異界と過去からの異物 (オオソカ)
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ラロス1;ヒカリを忘れて…
prat1


過去の遺物が詰まってしまたので、息抜きで作成しています。
本作では、ランス君に成り代わった通称ラロス君がルドサラム大陸にて行動していきます。

気になった方は、主人公の本質は、過去の遺物を呼んで頂けるとよく分ると思います。



 

 自身が何時この体でこの世界に生まれたかを知る事は、ついぞ無かった。

 私は、ラロス以前いた村で付けられた。名前だ…まぁ直ぐに追い出されたが、あの村こっちが真面目に努めていたのに、村長だからってあそこの娘が俺に襲われた等とある事ないことを周囲に吹き込んで、一晩のうちに陰気な奴から、性犯罪者にパワーアップだ…まぁ、流石に、言われの無い罪で暴行されそうになったから…私も反撃した。そしたら、相手の腕をもいでしまってね、そのまま殺してしまって逃げ出したのだ。

 それ以降だろうか私の自身の周囲と比べる異常なまでの強さを意識しだしたのは…

 顔…嫌、身体を自由にいじれると気付いてね、追い出された三年は、身体をいじくる事に専念したよ、えっ?何故だって?簡単さ、弱ければまた同じ目に会うだけだからだよ。こんな説明臭い事を言っていることから、これを感じている貴方たちは、私が何か分っただろうか…まぁ、こんな男に興味なんぞ誰も無いだろうね…まぁ流行も過ぎたけれども転生と言う物をしたんだろうか?勿論私は、前世?では、とても善人と言える物で無く社会の底辺と言える場所で、唯生きてきた人間だ。何故そんなゴミにこんな事が起きたのか知らないが、テンプレと言えども私に、力があるのは行幸だった。

 私は、幸せにならなければならない何故なら、私には、私以外にそれを実行し助け存在がいないからである。

 

 

 

 その後、さらに年数が流れた。うん?その一言で済ますなって?私の人生など誰も聞きたく無いだろう?ああ、違うんだ別に挑発なんてするつもりはないんだ。んん!話を戻そうか私は、あの後からだを改造し容姿を変える事にした。あんな辺鄙な田舎が何かしてくるとは、思わないが、念には、念を入れてという奴だ。容姿は、私の趣味で魔女の騎士ヘクセン・リッターよりコーディ・ブロットを選んだ。髪は茶色のまんまで目つきは、相当悪いがね…ん?何故そんな男の娘の姿だって?簡単だ実益を兼ねているんだ。

 これからどれ程長くつきあうか分らない肉体だ元の私の様な醜いうだつの上がらない中年や本来のこの身体では、モチベーションに繋がらなくてね、別に変態扱いでも良いよ、まったく御姫様は、少女だけのものではないって事だ。うん?ホモだって?違う違う私は、女大好きさ!これは、本当だよ。でも、私が好意を伝えたって拒絶がおちなのさ、私は、怒られたく無いんだ。相手も不快になるしね、勿論、自己流だけれどちゃんと去勢したよ。私の子供なんて顔も見たく無い!絶対にあり得ないけど性欲に負けて、殺人なんてしたくないからね馬鹿らしい。

 

 

 

 ええ?お前の精神状態なんどうでもいい?まぁそうだね、で話の続きなんだけど…その後キースギルトだっけ?に就職したんだ。まぁ、でもギルトなんてついているけどぶっちゃけ派遣の仕事と変わらないね…前世だと最底辺だけどいちおう正社員だったんだけどね…まぁ常時募集あるとこだけど…でも、一つだけ違う事があったんだ。それは、兎に角稼げる事なんだ。前世の私は、お世辞にも普通すらほど遠い万年平の役立たずだったんだけれど転生得点なのかな?兎に角、周囲の人間や魔物?ああ、ここにも魔物がいるんだよ。

 大分変なのばっかりだけれどね、噂じゃあ、魔王もいるらしいよ今の所人間に関与してこないらしいけどね…話が脱線した?まぁ底辺の人間だからね力が強くなったからって中身は、ゴミ屑だし少し多めに見てよ。まぁ、兎に角強ければ稼げる。これは、この世界の普遍な事実なんだだから私は、普通の人間よりも贅沢に暮らしているつもりだ。

 

 ただ、ここで迷惑な事にギルト長のキースって人がいてねぇ、悪い人じゃないんだけれど私の服装や容姿、何時も女に手を出していない事を見てホモかって聞かれたんだ。違うって答えたら童貞っても、聞かれたんだ。勿論童貞って答えたよ。こちとら人の一生近く童貞だったんだから、筋金いりさ、それも風俗なんていってもいないそんな金無かったし興味もなかったんだけれど…それで風俗連れっていってやろうか?なんて言われたんだ勿論拒否したよ。

 でも、以降あまりにも交友関係に口を出してくるようになってさ…いや、外見だけ若い男が童貞で悪い女に引っかからないように教えてくれようとしているのは、分るんだけれど…下のこれ使えないしどうしようもないんだ。で、しかたないから何とか偽装できなかって奴隷売り場に行ったんだ。何故奴隷?馬鹿だな底辺のゴミクズが自分と同じ立場や上の女を偽装とは、言え近づけれる筈無いじゃ無いか!

 

 で、そこでおすすめがあるって言われたんだよ。それで、見せて貰った奴隷が「シィル・プラント」だったけ?売っていたんだけれど10万Gするって言ったんだよ!10万家が買えるって!でも、他の奴隷は、どれもこれもブスや死んだ顔をした男だったり禄な物が無かったんだ…さっきも言ったとおり稼ぎだけは、あったからねこれからギルト長に女を薦められるよりは、良いと思って購入したんだ。絶対服従の魔法がかかっているのが決め手なんだったんだけれど…残念だけれども私は、魔法が使えない…いや身体にそれらしい力は感じるんだけれど、外に出せないから意味が無…あっ!勿論手なんて出していなよ。使えないし、あくまで偽装だからね、10万G分の働きさえしたら直ぐにでも解放するって伝えたよ。

まぁ、クエストに参加させてはいないだけれどね、奴隷って言っても家事さえ10万G分働いてくれればどうでも良いよ。無論、払え無くても25までには解放するけどね、正直家に人がいるって気持ちが悪くてね…最近は、落ち着いたからか?こっちを油断させるつもりか?口調が大分慣れ慣れしいんだけれどね、はぁ疲れる。事業主ってこんな感じなんかしら…人間って他人だと相手に気をつかってつかれるね…嫌になるよ。

 

 ああ、じゃあ今の私の現状をいうと…「

 

 

 

「っで、これが例の今回の捜索者だ」

 

 この人が例のキースさん。本日は、仕事の話で呼び出されている。さっきは、さんざんな事を言ったが普段は、中々話も面白く、ギルト経営者の中ではかなり自分たち冒険者に気を遣ってくれる。正直この人じゃなかったら早々に洞窟にでも引きこもって隠遁生活でもしてたんじゃないだろうか?

 

「ヒカリかぁ、リーザスの女子校の貴族の娘だっけ?貴族ならもっと権限使えるんじゃ無いの?」

「その権限を使っても見つからないとの事だ」

「はぇー!やばいですね♪」

「ふざけんなら、ちがう奴に依頼を回すが…」

「ジョーダンですって!冗談、はい五万Gでしたよね素晴らしい親御さんですね、言って来ます」

「あっ、そう言えば…」

「分っている。何あったらシィルちゃんをゼスに戻せば良いんだな」

「いつも済みませんね」

 

 奴隷っていっても、人権を考慮しなくちゃならんからね…機嫌損ねて帰ってきたら家を燃やされていたらたまったもんじゃないし

 

「はい、シィルさんどうも」

「ラロス様!お帰りなさいお仕事どうでした?」

 

 こちらがそのシィル、まぁ家事は人並みに行ってくれるから今の所は重宝?している。そろそろ自分でも家事とかしなくちゃなぁ…いずれ帰ってもらうし

 

「仕事なら、人捜しになりました。ヒカリ?という子を探して欲しいそうです。報酬は、5万Gです。」

「では、私も一緒にいったほうが…」

「私は…あなたに家事以外の事を頼む気は、無いですよ」

「あっはい、では、お留守番で」

「ええ、お願いします。心配しなくても5万Gもあなたの返済金の中に入れておきますから」

 

おっ?そう言えば言い忘れていた。

 

「私が、死んだらキースギルト長たよってくださいね?ちゃんと貴方がゼスまで帰れる様に手筈を整えていますから」

「えっ…はい」

 

 最初は、家に戻れるって喜んでいたのに最近なんか暗い表情をするなぁ?まぁ金銭の事を気にしているのかもしれないけれども金なら20万G程こいつの物になるようにしてあるから問題ないだろう。花の女の時間を奪った賠償としては、安いかもしれんが奴隷商人なんかに捕まった不運を呪ってもらうしかないな。

 

「では、行ってきます」

「ら、ラロス様…」

「何です?」

「その、お気をつけて」

 

 

 

 と、奴隷の声援を受けて私はこの世界の人類圏の中でも一番繁栄している。(ハニーブック調べ)のリーザスにやって来たのだ。途中で魔物が何体か出てきたが、そんなのに苦戦する暗いならもう何回も死んでいる。そういえば、女の子モンスターって以外と食べれる所おおくて珍味だなぁ…特にきゃんきゃんとか

 

「聞き込みいくど-!」

 

 無論この声も、かなり小さく人混みの中でつぶやいている。…よくよく考えれば冒険者に頼る前に探偵に調べて貰った方が、効率が良いんじゃなかろうか?まぁ!その分私に大金が転がり込むんだから文句ねぇや!

 

 

 

 結論から言うと駄目でした…まぁコミュ障のキモオタにまともな聞き込みが出来るなんて分けなく、特に店舗が女性だけの武器店とか店主が外見だけなら好みだったからやばかったよ。まぁ直ぐに身体をいじって興奮物資を押さえたから発情しなかったけど…

 しかしここは広いさすがは、天下のリーザス城のお膝元だわ、おっ!道具屋発見聞き込み再開するど!

