デート・ア・ライブ~守る為に俺は転生した~ (初雪桜)
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プロローグ

【場所】
『技・スペル名&神の声』
「セリフ」
地の文の。は主人公の心の声
です。
技や武器は後書きにて説明します
では、どうぞ


「ふぅ、やっとデートアアライブの新刊見つけたぜ。三軒目にやっと買えるとかどんだけだ。ン、あれはボールかなら子供が出て来るかな。まぁ、車も来てないから大丈夫か」

 

「やっと取れたよ。お父さん」

 

「そうか。ごめんな、お父さん少し高く投げてしまったよ。危ないから早く戻って来なさい」

 

「おいおい、マジかよ。トラックが来てやがる。逃げるの間に合わないじゃねぇか。くそが、あの日のような事ははもう嫌なんだよ!!」

 

「っ!!」

 

「間に合えーーーー!!よしギリギリ、間に合った!けど、自分は無理か。」

 

助けれたと思う。また、地獄か天国で家族に会いたいね。少し心残りはあるが、家族に会えるんなら良いか。そうして俺はトラックに跳ねられた。

 

 

 

『・・・夜よ・・・きろ・・・桐・影・よ起き・・・・・』

 

誰かの声が聞こえる。誰かが俺の名前を呼んでいるのか?

 

『起きろ!!桐生影夜よ!!!』

 

 

「うわっ!!」

 

『やっと起きたか、桐生影夜よ。』

 

何処だ此所は真っ白な空間で殺風景だなぁ。

 

『此所は地獄と天国の境だよ。殺風景か、なら少し変えてやろう。ほれ』

 

うおっ!!一瞬で学校に変わったぞ。Angle Beats! の風景みたいだな。

 

『当たり前だろ。桐生影夜、お前の記憶から これを映し出してるんだから。』

 

「もしかして、心を読んでる?」

 

『あぁ、読んでるぜ』

 

「覚って言う妖怪かっ!」

 

『違うっ!!神様だっ!!』

 

この青年は頭が逝っちゃってるのか。病院が必要そうだ。

 

『そんな、生暖かい目で見るな。そして病院は必要無い。』

 

「まぁ、神様だとして何でこんな所に来たんだ。俺はトラックに跳ねられてた気がするんだが」

 

『そうだ。お前はトラックに轢かれて死んだんだよ。』

 

「なら、尚更こんな所に俺が来るのは可笑しいじゃないか」

 

『お前自分の死を受け入れてんのか。まぁ、それは置いといて桐生影夜は本当はお前は死ぬはずじゃなかった。お前が助けた子供が死ぬ予定だった。だが、お前が助けて変わりに死んだそれで他の神逹で話し合いをした結果お前を転生させる事にしたから此所に呼んだ。』

 

要するに助けた子供が死ぬ予定だったのが助けた俺が死んだが寿命じゃないから他の所に転生させる為に此所に呼んだと

 

『そういうことだ。んで、お前に特典を渡すんだが3つだ。普通の転生者1つなんだからな。』

 

「ふーん。そうだな、俺が願う事は・・・」

 

 



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プロローグ2

「俺が願う事の一つ目は、助けた子供と今まで助けてきた人達を幸せにして欲しい。二つ目は、孤児院の人達を幸せにして欲しい。三つ目は、転生しても記憶を消さないで欲しい。それだけだ。」

 

『出来るが理由を聞きたい。なぜ、自分の為に使わない。今までの転生者は無限の剣製や王の財宝等を望んだぞ。自分の為にな。』

 

「分かった。一つ目と二つ目の理由は、家族が亡くなっているにしろ亡くなってないにしろ、家族がいなくなったらさ悲しい。だから残りの人生を楽しく生きて欲しいから。三つ目は、俺が俺である事の証明する物だし家族や友達の事を忘れたくないんだ。だからこの三つを選んだ。」

 

『そうか。本当にそれで良いか?』

 

「あぁ、これで良いし後悔はしない。」

 

『分かった。だが、少し待て他の神逹と話し合いをするから。』

 

