スピリタス (主義)
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日常生活

ここはある廃墟の一部屋で椅子が向かい合う感じで備え付けられている。

 

 

 

「まさか“あの男”がこの日本に来ているとは驚きましたね」

 

 

 

「….問題はあいつが何のためにこの国に戻って来たのかだな。あいつは海外に逃亡した裏切り者を殺しに行ったはずだ。軽く見積もったとしてもニ~三年は帰ってくれないと踏んでいたんだが」

 

 

 

「でも、あの男に殺されるとは運が無い奴だ。俺はあいつとだけは一対一で戦いたくはないっすね。殺されるなら他の奴の方が、ましだと思いますぜ」

 

 

 

「確かにな。スナイパーとしての腕は確かだし暗殺者としてのスキルも申し分ない。だからこそあいつには注意をしておいた方がいい、組織を裏切ったら間違いなく歴代の裏切り者よりも手強くなる」

 

 

 

「まあ、そうですね。あいつのコードネームは「スピリタス」ですからね。スピリタスは度数が高いので有名ですし何も割らないで飲めば喉が焼けてしまうと言われてしまうぐらいだ。それがあいつのコードネームの由来ですしね。『喉が焼ける=扱いにくい』だからこのコードネームになったと聞いてますし」

 

 

 

「お前の言っていることは事実だ。あの方もこう言ってたしな「この男を使いこなすのは誰にも出来ない」」

 

 

 

「そこまで言わせるほどのものなんですかい。俺は人づてから聞いただけですからあいつに関する詳しい情報は知らないんですがどんな人なんですかい?」

 

 

 

「あいつは世間で言う高校生。まあ、背も一般の中学の奴に比べると高いからな。初めてあいつを見る奴は大人だと勘違いしてもおかしくないくらいな。知能も尋常じゃないくらいに頭がまわる。あれはあの方が言っていたことも納得出来るぐらいにな。所謂、天才と言う奴だな」

 

 

 

「そんな奴なんすか。兄貴は見た事あるんすよね?」

 

 

 

「……ある…だが、顔を直視した訳じゃねぇから顔までは分からないけどな。それにあいつの素性はあまり調べない方が良いとあの方も言っていた」

 

 

 

「触らぬ神に祟りなしってやつですかね」

 

 

 

「あいつは神じゃねぇよ。只の手のかかる犬だ」

 

 

 

 

 

------------------

 

僕が組織に入ってからどれくらいの期間が経ったのだろうか。まあ、軽く見積もっても四、五年は経っているかもしれない。闇の中で育ってきた僕が今では光の世界で暮らしをしている。あまり光の世界に居すぎると闇の世界に戻れないかもしれない。

 

 

 

先月から僕は帝丹高校に転入を果たした。仕事の関係上、表の世界に溶け込むのが必要になってくる。今までは学校に通う事をして来なかったが……これからは暫くの間、日本に滞在する予定があるから学校に通う事にした。手続きには少し苦労したけど、どうにかなって今では帝丹高校に普通の生徒として通っている。

 

 

 

「なぁ、なぁ、お~い、聞いているのか?」

 

僕は考え事をしていた性で反応するのが遅くなってしまった。

 

 

 

「……あ、聞いてるよ。心配しなくても」

 

 

「それなら良いけどちゃんと聞いてくれよ」

 

この子と話すようになったのは一体いつからだったかな。僕はあんまり人と話さないようにしていたんだけど何故かこの子は話しかけてきた。それからというもの毎日、この子は僕に話しかけてくるようになった。

 

 

「で何の話をしていたんだ?」

 

 

「なんだ、やっぱり聞いてなかったんじゃないか」

 

 

「悪いね……」

 

 

「それじゃもう一度言うけど放課後、一緒にどこかに行かないか?」

 

放課後か……今日は多分、予定が入っていなかったと思う。でも、この子に着いてくと何か面倒な事になるんだよな。犯罪に巻き込まれたりするし………男子からの視線が少し痛いんだよな。

 

 

「まあ、良いよ。今日は予定も入っていないし、暇だからね」

 

 

「それじゃHRが終わったらここに残っておいてくれよ。絶対に帰っちゃダメだかんな」

 

 

本当にこの子は元気があるね。僕とは比べ物にならないぐらい男らしい。男らしいなんて言ったら彼女は怒るかもしれないけど……出会った瞬間(とき)から僕は思っていた。

 

 

 

 

 

それにしても何かと僕に構ってくるのは何故なのだろうか?今でも謎で仕方がないがない。

 

 

 

「やはり謎が多い人だな。世良真純」

 

 

 

 

 

 

 

 