 

 

 

 駄目だった…しかも道具やのくせに海の家みたいな変な場所だった。しかも子供がそのまま経営しているし…この世界の世界の子供への意識どうなってんだ?よく考えたら私も最初は、小間使同然だったけ…しかしあの焼きそば腹にたまるが味付けあまり好みじゃないな…

 次に、LV屋と言う胡散臭い所に足を運んだ。何時もLVUPには、専属のLV神か、LV屋がいないとLVUPが出来ないとギルト長に耳にタコが出来るほど聞かされたが、私は、一切使用していないが特に問題無くLV?という物があがっている。言い忘れたが、この世界は、以前の世界と比べものならない程に、実力主義だ。極端な事を言えば技能LVという物があってそれ以上の事は、天地が逆さまになってもどうにもならないらしい。つまり無能は、永遠に無能のままと言うわけだ…そのままの能力で転生していたら確実に10までに自殺していたな…うん。兎に角、LV屋とは胡散臭い店にしか見えないのであった。だって幾ら、この世界のキリスト教みたいなAL教だったけ?に支援してもらっているからって無償で仕事なんてするか?

 案の定ろくな情報は、無かった。むしろLVUPしないかしつこく聞かれて正直年が近い美人と顔を合わせていると息が苦しくなって、辛くなってくるからもうこの店に来たくない。

 

 

「全部、駄目だった…」

「正確に言えば、武器屋の店主は当たりなんだろうけど近づいてキモがられる位なら、忘れた方が良いな、よし忘れた!」

 

 頭を弄り念入りに、記憶をいじくる。この世界ブスの割合も凄いが上の美人はそれこそ二次元から出てきたような感じだからなぁ、間違って興奮しないように注意しないと…

 

 その後、町を散策し宿屋をさがした。こういう時にスマホとかないと足で調べるしかないからなぁ…不便だ。暫く散策した後に「こおりざとう」とか言う和風の旅館があったのだが、女将が美人だったので、私の劣等感が刺激されたので少し遠い所の「黒こしょう」とかいう木賃宿みたいな所に泊まった。うぅ、なんで金があるのにこんな思いしなくちゃならんのだ…ちなみに店主は、無愛想なおっさんだった。

 

 





Q過去の遺物の更新は?
Aすんません詰まっています。

Q何時トロスと合体したの?
A時系列的に復活したトロスが、生まれたばかりランスを捕食して擬態した所に魂だけが主人公が入り込んでいます。

Q主人公酷くない?
Aこれでも、平行世界の「過去の遺物」の世界よりも同族?が近くにいるので相当周囲に気を遣っていきています。

Qなんだかんだいってシィルちゃん購入しているじゃん
A変態性癖隠しの為です。シィルの家事に感謝は、していますが依存していなです。

Q何故魔女の騎士ヘクセン・リッター?
A作者の趣味

Qどれくらい主人公つよいの?
A人間タイプの魔王以上、非人間タイプの魔王以下くらい

QAL教の対策大丈夫?
A主人公は、混乱も持ってくるから多めに見てくれるでしょ!

Qなんで、ガイの継承候補にならなかったの?
A主人公は、正直自分の目的以外どうでもいい外道です。ガイが継承したい様な存在ではないです。それに、プロトタイプの魔王と現行の魔王は、この作品の中では、ウナギとヤツメウナギ位違う生き物です。



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prat2

主人公の好感度
1;キース
2;バナード
3;ルイス



24;シィル
となっています。上に男性が多いのは、ホモじゃなくて女性だとく評価眼が曇ってしまうからです。これでもシィルは、女性では、だんとつに評価が高いです。因みに次の女性は、肉やのおばさんです。




翌日…聞き込み再開するどー!

駄目だ情報が手に入らない…公園にいったらホモがハッテンしていたしそうめんたべて行き倒れになっている少年を発見した。あまりにも不憫なので薬をわけて医者に連れて行った。何度も感謝されたが、感謝されると正直ぞわぞわして気持ちが悪い…

 

その後、聞き込みに疲れて、腹ごしらえの為に居酒屋に入店した。お約束というかこういうファンタジーな世界って、昼から居酒屋空いてんな…まぁ酒飲まないからメシが食えればどう手も良いけど…注文したが30分以上おっさんが上の空で天井を見つめているだけで動いてくれない…流石にクレームをつけるわけじゃ無いが嫌みの一つを言うと…

 

「娘が盗賊にさらわれた?」

「そ、そうなんだ。うぅパルプテンクス…」

「警備隊に頼んだんですか?」

「そ、それがどこも忙しいから動いてくれないんだ」

「はぁー何処も忙しいんですねぇ~」

「今頃、盗賊達に…うぉおおお」

「ん?失礼ですがその盗賊って?女性を狙うやからですか?」

 

 この世界の若い美女は、それこそ価値が天井しらずださらって売って、アジトを移転していけば足がつかずに、美味しく女体ともうけられるナイスビジネスだ。うん?憤らないって?馬鹿言うんじゃないよ奴隷を購入しているヒトモドキがそれで感情をあらわにしていたら、直ぐにつけ込まれるよ。

 

「ああ確かな話なんだが武器屋のミリーちゃんとかも危なかった事があるらしい」

「ミリー?(誰だ)それなら場所分りませんか?」

「も、もしかしてあんた…行ってくれるか?助けに?」

「いえ、別件でもしかしたら依頼対象が其処にいるかもしれないですから」

「!」

 

 おっさんは、どけざして来た…何だこれ?

 

「た、頼む内のパルプテンクスも一緒に助けてくれ!!」

「わ、分りました。で、でももうどこかに売られていたり傷ものになっていてもそれは、知りませんよ」

「構わない!!うう、あんた女装しているから変態だと思ったが良い奴だなぁ!」

「一言多いわ!」

 

っと、言う訳で、通称「かぎりない明日戦闘団」とか言う犯罪者のアジトに足を運ぶのであった…

 

 

 

 よりにもよって、洞窟かよテンプレが過ぎるぞ…何で盗賊って洞窟に住処を構えるだろう?適当に離れ家の住民を殺して其処を拠点にした方が、安全そうなのだが…そう言っている間に下っ端の盗賊が襲いかかってきた。安全を優先するなら遠くから石でも投げ投殺でもすれば良いが…今回は、なるべくイライラしているからなぁハデに皆殺しにしてやろう…犯罪者なら幾ら殺そうが無罪だからね…ショウガないね…

 戦闘は、直ぐに収まった。まぁ一方的な虐殺に近い形だったかな?まぁ相手が武器使っている中でこっちだけ素手で相手の身体をもぎ取っていたから当たり前か…途中で切り札みたいな大男が出てきたが…無論ダルマにして首をはねて殺した。ふぅー少しはイライラ落ち着いたかな?他の正常な人間と違ってイライラ貯めすぎるとそれでボロを出しかねないからね気をつけないと

 途中変なコンクリート付けのおっさんに出合った。ヤクザの構成員かな?どうやら魔法でそうなったらしい…泣いていたが私は、魔法が使えないのでどうしようもない…それを伝えるとまた泣き出した。こうならない様に気をつけて生きよう。

 

「いかにもって言った所か?」

 

 足を進めるといかにも団長の部屋ですって所にたどりついた。「はぁ、嫌、止めてぇぇえ」ああ、もう遅かったか、残念ながらおっさんあんたの娘さん傷物確定ですわ…無理矢理せいけんづきで扉をぶち破る。どうやら最後の行為に及ぶ為、ズボンを下げている途中だったらしい相手は、こけていた。そのまま頭を掴みフェイスクラッシュ!!握り潰した。うぇ~脳みその感覚きもちわりぃ、女は、裸でいかにもな行為の途中であった為息づかいが荒い…これ、俺の冤罪になったりしないだろうな?しかたないので、後ろに下がり団長だった物の遺体をコンクリのおっさんの所に埋める事にした。コンクリのおっさんは泣いていた。でもここしか、埋めれる所無かったんだ許して、十年経てば骨だけになるだろうし

 手を良く洗い、予備のラバースーツにガスマスクを身につけて救出に向かう。ヒカリもいてくれと良いんだが…女は、まだ悶えていた。しかた無いので鞘で軽く肩をたたいて盗賊を始末した事を伝える。終始女は頬を赤くしていた。この女マゾだったのか?ヒカリについても聞いてみたが、自分以外の女は知らないと言う。団員皆殺しにせずに一人くらい情報の為に、生かしておけば良かったな、しかしこいつら見事一人の女に発情したせいで全員見事に命を散らしたな…散らしたの俺だけど

 このまま、リーザスへ戻れと言えず。仕方なく同行して居酒屋に帰る。終始こっちを見つめていた。俺が犯たとかおもっているんじゃないだろうな…この仕事終わった暫くリーザスに顔を出すのは、止めておこう。おっさんは、男泣きしていたしまいには、結婚して酒屋の後を継がないかと聞いてきた。全力で拒否したが、何故か女は、下を向いていた。

 流石に遅くなったので宿屋に戻る。食い物も居酒屋でおごってもらったから腹も八分目で心地良い、良い気分だ。百万回万歳したい気分だ。万歳!!

 

 

 

 

やられた…帰る途中にいかにもシーフ見たいな女に襲われた。完全に油断していたせいで相手に先手を許してあまつさえ取り逃がした。ああ!アイツ予備の財布もすって行きやがった!!絶対殺す!!ナイフでメッタ刺しにして殺す!!

!、リーザス城に行きやがったな…今から行くから首を綺麗洗ってまっていやがれ!公園の遊具に差し込んでやる!

 

 

 

入城出来なかった。よくよく考えれば、いかにも殺意に溢れた。女装したキチガイが興奮しながら入ろうとしたら止められる…と思ったが許可書が必要らしい完全に積んだ…仕方ないので門番に財布がすられた事を伝える。困惑しながら明日に警備隊に届けて欲しいと言われた。今日は、厄日だ…

 

 

 日にちがたったが、本当に怒りが収まらない!精々5千G程のサイフだが、私が汗水ながしながら働いた金が、何の苦労も無くあのシーフの物になったと考えるとはらわたが煮えくりかえりそうだ!しかたないので城下町の散策を続行する。無意味と感じたものが後に役に立つことがある。捜査は、足だ!

 暫く歩くとやけにでかい学校を見つけた。どうやら女子校らしい見だけよくても男の私が、入ると警備隊を呼ばれかねない直ぐに出て行こうとするとセンスが大正から出てきたような女に呼び止められた。何をしているかと聞かれたが捜査の事を伝えると何故か身体をなめ回すように見られた。当校に入って探しますか?と言われたが、性別が男である事を伝えると変人みたな眼で見られた。まぁ変人だし

 他に、何か調べているか聞かれたのでリーザス城から来た強盗にサイフを盗まれて襲われそうになったと伝えた。女は、何故か頭を抱えていた。暫くすると「少しでもお助けになれば」と入城許可書をくれた。ラッキーあのシーフ見つけ次第に八つ裂きにしてやる!