「分かった。」

 

 

―――――――――数分後

 

 

『他の神逹と話し合いをした結果、少しお前に特典の能力を渡す事が決まった。他の神逹も感動してたからな。それで、お前はどんな能力が欲しい。』

 

「何かを守る為の力だ。」

 

『分かった。なら、これだな。〈あらゆる物を破壊する程度の能力〉と〈あらゆる物を創造する程度の能力〉と〈境界を司る程度の能力〉と〈時間を司る程度の能力〉と〈魔法を司る程度の能力〉と〈膨大な霊力〉と〈膨大な魔力〉で良いだろ。』

 

「それはチート過ぎるだろっ!!東方かっ!」

 

『しょうがないだろ。作者が東方にはまってるんだから。作者名からそうじゃないか。』

 

「確かに幽香に咲夜に永林が入っているけど。そして東方書きたかったけど入れたい台詞忘れて断念したし、地霊殿と神霊廟しか持ってないけどね。」

 

『あぁ、地霊殿は嫉妬姫にピチュッて勇儀の姉さんに会えないし、神霊廟は、青娥から進めて無いがな。』

 

作者>五月蝿い、地霊殿は、勇儀の姉さんに会いたいから買ったし、神霊廟は、ちょうど新作が出ててやりたかったからかったんだ。

あんまりそんな事言うな。

 

分かったよ。話を進めれば良いんだろ。

 

「まぁ、その能力でいいとして、何処に世界なんだ。」

 

『デートアライブの世界だ。ちゃんと主人公だ。そして、主人公の固有能力も持ってるぞ。』

 

「分かった。行く前に最新刊読まして欲しい、書店を三軒まわってやっと買えたんだから読みたい。」

 

『それぐらい良いぞ。読み終わったら呼べよ送るから。』

 

「分かった。」

 

【一時間後】

 

「読み終わったぞ。」

 

『んじゃ、送るかな。よいしょっと。』

 

ちょとまてっ!!そのバットで送るのか多分違うよな。いや、絶対に違うと信じたい。

 

『何言ってやがる。これで逝くんだぜ。』

 

「それは嫌だーーーー!」

 

そう言い俺は走って逃げだした。

 

『逃がすかっ!』パチン

 

うおっ!急に穴が開きやがった。でもこれで行けるならこっちの方が良い。でも、怖い!!

 

「うわーーーーー!」

 

『ところがぎっちょん』

 

え。嘘!神様の前かよ。あ、これ打たれたな。

 

『うおりゃーーーーーーーー!』

 

「ああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!」

 

こうして、俺はデートアライブの世界に行った。でもね神様もう少し送る方法あったでしょ、痛覚無いけど痛い気がする。




主人公能力一覧
・魔法を司る程度
・時を司る程度
・境界を司る程度
・あらゆるものを破壊する程度
・あらゆるものを創造する程度
・膨大な霊力
・膨大な魔力


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一話めっ!!

精霊-the SPIRIT-

隣界に存在する特殊災害指定生命体。発生原因、存在理由共に不明。此方の世界に現れる際、空間震を発生させ、周囲に甚大な被害を及ぼす。また、その戦闘力は強大。

 

対処法1-WAYS OF COPING 1-

武力を以て此れを殲滅する。だだし前述の通り、非常に高い戦闘能力を持つため、達成は困難。

 

対処法2-WAYS OF COPING 2-

デートして、デレさせる。

 

 

【主人公の自室】

 

「あー・・・」

 

寝起きは最悪だった。

当たり前だ、起きた時に自分の妹が、情熱的にお腹のやら胸の上でサンバを踊っていたらな、一部の特殊な人間以外は皆不快に思うだろう。当たり前だが、俺はそっちの人種じゃないからなっ!!