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放課後【前編】

そして時は流れて、今は放課後。今だったらこんな風に一日が過ぎるが三か月以上前だったらこんな風な一日は絶対になかった。

 

毎日、人を殺した。今は朝起きて、学校に来て、授業を受けて、昼食を食べて、授業を受けて、下校する。これの繰り返しを毎日、行うことが出来る事の幸せを最近は感じている。だけどこれに慣れてはダメだと自分に言い聞かせている。これに慣れてしまったらもう二度と人を殺せなくなるかもしれないから。

 

 

世良さんは待っていてと言っておきながらまだ来ない。こういうところはルーズなんだよね。まだ世良真澄を語れるほどに長い間、一緒にいるわけじゃないけどここ一か月の中では一番長く一緒にいると自分でも思っている。

 

 

 

「ごめ~ん、待った?」

 

 

教室のドアが勢いよく開けて僕を見つけると世良さんはいつものような笑みを浮かべていた。本当に僕が見るときは毎度、笑顔を浮かべている。あんなに笑えるなんて僕も見習いたい。

 

 

 

「待ったよ。自分が誘ったんだからちゃんと時間通りに来てよ」

 

 

 

「ごめん!少し用意に手間取っちゃってね」

 

 

帰る用意にそんなに時間は掛からないはずだけどな。何かあったのかもしれないな。

 

 

 

「まあ、それは良いけどそれでこれからどこに行くの?」

 

別に場所はどこでも良いけどさすがにそろそろ聞いておきたい。

 

 

 

「それはな………僕の家だ」

 

 

 

「…世良さんの家で何をするの?」

 

 

 

「ちょっと紹介したい人がいるんだ」

 

紹介したい人………僕を。僕を紹介しても何か得になるとは思えないけどな。

 

 

 

「紹介したい人?」

 

 

 

「そう。正確に言うなら君を紹介して欲しいから呼んで来いと言われたんだ」

 

 

 

「誰に?」

 

 

 

「それは会ってからのお楽しみ」

 

 

組織の関係者の可能性も少しは考えたが態態、世良さんの通す必要性が見えない。だとしたら組織絡みの可能性は低いと考えても良いかもしれない。でも、だとすると何でその世良さんに僕を呼んで来いと言った人物は僕に会いたいのだろうか。

 

 

 

いくら考えても答えが出る気配がなかったので僕は一先ず、世良さんに付いて行ってみる事にした。ここで断っても良かったけど僕を紹介して欲しいと言った人の事が気になるしね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして世良さんの後を付いていくとあるホテルの一部屋の前についた。

 

 

 

「ここが僕の家だよ」

 

 

 

「世良さんもここに住んでたんだね。それでここに入れば世良さんが会わせたいという人がいるの?」

 

 

 

「いるよ。今か今かと待っていると思うよ。それじゃ外で話していても始まらないし、入ろうか」

 

 

世良さんはドアを開けて僕に入るように促した。部屋の中は明かりの一つもついていなくて暗かった。誰かが待っているんだとしたら明かりぐらいはついているものだと思っていたんだけどな。

世良さんが明かりをつけるとそこには暗くて見えなかったが小学生ぐらいの背丈の女子がベッドの上に座っていた。

 

 

 

「あ、ママ」

 

 

世良さんはベッドの上に座っている少女を見つけるとそう言って駆け寄った。

 

 

 

「遅い、約束の時間から15分は過ぎてるぞ」

 

 

 

「ごめん、ごめん、ちょっと色々とやる事があってさ………まあ、でも、連れて来たじゃないか。ママは会いたがっていたでしょ、彼に」

 

 

 

「……そうだな。それでこの男が千隼という名前である事は間違っていないんだな。真澄?」

 

 

 

「そうだよ。間違っていないよ」

 

 

「そうか……私の見立ては間違っていなかったという事だったようだな……」

 

僕がいる事すら忘れてしまっているように二人は話している。この場に僕がいる意味があるのだろうか。

 

 

 

 

 

 

 

そんな事を考えているとベッドの上に座っていた小学生ぐらいの子が僕の目の前まで来た。

 

 

「まずは名乗るとしよう。私はそこにいる世良真澄の母親でメアリーだ」

 

 

この見た目で母親………僕もかなり非現実に生きているがこんな状態の人間にあったのは初めて。最初からすぐに信じるわけではないが態態、世良さんが自分の家まで連れてきたと言う事は嘘だとも思えない。

 

 

 

「それではこちらも名乗らせてもらいます。五宮千隼。僕をここに呼んだのは世良さんのお母様である、あなたであってるでしょうか?」

 

 

 

「ええ、あってるわ」

 

 

「それではお聞きします。何故、僕をここに呼んだのでしょうか?」

 

 