 

 

 

そのままの勢いで、入城門番に変な目で見られたが、関係ない!あの糞シーフを八つ裂きにしてやれるチャンスだ!途中でやけに豪華なカジノを見つけた。こんなのは、生まれが金持ちで権力がある奴の遊びだ無視、無視!…勢い任せて一般人が入れる範囲で探し回った物の当然の如く見つからなかった。仕方が無いので、宿屋に戻る。明日こそメッタ刺しにしてやる!

朝から、鼻息荒く入城!コロシアムにて忍者と名前をつく奴を発見する。兎に角少しでも手がかりが欲しいので参加しようとするも参加証が無いなら、参加が出来ないと伝えられた。リーザスって警備が強いな…仕方なくうなだれる。門番が気にして様子を見に来てくれた。コロシアムに参加したい事を伝えると自身が参加証をもっていると言われた。一時的に貸して欲しいと伝えるも渋られたが、墓地の魔物を一緒に退治するなら良いと言われた。太っ腹!

 

 

 

 夜となったので、墓地に行くと門番もそこにいた。互いに話す事無くお菓子をつまんでいるとゾンビタイプの魔物が現れた。流石に、手で触るのが嫌なので剣を使用して殺す。コイツラは、あの糞シーフ、糞シーフ!途中で、門番が襲われそうになっていた。自分で誘っておいてピンチになるな!仕方ないので援護する。やけに顔を赤くしていた。そんなに戦闘が好きなのか?

 その後、「有り難う本当に助かったよ」と言われ参加証を貸してくれた。そのまま勢いで参加する。9位は、ルイスだった普段から何かと世話話を良くする奴だが戦闘となると先に敗北宣言をしてこっちが勝った。後で、礼を言って飯くらいおごっておこう。8位は、くぐつ男爵?だっけよく分らんこいつ人間か?まぁ殺して良いって話だったから首をもいでかった。7位は、アレキサンダーとか言ういかにも修行していますといった男だった。なんとなく鳩尾に一発いれて勝った。修行が足りんぞ!

 6位の奴は、こっちを買収しようとして来やがった。紫髪のシーフをしらんか聞くも知らないと言われる。よし用済みだ試合は、3秒で終わった。こいつまさか、全部の試合買収してたんじゃないだろうな?そのまま5位も半殺しにした。やったぜ!糞忍者野郎まで、後少しって時に本日は、営業終了と言われた。ついてない…

 

 

 そのまま城をぶらついていると、学校であった女に出合った。急にあって欲しい人がいると伝えられたが、学生が何しているのか聞いたが、自分は、学生ではありませんと言われた。他人の空にかしら?早く糞シーフを殺したいので、拒否するもリーザスの情報網から、探せると言われた。此奴何者だ?仕方ないのでついて行くことにした。

なぜか、王族と引き合わされた。リア王女だっけ?いかにも権力者と言う感じの女であった。こういう完全な上位な女って怖いから、どんだけ美人でも苦手だわ…「あなたのファンになっちゃた」と言うも、あの一方的な蹂躙の何処に好かれる様相があっのだろうか?此奴結構やばい奴なのか?糞シーフについて訪ねるも、逆に自身の屋敷に住み着いた悪霊を退治して欲しいと訴えられた。俺は、聖職者じゃないぞ?しかし、権力者の頼みを断る勇気も無く仕方なく受ける…最初からこれが目当てじゃないんだろうか?

 

 

 

そういう訳で、いかにも出てきそうな屋敷にきたのであった。王家の情報網なら間違い無いくアイツは、見つかるだろう今度こそ報いを受けさせる!

 

駄目でした…(速墜ちニコマ)あの幽霊俺の攻撃全然通らないのしかも泣くだけでなんか私が悪いことしてるみたいで気持ち悪かった。…こんな人に近い感情残っていたんだなヒトモドキのくせに、しかたないので一端退却した。頭を使う仕事苦手だ。

 

王宮で、ぼやついていると女剣士に話しかけられた。ユランとか言うらしいコロシアムの1位の戦士らしい現状を話すと背中の剣「ゴスートバスターソード」について自慢げに話始めた。霊体をきれるだと!欲しい!何とか化して貰えるように頼み込んだが断られた。が、コロシアムで勝ったら譲ってくれるとの事、見かけ以上にいい人だな!

ハイ!忍者モドキからユランまでまとめて倒しました!結局忍者は、カッコだけだったな…しかも男で全然しらん奴だ。紛らわしい、最後のユランは、倒したときに凄い顔をしていた。まぁ自分の自慢の必殺技がまったく通じていないのだから当然か…それは、そうとゆずってもらいました!「ゴスートバスターソード」これで、全て解決するぜ!

 

 

 胸くそ悪かった…何だあの王女?俺をだまして馬鹿にして笑いものにでもしたかったのか?気持ち悪い…幽霊の少女からあの王女についてあらたかたの話を聞いた。彼女は、王女のオモチャとして拷問されて、それを苦にして自殺したらしい…俺にどうすれば良いと言うんだ?哀れだこの霊は…権力者の犠牲者だ。糞なんだこの人間の様な感情イライラしてくる。「触れられ無かったけど、あなた優しく暖かい人ですね」だとだんじて違うこれは、気持ち悪い事をされた報復だ!あの王女に痛い眼を見せてくれる!!

 

翌日、私とリーザス王国との間で一大決戦が始まったのであった…

 




Qなんだかんだ惚れている奴いるんじゃない?
Aランスの残り香のせいです。主人公単独だと通報されます。

Q魔王クラスなのに、なんで幽霊ごときに手こずるの?
A本人のセンス×

Q才能LVや技能LVは?
A大体元々の才能+ランスの才能です。
普段使いは、剣戦闘LV2と冒険LV位です。魔王LVや古代生物LVは、使い方が分らないので、使用出来ていません。

Qヒカリは?
A頭に血が上って忘れています。

Qカオス復活したら正体ばれるんじゃ無いの?
A変な臭いはしますが、まったく別な生き物なのでばれません。仮にばれても精々すごく切れ味が良い剣程度です。



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prat3

リーザス軍VS主人公!
ハイッ!!



 

 最初は、王女を締めて終わらせるつもりだった。相手が反省して遺族に謝罪をするならば最高権力者を殺す必要は、無いと感じたからだ。その甘さが…

 

「いたぞ!捕まえろ!」

「一人でリーザス城に攻撃をしかけるとは良い度胸だ!」

「ええい!てめえらにやられるか!!」

 

 口調が変わっているが私です。余裕が無いといつもこうなんですわ、………結局王女には、逃げられました。途中で魔法をあの学生モドキにぶっかけられましてね、一度ひるんだんですが、あっちも効いていないことに驚いていましたね、それで怒りに我を忘れて真剣を抜いちゃって御姫様を斬り殺そうとしちゃって…途中であの糞シーフが襲ってきて……お前ら結局グルかい!!

 そのまま呆然としている所で、相手に逃げられてしまって逃げ出し方を調べている内に通報をされてしまって………お父さん…あなたの作った欠陥品は転生して初めて個人対国家で闘っています。

 

「おとなしくしろ!」

「うるせぇ!」

 

 相当威力を押さえた顔面パンチで気絶させる。威力を押さえないと人間くらいならちょっと力を入れただけで、紙くずの様にボロボロに出来るからね、殺人しないように気をつけてこれまでに衛兵を軽く30人以上をぶちのめしている。

 

「俺を止められると思うな!!どけ、どけあの糞王女ぶったたいてやる!!」

「貴様…王族を狙うなど!」

 

 糞っ、幾らぶちのめしても幾らでも出てきやがる!こういう時に漫画なら上手く解決方法が見つかるんだろうが……………やっぱ俺にそんなの無理だ!!!あっ魔法撃って来やがったな!ええい、レーザー位の魔法が俺に効くか!!

 

「Fレーザーを手で弾くとは、ば、化け物か!」

「だ、駄目だ!俺達じゃ止められない」

「え、援軍要請してこい!」

 

ガアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!0が1に勝てると思ってんじゃねぇぞ!!もうこうなったらこの国の兵力全部崩壊させてやる!!

 

リアside

 

「じゃあ、犯人捕らえたら私に処理させてね♪」

「ハッ!直ぐに押さえて来ます」

 

 ほんと馬鹿な奴ねぇ…あの子折角私のペットにならないか誘ってあげたのにたかが、女一人が死んだ事で逆上して襲ってくるなんて、探していたヒカリも私が可愛がっているのにねぇ?

 

「そうだ!マリスあのペット捕まえたら!ヒカリと交尾させて見ない?あの子が男に抱かれている姿を見てみたいわ」

「はい、リア様その様に準備を整えておきます。」

「でも、リア様あの女装男やけにタフでしたか暴れるかもしれませんよ」

「あら、かなみどんな人間だって国家に勝てる人間なんていなわ?あのイモヘルマンのトーマだってここに一人で殴り込んできたら当日以内に捕まって、さらし首よ♪」

 

 少し位暴れたって私に、全然ダメージなんて通らないもん♪楽しみだなぁアレどんな声で泣いてくれるかな?お薬や道具の使い方ちゃんと調べ直しておかなきゃ、男を調教するなんて初めてだもん!

 

「た、大変です!城内の兵士の半分が既に賊に戦闘不能にされています!」

「ヤツは、勢いがなくなくる処か力を増して!此方に進撃してきます!」

「ひぃ!城の壁が吹き飛ばされた!」

 

「リア様…」

 

 まさか、ここまでの戦闘能力をもつ人間が野にいるとは……恐らく勢いと恐ろしいまでのスタミナからトーマすら上回る魔人の域に足を突っ込んでいる規格外の怪物だ。

 あの男は、此方も、赤の軍や青の軍が城内にいないという物があるがそれでもこのリーザス城内部には、万が一の襲撃を考えて質の高い兵を中心として魔法兵も配置されている。

 小国の兵力を大きく上回る戦力だが…その程度では、あの男を止める事は出来ないようだ。何よりも、あの男は、これからのリア様のペットなのだ生かして捕らえる必要がある…ならば

 

「申し訳ありません。王に親衛隊を動かす許可とコロシアムに依頼をお願いします。」

「は、ハイ!」

 

ラロスside

 

「ウラララララララ!!」

「ひぎゃ!」

「足折れた!」

「俺を踏み台にした!」

 

 ええい!まだこいつらいるのか!