 

「おい、琴里よ。俺の可愛い妹よ。」

 

「おぉ!?」

 

琴里は、朝っぱらから人様を踏みつけているわりには、罪悪感が見られない。俺が起床が素直に喜んでいるようだった。

 

「なんだ!?私の可愛いおにーちゃんよ!」

 

「男の俺は可愛い訳がないからな。重いからどけてくれ。」

 

俺が言うと琴里は大仰にうなずいてベッドから飛び降りた。俺の腹にボディーブローのような衝撃を残して。

 

「ぐふっ!」

 

「あはははは、ぐふだって!陸専用だー!」

 

それを見た俺は布団を被りなおした。

 

「こらー!何でまた寝るんだー!」

 

「何で六時前に起こされなきゃいけないんだよ。母さんに飯作って貰え。」

 

「そのお母さんは、仕事の関係で出張に行っているんだよ」

 

「そういやぁそうだったな。分かったよ飯作ってやるから先に降りてろ。間違っても飯前に飴舐めるなよ。」

 

「はーい!」

 

此れが俺の転生後の日常ー

神様にデートアライブの世界に送られたのがいまいち信じられず、地図帳等で調べて見たら本当にデートアライブの世界だった。

次にしたことは、能力を使いならす為に時間の流れが一時間が現実世界の一分になる魔法球を頑張って作って、その中で修行した。此れである程度戦えると思う。

遅れたが、俺の家は両親と妹と俺の四人家族だ。んで、俺の転生後の名前は〈五河護〉此れが俺の転生後の名前だ。

 

【リビング】

 

「すぐに朝飯準備するからな」

 

さて、なんにするかな。まぁ、ソーセージと目玉焼きで良いかと思い冷蔵庫を開けると同時に琴里がテレビの電源を入れたらしい。

 

「琴里~飯できたぞ」

 

「ん~」

 

なんか声がくぐもってんな、まさか、飴ちゃん食ってんのか。

 

「琴里、こっち向け」

 

「ほ~い」

 

「琴里、飴ちゃんの棒が見えてるぞ」

 

「嘘っ!ちゃんと持ってたのに!」

 

「琴里~、なんか言うことはないか。」

 

「ごめんなさい」

 

「よろしい、ちゃんと飯も食べろよ」

 

「わかった~」

 

『今日未明、天宮市近郊のーーー』

 

もう、原作の始まりか。俺は何かしら護れるかねぇ、まぁ、できるだけやらなきゃな

 

「最近は空間震多いな」

 

「.........んー、そーだね。ちょと予定より早いかな」

 

「なにがだ?」

 

「何でもないよ」

 

「ふーん。今日は両方始業式だから、そとで食べるか」

 

「本当っ!」

 

「おう。んじゃ、学科終わったらファミレスで待ち合わせな 」

 

「絶対だよ、絶対!たとえ何がおきてもだよ」

 

「分かった、分かった」

 

 



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二話めつ!!

【来禅高校】

 

「俺は二年四組か」

 

「五河護」

 

「ん?誰だ。」

 

俺だろうな、てか俺以外いないだろうしな

 

「覚えていないの?」

 

知ってるけど、覚えてないふりした方が良いよな原作的に

 

「............う」

 

「そう」

 

落胆の表情もないのか、自分の席に帰っていった。

 

「まぁ、いっかねぇ」

 

憑依みたいな形だからどこであったのか分からないな。

 

「とうっ!!」

「よっと」

「やっぱ、すごいよなお前。死角からやってんのに」

「勘だよ、勘」

 

俺の友人の殿町宏人は、同じクラスであったことを喜ぶより先に、ワックスで逆立てられた髪と筋肉質の身体を誇示するように、腕を組み軽く身をそらしながら笑った。

 

「それで、いつの間に鳶一と仲良くなりやがったんだ、ええ?」

「鳶一......?誰だそれ」

「とぼけんなって。今の今まで楽しくお話ししてたじゃねぇか」

 

言いながら殿町が顎をしゃくて窓際の席をさした。少女は、俺の視線に気づいたのか書面から目をはずしこちらに向けてきた。

 

「あぁ、さっきの子か」

 

そう言って、俺は目線を外した。それに反して殿町は馴れ馴れしく笑って手を振っていた。

 

