしてくる

 

ナツさんは、その攻撃を飛び上がって避けると

 

「火竜の!咆哮!!」

 

口から炎のブレスを放つ

怪物はそれを紙一重でかわす

 

「これしきの炎で」

 

そう言ってナツさんの方を見るが

ナツさんはすでに目の前にいて

 

「火竜の!!鉄拳!!」

 

見事に、怪物の顔面に拳をぶち当てた

 

「っ!やった!」

 

俺はやったと思った、今の拳は決まった、そう思った、だけど

 

「……ふん、それだけか?」

 

「なっ!?」

 

奴はピンピンしており、残っていた手で、ナツさんを殴り飛ばしてしまった

 

「ぐわっ!?」

 

「ナツさん!!」

 

数メートル先まで吹っ飛んでしまうナツさん、完全に決まった、そう思ったのに!

 

「なかなかいい拳だったが、残念だったな……俺たちを倒せるのは、聖剣だけだ」

 

怪物はそう言った……聖剣?……何だそれは

そう思ったけど

 

「この世界に人間は必要ない、消えろ!!」

 

そういうと、巨大な芋虫のようなものが出てきて、俺たちを吸い込み始めた

 

「うわー!?何あれー!?」

 

美優ちゃんも吸い込まれ始めてる、街の人たちも、みんなも、何かに捕まりそれに耐えてる、一方のナツさんもなんとか耐えてるみたいだ……あれ、そういてば、ハッピーは?……

いや、今はそれより今にも吸い込まれそうな美優ちゃんを!

 

俺は美優ちゃんの手を掴み引っ張る

 

「浮いてるー!吸い込まれちゃう〜!斗真ーー!!!助けてー!」

 

俺は近くにあった電灯に捕まり、美優ちゃんの手をしっかりと握りながら耐える

俺は、そんな、美優ちゃんを見て、夢の中の女の子が、重なった……今のは…?

 

「もうダメーー!!!」

 

美優ちゃんは限界らしい……でも!

 

「諦めるなっ!!」

 

俺は諦めず美優ちゃんの手を絶対に離さないように掴む、と、俺の近くに水道のポンプがあるのが見えた、俺はそれを蹴って、水を噴射させ、水をミミズに飲み込ませる

 

すると、風はおさまった

なので、美優ちゃんは落ちた、俺は美優ちゃんの手を掴んでいたので

 

「いたたた、絶対死んだ!いった!いったー!」

 

美優ちゃんはそう喚いてるけど

 

「美優ちゃん……美優ちゃん……どいてっ……」

 

美優ちゃんは思いっきり俺の上に乗ってたので、俺の方が痛い

 

「あーごめん!!」

 

美優ちゃんはすぐにどいてくれた

俺はすぐに起き上がり、怪物の方へ走っていく

 

「やめろ!!」

 

まだ破壊行動を続けている怪物に、俺は叫ぶ

 

「街とみんなを!元の世界に戻せ!!」

 

俺は怪物にいうが

 

「それは無理だ、まもなく本が完成する」

 

そう言って、怪物は先程の本を俺に見せてくる、色がもう半分まで達してる……あの本はいったいなんなんだ

 

「この新しい本で、新たな世界を創造するのだ!」

 

怪物はそう語る……本で世界を作る……だって?

 

「確かに……本には世界を変える力がある!……だけど……それは人々を幸せにする力だ!!」

 

俺はそう投げかける

 

「人間如きが何を言う!」

 

怪物はそう返してくる

 

「その人間が描いたのが本だ!」

 

俺は片腕を抑えつつ、怪物に近づいていく

 

「人は、物語を作る力を持ってる!!」

 

そう言って、俺は怪物の方へ走りだし、怪物から本を奪い取ろうとする

だけど、やっぱり所詮は俺は普通の人間、怪物の力には勝てなかった

俺は簡単に殴り飛ばされてしまう

 

「俺は、必ず、街を元の世界に戻すっ!」

 

俺は、諦めるわけにはいかない……絶対にっ!約束したんだ……良太くんのパパとママを必ず探し出すって……!だから絶対に諦めるわけにはいかないんだ!!

 

「黙れ!!」

 

怪物は、近くにあった、建物を壊す

その瓦礫が、俺に降ってきて、俺は瓦礫の下敷きになってしまう

 

「っ!おい!」

 

「斗真ー!!!」

 

ナツさんと美優ちゃんの声がしたけど、もう遅かった

 

 

 

 

 

そこに、本のゲートを通り、つけていた青年が入ってくると、現在の惨劇を見て驚く

 

青年が驚いたのはそれだけではない、斗真が下敷きになったはずの瓦礫が、赤く光り出した、すると、瓦礫は少しの間中に浮くと、すぐに吹っ飛んで行った

 

「すっげぇー!!!」

 

美優は驚き、ナツは興味津々で見ていた、斗真にそんな力があるのか、どんな魔法を使ったんだろうと、そう考えていたが、今のは斗真の力ではない

斗真は、自身が持っていた本を見ると、本は赤く光っていた

 

「こいつのおかげか……」

 

斗真は、何気なしに本を開く

 

『かつて、全てを滅ぼすほどの偉大な力を手にした神獣がいた』

 

斗真はポカンとその本を見ていた

 

「っ!あれはワンダーライドブック!?」

 

青年は斗真の持っていた本を見てそう言った、青年には、この本がなんなのかわかっているようだ

 

すると、斗真の持ってる本がまた赤く光ると、本から炎が吹き出して、炎は空へと昇る

空に、炎に包まれた竜が一瞬現れると、その炎が、地面へと落ち、小規模の爆発を起こす

 

「ぐおーー!?」

 

怪物は、その衝撃に吹っ飛ばされてしまう

斗真は、その衝撃に耐える、そして、炎が晴れた先を見ると、炎に包まれた、剣が、地面に刺さっていた

 

「っ!剣っ?」

 

斗真は、その剣を見て驚く

 

「世界が解ける時、龍が炎の剣を呼び覚ます…………まさか!!」

 

青年は、その剣を見て、伝承にでもあったのか、そんなことを呟く

 

美優は、思わず、息を呑む、ナツも、いつもなら構わず怪物に殴りかかっていたが、この時ばかりは、息を呑まざるを得なかった、なぜなら、剣の存在感が大きかったからだ

そんな、なか、斗真は夢の中の言葉を思い出す

 

『覚悟を超えた先に……希望はある!』

 

斗真は気がついたら、体が剣のところへと歩いていた、何故なのかはわからない、だが、行かなければならないそんな気がしたからだ

斗真は剣へと手を伸ばすが

 

「熱っ!!」

 

炎に阻まれ、うまく取れない

 

「無理だっ!普通のホモサピエンスには、聖剣は抜けない!」

 

青年はそう言って、斗真の無謀な行動を否定する、しかし、斗真は、それでもなお、剣へと歩き続ける

 

「うおおおおおおおおおお!!!」

 

熱さ、苦しさ、それのせいで、うまく前に進めなかった、だが、斗真はとうとう剣の前に来て、剣を手にする

 

その光景を、青年、美優、ナツは息を呑み、見ていた

 

「うおおおおおおおおおおおお!!!!」

 

そして、斗真は、見事に、地面に突き刺さっていた剣を、引き抜いた

一瞬、剣士の影が浮かんだかと思うと、剣に灯っていた炎が大きくなり、そして、斗真の手には、鞘に収まった剣があった

 

『聖剣!ソードライバー!』

 

斗真はその剣、ソードライバーを見ると

 

「……これが俺の戦う力……みんなを守るための力……俺の剣!」

 

そう呟き、斗真は、何気なしにそれを腰に当てると、鞘から炎が吹き出し、炎が消えると、鞘がベルトになる

 

「何をしようが、我らが勝つ!」

 

怪物がそう宣言する中、斗真は

 

「いいや!………物語の結末は………俺が決めるっ!」

 

そう言い放ち、自分が持っていた、赤い本のページを開く

 

『ブレイブドラゴン!』

 

そして、閉じると、本を、ベルトにセットする、すると、音声が鳴り響く、その音声を聞き、斗真は、収めてあった剣に手を置き、剣を引き抜く、すると、本が開き、斗真に力を与える

 

『烈火!抜刀!!!』

 

斗真は、剣を手首で回して、左側で横向きで構えを取り、こう叫ぶ

 

「変身!!!」

 

そう言って、ばつ印を作る形で剣を振るうと、周りを飛んでいた龍が、斗真の周りをぐるぐると周り、炎の渦を作り、斗真の体を覆い、斗真の姿を変える、ばつ印が、最後に斗真の顔のあたりにあたり、変身が完了する

 

『ブレイブドラゴン!!烈火一冊!勇気の竜と火炎剣烈火が交わる時、真紅の剣が悪を貫く!』

 

『火炎剣烈火!!』

 

そこにいたのは、赤い剣士だった

黄色の複眼で、左肩はドラゴンの顔ような形をしている

 

これこそが、斗真が手に来た、力

 

炎の剣士、仮面ライダーセイバー、ブレイブドラゴンの誕生である

 

 

次回へ続く




はい、あとがきです

セシリア)……ふふふっ

……え、なんで君がここにいるの

セシリア)いえー……もしかしたらこっちの小説でうつつを抜かしてるかと思いましてね

………零「ZERO」が命じる!自分の小説へ帰りなさい!………よし、帰ったな

まぁ、そっちもちゃんと書きますからご安心を

今回、最初はフェアリーテイルのナツに来てもらっちゃいました、まぁ、理由は、皆さん単純にわかるかと思いますが、炎の龍と言ったら、彼しかいませんからね

ということで、今回はここまで、さよなら


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第三話 ドラゴンスレイヤーと炎の剣士が交わる時、深紅の炎が悪を焼き尽くす

はい、どうも、インフィニットストラトス書いた後にこれ書きましたー

斗真)今回はちゃんとこっちで出たからね!

よし、それでいいんだよ

斗真)でも、ちゃんと俺もできるからね!行き来は!

………小説家スキルって有能なんだなー()

斗真)と、いうわけで!今回は俺の戦闘シーン!見逃さないでくれよな!

はいでは!本編スタート!

斗真)物語の結末は!俺が決める!


「火炎剣烈火……よろしくな!」

 

俺は、俺の剣、火炎剣烈火にそういうと、怪物を再び見て構えを取る

 

「っ!貴様ぁっ!」

 

怪物も俺を見て戦慄をしている

 

「やっばぁ!」

 

美優ちゃんもそんな声をあげてる

 

「すっげー!なんだあれなんだあれ!」

 

ナツさんはテンションが高くなってそんな声をあげてる……ほんとにすごいテンションだなぁ……でも、そこがナツさんのいいところだ!

 

 

 

その頃館の中では

 

2人の男が興味深く、斗真を見ている中

剣士が呟く

 

「あれは……セイバー?」

 

剣士がそう呟いた

 

 

 

俺は剣に思いを込めて、怪物に斬りかかっていく

 

「はぁぁぁぁぁ!!」

 

火炎剣烈火に炎が灯り、俺は攻撃を怪物に続ける、怪物は俺の攻撃を何度か受ける

俺にはよくわからないけど、剣を持つなんて初めてのはずなのに、俺にはなぜか戦い方がわかった……体が勝手に動いていた、その剣の動きも、とても滑らかだった……これならいける!

 

俺が力を込めて斬りつけると、怪物はノックバックし、少し距離をおいた俺は剣を右手に持ち替えて、斬りかかり、回転斬りをお見舞いする、怪物は、それでもなお俺に攻撃しようと向かってくるが、俺はそれを跳び箱を飛び越える要領でよける

 

「はぁぁぁぁぁ!!!」

 

着地の後に怪物に向かい火炎剣烈火を振るい、一閃する、俺は剣を一振りして、怪物の方に振り返る

 

「ふんぬ、ぐおおおおお!!!」

 

すると、怪物は、また手を動かしはじめた、手が俺の方に落ちてくる、俺はそれをなんとか避けるが、手が俺の火炎剣烈火を掴んで持って行こうとする

 

「うわ!?っとととと!」

 

俺は持って行かれまいとなんとか持ち堪え

 

「返すぞ!うおおお!たぁ!!」

 

手を怪物の方に投げ飛ばした

手は怪物に当たり、爆発を起こした

よしっ!

 

「貴様っ!その本を寄越せ!それは我らが使うべきもの!」

 

怪物は俺にそう言ってくる……そんなの

 

「これは俺の本……俺の力!」

 

だから、渡すわけないだろ!

俺がそう返すと、怪物は先程の本を取り出しページを開く、すると、空が元の世界の景色になる、え!?どうなってんの!?え、え!?