 うん?何だ?あの黄金の女ども?ユランに似ているような…

 

「止まれ!あなたが賊ね!これ以上りーz」

「邪魔!」

 

 言い終わる前に、効き手と足を折ってそこら辺に捨てておく…信じられない物を見るような目をしていたが、恨むならあの変態レズサド王女を恨んで欲しい…とういうか自浄作用どうなってんだ?

 

「ば、ばかな親衛隊のレイラさんを一撃で」

「早すぎる…眼に見えなかった」

「お、俺達がこんな怪物に勝てるわけが無い…」

 

 おっいいぞ!これ浮き足だって来やがったな!

 

「次に入院したい奴は、どこだ!てめえか!」

「ち、違う!」

「問答無用!」

「あんぎゃああああ!」

 

 ドタ…兵士が倒れるのと同時に兵士が下がろうするも…

 

「ひるむな!相手はたかが一人だ!数で抑えろ!」

 

 ウォォォ!との声と共に兵士が襲いかかってくる…仕方ないかこうなったら最近やっていないけど…ふん!!

 

ラロスより出た。黒い沼気が兵隊達に降りかかる。

 

「うぉぉお、え、あへっ?」

「あrはりあう」

「pりあおjがh」

 

 自身の殺気を直接相手にぶつける。一度魔物の大群に当たった時に怒りに割れを忘れて殺気全開で対応した時に相手は、廃人の様になっていた。それ以来玉に大群にあたった時に悪用していたのだ!

 

「ッ!!」

 

 先ほどかたづけた女が、こっちを睨んで剣の先を向けてくる。まぁ無視、無視お疲れ様ですもう抵抗できないならどうでも良いわ!

 途中で、ルイスに出合った凄い顔をされたが、今この城が大変だから逃げた方が良いと伝えると凄い早さで城から出ていった。無事だと良いんだが…

 

「ら、ラロス!」

「うん?」

 

 名前を呼ばれたから見ると、あの時の門番がこっちをみていた。

 

「なんでこんな事したの!」

「順序が逆だ!あの変態王女が少女を拷問なんてしなけりゃ今頃帰って寝てるわい!」

「な、何だよそれ王族の人がそんな事するわけないだろ!今なら間に合う から自首して!私も何とかなるようにするから!」

「そうか!私も直ぐに行くには怖い、少し後ろ向いてくれないか」

 後ろを向いて貰い、すきあり!

「分った!ヘゥ…ウヒャアアア、は、はにほれチカチカしゅる!!!」

 対魔忍のツボ、3000倍をついた。もうお前は、半日は、まともに動けまい…

「ラ、アヒィィイィィ!」

 喉の振動で逝ったか………これで、死んだりしないよな?

 

 

「マリス~まだ、捕まらないの?」

「今、親衛隊にも捕り物に参加して頂いています。もう暫くだと思います。」

「ふふ、楽しみ~!」

 うう~リア様達はああいっているけど大丈夫かしら?あの女装男私に凄い殺意むけてきたし早く捕まってよ。

 

「リア様、捕り物終了しました。」

「わーい、入っていいわよ」

「おう、じゃあ取らせて貰うわ!」

「へっ?」

 

 その言葉を聞くと同時に扉がぶち破られて、壁をぶち破っていった。そしてその直ぐに…

 

「こんにちは!糞レズアバズレ王女様?」

アイツが、来た。嘘でしょ!どうやって来たの?

「隙を突いてきたのでしょうが?良いのですか直ぐに親衛隊も城兵も此方にきますよ?」

 そ、そうよ暫くすれば直ぐに増援が来るからその間リア様を逃がせれば良い!流石マリス様!そう思って私が動こうとした時に………

「ああ!大丈夫!だって」

 

 そうラロスが言うと指を指し後ろを示した。そこには山積みとなった親衛隊と城兵がそこにおり、なんとこの城の中の最高戦力の親衛隊長レイラとコロシアムのユランも仲良く積まれていた。

 

「ええ!!嘘でしょレイラさんまでやられているなんて」

「かなみさん!」

 あっ!そうだ私がリア様を守ってマリス様が時間を稼いでる間に逃げないと…

「峰打ち!!!LV1!!!!」

 悩んでいるかなみをラロスの一撃が意識を刈り取る。殺されなかったのは、単にイライラが暴れて少し落ち着いて板からであった。

「っく!」

 その光景を見てマリスが反撃を行おうとするも…

「お前も、峰打ち!!!」

 同時にラロスの恐ろしまでに早い手刀に意識を刈り取られる。

 

 これで、王女を守るコマはいなくなった…次は、お前に始末をつけさせてやる!そう思うラロスを相手に王女は、動いた。

 

「おめでとう、あなた凄いのね!ペットだと惜しいから、どう大臣や将軍にならない?お金も女も好きなだけあげるわよ?」

「………」

ツカツカ…

「嬉しいでしょ!貴方見たいな冒険者では、手に入にはいらない贅沢な生活どう?悪く無いでしょ?」

 

バッシ!!

ラロスの手が王女の頬をはたいた。

 

「何すんのよ!」

「良いか?お前は、得意な権力を使って俺の力に負けたんだ。だったらやることは一つだ」

 

そのまま王女を引きずり移動する。

 

「っく、離しなさい!リアにこんな事したら唯じゃおかないんだから!」

「そうか、そうかでもお前の部下全員のしているけど?どうやって何をするつもりかなぁ?」

 

 その言葉にリアは、言葉をつめらせるも最後の抵抗かラロスの腕にかみついたりひっぱたいたりするも硬度としてこの大陸現最強の堅さをもつラロスの皮膚に痛みを与える事は、出来なかった。

 

「どこまで、連れて行くつもり!」

「お前がよくしっている所だよ!」

 

 流石に、城兵が全滅している王宮は楽に通れたものの城下町では、かなり目立つ羽目となり見物人も多く出てきたが、気にせずに歩を進める。

 

「ここって…」

「ああ、お前がお楽しみを行っていた所だ」

 

 忘れる筈が無いここで毎日時間を見つけて、拷問をして楽しんでいたのは自分なのだから…もしやこの男自身に報復として乱暴を働くつもりなのか?そう意識を傾けていると

 男は、ドアを開けてリアを乱暴に屋敷に押し入れ自身も時間を置いて入った。

 

「何のつもり!こんなモンスターだらけの所に危ないじゃない!」

「?お前の権力で退かせば良いだろ」

 

 ふざけるなモンスターにそんな物が効くか!そう言うリアにラロスは剣を突きつけここから移動するように伝える。こんな男に命令されるのは、屈辱であったがこの男の命令に従わなければ命は無い…仕方なくリアは歩き出した。

 

「ひぃ!助けて!」

「おー!がんばれよ!」

 

 途中で何度もモンスターが襲ってきたが、ギリギリまでラロスは手を出さず。リアは、必死に逃げまとう羽目となった。

 

「ここだ…入れ」

「ここって!」

 

 私が楽しんでいた所、やはりこの男!

 

「良いから入れって言っているんだ!」

「きゃっ!」

 

 乱暴に男に部屋に押し込まれる。そこには、幽霊とはなったが自身がいたぶった少女がいた。

 

「約束通りだ。連れてきたぞ」

「えっ王女様、ラロスさんがどうして」

「っく、離しなさい」

 

ハイハイ静かにねぇとラロスはそのまま口に布を巻いてリアの口をふさぐ。

 

「さあ、隙にすれば良いここで呪い殺すのも、憑依するのも好きにしろ」

「………」

 

 口から言葉を発っすることの出来ないリアは、その聡明な頭脳で思い出す。そうだこの幽霊は、確かパリス学園にいた。ラベンダーと言う少女だ。反応が面白くてモンスターとも交尾させた事もある。いたぶる度に反応してくれて面白いおもちゃだった。

 

「ふー、フグーフ」

「やれ!」

「ラロスさん良いです…貴方が私の事を思って王女をここに連れて来てくれた事は分りました。だからもう」

「たたるだなんて巫山戯ないで!パリス学園は私のおもちゃを選ぶ場所よ!そこにいる子をどうしようと私のかってよ!」

「反省が無い見たいだな」

 

 そういうとラロスは、王女を抱きかかえスカートをめくり尻を露出させた。

 

「変態!!リアに少しでも手を出して見なさい!一生!」

「お前そればっかりだな?」

 

 そういうとラロスの手がリアの尻をいきよい良くたたく。スパーン館に景気よく音が響いた。

 

「痛っ!パパに言いつけてやるんだから!」

「一発じゃあたりんか?」

 

 そう言うと景気よく尻をさらに何発もたたいた。音が何度も響き渡る。

 

スパーン!スパーン!スパーン!

 

「痛い!マリス!かなみ!助けて!!!!」

「今頃城で伸びているよ!」

 

スパーン!スパーン!スパーン!

 

「ひっくもう許して…」

「謝る相手が違うだろ?」

 

スパーン!スパーン!スパーン!!

 

「ラベンダーごめんなさい!貴方をいたぶって御免なさい!御免なさい……!!」

「ラロスさんもう止めてください!」

「まぁ、お前が言うのなら良いけど」

 

 ラベンダーの言葉で、スパンキングが終わる。終わったリアの尻は、赤く腫れ上がり鈍い痛みを未だに伝えていた。

 

 

「ラロスさん…貴方乱暴ですね!」

「そうだろ!俺は、優しくも暖かくもねぇんだ!」

「いいえ、とても暖かったです。あなたと生きているときに会いたかったなぁ~ふふ、私死んでいるのに可笑しいですね」

「…まぁ良いか、来世では、幸せにな」

「ハイ、ここまでして貰ったんですから、今よりももっと幸せになって見せます!」

「そうか…がんばりー!」

「ハイ!」

 

 そう言うと彼女の身体が塵の様に消えていく、まるで燃えていたろうそくの火が消える一瞬の美しさを見たようで…美しいと私は、感じた。

 

 ラロスさん!もし生まれ変わった!あなたの側に行きますね!