「..............................」

 

鳶一は別段何も反応を示さず手元の本に視線を戻した

 

「ほらみろ、あの調子だ。うちの女子の中でも最高難易度、永久凍土とか米ソ冷戦とまで呼ばれてるんだぞ。一体どうやって取り入ったんだよ。」

「何の話だ?」

「お前、本当に知らないのか?」

「前のクラスの時にあんな子いったけ?」

「鳶一だよ、鳶一折紙。ウチの高校が誇る超天才。聞いたことないか?」

「聞いたことはあるが、へーアイツなんだ」

「それだけじゃなくて、体育の成績もダントツ、ついでに美人だ。去年の〈恋人にしたい女子ランキング・ベスト13〉でも第三位だぜ?見てないのか?」

「見てないが、何故13っていう中途半端な数字なんだ」

「主催の女子が13位だったんだ」

 

そこまでして入りたいか。

 

「ちなみに『恋人にしたい男子ランキング』

はベスト358まで発表されたぞ」

「多っ!!下位はワーストランキングに近いじゃないか。それ、主催者決定なのか?」

「あぁ、往生際悪いよな」

「んで、お前は?」

「俺か?358位だが」

「主催者お前かよ!理由は、悲しくなりそうだからいいわ」

「五河、お前は匿名希望から10票入って38位だ。」

「微妙だな、おいっ!!」

「他の理由は『女子に興味なさそう』、『ホモぽっい』、『自分よりきれいなのが嫌』だったが」

「それは、聞きたくなかった!!それにちゃんと女子にも興味あるわ!!」

「まぁ、落ち着けって。『腐女子が選んだ校内ベストカップル』では、俺とセットでベスト2にランクインしてるぞ」

「これっぽっちも嬉しくない!!!!!!!!」

 

1位のカップルが気になった。誰なんだ。だが、聞いたら何かを失いそうだ。

 

「兎に角、校内一有名人って言っても過言じゃないわけだ。五河くんの無知ぶりにさすがの殿町さんもびっくりだー!」

「それは、何のキャラだよ」

「先生来たから戻るわ」

 

そう殿町が言って席に座ると同時に先生が入ってきた

 

名前は忘れたけど、愛称はタマちゃんだったな。

 

「はい、皆さんおはようございます。これから一年、皆さんの担任を務めさせていただきます、岡峰珠恵です」

 

そういえば、岡峰珠恵っていう名前だったな。

 

そうして始まってHRは終わった

それから、およそ三時間後

 

「五河、どうせ暇なんだから飯行こうぜ」

「悪いな、先約がある」

「女かっ!!」

「女っていえば女。つか、妹の琴理だぞ」

「なんだよ、脅かすなよ」

「お前が勝手に驚いたんだろ」

「家族団欒をつっつくほど野暮じゃねぇよ」

 

と言って殿町が笑う

―――その瞬間、街中に不快なサイレンが鳴り響いた

 

『原作が始まるのか。ならいくか。』

 

「五河!シェルターにいくぞ!」

「すまん、忘れ物をしちまった!先に行っててくれ!」

 

そう言い俺は列を逆走した

靴を履き替えて人から見えないところで能力を使ってファミレスの付近の物陰まで移動した

 

「何か、人が浮いてんな。あー、そっかあれがASTか」

 

説明は面倒だから原作か、他の作者の作品を読んでくれ。

あれ、俺は誰にいってんだ。

 

進行方向から、まぶしい光に街並みが包まれた。そのあと、耳をつんざく爆音と凄まじい衝撃波が俺を襲う前に

 

「吹き荒れろ、舞風」

 

と言い風圧と衝撃波と爆音から守った。

 

「さて、守る為に精霊の所に行きますかね」

 

俺はそう言い、さっきまで目の前にあった街並みが跡形もなくなった街を歩き始めた




今回の武器
・名前 舞風
・能力 風を操る程度の能力
・柄等 碧が下地でそこに鴉と紅葉が描かれている


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三話めっ!!