 

すると、周りの景色が変わった……ここは……

荒野?……あ、これもしかして、ここ天狼島!?すごい、ほんとにここフェアリーテイルの世界なんだ……ちょっとテンションが上がってるときに怪物は地面を殴りつける

 

「うえええ!?うわわー!?」

 

俺は衝撃波に吹っ飛ばされてしまう、なんで怪力だ、さすがゴーレム

俺は吹っ飛ばされると、天狼島の中央にある大樹、天狼樹に吹っ飛ばされる、俺は天狼樹の枝に、折らないように着地する、メイビスさん、ごめんなさい、絶対に傷つけさせませんから、そう考えてると

 

「うわわわ!?」

 

俺と一緒に飛ばされてきていた岩の数々があった、危ない!?これだと大樹に危害が出る

俺は急いで、岩を斬り刻んでいく

 

「はぁぁぁぁぁ!!」

 

どんどんと、大樹に危害を与えない大きさに斬っていき、もう大丈夫と思うと、俺は飛び降り、怪物に一太刀を浴びせる

 

「ぐわぁ!?」

 

すると、景色が元に戻る

 

「俺が、全てを救う!」

 

俺は鞘にある本、ブレイブドラゴンに触れる

 

『ブレイブドラゴン!』

 

すると、炎が俺の右腕に集まり、俺はその拳を放つ

 

「ぐぬううう!!」

 

怪物は、岩を作り出し、俺の方に投げつけてくる、俺の炎とやつの岩がぶつかり合い、岩を壊す、でも、俺の炎はまだ生きていてやつに直撃する

 

怪物は吹っ飛ぶ、やったかと思ったけど、岩の残骸が怪物に集まっていく

すると、怪物は巨大化した

 

「ええーーー!?嘘でしょぉ!?」

 

俺が驚いていると、怪物は巨大になったその剛腕で俺に殴りかかってくる俺はどうにかそれを避ける

 

「無駄だ!すでに始まったのだ!もう誰にも止められない!何をしようが、結末は変わらない!」

 

そう言いつつ、俺に攻撃を続けてくる、俺にまた拳を叩き込もうとしてきた、その時

何かが、その拳を止めた

俺はその何かを見ると、そこには

 

「なんだかわかんねえけど、燃えてきたぁぁぁ!!!」

 

ナツさんが、その剛腕を受け止めていた

 

「なっ!?」

 

怪物は驚くが、ナツさんは俺に向かっていう

 

「おいお前!すげえなぁ!こいつ倒したら俺と勝負しようぜ!」

 

「え、え!?」

 

ナツさんはすごくワクワクした表情で俺に語りかけてくる

 

「バカな!?貴様には、私に傷をつけるどころか、攻撃を受け止めることなどできないはず!なのに、なんだこの力は!?」

 

怪物は驚いていた

 

「知らねえよ!なんか知らねえけど、心の底からすっごい力が湧き上がってきてんだよ!今スッゲー燃えてきてんだ!これじゃー終わらねえぞ!」

 

ナツさんはそう言って、火竜の鉄拳をその拳に突きつけ、怪物を数歩ほど離した

 

「いけるか!」

 

ナツさんが俺に言ってくる

 

「はいっ!」

 

俺はナツさんの横に並ぶ

 

「無駄だ!言ったはずだ!何をしようが結末は変わらない!」

 

怪物はそう言ってくる……だから、俺は希望を捨てないために!こう返す!

 

「言ったはずだ、物語の結末は、俺が決める……いや………俺たちが決める!」

 

火炎剣烈火をやつに突きつけると、俺は火炎剣烈火を鞘に収め、トリガーを押す

 

『必殺読波!!』

 

俺は再び烈火を抜くと、ブレイブドラゴンから、力が火炎剣烈火に集まる

 

『烈火!抜刀!ドラゴン!必殺斬り!ファイヤー!』

 

俺は縦に構えを取り、必殺技名を叫ぶ

 

「火炎!十字斬!」

 

俺は奴を一閃する

 

「燃えてきたぁぁぁ!俺も行くぞぉ!!」

 

ナツさんも炎を拳に集める

 

「滅竜奥義!紅蓮火竜拳!!」

 

そして、その拳で、怪物を連続で殴りまくる

俺も負けてられない!

俺はナツさんと同じように、連続で、怪物のあちこちを斬り刻んでいく

そして、最後に

 

「「はぁぁぁぁぁ!!」」

 

俺が一閃、ナツさんが拳を顔面に叩きつけ、フィニッシュを決める

 

「ぐぁぁぁぁ!?」

 

怪物はそれを受けて、跡形もなく吹き飛んだ

俺とナツさんは着地に成功する

 

「やばすぎるんですけどぉぉ!!」

 

美優ちゃんは興奮気味にそう言ってる

 

「おし!お前!次は俺と勝負だ!やろうぜ!」

 

ナツさんが今度はターゲットを俺に変えたらしい

 

「え、ち、ちょっと、勘弁してくださぁぁい!」

 

「待て待てー!」

 

俺とナツさんの追いかけっこが始まってしまったのだった

まず勝てるわけないでしょ……あの人強いんだから……

 

 

 

 

その頃館では、不気味なオブジェの手が止まっていた

 

「この本の続きはまた書けばいい」

 

荒々しそうな男がそういうとそれに続き

 

「世界がつながったのだからなぁ」

 

と、ワイルドな男がそう続ける

 

「もう一冊は……間も無く出来上がります」

 

ひ弱そうな男はそう言って剣士に向く

 

「失われた炎の剣士が現れたか……これで他の剣士達が動き出す」

 

そう言った……そう、これはまだ始まりに過ぎなかった……これから起こる戦いの

 

 

 

 

 

その頃、分けられていた本の部分が戻って行く

 

「斗真兄ちゃんありがとう!」

 

良太くんは元気にそういうと、元に戻った境目から、お父さんとお母さんのところへ走って行く

 

「ママ!パパ!」

 

「良太!」

 

「良太〜!」

 

良太くんはお母さんに抱きつく、お母さんも良太くんを強く抱きしめてる、お父さんも優しく良太くんの背中を撫でてる……

 

「ママ、大丈夫?泣いてなかった?」

 

と、良太くんがお母さんに聞いてる

それを聞くと、お母さんも泣きながら、良太くんをまた抱きしめた、お父さんも良太くんを抱きしめる……本当によかった……

 

 

 

 

その日の夜、俺は今月の原稿を終わらせて、美優ちゃんに渡す

 

「はい、今月の原稿」

 

「っ!ないっすぅー!」

 

美優ちゃんは受け取るとすぐにカバンにしまう

そんな美優ちゃんを尻目に、俺は考える

 

……あいつはこれが始まりだと言ってた……本を作って、世界を手に入れるって……なんでフェアリーテイルの世界に行けたんだ……あの世界は一体なんだ…………俺の持ってる、この本のことも……夢の中にいた……あの子は誰なんだ……

 

「え!?ない、ないないない!?画像が消えてる!?まじでぇ!?」

 

と、美優ちゃんがフェアリーテイルの世界で撮った写真が消えてることを喚いてる

まぁ、いいじゃないか、あの世界を画像に収めるなんて、もったいない、心に焼きつけてこそ、意味があるんだから……それはいいけど……

 

 

「これうめぇなぁー!なぁ、まだあるか!」

 

と、うちの食料を漁ってるナツさん……

 

「なんでまだいるのナツさん!?」

 

普通元に戻ったら消えないの!?

そう思ってると

 

「神村斗真くん」

 

俺を呼ぶ声が玄関から聞こえた

その方を向くと

 

「ええ!?」

 

なんと、ライオンに乗ってる男の人がいたのだ

 

「君の持ってるワンダーライドブックと、火炎剣烈火を渡してくれないか?」

 

いきなりそんなことを言い出した………いや、それよりも!

 

 

 

 

「誰!?」

 

 

次回に続く




はい、あとがきでーす

斗真)いやまって、なんでナツさんがまだここにいるの!?

ナツ)知らねーよ!マグノリアに戻ろうとしたら戻れなくなってるし!

斗真)嘘でしょ!?

それは次回わかります!

斗真)設定あるんだ!?

あるよ!てことで、秘密が気になるなら、次回!見逃さないように!

斗真)それじゃーみんなまたな!


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第四話 回り出す運命!ソードオブロゴス!

はい、投稿遅くなりました!

ナツ)あー!ようやく出番来たかー!なんで帰れないか教えてくれよなー!

もちろん教えるよ、それじゃあ、早速入ろう!本編!どうぞ!


「神村斗真くん、君の持ってるワンダーライドブックと、火炎剣烈火を渡してくれないか?」

 

と、男の人はライオンに乗りながらそう言ってくる……いやいやいや、まず!

 

「青い……」

 

「ライオン!?」

 

「すっげぇ!?」

 

と、俺たち3人はまずこの人の乗ってるライオンに目が行った

 

「だよね!?乗ってるよね!?何あれ!?」

 

と、美優ちゃんが興奮気味に指を刺す

 

「ほんとだよな!なんだそれ!なぁ!」

 

と、ナツさんも聞いてくる

 

「本で読んで、君たちの文化では、土足では失礼だと思って」

 

と、男の人は答える………いやいやいや

 

「いや、ライオンが土足ですけど」

 

と、美優ちゃんがツッコミを入れる

 

「おーっと!」

 

と、ライオンを本の中にしまう男の人……え、何今の

 

「いやーまだこっちの世界に慣れてなくて……」

 

と、恥ずかしそうにそう言う男の人……こっちの世界ってどう言うことだろう……いや、それよりも

 

「君h「お前誰だ!」

 

と、俺が聞く前にナツさんが聞く、なんで被せるの!?

 

「僕はソードオブロゴスの佐久間倫太郎、大丈夫安心して?決して怪しい者じゃないから」

 

と、自分でそう言う……いや、もう十分怪しいけど

 

「………いや、めちゃくちゃ怪しいけど」

 

と、ナツさんがツッコミを入れる

と、倫太郎?さんは咳払いをして、説明を始める

 

「我々ソードオブロゴスは遥か昔から人知れず世界の均衡を守ってきた組織なんだ、君の持っているワンダーライドブックには力がある、だからとても危険な物なんだ」

 

と、説明をする

俺は咄嗟に、俺が変身に使ったあの本をみる

 

「これはいったいなんなんだ?」

 

と、聞くが、倫太郎さんは申し訳なさそうに

 

「すまない、それ以上は教えられないんだ君をまた危険に巻き込まないためにも、それを僕に渡してくれないだろうか」

 

と、手をこちらに差し出す

ナツさんはその手をキッと睨んでる

なんか犬みたい……

………そう言われたけど……でも

 

「それはできない」

 

そう答えた

 

「………ん?あー、君は僕の話を聞いていたかな?」

 

と、意味わかっていってる?とでもいいたそうな顔でそう聞く……でも、これは

 

「これは俺にとって大切な物なんだ……悪いけど渡せない………すまない……」

 

そう答える……なんとなく……大切な物、そんな気がしたんだ……だから……

 

「そうだ!斗真とは俺も戦うんだからな!んな勝手な真似したら許さねえぞー!」

 

と、ナツさんも言う……なんでそうなるの……

 

「あなたは……そうか、もしかしてあなたは契約をしてしまったのですね……」

 

?契約?

 

「なんだ?それ?」

 

ナツさんが聞く

 

「ワンダーライドブックには、物語の中の人物と契約をすることができる能力があるんです、おそらく、貴方が元の世界に帰ってないのは、そのせいかと思います」

 

と、倫太郎は答える

 

「なんかわかんねえけど!帰れるんだよな!」

 

と、ナツさんは聞くけど

 

「いえ、二度と帰れません」

 

と、キッパリ答える……へぇー二度とねー………え!?

 

「「「二度と!?」」」

 

「はい、あ、でも安心してください、物語の中には影響はありません、こちらのあなたは、パラレルワールドのあなたと言うことになります、物語の方では、ちゃんと貴方は活躍をしてますよ」

 

と、説明するけど

 

「……マジでか……」

 

と、ナツさんがしょんぼりしてる……そりゃー急にこっちに来て二度と帰れないとか……嫌になるよね

 

「うおおおお!!燃えてきたぁぁぁ!!」

 

と思ったら燃えてる!?さすがナツさん!?

 

「え、燃えるところですか!?そこ!?」

 

「だって、知らねえ場所なんだぞ!強え奴もいるかもしれねえだろ!燃えてくるに決まってんだろ!帰ったら仲間たちにもたくさん話せるしな!」

 

「いや、ですから二度と」

 

……俺は倫太郎を止める

 

「……この人は、もうこれでいいんだよ、何を言っても聞かない人だから」

 

「……そ、そうですか」

 

と、倫太郎も、諦めた、すると

 

『ガットリング、ガットリング』

 

携帯の着信音のような音が鳴り響く

 

「な、なんだなんだ!?」

 

ナツさんはなんの音なのか、警戒してる……いや、ナツさん、怪物とかじゃないからね

 

すると、倫太郎は携帯?を取り出して、出る

 

「はい……………わかりました」

 

と、それだけ言うと電話を切り

 

「神村斗真くん、ここを借ります」

 

と、言ってワンダーライドブックを取り出す

 

『ブックゲート』

 

それを開くと、俺の部屋の本棚だったところが急に扉になった

 

『オープンゲート』

 

扉が開くと、奥はドラえもんで言うタイムマシンみたいな空間が広がっていた

 

「わー……どこでもドアじゃん!」

 

と、美優ちゃんがいう、俺と同じこと考えてた……

 

「いや、どこでもドアではなくブックゲートです」

 

と、倫太郎は否定すると

 

「神村斗真くん、ここから繋がる我らの本部に、一緒に来てくれませんか?」

 

と、俺にいってくる……本部?そこを通ればそこに辿り着くってこと?

 

「安土美優さん、ナツ・ドラグニルさんはここで待ってて」

 

と、倫太郎はそう言う

 

「ケチ!倫太郎のケチ!」

 

「なんでだー!俺も行かせろー!」

 

と、ナツさんは喚いてるなか、倫太郎は……あるものに一点集中していた……それは……

シュークリームだ

美優ちゃんがほーとでも言うような顔で倫太郎をみるけど、倫太郎はすぐに気を取り直して

 

「さぁ、行こう」

 

と、名残惜しそうに扉の向こうへ行く

 

俺もついていく……って

 

「おわぁぁぁぁ!?」

 

なんだこの引力!?吸い込まれる!?重力がない!?