 

 そう言った。少女の言葉を背景にラロスは、王女を背負い館を跡にした。その後城に戻り王女の部屋のベッドに乱暴に王女を投げて、帰宅した…ここで、彼の最大の失敗を上げるのならば、王女は途中から痛みで息を粗くしておらず。その眼は、最愛の異性を見る女の目をして「ダーリン」と常につぶやいていた事であった。しかし、童貞の彼女いない歴の男にこの事を気付かせるのは、酷であろう。

 

 さらに、追記をするならば結局ヒカリを忘れていたことにギルトに帰ってから思い出し青い顔をしていたが、無事に両親の元に返らされている事を聞き5万Gを受け取りシィルに3分の1を渡してウキウキで豪華な夜食を楽しむ最中にそれは、来た………

 

「ダーリン!私です!リアです!貴方の愛の鞭で目が覚めました!私貴方が傍にいないともう生きていけません!結婚して永遠の愛を誓いましょう!!」 

 

 そう言いながらマリスが喜びの涙を流し大量の兵を連れて自宅に突撃してきたのであった…これによりトラウマにリア王女の名前がラロスの頭に深く刻まれたのであった…

 

 





Q城兵なんで殺さないの?
A犯罪になるから

Qもう十分以上やばいことしてるだろ!いい加減にしろ!
A何が犯罪かは、主人公の気分しだい

Q魔王クラスのくせになんでかなみちゃんを取り逃がすの?
Aこの主人公絡め手が死ぬほど苦手です。忍者や軍師は、天敵です。

Qヒカリどうやって助かったの?
Aリア王女が改心したから、そのまま家に帰されました。

Q感度3000倍のツボ?
Aこれ以上の事は、R18じゃないから書け無いっす!

Qラベンダー途中で成仏しなかったの?
A主人公が、リアを連れてくると無理矢理言って成仏を待ってもらいました。

Q家にメナド来た?
A来ました。やったことが事なので普通に説教されました。

Q次ランス2になるの?
Aはい、ただプレイしたのが大分昔なのでツッコミ処あったら御免なさい



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ラロス2;カスタム崩壊
part1


激突!
ラロスVS4魔女!




 

 あのリーザスでの騒動から早くも月日が流れようとしているそのさなか私達は…

 

「では、依頼内容の確認ですがカスタムの4魔女でしたか?それを生きて此方に連れ戻すことでよろしいですか?」

「ああ、彼女らも相当の実力者だがキースギルトから君ならば確実に生け捕りに出来ると聞いている宜しく頼むよ」

 

 同じ自由都市の一つカスタムにいた…

 目の前には、いかにも病人と言えるような初老に入りかかっている男性とその娘が、依頼内容を事細かに話している。

 何故私とシィルまでもが住んでいたアイスを離れているか疑問に思う方もいるだろう原因は、あのリア王女にある。

 なにをとち狂ったのか私に求婚しにきたリア王女であったが最初は、私も兵を病院送りにする程度に納めていたが、買い物に出かけた隙を突かれて。プチハニー(この世界の生きたダイナマイト)を使われてね、家がものの見事な廃墟となってしまったのだ…しかも、相手が王族で此方に非がまったく無いわけで無いので弁償も求められず。いまの貯金で立て直すと生活が厳しくなるので、仕方なく高額な依頼を中心に働いていると言うわけだ。

 なんで、奴隷連れて歩いているかって?…あの王女凄まじい嫉妬心の持ち主らしくてね、好きな異性の間に奴隷の一人もいてはいけないらしい、シィルを見ていかにもシンデレラの継母の様な表情を見せていたからあのままアイスに残していたら、絶対に事故を装って殺すと思ったから、可愛そうだが依頼に同行して貰っている。

 ああ、勿論戦闘に参加はさせていないよ、幾ら経験値パンを食べて貰っているからって実践を殆ど経験していない魔法使いを使う程に大変な事が無いんでね

 

「それで、ラロス様どうなされます?」

「まずは、捜査の一手の聞き込みですね…というより私考えるの苦手なんで総当たりしていくしか相手を知れません。悪いですが、メモを頼みますよ?」

「はい!お任せ下さい!」

「まずは…」

 

 その後、様々な聞き込みを行ったが、カスタムの4魔女とはこのカスタムでの将来を期待された若い四人の同じ私塾出身の少女達らしい、上からエレノア・ラン、魔想志津香、マリア・カスタドー、ミル・ヨークスの4人らしい戦闘スタイル等も聞いたが、4人とも魔法を得意とする事以外詳しい事を知る事が出来なかった…そこ!私の聞き込みの能力が低いと思っているだろ!…その通りです。

 

「ラロス様!皆さんのお話纏めておきました」

「あ、有り難う御座います。シィルさん」

 

 その後シィルより、4魔女の師たるラキシスについてまとめを聞いた。どうやら地方に尽くした凄い人扱いらしいが、どうも弟子に討ち取られるなんて間抜けな最後だな…人間なんて、どれだけ礼や罰則で縛って裏切るのは、当たり前だろうに…しかし、たぶんシィルがいなかったら3日は情報収集に時間をとられていたであろう…手にとる様に分る。やっぱ俺って無能だわ

 

「兎も角、あの洞窟の様なダンジョンに入って一人づつぶん殴って縄でふんじまって連れ帰りましょう。まぁ五体満足で生きていれば文句言われないでしょう…シィルさんヒーリングだけもしかしたら頼むかもしれません。」

「分りました。ラロス様」

「苦労かけますね」

 

 こんな時に自分で魔法を使えたら楽なのにと何度も思う。兎に角シィルにケガが無いようにだけは注意しないと…

 そう言いながら、通称「地獄の入り口」と言われる洞窟の内部に侵入した我々をまっていたのは、いつのまにか住み着いたモンスターやムシ達であった。普段ならば殺気を振り回すだけですむのだがシィルも巻き込むため、一体づつ地道に殺していくしか無い正直面倒くさい

 

「はぁ~殺しても良いならばこの洞窟事地下に生き埋めにして上げたのに」

「それじゅあ、ここの人死んじゃいます~」

「?ああ、無神経でしたね」

 

 どうもあの王女のせいで、最近ピリピリしていけない…ヘルマンかゼスあたりに攻められて討ち死にしねぇかな?

 

「お腹空きましたね…そろそろお昼にしますか?」

「はいラロス様…あっでもお弁当が無いです」

「ああ、それなら大丈夫です」

 

そう良いながら、生きているきゃんきゃんを掴み

 

「ひぃん!虐めないで!」

 

ザシュ!

きゃんきゃんの首が宙を舞った。

 

「んぐんぐ」

 

 その首からしたたる鮮血をラロスは、上手そうに飲み干す。シィルは、その姿を唯呆然と眺めていた。いつ頃からか、ラロスは女の子モンスターを殺した際にその身体や生き血を窃取する事で自身の感情を抑制出来ることに気付きそれ以降、イライラする度に常食していた。

 

「シィルさん。飲みます?」

「ひぃーん、いいです」

 

 奴隷人生中でも最大級のどん引きであった。その後さらにぶつ切りにした身体を焼き始め食べ出したラロスに、唯々街に戻って普通のご飯が食べたいとシィルは、想っていた。

 その後、ラロスが置いてある罠を力尽くで破壊しながら捜索は続けられた。そして…

 

「見るからに、ここが怪しいな」

「はい…ここに4魔女の誰かが」

 

 そうと決まれば解決方法は、早い!まず扉を強引にぶち壊す!

 

ドワォ!!

 

「だ、誰よあんたら!」

 

 そして、その場にいた。青いメガネ女(…ギャルゲーの負けヒロインにいそうだな)に口を押さえ筒地面に押さえつける。これにより魔女なら自慢の魔法も詠唱不能となるのだ!勝ったなゲッハハッハ!

 

「シィルさんロープとテープを!」

「あっ!ハイ!」

 

 あまりにも早いラロスの手口にシィルは、呆然としていたが主人の言葉により現実に引き戻されて、拘束道具を渡す。

 

「ングングング!!」

「ちょっと眠ってろ!」

 

 そのまま簀巻きにして口をふさぐ…何だこの指輪高そうだから貰っておこう。犯罪者に人権無し!ふぎ!指にガッツリはまっているな…だがここで抜けないと思うのが健常者の浅はかさ!ふんんぎいいいいい!!あっ取れた!後で質屋に換金しに行こう

 

「フグgフhグgフ」

「よし!魔女ゲット!シィルさん一度帰りますよ!」

「分りました。(この人大丈夫かなぁ)」

 

 シィルのみは、メガネ女に哀れみの視線を送っているが関係無い!だって俺は嫌な思いしてないから!

 

 洞窟から抜け出した足で、依頼主の家に戻り注文の品を渡す!

 

「へい、ご注文の品は此方でよろしかったですか?」

「想像以上に早く帰ってきたな、間違い無い彼女こそマリアだ…」

 

 依頼主は、複雑な目でスマキのメガネ女を見ている。まぁ色々あるのだろうまぁこっちに関係ないが、この程度の実力ならば残りも簡単に処理出来るだろう。楽勝!楽勝!

 

「彼女達から、話しを聞きたい…悪いが口だけでも拘束を緩めてくれないだろうか」

「分りました!おい!お前変な真似したら殺すからな!」

 

 この「殺す!」は、ラロスが言うことにおいて決して脅しではない。

 

「ぷわぁ-!はぁはぁいきなり何するのよ…」

「此方の方が、事の真相を知りたがっている教えて差し上げろ!」

「ら、ラロス様…剣を突きつけなくても」

「マリアさん…」

 

 各自が緊張する中、マリアより恐るべき真実が告げられた。なんと偉人のラキシスの本当の目的は、フィールの指輪というアイテムを使い自身をより高みに上げる事で、その最後の生け贄に弟子である彼女らが選ばれたのであった。

 

「助かりたくて、でまかせ言ってるんじゃ無いだろうな?」

「本当よ!それに今私の指に指輪が無いから正気に戻れたの!指輪ついたままだったら今頃魔法をうっていたわ!」

 

 まぁ、そうしたらあんたの首が飛んでいたんだが…そう思いながらラロスは、依頼主の顔を見た。この女をどうするかもこの市長が決めることである。自身は、明日縛り首になろうと無罪放免だろうとどうてもよかった。

 

「マリア…正直その話しは、急すぎて市長として信じられない」

「…」

「ラキシスさんが、このカスタムにどれほど貢献してくれていたかも私は知っている。」

 

ああ~これは、縛り首かな?とトロスが考えて居ると次の言葉が述べられた。

 

「だが、君たちも嘘をつくような子じゃ無い事も知っている」

「ガイゼル市長…」

「申し訳ないが、事の真相が分るまで少し不便な生活をして貰うかも知れない…だが私個人としては、君たちの無実を信じたい」

「………有り難うございます」

 

その光景を見ながらラロスがシィルに話しかける。

 

「あの市長、そうとうお人好しですね…私だったらさらし首にしてますよ」

「駄目ですよ…ラロス様、マリアさんがいる前で」

 

ある意味平常運転であった。

 

「ラロスさん、悪いですがその指輪を詳しく調べたいので私どもに預けてくれませんか?」

「…そうですね、はいどうぞ」

 

 そんな曰く付きの代物なら、質屋でも売れないな…そう落胆している姿をしている主人を見てシィルは、早く新しい家が建てられる様に私も頑張ろうとそう考えていた。

 こうして、初手から快進撃を続けるラロスであったが、翌日に新たな天敵に出合う。そうミリ・ヨークスに…

 

 





Q主人公って、魔人つくれるの?
A作り方を知らないので、現時点では無理です。仮につくれても無敵結界は付属しません。

Q戦闘が一方的じゃない?
A作者の力量の限界と魔王クラスが戦闘すると基本一方的な展開しか無いんじゃ無いでしょうか?