()も心の声です。
忘れてました・・・


跡形なくなった街を歩いて数分後、少女はいた

少女はこっちを見て手に持った幅広で幻想的な輝きを放つ不思議な刃を持った、巨大な剣を振りかぶり、俺に振り下ろした。

俺はとっさにその場にかごんだ

 

「危ないね、まったく」

「お前もか?」

 

危ないね。さすが塵殺公(サンダルフォン)距離関係なく斬ってくる。

 

「(原作通りに行くか)名前は?」

「......名、か。そんなものは、ない」

「何しようとしているんだ?」

「それはもちろん、早めに殺しておこうと思って」

「なんでだ?」

「当然ではないか。お前も、私を殺そうと思ってきたんだろ」

「そんなわけない」

「何?」

 

そういった俺に少女は驚きと猜疑と困惑が入り混じったような目を向けてきた

 

「(しょうがないだろうな、今までASTに攻撃され続けられたんだからな)」

 

少女は俺から視線を外し、空を見上げた

それに、少し遅れて俺も見上げた

 

「チィ!ASTか!」ボソッ

 

空にいる奇妙な格好をしている人間が数名いてその手に持っている武器から護と少女に向けてミサイルらしきものをいくつも発射してきた

 

「吹き荒れろ!舞風!」

 

俺はそう言い舞風で創った鎌鼬でミサイルらしきものを全て堕した

 

空にいた人間は驚いた顔をしていた

その隙に俺は、あらゆるものを創造する程度の能力でその人間がいる場所にワープホールを創り、ASTを隣町の端に移動させた。

 

「これで邪魔者は居なくなった」

「お前何をした」

「お前と話がしたいから邪魔者を違う場所に移動させた」

「話がしたいだと。何が目的だ」

「目的ね。そりゃ、何が目的かった言われたら『お前を救い守っていきたい』」

「そうか。そんなのにだませるかバーカ。」

「嘘じゃない」

「もう消えるのか」

「どう言う事だ?」

「この世界にいられる時間が来てしまった」

「そうか、俺は絶対にお前を救って見せる!!」

 

俺がそう言うのと同時に少女は消えた

 

【ミサイルが撃ち込まれた同時刻の艦内】

 

「状況は?」

 

真紅の軍服を肩掛けした少女は、艦橋に入るなりそういった

 

「精霊が出てきたと同時に戦闘が始まりました

「AST?」

「そのようですね」

「確認されているのは十名。最初にミサイルが撃ち込んだようです。」

「映像出して」

 

司令官がいうと艦橋のモニターに映し出された

そのあと、映像に移る少年がミサイルを全て堕とす、映像が流れた。

指令はその映像を見ると同時に舐めていた棒付きの飴を口から落とした

 

「どうかしましたか?指令」

 

そういいながら、横にいた男は拾った棒付きの飴を指令に渡した。

よほど動揺していたんだろう。落ちた棒付きの飴を舐めながら指令と呼ばれた少女はこう言った

 

「あの映っている男は私の兄よ」

「「「「「「「「「「「「「「ええええええええええええええ!!」」」」」」」」」」」」」」

「なまらびっくり。それは本当かね琴理?」

「ええ、本当よ。だから驚いてるんじゃない」

「君の兄は精霊か何かか?」

「違うわよ。まぁ、いいわ。このやり取りが終わったら回収して。」

 



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四話めっ!!

精霊が居なくなってすぐに浮遊感がきた。多分、フラナクシスに転送されたんだろう。その証拠に見たことのないメカメカしいところにいるからな。

 

【フラナクシス内部】

 

「あぁ、居たな」

 

一応聞いておくべきか

 

「此処は、何所だ?それと貴女は誰ですか?」

「最初の質問の答えはここはフラナクシスだ。そして、私はフラナクシスの解析管をやってる村雨令音だよ。そのくらいかな、聞きたいことは。まぁついてきたまえ、君に紹介したい人がいる。他に聞きたいことがあるなら詳しい話はその人に聞くといい。どうも私は説明下手でね。」

