私が私になるまで (酒水(しゅすい))
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私が私になるまで
私が絵など書けないためこのような形で応援することになりました。
半年記念と登録者数1000人を記念の小説です
Vtuberの話ですが、Vtuberになった経緯の話ですではどうぞ
いつからだろうか、社会の歯車の1部になったように同じ生活を送り始めたのは……
いつからだろうか、私の見る景色の色がなくなり始めたのは……
学生の時は良かった、友達に学校に会い、無駄なことで笑い、これからの未来を語り、カラオケで皆と大好きな歌を歌っていた。
でも私だけが地方に就職となり皆と別れることになった、会えない訳では無いが、それでも皆忙しいと会えるタイミングがなかった……
そんな毎日を過ごし、いつからか大好きだった歌を忘れ、自分が分からなくなっていた。
その日のいつものように職場に行き、生徒達と会話をしている時だった。
「先生ってこの曲知ってる?」
もし、人生のターニングポイントと呼ばれる場所を聞かれた時、自分は真っ先にこの時を答えるであろう。
動画のタイトルにはNEXT COLOR PLANET/星街すいせいと書かれている動画だった、そこには1人の女性がいた。
この声を聞いた時、私の目に色が戻った、急いでこの声の主を確認した時に私は、初めてその存在を認識した。
「星町すいせい……Vtuber?」
それが星町さんと私の出会いであった。
それからは私はVtuberにハマっていた。
企業のVtuberから個人で配信しているVtuber、様々なVtuberと出会い、私にはある思いがあった。
「わたしもVtuberになりたい」
しかし私もやりたいのは歌ってみただけど、男性Vでボーカルは数が少ない、歌もうまいと自信が言える程でもなかった。
「ダメだなぁ、機材の準備とか音源の準備はなんとかなったんだけど、これじゃあ・・・」
体をベッドに投げるドスンという重い音にあるひとつの思いがあった。
ふと空いてるカーテンを見ると夜もふけ寝るにしては早いが少し眠気があった、そんな中私は一つの思いにふけていた。
(女性になれたらなぁ、その方が綺麗な音も出せるし、歌える幅も増えるのに・・・)
瞼の裏に焼き付いているのは星街さんの姿と耳に聞こえるのは歌声、そんな私は眠りにつくのだった。
朝日が私の目に入る、あのまま寝てしまったのだろう、幸い今日の仕事は休みなので、またゆっくり考えることが出来ると体を起こした時に身体に違和感があった。
身体がいつもより軽い、少し重心が前のめりになっておりバランスを崩す、その時に私は見た、正確にはいつも見えているはずの床が見えなず、自分には無いはずのものが見えるのである。
「え、なにってなんか声がいつもより高い!?」
急いで近くにあった鏡を見る、そこには綺麗な顔立ちに長い髪、男にはない身体のおうとつがあった。
「なんで私、女性になってるの?」
昨日の行動を考えても変なことはしておらず、原因が分からなかった。
こんなことになってしまって普通はパニックになる所であるが何故か私はある考えに思いついた。
「これだったらVtuberになれるんじゃないかな?」
そこから何故か私の行動は早かった、配信の仕方や立ち絵の準備の依頼、他の準備を始めていた。
それから1ヶ月後
私の目の前にはパソコンとマイク、そして数は少ないが待機してくれている、リスナーが居てくれていた、息を整え配信開始のボタンを押す。
「えっと、これで聞こえてる?初めまして、はやかわりんねです」
これは私が私になるまでの話である。
今回、話のみ題材にさせて頂いだき、修正等をさせて頂いたはやかわりんねさん、ほんとうにありがとうございました。
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私が私になった後
それではどうぞ
初めての放送から時が過ぎるのも早く、その間に私の生活は変わった。
女性になってから仕事場に行っても特に変わったことも無く生徒達からも心配されることは無かった。
生徒達にVtuberやっていることはバレているが……
それから私は活動を広げ今では歌い手としてだけではなく、とあるVtuberのマネージャーも努めることにもなった。
「天羽(あまう)、今度の配信の内容をミーティングで話したいんだけど……」
「うん!なになに?」もぐもぐ
「…………天羽、お菓子食べ過ぎだから、今度からお菓子自粛期間ね」
「えぇ!?そんな〜」
まぁこんな子ですが可愛らしい私がマネージャーを務める、お菓子の食べ過ぎで天界から落とされた天使の天羽しろっぷ、はちゃめちゃな生活習慣や行動をとるせいでこっちとしてもいつも心配している、何があったのかはここでは語らないこととする。
それと同じく天羽との関係者で私とも付き合いが長いベルガさん
「そういえばベルガさん今何やってるの?」
「えっとこの前はドラムの打ち込みでその前はボーカルエディット、今はミックスやってる」
ほんとこの人音楽関係で出来ること無いんじゃないかって、つくづく思うけどそれだから今でも頼りになる。
「それで今度やる曲の件なんだけど……」
頼りになりすぎてちょっと頼りすぎて申し訳なさがあるけどいいのかな?