Qシィルちゃん未体験?
Aこの作品だと処女のままです。恐らくこれからも…

Qなんで、女の子モンスターを食べるの?ムシでも食べればいいじゃん
A無自覚ですが、本来トロスに無い破壊衝動が主人公が核となっている為あるので、それを定期的な人型に対する暴力や殺戮で解消しています。

Qフィールの指輪なんで外れたの?○○○して無いのに?
A魔王特有の馬鹿力

Q指事とれない?
Aご都合主義


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part2

残り3魔女…
欠陥人間の闘いは続くのであった…




「うぎゃあああ!!!!!!来るなぁ!!色魔!!!!!」

「ラロス様ぁああ!!目が回っちゃいます~」

 

 そうシィルを抱えながら凄まじい速度で逃げ出すラロス、この大陸にて彼に現在直接的な武力で勝てる存在は、いないが相手は、それを遙かに上回る厄介さを備えていた。

 あれは…そうマリアを捕らえたラロス達であったが、残りまだ3人も魔女は、残っておりマリアの証言通りならば、全員フィールの指輪というアイテムによって強化され精神的にも凶暴になっているらしくラロスが脅威と思わずともカスタムという街にいとってこれ以上の鎖国状態は、辛いとの事で早急な解決が求められ、翌日も朝から迷宮に潜ったラロスとシィルであったが…

 途中で、何人かの戦士が瀕死の状態でモンスターと闘っている姿を見てラロスが派手なねぇちゃんやなーと思いつつもシィルからの提言があり、渋々助けに向かったのだが既に一人を残して事切れており、その一人もシィルのヒィルとアイテムによる回復込みでも一時間は、安静の状態であった。そう安静のまま静かな正確ならば全く問題無く、そのまま地上に返せば良かった。ただ…

 

「お~い、そう言うなってその年まで経験が無いなんてもったいないだろ~」

 

 その女は、ミリ・ヨークスと言った。安静から覚め覚醒した時、彼女が行ったのは仲間の死を悟った事であり、シィルとラロスに対しての感謝だった。ここまでならば何の問題も無かった。しかし…暫くするとミリは、ラロスとシィルをなめ回すかの様に見て、次第に手を絡めてきたり、身体を近づける様になった。シィルは、困惑し目を回し、ラロスは嫌悪感ではき出した。

 

「なぁ、助けて貰ったし良いぜ!」

「な、なにを…」

「これだよ」

 

 言葉と共にミリはラロスの陰部を触りかけた。その時ラロスの精神は決壊した。あらん限りの大声で拒絶の意思を示しシィルを抱え、迷宮から抜け出した。

 ラロスは、女を手元に置いておくことに優越感や満足感を覚えるが、繋がる行為に関しては、嫌悪感を強く持ち続けていた。その為、この日は完全に無駄となり宿屋で震えるラロスをシィルが慰めるという珍しい光景が見られた。

 

「シィル!あの女いないな!本当にいないな!」

「だ、大丈夫ですいません。震え過ぎて振動がすごいです」

 

 そして、最悪な事に次の日にも奴はいた。こちらをみると目と口を楽しそうに動かし近づいてきた。ラロスは、逃げ出した。この日も震え続けシィルが何とかならないかと頭を悩まし続けた。

 

「なんまいだぶ、なんまいだぶ…」

「ら、ラロス様…」

 

 結果、市長にかけあった所ミリ・ヨークスは、残りの魔女のミル・ヨークスの姉である事が分り、妹の尻をぬぐう為、迷宮に潜っていた事が分った。何とか話の場を設けたが、彼女も身内の事である。退けないと真面目な顔で迫ってきたため、市長も強く言えず。仕方ないので、距離を置いての同行にて手打ちとなった。

 

「近づくな、近づくなよ!シィル!!近づいた構うこと無い!!魔法でやっても構わん!!」

「ラロス様!流石にそれは…」

「おいおい、流石にもうしないって」

 

 嫌悪感を向きだしにするラロス、それに付き合わされるシィル、それを見てからかうミリ相性最悪であった…ちなみに当然ながら一番苦労するのは、シィルである。いつの時代も奴隷に安息は無い!

 

「で?ここからどういくつもりだい?私達も結構探してみたけど思った以上にこの迷宮は、深いみたいだ」

「う~ん、それでは安全に時間を賭けて回りませんか?」

「駄目ですよシィルさん今回は、時間を急ぐのですから」

「へぅ、すみませんラロス様

「じゃあ、あんたは何か考えがあるのかい?」

「ああ、あるぞ!それはな」

 

 ズカーン!!

 勢いよく迷宮に穴が空く、本来ならば正規の手続きが必要な場所もラロスならば無理矢理力尽くでショートカットできるのであった。ただしイベントを省力するとする。

 

「す、すさまじいな、あんたちょっと力尽く過ぎるが嫌いじゃ無いなこういうの」

「ラロス様すごいです!」

 

 二人の女達の声援が、まるで聞こえないようにラロスは黙々と迷宮を破壊して通路を作っていた。途中でなんか青髪の男が見えた気がするが見なかった事にした。

 

「ショートカット!!!!!」

 

ドカアアア!!!!!!!!!!!!

 

「うひゃああ!誰!」

 

 そこには、ミリ・ヨークスの妹である。ミル・ヨークスがいた。唯、想定外の方法で敵が来たので完全に同様をあらわにしていた。これは、どれだけ強くとも所詮まだ少女であることの証明であった。ラロスならば、脇目もふらずに逃げ出している。

 

「あっ!いたなミル!これ以上おまえを暴れさせておく訳にいかない!少し痛い目を見てもらうぞ!」

「ひぃん…岩が飛んできて怖かったです~」

 

 ラロスの後にミルとシィルが続く、幾ら凶暴になっているとは言っても肉親ならば無駄に手間を取らせずに、無力化できるのではないか?と考えたラロスは、未だにミルに手を上げていなかった。

 

「あっ!お姉ちゃん来ないでって言ったのに来たんだ!それにこんな乱暴な方法で来るなんて!もう知らない!お姉ちゃんこそ痛い目みせてやる!」

 

 希望は、所詮希望であった。落ち込むラロスを尻目にミルが詠唱を開始する。暫くするとミルの周囲に白い動物の様な存在が多数現れた。

 

「何だ?魔法か?モンスターか?」

「いや、これがミルの幻獣だ。あいつらにこっちの攻撃は通用しない」

「なぬ、早く教えろ!そういうことは!」

「教えようとしたら、逃げ出したのあんただろうが!」

「二人とも、早く体制戻さないと危険です!」

 

 正しく先導多くして山に登る状態であった。ラロスに他者を導く力は無く、ミリの話しはラロスに届かない、しいて言うならばシィルが現状唯一の指揮官であったが奴隷という立場から先導することが出来ない。

 

 

「ああ!!!!!!!!!!!!!!」

「な、なにいまさら謝ったてゆるしてあげないんだから!」

「シィル!そこのアバズレと一緒に帰り木で戻ってろ!」

「でも幾らラロス様でも…」

「緊急時だ!早くしろ!」

「ひぃん!分りました」

「えっちょっとおい!」

 

 そう言いながら、彼女らは帰り木を使用し迷宮から姿を消した。

その姿をミルは呆然と眺めていた。こいつは、なんでわざわざ戦力を減らしたのかミルをなめているのか!

 

「もう紳士気取り?言っとくけど容赦しないんだから!」

「それは、こっちのセリフじゃああ!!!」

 

ドワォ!

 

そう人間に反応不可能の早さでミルに飛びかかるとがっちりと蛇の様にからみついて指輪を剥がそうとする。

 

「きゃああああ!何するの!変態いきなり襲ってくるなんて!」

「お前がこんな騒ぎを起こさなかったらこんな事だれがするか!!」

 

そう言いながら指輪に手をかけようとするもそれに幻獣達が妨害をかける。あるものは、かみつき、あるものは、はたき、またあるものは、殴りかかってきた。常人ならば一方的な暴力に晒されれば、命は無くなり達人でも隙が出来る。しかし其処は、スペックのみは桁外れのラロスである。なんの問題も無く指輪に手をかけた。

 

「うんんぎぎぎぎいぎgぃいいいいいいい!!!!「」

「変態!変態!!!変態!!!!!!!」

 

遂に指輪に手をかけてあらん限りの力を込めて引き抜く、途中ミルも妨害をしかけようとしたが、幻獣の攻撃すらものとしないラロスにとっては小鳥のさえずりも同然であった!

そして………

 

「ゲアゲアアアア!取ったぞおぞおおおお!」

「ひゃん!」

 

ついにフィールの指輪は、外れた。それと同時にミルもグラマラスな容姿から幼い子供の容姿なり、ラロスを驚かした。

 

「な、なんだコレ」

「うわーん、お姉ちゃん!!」

 

泣き叫ぶミル、しかしそこはさすがの欠陥人間である。そのまま激情のままにしかり飛ばしても泣き続ける少女に縄をかけて家畜の様に引きずりながら、迷宮から脱出したのであった。レディーファーストなど欠陥人間の事象に無し!