 

そう言うと令音は今いる部屋の出口と思しき方向に向かってふらふらと歩みを進めていた。が、、すぐに足をもつれさせると、ガン!と音を立てて頭を壁に打ち付けた。

 

「大丈夫かっ!」

「.......むぅ。....済まない、最近少し寝不足なんだ」

 

倒れはしなかったが、痛いらしく令音は壁にもたれかかるようにしながらうめく

 

「どのくらいですか?」

 

俺が問うと令音は考えを巡らせるような仕草を見せてから、指を三本立ててきた

 

「三日ですか。それは眠くなるな」

「……三十年、かな?」

「桁が違う!」

 

俺は三週間くらいなら覚悟はしていたがさすがに予想外だった。というか明らかに、彼女の外見年齢を超えている

 

「まぁ、最後に睡眠をとった日が思い出せないのは本当だ。どうも不眠症でね」

「そーなのかー」

「.....失礼、薬の時間だ」

 

と令音は突然懐を探り錠剤が入ったピルケースを取出しケースを開け中に入っていた錠剤をラッパ飲みの要領で一気に口の中に放り込んだ

 

「何て量を飲んでいるんです!それ全部睡眠導入剤ですよね!死にますよ!」

「....なんだね、騒々しい。全部睡眠導入剤だが」

「アンタは死にたいのか!それはラムネじゃないんだぞ!」

「.....いまいち効きが悪くてな。なぜ君はそこまで怒っているんだ」

「もう俺の目の前で誰も死んでほしくないんだよ!」

「そうか、それは済まなかった....。とにかくこっちだついてきたまえ」

 

令音は空っぽになったピルケースを懐にしまい、また危なっかしい足取りで歩みを進め、部屋を出た

その後を俺はついて行った

さっきまでいた部屋から近いのか、すぐについたらしい。

 

「……ここだ」

 

通路の突き当たり、横にある小さな電子パネルが付いた扉の前で足を止め、令音が言った。次の瞬間電子パネルが軽快な音を立てて滑らかに扉がスライドする。

俺は軽快な音がすると同時に能力を使用した。

 

「…さ、入りたまえ」

 

(やっぱり戦艦に近いですね。戦艦に必要そうな設備は全てついていそうですし。まぁ、私は戦艦の設備はよく知りませんけど。)

 

「……連れてきたよ」

「ご苦労様です。ってその人は誰ですか?」

「……誰って指令の兄じゃないか」

「今、令音さんの後ろにいるの女性なんですが...」

「そんな訳があるまい。本当に女性だ。なら、指令の兄はどこに行ったんだ?」

 

令音さんとかが女性の事を言っているがこの女性が護だ。境界を操る程度の能力を使って男から女になっただけである。容姿は真剣で私に恋しなさいSの松永燕の髪が伸びた感じである

 

「まぁ、それで君は誰だ?」

「私は、松永紫です。護さんの代わりに来ました。」

 

男性のほうが聞いてきた

 

「では、護さんは何所にいるんですか。」

「知りませんわ。私に任すと言ってどこかに行ってしまいましたもの」

「どうします?指令」

「帰って貰いなさい」

「そうですか。転送して返しますね」

「ふふふふふふふふふ」

「何が面白いのかしら?」

「気づかないんだな、琴理」

「なんで貴女が私の名前を知っているのかしら?」

「だって私が琴理の兄なんだからな」

 

と言いながら能力で女から男に戻した

 

「何ですって!護は男にも女にもなれるの!しかも女になった時に胸が私よりもあるし!腹が立つわ!」

「そんなのは置いといて。ここで何してんでだ、琴理?」

 



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五話めっ!!