てか、逆さまになっちゃったぁ!?なんで倫太郎は平気なのぉ!?

 

 

 

それから、空間の先の出口に出ると、そこにはたくさんの本だなに包まれた屋敷があった

 

「すごい……すごい!!」

 

見たことのない機材もあった、本当にすごい

なんなのか気になって機械を触ろうと思ったけど、倫太郎に止められる

 

「気持ちはわかりますけど、勝手に触らないでくれますか」

 

と、そんな時、階段の上にある本棚がドアのように開き、そこから、女性が出てきた、白いドレスを着ている、綺麗な女性だった

 

「私は、ソードオブロゴスに仕える本の守護者、ソフィアです」

 

と、早速自己紹介を始めるソフィアさん

 

「このノーザンベースは、北極にあります」

 

と、続けて、この場所、ノーザンベースについて教えてくれた……って北極!?………あ、あーあの北極……だよね

 

「ここで、私たちは古より、聖剣に選ばれし剣士と共にこの世界を作った大いなる力を持つ本を守り、世界の均衡を保ってきました」

 

と、続けてソフィアさんはソードオブロゴスについて教えてくれた……親切な人だなぁ

 

「よろしいのですか?」

 

倫太郎が聞くと、ソフィアさんは微笑みながらうなづいた

 

「力を持つ本、そして剣!」

 

俺が使ったあの力についての謎が解けてきた

 

「聖剣は、貴方が仮面ライダーに相応しいと判断しました」

 

と、ソフィアさんは言う

俺は、火炎剣烈火を見る

 

……仮面ライダー……

 

「聖剣を授かった剣士は、そう呼ばれてるんだ」

 

と、倫太郎がそう説明してきた……さっきまでと違って親切に教えてくれる

……なにより、俺は気になったことがある

 

「俺はどうすれば?」

 

この力を持ったと言うことは、きっと意味があるはず…それを知らなきゃ

 

「この戦いは古より始まり、未来永劫続く終わりなき戦い……どうするかは……貴方の心に委ねます……」

 

と、そう言ってソフィアさんは奥の部屋へと戻っていった……俺の心……俺次第……ってことか……

 

あと聞くことは……

 

「街をあの世界に飛ばしたのは誰なんだ?」

 

俺は昼間に起こった出来事について倫太郎に聞く

 

「裏切り者の剣士、カリバーと、本の魔物、メギドだ」

 

そう答えてくれた倫太郎

 

「15年前、ワンダーライドブックの多くが奴らに奪われ……多くの剣士が倒れた……」

 

俺と同じベルト、ソードライバーを見ながらそう付け加えてくれた倫太郎……

 

たくさんの人が……15年前に……

 

「でも、これだけは言っておきます……僕たちは命をかけて戦ってるんです、本を守り、世界の均衡を保つことが、僕たちの使命なんです」

 

と、最後に説明してくれた

 

俺は自宅に戻り……ワンダーライドブックと火炎剣烈火を見てまた考える

 

……仮面ライダー……

……命をかけて……そうだよな……力を得たからって……そんなことが理由で、戦いに赴いて……すぐに死なないとは限らない……命をかけての戦いっていうのは……そういうことなんだ…世界を守るって……やっぱりそういうことなのかもしれない……

床でいびきをかきながら寝てるナツさんにタオルケットをかけてあげてから、俺はまた考える………これからについてを……

 

 

 

 

その頃、とある館で、また不気味なオブジェが本を書いていた

 

「順調ですよ、まもなく新たなアルターブックが完成するでしょう」

 

と、ひ弱そうな男が、剣士に向けていう、そう、この剣士こそが、先程、倫太郎が言っていた闇の剣士、カリバーである

 

カリバーはそれを聞きふと、笑った

 

 

 

 

翌日

 

俺が剣を見てまた考えていた時に倫太郎がノーザンベースからこっちにくる、ちなみにナツさんは起きるや否や外に走って行っちゃった………

 

「失われたままの街がある……僕はこれから人々を救出に向かいます……君はどうするんです?」

 

倫太郎が、俺にどうするかを聞いてくる……俺は……

 

「もちろんいく!」

 

そう答える

 

「あー!!よく走ったぞー!って、あ!昨日のケチりやろう!」

 

と、ナツさんが戻ってくるなり、倫太郎に指をさす

 

「ケチのつもりはありません、それよりも……斗真くん、危険かつ、責任は重大なんです、それでも行きますか?」

 

と、倫太郎は俺に問いかける

 

「それでも………俺はみんなを救いたい!」

 

こう答える

倫太郎はうなづきながら

 

「わかりました、でも大丈夫、安心して?なぜなら僕がついていますから」

 

と、自信満々に言う……ナツさんもいるけどね……あ、そういえば

 

「倫太郎には、いないの?ナツさんみたいに契約しちゃった人とか」

 

気になったから聞いてみるけど

 

「いえ、まだいません、強いて言うなら、昨日出したライオンくらいです、まぁ、契約なんてそうそう簡単にできる物ではありませんし、滅多にありません、中にはすでに契約しているワンダーライドブックもありますが……僕のライオン戦記にはまだありませんし、するつもりもありませんよ、何しろそれで世界の均衡を崩すわけには行きませんからね」

 

と、倫太郎はそういう……そうなると……俺がナツさんと契約しちゃったのはごく稀で……というか、やばいことなんだよなこれ……

 

「なんかよくわかんねえけど!いくならいくぞ!」

 

と、ナツさんが仕切る、うん!そこも貴方のいいところだ!

 

 

 

 

 

それから本の世界の目の前にいく

倫太郎は、ソードライバーを腰につけた

すると、本の入り口みたいなものが作られる

 

「聖剣を持っていれば、向こうに行けます、ナツさんも、斗真くんが聖剣を装着していれば、ここを通ることは可能です」

 

と、倫太郎が説明してくれる……昨日と打って変わってだいぶ親切になってくれたなー

と、そんなことを考えてると

 

「とーま!」

 

と、後ろから俺を呼ぶ声が……って

 

「美優ちゃん!?」

 

美優ちゃんが自転車に乗って後方にいた……って、待ってまさか……

 

「うちも行くーーー!!!」

 

って言って自転車でこっちに突撃してきた……ちょっ!?

 

「待って待って待って!?」

 

「なんだあれ!俺と勝負する気かー!よしこい!」

 

ナツさんが受け止める気満々だ

 

「いや、ナツさん!あれ乗ってるの美優ちゃんだから!怪我しちゃうから受け止めないように!?」

 

と、言ってる間に美優ちゃんは突進して、俺たちは本の世界にそんな感じで入っていった

 

 

 

 

 

 

美優ちゃん……ひどいよ………

 

次回へ続く




はい、あとがきに入ったよー

ナツ)……わくわくすんな!違う世界って!

帰れないって知ってる?

ナツ)?いやいや!戦いが終わったら帰れるだろ?

………あーなるほど……呑気だな……
では、また次回!さよなら!

ナツ)物語の結末は!俺が決める!かぁー!燃えてきたぁぁぁ!!

言いたかったんだ……


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第五話 世界の均衡は僕が守る!水の剣士ブレイズ!

はい、お待たせしましたー

斗真)随分と遅かったね

まぁ……色々とありましてね……ネルギガンテ倒しに行ったり、テオ・テスカトル倒しに行ったり、ゼノジーヴァ倒しに行ったりでね……

斗真)全部ゲームじゃん!?

まぁでも、お陰でモチベは戻ったのでぼちぼち書いていった感じでーす

斗真)シノビの方は書いてたけどね

それは……許してにゃん♡

斗真)いや、やめて気色悪い

うん、俺も思った……
ということで、本編!どうぞ!


ここは、本の中の世界、ファンタジーワールドとしよう

 

今回は、山の中

その中にいた、1人の刀を持った少年は、蟻のような化け物と交戦していた

 

少年の名は、竈門炭治郎、この本の主人公、妹の禰豆子を人間に戻すために、鬼を狩る者、鬼殺隊に入り、妹を人間に戻す手がかりを探している少年だ、そんな炭治郎の前には、蟻のような化け物、これが、倫太郎の言っていたメギドという化け物である

 

炭治郎は、この2日の間、ずっとこの蟻のメギドと交戦していたが……流石に限界が近かった

 

「はぁ……はぁ……」

 

『この二日間、この鬼と戦っていたが……どうなってるんだ!、首を切っても、何度も再生している!……まるで俺の攻撃が効かないように、ずっと再生し続けている……!血の匂いはしないけど、間違いなくこいつは人間じゃなくて、鬼のはずだ、なのに、なんで俺の攻撃が効かないんだ』

 

内心焦っている炭治郎、それもそのはず、メギドは、斗真達仮面ライダーがもつ聖剣の力でしか倒すことはできない、ナツが攻撃を加えることができたのも、斗真のブレイブドラゴンワンダーライドブックの力に火炎剣烈火の力が加わったことにより、契約しているナツでも攻撃ができるようになったのだ、もし炭治郎が攻撃を加えたいというのなら、炭治郎自身も契約をしなくてはいけない、しかし、そんなことを炭治郎が知るはずもなく、ただただ、彼は、刀を振るうことしかできなかった

 

蟻のメギドは、口から消化液のようなものを炭治郎に向けて吐き出す

 

「っ!」

 

炭治郎は鼻でそれを察知し、それを避け、メギドに近づく

 

「水の呼吸!肆ノ型!打ち潮!!」

 

すぐさま、もう一度メギドの首に向け、肆ノ型、打ち潮を叩き込むが、切れた様子はなく、また傷が再生する

 

「っ!『まただ!今完全に切ったというのに、どうなっているんだ!この鬼は!?』」

 

何度もこの繰り返しで、もう一晩は寝ていないので、炭治郎も疲れていた……

 

と、突然、限界に近い炭治郎の目の前に本が現れたかと思うと

 

「え?」

 

「「「「うわーー!!!」」」」

 

斗真、ナツ、倫太郎が美優の漕いでいた自転車に吹っ飛ばされて、それに炭治郎も巻き込まれてしまった

 

 

 

 

 

 

「いてててて美優ちゃん、ひどいよ……」

 

「お、オブ………の、乗り物……かよ……おぶっ」

 

美優ちゃんの自転車に吹っ飛ばされて、俺たちは本の世界に入った、ナツさんはその時に運悪く美優ちゃんの自転車に乗ってしまったらしくって、完全に乗り物酔いしてる……ドラゴンスレイヤーって大変だな〜……

 

「美優さん、普通のホモサピエンスが来るところではないんですよここは」

 

と、倫太郎が起き上がりながら注意する

 

「な、何あれ!?森!?」

 

と、言われてその方向を見ると、この間の時よりひどく壊れてるいた……今回の世界は……森?いや、山か?山は、他の本にも存在するけど……どこの世界なんだろう

 

「異変が最終局面まで進行しているんです……」

 

倫太郎がそう説明する

 

「しかし、この程度で済んでるということは、誰かが戦って止めていたのでしょう……一体誰が」

 

グロッキー状態のナツさんを背景にそう考えていると

 

「ち、ちょっと、すみません……降りて……」

 

と、美優ちゃんの下から声がした、美優ちゃんが下を見ると

 

「うわー!?ごめーん!?」

 

この世界の住人らしに男の子が下敷きになってた……ん?緑の上着?……この耳飾り……まてよ、まさかこの人!鬼滅の刃の竈門炭治郎くん!?ってことは

 

「って!もしかして炭治郎!?」

 

「え、な、何で俺の名前を……」

 

と、起き上がりながら炭治郎くんはきく

 

「貴方が戦ってくれていたんですね……ありがとうございます、でも、安心して?もう大丈夫、なぜなら僕が来ましたから」

 

と、自信満々に倫太郎は炭治郎に言う

 

「は、はぁ……で、でも!すぐに逃げてください!まだあそこに!鬼がいます!」

 

と、鬼?に指を指す炭治郎くん……ってメギドじゃん!?