 

「あちゃー!私が叱ってやろうと思ったのにコレじゃあもういらないかな?」

「ラロス様、いくら何でも子供にそれは酷いです…」

 

 その後、ミルを慰める、ミリとシィルを見ながらラロスは、弁当を貪り始めていた。無能にとって食事とは、快楽ならず。唯の逃避である。女三人いれば女々しいと言う。この空間に入る事は、ラロスにとって不可能であった。むしろ先日散々自身の弱みを見せたシィルもあの二人とぐるになって自分を笑い物にしているのでは無いかと思考が支配される。

しかしシィルを拒絶する勇気も無く、早く借金が無くなってくれ、俺の手元からいなくなってくれと何度も思うのであった。

 

(いかん、いかん危うく殺人犯になりそうだった。心配しなくてもあと数年すれば此奴はいなくなる。なに、どうせ女だ故郷の良い面と子供つくっているだろうさ…こんな地獄みたいな世界で子作りか…)

 

 自分以外が、子供を作ろうが孤独死しようがどうだって良いそう普段から自身に言い聞かせているラロスであったが、この実力以外主義の世界で快楽と愛と言う幻想によって生み出される。欠陥品の事を思うと少し哀しくなるのであった。

 

「あ~あ~イケナイ、いけない余裕がある時だけ善人面しようとする」

「ラロス様、どうかされましたか?」

「ん?いえ、貴方は良い母親になりそうだなと思っただけですよ」

「ラロス様…その…」

「!すみません!セクハラ等の意図はありませんでした!謝罪しますか?お金が良いですか?」

「駄目だこの男」

「わーん、おしりがまだヒリヒリするよー!」

 

 残る魔女は、二人エレノア・ランに魔想志津香である。策も無ければ相手の情報も特に知らないが、この魔女共と同じ性能でも10倍以上強くても俺の敵にもならないと確信をえつつあった。

 

 




Q途中でシィルに対する言葉使い変わってない?
A余裕があるときだけ丁寧言葉です。余裕がなくなると素がでます。

Q遠ざけたがっているシィルに泣きつくの?なさけな
Aここが一番弱い所ですね、異性が怖いのに本能があって異性を求めてしまう。可愛そうに生まれたばっかりに…

Qバード君如何したの?
A今日子辺りを踏み台にして生還してるんじゃないの?

Q女大好きじゃないの主人公?
A○○○は、見るなら兎も角実際にやるのは、絶対に嫌がります。自分の遺伝子を残すのは死ぬより嫌です。やっぱ、女は収集するもんだ!by主人公

Qシィルちゃん可愛そう
Aこれも奴隷商人って奴が悪いんだ!まぁ25までには、解放されるしセーフ!(ゼスの崩壊や魔人の進行に目をそらす)

Qバードにシィルちゃん取られたどうするの?
Aまぁ所詮女だし…で終わると思います。

Qシィルちゃんいなくなったらどうなるの?
A低い対人能力がさらに著しく低下して暴走なども押さえられる人間がいなくなります。まぁでも、力だけはあるから無理矢理粉砕して押し進みます。

Qどうせリセットが出来たら、親ばかになるんでしょ?
Aこの主人公に万が一子供が出来たら、自身の手でエールだろうとリセットであろうと殺します。



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part6

開幕
ランは、捕まりました。


 

「済みません、済みません…私…」

「何も言うことは無い…君たちの事は私がよく知っている。唯、話しだけ聞かせて欲しい」

「あのメガネと同じ展開ですね、あっババひいた!」

「あまり酷い事をいっちゃ可愛そうですよ」

「あんたら、こんな時によく遊んでられるな…」

 

 何の事は、無いむしろ油断しなければなにも問題無いそれだけであった。

 念の為にシィルを宿に待機させてラロス一人で、残りの魔女の捜索を行った結果、普通にランは見つかった。自信満々に此方を挑発してきたのであったが、残念ながら相手が悪すぎたため直ぐに鳩尾に一発を貰い気絶する羽目となった。その際に指輪を引き抜いてマリアと同じに様に市長に手渡し、わんわん泣いていたランを横目にシィルとボードゲームで遊びながら次の闘いに力を込めるのであった。

 

「きょ、今日子!頼む止めてくれ」

「バード貴方が悪いのよ…気付いてくれないんだから…」

 

 無論、途中で女が青髪の男に襲いかかっている姿を発見し逆レ○プって本当にあるんだなぁ~と心を和ませていた事は内緒である。さらに追記するとその女の姉がタイプで出合った後に頭をいじって記憶を改変したのも内緒である。

 

そうなんと言っても残すは、一人魔想志津香のみ勝ったな!グアワワ!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「…負けました」

「ええ~ラロス様が負けるなんてそんな凄い方なんですか?」

「いや、確かに志津香は私達の中で魔法の腕ならピカ一処か、ゼスに行っても早々同じ腕の魔法使いはいないだろうな、しかも指輪のせいでパワーアップもしている…さすがに厳しかったか?」

「いや、攻撃はムシに指されたほどにも効かなかったんだけど…」

「けど?」

「シィルさん、ちょっとこっちへ…」

「はい?」

 

ラロスに言われるがまま、路地裏についていくシィル

 

「シィルさん、今から話す事は奴隷であるあなたのみだけですので他言無用でお願いします」

「わ、分りました。」

 

その態度に安心したのかラロスは、しゃべり出す。

 

「非常に可笑しい事なんですが、恐らく魔想志津香…彼女の容姿に惚れた可能性があります」

「ええええ!誰がですか!」

「私ですね」

 

 ラロス様が!目の前の憎からず想って居る主人が特定の相手に惚れた等の言語を吐く事が予想外過ぎてシィルは、唖然としていた。

 

「はい、今までも特定の女性を見て興奮する事があったのですが、他に意識が行く厄介な事は、今回が初めてです。私は、幾らでも自身の記憶を提造できるのですが、この調子だと」

「だと…」

「何回も同じ様に、攻撃だけ受けて逃げかえる羽目になりますね…一度記憶を改ざんして攻勢に転じようとしたんのですが…恐らく無意識で相手の価値を認識していたのでしょうね…手がだせませんでした」

「シィルさん、貴方みたいな健常者ならば好いた惚れたの話題の一つや二つありませんか?こういう場合にどう対処すればいいかとか?」

「御免なさいラロス様…私ゼスで勉強ばかりでして…」

「色恋いについて経験ないと?」

「あっいえ、その、そういう訳ではないのですが…」

「兎に角、私達では解決できないと分りましたね…しゃくですがあのアバズレを頼りましょう」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「で?こっちに頼みにきたってか?」

「そうだ!」

 

 目の前のミリにラロスは、横柄な態度を崩さずに対応する。これは、相手を見下しているのでは無く、少しでも怯えたらやられるとの意識から強気にならざる得ない、小型犬の様な心理であった。

 

「確かに、あいつ美人だしなぁ~結構男から言い寄られていたし」

「ん?じゃあ意中の相手がいるって事か!」

 

 相手に男がいるならば、円了無くやれる!最低であったが、他人の女ならば興味を直ぐに無くすことが出来るラロスであった。

 

「いんや、アイツ片っ端からそんな相手を断っていたからな、無理矢理関係を作ろうとした馬鹿もいたが…そいつらは、このカスタムに二度といれなくなっちまったよ」

「死んだのか?」

「普通に志津香に負けてね、情けなくて勝手にどっかいったらしい」

「なんじゃ、そりゃ」

 

 そんな性分だと、仮に年頃になれても直ぐに破局しそうだな…そう思いながらラロスは、頭を悩ます。困ったことに相手は、自身の好みの最上位に位置する容姿をもっており、しかも交際経験が無い…ある意味では、絶対に手を出せない最悪な相手であった。

 

「まさか、お前さんも惚れたのかい?」

「悔しいが、その可能性が高い」

「アッハハハ、あんた見たいな奴でも惚れたなんてあるんだねぇ、だから手を出せないと?」

「ああ、悔しいが無意識で力をセーブしている。殺しても良いならば全力をだして生き埋めにして殺せば良いんだが、生け捕りが前提だ。感情をいじっても直ぐに顔を見ると再熱するようだし正直積んでいる。」

「…あんた陰気な性格してるね」

「これは、昔からだ変わらん」

「そうかい…でも困ったなあんたが使えないんじゃ私じゃあ、流石に志津香に一人で対峙なんてしたら、ミルに葬式代を払ってもらわないといけなくなるし…」

「こうなったら最後の手を使うか…」

「最後の手?」

 

 なんじゃ、そりゃとミリが思うと同時にラロスは、市長宅に歩き出していた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「と、言うわけで無罪放免の為力を貸せ」

「そりゃ、私も酷い事した自覚あるけどさぁ~」

「うう、変態の言うことをきかなくちゃならないなんて~」

 

 そう言うマリアとミルの間に挟まったランは、此方を恐怖がこもった視線で見つめていた。反応も出来ずに、鳩尾に一発を食らい。そのままスマキにされて引きずられた相手である。無理も無い。

 

「おいおい、三人とも謹慎中の筈だろ」

「コイツラには、身内の不祥事を身をもって精算してもらう事となった」

 

 

 その言葉と共にええ~と悲鳴があがる。

 

「確かに志津香は、強いけれどあなたなら問題無いじゃないの!」

「そだーそだー、私みたいに無理矢理抱きついて指輪とればいいじゃん!」

「ッ!」

 

 二人が非難の声を上げる中、一人は鳩尾に手を当てて痛みを思い出していた。

 

「ああ、此奴志津香に惚れたんだってよ」

「あちゃー厄介な事に…」

 

 三人共に、ここにいない彼女に同情の意思を示す。

 

「外装で発情しただけだ!」

「志津香もろくな男に当たらないわね…」

「心配するな!これがすんだら二度と顔を合わせる事もないだろう!お前らが心配するように強姦等を行う事はしない!それに俺は未経験だ」

「声を荒げていう事かい」

「志津香もカワイソー」

「志津香…」

 

 ここに、急遽夢のドリームマッチが組まれた相性最悪、コンビネーション無し、経験無し!策も無し!最後の奥の手総当たりにて魔想志津香に天誅を下す!………無論安全面を考慮してシィルは、留守番である。

 

(女にバイに子供これは、もうこのチームは、この名前しかねぇ!)