「私?私は此処で司令官をしているのよ」

 

「そうか。わかってて聞いたけど」

 

「分かってるなら聞かなくてもいいじゃない」

 

「それで、何の用だい?琴理」

 

「なんであそこに居たのかとさっき護がやっていたことの説明をして貰うわ」

 

「なんだそんな事か。前者は琴理がちゃんと避難してるか気になって携帯のGPS見たらファミレスのとこになってたから心配していった。後者はあれは俺の武器を使って応戦しただけで男なのに女になってたのは能力を使ってただけだよ」

 

 

 

こんなもんでいいだろ……多分。

 

 

 

「前者は納得したわ。後者はまだ納得できていないわ。今、護は武器を持ってないじゃない。あるといえば扇子しか」

 

「これが俺の武器だよ。」

 

「その扇子が?」

 

「軽いのを使おうか?」

 

「ええ、使いなさい」

 

「分かったよ」

 

 

 

そういうと俺は北斗七星を手に取り術式を扇子に描き

 

 

 

「こういう事が出来るんだよ」

 

 

 

幻覚で桜の花びらを出した

 

 

 

「綺麗…」

 

 

 

誰か分からないが指令室に居るクルーが言った

 

 

 

「ホントにきれいだ…」

 

「あぁ、綺麗だな…」

 

 

 

別の所でも聞こえてくる

 

 

 

「まぁ、こんな事も出来るって事で終了だ」

 

 

 

そういい幻覚魔法を終わらした

 

 

 

「これが俺の武器の一つだよ。全部は見せないけど」

 

「ありがと。ある程度は納得したわ。だけど護の能力については教えて貰ってないわ。教えなさい」

 

「能力についてはさすがに言えない。ただ簡単に言うなら俺一人で世界を壊せる」

 

「分かったわ何て言えるわけないでしょ。言いなさい」

 

「いくら琴理からのお願いでもこれだけは言えない」

 

「なら、何時かは話してくれるんでしょうね」

 

「あぁ、何時かは話すよ俺の能力の事もな」

 

「ならいいわ。それで聞きたいことがあるわ。」

 

「なんだ?」

 

「精霊の事よ。精霊を殲滅する?」

 

 

 

俺にはそんな物なんてない!!あるのはただ一つだけ……。

 

 

 

「俺はそんな方法は執らない護るだけだ!!対話でもしてな!!」

 

「なら、よかったわ。このラタトスクも作った甲斐があったわ」

 

「どういうことだ?」

 

「このフラナクシス及びこの隊ラタトスクは精霊と対話するために作ったのよ。護、アンタの為にね!!」

 

「対話というが琴理は何をするつもりなんだ?」

 

「簡単じゃない、精霊に……恋をさせるのよ」

 

「琴理、それで確実に精霊を護れるのか?護れるのなら異論はないけど」

 

「守れるわ、確実にね。だけどそれには護、アンタが頑張ら無ければ駄目ね」

 

「守れるならなんだってやってやんよ!!」

 

「なら、データ的に再出現するのは一週間後だから早速明日から訓練するわよ」

 

「分かってる」

 

 

 

こうしてまた一歩物語は進んだ――――――




ここまでが投稿してた最後です。ゆっくりとですが進めていくんで気長に待っててください


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六話めっ!!

超久しぶりやね…
デートアライブ更新するのも久しぶりに書いたら主人公の口調が判らんかった…
まぁ、主人公の設定はあるようでないからしょうがないか…
では、どうぞ!!



精霊と会った翌日……

 

「起…て。……て。起きて」

 

教室で寝ていたら誰かに揺すられ起こされた。HRは終わっており少し寝て帰ろうと思って寝ていただけだ。

ちなみに寝ていた理由はあの後知らん暑苦しいオッサン達に囲まれ長ったらしい説明を受け山になっている書類すべてにサインして家に帰って来たときにはもう深夜の二時で風呂にも入らずベッドインしたのだが案の定睡眠時間は足らなかったから今寝ていたのである

 

「ん…。何か用かい?」

 

誰かと思ったら天才少女の鳶一折紙ではないか。俺は何もしてないはずなんだけどな…。

 

「話がある。来て」

 

そう言いうと有無を言わさず腕をつかまれ引っ張られた

座っていたため椅子が倒れ周りの女子がキャーキャーと騒いでいる

 