理由によってはここを立ち去る事も考える。それに友達の母親に呼ばれるなんて普通はあり得ない……と思う。高校生活が初めてだからもしかしたら、こういう事が起こるのも普通なのかもしれない。

 

 

 

「その理由を話す前に君もそこの椅子に腰を下ろしたらどうだ?」

 

 

 

「では、お言葉に甘えて座らせてもらいます」

 

僕は近くにあった椅子に腰を下ろす事にした。

 

 

 

「それじゃ、早速あなたをここに呼び出した理由を話すとしますか。何個か理由はあるが一番の理由は……君が私の友人の忘れ形見だからだ」

 

 

 

「……忘れ形見?」

 

 

 

「君は知らないだろうが私は君の世話を頼まれていた。結果的に言えば、その頼みを私は成し遂げる事は出来なかったわけだけどな」

 

 

僕の世話を誰かに頼まれていた………一体誰に……

 

 

 

「誰に僕の事を頼まれていたんですか?」

 

 

 

「君の両親にだ……」



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放課後【後編】

世良さんのお母さんであるメアリーさんが言うには…僕の両親とメアリーさんは仕事の同僚で何かあったら僕のことを頼むように言われていたらしい。僕は自分の両親に関しての記憶が何もない。僕が物心を付くより前にどこかに行ってしまったから。

 

 

 

 

何で僕がその忘れ形見だと思ったのかと言うとそれは……僕が付けているネックレスと名前だと言う。僕のネックレスは唯一、両親が僕にしてくれたもの。そのネックレスは特注の品で世界に二つとないものらしい。

 

 

 

 

 

 

 

 

メアリーさんと話していると予想以上に時間が過ぎてしまい、気付く頃には窓から入って来ていた夕日の光が入って来なくなっていた。

 

 

 

 

「そろそろ、僕も帰らなくては……今日はありがとうございました。両親の話は誰からも聞いたことがなかったので正直、嬉しかったです」

 

 

 

 

「…もう遅い。今日はここに泊まっていけ」

 

 

 

 

「いえ、そう言うわけにはいきませんよ。僕の家もすぐ側なので今から帰っても問題ないので…」

 

 

 

 

僕がドアに向かおうとすると何故か誰かに袖を掴まれて行けなかった。その人物が誰なのかに関しては後ろを振り向かなくても分かってしまう。

 

 

 

「メアリーさん、袖を放してくれませんか?」

 

 

 

 

「お前がここに泊まると言えば放してやってもいい」

 

 

 

 

 

この人はどうしても僕をここに泊まらせたいらしい。何でここまでするのかは分からないけどここは素直に従っておいた方が良いかもしれない。これ以上、断り続けても絶対にメアリーさんは食い下がってはくれ無さそうだしね。

 

 

 

 

 

 

 

 

「……分かりました。僕がここに泊まればいいんですね」

 

 

 

 

「ああ、それでいい」

 

 

 

 

 

 

 

 

そんな感じで僕は何故かこの部屋に泊まることになってしまった。本当にこの世良さんの母親は何を考えているのだろうか。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その後はホテルのルームサービスで食事を頼んで三人で食べた。誰かと食事を食べる事がほとんどない僕にとって世良さんたちの食事は久し振りに誰かと話しながら食べた食事となった。食事を食べて、お風呂に入り、その後も少し会話を交わすと眠る事になった。

 

 

 

 

「ねぇ、千隼くん、一緒に寝ても良いか?」

 

 

 

世良さんはニヤニヤしていた。こんなにニヤついている世良さんを見るのは出会ったから初めてな気がする。

 

 

 

 

 

 

「別にいいよ」

 

 

 

僕はたまらう事なくそう答えた。僕は闇の仕事も色々してきたから世間一般的にうろたえる様なことでも普通なのだ。

 

 

 

 

 

「え……」

 

 

 

 

「良いよ。別に一緒に寝るぐらいなら」

 

 

 

 

世良さんがうろたえているように見える。あんなニヤニヤしていた顔は今や見る影もない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そしてその後、結果的に世良さんは後に引けなくなってしまったのか、一緒に寝る事になった。僕は一緒のベッドでも早いうちに眠れたが世良さんはそうではなかったらしく、翌朝は目の下に隈が出来ていた。

 




感想など宜しくお願いします!!