 

「チームポリコレーズ!いくぞ!ポリコレソードで全て解決じゃ!」

「なんだよそれ?」

「ポリコレソード?」

 

 因みに、きもくて金のないおっさんはポリコレの恩恵を受けれません…特にラロスの本来の姿は…

 そして、そのポリコレーズの勇姿を市長が唯胃を痛めながら、娘に介抱されながらも呆然とみていた。彼の心中は、やっぱりもう少しお金をだして冒険者の数を集めるべきだったとその思考が頭を延々と回っていた。

 

 

 

 

 

 

 

「いくぞー!!進撃じゃあ!!」

「ちょっと待ちなさい!」

 

 いきなり正面衝突を画策するラロスにマリアが止めにかかる。彼女らからすれば問題がある中で、手強い志津香に目の前の規格外のアレが戦闘出来ない状態になった瞬間に自分たちに魔法が飛んでくる可能性があるのである。

 幾ら親友だからといってフィールの指輪に洗脳されている彼女に手加減をする意思があるとは、思えなかった。

 最強の戦力がある。ならばとる手は…

 

「ラロス、あなたは自分の記憶をいじれるのよね?」

「おう何なら、一時的に赤ん坊にでもなれるし指標さえあるならばどんな人格にも擬態できるぞ!」

「擬態?」

「おう、つまりだ…少しまてよ…」

 

 そうラロスが言うと自身の手を頭にのめり込め始めた。それを見て悲鳴を上げるミルとラン、他の二人は、言葉も話さずにラロスをじっと見ていた。

 

「ガハハハハ!そこの君たちS○Xしないか!」

 いかにももとのからだ英雄になる男の言語を語り

「ご、御免なさい!今まで済みませんでした…」

 もとの卑屈すぎる陰気な醜男の記憶を戻し

「はい!皆さんこれから頑張って行きましょう」

 あるいは、容姿だけ借りた理想のキャラの言語を語り

「全て、手めぇらのせいなのに何で生きてるの?」

 腹の底での憎しみを人格に宿し

「ワイが、チッドシティ、メッドチョウ、ナナレイダイのタセガワや!!」

 嵐の相羽君に似た男の言語を模倣した。

 

 その場にいるラロスは、ラロスでは無かった。まるでラジカセにカセットを入れてその内容を再現しているかの様な現象で、4人共に息を飲んだ…

 

「これくらい朝飯前だ!」

「それ位出来るなら、最初から志津香の記憶だけけしておけば良かったんじゃ無いの…」

「ああ、それなんだが恐らく特定以上の上玉だと無意識に記憶しているんだろうなそこのアバズレにも言ったが手が出せなかったんだ」

 

「だからお前達が目と手の役割を果たせ、一発で奇襲して相手の指輪を奪う」

 

 勝機は、それだけだとラロスが言うと彼女らも自分が被害をだした街を見ながら決意を固めた。

 

「そうね私達が止めなきゃ志津香を」

「ぶーパーティが女装した変態なのは嫌だけどしょうが無いなぁ」

「まぁこれも腐れ縁って奴か?兎に角後暫く頼むよラロス」

「ラロスさん…宜しくお願いします」

 

 そう四人の意思を乗せてラロスが、志津香の場所へ移動を始める。

 暫くすると一度停まり、記憶を引き出し志津香の場所のみを四人に伝えて自身は待機する。チャンスは、自身が性欲に負けない一瞬である。

散らばる前にミリがラロスに向き直った。

 

「なぁ?ラロス」

「なんだ?アバズレ」

「あんたそれだけの力を持ってなにがしたんだ?」

 

「何がって、そりゃ…」

 

幸せになるのさ

唯、上滑りするような言葉だけがその静寂を飾った。

 

 

 




Qバード君ヤラレタの?
Aまぁ、仮に子供が出来ても理由つけて認知せずに次の女に移るから平気、平気

Q志津香に惚れた?
Aなおキツい口調で接されたら、高確率で敬遠する模様

Qこんな大惨事しといて幸せになる権利があると?
Aここは、ルドサラム大陸です。

Q先にシィルちゃんに見捨てられそう
Aむしろ見捨ててくれた方が精神的に楽です。因みに人類は魔物のおもちゃになる模様…

Qポリコレーズ?
A実際は、ポリコレ対象ってミルとミリの姉妹くらいですね

Q主人公本当に、自分がないんだな…
A自分を殺す事は、昔から大得意です。そうでなくては自殺していたので…これだけは、胸を張ってランス君より遙かに上ですね!あっでも、本作だと自分の幸せのみに固執していますよ

Q嵐の相羽君なんでこんなとこに…
A弁護士がいなから平気、平気



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prat7

投下します。


 

「ランそっちどう?」

「マリアごめん、ここ狭くて」

「くそーやっぱもう少し広がって探すべきだったか?」

「お姉ちゃんどこー」

 

 意気込んで派遣されたポリコレーズであったが、当然というべきか…動きは遅くせっかく普段からプロの冒険者並の腕を持ち得ている彼女らであったが、実力があれども冒険者であらず。

 本業は、街の運営に重きをおいている。本来ならばラロスが率先して動く事で自身の能力の冒険技能を生かせるのであったがついて行った場合には志津香に攻撃出来ないラロスが混乱状態となり、流石に4人と言えども間合いを取れない状態で最高Lvの魔法使いを相手にするのは、悪手であった。

 それに、偉そうにしているがラロスに他者を先導する力は無い。

 

 

「ラロス本当に、援護してくれるんでしょうね」

「まぁ、思うところがあるのは分るよでも、彼奴の実力だけは折り紙つきだ」

「折り紙どころか、鉄板くらいよ。いきなり抱きついて失礼しちゃう」

「アハハハ…」

 

 未だに見えぬ志津香の姿に少女らは、会話を楽しみながら捜索を続けた。

 

「そういえば、ミリあなただけやけに避けられているわね」

「ああ、一度助けて貰った時にお返ししようとしたんだけど…」

「ああ…」

 

 その談笑の裏でラルガと言われるレア女の子モンスターとシィルフィールドと言われる男が仲良く縛られラルガの猫と呼ばれる女の子モンスター達とすし詰めの状態で地面に埋め込まれていた。ラロスに闘いを挑んだ者の末路であった。

 

「うーぐぐーう!!」

 

 特にラルガは、存在が気に入らなかった為か口に猿ぐつわを咬まされて目も布でグルグル巻きにされていた。マリア達は、無視した。

 

「この本は…」

「魔法書よこれ、しかもかなり高度な」

 

 

 さらに進む一向に一冊の本が置かれている部屋を発見した。

 その本には、時空転移魔法について描かれており、過去に移動しその過去を改変する事すら出来る超高度な魔法が書き込まれておりその力は、魔王を超えて神の領域にすら手を入れている。

 因みに本人に才能が開花していない為不可能であるが、理論上ラロスに魔法LV3があれば直ぐにでも詠唱可能である。

 

「何々…おいこりゃあ」

「ええ、この魔法の詠唱に必要な魔力は幾ら志津香でも到底用意なんてできないわ」

「それで、あんなに女の人を」

「エクスタシーって何?」

「ミルは一度ラロスさんの所まで戻ってくれた方がいいかしら?」

 

 最悪の事態に頭を悩ませて考え込む少女達、しかしミルの強い拒否もあり捜索は、続行される事となった。

 

「あん…もっと」

「お姉さんもう私…」

 

 さらに歩を進めるとその部屋は、ある意味地獄絵図であった。

 裸の女達が一カ所に雑に投げられており、ここまでは何の苦も無くラロスが進撃出来ていた事を伺わせていた。

 その姿を見た3人は、自身達が行った非道を白日の下にさらされている様で暗い表情を浮かべていたが、ミリの励ましにより気を取り戻し志津香の下へ走った。

 

 さらに、歩を進めるとそこには彼女らが見知った顔がいた。

 そう、彼女こそのこりの魔女、魔想志津香その人であった。

 

「志津香!」

「もう止めな!」

「終わらせましょう…」

 

 三者三様で叫びかかる。

 その姿を見た志津香は、ため息を深く一度ついて彼女らに向かい合った。

 

「貴方たち来たのね…指輪は抜けているようね」

「ええ、あのここにも来たと想うけどあのラロスっていうのがやってくれたの」

「?あのキチガイみたいな女ね…こっちに突進してきたと想ったら顔を青ざめて逃げ出して…あまつさえ何度も同じ事ばっかり繰り返してくる…」

「アハハハ…」

 

 違うあいつは、唯の女装が趣味の男だとそう言う雰囲気になれず。全ての人間が目をそらし始めた。

 

「でも良いわもう、貴方たちはこのまま帰りなさい」

「そう、言って帰れる程行儀良くないんだよなぁ~」

 

 剣を構えるミリしかしその剣を魔法の矢が弾いた。

 

「ぐっ!」

「あんたらは、このまま大人しくしていなさいそれなら…」

「いまよ!マリア」

「えいっ!」

 

 マリアの魔法?それとも何時も自慢しているチューリップとかいう道具?そう志津香が考えると同時に、光が周囲を覆った。

 

「「いまよ!ラロス(さん)」」

 

その声と同時にまるで猛牛の様にラロスが志津香に飛びかかる。

 

「死ねぇぇぇぇぇ!!」

「なに!此奴今までよりも凶暴に!」

 

 相手を認識しては、手が止まってしまう一度目の前の彼女らの協力が得られたとは言え次にもう一度手を貸してくれる保証など無く、次にシィルを連れて行くわけに行かず。勝負をこのまま決めるしかなかった。

 

「ぐぅ、なによ此奴ガスマスクにラーバスーツなんて着て変態じゃないの!」

「んごがああああ」

 

 相手認識しないため、悪く見られる為の守りのラーバースーツ着用にてひたすら志津香の指を掴み指輪を抜くことに集中する。途中何ども強力な魔法がラロスに降りかかったものの特に問題無く耐え凌いだ。

 

「よっしゃあああああ」

 

 その言葉と共に指輪が抜けて、このカスタムと言う街での騒ぎは、終わりを迎えた筈であった…しかし、これが底なのか?その意識がラロスから離れなかった。

 

そして…

 

「ふ~ふん♪ダーリン遅いわねぇ」

「リア様…」

 

 ある宿屋の一室で、リアが付き人達と一緒に愛しい人を待ちわびていた。

 彼女が居る事により自由都市の一事件は、後の外交問題にも繋がるカスタム崩壊事件に繋がるのであった。

 





独り相撲なQ&A

Qヘルマンどうするの?
A虐殺を!一心不乱の大虐殺を!

Qこれから志津香ヒロイン?
Aランス君がギリギリ最後で何とか堕としたヒロインが無能で見かけだけのナヨナヨして童貞で屑で根暗で気持ち悪い主人公に惹かれる要素が無いだろ!いい加減にしろ!

Qリア王女どこにいるの?
Aダーリンを祝う為に待機しています。

Qこの主人公が好きなリアとシィルやばなぃ?
Aランス君の因子と強い事が原因ですね!つまり元の主人公の要素が欠片も無い

Q次の魔人戦どうするの?
A一応神の失敗作ってことで無敵結界は、無効というわけで…

Qジル様に良いように転がされそう
A天才って、馬鹿を変に評価しすぎて自滅する事多いよね

Qパットンとは、親友になれそうにないな
A初手が敵対で王座ファラ太郎だから、こっちも良い関係を築きたいと想わないと想います。それに対人×の主人公だと親しくなるのが滅茶苦茶ハードルが相手と自己共に高いです。第一にパットンも成長しても主人公に好感をもたんでしょ?





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