「ちょ、ちょっと待ってくれ!どこに連れて行くつもりだよ!」

「ついてくれば分かる」

 

そう言われ連れて来られたのは屋上前の踊り場だった。

やはりというべきかここは教室と離れているせいか静かで学校という箱庭から隔絶されている感じがする

 

「それで話って?」

 

俺は少し恥ずかしいのを隠しながら折紙に聞いた

なんで恥ずかしかって?当たり前だろ女子に人気ない場所に連れて来られたんだ告白だと思うだろ?絶対違うと思うがな。

 

「なんで、あそこにいたの」

 

やっぱりか…。

ちなみになぜ、折紙が俺のしたことを聞かないのかというとあの精霊には悪いけどASTの連中にのみ幻術をかけ精霊がしたことにしたからだ。琴理たちに見えていたのは完全に忘れていた……。まるで大事なとこでドジる赤い悪魔さんのようだ。

 

「妹を探してたんだ警報発令中なのに町に居たから心配で」

「そう。見つかったの?」

 

折紙は俺が返答をすると凍りついたというか無表情というか表情を変えずにそう言った

 

「ああ、見つけて妹とシャッターのとこに行って避難したよ」

「そう。よかった」

折紙はそういうと続けてこういった

 

「昨日あなたは私を見たと思う」

「ああ、見た」

「誰にも口外しないで」

 

俺が肯定すると折紙はNOとは言わさないという感じな迫力を纏わせながら言ってきた

 

ついつい、だが断る!!と言いたくなったが普通の人を装う必要があると思い俺は頷いた

 

「それに私以外の事も。昨日見たことは忘れた方がいい」

 

精霊の事を言っているのだろう

 

「…あの子のことか?」

「…………」

 

折紙は無言で護を見つめてくるだけだった。その無言は肯定しているようなものだが

 

「な、なぁ…鳶一。あのこって何なんだ?」

 

精霊の事は前世の記憶からも琴理から聞かされていることもあるが一応俺は鳶一に聞いた

こちらとは違う見解が聞けると思ったからだ

 

「あれは精霊。私が倒さなくてはいけないもの」

 

折紙は短くそう答えた

 

「そ、その精霊っていうのは悪い奴なのか?」

 

俺はそう質問した

すると折紙は微かに唇をかみしめた気がするがこう言った

 

「私の両親は、五年前に精霊のせいで、死んだ…」

「…な」

 

知っているとは重い話で俺は言葉を詰まらせた

 

「もう、私のような人間を増やしたくない…」

「そ、そうか」

 

俺は自分の胸に手を置いた

やたらと激しくなる動悸を抑え込むように

だが、一つ気になることがあった。未だに俺に視線を送ってきている鳶一に尋ねた

 

「なぁ、鳶一……精霊とかそういう情報って言っていいもんなのか?訊いた俺も俺なんだけど……」

「…………」

 

折紙は少し黙った

 

「問題ない」

「そ、そうなのか?」

「あなたが口外しなければ」

「そ、それは大丈夫と言えるのか…?それでもし俺が話したら?」

「…………」

 

鳶一はまた少し黙り

 

「困る」

 

と一言告げた

 

「そ、そうか…そりゃ大変だな。…約束するよ誰にも話さない」

 

そういうと鳶一はこくりと首肯する

それを聞くと鳶一は折紙は護から視線を外し階段を下りていった

 

「…ふぅ」

 

折紙が見えなくなって壁に背中をつけ息を吐いた。ただ、話をしただけなのにこんなに疲れるとは

それにしても分かっているにしても…

 

「両親が精霊のせいで死んだ……か」

 

つぶやくように言う

そりゃ、世界を殺す災厄って言われてるんだそんな事あるってわかっているのに

 

「…俺は甘いんだろうか…」

 

俺も琴理も折紙も確固たる信念のもとに動いている

たとえ俺が間違えだとしても間違いじゃなかろうと行動しなければ何も変わらない…

それに

 

「何かを得るには何かしら犠牲が出るものだもんな」



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