 

「……いえ、あれは鬼ではありません、メギドです」

 

と、倫太郎が訂正する

 

「メギド?……で、でも!一般人を巻き込むわけにはいきません!早く逃げてください!俺が奴を倒します!」

 

と、炭治郎くんは日輪刀を構える

 

「いえ、ここは僕に任せてください、斗真くんも、見ていてください、戦い方をみせます」

 

と、倫太郎が俺たちの前に立つ

 

「倫太郎も変身できるの!?」

 

と、美優ちゃんがきく

 

「いえ!それはできません!貴方が逃げてください!俺がやります!」

 

と、炭治郎くんは譲らなかった……

 

「いえ、僕がやります」

 

「いいや!俺が!」

 

「いえ僕が」

 

「いや俺が!」

 

と、2人の競り合いが始まった……譲らないところは炭治郎君のいいところなんだけど……

 

「えっと、今回は!譲って炭治郎くん!攻撃が通じなかったでしょ?」

 

「いえでも!」

 

「お願いだから!この通り!」

 

と、俺は土下座する

 

「え、そ、そんな、土下座は辞めてください!?」

 

と、流石に炭治郎くんは、俺の方に気を取られた

 

「このとーり!」

 

「わ、わかりました、わかりましたからー!」

 

と、土下座をやめさせることに必死になる炭治郎くん……よし、計画通り

 

「……では、改めて任せてくださいね」

 

と、ソードライバーを腰につけた倫太郎は、前に出る

 

「この、水勢剣流水に誓う……僕が必ず……世界を守る…!」

 

と、ライオンの絵柄がある、青いワンダーライドブックを取り出し、開く

 

『この蒼き鬣が新たに記す気高き王者の戦いの歴史!』

 

俺と同じように音声が流れたかと思うと、倫太郎はワンダーライドブックをソードライバーにセットする、すると、俺の時とは違う音声が流れる、その中、倫太郎は流れるように聖剣を抜刀した

 

『流水!抜刀!』

 

「変身!」

 

と、一の字を描くように、横凪に倫太郎は剣を振ると、ライオンが倫太郎の周りを回り、水が倫太郎を包み込み、倫太郎の姿が、青い剣士の姿に変わった

 

『ライオン戦記ー!流水一冊!百獣の王と水勢剣流水が交わる時紺碧の剣が牙を剥く!』

 

俺の時と同じように、仮面ライダーに変身した倫太郎は舞いをする

 

「「「えぇぇぇぇぇぇ!?」」」

 

ナツさん以外の俺たち3人は、倫太郎が変身したことに驚いていた……いや、仮面ライダーだってことはわかってたけど……すごいや俺あんな風に変身してたんだ……

 

 

佐久間倫太郎、彼の持つ水勢剣流水(すいせいけんながれ)は、水の聖剣である、代々、聖剣は受け継がれていき、今、水の剣士の称号、ブレイズは、彼が持っていることになる

 

「ふっ!」

 

倫太郎こと、ブレイズは、流水を構えると、流水から水のエフェクトが流れ出る

 

「ぐおおお!!」

 

先程まで炭治郎が戦っていた蟻のメギドは、炭治郎に出したように、消化液のようなものを吐き出した

 

「っ!危ない!避けろ!それを食らうと溶けるぞ!」

 

匂いと、自分が避けた先のものを見て、そのことがわかっていた炭治郎は、ブレイズにそう大声をかけるが

 

「はっ!」

 

ブレイズは、気にすることなく、流れるように、その消化液を斬ってみせた、まるで水で洗い流しているような、そんな滑らかな剣技だった

 

「なっ!?」

 

炭治郎は驚いていた、なぜなら、あの液体は何でも溶かした、だからこそ、自分も日輪刀で切るなどもしなかった、日輪刀が溶けてしまうことを恐れたからだ、しかし、ブレイズは、それを斬ったのだ、剣の力もあるのだろうが、なにより、剣技だ、その後も、消化液を何度も飛ばしてくるメギドだったが、ブレイブは流れるような動作で、その全てを斬り伏せていった

 

「……すごい………」

 

炭治郎はその剣技に見惚れていた、あまりに滑らかで、あまりに美しい剣技だったからだ

こんな剣をいつか自分も扱えるようになれば、きっと強くなれると、炭治郎は思った

 

「はっ!うおおおお!はぁ!!!」

 

全ていなした後、流れるようにしなやかに構えを取ると、ブレイズは、剣を突き出すように突きつける、すると、そこから水のエフェクトが湧き上がり、メギドに向かって飛んでいく、メギドはその水のエネルギーを受け、上空に吹っ飛ぶ

 

「はぁぁぁぁ!!」

 

そこに立て続けに、ブレイズは飛び上がり、斬り伏せる

 

「ぐぎゃぁぁぁ!!」

 

メギドは、それを受け、地面に転がる

地面に着地したブレイズは、次の攻撃を警戒し、構えを取る

すると、メギドは体内から本をそこら中に散らしたかと思うと、地面から、歩兵のようなメギドが出てきた

 

「えー!?増えたー!?」

 

炭治郎がツッコミを入れてる間、増えたメギドはブレイズに向かっていく、ブレイズは、再び構えを取り、一体一体、流れるように、問題なく斬っていく

 

メギドを斬り伏せた後、軽く剣を振るブレイズ、そんなブレイズの剣技に、炭治郎は釘付けになっていた

 

「ぐおおおお!」

 

本体と言える蟻のメギドが、ブレイズを後ろから攻撃しようと襲いかかってくる

 

「っ!危ない!!」

 

炭治郎が教えようとしたが、ブレイズはすでに気付いていたようで、後ろを向いたまま、バク宙でその攻撃を避ける

その華麗な動きに、みんな魅了されていた

 

少し高いところに着地するブレイズ

 

「蟻のメギドなら……おそらく集団でいるはず……」

 

と、メギドについて分析をし、様子を見る

今回のメギドは蟻のメギド、蟻は特性として、集団で行動することが多い、なので、この一体ではないはずだと睨んでいた

よくみると、別の方向からも、同じ個体のメギドが、何匹もいた

 

「思った通り……でも大丈夫」

 

そう言って、その場から飛び降りると、ワンダーライドブックの力を解放する

 

『ライオン戦記!』

 

すると、剣に水のエフェクトが湧き上がり、軽く舞をするブレイズ

 

「ライオンワンダー!!はぁ!!!」

 

上空で横凪に切ると、ほんのが出てくる、そこから青いライオンが出てくる

 

水のエフェクトと一緒に出てきたライオンは、何匹もいたメギドに体当たりをしたり、噛みちぎったりを繰り返して、攻撃を繰り返すと、何匹もいたメギドは爆破する

そこに、ブレイズは着地をし、剣を軽く振る

その隣にライオンが降りる

 

「「うおおおおお!!すっげええ!!」」

 

斗真と美優は興奮した様子で声を上げた

当の炭治郎は

 

「……すごい………」

 

ブレイズの剣に魅了されていた

 

「こういう戦い方も、あるんです」

 

と、そう言いながらブレイズは斗真たちに近づく

 

「さっすがだなぁ!!」

 

と、斗真は興奮した様子でいた

 

「マジ強いじゃん!?あっという間に終わっちゃったー!」

 

美優も興奮気味だ

 

「……いや、まだ終わりじゃありません」

 

「?どういうことですか?」

 

と、炭治郎が聞く

 

「……まだメギドの本体は倒せてないということです……その証拠に、まだこのファンタジーワールドは消えていませんからね」

 

そう説明するとブレイズは巻き込まれた人々と、巻き込まれそうになっていた鬼殺隊の隊員たちを助けに向かった

 

 

「お、おぶっ………乗り物…………」

 

その間、ナツはずっとグロッキーだった

 

 

次回へ続く




はい、いかがだったでしょうか

倫太郎)僕の戦闘シーンです、僕の戦い、しかと見ましたか?これからは僕のこと、倫太郎さんと、よんでもいいですよ

うん、頑張ろうな倫太郎!

倫太郎)倫太郎さんと

倫太郎!

倫太郎)…………

あー落ち込んじゃった、えっと、では、また次回!さよなら!


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第六話 衝撃の衝撃!メギドと鬼の共闘か!?

はい、遅れまして申し訳ないです

仕事仕事続きで、なかなかあげることができませんでしたー

それよりみなさん、今日のセイバー見ましたかね?
なななんと!あの新しいカリバーの正体は、賢斗くんだったわけです!

まぁ、予想はできましたがね〜とりあえずなんでそうなったのかは後々わかるでしょう!

では、本編はどうぞ


ひとまず安全なところへ移動した俺たち

だが、炭治郎くんはずっと警戒をしていた

 

「炭治郎くん、どうしたの?ずっと警戒して」

 

と、美優ちゃんが聞くが

 

「そもそも、ここは安全な場所なんかじゃないんです…他にも鬼がいるかもしれないし」

 

「え!?鬼!?」

 

と、美優ちゃんは肩を振るわせる

 

「鬼……そうか、もしかしてここは那田蜘蛛山?」

 

「は、はい、そうです!」

 

やっぱりか……この山の地形、どこかで見たことがあると思ったら、那田蜘蛛山だったんだ……ということは、ここには、下弦の鬼、累がいるはずだ……流石にここで出くわしたら厄介だよな……

 

「となると、厄介ですね……そちらの世界の鬼というのは、首をその日輪刀で切らなくては倒せないのですよね?……聖剣とはいえど、こちらの武器では倒せませんよ……」

 

倫太郎がそう言う……聖剣でもダメなんだ……

 

「でも、俺の刀でなら切れます!」

 

そう言う炭治郎くん……

 

「では、鬼の方は頼みます、メギドは僕たちが」

 

「わかりました!」

 

と言って、炭治郎くんは山の方へと走っていった

 

「……行きましょう、僕たちは僕たちの使命を果たさなくては」

 

そう言って、倫太郎は融合してる街の方へ行く

 

「私はどうしよう!」

 

と、未だグロッキー状態のナツさんを抱えて言う美優ちゃん……

 

「安全なところにいてね!」

 

そう言って、俺は街の方へ行った

 

「うそぉぉぉぉ!!!置いてかないでええええ!!」

 

と、美優ちゃんは手を伸ばしてたが、今はそれどころじゃないからごめんね、美優ちゃん

 

 

 

 

「水の剣士、ブレイズが現れたか」

 

館で、カリバーと3人の男達はブレイズの戦いを見ていた

 

カリバーの言葉に、3人はそれぞれ違う反応を見せたのだった

 

 

 

 

 

俺は、取り込まれてしまった人たちの避難を促していた

 

「こっちです!みなさん!走らないでゆっくりでいいよ!」

 

みんなの避難が終わったのを確認する

 

すると、目の前に黒い服を着た人たちが現れる……この服は…そっか、ここは那田蜘蛛山……ってことは、この人たちは……あの鬼に操られてるんだ………

 

「お願い……これ以上は、斬りたくないっ!」

 

そう言って、まだ傷のない女の隊の人がいう……彼女は、泣きながらそう訴えかけてる……他の生きてる隊士も、チラホラと…そんな声が

倫太郎に介入はダメって怒られるかもだけど……これくらいならいいよね

 

「……絶対に助ける……約束だっ!」

 

俺はソードライバーを取り出して腰につける

 

『ブレイブドラゴン!』

 

俺はブレイブドラゴンワンダーライドブックを取り出して、ソードライバーにセットする

前と同じように音声が流れると、俺は、ソードライバーに取り付けてある烈火を抜き放つ

 

『烈火!抜刀!』

 

「変身!」

 

『ブレイブドラゴン!!烈火一冊!勇気の竜と火炎剣烈火が交わる時、真紅の剣が悪を貫く!」

 

『火炎剣烈火!』

 

俺は、火炎剣烈火を構え、隊士達に向かっていく

 

「はぁぁぁぁ!」

 

俺は飛び上がり、隊士達を繋いでいた糸を、火炎剣烈火の炎で焼き切る、炎は糸をつたい、隊士達についていた蜘蛛も焼き殺す

 

「あちちちち!?な、なんだこれ!?火!?あつつつつ!?」

 

生きていた隊士達は、炎で軽く火傷を負ったらしいけど、よかった、無事そうだ……手遅れの人は、そのまま焼かれてるけど……どうか、安らかに眠ってくれ……

 

隊士達に俺はそういう

すると、倫太郎がさっき相手にしていた蟻の大群が出てくる

 

「生きてる人は、早く安全なところへ!こっちは俺がやります!」

 

俺は火炎剣烈火を構えて、大群のメギドに向かっていく

 

「はぁ!」

 

何体もいる大群をどんどん斬っていく

 

2体で俺を斬ろうとして来るのを、俺は受け止めて、踏ん張ろうとしたけど、後ろから蹴られて、その場に倒れてしまう

 

さらに追い討ちをかけようとしたのをブレイクダンスの要領で起き上がり、立て直す

 

倫太郎も、俺と同じように何体もの大群を相手にしていた、もちろん、後ろにいた隊士を守りながらだ

 

やっぱり俺より先に戦ってるだけのことはあって、強いな、倫太郎……

 

蟻のメギドが、消化液を俺に飛ばしてきたので、俺はそれを避け、技を放つ

 

『ブレイブドラゴン!』

 

「はぁぁぁ!ドラゴンワンダー!!はぁぁぁ!!!」

 

俺は倫太郎と同じように、拳からドラゴンを召喚し、一気に倒していく

 

「君も、うまく使いこなせていますね」

 

と、倫太郎が俺を褒めて来る

 

「へへ」

 

そんなやりとりをしていたなか、すごい音がしたので、耳を塞ぐ俺たち

 

そんな中、攻撃して来る気配がしたので、俺と倫太郎はそれを避けた

 

「人間が小賢しぃ!」

 

その攻撃は、メギドによる攻撃だった、あの形状からして……あれはキリギリスのメギドってところか……そうか、蟻のメギドと、キリギリスのメギド、アリとキリギリスか

 

「別の奴がいたのか」

 

と、倫太郎がそう呟く

 

「ふははは!見ろ!もう手遅れだ!本が完成すれば、二度と元には戻らない!」

 

そう言って俺たちに本を見せて来る

 

「なにっ?」

 

よくみると、その隣にいた蟻のメギドの胸にある本が光ってる……まさか、あれか!

 

「させるか!!」

 

俺が火炎剣烈火を構えて攻撃をしようとした時、何かによる攻撃を受けた

 

「ぐぁ!?」

 

火花を散らして地面に転がる

 

「斗真くん!」

 

倫太郎が俺に駆け寄りつつ、その攻撃の正体をみると

それは糸だった……何十もの糸が、俺たちを阻んでいた……この糸……もしかして

 

恐る恐る、その糸の元をみると……

 

そこには、白い服を着て、白い肌をした、少年がいた……あれは……まさか!

 

「………僕たちの邪魔をするなよ……」

 

まさか……あれは……累!?