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仕事(黒ずくめ)

世良さんの部屋に泊まった翌日の日が落ちて寝静まった頃に廃工場にいた。ここには僕以外は誰もいない。腕時計を見ると約束していた時間よりも30分も早い。

 

 

「ちょっと早すぎましたね…」

 

それから時間を潰しながら約束の人物が来るのを静かに待った。だが約束の時間になってもその人物が姿を現すことはなかった。

 

 

「はぁ……いつも通りですか」

 

約束の相手のことはよく知っている。いつも待ち合わせなどをしても遅れるのは当たり前。

 

 

 

 

「悪いわね」

 

 

「いいですよ。あなたが遅れるのは今に始まったことではないからね。それで今日の要件はなんですか?」

 

 

「これよ」

 

ベルモットさんは僕にUSBを手渡してきた。

 

 

「これですか?詳細な説明はありますか?」

 

 

「それを見ればすぐに分かるわ。それよりもあなたはこれから何か予定はあるの?」

 

 

「予定ですか…? この後はホテルに帰って明日の高校の準備でもして寝ますかね」

 

用意だけ済ませれば寝たとしても問題ないし、今日は色々と作業をしたから少し疲れている部分もあるし。

 

 

「だぅたら私に付き合いなさい」

 

 

「え……長くなりそうですか?」

 

 

「いやなの?」

 

 

「別にいいですけど、明日は学校はあるのでそれまでに帰れれば」

 

 

「あなたも普通の日常に染まって来たわね」

 

 

「そうですかね? まあ、でも心配はいらないですよ。裏の仕事と表ではちゃんとメリハリをつけているので。仕事の質が落ちることはないですから」

 

表の日常に慣れ始めると少し怖い部分もあるが、少なくともまだ僕は染まりきっていない。表は表で日常を謳歌して裏は裏で非日常の仕事を全うする。

 

 

「そう。それじゃあ、朝の学校までは暇という訳ね」

 

 

「まあ、そういうことことですけど…」

 

 

「それじゃあ…ヘルメットを被って私の後ろに乗って」

 

 

「分かりました」

 

そしてベルモットさんの僕がバイクの後ろに乗ったのを確認して走り出した。そして走り出してすぐに気付いたけど、どうやらベルモットさんは目的もなく走っているのではなくてちゃんと目的があるようですね。だけど、ベルモットさんはいくら問いかけても目的の場所は全然言ってくれない。

 

 

 

「着いたわ」

 

 

「ここは?」

 

僕は辺りを見渡してここがどういう場所なのかを理解しようとするけど、できない。周辺は森しかない。気が生い茂っている。かなり長い時間走り続けていたから僕の知っているような場所ではないのは間違いない。

 

ベルモットさんはその問い答えることなく、森の中へと歩みを進めている。僕もその後ろに付いていった。そしてどんどん進んでいくと少し場違いな建物が見えて来る。

都会にあるような家。老朽化している感じも全くなく、逆に最近作られたような見た目。

 

 

「ここは私が潜伏している場所よ」

 

 

「そうなんですか…」

 

そしてベルモットさんと僕は家の中へと入っていく。部屋に入って改めて思ったが、本当に場違いだ。部屋の中は本当に普通の家のよう。

 

 

「適当なところに腰を下ろしといて。飲み物はなんでもいい?」

 

 

「はい。大丈夫ですよ」

 

ベルモットさんはオレンジジュースと自分が飲む用のコーヒーを持ってきた。

 

 

「ありがとうございます。でも、なんで僕をこんなところに連れてきたんですか?」

 

 

「あなたと二人きりで過ごせるような場所はここぐらいしかないわ。他のところじゃ誰かに聞かれる可能性もあるし」

 

確かに僕たちは普通の人間とが違う。いつ盗聴されているのかも分からない。いつ殺されるかも分からない。そんな風な生活を送っている僕たちにとって安心できる場所というのはあんまりない。だから、ベルモットさんは山奥の中に家を作ったのだろう。それでもここにずっと潜伏しているといずれはバレる。点々としているというのが正直なところかもしれない。

 

 

本当に他愛もないような話をした。お互いの近況だったり、これからの仕事についてなどなど。ここで僕とベルモットさんの関係性について話していこうかな。

 

 

そしてベルモットさんは僕のことを抱きしめてくれた。少し力が強い感じはするけど、それほど大切に想ってくれている。本当にベルモットさんは優しいんだ。僕はこの組織で育ってきた。そんな時に母親のように僕のことを育ててくれたのがベルモットさんだった。だから、他のメンバーと比べても接点が多い。僕をここまで育ててくれたことには本当に感謝している。この人が居なければ今の僕はいないのだから。

 

 

 

「私はあなたをいつも支える。嫌なことが合ったら私に連絡してきなさい」

 

 

「わかってるよ、ベルモットさん」

 

 

「それを分かっているならいいわ」

 

そして最終的にベルモットさんに高校まで送ってもらうということになった。それはとても嬉しいけど、一つだけ言うなら校門の目の前で僕のことを下ろしたもんだから注目を浴びてしまった。質問攻めにされたのは言うまでもない。



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