そして妹も出来た
「はい、みんなこんばんは〜はやかわりんねでーす、今日も姉妹で麻雀やって行くよ〜」
「はい、どうも嗣春(つぐはる)ぅぅぅぅぅぅらいかでございます!」
すごい巻舌で自己紹介しているのが私の妹の嗣春らいか、落語のVを目指してやってるはずなのに最初の生放送で耐久配信をやったせいか、耐久配信のイメージが定着しちゃった私の可愛い妹だ
「お姉ちゃん、大好きだよ〜」
「私も大好きだよ〜」
こんな風にてぇてぇ?ってやつをよくやりながらも実際仲がよく、コラボで麻雀をやっている。
そしてVtuberを始めて半年以上が経った、今日4月18日は私の誕生日記念配信でもあり、私のオリジナル曲のお披露目の日である。
「録音した動画の予約投稿出来てるよね?最初みたいな失敗はしたくないから確認は何度かしてるけど…」
そんな不安の中予約動画のコメントを見てみると
「あ、いつも見てくれる人達もう見に来てくれてる、スパチャも来た!?みんな見に来てくれてる……」
私はパソコンの前でまだ投稿もされていないのに泣いていた、皆からの楽しみのコメントやこの楽曲と映像を提供してくれた方々へのコメントもあった。
「ぐすっ…まだ泣くのは早いんだけどなぁ…いい人達にも巡り会えたんだなぁ…」
そして投稿予定時間になり、動画サイト特有の大音量のBGMが流れ始めた。
「もうこんな時間なんだ、あと少しで…」
この曲には私のしんどかったり辛かったり挫折したところを支えてくれた仲間が作ってくれた。
「それでは皆には聞こえないと思うけど聞いてください」
『BONDS』
それから後の話は、誕生日記念配信ではみんなの曲の感想を言い始め、特別ゲストとして、天羽を呼んだら手紙を読み始めて私が号泣し始めたり、これからの一生私が忘れることの無い1日になったのは言うまでもなかった。
Vになってから半年と少しが経ったが前よりも充実してたりしてなかったりと悩むこともあるけど私はこれからもシンガーVとして走り続けるだろう。
改めましてはやかわりんね様お誕生日おめでとうございます。
そして今回のお話で名前を使わせて良いと許可を頂きました。
天羽しろっぷ様 ベルガ様 嗣春らいか様誠にありがとうございました。
宜しければ皆様のチャンネルの方も気になった方は見ていただけると嬉しいです。
天羽しろっぷチャンネルURL↓
https://youtube.com/channel/UCDxHeaaTTRVgb2Pa2rQXSPw
ベルガチャンネルURL↓
https://youtube.com/channel/UCtWryOp7Aphudv5r8zDkzuQ
嗣春らいかチャンネルURL↓
https://youtube.com/channel/UCyonWMSB9Ty53QXsEuZW8Yw
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