 

「けけけっ!じゃあ帰るとするか!」

 

そう言って、蟻とキリギリスのメギドと、累の3人は、飛び上がって、どこかへいった

 

「っ!まて!」

 

追いかけようとしたが

 

「も、もうダメェー」

 

と言って、美優ちゃんがナツさんを抱えてこっちまで来る……って美優ちゃん!?

 

俺と倫太郎の2人は美優ちゃんのそばに駆け寄る

 

「……大丈夫、息はあります……とりあえずは、落ち着ける場所で休ませましょう」

 

と言って、俺はナツさんを、倫太郎は美優ちゃんを抱える

 

「でも、落ち着ける場所ってどこに」

 

俺が聞くと倫太郎は別のワンダーライドブックを取り出す

 

「大丈夫、この世界から出ることはしばらくはできませんが、拠点なら張れます」

 

そう言ってワンダーライドブックを開く

 

『ファンタジーベース!』

 

すると、ブックゲートと同じように本の扉が現れると、倫太郎は扉を開けて中に入っていった、俺も続いて入ろうとしたけど

 

「ぐえ!?」

 

後ろからの衝撃に押されて勢いで入っていった

 

 

変身を解除して、ベースに入った、それはいいけど……

 

「ご、ごめん、ど、どいて〜」

 

俺がそういうと

 

「す、すみません!」

 

そう言って謝って退くその人は……声からして予想通りの人物だった

 

「あ、あなた達は!」

 

竈門炭治郎くん……さっき別れた、この物語の主人公だった

 

次回に続く




はい、今回短くなってしまいましたが、キリがいいのでここで一旦区切ります、次回、楽しみにしててくださいねー


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第七話 俺が必ず救う!セイバー、ブレイズ、共闘作戦!

はい、どうも、作者でーす

遅くなり申し訳ないですー

斗真)またモンハン

いや、今回は仕事の疲れ

斗真)あ……大変だね

いや、大変ではないさ、いいこと沢山だからね

斗真)そうなの?例えば?

祖母が元気だったこと

斗真)それはいいことだ!

よし、と言うことで本編どうぞ!


ここは、倫太郎が建てた拠点、俺たちはその拠点の中にいる、この拠点は、ノーザンベースに似ていて、本があった、俺と倫太郎、炭治郎くんで中に入る、ナツさんと美優ちゃんは、気を失ってるけどね

 

そこには、ソフィアさんがいた……てっきりノーザンベースにいるものだと思ってたけど…こんなところにもいるんだ……ちょうどいい、聞きたかった

 

「連中は、一体!何をしようとしてるんです!」

 

俺はすぐにソフィアさんに聞くと、ソフィアさんは答える

 

「失われたワンダーライドブックの代わりを作り出し、世界を生み出した本を作ろうとしてるのでしょう」

 

「……世界を生み出した本?」

 

俺がそういうと

 

「その絶大な力を手に入れるつもりなんです」

 

倫太郎が付け加えて答える

 

「だったら急いで戻らないと!」

 

俺はすぐに外に出ようとする

 

「あの場所は、もはやメギドが書き換えた本の中……あんなにも書き換えが進んでしまえば、剣士とて命も危うい」

 

と、ソフィアさんに止められた

 

「……そんな……」

 

倫太郎は悔しそうにそう呟く

 

「っ、でも……それでもまだっ!」

 

炭治郎くんは反論をしようとするけど

 

「無論それは、貴方も例外ではないのですよ、竈門炭治郎さん……貴方には守らなくてはならない人がいるのでしょう?」

 

「っ……」

 

ソフィアさんの言葉に押し黙る炭治郎くん……俺は奴の言葉を思い出す

 

「……あいつは、本が完成したらもう二度と元には戻らないって言ってた……てことは、完成する前に奴らを倒せばまだ大丈夫だってことだ!」

 

俺はそうソフィアさんに聞く

 

「無謀と…勇気は違うのですよ?」

 

と、ソフィアさんに言われる………でも、俺は止まらない……絶対にみんなを救うんだ!

 

「覚悟を超えた先に!…希望はある!」

 

俺が夢の中で聞いた言葉を言うと

 

「その言葉は……」

 

ソフィアさんは知っている言葉なのか、驚いた表情をしていた

 

すると、箱の中にあったものが光り出した……あれはまさか

俺は箱にあったものを取り出す

 

「……これは……」

 

「貴方にしか使えない本です……仮面ライダー……セイバー」

 

……俺はここで、初めて、自分の仮面ライダーとしての名前を聞いた……

 

「………セイバー………」

 

……それが………俺の名前………仮面ライダー……セイバー……

 

 

俺はその本を、ディアゴスピーディーを持って、倫太郎たちの方を見る

 

2人はうなづく、俺も頷き、今度こそ外へ行こうとすると

 

「んぁー!起きたら場所変わってんゾォ!?」

 

と、ナツさんがいきなり起きた

 

「っ!ナツさん!よかった!起きたんですね!」

 

俺がそういうと

 

「おお!斗真!ここどこだ!」

 

と、俺に聞いてきた

 

「今はそれどころじゃないんです!行きましょう!」

 

と、言って俺はナツさんを引っ張っていく

 

続いて、倫太郎たちもついてきた……今度こそ……みんな救ってみせる!

 

 

 

 

 

 

俺とナツさん、倫太郎、そして炭治郎くんの4人で再び外に戻ると……街は一変してた、崩壊がかなり進んでいて、街が山になりかけてる……

 

「っ、こんな世界は認めないっ!」

 

倫太郎がそう呟く

 

「っ、街が……」

 

「うおお、どうなってんだコレェ」

 

炭治郎くんと、ナツさんはそれぞれリアクションを取る

 

「……ここがメギドの本の中……」

 

俺はそう呟く……こんなのひどすぎる……

 

「この水勢剣流水に誓う……僕が必ず!世界を守るっ!」

 

倫太郎はそう言って、ワンダーライドブックを開く

 

『ライオン戦記!』

 

「絶対に!街と人を救う!」

 

俺も、ブレイブドラゴンワンダーライドブックを開く

 

『ブレイブドラゴン』

 

俺と倫太郎はソードライバーにそれぞれのワンダーライドブックをセットすると、それぞれのワンダーライドブックの力が解放される、俺たちは、同時に抜刀し、仮面ライダーに変身するための言葉を同時に言う

 

『『烈火!/流水!抜刀!!』』

 

「「変身!!」」

 

『ブレイーブドラゴン!/ライオン戦記ー!』

 

『火炎剣烈火!/水勢剣流水!』

 

俺と倫太郎がそれぞれ変身を完了させると

 

「おおー!お前も変身できたのかー!」

 

「斗真さんも変身したー!?」

 

ナツさんは倫太郎が変身したことを、炭治郎くんは、俺が変身したことに、それぞれ驚いていた……そういえばナツさんあの時気を失ってたから見てなかったっけ……

 

倫太郎はそのことには目も暮れずに、昨日出してたスマホのようなものを取り出した

 

『ガトライクフォン!』

 

倫太郎は、その、ガトライクフォン?のあるアプリを一つ押すと、両サイドを閉じると、それは次第に大きくなる

 

『ライドガトライカー!』

 

なんと、ガトリング付きのバイクになったんだ……すごいや………

 

「よ、よしっ」

 

俺は、拠点の中で手に入れたライドブック、ディアゴスピーディーワンダーライドブックをソードライバーにセットして使用する

 

『発車!爆走!ディアゴスピーディー!』

 

俺のワンダーライドブックも変形して、バイクになった、すっげえや……!

 

「行きますよ?、炭治郎くんは僕の後ろに乗ってください」

 

と、倫太郎はライドガトライカーにまたがる

 

「え、は、はいっ!」

 

炭治郎くんは、珍しいものを見るようにいう

俺もディアゴスピーディーにまたがるけど

 

「の、乗り物……」

 

案の定ナツさんは乗りたがらなかった……そうだよね……と、俺が考えていた時、ディアゴスピーディーワンダーライドブックが光だして、中から、何か出てきた

 

「え!?」

 

俺が驚くと

 

「ナツー!」

 

なんと、中から青い猫が出てきたって、もしかしてあれは!

 

「おおー!ハッピー!」

 

ナツさんの相棒とも言えるハッピーが出てきたんだ……でもなんでこの中から、契約してたのか?

 

「ハッピー!よかったー!会えてー!」

 

「あいっ!」

 

2人ともとても嬉しそうだ……

 

「再開を喜んでいるところ申し訳ないのですが、お二人とも時間はありませんよ、早速行きましょう」

 

そう言って、倫太郎はバイクを発進させる

 

「あっ!ま、待って!」

 

俺も慌てて追いかける

 

「よしっ!いくぞ!ハッピー!」

 

「アイサー!」

 

ナツさんもハッピーに捕まって俺たちを追いかけるように飛んでくる

 

 

 

 

その頃、屋敷の中でひ弱そうな男が本を書いているオブジェを見つめながら

 

「あのメギドには別の力も与えてあるから………もはや剣士でも止められないでしょう」

 

と、ニヤリと笑いながらそう言った

 

 

 

 

 

俺と倫太郎、炭治郎くん、ナツさん、ハッピーの4人と一匹は、街の中を走る

 

走っていると、沢山の蟻の姿が見えてきた、てかデカ!?

 

「ここは任せろ!火竜の!咆哮!」

 

ナツさんはその場で火竜の咆哮を放ち、そこにいた蟻を全て焼き尽くした、さっすがー

 

そう思っていると、すぐそばに、大きな鬼の姿が……あれって確か……操られてた鬼だよな……鬼は聖剣では倒せない……でも、彼なら

 

「ここは俺が!」

 

と、炭治郎くんが飛び上がる

 

「水の呼吸!壱の型!!水面斬り!!」

 

飛びながら、炭治郎くんは水面斬りで袈裟斬りをして、操られていた鬼を切り捨てる、そして、再びライドガトライカーに飛び乗る

 

「うわわわっ!?と!?」

 

ギリギリで落ちそうなのを耐える、やっぱり大正時代の人だから、見慣れてないよなー……

 

でも、俺も負けてられない!

俺は火炎剣烈火で残ってる蟻を斬り、倫太郎も、ガトライカーのガトリングでどんどん撃ち倒していく

 

その間炭治郎くん唖然とした顔してたけど……気にしないようにしよう!

 

と、目の前に横になってるトラックが出たので俺はバイクを横にして水平に潜る

 

「えええええ!?」

 

炭治郎くんは驚くしかなかった……うん驚くよね

 

そして、さらに先に進むと、まだまだ蟻の大群が、俺たちは、その中をどんどん倒しながら進み続ける

 

途中で道がなかったところもあったけど、勢いをつけて飛び越える

 

着地した瞬間、また何かに攻撃される俺たちは一旦止まると、そこにいたのは、あのキリギリスのメギドだ

 

「貴様らも!我らの本の一部になれー!」

 

キリギリスのメギドはそう言ってくる

 

「あいつが蟻を操っているに違いない」

 

と、倫太郎が攻撃をしようとしたのを俺は止める

 

「待て…………アリとキリギリスだ……だとしたら………キリギリスは蟻を守っているんだ!」

 

俺は本の知識からその結論に辿り着く、だとしたら本体はあいつじゃない

 

「光る蟻を探してくれ!そいつが蟻を増やしてる女王蟻だ!」

 

倫太郎にそう伝える

 

「なるほど!光る蟻か」

 

俺と倫太郎は再びバイクを走らせる

 

「よし!任せろ!」

 

「俺の鼻でなら探せる!」

 

炭治郎くんもナツさんもやる気満々だ、よしっ!この調子で

 

「そうはさせるかー!」

 

キリギリスは邪魔をするために攻撃をしてくる

 

「お前の相手は俺だ!」

 

俺は奴の相手を始める

 

倫太郎たちは、別の方向へ向かう

 

「………そんなことさせないよ」

 

と、その先に累もいた……攻撃をしようとしてくるけど、炭治郎くんが降りて累に斬りかかる、それを糸で受け止める

 

「っ!炭治郎くん!」

 

「いってください!こいつは俺が!」

 

炭治郎くんは倫太郎にそういうと戦闘を開始する

 

「……わかりました!」

 

倫太郎は先へ向かった

 

 

 

 

 

 

「っ!あいつか!」

 

ブレイズは、早速光る蟻を見つける

蟻は再び蟻を増やした

 

「いくぞ!」

 

ブレイズは剣のトリガーを入れる

 

『必殺読破!!』

 

ブレイズは胸から大量の水のエネルギー砲を発射する、これにより、周りにいた蟻を吹き飛ばす、そして、女王蟻は水の幕に囚われ、浮かび上がる、そして、ブレイズは飛び上がる

 

『ライオン!必殺撃!ウォーター!』

 

「レオ!カスケード!」

 

そのまま飛びながら蹴りを入れ、女王蟻を倒す

 

すると、その女王蟻から新しいワンダーライドブックが出てきた、ブレイズはそれを掴み、なんのワンダーライドブックか確認をする

 

「ジャッ君と土豆の木……ワンダーライドブックの力だったのか……」

 

ブレイズはそう呟いた

 

 

 

 

 

その頃、炭治郎はというと、累と戦闘を繰り広げていた

 

累は十二鬼月の1人、下弦の伍の鬼である、無論、炭治郎では太刀打ちできないだろう……しかし、何故か、炭治郎には累の動きが見えた、匂いでわかるのもそうだが、どういうわけか、先のさらに先もわかるようになっていた……

 

「『どうなってるんだ?この鬼の動きが、手にとるように分かる……それに、この糸……なんとなくだけど、かなり硬いのもわかる………体が自然に動く……これならいけるっ!』」

 

炭治郎は累の攻撃を確実に避けながら隙を伺っていた、次の攻撃が、また次の攻撃が、それを先読みし、確実に交わす

 

「っ、鬱陶しいな………なら……これならどうだ」

 

累の手元が真っ赤に染まり、あやとりのように結ぶ

 

「血鬼術……刻糸牢」

 

と、手を広げる様な動作をすると、炭治郎の周りに、強度を超えた赤い糸が包み込む

ストーリーの中でなら、炭治郎はヒノカミ神楽の呼吸を使い切り出した……しかし、今の炭治郎には、それをする必要がなくなっていた、なぜなら、これをすでに炭治郎は先読みしていたのだ、先読みしていた炭治郎は、すでに、対策を考えていた……いや……己の刀の使い方を……ブレイズの戦いを見て、見つめ直したのだ……焦ることなく……斬ろうとするのではない……ただ……流れる水の如く、糸を払い……その先の鬼の首を、真っ先に斬る

 

「水の呼吸………拾弍ノ型!」

 

瞬間、炭治郎の日輪刀に、ブレイズの流水と同じく、水のエフェクトが迸り、まるで龍の様な牙となるこの技は、たった今、炭治郎の編み出した、新たな型……その名を

 

「天読流水(てんどくながれ)!!!」

 

横凪に、一気にそこにあった糸払いのける

そのまま、炭治郎は回転をし、一気に

 

「うおおおおおお!!!」

 

累のその首を、切り落とした

 

………倒れた累の体に、炭治郎はそっと手を置く……そして、優しく撫でる

 

「………どうか……次は……鬼になんかなりません様に……」

 

炭治郎はそう願うと……累の体は……チリとなり消えていった

 

 

 

 

その頃、俺はキリギリスを追いかけていると、女王蟻を倒したらしい倫太郎を見つけた

 

キリギリスは倫太郎の横を通り過ぎる、俺はそこに止まり

 

「っ!女王蟻を倒したのか!」

 

俺は倫太郎に確認する、倫太郎はうなづくと、新しく手に入れたらしいワンダーライドブックを俺に見せてくる

 

「ワンダーライドブックには、こういう使い方もあるんです」

 

そう言って、剣にワンダーライドブックをかざす

 

『ジャックと豆の木!ふむふむ!習得一閃!』

 

「はぁ!!」

 

剣を横凪に払うと、剣から豆の木の種が出てくる、それがキリギリスにあたり、キリギリスはバランスを崩した

 

「っ!学習できるのか!」

 

俺はディアゴスピーディーから降りてそのワンダーライドブックを見る

 

「何をしても無駄だ、我らの世界になるのだ〜!」

 

そう言ってキリギリスは空へと飛んでいく

 

「逃がすかー!いくぞ!!ハッピー!」

 

「アイサー!」

 

ナツさんとハッピーは追いかけていく

 

「君も!使ってみてください!」

 

と、俺にワンダーライドブックを渡してきた、俺は受け取る

 

「やってみる」

 

俺はディアゴスピーディーを使った時と同じ様に、ドライバーにセットする

 

「あー!?いや!まだ2冊は早いです!?」

 

倫太郎は慌てた様子でそういう

俺は、それを聞かずに、烈火を抜刀する

 

『烈火!抜刀!2冊の本を重ねしとき、聖なる剣に力が宿る!ワンダーライダー!ドラゴン!ジャックと豆の木!二つの属性を備えし刃が研ぎ澄まされる!』

 

俺の右手に、豆の木の蔦が巻かれる……これは……そっか!ジャックと豆の木か!

 

「あ、あー!できるんですねぇ……」

 

倫太郎は唖然としてた

蔦を見てると、ぶらぶらしてるのがちょっと面白いなと思った、まぁ、それは置いといて、俺は地面に向けて、種のマシンガンを撃つ

 

「あ、いや!地面に撃っても意味がないです!上です!上!」

 

と、倫太郎が注意してきたけど

 

「これでいいんだ!」

 

そう、これでいいんだ、これがジャックと豆の木と同じなら、きっとそろそろ

 

そう思うと、本のエフェクトが現れ、俺の狙い通り、巨大な豆の木が生えた

 

「え、え、なにを……」

 

俺はディアゴスピーディーに乗り、豆の木を一気に走る

 

「まてぇー!」

 

「まてぇー!」

 

俺とナツさんの2人で、キリギリスを追いかける

 

「っ、あんな使い方を……最高ですよ!!」

 

倫太郎も興奮気味にいう

予想外だったみたいだな

 

そして、ようやく追いつき

 

「はぁぁぁ!!」

 

「うおりゃあ!」

 

俺の剣とナツさんの拳が同時にキリギリスに直撃する

 

キリギリスは落ちていくけど、またその場に浮かび上がる

 

「何をしようがもう遅い!間も無く!本が完成するぅぅ!」

 

と、そんなことを言ってくる……でも

 

「いーや!ちげえな!」

 

ナツさんと俺は2人で横に並ぶ

 

「物語の結末は……俺が決める!」

 

俺は剣をドライバーにセットし、トリガーを2回押し込む

 

『必殺読破!ドラゴン!ジャックと豆の木!必殺撃!ファファファイヤー!』

 

「飛龍!蹴撃破!!」

 

俺はそのまま、急降下キックを繰り出す

 

「っし!俺もいくぜー!」

 

ナツさんも俺の横で、俺と同じような蹴りを繰り出し、炎を右足に集中させる

 

「滅竜奥義!!!飛龍!蹴破撃!!!」

 

俺になんか似てる名前を出したけど………いっか!!

 

と、2人同時で、奴に蹴りを放ち、一気に倒した

 

すると、俺の手に、また新しいライドブックが

 

「ピーターファンタジスタ……」

 

 

 

 

そして、ブレイズは、ライドガトリンガーに乗り、残りの蟻に向かう

 

「剣士の誇りに賭け……世界の均衡は……僕が守る!」

 

ブレイズは流水のトリガーを引き、流水を抜刀する

 

『必殺読破!流水!ライオン!必殺撃!ウォーター!』

 

再び構えを取る

 

「ハイドロストリーム!」

 

ガトリンガーに乗りながら、蟻を次々と切り倒していく、そして、全て切り捨て、セイバーと合流を果たす、すると、世界が元に戻っていった

 

「っ、やりましたね!」

 

「ふっ……ああ!」

 

2人は喜び合った

 

すると、突然、ジャッ君と土豆の木のワンダーライドブックが光りだした

 

「な、なんだ?」

 

セイバーはワンダーライドブックを見ると、突然、ワンダーライドブックから、水色の髪をした、小柄な少年が出てきた

 

「…………ええええ!?誰!?」

 

いきなり出てきたので、驚くしかなかったセイバーだった

 

 

 

その頃、屋敷では、また本を書く手が止まる

ひ弱そうな男は無表情で3人の男達に振り向く

 

「これで私の計画は……加速する」

 

と、闇の剣士、カリバーはそう言った

 

 

 

 

あの後、俺たちは俺の店にもどった

なんでも、さっきの男の子は、ジャッ君と土豆の木と最初から契約をしていたのだと、倫太郎が説明してくれた、彼は、まだ目を覚ましてないから、今は寝かせてる、目が覚めたら、彼の名前を聞くつもりでいる

 

そうそう、契約と言えば、炭治郎君、彼もどうやら、倫太郎のライオン戦記と契約してしまったらしく、元の場所に戻ることが出来なくなってしまったらしい、そうなると、禰 豆子ちゃんはどうなるんだろう、ってそう思ったけど……どうやら、ずっと背負ってたらしい……今は昼間だから出せないけど、夜になったら挨拶でもしようかな、でも、禰 豆子ちゃんは契約をしていないから、元の世界に帰ることができるらしい……でも、炭治郎君は禰 豆子ちゃんをずっと守り続けたいっていうことなので、禰 豆子ちゃんもこっちの世界に残ることになった、今日の出来事としては以上かな……それよりも!

 

「倫太郎!君の戦い方はすごいなぁ!俺に、ほんと剣のことをもっと教えてくれないか!」

 

俺は興奮気味に倫太郎にそうお願いする

 

「正確には、ワンダーライドブックと聖剣です、色々学びましょう!」

 

と、そう言ってくれた

 

「これからは倫太郎さんと呼んでもいいんですよ?」

 

と、そう言ったけど……やっぱり倫太郎は倫太郎でいいや!!

 

「私も手伝ってあげるよ!倫太郎!!」

 

と、美優ちゃんも言う

 

「うおおお、呼び捨て!?」

 

と、ツッコミを入れる

 

「倫太郎!飯はあるかー!?」

 

「倫太郎ーどこにこの書物を仕舞えばいい?」

 

と、2人も倫太郎を呼び捨てする

 

「お二人も呼び捨てですか………」

 

少ししょんぼりとする倫太郎、そして美優ちゃんに向き直り

 

「大丈夫、丁重にお断りします」

 

と、そう言った

 

「……そんなこというなら、あーげない」

 

と、倫太郎にエクレアを見せる

倫太郎は興味津々でエクレアをみる

 

「っ!エクレール・オ・ショコラ!本で読んだことはあるが食べたことはないっ!あ、だめだ!、剣士たるもの、節制して、肉体を維持すべし……あ、でも、糖分は頭の回転をよくするから食べてもいいのか」

 

「いやいやいや、エクレアだし!てか心の声がダダ漏れなんですけどー!?」

 

と、そんな茶番を横目に見て、俺はジャッ君と土豆の木ワンダーライドブックを見つめる……すると、またあの夢の光景が頭に浮かぶ……あの女の子も………またあの子だ……

 

俺がそう思ってると、ブックゲートは開くと………絨毯に乗った男の人がいた……てか浮いてる

 

「やあ、斗真……久しぶり」

 

って、そう俺に言ってくるけど………いやいや待って……まず久し振りよりも……

 

 

「誰!!!???」

 

この下……2回目だ………

 

次回へ続く




全ての賢斗ファンの皆さん、お待たせしました、賢人くんようやく出番出ました

そして、ジャッ君と土豆の木から出てきた少年、その正体は……メアリスやってる人ならわかると思います
それは次回に先延ばししますがw

では、ピーターファンタジスタには、まだ人はいません、これから増えます、はいw

ということで、今日はここまで!さよならー!


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第八話 幼馴染出現!まずは問題を解決しよう!

はい、1週間ぶりですなー

今日暇だったので、書きましたー

今回は前半以降はほぼほぼオリジナルなので、多分グダグダかもしれませんが、どうぞ楽しんでってください

それではどうぞ!


「やあ、斗真…久しぶり」

 

「……誰!?」

 

2回目のショッキングだよ!?

倫太郎に続いて、この人!?誰!?

しかも絨毯に乗ってる!?

 

「わぁ……イケメン……」

 

美優ちゃんがそんなこと言ってるけど……いやそこじゃないよね!?

その人が絨毯から降りると、絨毯は消えて、その人は俺をみる

 

「……えーっと………どちら様でしたっけ?」

 

この人とは初対面のはずだけど……誰だろう……

俺がそういうと、彼はため息を一つついて

 

「昔、一緒に物語の世界を旅したろ?」

 

と、俺に言ってくる……え?物語?

 

「物語?」

 

俺がそう聞き返す……あれ?……物語……なんだろう、なんか懐かしいような……

 

「例えばー……」

 

と、彼は何があるか探し、ある本を俺に見せる

 

「銀河鉄道の夜」

 

と、俺に言ってきた………ん?物語の世界………あ!もしかして!!!

 

 

 

 

ここは、物語の世界

 

僕は不思議な列車に乗っていた……銀河を進む列車だ……そこで出会ったのは……

 

「ジョバンニ…久しぶりだね……」

 

僕の!親友だ!!

 

「カンパネルラ!」

 

「ジョバンニー!」

 

「カンパネルラー!」

 

2人で抱き合う、いやー!ほんとに久しぶりダァ!

 

「あのー……妄想中すみませんがー……」

 

と、美優ちゃんの一声で現実に戻る

見てみると、みんなすごい顔で俺たちを見てる……いやー嬉しすぎて夢中になっちゃった

 

「斗真とイケメンさんは、お知り合い?」

 

と、美優ちゃんが聞いてきた、おっといけないいけない、紹介しないとな、俺の親友を

 

「うん!昔よく2人でこうやって遊んでたんだ!久しぶりだな〜賢斗〜!」

 

俺がそう言うと、賢斗もすごく嬉しそうにしてる

 

「何年ぶりだろ?懐かしいなぁ!」

 

俺と賢斗と2人で話してると

 

「感動の再会カァー!」

 

美優ちゃんは感動してる感じで見てる

 

「中山賢斗、彼も僕と同じソードオブロゴスのメンバーです」

 

と、倫太郎が紹介するって

 

「え!?ここも知り合い!?」

 

倫太郎も知り合いだったんだ、ていうか、賢斗もソードオブロゴスだったのか!?

 

「再会に水をさして申し訳ないのですが、何か用があったのでは?」

 

と、倫太郎も、賢斗に聞く

 

「あー!エクレア!」

 

と、賢斗はエクレアを見つけて一つ取って、食べる

 

それを見て美優ちゃんと倫太郎も食べたそうにする中

 

「君たちも食べなよ?」

 

と、賢斗はみんなにも渡す

 

「あ、いいんですか」

 

と、倫太郎が食べようとしてる肩を持って俺は賢斗のところへ行く

 

「そうやって、なんでもかんでも、仕切るところは君の!……いいところだ!昔から変わってない!」

 

と、俺も一つ食べる、いやーほんとにまた会えてよかった!

 

「あー!私のエクレア〜!何してくれてんのよもー!」

 

「あー!俺も食わせろー!」

 

「お、俺も一つー」

 

「待ってくださいここは僕がー!」

 

俺たち全員でちょっとはしゃいじゃってた

 

 

 

 

 

「……2人で遊んでた……か……もう1人のことは……忘れてるんだな……」

 

と、賢斗はつぶやくが、斗真の耳に届くことはなかった

 

 

 

 

俺たちはエクレアを食べながら、賢斗の紹介も済ませて、まだ解決してない問題のことを考えてた

 

「まず、禰豆子ちゃんを鬼から人間に戻してあげないといけないよな」

 

そう、倫太郎のライオン戦記と炭治郎くんが契約してしまって、炭治郎くんは二度と元の世界に戻れないことを考えると、炭治郎くんの抱えてる問題、禰豆子ちゃんを元に戻すと言うことが、できなくなってしまったと言うことになる、それは、完全にこっちに非があるはずだ、だからどうにかしてあげないといけない

 

「それはいいけど……なんで賢斗も一緒なの?」

 

と、同席してる賢斗を見て言う美優ちゃん

 

「せっかくきてくれたんだから!いいでしょ?それに!賢斗だって物語のことも詳しいし!鬼滅も全部読んでるよ!」

 

「ああ、俺にできることがあるようだし、助力するよ」

 

いやー!さすが俺の親友!太っ腹だー!

 

「しかし、それをすれば世界の均衡が崩れ……と言いたいところですが、すでにこちらが崩してしまっているんですし、今更ですね……仕方ない、どうにかしましょう」

 

と、倫太郎も乗ってくれた

 

「みなさん………………ありがとうございます!」

 

と、炭治郎くんは頭を下げた

 

「じゃあ、まず、どうやって禰豆子ちゃんを元に戻すかだけど…」

 

「単純に、珠世さんから薬をもらうしかないよな…」

 

賢斗が言う

 

「でも、それには、十二鬼月の血が必要なんです……でも……俺はまだ、響凱の血しか届けてない……まだ血が必要なのかもしれないのに……」

 

と、炭治郎くんは言う

 

「……いや、すでに薬はできてる」

 

「え?」

 

賢斗がそう言う

 

「鬼滅の刃、第147話時点で、禰豆子ちゃんに鱗滝さんが薬を使っていた描写がある、物語にこっちの炭治郎くんや禰豆子ちゃんに影響がないとするなら……この時点に行けば……薬を調達することはできる」

 

「そんなことができるんですか!?」

 

賢斗の言葉に、炭治郎くんは驚く

 

「できるさ、ファンタジーゲートを使えばね」

 

と、ファンタジーゲートワンダーライドブックを見せる

 

「すごい……これなら、禰豆子を!」

 

と、炭治郎くんが喜んでるけど

 

「しかし、その場合一つ問題があります」

 

倫太郎が間を取って言ってくる

 

「ここにいる禰豆子さんと、この時の禰豆子さんは、重大な違いがあります、それは何かわかりますか?」

 

と、言ってくる……重大な違い……

 

「え、それは……」

 

そっか、そう言うことか

 

「成長か」

 

「そうです」

 

俺の言葉に肯定をする倫太郎、そうだよな、そうなるよな

 

「確かに、薬を使えば、禰豆子さんは元に戻せます、しかし、描写からして、禰豆子さんはこの時相当苦しんでます、薬の服用には、デメリットもあるのでしょう、例えば、体の再生と破壊を繰り返すと言ったような」

 

「ワンピースの治癒ホルモンみたいなものだな……それに耐えることができるほどの耐性がなければ……あるいは彼女は……」

 

賢斗はそう言う

 

「そんな……」

 

すぐに戻すこともできるのに、それができないと言うやるせない気持ちになる炭治郎くん

 

「そうしょんぼりしないでください、何も、元に戻せないと言ってるわけじゃありません」

 

倫太郎は炭治郎くんを慰めるようにそう言う

 

「ただ、彼女に耐性をつけさせる必要があると言うだけです、それだけ体を強くすれば、原作ほど苦む必要ももしかしたらなくなるかもしれないんです、だからそんなにしょげないでください」

 

「……はい」

 

炭治郎くんは倫太郎の言葉に少しほっとする

 

「んなら、さっそく行くか!」

 

と、ナツさんが張り切るけど

 

「待ってください、ここは僕と炭治郎くんの2人で行きます」

 

と、倫太郎がナツさんを止める

 

「なんでだよ!?」

 

ナツさんは納得いかない様子で聞く

 

「あなたが行くとうるさくなるでしょう?、今回は異例中の異例、ここに別の世界のあなたがきてしまって、万が一見つかれば、大混乱になります、それに、あまり大人数で行くのは得策ではありませんからね、ここは、場所をよく知ってる炭治郎くんと、一緒にいなければいけない僕が行きます、いいですね?」

 

「わかった、倫太郎を信じるよ」

 

俺は倫太郎にそう言う

 

「倫太郎……ありがとう!」

 

「気にしないでください、そもそもこれは僕がまいてしまった種ですから…何より、仲間なんですから」

 

と、倫太郎は笑顔でそう返す

 

「では、行きましょう」

 

「あ、ああ!」

 

倫太郎はファンタジーゲートワンダーライドブックを開く

 

『ファンタジーゲート!』

 

すると、鬼滅の刃漫画に魔法陣のようなものが浮かび上がり、倫太郎と炭治郎くんはその中に入っていく

 

「……倫太郎、大丈夫だよね」

 

美優ちゃんが言う、それは鬼がいるしね……

 

「大丈夫、メギドによる同化の場合は鬼は聖剣では斬れないけど、こうやって自分から入る場合は、対抗するための装備は配備されるんだ」

 

「え、そうなのか!?」

 

賢斗のことばに俺たちは驚く

 

「ああ、そこがファンタジーゲートのすごいところだ」

 

「「ファンタジーゲートほんとすごいな」」

 

俺とナツさんのツッコミが同時に決まった

 

 

 

 

 

 

ここは、鬼滅の刃の世界

狭霧山の頂上で炭治郎と倫太郎は降り立つ

 

「ここは……狭霧山だ……ということは」

 

「そうです、ここは間違いなくあなたの世界です」

 

見慣れた景色に炭治郎は懐かしく思いつつも見渡す、ここは自分が鍛錬をした場所、そうそう忘れるはずもない

 

「僕たちが入ったのは、143話くらいの時……その時なら、まだ薬は服用してないはず…その間に侵入して、薬をもらっていきましょう」

 

倫太郎は麓へと向かおうとするが

 

「でも、一つしかないはず……そんなことをしたらこっちの禰豆子が人間に戻れなくなるんじゃ……」

 

と、炭治郎が止めるが

 

「いえ、もらうと言っても、薬を少量低度摂取するだけ、それだけ持っていけば、あとはノーザンベースの施設を使えば、複製は可能なはず、あとは、またファンタジーゲートで、鬼舞辻無惨のところへ向かい、血だけをとれば、薬を作れます」

 

「……ほんとになんでもありですね……」

 

炭治郎は苦笑いをしつつ倫太郎についていく、しかし、忘れてはいけないのが、この場所は鱗滝が鬼殺隊になろうとする子供達を殺す気で作り上げた特訓場、そこら中に罠があることを忘れてはいけない

 

「あ!そこに罠が!」

 

と、倫太郎が罠にハマってしまい、倫太郎に竹が当たろうとしてきたところを、倫太郎は軽くそれを避けて見せた

 

「え……」

 

炭治郎は驚いた、自分でも鼻で察知してようやくわかって避けれるようになるのに2ヶ月くらいかかったと言うのに倫太郎は軽く避けたのだ

 

「さぁ、行きますよ炭治郎くん」

 

「いや、そこら中に罠がありますから!気をつけないと!」

 

と、言うが

 

「大丈夫です、どんな罠が来てもへっちゃらです、これ以上の鍛錬を僕はしてきましたからね」

 

と言って、軽く罠を回避しながら麓へと降りていった

 

「えー…………」

 

炭治郎はほんとにこの人たちすごいなと思いつつもついていった、もっとも鍛錬をしているのは倫太郎だけなので、斗真にはおそらく避けられないだろうが

 

 

 

鱗滝の作った罠を掻い潜り、麓へとたどり着いた2人は、窓から鱗滝の家を覗いた

 

中を見ると、鱗滝は禰豆子を寝かせ、薬をしまっていた、まだ服用前のようだ

 

「服用の前のようです」

 

「よかった……これで禰豆子を」

 

2人とも安心しているが、ぼやっとはしていられない、どうにか家に侵入しようと、玄関に立つが

 

「そこにいるのは誰だ!」

 

「「ぎくっ!」」

 

さっそくバレてしまった、鱗滝左近次は元水柱、バレてしまうのも仕方ないだろう

 

隠れようとしたが、すぐに戸が開いてしまう

 

「こ、こんばんは、鱗滝……さん」

 

「……?お前は炭治郎か、何故ここに」

 

鱗滝が炭治郎に何故ここにいるのか聞こうとしたがふと思いとどまる、炭治郎を一瞥すると、今度は倫太郎を見る

 

「君は、鬼殺隊のものか?」

 

と、倫太郎に聞く

 

「あ、は、はい、そうです、僕は佐久間倫太郎と申します、炭治郎くんには、お世話になっております」

 

と、倫太郎は頭を下げる、本当は違うが、誤魔化すためにこうするしかなかった

 

「……そうか」

 

鱗滝はふっと笑い炭治郎を見る

 

「あ、あの、鱗滝さん、お願いが」

 

と、炭治郎が鱗滝に薬のことを言おうとしたが、鱗滝はそれを止める

 

「ここで少し待っていろ」

 

そう言って、鱗滝は中へと戻っていった

 

 

しばらく待っていると、鱗滝は戻ってきた

そして、少量の薬を入れた小さな瓶を炭治郎に渡した

 

「……え」

 

炭治郎は訳がわからなかった、まだ何も言ってないのに、鱗滝は、まるで全部わかっているかのように渡してくれたのだ

 

「持っていけ、これで、「そちら」の妹も戻せるはずだ」

 

と、鱗滝は言った

 

「あ、ありがとうございます!……でも、なんで」

 

なんでわかったのか聞こうとしたが

 

「そんなことを聞くよりも、すぐに行け!お前には、お前のやらなくてはならないことがあるのだろう?」

 

と、鱗滝は炭治郎に強く言うと、炭治郎の頭を優しく撫でる

 

「……まだ短期間ではあるだろうが……強くなったな……お前がその道を選んだのならば、何も言うまい……しっかりやり遂げろ……いいな」

 

と、鱗滝は炭治郎を送り出すようにそう言った、炭治郎はふと涙をこぼしたが、泣くのは今やることではないと思い、強く鱗滝を見据え

 

「はいっ!」

 

と、強く返事をした

 

「それと、倫太郎殿」

 

と、今度は倫太郎に向き直る

 

「……炭治郎のことを……よろしく頼む」

 

と、倫太郎にそう言った

 

「……わかりました、任せておいてください、彼には他にも、仲間がいます、僕たちで、支えていくつもりです」

 

と、そう倫太郎は返す

 

「………そうか……では、行ってこい!」

 

その言葉に2人はうなづき、頭を下げてから、夜の道を走り出し、ファンタジーゲートまた開き、ゲートの中に入っていった

 

鱗滝はそれを見届け、中に眠っている「こちら」の禰豆子に薬を投与するべく、戻っていった

 

 

 

 

 

 

第14話の時点まで遡り、路地裏にいる無惨の前に2人は現れる

 

「っ!鬼舞辻……無惨!」

 

ちょうど、炭治郎に刺客を送ったところだったようだ、炭治郎を見るなり何故ここにいるのかと一瞬考えた無惨だったが

 

「……まさかそちらから来てくれるとはな……好都合だ」

 

と、自分の手で殺そうとするが

 

「炭治郎くん、冷静になってください……今回の目的は奴を倒すことではありませんからね」

 

と、倫太郎が今にも飛びかかりそうな炭治郎を抑える

 

「っ……でも」

 

「今の君では奴には勝てない……当然今の僕にも無理です……だから、決戦ではなく、この話を選んだんです……いいですね?炭治郎くん…」

 

「っ………わかりました」

 

悔しい思いを我慢し、どうにか思いとどまる炭治郎

 

「……何を言っているか知らんが……私の前に来たからには……覚悟はできているな?」

 

と、静かに倫太郎達を睨む無惨

 

「奴の腕を切り落とせればそこから血を取れます……やつの直接の血なら、少量でもいいはずです、狙うは腕です、いいですね、炭治郎くん」

 

そう言って倫太郎はソードライバーを腰につける

 

「わかった、でも、倫太郎、君の攻撃は奴に通じないんじゃ」

 

と、炭治郎が聞くが

 

「融合の場合はそうですが、今回の場合は別です、特別に作られるんですよ、この場合は」

 

と、黒いワンダーライドブックを取り出す、それは、鬼殺の剣と書かれたものだった

 

「っ、それは?」

 

「これで君と共に戦えます……この水勢剣流水に誓う……僕が必ず……みんなを救う!」

 

と、ライオン戦記と、鬼殺の剣ワンダーライドブックを開く

 

『この蒼き鬣が新たに記す気高き王者の戦いの歴史!』

 

『とある、兄の鬼になってしまった妹を救う戦いが、今始まる』

 

そして、ライオン戦記を真ん中に、鬼殺の剣を右端にセットし、抜刀する

 

『流水!抜刀!』

 

「変身!」

 

『2冊の本を重ねしとき、聖なる剣に力が宿る!ワンダーライダー!ライオン!鬼殺剣!鬼を滅するために研ぎ澄まされた刃が!解き放たれる!』

 

 

倫太郎はブレイズに変身するが、流水の様子が少し違った、流水は日輪刀に似ているような気がした

 

「あ、あれ、倫太郎、流水がちょっと違うと思うが」

 

炭治郎が聞くも、倫太郎は流水を見て

 

「これで奴にも僕の攻撃は通じるはずです、ただし、この世界の中でだけですがね、外には持っては行けません、鬼がいませんからね」

 

と、倫太郎は炭治郎に説明する

 

「す、すごいなほんとに……」

 

炭治郎はたまげていた

 

「姿が変わったか……ふん、子供騙しな」

 

そう言って一瞬で倫太郎に近づき、拳を突きつける、倫太郎はそれを流水で受け止め

 

「はぁぁぁ!!」

 

軽くいなす

 

「っ!」

 

自分の攻撃が弾かれたことに多少驚くも、無惨はすぐにブレイズに攻撃を加えようとする

 

「水の呼吸!肆の型!打ち潮!」

 

無惨の腕を狙い、炭治郎は肆ノ型を繰り出すが、それを避ける無惨

 

「くっ、もう少しだったのに…」

 

炭治郎は少し悔しそうにするも

 

「焦らなくても大丈夫です、落ち着いて奴の動きを見てください……と言っても早すぎるのか……わかりました、この策でいきます」

 

と、こそっと炭治郎に言う

 

「わかった……任せるぞ!倫太郎!」

 

「ええ!」

 

と、今度はブレイズは無惨にまっすぐに向かう

 

「作戦会議は済んだか」

 

そう言ってブレイズに殴りかかるが、ブレイズは、その攻撃を全て日輪の力を受けた流水で受け止める

 

一発一発の攻撃をブレイズは流水でいなしながら、炭治郎のスタンバイを待つ、ふと、見ると、炭治郎はすでに打ち合わせた場所にいる、それを見たブレイズは、無惨の攻撃を

 

「っ!」

 

あえて受け止め、無惨の腕を掴む

 

「っ、なんだ」

 

「まだ軽いでしょう、たくさん殺してきた命に比べれば、貴方の腕2本くらい!炭治郎くん!」

 

「水の呼吸!!拾弍の型!!改!横天読流水!!」

 

縦時に、天読流水を放ち、無惨の2本の腕を切り落とす

 

「ぐっ!」

 

無惨はすぐに下がる

 

「ふっ、はぁ!」

 

ブレイズは真っ二つになった無惨の腕を、さらに真っ二つにし、血を吹き出させる、そして、試験管にそれを一本分取り

 

「いただきました、では、炭治郎くん!撤退を!」

 

「あ、ああ!」

 

そう言って、ファンタジーゲートを開き中に入ろうとするが、炭治郎は止まり無惨に

 

「鬼舞辻無惨!俺はお前を決して許さない!絶対にお前のその首を!俺が断ち切る!覚悟しておけ!!」

 

それだけを言い残し、ファンタジーゲートに入っていった

 

それを聞いた無惨は、悔しそうにするも、追うことも出来ないので、悔しそうにその場で地面を叩いた

 

 

 

 

 

 

 

 

「さぁ!いくぞ!冒険の海へ!海賊王に!俺はなる!」

 

「いくぞ!ルフィー!」

 

「おーう!」

 

「いやいやいや、何2人でワンピースやってんの」

 

と、俺と賢斗の2人でまたそうやって遊んでるなか、美優ちゃんがツッコミを入れてきた

 

「だって、久しぶりにあったし、ねぇ?」

 

「なぁ?」

 

「ねぇ、なぁ?じゃないよね!?」

 

「アイ………………箱開けていい?」

 

と、ハッピーが禰豆子の入った箱を開けようとするが

 

「ダメダメダメ!この中には禰豆子ちゃんがいるんだから!日の光を浴びたら死んじゃうよ!」

 

「えー……」

 

美優ちゃんがそれを必死に止めた

 

「いいはずだけどね……眠っている間に、もう血液の性質も変わってるはずだし……何より青い彼岸花を昔から食べていたはずだけど」

 

と、賢斗が言うけど

 

「そーれーでーもーだーめ!いいね!」

 

「は、はい」

 

と、凄い勢いで言う美優ちゃん、やっぱり夜じゃないとダメなんだな

 

そう言ってると2人が戻ってきた

 

「戻りました」

 

2人とも、やり遂げた様子で戻ってきた

 

「倫太郎!炭治郎くん!どうだった?成果は」

 

俺がそう聞くと

 

「問題なく、薬も、あと、念のため無惨の血も摂取してきました、あとは薬をつくり、耐性を禰豆子さんに付けさせるだけです」

 

と、倫太郎が言ってくれた

 

「さっすが倫太郎!頼りになる〜!」

 

「ふふふっ、これからは倫太郎「さん」と!呼んでもいいんですよ?」

 

「うん!ありがとう!倫太郎!」

 

「おっとー呼び捨てー?」

 

と、いつも通りのやりとりを繰り広げる

 

「……よかったな、禰豆子」

 

ふと、炭治郎くんは優しく禰豆子ちゃんの入っている箱を撫でる、ゴソゴソっと少し動く、どうやら禰豆子ちゃんも嬉しいみたいだ

 

 

そんな時、ファンタジーワールドがまた出現というニュースが出る

 

「っ!倫太郎!ナツさん!炭治郎くん!行こう!」

 

「はい!/ああ!」

 

俺たちは、すぐに現場へと向かった

 

 

次回へ続く




はい、どうも、いかがだったでしょうか

鱗滝さんの凄い親心が伝わってきましたねー

書いてて思ったんですがね、多分無惨、こちらの本編に後々出される可能性ありますね、今のところはまだありませんが、もしかしたらなるかも……まぁ、それはおいおいと言うことで、それでは今回はここまで、また見てねー!


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第九話 子連れの剣士現る、その名はバスター!

はい、みなさんお久しぶりです。

仮面ライダーセイバー完結ということで、活動少しづつ再開しようかなって考えてます。

長らく待たせてしまいすみません!私頑張って書いていきますので、温かい目で見守っててください!

それでは第九話どうぞ!


ファンタジーワールドに入った俺たちは、すぐにメギドを見つけたっていうか、あいつは

 

「あいつこの間倒したやつじゃ!?」

 

「おわ!?本当じゃねえか!?」

 

そう、この間俺とナツさんで倒したメギド、ゴーレムメギドがそこにいた。しかもまたフェアリーテイルの世界だし、どんだけあいつフェアリーテイル好きなんだ

 

「完成してしまったアルターブックなら、何度でも現れます」

 

と、倫太郎が答えてくれた……なるほど、そういえば確かに完成してたから、それは出てくるか

 

「あいつは鬼みたいな物なのか……」

 

「鬼ともちょっと違いますね」

 

炭治郎くんの言葉を訂正する倫太郎、炭治郎くんはその言葉になるほどーと頷く

 

「行きますよ?」

 

そう言って、倫太郎はライドブックを取り出す、俺もそれに続いてライドブックを取り出して変身しようとした時、俺たちの真上から、一つの影が通り過ぎた。

 

「ふんっ!」

 

その影が降り立つとすごい地響きで俺達は見事に転んでしまった

 

そこには、巨大な剣を背中に掲げた。巨漢の剣士がいた。

 

「ひよっこどもは黙って見てろ!」

 

巨漢の剣士はそう言うと、背中の剣を抜いて構えを取る

 

「………いや誰?」

 

俺がそんなことを呟いている間に、いきなり大技を決めるつもりなのか、剣にライドブックをリードさせる

 

『玄武神話!』

 

『激土!乱読撃!』

 

「大断断!!」

 

剣士は大きく剣を振りかぶると、縦に一気に振り下ろし、メギドを叩き切った。

 

「ぐぁぁぁぁ!?」

 

あっという間に、剣士はメギドを倒してしまった

 

「………すごい」

 

「すっげぇぇぇぇ!?」

 

俺は言葉をこぼし、ナツさんは興奮気味に言う

 

「おい!お前!強えなぁ!?俺とも勝負しろよ!おい!?」

 

と、ナツさんはいきなり剣士に勝負を挑みに行く

 

「なんだお前、いきなり」

 

剣士は急に来られたから困った様子でナツさんを宥める

そんな剣士のところへ

 

「父上!」

 

子供が走ってきた

え?いや、父上!?

 

「ソラ!」

 

剣士は子供の方を向く

 

「父上!今日もかっこよかったよ!」

 

「へへへっ、だろ?パパは強いからな」

 

剣士はそういう時子供の頭を撫でる

 

「よく言いやがる」

 

と、同じく巨大な剣を持った黒い鎧を纏った男が……って、あれってベルセルクのガッツさん!?

 

「お前が戦ってる間、子供守ってるのはどこの誰だと思ってやがる」

 

そう呆れたようにいうガッツさんに

 

「そういうなって!子どもの前でくらいカッコつけてえだろ!」

 

剣士はそう答える

 

「ったく」

 

「うん!父上は最強だもんね!」

 

「おう!そうだぜ!パパは最強の剣士だー!」

 

「さっすが父上!」

 

そんなやりとりを見ながら

俺たちは立ち上がる

 

……子連れの剣士?

 

剣士は子供を肩に乗せて片肩車をすると、変身を解いた。父親という感じの男性がニヤッと笑い。

 

「お前か、炎の剣に選ばれた剣士ってのは」

 

と、俺に話しかけてきた

 

 

その頃、とある館では、本を書いていた手が、また止まった。

 

「さすがレジエル、ゴーレムを倒されたぐらいでは動じないですね」

 

荒々しそうな男を見て、ひ弱そうな男はそう声をかける。

 

「ふっ、次は俺がやる!」

 

そう、ワイルドそうな男がいうと、レジエルと呼ばれた男に近づき

 

「奴らを餌にして喰らってやる」

 

そう言って本を取りに行く

 

「お前が狩られないように気をつけるんだな」

 

レジエルがそういうも

 

「はっ、誰が!」

 

男が答えるとアルターブックを開いた。

そこから山椒魚のようなメギドが現れる

 

「俺たちが甘くないってことを教えてやれ」

 

と、男はメギドに白いアルターブックを渡した

 

「甘いどころかピリリと辛い、私めにお任せあれ」

 

と、そう言ってメギドは仕事へと向かう

 

「土の剣士………バスターか……」

 

と、剣士がそう呟いた

 

 

 

その頃、うちの本屋でさっきの剣士が来ていた、もちろん、ノーザンベースに行くにはここしかないからだ。

 

「俺は戸上亮!相棒はこの、土豪剣激土だ!」

 

と、戸上さんは激土を俺たちに見せる

 

「俺は、ガッツだ。そっちの2人と同じく契約した物語の人間だ。まぁ、経歴はかなり長いけどな」

 

と、2人が自己紹介を始める

 

「で、こっちが息子のソラ!」

 

と、頭に手を置いて子どもの方の紹介もする

 

「戸上ソラです!」

 

と、ソラくんも自己紹介をした

 

「いい挨拶だぁー!さすが俺の息子だぁははははは!」

 

と、戸上さんは見事に親バカな部分を見せてきた。

 

「濃いキャラきたーーー………」

 

と、美優ちゃんがそういう

 

「………いい………すごくいいー!」

 

俺はそれどころじゃなく、この人のこの感じがすごくよく感じた、だってこの感じ子連れ狼って感じがするし!いい小説のネタになりそうだ!

 

「「「「「は?」」」」」

 

「どんな敵も一刀両断!パワフルなベテラン剣士は、実は子連れだった!すごくいい!創作意欲が湧いてきたーーー!!!」

 

インスピレーションが止まらなくなった俺は小説を書きに机に向かう

 

 

 

 

 

 

「………なんなんだいきなり………」

 

斗真を見て戸上は、ちょっと引き気味にいう

 

「小説家なんですー!」

 

と、美優が説明すると

 

「小説家!?」

 

剣士とばかり思っていた戸上は驚いた

 

「新作できちゃうかもやったー!」

 

と、美優は斗真のところへ向かう

 

「え!?なんだなんだ!斗真また思いついたのかー!?」

 

ナツも斗真の方へ向かう

炭治郎なそれを苦笑いで見送った

 

「……戸上さん」

 

倫太郎は戸上に声をかける

 

「以前から気になっていたのですが、戦場に子供を連れてくるなんて、万が一のことがあったらどうするんですか」

 

と、倫太郎は戸上に注意をするが、戸上は強く倫太郎の肩を掴み

 

「万が一にもそんなことはない!俺は最強の剣士であると同時に!最強の子育て王なんだからな!はははははは!」

 

と、高笑いする戸上に

 

「はぁ……俺が守ってるんじゃねえかよ」

 

と、ガッツはため息混じりにそういう

 

「子育て王!!いい響き!孤高な剣士は子供を連れて東へ西へ!平和を守るために!子育て王は今日も行く!」

 

と、斗真は興奮気味にそう演説をするとまた机に向かう、それをちょっと引き気味に見ていた戸上だった

 

 

 

 

次回へ続く




はい、今回短めですが、ここまでです、いかがでしたでしょうか

今回短めですが許してください、結構ここがキリが良かったのです、すみません!

では、また次回!見てくださいね!


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